10数年前までは全国的に無名だった昌平高校を今や全国レベルの強豪校に躍進させた藤島崇之監督。短期間での飛躍的成長の背景には何があったのでしょうか。昌平高校に選手を送る育成組織の存在、選手のケガが劇的に減った理由などをお話しいただきました。また、元日本代表を父親に持つ藤島監督に、保護者のあり方についてもお伺いしましたのでご覧ください。(取材・文:元川悦子)コロナウイルスの影響で延期されていたプリンスリーグ関東が再開。昌平高校は三菱養和SCユースと対戦し、勝利を収めた(写真:元川悦子)<<前編:日本一に相応しい言動や振る舞いができ、社会に貢献できる人間を育てる!昌平・藤島崇之監督■短期間で躍進を遂げた背景にあった「FC LAVIDA」の存在藤島崇之監督が2007年に就任してから13年で昌平高校が飛躍的成長を遂げたことは、前回の記事で書きました。短期間で右肩上がりの軌跡を描いた要因の1つになっているのが、2012年に発足した下部組織「FC LAVIDA(以下ラヴィーダ)」の存在です。藤島監督の父・信雄氏が代表を務める同クラブは、藤島監督の習志野高校時代の同期である村松明人監督、関隆倫U‐15コーチらが中心となって指導しており、2019年の日本クラブユース選手権(U‐15)初出場でベスト8を達成。知名度も一気に上昇し、近年は30名弱のセレクションに300人の小学生が殺到するほどになったといいます。「村松は茨城のFOURWINDS(フォーウインズ)というクラブから来ましたが、指導力は日本屈指。厳しい部分もありますけど、伝え方がうまくて、選手たちは確実に技術レベルが向上し、強さを身に着けます。関も大宮アルディージャでプレーしていた元Jリーガーで、tonan群馬などで指導実績を積んでウチのクラブに参加してくれました。彼らを含めて習志野の同期4人が昌平とラヴィーダに関わっているので、サッカー観が近く、言いたいことを言い合える風通しのよさが強み。ジュニアユース年代はドリブルでの仕掛け、タテに早く運ぶスタイルを重視していますが、個の力があればユース年代で羽ばたける。6年かけて長所を伸ばせる環境というのは、選手にとっても大きな魅力だと思います」と藤島監督は胸を張ります。■香川真司の個人トレーナーによる指導でケガが劇的に減った指導スタッフはフィジカルコーチ、フィジオセラピスト、医学療法士含めて総勢17人。昌平には165人、ラヴィーダには約75人の選手がいますが、全員が両チームに関わり、指導しているのも見逃せない特徴です。香川真司選手(サラゴサ)の個人トレーナーを務めていた神田泰裕氏も今年から正式にフィジカルコーチに就任し、週3~4回は練習に帯同していますが、姿勢やバランスを見直すところから徹底的に改善すると神田氏のアプローチのおかげで、動きのスムーズさ、質が上がるとともに、ケガ人が劇的に減少したそうです。有能なスタッフがいる効果は確実に表れています。香川真司選手の個人トレーナーを務めていた神田泰裕さんが今年からフィジカルコーチに就任。神田さんのアプローチでケガが劇的に減少したそうこれだけスタッフ数が多ければ、通常だと練習前にミーティングを開いて指導方針や練習メニューをすり合わせ、それを監督が選手たちに伝える形を取るのが普通でしょう。しかしながら、昌平とラヴィーダの場合は誰がどういう指導をしてもいいことになっています。この体制は「自由で風通しのいい環境がプラス効果を生み出す」という藤島監督の考えによるものなのです。「昌平の場合、集合をかける時は自分が話をしますが、コーチ陣が選手を捕まえて個別指導することも積極的にやってくれと伝えています。僕と村松、関はそれぞれ見る目が違うし、アプローチ方法も異なる。多種多様な視点で教えた方が成長を促せると思うんです。全員が言いたいことを言い合える雰囲気がウチのよさではないかと感じています」■部の一員である自覚を持つことで行動が激変藤島監督の思考やアプローチ方法に賛同する1人が、就任3年目で、監督の教え子でもある日野口廉コーチです。青森山田中学校時代から6年間指導を受けた彼は、さまざまなスタッフが6年がかりで多角的に接し、選手を育て上げる一貫指導スタイルが大きな成果を挙げていると強調します。「ラヴィーダから昌平に上がってきた高校1年生は行動が激変します。中学生まではまだ子どもで、自分のことで精一杯という印象ですが、高校生になって部の一員である自覚を持ち、先輩の行動を見て学ぶことで、規律ある行動をするようにする。部屋のゴミ箱を気づいた人が片付けるとか、そういう気配りができるようになるんです。プレー面でも『技術的にボールは持てるけど、メンタルは足りないな』と思っていた中学生が高1になった途端、体が太くなり、ぶつかり合いも厭わなくなる。逞しくなる様子がよく分かります。僕が高校生だった頃はラヴィーダとの連携はなかったので、今の体制は本当に意味あることだと感じます」自律心を高められ、選手としての成長も期待できるこの環境を、保護者も好意的に受け止め、信頼を寄せているようです。取材当日練習に参加していた昌平高校の選手たち■あえて口出しせず、意見を押し付けないスタンスで藤島監督は父・信雄氏との関係から「親は子どもに干渉しすぎず、見守ってあげるべき」という考えを持っていますが、時には保護者にもアドバイスすることがあるといいます。「父は日本代表だったので、サッカー界の人脈は広いでしょうが、僕にサッカーの話をしたことはほとんどない。元アルゼンチン代表の名選手であるマリオ・ケンペスと対戦したという話も人づてに聞きましたから(笑)。指導者の批判も聞いたことがない。親が悪口を言うと子どもも同じ価値観になりがちですから、それを避ける意味でも、父の向き合い方はよかったなと感じます。父が何かを語るのは、僕の方から尋ねた時でした。『これはどう思う?』と相談すると親身になって答えてくれました。自分がサッカー経験者だった分、言いたいことも沢山あったんでしょうが、あえて口出しせず、意見を押し付けないようにしていた。そういうスタンスはぜひ参考にしてほしいです」尊敬する信雄氏も見守る中、選手とチームのレベルアップに奔走する藤島監督。「勝負の年」と位置付ける今年は、Jリーガーになる3年生が2~3人は出る見通しです。もちろん彼らのようなプロ選手を送り出すだけでなく、社会に貢献できる人材を輩出することも念頭に置いています。これまでの卒業生には、銀行員や不動産会社、学校教員、スーツメーカーのオーナーなど多種多様な道に進んだ人間が出ており、彼らOBは昌平を力強く応援し、できる限りの協力体制を取ってくれているそうです。「そういう支援の輪を広げて、最終的には社会人チームや女子チームのある『昌平クラブ』を作れれば一貫指導体制が完成する」と理想を明かしてくれた藤島監督。大きな夢を現実にすべく、彼らは一気にギアを上げていくつもりです。<<前編:日本一に相応しい言動や振る舞いができ、社会に貢献できる人間を育てる!昌平・藤島崇之監督藤島崇之(ふじしま・たかゆき)昌平中学・高等学校サッカー部監督習志野高校時代は世代を代表する名選手として活躍。元日本代表FW玉田圭司と同期で、高校3年生時の選手権では全国大会まで勝ち進んだ。順天堂大卒業後は青森山田中学で指導者としてのキャリアをスタートさせ柴崎岳らを指導。2007年に昌平高校に着任。14年に選手権に初出場。第98回(2019年度)大会では準々決勝まで勝ち進んだ。16年には18年にはインターハイで全国ベスト4入りなど昌平高校を強豪校に成長させた。
2020年09月15日今冬の高校サッカー選手権で初の8強入りを果たした埼玉の強豪・昌平高校サッカー部。この10年ほどで一気に力をつけ、今や埼玉県内だけでなく全国でもその名を轟かせる強豪校に飛躍しました。そんな昌平高校サッカー部を躍進させた藤島崇之監督に、指導理念や選手を伸ばすための取り組みについて考えを伺いました。(取材・文:元川悦子)取材当日練習に参加していた昌平高校の選手たち■恩師、本田裕一郎氏から送られた言葉「できない理由を探さない」2020年1月の全国高校サッカー選手権大会で初のベスト8入りを果たした埼玉県の昌平高校。チームを率いる藤島崇之監督(40)は2007年の就任からわずか13年で同校を全国屈指の強豪校へと引き上げました。近年は東京五輪代表候補のボランチ・松本泰志(福岡)、彼と同期のテクニシャン・針谷岳晃(磐田)らJリーガーを続々と輩出。急激な躍進ぶりは全国からも注目を集めています。日本鋼管で活躍した元日本代表の信雄氏を父に持つ藤島監督は、習志野高校時代に玉田圭司(長崎)や吉野智行(鳥取強化部長)ら同学年のタレントとともにプレーしていました。順天堂大学卒業後は青森山田中学校で教員になり、柴崎岳(ラコルーニャ)らを指導。4年後に昌平へと赴いています。転職の際、習志野高校時代の恩師である本田裕一郎監督(国士舘高校テクニカルアドバイザー)から送られてきたハガキにしたためられていた「できない理由を探さない」という言葉が琴線に触れ、それを肝に銘じながら現チームの指導に当たっているという藤島監督。「僕が赴任して最初に掲げたのは『日本一』。当時は部員も20人程度しかいなくて、東部支部予選敗退くらいのレベルでしたが、日本一に相応しいチームになるために何ができるかを第一に考えました。学校や先生、仲間や地域に愛され、応援されるのがいいチーム。『挨拶や礼儀正しい言動や振る舞いといった基本的なことをしっかりやって、サッカーしかできない人間にならないようにしよう』と選手には伝えました」■社会に出ればすべてが自分の判断になる。高校時代はその準備期間同時に高校生の本分である学習面も重視しており、文武両道も目指す姿勢も明確にしました。「勉強とサッカーの2つをやろうとすれば、効率よく物事を進めたり、時間を管理する力が求められます。課外学習や趣味などやるべきことが3つ4つと増えていけば、自分をマネージメントする能力がより一層、問われます。そのために自分なりに工夫し、的確な判断をしていくことが非常に重要。学生時代は学校側がカリキュラムを決めてくれるし、練習メニューも監督が与えてくれますけど、社会に出れば全てが自分の判断になる。高校時代をその準備期間を捉えてもらえるように、僕はアプローチをしてきたつもりです」こういった方針の下、チーム強化に取り組み始めましたが、藤島監督は選手に口うるさく指示することはせず、できるだけ自主性や自律心に任せるスタンスを取っています。試合ではあえて戦い方を決めずに入り、選手自身の状況判断に委ね、積極的なトライやチャレンジを力強く後押ししたと教えてくれました。「ユース年代はチャレンジの場。ジュニアユース時代の所属先で『なぜパスをしないんだ』と怒られてウチに来たというドリブラーの選手がいましたが、僕は長所を生かそうとするチャレンジは大いに歓迎。むしろ『なぜ積極的に仕掛けないんだ』と言いますし、失敗しても大丈夫だと思わせる環境を作ろうと心掛けてやってきました。習志野時代に玉田のスーパーな左足のドリブル突破を見て『ファウルして止めるしかない』と思いましたけど、ああいう尖ったストロングを持つ選手の集合体がサッカー。『昌平の選手はうまい』とよく言ってもらいますが、みんなで助け合い、サポートし合うから、そう見えるんだと思います。やはり長所を伸ばしてあげる方が選手は大きく成長する。僕はそう確信しています」■考える習慣を身に着けてもらうことがピッチ上の一挙手一投足にもプラスになる遠征や大会での行動についても、起床時間・消灯時間などを事細かく定めず、自らの判断に任せているといいます。その方が選手のベストパフォーマンス発揮につながるという藤島監督の考えがあるからです。「2年前の選手権埼玉県準決勝の時、2時間半前に会場入りしたら、ミーティングが始まるまで教科書を開いて勉強をしていた選手がいましたね。それも彼のルーティン。一番いい状態になれるサイクルを自ら見つけてくれればいいと僕は思っています。寮も外出時間や門限など多少の規律は作っていますが、オフの日にモラルの範囲内でどこへ行くのも自由。ガールフレンドを作ることも規制していません。それでパフォーマンスが下がるなら苦言を呈しますが、自分の行動に責任を持ってもらえるなら問題ない。何事も判断ですから、考える習慣を身に着けてもらうことがピッチ上の一挙手一投足にもプラスに働く。それが僕の目指すところなんです」藤島監督は今回のコロナ禍でよりそういう気持ちが強くなったといいます。3月2日から全国一斉休校になってから、昌平高校は部活動を全面的に休止。6月15日の再開まで3か月以上を要することになりました。その間、オンライントレーニングなども実施したそうですが、基本的な練習は選手自身に任せざるを得なかったと振り返ります。「『自覚ある行動を取りなさい』と声掛けはしましたが、指導者としてやれることに限界がある。だからこそ、より選手たちの自律心や判断力を伸ばすように仕向けなければいけないと痛感しました」と藤島監督は語ります。■口に出すことで考えを整理する力がつく「この3か月間で選手たちは社会人になったような感覚を持ったと思います。彼らなりに勉強やサッカー、将来の進路などいろんなことに思いを巡らせて、グラウンドに戻ってきたはず。以降は通常通りの活動をしていますし、僕からは『どうだった?』『何してた?』くらいしか聞きませんけど、意識の変化は少なからず感じ取れます。こうした中で再認識したのは、選手は大人と話すことで人間的に成長するということ。口に出すことで考えを整理することもできます。選手権などの大会の際、取材に来られた記者のみなさんに『選手の考えを引き出してください』とよく声をかけていますが、短期間で彼らの自己表現力はグングン上がります。実際にそういう選手を数多く見てきました。言葉での説明は社会に出てからもつねに求められる。その重要性も踏まえながら、選手と向き合っていこうと思います。彼らをサッカー選手として、高校生としてさらに一段階飛躍させられるように頑張ります」2020年前半戦の公式戦がなくなった彼らにとって、ここからが本当の戦いです。9月から始まる高円宮杯JFA・Uー18サッカープレミアリーグ2020関東、その後の選手権に向けて、彼らのチャレンジは続いていくのです。藤島崇之(ふじしま・たかゆき)昌平中学・高等学校サッカー部監督習志野高校時代は世代を代表する名選手として活躍。元日本代表FW玉田圭司と同期で、高校3年生時の選手権では全国大会まで勝ち進んだ。順天堂大卒業後は青森山田中学で指導者としてのキャリアをスタートさせ柴崎岳らを指導。2007年に昌平高校に着任。14年に選手権に初出場。第98回(2019年度)大会では準々決勝まで勝ち進んだ。16年には18年にはインターハイで全国ベスト4入りなど昌平高校を強豪校に成長させた。
2020年09月04日ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバーで、ワイン&みそソムリエとして活躍中。同じくママリーダーズの真鍋摩緒さんとともに姉妹ユニット“ママカラ”としても活動する、真鍋摩梨さんを紹介します。■真鍋摩梨さん真鍋摩梨 Mari Manabe プロフィール(社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ(社)みそソムリエ協会認定 みそソムリエ都内のフレンチレストラン、インポーターで研鑽を積み28歳で独立。自身のワインコミュニティ「日本ワイン交流会」を立ち上げ全国でワイン会を開催し、各地のワイン好きの方々が楽しくつながれる場を作る。一方で、六本木ヒルズけやき坂にある1ツ星フレンチ「ジャンジョルジュ・トーキョー」のソムリエールとして4年勤務、ワインスクール講師やワインリスト監修など、ワインに関わること全てを仕事にするという枠にとらわれない自由なスタイルでワインの魅力を広めている。プライベートでは6歳の娘を育てるシングルマザー。娘と出演したdocomoスマートフォンXperiaのCMや、BSテレ東「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」に現在もレギュラーで出演するなど、メディアでの活動も積極的におこなっている。生年月日 : 1983年5月25日子ども : 娘(2013.5)居住地 : 東京都Instagram: @mari_manabe Facebook: 座右の銘 : 本能に正直に生きる。何事にも想像力を忘れない。
2019年08月30日ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバーで、株式会社ママカラ 代表取締役で料理家、タレントとしても活躍中の真鍋摩緒さんを紹介します。■真鍋摩緒さん真鍋摩緒 Mao Manabe プロフィール株式会社ママカラ 代表取締役。2005年よりタレント業をスタートし舞台やバラエティ番組への出演を中心に活動。明るいキャラクターと進行力を評価され、2007年よりJリーグ中継にて清水エスパルス担当リポーターを5年間務め、スポーツリポーター、旅・食リポーター、イベントMCなどの仕事へシフトする。2011年フードコーディネーター専門学校を卒業後、料理家としての活動を開始。子どもたちや料理初心者に向けた料理教室や食事会を定期プロデュース。メーカーや店舗へのメニュー提案、メディアへの出演、レシピ提供も行う。2013年ジャパンビアソムリエ協会認定ビアソムリエとなる。2014年フードイベントのトータルディレクションを行う為、起業。食品メーカーとの商品開発やPR事業、キッチンステージのディレクションなど幅広く行う。2016年入籍、男児を出産する。2017年 IHTA認定チャイルドボディセラピストの資格を取得。2018年こども成育インストラクター 食専科の資格を取得。2019年4月より株式会社ママカラを設立。「ママの働きがいをデザインする」をコンセプトにママ、こども達、家族に特化したイベント企画ディレクションやメディアコンテンツ制作を手掛ける。【肩書・資格】料理家、食育インストラクター、ビアソムリエ、リポーター、MC、チャイルドボディセラピスト、こども成育インストラクター 食専科 生年月日 : 1985年5月21日子ども : 息子(2016.8)居住地 : 東京都HP: 株式会社ママカラ Blog: 真鍋摩緒って、だれ? 真鍋摩緒オフィシャルブログ Instagram: @maomanabe Facebook: 座右の銘 : できるかできないかじゃなくて、やる。
2019年07月01日アンテプリマ(ANTEPRIMA)から、アーティスト・真鍋太郎とのコラボレーションによるワイヤーバッグ「フク(FUKU)」が、2017年11月15日(水)に発売される。PICARO TAROの名前で知られる真鍋太郎は、イラストやオブジェ、アートディレクションやライブパフォーマンスなど、平面・立体・空間を問わず様々なジャンルで活動を展開し、動物をモチーフとした作品を数多く創作しているアーティストだ。その中でも犬を多く描いていることから、毎年干支にちなんだバッグを展開するアンテプリマとのコラボレーションが実現。愛くるしい目が特徴の黒柴犬をモチーフに、2種類のワイヤーバッグが制作された。使い勝手の良いトートバッグタイプは、シャンパンゴールドのワイヤーバッグに黒柴犬のモチーフが全面に編み込まれたデザインで、ワイヤーバッグらしいシンプルなシェイプながら存在感が抜群。また、インナーには真っ赤な生地を使用することで、「フク(福)」とう名の通りの、おめでたい雰囲気を演出している。そして、インパクト絶大な立体型の「フク」は、まるで本物の黒柴犬のような佇まいが愛らしい、スペシャルなワイヤーバッグ。思わず手を伸ばして触れてみたくなる、大人の遊び心満載のキュートな仕上がりだ。なお、両ワイヤーバッグにはアーティストオリジナルデザインの缶バッチ大小2つが付属。商品タグも、今回のコラボレーションのための特別仕様となっている。【商品情報】PICARO TARO MANABE×ANTEPRIMA FUKU発売日:2017年11月15日(水)■トートバッグ価格:79,000円+税サイズ:W32cm × H27cmカラー:マットホワイト×シャンパンゴールド×エナメルブラック展開店舗:ANTEPRIMA/WIREBAG全店■立体型ワイヤーバッグ価格:120,000円+税サイズ:W20cm × H36.5cm x D13cmカラー:オーロラホワイト×エナメルブラック展開店舗:公式オンラインストア、銀座店、六本木ヒルズ店、表参道ヒルズ店【問い合わせ先】株式会社アンテプリマジャパンTEL:0120-03-6962
2017年10月13日現在、大ヒット公開中の『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』のメイキング映像が解禁された。ウシジマと最凶最悪のライバル・鰐戸三兄弟が最終決戦を繰り広げるシーンの舞台裏とは?シネマカフェは同シーンの撮影現場に潜入していた。真鍋昌平氏の人気コミックを原作に、非合法な金利で金を貸し付けるアウトローの金融屋「カウカウファイナンス」社長・ウシジマ(山田さん)と、彼にすがり金と欲望に翻ろうされる人間の転落を描く本シリーズ。ついにファイナルを迎える最終章では、12年前…つまり、ウシジマの中学時代にさかのぼり、当時、地元の不良たちを暴力で支配し恐れられていた鰐戸三兄弟(安藤政信、YOUNG DAIS、間宮祥太朗)との因縁が明らかに!かつてウシジマから大打撃を受けた鰐戸三兄弟が今度は、ウシジマへの襲撃を企てる。メイキング映像では、安藤さんら三兄弟が繰り出す一撃を、ウシジマがすんでのところでかわしつつ銃で威嚇するシークエンスの確認や、山田さんvs安藤さんの一騎打ちで山口監督を交えて綿密な打ち合わせを交わす様子、柄崎(やべきょうすけ)を助け出そうとするウシジマの頭に三男・三蔵が武器をフルスイングするシーンのリハーサルなどが紹介され、緊迫した撮影現場の様子を伝えている。このシーンが撮影されたのは昨年11月中旬、関東地方のとある廃倉庫。そこには三兄弟のアジトのセットが組まれており、壁には怪しげなネオンサインも。「(電圧が)200ボルトあるので、触らないように」と美術スタッフから注意が飛ぶ中、別の現場スタッフの「社長、入ります!」のかけ声とともに、山田さんが催涙スプレーとスタンガンを手に、現場入りする。決して広いとはいえないセット内だけに、格闘シーンでは両者間のささいなズレも大事故につながりかねない。リハーサルを重ねる過程で、セリフや動きが変更されることもしばしばで、その都度、現場全体で情報共有が図られる。閉鎖的なセットでの撮影だからこそ、風通しのいいコミュニケーションが必要になるが、2010年放送のテレビドラマから6年の歳月を経て、チームワークは鉄壁の構えだ。そんな雰囲気に、シリーズ初参戦の安藤さんも全幅の信頼を寄せ「この位置にいるなら、すぐ攻撃を仕掛けたほうがいい」とアクション監督らに提案。すっかり「ウシジマ」ワールドの住人として、大暴れしていた。『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月07日真鍋昌平氏による人気コミックを映像化した「闇金ウシジマくん」シリーズが、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』でついに完結。ドラマは3シーズン(全27話)、映画は本作を含め4作が製作される人気ぶりだけに、実写版ウシジマとの別れを惜しむ声が多く聞かれる。違法な高金利で金を貸すアウトローな金融屋「カウカウファイナンス」の社長・ウシジマこと丑嶋馨を主人公に、金と欲望に翻ろうされる人間の転落劇を描く本シリーズ。確かに「他人の不幸は蜜の味」だが、目を背けたくなる暴力や悲劇がてんこ盛りな内容は賛否が分かれるところだ。それでも6年間にわたり、テレビ、映画と縦横無尽にウシジマが大暴れできたのは、熱烈なファンの支持があってこそ。なぜウシジマは愛され続けるのか?この疑問に答えてくれるのが、ウシジマ役の山田孝之と、ドラマのシーズン2から情報屋・戌亥役でレギュラー出演している綾野剛。まず、口を開いたのは綾野さんで、「それはやっぱり、主演が山田孝之だからですよ。ドラマが始まってからの6年間、孝之が『ウシジマ像を作り上げ続ける』という意志と姿勢を貫き続けたからこそ、ウシジマくんは停滞を知らなかった。それ以上でもそれ以下でもないと思います」と“盟友”に全幅の信頼を寄せる。主演の山田さんは「やはり、続けてきたことが大事だと思います」と断言。「最初からこの作品を、愛をもって大きくしたいという気持ちが強かったんですよ。『育てれば育つ!』というか。自分にとってもドラマ3本(シーズン)、映画4本も同じ役を演じるなんて、最初で最後かもしれない。決して根気強い性格ではないですから…。それでも演じ続けることができたのは、やっぱりウシジマだからですよ」と“分身”への愛情はあふれるばかりだ。ともに着実にキャリアを積みあげ、俳優として充実の30代を迎えた。「10代、20代は学ぶことが多かったですね。その過程でキャリア、コネクション、信頼を得たいまこそ、自分たち発信でモノを作っていきたい」(山田さん)、「年齢そのものは意識はしない。敬意や礼節は大切ですが、役者として同じ土俵に立てば、お構いなしでぶつかり合いたい」(綾野さん)。脂が乗りきった2人の快進撃が、今後も日本の映画界を支える。(text:Ryo Uchida/photo:Nahoko Suzuki)
2016年10月17日●七味をぶっかけ火をつける『闇金ウシジマくん』の実写シリーズ完結が発表され、「犀原茜にまた会える!」という高揚感の後に襲ってきたのは「犀原茜にもう2度と会えなくなる」という喪失感だった。今から2年前、犀原茜は映画『闇金ウシジマくん Part2』のオリジナルキャラとして誕生した。山田孝之演じる丑嶋馨のライバルで、闇金融・ライノーローンの女経営者。部下でドMの村井(マキタスポーツ)をどつき回しながら、サディスティックな暴力と奇声で債務者たちを追い込み、容赦なく金をむしりとっていく。山田が築き上げてきた丑嶋の迫力に対抗できる女優は一体誰なのか。キャスティングが難航する中、犀原茜が舞い降りたのはPart2でラストシーンの撮影が行われていたロケ場所近くの公園だった。合間に行われたオーディションで、高橋メアリージュン(28)は行き交う人が振り向くほどの怪演を見せ、山口雅俊監督の心をつかむ。2010年にスタートし、ドラマ『闇金ウシジマくん Season3』(7月18日~9月19日MBS・TBSほか)を経て、『闇金ウシジマくん Part3』(公開中)、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(10月22日公開)の2部作連続公開でフィナーレを迎える人気シリーズ。個性的なキャラクターたちの中で犀原ファンも多く、高橋のもとには熱いメッセージやイラストなども数多く寄せられているという。最近、「今」を記憶にとどめるために日記を書き始めたという高橋。マイナビニュースでは、彼女の言葉と共に犀原茜の周辺の声を数回にわたって記録していく。――犀原茜を演じたのは今から約2年前。役柄にはすぐに戻れるものですか?茜の衣装を着た時に気持ちがスッと入り込めました。あとは、カカトを踏んで靴をはいたりすると、ガニ股で歩くようなしぐさも自然とできるようになるんです。茜以降、いろいろな役を演じさせていただいたので、違うエッセンスが入ってしまわないか心配でしたが、前作では言ったことがないセリフや見せたことがない表情に挑戦することは楽しみ……でも、やっぱり不安もあったと思います(笑)。それらすべてが、「犀原茜」になってしまうので。――前作ではゼロから作り上げていった役でしたが、今回はその自ら作り出した役がベースに。「犀原茜」というキャラクターを、監督含め、大切に思ってくださっている方がたくさんいらっしゃるので、皆さんをがっかりさせたくない気持ちがとっても強くて。「ベースは崩さないように」を心がけ、レベルアップの方の変化を意識していました。――これだけの期間を空けて同じ役を演じたことは?初めてです。(脚)本を読んだ時に「茜ってこんなこと言うのかな」と感じた時があって、現場に行ったらやっぱり監督も同じようなことをおっしゃっていたことがありました。そんな時はセリフが急きょ変更になったりもします。他の人のセリフが、茜のセリフになったこともありました。そのあたりの違和感というか感じていたことが監督と重なっていたので、それはとてもうれしかったです。――前作で山口雅俊監督に抜てきされて以降、たくさんの作品に出演されました。あらためて監督作に出演し、求められるレベルが高くなったなど変化はありましたか?私が出演した舞台を観に来ていただいて、あとで連絡をいただいたのですが、「お前はまだビギナーだからな」と。素直にそう思ったので、「もちろんです。がんばります」と返しました。監督は、私が調子に乗らないようにそうやって釘を刺してくださるんです。ほめてくれる方が多い中、締めてくれる方もいるのはありがたいことだと思います。――しかし、経験を積んだ分、磨かれている部分もあるのでは?どうなんでしょう。「初心忘るべからず」は変わらず思い続けていることですが、よく「真面目すぎる」と言われるので、もっと自由に”遊ぶ演技”ができればいいなと思います。真面目な部分も大切だと思いますが、「監督が言ったからこうしよう」みたいなところがどうしてもあって。先輩方は、現場で監督と駆け引きしていたりするので、いつも反省しています。――今回、そんな場面は?茜は自由にというか。これが茜っぽいだろうなという振る舞いに自然となるんだと思います。例えば、ドラマの中でJPという登場人物が食べているそばに七味を入れてあげるシーンがあって。――あら。茜さん、めずらしく優しいですね。ええ(笑)。本番で七味の蓋を外して、全部ドバッと入れたんです。――あー、やっぱり……(笑)。一発OKでした。○凶暴キャラの撮影秘話――犀原の部下・村井を演じるマキタスポーツさんとは、映画『みんな!エスパーだよ!』(15年)以来でしたね。唯一、わきあいあいとお話しできる相手というか。ピリッとしたシーンが多いと入り込んでしまうのですが、マキタさんとご一緒する時は結構お話します。あるシーンで、私が債務者のお弁当にお箸を突き刺したんです。あまり縁起良くないことなんですけど……。そういう時に、マキタさんはさり気なく抜いてくれる(笑)。たとえ本番のアドリブがあっても、こんな感じでお芝居の中でのコミュニケーションを成立させてくださいます。――過激な場面といえば、映画の中では河川敷でオリエンタルラジオの藤森慎吾さんに火をつけるシーンもありましたね……めちゃくちゃ怖かったです。本当につけてるんですよね?はい(笑)。実際に火を付けた相手は、アクション部の方でしたけど。●役者にとっての「うまい演技」とは?――人に火をつけたのは初めてですか?もちろんです(笑)!――いや、全然躊躇してなかったので(笑)。すごく怖かったです(笑)。秋口ぐらいの撮影で、ちょっと肌寒かったと思います。火をつける部分は、安全面を考慮して事前に何度も確認をしました。結構撮り直したと思います。せっかく火をつけても、風で消えてしまうこともありました。――そんな凶暴な役ですが、なぜか犀原茜のファンは多い。実感することはありましたか?前作からツイッターなどでたくさんのコメントをいただきました。もともと私のファンで「茜を演じているメアちゃんが一番好き」とおっしゃる方。これは褒められているのかディスられているのか分かりませんが、「あなたにはあまり興味ないですけど、茜は大好きです」みたいな声もいただきました(笑)。――複雑ですね(笑)。ファンの方から寄せられた犀原イラストをブログで紹介されていましたね。実はまだ載せられてないものもたくさんあるんです。本当にたくさんいただきました。特にリクエストしたわけではないんですが、自然と描いてくださるかたが増えて……役者として本当にうれしいです。――抽象的な質問で恐縮ですが、高橋さんにとって「犀原茜」はどんな存在ですか?どういう存在……うーん……正直、演じていていちばん楽しいですね。茜を作り上げていく中で監督が「犀原は涙の味がするご飯を食べた経験がある」とおっしゃっていて、自分の気持ちとつながりました。そういうご飯を食べたことある人はたくさんいると思うんですけど、そういう感覚的なことも思い出させてくれる。本当に感謝です。――「演技がうまい」ってどういうことなんでしょうね。犀原茜を見ていて、いつも感じます。あー。「うまい」って嫌ですよね(笑)。たぶん、いかにうまくやらないかが大切なんだと思います。そこでその役が生きているというのが大事なんじゃないでしょうか。「うまい」が人に伝わったら、それはあまり良くないことのような気がします。監督とは声のボリュームどうしましょうとか細かいやりとりもありますが、「茜はここでアメを食べるだろうな」とか想像してやらせていただくことが多いです。「去り際に食べるだろうな」とふと思いついたことを、その直後に監督が言ってくださったり。内心では「えっ! わたし、思ってた!」って。口に出しては言わないですけど。――それは言ってもいいんじゃないですか?ホンマですか(笑)。でも、演出とか考えてしまって、生意気とか思われないかなって……。そういう考えが一致していたのはすごくうれしいです。――ただ、もう2度と犀原茜を演じることはできません。今はどんな気持ちですか? 達成感、高揚感、喪失感。いろいろな感情があると思います。撮影は終わったんですけど、何か終わった気がしない。たぶん、公開されてないのもあると思うんですけど(取材日は公開前)。みなさんの反応によってそのあたりの気持ちをも変わってきそうですが……何となく私の中で茜は生き続けています。○日記を再開した理由――日記を書き始めたそうですね。「最近は忙しさのせいにして書けていなかった。大人になればなるほど時間が経つのが早く感じて」とブログに書かれていました(2015年12月30日付け)。いま書いています。忙しくなると、なんだかこうファーッと過ぎていく感じで。かたまりの層があったとして、真ん中とか上でサーッと。ある日、仕事が終わって、友だちが大人数集まっている中でボーッとしていた時に、「この瞬間を、私はいつまで覚えているんだろう?」って思ったんです。何年後か、この瞬間を忘れているんじゃないかなって。そう思った時に怖くなって。今生きているのに、それが忘れてなかったことになる。すごく怖くなりました。――そういうふとしたことって突然なんですね。突然、来ました(笑)。忙しすぎると、それを考える余裕もなかったんだと思います。それで日記を書こうと。以前も書いていたのですが、忙しくなってやめてしまいました。十代のころは歌手を目指していたので、作詞も兼ねて書いていたんです。今はその日起こった出来事を書いています。大きな出来事をメインに、印象的だったこととか。――書くことといえば、分刻みのスケジュールを組んでいたことがネット上でも話題になりました(2016年5月18日放送・フジテレビ系『モシモノふたり』で渡辺裕太と2泊3日の同居生活)。もっと大きな単位……月、年単位での計画は?年単位でも決める時は決めます。3年後を見据えて、逆算して目標を立てることが多いです。1年単位でも考えたことあるんですけど、ペースが早すぎてなかなか実現することが難しくて(笑)。――3年後の計画は秘密にしておいたほうがいいんですかね?そうですね(笑)。かなったら言うタイプなので(笑)。■プロフィール高橋メアリージュン1987年11月8日生まれ。滋賀県出身。2004年からファッション誌『CanCam』(小学館)の専属モデルとして活躍。2012年に同誌を卒業し、同年のNHK連続テレビ小説『純と愛』の狩野マリヤ役に抜てきされ、女優デビュー。『闇金ウシジマくん Part2』(14年)、『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』(14年)、『キカイダー REBOOT』(14年)、『リアル鬼ごっこ』(15年)、『ヒロイン失格』(15年)、『みんな! エスパーだよ!』(15年)、『復讐したい』(16年)、『シマウマ』(16年)、『ホーンテッド・キャンパス』(16年)などの映画に出演。(C)2016真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん3」製作委員会・MBS(C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会
2016年10月03日2人の出会いは、2009年に公開された共演作『クローズZERO II』。その後、交わされる深い絆はご承知の通りだが、当時は「なんか変な奴がいるなあって」(山田さん)、「えっ、こっちだって『暗い奴がいるな』と思ったけど」(綾野さん)。そんな第一印象を抱いたという。いまや人気、実力ともに日本映画界を代表する俳優となった山田孝之と綾野剛。『クローズZERO II』を筆頭に、『GANTZ』2部作、『その夜の侍』『新宿スワン』と映画だけも多くの共演が実現している。綾野さんが「出会った頃に比べるとお互い(精神的に)開くようになり、下界に降りていった」と語れば、山田さんが「下界?上にいたの?どう考えても首まで地面に埋まっていたと思うけど(笑)」とすかさずツッコミ。まさに丁々発止だ。そんな2人が共演する『闇金ウシジマくん Part3』が公開される。真鍋昌平氏の人気コミックを原作に、非合法な金利で金を貸し付けるアウトローの金融屋「カウカウファイナンス」社長・ウシジマ(山田さん)と、彼にすがり金と欲望に翻ろうされる人間の転落を描く本シリーズは、2010年のテレビドラマを皮切りに、2012年の劇場版第1弾公開、2014年のシーズン2放送を経て、今年、シーズン3放送&劇場版2作の連続公開で幕を閉じる。本作、そして『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の2か月連続公開は、山田さんのアイデアだといい「まあ、深い意味はないんですけど、最後なら派手なほうがいいかなと思って」。ウシジマをサポートする情報屋・戌亥役でシーズン2からレギュラー出演する綾野さんは、「時間が空いちゃうと、役作り大変だもんね」と思いやりを見せる。原作とは一味違うウシジマ像は山田さんと綾野さん、2人の“共同作業”によって生み出されたものだ。「あのウシジマの髪型は、僕の知り合いのスタイリストさんに切ってもらったんですよ。僕もその場にいたんですが、『剛、こんな感じかな?』って。あんな不安そうな孝之は初めて見た(笑)」(綾野さん)、「最初は焦ったよ。普通に丸刈りだし、タワシみたいだから『やばい、どうしよう。もう切っちゃったよ』って。剛は剛で、めっちゃ笑っているし」(山田さん)。ちなみにメガネや衣装も一緒に買いに行ったのだとか。どこまで仲がいいんですか!(text:Ryo Uchida/photo:Nahoko Suzuki)
2016年09月28日岩井俊二監督の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』のBlu-ray&DVDの発売を記念して7日(水)、都内でトークイベントが行われ、岩井監督とかねてより親交があるという「闇金ウシジマくん」などの人気漫画家・真鍋昌平が登壇。「闇金ウシジマくん」の大ファンという岩井監督が、「ワンカットごとに丁寧に映像化してみたい」とラブコールを送った。脚本家・北川悦吏子を介して知り合い、意気投合したという岩井監督と真鍋さんは、黒木華演じる主人公・皆川七海が体現しているメッセージについて言及。主体性がない主人公像について真鍋さんが、「(七海は)合わせることしかできなくて、翻弄されて、流されていく。それは誰にでも起こり得ることで、彼女が特別な子だからではないんですよね」と普遍性があるキャラクターであると分析すると、岩井監督も「七海に限らず、そういう弱さは誰でも持っていると思う。誰に起こっても、不思議なことではないんです」と補足して、現代社会が抱えているだろう問題を描いた本作について、一般客の前で語り合った。また、トークショーでは、岩井監督が大ヒットコミックである「闇金ウシジマくん」の大ファンであることを、真鍋さん本人の目の前で告白!読み始めた当初は刺激的な内容に驚いて挫折しかけたこともあったそうだが、やがて読み続けていくうちに「まるで奇跡のような作品」という最高の評価になったそうで、突然の賞賛の言葉に真鍋さんも大感動!さらに、「ウシジマくんのエピソードの中には撮ってみたいものもある。ワンカットごとに丁寧に映像化してみたいですね」と岩井監督が映像化への“ラブコール”を送ると、真鍋さんは「サングラスの下は泣いていますよ(笑)」と信じられないといったような面持ちで答え、会場の興奮と笑いを誘った。BD&DVD『リップヴァンウィンクルの花嫁』は発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月09日若さのなかで不意に見せる大人びた表情にドキッ。タレント、映画コメンテーターとして活躍するLiLiCoさんが、年下男性の魅力を味わえる映画を紹介します。■『きっと、星のせいじゃない。』「実は、映画の冒頭ではアンセル・エルゴート演じるガスに、さほど魅力を感じませんでした。モッサイなぁという印象。それが、ヘイゼルとの出会いを経て彼女を喜ばせるために試行錯誤して成長するにつれ、表情が変わり、イケメンへと変身!キュートな笑顔に魅せられ、男らしさに萌え、最後はすっかり虜になっていました。また、この絶妙な変化を演じた、当時、弱冠20歳のアンセルの演技力にも注目です」■『闇金ウシジマくん Part2』「柳楽優弥さん演じる蝦沼は思い込みの激しいストーカーみたいな男で、現実の世界ではあってはならない存在。ですが、彼が醸し出しているフェロモンは、ほかの男からは味わえない、独特で色っぽいもの。自然体でありながらも男臭があふれ出ていて、その様は、もはや“男”ではなく“雄”です!(笑)ちなみに柳楽さんのことは若いときから知っていますが、こんなに色っぽい雄に成長するとは驚きです」■『セブンティーン・アゲイン』「夢を追いかける主人公のマイクはもちろん素敵なのですが、彼を演じている、当時21歳のザック・エフロンの魅力が全部つまった作品ともいえます。彼は素晴らしいルックスを持つアイドルだけど、実は演技が信じられないほど上手い。一歩ずつ確実にステップを踏みしめていて、カッコいいのは当然ながら、コメディセンスも抜群!今作を見ていると、その器用さと努力ぶりに、気持ちが燃えあがってしまいます」「年下はやはり、どこか守りたくなります。“お姉さんが、いろいろ教えてあげるよ”なんて、自分好みに染められるのも魅力のひとつじゃないでしょうか。ただ、年下とはいえ、“未熟”ということではなく、突然、大人びたところを見せられることも。するとまた、新しい表情に、ドキッとさせられてしまうんです。スクリーンでも、若い男性が不意に見せる大人びた表情に注目してほしいですね」◇リリコタレント、映画コメンテーターとして活躍中。『王様のブランチ』(TBS)、『ノンストップ!』(フジテレビ)など、出演レギュラー番組多数。◇骨肉腫を克服したガスは、ガン患者の集会で末期ガンのヘイゼルと出会い、心惹かれる。振り向いてもらう努力を重ねるうち、二人の距離は近づいていく。(C)Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.発売、販売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパンDVD¥3,800◇丑嶋馨が経営する闇金融「カウカウファイナンス」は、10日5割という違法な金利で貸し付ける。そこを訪れる客と関係者の人間模様、社会の闇を描く。(C)2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作委員会発売元:小学館/SDP販売元:SDPDVD¥3,800◇負け組としての人生を受け入れていた30代のマイク・オドネルが、バスケットボールのスター選手だった17 歳の頃の姿に戻って、人生をやり直そうとする。(C)2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントブルーレイ¥2,381/DVD特別版¥1,429※『anan』2016年8月10日号より。文・重信 綾
2016年08月03日山田孝之主演で現在放送中のTVドラマを始め、今秋には映画2本も公開予定となっている「闇金ウシジマくん」。この度、TVドラマ「闇金ウシジマくん Season3」第4話の最後に流れる映画『闇金ウシジマくん Part3』の特別CM、“ウシジマ選手権編”がオンエアに先駆けて解禁となった。原作は、現代社会の闇を容赦なくえぐり、ハードな内容ながら国民的ベストセラーとなった真鍋昌平の同名コミックス。2011年には小学館漫画賞を受賞し、累計発行部数は1,000万部を超える人気作だ。実写1作目は2010年のドラマ「Season1」。冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・ウシジマ役を山田さんが演じ、深夜帯としては異例の高視聴率を記録。2012年にはヒロインに大島優子を迎えた映画『闇金ウシジマくん Part1』が公開されるとこちらもスマッシュヒット。また2014年にはドラマ「Season2」と映画『闇金ウシジマくん Part2』が放送&公開され、これらも大ヒットとなった。そして、今年はファイナルに向け、ドラマに加え映画2本と怒涛の3連発が幕を開けた「闇金ウシジマくん」シリーズから、特別CMが到着。今回の映像は、豪華パーティーシーンで下着姿になった女の子たちがプールに飛び込む「下着でシンクロ」、限りなく怪しいネットビジネス・マルチ商法のカリスマ天生翔(浜野謙太)がなぜか傷だらけの裸で変なポーズをとる「全裸で新体操」、カウカウファイナンスの社長ウシジマ(山田さん)が敵に銃をつきつける「人間で射撃」などなど…『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の映像を使用した、NG種目だらけの“ウシジマ選手権編”。「金は金でも、闇金です。」や、これらの種目は「すべて犯罪です。」と念を押すところまで、本シリーズらしい遊び心満載! またラストには、唯一「追いかけっこは OK 。」と出てくるも、「何で逃げんの」と、全くOKには見えないウシジマが債務者と絡むクスッと笑えるシーンも挿入され、ファンの期待を裏切らない仕上がりになっている。映画『闇金ウシジマくん Part3』9月22日(木・祝)、映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より全国にて公開。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」は毎週日曜日(MBS)24時50分~、毎週火曜日(TBS)25時28分~放送。(cinemacafe.net)
2016年08月03日俳優・山田孝之が主演を務めてきた映画『闇金ウシジマくん』シリーズ最後の2作となる『闇金ウシジマくん Part3』(9月22日公開)と『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(10月22日公開)の特別CMが、テレビ放送に先駆け3日、公開された。原作は、真鍋昌平氏が漫画誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載している同名コミック。闇金融・カウカウファイナンスを営業する主人公の丑嶋馨(うしじま・かおる/山田)が、そこに訪れる顧客や彼らを取り巻く人物たちに接近し、時には追い詰めていく日々と社会の暗部を描く。現在、MBS・TBS系でTVドラマ『闇金ウシジマくん Season3』が放送されており、映画も連続公開を控え、実写化シリーズは盛り上がりを見せている。"ウシジマ選手権編"と題された特別CMに収められているのは、パーティーで下着姿になった女性たちがプールに飛び込む「下着でシンクロ」、怪しいネットビジネスのカリスマ・天生翔(浜野謙太)が半裸で謎のポーズをきめる「全裸で新体操」、ウシジマが敵に銃をつきつける「人間で射撃」、カウカウファイナンスの社員・柄崎(やべきょうすけ)が二股不倫の末キャバクラ嬢に入れあげるゲスな債務者・加茂(藤森慎吾)の首にネクタイを巻き付け脅す「ネクタイでつなひき」、犀原茜(高橋メアリージュン)が「皆殺しにしろ!」との怒号をあげて手下たちをけしかける「ヤンキーのバイクレース」など映画両作の映像を用いた、NG種目の数々。これらは「すべて犯罪です」と念を押しつつ、ラストに唯一「追いかけっこはOK」と出てくるも、"OK"を出しているようにはまるで見えないウシジマが債務者と絡むシーンもあり、思わずブラックな笑みがこぼれる仕上がりになっている。なお、このCMは、テレビではドラマ第4話(MBS:8月7日24:55~ TBS:8月9日25:38~)のオンエア後に流れる。(C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会
2016年08月03日冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・ウシジマ役の山田孝之を筆頭に、“原作史上最も危険”との呼び声高い「洗脳くん編」を完全ドラマ化する「闇金ウシジマくん Season3」の第3話が、7月31日(日)に放送される。金に困り“後がない”客たちに「10日で5割(トゴ )」、時には「1日3割(ヒサン)」という超暴利で金を貸し付け、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金「カウカウファイナンス」の営業者・丑嶋馨(山田孝之)と、そこへ訪れる客や関係者を描くストーリー。2010年、深夜ドラマとしてスタートし、その後映画版へと成長して大ヒット。いまもその勢いは留まるところを知らない。今夜放送の第3話では、光宗薫演じる雑誌社に勤める上原まゆみが、雑誌の特集企画の担当に抜擢される。優柔不断な彼氏からも将来に対する真剣な思いを伝えられるが、信頼する占い師に「運命の人」と言われた神堂(中村倫也)からもプロポーズされていた。神堂と共にマラソンで汗を流すまゆみだが、「シャワーを浴びたい」と自ら神堂をホテルに誘う…。そんな肉食全開のシーンを演じた光宗さんは、下着姿で文字通り体当たりの演技に挑戦している。今回解禁された場面写真では、ホテルにてまゆみが神堂に後ろから抱かれる姿が。光宗さんの熱演に期待がかかる1枚となっている。ほかにも、依然としてアパートに引きこもる毎日のニートの小瀬(本多力)。ある日、隣に住む希々空(小瀬田麻由)が訪ねてきて、彼女の部屋で下着姿の彼女の髪を洗うことになり股間がウズくが、部屋を出るとウシジマ(山田孝之)の姿が。つい、彼女の借金を立て替えてしまう。また家出少女美奈(佐々木心音)は、母・恵美子(倖田李梨)に説得され、再びスキッパーと3人でホテルで会う。何とかスキッパーの弱みを握ろうとした恵美子は、彼が小学校の教師だと知り彼を恐喝。口止め料10万円を要求する。そしてサラリーマンの川崎(ムートン伊藤)は、ウシジマに紹介されたテルミ(卯水咲流)からのウリの誘いに胸躍らせるが、エロい彼女を盗撮したくなり…。と、ゲス度パワーアップ、エロさ全開!神回となること間違いないようだ。現代社会の闇を容赦なくえぐり、ハードな内容ながら国民的ベストセラーとなった真鍋昌平の同名コミックスを原作とした本ドラマ。今年はドラマのほかにも、秋には映画も2本公開予定で、まさに2016年は「闇金ウシジマくん」イヤーとなり、盛り上がりをみせている。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」3話は、MBSにて7月31日(日)25時59分~、TBSにて8月2日(火)25時28分~放送。見逃し配信も「dTV」「UULA」「ビデオパス」「ゲオチャンネル」の4サービスで展開中。映画『闇金ウシジマくん Part3』は9月22日(木・祝)より、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月31日山田孝之を主演に、新たに光宗薫、中村倫也らを迎えて原作の「洗脳くん編」を描くTVドラマ「Season3」がスタートし、話題騒然の「闇金ウシジマくん」。映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』と怒涛の2作連続公開も控える中、TVドラマ第2話のラストに流れる映画特別CM“ウシジマ戌亥編”が、オンエアに先駆けシネマカフェにて解禁となった。超暴利でカネを貸し付けながら、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金「カウカウファイナンス」を舞台に、映像化不可能といわれた真鍋昌平の原作コミックを実写化した本シリーズ。冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・丑嶋馨(ウシジマカオル)を山田さんが好演し、ドラマ「Season1」は深夜帯としては異例の高視聴率を達成、ヒロインに大島優子を迎えた映画『闇金ウシジマくん Part1』もスマッシュヒットとなった。2014年には、ウシジマの盟友の情報屋・戌亥(イヌイ)役に綾野剛が参戦し、ドラマ「Season2」としてカムバック。さらに菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、柳楽優弥らを迎えた映画『闇金ウシジマくん Part2』も大ヒットとなり、シリーズはいつしか若手の登竜門と呼ばれるまでに。そして、完結に向け、ますます盛り上がりを見せている本シリーズから、特別CM“ウシジマ戌亥編”がWEB解禁。ウシジマが敵に向かって銃を突きつけながら、「てめえと遊んでいるヒマはねえ」と威嚇する衝撃シーンから始まる本映像。映画『Part3』『ザ・ファイナル』に登場する本郷奏多ら22人もの刺客が次々と現れ、ヒートアップするも、ラストは、戌亥が初登場したTVドラマ「Season2」からすっかりお馴染みとなった駄菓子屋シーンに転換。冒頭のウシジマの台詞と対比になるような「戌亥と遊ぶヒマはある」のテロップとともに、駄菓子屋のおもちゃで本気で遊ぶ2人の様子は、緊迫感あふれる前半の映像とのギャップにジワジワ来ること間違いなし。TVドラマ「Season3」、映画『Part3』『ザ・ファイナル』でも、カウカウファイナンスに協力する情報屋として登場する戌亥。それぞれのエピソードで綾野さん演じる戌亥がどのような活躍を見せるのか、また、映画版にて明らかになるというウシジマ&戌亥の過去にも期待が高まる!映画『闇金ウシジマくんPart3』は9月22日(木・祝)より、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より全国にて公開。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」はMBS/TBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月22日山田孝之を主演に迎えた、7月よりスタートする新TVドラマに続く、2作連続の映画公開が今秋に決定している「闇金ウシジマくん」シリーズ。このほど、映画『闇金ウシジマくん Part3』&『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の主題歌、およびイメージソングを再びSuperflyが担当することが決定した。金に困り“後がない”客たちに「10日で5割(トゴ)」、時には「1日3割(ヒサン)」という超暴利で金を貸し付け、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金「カウカウファイナンス」。冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・ウシジマを山田さんが怪演する本シリーズは、深夜ドラマに続く2本の映画では、大島優子や、綾野剛、菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、柳楽優弥といった最旬俳優が出演している。原作は、現代社会の闇を容赦なくえぐった、真鍋昌平の同名コミックス。2011年に小学館漫画賞を受賞し、累計発行部数は驚異の1,000万部超、ハードな内容ながら国民的ベストセラーとなっている。7月からは、山田さんに綾野さん、「カウカウファイナンス」の社員役の崎本大海、やべきょうすけ、ウシジマの宿敵・女闇金役の高橋メアリージュン、その右腕役のマキタスポーツら、お馴染みのレギュラーメンバーを迎え、ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」がスタートする。2012年8月公開の『闇金ウシジマくんPart1』の主題歌を担当して以来、2作目も担当したSuperflyは、今回で3度目のタッグが実現。まず、『闇金ウシジマくんPart3』の主題歌のタイトルは、「心の鎧」。ウエスタン調のアレンジが新鮮な、疾走感あふれる楽曲となっている。また、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の主題歌「Good-bye」はバラード曲。ファイナルにふさわしい、ストリングスをフィーチャーした壮大かつ感動的な仕上がりになっており、Superfly・志帆の力強いボーカルが際立つ楽曲に。イメージソングは、タイトルもインパクトある「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」。3曲共に、エッジの効いたSuperflyらしいロックナンバーとなっている。今回、3度目のタッグにSuperfly・志帆は、「映画1作目から、主題歌を担当させていただいておりますが、楽曲制作をしていく中でSuperflyの可能性を広げていただいたように思います。今回の3曲は、ロックという表現の中で最も自由で爆発的なエネルギーの詰まった曲に仕上がりました。素晴らしい作品に関わることができて本当に感謝しています」と、その思い語る。さらに、山口雅俊監督は「『闇金ウシジマくん』シリーズを立ち上げ完結するという長い道のりに、Superflyは映画4本すべてに主題歌を提供、いつも伴走者として寄り添ってくれていました。Superflyが一緒に走ってくれていなかったら、この企画は成し遂げられなかったでしょう。ただ感謝しかありません」とコメントを寄せている。映画『闇金ウシジマくん Part3』&『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は今秋、全国にて公開。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」は7月19日(火)1時28分~TBSにて放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年06月27日俳優・山田孝之が主演を務めるドラマ『闇金ウシジマくん』の新シリーズとなるMBS・TBS系『闇金ウシジマくん Part3』(7月スタート)の特別映像が17日、公開された。原作は、真鍋昌平氏が『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載している同名コミック。闇金融・カウカウファイナンスを営業する主人公の丑嶋馨(うしじま・かおる/山田)が、そこに訪れる顧客や彼らを取り巻く人物たちに接近し、時には追い詰めていく日々と社会の暗部を描く。今回ドラマ化されるのは、"原作史上最もヤバイ"との声もある「洗脳くん編」。実写化が発表された際には、ネット上で「ドラマ楽しみだけど、洗脳くん編てやっても大丈夫なの」といった投稿も見られた。2分間の特別映像では、30名を超えるキャラクターが登場。丑嶋が「一番タチが悪いのは、自分で手を下さないヤツだ」と戌亥(綾野剛)に語る通り、洗脳という"見えない"敵との戦いを予見し、本当の敵は誰なのか、油断できないスリルある世界観の一端が見て取れる。また印象的であるのは、転落する女性編集者・上原まゆみ(光宗薫)が婚約者・神堂(中村倫也)に追い詰められる苦悶の表情、そんな神堂の怪しい笑顔、家出少女・美奈(佐々木心音)のあられもない姿、ウシジマの宿敵・女闇金の犀原(高橋メアリージュン)と部下・村井(マキタスポーツラ)の容赦ない取り立てを予感させるシーンなど、テレビの規制を挑発しているかのような残酷な描写の数々。シリーズでなじみ深い"かわいいものしりとり"に興じるウシジマたちの姿や、引きこもりのニート・小瀬(本多力)が下着美女の髪を洗う姿など、ブラックな笑いやエロティックな場面も披露している。さらに、史上初となる動画配信サービスのdTV・UULA・ビデオパス・ゲオチャンネルの4サイトで、本作が同時に見逃し配信されることも決定。各サービスで、『闇金ウシジマくん』の特集ページが作られ、過去シリーズを視聴することができ、プレゼント企画を準備しているサイトもある。配信は、7月21日深夜0時より一斉スタートとなり、以降、毎週木曜の深夜0時更新される。(C)2016真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん3」製作委員会・MBS
2016年06月17日今回、ライゾマティクスの真鍋大度さんにインタビューしたのは、東京・表参道にあるアップルストア 表参道。アップルウォッチについての説明を聞きながらの取材だった。新しいテクノロジーを駆使し、新しい表現に挑戦する真鍋さんにとって、アップルウォッチはどう創作意欲をかき立てるのか。真鍋さんの言葉は、クリエーションだけでなく、ライフスタイルの未来像をも想像させてくれた。ーー真鍋さんにとって、デジタルガジェットやテクノロジーはどのような存在なのでしょうか?何より新しいモノが好きなので、まずは何でも試します。もちろん紙の本も読みますし、アナログレコードも未だに聴いています。制作している作品もパソコンや映像の中で閉じているものは少なくて、身体やフィジカルなものを使うことが多いですね。ただ、僕自身、気がつくとずっと携帯を触っているタイプなので、バランスや使い分けは意識していますね。ーー今、アップルウォッチを腕にされていますが、これが作品に繋がる可能性を感じていますか?アップルウォッチのような、ウエアラブルなデバイスは自分でも開発してきましたが、これがどう生活に役立つかというユーティリティはもちろん、楽しいかどうかが大事だと思います。率直に楽しいですし、新しい表現に繋がるとは思います。ーー例えば、どんな可能性を思い浮かべますか?アップルウォッチを身につけていれば、その人の心拍数や、今後は加速度も測定できるようになります。そして、ネットに繋がっているのでその数値を共有することも可能です。これを医療やスポーツに使うのが王道かと思いますが、エンタメに使えるようになってくると面白いですね。ステージでのパフォーマンスは、観客のフィードバックもすごく大事になるのですが、今までは、手拍子など視覚的な情報しかDJには分からなかった。でも、会場で特定のアプリを入れて起動してもらえれば、観客の心拍数やモーションが分かるし、DJからの新しいアプローチも可能になるでしょう。例えば“DJ対観客”ではなく、“対それぞれ”といったように、そこにいる観客それぞれに向けたパフォーマンスが可能になるかもしれない。心拍数が上がっている人にはこういうメッセージ、ずっと座ってるだろう人にはこうと、ターゲットごとのアクションも可能になりますから。アーティストと観客の関係、フロアとステージの関係がこれで変わると思いますね。ーーそれは、以前言われていた人工知能への興味も繋がってくるのでしょうか?そうですね。例えば、今、音楽はネットで数クリックすれば膨大な曲を聴くことができますが、そのぶん、そこから自分の好きな曲を探すことが難しくなっていると思います。つまり、パーソナライズが必要なのですが、アップルウォッチで測定できる心拍数とそのデータベースを応用すれば、ライフスタイルにおける音楽との新しい接点を生み出すこともできるはずです。例えば、“夜中の2時に、渋谷で心拍数が140超えている人が聞いている音楽”というメタデータを音楽に付けるといったように、もし自分が渋谷で同じような状態にいたら、その音楽が聞きたいという可能性もあるわけです。そういう仕組みを提案するのも、今のテクノロジー、人工知能の使い方だと思いますね。ーー今、人工知能は、ファッションなどのシーンにも活用され始め、今後の私たちのライフスタイルを大きく変える可能性もあります。音楽やファッションのようにハイコンテクストなものにどこまで対応出来るかどうかには非常に興味があります。簡単なオススメは出来ると思いますが、「明日のデートに何を着ていったら良いか」というお題は、相手のファッションや遊びに行く先、旅行であればスーツケースの中身など複合的な情報が必要になりますよね。こういった情報を集めるための仕掛けがパソコンの中だけではなく、身の回りに溢れるようになってきました。人工知能はテクロジー全般に言えることですが、悪いことに使う方が簡単です。そうではない可能性を追求して、新しい表現を生み出せたらなと思っています。1/2--ライゾマティクス真鍋大度が語る「テクノロジーと表現の融合」に戻る。
2015年11月05日7月1日発売のメンズカルチャーマガジン『アイスクリーム(EYESCREAM)』8月号(スペースシャワーネットワーク)は、メイン特集として「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」を取り上げる。題して特集タイトルは「99人によるコム デ ギャルソン(99 PERSPECTIVES on COMME des GARCONS)」だ。内容は、同誌がクリエーター99人に対し異なった質問を投げ掛け、彼らが自分にとっての「コム デ ギャルソン」を語るという単純明快なもの。同社がリクエストしたことは「同じことは繰り返したくない。やるなら新しい切り口を考えて欲しい」と、特集巻頭に掲げられている。よしもとばなな、ファレル・ウィリアムス、操上和美、森永邦彦、中村ヒロキ、蘆田裕史、高橋盾、真鍋大度、菊池武夫、妹島和世、大友克洋、猪子寿之、ヴァーバル、ジュリアン・ディス、栗野宏文、加茂克也、バジョウ、草間彌生、フィリップ・パゴウスキー等々コム デ ギャルソンとかかわりが深い者からニュージェネレーションまでが54ページにわたり登場。各々が対談・寄稿・ビジュアル製作など様々な形で“語る”。表紙のグラフィックは、アーティスト・河村康輔がコム デ ギャルソンにまつわる様々な印刷物をコピーして製作したもの。彼は以前大友克洋とコラボレーションしている。過去、『ハイファッション(high fashion)』『ペン(Pen)』『美術手帖』などで大きく特集されたコム デ ギャルソンだが、ストリート的側面が強いEYESCREAMという意外な雑誌と組むことになった。
2014年06月30日映画『闇金ウシジマくん Part2』の完成披露上映が5月1日(木)に開催。山田孝之らレギュラー陣だけでなく、菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、高橋メアリージュン、木南晴夏、中尾明慶、本仮屋ユイカ、柳楽優弥ら劇場版の豪華キャストが個性的な挨拶で会場を盛り上げた。2シーズンにわたり深夜ドラマで放送され人気を集めた、真鍋昌平の人気漫画の劇場版第2弾。サエない暴走族のヘッド、NO.1獲得を目指して女に金を貢がせるホスト、そんな彼の頼みを断れずに借金に身を沈めていく少女らのなれの果てが描き出される。中尾さんは暴走族のアタマで、うだつの上がらない生活を送る相沢を、木南さんはその妻を演じた。愛沢役を“ハマり役”と称賛された中尾さんは「ハマってました?」とちょっぴり複雑そう。木南さんとは以前からの知り合いだが「普段、優しくて癒し系の晴夏ちゃんにあれだけ罵声を浴びせられ、帰り道で結構、傷ついてました」と傷心を告白する。一方で木南さんは、かなり口汚い言葉を口にしなくてはいけなかったが「暴力的な言葉を使う役は意外と多いので大丈夫でした!」と笑顔で語り笑いを誘う。菅田さんは、その愛沢の怒りを買ってしまう、ヤンキーのマサルを演じた。マサルは結果的に丑嶋が経営する闇金「カウカウファイナンス」で働くことになるが、ドラマ・原作漫画のファンだったという菅田さんは「カウカウで働ける人もそんなにいないですよね!」と貴重な機会を楽しんだよう。門脇さんは、窪田さん演じるホストに入れあげてしまう彩香を演じたが「ホストにハマって堕ちていく女の子ですが、引いて見てみると普通の女の子。自分としては、レイ(窪田さん)のことが好きな普通の女の子として演じました」と明かす。これに対し、彩香に勝手に恋をするストーカーを怪しげに演じた柳楽さんは、門脇さんの言葉そのままに「僕も彩香が好きなだけ!ピュアだし。ただのストーカー(笑)」と主張し、門脇さんとうなづき合い、会場は笑いに包まれた。映画でひときわ強い印象を残しているのが、高橋さんが演じるウシジマのライバルの闇金を経営する犀原。原作では男性であるこの役を高橋さんはキャスト陣の中で唯一、オーディションで勝ちとった。高橋さんは「外の公園でオーディションやりました」と驚きのオーディションを明かす。「大声出してセリフ言ったけど、監督の反応が薄くて、帰っちゃったので落ちたと思った」とふり返ったが、山口雅俊監督は「もう大丈夫と思ったので帰ったんです」とその時点で合格を決めていたと説明。高橋さんはさらに「丑嶋を殺すつもりで、どうやったら死ぬかと考えて殺気を出すようにしていた」と物騒な役作りを明かし、「アタマの中では殺してました」とまで告白し会場を沸かせた。山田さんは、劇中の登場人物について「だいたいクズばかり」と語り、共演陣を見やり「みなさんが役に入り込んでふり切ってた。クズばかりですが、俳優としては最高にカッコいいです!」と称賛を送り、会場は温かい拍手が沸き起こった。『闇金ウシジマくん Part2』は5月16日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿バルト9ほか全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:闇金ウシジマくん Part2 2014年5月16日より全国にて公開(C) 2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作員会
2014年05月02日山田孝之主演『闇金ウシジマくん』シリーズの新作オリジナルドラマが、13日からスマートフォン向け定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV(以下、dビデオ)」で、配信をスタートし、YouTubeでも第1話が無料で公開された。第2弾のドラマが今年1月からMBS・TBSほかで放送を開始し、劇場版のPart2が5月16日に公開を控えるなど、人気の同シリーズ。13日から配信をスタートしたオリジナルドラマは、原作の中でも人気エピソード「スーパータクシーくん編」を取り上げ、ドラマや映画シリーズと同じキャスト、スタッフが集結。原作史上、"最も変態でナルシストな債務者"と称されるタクシー運転手・諸星を、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が演じる。元ホストのタクシー運転手・諸星は、極度のナルシストで、借金をしてまで度々買春を行うほどの女好き。ある日、同僚に闇金からの借金は踏み倒しても罪にならないとそそのかされ、ウシジマ率いる『カウカウファイナンス』から借金をする。しかし、借金をする際に保証人となっていた同僚が逃げたため、その分の借金も背負わされるはめに。そんな中、別れた妻の同棲相手でヤクザの根杜(ねず)から残酷な提案が突きつけられる。今回のオリジナルドラマは全9話(本編8話+特別編1話)各話約18分で、その第1話のみYouTubeで無料試聴することができる。)(C)2014 真鍋昌平・小学館 / BeeTV・映画「闇金ウシジマくん2」製作委員会
2014年03月13日入江甚儀、20歳。時折、年相応と言える笑顔をのぞかせるが、インタビューが進むにつれてその落ち着いた佇まいと口調から「本当にまだ20歳?」と疑いたくなってしまう。一方で当人は「もう20歳」と感じているという。ドラマに映画、舞台と活躍の場を広げ、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」にも出演するなど確実に成長を遂げているように見えるが、自らの歩みについて「自分の中ではまだまだ遅いと思ってます」と毅然と語る。ブレイクの萌芽を抱えた20歳は成長を、変革を、ほとばしるエネルギーを発散する舞台を渇望している――。そんな彼にとって武者修行の場として最適と言えるかもしれない。先日より放送がスタートしたドラマ「闇金ウシジマくんSeason2」に入江さんはレギュラー出演を果たしている。10日で5割という暴利の闇金業者「カウカウファイナンス」を営むウシジマとそれでも彼に金を借りに来る切羽詰まった債務者たちの姿を描き、2010年に深夜ドラマとして異例の高視聴率を記録。映画化を経て、連ドラのシーズン2が製作された。入江さんは読者モデルとして名を上げることを志し、やがて悪事へと手を染めていく若者・中田を演じている。本シリーズでウシジマという当たり役をものにした主演の山田孝之を中心に、すでにシーズン1で完成している「ウシジマくん」の世界に飛び込んでいくプレッシャーと緊張感というのはどれほどのものか?「山田さんにやべ(きょうすけ)さん、崎本(大海)さんの3人が揃ってると怖いですよ」と苦笑を浮かべるが、俳優として物怖じすることはなかった。「確かに以前からのみなさんがいて、世界観が出来上がってはいるんですが、このドラマ自体、金を借りに行く側の人間が主体的に存在し、そこに金を貸す『カウカウファイナンス』の人間がいて…という関係性の中で成り立っている作品。だから世界観や空気感になじむことを考えるというより、まず自分の役をきちんと表現するというところからだなという思いが強かったです。それができれば、あとはウシジマくんがいるだけでこの世界の匂いをしっかりと感じさせてくれるので」。中田というのは決して人間として好意を持てる男ではない。「目先の利益に飛びつくタイプで飛びついたら食い散らかして、そこで何かを手にしたはいいけど、見渡すと恋人も友達もいなくなっている。考えが浅はかなんです」と入江さん。「演じる上ではヘラヘラしている感じは意識しましたね。何か疑問に思っても、それを受け止めきれずに流れてしまう。ちゃんと考える人間というのは一度、自分の中で飲みこんで、考えて『こうしよう』となるけど、それができないヤツは笑ったり、黙ってごまかしてしまうと思う。だからヘラヘラしながら、何かに突っかかりを感じても、すぐに『そうっすよね~』とスルーしちゃうような薄っぺらさというのが出せればと思いました」。散々な言いようではあるが、一方で中田を単なるダメな男とは思わない。嫉妬や羨望、野望、人間臭さ…。語弊を怖れず言えば「共感」や「似たもの」を感じているとも言う。「『似てない』と言ったら嘘になると思います。それは中田に限らず、他の役にも感じるし、自分の中に同じような部分があるからこそこのドラマを見て分かるところがあるし『こうはなりたくない』とも思えるんだと思う。中田は『有名になりたい』と思って芸能界にも片足を突っ込んでるけど、僕自身もいま、こういう仕事をさせてもらってて、服を買うのも好きだし上を目指したいって気持ちもすごく強い。そこにはリスクを背負わなくちゃいけない部分もあって、でも中田はそれをうまくコントロールできずに利益だけを求めて堕ちていく。どこかで一歩間違えれば自分も…というのは感じますよ」。そう、単に崖っぷちに立った人間の転落や債務に沈んでいく“負け組”のドラマを見せるだけではないのが本作の特徴。目を背けたくなるのは自分の中にも確実にある感情が描かれているからでもある。ではそこで一線を越えてしまう人間と踏みとどまる人間の違いはどこにあるのか?入江さんは「自分を信じ切れるかどうか」とうなずく。「自分を信じられないからお金の力を借りようとしてしまう。不安で『もっと必要なものがある』と足りないものを埋めようと金を借りてしまうんでしょうね。中田を演じて、改めて感じたのは成長しないヤツだなってこと。成長した気になってるけど、最初から最後まで外見はグレードアップしても中身は変わらない。空回りって言葉がピッタリなんです。何でそうなったのか?順番を間違えたんだと思います。オシャレが好きだから働いて、お金を貯めて好きな服を買って、そこで少しずつ評判を手にして内面も磨きがかかって…と成長していけばいいのに、いきなり金がないから借りる(笑)。苦労しないから身に着かなかったんですね」。入江さん自身は買い物するにも「迷って迷って…というタイプ(笑)」とのこと。親元を離れて一人暮らしを始めて「単純なことですが、遣えばお金はなくなっていくものなんだと実感しました。家にいた頃はお金がどこから出てくるのかさえも分かってなかった」と首を振る。ちなみに、これまでで一番大きな買い物は「思い切って買った革ジャケット」だという。「自分の中で『変わりたい』という思いがあって買いました。それを買ったことで人生の直線にひとつ大きな丸い点が付けられたような気はしています。もちろん、買ったから変わったと思うの浅はかですが、少なくとも“これを着るからには良い仕事しなきゃ”っていう責任やプレッシャーを背負うところはあります。何にせよ、買い物をするときは、この仕事にどう活かせるかってことは常に意識してますね」。自ら事務所のオーディションに応募して芸能界を志したのが中学2年生の時。見事合格するが、そのわずか3日後に連続ドラマのレギュラー出演が決定したというのは語り草である。その後も初舞台で主演を務め、次々とドラマに出演するなど、順調すぎるキャリアを歩んできた。もちろん、それは傍から見てのこと。当人はひとつずつの作品の中で時に葛藤し、もがき、実績を積み重ねてきた。デビューからドラマに映画、舞台とひと通りの作品をこなし、“ふた回り目”と言える周回に入った近年、確実に自分の中の変化や成長を感じている。「去年は特にいろんな監督に出会い、いろんな共演者の方々と仕事をさせていただき、いろんな意見を聞いていろいろ試して、芝居に対する考え方が大きく変わりましたね。特に『ロスト・イン・ヨンカーズ』(三谷幸喜演出)はすごく大きかったです。3か月ずっとあの舞台の世界に居させてもらえたというのは、なかなかない経験で、役者として大きな転換点になった気がしています。改めて感じるのは、お芝居って総合力であり、相手がいてこそ成り立つということ。ただ前に出ればいいってものではないし、時に自分がグイと出ることも必要だし、逆に引くことで自分が生きることもある。駆け引きの面白さを感じました」。経験が自身の血肉になると同時に、自分に足りないものも強く感じるようになった。「これまでは脚本を読んで、パッと自分の中に沸いたイマジネーションに芝居で近づいていくという作業が多かったんですが、それだけじゃ足りない場面が出てくるんです。もっともっと、普段から役作りをしていきたい。それからまだまだできないことがたくさんあって、殺陣もダンスも歌も全然できない。出来ることだけやっていると必ず行き詰まる時が来る。努力しないと演じられない役に挑戦したい。いつか、それができるようになった時にもう一度、原点に戻って“何もしない”役をやってみたいですね」。最後にもうひとつだけ。「年下のカレ」というこのインタビュー企画に合わせて恋愛観を尋ねると、ここでも動じることなく「互いに意見を言い合える仲でありたいですね。“言葉で言わなくても感じて”という部分は、付き合うと出てくると思うけど、そこに頼りたくないんです。伝えたいことはお互いに伝えて理解して、分かり合いたい」と確固たる答えが返ってきた。「年上の女性も大丈夫?」と訊くと、最後の最後で子供のようにはにかんだ表情を見せてくれた。「経験がないので…でも、大丈夫です(笑)!」<プロフィール>入江甚儀1993年5月18日生まれ 東京都出身身長181cm血液型O型「Colorful」(’10)、「人狼ゲーム」(’13)、舞台「ロストインヨンカーズ」(三谷幸喜演出/’13)など、映画・ドラマ・CM・舞台など幅広く活躍中。現在放送中のドラマ「闇金ウシジマくん Season2」のほか、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(’14)にも出演中。「キカイダーREBOOT」(’14・5月公開)に主演決定。<作品>TVドラマ「闇金ウシジマくん Season2」MBS・TBSほか深夜にて放送中!(そのほか地域の放送局情報は公式サイトにて随時更新中)TBS:毎週木曜24:58~/MBS:毎週木曜 24:59~※放送日時は、変更となる場合がございます。<ストーリー>まっとうな金融機関からはもう借りられない「後がない」客に金を貸し、10日で5割という法外な金利をむしり取る闇金カウカウファイナンス。その社長を務めるウシジマのクールな眼差しが捉える群像劇を描いたコミックが真鍋昌平の『闇金ウシジマくん』だ。2010年に深夜ドラマ化されて異例の高視聴率を記録し、2012年公開の劇場版も大ヒット。そのウシジマくんとカウカウファイナンスが、ファン待望の新シリーズとなって深夜ドラマ枠に帰ってきた!ホストや風俗、アルコールやギャンブルといったものに依存する人たちや、有名になりたい、金持ちになりたい、性欲を満たしたい、働かずに暮らしたいといった欲望に取り憑かれた人々の人間模様を描き出す本作。視聴者はきっと、「こうならないように明日から頑張ろう……!」と、不思議とポジティブになれるはず。また、新シリーズにおけるキャスティングの目玉として、山田孝之の盟友・綾野剛がウシジマの幼なじみ役【戌亥】として登場。裏の世界にも通じている情報屋として、ウシジマの依頼を受けての活躍に乞うご期待。<出演者>山田孝之綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、武田航平、入江甚儀、絵美里原作・真鍋昌平『闇金ウシジマくん』(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)企画・プロデュース山口雅俊脚本福間正浩演出山口雅俊白川士遠藤光貴コピーライト(C)2014真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん2」製作委員会・MBS(photo / text:Naoki Kurozu)
2014年02月06日山田孝之主演の映画『闇金ウシジマくん』の公開を記念して、山田をはじめ林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ムロツヨシら出演者が、“百獣の王”を目指すタレント武井壮をゲストに迎えた特別番組『超ヤベーぜ!TV ライジング エンジョイ!ウシジマくん編』の動画が公開された。特別番組『超ヤベーぜ!TV ライジング エンジョイ!ウシジマくん編』の動画この番組は、元十種競技日本チャンピオンで“地上最強の男”を目指して日々トレーニングを続ける武井が、映画に登場する最強の闇金ウシジマ社長や、強盗殺人を犯した噂もある最狂キャラ・肉蝮を“確実に倒せるシュミレーション”を披露し、山田たちに倒し方をレクチャーするというもの。武井の熱すぎるレクチャーを笑いながら観ていた山田たちも、番組が進むにつれ、眠っていた闘志に火がついたのかシュミレーションにすっかり引きこまれたようで、番組は最後まで笑いのたえない“熱い”内容になっている。山田は武井の熱いシュミレーション&プレゼンに「生きる活力をいただきました。彼のように生きることが出来たら戦争もなくなるのでは」と感心。武井は「街で知らない人に拳を振るうのではなく『闇金ウシジマくん』を観て、ウシジマ社長を倒すシミュレーションを立てて、ストレスを発散していただきたい」と映画をPRした。『闇金ウシジマくん』は、真鍋昌平の人気コミックを原作に、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。『闇金ウシジマくん』公開中
2012年08月28日「ぴあ」調査による8月24日、25日公開の映画・満足度ランキングは、高倉健、6年ぶりの映画主演となる『あなたへ』がトップに輝いた。2位に山田孝之主演の『闇金ウシジマくん』が、3位に佐藤健が伝説の剣客を演じた『るろうに剣心』が入った。その他、上位作品の写真1位の『あなたへ』は、亡き妻の願いを叶えるべく旅に出た男の姿を描いたロードムービー。出口調査では「言葉は少ないが、訴えかけてくるような高倉健の素晴らしい演技は健在。心の繋がりなどが伝わってくる感動的な話だった」「過去を振り返り、将来を見据えて自らの目的を達成していく登場人物たちに感動した」「観終わった直後で涙が止まらない。この映画はぜひ夫婦で観てほしい」「夫婦となり、男女が寄り添っていくことを決めた以上、互いのことを考え、自分を大切にすることが重要だと感じた」など、特に60代以上の観客を中心に支持された。2位の『闇金ウシジマくん』は、真鍋昌平の同名コミックを映画化した作品。観客からは「社会の闇を描いた傑作」「原作を上手く再現している。法律に興味のある学生に観てほしい」「ストーリー面はとても原作に忠実。日常では経験しないような闇金に関することが描かれていて、役者も豪華で観る価値あり」「自分が今まで経験したことのないような世界の話で、興味深く勉強になった」「闇金に手を出してはいけないという教訓になるので若い人に観てほしい」など、原作ファンからも好評を集め、10代、20代の若者から好評だった。(本ランキングは、2012年8月24日(金)、25日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年08月27日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の初日舞台あいさつが25日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の山田孝之をはじめ、共演する林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ドラマに続きメガホンを執った山口雅俊監督が登壇した。山田は「土曜の午前中にこんな映画を観たら、楽しい週末は過ごせないと思います」と初回上映に駆けつけたファンに“警告”。「いいなと思ったら、周りの人に宣伝してほしいし、良かったら『剣心』も観てください」と同日公開のライバル作に塩を送った。その他の写真本作は、違法な金利で、非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマを訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。山田がTVドラマから主演を続投し、林が一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表を熱演。大島優子(AKB48)が母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーター役でそれぞれ新境地を開いた。林は「自分とはかけ離れた世界に生きる男なので、振り切ってやらないといけないと思った」と役作りを振り返る。山田とは同じ事務所で「撮影前に社長に呼び出されて『山田のウシジマはすごいぞ。お前はどう戦うつもりか言ってみろ』とものすごくプレッシャーをかけられた」と知られざるエピソードも披露していた。なお、大島は同日開催されたAKB48の東京ドーム公演に出演中で、舞台あいさつには欠席し、ビデオメッセージを寄せた。「ぜひ舞台上でAKB48の曲で踊ってほしい」と山田らにリクエストしたが、山田は「やれと言われれば、何曲でもやりますけど、次の上映もありますから…」とやんわりダンスを拒否していた。山口監督は「ハードでダーク。予定調和には終わらない、心に残る映画を作ったつもり。『日本よ、これが映画だ』なんて言われ、確かに日本は元気がないが、ここにいる皆さんはいずれ世界に出ていく才能なので、追いかけながら支えたい」と山田らをたたえていた。『闇金ウシジマくん』公開中
2012年08月27日コミック累計600万部を誇る真鍋昌平の同名人気コミックを、連続TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)、公開初日を迎え、主演を務める山田孝之を始め、共演の林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ドラマに続きメガホンを取った山口雅俊監督が東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶を行った。非合法の金貸し“闇金”として非情に債権者を追いつめていくウシジマ(山田さん)の姿は深夜帯のドラマで大きな話題に。劇場版ではイベントサークルで成り上がろうとする若者(林さん)、母親の借金を背負った娘(大島優子)などを通じて、金と欲に踊らされる現代社会を鋭く描き出す。「ハードでダーク。予定調和には終わらない映画」(山口監督談)だけあって、山田さんも「土曜日の午前にこんな映画を観てしまったら、楽しい週末は過ごせないはず」とファンを気遣う場面も。それでも「具体的な提示をしないのが、ウシジマの不気味さ。演じるときも機械的というか、変な“異物感”を意識した」と不敵な表情で語った。一方、林さんは本作でシリーズに初参戦。山田さんとは同じ事務所に所属しており、撮影に入る前には事務所の社長に呼び出されたのだとか…。「いきなり社長から『山田のウシジマはすげえぞ。お前はどう戦うつもりか言ってみろ!』ってプレッシャーをかけられた」と裏話を披露。ウシジマさえ騙し、欲望を追及する役どころは「自分とはかけ離れた世界で生きる男なので、振り切ってやらないと演じきれないと思った」とふり返った。もちろん、ドラマ版に引き続き崎本さん&やべさんが演じる“カウカウファイナンス”の社員も健在。林さんから「おふたりがとても優しかった」と明かされると、「こんな人前で優しいと言われると、照れくさい」(崎本さん)。現在39歳のやべさんは、劇中で25歳(ウシジマと同い年!)という設定で、「撮影中の連載で年齢が分かって、急にビックリした」と笑いを誘った。なお本作で汚れ役のヒロインを体当たりで演じた大島さんは、8月24日(金)~26日(日)まで東京ドームで開催される「AKB48」のコンサートに出演中で、残念ながら舞台挨拶には欠席。その代わりに、山田さんらにビデオメッセージを寄せ「ぜひAKBの曲を踊って」とスクリーン越しに“ムチャぶり”した。客席からも「踊って!」のリクエストが飛んだが、山田さんは「昨日、自分のFacebookで映画の宣伝をずっとしていて、2時間しか寝ていないので…」と拒否。“AKBを歌って踊る山田孝之”は幻に終わった。『闇金ウシジマくん』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年08月26日まもなく公開となる映画『闇金ウシジマくん』に出演する山田孝之、林遣都、崎本大海、ムロツヨシ、やべきょうすけ、希崎ジェシカが20日に都内某所の焼肉屋に集結。撮影現場の様子などについて様々なエピソードを暴露し、その模様がニコニコ動画で生中継された。その他の写真真鍋昌平の人気漫画を一昨年の深夜ドラマに続く形で映画化。トゴ(10日で5割)という違法利息で金を貸し付ける丑嶋と彼の債務者たちの姿を通じ、金や欲望が幅を利かせる現代社会を鮮烈に描き出す。やべと希崎のコンビによる司会で始まったこの飲み会兼暴露大会。まずは緑茶ハイ(やべ)とウーロン茶(希崎)を頼んだ直後に本命の丑嶋社長こと山田とその部下の高田役・崎本が到着!ふたりは生ビールを注文し揃って乾杯して本格的にトークがスタートした。さらに山田が直接、携帯電話で呼び出す形で林も到着。林は「急に呼ばれて来たんで状況読めてないですが…」と戸惑いつつも生ビールを注文し、一同は改めて乾杯した。林が来た途端にニコニコ動画では“遣都(ケント)”にちなんで“デリカット”という投稿が連発される事態が発生した。劇中の丑嶋は野菜が食べられないという設定だが、山田は和風ドレッシングのサラダを注文。ドラマでの大量のカイワレを食べるシーンをふり返り「(口が)イタかった!二度とやらない」と苦笑い。さらに丑嶋の好物であるオムライスの食べ方などを解説したが、やべによると、食べ物の撮影に関して山口雅俊監督には「かなりこだわりがあった」という。酒と食事が進むにつれて話題も徐々にディープに。ドラマの製作、さらに劇場化に至る経緯を年表で振り返りつつ、裏話を交えながら盛り上がりを見せた。映画『闇金ウシジマくん』 公開直前企画ニコニコ生放送 「超ヤベーぜ!TVライジング」20日 22時30分まで生放送中『闇金ウシジマくん』8月25日(土)より、全国ロードショー
2012年08月20日山田孝之主演で、累計600万部を超える真鍋昌平の人気コミックを映画化した『闇金ウシジマくん』。“闇金”という社会のダークサイドを描く本作と切っても切れない“お金”について、山田さんが語るインタビュー&TVスポット映像がシネマカフェにいち早く到着した。深夜ドラマ版で山田さんが演じ、ハマリ役として大きな話題になった主人公・丑嶋は、非合法の金貸し“闇金”で非情に債権者を追いつめていく“ダークヒーロー”。劇場版では母親の借金を背負った娘やイベントサークルで成り上がろうとする若者らを通じて、金と欲に踊らされる現代社会の闇を炙り出す。今回届いた映像では、本作の根本的なメッセージを「お金のもっている力」だと力強く語る山田さん。劇中ではトゴ(※10日で5割の金利)と呼ばれる法外な金利で金を貸し、大島優子や林遣都が演じる債務者から冷酷に借金を取り立てていくが、「お金との適切な距離を保って置かないと、人間も人間関係もすぐに崩れてしまう。そういう感覚で観てもらいたいです」と“搾取する”側の立場から警鐘を鳴らす。ほかにも、ダークなユーモアが満載の本作の楽しみ方について語る山田さんが、特に映画版で称賛するのが初参加を果たした共演者たちの熱演。「何と言っても(林)遣都と大島さんが、魅力的で良い芝居をしています」と先輩の顔になり、若手2人をベタ褒めしている。“明日は我が身”とは思いたくないものだが、この不安定な世の中で転げ落ちるその前に、こちらの映像から「お金との適切な距離」を学んでみては?『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年08月20日コミック累計600万部を誇る真鍋昌平の同名人気コミックを、連続TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の公開を記念し、8月11日(土)、都内で高校生限定のティーチイン試写会が行われ、主演の山田孝之とヒロイン役の大島優子(AKB48)が約100人の現役高校生と“お金”や“人生”について語り合った。山田さんは「お金は自分の夢や欲しいものへの中間に位置するものだから、決して最終目標として考えないでほしい」とメッセージ。大島さんは制服に身を包んだ“ガチ”な高校生を目の当たりに「やっぱり制服姿って、キラキラしていていいですね。私も制服を着る職業なので(笑)、これからも似合っていたい」と瞳を輝かせ熱視線を送った。非合法の金貸し“闇金”として非情に債権者を追いつめていくウシジマ(山田さん)の姿は深夜帯のドラマで大きな話題に。劇場版では母親の借金を背負った娘(大島さん)やイベントサークルで成り上がろうとする若者(林遣都)などを通じて、金と欲に踊らされる現代社会を鋭く描き出す。次第に追い込まれる債務者たちの姿が高校生の心に衝撃を与えたのか、ある女子からは「いままでの人生で、一番追い込まれた出来事は?」という質問が。これに対し山田さんは「常に追い込まれているし、いまも追い込まれていますよ(笑)。でもそれでいいと思う」と不敵な笑み。一方の大島さんは「以前1年の間に、盲腸とノドの手術を受けたことがあって。もうAKBとして活動していたので、手術を受けてしまうと(時間が空いてしまい)自分の居場所がなくなるんじゃないかと不安になった」と自身の経験を明かした。さらに「最近した一番大きな買い物は?」というお金にちなんだ質問には、「去年やっと、初めて車を買いました。貯金、貯金というよりは欲しいものがあれば、そのためにお金を貯めて使うタイプなので」(山田さん)、「最近、実印を買ったんですよ。それを使うって、大きな決断が必要なときですし、大人だなって重みを感じます」(大島さん)。人生観からプライベートな一面まで堂々と語る山田さんと大島さんの発言に、高校生たちも熱心に聞き入っていた。『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年08月13日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の公開を記念し、11日、都内で高校生限定のティーチイン試写会が開催された。上映後には主演の山田孝之と、ヒロイン役で共演する大島優子(AKB48)が出席し、映画のテーマである“お金”や“人生”について、高校生からの質問に答え、「お金を最終目標にはしてほしくない。お金は自分の夢や、やりたいことへの中間に位置するもの」(山田)、「私自身もこの映画からガムシャラに生きることの大切さを感じました。過激な作品ですが、皆さんにとっての道しるべになれば」(大島)とメッセージを送っていた。その他の写真本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマを訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。山田がTVドラマから主演を続投し、大島は母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーター役で新境地を開いた。ある男子学生から「人気者になりたいので、アドバイスがほしい」と発言すると、山田は「人気者、なりたいですか? ならなくていいと思うし、注目されると面倒くさいですよ」と思わず本音が。それでも「周りが見えないくらい何かに打ち込んで“面白い人”になれば、自然と人気者になれるかもしれない」と助言。一方の大島は「すっごく日焼けするのはどうですか? きっと周りのみんなは『どうしてそんなに日焼けしているの?』って聞いてくるはず。安易な答えですみません」と恐縮していた。また将来の方向性に不安を感じるという女子高生に対しては「好きなことを追及して、そこを活かしてみるといい」(山田)、「私自身、好きなことをやらせてもらっているので恵まれていると思う。すごくまれなことだと思いますけど」(大島)。「ここ最近の一番大きな買い物は?」の質問に、山田が「去年やっと車を手に入れた」、大島が「実印を買いました」と答え、プライベートな一面も垣間見せていた。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年08月13日