12人の監督が描く12の物語からなる映画『DIVOC-12』より、“成長への気づき”というテーマで製作する藤井道人監督チーム4作品分の予告編が公開された。藤井監督の元には、志自岐希生、林田浩川、廣賢一郎という3名の監督が集結。藤井監督が横浜流星を主演に迎えた、喪失感を抱えたまま生きている男と突然現れた女性アンナの時空を超えた旅を描く再生の物語『名もなき一篇・アンナ』をはじめ、石橋静河主演の志自岐監督による『流民』や、オーディションで発掘された小野翔平が主演する林田監督の『タイクーン』。そして、一般公募により選ばれた廣監督が、都合の良い関係だと思っていた女から妊娠を告げられ思い悩む青年を描く『ココ』。4本の短編で“成長への気づき”を紡ぐ。『流民』藤井監督はこのテーマについて「自分が解釈したのは“道のり”だったのかなと。自分たちでカメラを買って、最初に10万円とかで自主映画を撮っていたのですが、その中で確実に“成長”というものはあるわけで。あの辛い時期があったからこそ、自分が若い作家たちにしてあげられることは自分にしかできないことだと思います。今回やる自分の作品もそういうものを大事にしてできたらなと思っています。ただ、非常に難しいテーマだとも思っています」と語っている。『ココ』今回到着した予告編では、突然変わった生活の中で、優しく背中を押してくれる作品が詰まった、そんな藤井監督チームの映像が少しずつ映し出されていく。喪失感を抱き続ける男(横浜さん)が時空を超える旅の中でアンナ(ロン・モンロウ)と出会い、自分の運命と向き合っていく、優しく美しい時間が流れる『名もなき一篇・アンナ』の映像からスタートし、女(石橋さん)はあるホテルに泊まることにしたが、ドアを開けても開けても、自分の部屋が見つからない『流民』の映像へと続く。そして、酔って釣り船の上で寝てしまった移民のシェフ・シン(小野さん)が、ある男(窪塚洋介)から「地球人だな」とおもちゃの銃を向けられる『タイクーン』。佳奈(円井わん)から妊娠したことを聞かされる熙舜(笠松将)が、無責任にも「困るよ」と突き放す『ココ』の映像も登場。『DIVOC-12』藤井道人監督チーム予告編映像に加えて、各作品の場面カットも到着しており、切ない表情の横浜さんや、タバコをくわえながら悩んでいるような表情の熙舜など、それぞれが答えのない何かを探している空気が漂っている。『DIVOC-12』は10月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年10月1日より全国にて公開©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.
2021年09月10日故・蜷川幸雄が千回を超える上演を重ねた名作『近松心中物語』がKAAT神奈川芸術劇場の新芸術監督に就任した長塚圭史の演出で上演される。開幕前日の9月3日にゲネプロの模様が取材陣に公開された。戦後を代表する劇作家・秋元松代の代表作であり近松門左衛門の『冥途の飛脚』をベースに他作品の要素を加えて作られた本作。元禄時代を舞台に、飛脚宿の養子・忠兵衛(田中哲司)と女郎の梅川(笹本玲奈)、古物商の若旦那・与兵衛(松田龍平)とその妻・お亀(石橋静河)の2組の男女の姿を描き出す。田中が演じる忠兵衛は、真面目が取り柄の飛脚宿の養子だが、親切心で拾ったお金を届けた先が廓で、そこで出会った笹本演じる梅川と深く愛し合うようになる。梅川には、さる金持ちから身請け話が持ち上がるが、忠兵衛は負けじと金策に奔り、やがて身を滅ぼしてゆくことに...…。生真面目であるがゆえに真っ直ぐに生き、愛し、自らを追い詰めていく忠兵衛を田中が好演!互いを運命の相手を想い定めるも、愛だけでは超えることのできない境遇の違い、“金”という現実に逃げ場を失っていくふたりの姿が切なく、そして美しい。一方、松田が演じる与兵衛はお人よしの心優しい男で、石橋演じる妻・お亀から深く深く愛されているが、大店の婿養子という立場に身の置き所のなさを感じている。そんな中、幼なじみである忠兵衛が、梅川の身請けの手付金のため、与兵衛に金を貸してくれと頼みに来る。そこで鍵付きのたんすにしまってあった50両を忠兵衛へ惜しげもなく差し出す与兵衛。そのことで姑の怒りを買い、自身は家を出ることになり、忠兵衛もさらに追い詰められていくことになるのだが…...。先のことを考えないのか? いや、考えた挙句に「まあいいか」と思ってしまうのか?常にのらりくらりとした様子で、他人の頼みに“NO”と言わず、ダメな男なのに目が離せない――そんな与兵衛を松田が魅力的に演じている。もうひとり、なんとも不思議な強い存在感を放っているのが、石橋が演じる与兵衛の妻・お亀である。与兵衛への愛情に一切の迷いも混じりっ気もなく、常に与兵衛にとっての“オンリーワン”であることを望む。古物商の娘という裕福な境遇にありながら、与兵衛が家を追い出され、さらには番所に追われる身になっても、愛は揺るがず、家を捨てても与兵衛と生死を共にしようとする凄まじいまでの“覚悟”を持っている。そんなふたりのやりとりは、いつもどこか噛み合わず、コミカルですらある。2組の男女の間に共通して横たわるのは、善意とけがれなき愛情、そして生まれ育った境遇の違い――“格差”である。愛を成就させるために途方もない金が必要となり、破滅へと追い込まれていく忠兵衛と梅川。婿として身の置きどころのなさを感じ、そんな自らの代わりに“自由”を与えるがごとく、ポンっと忠兵衛に大金を差し出す与兵衛。裕福な暮らしなどあっさりと捨てて、与兵衛について行くことに何よりの幸福を見出すお亀。“格差社会”が叫ばれる現代の人々の心に、2組の恋はどのように響くのか? 長塚の演出、繊細で美しい美術、そしてスチャダラパーによる和楽器を巧みに取り入れた音楽にも注目してほしい。公演は9月20(月・祝) までKAAT神奈川芸術劇場 ホールにて。ほか、福岡、愛知、兵庫、大阪、長野公演あり。取材・撮影・文:黒豆直樹【スタッフ・キャストコメント全文】●長塚圭史(演出)肉体が純粋渇望するもの。『近松心中物語』は大阪新町の見世女郎梅川と飛脚宿の養子忠兵衛の叶わぬ恋を発端に描くドラマです。ふたりは出会い、恋の炎が燃え上がりますが、金に行き詰まり、とうとう身分を捨て、社会の枠組みから飛び出します。秋元さんは身分制度のあった江戸時代の社会を、味わい深い台詞で紡ぎます。見世女郎よりも更に身分の低い、河原で客を取る辻君にも今夜帰る家があること。丁稚の長松や久作は幼いながらも親元を離れ、仕事をして、ご飯を食べていること。不機嫌な小役人にも女房が待っていること。皆、生きる為に、働いて、眠り、暮らしています。そんな当たり前の日常からはみ出していく忠兵衛と梅川。例えどんな地位であれ境遇であれ、私たちは人間であることを求める。心中とありますが、死は生を鮮やかに照らします。このエネルギーが現在の皆様に届けばと思います。KAAT神奈川芸術劇場でお待ちしております。●スチャダラパー(音楽)最初に長塚圭史氏から聞いた構想(近松心中物語を、セットも極力シンプルに、少ない役者達で最後はスチャダラのラップがかかって終わる)が、本当に言った通りの形になったのだから感無量です。●田中哲司(亀屋忠兵衛役)もう少しで舞台初日です。でも、いつ中止になっても悔いの無いよう、舞台稽古の一回一回を本番のつもりでやっています。なので、これまでの舞台とは恐らく本番の重みが違います。今回、完成しつつある長塚圭史君の作り上げた『近松心中物語』はシンプルな装置の上で、個々の役者がさらけ出される舞台です。誰一人として気を抜けない舞台で、それに負けないよう皆頑張っています。今回の舞台、僕は好きです。こういう状況なので、大手を振って観に来てくださいとは言えませんが……大変な中、観に来てくださった方の心を少しでも揺さぶる事が出来るよう頑張ります。●松田龍平(傘屋与兵衛役)明日(9/4)から近松心中物語を公演します。現代から江戸時代へ、心を重ねて観てもらえる作品だと思います。その時代を生きる人々と、その中で、心中することでしか結ばれることができなかった男女の物語をぜひ劇場でご覧ください。長塚さんをはじめスタッフ、役者一同、力を合わせて舞台を盛り上げていきますので、お楽しみに。●笹本玲奈(遊女梅川役)稽古では、忠兵衛、与兵衛、梅川、お亀をはじめとする登場人物たちが、いまよりも自由が制限されている時代背景、生活環境、身分制度の中で、それぞれが一生懸命に生き抜く姿に心動かされ、愛おしさが増す毎日です。時代が違えば良かった事、時代が違っても変わらない事、シンプルなストーリーですが、さまざまな視点から見て楽しむことができる作品です。現代では日常で使われない美しい日本語と、梅川の芯にある強さと愛情深さを大切に、心を込めて演じたいと思います。●石橋静河(傘屋お亀役)日々の稽古でお亀という女性に向き合いながら、何か果てしない可能性のようなものを感じています。毎日新しい発見があり、幕が開いてからもきっとたくさんの気づきがあるだろうと思います。改めて、素敵な役と出会えたことを有り難く感じています。廓の街の華やかさ、儚さを目で耳で、楽しんでいただきたいです。また、お亀・与兵衛の可笑しくも切ない恋のゆくえを見守っていただけたら嬉しいです!●朝海ひかる(傘屋お今、遊女役)長塚さんの演出による新しい『近松心中物語』が、皆様にどの様に届くのか、とてもワクワクしております。現代から元禄へのタイムトリップをどうぞお楽しみください。●石倉三郎(丹波屋八右衛門役)ホントにこの忌ま忌ましいコロナのせいで、徹底的に検査、予防、何を触るにもアルコール消毒! マスク絶対着用、不安感だらけの稽古がやっと明けて、扨漸く無事初日を迎えられる運びと相成りました。この文化の殿堂、横浜のKAATで、嬉しい限りであります。秋元松代作・長塚圭史演出『近松心中物語』。演劇に余り関心のない方でも、充分に楽しめること請け合いです! スタッフ・キャスト、皆懸命に頑張りました。何卒御高覧の程、伏して宜しくお願いお願い申し上げます。
2021年09月04日10月期のテレビ朝日系新金曜ナイトドラマは、数々のホームドラマを手掛けてきた大石静脚本による「和田家の男たち」を放送することが決定。主演は相葉雅紀、父役は佐々木蔵之介が演じる。近年話題となった「大恋愛~僕を忘れる君と」「知らなくていいコト」「あのときキスしておけば」を手掛けた大石さんが今回描くのは、息子は“ネットニュースの記者”、父は“テレビ局報道マン”、祖父は“新聞記者”という3世代がそれぞれ異なったメディアに携わっている“マスコミ一家”、「和田家」を舞台に、男だらけの家族が織り成す異色のホームドラマ。彼らが日々の食卓を主な舞台に、事件の大小を問わず、いま何が問題なのか?それを伝えるマスコミとは何か?それぞれのメディアの立場から意見を闘わせ、時代と対峙していく。そして、大石さんならではのテンポの良い会話劇も大きな見どころのひとつだ。主演の相葉さんが演じるのは、15年勤めた会社がコロナ禍で倒産、デリバリーサービスの配達員に勤しむ和田優。ひょんなことから祖父、父とひとつ屋根の下で一緒に生活することに。またある日、後輩のツテでネットニュース編集部の記者として記事を書き始めることに。本作の台本が「とても面白いんです!」と語る相葉さんは、「3年間、連続ドラマの現場から離れていましたが、戻ってきました!マスコミという珍しい題材のドラマですが、皆さんの金曜の夜の癒やしになれたら嬉しく思います。全力を尽くし、すべてを出し切るつもりで頑張ります!」と意気込んでいる。また、優の父でテレビ局の報道番組の総合プロデューサーを務める秀平を、「ハンチョウ~神南署安積班~」「IP~サイバー捜査班」の佐々木さん。秀平の父で優の祖父、元新聞社の社長で現在は論説委員としてコラムを寄稿している寛を、「ドクターX~外科医・大門未知子~」「半沢直樹」の段田安則が演じる。佐々木さんは「報道に関わる三者三様の『この時代をどう生き抜くか』ということが描かれていると思います。それぞれの年齢、キャリア、社会的立場によっていろいろな価値観がある中で、“ホームドラマ”ということで、食卓を囲みながら、その価値観をぶつけ合っていく、今までにない感じが面白いな、と感じました」と本作の印象を明かし、段田さんも「親子三代にわたる男たちの物語、最近ではなかなかなさそうな作品ですが、とっても面白そうです。僕が視聴者なら絶対に見ます!ぜひ楽しみになさってください」とコメントを寄せている。なお監督は、『白夜行』『神様のカルテ』「僕とシッポと神楽坂」「にじいろカルテ」の深川栄洋が務める。「和田家の男たち」は10月、23時15分~テレビ朝日系にて放送予定。※一部地域で放送時間が異なる(cinemacafe.net)
2021年09月01日キャストインタビュー前編: 田中哲司×松田龍平対談() で、男性の視点からその面白さを紐解いた『近松心中物語』。今度は、女性側から迫ってみたい。登場してくれるのは、忠兵衛(田中)と恋に落ちる遊女・梅川を演じる笹本玲奈と、与平衛(松田)の妻・お亀に扮する石橋静河。一目惚れの相手とともに心中へと向かう梅川、心中に憧れるお亀という、まったく違う女性を演じながら、どんなものが見えてきているのか。稽古に入ったふたりに、作品の魅力を語ってもらった。お亀は、現代の女性が見ても応援したくなるような女性(笹本)梅川は忠兵衛よりも腹が据わっているような強さを感じます(石橋)――稽古が始まっての感想を、まず聞かせてください。笹本じっくりと本読みを重ねてきたので、立ち稽古はまだ冒頭のシーンしかやっていないんです。でも、その本読みで、演出の長塚(圭史)さんが一人ひとりの人物を丁寧に説明してくださったので、全体的に徐々に深まりつつあるなと感じています。セットがけっこう抽象的でシンプルなんですが、その中でいかに心情を伝えるかっていうことが大切になってくるんだろうなと思います。石橋しかも、そのセットが傾斜になっているので、身体が慣れていくのに時間がかかるだろうなと思っているんですけど(笑)。笹本そうですね。梅川の衣裳は裾の長い引き着ですし、その傾斜舞台の上で、梅川として自然に呼吸ができるのかなっていう不安はまだあって。そこに慣れるのが今回は最優先だなと、私も思っています(笑)。石橋稽古では浴衣を着ているんですけど、私たちが普段着ているような洋服で生活をするのと、着物で生活をしているのとでは、人の考え方や感じ方も全然違うんだろうなと思ったり。一つひとつが新鮮で楽しいですね。――長塚さんの説明から感じたことも含め、笹本さんは梅川を、石橋さんはお亀を、どういう女性だと捉えておられますか。笹本長塚さんは、遊女にも位があって、梅川はわりと下のほうにいるんだとおっしゃっていたんです。だからきっと、普通の女性なんですよね。何の特別感もない普通の女性が、たまたま遊女にならざるを得なくなり、たまたま出会った忠兵衛と恋に落ちて運命が大きく変わっていく。そういう意味では、すごく人間味のある人物だなと思います。石橋お亀は裕福な家に生まれていて、そこが梅川さんや遊郭にいる女性たちと違うところなんですけど、だからこそ、エネルギーがあり余っているというか(笑)。長塚さんは、生を持て余しているからこそ一番最初に死に向かっていってしまうとおっしゃっていましたが、だから、全部の感情を、特に与平衛に対しては、好きも怒りも100%、120%ぶつけていくんだろうし。死に対しても、生きることをあきらめて死を選ぶのではなく、「美しく死にたい!」と、怖いくらいに情熱がありますし。とにかく面白い女の子だなと思っています。笹本お亀は、現代の女性が見ても応援したくなるような女性ですよね。お亀と与平衛って、常に修羅場なんですけど(笑)、江戸時代の女性とは思えないくらいお亀はバーっと自分の思ったことを言っていて、聞いていてスカッとするんです。またそれを、しーちゃん(石橋)と松田さんが演じるので本当にかわいくて!楽しそうなふたりだな、いいなと思いながら、本読みを聞いていました。梅川・忠兵衛とはあまりにもテンションが違っていて(笑)、静と動という対照的なふた組だなと思います。石橋お亀はいつもわちゃわちゃいろんなことをしゃべっていてにぎやかで、怒ったり泣いたり忙しいんですけど、梅川さんはいろんなことを内に秘めているというか、静かで奥ゆかしくて抑制されていて。そしてそれが、弱さになっていない感じがするんです。忠兵衛よりも腹が据わっているような強さを感じますし、同時に、思いやりや品も感じられて。玲奈さんが演じられると、梅川が持っているものがよく見えてくるなと思っています。笹本ただ、実は私は、梅川の生き方や考え方が、なかなか理解しづらいなと思っているんです。当時は女性が男性の後ろに一歩引いているのが当たり前で、それが美しいとされていた時代だったと思うんですけど、今は違います。梅川みたいな奥ゆかしくて健気なこと、男性に対してのみならず、とても言えないなと本当に感心してしまうんですよね(笑)。でも、遊郭でも禿や自分の仲間に対して深い思いやりがあって、貧しい家庭で育って7つのときに身を売られてしまうけれども、家族とはいい関係だったんだろうなっていうことは、一つひとつのセリフから想像できるんです。だから、忠兵衛という愛する人のことを一番に考えるという姿は、人として素敵だなというふうには思っています。観客からどんな反応がもらえるのか――貧しい梅川・忠兵衛カップルと、裕福なお亀・与平衛カップルの対比に、今の格差社会に通じるものがあるのではないかと長塚さんはおっしゃっていました。それに限らず、この作品から今の私たちにどんなものが届きそうだと、感じておられますか。笹本私は今のお客様の反応がまったく想像できなくて。40年以上前に蜷川幸雄さんが上演されていた頃は、和物の舞台も多かったと思うんですけど、最近は減ってきていますし。だから、どういう反応をいただけるのか、私自身もすごく楽しみにしているんです。ただ、ふた組のカップルの描かれ方がとてもシンプルなので、私自身はそこが面白いなと思っています。お亀・与平衛は、それこそ今の夫婦と変わらないような会話をしていますし(笑)。梅川・忠兵衛の恋も、出会って一目惚れして、そこからたった40日で運命が変わっていく面白さがありますし。近松門左衛門が書いた色々なものを組み合わせて作られた作品ですけど、中でも面白いものを集めているなと思うので、そこも楽しんでいただければと思います。石橋私が稽古をしていて思うのは、長塚さんが一人ひとりについて細かく説明してくださったこともあって、この作品のなかに本当にいろんな人の暮らしがあるなということなんです。みんなそれぞれに苦しい生活をしていて、特に遊女の人たちなんて本当に苦しい人生なんですけど、明るく生きていて、だからこそ、その裏にある苦労や悲しみがより感じられる。そんなふうに、大変だけれども生きようとするパワーが詰まっている作品だなと思うんです。だから、どの時代も、今も、いろんな人が苦しい思いをしながら一生懸命生きていると思うんですけど、そこにフックする言葉もいっぱいあって。今の人にとっても何か感じてもらえるところがあるんじゃないかと思っています。日本語の美しさ、そして不思議とマッチするスチャダラパーの音楽と江戸言葉――笹本さんがおっしゃったように、『近松心中物語』は、42年前に生まれて繰り返し上演されてきた日本の名作です。俳優としてのご自身にどんな挑戦になり、どんな意味のある作品になりそうでしょう。笹本これまでミュージカルで演じていたのは、ほとんどが外国人の役だったんです。特に私はフランス人が多かったので、フランスの文化や歴史の知識は豊富なんですけど、日本史に触れる機会がまったくなかったんです(笑)。だから、この作品で江戸時代のことを学べるのが、役者の笹本玲奈ではなく、ひとりの日本人としてすごくありがたくて、小学校1年生の新入生気分ですごく楽しいんです。役者としては、関西の言葉に初めて挑戦しています。それも昔の言葉遣いなので、本来の日本語を学び直している感じがして、役者の笹本玲奈としてもすごく勉強になっていますね。石橋日本語の美しさに触れられるのは本当に嬉しいなと私も思っています。今は、例えばネットの誹謗中傷とか、嫌な言葉があふれているからなおさらそう思うんです。それから、この舞台の前に出演させていただいた『未練の幽霊と怪物』(KAAT神奈川芸術劇場ほかにて、6月5日~7月4日上演)で能に触れたときに、日本語の成り立ちみたいなことも勉強したんですけど、日本語は文字ができるのが遅くて音が大事だったんだということを知って。長塚さんがこのお芝居はフィジカルなものなんだとおっしゃっていたことが、私の中で勝手にその音ということに結びついて、この中に出てくる昔の言葉の音が、すごく面白く感じられるんですよね。例えば、冒頭の騒ぎ唄に出てくる「のんやほほ」っていう囃子言葉もそうなんですけど、音が面白いうえに、「月が上がる」っていう意味があるらしくて、「そうなの!?」ってびっくりしちゃって(笑)。笹本私もです(笑)!石橋単純にそういうことが、俳優としてという以上に個人として楽しく面白がってやれる理由のひとつになっていますね。――今回の音楽はラップグループのスチャダラパーさんが担当されています。その言葉の面白さを味わえそうですね。笹本そうなんです。最初にデモ音源を聴かせてもらったときは、自分にこんなラップができるかなと思ったんですけど、稽古してみると、スチャダラさんの曲が妙にマッチしていてすごく楽しくて。石橋本当にびっくりするくらい、スチャダラさんの音と言葉が馴染んでいるんです。江戸時代にこんなふうに歌ってたんじゃないかと思うくらいぴったりなんですよ。笹本梅川が笑顔で楽しそうにしているのは、その歌のシーンくらいなんですけど(笑)。そこから一気にこの世界に入っていけると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。取材・文:大内弓子撮影:外舘翔太【よくばり❣ぴあニスト限定】『近松心中物語』公演パンフレットを3名様にプレゼント!ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント【よくばり❣ぴあニスト限定】『近松心中物語』公演パンフレットを3名様にプレゼント!このプレゼントのご応募には「よくばり❣ぴあニスト」の登録が必要です。【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!(このプレゼントのご応募には「よくばり❣ぴあニスト」の登録が必要です。)『近松心中物語』キャストインタビュー【前編:忠兵衛&与兵衛】田中哲司さん、松田龍平さんインタビューはこちら公演情報KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『近松心中物語』2021年9月4日(土)~2021年9月20(月・祝)会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホールほか、福岡、愛知、兵庫、大阪、長野公演あり
2021年08月27日KAAT神奈川芸術劇場の新芸術監督に就任した長塚圭史が、メインシーズンの幕開けに選んだのは『近松心中物語』。境遇の異なるふた組の恋愛模様を描いた秋元松代の代表作で、亀屋忠兵衛と遊女梅川を田中哲司と笹本玲奈が、傘屋与兵衛と妻のお亀を松田龍平と石橋静河が演じる。そこで松田と石橋に話を訊いた。長塚の演出作品への参加は、今回で3度目となる松田。長塚との作品づくりについて、「心の動き、感情ってものをすごく大切にされている方ですよね。その人の情報や置かれている状況を整理した上で、ハートでセリフを言うってことを信じている。きっかけとなるアイデアもたくさんもらえるので、毎回助かっています」とその魅力を語る。石橋と長塚はこれが初の顔合わせ。稽古開始からまだ1週間とのことだが、「長塚さんの中で、なにか感覚的な世界が見えているのかな、というのはすごく感じます。理屈よりも、『なんかもっとわー!っと見えて欲しい』みたいなことをよくおっしゃるので(笑)。私自身、舞台で大事なのはそういうエネルギーだと思うので、毎日すごくワクワクしています」と期待を寄せる。タイトルにもあるように、本作で描かれるのは、ふた組の男女が心中に至るまでの顛末。「ただ同じ心中にでも、それぞれまったくトーンが違うと思います」とは松田。石橋も「忠兵衛と梅川、与兵衛とお亀で全然空気感が違うので、それが面白く出たらいいですよね」と続ける。その違いについて、「忠兵衛と梅川はひと目惚れで恋に落ちますが、与兵衛とお亀は幼馴染で夫婦。その温度差は大きいと思います」と松田が理由を挙げると、石橋は「忠兵衛と梅川は生きているうちにふたりが盛り上がっていくさまが描かれますが、与兵衛とお亀は逆。それがすごく切ないんです」と分析。すると松田から「とにかくお亀が切ないんですよ!辛い!」と、お亀への熱い想いが溢れた。その一方で松田からはこんな言葉も。「心中物語ということで暗いイメージが先行してしまう気もするんですが、実は明るさと暗さの塩梅がすごく素敵な作品。当時を想像出来るような世界観など、総合的に楽しんでもらえると思います」。石橋も「単に何百年前の話というのではなく、今と同じように一生懸命暮らしていた人がいる。それって、今のこの苦しい状況に縛りつけられてしまっている人たちにとっても力になると思いますし、このわー!っていう気持ちを楽しんでもらえたらと思います(笑)」と語った。取材・文:野上瑠美子
2021年08月24日離婚を発表した大物カップル2組。妻はともに人気女優というほかに、ある共通点が。奪ってまで欲しい人だった夫に、自分から三行半をーー。「7月16日に石橋貴明さん(59)と鈴木保奈美さん(54)、7月24日に市村正親さん(72)と篠原涼子さん(47)と、立て続けに大物芸能人夫婦が離婚を発表しました。じつは2組には不倫を経て結婚に至った“略奪婚”という共通点があるんです」そう語るのは、All About恋愛ガイドの石田陽子さんだ。【略奪した人・鈴木保奈美(54)×結婚していた人・石橋貴明(59】1998年12月入籍/2021年7月離婚’98年10月30日に石橋は前妻と離婚成立。11月13日に入籍。14日に鈴木と結婚会見をしたが、妊娠3カ月 だった。“6月に妻に離婚届を渡し、鈴木とは8月に交際を開始したので不倫はない”と石橋は主張したが、前妻は本誌に「不倫をしたんですね」と語っている。【略奪した人・篠原涼子(47)×結婚していた人・市村正親(72)】2005年12月入籍/2021年7月離婚’01年、舞台『ハムレット』での共演をきっかけに親密に。’03年には、市村は舞台女優の妻と別居後に離婚。2人は’05年に結婚したが、結婚16年目にして離婚。コロナの家庭内感染を防ぐためと説明した別居報道から1年たってのことだった。親権は市村へ。「仕事を通じて、魅力的な異性に会う機会が多い芸能界は、“略奪婚”カップルがとても多いんです」(石田さん・以下同)略奪婚した夫婦も時間を経れば、おしどり夫婦として認知されることもある。婚姻期間23年の石橋と鈴木、16年の市村と篠原の両カップルも、そう思われていたのだが……。「鈴木さんはテレビ番組で『豪邸に自室がない』『深夜帰宅NG』と話していました。若いころなら夫から守られているとうれしく感じるかもしれませんが、自立した妻からすると、仕事より家庭優先という圧力を感じます。正直、離れたくなる要素が満載です」一方、篠原は昨年7月に夫と子どもを残して、マンションで独り暮らしをしていると本誌がキャッチ。「別居生活が続いているうちに、一人時間の快適さ、心地よさを手放せなくなったのでは」離婚に至った2組の共通点は仕事が充実していること。そして妻から別れを切り出したと伝えられていることだ。「略奪婚をした女性に多いのは、仕事を通じて、年上の既婚男性に尊敬の念を抱き、それが恋心に変わるというパターンです。逆にいえば、夫に対する尊敬が薄まったとき、妻の愛も消えるのかもしれません」市村の主演舞台で、篠原は市村に出会った。舞台初出演だった篠原を、すでにベテラン俳優だった市村が演技指導したという。一方、石橋は鈴木と結婚した’98年の長者番付の芸能部門1位。日本のトップに君臨する人気タレントだった。「だが、今や篠原さんはトップ女優。鈴木さんも精力的にテレビドラマに出演する一方、石橋さんはテレビの世界からフェードアウトしました。立場が“逆転”するにつれ、尊敬とともに愛も薄れ、今まで許せていたことも気にかかるようになったのかもしれません」奪ってまで欲しかった人に、飽きてしまったということか。
2021年08月11日2021年9月~10月に神奈川を皮切りに全国で上演されるKAAT神奈川芸術劇場プロデュース公演『近松心中物語』のチケットが本日7月24日(土)10:00より発売される。『近松心中物語』は、戦後を代表する劇作家・秋元松代の名作戯曲。近松門左衛門による人形浄瑠璃『冥土の飛脚』をベースに、いくつかの世話物を織り交ぜて描かれたふた組の男女の物語。蜷川幸雄の演出により1979年に帝国劇場で初演されて大ヒットを記録し、蜷川幸雄の名を全国に知らしめただけでなく、秋元松代は今作で菊田一夫演劇大賞を受賞。その後数々の演出家、キャストにより繰り返し上演されている演劇界の金字塔的作品だ。今回は2021年4月よりKAAT神奈川芸術劇場の芸術監督に就任した長塚圭史が、同劇場のメインシーズン幕開けに自身の演出でおくる。今作の上演を決めた理由について長塚は、秋元松代が横浜出身であり、神奈川県が誇る劇作家であること、2019年に同劇場で上演された秋元のもうひとつの傑作『常陸坊海尊』で演出を手がけた際に「簡潔でありながら非常に味わい深い台詞の魅力に惹かれた」と語り、『近松心中物語』は「身分制度が厳しくお金がものを言う元禄時代にどうしようもなくなって、行き場がなくなって死を選ぶ梅川と忠兵衛、ある程度裕福ながらも心中という物語に恋してしまうお亀と生の執着から逃れられない与兵衛という、ふたつのカップルの様は、今の格差社会においても非常に雄弁なのではないか。若者たちのこの刹那を一生だと思う、永遠だと思うエネルギーも大きく惹かれたところ。やはり死ぬということは生を照らすこと。このことが大きく響けば今の世の中では難しい肉体性みたいのものも大いに堪能できるのではないか」と作品の魅力を語った。『近松心中物語』メインビジュアル遊女・梅川と恋に落ちたことで金に追い詰められていく亀屋忠兵衛を演じる田中哲司は、「忠兵衛という役は本当に自分にとってハードルが高い役。(役の年齢が20代ということにふれ)これはヤバいぞと。もし稽古場でジジくさかったら注意してねと言っています(笑)」と笑いを誘った。忠兵衛を助けるため店の金に手をつけ、家を出ることになった傘屋の婿養子・与兵衛を演じる松田龍平は、「(与兵衛は)すごく筋を通す人だな、と感じます。自分が本当にどうやって生きていきたいのかは分からないんだろうなと。ただ自分の周りにいる大切にしている人に対しての筋は通していて、心中するというのも、自分が死ぬ気はなくても大切な人がそうしたいなら仕方ない、そうしよう、という人なんだなあと。これからせりふを入れて芝居をしながら、役を噛みしめていきたいと思っています。」と意気込んだ。忠兵衛と電撃的な恋に落ちる梅川を演じる笹本玲奈は「和物に挑戦することも初、共演者の方々もはじめましてで、長塚さんの演出も初めてご一緒するので初めてづくしですが、皆にしっかりついていきたい。梅川についてはあまり多くが語られていないですが、せりふの節々から彼女の人柄がうかがえるので、バックグラウンドをしっかりつくっていきたい」とコメント。与兵衛に恋焦がれる妻・お亀を演じる石橋静河は「脚本を読み終わったあとになんてはかないんだ、という気持ちがすごく残って、その最初の印象を大事にしたい。お亀は本当に可愛い人。ただその可愛らしさが同時に危うさも生んでいて、そこが難しいだろうなと思いつつ、余計な事は考えずにただ真っすぐに演じられたらいいなと思います。」と、作品と役への思いを語った。今期のメインシーズンのテーマ“冒(ぼう)”に相応しく、これまでの上演では80人規模の出演者で描かれてきた同戯曲を19人の出演者で描くという挑戦もあり、また、音楽は昨年デビュー30周年を迎えたラップグループ、スチャダラパーが担当(キャストも歌う予定!?)と、元禄時代のふたつの恋物語をどう現代に蘇らせるのか、注目が集まる。『近松心中物語』の上演は9月4日(土)から20日(火)までKAAT神奈川芸術劇場 ホールにて。その後福岡、愛知、兵庫、大阪、長野を巡演する。福岡公演は8月1日(日)より、兵庫・長野公演は8月7日(土)、愛知公演は8/14(土)、大阪公演は8/17(火)よりそれぞれチケット一般発売開始予定。
2021年07月24日鈴木保奈美(54)が石橋貴明(59)との20年以上にわたる結婚生活に、ピリオドを打った。2人は7月16日、石橋のYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」で離婚を発表。《子育てが一段落した事を機に今後は事務所社長と所属俳優として新たなパートナーシップを築いて参ります》と文章で報告。そして、《これからも私達は頑張っていきます》と直筆のサインとともに締めくくった。石橋との結婚や出産を機に、一時は10年ほど俳優業から退いていた鈴木。だが最近では『SUITS/スーツ』シリーズ(フジテレビ系)や『35歳の少女』(日本テレビ系)、映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』といった話題作に出演するなど、復帰後もめざましい活躍ぶりをみせている。しかしながら、その陰では夫の“束縛”に悩まされることもあったという。「保奈美さんは撮影が終わると、足早に帰宅することで知られていました。11年にドラマ復帰した頃から、石橋さんの厳しい言いつけに従ってきたといいます。少し前にも『打ち合わせのための会食などがあっても深夜帰宅はNG』『共演する俳優とは現場でも仲よくするな』といった“束縛”に、保奈美さんは頭を悩ませていたようです。特に『SUITS』では織田裕二さん(53)と27年ぶりの共演が話題に上りましたが、保奈美さんは石橋さんが不機嫌にならないかヒヤヒヤしていたそうです」(ドラマ制作関係者)■個人事務所の設立やマンションの購入も……鈴木は今後も石橋の事務所「アライバル」に所属する意向だが、本誌は鈴木が昨年7月に個人事務所を設立したことを報じている。当時の登記簿によれば、妹が代表取締役、母が取締役に名前を連ねていた。また一部ではマンションの購入も報じられていたことから、「離婚準備に入ったのでは」との声が上がっていた。そんな鈴木はかねてより、家庭から解放され“一人の時間”を求めていたという。昨年2月に配信された『婦人公論』の対談では、《私もエッセイを書くのはリビング。台本を覚えるのはお風呂に入っている時か車の中ですよ》と意外な生活ぶりを明かしていた。「鈴木さんが家族で暮らしていたマンションの間取りは4LDK、広さは190平米以上という“豪邸”でした。それにも関わらず、自室を持てなかったことを鈴木さんは嘆いていましたね。もし自分だけの空間があれば、『より効率よく、良いものができたのではないか』と考えることもあったそうです。年中、夫や子供たちに気を配っていた鈴木さんは、自由だった独身時代を恋しく思うことも。妻として母として気を張ってきた生活に区切りをつけ、これからは“自分だけの時間”を優先させていくのでしょう」(芸能関係者)家庭のしがらみから抜け出し、新たな門出を迎えた鈴木。どのようなセカンドライフを歩んでいくのだろうか。
2021年07月17日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明(59)が16日、自身のYouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』を通じ、女優の鈴木保奈美(54)と離婚したことを報告した。概要欄によると、動画は17日午前9時に削除するという。石橋は「石橋貴明、鈴木保奈美から大切なお知らせ」と題したテキスト動画を投稿。「私事で恐縮ですが私共 石橋貴明と鈴木保奈美は離婚した事をご報告致します」と発表し、「子育てが一段落した事を機に今後は事務所社長と所属俳優として新たなパートナーシップを築いて参ります」とこれからの関係性にも触れた。「これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します」と呼びかけながら、ツーショット写真を添えた2人。直筆の連名サインと共に、「これからも私達は頑張っていきます」と意気込みの言葉で結んでいる。2人は1998年に結婚。ともに再婚で3人の娘が誕生した。
2021年07月16日YouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』で、動画を投稿しているお笑いコンビ『とんねるず』の石橋貴明さん。6年ぶりに会うという、お笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんへ誕生日プレゼントを渡しました。石橋貴明が、加藤浩次にかけた言葉は?久しぶりに再会した当日は、加藤さんが52歳の誕生日を迎えた、記念すべき日。石橋さんは、加藤さんに誕生日プレゼントを手渡そうと考えていました。10代の頃から、石橋さんを尊敬していた加藤さん。2021年4月に長年所属していた事務所を退所し、個人事務所を設立しました。独立後も仕事を続けられるか不安を打ち明けると、石橋さんから返ってきた言葉は…。実力を持っている人は、芸能界でも生き残る。仕事ぶりを見ていると、ちゃんとしているから大丈夫だ。貴ちゃんねるずーより引用続けて加藤さんは、自身の誕生日プレゼントとして、石橋さんからジンギスカン鍋をもらいましたが…。北海道出身なので、めちゃめちゃ持ってますよ…!貴ちゃんねるずーより引用しかも、加藤さんがすぐ使えるように、石橋さんは一度使用していたとか。予期せぬプレゼントでしたが、加藤さんは「嬉しいので、大事にしようと思います」と喜びました。石橋さんが加藤さんにかけた言葉に、ファンは感動したようです。・目頭が熱くなりました。貴さんだからこそ、いえる言葉ですね。・いい人すぎて、ジーンときました。言葉に、説得力しか感じられませんでした。・誕生日をよく覚えていて、記憶力がすごすぎます!でも、ジンギスカン鍋のところは声出して笑いました…!尊敬する大先輩からの素晴らしい言葉は、加藤さんの心に響いたことでしょう。今後も、石橋さんと加藤さんのやり取りから、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2021年07月15日横浜流星、石橋静河、小野翔平、窪塚洋介、笠松将が、映画『DIVOC-12』内の藤井道人監督チームに参加することが分かった。これでついに、12作品全てのタイトルと主演キャストが決定したことになる。12人の監督が描く、12の物語からなる映画『DIVOC-12』。藤井道人監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督が、本プロジェクトの中核となって映画製作を牽引し、そこに一般公募より選ばれた新人監督含めた9人が集い、共に映画製作を行っていく。今回キャストが発表された藤井監督チームのテーマは、“成長への気づき”。まず、チームを導く藤井監督作品のタイトルは『名もなき一篇・アンナ』。主演は、「あなたの番です」や「着飾る恋には理由があって」などで話題となり、最新作『嘘喰い』の公開も先日発表されたばかりの横浜流星が務める。横浜さんは「僕のことを応援してくださっている方々は藤井さんの作品が大好きな方も多いと思うので、そんな方々にもこの作品を届けられるのは嬉しいですし、1人でも多くの方にこの作品が届けばいいなと思っています」とコメントしている。また、志自岐希生監督の『流民』には、連続テレビ小説「半分、青い。」や「この恋あたためますか」、「大豆田とわ子と三人の元夫」などに出演する石橋静河が主演。林田浩川監督の『タイクーン』では、モデル・小野翔平がオーディションにて主演を掴み取り、窪塚洋介が彼を支える。そして、『花と雨』「全裸監督2」の笠松将が、一般公募により選ばれた廣賢一郎監督の『ココ』に主演する。▼キャストコメント・横浜流星息苦しい世の中だからこそ、今回の企画に対して、強い想いをもって参加することが出来ました。その中で藤井さんに撮ってもらえたことが本当に幸せです。僕のことを応援してくださっている方々は藤井さんの作品が大好きな方も多いと思うので、そんな方々にもこの作品を届けられるのは嬉しいですし、1人でも多くの方にこの作品が届けばいいなと思っています。・石橋静河志自岐監督に初めてお会いした時、アメリカと日本という二つの文化の狭間で揺れ動いているような姿が印象に残りました。分断ではなく、文化・価値観の違いを越えた世界を見たい、という監督の叫びは極めて私的なものであり、だからこそ、この作品は多くの人の心に届く力を持っていると強く感じています。・小野翔平林田組に参加させて頂きました小野翔平です。この映画が自分にとって初めての映画出演になれたことをとても嬉しく思います。藤井監督チームのテーマは"成長への気づき"。この作品を見終えたみなさんを少しでも勇気づけることができるよう、撮影に挑みました。グローバルな視点を持つ林田監督がこの作品で伝えたいことが少しでも多くの方に伝わればいいなと思います。ぜひ楽しみにしてください!!・窪塚洋介改めて短編映画の面白さや可能性を感じました。今回ボクが出演することで、才能のある監督たちが大きな夢に向かう、その大事なスタートラインのひとつになるよう盛り上げられたら嬉しいです。・笠松将自分の未熟さを再確認させられた作品でした。期待してもらえる立場になった今、改めて初心に戻る事を教えてもらった気がします。「この悔しさをバネに、今後も精一杯やれ」と。この作品に刻まれた想いは忘れる事は無いと思います。見てくださる方にも、なにか伝われば嬉しいです。『DIVOC-12』は秋、公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年秋、公開予定
2021年07月14日罪を犯した者に更生の道はあるのか、正解のない問いと向き合うひとりの新人保護司の奮闘と成長を描く、有村架純主演WOWOWオリジナルドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」。この度、石橋静河、大東駿介、古川琴音が本作に参加することが明らかになった。「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて連載中の「前科者」を、有村さんが保護司を演じ、映画&連続ドラマとW実写映像化。連続ドラマでは、新人保護司の阿川佳代が、様々な前科者と向き合い、成長する様を描き、映画では佳代が保護司として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う社会派サスペンスとして製作される。そして今回、連続ドラマ版の詳細が明らかになった。コンビニでアルバイトをして生計を立てながら、罪を犯した者の更生を助ける無給の国家公務員・保護司になることを決意する佳代。サブタイトルが示す通り、保護司になったばかりの佳代が、様々な事情を抱えた保護観察対象者たちと向き合い、更生のために奮闘する。ドラマのエピソードは、原作をベースに3人の前科者たちと佳代が不器用に向き合いながら成長する様が、全6話で展開される。対象者1人目は、経営していたアクセサリーショップの従業員に激しい暴力をふるい、恐喝および傷害罪で懲役2年となった斉藤みどり。仮釈放となったみどりと佳代は次第に打ち解けていくが、同時にみどりが抱える、母親との歪な関係性を目の当たりにすることに。みどりを演じるのは、連続テレビ小説「半分、青い。」や「この恋あたためますか」、「東京ラブストーリー」などに出演した石橋静河。「これは気合のいる時間になるぞ・・と思いました」と心境を明かし、「しんどい日々の中にあるユーモアや優しさがこの作品の随所に描かれていることは、きっと観ている方とこの作品のテーマを繋いでくれるだろうと感じています。社会のシステムからあぶれてしまった彼らの哀しくも強い心の叫びを、この作品を通して感じていただけたら幸いです」と視聴者へメッセージを寄せた。2人目は、殺人罪で服役していた石川二朗。実兄を殺害し6年の実刑判決を受けるが、刑期を半年残して仮釈放に。佳代は、被害者遺族と接する中で裁判では明らかにされなかった二朗のある秘密を知ることになる。演じるのは、『クローズZERO』「新・ミナミの帝王」シリーズの大東駿介。「初めてこの台本を読んだ時からすごい吸引力で、作品に没入し、その集中力のまま気が付けば撮影が終わっていた印象です」とふり返った大東さんは、「読んだ瞬間から深く感情移入してしまい、深い孤独の底に落ちた感覚でした」とキャラクターを演じた感想を語る。そして「撮影のことを思い出すと、心にガラス片が刺さってるような感覚で、冷たい痛みと寂しさが蘇ります。彼の歩みを是非観届けて頂きたいです」と呼びかけている。3人目は、覚醒剤取締法違反で執行猶予となった田村多実子。恋人の裏切りによって性風俗で働かされ、自信と希望を失っていたが…。多実子を演じるのは、「コントが始まる」で有村さんとの姉妹役が話題となった古川琴音。今回は、薬物の道から脱するため、必死にもがく難役に挑む。古川さんは「全くの未知で想像を絶する境遇を背負った役だったので、大変な役を引き受けてしまったなぁ、と思いました。とてつもなく高いハードルに感じましたが、多実子のような人たちがいるという現実を前に、心を込めて取り掛からなければと武者震いしました」とオファー時の心境を述べ、「やりきれない気持ちになる役でしたが、愛すことができたと思います」と演じてみた感想を語る。そして有村さんとの共演については「佳代さんは、多実子にとって初めて自分を受け入れようとしてくれた人で、そのおかげであの時は話しているだけで涙が出そうなくらい神々しく思っていました。笑今はドラマでの共演も通して仲良くして頂いているのでもっと砕けた関係ですが、その時感じた優しさや温かさは今も変わっていません」とコメントしている。なお、脚本は、『あゝ、荒野』でも岸善幸監督とタッグを組んだ港岳彦。音楽は『レッドクリフ』シリーズや『ヤクザと家族 The Family』などを手掛け、『あゝ、荒野』でも岸監督とタッグを組んだ作曲家・岩代太郎。そして第3話以降の監督は、長年、岸監督を監督補として支えてきた岡下慶仁が務める。WOWOWオリジナルドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」は秋、WOWOWにて放送・配信(第1話無料放送)。各話放送後、WOWOWオンデマンド・Amazon Prime Videoにて見逃し配信。映画版は2022年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年07月07日最愛の家族を突然失った父と娘の再生の旅をイタリアの新鋭監督フェデリコ・ボンディ監督が描き、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞した映画『わたしはダフネ』から、新ビジュアルが到着。さらに、いち早く本作を鑑賞した俳優の石橋静河や演出家の宮本亞門らからも共感のコメントが到着した。主演をつとめるのは、自身もダウン症のカロリーナ・ラスパンティ。スーパーマーケットで働く傍ら、自伝本を上梓するなど創作活動も活発に行っており、2019年にはその活動が評価され、元サッカー日本代表の中田英寿氏なども受勲した「イタリア共和国功労勲章」を受勲している。SNS上でボンディ監督に見出され、本作で演技に初挑戦。チャーミングでシニカルなダフネを誕生させた。そんな本作に、フリーアナウンサーの笠井信輔は「ダウン症のヒロインを演じたカロリーナを見てほしい。彼女の言葉は本質を突いている。セリフではなく、心からの魂の言霊だ」とカロリーナを絶賛、石橋さんは「真実を見ることを恐れないまなざし。今たくさんの人が求めている力かもしれない。ダフネの正直すぎる生き方に、固くなった心がほぐれていく。作品の持つ圧倒的な明るさに救われた」とコメント。宮本さんは「母に会うための、美しい再生のロードムービーだ」と絶賛のコメントを寄せ、医師で作家である鎌田實は「悲しみは受けとめる。逃げない。かっこいい生き方。ダフネに触れると、みんな彼女を好きになる」とカロリーナの悲しみの受け入れ方に触れる。併せて解禁となった新ビジュアルは、娘と父の微妙な距離感がコミカルに切り取られたワンシーンが使用された、本作のチャーミングな世界観を表現したものとなっている。『わたしはダフネ』は7月3日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:わたしはダフネ 2021年7月3日より岩波ホールほか全国にて順次公開© 2019, Vivo film - tutti i diritti riservati
2021年06月16日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が17日、公式YouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』に出演。16日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われたプロ野球・ロッテ−西武戦の始球式で、マウンドに上がらずにボールを投じた理由を明かした。動画冒頭、石橋は「疲れたわよ〜。ZOZO帰りよ。投げてきたわよ」と、16日の始球式と同日の収録であることを示唆。そして「気遣いしすぎて疲れちゃった。だって佐々木(朗希)くんのデビュー日よ、今日」「デビューのときに、私みたいなゲスな芸能人がダメよ。ダメよ〜、ダメ、ダメ。ちょっと古いけど」と、お笑いコンビ・日本エレキテル連合のネタで笑いを誘いながら、始球式を振り返っていく。同日の始球式でマウンドに上がるよう促されるも、それに首を振り、マウンドの前から投球を行った石橋。この“配慮”に対し、ネット上で称賛の声が相次いでいた。石橋はこのことについて、「門出に『マウンド上がりなさい』っていうのがダメなのよ。私は常々思ってるんですけど、あそこは彼らの仕事場ですよ。仕事場に先に上がって汚しちゃいけないってことですよ」と持論を展開。「例えばですよ、有名な日本料理屋さんとかお寿司屋さんの板前さん、花板さんのまな板と包丁を使って、(料理人の)仕事前に素人がそれを触って料理しますか? そういうことですよ」と力説する。同チャンネルの演出を務めるマッコイ斉藤氏が「だから、マウンドに上がらなかったんだね」と頷くと、「上がんないよ。佐々木くんがせっかく(初マウンドを)飾るってときに。誰かの足跡が付いてたらイヤじゃん」「おニューなものはおニューで頂戴って感じ」と説明した。
2021年05月18日石橋貴明(59)が5月16日、ZOZOマリンスタジアムで行われたプロ野球のロッテ対西武戦で始球式に登場。各メディアによると石橋が始球式に挑んだのは、’01年7月にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われた大リーグドジャース対マリナーズ戦以来だという。約20年ぶりの始球式となった石橋だが、ネットでは“神対応”が話題に上っている。石橋は西武の山川穂高選手(29)を打者に指名し、ノーバウンド投球を披露。球団側の好意で、バックスクリーンには“イシバシ”を意味する「148.4Km」が表示された。そんな石橋は、マウンドを踏まずに少し離れた位置から投球。また過度な演出は行わず、短時間で始球式を締めくくったのだ。ロッテではこの日、佐々木朗希選手(19)が初登板するデビュー戦だった。そのことから解説者の里崎智也氏(44)は、石橋の行動を「マウンドを汚さないように、貴さんの配慮じゃないですか」と指摘。始球式後は「プロ野球界の宝の船出に参加することができて嬉しかったです」「球界を背負って立つ大エースになることを願っています」とコメントした石橋。SNSでは、そんな石橋の行動を讃える声が広がっている。《貴さん、さすがだなあ。選手に敬意を持ってる》《佐々木投手への配慮か、マウンドへは上がらず、少し前から投げて、野球人らしく挨拶し、素早く退場。さらに好きになった!》《貴さんの始球式良かったなあれだけの大物芸能人だけど今日の主役は佐々木朗希ってことを踏まえて、最小限の時間で荒らさず帰っていった》■ファン層が“若返り”石橋といえば、帝京高等学校野球部の出身でも知られている。現役選手ではソフトバンク・中村晃選手(31)や阪神・原口文仁選手(29)など、多くのプロ野球選手を輩出している強豪校だ。同じ“野球人”として、前途ある佐々木選手を敬う姿勢が注目を集めた石橋。4月には佐々木選手から動画を通じて、「今年は一軍で初勝利を上げれるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とメッセージも送られていた。今年3月に『石橋、薪を焚べる』(フジテレビ系)が終了し、石橋の地上波レギュラーはゼロとなってしまった。だが登録者数162万人を抱えるYouTubeチャンネルや、配信番組『石橋貴明プレミアム』(ABEMA)の効果で10代~20代のファンが急増しているという。「石橋さんの地上波では見られないような企画は、若者の感性にヒットしました。また、コロナ禍で困っている飲食店を応援する企画も好評です。石橋さんは面白いだけでなく、どんな立場の人でも敬意を持って接する人。その人柄は、『親近感があって尊敬できる大人』として若者に映っているようです。石橋さんも街で声をかけられるのは、『自分の子供より下の世代が増えた』と語っていました。そんな石橋さんは、『チャレンジできるプラットフォーム』としてネットの力を評価しています。今後も活躍の支柱として、ABEMAとYouTubeに力を注いでいくようです」(芸能関係者)新たなファン層を拡大し、石橋のチャレンジは続きそうだ。
2021年05月17日舞台『近松心中物語』が9月4日(土)より、KAAT神奈川芸術劇場で開幕する。現代演劇の金字塔にKAAT神奈川芸術劇新芸術監督・長塚圭史が挑む。彼が2021年メインシーズンの演出第1弾に選んだのは『近松心中物語』。戦後を代表する劇作家・秋元松代の代表作である本作は、近松門左衛門の『冥土の飛脚』をベースに他作品の要素を加え、近松作品の魅力をふんだんに盛り込んだシンプルで力強い言葉と故・蜷川幸雄氏の劇的な演出で観客からの圧倒的支持を得た。現在まで1000回を超えて上演され、演劇界の金字塔と称される。元禄時代、境遇の違うふたつの恋の情景を、華やかな演出で描いたことで人気を博した本作。長塚は格差を問われる現在を深く突き刺す、普遍的な戯曲と捉えて、俳優とともに台詞の魅力を紐解きながら新たな『近松心中物語』を創り上げた。主軸となる男女2組には、亀屋忠兵衛に人間味あふれる演技と存在感で長塚からの信頼も厚い田中哲司、そして傘屋与兵衛に映画『御法度』でのデビュー以来、圧倒的な個性と魅力で常に注目を集める松田龍平。遊女梅川には数々のミュージカル作品のヒロインを演じ、舞台を軸に活動の場を広げる笹本玲奈。与兵衛の妻・お亀には、注目の若手実力派女優として多彩に活躍する石橋静河。また、忠兵衛の飛脚屋仲間・丹波屋八右衛門には、確かな存在感と彩りを備える石倉三郎。お亀の母・お今にはストレートプレイでの活躍も光る、元宝塚トップスターの朝海ひかる。そのほか多方面で活躍する個性派俳優が揃った。音楽は、昨年デビュー30周年を迎えたラップグループ・スチャダラパーが担当。ラップとの異色の組み合わせにも期待だ。演出:長塚圭史・コメント元禄の世に咲いた境遇の違う2つの恋の情景は、格差を問われる現在により深く突き刺さります。この戯曲の煌びやかさの本性を改めて炙り出し、台詞の深淵を紐解いて、現在ここに追い詰められた生の肉体を描き出したいのです。金に追い詰められる忠兵衛と梅川のあまりに切ない境涯と、裕福ながらも自ら堕ちることに愛を見出す若いお亀の純真。そしてそうした世間と折り合いがつかぬかのようにこの情景を心に留めて次代へ繋がってゆく与兵衛。この四人の人間模様を現代に抽出したい。神奈川県が生んだ稀代の劇作家秋元松代の代表作。KAAT神奈川芸術劇場初のシーズン制、演出第一弾に決めたことは必然と言って過言ではありません。近松門左衛門の浄瑠璃から元禄の人間模様を力強く現在に描き出した秋元戯曲の台詞の力を体現出来ればと。音楽:スチャダラパー・コメント芸術監督からのご指名により、大役任されました。期待に添えるよう気張っていきます。ANI数々の名優、作家たちによって再演が繰り返されてきた大きな作品の音楽を担当するにあたって、我々としては「まともに立ち向かっても勝てるわけがない」を合言葉に、反則スレスレのカウンターパンチを狙って、頑張っていきたいと思っています。Bose令和と江戸を繋ぐという長塚さんのチャレンジに、何とか力添えになれるよう、スチャダラなりのやり方で頑張りたいと思います。SHINCO■舞台情報『近松心中物語』9月4日(土)~20日(月・祝)会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>以降、全国ツアーあり
2021年05月13日お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が10日、都内で行われた「『AIG×』『MLB CUP 2021』特別プロジェクト発足発表会」に元プロ野球選手の斎藤隆とともに出席した。AIGジャパン・ホールディングスは、小学4年生と5年生のリトルリーグを対象にしたMLBカップの特別スポンサーとして特別プロジェクトを発足。毎年全国大会を宮城県石巻市で開催しているが、東日本大震災から10年が経過した今年も8月に石巻市で全国大会が予定されており、同社は野球教室のほか、子どもたちを全面的にサポートしていく。その発表会に名門・帝京高校の野球部員だった石橋貴明、被災地の宮城県出身で日本のプロ野球やアメリカMLBでも活躍した斎藤隆が登壇。小学生の頃から野球に親しんできたという石橋は「兄貴が野球をやっていまして、気づいた時に野球をやっていた状態でしたね。当時はジャイアンツの王さんや長嶋さんを見たり後楽園球場のカクテル光線がキレイで素晴らしいなと思いました。こういうところで野球がやりたいなと思って始めました」と振り返った。その石橋は甲子園に何度も出場している名門・帝京高校で3年間の厳しい練習に耐えて甲子園を目指した。「3年生は13人しか残りませんでした。あれから40年以上経ちますが、その13人はずっと友だちです。一つの目標を3年間ずっと追い続けた仲間はかけがえのない友だちですよ」と今でも友人関係が続いているそうで、「あれだけ厳しい練習に耐えられたら、社会人になって辛いことがあっても高校の時の練習より楽だと思うので乗り越えられます。そういう精神力は仲間とともに培っていきましたね」と帝京の練習は想像を絶する厳しさだったという。最後にMLBカップに出場する選手や野球少年にアドバイスも。石橋は「とにかくベストコンディションでやってもらいたいですね。みんなで声を出して元気でやって欲しいです」とエールを送り、「僕が4~5年生だった頃はルールも覚えてゲームに出られるようになり、毎日練習して日曜日の試合が楽しみでした。とにかく野球が一番楽しいスポーツたということを分かってもらいたいし、野球以外のスポーツにもチャレンジして欲しいと思います」と野球だけでなく、他のスポーツに挑戦する重要性も。また、例年MLBカップやリトルリーグに足を運んでいるという斎藤が「石橋さんに来ていただきたいですね」とお願いすると、石橋は「私で良ければ行きますよ」と快諾していた。
2021年03月11日門脇麦主演、監督・岨手由貴子×原作・山内マリコで贈る映画『あのこは貴族』。本作で門脇さん演じる箱入り娘の主人公・華子の良き相談相手を演じた石橋静河が、ヴァイオリンに挑戦するメイキング映像が解禁された。昨年、ドラマ「この恋あたためますか」で中村倫也の元カノ役を演じ、洗練された存在感を見せたほか、4月からは松たか子、高橋メアリージュンとともに連続ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」に出演。『きみの鳥はうたえる』や『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でも映画ファンを魅了してきた石橋静河。本作で演じたのは、東京生まれ、東京育ちの主人公・華子の良き相談相手であり、自立した世界観を持つヴァイオリニスト・逸子。本作では世界で活躍するヴァイオリニスト役ということで初めてヴァイオリンにチャレンジした石橋さんは、「撮影に入る1カ月前から練習を始めて、それからは毎日していました」と明かす。「すごく難しい楽器だと思うのですが(逸子は)海外でプロとして活躍している役だったので、(実際にヴァイオリンをやってる方がみて、あれは嘘だと簡単に思われないように)ある程度そう思わせる説得力がないとダメかなと思い、まずはプロの演奏家に見えることを大事にして一生懸命やりました」と撮影をふり返る石橋さん。本来であれば数回のレッスンで、ヴァイオリンの持ち方などの練習の予定だったが、石橋さんの熱意が勝り、急遽15回以上のレッスンがみっちり組まれることに。それまでヴァイオリンに触ったこともなかった石橋さんは猛練習の末、ラストシーンのカルテット演奏では実際に音が出せるようになっていた。今回解禁されたメイキング映像でも、石橋さんがヴァイオリンを演奏している姿が確認できる。「最後の演奏シーンは自分の撮影アップの日でそれまでに練習ができたことと、カルテットでの演奏でしたので私の他に3名のプロの方たちがいらっしゃってみんなで演奏する感じだったので楽しかったです」と、楽しみながら演奏するまでに成長したよう。逸子が劇中で演奏しているヴァイオリン曲は、本作で様々なシーンを彩るテーマ曲。この楽曲について音楽を担当した渡邊琢磨は、「石橋さんのレッスン(初歩的な楽器の持ち方など)を楽曲の完成に先立って進めていったのですが、その練習に立ち会った際、逸子が演奏する音が映画の主題とどのようにかかわっていくべきかを掴んだような気がします」とコメント。「逸子の個性をなぞるだけに留まらず、本作固有の時間感覚の中でヴィヴィッドに変遷していくような音ではないかと。練習スタジオから帰宅後すぐに数小節のモチーフを書き、岨手監督にリファレンスをお聞かせして以降、石橋さん、須原(杏)さんはじめ指導にあたられたヴァイオリニストの方々が、逸子の演奏を圧倒的な集中力と感性で作り上げていきました」と語り、「最終的にその練習模様を収めた動画を、当初から劇伴の演奏をお願いしたいと思っていたヴァイオリニストの梶谷裕子さんにお見せし、石橋さんの演奏やニュアンスを踏まえた上で録音を行いました」と楽曲制作の裏側を明かした。華子と美紀(水原希子)、全く違う境遇に生きる2人の女性が自らの足で人生を切り拓いていく姿に、優しくエールを送るかのように流れる音楽も本作の魅力の1つとなっている。『あのこは貴族』は全国にて公開中。『あのこは貴族』オリジナル・サウンドトラックは発売中。定価:¥2,200+税発売・販売元:P-VINE(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年03月09日現在公開中の門脇麦主演映画『あのこは貴族』のオーディオコメンタリー付き上映が3月5日(金)より公開されることが決定した。今回公開が決定したオーディオコメンタリーに参加したのは、主人公の箱入り娘・華子役を演じた門脇さん、地方から上京し自力で生きる美紀役の水原希子、華子の友人でバイオリニストの逸子役の石橋静河、美紀の地元の友人・平田役の山下リオ、そして本作の監督の岨手由貴子。収録では、映画の本編に合わせて撮影当時の裏話や爆笑エピソードを思い出し、和気あいあいと行われ、門脇さんは、錚々たるキャストが集った榛原家の会食のシーンについて「重厚感があってゴッドファーザーみたいだった」とふり返り、食事シーンが多かったものの食べられないシチュエーションばかりだったそうだが、「蓋が締まっていた小鉢はこっそり中身を食べていた」と明かす場面も。そんなキャスト陣が撮影時の裏話を語りつくすオーディオコメンタリー付き上映は、主に視覚障がい者向けに音声ガイドを提供している仕組みを使用して、全ての上映劇場・上映回で利用可能。スマートフォンなどの端末を使って専用アプリから副音声データを事前にダウンロードすれば、上映中はネットの接続なしで利用できる。そして今回、コメンタリー収録時に一番の盛り上がりを見せたという「華子と美紀の初対面」のシーンが到着。逸子がそれぞれを紹介し、お雛様展の話題から、幼少期のそれぞれの家庭の差が垣間見える。「希子ちゃんが小鹿みたいに震えているんだよね」という岨手監督に、水原さんは「東京のお嬢様たちを目の前に緊張しました」とふり返る。一方、華子と美紀を会わせる仲介役となった逸子役の石橋さんは「華子ちゃんがフワ―としているのに意外とボス感がある」と印象を語った。また山下さんは、美紀との印象的な自転車のシーンについて「希子ちゃんに自転車を漕がせるのは私の体重が支えられるかどうかと思って不安だった」と明かしている。お昼帯の収録だったため、途中お腹が鳴るハプニングに見舞われつつも、終始、和やかな雰囲気だったという。『あのこは貴族』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年03月03日4月期のテレビ朝日系金曜ナイトドラマでは、松坂桃李主演×恋愛ドラマの名手・大石静脚本による「あのときキスしておけば」を放送することが決定。衝撃の“入れ替わり”ラブコメディに挑戦する。◆松坂桃李のまた新たな一面が見られるかも?松坂さんが演じるのは、とにかくポンコツで何かと不運な32歳独身男性・桃地のぞむ。勤務先のスーパーでも失敗ばかりで、出世願望も恋愛願望も特になし。唯一の趣味は、家にこもって大好きな漫画を読むことだ。ある日、桃地がスーパーのレジでクレーマーに絡まれていたところを助けてくれたのが、大好きな漫画の作者・蟹釜ジョーこと唯月巴。しかもいつの間にか家政夫のような使用人のような立場の高額なアルバイトまで依頼され、なんやかんやとしているうちに友だち以上恋人未満ないい感じの関係に。押し倒されてキスされそうになったのをやんわり拒否したらキレられるが、沖縄旅行に誘ってくれ同行することに。そんな幸せの階段を一気に駆け上がり始めたかのように見えたが、突然、唯月の死が訪れる。そして、悲しみに暮れる桃地の前に、ひとりの見知らぬおっさんが現れ、「モモチ、私が巴なの」という――。<桃地×大好きな彼女or見知らぬ中年のおじさん>衝撃の“入れ替わり”ラブコメディが始まる!◆大石静が仕掛ける毎週目が離せなくなるストーリー展開脚本を手掛けるのは、近年大きな話題となった「大恋愛~僕を忘れる君と」「知らなくていいコト」をはじめ、数々の恋愛ドラマを世に送り出してきた大石さん。今作で再び完全オリジナル作を誕生させる。大石さんは「今回の企画は貴島彩理プロデューサーが『松坂桃李さんとこんなドラマをやりたい』と温めてこられたものでした。そのアイデアを元に私も頭をひねってストーリーを膨らませていきました。映画や単発ドラマと違い、連ドラの醍醐味は、先の展開への期待です。それは事件物であろうとラブストーリーであろうと同じです。『来週どうなる』感は、持てる能力と情熱の限りをつくして考えました」と語り、「この作品はジェンダーフリーな世界観を提示しています。そしてすべての人が抱えている終わる命の宿命や、生まれ出た以上、強く人を愛してこその人生であるという想いを込めて書いています。でもあまり難しいことを考えず、予測不能な展開のラブコメディーを楽しく笑って見ていただけたら、うれしいです」とメッセージを寄せている。◆麻生久美子と井浦新が入れ替わる!?主人公が恋するヒロインの中身が、見知らぬおじさんのところに行ってしまうという、前代未聞な本作。そんな入れ替わってしまう2人を演じるのが、麻生久美子と井浦新。「MIU404」の出演が記憶に新しい麻生さんが今回演じるのは、蟹釜ジョーという名前で執筆活動をしている大ヒット作家で、超お金持ちな唯月巴。唯月が桃地と出会い、接していくうちに少しずつその価値観を変えていくが、桃地への思いに気づいた矢先、事故で帰らぬ人になってしまう。しかも、見知らぬおっさんの中に魂だけ入ってしまい…。そんな唯月の魂が乗り移ってしまう“中年のおじさん”を演じるのが、現在放送中の「にじいろカルテ」での好演も話題の井浦さん。名前は田中マサオといい、桃地が働くスーパーにも出入りする清掃業者の清掃員。物語が進むにつれ、マサオの正体もわかっていくことになる。◆松坂桃李「全力で愛していけたら」松坂さんにとっても念願のラブコメだという今作。「台本を読んだ時、これは新しいジャンルの作品だ。予測のつかない面白さが生まれる気がしました。正直、一体どういうことなんだろう?と何度も読み返しては読み進める、そんな本でした」と物語の印象を語る。共演の2人については「麻生さんとは大河ドラマ以来の共演ですが、コミカルなお芝居もシリアスなお芝居も魅力的に演じ分ける方なので、この作品においても信頼できるヒロインになって下さると思っています。井浦さんとは初共演なので未知数です。これまで様々な作品で目にしてきた井浦さんとも違う新たな井浦さんのアプローチが見られそうで、今からどう立ち向かおうかと試行錯誤しています」とコメント。そして「誰しも人生で一度は『あの時、こうしておけばよかった』と思う瞬間を経験しているのではないでしょうか。そんな瞬間を柔らかくポップに皆様にお届けできるように作り上げていきたいです。そして、井浦さん演じる田中マサオと麻生さん演じる唯月巴を桃地として全力で愛していけたらと思っています」と意気込んでいる。◆麻生久美子「思い切って振り切って演じたい」「設定が非現実的で面白く、二人で一人の役を演じるということも新鮮」とその内容に惹かれたと語る麻生さんは、「ストーリー展開が素晴らしくて、今は先が気になって仕方ありません」とワクワクしている様子。そして「私が演じる唯月巴は強さと弱さを併せ持った、才能溢れる天才。その人物を私と井浦新さんの二人で演じるという新たな挑戦をします。“二人一役”という、共同作業が必要になりそうなところもまた私にとっていい経験になると思いますし、キャラクターに深みが出そうで楽しみです。今まで演らせていただいたことがない役ですので、思い切って振り切って演じたいと思います」と語った。◆井浦新「今まで見たことのない井浦新をお見せしたい」さらに井浦さんは「友人でもある貴島彩理プロデューサーからお話をいただき、即答で『やりたいです』とお返事をしたんですが、台本を読んだ今はちょっと後悔しています(笑)」と正直な心境を話し、「物語はもう、それはそれは面白くて、1話だけでも『なんだこれは!』というくらいのボリュームの出来事が起きるので、松坂桃李くんと麻生久美子さんの恋模様の部分などもとても楽しく読んでいたのですが、いざ自分の役柄として台本と向き合うと、展開もすごいし、セリフも膨大で、きっと撮影は大変になるだろうなと逃げたくなってしまいました(笑)」とその理由を明かす。また、ラブコメは初めてだそうで「46歳にして“ラブコメ”をやるなんて思ってもいなかったですし、ヒロインを演じるのも初めて。チャレンジづくしの良い機会をいただいたので、今まで見たことのない井浦新をお見せしたいと思っています」と意気込み、「松坂桃李さんとも初めてご一緒するので、どんな風になるのか楽しみ。そういった意味でも、もしかしたら今が一番ワクワクしているときなのかも知れません」とコメントしている。金曜ナイトドラマ「あのときキスしておけば」は4月、毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送予定(一部地域で放送時間が異なる)。(cinemacafe.net)
2021年03月03日門脇麦と水原希子が都会の異なる環境を生きる2人の女性を演じる『あのこは貴族』。この度、門脇さんと水原さん、それぞれの友人役を演じた石橋静河、山下リオの4人が見事なカルテットで魅せたメイキング映像が到着した。東京生まれ、東京育ちの箱入り娘・華子(門脇さん)と、大学進学をきっかけに上京してきた上京組の美紀(水原さん)。同じ空の下、まったく違う世界を生きてきた2人が出会い、交差することで、それまで囚われていた価値観から抜け出し、思いも寄らない人生を切り拓いていく。そんな女性2人の姿を小気味よく、清々しく描いた本作。門脇さんと水原さんがいまを生きる女性たちの葛藤と成長を見事に表現する中、本作には華子と美紀、そして門脇さんと水原さんにとっても欠かせない重要な役を担った女優がいる。華子の友人であり、プロのヴァイオリニストとして海外でも活躍、上流階級の家庭に生まれ育ちながら、地に足つけた独自の価値観で華子に良きアドバイスを送る逸子役を演じた石橋静河。そして、美紀と同郷で同じ大学に進学、一時は疎遠になっていたが、美紀と同窓会で再会したのを機に意気投合、美紀の良き相談相手となる平田役を演じた山下リオだ。華子にとっては、自分の素直な本音を明かせる唯一の友人といえるのが逸子であり、美紀にとっては、共に地方から上京し、支え合いながら東京を生き抜く戦友ともいえる役どころの平田。先日行われた公開直前イベントの中で、門脇さんは「この2人(華子と美紀)の友達に逸子と平田がいて本当によかったと思う」と口にしており、劇中では絶妙な距離感で心地よい空気感を作り出し、抜群の存在感を放っている。今回解禁となる映像では、そんな4人の女優に焦点を当てたメイキングシーンが切り取られている。門脇さん、水原さんの初共演シーンとなるホテルのラウンジでのひと幕や、タブレットを見ながら和やかな雰囲気で撮影の合間時間を過ごす門脇さんと石橋さんの姿、さらに、以前共演して以来、プライベートでも仲がいいという水原さん、山下さんは本当の親友のように和気あいあい。勢いあまって頭をぶつけるちょっとしたハプニングも映し出された。それぞれが演じた華子、美紀、逸子、平田という4人の女性。それぞれが抱える生き辛さを共有し、支え合いながら、自らの足で人生を切り拓いていく劇中の姿が浮かび上がるメイキング映像となっている。『あのこは貴族』は2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年02月25日長野の別荘地に立つ一軒の家に住むひとりの女性と、そこを訪れる人々が織りなす物語を描く、小林聡美主演「ペンションメッツァ」より、第2話以降の見どころをまとめた新予告編が公開された。先日ついに初回放送がスタートした本作は、小林さんがペンションを営む主人公テンコを演じるほか、役所広司、石橋静河、ベンガル、板谷由夏、山中崇、光石研、三浦透子、もたいまさこら毎回豪華な面々が物語を彩る。1話ごとに異なる個性的なゲストが、ペンションを訪れる旧知の人物や思わぬ出会いを果たす人物を演じ、テンコとの会話劇を繰り広げる。役所さん演じる常木のキャラクターや美しい自然の映像が話題となっている本作から今回到着した予告編では、個性的で魅力的なゲストたち、全話を通して登場する森の人(もたいさん)が総出演。2話以降の見どころが満載だ。WOWOWオリジナルドラマ「ペンションメッツァ」は毎週金曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送中、WOWOWオンデマンドにて全6話一挙配信中。(cinemacafe.net)
2021年01月19日いよいよ放送が始まった小林聡美主演、WOWOWオリジナルドラマ『ペンションメッツァ』。この度、本作の第2話以降の見どころをまとめた新たな予告編が公開された。『連続ドラマW パンとスープとネコ日和』『ドラマW 山のトムさん』のスタッフと、松本佳奈監督がオリジナルストーリーを手がけた本作。長野の別荘地であるカラマツ林に建つ1軒の家でペンションを営む女主人・テンコを演じる小林と、1話毎に異なる豪華ゲストがペンションを訪れる客と繰り広げられる、ふたり芝居が見どころだ。初回から役所広司演じる常木のキャラクターや美しい自然の映像が話題となっている。新たな予告編は2話以降の見どころが満載で「ひとりになりたい」に出演する石橋静河、ベンガル、「燃す」に出演する板谷由夏、「ヤマビコの休日」に出演する山中崇、「むかしの男」に出演する光石研、「さすらう」に出演する三浦透子ら個性的で魅力的なゲストたち、全話を通して登場するもたいまさこが総出演の映像となっている。WOWOWオリジナルドラマ『ペンションメッツァ』WOWOWプライムにて放送・配信中毎週金曜深夜0:00WOWOWオンデマンドにて全6話一挙配信中特設サイト:
2021年01月19日小林聡美が主演するWOWOWオリジナルドラマ「ペンションメッツァ」から場面写真が解禁、また初回放送後、WOWOWオンデマンドにて全話が一挙配信されることが決定した。松本佳奈監督をはじめ連続ドラマW「パンとスープとネコ日和」、ドラマW「山のトムさん」のスタッフとともに贈る本作。長野の別荘地に立つ、カラマツ林の中の一軒の家に住むひとりの女性と、そこを訪れる人々が織りなす物語で、映画『かもめ食堂』『めがね』をはじめジャンルを超えた作品で知られる小林さんが、小さなペンションを営む主人公テンコを演じる。解禁された各話の場面写真からは役所広司をはじめ、石橋静河、ベンガル、板谷由夏、山中崇、光石研、三浦透子ら1話ごとに登場する個性的なゲストたちの姿や、全話を通して登場する“森の人”役もたいまさこの姿も。カメラマンの高橋ヨーコが捉えた本作でしか見ることのできない森の鮮やかさにも注目だ。それぞれ豪華キャストはペンションを訪れる旧知の人物や思わぬ出会いを果たす人物を演じ、小林さん演じるテンコとのシンプルながら印象的な会話を繰り広げていく。「ペンションメッツァ」は1月15日より毎週金曜深夜0時~WOWOWプライムにて放送スタート(全6話/第1話無料放送)。第1話放送後、WOWOWオンデマンド※にて全6話一挙配信。※1月13日(水)よりスタートするWOWOWオンデマンドはBS視聴環境が整っていなくても、WOWOWに加入可能に。TVでもスマホでもWOWOWのサービスが利用できる。合わせて、放送同時配信、ライブ配信、アーカイブ配信、オンデマンド限定配信コンテンツなど多様な配信サービスを利用できる。(text:cinemacafe.net)
2021年01月12日寒さの増すこの季節は、心温まる“純愛”ラブストーリーが胸に染み渡ります。今日は、2020年秋クールをドラマニアな筆者が総括!「勝手にベスト3」と題し、ランキング形式で振り返っていきましょう。第1位:スイーツ×恋の甘さが癖になるドラマ「この恋あたためますか」元地下アイドルの主人公・樹木(森七菜)が大手コンビニチェーンの社長・浅羽(中村倫也)と出会うことで、再起を懸けたオリジナルスイーツ開発に挑みながらも恋に落ちていく本作。味も去ることながら「長時間持ち歩いても崩れないことが肝心」など、普段知ることのできないコンビニスイーツの開発裏話を知ることができるほか、劇中に登場した商品を視聴者が実際にコンビニで購入することができるという斬新なコラボレーションが楽しめる新感覚のこのドラマ。スイーツ開発部のメンバーである新谷(仲野太賀)、里保(石橋静河)を加えて紡がれる四角関係の甘く切ない展開に悶絶する視聴者が続出…!?「あなたなら、誰を選ぶ?」と、自身を投影した恋バナに華を咲かせた方も多いのではないでしょうか。みんなそれぞれに素敵なキャラクターなので、どの恋を応援するか迷ってしまいますよね。甘いものは人を幸せにすると言いますが、本作はまさに今の季節に相応しいほっこりできる胸キュン純愛ストーリーだったのでは。第2位:2020年のリアルな恋人事情を象徴「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」波瑠さん演じる主人公・美々は、産業医として社員の健康を守るために日々邁進。自分のことは常に二の次にして頑張ってきたのですが、そんなある日、とあるきっかけでSNS上の相手と知り合い、恋に発展。そのお相手が実は同じ社内にいる人だということが判明し、ハンドルネーム・檸檬を名乗る男性を探し出すことに…。新型ウィルスが存在する社会を扱っているだけあって、劇中に新しい生活様式を徹底して取り入れた本作。会話にマスクは当たり前、「三密」「ソーシャルディスタンス」「濃厚接触」などのワードを登場人物たちが連呼する様が、2020年のリアルな恋愛事情を繊細に描いており、非常に細かな納得感が詰まっていました。変わりゆく社会の中、段々と変わらないものの――人を純粋に想う気持ちの大切さが浮き彫りになっていくのが良かったですね。時代に印象を残す、今年を代表するドラマと言えるでしょう。第3位:令和の純愛物語が爆誕「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」「チェリまほ」の愛称で知られるこのドラマは、豊田悠さんが描く同名漫画を原作に、赤楚衛二さんを主演に迎えて実写化が実現したもの。童貞のまま30歳を迎えた主人公・安達が、触れた相手の心を読むことができる魔法を手に入れたことで、社内随一のイケメン同期・黒沢(町田啓太)の好意に気がついて…。深夜枠の放送にも関わらず大きな注目を集めた一作です。見どころは何と言っても、恋にまっすぐ純粋過ぎる男たちの心理戦――相手の心が読めるというハンデ付きではありますが、恋が芽生える瞬間から、その恋が成就するまでの過程。さらにはその後…と、酸いも甘いもその全てを見守ることができるという点でしょう。主人公の恋路を時に妨げ、時にアシストする同僚・六角(草川拓弥/超特急)も良い味を出していましたね。いずれも濃く愛すべきキャラクターが多かったため、今後の続編に期待する声も大きいのではないでしょうか。以上、秋ドラマの総括「勝手にベスト3」でした。来年はどんな作品が登場するのか、とても楽しみですね。(text:Yuki Watanabe)
2020年12月25日森七菜主演、中村倫也、仲野太賀、石橋静河らの共演で描かれた「この恋あたためますか」の最終回が12月22日オンエア。中村さん演じる浅羽の橋の上でのキスとサプライズ登場からのキスの“Wキス”に視聴者から祝福の声が上がっている。本作は夢破れたコンビニアルバイトとコンビニチェーン社長による「スイーツ×ラブ」ストーリー。コンビニ「ココエブリィ」のバイトから本社でスイーツ作りをすることになった井上樹木に森さん。「ココエブリィ」社長の座を追われるも、移動販売事業を立ち上げ本社に戻ることになる浅羽拓実に中村さん。浅羽の地元の後輩で「ココエブリィ」スイーツのパティシエを担当、樹木のことが好きな新谷誠に仲野さん。浅羽と復縁したが再び別れた「ココエブリィ」スイーツ企画担当・北川里保に石橋さん。浅羽と対立していた神子亮に山本耕史。元々スイーツ課の課長だった一岡智子に市川実日子。「ココエブリィ」上目黒店の店員、李思涵に古川琴音。碓井陸斗に一ノ瀬颯。店長の上杉和也に飯塚悟志(東京03)といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。浅羽が本社に戻ることになり、そのお別れパーティーが樹木の部屋で開かれる。その後、樹木は誠を呼び出し、浅羽が好きだと伝える。その後、浅羽から「君が俺の日常の一部になってた」と改めて愛を伝えられた樹木は「私のほうが100万倍社長のこと好きだよ」と浅羽にキス。それに浅羽も“お返しキス”で答える。クリスマスを浅羽と過ごしたかった樹木だが、浅羽は25日の夕方まで海外出張。仕方なく樹木が「ココエブリィ」でイブの夜を過ごしていると、そこに急遽帰国した浅羽がサプライズ登場する。一方、その頃誠は実家の店で働いていた。そこに里保が手伝いに現れる。里保から樹木のインスタを見るよう言われ、スマホを見た誠は、自分のスイーツが載っているのを発見する…というストーリーだった。橋の上での2度のキスにイブの夜「ココエブリィ」に現れてのキス…樹木と浅羽のキスシーンに「シャッチョさんのキスかっこ良すぎませんでした!?」「浅羽っちかっこ良かったキス素敵すぎ」など、ときめく視聴者から声が続々。さらにコンビニスイーツだけをアップしてきた樹木のインスタに唯一上がった誠のスイーツと「嬉しかった、ありがとう」の言葉。恋人にはならなかったものの誠が樹木にとって大切な存在になったことが感じられるこのシーンにも「誠がキキちゃんのインスタの投稿見るシーンでぼろぼろ泣いてしまった」「まこちゃんにも是非幸せになって欲しい」の声が寄せられている。また、「新谷のための新谷のドラマやったなぁー。 太賀くんが全て持って行きましたね、涙涙で良かったです。」「恋あた観てからますます太賀の演技が楽しみになってきた」「新谷、主役?と思うほど太賀くんの存在感すごかった。」と仲野さんの演技についても絶賛の声が集まっている。(笠緒)
2020年12月23日TBS火曜ドラマ「この恋あたためますか」が、12月22日今夜、最終回を迎える。その放送を前にこの度、揃って笑顔でクランクアップした主演の森七菜と共演の中村倫也からコメントが到着した。9月から始まった約3か月にわたる撮影。花束を渡された井上樹木役の森さんは、涙ぐみながら「(主演という)このような立場になるにあたり、みなさんに迎え入れていただけるのか不安でしたが、毎日が楽しくて充実した日々でした」と撮影をふり返る。そして「一番に思うのは、毎日プロの方々が120%の力でドラマを作ろうとしている姿を見たことでした。よりドラマというものが好きになりましたし、私もこれからの人生を120%の力で頑張っていこうと思います。この現場は一生忘れません! ありがとうございました」と思いを語った。一方、「ココエブリィ」社長・浅羽拓実を演じた中村さんは、撮影の中でハッとした瞬間があったそうで、「1話の樹木がコンビニで泣いているシーンで浅羽が言う『コンビニには毎日4000万人もの人が訪れる。働いて、疲れたそのご褒美にスイーツを食べる』というセリフ」と話し、「例えると、コンビニがTBS、スイーツ開発がドラマ制作。あのセリフの続きが『仕事が終わってからでは専門店は閉まってる。高級店は一年に一度行ければいい。だけどコンビニは身近にあり、いつ、どこでもみんなが同じ味を食べることができる。君の作ったスイーツが人を幸せにする』。まさにこのように、キャスト、スタッフみんなで作り上げた作品が、皆さんを少しでも幸せにすることができたのかなと思います」とコメントした。そして今夜が最終回。新谷(仲野太賀)の想いに応えて返事をしようと思った矢先、浅羽から思いを告げられた樹木。樹木、浅羽、新谷、そして里保(石橋静河)それぞれの気持ちが交錯する中、運命のクリスマスがやってくる。四角関係の結末に注目だ。「この恋あたためますか」は毎週火曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2020年12月22日森七菜、中村倫也、仲野太賀、石橋静河演じる4人が織りなすラブストーリー「この恋あたためますか」。その9話が12月15日オンエア。中村さん演じる浅羽と仲野さん演じる誠の“対決”と、ラストの“告白”に視聴者からも様々なコメントが送られている。コンビニエンスストア「ココエブリィ」でアルバイトをしているところを、同社の社長となった浅羽に見出され、スイーツ製作に携わることになる井上樹木を森さんが、外資系ネット通販会社から「ココエブリィ」の新社長となりスイーツ開発に注力するも神子の“反乱”で解任、移動販売事業を立ち上げる浅羽拓実を中村さんが。浅羽の地元の後輩で現在は「ココエブリィ」のスイーツ製作を担当、樹木のことが好きな新谷誠を仲野さんが、「ココエブリィ」でスイーツの企画を担当する浅羽の“元カノ”北川里保を石橋さんがそれぞれ演じる本作。また一岡智子を市川実日子、浅羽と対立する神子亮に山本耕史といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。交際を続けるかどうか“お試し期間”の終わりが迫るなか、浅羽から「日曜暇か」とメッセージを受け取る樹木。誠との約束を優先しようとする樹木だが、誠と里保と3人で食事をしているところに再び「日曜待ってる」というメッセージが届き、それを誠も見てしまう。翌日誠は浅羽のもとを訪れ「樹木ちゃんは渡さない」ときっぱり言い放つ。それに対し浅羽も「選ぶのは彼女だ」と答える。そしていよいよ樹木が誠への返事を伝える時がやってくる。「私、クリスマスは…」と樹木が言いかけたところで、浅羽が現れ「君と一緒にいるとイラつくし、疲れるし、全然自分のペースで進まないし、趣味も好みも価値観も全く噛み合わない。だけど楽しい。君がそばにいると。会社で会ってる時はわからなかった。でもいなくなってはじめて気づいた。俺には、君が必要だ」と、樹木に自分の本当の気持ちを伝える…。浅羽が現れた瞬間、絶望的な表情を見せる誠に「ききちゃんには、失わないと気づけない様な社長よりも、一途に好きでいてくれてるまこっちゃん一択」「新谷の絶望した顔って、この世の終わり顔」「まこっちゃんにも幸せになってほしいし悩ましい」などの反応が集まるなか「まこっちゃんの圧倒的な友達感なんだろうね?一緒にいると楽しいしめっちゃいい奴なのよ。でも男として見れるかっていうと…うーん」という投稿も。浅羽に対しても「あああずるいよ社長~、、そこでくるの?」「何でもうちょっと前に恋心に気づかなかったかなあああああ」など怒りにも似た反応が寄せられる一方で「不器用ながらも一生懸命に伝えようとしてるのがよかった」「絶対、新谷派だったケドさ。浅羽社長の駆けつけてからにキュンしちゃった」と、いつもはクールで上から目線な浅羽の真剣告白を評価する声も送られている。(笠緒)
2020年12月16日山内ケンジ率いるプロデュース・ユニット「城山羊の会」の、2年ぶりの新作『石橋けいのあたしに触らないで!』が12月17日(木)に開幕する。山内の作・演出作品を上演するユニットとして始動した「城山羊の会」。電通マンとしてCM、テレビドラマ、ショートフィルムなどを手掛けてきた彼が、満を持して演劇の世界へ足を踏み入れたのが2004年のことだ。2008年に亡くなった深浦加奈子を主演に据えて、じわりじわりと演劇好きの心をくすぐってきた。彼が多く紡ぎ出すのは、人間同士のちょっと不穏な会話劇。のちに『At the terrace テラスにて』のタイトルで映画化もされた『トロワグロ』(14年)は、小さなパーティーの席を舞台に、富裕層とそうでない者のプライドや偽りのかけらが飛び散る秀作だった。その作品に主演していたのが、今回も主演を務める石橋けいである。城山羊の会の常連俳優のひとりで、どこか危うげで気が強いヒロイン像を多く担ってきた。今回が5年ぶりの出演となる。主人公は、とある令夫人。家の中に閉じこもっていた間に、自粛とストレスで太ってしまった。なんとかして、このぜい肉を夢にできないだろうかと考える令夫人。夢と現実、ぜい肉と恋との往来の中で、なんの教訓にもならない、滋味あふるる喜劇が始まる——。共演陣は他にも、吹越満、米村亮太朗ら曲者揃い。先日最終回を迎えたドラマ『共演NG』で好演を見せた常連・岩谷健司や岡部たかしも登板する。客席数を60%に減らしていることもあり、前売券は既に完売となっているが、今回は配信公演も予定されており、劇場公演とは趣の違った、無観客の劇場で収録した映像を楽しむことができる。公演は27日(日)まで、東京・下北沢小劇場B1にて。文:小川志津子城山羊の会 石橋けいの『あたしに触らないで!』作・演出:山内ケンジ出演:石橋けい / 吹越満 / 米村亮太朗 / 岩谷健司 / 島田桃依 / 岡部ひろき / 筒井のどか / 岡部たかし2020年12月17日(木)~12月27日(日)会場:東京・小劇場B1当日券販売あり■WEB配信情報12月21日(月)に無観客で撮影&編集したものを12月26日(土)から配信配信チケット(2,000円)は12月15日(火)10:00より発売詳細は「城山羊の会」公式サイト( )にてご確認ください。
2020年12月15日森七菜、中村倫也、仲野太賀、石橋静河が織りなす“スイーツ×ラブ”ストーリー「この恋あたためますか」の8話が12月8日オンエア。石橋さん演じる里保の“決断”が四角関係に新たな展開をもたらすラストに視聴者から様々な反応が寄せられている。夢破れコンビニアルバイトを続けるなか、バイト先コンビニチェーンの社長と出会いコンビニスイーツ作りをすることになる井上樹木を森さんが演じ、コンビニチェーン「ココエブリィ」改革のため社長として送り込まれたが追放され、樹木がバイトしていた店舗で働いている浅羽拓実に中村さんが演じる。樹木に好意を抱く浅羽の地元の後輩で「ココエブリィ」スイーツのパティシエ・新谷誠に仲野さん、浅羽の恋人だったが別れ、再び復縁した「ココエブリィ」スイーツの企画担当・北川里保に石橋さん、そのほか山本耕史、市川実日子、飯塚悟志(東京03)、古川琴音、一ノ瀬颯らも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。樹木と新谷が付き合うことになり幸せな時間を過ごしていた。神子(山本耕史)の新たな方針に合わせない樹木に苛立つ課長の三田村(佐藤貴史)は、樹木をスイーツの開発担当から外す。実は三田村は神子からこのままだと樹木を飛ばすと言われていた…というのが今回の展開。落ち込んでいた樹木が浅羽の言葉で元気を取り戻す姿を見た里保は、浅羽に別れを切り出す。呆然とする浅羽に里保は「拓実の存在が樹木ちゃんを変えてる。同じように樹木ちゃんの存在が拓実を変えてる。拓実は樹木ちゃんのことが好きだよ」と浅羽の本心を“代弁”。自らの気持ちに改めて気づかされた浅羽は、「ココエブリィ」本社に樹木を迎えに行く。その頃、里保から浅羽と別れたことを聞かされた新谷も衝撃を受け…というラストで締めくくられた。この里保と浅羽の別れに「好きなのに別れなきゃいけない選択肢が一番辛い」「想いに気付かせてあげた上に潔く別れを告げられるなんて恋の優等生がすぎる」「好きな人の幸せを願う別れ。愛を感じました」などの反応が寄せられる一方、「仕事の関係の方が幸せだよ樹木と浅羽は」といった反応も。また里保が浅羽と別れたことで“窮地”に陥った誠にも「まこっちゃんの悲しい顔は見たくないよー!!!」「ここは強引にでもクリスマスまでなんて言わずに付き合って」「まこっちゃんが負けて社長と樹木が結ばれてしまうのか。そんなの悲しすぎる!」など、その恋を応援するメッセージが多数寄せられている。(笠緒)
2020年12月09日