「スマートフード」インストラクター、そしてフランス式アロマテラピー〔MYTHΘSSALON〕のアロマテラピーインストラクターの資格も持つ浅倉利衣さん。前回ご紹介した子どもの暮らしに取り入れたいアロマテラピーのアイデアに続き、連載エッセイの第6回目はLIMIA世代の女性にすすめたいワンランク上のアロマテラピー活用術についてうかがいました。心と身体を癒す、アロマのあるバスタイムリラックスしたいときにはラベンダーを。リフレッシュしたいときはユーカリやペパーミントを……。以前は気分にあわせてエッセンシャルオイルの香りを楽しむ方法しか知りませんでしたが、ここ数年は資格を取ったこともあり、自分好みにブレンドしたり肌につけたりして、“美容と健康”のためにアロマを取り入れています。私が大好きなのは、リラックスの聖地(笑)である「バスタイム」で行うセルフケア。子どもがもっと小さかったころはカラスの行水程度しか入れませんでしたが、最近は時間のあるときにはここぞとばかりに楽しんでいます。汗をかいてすっきりと疲れを取りたいときは、発汗作用のあるジュニパー、サイプレス、グレープフルーツ、マジョラムなどのオイルがおすすめ。1種類でもいいですが、3~4種類を各3滴ほどバスタブに入れてブレンドするのもいいですね。バスソルトも入れると発汗が促されるような気がします。バスタブにつかりながら週1ペースでおこなうのが「クレイパック」です。汚れや余分な角質ケアのためのクレイにエッセンシャルオイルを混ぜて、顔や首、デコルテに塗ります。ブレンドするのは鎮静作用の高いラベンダーやジャーマンカモミール、クラリセージ、マジョラムがお気に入り。本を読みながらゆっくりとリラックスしたあと洗い流すと、くすみがちだった肌は明るい印象に。お風呂上がりのボディ&スキンケアにもエッセンシャルオイルを使います。ボディケアには、保湿作用はもちろんホルモンバランスを整えるゼラニウム、ローズ、ジャスミン、ネロリ、サンダルウッドなどのオイルを、ホホバオイルやマカダミアナッツオイルに混ぜて使います。化粧水はローズの芳香蒸留水にオイルを混ぜて使いますが、これからの季節はネロリが大活躍。肌の引き締めにつながるので、毛穴の開きが気になる季節にはピッタリです。ポーチにin!おでかけ時もアロマのチカラを借りて前回は子どものために持ち歩きたいアロマを紹介しましたので、大人の女性がポーチに入れておくのに便利なエッセンシャルオイルを挙げておきますね。「ローズ」は香水の代わりになるので便利。手首の静脈や耳たぶの裏などにちょんちょんとつけます。「ゼラニウム」は気持ちを整えて落ち着かせてくれるので、撮影のお仕事や大事なプレゼンの前など緊張しそうなときは鼻を近づけています。「ペパーミント」はマウスウォッシュ代わりに。「ラベンダー」は小さな切り傷につけたりします。外でもすぐにアロマにふれることができるという“安心感”も一緒にたずさえています。リミア世代の女性におすすめしたいエッセンシャルオイル3種初心者の方でもアロマのチカラをすぐに感じていただける3種類を挙げるなら、ラベンダー、フランキンセンス、ローマンカモミールがおすすめです。「ラベンダー」は一般的に知られるリラックス作用はもちろん、ニキビややけど、小さな切り傷のケアにもぴったり。お守り代わりに持っていたい1本です。「フランキンセンス」は呼吸器系にアプローチするもので、保湿にも使えるので、エアコンの風で部屋の空気が乾く夏にはおすすめです。「ローマンカモミール」の少し甘い香りは、興奮やイライラを抑えてくれますから、仕事などで気持ちの切り替えをしたいときにぜひ活用してみてください。ホルモンバランスが乱れやすい年代だからこそ年齢を重ねるにつれ、ちょっとしたストレスや寝不足、疲れが肌や体調にあらわれてしまうことを実感しています。でもだからこそ、エッセンシャルオイルが持つ「ホルモンバランスや自律神経を整える」という作用も、より実感しやすいなと思うんですね。私自身、いつもアロマを感じるライフスタイルに変えてから、美容面はもちろんですが、イライラしにくくなったりよりポジティブに物事を考えられるようになってきたりと、精神面への効果をひしひしと感じます。それは仕事のパフォーマンスに繋がったり、人間関係にも良い影響を及ぼしたり、さまざまなところに派生しているように思うんです。そしてもちろん、腸内環境の最適化にも。アロマにしても食にしても、私が学んで良かったなといつも思うのは、「身近な環境から少しずつ質を高めていくと、周囲に求めすぎず自分の力で幸せを感じられるようになる」ということ。自分の体調やライフスタイルに合ったものを自分自身で取捨選択でき、自分の意思で人生を楽しむ。そんなウェルネスなライフスタイルをこれからも送っていきたいなと思います。【浅倉利衣(あさくらりえ)】ライフスタイルプロデューサー、SmartFoodディレクター/認定インストラクター1977年、東京生まれ。大学卒業後、エルメスジャポン株式会社に入社し、10年間販売とバイイングを経験。その後、ミス・ユニバース・ジャパン元ナショナルディレクター、イネス・リグロンのパーソナルアシスタントを務め、グローバルにファッションと美容の世界に携わる。2017年に一般社団法人SmartFood協会認定インストラクター資格を取得。2017年秋からはSmartFoodブランドディレクターに就任。又、2018年にはMYTHΘSフランス式アロマテラピーインストラクター資格も取得。国内外の最新のウェルネス・食情報も含めた専門的な知識を活かし、ライフスタイルの質を高め、健康的にキレイになるメソッドやコツを発信している。●写真中村香奈子Instagram @rietokyo_フランス式アロマテラピー MYTHΘS SALON一般社団法人Smart Food協会公式HP【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #1】「おいしい」って幸せ。麹からはじめるスマートフード【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #2】スイーツも家族のために。米粉のマフィンでクリスマス【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #3】常備菜で時短&多様性を叶える、我が家の朝ごはん【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #4】子どもの未来のために「食事」ができること【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #5】子どもとわたし、アロマに寄り添う暮らし
2018年04月28日松坂桃李の主演映画『娼年』(三浦大輔監督)は、女性に体を売る青年を描き直木賞を受賞した石田衣良の小説の映画化で、その設定が世間をざわつかせた。経済的な理由により女性が体を売る商売を行うことが問題視されたり、映画などで女性が衣服を脱ぎ身体をさらすことを女優として文字通り一皮むけたと注目されたり、ヌード写真集を出すことが芸術か否かと物議を醸したりしているなかで、男性である松坂桃李が、体を売る商売を行う青年役を演じ、裸体をさらしまくることで話題になることは、なんてフェアな行為であることか。世の中には、女性にお金を出してもらうホストという仕事や、裸になったりセクシャルな表現を売りものにしたりする男性もいるにもかかわらず、女性のことばかりが取りざたされるのもおかしな話だからだ。○女性たちに寄り添っていくリョウ松坂桃李演じる主人公リョウは、女性とのつきあいに何の価値も見いだせずにいたが、あるときから、女性に体を売る仕事をすることになる。ここで出会った女性はお金持ちだが、ワケありの人が多く、リョウはそれぞれの独特の性癖に向き合い、彼女たちを満足させることに勤しむうちに、表面的でなく心から、ひとりひとりの女性の心に寄り添っていく潜在能力に目覚めていく。……と書くと、ものすごくロマンティックで美しいお話のようにも思えてしまうが、出て来る女性たちの求めるものは、どれもどこか滑稽で、だからこそ、誰にでも、裸以上にさらけ出せるものではなく、この人と思った人にしか見せられない。松坂桃李演じるリョウは、“この人”と白羽の矢が立つ存在で、みごとにその要望を叶え、売れっ子になっていく。○一皮むけた松坂桃李この映画で、松坂桃李は世の女性と同じく、俳優として一皮むけたと思う。その根拠となる部分は、ふたつある。まず、イメージの刷新だ。近年の松坂は、女性の敵のような役がハマっていた。嘘つきの遊び人のエリート医師を演じた『エイプリルフールズ』(15年)にはじまり、エリート医師ならともかく、中身もないのに受け売りの情報で女を騙すクズ男を演じた『彼女がその名を知らない鳥たち』(17年)など、松坂は知的な二枚目という雰囲気を生かして、見る者を鮮やかに裏切ってきた。『娼年』では、女性に体を売るという一見、背徳的に見えながら、じつは最も女性の味方になるという役を演じって小気味よかった。芸能を聖職のように美化することなく、人の欲望を一身に背負う仕事であることを達観して淡々とやっている俳優のひとりに斎藤工がいるが、松坂桃李が彼と並ぶ2大俳優であると思う。2人の共通点は、唇である。彼らの肉感的で、少しだけ暗い血の色をして、その奥に何か深遠なものを湛えているかのような唇は、人間の欲望は気高さと堕落を行き来していることを示しているように見える。○影法師のようにふたつめは、身体表現の技術だ。女性を喜ばせるときの彼の所作もまた、黙って立ったり横たわったりしていれば、鍛え上げられた身体に素敵な照明で陰影がつき、じつに素敵だが、一生懸命になればなるほど滑稽に見えていく。とりわけ、大殿筋の震えはすばらしかった。身体を意識的に操りエンターテインメントに昇華するという、パフォーマーとしての才能を開花させたといえるだろう。言葉数少なく、演技しています! という気負いも見せず、にもかかわらず、圧倒的に、なかなか手が出せない意義深い役を演じていく松坂桃李。なんとも不思議な俳優だ。俳優デビューは戦隊もので、“イケメン俳優”と呼ばれる若い俳優たちの登竜門であり、世間の認識は自ずと“イケメン俳優”のひとりとなった。だが、自身でも語っているように、インタビューなどでキャッチーな発言もしないし、どこか冷めているようなところがあって、“イケメン俳優”枠に収まらない空気を漂わせてきた。そんな彼だからこそ、ふつうはファンがショックを受けそうな、女性の敵のような役もやってのけるのだろう。爽やかさや健全さが売りのひとつである朝ドラの『わろてんか』(17年)で、主人公(葵わかな)の相手役をやっている最中も、映画『不能犯』で悪役をやり、さらに、朝ドラが終わった直後に『娼年』をやって、イメージを固定化することをひらりひらりと交わしていった。そもそも、朝ドラ『わろてんか』では、途中で亡くなったにもかかわらず、毎週土曜日に幽霊として登場し、主人公を励まし、最終回も、幽霊なのに生きている主人公との2ショットで終わったという前代未聞のファンタジー朝ドラの立役者となったのだ。松坂桃李は、まるで影法師のようだ。常に人間に寄り添い、人間の光に照らされている面とは違う、環境によって形も変えていくような面を演じ続ける俳優。いつまでもミステリアスに蠢き続けてほしい。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。)
2018年04月25日「彩泥窯 表参道工房」東京・表参道に佇む「彩泥窯 表参道工房」は、気軽に体験できる陶芸教室です。1日体験教室・会員制教室・TVや雑誌などへの陶芸シーンや演出指導などを提供しています。窯元・中野拓氏が10年ほど前に立ち上げ、現在では年間10,000人も訪れる都内でも屈指の人気教室となりました。オリジナル作品を気軽に作れる「1日体験教室」1日体験教室では電動ロクロまたは手びねりで世界にひとつだけの作品を作ることができます。人気ナンバー1は「電動ロクロコース」。約2kgの粘土から2~3個成形しその中から1つ選びます。お皿、湯呑やマグカップなど種類は多彩なので、お好みで何を作るか決めてください。どの作品も1時間ほどで作成できます。その後スタッフが丁寧に焼き上げてくれ、1ヶ月ほどで手元に届けられるとのこと。待つ時間も楽しみのひとつです。陶芸家気分に浸れる作務衣「彩泥窯」では体験者にオリジナルの作務衣を無料貸出しています。私服の上から羽織れば汚れの心配がないのが嬉しいポイント。また“THE 陶芸作家”の気分に浸れます。作務衣を着てロクロを回せば、素敵な作品が完成する予感。贈り物に普段使いにひんやりとした土に触れていく内に心が解き放たれてリラックスした時間を過ごせます。“モノづくり”の空間を楽しんでください。2名以上の複数人数で訪れるとグループ割引を利用できるので、ぜひ友達や大切な人を誘ってみて。東京メトロ各線「表参道駅」A2出口より徒歩3分。世界にひとつだけの作品は贈り物にもぴったりです。普段の感謝の気持ちをこめて作品を作ってみませんか?スポット情報スポット名:彩泥窯 表参道工房住所:東京都渋谷区神宮前4-6-2電話番号:03-6447-1105
2018年04月24日石田衣良のベストセラー恋愛小説を、舞台版と同じく主演・松坂桃李×監督・三浦大輔のコンビで映画化した『娼年』が現在公開中。松坂さんの身体も感情も隠すことなく挑んだセックスシーンが話題となっている本作だが、それだけでなく、松坂さんと娼夫役の猪塚健太とのシーンにも注目が集まっているようだ。公開前から大きな期待と注目を集めていた本作だが、つい先日公開を迎えると、SNSを中心に「爽快感がすごい」「感動して笑って泣いた」「いろいろと語りたい」「松坂桃李の演技力がすごくて圧倒される」「娼年ワールドの虜に」「満員の映画館で観るのは不思議な体験というかもはや事件」と様々な声が寄せられ、“R18+指定作品”としては異例のヒットを記録。TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ日比谷では、平日の昼間は主婦や学生、夜はOLなどがつめかけ、満席が続いているという。そんな予想をはるかに超える衝撃と感動で話題沸騰中の本作では、客の女性たちとの物語はもちろん、松坂さん扮するリョウと「Le Club Passion」でNo.1を競う娼夫のアズマとのシーンが注目を集めている。アズマこと平戸東を演じるのは、『斉木楠雄のΨ難』や「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」などに出演し、2016年上演の本作の舞台版でも同役で出演した猪塚健太。痛みでしか性的な快感を得られないという特殊な感覚を持ち、「僕の中で配線がこんがらがっているんだ」というアズマの告白に真剣に耳を傾けるリョウ。そこから繰り広げられるのは、男性同士の濡れ場と、アズマが快感を得るためにリョウにあることを頼む場面。舞台では、アズマがリョウにアイスピックで胸を切り裂いてもらうという演出があったが、これは遠くから観る観客には伝わらないかもしれないという理由で原作とは異なるこのシーンに変わっていた。しかし、それが今回映画では原作通りのシーンになり、猪塚さんは「念願が叶ってとても嬉しかったです」と喜んでいた。また、原作を再読してよりアズマに近づくようにと8kgの減量をし、純真と狂気との狭間を漂うアズマを見事に体現した猪塚さん。松坂さんとの共演については、「桃李くんがリョウを演じてくれているからこそ僕も女優さんも安心してこの作品に挑むことができるんだと、映画版で再びご一緒させていただいて改めて実感しました」と、舞台での経験を経て、阿吽の呼吸みたいなものがすでにあったとふり返っている。そして、ナイフで切られた傷跡が無数にあるアズマの身体と、彼が快感を味わうシーンには思わず目を背けることがあるかもしれない…。しかし、猪塚さんは舞台でのアズマとリョウという関係性をより研ぎ澄ませ、洗練させた手応えがあると映画への自信を覗かせている。普段は好青年に見られがちだが、「本当はどちらかというと“アズマ側”」だと明かす猪塚さんは、「アズマのような危うい部分を秘めた人間を僕は理解出来ますし、こういう役を演じてみたいとも思っていました」と意外なコメントも。そんな猪塚さんと松坂さんの“魅惑のシーン”も本作において見逃せないポイントだ。『娼年』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年04月20日俳優の松坂桃李が主演を務める映画『娼年』(公開中)の場面写真が20日、公開された。今回公開されたのは、猪塚健太演じる娼夫・アズマの場面写真。同作は石田衣良による同名小説を映画化。無気力な大学生・森中領(松坂)は会員制ボーイズクラブ「パッション」で「娼夫」となり、女性の欲望を引き出していく。2016年8月には松坂主演、三浦大輔演出で舞台化され、当日券を求める人々で長蛇の列となった。公開以降、SNSを中心に話題となり、R18+指定作品としては異例のヒットを記録している同作。中でも注目を集めているのは、リョウ(松坂)と「Le Club Passion」でNo.1を競う娼夫のアズマ(猪塚)とのシーンだ。痛みでしか性的な快感を得られないという特殊な感覚を持ち、「僕の中で配線がこんがらがっているんだ」というアズマの告白に真剣に耳を傾けるリョウ。そこから男性同士の濡れ場が繰り広げられ、アズマは快感を得るため、リョウにあることを頼む。舞台では観客が遠くから観ているため、原作とは違い、アズマがリョウにアイスピックで胸を切り裂いてもらうという演出だった。映画では原作通りのシーンとなり、猪塚は「念願が叶ってとても嬉しかったです」と語る。舞台版から同じ役を演じている猪塚は、原作を再読して思い描いたアズマ像に近づくようにと“線の細い少年のような体作り” のために8kgの減量をし、繊細に表情や声に変化をつけ、純真と狂気との狭間を漂うアズマを表現した。「桃李くんがリョウを演じてくれているからこそ僕も女優さんも安心してこの作品に挑むことができるんだと、映画版で再びご一緒させていただいて改めて実感しました」と、舞台版から共演を続ける松坂を絶賛した。普段は好⻘年に見られがちな猪塚。しかし「本当はどちらかというと“アズマ側”なんです。アズマのような危うい部分を秘めた人間を僕は理解出来ますし、こういう役を演じてみたいとも思っていました」と意外な面も覗かせた。
2018年04月20日映画化困難といわれた石田衣良のベストセラー小説を、主演・松坂桃李×監督・三浦大輔のコンビで実現させた『娼年』。多くの女性の支持を得て、R18+指定作品ながら異例のヒットとなっていることを受け、“娼夫リョウ”が初めての“仕事”に向かう本編映像を入手した。■観た者は「娼年ワールドの虜に」 「もはや事件」の声も4月6日(金)に公開を迎えた本作。SNSを中心に「爽快感がすごい」「感動して笑って泣いた」「いろいろと語りたい」といった声や「松坂桃李の演技力がすごくて圧倒される」「娼年ワールドの虜に」と絶賛のコメントが続々。「これは絶対に映画館で見てほしい」「エロ過ぎるとか言う前に、まずは観て!」など鑑賞を呼びかける投稿も多くみられ、口コミも広がっている。「満員の映画館で観るのは不思議な体験というか、もはや事件」との声も上がるほど、R18+指定作品としては異例のヒットを記録しており、都内のTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ日比谷では平日の昼間は主婦や学生、夜にはOLなどがつめかけており、満席が続出中だ。■娼夫リョウ誕生の瞬間…初出勤シーンを公開!そんな中、到着したのは、娼夫になることに決めたリョウ(松坂桃李)が、初めての仕事の連絡を受け、準備を整えて女性との待ち合わせ場所へ向かう、まさに“娼夫リョウ”誕生のシーン。御堂静香(真飛聖)からの電話で起きたリョウ。「リョウくん、初めての仕事よ」といきなり切り出され、「え?」と事情が呑み込めない彼に構わず、静香は時間や待ち合わせ場所を矢継ぎ早に指示し、「安心して。私もよく知ってる、いいお客様だから」と言う。「でも、どうすれば?」と動揺するばかりのリョウに、静香は「どうもこうもないわ。相手をよく見てあなたの感覚や知性のすべてを働かせて飛び込んでらっしゃい」と、アドバイスする…。すぐにシャワーを浴び、歯を磨き、髪を整え、新しい下着とスーツを身に着け、ポケットには避妊具もしのばせ、いよいよ初出勤。緊張の面持ちで渋谷の雑踏を進み、待ち合わせ場所で客の女性を待つリョウは、キョロキョロと周りを見回したり、スマートフォンに目をやったりと、落ち着かず、不安を隠せない様子だ。最初は、そんな戸惑いや不安げな表情を見せたリョウだが、次第に女性の欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、“娼夫”という仕事にやりがいを感じるようになっていく。リョウが女性たちの欲望を解放していく過程で、彼女たちの心の奥底に潜む想いを受けとめ、娼夫としても人としても成長していく姿は人間ドラマとしても魅力的。松坂さんが「何より女性の方にこそ観ていただきたい作品」と語り、静香の娘・咲良役の冨手麻妙は「女性は、登場人物の誰かに共感したり、自分の人生を振り返ったりして、余韻に浸れると思います」、舞台版に続き娼夫アズマを演じた猪塚健太は「女性に寄り添った、女性の味方の作品。“私たちの映画だ”と思って観ていただきたいです」とそれぞれアピールする本作。やがてはクラブのナンバーワンを競うほどになるリョウの第一歩を、まずは本映像で確かめてほしい。『娼年』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年04月19日松坂桃李が4月15日(日)、主演映画『娼年』の女性限定上映会の舞台挨拶に登壇。R指定ながらも満席状態が続いていることへの感謝を語ると共に、公開中のライバル(?)作品、『名探偵コナン』への対抗意識をむき出しにし、会場をわかせた。■女性で埋め尽くされた客席に困惑?主演男優なのに「アウェー感が…」劇場を埋め尽くした女性ファンの大歓声に迎えられた松坂さん。上映後の舞台挨拶であり、当然、これらの女性陣は大スクリーンで松坂さんの裸体&セックスシーンを大いに堪能したばかり。松坂さんは「ハードプレイですね(笑)」と反応し、主演俳優でありながらも「アウェー感が…」と苦笑する。3月下旬から春休みを挟んで4月にかけては毎年、多くのアニメ作品が公開され、興行ランキングの上位を占めることが当たり前となっているが、そんな中でも本作は、劇場によっては満席の回も出るなど、R指定の小規模公開作品ながらも健闘中!松坂さんは「本当に満席? 『コナン』でも『リメンバー・ミー』でもなく? すごいですね」と驚いたよう。公開前に出演キャストがバラエティ番組や情報番組にゲストとして出演することも邦画のプロモーションとして近年、当たり前になっているが、本作に関しては、松坂さんが「A-Studio」や「徹子の部屋」など一部の番組に出演したのみ。にもかかわらず、こうして盛況を博していることに「番宣って何なんだろう?って思いますもん…(笑)」と本音をのぞかせつつ「この作品は、見てくださったみなさんの支えでいろんな人に広まっているんだということを強く感じています」と口コミでの広がりに感謝していた。■コナンくんに負けじ! 大人の男をアピール…?松坂さんは、なおも執拗に先日、公開を迎えたばかりのアニメ大作『名探偵コナン』をライバル視…?スタッフから聞いた話として「『娼年』と『コナン』を2本立てで見る人が多いそうです」と明かし「なぜだろう…?映画館にはいろんな癒しがあるんだなと思います。ジャンルに関係なく、いろんな層の方が見てくれるのは嬉しいです」と語り、コナンくんを意識して「頭脳も体も大人の男が、いろんな事件に巻き込まれます」と熱く本作をアピールし、会場は笑いに包まれていた。『娼年』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年04月15日モデルの石田ニコルが7日、東京・渋谷ヒカリエホールで行われた女性ファッション誌『sweet』(宝島社)のファッションイベント「sweet collection 2018」に出演した。石田ニコル石田は1stファッションショーにて、全身ほぼピンクのコーデを披露。ショート丈のオフショルダーのトップスで、デコルテや引き締まったウエスト、美背中を露出し、観客の視線を集めた。また、同ステージのトップバッターも務め、カラフルなミニワンピースに、ピンクのデニムをあわせたコーデで登場。ランウェイを踊るようにノリノリで歩き、すらりと伸びた美脚で魅了した。650組1,300人の読者を招待した同イベントは、日頃の感謝を込めてファッションショーやトークショーなどを展開する読者向けのファッションイベント。今回は「PINK!(ピンク)」をテーマに、ドレスコードもピンクとして開催した。石田のほか、加藤玲奈(AKB48)、野崎萌香、姫野佐和子らがモデルとして登場し、スペシャルゲストとして小嶋陽菜、マギー、齋藤飛鳥(乃木坂46)、さらにシークレットゲストとして吉岡里帆も出演。司会はお笑いコンビ・三四郎が務めた。撮影:宮川朋久
2018年04月08日女優の馬渕英里何が7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画『娼年』(2018年4月6日公開)の公開記念舞台挨拶に、松坂桃李、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、三浦大輔監督とともに登場した。同作は石田衣良による同名小説を映画化。無気力な大学生・森中領(松坂)は会員制ボーイズクラブ「パッション」で「娼夫」となり、女性の欲望を引き出していく。2016年8月には松坂主演、三浦大輔演出で舞台化され、当日券を求める人々で長蛇の列となった。馬渕はリョウを買う女性・イツキを演じる。観客に衝撃を与えた放尿シーンに、馬渕は「見ての通り、お漏らし女優です」と晴れやかな表情で言い放ち、会場の爆笑を誘う。試写で観たときには「爆笑と、なぜか涙が」と同作の魅力を振り返った。また冨手は「日本ではセックスレスとか不倫とか、性にまつわることで暗い話題が多いので、この映画で日本自体が変わるんじゃないか」と熱弁。三浦監督は「過激な作品だとは思います」と語りつつも、「普段こういう作品に拒否反応を示している方にも楽しんでもらえるように、セックス・エンタテインメント作品という新しいジャンルを作ろうとしてやってきたし、そうなったと自負しています」と自信を見せる。「ちょっとでも、娼年というものが、映画界に爪痕を残せたら、もっといろいろ面白くなるんじゃないかな」と今後への期待を明かした。
2018年04月07日俳優の松坂桃李が12日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画『娼年』(2018年4月6日公開)の公開記念舞台挨拶に、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、馬渕英里何、三浦大輔監督とともに登場した。同作は石田衣良による同名小説を映画化。無気力な大学生・森中領(松坂)は会員制ボーイズクラブ「パッション」で「娼夫」となり、女性の欲望を引き出していく。2016年8月には松坂主演、三浦大輔演出で舞台化され、当日券を求める人々で長蛇の列となった。松坂の全裸シーン満載の同作。新たな映画館のスクリーンのあまりの大きさに、松坂は「皆さん観られたわけでしょう?」と苦笑。「この目線が一種のプレイだと。(映画から)続いてる感じがしますね。いたたまれないですね」と心境を明かすと、猪塚も「スーツ着てない状態を、完全に想像できますからね」と畳み掛ける。松坂は「できますよ。もう鮮明に」と頷いていた。三浦監督は同作について「セックス・エンタテインメントだと思ってるので。アートのかけらもない娯楽作品だと思ってます」ときっぱり。松坂は「濡れ場のシーンも多いんですけど、笑っていいところは十分に笑ってほしいな」と要望を述べ、「舞台でも段々日を追うごとに爆笑、大爆笑となっていたので、我慢せずに」と客席に語りかけた。真飛は同作の見どころについて、松坂演じるリョウの瞳の変化をポイントとして挙げる。「とにかく桃李さんの目はまっすぐじゃないですか。その瞳に本当に引きこまれて、涙がぽろりと」と熱弁しつつ、「後は桃李さんのお尻が見所」とお茶目に語った。三浦監督が「お尻の痙攣はアドリブですから!」と横から衝撃の事実を明かすと、松坂は動揺した様子に。「リアリティを追求してくれっていう演出です」と弁解していた。
2018年04月07日松坂桃李が主演を務める話題作『娼年』が4月6日より公開された。妥協のない描写からR18+指定の本作をおさらい!■原作は性の極限を描いた石田衣良の同名小説!性の極限を描いたセンセーショナルな内容は大きな話題となり、多くの女性から共感を得、2001年の直木賞候補となった作家・石田衣良の同名小説が原作。監督は、池松壮亮と門脇麦のセックスシーンが話題となった『愛の渦』などを手掛ける三浦大輔。「ひとつひとつの行為によって、どういう感情が沸き起こり、それを積み重ねることによって、人間と人間の間にどういうコミュニケーションの形が生まれるのか、丁寧に細かく、その解像度を高めて、描いていきました」。これまで何度も映像化の話が出ては沈んでいったという本作はかなりの“挑戦”となった。原作者の石田氏も「娼年」執筆にあたり、編集者に大学生の娼夫がたくさんの女性と性の仕事をしていくなかで、ひとりの人間として成長していくストーリーであることと、「セックス表現からは絶対に逃げないで書きたい」と話していたそうで、そんな監督&原作者がこだわった、「性描写に関しては妥協しない」「セックス表現からは絶対に逃げない」という、“R18+も厭わない”アプローチが映画化実現への大きなポイントとなったようだ。■あらすじ主人公は、森中領(通称:リョウ)。大学生活にも退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。リョウの中学校の同級生で、ホストクラブで働く田島進也(通称:シンヤ)がある日、ホストクラブの客として訪れた女性を、リョウの勤めるバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香。恋愛や女性に「興味がない」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは、静香がオーナーである秘密の会員制ボーイズクラブ、「パッション」に入るための試験であった。最初こそ戸惑ったが、「娼夫」として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていくリョウ。「女性は退屈だ」と言っていたかつての姿が嘘のように、どんな女性の欲望も引き出し、彼との時間を過ごすことによって、彼を買った女性たちは自分を解放していく。やがて静香に対しても想いを寄せるようになるのだが…。■女性との濃密な“触れ合い”で成長していく…予告編退屈な日常を送る20歳の大学生・森中領(松坂さん)は、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香(真飛さん)に誘われ、娼夫「リョウ」として仕事を始める。最初は戸惑ったものの、リョウは様々な女性たちと身体を重ねながら、彼女たちの心の奥に隠された欲望や心の傷を優しく愛し、自らも少しずつ成長していく。■気になるキャストは?主演の松坂さんのほかに、恋愛や女性に「興味がない」というリョウを見出し、娼夫になるよう誘う会員制ボーイズクラブ「パッション」のオーナー、御堂静香には、元・宝塚花組トップの女優・真飛聖。「パッション」に入るための“情熱の試験”の場でリョウの前に現れる静香の娘・咲良役に、園子温監督の秘蔵っ子として『アンチポルノ』で主演を務めるなど活躍し、三浦監督の『何者』にも出演した冨手麻妙。リョウが「娼夫」として出会う、さまざまな客たちからは、わけありの泉川夫妻の夫役に西岡徳馬、上品な老女役には舞台に引き続き江波杏子。松坂さん演じる領の同級生・田島進也に小柳友、同じクラブで働く平戸東(通称:アズマ)に猪塚健太、そしてリョウによって、その欲望を引き出されていく女性客たちに、桜井ユキほか、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、階戸瑠李という注目女優たちが、各々まさに全身全霊で役にぶつかっていく。■松坂桃李×高岡早紀で2016年に舞台版「娼年」舞台には珍しく「R」指定がついていた本作。映画版と同じく松坂桃李が主人公を演じ、脚本・演出を三浦大輔が手掛けていた。当時松坂さんは、「決意というより本当にこんな役が僕にくるなんて、と思っていたので周りの皆さんが思っている僕のイメージと、作品に関わるイメージがイコールにならないのかなと思ったので、なかなかないチャンスだなと思いました」と、自身の新境地でもあると匂わせていた。ボーイズクラブのオーナー御堂静香役に高岡早紀、リョウの“情熱の試験”の相手をし、彼の才能を一番初めに見出す御堂咲良(サクラ)役に佐津川愛美。またリョウの客となる女性役の村岡希美(ヒロミ)、安藤聖(ミサキ)、良田麻美(チサト)、須藤理彩(イツキ)、リョウの先輩・アズマ役の猪塚健太、そして三浦作品常連の米村亮太朗(シンヤ)、古澤裕介(泉川氏)が出演。さらに追加で、リョウのお客様の1人、老女役に江波杏子。リョウの友だちのメグミ役に樋井明日香、またリョウのお客様の1人泉川紀子役に遠藤留奈の2人がオーディションにより決定した。■舞台を経て映像へ…松坂桃李、この役は「本当にラッキーだった」シネマカフェが取材した際に松坂さんは「舞台が終わって、映画のお話をいただいたんです。それから、僕と三浦さんで飲みに行って、『やるよね?』と確認し合ったりして。『やります、三浦さんも監督されますよね!?』っていう感じで(笑)。映画は監督のもの、舞台は役者のもの、という認識があったりもしますけど、『娼年』においては、そういった割合…責任を半分ずつ分け合おうと思いました。だから、もしも何かあったら、その責任は僕のせいであるし、三浦さんのせいでもある、という意識関係でした」と語った。現在29歳の松坂さんは、2009年「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビュー後、単独初主演の映画『ツナグ』、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、大河ドラマ「軍師官兵衛」などで大きな注目を集めてきた。その後も演じた役柄は、『日本のいちばん長い日』の血気盛んな青年将校・畑中健二役、『ピース オブ ケイク』のオカマの天ちゃん、『劇場版MOZU』の殺人鬼・権藤剛役、「ゆとりですがなにか」の童貞の小学校教師・山路一豊役と実にさまざまだった。「20代後半から“いろいろな色の役や作品をやっていこう”とマネージャーさんとも話をしていた最中にいただいたお話だったので、これは本当に、30代に向けてすごくいい経験になると思いました。出来る限りのことをやりました。…20代後半でやれることは全部やったので、ある種、悔いはないです。いろいろな作品の扉を見つけることができたので、30代は扉を開けて、その色を濃くしていくのがメインになっていくと思います。そこから40代につなげたいですし」と決意を語ってくれた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年04月07日笑福亭鶴瓶がメインMCを務め、この春からサブMCを女優の川栄李奈が担当することになった「A-Studio」。4月6日の放送回に俳優の松坂桃李がゲスト出演。次々と語られる映画『娼年』の撮影秘話に視聴者からは「やばい」などの反応が寄せられている。今回の収録に当たり鶴瓶さんと川栄さんは『娼年』を鑑賞。実際に松坂さんと会うのは初めてという川栄さんは「(お会いすると)優しそうな雰囲気で、作品とのギャップにビックリ」したとコメント。話題はやはり主演最新作『娼年』に関する事柄がメインに。鶴瓶さんから“ラブシーンでプライベートでのクセが出ることはあるのか?”と問われると、「出ないと思う。リハーサルできちんと(動きなど)を決めている」と回答。今回はクランクイン前に共演する女優たちと綿密なリハーサルを行なったという。また番組お馴染みの友人、知人へのインタビューでは俳優の柳楽優弥が登場。2016年のドラマ「ゆとりですがなにか」で共演した柳楽さんと岡田将生とは一緒に旅行に行くほどの仲。そんな柳楽さんでも松坂さんの部屋に行こうとすると拒否されるそうで、その後インタビューに登場した『娼年』の三浦大輔監督も、ずっと松坂さんと一緒にいてかなり親しくなったと思い「部屋に行きたい」と言っても「それはダメです」と言われたそう。『娼年』のラブシーンについては「AVを見て研究した」といい、舞台の頃はホテルに帰ったあと夜中にこっそりカードを購入し鑑賞、研究に励んだという。さらに舞台ではずっと腰を使い続けたため「腰が終わるかと思った」ほどハードだったという。鶴瓶さんいわく「8割はラブシーン」だという同作。そこでハードなラブシーンを演じ切った松坂さんの赤裸々なまでの撮影裏話に「松坂桃李から腰が終わるってセリフ…(笑)」「松坂桃李AV見て勉強したって~~!!めちゃめちゃ可愛い」「『腰が終わるかと思った』やばい」などの声とともに、「声出して盛大にわらった爆笑」「松坂桃李って空想の世界の産物だからAV見ないのかと思ってた」などの反応や「頑なに家に人を入れないスタンスすき笑」なども反応が。また今回からの新サブMCとなり川栄さんにも「前からいる雰囲気。」「めちゃ可愛い」といったツイートが多数寄せられていた。(笠緒)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年04月07日●自分の一部になるくらい大切な役無気力な大学生・森中領が会員制ボーイズクラブ「パッション」で「娼夫」となり、女性の欲望を引き出していく……という衝撃的な内容が話題となった、石田衣良による小説『娼年』。2016年に松坂桃李主演、劇団ポツドールの三浦大輔演出で舞台化されると、当日券を求める人たちが長蛇の列をなした。その伝説的な作品が、松坂・三浦のタッグで映画化され、R18+作品として6日より公開された。リョウと同じボーイズクラブで働くアズマを演じる猪塚健太は、舞台版から続投となる。リョウとは同志とも言える間柄でありながら、作品に出る多くの女性たちと同じように、他人には受け入れてもらえない欲望を抱えるアズマを、猪塚はどう演じたのか。アズマに対する思い入れや、役者に対しての気持ちを聞いた。○「他の人にやられたら悔しい」という気持ち――今回猪塚さんは舞台から続投ですが、映画化で同じ役を演じるとわかった時はどんな気持ちでしたか?もう、喜びに満ち溢れていました。「映画化するかも」という話はちらっと耳に挟んでいたのですが、「じゃあ、誰がアズマをやるんだ」と気になったし、「他の人にやられたら悔しい」と思うと夜も眠れないくらいで。いろいろな縁と運が重なってアズマ役に決まって「もう一度あの役をできる」という喜びと、「舞台を超えるものを表現しなきゃ」という緊張が同時にやってきました。――それだけ、舞台の時からアズマという役に思い入れがあったんですね。めちゃめちゃ思い入れがありましたね。アズマという役が魅力的で儚くて、役者として表現する上でやりがいのある役だったので、舞台を通してアズマという人間が僕の一部みたいになるくらい、大切な役で、人物でした。――松坂さんとも舞台からずっと一緒ですが、映画でも共演することになり、何か言葉を交わされましたか?桃李からは「またやるから、よろしくね」と。皆さんセックスシーンが多いので、撮影前に何度かリハを行っていました。「健ちゃんとはもう、阿吽の呼吸でスムーズに絡めるね」と言われて、大丈夫だと思っていたんですが、実際撮影したら簡単なものではなかったです。角度も舞台以上に綿密で、見えてはいけないものを隠したり(笑)。大変でしたが、やっぱり舞台から引き続きやってきた桃李が相手だったので安心だったし、桃李が演じるリョウの、相手を包み込んでくれる優しいところは、桃李本人も持っている一面なので、引き続きやりやすく楽しくできました。――作品を拝見して、映画だけでなく猪塚さんも話題になるんじゃないかな、と思いまして。ご自身でも手応えはありましたか?聞くところによると、アズマという役は原作ファンの中でも結構な人気だそうです。リョウがこれだけたくさんの女性の欲望を叶えている中で、不意に男である僕が絡んでくる。印象に残って欲しいし、一つのスパイスでもありたいと思っています。僕個人でも、舞台で一回培ったアズマとリョウという関係性を、十分研ぎ澄ませて洗練したものをより多くの人に見てもらえる手応えがあります。自信を持ってお届けできると思っています。――他の女性陣にも負けないというような気持ちで。そうですね、僕はよくわかっているし、「僕のリョウだよ」という思いで(笑)。でも、リョウがいろいろな人の欲望に触れることで成長していくので、全員で作り上げた作品になっています。●オーディションで全て脱ぐくらい、本気に○何が何でも受かりたかった――映像作品という意味では、今まで出演されていた中でも大きい作品、大きい役なのかなと思いましたが、そこに対しての思いはありましたか?もちろん、確実に僕の中でも一つのターニングポイントになる作品だなというのは、確信はしています。でも、そもそも舞台版がターニングポイントで、オーディションがあるという話をもらった時から、原作を読んで「絶対にやりたい。この役をやることで、確実に俳優人生が変わるきっかけになる」とすぐに思ったんです。何が何でも受かりたいと思いましたし、今まで以上のものを確実に出さなければ、この先はないなと思いながら、アズマという役と向き合いました。この役を、舞台でも東京芸術劇場という大きな劇場で、あんなにもたくさんの人に観てもらえて。文字通りすべてを脱ぎさって、身も心も感情も出してぶつけました。――オーディションで受かったのは、その思いの強さが決め手だったのでしょうか。そうかもしれません。三浦監督がいて、いろいろな演出を受けながらオーディションを受けて、もう、何も指示されてなくても全部脱いで。――ええ~!! そんなことが!それくらいの気持ちを、見てくれたのかなと思います。どうしてもやりたいという魅力がある作品で役だったので、恥ずかしさとかどう思われるとかは一切考えずに、何でもいいから思いを伝えようとしました。○悔しさから、やりたいことに気づいた――これまでに、他に「ターニングポイントだ」と感じられた作品はありましたか?「地球ゴージャス」に最初に出させてもらった時(地球ゴージャスプロデュース公演Vol.13『クザリアーナの翼』14年)に、僕の中で俳優としてやっていく感覚が変わりました。それまでは役者として全力でやってはいるけど、自分が本当に何をやりたいのかはまだわかってない状態でした。「地球ゴージャス」ではアンサンブルの出演だったので、全然舞台に出られず、袖で見ていることが大半で、とても悔しかった。悔しい思いが自分の中にあることを知って「もう、こんな思いをしたくない」「役者しかない」と思いましたし、岸谷(五朗)さんと寺脇(康文)さんから役者の居方を学び、何かが変わりました。――悔しかったことで、好きだったということに改めて気づかれたんですね。そうなんです。その後にやった作品では、自分をめちゃくちゃ開放できて、演じることがすっごく楽しかったです。自分の気持ちを見つけてから、人のお芝居を見に行くようにもなったし、いろんな作品を知りたいなと思うようになったので、どんどん世界が広がり、『娼年』のオーディションの話にも繋がりました。僕が舞台や役者を好きになっていなかったら、オーディションの話すらなかったし、確実にここにはいなかったと思います。――映画化に当たって、改めて三浦監督から言われたことなどはありましたか?「アズマという役は十分完成していると思うけど、映画になるということで、今作られているアズマをもう何倍も奥深くに行けるように作っといて」と言われました。――そんなさらっと難しいことを……!とんでもないプレッシャーがきたなと思いました(笑)。もちろん舞台の時も相当悩んだし、相当作ったと思ったんですけど、更に何倍も、というお話で。それくらいじゃないと、映像で見せた時に、原作の繊細さや儚さは出ないんだなということに気づきました。もう一度原作を読み直すところから始めて、より深くに潜っていった感覚です。実際の自分は共感できる部分が少ないので、いかに想像して、どんなことをしてきたんだろうと、アズマの生活を自分の中に体験したかのように落とすのが重要でした。○「とてつもない嬉しさ」を感じた――そうして何倍もアズマを自分の中に入れて、痛いシーンや松坂さんとの絡みのシーンは、やはりアズマとして喜びを感じたりされるものですか?演じている時は、アズマになっているので、とてつもない嬉しさを感じています。今まで自分が経験してきた怪我のことなどを思い浮かべると、そういうものでしか喜んでこれなかったアズマがすごく悲しくて。自分にとっては普通なのに、人には受け入れられてこなかった人生で、自分をさらけ出した時にリョウさんが受け止めてくれた喜びを想像 しました。アズマになればなるほど、リョウと対峙した時の喜びが大きかったですね。――映画でも実力派の方々が集まっていますが、他の方の演技で印象的なシーンはありましたか?僕はリョウのおかげで女性の欲望が解放されて、喜びを感じてる姿にあたたかさを感じるのですが、今回は馬淵(英里何)さん演じるイツキが放尿を見てもらった後に見せた表情に「これだ!」と思いました。映画化したことによって、小説で想像してた部分が、明確に伝わった。「娼年、完成してる!」と思いました。舞台の時は、生でセックスシーンを観てもらって、その先に人は何を感じるのかがテーマでしたが、映像ではより原作で描かれている細かい部分を見せることができたんだ、ということを確信しましたね。――最後に、この作品を観る女性にメッセージをお願いいたします。この作品を読んだときに思ったのは、女性って僕らではわからない様々な欲望や悩みがあって、何も欲望を持っていない人はいないということでした。これから作品を観てもらう方も、自分では気づいていなくても何かの欲望を持ってる方がほとんどだと思うので、「欲望を持っていていいんだ」という安心感を持ってもらいたいし、少しでも解放されて温かい気持ちになってもらえたらいいなと思います。R18+の作品ではありますけども、人間のあたたかい部分に触れることができる作品になっていると思いますので、構えずに観ていただけたら嬉しいです。■猪塚健太1986年10月8日生まれ、愛知県出身。劇団プレステージ所属。ミュージカル『テニスの王子様』(11年)に出演以降、舞台『里見八犬伝』、『娼年』(14年)、ドラマ『民衆の敵』(17年)、CM『日野自動車』、ラジオ『渋谷のラジオの学校』でメインMC等、様々な作品に出演し注目を集める。2018年は演劇ユニットunratoの旗揚げ公演『BLOODY POETRY」にて主演を務め、日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』に出演する。主な映画出演作として、『大奥』(10年)、『女子ーズ』(14年)、『深夜食堂』(15年)、『人魚のこころ』(17年)、『斉木楠雄のΨ難』(17)などがある。●【プレゼント】猪塚健太サイン入りチェキ<応募〆:4月12日>猪塚健太のサイン入りチェキを1名様にプレゼントします。○応募要項■応募期間:2018年4月7日から2018年4月12日23:59まで■内容:猪塚健太サイン入りチェキプレゼント■当選人数:1名様○応募方法1.マイナビニュースエンタメch公式Twitterをフォロー2.応募ツイートをリツイート当選者には応募締め切り後、マイナビニュースエンタメch公式Twitterからダイレクトメッセージにて、送付先情報(送付先住所、受取人氏名、電話番号)を伺います。※ダイレクトメッセージ送信後48時間以内にご連絡のない場合や、フォローを外された場合(その場合ダイレクトメッセージを送付できません)は当選を無効とさせていただきます。○当選条件日本国内にお住まいの方 <個人情報取扱いについてのご注意> 応募にあたって以下を必ずお読みください。応募には以下の「個人情報取扱いについて」に同意いただく必要があります。「個人情報取扱いについて」に同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。(1)個人情報取扱いについて:マイナビでは個人情報保護マネジメントシステムを構築し、正しい個人情報の取扱および安全管理につきましてできるだけの体制を整え、日々改善に努めています。当社が運営するマイナビニュースにおいて、読者の皆様からお預かりする個人情報は、プレゼントの発送などに利用いたします。(2)開示等、個人情報の取り扱いについてのお問い合わせ:株式会社 マイナビ ニュースメディア事業部 編集部 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル news-reader@mynavi.jp(3)個人情報保護管理者:株式会社 マイナビ 管理本部長 personal_data@mynavi.jp
2018年04月07日俳優・松坂桃李が主演する衝撃作『娼年』が、ついに来週公開を迎える。実は本作は過去にも何度か映画化が企画されたのだが実現せず。今回ついに映画化実現されたことについて、プロデューサーが裏話を明かした。「撮影前、念のため、レイティングを確認しようと、映画倫理機構(以下、映倫)に台本を持ち込みました。意外にも映倫のご担当者はすでに原作小説も読まれていました。なぜなら、過去に何度か映像化が企画され、性描写などについて相談を受けたりしたことがあったそうで、気になったので原作を読んだんです。というお話をされていました」と、以前にも石田衣良の「娼年」が映画化が企画されていたことを明かす小西プロデューサー。また、質問や相談の多くはR18+指定にならないような描写にするにはどうしたらよいかというもので、さらに主人公リョウを含め演じる俳優さんがなかなか見つからなかったという。これを受け、「そもそもあの原作を映像化するにはR18+でないと無理なんだと再認識しましたし、松坂さんや出演者の方々の役者魂を改めて物語っているエピソードだと思います」とコメントしている。そういった背景があったため、台本を読んだ映倫担当者は「本当にこのままやるんですか?」「主人公を松坂桃李さんがやるんですか?」と驚いたそう。それもそのはず、台本には「“性描写”に関しては一切妥協しない」と三浦大輔監督が語る通り、半分以上をセックスシーンが占め、事細かに行為の描写が書き込まれていた。原作者の石田氏も「娼年」執筆にあたり、編集者に大学生の娼夫がたくさんの女性と性の仕事をしていくなかで、ひとりの人間として成長していくストーリーであることと、「セックス表現からは絶対に逃げないで書きたい」と話していたそうで、そんな監督&原作者がこだわった、「性描写に関しては妥協しない」「セックス表現からは絶対に逃げない」という、“R18+も厭わない”アプローチが映画化実現への大きなポイントとなったようだ。そんな流れから、映倫の担当者は「R18+なら何の問題もありません」と言われ、「この小説を描写も含め中途半端に映画化するならやる意味がないと思う。応援していますから是非実現してください」とエールを送られたという。『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年03月31日こんばんは、古山エリーです。アラフォー独身女子との会話でよく出てくるのは、もしかするとこのまま一人で生きていくかもしれないので、そのためにどうしたらいいのかという相談と四十路のボディケア事情です。先日も、女は脱ぐ機会が減ると太るし、むだ毛の処理をしなくなる、そういう意味でも恋人は必要だという話になり、その流れから今年こそ美容皮膚科で脱毛したいなぁと(今さらな気もしますが……)悩み中です。今宵もたわごと、お付き合いくださいませ。脱げる女になる前に恋の相手を見つけなくてはならないのですが、みんなどこで出会っているの? 周りに婚活事情を聞いてみると、揃って言うのがマッチングアプリでした。えーっ! 怖くないの? サクラはいないの? 聞いてみると──上手に利用しいている人が多く、中には交際や結婚に発展している人もいました。たしかに、数年前に観た映画『きみといた2日間』もネットで知り合った男女の恋物語で、当時アメリカのカップルの三分の一がネットで知り合っているという事実に驚いたのを覚えています。ここはひとつ私もチャレンジ! どのマッチングアプリがいいのか教えてもらって登録しようと思ったのですが、考え方が古いのでしょうか、やっぱり気が進まず登録すらできませんでした(情けない…)。自分の理想の男性の条件を入力すると候補者が出てくる(妥協も必要ですが…)。確かに便利です。でも、最初のデートでいろんな情報が分かっているということは、会話の楽しみがなくなるんじゃない? あ、共通の趣味があればいいのか! そんなふうにひとりで悶々としているときに巡り逢ったのは、何とも衝撃的な映画『娼年』でした。大学生のリョウが、女性専用コールクラブで娼夫として生きていく姿を描いた、愛と成長の人間ドラマです。原作は石田衣良の同名小説で2016年に三浦大輔の演出&松坂桃李の主演で舞台化。チケットは即完売、当日券を求めて長蛇の列ができた作品としても記憶されています。舞台は観ることができなかったので、映画で観られるのは嬉しい! 映像化を待っていた女性、多いと思います。何が凄いかって、主人公のリョウを演じる松坂さんも相手役の女優さんたちも、一糸まとわぬ姿でセックスシーンに挑んでいることです。その潔さというか、役の向き合い方がまず凄い。恋愛映画でよくあるのが、キスしてベッドに倒れ込むけれど、次のシーンではもうコトを終えていて、胸の辺りまでシーツを纏っているというパターン。それはそれで頭のなかで想像する楽しみもありますが、正直しらけちゃうこともあります。でも、この『娼年』はそこを全て見せている。全て見せているけれど、決してエロスだけではなく、さらけ出すことによって浮き上がってくる人間の欲望も見せている。とても人間くさい。そして、セックス描写をあれだけ積み重ねているのに、女性たちのタイプも欲望もさまざまであるから見ていて飽きない。観終わった後に、何とも言えない爽快感を抱いたことも新鮮でした。女性たちの性の欲望を叶えながらリョウ自身も成長していく、何気なく生きていて「女性なんてつまらない」と言っていたリョウが変わっていく。愛のドラマにして青年の成長ドラマ、なかなか奥深い映画でした。女性のみなさん、必見です。(text:Elie Furuyama)(Elie Furuyama)
2018年03月30日映画『娼年』の上映時間は119分、うち、松坂桃李はすべての場面に出ている。出ずっぱりの主演、そんな言葉に彼は「確かに、全部出ていますね」と、にんまりとした。さらに、半分ほどは裸体だ。そう続けると、松坂さんは「そうです、そうです」と、楽し気に微笑む。役を成す上で、戦国時代ならば甲冑の重みが、SF映画なら宇宙服の非日常さが助けになろうが、本作では裸が松坂さんの戦闘服、ならぬ戦闘態勢へと誘った。無気力に生きていた大学生の森中領(松坂さん)がボーイズクラブのオーナー・御堂静香(真飛聖)に誘われ、ちょっとした好奇心からコールボーイになる『娼年』の世界は、2001年に作家・石田衣良がセンセーショナルに世に解き放った代表作の映画化だ。領は「リョウ」というカタカナの源氏名で女性たちに買われ、自分の身体や心を使い彼女たちと接していく。それは、何事にも興味を持てなかった自分自身まで満たされていくような、不思議な体験でもあった。一糸まとわぬ姿で多くの女性と交わる様子が、観客の元へ幾度も届けられる。期待、好奇、欲望、嫉妬――様々な視線がスクリーンの中の松坂さん、もといリョウの元に降り注ぐ。妥協のない描写からR18+指定の本作。セックスシーンのバリエーションはさすがの豊かさでありながらも、醸す行為がすべて下世話に終わっていないところに作品に宿す思いを見る。「“そういう(下世話な)ふうにはしたくない”とは、三浦(大輔)さんも僕も思っていたんです。正直、あんなにセックスばかりを淡々と119分とか観せられても…ねえ(笑)?生々しかったら、お腹いっぱいですよね。だから撮り方や音楽、ライティングなどで生々しさみたいなものを、割と排除したのかなと思うんです。舞台では臨場感がメインでしたが、今回は、ある種ちょっとフランス映画っぽいような感じとでも言うのかな。そこは、本当に三浦さんの力だと思います」。松坂さんが信頼を置く三浦監督とは、2016年に上演された同作で初めてタッグを組んだ。「舞台が終わって、映画のお話をいただいたんです。それから、僕と三浦さんで飲みに行って、『やるよね?』と確認し合ったりして。『やります、三浦さんも監督されますよね!?』っていう感じで(笑)。映画は監督のもの、舞台は役者のもの、という認識があったりもしますけど、『娼年』においては、そういった割合…責任を半分ずつ分け合おうと思いました。だから、もしも何かあったら、その責任は僕のせいであるし、三浦さんのせいでもある、という意識関係でした」。一枚岩となったふたりの目指すべきポイントは「舞台のときと同じ」ではいけない。それ以上まで持っていくことが、松坂さんと三浦監督の共通認識として強くあった。「舞台のときに、ある種、僕も三浦さんも完全燃焼した部分があった」と満たされた想いを持ちつつも、松坂さんはもっと先の景色を見ようとする。「映画の内容は舞台とほぼほぼ変わらないんですけど、舞台のときは一方からの目線というか、俯瞰からでの表現をしなければいけなかったんです。今回はリハーサルをやっていく段階で“より成長課程を繊細に見せられる”と、三浦監督と決めましたし “舞台とは違って、より高いハードルをかけにいくから”みたいな話もされました。特に気をつけたところは、領の微妙な表情です。僕が今回、一番大事にしている部分でもあったかもしれません」。松坂さんが語る通り、領が少しずつ、少しずつ変わっていくさまは、手に取るように丁寧に伝わる。その道に導いた静香の教えを忠実に守りながら、自分なりに女性と丹念に向き合っていく所作にも目を奪われるし、心をときほぐしていくような声のトーンも…、とかく演技のうまさに脱帽する。「領って、大きな海みたいな青年だと思っています。本人はその海の広さに気づかないで、それまでは生きてきたんですよね。様々な人に出会って、どんどんどんどん、その海を泳ぐことによって、自分の海の広さを知っていくというか。段々、その海に興味が出て、深く潜っていく感覚に近かったかもしれません」と、長く付き合うことになった領について、松坂さんの言葉で語った。内面の変化のみならず、丸っこい姿勢の背筋がいつの間にかスッと伸びていたり、身体つきのシルエットもすっきりとしていくなど、外見の変化も領には必要だった。「後半にかけて、だんだん絞っていきました。3週間の撮影スケジュールでは、本当に朝から夜中の2時ぐらいまでやるのが、毎日続くような感じだったんです。それはもう…地獄のような撮影だったので(笑)、自然と絞れてきてジムに行く必要もなかったくらい。『娼年』は体とコミュニケーションのお芝居なので、より繊細で、もっと潜った芝居を要求されました。それを表現するのが…、本当に大変というか。会話のない台詞の中でのやり取りみたいなものを、ちゃんとその空間の中で生み出さなきゃいけなかったので」。「きつい、きたない、危険」の3Kともまた別次元にあるような、想像を絶する厳しい芝居の世界。苦笑交じりに話す松坂さんを眺めていると、「断る選択肢も、あったのではないか?」と、ふとよぎる。聞けば、「それはないです。いま、このタイミングで僕にお話が来たのは、本当にラッキーだと思っていました」と松坂さんは即断。実のところ、この有名すぎる原作には、これまで何度も映像化の話が出ては沈んでいったという。松坂さんがこうして運命的に巡り合った「ラッキーな」タイミングだったとも取れるし、『娼年』が、いまの「松坂桃李」という演者の出現を待っていたかのようだったとも言える。人間の欲望を柔らかく受け止め、柔軟に変化をし、ときに現実との分断に惑う。苦悩を持ち、美しく魅力的なリョウを演じられる役者は、後にも先にも、彼しかいないはずだ。以前のインタビューで、松坂さんは「20代最後の年は、いろいろチャレンジしていきたいんです」と語っていた。まるで、その答え合わせをするかのような言葉が続く。「20代後半から“いろいろな色の役や作品をやっていこう”とマネージャーさんとも話をしていた最中にいただいたお話だったので、これは本当に、30代に向けてすごくいい経験になると思いました。出来る限りのことをやりました。…20代後半でやれることは全部やったので、ある種、悔いはないです。いろいろな作品の扉を見つけることができたので、30代は扉を開けて、その色を濃くしていくのがメインになっていくと思います。そこから40代につなげたいですし」。20代後半での、「賭けた」ともいえるあくなきチャレンジは実を結びつつある。三浦監督のほか、5月の公開が待たれる傑作『孤狼の血』や『彼女がその名を知らない鳥たち』で組んだ白石和彌監督、また『視覚探偵 日暮旅人』や『真田十勇士』でもインパクトを残した堤幸彦監督など、時代をリードする実力派監督たちとの縁を手繰り寄せ、愛された時間でもあった。30代、40代、50代…一体いつまで松坂さんは役者として居続けてくれるのか?「ええ!?そうですね。うーん…まっとうできればいいと思うんです。例えば、僕が、もし腰が曲がって動けなくなっても、そういう役も1回くらいはできるかもしれないですし、もし声がうまく出せなくなっても、そういう役も1回くらいできるかもしれない。そうやって全部の役をひと通りやり終わったら、余生を過ごそうと思います(笑)」。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年03月30日ついに来週公開となる石田衣良原作映画『娼年』。本作で注目が集まっているのが、主演の松坂桃李が身体も感情も隠すことなく挑んだセックスシーン。この度、そんなシーンについて松坂さんらが語るコメントが到着した。監督「一切妥協しない」入念な準備を実施本作において、「“性描写”に関しては一切妥協しない」と話していた三浦大輔監督。「ひとつひとつの行為によって、どういう感情が沸き起こり、それを積み重ねることによって、人間と人間の間にどういうコミュニケーションの形が生まれるのか、丁寧に細かく、その解像度を高めて、描いていきました」と明かしているように、事前に全てのセックスシーンで画コンテを作成し、それを基にスタンドインによるビデオコンテを作成、さらに松坂さんら出演者による入念なリハーサルを実施。俳優の身体の動きをこと細かくシュミレーションし、それに伴うカメラの位置を徹底的に検証。リハーサルはなんと5日間にも及んだという。丸1日セックスシーンが続くことも…そんな撮影について、「ここまで精神的に追い込まれた現場は初めてかもしれません」と語っていた松坂さんだが、小西プロデューサーは、「俳優・松坂桃李の役者魂と人間・松坂桃李のメンタルの安定感に驚かされました。当然と言えば当然ですが、これはちょっと…という気の迷いがほんの少しでも出たらこの役は出来ないと思います」と松坂さんの役者魂に脱帽。また、「丸1日延々とセックスシーンの撮影が続いても、時には卑猥な台詞を吐いたり過激な描写があっても、何一つ一切ひるまず黙々と取り組む。一方、そういった肉体的にハードなシーンが続く中でリョウという人物のセンシティブな感情の揺れ動きも見事に表現している。本当に大変だったと思います」と絶賛し、「リョウが娼夫の仕事を全うしていることと、松坂桃李が俳優として役を全うしていることが、現場を見ていると見事にシンクロしていて感動しました」とふり返っている。松坂桃李“濡れ場監督”に…?一方、本作で「7、8年分の濡れ場をやった感じです」と語る松坂さんは、『彼女がその名を知らない鳥たち』、舞台版「娼年」での濡れ場経験から、白石和彌監督やキャスト陣に濡れ場の“先生”と呼ばれていたそう。松坂さんは、「濡れ場のプロフェッショナルとして、副業を見つけたかな(笑)」と新たな道が開けた様子で、「濡れ場監督とか。出演するのではなく、アクション監督のように監修が必要なところで呼ばれるみたいな。殺陣師?いや、濡れ場師!!」とまさかの“濡れ場師”で副業宣言(?)さらに、「エンドロールに“松坂桃李”とあって、あれ?どこに出てた?って。“濡れ場指導:松坂桃李”とか」と笑いながら話していた。『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年03月29日親の心子知らず。ということわざはありますが、まさにこの親子の状態を指すのでしょう。 昭和のミスターモテ男・石田純一さん(64)が60歳を過ぎ、まさか自分の子どもの恋愛事情で頭を悩ますなんて一体誰が予想したものか。百戦錬磨の男が眉をひそめ「人前でイチャイチャするのはよしなさい」と言うなんて、おかしいモンです。 普通の親子に筆者はよく「子の恋愛に親が口出ししても意味はない(正論でも子どもの成長にならないから、言わないほうがいい)」と言うのですが、“甘えん坊おっさん”のいしだ壱成さん(43)には、いっそ愛の鉄拳を喰らわせたほうがいいとすら思う。そのくらい、そろそろノロケ具合がキモいのだ! でも人間は誰しも、自分がキモくても大切な1人が全力で受け止めてくれるなら「じゃあいいや」と思えてしまうもの。ということは、逆の発想で対処すればコトは簡単。壱成さんをありのまま受け止めるのがたった1人という状況をなくせばいいのです。 つまり純一さんは両手を広げ、壱成さんを強くハグ!「壱成、世界でいちばん愛してるよ!君のすべてを今も大切に思っている!生まれてきてくれて、ありがとう」と抱きしめれば、あら不思議。今までは彼女しか理解者がいないと思っていた“孤独感”が、癒えてくるではありませんか! 今の壱成さんは、いわば日本全国から批判される“芸能界のロミオとジュリエット”。彼女より身近な人が全力で肯定という愛を注げば、反発は解けていくものです。 3月はいちばん別れが多い季節といわれていますが、今も芸能界は不倫や離婚など盛りだくさん。実は芸能界で起きることは恋愛に限らず、世間の流れを先取りしていることがあります。たとえば今や当たり前になったデキ婚は芸能界で起き、そこから認知されていったように思います。 また今いちばん気になるのは、やはりシニア世代の結婚や不倫。そして離婚です。最近は50代以降に結婚したり、逆に老い先長くないのに離婚したり。先日もビートたけしさん(71)が愛人疑惑の方と事務所独立で話題を呼んでいましたが、70歳から自分らしい人生を探すなんてひと昔前ならなかった行動です。 人間はいくつになっても「幸せ」という最善を求め、そのときに必要なパートナーを探すもの。そして見つけたら可能な限り、何歳でもいっしょになる。一見すると自由で寛容な世の中に思えますが、果たしてそうでしょうか。 そのときどきで最良のパートナーを求める時代は、実はそれだけ一人ひとりの心の繋がりが希薄になっていることの裏返しのような気がして寂しさを覚えます。 人生100年時代。あなたは残りの人生、どんな人に愛を注いでいきたいですか?周りの目を気にせず、走りきりたい。そう思う人は心のどこかで、壱成さんのような“自分100%の恋愛”を、恥ずかしさとうらやましさの混じった心で批判するのかもしれません。 感情は本音の裏返し。そう思うと恋愛って本当に、面白いものですね!
2018年03月27日知識をつけて"賢く"食べて、健康と美しさを目指す「スマートフード」のインストラクターとして、新しい食の楽しみや考え方を教えてくれる浅倉利衣さん。実はフランス式アロマテラピー〔MYTHΘSSALON〕のアロマテラピーインストラクターの資格も持っています。連載の第5回目はちょっと趣向を変えて「アロマテラピー」について教えていただきました。食とアロマテラピーはまったく違うように思えて、大きな共通点があるのだとか。美と健やかさを意識した“大人の嗜み”というイメージがあるアロマテラピーですが、今回は子どものために取り入れられるアイデアについてお届けします。エッセンシャルオイルが入ったケースは我が家の“救急箱”「スマートフード」が目指すことのひとつに、食によって腸内環境を整えることが挙げられます。腸内環境が整うことで分泌されるホルモンは脳に働きかけ、自律神経のコントロールが促されると考えられているのです。脳と腸は密接に関わっていると言えますね。一方、今回ご紹介する「アロマテラピー」は脳にダイレクトに伝わる“嗅覚”を使う療法。皮膚から浸透させる方法もありますが、エッセンシャルオイルを“嗅ぐ”という行為のほうが手軽ですよね。その結果、自律神経のバランスが整い、腸内環境の最適化につながると言われているのです。つまり、アプローチの仕方は違えど、食とアロマの両方を取り入れれば、自己自然治癒力をさらに高めてくれるというわけです。我が家にはアロマは必需品!エッセンシャルオイルが50本ほど入ったこの木のケースは“救急箱”のような存在。常日頃からアロマを感じておきたいので、その日のコンディションにあわせて家で焚いたり、出先でも使えるように持ち歩いたりしています。明るく元気で過ごせるように、子どものおでかけグッズにアロマを子どもにいつもアロマの香りを感じていてほしいので、私は専用のタッセルにエッセンシャルオイルを数滴しみ込ませておでかけバッグにつけています。外出先でも明るく元気で過ごせるように、ユーカリ系や柑橘系のオイルをチョイスして。ユーカリレモンは虫よけに、柑橘系は明るく元気な気持ちにさせてくれるように。娘たちは母の想いをどこまで感じてくれるかはわかりませんが(笑)、いつもアロマの香りを感じられるライフスタイルを今から教えてあげたいと思っています。子どもと一緒に出かけるときは、抗菌・殺菌のためのエッセンシャルオイルや、エッセンシャルオイルで作ったスプレーなどを持ち歩いています。たとえば食事前後の殺菌には、ラベンダーウォーターのスプレーが便利。ラベンダーの芳香蒸留水に希釈したものを、小さなスプレー式ボトルに入れています。マンダリンやレモンなどの柑橘系の香りは子どもも好みやすいので、ブレンドによく使っています。また、ティーツリーも抗菌・殺菌にぴったり。小さな切り傷や虫刺されを鎮めるために使います。昼と夜でアロマを使い分けて、子どもの生活リズムを作る子どもにもアロマの香りを慣れ親しませている一番の理由は、規則正しい生活を送りやすくするため。食生活だけではなく、生活習慣も整えてあげたいので、アロマのチカラを借りて交感神経と副交感神経を上手に働かせ、日中は元気に活動して夜はコトンと寝てくれるように……。子どもの寝室には、副交感神経を促すラベンダー、スイートオレンジ、ローマンカモミール、ネロリ、フランキンセンスなどがおすすめ。どれもリラックスできて、気持ちを落ち着かせてくれる香りです。ローマンカモミールとネロリは、すごく興奮しているときやかんしゃくが強いときにもぴったり。フランキンセンスは保湿に繋がると言われているので、咳が出ているときなどに使います。わざわざ専用のキャンドルなどで熱したりしなくても、ぬいぐるみやパジャマの端にほんの少しつけてあげるだけでいいですよ。お風呂上がりにパジャマを着せているとき、娘が「ママ~、アロマちょんちょんして」と言ったりするので(笑)、香りの心地良さを感じてくれているんだろうなと思います。食事に気を使うのと同じように、アロマのある生活をアロマは知れば知るほど、その楽しみが広がります。私は知識を学んで実践に移すのが好きですが、癒される香りや好きな香りを感覚的に選んで使いながら実感していくのだってもちろんアリ。リラックスやリフレッシュ、質の良い睡眠への導入、抗菌・殺菌など、アロマが持つチカラは計り知れません。少量でも拡散するので、エッセンシャルオイルを垂らしたティッシュを置いておくのでもいいですし、マグカップにお湯をはってエッセンシャルオイルを垂らすだけでもいい香りが部屋中に広がります。食事に気を使うように、アロマをちょっと毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。【浅倉利衣(あさくらりえ)】ライフスタイルプロデューサー、SmartFoodディレクター/認定インストラクター1977年、東京生まれ。大学卒業後、エルメスジャポン株式会社に入社し、10年間販売とバイイングを経験。その後、ミス・ユニバース・ジャパン元ナショナルディレクター、イネス・リグロンのパーソナルアシスタントを務め、グローバルにファッションと美容の世界に携わる。2017年に一般社団法人SmartFood協会認定インストラクター資格を取得。2017年秋からはSmartFoodブランドディレクターに就任。又、2018年にはMYTHΘSフランス式アロマテラピーインストラクター資格も取得。国内外の最新のウェルネス・食情報も含めた専門的な知識を活かし、ライフスタイルの質を高め、健康的にキレイになるメソッドやコツを発信している。●写真中村香奈子Instagram @rietokyo_フランス式アロマテラピー MYTHΘS SALON一般社団法人Smart Food協会公式HP【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #1】「おいしい」って幸せ。麹からはじめるスマートフード【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #2】スイーツも家族のために。米粉のマフィンでクリスマス【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #3】常備菜で時短&多様性を叶える、我が家の朝ごはん【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #4】子どもの未来のために「食事」ができること
2018年03月25日来月4月公開となる石田衣良の恋愛小説を実写化した『娼年』。この度、本作で主演を務める松坂桃李が、4月4日(水)放送の「徹子の部屋」で番組初出演を果たすことが分かった。「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビューにして初主演を飾り、その後も「チーム・バチスタ」シリーズ、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」、「ゆとりですがなにか」、『キセキ ーあの日のソビトー』『不能犯』など様々なジャンルの作品に出演してきた松坂さん。そんな大活躍中の松坂さんが、今回番組でデビュー秘話から現在の意外な悩み(?)まで、黒柳徹子に語り尽くす。姉と妹に囲まれて育ち、子ども時代は一人で遊ぶことが多かったという松坂さん。いまでも焼肉や鍋料理、カラオケにも一人で行くというエピソードに、黒柳さんはびっくり。また、デビューした当時の撮影での苦労話も披露され、秘蔵映像には思わず赤面する一幕も。そして、人気俳優なのに“オーラがない”と言われてしまうという松坂さん。そんな告白に黒柳さんは…。もちろん、映画『娼年』についても語られる今回。黒柳さんの反応はいかに!?今回ゲスト出演した松坂さん出演最新作『娼年』は、2001年の直木賞候補となった石田氏の恋愛小説を、2016年上演の舞台と同じ松坂桃李×三浦大輔のコンビで映画化したもの。松坂さん演じる娼夫である主人公リョウが、様々な女性たちと身体を重ねながら、彼女たちの心の奥に隠された欲望や心の傷を優しく愛し、自らも少しずつ成長していく物語。「徹子の部屋」松坂桃李ゲスト回は4月4日(水)12時~テレビ朝日・ABC系にて放送。『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年03月24日おしゃれな雰囲気で串揚げを堪能できるお店!目の前で様々な食材が揚げられ、串揚げ屋さんならではのライブ感を存分に味わえる、江戸川区船堀の「青田風(あおたかぜ)」。外観はガラス張りになっており、外から店内の様子が窺えるおしゃれな作りになっています。中に入ると、テーブル席とカウンター席がありますが、串揚げ屋さんの醍醐味と言えば、やはりカウンター席。木目が綺麗な落ち着きのあるカウンター席で、串揚げを楽しめます。新たな串揚げの楽しみ方を提案しています!オープンして10年、常に新しい串揚げの楽しみ方を提案し続けてきました。相性抜群な串揚げとシャンパンのコラボレーションに驚いてしまうかもしれません。このお店では、シャンパンが安価で楽しめるのがうれしいポイント!シャンパンのみならず、女性におすすめのお酒も豊富に取り揃えています。もちろん、お酒を飲めない人にも楽しんでもらえるよう、こだわりのドリンク類も用意。「赤しその自家製ジュース」は大人気です。揚げたての自慢の串揚げをサクッと召し上がれ!新鮮な食材を使った串揚げは、衣が薄く、何本でも食べられてしまいます。最も人気の串揚げは、2種類。まずは「海老のしそ巻き」です。おまかせメニューを注文すると最初に出てくる、定番かつ安定した人気を誇る一品です。続いて「アスパラの肉巻き」。春、夏、秋に収穫される食べ応えたっぷりの国産アスパラガスを使用しています。あまりの美味しさに〆をこの品にする人が大多数です。串揚げには、4種類のつけだれ(藻塩・ポン酢・手作りソース・みそ)を用意。串揚げが出てくる度に、どのつけだれにするか迷うことも楽しめそうです。串揚げだけじゃない! 一品メニューも要チェック!串揚げ以外にも、絶品のメニューが揃っています。ぜひ注文して欲しいのは、「トマトとみょうがの甘酢漬け」。さっぱり、まったりとした味わいでお口が癒され、串揚げが出てくる合間にも楽しめる一品です。新鮮なお刺身も大好評で人気の「本鮪のお刺身」は新鮮な鮪の赤みと中トロを提供しています。盛り付けも大変美しく、見た目も楽しむことができるでしょう。さらなる美味しい串揚げとは? を追及していきます「青田風」ではシャンパンと串揚げの組み合わせを提案してきました。これからも「さらなる美味しい串揚げとは? 」を追及し続けていくそう。美味しい串揚げとお酒を提供することに加えて、お客さんに満足してもらえるよう、常に心がけているのは心地良い接客。温かみのある接客は、お客さんからも大変好評を得ています。予約が取りづらいほど人気のお店なので、ご来店時には早めの予約をおすすめします。都営新宿線の船堀駅南口から徒歩3分程のところにお店があります。女性同士でも入りやすいおしゃれな串揚げ屋さんです。ぜひシャンパンを片手に串揚げをほおばりながら、女子トークに花を咲かせてみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:青田風住所:東京都江戸川区船堀3-5-1 ル・モンド船堀電話番号:050-5570-4702
2018年03月19日2年前に上演され、大好評だったあの舞台が帰ってきた!皆川猿時さんと荒川良々さんという芸達者2人組が、次々とあぶない目に遭う、くだらなくもおもしろいこの舞台「さらば!あぶない刑事にヨロシク」。二人があぶない目に多々遭うので、それをゲラゲラ笑ってください。演出を手がける細川徹さんは、題材は本当にバカバカしいが、この二人との仕事は戦いに等しいと語ります。「二人は本当に芝居が上手い。例えば“あぶない”と一口に言っても、“ドーベルマンが迫ってくるあぶない”と、“銃口を向けられるそれ”は、異なる“あぶない”ですよね。そのニュアンスの違いを、コントにせずに、セリフの中にこまやかな感情を落として、芝居として出せるんですよ。そんな実力派の二人だからこそ僕も緊張感がありまして。稽古初日に台本を全部書き上げて持っていったんですが、演じてもらったら役者のおもしろさに負けてまして…。すぐに全部書き直しました(笑)」前回と比べ、あぶなさはより一層強くなっているそう。「この二人って、すごく強い人に見えるじゃないですか。肉体的に強そうだから、少々のあぶない目に遭ってもかわいそうに見えないんですよね。舞台上では、ひどい目に遭えば遭うほどおもしろくなる。だから『あぶない刑事にヨロシク』の世界観は、この二人じゃないと成立しないんです。本家の舘ひろしさんと柴田恭兵さんがスズメバチに2回も刺されたら、かわいそうじゃないですか……って、いや、意外とイケますね、カッコよくあぶない目に遭ってくれる気がしてきた(笑)。でもたぶん、村杉蝉之介さんは刺されたら死ぬと思うし、池津祥子さんは、刺されないように立ち回るタイプだと思います。皆川さんと荒川くんが、あぶない目に遭っても大丈夫に見えるのは、スターだからだってことにしておきましょう(笑)」今回も、前回好評だった、観客全員がクラッカーを鳴らして皆川さんを殺す、というような、観客参加型のタイミングも何回かあるそう。どんな“あぶない”が出てくるのか、お楽しみに~!3月16日(金)~4月1日(日)下北沢・本多劇場作・演出/細川徹出演/皆川猿時、荒川良々、池津祥子、村杉蝉之介、近藤公園、上川周作、早出明弘、本田ひでゆき(本田兄妹)、河原雅彦全席指定5800円(税込み)大人計画TEL:03・3327・4312(月~金曜11:00~19:00)ほそかわ・とおる脚本家、演出家、映画監督。1971年生まれ、東京都出身。‘16年には映画『オケ老人!』を監督。映画、アニメ、ドラマ、ラジオなど、幅広く活躍中。※『anan』2018年3月21日号より。写真・土佐麻理子(by anan編集部)
2018年03月14日女優の石田ゆり子(48)が3月8日、自身のInstagramに俳優の斉藤工(36)とのツーショットを投稿し、反響をよんでいる。 石田は自身の出演するテレビ朝日系ドラマ『BG~身辺警護人~』の撮影がラストスパートになったことを明かし、「高梨さんを演じる、たくみくんと」と斉藤の肩に笑顔で寄り添うツーショット写真を投稿した。 斉藤とは過去に2015年のフジテレビ系ドラマ『医師たちの恋愛事情』で共演しており、「ひさびさに共演できて とても嬉しいです」とつづり喜んだ。 さらに「なんか、親戚みたいな気持ちになるのは何故なんだろう。これは板谷由夏ちゃんもおなじことをいっています。みんなの親戚、斎藤工。いつも楽しい話題をありがとう。」と気持ちを明かした。 その数時間後に「親戚その2ブレても素敵な親戚。撮影、ワタクヒ。#みんなの親戚」というコメントとともに、斉藤のブレブレ写真を投稿。斉藤がカメラ目線で笑っている姿が収められていた。 これに対しファンは「癒しのツーショット 素敵」「最高っす!! 最終回まで突っ走って下さい!! 楽しみにしてます!!」「お疲れ様でした たくさんじゃんカッコいいやばいっす カッコいい綺麗二人最高ですねん」「タクミさんはセクシー系入ってると思うんですけど、なぜか、ゆりさんと並ぶと癒し系に変わる不思議感」「お似合い!絶対お似合いです」「たしかに。ブレても素敵」「わたくしも親戚になりたいです」など反応を見ている。
2018年03月09日石田衣良の恋愛小説を、舞台版と同じく松坂桃李×三浦大輔のタッグで贈るR18+愛のドラマ『娼年』。この度、映画化困難と言われた本作の予告編が公開された。今回到着した予告編では、アルバイトでバーテンダーとしてカウンターに立つ領(松坂さん)が、「女なんてつまんないよ」「セックスなんて手順の決まった面倒な運動です」と呟く場面からスタート。そして、大学生活や女性との関係に退屈している領を、会員制ボーイズクラブ「Le Club Passion」のオーナー・御堂静香(真飛聖)がスカウトし、娼夫・リョウになる…。また、「欲望の種類は無限にあるわ」と静香が言う通り、「人を待つのってすごくじれったいでしょ?そのじれったいのが好き」と言うヒロミや、「うちの人、私が乱暴にされるのを見ると喜ぶようなんです」とリョウをたじろがせる泉川夫妻など、様々な欲望と想いを持った人々が映し出され、リョウとの濃密な時間が展開していく。しかしそんなある日、同級生の恵とホストの進也に娼夫として働いていることが知られ非難されるが、リョウは「欲望の秘密は、その人の傷ついているところや弱いところにひっそりと息づいている」と娼夫という仕事にやりがいを感じるようになっていた。ひとりの青年が女性たちと出会うことで、次第に変化していく様子が感じられる映像になっている。『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年03月09日モデルの石田ニコル、池田美優らが3日、神戸・ワールド記念ホールで開催された「神戸コレクション2018 SPRING/SUMMER」に出演した。石田ニコル(左)と池田美優石田と池田は「GYDA」のステージで、デニムにショート丈のキャミソール、オフショルダーのトップスというコーデを披露。引き締まったウエストや美しいデコルテで観客の視線を釘付けにした。同ステージでは、香川沙耶や島袋聖南、瑛茉ジャスミンらもへそ出しコーデで登場し、美ボディを披露した。「神戸コレクション」は、阪神・淡路大震災後の神戸の街を元気にしたいという想いのもと、2002年にスタート。32回目となる今回は、3月3日の「ひな祭り」=「女の子にとって特別な日」の開催ということで、「You are special」をテーマにファッションショーを行った。118人のモデル・タレントが出演。1万2,514人の観客が駆けつけた。なお、3月29日にMBSで特別番組『神戸コレクション2018 SPRING/SUMMER』(25:59~26:29、MBSローカル)を放送。ステージの模様や舞台裏の様子を届ける。(C)神戸コレクション2018 SPRING/SUMMER
2018年03月06日モデルの石田ニコルが3日、神戸・ワールド記念ホールで開催された「神戸コレクション2018 SPRING/SUMMER」に出演した。石田ニコル石田は、ウエディングドレスサロン「マグノリア・ホワイト」のステージで、シースルーを用いたセクシーなウエディングドレス姿で登場。体のラインがくっきり見えるデザインで、美しいスタイルを披露した。自身のインスタグラムでも「マグノリアのドレスとってもすき」というコメントを添えて、ウエディングドレス姿を公開。ファンから「身体のラインきれい」「綺麗すぎる」「女神」「可愛い過ぎ」「ニコル美しすぎる」「女神のようです」などと絶賛の声が寄せられた。「神戸コレクション」は、阪神・淡路大震災後の神戸の街を元気にしたいという想いのもと、2002年にスタート。32回目となる今回は、3月3日の「ひな祭り」=「女の子にとって特別な日」の開催ということで、「You are special」をテーマにファッションショーを行った。118人のモデル・タレントが出演。1万2,514人の観客が駆けつけた。なお、3月29日にMBSで特別番組『神戸コレクション2018 SPRING/SUMMER』(25:59~26:29、MBSローカル)を放送。ステージの模様や舞台裏の様子を届ける。(C)神戸コレクション2018 SPRING/SUMMER
2018年03月05日性の極限を描いたセンセーショナルな内容で話題を呼び、直木賞候補にもなった石田衣良の恋愛小説を、2016年の舞台と同じ松坂桃李x三浦大輔のコンビで映画化する『娼年』。早くも話題騒然の本作の撮影に臨むにあたり、松坂さんは前作撮影終了後からわずか1日半で、見事なまでの切り替えを見せたという。この数年、多彩な役に挑戦し、振り幅の広い俳優として進化し続ける俳優・松坂桃李。2009年「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビュー後、単独初主演の映画『ツナグ』(12)、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12)、大河ドラマ「軍師官兵衛」(14)などで大きな注目を集めてきた。その後も演じた役柄は、『日本のいちばん長い日』(15)の血気盛んな青年将校・畑中健二役、『ピース オブ ケイク』のオカマの天ちゃん(15)、『劇場版MOZU』の殺人鬼・権藤剛役(15)と実にさまざまだ。演技の幅を広げつつ、最も対極にある役柄に挑む最近では、連続テレビ小説「わろてんか」でヒロインの夫を務めつつ、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)ではペラペラなゲス男・水島真役、『パディントン2』(18)ではクマの紳士パディントンの吹き替え声優を務めるなど、あらゆる役柄に挑んでいる。そんな中、最大限に真逆に振れたのが、「ゆとりですがなにか」(16・17)の童貞の小学校教師・山路一豊役と、本作『娼年』の娼夫・リョウ役だろう。実は、その対極にある役柄を演じた2作品は、撮影時期が2017年の春、スペシャルドラマ「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」クランクアップ後、わずか1.5日後に映画『娼年』の撮影が開始された。つまり、松坂さんは“童貞”から“娼夫”へ、その短期間でシフトチェンジを果たしたわけだ。「リョウはすでに自分の中にあった」だが、松坂さんは「舞台をやっていたので、リョウはすでに自分の中にあったのが大きかったです。流れも把握していましたし。だからこれだけ濃い作品に1.5日でクランクインできたのだと思います」と涼しい顔。むしろ、舞台の感覚をとり戻すというより「映画化の話を聞いたときから頭の片隅にずっとあり、モチベーション、スタンスの準備はしていました」と言う。加えて、『娼年』ならではの切り替え術を、「今回は、その1.5日の間に渋谷に移り住んだんです」と激白する松坂さん。「環境を変えました。撮影期間中(約3週間)はずっと渋谷のビジネスホテルに住んでいました。この作品は、その日の撮影での熱量を次の日も冷まさない状態に保ちたかったのですが、家に帰ると好きなマンガやゲームがあってリフレッシュしてしまうので、半ば強制的に自分を追い込むためです。撮影場所も渋谷が多かったですし」と語る。さらに、「自宅から通ったら、現場に行っていなかったかもしれません。撮影があまりに過酷で…。この作品を身近なところに置く。それが重要でした」と、まさに渾身の撮影現場をふり返ってもいる。30代を見据え、難役もいとわず走り続ける松坂さんが「ここまで精神的に追い込まれた現場は初めてかもしれません」と語る本作で、どんな景色をみせてくれるのか、期待せずにはいられない。『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娼年 2018年4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開© 石田衣良/集英社2017映画『娼年』製作委員会
2018年03月02日2001年の直木賞候補となった石田衣良の恋愛小説を、松坂桃李×三浦大輔のコンビで映画化した『娼年』。この度、2種類のポスタービジュアルが公開された。“女性の身体と心が解放されていく物語”であると同時に、松坂さん演じる“リョウの成長ドラマ”でもある本作。リョウが娼夫の仕事を通じて女性たちの欲望を解放していく過程で、彼女たちの心の奥底に潜む想いを受け止め、娼夫としても人としても「成長」していく。到着したポスタービジュアルは、そんな娼夫・リョウが夜の街に佇む本ポスタービジュアルと、女性を抱くリョウの姿を捉えたポスタービジュアルの2種類。「僕を、買ってください。」というコピーが書かれた本ポスタービジュアルは、バックのネオンが非日常的な娼夫の世界に足を踏み入れたリョウを引き立てている。真っ直ぐにこちらを見つめるリョウにそう語りかけられたら…。一方、女性を抱くリョウを写したビジュアルでは、「そして僕は、娼夫になった――」というコピーが。全てを脱ぎ捨てることで初めて現れる、奥深い人間ドラマが垣間見えるリョウの表情に思わず惹き込まれてしまいそう。『娼年』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月24日映画『ボス・ベイビー』(3月21日公開)で、タレントの乙葉とお笑いコンビ・NON STYLEの石田明の吹き替えシーンが20日、公開された。ユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションが初タッグを組んだ同作。見た目はキュートな赤ちゃん、中身は人使いが荒く口の悪いおっさん"ボス・ベイビー"が弟として家にやって来たら・・・という物語。日本語版では、ボス・ベイビー役にムロツヨシ、ボス・ベイビーに振り回される兄・ティム役に芳根京子、大人になったティム役に宮野真守、兄弟の両親が勤める会社のCEO、フランシス・フランシス役に山寺宏一。さらに、先日行われた日本語吹き替え版完成報告会見でティムの両親役が、乙葉と石田に決定したことが発表された。このたび公開された、乙葉と石田の吹き替えシーンでは、ある日突然、黒いスーツに身を包み、ブリーフケースを片手に持った赤ちゃんが弟として家にやってきたことで、ティムがパニック寸前に。「知らない奴なのに信用できない!」「うちを乗っ取る気だ!」と両親に訴えかけるが、ボス・ベイビーの可愛さにメロメロになっている両親は耳を傾けようとしない。「お前もこの子のことをよく知れば、この子への愛で心がいっぱいになるさ!」と窘められるも「なるもんか!」とボス・ベイビーを睨めつけるティム。果たして、この赤ちゃんは一体何者なのか。実際にもママとパパである乙葉と石田のリアル(!?)な演技に思わずほっこりする内容になっている。アフレコ時を振り返り、乙葉は「実際もママなので、ママとしての気持ちを考えながら演じさせていただきました。自分の実生活を照らし合わせながら演じさせていただいたので、とても楽しかったです」とコメント。石田は「子どもが生まれたばかりで、まだ2カ月なんですよ。うちは双子ですが、本当にしょっちゅう焦っているので、だからその焦っている感じは出ているんじゃないかと思いますね」と語った。(C) 2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2018年02月20日先月30日に発売された石田ゆり子(48)の著書「Lily―日々のカケラ―」の発行部数が20万部を突破したことが2月16日、分かった。石田はスポーツ紙に感謝の気持ちと共に、コメントを寄せている。 「こんなにたくさんの方に手に取って頂けると思っていませんでしたので、驚いております。いつまでも皆様のおうちの本棚に置いていただけたら幸せです」 同書のタイトルは英語でユリを意味するが、石田自身のニックネームでもある。さらに写真の色味やレイアウト、使用する紙も自ら提案したというほどのこだわりようだ。 「正直であることだけを決めごとにして、私の周りにある大切にしているもの、好きなこと、小さなこだわりなどを書き記しました」 石田の“大切にしているもの”といえば、猫だ。自身のInstagramにも、たびたび登場する猫たち。同書には飼い猫の「ハニオ」と「タビ」の成長日記だけでなく、彼らのシールまで付いている。 同書でも石田が猫たちに寄せる思いを垣間見ることができる。 「ペット、という言葉はなんだか全然しっくりこなくて、わたしにとっては家族。子供です」 さらに石田は「魂の一番深いところでいつも会話をしていたような気がする」とも語っており、その愛情の深さが伺える。 実は昨年3月に「ビスク」という猫を亡くした石田。インスタグラムでも、「わたしの腕の中で眠るように逝きました」と報告している。今までもいくつかの“家族の死”を経験している石田は、同書でも「だからこそ気づいたこと」に触れている。 「本当にしょっちゅう思うのですが、過去や未来を案じて過去や未来を案じて今を失うのは人間だけです。動物達はいつも、今を生きてる」 その「今を生きる」姿に、石田は「尊さ」を感じているようだ。 「死ぬことも生きることの延長線上にあるという究極の悟りを開いているかのようにすら思う。だから神様に近いところにいるような気がするのです」 “家族”から教わることの多い石田は、毎日「一緒にいてくれてありがとう、いつもありがとう」と感謝の気持ちを伝えるという。同書には彼女のそういった“家族”への愛が詰まっており、その温かさも人気の秘密のようだ。
2018年02月17日