今年デビュー25周年イヤーを迎えた俳優の神木隆之介が、「神木隆之介2021年カレンダー」を12月25日に発売することが決定した。本日19時より予約販売を開始する。「神木隆之介2021年カレンダー」より今回のカレンダーは25周年プロジェクトのひとつとして、写真家・映画監督の蜷川実花氏との念願のコラボレーションが実現。今回は“神木に演じて欲しい小説の登場人物”を、神木の公式Twitterにて公募し、その中から選んだ12作品をテーマに構成。古典作品から、『谷中レトロカメラ店の謎日和シリーズ』といった最新の作品まで、幅広いラインナップとなった。また、公募の際には、声優の梶裕貴、映画監督の岩井俊二氏ら著名人や、作品の作者からも直接反応があるなど、盛り上がりをみせた。カレンダーの中で12作品全て異なる役柄を演じるという、新しい試みだったが、蜷川氏が作りだす世界観の中で、見事に12作品を体現。カレンダーの8月に掲載の小説『好色一代男』では、色彩豊かなセットの中で、煙管(きせる)などの小道具を使い、今までにない大人の色気を表現し、5月に掲載の小説『人間失格』では、人間の闇と男性の美しさを表現した。さらに神木は、今回のカレンダー撮影のためだけに、自身初となるシルバーヘアーにも挑戦。黒髪での撮影を含め、2日に渡って行われ、このカレンダーでしか見ることが出来ない、貴重な姿が収められている。また、本日より、カレンダーで惜しくも使用できなかったアザーカットをまとめたポストカードセットや、25周年アニバーサリーグッズの第2弾となるトートバッグ、バスタオルなどのグッズの予約受付も開始される。
2020年10月20日20歳から2年間、本誌で連載された神木隆之介さんによる「Master’s Cafe」。その第1回のゲスト、グラフィックデザイナー・佐藤卓さんと7年ぶりの対談が実現しました。神木さんが各界の達人と対談をした連載企画「Master’s Cafe」。ここでの出会いがきっかけとなり、神木さんたっての希望で25周年アニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』のロゴ&ブックデザインを佐藤さんに依頼。7年間で変わったこと、変わらないこと、ぐんと深度の増した対談になりました。佐藤:今はもう27歳でしょう?神木:アラサーですよ!アニバーサリーブックのロゴデザイン、卓さんにしていただけて嬉しかったです。佐藤:連載時のロゴに続き、声をかけてもらって僕も嬉しかったですよ。前回はたしか、対談の場でロゴを作る話になったんだよね。神木:僕が突然お願いしてしまって。佐藤:僕としてはそっちが本業だから、喜んで作りました。神木:卓さんは僕のことを一番知ってくれているデザイナーさんだと思っていたので、素敵な作品になるはずっていう期待でいっぱいでした。佐藤:喜んでお引き受けしたものの、神木さんのことをどのくらい知っているのか、自分ではわからないところもあるわけです。メディアを通して見る神木さんと直接お会いした姿、もしくは外側から受ける印象とは違う部分もあるかもしれないので、どの辺に目盛りを合わせようか考えました。それで全然違う考え方のデザインを3案作ったんだけど、最初にできてこれを選んでくれたらいいなと思っていたものを選んでくれて。神木:そうだったんですね!見た瞬間に「僕はこれがいいです!」って即決したら、「ほかもあるので見てください」って(笑)。佐藤:早かったよね。通常、企業の仕事だといろんな部署に確認したり、調査をしたりするので、決定にかなり時間がかかるんです。だけどデザイナーとしては、直感的にこれがいいと言ってもらうのが本当は快感。打ち合わせの後、スタッフとハイタッチしましたから(笑)。あらゆる人に受け入れられるニュートラルなイメージ。神木:このロゴデザインは、どんなふうに考えていったんですか?佐藤:何しろ名字が素敵なので「神の木」をシンボルにしようと思いました。“神”という字のへんとつくりは、棒状のものが下に向かっているので幹になるなと。根元が2本に分かれた木のイメージですね。それで、これはできるなとなりました。神木:神木でよかった(笑)。僕のどのイメージに目盛りを合わせるか考えたそうですが、どうやってチューニングしたのでしょう?佐藤:神木さんはユニセックスな感じというか、ジェンダーを超えたかわいらしさがありますよね。だから子どもっぽくしすぎず、大人っぽくもしすぎず、あらゆる人に受け入れられるような、ニュートラルなかわいさを意識しました。あと優しさも大切だと思ったので、尖っているところがない丸みを帯びた形にしています。ちなみにお仕事のときも、直感を生かせる場はよくありますか?神木:芝居ではありますね。なぜかわからないけどテストでは感じなかった感情が湧いてきて、本番の芝居が少し変わったりとか。直感はかなり大事にしていますし、それが間違っていたとしても勉強になるから、ああすればよかったとは思わない。佐藤:やっぱりクリエイターですね。今の世の中は理屈のほうが優先されて、直感や本能など人が本来持っている素晴らしいところがどんどん削除されているけれども、これからはより直感が求められる気がします。神木:一方でデザイナーさんは、直感を言葉で説明しなければいけない場面もありそうですよね。「よくわからないけどこっちがいい」とはクライアントに言えない気が(笑)。佐藤:ひと昔前まではそういうタイプのデザイナーが多かったんです。だけどそれだと、大きな組織の人たちをなかなか納得させられない。神木:この7年の間、世の中に求められるデザインは変わってきているのでしょうか。佐藤:刻々と変化はしていると思います。デザインは間をおつなぎする仕事なので、人や社会の価値観、志向が変われば、つなぎ方も当然変化するわけです。たとえば環境問題への意識が世界的に一気に高まっていることもそうですし、SNSなどでコミュニケーションのあり方が変わり、参加できるデザインが求められています。抽象的な言い方だけど、未完成のものをクオリティの高い状態で仕上げるようなイメージです。神木:たしかに、完成されたものは単に好き嫌いで終わったり、近寄りがたい感じがしそうですよね。佐藤:まったくその通り。完成の手前で止めておくと、カスタマイズして自分なりの付き合い方ができるから。神木さんの役の作り方も、そんな感じがちょっとするんだよね。神木:演技の場合は、現場に入って監督の言うことを聞いてやってみないとわからないところが多いので、最初は特に完成させず、第一印象をまとめるくらいですね。あとは直感をいかに表現できるか。その瞬発力が大事だと、最近感じています。佐藤:デザインはややもすると脳ばかり使って、身体性を失いがちだから、役者のように体とともにクリエイションがあるのは、ものすごく健全だし羨ましいですね。『おもて神木/うら神木』発売中。俳優としての“おもて”と、27歳の男性としての“うら”の2つの面から、25年間の歩みをひもとくアニバーサリーブック。染谷将太、中村隼人、志田未来、本郷奏多との対談のほか、母へのインタビュー&親子ショット、錚々たる著名人からのメッセージなどを収録。[限定版]特装BOX&メイキングDVD付き¥4,500[通常版]¥3,000さとう・たく株式会社TSDO代表。「明治おいしい牛乳」「ロッテ キシリトールガム」のパッケージデザイン、国立科学博物館のシンボルマークなどを手がける。著書に『塑する思考』。かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。近年は舞台への出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮。デビュー25周年記念プロジェクトを始動中。YouTube公式チャンネル「リュウチューブ」は毎週木曜20時配信。ジャケット¥49,000パンツ¥42,000(共にスタジオ ニコルソン/キーロ TEL:03・3710・9696)シャツ¥26,000(ファクトタム/ファクトタム ラボ ストア TEL:03・5428・3434)シューズ¥21,000(クレマン/プーオフィス TEL:03・6427・7081)※『anan』2020年10月14日号より。写真・松田 拓スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年10月13日神木隆之介さんは今年、27歳の若さにして役者生活25周年。人気稼業といえるこの仕事を25年間も第一線で続けてきたこと自体がかなりすごいが、当のご本人に気負った感じは見受けられない。「今までも節目をそれほど気にしてこなかったから、正直実感はあまりないです。だけど、この仕事を四半世紀やらせてもらってきたのだと考えると、早かったといえば早いかな。イメージ的には大卒からストレートで会社に入って、今は47歳の気分。パワーのある若い子たちを見ると、元気だなあって思っちゃいます(笑)」神木さんから見て“若い子”というのは、「同世代か、3つくらい下」とのこと。やはりこの業界に長くいるだけあって、10代や20代で役者の仕事を始めた人たちとは違う落ち着きや、思慮深さがあるのも神木さんの魅力のひとつ。もっと言えば、ここ数年でより成熟したのかもしれない。「もちろん僕もお芝居に関しては頑張るぞ!と思いますけど、昔みたいに“何も怖くない”感じはたぶんもうない。それこそ20歳くらいのときは、勢いだけはあって何でもできると思ってましたから」現状維持をやめた今、挑戦したくてたまらない。「この仕事って、本当はものすごい競争社会だと思うんですけど、僕は昔から周りのことがあまり気にならなくて。マイペースなんでしょうね。友達が活躍している姿を見るとすごく嬉しいし、行け行け!って思います」類まれな競争社会のなかでマイペースでいられるのは、2人の人物のおかげと考えている。ひとりは11歳のときから神木さんを見てきた、マネージャーさん。もうひとりは母親だ。「そのマネージャーさんには会った頃から、こう言われていました。『君にしてあげたいのは、長く生きていける居場所をこの世界に作ること。だから君にしかできないことをゆっくりやらせてあげたい』って。何をもって“売れる”というのかわからないけど、マネージメント的にはやろうと思ったらいろんな道筋があったはず。だけどそう言ってもらえたおかげで、奇跡的に焦りもしなかったし、誰かに対して競争心を持つこともなかった。仲間みんなで、最高のエンターテインメントを作ればいいよねって思えたんです」芸能界に入るきっかけを作った母親もまた、神木さんを競争させようとはしなかった。「母は、あの子に負けちゃダメよみたいなことを絶対に言いませんでした。学校の成績にも口を出さなかったし、通信簿で気にするのは先生の短評だけ。だから、勉強するもしないも、完全に僕の意思次第だったんです」一方で母親が神木さんにことあるごとに言っていたのは、感謝をすることの大切さ。「今この環境にいられるのは、人にしても作品にしても本当にいい出会いがあったおかげ。子どもの頃からずっとそれは思ってます」素晴らしい出会いを生かして、最近は俳優業以外にも新しい挑戦を楽しんでいる。6月に開設して、週1回配信しているYouTube公式チャンネル「リュウチューブ」は、自らの提案で実現した。「ファンの方と近い距離でやり取りできる場所があったらいいなとは、以前から思っていました。だけど生配信なんてしたことがなかったし、SNSの怖さもわかるから、いろんなリスクを背負うくらいなら別にやらなくてもいいかなと二の足を踏んでいたんです」心境が変化し始めたのは、2年前の25歳のとき。「役者をずっといい感じでやってこられたので、来年の目標を聞かれると毎年のように『現状維持』と答えていました。でもあるときふと、このまま何年、何十年も現状維持を続けるということは、失敗が許されないのと同じだと気づいたんです。もちろん最初から目に見えるような失敗は避けたいけど、失敗から学んで次に生かせることもあるし、そもそもやってみなければわからないことはたくさんある。それなのに25歳の頃までは、ここで失敗したら一巻の終わりという思いが自分のなかに無意識にあって、息苦しさを感じていました。一回でも失敗したら人生終了くらいに思ってましたから」失敗を極端に恐れたのは、小さい頃から当たり前のように芝居の世界に身を置き、それ以外の場所にいる自分を想像したことすらなかったから。演じることに盲目的になるほど、広い視野を持てなくなっていったと冷静に振り返る。「失敗できないから、挑戦もできない。ある意味淡々と芝居をやっていくだけなのかなと想像したら、僕自身がつらくなってくるんじゃないかなと思ってしまって……」突破口となったのは、やはり母親の言葉。直接的に悩みを伝えたわけではなかったけれども、神木さんのことを思う気持ちに後押しされ、進むべき道が見えてきた。「あるとき母が、『この世界にあなたを入れたのは私だし、あなたが続けたいと言ったからそうさせたけど、正直今も心配している』と言いました。『重い作品で役にのめり込みすぎて、心が壊れたりしてほしくない。親としては、息子がどんな職業でも元気で楽しく生きていてくれれば、それでいいのよ』って。それを聞いて、役者を辞めたいわけじゃないけど、辞める選択肢もあるし、この世界だけじゃないんだと心が軽くなりました。だったら失敗を恐れず何でも挑戦してみようと思えるようになったんです。それまでは失敗しないことに重きを置いていたけれど、今はせっかく恵まれた環境にいるのだから、面白いことを自分たちで作り出して何でもやってみることに価値を感じています」『おもて神木/うら神木』発売中。俳優としての“おもて”と、27歳の男性としての“うら”の2つの面から、25年間の歩みをひもとくアニバーサリーブック。染谷将太、中村隼人、志田未来、本郷奏多との対談のほか、母へのインタビュー&親子ショット、錚々たる著名人からのメッセージなどを収録。[限定版]特装BOX&メイキングDVD付き¥4,500[通常版]¥3,000かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。近年は舞台への出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮。デビュー25周年記念プロジェクトを始動中。YouTube公式チャンネル「リュウチューブ」は毎週木曜20時配信。チルデンニット¥36,000(ジョン メイソン スミス)チェーンブレスレット¥25,000バングル¥14,000(共にトゥエンティー エイティー) 以上HEMT PR TEL:03・6721・0882※『anan』2020年10月14日号より。写真・松田 拓スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年10月11日俳優の神木隆之介が3日、25周年アニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』発売記念オンライントークショーを開催。イベント開始前に報道陣向けにリモート合同取材会を行い、同ブックの裏話を語った。このアニバーサリーブックでは、神木と公私ともに長い時間を過ごしてきた、4人の俳優陣との対談企画が実現。同世代で神木が最も尊敬する染谷将太とは、俳優論を語っている。神木は「染谷将太と対談させてもらって、いろいろ聞きたいことも聞けて撮影は終わったんですけど、そのときに染谷が『25周年おめでとう』って言って、バッグもらいました。かっこよくないですか? しかも革ですよ! 俺、絶対選べないですから、あんなおしゃれなやつ。染谷も粋ですよね」と、うれしそうに染谷とのエピソードを披露。「(年齢は)1つ上。彼はお父さんなので立場は全然違うんですけど、貫禄も違うし。あのおとなしい感じの、ちょっとぼそぼそってしゃべる感じの染谷が、『神木、そういえば25周年おめでとうございます。ぜひ使ってください』。めっちゃうれしかったですね。大事に使わせていただいております」と話した。本郷奏多との対談も「すごいうれしかった」と言い、「実は奏多とはあんまり共演できてないんです。小6のときに『あいくるしい』という作品と、『探偵学園Q』のときにゲストで出てくれて、それ以降共演できてないんです。すごく仲いいのに」と本郷との関係について説明。そして、「カメラマンさんが小暮和音くん。彼は本郷奏多の大学の同級生で、本郷奏多のカレンダーとか撮っているんですけど、僕も仲良くて、いつか3人でお仕事ができたらいいねって話をしていたので、今回、本郷奏多との対談はカメラマンは絶対に小暮和音くんっていうのをリクエストさせていただいて、3人の夢がかなったのですごく幸せでした」と笑顔で語った。写真:アミューズ提供
2020年10月03日俳優の神木隆之介が3日、25周年アニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』発売記念オンライントークショーを開催。イベント開始前に報道陣向けにリモート合同取材会を行い、25年の芸能生活で特に印象に残っている出来事について語った。作品としては、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)が最も印象に残っていると言い、「公開されたときはもう卒業していたんですけど、撮影のときは高校生。まだ学生生活に希望を持った僕が映っていて、卒業したあと大学にも行かないって決めて、二足のわらじじゃダメだと覚悟と不安がありつつ、映画を見たときに、自分のやりたいことだったり、覚悟だったり……衝撃を受けた記憶があります」と当時の心境を説明。「まさか自分の作品で、物語として考えさせられるようになるとは思わなかったですし、それを見たからこそ本当に頑張らなきゃなって。『本当に頑張っていかなきゃいけないんだぞ、お前。決めたことだから』と言われているような気がして、覚悟を持つということに対して、すごく助けてくれた作品」と感慨深げに振り返った。また、二十歳を迎えて中井貴一と黒木メイサにお祝いしてもらったときのエピソードを告白。「貴一さんはお父さんみたいな方。貴一さん曰く、二十歳と還暦は本当に人から祝われるべき年だと。成人と還暦。『何がほしい?』と言われて、特になかったので『申し訳ないですよ』って言ったら、『車か?』と言われたのがすごい衝撃的でした」と中井の言葉に驚いたという。そして、「息子みたいに扱ってくれるのはうれしいですし、お父さんだと思っていますが、普通のお父さんでも『車ほしいか?』って言わないので。『ありがたいんですけど、もらうものが大きすぎるのですみません』と言ってパスした記憶があります」と続け、「この世界でお父さんみたいな存在の方がいてくれてうれしいなって実感しましたし、貴一さんの人に尽くすという、お祝い事とかおめでたいこと、うれしいことを一緒に喜んで一緒に寄り添ってくれる方なんだなと実感して、貴一さんみたいな人になりたいなってすごく思いました。本当に尊敬しています」と中井への思いを語った。写真:アミューズ提供
2020年10月03日俳優・神木隆之介が、10月10日(土)放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)」でパーソナリティを担当することが決定。神木さんがラジオのパーソナリティとしてトークするのは、今回が初めてとなる。今年、芸歴25年を迎え、先日はアニバーサリーブック「おもて神木/うら神木」が発売。開設したばかりのYouTubeはチャンネル登録者数33万人を突破し、普段とはまた違った新たな一面を配信し話題の神木さん。番組では、自身の25周年を「おもて/うら」に分けて語っていくほか、番組内で流す楽曲も自ら選曲。また、「黒歴史相談」企画も実施され、誰にも言えない「恥ずかしい黒歴史」をリスナーから募集し、それを神木さんが優しい心で読み上げるという。「神木隆之介のオールナイトニッポン0(ZERO)」は10月10日(土)27時~28時30分、ニッポン放送をキーステーションに全国ネットで生放送(一部ネット局では29時まで放送)。(cinemacafe.net)
2020年10月02日小栗旬と杉咲花が兄妹役で出演中のCMシリーズに、新たに神木隆之介が参加した新CMが放送されることが決定した。小栗さんと杉咲さんの兄妹に加え、神木さんが次男役で初登場する今回の新CMは、妹と弟が兄の自宅を訪ね、久しぶりに顔を合わせた3人で仲よく食卓を囲むという内容。マンションでひとり暮らしをしている兄(小栗さん)が、予定外の来客にドアを開けると、そこには弟(神木さん)が。すでに妹(杉咲さん)が訪ねて来ていたこともあり、期せずして久しぶりに3人の兄妹が集まった。「ご飯はまだ?」「腹へったな~」と甘えてくる妹と弟に、兄は文句を言いながらも、食事の準備を始める。子どもの頃を思い出しながら料理を楽しむ3人。食卓を囲む兄妹水入らずの楽しい時間が流れる。撮影では、序盤から本当の兄妹のように息を合わせ、演技力の高さを見せつけた実力派俳優の3人。食卓を囲むシーンでは、3人の機転を利かせたアドリブが飛び交い続け、その面白さに監督もカットがかけられない状態がしばしば見られたという。今回も優しい兄を演じた小栗さんは「今の『ほんだし(R)』のイチオシメニューは、『うちの満菜みそ汁』。肉も野菜もがっつり!そして、だしが効いておいしい、家族が喜ぶ一杯です。僕もおススメします!」とコメントしている。味の素(株)「ほんだし(R)」新TVCM「うちの満菜みそ汁」篇(15秒、30秒)は10月2日(金)より全国にて放送。(cinemacafe.net)
2020年10月01日俳優・神木隆之介(かみき・りゅうのすけ)さんの、『神木隆之介25周年アニバーサリーブック』発売を記念して開設されたインスタグラムアカウントが話題になっています。2020年9月19日には、『ちび神木』と題した3歳の頃の写真が公開。「かわいすぎる」と多くの人が注目しました。 この投稿をInstagramで見る ちび神木。 ・ アニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』には、幼少期のプライベート写真も満載!9月25日発売です ・ #ちび神木 #3歳 #神木隆之介 #おもて神木うら神木 神木隆之介 25周年アニバーサリーブック【公式】 (@kamiki_25th)がシェアした投稿 - 2020年 9月月18日午後7時51分PDT幼少期の神木隆之介さんは、とてつもなくキュート!女の子のような出で立ちですが、どこか今の面影も感じますね。そして、2020年でデビュー25周年を迎える神木隆之介さんは、同月25日にアニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』が発売されることをPR。同作にも貴重な子供時代の写真が多数掲載されているということで、ファンからは「絶対に買います!」「癒されたい…」といった期待の声がたくさん寄せられています。・たまらなくかわいい…。天使なのか?・素敵な写真ですね!本も楽しみにしてます。・かわいすぎて動悸が…。ちびりゅう、最高!!神木隆之介のインスタグラムにはイケメンショットが満載!子役時代はかわいい印象が強かった神木隆之介さんですが、27歳を迎えた2020年9月現在はすっかりイケメンに。『神木隆之介 25周年アニバーサリーブック』公式インスタグラムには、撮影オフショットをはじめプライベートを感じる写真が掲載されており、ファンをメロメロにしています。 この投稿をInstagramで見る \祝/Instagram開設! ・ 記念すべき1枚目の投稿は、『リュウチューブ』生配信中に撮影したコチラ ・ 今後も『おもて神木/うら神木』の情報やオフショットなど載せていきますので、お楽しみに! ・ ◆神木隆之介 25周年アニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』(9月25日発売/アミューズ) 《特設サイト》 #神木隆之介 #神木25周年 #おもて神木 #うら神木 神木隆之介 25周年アニバーサリーブック【公式】 (@kamiki_25th)がシェアした投稿 - 2020年 8月月13日午前4時57分PDT この投稿をInstagramで見る #おもて神木の1枚 #神木隆之介 #神木25周年 #おもて神木うら神木 神木隆之介 25周年アニバーサリーブック【公式】 (@kamiki_25th)がシェアした投稿 - 2020年 8月月20日午前3時32分PDT この投稿をInstagramで見る 『おもて神木』に収録されている、ロングインタビューのメインビジュアルを公開 ・ ◆神木隆之介 25周年アニバーサリーブック 『おもて神木/うら神木』(9月25日発売/アミューズ) ・ #おもて神木の1枚 #神木隆之介 #神木25周年 #おもて神木うら神木 神木隆之介 25周年アニバーサリーブック【公式】 (@kamiki_25th)がシェアした投稿 - 2020年 8月月24日午前2時26分PDT この投稿をInstagramで見る 本日放送された、『 #借りぐらしのアリエッティ 』で共演している、#志田未来 さんには、【うら神木】の対談でも参加していただいております ・ 限定盤に付いてくる、特典DVDには、幼馴染のような仲の良さを感じられる2人の対談&撮影風景の様子が余すところなく収められてます ・ #志田未来 さん #神木隆之介 #神木25周年 #おもて神木うら神木 #9/25発売 ・ ◇8/31までに予約して下さった方には、神木と個別でお話しができるオンラインイベントなど、豪華な特典も盛りだくさんです✌️✨ お見逃しなく! 神木隆之介 25周年アニバーサリーブック【公式】 (@kamiki_25th)がシェアした投稿 - 2020年 8月月28日午前7時32分PDT この投稿をInstagramで見る 神木隆之介アニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』 ・ おかげさまで、たくさんのご予約を頂いてます!ありがとうございます お手元に届くまで、しばしお楽しみにお待ち下さい♀️ ・ #うら神木の1枚 #おもて神木うら神木 #神木隆之介 #神木25周年 ・ ▼Twitterでは、『神木に演じて欲しい小説の登場人物』を募集してます。 本日23:59締切 宜しければご参加下さい! 神木隆之介 25周年アニバーサリーブック【公式】 (@kamiki_25th)がシェアした投稿 - 2020年 9月月6日午前6時04分PDT神木隆之介ってどんな人?神木隆之介さんは2歳の時に芸能事務所のオーディションに応募し、見事に合格。その4年後の1999年に、ドラマ『グッドニュース』(TBS系)で俳優としてデビューしました。2001年には、スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』で坊役を務めています。2005年に出演した映画『妖怪大戦争』では、『第29回日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞しました。それからはドラマ『探偵学園Q』(日本テレビ系)や『風のガーデン』(フジテレビ系)、『11人もいる!』(テレビ朝日系)、映画『桐島、部活やめるってよ』など数々の話題作に出演。その一方でアニメーション映画『サマーウォーズ』や『君の名は。』で、再び声優としての才能を発揮しています。2020年でデビュー25周年を迎えた神木隆之介さん。さらなる活躍が期待されています。神木隆之介が『屍人荘の殺人』で浜辺美波に振った『ムチャぶり』とは生存率1%の病気を患った過去[文・構成/grape編集部]
2020年09月28日俳優・神木隆之介が、デビュー25周年を記念してアニバーサリーブック「おもて神木/うら神木」を9月25日(金)に発売することが決定。佐藤健、染谷将太、三池崇史監督、「Perfume」ら豪華著名人が参加している。2020年にデビュー25周年イヤーを迎えた神木さん。25周年プロジェクトのひとつとなるアニバーサリーブックは、俳優としての“おもて”と、27歳の1人の男性としての“うら”と、2つの面から神木さんを紐解く内容になっており、豪華企画が満載。まず、神木さんと公私共に長い時間を過ごしてきた4名の俳優たちとの対談企画が実現。同世代で神木さんが最も尊敬する俳優・染谷将太とは、これまで語られることがほとんどなかった2人の俳優論を展開。また、高校の同級生で親友・中村隼人との撮影は、母校にて当時の様子を懐かしみながら行われ、幼い頃から共演もある志田未来とは久しぶりの再会で、照れながらも普段の様子を語らい、本郷奏多とは2人のプライベート話で盛り上がった。なお、特典DVDには対談の様子もたっぷり収録されている。そして撮りおろしカットや、これまでの貴重な写真はもちろん、三池監督や新海誠監督をはじめとする監督陣や佐藤健のインタビュー。中井貴一、上戸彩、吉沢亮、「Perfume」、細田守監督などからのメッセージと、30組を超える著名人とアーティストが参加。ほかにも、実母のインタビュー&親子2ショット写真、ジブリの宮崎駿監督の言葉と鈴木敏夫プロデューサーによる描きおろしイラストも収録。イラストには、『千と千尋の神隠し』で神木さんが声をあてた坊が描かれている。さらに10月には、購入者特典としてオンラインでのトークショーや、神木さんと1対1でビデオ通話ができる個別お話会などを行う予定。プロモーションとして期間限定で公式Instagram立ち上げや、グッズの発売なども行われる。神木隆之介25周年アニバーサリーブック「おもて神木/うら神木」は9月25日(金)発売。※A!SMART、HMV&BOOKS onlineにて8月13日(木)21時より予約販売開始(cinemacafe.net)
2020年08月13日俳優・神木隆之介のデビュー25周年を記念したアニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』(発行:アミューズ)が9月25日に発売されることが決定した。13日20時に行われた公式YouTubeチャンネル「リュウチューブ」の生配信にて発表された。このアニバーサリーブックは、5月の誕生日に発表された25周年プロジェクトのひとつで、俳優としての“おもて”と、27歳の1人の男性としての“うら”と、2つの面から神木隆之介を紐解く内容。25年という神木のキャリアと人間性があったからこそ実現した、豪華企画満載となっている。ジブリの宮崎駿監督の言葉と鈴木敏夫プロデューサーによる描きおろしイラストも収録。イラストには、映画『千と千尋の神隠し』(2001年公開)で神木が声を担当したキャラクター“坊”の泣く姿が力強い筆致で描かれており、神木とジブリとの強い絆を感じさせられる1ページになっている。さらに、神木と公私ともに長い時間を過ごしてきた、4人の俳優陣との対談企画も実現。同世代で神木が最も尊敬する染谷将太とは、今まで語られることがほとんどなかった2人の俳優論を語り、高校の同級生で親友の中村隼人との撮影は、母校・堀越高校にて当時の様子を懐かしみながら行われ、さらに、幼い頃から共演もあり、同級生でもあり、幼馴染と言えるような存在の志田未来とは久しぶりの再会で、照れながらも普段の様子を語った。兄弟!? と言われるほどお互いに近いものを感じている本郷奏多とは、2人のプライベート話で盛り上がった。特典DVDには、対談の様子もたっぷり収録されている。表紙デザインは、先日発表した周年ロゴと合わせ、グラフィックデザイナー佐藤卓氏が担当。撮りおろしカットや、今までの貴重な写真はもちろん、三池崇史監督や新海誠監督をはじめとする監督陣や佐藤健のインタビュー、中井貴一、上戸彩、吉沢亮、Perfume、細田守監督をはじめとする華やかな面々からのメッセージなど、30組を超える著名人とアーティストが参加。さらに実の母のインタビュー&親子2ショット写真など、神木の25年間のキャリアを物語る豪華な内容だ。また、10月には、購入者特典として、オンラインでのトークショーや、神木と1対1でビデオ通話ができる個別お話会などを行うことも決定。そのほか、アニバーサリーブックのプロモーションとして期間限定で公式Instagramアカウントの立ち上げを行うことや、25周年アニバーサリーグッズの発売などを行うことも発表された。■おもて神木収録内容・25周年記念 巻頭撮りおろし・出演作品紹介&関係者インタビュー(参加※掲載順:宮崎駿&鈴木敏夫/三池崇史/大塚恭司/永田琴/大友啓史/大根仁/佐藤健/新海誠/川村元気/西谷弘/松尾スズキ)・スペシャルトーク(神木隆之介×染谷将太)・Message to 神木くん(参加※掲載順:浅野忠信/乃木坂46・生田絵梨花/岩井秀人/上戸彩/上白石萌音/志尊淳/DAIGO/中井貴一/中川大志/中村倫也/花澤香菜/Perfume/広瀬すず/SEKAI NO OWARI・Fukase/細田守/森七菜/吉沢亮他全25名)・神木隆之介 25周年の本音(ロングインタビュー)他■うら神木収録内容・神木隆之介 27歳のリアル・神木くんのコト(インタビュー・文:古市憲寿)・対談企画1(神木隆之介×中村隼人)・対談企画2(神木隆之介×志田未来)・対談企画3(神木隆之介×本郷奏多)・神木くんのお母さん。 他
2020年08月13日神木隆之介(27)が8月12日、三浦春馬さん(享年30)を追悼するコメントをTwitterに公開した。「なかなか皆様にお伝えできなかった事があります」と切り出し、「個人的にも祖母が同時期にこの世を去ってしまったこともあって、気持ちの整理が出来ないまま、悩んでました」と明かした。続けて、「まだうまく言葉には出来る自信はありませんが、春馬くんの事です。今もただただ悲しいですし、悔しいなどの言葉には表現できない気持ちです」と偲んだ。その上で「これからもこの想いと、そして彼と共に過ごしていきます」とし、「彼を大好きな僕らの、みんなの気持ちは彼に届いていると思ってます」と記している。7月18日に三浦さんが亡くなった後、7月23日に配信予定だった『リュウチューブ #6』を休止した神木。そのため、《無理しないで》など神木を慮る声が上がっていた。神木は、三浦さん初主演ドラマ『ブラッディ・マンディSeason2』(TBS系)で共演。15年の「Act Against AIDS」では、「生きる」をテーマにした『あなたに泣いてほしくて』を吉高由里子(32)含めた3人で朗読した。同じ事務所の先輩・後輩という間柄であり、共に子役から俳優業を歩んできた。「三浦さんと佐藤健さん(31)が親しかったこともあり、神木さんも親交を深めたといいます。神木さんは敬語を使わないほど、2人を慕っています。神木さんと三浦さんは、“礼儀正しく、人好きがする”という人柄も共通。互いに、子役時代から培われた長所なのでしょう。神木さんは19年、『キレイ〜神様と待ち合わせした女〜』で舞台に初挑戦。三浦さん始め、事務所の先輩たちは地球ゴージャスの舞台を経験しています。舞台の楽しさを教えてくれたことが、『出演する後押しになった』と明かしていました」(芸能関係者)三浦さんの死から約1カ月ーー。思いを打ち明けた神木を励ます声が上がっている。《言葉にするのも辛いことと思います 前に進むためにとあえて伝えてくれてありがとうございます》《ゆっくり仲間と共に上を向いて、彼の分まで歩んで下さい》《神木くん、同時期におばあさまも亡くされてたんだね。大切な事務所の仲間、おばあさま、身近にいる人が亡くなって、本当に辛いと思う。神木くんの思いが春馬くんに届きますように》
2020年08月13日神木隆之介が探偵助手=ワトソンとなり、浜辺美波&中村倫也のW探偵(=ホームズ?)と殺人事件に挑む『屍人荘の殺人』。そのBlu-ray豪華版に収録される神木さん、浜辺さんによるビジュアルコメンタリーの一部が公開された。今回解禁されたビジュアルコメンタリーは、本編ダイジェスト映像とメイキングで構成された映像を見て、撮影当時をふり返る、“ここでしか見ることができない”作品の謎に迫った映像。オープンコールからハイテンションで盛り上げる神木さんと浜辺さん。明智役の中村さんは、仕事の都合で欠席となったが、冒頭では2人から中村さんへメッセージが送られた。本編がスタートすると、撮影当時のエピソードや当時の思いを次々に明かしてゆく2人。個性的でキャラクターの強い明智を演じる中村さんの演技について、神木さんが「僕の中で、ともくん(中村倫也)自体が“不思議な人”だったから、特に、何の違和感もなかった」と当時受けた印象を明かしたり、浜辺さん演じる剣崎比留子がナポリタンを頬張るシーンでは、応援上映のように映像に向かって声をかけたり…。キスシーンの寸前に実はガチ寝していたと明かす浜辺さん、さらに紫湛荘の支配人役の池田鉄洋が登場すると、大盛りあがりでツッコミを入れるなど、映像を楽しんでいる様子が収録されている。神木隆之介「すっごくツボに入って笑ったこところとか、全部思い出されて」収録を終えた神木さんは、「懐かしかった。映画って撮った時期と公開時期があってこうやってDVDになるっていう期間の間に結構月日が流れていますし、(出演者)それぞれの仕事もあったりして、当時は覚えていた細かい思い出とか発言とかって、忘れがちだったりする。こういう機会があって、また映像を見ると、そのシーンで起こった出来事だったり、言ったこと、すっごくツボに入って笑ったこところとか、全部思い出されて...。撮影がすごく楽しかったですし、笑っている事ばかりだったので、その気持がよみがえってすごく楽しい気持ちになりました。すごく楽しかった」とふり返った。また、浜辺さんは初号試写(出演者やスタッフが見る試写)が神木さん、中村さんとは違う回だったそうで、「見終わった後も途中も、ワイワイ見られなかった。だから今日、神木さんと観ながら、笑ったりとかあーだこーだ言えたりとか本当に楽しかったです。ゆったり、楽しい感じで、共有できたのが嬉しかったです」と、収録を楽しんだ様子。浜辺美波、小ネタ満載に「巻き戻してもう1回見て」これから映画本編や、このビジュアルコメンタリーを見る方への見どころを聞くと、「最初に観た時は、自分のお芝居を見ていたのですが、今もう1回見た時に、(出演している自分でさえも)“あれ、こんな事していたんだ、あんな事があったんだ”と発見出来た。DVDでは止めたり戻したり出来るので、是非是非、細かいところまで見てもらいたい」と神木さん。浜辺さんも「小ネタみないなものがすごく多いので、気になるところとか、ボソッと言ったセリフとか、巻き戻してもう1回見てもらうと、もっと深く理解できて、散りばめられた木村(ひさし)監督の面白さがもっと感じられる。この作品の“ミステリーだけじゃないところ”を楽しんで頂けると思う」と、2人とも“一時停止”や“巻き戻し”をして細部まで観てほしい、と語っている。このほか、Blu-ray豪華版には撮影メイキングやイベント映像など、ここでしか観られない貴重映像が多数収録されている。『屍人荘の殺人』Blu-ray&DVD は6月17日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:屍人荘の殺人 2019年12月13日より全国東宝系にて公開©2019『屍人荘の殺人』製作委員会
2020年05月21日俳優のみならず、近年は舞台の出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮している、神木隆之介さん。アニメーション監督の新海誠監督が“俳優・神木隆之介”の色気について語ってくれました。『天気の子』では青年としての色気に腰が抜けそうに。役者は感情を表現するのに全身を使いますが、神木くんは優しさ、雄々しさ、色っぽさなんかを、声という彼固有の「音」だけで演じることができてしまう。声の持つ情報量が、普通の人よりとても多いのが魅力ですね。芝居の勘が抜群によくて、アニメーション作品に必要な「間合い」や「息芝居」というものを、理屈でも体感でも完璧に把握していると思います。考えることが大好きで、演じることも大好きで、作品も愛している神木くんと仕事をすることは、最高に楽しいですよ。素顔のときは「あなたのことが好きだから、僕は今あなたと話しているんですよ」と思わせてくれる。手のひらの上で踊らされているだけかもしれないけれど(笑)、とても素敵な資質だと思います。宮崎駿監督の『ハウルの動く城』では、マルクルの芝居のあまりの可愛らしさに一観客として悶絶しました。僕が『君の名は。』を監督したときには声の青春感、爽やかさに聞き惚れましたし、『天気の子』では青年としての色気に腰が抜けそうになりました(笑)。これからも声の演技もたくさん聞かせてほしいけれど、あまり他のアニメには出演しないでいてほしいです。嫉妬しそうだから(笑)。しんかい・まことアニメーション監督。2002年、短編作品『ほしのこえ』でデビュー。’16年、神木さんが声優を務めた『君の名は。』が国内外で高い評価を受け、続く『天気の子』も大ヒット。かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。近年は舞台の出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮。最新作『連続ドラマW 鉄の骨』は、4月18日(土)22時よりWOWOWプライムにて放送スタート。全5話・第1話無料放送。ジャケット¥24,000シャツ¥11,800トラウザーズ¥13,800(以上メゾン スペシャル/メゾン スペシャル青山店 TEL:03・6451・1660)※『anan』2020年4月1日号より。写真・ティム・ギャロスタイリスト・百瀬 豪ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年03月31日柔和な表情から一転、鋭い眼差しに。これまでに数々の作品で異なる表情を見せてきた俳優・神木隆之介さんがいま目指す色気のカタチに迫ります。奮闘する人が素の表情をふっと見せるとき。「色気がテーマって、(佐藤)健先生じゃなくて僕で本当に大丈夫なんですか!?」開口一番、おどけて場の雰囲気を和やかにしてくれた神木隆之介さん。役者としてすでに成熟した安定感がありながら、作品ごとに新たな魅力を見せてくれる。主役を務める最新作は、池井戸潤さん原作の『連続ドラマW 鉄の骨』。建設業界を舞台にした社会派エンターテインメントで、神木さんは中堅建設会社で働く入社4年目の富島平太を演じている。「会社員の役は以前もやったことがありますが、建設業界は未知の世界なので面白いです。ビルは都会にいたら身近な存在といえますが、自然と目に留まるものもあれば、風景に溶け込んでいてスルーしてしまうものもある。僕らが生活のなかで意識するしないにかかわらず、それぞれのビルにはいろんな思いが詰まっていて、どんな人がどうやって造っているのか、垣間見ることができるんです」建設現場を愛する平太は、仕事にプライドを持つ実直な青年。「人に夢を与えるビルを建てたいっていう情熱があるものの、未熟者なんですよね。序盤のシーンで、下請けの若者が建設現場でタバコをポイ捨てするのを見て、胸ぐらをつかむんですけど、体が先に動いてしまうところがある。彼の主張は正しいのですが、その正しさが畑違いの部署に異動して通用せず、打ち砕かれてしまうんです」異動先は「談合部」と揶揄される業務部で、大規模な公共工事の受注を巡り、社内外の人間が本音と建前を使い分けながら巧妙に駆け引きをしていく。平太の上司で常務取締役を内野聖陽さん、業務部の次長を中村獅童さん、そして談合を仕切るフィクサーを柴田恭兵さんが務め、まさに色気のある大人の演技も見ごたえがある。「内野さんは背中が大きいイメージで、頼りがいがあります。過去に親子役で共演させてもらったのですが、父親的な温かさを持ちつつ、今回は上司としての威厳も兼ね備えています。獅童さんの役は、いろんな問題を乗り越えてきた先輩のかっこよさがあって、平太が困るようなことでも余裕を見せるところに色気を感じます。柴田さんの役はもう…神ですね(笑)。言葉は優しいけど、どういう生き方をしてきたのかが端々に感じられて、とても重みがあるんです」正義は勝つと信じる平太が、こうしたツワモノたちに揉まれながら成長していく物語でもあるのだが、不器用な彼にも奮闘する人ならではの色気がある。「自らの理想と、会社の一員としてやるべきことの間で葛藤して、苦しむんですけど、離れて暮らす母と話すときにふっと見せる寂しさや優しさも彼の魅力のひとつ。仕事では精いっぱい頑張っているんだけど、母親の前では普通の息子なんだなっていうのを感じてもらえたらいいですね」このドラマの顔ぶれだけでも、色気とはひとことで説明しがたい複雑な“何か”であることがわかるが、神木さんが最近ただならぬ色気を感じたという人物が、舞台『キレイ-神様と待ち合わせした女-』で共演した阿部サダヲさん。「普段は優しくて面白くて、ちょっと棘のあるロックな人なんですけど、同じ舞台に立っているとつい目で追ってしまうんですよね。阿部さんが次に何をするのか、共演者みんなが楽しみにしているような感じで、もっと阿部さんの芝居を見たいと思わせてくれる。そういう役者に憧れますね」神木さんにとっては、意外にもこのときが初舞台。役者としてその経験は大きかったようだ。「なんとなくですけど、カメラの前で堂々とできるようになりました。今までは迷いがありましたが、全48公演を完走できたことが自信につながったのかもしれません」色気にも、におい立つくらい濃密なものや、気配のようにそこはかとなく漂うものなどがあるが、神木さんが魅力的に思う色気のイメージを色で例えるなら…。「直感で思い浮かんだのがワインレッド。品のある、マットなワインレッドですね。黒のなかに雷みたいにワインレッドの切れ目が見える、そんなイメージです」役の幅が広がることは武器が増えることであり、それはつまり魅力が増すということなのだろう。コミカルな役からシリアスな役まで振れ幅がどんどん広がっているいまの神木さんは、まさに魅力が増している時期といえる。「実年齢より上の役を演じられるのも、色気があるということなんでしょうね。20歳で大人っぽい色気があったら30歳の役もできるわけだから、やっぱり役者にとって大事なもの。といっても健先生みたいな色気とはジャンルが違いますからね。それぞれの担当部署で僕も頑張ろうと思います(笑)」かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。近年は舞台の出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮。最新作『連続ドラマW 鉄の骨』は、4月18日(土)22時よりWOWOWプライムにて放送スタート。全5話・第1話無料放送。ジャケット¥24,000シャツ¥11,800トラウザーズ¥13,800(以上メゾン スペシャル/メゾン スペシャル青山店 TEL:03・6451・1660)※『anan』2020年4月1日号より。写真・ティム・ギャロスタイリスト・百瀬 豪ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年03月28日出雲大社参道神門通りで販売開始ゲンナイ製薬株式会社は、スキンケアブランド「IZUMONO」を2020年3月7日に出雲大社参道のお土産&カフェ「いづも寒天工房」で店頭販売を開始する。同ブランドは、縁結びの国と言われる出雲だけに咲くバラ「さ姫」のローズウォーターを配合した「恋叶えるコスメ」を展開。肌に潤いを与え、ローズの香りも楽しめる。店頭販売を開始する店舗は、出雲大社の神門通り沿いで、「出雲大社前駅」から徒歩約1分の好立地。寒天和菓子や、出雲地方の伝統製法による食品など、島根県の農産物を使用した美味しくて見た目にも楽しい商品が揃う人気のお土産屋さんだ。カフェコーナーもあり、島根県産抹茶ラテやパンケーキなどを食べられる。ハンドクリームなど3種を取り扱う今回販売を開始するのは、「縁むすぶハンドクリーム」1200円(税抜き)、「縁むすぶネイルオイル」1400円(税抜き)、「縁むすぶリップクリーム」(1000円)の3点。ハンドクリームは、よく伸びて塗りやすい白色のクリーム。リップクリームは無色透明で、口紅の下地にも使用できる。ネイルオイルは、はけ一体型になっており塗りやすい。(画像はプレスリリースより)【参考】※ゲンナイ製薬ニュースリリース
2020年03月11日神木隆之介と中川大志が出演する、“意識高すぎ!高杉くん”シリーズのWEBCM「高杉くん細杉くんのカラオケ高得点チャレンジ」篇が公開された。神木さん扮する高杉くんと、中川さん扮する細杉くんが登場する今回の新WEBCMは、今年1月1日からオンエア中の「三太郎」のCMシリーズ「みんな、自由だ」篇で流れている「Half time Old」のカラオケ配信に合わせて2人が大熱唱する映像。自撮りをしながら、「みんな自由だ」を全力で歌い、激しい踊りや合いの手を入れたり、細杉くんの合いの手の入れ方を説明する場面も入っていたり。そして歌い終わると、息を切らしながら採点結果を待つ2人。ところが、画面に出てきた点数の予想外の低さ。しかし、すぐに気持ちを切り替えて、再び全力で歌いはじめる…というストーリー。今回の撮影では、カラオケボックスで神木さんがカメラを持ち、部屋には神木さんと中川さんの2人だけ…と、とてもプライベート感の溢れる仕上がりに。本編で繰り広げられる合いの手の一部は、神木さんのアドリブが採用されているほか、細杉くんの持つ「全部嘘」の紙は、中川さんの直筆なのだそう。細杉くんのキャラクターを意識して、何度も何度も書き直してこの1枚が完成したという。au新WEBCM「高杉くん細杉くんのカラオケ高得点チャレンジ」篇は公式YouTubeチャンネルにて公開中。(cinemacafe.net)
2020年02月04日日本最古の正史『日本書紀』の冒頭には、出雲大社に鎮座するオオクニヌシを“幽”、一方大和の地では天皇を“顕”とし、それぞれ神の世界、現実世界を司るものとして記されている。今年は『日本書紀』編纂から1300年。その節目の年を記念し、幽と顕を象徴するふたつの地の名品を一堂に集めた、特別展「出雲と大和」が、東京国立博物館 平成館で、3月8日(日)まで開催されている(会期中展示替えあり。前期展示~2月9日(日)、後期展示2月11日(祝)~)。【チケット情報はこちら】第1章では「巨大本殿 出雲大社」として、オオクニヌシをまつる出雲大社の歴史と、出雲に伝来するご神宝の数々を紹介する。会場に入るとすぐ目に飛び込んでくるのは、巨大な柱。かつて出雲大社本殿は48メートルもの高さを誇り、巨木3本をひと組とする直径約3メートルの柱9本で支えられていた。本展ではそのうちの「心御柱」、「宇豆柱」を展示。この2件が同時公開されるのは史上初となる。第2章は「出雲 古代祭祀の源流」として、弥生時代の祭祀に用いられた品々を展示。中でも荒神谷遺跡からは驚くべき数の青銅器が一括して出土されており、武器形青銅器と銅鐸がともに埋納されていたことは、当時「定説を覆す”」と言われた。今回は同遺跡から発見された189点の銅剣・銅鐸・銅矛と、加茂岩倉遺跡から出土した銅鐸30個が出品されている。第3章「大和 王権誕生の地」では、埴輪や副葬品など、古墳時代の造形が実に豊かに展開していったさまを紹介。さらにそこからヤマト王権成立の背景に迫る。注目は国宝「七支刀」。石上神宮に伝わる宝剣で、左右に3つずつの枝刃と、本体の刃先を合わせて7つの枝があるように見える唯一無二の刀剣だ。またひとつの古墳から出土した数としては全国最多である、黒塚古墳の「三角縁神獣鏡」33面の全点展示も必見。第4章の「仏と政」では、仏教の伝来により古墳が果たしてきた政治的な役割を、寺院が担うようになった時代に誕生した造形の数々を紹介。1300年前の姿を現代に残す、石位寺の石仏「浮彫伝薬師三尊像」が寺外初公開されるほか、2メートルを超える巨大な立ち姿が圧巻の當麻寺の「持国天立像」などが並ぶ。なお多くの仏像は360度鑑賞可能で、後ろ姿までじっくり堪能することが出来る。会場内では展覧会オリジナルグッズも販売。人気イラストレーターの中村加菜子とコラボしたチケットファイルや、出雲大社神殿をイメージした瓦せんべいなどが用意されている。取材・文:野上瑠美子
2020年01月22日日本最古の歴史書『日本書紀』の編纂から1300年を記念し、特別展『出雲と大和』が東京国立博物館にて開幕。3月8日(日)まで開催されている。古代日本において、現在の島根県にあたる「出雲」は、出雲大社を中心に神々や祭祀の世界を司り、現在の奈良県にあたる「大和」は、朝廷を中心に政治の世界を司ってきた。同展は、そんな出雲と大和の名品約170件を一堂に集め、古代日本の成立やその特質に迫るもの。「古代史」と聞くと難しく構えてしまうかもしれないが、古代から伝わる宝物や出土品が丁寧な解説や映像とともに紹介されている会場に一方足を踏み入れれば、歴史に詳しくなくてもあっという間に古代世界に引き込まれていく。展示は「巨大本殿 出雲大社」「出雲古代祭祀の源流」「大和王権誕生の地」「仏と政」のテーマごとに分けられた全4章で構成。第1章「巨大本殿 出雲大社」では、出雲大社に古くから伝わる神宝を通してその歴史が紹介される。出雲大社の境内から出土した「新御柱(しんのみはしら)」「宇豆柱(うづばしら)」と呼ばれる巨大な柱材が初めて同時公開されるほか、古代出雲大社本殿の十分の一スケールの模型など貴重な資料が並び、高さ約48メートルもあったという古代出雲大社の威容をうかがい知ることができる。日本書記成立1300年特別展「出雲と大和」()
2020年01月17日新海誠監督の大ヒット作『君の名は。』で、主人公の瀧を演じた神木隆之介さん。新海映画をこよなく愛する神木さんが、愛情溢れる解説を披露してくれました!取材現場に現れた神木隆之介さんの傍らには、小さなノートが。「大好きな新海作品について語るので、昨日の夜、いろいろ観直して予習してきたんです(笑)」と言う神木さんは、自他ともに認める筋金入りの“新海誠マニア”。魅力を語り始めると、とにかく言葉が止まりません!「最初に監督の作品を観たのは高校生のときです。レンタルビデオ店に並んでいたパッケージの美しさに惹かれ、『秒速5センチメートル』を借りたのですが、始まって数秒で、なんだこの世界観は!!とノックダウンされました。こんな美しく描かれた世界にもっと浸りたい…と思い、そのときに観られる新海作品を一気に観ました」入り口は絵の美しさでしたが、観続けていくうちに、セリフの内容や言い回しのリアリティ、人間を描く深さ、そして日常音の美しさなど、魅力を発見してはますますハマっていったそう。「僕が思うに新海監督は、きっと心にずっと空洞があって、そこを埋めるための何かをずっと探しているのかな、と思います。その、どこか満たされていない状況は寂しくて切なくて儚いのですが、そこに監督が憧れているロマンがあるような気が…。『ほしのこえ』からずっと、一貫してその雰囲気を感じますね」ここでは、お話に出てきた『秒速5センチメートル』、『ほしのこえ』、そして主人公を演じた『君の名は。』の見どころを神木さんが熱く解説。神木さんの溢れる愛を汲み取りながら、お楽しみください!『ほしのこえ』(2002年)2046年、同じ中学で同じ部活に所属する、同級生のミカコとノボル。淡い恋心を感じていた二人だったが、中3の夏、ミカコは国連軍の選抜メンバーに選ばれ、宇宙に旅立つ。高校に進学したノボルは、遠く離れたミカコと携帯メールで通信をするのだが、ミカコが太陽系の深淵に向かうに従い、メールのやりとりにかかる時間が、数日、数週間、そして年単位…と開いていく。「宇宙と地上に引き裂かれる恋人の話です。監督の第1作ですが、後の作品に脈々と引き継がれていく、新海さんの核みたいなものが描かれている作品だと思う。宇宙にいるミカコとノボルの間には、想像もできないほど遠い距離があって、メールがどんどん届かなくなっていくわけですが、強く思えば思うほど、二人は遠く離れていくんです。すごく切ない、悲しい恋物語。繊細で儚くて、でもだからこそとても美しい。実はこの作品も、登場人物と天気が大きく関わっていて、彼らの心情で雨が降ったり、入道雲が発生したりするんです。『天気の子』にも通じますよね。監督の描きたいものにブレがないんだなと、観返して改めて思いました」『ほしのこえ』第1作は、監督、脚本、演出、作画、美術、編集のほとんどを一人で手がけた完全個人制作アニメ。オリジナル版はノボルの声を新海監督が務めている。ミニシアター1館での公開ながら、1か月で約3500人の観客動員が。声の出演/武藤寿美、鈴木千尋25分DVDサービスプライス版¥2,286(発売:コミックス・ウェーブ・フィルム)©新海誠/コミックス・ウェーブ・フィルム『秒速5センチメートル』(2007年)東京に住む小学生のタカキとアカリはお互いに想い合う仲。しかし卒業後、アカリが栃木へ引っ越して二人は離れ離れに。さらに中学生になったタカキは鹿児島に転校が決まる。遠くに引っ越す前にアカリに会おうと決め、大雪の中タカキは栃木に向かう。時は過ぎ、種子島で高校生活を送るタカキは、同級生からの想いを知りつつ、遠くにある何かを見つめていた。後日、東京で社会人になり、タカキは仕事に追われて疲弊する中で、忘れかけていた一人の女性のことを思い出す。「物語は〈桜花抄〉〈コスモナウト〉〈秒速5センチメートル〉の3章から成り立っていて、僕は最終章が一番好きです。タカキはアカリの面影を求め、彼女に似た女性と付き合うんですが、過去を思い出にできず、関係は破綻します。その、タカキのダメな感じが、だらしない生活ぶりから強く伝わってきて、特に部屋の中で空き缶が転がるシーンの音と描写がとにかく秀逸。何かを追い求めているんだけれど、それが何なのかわからない。タカキのその感覚は、僕にも重なるところがある。最終章の彼の言動を見るたびに、なんとも言えない気持ちになります」『秒速5センチメートル』題意は、作中でアカリが「桜の花びらが舞い落ちる速度」と言う。惹かれ合っていた男女の時間と距離による変化を、3章の連作で描く。海外でも、アジアパシフィック映画祭の最優秀アニメ賞など、映画賞を受賞。声の出演/水橋研二、近藤好美、尾上綾華1時間13分DVD通常版¥3,800(発売:コミックス・ウェーブ・フィルム)©新海誠/コミックス・ウェーブ・フィルム『君の名は。』(2016年)1000年ぶりとなる彗星の来訪を控えた日本。東京に住む男子高生の瀧はある日、山奥の田舎に住む女子高生・三葉になる夢を見た。一方、三葉は瀧になる夢を見た。二人とも「変な夢」と思うが、この妙にリアルな夢は繰り返される。抜け落ちた記憶、不思議な時間感覚…。「もしかして、入れ替わってる?!」と気がつく二人。奇妙と思いつつも二人なりのやり方で協力し合い、瀧と三葉は打ち解けていくのだが…。「それまでの作品と比べると、とにかくテンポが速いです。それからコメディシーンがあるのも、過去の新海作品にはない新しい側面かも。コメディ要素を盛り込みながら展開の速い作品ですが、登場人物の心情をしっかり丁寧に描いているところはさすがです。観てほしいところは…やっぱり二人が入れ替わっているシーンかな。瀧くんの中に三葉が入っている場面は、僕はちょっと内股で演じていましたし、三葉を演じた(上白石)萌音ちゃんは、逆にガニ股になっていたのを覚えています。最先端のCG技術を使った映像がとにかく美しく、RADWIMPSの音楽と一体化したときのエンタメ感は、本当に素晴らしい」『君の名は。』日本における邦画の興行収入第2位という大ヒット作。世界100以上の国と地域で公開され、世界興行収入が日本映画として歴代1位になった。RADWIMPSが映画音楽を担当したことも話題に。声の出演/神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ1時間47分DVDスタンダード・エディション¥3,800(発売、販売:東宝)©2016「君の名は。」製作委員会かみき・りゅうのすけ1993年生まれ、埼玉県出身。俳優として、また声の出演でも数多くの作品に参加。公開待機作に、『屍人荘の殺人』(今年12月公開)、『Last Letter』(’20年公開)が。※『anan』2019年8月7日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・河野友紀(by anan編集部)
2019年08月14日俳優の佐藤健、神木隆之介が2日、東京・西銀座チャンスセンターで行われた「サマージャンボ宝くじ」、「サマージャンボミニ」の発売記念イベントに出席した。7月2日から8月2日の期間に全国で発売される令和元年のサマージャンボ宝くじ(市町村振興 第800回全国自治宝くじ)、サマージャンボミニ(市町村振興 第801回全国自治宝くじ)。サマージャンボ宝くじは、1等賞金が5億円で1等の前後賞が各1億円ずつ設けられ、1等と前後賞合わせると総額7億円が当たる。発売日に行われた同イベントに、CMキャラクターを務める佐藤健と神木隆之介が浴衣姿で登場。浴衣姿に佐藤が「僕は浴衣を着るのも見るのも好きなのでうれしいですね。誰かが着ている浴衣を見るのも好きです」と和装好き。神木は「もうね、格好良すぎてどうするんですかね? 夏限定の佐藤健を見られるのですごく楽しいです」と絶賛した。サマージャンボ宝くじは、1等前後賞合わせて7億円もの大金が当たる。イベント中には「7億円当たったらお互いに何をプレゼントしたい?」という質問を投げ掛けられ、佐藤が「神木くんにずっと欲しいと言われているんですが、探しているんですけどなかなかないので、7億円を使って本物のプラネタリウムをプレゼントしたいです」と答え、神木も「僕はマンションを買ってあげたいですね。それに合鍵をもらうという(笑)。それまでがワンセットです。そうすればいつでも入れるしいつでも会いに行けますから」と"佐藤健愛"をアピールした。イベントでも随所で仲の良さを見せていた佐藤と神木だが、最初は神木からのアプローチだったという。「一番最初に健くんが仮面ライダーをやっている時にマネージャーさんを通して電話したことがあるんです。それが最初のコンタクトでした」と神木が明かし、佐藤も「本当に人懐っこいんですよ。歳とか関係なく話し掛けてくれたりするので、仲良くなれたのは神木くんのお陰だと思います」と感謝。続けて神木が「憧れですよね。色気が浴衣着ているみたいですから。もうそれこそ色気ってどうやって出すの? って一番最初に聞いた方なんです。表現者や役者としても色んなことをやられてますし、僕にとっては素敵な先輩です」とべた褒めだった。
2019年07月02日5月19日、俳優の神木隆之介が26歳の誕生日を迎えた。Twitterではファンや様々な公式アカウントから《お誕生日おめでとうございます!》《神木隆之介さんの誕生日をRTでお祝いしましょう》《幸せな1年になりますように》と祝福の声が続々。《#神木隆之介誕生祭》《#神木隆之介は26歳になりました》とハッシュタグがつくほどだ。神木は5歳で子役デビュー。キャリアはすでに21年になるが次々と新境地をかいたくしている。01年にはジブリ映画「千と千尋の神隠し」を皮切りに、声優としても活躍。また14年の映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」では、佐藤健(30)と迫真の殺陣を披露した。そして今年2月に公開された映画「フォルトゥナスの瞳」では、初のラブストーリーを演じた。そんな年を重ねるごとに活躍の場を広げている神木に、彼が“アラサー”になったことを驚く声もあがっている。《もぅ26歳か、早いな》《すっかり大人》《アラサーなんて信じられん》《月日経つの早いーー》神木は現在、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(NHK)や「集団左遷!!」(TBS系)にレギュラー出演中。どちらも神木の誕生日に放送予定となっている。《ドラマ見てます》《集団左遷楽しみ~》《いつも誕生日の日にドラマ出てない?幸せすぎですありがとう》とファンにも嬉しい誕生日となりそうだ。
2019年05月19日安土桃山時代に歌舞伎の元となる「かぶき踊り」を創った“出雲の阿国”の人生と、彼女にあこがれと憎しみを抱きつつ、「二代目おくに」を名乗ることになる少女“お丹”の成長を描いた小説『二人阿国』(皆川博子作、新潮社刊)。厚みのある物語性はそのままに、歌、ダンス、舞踊、殺陣で華やかにミュージカル化したのが本作だ。明治座初出演にして初座長を務める阿国役・北翔海莉と、お丹と同じ一座のおあか役・桜一花、芸人であり遊女でもあるお菊役の鳳翔大という宝塚OGの3人に、本作への意気込みを聞いた。元宝塚歌劇団星組トップスターで、在団中より「明治座にあこがれて、しょっちゅう通っていた」という北翔。「出演が決まった時は、プレッシャーを感じつつも“あの舞台に立てるんだ”と本当に嬉しかったですね」と語る。宝塚では同じ組にいたこともある鳳翔は、これが退団後初のミュージカル。「あの明治座で、さらに北翔さんが座長と聞いて“出たいです!”と即答でした」と笑顔だ。北翔とは宝塚歌劇団のベルリン公演(2000年)以来の仲という桜も、「女優になった北翔さんと、また舞台でご一緒できるのが嬉しい」と、演技巧者の桜ならではの言葉が聞かれた。圧倒的なカリスマ性で、当時の日本を席巻してゆく阿国。芸道へのひたむきな姿勢は、北翔自身とも重なるが。「私などはまだまだ……。それでも舞台人として、究極のエンターテイナーの阿国のような考え方でありたいとは、いつも思っています」と北翔は語る。「常に勉強を欠かさない姿で、私も頑張らなきゃと思わせてくださる方」(桜)、「たくさんのことを優しく教えてくれる先輩」(鳳翔)と慕われている点も、阿国役にぴったりと言えそうだ。おあか役の桜は「峯岸みなみさんが演じるお丹の母親的な存在。芸人として生きるための手段をしっかり選んできた女性なので、夫役のモト冬樹さんと味わい深く演じられたら」と楽しみにしている様子。また、お菊役の鳳翔は「元男役なので最初は遊女役に戸惑いましたが、最近、日本舞踊のお稽古を始めたこともあって(名取名:花柳寿鳳華)、仕草などで活かせるかもと。お菊は武芸に秀でているキャラクターとも聞いて、だいぶ安心できました」とコメント。北翔、鳳翔ともに殺陣があるそうで、ダイナミックなステージが期待できそうだ。ミュージカル化については、「原作の深い言葉を残しつつ、ミュージカルにすることで、老若男女に分かりやすい舞台になっていると思います」と北翔。「本作の阿国は舞台人の側面に絞られているので、彼女が何を見て何を考え、どんな風に新しい舞台に取り組んでいったのかをしっかりと演じたい」と意気込む。一方で、「(阿国の)遊女的な面は、鳳翔さんに任せて……」とはにかむ北翔に、「ポスターの北翔さんは(色気が)充分出てますけど!?」と鳳翔が返し、笑いに包まれるひと幕も。チームワーク抜群のなごやかな雰囲気に、本番への期待が高まる取材となった。公演は3月29日(金)から4月15(月)まで、東京・明治座にて。チケットは現在発売中。取材・文:佐藤さくら
2019年03月12日2月15日公開の映画『フォルトゥナの瞳』の公開直前イベントが12日、都内で行われ、神木隆之介、有村架純が出席した。『永遠の0』や『海賊とよばれた男』の百田尚樹による同名小説を映画化した本作。"死を目前にした人間が透けて見える"という不思議な能力・フォルトゥナの瞳を持ち、最愛の女性の"死の運命"を知ってしまう主人公の青年・慎一郎(神木隆之介)と、彼と未来を誓い合いながらも死の運命に導かれていくヒロイン・葵(有村架純)の感動的な愛の形を描く。主人公の慎一郎を演じた神木は「自分たちが作った作品を世に出して皆さんに見てもらう不安はありますが、楽しみしている気持ちも半分あります」と話し、神木の相手役を務めた有村は「神木くんのラブストーリー初めての瞬間に携われて光栄です。これだけ経歴がある方なのに、まだ初めてあるの? と思うぐらいですが、新鮮な神木くんの姿をたくさんの方々に見ていただけることを楽しみに思っています」と公開が待ちきれない様子だった。イベント後半では、本作の内容にちなみ、神木と有村の"愛の献身度"が透けて見える「究極の選択で心理テスト」を実施。「愛の献身度50%。程よい距離感、ただの無難な人タイプ」と診断された神木は「物品で補う無難な人です」と自虐的で「一番無難な選択をしてしまいました(笑)」と苦笑い。対する有村は「愛の献身度90%。ちょっと重たい! 振られ体質タイプ」と診断されたが「自分じゃ分からないですよね。でもある程度の距離感は欲しいです」と恋愛体質でないといい、「相手の人にこうしてとかああしてとかはないですよ。見返りはあまり求めないです」とコメントすると、神木は「お母さんみたい!」と驚いていた。また、イベントの最後には、翌日が有村の26歳となる誕生日ということで、神木がサプライズとしてバースデーケーキを有村に贈呈。神木が取ってくれたケーキを口にした有村は「美味しい! みんなに食べてもらいたい。すごく美味しいですよ。これは女子にとってすごくうれしいケーキです」と舌鼓を打つと、神木は「こんな幸せな笑顔でうれしいです」と観客とともに有村の誕生日を祝った。映画『フォルトゥナの瞳』は、2月15日より全国公開。
2019年02月13日俳優の佐藤健と神木隆之介が出演するスマートフォン向け位置情報ゲーム『ポケモン GO』の新CM「2人でバトル」編が、11日より全国で放送される。新CMは、佐藤と神木が『ポケモン GO』のような世界観の中で、ほかのプレイヤーとの1対1の対戦を手軽に楽しむことができる新機能「トレーナーバトル」を仲良く楽しむ内容。ポケストップで遊んだり、トレーナー気分でフィールドを歩いたりしつつ、バトルの準備をし、バトルに出す3匹のポケモンを選びながら自分のポケモンを自慢する。バトルが始まると、時折、真剣な表情をのぞかせながらも、相手のポケモンやバトルの内容について楽しく会話する2人。結果は、神木の勝利! バトルに負けた佐藤は少し悔しそうな表情を浮かべるが、2人とも楽しそうに笑顔を見せる。今回の撮影では、台本なしで自然な表情とリアクションを撮影。普段から『ポケモン GO』で遊んでいる2人ということもあり、本番中は終始楽しくプレイをしていて、思わず「CM撮影?」と思ってしまうほど自然体の2人の姿が収められている。また、佐藤と神木のWeb限定オフショット映像も公開。普段から仲の良い2人が外に出て『ポケモン GO』をプレイしている様子が見られる。(C)2019 Niantic, Inc. (C)2019 Pokemon. (C)1995-2019 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
2019年01月11日神木隆之介が本格的なラブストーリーに挑んだ映画『フォルトゥナの瞳』の完成記念舞台挨拶が1月8日(火)、TOHOシネマズ六本木にて行われ、神木さんのほか、ヒロインの有村架純らが登壇した。有村架純とのラブストーリーに神木隆之介「ついに、ガタッ!」「SPEC」シリーズ、「11人もいる!」、『3月のライオン』に続き、なんと4度目の共演となった神木さん&有村さん。数々の共演の末、初めての恋人役、さらに神木さんにとっては初めての本格的な恋愛映画主演ということもあり、「ついに、ガタッ!って感じでしたね(笑)」とオファーの心境をふり返った。有村さんは、「実は以前“神木くんのラブストーリーが観たい”と言ったことがあって…相手が私(笑)。言霊ってあるんだなと思って、すごくびっくりしました」と朗らかに恋人役の心境を明かしていた。『フォルトゥナの瞳』は『永遠の0』、『海賊とよばれた男』などでも知られる百田尚樹による小説の同名映画化。幼少期に飛行機事故で家族を失った木山慎一郎(神木さん)は、ある日、「死を目前にした人間が透けて見える能力(※フォルトゥナの瞳)」を持っていることに気づき、生活が一変する。苦悩の日々だったが、桐生葵(有村さん)に出会うことから、幸せな毎日となり人生に初めて彩りが生まれる。しかし、ついには葵までもが透けて見え始めてしまい…。恋愛映画の神木は一味違う?「撮影前から不安と楽しさで。気合いを入れて頑張りました!」と話した神木さん、具体的な準備を聞かれると、「体を鍛えました!ジムに行って、ちょっと体を大きくしました!」と胸を張った。しかし場内が静まる空気を察すると、とっさに「いまじゃないですよ!いまは戻りました。(映画では)ちょっと強化された神木が出てくる。強化神木です」と茶目っけたっぷりにアピール。さらに、2019年チャレンジしたいことについて話が及ぶと、神木さんは「表現の仕方をもうちょっと広げてみたい。歌とかダンスとかも挑戦してみたい」と意欲を燃やす。「過去にイベントとかでもやったりしていたんですけど、楽しいですし、一体感というか、お客さんの反応がリアルに返ってきたりして。強化神木ならぬニュー神木みたいな、やったことのないような挑戦をしたいです」と、新たな神木さん像に向けてアタックすると宣言していた。神木&DAIGO、仲良く表参道デートそんな神木さんと今回初共演となったのはDAIGO。現場の雰囲気を聞かれると、DAIGOさんは「正直な話、りゅうと出会いがしらですごく仲良くなって。俺の印象は、りゅうは“NG”」とお得意のDAI語を披露。神木さんらが「NG…」と頭を悩ませるも、DAIGOさんが「ナイスガイ」と明かし、場内も大爆笑。プライベートでの付き合いも深いそうで、「去年末、表参道のイルミネーション、ふたりで見に行ってね」とDAIGOさんが言うと、神木さんも「うん!一緒に写真撮ってね!」とイルミネーションを背景に自撮りもしたという仲の良さを報告し、場内からは驚きのどよめきも聞こえた。舞台挨拶には、そのほか、斉藤由貴、時任三郎、三木孝浩監督も登壇した。『フォルトゥナの瞳』は2月15日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:フォルトゥナの瞳 2019年2月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ2019映画「フォルトゥナの瞳」製作委員会
2019年01月08日神木隆之介が、25歳になる。この言いようのない感慨深さに、共感する方は多いだろう。子役から活躍し、20年以上も第一線で活躍している俳優はそうそういるものではない。しかも、日本映画歴代興行収入ランキングベスト5のうち、第1位の『千と千尋の神隠し』から第2位『君の名は。』、第3位『ハウルの動く城』、そして第5位の『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(実写作品としては歴代1位)と4作品に出演する栄誉を持つのは神木さんだけだ。代表作を数え上げればキリがないが、この世代トップの実力派俳優であるのはもちろんのこと、上記3作品をはじめとする声優の仕事にも定評のある神木さん。少々寂しくもあるが、もう学生服は卒業する年ごろだ。そんな神木さんの軌跡と、現在、そして未来に迫った。“声優”神木隆之介の経歴のすごさ、そのポテンシャル1993年5月19日生まれ、2歳のときに子役の有名事務所として知られる「セントラル子供タレント」に入り、CMでデビュー。1999年には「グッドニュース」でドラマデビューを果たした。筆者が初めて神木さんを知ったのは、“人間ではない”少年役を演じた平成仮面ライダーシリーズ2作目「仮面ライダーアギト」。中性的で謎めいた美少年であることが重要なキャラだったが、そのころから演技力が際立っており、“神童だ!”と衝撃を受けたことをよく覚えている。その麗しさは、滝沢秀明主演の大河ドラマ「義経」(2005)で牛若(義経の幼少期)を、さらには、その7年後の「平清盛」(2012)でも義経を演じたことからもよく分かる。その一方で、まず注目したいのが、神木さんの声の仕事。『千と千尋の神隠し』(2001)で湯婆婆の息子“坊”の声を務めたのが、8歳のとき。その後、『ハウルの動く城』(2004)のマルクル役、声変わりをしてからは『借りぐらしのアリエッティ』(2010)ではアリエッティが出会う病弱な少年・翔の声を務め、スタジオジブリの3作品に出演。『アリエッティ』米林宏昌監督とは、スタジオポノックの『メアリと魔女の花』(2017)でも再タッグを組んだことが記憶に新しい。また、新・声優陣による劇場版ドラえもん1作目『のび太の恐竜2006』で、恐竜“ピー助”の声を務めていたのは神木さん。一色まことの人気コミックを原作にした『ピアノの森』ではピアニストを目指す雨宮修平の声を演じたが、彼に影響を与えていく天才的なピアノの才能を持つ少年・一ノ瀬海を上戸彩が務めて話題となった。細田守監督の『サマーウォーズ』では主人公・小磯健二の声を演じ、代表作の1つに。そのクライマックスの決めセリフ「よろしくおねがいしましまぁぁぁすっ」は『天空の城 ラピュタ』の「バルス!」並に(?)SNSを沸かせるものとなっている。今夏、続編が公開されるアカデミー賞受賞作『皇帝ペンギン』(2005)ではかわいい子ペンギンの声を務めたことも。『アーサーとミニモイの不思議な国』、そして『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』ではハリウッドの人気子役(現在も活躍中)フレディ・ハイモアの吹き替えの声を務めている。彼以外には考えられない『君の名は。』瀧くんのほかにも、これだけ数多くの作品に起用されてきた神木さん。声の発し方や間、抑揚などでキャラクターに息吹を与え、説得力を持たせる卓越した演技力があればこそで、“俳優が声の出演をする”以上のものを作品に残している。俳優・神木隆之介の転機は『SPEC』、そして『桐島』か2003年の『踊る大捜査線THE MOVIE2』で、“万引き家族”ならぬ“スリ家族”の長男役を演じていた神木さん。少年係のすみれ(深津絵里)にお世話されていた可愛い姿が、懐かしく思い出される。その後、主人公タダシ役を演じた『妖怪大戦争』(2005年)では12歳にして日本アカデミー賞新人賞を受賞。2007年には、あどけない少年ぽさを残しつつ行定勲監督のジュブナイル『遠くの空に消えた』で同じく子役として活躍していた大後寿々花と共演。その後、大後さんとは『桐島、部活やめるってよ』やドラマ「刑事ゆがみ」でも共演する。また、『Little DJ ~小さな恋の物語~』では、同じく福田麻由子と淡い初恋を演じる姿にときめかされた。病院内放送のDJを務める少年という役柄によって、その声の良さも存分に活かされた。そして、2010年にスタートしたドラマ「SPEC」は神木さんにとって、転機の1つとなった作品だろう。演じたのは、時を止める能力をもつ“ニノマエ”。最終章となる2013年の劇場版『SPEC~結~』(漸ノ篇、爻ノ篇) 公開時のシネマカフェインタビューでは、この“ニノマエ”として過ごした時間を「役と一緒に成長してきた3年だった」と大切にふり返っている。これまでのイメージとはがらりと変わって、「何を考えているか分からない」無邪気さを持つ悪役を熱演し、新境地を開いた。何度も蘇っており、「連続ドラマが終わって死んだはずなのにスペシャルドラマに呼ばれ、『おつかれさま』と言われたはずが映画にも呼ばれ…まだそのパターンが続いているような気がします。撮影を終えてしばらく経って『終わったんだな』と思っているのですが、心のどこかでまだ終わっていないような…それくらい、この3年は長く特別でした」と、当時の神木さんはその入り込みようを明かしていた。また、ドラマでは2011年、脚本を務めた宮藤官九郎が「向田邦子賞」を受賞した深夜ドラマ「11人もいる!」であろうか。約4年ぶりの連ドラ主演で、進学をあきらめ、バイト三昧だった大家族の長男(高3)がバイト先のお姉さんと勢いでHしてしまい、妊娠させてしまうという役回りだった。同作には長女役の有村架純ほか、星野源や高橋一生、矢本悠馬、加藤清史郎なども出演しており、宮藤さんとは監督作『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016)でも再タッグを組むことに。あのハイテンション芝居を引き出した宮藤さんとのタッグは、後述する大河ドラマでも期待されている。さらに、主要映画賞を席巻した2010年代を代表する青春映画、いや日本映画の金字塔『桐島、部活やめるってよ』(2012)では、いわゆるスクールカーストの“底辺”に属する映画部の前田という、とても“らしい”高校生がハマり役となった。「高校を卒業して『桐島』のプロモーションが始まって、おこがましい言い方だけど“座長”としてしっかりしなくちゃという意識、責任感を強く感じていました」と、先の『SPEC』のインタビューで神木さんは語っている。“職業・役者”としての実感が、さらなる高みを目指す後押しになったのだろう。例えば、『太陽』(2015)での、近未来の超絶的な2分化社会に生きる、屈辱と劣等感にまみれた役どころは新鮮味があった。『るろ剣』『バクマン。』…人気漫画の原作もハマる!また、2007年のドラマ初主演作「探偵学園Q」を始め、大人気漫画原作の実写作品がハマる男でもある。『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(2014)では原作でも人気の高い瀬田宗次郎役を演じ、高速殺陣アクションにも挑戦した。主演の佐藤健とは『バクマン。』(2015)でも息の合ったコンビを見せてくれたが、同作では当初、主演2人の“キャスティングが逆では?”と話題となった。真面目な作画担当のサイコー役を演じたのが佐藤さんで、神木さんは原作担当のチャラくて調子のいいところもあるシュージン役。だが、これがまたハマッた。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017)でも、友達思いの明るいキャラ・広瀬康一はぴったりだった。さらに、『3月のライオン』(2017)の桐山零に至っては、原作ファンやアニメファンも納得のキャスティングとなった。弱々しいほどの見た目とは裏腹に、内に秘めた将棋への呪縛のような熱量や愛に飢えた心を表現できるのは、やはり神木さんしかいない。このギャップは、「SPEC」や『るろ剣』ともどこか近しいものを感じる。実際、神木さんも『るろ剣』公開当時のインタビューで「宗次郎も、ニノマエも、何で演じられたんだろう?と思いつつも楽しい。たぶん、自分に何ができるのか、自分がどんな人間なのか、いまだに分かっていないのが面白いんでしょうね。そういう意味では、自分自身に興味を持ち続けています」と語り、「陰の部分も、陽の部分も、もっと自分に何かがあってほしい。そこを探りながら、いろいろな役を演じていくのが楽しいんです」とも述べている。学生服は卒業…!?刑事や弁護士、サラリーマンを演じるいままた、先の『SPEC~結~』でのインタビュー当時、“社会人”になったばかりの神木さんは、「スーツを着て会社勤めをする役がやりたいです。上司や部下や同期の仲間がいて、ほかの部署の女の人と社内恋愛したりとか(笑)」と語っていた。その願いがついに叶ってか(?)、会社員ではないが、2017年10月期に放送されたドラマ「刑事ゆがみ」では、正義感と上昇志向が強い刑事・羽生虎夫に扮し、ルール&常識度外視の破天荒な刑事・弓神(浅野忠信)とバディを組んだ。もちろんスーツ姿ではあるが、何度も弓神にからかわれていたように残念ながら「25歳で童貞」という設定…。だが、この羽生役は視聴者にとっても感慨があったようで、「“学生”じゃなくて“大人”の役を演じてる神木くんが新鮮」「スーツ神木かっけえええええ」など“大人の男”にネット上は盛り上がった。さらに、この4月21日にスタートしたNHK土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」がまた、抜群に面白い役どころだ。本作では、アメリカでは一般的となっているモンスターペアレントや、パワハラ、モラハラ、いじめなど学校で起こる出来事に法が介入していく「スクールロイヤー(学校弁護士)制度」が取り上げられている。神木さんが演じるのは、やけに弁の立つ弁護士・田口章太郎。スーツ姿に弁護士バッジを着けた神木さんは「凛々しい」のひと言に尽き、成長を感じさせるが、実はまだ“法廷デビュー”はできていない新米。弁護士事務所のボス・高城(南果歩)によって、ある中学校にスクールロイヤーとして派遣される。田口は「僕は先生の先生ですから」と、弁護士として常に正論をぶちまけるが、現代の伏魔殿・学校には暗黙のルールが多々あり、とにかく穏便に済ませたい校長たちとも対立しがち。中でも、教務主任とは何かと意見が衝突するが、演じているのが「11人もいる!」で父親役だった田辺誠一なのは、ファンにはツボかもしれない。ものすごいセリフ量だが、まったく言いよどむことのない“弁の立つ”神木さんに、「滑舌がすごくいいですね」と何度も繰り返す田辺さんには納得するばかり。しかも、学校のチャイムや吹奏楽の放課後練習を思わせる音楽をバックにしながら、映画部員でも、天才棋士でも、漫画作家でもなく校内にいるスーツ姿の神木さんというのは初めて見る光景。子役時代の神木さんと共演経験があるという南さんも「こんなに立派になって。叔母のような目線で喜んでいる」としみじみ。今回は弁護士先生だが、学園ドラマの先生役を演じてもいいころだ。とはいえ、auのCMシリーズ「意識高杉、高杉くん」では、『桐島』の前田よりは社交的だが、IQが高そうで“意識が高すぎる”高校生・高杉くんに扮していて、貴重な制服姿を目にすることができる。その一方、この5月からは、20代を中心にした第二新卒の転職・就職サイト「Re就活」のCMキャラクターにも起用されている。通勤途中の若手サラリーマンを演じており、満員電車の洗礼も受けるひと幕も!サラリーマンの恋と仕事の成長物語もぜひ見てみたい、と思わせてくれる。今後は、実写映画『フォルトゥナの瞳』で初めての本格ラブストーリーにも挑む。相手役は、『3月のライオン』でもぶつかり合う義理の姉弟を演じた有村架純だ。さらに、宮藤さん脚本で“知られざるオリンピックの歴史”を描く、2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にも出演が決定。1912年の「ストックホルム」から1936年「ベルリン」、1964年「東京」までの3大会を描く中で、東京五輪前後の人気落語家・古今亭志ん生をビートたけしが演じ、神木さんはその弟子となる、その名も“五りん”役を務め、川栄李奈が恋人役になるという。まだまだ25歳!神木さんが挑戦し続ける未来を、これからも見守っていきたい。(text:Reiko Uehara)
2018年05月19日俳優の神木隆之介(24)が主演映画「フォルトゥナの瞳」(三木孝浩監督、来年公開)で本格的なラブストーリーに初挑戦すると、一部スポーツ紙が報じた。 同作は作家の百田尚樹氏の同名小説を映画化。「死を目前にした人間が透けて見える」という不思議な能力を持つ青年・木山慎一郎(神木)が、明るく優しい女性・葵と出会い展開される切なく美しいラブストーリー。 葵役を演じるのは有村架純(25)。神木と有村は昨年公開の神木主演映画「3月のライオン」など過去3作品で共演しているが、恋人役は今回が初めてとなるという。 「神木さんは95年にわずか2歳でCMデビュー。99年から子役として活動するとすぐに頭角をあらわし、『天才子役』と呼ばれるようになりました。05年から現在も所属する大手芸能プロに移籍。同年公開された主演作『妖怪大戦争』で主演し、日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。『天才子役』と呼ばれ大成するのはなかな難しいものですが、その後も第一線で活躍し続けています」(テレビ局関係者) 俳優としては続々と話題作に出演。さらに声優としても18年現在、歴代邦画興行収入ランキングTOP3の「千と千尋の神隠し」「君の名は。」「ハウルの動く城」に出演する“ヒットメーカー”なのだ。 「これまではどうしても純朴な青年の役が多く、そのイメージが強かった。しかし年齢を重ね、所属事務所もそろそろ“大人の俳優”としてステップアップをはかろうとしています。それもあって、本格的なラブストーリーのオファーを受けたようです」(映画業界関係者) これまで見せていなかった神木の魅力を発揮してくれそうだ。
2018年05月09日俳優の神木隆之介が、映画『フォルトゥナの瞳』(2019年公開)に主演することが7日、分かった。有村架純がヒロインを務める。同作は百田尚樹による同名小説を実写映画化。「死が近い人が透けて見える能力」を持つ木山慎一郎(神木)は、偶然入った携帯ショップで会った桐生葵(有村)に出会い恋人同士となるが、ある日葵の身体が透け始めてしまう。数えきれないほどの出演作を持つ神木だが、本格ラブストーリーは初挑戦。映画『3月のライオン』では義理の姉弟だった神木と有村が、初の恋人役を演じることになる。メガホンを取った三木孝浩監督は、「ファンタジーであり、サスペンススリラーの要素もあるこの物語ですが、その根底に流れているのは愛の在り方を求めて彷徨う切ないラブストーリーであり、誰の身にも起こり得る選択と運命を描いた物語でもあります」と語る。「神木隆之介くん、有村架純さんという素晴らしいキャスト二人とともにこの儚くも美しいこの愛の物語を丁寧に紡いでいきたいと思います」と意気込んだ。○神木隆之介コメントこのお話を頂く前に、たまたま原作を読んでいたので、お話を頂いた時は運命のようなものを感じました。慎一郎がどのような道を選択し運命に向かっていくのか、一人の男として大切な事を教えて貰ったような気がします。僕は今回、初めてラブストーリーに挑戦させて頂くのですが、とても緊張しています。三木監督をはじめとするスタッフ、共演者の皆さんに助けて頂きながら精一杯、慎一郎を演じたいと思います。有村さんは過去に何度か共演させて頂きましたが、今回は恋人役ということで、どんなお芝居になるのだろうと、今からとても楽しみです。三木監督は初めてご一緒させて頂きます。何度かお会いしましたが、とても優しく、役者の気持ちに寄り添ってくださる方だなと思いました。○有村架純コメントこれまでとは一味違ったラブストーリーができるのではないかと、脚本を読んで率直に思いました。出逢った二人が、本能的に惹かれあっていくさまを、微笑ましく、幸せに、どうかこの関係が壊れないでほしい、と思っていただけるように、一つ一つの描写を大切にしていきたいと思います。神木さんとは、今回四度目の共演となりますが、過去に神木さんとご一緒した取材で「神木さんのラブストーリーが見てみたい」と答えたものが、まさか、自分自身が相手役で実現するとは思ってもみなく、驚いています。とても信頼できる役者さんであり、安心感しかないので、楽しみながら一緒に頑張れたら嬉しいです。監督の三木さんは、いつかご一緒してみたい監督の一人で、このご縁を無駄にしないように、全力で三木さんの演出にお応えしていきたいです。とても丁寧に向き合って下さる方で、今から撮影が楽しみです。(C)2019映画「フォルトゥナの瞳」製作委員会
2018年05月07日妊娠7ヶ月の筆者と夫と3歳の娘の3人家族で、島根に旅行したレポート、今回は後編をお送りします。宿泊先の「星野リゾート界 出雲」にて、ついにお風呂のお時間です。> 前編はこちら 1.部屋付き露天風呂で入浴夕食後は、いよいよお楽しみの露天風呂。まずはお部屋にある浴室で頭や体を洗いました。そして露天風呂へ。写真はお昼に撮ったものです外はちょっと寒かったのですが、入ると丁度良い温度。3人入っても広々としていました。子連れで大浴場……となると、何かと気をつかってしまうのですが、お部屋に露天風呂があると誰の目も気にせずゆっくり浸かれるので良いですね。人見知りのする娘も、家族だけという安心感から、あひるを浮かべてリラックスしていました。「神の湯」と呼ばれる玉造温泉のお湯を、時間を忘れるほどたっぷり堪能できました。お湯は循環していて、湯加減もちょうど良かったですよ。1日の疲れも吹き飛びます。浴衣、滞在着とアメニティはこちら。浴衣か作務衣か選べます。夫は浴衣、私はお腹が大きいため作務衣を着ました。ウエストは苦しくなく、ちょうど良いサイズでした。娘には子ども用のパジャマ。私の作務衣とおそろいの色でうれしそうでした。また便利な風呂敷はプレゼントとのこと。子ども用のアメニティはこちら。クマさん柄のハンカチとスリッパ。歯ブラシも子ども用サイズ。とっても可愛くて娘もすっかり気に入っていました。 2.ご当地楽石見神楽「大蛇」20時30分は神話語りを見に行きました。日本神話の紙芝居なのですが、非常に美声で感情のこもった読み聞かせに、娘も見入っていました。語り手が星野リゾートのスタッフのかたということにも驚きです。21時頃からご当地楽。「星野リゾート界」では、各地の文化をご当地楽として紹介してくれるそうです。出雲では、「ヤマタノオロチ伝説」を題材にした物語。天候が悪かったためフロントにて行いました。いつもは娘が寝ている時間なのですが、「観てみたい」というので家族3人で観覧しました。娘は神妙な雰囲気に驚いたのか、はじめは「こわい」と言っていましたが、物語が進むにつれて、口をぽっかり開けて見入っていました。大蛇との戦いや名場面では、思わず拍手もしていました。最高の神楽に感動しました。星野リゾートのスタッフのかたがたが演じていたということで、またも驚き。セリフがなく動きだけで魅せてくれるので、子どもから大人まで楽しめます。そしてお部屋に戻って就寝。寝つきの悪い娘も、ふかふかのお布団に入ってすぐに寝ました。 3.「星野リゾート界 出雲」の大浴場朝7時ごろ、夫と娘は大浴場へ。私はその間に朝の支度です。写真は星野リゾートよりお借りしました夫と娘以外誰もいなくて、贅沢に楽しめたそうです。「大きい温泉すごかった!」と娘も大興奮していました。大浴場を出たところにくつろげるスペースがあり、そこでアイスを食べたとのこと。アイスは3種類あります。飲み物は、レモン水とはま茶が用意されています。はま茶はノンカフェインなので、妊婦のかたはもちろん、夜寝る前に飲めるので嬉しいですね。娘はレモン水にハマっていました。他にもマッサージチェアなどがありました。 4.「星野リゾート界 出雲」での朝食8時になったので朝食へ。はじめにいただいたりんごジュースは、生姜が入っていてとっても美味しかったです。娘は普通のりんごジュースでしたが、「一口ちょうだい」と言うので私のをあげると、「美味しい!」とごくごく飲んでいました。大人にはまず「神饌朝食」が運ばれました。神饌というのは、地元の山海の珍味を神様に献上する食事のことだそうです。神様と同じ食事をいただくことで、強い縁で結ばれるのだとか。ご当地のいろいろなものをちょっとずつというのが良いですね。食べるごとに体の中がきれいになっていく気がしました。いちごの大きさに驚いた娘が「ほしい!」と言うので、あげました。そんな子どもの朝食はこちら。和食の朝ごはんって、見ているだけでほっとしますよね。ただ、朝に弱い娘はちょっと遊び気味。スタッフのかたがいちごを娘にくれ、細かな気遣いに感謝。娘がいちごに夢中の間、大人用の朝食が運ばれました。妊娠中の私にとって非常にありがたい和食の朝食。ご当地の食材がふんだんに使われています。家では食べることのできない食材と繊細な味に感動しっぱなしでした。食後には、和製ハーブティーのような香りの「クロモジ茶」をいただきました。 5.チェックアウト食後は部屋に戻ってくつろぎながら帰り支度をして、10時にチェックアウト。スタッフのかたは最後まで爽やかな笑顔で対応してくださりました。娘の名前を一度伝えただけなのに、会うたびに「〇〇ちゃん」とさまざまなスタッフのかたにお声がけいただき、人見知りの娘もとても喜んでいたのが印象的です。私のおなかのこともさりげなく気にかけてくれたり、丁寧なのに煩わしさを感じないような自然な対応が、すごく不思議でした。隅々まで手を抜かない接客にただ驚くばかりです。これ以上ないくらいのおもてなしを受けたので、最後の家族3人の旅行が、「星野リゾート界 出雲」で本当によかったなあと思いました。 6.いずもまがたまの里伝承館で「宝石探し」玉造温泉街から車で10分くらいのところにある「いずもまがたまの里伝承館」に行きました。まがたまやアクセサリーを作ったり、買ったりできます。ここでは娘と一緒に「宝石探し」をしました。30分で水と石の中にある宝石を探します。採れた宝石はこちら。持って帰ることができるので「宝物が増えた」と娘も大喜びしていました。昼食は「かみあり製麺」でしじみ塩ラーメンを。しじみのだしがたっぷりで美味しかったです。貝類が好きな娘も大満足。 7.宍道湖自然館ゴビウス昼食後は15分ほど車を走らせて、島根県の川や宍道湖などに生息する生きものを展示している「宍道湖自然館ゴビウス」へ。子どもの目線で、身近に生息している魚を見ることができるので、知識も深まりそうです。水槽の中から魚を見ることができる「ヘルメット水槽」もありましたよ。 8.堀川遊覧船で松江城の周りを船で一周14時15分に「大手前広場乗船場」から遊覧船に乗り、「堀川めぐり」をしました。松江城の周りが船で一周できます。この日は雨が降っていたのですが、屋根付きなので濡れる心配もありません。4月初旬なので寒かったのですが、こたつがあるのでぽかぽか。娘は初めての船なので、はしゃいでいました。船頭さんが各スポットの説明をしてくれたり、川に生息する植物や鳥の生態を話してくれたり、島根の歴史を語ってくれながら、50分ほどかけて一周します。途中で松江城も見えました。娘は、30分ほどははしゃいでいたのですが、旅の疲れと座っているだけというのに退屈したのか、途中はちょっとぐずってしまいました。松江城の観光もしたかったのですが、今回は諦めることに。「大手前広場乗船場」の隣にある「島根ふるさと館」にてお土産を買って、そのまま車で帰宅。車内では娘も満足気にぐっすり眠っていました。 未就学児の子どもと旅行といったら、遊園地などアクティビティーが充実したところを選んでしまいがちですが、今回は私が妊娠中ということで、子どもも楽しめゆっくりできるところを目指しました。そういった面では、「フォーゲルパーク」や「宝石探し」、「ゴビウス」などは子どもも楽しめたのではないかなと思います。そしてなにより、「星野リゾート界 出雲」での宿泊がそれをかなえてくれました。スタッフの方々の細やかな心配りや、ご当地楽など子どもも楽しめる催しもの、子ども目線で工夫された食事、家族団らんで楽しめる部屋付き露天風呂など、子連れでもゆっくりと過ごすことができました。「子連れで旅行なんて大変そう……」「たまにはゆっくり宿泊したいけど、子どもが喜んでくれるか心配……」といったかたは、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。家族ですてきな思い出が作れると良いですね。
2018年04月21日NHK総合では、人気俳優・神木隆之介を主演に迎えたドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」を、4月21日(土)より放送することを発表。本作で神木さんは初の弁護士役に挑戦する。ストーリー新人弁護士・田口章太郎(神木隆之介)は青葉第一中学の校長室にいた。今春から導入された「スクールロイヤー制度」で、弁護士事務所のボス・高城(南果歩)から派遣されたのだ。対面しているのは、娘が体罰を受けたと学校に抗議してきた保護者である。「学校を訴える!」と言って聞かない保護者に対し、田口は「あなたの行為は『威力業務妨害』にあたる」と言い切り、見事に追い返す。校長の倉守(小堺一機)は事なきを得たと上機嫌だが、教務主任の三浦(田辺誠一)は田口のやり方に反発する。「学校には学校のルールがある」と主張する三浦は、生徒からも保護者からも信頼の厚い、教師の手本のような人物である。それから数日後、体罰問題は思わぬ事態へと発展する。田口の態度に腹を立てた保護者が1枚の文書を送りつけてきたのだ。そこには担任教師・望月(岸井ゆきの)が体罰を行った事実を認める文言と署名があった。保護者に呼び出された望月があろうことか、言われるがままに署名してしまったのだ。スクールロイヤー・田口章太郎はこの問題をどのように解決に導くのか?答えのない学校問題と格闘する日々が始まっていた――。ドラマは、新人弁護士が法律を武器に学校問題と格闘するなかで、教師や生徒と体当たりで向き合い、傷つきながら成長していく学園ヒューマンドラマ。神木さんが演じるのは、“スクールロイヤー(学校弁護士)制度”により中学校に派遣された新人弁護士・田口章太郎。神木さんは「教育現場というところがどれだけ大変だったか、今回この作品を通して知りました」と話し、「弁護士役は初めてですが、一生懸命頑張るとともに、皆さんに学校や教育現場などの実態、そして倫理的な観点からも見られる作品になっているので、楽しんで見て頂きたいと思っています」と意気込みとメッセージを寄せている。主演の神木さんのほかにも、弁護士事務所のボス役の南果歩、青葉第一中学の教務主任役に田辺誠一、校長役に小堺一機。さらに岸井ゆきの、濱田マリ、菅原大吉らが出演する。「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」は4月21日(土)より毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送(連続6回)。(cinemacafe.net)
2018年02月15日