アイドルグループ・櫻坂46が20日、欅坂46から改名後初となる新メンバーオーディションの新CM、森田ひかる編と藤吉夏鈴編を公開した。「咲かない人は、いない。」のキャッチコピーのもとで行われているオーディションの新CMには、森田ひかると藤吉夏鈴が出演。新たに撮影された映像と過去の映像を交えて「アイドルとは?」を語る。このCMはオーディションの特設サイトでも公開される。前身の欅坂46は、2015年8月21日に応募総数2万2509人の中から選ばれた22人で結成。2020年10月に櫻坂46に改名し、現在は1期生8人、2期生14人の22人が在籍しているが、1期生の原田葵と尾関梨香が卒業を控えている。エントリーは7月4日午後5時まで受け付け、1次~4次審査、研修生(メンバー候補生)最終審査を経て、11月に合格発表予定。
2022年06月20日女優の吉田羊と鈴木梨央が出演する、大塚製薬・ポカリスエットの新CM「ふたりで金魚すくい」編ほか2本が、4日より放送される。シリーズ第17弾となる新CMには、引き続き吉田と鈴木が母娘役で登場。庭の木陰に座りながら夏の海を思い描いたり、金魚柄のテーブルクロスで金魚すくいもどきを楽しんでみたりと想像力を働かせながら、2人だけの夏を満喫する姿を描いている。CM楽曲には荒井由実(松任谷由実)の「瞳を閉じて」(1974)が採用され、鈴木がシリーズ初となるソロ歌唱に挑戦。吉田もコーラスで参加し、しっとりとハーモニーを披露した。また、新CMにあわせて、2人が歌う「瞳を閉じて」のフルバージョン『ポカリ母娘の「瞳を閉じて」Long version』も公開される。インタビューでは、新CMについて吉田が「今回は梨央ちゃんがメインソロで、私がハモらせていただきました。そのスタイルも初めてだし、静かな夏のポカリっていうのが新しかったよね」とコメント。鈴木も「遠くを眺めて、たそがれる感じ」と、今までとはひと味違うCMになったと話した。夏について話が膨らむと、吉田から「海派? 山派?」と聞かれた鈴木は「海派!」と即答する。すると吉田が「そうか、だってね、会ったもんね、ロケの時にね」と、海でドラマ撮影をしているときに、家族旅行中の鈴木と遭遇したエピソードを披露。海での撮影はその日だけだったと知って「ほんと? すごー!運命」と驚きを隠せない鈴木に、吉田も「親子ですな」と嬉しそうな表情を浮かべていた。
2022年06月03日「悪女(わる)」の第7話が5月25日放送。麻理鈴が“社内政治”のために取った作戦に「今日は麻理鈴が悪女だった」「悪女過ぎて好き」といった声多数。麻理鈴に手を握られニヤつく小野にも「だんだん好きになってきちゃう」といった声が上がっている。深見じゅん原作の大人気少女コミック「悪女(わる)」を、30年の時を経て再びドラマ化した本作は、三流大学を四流の成績で卒業、運よく大手企業「オウミ」に入社したものの窓際部署に配属された主人公が出世を志す…というストーリーが展開してきた。キャストは出世して“運命の人”田村に近づこうとしてきた田中麻理鈴(まりりん)に今田美桜。麻理鈴にハグされてから彼女に想いを抱くようになってきた小野忠に鈴木伸之。日本と海外を行き来する「オウミ」海外事業部の人間で、峰岸と“社内改革”を進めようとしている田村収に向井理。学生時代「オウミ」で社内清掃バイトをしていたこともあり、社内事情に詳しい山瀬修に高橋文哉。「オウミ」の管理職の5割を女性にする計画“JK5”を進めている峰岸雪に江口のりこといった面々。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「オウミ」の社長が倒れる。次期社長候補と目されているのは専務の島田(小木茂光)と、社長の息子の伝弥(野間口徹)。島田から「JK5」に内諾を受けた峰岸は、これを機に一気に「オウミ」が変わると期待を寄せる。そんななか麻理鈴は、会社の10年後を考える伝弥主導の「未来プロジェクト」に応募する。しかし人望も過去の実績もない伝弥のプロジェクトに参加する人材は少ない。プロジェクトには広報部の根津(北乃きい)も参加していた。が、彼女はスパイとして送り込まれており、伝弥のパワハラやセクハラの証拠を作ろうと画策していた。しかし麻理鈴が発案した伝弥の誕生日BBQで介護の話が出る。病院から自宅に戻ってきた父の介護について不安を抱く伝弥に、自分の介護経験を語ったことから、伝弥は実際に介護離職した社員のもとを訪れ、未来プロジェクトのテーマを介護に変更。そんな伝弥に根津も惹かれていく…というのが7話のストーリー。一方、社長の座が目前となった島田は峰岸に「JK5」を白紙に戻すよう告げる。田口から事情を聞いた麻理鈴は、伝弥が生放送番組に出演する機会を見計らって、伝弥に社長の座は島田に譲ると言わせたうえで、島田が「JK5」を進めていることを話し、島田が後に引けないようにする…。島田が「JK5」を進めざるを得ない状況に追い込んだ麻理鈴に「今日は麻理鈴が悪女だったな~」「まりりん悪女過ぎて好き」「2年目でこれなら「なかなかの悪女」というよりガチ悪女だわ」などの反応が。しかしその行動が島田の怒りをかい、麻理鈴は最初の窓際部署に戻されることに。これにも「入社2年目で、社長になる人から「田中麻理鈴を切れ」という指示が出るとか、麻理鈴の力が認められてる証拠」といった声が上がる。また麻理鈴から介護事業に協賛してくれる企業を紹介して欲しいと頼まれた小野は、大学の先輩でアウトドアメーカーの人間を紹介。麻理鈴から「さすが小野忠、ありがとうございます」と感謝の言葉とともに握手されると、「いや、まぁ…」とつぶやきながら思わずニヤついて…。そんな小野にも「本当にめっちゃ良い男に成ってる」「意外といい人で嫌いになれず、だんだん好きになってきちゃう」といった声が数多く寄せられている。【第8話あらすじ】次期社長の島田を怒らせた麻理鈴は再び備品管理課に逆戻り。そんな備品管理課に企画開発部からマミコが異動してくる。立て続けに2人の子の育休と産休を取ったマミコは、復帰後も時短勤務が続いて企画開発部に居づらくなり備品管理課に自ら異動してきていた。マミコが「未来」に備えて企画を書き溜めているのを見た麻理鈴は備品管理課で新しい仕事を始めようと思いつくのだが…。「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2022年05月26日竹内涼真、新木優子、平手友梨奈が共演するドラマ「六本木クラス」に、早乙女太一と鈴鹿央士が出演することが分かった。2人が演じるのは、主人公・宮部新(竹内さん)の宿敵となる「長屋ホールディングス」会長の息子たち。早乙女さんが演じる長男は、新と優香(新木さん)の同級生で、父の権威を振りかざして傍若無人に振る舞い、後に新をどん底におとしいれるきっかけを作るキャラクター。「梨泰院クラス」では徹底した悪役ぶりが話題となったチャン・グンウォンにあたる人物だ。「考えられないほど心底どうしようもない奴」と演じる人物について語った早乙女さんは、「今までやらせて頂いた役の中でも、このキャラクターは1番共感することが難しくとても悩みましたが、チャレンジしてみたいと思いました。心の奥底で感じる感情はどんな人間も同じだと思っているので、何が彼をそうさせてしまったのかをしっかりと向き合いたいと思います」と意気込んでいる。一方、「MIU404」や「ドラゴン桜」に出演した鈴鹿さんが演じる次男・龍二は、愛人との間に生まれた子どもであり、2人は異母兄弟ということになる。家に居場所がなかった龍二は、新と出会い、新が長屋に復讐を誓っているとは知らず「二代目みやべ」で働くことに。また、葵(平手さん)の同級生で密かに思いを寄せる役どころとなっている。鈴鹿さんは「僕の役は複雑な立ち位置ではありますが、楽しみながら演じることができればいいなと思います」と話し、「とても好きな作品なので、日本版では店や風景がどんな風になるのか、一視聴者としても楽しみつつ、作品の中でしっかりと流れを掴んで演じていけるよう頑張ります。皆さま、楽しみにしていてください」とメッセージを寄せた。生い立ちの背景も性格も全く違う2人だが、異なる立場からやがて、新の運命を翻弄していくことになる。「六本木クラス」は7月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月23日今田美桜初主演ドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」第6話より石井杏奈が出演することが分かった。毎話、今田さん演じる麻理鈴が、部署を転々としながら、出世を目指していく本作。入社から丸1年が経過し、麻理鈴もついに先輩に。今回出演が発表された石井さんが演じるのは、小野忠(鈴木伸之)が勤務する企画開発部に配属さる新入社員・板倉夕子。学生時代にベンチャーを立ち上げた経験を持ち、オウミに入社したものの、3年したらキャリアアップのために転職を考えているという。無駄なことは徹底的に排除し、効率を重視する新しい世代。小野忠が得意とする古典的な営業手法に猛反発し、とある事件を起こし、麻理鈴が板挟みになってしまう。石井さんは「若いながらに仕事への責任やプライドは持っていて、無駄を嫌い近道だけを歩こうとする子です。 しかし、根は明るくて真面目な女の子」と演じるキャラクターについて説明し、「自分の失敗に気づき葛藤する姿に共感して頂けたら嬉しい」とコメント。また、演じていて勉強になる部分も多かったという石井さん。「現場は、明るくて穏やかな雰囲気でした。事務所の先輩でもある鈴木伸之さんともご一緒でき、改めて太陽のような明るい方だなと感じました」と撮影をふり返っている。今夜は第5話が放送。麻理鈴は、女性課長が男性の部下相手にセクハラ事件を起こした影響で、空きが出た営業四課への異動が決定した。営業成績抜群で和気あいあいとした雰囲気だが、バレンタインの目玉企画でトラブルが発生してしまう。そんな中、峰岸(江口のりこ)がT・Oさん(向井理)と一緒にいるところを目撃してしまった麻理鈴は、疑心暗鬼に。また、課長の三島(山口智充)が率いる営業四課は、残業禁止、課内恋愛も禁止。そんなチーム三島のリアルな恋愛事情と峰岸の思いがけない過去を知ることになる。「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」は毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2022年05月11日鈴鹿央士(撮影/齋藤周造)「興味があると探求心が働くので意外と探偵に向いているかも」連続ドラマ『クロステイル ~探偵教室~』(フジテレビ系土曜夜11時40分~)に主演する鈴鹿央士。鈴鹿扮する匡は、父の失踪をきっかけに探偵学校に入学。年齢も人生経験も違う同級生や個性的な講師の中で探偵の卵として実習を積みながら成長していくオリジナルドラマ。「台本はスピーディーな展開と会話が面白い。1回読んだだけではわからないメッセージや人間が深く描かれているので、そういうところを見逃さないように心がけています」クランクイン前には実在の探偵業者に会った。「探偵といえば虫眼鏡を持って痕跡を探しているイメージでした。でも実際は調査のため(対象者の)足取りをつかむために24時間、目を離すことができず、いろんなことを我慢する。その根気強さや泥臭さは思っていた以上に過酷だと思いました。依頼者が一歩を踏み出すための手助けをする心のやさしさや温かさは役作りにも反映したいと思います。ほかにも証拠を押さえるためのカメラの持ち方や時間と場所がわかるように周囲に目を配るなど演じるうえでも意識しています」ワン・ダイレクションで芽生えた探究心探求心が芽生えたのは中学生のとき。「ワン・ダイレクション(英国のボーイ・バンド)にハマり、グループについて詳しく調べるようになりました。好きなものは突き詰めていくと面白いです。俳優になって役との向き合い方や作品について考えることは正解がなく無限だけど、それが楽しさのひとつであり役立っていると信じたいです」演じる匡は気になると眠れなくなるが、そういった経験はある?「去年は愛をテーマにした作品の影響で、愛について考え関連本を読んだりしているうちに朝の3時、4時になってしまい始発で現場に向かうこともありました。今回はそういうことがないようにしたいと思います」匡は推理作家の父の影響で探偵を目指すが、自身は小学校4年生ごろまで“こんにゃく”になりたかったという。「味が好きというのではなく、プルプルした感じや板状や丸形、結ぶこともできていろいろな形になるこんにゃくに興味があったと思います。中高生になってからは特になくて将来の夢も具体的になかったです。とりあえず学校は楽しい。友達とコンビニに行って100円スイーツを食べるのが好きでした」そんなときにスカウトがきっかけで芸能界入り。映画『蜜蜂と遠雷』で注目され、『MIU404』や『ドラゴン桜』など人気ドラマに出演。今回、連続ドラマ単独初主演を果たした。「責任感やプレッシャーを感じますが毎回、作品に入るときと変わらず自分の持てる力を込めていきたいです。(デビュー後は同世代と)比べられたりしたけどライバルを意識せずにやってきました。少しずつ経験をして精神的に落ち着いて作品に取り組めるようになりました。うちに秘めたメラメラした熱さや渇望感は持ち続けていきたいです」探求心が尽きることはない。追っかけたいほど好きなBTSクロステイルとは“接近、尾行”の意味で、そんな対象者に挙げたのは大ファンのBTSだ。「曲だけでなく、ファッションもカッコいい。メンバーの服装は参考にして私服に取り入れています。追っかけをしたいくらい好き。会うことができたら“毎日元気をもらっています。ありがとうございます”と伝えたいです」やる気満々のワケ共演者は探偵社代表役の檀れい(特別出演)、父親役の板尾創路らが脇を固める。「檀さんの美しさに頭が働かなかったです。緊張してソワソワしていたら撮影後に“頑張ってね”と肩をポンポンとしてもらってやる気満々になりました。板尾さんは若いころ僕と体形が似ていたそうで食べても筋肉がつかないと相談したら、30歳になったらつくようになるよって。気軽に話せる方です」
2022年04月30日今田美桜がドラマで初主演を務める「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」3話が4月27日放送。麻理鈴と石橋静河演じる梨田“コンビ”に多くの反応が集まるとともに、ジェジュンのカメオ出演にも喜びの声が多数寄せられている。大人気少女コミックを30年ぶりに再ドラマ化。三流大学を四流の成績で卒業、運よく大手企業「オウミ」に入社したものの窓際部署に配属された主人公が出世を志し…というストーリーが展開する。キャストは大食い&酒豪でお調子者。他人の悪意に対して異常に鈍感な田中麻理鈴(まりりん)に今田さん。入社した麻理鈴が配属された窓際部署の先輩社員だが、会社の上層部とも繋がりを持つ峰岸雪に江口のりこ。企画開発部のエリート社員で麻理鈴のことをバカにするが、峰岸には尊敬の念を抱いている小野忠に鈴木伸之。学生アルバイトとして会社の清掃をしている山瀬修に高橋文哉。麻理鈴が“T・O”だと思い込んでいたが実は“O・T”だった“運命の人”田村収に向井理。今回麻理鈴が異動するマーケティング部で“おまけ”呼ばわりされているリサーチチームの梨田に石橋さんといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。麻理鈴は“T・Oさん”が田村収だと知って大喜び。そんななか新たな部署・マーケティング部で働くことになる。だが異動先はマーケティング部のなかでも誰にでもできる仕事だと“おまけ”扱いされているリサーチチーム。そこで麻理鈴を指導することになった梨田は高いデータ分析力を持っているものの、「仕事はお金を稼ぐ作業」と割り切り、不透明な将来に備え倹約することをモットーとしていた。張り切る麻理鈴を見た梨田は、自分のペースを乱されまいと距離を置こうとする。そこに小野がスッポンスープをトップページに掲載して欲しいと言ってくる。“社長の息子案件”だと聞いた梨田はいつものことだと承諾。麻理鈴は納得できないままトップページに掲載する商品の選択に着手するが、スッポンスープを競合商品と並べて掲載してしまい大問題に。リサーチチームは解散の危機に陥る…というのが今回のおはなし。石橋さん演じる梨田に「現実派やなぁ生きていくのが大変そうだ」という声が上がる一方、「ここまで考えてると、考え過ぎとか理屈っぽいとか言われたりするけど、ちゃんと考えてるの本当に偉いよな」と尊敬の念を抱く視聴者も。そんな梨田だが、リサーチチーム存続のため奮闘する麻理鈴を見て力を貸す…2人で協力し小野を説得する姿に「麻理鈴と梨田、コンビみたいで良かった!」「梨田先輩とここまで仲良くなるとは。微笑ましい」といった声も上がる。またスッポン料理屋で麻理鈴が会計するシーンでJ-JUN with XIA(JUNSU)として主題歌「六等星」を歌っているジェジュンがカメオ出演。こちらにも「台詞はないと思っていたので感激でした!」「セリフがあった ジェジュンの笑顔が堪らなく嬉しい~」「エンドロールにジェジュンの名前もあって嬉しい」といった感想が寄せられている。(笠緒)
2022年04月28日女優の鈴木梨央が29日、都内で行われたミュージカル『るろうに剣心 京都編』の製作発表に出席した。原作は漫画家・和月伸宏氏による人気コミック。これまでアニメ、小説、実写映画など様々なメディアで展開されてきたが、今回は原作の中でも特に人気の高い“京都編”を、ミュージカル界のトップランナー・小池修一郎氏が新作として脚本を書き下ろし、日本で唯一の客席が回転する劇場・IHIステージアラウンド東京で上演する。2020年11月より開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況により全公演中止となり、新たに2022年5月17日~6月24日、同会場にて上演される。くノ一の少女・巻町操を演じる鈴木は、「初めてのミュージカルで不安な気持ちとすごくワクワクした気持ちでいっぱいです」と心境を告白。「操という役と向き合って、日々お稽古で学んだことを吸収して生かせるように、自分自身がステップアップできるように頑張りたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください」と意気込みを語った。製作発表にはそのほか、主人公・緋村剣心役の小池徹平、宿敵・志々雄真実役の黒羽麻璃央、志々雄一派の十本刀の一人・瀬田宗次郎役の加藤清史郎、剣心の仲間・相楽左之助役の岐洲匠、剣心を支える・神谷薫役の井頭愛海、志々雄を慕う駒形由美役の伶美うらら、元・新撰組三番隊組長・斎藤一役の山口馬木也、剣心の師匠であり育ての親でもある十三代目飛天御剣流継承者・比古清十郎役の加藤和樹、そして小池修一郎氏も出席した。
2022年03月29日欲しいものが手に入る、不思議なトンネルに魅せられた少年と少女の忘れられないひと夏の物語を描くアニメーション映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の公開が決定。鈴鹿央士と飯豊まりえがW主演を務め、心に痛みを抱えながらも前を向く主人公たちを演じる。ウラシマトンネル――。そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。ただし、それと引き換えに…。掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。ふたりは不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語――。本作は、デビュー作にして第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした八目迷の同名作品の映像化。監督は、『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』の田口智久、キャラクター原案・原作イラストをくっか(「D_CIDE TRAUMEREI」キャラクター原案)、制作を『映画大好きポンポさん』のCLAPが担当。「MIU404」や「ドラゴン桜」、『蜜蜂と遠雷』などに出演し、声優は今回が初挑戦となる鈴鹿央士が声を担当するのは、とある夏の夜、“ウラシマトンネル”と出会い、欲しい物を手に入れるために探検を試みる塔野カオル。また、『トムとジェリー』の日本語吹き替えも務めた飯豊まりえは、頭脳明晰だがクラスで少し浮いた存在の転校生で、カオルと共にウラシマトンネルの謎に挑む花城あんずを演じる。原作を読み「秋に読んだので夏が恋しくなりました」と印象を明かした鈴鹿さんは、「アニメーションの声を務めさせていただくことが決まった時は、自分には恐れ多いことだと思いました。オーディションでは、初めての体験をただ楽しむことにしていたので、まさかこの役を務めさせていただくことになるとは思っていませんでした」とふり返る。飯豊さんは「ノスタルジーな世界観で、彼らが存在している場所やトンネルの中はどれも懐かしく不思議な感覚になります。『本当に欲しかったもの』を目指して手を組む2人にはどんな結末が待っているのか。そしてなによりも彼らを取り巻く風景がとても美しいので、ぜひ映画館でウラシマトンネルがある世界に迷い込んだような錯覚になっていただきたいです。劇場でお待ちしております!」とメッセージを寄せている。2人のアフレコは二日間連続、朝から夜に渡って行われたそう。本作は、2人のやり取りでほぼストーリーが進むため、2人のみで生の掛け合いを意識し、一対一の演技を徹底して行った。途中、アフレコ特有の距離感に悩む鈴鹿さんに対し、飯豊さんが「マイクの向こう側にいる人に向けて話すようにしてみては?」と経験者ならではのアドバイスを贈る場面も。このアドバイスで鈴鹿さんは勘を掴み、これまでの実写での演技を活かした素晴らしいアフレコになっていったという。『夏へのトンネル、さよならの出口』は夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:夏へのトンネル、さよならの出口 2022年夏、公開予定(C)2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会
2022年03月24日女優の広瀬アリスと俳優の鈴鹿央士が、9日から全国で放送されるKDDI、沖縄セルラー「povo2.0」の新CM「povo姉のお届け」編に出演する。広瀬と鈴鹿によるCMシリーズ第2弾。休日に自宅で動画を見ようとスマートフォンを手にする鈴鹿のもとへ、ピザの配達員が。その正体は広瀬扮する“povo姉”だった。「やっぱあの人だ……」と気づいた鈴鹿だが、広瀬はあっという間に家の中に上がり込み、くつろいでスマートフォンで動画を見始める。自由奔放さがパワーアップした広瀬と、戸惑いを隠しきれない鈴鹿とのテンポの良い掛け合いに注目だ。配達員になり、玄関前で矢継ぎ早に話しかける怪しげな広瀬の演技には、監督も「非常に良い。良すぎる!(笑)」と大満足。ピザを鈴鹿に渡すシーンでは、監督から「大将っぽく!」「昔のギャルっぽく!」と複数パターンのリクエストにノリノリで応える広瀬に、カット後は鈴鹿もスタッフも思わず笑っていた。同じ事務所の“仲良し先輩&後輩コンビ”での出演となった2人は息ぴったりな演技を披露し、撮影の合間には談笑する様子も見られた。広瀬は撮影について「前回と一緒で央士くんと撮影できたので心強かったですし、安心しながら撮影できました。いろいろな方からpovo姉いいね! と言って頂けます」と語り、鈴鹿は「僕はまさか第2弾に出れると思っていなかった」と笑顔で喜びをあらわに。また、今回は鈴鹿の部屋という設定のセットで撮影されたが、それぞれの実際の部屋について広瀬は「うちは結構ブラウンとかベージュを使っててあったかい感じです。前までは無機質な感じが好きだったのですが、犬を飼い始めてから、温かみのあるお部屋にしたいなと思って! 照明とかも全部真っ白なものから温かいものに変えました。あと、緑が欲しいと思っていて探し中です」と明かし、鈴鹿は「僕も温かいイメージの木とかでそろえています。僕が田舎出身というのもあるので、落ち着きたいなという理由です」と話した。
2022年03月09日バレンタインにぴったり♡ 市販の鈴カステラを使って、子どもが喜ぶ可愛い『ケーキポップ』をつくろう! 個性豊かな3つのレシピを、フォロワー6.1万人の人気デリスタグラマーsaoriさん(@s.a.m.a.m.a)に考案してもらいました! 簡単にできるので、子どもと一緒につくっても楽しめます♡ ぜひ今年のバレンタインに挑戦してみてくださいね。子どもが喜ぶケーキポップ_01〈まっくろくろすけケーキポップ〉つぶらな瞳が愛らしいまっくろくろすけのケーキポップ。持ち手はなんとポッキー! 棒まで食べれて、嬉しさ2倍のケーキポップが完成です。[材料・用意するもの] つくりやすい分量・鈴カステラ……お好み・ポッキー……お好み(鈴カステラと同量)・チョコレート……適量・チョコクランチ……適量・ホワイトチョコレート(目用)……適量・ミント(飾り用、なくてもOK)・クッキングシート・アイシング用のコルネ袋もしくは透明のジッパー付きの小袋でも可(目をつくる用)・竹串や爪楊枝(黒目を描く用)[つくり方]1.鈴カステラの真ん中にポッキーを刺す。2.チョコレートを湯煎で溶かし、鈴カステラをディップする。3.チョコクランチを2の全体につけ、クッキングシートの上に置いて固まるまで待つ。4.ホワイトチョコレートを湯煎で溶かし、アイシング用コルネ袋に入れ、クッキングシートに目のパーツをつくる。冷蔵庫で冷やし固める。5.目のパーツが固まったら、竹串で2で残ったチョコレートを使い黒目を描く。黒目が固まったら、3で残ったホワイトチョコを目のパーツの裏側に少量付けて、3のまっくろくろすけにくっつけて仕上げる。[ポイント]目のパーツなどをクッキングシートから取る時に、爪楊枝や小さなフォークを使うと手の熱で溶けずに作業しやすい!子どもが喜ぶケーキポップ_02〈クマさんケーキポップ〉可愛いクマさんがたくさんつくれるケーキポップ。それぞれ個性豊かで、ひょうきんフェイスが愛らしい。[材料・用意するもの] つくりやすい分量・鈴カステラ……お好み・ロリポップスティック……鈴カステラと同量・チョコレート……適量・ホワイトチョコレート(目、鼻、口用)……適量・麦チョコ(耳用)……1つのクマにつき2個・クッキングシート・アイシング用のコルネ袋・竹串や爪楊枝(黒目を描く用)[つくり方]1.鈴カステラにロリポップスティックを刺す。2.チョコレートを湯煎で溶かし、鈴カステラをディップして全体につける。麦チョコを2つ付けて耳をつくる。クッキングシートに置いて固まるまで待つ。3.ホワイトチョコレートを湯煎で溶かし、アイシング用のコルネ袋に入れ、クッキングシートに目と鼻・口パーツのパーツをつくり冷蔵庫で冷やし固める。4.目のパーツが固まったら、竹串で2で残ったチョコレートを使い黒目を描く。黒目が固まったら、パーツの裏側に、3で残ったホワイトチョコレートを少量つけて、クマの顔をつくる。子どもが喜ぶケーキポップ_03〈カラフルケーキポップ〉カラフルでラブリーなケーキポップ。好みのカラーのチョコレートや、アラザンなどのトッピングを活用して、可愛く仕上げよう♡[材料・用意するもの] つくりやすい分量・鈴カステラ……お好み・ロリポップスティック……鈴カステラと同量・ホワイトチョコレート……適量・ストロベリーチョコレート……適量・チョコレート用の色素(黄色)・アラザンなどトッピング……お好み・クッキングシート・アイシング用のコルネ袋[つくり方]1.鈴カステラにロリポップスティックを刺す。2.ストロベリーチョコレートとホワイトチョコレートをそれぞれ湯煎で溶かし、鈴カステラにつけて、クッキングシートに置いて固まるまで待つ。3.アイシング用のコルネ袋に飾り用のチョコレート(好きな種類でok!)を入れ、鈴カステラに絞り、好きなトッピングをして完成。教えてくれたひとsaoriさん(@s.a.m.a.m.aさん)ベジタブル&フルーツアドバイザーや食育アドバイザーの資格を持ち、Instagramで素敵なスイーツレシピを紹介中。手軽なのにとっても可愛い、スイーツ写真が大人気。フォロワーは6.1万人!Instagram:@s.a.m.a.m.a
2022年02月04日タレントの石川翔鈴(いしかわ・かれん)と向葵まる(ひなた・まる)が、ワコールのティーン向け下着ブランド・Wing Teenの宣伝部員に就任した。Wing Teenは、女子中高生の声をもとに企画されたブランド。今回Z世代から注目を集める10代の石川と向葵が、同ブランドのキャンペーン「Wing Teen 宣伝部」に参加し、宣伝部員としてnon! PKパンツの宣伝活動を行う。今後の宣伝活動は、随時ブランド公式インスタグラムにて更新される。コメントは以下の通り。■石川翔鈴ウイングのティーン向け下着ブランド『Wing Teen』宣伝部員に就任致しました! Teenならではのお悩みなどTeenのわたしたちだからこそ伝えられることが沢山あると思いますので、『Wing Teen』の下着の魅力をしっかり皆さんにお伝えできるよう、精一杯頑張ります!■向葵まるこの度、『Wing Teen』宣伝部員に就任させていただくことになりました! 「Wing Teen 宣伝部」の活動として、パンツがくいこみにくいnon! PKの魅力をたっぷり伝えていきます!
2022年02月02日女優の広瀬アリスと俳優の鈴鹿央士が出演する、KDDI・povo2.0の新CM「povo姉の使い切ったら」編が、27日から放送される。新CMでは、「今月、もうギガなくて困りました……」とぼやく鈴鹿のもとに突然、広瀬扮する“povo姉”が「そこはpovo~」と話しかけてくる。黄色いパーカーのフードを被った怪しい広瀬に困惑する鈴鹿だが、それを全く気にせず「ギガは使いきったら足せばいいもんね~」と広瀬はさらに接近。そして鍵盤ハーモニカや軽快なリズムで鈴鹿にpovoと言わせようとするが、全く言わない様子にしびれを切らした広瀬は「言って?」と真顔で詰め寄る。気圧された鈴鹿が「……povo」とつぶやくと「かわいいじゃ~ん!」と広瀬は満足げな表情を浮かべる。事務所の先輩後輩だが、今回のCMが初共演となる広瀬と鈴鹿。撮影の合間には広瀬から「後輩です!」とスタッフに鈴鹿を紹介したり、カットがかかった後も2人揃って笑顔で映像チェックをしたり、終始リラックスした雰囲気で撮影は進んだ。また休憩中には小道具の鍵盤ハーモニカで遊ぶなど、仲の良さもうかがえる初共演となった。■広瀬アリス 鈴鹿央士インタビュー――今回の新CM撮影はいかがでしたか?広瀬:楽しかったです、もともと顔見知りなので(笑)。事務所の先輩後輩なので安心して撮影できました。自由な砕けたシーンが多かったのでやりやすかったです。鈴鹿:ゆったりしちゃったなと思います。もうちょっと緊張感を持っておけばよかったなと。広瀬:私が結構へらへらしているからそれに引っ張られちゃったかもしれない。ごめんなさい(笑)。――普段から仲が良いとのことですが、お互いのことをどう思ってますか?広瀬:かわいい子犬です。持っている雰囲気や皆さんが想像している央士くんのまんまなので。すごくかわいくて、ゆったりとふんわりした子です。鈴鹿:(アリスさんは)一番フランクに接してくださいますし、趣味の話やお仕事の話も「どう?」と聞いてくださるので、お世話になっています。広瀬:いい先輩ってもうちょっと言っておいて(笑)。鈴鹿:すごく尊敬しています。――もし今度ドラマ共演するならどんなドラマをやりたいですか? また、どんな役ですか?広瀬:共通のお世話になった監督がいるんです。すごくコメディドラマが上手な監督で。確かにお世話になりたいね。自分たちも知らない部分をいっぱい引き出してくれそうなので。(役柄では)先輩後輩という関係性が多くなりそうじゃない? 年齢的に。それを関係なくメチャクチャ言い合う役とか面白そうだなと思います。―― お二人が最近のもったいないと思ったエピソードはありますか?鈴鹿:ペットボトルの水を最後まで飲み干してないなぁって昨日思って。意識せずちょっとだけ残っていて、毎回捨てなきゃいけないってなるので、「うわもったいない」って。広瀬:私は飲み切りたい人なの。20代後半はそういうとこちゃんとしようと思って生きてます。意外と(笑)。鈴鹿:人生の先輩です(笑)。
2022年01月26日俳優の鈴鹿央士が13日、東京・新宿のブックファースト新宿店でカレンダー『鈴鹿央士 カレンダー2022』(発売中 2,970円税込 発売元:トライエックス)の発売記念イベントを行った。2018年の「第33回MEN’S NON-NO専属モデルオーディション」でグランプリを獲得して以降、モデルや俳優として活躍している鈴鹿央士。映画初出演となった2019年公開の『蜜蜂と遠雷』では第43回日本アカデミー賞で新人賞を受賞するなど各賞を総なめにするなど、期待の新人俳優として注目を集めている。その彼が昨年に続いてカレンダーを発売。柔らかい表情にポップなイラストつきと、鈴鹿の魅力が詰まったカレンダーとなっている。カレンダーについて鈴鹿は「今回はイラストつきのカレンダーを撮りますと言われました。ポップで楽しい感じのカレンダーになって本当にうれしいです」と出来には満足げで、お気に入りだという11~12月の写真は「ちょっと軽そうな荷物や重そうな荷物を持っている感じで、箱を持ちながら撮ってもらいました。この中にはカメラ、レコードプレーヤー、本や漫画、PS5など自分の欲しいものが入っています。結構な重さがあると思いますけど、こんな笑顔で持てないですよね(笑)」とおどけた。続けて、「全体的に楽しかったし好きな音楽をかけながら撮影していたので結構ノリノリで撮っていました」と撮影を振り返り、「ポップなイメージで作っているので楽しく毎日をカレンダーと一緒に過ごしてもらえたらうれしいです。このカレンダーを見て少しでも元気になって欲しいですね」とアピールした。年末も2カ月を切ったということで、今年1年を振り返ってもらうと「『ドラゴン桜』が大きかったですね。初めてワンクールで3カ月ドラマの撮影ができましたし、同世代の素晴らしい俳優さんや先輩の俳優さんと出会えてすごく良い1年でした」と満足そうで、「来年は事務所の社長さんに『休まず働きましょう』と言われたので、来年は頑張る1年になりそうです」と来年は今年以上に仕事が多くなるとか。『ドラゴン桜』の共演者とはいまだに連絡を取り合っているそうで、「昨日は細田佳央太くんや加藤清史郎くんとゲームをしました。高橋海人くんともドラマが終わってから一緒にゲームをしたり志田彩良さんは映画が公開されたので見たりしています。『ドラゴン桜』は本当に濃い日々だったし一生忘れられない思い出です」と語っていた。
2021年11月13日あらゆる役を縦横無尽に行き来して、観る人を作品に引き込む俳優の鈴鹿央士さん。Z世代写真家・吉川然さんと臨む、表現の戯れ。鈴鹿央士さんの演じる役は、どこか親しみやすさがある。『ドラゴン桜』では「藤井くん」、『MIU404』では「成川くん」。架空の人物なのに、なぜか「くん」付けで呼びたくなるのだ。「うれしいです。一応、芸能人という括りにはいますけど、僕、芸能人ぽくないじゃないですか。僕らが演じる役は、一般的な生活をしている人たち。あんまり芸能人然とした生活をしていると、役を演じるのに一段階ギアを変えなきゃいけない気がして。それをなくすためにも、なるべく普通の人でいたいというか。一般の感覚を持っていたい、という思いはあります」あなたにとって表現とは。そう尋ねると、少し照れた後、一つひとつフィットする言葉を探すようにして、鈴鹿さんは話し始めた。「まだ少しですけど、いろんな作品に携わって、いろんな役を経験して。その中で思うことは、役をいただいたからには、僕が演じる意味を常に探したい。自分のエゴなんですけどね」多くの人が共感した『ドラゴン桜』の藤井くんにも、自分だからできる表現があった。「『ドラゴン桜』の最終回で桜木先生に東大の理科一類を受験したいと伝えるシーンがあるんですけど、台本では呼び方が『あんた』だったんです。でも、もうあの時点で藤井にとって桜木先生は大きな存在。『あんた』とは呼べないなと思って、本番で『先生』に変えさせてもらいました。そしたら、監督もオッケーをくださって。呼び方なんて些細なことかもしれないですけど、そこで表現できるものがある。だから、できる限り大切にしたいなって」2019年に俳優デビュー。この世界に入るまでは表現欲求なんて微塵もない少年だった。「人前に立つことが恥ずかしくて。体育館の壇上に立った経験は、卒業式で卒業証書をもらったときくらい(笑)。絵を描くとか歌を歌うとか、別の方法で気持ちを発散することもなかった。表現というものからかけ離れた人生でした」事務所で初めて台本を読んだときは「『国語の朗読よりひどい』と言われました」と苦笑いする。それでも、いつしか演じることは「この道しかない」と恋い焦がれるものとなった。「『蜜蜂と遠雷』を観て、『ピアノを始めました』と言ってくれる人がいたり。その頃、ちょうど『おっさんずラブ‐in the sky‐』のオンエアも始まって、『見ているだけで幸せになれた』と感想をもらえたり。そんなふうにいろんな人の人生に関われたり、影響を与えられたりしたことで、この仕事の楽しさを知ったというか。現場も楽しかったし、自分も頑張れた気がしたし、だけど満足できなくて、もっと頑張りたいとも思った。そういういろんな感情が自分の中で生まれた瞬間、『この道しかない』って気持ちが決まったんです」たくさんの熱い反響が、シャイだった心を動かした。以降、鈴鹿さんの表現には、いつもその先にいる「受け手」の存在がある。「観てくれる人が0人になったらこの仕事は辞める。そう決めていて。でも1人でも誰かに何かを届けられる限りは続けたい。岡山の田舎で育った普通の人が誰かの心を動かせるなんて夢みたいな話。それができる今はすごく幸せです」思い描くこれからの未来も、普通を大切にする鈴鹿さんらしい答えが返ってきた。「普通の生活に根づいた作品がやりたいです。生活って一番人間が出るところだと思うので。僕、工藤祐次郎さんの歌が好きで。ほぼギターと声だけ。すごく普通なんですけど、生きているなあって感じがするんですよね。僕もそんな普通の人を演じられる俳優になりたいです」OUJI SUZUKA2000年1月11日生まれ、岡山県出身。’19年、俳優デビュー。同年、映画『蜜蜂と遠雷』で数々の賞を受賞。単独初となる主演映画『星空のむこうの国』公開中。『メンズノンノ』専属モデル。ジャケット¥86,900パンツ¥42,900(共にscye/マスターピースショールーム TEL:03・5414・3531)シャツ¥26,400(SCYE BASICS/マスターピースショールーム)その他はスタイリスト私物ZEN YOSHIKAWA2002年生まれ、京都市在住。写真家。小学生の頃から写真を始める。初個展「さがしもの」が8月19日~9月13日リコーイメージングスクエア東京で開催。写真集『Water.』(bookshop M)発売中。※『anan』2021年8月4日号より。写真・吉川然スタイリスト・丸山 晃ヘア&メイク・ 阿部孝介(traffic)取材、文・横川良明(by anan編集部)
2021年08月03日鈴鹿央士撮影/渡邉智裕「メガネですか?今日はなしで来ました(笑)」『ドラゴン桜』でブレイクした鈴鹿(21)にとって、初めての主演映画『星空のむこうの国』が公開に。「35年前に上映された映画の(小中和哉監督による)セルフリメーク。そして“シネマラボ”という予算以外はすべて監督の自由に撮れるという企画でもあって。そこに参加できることがまずうれしかったし、責任感のあるお仕事だなと思いました」■初の単独主演への意気込みと恋愛事情初の単独主演については、「僕が見てきた現場で主演を張っていた人は、やっぱりすごい人たちだったので。けっこう身構えてしまう気持ちもあったんですが、でも、やっぱりうれしいです!!」演じるのは高校生・昭雄。交通事故に遭ってから、夢に何度も同じ少女(秋田汐梨)が出てくるように。ある日、帰宅すると自分の遺影が。さらには夢の中の少女・理沙とも対面を果たし、時空を超えた不思議なラブストーリーが展開される。「パラレルワールドを行き来するので頭が混乱することもありましたが、作品の中で(昭雄が)男として成長するのを演じられたのは楽しかったです」本作のようなピュアな恋愛、してみたい?「はい!!もう、めちゃめちゃしたいですよ、恋愛。でも出会う場所もないというか。僕のプライベートの充実度はだいぶ低いですね。10点満点中?3くらい(笑)」好きになったら積極的にアプローチするほう?「僕の経験上だと攻められないですね。照れちゃう。この間も友人と何人かで電話していたら、僕が全然恋愛に発展しないのはなぜか?という話題になって。女友達にとって、安心感がありすぎるらしく。男らしさというか、男が出す危険な香り?それがないらしくて。そこは課題ですね。ちょっと頑張ります(笑)」■見てくれる人の心を動かせた6月27日に視聴率20・4%(関東地区・世帯)で有終の美を飾った『ドラゴン桜』。特に鈴鹿が演じた藤井遼の、人間としての成長は大きな話題をさらった。俳優として大きな手ごたえをつかんだのでは?「反響は今まででいちばん大きかったです。最初のころの嫌な藤井くんと、東大専科に入ってからの藤井くん。両方で、見てくれる人の心を動かせたことはよかったと思っていますが、ひとつひとつのシーンを振り返ると、“もっとここはこうできたよな”と思うところばかり。そこは、まだまだ伸びしろだな、と思っています」日曜夜の楽しみが減った、と伝えると、「僕は『TOKYOMER〜走る緊急救命室〜』見てますよ」と、無垢な笑顔。穏やかでマイペースで、ときに天然。演じた藤井とのギャップに驚かされる。今後、どんな俳優になっていきたいかと尋ねると、「僕が見てきた先輩方はみんなやさしいし、素敵な方々ばかり。だから、自分もそうなっていたい。20代後半、30代、40代……となったときに、まず人間として、いい大人になっていたい。それは俳優というところに、少なからずつながると思うので」限りない伸びしろに、期待は膨らむばかり。■電車で来ました!最近は街で声をかけられることも増えたのでは?「いや、僕、街で気づかれないですね。今日も電車で来たんですけど、全然気づかれないです。普段、イヤホンして歩いてるから気づいてないだけかもしれないけど」電車に鈴鹿が乗ってきたら、騒ぎになりそうだが……。「全然大丈夫です」と、涼やかに。《スタイリング/朝倉豊ヘアメイク/阿部孝介(トラフィック)衣装協力/ノルノ、ノース ワークス》
2021年07月16日女優の吉田羊と鈴木梨央が出演する、大塚製薬「ポカリスエット」の新CM「暑中見舞い」編、「扇風機」編、「デュルデュル」編などが、 5日より全国で放送される。新CMのテーマは「夏は、熱中症にもご用心」。熱中症を気遣いながらも、“家の中で過ごす夏”を楽しむ母と娘の姿が描かれる。さらに作中では、吉田と鈴木が、小泉今日子の1985年の楽曲「常夏娘」をカバー。オリジナルのダンスも披露している。今回の楽曲について、吉田から「知っていた?」と聞かれた鈴木は、「なんとなーく聞いたことがあったんですけど、ちゃんと聞いたのは初めてでしたね」と回答。それに対して、吉田は「私知らなかった。最初に原曲を聞いたときはさ、なんだか懐かしい感じの曲だなって雰囲気だったんだけど。アレンジが上がってきたら、ガラッと違う歌になったね」と続ける。すると間髪入れずに、鈴木が「はい! もうポカリっ!」と合いの手を入れ、息ぴったりでアレンジについて感想を語った。また、吉田が「(鈴木は)あっというまにダンス覚えていたね。私は振り付け練習の初日、全然踊れなかった」と振り返ると、鈴木は「いやいや! でも羊さん撮影の時はすごい完璧だったから」とコメント。そして、「すごく気持ちがいいダンスなので、みんなにもぜひ真似して踊ってほしい」、「“常夏娘ダンスブーム”があちこちのTikTokとかYouTubeとかであがったり、芸人さんがこう踊ったりして」と、2人で盛り上がった。
2021年06月03日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の川島鈴遥さんです。「明るい役にあまり縁がなくて…。挑戦したいです!」と語る川島さんの素顔に迫りました。人前に出るのは得意じゃないのに、カメラの前だと安心できるんです。芸能界に入ったのは8歳の時。「最初は演技に今ほど興味を持ててなくて。でも中学生の時に尾野真千子さんと共演して“私もこんなふうに演じられるようになりたい!”と思い、仕事が楽しくなりました。その共演がなかったら、今の私はいなかったのかも」。芸歴10年を超える今も、人前に出るのは得意ではないとか。「人前で話すと、顔が真っ赤になっちゃう。ただ、カメラの前だとまたちょっと違うんですよね。緊張するけどありのままでいられる。“ひとりじゃないんだ”って安心できるんです」甘いものが大好き。週に1度はがっつりと。我慢していると、食べたい思いで頭がいっぱいになってしまいます(笑)。役と向き合うための必需品、演技ノート。その人物の生活など、台本に書かれていないことを想像して書いています。映画館で自分だけの世界に入る時間が好き。映画館にはよく行きます。この時は『前田建設ファンタジー営業部』を。かわしま・りりか2002年生まれ。’10年にドラマ『特上カバチ!!』(TBS系)でデビュー。’19年公開のオダギリジョー初長編監督作品『ある船頭の話』ではヒロインに抜擢され話題に。※『anan』2021年3月24日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年03月19日コロナに感染し58日間も入院していた鈴々舎馬風(写真は落語協会HPより)長い闘病生活だった。今年1月に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果、陽性反応が確認された落語界の重鎮で、漫談家の綾小路きみまろ(70)や『笑点』の座布団運び、山田隆夫(64)らを弟子に持つ、鈴々舎馬風(82)が18日、都内の病院を退院したことがわかった。体調に異変を感じ、大事をとって入院したのが1月16日。以来58日間、約2か月間の闘病生活を送ったことになる。■一時は集中治療室に入っていた落語家の林家正蔵や春風亭一之輔ら多くの人気者が所属する落語協会(柳亭市馬会長)が、馬風並びに桃月庵白酒(52)が新型コロナに感染していると発表したのが、感染が疑われた数日後の1月20日だった。2人とも入院したが、若い白酒は1月下旬に退院。高齢者の馬風の入院は伸びるばかりだった。「これまで、おかみさん(馬風夫人)と話しても、“大丈夫だから”としか言われなかった。当初、1~2週間と言われていた入院期間が延びて、どうなっているんだろうと思っていました」と弟子のひとりが伝える。「一時、集中治療室に入っていたそうです。年齢も年齢なので心配しましたが、よく回復されたと思います。おかみさんと娘さんが付きっきりで看病していたそうです」落語家の仲間内には“重体説”も流れたという。「ちょっとしたことに、尾ひれが何重にもついて広がる噂話が好きな業界ですから無理もないところはありますが、生き死にに関することですから、安易に口にするわけにもいきませんでした」と打ち明けるのは、中堅真打ち。「退院しましたが、ずっと寝たきりだったので、足腰が弱っていると嘆いていたそうです。(馬風)師匠の好物は、鰻のかば焼きに鰆の粕漬なので、タイミングを見て退院祝いに駆けつけたいですね」関係者によれば、普段から馬風師匠は感染に注意し、仕事の移動はすべて車。健康を第一に、夫人の手作り料理を、腹八分を目安に食べていたという。「寄席の出演者は、若手の10代から大御所の80代までたくさんいます。馬風の感染が疑われた際も、楽屋で働く前座が感染したのがきっかけでした。着物を着せてもらったり濃厚接触もありますから、当初はうまく対策できていなかったようです。今は改善され、楽屋にいる時間が制限されたり、お茶も出さない、など万全です。実際、馬風師匠、白酒師匠以降、寄席での感染者は出ていませんからね」(演芸関係者)何はともあれ、無事退院を迎えた落語界の宝。早く高座復帰して、その闘病記をネタに爆笑をさらう日が楽しみだ。それが転んでもただではおきない芸人の姿である。〈取材・文/薮入うらら〉
2021年03月18日鈴鹿央士が、特別企画ドラマ「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」に出演することが決定。松平元康役(後の徳川家康)を演じる。本作は、桶狭間の戦いを題材とした本格時代劇。市川海老蔵が織田信長を演じるほか、三上博史、広瀬すず、中尾明慶、竹中直人、北村一輝、松田龍平、黒木瞳、佐藤浩市と豪華キャストの出演が決定している。デビュー作『蜂蜜と遠雷』で各映画賞の新人賞を総なめにし、「MIU404」、「ホリミヤ」のドラマ・映画化では主演を務め注目を集める鈴鹿さんが今作で演じる元康は、今川軍の先鋒として織田軍の出城である丸根砦を攻め落とす。その際に、砦に援軍を送らなかった非情とも思える信長の戦法を目の当たりにし恐れおののく。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の信長を思い出し、信長の存在を強く意識するのだ。「まさか僕があの松平元康の役をやらせていただく時が来るとは思っていませんでした」と今回の出演に心躍らせる鈴鹿さんは、「実際に演じてみて、歩き方やしぐさで松平元康という人物を出していかないといけない場面があったりして、そういう場面は現場で監督さんやスタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら、撮影していました」と撮影をふり返る。そして「歴史の教科書で、絶対に載っている“桶狭間の戦い”が豪華なキャストの方々が集まり、一つの映像作品になりました。とても重厚感のある作品になっています。僕はその中に少しでもいい感じに入り込めれば幸いです。皆さんぜひ、ご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せた。十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」は3月26日(金)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年02月08日実写映画化&TVドラマ化が決定している「ホリミヤ」より、仲良しなキャストたちをとらえたオフショットが早くも到着した。本作は、鈴鹿央士と久保田紗友が共演し、ネクラ男子と優等生女子が“秘密”を共有する漫画の映像化。2月より放送開始されるドラマ先駆けて、ドラマ1~3話にエクストラシーンを加えた特別版が劇場で限定先行公開される。今回到着したオフショットでは、堀(久保田さん)が宮村(鈴鹿さん)の写真をスマホで撮るというシーンにて、実際に2人がスマホで撮影した写真や、鈴鹿さんが私物のフィルムカメラを構え、石川(鈴木仁)が「写ルンです」で撮影する様子が写し出されている。メインキャストたちがグループワークを行っているシーン、体育祭のシーンでもそれぞれのオフショットも公開。また、子役の高木波留が撮影した鈴鹿さんの姿からは、オフの場面でも兄弟のように仲睦まじい様子が伝わってくるようだ。劇場版『ホリミヤ』(ドラマ先行上映)は2月5日(金)より新宿バルト9ほか全国にて1週間限定先行上映。ドラマ版「ホリミヤ」は2月16日より毎週火曜日深夜0時59分~MBS、火曜日深夜1時28分~TBSにて放送。Apple TVチャンネル「my theater PLUS」にて独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリミヤ 2021年2月5日より1週間限定イベント上映(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・実写「ホリミヤ」製作委員会・MBS
2021年01月10日永井愛主宰の二兎社が、2017年の『ザ・空気』、18年の『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』に続いて、2021年1月、『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った…』を上演する。『ザ・空気』ではテレビ局を舞台にニュース番組の内容が政治的圧力で改変させられるさまを描き、『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』では国会記者会館の屋上を舞台にメディアと政権の癒着に焦点を当てた永井だが、今作では再びテレビ局を舞台に、報道の自主規制を扱うという。出演の佐藤B作、金子大地に意気込みを語ってもらった。演劇としてのレベルが高い永井作品── 前2作はご覧になりましたか?金子大地(以下、金子)はい。独特な空気に笑いが入っていたり、今の社会とリンクするところがあったりするのが面白くて。このような舞台に出演してみたかったので、今回とても嬉しいです。佐藤B作(以下、佐藤)今の社会に対して物申す芝居でありながら、ただ拳を挙げて反対を叫んだりシュプレヒコールをしたりしているのではなく、喜劇的な要素も入っていて演劇としてレベルが高い。最高ですよね。以前、自分の劇団(東京ヴォードヴィルショー)で、永井さんが書かれた『パパのデモクラシー』を上演させてもらいましたが、永井さんご自身の書き下ろし&演出は今回が初めて。何回か出演のお話はいただいていたのに、いつも自分のところの公演と重なるなどして泣く泣くお断りしていたので、やっと願いが叶って、僕も本当に嬉しいですね。── ver.3の物語の舞台は、ver.1と同じテレビ局。B作さんが演じるのはテレビ局の元記者で、政治ジャーナリストです。ver.1と同じく自殺した桜木さんというキャラクターも登場人物の話題に上るようですね。佐藤僕が演じる横松輝夫は桜木さんの先輩にあたる人物で、報道の世界に入った当初の思いを捨てて、今は総理大臣に都合の良いことばかり言っている。なんとなく、実在する人物が思い浮かびますよね。永井さんからはポスター撮影の際、作品の構想を色々とうかがったのですが、聞きながら「俺の役、ずっと出ている。大変だ!」と思いました(笑)。── B作さんは佐藤銀平さんとの演劇ユニット・東京No.1親子で今年8月に上演された『夜鷹と夜警』でも、それこそ出ずっぱりに近い状態で、濃いキャラクターをパワフルに演じていらして。佐藤もうちょっと力が抜けるようになれば、もっと良い俳優になれると思うんですけど、東北から東京に出てきた田舎者でしょう?どうしても力が入っちゃうんですよ(笑)。年を取ったら抜けるかと思ってたんだけど、なかなか抜けない。今回も力いっぱい、いい勝負をしたいですね。佐藤B作撮影:源賀津己── 金子さんが演じるのは、アシスタントディレクター、袋川翔平です。金子和田正人さん演じるディレクターの後輩です。永井さんからは、今どきの若者だとうかがいました。これから自分の役を深く知っていくのが楽しみでもあり、難しさもあるだろうなと気を引き締めてもいます。── 劇は、テレビ局の検温で熱があったため一時的に隔離された横松が袋川に文句を言う場面で始まります。ADの立場からしたら、横松のような政治ジャーナリストは怖い存在ですよね、きっと。佐藤俺達の時代のADは人間扱いされていませんでしたから。給料は安いし寝る時間もなくて。局の社員の場合は将来ディレクターになれるということだけで頑張るけれど、なれるのはほんの一握りだし、契約やアルバイトのADは出世の見込みもない。袋川は制作会社のADだから、絶対に大変だ!金子映像の現場で見ていても、ADさんは忙しそうですし、気を遣うお仕事だろうと思うので、見えないところで大変なことが色々とあるんでしょうね。金子大地撮影:源賀津己── おふたりが劇の中でどのような関係性を作っていかれるのか気になります。現時点で、お互いの印象は?佐藤爽やかでカッコよくて、モテるだろうなあ。羨ましいですね。若い時はモテたい一心で頑張っていましたから(笑)。俺もこんなふうに生まれていたら、全然違う人生を送っていたと思いますね。金子そんなそんな(笑)。B作さんは尊敬する大先輩。色気がありますし、とても温かい方だなと感じます。稽古が始まってわからないことがあったら、色々なことをうかがってみたいです。── 俳優の先輩として、B作さんから金子さんにアドバイスはありますか?佐藤とにかく永井さんのホンをよく読むことですね。芝居の答えはホンにあるので、行間だったりセリフの裏の気持ちだったり、どこまで読めるかが役者それぞれの勝負。それが分からないとセリフは喋れません。あと、どうしても自分のセリフのことばかりを考えがちなんだけど、相手のセリフを聞く姿勢が大事な気がします。金子肝に銘じます。エンタテインメントはお客さんあってのもの観客全員を巻き込む空気をつくりたい金子大地(左)佐藤B作(右)撮影:源賀津己── 金子さんは今春の『ヘンリー八世』で初舞台を踏まれたばかり。いかがでしたか?金子舞台というものが全くわからなかったので怖かったのですが、いざやってみたらものすごく楽しくて。自分をさらけ出す快感のようなものがあって、これからも舞台に立ちたいと思ったんです。今回はまた全然違う現代劇なので、1から始めるような感覚で、たくさんのことを吸収したいですね。佐藤舞台って、日によって雰囲気がガラッと変わって、同じセリフを言っても反応がある時とない時があったりする。その日集まったお客さんの雰囲気の中で、どう芝居を成立させるか、ということを考えてやっていく楽しみがありますよね。若い時は寝ている客がいると本当に腹が立ったけれど、最近は「劇場に来てるから寝られるんだね」「じゃあ起こさずにやろう」っていう優しい気持ちになって(笑)。金子すごいですね!僕だったら寝ている人がいたら「起きて!観て観て!!」となってしまいます(笑)。── 2020年はコロナ禍に覆われた年となりました。おふたりは自粛期間はどのように過ごされましたか?佐藤毎日つまらなくて、正直、死んじゃおうかな、なんていう変な気持ちになったこともありました。でも、お酒が良い友達になってくれましたね。かみさんは文句を言うけれど(笑)お酒は黙って付き合ってくれますから。金子僕も自粛期間中はなんだか孤独で、あれこれ考えてしまって。来年はもっと明るい年になればいいなと、心から願っています。佐藤そうだよね。少しずつでも状況が良くなって、早くお客さん全員が何も心配せず劇場に来られるようになってほしい。劇場が満員になっている情景って、やっぱり良いですから。ぐっと密になって全員で劇場が揺れるくらいの活気が戻ってほしいですね。── 2021年に送る、空気シリーズの集大成。期待が高まります。金子『ザ・空気』だけに、皆さんを巻き込むくらいの空気作りをして、その日によって違うお客さん全員を、舞台の世界にお連れしたいです。エンタテインメントはお客さんあってのものですし、お客さんにとっても望んでいるものだと思うので、キャストもスタッフも一緒に1ヶ月間かけて作り上げるこの舞台を、なんとか無事に皆さんに観ていただきたいです。佐藤内容はシビアでも、観終わったお客さんが「楽しかった」「明日から元気に生きていけそう」と、前に歩き出せるような芝居が作れたらいいですね。“空気シリーズ”はファンが多いですから、ver.1、ver.2の座組に負けないよう、シリーズの“アンカー”として、良いゴールを決めたい。頑張ろうな!金子はい!取材・文:高橋彩子撮影:源賀津己ヘアメイク:吉田太郎スタイリスト:九(Yolken)公演情報二兎社公演44『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った・・・』作・演出:永井愛出演:佐藤B作 / 和田正人 / 韓英恵 / 金子大地 / 神野三鈴2021年1月8日(金) ~2021年1月31日(日)会場:東京芸術劇場 シアターイースト東京公演終了後、2021年2月4日(木)〜3月7日(日)埼玉・愛知・兵庫・滋賀・福岡・岩手・山形に巡回東京公演チケットは12/12(土)10:00より、チケットぴあにて発売!公演の最新情報は 二兎社公式サイト() へぴあアプリではさらにインタビュー写真を掲載中※続きは アプリ(dpia-app://contentAll?contentId=fc06e738-8f5b-4d6c-801a-29c794286ad9&contentTypeId=2) でお読みください
2020年12月11日俳優の斎藤工が“齊藤工”名義で監督を務めた『FOODLORE: Life in a Box』が4日、アジア太平洋地域16カ国の中から優れた映像コンテンツを選出する国際賞「アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード(AAA’s)」にて、日本人初の最優秀監督賞を受賞した。AAA’sは各国代表を選出した上で頂点を決定する国際賞レース。昨年のAAA’sでは、齊藤監督の『FOLKLORE:TATAMI』が主演男優賞(北村一輝)・主演女優賞(神野三鈴)・撮影賞(早坂伸)を受賞している。『FOLKLORE』シリーズは、食をテーマにしたアジア8カ国・8エピソードのアンソロジーで、製作総指揮はシンガポールの巨匠エリック・クー監督。齊藤監督は2017年、エリック・クー監督に公開前の『blank13』を観てもらったことから同シリーズの日本代表監督に推薦され、『TATAMI』を含む「FOLKLORE」シリーズが世界的に好評を得たことで今回の『Life in a Box』制作に至った。『Life in a Box』は、世界共通語の「BENTO(=弁当)」にまつわる物語で、悩みを抱える3組が同じ1つの「BENTO」を通じて懐かしさと思い出、愛に包まれた旅の中で、希望の光を見出す姿を描いた作品。今回の受賞について齊藤監督は「私が西日本豪雨の2018年に広島で出逢ったボランティアに対して配られた塩むすびの塩加減に感動し涙した、実際の出来事が起源になっています」と制作秘話を明かし、「“斎藤工”なんて知らない方々に作品がどう映るか、作品至上主義でモノ作りをして来たつもりなのでこれからもその想いで映画に臨めよと叱咤激励を頂いた様にも思いました」と謙虚なコメントを寄せた。さらに“p.s.”と前置きしたうえで「自粛中に夢中になった『愛の不時着』と並んでの受賞には震えました」と、韓国ドラマ・愛の不時着が最優秀ドラマシリーズ賞を受賞したことにもふれ、喜びをあらわにした。
2020年12月08日女優の吉田羊と鈴木梨央が出演する大塚製薬・ポカリスエットの新CMが29日から放送開始する。第14弾となる「ポカリ、のまなきゃ」シリーズでは、これまでも吉田・鈴木が出演しさまざまな曲を披露してきたが、今回は名曲「カントリー・ロード」をカバー。その歌詞にちなみ、CMは「今年の冬は“強い自分を守っていこう”」がテーマに。毎日通りかかる近所の坂道を舞台にし、少し大人になって将来を考える年頃の娘とまだまだ無邪気な母の“冬の散歩”を描いた。また、菅田将暉への提供曲「さよならエレジー」「虹」で知られるシンガーソングライターの石崎ひゅーいがコーラスに参加。ハーモニーに深みを与えている。今回の歌唱収録について吉田は「梨央ちゃんとの母娘共演も6年目に入り、2人の歌声が年々似てきているなと感じます」と鈴木との共演を振り返る。鈴木は石崎について「石崎ひゅーいさんの作詞作曲された『さよならエレジー』が大好きで、実際にお会いした時は羊さんと2人でテンションがあがってしまいました。緊張して自分からうまく話せなかったことを後悔しています」と初共演に興奮した様子。吉田も石崎と作り上げたハーモニーに「初めて母娘の歌声に男性の声が乗り、また世界が広がりました。ひゅーいさんの歌声は、ポカリ母娘をそっと見守ってくれているようで、なんだかホッとします」と感想を述べる。初登場となった石崎は「家族の一員になれたような気がして嬉しかったです」と喜び、「3人のコーラスでは、お2人の息がぴったりで、驚きました。阿吽の呼吸というか、もうすでに世界が出来上がっていたので、そこに溶け込んでいくようなイメージで歌わせていただきました」と歌に込めた思いを明かした。
2020年11月26日●先輩からの金言「バカになれ!」を生かして限界突破今年放送されたTBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』で新米看護師・佐倉七瀬を熱演し、大ブレイクした女優の上白石萌音。主演を務めたミュージカル映画『舞妓はレディ』(2014)や、ヒロインを演じたアニメ映画『君の名は。』(2016)の主題歌「なんでもないや」のカバーで歌唱力の高さが話題となったが、歌手としても精力的に活動している。アニメ映画『トロールズ ミュージック★パワー』(10月2日公開)では、歌と踊りとハグが大好きな主人公・ポピーの吹き替えを担当し、伸びやかな美しい歌声を披露。自身の才能を存分に発揮した。このたび上白石にインタビューし、ポピー役を演じた感想や、「人生に欠かせない」という音楽への思いを聞いた。また、仕事に対する思いを尋ねると、「向いてないと思うことが多々あります」「常に自信はないです」と驚きの告白。だからこそ努力していると言い、「自信がないのが取り柄です」と語ってくれた。これまでも『君の名は。』などで声優として高く評価されている上白石だが、キャラクターの声を演じるのは今回が初めて。「人間ではない声を演じたことがなかったので、私的には初挑戦のつもりで、どこまで限界突破できるかというのがテーマでした」と明かした。役をつかむには「恥を捨てる」ことが大事だったようで、「(自然に)テンションが上がるのではなく、テンションを上げるのが恥ずかしくて。でも、それを言っていたら始まらないので、スタッフさんと仲良くなって、全部さらけ出すように後先考えずやりました」と語った。また、「バカになる!」ということも意識。これは、舞台『組曲虐殺』(2019)に出演した際、先輩女優の神野三鈴から教わったそうで、「しんどくなって壊れて叫ぶシーンがどうしてもできなくて、三鈴さんに『萌音、バカになれ!』と言われ、『あー!』って変な声を出す発声練習を教えてもらって毎日やっていたら、そのシーンができるようになったんです」と明かし、「自分で『出た!』と思っても、そう思えている時点でできていない。それもわからないくらいになるには、すべてを放り投げるしかないんだなと感じました」と振り返った。舞台で学んだ「バカになる!」を生かし、ポピー役で限界突破。「殻を破るとキャラクターが輝きを放つし、人を巻き込めるんだなと。突き抜けるってすごくエネルギーがいるけど、その分、影響力もあるんだなと感じました」●音楽は「生まれたときから大切で欠かせないもの」本作で、音楽の力も改めて感じたという。「自粛期間中にDVDをいただいて自宅で観て、すっごく元気をもらいました。『Just Sing』という曲は、英語だと『難しいことは忘れて、ただ歌おう。それが今足りてないことだよ』という歌詞で、それを聴いた途端にぷるぷるって震えて、本当にその通りだなと。今必要な作品だなと、すごく感じました」演じたポピーにも共感したそうで、「“歌とダンスとハグが大好き”って超わかる! と思って(笑)。人と触れ合う温かさはこの時期に痛感しますし、しんどいときやどうしようもないときに歌ったら忘れられたりもするし、この子は本質を言っているなって思います」と話した。子供の頃から歌や踊りが好きだったという上白石。音楽への思いを聞くと、「生まれたときから大切で欠かせないもの。素晴らしいなって思い続けています。母が家でピアノを教えていたので常に音楽が流れていて、父も音楽が好きだったので。切り離せないですね」と明かした。初めて仕事として歌ったのは、主演を務めたミュージカル映画『舞妓はレディ』。「オーディションで歌ったのが(起用の)決め手になったと言われたとき、好きなものを初めて認めてもらえたような気がして、すごくうれしくて。歌が仕事になりかけていると感じ、頑張らなきゃいけないと思いました」と振り返る。『トロールズ』でも歌のシーンは特に楽しかったという。「ノリが海外のポップスだったので、徹底的にアメリカのノリにして。外国人のボイストレーナーさんがずっとついてくださったのですが、その方もめちゃくちゃテンションが高くて、褒めながらやってくださったので、歌のシーンのアフレコは楽しくてしょうがなかったです」ポピーの幼なじみ・ブランチ役のウエンツ瑛士と美しいハーモニーも披露。「ウエンツさんとは親交があって仲良くさせていただいていたんですけど、一緒に歌うのは初めてで。アフレコは私が先だったのでウエンツさんの声は聴けず、電話で話した声から『こんな感じかな』と想像してやりました」と明かし、「完成した作品を観たらぴったりハマっていてうれしかったです」と声を弾ませた。●『恋つづ』でブレイクも自信は「なくしていく一方」女優としても歌手としても精力的に活動している上白石。さまざまな仕事に挑戦する相乗効果を実感しているそうで、「1個だけやっていたら気づかなかったことに気づけていると思います。矢印がそれぞれにあり、相乗効果を感じています」と語る。そして、「声優をやることによって、キャラクターの声を決める重要性を知り、それは生身で芝居するときにも生かされますし、歌うことでブレスの大切さを知り、芝居でも一緒だなと思ったり。また、職種によってディレクションの仕方が違い、舞台やテレビ、音楽、それぞれいろんなアプローチをされていて、これは他の仕事にも生かせるなと思ったり、それぞれのお仕事からたくさんヒントをいただいています」と明かした。今後も、演技力・歌唱力を生かして幅広い活躍が期待されるが、将来については「思い描けていない」とのこと。「これまでもいただいたお仕事を全力でやってきて、ありがたいことにいろんなことに挑戦させていただいています。幅を狭めたいとも思いませんし、とにかくこれからもいただいたものを頑張っていこうと。先が見えないからワクワクします」と目を輝かせた。演技の仕事も歌の仕事も楽しくて仕方がないように見えるが、「この仕事、向いてないなと思うことが多々あります。なんで私、今この仕事ができているんだろうって、ふと思うときがあって……」と意外な本音も告白。「何を見ても下手だなって思うし、そもそもあんまり人前に出ていきたくないタイプで(笑)。もちろん、人前に出るのが好きな人ばかりではないと思うので頑張ろうと思うんですけど、常に自信はないですね。基本的にネガティブです」今年は、『恋つづ』で多くの視聴者を魅了。きっと自信になったのではないかと思って尋ねると、「むしろ、なくしていく一方です」と答え、「人に知ってもらえばもらえるほど、大した人間じゃないのになって卑屈になってしまう自分がいて。ついていけていない感じですね」と打ち明けた。だが、「一生自信がなくていいと思っています」とにっこり。「自信がないから、めちゃくちゃ練習するし、準備をするので。それがひとつ私のルーティンみたいになっていて、自信がついたら何もなくなくなってしまう。自信がないのが取り柄みたいな感じです」と語った。■上白石萌音1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2011年の第7回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞。2011年のNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』最終回でドラマデビューし、2012年にはミュージカル『王様と私』で初舞台、同年公開のアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』で声優に初挑戦。映画初主演を務めた映画『舞妓はレディ』(2014)で日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の賞を受賞した。アニメ映画『君の名は。』(2016)でヒロイン・宮水三葉の声を担当。TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(2020)で主人公の新米看護師を演じた。2016年には、『君の名は。』の主題歌「なんでもないや」を含むカバーミニアルバム『chouchou』をリリースして歌手デビュー。2020年8月に初のオリジナルフルアルバム『note』を発売した。
2020年09月30日グラビアアイドルの鈴原りこが、最新イメージDVD『濃厚りこぴん』(発売中 4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。2018年に26歳で遅咲きのグラビアデビューも、年齢を感じさせない可憐な笑顔と抜群のスタイルで人気の鈴原りこ。現在は現役介護士とグラビアの二足のわらじで活躍しているが、今年7月に発表された「ミスジェニック2020」に4位で選ばれるなど話題を集めた。そんな彼女の最新DVDは、これまで以上の露出と大人の色気を放出するなど、セクシーさが際立った1枚となっている。本作ではセクシーなアイス舐めやキャンディー舐め、両手を拘束されるシーンで恍惚の表情を浮かべるなど、過激なシーンにチャレンジ。ビーチやバスルームなどでは張りのあるバストを楽しむことができる。
2020年08月30日鈴鹿央士撮影/山田智絵綾野剛と星野源がバディを組み、難事件を解決していく“機捜(機動捜査隊)”ドラマ『MIU404』。豪華ゲストが出演することでも話題になっているこのドラマの3話のラストに菅田将暉が登場すると、ネット上でも大きな話題となった。赤い服を着た謎の男が菅田だとわかった衝撃のシーンで、菅田の隣に立つ高校生の成川を演じているのが注目の新人・鈴鹿央士。「僕も菅田さんの登場には驚きました。もともといただいていた台本には、名前が書いていなくて。上京していちばんって言っていいくらい驚いたことかもしれません」■先輩・広瀬すずが俳優になるきっかけ東京で生活を初めて3年目。俳優の道を歩むきっかけを作ってくれたのは、事務所の先輩の広瀬すず。彼女の主演映画にエキストラで参加した鈴鹿を見て、「なんて顔の小さい子がいるんだろう。かわいらしい雰囲気もあって、目立っていた」と事務所スタッフに話したことで、スカウトされた。当時、地元・岡山の高校に通う2年生だった彼は、大学進学を機に上京し芸能界へ。本格的な演技に初挑戦した映画『蜜蜂と遠雷』( ’19年)で、まるで彼そのものを見ているような不思議な空気感をまとった天才少年ピアニストを演じ、日本アカデミー賞など5つの映画賞で新人賞を受賞した。『MIU404』で演じる高校生・成川は、先輩がクスリを売っていたことが発覚し廃部になってしまった陸上部の有望選手。大会に出場できなくなった悔しい思いを紛らすように部員たちと警察にいたずら通報しているうち、誘拐事件に巻き込まれてしまう。誘拐された同級生を助けるため、成川をのぞいた部員は逮捕される。誘拐を知らず、逃げ切った成川は……。「最近、現場では成川じゃなくて、“悪川”って呼ばれています(笑)。菅田さんが演じる謎の男の影響を受けてしまう部分もあるんですが、彼の中心にある純粋な高校生の心は変わっていないんです」どこまで話していいのかと戸惑いながら語る。菅田とは、今作が初共演。「少しだけ、撮影の合間に話をさせていただきました。自粛期間に何をしていたかとか、お酒を飲むかとか。僕、そんなにお酒が飲めるほうではなくて。これまでお会いした先輩は、お酒に強い方が多かったんです。自分もそうならないといけないのかなと思っていたのですが、“無理することないよ”と言っていただいたりして」■高校時代の憧れが電車通学のワケ演じる成川が陸上に没頭したように、鈴鹿も高校時代はバドミントン部に所属し、休日も練習に励んでいた。憧れていたのは、電車通学。「中学、高校とも自転車通学だったんです。なので、定期券を持って“電車に乗るために急がなくちゃ”って走っている同級生を、青春しているなと思いながら眺めていました(笑)。あと、電車通学の人たちが、5~6人の集団で楽しそうに話しながら歩いているのも羨ましかった。自転車だとできないので」高校3年間のいちばん悲しかった出来事を聞くと意外にも、「失恋しました!人生で初めて告白したんです。テスト期間中だったんですけど、僕的には、このタイミングだと思って。相手が自分に好意を持っている確信はなくて、微妙な感じではあったんですけど、“ほかに好きな人がいる”ってフラレたのは、すごくショックで。翌日もテストがあったので勉強しなくちゃいけなかったんですけど、ぜんぜん頭に入ってこなくて。結果は、さんざん。ただ、翌々日もテストがあったので、“これはまずい!勉強しなくちゃ”と思ったことで、失恋から立ち直ることができました(笑)」地元・岡山にいたときは、想像もしていなかったという“見る側”ではない“出る側”になった。新人ながら、熱い注目を集めていることを聞くと、「映画賞で新人賞をいただいたプレッシャーは特に感じていません。僕個人ではなく、『蜜蜂と遠雷』という作品の鈴鹿がいただいた賞だというとらえ方をしています。まだまだ、演じるということが、よくわかりません。それに、何を目指しているのかも、わからないというか、目に見えるものではないと思うので、目指すということではないのかもしれないと思い始めて。ただ、これからも、いい作品、いい人と出会っていきたいです。出会ったときに何もできなかったら楽しいと思えないので、何かできるようになっていたいんですけど、難しいですね」もっと好きになる Q&AQ:性格を自己分析すると?A:マイペースQ:ペットを飼うなら?A:猫か犬を飼いたい。どっちかなら、猫にします。どっかにいて、ときどき近寄ってくるみたいな、素知らぬ感じがいい。今は、ですけど。Q:趣味は?A:カメラ、ゲーム、音楽鑑賞。最近、よく聴くのは、andymori(アンディモリ)というバンドや、ハナレグミ、細野晴臣さんや大瀧詠一さんがメンバーのはっぴいえんど。洋楽だと、エド・シーランやThe1975。最近買ったフィルムカメラで撮るのは、風景が多いですね。自分で撮影したものを見返したときに、人物より風景のほうがいいなって思うので。Q:スマホの待ち受け画面は?A:小津安二郎監督の映画『晩春』の1シーンです。小津監督の作品が好きなんです。待ち受けにしているのは父親の後ろ姿の画像。服装が好きなんですよ。太めのパンツにカーディガンを羽織って、下駄をはいていて。すごくおしゃれだなって。Q:今後の目標は?A:どんなことでもいいですか?野菜が食べられるようになりたいです。ちょっとずつ克服しているんですが、野菜全般が苦手で。特にキュウリのシャキシャキした食感が……。僕はベジタリアンの方とご飯に行くのも難しいし、お付き合いもできないと思います。○すずかおうじ○2000年1月11日生まれ。178センチ、O型。’18年、大学入学と同時に芸能活動をスタート。同年の『第33回 MEN’S NON-NO 専属モデルオーディション』でグランプリ&ラボ賞をW受賞。昨年は、NHK連続テレビ小説『なつぞら』や『おっさんずラブ -in the sky-』、映画『決算!忠臣蔵』に出演。今後も、主演ドラマや映画などが控えている。
2020年08月07日カレーをモチーフにした、満島真之介と鈴鹿央士が出演するドラマ「カレーの唄。」が配信・放送決定。オリジナル作品に定評のある脚本・山崎佐保子と瀬田なつき監督のタッグにより、2人の男がカレーを通じて絆を深める様を描く。両親に捨てられ、世界中を放浪しながら一人で生きてきた男・天沢陽一郎は、あるトラブルをきっかけに、芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰と出会う。お金がない陽一郎は、助けたことを口実に、二汰にカレーをおごらせると、ポツリと家族について語りだす。清川不動産の清川薫子(森口瑤子)は、アパートの管理人だったことが縁で、陽一郎の亡き父の遺骨を預かっている。陽一郎が毎日カレーを食べ歩くのには、何か深い理由があるようで…。本作が連続ドラマ初主演となる満島さんが演じるのは、両親に捨てられ、世界中を放浪しながら一人で生きてきた男・天沢陽一郎。そしてひょんなことから陽一郎が出会う、優秀な弟にコンプレックスを抱く芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰役を、映画デビュー作『蜜蜂と遠雷』で日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テン、毎日映画コンクール、報知映画賞など、映画賞の新人賞を総なめにした鈴鹿さんが演じる。満島さんは「僕にとってカレーは、人間関係のお手本であります。それぞれの具材が絡み合い高め合う。ゆっくり時間をかけて煮込むことで、そこにしかない独自の味が出来上がる。簡単なようで難しく、奥が深くて終わりがない。このドラマもカレーのように、素敵な仲間との出会いと縁が絡み合い、心温まる味わい深い作品が出来上がりました」と自信をみせ、鈴鹿さんも「このドラマは、カレーのようにキャストやスタッフの方々が素晴らしく融合して、温かくて美味しいものになりました。このドラマはまさしくカレーです。ちょっと何を言っているのかよく分からないかもしれませんが、本当にまさしくカレーです(笑)観ていて自然と笑顔になるような、幸せを感じることができる素敵なドラマです」とコメントしている。本作は、全12話各話ごとに異なる多種多様なカレーの登場も見どころのひとつ。都内の有名店や隠れた名店のほかにも、ハウス食品と共同開発したレシピのカレーや、店舗数1位のギネス世界記録TMを持つココイチも登場。陽一郎が悩みを抱えた登場人物を誘い、おすすめのカレーを一緒に食べながら、相手の悩みを解決していく。2人のほかにも、身寄りのない陽一郎を助ける下町の不動産屋経営者・薫子役を森口瑤子、二汰が片想い中の女子学生・森まどか役を出口夏希が演じることも決定。森口さんは「この『カレーの唄。』をご覧になった皆さんは必ずカレーが食べたくなります。100%絶対まちがいなく食べたくなります。そしてカレーを食べ終わる頃には、日々の切ない出来事も、もどかしい想いも『私ってなんだか幸せじゃん?』という気持ちに変わっているから、あら不思議。『カレーの唄。』はそんな素敵なドラマです」とドラマについて説明。出口さんは「カレーを食べたくなるのは間違いありませんが、クスッと笑えて見終わった後には温かい気持ちになれる作品ですので、ぜひ見ていただきたいです!」とメッセージを寄せている。なお本作の音楽は、国内外で人気を誇る4人組クラブジャズバンド「JABBERLOOP」が務め、主題曲「spice」などが収録されたアルバム「CORE」が9月9日(水)にリリース。そして同名タイトルでコミカライズ化され、COMIC BRIDGEにて8月7日(金)より連載がスタートする(漫画:月吉原作:山崎佐保子)。「カレーの唄。」は10月、ひかりTV、dTVチャンネルにて順次配信、BS12 トゥエルビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年08月06日今田耕司と広瀬アリスが司会を務める「アナザースカイII」。その2月21日(金)放送回に、俳優の斎藤工がゲスト出演。俳優としてだけでなくモデルとしても活躍する斎藤さんが、モデルとしての原点でもあるフランス・パリを訪れる。俳優を志し芸能事務所に所属、高校時代からモデルとして活動。数多くの人気俳優を世に送り出した「ミュージカル テニスの王子様」をはじめ「海猿」や連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」など数多くの作品への出演で実績を重ねると、「昼顔」シリーズでその魅力が開花。昨年も大河ドラマ「いだてん」から「東京独身男子」に『Diner ダイナー』、さらに「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」まで多彩なジャンルの作品に出演。公開中の『ヲタクに恋は難しい』も大ヒットしている斎藤さん。今回斎藤さんは駆け出しモデル時代の原点パリを訪れる。十代の頃、飛び込みオーディションで掴んだ初ステージの思い出や懐かしい味をふり返る。さらに映画『MANRIKI』をともにプロデュースした“盟友”の芸人・永野が、斎藤さんの素顔を暴露。映画監督、写真家とクリエイターとしてもその手腕を輝かせる斎藤さんがパリに凱旋する。斎藤さんが永野さんとともに企画とプロデュースを手掛けた『MANRIKI』は全国順次公開中。「ファッションイベントにゲスト出演したときに感じた違和感から着想した」という永野さんが原案・原作、脚本も手掛けた本作。金子ノブアキが音楽監督を担当。斎藤さん、永野さん、金子さんをはじめSWAY、小池樹里杏、神野三鈴らが出演。顔デカ、モデル、小顔矯正、日本文化、合コンで鼻が取れる女、サスペンス、ホラー、そしてコメディ…常識的観念にとらわれず自由なクリエイティブが詰め込まれた意欲作になっている。「アナザースカイII」は2月21日(金)23時05分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年02月21日2018年に芸能事務所に所属し、2019年に俳優/モデルデビューした鈴鹿央士。あどけなさを残す顔と、のんびりとしたしゃべり方は、自然とあたりの空気を和ませる。「売れたい」、「多くの人に知ってほしい」、「爪痕を…」群雄割拠の若手俳優がしのぎを削る中、まったくと言っていいほどガツガツした様子を見せず、力まない。それは、すべての意識が懸命に目の前の作品、役柄のみに注がれているから、なのかもしれない。鈴鹿さんの2019年は「物事が始まって終わることも学んでいった年」俳優デビューとなった本年、「なつぞら」、『蜜蜂と遠雷』、「おっさんずラブ-in the sky-」、『決算!忠臣蔵』と、4本もの作品に立て続けに出演した鈴鹿さん。2019年の手触りを問うと、「物事が始まって終わることも学んでいった年」と、感慨深そうに答えた。「2019年は、『決算!忠臣蔵』の撮影で始まりました。公開は11月22日ですけど、ロングランしてほしい…という願いも込めて、年末まで上映するとしたら、始まりと終わりが『決算!忠臣蔵』になります。作品は、全部クランクインして、クランクアップして、宣伝活動が始まって、公開して、終わっていくんだなと感じて。丸々1年かかった『決算!忠臣蔵』に関わったことは、一番大きな出来事でした」。鈴鹿さんが出演する『決算!忠臣蔵』は、赤穂浪士による討ち入り計画の実情を、お金の面から描いた新たな時代劇。『忍びの国』、『殿、利息でござる!』など、これまでもキャッチ―な切り口で時代劇をみせてきた中村義洋が監督、脚本を務めた。物語の主役である赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助を堤真一が、勘定方の矢頭長助を岡村隆史が担当し、コメディからシリアスまで緩急つけて演じ分けているのが大きな見どころのひとつ。鈴鹿さんはと言うと、矢頭長助の息子・矢頭右衛門七を演じた。岡村隆史と“親子”役で共演して「似ているところもあるような気がする」岡村さんの息子を演じることになった鈴鹿さんは、オーディションで抜擢された。決まっていない頃には、「岡村隆史さんの息子役は自分しかいない!」と意気込んでいたという。「自分のテンションを上げるようにというか、“自分しか”と思う(鼓舞する)ことが一番だったんです」と照れながら、意気込みの理由を明かした。岡村さん本人からは、撮影現場で「わしの息子がこんなに背が高くて、かっこいいわけないがな!」という突っ込みもあったそうだが、「僕は意外と似ているところもあるような気がするんですけど…」と首をひねり、岡村さんの話が止まらない。「岡村さん、初日は“高倉健さんスタイルだ”ってずっと立っていらしたそうなんですけど、ほかの皆さんが気づかないから2日目にやめたそうなんです(笑)」と朗らかな様子も伝えながら、「僕がテレビで見ていた岡村さんというよりも“ああ、お父さんだ”と感じる気持ちのほうが大きかったです。すごく優しくて、真面目な方で…、一方的にお父さんだと感じていました」と、肉親という間柄を演じた鈴鹿さんならではの岡村さん像について教えてくれた。本作は、堤さん、岡村さんのW主演以外にも、濱田岳、横山裕、妻夫木聡、荒川良々、竹内結子、西川きよし、石原さとみ、阿部サダヲと豪華キャストがそろい踏み。一堂に会する場面も少なくなく、鈴鹿さんは「毎日がすごかったです。現場にいるだけで幸せで、本当に参加できてよかったです」と、かけがえのない経験だったと目を輝かせた。繰り返し見た「オレンジデイズ」&『素晴らしき哉、人生!』特に、鈴鹿さんがパッケージを借りて、何度も何度も繰り返して見ていたというドラマ「オレンジデイズ」に出演していた妻夫木聡との共演、交流は忘れ難かったという。「あの妻夫木さんが目の前でお芝居していて、“ああ、すごい、すごい!”とずっと思っていました。休憩中も、『ウォーターボーイズ』時代のお話を聞かせてもらったりもしていて」と、1トーン高い声色で興奮を語る。ほかならぬ影響を受けた妻夫木さんが『ウォーターボーイズ』に出演していたのは、21歳くらいの頃。年明けには20歳を迎える鈴鹿さんと、年端的にも近い。学生から社会人まで、様々な役どころに挑戦できるいま、鈴鹿さんが興味を惹かれるのは、どのようなジャンルの作品なのだろうか?「いろいろな作品に出てみたいですけど、青春系はちょっと恥ずかしいかな…(笑)。悪い役や、サイコパス的な役をやってみたいです」と願望を口にする。かと思うと、ふと考える表情になり、「漫画の製作進行、ピアニスト、整備士、侍…といまやってきているので、普通の人というか、リアルな家族の物語、みたいな作品もやってみたいです」と、さらなる意欲を示した。「好んで観るのは人間ドラマだったりします。『素晴らしき哉、人生!』は時間ができれば、何回も観ています。ああいう作品にも出てみたいんです」天性の人を惹きつけるムード、真っ白なキャンバスのような鈴鹿さんの素地に魅せられ、これから多くの作品が彼を彩っていくのだろう。2020年には、予想もつかないような鈴鹿さんの出演作に期待したい。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:決算!忠臣蔵 2019年11月22日より全国にて公開(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
2019年11月21日