累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』の公開を記念し、3日、東京・新宿バルト9でTVシリーズの一挙見オールナイト上映会が行われた。くしくも8(や)月3(み)日の金(きん)曜日だった同日、上映を前に出演者のやべきょうすけ、崎本大海、希崎ジェシカ、山口雅俊監督が舞台あいさつに立ち、撮影時の裏話を明かした。その他の写真本作は、闇金会社の社長ウシジマ(山田孝之)が、金や欲望に踊らされる債務者たちを非情な取り立てで追いつめる姿を、笑いとエロス、そして過激なバイオレンスで描いた骨太ドラマ。この日、本作で舞台となる“カウカウ・ファイナンス”の社員を演じるやべと崎本が、来場者に特製ポケットティッシュを直接手渡しするファンサービスを行った。やべは“社長”山田とのエピソードを暴露。「社長らしく、よく僕らを食事に連れて行ってくれた。僕のほうが、年齢もキャリア的にも先輩ですけど甘えっぱなしで(笑)」。さらに「作品に対する思い入れが強い人。撮影中もよく体を鍛えていた」と知られざる素顔を明かした。そんな山田がドラマの撮影中、現場に差し入れたのはなんとエアガン!「疲れやストレスがたまったスタッフさんに、自由に使ってもらおうという“社長”のアイデア。実際みんなストレスがたまっていたらしく、すぐにそこら中BB弾だらけになった」と楽しそうに振り返っていた。一方、崎本は同じくカウカウ・ファイナンスの社員を演じる女優・片瀬奈々の現場での様子を「朝6時から深夜まで、1日に30シーン撮るタイトなスケジュール。しかも片瀬さんが午前2時に別の現場に行かなければいけないという状況になった時、片瀬さんが『明日が来なければいいのに』とメモに走り書きしていて…」と述懐。「僕も自分に負けないよう心掛けた」と語った。8月27日に公開される映画版『闇金ウシジマくん』には、おなじみのメンバーはもちろん、母親の借金返済のため、怪しげなバイトにハマるヒロイン役の大島優子(AKB48)、イベントを成功させ成り上がろうとする大学生を演じる林遣都ら豪華な新メンバーも顔をそろえる。TVシリーズに続き、映画版も手掛けた山口監督は「題材が題材なだけに、最初は(ドラマを)オンエアできるかも分からない状態だった。それでも幸いご好評をいただき、映画化にこぎつけることができた」と感無量の面持ちだった。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年08月06日山田孝之が主演する映画『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)から公開されることを記念し、主人公ウシジマ社長の愛車があたる“ハマージャンボ宝くじ!ウシジマ社長の愛車を大放出映画『闇金ウシジマくん』HUMMER(ハマー) H2プレゼントキャンペーン”が現在、映画公式サイトで行われている。公開された劇中動画本キャンペーンは、主人公の丑嶋馨=ウシジマ社長の愛車として撮影で実際に使われたHUMMER H2(以下、ハマーと記載)を抽選で1名にプレゼントするというもの。ハマーは、米陸軍に開発させれたモデルをストリート向けに改良を加えた全幅2160mmの大型車。そのサイズ、デザインは圧倒的な迫力を備えており、このほど公開された劇中動画では、ハマーを運転するウシジマ社長と、シリーズ最凶のキャラ、肉蝮(にくまむし)が対峙する緊迫感あふれるシーンが登場。本編の観賞後には強い印象を残す“最強の車”だ。ちなみに原作『闇金ウシジマくん』の24集、25集は作者の真鍋昌平がHUMMER H2を書き下ろしたイラストが表紙を飾っている。キャンペーンの応募は公式サイト内の特設サイトで8月31日(金)の24時まで行われる。本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー(C)2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年07月31日“闇金”という社会のタブーを通して人間が陥る穴を描いた映画『闇金ウシジマくん』でヒロイン・鈴木未來を演じる大島優子(「AKB48」)が、7月12日(木)より開幕中の北米最大の日本映画祭「JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!」にて輝く若い才能に与えられる「Cut Above Award for Outstanding Debut」を受賞することが決定した。10日(ト)で5(ゴ)割という法外な利息でカネを貸し付ける闇金業者・丑嶋(ウシジマ)の元に救いを求めにやってくる債務者たちの姿を通じて人々の欲望、社会の歪みを巧みに描き出す本作。大島さんは安易なバイトで泥沼にハマるフリーター・未來役で、どこにでもいる平凡な女の子の日常と非日常を見事に体現している。今年で第6回を迎える「JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!」では、過去には『愛のむきだし』や『ゆれる』などの日本映画が上映され、藤原竜也や荻上直子監督ら日本映画界を代表する俳優や監督が数多く出席してきた、まさに“旬な日本映画”が集結する映画祭。今回、大島さんの受賞が決定した「Cut Above Award for Outstanding Debut」は、映画人としての能力をより深く見出すため、俳優・女優だけではなく、監督、プロデューサーの中から一際輝く若い才能に与えられるもの。大島さんは“汚れ役”とも言える今回の役柄を演じる上で苦労も多かったようで「(未來は)光と闇を彷徨う難しいキャラクターで、演じる上で悩んだことも多かったですが、女優として賞をいただいたこともなかったですし、遠く離れたニューヨークの映画祭で評価をいただいたと聞いて、とても光栄に思っています!」と喜びもひとしお。ここ最近では内田けんじ監督作『鍵泥棒のメソッド』が第15回上海国際映画祭にて脚本賞を受賞、同映画祭にて森山未來主演作『苦役列車』も喝采を浴びるなど、日本映画の海外での評価が目覚しい。そんな中での大島さんの今回の快挙は、海外での日本映画への期待や注目をさらに高めてくれそうだ。『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年07月12日映画『闇金ウシジマくん』でヒロインを演じた大島優子が、北米最大の日本映画祭『第6回 JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!』で、ひときわ輝く若い才能に与えられる“Cut Above Award for Outstanding Debut”を受賞する事が発表され、大島の出演シーンをとらえた本作の特別動画が公開された。特別動画最新の日本映画がお披露目される場として、米国内外からの注目を集める本映画祭は、12日(木)から22日(日)までニューヨークで開催。今年は、全作英語字幕付きで『闇金ウシジマくん』のほか、『スマグラー おまえの未来を運べ』、『さや侍』、『わが母の記』、『モテキ』など、合計39本の作品が上映される。真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』。本作で大島が演じた鈴木未來は、どこにでもいる平凡な女の子。だが、ギャンブル好きの母親の借金を取立てにきた闇金業者“カウカウ・ファイナンス”社長ウシジマ(山田)と出会ったことで人生が一転。出会いカフェのバイトでお金を稼ぐようになっていく。女優として賞を初めて受賞した大島は、「今回の役柄は光と闇を彷徨う難しいキャラクターで、演じる上で悩んだことも多かった」といい、「遠く離れたニューヨークの映画祭で評価を頂いたと聞いて、とても光栄に思っています。今後も女優・大島優子として、より多くの作品に参加させて頂き、一人の人間として磨きをかけていきたいと思っています」と意欲的なコメントを寄せている。このたび届いた動画では、借金の返済をしに“カウカウ・ファイナンス”を訪れた未來(大島)が、社長のウシジマに食って掛かる場面などが映し出されている。今やAKB48の顔ともいえる大島だが、子役時代から培ったこれまでの経験を活かしており、女優として輝く姿が垣間見られる特別動画となっている。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー第6回 JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!期間:7月12日(木)~22日(日)
2012年07月12日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』の完成披露試写会が11日、都内で行われ、山田をはじめ、大島優子、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、新井浩文、山口雅俊監督が舞台あいさつに立った。その他の写真本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。そんな“金の闇”を題材にしたストーリーにちなみ、舞台あいさつでは500円玉2244枚、10円玉551枚を使用した総額112万7510円の特製パネルがお目見え(重さはなんと18キロ!)。さらに特製の“100万円札”が天井から降り注ぐ“金まみれ”の演出で、キャストと客席を驚かせた。山田は「人間とお金の距離感というものは、難しいですね…。それは人それぞれ、収入と支出が違うからです。この映画を見て、ぜひ気をつけて生きてください。お大事に」とあいさつでもウシジマ節は全開だ。母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーターの鈴木未來(大島)、一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表・小川純(林)らシリーズ初参加のキャストも大きな見どころ。大島は初の“汚れ役”で「個性派、演技派の俳優さんに囲まれて演技し、緊張の日々でした」と振り返り、林も「心身共に疲れました」。そんな二人に対し、山口監督は「考えうる最高のキャスティング」と太鼓判を押した。崎本大海、やべきょうすけら、ウシジマ率いるカウカウ・ファイナンスのメンバーはドラマシリーズから続投し「(青木ヶ原)樹海に行ったのが大きな経験」(崎本)、「役作りよりも若作りを頑張った」(やべ)。原作の人気キャラクターである肉蝮を演じた新井は、大島が所属するAKB48の大ファンだといい「共演シーンがなかったので、今日こうして並んでいるのが不思議」と笑顔を見せていた。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年07月11日“闇金”という社会のタブーを描き、累計500万部の売上を誇る真鍋昌平の同名コミックを、ドラマ版に続き、山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』が今夏公開となる。「AKB48」の大島優子、林遣都を始め、新井浩文、市原隼人ら若手実力派の豪華な面々による、ドギマギさせられる過激なセリフが満載の予告編映像が到着した!10日(ト)で5(ゴ)割という法外な利息でカネを貸し付ける「カウカウ・ファイナンス」の若き社長・丑嶋(ウシジマ)の元に救いを求めにやって来る債務者たちの姿を通じて人々の欲望、社会の歪みを巧みに描き出す本作。今回届いた予告編では、ドラマ版からのハマリ役である山田さんが主人公・ウシジマの容赦ない仕事はもちろん、大島さん扮する出会いカフェのバイトで体を売って金を稼ぐ未來(ミコ)、林さん扮する成り上がりを夢見るイベントサークル代表のチャラ男・純の2人が、欲望の泥沼に飲み込まれていく様子が垣間見れる。これに加えて、本作のキーパーソンとなる新井浩文扮する純を追い回す怪人“肉蝮(にくまむし)”の姿も。ボロボロの歯に虚ろな目、そして真夏にも関わらずボア付きのコートという異様な身なりで包丁を手にした姿は怖ろしい。さらに、未來を取りまく男たちの一人、アキト役で出演するウェイター姿の市原さんも、一瞬ではあるが確認することができる。原作では、母親から信じられないような言葉を投げかけられ、自身も「若さはカネになる」と哀しいまでのドライな捨て台詞を吐く現代っ子な未來に寄り添う、誠実で優しい幼なじみの男性として登場するが、本作ではどのような男性として描かれているのかはまだ明かされておらず、大島さんとの共演シーンに期待が集まる。若さ、カネ、成り上がり…と様々な欲を糧に現代社会を生きる彼らに、ウシジマが投げかけるのは「逃げられると、思ってんの?」の一言。借金の取り立てから、どうしようもない欲望から、彼らは何から逃れようとしているのか?その答えは劇場で確かめてみるとして、ひとまずこちらの映像から社会の闇でうごめく人間模様を覗いてみて。『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年06月27日累計500万部を突破した真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)から公開されるのを前に、予告編映像が届いた。『闇金ウシジマくん』予告編本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。今回解禁となった約1分半の予告編映像には、ウシジマ(山田)が、一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表・小川純(林遣都)の目に電気コードを突き刺そうとする壮絶なシーンや、母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーターの鈴木未來(大島優子)が、母親から「3P してくんない?」と強要される過激なシーンなどが映し出されている。また、崎本大海、やべきょうすけら、ウシジマ率いるカウカウ・ファイナンスのメンバーがドラマシリーズから続投しているほか、市原隼人、新井浩文らも登場。豪華な顔ぶれにも注目が集まりそうだ。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年06月27日累計500万部を突破した真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』の主題歌が、Superflyの新曲『The Bird Without Wings』に決定した。その他の写真『闇金ウシジマくん』は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)と、債務者たちが金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。山田の他に、大島優子、林遣都、市原隼人、新井浩文らが出演する。本作でSuperflyが歌う『The Bird Without Wings』のテーマは、“不安に立ち向かう”というもの。Superflyは「みんなハンディキャップを抱えながら、不安を抱きながら日々を過ごしている。それでも前へ進まなければいけない。そんな心の葛藤と決意を描きました」とコメント。また、山口雅俊監督は「(本作は)大島優子さんたちが演じる普通にどこにでもいる無力な若者たちが、ウシジマに象徴される人生の困難と格闘する映画。この曲の主題もそこにあり、映画に大きい力を与えてくれた。この曲をうみ出したすべての人にありがとうと言いたい」と語っている。本楽曲は、8月15日(水)にCD発売される。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年06月20日2010年秋、真鍋昌平による累計500万部の同名ベストセラーコミックを山田孝之主演でドラマ化し、その過激な描写が話題を呼んだ「闇金ウシジマくん」の同名劇場版がこの夏、公開となる。その主題歌を人気アーティスト「Superfly」が担当することがこのたび明らかとなった。“闇金”を題材に、追い込まれていく債務者たちの恐怖を通して現代に潜む闇をえぐり出していく本作。劇場版では、うんざりする日常に飽いて安易なバイトに手を染めるフリーター・未來と、一大イベントを成功させるために闇金に手を出してしまうイベントサークルの代表・小川純、2人の若者の金と欲望を巡り、転落の人生ゲームが幕を開ける。債務者を次々と奈落の底に叩き落としながら金の恐ろしさ、人生の真実を思い知らせる最強の闇金・丑嶋(ウシジマ)馨をドラマ版より続投するのは、山田孝之。また、出会いカフェにハマるフリーターの未來を「AKB48」の大島優子、野心に燃えるイベントサークルの代表・小川純を林遣都が演じる。本作の主題歌に決定したのは、8月15日(水)にリリースとなるSuperflyの新曲「The Bird Without Wings」。同曲で彼女が歌うテーマは「不安に立ち向かう」。川を目の前に立ちすくみ、周囲と自分を比べてしまう鳥を“自分”に置き換え、自分にしか見えない景色を見つめ、与えられた姿、不完全な自分をも認め、状況を受け入れてこそ持てる強さと決意をもって一歩進もう(川を泳いでいこう)という静かな強さのあるメッセージが込められている。「みんなハンディキャップを抱えながら、不安を抱きながら日々を過ごしている。それでも前へ進まなければいけない。そんな心の葛藤と決意を描きました」と曲に込めた思いを語るSuperfly。また、同曲を聴いた監督・山口雅俊からは、「大島優子さんたちが演じる普通にどこにでもいる無力な若者たちがウシジマくんに象徴される人生の困難と格闘する映画です。この曲の主題もそこにあり、映画に大きい力を与えてくれた。この曲を産み出した全ての人にありがとうと言いたいです」と喜びのコメントが寄せられた。どこにでもいそうな人たちのどこにでもある欲望の結末と救いようのない社会の闇、そして微かだが確かにある希望の光を描いた『闇金ウシジマくん』は、まさに欲望や自身の弱さに呑み込まれずに自分らしい一歩を踏み出せるか、ということを訴えかける一作。しなやかでパワフルな歌声で奏でられるSuperflyの主題歌は、どのようにこの世界を彩ってくれるのか?『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年06月20日「Visaカード1枚とLCCで行く!世界一周じょうず旅行」出発イベントが23日都内で行われ、タレントの真鍋かをりと航空・旅行ジャーナリストの緒方信一郎氏が出席した。海外旅行好きで、自身のブログでも旅の様子をレポートしている真鍋は「最初のころは現地で現金を両替していたけれど、ちょろまかされたと思うこともあった」と失敗談を明かし、「海外でこそカード。私はホテルも飛行機も買い物もすべてカードで済ましてしまう。便利だし、都合がいい。本当にお得なんです」と海外でのカード利用が少ない日本人に向けてアピールした。「世界一周じょうず旅行」は、5月にFacebookでオープンした海外旅行好きの日本人女性に向けたページ「女子旅じょうず部」で展開する注目のコンテンツ。話題のLCC(格安航空会社)だけで世界一周旅行ができるのか、そして現金両替をせずにVisaカード1枚のみを使用して世界一周旅行ができるのかを、同コンテツンのキャラクターであるハリスちゃんと、お付きの男性ディレクターが実際に検証する。5月24日から全47日で、香港、ニューヨーク、ベルリンなど計12か国16都市を周遊する予定で、旅の様子はほぼリアルタイムでページに反映される。カード利用で海外旅行をエンジョイしている真鍋は「旅行初心者のときは不安もあったけれど、皆さんに心配ないよということを伝えていきたい。これ1枚あれば海外旅行が便利になるんです」と太鼓判を押す。また海外旅行経験者の日本人の約6割が余った現地通貨を保管しており、日本のタンス通貨総額が約1.32兆円に上ることを知ると「現金にしてしまうと、持って帰ってきてそのままになることもあるし、帰りの空港で欲しくもないお土産を買って、気付いたら賞味期限が過ぎていたなんてことも」と自身の経験を交えてデメリットを説明。海外でカードを不正利用されることを警戒する日本人が多いが「前に海外で不正利用されたことがあったけれど、身に覚えのない物に関しては請求されずに大丈夫でした」と安心・安全なバックアップ体制があることを強調した。LCCは利用したことはないが、興味津々の真鍋。緒方が提案した今回の世界一周旅行行程を聞くと「ヨーロッパが好き。ベルリンもいいですね。アフリカ大陸にも興味がある」と楽しそう。今回その工程を旅していくハリスちゃんには「Visaカード1枚でどんなことをしてくれるのか、現金を持つよりもどれだけ便利だったのか、皆がその場所に行きたいと思えるような報告を待っています」とエール。さらに「積極的に現地の方々とコミュニケーションをとると、旅に面白いものが生まれる。ハリスちゃんにもやってもらいたい」と真鍋流楽しい旅行術を伝授した。海外旅行というと、その国々に合わせていちいち現金両替をしがちだが、「女子旅じょうず部」を見ていくことのよって、Visaカードさえあれば両替の手間も省くことができ、楽しく身軽に海外旅行を充実させることができると気付かされるだろう。また同コンテンツでは女子ウケするお土産の紹介やプレゼントキャンペーンも実施。Visaカードの世界的な利便性と旅の持つ魅力を知ることができる、一石二鳥の企画となっている。
2012年05月23日累計500万部を記録した真鍋昌平の人気コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』に片瀬那奈が出演し、ドラマの途中で主人公のもとを去った大久保千秋を再び演じることが発表された。その他の写真『闇金ウシジマくん』は、10日で5割の利息で貸付をする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)と債務者たちの人間模様を捉えた物語。劇場版にはドラマ版に続いて山田や崎本大海、やべきょうすけらが出演し、さらにAKB48の大島優子と林遣都が登場。人生の目的を見失い出会いカフェにハマるフリーターの鈴木(大島)と、人生の一発逆転を画策するイベントサークルの代表、小川(林)が“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描く。本作で片瀬が演じる大久保千秋は、ドラマ版のオリジナルキャラクター。元AV女優で、故郷の親を安心させるために正社員の職を探しているところ、闇金会社とは知らずにカウカウ・ファイナンスに入社した。ドラマ版では闇金の刺激的すぎる世界を目の当たりにして退職していたが、映画版で逮捕されたウシジマを救うために復活する。片瀬は「一見怖そうに見えるウシジマ社長は本当に怖いですが、その職業や荒っぽさを除けば芯のあるプロフェッショナルな人です。映画版では千秋はカウカウ・ファイナンス、そしてウシジマ社長の最大のピンチに助っ人として登場しております!個人的にぜひ注目して欲しいのは、最凶にして最狂の宿敵“肉蝮”とウシジマくんとのバトルシーンです。千秋も危険を顧みず激しいアクションに参加します!」とコメント。ドラマ版では新米社員だった大久保千秋がスクリーンでどんな“アクション”を見せるのか気になるところだ。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年05月18日2010年秋、真鍋昌平による累計500万部の同名ベストセラーコミックを、人気俳優の山田孝之でドラマ化し過激な描写が話題を呼んだ「闇金ウシジマくん」。その注目の映画化で、新たに「AKB48」の大島優子、林遣都が出演することがこのほど明らかとなった。2004年より「ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で連載開始した同名コミックを原作に、“闇金”という禁断の題材をリアルに描く本作。金貸しを生業とする冷酷非道な男・丑嶋(ウシジマ)と、借金を重ね追い込まれていく債務者たちの恐怖を通して、現代に潜む闇をえぐりだす。ドラマ版からの続投で主人公のウシジマを演じるのは、もちろん山田孝之。今回新キャストとして発表された大島さんが演じるのは、母親の借金を肩代わりしたことで、ウシジマから取り立てを受け追いつめられていく鈴木未來。返済のために「ほんの少しだけなら…」とバイトに選んだ「出会いカフェ」で、彼女は金のために時間を切り売りする“欲望の世界”に足を踏み入れていくことに。ウシジマに追いつめられ、本作のキャラクターの中で一番闇金の恐怖を実感する役どころだが、昨年の夏、出演が決まり台本を読んだ大島さんは「人が目を背けてしまうような題材に真っ正面から挑む姿勢がカッコいい」と作品に深く共鳴し、撮影に入ったという。「未來は光と闇の間でどちらに行ってしまうのか。不安を感じるキャラクターでとても難しい役柄でしたが、素晴らしい役者さんたちに囲まれ何とか演じきることができました。人間がガムシャラかつ必死に生きようとする姿が描かれていて、人が生き抜くためのヒントが見つかる作品だと思うのでぜひ劇場で楽しんでみてください」とアピールする。さらにもう一人、『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』での演技が記憶に新しい林さんは爽やかな好青年のイメージを覆し、一攫千金を狙う強欲な男・小川純役に挑戦する。携帯電話を3台持ち、アドレス3,000件の幅広い人脈を持つ小川純。人気沸騰中のダンスユニットを餌に成功を収めてきたイベントサークルの代表で、金と名声のためなら手段を選ばない狡猾な男である。だが過去最大規模のイベント成功を目論む大勝負に出た純は、資金集めの末に闇金に手を出してしまう…。そして、ドラマに引き続きウシジマが絶大な信頼を寄せる部下、高田役に崎本大海、柄崎役にやべきょうすけが扮し息ぴったりの世界観を見せるのに加えて、原作ファンから高い支持を受ける“肉蝮”役に数多くの映画で独特の存在感を放つ新井浩文、そのほか岡田義徳、ムロツヨシ、黒沢あすかなど実力派俳優たちが名を連ねる。ドラマでは描ききれなかった闇の世界をどう演じてくれるのか、楽しみである。映画『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会■関連記事:山田孝之が再びあのハマり役に!『闇金ウシジマ』がドラマに続き映画化
2012年02月21日漫画家・真鍋昌平氏の同名コミックを基にした、妻夫木聡主演の映画『スマグラー おまえの未来を運べ』が、22日(土)から公開になるのを前に、石井克人監督がインタビューに応じた。その他の写真本作は、役者になるという夢に破れ、自堕落な生活をおくっていた若者・砧涼介(妻夫木)が、儲け話に乗ってしまったことから多額の借金を抱えることになり、借金を返済するために危険な荷物の運搬と処理を行うスマグラー(smuggler=密輸業者、密入出者の意)に身を投じる物語。「漫画自体が映画的な構成だから、すごくよく出来ていて面白い。漫画にある程度忠実にやれば、映画として絶対面白くなると思い、漫画を元に脚本を書いた」という石井監督は、本作で取り組んだ新たな試みについてアクションシーンを挙げる。「『REDLINE』で、割とアクションの合間にスローを入れていて、それが結構面白いなと思っていたので、アクションシーンをスローで撮りました。背骨のアクションは、すごい早いのが特徴で、5人を5秒で殺しちゃうって人。でも、5秒で終わったら面白くないし、早くて訳が分からない。スローの世界で彼がどうやって動いているのかっていうのを、まず最初に克明に見せたいなって思いましたね」と明かし、「映画は1か月で撮影したんですが、アクションシーンに2週間かけました。4つくらい大きいアクションシーンがあるんですが、その4つで2週間。で、ドラマシーンが2週間。1ヶ月で600時間働くみたいな(笑) 過去の全仕事の中で、一番働きましたね!」とも語った。また、主演の妻夫木について「意外に主人公の砧みたいじゃなくて、大人っぽいというかしっかりした人。だからちょっと砧役はどうかなって思いはあったんですが、やってみたら意外とドンピシャでした」と話したほか、本作で強烈な印象を放つ河島役を演じた高嶋政宏について「高嶋さん自身、河島役を演じるにあたり、色々と調べてくれていましたし、「河島は任せます」と(笑) 高嶋さんは『もう、この役は僕にピッタリなんですよ』ってずっと言ってました(笑) 動きや表情、コスチュームまで、ほぼ全部高嶋さんのアイデアですね!」と笑顔で答えてくれた。『スマグラー おまえの未来を運べ』10月22日(土)全国ロードショー※高嶋政宏の「高」は、正しくは「はしご高」になります。(c)真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会
2011年10月19日プロボクサーを思わせるような細身だが強くしなやかな肉体と、繊細でどこか憂いを感じさせる眼差し。そういえばデビュー作『キッズ・リターン』(’96/北野武監督)で彼が演じたのはボクシングの世界でのし上がり、やがて挫折を知る若者だった。あれから15年、安藤政信は36歳になった。運命の皮肉か、必然か?ここ数年、日本を離れ、巨匠チェン・カイコー監督の『花の生涯〜梅蘭芳(メイランファン)〜』を始め、中華圏の作品に立て続けに出演してきた彼が、4年ぶりの日本映画出演作『スマグラー おまえの未来を運べ』で演じるのは、“背骨”という異名を持つ中国人の冷徹な殺し屋。憧れの石井克人監督作品、久々の日本の現場で彼は何を考えたのか――?死を与える“背骨”に光を当ててやりたかった「4年は長すぎですね」とポツリと漏らす安藤さん。久々の日本映画出演を決めた何よりの理由は石井克人監督の存在。『鮫肌男と桃尻女』や独創的なCMに安藤さん自身、ずっと魅了されてきたという。「『鮫肌…』以降、とにかく石井さんと一緒に仕事がしたいという気持ちだけでした。漫画の原作を知っていたわけでもないし、何なら『スマグラー』じゃなくてもよかった(笑)。三池さんの『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』以降、日本の人たちにとっては僕の存在は止まったままになっているから、見てもらいたいという気持ちはありました。日本映画のオファーがなかったわけじゃないんですよ。ただ、自分を見せられるような役はなくて…正直、自分じゃなくてもいいんじゃないかっていうものばかりで『だったらやんねーよ』と。そんな中で、石井さんからお話をいただいて台本が来て、背骨の役だけが決まってなかったんですよ。こんなにも石井さんのことが大好きなスタッフや俳優がいる中で、こんな大事な役がひとつだけ空いていて、それを石井さんは自分にオファーをくれた。これは断るべきじゃないなと思いました。すごくスキルが必要な役だし、背骨がブレたら映画も壊れるくらい責任のある役だけど、絶対に見せられるという自信もありました」。背中には自らの通り名となっている不気味な背骨の入れ墨を施し、鉄ヌンチャクで相手を叩きのめす“背骨”。生と死の境界に立って相手に容赦なく死を与える一方で、生とは何か?死とは何か?と深く思いを巡らせるミステリアスな一面も持つ。「原作を読んだときに、背骨に対して人間的な温度をあまり感じられなかったんです。だから自分が演じる背骨は、もっと感情的で人間的な豊かな心を持った人物にしたかった。背骨自身もよく分かってないところがあると思うんです。『死も生も愛もおれは知らねぇ』って言うところがあるけど、この映画で一番、愛や生を考えて、そこに直面しながら生きてきて、人を愛することだってあんなに知っているじゃないかって僕は思ってました」。背骨の内面に渦巻く死生観について「僕自身、ずっとそういう風に感じてきた」と安藤さん。共感というよりは同調(シンクロ)。かつての自分をぴったりそこに重ね合せるようにしてこんな言葉で思いを明かす。「何なんでしょうね…僕自身、この映画の背骨のように“闇”のようなところにいるという感覚はすごく強くありました。最近は死や闇と決別して、生の方向に引っ張られるような感覚で生きていけるようになったけど…。もっと若い頃は全部ゼロにするというか、死ぬということが次の始まりのようにも感じていて、いまの状況を全て終わらせて次に進むには死ぬしかないんじゃないかって考えたり。10代や20代の頃、自分で写真を撮ってフォトストーリーを思い浮かべたりすると、その中で必ず誰かが死んでたりしてましたからね。永瀬(正敏)さんとはその頃から一緒に写真を撮ったりしていて、永瀬さんに僕が作ったフォトストーリーに出てもらったこともあったけど、そのときの物語も永瀬さんがひとりの女の子を殺してしまうというお話でした。何でだろう…?死というものにばかり意識が行ってましたね。だから、背骨の思いやあの荷台でのシーンもすごくよく分かるなって思いました。ただ、最終的に背骨も生の方向に引っ張られたんじゃないかと思います。いつもどこかで光を浴びたいと思っていて、暗闇におびえてる男だったので、自分が演じる中で少しでも光を当ててやれたらという思いもありました」。「30を過ぎてから、感情が豊かになった気はするかな」名前が挙がった永瀬さんとは共に『さくらん』に出演しているが、ここまで本格的な共演は初めて。久々の共演となった妻夫木聡さんとのやり取り同様、90年代からゼロ年代にかけてミニシアターに足を運んだ者にとっては彼らが対峙する姿を目にするだけでもワクワクさせられる。「永瀬さんは自分も映画で観て憧れてきた人。『キッズ・リターン』以降、一緒に仕事はしてないのにずっとかわいがってもらっていたんです。この人と一緒に芝居したいとずっと思っていたので、現場でようやく対面したときはすごく嬉しかった。本当にうまい人で全てを吸収してくれる感じ。全てを受け止めてもらおうという気持ちでした。妻夫木さんとも『69 sixty nine』以来で久しぶりに一緒にできた。あれ以降、あいつは映画でもドラマでもトップの位置にいて、あいつの存在ありきで企画が動くほどの存在になっていて、年下だけどすごく尊敬してる。だから妻夫木さんを見に来る人にもいいアピールができるようにという気持ちでしたね」。全身を駆使しての激しいアクションも見どころのひとつ。現場で肋骨を折るというアクシデントもあったが、準備期間1か月、撮影1か月という短期間で仕上げたとは思えないハイレベルのパフォーマンスを見せている。「元々、体を使ってやるのは好きなんです。デビュー作からボクシングのシーンは本当に殴り合ってましたから(笑)。ただ、今回は裸だったので全てをリアルに受けるしかなかった。普通はあり得ないですからね、俳優が裸で蹴り入れられるところを引き(※全身が映るカメラアングル)で撮影するって(苦笑)。去年撮影した台湾映画などは10か月程かけて撮影していたし、改めて1か月の準備、1か月の撮影で終わらせる日本映画ってすごいなと思いました」。「現場で誰も携帯切ってなくて本番中に平気で鳴ったりしてた(笑)」という中華圏の現場での経験は確実に俳優・安藤政信に新たな視野をもたらしたようだ。改めて、鮮烈なデビューから15年を経ての自らの変化について聞いてみた。「どうでしょう、あまり変わってない気もするし…(笑)。でも30を過ぎてから感情が豊かになった気はするかな。敏感になったし、人を許せるようになったというか。10代とか20代の頃は他人を許せなかったのが、もっと受け入れられるようになりました。演技の温度ももっと高くなっていると思うんだよね。攻撃的に行って傷つくのではなく愛の方向に向かっていくような…」。少し照れくさそうに語る安藤さん。時に激しく、時に優しく。鋭さと温もりをもってこの男の中で静かに燃え続ける炎を感じてほしい。(photo:Toru Hiraiwa/text:Naoki Kurozu)■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:高額の運送バイトの実態は…『スマグラー』手ぬぐいを5名様にプレゼント鈴木えみ、人生初ゴスロリ衣裳に「上がりました!」安藤政信、肋骨を骨折するほどの熱演!4年ぶり邦画への強い思いを語る妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?
2011年10月19日映画『スマグラー おまえの未来を運べ』のスピンオフドラマ「スマグラー おまえの役はどれ?」(LISMOドラマ!)の撮影が10月8日(土)に行われ、鈴木えみがゴスロリファッションの高利貸しを怪演するさまが公開された。映画は「闇金ウシジマくん」で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の代表作を実写化。借金を背負った青年が裏社会のワケありの運送屋となり、事件に巻き込まれていくさまが描かれる。LISMOドラマ!として配信されるスピンオフドラマでは、映画以前の物語が展開。妻夫木聡を始め、永瀬正敏、我集院達也、テイ龍進らが演じる登場人物たちの過去が描かれる。鈴木さんは映画の中で松雪泰子が演じる闇社会の便利屋の社長・山岡の妹・白羽(しらはね)役で、ゴスロリファッションに身を包んで高利貸しに精を出す。事前に映画本編を鑑賞し「松雪さんの演技に注目して、そのDNAを引きずるイメージで演じました」と明かす。「元々、コスプレが好き」と言う鈴木さん。ファッションモデルとして活躍するが、実はゴスロリは初体験ということで「メイクさんと相談して口紅も黒寄りの赤にしてもらって、ダークな気持ちになりました。普段、なかなかできないので(テンションが)上がりましたね」と笑顔を見せた。女優、モデルとしての活動に加え、自身が編集長を務める「s’eee」(SDP刊)が発売されるなど活躍は多岐にわたるが「モデルはやれるところまではやりたいです。今回、久しぶりにお芝居をやりましたが、機会があればやりたい。すごいラブストーリーもやってみたい」と野望を口にする。映画について「安藤(政信)さんがとにかく強い。ときめく…というより感動に近いです。最後の38分間の拷問、タイマンは、こっちの頭がおかしくなりそうなくらいすごかったです」と強い男たちが繰り広げる壮絶シーンを絶賛。一方でスピンオフドラマに関しては「私は(映画)本編に出てないので、ぜひドラマで私を見てください!」としっかりと自らをアピールした。「スマグラー おまえの役はどれ?」は毎週金曜日、LISMOドラマ!で配信中。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より公開。「LISMOドラマ!」PCサイト■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:安藤政信、肋骨を骨折するほどの熱演!4年ぶり邦画への強い思いを語る妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」
2011年10月11日映画『スマグラー おまえの未来を運べ』で4年ぶりの邦画出演を果たした安藤政信が10月3日(月)、日本外国特派員協会(有楽町)で行われた記者会見に出席し外国人記者たちの質問に答えた。「闇金ウシジマくん」で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の代表作を原作に、多額の借金を背負った主人公が闇の運送屋の一員として働く中で、中国マフィアやヤクザの争いに巻き込まれていく姿を描く。「石井(克人)監督を敬愛していた」と語る安藤さんは、「新たな自分の代表作になった」と本作を自信を持って送り出す。演じたのは“背骨”という名の中国人の殺し屋で、その名の通り背中には背骨の入れ墨が入っており、激しいアクションも披露している。安藤さんは「石井監督と初めて会ったときに『凄まじいアクションが大事なシーンになるので、壊れない体を作ってくれ』と言われた」明かし、「1か月くらいしかなかったのですが、パーソナルトレーナーをつけて、中国語とアクションの2つの役作りを同時に行っていきました。(演じるときは)裸なのでごまかしが効かないし、シーンごとに傷も増えていった。実際にあばらも折りました」と苦労をふり返った。一方で「5年前の『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』からファンの中での僕についての思考は止まったまま。それを戻したくて、どんな痛みがあっても背骨という男を理解し、彼に光を当てたかった。何より僕自身、石井さんに光を照らしてほしかったので、何があってもやり抜く覚悟でした」と役者魂を見せつけた。この4年間、中華圏の作品で映画出演を重ねてきたが、邦画から離れたその歳月は本人も長いと感じているようで「石井さんがもっと早くオファーくれてたら…」と苦笑する一幕も。一方で「『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』の後、日本を離れて違う風景を見たいと思っていたときにチェン・カイコー監督からオファーをいただいた。その後、彼の作品に出たからこそ、中華圏の作品のオファーをいろいろいただいた。4年は離れすぎたとも思いますが、無駄ではなかった。この4年があったからこそ石井さんとも出会えたし、この役にも出会えた」と充実した表情。「痛みや挫折があっても、一歩踏み出せば光が見えてくる」と映画が描き出すテーマを自らに置き換えて語った。改めて本作について「日本にも海外にも自信を持って発信できる」と語り「これをきっかけにいろんな仕事をして、また海外に発信したい」とさらなる飛躍を誓った。詰めかけた外国人記者からは映画はもちろん、“背骨”というキャラクターを絶賛する声が寄せられた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年10月04日エンターテインメント性豊かな演出が国内外から高く評価されている石井克人監督の最新作『スマグラーおまえの未来を運べ』の完成披露試写会が9月22日(木)、東京・新宿バルト9で開催され、石井監督を始め、妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、安藤政信、高嶋政宏、我修院達也、テイ龍進という豪華キャスト陣が舞台挨拶を行った。妻夫木さんは長年、石井監督とのタッグを待ち望んでいたといい「もう最高ですね!今回はオファーをいただいた瞬間に『やる』と決めました。とにかく五感で感じてもらえれば…。スカッとしますが、観終わったらご飯は食べづらい映画かも」とアピール。一方の石井監督は「基本、アクションエンターテインメントですが、ある種ホラー。心の準備をしてもらえれば」と意味深に語った。主人公は妻夫木さん演じるフリーターの涼介。誘われるままに儲け話に乗り、逆に多額の借金を背負ったために“日給5万円”という危険な裏稼業に手を染める。“スマグラー”と呼ばれるその仕事は、死体の運搬処理だった。たった一度のミスすら命取りになる、死と隣り合わせの世界に飛び込んだ涼介の身にさらなるトラブルが襲いかかり…。原作は「闇金ウシジマくん」(小学館刊)で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の連載作品「SMUGGLER(スマグラー)」。妻夫木さんは「冒頭は『こいつ、ダメだなぁ』という第一印象を抱いてもらいたかったので、役作りはとにかく不摂生すること。毎日眠らずダラダラ過ごして、食事のバランスも悪くしました。おかげでいい具合に顔がむくんで(笑)」と仰天エピソードを披露。スマグラーのリーダー的存在を演じる永瀬さんとは10年来の友人ながら、今回が初めての本格的な共演で「やっと実現できてうれしいですね」と大喜び。一方の永瀬さんも「ずっと努力を見てきたので、感慨深いですね」と少し照れくさそうだった。松雪さんはゴスロリファッションに身を包む闇社会の便利屋の社長・山岡役で「楽しませていただきました」とご満悦。また、妻夫木さんと安藤さんは『69 sixty nine』以来の共演で「妻夫木とはいい関係ができていたので、『今回もいい映画にしようぜ』的なメールを送った」(安藤さん)、「してないでしょ!」(妻夫木さん)と丁々発止のやり取りで会場を沸かせた。高嶋さんは妻夫木さんを相手に、拷問シーンを怪演!「妻夫木さんの表情がいいんですよ〜。だから僕もどんどんのめり込んで、遠慮せずバンバンやらせていただいた」と妻夫木さんにホレボレ(!?)していた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年09月22日人気漫画を原作に、山田孝之を主演に迎えて非合法の闇金融の世界を描き、連続ドラマとして好評を博した「闇金ウシジマくん」が映画化されることになった。原作は原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で現在も連載中の、真鍋昌平による単行本400万部突破の人気漫画。違法な金利でカネを貸し付ける“カウカウ・ファイナンス”の若き社長・丑嶋を中心に、部下や敵対業者、そして彼に救いを求める債務者たちの姿を通じて人々の欲望、社会の歪みを巧みに描き出す。現在放送中のドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」(テレビ東京)、さらに「荒川アンダー ザ ブリッジ」(TBS)など、変幻自在に多様な役柄をこなす山田さんがドラマ版に引き続き丑嶋役で主演。ドラマでは小道具のメガネに至るまで原作に合わせ、まさに漫画から抜け出てきたような丑嶋が話題を呼んだが、今度はスクリーンで現代日本にぴったりの魅力的なダークヒーローを熱演する!映画では、丑嶋が借金の回収で訪れたセレブたちのホームパーティで、イベント系のサークル代表のジュンと出会う。数日後、ジュンは主催イベントの資金調達のために金を貸してほしいと丑嶋を訪ねる。ここから欲に駆られた男たちの転落の人生ゲームが幕を開けることに…。メガホンを握るのは、これまでプロデューサーの立場で数々のドラマを手がけてきた山口雅俊。満を持しての映画監督への挑戦で、暴力、脱力感、倦怠感にまみれた若者像を基調に、貧富の格差、教育格差、モラルの崩壊、日本的価値観の喪失など、資本主義ニッポンが生み出したお気楽風情の有様とその裏に潜む弱肉強食の現状を、皮肉を込め、繊細かつ過激に表現する。思わず目を覆いたくなるけど見ずにはいられない。一見、救いがないように見える、血も涙もない物語からはなぜか「強く生きろ」というメッセージが――。腐りきった世の中を淡々と、本音で生きる丑嶋が教えてくれるのは?ジュン役を含め、映画版の新たなキャストも気になるところ!『闇金ウシジマくん』は2012年、全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年より、全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2011年08月04日妻夫木聡が石井克人監督と初タッグを組む映画『スマグラー』(仮題)の撮影現場がこのほど、初公開された。ドラマ化もされた「闇金ウシジマくん」などで知られる人気漫画家・真鍋昌平が2000年に発表した同名作品の映画化で、借金を抱えた役者志望のフリーター・砧涼介(妻夫木さん)が借金返済のため、死体や法律に触れるものばかりを扱う運び屋・スマグラー(smuggler=密輸業者、密入出者)のバイトを紹介され、死と隣り合わせの世界に踏み込む物語。スマグラーは砧を含む3人組で行動し、ほかに仕事を取り仕切る通称“ジョー”こと花園を永瀬正敏、花園と長く行動している相方の通称“ジジイ”を、石井作品常連の我修院達也。ほかに裏社会の女社長役に松雪泰子、やくざの田沼組組長の若妻役で満島ひかり、チャイニーズマフィアの最強の殺し屋・背骨役で安藤政信らが出演する。撮影は、11月から今月6日(月)までに、千葉・木更津市内を中心に関東近郊で行われた。撮影中盤の11月26日(金)、ロケ現場が初公開された。妻夫木さん、永瀬さん、満島さん、我修院さんが蕎麦屋で食事をするシーンを収録。蕎麦をすすりながら、「前向きに…」と更生への思いをにじませる妻夫木さん演じる砧に、永瀬さん演じるジョーが「どっちが前か分かっているのか!」とぶっきらぼうながら温かみを感じさせる言葉を浴びせる。さらに砧はジョーから七味唐辛子を大量投入されながら食べてむせる、という場面。何回目かのテストと本番を合わせて、妻夫木さんは相当量の蕎麦をキッチリ美味しそうにすすり、大量の唐辛子を躊躇せず摂ってむせる迫真の演技を繰り返した。撮影を終え、妻夫木さんは、念願の初タッグが実現した石井監督について「現実的ではない中に現実的なものがある。ならではの世界を確立している。コミカルでファンタジックで心にくる…いろんな要素のあるおもちゃ箱のような映画を作る人」と寸評。「頭の中は理解できないけど、石井監督というおもちゃ箱の中で、僕というおもちゃを遊んでもらっている感覚」と恍惚の笑み。石井監督は妻夫木さんについて「すごく細かいことに気づく人で、すっごい助かりますね」と温かい視線を送りながらお返しした。さらに妻夫木さんは、10年近くにわたる親交があるという永瀬さんについて「2002年のJRAのCMで共演させていただいて、その前から共通の知人がいて仲良くさせていただいていました。ちゃんと本編でやるのは初めてです。今回、最初に拷問シーンがあったりと順撮りじゃなくて大変でしたが、なーさん(=永瀬さん)との関係性があったからイメージしやすく、クリアできた」と全幅の信頼を寄せた。永瀬さんも「男気があって柔らかなナイスガイ。現場を引っ張っていく感じ」と愛らしそうに見つめ、さわやかな男の絆をうかがわせた。『スマグラー』(仮題)は現在、編集作業中。来秋全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:スマグラー (仮題) 2011年秋、全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会■関連記事:妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2010年12月21日つい先ごろTVドラマ化された「闇金ウシジマくん」(小学館刊)で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の連載作品「SMUGGLER(スマグラー)」が妻夫木聡主演で、石井克人監督の手で映画化されることが明らかになった。11月1日にクランクインした本作。原作は2000年に3か月にわたって「アフタヌーン」(講談社刊)で連載された。主人公は役者になる夢に挫折し、その場しのぎで暮らすフリーターの砧涼介。誘われるままに儲け話に乗って、逆に借金を背負うことになった彼が、日給5万円の高額の運送屋のバイトをすることに。初仕事で涼介が運ぶことになったのは、なんと死体!“スマグラー”と呼ばれるこの運び屋の仕事は、危険な荷物の運搬だった。たった一度のミスが命取りになる、死と隣り合わせの世界にいることを知る涼介だったが…。『鮫肌男と桃尻女』での鮮烈な長編デビューを飾って以来、常にその独自のエンターテイメント性が高い評価を受け、観客はもちろん、多くの映画人の支持を集めてきた石井克人がアクの強いキャラクターたちが織りなす強烈な物語を実写化。ハイスピードカメラを駆使した迫力のアクション演出とその映像美に注目が集まる。NHK大河ドラマ「天地人」に続き、今年は映画『悪人』が高い注目を浴びた妻夫木さんが、夢をあきらめ無為に生きる若者・涼介を演じる。生死に関わるトラブルに直面した彼が、わずかに芽生えた周囲の人間との絆をきっかけに、ある“奇跡”を生み出すが、その爽快感、カタルシスを妻夫木さんが体現!妻夫木さんからは「『鮫肌男と桃尻女』を観て以来、石井克人作品の世界観の大ファンです。今回、一緒に作品作りをしていて、『楽しい!』そのひと言です。一日一日が過ぎるたびに終わりが近づいてしまうことが悲しいくらい。クランクイン前日は緊張して寝不足で初日を迎えましたが、撮影のテンポにも慣れ、いまは監督の『素晴らしい!』の一言をもらえるよう全力で楽しんじゃってます。僕の演じる役柄は、ニートやフリーターが多い中、夢があるけど何をしていいか分からない若者を代表するような男です。撮影は中盤ですが、手応えはめちゃめちゃあります!確実に面白い作品になると思います。期待していてください!」との力強いコメントが到着した。さらに、涼介の周囲の個性的な人物を演じる共演陣にも豪華な面々が!“スマグラー”の仕事を取り仕切る無口な男で、新人の涼介に対し表面上は冷たく接しつつも、突き放すことなく見守る花園丈を演じるのは、『毎日かあさん』での元妻・小泉今日子との共演が話題を呼んでいる永瀬正敏。松雪泰子が裏社会でヤクザや金貸しの便利屋として稼ぐ女社長・山岡有紀を演じる。ちなみに今回到着した写真でも分かるように、山岡のファッションはゴスロリ系!松雪さんが劇中、どのようにゴスロリ衣裳を着こなしているのか、いまから楽しみだ。さらに、ヤクザの組長の妻で、見た目と裏腹に繊細で賢い一面を持つ田沼ちはるに、いま最も勢いのある女優のひとり、満島ひかりが扮する。ほかに、花園とは長い付き合いのスマグラーの仲間の“ジジイ”こと塚田を我修院達也、伝説の殺し屋“背骨”を安藤政信、さらには小日向文世、高嶋政宏、阿部力など、個性派、実力派俳優陣がズラリ。この面々が奏でるのはハーモニー?それとも…。撮影は12月上旬まで行われる予定。映画『スマグラー』(仮題)は2011年秋、全国にて公開。© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会■関連作品:スマグラー (仮題) 2011年秋、全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会
2010年11月25日非合法の金融“闇金”の世界に生きる人々を描き、話題を呼んでいる深夜ドラマ「闇金ウシジマくん」(TBS系)で、主演の山田孝之が演じている闇金「カウカウファイナンス」社長・丑嶋の“叱責”のセリフが着ボイスとして配信されることになった。「ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で連載中の人気同名漫画を映像化した本作だが、深夜枠としては異例の高視聴率を記録。闇金の世界の恐怖、お金の持つパワーが山田さん演じる丑嶋や、彼の“顧客”である債権者たちを通して鋭く描写されている。放送決定当初より、山田さんによる丑嶋の外見が原作のイメージとピッタリだと評判になっていたが、放送が開始されると、外見のみならずその内面に対しても絶賛の声が。特に、丑嶋が放つドSな怒号について「容赦ないセリフをいつでも聞きたい!」といった書き込みが本作の公式Twitterに多く寄せられたという。これに応える形で、丑嶋のセリフが着ボイスとしてdwango.jpより配信されることが決まった。本日11月5日(金)の正午より、第1話から4話までに登場したセリフの一部が一斉に配信されたが、今後は毎週金曜日に1話分ずつ更新される。ちなみに配信されるセリフの一部を紹介すると…「どうしたらいいかじゃねえ、どうすんのか、自分で考えろ!」「すいませんじゃ、もうすまねえよ」「お前さ、自分の立場分かってる?」「お前がもう1回AV出て、あいつの借金払ってやるのか?」などなど。心が折れそうなとき、丑嶋の愛ある(?)ドS叱責で奮い立たせてみては?こちらの着ボイスはdwango.jpより配信中。ドラマ「闇金ウシジマくん」はMBS・TBSほかで放送中。© 2010 真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会・毎日放送■関連作品:乱暴と待機 2010年10月9日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2010『乱暴と待機』製作委員会のぼうの城 2011年、全国にて公開■関連記事:『のぼうの城』新キャスト発表三成役を上地雄輔、大谷吉継に山田孝之「闇金ウシジマくん」山田孝之インタビュー「嫌われるのは結構好きですね(笑)」人気ブランド「Laundry」とコラボ!『乱暴と待機』Tシャツを2名様プレゼントサプライズ帰国の浅野忠信美波から贈られた汗かきワイン「酸っぱかった」山田孝之、小池栄子、美波インタビュー翻弄し、翻弄され…男vs女 恋愛本音トーク
2010年11月05日TBS・MBS系新ドラマ『闇金ウシジマくん』の制作会見が9月29日(水)、東京・西新宿の京王プラザホテルで行われ、主演の山田孝之をはじめ片瀬那奈、やべきょうすけらが出席した。漫画家、真鍋昌平さんが漫画誌「ビックコミックスピリッツ」(小学館)に不定期連載中の同名漫画のドラマ化で、超暴利闇金融・カウカウファイナンスで金を借りに訪れる客やその関係者が借金で身を滅ぼしていくさまを描くヒューマンドラマ。4年ぶりの連ドラ主演となる山田さんは、闇金ビジネスの実力とカリスマ性を併せ持つカウカウの社長、丑嶋馨(うしじま かおる)役。「お金の価値を分かっていない人たちが金を借りてしまうんだと思う。僕はお金が最強兵器だと思っている。でも兵器のように分かりやすいものではないからマヒしてしまったり、収入や支出の差があったりお金との距離感も違うので、余計分かりづらい。お金の強さとかを分かってもらえれば」と借金について冷静に分析した。自身は「お金に執着がないので闇金で借りることはないと思う」とキッパリ。やべさんも「借りる気持ちは分かる。いまの世の中、我慢や耐えることより欲の方が深いのか、得られるものがあるとお小遣いをもらう感覚で得てしまうんだと思う。いま一時より先々の人生のことを考えよう、と思ってくれたら」と訴えた。撮影はすでに終了。オススメや見どころは?と司会者から聞かれた山田さんは「風俗店のシーンとかいいですよ、たまんないですよね?」とニンマリしながらやべさんに問いかけ。「俺、その現場行ってないんで…」とちょっぴり残念そうな表情のやべさんを尻目に、山田さんは「下着姿の女の子がいっぱいいて、普通見られないじゃないですか?でも仕事しているツラしてジーッと見ているんですよ」と手振りを交えて振り返り、共演者の笑いを誘っていた。プロデューサーは、フジテレビで単発ドラマ「ナニワ金融道」(1996〜2005年放送)を手掛けた山口雅俊氏。「『ナニワ』を作ったとき、町金の古き良き時代は終わっていて、闇金の最前線とお金を借りる底辺の間でギリギリの人間模様があると聞いて、それを描きたいと思った」と熱っぽく話した。ほかに崎本大海が出席した。ドラマ「闇金ウシジマくん」は10月12日(火)深夜24:55よりTBSにて放送スタート、同14日(木)深夜24:55よりMBSにて放送スタート。(photo/text:Yoko Saito)
2010年09月29日