対談動画は養老孟司さんの公式YouTubeチャンネルで6月2日(金)公開解剖学者、養老孟司さんの最新エッセイ『ものがわかるということ』(祥伝社)出版特別企画として、養老孟司さんとイェール大学アシスタント・プロフェッサーで経済学者の成田悠輔さんが「わかる」をテーマに初対談。6月2日(金)に養老孟司さんの公式YouTubeチャンネルで公開されます。解剖学者の養老孟司さんの最新エッセイ『ものがわかるということ』(祥伝社)の売れ行きが好調です。全国の書店売り上げランキングの上位にランクインし、発売3カ月で9刷8万部と重版を重ね、幅広い年齢層の方に購読いただいています。自然や解剖の世界を通して学びわかったこと、都市化社会の弊害、頭の中だけで「わかる」ことと体験して「わかる」ことの違い、世間や他人との付き合い方、常識やデータを疑ってみる大切さなど、養老さんがこれまで考え、記してきたことの集大成的な内容になっています。SNSや読書感想掲示板には「読みやすくてわかりやすい入門書のような一冊」(30代男性)「深い本質、真理が書かれている」(50代女性)といった多くのコメントが寄せられています。今回、出版特別企画として、養老孟司さんとイェール大学アシスタント・プロフェッサーで経済学者の成田悠輔さんの対談が行われました。初対面、初対談だったという二人。「わかる」とはどういうことか?、SNS、インターネット、AI、ChatGPTなど現代を取り巻く情報化社会の話、養老さんが定義する「脳化社会」について、自然や昆虫からわかること、などさまざまな話題について、養老先生のご自宅、箱根の養老昆虫館で縦横無尽に語り合いました。対談の様子は養老さんの公式You Tubeチャンネル、 で公開されています。*養老孟司さんの『ものがわかるということ』は2023年2月1日に祥伝社より発売されました。アップルシード・エージェンシーでは本書籍を始め、様々な書籍の告知、宣伝のお手伝いをしています。撮影:中西裕人撮影:中西裕人【養老孟司(ようろう・たけし)】1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。1962年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年、東京大学医学部教授退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞受賞。2003年、毎日出版文化特別賞を受賞した『バカの壁』(新潮新書)は450万部を超えるベストセラーに。大の虫好きとして知られ、現在も昆虫採集・標本作成を続けている。【成田悠輔(なりた・ゆうすけ)】イェール大学アシスタント・プロフェッサー、経済学者、起業家。専門は、データ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン。ウェブビジネスから教育・医療政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、多くの企業や自治体と共同研究・事業を行う。混沌とした表現スタイルを求めて、報道・討論・お笑い・アートなど様々なテレビ・YouTube番組の企画や出演にも関わる。著書に『22世紀の民主主義:選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』(SBクリエイティブ)など。養老孟司さん著『ものがわかるということ』(祥伝社)について【目次】まえがき第一章ものがわかるということ第二章「自分がわかる」のウソ第三章世間や他人とどうつき合うか第四章常識やデータを疑ってみる第五章自然の中で育つ、自然と共鳴するあとがき【書誌情報】仕様:四六判ソフトカバーISBN:9784396617639【公式】養老孟司『ものがわかるということ』(祥伝社)養老孟司×成田悠輔「わかる」について語る : s-book.net Library Service : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月02日~「わからない」ことを避けがちな現代を生きる全ての人に贈る「養老流」ものの見方、考え方~養老孟司さんの最新刊『ものがわかるということ』が祥伝社より2月1日に発売されます。担当編集者の「ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか」という問いに対して養老先生が「じゃあ説明してみましょうか」といった対話から生まれた、約1年ぶりの単著となります。養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについてずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。考えても答えは出ません。それでも考え続けることが「学び」につながると養老先生は言います。本書は、情報化社会、少子化、SNS誹謗中傷、承認欲求、都市への一極集中、ワーケーションのすすめ・・・など現代社会の様々な事象について、養老先生が解説。そして、本当に「わかる」とすれば「共鳴」しかない、という養老先生がたどり着いた 「ものがわかるということ」についての解釈が示されています。ベストセラーとなった『バカの壁』(新潮社)から20年。あの頃にはなかったスマホやメタバースといったものが進化なのか、壁は高くなったのか低くなったのか・・・ふとした迷いや悩みに行き当たった時、先を考えて不安になった時に触れたい「養老節」が詰まっています。【目次】まえがき第一章ものがわかるということ第二章「自分がわかる」のウソ第一章 世間や他人とどうつき合うか第二章 常識やデータを疑ってみる第三章 自然の中で育つ、自然と共鳴するあとがき-生きていることに意味を求めない~養老先生が思う「人生」《人生の意味なんか「わからない」ほうがいいので、わからないと気がすまないというのは、気がすまないだけのことで、それなら気を散らせばいい。私は気を散らすために、虫捕りをはじめとして、いろいろなことをする。今日も日向ぼっこをしていたら、虫が一匹、飛んできた。寒い日だったから、なんとも嬉しかった。今日も元気だ、虫がいた。それが生きているということで、それ以上なにが必要だというのか》-85歳の今、夢中になっているのは「ゾウムシ」《そんなこと調べて、どうするんだ。子どものときからそう言われ続けてます。もう慣れました。どうぞご心配なく。》「あとがき」より-情報や記号で埋め尽くされた社会《なぜ情報化社会と言うんでしょうか。ほとんどの人はこう考えます。コンピュータが普及して、テレビやパソコンのない家はなくなって、誰でもスマホやケータイを持っていて、毎日おびただしい情報が流れるからと。私は情報化社会という言葉を、違った意味で使います。人間自体が情報になったのです。情報化したのは人間です。》-少子化・都市化《都会には人間の作ったものしかありません。人間の作ったものには設計図があります。子どもは違います。うちの子がなんだか変だと言っても、設計図がもともとないので、どこがおかしいのか、はっきりとわかるものではありません。その意味で、子どもは不合理な存在です。都会には不合理な存在を相手にしたくない人が大勢います。子どもをもう産みたくない。子どもを持ってもしょうがない。それが少子化です。空き地の樹木を育てるより、もっと確実に儲かる話があるんじゃないか。こうやったら立派な木に育つんじゃないかというふうなことについては、考えたくない。そのくらいなら、きちんと計算できて結果が出ることをやりたい。学校秀才の世界です。地方でも学校秀才が増えれば、自然がなくなり、子どももいなくなります。ですから、少子化と地方の過疎化は同じ現象です。現に都市には人が大勢います。日本中が都市化した結果です。》-SNSは純粋脳化社会《実際にスマホやパソコンの前には生身の身体があります。気に入らない文章を読めばイライラする。怒鳴りたくなる。感覚がなくなったわけではない。でも、その感覚を察知してくれる相手の身体や感覚がないわけです。身体や感覚のイライラをまた概念でなんとかしようとするから、言葉はどんどんエスカレートしていきます。SNSで過激な言葉で他人を非難して、それなりのリアクションが返ってきたりすると、その瞬間は気持ちがスカッとするでしょう。しかし、ほんの一瞬のことです。その人自身の問題が解決されたわけではなく、単に先送りされただけです。SNSを離れれば、前と変わらない日常が待っています。すると、またスカッとしたくなりSNSに戻ってくる。自分の言葉に対するフィードバックが心地よいことを覚えると習慣になり、過激さはエスカレートしていきます。こうしてSNSは始終ギスギスし、あちこちで炎上が起こるのです。》【書誌情報】・書名:ものがわかるということ・著者:養老孟司・定価:1,760円(税込)・仕様:四六判ソフトカバー・発売:2023年2月1日・ISBN:978-4-396-61763-9・発行:株式会社祥伝社撮影/津田聡【著者プロフィール】養老 孟司(ようろう たけし)1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。1962年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年、東京大学医学部教授退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。一般社団法人メタバース推進協議会代表理事。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞受賞。2003年、毎日出版文化特別賞を受賞した『バカの壁』(新潮新書)は450万部を超えるベストセラーに。大の虫好きとして知られ、現在も昆虫採集・標本作成を続けている。s-book.net Library Service : Bevor Sie zu YouTube weitergehen : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月01日