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『サザエさん』で中島君役を務める声優の白河澄子さんの訃報を受け、カツオ役で共演している声優の冨永みーなのコメントがフジテレビより発表された。白河さんは『サザエさん』の中島君役を1969年の放送スタート時から担当。アニメ『ドラえもん』では1980年から26年にわたって出木杉英才役を務めた。冨永は1999年より3代目カツオ役を担当しており、白河さんとは2014年に放送された『スペース☆ダンディ』のEPISODE25でも共演していた。冨永のコメント全文は以下。突然の訃報に、大変驚いております。いつもスタジオで優しく声をかけていただいていました。とてもとても寂しいです。白川さんのご冥福をお祈りします。中島ー!中島ー!俺たち永遠に親友だよな。冨永みーな
2015年11月27日東京都・清澄白河の東京都現代美術館は、オノ・ヨーコの活動を、出身地である東京という都市の文脈で再考する展覧会「オノ・ヨーコ 私の窓から」を開催している。会期は2016年2月14日(月曜・11月24日・12月28日~1月1日、1月12日休館、ただし11月23日・1月11日は開館)。開館時間は10:00~18:00。観覧料は一般1,200円、大学生・65歳以上900円、中高生700円、小学生以下無料。同展は、これまで主に戦後アメリカ美術のなかで語られてきたオノの活動を、出身地である東京という都市の文脈で再考するもの。作家活動を開始するまでの関連資料や創作、1950-70年代の東京での活動、近年の作品を通して、近代と現代、欧州と日本と米国、美術と音楽と文学、前衛とポピュラーカルチャー、そして社会と個人を繋ぐ独創的な創造活動が紹介される。オノは独自の詩のあり方を核とする、コンセプチュアル・アートの先駆者として、社会のシリアスな課題を、ユーモアに溢れたアプローチで多くの人に向けて発信してきており、同展は、戦前に既に充分に国際化していた東京を起点に育まれたその軌跡が、今日的視点から辿られるということだ。1930年代、自由学園で音楽教育を受けたオノは、時計の音など生活のなかで触れる音をもとに作曲するなど、芸術と生活を線引きすることのない考え方に接したという。同展では、米国の音楽動向に触れる遥か前、アーティストとしての活動を開始するまでのオノを育んだものや初期の活動が紹介される。また、1964年の夏、2年半の東京滞在の集大成として発行されたオノの代表作でありコンセプチュアル・アートの歴史の中でも重要な本「グレープフルーツ」の、葉書に記された膨大なタイプ原稿や、指示絵画を複製絵媒体に変換し、コンセプチュアルな性格を進めたものなどの作品も紹介される。同時に、そのオリジナルの手書きの指示絵画や同館蔵の「グレープルーツ」初版本もあわせて展示することで、鑑賞者の想像や行為を喚起する新しい美術のあり方が、東京で展開した過程が明らかにされるということだ。そのほか、関連プログラムとして、筑波大学教授・五十殿利治による講演会(11月21日14:00~)が開催される。また、Wish Treeのイベント(12月9日)などが予定されている。プログラムなどの詳細は同館HPにて案内されるということだ。
2015年11月18日東京都・清澄白河の東京都現代美術館は、複数の視点を通して「東京」を浮かび上がらせる展覧会「東京アートミーティングVI "TOKYO"ー見えない都市を見せる」を開催している。会期は2016年2月14日まで(月曜・11月24日・12月28日~1月1日・1月12日休館、ただし11月23日・1月11日は開館)。観覧料は一般1,200円、大学生・専門学校生・65歳以上900円、中高生700円、小学生以下無料。同展は、「東京」を浮かび上がらせるための2つの構成によって成り立つ展覧会。ひとつは各界で活躍する東京のクリエイターがそれぞれの視点でキュレーションした「東京」、もうひとつは国内外作家が「東京」をテーマにつくる新作となっている。ひとつの概念で東京をまとめる(キュレーションする)ことはできないという考えのもと、複数の視点を通して東京という都市を浮かび上がらせるということだ。「東京」という都市における、テクノポップや成熟と幼さが奇妙に同居するネオテニー的特徴、誰でもが有名になりうる舞台で育まれる過剰な自己演出の美学は"ポップ"の文脈でとらえられるという。また、不安定で先の見えない社会的状況を個々人の強いライフスタイルの表明、あるいは積極的なつながりの中で乗り切ろうとする動きは多様な表現の形式に拡張している。一方、ポスト・インターネット世代の中で育まれるイメージ・オブジェとしての新しいマテリアル感覚、新旧が日常的に共存する都市風景をパラレルワールドとして再構築する若い世代の感性も生まれている。これらの感性や表現の鉱脈は、実は80年代から発展的に継承されている東京の創造力から掘り起こせるものであると同展では考えられており、同展では、1980年代文化の命脈を引き継ぎながら、現れようとしている現在の東京の創造力の可能性を、国内外のアーティストの多様な視点によって多角的に探るということだ。出品作家は、YMO+宮沢章夫、蜷川実花、ホンマタカシ、岡田利規、EBM(T)、松江哲明がキュレーターとして参加。また、スーパーフレックス、サーダン・アフィフ、林科、目【め】が新作出品作家として参加。ほか、計9ヶ国51組が参加している。そのほか、同展のコンセプトである、80年代のアートの表現と現代のつながりと変化を概観することを目的として、前床である70年代に描かれた作品から最近作までの絵画をセレクション。東京在住の作家による、あるいは東京の画廊や美術館で多く展示されていたこれらの絵画作品が70-80年代、90-2000年前半、2010年以降という大きな流れにそって展示構成される。菅木志雄、奈良美智、名和晃平などの作品が展示され、もの派、超少女、ニューペインテイング、ネオポップ、マイクロポップと呼ばれるドローイング絵画など作家たちの意識の変遷が形式の変容としてみてとれる構成となっている。また、関連プログラムとして、「松江哲明 スクリーニング&トーク」(11月29日・12月20日)、MOT美術館講座レクチャー「YMOが切り開いた80年代文化」(12月23日)、「サーダン・アフィフ アーティスト・トーク&Her Ghost Friend クロージング・ライヴ」(2月14日)、「Her Ghost Friend ライヴ・パフォーマンス」(2016年2月10日・11日)などが開催される。なお、各プログラムの詳細やその他のイベントについては決まり次第同館HPにて告知される。
2015年11月16日認定NPO法人フローレンスなどは10月22日、「ひとり親を救え! プロジェクト」の共同記者会見を東京都・霞ヶ関で開き、児童扶養手当の増額を求める署名活動の開始を発表した。会見には同法人代表理事の駒崎弘樹氏らが出席し、ひとり親家庭における深刻な貧困状況について語った。○「児童扶養手当」の増額でひとり親家庭を救いたい今回のプロジェクトは一定の所得を下回ったひとり親の困窮家庭を支援するために、国が支給する「児童扶養手当」の増額を求めるもの。同手当ては第1子に対して月額最高4万1,300円が支払われるが、第2子は5,000円、第3子は3,000円と子どもが増えるにつれて支給額が減額される仕組みになっている。プロジェクトメンバーの1人、認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏は「明らかにおかしい制度」と主張した上で、「第2子以降の支給額をせめて1万円レベルに引き上げることが必要だ」と訴えた。会見では母子家庭を支援しているNPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長の赤石千衣子氏が、日本におけるひとり親家庭の困窮状況について説明した。赤石氏によれば、母子家庭の就労率は約81%と世界でもトップクラス。しかし、正職員の率は39%しかなく、非正規雇用が47%を占めている。その結果、子どものいる家庭の平均就労年収が658万円なのに対して、母子家庭では181万円と約3分の1にとどまっているというのだ(いずれのデータも「平成23年度全国母子世帯等調査」による)。また、NPO法人キッズドア理事長の渡辺由美子氏は、運営する無料学習支援の利用者のうち7~8割がひとり親家庭であることを報告。さらに、多子家庭については「出費に加えて家事や育児量も増えるため、経済的困窮に加え、時間的困窮にも陥る」と指摘した。「子どもの人数が増えるほど、家事や育児に時間がとられ、就労所得が減っていく現状がある」とした上で、「仕事も家事・育児もきちんとやろうとして、病気になってしまう保護者も見受けられる」と実情を語った。○先進国の中でも最悪の水準「貧困率54.6%」の改善をそのほか作家の乙武洋匡氏は、自らの教員経験から「経済的困窮によって、子どもたちが勉強やスポーツにチャレンジできない状況を前に、何もできない自分がもどかしかった。どんな境遇に生まれてもチャンスが平等にもらえる社会になってほしい」と主張。少子化ジャーナリストの白河桃子氏は、「フランスでは4人子どもを育てれば、行政から支給される手当だけで暮らしていける」と自ら取材した海外の事例を報告し、「どんな形でも子どもを産み育てられる社会であれば、誰もが安心して結婚・出産できる」と訴えた。会見の最後には4人の子どもを1人で育てている50代の女性が、「子どもたちに十分な量のごはんを食べさせてあげたい」と、当事者の立場から支給額の増額を訴えた。厚生労働省の調査によれば、ひとり親家庭の子どもの貧困率は54.6%(平成24年)。ひとり親家庭のうち半数以上が年所得122万円(等価可処分所得の中央値の半分)以下で暮らしていることになり、先進国の中でも最悪の水準だという。将来を担う子どもたちがおなかいっぱいごはんを食べられ、進学・就職に向かっていける環境づくりが求められている。なお「ひとり親を救え! プロジェクト」では、児童扶養手当のうち、第2子以降に付与される支給額の増額を国に求めるため、署名を募っている。希望する人は、change.orgのウェブサイトからオンライン署名が可能で、11月末日まで受け付けている。
2015年10月26日児童文学『ノンちゃん雲に乗る』の作者であり、『クマのプーさん』、『ピーターラビット』シリーズの翻訳者でもある故・石井桃子の『山のトムさん』がWOWOWにて小林聡美主演でドラマ化されることがこのほど、明らかになった。原作は石井が1957年に出版した作品で、彼女自身の体験に基づくもの。東京からやってきたハナ(小林)が友人のトキ(市川実日子)とその子どものトシ(佐々木春樺)、ハナの甥のアキラ(伊東清矢)の4人で慣れない田舎暮らしを始める。やがてネズミ退治のために飼われた新しい家族の猫・トムに少しだけ振り回されながらも、4人は楽しく共に生きていく…というのがストーリー。主演の小林は「人が幸せに暮らすって、こういうことなのかもしれません。一緒に暮らす仲間と、山と花と風と鳥と太陽と月。 働いて、おいしいごはんを食べて、夜は星空を眺める。 原作の石井桃子さんが終戦直後に実践したそんな暮らしは、生きるための必死の手段だったかもしれませんが、今を生きる私たちに、なんでもない暮らしの豊かさを伝えてくれるような気がします」と意気込みを。また、市川も「新緑の季節の山で、ネコとヤギと子どもと大人たち、みんなで撮影をしました。家の軒下にツバメが巣を作り始める。なんにもなかった庭の池に、突然菖蒲の花が顔を出す。スズメバチがブーーーっと飛んでくる。青空に丸い虹。そういった大きな小さな変化を、みんなが感じながら現場に立っていたように思います。静かな中、どんな音がして、何が起こっているのか。そんなことをこの作品で楽しんでいただけたら嬉しいです」と見どころを語っている。脚本は群ようこ、音楽は大貫妙子。出演はほかに光石研、高橋ひとみ、木南晴夏、ベンガル、もたいまさこ。ドラマ『山のトムさん』は12月26日(土曜 21:00~)WOWOWプライムにて放送。
2015年09月30日東京都・清澄白河の東京都現代美術館は、夏休みのこどもたちのための展覧会「ここはだれの場所?」を開催する。会期は7月18日~10月12日(月曜休館、ただし7月20日・9月21日・10月12日は開館、7月21日・9月24日は休館)。開館時間は10:00~18:00(7~9月の金曜日は21:00まで)。観覧料は一般1,000円、大学・専門学校生・65歳以上800円、中高生600円、小学生以下無料(保護者の同伴が必要)。同展は、4組の作家たちが美術館の展示室のなかに作った、「ここではない」場所への入口を糸口に、こどもたちと地球環境や教育、自由についてなど、これからを生きるために考えるべき問題を浮かび上がらせる展覧会。参加する作家はデザイナーとして知られるヨーガン・レール、造形作家で批評家の岡﨑乾二郎(「はじまるよ、びじゅつかん」企画)、アーティスト一家の会田家、フィリピン出身でオーストラリア在住のアルフレド&イザベル・アキリザンの4組。ヨーガン・レールは、「地球はだれのもの?」と問いかけるテーマの展示を行う。移住先の石垣島の海岸が数年の間に、流れ着くゴミによって無残に荒らされてしまったことに心を痛めた同氏は、それらを使って美しいものを作り出すことで、地球環境に対する人々の意識を喚起しようとした。2014年に急逝した彼が作り上げたのは、こどもたちの未来を憂いた彼のラスト・メッセージでもある。岡﨑乾二郎は、「美術館はだれのもの?」と問いかけるテーマで、「こどもにしか入ることのできない美術館」を企画。同美術館が収蔵する美術の名品について、自分の思いを話しかけてくる謎の監視員とともに、元来自由の象徴である「美術館のはじまり」を体験できるとのこと。アーティストの両親(岡田裕子、会田誠)、中学二年生の息子(会田寅次郎)の三人からなる会田家は、「社会はだれのもの?」と問いかけるテーマの展示を行う。プログラミングが得意な寅次郎は、学校の外で、大人たちと一緒に世界やビッグデータを相手にプロジェクトを展開している。3人はそれぞれのやり方で、学校や社会など外の世界に対するストレスや批評精神をもとに、「それとはちがう場所」をユーモラスに作り上げる。アルフレド&イザベル・アキリザンは、「私の場所はだれのもの?」と問いかけるテーマで、世界各国のコミュニティと交流した過程を作品として、家や国といった、当たり前のように自分のまわりに引いてきた境界線について考えさせる展示を行うということだ。また、会期中、トークやワークショップなどが予定されている。詳しくは同館のWebサイトで案内される。
2015年06月18日東京都・清澄白河の東京都現代美術館は、戦後美術の歴史や、作品の素材・表現に着目した展覧会「MOTコレクション 戦後美術クローズアップ」を開催する。会期は7月18日~10月12日(月曜休館、ただし7月20日・9月21日・10月12日は開館、7月21日・9月24日休館)。開館時間は10:00~18:00(7~9月の金曜日は21:00まで)。観覧料は一般500円、大学・専門学校生400円、高校生・65歳以上250円、中学生以下無料(企画展のチケットがある場合は別途観覧料は不要)。同展は、戦後70年の節目にあたる年度の「MOTコレクション」として、戦後美術の歴史や、作品の素材・表現に着目した展示を1階と3階、ふたつのフロアに分けて行うもの。1階では、戦後美術の流れを軸にした通史的な展示が行われる。おおよそ制作年代順に展示される作品からは、当時の社会状況を読み取ることができる構成となっている。また、3階では、古くから制作の素材である木と石、その現代の表現に焦点を当て、作品が開示する多彩な世界観を5つの部屋で探る。とくに、天井高のある3階では、小さな作品から大きな作品までが様々に組み合わさって展示される予定となっており、それぞれの作品のもつスケール感を楽しむことができる。なかでも、全長20mにおよぶ遠藤利克の「泉」は、14年ぶりの公開ということだ。なお、関連企画として、担当学芸員によるツアー「もっと!MOTコレクション」が開催される。開催日時は8月29日、9月26日の15:30より1時間程度。そのほか、会期中にトーク等のイベントを予定されている。詳しくは美術館ホームページにて。
2015年06月17日福島県は6月6日・7日の2日間、JR白河駅(福島県白河市)周辺等で「ご当地キャラこども夢フェスタinしらかわ~ふくしまから"元気"はじめよう。~」を開催する。同イベントは、今回で3回目の開催となる。全国から188体のご当地キャラクターが集結し、福島県の復興シンボルキャラクター「ふくしまから はじめよう。キビタン」と共に登場する。また、同県の観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」の特別企画として、県内の観光と食の魅力も合わせて発信していくという。同イベントの開催に際して、福島県の復興シンボルキャラクター「ふくしまから はじめよう。キビタン」は「ご当地キャラをはじめ、ご当地ヒーロー、萌えキャラが、皆さんをお迎えするよ! 会場で待っているから、遊びにきてね! 」とコメントしている。なお、同イベントの開催時間は各日9:00~15:30となる。
2015年06月04日資生堂はこのほど、同社が展開する日やけ止めブランド「アネッサ」が、2015年4月よりプロゴルファー・上田桃子選手とスポンサー契約を締結したことを明らかにした。今回のスポンサー契約は、同ブランドが上田選手のアクティブに挑戦し続ける姿に共感していることと、上田選手が「アネッサ」の愛用者であることから決定した。職業柄、長時間屋外でプレーすることが多い上田選手は「『アネッサ』はわたしの肌を紫外線から守ってくれるパートナーです」と語っている。スポンサー契約については「プロゴルファーとして、そして一人の女性として、サポートいただけることを大変光栄に思っております」とコメント。「これからは、肌には『アネッサ』を、ウエアの袖には『アネッサ』のワッペンを付け、共にツアーを戦っていきます」と意気込みをアピールした。今後、上田選手は「アネッサ」のロゴ入りウエアを着用して、ゴルフトーナメントに出場する予定とのこと。
2015年04月23日○「壁ドン」「顎クイ」の流行昨年の流行語大賞トップテンに入った「壁ドン」。……一応説明しますと、「壁ドン」とは男性が女性を壁際に追い詰めて手を壁にドンと突く行為とされています。漫画などではおなじみで、女子中高生などが使い出し、その後世間に広まりました。認知度がアップした原因はカップヌードルのCMじゃないかと私は思っています。同じように「萌えるシチュエーション」として「顎クイ」も最近流行っています。女性の顎を男性が指先でクイとあげさせること……です。しかし、壁ドンであれ、顎クイであれ、犯罪になる可能性もあります。壁ドン、ただしイケメンか女性が好もしいと思っている男性に限る……という意見もありますが、どんなにイケメンでも女性が「怖い」「嫌だ」と感じたら、暴行罪、脅迫罪、セクハラなどに相当するそうです。「女性に対する暴力は人権侵害である」(1993年、ウィーンでの世界人権会議)と決議されてから、女性への暴力撲滅は世界的なキャンペーンとなっています。近年、今までは「被害者が泣き寝入りする」とされたDV(夫婦間、パートナー間も)、セクハラ、パワハラ、マタハラなどの訴訟も、訴える女性側が勝訴する判例がどんどん出てきました。もう、今までのような「これぐらい許されるだろう」という甘えが許されない時代になってきています。○前時代的な「男らしさ」はネタとして消費するしかない壁ドンや顎クイなどが流行ると、必ず男性週刊誌から「草食男子にうんざりした女性たちは男性に男らしく迫られることを望んでいるのでは?」と意見を聞かれます。しかし、私はこう考えます。いよいよ、前近代的な「男らしさ」というものが、あまりにも陳腐なものとなり、「ネタ」と化すしか生き残れる道がないのではないかと。なぜなら強引に迫ってくる男らしさとは、「上から目線」や「俺様目線」とセットになっているから。俺様目線は「相手がいやがっていることに気がつかない、俺様思想」でもあります。某村長のセクハラ事件が良い例でしょう。「男らしい男に強引に迫ってもらいたい、でも……相手はものすごく限定されている!」が女性の本音。現実はカップヌードルのCMのように、電車でよろけたおじさんにドンされるぐらいが関の山。萌えるシチュエーションはあれど、萌えたい男はいない。この残酷な現実に女性たちは「壁ドン」や「顎クイ」で男らしさをネタとして消費するしかないのです。男性たちからも「男らしさ」を押し付けられることに悲鳴があがっている昨今です。男ですら「男らしさ」から離れたいのです。○イケメンが消費される異色作『お兄ちゃん、ガチャ』消費されるのは「男らしさ」だけではない。イケメンすら容赦されません。今クールの異色作、問題作は『お兄ちゃん、ガチャ』でした。友人が「おもしろい」というので見たら、まず世界観がきゃりーぱみゅぱみゅのMVのよう。背景もインテリアなどもポップでクールで、唐突に出てくるバレエ教室などなど、かなり不思議な世界観です。「これはクールジャパンで輸出したい」と思ったのですが、話の方もなかなかくせ者です。小学生の女の子がガチャをやると理想のお兄ちゃんが出てくる。ガチャとはコインを入れると丸いカプセルに入ったグッズがでてくる自動販売機ですね。ガチャで出てきた丸いカプセルをバスタブに入れると、あら不思議、お兄ちゃんが実体化します。そして小学生の妹に気に入られないと、あわれ消去されてしまうのです。主人公の小学生女子(SJ)は毎週お兄ちゃんをとっかえひっかえできるのですが、ヤンキー系、ネガティブ系、王子様系と毎週違うタイプのお兄ちゃん。お兄ちゃんの役はジャニーズJr.なので、イケメンウォッチャーなら、かなりのお得感です。先日の「ケンさん」風のニヒルで無口なイケメンは主人公の家族全員に高評化だったのですが、しゃべったとたん、声が妙に甲高い。容姿、性格、雰囲気、すべてがイケていたのに「声がイヤー」という妹の一言であっさり消去でした。反発する人もいるでしょうが、脚本は野島伸司なので、決して子どもだましでは終わりません。週刊朝日のドラマ評では「どうかしている」「問題作」と評されていました。深夜ドラマらしい毒が甘いお菓子の中に潜んでいる。女子たちの無邪気な残酷さ、消費されるイケメンたちのはかなさ。イケメンですらあっさり消費されてしまうのですから、そうでない男性たちはいったいどうすればいいのか? そんな救いのなさが毒としてじわじわ効いてくる……そんなドラマです。○女性たちが男性を残酷にジャッジする理由なぜ小学生のうちから、こんなに女性たちは男性への残酷なジャッジを行えるのか? それは、子どもを持ったとたん、女性は自立できるだけのお金を稼げなくなる社会の仕組みにあります。まともに働く場所がなければ、男性に頼って生きていかなくてはいけない。他人に生殺与奪の権利を握られてしまう。これもある意味残酷なことでしょう。だからこそ、無意識に「頼れない」「使えない」と判断された男性を回避する。それはそれはきっぱりと。何と言っても、生存と繁殖がかかっているのですから。子どもを持っても、当たり前に、そんなにつらくなく、ふつうに女性が働けるような社会がきて、男性も女性も一緒に子育てすることが当たり前になれば、女性たちのジャッジも優しくなるのではないでしょうか?先日ある女子大生がこう言っていました。「就活中も彼にふりまわされる。働く場所を彼の就職や転勤に合わせたり、彼が留学するといえば、また悩んだり、イライラしていました……でも、自分がしっかり働こうと決めたら、逆に彼に優しくできるようになったんです」。大人な発言です。こんな女性に対応する「新しい男らしさ」が必要なのですが、誰もが「新しい男らしさ」「男らしさ2.0」を見いだせない。そんな今、ガラパゴスな男らしさは、「ネタ」として人を楽しませるのが、安全な使い方ではと思うのです。<著者プロフィール<白河桃子(しらかわとうこ)少子化ジャーナリスト、作家。相模女子大客員教授。経産省「女性が輝く社会のあり方委員会」委員。山田昌弘中央大学教授とともに、2008年度流行語大賞にノミネートされた「婚活(結婚活動)」を提唱し、共著『婚活時代』(ディスカバー21)がある。婚活ブームのきっかけを作った。近著は、『「産む」と「働く」の教科書』(講談社)『格付けしあう女たち 女子カーストの実態』(ポプラ新書)、国立成育医療研究センター母性医療診療部不妊診療科医長の齊藤英和医師との共著で『妊活バイブル』(講談社)、『女子と就活――20代からの就・妊・婚講座』(中公新書ラクレ)、『専業主婦になりたい女たち』(ポプラ新書)。公式ブログ : ツイッター : : 仕事、結婚、出産、学生のためのライフプランニング講座 : 話題の授業が一冊になりました。女の子の親は必見です。『「産む」と「働く」の教科書』白河桃子・齊藤英和※写真と本文は関係ありません
2015年03月28日グラビアアイドルで女優の谷桃子と今泉力哉監督が13日、東京・港区のポニーキャニオン本社で行われた、映画『鬼灯さん家のアネキ』のブルーレイ&DVD発売記念イベントに出席した。昨年9月に公開された本作は、五十嵐藍の同名漫画(角川書店刊)を実写化したラブ・コメディー作品。童貞男子高校生の吾朗(前野朋哉)には、母の再婚相手の娘で血のつながらない姉・ハル(谷)がいる。裸エプロンやシースルー下着などハルのセクシーな悪戯に振り回される吾朗だったが、そこに同級生の美女・水野(佐藤かよ)が絡んできて――というストーリーで、ブルーレイ&DVDは18日から発売予定。映画初主演を務めた谷は、劇中で見せたセクシーな女教師に扮して登場し、「青春を楽しんでる若者から昔を思い出したい人まで、幅広い方に見て欲しい」とアピール。撮影中を、「吾朗ちゃんを悩殺する方法をみんなで考えました」と振り返りつつ、「オススメは裸エプロン。潔くいかせてもらいました。男性が憧れるシーンになったかな」と体作りをして大胆露出に挑んだことを明かした。また、「お胸を揺らしたり、お尻をプルプルすると監督が恥ずかしがって可愛いらしかった」と笑みを浮かべる谷に、今泉監督は、「エッチなシーンは僕も照れながらやってました」と谷のセクシーな演技にメロメロの様子だった。そんな谷は、バレンタインチョコの代わりにピンクのTバックを今泉監督にプレゼント。「(バレンタインの)予定は無いけど、今作ってます。マネージャーさんや友だちに渡そうかな。寂しいですね……」とこぼしつつ、「チョコの中にワサビを詰めて渡す悪戯をしたことがある。好きな人に意地悪しちゃうタイプ」と含み笑いでエピソードを披露。現在、交際中の男性はおらず、「気になる人がいたら、誰彼構わず攻めます。興味持った人には質問攻めです」と意気込む谷だったが、今泉監督に「尽くし過ぎるタイプ」と突っ込まれると、「昔、パチンコしてる彼を車の中で6時間待ったことがある。男をダメにしちゃいますね。そういう事はしないように心掛けないと」と苦笑いしていた。
2015年02月14日東京都・清澄白河の東京都現代美術館にて、「未見の星座〈コンステレーション〉-つながり/発見のプラクティス」展を開催している。開催期間は3月22日まで(月曜休館)、開場時間は10:00~18:00、観覧料は一般1,100円、大学・専門学校生・65歳以上800円、中高生600円。同展では、世界にばらまかれた点と点の「つながり」を発見し、新たな"星座"をつかまえようとする7人の作家の試みを紹介。彼らは、今いる「この場所」と「どこか違う場所」、そして「今」と「異なる時間」にあるもの、そして「自分」とまったく縁がないと思っていた「他人」との不可視のつながりを鋭敏に感知し、その関係性や意味を、現実と想像の世界が交錯するような作品(絵画、映像、インスタレーションなど)へ転化させている。美術館近隣の眠れる水の歴史を汲みあげる志村信裕、普段見られない美術館の奥へ裏へとつながる架空回廊を立ち上げる北川貴好、未知なものとつながろうとする人間の精神を見つめる山本高之。そして、アメリカやインド、日本など世界各地をめぐり、その土地の土を使って絵を描いてきた淺井裕介は、長さ20メートルの展示室の壁や床いっぱいに各地の土と美術館界隈の土を用いて「泥絵」を描いている。さらに、同展は「地域とつながるプログラム」として、美術館近くの深川資料館通り商店街で淺井裕介や伊藤久也のプロジェクトを展開するなど、展示室の外にまで広がっている。なお、最終日の3月22日には、お気に入りの文庫本を一冊持参すると、それに志村信裕がブックカバーをかけてプレゼントしてくれる「文庫カバー屋台」(11:00より先着20名)や、淺井裕介によるクロージングイベント「泥絵の終わり」(17:00より)が開催される。
2015年02月12日カフェ&ギャラリーショップ「gift_lab GARAGE LOUNGE & EXHIBIT」(東京都江東区白河1-3-13清洲寮102)が2月7日、オープンする。同潤会アパートと同時期に建てられた集合住宅の車庫スペースを、80年に及ぶ歴史と魅力を守りながらセルフリノベーションした同店。カフェとしてだけでなく、ギャラリー、ショップとしても利用出来、イベントや展示に向けたレンタルスペースとしても開放される。現代美術館があり、クリエーター達が集まる清澄白河の立地を活かし、今後は不定期で展示会や音楽ライブ、ワークショップなどを開催していく予定だ。ギフトラボはギャラリー兼ショップとして、これまでに東京・恵比寿で音楽やアートにかかわる様々な活動を行ってきた。12年には世界最大級の野外芸術祭「大地の芸術祭」の開催地である新潟県十日町市に、ワーク&ライフスタイルの実験場「山ノ家 Cafe & Dormitory」をオープンしている。「gift_lab GARAGE LOUNGE & EXHIBIT」では、今後は山ノ家の地場野菜を使った手作りごはんと、東京ならではのメニューを合わせて提供していく予定。都市と山間部に二つの地元を持つ暮らし方“ダブル・ローカル”を提案していく。
2015年02月02日ポプラ社は12月1日、新書『専業主婦になりたい女たち』(白河桃子 著/税込842円)を発売した。著者は、少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授で経産省「女性が輝く社会のあり方委員会」委員の白河桃子氏。専業主婦という安定ほど、危険なものはない――!? 同書では、若い女性のなかに広がる"専業主婦願望"の実態、専業主婦のリアル、"フツウの幸せ"の大きな代償について説く。「20代女子の"隠れ専業主婦願望"のワケ」「専業主婦の"ギリギリハッピー"リアルライフ」「"年収600万円以上"の独身男子は、"専業主婦希望"をどう思っている!?」「夫のリストラ、離婚、給料カット……絶対に知っておくべき、"専業主婦"の落とし穴」「専業主婦が消える日」の5章構成。「実は、『いつかは専業主婦』願望女子、『もと専業主婦』が多い」「昔は当たり前、今は『なれないからこそあこがれ』の専業主婦」「子育てが終わった後、老後は貧困!? 使い捨てにされる良妻賢母という資源」「あなたの娘はもう『専業主婦』にしてくれる男は見つけられません」「婚活の限界は『養ってほしい女性の数に対し、養える男性の数が足りないこと』」など、専業主婦の国・日本の実態がレポートされる。
2014年12月15日○イケメン結婚の報道に、荒れる独身女性たち「私……会社早退します」というつぶやきが溢れたツイッターのタイムライン。それはマイナビウーマンで結婚したい男2位に選ばれた西島秀俊さん(43)が16歳年下の一般女性との結婚を発表した11月19日。「西島さん結婚したから早退しました」「西島秀俊が結婚したから早退して今、家のこたつに居るわたし」「西島さん結婚したから、成人独身女性は早退していいらしい」さらに翌日、多くの女性たちが「会社休みます」とつぶやきました。アラサーアラフォー女性を襲ったのは、結婚したい男第一位の向井理さん(32)も、女優の国仲涼子さん(35)との結婚を発表したという報道……。「向井理も人のものだなんて……私も今日は会社休みます」というツイートが溢れ、タイムラインはその二日間、女性たちの悲鳴と落胆で荒れました。あまりの混乱ぶりに、中には「ん? 西島秀俊と向井理が結婚したの? 同性婚ってOKだっけ?」という勘違い組も現れる始末。このようにイケメンの結婚報道とは、女性たちの心を突然の嵐のように激しく揺さぶるのです。なら宝塚に行け? いやいや、宝塚ファンは結婚ではなく、御贔屓さんの「退団」報道に一喜一憂していますから、同じことかもしれません。とにかく、独身女性たちの心を支えてきたイケメン独身男性2人が、人のものになってしまった……あ、いや、もともと手が届かない人だけれど、誰のものでもないうちはよかった。これで西島秀俊と向井理が自分のものになる可能性は一億分の一ミリもなくなってしまったわけです(もともと一億分の一ミリの可能性もねーよ……という男子たちの突っ込みはさておいて)。例えば女子アイドルが密会写真を撮られると「恋愛禁止のルール違反だ。つっこんだ金返せ」とマジで怒る男子たちと違い、女子たちは自らをネタとして「早退します」とつぶやく。この自らを俯瞰した諧謔味はかつて酒井順子さんが30代独身子なし、でも高年収の自分たちを「負け犬」と名付けたセンスと通じます。○イケメンの結婚は、結婚相手によってジャッジが分かれるしかしこれだけでは終わらない。イケメン俳優2人のジャッジは相手選びによって厳しく分かれました。今回のことを見ていると、イケメンの結婚って、この二種かなあと思います。パターン1: 30代でちょい年上のいい女と結婚し、賞賛される。「悔しいけど、わかってるよね。うんうん」パターン2: 40代でうんと年下と結婚し、男性には希望を与えるが女性には絶望を与える。「やっぱり、男は若いのがいいんだよね。×××もただの男だったんだ。ふーん」30代ならまだまだちょい年上でもいい女がいっぱい残っているから、このチョイスは本人的にも、ファン的にもなかなかナイス。しかし自分もあーだこーだしているうちに40代になってからだと、自分より年上のいい女(いるにはいますが)には目が向かなくなる。イケメンが30代で結婚するか、40代で結婚するかは、なかなか難しいジャッジなのです。どうみても、今回はパターン1の向井理が好感度アップでしょう。なかなか人気者の結婚は難しい。しかし彼らも人間ですから、恋もするし、結婚もするし、子どももできる。ひとグループ一人しか結婚していないジャニーズは、やはりイケメン界のプロと言えます。○20代で結婚して「男をあげる」ケースもそれでは、30代、40代ではなく20代の結婚はどうでしょう? 20代で結婚して「男をあげる」ケースもあります。それは相手が年上で、子どもがいる自立した女性の場合。このパターンにはまりそうなのが、なんとダルビッシュ有(28)。最近山本一族(格闘技界の最強一族として名高い)の山本聖子さん(日本の女子レスリング選手、姉は「美しすぎる女性レスリング選手として有名な山本美憂、兄は総合格闘家、山本"KID"徳郁」と交際を発表しました。モデル、女子アナ、プロゴルファー、あれだけ多くの女性に「遺伝子」を狙われていた彼ですが、彼が選んだ山本聖子さんは×一子持ちで年上(35歳)です。元妻のモデルさんとは全く違うチョイス。今まで報道された相手には納得いかなかったファンも、この「最強」カップルには何も言えないのではないでしょうか? なにしろ、山本聖子さん、4度も世界王者になっているから……。マスコミは「ダルの年収が目当て」のような報道をしますが、山本一族はそんなことには興味はないんじゃないでしょうか? 彼らの本能は最強の遺伝子を求めて動くのだと思います。「人間は遺伝子の乗り物にすぎない」と言ったのは、「利己的な遺伝子」を書いたリチャード・ドーキンス。最強を求める遺伝子の戦略には誰も逆らえないのかも。2人の間に子どもができたら、どのようなアスリートになるのか、非常に期待大ですね。「人類最強」の遺伝子の発動が待たれます。<著者プロフィール<白河桃子(しらかわとうこ)少子化ジャーナリスト、作家。相模女子大客員教授。経産省「女性が輝く社会のあり方委員会」委員。山田昌弘中央大学教授とともに、2008年度流行語大賞にノミネートされた「婚活(結婚活動)」を提唱し、共著『婚活時代』(ディスカバー21)がある。婚活ブームのきっかけを作った。近著は、『「産む」と「働く」の教科書』(講談社)『格付けしあう女たち 女子カーストの実態』(ポプラ新書)、国立成育医療研究センター母性医療診療部不妊診療科医長の齊藤英和医師との共著で『妊活バイブル』(講談社)、『女子と就活――20代からの就・妊・婚講座』(中公新書ラクレ)。公式ブログ、ツイッター、Facebook仕事、結婚、出産、学生のためのライフプランニング講座12月1日発売 ポプラ新書『専業主婦になりたい女たち』安倍首相の掲げる「女性が輝く日本」の実態は? 若い女性の中に"隠れ専業主婦願望"が広がっているという。好転しない経済状態、幸せで豊かな自身の母親への憧れ……、理由はさまざまだが、夫の収入だけで生活していくことが難しいと知りながら、キャリアを捨て家庭に何を望むのか? 女性の社会進出が叫ばれる今、専業主婦のリアルから見えてくる、"フツウの幸せ"の大きな代償とは何か。※写真と本文は関係ありません
2014年12月02日女優の安藤サクラが11月8日(土)、姉・安藤桃子監督と初タッグを組んだ主演映画『0.5ミリ』の初日舞台挨拶に、安藤監督と共演の津川雅彦とともに登壇。エグゼクティブプロデューサーに父・奥田瑛二、フードスタイリストに母・安藤和津、共演に義父母の柄本明&角替和枝と、家族一丸となって取り組んだ渾身作の公開に感激し、こらえきれず涙を流した。「超カッコ悪い。やだー(笑)!」と照れ笑いを浮かべたサクラさんは、「まさかこんなにたくさんの人が来てくださるなんて思いもせず、緊張の糸がブツンと切れた。泣いているブサイクな写真じゃなくて、可愛いの使ってください!」と報道陣に懇願した。本作は、安藤監督が自身の介護経験から着想を得て書き下ろした小説の映画化。ワケありの老人を見つけては介護を買って出る“おしかけヘルパー”サワ(サクラさん)の旅路を描いたロードムービーだ。先日、結婚と妊娠が明らかになったばかりの安藤監督は、「今マラソンを走り切ったような清々しい気持ち。この映画の生命力が光となって東京を飛び出していってくれたら嬉しい」と感慨深げ。司会を務めた奥田さんは、「結婚、妊娠とおめでたい。お父さまにもよろしくお伝えください」と冗談交じりにツッコミ、会場の笑いを誘っていた。津川さんは、初共演のサクラさんを大絶賛。「これまでになかった良い味が出てる。すごい女優だなってつくづく思った。この子の感性、生き様が素敵!」と褒めちぎり、「一人は結婚、妊娠。もう一人は緊張のあまり泣く。青春ですよ」と微笑ましげに姉妹を見守った。本作で新たな魅力を開花させたサクラさんは、「サワちゃんという役は、おじいちゃま方のところにズカズカと入っていかないといけない。緊張したけれど津川さんのことも“ジジイ”と思って接した(笑)。イチ女優としても、イチ生物としても贅沢で貴重な時間を過ごしました」と手応えを語った。『0.5ミリ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年11月09日先日、20代~30代の女性経営者の集まりに出たのですが、「私バツイチなんです」「実は私も…」という方がちらほら。そういわれてみれば、過去取材したり友達になった女性経営者のみなさま…「女性経営者」というカテゴリーでくくると、かなりの確率で「離婚経験者」がいるような気がします。今は再婚して幸せになっている人がほとんどなのですが。一体なぜ? 経営者になるほど優秀な女性の話を聞くと、結局のところ「奥さんが仕事で自分よりも出世したらイヤ」という男性のプライドがなせるわざのようです。先日のマイナビのアンケートによると、夫が離婚を考える理由の1位は、「妻が食事を作らない」というもの。そのほかは2位「自分の両親や親戚と不仲」、3位「けんかが増えた」、4位「働かない」、などなどで、「妻が自分より出世したから」というのはさすがになかったのですが、これからはそういう理由もでてくるかもしれません。私が聞いた経営者女性たちの離婚のパターンは、以下のような感じです。「大学の同級生や職場などで『仕事ができる男性X仕事ができる女性』同士のカップル(同類婚)が誕生」⇒「2人とも仕事でガンバる」⇒「子どもができたりして、女性が一時期は主婦になったりするが、やっぱり仕事に復帰」⇒「女性のほうが出世する・または起業する」⇒「夫婦仲がうまくいかなくなる」⇒「離婚」⇒「さらに女性は仕事を頑張る」⇒「成功する」⇒「今度は年下やまったく違う分野の夫と再婚」⇒「今は幸せ」、だいたいこんなパターンの方が多いようです。「同じ会社の面接にいったら、私だけ受かって夫は落ちた」とか、夫サイドとしてはかなり悲劇なパターンもありました。「経営者になると、仕事先で会う男性も、夫より役職が上の男性ばかり。でもそれを夫に言ったらいけなかったんですよね」とある女性が言ったら、周りの人も深くうなずいていました。原因は「男の嫉妬」なんですね。男女としての嫉妬ではなく、妻の地位や仕事の成功への嫉妬なのです。最近、優秀な女子大生たちに講演すると、必ず「どんな男性と結婚すればいいんでしょう?」「どうしたら、イクメンと出会えますか?」と聞かれます。中には「この子はあまりにも優秀だから、きっと将来すごいことをやりそうだ」と予感させる人もいます。本当は「あなたより仕事も勉強もできないけれど、他のことが得意な人を選んだほうが、あとあといいよ。あなたのほうが稼げることに嫉妬しない人のほうがいいよ」というアドバイスをしたい。でも夢いっぱいで目をキラキラさせた女子には、なかなか言いづらいんですよね…しかし、彼女たちも社会に出たら、きっとわかると思います。”男の嫉妬”という爆弾が潜んでいることを。結局、社会的に突出する女性は、「まったく違う分野の男性と結婚する」「世話好きで、応援が好きな男性と結婚する」のが幸せということになります。女性経営者には「職人さん」「ミュージシャン」などの、まったく違う分野の男性と結婚している人が結構います。また妻の活躍を嫉妬せず、応援してくれる男性…まだまだ数は少ないでしょうが、これからはブームになるかも。なぜならAKBのブームがあるからです。AKBを好きな男性たちは、彼女たちを全力で「推す」ことに喜びを覚えていますが、男性にとっては「誰かを無償で応援する」というのが新鮮な感覚だからこそ、AKBのブームはあるのかもしれません。日本ではプロジェクトXみたいに「夫を全力で応援する妻」という構図が主流でしたが、AKBで「推す」ことを知った男性たちは、今後「妻を全力で推す」ことも楽しくなるかもしれない。ある女性経営者が言っていました。「とにかく、私の人生をおもしろがってくれる人と結婚してよかった」と。しかし、まだまだ保守的な30代、40代の男性は多い。お母さんに大事にされてきた、プライドの高い彼らには、「妻が自分より稼ぐ」または「偉くなる」時が来たら、かなりきついのでは…それに比べたら「妻がご飯を作ってくれない」なんて、離婚を考える理由としては本当に可愛いもんじゃないかと思うんです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日マイナビでも以前夫婦円満のコツをアンケートにとったのですが、夫は「ありがとう」を言うという人が半数以上。でも、妻からは「心のないありがとうは悲しい」という厳しい意見もありました。夫サイドは「記念日だけは兎に角死守しよう」という意気込みも!しかしXXだけしていればいい…というのはちょっとイージーすぎるのではないでしょうか?こんなアンケートが公開されるのも、一年にたった1日の「いい夫婦の日」だからです。普段から、「円満の秘訣」をちゃんと考え、実践している人は少ないでしょう。日本は結婚前の「婚活」は盛んでも結婚後の「婚活」はあまり盛んではないのです。結婚後の婚活とはなんでしょう?それは「結婚維持活動」です。アメリカ人などを見ていると、結婚後の婚活もちゃんとしている。夫婦がうまくいかなくなったら、あっという間に夫婦カウンセリングに連れて行かれ、並んでソファに座ることになります。しかし日本には「釣った魚には餌をやらない」なんていう失礼な言葉もあるぐらいで、結婚後の夫婦仲の維持に関しては、かなりお粗末なのです。その証拠に、欧米の子育て本を見ると、子どもが産まれた後の「夫婦関係の維持」にページをさいているのに、日本では子どもと親の関係だけ。日本では結婚維持活動は、「そこはお金や時間を投資するところではない」とスル―されているのです。しかし、夫婦仲が悪くなり、家族崩壊、離婚という方向にいってしまったらどうでしょうか?離婚は非常に経済的にロスが大きいのです。老後の貯蓄や投資に励む前に、「結婚維持活動」に、しっかりお金や時間を投資するほうが長い目で見てずっとお得なのです。日々の投資の積み重ね。それはお金より時間です。「たとえ10万減収になっても、日々16分会話が増えることで、妻の満足度は変わらない」とシカゴ大学の山口一男教授も言っています。まあ、時間がどうしてもとれない人は、高額なプレゼントをして時間をお金で相殺するしかないかもしれませんが。夫婦のプレゼントで「ステキだな」と思ったのが、ふと読んだサイトのインタビュー記事。「もしドラ」を大ヒットさせた敏腕編集者加藤貞顕さんが立ち上げたサイト、cakesの中でした。夫(カメラマン青山裕企さん)が妻(会社員 庸子さん)をインタビューするという企画があったのです。(カンバセーションズ青山裕企(写真家)→青山庸子(会社員)Vol.1「僕と結婚しようと思ったのはなぜですか?」)まだ付き合い始めて間もなく、父の具合が悪く実家に帰った夫に、妻が贈ったものはなんでしょう? それは「プチエネルギー7日間入り」と書かれた封筒。7日分のミッションがイラスト入りで入っている。それも「手当たりしだい甘いものを入手して並べ、カロリーを気にせず食べつくす」などという、オリジナルなものばかり。別に「愛してる」とは書いていないのです。でも、そのミッションを1日づつ律儀にこなすことで、癒される。まさにプチエネルギー。そんな彼女に惹かれたのだと青山さんは言っています。夫婦とか家族って、こういうふうに「互いに毎日エネルギーを交換」できるような存在でありたいですね。交換のツールは「会話」でもいいし、「メール」でもいい。今は離れていても顔を見ながら会話できるツールもありますし、「手をつなぐ」「キス」「ハグ」などなど。もちろん「プレゼント」でもいいのですが、多分年一回の大きなプレゼントより、日々の積み重ねが大事だと思います。会話は無駄話。家族の日常は無駄話で成り立っています。同じ空間にいても、まったく会話しないで片方はスマホをいじり、片方はゲームしている。そんな夫婦は珍しくないと思うのですが、友人夫婦は「犬を飼って一緒に散歩する」ことで離婚の危機を乗り越えました。なんとなく、無駄話をしながら一緒に過ごす時間を少しづつ日々確保していったのです。また「触れる」ことは人間にとっては重要なエネルギーチャージ。皮膚を通しての医療を研究している知人がいつも言っています。「皮膚は第二の内臓。皮膚を触ることで免疫力があがる」と。知り合いがアメリカに留学していたとき、シェルターに保護されている猫のための「猫なでボランティア」に行っていたそうですが、猫だって触ってもらって可愛がられることで情緒が安定し、長生きする。人間も同じです。「毎日キスをする夫婦」はしない夫婦に比べて「5年長生き」「8年長生き」または「20~30%」年収も高いなど、さまざまなデータが海外では発表されているようです。結婚維持活動に時間やお金を投資すれば、仕事にも支障がでず、お金も健康も安心。ということで、ぜひみなさま、結婚後の「婚活」にも励んでくださいね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日福島交通は9月1日より、期間限定で新路線「新白河 - 大内宿 - 若松線」の運行を開始する。11月25日までの土日祝日のみの運行で、予約不要。同路線は、東北新幹線の停車駅であるJR新白河駅から、奇岩怪岩の名勝「塔のへつり」や江戸時代の茅葺き屋根の町並みが残る「大内宿」などを経由し、会津の温泉地および会津若松駅までとなる。上下各1日2便を東北新幹線新白河駅の発着時刻に合わせて運行。東北新幹線で新白河駅を降りてからバス1本で会津に向かうことが可能になる。運行経路は、新白河駅からキョロロン村、下郷町役場、塔のへつり、湯野上温泉駅前、大内宿、芦ノ牧温泉、鶴ヶ城入口、会津武家屋敷(東山温泉)、会津若松駅。運賃は新白河駅~会津若松駅・会津武家屋敷(東山温泉)・鶴ヶ城入口で2,400円(小人半額)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日株式会社講談社のFRaU編集部は4月12日、「仕事、結婚、出産。女子学生のためのライフプランニング講座」を開講した。講師に国立成育医療研究センター不妊診療科医長・齊藤英和氏と少子化ジャーナリストであり作家の白河桃子氏を招き、大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科の特別講義として開催。齊藤氏と白河氏は、同社発行の書籍「妊活バイブル~晩婚・少子化時代の女のライフプランニング(講談社プラスアルファ新書)」を共同で執筆している。晩婚化が進む現在、実際に女性が子どもを持ちたいと思う年齢と、実際の生殖学的妊娠適齢期の間には大きなギャップが生じている。この講義では、「いつまで子どもを産めるのか」というテーマを若いうちに正しく学び、将来のライフプランニングについて女子学生たちが考えるきっかけをつかむことが目的だ。同大学教授・小澤千穂子氏の授業「暮らしと社会保障」の特別講義として開催され、これから就職活動を控える大学3年生を中心に約60名が参加した。不妊治療の最前線で活躍する齊藤氏は、女性の体や妊娠をめぐる現状について講義した。卵子は生まれたときにはすでにつくられており、その数は約200万個。それが初潮を迎える思春期には30万~40万個に減少する。しかし、講義前に行われた妊娠についてのクイズでは、卵子が作られるのはいつかという問いに対し、約7割以上の学生が「月経開始の前の週」と回答。自分の体について、正しく理解している学生は少ないのが現状だ。日本はOECD加盟国の中では、女性の第一子出生時の平均年齢が高いことも指摘。年齢別に排卵と妊娠率の関係をみてみると、19~26歳では50%、加齢が進むごとに減少する。また、卵子の劣化や不妊治療に関する現状を、データを見せながら解説した。「寿命が延びたといわれていますが、妊娠できるタイミングは変わりません。1年でも早く妊娠・出産に向けて行動することは、不妊治療よりも効果があります」(齊藤氏)「『婚活』時代」などの著書を持つ白河氏は、女性のライフプランニングについて説明した。女子学生の親世代といまでは、ライフスタイルが大きく変化していることを指摘する。親世代の若いころは、学校卒業後に就職し、結婚・出産を機に退職、子育てが落ち着いたころに復職するという、「人生のベルトコンベア」ともいえる流れが主流だった。しかし現在では、子育て後に社会復帰をしようとしても、正規社員として雇用されるのは4人に1人。しかも、子どもが3歳未満のうちに復帰を希望する傾向がみられるそうだ。これは、若い層の収入ダウンが背景にあるといえる。白河氏は、仕事、結婚、子どもの3つのワークライフバランスを考えることが重要だと女子学生たちに語りかけた。また、女性に注目されている「妊活」というキーワードについて言及。現代では意志を持って授かる時代であり、そのために必要な知識とライフプランニングについて解説した。出産適齢期といわれるのは20~35歳。しかし、その時期は女性のキャリア形成にとって重要なときでもある。育児休暇の制度があっても申請しにくい会社の風土もあるため、就職活動の際にはその点も考慮したほうがいいとアドバイスした。最後に、実際に産休・育休制度を利用した女性2名を招き、自身の妊娠&復帰プランが語られた。大企業から小規模企業に転職した千葉朋子さんは、個人を重視してくれるので助かっていると、小規模会社ならではのメリットを教えてくれた。今年4月に復帰した松田絵奈さんは、就職活動のときには子どもを持つということについてイメージしていなかったという。また、社内でも職種によっては休暇を申請しにくいことや、保育園の問題といった現状を語った。学生たちとともに、齊藤氏と白河氏の講義を聞いていた千葉さんと松田さん。「妊娠や出産など、こういう話を自分も学生のときに聞いておきたかった」と声をそろえた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月14日今は妊活の時代。株式会社講談社から2012年3月19日、『妊活バイブル』が発売された。著者は齊藤 英和と白河 桃子。妊活とは、妊娠に関して学び、行動することをさす。35歳までが妊娠適齢期なのに対して、現代では少しずつ遅くなっている結婚期。結婚したら自然に授かるとのんびりしていると、すぐに妊娠適齢期を過ぎてしまう。正しく学び、しっかり計画。著者は、国立成育医療研究センター母性医療診療部不妊診療科医長の齊藤英和先生と少子化ジャーナリスト白河桃子さん。妊娠適齢期、卵子の加齢、不妊について正しく学び、女性はこれからの人生を計画していく必要があるという。【目次】第1章婚活時代は妊活時代(白河)第2章教科書が教えてくれなかった卵子の話(齊藤)第3章「産める身体」ってどんなカラダ?(白河)第4章不妊治療の現場から(齊藤)第5章「産みたい」なら、まず結婚?(白河)第6章妊活時代の真・妊娠力とは(齊藤)第7章共働きカップルの妊活術(白河)第8章セックスレスが大問題(白河)第9章35歳から産めるココロとカラダのメンテナンス(齊藤)第10章不妊治療のこれから(白河)第11章齊藤英和×白河桃子対談「女性を幸せにする妊活」元の記事を読む
2012年03月20日