アーティゾン美術館で『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』が開催されている。アーティストが石橋財団のコレクションと向き合い、新しい展覧会を作り出す、「ジャム・セッション」シリーズは今回で3回目。今回のアーティストは写真家の柴田敏雄と鈴木理策だ。“ジャム・セッション”は、活躍中のアーティストとアーティゾン美術館の学芸員、そして石橋財団のコレクションがコラボレーションする展覧会。年に1回のペースで開催されている。今回は写真家の柴田敏雄と鈴木理策の作品と、美術館の近代作品を同じ空間に配置することで、写真と絵画との関係を考えていく展覧会だ。同展は6つのセクションで構成。セクションI「柴田敏雄──サンプリシテとアブストラクション」は、サンプリシテ(単純化)をキーワードにした作品を提示する。柴田敏雄は、日本各地のダムやコンクリート擁壁、橋などの人工的構造物と自然との関わりを独自の視点で見つめる写真家。対象を大胆に切り取り、時には抽象的にも見える写真作品は、風景を抽象化して描いたモンドリアンの作品と不思議な調和を見せている。左:柴田敏雄《山梨県南巨摩郡身延町》2021年 作家蔵、ピート・モンドリアン《砂丘》1909年 アーティゾン美術館蔵左:柴田敏雄《福島県南会津郡但馬町》アマナコレクション右:《宮城県栗原市》2016年 作家蔵セクションIIは「鈴木理策──見ることの現在/生まれ続ける世界」。鈴木理策が訪れ、撮影したクロード・モネのジヴェルニーの池などの作品が並ぶ。鈴木理策は故郷の熊野や、セザンヌが好んで描いたサント=ヴィクトワール山、花やポートレートなど多様なテーマで、「見ること」を考える作品を発表してきた。鈴木は、睡蓮の池を撮影したことで、水面に映り込んだもの、水面自体、水底にあるものの3つのレイヤーを描き分けていること気づいたという。左:クロード・モネ《睡蓮》1903年 アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《水鏡14,WM-77》、《水鏡14,WM-79》2014年 作家蔵左:ギュスターヴ・クールベ《雪の中を駆ける鹿》1856〜57年頃アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《海と山のあいだE-34》2006年 作家像セクションIIIは「ポール・セザンヌ」。柴田、鈴木が共に興味・関心を寄せてきたセザンヌの作品と両者の作品を展示する。柴田や鈴木がセザンヌに影響されつつも、両者が全く異なる表現に至っている点は非常に興味深い。左:柴田敏雄《高知県土佐郡大川村》2007年 作家蔵中:ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904-06々頃 アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《サンサシオン 09,C-58》2009年 作家蔵セクションIV「柴田敏雄──ディメンション、フォルムとイマジネーション」では、カンディンスキーが面を意識して描いた風景画や、大胆なフォルムで知られる空海の仏像を、柴田はダムの躯体や法面など、強調したフォルムや幾何学的なモチーフに着目した作品を並べている。左:柴田敏雄《栃木県那須塩原市》2020年 作家蔵右:ヴァシリー・カンディンスキー《3本の菩提樹》1908年 アーティゾン美術館蔵中央:円空 仏像 江戸時代(17世紀) アーティゾン美術館蔵柴田敏雄《東京都西多摩郡檜原村》1994年 作家蔵セクションV「鈴木理策──絵画を生きたものにすること/交わらない視線」は、見ること、見られることの関係性に着目する。マネ《自画像》と鈴木の連作《Mirror Portrait》が並んだ空間、そしてジャコメッティの作品と、鈴木が撮影した作品写真、そして鏡が並ぶ空間は、それぞれ「見る/見られる」の関係を深く考えるきっかけになる場所だ。左右:鈴木理策《Mirror Portrait》のシリーズ 2016〜2017年 作家蔵中央:エドゥアール・マネ《自画像》1978〜79年アーティゾン美術館蔵左:鈴木理策の撮影による《ディエゴの胸像》 中:アルベルト・ジャコメッティ《ディエゴの胸像》 1954-55年アーティゾン美術館蔵鈴木理策《りんご21》2021年 作家蔵そして最後となるセクションVI「雪舟」は、柴田のダムをモチーフにした作品、鈴木の雪の作品、そして雪舟の《四季山水図》が並ぶ。二人の個性が山水画を挟むことでより際立つ展示空間だ。手前:柴田敏雄《グランドターリーダム、ダグラス群》 1996年 作家蔵中:雪舟《四季山水図》 室町時代15世紀アーティゾン美術館蔵奥:鈴木理策《White 07,H-17》、《White 07,H-18》2007年作家蔵雪舟《四季山水図》 室町時代15世紀アーティゾン美術館蔵柴田・鈴木両名の作品240点、そして石橋財団コレクションより30点、合計280点の作品で構成される大ボリュームの展覧会。さらに、アーティゾン美術館では『Transformation 越境から生まれるアート』、『石橋財団コレクション選 ピカソとミロの版画』も 同時開催している。すべてをしっかり見ると1日がかりとなりそう。時間に余裕を持って美術館を訪れよう。【開催情報】『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』4月29日(金)~7月10日(日)、アーティゾン美術館にて開催取材・文:浦島茂世
2022年05月13日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明の長女で俳優・石橋穂乃香(32)が7日、自身のインスタグラムを更新し、第1子出産を報告した。石橋は「先日、無事第一子を出産致しました母子ともにとても健康です!」と伝え「我が家に来てくれた新しい生命は、今までの人生で感じたことのない感情を沢山教えてくれて、日々様々なことに感動させてもらってます」とつづった。続けて「妊娠中も出産後も、日々率先してサポートしてくれる旦那さんにも感謝」と記し「今まで以上に周りの人に沢山支えながら、母として人として頑張ります」と決意を新たにしている。穂乃香は、昨年8月に出演した日本テレビ『今夜くらべてみました』で、自身の誕生日である7月31日に年上の一般男性と結婚していたことを発表。今年4月に第1子妊娠を報告していた。
2022年05月07日モデル・高橋ユウが3日、自身のSNSを更新し「昨日は制服で収録でした」とつづり、自撮りショットを公開した。キュートな制服姿を披露し「31歳、このお仕事のおかげで未だに制服を着ることが許されていてありがたい。笑」と投稿。ファンからは「本当にお綺麗です」「やば!学生ゆうちゃん31歳にはみえない、大学生はイケるかんじ」「ゆうちゃん 可愛いよ」「奇跡の31歳だね!」など、絶賛の声が寄せられている。
2022年05月03日普段見ることの出来ない芸能人ママたちのバッグの中身を紹介! 今回は、バラエティー番組でも大活躍中の高橋ユウさんです。 2歳の男の子のママ・高橋ユウさんが、息子さんとおでかけするとき(お泊りなしの場合)のバッグの中身を見せてくれました!「できるなら荷物を持ち歩きたくない」と言う高橋さんが厳選したアイテムとは? ママたちに人気の芸能人・有名人ママに、妊娠・出産・育児エピソードのリアルを教えてもらう人気連載! 気になるマザーズバッグや愛用アイテムを一挙公開♪ 高橋ユウさんのバッグの中身をチェック! 1マザーズバッグ73R(セブンスリーアール)のママバッグをずっと使っています。ポケットがたくさんあって、使いやすいんです。保冷シートのポケットも2つあるので、ミルクや飲み物なども入れられます。すごく軽いのに上部な生地なので、使い勝手が良いです。 2おむつ替えセットおむつは、メリーズパンツの「さらさらエアスルービッグサイズ」を使っています。持ち歩くのはいつも3枚。お尻ふきはムーニーの「やわらか素材」を愛用中。やわらかくて厚手なところがお気に入りです。ペーズリー柄のポーチはマザーズバッグについてきたもの。バッグの中の柄とお揃いです。 3お着替えセット息子の着替え上下と下着、靴下をセットで持ち歩いています。なるべくコンパクトにしたいので、フリーザーバッグに入れています。 4タブレット息子を京都の実家に預けるときなど、移動が長いときは、アマゾンの「fire7キッズモデル」という子ども向けのタブレットも持って行きます。絵本や学習アプリなどたくさんのコンテンツが入っています。割れにくくて、持ち歩きにも便利。5保湿&除菌保湿用に、白色ワセリンもいつも持ち歩いています。 6おやつ&お食事エプロンおやつは、バナナと息子が大好きなキャンディチーズ。お出かけ用のお食事エプロンは、コストコの「ビブスター」。ミッキー柄が可愛いです♡ 7水筒アンパンマンの水筒は、息子のスクール用に購入しました。自分で蓋を開閉できてラクなので、休日も持ち歩いています。息子は、基本的に水派です! 8おもちゃ2歳の息子はいま電車が大好きなので、トーマスのおもちゃを数個、お出かけに持っていきます。救急車とパトカーは今のお気に入り。その他の車は、その日の息子の気分で決めています♪ 9息子のリュックとおもちゃ息子用のリュックは1歳のお誕生日に、一升餅を背負うために頂いたもの。働く車たちと、塗り絵などを入れています。 私の必需品はこれ♡ 自分のものは最低限必要な物しか持ち歩きません。コスメポーチもミニバッグも持たない派! マザーズバッグのファスナーが付いたインナーポケットに入れています。 (右から)●ハンカチ、ティッシュ ●マリメッコの小物入れお友達がプレゼントしてくれた小物入れに、アロマオイルやリップクリームなどを入れています。 ●SHIGETAのアロマオイル「ゴールデンドロップス」という香りを愛用しています! SHIGETAのオイルは少しつけただけで香りが広がるところがお気に入り♡ 外に出る瞬間にマスクの外側につけたり、慌てたりして呼吸が荒くなっているときに使うと落ち着きます。 ●Fujikoのニュアンスラップリップティント「02 珊瑚ローズ」を愛用。赤みが少し強めのオレンジカラーが使いやすいです! ●F organicの色なしリップクリームしっかり潤って、保湿を保持してくれるところがお気に入り。やさしいお花とバニラの香りで癒されます。 ●スマホケータイケースはミラーになっているので、息子にカメラ目線をしてほしい時に役立っています! ●お財布ルイ・ヴィトンの「ポルトフォイユ・イリス コンパクト」の「ガレ」というカラーのお財布を使っています。荷物はなるべく少なくしたいので、財布もコンパクトなものを。●その他雑貨などAirPodsとボールペン、エコバッグもマストアイテム。エコバッグはDaddy’s girlのハート柄の物を愛用中。 ◇◇◇ 「タブレットやおもちゃは、近所の公園へ行くときは家に置いていきますが、遠出のときには持っていきます。週に1回くらいのペースでバッグの中の要るもの、要らないものを見直すのですが、今はこれがベストアイテムたちです」 「週に1回は、バッグの中身を見直す」という高橋さん。ついつい多くなってしまうマザーズバッグの中身ですが、必要最低限に抑えていて参考になりました!高橋さんありがとうございました! profile:高橋ユウ1991年1月19日生まれ滋賀県出身。モデル・女優。雑誌専属モデルを経て、ドラマやミュージカルなどなど女優としても活躍。2018年にK-1ファイターのト部弘嵩選手と結婚。2020年に第一子を出産。現在は、バラエティー番組に多数出演する他、YouTube配信も行う。高橋メアリージュンは実姉。 著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年04月22日今田美桜初主演ドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」に日本テレビのドラマ初となる石橋静河が出演することが分かった。本作は、今田さん演じる主人公・田中麻理鈴が、IT企業の中の部署を転々とする中で、出会う社員の問題を解決していく物語。連続テレビ小説「半分、青い。」、「この恋あたためますか」、『あのこは貴族』などに出演した石橋さん。今作で演じるのは、30年前の平成版ドラマでは、河合美智子が演じていた役柄・梨田友子。巨大IT企業「オウミ」のマーケティング部リサーチ・チームに所属している彼女は、アクセサリーも付けず、化粧気もなく地味なファッションに身を包み、不安のない老後を過ごすことが目標の堅実な女性。また、超がつくほどの倹約家で、「仕事はお金を稼ぐ作業」と割り切り、不透明な将来に備え倹約することがモットーだ。石橋さんは「梨田さんは、社会に揉まれていくうちに、挑戦する気持ちや仕事が好き!という気持ちを心の奥に仕舞い込んでしまった女性」と演じるキャラクターを説明し、「私は、その熱い気持ちを隠しきれず麻理鈴に見抜かれてしまう梨田さんが好きだなと思いました。一生懸命演じようと思います!」とコメントしている。今田さんのほかにも、江口のりこ、鈴木伸之、高橋文哉、向井理、平成版「悪女(わる)」で主演を務めた石田ひかりも特別出演する本作。梨田友子は、第1話から登場する。新水曜ドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」は4月13日(水)21時54分~日本テレビ系にて放送開始(第2話以降、毎週22時から放送)。(cinemacafe.net)
2022年04月07日出産後もタレント・モデルとして活躍する高橋ユウさんに、妊娠・出産・育児でのエピソードをインタビュー。 芸能人・有名人ママのインタビュー連載がスタート!ママたちに人気の芸能人・有名人ママに、妊娠・出産・育児エピソードのリアルを教えてもらいました。 高橋ユウさん(31歳)は、2018年にK-1ファイターの卜部弘嵩さんと結婚。2020年に第一子禅清(ぜんせい)くんを出産し、現在子育て中。旦那さんと一緒にテレビに出演する、仲睦まじい姿も印象的です。 今回は妊娠中大変だったこと、出産後に仕事との両立で悩んだことなどたっぷりお話しを伺いました。 妊娠中に悩まされた「食べづわり」 「夫婦で“子どもがほしいね”と話してから、2カ月くらいですぐに授かりました。妊娠経過は順調でしたが、妊娠3カ月後半から5カ月くらいまで、食べづわりがあったのがつらかったです。食べると元気なんですけど、少しでもおなかがすくと吐き気がしてしまって。 食べづわりのときに体が求めていたのは麺類! ラーメン、パスタ、マカロニグラタンのマカロニとか! とにかく麺が食べたくて仕方ありませんでした(笑)。 妊娠中もお仕事を続けていたんですが、“おなかがすいた”と思ったころには手遅れなので、移動中にパクッと食べられるものを事前に準備していました。でも麺類は太るし持ち歩きにくいので、ドライフルーツを食べて気を紛らわしていましたね。 普段は甘いものが好きなんですけど、その時期は欲しくならなかったです。すっきりするものが無性に食べたくて、パイナップルのドライフルーツをよく食べていました」 出産して、一番変わったのは「自分の性格」!「出産して一番変わったと思うのは、自分の性格だと思います。もともと優柔不断で“気にしい”なんですよ。でも、子どもが生まれてからは、気持ちの切り替えが早くなったような気がします。一番の味方がそばにいてくれるから、自信がつきました。 子どもは私のことをいつも肯定してくれるのに、その子にとってのお母さんを否定したらよくないなって思って。自己肯定感が強くなって、決断力もつきました。生まれて来てくれて良かったです」 赤ちゃんを預けて働くことへの葛藤…でも今は「息子は1歳まで保育園に通っていて、1歳以降はプリスクールに行っています。お仕事で夜遅くなってしまうときは、シッターさんや託児所を使っていろんな方に見ていただいています。 出産後に仕事を始めるとき、“1歳までは一緒にいた方がいいんじゃないか”とか、“赤ちゃんのうちは親が近くにいてあげないとかわいそうかな?”と悩みました」 「でも、お仕事中に息子を預けると子どもは全力でその場を楽しんでいて、会ったときに一回り成長して帰ってくるんですよ。“また人一倍、男気あふれる感じで帰って来た”とか。そういう姿を見ると、親といることだけがすべてじゃないんだなって思えるようになりました。 私自身が子どもと一緒にいたいという気持ちもありつつ、仕事をすることが私のリフレッシュにもなっているので、家に帰ったときに全力で愛情を注げています。今ではバランスも取れて良いことだらけだなって思います」 「子どもの意思」を尊重した子育て「子育てをするうえで、大切にしているのは、“1人の人間として、子どもの意思を尊重すること!” 例えば、息子は踏切が好きなんですけど、大人は踏切の音を“カンカンカン”って表す人が多いじゃないですか。でも、息子は“ダンダンダン”って言うんですよ。その子にとっては、そう聞こえているので、大切な感性を大人の意見で直さないようにしています。 息子自身が感じたものを、そのまま突き進んでいってほしいと思っています」 少しの時間離れた息子に会うたび「子どもがいてよかった」と思う 「仕事終わりに息子と会った瞬間、すべての悩みとか、疲れやイライラが全部取りのぞかれますね! “この子がいれば大丈夫”って思わせてくれるところは、本当に子どもがいて良かったなって思います。 子どもが日々成長して、喜怒哀楽を全力でぶつけてくれるところを見ると、一生懸命生きてるなって嬉しい気持ちになります」 最後に、ママたちへメッセージ「自分がママになってから、“世の中のママたちって、みんなすごく頑張っているんだな”って思いました。ママたちは毎日の育児や家事、お仕事などに疲れて、寝不足だったり、時には子どもを叱りすぎて自己嫌悪に陥るときもあると思います。でも、どんなママでも子どもはしっかりお母さんの愛情を感じながら育っていると思うので、自信を持って自分なりの子育てを貫いてほしいなって思っています」 ◇◇◇ 高橋さん、ありがとうございました! 仕事と子育ての両立はワーママ共通の悩みですよね 。お子さんも、仕事も大切に向き合っているのがひしひしと伝わってきました。 次回は、そんな高橋さんの【育児ルーティン】をご紹介♪ ぜひ、チェックしてくださいね。profile:高橋ユウ1991年1月19日生まれ滋賀県出身。モデル・女優。雑誌専属モデルを経て、ドラマやミュージカルなど女優としても活躍。2018年にK-1ファイターのト部弘嵩選手と結婚。2020年に第一子を出産。現在は、バラエティー番組に多数出演する他、YouTube配信も行う。高橋メアリージュンは実姉。 著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年03月31日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が出演する、森永製菓「おっとっと」シリーズ発売40周年記念WEB動画「おっとっと 40周年ヒストリーwith 石橋貴明編」が18日(11:00〜)より、公式YouTubeチャンネルおよび公式ホームページ「CMギャラリー」にて公開される。今回の動画では、記念すべき「おっとっと」初CMとなる1982年から14年間CMキャラクターを務めた石橋が、約26年ぶりにCMに出演。初々しい40年前の作品を皮切りに、歴代の出演CMを振り返りながら、過去と現在の石橋が40年の時を経て共演する。○■石橋貴明インタビュー――「おっとっと」40周年動画に出演された感想をお聞かせください。1982年に新商品として発売する時、CMに出させていただいて、それからとにかくすごい数のCMをやってると思うんですけど、40年経って、また僕を使ってくれるんだって、森永さんに非常に感謝しています。 だから、(森永製菓本社ビル所在地の)田町に足向けて寝たことないです。――「おっとっと」の巨大パッケージのシーンはいかがでしたか?最初いきなり一発目で、箱をぶち破ってやろうと思ったんですよ。でも、もう1個用意してあるのを確認していたので、それをやるとスタジオがすごーく嫌な雰囲気になるんだろうな、関係者の士気が下がるなと思って、あ、やめておこうと。それが自分が大人になったところです。――実は「おっとっと」のCM出演前、石橋さんは「森永チョコスナックドーナッチョ」のCMに出演されていましたが、当時のエピソードなどがありましたらお聞かせください。当時はまだ素人で事務所も入ってなくて、プロでやっていけるかとか、そんなこともよくわからず、中古 の車の頭金になるんじゃないかと思って。CM出演をきっかけに、19歳の右も左も分からぬ若者は芸能界 に舵を切っていくんですけど、それがなかったら会社を辞めてなかったし、サラリーマンをやっていたと 思います。さすが森永さん、先見の明がありますよね(笑)。――この40年で変わったこと、変わらなかったことは何ですか?同じことを何度もやっても面白くないですし、みんなが思っていることを超えていきたいというか。予定 調和は絶対やらないということを肝に銘じて生きてきました。「おっとっと」もそうだと思うんですけど、 変わらぬ味というか、みんなが求めていることをちゃんと、きっちり守っていくということは非常に大事 だと思います。だから、とんねるずでやってきた笑いだとか、石橋貴明のやってきた笑いだとかっていう 味は絶対変えないし、変えるつもりもないので、それはウン十年やってきた僕のプライドみたいなものか もしれません。
2022年03月18日モデル・タレントの高橋ユウが12日に自身のアメブロを更新。ママ友に息子の迎えを頼んだ結果を明かした。この日、高橋はロケで千葉県に足を運んだことを報告。撮影後、息子を迎えに行こうとスクールへ向かうも、高速道路が渋滞していたそうで「ナビで到着予定時刻を見ると、スクールの閉園後の15分後着」と説明した。続けて「やばいぞ。これは。まじでやばい」と焦った様子でコメント。夫も仕事で迎えに行けないために「誰に頼るべきか」と困った様子を明かし、「ダメ元で同じスクールに通う子のママさんに連絡した」と述べ、「晩ごはんやお風呂、バタバタする時間での連絡。いろんな葛藤がありましたが」とコメント。ママ友は快く承諾してくれたそうで「神や。神様おるなぁ」と感激した様子で説明した。さらに「息子に晩ごはんまで食べさせてくれていました」と明かし、ママ友宅へ迎えに行った際も明るく出迎えてくれたそうで「涙ちょちょぎれそうでした」とコメント。「持つべきものはママ友やなぁ」としみじみつづった。
2022年03月13日とんねるず石橋貴明、木梨憲武ロシア軍によるウクライナ侵攻が連日、ニュースで報じられる中で日本でも“反戦”の動きが広がっている。中でも、平和を願う“反戦歌”として注目を集めているのが、2005年リリースのSMAPのシングル『Triangle』だ。「稲垣吾郎がラジオで流し、木村拓哉もまたライブで披露したことで拍車がかかり、ファンだけでなく同曲を知らない世代にも広まっています。『オリコン』デイリーランキングでも配信シングル部門で3位に入る、17年ぶりの再ヒットですよ。SMAPメンバーによる再集結は難しいでしょうが、この“Triangle運動”でメンバーの気持ちが一つになっているのは確かでしょう」(スポーツ紙芸能デスク)片や3月4日、同様に世界情勢を受けてのことだろう。ニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』でも、戦争へのメッセージソングが選曲されていた。『Triangle』よりもさらに古い、1991年にリリースされたとんねるずの楽曲だ。多くのリスナーに“刺さった”歌「久方ぶりに聴きましたがグッと来ますよね。『情けねえ』は名曲です」とは“とんねるず世代”の芸能プロマネージャー。「ナイナイ・岡村(隆史)くんはとんねるずの大ファンで、彼らの番組に出演してブレイクのきっかけをつかみました。2018年に迎えた『みなさんのおかげでした』最終回でとんねるずが『情けねえ』を歌った際にも、後のラジオで“吉本にはいないタイプのスーパースター”と称していたほど。この度のロシア侵攻が起きて岡村くんなりに“反戦”を訴えたかったのか、浮かんだのが同曲なのでしょう。実際、多くのリスナーに“刺さった”ようです」ご存知、石橋貴明と木梨憲武からなるお笑いコンビ『とんねるず』。歌手としても多くのヒット曲を持つ2人の、「第22回日本歌謡大賞」で大賞も受賞した代表曲の一つとして知られる。ちなみに同年にデビューを迎えたSMAPが新人賞に輝いて、とんねるずと共演。少なからず縁があるのかもしれない。1990年のイラクによるクェート侵攻をきっかけに、翌1991年にアメリカをはじめとした多国籍軍がイラクに攻撃をかけたことで勃発した湾岸戦争。この戦争を踏まえて、秋元康の作詞、後藤利次の作曲によって『情けねえ』は制作された。【遠い国のふしあわせ対岸の火事なのか?】【情けねえ自由が泣いている情けねえしょっぱい血を流し】メッセージ性の強い歌詞と、とんねるずの力強い歌声も相まって世間に広まると、同年のNHK紅白歌合戦で念願の初出場を果たすことに。「とんねるずとして歌いたい」再始動へ「まさか、おふたりがパンツ1枚で全身を紅白に塗りたくってステージに立つとは思いませんでしたが(苦笑)。実は、この楽曲は単なる反戦ソングではなく、湾岸戦争時に資金提供以外はほとんど何もできなかった、当時の日本政府を風刺したとする面もあります。それでも“対岸の火事”にはドキッとさせられますし、今後のロシアや、岸田文雄内閣の動向いかんでは『情けねえ』が再び歌われるのではないでしょうか。『Triangle』共々に歌によるメッセージは心に届きやすいだけに、とんねるずにはまた歌ってほしいですね」(前出・芸能プロマネージャー)『みなさん〜』終了後はコンビ活動がほぼストップしているとんねるず。その間に石橋は昨年10月に、そして3月9日に60歳の誕生日を迎えた木梨。その3日前、『Yahooニュース!RED Chair』のインタビュー記事に登場している。とんねるずとして“もう1度ライブをやりたい”と構想を語る木梨。そして《俺たちは何を伝えていけばいいんだって考えて、『情けねえ』『一番偉い人へ』という曲ができた》との、2つのメッセージソングが制作された経緯に触れて、《今、みんなに何を伝えられるか。売れても売れなくてもどうでもいい。もう一回、そういう新曲をただ俺が歌いたいだけ。とんねるずとして歌いたいだけ。下の年代に、同年代に、先輩に、全ての人にメッセージを伝えたい》こんな時代だからこそ、とんねるずが『情けねえ』を歌う日も遠くはなさそうだ。
2022年03月10日石橋静河撮影/吉岡竜紀朝ドラ『半分、青い。』(’18年)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(’21年)など、話題の映画に出演する女優、石橋静河。映画『前科者』ではこれらの作品で演じた役柄とは正反対の茶髪&ヒョウ柄などのド派手なヤンキーファッションに身を包む役に挑戦。今後目指す女優像や過去の失敗経験など、女優・石橋静河の素顔に迫る。■「やっちゃいけないことを全部やっている感じ」「覚悟のいる役だな、とすごく思いました。ビジュアルもかなり、普段の自分から振り切った感じになりますし(笑)」12月まで放送されていた『前科者−新米保護司・阿川佳代− 』(WOWOW)。その熱きドラマの続きを描く映画『前科者』が公開となる。保護司とは、犯罪者の更生を手助けする非常勤の国家公務員。佳代(有村架純)が初めて担当した保護観察対象者は、恐喝および傷害罪で懲役2年を経て仮釈放となった斉藤みどり(石橋静河)。朝ドラ『半分、青い。』(’18年)や『この恋あたためますか』(’20年)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(’21年)など、落ち着いた聡明な女性を演じるイメージのあった石橋だが、本作では茶髪&ヒョウ柄などのド派手なヤンキーファッションに身を包む。そのギャップには驚きが。「フフフ。いい意味でですか?(笑)。みどりを演じるのは本当に楽しかったです。歩き方やしゃべり方など、作っていく部分がすごく多くて。例えば、足を開いて座るとか、お行儀悪く食べるとか、“やっちゃいけない”と教わってきたことを全部やっている感じでした(笑)」姉後肌のみどりは仲間思いであると同時に激情家。「みどりは、一度信じたらとことん信じ抜く熱い人。その素敵な部分を表現したいと思いました」衝突、怒り、涙……。保護司の佳代と、保護観察対象者のみどり。多くを乗り越えたふたりの間にいつしか芽生えていたのは、友情。「映画『前科者』はドラマから3年後の世界。また別の苦しみを抱えた保護観察対象者(森田剛)が出てきます。佳代ちゃんとみどりのそれぞれの成長、そして深まっている友情をぜひ見守っていただきたいです」■今になってみればあの苦さは大事な経験たとえ失敗をしても、やり直せる。そんな経験を尋ねると、「『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(’17年)で初めて主演をさせていただいたんですけど、右も左もわからず、ただただ精いっぱいで。“私なんて、お芝居をやったらいけない”と本当に落ち込みました。でもそれは経験が浅い状態だったから、当たり前で。そこからいろんな人のお芝居を見て学び、作品を経験させていただく中で“こういうことはもっとやっていいんだ”とわかってきた。今になってみれば、あの苦さは大事な経験。失敗も、数年後には失敗だと思わなくなるから、そのときの自分に“大丈夫だよ”と言ってあげたいですね」父は石橋凌、母は原田美枝子。4歳でクラシックバレエを始め、中学卒業後はアメリカ、カナダへバレエ留学。帰国後はコンテンポラリーダンサーとして活動を始め、’15年に女優デビュー。“新米”のころに描いていた女優像と今を聞くと、「踊りはずっと好きだし、封印せずにやっていきたいこと。でも “新しい世界に入ってみたい”“お芝居の世界を知りたい”と始めたのが女優の仕事。だから両方を自由に行き来したいと考えていました。そんな簡単じゃなかったんですけど(笑)」しかしながら、現在地としては大きくかけ離れてもいないという。「昨夏にやった舞台では踊るシーンもあって。最近は少しずつ、踊る感覚を取り戻しています。現段階ではもっとお芝居の経験を積まなきゃいけないと思っていますが、ふたつの柱が徐々に立ってきている感じがすごく楽しいです」【同世代・有村架純との共演】佳代役の有村架純(28)との共演について尋ねると、「ずっと第一線でやっている方だけど、同世代でもあって。作品の真ん中に立つ責任感をちゃんと理解してやっている姿は本当にカッコいいなと思ったし、勉強になりました。そして、その存在がすごく可憐で可愛い方。自然と現場にやる気を与える影響力を目の当たりにできたのは、すごくうれしかったです。“有村さんも頑張ってるから、自分たちも頑張らなきゃ!!”と思わせてくれる存在です」
2022年01月28日離婚を発表した大物カップル2組。妻はともに人気女優というほかに、ある共通点が。奪ってまで欲しい人だった夫に、自分から三行半をーー。「7月16日に石橋貴明さん(59)と鈴木保奈美さん(54)、7月24日に市村正親さん(72)と篠原涼子さん(47)と、立て続けに大物芸能人夫婦が離婚を発表しました。じつは2組には不倫を経て結婚に至った“略奪婚”という共通点があるんです」そう語るのは、All About恋愛ガイドの石田陽子さんだ。【略奪した人・鈴木保奈美(54)×結婚していた人・石橋貴明(59】1998年12月入籍/2021年7月離婚’98年10月30日に石橋は前妻と離婚成立。11月13日に入籍。14日に鈴木と結婚会見をしたが、妊娠3カ月 だった。“6月に妻に離婚届を渡し、鈴木とは8月に交際を開始したので不倫はない”と石橋は主張したが、前妻は本誌に「不倫をしたんですね」と語っている。【略奪した人・篠原涼子(47)×結婚していた人・市村正親(72)】2005年12月入籍/2021年7月離婚’01年、舞台『ハムレット』での共演をきっかけに親密に。’03年には、市村は舞台女優の妻と別居後に離婚。2人は’05年に結婚したが、結婚16年目にして離婚。コロナの家庭内感染を防ぐためと説明した別居報道から1年たってのことだった。親権は市村へ。「仕事を通じて、魅力的な異性に会う機会が多い芸能界は、“略奪婚”カップルがとても多いんです」(石田さん・以下同)略奪婚した夫婦も時間を経れば、おしどり夫婦として認知されることもある。婚姻期間23年の石橋と鈴木、16年の市村と篠原の両カップルも、そう思われていたのだが……。「鈴木さんはテレビ番組で『豪邸に自室がない』『深夜帰宅NG』と話していました。若いころなら夫から守られているとうれしく感じるかもしれませんが、自立した妻からすると、仕事より家庭優先という圧力を感じます。正直、離れたくなる要素が満載です」一方、篠原は昨年7月に夫と子どもを残して、マンションで独り暮らしをしていると本誌がキャッチ。「別居生活が続いているうちに、一人時間の快適さ、心地よさを手放せなくなったのでは」離婚に至った2組の共通点は仕事が充実していること。そして妻から別れを切り出したと伝えられていることだ。「略奪婚をした女性に多いのは、仕事を通じて、年上の既婚男性に尊敬の念を抱き、それが恋心に変わるというパターンです。逆にいえば、夫に対する尊敬が薄まったとき、妻の愛も消えるのかもしれません」市村の主演舞台で、篠原は市村に出会った。舞台初出演だった篠原を、すでにベテラン俳優だった市村が演技指導したという。一方、石橋は鈴木と結婚した’98年の長者番付の芸能部門1位。日本のトップに君臨する人気タレントだった。「だが、今や篠原さんはトップ女優。鈴木さんも精力的にテレビドラマに出演する一方、石橋さんはテレビの世界からフェードアウトしました。立場が“逆転”するにつれ、尊敬とともに愛も薄れ、今まで許せていたことも気にかかるようになったのかもしれません」奪ってまで欲しかった人に、飽きてしまったということか。
2021年08月11日石橋貴明、鈴木保奈美7月16日、「とんねるず」石橋貴明と鈴木保奈美が、石橋のYouTubeチャンネルで離婚を発表した。1998年に“バツイチ”同士で再婚、その後に3女を授かるなど幸せそうに見えた2人だが、“不倫略奪愛”から23年間で夫婦生活にピリオドを打った。夫婦関係は解消されるも、保奈美は石橋が社長を務める『アライバル』に今後も女優として所属し続けるようだ。「1994年にモータージャーナリストの川井一仁氏と電撃入籍するも、婚姻中に自宅とは別のマンションに引っ越したりと早々に“仮面夫婦”説が流れるなど、3年もたたずに離婚した保奈美。結婚前にはテレビ局プロデューサーの既婚男性との“不倫”も報じられていただけに、一部ではこの男性への“あてつけ”ともされた初婚でした。そんな騒動もさめやらぬまま、石橋と再婚と、“魔性ぶりは健在”と言われたものです」(スポーツ紙芸能デスク)一方の石橋だ。再婚発表のわずか2週間前、1998年10月に元モデル妻のMさんと離婚が成立している。保奈美とは妊娠3か月の“デキちゃった婚”だった。「意気揚々と結婚会見に臨んだタカさんでしたが、保奈美との出会いや交際期間に話が及ぶと急にしどろもどろになったり、ギャグでごまかそうとする場面もありました。そりゃあ、そうでしょう。Mさんとは2週間前に“別れた”ばかりなんですから(苦笑)。とはいえ、前妻とは早々に別居をして“離婚宣言”をしていただけに、お金の問題でもめていたとの見方です。保奈美の妊娠がスクープされる前に決着をつけたいという思惑もあったのでは?」(スポーツ紙芸能デスク)■石橋の前妻が語っていたことこの時の会見では、石橋の浮気を危惧する質問も向けられたのだが、苦笑いする彼の横で不敵な笑みを浮かべて《私がいるから大丈夫でしょう》と言い放った保奈美。まるで“彼は私の手中にある”とでも言わんばかりの自信に満ちた笑みに当時、反応したのが石橋の元妻Mさんだ。石橋の再婚をテレビの“臨時ニュース”で知ったという彼女は、90分にわたる独占インタビュー(『週刊女性』1998年12月8日号)に応えたのだった。その中でも、特に彼女が怒りを見せていたのが離婚成立を急いでいた石橋の行動。《不倫だったんですよね》と肩を落としたMさんは続けて、《離婚してから(保奈美との関係を)わかったって遅いんですよね。やられたという気持ち。むしろ母としての立場で、腹が立ちます。主人と保奈美さんの2人がここにいたなら、ぶん殴ってますよ。なぜ、もうちょっと時期、時間をおかないの!》石橋と保奈美の関係を知ることなく、要求されるがままに離婚届に判を押していたというMさん。仮に夫婦生活の破綻が“夫の浮気”であれば、支払うお金にも多少なりの影響が出たと思われるだけに、「やられた」Mさんに対して、「してやったり」の保奈美だったのだろうか。「昨年から高級マンションを購入したり、個人事務所を設立したりと離婚に向けて“準備”をしてきた保奈美さん。仮に今回の離婚が彼女による一方的なものだとしたら、タカさんとしては生きた心地がしなかった数か月だったことでしょう。結婚を機に引退した妻を大事にしてきたはずですが、奔放ぶりも健在だということ(苦笑)」(芸能リポーター)石橋とMさんとの間に生まれた長女で女優の石橋穂乃香(旧芸名・穂のか)は、奇しくも1か月前の「父の日」に《ハピハピファザーズデイ》と、幼い自分とプールで遊ぶ父娘の写真をインスタグラムに投稿。同じく、インスタには若かりし頃の、そして若々しい現在のMさんの姿もあった。彼女は今の前夫を見て何を思うかーー。
2021年07月20日鈴木保奈美(54)が石橋貴明(59)との20年以上にわたる結婚生活に、ピリオドを打った。2人は7月16日、石橋のYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」で離婚を発表。《子育てが一段落した事を機に今後は事務所社長と所属俳優として新たなパートナーシップを築いて参ります》と文章で報告。そして、《これからも私達は頑張っていきます》と直筆のサインとともに締めくくった。石橋との結婚や出産を機に、一時は10年ほど俳優業から退いていた鈴木。だが最近では『SUITS/スーツ』シリーズ(フジテレビ系)や『35歳の少女』(日本テレビ系)、映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』といった話題作に出演するなど、復帰後もめざましい活躍ぶりをみせている。しかしながら、その陰では夫の“束縛”に悩まされることもあったという。「保奈美さんは撮影が終わると、足早に帰宅することで知られていました。11年にドラマ復帰した頃から、石橋さんの厳しい言いつけに従ってきたといいます。少し前にも『打ち合わせのための会食などがあっても深夜帰宅はNG』『共演する俳優とは現場でも仲よくするな』といった“束縛”に、保奈美さんは頭を悩ませていたようです。特に『SUITS』では織田裕二さん(53)と27年ぶりの共演が話題に上りましたが、保奈美さんは石橋さんが不機嫌にならないかヒヤヒヤしていたそうです」(ドラマ制作関係者)■個人事務所の設立やマンションの購入も……鈴木は今後も石橋の事務所「アライバル」に所属する意向だが、本誌は鈴木が昨年7月に個人事務所を設立したことを報じている。当時の登記簿によれば、妹が代表取締役、母が取締役に名前を連ねていた。また一部ではマンションの購入も報じられていたことから、「離婚準備に入ったのでは」との声が上がっていた。そんな鈴木はかねてより、家庭から解放され“一人の時間”を求めていたという。昨年2月に配信された『婦人公論』の対談では、《私もエッセイを書くのはリビング。台本を覚えるのはお風呂に入っている時か車の中ですよ》と意外な生活ぶりを明かしていた。「鈴木さんが家族で暮らしていたマンションの間取りは4LDK、広さは190平米以上という“豪邸”でした。それにも関わらず、自室を持てなかったことを鈴木さんは嘆いていましたね。もし自分だけの空間があれば、『より効率よく、良いものができたのではないか』と考えることもあったそうです。年中、夫や子供たちに気を配っていた鈴木さんは、自由だった独身時代を恋しく思うことも。妻として母として気を張ってきた生活に区切りをつけ、これからは“自分だけの時間”を優先させていくのでしょう」(芸能関係者)家庭のしがらみから抜け出し、新たな門出を迎えた鈴木。どのようなセカンドライフを歩んでいくのだろうか。
2021年07月17日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明(59)が16日、自身のYouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』を通じ、女優の鈴木保奈美(54)と離婚したことを報告した。概要欄によると、動画は17日午前9時に削除するという。石橋は「石橋貴明、鈴木保奈美から大切なお知らせ」と題したテキスト動画を投稿。「私事で恐縮ですが私共 石橋貴明と鈴木保奈美は離婚した事をご報告致します」と発表し、「子育てが一段落した事を機に今後は事務所社長と所属俳優として新たなパートナーシップを築いて参ります」とこれからの関係性にも触れた。「これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します」と呼びかけながら、ツーショット写真を添えた2人。直筆の連名サインと共に、「これからも私達は頑張っていきます」と意気込みの言葉で結んでいる。2人は1998年に結婚。ともに再婚で3人の娘が誕生した。
2021年07月16日YouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』で、動画を投稿しているお笑いコンビ『とんねるず』の石橋貴明さん。6年ぶりに会うという、お笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんへ誕生日プレゼントを渡しました。石橋貴明が、加藤浩次にかけた言葉は?久しぶりに再会した当日は、加藤さんが52歳の誕生日を迎えた、記念すべき日。石橋さんは、加藤さんに誕生日プレゼントを手渡そうと考えていました。10代の頃から、石橋さんを尊敬していた加藤さん。2021年4月に長年所属していた事務所を退所し、個人事務所を設立しました。独立後も仕事を続けられるか不安を打ち明けると、石橋さんから返ってきた言葉は…。実力を持っている人は、芸能界でも生き残る。仕事ぶりを見ていると、ちゃんとしているから大丈夫だ。貴ちゃんねるずーより引用続けて加藤さんは、自身の誕生日プレゼントとして、石橋さんからジンギスカン鍋をもらいましたが…。北海道出身なので、めちゃめちゃ持ってますよ…!貴ちゃんねるずーより引用しかも、加藤さんがすぐ使えるように、石橋さんは一度使用していたとか。予期せぬプレゼントでしたが、加藤さんは「嬉しいので、大事にしようと思います」と喜びました。石橋さんが加藤さんにかけた言葉に、ファンは感動したようです。・目頭が熱くなりました。貴さんだからこそ、いえる言葉ですね。・いい人すぎて、ジーンときました。言葉に、説得力しか感じられませんでした。・誕生日をよく覚えていて、記憶力がすごすぎます!でも、ジンギスカン鍋のところは声出して笑いました…!尊敬する大先輩からの素晴らしい言葉は、加藤さんの心に響いたことでしょう。今後も、石橋さんと加藤さんのやり取りから、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2021年07月15日女優の菅野美穂が主演を務める映画『明日の食卓』が、TELASA・auスマートパスプレミアムできょう11日に配信開始された。5月28日に公開され、今回が最速配信となる『明日の食卓』は、椰月美智子氏による同名小説(角川文庫刊)を実写化した瀬々敬久監督の最新作。菅野は『ジーン・ワルツ』(11年)以来10年ぶりの映画主演を務める。元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)、同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たち。些細なことからそれぞれの忙しく幸せな日々が崩れ、思いもよらない方向へと向かっていく。どこで歯車が狂ってしまったのか。「ユウ」の命を奪った母親は誰なのか。そして3つの石橋家がたどり着く運命とは。(C)2021『明日の食卓』製作委員会
2021年06月11日SNSで話題!ぶりっ子女子のイタイ話を紹介!「@shiromi3333」さんの「もはや恐怖を感じる!ミナは「ユウくんとやりとりをしていると」彼女面をしてきて…?!【同僚の女が彼を奪おうとしてきた話】<第6話>」を紹介します。思い込みの強い同僚が彼氏を奪おうとしてきた話です…。前回、しろみさんは「彼氏と別れたほうがいい」とミナさんに提案されました。気に留めていなかったしろみさんですが、ある日ミナさんに「もうすぐ彼と付き合えそう」と言われ…?!まず…彼女面するミナさん…ただの思い込み…?忘年会で再び嵐が起こる予感…!!ミナさんの思いこみの強さには恐怖を通り越して、感心しますね…。ミナさんが送ったDMに返信もないのに、何をどうしたら付き合えると思えるのでしょうか…。謎過ぎる…!!今回は「もはや恐怖を感じる!ミナは「ユウくんとやりとりをしていると」彼女面をしてきて…?!【同僚の女が彼を奪おうとしてきた話】<第6話>」をご紹介致しました!次回、いざ、彼氏と忘年会へ!しかしそこでもミナさんの暴走は止まらず…?!毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(恋愛jp編集部)(イラスト/@shiromi3333)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2021年06月06日映画『明日の食卓』(5月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に神奈川県で行われ、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、瀬々敬久監督が登場した。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。この日は横浜での舞台挨拶となったが、瀬々監督は「ここへ来られたこと、この出会いが嬉しいです。こんな時期でも、物語という宝物をプレゼントすることができます」と映画公開の喜びを口にする。主演の菅野は、コロナ禍の中で「公開になるのかな? という気持ちで過ごしてきましたが、映画館でこうしてみなさんとお会いすることができて嬉しいです。コロナ禍で、物語の持つ力を改めて感じています。誰かの元気の素になるといいなぁと思いながら、今日という日を待っておりました」と初日を迎えての思いを語った。この日は、映画の中で夫婦を演じた菅野と和田、尾野と大東、そして姉弟を演じた高畑と藤原という3組のペアが登壇しており、それぞれの共演について振り返る。菅野は、和田が演じた劇中での夫について「うちのダンナはビールばっかり飲んで、子どもとは遊んでくれるけど、私がやってほしいことはやってくれない」と笑いを誘いつつ、そんな夫を演じた和田は「菅野は、テストと本番で(演技が)がらりと変わるんです」と指摘。菅野は「毎回、全力でただ投げ込むだけでした。暴投になっていたかも……」と照れ笑いを浮かべる。そんな2人の激しいケンカのシーンについて、和田は「(菅野が放り込まれることになる)プールの水が汚かったんです。女優さんが入るので心配してたんですが、菅野さんは『全力で入れてください!』と言うので、それに応えて思い切りやりました」と明かす。菅野も2人の激しいやり取りを振り返り「夫婦のことって2人にしかわからないこともあるので、私もよくないところが絶対にあったはずなんです。育児って毎日ギリギリで、綱渡りですけど、ちょいちょい綱から落ちるもの。そういう怒りはわかりますので、ケンカのシーンは確かに凄かったですね……。極限状態ですけど、和田さんがしっかり受け止めてくださって、監督もグッと熱量が上がる瞬間があり、やりがいのあるシーンができてるな、と思いながらやっていました」と充実した表情を見せた。最後に菅野は「女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は『自分だけのものじゃないんだ!』と思ってもらえる何かがある映画だと思います」と映画をアピールし「大きな声で『劇場にお越しください』と言いづらい世の中で、今日は横浜に参りましたが、物語の持つ力を私は今、改めて感じているし、今日、こうしてみなさんが劇場に来てくださったことに励まされました! この映画との出会いに感謝しています。“明日の食卓”が豊かなものになりますように」と感謝の思いを口にした。
2021年05月29日石橋ユウ、10歳。そして、同じ名前の子どもをもつ住む場所も環境も違う3人の母親。それぞれに事情を抱え子育てに奮闘しながらも、息子を心から愛していたはずの3人。ところがある日、ひとりの「ユウ」が、母親に殺されてしまい——。3つの「石橋家」の話から構成される映画『明日の食卓』が、5月28日に公開となります。フリーライターで2児の子どもを育てる石橋留美子は、菅野美穂さん。静岡に住む専業主婦の石橋あすみは、尾野真千子さん。そして、大阪に住むシングルマザー・石橋加奈を、高畑充希さんが演じました。劇中より「加奈のように、自分ですべて何とかしようとしてしまう思考回路はよくわかる」と、高畑さん。でも年齢を重ねるにつれて、周りにうまく頼ったり、自分をいたわったりできるようになってきたと言います。高畑さんの、そんな変化をうかがいました。「自分でやるしかない」から「周りに委ねよう」に変わるまで——高畑さんが演じた加奈は、すごく真面目で頑張り屋。アルバイトを掛け持ちし、経済的にも体力的にもギリギリの生活をしながら、子どもを深く愛しています。高畑さんと加奈の性格に、重なる部分はありましたか?高畑充希さん(以下、高畑):加奈は真面目で頑張り屋だけど……すごく、頼るのが下手な人ですよね。若くしてシングルマザーになった人だからか、自分が何とかしなくちゃいけないという思いが強い。その思考回路はとても理解できます。20歳前後でエネルギーがあふれているころは、私も、自分で突破口を見つける以外の方法を知らない感じでした。いまは年齢を重ねてきたからか、加奈ほど「自分で解決しなくちゃ」とは思わなくなってきたし、周りに委ねられる場面も増えてきたのですが。——「自分で突破口を見つけるしかない」という背負い込むスタイルから、いまの「周りにも委ねよう」といった考え方に変わるまでには、何かきっかけがあったんでしょうか?高畑:これといったターニングポイントがあったわけではありません。ただ、私は結構急に、いろいろと主演をやらせていただけるようになったんですね。それまで「主演はどっしり構えていなくちゃいけない人」っていうイメージがあったのに、突然その立場になったものだから、自分がまったく追いついていなくて。どうしよう、自分で何とかしなくちゃって最初のうちは悩んでばかりいたんですけど、少しずつ、周りの人に頼ったり任せたりできるようになっていって。その結果、一人で背負い込もうとするよりもみんなで手分けしながらやるほうが、自分にも余裕が持てるし作品全体も良くなるって感じられたんだと思います。いまは、いい意味であまりそういうプレッシャーを考えなくなりました。自分の弱さも出せるようになった——周りに頼るって、自分をすり減らしたりポキッと折れたりするのを防ぐためにも、とても大事なことですよね。苦しいとき、高畑さんはどんなふうに周りの力を借りるんですか?高畑:コロナ禍になって、交友関係は狭く深くなりましたね。もともとはフットワークが軽いほうなので、誘われたらわりと行くようにしていたし、それが楽しかったんですけど……。いまはそういうわけにもいかないから、本当に会いたい人に会う。じっくり話したいとか、頼りたいとか思った人にだけ時間を作ってもらうのが、スタンダードになってきたように思います。対面じゃなくて電話も増えましたね。本当にしんどいことがあったとき「いますごくしんどいから話だけ聞いて」って、電話しています。——話を聞いてもらうだけでも、気持ちがラクになれたりします。でも、自分のそういう弱いところをうまく人に見せられない人もいるかも……。高畑さんはそうではないですか?高畑:もともとはそうだったかもしれません。昔からずっと、人に相談をされることが多くて。「どうしたらいいと思う?」みたいな連絡もしょっちゅうくるし、話を聞くのも苦になりません。そうやって相談されることは多くても、自分のストレスには意外と鈍感でした。でも最近はようやく「私、今すごく疲れてるっぽい」「かなりしんどい時期だ」って、気づけるようになってきたんです。そうしたら、周りにも「だから話を聞いてほしい」とか「助けてくれない?」って、言えるようになってきた。聞くばっかりじゃなくて、話すことができるようになってきたんです。——自分のSOSサインに気づけるようになったのは、すばらしいことですね。高畑:だから最近は、どんどん自分に甘くなってきていますよ。毎日「頑張ってる私、超偉い」って(笑)。前までは「みんな頑張ってるから頑張るのは当然だ」などと思っていましたが、いまは「でもやっぱり、頑張ってる時点で偉いな?」って。自分を認めることがあまり得意じゃなかったけれど、いまみたいに自分を甘やかすほうが毎日楽しい。昔を振り返ると、頑張りすぎてストレスを溜めていることに気づけていなかった自分は、結構怖いなって思います。——気分転換のお出かけなどがままならない今こそ、家の中でも手軽にできる「自分褒め」。気持ちが明るくなって、すごくいいなと思います。高畑:人に会う回数が減ったからかもしれないですが、自分に目を向けられるようになれました。「今日は肌の調子がいいな」とか「ここがちょっと成長してる」とか、本当に小さなことなんですけど……。そういう“自分のいいとこ”を見つけて、心の中で褒めてあげられるようになりました。自分に興味が出てきたってことかもしれません。■映画情報『明日の食卓』5月28日(金)全国公開WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて、6月11日(金)より配信開始。配給:KADOKAWA/WOWOW(C)2021「明日の食卓」製作委員会(スタイリスト:Shohei Kashima(W)、ヘアメイク:根本亜沙美/衣装:ビスチェ¥10,000、スカート¥14,000/すべてパブリック トウキョウ(パブリック トウキョウ 渋谷店)、ピアス¥12,000/ユーカリプト(ユーカリプト)、リング(人差し指)¥17,273/ガガン(ガガン)、リング(中指)¥9,000/ソワリー(ソワリー)、その他スタイリスト私物)(取材・文:菅原さくら、撮影:面川雄大、編集:安次富陽子)
2021年05月28日石橋ユウ、10歳。そして、同じ名前の子どもをもつ住む場所も環境も違う3人の母親。それぞれに事情を抱え子育てに奮闘しながらも、息子を心から愛していたはずの3人。ところがある日、ひとりの「ユウ」が、母親に殺されてしまい——。3つの「石橋家」の話から構成される映画『明日の食卓』が、5月28日に公開となります。フリーライターで2児の子どもを育てる石橋留美子は、菅野美穂さん。静岡に住む専業主婦の石橋あすみは、尾野真千子さん。そして、大阪に住むシングルマザー・石橋加奈を、高畑充希さんが演じました。高畑充希さんにインタビューする前後編。今回は、タイトな撮影期間や、加奈という役、そして作品の感想について伺いました。劇中より約1週間で撮り切る、スタッフ全員猛ダッシュの現場——高畑さん演じる加奈は、非正規雇用でいくつもアルバイトを掛け持ちしながら子どもを養うシングルマザーです。脚本を読んで、加奈の印象はいかがでしたか?高畑充希さん(以下、高畑):大阪在住の加奈は、他人の感じがしませんでした。私自身も東大阪の町工場が多い街で育ったし、周りにシングルマザーの方もたくさんいたので、その空気感を懐かしく思いました。——どことなく自分に近く思える加奈という役を、どんなふうに作っていかれたんでしょうか。高畑:現場に行ってみないとわからない感覚が多かったので、息子役の阿久津(慶人)くんや監督と一緒に作っていきました。ただ、現場がかなりタイトで、私のパートは一週間くらいで撮りきったんです。だからいつスイッチを入れたのかわからないうちに始まって、あとは集中を切らすタイミングもないまま終わってしまった印象ですね。本当に怒涛でした(笑)。——あれだけ濃いシーンの数々を、1週間で!高畑:そうなんです。全編通しても1ヶ月かかっていないくらいで撮り終わっていると思うので、スタッフ全員猛ダッシュの短距離走!という感じだったのではないでしょうか。監督の瀬々さんは映画がすごくお好きな方なんですよね。演技指導もほとんどありませんし、ただただモニターをキラキラした目で見つめていて……そのうちモニターを食べちゃうんじゃないかっていうくらい、映画愛のある方(笑)。年に何本も撮っていてお忙しいのに、映画を撮ることにこれだけのエネルギーを注いでいらっしゃる、そのバイタリティに感激しました。——高畑さんも、そのすごい世界の一員でいらっしゃったんですね。高畑:撮影が終わったときにはいろんなものを吸い取られた感じがあって、抜け殻でした。私のパートがトップバッターだったので、スタッフの方々はこれから菅野さんパートと尾野さんパートであと2回猛ダッシュの撮影があることを考えると、本当に身体に気をつけてほしいなと思いましたね。現代の子育てを取り巻く、息苦しい空気——菅野さん演じる留美子は、やんちゃ盛りの兄弟を育てながら、多忙なフリーライターの仕事に復帰。尾野さん演じるあすみは、優等生の息子と年下の夫に囲まれ、何不自由ない暮らしをしています。高畑さんが演じた加奈も含め、ご自身は、どの母親役に一番近いと感じましたか?高畑:どうでしょう……。私は加奈ほど一生懸命な人間ではないし、あすみほど周りに委ねる女性でもないから、留美子が近いのかな。でも、子どもを持ったらどうなるかはわからないですよね。——どの母親も幸せに暮らしていたはずなのに、ほんの少しのズレから徐々に生活が崩れ、子どもにいら立ちを向ける場面がありますよね。そして、母親の誰かが「ユウ」を手にかけてしまう……。高畑:「ユウ」を殺したのは一体誰なのかという、サスペンス的な要素もある作品ですよね。台本の時点で、瀬々さんとは「加奈が一番そういうことをしなさそうな役だよね」という共通認識がありました。そういう人柄であるけれど、同時に加奈も犯人の候補の一人として、子どもに対してボルテージを上げていかなきゃいけないから、そこの演技はとても難しかったです。虐待をする親の気持ちはわからないけれど……多分わーっと手を上げるというより静かに首を絞めるような、じわじわと他の退路が断たれてしまうような感覚なのかなと感じました。——物語が進むにつれ、留美子やあすみの夫が育児に参加していない姿や、男性なりの生きづらさを抱える様子も描かれます。高畑:私はシングルマザーの役なので、撮影中はあまりそういうことを感じなかったですね。でも完成した作品を観ると、男性の育児の不参加も、きっと監督が描きたかったテーマのひとつなんだろうなと感じました。子どもは男女二人から生まれるのに、育児は母親がメインで父親はそれを「手伝う」っていう感覚も、いまだに根強いですよね。私は、父親でも子育てに参加するのは当たり前だと思うのですが……。私の母について振り返っても感じることですが、女性は子どもとの関係が真っ直ぐで濃くなりがちだと思います。それに比べると男性は、「社会の中でどこに位置しているか」「使い物になっているか」みたいな、外からの目線を気にしがちな気がする。それゆえ、子育てや家庭の優先順位が低くなってしまう人も少なくないだろうなと思います。■映画情報『明日の食卓』5月28日(金)全国公開WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて、6月11日(金)より配信開始。配給:KADOKAWA/WOWOW(C)2021「明日の食卓」製作委員会(スタイリスト:Shohei Kashima(W)、ヘアメイク:根本亜沙美/衣装:ビスチェ¥10,000、スカート¥14,000/すべてパブリック トウキョウ(パブリック トウキョウ 渋谷店)、ピアス¥12,000/ユーカリプト(ユーカリプト)、リング(人差し指)¥17,273/ガガン(ガガン)、リング(中指)¥9,000/ソワリー(ソワリー)、その他スタイリスト私物)(取材・文:菅原さくら、撮影:面川雄大、編集:安次富陽子)
2021年05月27日女優の大島優子が、映画『明日の食卓』(5月28日公開)に出演することが27日、明らかになった。作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。この度、追加キャストとしていま様々な作品で注目を浴びる実力派女優の大島優子が本作で物語のカギを握る“第4の母”耀子役で出演することが明らかになった。本作では耀子役をほぼノーメイクで熱演している。○大島優子 コメント瀬々監督の作品に参加できる喜び、 そしてかつてない緊張感を味わいながらの刺激的な現場でした。三者三様で描かれた母の存在が圧巻で、苦しくなるほどでした。そして“第四の母”として重要な役どころで参加させていただき、とても嬉しかったです。○瀬々敬久監督 コメント大島優子さんは朝ドラ『スカーレット』から俄然注目していました。身体の動きがしなやかで華があり、それでいて良きバランスで物語を支えているのが、なんだかスゲエなと、思ってました。今回も、後半の物語のカギを握る重要な役どころです。ただ出番はほんのわずか。それでも引き受けて頂けただけで感謝でしたが、現場はもっとスゴかった。あの山本キッドの伝説の1ラウンド4秒KOかのように、僅か数時間の撮影の中で記憶に残る名シーンを演じてくれました。ただ、もしダメだったら映画の成否に関わるような重要なシーンです。それを一気にテンションの高い芝居で上り詰め、風のように去って行った。まるで新しい伝説に立ち会えたような瞬間でした。大島優子、天晴れ!です。
2021年05月27日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(5月28日公開)の特別映像が26日に公開された。作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。解禁されたのは、母親役を演じた菅野美穂・高畑充希・尾野真千子3人の女優のインタビューとメイキング映像・本編映像が折り重なった特別映像「3人の女優 渾身のキャラクター編」。豪華女優陣がそれぞれ演じた母親を語り、その舞台裏も明かされている。菅野美穂が「必死な人」と評する留美子は、復帰したばかりの仕事に育児にと、必死にパワフルに向き合っており、今回解禁された映像でもとにかく一生懸命な姿が印象的。その一生懸命さに、自らも子育てに向き合う菅野自身も「育児をしている立場だと、どういうところに息が詰まって、どういうところに自分の喜びを感じるのか、というのが想像しやすく、すごく共感するところが沢山ある役でした」と語る。息子のために、雨が降ろうと自転車を漕いで仕事に向かい、健気に頑張る姿が印象的な加奈を「学はないけど、頭は悪くない人」と分析する高畑充希。「しっかりしているし、計画的だし、頑張れるし、理性も効くし、できた人だな、と思います」と話すように、辛い顔を見せずに笑顔で頑張る姿が母としての責任感の強さを引き立てつつ、一方で孤独感も象徴している。「すごく難しかった」と尾野真千子が語るのは、何不自由なく幸せを手に入れていると思いきや、徐々にその幸せが崩れていってしまう・あすみ。難役に挑戦した尾野は「正解のことをやっているつもりだったのですが、子供目線のト書きとかを見ていると、“ダメなんだ”って、色々なことを気づかされる役、に感じました」と、自身の演技を振り返った。
2021年05月26日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が、同じ“石橋ユウ”という名前の小学5年生の息子を育てる母たちを演じる映画『明日の食卓』より、3人の役どころを紹介する特別映像「3人の女優 渾身のキャラクター編」が到着した。今回の映像では、本編映像に加えて、菅野さん、高畑さん、尾野さんの3人のインタビューとメイキングも収録。そして本編からは、母親たちが葛藤する姿も新たに公開されている。菅野さん演じるフリーライターの留美子は、復帰したばかりの仕事や、やんちゃ盛りの息子たちの育児と、とにかく必死。映像では、パワフルに向き合っている様子が映し出されており、演じた菅野さんは「必死な人」とそのキャラクターについて説明。そして「育児をしている立場だと、どういうところに息が詰まって、どういうところに自分の喜びを感じるのか、というのが想像しやすく、すごく共感するところが沢山ある役でした」と語る。また、息子のために健気に頑張る姿が印象的な、シングルマザーの加奈を演じたのは、高畑さん。「学はないけど、頭は悪くない人」と分析する高畑さんは、「できた人だな、と思います」と印象明かす。辛い顔を見せずに、笑顔で頑張る姿が母としての責任感の強さを引き立てつつ、一方で孤独感も象徴している。最後に、専業主婦のあすみを演じた尾野さんは「すごく難しかった」とふり返り、「正解のことをやっているつもりだったのですが、子供目線のト書きとかを見ていると、“ダメなんだ”って、色々なことを気づかされる役、に感じました」と語っている。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月26日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(5月28日公開)の本編映像が22日に公開された。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。公開されたのは、菅野美穂演じるフリーライターの留美子が仕事で徹夜作業をしていたため寝坊してしまい、忙しない朝を迎えるシーン。2人の息子たちの遠足の日で、お弁当を急いで用意する留美子は、ウィンナーとブロッコリーを一緒に茹でたり、卵焼きに失敗してしまい炒り卵にしたりと、焦る気持ちのなか何とか切り抜けようとする。そんな中、兄の悠宇は「なんで起こしてくれなかったんだよ! 早くしてよ」と、留美子に当たり散らかし、さらには下の息子は泣き喚く。“こっちが泣きたい気分……”と思う中、まさかのラスボスとして夫の豊(和田聰宏)が登場。「朝からうるせえなあ」と完全に他人事であるだけではなく、「帰ってきたの、2時だぜ?」と自分の苦労話をする。そんな夫に「こっちは徹夜だったんですけど?」と応戦する留美子だが、軽くあしらわれてしまい、さらには「あー、お茶飲みたい。お茶ないの?」と、“3人目の子ども”のような言葉も飛び出し怒りが止まらない様子。さらに弟を置いて行こうとする、長男・悠宇を必死でなだめるが……。仕事も家庭も両立させようとする母親と、なかなか協力をしてくれない夫と子どもたち。まさしく、“ワンオペ育児”を映し出したシーンは、本作で取り上げられる育児の問題を象徴している。
2021年05月22日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が17日、公式YouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』に出演。16日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われたプロ野球・ロッテ−西武戦の始球式で、マウンドに上がらずにボールを投じた理由を明かした。動画冒頭、石橋は「疲れたわよ〜。ZOZO帰りよ。投げてきたわよ」と、16日の始球式と同日の収録であることを示唆。そして「気遣いしすぎて疲れちゃった。だって佐々木(朗希)くんのデビュー日よ、今日」「デビューのときに、私みたいなゲスな芸能人がダメよ。ダメよ〜、ダメ、ダメ。ちょっと古いけど」と、お笑いコンビ・日本エレキテル連合のネタで笑いを誘いながら、始球式を振り返っていく。同日の始球式でマウンドに上がるよう促されるも、それに首を振り、マウンドの前から投球を行った石橋。この“配慮”に対し、ネット上で称賛の声が相次いでいた。石橋はこのことについて、「門出に『マウンド上がりなさい』っていうのがダメなのよ。私は常々思ってるんですけど、あそこは彼らの仕事場ですよ。仕事場に先に上がって汚しちゃいけないってことですよ」と持論を展開。「例えばですよ、有名な日本料理屋さんとかお寿司屋さんの板前さん、花板さんのまな板と包丁を使って、(料理人の)仕事前に素人がそれを触って料理しますか? そういうことですよ」と力説する。同チャンネルの演出を務めるマッコイ斉藤氏が「だから、マウンドに上がらなかったんだね」と頷くと、「上がんないよ。佐々木くんがせっかく(初マウンドを)飾るってときに。誰かの足跡が付いてたらイヤじゃん」「おニューなものはおニューで頂戴って感じ」と説明した。
2021年05月18日石橋貴明(59)が5月16日、ZOZOマリンスタジアムで行われたプロ野球のロッテ対西武戦で始球式に登場。各メディアによると石橋が始球式に挑んだのは、’01年7月にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われた大リーグドジャース対マリナーズ戦以来だという。約20年ぶりの始球式となった石橋だが、ネットでは“神対応”が話題に上っている。石橋は西武の山川穂高選手(29)を打者に指名し、ノーバウンド投球を披露。球団側の好意で、バックスクリーンには“イシバシ”を意味する「148.4Km」が表示された。そんな石橋は、マウンドを踏まずに少し離れた位置から投球。また過度な演出は行わず、短時間で始球式を締めくくったのだ。ロッテではこの日、佐々木朗希選手(19)が初登板するデビュー戦だった。そのことから解説者の里崎智也氏(44)は、石橋の行動を「マウンドを汚さないように、貴さんの配慮じゃないですか」と指摘。始球式後は「プロ野球界の宝の船出に参加することができて嬉しかったです」「球界を背負って立つ大エースになることを願っています」とコメントした石橋。SNSでは、そんな石橋の行動を讃える声が広がっている。《貴さん、さすがだなあ。選手に敬意を持ってる》《佐々木投手への配慮か、マウンドへは上がらず、少し前から投げて、野球人らしく挨拶し、素早く退場。さらに好きになった!》《貴さんの始球式良かったなあれだけの大物芸能人だけど今日の主役は佐々木朗希ってことを踏まえて、最小限の時間で荒らさず帰っていった》■ファン層が“若返り”石橋といえば、帝京高等学校野球部の出身でも知られている。現役選手ではソフトバンク・中村晃選手(31)や阪神・原口文仁選手(29)など、多くのプロ野球選手を輩出している強豪校だ。同じ“野球人”として、前途ある佐々木選手を敬う姿勢が注目を集めた石橋。4月には佐々木選手から動画を通じて、「今年は一軍で初勝利を上げれるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とメッセージも送られていた。今年3月に『石橋、薪を焚べる』(フジテレビ系)が終了し、石橋の地上波レギュラーはゼロとなってしまった。だが登録者数162万人を抱えるYouTubeチャンネルや、配信番組『石橋貴明プレミアム』(ABEMA)の効果で10代~20代のファンが急増しているという。「石橋さんの地上波では見られないような企画は、若者の感性にヒットしました。また、コロナ禍で困っている飲食店を応援する企画も好評です。石橋さんは面白いだけでなく、どんな立場の人でも敬意を持って接する人。その人柄は、『親近感があって尊敬できる大人』として若者に映っているようです。石橋さんも街で声をかけられるのは、『自分の子供より下の世代が増えた』と語っていました。そんな石橋さんは、『チャレンジできるプラットフォーム』としてネットの力を評価しています。今後も活躍の支柱として、ABEMAとYouTubeに力を注いでいくようです」(芸能関係者)新たなファン層を拡大し、石橋のチャレンジは続きそうだ。
2021年05月17日映画『明日の食卓』(5月28日公開)の完成報告会が行われ、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、柴崎楓雅(子役)、外川燎(子役)、阿久津慶人(子役)、瀬々敬久監督が登場した。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。10年ぶりの主演となった菅野は「もうそんなに経ってしまったんだ、10個年をとったんだ、という気がしたんですが、その間に私も子供が生まれて、母親の役をいただきまして、原作も読ませていただいて、これはもう本当に世の中のお母さんみんな自分を重ねてしまう役だなと思いました」と心境を明かす。息子を演じた外川は「いつも怒ってばっかりの怖いお母さんの役なんですけど、でも撮影が終わった後フォローしてくれたり明るく話しかけたりしてくれて、とても優しい人でした」と菅野について表し、菅野は「言わされてるみたいな感じでしたけど」と笑いを誘う。「時間が限られた撮影で、なかなかうまくいかなくてどうしようとなっていたところに、ゲンコツをする振りだったんですけど、最後の1回だけ入っちゃって。目がうるうるしてて、悪かったなと思って……」と謝罪すると、外川は「痛かったです」と苦笑していた。2人の子供を育てる菅野は「以前は子供さんと歩いてらっしゃる親子の姿を見ると、微笑ましいなと思っていたんですが、今は『違う、1日の中のほんのわずかなほのぼのしてる時間なんだ』と。こんなに命を育むのが大変なのに出来て当たり前みたいに思われて、『子供が生まれたんだから当然でしょう』と、こんなに大変でこんなにすごいことをしてるのに誰にも何も褒められないってなんてひどいんだ、辛いな」と実感しているという。菅野は実際に「一昨日、洗い物をしてたらダイニングテーブルの上がボンドで真っ白になってて……『なんでこんなちょっとした隙間にこんなにひどいことになるの!』と。掃除にすごい時間かかるじゃないですか。このつらさ!? 涙目になりながらウェットティッシュを水に浸してきれいに拭き取って、次、乾いたやつで」とエピソードを披露。「手の届くところに置いた私が悪いという気持ちと、私『今、世界で一番不幸』って気持ちと、その両方です」と語った。高畑も「私はシングルマザーの役だったので元々夫がいない状態での子育てという撮影だったんですが、映画全体を見て男性が子育てにいないことって結構多いんだろうな、と。男性が本当の意味で参加するって難しいんだろうな。全国のパパに見て欲しいと思いました」とアピールする。作品に出てくる男性陣について「どうしようもない」とバッサリ切っていた。
2021年05月05日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(今春公開)の場面写真が19日に公開された。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。このたび解禁された場面写真では“3人の母親”たちが母親、そして女性として三者三様に懸命に生きる姿が切り取られている。2人の息子を持つ留美子は、慌しい朝に息子たちを学校へと送り出し、母親らしい姿を見せる一方、息子である悠宇は暗い部屋で耳を閉し何かに怯えているようで、この一家に降りかかる問題を予感させる。また生活費を切り詰め懸命に暮らすシングルマザーである加奈が、息子に真剣な表情で向き合い、そして小さな体で息子をしっかりと抱きしめる姿からは、2人の温かくも厳しいリアルな日常が伝わってくる。さらに一見優雅な暮らしを送るように見えるあすみだが、息子・優を不安げな表情で見つめ、一人呆然と立ち尽くす姿も写し出されており、降りかかる事件を予感させる。自分なりに注いできたつもりの愛情も、子供たちには思うように届かない。ワンオペ育児や困窮するシングルマザー、世の母親たちを取り巻く環境は過酷で「こんなはずじゃなかった」と理想と現実の狭間で揺れ、息子への愛と憎しみを行ったり来たりする母親たちと、そんな母親の感情を複雑な気持ちで受けとめる息子たちとの間で、思いはすれ違っていく。決して他人事ではないリアルな現実を感じさせる場面がとらえられた。
2021年04月19日女優の菅野美穂が主演を務める映画『明日の食卓』が、劇場公開日・5月28日の2週間後である6月11日から、WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAで配信されることが決定した。同作は椰月美智子氏による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語で、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。それぞれの「石橋家」が交錯し、明るく幸せな生活が思いもよらない方向へと向かっていく様は、女優たちのリアリティあふれる演技と、鬼気迫る演技が臨場感をもたらしている。菅野は『ジーン・ワルツ』(2011年/大谷健太郎監督)以来10年ぶりの映画主演となった。すでにマスコミ試写では、女性たちの高い共感を得ている本作。瀬々監督は、原作の「語り口はミステリー的でありながら、その中で描かれていることは極めて家庭的な話」であるところに惹かれたといい、「一見よくできた親子関係で、互いが互いを思い合っているようでも、母親も息子も実は相手の本当の姿が見えていなかったりする。微細な感情の流れからボタンの掛け違いが起こってしまうところに興味を引かれました」と魅力を語る。映画については「女性の働き方、貧困、親子関係など、今の日本社会が抱える重要なテーマが随所に散りばめられているので、これは現代日本の縮図を描いた映画でもある」とアピールした。(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年04月15日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が10日、都内で行われた「『AIG×』『MLB CUP 2021』特別プロジェクト発足発表会」に元プロ野球選手の斎藤隆とともに出席した。AIGジャパン・ホールディングスは、小学4年生と5年生のリトルリーグを対象にしたMLBカップの特別スポンサーとして特別プロジェクトを発足。毎年全国大会を宮城県石巻市で開催しているが、東日本大震災から10年が経過した今年も8月に石巻市で全国大会が予定されており、同社は野球教室のほか、子どもたちを全面的にサポートしていく。その発表会に名門・帝京高校の野球部員だった石橋貴明、被災地の宮城県出身で日本のプロ野球やアメリカMLBでも活躍した斎藤隆が登壇。小学生の頃から野球に親しんできたという石橋は「兄貴が野球をやっていまして、気づいた時に野球をやっていた状態でしたね。当時はジャイアンツの王さんや長嶋さんを見たり後楽園球場のカクテル光線がキレイで素晴らしいなと思いました。こういうところで野球がやりたいなと思って始めました」と振り返った。その石橋は甲子園に何度も出場している名門・帝京高校で3年間の厳しい練習に耐えて甲子園を目指した。「3年生は13人しか残りませんでした。あれから40年以上経ちますが、その13人はずっと友だちです。一つの目標を3年間ずっと追い続けた仲間はかけがえのない友だちですよ」と今でも友人関係が続いているそうで、「あれだけ厳しい練習に耐えられたら、社会人になって辛いことがあっても高校の時の練習より楽だと思うので乗り越えられます。そういう精神力は仲間とともに培っていきましたね」と帝京の練習は想像を絶する厳しさだったという。最後にMLBカップに出場する選手や野球少年にアドバイスも。石橋は「とにかくベストコンディションでやってもらいたいですね。みんなで声を出して元気でやって欲しいです」とエールを送り、「僕が4~5年生だった頃はルールも覚えてゲームに出られるようになり、毎日練習して日曜日の試合が楽しみでした。とにかく野球が一番楽しいスポーツたということを分かってもらいたいし、野球以外のスポーツにもチャレンジして欲しいと思います」と野球だけでなく、他のスポーツに挑戦する重要性も。また、例年MLBカップやリトルリーグに足を運んでいるという斎藤が「石橋さんに来ていただきたいですね」とお願いすると、石橋は「私で良ければ行きますよ」と快諾していた。
2021年03月11日