6月16日(金)より公開を予定していた『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』の公開延期が発表された。天海祐希演じる真壁有希子ら、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」の活躍を描くTVドラマシリーズ「緊急取調室」の劇場版となる本作。巨大台風が甚大な被害をもたらす最中、内閣総理大臣が暴漢に襲撃される事件が発生。警視庁緊急事案に認定され、キントリメンバーが緊急招集される。配給元である東宝株式会社は、今回の延期理由について「総合的な判断により」と説明。各種前売券の取り扱いについては、決まり次第、公式サイトで発表するという。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 緊急取調室 THE FINAL©2023劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2023年06月01日天海祐希演じる真壁有希子ら、キントリが内閣総理大臣との最後の闘いに挑む『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』。この度、本作の主題歌が「緑黄色社会」の最新曲「さもなくば誰がやる」に決定し、楽曲を使用した最新予告映像も公開された。2014年1月より、4シーズンに渡り放送されたTVドラマ「緊急取調室」シリーズ。「緑黄色社会」は、「緊急取調室」4th SEASONの主題歌「LITMUS」も手掛けており、今回が2度目のタッグ。主題歌「さもなくば誰がやる」は、本作のために書き下ろされた楽曲で、作詞・作曲を長屋晴子(Vo.)が担当。歌詞には、キントリチームがこれまで積み重ねてきた情熱や思いを代弁するかのようなメッセージが込められ、最初の一音から最後の一音に至るまで息をつかせない、緩急が巧みに織り交ぜられたオルタナティブな空気感をまとうサウンドに載せ、「緑黄色社会」の新たな一面を見ることができる。天海さんは「また緑黄色社会さんに緊急取調室の世界を豊かにして頂ける事、とても嬉しく思っています」「ぜひ、劇場版緊急取調室と共に楽しみにして頂けたら嬉しいです」とコメント。「緑黄色社会」も「シリーズ完結作ということで、ラストを飾るに相応しい曲をという想いで気合いを入れて制作に臨みました。出演者のみなさんも、作品をご覧になるみなさんも、全員がスッキリした気持ちになれる、もしくは前に進めるようなものにできるよう意識した歌詞だったり、曲の始まり方も新しいトライをしていたりするので、そういった部分にも注目して聴いていただけたらと思います。作品で流れているところも拝見させていただいたのですが、自分たちが堂々と言えてしまうくらいバッチリでした!歌詞もアレンジもすべてが作品の雰囲気とマッチしていて達成感もありましたし、この作品と関わることができて本当に幸せだなという気持ちになりました」と完成に自信を見せている。また映像は、内閣総理大臣・長内洋次郎(市川猿之助)に、暴漢・森下道弘(佐々木蔵之介)が襲い掛かるシーンからスタート。森下は、キントリメンバーの取調べに対し、犯行動機を語らないどころか、無謀な要求を繰り返し、取調べは行き詰まる。そんな中、総理にある疑惑が浮かび上がり、真相解明のために総理を事情聴取すべく動き出す。最後には、真壁と総理が対峙するシーンも登場している。なお、「さもなくば誰がやる」は5月17日(水)リリースのアルバム「pink blue」に収録される。さらに追加キャストとして、ドラマシリーズではその存在が語られるのみで、どんな人物かは謎に包まれていた警視総監・永松役に平泉成。警視庁警備部長・角田役で勝村政信、内閣総理大臣主席秘書官・光圓寺衛役で徳重聡、内閣官房長官・熊井善太郎役で山崎一、副総理兼外務大臣・岩倉伸也役で小野武彦が参加する。そして、それぞれに思いを秘めた表情を浮かべる主要キャラクターたちが写し出された本ポスタービジュアルと、お馴染みの「うぇ~い」ポーズ、もつなべコンビ、真壁と奈央(杉咲花)の母娘の食卓、梶山(田中哲司)と真壁の相合傘シーンなどが切り取られた場面写真も公開された。『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』は6月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 緊急取調室 THE FINAL 2023年6月16日より全国にて公開©2023劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2023年04月19日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『掃除機』が3月4日に開幕し、本作を演出した本谷有希子のコメントと舞台写真が到着した。本公演は、引きこもりの50代の娘、無職の40代の息子、80代の父親が暮らす家の情景を、一家の「掃除機」の目線から描いた戯曲。チェルフィッチュ主宰・演劇作家・小説家の岡田利規が2019年にドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレ劇場に書き下ろし、自ら演出した『The Vacuum Cleaner』(ドイツ語上演)を、劇作家・小説家・演出家の本谷有希子による演出で、日本語にて初演する。引きこもりの娘役は家納ジュンコ、無職の息子役は山中崇、父親役はモロ師岡、俵木藤汰、猪股俊明の3人で1役を演じるほか、一家の掃除機<デメ>役は栗原類が演じる。また、ミュージシャンとしてだけでなく、ダンサーとのコラボレーション、絵本出版など、ジャンルを越えて活躍するラッパーの環ROYが音楽を担当する。■演出 本谷有希子 コメントこれまで演出家として自分の中のイメージを舞台化することに使ってきた想像力を、他人の、それも岡田さんの言葉を膨らませるためだけに使い倒したこの一カ月は、とても刺激的な時間でした。改めて、演劇とは何か、演出とは何か、本谷有希子らしさとは何か、てかそんなものあるのか、いや、そもそもなくない? みたいなことを考えさせられる、貴重な経験にもなりました。ドイツで上演した岡田さん演出の掃除機とは、別物になってしまったであろう本作を、ぜひ劇場に確かめに来てもらえると嬉しいです。<公演情報>KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『掃除機』3月4日(土)〜3月22 日(水) KAAT 神奈川芸術劇場<中スタジオ>作:岡田利規演出:本谷有希子音楽:環ROY出演: 家納ジュンコ、栗原類、山中崇、環ROY、俵木藤汰、猪股俊明、モロ師岡
2023年03月06日天海祐希扮する取調官・真壁有希子をはじめ、お馴染みのキントリメンバーが続投するシリーズ完結作『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』より、特報映像が公開された。強い口調で問い詰める真壁のアップからスタートする今回の特報映像。今作では、巨大台風が甚大な被害をもたらす最中、内閣総理大臣が暴漢に襲撃される事件が発生。警視庁緊急事案に認定され、キントリメンバーが緊急招集。襲撃犯の取調べを進める中、総理が重要参考人として浮かび上がる。総理の「空白の10分間」に何があったのか?総理襲撃事件の真の目的とは?さらに勢いを増した巨大台風が迫り、未曾有の危機に瀕する中、キントリは最後のミッションに挑む。キントリの集大成が見られるという、期待感が大きく膨らむ映像となっている。『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』は6月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 緊急取調室 THE FINAL 2023年6月16日より全国にて公開©2023 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2023年02月15日映画『キングダム2 遥かなる大地へ』(7月15日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が25日に都内で行われ、山崎賢人(※崎はたつさき)、清野菜名、岡山天音、真壁刀義、佐藤信介監督が登場した。同作は原泰久による、人気コミックスの実写化作。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍となる戦争孤児・信(山崎賢人)と、後の始皇帝となるエイ政(吉沢亮)が、ともに中華統一を目指す。2019年4月19日に第1作目が公開され、興行収入は57.3億円を突破、同年に公開された邦画実写作品でNo.1を獲得し、数々の映画賞にも選出された。俳優として参加した真壁は「僕はプロレスラーなんですよ。プロレスラーなので、この作品に呼ばれた時にプロレスラーはダメだなと思われたくなかったんですよ。他のプロレスラーはダメかもしれないけど真壁刀義だけはダメじゃねえぜって、そこを見せたかったんですよ」と熱い思い。「最初に皆さんと顔を合わせたときにそうそうたる顔ぶれで、これちょっとやべえなって一種飲まれそうになったんですけど、ここで引いちゃいけないなと思って、どんどん自分出しましたね」と振り返る。さらに演技について聞かれると「俺の演技? 100パーだよね?」と客席に語りかけ、拍手に対し「センキュー!」と叫んでいた。共演した清野については「運動神経いいに決まってんだろ! 坂道のシーンで駆け上がるシーンがあったんだよね。女の子じゃんか、離れてんだろうなと思ったら俺の真後ろにピッタリくっついて、全然息が切れてない。びっくりして『うわ、マジか』と思ったら、俺が先に息切れたからね」とエピソードも。「普通に抜かれちゃったから。みんな甘く見んなよ。この人ほんとすげえかんな」と客席にアピールする。山崎演じる信が号令で走るシーンも「足が速すぎる」と話題になっているというが、真壁は「いい加減にしろよ、この野郎。俺たち、結構足腰きてんのよ。練習方法とか全然違うし、6m四方で戦ってるから6mの中なら誰にも負けねえよ。でも信、すげえよ。ぶわーって息切れてねえなってずっと見てたんだよ。追いつけねえじゃん」とキレながら称える。清野が「真壁さん、気づいたら1番後ろにいた」と暴露すると、真壁は「そういうこと言っちゃダメだよ!」とつっこんでいた。そんな清野が「速すぎてちょっと待ってって叫びたくなりました」というくらい足が速かったという山崎だが、「僕としては『この世で1番足が速いんだぞ』と思って走ってた。みんながやめてくれよと言っていたのを、山崎としては申し訳ないと思いつつ、信としては関係ねえと思いつつ、行かないといけなかった」と当時の心境を吐露する。真壁が「マジな話で、ほんと速えのよ。文句言ってたのはマジだからね。カメラの位置とかもあるだろ、合わせろよと思ったの。1人でばっと行っちゃったからね」と感心すると、山崎は「本能で走ってた。本気で走っちゃったところから加速しないといけないので、『加速してやらあ!』と思ったら、本当に加速できて、限界突破できて、マインド次第なのかなって思いました。心、大事だなって。心強く生きてこうと思いました」と語っていた。
2022年07月25日「ドクターホワイト」第8話が3月7日オンエア。小手伸也演じる真壁に「真壁先生に号泣させられてしまうとは」「真壁先生の本領発揮回」などの声が殺到、ラストでみせた白夜の涙には演じた浜辺さんへの演技に対する賞賛の声も多数送られている。豊富な医療知識だけを与えられた謎の女性・雪村白夜が、医師たちを前に「それ、誤診です!」と病名を覆して患者の命を救っていく新感覚医療ミステリードラマとなる本作。正体不明なまま将貴たちに託された白夜を浜辺美波が演じ、白夜を自宅に引き受け、その素性を探ろうとして脅迫されるなどした月刊メディカルサーチ」記者・狩岡将貴に柄本佑。将貴の妹で持病を持っている狩岡晴汝に岡崎紗絵。白夜も参加する診断特化の協議チーム(CDT)の内科医・高森麻里亜に瀧本美織。前回白夜に“フラれた”CDTの若手研修医・佐久間新平に高橋文哉。白夜が将貴に恋してると見抜いたCDTの精神科医・西島耕助に片桐仁。前回白夜にアタックするよう新平をけしかけたCDTの皮膚科医・夏樹拓実に勝地涼。白夜の秘密を知っている麻里亜の兄・高森勇気に毎熊克哉。将貴と同級生で白夜のことを調べる刑事・奥村淳平に宮田俊哉。高森総合病院の外科部長・真壁仁に小手伸也。ガンを患っている高森総合病院院長・高森巌に石坂浩二といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。8話は巌が末期のスキルス胃がんで余命わずかだと知った白夜が、寝る間も惜しんで治療法を模索。積極的治療は行わないのが巌の意志だったが、ある治療法を発見した白夜と麻里亜は、院内で唯一成功させられる可能性がある真壁に執刀を依頼する。そんななかCDTは産婦人科医の東堂絵馬(華優希)から、ある患者の子宮内にいたはずの胎児が消えたと相談を受ける。考えられるのは自然流産や子宮外妊娠だったが、不可解なのはいまだ妊娠のサインが残っていることだった。メンバーは妊娠ではなくがんの可能性を疑う。調べていくとガンを患いながら妊娠もしており、胎児を犠牲にするしかないと思われた。が、白夜は胎児を助ける方法が書かれた論文を見つける。その論文を書いたのは真壁だった…という物語。「子どもをあきらめ、妻の命を第一に考えたい」と話す患者の夫に「簡単にあきらめてはいけません」と答える白夜。そんな白夜に真壁は「判断を簡単に下せたとでも思ってるのか…!」と真剣な口調で問いかける。その後、瀕死の巌から手術を執刀するよう懇願された真壁は心を決め、患者と夫を前に「私が、あなたとこの小さな命を必ず助けます」と力強く宣言する…。視聴者からは「真壁先生に号泣させられてしまうとは 院長から妊婦さんの手術を懇請される場面の熱演はしばらく忘れられません」「真壁先生の熱さに胸打たれる日が来るとは」「真壁先生の本領発揮回、小手伸也かっこよかった」などの声が殺到。しかし真壁が手術をはじめた頃、巌の容態が急変。なすすべもなく息を引き取る。将貴の肩にもたれ涙する白夜を演じた浜辺さんに「涙を流す白夜さん役の美波さんを見て、涙が止まらなくなった」「感情がわからなかった白夜ちゃんの溢れ出した涙にみーちゃんのすごさが全部詰まってる」「美波ちゃんの泣き方・涙が完全に白夜の心から溢れてる涙で感動」といった感想も送られている。(笠緒)
2022年03月08日天海祐希主演の人気ドラマ「緊急取調室」が、来年1月3日(月)、新春ドラマスペシャルとして帰ってくることが分かった。天海さん演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本シリーズ。2014年に誕生し、人気シリーズとして不動の地位を確立。7月期には第4シーズンが放送されたが、そこでキントリがまさかの解散。最終回でそれぞれ新天地へと旅立つメンバーが描かれた。しかし今回のSPドラマでは、キントリが臨時再結成を果たすことに。新生キントリが、ラストで発生した8億円強奪事件の真相をマル裸にすべく大暴れする。解散後、有希子は警視庁「特殊犯捜査係」へ異動。管理官・梶山勝利(田中哲司)は捜査一課の管理官、菱本進(でんでん)は運転免許試験場の免許課主任、小石川春夫(小日向文世)は警察学校の教官となり、それぞれの道で正義を貫いていたキントリ・メンバー。そんな中、史上最悪の事件が発生。なんと年の瀬も迫ったある日、梶山が捜査に尽力していた8億円強奪事件の被疑者とみられる男の遺体が、ある民家の敷地内から発見される。一刻も早い事件解決を目指し、特別措置として、キントリの臨時運用および、必要人員の非常招集を決定。ところが、この事件は想像以上の難事件。というのも、遺体が見つかった家で暮らすのはスーパー法曹一家。事件の真相はおろか、遺体がこの家で見つかった理由、遺体の正体も闇の中で――というあらすじ。ドラマには、天海さんをはじめ、無敵のレギュラーキャストも再集結。田中哲司、でんでん、小日向文世はもちろん、速水もこみち&鈴木浩介が演じるもつなべも復活。さらに、玉垣松夫(塚地武雅)も新生キントリに参加。捜査一課刑事・山上善春(工藤阿須加)や、磐城和久(大倉孝二)は警視庁副総監として登場。そして、新生キントリメンバー構成も気になるところ。今回は新規加入のメンバーもいるようだ。天海さんは「新春スペシャルは通常の『キントリ』とはちょっと違い、“キントリ祭り”ともいうべき豪華版。新しく加わってくださるメンバーもいらっしゃいますし、綺麗どころの女優さんも出てくださいます。そして何と言っても、今回の敵はキントリ・メンバーに負けないくらい圧が強い!素晴らしい方々が出演してくださり、本当にありがたいです。今回は私自身から見える景色もずいぶん変わっているので、視聴者の皆さんにもまた新しい感覚を覚えていただけるのではないでしょうか」と明かし、田中さんは「今回は過去最強じゃないかと思うほど、論破するのが難しく、眼力と声の圧もすごい敵が、一時的に再結成したキントリの前に立ちはだかります。しかも、この難事件が解決すれば、キントリ・メンバーはまた解散し、それぞれの場所へ帰っていきます。みんなと一緒にずっと、がむしゃらに突っ走り続けた連ドラのときと違い、ちょっと物悲しさもある設定ですが、それもまた僕は好きです。視聴者の皆さんにもぜひお正月の団らんの中、ワクワクしながらご覧いただきたいです」とコメントしている。新春ドラマスペシャル「緊急取調室 特別招集 20228億円のお年玉」は2022年1月3日(月)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2021年11月26日「今は正面を切って人と会うことが難しく、ふれあう機会が少なくなっていますが、やはり最後に残るのは“人と人とのつながり”や“人を思う気持ち”だと思うんです。それはキントリ・チームが何よりも大切にしてきたものでもあります」ドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)の第4シリーズが、7月から放送されると決定。発表に際し、主人公・真壁有希子を演じる天海祐希(53)は冒頭のようにコメントした。“キントリ”の愛称で知られる『緊急取調室』。取調室という“密室の戦場”で繰り広げられる、取調官と容疑者との心理戦で知られる人気ドラマだ。「キントリの第1シーズンが放送されたのは14年1月期のこと。19年の3シリーズ目でも、常に二桁台の視聴率を叩き出す人気ぶりでした。今回は2年ぶりの新シリーズ。さらに『キントリが9月末で解散する』とのストーリーが明かされており、ファンの間で早くも話題を呼んでいます」(テレビ局関係者)共演陣には田中哲司(55)や小日向文世(67)、でんでん(71)といった名優たち。そして、数多くのスタッフが携わっている『キントリ』。天海は現場を取りまとめるため、座長として奔走してきたという。「天海さんはこれまでクランクイン前から飲み会を開催するなど、積極的に“飲みニケーション”を取ってきました。3ヵ月の撮影期間で、飲み会が5回行われたこともあります。天海さんはそこで悩みを聞いてくれたり、明るく鼓舞してくれるんです。スタッフもキャストも『本当にいいチームだよ』と話していましたね」(番組スタッフ)さらに天海は、撮影中も気遣いを欠かさないという。「カレーのケータリングを頼んだ際には、自らお皿によそったり。さらに出演者の健康を気遣い、ヘルシーな差し入れをしてくれたり。天海さんの思いやりに、みんな『ついていこう!』と毎度チーム一丸となるんです」(前出・番組スタッフ)■大杉漣さんの訃報をキッカケに現場を結束させた天海が“座長魂”を燃やし、引っ張っていく『キントリ』の現場。そこに突然、悲劇が訪れた。18年2月、ベテラン刑事・中田善次郎を演じていた大杉漣さん(享年66)が亡くなったのだ。「キントリの出演者は人気俳優ばかりなので、なかなか全員で集まる機会はありませんでした。それでも天海さんはみんなとスケジュールを合わせて、年に数回は食事をしていたそうです。それだけに大杉さんの訃報を聞いたとき、天海さんは相当なショックを受けたと聞いています。あまりに落ち込んでいて、周囲も声をかけられないほどだったそうです」(ドラマ関係者)第3シリーズが始まる前に亡くなった大杉さん。しかし同シリーズでも「善さん今頃何しているかねえ」というセリフがあったり、中田善次郎の写真が登場したりと引き続き“出演”していた。そんなサプライズは天海の提案だったという。「大杉さんが亡くなる前から、第3シリーズの計画は決定していました。大杉さんが撮影を心待ちにしていたと知っていた天海さんは、『もう一度、漣さんと“共演”したい!』とスタッフに直談判。そうして大杉さんの“出演”が実現しました。当時、天海さんはクランクイン前にスタッフ全員を集めて『大杉漣さんとの共演です。しっかりやりましょう!』とお願いしていました。1人の座長として、真剣な表情で呼びかける姿に思わず涙ぐむスタッフも。いっそう現場の結束は強くなりましたね」(前出・ドラマ関係者)今シリーズも天海は“人とのつながり”を大切にし、現場を牽引していくことだろう。
2021年05月11日菅田将暉、神木隆之介、菅田将暉がお笑いトリオを演じ、有村架純らが共演する「コントが始まる」。その第4話が5月8日に放送され、鈴木浩介演じる真壁の言葉と、神木さん演じる瞬太と絶縁状態にある母・友利子の関係に様々な声が送られている。高岩春斗(菅田さん)は高校時代、美濃輪潤平(仲野さん)を誘いお笑いコンビ「マクベス」を結成。親と「10年やっても売れなかったらキッパリ辞める」と約束し活動を始める。2人の友人で「ぷよぷよ」の日本一になりプロゲーマーの道を歩んだ朝吹瞬太(神木さん)がその後合流しマクベスはトリオに。そして10年の時が流れ、売れなかった彼らは解散を決意する。一方、中浜里穂子(有村さん)は一流企業に就職するがトラブルの責任を押し付けられ、結婚するつもりだった彼氏にも裏切られ、廃人のようになっていたところにマクベスと出会い、彼らの“オタク”となったことで生きる希望を取り戻すも、初めて行ったライブで解散を知らされる。そして“廃人”となった里穂子を心配し、彼女と同居することにした妹のつむぎ(古川琴音)は、働いているスナック「アイビス」で瞬太と出会い、里穂子とマクベスの3人をつないだことで彼らは少しづつお互いを知り、距離が近づいていく…というのがこれまでのストーリー。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。春斗、潤平、瞬太らの高校の時の担任、真壁(鈴木浩介)が3人が暮らすアパートにやってくることになり、部屋を掃除していると瞬太の母・友利子(西田尚美)の危篤を知らせる電話が。母と絶縁状態だった瞬太だが、つむぎの説得もあって病院に向かう…というストーリーが展開。春斗と潤平の2人で真壁を迎え、解散を迷っていることを真壁に打ち明け率直な意見を求めると。真壁は「解散したほうがいいと思うぞ」と即答。自分も大学卒業してからすぐ教員になったわけではなく、回り道したから夢を追いかける辛さがわかると言う真壁は「18から28までの10年と、これからの10年は別次元の苦しみだぞ」と真面目な表情で2人にアドバイスを送る。真壁の言葉にネットでは「苦しみがわかるからこそ解散をすすめる真壁先生…」「30代以降も夢追う辛さが別次元だと知っているからこそ、解散した方がいいと言う先生…」などの反応とともに、真壁に解散を止めてもらいたかった春斗と潤平に対する「解散を止めてもらうつもりだったのか潤平…」「背中押されたかった気持ちと虚しさがすごいよなーこれ」「遮二無二やれよって、言って欲しかったんだね…」といった共感の声も。真壁の言葉にショックを受ける2人だが、これに「先生に、「解散はやめとけ、まだ夢を追っていい時期だ」と言われることを期待してたってことは、単純に春斗と潤平が「自分たちの意思として」続けたいってだけなんだよな」「欲しい言葉があるのは気持ちがそっちに傾いてるでしょ」といった反応を見せる視聴者も多数。一方、瞬太と友利子との関係に対しては「母の日の前日にこの話を放送する意味がすごくあったと思う。私もちゃんと感謝を伝えよう」という声がある一方、「母親を許せとは誰も言わなかったのはよかったな」「別に死ぬからって許す必要ないよね 死んでから時間経ってから消化できてからでいい」といった意見まで、色々な声がSNSに投稿されている。(笠緒)
2021年05月08日待ってました、と言わずにはいられない。自らの名前を冠した「劇団、本谷有希子」で、過剰な自意識に苛まれる人間たちを描き人気を博した本谷有希子さん。その後、作家活動をスタートさせ、三島賞や芥川賞を受賞するまでに。その一方で演劇活動はお休み状態が続いた。その本谷さんが久々に演劇『本当の旅』を上演する。本谷有希子が演劇に戻ってきた! 「以前とは違う表現を探りたい」「演劇から足を洗う気はなかったです。それは一瞬も。ただ、どのタイミングにやりたくなるのかがわからなかっただけで。劇団をやっていた時は、公演の時期を先に決めて、何をやるかを後から見つけていたんですが、いつしかそれがルーティンになっていて。そんな時に小説を書き始めたんですけれど、小説って全力で書いたら、違う景色が見えてきて、書くのが楽しくなってしまって。いま、演劇でも同じような経験ができないかと思っているんですが」そして3年ぶりとなる舞台は、自身の短編「本当の旅」を題材に。「去年からワークショップという形で演劇活動は始めていましたが、そこでたまたま、自分の小説をお題にしてやってみたら、思わぬ手応えがあったんです。これなら以前とは違う表現が探れるような気がして、今回の公演に繋がっていったんです」その“違う表現”とは?「これまでは、ひとりの主人公を中心に周りの人がいて物語ができていましたが、この作品では、明確には主人公を設けずに群像劇の形をとっています。配役も決めず、同じ役を役者が入れ替わり演じますし。SNSの話ですが、舞台上で実際に撮影して映像で見せる方法を考えてみたり、デジタルの部分を人間の体で表現したり。これまでやったことのない作り方で面白いです」『本当の旅』は、旅行先のマレーシアで、インスタグラムに楽しそうな写真をアップすることに夢中になり、現実よりもネットの中の世界こそが本当だと信じてしまう男女の物語。「不自然で気持ち悪いけれど、なんか面白い。その“空気”みたいなものをそのまま舞台に提出したい。私、現実を直視しない人が好きなんです。彼らにはリアルの大事さに気づかないで突き進んでほしいですね」もとや・ゆきこ1979年生まれ。自身が主宰する劇団公演『幸せ最高ありがとうマジで!』で岸田國士戯曲賞を受賞。小説では’14年に三島由紀夫賞を受賞。最新作は短編集『静かに、ねぇ、静かに』。『夏の日の本谷有希子「本当の旅」』“お金で買えない価値”を求めて旅行に出た男女3人。“楽しそうな”写真をアップすることに夢中になる彼らだが…。会場では作中に登場するマレーシア料理の提供も。8月8日(木)~18日(日)原宿・VACANT作・演出/本谷有希子(『静かに、ねぇ、静かに』講談社刊より)出演/石倉来輝、今井隆文、うらじぬの、大石将弘、後藤剛範、島田桃依、杉山ひこひこ、富岡晃一郎、福井夏、町田水城、矢野昌幸全席自由(整理番号付き)4300円別途1ドリンク500円(共に税込み)(問)ヴィレッヂ TEL:03・5361・3027※『anan』2019年8月14日-21日合併号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年08月12日本谷有希子が作・演出を務める公演、「夏の日の本谷有希子『本当の旅』」が本日8月8日から18日(日)まで、東京・原宿のVACANTにて上演される。2018年に刊行された自身の小説『静かに、ねぇ、静かに』に収録されている短編を舞台化したものだ。SNSでの表現を大事にする若者たちがマレーシアを旅し、「本当の旅」を知る姿を描く。2009年に『幸せ最高ありがとうマジで!』で岸田國士戯曲賞を受賞、2016年には『異類婚姻譚』で芥川賞を受賞した本谷。演劇活動としては、2016年に飴屋法水らとともにVACANTで公演を行ったが、この時は複数人の共同創作であり、自身が役者として登場するなどもある異例の作品だった。彼女が作・演出を務める公演としては、2012年の『遭難、』以来実に7年ぶりとなる。出演するのは、石倉来輝、今井隆文、うらじぬの、大石将弘、後藤剛範、島田桃依、杉山ひこひこ、富岡晃一郎、福井夏、町田水城、矢野昌幸。さまざまな作品で活躍する、小劇場界の実力者ばかりが集まっている。2000年に「劇団、本谷有希子」を立ち上げて以来、一作ごとに着実に人気を獲得し、大きな劇場での上演を重ねてきた本谷。本多劇場や紀伊國屋ホール、PARCO劇場での上演も経験している。そんな彼女が今回選んだのは、VACANTというスペース。客席とステージの段差がない空間で、いったいどんな作品を作り出そうとしているのか。本谷が手がける久しぶりの舞台作品に期待が募る。文:釣木文恵
2019年08月08日マツコ・デラックスが夜の街に出没、気の向くままその地を徘徊する「夜の巷を徘徊する」に女優の天海祐希がゲスト出演。4月4日(木)今夜のオンエアと次週11日(木)の2週にわたり、若者の街・原宿を2人が“徘徊”する。本番組はマツコさんが自由に夜の街を散策、気になる店に入ってみたり、通りすがりの方々に声をかけ交流するなど毎回予測不能な展開が魅力になっている。天海さんとマツコさんはプライベートでも親交が深いとのこと。今回は天海さんが「20年ほど足を踏み入れていない」という原宿を徘徊することに。原宿のメインストリート・竹下通りの混雑具合を車から覗き見、あまりの人の多さに竹下通りを歩くのを諦めた2人は裏通りへ。話題の七色のチーズが挟まれたレインボーチーズサンドを堪能、不思議な容器に入ったドリンクを注文したマツコはあまりのカラフルさに2人で驚きながらも「絶対自分では来ないから楽しいね!」と笑顔を見せる。その後天海さんとマツコさんは人気のパンケーキ店へ。テラス席に座りパンケーキを食べながら2人の出会いを回顧したりプライベートトークを展開。お互いがこれまでに共演した中でも特に印象の残っている、ある女優についての話で盛り上がる。「あれくらいの距離感で話せる相手って芸能界で5人いるか、いないか…」と天海さんについて語るマツコさん。今回の共演については「今日は普段入れないようなところにも行けたので楽しかった。カメラがあったり、ああやって仲がいい人が一緒にいたりしないと絶対行けないもん(笑)。最後に行った雑貨店での天海さんの行動に、彼女のすべてが凝縮されていたような気がします(笑)。彼女は本当に『いらないものはいらない』っていう意思がはっきりしているのよ!」と収録をふり返り、「次はゆっくりどこか行きたいわ。朝行って日帰りで帰ってこられるような温泉とかで、いい景色を見ながら2人でゆっくり、のんびりしたいなと思います」と再共演の“構想”もコメントしてくれた。天海さん主演で人気を博した「緊急取調室」の第3シーズンが4月11日(木)から放送スタート。田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、でんでん、小日向文世らお馴染みのメンバーが再集結。第1話では取り調べ完全可視化の実行を控えるなか、真壁有希子(天海さん)は被疑者を激しい剣幕で一喝してしまい新任の教育係に専念するよう命じられてしまう…というストーリーが展開する。天海さんとマツコさんがリラックスした空気感のなかで原宿を歩く「夜の巷を徘徊する」は4月4日(木)今夜深夜24時20分~テレビ朝日ほかでオンエア。(笠緒)
2019年04月04日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■往生際の悪いヤツこそ、最後に花を咲かせるおぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!この連載でも度々話しているように、俺様は歯ごたえのあるスイーツが大好きだ。具体的に言うと、食感の変化を楽しめるスイーツだな。ずっと同じ質感じゃなく、ナッツ類やドライフルーツが織り交ぜてあると、「おっ!」と思うだろ?スイーツと同じように、プロレスラーも歯ごたえのあるヤツがいい。たとえば「練習」「トレーニング」という観点で言うと、本番で自信を持てる練習量をこなしているヤツ、ハードな練習についてこようとするヤツ、っていうのかな。俺は後輩とタッグを組んで試合に出ることがある。そのときは、自重トレーニングをした後、ウエイトトレーニングをする。試合前に、だよ。普段は180kgの重さを上げるんだけど、試合前は少し軽めなものを回数多めにやることにしてるんだ。100~120kgの重さを100回持ち上げるんだけど、そのトレーニングに後輩を付き合わせると、3セット目くらいでつぶれちゃうんだよな。俺がサポートについて「上げろ!」「行け!」とか言うんだけど、なかなか上がんないから、結局、俺様の腕のトレーニングになっちゃってんだけど(笑)。でも、そうやって諦めずに食いついてくる後輩は、試合でも粘りが違うんだよな。ヤツらはトレーニング中、良い意味ですごく往生際が悪い。できなくても諦めないし、苦しい顔をしながらも、必死で食いついてくる。そこでの努力が自分のものになるって知ってるから。ただ、往生際の悪いヤツこそが、最後に花を咲かせると思うんだよ。逆に、往生際がいい、ってなんだよ?って俺は思うね。格闘技やスポーツなんかの勝負の世界で往生際がいいヤツなんて、何も生まねぇよ。往生際悪く生きていたら、必ず後につながる。できなくてもやめずに、どれだけバカ真面目になって、本気でやるか。そういうヤツが結果を出すんだと俺は信じてる。■真壁刀義さんがおすすめする、5月の手土産プロレスの話をした後は、DRESSから「5月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のスプリング・スイーツをお見舞いしてやるッ!!パティスリー パブロフ「パウンドケーキベーシック」いやー、このカラフルなパッケージとか見た目、いいね!女性も男性もみんなが喜ぶスイーツだと思う。何種類か入っていて、DRESS編集部から「真壁さんが一番ひかれるものを選んでください」って言われたんだけど……俺、女性からひかれることが多いんで……って、その「引かれる」じゃねぇだろ(笑)。うーん、一番惹かれるのは「オレンジ」かな。オレンジの果肉がどーんと付いたこのビジュアル、ものすごい華やかだし、見るからに美味いってわかるよな。香りよし、味よし、噛みしめると少し出る苦味がよし。インパクトがあるね。このドライフルーツの美味さと香り高く甘すぎない生地のバランスがいいんだよ。ドライフルーツの存在が、酸味や苦味を味わわせてくれるから、甘いものがあまり得意な人じゃなくてもかなり気に入ると思う。もうひとつ、「チョコレート」も食べてみるかな。ナッツ!……ナッツ!って言いたいだけっていうのは冗談で、ホントにナッツがごろごろ入ってんだよ。ダークチョコを使ってるであろうこの生地は、ほどよいビター感がたまんないね。生地、ナッツともに、適度にウエッティな食感も、カリカリしすぎてなくてちょうどいい。このチョコレートはとくに男性向けだと感じたね。仕事をがんばりすぎて、遊び心を忘れちゃってる?っていう男性がいたら、渡してあげると喜ぶと思う。このカラフルさや華やかさに確実に癒されるはずだぜ。■商品情報パティスリー パブロフ「パウンドケーキベーシック」しっとりていねいに焼き上げた定番のパウンドケーキ。パブロフオープン当時から大人気の「オレンジ」「チョコレート」「抹茶」「マロン」など全8種が一口サイズになった詰め合わせです。オレンジは、香り高いオレンジと柚子のさわやかな風味が特徴。1800円(税込)。真壁 刀義(まかべ とうぎ)1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「濵かつ Presents レスリングどんたく 2018」日時2018年5月3日(水)・4日(木)@福岡国際センター「NEW JAPAN ROAD」日時:2018年5月6日(日)@アイテムえひめ「ファイヤープロレスリング ワールドPresents BEST OF THE SUPER Jr.25」日時: 2018年5月18日(金)~2018年6月4日(月)「DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL」日時:2018年6月9日(土)@大阪城ホール最新情報はこちらより構成/池田園子写真/タカハシアキラ
2018年05月01日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■キャリアを重ねたからこそ見せられる世界があるおぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!3月6日は俺様が所属する新日本プロレスの「旗揚げ記念日」興行だった。そのビッグマッチで俺はIWGPインターコンチネンタルのベルトを奪取すべく、王者・鈴木みのるに挑戦したんだ。結果は俺の負け。すげぇ悔しいけど、俺と鈴木にしか見せられない試合ができたと思ってる。プロレス界で地獄を見てきた男たちが、リング上で人生ドラマを繰り広げる――そんな時間になったんじゃねぇかな。プロレスの面白さって、何だと思う?リングの上でぶっ倒れてる姿なんて、カッコいいもんじゃないと思う。でも、やられている姿は隠さない。プロレスはそうやってすべてをさらけ出す。そこに魅力があるんだと俺は思うぜ。俺は40代半ばになった。年齢的にもう若くはない。ただ、キャリア20年超っていうのは、だてに積み重ねてきただけじゃねぇんだ。世代交代が進んで若手が台頭してきたけど、まだまだ他の奴らに負ける気はしない。絶対的な練習量や覚悟……そういったものに自信があるから、これからもバリバリと、泥臭いところも含めて、俺にしか見せられない世界観をリング上で展開していきたいと思う。■真壁刀義さんがおすすめする、4月の手土産プロレスの話をした後は、DRESSから「4月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のスプリング・スイーツをお見舞いしてやるッ!!小樽洋菓子舗ルタオ「ドゥーブルフロマージュ」俺、何を隠そう、プロレスラーだろ?って、隠してねぇけどな(笑)。試合やプロモーションで各地を回るわけで、北海道にもけっこう足を運んでて。あるとき小樽にも行って、ルタオ本店に寄ったんだよ。そこでびっくりしたのは、店員さんの何人かが「スイーツ真壁」を知らなかったこと!俺、メディア出演も一生懸命がんばってるんだけど、お前ぇら知らねぇのか!って驚いたよな(笑)。でも、知られてないことで、逆にのびのびできたんだ。素の俺を見せてもいっか、ってリラックスして過ごしてたな。そこで作りたてのドゥーブルフロマージュを食ったらびびったよ。口に入れた瞬間、チーズの深みのある味わいや香りがふわっと広がるんだ。もともとドゥーブルフロマージュは知ってたけど、マジで、「なんじゃこりゃあ!」ってなった。チーズが何種類か入っていて、それぞれの味や香りのいいとこ取りをしたスイーツ、って印象。香りの強弱があるんだよね。心持っていかれるのもわかるだろ?フォークを持つ手が止まらなくて、あっという間に1個ぺろりと食べ切っちゃうんだよなぁ。チーズはにおいがあるから苦手、って人も中にはいると思うけど、ドゥーブルフロマージュで使われてるチーズは「うまい!」って感動する人が多いんじゃないかな。一番おすすめなのは、俺みたいに現地で作りたてのドゥーブルフロマージュを食べることだけど、遠方に住んでたり、小樽へ旅行する機会が当分なかったり……って人は、オンラインストアで注文して食べてみてほしい。保存は冷凍なんだけど、食べる数時間前に冷蔵庫に移して解凍するんだ。解凍から48時間以内に食べて、って説明書きにはあるけど、俺としては「半解凍の半解凍」くらいの状態で冷蔵庫から取り出して、家族や友達なんかとしゃべりながら食べるのがおすすめだな。しばらくしてくるといい感じの硬さになるからさ。■商品情報小樽洋菓子舗ルタオ「ドゥーブルフロマージュ」北海道の新鮮な生乳から作るルタオ特製の生クリームと世界のチーズの最強タッグが魅せる濃厚なチーズケーキ。しっかりしたコクを感じさせるベイクドチーズ層と、ミルク感が楽しめるレアチーズ層が、口の中で一体となってとろける。保存が冷凍(-18℃以下)。食べるときは冷蔵庫で解凍し、解凍開始から48時間以内に食べること。1728円(税込)。真壁 刀義(まかべ とうぎ)1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「濵かつ Presents レスリングどんたく 2018」日時:2018年5月3日(木)~2018年5月4日(金)@福岡国際センター最新情報はこちらより構成/池田園子写真/タカハシアキラ
2018年04月03日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■いちご、うますぎ。品種改良がすさまじいレヴェルになってるおぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!いちごがうまい季節がやってきたな。俺様といちごとの思い出といえば……岩手に住んでたじいちゃんが昔、ビニールハウスでいちごを作ってたんだ。売るために栽培してたわけじゃなくて、身内で食べる分を作るくらいの、気軽な感じだったから、正直めちゃくちゃうまいとは言えなくて、どこか青臭かったのを覚えてるよ。まぁ、そんなもんだろ、って思ってたけど。それにしても、最近のいちごはすげぇよな。こないだある仕事で、うまいいちごをたらふく食う機会があったんだ。いや〜、びびったよ。いちご1個でごはん3杯余裕で食える、って例えがちょっと変だけど、伝わるだろ(笑)?要は、それくらいうまいのよ。17年かけて開発された「きらぴ香」、あとは美味しいと定評のある「紅ほっぺ」とか食べたなぁ。生で食べるか、スイーツ用に加工して食べるか――用途によっても使われるいちごは違うみたいだね。それぞれの食べ方に合わせて、最高に美味しいいちごが育つように、品種改良のレヴェルはすごいことになってんだよ。■真壁刀義さんがおすすめする、3月の手土産真面目な話(?)をした後は、DRESSから「3月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のスプリング・スイーツをお見舞いしてやるッ!!京みずは「いちご大福」なんとなく今回はいちごスイーツだろうな、って冒頭のくだりから予想してた人がいるかもしれないけど、その通り。京都の和菓子店「京みずは」のいちご大福を紹介するぜ。ここのいちご大福と出会ったのは巡業中だな。俺様のファンの方たちが、「スイーツ真壁を喜ばせたい」と思って、いろいろと探してきてくれるんだよな。プロレスを通してスイーツを、スイーツを通してプロレスを伝えている、スイーツの手練ともいえる俺様がもらって、「ほぉ……?」と満足しそうなものを、差し入れてくれるわけよ。その気持ちは嬉しいけど、俺は正直何でもいいのよ。昔から駄菓子屋で売ってるヨーグルト味風のクリームみてぇなやつでもいい……っていうのは極論だけど(笑)、俺がスイーツで笑顔になるのを想像しながら、選んで買ってきてくれる、その人の気持ちが入ったものなら、何でも嬉しいってことを言いたいわけ。で、京みずはのいちご大福。これをひと目見て、「おっ?」って思わない人、いないんじゃねぇかな。うっすらと見えているいちご本体……。中にいちご入ってんじゃないの!?って、当たり前だろ(笑)。一口食べると、いちごの凄まじい弾力を感じるんだ。噛んだ瞬間、新鮮でジューシーな果汁がジュワッとあふれる瞬間がいいんだよな。いちご自体に噛みごたえもある。俺、歯ごたえのある食材が使われてるスイーツが好きなんだよ。その証拠に、これまでもナッツやドライフルーツが使われたスイーツを、この連載で紹介してきたよな。もちろん、ペースト状とかクリーム状になった食材が使われたスイーツもうまいけど、若干歯ごたえがあるくらいの方が、「こいつ生きてるな」とか「全身で存在を訴えてるな」とか感じるわけ。それがいいんだよね。いちごの周りを薄く覆う白餡も、果汁を邪魔しない、甘すぎないタイプだからたまらねぇな。餡の量やバランスもほどよい感じ。「大福っぽさ」を出しすぎるいちご大福が案外多いんだよな。どうしても、いちごより餡のほうの主張が強くなる。いちご大福は大福の一種だから、最後は大福として終わっていいでしょ、って気持ちもわかるけど、いちご大福の場合は、いちごを活かしたほうがいいと俺は思う。だから、京みずはのいちご大幅は俺好み。いちごの存在感を大事にして、何よりいちごを優先した結果、餡も引き立って、すべてがいいバランスに保たれてうまい。最高の材料を組み合わせてるから、うまくないわけがない。これは誰に渡しても喜ばれること間違いなしだと思うぜ!■商品情報京みずは「いちご大福」京都の和菓子店「京みずは」店長が、同店の商品のなかで最も美味しい和菓子だと絶賛する一品。長崎産の新鮮な大粒Lサイズのいちごを、北海道テボ豆の白あんとふわっふわっの白いぎゅうひ餅で優しく包んだ、高級感たっぷりないちご大福。消費期限は発送日を含めて2日(到着したその日が消費期限当日)。6個入りで2106円(税込)。真壁 刀義(まかべ とうぎ)1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「旗揚げ記念日」日時:2018年3月6日(火)@大田区総合体育館第7試合にて、「鈴木軍」の鈴木みのるが保持するIWGPインターコンチネンタル王座への挑戦が決定!「NEW JAPAN CUP 2018」日時:2018年3月9日 (金) 〜 2018年3月21日(水)「Road to SAKURA GENESIS 2018」日時:2018年3月30日(金)@東京・後楽園ホール最新情報はこちらより構成/池田園子写真/タカハシアキラ
2018年03月01日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■70代のおばあちゃんたちからチョコをいただいた思い出おぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!もうすぐバレンタインデーじゃねぇか!俺様はこのビジュアルだからよ、45年間生きてきて、今まで死ぬほどチョコをもらってきたぜ。……いや、もらいたかった、の間違いだわ(笑)。正直、もらいたいよな〜。ただ、何年か前、大阪でサイン会をしたときに、ちょうどバレンタインシーズンだったこともあって、すごいことになったんだ。サイン会に来てくれたファンたちが、ほんとにいろんな種類のチョコを持ってきてくれてさ。大きなダンボール2箱以上の量になって、マジでびっくりしたね、あのときは。とくに印象に残ってるのは70代後半のおばあちゃん3人組。「はい、真壁さん」ってチョコを手渡されたときは、俺も背筋がぴんと伸びて、「どうもありがとうございます!」って、敬語を使わずにはいられなかった(笑)。若いファンや俺と同じくらいの世代のファンがついてくれて、会いに来てくれるのも、もちろんすげぇ嬉しいけど、おばあちゃんたちとの対面が、その日一番嬉しかったかもな。ついにおばあちゃん世代の中にも、真壁刀義っていうプロレスラーを知ってくれる人たちが現れたんだ……と思うと、プロレスラーをやってて良かったなって思ったし、メディア出演もがんばってきた甲斐があるなと改めて感じたね。■真壁刀義さんがおすすめする、2月の手土産ちょっといい話をした後は、DRESSから「2月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のウインター・スイーツをお見舞いしてやるッ!!BAKED「ディープダーク・ブラウニー」今回紹介するのは、ニューヨーク発のブランド、BAKEDの「ディープダーク・ブラウニー」。これの何がすごいかって、まず手に持った感じがずっしりしてて、すげぇ重いんだよ。重くて開封する前からニヤついちゃうくらい(笑)。生地の表面はアスファルトかよ、ってくらいかてぇんだよ。……そこまでじゃないけど、見た目は乾いてて硬そうな感じなんだよな。写真で見ると、その硬さが伝わるだろ。このブラウニーで一番すごいのは食感。生地のサクサク感と内側のしっとりしたやわらかさの対比……これは滅多に出会わない、珍しい食感だな。口に入れるとブラウニーが分裂していって、口の中で溶け始めるんだけど、飲み込む直前にはねっとりしたチョコのクリームに変わってるんだよ。なんじゃこりゃあ!って思ったな。マジで、なんじゃこりゃあ!って思うはずだぜ。この不思議な食感は、今までに食べたブラウニーとは全然違う。チョコの味わいが最後まで残るウマさも、実際に食べて自分の舌で確かめてほしいね。俺のおすすめはコーヒーじゃなく、紅茶と一緒に食べること。ブラウニー自体が濃厚だから、紅茶との相性もいいと思うぜ。これ食べたら午後もかろやかに、仕事や家事も楽しめるよ!■商品情報BAKED「ディープダーク・ブラウニー」ニューヨーク発の「クラシックなアメリカンスタイルのデザートを提供すること」をコンセプトにしたブランド。ずっしり、しっとりが特徴的な、リッチなブラウニー。540円(税込)真壁 刀義(まかべ とうぎ)1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「THE NEW BEGINNING in OSAKA」2018年2月10日(土)@大阪府立体育会館「HONOR RISING:JAPAN 2018」2018年2月23日(金)〜 2018年2月24日(土)@後楽園ホール「旗揚げ記念日」日時:2018年3月6日(火)@大田区総合体育館最新情報はこちらより構成/池田園子写真/タカハシアキラ
2018年02月06日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■今年もプロレスを通じて、がんばる人の背中を押していくぞおぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!俺様は先日、1月4日に開催された「WRESTLE KINGODOM 12 in TOKYO DOME」での戦いを終え、2018年もいよいよ始まったな、と感じてやる気に満ちあふれてるところだ。新年といえば、目標を立てる人も多いんじゃねぇか?去年、デビュー20周年を迎えた俺は、大河ドラマ「おんな城主直虎」をはじめ、ドラマや映画、バラエティetc.と、これまで以上にいろいろな作品や番組に出演させてもらった。「プロレスラー真壁刀義は、プロレスにこんな夢を持ってんだ。」と多方面へ訴えるありがたい機会になったと思う。そのなかで、役者の皆さんや、パティシエ、飲食店経営者、鍼灸師etc.、異業種の人たちとたくさん知り合うことができた。皆、得意なことや職業は違うけど、スタート地点では何もできなくて、それぞれ大変な思いや苦しいことも経験して、高い地点を目指すためにがんばってきたし、今もがんばり続けてる。何が言いたいかっていうと、大変さや苦しさ、つらさは、肉体的なものなのか、精神的なものなのか、人によって違う。でも、どんな職業であれ、皆、自分の前に立ちはだかる壁を乗り越えてがんばっている。そう感じたんだ。がんばっている人たちといい出会いをして、今年も俺は今までと変わらず、がむしゃらに生きていきたいと思ったよ。ただ、全然変わらない、ってことじゃない。新しいことを取り入れて、常に挑戦し続けながら、新日本プロレスのスタイルを貫きたいし、改革もしたい。新しいものもいずれは古くなる。だから進化していかないとな。プロレスを通じて、自分より若い人たちはもちろん、いろいろ悩むこともある年上の人たちにも、足踏みしてる場合じゃねぇぞ、って伝えたい。激動の新日本プロレスで、45歳の俺ががんばってんだ。お前らもがんばれないわけがねぇだろ、って。今年もそうやって、俺を観てくれる人の背中を押したいね。■真壁刀義さんがおすすめする、1月の手土産さて、DRESSから「1月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のウインター・スイーツをお見舞いしてやるッ!!BEL AMER パレショコラ「マンディアン抹茶」今回紹介するのは、BEL AMERのスイーツ2種類。仕事の合間にしているスイーツ探訪で出会った、とっておきのスイーツだ。ひとつめはパレショコラ「マンディアン抹茶」。これは食った瞬間に「おッ!」と思ったね。見てわかる通り、ナッツやドライフルーツがいろいろ散りばめられていて、ナッツのカーニバル状態だな(笑)。なぜここまでいろいろ入れるのか、考えながら食べたんだ。そしたらすごかった。食感も香りもすべて違うナッツたちに、甘みと酸味を両方感じさせるドライフルーツ……それが甘い口溶けのチョコにいい具合に効いてくるんだ。チョコにベリー系のドライフルーツを合わせるのはさすがだなと思ったよ。噛めば噛むほど歯ごたえが楽しいし、口の中でチョコが溶けたときの香りも良くて、ドライフルーツの苦味が甘さを追い抜いて、最後は苦味がちょっと勝つかな、って印象。ナッツとドライフルーツとチョコ……全部の要素を合計すると8個なんだ。一粒で8度美味しい、って自信を持って言えるくらい、贅沢なうまさ。ちなみに8って数字を横にすると無限大(∞)だろ?つまり、無限大の美味さってことよ。って今、俺良いこと言ったなッ(笑)!BEL AMER フィナンシェ「オランジェ」最近フルーツを上に乗せたスイーツが多いなと、スイーツ探訪をしながら感じてる。見た目が華やかになるから、一種のトレンドになってるのかもしれねぇ。このオランジェも最初に出会ったとき、ヤバいなと思ったのを覚えてる。ビター寄りな味わいのチョコを混ぜ込んだ生地を噛みしめると、フルーツの酸味が口の中いっぱいに広がるんだ。それがチョコと混ざると「まぁ、なんて美味しいんでしょう」ってなる(笑)。口調がちょっとおかしくなっちまったけど、それくらいびっくりするわけよ。甘みだけじゃなく、香りや酸味がいい具合に広がっていくんだ。チョコとフルーツが合うから組み合わせてみよう、と考えた人はマジで天才だよな。甘さと香り、酸味の三位一体感がすごい。ただ甘いだけ、ただ酸っぱいだけだとあまり面白味はない。「甘いけど渋いな」っていうスイーツが一番しっくりくるようになった。そうなると、ベースになるチョコ選びも重要だ。ダークな感じというか、重たい甘さのチョコを使うことで、フルーツの香りがうまく効いてくるんだろうな。ブラックコーヒーと一緒に食べてほしいね。■商品情報BEL AMER パレショコラ「マンディアン抹茶」素材や厚さ、歯ごたえにこだわった、直径6cm厚さ6mmの円形の板チョコレート。豊富なラインナップは選ぶ楽しみがあります。抹茶入りホワイトチョコにナッツ類とドライフルーツをトッピング。281円(税込) AMER フィナンシェ「オランジェ」ビターチョコを使用したしっとり生地に、オレンジをトッピングした程よい甘みと酸味が特徴的なフィナンシェ。195円(税込)真壁 刀義(まかべ とうぎ)1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2018」日時:2018年1月12日(金)~22日(月)「THE NEW BEGINNING in SAPPORO ~雪の札幌2連戦~」日時:2018年1月27日、28日構成/池田園子写真/タカハシアキラ
2018年01月05日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■プロレスファンにとっての「初詣」1.4東京ドームの楽しみ方をレクチャーおぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!いよいよ「WRESTLE KINGODOM 12 in TOKYO DOME」(以下、通称の「1.4東京ドーム」)まで1カ月を切った。今回は1.4東京ドームを初めて観にいく人向けに、俺様なりの楽しみ方をレクチャーするぜ。最初に押さえておいてほしいのが、プロレスと他の競技との違いだ。プロレスは「相手の技を受ける」んだな。ぶつかり合うのを前提としたスポーツなんだ。でも、あえてよけることもある。基本的にはぶち当たっていく。でも、すかすこともある。選手同士の「読み合い」があるんだ。その予想や予想の違いを目の当たりにしてみると面白いと思うぜ。ただ、やっぱり、初めて観るならシンプルに、体のデカい人間がぶつかり合うのを生で観てほしい。光る汗が飛び散る様子とか、打ち合う音とか、テレビの画面だけじゃ伝わらないものを、現場で自分の目で観て、心がどう動くのか、楽しんでほしいね。1.4東京ドームはその名の通り、東京ドームで行われる。新日本プロレスにとって、年間で一番規模が大きな試合だよ。会場の大きさもハンパない。俺たちプロレスラーは、ドームの中央に設置したリングに立つ。客席との距離は他の会場と比べると、かなり遠い。ただ、一番上の席に座っている人にも伝わるプロレスを、俺は心がけている。大きなモニターでも観えるけどね。当日は音楽ライブやフェスに行っているような感覚で、大声出してストレスを発散してほしい。広い会場で、応援している選手に大きな声援を送って。かなりスッキリするし、戦う選手たちから元気をもらえること間違いなしだ。新年からの仕事も気分よくスタートを切れるはず!絶対に観にこいよなッ!■真壁刀義さんがおすすめする、12月の手土産さて、DRESSから「12月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のウィンター・スイーツをお見舞いしてやるッ!!ノワ・ドゥ・ブール「焼きたてフィナンシェ ヘーゼルナッツキャラメル」今回紹介するのは、ノワ・ドゥ・ブールの「焼きたてフィナンシェ ヘーゼルナッツキャラメル」だ。ある日の仕事帰り、スイーツ探訪をしていて、出会っちまった。この店の焼きたてフィナンシェは何種類かあるんだ。でも、俺はそのなかで、ヘーゼルナッツキャラメルが1位だな。なんでかって?このナッツ感がすごくいいんだ。ごろごろしたナッツが丸ごと入っているから、噛めば噛むほど味わいが出るわけよ。リズムを刻む感じもある。ナッツの食感と中のほどよいやわらかさの対比が絶妙にしても、こんなにナッツが散りばめられてると、こっちまで楽しくなるよな(笑)。この噛みごたえがたまんない。おっ、やるじゃねぇか、って思うよ。プレーンなものより、カリッとした食感があるほうが、確かな存在感があって俺好みだ。表は硬くて、中はやわらかい、っていう風に、ひとつで2種類の食感を楽しめるのもいいよな。もっと詳しく言うと、外見はサクサクした感じなんだけど、中がエアー系というか、ほどよくやわらかいんだ。単純に硬い、やわらかい、っていうんじゃなく、きめ細やかに考えられて、作られてるんだと思うよ。ぬれ煎餅みたい、というのが近いかもな。仕事をする上で忘れてはならない「きめ細やかさ」「きめ細やか」って話で思い出すのは、昔、蝶野正洋さんから受けた指導。若いときはよく、「練習でもきめ細かくやれ」と先輩たちから言われてきた。例えば、首を鍛えるトレーニングに「首押し」がある。ひとりは仰向けに寝転がって、ひとりは相手の頭の側に座って、相手の頭を押さえ込む。寝ている側は首の力を使って、首から頭を上に上げる。頭を押し込む側は、もちろん相手の首の力や鍛え具合に合った押し方をしないといけない。じゃないと、相手の首にダメージがかかるからだ。ただ闇雲に強く押せばいい、ってわけじゃないんだな。この首押しのトレーニングをしているときに、若手時代の俺は、蝶野さんから注意を受けたことがある。「ガムシャラに行くだけでは試合には勝てない。相手に合わせてやらないとダメだ」と。何でもきめ細やかにやる、というのは蝶野さんから学んだね。当時からずっと俺の頭にある。どんな仕事においても大事なことだと思うよ。■商品情報ノワ・ドゥ・ブール「焼きたてフィナンシェ ヘーゼルナッツキャラメル」アーモンドプードルとバターで作る、中はしっとり、外はカリッとした食感が美味しいフィナンシェ。一つひとつ丁寧に焼き上げている。303円(税込)。「ヘーゼルナッツキャラメル」は12月26日までの期間限定。真壁 刀義(まかべ とうぎ)1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「WRESTLE KINGDOM 12 in TOKYO DOME」日時:2018年1月4日(木)15:30開場 17:00開始会場:東京・東京ドーム構成/池田園子写真/タカハシアキラ
2017年12月07日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■真壁刀義さんがおすすめする、11月の手土産おぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!DRESSから「11月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のオータム・スイーツをお見舞いしてやるッ!!絶品スイートポテトとの出会いで、さつまいもとの関係(?)が雪解けした今回紹介するのは、さつまいもスイーツ専門店「らぽっぽ」のスイーツだ。俺が、らぽっぽを知ったのは2〜3年前。巡業中に立ち寄ったPA内に店があったんだよな。そこで、「おっ、スイートポテトか」と二度見(笑)。それが、「焼き芋スイートポテト」だった。実際食べてみると、さつまいもをそのまま潰したようなスイーツじゃねぇか、って感想を持ったよ。まぁ、スイートポテトって、見た目も食感も、手加えてないように見えるくらい、さつまいもだよな(笑)。でも、バターや生クリーム、ミルクが入ってスイーツになってるわけだ。ただ、さつまいもっていう素材のうまさがなきゃ絶対に美味しくはならないスイーツだな、と感じたよ。子どもの頃、おやつの時間にさつまいもが出ることがあった。母ちゃんがアツアツのさつまいもにバターをつけて、うまそうに食べてたとき、俺はそれがうまいのか当時は理解できてなかった。その後もわざわざ焼き芋を食う機会もなかったし、さつまいもの魅力に気づいてなかったんだよな。でも、らぽっぽと出会って、俺とさつまいもの関係が雪解けした、というか変わった(笑)。楽しめるようになったんだ。うまいさつまいもから、うまいさつまいもスイーツができる、ってわかったんだよ。らぽっぽ「焼きたてポテトアップルパイ」らぽっぽの焼き芋スイートポテトを食べてしばらくしてから、りんごとさつまいもを使った「焼きたてポテトアップルパイ」の存在を知ったんだ。これも、もろ、さつまいもだぜ。女性に渡すとかなり喜んでもらえると思うよ。一番の売りはやっぱり素材のうまさ。「アップルの意味ねぇだろ(笑)?」ってくらい、さつまいもの存在感が前面に出てんだよな。1年前の秋、俺がカルビーの「ポテトチップス モンブラン味」をプロデュースしたの、覚えている人もいると思う。食べた人もいるはず。ワケわからん感じもありつつ、モンブランの甘さが特徴的だっただろ?でも、最後にはポテトチップスに戻る。ポテトチップスとして売っているし、メーカーとしてもじゃがいもに自信があるわけだから、ポテトに戻らないと変だよな。焼きたてポテトアップルパイも考え方は似たようなもんだ。アップルパイとして売っているけど、会社の売りはさつまいも。さつまいもスイーツ専門店だしな。だから、さつまいもに戻ってくるんだ。アップルパイがメインを張る専門店にも注目焼きたてポテトアップルパイ以外にも、最近うまいアップルパイが増えてるよ。今になってようやく、俺はアップルパイのうまさに気づいた。昔、アップルパイって言うと、カリッともサクッともしてなかったし、ただのパイ風のパン、みたいな印象じゃなかったか?食べる機会もあまりなくて、「よし、アップルパイ食いにいこうぜ!」みたいなノリ、なかったよな(笑)?でも、近年アップルパイを“メイン”にした店が増えていて、例えば「グラニースミス アップルパイ アンド コーヒー(GRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE)」。グラニースミス青山店に、天山(天山広吉選手。新日本プロレス所属のプロレスラー)っていうゴツい男とふたりで行って、デカい男同士で「こりゃうまいっすねー!」と高いテンションで食べた思い出がある(笑)。もうひとつ、「焼きたてカスタードアップルパイ専門店 RINGO」のアップルパイも、差し入れでもらったことがあって、うまかった。生地のサクサク感、りんごのほのかな温かさが絶妙なんだよな。焼きたてポテトアップルパイを筆頭に、今回紹介したアップルパイは、万人が「これは間違いない」と興奮する、紛れもない“本物”だ。納得せざるを得ないうまさを持った、すごい素材を使ったスイーツ。この秋、手土産に買ってみるといいと思うぜ。■商品情報らぽっぽ「焼きたてポテトアップルパイ」発売開始から約20年。らぽっぽを代表する人気商品のひとつ。できる限り砂糖を使わず、さつまいもの甘みを生かした、女性人気の高いヘルシーなパイ。843円(税込)。真壁 刀義(まかべ とうぎ)さんプロフィール1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「KING OF PRO-WRESTLING」日時:2018年1月4日(木)15:30開場 17:00開始会場:東京・両国国技館構成/池田園子写真/小林航平
2017年11月06日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■真壁刀義さんがおすすめする、10月の手土産おぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!俺様・真壁刀義の昨日は……不二家にて、黄栗のクリームとマロンブラウンクリームがハーフ&ハーフになった「Wクリームモンブラン」を買って帰ってやったんだッ!!(C)新日本プロレス「ケーキはいつものモンブラン以外、食さん!」みたいな母ちゃんに、冒険させてやろうじゃねぇかと思ってな。って、どんだけ頑固なんだッ!!クリームが2種類あるから、ウマさも2倍だろ?って俺は思ってて。初めてWクリームモンブランを食べた母ちゃんの反応も良かったな。……わかりゃいいんじゃい(笑)!!DRESSから「10月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のオータム・スイーツをお見舞いしてやるッ!!真壁刀義少年、モンブランに目覚める俺とモンブランの思い出は12〜13歳頃まで遡るッ!そもそもその頃は、ケーキなんてめったに食えなかったんだ。近所の喫茶店は大人の世界で立ち入りできないし、お金もなかったから、ケーキ屋もただ目の前を通りすぎるだけだった。そんなワケで、ケーキを食べられるのは、家族の誕生日とか「記念日」くらいだった。親父と母ちゃん、兄貴と俺だから、チャンスは1年でだいたい4回ある。誕生日というと、デカいデコレーションケーキを買うイメージもあるけど、そんなにたくさんは食わないから、小さいケーキをひとり2個くらい買う、って選択肢もある。選べるのって嬉しいよな。選べるっていっても、親父はショートケーキ、母ちゃんはモンブランって決めていた。いつも同じなんだ。俺はチョコケーキやフルーツが乗ったケーキとか、毎回楽しみながらいろいろ選んでたよ。でも、あるとき急に、モンブランに注目したんだ。「母ちゃんがこよなく愛するモンブランって、いったいなんなんだ?」って。それまで全然関心がなかったんだ。モンブラン=栗=栗きんとんみたいなもんだろ?みたいな意識だった(笑)。でも、毎回モンブランを選ぶ母ちゃんを見てると、なんか特別なウマさがあるんだろうと思って、一口もらったらなんだこれ、ウマすぎるぞ……!って気づいたんだよ。なめらかなモンブランクリームが口のなかに広がって、今度、誰かの誕生日が来たら、丸ごとひとつ食うぜ!と決意するくらい、ハマったんだ(笑)。不二家「モンブラン」そんな俺が生まれて初めて食べたモンブランは、不二家のモンブランだった。とくに思い出深いのが「マロンモンブラン」だ。今もどこかへケーキを持参するときは、不二家へ寄っていろいろな種類のケーキをランダムに詰めつつ、マロンモンブランは多めに入れることにしてんだよ。俺も絶対に食いたいから、モンブランだけは必ず、余裕を持った個数で買う(笑)。不二家のマロンモンブランがなぜ、俺をここまで惹きつけるのか……。ちょっと真面目に考えてみたら、モンブランクリームだけじゃなく、中に入っているカスタードクリームもめちゃくちゃウマいからなんだ。俺流の食べ方は、(1)表側のモンブランクリームだけ先に味わう、(2)中のカスタードクリームを食べる、というもの。こうすれば、ウマさを追い込めるぜッ!モンブランクリームで1回満足して、さらにカスタードクリームで大満足するんだわ。ヴィタメール「モンブラン」ここまで長く不二家のモンブランについて語ってきたけど、今回、DRESS編集部が持ってきてくれたのは、「あえて」という理由らしいが(笑)、俺が食べ慣れている不二家のじゃなくて、ヴィタメールのモンブラン。フォルムからしてこだわりを尽くして作られているのがわかるぜ。食ってみたら……ものすごく優しいんだよな、これが。ふわっと広がる栗の香りは、これまで食ってきたどのモンブランよりも強めな気がしたよ。後味の広がりもGoodだッ!とろけるような口溶けも良くて、まろやかなモンブランクリーム全体を味わっている感覚がある。モンブランクリーム特有のねっとりした食感を楽しむというより、香りや味わいを堪能する、大人にぴったりなモンブランだと思う。食感を楽しみたいなら、てっぺんに乗っている栗だな。俺は今回、栗を最後に食べた。栗にこのモンブランの「終着点」があると感じたからだ。ショートケーキの上のいちごなど、乗っているものを先に食べることもあるけど、今回の栗はセンターにどんと陣取っていて、スペシャルな「宝物」感があった。だから、無意識のうちに最後まで残していたんだと思う。この食べ方で、大正解だったぜ。モンブランクリームやケーキの生地を味わい尽くした後、栗の歯ごたえを楽しんで、完璧に満足。上品な大人に愛されるタイプのモンブランだよ。■商品情報不二家「モンブラン」マロンクリーム、シャンテリークリーム、スポンジの一体感が楽しめる、定番商品の「マロンモンブラン」は300円(税込)。2種類のクリームが贅沢な味わいの「Wクリームモンブラン」は388円(税込)。ヴィタメール「モンブラン」取材時(8月末)のモンブランとは商品が一新し、栗とショコラの贅沢な味わいの秋限定のモンブラン「ショコラ・モンブラン」として展開中(9月1日〜11月30日)。フランス産のマロンペーストを使用したショコラマロンクリームを絞っています。681円(税込)真壁 刀義(まかべ とうぎ)さんプロフィール1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「KING OF PRO-WRESTLING」日時:2017年10月9日(月・祝)15:30開場 17:00開始会場:東京・両国国技館構成/池田園子写真/小林航平
2017年10月04日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載がスタート!■真壁刀義さんがおすすめする、9月の手土産おぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!俺様・真壁刀義の昨日は……毎度そうしているように、実家の親と兄貴の子供に、スイーツを買って帰ってやったんだッ!!俺様は今や「スイーツのおじさん」かッ!!DRESSから「秋の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のオータム・スイーツをお見舞いしてやるッ!!ありあけ「横濱ハーバー ダブルマロン」横濱ハーバーはガキの頃から、俺にとって身近なスイーツだったんだ。昔住んでいたところの近くにありあけの工場があったんだよな。そんなこともあって、うちにやって来るおばちゃんたちは、かなりの高確率で横濱ハーバーを手土産に持ってきてくれてたんだッ!今年で45歳の俺は、それこそ40年近く前から、横濱ハーバーに馴染みがあるんだよ。当時の横濱ハーバーは銀紙にくるまれてて、表面のカステラ生地が付くから、指ですくって食ってたわ。あの頃からマジで美味かった。でもよ、あるとき突然、横濱ハーバーがなくなったんだ。店で取り扱われなくなったのかな、って思って、気づいたら俺も大人になってたよ。そこから急に話が飛ぶけど勘弁なッ(笑)!!いつだったか、ありあけの公式Twitterアカウントが、俺のTwitterフォロワーになったんだ。いきなりだぜ。「横濱ハーバー、食ってます」ってつぶやいたら、「真壁さん、ありがとうございます!」ってリプライが来た(笑)。面白いよな。思い出深いスイーツの公式Twitterから、今になってフォローされるんだからよ。16年前のキツかった話横濱ハーバーと俺が“再会”を果たしたのは、ここ数年のことなんだよな。いつ復刻したのか調べてみたら、2001年、今から16年前だってよ。その頃、俺は何してたんだッ!?って思い出してたら、海外遠征から帰国したばかりで、毎日が苦しくてストレスしかなくて、もがいていた時期だったんだわ。心も荒んでて、家族にも友達にも胸を張って会えないくらい、プロレスラーとしてうまくいかない、上に上がっていけない時期だった。今みたいに実家に立ち寄って、みんなで飯を食うこともなかった。そんな心の余裕なんかなかったんだよ。愛犬にだけちょっと顔を見せて、「じゃあ帰るわ」って言ってたのを思い出したわ。家族に顔も見せず、愛犬にだけ会うって、どんだけ病んでたんだ、俺(笑)。まぁ、そんなこんなで、スイーツどころじゃなかったんだよな。心に余裕がないときだったから、まさか横濱ハーバーが復活を遂げてたなんて、知る由もなかったわけだ。和洋折衷スイーツの魅力は、大人だからこそわかる横濱ハーバーは昔と比べて、いろいろな種類が出てきたけど、俺がとくに好きなのはダブルマロンだ。当時からある定番商品で、薄くてやわらかいカステラ生地に、刻んだ栗と栗餡がたっぷり包まれてるんだよ。外は洋菓子なのに、中には餡が入ってんのが特徴だ。俺、ガキの頃、解せなかったんだよな。なんで中にクリームが入ってねぇんだ!?こういう場合はクリームだろッ!?って(笑)。なんで餡なんだよ、っていつも考えてたな。でも、大人になった今は、この和洋折衷が面白いし、美味いって感じるんだよ。和洋折衷の良さは大人にしかわかんねぇんだよな。■商品情報ありあけ「横濱ハーバー ダブルマロン」横浜で生まれて60年余のお菓子。船と港町横浜を愛してやまない柳原良平画伯でお馴染のオリジナルパッケージで、船の形をかたどった人気のマロンケーキ。単品では¥178(税込)。真壁 刀義(まかべ とうぎ)さんプロフィール1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「KING OF PRO-WRESTLING」日時:2017年10月9日(月・祝)15:30開場 17:00開始会場:東京・両国国技館構成/池田園子写真/小林航平
2017年09月11日天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、警視庁の取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げ、好評を博している「緊急取調室」。本日5月11日(木)放送の第4話のメインゲストとして、女優・矢田亜希子が出演、天海さんと11年ぶりの共演が実現したことが分かった。高校の教室で不穏な事件が起こった。担任の沢本愛(矢田亜希子)が授業をしている最中に、生徒の春日俊介(平岡拓真)が倒れ、意識不明の重体になったのだ。その後、俊介は青酸ソーダを服用したことが判明する。だが、入手経路はおろか、ほかの生徒の目がある中でどうやって服用したのかは不明…。しかも、俊介は真面目な生徒で、自殺だと仮定しても理由が見当たらなかった。真壁有希子(天海祐希)ら“キントリ”はさっそく、この事件の捜査に参加。有希子は俊介のクラスメート、29人全員を取り調べることにする。ところが、ここで厄介なことが起こる。沢本愛が生徒を守るためだと言い張り、取り調べに同席。何かにつけて横槍を入れてきたのだ。沢本愛が何かを隠していると直感した有希子は、手がかりを求めて俊介の家を訪問するが、母親の春日愛(森尾由美)の“ある言動”に違和感を覚える。だが、依然としてすべては闇の中…。焦った有希子は、沢本愛を徹底マークすることに。ところが、その行き過ぎた行動をキントリの取調官・中田善次郎(大杉漣)にとがめられてしまう。そんな中、俊介の意識が戻るが…。2006年、“月9”ドラマとして放送された「トップキャスター」では、正反対の価値観を持ちながらも固い絆で結ばれる、微笑ましい間柄を演じた天海さんと矢田さん。ところが、今回は一転、お互いを牽制し合う、ヒリヒリとした対立関係を演じることに!矢田さんは、授業中に毒物を服用し、意識不明の重体になった男子高校生の担任で、常に生徒思いの言動をとる沢本愛を演じるも、それがかえって、天海さん演じる有希子の懐疑心を刺激することになってしまう。結局、彼女は取り調べも受けることになるのだが…。天海さんは、矢田さんと久々に再共演する喜びはもちろん、前回とはまったく異なる設定となることを思いっきり満喫した様子で、『緊急取調室』の公式SNSアカウントで公開されたメッセージ動画では、矢田さんを「とても素敵な女性です」と絶賛。「現場も楽しかったです。今回、矢田ちゃんとは対峙しちゃうんですけど、とても素敵なお芝居になったと思います!」と声を弾ませて語っていた。一方の矢田さんも、天海さんは「以前と変わらず、本当におきれい!!そして何より、気さくに場を盛り上げて下さるところも、変わらず素敵でした」と、興奮気味に撮影をふり返っている。とはいえ、矢田さんもそんな天海さんと熱のこもった芝居合戦を展開しており、「お芝居をしながら、以前よりも一層、天海さんの芯の強さとパワーを感じました!最後の取り調べシーンでは、天海さん自らのご提案もあり、私がやりやすい方向に導いていただいたと思います」と語り、天海さんへの尊敬と感謝の念をにじませた。ちなみに、矢田さんは今回、キントリの「ホトケの善さん」こと中田役の大杉漣と、同じくキントリの“頭脳派”小石川役の小日向文世とも、なんと14年ぶりの共演。2003年放送の「僕の生きる道」以来だったそうで、3人は顔を合わせるや同窓会モードに。「私も本当にうれしくて、うれしくて、感動しきりでした!」と胸の内を明かした。そんな懐かしくも温かい雰囲気の現場で撮影された第4話。天海さんと矢田さんが織りなす息の合った芝居と、緊迫感漂う対立模様、そして、心がかきむしられるような“密室の攻防戦”に、目が離せなくなりそうだ。「緊急取調室」第4話は5月11日(木)21時~テレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月11日2014年に放送された天海祐希主演ドラマ「緊急取調室」の第2シーズンが、4月20日(木)今夜より放送スタートする。この度、第1話で天海さんが拳銃を構えるシーンの写真が到着した。「緊急取調室」は、天海さん演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる物語。今夜放送の第1話では、宅配便の配達車の中から28歳の配達員・小牧修介(石田卓也)の遺体が発見される。死因は薬物による中毒死だが、遺体には奇妙な点があった。どういうわけか小牧は、運転席で必要ないはずの傘を差したまま死んでいた。そんな中、地味で年老いた天涯孤独の未亡人・白河民子(三田佳子)が自首してくる。ところが困ったことに、民子は数時間と経たないうちに、自首した記憶さえ曖昧な状態に…。しかも畳みかけるように、事件の謎を深める要素が浮上。車内の指紋はいずれも民子と一致しないばかりか、犯行に使われた毒物も彼女の自宅からは発見されなかったのだ。この事件は重要案件に指定され、有希子ら緊急事案対応取調班が取り調べを担当することに。だが、民子と向き合った有希子は、思わぬ苦戦を強いられることになる。何が嘘で、何が真か――。有希子は一筋縄ではいかない民子に苛立ちを覚えながらも、あらゆる手を尽くし、彼女の深層心理と真実へつながる突破口を開こうとするが、探れば探るほど、民子の本音は深い霧に包まれる一方で…というストーリー。本作の見どころは、何と言っても取調室で展開される鬼気迫るセリフ劇。有希子ら取調官と被疑者が、言葉という鋭い弾丸を放ちながら攻防を繰り広げるさまは、まさに“密室の銃撃戦”!取調官の正義、被疑者のエゴ…様々な理性や感情がぶつかり合う中で、浮き彫りになっていく“深い人間ドラマ”からも目が離せない。また、第1話冒頭では、言葉を武器に戦う取調官であるはずの有希子が、本物の拳銃を構える射撃シーンが登場!一体なぜ、こんな事態になったのか?今夜の放送で確かめてみて。「緊急取調室」は4月20日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年04月20日2014年、女優・天海祐希が“真実を追い求めるプロの取調官”を演じ、好評を博したドラマ「緊急取調室」が、この度、連続ドラマ第2弾として4月期より放送されることが決定。天海さんは役のため再び髪を切り、お馴染みのメンバーと共に、手強い被疑者たちをマル裸にしていく。本作は、天海さん演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる物語。本作は、2014年1月期の連続ドラマとして放送開始され、さらに2015年にはスペシャルドラマとして復活。そして、取り調べの録音録画(可視化)を義務付ける「刑事司法改革関連法案」の可決を経た今春、待望の連続ドラマ第2弾として再復活を遂げる。今回のテーマは、「普通の人間が一番怖い」。人生を積み重ねる中で、超えてはいけない一線を越えてしまった普通の人々――彼らの時にゾッとさせ、時にやるせなさや悲しさを感じさせる“裏の顔”をマル裸にしていく。連続ドラマ第1弾のとき、主演の天海さんは役のイメージに合わせ、長い髪を約20cmもカット。スペシャルでは、終盤で被疑者に髪を切られるという物語の展開上、ロングヘアでの出演だったが、今回の第2シーズンでは、約25cmと以前よりも大幅にカット。そして前髪も作り、柔らかさとナチュラルさも打ち出して心機一転、全身全霊で臨む。シーズン2では「新しい気持ちで有希子としての経験を積み重ねていけたら」と話す天海さん。「シリーズを通して有希子も成長してきていますし、おじさまたちとの距離感も以前より近いはず。そういった部分をお芝居の中にちょっとずつ入れていきたい」と語り、「あいかわらず取り調べのシーンはセリフが多くて『うわっ!』とも思ったのですが(笑)、そんな思いもすぐに吹き飛ぶくらい、台本がとにかく面白くて!いまから撮影が楽しみで、ワクワクしています」と撮影が待ち遠しいとコメントしている。そんな天海さんの元には、今回も鉄壁の取り調べ集団=キントリ・メンバーを演じる田中哲司、でんでん、大杉漣、小日向文世、図らずも毎回キントリと連携を取ることになる警視庁捜査一課殺人捜査第一係の名コンビ「もつなべ」を演じる速水もこみち&鈴木浩介が集合。さらに、前回のスペシャルで初登場した現・警視庁刑事部部長を演じる大倉孝二も続投することが決定。キントリ・メンバーとは、シーズン1以降必ず忘年会やお食事会も定期的に開くほど仲がいいと明かす天海さん。「その会ではいつも、まだ決まってもいないのにシーズン2をやるという前提で(笑)、皆さんから『次はこうしようよ!』と、いろんなアイデアが飛び出していたんです。そうやって親睦を深めてきた、頼もしい先輩方とまた連続ドラマでご一緒できることになり、とても嬉しいです」と再集結を喜んでいる。「緊急取調室」は4月期より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月10日新日本プロレスの人気レスラーで、“No.1イケメンレスラー”棚橋弘至選手とタレントとしてもブレイク中の“スイーツ真壁”こと真壁刀義選手が、国民的人気長寿アニメの劇場版第36弾『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』でガッチリとタッグを組んだ。ギガゾンビに操られる原始人・クラヤミ族の声を担当するほか、本作応援のために結成された「ウンタカ!ドラドラ団」のメンバーに名を連ねている。アニメ声優初挑戦の2人が、アフレコ現場に突如降臨した“怪優”の存在を明かすと共に、“勇気”と“友情”で歩んできたプロレス道を熱く語ってくれた。声優挑戦はハリウッド映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』以来2度目となる真壁選手は「嬉しかったけれど、俺は独身だからその喜びを伝える相手がいねえんだ。だから実家のワンちゃんに報告したよ」と見た目とは裏腹なメルヘンぶりを伺わせつつ「実際のアフレコでは、ディレクターから“もっと語尾を強めに”とか微調整が入ったりして、そのイメージに近づけるのがとても難しかった。でも凄く勉強になったよ」と苦労を明かす。細かい演出をつける監督を黙らせるために、必殺技のキングコングニードロップも飛び出したかと思いきや「それをやってしまうとクビになるどころか、オナワになって大事件に発展するだろ?クラヤミ族一人の行動で映画全体が“クラヤミ”に葬られるのは流石にマズイ」とプロレス技封印で挑んだ。一方、アフレコ初挑戦の棚橋選手は、自称“100年に一人の逸材”というだけに「緊張は全然しませんでした。名だたる声優さんと一緒に参加できるわけですから、もう楽しくなってハイになりました」と強心臓で振り返る。すると真壁選手は「クラヤミ族は見た目もゴツくて、声も低いイメージがあるでしょ?でも、ある後輩が“せ、精霊大王?”というセリフをまさかのとてもキーの高い軽やかな10代少年のような声で放り込んできた。それを聞かされたら、俺のセリフなんか全部吹っ飛ぶ」と“怪優”降臨目撃談だ。その怪優の正体である「ある後輩」こそ、棚橋選手だった。しかしそんな先輩からのツッコミも何のその「ですから、劇中で僕の声は探さずともすぐにわかるはずです。自己評価?もちろん100点満点ですよ。常に全力、が僕のモットーですからね」とポジティブシンキングで跳ね返す。2人はゲスト声優のほか「ウンタカ!ドラドラ団」としても活動中。真壁選手が「同じマンションに住んでいる子供に“ドラえもんに出ている人だ!”と声をかけられたし、ママ世代にも話しかけられる。ドラえもんって、こうやって世界を平和にするんだな」とシミジミすれば、父親でもある棚橋選手は「子供たちの見る目が変りました。子供の学校に本の読み聞かせに行ったら、“踊って!踊って!”と凄いリアクションだった。プロレスに触れる機会のない人たちに、ドラえもんを通して僕らの存在を知ってもらえるのはありがたい」とその広がりを実感する。『映画ドラえもん』シリーズがスタートして、今年で36年目。棚橋選手と真壁選手も、レスラーとして長いキャリアを歩み、ジャンルを飛び越える程の人気を獲得した。しかしその道中には様々な試練や挫折があった。真壁選手のターニングポイントは、アキレス腱を断裂した時のことだ。「その時は怪我も多くてね、“もうプロレスは無理だ”とサジを投げられた。自分も正直諦めかけた時に、手術後の経過を見てもらうためにドクターに呼ばれた後、自分の病室に戻った。そうしたら、俺がその場にいなかったにも関わらずレスラー仲間とプライベートの友人が楽しそうに談笑していた。差し込む西日が綺麗で、俺にはそれが輝いているように見えた。その時に“俺を応援してくれるこいつらに、もっといい思いをさせて『真壁の知り合いだ!』と胸を張って言わせたい”と思った」と打ち明ける。プロレス魂に再び着火。通常、アキレス腱断裂は完治まで1年必要といわれるが、5か月で病院を退院。諦めない心が、現在のブレイクへの足掛かりとなった。「超えられない壁というのは人間には与えられない。努力した結果ダメでも、そこで得たものや閃きは必ずあるし、大切なのは諦めない心だよ。のび太を見てみろよ、とんでもねえダメ野郎だろ?だけど諦めない心があるからこそ、仲間も背中を押してくれる」と“勇気”の重要性を説く。棚橋選手も、チャンピオンになったにもかかわらずレスラーとして伸び悩み、客席からブーイングを浴び続けた時代があった。「でも僕の前には真壁選手という熱意とハートを持った志の高い先輩がいてくれて、プロレスの未来についても熱く語り合うことが出来た。自分以上に志が高い人が近くにいてくれるからこそ、ここまで来られた」と、上下関係を超えた同志としての“友情”に感謝しきりだ。「お礼を言いたいので、スイマセンがこの場所にドラえもんを呼んできてもらえますか?」と照れ隠しにジョークを口にする真壁選手だが「この映画はまるでチョコレートケーキだね。チョコは甘いし、ケーキという見た目も美味そうだ。でも食べていくと甘みの中にビター感がある。甘いだけじゃない、味わい深さと同時に深い苦みもある。それは人生と同じで、この映画で描かれている事そのものだよ」。スイーツ真壁として締めたその言葉には、説得力を超えた重みがあった。(photo/text:Hayato Ishii)
2016年03月03日第154回芥川賞・直木賞が19日に発表され、芥川賞は滝口悠生氏の『死んでいない者』と、本谷有希子氏の『異類婚姻譚』がダブル受賞、直木賞は青山文平氏の『つまをめとらば』が受賞した。芥川賞を受賞した滝口氏は、1982年東京都生まれ。今回、2回目の候補で受賞となった。本谷氏は4回目の候補で受賞。1979年石川県生まれで、同県出身者の芥川賞受賞は、史上初めてとなる。直木賞を受賞した青山氏は、1948年生まれで神奈川・横浜市出身。2度目の候補で受賞となった。この後、東京・帝国ホテルで受賞会見を開催。いずれの賞も、賞金100万円、賞品として時計が贈られ、2月末に都内で贈呈式が行われる。
2016年01月19日大人気アニメ『ドラえもん』の劇場版シリーズの36作目となる『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(2016年3月5日公開)で、新日本プロレスの棚橋弘至選手と真壁刀義選手、お笑い芸人の小島よしおがゲスト声優を務めることが21日、発表された。本作は、映画シリーズ歴代1位となる動員数420万人を記録した『ドラえもん のび太の日本誕生』(1989年公開)のリメイク版。『新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』(2014年)を手がけた、八鍬新之介監督がメガホンを取り、新たな作品として描く。3人のゲスト声優は、劇中に登場する原始人"クラヤミ族"役を担当。7万年前の中国に住む、猿人に近い種族でゴリラのような顔が特徴のクラヤミ族は、嵐と雷を操る不死身の精霊王"ギガゾンビ"の部下・ツチダマのしもべというキャラクターだ。アフレコは12月に実施予定。また3人に、人気子役のエヴァちゃんが加わり、本作をヒットに導くべくスペシャル応援団"ウンタカ! ドラドラ団"を結成。これも、クラヤミ族をイメージしたビジュアルで、オリジナル楽曲に合わせ、"ウンタカダンス"を歌い踊って映画を盛り上げる。「ウンタカ」という謎の言葉を繰り返しながら展開されるこのダンスは、ゲスト声優の男性陣3人は原始人風の衣装、エヴァちゃんは原始人風ワンピースに身を包んで行われる。初声優挑戦となる棚橋選手は、「子どもたちと一緒に『ドラえもん』を見ているのですが、見るたびに人と人のつながりや温かい人間味がじーんときます」と前置きした上で、「そんな『ドラえもん』に出演できるなんて、棚橋家の歴史にも残ります」と感慨深げ。ただし、ダンスについては、「間違いなく足を引っ張るのは自分と真壁さんだと思いましたので、プレッシャーの中、頑張りました」と吐露している。真壁選手も「自分が小さい頃からある人気アニメに出演だなんて、真壁家の歴史に残る光栄なこと」「覚えるのにとても苦労したこのダンスにあるクイックな動きはプロレスにも生かせる」と口をそろえる。一方の小島は「ダンスの曲中に自分のネタ『そんなの関係ねぇ!』が入ってるんです」と打ち明け、「このネタはエヴァちゃんが生まれる前、8年前から存在しているので、それが今7歳のエヴァちゃんと一緒にミックスされるなんてとってもうれしい」と歓喜。「ゲスト声優の件も含め、小島家一族に伝えたい」と満足気に話した。エヴァちゃんは「ドラえもんはいつも優しいから大好き」で、「『どこでもドア』でハワイに行きたい」そう。ダンスは、両選手同様に「覚えるのが大変だったので、頑張ってお家で練習してきました」と話した。なお、リハーサルを何度も重ねたというウンタカダンスは、30日放送のTVアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系/毎週金曜19時~)のエンディングでの披露を予定している。(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2016
2015年10月21日本谷有希子が2005年に発表した同名戯曲を読み直す「リーディング公演『乱暴と待機』」が7月10日(金)、赤坂RED/THEATERで開幕。初日に主役を務める久保田秀敏に話を聞いた。リーディング公演『乱暴と待機』チケット情報舞台版『心霊探偵八雲』シリーズで主演するなど、着実に舞台でのキャリアを積んできた久保田。意外にもリーディングは苦手なのだという。「音読が学生時代から苦手だったんです。でも、最近、周りでもリーディング公演が増えてきていて、興味をもちかけたときに、今回のお話を頂きました。俳優として苦手だからと避けていちゃいけな、リーディングを経験することで、自分も変わる部分もあるのではないかと思いました」と今回の舞台に期待を寄せる。作品は2005年に上演後、小説家でもある本谷が2008年に小説版を発表。2010年には浅野忠信の主演で映画化もされている。兄妹をよそおい一緒に暮らす山根英則と緒川奈々瀬の物語。山根はマラソンに出かけるといっては屋根裏に潜み、奈々瀬を覗き見するのだが、山根に負い目を感じている奈々瀬はそれを黙認している。戯曲を読んで久保田は「これまで、経験したことないタイプの作品」と話す。「舞台と映画のDVDを見て、小説も読んだのですが、とにかくまず話自体がすごく面白い。非日常というか、言い方は悪いですがまともじゃない人間たちの絡み合いを描いている。ぼくが舞台でやりたいタイプの作品だなと思いました。ちょっとした人への視点や、緩急のつけ方、表現の幅の出し方がすごくて、演じる側にとっては難しいですね」久保田が演じる山根役は多田直人(演劇集団キャラメルボックス)とのダブルキャスト。「同じ役ですけど、捉え方も表現の仕方も違いますし、ああ、そういう表現もあるんだと、勉強になります。でも、それをまねしても、ダブルキャストの意味はないので、自分なりの山根というキャラクターを、自分をいかしつつ作りたいです」やがて、山根と奈々瀬のもとに山根の同僚・番上と、その恋人・梓が現れると、ふたりの奇妙な関係は微妙に変化していく。「山根は、番上くんや梓ちゃんとは違った世界を生きている人で、そんな世の中の見方があるんだなあと、稽古をしながら山根から発見しています」と手ごたえを話す久保田。「今までやったことない役柄、方法に取り組むことで、自信とか何かが自分の内側からにじみでてきたらと。ぼくは、自分から進んでぐいぐい行くタイプでも、わちゃわちゃ騒ぐタイプでもないのですが、台本さえあれば何でもやれる。やりたいことを貫き通していきたいと思います」と気合を入れた。公演は7月10日(金)から12日(日)まで。久保田の出演は10日(金)の昼夜2ステージ。
2015年07月09日新日本プロレス所属の真壁刀義が5月18日(月)、都内で米映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の日本語吹き替え版アフレコを行った。スイーツ好きで知られるが、「スイーツを食べるシーンは?」と質問されると、「あるわけない!」と豪快に笑っていた。すでに主人公マックス役の声優を務める「EXILE」のパフォーマーAKIRA、マックスの最凶の敵ジョー役を俳優の竹内力が担当することが決まっている本作の日本語吹き替え版。今回、声優デビューを飾る真壁さんは、ジョーの息子で強靭な肉体を誇る最強ファイター・エレクタスという、正にぴったりの役どころを演じる。今回のオファーについて「とうとう来たな」と意気揚揚の真壁さん。「要はハリウッドデビューでしょ?遅かれ早かれこうなると思っていた」と豪語したが、アフレコが始まると、ディレクターの厳しい指摘を受けて「すみません!」と即ペコリ。「ディレクターのほうが、おっかないですから」と冷や汗を流していた。それでも無事にアフレコが終わると「楽しいっすね。新しい刺激になった」「持ち前の凶暴性を出せた」と自画自賛。続編の本人出演オファーがあればどうするか問われ「ぜひ、皆さんの推薦お願いします」と真のハリウッド進出に意欲を燃やした。資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した近未来を舞台に、愛する者を奪われ、生きる望みさえ失った主人公マックスが、砂漠を支配する凶悪な敵イモータン・ジョーの一団とルール無用の肉弾バトルを繰り広げるアクション超大作。先日、カンヌ国際映画祭で上映され、現地を熱狂の渦に巻き込んだばかりだ。シリーズの大ファンだと言う真壁さんは、「これ、ヤバイね!期待をはるかに超える迫力で、映画を観ているって気分が味わえる。ぜひ劇場で体験してほしいね」と力強く太鼓判を押していた。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月18日2008年の『幸せ最高ありがとうマジで!』でパルコ劇場初登場を飾った本谷有希子が、3年ぶりに同劇場へと帰ってくる。ヒロインを演じるのは、これが初舞台の長澤まさみ。本谷はこれまで永作博美や小池栄子、りょうなど名立たる女優陣と共に舞台を作り上げてきた。しかも彼女が描くのは、同じ女性から見ても非常に面倒くさい――男性にとっては時に非常に愛おしくもある――女の姿。そんな女を演じた時、すべての女優はこれまでとはまた違う一面を見せる。それだけに長澤まさみという女優にいかなる化学変化が起こるのか。リリー・フランキーに成河(チョウソンハ改めソンハ)、安藤玉恵、吉本菜穂子ら共演者の顔ぶれと共に、非常に期待は高まる。ワークショップオーディションの写真そんな本谷待望の新作舞台『クレイジーハニー(仮題)』だが、実は出演者はこれだけではない。大規模なオーディションを実施し、その応募総数は約1000名。1次審査で200名に、2次審査で24名にまで絞られ、ワークショップオーディションという形でここから約10名が選出されることになったのだ。そのワークショップ最終日。本谷は参加者を前に、自分が惹かれるものについて「人の心が面白い。それが理解出来ないとさらに面白い」と語った。そこで本谷がエチュードのテキストとして選んだのが、怪談『予言猿』。服の裾を掴まれた人は死ぬという猿がおり、飼い主である八百屋夫婦の娘もその予言で死に、最後には主人が猿を洗い殺してしまうという話だ。本谷はその「“猿を洗い殺す”という聞いたことのない状況にワクワクする」と話し、物語ラスト部分を3人ずつ、5組の役者に演じさせた。5組の即興芝居はもちろんそれぞれ違うのだが、やはり“猿を洗い殺す”主人の演技に、最もその特徴が表れたと言える。妙にテンションの高い者がいれば、その逆もおり、笑い、怒り、悲しみなど、人の心の移り変わりが多様な表現で提示される。若い役者が多いため荒削りな部分も多いが、それも含め本谷は楽しんでいたようだ。残りの9人に渡されたのは、ふたりの人物が登場する別のテキスト。役者は約30分のうちにせりふを覚え、即発表しなければならない。役者たちはそれぞれキャラクターを作り、覚えられなかった部分については必死にアドリブを繰り出す。追い詰められた状況下での役者の転がり方が分かり、こちらも非常に面白い。ワークショップは終わり、結果10名が合格、出演が決まった。大規模なオーディションという試みから、本谷はいかなる新しい武器を手に入れたのか?その答えは8月のパルコ劇場で明らかになる。公演チケットは6月発売を予定。取材・文:野上瑠美子
2011年04月27日