初のヘアケア商品が登場2017年7月22日、日野製薬株式会社は自社が展開するスキンケアシリーズ「百草物語」から新商品を発売した。同社と言えば胃腸薬の百草で有名な会社。この百草は御嶽を開闢した行者から伝授されたものであると言われており、「万病に効く腹薬」や「腹痛の妙薬」として江戸時代から多くの人々に愛用されてきた薬だ。そんな百草に用いられる生薬、キハダの内皮を乾燥させたオウバクを使ったスキンケアシリーズが百草物語。これまで百草物語からは化粧水や日焼け止めが販売されていたのだが、今回は同シリーズ初となるヘアケア商品が登場する。保湿成分としてオウバクエキス配合「百草物語 シャンプー&トリートメント Botanical Elegance」はヒノキとユズの香りが心地よいヘアケア商品。百草物語の商品にはオウバクが必ず使われているのだが、もちろんこのシャンプーとトリートメントにも保湿成分としてオウバクエキスを使っている。さらに、バオバブ種子油やオリーブ果実油、ブドウ種子油なども配合して「あ、変わった」を実感することができるヘアケア商品に仕上がった。このシャンプーは弱くはないけれど強すぎない洗浄力を実現し、これまでの洗浄力が強すぎるシャンプーでパサパサになった髪をツヤツヤ髪へと導く。また、ボタニカル成分をたっぷりと配合したトリートメントが傷んだ髪を修復。今使っているヘアケア商品に満足できていないなら、この百草物語のヘアケア商品を試してみてはいかがだろうか。きっと、「あ、変わった」を実感することができるだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】※日野製薬株式会社プレスリリース(ValuePress!)
2017年08月05日東京都・表参道の根津美術館は、王朝文学から平家物語、曾我物語、西行物語、お伽草子まで、さまざまな物語を描いた絵画作品のコレクション展「物語をえがく -王朝文学からお伽草子まで-」を開催している。会期は12月23日まで(月曜休館、ただし11月23日は開館し、翌24日休館)。開館時間は10:00~17:00。入館料は一般1,000円、学生800円、中学生以下無料。同展は、伊勢や源氏の王朝文学から平家物語、曾我物語、西行物語、そして酒吞童子をはじめとするお伽草子まで、さまざまな物語を描いた多彩な形式の絵画作品を集め、展示するもの。古くから絵に描かれ、楽しまれてきた物語だが、たとえば、最古の歌物語である伊勢物語の存在が文献上に知られるのは、源氏物語のなかに絵巻のかたちで登場するのがはじめてとなる。ほかにも、源氏物語の作中で行われた「絵合」というイベントでは、ほかにもさまざまな物語絵が競いあわされているという。また、源氏物語には、物語を音読させながら絵を眺めるといった鑑賞方法も記されており、やはり物語の楽しみが絵とともにあったことがうかがえる。源氏物語も、成立後まもなく絵に描かれ始めたと考えられているということだ。物語絵は、中世まではもっぱら絵巻や冊子、色紙といった小画面に描かれており、絵巻ではストーリー展開や情景の移り変わりが横長の画面に巧みにあらわされ、色紙でも複数の画面をアルバムに仕立てる画帖が人気を集めていた。やがて、近世になると屏風にも描かれるようになり、物語のダイジェストを大画面に散りばめるタイプがある一方、一場面のみを大きく印象的に描く作例もあったということだ。なお、関連プログラムとして、学芸員がスライドを用いて説明するスライドレクチャー「物語をえがく」(11月25日・12月11日)、「扇面絵意画巻」(12月4日)が開催される。開催時間は各日13:30~約45分間。予約不要、聴講は無料だが入館料が必要となる。また、会期中同館庭園の紅葉が見ごろを迎えるため「南青山で紅葉狩り」キャンペーンが開催される。開催期間は11月25日~11月29日。キャンペーン期間中は茶庭開放が行われ、11月26日15:00~16:00には茶室「一樹庵・披錦斎」に入ることができる(入室のみ、お茶の用意はなし)。
2015年11月25日