神戸大学のバドミントンサークルに所属する学生たちが、合宿先の旅館で迷惑行為をした問題。Xでは3月18日頃から、学生たちが旅館の設備や備品を破壊する様子を収めた動画や画像が拡散していた。胴上げをして天井に穴をあけたり、破れた障子から顔を出したりする男女の学生。客室内の金庫やテレビなどの備品を抱えて写っている画像には、《旅館の物品荒らしすぎでしぬ》とのコメントが。へこんだ灰皿スタンドの横でポーズを決める学生の画像には、《どんだけ物損したら気すむねんこれ持って帰って私物にしてんのほんまに笑う》と“窃盗”を仄めかすようなコメントも添えられていた。こうした迷惑行為をしていたのは、神戸大学非公認のバドミントンサークル「BADBOYS」。騒動を受けて翌19日に、神戸大学は公式サイトで次のような謝罪文を発表した。《このたび、本学学生による不適切行為がSNS上に掲載されており、関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。詳細につきましては現在、学内で調査中であり、調査結果により大学として厳重に対処いたします》各メディアによれば大学側がサークル代表者に確認したところ、迷惑行為を認めたという。学生たちの傍若無人な破壊行為にネットやSNSで批判の声が殺到するなか、その陰では“二次被害”も起きていたようだ。《一部投稿で当アカウントが誤って言及されておりますが、こちらは神戸大学体育会バドミントン部アカウントであり、現在問題となっている神戸大学のバドミントンサークルとは一切関係ございません。ご承知の程、よろしくお願いいたします》19日にXでこう声明を発表したのは、神戸大学体育会バドミントン部。「BADBOYS」と同じ大学、同じ種目であるだけに、一部から誤認されてしまったようだ。続く投稿では、《現状を鑑みて個人情報保護の観点から現在投稿している部員紹介から画像を削除させていただきます。またこれから投稿する分につきましても画像の掲載は行わず、文章のみの紹介とさせていただきます。ご了承ください》と、トラブル回避の対応を報告している。「『BADBOYS』の学生たちによる破壊行為を収めた動画や画像が拡散してからすぐに、同サークルのXやInstagramのアカウントは削除されてしまいました。そのいっぽうで一部のユーザーが神戸大学体育会バドミントン部のアカウント名を挙げて、騒動に言及していたのです。そうしたこともあり、部に対して誤認した人たちから批判の声も寄せられていたそうです」(WEBメディア記者)全く関係のない団体にまで被害が及んでしまい、体育会バドミントン部には同情の声が寄せられている。《あまりにも可哀想》《部とサークルは全然全く違うからね》《めっちゃ迷惑被ってる…かわいそうに…》《体育会で一生懸命頑張ってるガチのバドミントン部が、迷惑かけまくったバドミントンサークルと勘違いされてるの気の毒すぎる》《お気の毒過ぎます。。本当に大学生であっても、責任の重大さを自覚して欲しい。退学処分もあり得るほどの酷いレベル》
2024年03月20日核酸(*1)栄養の健康食品および化粧品を販売するフォーデイズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:和田 佳子)は、この度、神戸大学との共同研究により「酵素分解核酸による毛細血管新生剤及び毛細血管を新生する方法」について、特許を取得しましたことをお知らせいたします。【特許番号】第7411938号【発明の名称】酵素分解核酸による毛細血管新生剤及び毛細血管を新生する方法【特許権者】フォーデイズ株式会社【発明者】・神戸大学藤野 英己・フォーデイズ株式会社/東京農工大学須藤 慶太藤田 美華桐山 恵介※所属は出願日現在【出願日】令和4年3月3日(2022.3.3)【登録日】令和5年12月28日(2023.12.28)【発明の概要】毛細血管は、全身の細胞に栄養素や酸素を供給するとともに、老廃物や二酸化炭素を回収しています。また筋肉量の増加に役立つホルモンなどを速やかに筋線維に届ける重要な役割も担い、高齢世代の健康課題のひとつであるサルコペニア(加齢による筋肉量の減少、及び筋力の低下)を予防、改善するうえでも毛細血管が健全に維持されていることは大変重要です。毛細血管の劣化や減少の要因の一つとして運動不足が挙げられます。そして、運動を伴わない毛細血管の新生は困難であると考えられています。また、食品摂取によって毛細血管の退行の抑制を図った研究はなされているものの、食品摂取のみで毛細血管の新生までも促したとする報告はこれまでされていませんでした。しかし、当社はこのたび、神戸大学 藤野 英己教授との共同研究により、酵素分解核酸(DNA)が、血管新生因子VEGFのタンパク質量、および骨格筋細胞のミトコンドリア機能に関与するPGC-1α、SIRT-1のタンパク質量を増加させ、ミトコンドリア代謝に関与するコハク酸脱水素酵素(SDH)の活性も有意に増加させることをラットを用いた研究により見出しました。この研究でDNAは毛細血管新生剤としての作用を有すること、およびDNAによる毛細血管を新生する方法として本発明を完成するに至りました。高齢社会を迎え、ロコモティブシンドロームやサルコペニアの予防などに対する関心が高まる中、健康食品として筋肉量や運動機能の維持に貢献する可能性を提供するために、当社は毛細血管新生に関与するDNAの応用についても、今後さらに研究を進めてまいります。特許証図1. DNA摂取による筋肉組織の毛細血管新生促進DNA摂取群(DNA)と非摂取群(CON)のラット筋繊維中の毛細血管像(黒い点が毛細血管、図1(a))と全筋繊維当たりの毛細血管数のグラフ(図1(b))。このようにDNAの摂取により毛細血管新生が促進された。(明細書より)【フォーデイズ 会社概要】会社名 :フォーデイズ株式会社所在地 :〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町6-7代表者 :和田 佳子創業 :1997年4月資本金 :4,500万円企業情報:主力製品の核酸ドリンク「ナチュラル DNコラーゲン」は、人の細胞の中に存在し健康と若さに役立つといわれる栄養素「核酸」に注目し、1999年12月に販売を開始。以後、現在に至るまで9度の改良を施しました。ネットワークビジネス業界において、国内では第4位(*2)の売上規模となっており、核酸栄養のリーディングカンパニーとして、健康食品と化粧品市場を牽引中。*1 遺伝情報は細胞の核内に存在するDNAに書き込まれており、その情報をRNAが写し取ってさまざまなたんぱく質を合成しています。DNAとRNAは核内にある酸性の物質ということで「核酸」と呼ばれています。*2 ネットワークビジネス業界 国内ランキング 1位.日本アムウェイ 2位.三基商事 3位.ノエビア 4位.フォーデイズ出典:「ネットワークビジネス」2024年3月号より抜粋 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月14日「トステア」を配合2023年7月25日、株式会社ダイアナは7月28日に、神戸大学と共同開発した成分を配合したヘアケアシリーズを発売することを発表した。共同開発した成分は「トステア」というものであり、ヘアアイロンやドライヤーの熱で、髪型や髪の質感を整え、キープする。また、熱で髪を乾かすことにより、毛髪のキューティクルを引き締めて艶のある髪へと導き、ハリやコシを与える。うねり髪を解決今回登場するヘアケアシリーズ「コレクトbyサターシェ」は、多くの日本人が悩む「うねり髪」に着目したシリーズ。このうねり髪は、遺伝や加齢、環境因子が絡み合って発生すると言われており、髪がうねることで、スタイリングが決まりにくいと悩む人が多い。そのような悩みを解決し、ストレートヘアやカールヘアなど、なりたいヘアスタイルを実現できるヘアケア製品として、同シリーズは誕生した。「ダメージケアシャンプー」、「モイスチャートリートメント」、「アウトバスミルク」の3アイテムがラインナップされ、シャンプーとトリートメントは詰め替えパウチも販売する。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ダイアナプレスリリース
2023年08月04日兵庫県三田市では、デジタル技術やデータの利活用により、地域の課題解決を行う「さんだ里山スマートシティ」の取り組みを進めており、神戸大学大学院システム情報研究科の学生と共同開発した「さんだまち歩きアプリ」の実証実験としての運用をしています。市内のスポットをめぐってクイズに正解するとポイントゲット。獲得数に応じて三田の特産品などがあたる抽選に応募できます。運用期間は12月31日まで。年末のお出かけはアプリと一緒に三田市へ!三田市ホームページ: さんだまち歩きアプリ トップ画面■主旨兵庫県三田市では、デジタル技術やデータの利活用により、地域の課題解決を行う「さんだ里山スマートシティ」の取り組みを進めており、「さんだまち歩きアプリ」の実証実験としての運用を通じて、三田を知る、訪ねて楽しむ、発信して、また新たな人が三田を知る、といったにぎわい創出の広がりを目指します。また、期間中に収集したデータを分析し、今後の観光施策に活用して観光によるまちの活性化につなげていきます。■さんだまち歩きアプリ(1) アプリ概要:・スマートフォンの位置情報機能を用いたアプリ。登録された市内のスポットに立ち寄りクイズに正解すると2ポイント獲得できます。・ポイントを獲得すると、三田の特産品などが当たる抽選に応募できます。・ユーザー同士のランキング機能の搭載、Instagramキャンペーンの実施など、期間を通じてプレイヤーが楽しめます。(2) 運用期間:令和4年12月31日(土)まで(3) 登録スポット:4つのジャンル(「食べる」「学ぶ」「遊ぶ」「買う」)より「有馬富士公園」や「農協市場館 パスカルさんだ一番館」など約70スポット。(4) アプリへのアクセス: さんだまち歩きアプリ 賞品■各種応募(1) さんだまち歩きマスター賞 ※抽選応募要件:60ポイント以上を獲得したユーザー応募方法:アプリ内に掲載の電子フォームから必要事項を入力応募期間:12月31日まで賞品 :三田ポーク 焼肉セット(5名様)(2) さんだまち歩きエンジョイ賞 ※抽選応募要件:30ポイント以上を獲得したユーザー応募方法:アプリ内に掲載の電子フォームから必要事項を入力応募期間:12月31日まで賞品 :すずかけバスク(2名様)ゆめみるしいたけスープ(10名様)乾しいたけ30g(3名様)(3) ランキング上位入賞対象者 :12月31日23時59分時点でポイント獲得ランキング上位5名のユーザー応募方法:アプリ運用期間終了後、市HPに掲載されるユーザーランキングを確認のうえ、電子フォームから応募応募期間:令和5年1月4日(水曜日)~令和5年1月20日(金曜日)※応募方法や期間が変更となる可能性があります。賞品 :三田ポークしゃぶしゃぶセット800g、かさやいちご大サイズ24粒入り、三田米こしひかり5kg、キャラメルオレンジ(バターケーキ)、焼菓子詰合せ(フランス物語1)(4) 「#さんだまち歩き」Instagramキャンペーン応募方法:三田市公式アカウント「@さんだスマイル(@sanda_smile)」をフォローし、「#さんだまち歩き」をつけて、アプリを通じて訪れた場所や、アプリの画面などを投稿 応募期間:12月31日まで賞品 :かさやいちご中サイズ12粒入り(5名様)■協賛事業者(五十音順・敬称略)・さんだバーベキューガーデンズ・しい茸ランドかさや・パティスリー・シュエット■お問い合わせ〒669-1595 兵庫県三田市三輪2-1-1 三田市まちのブランド観光課電話番号 : 079-559-5012ファクス番号: 079-559-5024Eメール : machibrand@city.sanda.lg.jp ■事業主体である三田市について兵庫県三田市は、兵庫県南東部に位置し、豊かな自然と美しい街並み、そして安心して子育てできる環境があり、大阪や神戸などの大都市からのアクセスも非常に良いまちです。食をはじめ、歴史や文化、レジャーなど、さまざまな魅力の中で心地よい暮らしが実現するまちです。ホームページ : ポータルサイト(さんだうぇるかむ) : 三田市公式Instagram(さんだスマイル): 三田市公式Facebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月21日神戸大学附属中学校にて2年生125名を対象に講義、調理実習、試食を行います原田産業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:原田 暁)は7月6日(水)、神戸大学附属中学校にて、建設コンサルタント事業を展開する八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:出水重光)が企画する食育プログラム「食べて学ぶSDGs」(2022年度実施)に参画します。今回は、2年生を対象に「食と環境」に関する授業を実施した後にLIKE CHICKEN!?の調理実習および試食を行います。食べて学ぶSDGs×LIKE CHICKEN!?今回神戸大学附属中学校にて実施するプログラムは、2年生全クラス125名を対象に実施いたします。「食と環境」に関する授業を通して毎日の食事と世界の環境問題との繋がりを理解した後に、LIKE CHICKEN!?を実際に調理し試食することで、SDGsに貢献する「新しい食の選択肢」を体感していただきます。日程:2022年7月6日(水)時間割:1組 8:40~10:30、2組10:40~12:10、3組13:10~15:0050分/コマ各組2コマ続きの授業場所:神戸大学附属中学校内容:①1コマ目管理栄養士による「食と環境」に関する授業食と環境問題との繋がりやフードロス、新しい食の選択肢について学ぶ②2コマ目LIKE CHICKEN!?の調理・試食、感想発表LIKE CHICKEN!?の焼き、茹で調理の体験を通して新しい食の選択肢に触れ、食の多様性を体感して授業内容を自分ごととしてとらえる企画・主催:八千代エンジニヤリング株式会社食材提供:原田産業株式会社メディア対応につきましては contact@earthmeat.jp までお問合せください。「食べて学ぶSDGs」とは「食べて学ぶSDGs」は、八千代エンジニヤリング株式会社が取り組んでいる中学生向けの食育プログラムです。プラントベースフードを実際に食べることで、プラントベースフードを起点とした様々な社会・環境課題に触れ、SDGs達成のための取り組みを学びます。授業のテーマは「環境・食糧問題」、「食の多様性」、「フードテック」など多岐に渡ります。<プログラムを通して生徒に伝えたい3つの視点>1.食と環境問題食と環境/食糧問題について知り、その解決に向けて自分が生活の中でできることを考えられるようになる。2.新たな食環境問題に食の分野からアプローチするための最新のフードテックや、環境に配慮した食べ方について学ぶ。3.食の多様性食の多様性を受け入れ、自分にも様々な選択肢があることに気づく。LIKE CHICKEN!?について<CONCEPT>そのおいしさは、未来へつづく地球やからだのことを考えて、口にするものを選ぶ人が増えています。でも、想いだけではつづかない。一歩踏み出し、その選択を続けられるのは、「おいしさ」があってこそ。やさしく、おいしい暮らしを、未来のあたりまえに。LIKE CHICKEN!?は、まるで鶏肉のような弾力のある歯ごたえとさけるような繊維感が特徴の新しい大豆ミートです。茹でたLIKE CHICKEN!?を指でさいて使ってヘルシーメニューを楽しんだり、衣をつけて揚げてジューシーでボリューミーな料理にしたり、幅広い料理方法でおいしくお召し上がりいただけます。さらにバラ凍結のため、湯戻し・水切りの手間なく加熱調理に使える気軽さもうれしいポイント。(LIKE CHICKEN!?は解凍後、要加熱品です。)動物性原料不使用ですので、お肉を食べられる人も食べられない人も、「おいしい」をシェアしてみんなで一緒に楽しい食卓を囲めます。■earthmeat LIKE CHICKEN!? 通販サイトearthmeat LIKE CHICKEN!?|大豆ミート・プラントベースの専門通販サイト : 本サイトでは詳しい商品紹介だけでなく解凍方法や調理方法も動画で紹介し、たくさんのレシピを調理方法別にまとめています。ぜひLIKE CHICKEN!?で様々な料理にチャレンジしておいしくサステナブルな生活をお楽しみください。■SNSinstagram投稿 : instagram投稿 : ■会社概要原田産業株式会社代表者 : 代表取締役社長原田 暁(はらだ さとる)所在地 : 〒542-0081大阪市中央区南船場2丁目10番14号設立 : 1923年3月4日事業内容 : 半導体、液晶、情報通信、医療、介護、造船、建築、環境、食品、コンシューマープロダクト等の業界向け機器・資材の輸出入及び国内販売資本金 : 3億円URL : 八千代エンジニヤリング株式会社国内トップクラスの総合建設コンサルタントとして、国土交通省を始め官公庁から公共事業を受託し、社会インフラや環境保全に関する技術コンサルティングサービスを、設立より約60年にわたって提供しています。近年は、これまで培った技術ノウハウを民間企業へも提供しビジネスの領域を広げています。代表者:代表取締役社長執行役員出水 光(でみず しげみつ)所在地:東京都台東区浅草橋5-20-8CSタワー設立:1963年1月29日資本金:4億5千万円U R L:www.yachiyo-eng.co.jp/ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月29日国立大学法人神戸大学(法人本部:兵庫県神戸市、学長:藤澤正人、以下「神戸大学」)と学校法人兵庫医科大学(法人本部:兵庫県西宮市、理事長:太城力良、以下「兵庫医科大学」)、阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:秦雅夫、以下「阪神電鉄」)は、2022年3月11日(金)から4月10日(日)までファミリー向けの医療・健康イベント「なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ」を開催します。2016年の第1回開催以降、毎年1万人以上が来場する大人気のイベント、今年はオンライン(一部体験型リアル)で開催予定です。「なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ」とは?当イベントは、阪神間において安全で質の高い医療の提供に取り組む両大学と、沿線住民の健康増進への貢献を通じて沿線の活性化を図る阪神電鉄が2016年から大阪梅田で開催しているもので、毎年、来場者が1万人を超えるなど好評をいただいています(※2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、オンラインイベント「おうちでHANSHIN健康メッセ」を実施)。依然として新型コロナウイルスが猛威を振るっていますが、こんな時代だからこそ、たくさんの皆さんに自宅で医療や健康について考えていただくために、約2年ぶり5度目の開催となる今回は「オンラインイベント(WEBサイトでのコンテンツ公開)」を中心とし、一部「体験型リアルイベント(健康クイズラリー、健康体験イベント)」も実施します。◆名称◆なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ◆主催◆なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ実行委員会※構成:国立大学法人神戸大学、学校法人兵庫医科大学、阪神電気鉄道株式会社◆後援◆大阪府、兵庫県、大阪市、神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市、大阪市教育委員会、神戸市教育委員会、尼崎市教育委員会、西宮市教育委員会、芦屋市教育委員会、大阪府医師会、兵庫県医師会、神戸市医師会、日本病理学会、日本心臓血管外科学会、日本胸部外科学会◆共催◆阪急阪神ホールディングス株式会社オンラインイベント下記特設サイトにおいて、神戸大学、兵庫医科大学の教員・医療従事者らが考えた、子どもから大人まで医療や健康を楽しく学べる動画・WEBコンテンツをご用意しています。◆URL◆ ◆公開日◆2022年3月11日(金)から※3月10日(木)までは「Coming soon」ページが表示されます。◆コンテンツ(一部抜粋)◆・最新技術による手術動画・新型コロナウイルスの研究者による解説動画や健康に関するクイズコーナー・親子で楽しめる実験動画など多数※コンテンツの詳細については「オンラインイベント 掲載予定動画・WEBコンテンツ」をご参照ください。※上記コンテンツはイベント期間終了後も継続してWEBサイト上で公開します。体験型リアルイベント「健康体験イベント」と「沿線を巡る『健康クイズラリー』」の2種類を開催します。◆健康体験イベント沿線3か所(大阪梅田、西宮、神戸三宮のオープンスペース ※下表参照)で血管年齢測定、肌年齢測定、筋力バランスなどを実施します。参加は無料、事前予約も不要です。◆沿線を巡る「健康クイズラリー」阪神沿線の施設などを歩いて回りながら、健康に関するクイズに答えて、デジタル上でスタンプを集めるスタンプラリーイベントを開催します。スマートフォンをお持ちの方であれば、専用のサイトにアクセスすることで、どなたでもご参加いただけます。コロナ禍でも密にならず、健康増進にもつながるうえ、スタンプをゲットした一部の施設では、飲食や施設体験ができるクーポン券などが先着でもらえるほか、集めたスタンプ数に応じて、抽選でスマホ決済サービスのポイントを自由に選べるギフトも当たります。■参加方法◇HANSHIN健康メッセ公式WEBサイトに掲載している参加用アドレスにアクセスし、ラリーポイントに訪れてください。※ご参加にはスマートフォンが必須です。※ご参加に伴い発生する通信料や電車で移動される際の運賃等はお客さまのご負担となります。◇ラリーポイントに掲出しているポスターのQRコードを読み取り、クイズにご回答ください。クイズに正解すると、WEB上にスタンプが押印されます。※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。◇一部ラリーポイントでは、スタンプ押印後に飲食や施設体験ができるクーポン券等がもらえます(先着順、数に限りあり)。また、集めたスタンプ数に応じて抽選で、スマホ決済サービスのポイントを自由に選べるギフトも当たります。※イベントの詳細はWEBサイトをご確認ください。URL: (3月11日公開)※リアルイベントは新型コロナウイルス感染防止対策を徹底したうえで実施いたしますが、感染拡大等の状況により、イベント内容及び会期などは、今後変更・中止になる場合もありますので、最新情報はWEBサイト・SNSによりご確認ください。※リアルイベントご参加の際には新型コロナウイルス感染症予防へのご協力をお願いします。体調がすぐれない場合のご参加はお控えください。オンラインイベント 掲載予定動画・WEBコンテンツ(1)心臓について学ぼう!(中学生~大人向け)身体の中で最も大切な臓器“心臓”について分かりやすくお話しします。大静脈弁置換手術や最新医療技術“TAVI”や“ダヴィンチ”もご紹介します。・講師:兵庫医科大学 心臓血管外科学 主任教授 坂口 太一・提供:学校法人兵庫医科大学(兵庫医科大学病院)(2)歯を守ろう!~口腔外科編~(子ども向け)スポーツによるケガなどから歯を守るマウスガードの作り方から、正しい歯磨きの方法についてご説明します。・講師:神戸大学 大学院医学研究科 教授 明石 昌也・提供:国立大学法人神戸大学(3)生活や医療にかかわる光化学~身近なものを光らせてみよう~(子ども向け)日々の生活や医療現場など、様々な場面で必要な「光」。その種類や原理を解説し、身近な道具で物質を光らせる実験方法をご紹介します。・講師:兵庫医科大学 化学 主任教授 福島 和明・提供:学校法人兵庫医科大学(兵庫医科大学病院)(4)新型コロナウイルスを正しく恐れるll(大人向け)新型コロナウイルス感染症について現状で分かっていることや予防方法など、みなさんが興味・関心のあるテーマについて、ウイルス学専門家よりご説明します。※2020年特別企画「おうちでHANSHIN健康メッセ」で好評いただいた動画の最新版として、2022年2月末時点の情報を公開。・講師:神戸大学 大学院医学研究科附属感染症センター 臨床ウイルス学分野 教授 森 康子・提供:国立大学法人神戸大学(5)エクササイズ動画(大人向け)健康のために、家でも運動しましょう。集中力をアップするヨガや、姿勢が良くなるピラティスなど狭いスペースや椅子に座ったままできる、気軽なエクササイズをご紹介します。※上記のほかにも、「オンライン顕微鏡を使った実験」や「ペーパークラフトを使用した模擬手術体験」、「健康レシピ」など、様々なコンテンツを用意しています。「なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ」 実行委員会なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ実行委員会委員長 平田 健一(神戸大学 大学院医学研究科 教授)2016年から2019年まで、リアルに開催してきた「なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ~遊んで学んで広がる健康の絆~」には、毎年1万人を超える幅広い層の方々にご来場いただいておりました。今回は残念ながらハービスホールでの開催はできませんが、オンラインを充実させつつ、リアル体験をも並行して取り組み、「遊んで学べる」“ハイブリッド型のイベント”へ生まれ変わります。神戸大学では「歯を守ろう!~口腔外科編~」、「新型コロナウイルスを正しく恐れる(最新版)」等、新WEBサイト内に、動画コンテンツをご用意しております。なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ実行委員会副委員長 阪上 雅史(兵庫医科大学病院 病院長・副学長)医療の分野は、皆さんが想像されている以上に日々進歩しています。今回はコロナ禍における「健康意識の高まり」と「デジタルの日常化」、「リアル体験」への欲求を取り込み、オンラインでの「HANSHIN健康メッセ」WEBサイトの全面リニューアルを行い、サイト内だけでも「体験」「楽しさ」「遊び」そして「学び」のある魅力的な内容に拡充いたしました。兵庫医科大学からご提供する「心臓について学ぼう!」、「生活や医療にかかわる光化学~身近なものを光らせてみよう~」等、新たな動画コンテンツをぜひ是非お楽しみ下さい。■なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ実行委員会 委員一覧国立大学法人神戸大学委員長:神戸大学 大学院医学研究科 教授 平田 健一副委員長:神戸大学 医学部附属病院 教授 伊藤 智雄顧問:兵庫県 病院事業管理者 元 神戸大学 理事・副学長 杉村 和朗委員:神戸大学 大学院医学研究科長 南 康博委員:神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科 教授 青井 貴之委員:神戸大学 大学院医学研究科 教授 村上 卓道委員:神戸大学 大学院医学研究科 教授 明石 昌也委員:神戸大学医学部附属病院 教授 寺師 浩人学校法人兵庫医科大学(兵庫医科大学病院・兵庫医療大学)副委員長:理事 兵庫医科大学病院 病院長・副学長 阪上 雅史委員:兵庫医科大学 消化器外科学 主任教授 篠原 尚委員:兵庫医科大学病院 副院長・兵庫医科大学 副学長・消化器外科学 主任教授 池内 浩基委員:兵庫医科大学 心臓血管外科学 主任教授 坂口 太一委員:兵庫医科大学 化学 主任教授 福島 和明阪神電気鉄道株式会社委員:阪神電気鉄道株式会社 沿線価値創造推進室 部長 松山 大輔阪神電気鉄道株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月25日神戸大学・岩田健太郎教授が2月18日、コロナウイルスの感染者が続出しているダイヤモンド・プリンセス号内の様子を動画で語った。ネットで波紋を呼んでいる。YouTubeにアップした動画で岩田教授は船内の様子を明かした。本来分けるべきはずの、ウイルスの全くないゾーンと“いるかもしれない”ゾーンがわからなくなっているとコメント。「そもそも常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない」と明かし、進言しても厚労省の官僚たちが聞く耳を持たないという。また岩田教授は「岩田に対してすごいムカついた人がいる」との理由で「お前はもう船から出ていくしかないんだ」と告げられたとも明かしている。岩田教授は「日本はダイヤモンド・プリンセスの中で起きていることは全然情報を出していない」「データを全然取ってない」とも指摘。「やはりこれ、日本の失敗な訳ですけど、それを隠すともっと失敗なわけです」「この大きな問題意識を皆さんと共有したくてこの動画を上げさせていただきました」と結んだ。SARS下の中国などと比較し、船内対策について「ひどいものでした」と表現した岩田教授。その行動にネットでは《貴重な情報をありがとうございます》《行動力と決断力、尊敬します》との声が。また厚労省、ひいては政府に厳しい声がこう上がっている。《指摘を受け入れないとか現政府の駄目なところが最悪なかたちで影響していて、結局何も対策できていないということが怖い》《厚生労働省も防衛相も専門家も、当然に政府も、メンツにこだわらずに対応すべき。すぐに会議を開き、どのような命令系統でやるのかを整理精査すべき》18日、岩田教授はTwitterで「船内に感染対策のプロがいないのは本当ですか?」という質問に《ちょっと短期的にいますが意思決定ができない。厚労省の言うことを聞くイエスマンだけが中にいることを許されます》とツイートしている。そのいっぽうで加藤勝信厚労相(64)は19日、衆院予算委員会で「感染症防御チームの専門家の医師が船内を見て、指摘があればその日のうちに対応している」と述べている。
2020年02月19日神戸大学は4月6日、植物が枯れるメカニズムを明らかにしたと発表した。同成果は、神戸大学 農学研究科 三宅親弘准教授、博士後期課程 高木大輔氏らの研究グループによるもので、3月2日付けの米科学誌「PlantPhysiology」オンライン版に掲載された。多くの植物は、光合成により生育に必要なエネルギー源を生み出しているが、光合成に必要な光エネルギーを過剰に吸収すると、植物にとって有害な活性酸素が生成されることが知られている。通常、植物はこの活性酸素を取り除く酵素を持っているが、水不足やミネラル過多などの環境ストレスにさらされると、光合成が抑制され活性酸素の生成に活性酸素の除去機能が追いつかなくなり、植物は枯死する。これまでに、活性酸素が植物細胞内の葉緑体で生成されることは明らかになっていたが、その詳細な生成場所やメカニズムは不明となっていた。同研究グループは今回、植物の葉から葉緑体と葉緑体チラコイドを取り出し、波長の短い光を連続して照射するという実験を行った。この結果、光化学系I複合体のうち、「P700」とよばれる光エネルギーを吸収する分子が機能しなくなることで、スーパーオキシドラジカル(O2-)、ヒドロキシラジカル(OH・)、一重項酸素(1O2)の3種類の活性酸素が生成されることが明らかになった。また光化学系Iへの電子の流れを制限すると、活性酸素の生成が抑制されることも確認している。三宅准教授は今回の成果について、「活性酸素の生成メカニズムやその制御メカニズムの一端を解明できたことで、温暖化環境下での食料確保が将来可能になるかもしれない。今後は、活性酸素の制御メカニズムを分子レベルで解明したい」とコメントしている。
2016年04月07日神戸大学らは3月3日、海水中のDNA情報で魚群の居場所と規模を明らかにする技術を開発したと発表した。同成果は、神戸大学 山本哲史 学術推進研究員、北海道大学 南憲吏 特任助教、統計数理研究所 深谷肇一 特任助教、京都大学、龍谷大学、千葉県立中央博物館らの研究グループによるもので、3月2日付けの米科学誌「PLOS ONE」に掲載された。海洋の魚などの水産有用種の調査には従来、網を用いた捕獲や魚群探知機による計測が用いられてきた。しかし、いずれも調査に多大な時間やコストがかかることや、調査結果にばらつきが大きいなどという問題があった。同研究グループではこれまでに、環境中のDNA情報を利用して、魚の種類を判定する「環境DNA解析」技術を開発してきた。環境DNA解析では、1lの水を汲むだけで調査を行うことが可能なため、特別な専門技術を必要とせず、誰でも簡単に素早く調査することができる。また短時間で多数の地点を調査することができるため、捕獲調査など従来の方法に比べて効率的な調査が可能となる。今回の研究では、2014年6月に京都府・舞鶴湾の47のポイントにおいて表層と底層からそれぞれ1lの海水を汲みとり、そこに含まれるマアジの環境DNA量をリアルタイムPCR法によって測定。この結果を魚群探知機によって測定した採水地点周辺のマアジの生物量と比較したところ、マアジの環境DNA濃度は採水地点から数10~150m以内のマアジの生物量を最もよく反映していることが明らかになった。これまで、環境DNA解析は水槽実験や池といった閉鎖的な水域や、河川の短い区間のような水の流れが単純な水域でしか検証されていなかったが、この結果から、海洋においても環境DNAは観測対象種の生物量を反映していることが裏付けられ、環境DNA解析法によって魚群の分布やその規模を定量的に明らかにできることがわかったといえる。ただし、漁港付近では水揚げされたマアジに由来すると考えられる環境DNAも検出され、環境DNAの放出源が生きているマアジだけではないことも示唆されている。現時点では、生物量推定の方法は1種ずつ個別に解析する必要があるが、同研究チームは、環境DNA分析によってその海域に生息する魚種をまとめて検出する手法の開発にもすでに成功しており、その技術と組み合わせることで、多数の魚種の分布や量をまとめて明らかにすることができる可能性があるとしている。
2016年03月03日神戸大学は2月26日、筋ジストロフィーの発症する新たな原因を発見したと発表した。同成果は、同大学 医学研究科 戸田達史 教授、金川基 講師、小林千浩 准教授、東京都健康長寿医療センター 遠藤玉夫 副所長、大阪府立母子保健総合医療センター 和田芳直 研究所長らの研究グループによるもので、2月26日付けの米科学誌「Cell Reports」に掲載された。筋ジストロフィーは、筋繊維の破壊や変性と再生を繰り返しながら、次第に筋萎縮や筋力低下が進行する遺伝性の疾患。国から難病指定を受けており、特に日本人に集中的に多い福山型筋ジストロフィーは、ほとんど歩行不能の重症となる。これまでに、福山型筋ジストロフィーおよび類縁疾患の発症原因として、筋細胞表面にあるタンパク質「ジストログリカン」に結合している糖鎖に異常が起きること、「ISPD」「フクチン」「FKRP」といった原因遺伝子が正しく機能していないことは知られていたが、糖鎖の構造や遺伝子の働きは解明されていなかった。今回、同研究グループは、培養細胞に生体と同じ糖鎖をつくらせることに成功し、糖ペプチド質量分析法を応用して糖鎖の成分ごとの質量を測定した。その結果、これまでバクテリアや一部の植物でしか確認されていなかった「リビトールリン酸」という糖が糖鎖の中に存在することを発見。さらに、これまで機能が不明だった筋ジストロフィーの原因遺伝子「ISPD」「フクチン」「FKRP」は、ヒトの体内でリビトールリン酸をつくる酵素であることがわかった。実際に、筋ジストロフィーの原因遺伝子を欠損させた患者モデル細胞では、リビトールリン酸が欠損していたことから、リビトールリン酸の合成障害が病気の原因であることが明らかになった。また、リビトールリン酸をつくる材料となる「CDP-リビトール」を患者モデル細胞に投与すると、糖鎖の異常を解消できたという。戸田教授は、今回の成果について「これまで原因不明だった筋ジストロフィーが発症する仕組みが明らかになったことで、治療法開発に拍車がかかる。また、リビトールリン酸が哺乳類でも確認されたことで、高等生物が細胞外環境の情報を得る手段やその進化の過程の解明にもつながるのでは」とコメントしている。
2016年02月26日神戸大学(神戸大)は12月3日、国内大手企業の若手技術者の理数系の基礎学力が低下していることを調査で確認したと発表した。同成果は、同大学 社会科学系教育研究府 西村和雄 特命教授らの研究グループによるもので、12月2日に京都大学で行われた「科学教育in 京都2015」にて発表された。2014年度に行われた同調査では、東証1部上場の製造業9社の協力のもと、20代の若手技術者1226人が数学、物理、化学、電気の基礎問題11問を解答した。同大学によると「問題の多くは高校で習う初歩的な内容。中学入試でも出題され、優秀な小学生なら正答する」ものだったというが、100点満点中平均点は56.66点にとどまった。高校時代に数学III、物理を履修した人の平均得点が高く、入試制度別では一般入試、AO入試、推薦入試の順で平均得点が高かったという。西村教授は大学入試の多様化や入学後のカリキュラムに問題があると指摘し、「数学IIIや物理を学ばずに大学に入ってくる学生が増えている。機械工学の4大力学が必修でなくなるなど、大学のカリキュラムにも問題がある」と問題提起している。
2015年12月04日神戸大学は9月23日、脳性まひや難聴の原因となる未熟児の黄疸を、経皮黄疸計を用いることで採血せずにモニタリングすることができると発表した。同成果は同大学大学院医学研究科の森岡一朗 特命教授、飯島一誠 教授(小児科学分野)らの研究グループによるもので、9月23日に米国小児医学雑誌「The Journal of Pediatrics」電子版に掲載された。黄疸は在胎30週未満の未熟児1000人あたり2人以上の割合で発生しているとされる。また、生後2週間以上経っても黄疸が増強するため、新生児集中治療室(NICU)で長期間にわたってモニタリングする必要がある。しかし、未熟児の黄疸は目視ではわかりにくく、毎日採血してモニタリングすることは現時的ではなかった。今回の研究では、成熟児の日常診療に使われている経皮黄疸計を使って、NICUに入院した体重1500g未満で出生した85人に対して肝機能の指標であるビリルビン値を測定。その結果、未熟児の胸部または背部が最も感度が高く、血中ビリルビンとの誤差が少ないことがわかった。同研究グループは、これにより、黄疸のモニタリングの確実性が増し、未熟児の脳性まひや難聴の減少につながることが期待されるとしている。
2015年09月24日神戸大学は8月18日、土星のFリングとその羊飼い衛星が、土星衛星の形成過程の最終段階で、自然な副産物として形成されることを明らかにしたと発表した。同成果は、神戸大学大学院理学研究科の兵頭龍樹氏と大槻圭史 教授によるもので、英学術誌「Nature Geoscience」に掲載された。Fリングは主要リングの外側に位置する、幅数百kmの細いリングで、内側にプロメテウス、外側にパンドラという2つの羊飼い衛星を持つ。羊飼い衛星とは、自身の重力により、惑星のリングを保つ働きをしている衛星のこと。最新の衛星形成理論では、かつて土星の周りに現在よりも多くの粒子を含むリングがあり、そこから拡散した粒子が集まって衛星が形成され、その最終段階では、小さな衛星が近い軌道に複数形成されるとされている。一方、探査機カッシーニによる観測から、主要リング外縁付近にある小衛星は密度の高い核を持つことが示唆されている。今回の研究では、国立天文台が所有する計算機などを用いたシミュレーションにより、密度の高い核を持つ小衛星同士が衝突して部分的に破壊され、Fリングと羊飼い衛星が形成されたことを明らかにした。したがって、Fリングとその羊飼い衛星は、土星衛星系の形成過程の最終段階で、自然な副産物として形成されたと考えられるという。このようなリングと羊飼い衛星の形成メカニズムは、同じようなリングと羊飼い衛星を持つ天王星にも当てはめることができ、今後太陽系内外の衛星形成メカニズムを解明する一端となることが期待される。
2015年08月18日IHI、神戸大学、ちとせ研究所らは5月21日、バイオ燃料用微細藻類(ボツリオコッカス)の屋外大規模培養に成功したと発表した。高速増殖型ボツリオコッカスは石油の替わりとなる炭化水素油を生産し、増殖性が高いという特徴がある。三者は2012年度より高速増殖型ボツリオコッカス株を用いた研究開発に取り組み、藻体径の増大、浮上性の向上などを実現した新株の育種に成功し100m2規模での屋外安定培養技術を確立するなどの成果を得ている。今回は、鹿児島県鹿児島市七ツ島にある1500m2の培養池を有する屋外試験設備で、栄養となる糖類を添加せず、光合成のみで藻体を安定的に増殖することに成功。この規模での成功は、事業化に向け大きな前進であると位置づけられる。今後、課題抽出を含めた通年での安定的な藻体量産技術の更なる向上などを目指し、試験を継続していく。
2015年05月22日大阪大学(阪大)と島津製作所、神戸大学、宮崎県総合農業試験場は1月27日、超臨界流体技術を用いて、多成分の一斉分析を全自動かつ高速に行う画期的な分析システムを開発したと発表した。同成果は、同大大学院 工学研究科の馬場健史准教授、島津製作所 分析計測事業部の冨田眞巳部長、神戸大学大学院 医学研究科の吉田優准教授、宮崎県 総合農業試験場の安藤孝部長らによるもの。詳細は、3月8日(現地時間)から米国ニューオーリンズで開催される「Pittcon 2015 Conference & Expo」にて発表される。従来、食品や血液などの複雑で多くの成分を含む物質を分析する前には、分離や精製といった熟練を要する前処理を人手で行う必要があったため、人為ミスによる回収率の低下や結果のばらつきが発生していた。また、この前処理工程において、空気に触れることで成分が酸化や分解してしまうこともあり、正確な測定が困難になる場合があった。今回、大阪大学と島津製作所が中心となり、超臨界流体ガスクロマトグラフィ(SFC)装置の開発に取り組み、SFCにおいて重要となる高精度の圧力制御装置を開発した。さらに、並行して、島津製作所、大阪大学、宮崎県が中心となり、超臨界流体抽出(SFE)装置の開発に取り組み、試料の吸着、脱水などのための担体や液体試料の導入技術、多検体に対応したシステム開発を行った。また、SFCとSFEを接続した装置のプロトタイプ機を構築し、大阪大学、宮崎県、神戸大学においてシステムの検証実験を行い、そこで発生した問題の解決に取り組むことで、完成度を高め、装置を製品化した。加えて、装置開発に先行して、大阪大学、神戸大学、宮崎県ではSFC-質量分析(SFC-MS)、およびSFEの技術開発に取り組み、農薬や血液成分のプロファイリングに向けた分析条件や抽出条件、化合物ライブラリを構築した。さらに、最終的にSFEとSFC-MSのオンライン化(自動化)技術に取り組み、標準試料および実試料(農産物・食品・血液)を用いてシステムの検証を実施した。そして、残留農薬分析や臨床検査における実用的な利用を目指して、多検体のハイスループット解析が可能な超臨界流体抽出分離オンラインシステムを構築したという。なお、これら開発した分析システムでは、最大48検体に対し、有機溶媒の使用量を削減するとともに、不安定な試料であっても、熟練の技術を要さずに前処理、分離および検出を高感度・高速かつ自動で行える。例えば、食品中の残留農薬の分析では、従来は攪拌や遠心分離などで約35分かかっていた前処理を5分に短縮できるのに加え、有機溶媒の使用量をおよそ1/10に削減することができ、これまで複数の装置が必要だった分析も、この分析システムだけで約500種類の成分を一斉に測定することができるとしている。研究グループでは、今回の成果が、バイオマーカーの探索による超早期診断やテーラーメイド医療(臨床分野)、薬効分析・毒性評価(創薬分野)、食品中の栄養・機能成分の研究(食品分野)などで活用されるのを期待するとコメントしている。
2015年01月29日ロームと神戸大学は11月11日、次世代ウェアラブル生体センサに最適な世界最小クラスの超低消費電力技術を開発したと発表した。同成果は、ロームと神戸大大学院 システム情報学研究科 情報科学専攻の吉本雅彦教授らによるもの。詳細は、10月22~24日にスイスで開催されたIEEEが認定する国際学会「BioCAS」にて発表された。11月10~12日に台湾で開催される「ASSCC」でも発表される予定。同技術は不揮発性メモリを活用して、処理がない時間は電源を積極的にオフして待機電力の発生を抑制し、必要に応じて電源を即座にオンするノーマリーオフ動作を実現して消費電力の極小化を達成した。具体的には、消費電力が大きい心拍取得アナログ部に、新開発のノイズ耐性に優れた心拍波形取得アルゴリズムを適用し、さらに一部をノーマリーオフデジタル処理に置き換えることで、従来比1/20となる低消費電力化に成功した。また、FeRAMを応用した新構造の不揮発性RAMを搭載することで、動作に必要なスタンバイ電流を削減し、メモリ部の平均電力を1/10以下まで低減した。さらに、ARM Cortex-M0を含むデジタル回路ブロックに不揮発性ロジックを適応することでノーマリーオフ化し、ロジック部の消費電力を半分以下に削減した。なお、同技術を用いたウェアラブル生体センサモジュールは、体表面のわずかな電位差(心電波形)から心拍数を取得するほか、世界最小クラスの消費電流6μAで、加速度センサなど他のデジタル出力センサの情報も取得し、演算、記録することができる。加えて、通信機能も搭載しており、スマートフォンからウェアラブル生体センサを制御したり、データの入出力が可能である。これらの動作を消費電流38μAと従来比1/5の低消費電力で実現するとしている。
2014年11月12日