俳優として多くの舞台、ドラマ、映画に出演し、水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』他、数々の公演を自身でもプロデュースする宮下貴浩と、二人芝居「死ねない無人駅」(出演:馬場良馬・鈴木勝大)や、人気小説「怪盗探偵山猫」舞台化の脚本・演出を担うなど、今注目の新進気鋭の若手実力派作家である私オムが企画する【宮下貴浩×私オム プロデュース】第5回公演、舞台「極端な人たち」がDDD AOYAMA CROSS THEATERで開幕しました。物語の舞台は山奥にある病院。テレビ局のディレクター佐藤成喜(安里)が番組の取材で訪れる。フリーターの兄、佐藤成悟(馬場)も手伝いで渋々連れられている。「この病院おかしい…」陽気な弟と内気な兄が見たものとは…。今回開幕にあたり、安里勇哉、馬場良馬、宮下貴浩、鷲尾修斗、松井勇歩、横山涼からコメントが到着!【コメント】■安里勇哉舞台『極端な人たち』全ての稽古を終えまして、劇場入りです。劇場に入ると雰囲気はもちろんのこと感覚も変わってくるので、ワクワクです。今回は馬場良馬さんと兄弟役。もうそれが決まった時点で楽しいんですよ。だから稽古中も楽しかった。本番が楽しいのなんて間違いない。是非劇場でお楽しみください。■馬場良馬舞台『極端な人たち』無事に上演出来る事とても嬉しく思います。今回の作品名にもある通り個性的な『極端な人たち』が沢山登場します。その『極端な人たち』を演じる為に皆で試行錯誤を何度も繰り返しながら何とか今日を迎える事が出来ました。僕自身もまだまだ本番を重ねる上で気付く感情や新しい発見など、まだまだあるのではないかなと今からワクワクしています。11月3日の千穐楽まで成長していくであろう『佐藤成悟』という役を、一緒に見届けていただけたら嬉しい限りです。■宮下貴浩本プロデュースも、おかげさまで5年目に突入し、今回で第5弾となりました。皆様、いつも支えて頂きましてありがとうございます。主演の安里勇哉くんは、初回から出演してくださっており、今や一緒に作品を創っているような存在です。そして、今作のW主演の馬場良馬くんを筆頭に、また素敵なキャストと出会えました。『極端な人たち』いままでにはない切り口の私オム作品に仕上がっております。楽しんで頂けましたら幸いです。■鷲尾修斗今回の作品はいろいろな人達のいろいろな事や、思いを考えられる作品になってると思います!ネタバレしない程度にこれくらいで!自分の役をやってみて、日常生活でもちょっと気になる事が増えて来ましたね(笑)本番中は1回も同じ舞台にならないと思いますので、毎公演全力で演じたいと思います。いろいろな角度から観て楽しめる作品になってると思いますので、みなさんお楽しみに♪■松井勇歩今回、"アキ"を演じます。松井勇歩です。今作は取り扱ってる内容が人によっては他人事に感じたりとても身近な事に感じたりするんだろうなと思います。だからこそ繊細に緻密に空気を感じて作り上げ、皆様に届けたいと思っています。"舞台は生もの"を存分に味わえる作品だと思います。是非劇場にお越しください。少し変わった施設でお待ちしております。■横山涼この度、私オムさんの演出の元でこのキャストの皆様と一緒にお芝居をさせていただけることをとにかく嬉しく思います。まだ大変な世の中で、劇場まで足を運んでくださるお客様には感謝しかありません。とにかく本当に「極端な人たち」まみれなこの物語の中で、しっかりと鬼怒(きど)という人物で生きられるよう、誠心誠意取り組ませて頂きます。楽しんでいただけるよう頑張ります!劇場でお待ちしております。舞台「極端な人たち」は2022年10月26日(水)〜11月3日(木)まで、DDD AOYAMA CROSS TEATERにて上演致します。《公演概要》宮下貴浩×私オム プロデュース 第5回公演舞台「極端な人たち」【脚本・演出】私オム【キャスト】安里勇哉(TOKYO流星群)馬場良馬宮下貴浩鷲尾修斗松井勇歩横山涼小槙まこ井尻晏菜武藤心平猪俣利成増本庄一郎【上演期間】2022年10月26日(水)~11月3日(木)[タイムテーブル]10/26(水)18:0010/27(木)18:0010/28(金)18:0010/29(土)12:00/17:0010/30(日)12:00/17:0010/31(月)休演日11/1 (火)18:0011/2 (水)18:0011/3 (木)12:00/17:00※ロビー開場(物販開始)は開演の60分前/客席開場は開演の45分前【劇場】DDD AOYAMA CROSS THEATER住所:東京都渋谷区渋谷1-3-3 ヒューリック青山第2ビル B1FJR山手線・埼京線・東京メトロ半蔵門線銀座線・副都心線・東急田園都市線「渋谷」駅徒歩8分【チケット代】前売¥8500※全席指定・税込【公演に関するお問い合わせ】「極端な人たち」制作部 miyaomu.info@gmail.com 「極端な人たち」公式HP 「極端な人たち」公式Twitter 【主催】宮下貴浩×私オムプロデュース 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月28日俳優として多くの舞台、ドラマ、映画に出演し、水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』他、数々の公演を自身でもプロデュースする宮下貴浩と、二人芝居「死ねない無人駅」(出演:馬場良馬・鈴木勝大)や、人気小説「怪盗探偵山猫」舞台化の脚本・演出を担うなど、今注目の新進気鋭の若手実力派作家である私オムが企画する【宮下貴浩×私オム プロデュース】第5回公演を2022年10月26日(水)~11月3日(木)の期間、DDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演することが決定致しました。出演者には、舞台「黒子のバスケ」火神大我 役や、舞台「おそ松さんon STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME~」F6一松役を演じるなど、多くの人気作品に出演する安里勇哉と、スーパー戦隊シリーズ「特命戦隊ゴーバスターズ」のブルーバスター/岩崎リュウジ役として出演し、以降、ミュージカル『アラバスター』力仁役をはじめ、数多くの舞台・映画・ドラマで主演を務める馬場良馬が、本作のW主演を務めます。共演には、「2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ」シリーズ葉月陽役など映画、舞台と幅広く活躍する鷲尾修斗、舞台「刀剣乱舞」、『憂国のモリアーティ』、『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』など多くの人気作品にも出演する松井勇歩、スーパー戦隊シリーズ第42作『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に陽川咲也 / パトレン2号役にて出演し、その後、ドラマ、映画、舞台で活躍する横山涼、映画「浜の朝日の嘘つきどもと」など多くの舞台、ドラマ、映画に出演する武藤心平、映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』などを脚本し、出演する映画「陰日向に咲く」、「火花」では漫才やコメディー部分の監修も務め、板尾創路氏との舞台「THE BAMBI SHOW」では作・演出、出演も担当する増本庄一郎が出演します。今回、上演決定にあたり、W主演を務める安里勇哉と馬場良馬、そして鷲尾修斗、松井勇歩からコメントが到着!【コメント】安里勇哉「宮下貴浩×私オム第5段!五回目の出演させて頂きます。ありがたい。毎年できてることも改めてすごい!劇場は新宿から飛び出て青山です。そして今回も素敵なキャストばかり!稽古に入ってから千秋楽まで存分に楽しんでいこうと思います。宮下さんは角刈りの役かなー。」馬場良馬「今回僕の大好きな宮下さんとオムさんのプロデュース公演『極端な人たち』に出演させていただく事が決まりました馬場良馬です。嬉しいです。凄く嬉しいです。こうやって大好きな人達と大好きなお芝居を一緒に創れるのは本当に幸せな時間です。共演者の皆様も過去にお仕事をさせていただいた方達が沢山居るので、また一緒にお仕事出来るのも嬉しいです。自分としてもまた新たな一面をこの作品を通して提示出来るよう頑張ります!是非是非劇場でお待ちしております!!!」鷲尾修斗「みなさん初めまして!鷲尾修斗です!今回はじめてこの企画、舞台に参加させていただきます。今回のお話は、今のご時世にもすごく通じるし、これからのどうなるかわからないご時世にも通じる作品になると思います!今回の作品を通して、みなさんに何か少しでも勇気を与えられるように精一杯演じていきますのでよろしくお願いします!素敵なキャストさんと素敵なスタッフさんで、みんなで10月最高の舞台にしたいと思います!みなさんお楽しみに♪」松井勇歩「この度、舞台「極端な人たち」に出演させていただきます、松井勇歩です。宮さんこと宮下さんと今年6月に共演させていただいた時に「今度舞台の声かけるよ!」「是非出してください!」というやり取りがあったんですがこんなにも早く叶うとは思ってませんでした。笑共演者の皆様も大好きな役者の方々ばかりなので楽しみです。ゴッリゴリ?いやゴリっゴリ?いやゴリゴッリのストレート芝居。全力で楽しみます。よろしくお願いします!!!」舞台「極端な人たち」は2022年10月26日(水)〜11月3日(木)まで、DDD AOYAMA CROSS TEATERにて上演致します。【あらすじ】山奥にある病院。テレビ局のディレクター佐藤成喜が番組の取材で訪れる。フリーターの兄、佐藤成悟も手伝いで渋々連れられている。「この病院おかしい…」陽気な弟と内気な兄が見たものとは…。《公演概要》宮下貴浩×私オム プロデュース 第5回公演舞台「極端な人たち」【脚本・演出】私オム【キャスト】安里勇哉(TOKYO流星群)馬場良馬宮下貴浩鷲尾修斗松井勇歩横山涼武藤心平増本庄一郎他【上演期間】2022年10月26日(水)~11月3日(木)[タイムテーブル]10/26(水)18:0010/27(木)18:0010/28(金)18:0010/29(土)12:00/17:0010/30(日)12:00/17:0010/31(月)休演日11/1 (火)18:0011/2 (水)18:0011/3 (木)12:00/17:00※ロビー開場(物販開始)は開演の60分前/客席開場は開演の30分前【劇場】DDD AOYAMA CROSS THEATER住所:東京都渋谷区渋谷1-3-3 ヒューリック青山第2ビル B1FJR山手線・埼京線・東京メトロ半蔵門線銀座線・副都心線・東急田園都市線「渋谷」駅徒歩8分【チケット代】前売¥8500※全席指定・税込《チケット発売》■キャスト先行発売(抽選)受付期間:8月25日(木) 19:00〜8月31日(水) 23:59対象者:安里勇哉、馬場良馬、鷲尾修斗■一般発売(先着)発売開始:9月17日10時〜 取り扱い:Confetti(カンフェティ)【公演に関するお問い合わせ】「極端な人たち」制作部 miyaomu.info@gmail.com 「極端な人たち」公式HP 「極端な人たち」公式Twitter 【主催】宮下貴浩×私オムプロデュース 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月25日高いパフォーマンス力でアイドル史に名を刻んだ「℃-ute」のリーダーにして5代目ハロプロリーダー・矢島舞美さんが振り返るグループ、同期、そしてハロプロの絆。ストイックなまでの美意識とダンスパフォーマンスで独自のアイドル道を極めた「℃-ute」。2005年の結成から’17年の解散までグループを支えてきたのが、元リーダーの矢島さん。「℃-uteのメンバーを一言で言うと“家族”。10歳の時から練習も食事も移動もずーっと一緒だったメンバーは、好みも考え方もそっくりでした(笑)」12年間にわたる活動期間は山あり谷あり。それでもパフォーマンスを磨くプロフェッショナルな姿勢にリスペクトが集まり、いつしか“アイドルが憧れるアイドル”と呼ばれるまでになった。「そう言ってもらえるようになったのは、メンバー全員が向上心を持ち続けられたから。みんなモーニング娘。さんに憧れて入ってきたので、『あんなふうにかっこよくなりたい』って思いが強かったんです。特にライブは『常に前回を超える』ことが目標。露出度高めの衣装でのポールダンスとか…ファンの方が驚くようなことも、かっこいいと思うことは挑戦して、大人の私たちになろう!って励まし合い練習していました」また、ひとりひとりの美意識の高さもプロに憧れられた理由の一つ。℃-uteの代名詞になった高いヒールでのハードなダンスも、そこから生まれたものだった。「高いヒールはスタイル良く見えるし、これで思い切り踊れたらかっこいいよね!って、メンバー誰からともなく言い出して。ダンスに力を入れ始めてからはレッスンに毎回1時間の筋トレが加わってキツかった…(笑)。でも辛い時こそ、私が弱音を吐いちゃダメ。リーダーは背中を見られている、という意識は常にありました」その責任感が評価されてか、’14年には道重さゆみさんの卒業を受けて、ハロー!プロジェクトの5代目リーダーに就任。それまでのリーダーは全員モーニング娘。出身のメンバーから選ばれてきただけに、矢島さんの抜擢は驚きをもって受け入れられた。「私もびっくりしました!でもうち(℃-ute)のメンバーが『舞美ちゃんすごい!』って大喜びしてくれたんですよ。一番近くにいるメンバーがそう言うならって、私も前向きになれました」美しいお姉さん的ビジュアルとは裏腹の天然キャラ、そしてメンバーの卒業時に書いた長く愛ある手紙。温かい人柄で新しいリーダー像を切り拓いていった。「確かに私は引っ張るよりも、周りが『リーダーを支えなきゃ』って団結してチームが強くなる系のリーダーでしたね(笑)。でもつばきファクトリーの山岸理子ちゃんとか、ほんわり系リーダーをしっかり者のまわりのメンバーが支えるっていうスタイルは今もハロプログループの一つの形になっているような気がします」アイドルとして、リーダーとして駆け抜けた15年。一番のモチベーションになっていたのは、同期のBerryz工房の存在。’02年のオーディションで合格した15人のうち8人がBerryz工房で先にデビューし、℃-uteは後発に甘んじた。「でも彼女たちが前を走ってくれていたからこそ、私も℃-uteも頑張れたんです。特に“ハロコン”前は毎回『うちらの新曲、Berryzにかっこいいって言わせようぜ!』って猛練習して。でも舞台を降りれば仲良し。同い年の“もも”(嗣永桃子)は頭が良くて的確なアドバイスをくれて、私がやらかした時は叱ってくれました。仲良しだけど、心ではバッチバチに意識してる。そんな素敵な相手が私たちにはいたんです。刺激し合えて、認め合える。それもハロプロの良さです」もう一つ、ハロプロで学んだことがある。それは「コンプレックスを強みにすること」。「つんくさんはいつも『コンプレックスこそが個性だよ』と教えてくれました。私は小顔に見せたくてサイドの髪を下ろしてたんですけどね(笑)。でもファンの方との信頼関係ができて、どんな私も受け止めてもらえると思えてからは吹っ切れました!℃-uteが家族なら、ファンは“戦友”。日本武道館でのライブでは始まった瞬間、泣き崩れる方の姿が舞台から見えました。その瞬間、武道館はメンバーだけの目標じゃなかった、ファンも一緒に戦ってくれてたんだって知って…。ファンの人たちはよく私たちの幸せを神社で祈ってくれてたんだそうです。だから私もファンの人に幸せでいてほしいと思い続けています」今は舞台に軸足を置き、毎回新たな作品に挑戦する日々。いまだに舞台でダメ出しされると「絶対にあっと言わせたい!」という負けず嫌いの血が燃える。「思えば当時オーディションで受かった15人全員負けず嫌いでしたね(笑)。でもあきらめたらそこで終わり。挑戦し続ければ必ず道は拓けますから。今ハロプロにいる後輩たちにもそれは伝えたいな。それと私もみんなの曲を聴いて、元気もらってるよ!って」やじま・まいみ1992年2月7日生まれ、埼玉県出身。2002年にオーディションに合格し、’05年に℃-uteを結成。’14年、5代目ハロプロリーダーに就任し、’17年に卒業した。現在は俳優、雑誌のモデルとして活躍中。「矢島舞美/カレンダー2022」が好評発売中。ブラウス¥28,600スカート¥39,600パンツ¥30,800(以上ア ピューピル/UTS PR TEL:03・6427・1030)左手のブレスレット¥28,600(プティローブノアー TEL:03・6662・5436)右手のバングル¥41,800(イー・エム/e.m. PRESSROOM TEL:03・6712・6798)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年1月12日号より。写真・大辻隆広(go relax E more)スタイリスト・番場直美ヘア&メイク・草場妙子取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2022年01月14日水野美紀と矢島弘一がタッグを組んで上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』が10月7日(木)から新国立劇場 小劇場で開幕。初日の舞台に先駆け、ゲネプロ・囲み取材が行われ、水野と矢島に加え、和田雅成、剛力彩芽が公演への意気込みを語った。本作は、水野と矢島が「悲喜劇」をテーマにそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品だ。矢島が手がける1幕は「パンティーアナキズム」と題した女子高生の物語。この時代に馴染めない桜子は、同級生からはイジメられ、家族とはうまくいかない毎日を送っていた。隕石が衝突して燃え尽きるように、周りの人と衝突し、「私は誰からも支配されたくないし、誰のものでもない」という思いの中に生きていたある日、桜子はクラスメイトのパンティーを手にする。その時から、何かが変わり始める。1幕では、閉塞的な学校生活、そして思春期の悩みや戸惑いが、苦しいくらいにじっくりと描かれた。それは、きっと誰しもが感じたことのある息苦しさで、共感を覚える人も多いだろう。ある出来事をきっかけに、そこから抜け出し、“成長”していく桜子の姿に、自らの生き方も改めて考えさせられる。また、笑顔が魅力的な剛力が、1幕では笑顔を封印し、葛藤し続ける主人公をみずみずしく演じる姿も印象的だ。続く2幕は、水野による「テクタイト」が上演される。本作の舞台は、とある舞台公演の千秋楽。謎に包まれた主演俳優の過去が暴かれ、混乱する中、幕が開く。しかし、ある瞬間から、時間の狭間でみんなが劇場に取り残されてしまう。舞台を観に来た謎の「小田島」と呼び合う集団と主演俳優たち、それぞれの過去や想いが交錯していく。1時間強の作品でありながら、タクトだけでなく小田島たちの過去まで丁寧に描かれ、群像劇のような重厚さを感じる2幕。重くどっしりとした物語が中枢にありながらも、小田島たちのもたらす笑いがスパイスを与える。ドタバタな“おばちゃん”たちの母性と愛が光っていた。また、タクトを演じる和田の熱演も見どころのひとつ。難しい役どころを、表情をコロコロ変えて演じきり、観客の目を惹きつける。脚本・演出/小田島愛役/小田島水役:水野美紀コメント「今回は、矢島さんの作品と私の作品という全く違う毛色の2本を並べて上演するという珍しい試みを行っています。読み応えのある短編小説を2編読んだような、そんな読後感を味わっていただけたらと思います。私は、通常は2時間弱の脚本を書きますが、今回は1時間強に凝縮して詰め込むという挑戦をしています。そのスピード感は今の時代にも合っているのかなと思いますし、きっと楽しく観ていただけるのではないかと思います。脚本、演出、出演を担当したので、ずっと鼻血が出そうでしたし、禿げそうで、切り替えが思うようにいかないことがありましたが、キャストの皆さんに助けてもらってここまで楽しく作り上げられました。とても観やすい尺になっています。劇場に来られるのが難しい方は配信でも、ぜひ観ていただけたらと思います」脚本・演出/舞台監督役:矢島弘一コメント「私の書いた1幕は、校内のヒエラルキーに巻き込まれた女子高生が、とある事件に遭遇し、それをきっかけにして成長していく姿を描いた物語です。主演は剛力さんで、桜子という世間でいうと面倒臭いタイプの女性の役です。彼女は、生きにくい世の中で自分自身がどう生きていこうか、ずっと葛藤しています。世の中に対する皮肉を盛り込んだ作品です。今回、どちらもエネルギッシュな作品になっていると思います。お客さまにはこれが応援歌になるかはわかりませんが、この時代にあった『生きるとはなんぞや』という作品2つが1つになっていると思います。総合して、両方セットで楽しんでいただけたらいいなと思っています」内山正晴役/タクト・望役:和田雅成コメント「矢島さんの作品では、主人公・桜子のクラスメートの男子を演じます。中盤では桜子に影響を与える人物です。矢島さんには、自分たちが隠している嫌な部分や人間のリアルな部分を引き出していただき、人間ってこうだよなというのをお芝居で教えていただきました。水野さんの作品では主人公のタクトを演じています。水野さんはパワーがある方なので、演出されている時も、舞台上にいらっしゃる時も引っ張っていってもらいました。今、僕の持っているものすべてで勝負させていただいている作品になっていると思います」中村桜子役/小田島X役:剛力彩芽コメント「私が矢島さんの作品で演じるのは、常に何かに葛藤している女の子です。それは誰しもが持っている感情だと思うので、バランスよく表現できたらいいなと思います。久しぶりの制服なので、大丈夫かなと思いましたが(笑)、衣装合わせで『全然いける』と言っていただいたので安心して女子高生になりきろうと思います。水野さんの作品の役柄は、難しい役ではありますが、根底にあるものは母性です。今回は、真逆なキャラクターを演じさせていただいているのでやりがいがあります。どちらの作品も感情がきちんと伝わったらいいなと思ってお芝居しています」【公演概要】 タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 配信決定!!本公演をPCやスマートフォンでお楽しみいただけます! ※WEB予約のみでの受付となります。カンフェティチケットセンターでの電話受付はございません。<10月8日(金)18:30公演>[配信期間]10月8日(金)18:30~10月15日(金)23:59<10月12日(火)18:30公演>[配信期間]10月12日(火)18:30~10月19日(火)23:59[視聴券販売期間]10月7日(木)12:00~各配信終了4時間前まで※※セブンーイレブン決済時の支払締切は各配信終了3時間前です。公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月08日女優の剛力彩芽が7日、東京・初台の新国立劇場小劇場で行われた舞台『2つの「ヒ」キゲキ』(同所にて10月14日まで上演)の囲み取材に、水野美紀、矢島弘一氏、和田雅成とともに出席した。本作は、共通のテーマ「悲喜劇」に応じて、水野と矢島氏の2人がそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品となり、1幕『パンティーアナキズム』の脚本・演出を担当した矢島氏は「女子高生のヒエラルキーから、そのあと成長したときに、とある事件をきっかけに桜子(剛力)がどう成長していくかという話です」と説明し、水野は「とある劇場で本番中に事故が起きて、舞台上で演技中だった役者さんたちがみんな死んでしまって、その役者さんたちを成仏させるべく、画策するおばちゃんたちのお話で、ある日突然、普通からはみ出してしまった人たちが、どうやって幸せになっていけばいいかというのを根底に思いながら書いた作品です」と紹介。そんな2作に出演する剛力と和田は、それぞれの役どころを聞かれると、和田は「矢島さんの作品では、剛力さん演じる桜子のクラスメイトの男子で、桜子に影響を与える人物です。水野さんの作品では主人公のタクト・聖という役をやらせていただいて、僕の持っているものすべてで勝負させていただいています」と気合を入れ、剛力は「矢島さんの作品では、常に何かに葛藤していて、眉間にシワが寄っているような女の子で、ただその感情は誰しもが持っているものだと思うので、そこをバランスよく表現できたらいいなと思っています。水野さんの作品では小田島Xという役で、難しい役ではあるんですけど、根底にあるものは母性です。真逆なキャラクターを演じさせていただくので、めちゃくちゃやり甲斐があるなと思いながら、どっちも人の感情というものがちゃんと伝わったらいいなと思ってお芝居をしています」と目を輝かせた。また、女子高生役を演じると聞いた際、どのように思ったかと尋ねられた剛力は「"大丈夫かな…"って思いました(笑)。久しぶりの制服だったので、"大丈夫かな…"って思いながら、でも衣装合わせをやったときに『全然イケるね』って言っていただけたので、安心して女子高生になりきろうって思っています」と声を弾ませ、2幕の役には母性があると紹介したことから、自身も母性を感じる瞬間はあるか質問されると「私は仲がいい子は後輩の子が多いので、母性と言っていいのかわからないんですけど、面倒を見るのは好きです。でも子どもとかも大好きなので、そういったところでは、自分自身にも少なからずあるのかなという気はしています」と笑顔で語った。さらに、同舞台のタイトル『2つの「ヒ」キゲキ』にちなみ、自身の人生を振り返ると悲劇と喜劇のどちらが多かったか質問された剛力は「喜劇。毎日楽しいですよ。悲劇はあまりない気がします」とキッパリ。和田は「やっぱり悲劇が多かったですね(笑)。でも生きているとどっちも経験するんですけど、今はそれすらも楽しめるようになりました。どっちも喜劇に変えられるようになりましたね」と語った。
2021年10月07日女優であり、演劇ユニット<プロペラ犬>の主宰も務める水野美紀と、2016年放送、TBSテッペン!水ドラ!『毒島ゆり子のせきらら日記』(主演:前田敦子)で全話の脚本を手がけ、第35回向田邦子賞を受賞し、その後もドラマ・舞台など多くの脚本を手がける東京マハロの矢島弘一がタッグを組み上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』。和田雅成、剛力彩芽、富田翔、真凛、椎名鯛造、宮下貴浩ら、注目のキャストが名を連ねる本作のメインビジュアルが公開された。本作は、共通のテーマ「悲喜劇」に応じて、水野美紀と矢島弘一の2人がそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品となる。今回、メインビジュアルとともに、それぞれの作品のタイトルも発表された。1幕は矢島弘一による脚本・演出で、タイトルは「パンティーアナキズム」。そして2幕は水野美紀が脚本・演出を担当する「テクタイト」。キャストはこの2つの物語にそれぞれ異なる役に挑戦する。2つの全く違う脚本が、どのようにリンクしていくのか、注目である。そんな2つの作品の脚本・演出を担当している水野美紀と矢島弘一が、それぞれの作品についてコメントを寄せた。「パンティーアナキズム」脚本・演出矢島弘一コメント「この子は何がしたいのか?この子はどこへ向かうのか?この数ヶ月、この物語の主人公・中村桜子のことばかり考えています。静かに激しい子であり、冷たくて熱い子。流されたいけど泳ぎたくなくて、歌いたいけどマイクは持たない。いつも目には見えない何かと戦っている。向こう側へ行くか、こっち側へ来るか。パンティーを履くか、パンティーを脱ぐか。これは喜劇か、さもなくば悲劇か。」「テクタイト」脚本・演出水野美紀コメント「悲劇と悲劇を重ねてエンタメスパイス放り込んで捏ねて焼き上げたら喜劇になってました。70分に詰め込みまくりました。歌に踊りに殺陣に悲劇、結果喜劇!劇場に集まった複数人の小田島に、カリスマ舞台俳優の隠されていた過去。時が歪んだ劇場で、終演を待つ不気味な影。全員が交じり合い、カーテンコールに向けて再び時が進みはじめた時、皆の抱える心の叫びが溢れ出す。」【公演概要】タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)【タイムテーブル】10月7日(木)18:3010月8日(金)18:3010月9日(土)12:00/17:0010月10日(日)12:00/17:0010月11日(月)18:3010月12日(火)13:00/18:3010月13日(水)13:00/18:3010月14日(木)11:30/16:00※開場は開演30分前劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月18日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。矢島は稽古での出来事について「納谷さんが誕生日を迎えられたときに、(戸塚と内)お2人でサプライズで喧嘩をし出したんですよ。『こんなんで初日迎えられない!』みたいなのを2人でバチバチやり始めて、本当に恐ろしくなっちゃって、泣いちゃいました」と告白。能條も「私も本当にびっくりした」と驚きを表す。戸塚は「納谷くんのバースデーだったので、何かできないかということで、1回落胆させてからめちゃくちゃ喜ばせるというのをやりたくて」と説明し、内が「2人で打ち合わせして『じゃあ、ドッキリで2人で喧嘩するか?』と。稽古が終わったあとにとっつーが中屋敷さんに対して『俺、全然違うと思います。納谷が全然出来てないですよ』みたいな入りをして、それを僕が『とっつー、やめとけよ』と止める。そしたらとっつーが『内は黙っとけよ!』と言って、俺もスイッチ入って『なんだとてめえこの野郎!』と言って喧嘩が始まるというドッキリをしたら、想像以上に皆が引いちゃった」と苦笑。内が「電気を消して『ハッピーバースデー』と歌ったんだけど、誰も歌っていなかった」と振り返ると、能條が「なんなら納谷さん、泣いてましたよ」と指摘し、内は「結果的にバースデーを歌ってたのは2人だけだった。ちょっとやりすぎちゃったのかなあって」、戸塚は「次は気をつけよう」と反省していた。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日深田恭子主演、瀬戸康史、大貫勇輔、橋本環奈ら豪華キャストが集った「ルパンの娘」の4話が11月5日オンエア。ゲスト出演した矢島舞美と深田さんとのアクションシーンと、橋本さんのコミカルな演技に多くの反応が集まっている。人気同名原作を2019年夏クールにドラマ化、大きな話題を呼びこの秋から2ndシーズンの放送が始まった本作。物語は深田さん演じる三雲華が、代々泥棒一家の“Lの一族”の娘として生まれながらも、瀬戸さん演じる代々警察一家の息子・桜庭和馬と恋に落ち結婚。今シーズンでは2人の間に娘の杏(小畑乃々)が生まれ、さらに橋本さん演じる一族に復讐を誓う北条美雲も登場と、新たな展開で視聴者を楽しませている。深田さん、瀬戸さん、橋本さんの他、華の父・尊に渡部篤郎、母・悦子に小沢真珠、兄・渉に栗原類、祖母・マツにどんぐり、円城寺輝に大貫勇輔、和馬の父・典和に信太昌之、母・美佐子にマルシア、和馬の同僚刑事・蒲谷隆太に松尾諭といった面々も共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。杏に三雲家の稼業が泥棒だと知られないか戦々恐々な華。杏は善良な娘に育っていくが尊たちの泥棒熱は止まらない。一方、美雲は“Lの一族”と和馬の関係を疑い桜庭家へ。結局Lの一族とのつながりを掴むことはできなかったが和馬に恋していることに気づいてしまう。その頃、尊たちは悪徳歯科医が所持する美術品に目をつける。しかし美術品は何者かによって先に奪われ、和馬たち警察もその事件を追うことに。同じ手口の窃盗が立て続けに発生していると聞いた美雲は連続窃盗を疑うが、隆太に決めつけるのは早いとたしなめられる。一方、婚活をして家を出ていった渉が事件に巻き込まれ…というのが4話のストーリー。今回は元ハロー!プロジェクトの矢島舞美がゲスト出演。矢島さん演じる窃盗犯と華との格闘シーンに「矢島舞美がゲスト出演ということでルパンの娘見たけど、アクションがキレっキレ」「バトルシーン2人とも美しすぎたしカッコ良すぎました…!」「舞美ちゃん…かっこよかった。観られてよかった」などの声が続々。一方、和馬に告白されたと思い込んでいる美雲は、和馬の家に押しかけ、さらに捜査一課復帰と引き換えに持ち上がった和馬の縁談を止めようと思わず自分が和馬の交際相手だと宣言してしまう…「シリアスなはずのキャラが和馬への恋心で変わっていく演技の味付けは橋本環奈さんならではの安定感」「恋する橋本環奈ちゃんも、可愛い」など、コミカル要素が増した橋本さんの演技にも多くの反応が集まっている。(笠緒)
2020年11月06日矢島弘一率いる「東京マハロ」の新作『彼の名はレオナルド』に、劇団参加は2度目となる中島早貴と、初となる大崎捺希が参加する。そこでふたりに、本作への想い、稽古の感触などを聞いた。【チケット情報はこちら】『最後の晩餐』などで知られるイタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチと、彼を取り巻く多彩な人間模様を描き出す本作。中島は「わりと重いシーンもありますが、矢島さん特有のクスッと笑える部分もあって。人間ってちっぽけだよな、アホだよなってことが会話だけで展開されていく、とても面白い作品だと思います」と、脚本の印象を語る。また稽古を重ねる中でも日々脚本に変更は加えられているようで、大崎は「次はどうなるのか、毎日ワクワクしています」と期待を寄せる。ふたりが演じるのは、レオナルドの妹ベアトリーチェと、1番弟子のサライ。自らの役づくりについて「レオナルドの一家ってすごく不思議な家族なんですよね。ベアトリーチェはそこで育ったからこそ、どこかませている部分があって…。いわゆるイマドキ女子を演じられたらいいのかなと。だから歴史的背景よりも、最近の高校生はなにをしているのかってことを調べています(笑)」と中島。大崎は「サライも実在した人物で、1番気に入られていた弟子ではあるんですが、レオナルドに対して結構悪いこともしている。でも彼はサライを手放さなかったわけで、そこにちゃんと説得力を持たせられるような人物にしたいと思います」と明かす。稽古開始から数日のある日、中島はひとつの問題に直面したようで…。「家族それぞれの年齢を決めないままお稽古を始めたんですけど、どうしてもつじつまが合わなくなってしまったんです。それで1時間くらい、それこそ家族会議をしたら(笑)、すごくすっきりして。こういうディスカッションが出来るのが、マハロさんのよさだなと思います」。また大崎は、当初考えていたサライ像に対し、矢島からあるダメ出しを受けたという。「最初僕は女性寄りのサライをつくっていったんですが、矢島さんから“だったらレオナルドは普通に女の子を好きになるはずだから、それは違うと思う”と言われてしまって。確かにその通りですし、今はまたゼロに戻ってつくり直しですね」。なお本作は、『最後の晩餐』に登場するイエス・キリストと12使徒をモチーフにした、『あるいは真ん中に座るのが俺』(再演)との同時上演。また違う視点でレオナルドの世界を楽しむことが出来そうだ。取材・文:野上瑠美子
2020年03月02日『コウノドリ』などのドラマ脚本も手がける、矢島弘一が主宰を務める劇団「東京マハロ」。その最新作で、3年ぶりの再演となる『あるいは真ん中に座るのが俺』に、三津谷亮が出演する。マハロへの参加は初となる三津谷に、本作にかける思いを聞いた。【チケット情報はこちら】作品の題材となっているのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』。そこに登場するイエス・キリストと12人の使徒を巡る群像劇だ。「登場するのは聖人ばかりですが、みんなすごく人間っぽいんですよね。今に通じる“あるある”が詰まっていますし、笑えるシーンもたくさんある。さらにキャストの皆さんが役に魂を吹き込んで、立体的になった時がやばいくらい面白くて!僕がものすごくゲラなので、今、感情を押し殺すことに必死です(笑)」三津谷演じる大ヤコブは、血気盛んで荒々しい男。「怒りっぽいキャラクターではありますけど、やっぱり恩を大事にする、熱い男だと思うんですよね。その怒りにしても、本当に大事な人であるイエスが明日処刑されてしまう。その根底があるからこその怒りだっていうのは、大ヤコブの核として置いておきたいなと。怒るって下手をすると単調な表現にもなりがちですけど、そういう核があることで、いろんな怒りのグラデーションが出せるのではないかと思います」稽古開始から数日とのことだが、すでにコミュニケーションはばっちりだという。「本当に笑いが絶えない現場ですね。初参加ということもあり、最初はまったく整備されていない道を進むようなものなので、すごく不安だったんです。でも演出の矢島さんのダメ出しが本当に的確で!すべてがストンと、すんなり入ってくる。そこはいい意味で乗っかって、でもチャンスがあれば自分からどんどん広げていけたらなと。あとお酒が好きなので、『飲みに行きましょう』って言いやすい現場なのも嬉しいです(笑)」13年の役者人生の中で、初めての取り組みにも挑戦したいと語る。「今まで僕は“音”で芝居をしてこなかったと思うんです。例えば、なにか立てたいところでゆっくり音を上げていくとか。でもそれってセリフという言葉を伝えるのではなく、セリフの技術力を伝える方向に行きがち。でも今回はかぶせて笑いにしていくところがあったり、同じ音を出さないとやっぱり面白くなくて。そこはいい挑戦になると思いますし、それによってどんなグルーヴを生み出していけるのか。自分自身、すごく楽しみです!」取材・文:野上瑠美子
2020年02月27日ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』などの脚本を手がけた、矢島弘一が主宰する劇団“東京マハロ”。その最新作『余白を埋める-エリカな人々2019-』が、5月2日(木・祝)、東京・東京芸術劇場シアターイーストで幕を開ける。そこで脚本・演出を担う矢島と、客演の中島早貴に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『エリカな人々』とは、松坂世代の男女が織り成す会話劇で、2009年、2014年、2016年と再演を重ねてきた東京マハロの代表作。矢島自身、「自分が世に出たきっかけであり、大事な作品」と位置づける。だが今回はタイトルも改めリライト。後輩の子供の通夜に参列するため、かつての野球部の面々が久しぶりに再会し…というところから物語は始まる。「前回から3年経っているので、やはり今とはすでに時代背景が違うんですよね。松坂世代の登場人物たちは前作だと35歳で、本作では40歳手前。人としても成長していますし、逆に苦しくなっている部分もある。いろいろなことに妥協しているというか、もっと人間臭い感じになったと思います」その中で中島演じる雫は、松坂世代な登場人物たちとはひと回り以上も下の20歳の女性。矢島が狙うのは、「芯の強さはあるけど周りには軽く見られてしまう、可愛くて天然な女性」だという。だが中島自身は、「グループ(※℃-ute)で活動していた時は気づかなかったんですが、私すごく我が強いみたいなんです。雫としてはもっとほんわかした感じにしないといけないのに、ついグサッとするようなセリフの言い回しをしてしまって…」と、自らの性格と役柄との隔たりに苦戦しているようす。しかし中島が劇団公演に参加するのは初とのことで、その魅力にこう声を弾ませる。「今回めちゃくちゃ勉強になるなと思っていて。経験豊富な劇団員さんばかりなので、たくさん皆さんとお話したいですね!あと作品としてはすごくナチュラルな会話が続くので、そこに嘘があってはいけないですし、テンポ感や自然なやり取りなどを学んでいけたらなと思います」昨年から7人の劇団員が新加入し、一気に劇団力を増した東京マハロ。矢島は「僕はこのメンバーと家族をつくったと思っていますし、ずっと共に歩んでいきたいと思っています。だからこそ作品づくりに対してはよりドライに、いいものをつくるということに徹底していきたいなと。その点、今回もゴールデンウィークの休日を使って観に来てもらっても、決して恥じない作品になっていると思います」と、自信をのぞかせた。『余白を埋める-エリカな人々2019-』は5月2日(木・祝)から6日(月・祝)まで、東京・東京芸術劇場シアターイーストにて。取材・文:野上瑠美子
2019年04月26日2017年に解散したアイドルグループ・℃-uteでリーダーを務めた矢島舞美と、AKB48およびSKE48の元メンバーの木崎ゆりあが、現在上演中のつかこうへい原作の舞台『銀幕の果てに』(演出:岡村俊一)で初共演を果たした。アイドルを卒業後、女優としての一歩を踏み出したふたりに話を聞いた。【チケット情報はこちら】原作は1994年に発表されたつかこうへいによる長編小説。映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描く告発サスペンスだ。どこからどこまでが撮影している映画なのか、どれが現実でどれが物語なのかが錯綜する展開。1989年に発表された戯曲『今日子』をベースに着想されたが、より設定が複雑化している。矢島は、伝説の女優・玲子という主人公を演じる。矢島は「玲子は大女優なので、どっしり構えていて、揺らがない存在。脚本を読んでいても、格好いい女性だと思うし、心に刺さるようなセリフがたくさん出てくる」と話す。一方、木崎が演じるのは、玲子に虐げられ女優としての限界に悩む脇役女優・涼子。「もうスターにはなれないと言われている女優を演じるので、すごく心苦しいけれど、逆に燃えるものもある。時代設定の違いは確かにあるが、根本にある“女優魂”は自分と似ている気がする」と木崎。今回が初共演となるふたり。互いの印象を尋ねると、矢島は「気さくな感じだけど、とてもしっかりしていて、強い芯を持っている人」、木崎は「とにかく綺麗。一見高嶺の花のようで話しかけづらそうなのに、実際はふわふわしていて、いい人」と語った。ともにアイドル出身の同世代女優だが、「バチバチをするのは、この本の中だけ」と木崎は笑う。「今回の芝居は、玲子が主人公。できる限りのことをして、しっかり支えていきたい」。矢島は「アイドルから新たな世界に入ってきて、まだまだ戸惑うことがいっぱいある。悩みや共感できる部分はあると思うので、これからたくさん話が出来たら」最後に、木崎は「作品自体が難しいし、それぞれ思うことはたくさんあると思うので、1度ではなく何度も足を運んでいただきたい。私たちも本番が始まってからも成長していくと思うので、最後まで勉強しながらやっていきたい」とコメント。矢島は「つかさんのファンはもちろん、この時代に私たちの世代がやるお芝居なので、つかさんの作品に触れてこなかった若い人たちにも伝えていきたい。受け取り方は人ぞれぞれで、いろんな意見が出ると思うが、私たちは常に全力をぶつけていきたい」と語った。東京公演は4月29日(月・祝)まで紀伊國屋ホールにて。大阪公演は5月8日(水)・9日(木)、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。取材・文:五月女菜穂※木崎ゆりあの「崎」は立つ崎
2019年04月26日春のつかこうへい復活祭VOL.2『銀幕の果てに』が4月24日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕、それに先がけ囲み取材と公開ゲネプロが行われ、主演の矢島舞美、味方良介、木崎ゆりあ、石田明、佐久本宝、松本利夫が出席した。【チケット情報はこちら】『銀幕の果てに』は、1994年に発表されたつかこうへいの長編小説で、秩父山中にあるという設定の大東映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描きながら繰り広げられる告発サスペンス。今回、岡村俊一の演出で初めて舞台化される。囲み取材ではそれぞれの役どころを紹介。矢島は「私は大女優の野火止玲子という役をやらせていただきます。圧倒的な強さと、みんなを包み込むようなやさしさを持っている人。17歳から60歳までを演じますが、気持ちはずっと若い人なのであまり気にしないようにしています」、味方は「僕は村雨官房長官という、物語とは一線を置いたところにいる役です」、木崎は「凉子という大部屋女優の役です。玲子にいじめられる役ですが、リアルでは仲良しです」、石田は「復讐に燃えて大東映画撮影所に戻ってきた謎の脚本家という役を演じます。とても執念深い役です(笑)」、佐久本は「僕は照明家で、間違ったことは『間違ってる!』とビシッと言う役です」、松本は「牛沢という映画監督の役です。ぶっちゃけこのストーリーの中だと自分が何なのかわからなくなってくるのですが、そういう部分も楽しんでいただければ」とそれぞれ話した。この日は、つかこうへいの誕生日。矢島は「たくさんの方がつかさんに影響されてきたと思います。その責任や覚悟を持っていかないとという気持ちは強いです」と話す。また、「春のつかこうへい復活祭VOL.1」として同じ紀伊國屋ホールで4月21日まで上演されていた『熱海殺人事件』から続けて本作に出演する味方と石田は「覚醒状態」(石田)、「どこまでも行ける気がしています(笑)」(味方)とコメント。共演者たちを笑わせた。伝説の女優・玲子のまわりで起きた奇っ怪なエピソードや、撮影所に隣接する原子力発電所の意味、燃料棒の中に浮かび上がるハサミの謎、荒唐無稽な設定と、どこからどこまでが撮影している映画なのか現実なのかが錯綜する本作を、キャスト達が全身全霊で演じ切る。そこにあるものはなんなのか、ぜひ劇場で確かめてみてほしい。東京公演は4月29日(月・祝)まで東京・紀伊國屋ホールにて、その後大阪公演が5月8日(水)9日(木)にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。取材・文・撮影:中川實穗
2019年04月25日『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督最新作『バースデー・ワンダーランド』から、声優の藤原啓治と矢島晶子が担当するキャラクターが登場するちょっと怖い本編シーンが到着した。女優・松岡茉優が主人公の声を務めるほか、杏、麻生久美子、市村正親ら豪華俳優陣が参加することでも話題の本作。今回到着した映像は、「クレヨンしんちゃん」の初代“ひろし”と“しんのすけ”の声でお馴染みの藤原さんと矢島さんが演じるワンダーランドの世界を荒らす“悪役コンビ”、ザン・グとドロポのシーン。アカネが泊っている宿で、食料を奪おうとするザン・グとドロポ。食料が減り、水不足の危機に陥っているワンダーランドだが、「食い物を出せ」と店主を脅し、むりやり食べ物を奪ってしまう。さらに睨みつけて水も要求、怒った勢いでテーブルを破壊してしまう。ひろしとしんのすけとは全く違うキャラクターのザン・グとドロポだが、2人には本当の目的もあるようで…。「クレヨンしんちゃん」をはじめ、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』にも出演するなど、原監督作品には欠かせない存在となっている藤原さんと矢島さん。原監督は2人に絶大な信頼を寄せており、「敵役のザン・グとドロポの悪役コンビは、藤原さんと矢島さんにぴったりだと思ったので演じてもらうことにしました」とコメント。また「藤原さんにはワンダーランドの誰もが恐れているザン・グの怖さを表現してもらい、矢島さんは悪役だけどどこか憎めないドロポを演じてもらいました。ひろしとしんのすけとは真逆の悪役キャラを楽しみにしてほしいです」と呼びかけている。『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バースデー・ワンダーランド 2019年4月26日より全国にて公開©柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
2019年04月04日2017年に解散したアイドルグループ・℃-uteでリーダーを務め、現在は歌手や女優として活躍している矢島舞美。矢島が、4月に上演されるつかこうへい原作の舞台『銀幕の果てに』で主演することになった。矢島と、演出を担当する岡村俊一に舞台への意気込みなどを語ってもらった。【チケット情報はこちら】原作は1994年に発表されたつかこうへいによる長編小説。山中にある映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描く告発サスペンスだ。どこからどこまでが撮影している映画なのか、どれが現実でどれが物語なのかが錯綜する展開。1989年に発表された戯曲『今日子』をベースに着想されたが、より設定が複雑化している。矢島が演じるのは、伝説の女優「玲子」で、17歳から60歳までを演じる。役について、矢島は「コンプレックスを持ちながら、女優としての一線を歩んでいる人。堂々としているけれど、裏では自分に自信がない部分がある人だと思っているので、そういう部分をしっかりと演じられたら」と話す。つか作品の出演に関しては「つかさんの作品は初めて。女性が格好良く、力強く描かれるイメージがあるので、私も頑張らなくては」演出の岡村とは『LADY OUT LAW!』(2018年)以来2度目のタッグ。矢島は「前回は自分の中で葛藤があった。芝居に正解はないと思うが、やればやるほど分からなくなってしまった部分があり、正直、悔しさが残った。今回は葛藤を繰り返しながら、でも自分なりに納得していけるように、悩み抜いた先に何か見つけられるようにやりたい」と話す。そんな矢島について、演出の岡村は「迫力があって豪快だなと感じる部分がありながら、些細なところにこだわるという繊細さも兼ね備えている。日常感がない人なので、今回の作品のように、“女優”を戯画化した役はぴったりだと思っている」とコメントしている。アイドルを卒業して早くも1年半がすぎた。矢島は「アイドルはアイドルとして精一杯活動をしてきて、もう悔いはないと思ったから解散を決めた。これからは本当に甘えなしでやっていきたい」と覚悟を決めている様子。これからの意気込みを尋ねると、矢島は「大人な芝居を磨いていきたい。そして、いろんな年齢層の方に芝居をみてほしい」と語った。東京公演は4月24日(水)から29日(月・祝)まで紀伊國屋ホールにて。大阪公演は5月8日(水)、9日(木)、COOL JAPAN PARK TTホールにて。出演は矢島のほか、味方良介、木崎ゆりあ、石田明、佐久本宝、久保田創/岡田帆乃佳(劇団4ドル50セント)、黒川恭佑、磨世/松本利夫。取材・文:五月女菜穂
2019年03月04日ユースケ・サンタマリアが主演するドラマ「警部補・碓氷弘一」の第2弾が、「警部補・碓氷弘一 ~マインド~」のタイトルで11月25日(日)に放送されることが決定。新たなバディとして、志田未来を迎えることも分かった。■「警部補・碓氷弘一」とは――「ST警視庁科学特捜班」シリーズで知られる今野敏の「碓氷弘一シリーズ」を映像化した本作。昨年4月に放送した第1弾は、原作シリーズ第4弾の「エチュード」をドラマ化。相武紗季演じる美人心理捜査官・紗英とコンビを組み、連続通り魔事件に隠された二重、三重のトリックを解明。碓氷(ユースケさん)が紗英の心理分析能力を巧みに引き出しつつ、事件解決へと導いた。■第2弾は「マインド」を映像化!第2弾となる今回は、原作シリーズの「マインド」を、「ドクターX~外科医・大門未知子~」や「火の粉」「限界団地」などの社会派サスペンスまで手掛ける香坂隆史が脚色し、「SP」「BORDER」の波多野貴文監督で初ドラマ化。同日の同時刻に2件の自殺と2件の殺人事件が発生し、碓氷ら捜査一課第5係は事件の関連性について捜査を開始。さらに同日の同時刻に都内で盗撮・強姦未遂など合わせて3件の事件が発生していたことが判明する。碓氷らは、科警研から紗英の後輩で心理捜査を担当する梓と共に捜査を続けていると、被疑者が犯行について一切の記憶を失う、という奇妙な共通点を見出す。そして、コンビを組んだ碓氷と梓は、心療内科の院長・瞳にたどり着くのだが…というストーリーだ。■新たなバディに志田未来、鍵を握る人物に小雪!今回ユースケさん演じる碓氷刑事のバディ役として、志田未来演じる篠宮梓が初登場し、科警研の心理捜査官として碓氷と共にミステリアスな事件の謎に挑む。さらに、2人の前に現れる事件の鍵を握る心療内科クリニックの院長・水沢瞳役で小雪が出演。ミステリアスな事件の演出する謎めいた美女として碓氷らの前に現れ、真相に迫ろうとする彼らを言葉巧みに翻弄するという。ほかにも、碓氷の同期・高木隆一に滝藤賢一、碓氷の後輩で若手刑事“洋梨”こと梨田洋太郎に三浦貴大、碓氷との別居を解消した妻に紺野まひる、捜査一課第5係をまとめる係長・鈴木滋に佐野史郎と、前回に引き続き個性派俳優陣が集結する。■ユースケ・サンタマリア、新相棒志田未来は「キレ者」今回の放送決定に主演のユースケさんは、「第2弾のお話をいただいたときはうれしい驚きでした。キャスティングにもスタッフのこだわりがあって、ものすごく豪華かつ面白い組み合わせになりました」と喜びを語る。新たな相棒となる志田さんについては、「本当に頼りになる相棒です。かわいいやら頼もしいやら。キレ者の役でしたが、未来さん本人もキャリアが長いのでキレ者という感じ。凄みも感じられましたし。ご結婚もされてハッピーオーラの中、すごく楽しく、気を遣うことなくやれました」と共演をふり返り、また小雪さんについても「ミステリアスな謎の女性を小雪さんが演じてくれたのは嬉しかったですね。一緒のお芝居は初めてでしたが、さすがの安定感。僕と未来さんが力を合わせて立ち向かってもなかなか勝てない。そういう意味で、今回の役は小雪さんでバッチリだったと思います」とコメント。内容については「とにかく最近のスペシャルドラマの中では群を抜いて面白い」と自信を見せており、「『僕(ユースケ)が主役だから見ない』というのはやめて欲しいですね(笑)。思わず引き込まれてしまう展開ですので一回見て欲しいです。見たら気に入ってくれると思います」とアピールしている。日曜プライム ドラマスペシャル「警部補・碓氷弘一 ~マインド~」は11月25日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2018年10月20日9月14日、東京・三軒茶屋・シアタートラムにて『たぶん世界は8年目』が開幕した。2006年に旗揚げした東京マハロの第21回公演となる。上演時間は休憩なし約1時間40分。9月23日(日)まで上演。【チケット情報はこちら】「福島の人、東京の人」を描いた今作の舞台は、原発事故の避難区域にある田所水道店の1階。道を挟んで舞台奥には、田所家の長男が暮らす家がある。田所家の三兄弟はそれぞれ独立し結婚していたが、震災の月命日には喪服を着て集まるのが常になっていた。三兄弟それぞれの生き方に、嫁いで来た女たちは振り回される。町で生まれ育った者、他県の被災者、今は県外で暮らす者など、背景が違う中でそれぞれの思い、ひいては複雑な町の現状が浮き彫りになっていく。彼らは顔を合わせては笑い、好きな漫画で盛り上がる。それは世界のいろんなところで見られる幸せそうな日常だ。家族ならではの遠慮や小さな諍いはあるものの、それはどこの家庭にもありそうなこと。しかし、身内でもある電力会社社員による定例の説明会に、東京に住む町の出身者が現れたことで、田所家の関係に大きな波紋が広がっていく……。彼らにとっての幸せとはなんだろうか。観劇後、副題の「幸せな私たち、興味がないあなた達」が重く響く。主宰・脚本・演出の矢島弘一は、2016年にテレビドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』脚本で第35回向田邦子賞を受賞。近年は『コウノドリ』『健康で文化的な最低限度の生活』などドラマ脚本でも活躍している。矢島の書く人間の複雑な心理が見え隠れする繊細な台詞を、俳優達が誠実に言葉にし、家族の微妙な機微を感じさせる。おそらく誰もが、愛情も憎しみもひっくるめて成り立つ家族関係のどこかに共感するだろう。しかし彼らは、被災者であり、事故を起こした電力会社の親族でもある。その関係性は、家族という共同体の不安定さと絆の強さだけでなく、今の日本に漂う原発事故への“空気”も浮かび上がらせる。けして押し付けるわけではない。私たちが目に留めていなかったもの、実は目を背けたかったのかもしれないことが、家族の物語の隅々に煙のように見え隠れしている。これまでも東京マハロは、不妊治療、いじめ、性同一性障害など様々な現代社会の問題を題材にしてきた。本作は原発事故から数年が経った被災地を舞台にしているが、社会問題だけを描いているわけではない。演劇によって家族を描き、家族の向こうに私たちは“明日”を探すことができる。取材・文・撮影:河野桃子
2018年09月14日アイドルグループ℃-uteの元メンバーで女優として活躍する矢島舞美が舞台『LADY OUT LAW!』でヒロインを務める。9月14日(金)の開幕に先駆けて、ダイジェストによる公開稽古をおこない、ダイナミックなアクションを披露した。本作は、第三次世界大戦により荒地となった地球を捨てた人類が、広大な宇宙ステーションへと移住した西暦2250年が舞台。各国が競い合うように宇宙事業を拡大させる中、宇宙ステーションを破壊して回る半身機械の少女の出現によって巻き起こる宇宙アクションファンタジー。新鋭作家の池田純矢が書き下ろした新作で、岡村俊一が演出を手掛ける。公開稽古で矢島は、襲いかかる男性キャストを剣で次々と倒し、キレのある見事な殺陣を披露。力強くスピード感のあるアクションはハラハラドキドキと気持ちを高ぶらせ、舞台の熱気が伝わってきた。「精神的にも肉体的にも強い女性の役。かっこよく、説得力のある役ができるように頑張ります」と矢島は抱負を語った。岡村が演出する舞台に数多く出演している味方良介は、「岡村さんの演出ではこれまでとは違うというか、なかなか最近見ないようなスピーディで深くて、でもシンプルな作品。新しい感覚でキャストに伝わっているように感じます。みんなで出しあったものを日々積み上げていくというおもしろい時間を過ごしています」と手応えを持って稽古に取り組んでいるよう。池田も、「自分で書いた台詞がさらに深みを増していて。書いた自分でも気づかなかったような瞬間があったり。早く客席で見たいですね」と嬉しそうに語った。キャストには、神尾佑が「自分以外は全員平成生まれ。昭和の最後の砦として頑張りたいと思います」と意気込みを語るように、池田が主宰する「エン*ゲキ」にも出演する鈴木勝吾や、小野健斗、松井勇歩、増子敦貴、ダンスヴォーカルグループDream5の元メンバー日比美思ら、最近舞台で活躍する若手が揃った。矢島は、「この舞台を観て、生き方や日頃の意識がなにか変わったって言ってもらえるように、キャスト、スタッフで力を合わせて素敵な熱い舞台を作っていきたいと思います。魂のぶつかり合いを観に来てください」とPR。エネルギーにあふれた作品になりそうだ。『LADY OUT LAW!』は9月14日(金)から24日(月・休)まで、品川プリンスホテル クラブeXにて上演。全14ステージ。チケット発売中。取材・文/門宏
2018年09月04日脚本・池田純矢×演出・岡村俊一のオリジナル舞台「LADY OUT LAW!」が9月より上演される。主演の矢島舞美、味方良介、小野健斗に話を聞いた。【チケット情報はこちら】脚本は俳優でありながら作・演出としても活躍する池田の書き下ろし、演出はつかこうへい作品や舞台『あずみ』、少年隊ミュージカル『PLAYZONE』などを手掛けた岡村という、新たなタッグで生まれる本作。平和な宇宙ステーションに突如現れた半身が機械仕掛けの少女が、なぜ世界を破滅に導こうとするのかが描かれる。本作で主演を務める矢島は「すごく嬉しいです」と笑顔をみせ、「苦しくなるようなシーンもありますが、すごくいろんなことを考えさせられる作品で。もし自分が観たら“いろんなものを得られた”と嬉しさを感じるだろうなと思いました。皆さんにもそれをお届けしたいです」と意気込む。円形舞台を宇宙船に見立て、最新映像技術を駆使し、その中でハードなアクションを繰り広げる“映像宇宙アクション”。それについて味方は「未知ですよね。新しいものがつくれる予感がしているので楽しみです」と期待を寄せ、これまで3度タッグを組んでいる演出の岡村は「わからないところを逃さずに教えてくれる方です。それによって言葉(台詞)に嘘がなくなる。それは演劇をやるうえで大切なことだと思います」と印象を語る。小野が「味方と(鈴木)勝吾が出演して、純矢が脚本というのを聞いて、嬉しかったです」と言うように、小野・味方・鈴木・池田は以前ミュージカル『薄桜鬼』シリーズで共演したメンバー。そんな池田が手掛けた脚本に「池田純矢すげーな!と思いました。頭の中どうなってるんだ、と。面白かったです。普段の彼とかけ離れているので、池田純矢という人に興味が湧きましたね」と嬉しそうに語る。味方と小野は当時のお互いの印象について「(味方は)元気だな!と思ったんですけど(笑)、作品に対して想い、表現したいことに対してストイックなんですよ。それ、すごい尊敬しています」、「(小野は)器用さがすごいんですよ。なんでもすぐに覚えるし、芯も捉えているし。久しぶりの共演なので、僕も経験してきたものをぶつけたいです」アクションシーンも見どころだが、矢島は5年ぶりのアクション。「もともと身体を動かすのは好きなのですが、アクションは難しかった記憶がありますし、今回もしっかり体力をつけて挑みたいです。私が演じる役はカッコいい女性ですし、がんばります!」「観るたびに気付くことがある作品だと思うので、何度でも観ていただきたいです」(矢島)という本作は、9月14日(金)から24日(月・祝)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演。チケットぴあでは7月29日(日)午後11時59分までプリセール先着先行を実施中。取材・文:中川實穗
2018年07月23日元おニャン子クラブでタレントの渡辺美奈代(48)が2月11日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演。長男であるヒップホップアーティスト・矢島愛弥(20)とともに出演し、親子でのエピソードを明かした。 この日は、東京・銀座にある公立小学校が、イタリアの高級ブランド“アルマーニ”の標準服を導入するという話題に。司会の爆笑問題・田中裕二(53)から「(標準服が)8万円という値段はどう?」と話を振られた渡辺は、「高いですよね。小学生というと成長しますから、何度も買わなきゃいけない。あの服で休憩時間に泥遊びというか、外で遊んで破られたりしたら、ちょっと大変ですよね……」とコメントした。 いっぽう、田中から「生徒、子どもからしたらどう思う?」と話を振られた矢島は「親は大変かもしれないですけど、アルマーニはカッコいいですよね。俺はいいと思う」とコメント。田中が「小学生ってアルマーニ知ってるのかな!?わからないけれど、今の子は」とコメントすると、「え、僕はお母さんに買ってもらっていましたよ。アルマーニ」と発言。 さらに矢島が「ね?」と母親に向き直ると、渡辺は両手で顔を覆い隠し、赤面。田中に「お母さん!!」とツッコミを入れられると、あわてて立ち上がって四方に頭を下げ、「すみません」とお詫びした。田中は「そうなの!?すごいねえ」と驚きつつ、「でも、いい話でしたよ」と総括し、スタジオが笑いにつつまれた。 この日の放送回ではバレンタインデーにちなみ、渡辺が矢島に手作りチョコをプレゼント。渡辺の作ったチョコレートマフィンがスタジオに登場、息子に“あ~ん”と食べさせてあげ、息子への溺愛ぶりを見せつける一幕もあった。 いっぽうの矢島は、母のためにラップを作成。「dear mama捧げる歌常に感謝1verseじゃ収まらない……」と感謝の言葉を贈り、そのようすをVTRに収めた。それを見た渡辺は「ああ!かわいい!!」と声を上げ、「うれしいですね。私はすごく幸せです」と涙目で話していた。
2018年02月11日ドラマ「コウノドリ」「毒島ゆり子のせきらら日記」などを手がけた矢島弘一が、脚本、演出、主宰の三役を兼ねる“劇団マハロ”。その第20回公演『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』が、1月18日、東京芸術劇場 シアターウエストで開幕した。東京マハロ チケット情報舞台は昆布漁を主産業とする北海道のある町。携帯電話からは日々、北朝鮮のミサイル発射のアラームが鳴り響いている。昆布漁師を父に持つ鈴子は、自らがセックス依存症であることに悩んでいた。そんなある日、町にセックス依存症の治療のための施設をつくる話が持ち上がる。それと同時に、鈴子と同じ悩みを抱える女性ふたりが東京からやって来て…。LGBTや不妊症、いじめなど、現代社会における多様な問題をテーマに掲げてきた東京マハロ。今回彼らが取り上げたのは、なかなか顕在化することがない、女性のセックス依存症という問題だ。本作に登場する女性たちは、幼いころに施設で育った、夫に浮気された、強姦されたなど、依存症に至った理由はさまざま。なかでも主人公・鈴子はある病気が原因となっており、そのどうしようもないやるせなさを思うと、非常に心が痛い。それぞれの事情を抱えつつ、何とか依存症と向き合おうとする女性たち。それとは対照的なのが、閉鎖的なコミュニティのなかで暮らし、自分には関係ない、わからないとして向き合おうとしない男性たちだ。さらに鈴子を追い詰めるのは、同じ女性でありつつ、前時代的な考えを持つ町長や、自らの幸せにしか興味がない自分と同い年の義母。そんな彼女自身も、「依存症が治ったら、みんな私から離れていっちゃうかも…」と、治療に対する後ろ向きな考えを拭い去ることが出来ない。鈴子を演じたのは、劇団員でこれが初の主演となる西野優希。決して容貌に恵まれているわけではない彼女だが、それが逆にセックスに救いを求めてしまう女性像をリアルに体現する。また本作で初舞台を踏んだのが、AKB48の加藤玲奈。鈴子の父と再婚した茉莉花を演じ、いわゆる“イマドキな女の子”のなかに、いきなり“母”になってしまった女性の揺らぎを繊細に見せた。依存症になった理由はさまざまだが、彼女たちに共通するのは、“愛されたい”という強い思い。それは決してセックス依存症だけに限ったことではなく、完全に満たされている人も多くはないだろう。そのなかで人はどう生きていくのか、そんなことを考えるきっかけを、本作は与えてくれる。公演は1月27日(土)まで。取材・文:野上瑠美子
2018年01月19日2018年1月18日(木)から28日(日)まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストで上演される、劇団東京マハロ第20回公演『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』。同公演のキービジュアルが公開された。【チケット情報はこちら】『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』はセックス依存症に悩む女性が、己の未熟さと葛藤しながらも生きていく様を、シリアスとユーモアを交えて描く作品。劇団東京マハロの主宰で、テレビドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」で第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を務める。出演は、今作が舞台初挑戦となる加藤玲奈(AKB48)、俳優・声優・アーティストと多方面で活動する根本正勝、舞台を中心に活動する輝山立ら。チケットの一般発売は10月21日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、現在先行先着プリセールを実施中。受付は10月21日(土)午前9時30分まで。
2017年10月20日劇団「東京マハロ」第20回公演『明日、泣けない女/昨日、甘えた男』が2018年1月18日(木)から28日(日)まで、東京・東京芸術劇場 シアターウエストで上演される。【チケット情報はこちら】「東京マハロ」は、TBS金曜ドラマ『コウノドリ~命についてすべてのこと~』(主演・綾野剛)の脚本を担当する今最も注目の脚本・演出家、矢島弘一が主宰する劇団。出演は、今作が舞台初挑戦となる加藤玲奈(AKB48)、俳優・声優・アーティストと多方面で活動する根本正勝、舞台を中心に活動する輝山立ら。セックス依存症に悩む女性が、己の未熟さと葛藤しながらも生きていく様を、シリアスとユーモアを交えて描く。チケットの一般発売は10月21日(土)午前10時より。
2017年10月03日「欅坂46」が主演するミステリードラマ「残酷な観客達」。この度、2016年5月に結成された「けやき坂46」(通称:ひらがなけやき)の12人全員が、本作の最終回に出演することが明らかに。「けやき坂46」のメンバーでもあり、「欅坂46」も兼任する長濱ねるは、今回の決定に「最終話でけやき坂46全員で出演させて頂けて本当にありがたいです。誰も予想できないような結末になっています。最後までハラハラドキドキするドラマになってるのでお見逃しなく!」とコメントしている。現代からさほど遠くない近い未来での出来事。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生たちが、突如として教室に閉じ込められてしまう!その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客たちが、彼女たちを観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客たちから多くの「いいね!」をもらうこと。彼女たちはたくさんの「いいね!」をもらうため、観客の気を惹こうと行動するが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒たちは疑心暗鬼になっていく。「友だちは大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切」。ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは?一体何故、彼女たちは閉じ込められているのか?観客たちに運命を握られた21人は全員で脱出できるのか――?本作は、いま人気急上昇中の女性アイドルグループ「欅坂46」のメンバーが総出演するドラマ。企画・原作は秋元康、「毒島ゆり子のせきらら日記」で第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を担当する本格ミステリー作品となっている。そして今回、本作の最終回に「けやき坂46」もメンバー12人全員揃って出演することが決定。昨年結成された「けやき坂46」は、今年3月にZepp TOKYOにて初のワンマンライブを成功させ、5月に開催されたZepp Nambaでは「欅坂46」を含むグループ初の大阪での単独公演を行い、大成功を収めるなど注目のグループ。「けやき坂46」が全員でドラマ出演するのは初となり、「欅坂46」が本作で演じているのと同じく、自分たちにどのような運命が訪れるかまだ知らない女子高生たちを演じる。最終回は、職員室に閉じ込められた生徒たちが再びタブレットからの一人5万「いいね!」獲得の指令にうなだれるも、出席 番号17番・葉山ゆずき(平手友梨奈)は意外にも最初にクリア。しかし、親友の14番・永嶺みこ(長濱ねる)や皆と離れ離れになる寂しさや怖さと、学校に閉じ込められていた数日間の出来事を思い出し、全員でここから出ることを決意。生徒たちは観客たちに必死のアピールをするが、やがてタブレットに寄せられたコメントの内容に違和感を抱き始め、誰かが操作をしているのではと疑問に思う。全員での脱出と生還を信じて、生徒たちは一斉に行動を起こし始めるが…というストーリーだ。また今回、最終回の場面写真とオフショットが到着!「けやき坂46」全員が揃い“ヒ”のポーズを決める写真と、最後の最後までどうなるか分からない葉山ゆずき(平手さん)と永嶺みこ(長濱さん)の中学生時代回想シーンでのセーラー服姿の仲良しオフショットが公開されている。「残酷な観客達」は毎週木曜日0時59分~日本テレビにて放送、地上波放送終了後よりHuluにて先行独占配信。(cinemacafe.net)
2017年07月12日いま人気急上昇中の女性アイドルグループ「欅坂46」が出演するドラマ「残酷な観客達」。この度、5月18日(木)の初回放送に先駆け、「欅坂46」21人全員が写るメインビジュアルが到着。予告編も公開された。現代からさほど遠くない近い未来での出来事。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生たちが、突如として教室に閉じ込められてしまう!その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客たちが、彼女たちを観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客達から多くの「いいね!」をもらうこと。彼女たちはたくさんの「いいね!」をもらうため、観客の気を惹こうと行動するが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒たちは疑心暗鬼になっていく。「友だちは大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切」。ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは?一体何故、彼女たちは閉じ込められているのか?観客たちに運命を握られた21人は全員で脱出できるのか――?本作は、企画・原作を秋元康が務め、前田敦子が主演した「毒島ゆり子のせきらら日記」で、第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を担当する本格ミステリードラマ。また主題歌には、「欅坂46」の楽曲「エキセントリック」が起用されている。今回到着したメインビジュアルでは、教室に閉じ込められた女子高生21人を演じる「欅坂46」のメンバー21人が写し出された1枚。また、YouTube「日テレ公式チャンネル」では、本作の30秒予告編も公開されている。さらに、本作に出演する新たなキャストが決定。ティーンを中心に爆発的人気を誇っている大人気YouTuberのヒカル、ラファエル、「りかりこ」、ふくれなが、ドラマ初出演を果たす。彼らが演じるのは“観客”。普段はYouTuberとして動画を観られる側の彼らが、今回は“観る側”を演じていく。ドラマ出演決定にヒカルさんは、「ただただびっくりしました。一度、欅坂46さんのことは動画で取り上げさせて頂いていたので知ってはいましたが、いまでも本当にドラマに出てるのか?ちょっと疑ってます(笑)とにかく嬉しかったです」と驚きと喜びを語り、ふくれなさんも「とてもビックリしました。演技はもちろんしたことがなくて、私に出来るのかな?とかどんな役なんだろうとか色んな気持ちがありました」とコメント。そして、今回で改めてYouTuberの認知度が高まってることを再認識したと話すラファエルさんは、「撮影は全てが新鮮で勉強になることが多く、とても貴重な経験でした。ありがとうございます」と感想を語り、「りかりこ」は「普段通りのりかりこが見ていただけるように、頑張りました。りかりこの部屋で撮影していただいたので、そこも見てほしいです!」と明かしている。なお、今後彼らのYouTubeチャンネルにて、番組とコラボレーションした動画が公開。こちらもお楽しみに。「残酷な観客達」は5月18日(木)より毎週木曜0時59分~(水曜深夜)日本テレビにて放送。地上波放送終了後よりHuluにて先行独占配信スタート(初回は第1・2話同時配信)。(cinemacafe.net)
2017年05月09日2015年に結成されるや否や怒涛の人気急上昇っぷりをみせる女性アイドルグループ「欅坂46」。この度、彼女たちが出演するドラマ「残酷な観客達」が、5月18日(木)より日本テレビにて放送されることが決定。また、地上波放送終了後より「Hulu」にて先行独占配信も開始される。現代からさほど遠くない近い未来での出来事。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生たちが、突如として教室に閉じ込められてしまう!その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客たちが、彼女たちを観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客たちから多くの「いいね!」をもらうこと。彼女たちはたくさんの「いいね!」をもらうため、観客の気を惹こうと行動するが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒たちは疑心暗鬼になっていく。「友だちは大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切」。ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは?一体何故、彼女たちは閉じ込められているのか?観客たちに運命を握られた21人は全員で脱出できるのか――?本作は、企画・原作を秋元康が務め、前田敦子が主演した「毒島ゆり子のせきらら日記」で、第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を担当する本格ミステリードラマ。「欅坂46」のメンバー平手友梨奈は、「演技に苦手意識があるので、克服したいという気持ちだったり、不安もあるのですが、みんなで力をあわせて頑張っていきたい」と意気込み、「欅坂46はクール・かっこいいというイメージを持っている方が多いと思いますが、ドラマならではの新しい私たちを見て頂きたいです」とファンへメッセージを送った。また、脚本の矢島氏は「緊迫感と馬鹿馬鹿しさ。この正反対なものをタイトルにあるように“観客”として楽しんでもらいたい」と見どころを話し、プロデューサー・植野浩之は「このドラマで描きたいことは、人間の悪意と好奇心。それをいま一番勢いのある女性アイドルグループ欅坂46と、向田邦子賞受賞後初の執筆となる脚本家・矢島弘一の掛け算で視聴者に届けたいと思います」と語っている。なおドラマの主題歌は、4月5日に発売された「欅坂46」4枚目のシングル「不協和音」通常盤に収録されている「エキセントリック」に決定。「残酷な観客達」は5月18日(木)より毎週木曜0時59分~日本テレビにて放送、地上波放送終了後よりHuluにて先行独占配信スタート(初回は第1・2話同時配信)。※ 関東ローカル(cinemacafe.net)
2017年04月19日アイドルグループ・℃-uteのリーダーである矢島舞美が26日、都内で行われた写真集『ひとりの季節』(8月27日発売 ワニブックス)の発売記念囲み取材に登場した。同書は矢島にとって9作目の写真集となり、台湾で撮影が行われた。20日に所属グループである℃-uteの解散が発表されたが、矢島はメンバー最年少の萩原舞が20歳を迎えた2月から話し合いを進めたと説明。「グループだからできることもあれば、グループだと難しい活動もあって、そういうのを色々話すタイミングがあって」と経緯を話した。解散する派・しない派には分かれなかったと語った矢島は、「5人もいれば反対する人もいるかと思ったんですけど、みんなそれぞれの気持ちも理解して尊重して、すんなりと、揉めることとか喧嘩することなく決まりましたね」と振り返る。そして周囲の反応について、ハロー! プロジェクトの先輩たちは「ついに来たか」「小さい頃から見てきたから感慨深い」と発言、後輩たちは「何も言わないけど、涙を流しながら聞いてくれてた」と明かした。ハロプロ全体のリーダーを務める矢島は、次のリーダーは「多分和田彩花ちゃんか、譜久村聖ちゃんになるんじゃないかな」と予想した。年齢的には嗣永桃子だと指摘されると、矢島は驚いた表情になり「ももに怒られちゃうけど、ももの存在をすっかり忘れてました」と苦笑。「プレイングマネージャーで忙しいので、どうなんだろうって感じです」と答えた。また矢島は℃-ute解散後は芝居の道に進みたいと語り、「歌うことも好きなので、℃-uteほど大きなステージはできないですけど、ディナーショーとかライブとかできたらいいな」と展望を巡らせた。恋愛も解禁となるが、「免疫がなさすぎて」と不安がり、好きなタイプは「誠実で、"自分自分!"じゃなくてちゃんと周りを考えられる人がいいですね」と告白した。
2016年08月26日劇団「東京マハロ」第14回公演『たぶん世界を救えない』が、まもなく幕を開ける。脚本・演出を手がける主宰の矢島弘一が描くのは、東日本大震災後の原子力発電所近くに暮らす人々の物語。そのなかで、ある家族の高校生の息子を演じるのが百瀬朔だ。ドラマ『仮面ライダー鎧武』などで注目を集めている若手俳優に、意気込みを聞いた。東京マハロ『たぶん世界を救えない』チケット情報これまで舞台では、『タンブリングFINAL』や『曇天に笑う』など、同世代俳優と一緒に作り上げる作品が多かった百瀬。大人キャストに囲まれることも、シリアスなストレートプレイに挑むのも、初めてのことだ。「最初はどうしていいか全然わかりませんでした(苦笑)。でも、矢島さんが、そのままでいいよと僕自身を尊重した演出してくださったり、永井大さんをはじめとする周りのキャストの方々も、僕の芝居をそのまま受け止めてくださるので。僕はもうみなさんに委ねて、勝手に芝居をするぐらいの勢いでやらせていただいています」。しかしそれでも、演じる高校生の春一は手ごわい役である。祖父は原発誘致を進めたひとり。ゆえに、原発事故も一族はこの切実な現実を受け入れながら生きていくしかない。そんな流されていく大人たちを、春一はひとりクールに見つめ、やがてそれでは何も解決しないと声を上げることになる。「前半はほとんどしゃべらないんです。だから、しゃべらないでそこにいるのってしんどいなと思いながら(笑)、大人たちを見ているんですけど。でも、そこでちゃんと見ておくからこそ、自分が話すときにもしっかり熱が入るというか。普通、大人に対して正面切ってものを言うことなんてないから、ものすごくパワーがいるんですけど、すごくやりがいのある役をやらせていただいているなと感じています」さらに、春一は若年性アルツハイマー病を発症した父がいるという役で、演じるにあたっては、被災地の現状についてはもちろん、アルツハイマーのことも調べた。が、「調べたということに酔うことなく、フラットに演じたい」ときっぱり。「僕自身が感じたことを出すのではなく、大切なのは春一の意見や思いを出すことで…。僕たちがフラットに演じることによって、観てくださる方にも、こんな現状があるんだと、ただまっすぐ伝わるんじゃないかと思うんです」。伝えることの責任を背負いながら舞台に立とうとしている。この誠実な役者が見せてくれる、とある家族の現実。しっかりと受け止めたい。公演は3月25日(水)から4月5日(日)まで東京・赤坂RED/THEATERにて。当日引換券も発売中。取材・文:大内弓子
2015年03月24日劇団「東京マハロ」第14回公演『たぶん世界を救えない』に出演が決まった永井大。ドラマや映画など映像での活躍が印象深いが、実は舞台にも大いに興味があるのだという。今度の矢島弘一が主宰する劇団との出会いも、永井に刺激的なものをもたらしそうだ。東京マハロ『たぶん世界を救えない』チケット情報舞台に立つのは2年ぶり。これまでに経験した本数も決して多くはないが、永井にとってそこは、特別な場所であるらしい。「映像には映像の良さがもちろんあるんですけど、舞台はやっぱり、舞台を踏んでる人たちからあふれてくるパワーがすさまじいんですよね。その見えない力にいつも感動するんですけど、それって舞台経験を積まないと出てこないものだと思うんです。カットごとに芝居をする映像と違って、舞台の上で全身をさらしながら一連で芝居をすることで、内側から出てくる何かが鍛えられる。だから、僕ももっと舞台に立ちたいと思っています」。劇団「東京マハロ」に参加するにあたっても、期するものがある。「まだ1作しか拝見していないので断言することはできないんですが、新しい発想から作品を生み出しているような印象を受けました。だから、今度もどんな脚本が上がってくるのかすごく楽しみなんですね」。しかも、劇団の主宰者で脚本・演出を手がける矢島とは、共通の知人がいることも発覚。「うちの父親がやっていた空手道場に通っていたひとつ上の先輩と矢島さんが、同じスポーツジムでインストラクターとして働いていたそうなんです。だから、初めてお会いしたのにすごく近く感じていますし。スポーツジムから演劇っていう異色の経歴を持っている方だからこそ(笑)、新しいものが作り出せるんだろうなと思っています」。永井自身も長く空手にいそしんできた。稽古を重ねて作り上げる舞台は、スポーツに重なるという。「練習をしないで試合に出ることなんてあり得ないし、練習を重ねてきたことが自信につながる。舞台も同じだと思います」。まだ脚本は完成していないが、「タイトルが『たぶん世界を救えない』ですから、“たぶん”面白いと思いますよ(笑)」とユーモアも見せる。そこに、どんなものが上がってこようと受けて立ってみせるという覚悟を感じさせた。3月25日(水)から4月5日(日)まで東京・赤坂RED/THEATERにて。チケットの一般発売は2月6日(金)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行抽選「プレリザーブ」を実施中、2月1日(日)午前11時まで受付。取材・文:大内弓子
2015年01月23日東京セレソンデラックスなどに出演していた俳優兼演出家の矢島弘一が、公演のたびにキャストを集めて上演している演劇ユニット<東京マハロ>。人と人との絆が今よりも強かった昭和の時代を思わせる、笑えて泣けるハートウォーミングな舞台に定評がある。第10回公演となる今回は、3年前に公開された松竹映画『引き出しの中のラブレター』の世界観をベースに“その後”のエピソードを描いた物語。主役の結生(ゆき)を演じる梅宮万紗子と元夫役の曽世海司(劇団Studio Life)、結生の弟に扮する加治将樹と、演出の矢島に意気込みを訊いた。東京マハロのチケット情報映画版では、不仲のまま父親を亡くしたパーソナリティーの真生(まい)が、自ら立ち上げた番組「引き出しの中のラブレター」に投稿してきた少年とやりとりをするうち、自分自身もゆっくりと傷を癒していく過程が描かれた。矢島は「もともと映画版のプロデューサーの方と知り合いで、今年の春に上演した公演が“手紙”をモチーフにした作品だったこともあり、それなら次は『引き出し~』の舞台化はどうかと言っていただけて。松竹さんの映画がとても好きなこともあって、いいタイミングで舞台化が叶いました」と作品との出合いに喜ぶ。本作で描かれるのは、映画の3年後。同番組を担当することになった新しいパーソナリティー結生が、ラジオという温もりのある媒体を通して周囲との絆を取り戻していく。結生役にオーディションで選ばれた梅宮は「最近舞台に立たせていただくことが多いのですが、芝居を全員で培って作っていくところが、自分に合っているなと感じています」と笑顔を浮かべる。結生に関しては「強いことも言うけれど、優しいところや孤独で弱い部分もある人。ひとりの女性が見せるいろいろな感情を表現できたら」と話した。結生の元夫でラジオ局の上司でもある竹下役の曽世は、東京マハロの魅力を「矢島さんと一緒に、時には話し合いながら作っていけるところ」と言う。「それぞれが個人として立ちながら、自然につながっていく温かい空気感が舞台にも出ているんじゃないかな」と話すと、加治が「この4人とも人見知りだから、そっちの空気感も似てるよ」と返して一同が大笑いするひとコマも。加治が演じる結生の弟・万生夫(まきお)は、ゲイでありつつ別の悩みも抱えるという役どころだが、「“ゲイ”という表面的なキャラクターに陥らないように、人間らしい万生夫像を作っていきたい」と語った。インタビュー中、初々しい梅宮を舞台では先輩の曽世と加治がフォローするなど、チームワークは早くもバッチリ。魅力的なキャスト陣が立ち上げるその本番が、今から楽しみだ。公演は11月17日(土)から25日(日)まで東京・駅前劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:佐藤さくら
2012年11月13日