様々な業界で話題になっているが一般には知られてないワードから“流行の源泉”をどこよりも早く紹介する「沸騰ワード10」の6月30日(金)放送回に、『メアリと魔女の花』で声優を務める女優の杉咲花と俳優の神木隆之介が出演する。今夜は2時間スペシャルでの放送となり、MCの「バナナマン」設楽統、進行役の日本テレビアナウンサー・郡司恭子をはじめ「バナナマン」日村勇紀、「Every Little Thing」伊藤一朗、「メイプル超合金」カズレーザー、横澤夏子らレギュラー陣に加え、杉咲さん、神木さんのほか高橋優、出川哲朗、滝沢カレンらがゲストとして参加。番組を盛り上げる。話題の「ガイドブックに載らない沸騰島」は八丈島がテーマ。岡田結実が沸騰リポーターとして「沸騰島」デビュー、「天空の道」など島のスポットをレポート。また「トマト業界」にフォーカス、“幻のトマト”が大集結するほか高知県の「謎のオムライス街道」の正体やブームの兆しをみせているという「トマト麺」などが紹介される。「グルメにとり憑かれた芸能人」での滝沢さんの“チーズにとり憑かれた女”ぶりにも注目。さらに美人ドローンカメラマンや七宝焼職人企画の第二弾なども放送される予定だ。杉咲さん、神木さんが声優を務めるアニメ映画『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。スタジオポノック第1回長編作品である本作は『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』などスタジオジブリ作品で知られる米林宏昌監督の3作目となる長編アニメ。イギリスの児童文学を原作に7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険を描く。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう…というストーリー。杉咲さんがヒロインのメアリ役、神木さんがピーター役を担当するほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、大竹しのぶら豪華俳優陣が声で共演する。「沸騰ワード10」は6月30日(金)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月30日海に選ばれた少女モアナの心の成長と冒険を、圧巻の歌とエモーショナルな音楽、そして圧倒的な映像美で表現した『モアナと伝説の海』。そのMovieNEXが7月5日(水)に発売されることに合わせ、本作のジョン・マスカー、ロン・クレメンツ両監督が、日本で社会現象を巻き起こした新海誠監督のメガヒット作『君の名は。』についてコメントする貴重な映像が解禁となった。海に選ばれ、愛された少女モアナが命の女神テ・フィティの盗まれた心を取り戻し、世界を闇から守るため、大海原へ冒険の旅に出る本作。監督を務めたのが、『アラジン』『リトル・マーメイド』といった名作を世に贈り出してきたゴールデンコンビのロン・クレメンツ&ジョン・マスカーだ。一方、『君の名は。』は、田舎町に暮らす女子高校生・三葉(声:上白石萌音)と、東京に暮らす男子高校生・瀧(声:神木隆之介)の心と身体が入れ替り、お互いの存在を知っていく恋と奇跡の物語。もともと、『君の名は。』を手掛けた新海監督は『モアナと伝説の海』を劇場公開時に鑑賞しており、「素晴らしい、僕にとっては凄まじい傑作でした。こんなすごいものを観てしまうと『自分は何ができるのか』とくらくらしちゃいますが…笑。とにかく良かった、素敵でした。観てよかった」と、Twitterで絶賛コメントを寄せていた。実はこのコメントを受け、今度は『モアナと伝説の海』の監督たちから『君の名は。』の感想が到着、日米のトップクリエイター同士の交流が実現した。これまでも、ディズニー・アニメーションのスタッフ陣が、日本のアニメーション映画からも多大な影響を受けていることは口々に語られてきたが、今回の映像でも、クレメンツが「私たちは日本のアニメーションの大ファンで、特に宮崎作品は大好きだよ」と話している。さらに『君の名は。』について、「美しい映画でとても面白かった」と感想を述べ、「2人の関係性がとてもユニークだね。全く違う角度から描かれているし、タイムトラベルの要素も工夫されていてすばらしい作品だった」と称える。また、マスカーも「入れ替わるなんて独特なストーリーだし、見たことないな。よく練られて作られているし、とてもパワフルな物語だ。すばらしい構成の作品だよ」と惜しみない賛辞を贈った。最後に、マスカーは『モアナと伝説の海』と『君の名は。』の2作について、「全然違うストーリーだし、どちらも面白い」と笑顔でコメントした。『モアナと伝説の海』は7月5日(水)よりMovieNEXにて発売、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年06月30日スタジオポノック第1回長編作品『メアリと魔女の花』のスペシャルトークイベントが6月22日(木)に行われ、杉咲花(メアリ役)、神木隆之介(ピーター役)、メガホンをとった米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)らが出席した。スタジオジブリ出身の米林監督が3度目の長編メガホンをとる本作。イギリスの児童文学を原作に、7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険が描かれる。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう。都内で行われたイベントには杉咲さんと神木さん、米林監督に加えて、小日向文世(エンドア大学の魔法科学者、ドクター・デイ役)、佐藤二朗(エンドア大学のほうき小屋の番人、フラナガン役)、遠藤憲一(庭師のゼベティ役)、大竹しのぶ(メアリの大叔母、シャーロット役)、プロデューサーの西村義明が駆けつけた。先日、米林監督と西村プロデューサーは完成したばかりの本作を携えて、“古巣”であるスタジオジブリを訪ねたのだとか。ただ、米林監督によると「宮崎(駿)さんは、『俺は観ない』って言って、観てくれなかった」という。それでも「よく頑張った」とねぎらいの言葉があったそうで、「(スケジュールが)遅れに遅れていたので、『本当にできるのか?』ととても心配してくださった。無事に完成を報告できてうれしい」としみじみ喜びをかみしめていた。ちなみに、高畑勲監督と鈴木敏夫プロデューサーは本作を鑑賞しており、西村プロデューサーは「鈴木さんからは『ジブリの呪縛から解き放たれたお前たちは、こういう映画を作るのか。素直にのびのびと良い作品だね』と言葉をかけてくれた」「高畑さんは、そもそもファンタジー映画が嫌いなんですが(笑)、好感を持てる映画だと言ってくださった」と両氏の率直な感想を、ファンに報告していた。その上で、西村プロデューサーは「ジブリを超えようとは思っていない。米林監督にとっては勝負の3作目で、約20年ジブリで培ったものすべてを詰め込んだ。ただ面白いだけじゃなく、作る価値がある作品として、監督の“新しさ”が出ている」と強調。そんな言葉に、米林監督は「このような晴れの場に立てて、夢のよう」と感無量の面持ちだった。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月22日俳優の山崎賢人が19日、都内で行われた映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)ジョジョリーゼント部キックオフイベントに出席した。この日は、山崎が演じる東方仗助のトレードマークであるリーゼントを普及させるべく「ジョジョリーゼント部」が発足。会場にはリーゼント風の髪型をした約300人の女子中高生が集結した。登場するやいなや、悲鳴にも似た黄色い声援に包まれて登場した山崎は、集ったファンを見渡し、「みんなグレートですね。リーゼントは不良のイメージに偏りがちですが女性がやってもステキな髪型ですね」と"リーゼント女子"にご満悦だった。映画の原作は、荒木飛呂彦氏による人気マンガシリーズの第4部。杜王町を舞台に、"スタンド"と呼ばれる能力を持った高校生・東方仗助(山崎)が、連続殺人鬼・アンジェロ(山田孝之)らと対峙し、死闘を繰り広げるというストーリー。仗助のスタンドは触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる「クレイジー・ダイヤモンド」という能力を有する。山崎は「スタンドでどう戦うのかをいろいろ考えていた。仗助は人間ができている男なんですよ、優しくて。そのできた部分を持ってやっていましたね」と役作りについて告白。衣装も「長ランなんですが仗助のは湾曲でスタイリッシュ。こだわって作った衣装です。それを毎日朝着て、『いける!』と思える」と語った。撮影が行われたスペインでは、サッカーFCバルセロナの試合を観戦したことを明かし、「メッシやネイマールとか皆いて『すげ~』って。バルサのホームだったので熱気がすごくて」と興奮した様子で語り、山崎自身も学生時代はサッカークラブに所属していたこともあり、試合に刺激され、現地でサッカーボールを購入。ビーチで共演者の神木隆之介らとリフティングやパスを楽しんだという。イベントでは、8月の公開に向け、山崎が映画タイトルが入ったゴムボールを蹴るという"キックオフ"が行われた。右足で弾かれたボールは遠くへ飛ばされ、山崎は「久々に球を蹴ったので、意外に足をグッともっていかれた。意外に重い。気持ちよかった!」と笑顔をみせた。
2017年06月20日映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のキックオフイベントとして6月19日(月)に主演の山崎賢人と女子中高生300人が虎ノ門ヒルズに集結!主人公の髪形にちなんで“リーゼント部”を発足させた。荒木飛呂彦の大人気漫画を実写化した本作。“スタンド”と呼ばれる精神エネルギーを持つ登場人物たちが戦いを繰り広げる。山崎さんは主人公の東方仗助を演じているが、学ランに特徴的なリーゼントという原作のイメージをそのまま再現している。この日は、約300名の女子中高生が会場に足を運んだが、中には気合いの入ったリーゼントヘアの女の子たちも!山崎さん自身もリーゼントで登場したが、ステージから観客席の女子高生たちを見渡し、「みんな、グレートですね」と仗助の口ぐせで称賛!「リーゼントって不良のイメージに偏りがちですが、女性がやっても素敵だと思います」と語り、歓声を浴びていた。映画はスペインのバルセロナ近郊の街シッチェスで撮影されたが「シッチェスもバルセロナもメチャクチャいい街で、ジョジョの世界だなって感じました」と述懐。共演陣とも異国の地で共に撮影し、絆を深めたよう。「神木の隆くん(神木隆之介)、(新田)真剣佑とはほとんど毎日一緒にご飯を食べてましたし、伊勢谷(友介)さんや(山田)孝之さんもいて。あとは、(FCバルセロナの)サッカーを見に行きました。メッシ、ネイマール、スアレスとかがいてすげーって。サッカーがやりたくなって現地でボールを買って、ビーチで遊んでいました」と楽しそうに明かした。山崎さんはもともと、中学時代にはサッカーのクラブチームで背番号10番を背負っていたというサッカー少年。この日は、キックオフイベントということで、その腕前を生かして、巨大なボールを客席に向けて蹴りこみ、公開に向けてヒットを祈願した。今後、海外映画祭への出品も決定しているが、山崎さんは改めて「スタッフ、キャストが全力で作り上げたものを評価していただいて、世界で見ていただけるのは嬉しいです。友情とか人間の関わり合いが魅力的で、マネしたくなるセリフもいっぱいあり、何よりスタンドが戦う映像は見たことのないジョジョの世界になっています。ぜひジョジョワールドを体感していただきたいです!」と力強く呼びかけた。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年06月19日『パーク アンド ラブホテル』で日本人初となるベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出監督の最新長編映画『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』。この度、本作が6月25日(日)の「第6回茅ヶ崎映画祭」でのワールドプレミア上映を皮切りに、7月21日(金)から23日(日)の3日間限定で全国主要12都市15館にて夏祭り特別公開されることが決定した。本作は音楽探訪記でありつつ、同時に音楽伝記であり、音楽文化史でもあるという、ほかに類を見ない異彩を放つ作品。製作のきっかけとなったのは、茅ヶ崎出身の洋楽ポップスの一流プロモーターにして、日本一のレコードコレクターである宮治淳一。小中学校時代、桑田佳祐と同級生だったという宮治さんは、「サザンオールスターズ」の名付け親としても知られる。数々の音楽人を輩出し、多くの文化人とも所縁の深い土地である茅ヶ崎の芸能史を自らの手で執筆・編纂するという作業を、数年前から密かに始めていた宮治さん。昨年桑田さんが還暦を迎えるにあたって、茅ヶ崎と芸能との関係性、その謎を探る映像作品を製作し、桑田さんにプレゼントしようと思い立ったのだという。そして、映画監督の熊坂出、より多角的に茅ヶ崎を捉えていく上で日本を代表する人類学者・中沢新一、この2人に協力を依頼し映像作りが開始。その映像を見た桑田さんは、そのサプライズプレゼントに大いに感銘を受けたそう。そして、それぞれのアプローチで始めた作業が徐々に進んでいく中、両人ともやはり茅ヶ崎を代表する音楽人のひとりである“桑田佳祐”の存在を掘り下げていかざるを得ないことを感じ始める。茅ヶ崎をたどることで、桑田さんへと行き着き、さらにその先に日本人の心までも垣間見るという、予想もしなかった方向へと導かれていくことを予感した2人は、さらにこの作品を発展させ、『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』というひとつの映画作品として今回完成させた。また、加山雄三へのインタビューも敢行し、高校生時代の宮治さんの記憶をもとに、ドラマチックな結末へとつなげるべく、桑田さんの出演による衝撃的な結末シーンも撮影されているという。さらに、人気若手俳優の2人、神木隆之介と野村周平も出演している。第6回茅ヶ崎映画祭特別招待作品『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』は6月25日(日)13:00開演、15:45開演の2回上映。(※チケット一般販売は6月12日(月)より開始、先着順)『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』「3日間限定<夏祭り>特別上映」は7月21日~23日(日)それぞれ19時開演。(※チケットは6月26日(月)から受付開始)(cinemacafe.net)
2017年06月12日杉咲花、神木隆之介、天海祐希ら豪華俳優陣を迎え、『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が描くダイナミックなアニメーション映画『メアリと魔女の花』。この度、本作の主題歌を4人組バンド「SEKAI NO OWARI」が務めることが6月7日に配信されたLINE LIVEにて発表。併せて書き下ろし楽曲「RAIN」が使用された予告編も公開された。赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。魔女の花を追い求める、校長マダム・マンブルチューク。奇妙な実験を続ける、魔法科学者ドクター・デイ。謎多き赤毛の魔女と、少年ピーターとの出会い、そして…。メアリは、魔女の国から逃れるため「呪文の神髄」を手に入れて、すべての魔法を終わらせようとする。しかしそのとき、メアリはすべての力を失ってしまう。しだいに明らかになる「魔女の花」の正体。メアリに残されたのは一本のホウキと、小さな約束。魔法渦巻く世界で、ひとりの無力な人間・メアリが、暗闇の先に見出した希望とは何だったのか――。この度、本作の主題歌に「SEKAI NO OWARI」の新曲「RAIN」の起用が決定。本プロジェクトは、昨年の年末、「SEKAI NO OWARI」メンバーと米林宏昌監督、西村義明プロデューサーがミーティングをしたところから始まったそうで、その時点で出来ていた映画の中の重要なシーンを見ながら、監督から直々にストーリーの解説があったという。映画への熱意に触れ、ミーティングが終った後、すぐにメンバーで話し合い、楽曲制作に着手。「魔法はいつか解けると僕らは知っている」という歌い出しから始まる優しく温かで懐かしさを感じるような、彼ら流の“王道ポップソング”に仕上がった。「SEKAI NO OWARI」は本楽曲について「『RAIN』はメアリの心の中を空模様になぞらえて書いた楽曲です。映画を見終わった後、メアリの成長と共に自分も一歩踏み出してみようと思えるような主題歌にしようと、米林監督や西村プロデューサーと話し合いを重ねながら楽曲を作り上げてきました」と述懐。そして「米林監督はじめ、スタジオポノックの制作陣がまさに命を削ってこの作品を作り上げる所を見させて頂きました。この作品が1人でも多くの人に届くことを願っております」と、作品への熱い思いを明かした。米林監督も、「SEKAI NO OWARI」と幾度となくやり取りをしたと話し、「その結果すばらしい一曲が出来上がり、映画のラストを温かくしめくくってくれました。はじめて主題歌をエンディングにはめたものを観たとき、暗喩を込めたフレーズのひとつひとつがスッと入ってきて胸にせまりました。悲しみの雨は不意にやってきて僕たちを濡らしますが、そんな中でも力強く歩いていきたいと思えるような、勇気をくれる歌です」と絶賛。「これは僕が『メアリと魔女の花』で表現したかったことと同じで、まさに“主題”歌です。『RAIN』が映画と共に、観て聞いて下さった方たちの“主題”になってもらえたら、作り手としてうれしく思います」と熱のこもったコメントを寄せた。そして、6月10日(土)から全国の映画館で上映予定の最新予告編は、メアリ役の杉咲さんをはじめ、神木さん、天海さんら超豪華俳優陣による声の演技も初披露!そして「SEKAI NO OWARI」が歌う主題歌「RAIN」が、主人公・メアリの小さな勇気とシンクロし、映画の世界に彩りを加えている。こちらも必聴だ。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月09日俳優・山崎賢人主演で実写化される映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年8月4日公開)のポスタービジュアル&新予告編が7日、公開された。同作は荒木飛呂彦原作、1987年に連載を開始した人気コミックで、現在はPart8(第8部)を集英社「ウルトラジャンプ」(集英社)で展開している。今回実写化されるのはPart4(第4部)「ダイヤモンドは砕けない」で、山崎賢人演じる主人公・東方仗助が杜王町に潜むスタンド使いと戦いを繰り広げる。新予告編では、ついに"ジョジョ"シリーズの名物であるスタンドの動く姿が明らかに。街を恐怖に陥れる連続殺人犯、アンジェロ(山田孝之)のスタンドは怪しく赤い眼をもち、人間の体内から命を狙っていく。母(観月ありさ)と祖父(國村隼)がその毒牙にかかり、山崎演じる仗助の凄みのある表情が映し出される。ラストカットには、仗助とスタンドの姿がはっきりと収められた。ポスタービジュアルでは、険しい表情をした山崎の周りに、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介など豪華メインキャストが集結。「この『力』(スタンド)で、守るべきものがある」と力強いキャッチコピーが配置された。(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年06月07日日本のみならず、アジア圏をはじめ世界中で旋風を巻き起こしている映画『君の名は。』のBlu-ray&DVDが、7月26日(水)より発売開始される。この度、この発売に先駆け、神木隆之介、上白石萌音、「RADWIMPS」(野田洋次郎、桑原彰、武田祐介)による「ビジュアルコメンタリー」の一部が公開された。先日、Blu-ray&DVDの発売情報が発表されると、予約が殺到し話題沸騰中となっている本作。今回発売されるBlu-ray&DVDは、「Blu-ray コレクターズ・エディション(初回生産限定)」「Blu-rayスペシャル・エディション」「Blu-ray スタンダード・エディション」「DVD スタンダード・エディション」の全4形態で展開されることとなっており、その中でも「コレクターズ・エディション(5枚組)」、「Blu-rayスペシャル・エディション(3枚組)」には、ここでしか見られない貴重な映像特典が満載。例えば、作品の全ての設計図ともいえる新海誠監督による「ビデオコンテ」や、完成までの約1年間の制作過程を追った「『君の名は。』メイキング映像」、本編映像に未使用音声をのせた「未使用音声クリップ」を収録。さらに、アフレコや楽曲制作の秘話など、本編を観ながら余すことなくその裏側を語りつくした瀧役の神木さん、三葉役の上白石さん、主題歌4曲含めた全音楽を担当した「RADWIMPS」による「ビジュアルコメンタリー」は、Blu-rayのためだけに撮り下ろされた貴重な映像。今回はその一部が公開されている。映像では、瀧と入れ替わった三葉が、瀧のバイト先で奥寺先輩との仲を深めていくシーンを観ながらトークを展開。客とのトラブルで破れてしまった奥寺先輩のスカートを直すため、「スカート脱いで下さい!」とさわやかに発する場面では、神木さんは「いかに悪気なく言うか、いかに純粋に聞こえるか、気をつけた」と明かし、するとすかさず野田さんは「男ってたまにそういうときあるからね」と言い笑いを誘う。ほかにも、神木さんは前半ずっと三葉を演じており、瀧を演じるようになったのは後半からであったことや、上白石さんは「(神木さん演じる三葉の)可愛さのレベルが高すぎて、新海監督からはもっと可愛く、もっと女の子らしくと演出された」など撮影秘話を披露。今回公開された映像のほかにも、「RADWIMPS」メンバーそれぞれ自分が担当したシーンの音楽について、また新海監督からどんなオーダーがあったのかなど音楽制作の舞台裏も詳しく解説。神木さん曰く、「壮大なネタバレが含まれる」というこのビジュアルコメンタリーの全貌は、ぜひ本編を観た後に堪能してみて。『君の名は。』Blu-ray&DVDは7月26日(水)より発売開始。※Blu-ray&DVD同時レンタル開始(cinemacafe.net)
2017年05月26日『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が、『無限の住人』の杉咲花を主演に迎えて新たに挑む『メアリと魔女の花』。このほど、現在の日本映画界を席捲し、これまでのジブリ作品をはじめ、米林監督の『借りぐらしのアリエッティ』では翔役を務めた神木隆之介の出演が決定。監督と、7年ぶり2度目のタッグが実現した。赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花《夜間飛行》を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――。『借りぐらしのアリエッティ』でその年の邦画興行収入NO.1を記録し、スタジオジブリで鮮烈な監督デビューを飾った米林監督が、ジブリを去って初めて挑む本作。主人公メアリ役を、『思い出のマーニー』でも印象的な声の演技を見せた杉咲さんが演じるほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶといった日本を代表する俳優陣が声優を務めることも発表され、早くも話題騒然。そして今回、神木さんが、魔女の花によって不思議な力を手にしたメアリの小さな嘘によって、大事件に巻き込まれてしまう赤い館村の少年・ピーターを演じることに。米林監督も、「杉咲さんのメアリと神木さんのピーターのデコボココンビは作品に温かい空気を与えてくれた」と太鼓判を押す、この2人。この夏の公開がますます楽しみになってきた。<以下、キャスト・スタッフコメント>■ピーター役:神木隆之介7年ぶりに米林監督と一緒にお仕事をさせていただけると聞いて、すごく懐かしい気持ちとうれしい気持ちでいっぱいになりました。本当に夢があるストーリーで、メアリの奔放さだったり、ピーターの真っ直ぐさだったり、ちいさな勇気が大きく何かを変えるパワーを持っているということを感じました。観終わった後に、きっと笑顔になれる素敵な作品に仕上がっていると思いますのでご期待ください。■メアリ役:杉咲花神木さんが過去に声優をされている作品を見ていたので、今回ご一緒できて本当にうれしかったです。個別でアフレコをしている時も神木さんの声をイメージして演じることができました。神木さんの声は耳にとても心地良く、いつまでも聴いていたいと思いました。観終わった後に、いつもより明日が楽しみって思える映画になると思いますので完成を楽しみにしていてください。■米林宏昌監督神木さんとはアリエッティ以来7年ぶりの仕事でしたが、前回と同じく12歳の少年の役をお願いしました。メアリが引越し先で出会う、地元の優等生的な勤労少年ピーター。ドジばっかりするメアリをピーターが笑うのですが、神木さんは嫌味なく爽やかに演じて下さいました。杉咲さんのメアリと神木さんのピーターのデコボココンビは、作品に温かい空気を与えてくれました。■西村義明プロデューサー思春期直前の少年の中にある無邪気さ、優しさ、儚さ、逞しさ。子どもでも大人でもない、その中間に一時だけ存在する少年性を求めたとき、神木隆之介さんの声に正解がありました。お転婆なメアリに翻弄され、映画の中で最も大変な思いをするピーターですが、映画の中で一番の「いいヤツ」なのです。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年05月23日観客動員数1,900万人突破、邦画興行収入歴代2位(興行通信社調べ)、アジア圏で7冠達成し、社会現象となった新海誠監督作『君の名は。』。この度、本作のBlu-ray&DVDが7月26日(水)より販売、レンタル同時開始されることが決定。さらにメインキャストを務めた神木隆之介と上白石萌音からコメント入り特別映像も到着した。千年ぶりとなる彗星の来訪を1か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(上白石萌音)は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。「不思議な夢…」。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧(神木隆之介)も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。彼らが体験した夢の秘密とは。出会うことのない2人の出逢い。少女と少年の奇跡の物語がいま動き出す――。昨年8月の日本公開後、口コミでその評判が拡散、実に15年ぶりの興行収入200億円突破し、邦画史に残る金字塔を打ち立てた『君の名は。』。本作を手掛けたのは、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』など意欲的な作品を数多く作り出してきた新海監督。美しい色彩で描かれるすれ違う男女の物語を、精緻な風景描写と繊細な言葉によって紡ぎ出す“新海ワールド”は、世代や業界、国内外を問わず大きな刺激と影響を及ぼしてきた。そんな監督が今回挑んだのは、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語。世界の違う2人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを、圧倒的な映像美とスケールで描いている。また、そんな夢の中で入れ替わる少年少女の声を担当したのが、神木さん(瀧役)と上白石さん(三葉役)。さらに長澤まさみ、市原悦子、成田凌、悠木碧、島崎信長、石川界人、谷花音ら各方面で活躍するキャストたちが集結。そして、主題歌4曲含めた全音楽を「RADWIMPS」が担当したことでも大きな話題となった。今回発売が決定したBlu-ray&DVDは、「Blu-ray コレクターズ・エディション(初回生産限定)」「Blu-rayスペシャル・エディション」「Blu-ray スタンダード・エディション」「DVD スタンダード・エディション」の全4形態。初回生産限定の「Blu-ray コレクターズ・エディション」では、Blu-rayと4K Ultra HD Blu-rayの本編ディスクのほか、メイキングドキュメンタリー映像、神木さんと上白石さんのビジュアルコメンタリー、イベント記録映像集などが収録された特典ディスク3枚、そしてアウターケース付きの豪華版。そして、全商品に共通して先着予約特典として、キャスト&「RADWIMPS」のお気に入りのシーンからセレクトされた「特製フィルムしおり」が、全34種より1種をランダムでプレゼントされる。『君の名は。』Blu-ray&DVDは7月26日(水)より発売開始。※Blu-ray&DVD同時レンタル開始(cinemacafe.net)
2017年05月10日俳優の神木隆之介が1日、都内で行われた主演映画『3月のライオン』(公開中)大ヒット記念"人生を闘うものたち"トークショー付き 前編・後編イッキ見上映会に登場した。上映会には共演の中村倫也、尾上寛之、そして元サッカー女子日本代表の澤穂希も出席した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。1月9日に第一子となる女児を出産した澤が「出産後初のイベントなのでちょっと緊張しています」と照れると、神木たちは「偉人だ! 偉人だ!」と興奮しながら迎え入れた。澤が同作について「プロ選手として闘ってきたので、劇中のプロ棋士たちと重なる部分があった。闘い続ける難しさ、苦労に共感。やり続ける結果の先に見えるものも自分と重なって楽しく見られた」と感想を述べると、神木は「楽しんでいただけたのならば、僕たちはそれで最高です」と恐縮しきりだった。"人生をかけた闘い"について聞かれた澤は、「2011 FIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会決勝戦」を挙げる。「日の丸を背負った青いユニフォームに袖を通すと震えがきたし、グラウンドに足を踏み入れた瞬間に鳥肌も立った。緊張感と楽しみ。特に国家斉唱を聞くとゾクゾクきますね」心境を告白した。同じ質問をされた神木は、「規模がさあ!」と慌てながらも、映画PRのための生配信で挑んだ、加藤一二三九段との対局をピックアップ。神木は「盤を通して勝負する機会はめったにないし、失礼があってもいけない。あれは人生をかけた闘いでした。困ったよねぇ?」と、尾上に同意を求めた。さらに"人生を闘い続けるコツ"を聞かれた澤は「自分にとってはサッカーが人生の全てというくらい好きで、だからこそどんな苦労があっても続けて来られた。好きだからこそ、一生懸命やることができた」とサッカー愛を語る。一方育児については「苦労はしていなくて、とても楽しいです。育てやすい子で、泣くこともないし、大変さもありません。よく眠るいい子」と改めて報告した。
2017年05月02日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、前編・後編が公開中だ。連続インタビューの最終回となる今回は、主役を務めた神木隆之介について、改めてプロデューサーから見た印象を聞いた。○リアルと役柄が同化するドキュメンタリーに――実は先に神木隆之介さんに取材をしたのですが、「谷島プロデューサーに言っておきたいことはありますか?」と質問をしたら、「本当に何も言うことはないです、差し入れがおいしかったです」というお話でした。え~、それだけ!! がっかりだな(笑) でも『3月のライオン』の棋士たちじゃないけど、本物のプロって「やるだけやって、帰る」という姿勢ですし、この映画のテーマも職業、プロというところにあるんですよね。結局のところ、好きなことを見つける人生じゃないですか、人間って。好きなもの、打ち込めるものを見つけられた幸せって、計り知れないでしょ。しかし残念ながら、好きなことを見つけた時に苦しみが同時に現れる。だから、人間が抱える、人間特有の"苦しみと幸せ"の映画を、根本的には作りたかったんです、『3月のライオン』で。神木さんというのは本当にプロですよね。子供の頃からプロでしたし、桐山零も17歳で早くもプロ棋士になった。大友監督がよく「神木くん自身のリアルと役柄が同化するドキュメンタリーを撮る」と言ってたけど、フィクションの映画では撮り切れないものが、この作品では湧き上がり、にじみ出てるんだと思います。だからこの作品の神木さんには凄味があるんです。――実際に前後編通して見ると、「やっぱり神木さんだな」といった印象を受けました。それは良かったです。後編は神木さんの役に周りが攻め入ってくるから、実は難しいんですよ。前編は神木隆之介が主演で、零が軸という感じでしたが、後編は登場人物が全員それぞれのドラマを主人公に向かって投げつけてくるから、主役がブレちゃうとすごく弱くなるんですよね。そこから言っても、神木さんは強かったですね。後編だけのニューカマー伊勢谷友介さんがあれだけ攻撃してきても、ビクともしない。見ている側としては、やっぱり主役は最初から最後まで魅了してほしいと思うでしょう。でもサブキャラの方が面白い時があるから、すっとそっちに意識が行ってしまうこともあって。それを泳がせながら、巻き返せるかというのが主役の強さであって、まさしく今回の神木さんの強さですよね。後編では、『海猿』で熱い演技を見せていた伊藤英明さんが、後藤九段としてニヒルな魅力でアグレッシブに攻撃し、あかりさん役の倉科カナさんまでもが凄い闘いをし、川本三姉妹の清原果耶とグルーブ感で迫る。幸田柾近役の豊川悦司さんも最後に……いや、加瀬さんか最後は!? といった状況。でも神木くんは、外圧をうまく吸収しながら、画面の中心からブレずに出てくるんですよ。周りの人間の力を吸収して、主役としてガッツリ君臨できる人だと思います。■谷島正之1967年生まれ、東京都出身。『西の魔女が死んだ』(08)、『戦慄迷宮3D』(09)、『ラビット・ホラー3D』(11)、ヴェネチア映画祭コンペティション出品作『鉄男 THE BULLET MAN』(10)、『くるみ割り人形』(14)、『リアル鬼ごっこ』(15)など、清水崇、塚本晋也、園子温、増田セバスチャン、白石和彌らと話題作を製作。共同製作として蜷川実花監督の『さくらん』(07)と『ヘルタースケルター』(12)がある。著書に『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』(ボーンデジタル)がある。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月30日神木隆之介が主人公の高校生プロ棋士を演じる『3月のライオン』。「闘いの前編」に続き、先週末には「愛の後編」が公開された本作で早くも話題を呼んでいるのが、スイーツをむさぼる男気たっぷりの棋士たちの姿。その場面写真が一挙に到着した。幼いころに家族を亡くし、育ててくれた師匠の家をある理由から出て行き、ひたすら将棋を指していた高校生のプロ棋士・桐山零(神木さん)は、川本家の3姉妹(倉科カナ&清原果耶&新津ちせ)と出会う。あれから1年、今年も獅子王戦トーナメントが始まったが、最高峰を目指す棋士たちにさまざまな試練が降りかかる。トップに立つ将棋の神の子と恐れられる宗谷名人(加瀬亮)でさえ、ある重大な秘密を抱えていた。その一方、零が別れを告げた師匠の家庭は崩壊へと向かっていく。さらに川本家の3姉妹を捨てた父親(伊勢谷友介)が突然現れ、耳を疑う要求を突き付ける。強くならなければ、大切な人たちは守れない。愛することを知った零の闘いの行方は――?若きプロ棋士・桐山零が、人生を背負った個性豊かなプロ棋士たちとの壮絶な闘いを繰り広げていく本作。プロ棋士たちの真剣な眼差しや男の色気が話題を呼ぶ中、すでに本作を観た観客からお気に入りとして挙げられているのが、島田開 八段(佐々木蔵之介)と後藤正宗 九段(伊藤英明)の対局の場面。まるでアクションシーンのような緊迫感が漂うなか、対局は「おやつ」タイムに突入。島田は故郷・山形の名物である干し柿とゆべし、後藤はまんじゅうをバクバクとむさぼるが、甘い物で緊迫感が溶けるかと思いきや、おやつタイムまでまさかのガン飛ばし!このシーンには思わず「笑った」という声が多数寄せられている。実際の将棋でも、対局の真っ最中での「おやつ」タイムは存在する。午前と午後に計2回用意されるタイトル戦もあるが、基本、午後3時ごろに対局室へ「おやつ」が運ばれるという。実は「おやつ」は、棋士が集中して将棋を指すためには欠かせないもの。対局は長時間に及ぶため、昼と夜に食事休憩があるものの、さらに「おやつ」を食べることで栄養補給をおこなうのだ。その「おやつ」は棋士によってさまざまなのだが、盤を挟んで闘う男たちがスイーツを食べる姿に、ギャップ萌えする“観る将”(プロ棋士の対局を観戦して楽しむ)ファンが急上昇中とか。本作の中でも、プロ棋士たちがそれぞれ用意する「おやつ」が気になるところ。真剣勝負のために英気を養う、彼らのスイーツ男子っぷりにも注目だ。『3月のライオン』は【前編】【後編】ともに全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会3月のライオン後編 2017年4月22日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月29日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、前編・後編が公開中だ。作中では零(神木隆之介)をほっとさせるような役割で登場した高橋一生と、逆に異彩を放っていた加瀬亮。2人について、キャスティングの裏側を聞いた。○誰よりも「人間」だった加瀬亮――現在大ブレイク中の高橋一生さんも、学校パートで零を励ます林田高志先生役として出演されていますよね。高橋さんは林田先生にぴったりでしたよね。そしたら1年後の今、色気男子っていうんですか、ブレイクしていました。もともと『MM9-MONSTER MAGNITUDE-(エム・エム・ナイン)』とか『怪奇大家族』とか、マニアックな高橋さんが大好きでした。まさか、こんなことになるとは(笑)。林田先生の役はみんなやりたがってくれて、某役者さんもわざわざ「やりたい」と言ってくれていたんです。――1番最初に決まったのが神木さんというお話でしたが、逆に最後に決まった役はありますか?宗谷冬司役については苦労しましたね。最も難しい役どころ。会議ではまあ、色々の個性が、色々な方角から出てきましたよ(笑)。役そのものの立ち位置を徹底的にシュミレーションして。どんな個性か、どんな人間か、そして将棋をどう思っているのか、とかね。延々と……。最終的には、加瀬亮さんと監督が直接会って決まりました。加瀬さんが、宗谷という役について「普通以外の何者でもありません、という役だと思うんですよね」と言っていましたね。その言葉に、大友監督がビビッドに反応しました。監督が「人間以上に人なんだね」と言ったんですよ。ちょっと禅問答の様な。神がかっていないところが、むしろまわりからより浮き上がってくる、極端に言うと、そんな恐ろしい存在なのか、と。もっとも地に足のついていないキャラクターを、どう三次元として実体化させるかという時に、加瀬さんの「より人間的、より普通、より何も纏ってないように行きたいんです」という言葉でピンときたんじゃないでしょうか。会ってすぐに「加瀬亮でいこう!」と監督は言っていました。――作中では神様みたいなイメージでもあると思うんですが、それを「人間」と捉えていたのはかなり意外でした。加瀬さんは「他の役者が、どんどん"演技"して欲しい」と言っていました。そうすることによって、自分がどんどん"普通"になるからと。目立たなくなることにより、宗谷が神のごとく浮かびあがってくる。その作戦が成功したんだと思います。その演技だけを断片的に見たら何でもない、虚飾のない、普通なところが、すごい演技者なんでしょうね。脚本を読んで、自分がどこに立てばいいのかが多分わかっているんじゃないかと思います。ぜひ後編で注目して欲しいんですけど、加瀬さんがふっと座っている時に、全然存在感がないんです。大友監督が「すごいよね、風景に同化してる。風景の1つになってるよ」と驚いていたけど、それだけ何も発していない、無の境地にいるんです。恐ろしいですよ、あのラスト……(笑)。■谷島正之1967年生まれ、東京都出身。『西の魔女が死んだ』(08)、『戦慄迷宮3D』(09)、『ラビット・ホラー3D』(11)、ヴェネチア映画祭コンペティション出品作『鉄男 THE BULLET MAN』(10)、『くるみ割り人形』(14)、『リアル鬼ごっこ』(15)など、清水崇、塚本晋也、園子温、増田セバスチャン、白石和彌らと話題作を製作。共同製作として蜷川実花監督の『さくらん』(07)と『ヘルタースケルター』(12)がある。著書に『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』(ボーンデジタル)がある。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月27日主演の山崎賢人に、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華キャストで実写化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。このたび、主人公・東方仗助役の山崎さんがかつてない凄みを利かせ、山田さん演じる殺人犯“アンジェロ”とも対峙する新予告が解禁となった。シリーズ累計発行部数1億部を超える人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」が、満を持して実写映画化される本作。主人公の“ジョジョ”こと東方仗助役の山崎さんをはじめ、仗助の同級生・広瀬康一役に神木さん、同じく同級生・山岸由花子役に小松さん、仗助と対立する虹村形兆役に岡田さん、形兆の弟・虹村億泰役に真剣さん、仗助の母親・東方朋子役に観月ありさ、仗助の祖父・東方良平役に國村隼、さらに町の平和をおびやかす“アンジェロ”こと片桐安十郎役に山田さん、仗助を導く空条承太郎役に伊勢谷さんと、若手俳優からベテランまで豪華競演で贈るジョジョの世界が、いよいよ明らかに。今回解禁される新予告では、海沿いの美しい平和な町・杜王町(もりおうちょう)に暮らす“ジョジョ”こと東方仗助が、町の路地裏で不良に絡まれるシーンから始まる。仗助が不良を相手にガンを飛ばすカットでは、これまでに見たことのない山崎さんの凄みを感じることができ、康一と由花子、そして承太郎といった仗助を取り巻く人物の関係性が徐々に示されていく。だが、その後にシーンは一変、不穏な空気の中、凶悪な連続殺人犯・アンジェロが登場すると、物語は一気に加速。「俺の邪魔をするやつは許さない。絶対に殺してやる」と言い放つ、アンジェロに扮する山田さんの怪演は強烈なインパクト!日本映画の新たなシリアルキラーの誕生を思わせる存在感だ。そんな最凶な殺人犯から「俺がこの町を守りますよ、どんなことが起ころうとも」と、山崎さんも力強い言葉を口にするが…。また、映像の後半では、得体の知れない“水”のようなものが人を襲うシーンが映し出され、遂に“ジョジョ”シリーズの最大の特徴ともいえる“スタンド”の能力が実写映像としてお披露目。“スタンド”とは形ある超能力で、その能力をもっている者にしか見えないという。やがて、傷だらけの仗助が見据える先には…。さらに、今回解禁されたキャラクターバナービジュアルでは、山崎さん演じる仗助や、神木さんの康一、小松さんの由花子をはじめとする、本作に登場するキャラクターたちの新たな表情がずらり!不安をかき立てるような、紫がかったビジュアルと「“奇妙”な運命が、動き出す――。」というキャッチコピーからは、杜王町に今後振りかかるであろう事件、そして壮絶な戦いを連想させる。三池崇史監督が未だかつてない迫力と新感覚の映像表現で挑む本作。その一端を、まずはこちらから確かめてみて。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年04月27日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、前編・後編が公開中だ。最後に話を聞く谷島正之プロデューサーは、原作に惚れ込んで実写化の計画を立ててから、実際に公開に至るまで7年間かかっている。キャスティングは発表されるなり話題を呼んでいたが、その裏側にある長い準備期間がうまく作用していた。○”神キャスティング”と話題に――キャストが発表されたとき、原作のキャラクターにイメージがぴったりの「神キャスティング」と話題になっていましたが、プロデューサーの感想はいかがですか?うまく集結してくれたと思います。元々、神キャスティングの噂の中でも”神”である神木くんが1番最初に決まっていたんです。『3月のライオン』を映画化しようと思ったのは2010年春のことで、ちょうど4巻目が出た頃でした。もう7年も前ですねぇ。その時に絶対に外せないと思っていたのが、原作者の羽海野チカさんの賛同、そして大友啓史監督、神木隆之介。まず、原作を読んだときにすぐ「大友啓史監督だ」と浮かび、その足でお願いしにいきました。神木くんについては、他に誰かいますか? っていうくらいで、彼が駄目だと白紙になったかもしれません。原作の読者の方たちもそこはかとなく、「神木くんしかいない」と思っているところがありましたし。主役にオファーするころには、2012年くらいになっていたのかな。大友監督が映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』を撮っていたんですよ。大友監督もそこで瀬田宗次郎役の神木くんとお手合わせして、「神木くんがいいんじゃないか」と言われていて、こちらとしては当然異論はありませんでした。宗次郎の殺気、凄かったもんね。――神木さん演じる桐山零の義理の姉である、幸田香子を演じたのは、有村架純さん。”初の悪女役”という触れ込みでしたが、公開後は有村さんが良かったという声を数多く聞きました。当時、青春映画にたくさん出ていて、トップの若手女優だった有村さん。『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』などの活躍を見て、彼女に香子をやってもらうのが、一番いいというか、面白いんじゃないかと思いました。「『3月のライオン』に有村さんをキャスティングします」と言うと、だいたい皆さんに「ああ、3姉妹のお姉さん役ですね」と言われるんですが、やっぱり「予想を裏切る」というのも、キャスティングの面白さなんですよ。「この人はこの役だよね」とイメージぴったりの人で固めていくと、全員集まった時に、ぼんやりとつまらなく見えてしまう。不思議なんですよね。「そこでこうきたか」とか、「この人ってイメージ違うんじゃないの?」といった要素を入れると、キャスティングに力がみなぎってくるんです。そんなある種、玉石混合のガチャガチャした感じの魅力を全て呑み込む、そんな演出への信頼も自分の中ではすごく大きかった。■谷島正之1967年生まれ、東京都出身。『西の魔女が死んだ』(08)、『戦慄迷宮3D』(09)、『ラビット・ホラー3D』(11)、ヴェネチア映画祭コンペティション出品作『鉄男 THE BULLET MAN』(10)、『くるみ割り人形』(14)、『リアル鬼ごっこ』(15)など、清水崇、塚本晋也、園子温、増田セバスチャン、白石和彌らと話題作を製作。共同製作として蜷川実花監督の『さくらん』(07)と『ヘルタースケルター』(12)がある。著書に『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』(ボーンデジタル)がある。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月25日俳優の神木隆之介が23日、山形県天童市第62回天童桜まつりで行われた人間将棋に、映画『3月のライオン』(公開中)大友啓史監督とともに登場し、トークショーを行った。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。人間将棋とは、甲冑を身にまとった人間が将棋駒となりプロ棋士が対局を行うという春の風物詩。天童市は、将棋駒の生産量日本一を誇っているという。初めて天童に来たという神木は「桜も満開で……皆さん桜と似合いますね。将棋とゆかりの深い天童に来られてよかった」と笑顔で市民に話しかけた。神木は「天童では実際に将棋駒を作っているところを見たい。職人さんからお話も伺ってみたい」と、将棋駒にも興味津々の様子だった。トークショー後の人間将棋では、武将スタイルの神木と大友監督が"神木武将""大友武将"として登場した。神木は、将棋を指す先手を決める"振り駒"の大役を担い、「武将気分でここにやって来たけれど、初めての貴重な経験で緊張しています」と照れ笑い。大友監督も「神木殿と同じ気分でござる、ガラにもなく」と同意し、周囲の笑いを誘っていた。
2017年04月24日俳優の伊勢谷友介が22日、都内で行われた映画『3月のライオン』(前編3月18日、後編4月22日公開)後編の初日舞台挨拶に、神木隆之介、有村架純、倉科カナ、清原果耶、前田吟、加瀬亮、伊勢谷友介、大友啓史監督とともに登場した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。伊勢谷は、零が心を寄せる川本家の三姉妹をかき乱す父親を演じた。棋士役たちの熱演に「棋士さんたちの戦いからくるオーラにファンになった」と語る伊勢谷。神木についても「彼なんか大好きになった感じがしましたよ。神木くんじゃないとこの役ができないんじゃないかってくらい、すごく素敵でした」と絶賛し、「俺、ただのファンのおじさんみたい!」と自分でツッコミを入れていた。また、伊勢谷は神木に対して「試合の展開はわかってて指しているんですか?」と的確な質問をし、神木も「なぜここを指したのか教わってるんですよ、先生に」「役の中ではやっぱり指されてから考えるので、一旦それを消して、自分で思ったかのように」と回答。伊勢谷が「それがあるから、すごいリアルなんですね」と納得すると、周囲からも「(映画の)ファン!?」と笑いが起こった。伊勢谷は「この映画の素晴らしさを僕は伝えたいと思っています。宣伝にも協力したいなと思っております」と胸を張って答えていた。初日を記念した鏡開きの際にも「やっぱり衝撃シーンを撮ってもらいたい」と語り、「思いっきりやって」と神木に頼んでした伊勢谷。さらに隙を見て自身の携帯電話で全員が入った写真を自撮りし会場を沸かせるなど、舞台挨拶を陽気に盛り上げ、内面もイケメンな姿を見せた。
2017年04月22日女優の有村架純が22日、都内で行われた映画『3月のライオン』(前編3月18日、後編4月22日公開)後編の初日舞台挨拶に、神木隆之介、倉科カナ、清原果耶、前田吟、加瀬亮、伊勢谷友介、大友啓史監督とともに登場した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。有村は透け感のあるトップスに、ショートパンツとレースパンツを組み合わせたボトムスで登場。清楚でありながらデコルテ&背中&肩をチラ見せし、観客を魅了した。挨拶では順調に話し始めたものの、途中で急に「この、この作品……」とつっかえてしまい、「ごめんなさい朝からちょっと調子が悪くて、頭が回らないんです」と苦笑した有村。現在NHK連続テレビ小説『ひよっこ』主演を務めるだけに、多忙な生活をうかがわせた。有村は、伊勢谷から「大丈夫、いつものペースだよそれ」とつっこまれながら、改めて「この作品が届いて欲しいと思っているので、すごく嬉しいです」と頭を下げた。また、作品内で印象的なシーンを聞かれた有村は「川本家のシーンは大好きで。ひなちゃん(清原)が途中いじめに遭ってしまって『絶対に間違ってない、後悔してない』って言ったシーンとかも」と回答した。有村は「胸がギュッと苦しくなったりとか」とシーンを振り返り、「零くんにとってもひなちゃんにとっても、川本家のあたたかさに救われてたなと、前編・後編通してすごく思いました」と真摯に語っていた。
2017年04月22日羽海野チカの大ヒットコミックを2部作で実写化した『3月のライオン』後編の初日舞台挨拶が4月22日(土)、都内で行われ、主演の神木隆之介をはじめ、有村架純、倉科カナ、清原果耶、加瀬亮、伊勢谷友介、前田吟、大友啓史監督が登壇した。この日の舞台挨拶では、本作が前後編そろって第20回上海国際映画祭に正式出品されることが発表され、サプライズで知らされた出演者たちは大喜び。上海最大の客席数を誇るメイン会場での上映、しかも前後編を2夜連続で上映するのは史上初となり、神木さんは「うれしいです。やっぱり、1人でも多くの人に観ていただきたいですし、幸せなことだなと思います。本当に感謝です。史上初って響きがいいですね」と満面の笑みを見せた。また、大友監督も「ありがたいですね。中国は公開される海外作品の本数が決まっているので、こうした映画祭での上映を本当に喜んでくれるんですよ。特に神木くんの人気って、中国でもすごいので、多くの方が期待してくれているはず。できれば現地に行って、反応をご報告したいですね」と現地入りに期待を寄せていた。同映画祭は6月17日から開催される。今年も始まった獅子王戦トーナメント。その最高峰を目指す棋士たちに、様々な試練が降りかかるなか、川本家の3姉妹を捨てた父親が突然現れ、耳を疑う要求を突き付ける。愛を知り、「強くならなければ、大切な人たちは守れない」と悟った零(神木さん)の“終局”とは?2部作の主演という大役を務めあげた神木さんは、「やっと後編が無事に公開されて、うれしいです。いまは僕らの手を離れて、映画は皆様のものになりました。ぜひ、愛情をもって見守っていたければ」と感無量の面持ち。キャスト&大友監督で、鏡開きを行い、映画のヒットを祈願していた。『3月のライオン』は【前編】【後編】ともに全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会3月のライオン後編 2017年4月22日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月22日俳優の神木隆之介が22日、主演映画『3月のライオン』(前編3月18日、後編4月22日公開)後編の初日舞台挨拶に、有村架純、倉科カナ、清原果耶、前田吟、加瀬亮、伊勢谷友介、大友啓史監督とともに登場した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。前編・後編通して印象深いシーンを聞かれた神木は、「前編と後編の間ってちょっと時が経ってるんですよ」と説明。「歩く速度と姿勢」を変えたと明かし、後編では「ちょっと遅く、姿勢が良かったりとか、心に余裕ができ始めてることを表現したかった」「改めて見てもらいたい」とアピールした。伊勢谷が「神木くん素晴らしかった」と頷きつつ、「自分のシーンが一番好きですって」とつっこむと、神木は「言い方、言い方!!」とたじたじになっていた。その後キャスト陣が鏡開きをすると、樽の中には客席の番号が書かれたプレゼント袋が。抽選で当たった観客に、清原から劇中のストラップ、倉科からは岩手のお土産「かもめの玉子」、有村からはお寿司券、神木からはキャスト&監督全員のサイン入りポスターがそれぞれ贈呈された。神木がさらに手を入れると、中には「上海決定!」という紙が入っており、世界12大映画祭の一つに数えられる上海国際映画祭への出品が発表された。サプライズ発表に驚く出演者陣だが、通常2部作は連続上映となるものの、今回は「2夜連続のプレミア上映」となることが告げられると、大喜び。神木は「史上初っていいですね」と、言葉の響きをかみしめていた。
2017年04月22日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。前・後編2部作となったが、それぞれは独立した作品として成立している。主演・神木隆之介は、「前編は熱い、後編は暖かい」と表現した。それぞれの描き方について、監督はどのように捉えていたのだろうか。○強くなるためには、それだけやっていてもダメ――前編、後編に分かれていますが、監督はどのようにとらえて撮られていましたか?前編は、どうしたって零という主役をしっかり理解していただかなければいけなくて。零の生活の中心は将棋になるから、自然と将棋を中心にした物語になりました。将棋を中心にして、孤独だった少年の周りに人の輪ができ始めているところまでを描く。どちらかというと、棋士・桐山零の闘い編ですね。棋士・桐山零の孤独というところから、ちょっとずつ成長していって新人王を取る。次の目的を見つけて、「もしかしたら僕は、この先も棋士として生きていかなければいけないんじゃないか」というところで終わる。――では、後編は。後編は、桐山零の闘いだけでなく、実はそれぞれのキャラクターも闘っているんだということが現れてきます。零と出会った人たちも、彼と同じように苦しんだり悩んだり、それぞれの範囲で闘っている。周りの人たちも含めた「闘いと自立」の物語だということは意識しましたね。新人王をとった零に明るい風が吹き始めていて、将棋の天賦の才というか運命というか、神様から与えられた才能を捕まえる瞬間を、捉える。でも才能というのは、僕らもそうかもしれないけど、果たしてそのことだけに打ち込んできて現れるものなのか、わからないですよね。強くなるためには、色々な研究がいるかもしれない。将棋だけではなく、人の気持ちや心の動きを知ることが必要で、周りの人の思いといった違うものを背負うことで、実は強くなっているかもしれない。――前後編観た人とは、前編と後編どっち派?と話題になりました。それはスタッフ間でもありました(笑)。1本の映画として成立する2本の映画を作ろうと思っていたので、好みがわかれることはあると思います。特別な物語ではなくて、見た誰もが自分の人生を省みることができるかもしれないし、今後の人生を考えることもできるかもしれない。若い人たちにとっても、そういう映画にしたかった。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月22日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。“原作もの”を手がけることの多い大友啓史監督だが、人間ドラマに真正面から向き合うのは久しぶり。原作の世界を実際に表現する際にはつきものとなる”違い”について語ってもらった。○映画オリジナルのシーンを何十テイクも――『3月のライオン』実写化でここに気をつけた、という点はありますか? 今までともまた少し違った点などあったのではないかと。もちろん原作そのままにすることはできないので、登場人物の魅力をちゃんと描きたいということはありました。登場人物の面白さは原作の魅力ですし、棋士たちも川本家もみんなが愛しくて愛らしくて魅力的なので、たっぷり丁寧に描こうということは気をつけました。観客が零くんの気持ちに寄り添って観れるように、感情の流れ、気持ちの流れ、成長を丁寧に描けるように。――原作について、他にはどのような点が魅力だととらえられていましたか。ストーリー自体だけで転がしていくのではないところがいいんですよね。カラフルな色彩感や日本に代々伝わるしきたり、四季の移り変わり、折々で食卓を囲む食の豊かさや生活の豊かさみたいなものが、羽海野先生の細やかな感情で描きこまれていると思うので、尺は決まってるけど、なるべく盛り込めるようにとは意識しましたね。――風景がかなり細やかでしたよね。監督が撮られていて、印象的なシーンは。前編の最初に、零が川本家と出会って帰っていくシーンは、何十テイクやったかわからないですね。孤独な少年は、ああいう温かい3人の邪気のない親切を受け止めて、1人になった時にどういう風に感じるのかな、と。テイクを重ねることで、零はどういう心の動きをしたんだろうというのを、神木くんとさらっていきました。というのも、原作ではもう、零と川本家の出会いは過去のこととして連載が始まっているんです。映画オリジナルで作り上げていくシーンになるから、埋め合わせていく作業が必要でした。――映画と原作の違いをどう見せていくか、つきものとなる話題ですよね。最初は原作を引きずっているけど、映画は映画として自立していかなきゃいけないんです。向こうは二次元で、こっちは三次元で、メディアとして違うものですから。漫画は原作者が神様だけど、映画はいろんな人の意志が入っている総合芸術だから、常に化学変化が起きています。そこがダイナミックで面白いところで。それを無理やり「間違ってる」と言うと、現場の判断が死んでいきますからね。僕らとしては、ちゃんと映画として自立するということは一番大事なことなんです。神木くんとも「大好きな原作だからこそ、映画として自立しようね」と、おたがい意識してやっていたと思うんです。もう、何をやっても神木隆之介=桐山零になるから大丈夫だよ、となった瞬間が確かにありました。けっこう早い段階でしたね。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月21日『るろうに剣心』を撮り終える頃には、大友啓史監督の頭には、神木隆之介ともう一度、組みたいという思いが芽生えていたという。撮りたかったのは“バックボーン”を抱える役を演じる神木隆之介。『3月のライオン』は、そんな監督の思いとぴったり重なる作品だった。神木さんは、漫画原作の主人公――小学生で家族を失い、プロ棋士の家に引き取られ、ひたすら将棋の腕を磨いて生きてきて、将来の名人と期待される高校生プロ棋士・桐山零という役柄について「どんな声で話し、どんなふうに叫ぶのか?漫画から人間へと落とし込んでいくのは難しかった」と語るが、あるとき、大友監督から言われた「神木と零は似ているじゃん」という言葉をヒントに、棋士としての零を作り上げていったという。原作に対して、その絵柄を含め、ふわりと柔らかくほのぼのとした作風というイメージでとらえる人も多いだろう。その映画化を監督するのがNHKの大河ドラマ「龍馬伝」や映画『るろうに剣心』を手掛けた大友監督?違和感があった人も多かったはずだ。監督自身「最初は『なんで俺?』と思ったよ」と笑う。だが、しっかりと原作に向き合ってみると、決してただほのぼのとした、温かいだけの作品ではなかった。「将棋って盤上での斬り合いだよね。映画の冒頭、零が父親(※零を引き取った棋士・幸田/豊川悦司)を対局で負かす。そして家に帰ってつけたラジオで、息子による父殺しの事件のニュースを耳にします。原作の最初のシーンも同じなんですけど、やはり最初に大事なテーマが描かれているものだと思う。原作で、カッコウが別の鳥に卵を託すというエピソードも出てきますが、零自身が自覚しているのは『俺はライオンだ』ということ。飄々とした印象を持たれるかもしれないけど、心の奥でライオンを飼っている勝負師の厳しい話なんだと。だから『俺、この映画やりたい』って思いました」。神木さんも、原作を読んで零が「決しておとなしい子羊ではない」と感じたという。「最初に僕も静かな印象を持ったのですが、それはなぜか?おそらく彼が持つ孤独が見え隠れするからだと思います。そこに、はかなさや静けさを感じたのだと思います。しかし、桐山はプロとして盤上でプロの棋士に向き合いますし、相手を吹き飛ばす力を持ってもいる。後藤(※義姉の不倫相手の棋士/伊藤英明)にも立ち向かっていく。決して子羊ではないのだと思いました」。桐山が川本家の3姉妹や棋士たちとの交わりの中で成長していく姿を描く本作。物語はいよいよ【後編】へ――。原作の漫画は現在も連載中であり、原作に沿ったエピソードを中心に展開する部分が多かった【前編】に対し、この【後編】では、まだ原作でも描かれていない“先”の物語がオリジナルで展開することになる。大友監督はどのようにこの物語を練り上げていったのか?「原作では、それぞれの回ごとに脇の人物に焦点を当てたりもしてるし、それが出来るのが漫画というメディア。一方で映画は、2時間を通して見てもらう中で、ひとつの線路を作らないといけない。それはやはり主人公。桐山の心の流れ、少しずつ小さな一歩を踏み出していく姿を描く。小学生で家族を失い、これからどうなるのか?と心細くなったときに幸田が現れ『君は将棋好きか?』と聞く。生きていくための嘘として『はい』と答え、将棋の家の子になった。その『はい』がどこかに着地するのを、物語の縦軸にしたかった。嘘から出た実(まこと)じゃないけど、最後に桐山が将棋が『好き』だと晴れやかに言える、それを着地点に描こうと思ったんです」。神木さんは、原作という“地図”さえもなくなる【後編】で、どのように桐山として生きたのだろうか?「確かに難しかったのですが、撮影の途中から、桐山零というキャラクターは、固定されているわけではないのだと気づいたんです。キャラクターは、例えば“ひねくれ者”というキャラクターだとしたら、誰に対しても一面的にひねくれた感じになると思うのですが、この作品では桐山は、キャラクターというよりもひとりの人間として、それぞれの人物たちと関わっているんです。一定ではない、それぞれの距離感がある。友達同士、家族など人によって距離や親密度、接し方が異なることがあるかと思うのですが、自分というキャラクターが固定されているのではなく、それぞれと色々な関わり方で適度に対応している。それでいいのだと気づいて、楽になりました」。それは確かに、生きている生身の人間そのものだが、逆に言うと「これ」という固定されたものではなく、それぞれの人物と関係を構築していくというのは、それだけ豊かな表現を求められるということでもある。「色々な関係があり、それこそ、義理の父親と接するとき、どのような感じなのか僕にはわからないので、たくさん考えました。『知らない人と一緒に暮らすということがどのような感じなのか?』とか。結果的に、僕の中では適度な関係をそれぞれと持つことができて、桐山が『生きている』関係を築けたと思います!」(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会3月のライオン後編 2017年4月22日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月20日映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』で、主人公・仗助の血まみれ戦闘シーンの撮影の模様が公開!撮影の合間に、山崎賢人、神木隆之介、岡田将生、真剣佑ら報道陣の取材に応じ、本作への思い、それぞれのキャラを演じた感想を語った。11月下旬、すでにスペイン・シッチェスでのロケを終え、帰国した山崎さんらは都内のスタジオのセットでの撮影に臨んでいた。この日、報道陣に撮影の様子が公開されたのは、仗助(山崎さん)と康一(神木さん)と、形兆(岡田さん)&億泰(真剣佑さん)の“虹村兄弟”との戦闘シーン。半ば廃屋のようになったホコリまみれの暗い洋館で繰り広げられる戦い。このシーンは特に、スタンドを相手にしたシーンであり、撮影時には視線の目印となる小道具が置かれているだけで、当然、その場にスタンドはなし。山崎さんは、後からCGで加えられるスタンドの動きを想定しながら、血まみれメイクでフラフラになりながら戦いに身を投じる。特に印象的だったのが、「スタート」の声が掛かる直前、山崎さんが何度も自分の体を拳で叩いている姿。当人曰く「気合いを入れてました」とのこと。「(実際に攻撃を)食らってないし、ミサイルを撃たれてないし、敵は見えないので」自らの拳で身体に痛みを実感させていたのだという。普通の人の目には見えないスタンドという特殊能力を駆使して、敵と戦うアクションについて「スタンドと本体は一心同体で、どちらかがダメージを受ければもう片方も同じようにダメージを受ける。自分が戦ってると思って、自分でスタンドと同じ動きをしてから撮影に臨んでます」と明かした。独特のリーゼントヘアに、ピースマークのバッジ付きの長い学ラン姿の仗助になりきってみての感想を尋ねると「かなり“グレート”な髪形で、気に入ってます」と仗助の口癖を交えてニヤリ。「この髪にして、朝、仗助になると『よしっ!』と気合いが入ります。毎日、気合いを入れて、ジョジョの世界で一日一日、ワクワクしながら、壁にぶち当たりつつ、壁をぶっ壊しながらやってます!」と語った。康一役の神木さんは「僕にとっては初めて、オールバックで髪を上げていて、見慣れていないので最初は不思議な気持ちでした(笑)」と明かす。「康一はオールバックですが、一番髪型が落ち着いていると思います(笑)。映画の中でも、至って普通でいなくてはいけないと思っていて、観てくださる方に康一と共に『こんなことに巻き込まれていくんだ!』と感じて頂ける芝居、表情をしないといけないと思っています」と意気込みを口にした。岡田さんは「僕もリーゼントに負けないすごい髪型してます!スペインの方は、僕を見た瞬間、2~3秒固まってました」とスペイン人をも驚かせた形兆スタイルに自信!?その弟・億泰を演じる真剣佑さんは「スペインで、仗助の髪形を見ると『ワオ!』ってなって、康一はスルーで、兄貴を見ると固まるんですけど、僕を見るとにらんできてました(笑)。一番怖いかもしれません。『つぶしてやる!』という思い、背中で殺してやる!って感じでやってます!」と気合い十分で語ってくれた。『ジョジョ』と言えば、キャラクターたちの独特の佇まいがファンの間で“ジョジョ立ち”という言葉で表現されるが、映画でもジョジョ立ちは見られるのか?『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月20日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞、マンガ大賞2011など様々な賞を受賞し、アニメ化も行われるなど幅広い層から愛されている。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。メガホンを取った大友啓史監督は稀代のヒットメーカーであり、プロデューサーからは「原作を読んだ瞬間に大友監督の顔が浮かんだ」と言われ、数年かけてこの作品を公開まで導いた。原作ものも数多く手がける大友監督だが、久しぶりの人間ドラマ、そして主演の神木隆之介をどう捉えているのか。○日本人がみんな「神木隆之介の母」状態に――今回のキャスティングには、主人公の桐山零と神木さんに重なる部分もあったということですが、監督の目からみてどのような印象でしたか?彼の心の中の作業だから、役とどういう風に自分を重ね合わせていくのかは、周りから見てもわからないですよ。でも、もしかしたらそれを自覚することで、役を理解しやすくなっていたのかもしれないですね。彼も意識していなかったと言うけど「バックグラウンドが似ているよね、零君と」と言ったことが、神木くんが「零を引き寄せて考えるきっかけになった」と言うので。力のあるパフォーマンスができているとしたら、もしかしたら彼の得てきた何かが力になっているかもしれないし、その可能性を信じて、キャスティングしています。――それでは、役者としての神木さんについては、どのような印象を抱かれましたか。演じることがすごく自然な役者ですよね。この若さですごいキャリアを持っている。撮影というのはどういう力学で、どういう現場なのかということを、子供の頃から知っている、英才教育を受けているわけです。だから面白い立ち位置にいるなと思っていて、本当に30歳、40歳、50歳になってどうなるのかが楽しみだし、全く違う役をどんどんやらせてみたいと、みんな思うんじゃないでしょうか。――今後、もっと意外な役もどんどん演じられたりとか。今もけっこう、とがった役もやっているとは思うんですが、僕らは子役の時から神木くんを見ているから、日本人全員が神木くんの母親みたいな気分になってますよね(笑)。彼も23歳になって、大人の男になってきているから、かわいい顔して中に違う炎がある気がします。彼自身もいろんな顔を演じたいと思っているだろうし、いろんな役をやれる。演技をするということでいうと、いっぱい悪魔もいると思うんですよね。彼の中に。そういった面を引っ張りだしていくというのは、面白い仕事なんじゃないかと思います。子役時代からの、みんながお母さんのように見守っているというところから、これからどんどん卒業していくことを問われていくと思います。そこが楽しみかなあ。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月20日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。今回は後編公開に合わせて、主演の神木隆之介、メガホンをとった大友啓史監督、アスミック・エースの谷島正之プロデューサー、3人それぞれの視点から同作を語ってもらった内容を、2週間にわたり掲載。自身も子役として幼い頃から活躍する主演・神木隆之介との共通点は。○お芝居という居場所を守りたい――『3月のライオン』を観ていると、幼い頃からプロとして活動されてる神木さんの姿が重なるようでした。神木さん自身はこれまでに葛藤や苦悩はありましたか?僕は、目の前のお仕事を着実に頑張っていければいいという考えですし、気楽な性格ということもあり、ずっと楽しかったです。とても苦しんだことは、あまりないかもしれないです。もちろん、中学生の時に舞台挨拶についてすごくダメ出しされたり、バラエティー番組で何を言おうかといったことには、苦しんでいました(笑)。それは役者なら誰でも通る道ではあると思うので、特殊なことではないと思います。お芝居が好きなので、お芝居ができることが幸せです。――ちなみに、先日は初のお渡し会もされたとお聞きしまして。俳優さんってファンの方と会ったりする機会が少ないのかなと思っていたのですが、いかがでしたか。楽しかったです。舞台挨拶でも、ファンの方と直接コミュニケーションを取れることはあまりないんです。昨年末に「HANDSOME FESTIVAL 2016」を行ったのですが、ステージと客席とでは聞けなかった一人一人の声を、お渡し会の時に聞くことが出来て、嬉しかったです。――そこで何かユニークな質問などはありましたか?「写真集おめでとうございます! おすぎさんとピーコさん、どっちが好きですか!?」と聞かれて、「ここで!?」とびっくりしました(笑)。「どちらもお会いしたことはないですが、映画でお世話になっているから、おすぎさんでしょうか……」と答えたら、「わかりました!」と答えてくださったりと、楽しかったです(笑)。――お芝居を好きだという神木さんですが、自分は何かのために働いている、闘っているということはありますか?お芝居しかしたことがなく、居場所がここにしかないと思っているので、頑張らないといけないなと思います(笑)。お芝居が好きなので、なんとかお芝居ができたらな、という想いで自分の居場所を守るために闘っている、というのはあるかもしれません。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月19日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。今回は後編公開に合わせて、主演の神木隆之介、メガホンをとった大友啓史監督、アスミック・エースの谷島正之プロデューサー、3人それぞれの視点から同作を語ってもらった内容を、2週間にわたり掲載。現在12巻まで出版されている原作を実写化するにあたって、前編・後編という2部作で公開という形がとられた。主演の神木隆之介は「2部作にプレッシャーを感じた」と語ったが、それぞれの作品をどう捉えているのか。○負けず嫌いな”ライオン”を飼っている――前編、後編が公開する2部作ということで、試写で拝見して「どっち派?」という話になったりもしたのですが、神木さんはそれぞれをどういった作品だととらえられていますか。前編は熱く後編は暖かいと思います。前編が主に将棋の対局で、男たちの闘いを中心としていたので、僕も共感できるところがたくさんありましたし、島田さんが苦しんでいる姿に胸を打たれて、「僕も、仕事を頑張っていこう」と思いました。後編では、僕は「意外と周りに見てくれている人がいるんだ」と気づけたんです。たとえば社会で闘っていると、「1人でなんとかしなければ」という焦りや窮屈さ、大変さや大海原に出ていくような気持ちがあったりすると思うのですが、実はきちんと周りの人が支えてくれるんだということを、再認識させてくれるような作品になっていると思いました。――神木さん自身も、実は心にライオンを飼っているんじゃないかというイメージがあるんですが、実際はいかがですか?あると思います。 僕はとても負けず嫌いなんです。バラエティー番組でのゲームでも、負けたくないと思うんです(笑)。幼いいとことゲームをする時も、絶対負けないです(笑)。最近はやっと、「負けても楽しめればいい」という余裕をつくらなければいけないと思い始めました。――演技においては、その負けず嫌いは発揮されるんですか?もちろんありますが、勝ちたいというより、自分が負けたくないだけなのではないかと思います。人に敵意をむき出しにすることはないです。「絶対負けたくない」ということは素直に言います。今も舞台挨拶ではとても緊張しますし、本番で緊張することもありますし、その緊張に絶対負けたくないと思います。逆に、「負けたくない」と意識しすぎて緊張してしまう時もあるのですが、自分の中ではとても良い方向に作用していると思います。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月18日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞、マンガ大賞2011など様々な賞を受賞し、アニメ化も行われるなど幅広い層から愛されている。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。今回は後編公開に合わせて、主演の神木隆之介、メガホンをとった大友啓史監督、アスミック・エースの谷島正之プロデューサー、3人それぞれの視点から同作を語ってもらった内容を、2週間にわたり掲載。まずは、桐山零役の神木隆之介が、主演としての立場から語る。○2部作のプレッシャー――まずは、桐山零役が決まったときの、率直な感想を教えてください。原作も将棋も好きだったので、話を聞いた時はとても嬉しかったです。しかし「2部作の主演」というプレッシャーは大きかったです。初めてのことですし、本当に素敵な役者の方たちがいらっしゃるので、おこがましいですが、きちんと中心に立てるかどうか……。どのようにすればきちんと「中心に立っている」という定義はないですが、主役として芝居だけでなく、立ち居振る舞いも頑張れるかな、技量は大丈夫かな、といったプレッシャーを感じていました。実際の撮影現場では皆さん優しくて、以前共演させていただいた方もいて、和気藹々と進んでいきました。――演じていく中で神木さんが改めて感じた、”桐山零”の像について教えてください。最初はおとなしい人間なのかな、と思いましたが、実際はおとなしくなくて、タイトルにもある通りライオンが心の中に住んでいる。心の中では、暴れているんだろうなという印象はありました。それでいて、孤独が端々に見えるよう、どこか静かに見えるようにしなければいけない。僕はリアルな人間を演じたかったので、桐山零という”キャラクター”は、作りませんでした。もちろんキャラクターではあるのですが、原作自体も桐山零という人間の性格や考え方を、固定するということはないんです。例えば話し方も、人間関係や親密度、立場によって全然違う。それが人間だなと思いましたし、統一してはいけないと思いました。あくまでも、壮絶な過去を経験した上で、桐山零はこの人とどう接するんだろう、この人とはどのような距離感なんだろう、どのような声を出すんだろう、というのを、考え半分・感覚半分で演じました。なので、桐山零という人間は、色々な雰囲気に見えると思います。それは意識しました。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月17日