意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自民党政治刷新本部」です。問題は派閥ではなく、資金管理の透明化。政治資金パーティをめぐる裏金問題を受けて、自民党は「政治刷新本部」を立ち上げ、政治資金の透明性を高めること、派閥は「政策集団」として、政治資金パーティを認めず、人事への関与を認めない。違反が明らかになれば、派閥の解散や活動休止を求めることを案として取りまとめました。今回の事件で、岸田派、安倍派、二階派、森山派は解散を決めました。しかし、本来、派閥は政策集団だったはずです。1988年、リクルート事件で政治と金の問題が顕在化し、政治不信が広がりました。それを解消するため、自民党は翌年「政治改革大綱」を策定。そこには派閥の弊害の除去と解消への決意が盛り込まれていました。政策研究のために集い、派閥を作ること自体は問題ではありません。資金の透明性がないことが問題です。独立した第三者的な立場が資金を管理し、政治に関わる金は全てデジタル決済にして記録を残せば、解決します。派閥の解散は問題のすり替えで、煙に巻かれたような気がしてなりません。裏金問題は、中央政界だけでなく、東京都江東区長選での、柿沢未途衆議院議員の買収事件でも発覚しました。2019年参院選での河井夫妻選挙違反事件も記憶に新しい。現状、検察は、裏金が何に使われたかよりも、誰の指示で配られたのかを立証しようとしていますが、政治家が直接関与した裏付けは取れず、会計責任者だけが立件され、派閥のトップや幹部クラスは無傷です。政治刷新本部のメンバーも、安倍派の10人中9人はパーティ収入を収支報告書に記載しなかった疑いがありますし、岸田首相が本部長を務めているというのも妙な話です。本当に刷新するつもりならば、事件に関与した疑いのない人が指揮を執るべきでしょう。なぜ裏金が必要になるのかというと、既得権を守るためです。政界も各業界も、権力を持つ同じメンバーが長年その立場を牛耳ることにより、本来あるべき、公正で自由な競争を制限してきました。結果、新しい産業が生まれず、日本の経済は30年以上停滞し続けています。政治改革は、その国の成長と大きく関わっていることを私たち有権者は自覚しなければなりません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年3月6日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年03月02日連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』が3月1日(金) よりWOWOWで放送・配信される。このたび、主演の神山智洋(WEST.)をはじめ、松井愛莉、中川和博監督、高江洲義貴プロデューサーらが参加したスペシャル座談会の模様が、YouTubeとWOWOWオンデマンドで公開となった。原作は、『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』などで知られるゆうきまさみの同名漫画。ドラマ版では不老不死の体質を持つ種族“オキナガ”であり、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁役で神山、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木あかり役で松井が出演する。座談会は高江洲プロデューサーが司会を務め、作品に関する裏話はもちろん、神山、松井がそれぞれのキャラクターに関するこだわりなどを語る。配信は全3回を予定しており、今後は毎月アップされる予定だ。また、新たな場面写真が公開となった。<番組情報>連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』3月1日(金) 午後11時よりWOWOWにて放送・配信(全12話)特設サイト:
2024年02月28日7人組グループ・WEST.の神山智洋(30)が単独初主演するWOWOWの連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』(毎週金曜後11:00、全12話)が3月1日放送・配信スタートする。30歳となり、今年でグループも10周年を迎えるなか、4年ぶりのドラマ出演にして単独初主演。さらに2023年12月からはインスタグラムも開設するなど新たな挑戦が話題を呼ぶ神山に話を聞いた。今作は『機動警察パトレイバー』などで知られるゆうきまさみ氏による同名漫画を実写ドラマ化。「悲しき不老不死──オキナガ」が存在する世界を舞台に、「オキナガ×公務員」という今まで描かれなかった異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な設定のミステリー作品となっている。■役作りのため減量も…ファンタジックな世界観だからこそリアルなビジュアルを意識――今回のお話を受けた印象や率直な心境を教えてください。『ドラマのお話がきています』とマネージャーから聞いて『待ってました!』と。映像作品は4年ぶりで、それまでは演劇が中心だったので素直にうれしかったです。出たいと言って出られるものでもないので、選んでいただいたことがありがたかったです。――原作はゆうき先生の人気作を初実写化ということで、プレッシャーなどはありましたか。原作ファンの方にも楽しんで、喜んでもらいたかったので気合いも入っていました。ゆうき先生にもそれは伝わっていたようです。僕も作品に対して愛着はありますし、できるだけ原作ファンの方にも実写の世界に入り込んでもらえるように作りたいなと思っています。――神山さんが演じられているのは、見た目の年齢は18歳・実年齢は88歳、不老不死の探偵・雪村魁というフィクション性の高いキャラクター。ビジュアルは原作を参考にこだわったとお聞きしています。そうですね。ある程度近づけたいな、と髪の毛を明るく染めたり襟足を伸ばしたり。素の自分でいきたかったので、そこはこだわりました。――現実世界にいてもおかしくないように工夫されています。ファンタジーとはいえ、現実離れしすぎるのもどうなんだろう…と。原作の雪村魁は、カラーになると目が赤かったり八重歯っぽかったりもするんですけど、それを現実でやってしまうとコスプレチックになってしまう。できるだけコスプレっぽい感じにはしたくないと監督と意見が一致していた。忠実にしつつも、自分の素でできることの範囲で魁を再現したいというのがあり、今回このビジュアルになりました。――ビジュアルのために減量されたとのことですが、どのようなことを心がけましたか。筋肉をつけて体をしぼるよりも、体重を落とすほうが原作の華奢(きゃしゃ)な雪村魁に近づけるだろうな、と。サラダやスープを中心に食事制限をして、甘いものは食べず、夜はお米も抜いていました。だいたい2ヶ月で3~4キロくらいは落ちました。運動は一切していないので、ストレスはまったくないです。軽く腹筋したくらいかな。引っ込めておこうくらいですね。元々消費カロリーが人より多いので、食べるのは好きでよく食べるけど、食べるわりにつかへん。消費カロリーはフードファイターさん並みにあるのかもしれません(笑)――体つきが変わったという実感はありましたか。食事制限を始めてからマメに鏡とかで薄さを見るようにしていました。肩幅があるので、それがあるとはいえ細くなったなと感じます。体の線がわかるようなシーンでは、ある程度反映されているかな。■4年間の舞台経験で生きたこと「記憶するという点ではかなり鍛えられている」――内面での役作りポイントはありますか。見た目は18歳、実年齢88歳だけど、現代の88歳とは違うし、18歳かと言われてもまた違う。18歳の子の時が止まって70年間経ってオキナガとなり、聞きたくない言葉やひどいことをされたりすることもあったと思うんです。原作ではオキナガの生きづらさも描かれている。そんななかで18歳の子が70年間そこにいたらどうなるかを考えました。ある程度擦れた部分もあるし、他人に興味がない、期待もしないところもあって、人とのつながりを深くつくってないタイプの子だろうな。ただただ事件を追って生きてきた、ということを考えました。――この4年間、お芝居は演劇がメインでしたが、そのときの経験が生きたことはありましたか。年に1本は芝居がしたいと思っていて、2020年から2023年まで年に1本のコンサートをやりながら、2人芝居や幽霊が見える役などいろいろやってみて、どちらかといえばなにか1つ抱えたキャラクターが多かった。その分、今回もなじんでいる気がします。普段、とても魁の性格に近いかといえばそうではないけど、離れているかといえばそうでもない。近しいところもある。僕も淡々としているし、どちらかといえば静かめ。騒がしいタイプではない。作りすぎずに役に入れたかなと思います。――達観している、ドライな部分はご自身とも近い?僕もドライだと思います。基本的に淡々とものごとを考える。もちろん人間なので、情熱を持っていたりもするし、マイナスな部分でも、やりきれない気持ちを持つこともあります。ただ、基本的にはドライな性格かもしれない。芝居としては、なにか抱えている役が多かったので、つかみやすいところはありましたね。――技術面などで演劇をやって身についたことや成長を感じたことはありますか。シンプルにセリフを覚えるのは速い。スイッチ的なものが自分の中にあって、覚えていく段階でバチッと切り替わる瞬間がある。これまで『オセロー』では、3時間40分の舞台をずっと出ずっぱりで走り回り、別の作品では2人の会話劇で1時間45分のお芝居をし…それでもセリフを飛ばしたことがないので、記憶するという点ではかなり鍛えられているのかな。――逆に、映像だからこそ意識した部分、向き合い方はありましたか。やっぱり映像と演劇の大きな違いは、表現の仕方もあるんですけど、カメラがあるかないか。カメラでどう撮られているか、どういう画角でどういう照明で、どれくらいの距離感があるか。どういうものが背景になっているのか、しっかりと見ました。確認させてもらって考えましたね。■インスタグラムでの発信の先に「WEST.にたどりついてもらえたらいいな」――今作では4年ぶりの映像作品出演に加えてドラマ初単独主演。最近ではインスタグラムを開設されるなど新しい挑戦が続いている印象です。インスタを始めたのは発信をしたかったから。自分自身をプロデュースして発信していける場所を作らないといけないな、と思ったのがきっかけで始めさせてもらいました。そのなかでダンス動画だったり楽器を演奏している姿だったり、ファッション系の写真をあげたり…そういう“神山智洋とはなんぞや”みたいなのも、ファンの人はもちろん僕らを新しく知ってくれる人、まだ知らない人にも向けて、僕が発信したことが糸口となって、WEST.にたどりついてもらえたらいいな、と思うのもある。そしてプラス、ドラマを見てほしい。オフショットを大量に1000枚くらい撮って(笑)それをアップして、裏側もあげたいな、という2つの核でした。発信できるから挑戦できる。今、個人的に始めたいこともありますし、ゆくゆくは“こうなればいいな”みたいなものもあって、準備段階として考えています。――“発信欲”は年々高まっていった感じなのでしょうか。いや、発信したい気持ちはずっとあります。今までは作詞作曲や振り付けだったものが、30歳となって、これまではなかなか事務所外の人たちとコラボレーションする機会もあまりなかったけど、これからはいろいろな人と触れ合って関わって刺激をもらって、自分自身ももっとレベルアップしたい。新しいことにも挑戦したいし発信していきたい気持ちがあります。一緒にダンス動画をあげた子とは、15年ぶりに一緒に踊ったのですが、普段は中国を中心に活動しているアーティストの子。僕の知らない世界を知っている子で、「中国の音楽ってこんな感じだよ」とか聞いたりもしたし、s**t kingzのshojiさんと話していたときに「いろんな人から刺激をもらって成長していけると思うんだよね」と言っていただけて、それが大きなきっかけで、いろいろな人と仕事をしたい、いろいろなものを吸収したいという気持ちが強くなっています。
2024年02月24日7人組グループ・WEST.(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕※濱=異体字、小瀧望)が19日、都内で行われたWOWOWの連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』(3月1日放送・配信スタート、毎週金曜後11:00、全12話))完成披露試写会にサプライズ登壇した。メンバーの神山が単独初主演する今作の主題歌で新曲「FATE」を初披露した。歌唱後、改めてメンバーがステージ上に勢ぞろいすればファンは大歓声。そんななかでも相変わらず丁々発止のトークを繰り広げるメンバーから熱視線を浴びたのはMCでプロデューサーの高江洲義貴氏だ。序盤のあいさつで桐山が「もしなにかちょっとした役でも残っていたら、使っていただければ」とおねだりを始めると、高江洲氏が「もう撮り終わっておりまして…」と申し訳なさそうに回答。桐山は「ちょっと待って!プロデューサーなの!?」とその存在感に騒然とした。新曲初披露を振り返り高江洲氏が「最初の神山さんの…こういう」と振りを真似するとメンバーは「和太鼓!?」とイジりはじめ、神山は「僕、太鼓叩いてないです」と苦笑。「どこですか?」「やってもらっていいですか?」「和太鼓!」とテンドンで笑いを誘い、高江洲氏がマイクをはずしてしゃべってしまうと「マイク!」と即ツッコむなどすっかり夢中になっていた。神山が振り付けについて「演じている役を心の葛藤、どす黒いものを表現してほしいなって」と説明すると重岡は「急に和太鼓叩くなんて思わなかったよね。プロデューサーがいうなら和太鼓」とニヤリ。神山は「和太鼓に見えたんですか?」と悪ノリした。高江洲氏が沖縄出身とわかると「沖縄の人!?」となにかシンパシーを感じた最後に、桐山が「YouTube出てください!」と直談判。まんざらでもなさげな高江洲氏に重岡が「誰にオファーしてんねんもそうやし『本当に!?』もおかしい!」と呆れていた。本作は、『機動警察パトレイバー』で知られるゆうきまさみ氏による同名漫画を実写ドラマ化。「悲しき不老不死―オキナガ」が存在する世界を舞台に、「吸血鬼(オキナガ)×公務員」という今まで描かれなかった異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な設定のミステリー作品。神山が演じるのは不老不死の体質を持つ「オキナガ」で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁(ゆきむら・かい)。オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木(ふせぎ)あかりを松井愛莉が演じる。
2024年02月19日7人組グループ・WEST.(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕※濱=異体字、小瀧望)が19日、都内で行われたWOWOWの連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』(3月1日放送・配信スタート、毎週金曜後11:00、全12話))完成披露試写会にサプライズ登壇した。メンバーの神山が単独初主演する今作の主題歌で新曲「FATE」を初披露した。試写の上映終了、突然のシークレットゲストの登場に客席は大パニック。だが、すぐにさすがの歌唱力とダンスパフォーマンスで会場を引き込んだ。改めてメンバーが紹介されれば再び、観客は大歓声に包まれた。トークセッションでは今年10周年を迎えるメンバーが抱負を聞かれると濱田が「大きいブラックバスを釣る」と掲げ、重岡は「おまえの抱負じゃない」と即ツッコミ。さらに桐山は「お前、それでいつになったらつるねん。5年くらい前から言ってる」と畳み掛けて、また後ほど濱田のターンが設けられることに。先に発表することになった藤井は「ライブツアーもありますしね。10周年のツアー『AWARD』をまわらせてもらう。絶賛、アンケートが発表されているのでぜひ楽しみにしてもらえたら」と期待をあおった。再び話を振られた濱田は「やっぱり下積みも一緒で、デビューして10周年。10年一緒にいたので今年こそはみんなでキャンプにいきたいな」と改めて発表。桐山は「プライベートも仕事も充実させたいね」とうなずいた。そんななか、“主演”神山は「10周年。2014年4月23日にデビューさせていただいて、10周年ってファンのみなさんに感謝を届ける1年にしたい。ドラマもあわせて、楽しんでいただけれな。ぜひとも10周年のジャニー…」と改名前のグループ名を口にしそうになるとその場は一気に湧き上がり、「元々の名前ですから」「ジャーニー!旅に出る」と一斉フォロー。桐山が「ジャーニーで、キャンプにいきます」とまとめると、小瀧は「キャンプにつなげないで!」と呆れ顔。そんな“連携プレー”もみせつつ神山は「10周年のWESTのことも応援していただければ」と呼びかけていた。本作は、『機動警察パトレイバー』で知られるゆうきまさみ氏による同名漫画を実写ドラマ化。「悲しき不老不死―オキナガ」が存在する世界を舞台に、「吸血鬼(オキナガ)×公務員」という今まで描かれなかった異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な設定のミステリー作品。神山が演じるのは不老不死の体質を持つ「オキナガ」で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁(ゆきむら・かい)。オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木(ふせぎ)あかりを松井愛莉が演じる。
2024年02月19日7人組グループ・WEST.(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕※濱=異体字、小瀧望)が19日、都内で行われたWOWOWの連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』(3月1日放送・配信スタート、毎週金曜後11:00、全12話))完成披露試写会にサプライズ登壇した。メンバーの神山が単独初主演する今作の主題歌で新曲「FATE」を初披露した。試写の上映終了、幕があがるとそこには白い衣装に身を包んだ神山の姿が。華麗なステップでダンスを始めると、サイドから6人が現れ、会場は大パニックとなった。だがすぐさま客席は引き込まれたかのように魅了され、歌唱後、再び、大歓声に包まれた。改めて自己紹介をすることになると重岡は「サプライズってワクワクするから早くやりたかったです」と笑顔をみせ、小瀧は「サプライズ登場はTGCしずおかについで2回目。今年はどんどんサプライズ登場していこうかな」と得意げに。藤井は「袖からでてくるパターンをやったんですけど、重岡と『松竹座みたいやな』ってドキドキしました。一発目としていいパフォーマンスができたんじゃないかな」と胸を張った。そんななか、中間は「控室がみなさんの導線のなかにあったので普段うるさいんですけど、『静かにしてください』って、怒られていました」と舞台裏を明かし桐山は「静かにしてくださいって言われてるのに(濱田が)ギター引くんですよ」と暴露して笑いを誘っていた。本作は、『機動警察パトレイバー』で知られるゆうきまさみ氏による同名漫画を実写ドラマ化。「悲しき不老不死―オキナガ」が存在する世界を舞台に、「吸血鬼(オキナガ)×公務員」という今まで描かれなかった異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な設定のミステリー作品。神山が演じるのは不老不死の体質を持つ「オキナガ」で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁(ゆきむら・かい)。オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木(ふせぎ)あかりを松井愛莉が演じる。このほか神山智洋(WEST.)、松井愛莉、竹財輝之助、光石研、中川和博監督が参加した。
2024年02月19日7人組グループ・WEST.の神山智洋が19日、都内で行われたWOWOWの連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』(3月1日放送・配信スタート、毎週金曜後11:00、全12話))完成披露試写会に松井愛莉、竹財輝之助、光石、中川和博監督とともに参加した。神山が単独連ドラ初主演する本作は、『機動警察パトレイバー』で知られるゆうきまさみ氏による同名漫画を実写ドラマ化。「悲しき不老不死―オキナガ」が存在する世界を舞台に、「吸血鬼(オキナガ)×公務員」という今まで描かれなかった異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な設定のミステリー作品。神山が演じるのは不老不死の体質を持つ「オキナガ」で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁(ゆきむら・かい)。さらにオキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木(ふせぎ)あかり役を松井、“夜衛管”の責任者で、厚生労働省の参事官でもある竹之内唯一役を竹財、あかりの“夜衛管”での上司で教育係の久保園幹也を光石がそれぞれ演じている。初共演で神山とバディを演じる松井は「最初は距離感を感じていたのですが…徐々に、距離が縮まり自然と魁とあかりのようになれたと思うんですけどいかがですか」と確認。神山は「松井さんの演じたあかりも、松井さん自身も明るくて太陽のよう。松井さんがいると現場もぱっと明るくなる。そこに助けていただいた。一緒のシーンも多く、その凸凹感も、松井さんも全力で向き合ってくださったので僕もやりやすかったです」と信頼を寄せた。さらに竹財は「最高です。いい役者をまた見つけちゃったな~と現場でワクワクしていました。滝藤賢一さん以来です。僕が嫉妬したのは…すげえ役者見つけちゃった」と得意げ。これに神山が「ちょっとまって、恐縮です」とかしこまると、竹財「芝居の瞬発力がある人。とあるシーンで神山くんにそれを感じて。いきなりトップスピード出いけるの?本当に稀有な役者…アイドルって言っていいのかな?」と驚きを明かせば神山は「本職はアイドルですけど…」とうれしげ。竹財は「映像やってほしいです。現場でびっくりしちゃった。瞬発力が稀有だと思います」とべた褒めした。そして光石は「神山くんはこの作品にかけている思いも伝わってくるから。そこは『かかってこい!』みたいになる。その本気度が伝わった。そこはこちらも感心しました。僕は現場で本当にいい加減なので引っ張っていただいた(笑)」とジョークを交じりに盛り上げると神山は「やっぱりすごく話しかけてくださるので僕的にも人見知りなので助けていただきました」と感謝を込めていた。
2024年02月19日7人組グループ・WEST.の神山智洋が19日、都内で行われたWOWOWの連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』(3月1日放送・配信スタート、毎週金曜後11:00、全12話))完成披露試写会に登壇した。神山が単独連ドラ初主演する本作は、『機動警察パトレイバー』で知られるゆうきまさみ氏による同名漫画を実写ドラマ化。「悲しき不老不死―オキナガ」が存在する世界を舞台に、「吸血鬼(オキナガ)×公務員」という今まで描かれなかった異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な設定のミステリー作品。神山が演じるのは不老不死の体質を持つ「オキナガ」で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁(ゆきむら・かい)。オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木(ふせぎ)あかり役を松井愛莉が演じる。物語の内容にちなみキャストの18歳の頃を振り返るコーナーを実施。先に用意された写真を見た神山は「やっぱ、これみてほしくない!」と観客を前に大騒ぎ。いざ、公開するとなると「ちょっとまって!バリ恥ずかしい」と照れまくり。初々しい制服姿の写真に客席からは歓声も起こった。当時を振り返り神山が「実は結構トガってたのでキレまくってました」と懐かしむと隣にいた光石研に「マイク通さずに不良の匂いがっていうのやめてください(笑)」と苦笑。すでに事務所に入所した2011年11月の雑誌のカットだそうで「時代を感じますね。めちゃくちゃ懐かしいです」としみじみ。とはいえ、スタッフに向け「早く片してください」と終始、恥ずかしげだった。このほか松井愛莉、竹財輝之助、光石、中川和博監督が参加した。
2024年02月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「能登半島地震」です。通信手段を失い、幹線道路は1本。半島ゆえの難題。元日に能登半島で起きた大地震。発生後1か月経っても、地震活動は活発で注意が必要な状態が続いています。災害時には僕はLINE IDを公開し、「発信支援の必要な方は連絡を」と呼びかけています。地震発生直後に約230件が届きましたが、今回はどの情報が本当に支援を必要としている方からなのかを精査する必要がありました。情報が古かったり、厚意で転送してくださったXなどSNS上のヘルプ要請も真偽の判断がつかないものがありました。インプレッションを増やすために偽の住所を書いて助けを呼ぶ投稿が多数アップされていたからです。直接連絡の取れた方の情報をもとに現地入りしましたが、道路が分断され車が入れないところは徒歩で山を越えなければいけませんでした。今回、支援の初動が遅れた理由の一つは、情報インフラが途絶えてしまったことです。山中では、電波の入る場所を必死に探す人たちに大勢会いました。震央に近い穴水町は、役所に災害対策本部を立てたものの、通信障害により県庁とのホットラインが使えなくなっていました。NHKですら中継基地局が電力不足で放送不可に。被害状況を伝えることも、災害の全体像を掴むこともできない状態でした。僕も知り合いの議員らに窮状を訴え、ある議員の働きかけで、スペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」を能登に提供してもらえることになりました。もう一つ、今回ネックになったのは、半島という地理的な理由です。東日本大震災も熊本地震や西日本豪雨も、大きな災害でしたが周辺自治体からすぐに支援に入ることができました。しかし能登半島の北端は金沢からも約140km、東京から静岡ほどの距離があります。幹線道路は1本しかなく途中で寸断されました。海岸線は地形が変化し、接岸できる場所が限られ、船で海から支援に入るのも難しい状況でした。被災したのは、高齢者の多い過疎の僻地で古い家屋が多く、倒壊を免れませんでした。同じような問題を抱える地域は全国にたくさんあり、都市とは違う防災のあり方を考えなければなりません。能登半島地震は、地方が抱える問題を集約した災害といえます。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年2月21日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年02月17日神山智洋(WEST.)が自身初の単独主演を務める連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』のゲストキャストが発表された。原作は、『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』などで知られるゆうきまさみの同名マンガ。不老不死の体質を持つ“オキナガ”で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁を神山智洋、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木(ふせぎ)あかりを松井愛莉が演じ、「吸血鬼(オキナガ)×公務員」という異色のコンビが難解な事件に挑む。また“夜衛管”の責任者で、厚生労働省の参事官でもある竹之内唯一(たけのうちただひと)役に竹財輝之助、オキナガに対して偏見を持っている刑事・唐沢役に高橋努、魁が暮らす私設図書館「按察使文庫」(あぜちぶんこ)の執事で、公私共に魁を支える実藤寿一郎(さねとうじゅいちろう)役に大林隆介が扮する。そして、その私設図書館「按察使文庫」の主で150年程生きているオキナガ、按察使薫子(あぜちかおるこ)役に伊藤歩、あかりの“夜衛管”での上司で教育係の久保園幹也(くぼぞのみきや)役に光石研と、個性豊かな面々がふたりを取り巻く。今回解禁されたゲストキャストは総勢11名。信頼できる唐沢の部下・鳴宮役に桜庭ななみ、「カインの裔(すえ)」というサイトの管理人でオキナガのムラカミ役に水間ロン、失踪した妹を探す青年・梶田直役に田村健太郎、魁のかつての恋人・長尾棗(ながおなつめ)役に片山友希、雑誌「週刊セロン」のライターで魁と同じく“羊殺し”を追う須本美和役に原田佳奈、ある殺人事件の容疑者として浮上するオキナガの紫堂邦明役に吉村界人、“羊殺し”をモデルにした映画『眠れない羊たち』に主演する女優・鈴川なえ役に工藤遥、その映画『眠れない羊たち』のプロデューサー・鳥飼誠役に矢柴俊博、過去に竹之内と親交のある昭和の大女優・伊集幸絵役に霧島れいか、ある出生の秘密を抱えるあかりの父親・伏木修介役に利重剛、魁と約束を交わす謎の老女役に水野久美が扮する。さらに本作の放送・配信スタートが3月1日(金)午後11時に決定。これらのキャラクターがどのように物語に絡み、魁とあかりの前に立ちはだかるのか?そしてこの中に魁とあかりが追う“羊殺し”の犯人は潜んでいるのか、注目が集まる。連続ドラマW-30 『白暮のクロニクル』()3月1日(金)放送開始毎週金曜日午後11時放送・配信(全12話)
2024年01月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自民党パーティ券裏金問題」です。裏金ルートを生み出さないため、デジタル化を!自民党の派閥の政治資金パーティをめぐり、裏金問題が事件化されました。本来、政治家への企業、団体からの献金は禁止されています。代わりに政党助成制度として、人口に250円を乗じた総額を議席数、得票総数に応じて、各政党に政党交付金として分配する仕組みを作りました。けれども今、政治資金パーティという名目で、企業などからまとまったお金を受け取れる抜け道が出来上がってしまっています。政治資金パーティは、自民党に限らず、野党も開催しています。収支報告書には、1回20万円以下の支払いは不記載可。しかし、20万円は決して少額ではありません。また、政治資金の現金でのやり取りをいまだに容認している先進国は日本だけです。他国はクレジットカードか小切手のみで、金の往来を明瞭にしています。もう一つ問題なのは、収支報告書がいまだに手書きで、あとでPDFファイル化すれば構わないということ。やり取りがデジタル化されれば、不明瞭なお金はすぐにわかります。収支報告をオンラインで簡単に行えるフォーマットがあるにもかかわらず、国会議員が関係する政治団体の2022年分の収支報告書がオンラインで提出されたのは6%以下でした(日経新聞調べ)。前明石市長の泉房穂さんは「選挙にお金がかかるというのは嘘。人々に響く政策を演説できれば有権者は選んでくれます」と話していました。政治学者の岩井奉信(ともあき)さんも「本来お金はかからなくて済むものなのに、かけている現状がある」とおっしゃっています。裏金の問題を今後生み出さないためには、政治資金のデジタル決済一本化、収支報告書は共通のデジタルフォーマットを使用。また、地域の企業もお金で政治家を動かそうと考えない。有権者は政治と金の問題に慣れきってはいけないと思います。アメリカでは、政治の透明性を高めるために、ロビー活動は登録制にして、誰が誰に陳情したかわかるようにしています。日本人は、個で動くことが苦手で、コミュニティの中のしきたりを変えようとすると異端視されがちです。けれども、組織隠蔽のようなことからは抜け出さないと前に進めないと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年1月24日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年01月20日ananで連載中の堀潤&五月女ケイ子「社会のじかん」の特別編。いよいよ本格的に始まる、「移民との共生社会」について、堀潤さんが解説します。いよいよ本格的に始まる、移民との共生社会コロナ禍が一段落して、人の移動が激しくなりました。2024年は街の景色として「海外の人が増えたな」というのを実感し始める年になると思います。日本人の人口は14年連続で減少しており、’23年1月時点で前年に比べ約80万人減、1968年以降最大の減少数、減少率です。47都道府県全てで減少に転じたのは初めてのことでした。この流れはこれからも続き、日本の総人口が1億人を切る未来も考えなければなりません。少子高齢化が進み、社会保障費の増大は避けられません。’23年夏に発表された’21年度の社会保障給付費は過去最高の138.7兆円。国の年間予算が106.6兆円でしたから、驚く金額です。財政赤字を膨らませながら、社会保障も回していかなければならないことになります。そんななか、海外から日本に転入する外国人の数が急増しています。3か月以上日本に滞在する外国人住民は約300万人、コロナ禍で一時減りましたが、3年ぶりに増加しました。政府は、生産年齢人口の減少と労働力不足を外国人労働者を受け入れることで解決しようとしています。これは、実質的には移民政策です。そのための在留資格として、’18年に「特定技能」を創設。特定技能外国人を受け入れる深刻な人手不足が認められた分野は、介護、ビルクリーニング、建設、造船、自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業など多岐にわたります。さらに、スタートアップへの投資も強化しており、今後も一層、海外からチャンスを求めて、技術者など大勢の人が転入してきます。国立社会保障・人口問題研究所によると、2067年には人口の約10%が外国人になると推計されており、東京都に次いで、大阪府や愛知県で外国人の数が増えています。これまでは、特に外国人労働者を多く雇用する“工場のある街”に外国人住民が集まっていましたが、これからは大都市近郊の街でも、当たり前のように目にするようになるでしょう。外国人住民は、国籍も肌の色もさまざま。文化も生活スタイルも異なる人々を同じ街の住民として、きちんとコミュニケーションをとる努力をしなければ、疑心暗鬼を生み、やがては暴力に発展しかねません。9月には埼玉県川口市でトルコの少数民族クルド人と住民のトラブルがありました。ただ、一部の乱暴な外国人がいたとしても、それが全てではありません。SNS上のデマを信じ、偏見を持っていては分断が深まるだけです。日本は、本当の意味での“内なるグローバル化”を進めなくてはいけないと思います。ごみの捨て方から、公民館の使い方、自治会の再編成なども必要になるでしょう。外国の人と話すときには、易しい日本語を使うことも心がけたいですね。もしも自分が海外に移住したら、その街の人にどう接してもらえたら安心して暮らせるのか。外国人というだけで、疎まれたり差別をされたら、憎しみの気持ちが湧いてしまいます。逆の立場をぜひ、想像して接してみてください。外国人住民にないのは選挙権だけ、私たちと同じように税金や社会保障費を支払います。日本の暮らしを底支えする隣人であるということを忘れないようにしましょう。五月女ケイ子解読員から一言NYではどんな職業にも外国人がいるイメージ。仏料理に日本人シェフがいるように、寿司職人に外国人が普通にいるようになったら、“ローカルグローバル”が進んだと感じられそう。みんな同じ人間として見ることが大事ですね。KEY WORD:人口減少と外国人の流入増人口減少に歯止めがかからない状況が続く日本。’23年1/1時点の住民基本台帳をもとに総務省がまとめた国内に住む日本人は、1億2242万3038人。前年に比べ80万523人、2009(平成21)年をピークに14年連続、調査を始めた1968(昭和43)年以降で最も減った。一方、外国人住民は前年の270万4341人に比べ、28万9498人増加。出典/総務省ほり・じゅんジャーナリスト。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)などに出演中。スーダンを取材した写真展「#BlueForSudan」が2024年1月14日まで宮城県・多賀城市立図書館(9:00~21:30TEL:022・368・6226)にて開催中。そおとめ・けいこイラストレーター。雑誌や書籍、広告で活躍。オンラインストア「五月女百貨店」では、楽しいオリジナルグッズを多数販売。カレンダーやポチ袋も好評発売中。使える面白LINEスタンプも各種展開している。※『anan』2024年1月3日‐10日合併号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年12月31日『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』の公開を記念したトークイベントが12月2日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で行われ、同作の総監督を務める神山健治、過去に『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』『イノセンス』を手がけた押井守監督が登壇した。2022年5月からNetflixで配信されたフル3DCGアニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2(全12話)に新たなシーンを追加して再構成した劇場版。前作『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』に続き、神山健治と荒牧伸志(『APPLESEED アップルシード』)が総監督、『新聞記者』『余命10年』などの実写映画で知られる藤井道人が監督を担当した。左より)押井守、神山健治(総監督)世界規模の経済災害とAIの爆発的な進化により、計画的かつ持続可能な戦争へと突入した2045年を舞台に、全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課は、突如として出現した新人類「ポスト・ヒューマン」の電脳犯罪を阻止するべく奔走する。神山監督は「世界情勢も大きく変わった。2045シリーズが描こうと思ったことがどんどんパスされるほど、時の早さを感じますね」と制作過程で急激に進んだ時代の変化と、作品の関係性を語った。その言葉に対し、押井監督は「神山、まだやっているんだと。『攻殻』をって意味じゃなくて、時代というテーマを果敢に追いかけているということに尽きる。よく戦っている」と激賞し、「昔は時代に抜きつ抜かれつだったけど、今は時代がどんどん先行するから、時代をテーマにするのは難しくなってきた。(自身は)『パトレイバー』で時代に関わろうとした時期はあったが、なかなかできない」と話していた。本作の重要な設定であるダブルシンク(二重思考)について、押井監督は「(自身の作家性として)虚構と現実と散々言われてきたけど、そういうことではなく、映画を作る上での方便。それ自体が映画になるわけではない」と説明し、「虚構なしで生きている人間はいないし、人間は年を取ると、現実と自分の落としどころが見えてくる。最終的には人間の現実を語りたい」と目指す道を示した。士郎正宗氏の原作コミックを起源とした「攻殻機動隊」シリーズが、長年愛される理由に話題が及ぶと、押井監督は「散々、聞かれたけど、分からないね」。当初はインターネット、現在ではAIに対する畏怖や恐怖が織り込まれているが、「新しい技術や未来像は願望で語られるが、実際には違うところで進化する」だといい、「恐怖は願望の裏返し。その願望を下敷きに、映画を作り出すのが僕らの仕事で、予言するために映画を作っているわけではない」と語った。取材・文・撮影=内田涼<作品情報>『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』公開中 ※3週間限定公式サイト:士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会
2023年12月03日神山羊が新曲「鬼灯」(読み:ほおずき)を発表。神山羊の新曲「鬼灯」神山羊の新曲「鬼灯」は、2024年1月5日(金)より放送がスタートするTVアニメ「百千さん家のあやかし王子」のオープニングテーマとして書き下ろした楽曲。元々少女漫画好きでもあるという神山羊は、本作の美しい描写と和の雰囲気、そしてダークファンタジー的なイメージを表現したという。TVアニメ「百千さん家のあやかし王子」オープニングテーマにTVアニメ「百千さん家のあやかし王子」は、硝音あやによる同名の漫画作品を原作にしたあやかし系和風ファンタジーアニメーション。16歳の誕生日を期に、“幽世(かくりよ)”と“現世(うつしよ)”の狭間に建つ「百千家(ももちけ)」を相続することになった主人公・百千ひまりが、百千家の先住人である葵、紫、伊勢たちとともに日々をおくる姿を描く。神山羊 コメント「百千さん家のあやかし王子」のオープニング主題歌を担当させていただきます。神山羊です。元々少女漫画好きでもあるので、いつか少女漫画原作の音楽をやってみたい!と思っていました。なので今回音楽を担当できてとても光栄です。美しい描写と和の雰囲気、妖やちょっとだけダークファンタジーなイメージから楽曲を制作しました。百千さんのアニメの世界観を彩ることができるような、そんな楽曲になっていれば嬉しいです。作品情報神山羊 新曲「鬼灯」※TVアニメ「百千さん家のあやかし王子」オープニングテーマ。リリース日:未定<放送情報>TVアニメ「百千さん家のあやかし王子」2024年1月5日(金)より放送開始
2023年11月24日夫婦は、愛と信頼関係によって成り立つもの。パートナーを人として思いやり、リスペクトし合う関係性が、理想といえるでしょう。2023年11月6日、お笑いトリオ『ネプチューン』の名倉潤さんが投稿したのは、まさに『夫婦愛』という言葉がぴったりな写真でした!名倉潤&渡辺満里奈の『ラブラブペアルック』に反響同月4日に、55歳の誕生日を迎えた名倉さん。当日は残念ながら仕事があったため、翌5日に、自身の家族や友人家族に誕生日会を開催してもらったのだとか!Instagramに投稿された写真には、大切な人たちに祝福されて嬉しそうにする名倉さんと、妻であり、タレントの渡辺満里奈さんの姿が。名倉さんは誕生日ケーキだけでなく、素敵なプレゼントをもらったそうです。渡辺さんが用意したプレゼントが、一体なんだったのかというと…!そして奥さんのプレゼントはお揃いのセーター令和のバカップルとても嬉しかったです奥さん家族には感謝しかありません。本当に日頃から友達家族、スタッフ、応援してくださってる皆様にも感謝しかありませんゴーゴーおっさん頑張りますnagrat1968ーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Jun Nagura(@nagrat1968)がシェアした投稿 なんと、渡辺さんが贈ったのは、ウサギがデザインされた色違いのセーター!まさかのペアルックのプレゼントに、名倉さんは照れながらも感謝を述べ、自分たちを『令和のバカップル』と称しました。結婚から18年経っても、名倉さんと渡辺さんの愛はまったく薄れない模様。むしろ、身近で相手をより知ることで、絆が深まっているのかもしれませんね。多くの人によって理想の夫婦関係といえる、名倉さん夫婦。投稿を見た人たちから、祝福の声が寄せられています!・本当に素敵。自分もこういう夫婦になりたい!・名倉さん、お誕生日おめでとうございます!どれも素敵なお写真で、ニッコリとしちゃった。・ペアルックのセーター、すごくかわいい~!お2人とも似合っていますよ!名倉さんは結婚記念日を迎えるたびに、必ずプレゼントと一緒に、渡辺さんへの手紙を添えているのだとか。良好な夫婦関係の構築に必要なのは、しっかりと相手へ愛を示す行動なのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「国立科学博物館クラウドファンディング」です。クラファンは一時的な対処法。研究にもっと力を。国立科学博物館は、運営資金の不足を解消するために8月にクラウドファンディングを立ち上げ、目標額の1億円を1日で達成し、2週間余りで7億円超の資金を集めました。“国立”と名前がついていますが、独立行政法人で、独自に運営を任されています。標本や資料は500万点に及び、展示されているのは約2万5000点。多くはつくば市にある収蔵庫に置かれています。化石や動物の骨、剥製、植物など、古く貴重な標本を保存・管理するには莫大なお金がかかり、コロナ禍や光熱費の高騰などにより資金に窮していました。大きな役割は、標本資料の収集と保管、展示・学習支援、調査研究などです。資金不足により、新しい事象が発見されても現場に行けないというような状況にも陥っていました。現在、日本の研究の現場は大変弱っており、文部科学省科学技術・学術政策研究所が調べた「科学技術指標2023」によると、他の論文に引用される回数をカウントする注目論文の数が、日本はイランに抜かれて13位になりました。かつては4位でしたが、20年の間に次第に順位を下げていったのです。イランは国際的に制裁を課せられているので、自前のインフラ、サービスを作る必要があり、科学分野に積極的に財政を投じてきました。それにより、研究者のレベルが底上げされ、日本を追い越していきました。クラウドファンディングは、資金集めの持続可能な方法ではありません。国がきちんと科学分野に投資できないのは問題だと思います。また、科学博物館側も所蔵品をツアー形式で見せたり、企業研修に使うなど、稼ぐ方法は見つけられると思います。研究者が経営につくのではなく、マーケティングやPRのプロを経営陣に呼ぶなど、改革の必要があるのではないでしょうか。すぐに成果に結びつく研究が求められがちですが、草の根的な基礎研究が国の将来を支えます。クラウドファンディングによって、科学博物館に関心を寄せる人が増えたことはすごく良かったと思います。国立科学博物館のクラファンは11月5日まで行っています。研究がその国の国力につながるという意識が広がることを願います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年10月25日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年10月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「認知戦」です。私たちも知らずに戦争の最前線に立たされています。認知戦とは、世論を操作したり、偽の情報を拡散して、人の認知領域に働きかける情報戦のこと。陸、海、空が第1~3の戦場、第4の戦場は宇宙、第5の戦場はサイバー空間。認知戦はその次の第6の戦場と呼ばれています。元をたどれば、プロパガンダ戦は昔からあります。第2次世界大戦時にはナチス・ドイツがラジオ局のトップに配下の人間を送り込み、ヒトラーは正しいという世論を形成しました。テレビ、ラジオ、新聞しかない時代はそれだけの労力を要しましたが、今は、インターネットやAIを使い、精巧なフェイクニュースを簡単に作れるようになっています。認知戦の恐ろしいところは、誰が主体となって仕掛けているのかが不明なまま、その国の政治指導者の決断を左右させていく大きなパワーを持っているということです。中国人民解放軍は、積極的に認知戦に関与しているといわれています。たとえば、台湾で不安を煽るような動画が拡散されました。「強盗に襲われました。みんなも気をつけて」と病院のベッドから自撮りした動画が拡散されます。一見認知戦と何の関係が?と思うかもしれません。しかし、こういう動画が大量に流されることにより、「台湾は治安が悪い」「今の政府に任せていたら、未来はないのではないか」という考えを刷り込んでいきます。これがフェイクニュースだと見破ったのは、台湾のCofactsというファクトチェックグループでした。選挙の直前など、ある一時期に膨大な量の動画が流されていたことで判明しました。カナダのトルドー首相は、2019年と2021年の総選挙に、中国、イラン、ロシアが介入した恐れがあると捜査を開始しました。アメリカでトランプ大統領が誕生した舞台裏ではロシアの関与が疑われています。私たちは認知戦の最前線に立たされているということを自覚してください。バズったニュースを目にしたときには、「誰発信?何目的?本当かな?」といったん立ち止まりましょう。知らず知らずに誰かに仕掛けられて、自分たちの政府を自分たちで倒すことになりかねない危険を孕んでいることを、どうか忘れないでください。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年10月18日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年10月14日「ジャニーズWEST」の神山智洋が主演を務める連続ドラマW-30「白暮のクロニクル」が来年放送される。神山さん自身初の単独主演作となり、初のWOWOW主演となる。原作は、「機動警察パトレイバー」のゆうきまさみによる同名漫画。2013年から2017年まで、「週刊スピリッツ」で連載されたミステリー作品で、“吸血鬼(オキナガ)×公務員”という、これまで描かれなかった異色のコンビが、難解な事件に挑むという斬新な設定で展開されていく。白暮のクロニクル(1) (ビッグコミックス)画像:amazon.co.jp今回神山さんが演じるのは、不老不死の体質を持つオキナガで、見た目は18歳だが、実年齢は88歳の雪村魁。オキナガ絡みの殺人事件の捜査に協力する傍ら、70年間にわたり、未年(ひつじどし)のクリスマスに起こる連続殺人事件、通称「羊殺し」の犯人を追っている。かつて、恋人を「羊殺し」で殺されており、オキナガ以外、実行することのできない「羊殺し」の犯人を突き止め、復讐を果たすことが目的だ。そんなオキナガ惨殺事件に遭遇した厚労省の新米職員・伏木あかりは、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁の担当者に。2人はバディとなり、衝突を繰り返しながらも事件解決に奔走する。神山さんは「主にずっと舞台をやらせていただいていて、久しぶりに、約4年ぶりなので、遂に来た!という感じです」と今回のオファーを喜び、「ずっとオキナガとして70年生きてきて、ひどい言葉をたくさん浴びせられ、ひどい扱いもたくさん受けてきて、色々と経験した18歳。子供っぽいところがありながらも達観している」と演じるキャラクターについて語る。また、「今作は内容や映像表現的に攻めたシーンも多いと思います。最近あまり見なくなったけど、リアルに見せていく表現。僕自身はそういう作品をずっとやりたいと思っていました。原作を読んでも攻めた内容となっているので、出来上がりがとても楽しみです。原作に近付けたり、リアルなところはできるだけ見せていきたい、忠実にやっていきたいです」と意気込む。そして、「関わる人との対話によって最初はクールで自由だったけど、魁自身の奥底に眠っていた人間味というものがどんどん現れてくる。それを引き出してくれる個性豊かなキャラクターたちとの掛け合いにもぜひ注目していただければと思います」と視聴者へメッセージを寄せている。連続ドラマW-30「白暮のクロニクル」は2024年WOWOWにて放送・配信予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月09日神山羊の新曲「恋巡り」が、2023年10月11日(水)にリリースされる。神山羊の新曲「恋巡り」21年リリース「色香水」の続編神山羊の新曲「恋巡り」は、2021年にリリースされた「色香水」の続編として制作された楽曲。同楽曲に登場する女性の目線で描かれた、心地良いバンドサウンドが鳴るセンチメンタルなナンバーだ。TVアニメ「ホリミヤ」との特別コラボ映像「色香水」がTVアニメ「ホリミヤ」のオープニングテーマに採用されていたことから、「ホリミヤ」のインスパイア曲にもなっている「恋巡り」。アニプレックスのYouTubeチャンネルでは、2021年1月クールの「ホリミヤ」と203年7月クールの「ホリミヤ -piece-」の映像に、「恋巡り」の音源1コーラス分を乗せた、特別なコラボレーション映像が公開されている。作品情報神山羊 新曲「恋巡り」配信リリース日:2023年10月11日(水)
2023年10月07日連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』が2024年にWOWOWで放送・配信されることが決定。併せて主演を神山智洋が務めることが発表された。原作は、『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』などで知られるゆうきまさみによる同名ミステリー漫画。自身初の単独主演作品かつ初めてWOWOW作品に出演する神山が演じるのは、不老不死の体質を持つ“オキナガ”で、見た目が18歳、実年齢は88歳の吸血鬼探偵・雪村魁。オキナガ絡みの殺人事件の捜査に協力する傍ら、70年間にわたり、未年のクリスマスに起こる連続殺人事件、通称“羊殺し”の犯人を追っている。かつての恋人を羊殺しに殺されており、オキナガ以外実行することのできない羊殺しの犯人を突き止め、復讐を果たすことを目的としている。オキナガ惨殺事件に遭遇した厚労省の新米職員伏木あかりは、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管”への異動を通告され、魁の担当者になるよう命じられる。2人はバディとなり、衝突を繰り返しながらも事件解決に奔走する。神山は自身初の単独主演作品としてのオファーに「遂に来た!」と感激の様子で、魁のキャラクターに関しては「子どもっぽいところがありながらも達観しているキャラクター」と解説。また原作でも特徴的な魁の髪色を「どうしても地毛でいきたくて、意地でも魁に近付けてやろうと思って(笑)。美容院に行きまくりましたね(笑)」とこだわりを明かしている。メイン監督には連続ドラマW-30『ダブル』を手がけた中川和博。脚本を『連続ドラマW邪神の天秤 公安分析班』の小山正太、『相棒』『ウルトラマンブレーザー』の山崎太基らが務め、音楽はNHK連続テレビ小説『舞い上がれ!』『それってパクリじゃないですか?』の富貴晴美が担当する。■神山智洋 コメント・オファーを受けての感想主にずっと舞台をやらせていただいていて、久しぶりに、約4年ぶりなので、遂に来た!という感じです。純粋にありがたかったです。主演をやりたいという思いだけでできることではないので。今回プロデューサーさんがライブを見て主演に決めていただいたという経緯を聞いて、どこで何に(縁が)繋がっているか分からないなと思いました。選んでいただいて感謝です。・演じる雪村魁というキャラクターについて僕が演じる魁は見た目が18歳、実年齢88歳。自分が18歳の頃を思い返してみて、演じています。ずっとオキナガとして70年生きてきて、ひどい言葉をたくさん浴びせられ、ひどい扱いもたくさん受けてきて、色々と経験した18歳。子どもっぽいところがありながらも達観しているキャラクターだと思います。・雪村魁を演じる上でのこだわり髪の毛は映像で見た時にコスプレ劇にはしたくないなと思いました。だからどうしても地毛でいきたくて、意地でも魁に近付けてやろうと思って(笑)。美容院に行きまくりましたね(笑)。あと食事制限もしました。今もしています。オキナガになった18歳から体型も変わらない、オキナガになった瞬間に時が止まっていると思うので。食べているものもお肉ばっかり、スイーツとかは絶対に食べていないから、太るわけがないと思いました。逆に筋トレして筋肉がついている状態もちょっと魁っぽくないなと、食事制限で体重を落とそうと思い、ピークから3キロは落としました。自然に無理することなく減量しましたね。あとは眉毛を若干細くして、キリっとさせて。できるだけオキナガ、雪村魁という人物像に近付ける努力はしました。現実的というか、もしかしたらこういう人が実際にいるのかもみたいに思ってもらえるように、できるだけ人間っぽさ、リアル感は追求しました。・撮影で楽しみなポイント今作は内容や映像表現的に攻めたシーンも多いと思います。最近あまり見なくなったけど、リアルに見せていく表現。僕自身はそういう作品をずっとやりたいと思っていました。原作を読んでも攻めた内容となっているので、出来上がりがとても楽しみです。原作に近付けたり、リアルなところはできるだけ見せていきたい、忠実にやっていきたいです。・視聴者へメッセージもしかしたら僕のファンは僕が出ているドラマを見たいと言ってくれていた方もいるかもしれないので、そんなファンの皆様、お待たせいたしました(笑)。僕自身も原作を読んでいてものすごく引き込まれました。魁の魅力、あかりとの凸凹コンビ感、最初はバチバチだけど段々と戦友になっていくキャラクターがいたり。実年齢88歳だけど18歳の時の少年心と様々な人生経験によって達観しているところ。また関わる人との対話によって最初はクールで自由だったけど、魁自身の奥底に眠っていた人間味というものがどんどん現れてくる。それを引き出してくれる個性豊かなキャラクターたちとの掛け合いにもぜひ注目していただければと思います。■原作者:ゆうきまさみコメント実のところ、実写ドラマ化の話をいただいたときには「嬉しいけれど無謀ではないか」とも思いました。しかしWOWOWさんがこのドラマ化に挑んでくれる以上、期待するしかありません。僕はWOWOWさんのドラマが大好きなんです。主演の神山さんも大変な気合いの入り方と聞いていますし、あの原作をどう料理し、どんな映像が生み出されるのか、やっぱり楽しみなんですよ。■中川和博監督 コメントミステリー、SF、アクション、歴史、ロマンス……個性豊かで魅力的なキャラクターが、時代やジャンルすらも縦横無尽に駆け巡りながら、壮大な謎に迫っていく。ご覧頂く方に、その姿をお腹いっぱい楽しんでもらえるよう、全てが便利で手軽な現代に於いて「手間のかかること」「困難なこと」を避けずに撮影を進め、神山さんを筆頭に素晴らしいキャストと共に駆け抜けていく所存です。放送まで幾昼夜、ぜひ原作を読んでお待ちください。眠るときには羊でも数えながら……。■プロデューサー:高江洲義貴(WOWOW コンテンツ制作局 ドラマ制作部)コメント初めて原作を読んだとき、魅力的なキャラクター、緻密なストーリー、奥に秘めた現代的なテーマに感動し、これは絶対に映像化したいとすぐに原作権の問い合わせをしました。無事、許諾をいただき、「では、主役の雪村魁を誰に演じてもらえばよいのか」と思いあぐねていた時、ジャニーズWESTのライブを観に行く機会があり、神山さんの佇まい、パフォーマンスを目の当たりにし、「あ、魁だ。」と、これまたすぐにオファーをしました。そして、情熱を持った志の高い素晴らしいスタッフ・キャストが集まってくれました。今、こうして自分が心から願った座組で本作に挑めていることに大きな喜びを感じています。同時に、「ゆうきまさみ作品、初の実写映像化」、「神山智洋、初の連続ドラマ単独主演」という、看板の重みに非常に身が引き締まる思いであります。この看板の名に恥じない、最高に面白いドラマを皆様にお届けします!<番組情報>連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』2024年 WOWOWにて放送・配信スタート特設サイト:
2023年10月05日神山羊が、新曲「恋巡り」を10月11日(水) に配信リリースすることが決定した。「恋巡り」は、2021年にリリースされた「色香水」の続編として制作された楽曲で、「色香水」に登場する女性の目線で描かれたバンドサウンドが心地良いセンチメンタルなナンバー。ドラムにChilli Beans.のサポートでも活躍するYuumi、ベースにOmoinotakeの福島智朗がレコーディングで参加している。また、「色香水」でTVアニメ『ホリミヤ』オープニングテーマを務めていたことから、「恋巡り」は『ホリミヤ』のインスパイア曲にもなっており、「恋巡り」の音源を1コーラス使用した『ホリミヤ』とのコラボレーション映像が公開された。映像は2021年1月クールの『ホリミヤ』と、今年7月クールの『ホリミヤ -piece-』の映像が使用されており、様々な季節を描いたアニメのシーンと楽曲がシンクロしている。なお、10月25日(水)にリリースされる『ホリミヤ -piece-』のBlu-ray & DVD第3巻には、特典映像としてフルサイズバージョンが収録される。TVアニメ『ホリミヤ』×神山羊「恋巡り」コラボレーション映像(short ver.)<リリース情報>神山羊「恋巡り」10月11日(水) 配信リリース神山羊「恋巡り」ジャケット配信リンク:&DVD『ホリミヤ -piece- 3』10月25日(水) リリース●完全生産限定版(Blu-ray):7,700円(税込)●完全生産限定版(DVD):6,000円(税込)公式サイト:関連リンク公式サイト:::::
2023年10月04日「松本(潤)さんから、遠慮なんかしなくていいからどんどん来てくれって言われたんです。最初のうちはどうしても遠慮をしてしまっていたのですが、テストをしているうちにだんだん慣れてきちゃって(笑)。強くなっていきました」そう撮影の様子をふり返る広瀬アリス(28)。大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合・毎週日曜20時〜ほか)で広瀬演じる於愛(おあい)の方の初登場は、人違いをして家康(松本潤)のお尻をたたくシーンだった。於愛の方が登場すると、場が和みほっとする。広瀬自身も「演じていて彼女の明るさにすごく救われました」と話す。しかし、愛されキャラの於愛の方が第36回では一転して、これまでにない悲哀の表情を見せた。「実は、過去を引きずりながらも、自分の感情を押し殺して殿にお仕えしていた。そして、自ら愛を与えようと頑張っていたけれど、実際にはこの上ない愛情を殿から受けていた。そういったこれまで描かれてこなかった事情が、たくさん表現されている回だと感じました」於愛の方を演じ終えて、改めて役柄について思うことはーー。「彼女は瞽女(ごぜ)と呼ばれる目の悪い人たちに食料や衣服を与えたりと、愛にあふれた存在。だからこそ周りからたくさん愛されていた。もしもっと長生きされていたら、瀬名さま(有村架純)すら超えるすごいお方になっていたかもしれません。演じながら、この方の年を重ねた姿が見たかったなと。誰もが引きつけられる女性だと感じました」長年の夢だった大河ドラマ出演を経験して、現在の心境についてこう話す。「10カ月ぐらいお仕事を離れていて、復帰作が大河でしたが、この作品で本当によかったです。時代劇の経験があまりないなか、所作もそうですし、笛の練習など、いろんな稽古を重ねてイチから役をつくっていく過程で、改めてお芝居ってどういうものだったか、というのが学べました。自分の中で大きな財産となりました」得難い経験を経て、これからも広瀬アリスは羽ばたき続ける!
2023年09月30日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ワグネル」です。戦争の形に変化。民間軍事会社の需要が増える世界。ワグネルとはロシアの民間軍事会社(プライベート・ミリタリー・カンパニー)です。創設者のプリゴジン氏はもともとレストランやケータリングの事業を行っていましたが、プーチン大統領と特別な関係を築くことに成功し、巨大な軍事組織グループを起こし急拡大しました。ワグネルはウクライナ侵攻の第一線で戦っていましたが、プーチン大統領に都合よく使われていることに対して反発。6月にモスクワに向けて進軍、途中で撤退しました。仲裁を担ったのはベラルーシのルカシェンコ大統領といわれています。ワグネルを配下に収めておくことで、有事に対処できる力を得ようとしました。しかし、8月にプリゴジン氏を乗せた飛行機が墜落し、死亡が確認されました。今年の3月の時点で、ロシアには民間軍事会社が37社あります。日本では作れませんが、世界にはこうした会社が増えています。ロシアはこれまで民間軍事会社を使って侵略行為や非人道的行為をしてきましたが、国家の正規軍ではないので、「国はやっていない」と言い逃れできたんですね。また、マリを筆頭に多くのアフリカ諸国がワグネルを雇っていました。気候変動や紛争により治安が悪くなり、正規の治安部隊だけでは対処できなくなったときに民間軍事会社に頼るのです。それらの国は貧しいので、現金の代わりに鉱物資源の採掘権などを与え、ワグネルは巨大な資金源を得て、ますます力を持つようになっていきました。一方、今月にはイギリス政府はウクライナ侵攻での民間人の殺害などを理由に、ワグネルをテロ組織に指定する議案を議会に提出。所属したり支援することを禁じようとしています。現代の戦争は決して、国家と正規軍だけが行っているものではありません。兵器も民間のドローン技術や、スペースX社の「スターリンク」が通信を支えていたりします。戦争の形が、実戦とサイバー攻撃や認知戦のハイブリッドとなり、戦闘員が軍人なのか民間人なのか境界線がわからなくなってきています。世界の戦争の変化を私たちも知っておかないと、日本の安全保障を考えるのにピントのずれた議論をしてしまいかねません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年9月27日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年09月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「米俳優労組ストライキ」です。AI登場による人間の権利の問題。他人事ではない。アメリカの俳優の労働組合によるストライキが7月14日に始まりました。脚本家組合のストライキも5月から行われており、AP通信によると俳優労組の組合員のうち約6万5000人が参加。脚本家組合は約1万1500人。この2つの組合が同時にストライキを打つのは63年ぶりのことです。これにより俳優は撮影やプロモーション活動には参加できず、ハリウッドでは多くの撮影現場がストップしています。動画配信サービスの急速な拡大を受け、組合は、配信作品に対する報酬の引き上げを求めています。また、今回の交渉の大きなポイントはAIなんですね。AIの進歩により、さまざまなものが手軽に作れるようになってしまいました。アイデアを打ち込めば生成AIによって脚本ができてしまったり、俳優の写真データを複製することでいくらでも動画が作れるようになってしまいました。その動画の著作権は誰に帰属するのか。AIで作れるようになったことで、これまでなら受け入れられなかったような低い対価で仕事を受けざるをえない可能性も出てきます。ルール作りがまだできていないなか、技術だけがものすごい速さで発達してしまう危機感。人間が作るものへの権利をちゃんと保証してほしいと訴えているのです。生成AIに関する規制作りを求めて、組合は映画会社や配信会社と交渉を続けてきましたが決裂し、ストライキに入りました。本来は日本でもそうした議論が必要なのですが、まだ起きていません。また、これは映像業界だけの問題ではありません。コンサルティング会社マッキンゼーの生成AIに関するレポートによると、2030~2060年の間に半数以上の仕事が自動化されるそうです。まず、マーケティングやプログラミング、コンサルタント業やPR業などが変わるだろうといわれています。エンターテインメントはアメリカを支えてきた基幹産業の一つであり、アメリカの文化そのもの。それを破壊しないでくれ、という訴えはとてもよくわかります。人間の手で生み出すものにどういう報酬の仕組みを作るのか。皆で知恵を出し合っていかないといけないのだと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年9月13日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年09月08日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「世界の難民情勢」です。想像を絶する数の難民が急増。世界安定の危機に。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)本部が6月に発表した年間報告書によると、2022年末の時点で、紛争や迫害などにより、故郷を追われて強制移動をさせられた人が1億840万人になりました。1年間で1910万人増え、これはこれまでで最大の増加になります。国境を越えて逃れた人を「難民」、国内で移動を強いられた人を「国内避難民」と呼びますが、1億840万人のうち6250万人は国内避難民で、全体の60%を占めます。国内で逃げているのなら、難民よりも安心のように感じるかもしれませんが、それは大きな間違いです。国外に逃げられるのは、それだけ経済力や人脈があったり、その距離を移動する余力のある人たち。それすらない人が住まいを追われて、命からがら別の地域に逃げています。その原因が紛争だった場合、激しい紛争地域は国連の支援チームも退避せざるを得ず、食糧や医療の支援を受けられないまま国内に留め置かれている膨大な数の人たちがいるのです。難民の数が急増した理由は、ウクライナ侵攻、スーダンの紛争、その他中東やアフリカ各地、ミャンマーなど、世界中で分断が深まっているためです。また、気候変動による干ばつや水害で移動せざるを得なくなった人もいます。難民の最大の受け入れ国はトルコで360万人。ドイツも210万人を受け入れています。徒歩で隣国に逃れるケースも多く、全難民の20%は貧困国に移動しています。つまり、逃げた先でも、十分な生活も支援も得づらい状況が生まれているんですね。移動先できちんとした職を得られず、生活基盤を築けない場合、武装勢力で働くほかに道がないという最悪の事態も発生しています。スーダンでは、紛争が落ち着いていた時期に教育支援を受けていた子どもたちが、戦闘が激しくなると、新たな戦闘員を確保するために武装勢力にリクルートされるという悲劇が起きています。それは世界的に戦争や紛争の可能性が高まるということで、先進国にとっても無関係な話ではありません。持続可能な世界のために、この難民問題には真正面から取り組む必要があると思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月30日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年08月25日神山羊が、新曲「Endroll」のスタジオライブ映像を公開した。今回の映像は、本日8月25日(金) から27日(日) に開催される、57組のアーティストのライブ映像やミュージックビデオなどを一気にプレミア公開する「YouTube Music Weekend 7.0 supported by docomo」と連動したもの。ソニーミュージックスタジオでパフォーマンスされ、神山とともに楽曲のレコーディングに参加したヒトリエのメンバー3人が登場する。神山羊「Endroll」スタジオライブ映像■「YouTube Music Weekend 7.0 supported by docomo」再生リスト:<リリース情報>神山羊 ニューシングル『Endroll』8月30日(水) リリース●アーティスト盤(完全限定生産盤 / CDのみ):1,650円(税込)神山羊『Endroll』アーティスト盤ジャケット●アニメ盤(期間限定生産盤 / CD+Blu-ray):2,200円(税込)神山羊『Endroll』アニメ盤ジャケット (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ【CD収録内容】1. Endroll ※TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』エンディングテーマ2. ナイトスイミー ※Qoo10新TV-CMソング【Blu-ray収録内容】※アニメ盤のみTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ノンクレジット・エンディングムービー【購入者特典】・Amazon.co.jp:各形態柄メガジャケ・アニメイト:A4クリアファイル(アニメ描き下ろしイラスト)・セブンネットショッピング:アクリルチャームミニキーホルダー(CDジャケ写柄)・楽天ブックス:アクリルキーホルダー(ロゴ柄)・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):B3ポスター(アーティスト写真柄)・応援店:ステッカー(CDジャケ写柄)応援店一覧:配信リンク:予約リンク:<番組情報>TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』毎週土曜23:00~ テレビ東京系列ほかで放送中TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ビジュアル (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ番組公式サイト:<ライブ情報>神山羊 LIVE 2023『Endroll』9月22日(金) duo MUSIC EXCHANGE開場18:00 / 開演19:00関連リンク公式サイト::(Twitter):::
2023年08月25日神山羊の新曲「Endroll」が、2023年8月20日(日)にCD発売される。神山羊の新曲「Endroll」神山羊の新曲「Endroll」は、人気TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のエンディングテーマとして採用された楽曲。レコーディングにヒトリエのメンバーが参加しており、神山羊史上、最もロックサウンドにアレンジされた一曲となっている。アニメ盤とアーティスト盤の2形態でリリースCD版のパッケージは、私服姿でギターを携える黒崎一護の描き下ろしイラストが印象的なアニメ盤と、12インチのレコードサイズ(300x300mm)仕様のアーティスト盤の2形態でリリース。アニメ盤には、TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のノンクレジットエンディングムービーを収録したブルーレイが付属する。リリース記念ワンマンライブまた、「Endroll」のリリースを記念したワンマンライブ「神山羊 LIVE 2023 『Endroll』」が、2023年9月22日(金)に東京・渋谷のデュオ ミュージック エクスチェンジにて開催される。作品情報神山羊 新曲「Endroll」CD発売日:2023年8月20日(日)※7月9日(日)に先行配信リリース。価格:・アーティスト盤(完全限定生産盤)[CDのみ] 1,650円・アニメ盤(期間限定生産盤)[CD+Blu-ray] 2,200円収録内容:■Disc1[CD]1.Endroll TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』エンディングテーマ2.ナイトスイミー Qoo10新TV-CMソング■Disc2[Blu-Ray] ※アニメ盤のみTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ノンクレジットエンディングムービー店頭特典:[Amazon.co.jp]各形態柄メガジャケ[アニメイト]A4クリアファイル(アニメ描き下ろしイラスト)[セブンネットショッピング]アクリルチャームミニキーホルダー(CDジャケ写柄)[楽天ブックス]アクリルキーホルダー(ロゴ柄)[TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)]B3ポスター(アーティスト写真柄)[応援店]ステッカー(CDジャケ写柄)<ワンマンライブ>「神山羊 LIVE 2023 『Endroll』」日程:2023年9月22日(金)会場:渋谷 デュオ ミュージック エクスチェンジ(duo MUSIC EXCHANGE)開場:18:00 / 開演 19:00チケット一般発売日:8月26日10:00〜
2023年08月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「改正入管法」です。難民認定率の低い日本。審査方法を再構築するべき。「出入国管理及び難民認定法」、通称「改正入管法」が6月に成立しました。この改正案は2年前に国会に提出されましたが、長期間入管で留め置かれたスリランカ人女性が、十分な治療を受けられずに亡くなったことを機に、日本の難民認定の制度が問題視され、廃案になりました。ところが、今国会でほぼ同じ内容の法案が再提出され、可決されたのです。改正入管法では、難民認定3回目以降の申請は「相当の理由」がなければ、本国への送還が可能になります。長期に留め置くのが問題なのであれば、帰っていただこうというスタンス。しかし、内戦や迫害など、本国にいては身に危険が及ぶため日本に逃げてきたかもしれない人に対して、強制送還することは正しい判断なのでしょうか?最も問題なのは、難民申請者が本当に難民なのか、不法入国者なのか、適切に判断できているのか不透明だということです。入管の難民認定審査(一次審査)で不認定となり、不服を申し立てた人を二次審査するのが難民審査参与員。法律や国際情勢に関する学識経験を有する人が任命されます。現在110名いますが、1人あたりの審査件数に大きな偏りがあることがわかりました。ほとんどの参与員が年間数件~40数件だったのに対し、NPO法人名誉会長だった柳瀬房子さんだけが’22年だけで1231件審査を行っており、「難民を探して認定したいと思っているのに、ほとんど確認できません」と発言。これに対し、ほかの参与員から異論が集中しました。難民審査は総合的な国際状況をもとに判断しなければなりませんし、申請者は自分を証明するものを何も持たずに逃げてきている場合もあり、本人を特定するのには時間もかかります。年間1000件以上の申請を的確に審査できるのでしょうか?難民申請中は働くこともできませんが、審査が長引けば家族を養うために違法でも働かなければ生きていけない矛盾も抱えています。日本は国連の難民条約に加入しており、難民を受け入れる立場です。今回、準難民というグレーゾーンを設けたことは評価できますが、その前に難民を審査する仕組みを立て直す必要があると思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年08月12日神山羊が、8月30日(水) にリリースするニューシングル『Endroll』のアニメ盤ジャケットを公開した。表題曲「Endroll」は、TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のエンディングテーマ。レコーディングにはヒトリエのメンバーが参加しており、神山史上最もロックサウンドにアレンジされた、ソリッドでエネルギーにあふれた楽曲となっている。公開されたジャケットは、BLEACHの主人公・黒崎一護が私服姿でギターを携えた姿が印象的。アニメ盤のパッケージはノンクレジットエンディング映像がブルーレイディスクに収録されたデジパック仕様でリリースされる。<リリース情報>神山羊 ニューシングル『Endroll』8月30日(水) リリース●アーティスト盤(完全限定生産盤 / CDのみ):1,650円(税込)神山羊『Endroll』アーティスト盤ジャケット●アニメ盤(期間限定生産盤 / CD+Blu-ray):2,200円(税込)神山羊『Endroll』アニメ盤ジャケット (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ【CD収録内容】1. Endroll ※TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』エンディングテーマ2. ナイトスイミー ※Qoo10新TV-CMソング【Blu-ray収録内容】※アニメ盤のみTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ノンクレジット・エンディングムービー【購入者特典】・Amazon.co.jp:各形態柄メガジャケ・アニメイト:A4クリアファイル(アニメ描き下ろしイラスト)・セブンネットショッピング:アクリルチャームミニキーホルダー(CDジャケ写柄)・楽天ブックス:アクリルキーホルダー(ロゴ柄)・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):B3ポスター(アーティスト写真柄)・応援店:ステッカー(CDジャケ写柄)応援店一覧:配信リンク:予約リンク:<番組情報>TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』毎週土曜23:00~ テレビ東京系列ほかで放送中TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ビジュアル (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ番組公式サイト:<ライブ情報>神山羊 LIVE 2023『Endroll』9月22日(金) duo MUSIC EXCHANGE開場18:00 / 開演19:00関連リンク公式サイト::(Twitter):::
2023年08月10日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「異次元の少子化対策」です。子育て支援だけでなく、これから産む人の支援も!岸田政権は「異次元の少子化対策」を掲げ、6月に「こども未来戦略方針」を発表。2030年までを少子化傾向にストップかけるためのラストチャンスだとして、2024年度からの3年間に年間3.5兆円の予算を投入すると宣言しました。こども家庭庁もスタートし、少子化対策に特化して、大規模に財政的な手当をすると打ち出したのはとても評価できます。ただ、支援策の中身が、児童手当を所得制限なしにし、対象を高校生まで引き上げる。第3子以降は3万円を支給。親が働いているか否かを問わず、保育施設の利用を可能にする制度の導入を目指す。育児休業の給付金を増額するなど、「子育て支援」の政策が目立ちます。すでに子供のいる家庭で第2子、第3子を産むための対策にはなっても、ゼロから子供を産み育てようという人たちに対しての支援は足りないのではないかと懸念されます。これまでも子育て支援策を立ち上げてきましたが、少子化に歯止めはかかりませんでした。たとえば不妊治療費用の保険適用が限定的だったり、人工授精が法律上の夫婦間に限られていたり。「異次元」というからには、フランスのように婚外子の社会的偏見をなくすなど、社会で子供を育てるような意識で策を講じないと、状況を改善するのは難しいのではないかと思います。子供を産もうとしない背景には、雇用が不安定で、若年層に貯蓄の余裕がない、経済的不安が理由で結婚にも踏み切れないという現実もあると思います。ヨーロッパのように、働き方の支援や結婚制度そのものにも柔軟性を持たせることも考えたいです。参考になる一例として、兵庫県明石市は泉元市長の提言で、「こどもを核としたまちづくり」に舵を切り、子育て世帯が多く移り住む街に変貌を遂げました。子育てのために予算を投入することには反対意見もあり、効果が出るまでに6~7年かかったそうです。今、国の少子化対策のための財源は明確にされていません。今後3年間だけでなく長期的展望が必要となる政策。政権交代するごとに制度や支援がストップするようなことにならないよう、気をつけていただきたいと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月2日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年07月28日