明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、ミサトさんからの頼まれごとが多くなった明里さん。保育園のあとショウタくんを預かることも増え、渋々受け入れていました。 そんなある日、家からいろんなものがなくなっていることに気づいた明里さん夫婦。後日、ミサトさんの家を訪問すると、そこにはなくなっていたフィギュアのパーツや春花が集めていた石、そして明里さんのピアスによく似たものが! ミサトさんは「ショウタが拾ってきた」とごまかしますが、ショウタくんはミサトさんから「ものを持って帰ってきて」と言われており、明里さんの家から盗んでいたことが発覚。 ミサトさんは土下座で謝罪。すべて返してもらい一件落着したかに思えましたが、数日後、警察に連行されるミサトさんの姿が……?! ミサトさんが捕まったことはママ友のあいだでも噂に 「万引きして捕まったらしいよ!」 そうママ友が噂話をしている声が明里さんの耳に入ってきたのは、ミサトさんが警察に連行されている姿を見かけた数日後のこと。 ショウタくんを預かるお礼としてもらっていた品々が盗品だったかもしれないという事実を知り、明里さんはゾッとしながらその場をあとにしたのでした……。 生活環境やともに過ごしてきた友人もまったく異なる、「ママ友」という交友関係。ひとりひとりの価値観には、大きな違いがあっても不思議ではありません。しかし「人の物を盗んでいい」という社会のルールから逸脱した価値観を子どもに教えてしまうことは、悪影響に他なりません。 明里さんのように、さまざまな価値観があることは受け入れたうえで、不信感のある人とどう付き合っていくかは十分に考えてみたほうがいいかもしれませんね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月30日保育士の中田馨さんが、登園時のマナーについて教えてくれました。登園時に子どもがなかなか準備をしてくれなくて困った…という経験があるパパやママも多いことでしょう。そんな時に良かれと思ってやっている行動が、実は保育士さんを困らせているかも…!?「ぜひ、確認しておきましょう。こんにちは!保育士の中田馨です。4月に保育園が決まり、新生活の準備をそろそろ始めないと!というご家庭も多いのではないでしょうか?私の保育園でも、面接が始まり新しいお子さんと親御さんとの新生活へ向けて、身の引き締まる思いをしています。そこで今回は、保育園での生活に向けて朝の支度や登園時のマナーについて「これは守ってほしい!」ということを実際にあったエピソードも交えながらお話しします。 朝の支度でのNG行動は?子どもを連れた朝の支度は、1分1秒が大切ですね。私の子どもはこの春から中学3年生と専門学校1年生になるので、もうかなり大きいのですが。それでも、子どもたちを送り出すための準備は、毎朝慌ただしいものです。特に保育園児の場合、親御さんのしなければいけないことが多く、家を出るのもバタバタ…さらに、保育園について朝の支度をするのもバタバタだと思います。私の保育園の場合は、朝は玄関先でお子さんをお預かりしますので、荷物などの支度は保育士が行います。朝のバタバタの時間、スムーズに出勤して欲しいという思いと、1歳ごろになれば自分の荷物を自分のロッカーに入れるなど身の回りのことが保育士と一緒にできるようになってくる楽しみがあるからです。 急いでいても整理整頓を心がけて園の中には、親御さんが通園時に教室まで入って荷物の整頓などを行うことがルールとなっている園もあることでしょう。そんな時の「少し配慮してくれると助かる!」ということを、友人保育士のエピソードも踏まえてご紹介します。よくあるエピソードの一つは、「週明けに持参している衣類やシーツがグチャグチャ」という場合。急いでいてついつい…というママやパパも思い当たることがあるかもしれませんね。その他にも「金曜日に持ち帰って月曜日に持ってきた布団にシーツがかかっていなかったので保育士がシーツをかけた。」や、「ロッカーの衣服がグチャグチャに入っていたのでたたみなおした。」、「衣服が乾ききっておらず保育園で干す。」など、衣類やシーツ関連の困ったエピーソードは結構あるようです。 人数の多い保育園の場合、保育士の人数もギリギリのこともあります。本来、保育士がしなくてもよいこと、つまりおうちの方がすることは、きっちりと行っていただければと思います。 登園時、保育園に関係のないものを持ってくる保育園に関係のないものというと、自宅にあるおもちゃ、絵本、ポシェットなど。そして、朝ご飯やお菓子も関係のないものになりますね。朝、お子さんがグズったら「じゃあ、クマのぬいぐるみを持っていこう!」と機嫌をなだめるために持たせることもあると思います。気をつけたいことは、そのクマのぬいぐるみを保育園に持ちこまないことです。実は、これは私の失敗談でもあるのです。ずいぶん前に、保育園でAちゃんが手のひらにおもちゃを一つ持ってきました。そして、Bちゃんに見せるのです。お友だちは、そのおもちゃに興味津々になります。Aちゃんには玄関で、自分のかばんに入れるように言いましたが、大切なおもちゃをなかなか手放しません。別の日、今度はBちゃんが自分のおもちゃを持ってきました。そして、それぞれの子が日に日におもちゃの数が増えてきて、おもちゃ専用のかばんで持ってくるように…!私も最初に止めればよかったのですが、「これで気分よく登園してくれるなら」という思いも働いてしまったんです。結果、混乱を招いてしまいました。本当に大失敗ですね。保育所に関係のないものを持ってくると、お友だちが気になってしまったり、触りたくなります。そして、「○○ちゃんが持ってきているんだから自分も持っていく!」という気持ちも芽生えてしまいます。もし、持ってきた場合には保育園に入る前に親御さんのかばんの中に片づけましょう。また、朝ご飯を食べながら登園した場合には、保育園に入る前に全て食べきるようにしましょう。「保育園で使わないものは、持っていかない」という家庭でのルールを作ることや、「して良いこと」「この場合はしないこと」子どもに伝えることも実は大切だったりします。 新しい生活や出会いへの喜びや不安もあると思います。保育士は、一緒に子育てをする仲間です。皆さんのお子さんをよく知る大人(保育士)が増えることを心強く思ってくださるとうれしいです!著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年03月18日保育士の中田馨さんが、登園前や朝の声かけついて教えてくれました。ママも忙しい朝の時間。ついつい言ってはいけないNGな声かけをしていませんか……?こんにちは。保育士の中田馨です。朝起きて、保育園に行くまでの朝の時間。皆さんは余裕がありますか? 私は「はい! 余裕です!」と、子どもが中高生になったのに、いまだに言えません。 「お! 今日はスムーズに準備ができたわ!」と思った日に限って、ギリギリで子どもがグズッて「何でなのよ」と泣きたくなることもありますよね。わが家は、かなりの確率でそんな感じです。本当に親御さんには「朝からご苦労さまです!」と思います。 今回は、そんな朝の過ごし方、子どもへの声かけについてお話しします。 朝の忙しいときだからこそ言い換え仕事に行く前は、できることならイライラせずに気持ちよく出発したいですよね。でも、そんな親の気持ちを子どもは簡単に崩してくれます! 実は私の息子、今年17歳になるのですが、彼は幼稚園の2年間と小学校の1年間の約3年間、私と離れることが難しく、門の前で大泣き! でした。幼稚園や学校に行ってしまえば、ご機嫌なんですけどね。私は、仕事が始まる時間とにらめっこする毎日。 その3年間、もちろん息子を励ますこともできましたが、反対にイライラしたり、怒ったりもたくさんしました。「朝の時間がない」ことは、あれだけ心に余裕をなくすものなのだなと、年数がたった今は冷静に見つめなおすことができますが、その当時は「とにかく1分1秒でも早く!」という思いで必死でした。 そんな経験をしてきた私だからこそ、朝の時間のないときに思わずしてしまうこと、言ってしまうことを、別の方法ができないか? 言い換えられないか? という視点で、見ていきたいと思います。 「お母さんも仕事頑張っているんだから!」はNG私も「お母さんも仕事頑張っているんだから! あなたも頑張って!」と、何度も言ったなぁと思い出します。私の保育所でも、お母さんと離れがたく泣く子に向けて、そうおっしゃるお母さんがいます。私もそうでしたが、お母さんとしては励ましているんです。「一緒に頑張ろうね!」と。 しかし、子どもにしたら「そんなん、知らないよ!」と言ったところでしょうか。なので、少しだけ言い換えてみましょう。「いつも頑張ってくれてありがとう」。そして、子どもを抱きしめて「お母さんも頑張ってくるね」と。同じことを伝えているのですが、子どもへの伝わり方は変わります。 もちろん、それで泣き止むわけではありませんが「お母さんは、私の気持ちを分かってくれている」と子どもが感じることは大切です。あとは泣いていても大丈夫。保育士に任せてくださいね! 離れがたくて困った顔は子どもにも悪影響入園間もないころはまだ慣れずに泣きますし、保育園に慣れたはずなのに急に行き渋ることもあります。子どもに泣かれると「ああ、どうしよう」と困ってしまいますよね。そんなときは「職場に連絡したら休めるかもしれない」と思い、悩まれる親御さんもいらっしゃいます。 しかし、悩んで「お母さん、仕事休んだほうがいい?」と子どもに聞くのは、ちょっと子どもがかわいそうだなと感じます。仕事に行くか行かないかの選択をするのは、親御さんです。「今日は仕事を休んで一緒に過ごします!」、「仕事に行ってきます!」どちらの選択もOKなのです。 ただし「仕事に行ってきます!」と選択したのなら、子どもに笑顔で「行ってきます!」と伝えてください。ママが不安な顔のまま出勤すると、子どももなんだかスッキリしないまま保育園生活がスタートしてしまいます。 「早くして」はできる限り封印を!自宅を出発前に思わず出てしまう言葉の一つに「早くして」があるのではないでしょうか。私は保育士として働くときは、心に余裕があるので言わないのですが、自分の子どもには油断をすると言ってしまいがち。特に、わが家の娘はこの「早く」と言う言葉に反応しやすい子で、「早く」と言うと4倍くらい行動が遅くなります。何なら、泣き叫んで学校に行くのをボイコットすることも! とほほほほ……。 まあ、私の例は、とっても極端なのですが「早くして」を言わなかった方が、子どもが意欲的に動いてくれることが多いです。では「早くして」以外に何を言えばいいのか。 1つは「何も言わずに待つ」です。子どもは子どもなりに準備をしている最中です。子どもを信じて待つことも大切です。2つ目は、普段言っている言葉の「早く」を削除します。例えば「早く歯を磨きなさい」と言っているなら「そろそろ、歯を磨こうか」に言い換えるだけ。同じことを言っているけれど、印象が変わりますね。 また「早くして」を言わなくても済むように、前の晩に荷物や服の準備をする、朝食は食べやすいおにぎりにするなどのちょっとした工夫をすることでも変わってきますよ。 今回は、保育士としてはできているはずなのに。わが子の子育ては、失敗に失敗を重ねた私だからこそ話せるお話でした。毎朝の忙しさの中の、少しのお役に立てればうれしいです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年03月17日春、卒業入学シーズンですね。この季節になると「ひな」と「ひよ」それぞれの入園、卒園、入学が昨日のことのように思い出されます。特に印象深いのは4年前の春。ひなは卒園、ひよりは入園を控えていました。これまでひなが幼稚園へ通うのを毎日見送り、園行事も欠かさず見に行っていたので「大好きなお姉ちゃんが行ってる何だか楽しそうな場所」という認識でいたようです。ひなの制服を着て、うれしそうにしていました。ただ、ひよりが幼稚園を楽しみにしていた一番のポイントは、ひながいるからだったんだろうと思います。そう、入園してもそこにひなはいないのです。「ひなは小学校に行くから幼稚園にはいないんだよ」と説明はしていましたが、よくわかっていない様子…。うっすらとした不安もありつつ、無事に入園。入園式では変わらずニコニコノリノリハイテンションだったのですが、いざ幼稚園が始まると…やはり…!!幼稚園には家族が誰もいないということを、ついに身をもって理解したひより。ひなの時も、登園時にちょっと泣いちゃうくらいのことは時々ありましたが、毎日全力で拒否! というレベルではなかったので、この頃はいかにして無事園に行ってもらうか私も戸惑いながらの対応でした。少しずつ仲良しのお友だちも出来たり、ゆっくりゆっくり園生活に慣れていきました。そして3年が経ち、卒園・入学とを迎えた昨春。念願かなって、ひなと同じ登校班で通える毎日がやってきました。姉妹一緒の学校に通えるのはあと2年間しかないので、私もしっかりこの光景を胸に刻んでおきたいと思います。
2023年03月17日育休明け、育児と両立しながらの仕事で想像以上に疲弊する毎日……。5歳の娘、3歳の息子たち3人分の登園準備にはたくさんの道具、大量の洗い物と地味に大変でした。そこでズボラ母の私がおこなってみた、わが子が整理整頓できるようになったアイデアについてお伝えします。 ひとりで苦しかったことから脱出娘が通うこども園に2歳児クラスから通うようになった息子たち。初めのうちは私が登園準備をしていましたが、3人分の道具の出し入れはなかなかの仕事量でした。エプロンにタオルにコップ、給食セットに着替えも数セット……育休明け仕事を再開したこともあり、ひとりで登園準備をすることもストレスになっていったのです。 夫に相談し準備を覚えてもらうことで日々の負担が減り、私の体調が悪いときも、安心して準備を任せることができました。 きっかけは娘のひと言ある日娘に「ママ、園では自分のことは自分でするんだよ。私のロッカーがあるの」と言われました。たしかに、各々が自分で準備してくれたらラク! 親がやったほうが早いけれど、自立性を養うためにもさせてみることに。 そこで、今まで給食セット、タオルなど種類別に収納していたボックスを、3人それぞれのボックスに変えました。2歳の息子たちは嫌がるかと思いきや、自分のボックスができたことにとても喜んで準備をしてくれたのです。洗濯した物を戻すこともすすんでしてくれるようになったのは、うれしい誤算でした。 応用することでさらにラクに!これはおもちゃ収納にも使えるのでは……と、新たにそれぞれボックスを渡しました。「これは自分の大事な物を入れていい箱、他の人の箱から勝手に取るのもやめようね」とルールを決めおもちゃを整理。 すると、それまであふれかえっていた物も、「箱から出ちゃうからこれはさよならする」「ちょっと箱が散らかってきたから整理しよう」と、自ら整理整頓をするようになりました。特別大事な物を仕分けることで、取り合いの喧嘩や紛失して泣くことも減って一石二鳥! 自分専用ボックスを作ったのは何より私がラクをしたかったからですが、子どもたちは自主性が伸び整理整頓が習慣になりました。まだできないだろう、教えるのが面倒くさい、と思っていた私にきっかけを与えてくれた娘に感謝しています。自分専用ボックスは、わが家にとってとても良いアイデアでした。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:梟 うた5歳の娘と双子の3歳息子のママ。双子の出産を機に、東京から地元九州に移住。保育園勤務をしながら子育て、ファッション、旅行、インテリア、お得情報などを執筆中。最近の趣味は、絵本探し。
2023年03月16日保育士の中田馨さんが、登園時のマナーについて教えてくれました。子どもの送り迎えはママやパパもついつい急ぎがちになりますよね。しかし、時短のために……としていた行動が、思わぬトラブルにつながることも!? 「これだけは親御さんに守ってもらえると助かる!」というポイントについてもお話してくれています。ぜひ、確認しておきましょう。こんにちは! 保育士の中田馨です。4月に保育園入園が決まり、新生活の準備をそろそろ始めないと! というご家庭も多いのではないでしょうか? 私の保育園でも、面接が始まり新しいお子さんと親御さんとの新生活へ向けて、身の引き締まる思いをしています。 そこで今回は、保育園での生活に向けて朝の支度や登園時のマナーについて「これは守ってほしい!」ということをお話しします。 保育園に細かいルールがあるのは、子どもの安全と快適を守るため保育園には、園生活でのルールが存在します。ルールはほとんどの保育園で共通するものもあれば、その保育園独自のものもあることでしょう。ルールの中には、文章化されているものもあればそうでないものもあるかと思います。中には、「こんな細かいこと……」と思われることもあるかもしれませんが、それらのルールにはきっと何かしらの理由が存在するはずです。 その理由の先にあるのは、「子どもたちが安全に快適な生活を送るために大切なこと」のはずです。「ルールがちょっと細かすぎない?」と思った場合には、どうして保育士がそんなことを言うのか? その裏側を想像していただけると嬉しいです。もし疑問に思ったら、保育士に聞いてみてもよいかもしれません。 近隣とのトラブルにもつながるので注意! 自転車や車で登園するマナー皆さんの保育園には、指定の駐輪場や駐車場はありますか? 駐輪場のある保育園は多いと思いますが、駐車場は少ないかもしれませんね。 少し前まで、私の保育園も駐車場がありませんでした。車での送迎の場合は近隣のパーキングに停めるようにお願いしていたのですが、なかなか伝わらず、数年前に保育園から徒歩1分弱のところに専用の駐車場を用意しました。 それでも「短時間だから」「雨だから」と路上駐車をする方も……。その気持ちも分からなくはないのですが、「○○のときはOK」にすると、「じゃあ△△のときはどうなの?」となり、ルールが不透明になってしまいます。どんな事情があったとしても「車で登園するときは、専用駐車場に停める」が私の保育園のルールです。 では、どうして自転車や車のルールがあると思いますか? 理由は様々だと思うのですが、一番は近隣住民の方へ迷惑をかけないことでしょう。自転車が無造作に停められていたり、車が路上駐車されていることで事故につながることもあります。皆さんの通われる保育園のルールに沿って、自転車や車での登園をするようにしましょう。 新しい生活や出会いへの喜びや不安もあると思います。保育士は、一緒に子育てをする仲間です。皆さんのお子さんをよく知る大人(保育士)が増えることを心強く思ってくださるとうれしいです! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年03月15日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、ミサトさんからの頼まれごとが多くなった明里さん。保育園のあとショウタくんを預かることも増え、渋々受け入れていました。 そんなある日、家からいろんなものがなくなっていることに気づいた明里さん夫婦。後日、ミサトさんの家を訪問すると、そこにはなくなっていたフィギュアのパーツや春花が集めていた石、そして明里さんのピアスによく似たものが! ミサトさんは「ショウタが拾ってきた」とごまかしますが、ショウタくんはミサトさんから「ものを持って帰ってきて」と言われており、明里さんの家から盗んでいたことが発覚。 警察に通報しようとすると、ミサトさんは土下座で謝罪。すべて返してもらい、一件落着と思っていたら……?! 一件落着、と思ったら事件が! ミサトさんとの交流がなくなってから数日が経ったころ、明里さんは1台のパトカーを目にします。警察に連れられてパトカーに乗り込もうとしていたのは、なんとミサトさんでした! 衝撃を受けた明里さんでしたが、春花も一緒だったのでその日はまっすぐに家へと帰ったのでした。 子どもを利用し、こっそり明里さん宅のものを盗んでいたミサトさん。もしかすると、子どもに盗ませていただだけなく、ミサトさん自身も盗みの常習犯だったのかもしれませんね。 今回被害を受けた明里さんのように、身近に潜んでいるかもしれない犯罪の影。気になったことがあれば、早めに周囲にいる人や警察へ相談しておくべきかもしれませんね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月13日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、ミサトさんからの頼まれごとが多くなった明里さん。保育園のあとショウタくんを預かることも増え、断り切れずに渋々受け入れていました。 そんなある日、家からいろんなものがなくなっていることに気づいた明里さん夫婦。自宅へ遊びに来ている子はショウタくんだけ……。後日、ミサトさんの家を訪問すると、そこにはなくなっていたフィギュアのパーツや春花が集めていた石、そして明里さんのピアスによく似たものまでもが! ミサトさんは「ショウタが拾ってきた」とごまかしますが、どうやらショウタくんは、ミサトさんから「ものを持って帰ってきてもいい」と言われており、明里さんの家から盗んでいたことが発覚。 ショウタくんに盗んだものを返すように言っても「ヤダ!」と応じてくれません。警察に通報しようとすると、ミサトさんは途端に表情を一変させて、ショウタくんに盗んだものを全部持ってくるように言います。「これですべてです」盗んだものを全部差し出したミサトさん 「わかった! 返せばいいんでしょ!」と苛立った様子で箱を持ってきたショウタくん。そこには、春花ちゃんの大事にしていた石やクレヨンも入っていました。 「これで全部?」と聞くと、ミサトさんは「ごめんなさい……」と言って、ネックレスを差し出しました。 盗まれていたことにさえ、気づかなかった……!息子には全部出せというのに、自分は聞かれるまで差し出さないなんて……明里さんは苛立ちが隠せません。 「本当にごめんなさい!絶対にもうしません!」 そう言って土下座しながら、ようやく罪を認めて、謝罪したミサトさんなのでした。 「バレなければいい」……どうやらそのような感覚が、ミサトさんの中にはあるようですね。ミサトさんが改心するには、かなりの時間がかかるかもしれません。 しかし、子どもの手本となるべき親として、そしてショウタくんの友だちにこれ以上迷惑をかけることをないよう、早急に心を入れ替えて責任ある行動を見せてほしいものですね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月12日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、ショウタくんの送迎を頼まれることが多くなった明里さん。何度も断ろうとするものの、断り切れずに渋々受け入れていました。 そんなある日、家からいろんなものがなくなっていることに気づいた明里さん夫婦。自宅へ遊びに来ている子はショウタくんだけ……。状況的に、疑わずにはいられません。 後日、ミサトさんの家を訪問すると、そこにはなくなっていたフィギュアのパーツや春花が集めていた石、そして明里さんのピアスによく似たものまでもが! ミサトさんは「ショウタが拾ってきた」とごまかしますが、ショウタくんに事実を確かめたところ、「ママに持ってきてと言われた」と話し始めて……?! 「もうしない」なんとか通報を免れようと懇願するミサトさん 「お願いだから通報だけはしないで!」 通報されそうになり、焦って謝罪するミサトさん。どうやら普段から、ショウタくんにも「人のものを盗んでいい」という感覚を持たせてしまっていたようです。 しかし、どれだけ言っても盗ったものを返してくれないショウタくんに対し、明里さんの夫が「お巡りさんを呼ばなければいけない」と告げると、途端にミサトさんの態度が一変! ショウタくんに「早く盗んだものを全部持って来なさい!」と言い始めたのでした……。 子どもの手本となるべき存在の母親。その母親から指示されていたのであれば、ショウタくんが人のものを盗んで帰ってしまっていたのも無理はありません。 この事件をきっかけに、ミサトさんが心を入れ替え、子どもに対して真っ当な教育ができるようになるといいですね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月11日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、送迎を頼まれることが多くなった明里さん。その後もいろんな頼まれごとが増え、ミサトさんとの付き合いに悩んでいました。そんなある日、自宅から夫のフィギュアパーツがなくなっていたことが判明。家中どれだけ探しても見つかりません。 いつもお世話になっているお礼にと、ミサトさんは明里さん家族を自宅に招待しました。ミサトさんの家に訪問すると、そこにはなくなっていたフィギュアのパーツや春香が集めていた石、そして明里さんのピアスによく似たものまでもが! ミサトさんは「ショウタが拾ってきた」とごまかしますが、ピアスが2つ同時に同じ場所に落ちるはずなんてない! 明里さん夫婦は、直接ショウタくんに話しを聞くことに。そこで衝撃の告白が! ショウタくんが衝撃告白! 明里さんの家から物を持って帰ったことはないと言い張るショウタくん。 そして、ショウタくんのママと自分の両親が言い合っている様子を見かねた春花ちゃんは、ショウタくんに「これ、どこにあったの?」と尋ねました。 「春花ちゃんのおうち」 ショウタくんは、ついに明里さんの家からものを持ち出していたことを話したのです! ミサトさんは「ウソでしょ! それ泥棒だよ!」と白々しく、盗みを知らなかった体裁で息子を戒めますが、いつもの態度との違いに違和感を持ったショウタくんは、 「ママ、いつも喜んでたのに、今日はなんで怒るの?」 「ママはね、かわいいもの、キレイなものは、こっそり持ってきてママにちょうだいって言うんだよ!」 と、ミサトさんからの指示だったことを告白したのでした。 どうやらミサトさんは、ショウタくんが明里さんの家からものを持って帰っていることを知っていたようですね。しかも助言までしていたことが発覚。これは、子どもを利用した犯罪行為と言っても過言ではありません。 ミサトさんがしっかりと反省し、誠意のある態度で明里さん夫妻に謝罪してほしいですね。また、息子に「人として、やってはいけないことをしていたこと」をしっかりと教えてあげてほしいです。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月10日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、ショウタくんの送迎を頼まれることが多くなった明里さん。何度も断ろうとするものの、断り切れずに渋々受け入れていました。 そんなある日、自宅の部屋から夫が集めていたフィギュアのパーツがなくなっていたことが判明。家中どれだけ探しても見つかりません。 いつもお世話になっているお礼にと、ミサトさんは明里さん家族を自宅に招待しました。ミサトさんの家に訪問すると、そこにはなくなっていたフィギュアのパーツや春花が集めていた石、そして明里さんのピアスによく似たものまでもが! 失くしたピアスの裏には傷があるはず。見せてほしいと頼むと「私が盗んだって言うの!?」と怒り出すミサトさん。夫と説得し、見せてもらうと……?! 「ミサトさん、これ……」失くしたピアスは明里のものだった 「私のと同じ傷……」 確かめさせてもらったピアスには、明里さんのものと同じ場所に傷がありました。 「ごめんなさい! これショウタが拾ってきちゃったものなの!」 慌ててそう話すミサトさん。でも、ピアスが2つ同時に、同じ場所に落ちるはずがない……! 「ショウタくん、うちからいろんな物を盗んでますよ」 明里さん夫婦はショウタくんが遊びに来たときに持って行ったのではという疑いの核心に迫ります。「拾った」とごまかすミサトさんを横目に、ショウタくんと直接話すことを決めたのでした。 子どもが興味本位で、人の家のものを持ち出してしまうことはあってはいけないことですが、もしそんなことをしてしまっていたら……。そんなときには、それはいけないことだと大人がしっかりと伝える必要があります。 自由に育てることは大切ですが、最低限のルールやマナーは大人が手本となって伝えていかなければいけませんね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月09日幼稚園・保育園・認定こども園向けのクラウドサービスを提供するVISH株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:田淵 浩之)は、「園支援システム+バスキャッチ」サービスを活用して保護者の利便性向上と職員の業務負担軽減を実現した学校法人高陽学園 認定こども園 ミナクル幼稚園(所在地:北海道石狩市、園長:前田 元照)の導入事例インタビューを2023年3月9日に公開いたしました。ミナクル幼稚園の導入事例を大公開!▼導入事例記事全文は以下のページよりご覧いただけます。 【システム導入の背景】・「園支援システム+バスキャッチ」を導入する以前は、メール配信システムや要録作成ソフトなどを活用していたものの、それ以外のほとんどの業務はアナログが主流だった。・「欠席や遅刻」、「バスに乗らない」、「お迎えの変更」、「預かり保育の予約」など、保護者からの連絡の多くを電話で受けていた。その結果、聞いた聞いていないなどの伝言ミスが発生し、保護者にも迷惑をかけてしまったこともあった。・これらの問題のほとんどは、バスキャッチで解消できることがわかったので、導入を決定した。【システム導入後の効果】1. 保護者からの電話連絡がなくなり、情報の正確性が高まった欠席連絡をはじめ、保護者からの連絡は電話での連絡がメインだったことにより、毎朝鳴り続ける電話が、「園支援システム+バスキャッチ」導入でほとんどなくなった。以前までは人が電話を受けて転記、あるいは伝言をする場合、どうしても漏れや忘れなどが発生する可能性があった。しかし導入後は、保護者からの欠席などの連絡は「れんらくアプリ」で行っているため、情報の正確性が高まり、ミスやロスが少ない園の運営に役立っている。欠席連絡機能イメージ2. 預かり保育の予約受付はすべて「れんらくアプリ」から。「れんらくアプリ」から保護者に預かり保育の利用登録をしてもらうことで、その日に利用する園児の一覧は「園支援システム+バスキャッチ」から出力できるようになった。キャンセルについても、保護者がいつキャンセルの登録をしたのか、また、当日の欠席に合わせて当園が登録したのかもわかるため、預かり保育料の請求において、トラブルや不信感につながることはなくなった。預かり保育機能イメージ3. バス乗車名簿の信頼性が高まる。「れんらくアプリ」で保護者に欠席やバス不要の登録をしてもらうことで、朝バスが出発する段階で正確なバスの乗車名簿を出力することができる。その出力した用紙で乗車する子どもたちをチェックしていくことで、バスへの乗せ忘れ、降ろし忘れといったミスを防ぐことができた。【「園支援システム+バスキャッチ」の導入による働き方改革の実現】無償化の影響で行政に提出する帳票類が、それ以前の10倍くらいになっている。「園支援システム+バスキャッチ」の導入により、先生たちの働き方が大きく変わったというよりも、仮に導入していなかったら、定時で終わることはなかった。もちろん、効率化・合理化で生まれた時間は子どもたちと向き合う時間に使っている。【幼稚園・保育園向け「園支援システム+バスキャッチ」とは】2010年にリリースされた「園支援システム+バスキャッチ」は、園バス運行情報、園児管理を中心に、保護者の連絡手段のデジタル化、教職員の働き方改革に寄与する低価格なクラウドサービスです。園支援システム公式サイト: 【導入実績は2,200施設以上】北は北海道、南は沖縄県まで2,200施設を超える幼稚園・保育園・認定こども園で導入されています。(2023年3月時点。解約・閉園除く)今後も便利な機能を開発するほか、他社サービスとの連携強化を図りながら、幼稚園・保育園のデジタル化を支援してまいります。導入実績マップはこちら: 【VISH株式会社について】代表者: 代表取締役 田淵 浩之所在地: 愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号 SC錦ANNEX 5FTEL : 052-232-2311設立 : 2004年12月資本金: 1,150万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月09日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、ショウタくんの送迎を頼まれることが多くなった明里さん。何度も断ろうとするものの、断り切れずに渋々受け入れていました。 休日の遊園地も一緒に連れて行ってと言われたり、保育園のあと頻繁に「預かって」と言われることが増え、悩んでいたある日、夫が集めていたフィギュアのパーツがなくなっていたことが判明。家中どれだけ探しても見つかりません。 「それ、ショウタくんが見てたよ」と言う娘の言葉を聞き、疑わずにはいられない状況に……。 いつもお世話になっているお礼にと、ミサトさんは明里さん家族を自宅に招待しました。家に訪問すると、そこには……?! 「それどうしたの?」ショウタくんが手にしていたのは…… ミサトさんの自宅へ行くと、夫が失くしたフィギュアの剣と同じものをショウタくんが持っていました。夫がショウタくんに聞くと「拾った!」と答えます。 さらに、娘が失くした「きれいな石」とそっくりな石も。ミサトさんの耳には、明里さんが失くした物にそっくりなピアスがついていたのです! 「そのピアスちょっとだけ見せてもらえませんか? 」 夫がそう告げると「わ、私が盗んだって言うの!? 」「ショウタが盗んだって言いたいの?!」と声を荒らげるミサトさん。 夫は「春花の大事なお友達だし、そうだったらイヤだなとは思っています」と冷静に答えます。明里さんは、自分のピアスであれば裏に傷がついているはず、それだけ確かめさせてほしいと頼み、見せてもらったのでした。 最近家からなくなった物と、ここまで一致していれば、疑ってしまうのも無理はありません。今後の関係性も考えると、わだかまりは早めに解決しておくべきと言えるでしょう。 ミサトさんへの不信感が無くなれば明里さんのストレスも少しは減るかもしれません。良好な関係のママ友でありたいと思うなら、ときにはズバッと切り込むことも大切ですね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月08日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、ショウタくんの送迎を頼まれることが多くなった明里さん。何度も断ろうとするものの、断り切れずに渋々受け入れる日々が続いていました。 休日に家族で行く遊園地へショウタくんも一緒に連れて行ってと言われたり、保育園のあと頻繁に「預かって」と言われることが増え、悩んでいました。 そんなある日、夫が集めていたフィギュアのパーツがなくなっていたことが判明。家中どれだけ探してもパーツは見つかりません。 「それ、ショウタくんが見てたよ」と言う娘の言葉を聞き、疑うつもりはなくても、疑わずにはいられない状況に……。「よかったら食べてね! 」そんな中でミサトさんが差入れてきたものとは ピアスもフィギュアのパーツも、娘が集めているきれいな石も……最近家からいろんな物がなくなっていることに気づいた、明里さん夫婦。 「いつものお礼」と言って、ミサトさんが持ってきたのはなんと大きなお肉! 規格外のお礼の品に、動揺を隠し切れない明里さん。話の流れでミサトさんの自宅へ行くことになってしまいます。 頻繁に頼みごとをしてくるミサトさんとの付き合い方に悩んでいた明里さん。「今後さらに親密になったら困る……正直行きたくない」と、思わず頭を抱えてため息をついたのでした。 もしかしたら、ミサトさんはお礼をすることで子どもの面倒を見てもらっていることを帳消しにできていると思っているのかもしれません。 しかし、お互いに不快感のない関係性を保つためには、一度正直な気持ちを伝えて話し合う必要もあるのではないでしょうか。 明里さんはミサトさんが自宅に招待してくれたこのタイミングで、日ごろ思っていることや伝えたいことを包み隠さず話して、少しでも今の状況が変わるきっかけになるといいですね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月07日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、登園時にミサトさんとショウタくんに出会う機会が明らかに増え始め、ショウタくんの送迎を頼まれることが多くなった明里さん。 何度も断ろうとするものの、断り切れずに渋々受け入れる日々が続いていました。休日、家族で行く遊園地にショウタくんも一緒に連れて行ってと言われたり、保育園のあと頻繁に「預かって」と言われることが増えてきました。 元気いっぱいなショウタくんをたびたび預かる日々に、思わずため息がこぼれる明里さん。そんな中、明里さんの家では小さな異変が起きていました……。「あれ…? 」家の中で少しずつ感じ始める違和感 フィギュアの剣がない……。 夫に詳しく話を聞くと、以前にもあるはずのものがなくなっていたことがあったそう。 夫は部屋で遊んでいた娘の春花にも話を聞きますが、心当たりはないという返事。しかし、ショウタくんが剣を見ていたと話します。 「疑うつもりはないけれど……」 明里さんは、ショウタくんにわずかな疑念を抱きましたが、ぶつかった拍子にどこかにいってしまったのかもしれないと、もう一度家の中を探してみることにしたのでした。 子どもの友だちを疑いたくはありませんが、その場で遊んでいたことを考えるとどうしても疑ってしまう気持ちも出てきてしまいます。しかし、自分の子どもの言うことだけを信じるわけにもいかないので、ショウタくんにきちんと話を聞いて確認する必要もありそうです。 自宅で子どもたちにのびのび自由に遊んでもらうのもいいのですが、トラブルを避けるためにも、してはいけないこと、してほしくないことなどは事前に約束しておいたほうが安心かもしれませんね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月06日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、登園時にミサトさんとショウタくんに出会う機会が明らかに増え始め、ショウタくんの送迎を頼まれることが多くなった明里さん。 何度も断ろうとするものの、断り切れずに渋々受け入れる日々が続いていました。そしてついには、休日に家族での遊園地へのお出かけにもショウタくんを一緒に連れて行ってほしいと頼まれてしまい、連れて行くことに。 一緒にお出かけすることはなくなったけれど… 「今日もショウタのこと預かってくれない? 」 今度は頻繁に、保育園のあとにショウタくんを預けるようになったミサトさん。 そして、子どもを預かるお礼として手渡されることが多くなった手土産は、いつも高そうなものばかり。 悪気があるのかないのかわからないミサトさんの行動に、戸惑いを隠しきれない明里さんなのでした……。 お礼として手土産をもらってしまうと、頼まれたお願いをより断りづらくなってしまいますよね。ですが、今後のことを考えると、明里さんが感じている違和感や意見はミサトさんにもはっきり伝えるべきではないでしょうか。 これ以上さまざまなお願いをされないためにも、明里さんは一度手土産も含めてはっきりと「NO」と断ってみる勇気も必要かもしれませんね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月05日職場に復帰するためには必要な保育園。しかし子どもにあまりに泣き叫ばれると、そうまでして働く意味はあるのか……と後ろめたく感じてしまいます。思い悩みながらも通わせ続けた結果、保育園に入れて本当によかった!と心から思えるようになった私と娘の保育園奮闘体験談を紹介します。うれしいような寂しいような入園決定復職を希望しているため保育園の入園希望を出したものの、いざ保育園の入園決定通知がくると、ずっと一緒にいられるのもあと何日か……とカウントダウンしてしまうくらい寂しさがありました。 娘は生後8カ月で入園したのですが、入園準備を進めるなかで、やっとハイハイができたくらいの赤ちゃんなのに本当に手元から離してしまっていいのだろうか……と疑問に感じる日々が続きました。 毎日大号泣の慣らし保育期間そんな後ろめたさを抱えたまま始まった慣らし保育。最初の1週間は午前中だけ、次の1週間は午後3時まで……と決められたプログラムで慣らし保育をしていくのですが、娘はひときわ大号泣。毎日お迎えに行くと目を腫らして疲れた顔をして泣いており、先生からも「ごはんも飲み物も拒否で水分がとれないので、もうしばらく午前中だけで迎えにきてください」と指示があるほどでした。 娘が保育園に行っている間は私にとっては貴重なひとりの時間でしたが、家事も手につかないくらい罪悪感にさいなまれていました。 ニコニコ登園できる日がやってきた毎日泣きながらも1カ月ほど頑張って通っていると、少しずつお茶が飲めたりごはんが食べられたり、床に降りて遊べるようになったりと進歩が見られ始めました。先生たちのことも覚え、特に懐いている先生もいたりして、お友だちともだんだんなじみ始めました。 通い始めて半年以上経った今では、登園すると早くお友だちのところに行きたくて、体温を測っている間もうずうずしてしまうくらいになり、成長を感じています。 慣らし保育で泣き叫び続けていたころは、やっぱりうちの子には無理だったんじゃないか、そうまでして働く意味とはなんなのかと考えてしまっていました。しかし、いざ通えるようになってみるとお友だちができて、先生やお友だちから毎日いろいろな刺激を受け、歌ったり踊ったり外遊びをしたりして楽しそうにしており、頑張って通わせて本当によかったと思えています。こんなにママっ子なうちの娘でも楽しく通えるようになるなんて、保育園の力はすごいなと心底感じています。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/ののぱ監修/助産師 松田玲子著者:わけ はるか2017年6月に長女出産。1歳を過ぎても夜泣きに悩まされ、アメリカの赤ちゃん専門の睡眠コンサルタントに相談をし、自身も睡眠コンサルタントになるべく資格取得中。
2023年03月05日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。ある日の登園時、ショウタくんの送迎に手を焼いていたミサトさんに遭遇。娘の春花に頼まれたこともあり、ショウタくんを一緒に保育園まで送っていこうかとミサトさんに申し出ます。 しかし、その日をきっかけに登園時にミサトさんとショウタくんに出会う機会が明らかに増え始め、ショウタくんの送迎を頼まれることが多くなった明里さん。 何度も断ろうとするものの、自分のせいで春花になにか影響があったらと思うと、断り切れずに渋々受け入れる日々が続いていました。 頼まれるのは、保育園の送迎だけではなくなり… 「ショウタも一緒に遊園地へ連れて行ってくれない? 」 ある日の保育園の送迎時、明里さんに衝撃的なお願いをしてきたミサトさん。春花にもお願いされてしまい断り切れなくなった明里さんは、仕方なくショウタくんも遊園地へ一緒に連れて行くことに。 遊園地では、春花とショウタくんは楽しそうにはしゃぎまわります。しかし、その相手をさせられる明里さん夫婦は1日中振り回されてしまい、疲労困憊になってしまうのでした。 子どもが一人だけでも相当な体力を使うお出かけ。明里さんと同い年の子どもがいるミサトさんに、その大変さがわからないはずはありません。 「家族で一緒に遊びに行きましょう」というお誘いならばわかりますが、「子どもだけ一緒に連れて行って」というお願いは、図々しいですね。ましてや、そこまで親しいわけでもないママ友にお願いするのですから、余計に信じがたいです。 自分の娘の子育てだけでも大変な中、できればこれ以上余計な明里さんの負担が増えないように願うばかりです。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月04日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。明里さんとミサトさんは特別仲が良いわけではありませんでしたが、会えば軽く会話をする程度のママ友。しかしある日を境に、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまいます。明里さんはある日の登園時、ショウタくんの送迎に手を焼いていたミサトさんに遭遇。 娘の春花に頼まれたこともあり、ショウタくんを一緒に保育園まで送っていこうかとミサトさんに申し出ます。 しかしその日を境に、登園時にミサトさんとショウタくんに出会う機会が明らかに増え始めて……。頻繁に子どもの送迎を頼まれる日々… 「ごめん、今日もショウタ預けていい?」 頼まれると断れない性格の明里さん。 自分たちを待っていたかのように、タイミングよく顔を出すミサトさんの存在は、次第に明里さんの心にも重い影響を与え始めてしまいます……。 しかし明里さんは、ミサトさんへ思うことや伝えたいことはあっても「ママ友トラブルになって春花に影響があったら……」と、娘のことを案じてぐっと気持ちを飲み込むのでした。 いくら一度引き受けてくれたからとはいえ、何度も自分の子どもの送迎を依頼するのは、相手への思いやりが欠けているのではないかと思います。親しい仲であったとしても、礼儀はわきまえておきたいものですね。 ミサトさんのようにあまりにも頻繁に頼みごとをしてくる人がいたら、みなさんなら角を立てずにどのように対応しますか?作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月03日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。明里さんとミサトさんは特別仲が良いわけではありませんでしたが、会えば軽く会話をする程度のママ友。しかしある日を境に、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまいます。娘の春花と同じ保育園に通うショウタくんは、元気が良くちょっぴりワンパクな男の子。母のミサトさんも、そんなショウタ君の様子を豪快に笑い飛ばしていました。 やんちゃなショウタくんに手を焼きながらも、大目に見ている様子のミサトさんでしたが、ある日の朝は様子が違ったようで……。「もう、遅刻するよ! 」どうやら今日は急いでいるみたい…… 「一緒に保育園へ連れて行こうか? 」 困っているミサトさんを見て、思わずそんな言葉をかけた明里さん。少し手を焼きましたが、無事にショウタくんを保育園へと送り届けました。 しかし、やんちゃなショウタくんの様子から、道中気が気ではなかった明里さんは、「この調子で何かあっても責任がとれない」と思い直し、今後の送迎は引き受けないようにしようと心に決めました。 ちょっとしたことをきっかけに引き受けてしまったママ友の子どもの送迎。しかし、何か問題があったときには、任せる側・受け入れる側ともに責任が生じることも忘れてはいけませんね。 いくらよく顔を合わていせるママ友であったとしても、自分の子どもに対する責任は放棄しないように、きちんとルールを決めた上で送迎の約束ができればいいかもしれませんね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月02日明里さんは、保育園に通う娘・春花を育てているワーママ。保育園への登園途中には、同じ保育園のショウタくんとその母・ミサトさんによく出会い、一緒に登園もしていました。明里さんとミサトさんは特別仲が良いわけではありませんでしたが、会えば軽く会話をする程度のママ友。しかしある日を境に、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまいます。保育園に向かう途中、明里さん親子が時々出会う、元気いっぱいのショウタくんとそのお母さん・ミサトさん。 この日も顔を合わせ、挨拶をしていていたところ……?挨拶する程度のママさんは「豪快な人」? ドドドドーーー!!! 保育園に着くやいなや、靴も揃えず走って行ったショウタくん。しかし、ミサトさんは怒る様子もありません。靴を散らかしたまま、仕事へ行ってしまいました。 「私ならすぐ『靴、揃えなさい!』って言っちゃう」と、明里さんは自らの教育方針とのギャップを感じます。 「ミサトさんは豪快な人なのかも……」彼女に対して、そんな印象をもった明里さんなのでした……。 同じように子育てしていても、子どもへの対応は人によって大きく異なります。家庭によって多少の違いはあるかもしれませんが、周りにいる人や他の子どもたちにまで悪影響が及ばない程度には配慮したいものですね。作画:沢村さち子著者:ライター 明里大人しく、はっきり断るのが苦手な性格の主人公、明里。「遊園地行くんでしょ?うちの子も連れてって!」図々しく子守を押し付けてくるママ友。彼女の問題は、それだけじゃなくて……。
2023年03月01日息子の幼稚園が始まってすぐのころ、第3子の妊娠が判明しました。どちらかというとおとなしい息子。幼稚園では聞き分けが良く穏やかに過ごしている様子でした。しかし、その息子に変化があったのは出産を2カ月後に控えた10月半ば。突如「幼稚園に行きたくない!」と言い出してきて……?息子とのコミュニケーションを大事にするようになったきっかけ 幼稚園に行きたがらない息子に、「どうして行きたくないの?」と聞くと「パパと遊びたいから!」とのこと。どうやら平日がお休みのパパと遊びたかったよう。はじめは説得して登園させていましたが、日に日に悪化。私もいつしか「行きなさい!」ときつく怒鳴るようになってしまいました。 毎朝怒鳴って登園させるのに疲れてしまった私。このままではよくないと夫に相談したところ「無理に行かせる必要もないんじゃないか」と提案があり、年明けまでをに2カ月間幼稚園をお休みさせることを決意しました。 お休み中、次に幼稚園にいくときに元気に登園してくれるように2つのことを実行しました。 1つ目はカレンダーの見方を教えること。幼稚園の日は青、休日は赤、パパの休みの日はピンクで日付に丸を付け、息子でもわかるようにしました。 2つ目は、幼稚園での生活を忘れさせないこと。先生に相談して、子どもたちが降園したあとで幼稚園に行くことを了承してもらいました。先生は嫌な顔をせず対応してくれ、息子に折り紙や作品作りをさせてくれたことも。 そのかいあってか「今日は幼稚園がある日だね」と言うように。そんな様子を見ながら、幼稚園のことが気になっているんだなと思いました。長男には少しずつ「1月から幼稚園に行こうね」と伝えていました。 12月に出産を終え、いよいよ冬休み明けの始業式の日。朝はすんなりと制服を着てくれ、門の前でも「いってくるね!」と元気に登園。帰宅後も「今日はみんなとたくさん遊んだよ!」と教えてくれたのです。きちんと登園できて自信が付いた様子で、とってもうれしそうにお話してくれた姿を今でも覚えています。 休園前の息子は幼稚園では「穏やかでおとなしい子」でしたが、ストレスをため込んでいたのかもしれません。それなのにもかかわらず、息子の変化を感じ取れなかった自分に反省。 息子は現在小学3年生になりますが、この教訓を生かし毎日学校であったことを聞いて、何かあったらすぐ先生に相談するよう心がけています。 作画/yacco著者:山崎ユイ 5歳・3歳・1歳児のママ。WEBでイラストを投稿中。元保育士。いつも笑顔で過ごせるやさしいママを目指しています!
2023年02月17日療育園では保育中どんなことをする?療育園へ入園する前は、週2回の母子登園の療育に通っていたため、私は自家用車で送迎し、ずっとPのそばで一緒に過ごしていました。それが療育園に入園すると毎日登園になり、Pはバスに乗って1人で登園し、クラスで過ごして、またバスで帰ってくるという生活になりました。最初の方は園での生活に慣れるまで本当に大変で、集団でのルールにも従えなかったし、お友達とのトラブルもあったし、給食もほとんど食べられないなど、多くの困りごとがありました。でも療育園での生活は、障害のある子一人ひとりに合わせた保育をしてくれながらも、それだけにとどまらず、園での生活の中にABA、感覚統合療法、視覚支援などの療育をたくさん取り入れて実践してくれます。そして保育士だけではなく、週に1度は専門の療法士や心理士もクラスに入って関わってくれます。そのような手厚い環境で毎日過ごすうちに、Pもだんだん療育園に慣れ、生活も落ち着いてきたので、私も安心して通わせることができるようになってきました。Upload By みん療育園へ通わせると親も忙しい?そのように言うと、急に手が離れたかのようにも聞こえますが、Pの通った療育園は長男が通っていた幼稚園と比べると、保護者が園へ出向く機会がとても多かったです。クラス懇談、個別懇談、個別療育、勉強会、行事など、保護者が参加するような場面がたくさんあったし、普段の日でもいつでも自由にクラスを見学できたので、子どもの様子が気になったときや療育を見たいときには見学しに行っていました。でもそうやって何度も園へ行くからこそ、先生と親密になれるし、ママ友もできやすいので、私自身も相談できる人と場所が一気に広がり、知識も増えたように思いました。Upload By みん療育園は子どもだけではなく親にとっても成長できる場所そして何より、個別療育を受ける時間は子どもにとっての療育だけではなく、親にとっても子どもへの関わり方を学ぶ時間となります。私は障害のあるわが子にどうやって関われば良いのか?今こんな困りごとがあるんだけどどうすれば良いのか?などを先生に相談し、一緒に考えてもらい、対処法などを教えてもらったり、アドバイスをもらったりしていました。また、こんなことができるようになった、こんな言葉が出るようになったなど、Pの成長を先生と報告しあえるのもうれしくて良い時間となっていました。療育園へ通うことで、Pの成長はもちろん、私自身にとっても成長と学びの場になり、母子ともに本当に救われたと思っています。Upload By みん私にとって療育園は今まで足を踏み入れることのなかった知らない世界でしたが、実際に通ってみるとこんな暖かく素晴らしい園があるんだな…と実感し、とても充実した3年間になりました。今、子どもを療育園へ通わせるか?行く必要があるのか?と悩んでいる人も中にはいるかもしれません。でも、1度見学へ行ってみてください。療育園へのイメージが変わるきっかけになるかも?しれません。そして、母子ともに安心できる居場所となるような場所を見つけることができますように。執筆/みん(監修:鈴木先生より)以前学会で「療育」とは何ですかと聞かれたことがありました。単純に考えると医療と教育の造語かと思われますが、私は「科学と心」と答えました。最新の知識をもって優しい心で接することではないかと。そしてこれは療育園に限らず保・幼・小・中・高・大とその子の人生においてすべての場所で通じなければいけないことだと思っています。しかし、残念なことに現実は必ずしもそうではありません。保・幼と小学校の間には溝があり、切れ目のない療育が行われているとは言い難い現状があります。小学校からは各市町村の教育委員会が管轄になるからです。特別支援学校に進学した場合にはその限りではありませんが、一人ひとりに合わせて手厚い保育を受けていた療育園とは違い、地域の小学校ではカリキュラムと集団の中に埋もれてしまうお子さんが多いのです。理解してくれる先生にもばらつきが出てきます。そのため、未就学の時期から療育へ通っていたお子さんたちが地域の小学校へ進学する場合には、特別支援学級を利用するケースが多く見受けられますが、そこも担任次第となりがちです。校内連携がうまくいっていて、「科学と心」を持った担任に出会えれば、スムーズにいくのです。
2023年01月23日私は息子が1歳の春に保育園に入園させ、仕事を開始しました。その園は小規模園で2歳児クラスまでしかなく、3歳児からは自宅近くの認定こども園に転園させることにしました。幼稚園の教育を受けられて、保育園と同じ時間預かってくれるなんて最高!と思っていましたが、現実には想定外の問題が……。保育園と同条件の認定息子が通う認定こども園は元々は幼稚園で、数年前に認定こども園になりました。3歳児以上のみ受け入れており、午前9時から午後2時までは幼稚園の教育をおこない、その前後の時間は、親の事情に合わせて預かり保育を利用できるという仕組みです。 私は週4日以上の勤務という2号認定の条件を満たしているので、保育園部に入園。平日は毎日、朝7時半から午後6時半まで預かり保育を利用できるという契約です。 大雨や大雪に備えて突然休園することもしかし、私が預けた認定こども園では、園の判断で平日突然休園になることがしばしばあるのです。ある日の夕方お迎えに行くと、「明日は台風が接近していて、大雨予報なので休園です」との説明。確かに台風直撃であれば、先生方も出勤するのは危険なので仕方ありません。 私はほかに預け先がないため、仕事を休むことに。結局、翌日は台風の進路がそれて、小雨すら降っていない状況でした。このように大雨や大雪の予報が出ただけで休園したり、通常より早く閉園したりしてしまうのです。 働くママには難しい…突然休園になることで、急に仕事を休まなければならないことが何回もありました。そのため、「なんでそんな園に入れたの?」と職場で言われてしまうことも。冗談っぽい言い方でしたが、職場の同僚や上司に申し訳なく、苦しい思いもしました。 同じ認定こども園のママのなかには、仕事を休めないためお金を払って別の園の一時保育を使ったというママも。働くママは、天候が悪くても仕事は休みになりません。働きながら通わせるのは非常に難しいと感じました。 休園の判断は園によりさまざまです。どんな場合に休園になるのかは、とても大事な部分。入園前には書類に書いていないことも、しっかりと調べておくべきだったと反省しています。幸い、息子は大好きな先生に出会え、たくさん友だちもできました。楽しく通ってくれている点はとても感謝していますし、よかったなと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2023年01月17日私には9歳と1歳の娘がいます。長女の通っていた幼稚園は外遊びに注力している園でした。私もその方針に引かれ長女を入園させたのですが……。今思えば、長女は苦痛だっただろうなと思います。今回はその経緯をお話しします。外遊びを推奨している幼稚園長女が通っていた幼稚園は、外遊びに注力しており、1日の保育のなかでも外遊びの時間が長くとられていました。「外遊びをすると体力がつき、子ども同士、切磋琢磨して遊ぶので協調性も生まれる」と園長先生はよく話しており、初めての子育てに必死だった私は頷きながら聞いていました。 幼稚園自体は14時まででしたが、希望すれば17時まで延長保育が可能。延長保育は外遊びメインで、ほぼ先生は介入せず子どもたちだけで自由に遊ぶ、といった様子でした。そのため、園は延長保育を推奨していたのです。 延長保育をするようになったきっかけ長女は引っ込み思案で、外でお友だちと元気よく遊びまわるタイプではありません。どちらかというと、ひとりで積み木遊びをしたり、絵本を読んだり、先生とお話をしたり……ということが多いです。私はそんな長女にクラスでお友だちができるかが心配でした。 長女が年中の夏ごろ、園長先生に呼び出され、何事かとドキドキしながら園へ行くと、「○○ちゃんは部屋で遊ぶことが多いので、延長保育をしてもっと外遊びをしないと」とのこと。園長先生がそう言うのならと、私は週3日、長女を延長保育に入れることにしました。 延長保育を嫌がる長女「延長保育に入れたら、長女は外遊びが好きになる」……私はそう信じていました。ところが、延長保育を始めて2週間ほどたったころ、「延長保育するなら幼稚園に行きたくない」と言い出した長女。基本的に部屋遊びが好きな長女にとって、外遊びメインの延長保育の雰囲気は苦痛でしかなかったようでした。 そこで園長先生に相談すると「毎日延長保育にしたら、もっと慣れます」とのことだったので、言われるがまま毎日延長保育をすることに。そうすることで長女は確かに延長保育に慣れ、それなりにお友だちとも外遊びをしていましたが、そこまで楽しんでいるようには見えませんでした。 好きな遊びだって十人十色あるとき私は、「そもそも部屋遊びが好きなのがどうしてダメなのだろう?」と思い始めました。この園は「元気に外で遊びまわる子が良い子」というような風潮がありました。 でも、子どもにも個性があって、長女のように外遊びより部屋遊びが好きな子がいてもいいのではないかと思うと、一気に気持ちがラクになった私。延長保育をきっぱりやめました。すると娘も喜び、幼稚園が終わると家で穏やかに遊んでいました。 長女が卒園して3年。長女は今でも折り紙やお絵描き、ピアノなど部屋遊びが大好きです。そして同じような趣味のお友だちがいます。無理に園に合わせようとせず、もっと長女自身の気持ちを大切にしてあげればよかったなぁと今では思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:石井ゆうき9歳と1歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2023年01月16日義兄嫁のワガママに振り回されたら……?今回はライコミちゃんの『【#2】義兄嫁のプライドを義妹が粉砕した話』を紹介します。前回のあらすじ義兄嫁に娘の登園グッズについて聞いたライコミちゃん。すると義兄嫁はありえない要求をして……?要求をまくしたてる義兄嫁反論するライコミちゃん納期の要求まで……終始強気な態度で、ライコミちゃんに無茶苦茶な要求をしてきた義兄嫁。ライコミちゃんは、このまま登園グッズを作らされることになるのでしょうか……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@ライコミちゃん)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年01月08日息子が生後8カ月のときに仕事復帰することとなった私。息子が入園する保育園は、おむつを入れる巾着袋や着替えを入れるバッグ、布団などが必要でした。こんなにたくさんのものを毎日・毎週どうやって管理すればいいのかわからず、忙しい夫には保育園のことは頼めない……。そんな私が見つけたのは、「カラフルキャンディスタイル」というショップでした。忘れっぽい私は保育園の準備で悩む仕事復帰を控えて入園説明会の資料を見た私は、おむつを入れる巾着袋や着替えを入れるバッグ、布団など、準備する物の多さにびっくりしました。そこで、どうやったらスムーズに保育園に持っていく物を準備できるだろうかと考え始めたのです。 必要な持ち物を忘れたら、先生方に迷惑がかかります。そこで忘れ物をしないように、準備をするときに「息子が保育園に持っていく物だ」と一目でわかるように、持ち物の模様を統一したらどうだろうかと思いついたのです。 選んで楽しい、用意するときも楽しい♪ 息子が入園する保育園では巾着や布団などを個人で用意する必要がありました。息子の持ち物の模様を統一するために、ネットで「入園グッズ 模様 統一」と検索。息子の持ち物だと見てわかりやすくするために、「カラフルキャンディスタイル」という入園・入学グッズ等を販売しているショップの商品で統一することにしたのです。 カラフルキャンディスタイルには入園グッズの種類が豊富にあり、子どもが喜びそうな模様からシンプルな模様まで選ぶことができました。また、コップやスプーンといったランチグッズも、巾着やバッグなどの布ものと同じ模様があるのが特徴です。買うときに模様を選ぶ楽しさがありましたし、保育園のお迎えのときに息子の物だとすぐわかるので、帰り支度がスムーズにできました。 準備はラクラク! しかも先生に褒められる 入園からしばらくして、担任の先生から「息子さんの保育園グッズは同じ模様なので、すごくわかりやすいです。どちらで購入されたのですか?」と聞かれました。さらに担任の先生だけでなく、他の先生にも「たくさんの子どもがいるので、こういった工夫はとってもありがたいです」と言っていただきました。 私が購入した当時の価格は「レッスンバッグ」が2,831円(税込み)、「巾着3点セット」は3,850円(税込み)でした。最初はAmazonで購入し、その後、追加で必要になった物は楽天市場でも購入しました。他に公式オンラインショップもあるようです。 カラフルキャンディスタイルの商品は飽きがこないデザインが豊富に揃っていて、選ぶ楽しみがありました。息子の持ち物を同じ模様に統一することで、忙しいときも準備や片づけがスムーズにできるため、先生方にも好評でした。しかも、作りがしっかりとしているので、息子が年長になった今でも現役。保育園グッズを統一できる、カラフルキャンディスタイルの商品に出合えてよかったです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 著者:佐々木ゆり17歳・5歳・3歳の母。15年の保育士歴を生かして育児や保育士向けの記事を執筆している。遠距離恋愛で結婚した夫とおいしいランチを食べることが一番の休息時間。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年01月06日私は現在、3歳と生後5カ月の娘を持つ2児のママです。3歳の娘を保育園へ入園させた際、スムーズに母子分離ができたことで私自身が安心して上の子を毎日保育園へ送り出せています。今回はスムーズに母子分離ができた具体的な方法を紹介します。 上の子を保育園に通わせたきっかけそもそも上の子を保育園に通わせたいと思ったきっかけは「2人目が欲しいけど、2人の未就学児を家でみるのは難しい」と想像していたためでした。産後は事情があり里帰りなどはしない予定で、夫も会社員で有休等は取りにくい状況にありました。また、2~3学年差で第2子を希望していたため「私の環境で産後に上の子と下の子を同時にお世話するのは厳しい」と早期に判断したからです。 私の住む自治体は「産前産後要件」という保育理由で、産前6週間から産後8週間の妊産婦は希望をすれば保育園入所の資格を得ることができます。2人目を妊娠した際には、この産前産後要件で上の子を保育園に通わせたいと考えました。 安心して妊活や出産をするための最終的なゴールは「子どもが週5日、8時間程度、保育園に通えるようになる」ということ。しかし正直なところ、いきなりフルタイムで保育園に通わせるとなると、子どもの「ママと長時間離れてしまう」といった精神面での負担は大きいものです。そのため、入念な計画のもと母子分離をおこないました。 母子分離のために入念な計画を実行いつから上の子を保育園に通わせることを想定していたかというと、それは下の子の妊娠計画をする前からです。上の子が1歳ちょうどのころから、自治体の託児つき子育てセミナーを定期的に受講しました。もちろん勉強のためでもありますが、託児をすることで、上の子に母子分離を経験させるという目的もあったからです。 そして次の段階では、上の子が2歳前のころに、認可外の託児所で、4時間という比較的短時間の一時預かりを週2回程度、継続的に利用しました。 託児所通いなどをおこなった結果前述した条件で「少しずつ母子分離を始めよう」と計画。妊活前から妊娠30週ころまで託児所通いを通算で8カ月ほど継続的に続けました。でも、そんなにうまく母子分離が進むのかな?と少しばかりの不安があったのも事実。しかし、託児所通いを始めてから2カ月が経ち、上の子も徐々に託児所通いに慣れてくれました。「これなら大丈夫」と母子分離の手ごたえを感じたため、下の子の妊娠計画を実行したのです。その後すぐに妊娠が判明し、下の子の出産2カ月前から上の子を本格的に保育園へ通わせましたが、ある程度の母子分離にはすっかり慣れていたので、入園初日から泣くこともなく楽しそうに登園しました。これには私自身も「登園後、泣かずに過ごせているだろうか?」と心配をせずに済みました。 母子分離の時期に関しては各家庭で考え方が違うと思いますが、私のケースでは、早めに母子分離に向けての準備をしてよかったと実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて職場や地域の保育課に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月30日3歳6カ月で入園した息子は幼稚園が大好き。上の子のときのように、別れ際に泣いたり行き渋ったりすることは一度もなく、同級生ママたちからは「スムーズに園の門でバイバイできてうらやましい」と言われるほどでした。しかし、わが家の場合は幼稚園に到着するまでが大変で、壮絶な登園トラブルに初日から悩まされていたのです……。 家を出た瞬間から「もう歩けない」息子は自宅から500mほどの距離にある幼稚園に徒歩で通っています。起伏もなく整備された歩道なので、子どもでも歩きやすいはず。それなのに息子はほぼ毎朝、マンションのエントランスを出た瞬間からしゃがみこみ「もう歩けない」と言い出すのです。 息子は寝起きもよく、朝食もしっかり食べます。朝からどうしてそんなに?というくらい元気にあふれているのに、家を一歩出ると毎朝飽きることなくうずくまって歩かなくなりました。 遊びを取り入れていろいろ試したものの幼稚園自体は大好きで、早く行って先生やお友だちと遊びたい気持ちはある息子。厳しく叱りつけて嫌な気持ちで登園させてしまうと、せっかくの「幼稚園大好き!」な気持ちが損なわれるかもしれないと思った私は、なんとか叱らずに歩かせようと知恵を絞りました。長めのひもを用意して電車ごっこをしたりかけっこをしたり、「歩くとカッコイイよ」とおだてたり、「そこの電柱まで歩いてみようか」と励ましたり、考えつく限りの工夫をして歩かせる努力をしたのです。 もう諦めるしかない?ママ友や幼稚園教諭をしている友人にもアドバイスをもらいながらあれこれ試す日々が続きましたが、入園から2カ月経っても状況は変わりませんでした。とにかく「歩かない」「抱っこ」の一点張り。時には道路にひっくり返って泣き叫んで抱っこを要求することも。同じクラスの女の子が、お行儀よくママと手をつないで登園する姿がまぶしくてたまりませんでした。結局は少しだけ抱っこしてまた少しだけ歩く、というのを繰り返し、徐々に歩く距離を伸ばしていきました。最終的にスムーズに歩けるようになったのは、入園から半年以上経ったころでした。 見守ってくれた人たち幼稚園が大好きな一方で朝は少し不安な気持ちもあり、その思いが「抱っこして」という甘えになっていることは理解しつつも、毎朝のことなので「いい加減にしなさい!」と声を荒らげてしまうこともありました。 また、「どうして他の子は当たり前にできることがこの子はできないのだろう」という虚しさを感じることもありました。でもそんなとき、道ですれ違うお散歩中の人や地元のお店の人に「頑張ってるね!」「今日も元気だね!」と声をかけてもらい、そのやさしさが胸に沁みました。 わが家は上の子も徒歩通園でしたが「歩かない」というトラブルは一度もなかったため、まさか「手をつないで一緒に歩く」、ただそれだけのことがここまで大変だとは想像もしていませんでした。育児の「大変さ」は人それぞれであること、またどんなときもやさしい眼差しで見守ってくれる人がいることを実感した息子のイヤイヤ期でした。 監修/助産師 松田玲子作画/ぐら子著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2022年12月30日保育士の中田馨さんが、登園時のママやパパのちょっと困ってしまう行動について教えてくれました。バタバタと忙しい朝の登園ですが、ちょっとしたことを気をつけるだけで子供もママやパパも、保育士もみんなが気持ちのよい1日をスタートさせることができますよ。こんにちは。保育士の中田馨です。保育園に通っているご家庭の朝は大忙しだと思います。私も、2人の子どもを抱え働いていますので、朝の目まぐるしさはとてもよく分かります。そんな忙しい朝の登園時ですが、「ここを心がけてくれたら、保育士が助かります。逆に、これをされるとちょっと困っちゃう」というポイントをいくつかご紹介します。 保育園は多くの子どもが生活するところだから決まりがある保育園は多くの子どもたちが生活する場です。ですので、ある程度の決まりがなければ運営することができません。保護者から見ると「何でこんなに厳しいんだろう?」と感じることもあるでしょう。 また、「あっちの園ではOKなのに、うちの園はNGなのはなぜ?」ということもあると思います。それは、きっとその園で過去に問題があったり、園が大切にしている思いが含まれていたりするのだと思います。 保育園が多くの子どもたちを預かり、元気にケガも少なく過ごせるのは、実はこの「決まり」があるからなのです。生活リズムや対応が「いつもと一緒」でいることが子どもたちにとって「安心」の材料になり、スムーズに生活が進むことにつながるのです。 最初に決めた時間に登園を多くの保育園は、登園・降園時間は保護者の勤務時間+通勤時間+準備時間(更衣など)を合わせた時間になっていると思います。入園前にその時間を双方で話し合い決めた時間です。できる限り、毎日最初に決めた時間に登園するように心がけましょう。 「保育園が開いている時間だし、今日は30分早く行こう」と気軽に思うかもしれませんが、保育園は「子ども○人に対して保育者が○人」という人数が決まっています。30分早く行くことで、保育の体制が整っていないこともあります。また、遅くなるときや休むときも必ず連絡を! 例えば「今日は園外の公園に遊びに行こう!」と計画していても、いつ来るかわからない子どもを待てばいいのか、出発してもいいのか? 悩むところなのです。保育園をお休みする場合や、登園時刻が大幅に変わる場合は園への連絡を忘れないようにしましょう。 朝食は保育園に入る前に終わらせる乳幼児に朝食を食べさせるのは、一苦労です。例えば、遊び食べをしたり選り好みをしたりして、食事自体にあまり興味がない時期もあります。よく食べる子だとしても、自分で食べさせていたらテーブル周りがグチャグチャになって片づけが大変! なんてこともあります。 時間がなくて保育園に来る途中に、おにぎりやパンをかじりながら来ることもあるかもしれません。おうちの食べ物を保育園に持ち込むと、他の子どもたちが欲しがったりすることもあるので保育園に入る前に、片づけるかゴックンと飲み込むなど配慮していただければ助かります。 このとき、子どもに「早く食べなさい」と言うと慌てますので、慌てさせないようにします。また、移動中の飲食は、のどに詰まったりする原因になる恐れがありますので、できる限り控えるようにしましょう。 子どもが泣いても元気に「行ってきます!」を心がけて!登園時に子どもが泣いてママから離れなかったら。どうにか泣き止ませたいけど、出勤時間が迫っているし! と焦ることだと思います。「泣いているのに、預けてもいいのかな」「うちの子、泣くことが多くて先生たちに迷惑かけているなあ」など心配する親御さんもいますが、そこは心配しなくて大丈夫です! だって、泣いている子どもを保育するのも保育士の仕事なので、泣かれてもへっちゃらなんですよ。 ママとしては、泣いている子どもを置いての出勤は、後ろ髪惹かれる思いでしょうが、そこはプロに任せて仕事へ向かってください! 「行ってきます!」と元気に出発する親御さんの姿を、子どもと見送ることが、私たちのパワーにもなるのです。 一日の始まりの朝を、子どもも親御さんも保育士も、気持ちよくスタートできるといいですね。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月04日