全省をあげて養老保険制度の全面的確立に取り組む都市労働者には「職工養老保険」、農民には「新型農村養老保険」があるが、無職で保証がない住民にはどう対応していくか。中国・現代快報記者が江蘇省人力資源社会保障庁(人社庁)により得た情報によると、この問題を解決しようと江蘇省では全省を挙げて住民の養老保険制度の全面的な確立に迅速に取り組む旨を明かしたという。【image】「住民養老保険」の拡大&養老保障制度の一本化現在、江蘇省無錫市では「住民養老保険」という保険制度を実施している。この「住民養老保険」は毎年1回、個人が決めた金額を納めるもので収入が低い場合や重度の障害者の場合には政府からの保険料の補填がある。江蘇省人社庁によると、江蘇省は試験的に「住民養老保険」を全省に拡大すると同時に各種制度間の関連構造を研究し、条件が整った地域で都市と農村部の養老保障制度の一本化を試験的に推し進めるという。
2010年11月30日