東京・有明のART SPACE SKY GALLERYにて3月31日(日)まで開催中の高橋真琴 卒寿記念展『お姫さまの夢の国』では、真琴氏のグッズブランド『MACOTO GIRL』より「お姫さま」モチーフをデザインしたTシャツやバッグなどのプリンセスアイテムの新作を発表しています。真琴氏の発する言葉は「真琴語録」と呼ばれ、『MACOTO GIRL』はその代表的な語録のひとつ「女の子はみんなお姫さま」がブランドコンセプト。今後も続々と新作発表を予定しており、目が離せないブランドとなりそうです。4月1日(月)正午からはオンラインによる販売も開始予定です。【公式HP】 【公式X】 おひめさまTシャツ「おやゆびひめ」 16,500円(税込)■展示会概要展覧会名 : 高橋真琴 卒寿記念展『お姫さまの夢の国』会期 : 開催中~3月31日(日) 12:00~18:00 ※会期中無休会場 : ART SPACE SKY GALLERY(株式会社アートスペース)東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビル B棟11階アクセス情報: 展示内容 : 原画・版画・オリジナルグッズ・展覧会記念グッズ・書籍※都合によりイベントの変更または中止なる場合があります。■会社概要商号 : 株式会社アートスペース代表者 : 代表取締役 福岡敏郎所在地 : 〒135-0063 東京都江東区有明3-7-26有明フロンティアビル Bタワー11階設立 : 1983年2月事業内容: 絵画の販売・製造及び展覧会の企画・運営URL : (C)MACOTO ART 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月28日街中で見かけるタバコのポイ捨て。景観を損なうほか、公衆衛生を害するだけでなく、付近にさらなる害がおよぶこともあり、以前から問題視されています。博物館『網走監獄』が注意喚起北海道網走市にある博物館『網走監獄』では、網走刑務所の旧建造物を保存公開しています。重要文化財を含む歴史的な木造建築物を守るため、館内建物内は全面禁煙。WEBサイトやTwitterなどを通じ、『網走監獄』は来館者に向けて注意を呼び掛けてきました。しかし、来館者の中にはマナー違反をする人が、少なからずいるようです。『網走監獄』のTwitterは、ある朝のゾッとする光景を投稿し、「絶対にお止め下さい」と強く呼びかけました。先日も館内全面禁煙のご協力について投稿しましたが、今朝、吸い殻が芝生に捨てられているのを発見してゾッとしました。保存公開する建造物のほとんどが木造で着火するとあっという間に燃えてしまいます。貴重な重要文化財を守り、後世へ繋ぐ為にも絶対にお止め下さい。 #博物館網走監獄 #タバコ pic.twitter.com/N6B3Ny5djt — 博物館 網走監獄【公式】 (@kangoku_prison) November 23, 2022 タバコがポイ捨てされていたのは、芝生の上。火の不始末で燃え広がった場合、網走刑務所の旧建造物が、火災に見舞われる可能性があります。日本では、過去にいくつかの歴史的建造物が火災で全焼し、人々の心に大きな爪痕を残しました。そのような損失を出さないためにも、管理側は厳しく呼びかけざるを得ないのです。投稿で事態を知った人たちからは、ポイ捨てをするマナー違反者に対し、怒りの声が相次ぎました。・芝生の上にポイ捨てなんて、放火未遂かと思うよ。・どこであろうと、ポイ捨ては絶対にダメ。ありえない。・一部の喫煙者のせいで肩身が狭い…。・こんなことが続くと、手荷物検査が必要になってしまいます。・「どうせバレない」という考えの人がいることが、非常に残念。『館内全面禁煙』と書いてあると、文字の印象から「建物の外で一服して、『吸い殻入れ』にしまって持ち帰れば大丈夫だろう」と思う人もいるかもしれません。ですが、『網走監獄』は敷地内全面禁煙。駐車場なども含めた、東京ドーム3.5個分に相当する敷地内での喫煙が禁止なので、周知したいですね。〔館内全面禁煙へのお願い〕開館前に吸い殻を発見しました。博物館網走監獄では重要文化財建造物保存・保護の為「敷地内全面禁煙」となっております。改めてご理解、ご協力をお願い申し上げます。 #博物館網走監獄 pic.twitter.com/DJagy5jZMr — 博物館 網走監獄【公式】 (@kangoku_prison) November 30, 2021 [文・構成/grape編集部]
2022年11月24日近鉄では、クラブツーリズム株式会社の協力のもと、普段は非公開の「旧奈良監獄」の施設内を巡るツアーを2022年7月18日(月・祝)から9月17日(土)の間で計5回開催します。「旧奈良監獄」は明治の五大監獄の1つで、1908年(明治41年)に監獄施設の近代化を目指して誕生しました。イギリス積みの赤レンガ建築が特徴で、2017年の廃庁までの100年以上にわたってその役割を全うし、同年に歴史的価値から重要文化財に指定され、今後はホテルとして生まれ変わります。「近鉄電車で行く『旧奈良監獄』元刑務官が案内する見学ツアー」では、「旧奈良監獄」の歴史を紹介した資料室を見学し、本ツアーならではの元刑務官による案内で、当時の監獄内の受刑生活環境を体感します。また、「近鉄電車で行く『旧奈良監獄』謎解きゲーム」では、「旧奈良監獄」を舞台に、施設内に仕掛けられた謎解きに挑戦します。今回、観光特急「あをによし」のご乗車を確約したプランもご用意します。近鉄では、沿線に広く存在する観光資源の魅力をお伝えし、地域の活性化、観光振興に寄与していきたいと考えています。詳細は以下のとおりです。●ツアータイトル 「近鉄電車で行く『旧奈良監獄』元刑務官が案内する見学ツアー」1.実施日 2022年7月18日(月・祝)、7月23日(土)、8月20日(土)、9月3日(土)、9月17日(土)2.行程3.募集人員 Aコース 30名Bコース 28名Cコース 30名 最少催行人員 3コース計70名※「旧奈良監獄」は明治期の建造物で階段が多くバリアフリー対応していないため、歩行困難な方(車いすなど)は参加いただけません。また本ツアーでしか行くことのできない地下エリアは足場が悪いところがあるので小学生以下は参加いただけません。4.旅行代金(一人当たり)Aコース9,000円(大阪難波駅発)Bコース9,730円(大阪難波駅発のみ)Cコース9,000円(大阪難波駅発)※旅行代金には、近鉄運賃(往復)、片道特急料金(Bコース)、片道特別車両料金(Bコース)、バス運賃(往復)、旧奈良監獄見学費用、お土産(監獄どら焼き)、添乗費および諸税が含まれます。また、A・Cコースは他駅からの発設定もございます。5.募集期間 2022年5月20日(金)10:00~※定員になり次第締め切ります。6.お申し込み お申し込みはWEBのみで、近鉄ホームページ上「おすすめのツアー」ページにて受け付けます。 〇ツアータイトル 「近鉄電車で行く『旧奈良監獄』謎解きゲーム」1.実施日 2022年7月18日(月・祝)、7月23日(土)、8月20日(土)、9月3日(土)、9月17日(土)2.行程3.募集人員 1組2名以上 計100名 最少催行人員30名※「旧奈良監獄」は明治期の建造物で階段が多くバリアフリー対応していないため、歩行困難な方(車いすなど)は参加いただけません。4.旅行代金 大人7,310円/小人6,530円(大阪難波駅発)※旅行代金には、近鉄運賃(往復)、バス運賃(往復)、旧奈良監獄見学費用、旧奈良監獄謎解きゲーム費用、および諸税が含まれます。また、他駅からの発設定もございます。5.募集期間 2022年5月20日(金)10:00~※定員になり次第締め切ります。6.お申し込み お申し込みはWEBのみで、近鉄ホームページ上「おすすめのツアー」ページにて受け付けます。 以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月19日【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情575】「お姫さま扱い」に憧れる女性も多いはず。好きでもない男性のお姫さま扱いは気持ち悪いけど、彼氏がしてくれたらうれしいですよね?世の中、お姫さま扱いされやすい女性がいる一方で、誰と付き合ってもお姫さま扱いしちゃう男性もいるんですよ。ってことは、自分が変わるより、そっちを見つけたほうが早いかも。■ナルシストの偽お姫さま扱いに注意お姫さま扱いといっても、もちろん程度によりますよ?結婚式でもないのに突然お姫さま抱っこをするとか、公道でひざまずいて花束をくれるとか、壁ドンとか。そのあたりはちょっと微妙だし(まぁ、ウケ狙いや、おふざけでするのならいいのですが)、そういうことをする男性って、高確率でナルシスト!彼女のためではなく、自分に酔うために演じていたりします。この手のナルシストの戯事はお姫さま扱いではないし、付き合うのも面倒。ですが、車道側を歩いてくれるなど、レディーファースト的な、ナチュラルなお姫さま扱いなら、普段からされたいと思いません?彼女を大事に扱う男性には、いくつか特徴があります。■共感能力が高く、気遣い屋さん共感能力が高く、気遣い屋さんの男性は、口説くときもグイグイしつこくしないで紳士的。相手の立場に立って考えられる人なので、交際が始まってからも相手が嫌がることはせず、彼女を喜ばせるために自発的に動ける人です。例えば、彼女の家に遊びに行く際、コンビニに寄って、彼女が好きなスイーツを買う、生理のときは体を気遣う、ドライブ中、こまめに「トイレ大丈夫?」と聞いてあげる、髪を切ったら気づいて「似合っているよ」とほめる、など。こういうタイプは、ナルシスト的な派手なサプライズはそうそうしませんが、日常的に小さな喜びをたくさんくれるし、記念日とかに、ささやかなサプライズを用意してくれたりしますよ。■庇護欲とヒーロー願望が強い比較的、庇護欲とヒーロー願望が強い男性は、彼女をチヤホヤするのではなく、守る感じでお姫さま扱いをしてくれるでしょう。前述したように、車道側を歩くとか、あとは重い荷物があれば自然に持ってくれるとか、困ったときに飛んできてくれるとか。かなり面倒見のいいタイプです。男気が強いので、デートでは割り勘ではなく全額おごってくれたりもするかも。周りから慕われるお兄さん的な存在の人、ペットを溺愛している人などは狙い目だと思います。■心の距離を感じさせる人ほど愛情表現が豊かこのタイプは付き合うまでわかりません。交際前はシャイなのか、心の壁を感じさせたり、ちょっとクールだったり、親しみにくい雰囲気を持っている男性が多いんです。でも、こういうタイプは交友関係が“狭く深く”の場合が多くて、付き合ったらサービス精神旺盛、かつ愛情表現が豊かで、かなり大事に接してくれたりします。逆に、付き合う前にサービス精神が旺盛な人のほうが、付き合ったら放置!ということもあるので要注意……。■恋愛が自分軸ではなく彼女軸になりやすい人自分にちょっと自信がなくて、見捨てられる不安があるタイプも彼女を大事にしますね。彼女の喜ぶ顔を見ると安心するので、要望を聞き、アレコレ尽くしてくれたりします。まぁ、下手をすると重いのですが、比較的、彼氏とべったりしたい女性、尽くされたい女性にはぴったりな相手でしょう。男性に追われている状態で付き合っているときは、わりとこの状態になりやすいので、お姫さま扱いを望むなら、自分から追うのではなく追ってくれる男性から選んだほうがいいですね。■目指せ、無敵のお姫さま誰だって、彼氏に雑に扱われるより、大事にされたいじゃないですか?上記のような男性を探しつつ、自分自身、お姫さま扱いしたくなるタイプに近づけたら、もう無敵ですよ?
2020年09月17日リーガロイヤルホテル (大阪)は、期間限定の宿泊プランとして監獄スイートルーム「ロイヤルハロウィン 2020」を1日1室限定で展開する。期間は、2020年9月11日(金)から10月31日(土)までで、予約は9月9日(水)よりスタート。リーガロイヤルホテル (大阪)、“監獄スイートルーム”をテーマにした宿泊プランリーガロイヤルホテル (大阪)で毎年好評のハロウィンスイート宿泊プラン。2020年は、「監獄スイートルーム」をテーマに、フランスの宮殿をモチーフにしたスイート「フォンテンブロー」(82.5 ㎡)を装飾する。“監獄”の雰囲気を演出したラグジュアリーな客室内には、囚人服を纏った動物や、スカルのアイテムが飾られているほか、囚人服のスカルと記念撮影できるフォトスポットも設けた。また、グルメブティック メリッサの季節のケーキも提供される。【詳細】宿泊プラン「ロイヤルハロウィン 2020」概要予約期間:2020年9月9日(水)~10月30日(金)宿泊期間:2020年9月11日(金)~10月31日(土)※予約は1日前まで。※公式ホームページ予約特典あり1.12:00レイトチェックアウト(通常11:00)2.駐車場無料(通常 普通自動車1台1泊1,500円)3.「グルメブティック メリッサ」200円お買い物補助券プレゼント(1名につき1枚)※1名1回の精算につき1枚のみ500円以上の購入時に利用可。■価格ウエストウイングスイート「フォンテンブロー」(82.5㎡)※1泊1室料金(税金・サービス料含む)・1室2名様 平日 40,000円 休前日 52,000円・1室3名様 平日 45,900円 休前日 57,900円・1室4名様 平日 52,000円 休前日 64,000円*1泊1室料金(朝食付、税金・サービス料含む)※朝食は「オールデイダイニング リモネ」朝食プレート、「なだ万」和朝食からお選びいただけます。・1室2名様 平日 43,600円 休前日 55,600円・1室3名様 平日 51,300円 休前日 63,300円・1室4名様 平日 59,200円 休前日 71,200円【予約・問い合わせ先】リーガロイヤルホテル 宿泊予約課TEL:06-6441-1121(直通)※受付時間 平日9:00~18:00/土・日・祝9:00~16:00
2020年09月12日“世界で最も邪悪な心理学実験”として知られる、スタンフォード監獄実験を基に描く渡辺謙作監督映画『プリズン13』。この度、本作の追加キャストとして板野友美、前野朋哉、岩井拳士朗らの出演が明らかになった。女子大生のマリが、人気Vtuberソフィアの公開実験に参加することに。姉であるユマと義兄のコウキは、内容も良く知らぬまま彼女を送り出す。マリが実験現場に到着すると、そこには4メートル四方の巨大な監獄が。これから行われる実験は、12人の被験者を看守と囚人に分け、監獄生活を疑似体験させる監獄実験らしい。ソフィアは、そこで立場や役割によって人格が変化するかを確かめるという。7日間、この奇妙な部屋で看守になることになったマリ。しかし、実験は次第にエスカレートしていき、死者も…。公開実験に参加する女子大生・マリを演じる堀田真由に続き、今回新たに13名のキャストが発表。マリを救い出そうと奮闘する姉・ユマ役には、元「AKB48」の板野友美。ユマの夫・コウキ役に、朝ドラ「マッサン」「わろてんか」や、CM「au三太郎シリーズ」でもお馴染みの前野朋哉。また、元ヤンキーの囚人グレ役を元Popteenモデル・中島健、看守長ゲーテ役をモデルで俳優の岩井拳士朗、地下アイドルGUMI役を「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の矢野優花、お調子者の囚人ヤマネ役を「仮面ライダービルド」の芹澤興人、謎の男H役を「深夜食堂」などに出演する宇野祥平が演じる。そのほか、伊藤麻実子(カミヤマ役)、立石晴香(月曜役)、岡部尚(レンズ役)、宮下かな子(Jヨン役)、岡本智礼(M16役)、近野萌子(メソ役)が出演する。さらに、本作の主題歌も決定。オルタナティヴを基盤にした無国籍な都市の日常を切り取るシンガーソングライター・LEO今井による、本作のために書き下ろした最新曲「Fandom(Remix For A Film)」。7月24日(水)リリースのカバーEP「6 Japanese Covers」に収録される。<キャストコメント>1:台本を読んだときに抱いた感情とその理由2:もし、自分がこの監獄実験に参加することになったら、看守と囚人どちらの役が嫌?その役になってしまったら自分はどうなる…?●堀田真由1:人間は理性を抑えて最良の判断を取る事が出来ると思っていましたが、それがいとも簡単に壊れてしまう怖さを感じました。2:私は閉鎖された狭い空間があまり得意ではないのと、精神的に追い込まれる期間に美味しいご飯も頂けないので囚人にはなりたくないです。●板野友美1:妹への愛があって、結婚していて、でも男っぽくて、不良に見えないように、でも、可愛らしさもあり、、、ちょっと演じるのが難しい役だなと思いました(笑)2:実際に現実に行われることになったら、命令することに耐えられなくなり囚人のほうがいいと思うのかもしれないです。でも私は、優しい平等な看守になりたいです(笑)●前野朋哉1:個性ありまくりの出演者がどう芝居するのか想像してニヤニヤしました。4年ぶりの渡辺監督の演出が楽しみで、早く現場に行きたくなりました!2:断然、看守です。M気質ですので、見張りつづけるのはつまらないかもしれません。見張っていただき、マジで堀田さんに怒られたいです。●中島健1:周りのキャストの方々とは空き時間や現場では深く関わりたくないなぁと思いました。役柄的に基本、途中まで誰とも連まない1匹狼的存在だったので。本当は仲良くしたいと思ってました!!!笑2:看守。自分の事以外の囚人の見張りも怠りそうですし囚人の為に働く事に嫌気がさして途中から腹が立ってしまいそうです。笑●岩井拳士朗1:最初に思ったのが、「面白そう!だけど、どうなるんだろう!?」。台本を読んで流れは把握しましたが、実際どうなるのか現場に入らないとわからないという緊張感と高揚感がありました。2:撮影を終えた自分からすると、どっちも嫌です。笑嫌だけど、囚人にもなってみたいです。自尊心は崩壊するでしょうね。反抗するが叩きのめされて、最終的に従順な下僕になると思います。●矢野優花1:看守と囚人という役割を与えられ、一つの空間で過ごす中で剥き出しになっていく人間の狂気的部分や真意がとても面白くて、根底にある不気味さといい、何だかゾクゾクする作品だと思いました。またGUMIという役は自分の中でチャレンジすることが多くて、どう演じようか、そういった意味では凄くわくわくしました。2:自分がやるとしたら囚人がいいかなと思います。看守の方が自分でも気付いていなかった、自分の嫌な部分を見てしまいそうなので。それって結構怖いことだと感じます。●芹澤興人1:ヤマネの人間臭い魅力に、演じる上で自分が負けるかもしれないという恐怖を感じました。監督を信じて率先して恥をかきに行こうと覚悟しました。2:看守は嫌です。人を監視するのを仕事としてやらなきゃいけないのは苦痛を感じると思います。別途特別手当を支給してくれるなら考えます。●宇野祥平1:まず渡辺監督の映画に久しぶりに参加できる喜びがありました。2:どちらになっても嫌なので、後は運試しにしたいです(笑)●伊藤麻実子1:先ず、読み始めの段階で、自分が看守だとわかった時点で安堵している自分に気づいた。人は潜在意識の中で既に優劣をつけているものなのだな…と思った。2:看守。囚人達への好き嫌いが分かれているくせに、囚人皆に偽善で普通に対応しようとしながらも、其の実、心の中では見下す感覚になるであろう自分が気味悪い。●立石晴香1:「人って怖いな」と思いました。環境でこうも変わってしまう。環境がそうさせているのかそれぞれの中に元からあるものが拡張されているのか考えさせられました。2:看守が嫌です。人に命令はもちろん、理不尽なことがとても嫌いなので、囚人だけど自分と何も変わらない立場の人に何かを命令するなんて耐えられないと思います。●岡部尚1:ホストの役という事で、うわぁ大丈夫かなぁ俺…というのが正直な感情です。自分とは違う世界の人間と思っていたので。だからこそ楽しみでもありました。2:囚人が嫌です。手錠も足かせも、痛いし惨めな気持ちになるので、もう嫌です。実際にやる羽目になったら、事なかれ主義を貫いて一日中瞑想するでしょう。●宮下かな子1:人は、ここまで人格が変わるのだろうかと疑問を抱きながらも、心に隠し持つ狂気的な部分が徐々に頭角を現してくる過程に、恐怖を感じました。2:私自身、人に命令することが苦手なので、看守役にはなりたくないです。もし看守になり、誰かを傷つけるようなことが行われる場合、耐えられず辞退すると思います。●岡本智礼1:普段の生活からスマホで動画サイトを見ることが多かったので、今回、M16という役でこのような企画に参加できる作品に出会えて非常に楽しみでワクワクしました。2:囚人です。自分は環境にのまれやすい性格だと思っているので囚人になったら何も抵抗せず、ただひたすらに弱い人間になりそうだからです。●近野萌子1:対等だったはずの関係が、どんどん崩れていく。台本を読んだだけで「人はこうも変わってしまうのか」と、恐怖をかき立てられました。2:囚人役です。私がなってしまったら、食べ物だけは美味しいものを看守とシェアできないかと、一度提案したいです。あとは、百万円のために耐えます!『プリズン13』は8月30日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2019年06月28日日本最古の“監獄”であり、国の重要文化財に指定されている「旧奈良監獄」が、星野リゾート運営のラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」として生まれ変わる。2026年春にオープン予定だ。五大監獄のひとつ「旧奈良監獄」が「星のや」に生まれ変わる「旧奈良監獄」は、明治政府が監獄の国際標準化を目指して計画し、明治41年に完成し、2017年まで少年刑務所として使われていた五大監獄のひとつ。歴史を感じさせる赤れんが造の建物は、監獄とは思えぬほど美しい佇まいで、歴史的価値が高く意匠的にも優れた近代建築であるとして、国の重要文化財にも指定されている。ジョン・ハビランドが手掛けた「ハビランド・システム」という近代監獄の象徴的な建築構造が取り入れられており、看守のいる監視所を中心に据え、複数の収容棟が放射状に伸びている。ラグジュアリーな“監獄ホテル”の誕生へ高級旅館などを展開することで知られる星野リゾートは、今回この歴史深い施設に着目し、赤れんが建造物の魅力を最大限に活かした上質な宿泊施設を実現すべく、ホテル仕様の改修を実施。「星のや奈良監獄」のホテル運営だけでなく、日帰り利用可能な旧奈良監獄の歴史や施設を知ることのできるミュージアム施設も計画している。なお、星野リゾートが手掛ける「星のや」は、圧倒的な非日常を提供するホテルブランドとして、国内外各地で展開されている。その土地の風土や歴史、文化などを知る喜びを織り込んだ宿泊提案は、唯一無二のラグジュアリー空間を創出している。施設情報星のや奈良監獄開業時期:2026年春(予定)住所:奈良県奈良市般若寺町18建築面積:星のや奈良監獄:6,226平方メートル/ミュージアム(仮名称):1,762平方メートル延床面積:星のや奈良監獄:10,343平方メートル/ミュージアム(仮名称):2,168平方メートル敷地面積:100,478.80平方メートル (付帯のミュージアムを含む)客室数:48室付帯施設:レストラン、ラウンジ、ミュージアム(ミュージアムは、日帰り利用可能)ホテル計画:東環境・建築研究所ランドスケープデザイン:オンサイト計画設計事務所
2019年04月05日「監獄レストラン ザ・ロックアップ」にて、2018年3月1日(木)から5月6日(日)まで、監獄×病棟がテーマの期間限定メニュー「99監獄病棟」が登場。「99監獄病棟」メニューには、料理9品、ドリンク9種が揃う。いずれも、「監獄レストラン ザ・ロックアップ」の世界観に"病棟"のイメージを組み合わせた、アミューズメント感たっぷりのメニューだ。料理9品による「監獄パンデミックコース」として提供され、ドリンクはコースとは別料金で味わえる。病棟をイメージした9品のコース料理コースには、燃えるコードに囲まれた「ブルー・コード・アヒージョ」や、赤い十字マークを模したチーズリゾット「レッドクロス・リゾット」などの料理が登場。メインは自分の席で焼く肉料理「B・J(ビーフJYU JYUオペスタイル)」で、医療器具のような皿に肉がのせられ、オペを思い起こさせる仕立てで提供される。注射器や目玉モチーフをのせたドリンクメニューコースと別料金のドリンクにも、病棟をイメージしたユニークなメニューが揃う。アルコールドリンクは、目玉モチーフが浮かぶ「包帯悪魔」や、赤いドリンクに注射器の刺さった「静脈注射」など4種。ノンアルコールドリンクには、煙に見立てた綿菓子をのせた「禁煙メソッド」や、青い色をした「パンデミック対策」といったメニューが登場する。詳細「99監獄病棟」提供期間:2018年3月1日(木)~5月6日(日)提供店舗:監獄レストラン ザ・ロックアップ全国各店舗 ※天神、札幌は除くメニュー:・監獄パンデミックコース(料理9品) 3,500円+税・アルコールドリンク 各550円+税・ノンアルコールドリンク 各450円+税※ドリンクはコースに含まない。※3月1日(木)~3月15日(木)の期間、「監獄パンデミックコース」を予約すると2,980円+税で提供される。
2018年03月04日『監獄のお姫さま』第9話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』最終話あらすじ爆笑ヨーグルト姫事件の実行犯と思われるプリンス(ナリット)を問い詰めるふたば(満島ひかり)たち。殺人を依頼したのは吾郎(伊勢谷友介)だと白状させたいが、プリンスは頑なに「しのぶに頼まれて俺がやった」としか言わない。そんな状況を見て吾郎は取引を持ちかける。今降参すれば拉致したことについては罪を問わない、被害届も出さないから解放しろ、と。しかし、開放されるや否や吾郎は被害届を提出。カヨ(小泉今日子)たちは捕まってしまう。一方、のぶりんこと検事の長谷川(塚本高史)は助手の今池(上川周作)と共に沖縄へ。事件当時、しのぶ(夏帆)と吾郎(伊勢谷友介)がパラセーリングを申し込んでいたボートハウスで事件の証拠となる事実を掴む。それが決め手となり、吾郎は逮捕。被害届も妻・晴海(乙葉)の説得で被害届も取り下げられ、カヨたちは無事釈放。そして、いよいよ吾郎の裁判が始まる……。■『監獄のお姫さま』最終話感想 - イケメン社長と決着をつける日最終話、ついに吾郎の罪がすべて明らかになる。のぶりんが沖縄でつかんできた証拠によって次々とボロが出てくる。証拠になったのはパラセーリングの際にヘルメットについていたカメラの映像。プリンスはボート屋のスタッフで、吾郎はしのぶがパラセーリングをしている際に凶器となったナイフをプリンスに触らせ、「これでやってもやらなくても犯人はお前だ」と言う。カメラにはまるっと殺人依頼の瞬間が映っていて、それが証拠となった。なぜそれが証拠になることに吾郎は気づかなかったのか、警察にそのカメラの映像は提出されなかったのか、という謎はあるけれど、それによって吾郎は罪を認めた。もちろん吾郎がそれで黙っているはずもない。捕まるのが避けられないのなら、情状酌量を狙おうと企てるが、ボロが出てしまい、殺人教唆ではなく実行犯だということも明らかになる。ずっとぽわんとして、大丈夫、役に立ちます?というか、検事なのにもしかしてバカなの、のぶりんは……と思っていたのに、のぶりんバカじゃなかった。最後の最後で証拠を掴み、裁判でもビシッとキメた(それでも途中でポカをしたが、それが吾郎にボロを出させる結果となった)。吾郎は裁かれることになり、しのぶは刑務所から出てくる。それぞれが穏やかなこれから、を歩み出した。吾郎の罪と過去が明らかになり、スカッとするのは事実。第1話で何かに驚いたように飛び起きている吾郎だったけど、毎日うなされていた、という晴海。罪を認めて、これで今夜からぐっすり眠れますね、と涙ぐむ。クズな男だったけど、元恋人を殺し、婚約者に罪をかぶせた事実はさすがに心に影を落としていたのだ。1話で吾郎はこう言う。「失いたいたくないもの、家族、信頼できる部下、慈悲の心。それ以外は執着しません。マンションも車もお金も女性も社長という今の地位も。だってもともとなかったものだったから。むしろなくしたらラッキー。もう一度手にいれられる喜びを味わえるのだから」。社長になりたくて犯した罪ですべてを失った。もう一度手に入れられる可能性も、ない。刑務所の中でも、アジトでも、常にわちゃわちゃしていた“おばさん”たち。おばさん、というと悪口に聞こえるけれど、カヨたちはかわいかったし、ステキだった。いや、登場する全ての女性がステキだった。ふんわりとした雰囲気の晴海も強い芯を持った女性だった。吾郎の全てが明らかになっても、膝をつくことはなかった。男に泣かされ、翻弄された過去はあったけれど、結果、最大の敵であったイケメンの悪い社長を倒すことになったおばさんたち。特別な能力があったわけじゃない。あったのは勇気とおせっかい。この事件が終わったらカヨにプロポーズする!と宣言していたのぶりん。「どんなに若くてかわいい子もいずれはおばさんになる。でもかわいいおばさんはもうおばさんにならない」というセリフに膝を打った。おばさんにはなりたくないなあ、と多くの女性は思う。でも、ただのおばさんじゃなくて、かわいいおばさんなら目指してみようじゃないか。そんなことを思わせてくれる作品だった。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。最終話12月19日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年12月20日主演・小泉今日子、脚本・宮藤官九郎、主題歌・安室奈美恵、豪華布陣で放送されたドラマ「監獄のお姫さま」が12月19日(火)の放送でフィナーレを迎えた。“クドカン”作品らしい見事な伏線回収やまさかのゲスト、主演級キャストの演技合戦にネット上が大きく沸いている。本作は小泉さんのほか満島ひかり、坂井真紀、夏帆、森下愛子、菅野美穂、伊勢谷友介らが出演。罪を犯した5人の女たちと罪を憎む1人の女刑務官が冤罪を晴らす為、イケメン社長を誘拐。2017年現在と過去のストーリーが並行して進行する展開や、細かく張り巡らされた伏線など、宮藤さんならではの魅力が詰まった“おばさん犯罪エンターテインメント”だった。※以下、ネタバレを含みますのでご注意ください最終回はカヨ(小泉さん)たちが吾郎(伊勢谷さん)を解放するのだが、吾郎は約束を破り被害届は提出。カヨたちは再び逮捕されてしまう。しかし長谷川 (塚本高史) と助手の 今池 (上川周作)が沖縄で“爆笑ヨーグルト姫事件”の真相を掴んだことで、今度は吾郎が逮捕されてしまい、裁判で墓穴を掘った吾郎は自分がユキ(雛形あきこ)を殺害した実行犯であることを明かし、しのぶ(夏帆さん)は釈放。実の子である勇介と再会する…というストーリーだった。ついに本物の法廷で裁かれることになった吾郎だが、その“クズぶり”に放送中からSNSは荒れ気味。「吾郎マジモンのやばい奴だわ」「最高にゴミクズだなぁ」などの声と共に「伊勢谷さん一人で計何役こなしたの」「おばさん全員分の相手役に加え、最終回では自らの父親役までこなしてしまうとはあっぱれ」「伊勢谷の七変化面白かった」など本作でメインの板橋吾郎のほか、何役ものキャラクターを演じ分けた伊勢谷さんの熱演を評価するツイートが続々と投稿。また多くの伏線が見事に回収されていった宮藤さんの脚本には「宮藤官九郎が作る話の展開がお見事過ぎて唸る」「今までただ悪ふざけしてるだけかと思ったことも伏線だったり、本当に面白いわ~」などといった反応が多数。そして「ちゃんと演技ができる人たちが集まると、かけ算でよい作品ができあがるというよい例」「おもしろかった 久々にドラマに熱中した」「エンターテイメントな人間ドラマとして極上」「綺麗に終わったから、悔いはない。けど最終話は何度も見返したい」と作品自体を絶賛する声が大量にタイムラインをにぎわせ続けている。(笠緒)
2017年12月19日『監獄のお姫さま』第8話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第9話あらすじ出所したカヨ(小泉今日子)は美容院で働き始めた。スマホも手に入れ、千夏(菅野美穂)たちと連絡を取るために約束していたメールアドレスも登録する。が、千夏たちからは連絡はない。カヨが出所したあとの「自立と再生の女子刑務所」ではしのぶ(夏帆)はいじめを受けつつも、粛々と日々を過ごしていた。そんなしのぶの姿を見ていたふたば(満島ひかり)は、勇介に会わせようとしのぶの母・民世に手紙を出す。しかし、それが結果的にしのぶを追い詰めることになってしまう。出所した面々は少しずつ、娑婆での日常を取り戻していた。そんな2017年のある日。悠里(猫背椿)が店長を務め、カヨも働く美容院にふたばがやってくる。ふたばは特に何も語ることなく、カットを終えると去っていったが、それは“召集”の合図だった。■『監獄のお姫さま』第9話感想 - 明らかになる誘拐の一部始終、そして事件の真実第1話で突然誘拐された板橋吾郎(伊勢谷友介)。なぜ誘拐されたのか、その理由がカヨたちの刑務所での時間を追いながらようやく紐解かれてきた。今回、誘拐シーンの裏側が見せられたことによって、どうしてあのようなミスがあったのか、なぜここにこの人がいたのかなど、引っかかっていた部分がスッキリした。第9話を観てから第1話を観直すと納得する部分が多い。もちろん、初回だけではなく、これまでの伏線が一気に回収されていくのは、観ていてとても気持ちが良い。カヨが刑務所に行く電車の中で会った親子に出所後に再会し、子どもの成長を見て時間の流れを感じる、とか。今まで伊勢谷友介さんが女性陣の回想にいろいろな役で出演していたけれど、今回は千夏がユキ(吾郎の恋人)に憑依するシーンのためにあったのだなあ、とか。小ネタやいろんなドラマのオマージュが入っているのに、ワクワクするのはもちろんのことだけれど、何しろ女性陣がぐんぐん魅力的になってきていて目が離せない。同時にそれぞれに深く関わる男性たちのダメな感じがなんとも。明美(森下愛子)の旦那さんが看護師さんにデレデレしていても「うん、そうか……」となるのはキャスティングのおかげなのかもしれないが。カヨの旦那は自分のしてきたことを棚上げしてよく言えたもんだよ、という話だし、洋子がハマッていた2.5次元俳優もなかなかのものだし、千夏の父親も然り。もちろん、最たるものは吾郎なわけだ。「歴史が証明している。殿と本妻の間に子どもが生まれなかったら、側室が産む」。しのぶのもとに面会にやってきた吾郎の言葉は本音なのか、わざとなのかわからないけれど、現代において聞くとなんともえげつないセリフである。女性たちの前では紳士的で男前だった吾郎の表情が、情けないくらいに歪んでいくのがなんともリアル。おばさんたちの犯罪は不完全犯罪だけれど、吾郎は自分の犯罪は完全犯罪だと疑っていないようにも見える。絶対の自信があったのに、それが破られていくのはやはり不安なものなのだろう。吾郎はほぼ罪を認めたようなものだけれど、証拠がないと言う。一方でのぶりんこと長谷川(塚本高史)が何かに気がついたのか、爆笑ヨーグルト事件が起こった沖縄に行く、と言い出す。何か証拠を見つけるのか。作中では吾郎の妻・晴海(乙葉)もいる状態でプレ裁判が行われている。ふたばが裁判開始前に「容疑者確保から6時間42分です」と時計を見ながら言う。吾郎は「なんだ、2~3カ月経ったような気がするよ」と答える。10月17日の第1話放送からもうすぐ3カ月。ついに来週、決着だ。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第9話12月12日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年12月13日現在放送中のドラマ「監獄のお姫さま」(TBS)系で、小泉今日子(51)ら先輩女優を相手にしっかりと存在感をアピールしている女優の満島ひかり(32)。 ボーカルグループのメンバーとして芸能界デビュー。その後、女優に転身して数々の作品に出演。いずれも高く評価されているが、その女優魂が強烈過ぎて周囲から誤解を受けてしまうこともあるという。 「彼女は”本業である演技以外にあまりエネルギーを使いたくない”というタイプ。これまで何回も仕事をしている人なら彼女のそうした性格をわかっているためトラブルにはなりませんが、分からない人がかかわるとパニックになってしまうようです」(映画業界関係者) そんな満島は日本のみならず世界にもその名が知れ渡った演出家の故・蜷川幸雄さん(享年80)に対しても、一歩も引かなかったというのだ。 「満島は15年に『ハムレット』で蜷川作品に初出演し、弟の満島真之介さん(28)と共演。蜷川さんの作品は本読みから俳優たちが全力でセリフを叫ぶのですが、満島さんは蜷川さんになんと『声が大きすぎて、何言ってるか分からない』と言ってのけたそうです。その後もことあるごとにズバズバとモノ申すため、共演者は震え上がっていたといいます。でも蜷川さんは満島に対し、『あの子はすげぇ』と最大級の賛辞を送っていたそうです」(演劇関係者) 天国の蜷川さんも、満島の女優としての成長ぶりを温かく見守っているに違いない。
2017年12月06日『監獄のお姫さま』第7話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第8話あらすじ2014年、自立と再生の女子刑務所。カヨ(小泉今日子)は千夏(菅野美穂)やしのぶ(夏帆)たちと板橋吾郎(伊勢谷友介)への復讐計画を立てつつも、美容資格国家試験に合格。所内にある「つぐない美容院」で働き始める。長谷川(塚本高史)が来店。久しぶりにアクリル板のない場所で会えることから、テンションの上がるふたり。幸せな時間を過ごすが、それもつかの間。長谷川が帰ったあと若井(満島ひかり)がカヨの元へとやってくる。カヨの復讐ノートを手にして。そして千夏(菅野美穂)、明美(森下愛子)らは仮釈放のときを迎えて刑務所を出ていく。2017年12月24日。アジトのガレージには吾郎と千夏のふたりきり。吾郎は結束バンドを外すように千夏に懇願。その様子を隠れて観察するカヨたち。さらに、そこに若井は吾郎の妻・晴海(乙葉)を連れて戻ってくるのだった――。■『監獄のお姫さま』第8話感想 - 「戻ってくるな」は刑務官の母性今までに比べて、なんだか「動」より「静」な印象があった(千夏は踊るし、にゃんこスターやるし、毎度激しいけれど)。その印象が強かったのは、カヨの釈放前教育のシーンがあったからかもしれない。そんなに長くはないけれど、ずん、と胸に来るものがあった。カヨの釈前教育に当たるのは若井。復讐ノートの存在があったため、若井が担当するという条件付きでカヨの仮釈放は認められていた。釈前教育の最後の日、若井はカヨに自分の気持ちを打ち明ける。犯罪者は裏切るし、期待もしない。でも、カヨに対しては特別な気持ちを抱いていた若井。いい奴だってことは復讐ノートを見てわかった。嫌いじゃない。だから、没収した復讐ノートは返せない。好きだから、もう会いたくない。つまり再犯で捕まってほしくない。年齢関係なく、受刑者に母性のようなものを抱くことがある、と語っていた若井。諭すようにカヨに言うのは「刑務官として」ではなく「母親として」だった。しんみり終わりそうなところに、BGMに松尾和子の『再会』が流れて、これはひょっとして感動していいのか悪いのかわからず、ふんわりとした気持ちになってしまったけれど。刑務所という閉ざされた世界の中で女ばかりで過ごす。年齢関係なく、とても純粋に「女」に戻るのかもしれない。娑婆に戻ったら復讐のことなんて忘れる。言ってみれば、ほかに考えることがないから、そんな計画が思いつくのだと。塀の内側が心穏やかに過ごせる場所とは言わないけれど、外側よりはずっと「余計なもの」がない場所だ。ここ数回で、釈放・仮釈放で刑務所を出ていく姿が映し出されたけれど、その別れのシーンはとても情熱的で、少し滑稽にさえ見える。特別な場所で過ごした「仲間」に対して抱く想いは自然と熱いものになる。女の友情云々、というけれど、「復讐」と「憎しみ」という楔があったから、あれほど別れのシーンが印象的になるのだろうか。ほかの作品で観るよりも、『監獄のお姫さま』での刑務所シーンはポップだ。それでもやはりいい空間だとは思わない。当たり前と言えば当たり前なのだけれど。閉ざされた世界で培われた憎しみと友情。実行された吾郎への復讐計画はゆがんだものなのか。若井が言うように、娑婆に出ても復讐を忘れなかった理由はなんなのか。次回はいよいよ若井が復讐計画に加担した理由が明らかにされるらしい。妻・晴海もいる中で吾郎はついに膝をつくことになるのだろうか。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第8話12月5日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年12月06日小泉今日子主演、宮藤官九郎脚本で贈る、現在放送中の火曜ドラマ「監獄のお姫さま」。この度、来週12月12日(火)放送の第9話に満島真之介が出演することが分かった。本作には満島さんの実姉・満島ひかりも出演しており、2人が同じ連続ドラマに出演するのは今作が初となる。小泉さんをはじめ、満島ひかりさん、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂といった超豪華な女優陣、さらに民放連続ドラマ初出演となる伊勢谷友介らが出演する本作は、過去に同じ刑務所にいたおばさんたちが仲間の冤罪を晴らすため、イケメン社長を追い詰めていく…というストーリーを宮藤官九郎ワールド満載で展開中。今回第9話に登場する真之介さんは、夏帆さん演じるしのぶの“爆笑ヨーグルト姫事件”裁判の担当検事・金城役として出演。事件の公判が行われた沖縄地方裁判所で金城検事は、しのぶとプリンス(ナリット)が犯行に及んだとされる証拠をしのぶに突きつける。これが決定的な証拠になり、しのぶは罪を背負わされることに…。『三度目の殺人』『散歩する侵略者』など話題作に出演する真之介さんは、今作が“宮藤作品”初出演。沖縄出身で高校まで沖縄で暮らしていたため、本人曰く「ひかりより沖縄訛りが強いです」と言い、沖縄での裁判シーンとのことで、訛りを前面に出した方が…と事前に監督と打ち合わせて臨んだ今回。しかし、撮影前には「沖縄訛りで演技すると思ったら、かえって緊張しています」とも話していた。そんな真之介さんが一体どんな検事を演じるのか注目だ。「監獄のお姫さま」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月04日『監獄のお姫さま』第6話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫様』第7話あらすじ(ネタバレあり)2014年、自立と再生の女子刑務所。タキシード姿で現れた担当検事の長谷川(塚本高史)に、交際を申し込まれるカヨ(小泉今日子)。そんななか、雑居房では吾郎捕獲作戦会議が始まる。なかなか具体的な計画には発展しないものの、復讐計画を実行するために、カヨたちは資格取得に向けて懸命に励む。一方、2017年。吾郎(伊勢谷友介)誘拐について尋問を受けるふたば(満島ひかり)は、カヨたちのあだ名をばらすなど嘘と真実を混ぜて話す。その場をしのいだものの、吾郎の妻・晴海(乙葉)はふたばに疑惑の視線を投げかけていた。アジトでは、洋子(坂井真紀)が服役した理由、刑期満了までの話を語り始める。同室で一番古株だった洋子の罪とは。そして、カヨたちの間にはわかばが裏切っているのでは、という疑惑も持ち上がり……。■『監獄のお姫さま』第7話感想 - 一体誰が真犯人なのか頭が混乱してきた7話まで明かされなかった女優こと洋子の過去。2.5次元俳優にハマり、ストーカーをして月100万円以上をつぎ込んでいた。その資金を稼ぐために結婚詐欺をして刑期7年。洋子がハマッていたミュージカルは『行け!面!胴!』。主人公の決めゼリフは「俺の手拭い、欲しい人!」。殺人や放火ではなさそうだな、と思っていたけど、ある意味で一番ヤバい人だった。出所後、ストーカーしていた主演俳優がまだ下北沢でひっそりと続けていると聞いて再び観にいくが、まったくときめかない。結婚して今はヒモ状態。さらにはファンに手を出そうとする。下北沢の小劇場というのが、なんともリアルというか。ストーカーしていたころの主演俳優は伊勢谷勇介さんだったのに、出所後にはAMEMIYAさんになっているのも、冷めたあとの現実はこれか、とため息が漏れた。「勝手に好きになって勝手に飽きやがって!」という俳優のセリフがなんとも沁みる。……とつい洋子の過去に気を取られてしまっていたけど、2017年は不穏な空気が漂い始めている。ふたばが裏切っているのでは、と疑念を抱き始める面々。わかば誘拐事件のニュースを見てなぜふんわりと微笑んでいたのか。そんなふたばに晴海は真相を知っているのでは、と迫る。長谷川は獄中交際をカヨに申し込んでいたけど、今はこれと言って深い関係のようにも見えない(1話ではカヨのことを久しぶりに思い出した、という様子だった)。平然とカヨたちと一緒にいるけど、捕まってしまったら……。偶然、カヨの復讐もとい復習ノートを見つけたわかば。その内容をコピーしている様子は何とも不気味だったけど、何を思っていたのか。そもそもわかばが復讐計画に加担(むしろ主に計画を立てた)のはなぜなのかが未だに見えてこない。勇介に感情移入したからとか?遠距離恋愛の彼がいる、などと話していたけれどそれも何かの伏線なのか。そういえば、しのぶ(夏帆)は冤罪で、真犯人は吾郎だって信じ切ってしまっているけど、違う可能性もあるわけで……だいたい、吾郎がちょいちょい優しいから困る。居眠りしている明美にもっと暖かいところで寝なさい、なんて声をかけるし、なんだかんだ言いつつ洋子の話もちゃんと聞いているし……小ネタも満載だし、なかなか頭が追い付かない作品である。もし、しのぶが悪だったとしたら、このドラマの見方がガラッと変わるな……などと考えてしまった第7話だった。事件も動き出し、まったく展開が読めなくなってきている。真実はどっちなのか。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第7話11月28日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月29日『監獄のお姫さま』第5話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫様』第6話あらすじ(ネタバレあり)しのぶ(夏帆)の息子・勇介を迎えに来た母・民世(筒井真理子)。しのぶが絶対に吾郎(伊勢谷友介)に勇介を渡さないでほしい、と懇願していたにも関わらず、母は吾郎を伴っていた。勇介ロスに陥るかよ(小泉今日子)、明美(森下愛子)、千夏(菅野美穂)、洋子(酒井真紀)。そんな中、週刊誌に吾郎が春海(乙葉)と極秘入籍、1歳半の息子がいるという記事が載る。それだけではない。かよは息子が面会に来て、夫(離婚待ち)がFacebookで知り合った女性と再婚を着々と進めていることを知ることになったり、悠里(猫背椿)が出戻ってきたり、明美は元旦那が若い女と再婚をしたことを知らされたりと、それぞれに変化がもたらされる。一方、2017年12月24日。吾郎に現在の妻・春海との関係を問い詰めるかよたち。吾郎は春海とのなれそめを語り始める。新たな動きも起きていた。吾郎が誘拐されてから、音信不通になっていたふたば(満島ひかり)に疑いがかかっていた。晴海からかかってきた電話に、ふたばは自分も一緒に誘拐されていると説明し、一度春海たちのところに戻ることを決める。■『監獄のお姫さま』第6話感想 - 子はかすがいと言うけれど女子刑務所のはずなんだけど、徐々に女子寮のような雰囲気を醸し出し始めた「自立と再生の女子刑務所」が気になる。……が、勇介ロスに陥りつつも、かよたちはなんだかんだで元気だ。さすがにしのぶの表情は暗いままだけれど。勇介を引き取ったことについては、やはりというかなんというか、吾郎がうまいことしのぶの母を言いくるめていた。「私たちが彼女を正気に戻さなければ」。しのぶの母はすべて吾郎の言われるがまま。そんな男の言うことを聞いたらダメだよ!と視聴者は思って当然だが、普通に考えると、刑務所に入っている実の娘よりも、会社の経営を立て直した娘の元婚約者のほうを頼ってしまうのは仕方がないことなのだろうか。前回は勇介の子育てが中心だったが、今回は勇介の存在然り、かよの息子が出てきたり、母の日の慰問コンサートということで子どもたちが歌ったり(メインは前川清)、何かと子どもが登場する。かよの息子・公太郎はかよ宛の手紙にこんなことを書く。「父さんと母さんはもともと他人だけど、自分とは血がつながっている。父さんと母さんが別れても、僕は母さんの息子」当たり前なんだけれど、グッとくる。子どもがそういう存在だということ。吾郎としのぶにとって勇介もまたそんな存在。途中、吾郎は「勇介を犯罪者の子どもにしたくない」と言ったが、現状、しのぶが濡れ衣をかぶったままだとしても、吾郎が真犯人だったとしても、勇介は犯罪者の子どもになってしまう。おまけに今はしのぶの存在は消されているが、再審となれば、勇介が犯罪者の子どもである、ということが公になってしまうわけだが……。それにしても、かよの息子・公太郎がいい子で……第1話でかよと会っていたシーンでも、不器用ながらも優しい子で、涙が出そうになった。だからこそ、もう一度かよが犯罪を犯すことになったとしたら、と考えると胸が痛い。かよは公太郎に謝っていたけれど、もう一度捕まることを覚悟しているのか。「雑なのか緻密なのかわからない」と誘拐されたばかりのころ吾郎が言っていたけれど、結局のところ、どういうふうに爆笑ヨーグルト姫事件を再審に持っていくのか。ふたばは元刑務官であることがバレて、しのぶとの関連性を疑われ始める。ここまで、過去を振り返り、吾郎から真相を聞き出そうと努めていたけれど、次回は大きな動きがありそうだ。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第6話11月21日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月22日『監獄のお姫さま』第4話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫様』第5話あらすじ(ネタバレあり)2017年12月24日夜。誘拐された板橋吾郎(伊勢谷友介)の声明が動画サイトでアップされる。「私は今おばさんに誘拐され、拘束されている。爆笑ヨーグルト姫事件の裁判のやり直し。それがおばさんの要求である」2012年、女子刑務所。しのぶ(夏帆)が出産、刑務所に赤ちゃんを連れて戻ってくる。一方、カヨ(小泉今日子)は美容資格取得、洋子(坂井真紀)と明美(森下愛子)はしのぶの子どものため、ベビーシッターに興味を持つようになる。所内で始まった勇介の子育て。これまでにないケースに所長は戸惑い、女囚たちも初めての所内での子育てに奮闘するのだった。■『監獄のお姫さま』第5話感想 - 塀の高いおうちで6人のお母さんに育てられました「あーーっ、吾郎!来るのわかってたけどー!最低だっ!」……などと思わず叫びたくなったエンディング。しのぶは生後1週間の勇介と刑務所に戻ってくる。所長は乳児院に預けることを勧めるが、ふたばの後押しもあって、しのぶは所内で育てることを選ぶ。母親は保育室を使って最長1年半、子どもと一緒に過ごすことができる。しのぶが工場で働いている間は経理工場の人間が交代で面倒を見る。夜泣きがひどいときはベビーシッター志望のふたりがサポート。まさに所内全体で勇介を育てる。しかし、やがてやってくる別れのとき。そもそも、しのぶはなぜ身に覚えのない罪を負い、服役したのか。それは子どもを吾郎に渡さないため。子どもを守るためだった。だから、1年半が経ち、勇介と離ればなれにならなくなったとしても、吾郎には絶対に渡したくない。そこでしのぶが頼ったのは、自分の母だった。服役してから一度も面会に来ていなかった母。「絶対にあの男に渡さないで」そうしのぶは母に頼んだが、その約束は破られ、勇介は吾郎のもとへ行くことになってしまう(そして思わず叫ぶ)。第5話のタイトルは「母性」だ。刑務所内で勇介を育てている間、女囚たちは母性に満ち溢れていた。しかし、しのぶの母は……?しのぶは「親子だから。包み隠さず話せば、分かってくれるはず」という。しのぶの母は「娘を信じない母がどこにいますか」と答える。そして裏切られる。母性とは。親子とは。そして、今の勇介の母・晴海(乙葉)の母性はどうなのだろう、と気になる。しのぶと別れるとき、勇介は大声で泣き叫ぶ。子どもがいない筆者が見ても思わず涙が溢れそうになるシーンだった。お母さんのそばにいたいよね、お母さん、きっとがんばって迎えに行ってくれるよ……などと語りかけたくなる。その瞬間、ラスボスのように現れる吾郎。あの瞬間、テレビの前の女性たちの憎しみを一身に受けていたに違いない板橋吾郎。吾郎は回を追うごとに罪深くなっていくようだ。そして前回から召喚されている検事・長谷川(塚本高史)。再審で有罪が無罪にひっくり返るような決定的証拠を引っ張り出すために呼ばれたらしいが、今のところ見せ場がない。このあとどんな活躍を見せるのやら。というか現状、「良い男」がまったくいない!■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第5話11月14日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月15日復讐をテーマにしたドラマ『監獄のお姫さま』にて、イケメン社長・板橋吾郎を演じる伊勢谷友介さんにお話をうかがいました。“おばちゃん”たちの生き方を見ていると、元気がもらえます。女子刑務所で出会った女5人と女刑務官が、ある理由のために一人の男への復讐を企てる姿を描いたドラマ『監獄のお姫さま』。女たちのターゲットであるイケメン社長・板橋吾郎を演じるのは、伊勢谷友介さん。「吾郎は、承認欲求が強く、自己実現のみが幸せだと感じている男です。自分のことを高めるためには周りの人を陥れることも是とできる、自分にしか愛情が向いていない、いうなれば“世の中で最悪の人”。民放の連続ドラマに出演するのが初めてなので、もっといい人の役でもよかったんですけどね。でも、最近は悪役のオファーがなぜか多くて。40歳を過ぎたという年齢もあるのでしょうが、やっぱり、悪人顔だからハマるんだと思います(笑)。昔はヒーローみたいな役がいいと思っていたけど、今は逆に楽しんで演じています」今作では、小泉今日子さんに菅野美穂さん、満島ひかりさん、坂井真紀さん、森下愛子さんという、錚々たる顔ぶれの女優さんたちと共演。「これまでは男性が多い現場ばかりだったので、新鮮です。仕事に取り組む姿を見て尊敬することばかりだし、いろいろな話を聞いて刺激をもらったりしています。やはり、許容力が違うので、僕は甘えさせてもらいながら、勉強をしている感じですね。ただ、6人が揃うと迫力がすごいんですよ。なるべく怒らせないようにしないといけないな、とは思っています(笑)」脚本を手がけているのは、宮藤官九郎さん。「作品の大きなテーマのひとつは復讐であり、シチュエーションもシリアスだったりする。それなのに、6人の女性たちが、変なクセを持っていたり、コミカルな性格であったりすることで、コメディに昇華しているのが宮藤官九郎さんのすごいところだと感じました。みんなが完ぺきじゃなく、とぼけた部分があることで、リアリティも生まれています。作品では、自分のために生きる板橋吾郎という人間が上に立つ社会を、おばちゃんたちが壊そうと奮闘する姿が描かれている。打算的な人間がいくら“こうだ!”と言っても、彼女たちは感覚的なものを大事にしながら“え~、こっちのほうがいいよねぇ?”と無視して突き進んでいく。その生き方を見ると元気が出てくるし、“おばちゃんになるのって楽しそう!”と、思えるはずです」いせや・ゆうすけ1976年5月29日生まれ、東京都出身。俳優として様々な作品に出演する一方で、監督や、自身で立ち上げた「リバースプロジェクト」の代表としても活動している。馬場カヨ(小泉今日子)、若井ふたば(満島ひかり)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)は、復讐のために板橋吾郎(伊勢谷友介)の息子を誘拐する。毎週火曜22:00~、TBS系にて放送中。※『anan』2017年11月15日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年11月14日『監獄のお姫さま』第3話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第4話あらすじ(ネタバレあり)しのぶ(夏帆)の妊娠を知ってしまったカヨ(小泉今日子)。そんなとき、夫の武彦(赤堀雅秋)が面会にやってくる。何もなかったかのようにおしゃべりを始める武彦。息子の近況を話し、相談し、これまでの自分の行動は自業自得だったと詫びる。そして、何事もなかったのように離婚届を出すように、と言って帰ろうとする……。刑務所内の状況にも進展があった。カヨはふたば(満島ひかり)にしのぶの妊娠を相談しようとするが、なかなかうまくいかない。そしてついにしのぶは倒れ、救急車で搬送されてしまう。一方、2017年12月24日。息子・勇介の本当の母親は誰なのか、板橋吾郎(伊勢谷友介)に迫るカヨたち。しかし、吾郎はもちろん認めない。そこへカヨの担当検事だった長谷川(塚本高史)がやってくる。■『監獄のお姫さま』第4話感想 - 自分の人生以外は喜劇よ、ピエロよしのぶの妊娠の件のほか、明美(森下愛子)や千夏(菅野美穂)の過去も明らかになった今回。明美は赤坂の高級クラブのママから極道の妻へ。しかし、組長である夫に嵌められて、営利目的による輸入売買で懲役5年の実刑を受けることになる。さらにはすべて罪を認めて、形だけと言われて離婚も。千夏は吾郎に話して聞かせる形で子どもの頃を回顧する。小さな会社の社長だった父親は蒸発、母親は莫大な借金を抱え、子ども3人を育てた。とにかく金!金がないと心も体も腐る、と学んだ、と話す。しかし、千夏は父親を会社の役員にしていた。借金も返していた。なのに父は週刊誌にも千夏のことを売って小銭を稼ぐ始末。もし、タイムマシンがあったら、自分が生まれる世界に行きたい、両親が会わないように絶対に邪魔をしてやる、と。セリフのリズムがとても良く(途中、カヨが長谷川に「(電話)したわよ出なさいよなにしてたのよセックス!?」というのが何とも小気味の良いリズムだった)、ドラマがポップな雰囲気だから、忘れてしまいそうになるけど、人生って大変だ。でも、大変なのはひとりじゃない。しのぶは合コンに行く、カヨはせっかく息子が会いに来てくれたのに、面会が1回しか許されないがために結局会えずじまい。千夏はしのぶの話を聞いて「あんたって本当にお姫さまだよね」とつぶやく。作中、千夏が言う。「自分の人生以外は喜劇よ、ピエロよ、女ピエロ劇場よ」。たぶん娑婆でも同じことが言えるんだけれど、獄中内はよりドラマチックなので劇場化する。それぞれにさまざまなことが起こっているけれど、その「さまざまな事件」があって、彼女たちはここに存在して、キャラクターができあがっている、というのがよくわかる。さて、吾郎は相変わらず拘束されたままだが、「伊勢谷さん自身」はちょこちょこと出てくる。回想シーンでは明美の組の「わけぇの」の役やるし、千夏の父親もやるし、途中、『王様のブランチ』に出演して、カレーを食べる。伊勢谷友介自体はよく見るが、実のところ、「吾郎」のバックボーンは何も見えてこない。彼についてあれこれみんな言うが、何も明らかにはなっていないのだ。女性陣の過去が明らかになりつつあるだけに、ますます吾郎の異様さが目立ってきている。姫は子どもを守るために罪をかぶって刑務所に入った。さらに、産む前に子どもの名前について語っていた。吾郎は「自分は事件に関与していない」と言い張るが、カヨたちがしのぶから子どもの名前を聞いているのだ。そして、明美は第1話で勇介に向かってこう言っていた。「前に一度会ったことがある」と。そのあたりについては次回、明らかになりそうだ。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第4話11月7日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月09日宮藤官九郎が脚本を手掛け、小泉今日子を主演に迎え放送中のドラマ「監獄のお姫さま」。この度本作の主題歌、安室奈美恵の「Showtime」のMVが、ドラマ映像とコラボレーションした「コラボレーションMV」が、安室奈美恵オフィシャルYouTubeにて期間限定公開された。先日解禁されたMVでは、“監獄・脱獄ショー”をコンセプトに、安室さんをはじめとした女性囚人たちのリベンジ劇を描き、ドラマの設定も取り入れた、ポップでコミカルな作品に仕上がっている。そして、今回公開されたドラマ映像とコラボレーションしたMVでは、“囚人服”や“監獄”などドラマと安室さん出演のMVがシンクロしているシーンをはじめ、お互いの様々なシチュエーションがシームレスに行き来しながら展開されている。「監獄のお姫さま」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月07日『監獄のお姫さま』第2話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第3話あらすじ(ネタバレあり)2017年12月24日。警視庁前では板橋吾郎(伊勢谷友介)の長男・勇介(前田虎徹)が「爆笑ヨーグルト姫事件」の裁判のやり直しを求め、犯行声明を読み上げていた。無事に保護された勇介から警察は4人の「おばさん」たちの存在、そして吾郎に会っていたことを聞き出す。時は再び遡り、2012年の春。舞台はカヨ(小泉今日子)たちが収監されている自立と再生の女子刑務所。そこに新しくやってきたのは、爆笑ヨーグルト姫として話題になった江戸川しのぶ(夏帆)だった。しのぶに興味津々の明美(森下愛子)や洋子(坂井真紀)たち。カヨはと言うと、しのぶの教育係を任命される。そんななか洋裁工場で指導中にしのぶが体調不良で吐いてしまったことで、カヨがしのぶをいじめたのでは……と調査が行われることになってしまう。どこか様子がおかしいしのぶ。次第にカヨたちは本当にしのぶが「爆笑ヨーグルト姫事件」の犯人なのかどうかを疑い始める。■『監獄のお姫さま』第3話感想 - 姫の参上にわちゃわちゃし始めるおばさんたちカヨたちとしのぶの出会いが描かれた今回。しのぶの罪は、婚約者だった板橋吾郎の恋人(要は二股をかけていたわけである)の殺人を第三者に依頼した殺人教唆。ずっと怯えたような様子を見せるしのぶにカヨは優しく接する。最初は完全に距離を取っていたものの少しずつ、話を始める……と言うより、ほぼ千夏(菅野美穂)に喋らせていたようなものだけれど。そのうち、ぽつぽつと“爆笑ヨーグルト姫事件”の真実が語られていく。もしかしたらしのぶが犯人がではないかもしれない。しかし、しのぶはこう弁解する。「裁判も終わって、私はすべてを受け入れたんです」。まあ、回を追うごとに吾郎の胡散臭さが増していくこと!ついでに露出と色気もダダ漏れだけれど。そして、少しずつそれぞれのバックグラウンドが明らかになっていく。今回の吾郎の誘拐事件のためにカヨたちを招集したのはふたば(満島ひかり)だということも。すべては吾郎の企みなわけである。しのぶは騙されていた、というよりは、信じたくてわざと騙されたのか。さらにはラスト、しのぶが妊娠していることにカヨが気づく。婚約者に騙され、罪を着せられ、妊娠している状態で刑務所にやってきた。挙句の果てには、出所するまで待っている、などと言っていた吾郎の熱愛のニュースをテレビで見てしまう。大きな目は潤み、白い肌はもう青白くさえ見え、やつれているその姿は思わず、「どうにかしてやらなくちゃ!」という気持ちになる。それでいて、芯の強そうなところも垣間見えるものだから……。ただ、カヨたちがしのぶ……姫のためにどうにかしてあげたい!と思うのはとても自然に思えるのだけれど、ふたばがどこでそう思ったのかが気になるところである。ふたばと言えば、最初は怖い刑務官というイメージだが、ちょくちょく覗く個性が興味を引く。「雑魚は雑居で雑魚寝しな」などとタンカを切るシーンも勢いがあって良いけれど、千夏が吾郎とサンジャポ終わりに寝た、という事実に女性陣が色めきだっているというのに、ひとり笑っているところとか。キャラクターに緩急があるせいか、とても惹きつけられる。それにしても、気になったのは受刑態度の良い者が出られるという月に一度のカラオケ大会である。その裏ではカヨがしのぶの重大な秘密を知り、とてもシリアスな雰囲気だったというのに……ドギツイメイクで『天城越え』を歌う千夏のインパクト以上に、所長はあの格好でトシちゃん歌ったのかと思うと、いろいろ吹っ飛んでしまう。次回はそれぞれの過去がより詳しく明らかになっていく模様。そして、妊娠していた姫は……?■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第3話10月31日(火)夜11:35〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月02日「カルテット」「ごめん、愛してる」などで2017年の“ブレイク女子”筆頭となった吉岡里帆が、「逃げるは恥だが役に立つ」「監獄のお姫さま」など話題作を続々生み出す火曜ドラマ枠で連続ドラマ初主演。人気コミック原作の「きみが心に棲みついた」で、桐谷健太、向井理と三角関係のラブ“ホラー”ストーリーを繰り広げることになった。原作は、若い女性たちから高い支持を得ている女性向けマンガ雑誌「FEELYOUNG」で連載中の天堂きりんによる「きみが心に棲みついた」「きみが心に棲みついたS」(祥伝社フィールコミックス)。自己評価が極めて低いために、他人の前で挙動不審になってしまう主人公・小川今日子(通称:キョドコ)が、対照的な魅力を持つ2人の男性の間で揺れ動く様を描いていく。また“火10”こと火曜ドラマといえば、「逃げるは恥だが役に立つ」「あなたのことはそれほど」など中毒性のあるラブストーリーを生み出してきた。今回は連続ドラマ初主演となる吉岡さんが挙動不審の“キョドコ”となり、桐谷さんと向井さんとの間で揺れ動く、三角関係ラブストーリーとなる。■吉岡里帆、自己評価・自己肯定感が低すぎる「キョドコ」に主人公・小川今日子は、下着メーカーの材料課勤務。幼いころから母親に妹と比較され愛情を注がれなかったため、自己評価・自己肯定感が極端に低く、オドオドと挙動不審。ついたあだ名は「キョドコ」。何事も笑ってやり過ごすくせがついており、それがうそくさい笑顔だと自分でも気づいているが、ほかにやり過ごす術を知らない。「傷つきたくない、傷つけたくない」がゆえに口下手。単に気が弱いわけではなく、心の中には発せられないまま消えていく言葉が常に漂っているため、時折あふれ出す言葉は、唐突で強烈!周囲には突拍子もない言動に映り、結果、「変な子」「極端な子」と思われてしまう。大学時代に勧誘を断れず入会したサークルで、ぼっちでいるところに優しく声をかけてくれたイケメンの先輩・星名に心惹かれ、コンプレックスを打ち明ける。星名から「そのままのキョドコでいい」と言われ、初めて自分らしさを受け入れられ理解されたように感じるが…。演じる吉岡さんといえば、いまや数々のCMに引っ張りだこ、同じ火曜ドラマ枠の「カルテット」では松たか子、松田龍平、満島ひかり、高橋一生というメインキャスト4人をかき乱す役どころで高く評価され、その後、日曜劇場「ごめん、愛してる」のヒロインに大抜擢。いま最注目の若手女優が、ついに連続ドラマの主演に挑む。桐谷健太は“熱い男”そのもの!?明るく大らか、実は繊細なマンガ編集者吉岡さん演じるキョドコに関わる1人目の男は、マンガ編集者・吉崎幸次郎。吉崎は率直で明るく、大らかで、誰に対しても遠慮なく厳しい言葉を投げかけるが、その裏には優しさ、誠実さが溢れる“いい男”。とんでもない言動を自身に向けてくるキョドコを突き放すことができず、持ち前の熱さでつい助けてしまう。そんな吉崎が自分を変えてくれるのではないかと、キョドコは強く惹かれていく。吉崎を演じるのは、「三太郎」シリーズなどCMでの好感度も高く、TBSテレビ60周年特別企画日曜劇場「天皇の料理番」や映画『火花』『ビジランテ』など、数々の映画・ドラマで芯の通った熱さのある男性を好演し、“熱い男”の代名詞となりつつある桐谷さん。向井理、一見さわやかなイケメンがトラウマを植え付ける!?もう1人の男は、自信が持てないキョドコを初めて受け入れてくれた大学時代の先輩・星名漣。卒業後は商社に就職、異例の出世を遂げたデキる男で、その商社が今日子の勤める下着メーカーを買収したため、星名は上司として彼女の前に再び現れる。一見さわやかなイケメンだが、裏の顔があり、自分だけを信頼し離れられなくなっていたキョドコに、度を越えた冷酷な命令を下していた。一度は距離を置くキョドコだったが、星名からの連絡は続き、会社で再会したことにより、星名に強く“依存”していた過去の感情が蘇ってしまう。自分を慕ってくる今日子に対して、心をいたぶるように楽しむ星名。彼女が自分から離れようとすると、あらゆる手を使って支配する。キョドコは吉崎との恋愛で前向きな自分に変わろうとするが、引き戻そうとする星名の“魔の手”に抗えず…。そんな好青年の顔の裏に加虐的な面をもつ星名を、思いやりのある役柄が印象強い向井さんが務め、新境地を見せる。キャスト3人からコメント到着!吉岡さんは、「連続ドラマ初主演ということで、夢のような気分でいますが、同時に身の引き締まる思いです。『必ず面白いドラマにするぞ』と、かなり意気込んでいます」と力強くコメント。「役に合わせて20センチくらい髪の毛を切りました」と明かし、「髪形が変わると、新しいことに挑戦したいという意欲が湧いてきて、これまでとはまったく違うアプローチをしてみたいという気分になっています」と語る。桐谷さん、向井さんともに初共演だが、「向井さんは、星名を演じるのが信じられないくらい清廉で、一本筋の通った、さわやかな方」、「桐谷さんは、場を和ませてくれる三枚目でクラスの人気者というイメージがあって、今回のドラマの現場も桐谷さんが明るくしてくれるのではないかとわくわくしています」とそれぞれの印象を語ってくれた。桐谷さんも「主人公がいろんな意味でぶっとんでいて、おかしな関係性もあったりで、これからどうなっていくんだろうと新鮮な気持ちで脚本を読み進めています。あまり読んだことのない作品」と語り、「ガンガン攻めていく作品になって欲しいな」とコメント。吉岡さん演じる今日子に対して「全く共感できなかったところからどう惹かれていくんだろうと気になっています。まだ演技プランは何も考えていませんが(笑)」と明かしている。原作を読んだという向井さんは「刺激的な描写も多く、ただ面白いだけではない作品だと感じました。日常にありそうで、でも実際に経験したくはないなと思うことが疑似体験できる」とコメント。「今回のラブ“ホラー”ストーリーの中で、“ホラー”要素を担当する」が「ただ怖いだけでなく、人間的な弱さなどを見せることで、本当にどこかに存在する人物のように演じたい」と、意気込みを語っている。火曜ドラマ「きみが心に棲ついた」は2018年1月、毎週火曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日安室奈美恵が歌う、現在放送中の火曜ドラマ「監獄のお姫さま」の主題歌「Showtime」のMVが、このほど完成!本MVは“監獄・脱獄ショー”をコンセプトに、安室さんを含む25名の女性囚人たちが監獄から脱獄するまでを描いたポップでコミカルな映像作品に仕上がっているという。宮藤官九郎が脚本を手掛けるドラマ「監獄のお姫さま」は、主演の小泉今日子をはじめ、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂といった超豪華な女優陣が出演し、女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇を描く物語。そんな本作の主題歌になっているのが、来年9月に引退することを発表した安室さんの最新曲「Showtime」。彼女がTBS連続ドラマの主題歌を担当するのは、2013年放送の日曜劇場「空飛ぶ広報室」の「Contrail」以来4年半ぶりとなり、今回の「Showtime」も放送開始以来話題となっている。完成したMVでは、“監獄・脱獄ショー”をコンセプトに、安室さん含む25人の女性囚人たちが、監獄から脱獄するまでを描いたポップでコミカルな内容に。囚人たちが監獄内のあらゆるシチュエーションで大騒ぎするシーンを始め、後半で繰り広げられるキャスト全員でのダンスパフォーマンスから脱獄までの構成は、まさに楽曲タイトル通り“ショータイム”を見ているかのような仕上がりだ。また、ドラマの内容とリンクした設定を取り入れているのも注目してみて。楽曲「Showtime」は、11月8日(水)にリリースされるオールタイム・ベストアルバム「Finally」に収録。「監獄のお姫さま」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月31日『監獄のお姫さま』第1話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第2話あらすじ(ネタバレあり)板橋吾郎(伊勢谷友介)をアジトに拘束した馬場カヨ(小泉今日子)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)、若井ふたば(満島ひかり)。彼女たちには共通点があった。それは「刑務所」にいたということ。受刑者として、刑務官として。2011年秋。そんな彼女たちが過ごしていた刑務所での生活が描かれる。夫への殺人未遂事件で「自立と再生の女子刑務所」に収監された馬場カヨ。彼女が入った雑居房には明美、洋子のほか、小島悠里(猫背椿)、リン(ステファニー・エイ)がいた。また、刑務所には脱税の罪で収監されていた千夏の姿も。カヨはカリスマ経済アナリストであった千夏を尊敬していた。運良く千夏と話すことができ、意気投合したように見えたが、その後カヨを待ち構えていたのは同室の受刑者たちからの嫌がらせだった。■『監獄のお姫さま』第2話感想 - ムショで描く女性たちのわちゃわちゃ感受刑者が刑務所に収監されてからの流れ、1日の生活について描かれる。「自立と再生の女子刑務所」は“意識高い系ムショ”とされ、なんともポップな描写。これまで他の作品で見てきたような、従来の刑務所とは異なり、会話をしても良い食事の時間帯のノリは学校に近いものがある。食事のたびに流れる朝ごはんの歌も、ちょっとかわいらしい……。さて、同時に現在、2017年12月24日も描かれる。拉致されて、拘束されっ放しの板橋。カヨから刑務所での話、カヨが夫を刺した理由などが語られる形だ。子どもを産み、小学校に上がってから職場に復帰したカヨは、家事育児もこなしながら、仕事でもよい結果を出す。それに息苦しさを感じた夫が浮気をしたのが表向きの理由。夫は仕事人としても家庭人としても優位に立ちたかったから、わざわざ職場の人間から浮気の事実がカヨの耳に入るようにした……。そんなカヨに板橋は夫、男性としての視点から話し出す。家事も育児も仕事も出来る女を妻にすると、夫のほうは浮気をする、というテンプレはやはり存在するものなのか。板橋は「キャパの違いでしょ」と言い放つ。キャパの小さい男を選んじゃった奥さんが悪いよ、と。もう何が正しくて間違っているのか分からないし、何も正しくない気がしてくる。刑務所内は自身が写った写真の持ち込みは不可だという。しかし、カヨは子どもと写っていた写真をこっそりと持ち込む。嫌がらせでそれを隠される。カヨはふたばに問う。なぜ自分が写っている写真を持ち込んではいけないのか――。答えは、写真の中の自分には戻れないから。戻れないと受け入れることが反省、戻りたいと思うのが後悔。カヨは後悔はしているけれど、反省はできていないということである。それにしてもサンタ姿のまま、拘束されている板橋の姿が色っぽすぎて困るな……と思っていたら、案の定、カヨたちから着替えてくれないかというクレームが入っていたのはさすがである。「どういう格好でどういう仕草でどういう声で女がずきゅんとなるか……大正解よ!」(by明美)というセリフに共感せずにはいられない。そして、刑務所内にいる女優さんたちがすっぴんに近いメイクなわけだけど、菅野美穂さんの男前さが光る。初回も私服のパンツスタイルがカッコよかったけれど、パリッシャキッとしている満島ひかりさんとは異なるカッコよさがあるなあ、と見惚れる。雑なのか緻密なのかわからない誘拐劇。次回は、「爆笑ヨーグルト姫」が収監されてくる。復讐劇のきっかけとは一体。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第2話10月24日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年10月25日宮藤官九郎が脚本を手掛け、小泉今日子が主演を務めるドラマ「監獄のお姫さま」の第2話が、10月24日(火)に放送。“女囚VS女囚”勃発、いよいよ女たちの監獄編が始まる。女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇を描く本作。不貞を働いた夫を刺した殺人未遂という罪状を抱え、女子刑務所へ入所する馬場カヨを小泉さんが演じるほか、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂といった豪華な女優陣が出演していることでも話題だ。10月17日(火)に放送された第1話では、2017年12月24日のクリスマスイブ。過去に罪を犯した馬場カヨ、大門洋子(坂井さん)、足立明美(森下さん)、勝田千夏(菅野さん)と元刑務官・若井ふたば(満島さん)が、まだ刑務所にいる江戸川しのぶ(夏帆さん)の冤罪を晴らすため、EDOミルク社長の板橋吾郎(伊勢谷友介)を誘拐するまでのドタバタ劇が描かれた。そして今回放送される第2話では、女たちの監獄編がスタート!物語は6年前に遡り、2011年の秋――。夫の殺人未遂でカヨが収監された。女だらけの監獄でスパルタ教官・ふたばとの出会いや、同房の受刑者たちからの嫌がらせ…新入り女囚・カヨの闘いが始まる。中でも、カヨが憧れていたカリスマ経済アナリスト・千夏との監獄での偶然の出会いが、カヨの監獄生活にとんでもない事態を巻き起こす…。最初は千夏の著書の話で意気投合したように見えた2人。しかしその後、「銀行女!」「財テクブス!」と罵り合うことに!?そして、「雑居房の雑は雑魚の雑」「なに悲劇のヒロインみたいな顔してるの!」と、カヨに対しきつい言葉で接するスパルタ刑務官・ふたば。新入り女囚・カヨは、どうなってしまうのか?さらに、イケメン社長・吾郎誘拐の発端となった「爆笑ヨーグルト姫事件」の全貌が少しずつ見えてくるという。「監獄のお姫さま」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月23日10月17日にスタートした、小泉今日子(51)主演のドラマ「監獄のお姫さま」(TBS系)。物語のキーパーソンを演じているのが、女優の夏帆(26)だ。 夏帆が演じるのは伊勢谷友介(41)演じる会社社長の元婚約者で、社長の愛人を殺害した罪で服役する女囚。その女囚のえん罪を晴らすため小泉らが社長に果たす“復讐劇”が、宮藤官九郎氏(47)の脚本により痛快に描かれる。 「小泉さんや満島ひかりさん(31)、菅野美穂さん(40)など、女優陣はいずれも演技派ぞろい。その中で存在感を出せる女優がなかなかいなかったところ、夏帆に白羽の矢が立ったのです。それほど今の彼女は業界的にも評価が高くなっています」(TBS関係者) ティーン誌のモデルを経て女優に転身した夏帆。07年公開の主演映画「天然コケッコー」での演技が評価されて「日本アカデミー賞」など多数の新人賞を受賞し、頭角を現した。 翌年には「砂時計」など、主演映画3本が立て続けに公開。以後は脇役もこなすようになり、13年放送のテレビ東京系ドラマ「みんな!エスパーだよ!」では“お色気路線”にもチャレンジしている。15年公開の映画「海街diary」では綾瀬はるか(32)や長澤まさみ(30)や広瀬すず(19)と美人四姉妹役を演じ、話題を呼んだ。 「夏帆さんは作中で三女役を演じました。綾瀬さんと長澤さんが演じた長女と次女をとりなし、広瀬さんが演じた異母妹を家族になじませる役どころ。そんな難しいキャラクターを絶妙なバランスで演じたのです。しかしほかの3人が各映画賞を受賞するなか、なかなか受賞には至らなかった。そのため『日本アカデミー賞』で優秀助演女優賞を獲得した際は夏帆さんの努力を認めていたスタッフの方が喜んでいたほど、みんなから好かれていますね」(映画業界関係者) 新ドラマでは回が進むにつれ、好演で視聴者をひきつけそうだ。
2017年10月18日小泉今日子に満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂という超豪華な女優陣VS“イケメン社長”伊勢谷友介のバトルで、早くも話題の火曜ドラマ「監獄のお姫さま」。その第2話に、モデルの押切もえが本人役で登場することが決定。刑務所内の“ジェイルウェア”(作業着)のデザインを手がけている。昨日10月17日からスタートし、宮藤官九郎による練り込まれた脚本、久々にTBSドラマで主演を務める小泉さんをはじめ、全員“主演級”の女優陣、さらに民放連続ドラマ初出演となる伊勢谷さんや、塚本高史、猫背椿、池田成志といった面々の出演で話題を呼んでいる本作。第1話からさかのぼること6年前、刑務所内での出来事が描かれる第2話では、TV受けを狙った“意識高い系”の刑務所を目指し、次々と奇策を導入する「自立と再生の女子刑務所」所長・護摩(池田成志)が、モデル・押切さんがデザインするアクティブで斬新な“ジェイルウェア”(作業服)を所内に取り入れることに。そこで本人役として押切さんが出演。押切さんは、「以前からいろんな作品を毎回楽しませていただいている宮藤官九郎さんの作品で、さらに憧れの小泉今日子さんが主演される『監獄のお姫さま』に少しでも携わることができて、とてもうれしいです。ドラマで皆さんが着ている、『モデル・押切もえ』がプロデュースしたちょっと常識外れのジェイルファッションをぜひチェックしてくださいね!」と、期待を込めてコメントを寄せている。劇中で、馬場カヨ(小泉今日子)、“姫”こと江戸川しのぶ(夏帆)、“女優”大門洋子(坂井真紀)、“姐御”足立明美(森下愛子)、“財テク”勝田千夏(菅野美穂)らが監獄の作業シーンで着る、アクティブで斬新なジェイルウェアに注目だ。気になる第2話では、2011年秋に時がさかのぼる。夫を殺そうとした殺人未遂事件で、馬場カヨ(小泉さん)は5年の実刑判決を受け女子刑務所に収監。入所してすぐに、最も厳しい刑務官・若井ふたば(満島ひかり)から人定質問を受けたカヨは、ふたばの威圧感に負けそうになる。そして、この日からカヨは“69番”としか呼ばれなくなる。「自立と再生の女子刑務所」でカヨは、新人寮の室内作業に従事。その後、新人寮から雑居房に移り、24番・足立明美(森下さん)、31番・大門洋子(坂井さん)、56番・小島悠里(猫背椿)、106番・タイ人のリン(エステファニー・エイ)と同房になり、洋裁工場に配属される。そんな中、カヨはカリスマアナリストとして有名な経済評論家の勝田千夏(菅野さん)とすれ違い驚く。彼女は脱税の罪で収監されていたのだ。ある日、運動場で千夏と話す機会が出来たカヨは、千夏の書いた本の話で意気投合したように思えたのだが、その後カヨへさまざまな嫌がらせが始まり…。一方、2017年のクリスマスイブ――。第1話でカヨたちに誘拐されたイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)は、彼女たちのアジトであるガレージに拘束されていた。何故こんな目に遭うのか、理解できない吾郎は…。「人間が普通に生まれて、普通に暮らして、普通に死んでいく」。これがいかに平凡で、儚くて、幸せなことであるかを、笑って泣ける人間ドラマとして描く、いままでになかった“おばさん犯罪エンターテインメント”。これからも注目していて。「監獄のお姫さま」第2話は10月24日(水)22時~TBS系で放送。(text:cinemacafe.net)
2017年10月18日■『監獄のお姫さま』第1話あらすじ(ネタバレあり)2017年12月24日、クリスマスイヴ。カリスマ経済アナリストの勝田千夏(菅野美穂)とEDOミルクのイケメン社長として人気の板橋吾郎(伊勢谷友介)。親しげに話すふたり。しかし、ADが出した「息子が誘拐された」と書かれたカンペを見て目を見張る吾郎。実は吾郎の息子を誘拐しようと企てている女たちがいたのだ。馬場カヨ(小泉今日子)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、若井ふたば(満島ひかり)、そして勝田千夏。彼女たちの共通点は刑務所。ふたばは刑務官でそれ以外の4人は服役していたのだ。彼女たちは吾郎の息子を誘拐するために朝から家族の動向を伺っていた。しかし、洋子が吾郎の息子を間違えたせいで計画は大混乱。果たして彼女たちが誘拐を企む理由とは。■『監獄のお姫さま』第1話感想 - 5人の女性たちのテンポ良い会話劇が魅力前番組の『マツコの知らない世界』が終わり、次に映し出されたのは板橋吾郎のドアップからの『サンデージャポン』!一体どういうこと?と身を乗り出す。さあ、物語の始まりだ。端的に言うと、第1話では女性たちがある男への復讐計画を実行する。姫を助けるために。「私たちならやれる。5年もかけて計画したのよ」という千夏の言葉にあるように、綿密に立てられたであろうリベンジ計画。彼女たちが覗き込む計画ノートはボロボロだ。復讐対象である吾郎のそばには企む女たちの影がある。千夏しかり、ふたばは吾郎の秘書として、明美は資産家として。ただ「いる」だけではなく、一定の信頼は勝ち取っていた。計画を実行したクリスマスイヴには次から次へと吾郎の周りに女たちが現れる。想定外のことがあったものの、カヨたちは吾郎の息子を誘拐することに成功する。要求はお金ではない。6年前の出来事について話せ、爆笑ヨーグルト姫事件について――。リーダーはふたばだろうか。そのほかの4人の刑務所内で築かれたであろう関係性も気になる。カヨを落ち着かせるように抱きしめる千夏、ふたりの関係は?明美も吾郎との関係を示唆するような言葉を発していた。そして、なぜ刑務官であるふたばが彼女たちに手を貸しているのか。それにしても、ふたばの号令で、反射的にビシッとしてしまう4人がかわいい。息子を間違えて捕まえてしまい、「先生(ふたば)に怒られる~!」と嘆いているところも。「先生」のように、各キャラクターがあだ名で表されていて、なんともわかりやすい。明美は姉御、千夏は財テク、洋子は女優、カヨは……馬場カヨだが。そして、忘れてはいけない板橋吾郎。前半ではイイ感じのやり手社長という感じだったが、女性との接し方にそこはかとないスケコマシ感(古い……?)。作中、千夏に電話をかけたときの「さっきはありがとねー、楽しかったねー」と。「楽しかった」じゃなくて「楽しかったね」って言うところがググッとくる。そんな吾郎を虫けらを見るような目で見ているふたばにもグッとくる。でも、「ネイルかわいいねー」と言いつつも、適当に見ているあたりとか、ああ女に慣れていらっしゃる、という印象。要するにだいたいの行動がモテ男なんですが。そんな吾郎をどんなふうに追い詰めていくのか。まだ、彼女たちの背景ははっきりとはわからない。なぜ服役していたのか、刑務所で何があったのか。そのあたりは来週以降に明らかになるようだ。一筋縄ではいかないクドカン作品。華麗な女優さんたちの競演、あちこちに散りばめられた伏線。すでに2回、3回と見返したくなっている。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第1話10月17日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年10月18日小泉今日子が16年ぶりにTBSドラマで主演を務め、宮藤官九郎が脚本を担当するドラマ「監獄のお姫さま」が10月17日(水)から放送スタート。ネットでは豪華女優陣たちの演技と、宮藤さんの脚本の面白さに多くの反応が集まっている。小泉さんをはじめ、満島ひかり、坂井真紀、夏帆、森下愛子、菅野美穂、伊勢谷友介らが出演。罪を犯した5人の女たちと罪を憎む1人の女刑務官が冤罪を晴らす為、イケメン社長を誘拐するという宮藤官九郎が満を持して手掛けた“おばさん犯罪エンターテインメント”。馬場カヨ(小泉さん)は不貞を働いた夫を刺した殺人未遂で、足立明美(森下さん)は違法薬物不法所持で、勝田千夏(菅野さん)は所得隠しと巨額の脱税で、大門洋子(坂井さん)は詐欺と横領で、それぞれ女子刑務所に服役。そこにはエドミルクのイケメン社長・板橋吾郎 (伊勢谷さん) によってえん罪の犯人に仕立てられた江戸川しのぶ(夏帆さん)もいた。カヨは、出所後4人で集まってしのぶの冤罪を晴らす復讐計画を立て、そこに彼女たちに共感した刑務官の若井ふたば(満島さん)も加わり吾郎へのリベンジを実行しようとする…。第1話は出所後の4人とふたばが身元を隠して吾郎に近づき吾郎の息子を誘拐、最後には吾郎自身も誘拐して彼に対し過去の“罪”について問おうとする場面までが描かれた。なんといっても本作の見どころは主演級女優の豪華共演。主演の小泉さんに対しては「可愛さがえげつない」「素敵な年の重ね方。永遠にわたしのアイドル」などその美貌を讃える声と共に「姉御肌の役じゃなくて、ちょっと大人しめな役だったのが新鮮」「ダメダメな母親役だ!新鮮だ!すっごくいい!」など今回の役柄に挑んだことを評価する声も多数見受けられた。さらに“カリスマ女囚”としてTVなどで活躍してるという設定の千夏を演じる菅野さんには「菅野美穂さんは安定の美しさ」「美魔女って言葉じゃあ役不足なくらい綺麗」「演技が抜きん出て良いと思った」。若手俳優の“追っかけ資金”のために詐欺や横領に手を出した洋子を演じる坂井さんには「めちゃ面白い。いつからこんなに面白かったの?」「いろんなパターンの声色やるとこ 面白かったー」。また宮藤さんの作品に多数出演している森下さんには「森下愛子さんがご出演されててキャッツ厨な私歓喜」「森下愛子さんのセリフを訊くとああクドカン脚本…!ってホッとする」などの声が。本作と同じTBS火曜22時枠で1月クールに放送された「カルテット」も好評だった満島さんには「すずめちゃんとのギャップ半端ない」「雰囲気あるなー」などの反応と共に、刑務官口調で吾郎を「クズ」と呼びカヨたちの点呼を取るシーンに対して「満島ひかりがかっこよすぎる」「来週も点呼取ってほしいマジで」など“かっこよい”という反応が多数寄せられていた。一方、5人の女性たちに復讐されるイケメン社長を演じた伊勢谷さんにも「腹黒似合うわぁ。」「社長は伊勢谷友介で正解!って感じ」「やっぱり、存在感良かった。」などのツイートが多数投稿されていた。次回の第2話では時間をさかのぼって女囚自体のカヨたちの姿が描かれる模様。次回も見逃せない「監獄のお姫さま」は10月24日(水)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年10月18日小泉今日子が16年ぶりにTBSドラマで主演を務め、満島ひかり、坂井真紀、夏帆、森下愛子、菅野美穂と競演する宮藤官九郎脚本のドラマ「監獄のお姫さま」。このほど、彼女たちの“復讐のターゲット”となるイケメン社長役に、俳優業のみならず、映画監督や実業家とマルチに活動する伊勢谷友介が決定。民放連続ドラマに初出演する。「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」「あなたのことはそれほど」「カンナさーん!」と、話題性抜群のドラマを連発するTBS火曜ドラマ枠に10月より登場する本作。脚本をNHK連続テレビ小説「あまちゃん」やTBS「ごめんね青春!」、NTV「ゆとりですがなにか」などを手がけた宮藤さんが担当。「普通に生まれて、普通に暮らして、普通に死んでいく」…ことが、いかに平凡で、儚くて、幸せなことであるかを、笑って泣ける人間ドラマとして描くクライム・エンターテインメントとなる。物語は、馬場カヨ(小泉さん)、若井ふたば(満島さん)、大門洋子(坂井さん)、足立明美(森下さん)、 勝田千夏(菅野さん)の5人の女が、ある大企業のイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷さん)を誘拐するところから始まる。当初、何が目的なのか、5人はどういう関係なのか、すべてが謎に包まれたまま…。しかし、次第に明らかになる社長の過去。彼は愛人を殺した殺人犯であり、社長誘拐計画はその殺人の真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘・江戸川しのぶ(夏帆さん)の冤罪を晴らすためのものだった。しかし、復讐は彼女たちが計画した通りに進まない。さまざまなハプニングが起こり、そのたびにパニックに陥る5人の女。それでも、それぞれの得意分野を活かして、なんとか軌道修正を図っていくが…。そんな本作で、5人の女性たちに復讐される社長役で民放連続ドラマ初出演を果たすことになった伊勢谷さん。台本を読み、「宮藤官九郎さんの脚本ですので、設定も含め役者として前もって自分がやってきたことをしっかり自分の体に刻み込みながらやらなければならないと感じております」と真摯にコメント、「自分が先んじて入り込まないといけないことがあると思うのでドキドキしています」と心中を明かす。「今回の役どころは言うなれば“世の中で最悪の人”を演じさせていただきます。民放初の連続ドラマですのでちょっとはいい人の役でもよかったかなと思いつつも、現在41歳で悪者顔しているのでおそらくハマるのではないかと思います(笑)」と意気込んでいる。また、脚本の宮藤さんは、「伊勢谷さんに声をかけさせていただいた理由は“異物感”」とコメント。「『監獄のお姫さま』は女子刑務所を舞台にした、圧倒的に女の物語。男子禁制の空間で女がなんの話をしているかと言えば、そりゃ男の話。彼女たちにとっては男=非現実。異物。だったら非現実的な男がいい。異物感が大事だ。いろんなタイプの男性をちょこちょこ出すのは面倒くさい。何もかも手に入れ、全て兼ね備えた、スーパーな男性が1人いればいい。そんな経緯で誕生したイケメン社長・板橋吾郎は、ギラギラした出世欲と野心の塊、言わば“美し過ぎる悪”」とそのキャラクターを語り、「だったら、一度も仕事したことない人が良いだろうと考え、伊勢谷さんにオファーしました。そしたら、俺のドラマどころか、民放連続ドラマ自体が初めてだという。童貞好きの自分としては願ってもない情報です。俄然、楽しみになってきました」と、自身でも期待いっぱいの様子。プロデューサー・宮崎真佐子氏も、伊勢谷さん演じる板橋吾郎について「地位と名声、出世欲に駆られた巨悪の男でありながら、プレミアムなイケメン」と紹介。「そんな吾郎に小泉さん演じるカヨら女囚たちも、復讐のターゲットであるはずなのに、虜になってしまう…そんな悪と美しさを兼ね備えた男を演じられるのはこの世で伊勢谷友介さんしかいません!豪華女優陣に追い詰められていく伊勢谷さん、必見です!」と力を込めている。さらに、伊勢谷さんのほか、観察力に優れた優秀な検事・長谷川信彦役に、宮藤さん脚本の「木更津キャッツアイ」を出世作に、現在もさまざまなドラマで活躍する塚本高史、女子刑務所所長・護摩はじめ役に、これまで数々の舞台やドラマで名バイプレーヤーとして活躍する池田成志、小泉さん演じるカヨや坂井さん演じる洋子と同じ雑居房の受刑者・小島悠里役に、ドラマや舞台、映画で活躍、宮藤作品にもたびたび登場している猫背椿と、個性的な顔ぶれが集結する。火曜ドラマ「監獄のお姫さま」は10月、TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月15日