ミラクル・リナックスは10月6日、大規模システム向け統合監視サーバ「MIRACLE ZBX8220」の提供を開始した。価格は1年サポートパックで270万円(税別)~。新製品は、同社の統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のほか、監視サーバ専用にチューニングしたLinuxサーバOSや監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをハードウェアにインストールした状態で提供するハードウェア一体型アプライアンスとなり、すぐに監視設定を開始することができる。CPUはIntel Xeon E5-2620 v3 2.4GHz(6C/12t)、メモリは8GB 2133 RDIMM、HDDはSAS 450GB RAID1。また、監視サーバがダウンした場合でも監視を継続可能なHAクラスタ構成による利用が可能。さらに、ハードウェアに富士通製の最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M1」を採用したほか、同梱するZabbixのバージョンが2.0から2.2に更新されている。主な機能・特長はHAクラスタリングソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」を標準実装し、監視サーバのクラスタ化でシステム全体の可用性を向上。さらに、監視ソフトウェアやデータベース、OS、クラスタソフトウェアまでをハードウェアにインストールし、監視に必要なソフトウェアなどを最適化し設定済のため導入・設定工数とコストを削減。加えて、ZabbixやDB、クラスタ、ハードウェアとの障害切り分けが不要なサポート窓口により、迅速な障害対応が可能とし、ワンストップサポートによりシステム管理者の負荷を軽減し、迅速な障害対応を実現している。同梱ソフトウェアとしてOSはAsianux Server 4==MIRACLE LINUX Vで監視ソフトウェアはMIRACLE ZBX 2.2(オープンソース版Zabbix 2.2.9をベースとした独自パッケージ:MySQL 5.5.43、DBパーティショニング(HouseKeeper停止)、SNMP振り分けスクリプト、設定バックアップオプション、監視データ出力オプション、PRIMERGY監視テンプレート、リカバリディスク(MIRACLE System Savior)。そのほか、監視項目数は10万監視項目程度(監視間隔5分、ログ/SNMPトラップ監視を含まない場合)。なお、新製品の1年サポートパックは270万円(税別)、5年サポートパックは620万円(同)、クラスタ1年サポートパックは490万円(同)、クラスタ5年サポートパックは890万円(同)、1年延長サポートは128万円(同)、クラスタ1年延長はサポート160万円(同)となる。
2015年10月06日情報技術開発の連結子会社であるTDIプロダクトソリューション(TDIPS)は10月5日、農業向け遠隔監視制御システムの販売を11月2日に開始すると発表した。価格はシステム構成(例:温度湿度1点、土壌水分1点、システム構成は顧客が測定したいセンサー、個数での構成で異なる)で16万円(税別)~。なお、センサー数は追加可能で温度湿度計測1点で1万3000円(同)、土壌水分計測1点で6万3000円(同)、カメラと動体検知カメラパトランプは別売。同システムは、農業用ハウス内に設置したカメラや温度・湿度・土壌水分センサーのデータをスマートデバイス・PCに送信することで、その場にいなくても農業用ハウス内の状態を把握することができるシステム。主な特徴として、複数ある機能のうち必要な機能のみを選択できるため小規模農業の従事者でも利用可能な価格で提供できるほか、小型軽量により大規模な工事なしでシステムの設置・センサーの配置などの変更が可能となっている。また、動体検知カメラによる侵入検知により、動画保存やパトランプ起動、メール配信を行うことができる。同社では、これまで培ってきたネットワーク制御技術を活用し、その課題を解決するため、遠隔監視制御システムを開発。将来的に農作物の育成プロセスのデータなどを蓄積・分析し、IT技術により農作物の自動育成の実現に取り組んでいく方針だ。
2015年10月05日インフィニシスは30日、PC内のアプリケーションを監視し、ネットワーク接続やファイルの書き込みなどについて監視・報告するMac用ソフトウェアの新バージョン「Hands Off! 3」を販売開始した。販売は直販サイト「Shop Infinisys」のみで、価格は税込3,980円。10月10日までは特別価格として1,990円で提供する。同時に、無料で使用できる体験版も提供開始している。「Hands Off! 3」は、アプリケーションのネットワーク接続・インターネット接続をリアルタイムで表示でき、通信状況を監視できるソフトウェア。アプリケーションを監視してネットワーク接続やファイルの書き込みなどを報告し、さらにアプリケーションがネットワーク接続やディスク書き込みを行なおうとする際に、そのアクションを許可するかどうかをユーザーに確認。これにより、データの自動流出や外部からのウィルス侵入の防止を図る。監視するアプリケーションや監視のレベルを自由に設定することも可能。今回のバージョンでは、Mac OS X 10.11(El Capitan)に完全対応するほか、Rentinaディスプレイのサポートや、全体的なパフォーマンスの向上が図られている。動作環境はOS X 10.9.5以降。
2015年09月30日トレンドマイクロは9月4日、ソニー銀行の社内システムに、トレンドマイクロが提供するネットワーク監視製品「Deep Discovery Inspector(DDI)」がセキュリティ対策製品として採用されたと発表した。ソニー銀行のシステムは、一般的な事務処理を支える「OA系システム」と顧客管理や勘定処理を行うクローズド環境の「銀行業務システム」の2系統あり、今回、この両システムにそれぞれDDIが採用された。採用にあたっては、DDIが内部ネットワークの通信の可視化やログの蓄積、サンドボックスによる未知の脅威の検出といった機能を搭載し、標的型サイバー攻撃を迅速に察知するための「内部対策」を最もバランスよく実現できる点が評価されたとしている。
2015年09月07日日本ラッド(ラッド)は9月1日、情報通信研究機構(NICT)が開発した次世代ネットワーク可視化・監視システム「NIRVANA」の大幅な改修開発を行い、新シリーズ「NIRVANA-R(ニルヴァーナ・アール)」として第1弾をリリースした。同社は、6月にNICTより「NIRVANA」のソースコードの利用・改変権を取得した。今回のリリースでは、あらかじめ設定した閾値を外れた通信量、「ネットワークトラフィック」「ネットワークプロトコル」「ポート番号」「送信元/送信先IPアドレス」といった特定の条件を満たす通信の発生をトリガーとするアラート・通知機能を実装している。事象検知時は画面上に該当トラフィックが発生した場所を示す警告を表示すると同時に、ネットワーク管理者にアラートメールを送信する。強力なネットワーク状態可視化エンジンにこの新機能を追加することにより、ネットワーク管理者がインシデントに素早く対応することが可能となり、初動の負担軽減・迅速化、原因究明と対策策定における作業効率の改善が期待できる。また、昨今非常に大きな問題となっている標的型攻撃に対しても、NIRVANA-Rを導入することにより、社内LANに侵入したマルウェアなどによる非定常通信の検知と感染元の特定が可能となる。同社は、これを原因分析と対応をサポートする各種IPS/FWサービスと組み合わせることで、さらに強固な対応を行う環境を整備できると考え、各社とのサービス連携を強化していく考えだ。今後、「セキュリティ・アプライアンスとの連携」「セキュリティ・アプライアンスからのアラートをトリガーとしたネットワーク機器との連携」「アラートをトリガーとしたパケットの保存」などの機能を追加したバージョンのリリースを予定している。
2015年09月02日EIZOは21日、屋外監視カメラ映像用のフルHD対応23型液晶ディスプレイ「DuraVision FDF2306W」を発表した。7月29日に発売する。価格はオープンで、同社の直販サイト「EIZOダイレクト」での価格は128,000円(税込)。「DuraVision FDF2306W」は既に発売している「DuraVision FDF2305W」の上位モデル。FDF2305Wに搭載されている暗部補正機能や輪郭補正機能に加え、新たに霧補正機能を搭載し、視認性をさらに向上させた。霧補正機能は、屋外を監視する際に妨げとなる霧や雨、雪などのシーンをリアルタイムで解析し、鮮明な映像にする機能。カメラやソフトウェア側で霧補正を行う方法だと、録画データに手を加えてしまったり、リアルタイムに目視できないなどのデメリットがある。しかし、本製品の霧補正機能は、モニタ内で解析して補正するので、録画データは加工されず、リアルタイムでの確認も可能。主な仕様は、液晶パネルが23型ワイドのTN方式(ノングレア)、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、視野角が水平170度 / 垂直160度、最大表示色数が約1,677万色、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(コントラスト拡張有効時5,000:1)、応答速度が10ms(黒-白-黒)。映像入力インタフェースは、HDMI×2、HDCP対応DVI-D×1、D-Sub×1。0.5W+0.5Wのステレオスピーカーを搭載。スタンドのチルト角度は上25度、スイーベルが左右各172度、60mmの高さ調節が可能。VESAマウント100mmに対応し、本体サイズはW545×D200×H390~450mm、重量は約5.2kg。
2015年07月21日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマはテレビなどでもよく耳にする言葉、「格差社会」。***格差社会になって何が問題かというと、ひとつにはそれが原因でテロや紛争が起こり得るということです。貧困によって安定した生活を送れない。先進国の一部に富が集中し、一方で虐げられる人が出てしまう。そんな現状に不満が渦巻いているのです。私たち日本人にとっても無関係ではありません。たとえば、いまとても安く衣料品が手に入りますよね。優良企業の手厚い指導のもとで作られている場合もありますが、開発途上国の安い労働力を利用して成り立っている場合もあります。私たちの豊かな生活は、何に支えられているのか?世界に意識を向けることは大切です。民主主義は、人権を保障され、各々がそれぞれの努力によって幸せを追求できる社会です。ところが、生まれながらに貧しくて教育が受けられない。教育が受けられないから、高収入を得る仕事につけない…というふうに格差が固定化してしまう悪循環に陥ってしまうことも。格差があること自体は、「お金持ちになろう」「偉い学者になろう」と頑張るモチベーションになるかもしれません。だから、格差はあってもいいのだけれど、教育や仕事を得る“機会”は平等に与えられる社会でないといけないのだと思います。いま日本では、子供の貧困が問題になっています。一日の食費が300円という子もいます。親が働いているのに貧しいというケースが多い。表面的には衣食住がまかなえているので、「貧困」という自覚はないんです。でも、貧困はじわじわと襲いかかってきます。余裕のある人たちがサポートできるようになるといいのですが。他人事ではありませんね。◇ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2015年7月8日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2015年07月05日TISは6月18日、ポータルサイトからリアルタイムでシステム性能監視ができる「SaaS型性能監視サービス」の提供を開始した。同サービスは、アイビーシーの性能監視ソフトウェア「System Answer G2」をベースにリアルタイムによるシステム性能情報のモニタリングをサービスとして提供するもの。ネットワーク、サーバリソース、ディスクなどの性能情報を1分間隔で収集し、3年分を保管し、取得した性能情報をリアルタイムにポータルサイトで提供する。性能監視のほか、オプションとして、「障害通知サービス」「稼働実績レポート」「分析サービス」「改善対応サービス」「導入支援サービス」が用意されている。最短で1カ月の期間から契約が可能で、小規模なシステムへの活用や大規模システム適用に向けてのスモールスタートも可能。基本サービスの性能監視サービスは、初期費用なしで月額3万5000円から(10ホスト)から利用可能。
2015年06月18日富士通エフサスは5月21日、埼玉県さいたま県土整備事務所に河川監視システムを導入し、河川水位をリアルタイムに監視することで災害への迅速かつ正確な対応が可能な環境を実現したと発表した。同社は今後、同システムを「観測支援システム 導入・運用サービス」として商品化し、2015年6月から提供する予定だ。同事務所では従来、目視で河川を監視していたが、リアルタイムな状況把握が課題だったという。また、監視対象である河川付近には電力や通信回線などのインフラが無く、ICT システムの導入が困難だったとのこと。同システムは、ユーザーが確認したい状況や情報、場所に応じて最適なセンサーを組み合わせた多種多様なデータの情報管理やIoT技術を利用し、スマートデバイスなどからリアルタイムでの閲覧を実現するものという。太陽光パネルやモバイル回線を使用するため電力や通信ケーブルの敷設が不要で、インフラ条件を整備できない環境でも利用可能としている。また、水位警報装置を設置し、河川水位データを同事務所の監視局にメール送信すると共に、水位状況に応じて「注意」や「現地状況確認」メールを発信し、迅速に緊急体制を取ることが可能になるという。同事務所では同システムにより、河川および周辺環境を画像監視すると共に水位警報装置を設置することで、河川の氾濫などによる災害に対して正確な情報を把握し迅速に対応可能になるとのこと。また、IoT 技術の活用によって、災害現場への移動中もスマートデバイスなどを利用し文字や画像でリアルタイムに状況を確認でき、現場到着時の的確な判断と対応を実現するという。これにより、災害に強い地域作りを実現し、近隣住民に対して安全で安心できる生活環境の提供が可能になるとしている。同社が今後提供を予定している観測支援システム導入・運用サービスは、設計・構築から運用・保守まで一貫したサービスの提供、電力や通信網が未整備の環境への設置が可能、スモールスタートで提供でき導入コストを安価に抑えることが可能、完全密封および長寿命製品の利用により天候・害獣の影響が無いため年1回の保守で稼働、観測したセンサー・データの提供方法をユーザーに合わせてカスタマイズ可能、マルチベンダー製品の組み合わせにより多目的用途への拡張が可能といった特長を持つとのこと。また、2段階のメニューを通じて、設計・構築から運用・保守まで一体化して提供するという。
2015年05月22日ユニットコムは14日、法人向けに「防犯・監視カメラ・映像ソリューションのご提案特設サイト」を開設した。セキュリティや防犯カメラ、監視カメラシステム導入についての相談受付・導入提案を行うサイト。マンションや飲食店・店舗、倉庫・工場、戸建て住宅など、環境や用途に合わせ防犯カメラの提案、設置を行う。遠隔監視モニタリングシステムにも標準対応する。実際の設置完了までの流れは、問い合わせ、相談・提案、現地訪問、見積もり、成約、施行、運用説明、定期点検保守といった経緯で行われる。ユニットコム運営店舗では、実際に製品を触ることも可能だ。
2015年05月15日メカトラックスは23日、小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi」に低消費電力動作や死活監視機能を実装できる電源管理モジュール「slee-Pi」を発表した。価格は11,800円。slee-Pi本体のほか、電源ハーネスと設定ツール入りmicroSDカードで構成される。slee-Piは、Raspberry Pi用の電源管理基板。「Raspberry Pi Model B+」または「Raspberry Pi 2 model B」に組み込むことができる。RTC(Real Time Clock)を搭載し、通常動作時において「Raspberry Pi」に接続されたRTCとして機能。ユーザーが設定したスケジュールで「Raspberry Pi」本体への電源供給や遮断が可能になる。RTCのクロック源には「TCXO」を採用。周囲温度変化などによる時計のズレを±10秒以内に抑える。常時動作させるため、「Raspberry Pi」本体の電源・電圧の監視も可能。電源供給用に高効率DC/DCコンバータを搭載しており、太陽光パネルやバッテリーなど、6V~35Vまでの入力電圧に対応する。「Raspberry Pi」単体ではOSシャットダウン後も通電されたままになるが、slee-Piを接続することで待機時の消費電力を抑えるほか、「Raspberry Pi」単体では行えなかったスリープ動作も実現できる。コールドブートにも対応し、動作をスケジューリングすることでも消費電力を抑えられる。
2015年04月23日日本IBMとJVCケンウッドは4月8日、両社の協業により、JVCケンウッドの監視カメラや業務用無線機器と日本IBMの画像解析技術「IVA(インテリジェント・ビデオ・アナリティクス)」を連携することで、犯罪の抑止から特定した人物や挙動不審者などの検出まで、幅広い監視を実現する「インテリジェントセキュリティシステム」の要素技術の開発を完了し、受注を開始したと発表した。「インテリジェントセキュリティシステム」は、映像解析の基盤技術として、「IVA」を採用することで、異常検出の業務を無人化し、監視員や警備員の生産性向上や映像から目的画像を検出する時間を短縮する。また、 監視カメラで撮影したリアルタイム映像および記録媒体に保存した記録映像に対して、IVAで画像解析することにより、特定の色や大きさ、人物、車両などを抽出し、異常が発生した場合には業務用無線機器などを通じて即座に警備員へ伝達できる。同システムで検出可能な分類は大きさ、速度、軌跡、色、時刻、時間、形状で、対象物は人物、車両、その他の固形物体となっている。提供の際は、「徘徊検出 」「群衆管理」「異常行動者特定」「ホームの落下防止 」などのアプリケーションも合わせて提供される。
2015年04月08日大塚商会は4月2日、中堅・中小企業向けスイッチのリモート運用監視サービス「たよれーる らくらくスイッチ」を提供開始した。価格は、8ポートモデルの基本パックで初期費用が21万円、月額費用が2,800円(いずれも税別)。初年度に1,000契約を目指す。新サービスは、スイッチ機器の設置や構築・運用管理を全て同社が行うことで、ユーザー企業の社内ネットワークの管理負荷を軽減するという。また、許可していない個人所有の端末が持ち込まれ接続された際など、ユーザー企業が気づきにくいセキュリティ上の問題をスイッチ機器により解決するとしている。ユーザー企業にスイッチを設置し必要な全ての設定を行い、同社の運用監視センターで24時間365日稼働監視する。ファームウェアのアップデートやアクセス制御によるセキュリティ設定、ループ検知によるネットワーク障害への対応など、ユーザー企業にとって負担となる作業を代行し、必要に応じて遠隔操作による設定変更も行う。障害発生時には、遠隔作業による復旧や技術者の訪問による機器交換などのサポートを実施するという。同社は新サービスと合わせ、既にサービスを開始している無線LAN運用代行サービス「たよれーる らくらく Wi-Fi」やファイアウォール運用代行サービス「たよれーる らくらくファイアウォール」といった、ユーザー企業のシステム環境の運用代行・サポートを行う「らくらくシリーズ」を通じて、安全な企業ネットワークの構築・活用を支援していくとしている。
2015年04月03日ユニアデックスは3月19日、これまで販売してきたパロアルトネットワークスの次世代ファイアーウォール製品に関する「セキュリティー運用監視サービス」の提供を開始した。これにより、同製品の導入構築からセキュリティ監視・評価・運用・保守までをワンストップで提供することが可能となった。同サービスでは、ユニアデックスのリモート監視拠点であるセキュリティー・オペレーション・センター(SOC)から機器の稼働状況やセキュリティ・インシデントを24時間365日リアルタイムでリモート監視し、ログ情報を収集する。このログ情報を解析・分析のうえ、脅威を評価し、必要に応じてメールによる報告やセキュリティ・ポリシーの設定変更などをリモートで提供する。セキュリティーの評価として 、運用監視の結果をまとめた月次および日次のレポートを提供する。レポートには、稼働情報や監視情報のほか、個別の解析結果やセキュリティに関する各種情報などが含まれる。運用支援としては、「ソフトウェアバージョンアップ作業の実施 」「シグネチャの更新作業」「設定変更」「アラートログの3カ月間保管」「設定情報の3世代管理」「問い合わせ対応」がリモートで提供される。価格はいずれも税別で、「シルバーサービス」(カスタムレポートとネットワーク・トラフィック調査が提供されない)が月額33万円から、「ゴールドサービス」が月額48万円からとなっているほか、別途初期費用が必要。
2015年03月19日ラピスセミコンダクタは2月17日、蓄電システムなどのリチウムイオン電池監視システムを小型化できると同時に、最大16セルの多段接続に対応したリチウムイオン電池監視LSI「ML5239」を発表した。同製品は、1つで16直列セルまでのリチウムイオン電池監視システムに対応可能。80Vという業界最高クラスの耐圧で、より高電圧のシステムを容易に構築できる。また、16直列セルの対応に加え、多段直列接続機能を使用することで、さらに多直・高電圧なリチウムイオン電池監視システムに対応でき、多セルシステムの大幅な簡略化に貢献する。さらに、パワーダウン時の消費電流を0.1μA(Typ.)と極限まで小さくしたことで、システムの低消費電力化を実現する。特に、監視インターバルの長いシステムで効力を発揮するとしている。この他、測定値は内蔵A/Dコンバータ(ADC)によりデジタル化され、SPIにより外部へ送信される。これにより、シンプルでノイズの影響を受けにくい電池監視システムを構成することができる。なお、現在サンプル出荷中で、価格は1200円(税抜き)。ラピスセミコンダクタ宮崎(宮崎市)で、5月から月産2万個体制で量産が開始される予定。また、簡単に評価を開始できる評価ボードやソフトウェアなどが用意されており、Webサイトからユーザ登録することで利用できる。
2015年02月18日三菱電機は2月17日、研究開発成果披露会を開催し、17件の成果展示を行った、新規の開発案件として、「レーダーによる津波監視支援技術」が発表された。同技術は、海表面の流速から津波成分を抽出して津波流速を可視化することで、監視員による津波検知時間の短縮を実現するとともに、津波の早期検出により避難時間を確保し、沿岸地域の防災・減災に貢献する。加えて、レーダー向けに拡張した津波の方程式(浅水長波理論)により津波の波高をリアルタイムに推定することで、津波の規模把握を支援し、避難時間の確保に貢献する。同社は2015年度以降に、同技術を製品化する予定。
2015年02月18日テクマトリックスは2月12日、ICT基盤の運用監視サービス「∴ TRINITY」にゼロデイマルウェア対策支援としてサンドボックスソリューションを利用した監視サービスを拡充したと発表した。今回提供開始したサービスでは「McAfee Advanced Threat Defense」や「Palo Alto Networks WildFire」のようなサンドボックス型のセキュリティ製品が検出したマルウェアの影響度や感染状況などの情報を提供。これにより、利用者はマルウェア感染が拡大する前に必要な対応を行い、被害を最小限に抑えることが可能となる。サンドボックス技術では誤検知や過剰検知も生じるが、セキュリティコンサルタントによる有人監視も併用し、誤遮断時の早期解除や、検出されるマルウェア解析レポートの精査を行い危険度を判別する。同サービスは1月より提供しており、2015年度中に50社へサービス提供を目指すとしている。
2015年02月13日NEC ネッツエスアイは、映像監視クラウドサービスを4月より月額950円から提供すると発表した。この映像監視サービスは、管理が必要な映像サーバを現場に設置することなく映像監視を開始でき、カメラ単位の課金で、LiveのみとLive+録画の2種類のサービスを用意する。画像サイズはVGA(640×480)で、ファイル形式はH.264。帯域は128/256/512Kbpsのプランがある。監視画面は10種類以上のテンプレートを用意し監視カメラは主要10メーカー、350機種以上に対応する。解像度や録画時間など、録画条件に合わせて必要なストレージ容量を選択可能で、カメラ台数の増加に合わせて段階的な増設もできる。また、本社・本部から、ネットワークを通じてブラウザで各店舗の来店状況の確認が可能。同社では今後、蓄積した映像をもとに入退場者数の計測、滞留時間による興味度の推定、性別や年齢層別の来客数分析、キャンペーンのターゲット顧客の来店数の把握、来店したが購入しなかった非購買者層の属性分析など幅広くマーケティングに活用できる付加価値情報サービスを提供する予定。
2015年02月10日NRIセキュアテクノロジーズは2月5日、企業向けの情報セキュリティ運用監視サービス「FNCサービス」の新メニューとして、「WAF管理サービス for AWS」の提供を開始したと発表した。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)で稼働するWebアプリケーション・ファイアウォール(WAF)と、同ファイアウォールで監視を行う。「WAF管理サービス for AWS」は、導入時のポリシー設定から導入後の監視までをワンストップで提供。導入後は、専門のアナリストが、当該Webサイトへの攻撃を監視・分析の上、攻撃の危険度やサイトへの影響を判別し、サイトのセキュリティを維持する。サービスの利用により、AWS上でも、自社サーバ環境で既存のWAFを利用したセキュリティを確保してきたのと同等以上のセキュリティレベルを確保することが可能となる。また、WAF市場の世界的なけん引役であるImperva6社が2014年に発売したSecureSphere WAF for AWSシリーズを採用。さらに、24時間365日体制で、高度なセキュリティ資格を保有するNRIセキュアのアナリストで構成するNCSIRTがWebサイトに対する攻撃を監視、分析し、WAFにより検知されたセキュリティ事象に対して、危険度に応じた対応をおこなう。
2015年02月06日オプトグループでアフィリエイトコンサルティング事業を行うクロスフィニティは2月3日、アフィリエイト広告主監視システム「AdWatcher(アドウォッチャー)」の監視対象に、スマートフォン向けWebサイトを追加した。AdWatcherは、クロスフィニティの独自クローラーとデータ分析技術の応用、目視でのパトロール対応を統合した監視システム。これにより、検索連動型広告を含む広告主の競合掲載比較や不正の検出が容易となり、高度なアフィリエイト戦略実行や緻密な運用に効果があるという。今回のバージョンアップでは、iOSかAndroidを搭載するスマートフォン向けWebサイトの監視・不正の検出が可能に。スマートフォン向けASPも追加し、計40以上のASPに対応したことになった。なお、同社によると、アフィリエイト広告主監視システムによる監視対象に、スマートフォン向けWebサイトを含むものは国内初となる。
2015年02月05日「社会貢献していますか?」 この質問にどれだけの人がイエスと答えられるでしょう。社会貢献なんて堅苦しいし、自分とは別世界のことに感じる人は少なくないでしょう。実はわたしも、その一人。そもそも自分が社会に貢献するなんて10年早い、と思っていましたが、ちょっと違うのかもしれません。今回は「聴くこと」が社会貢献になるというお話。聴くだけで良いんです。子どもの声を拾っていますか?TOYMAIL(トイメイル)という親と子をつなぐ動物型の伝言ツールをご存知でしょうか?セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが世界の子どもたちの状況をよくする第一歩として、聴くことの大切さを訴える「HEAR(ヒアー)」プロジェクトの一環で発売している商品です。TOYMAILに向かって子どもが話すと、親のスマートフォンにメッセージが入り、メッセージを受け取れる仕組みです。「子どもの声を、聴いていますか?」というキャッチフレーズとともに、こちらの動画では親が子どもの声を聴くことの大切さが描かれています。何気ないメッセージに、子どもの本音が垣間見えて、思わずクスッとさせられます。その一方で、世界で一番大切な我が子の声なのに、日常の忙しさにかまけて、しっかり聴くことがなかったという、親の反省も聞こえてきそうです。社会貢献を本当に邪魔する敵とは?親でさえも聞き逃してしまうこともある、子どもの声。わたしたちの周りにも、悲鳴を上げている子どもはきっとたくさんいます。ただ周囲に関心を持ち、他人の声に耳を傾けることが、とても難しいことも事実。聴くのは面倒だし、聴いてしまえばもっと面倒なことに巻き込まれるかもしれないから、耳を塞いだ方が賢明なのかもしれません。でもそれは賢明なのではなくて、ただのエゴであることを、誰もが知っています。そしてエゴの先には孤独が待っていることも、わたしたちは薄々気づいています。隣の子どもの声を聴くことだって、社会貢献になります。そう社会貢献のチャンスは、わたしたちの身近にゴロゴロ転がっているのです。社会貢献を邪魔するのは、海外まで助けに行けないからではなく、実はわたしたち自身のエゴなのでしょう。まずは一歩を踏み出そう聴くというのは、本当に難しいことです。表層の言葉だけでは、人の真意はわからないことが多いもの。でも難しいことを言い訳にして、上辺だけの人間関係を続けることに、そろそろみなさんも飽きているのでは?まずは、身近にいる大切な人の声に耳を傾けてみませんか?恋人や家族、子どものことがわからなくなってしまった時こそ、気持ちをリセットして聴いてみましょう。大切な人を幸せにすること。それも立派な社会貢献のひとつ。ね、今日から始められると思いませんか?※参考:「HEAR」プロジェクト公式HP、動画「HEARプロジェクト 子どもの声を、聴いてますか。」
2015年01月30日イオングループは、1977年から「イオン社会福祉基金」を設立するなど、さまざまな環境・社会貢献活動を実施しているが、そのグループ内企業、イオン九州はさらに地域密着型の社会貢献活動に取り組んでいるという。同社は独自の基金「イオン九州社会貢献基金」を1997年に設立。これは、より地域に密着した活動をしたいという社員の声から設立にすることになったものだという。また、イオン九州は、資金提供や物品提供といった援助活動だけではなく、社員自らが地域に関わるボランティア活動を重視しているという。そのうちの一環が、サンタクロースに扮した社員がクリスマスに福祉施設を訪問する活動。これは、毎年クリスマスに社員が行っていた活動が恒例化したもので、2014年は79カ所の施設を訪問したという。同社代表取締役社長 柴田祐司は、社会福祉活動について、「地域と企業の関わりを考える時、わたしたちがもっとも大切にしているのは、単なる経済的、便利的貢献ではなく、地域のみなさまから必要とされる暮らしに根差した存在になることであり、社会福祉活動もそうした取り組みの中から生まれたものであります」とコメント。また、活動当初から携わってきた社員は「当初は小さかった活動も、実際に地域の方々や子どもたちが喜んでくれている姿に触れ、自然に、自主的に活動が大きく広がっていきました。資金提供だけでなく、こうして実際に地域の福祉施設を訪問することでしか得られない大切なこと。これからも九州のみなさまのお役に立てるよう、活動を継続していきたいです」と話す。一方、数年にわたりサンタクロースの訪問を受けてきた福岡療育センター いちばん星センター長 堤孝子さんは、「今年で4回目だったのですが、子どもたちがとても楽しみにしており『サンタさんにどこから来たの?』とたずねたり、早々と来年のプレゼントをお願いしたりと、大変ほほえましい、楽しい時間を過ごすことのできる貴重な時間になっています。今後も引き続きこの活動を継続してほしいです」と、活動の意義を語った。
2014年12月26日ロジテックINAソリューションズは11日、ルクレとのコラボ企画として、NASを活用した低コスト監視カメラ録画システム「アロバビューレコーダー」を発表した。12月22日より発売する。価格は250,000円より。ロジテックのNAS「LSV-5S4CKW」シリーズ|ルクレが開発した監視カメラ用録画ソフト「アロバビュー」を、ロジテック製NAS「LSV-5S4CKW」シリーズにプリインストールすることで、小規模監視カメラ録画システムとして提供。容量が4TB / 8TB / 12TB / 16TBのモデルを用意。4TB / 8TBモデルは「アロバビュー」のライセンスが4台分、12TB / 16TBは10台分が付属する。価格(税別)は4TBが250,000円、8TBが278,000円、12TBが368,000円、16TBが428,000円。「アロバビュー」は、ルクレが開発した監視カメラ録画ソフト。直観的な操作が可能で、録画だけでなく見たい映像もすぐに再生可能。録画した映像はダウンロードでき、クライアントPCからカメラの遠隔制御も行える。AXIS / パナソニック / ソニー / キヤノン / 東芝などの主要国内メーカー品のカメラ(350機種以上)に対応。ロジテックの「LSV-5S4CKW」シリーズは、Windows Storage Server 2012 R2 Workgroup Editionを搭載する高スペックかつ低コストなNAS。HDDに「WD Red」×4台を内蔵し、ブラウザベースの管理ツール「ロジテックツール」を標準で搭載する。RAID機能はRAID 0 / 1 / 5に対応。ディスクを丸ごと暗号化する機能を搭載し、すべてのHDDに対してスクリーニング試験を実施。高い信頼性を提供する。主な仕様は、CPUはVIA nano X2(1.8GHz)、メモリが4GB。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、USB 3.0×2、USB 2.0×4、D-sub×1。本体サイズはW184×D193×H280mm、重量は約4TBが6.5kg、8TBが約7.5kg、12TB / 16TBが約7.8kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2。
2014年12月11日シマンテックは11月27日、人目に付かずに監視活動が可能な最悪のスパイツール「Regin」についてブログで解説を行った。Reginはバックドア型のトロイの木馬で、その構造から類を見ない技術力が伺える複雑なマルウェアだという。標的に応じてさまざまな機能をカスタマイズできるため、攻撃者にとって大規模な監視活動を行うための強力なフレームワークになる。少なくとも2008年以降に、政府機関、インフラ運営組織、企業、研究者、個人を狙ったスパイ活動で利用されている。開発には年単位、または少なくとも月単位の期間を要したと考えられ、その痕跡を隠すために開発者は努力を惜しまず、機能や豊富なリソースから、国家によって使用されている主要なサイバースパイツールの1つだと思われる。Backdoor.Reginはホワイトペーパー(英語)で説明されているように、多段階型の脅威であり、第1段階を除いて、各段階は隠蔽されて暗号化されている。第1段階が実行されると、全部で5段階からなる後続の段階が順に復号されてロードされる仕組みで、個々の段階からは、パッケージの全体に関する情報はほとんど得られず、5つの段階のすべてを入手して初めて、この脅威の分析と理解が可能になる。感染経路は標的によって異なり、このブログの執筆時点で、再現可能な経路は確認されていない。一部の標的は、有名なWebサイトに偽装したサイトにアクセスするように仕向けられた後に、Webブラウザを介して、またはアプリケーションを悪用されて、この脅威がインストールされたと考えられる。あるコンピュータのログファイルには、未確認の悪用コードによって Yahoo!Instant MessengerからReginが侵入した痕跡が記録されていた。また、Reginには、数十種類ものペイロードが存在し、リモートアクセス型のトロイの木馬(RAT)のさまざまな機能(スクリーンショットの撮影、マウスのポイントアンドクリック操作の制御、パスワードの窃取、ネットワークトラフィックの監視、削除済みファイルの復元)を標準で装備。Microsoft IIS Webサーバーのトラフィックを監視したり、携帯電話の基地局コントローラの管理トラフィックを盗聴したりするなど、さらに特化された高度なペイロードモジュールも確認されている。Reginが発見されたことで、情報収集活動に利用するツールを開発するために、膨大な投資が継続的に実行されていることが明らかになった。また、まだ見つかっていないコンポーネントが多数あり、その他の機能や別のバージョンが存在する可能性があるとしている。
2014年11月30日ALSOKは11月27日、「ネット情報監視サービス」を12月1日より販売開始すると発表した。ネット情報監視サービスとは、ネット上での風評、デマ、誹謗中傷、炎上など企業の信用低下に繋がる情報を専門家の目視と解析によって定期的に監視するほか、企業からの情報流出の有無を定期的に確認するサービス。監視業務はディアイティが担当する。具体的には、利用者が調査したいキーワードをALSOKに申し込むことで監視を開始する。専用ツールがネット上を自動巡回し、キーワードに関する情報を収集する。集まった情報は、専門家が目視で解析して危険と思われる情報のみをレポートにまとめて送付する。監視対象は、ネット上のサイト全般で、2ちゃんねるや個人ブログ、ツイッター、フェイスブック、ミクシィ、グーグルプラスなども含まれる。初期費用は無料で、利用額は10万円(税別)/月。なお、調査内容によっては追加の料金が発生する場合があるとしている。
2014年11月29日ルクレとアイ・オー・データ機器(アイ・オー・データ)は11月27日、監視カメラ専用レコーダーの企画・開発において協業し、新製品となる「アロバビューレコーダー(WEC-RSIO3Y シリーズ)」の販売を開始した。アロバビューレコーダーとは、ルクレが開発する監視カメラ録画ソフトウェア「アロバビュー」を、アイ・オー・データの特定用途向け組み込み用サーバーにインストールした、小規模向けの監視カメラ録画システム。アロバビューがWindows Embedded Standard 7を搭載する組み込み用サーバー「HDL-Z2WEC シリーズ」と連携することで、高価なサーバーシステムを用意することなく、小規模ユーザーでも低コストで手軽に監視カメラシステムの導入が可能。従来のネットワークビデオレコーダー(NVR)製品と比べ、約40%のコストダウンを実現したという。同システムでは、4・6・8・10台のカメラ台数利用を想定したモデルを展開。国内主要の10メーカー/350機種以上のカメラモデルに対応する。販売は、アイ・オー・データの直販サイト「ioPLAZA」や、各パートナー企業経由で実施される。価格は、容量が2TBでカメラ4台を想定した「WE2C-RSIO3Y4」が定価20万8000円(税別)で、同じくカメラ4台で4TBまでの容量を提供する「WE4C-RSIO3Y4」が定価21万8000円(税別)となる。両社は今後、「アロバビューレコーダー」を年間3000台販売していきたい考えだ。
2014年11月28日NRIセキュアテクノロジーズは11月19日、セキュリティログ監視サービス」の提供を開始すると発表した。企業の情報システムで利用されている「情報システム機器(サーバ、ネットワーク機器、クライアント端末など)」が出力するログ情報を分析し、セキュリティ上の問題を早期に発見する。セキュリティログ監視サービスは、複数の情報システム機器を監視し、それらの機器から出力される膨大なログ情報の監視を一元化し、独自のロジックによる相関分析をリアルタイムに行い、ログを抽出する。400種類以上の情報システム機器に対応する。また、企業のネットワーク構成、情報資産、ユーザ情報を把握した上でシステムを構築するためカスタマイズが自在。導入企業のビジネス内容に合わせてシステムを構築できる。さらに、「自動防御機能(Active Defense)」を搭載し、重大なセキュリティインシデントを検知した際に、導入企業のセキュリティ機器を自動的に遮断処理できる。これにより、セキュリティの担当者が異常に気付いておこなう遮断作業よりも、防御までの時間を大幅に短縮できるとしている。監視・分析は、NRIセキュアが日米に置いているセキュリティ監視センター(SOC)で、セキュリティアナリストが24時間365日の体制で行う。問題があった場合は、日本語と英語による電話・メールでの監視状況の報告や助言を受けることも可能だ。
2014年11月20日住友電気工業(住友電工)は11月10日、高度な画像認識技術を用いて、監視カメラ映像より自動で人を検知する画像監視装置「Smart Chaser」の新製品として、ネットワークカメラ対応機種を発表した。「Smart Chaser」は、ブラウザ上でカメラ設置条件、および発報条件(侵入・滞留など)を設定し、固定された監視カメラと繋ぐだけで、画面内に映る動体の中から設定した発報条件に合致する人を高精度に検出することができる画像監視装置である。検出された人物には検出枠が付加され、監視映像の視認性を高めることができ、追跡中は移動する人物の軌跡を表示することができる。さらに、周辺機器と連携して、設定した発報条件に合致する人が出現した場合に、監視室での警報装置発報や、現場で光や音による威嚇装置作動などの動作も可能にする。これらにより、正確かつ効率的な監視運用が実現でき、犯罪や事故の未然防止、監視員の負荷軽減に貢献するという。すでに、同社は4月に「Smart Chaser」のアナログカメラ対応機種を先行して発表している。今回、幅広い分野で画像監視が求められる中、アナログカメラからネットワークカメラへの移行ニーズや新設ニーズに応えるため、ネットワークカメラ対応機種を11月より発売する。
2014年11月11日日本電気(NEC)は9月5日、ビッグデータ収集・分析技術を用いて上水道の漏水状況を迅速・精緻に検知する「漏水監視サービス」を提供開始すると発表した。同サービスは、水道管の消火栓や止水栓などに複数設置するセンサが振動データを収集し、クラウド上のシステムで分析することで、漏水発生とその地点を検知する仕組み。センサは、漏水検知の専業メーカとなるスイス Gutermannの製品を採用しており、小型で軽く、防水性に優れているほか、内蔵する強力磁石で装着するため脱着が容易で、取付のための工事は不要。内蔵バッテリは、最長で5年間の使用が可能となる。センサの収集したデータは、「ドライブバイ方式」と「パーマネント方式」のどちらかでデータセンタへと送られる。ドライブバイ方式では、無線受信機を搭載した車両でセンサの設置箇所を巡回し、近距離無線を使用してデータを収集する。無線受信機にて収集したデータは、パケット通信にてデータセンタのサーバへ伝送される。一方、パーマネント方式は、計測・監視を行うマンホール部の付近にある電柱などに無線中継局を設置し、無線通信にて無線中継局から基地局を繋いだのち、パケット通信を利用しデータセンタのサーバへ伝送する仕組み。無線通信機材を設置しないため、計測地点を変更しての調査が簡便に行えるほか、現場へ出向く必要もないため、老朽化の進んだ水道管の監視と漏水位置の特定に適しているという。また、アプリケーションには、シンプルなメイン監視画面と、技術面の確認が可能なデータ分析画面を用意。メイン監視画面では、汎用的な地図システムや水道局が有する水道マッピングシステムと連携し、センサの設置箇所や漏水の発生場所を地図上に表示するほか、0~100のスコアで色分けされた漏水の確度も閲覧可能となる。調査履歴や漏水対策工事などの情報も登録可能で、漏水に関連する情報を一元的に管理することができる。同サービスの提供価格は、センサ50本や各種機器、ソフトウェアの利用料、標準保守費用などを含み、月額50万円(税別)から。同社は、今後3年間で、国内外の水事業者を中心に100団体への販売を目指すという。
2014年09月08日韓国で観客動員500万人以上を記録する大ヒットとなった、映画初出演の「2PM」ジュノ、チョン・ウソン、ソル・ギョングら豪華キャストが競演する映画『監視者たち』。いよいよ今週末 9月6日(土)より劇場公開となる本作から、緊迫感たっぷりの本編映像の一部をシネマカフェが独占入手した。ずば抜けた記憶力と鋭い洞察力、そして驚異的な集中力を備えた新人刑事ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)は、韓国警察特殊犯罪課(SCU)内の凶悪犯の行動監視を専門とする班に配属される。直属の上司となるベテラン班長ファン・サンジュン(ソル・ギョング)たち監視班は、武装犯罪グループの冷酷なリーダー、ジェームズ(チョン・ウソン)をマーク。だが、ジェームズは抜群の頭脳と高度な戦略で、毎回、彼らの監視網をくぐり抜けていた――。映画『私の頭の中の消しゴム』で大ブレイクしたチョン・ウソンが、危険な犯罪グループのリーダー、ジュームズとして悪役に初挑戦し、『シルミド/SILMIDO』のソル・ギョング、ドラマ「トンイ」のハン・ヒョジュ、本作が映画初出演となる人気 K-POP グループ「2PM」のジュノと、才能豊かな豪華キャストが集結した本作。今回届いた本編映像の一部は、頭脳プレーで監視の目をすり抜けるチョン・ウソン演じるジェームズと、ジュノが演じる監視班のエース、“リス”が登場する緊迫のワンシーン。おのれの目と記憶だけを頼りに標的を追う監視班と対立する、犯罪グループのリーダーを演じたチョン・ウソンは、「ジェームズというキャラクターに魅了されました。映画の前半のトーンや流れは、彼によってコントロールされていると言っていい。だから、この役を演じる俳優によって、映画の雰囲気がガラッと変わると思ったんです」とコメント。全身全霊を注ぎ込んだ本作で、計算し尽くされた、冷酷さを見せつけている。一方、ジュノは、持ち前の真面目さと愛嬌あふれるキャラクターを生かした監視班の、通称“リス”を好演。機敏かつ迅速な行動力と判断力を持った人物として、失敗の許されない現場でその能力をいかんなく発揮。映画初出演とは思えないその演技力には、共演した実力派俳優ソル・ギョング、ハン・ ヒョジュも太鼓判を押しており、今後俳優としての活躍にも期待が高まっている。また、本作の公開を記念して、彼ら2人が実際に着用した衣装が期間限定で劇場で展示されることも決定。2人が惚れ込んだキャラクターと“監視”をめぐるかつてないストーリーを、あなたも目撃してみて。『監視者たち』は9月6日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:監視者たち 2014年9月6日よりよりシネマート新宿ほか全国にて公開(C) 2013 OPUS PICTURES & ZIP CINEMA, All Rights Reserved
2014年09月04日