10月14日(土)~2024年1月14日(日)の期間、宮城県石巻市内にて、かえるのピクルスBon moment@石巻実行委員会(一般社団法人りとりーと、特定非営利活動法人やっぺす、株式会社街づくりまんぼう)主催、株式会社ナカジマコーポレーション企画・共催、地域連動イベント「かえるのピクルスBon moment@石巻」を開催いたします。「Bon moment」はフランス語で「良い時を」という意味。かえるのピクルスと一緒に素敵な場所を旅して良い時を、というコラボ企画の第2弾。コラボ第2弾で訪れる場所は「石巻」です。かえるのピクルスは2011年から石巻のやっぺす(特定非営利活動法人やっぺす所在地・宮城県石巻市/前代表兼子佳恵現共同代表高橋洋祐柏原としこ)と協業、売り上げの一部を寄付する「無事かえるシリーズ」アイテムを継続的に販売しご縁を深めてまいりました。30周年を迎えるかえるのピクルスが協業でご縁を深めた「石巻」で満を持してのコラボ企画です。今回の企画では、株式会社石森プロ(代表取締役社長小野寺章)と石ノ森萬画館(運営会社株式会社街づくりまんぼう代表取締役社長木村仁)とのお取り組みの機会を頂き、スーパースペシャルなコラボも実現!▼かえるのピクルス×サイボーグ009コラボ漫画家・石ノ森章太郎氏の代表作のひとつ、サイボーグ009とかえるのピクルスが初めてのコラボ。2024年でサイボーグ009は60周年。かえるのピクルスも30周年を迎える節目で実現した奇跡のスペシャルコラボです。・サイボーグ009とは9人のサイボーグたちの活躍と葛藤、友情、人類愛などが描かれた本作は、1964年の少年漫画誌での連載開始以後、石ノ森章太郎氏のライフワークとして少女マンガ誌、青年マンガ誌、新聞など、出版社と媒体ジャンルの垣根を越えて長年に渡り発表されました。折々の社会問題、事件や戦争をとりあげて描かれたエピソードも多く、時代に寄り添い続けた作品でもあります。(下記より抜粋)サイボーグ009が"わかる" - 石森プロ : ▲コラボキーアート(サイボーグ戦士たちに仲間入りしたピクルス!)©️石森プロ©️1994 NAKAJIMA CORPORATION限定商品サイボーグ009×ピクルスポージング©️石森プロ©️1994 NAKAJIMA CORPORATION骨入りでポーズを付けられる「ポージング」ぬいぐるみや、アクリルスタンドキーホルダー、限定ガチャも登場!石ノ森萬画館にて販売します。さらに、石ノ森章太郎氏が石巻を訪れた際に定宿にしていたホテル「FUTABAINN」で宿泊コラボも開催。ビジネスホテルですがリゾートホテルを思わせるようなお洒落なホテルです。ぜひこの機会に石ノ森章太郎氏ゆかりの宿をご堪能ください。(9月29日より予約開始)宮城県石巻市・ホテル・宿・旅館・FUTABA INN・宿泊・ビジネスホテル・格安ホテル・石巻・B&B : FUTABA INN 外観(グリーンの壁がかわいい)▼石巻かえるのピクルススタンプラリーを開催開催期間を通して、石巻市内の8カ所を巡るスタンプラリーを開催。8ケ所いずれかのスタンプポイントを巡りピクルスのハンコを押して、5ケ所以上のハンコをGETしたら、オリジナルデザインの特典ステッカーをプレゼントします。各スタンプスポットでは、いしのまき元気いちばでの新鮮魚介のコラボメニューや、おいしいコロッケの佐藤ミート、名産品の粟野蒲鉾店でのコラボフード、シアターキネマティカ、IRORI石巻での素敵なカフェコラボメニュー、と盛りだくさんでご提供です!▼旧観慶丸商店で石巻コラボスタートイベントを開催また10/14(土)10/15(日)には石巻市指定文化財の旧観慶丸商店(指定管理者一般社団法人ISHINOMAKI2.0)にて、スタートイベントを実施。大きいピクルスのグリーティング撮影会や、トークショー、ミニライブなどを開催します。(石巻とピクルスの展示は10月29日まで館内で継続)旧観慶丸商店(石巻市)この秋から冬にかけては、風光明媚で美味しいものがたくさんの石巻をピクルスと旅して、どうぞ良い時(Bon moment!)をお過ごしください!【地域連動イベントかえるのピクルスBon moment@石巻】実施期間:2023年10月14日(土)~2024年1月14日(日)<概要>●石ノ森萬画館にて「サイボーグ009×ピクルス」コラボ商品販売(期間中)●石巻市内8カ所をピクルスと巡るスタンプラリー(期間中)●旧観慶丸商店でのスタートイベント(10/14~10/15)●宿泊コラボFUTABA INN(期間中)●スタンプラリー先でのコラボフード、コラボメニュー提供(期間中)●東北マルシェドピクルスキャンペーン(期間中)※各施設、それぞれに休業日がございます。詳細はスタンプラリー台紙参照。<主催・企画>主催:かえるのピクルス Bon moment石巻実行委員会一般社団法人りとりーと代表理事 兼子 佳恵特定非営利活動法人やっぺす共同代表理事高橋洋祐柏原としこ株式会社街づくりまんぼう代表取締役社長木村 仁共催・企画:株式会社ナカジマコーポレーション代表取締役伊川 慎一©️石森プロ©️1994 NAKAJIMA CORPORATION#かえるのピクルス#picklesthefrog#Bonmoment#石ノ森萬画館#石巻スタンプラリー#サイボーグ009×ピクルス#旧観慶丸商店#いしのまき元気いちば#佐藤ミート#粟野蒲鉾店#シアターキネマティカ#IRORI石巻#フタバイン<かえるのピクルスとは>1994年雑貨系ぬいぐるみとして誕生し「always smile」「thinking of you」をテーマに寄り添う存在として2024年に30周年を迎えます。30周年に向けて、笑顔と優しい手触りでよりたくさんの方と楽しい時間をすごして行きます。<当プレスリリースについての問い合わせ先>株式会社ナカジマコーポレーションライセンスイベント部 license@nakajimacorp.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月23日『みんなのこんさ~と in 石巻』が2022年11月20日 (日)に河北総合センター ビッグバン 文化交流ホール(宮城県石巻市成田小塚裏畑54)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 本企画は音楽で人と場所を繋ぐ「みんなのこんさ~とプロジェクト」の一環です。場所と機会を作りますので、それぞれの能力で、できるだけ多くの方に関心を持ちこのムーブメントに参加していただきたいです。東日本大震災直後の慰問演奏で、石巻の皆様の温かさと強さに直に触れ深く感動しました。令和元年に再び訪ね 復興の地を見て驚きました。長きにわたるご縁にて出逢った大好きな石巻の皆さんと共に“ありがとう”を込めての復興記念コンサートです。文化庁助成事業 AFF2 後援:石巻市/石巻教育委員会今回の企画は音楽で人と場所を繋ぐ「みんなのこんさ~とプロジェクト」という大きな流れの中の「石巻」です。私達は経験豊かなプロの音楽家、スタッフ集団です。文化庁の助成事業として行い、広く多くの関係者を巻き込み「幸せ」の連鎖を広げていきます。この企画は2021年の札幌をかわきりに2030までの9年を念頭におき進めています。■2022年はそれぞれ内容の異なる6公演を開催東京(六本木)栃木県(那須高原)北海道(札幌)千葉県(市川市)宮城県(石巻市)東京都(神楽坂)出演★プラーナ+BBモフラン:プラーナひろこ(Piano・アレンジ) 領家敏(Sax&Fl)BBモフラン(Vo African Percussion) 石井(Bass)東日本大震災に寄せたレクリエム石巻訪問直後のオリジナル曲も演奏・・・ゲストにBBモフラン氏(アフリカコンゴ出身 初代ライオンキング出演)を迎え爆笑トークと明るく元気な参加型ステージで皆さんを盛り上げますプラーナ BBモフラン プラーナひろこBBモフラン★五十八亭ふすま丸東日本大震災以降11年ボランティアで石巻に通い続けた落語家 ★たつみ姉妹双子の民謡歌手★寺崎はねこ踊り保存会石巻伝統芸能 はねこ踊り保存会約20名 五十八亭ふすま丸寺崎はねこ踊り保存会開催概要『みんなのこんさ~と in 石巻』開催日時:2022年11月20日 (日)開場13:30/開演14:00(終演予定17:00)会場:河北総合センター ビッグバン 文化交流ホール(宮城県石巻市成田小塚裏畑54)■スタッフ音楽監修・監督:星由貴総括:宮城利史子企画・制作・演出:プラーナひろこ舞台協力:いしのまき市民劇団「夢まき座」協力:石巻子ども劇場■チケット料金全席自由:3,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月05日宮城県石巻市を中心に展開するアートと音楽、そして食の総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2021-22 後期」が8月20日(土)に開幕、10月2日(日)まで開催されている。2017年にスタートしたReborn-Art Festival(リボーンアートフェスティバル、通称RAF)は、宮城県石巻市を中心に、2年に1度の頻度で行われる総合芸術祭。3回目の開催となる今回は、21年夏に前期日程が開催され、そして今春に後期日程が開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、後期の開催は延期され、この時期の開催となった。今回のテーマは「利他と流動性」。ワタリウム美術館館長・和多利恵津子と同館代表・和多利浩一の姉弟がキュレーターを務め、石巻市街地と牡鹿半島の合計5つのエリアに26の作品が展示されている。このレポートでは今期の新作が展示される石巻市街地の3エリアおよび牡鹿半島の桃浦・荻浜を紹介する。■石巻中心市街地エリア石巻駅や市役所、商店や飲食店が立ち並ぶ石巻中心市街地エリアは、2017年のRAFスタート以来、新しいアートスペースが続々と誕生している。今期はこのエリアにかつてあったサウナや鮮魚店、いまも人々があつまるスケートリンクを舞台に作品が展示される。石巻駅前に現れた山内祥太による巨大なゴリラの映像作品は、設営時から地元市民の注目を集めている作品。ユーモラスに踊り回る巨大なゴリラはあたらしい石巻のアイドルになりそうだ。山内祥太《我々は太陽の光を浴びるとどうしても近くにあるように感じてしまう。》2021年今年、石巻市民に惜しまれつつ閉店した鮮魚店「プロショップまるか」の跡地には、小説家・朝吹真理子とアーティスト・弓指寛治の共同制作による《スウィミング・タウン》が展示されている。東日本大震災を起点に、石巻の記憶や自身に関することを直接街の人々に聞き取り、絵や言葉、インスタレーションに構成した作品。建物内のあちこちに絵や言葉が散りばめてあり、さまざまな物語を重層的に体感できる。時間をかけて鑑賞したい作品だ。朝吹真理子・弓指寛治《スウィミング・タウン》(部分)2022年朝吹真理子・弓指寛治《スウィミング・タウン》(部分)2022年朝吹真理子・弓指寛治《スウィミング・タウン》(部分)2022年旧つるの湯の笹岡由梨子の作品《パンジー》は家族をテーマとしたビデオ・インスタレーション。画面に映る巨大な顔たちは、ゆらめきながら高らかに合唱している。また、旧つるの湯階上にある旧サウナ石巻には、プロダクション・ゾミアのキュレーションにより、アジアの作家6組の映像作品が展示されている。笹岡由梨子《パンジー》2022年ボウリング場プレナミヤギに付属するスケートリンクは、現在も冬場は石巻の人々が集まる人気スポット。シーズンオフの期間を利用して設置された渡邊慎二郎《FRESH》は、石巻に自生する植物の音を使用したインスタレーションだ。石巻の工事現場で使用されるシートなどを作品に取り込み、土地の環境を体感できるようにもなっている。渡邊慎二郎《FRESH》2022年■渡波エリア牡鹿半島の付け根にある渡波(わたのは)は、景勝地と知られている地域。震災がきっかけとなり、現在は家具工房やゲストハウスなどあたらしい場が生まれつつあるエリアでもある。こちらでは、水産加工工場跡地を舞台に小谷元彦と保良雄の作品を展示している。保良雄《fruiting body》は、岩塩や海水、炭化した鯨の骨などを使用したインスタレーション。天井から吊るされた紐からは海水がゆっくりと落ち、周囲に徐々に岩塩が形成されていくという。保良雄《fruiting body》2022年小谷元彦《サーフ・エンジェル(仮設のモニュメント2)》は、高さ6メートルという巨大な彫刻作品で、今回のRAFのポスターに使用されるなどキービジュアルの役割も担っている。天使に着想を得ており、サモトラケのニケやタイタニック、翼、そして震災当時に支援のために石巻にやってきた人々などのさまざまなイメージや要素が混ざり合い、神々しさを感じる作品となっている。小谷元彦《サーフ・エンジェル(仮設のモニュメント2)》2022年復興祈念公園エリアには川俣正、風間サチコらの作品が■復興祈念公園周辺エリア震災で大きな被害が生じた石巻市の南浜地区を整備し、2021年3月に誕生した石巻南浜津波復興祈念公園。面積は38万8000平方メートルという広大な公園で、近くには、被災した門脇小学校の校舎が震災遺構として2022年4月より一般公開されている。このエリアにも多くの作品が展示されている。風間サチコは、展示会場となった阿部家の石蔵が、野蒜(東松島市)で産出される「野蒜石」を使ったものであることに着想を得て、石巻や宮城をテーマにした新作を発表。「新しい山水」をテーマに、かつての石巻と現在の石巻を同時に俯瞰できる作品が石蔵内に複数展示されている。展示風景より風間サチコ《ニュー松島》、《FLOW(沖つ国/不老山》2022年石巻南浜津波復興祈念公園のそばには、川俣正の《石巻タワー》と、渡波エリアでも作品を展示している保良雄の《This ground is still alive》が隣り合わせに設置されている。保良は、痩せた土地を開墾し、牡鹿半島の微生物や堆肥、腐葉土などを用いて約40種類の野菜を育てている。整いすぎて生命感が感じられない復興祈念公園とのギャップに驚かされる作品だ。手前:保良雄《This ground is still alive》2022年 奥:川俣正《石巻タワー》2022年川俣正《石巻タワー》は高さ7メートルにも及ぶ巨大な塔。地元企業の提供による板材や芯材で作られたこのタワーは、このエリアならびに今期のRAFを象徴するものだ。本作品は夜になると街の方向に光を灯し、灯台のような存在になる。川俣正《石巻タワー》2022年アーティストユニットSIDE COREは、被災地の海にそびえる防潮堤の「音」をテーマにした作品を発表。《タワリング・バカンシー》は、日本各地で集めた音を、さまざまな形のスピーカーから流した作品。この音を聞きつつ、作品の先にある防潮堤を登ると、青い海と空、それまで防潮堤のブロックにより全く聞こえなかった潮の音が耳に流れ込んでくるというもの。自然の音を存分に聞いたあとに作品までもどり、再びスピーカーから流れる音を聴いたとき、その印象は大きく異なっているはずだ。SIDE CORE(BIEN/EVERYDAY HOLIDAY SQUAD)《タワリング・バカンシー》2022年《タワリング・バカンシー》の先にある防潮堤の上から見た石巻の風景■桃浦・荻浜エリア桃浦・荻浜エリアは、RAFの象徴的作品である名和晃平の《White Deer (Oshika)》が常設展示されていることで知られている。名和晃平《White Deer (Oshika)》2017年会期中は、この作品に加え、藤本壮介の《Cloud pavilion(雲のパビリオン)》や小林武史によるサウンド・インスタレーション《CIRCLE of MUSIC in the LIFE #2》なども展示される。青い空や海と、白い鹿や雲、音との対比を楽しめるエリアだ。他のエリアから若干距離はあるものの、ぜひ訪れよう。藤本壮介 Cloud pavilion(雲のパビリオン)2021年RAFは芸術の展示のほか、ライブイベント、食イベントなどバラエティに富んだ企画も用意されている。日帰りも可能ではあるものの、可能であれば何日か滞在し石巻そのものもしっかりと満喫するのがおすすめだ。取材・文:浦島茂世【開催情報】「Reborn-Art Festival 2021-22 後期」8月20日(土)~10月2日(日)、宮城県 石巻市街地(石巻中心市街地、復興祈念公園周辺、渡波)、牡鹿半島(桃浦・荻浜、鮎川)にて開催
2022年08月30日お笑い芸人の明石家さんまが16日、宮城県石巻市のマルホンまきあーとテラスにて開催されたアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』上映会&明石家さんま・渡辺歩監督トークイベントに出席。復興しつつある石巻について「感動しています」と語った。さんまが直木賞作家・西加奈子の小説に惚れ込み企画・プロデュースした本作。『ドラえもんのび太の恐竜 2006』(06)『海獣の子供』(19)の渡辺歩が監督を務め、アニメーション制作を、圧倒的クオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つ STUDIO4℃が手がけた。昨年6月11日に公開されるやいなや話題に。第23回富川(プチョン)国際アニメーション映画祭特別賞、第46回報知映画賞アニメ作品賞、第45回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞など、数々の映画賞を受賞し、海外でも高い評価を受けている。『漁港の肉子ちゃん』は、原作者の西加奈子氏が石巻市と女川町を訪れたことがきっかけで生まれた作品。その際に訪れた女川町の漁港にある1軒の焼肉屋をヒントに物語が描かれている。今回、公開以来『漁港の肉子ちゃん』上映の機会がなかった石巻で、1200人(×2回)の特別“凱旋”上映会を実施。イベントには、さんまと渡辺監督が参加した。震災直後、11年前に番組で訪れて以来、久々に石巻に来たというさんま。「お招きいただきありがとうございます。今年こうして来られたわけですけど……遠い! 仙台駅からボロい車で来たので腰が痛い!」と愚痴をこぼして笑いを誘う。イベントでは、西氏の作品を映画にしようとした理由、アニメ化までの経緯、さらにはアフレコ現場でのエピソードを楽しく振り返り、会場を盛り上げた。最後に2人は来場者に「石巻に来られたことに感謝しております。今日はありがとうございました!」(さんま)、「少し前も揺れ(地震)がありましたが、そういう中で作品を届けられたことが何よりうれしいです。『肉子』が少しでも安らぎの一部になれば幸いです」(渡辺監督)と語った。第一回のイベント終了後、囲み取材に応じたさんまと監督。会見場は広い会議室。東京や地元からきた多くの記者が会場にいたことから、さんまは「医療ミスでもしたんかと思う(光景)」と一言。また、報道陣の前に姿を現すことが珍しいと言われると「この場で言いたいのは……STAP細胞はあります!」と返して笑いを起こした。1,200人もの観客が詰めかけたイベントについて、さんまは「まさかこれだけたくさんの人が来ていただけるとは、夢にも思っていませんでした。10年経って復興していますが、1,000人も人が来るのかって思って客席を見ると、(たくさんの人で)安心しました」とコメント。そして、道中、車窓から石巻の街並みを眺めてきたと回顧。11年前に訪れた際の、悲惨な光景が目に焼き付いているとしながらも「いまは何もなかったところに、家やビルが建っていて……人の力は本当にすごいなと思いました。改めて感動しながらここに来させてもらいました」と語った。また、観た人にどんなことを感じてほしいのか問われると、「僕は、短いですけど、二千翔という自分の子どもじゃない子を何年か育ててきたことがあるんで、自分と照らし合わせながら映画を作っていました。何回観ても(作中の)病院のシーンは泣いてしまいます。“人間とはこういうもんだ”、“仲間ってこういうもんだ”って分かっていただけたらありがたいです」と思いを述べた。
2022年04月16日宮城県石巻市に工場を置く、有機質肥料の製造メーカー 大成農材株式会社(代表:杉浦 朗、本社:広島県広島市)は、2021年5月に農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」を受け、有機栽培や有機質肥料に注目が集まり、全国からのお問い合わせが例年と比較して約10倍に増加しました。当社は東日本大震災による津波で被災、工場壊滅から1年半かけて復興に尽力してきた結果、操業再開から8年で売上が125%となりました。【工場壊滅から1年半かけて操業再開、復興から8年で売上125%増】当社の石巻工場は2011年の東日本大震災の津波により壊滅、春のハイシーズンを前に倉庫に貯めていた在庫は全て流されました。(下:震災直後の石巻工場)震災直後の工場(倉庫)震災直後の工場(原料タンク)一度は復興をあきらめかけたものの、長年愛用していた全国のユーザーから生産を続けて欲しいとの声を受け、1年半かけて復興し再開にこぎつけましたが、その間に離れたユーザーも多く、しばらく業績は低迷しておりました。そんな中でも地道な努力を続け、2021年は復興後の2013年と比較し125%と売り上げは回復。さらに、2021年5月に農林水産省による「みどりの食料システム戦略」が策定されると製品や販売に関する問い合わせが、策定前の月2~3件から現在は月に20件前後と、急激に増えてきています。農家様からは「有機栽培をこれから始めたい」、「化学肥料から有機質肥料に切り替えたい」といった問い合わせや、卸や小売店からも「有機質肥料の取り扱いを始めたい」、「今後、自社の地域でも有機農業を普及させていきたい」といった問い合わせが来ています。(下:復興後の石巻工場)復興後の工場【有機農業の農地面積を100万ヘクタールに!「みどりの食料システム戦略」策定】現在、国内外で「脱炭素社会」に向けた取り組みがなされており、日本でも2020年10月、「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。農林水産省においても、農林水産業のCO2ゼロエミッション化など、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」が2021年5月に策定されました。その中で、日本全国約400万ヘクタールの農地のうち、2018年段階で約23,700ヘクタール(0.5%)である有機農業面積を、2050年までに少なくとも100万ヘクタール(25%)に増やす目標を打ち立てています。国内で調達可能な産業副産物を活用した肥料は、土壌改善に寄与するだけでなく、残渣処理や食品リサイクル等のSDGsにも貢献することができます。※ 農林水産省「みどりの食料システム戦略」 ※ みどりの食料システム戦略について 全体版 【魚エキスの有機質肥料がユニークなワケ】『「魚」系の肥料は農産物の味のノリが良い』と、昔から漁業が盛んな地域では昔からよく言われていた言葉です。現代でも「魚」が配合された有機質肥料は多くあり、その原料である「魚」のほとんどは、加工食品を製造する際に出る魚の、搾りかす「魚かす(ぎょかす)」が使われています。一方で、大成農材が製造する有機質肥料は加工時に出る、魚のアラなどから「フィッシュソリュブル」という魚肉エキスを濃縮したもので、出汁のように、魚の体液に含まれる天然のアミノ酸が豊富に含まれており、肥料効果が非常に高くなる希少な原料を使用しています。それに米ぬかを加えることで、おいしく丈夫な食物が育つ有機質肥料となっています。【今後の展開】当社では現在、原材料にこだわりほんとうに美味しい作物づくり・豊かな土壌づくりをしていく農家様を応援するため、自社の有機質肥料を使って私たち自身が農作物を育ててみるというプロジェクト「大成ファーム」を実施しています。「ひりょうやさんのトマト」として本来の旨みと甘みを持ったトマトと、その規格外品を加工して開発した「ひりょうやさんのトマトジュース」を当社ECサイトなどで販売しています。大成ファームひりょうやさんのトマトジュース「みどりの食料システム戦略」で示された「耕地面積に占める有機農業の取り組み面積の割合を25%(100万ヘクタール)に拡大」に必要となる、土壌改善とおいしい青果物を両立する有機質肥料であることをこのトマトでも証明しつつ、高い品質で今後も提供していきます。【会社概要】名称 : 大成農材株式会社所在地: 〒730-0017 広島県広島市中区鉄砲町7-8URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月15日有機質肥料の開発・製造・販売を行う大成農材株式会社(代表:杉浦 朗、本社:広島県広島市)では、石巻市にある自社工場で生産している「バイオノ有機s」の問い合わせがこの5年で約2倍に増加しています。リジェネラティブ農業が注目され、有機質肥料に関心が高まったことが影響していると考えられます。バイオノ有機s【有機栽培にこだわる農家が注目する100%有機原料の「バイオノ有機s」】当社では平成元年より100%有機原料を使った肥料の販売を開始し、現在は漁港が多くある石巻市の自社工場で、水産加工残滓である魚のエキスと米ぬかの油粕を使用した「バイオノ有機s」をメイン商品として製造しています。リジェネラティブ農業の注目度が上がるにつれこの商品に関しての問い合わせが急増しており、平成28年には年間56件だった問い合わせが令和3年は1年間で104件とほぼ倍になっています。問い合わせ内容も使い方や価格だけでなく、有機JASに対応している資材かどうか、原料の調達先など詳細に踏み込んだ内容が増え、問い合わせに伴い出荷数も伸び続けています。【世界が注目するリジェネラティブ農業へ転換の必要性】SDGsの17の目標のうち、15番目は「陸の豊かさを守ろう」ですが、現在、世界の土壌のうち約3分の1にあたる33%が土壌の浸食、塩分や栄養素の枯渇、化学物質による汚染、生態系の破壊などにより危機的な状況であり、植物が育つのには適さない土壌になってしまっていると言われています。欧米の食品系をはじめとする企業では、食料や農産物の調達及び企業経営を持続可能にするためにも、環境再生型農業「リジェネラティブ農業」への転換が重要だと考え始めました。リジェネラティブ農業は明確な定義がなされてはいませんが、有機農法や不耕起栽培、土壌の被覆植物などを基本とし、土壌の状態を健康に保つことが目的とされています。日本の農林水産省も平成27年から「環境保全型農業」を定義して交付金を出したり、令和3年には「みどりの食料システム戦略」が策定されたりと、環境に配慮した農業への転換が求められています。※みどりの食料システム戦略について 全体版 ※農林水産省 環境保全型農業関連情報 【「バイオノ有機s」詳細】一般的に魚の有機質肥料といえば加工食品を製造した後の搾りかすである「魚かす(ぎょかす)」や魚粉を使ったものを指しますが、「バイオノ有機s」は石巻の漁港でとれた魚の加工時に出る魚のアラなどから「フィッシュソリュブル」という魚肉エキスを濃縮したものを使用しています。魚の体液に含まれる天然のアミノ酸が豊富に含まれ、米ぬかと合わせることで即効性と緩効性双方の肥料効果が高く、使い勝手の良いユニークな有機質肥料と言えます。希少な原料のため高価な部類に入りますが、栽培全体のコストを見ると他肥料とほぼ同額になります。◇有機JAS栽培・特別栽培に使用可能◇エコファーマーの認証取得済◇ペレットタイプ20Kg【今後の展開】SDGsの指針決定やみどりの食料システム戦略が策定されたことにより、有機農業に対する関心は今後ますます増加し続けていくことが予測されます。創業以来、ひたむきに有機質肥料の製造に取り組み、品質の高い肥料を販売してきましたが、今後もより一層お客様の期待に応えられるよう、誠心誠意努力してまいります。【会社概要】名称 : 大成農材株式会社所在地: 〒730-0017 広島県広島市中区鉄砲町7-8URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月11日アート・音楽・食の総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2019」のオープニングを飾る音楽イベント『転がる、詩』が、3日と4日に宮城県・石巻市総合体育館で開催された。両日チケットは完売し、2日間で約5400人を動員した。ここでは、3日に行われたライブをレポートする。「Reborn-Art Festival 2019」実行委員長を務める小林武史が率いるバンドが登場し、小林が「すごい良いライブです、本当に。よろしくお願いします」とあいさつ。小林の呼び込みで、青葉市子が登場し、「かなしいゆめをみたら」など全5曲を披露した。会場の気温は高かったものの、小林の「ミュージシャンなんだけど、アートを感じさせる人」との言葉通り、幻想的な雰囲気が広がった。また、「Reborn-Art Festival 2019」の展示作品として、石巻市内では1日に3度(7:00/12:00/17:00)、青葉の声を重ねて作った「時報」が流れる。続いて登場したのは、Salyu。長年タッグを組む小林のキーボードの音色に合わせて、伸びやかな歌声で「HALFWAY」など5曲を披露した。SalyuはMCで、2017年に行われた前回の「Reborn-Art Festival」を振り返り、「石巻にも長い間滞在したり、住んでいる方とコミュニケーションをとらせていただいたりしました。帰るときにとても名残惜しい気持ちになったことを思い出しました」と話し、「また2019年も参加できて、とてもうれしいです」と笑顔を見せた。次はエレファントカシマシ・宮本浩次が登場。ステージを縦横無尽に駆け回り、観客にくまなく手を振り、「なんて素敵なイベントなんだ! みんな暑いけど、いいノリしてるね~! いい顔してるね~!」と盛り上げる。3曲目には、宮本は「すごく今日の場所にピッタリの歌。静かな歌なんだけど、毎日ってすごく素敵だということを歌っている、小林さんと一緒につくった大好きな歌です」と紹介し、同時多発テロが起きた2001年のニューヨークにて、小林と共同制作した「普通の日々」を演奏した。宮本浩次photo by Takehiro Goto宮本のステージは、まさに全身全霊であり、全身で表現。ときには倒れそうになりながら、ステージに寝転び歌ったり、ステージから降りて観客とハイタッチしたりする場面も。全9曲を終え、ステージを去った宮本に対して、小林は「すごかった」とポツリ。「引っ込んだけど、宮本浩次君にもう1回拍手!」と称賛していた。最後に登場したのは、櫻井和寿だ。いつもはMr.Childrenとして披露される楽曲を、今回は違ったバンド編成でパフォーマンス。そのため、いつもとはまた違った聴こえ方に。MCでは、「この場所でやれてものすごくうれしいです! おのずと気持ちが歌に入っていきます。最高です」とあいさつ。そして、イベントタイトルの『転がる、詩』について、「転がる石には苔が生えない」という言葉からオマージュしていることを明かした。小林からは「照明やステージ演出を派手にやるのではなく、歌が、日本人としての言葉が届いていくようなイベントにしたい」と言われたそうで、櫻井は「その時々に、いろんなことを感じてつくった歌詞や歌があります」としつつも、「だけど、当時の思い出がよみがえるだけの歌じゃなくて、今聴いてもあの時とは違った感覚で届く曲を選んだつもりです」と話した。その一方で、「メロディや演奏も大事に思っている。『歌詞なんていらないじゃん』と思うこともある」という櫻井は、さだまさしの「北の国から」のフレーズを歌い、「次にお届けする曲も、一番大事なところは『ラララ』で歌っています」と紹介。「ラララ」を歌唱した。その他、「くるみ」「Sign」など8曲を歌った櫻井。アンコール後は、Salyuとともに再び登場し、「MESSAGE -メッセージ-」「to U」を届けた。『転がる、詩』では、全編にわたって現代アーティスト・中山晃子の即興による"Alive Painting"と歌詞を映し出す演出がなされ、それぞれのアーティストの世界と「詩」の持つエネルギーに会場中が引き込まれた。「Reborn-Art Festival 2019」は宮城県の石巻市街地、網地島、牡鹿半島、松島湾にて、9月29日まで開催される。今年のテーマ「いのちのてざわり」に思いをはせ、7つの展示エリアで7組のキュレーターとともに約70組のアーティストのアート作品が、石巻市街地と牡鹿半島の豊かな自然とともに彩られ、各エリアに展示されている。photo by NAKANO Yukihide
2019年08月06日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!「あいちトリエンナーレ2019」と「リボーンアート・フェスティバル 2019」が開幕、ズッカとイラストレーターNoritakeのコラボ展第3弾、表参道ヒルズで楽しむ「旨辛刺激MENU」etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け! ◆「あいちトリエンナーレ2019」がついに開幕。サカナクションなど国内外80組以上のアーティストが参加(〜10/14)前回に引き続き芸術監督に津田大介を迎え、4回目の開催となる本年は、“情の時代 Taming Y/Our Passion”をテーマに、様々な表現を横断する最先端のアートを紹介。◆石巻でアートや音楽を楽しむ芸術祭「リボーンアート・フェスティバル 2019」が開催! (8/3〜9/29)豊かな自然を舞台に地元の人々と作りあげた「アート」「音楽」「食」が楽しめる新しい総合芸術祭が、宮城県石巻・牡鹿地区を中心に58日間に渡り開催。レストラン「Reborn-Art Dining」の様子(2017年)◆京都・清水寺で陶芸アーティスト桑田卓郎の作品展「日々(にちにち)」(8/3〜25)清水寺で2012年にスタートした「FEELKIYOMIZUDERA」プロジェクトの一環として、アーティスト桑田卓郎の作品を展示。Tea Bowl, 2017© Takuro Kuwata, Photo by Kazuya Sudo◆ズッカ、イラストレーターNoritakeとのコラボ展第3弾! シャツワンピやリュックなどのコラボ商品が登場(〜9/10)ズッカとNoritakeによる共同企画展示の第3弾。「ねむくなる」をテーマにした多彩なコラボレーションアイテムがラインアップ。◆石田製帽が手掛ける、ヴィンテージ素材のストローハットの販売会がパスザバトンで開催(8/3〜終了日未定)パスザバトン(PASS THE BATON)丸の内店と表参道店にて、「石田製帽(ISHIDASEIBOU)」が手掛ける麦わら帽子の販売会を開催。◆表参道ヒルズに旨辛メニューが期間限定の登場! シビレ系担々麺から生姜カクテルまで(〜9/30)表参道ヒルズのレストラン10店舗にて、山椒や花椒、カレー、ハラペーニョ、生姜など多様な辛さがやみつきになる「旨辛刺激MENU」を提供。
2019年08月02日宮城県石巻・牡鹿地区を中心に開催されるアート・音楽・食の総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル(Reborn-Art Festival)2019」が、8月3日から9月29日までの58日間にわたって開催される。「リボーンアート・フェスティバル」は、音楽プロデューサー小林武史が実行委員長を務める、豊かな自然を舞台に地元の人々と作りあげた「アート」「音楽」「食」を楽しむことのできる新しい総合芸術祭。2017年7月22日から石巻・牡鹿地区を中心に51日間にわたって初めて開催し、延べ26万人が来場した。石巻・牡鹿地区は、東日本大震災で大きな被害を受けた地域の一つ。ここに、国内外の現代アーティストが訪れ、地域と触れ合いながらアート作品をつくり、さまざまなスタイルの音楽イベントや、日本各地から集まった有名シェフたちが地元の人・食材と出会い、ここでしか味わえない食を提供したりとなど、たくさんの「出会い」を生み出す場となる。その「出会い」がきっかけとなり、地域復興や振興につながる様々な循環を生み出すことを目指している。レストラン「Reborn-Art Dining」の様子(2017年)2回目となる今回は、宮城県の牡鹿半島と石巻市街地、松島湾に加えて、網地島での開催が決定。アート作品展示エリアのキュレーションは、島袋道浩、豊嶋秀樹、有馬かおる、ワタリウム美術館の和多利恵津子・浩一、中沢新一が担当。またフードディレクターは、ジェローム・ワーグ、原川慎一郎が担当する。参加アーティストは、吉増剛造、青葉市⼦、島袋道浩、今村源、村瀬恭子、名和晃平、坂本⼤三郎+大久保裕子、津⽥直、堀場由美子、オザワミカ、青⽊俊直、たなか亜希夫、山形芸術界隈、石巻のキワマリ荘、ART DRUG CENTER、浅野忠信、伊藤存+⻘⽊陵子、小宮麻吏奈、ロイス・ワインバーガー、ザイ・クーニン、草間彌⽣、増⽥セバスチャン、パルコキノシタら。8⽉3⽇と4⽇には、58⽇間のオープニングを飾る音楽イベントが⽯巻市総合体育館にて開催される他、2017年に第1幕を上演したポストロックオペラ「四次元の賢治」の完結版が上演されるなど、見逃せない音楽イベントも多数行われる。四次元の賢治(2017年)実行委員長の小林武史氏は、「自然の猛威による未曾有の震災が残した爪痕はいまもまだ東北のあちこちで散見できる。それを単純に<ネガティヴ>と形容することには躊躇いがあるにせよ、そこから転じた<ポジティヴ>が『Reborn-Art=人が生きる術』をキーワードとするこの芸術祭を形作ってきたのは確かだ。2017年の第1回ではアートを媒介にして人の想いや繋がりが新たにさまざまに生まれていった。来たる2019年の第2回は『いのちのてざわり』をテーマに掲げようと思う。暴走する経済をはじめとした現代社会の状況は、人が生きることの本質からどんどん遠ざかりつつあるように見える。石巻でしか生まれ得ない『いのち』という我々の根源に深く触れることのできる作品を、そこで新たな<ポジティブ>をみつける未来に向けたダイナミズムを、ぜひ体感していただきたい」とコメント。新たな展⽰エリアの網地島をはじめ、初年度に参加した現代アーティストたちによるキュレーションによって⽯巻市街地と牡⿅半島の各エリアが豊かな⾃然とともに彩られ、複数の展覧会が半島を連ねるように開催される今年の「Reborn-Art Festival 2019」に、ぜひ足を運んでみては。なお、会期中すべてのアート作品を鑑賞することができる作品鑑賞パスポート前売り引換券は販売中。詳細は販売サイト()にて。【イベント情報】Reborn-Art Festival 2019会期:8月3日~9月29日※網地島エリアは8月20日~会場:牡鹿半島、網地島、石巻市街地、松島湾(石巻市、塩竈市、東松島市、松島町、女川町)水曜日は休祭予定(8月14日およびイベント開催日は除く。詳細は後日発表)
2019年03月27日2人組アーティスト・ゆずが、24日に宮城県の石巻市総合運動公園で開催された聖火台返還セレモニー『ありがとう聖火台~感謝の集い~』に登壇し、「栄光の架橋」を生披露した。同所に設置されていた聖火台は、東日本大震災からの復興を世界に発信することを掲げた"復興五輪"の取り組みとして、旧国立競技場から一時的に石巻市が借り受けていたもの。その聖火台が今年5月に返還することを受け、イベントが開催された。特別ゲストとして登壇したゆずは、グループを代表して北川悠仁が「来年開催の2020年東京オリンピックが素晴らしいものになりますように、そして、ここ石巻市をはじめ、東北のさらなる復興への祈りを込めて、この歌を贈ります」とあいさつ。聖火台の灯火を背負いながら、2人だけの弾き語りスタイルで「栄光の架橋」を歌唱した。東日本大震災後、復興支援として何度も石巻市を訪れているゆず。北川は「僕たちは“またあおう”の約束を東北と繋いできた。また石巻に来ることができてうれしい」コメントし、「栄光の架橋」を聖火台の前で歌唱したことについても「誇りに思います」と話した。
2019年03月25日今回ご紹介するカレーは『石巻産宗太カツオとトマトのうまみカレー ~9種類のスパイスがマイルドに香る~』。……商品名の長さよ!読んで字のごとく、宮城県石巻のカツオとトマトをメインの食材としたカレーです。ちなみに、このカレーを開発したのは三菱地所株式会社。なぜ不動産デベロッパーがカレーを作ったのか?実はこのカレーは、東日本大震災の復興支援活動『Rebirth 東北フードプロジェクト』の企画のひとつとして生まれたものなのです。「食べて応援」というやつですね。「宗太カツオ(ソウダカツオ)」というのは、カツオ(ホンガツオ、マガツオ)とは別の種類のサバに似た40cm程度の魚だそうです。ただ、日本ではマガツオもソウダカツオもひっくるめて「カツオ」と呼んでいるようで、石巻ではサバの次にカツオの水揚げが多く、その中でも小型の「宗太カツオ」を採用したそうです。その宗太カツオと、同じく石巻産のトマトを使って、東京と仙台の2人のフレンチシェフと石巻の水産加工会社のチームによって作られたのが、このカレーです。プレスリリースには、以下のようにあります。宗太カツオは、マリネしてから蒸し、骨まで柔らかくなるよう加熱。酸味のおだやかなトマトのうま味をかけ合わせ、スパイスで奥行きを出したルーには、シェフのアイデアで加工会社の看板商品である「鯨の大和煮」のタレを加えました。カツオのマリネ、トマト、鯨の大和煮……。およそカレーらしくないキーワードのラインナップですね。果たしてこれでカレーが成立するのでしょうか? ■パウチではなく缶詰!さまざまな「こだわり」を詰め込んで作られたこのカレーですが、パッケージもレトルトカレーの定番であるパウチではなく、缶詰になっています。外装はいい意味でカレーらしさも魚の缶詰らしさもなく、オシャレなフレンチっぽいデザイン。プルトップで簡単に開けられ、缶切りいらずでした。こういう商品デザインのスマートさに、大手不動産デベロッパーならではのセンスが活きているのでしょうか。裏面を見ると、カツオ(宮城県産)、トマト(宮城県産)という記述にもこだわりを感じます。そのほかココナッツミルク、バナナ、リンゴピューレあたりが、シェフの工夫でしょうか。 ■限りなくフレンチに近い「魚カレー」さて、いよいよ実食。普通のカレーと大きく違うのは、カツオの切り身の存在感です。食べて見ると、ココナッツミルクやバナナ、リンゴピューレのせいかルーは甘め。インド料理店の定番バターチキンカレーを思い出します。酸味の少ないトマトを使っているというだけあって、トマトらしさは感じさせつつマイルドな仕上がりです。「インドのバターチキンカレーをフレンチ寄りにして、メインをチキンからカツオに変えたもの」と表現したら伝わるでしょうか?ターメリックをスパイスの柱とした、いわゆる「カレー」を期待していると肩すかしを食らいそうですが、逆にインド料理好きのほうが納得しそうな味です。肝心のカツオ切り身は大きめのが6切れ、ゴロゴロと入っています。カツオやマグロは加熱するとどうしてもパサパサ感が出るので、日常的に食べるのは刺身やタタキが多くなりますが、このカレーでは「マリネしてから蒸した」というだけあって、繊維質は残しつつもそれほどパサつきは気になりません。カツオの歯ごたえはかなりしっかり。しかし、固すぎることもない。この絶妙な食感にも、フレンチシェフと水産会社のノウハウが活きているのだと思います。カツオ以外の具材は、ジャガイモの角切りの柔らかい食感が、対照的なアクセントになっています。 ■総評味★★★★★辛さ★☆☆☆☆カレーだけどフレンチ度★★★★★筆者はこのカレー、かなり好きです。カレールーというよりは、フレンチ魚料理のオレンジソースのようで、あと引く味わいが絶妙でした。また魚好きなので、そういう意味で美味しくいただけました。ただ、鰹独特の歯ごたえや香りが好きかどうかで評価は分かれるかもしれません。フレンチレストランで、牛や白身魚よりもジビエを選ぶような、ちょっとだけ癖があるメインディッシュを楽しめる派なら、このカレーはおすすめです。【参考】※ 食を通じた東日本復興支援活動「Rebirth 東北フードプロジェクト」 第8弾オリジナル缶詰「はらくっついTOHOKU」3rdシリーズ3月3日販売開始【筆者略歴】ネギシ1987年4月。南青山・骨董通りの某編集部にてカレー修行を開始。深夜の麹町アジャンタの激辛チキンカレーを皮切りに都内でさまざなカレーを体験。2004年、某クチコミグルメサイトで出会った食の達人たちに更にエスニック道の教えを受け、大森ケララの風、東池袋A・Rajなどで南インド料理の奥深さを知る(←大げさ)。3食カレーでもOKです。
2018年12月26日JR東日本仙台支社は8日、石巻線の全線運転再開を発表した。現在、バスによる代行輸送を実施している浦宿~女川間は、来年3月21日から列車での運転を再開する。石巻線は東日本大震災で大きな被害を受けたが、小牛田~浦宿間は2013年3月までに復旧。残る浦宿~女川間に関して、同社と女川町が「石巻線の復旧に関する覚書」を締結し、「まちづくりと一体となった復旧」が進められてきた。移設後の女川駅は、女川町温泉温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」との合築駅舎となる予定で、駅前から女川湾へプロムナードが整備され、駅周辺に商業エリアも形成されるという。このほど線路移設部分などの鉄道復旧工事のめどが立ち、関係機関との調整もおおむね整ったことから、女川町が計画する駅周辺のまちびらきに合わせ、来年3月21日に運転再開されることに。震災から4年を経て、石巻線の全線復旧が実現する。
2014年12月08日富士通ゼネラルは7月25日、宮城県石巻市が行っている東日本大震災からの復旧・復興事業の一環として、同市全域を対象とした防災行政無線整備事業において、同社製の最新式デジタル防災行政無線システムが採用され、運用を開始したと発表した。石巻市の従来のシステムは、合併前に整備された旧市町ごとの情報伝達方法を継続して運用していたため、市内全域への周知に時間がかかっていた。今回の最新式デジタル防災行政無線システム運用開始により、「緊急時の市内全域への避難勧告などの強制的な一斉通報」「緊急時の孤立防止のため市役所と各総合支所間を無線専用回線で繋ぎ双方向通信による状況把握」「職員の連絡用移動無線(携帯無線/車載無線)の整備」など、緊急時における避難勧告、情報収集など災害支援活動での迅速かつ的確な対応が可能となった。2014年4月に、籠峰山(かごぼうさん)、硯上山(けんじょうさん)など6ヵ所の中継局設備を介した河北、雄勝など各総合支所との無線回線によるネットワーク化が完了し、地域の住民への緊急時の避難勧告などが迅速に行えるようになった。同市は、難聴地域を解消するため、屋外子局の増設などを計画している。
2014年07月28日京王電鉄バスはこのほど、宮城交通と共同で運行する高速バス「新宿・渋谷~仙台・石巻線」において、10月1日より昼行便の運行を開始すると発表した。これまで夜行バスとして1日上下2便を運行していたが、「日中も石巻まで乗り換えなしで移動したい」という声に応え、上下各1便を昼行便として追加した。新設される昼行便は、下り便が新宿高速バスターミナルを9時10分発、仙台駅前14時10分着、終点の石巻駅前には15時30分に到着。上り便は石巻駅前を7時0分発、仙台駅前は8時30分発、終点の新宿高速バスターミナルには14時30分に到着する。なお、現行の夜行便についてもダイヤを改正し、上り便の石巻駅前を出発する時刻を22時0分から22時10分に変更。各経由バス停の発車時刻も10分ずつ繰り下げる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日2011年3月11日から、もうすぐ1年が経とうとしている。宮城県石巻市の北に位置する雄勝半島にある船越の女性達「船越レディース」と建築家の長坂常氏、パリのセレクトショップ「merci」が協力して生まれた「WA」から、「WA × merci A medal of solidarity」が3月11日発売される。「WA」は、(輪)円形、(輪)人とのつながり、(和)互いを大切にし、協力し合うこと、(和)日本とさまざまな想いが込められたアイテムだ。流されて壊れてしまった家の瓦に使われていた黒い石を再利用して作られた、希望のシンボル。この石は、600 年以上の間、硯の材料として雄勝の産業を支えてきた。この石とパリのセレクトショップ「merci」のジャン= リュック・コロナ氏の協力を得て、赤い糸を通したmerci の小さな金のメダルと和紙のこよりがついた丸く磨いた雄勝石をひとつにまとめ、おしゃれでかわいいアクセサリーが完成した。また、発売に合わせ、中目黒「HAPPA」でチャリティーバザーや子どもも参加できる「ヤギさんワークショップ×HAPPA船越応援」が開催される。東京のアートシーンを担う人々が一同に集まるイベントだ。日時:3月11日(日)13:00 - 19:00場所:HAPPA住所:目黒区上目黒2-30-6電話:03-5936-6773(スキーマ建築計画)主催:長坂常、竹形尚子■協力&出品予定柳原照弘(デザイナー)/E&Y/山田遊/中山ダイスケ(アーティスト)/木寺紀雄(写真家)/山田泰巨(編集者)/小町渉(アーティスト)/アラキミドリ(アーティスト)/柴田隆寛(編集者)/作原文子(スタイリスト)/小林幹也(デザイナー)/中村竜治(建築家)/野老朝雄(アーティスト)/寺田尚樹(建築家)/遠藤幹子(建築家)/ima/山嵜陽子/青山|目黒/サクモット/パピエラボ/猪飼尚司(編集者)/谷田宏江/尾原史和(デザイナー)/横川正紀/成瀬友梨(建築家)猪熊純(建築家)/高橋理子(アーティスト)/NEWPORT/なかむらしゅうへい(ペインター)/KAIT/山本祐布子(イラストレーター)/中山英之(建築家)/スキーマ建築計画/デイリープレス など当日参加:可■ヤギさんワークショップ×HAPPA船越応援建築家・遠藤幹子が行うアフリカの妊産婦・HIV支援『ヤギさんワークショップ』が、被災地の船越を支援するワークショップを開く。古新聞を使って可愛いヤギの人形を作り、その参加費は全額、スキーマ建築計画を通じて船越の方々を応援するために呼ばれる。関連グッズの販売もある。大人から子どもまでみんなで楽しめる内容だ。制作時間:約1時間参加費:¥700予約:会場にて受付。※未就学児の方は大人と一緒に参加下さい。古新聞を持参頂けると幸いです。
2012年03月09日JR東日本仙台支社は5日、東日本大震災で大きな被害を受けた路線のうち、石巻線渡波~浦宿間と常磐線相馬~亘理間について、復旧に向けた具体的な諸手続きに着手すると発表した。石巻線は現在、小牛田~石巻間で列車が運行され、一部区間で代行バス輸送となる仙石線に代わり、仙台~石巻間を往復する直通快速も運転されている。3月17日には石巻~渡波(わたのは)間も運転再開する。残る区間のうち、渡波~浦宿間に関して、護岸工事などを行った上で、現在の位置で復旧することに。宮城県と石巻市、女川町と調整の上、現場測量調査や設計などの諸手続きに着手する。運転再開までに要する期間は、鉄道工事着手から1年強を見込んでおり、2013年度初め頃の再開をめざす。浦宿~女川間については、女川駅周辺の被害が非常に大きく、運転再開の見込みは立っていない。駅の位置なども含め、協議を続けていくとのこと。常磐線の原ノ町駅以北では、現在、原ノ町~相馬間と亘理~岩沼間で列車が運転されている。震災の被害を受けた相馬~亘理間に関して、駒ヶ嶺駅(相馬駅の隣駅)と浜吉田駅(亘理駅の隣駅)は現在の位置で復旧し、新地駅、坂元駅、山下駅の3駅を含む区間は、「まちづくりと一体となった復旧」を進めるという。そのため、現場調査測量や設計、環境影響評価、線路移設部分の用地確保などの諸手続きのほか、移設部分の造成工事など、まちづくりのための工事も必要に。相馬~亘理間の再開までに要する期間は、鉄道工事着手から3年程度を見込んでいる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月06日JR東日本仙台支社はこのほど、仙石線と石巻線の一部区間の運転再開見込みについて発表した。仙石線陸前小野~矢本間と石巻線石巻~渡波(わたのは)間は3月17日運転再開予定。仙石線陸前大塚~陸前小野間は現在の位置より約500m山側に移設しての復旧となる。仙石線と石巻線は東日本大震災で被災し、現在は仙石線高城町~矢本間、石巻線石巻~女川間で運転見合わせが続く。今回の発表によれば、仙石線高城町~陸前大塚間は現在の位置で復旧する一方、陸前大塚~陸前小野間はまちづくり計画に合わせて移設するとのこと。高城町~陸前小野間の運転再開までに要する期間は、鉄道工事着手から2年程度を見込んでいる。3月17日以降、仙石線陸前小野~石巻間の列車が1日4往復、矢本~石巻間の列車が1日15往復運転される予定。全列車ディーゼルカーでの運転となる。現在、松島海岸~矢本間で運転されている代行バスについては、3月17日以降も運転区間の変更はない。石巻線石巻~渡波間では、運転再開後、1日9往復の列車が運転される予定。これに合わせ、代行バスの運転区間は現在の石巻~女川間から渡波~女川間に変更される。なお、石巻線渡波~女川間については、運転再開の見込みは立っていない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月24日「aroma for Tohoku」は、匂い・香りが人の記憶や感情を呼び起こす効果に着目し、東北の森をイメージして制作したアロマ「aromamora &01 Tohoku」を香り付けした写真集「aromamora books vol1 東北」と、うちわ「uchiwamora」を2011年8月8日(月)より販売。販売利益は全額、東日本大震災被災地復興支援活動を行なう団体に寄付される。「aromamora books vol1 東北」は、東日本大震災前の東北地方の景色や思い出を風化させない事を目的として制作された。写真集は、震災前後の東北の写真をウェブで一般公募し、集まった約500枚の写真の中から厳選された50枚で制作されたもの。アルバムの形をしたボックスに、写真と「aromamora &01 Tohoku」の香り付きコースターが同梱され、写真をめくるたびに東北の森の香りが漂う写真集になっている。香りが消えた場合の補充用に1.5ml のアロマオイルが入ったミニボトル付き。アロマの香りがする写真集は史上初の試みとなる。 「uchiwamora」は、 ロンドンのデザイナー集団「tomato」唯一の日本人・長谷川踏太氏とのコラボレーションによりデザインされたもので、石巻を舞台に制作された。石巻にある木の枝にぶら下げた筆が風の力で動くことにより描かれたデザインの“uchiwamora「風」”と、被災地の子どもたちが石巻の避難所クラブでデザインした“uchiwamora「KIDS」”の2種類があり、デザインは全て一点ものだという。これらのうちわには「aromamora &01 Tohoku」が香り付けされており、扇ぐと東北の森の香りが漂う。東北の風、あなたも感じてみてはいかがだろうか? ≪「aromamora books vol1 東北」≫価格:3,980 円(税込み)販売数:1,000冊≪「uchiwamora」≫価格:1,000円(税込み)販売数:1,000枚販売: aromamora WEBサイト プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年08月05日