スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、“近未来”“宇宙”“少年”といった長年のテーマをTVドラマで追求した「エクスタント」。このほど、本作のDVD発売を記念して、主演と共同製作総指揮を担当したアカデミー賞女優ハル・ベリーからコメントが到着。偶然にも撮影と同時期に“息子”を持つことになり、本作の設定と重なる経験をしたことを明かしてくれた。13か月におよぶ宇宙での単独ミッションから帰還した女性宇宙飛行士モリー。 だが、彼女は1人ではなく、妊娠していた。一方、夫のジョンは人間性を持つアンドロイドの試作品開発に成功、自分たちの“息子”として育てようとする――。本作がスピルバーグの作品と聞いて、TVドラマ初主演、そして共同制作総指揮として参加することを決めたというハル・ベリー。「今回は、とにかくものすごい仕事量で、人生で一番忙しい1年になったわ」と言う。撮影が始まったころ、「子どもが生後3か月だったから、2時間毎に授乳をしつつ、1日に撮影するシーンの数を考えて、セリフを覚えなければならなかったの。控え室に戻って10分授乳して、また撮影現場に戻るという繰り返しだったわ」とタフな撮影をふり返る。「仕事が増えたけど、自分の意見を言えるのはとても楽しいわ。アーティストとして、そういうのは嬉しいし、俳優として演技をするだけもいいけど、自分がやっている何かを入れ込むことができるというのはステキだって分かったの。真剣に私の意見を聞いて、取り入れようとしてくれる人がいるというのは本当にラッキーなことね」。まさに、子育てをしながら、仕事にも果敢に打ち込んだ様子の彼女は、今回DVD化となったシーズン1では、「最終話がとても好きよ。美しく撮影され、よく描かれている。脚本もとても良かったし、シーズン1の最終話は、作品を誇らしく思わせてくれるものだったわ」と明かす。そして、主人公モリーを演じたことで、「これまで娘を育ててきたけれど、ちょうどこのタイミングで私にも息子ができ、母親と娘の関係と、母親と息子の関係は違うってことが分かったの」と言うベリー。「母親と息子の関係というのは私の中では特別だわ。今回の息子を持つ母親の役というのは狙ったワケじゃなく、偶然に舞い込んできたものなのよ」。何か運命的なものを感じずにはいられない本作だが、“エイリアンは存在する”とベリーは言う。「小さいころ、夜空を見上げては、きっと何かいるハズって思っていたものよ。本作をきっかけに、みんな宇宙に何かがいるって普段から考えるようになるんじゃないかしら。私が生きている間にその答えが見つかるといいなって思っているけどね…」。母親として、女優として新たなミッションを1つ終えたかのようなベリー。これまで『E.T.』『未知との遭遇』『A.I.』などSFドラマの傑作を生み出してきたスピルバーグと、彼からキーパーソン役をオファーされたという真田広之とともに渾身で挑んだ本ドラマは好評を博し、シーズン2も2016年には日本に上陸することが決まっている。(text:cinemacafe.net)
2015年10月20日スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、オスカー女優のハル・ベリー、さらに国際派俳優の真田広之が参加した海外ドラマ「エクスタント」。このほど、スピルバーグが本作のタイトルに込められた壮大なテーマについて語る特別映像が到着。また、ハル・ベリーも、スピルバーグだからこそ引き受けたという本作への思いを明かしていることが分かった。宇宙飛行士のモリー(ハル・ベリー)は、宇宙で13か月間にも及ぶ単独任務の後、家族のもとに無事生還するが、その後、妊娠していることが発覚。宇宙での任務中には、死んだはずの元恋人が目の前に現れるのも気にかかっていた。一方、夫のジョン(ゴラン・ヴィシュニック)は“人間性を持つアンドロイド”の試作品開発に成功し、自分たちの“息子”イーサンとする。彼の研究に大富豪ヤスモト(真田広之)が融資を申し出るが、本当の狙いはアンドロイドではなく、モリーだった…。これまで、人工知能や地球外生物というテーマで、『E.T.』『未知との遭遇』『A.I.』など、数々の傑作を生み出してきたスピルバーグ監督。そんな彼が近未来を舞台に、謎が謎を呼ぶ先の読めない展開でTV 業界を席巻したのが本作。本国では、第1話が2014年夏のドラマシリーズでNo.1(Nielsen Galaxy Explorer、7/10~9/17)となり、2015年7月からはシーズン2が放送。日本でも、WOWOWで今春に初放送され、大ヒットとなった。主演を務めるのは、アカデミー賞女優ハル・ベリー。数多くの謎と巨大な陰謀に立ち向かう宇宙飛行士モリーを演じているが、届いた映像では、主人公モリーのキャラクターにすぐに共感し、「SFと人間ドラマが絶妙なバランスで描かれていた」映画のような脚本に魅せられたことを語っている。さらに、最近のTVドラマシリーズのクオリティの高さから、スピルバーグがかかわる本作はまたとない「チャンスだった」とも明かしている。続けて、スピルバーグは「私の大好きな二つの分野の融合だ。ひとつは人工知能。そして地球外生物がテーマになっている」と、自身の映画製作でも長年追い続けてきた本作のテーマについて言及。また、「エクスタント(EXTANT)」というタイトルは、「生き延びた」「実在する」という意味であり、人間を含むこの世に生きている全ての種、アンドロイド、そして地球外生物であることを匂わせている。人工知能と地球外生物、そして少年と家」と、スピルバーグらしいテーマが詰まった本作は、「LOST」「アンダー・ザ・ドーム 」を上回る謎解きに中毒者が続出しそうだ。<「エクスタント」リリース情報>「エクスタント」DVD-BOX価格:9,300円+税発売日:10 月14 日(水)「エクスタント」vol.1-6レンタル同日スタート発売・販売元:パラマウント・ジャパン(C)2015 CBS Studios Inc. and Amblin Films, Inc. All Rights Reserved. EXTANT TM is a Trademark of CBS Studios Inc. CBS and related logos aretrademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)
2015年10月02日2016年に脚本・三谷幸喜、主演・堺雅人で注目を集めるNHK大河ドラマ「真田丸」。老若男女を問わぬ人気を誇り、これまで数々の小説・漫画・ゲーム・ドラマ・映画で描かれてきた伝説の戦国武将、真田幸村の原点といわれた講談が、『映画 講談・難波戦記 -真田幸村 紅蓮の猛将-』として劇場公開されることになり、その予告編が解禁となった。2015年、幸村没&大坂夏の陣から400年を迎え、来年の大河ドラマ「真田丸」の放映に向けて、改めて大きな注目を浴びている真田幸村。徳川家康という強大な権力を持つ男の首にあと一歩のところまで迫ったという江戸時代より語り継がれている禁断の物語を、日本が誇る話芸・講談という形で紡いだのが「講談・難波戦記」だ。日本の伝統芸能の講談は、演者は高座におかれた釈台と呼ばれる机の前に座り、“張り扇”でそれを叩いて調子を取りながら、話を読み聞かせる。主には歴史に関する演目で、幸村はもちろん、水戸黄門、大岡越前、国定忠治、柳生十兵衛といった時代劇のヒーローは、講談から語り継がれてきた。幸村の凄まじい生き様を口舌鮮やかに語りつくすのは、伝統を引き継ぎつつ、新たなる可能性にチャレンジし続ける講談師・旭堂南湖(きょくどう・なんこ)。戦国時代最後の戦い大坂の陣を舞台に、戦場を駆ける幸村、絶体絶命の家康、空を焦がす大坂城…。旭堂南湖の躍動する言葉に導かれれば、見たこともない映像があなたの頭の中に拡がること間違いなし。講談独特の話法「修羅場読み」で描かれる幸村の激しく、凛々しい姿に思いを巡らせてみて。『映画 講談・難波戦記 -真田幸村 紅蓮の猛将-』は11月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月01日米BOX OFFICE MOJOは7月17日~7月19日の全米週末興業成績を発表した。マーベルの新作ヒーロー映画『アントマン』が初登場首位。気力も能力も優れているはずなのに、なぜかいつも空回りしてしまう主人公が、アリを操るヒーローになるという仕事をオファーされたことから、体長1.5センチまで身体のサイズを縮小できる特殊スーツを着てスーパーヒーロー“アントマン”になろうと奮闘する姿を描いた物語。『チアーズ!』『イエスマン “YES”は人生のパスワード』のペイトン・リード監督が指揮を取り、主人公を『ぼくたちの奉仕活動』『40歳の童貞男』のポール・ラッド、主人公を導く謎の男をマイケル・ダグラスが演じている。前週トップで初登場の『ミニオンズ』は2位にランクダウン。累計興行収入は2億1,669万2,000ドルと、2週間で2億ドルを突破した。3位は初登場の『Trainwreck(原題)』。『40歳からの家族ケーカク』のジャド・アパトー監督、人気コメディエンヌのエイミー・シューマー脚本・主演のコメディー。昼は雑誌編集者として働き、夜はクラブで夜遊びという刹那的な生き方を続けるヒロインが、ある男性との出会いを機に恋愛観や人生を見つめ直し再起を図る姿を描く物語だ。前週2位の『ジュラシック・ワールド』は5位に後退したものの、累計興行収入は6億1,117万4,000ドルと6億ドルを超え、全米歴代興収3位の『アベンジャーズ』にも迫る勢いを見せている。その他10位『Mr. Holmes(原題)』が初登場。ミッチ・カリンの小説『ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件』を原作に、『ドリームガールズ』のビル・コンドンが映画化した作品。老シャーロック・ホームズ役をイギリスで“ナイト”の称号を持つ名優・イアン・マッケランが演じる他、日本人俳優として真田広之も出演している。
2015年07月21日『怪盗グルー』シリーズで人気の、バナナが大好物な謎の生物ミニオンを主人公に描く『ミニオンズ』。吹き替えキャストには天海祐希、「バナナマン」、藤田彩華、そしてナレーションにはハリウッドで活躍する真田広之がキャスティングされ話題を呼んでいるが、中でもその配役で注目を集めていた人気声優・宮野真守の2つ目の役柄が解禁。宮野さんの演じた感想コメントが届いた。人類が誕生する遥か昔、黄色い生物としてミニオンは誕生した。長い年月をかけて進化しながら、絶え間なくその時代の最も強いボスに仕えてきた。Tレックスからナポレオンなどあらゆるボスに仕えてきたが、失敗ばかりで長続きしない。やがて仕えるボスがいなくなり、ミニオンたちは生きる目的を見失ってしまう。ミニオン滅亡の危機が迫る中、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、そして弱虫のボブが仲間たちを救うべく立ち上がった。極寒の南極からニューヨーク、そして流行の最先端を行くロンドンへ。新たな最強最悪のボスを探しに、ミニオンズの壮大な旅が始まる。本作の公開発表当初から、宮野さんの出演は公表されていたものの、その役柄が永く謎に包まれていた宮野さん。先日、天海さん演じる女悪党スカーレット・オーバーキルの夫で、常にかっこいいスーパークールな発明家・ハーブ役を演じることと、本作では2役演じることが明らかとなり、さらに注目を集めていた。そして、今回発表にされた2つ目のキャラクターは、ミニオンたちが最強最悪のボスを探す旅の途中でたどり着いた、世界中の悪党が集まるお祭り“大悪党大会”でボブが出会ったフラックス教授。彼は、自分のクローンを製造し続けており、頭が禿げ、髭面で偏屈な性格の持ち主だ。いままで多彩なキャラクターを演じてきた宮野さんだが、「僕にとって、はじめての老人役なんです。オファーをいただいたときは本当に驚きでした(笑)」と明かす。「でも、自分にとってかなりの挑戦になるので、是非に!とお受けさせていただきました。監督に“元気なおじいちゃんのイメージで”と演出されて最初はどのテンションでやろうか戸惑いましたが、色々試してみましたので聞いてみてください(笑)」と仕上がりに自信をみせた。自分のクローンが多数存在するフラックス教授を演じるにあたって、何通りもの声色を劇中で披露している宮野さん。この夏は、本作以外にも『バケモノの子』『劇場版 弱虫ペダル』と多数の映画作品に出演しており、そのバラエティ豊かな演技力に期待が高まる。映画『ミニオンズ』は7月31日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月10日『ジュラシック・ワールド』のスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、オスカー女優のハル・ベリーと日本を代表する国際派俳優・真田広之が共演を果たす、最注目海外ドラマ「エクスタント」のDVDリリースが決定。その謎だらけの予告編映像がひと足先にシネマカフェに到着した。女性宇宙飛行士モリー・ウッズ(ハル・ベリー)は、宇宙ステーション"セラフィム"で13か月間にも及ぶ単独ミッションの後、夫・ジョンと息子・イーサンが待つ地球に無事生還。だが、帰還後のメディカルチェックで、不妊症にも関わらず、妊娠していることが発覚する。宇宙ステーションでの通信障害時に現れた、かつての恋人マーカスとの再会が謎の妊娠と関係があるのではと1人悩むモリー。一方、夫のジョンは、人間性を持つアンドロイド開発“ヒューマニクス・プロジェクト”を計画し、試作品の開発に成功。事業化のため資金援助を依頼した大企業ヤスモト社には断られてしまうが、社長のヤスモト(真田広之)本人が個人的な融資を申し出る。彼が興味を持っているのは、ジョンの開発したヒューマニックではなく、モリーだった…。本作は、巨匠スピルバーグがショッキングながら普遍的なテーマと謎が謎を呼ぶ先の読めない展開の近未来を、映画規模の壮大さで描いたミステリー超大作。本国アメリカでは、第1話が2014年夏のドラマシリーズでNo.1(ニールセン調べ)となり、すでにこの7月よりシーズン2の放送が決定。日本でも、WOWOWで今春に初放送され、注目を集めた。巨大な陰謀に立ち向かう主人公・宇宙飛行士モリー役を演じるのは、ハル・ベリー。また、今回スピルバーグのオファーを受け、出演を快諾したという真田さんが、物語の重要な鍵を握る大企業の社長ヤスモトを演じている。モリーがお腹に宿した“もの”とは、何なのか?死んだはずの元恋人が目の前に現れるのは、何かの啓示なのか? 徐々に誰も信じられなくなる中、謎の大富豪が裏で糸を引く強大な組織の秘密計画が次第に明らかになっていく。『A.I.』や『マイノリティ・リポート』を彷彿とさせ、「LOST」「アンダー・ザ・ドーム 」を上回る謎だらけの展開に、中毒者が続出しそうだ。「エクスタント」は 10月14日(水)よりDVDリリース(※レンタル同日開始)。(text:cinemacafe.net)
2015年07月09日バナナが大好物な謎の生物ミニオンが主役となった映画『ミニオンズ』。この度、ミニオンたちがさまざまなコスチュームを着て大集合した本チラシビジュアルが公開された。人類が誕生する遥か昔、黄色い生物として誕生したミニオン。Tレックスからナポレオンまで、絶え間なくその時代の最も強いあらゆるボスに仕えてきたが、いずれも失敗ばかりで長続きしなかった。やがて仕えるボスがいなくなり、生きる目的を見失った彼ら。ミニオン滅亡の危機が迫る中、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、そして弱虫のボブが仲間たちを救うべく、ボス探しの旅に出る――。先日、日本のみならず、ハリウッドでも活躍する俳優・真田広之がナレーションを担当することが明らかになった本作。吹き替えキャストには、天海祐希、「バナナマン」、藤田彩華を始め、人気声優・宮野真守、注目アーティスト・LiSAなど豪華面々の出演が決定している。今回公開されたビジュアルは、見慣れたオーバーオール姿ではなく、原始人のような姿や、フランスの兵隊、パイレーツ、ヴァンパイア…そして60年代ニューヨークのヒッピー・スタイルなどさまざまなコスプレミニオンが集結している。彼らが長きにわたって時代を過ごして来たことを見て取れると共に、どのようなストーリーが展開されるのか、想像が膨らむビジュアルだ。さらに、前回配布スタートと共にあっという間になくなり、大好評だった第一弾シールに続き、第二弾シールも登場。お気に入りのコスプレミニオンを劇場で探してみて。『ミニオンズ』は7月31日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月02日映画『ミニオンズ』(7月31日公開)のLAプレミアが現地時間27日、ロサンゼルスのダウンタウンにて開催され、大悪党スカーレット・オーバーキル役の吹き替えを担当する天海祐希と、同役を担当するアカデミー賞女優サンドラ・ブロックとのツーショットが実現した。また、真田広之も登場し、自身初のナレーションを務めることが発表された。LAプレミアでは、天海は背中を大胆に露出したラルフローレンの赤いロングドレス、新キャラクターのティナ・ネルソン役の藤田彩華は、黄色いTシャツにオーバーオール、頭にはゴーグルといったミニオンファッションで登場。そして、真田広之も姿を現し、英語版でアカデミー賞男優であるジェフリー・ラッシュが務めるナレーションを担当することが発表された。真田がアニメーションの吹き替えを担当するのは、1985年の『カムイの剣』以来30年ぶりで、自身初のナレーションとなる。そして、天海と真田の元に、サンドラ・ブロックと、スカーレット・オーバーキルの夫・ハーブ役を演じるジョン・ハムが登場。真田からサンドラとジョンに「僕がスモウレスラー役で、彼女(天海)が日本のスカーレットです」とあいさつすると、サンドラは「初めまして!」と笑顔を見せ、ジョンも「ここでみんなに初めて会えたんだね!」などと話した。また、サンドラから天海に「お会いできてうれしいわ。プレミアは楽しいから!」と話しかけ握手する場面もあり、「吹き替えは楽しかった? いつも不機嫌で意地悪な感じでいられるのって楽しいわよね(笑)。私は結構好きだったわ」などと会話が繰り広げられた。天海は「世界的に有名で素晴らしい女優さんなのに、フランクに話してくれて、温かく迎えてくれたのでとてもうれしかったです」と感激のコメントを寄せている。米国版では悪党スモウレスラー役を、日本版ではナレーション役を務める真田は、「英語で出演するのは初めて。まさかこういう役が自分にくるとは思っていなかったので驚きました。日本人の役だから日本人に声をかけてくれたというのがうれしくて」と悪党スモウレスラー役についてコメント。ナレーション役に関しても、「アニメーションの声の吹き替えは本当に久しぶりだったのでうれしかった」と喜んでいる。本作は、『怪盗グルーのミニオン危機一発』シリーズで人気の、バナナが大好物な謎の生物・ミニオンが主役の映画。ミニオンたちが現在の最強のボス・怪盗グルーに会うまでを描き、ミニオンたちの誕生の秘密や、悪党のボスの仲間にならないと生きがいをなくしてしまうという生態の秘密が暴かれる。(C)2015 Universal Studios.
2015年06月30日2013年に公開し、それまでの興行成績を数々と塗り替え、日本でも興行収入25億円を突破した『怪盗グルーのミニオン危機一髪』。同作シリーズで大人気の、バナナが大好物の謎の生物・ミニオンが主役となった『ミニオンズ』のLAプレミアが6月27日(現地時間)ロサンゼルスにて開催され、日本語吹き替え版を担当する天海祐希、真田広之らがレッドカーペットに登場した。人類が誕生する遥か昔、黄色い生物として誕生したミニオン。Tレックスからナポレオンまで、絶え間なくその時代の最も強いあらゆるボスに仕えてきたが、いずれも失敗ばかりで長続きしなかった。やがて仕えるボスがいなくなり、生きる目的を見失った彼ら。ミニオン滅亡の危機が迫る中、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、そして弱虫のボブが仲間たちを救うべく、ボス探しの旅に出る――。ロサンゼルスのダウンタウンにて実施されたプレミアには、大悪党スカーレット・オーバキル役の天海さん、そしてミニオンの大ファンで本作が吹き替え初挑戦となり、ミニオンたちが旅の途中で出会う新キャラクターのティナ・ネルソン役を務める藤田彩華が登場!さらに、真田さんも登場し、この場をもって、英語版でアカデミー賞男優であるジェフリー・ラッシュが務めるナレーションを担当することが発表された。真田さんは1985年の『カムイの剣』以来、30年ぶりのアニメーションの吹替となる。ミニオンにちなんだ“イエローカーッペット”では天海さん、真田さんの元に、サンドラ・ブロックとサンドラと天海さん演じる、スカーレット・オーバーキルの夫、ハーブ役を演じる(日本では、宮野真守演じる)ジョン・ハムが登場!真田さんからサンドラとジョンの2人に「僕がスモウレスラー役で、彼女(天海さん)が日本のスカーレットです」と挨拶をすると、サンドラは「初めまして!」とにこやかに挨拶、ジョンもまた「ここでみんなに初めて会えたんだね!」など和やかなムードで会話が進んだそう。また、サンドラから天海さんに「お会いできて嬉しいわ。プレミアは楽しいから!吹替えは楽しかった?いつも不機嫌で意地悪な感じでいられるのって楽しいわよね(笑)。私は結構好きだったわ」と話しかけ握手する場面もみられ、天海さんはサンドラとの共演について「世界的に有名で素晴らしい女優さんなのに、フランクに話してくれて、温かく迎えてくれたのでとても嬉しかったです」と喜びのコメントを寄せた。171cmの身長が生える、背中を大胆に露出したラルフローレンの赤いロングドレスにジュエリーオオムラのリングを合わせた天海さんと、黄色いTシャツにオーバーオール、A BATHING APE(R) / BABY MILO(R) × MINIONSコラボレーションパーカーを羽織り、頭にはゴーグルを身に付けた、ミニオンファッションで登場した藤田さん。ミニオンの魅力について聞かれると「人それぞれだとは思いますが、私は笑いがシニカルでシュールなところがすごく好きなんです!ツボにハマってしまうんです。可愛らしいだけじゃなくて、でも全然嫌味がないところも大好きです」(天海さん)、「かわいいところです!」(藤田さん)、とすっかり“ミニオン”に魅了されたよう。英語版では悪役・スモウレスラー役、日本版ではナレーションを務める真田さんは「可愛いとか目が離せないとかだけでなく、何度めげても失敗しても前向きすぎるくらいにポジティブに生きている姿、それがみている人に元気を与え、楽しい気持ちにさせてくれるんじゃないかと思います」と語った。全世界の吹き替えキャストが集まる同イベントには多くの観客が詰め掛け、イベントは大盛り上がりをみせた。映画『ミニオンズ』は7月31日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月30日6月27日公開の映画『ラブ&ピース』の女性限定試写会&トークショーが13日、都内で行われ、中川翔子が出席した。園子温監督が愛をテーマに描いた待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』。公開まで残り2週間となったこの日は、女性限定試写会後にトークショーが行われ、本作でフランス人形"マリア"の声として出演している中川翔子が登場した。劇中のマリアと同じような衣装で登壇した中川は「レベル30ですが、図々しくもマリアを意識しました」とファッション解説し、初めて人形のマリアと対面して「まつ毛が可愛らしいですね! こんなになっているとは思いませんでした」と感激。園子温監督作品は2014年公開の『TOKYO TRIBE』以来となるが「今回は声の出演というお声がけをいただいて本当にうれしかったし、ありがたく光栄なお話でした。現場で怒られたり怒鳴られたりするんだろうなと思ったし、私はドMなので怒られたいと思いましたが、ものすごく優しくかったです。『こういう映画が撮りたいんだよ』と仰っていてキュンときました。今回の映画は味わい深くて園子温監督の世界から抜け出せないですね」と久し振りの再会に満足げだった。トークショー中にMCから「今まで出会った男性で衝撃を受けた人は?」という質問に「加山雄三さんと佐々木いさをさんです」とあげながら、いきなり声を荒らげて「真田広之さんと結婚したいです!」と宣言した中川。その理由として「東映チャンネルで若かりし日の真田さんが血だらけになって裸で出てきたんです。最高過ぎて一時停止しながら絵を描いちゃいましたよ。ダメージを受けている男性に興奮しますね」と説明。また、気になる恋愛の方は「32歳までには子孫につながることができればと思います」と意欲を見せながら「年上で独身の男性がいたら素敵ですね」と話していた。映画『ラブ&ピース』は、6月27日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開。
2015年06月14日映画を超えるクオリティ、これまでにないストーリー、そして魅惑のイケメン俳優…。今また盛り上がりをみせている海外ドラマのなかから、女子におすすめの作品を紹介。ゴールデンウイークは引きこもってイケメンを堪能するのもアリかも!?●世界を席巻する“第3次海外ドラマブーム”とは?『ビバリーヒルズ高校白書』や『フレンズ』などの第1次海外ドラマブーム、『24-TWENTY FOUR-』『LOST』など第2次海外ドラマブームに続き、今、第3次の海外ドラマブームが来ていると言われています。今回のブームの特徴は、映画界の大物クリエイターやトップスターが積極的に制作に参加し、映画並み、いやそれ以上にクオリティの高いドラマが続々と作られていること。また、ケーブルテレビ局制作のドラマやネット配信のドラマが人気を博している点も特徴的で、そのため、より大胆で刺激的な作品がバラエティ豊かにそろっています。最近、海外ドラマから遠ざかっていたという人も、このブームに乗り遅れないで!まずは、このおすすめ3タイトルからいかがでしょうか。女子のドラマ鑑賞に欠かせない素敵なイケメン俳優たちも多種多様にそろっています。●非情な渋イケメンのまなざしにドキッ! 複雑にからみあう心理戦から目が離せない『ハウス・オブ・カード野望の階段』『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られる鬼才デビッド・フィンチャー監督が制作総指揮を務め、オスカー俳優ケヴィン・スペイシーが主演する『ハウス・オブ・カード野望の階段』は、ネットで初配信されたドラマとして初めてエミー賞を受賞した“第3次ブーム”の象徴的な作品。手ひどい裏切りで夢のホワイトハウス入りを阻止された下院議員フランク(ケヴィン・スペイシー)が、復讐を決意するところから物語が始まります。恨みと野心を原動力に知略を駆使して敵を蹴落としていくフランクは、したたかで非情。なのに、見るものを引きつける魅力に満ちているんです。とくに、時折、視聴者に視線を送り、話しかけるような演出にドキリとする女性が多いよう。渋イケメン好きにはハズせないドラマです。自分の野望のためにフランクをたきつける妻のクレアをはじめ、周囲のキャラクターたちもクセ者ぞろい。あのオバマ大統領もハマったという面白さをぜひ味わってください。『ハウス・オブ・カード野望の階段』 SEASON1 Complete Package発売中Blu-ray 1万2000円(税抜)/DVD 9333円(税抜)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント© 2013 MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.SEASON 2も発売中●武骨で優しいファイターにメロメロ。ゾンビものの新境地を開いた『ウォーキング・デッド』ゾンビがはびこる世界となってしまった現代のアメリカで、生存者たちがサバイバルを繰り広げる壮大なドラマ。『ショーシャンクの空に』などで知られるフランク・ダラボン監督の企画によるアメコミ原作の話題作です。ゾンビホラーとしての面白さだけでなく、主人公の保安官リック(アンドリュー・リンカーン)を中心にゾンビと戦う人々の恐怖や葛藤、絆が細やかに描かれており、人間ドラマとしても見ごたえのある点が支持される理由のよう。そして、主人公をしのぐ勢いで女性視聴者の心を鷲づかみにしているのが、ノーマン・リーダス演じる武骨なファイター、ダリル。短気で粗野な一匹オオカミなのに、ピンチの時にはたくましく守ってくれるという、女性が惚れずにはいられないキャラクターなんです。ダリルの人気は熱狂的で、「ゲイの設定なのでは?」という説が出た時にはファンの間で大論争が巻き起こったとか。世界の女性を虜にするそのイケメンっぷりを、自分の目で確認してみてくださいね。『ウォーキング・デッド』シーズン55月4日(月)深夜0時放送スタート毎週月曜~金曜深夜0時© 2014 AMC FILM HOLDINGS LLC. All rights reserved.●イケメン+スーツは正義! 知的でスタイリッシュなリーガルドラマ『SUITS/スーツ』今、海外ドラマでイケメンを愛でるならコレ!というのが、このシリーズ。ニューヨークの大手法律事務所を舞台に、敏腕弁護士ハーヴィー(ガブリエル・マクト)と驚異的な記憶力を持つ青年マイク(パトリック・J・アダムス)がコンビを組んで困難な訴訟に立ち向かいます。有能だけどクールで高慢なハーヴィーと、天才肌かつピュアなマイクが互いに影響を与えあいながら問題を解決していく様子は爽快そのもの。登場人物たちのファッションだけでなく会話もスタイリッシュで、うっとりと別世界に浸ることができる正統派のイケメンドラマです。トップブランドのスーツをセクシーに着こなす傲慢なハーヴィーがふと見せる優しさに夢中になる人と、天才青年マイクのまっすぐなまなざしに心惹かれる人、その人気は拮抗しているとか。リーガルドラマでありながら法廷シーンが少なく、そこにたどりつくまでのプロセスでドラマが作られているという点も新鮮です。『SUITS/スーツ』シーズン16800円(税抜)シーズン2、シーズン38000円(税抜)DVD-BOX発売中発売元・販売元NBCユニバーサル・エンターテイメント© 2013 Universal Studios. All Rights Reserved.●こちらも見逃せない! 最新作のイケメンたちこのほか、これからスタートする最新ドラマにも注目作品が続々。・真田広之が海外ドラマに初レギュラー出演する『HELIX –黒い遺伝子-』(5月8日リリース、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)・映画『シックス・センス』の監督M・ナイト・シャマランのテレビ初監督作品『ウェイワード・パインズ 出口のない街』(主演マット・ディロン、5月15日スタート、FOXインターナショナルチャンネルズ)・『デスパレートな妻たち』の庭師役で人気を博したイケメン俳優ジェシー・メトカーフが出演するドロドロの愛憎劇『DALLAS/スキャンダラス・シティ』(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント、レンタル中)なども要チェックです。このブームを逃さず、ぜひお気に入りの作品をたくさん見つけてくださいね。<取材/文市川裕子取材協力/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、FOXインターナショナルチャンネルズ、NBCユニバーサル・エンターテイメント>
2015年04月27日●「エクスタント」の世界に潜入「21世紀はどんな時代になっていると思う?」。子供の頃、友達や家族とこんな会話をした人はいないだろうか。車が空を飛び、ロボットが大活躍するなど、未来の最先端テクノロジーに思いを馳せた人も少なくないだろう。そんな未来予想図をみごとに映像化したのが、WOWOWプライムにて4月4日(土)夜11時から放送スタート(第1話無料放送)となる、海外ドラマ「エクスタント」だ。ハリウッドのヒットメーカー、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、主演はオスカー女優のハリー・ベリー。この放送を記念し、マイナビニュース会員300名を対象に「30年後のテクノロジー」に関する緊急アンケートを実施。その結果と合わせて、海外ドラマ「エクスタント」の魅力を掘り下げていこう。○魅力1:スピルバーグのライフワーク「少年」「宇宙」「近未来」海外ドラマ「エクスタント」の舞台は、30年後の地球。宇宙ステーション"セラフィム"での13カ月間に及ぶ単独ミッションを終え、地球に帰還した宇宙飛行士モリーは、帰還後のメディカルチェックで衝撃的な事実を知らされる。たった一人で宇宙にいたにもかかわらず、なぜか妊娠していたのだ。一方、彼女の夫ジョンは、人間性をもつ精巧なアンドロイド"ヒューマニック"の試作品の開発に成功。資金援助をヤスモト社に依頼したところ断られてしまうが、ヤスモト本人が個人的な融資を申し出る。その背景には、ヤスモト社の巨大な陰謀が渦巻いていた---。謎が謎を呼ぶSFミステリーの製作総指揮を手掛けるのは、膨大なフィルモグラフィをもつスティーヴン・スピルバーグ。今回、マイナビニュース会員へ行ったアンケートで、「スピルバーグ作品の中で1番好きな作品は?」と質問したところ、マイケル・J・フォックス扮する主人公マーティが近未来にタイムトラベルする『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』が1位(30%)だった。次いで、地球に取り残された異星人と、それをかくまう10歳の少年との心温まる交流を描いた『E.T.』が2位(23.7%)となっている。この上位2作を含め、スピルバーグはこれまで「少年」と「宇宙」、「近未来」というテーマを何度も描いており、「エクスタント」でも重要なキーワードとなっている。そしてSF的な要素を盛り込みつつ、"人間ドラマ"へと着地させるストーリーテリングもまた、スピルバーグの真骨頂。過去作では『A.I.』や『ディープ・インパクト』、『宇宙戦争』などが好例だ。本作でも、モリーの妻、母としての葛藤や、ジョンが開発したアンドロイドで、息子として迎え入れたイーサンとの家族愛などのエピソードが涙腺を刺激する。そう、「エクスタント」は、スティーヴン・スピルバーグの集大成とも言うべき作品なのだ。○魅力2:"実際に起こりうる未来"の描写に興奮必至!スピルバーグは、自作の中で未来のテクノロジーをたくさん生み出してきたクリエイターだ。たとえば1990年に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の舞台は2015年、つまり今年なのだが、劇中に登場した指紋認証システムやビデオ会議、ロボット掃除機、3D映画はすでに現実のものとなっている。「エクスタント」は、そんな先見性をもつスピルバーグが製作総指揮を務めるだけあって、近未来の描写に圧倒的なリアリティがある。ドラマの舞台が30年後であることにちなみ、アンケートで「30年後にはどうなっていると思うか?」と聞いてみたところ、一番多かった回答が「紙が一切なくなり、世の中全ての電子化がすすみ、情報も全てデータ化」(38%)。昨今のスマホや電子書籍、電子マネーの普及を考えると、最も現実的だろう。次いで回答が多かったのが、「自宅にロボットのお手伝いさんがいて声をかけるだけで家事全てをやってくれる」(33.7%)。こちらもロボット掃除機ルンバの超進化版と思えば、そう遠くない未来に実現するかもしれない。さらに「30年後にあったらいいなと思うアイテムは?」という質問には、前出のロボットのお手伝いさんと同じ「声で指示ができるホームクラウド」が92名(30.7%)。掃除や料理、洗濯を同時に行うことも可能で、忙しい現代人にはまさに夢のようなテクノロジー!次いで「会話できるコンピューター」が74名(24.7%)。コミュニケーション不足の独身はもちろん、高齢者にもぜひ使っていただきたいアイテム。ちなみに筆者は、出先で雨に降られるたびにビニール傘が増えていくいっぽうなので、エアー傘の開発を切に願うばかり……。「エクスタント」にもアンケート内のアイテムが複数登場するのでお楽しみに。こうしたアイテムは子供の頃の憧れでもあり、見ているだけでワクワクさせられるのだが、一方で「エクスタント」は近未来への警鐘も鳴らしている。というのも、2045年は、科学やテクノロジーの発展により、人工知能が人間の知性を上回る年と言われている。劇中のイーサンは人間と同じ経験をすることで人間に近づくようプログラミングされたアンドロイドなのだが、時に母モリーも手に負えない異様な行動を見せる。人工知能が人類を支配したらどうなるのか?---イーサンの静かな "暴走"が、ひたひたと忍び寄る「2045年問題」の脅威を予見させる。●魅力3:日本を代表する国際派俳優&天才子役の名演○魅力3:日本を代表する国際派俳優&天才子役の名演キャスト陣の中でも注目は、『ラストサムライ』『ウルヴァリン:SAMURAI』など国際派俳優として活躍する真田広之。日本人実業家ヤスモトを演じるにあたり、日本の描写に違和感が出ないようにと、ヤスモトの邸宅の調度品に始まり、女性の着物の着付け方やかんざしの向きまで、細かくアドバイスをしたという。また、第1話でのヤスモト初登場時の衣装にも、真田のこだわりが。ある意味、衝撃的なシーンはぜひ本編で確かめてほしい。もうひとりの注目は、物語の鍵を握るイーサン役に抜擢されたピアース・ガニォン。これまでドリュー・バリモア(『E.T.』 )やハーレイ・ジョエル・オスメント(『A.I.』 )ら天才子役を見いだしてきたスピルバーグ。本作でのガニォンは、無垢さと不気味さを併せ持ち、子役ながら圧倒的な存在感を発揮している。いかがだっただろうか?WOWOWプライムにて4月4日(土)夜11時から放送スタート(第1話無料放送)となる、予測不能なストーリーに近未来の最新テクノロジー、キャスト陣の名演と見どころ満載の海外ドラマ「エクスタント」。特設サイトはコチラからチェックできるので、放送前に各情報をチェックしよう。
2015年04月03日上川隆也の主演舞台『真田十勇士』が1月8日(木)、東京・赤坂ACTシアターで幕を開ける。前日の7日には舞台稽古を公開、上川をはじめ、柳下大、黒川芽以、賀来千香子、里見浩太朗ら出演者が会見を行った。舞台『真田十勇士』チケット情報2013年に続いての再演。豊臣家への忠義を貫き、知力を尽くして徳川勢と戦った真田幸村と幸村に仕えた個性あふれる十勇士の生き様を描く舞台だ。上川は再び幸村を演じる。「1回目の公演を終えたあと、とても早いタイミングで(再演の)お話をいただけたこと、3人の新キャストを除くと、ほぼオリジナルメンバーで集まれたことがとても幸せ。舞台の世界ではなかなかありえないことなので」と上川。「時代劇は、人とのつながりや思いを強く描くことができる。現代劇にはない魅力を楽しんでいただけたら」とアピールした。東京公演は1月25日(日)まで。その後、1月31日(土)・2月1日(日)愛知・中日劇場、2月5日(木)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、2月13日(金)から15日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場で公演。チケット発売中。
2015年01月08日2013年に新たな真田幸村と十勇士を作り上げて評判となり、2015年の年明けまもなく、再演の幕が上がる『真田十勇士』。稽古場では、幸村を演じる上川隆也をはじめとするキャストたちが、すでに本番さながらの熱を放出していた。その姿は、立ち回りはもちろんのこと、人間ドラマもさらに細やかに骨太になることを予感させるものだった。舞台『真田十勇士』チケット情報この舞台が新しい真田十勇士と言われたゆえん。それは、劇団☆新感線の座付き作家・中島かずきがユニークなアイデアのもと書き上げた壮大なストーリーを、宮田慶子が丁寧に演出し、俳優たちがそれを見事に体現したことにあった。真田幸村という男がなぜ徳川家康という強敵に立ち向かったのか。十勇士たちがその幸村になぜ付き従ったのか。大坂夏の陣で勇猛果敢に散ったと伝えられる真田十勇士一人ひとりの心のドラマが、本当にこうだったのかもしれないと思えるほど、きめ細やかに描かれていたのである。再演の稽古場で印象的だったのも、その繊細さだった。たとえば、幸村が豊臣秀頼とその母・淀の方と対面する大坂城のシーン。まだ実績のない幸村に対する彼らの態度は冷ややかなものなのだが、淀の方や家臣の目線や動きがほんの少し修正されるだけで、幸村にかかる圧迫感が増大し、それを受けて上川幸村の内側に悔しさがたぎっていくのが手に取るようにわかるのだ。迫力ある殺陣のシーンも同様に、動きを一つひとつしっかり確認していく。なぜそう動くのか、役の気持ちで動きを組み立てることもあれば、相手の動きやすさを考えて動くこともある。面白かったのは、猿飛佐助を演じる柳下大だ。抜群の身体能力が裏目に出て、動きが速すぎて客席から見えない恐れがあるため、もう少しゆっくりはっきり動くという注文を受けていた。また、上川自ら十勇士のなかに入って、スムーズな動き方をアドバイスする場面も。殿と十勇士たちのチームワークの良さがうかがえる。『真田十勇士』が大舞台で繰り広げられるエンターテインメントであることは間違いない。しかし、そのダイナミックな物語は、一人ひとりの細やかな思いと動きの積み重ねでしか、作り上げることができないものでもある。この真田十勇士が今を生きる私たちの胸に響く理由は、そこにあるのかもしれない。公演は1月8日(木)に東京・赤坂ACTシアターで開幕後、1月31日(土)・2月1日(日)愛知・中日劇場、2月5日(木)から2月8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、2月13日(金)から2月15日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場にて上演。取材・文:大内弓子
2014年12月27日2015年4月よりWOWOWでスタートする海外ドラマ『エクスタント』の特別試写会が4日、東京・渋谷ヒカリエで行われ、同ドラマに出演した真田広之が出席した。スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ハル・ベリーが主演した同ドラマは、ハル・ベリーのほかに日本を代表する国際派俳優の真田広之やTVドラマ『ER 緊急救命室』のルカ・コバッチュ役で知られるゴラン・ヴィシュニックらトップスターたちが勢揃い。壮大かつ予測不可能なSFサスペンスを展開しながらも、スピルバーグならではの"宇宙"や"未来"、"少年"を掘り下げた物語となっている。そんな超話題作の放送を記念して行われた試写会の舞台あいさつに、物語のキーを握るヒデキ・ヤスモトを演じた真田が登壇し、今年の夏以来、実に3カ月ぶりという日本を「好きな居酒屋に行き、大勢でワイワイと楽しく過ごさせてもらいました」と楽しんだ様子。共演したハル・ベリーについては「オスカー女優としての貫禄を持ちながら非常に現場ではシンプルにその役を生きるという、一生懸命で情熱もありプロとしても完璧でした。俳優としてのピュアな部分と女性としてのチャーミングな部分を兼ね備えた素敵な人でしたよ」と手放しで賞賛し、同ドラマを「シリーズを通してSFありサスペンスありアクションもありながら、すべては人間ドラマに着地しています。SFと人間ドラマの融合ドラマを楽しんでください」とアピールした。また、年末ということで今年1年を「『エクスタント』に始まり『エクスタント』で終わりました」と海外での仕事で充実した表情を見せ、「来年は日本映画をやりたいなと。あっという間に10年が経ってしまったので本当に色々と思うところもありますから、日本映画をやりながら垣根を取っ払って、いい形で世界のマーケットとコラボレーションができればと思います」と今後も国際派俳優としての活動に意欲を見せていた。
2014年12月05日真田広之が12月4日(木)、出演した米ドラマ「エクスタント」の試写会に出席。2014年を「このドラマの準備に始まり、ロンドンで別作品の撮影もあった」とふり返り、「来年は日本映画も出たいですね。垣根を取っ払い、いい形で世界とコラボできれば」と意欲を見せた。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、全米CBSネットワークで今年7~9月に放送された話題の海外ドラマ。13か月の単独宇宙滞在ミッションを終え、地球に帰還した宇宙飛行士モリー・ウッズが、人類の存亡に関わる陰謀に巻き込まれていく姿を描くSFサスペンス。無事、地球に帰還したモリーを待っていたのは、単独任務かつ不妊症であるにもかかわらず妊娠していたという事実だった。真田さんは、人間性を持つアンドロイドの開発をする“ヒューマニクス・プロジェクト”に資金援助する大企業ヤスモト社の代表ヒデキ・ヤスモト役をミステリアスに熱演。「人間の魂がロボットに宿るかもしれないというテーマを通して、テクノロジーの進歩が使い方次第で善にも悪にもあると描いている。エンターテインメントとして楽しんでもらいつつ、人間のあるべき姿を考えてもらえれば」と見どころを語った。主人公のモリーを演じるハル・ベリーについては、「プロとして完璧なのはもちろん、現場で情熱的に役になりきるピュアさ、女性としてのチャーミングさを兼ね備えている」とベタ褒め。クランクイン当日には「ハルから花束と宇宙をモチーフにしたクッキーの差し入れがあった」とアカデミー賞女優からの“おもてなし”も明かした。真田さんが出演する『エクスタント』はWOWOWにて2015年4月よりスタート。(text:cinemacafe.net)
2014年12月04日「LOST」「Xファイル」の製作スタッフが結集し、脅威のウイルス感染に隠された謎に迫る海外ドラマ「HELIX-黒い遺伝子-」が、定額制動画配信サービス「dビデオ」にて日本初登場。この現実世界とも少なからずリンクするサイエンス・スリラーに物語の鍵を握る人物としてレギュラー出演する、真田広之のインタビュー動画が公開となった。北極にある研究施設で突如、発生した“謎のウイルス感染”を調査するため、現地を訪れたCDC(米国疾病管理予防センター)の精鋭科学者チーム。そこでは、発症率100%の強力なウイルスに侵された人間たちが、人間を襲う凶暴なベクター(媒介者)となり、急速に感染が拡大していた。次々に仲間を失う中、科学者たちはウイルスが生まれた本当の理由に気づき始める…。いま、現実でも世界を震撼させているウイルス感染の脅威を描いた本作は、全米のケーブルチャンネル「Syfy」で2014年1月より放送され、初回放送が同時間帯枠歴代1位(2010年8月~2014年8月)を獲得した大ヒット海外ドラマ。これまで『ウルヴァリン:SAMURAI』『レイルウェイ 運命の旅路』など映画のみならず、「LOST」や「リベンジ」といった数々の海外ドラマに出演してきた真田さんが、本作ではウイルス感染の秘密を知る研究施設の所長・ハタケ役として、意外にも初の海外ドラマレギュラー出演を果たしている。YouTubeの「dビデオチャンネル」で目にすることができるインタビュー映像では、撮影当初をふり返り、「米国のテレビドラマに1話目から出るのは、初の体験だったので、撮り始めは少し緊張していました。ただ、周りのチームワークも素晴らしく、最高のスタートが切れました」と、自身の”初”体験についてコメント。また、役柄については「驚くべき秘密と、特殊な背景を持つ人物」と言葉を選びながらも、「(彼の)心の中では様々なドラマが起こりますが、私自身はポーカーフェイスを保たなければならなかったことが、この役の最も難しく、また面白い部分でした」と語り、演じ甲斐のある役柄だったことを明かしてくれた。さらに、作品のテーマでもある“感染の恐怖”について問われると「ウイルスは世界中どこにでもあり、みんな、その危険を知っているので、このドラマが描く、事態の深刻さを視聴者も容易に想像できるでしょう。本作で描かれるウイルスは、史上最も凶悪なので、その緊張感を楽しんでもらえると思います」と、現実世界との関連性にもふれる真田さん。「ウイルス感染の話は序章に過ぎません」とも語っているように、感染が人間の精神に引き起こす緊張、不安、恐怖という3つのスリルが絡み合う本作は、見たらハマらずにはいられないドキドキをもたらしてくれそうだ。「HELIX-黒い遺伝子-」は「dビデオ」にて第1話&第2話を配信中。第3話以降は毎週土曜日更新(※第1話のみ無料で視聴可能)。(text:cinemacafe.net)
2014年11月07日アカデミー賞受賞俳優コリン・ファース、ニコール・キッドマンと、さらに真田広之が共演し、「エスクァイア」誌ノンフィクション大賞を受賞したエリック・ローマクスの自叙伝を映画化した『レイルウェイ 運命の旅路』。この奇跡の実話に、夫婦役を演じたコリンとニコールが絶大なる信頼を置き、映画の内外でこの2人を支えていた人物がいるーー。その人こそ、スウェーデンが生んだ名優、ステラン・スカルスガルド。長男のアレクサンダー・スカルスガルドを始め、4人の息子たちも揃って俳優という、ベテラン中のベテランに注目した。本作では、第二次世界大戦時の戦争体験で深い傷を抱えるエリック(コリン・ファース)がパトリシア(ニコール・キッドマン)と出会い、夫婦として前へ進むため、誰にも打ち明けることのなかった過去に再び向き合おうとする。戦時中、タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設に狩り出され残忍な扱いを受けていたエリックは、退役軍人仲間のフィンレイ(ステラン・スカルスガルド)から当時の日本人通訳・永瀬(真田広之)が生きていることを聞かされ…。ステランと「前にも共演したことがある」というコリンは、「どんな役をやらせても演技に知性が溢れる。とどまるところを知らない好奇心の持ち主だ」と彼を語る。「こと、この作品は題材が題材なだけに、好奇心なしには取り組めない。ステランは貪るように書物を読み、物事を理解し、掘り下げられずにはいられない人で、そういう素質が演技に多いに寄与している」と紹介する。さらに、「人間性が芝居ににじみ出る人だね。温情と知性に溢れ、また鋭さも兼ね備えたキャラクターを演じさせるなら、彼の右に出るものはいないよ!」とも話し、鋭い眼光の奥にある人間性に称賛を惜しまない。また、ニコールも「ステランはひとつのアイデアをいろいろな方向に持っていき、花咲かせることができる俳優。そこがステランの一番の長所だと思う」と絶賛。「絶対にノー、とは言わない。どんな風に投げられても対処できるの。役になりきりながらも遊び心を忘れないで、どんな場面も上手く出来上がらせてしまうの!」と、名優に賛辞を贈っている。デビッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などのマーベルシリーズ、ラース・フォン・トリアー監督の待機作『Nymphomaniac』(原題)等、近年の話題作には必ず出演しているといっても過言ではないステラン。現在62歳だが、実は最初の結婚でもうけた子どものうち、なんと4人が俳優という驚異的な俳優一家として知られている。長男のアレクサンダー・スカルスガルド(38歳)は、新生『ロボ・コップ』のジョエル・キナマンら、いま注目を集めている“北欧男子”の代表格で、テレビシリーズ「トゥルーブラッド」での脱ぎっぷり(?)から、いまや大ブレイク。『バトルシップ』『ザ・イースト』『メイジーの瞳』など映画でも活躍の場を広げており、5月24日(土)から『ディス/コネクト』の日本公開も控えている。父のステランとはラース・フォン・トリアー監督作の『メランコリア』で共演済みだ。次男のグスタフ・スカルスガルド(33歳)は、北欧を拠点に『コン・ティキ』『ウェイバック -脱出6500km-』等、硬派作品に出演。四男ビル・スカルスガルド(24歳)は『アンナ・カレーニナ』などに出演し、5月3日(土)公開の『シンプル・シモン』ではアスペルガー症候群の青年を演じている個性派。さらに五男ヴァルター・スカルスガルド(18歳)も子役からスタートし、テレビシリーズ等でキャリアを積み始めている。そんな俳優一家・“スカルスカルド”ファミリーの筆頭を走るステランが、コリン&ニコールから称賛を受けながら演じた本作。3人が共演する本編映像から、その渋い存在感に圧倒されてみて。『レイルウェイ 運命の旅路』は角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:レイルウェイ 運命の旅路 2014年4月19日より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 Railway Man Pty Ltd, Railway Man Limited, Screen Queensland Pty Limited, Screen NSW and Screen Australia
2014年04月28日日本の史実「忠臣蔵」をベースとし、迫力のCG映像で映画化した3Dアクション大作『47RONIN』が、世界に先駆け、12月6日から3D・2D同時公開される。忠臣蔵を題材にした作品は数多くあるが、本作は、大石内蔵助率いる赤穂浪士47人とともに、キアヌ・リーブス演じる架空の浪人・カイが吉良上野介と死闘を繰り広げる、というオリジナルの要素をプラス。その内容に加え、日本を代表する豪華キャストが勢ぞろいするとあって早くから話題となっていた。本作のPRで5年ぶりの来日を果たしたキアヌと、カイが愛する浅野家の姫君ミカを演じ、本作でハリウッド・デビューを飾った柴咲コウに話を聞いた。――本作で禁断の恋に落ちるおふたりですが、お互いの第一印象はいかがでしたか?キアヌ・リーブス (以下、キアヌ):初顔合わせは、ロンドンだったかな?真田広之さん、カール・リンシュ監督など、全員が集まったんだ。柴咲コウ(以下、柴咲):そうですね。キアヌ:自分の世界を持っている、個性豊かな面々ばかりだった。この時すでに連帯感があったな。特に、彼女は素晴らしかったよ。柴咲:本当ですか(笑)?キアヌ:僕らはラブシーンも演じたけど、撮影中に気がつくと、彼女の演技にほれぼれと見とれてしまう。そんなことがよくあったよ。柴咲:ありがとうございます(笑)――演技はもちろんのこと、柴咲さんの流暢な英語のセリフにもほれぼれ致しました。キアヌさんも本作のために日本語を猛勉強したそうですが、彼のそういう姿は励みになりましたか?柴咲:彼のセリフは英語だから、日本語を覚える必要はないんです。それなのに、彼は日本語を通じて、もっと日本を深く理解しようと考えてくれた。その気持ちが嬉しく思いました。キアヌ:今はほとんど忘れちゃったけどね(笑)――柴咲さんは大胆で勇敢なミカを演じていらっしゃいますが、ご自身との共通点はありましたか?柴咲:私は演じることによって、新しい自分が引き出されるんです。"私、こんな面を持っていたんだ"って、よく気付かされますね。最初、ミカと自分が似ているとは思わなかったけど、彼女が抱える悲しみや不安感、逃れられない運命とか、現代に生きる自分も感じることがあります。"どうして、こういう自分に生まれちゃったんだろう"、みたいな。――キアヌさんはカイに共通点を感じたことは?キアヌ:"アウトサイダー"というところかな。僕はめちゃくちゃに壊れた家庭で育ち、こどもの頃から旅をしていて、転校も多かった。混血児であることを理由に差別を受けるカイに通じるものを感じたよ。――今回、キャストがほとんど日本人だったので、役者として”異文化に飛び込む”という点でも、カイに通じるものもあったのでは?キアヌ:そうなんだ! メソッド演技法(※役柄の感情を追体験することによって、リアルな表現を生み出す演技法)を実践していたよ。(一同爆笑)――メソッド演技だったんですね(笑)キアヌ:だから、ひとりでいても寂しくなかったよ(笑)――メソッド演技を実践していても(笑)、自らの命を捧げるのが名誉という考え方を理解するのは難しかったのでは?キアヌ:そうだね。切腹は、本当に信じられない行為だ。でも、何かに自分を賭け、責任を取って命を捨てる。その強い気持ちは理解できる。犠牲的精神というか。人間にとって、それ以上のものはないからね。まさに究極だよ。ほかに何かあるとすれば……、子どもかなぁ。子どもが1番かもしれないけど、切腹も自己犠牲の一つの形として、ありではないかと思う。主君に対する忠義であれ、良くも悪くも刑罰の一つだったとしても自分なりの形で筋を通すことは、名誉なんじゃないかな。――柴咲さんはいかがですか?柴咲:今は忠誠心を感じづらい時代ですよね。何に対して忠誠を誓うのか。でも、似たような感情はあると思うんです。例えば、パートナーや家族に対して尊敬心がないと、人間関係は成り立たないですよね。血のつながりがあったとしても尊敬心抜きでは難しい。だからこそ、今に生きる私たちでも彼らの忠誠心に共感する部分があると思うんですね。――カイとミカのラブ・ストーリーはとてもロマンチックですよね。生まれ変わっても愛する、という。そういった永遠の愛についてはどう感じましたか?柴咲:限りある命だから、憧れますね。キアヌ:う~ん。永遠の愛を信じるか、信じないか……どちらとも言えないね(笑)。――先日、キアヌさんは初監督し、出演もされた新作映画『Man of Tai Chi』(原題)のPRで、オンラインコミュニティ「reddit」の「AMA(※何でも聞いて、の意味)」コーナーに登場されましたね。その中で、出演作の小道具をキープしていると語っていらっしゃいましたが、本作でも何か持ち帰られたのですか?キアヌ:(ノリノリで、刀を振りかざす振りをしながら)天狗からもらった剣を記念に持ち帰ったよ。――あの剣は、今、キアヌさんの家にあるんですね(笑)?キアヌ:そうだよ。――柴咲さんも何かキープされましたか?柴咲:いえ、何も……。キアヌ:(日本語で)ナ~ニ~(笑)柴咲:ウットリするほど素晴らしい衣装だったので、欲しいと思ったんですけど、何かの機会に展示された方が良いのかなと。それに、私は記念に持ち帰れるようなアイテムがほとんどなかったんですよね。敢えて言えば、あの短剣ぐらいで(笑)――最後の質問です。おふたりは若い頃と変わらず素敵で、"永遠の美しさ"をたもっていらっしゃるように見えます。その秘訣を教えていただけますか?キアヌ:オー・マイ・ガッシュ。先祖のDNAが良かったんだろうね。僕とは関係ない、祖先の血だよ(笑)柴咲:新しいことに挑戦すること。ずっと同じところに留まっているのが嫌いなんです。引越しも年に1回ほどしますし。限りある命だからこそ、挑戦したいし、常に動いていたい。そう思っています。キアヌ・リーブス1964年9月2日生まれ。レバノン、ベイルート出身。映画『スピード』(’94)と映画『マトリックス』3部作の世界的大ヒットにより、ハリウッドを代表するスターとなる。2012年には、ドキュメンタリー映画『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ』で製作を担当。今年11月には自身主演で中国ロケを敢行した監督デビュー作『Man of Tai Chi』が全米公開され、活躍の場を広げている。柴咲コウ1981年8月5日生まれ。東京都出身。1998年にデビュー後、多くドラマや映画に出演。主演を務めた映画は、『世界の中心で、愛をさけぶ』『メゾン・ド・ヒミコ』『県庁の星』『日本沈没』『どろろ』『容疑者Xの献身』『食堂かたつむり』など。2002年からは音楽活動も開始し、マルチな才能を発揮している。来年も劇団ひとり監督『青天の霹靂』、三池崇史監督『真四谷怪談』といった話題作の公開を控えている。
2013年12月05日キアヌ・リーヴスが主演を務めるアクション超大作『47RONIN』の日本語字幕の監修を作家の冲方丁(うぶかたとう)が務めることが決定した。ひと足早く作品を観賞した冲方は「観る前は正直不安もあったんですが、本当に面白かった」と絶賛コメントを寄せている。本作は、あの“忠臣蔵”の物語をベースにした3Dアクション大作。吉良(浅野忠信)とミヅキ(菊地凛子)の陰謀によって身分を奪われた大石(真田広之)率いるサムライたちが、素性不明の混血の男カイ(リーヴス)と共に主君の仇をうち、吉良の毒牙にかかった姫ミカ(柴咲コウ)を守り抜くべく壮絶な戦いを繰り広げる。『マルドゥック・スクランブル』シリーズなどハードSFで一気に注目を集め、『天地明察』や『光圀伝』など時代小説でも人気を集める冲方は、『攻殻機動隊 ARISE』では脚本を手がけるなど映像との関わりも深い。本作の配給を手がける東宝東和は「国境とジャンルを超えた本作に込められた想いを深く理解し、英語の台詞や説明の意味を尊重しつつ、日本人の観点からしても自然な字幕の監修ができる人物は冲方さんを置いて他にない」と字幕監修をオファーした。作品を観賞した冲方は「日本人にはいたって当たり前の風景や出来事が、海外の方から見るとこう見えるんだと改めて新鮮に感じたり、何より、数年前にはなかった日本らしさがしっかりと表現されていた事に驚きました。日本のセットで作られた“日本”以上に、海外で時間と手間をかけて作っているこの作品の“日本”が本物に見える。きっと皆さん物凄く勉強されたんだろうなと思います」と言い、「ハリウッドという様々なコンテンツが放出される場所で、こういった作品が今後も作られていけば日本のコンテンツの資産価値がどんどん上がっていくと思うんです。この作品をきっかけに、それが増えて行って欲しいなと思います」と作品の成功に期待を寄せている。『47RONIN』12月6日(金)より 全国超拡大ロードショー
2013年10月28日人気キャラクター“ウルヴァリン”が現代の日本を舞台に新たな敵と戦う最新作『ウルヴァリン:SAMURAI』で、真田広之が謎に満ちた男シンゲンを演じている。日本だけでなく海外でも活躍する真田は俳優だけでなく、様々な分野で本作を支えたようだ。『ウルヴァリン:SAMURAI』本編映像『ウルヴァリン:SAMURAI』は、不老不死の肉体と強靭な爪をそなえた“ウルヴァリン”ことローガンが、日本を舞台に過酷な戦いに巻き込まれていく様を描いた超大作で、シンゲンは、ローガンの旧友である矢志田の息子であり、マリコの父だ。父の興した巨大企業グループを率いるエグゼクティヴでありながら、巨大な父の存在と、思い通りにならない娘の間に立つシンゲンはとても複雑なキャラクターだ。「最初に監督とお会いして脚本について話をした時も『キャラクター重視、ドラマ重視でそこに生まれてくるアクションをキッチリ抑えていきたい』と。僕もアクションを見せ物ではなくドラマとリンクしていきたいというのがテーマですから、意気投合しました」。だからこそ真田は、撮影前からスタッフとアイデアを出し合った。「スタントコーディネイターとアクションの振り付けから参加しました。それぞれの動きがドラマから逸脱しないというのは最低限のことで、キャラクターにそった動きとコントラスト、それぞれの感情…アクションの一手一手にサブタイトルが入るぐらい作って、それを監督に見せて。現場ではスタントマンの指導をすることもありました」。「アクションのあるなしに関わらず作品への関わり方は同じ」という真田はハリウッドの超大作であっても、信頼関係を第一に“映画人”として現場に入った。「毎作思うのは人間関係なんですね。いかに監督やスタッフと信頼関係を築けるか? 信頼関係を築くと相手に失礼にならず、プライドも傷つけずに日本人が観て最低許せるところまで友達感覚で水面下でもっていける。半分スタッフと思われてますけど、それは決して面倒なことではなくて、作品を良くしていくことが楽しいんです。トップクラスの人になればなるほど“聞く耳”を持っている。妙なプライドがないし、異文化をリスペクトしてくれる。システム化はされているけど“映画屋魂”に火をつけることはできるんです」。国や言語が違っても“映画屋魂”は変わらない。だからこそ真田の目は“未来”に向かっている。「当たり前のようにどこの国でも日本人がキャスティングされるようになるといいな、と。スポーツができることが映画、演劇でできないのは言葉の問題もあるんですけど、僕も四十の手習いで毎作少しでもと思ってやってるんですが、若い世代にはもっと可能性があるわけですよ。だから自分が少しでも畑を耕して、次に来た人がいきなり種を植えるところから始められる土壌だけ作れたら面白いな、と。自分も楽しめて次の世代にも何かを渡せれば一石二鳥だし、それをやり続けることだな、と思っています」。『ウルヴァリン:SAMURAI』公開中
2013年09月13日戦国武将・真田幸村に仕えたとされる伝説のヒーロー軍団〈真田十勇士〉。彼らの物語は小説、映画から漫画、ゲームに至るまで、繰り返し描かれてきた。2014年の幕開きには、マキノノゾミのオリジナル脚本、堤幸彦演出による舞台『真田十勇士』が登場する。主人公の猿飛佐助には歌舞伎俳優の中村勘九郎が扮し、佐助と並ぶ十勇士のツートップ・霧隠才蔵を、話題作への出演が続く松坂桃李が演じる。『真田十勇士』チケット情報今回のマキノ脚本で軸となるのが、「実は平凡な武将の幸村を、口八丁の猿飛佐助が“本物の名将”に仕立て上げる」という大胆な設定だ。佐助と才蔵は同じ忍びの里で育ちながら、とことん陽気なホラ吹きとクールな知能派という正反対のキャラクター。だが互いに認め合う存在でもあり、十勇士の両輪として物語を牽引していく。才蔵役を「一度やってみたいと思っていた」という松坂は、「十勇士の中で一番影がある印象」と語る一方で、忍びという存在そのものが持つ宿命に悲哀を感じるという。「たとえ汚名を着せられても、任務を全うするために命尽きるまで耐え忍ぶのが“忍び”たるもの。決して光の当たらない場所で主のために生き、時には敵の前で仲間を殺すこともある。自分の感情を常に押し殺しながら生きるというのは、非常に悲しいですよね。身近な人間に感情を抱けば抱くほど、苦しみも深くなるのではないかな、と」。たとえるならば「太陽」の佐助と「月」の才蔵との対比も見どころになるが、勘九郎との初共演には胸を躍らせている。「歌舞伎界の先頭を走る方とこれだけの時間を一緒に過ごせる機会はなかなかないので本当に楽しみです。勘九郎さんの役の捉え方、物事の考え方に少しでも触れられれば。歌舞伎公演は休演日もなくハードだと聞くので、一定のコンディションを保つための身体のメンテナンス法も訊いてみたいですね」。近年は映画やドラマで主要な役を任される機会も増え、今年初めて挑戦したシェイクスピア劇『ヘンリー四世』での好演も記憶に新しい。手ごわいセリフをこなし、舞台俳優としての資質を高く評価されたが、常に自分に問うのは「作品の一片として役割を果たせているか」ということだ。「演出家や監督の言葉をいかに汲み取り、たぐり寄せられるか。作品のためが第一であって、“自分らしさ”は二の次三の次、いや、なくてもいいくらいだと思います。才蔵のような鋭利さを持つ役は今までに経験がないので、作品の中の人物としてしっかり向き合っていきたい」。松坂桃李の肉体に宿る才蔵が、戦国の世を駆け抜ける姿を早く見たい。公演は2014年1月7日(火)から2月2日(日)まで東京・青山劇場、2月7日(金)から19日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットの一般発売は9月7日(土)午前10時より。取材・文:市川安紀(アルカディア社)
2013年08月30日コリン・ファースが21日(現地時間)、南フランスで行われたウディ・アレンのコンサートに観客として訪れたが、別人のような激やせぶりで周囲を驚かせた。ウディ・アレン&ザ・ニューオーリンズ・ジャズバンドの公演が行われた南仏・アンティーブのアンテア・アンティポリス劇場にやって来たコリン。顔にはあまり変化は見られないが、長袖の黒シャツの下のお腹周りはぺったんこで、黒いズボンはダブダブ。これは、最近まで撮影していた『The Railway Man』(原題)で第二次世界大戦中、日本軍の捕虜になった過去を持つ元兵士を演じるため、役作りで減量した名残りだという。ニコール・キッドマン、真田広之が共演し、12月26日にオーストラリア公開を予定している。現在は、コンサートにも一緒に来ていたエマ・ストーンやマーシャ・ゲイ・ハーデン、アイリーン・アトキンスらと共演するアレン監督最新作を南仏で撮影中だ。(text:Yuki Tominaga)
2013年07月23日ヒュー・ジャックマンを主演に迎えた、人気シリーズ第2弾『ウルヴァリン:SAMURAI』。20世紀FOX映画の78年の歴史上初めて、オープニング・ロゴが日本バージョンで始まるユニークな仕掛けが先日話題を呼んだが、その本作の日本版本予告映像が遂に完成!全世界に先駆け、初公開となった。ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)は旧友に請われて日本を訪れるが、再会後まもなく死亡。組織に襲われた、旧友の美しい孫娘・マリコ(TAO)を救い、逃避行のさなか恋に落ちる。しかし、何者かの罠にハマり治癒能力を失ったウルヴァリンは、心身に深いダメージを負い、初めて“限りある命”を意識する。そんなとき、拉致されたマリコの救出に向かったウルヴァリンの前に一人の男が立ちはだかるのだった…。本作の舞台となるのは、未知なる東洋の異国・日本。オープニングでは、本作の“ハリウッド×和”のテーマを表現すべく、ロゴマークに富士山と東京タワーが登場し話題を呼んだ。また予告映像の本編では、日本各地を舞台に不死のウルヴァリンが初めて直面する“死”の恐怖、マリコとの切ないラブ・ストーリーが絡み合うエモーショナルなドラマ、そして壮大なスケールで繰り広げられる超絶アクション・バトルが凝縮されている。ウルヴァリンの“爪”と宿敵となる真田弘之扮するシンゲンの“刀”が火花を散らす緊迫感みなぎる決闘シーン、時速300キロの最高速度で疾走中の新幹線の屋根の上でのバトルは、本作の最大の見どころと言っていいだろう。主演のヒューは、本作の公開を控え「過去のどの作品よりも、ウルヴァリンというキャラクターに徹底的に迫った物語だと思うよ」とコメントを寄せている。『レ・ミゼラブル』で世界的なスーパースターに上りつめたヒューと共演する日本人キャストには、国際派スターの真田さんを始め、TAOと福島リラの日本人トップモデル2人の鮮烈なスクリーン・デビューも見逃せない!『ウルヴァリン:SAMURAI』は9月13日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(matsuyuki)■関連作品:ウルヴァリン:SAMURAI 2013年9月13日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox.
2013年07月23日ハリウッドが終戦直後の日本を舞台に、“衝撃の真実”を描く『終戦のエンペラー』。名優トミー・リー・ジョーンズをはじめ、海外TVドラマ「LOST」のマシュー・フォックス、西田敏行、桃井かおりと名だたる日米のキャストが共演した本作で、物語の鍵を握る日本人女性を演じた若手女優・初音映莉子が、今、次世代の“ミューズ”候補として注目を集めている。1945年8月30日、終戦直後の日本にマッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)が上陸した。マッカーサーは部下のボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)に、ある極秘調査を命じる。この戦争の真の意味での責任者はいったい誰なのか。それは、日本文化を研究し、日本に対して格別な想いを抱くフェラーズにしか、なし得ない“特命”だった。調査期限は10日間。日本を救いたいと願うフェラーズの脳裏には、ある日本人女性の姿があった……。この日本人女性アヤという役柄は、謎めいた架空の人物ながら、フェラーズが日本の文化の素晴らしさや美しさにのめり込んでいくきっかけを作った人物でもある。アヤ役は、フェラーズが夢中で探し求め、さらに彼の極めて重大な決断にも影響を与えるにふさわしい魅力を兼ね備えた女優でなければならない。しかも、世界中の人々に新鮮に映る日本の女優が求められていたのだが、最終的に、初音さんに白羽の矢が立った。アヤ役に大抜擢された初音さんは、『ノルウェイの森』『ミツコ感覚』などの作品に出演するかたわら、今年1月にはディオールのパリ・オートクチュールコレクションに招待されるなど、ファッションの分野でも世界的に活躍する新進女優。『ラストサムライ』の渡辺謙、真田広之はもちろん、『SAYURI』のチャン・ツィー、『バベル』の菊池凛子といった、アジアのミューズまでも世界に送り出してきたプロデューサーの奈良橋陽子氏が、「まさに宝石よ」と語る逸材だ。「彼女に会った時、思わず見とれたよ」と言うのは、本作のピーター・ウェーバー監督(『真珠の耳飾りの少女』)。「彼女は新鮮で自然に演じる才能がある。この作品に特別な魅力をもたらしてくれた」と語る。とはいえ、初音さんにとって、この役を演じることは険しい道のりだった。まず、英語を学ぶところから始め、次に、この作品の中で常に存在し続ける“アヤの魂”を自分の中に吹き込んでいった。「私はアヤから、人を心から愛する素晴らしさ、そして愛する人と美しい時間を共にする幸せを学びました。アヤという人間をどう理解し演じるか、すべて私に任せてくれたスタッフの方々にとても感謝しています」と、話す初音さん。今回衣装を担当した、『ロード・オブ・ザ・リング』のアカデミー賞受賞デザイナーのナイラ・ディクソンによるこの時代の女性の服装を、見事に着こなしているのはさすがだ。戦後の日本が大きく変わっていたかもしれない激動の時代に、ある信念を持って生きた日本人女性アヤ。初音さん演じるアヤが壮大な物語にどう関わっていくのか、ぜひあなたも見届けて。『終戦のエンペラー』は7月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:終戦のエンペラー 2013年7月27日より全国にて公開(C) Fellers Film LLC 2012 ALLRIGHTS RESERVED
2013年07月09日『Xメン』シリーズの人気キャラクター“ウルヴァリン”が日本を舞台に新たな戦いを繰り広げる最新作『ウルヴァリン:SAMURAI』の最新ポスターが公開された。その他の画像本作は、鋼のような身体と鋭い爪をもつ“ウルヴァリン”ことローガン(ジャックマン)が日本を舞台に活躍する作品。詳細な内容は不明だが、報道向け資料には「ローガンを永遠に変えてしまうある壮大な戦いがあり、彼があるミステリアスな人物と因縁の対決をするとき、サムライの“刀”とウルヴァリンの強固な“爪”との真剣勝負が繰り広げられる」と記載されている。ローガンの恋人・マリコをTAOが、真田広之がマリコの父・シンゲンを演じるなど日本人キャストも多く参加する。このほど公開された画像は、屋根の上でローガン=ウルヴァリンが日本刀を手にたたずんでいる姿を捉えたもの。左手には彼のトレードマークとも言える鋭い爪が確認できるが、決して勇ましい姿ではなく、視線は虚空を見つめ、空は重く、遠くに確認できる東京タワーにも雨が降り注いでいる。本シリーズは『Xメン』の流れをくむアクロバティックな格闘や、特殊能力を駆使した戦闘シーンを描きながら、これまで“メンバーのひとり”でしかなかったウルヴァリンの“内面”を描き出している。前作では、心優しく、愛する者のために生きていこうとしていたひとりの男性がなぜ、超金属の骨格と爪を持つ“ウルヴァリン”になったのかが描かれたが、最新作ではさらに深い彼の“心の内”を描き出すという。また、報道陣向けの資料には「不死身のウルヴァリンが初めて“限りある命”に直面する葛藤のドラマ」とう記述があるが、その詳細は明かされておらず、こちらも気になるところだ。『ウルヴァリン:SAMURAI』2013年9月 全国公開
2012年12月27日舞台「助太刀屋助六 外伝」の初日を前に12月14日(金)、主演の市川猿之助を始め、共演の朝海光、吉沢悠、忍成修吾、石橋直也、鶴見辰吾が報道陣の取材に応じ、舞台稽古の模様を公開した。岡本喜八監督が原案となる漫画讀本「助太刀屋助六」を発表し、その後「仇討ち・助太刀屋助六」としてテレビドラマ化。2002年には真田広之、鈴木京香らが出演して映画化もされ、岡本監督の遺作となった。この原案を演劇界の奇才・G2の手で舞台化したのが本作。底抜けに明るく憎めない助太刀屋の助六が、ある武士の敵討ちを手伝いながら裏にある藩の陰謀を暴いていく。今年6月に四代目・猿之助を襲名して以来、初めての歌舞伎や舞踊以外の外部の舞台への出演となるが「こういう機会でないと鶴見さんや朝海さんとご一緒できないので」と歌舞伎以外の世界から受ける刺激を明かす。元々、石橋さんが立案し公演が決まったという本作。猿之助さんが石橋さんに言ったという「いつか一緒にやろう」という言葉が10年越しで実現したそうだが、猿之助さんは「『瓢箪から駒』ですね。社交辞令でそう言ったんだけど、得てしてそういうところから名作が生まれるもの」とうなづく。先日、亡くなった中村勘三郎さんもこの舞台を見に来るのを楽しみにしていたという。石橋さんは「帰ってきた浅草パラダイス」で勘三郎さんと共演し、その後、勘三郎さんの誘いを受けて、歌舞伎役者でないにもかかわらず20代にして「コクーン歌舞伎」や歌舞伎座さよなら公演で上演された宮藤官九郎作の「大江戸りびんぐでっど」にも出演した。石橋さんは「『浅草パラダイス』で目をかけていただき、コクーン歌舞伎でもかわいがっていただきまして…。1月にご挨拶に伺い『助太刀屋助六』が実現しますとご報告したら、『おめでとう。必ず見に行くからね』と仰って下さいました」と俳優としての“恩人”に晴れの舞台を見せることができずに残念そう。猿之助さんは改めて勘三郎さんの急逝について「悲しいけど事実だからね」と受け止めつつ、「輪廻転生があると思うから、孫の七緒八(なおや)くんの子供くらいで生まれ変わってくるときに歌舞伎がなくなっていたら大変。我々が受け継いでいかないと」と伝統を継承していく覚悟を口にした。吉沢さんは「個性的な人たちが持ち寄った演技がぶつかることなく、『高めよう』という空気感を持った仲間が集まった」と歌舞伎に宝塚、現代劇と様々なジャンルの俳優が集まっての化学反応を楽しんでいるようだ。鶴見さんは映画『助太刀屋助六』にも出演しているが、今回の舞台版について「かなり洗練されていて音楽とのマッチングもいい。ニューヨークに持っていきたい」と語る。奇しくも勘三郎さんが歌舞伎のニューヨーク公演で大成功を収めており、猿之助さんは「じゃあ、こっちはフランスあたりにしとこうか?」と海外進出に向けても意欲満々。「毎日違うことをやります。結末も変わるかも(笑)」と舞台の幕開けを待ちわびていた。「助太刀屋助六 外伝」はル テアトル銀座にて12月15日(土)より上演。公式サイト:
2012年12月14日『Xメン』シリーズの人気キャラクター“ウルヴァリン”が日本を舞台に新たな戦いを繰り広げる最新作『ウルヴァリン:SAMURAI』の最新画像がこのほど公開された。現在、主演のヒュー・ジャックマンは出演作『レ・ミゼラブル』のPRのために来日中だが、親日家の彼は本作でも日本でのロケ撮影を敢行し、新たな“ウルヴァリン”の物語に確かな手応えを感じているようだ。その他の画像本作は、鋼のような身体と鋭い爪をもつ“ウルヴァリン”ことローガン(ジャックマン)が日本を舞台に活躍する作品。詳細な内容は不明だが、報道向け資料には「ローガンを永遠に変えてしまうある壮大な戦いがあり、彼があるミステリアスな人物と因縁の対決をするとき、サムライの“刀”とウルヴァリンの強固な“爪”との真剣勝負が繰り広げられる」と記載されている。ローガンの恋人・マリコをTAOが、真田広之がマリコの父・シンゲンを演じるなど日本人キャストも多く参加する。先日行われたファン向けのライブチャットでジャックマンは「物語の大半は日本なので3、4週間日本でロケをしたよ。東京でももちろん撮影したが、都会を離れ、鞆の浦の漁村や新幹線の駅など様々な場所での撮影もあった。どれも素晴らしい経験で、この先も決して忘れないだろうし、信じられないほどだったよ」と振り返り、「彼(ウルヴァリン)が出会う日本の人々が、今回僕がとても心惹かれた理由のひとつだった。だって、ローガン(ウルヴァリン)は本質的には、あらゆる意味で日本文化とは正反対の所にいる男だから。彼は責務も名誉も歴史も伝統も家系も、なにもかも気にしない。彼は真逆なんだ。こんなにも対極の存在としてローガンはぴったりだと思った」と分析した。このほど公開された新画像も、筆のようなタッチでウルヴァリンが描かれたもので、最新作では日本が“単なる背景”ではなく、物語やウルヴァリンのキャラクター形成に深く関連していると考えて間違いなさそうだ。ちなみに公開は来年の9月だがジャックマンは「この役を10年間演じたが、アクションについて言えば、この作品は以前のものよりもアクション満載で、新しくて、エキサイティングだ!」とコメント。新作は、これまで以上の完成度で、日本人だけが“より深く”楽しめる作品になりそうだ。『ウルヴァリン:SAMURAI』2013年9月 全国公開
2012年11月29日現在、アン・ハサウェイやアマンダ・セイフライドらと共に『レ・ミゼラブル』のPRのために来日中のヒュー・ジャックマン。日本の多くのファンが熱狂する中、彼の最新主演作となる『ウルヴァリン:SAMURAI』のストーリーの一端がヒューから語られ、さらに日本を舞台としている本作ならではの“筆”で描かれたキャラクター・ビジュアルがお披露目となった。マーベル・コミックのヒーローたちの中でも一際高い人気を誇る『X-MEN』シリーズのウルヴァリン(ローガン)を主人公に、ローガンを永遠に変えてしまう壮大な戦い、そしてあるミステリアスな人物のもつサムライの“刀”とウルヴァリンの強固な“爪”の因縁の対決が、日本を舞台に描かれる。今回、ヒューの口から明らかにされたのは、「ローガン(=ウルヴァリン)がミステリーと、冒険と、暴力と、愛と、失恋の迷路に迷い込むんだ」と未だ謎に包まれた本作のヒント。さらに、「この役を10年間演じたが、アクションについて言えば、この作品は以前のものよりもアクション満載で、新しくて、エキサイティングだ!」と興奮したように語る。また、本作の撮影について「物語の大半は日本なので3,4週間、日本でロケをしたよ。東京でももちろん撮影したが、都会を離れ、鞆の浦の漁村や新幹線の駅など様々な場所での撮影もあった。どれも素晴らしい経験で、この先も決して忘れないだろうし、信じられないほどだったよ!」と語り、その語り口からも親日家として知られるヒューの高揚感が伝わってくる。本作には、真田広之(シンゲン役:マリコの父)、TAO(マリコ役:ローガンの恋人)など主要として多くの日本人キャラクターが登場しており、ハリウッド大作ながらキャスティングの段階から“日本”への強いこだわりを見せていた。そして今回、“和×洋”の見事なコラボレーションと言える筆絵ビジュアルは、まさに本作を象徴する一枚と言える。間違いなく2013年の話題度No.1作品となるであろう『ウルヴァリン:SAMURAI』を携えての、ヒューの再来日にも期待したい。『ウルヴァリン:SAMURAI』は2013年9月、全国にて公開。■関連作品:ウルヴァリン:SAMURAI 2013年秋、全国にて公開© 2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2012年11月29日『007 スカイフォール』も公開間近のダニエル・クレイグを主演に、ナオミ・ワッツ、レイチェル・ワイズの豪華キャストで贈る、切なさと思いもよらむ恐怖が注目のヒューマン・スリラー『ドリームハウス』。本作の公開に先立ち、一般試写会を実施。そこでアンケート調査を行ったところ、思わぬ回答が飛び出した。家族との時間を大切にするため、会社を辞めて郊外の家に引越したウィル。愛する妻・リジーや子供たちと共に引越した新居はかつて惨殺事件の起こった家だった。最初は気にせず生活をしようとしていたウィルたちだったが、次第に家族を狙う不審な男が家の周りに現れ、子供たちは幽霊のようなものを見始めたりと不可解な出来事が起こり始め…。まずは、英国紳士らしくクールでミステリアスな魅力を放つナイスミドルのダニエルについての質問。「日本の芸能人に例えるなら誰?」という問いでは、仲村トオル、真田広之が同率一位で圧倒的支持を集める結果となった。次いで堤真一や渡部篤朗、佐藤浩市など日本が誇るダンディーな実力派たちが名を連ねた。「演技派で作品に応じてイメージを変えられる俳優」、「アクション・サスペンスもこなせて存在感がある」という“実力派”らしい俳優としての魅力を挙げる声が多数寄せられた。その一方で、本作での共演をきっかけにレイチェル・ワイズとゴールインを果たしたという、本作の話題に火をつけたエピソードから「家族想い」を理由に挙げる人も。続いては、続く質問もダニエルに関係するものだが、ズバリ!『007』シリーズのようなアクションと、本作のような良きパパを演じる彼、どちらが好きか?というもの。その回答を集計したところ、世界を股にかけるスパイ“ジェームズ・ボンド”よりも良き父を演じている『ドリームハウス』のダニエルに、なんと若干ではあるが53%の割合で軍配が上がった。その理由には、「やっぱりアクションが似合う!」、「紳士的でカッコいい」といった『007』シリーズで魅せる姿が広く浸透している一方で、「砕けた感じの父親役が良かった」、「新しい魅力を見せてくれた」さらに「前髪を下している姿は新鮮!」と思いがけない新たな一面にノックダウンされた人が多かったようだ。また、本作ではいわくつきの物件を購入したことから不可解な出来事が起こる…というストーリーにちなんで、引っ越し先や購入した家で不思議な体験談を聞いてみると、「家のトイレで青白い手だけを見た」、「家族全員の体の調子がおかしくなり、別の家に引っ越した」、「家を建てた後に、大きな蛇が出てきた」と本作に負けず劣らずの恐怖体験を告白する人が続出!中には「あまり話したくない…」と、まさに背筋も凍る驚愕の回答が返ってきた。ダニエルが魅せる家族思いの優しいパパの姿、驚愕の体験、思いもよらない応え、そのすべてが『ドリームハウス』では描かれている。ぜひ、この冬背筋は冷たく心は温かくなる未体験の感覚を本作で味わってみて。『ドリームハウス』は11月23日(金・祝)よりシネマサンシャイン池袋ほか全国TOHOシネマズ系列にて公開。■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.ドリームハウス 2012年11月23日よりシネマサンシャイン池袋ほか全国TOHOシネマズ系列にて公開© 2011 MORGAN CREEK ALL RIGHTS RESERVED
2012年11月21日