「福西崇史」について知りたいことや今話題の「福西崇史」についての記事をチェック! (1/3)
元サッカー日本代表で現在は解説者として活躍する福西崇史が2日、自身のインスタグラムを更新。【画像】元サッカー日本代表の福西崇史、2024年も多くの経験に「より成長できたように思います」と感謝!「2025年 あけましておめでとうございます」と挨拶し、今年の目標を「2024年の積み重ねもしっかりしつつ、まだまだチャレンジしていきます」と力強く宣言した。「常にエンジョイで…☺️」と笑顔を添え、前向きな姿勢が印象的だ。2025年も挑戦と楽しさを大切にする福西の姿勢が、サッカーファンやフォロワーの心を熱くするスタートとなった。 この投稿をInstagramで見る ⚽️福西崇史 (@takashi_fukunishi)がシェアした投稿 投稿には、「健康で楽しい一年になりますように!」や「今年もInstagram楽しみにしています」といった新年を祝うコメントが寄せられた。
2025年01月02日元サッカー日本代表でタレントとしても活躍する福西崇史が30日、自身のインスタグラムを更新。【画像】福西崇史、四国の未来に期待!地元でサッカー教室を開催!2024年の仕事を振り返り、「おかげさまでたくさん移動しました」とコメント。今年の移動を支えた新たな仲間として、Daniel&Bobのバッグを紹介した。日用品や資料、さらにはシューズも収納できる高い機能性に感謝し、「来年も大活躍間違いなし」と語った。現役時代同様、落ち着いた佇まいと頼もしさが魅力の福西。2025年も、仕事やサッカー教室を通じてその存在感を発揮してくれそうだ。 この投稿をInstagramで見る ⚽️福西崇史 (@takashi_fukunishi)がシェアした投稿 投稿には「静岡でのサッカー教室でプレイが見られて感動」「いつも無邪気な笑顔に癒されます」といったファンからの声が寄せられた。
2024年12月30日元サッカー日本代表の福西崇史が22日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】福西崇史、豪華メンバーとの再会に笑顔「グランド外でも最高の時間」!!四国中央市20周年記念事業の一環として「福西崇史サッカー教室」を開催。愛媛県だけでなく、新居浜市、高知県、香川県、今治市からも多くの子供たちが参加し、地域のサッカーポテンシャルを感じさせるイベントとなった。「四国の未来が楽しみだ」と地元の子供たちへの期待を語った福西。 この投稿をInstagramで見る ⚽️福西崇史 (@takashi_fukunishi)がシェアした投稿 投稿には、「やっぱり福西さんはかっこいい!」「地元愛に感動しました」「四国のサッカーがさらに盛り上がるといいですね」といったファンからのコメントが寄せられた。また、福西の現役時代を懐かしむ声も多く、サッカー教室で次世代に自身の経験を伝える姿に称賛が集まった。
2024年12月22日元サッカー日本代表の福西崇史が7日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】元サッカー日本代表福西崇史、高知ユナイテッドSCを熱く応援!「昇格で四国を盛り上げたい」「FBMキッズであゆみ保育園鶴見へ行ってきました⚽️✨」と綴り、複数枚の写真をアップ。福西は、この日サッカー教室で訪れた保育園での園児達とのショットを公開。また一緒に参加した元女子サッカーの三木萌子とのショットも公開している。続いて「元気な子供達がいっぱいで、この時期に半袖になるくらいでしたハッピースマイルのエミちゃんも来てくれて、子供達に大人気✨」と綴り、この投稿を締めくくった。 この投稿をInstagramで見る ⚽️福西崇史 (@takashi_fukunishi)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「子どもたちにも超人気者の福西さんカッコイイ」「自宅の近くにいらしていたようでびっくりしました。子供は素直なのでいつもと違う気づきもあったのでは?お疲れさまでした♪」といったコメントが寄せられている。
2024年12月08日元サッカー日本代表の福西崇史が6日、インスタグラムを更新。【画像】元サッカー日本代表 福西崇史、元ブラジル代表のカカと対峙するも「ボールを獲れる気配がしなかった」と感慨深かった回顧J3・JFL入れ替え戦「高知ユナイテッドSC vs Y.S.C.C.横浜」の第1戦をNHK高知で解説したことを報告した。「高知の頑張りがみえてドロー」と試合内容を振り返り、四国唯一のJリーグ未所属地域である高知の昇格への期待を熱く語った。 この投稿をInstagramで見る ⚽️福西崇史 (@takashi_fukunishi)がシェアした投稿 コメント欄には「解説聞きやすかった!」「高知のJリーグ入りを楽しみにしています」「第2戦も頑張れ!」と応援の声が続々届いている。「福西さんの情熱が伝わる」と、地元サッカーを支える姿勢に感動するファンの声も多く、高知ユナイテッドSCの12月7日の第2戦に注目が集まっている。
2024年12月06日元サッカー日本代表の中西永輔が24日、Xを更新した。【画像】福西崇史ジュニアサッカースクールのスペシャルコーチで登場!「先日参加してきた『種子島 BIG VISON2024』の様子が福西崇史のYouTube福ちゃんねるで動画でupされたみたいです 種子島BIGVISONの雰囲気を是非ご覧下さい」と綴り、1枚の写真をアップ。種子島の子供たちへ夢と希望をコンセプトに2022年から元サッカー日本代表の福西崇史との縁で生まれたのが本取り組み。今年は、岡野雅行や城彰二といった元サッカー日本代表の面々が招待選手として参加し、会場を盛り上げた。先日参加してきた『種子島 BIG VISON2024』の様子が福西崇史のYouTube福ちゃんねるで動画でupされたみたいです✨種子島BIGVISONの雰囲気を是非ご覧下さい pic.twitter.com/kkN3C8E1Sa — 中西永輔 | Eisuke Nakanishi (@EisukeNakanishi) November 24, 2024 この投稿にファンからは「いいね」が多く寄せられている。
2024年11月25日FC東京が12日、公式インスタグラムを更新した。【画像】元サッカー日本代表・福西崇史「ゆるパーマ」のイケおじショットが話題!「SLベンフィカとの戦略的パートナーシップについてポルトガルのSLベンフィカと戦略的パートナーシップを締結することとなりましたので、お知らせいたします」などと綴り、2枚の写真をアップ。続けて「タレント選手の発掘や育成において、ヨーロッパトップクラスと認められている同チームとテクニカルパートナーシップの提携関係を築き、二つのクラブ間でベストプラクティス、知識、リソースの共有や人的交流を促進していきます。」と綴り、次世代選手の発掘や育成機会を広げ、クラブのフットボール面全体の発展を目指していくとしている。 この投稿をInstagramで見る FC東京【公式】(@fctokyoofficial)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2024年11月13日元サッカー日本代表・ラモス瑠偉が30日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】福西崇史ジュニアサッカースクールのスペシャルコーチで登場!「月曜日大好きな仲間の人一緒に焼き肉食べに行きました色々お話しできて嬉しかったですめっちゃ楽しかったです。」と綴り、写真をアップ。ラモスは、元サッカー日本代表・中村憲剛とのオフショットを公開した。続けて「川崎の星中村憲剛⚽️また会いましょう」と綴り、この投稿を締めくくった。ラモス投稿原文:「segunda feira fui jantar com um grande amigo ex-jogador da seleção japonesa.grande personagem do futebol ⚽️ japonês .ex jogador do Kawasaki frontale .batemos um papo super agradável dia 14 de dezembro Ele vai fazer o seu jogo de despedida.estaremos lá em massa ⚽️(ポルトガル語)」翻訳「月曜日は親友の元日本代表選手と食事に行ったサッカー界の偉大な人物 ⚽️ 日本人。元川崎フロンターレの選手。12月14日に彼のお別れ試合があるので、大勢で行くよ⚽️」この投稿にファンからは「ラモスさんと、中村憲剛さんのtwo-shot貴重✨⚽️これからも、お2人で日本のサッカーを盛り立てて行ってください⚽️」「比較的ボールの持ち方が似ているPlayer同志ですね相手DF最終ラインの裏に出すPassは絶妙のお二人⚽️」といったコメントが寄せられている。
2024年10月31日岩井俊二、是枝裕和、白石和彌、西川美和、株式会社MAPPA(アニメーションスタジオ)、三池崇史ら世界で活躍するクリエイター陣ともに映画製作を進めていく、日本発の映画製作ファンド「K2P Film Fund I(読み:ケーツーピー フィルム ファンド ファースト)」の立ち上げを発表した「K2 Pictures」が、カンヌ国際映画祭開催中の5月18日(土)、フランス・カンヌにて記者会見を実施。三池監督、西川監督と、映画監督デビューが発表されたゆりやんレトリィバァが新人監督の代表として登壇した。カンヌ国際映画祭のメイン会場にほど近い、JWマリオットにて会見は開催。好天に恵まれ、開催前にはビーチにて写真撮影が行われた。会見には世界中からフランス、アメリカ、イギリス、韓国、ニュージーランド、台湾、イタリア、エストニア、スイス、ドイツ、ポーランド、ハンガリー、フィンランド、中国、ベトナム、マレーシア、カナダ、アラブ首長国連邦、ノルウェーなど日本をはじめ20を超える国と地域から映画関係者、メディアが参加。150人のキャパシティとなる会場は満席となり、立ち見が出るほどで、その注目度の高さが伺えた。“日本映画の新しい生態系をつくる”日本発の映画製作ファンド「K2P Film Fund I」「K2 Pictures」代表取締役CEO・紀伊宗之はファンドが動き始めたことを発表すると同時に、「新たな国内外投資家の日本映画産業への参入」「クリエイターへの利益還元」を推し進める本ファンドのビジョンをプレゼンテーション。才能あふれるクリエイターとともに、世界を目指していくことを宣言。ファンドという形で日本映画への国内外の新たな資本参入を活発化させることを説明し、さらにはクリエイターやスタッフへの利益還元の割合を増やすことで、若い作り手が映画業界に希望を抱き飛び込める業界にすることを目指していく。さらにファンドの投資期間を8年に設定し、その収益を再投資することで、キャリアのある監督だけでなく、次世代の新たな才能の発掘にも取り組んでいくことを発表。具体的に、今回映画監督デビューとなるゆりやんさんのほか、枝優花、広瀬奈々子ら新進気鋭の若手映画監督との作品製作が現在準備中。初長編監督作『少女邂逅』(監督・脚本・編集)が若手映画監督・ミュージシャンの登龍門となっている映画祭「MOOSICLAB2017」で観客賞を受賞し、国内外共に高い評価を得ている枝優花。是枝監督、西川監督作品の助監督を経験後、長編映画『夜明け』で監督デビューし、現在進行中の企画が2023年釜山国際映画祭のAsian Project Market(APM)でCJ賞とARRI賞を受賞している広瀬奈々子が発表された。国際共同製作を推し進めていくことも発表され、現在フランス、ドイツ、アメリカ、ブラジル、韓国との企画を進行しており、その輪をより広げていくことを宣言した。日本から世界へ。三池崇史監督、西川美和監督の想い三池崇史と西川美和。ともに日本を代表する映画監督であり、海外からの評価も高い2人がK2 Picturesとタッグを組むクリエイターを代表し会見に登壇。三池監督は「現場にいる我々が一番大事なことは映画を作って人を幸せにしながら、自分たちも幸せである必要があるのではないかという紀伊さんの考えに賛同し、今いろいろな企画を動かしています」とあいさつ。国内にとどまらず日本映画が世界に向けて出ていくためにはどうすべきか、という質問に対しては西川監督が、「これまで素晴らしい日本のクリエイターたちが映画祭などで力があると証明してくれて私たちの今がありますが、活躍するのは限られたパスポートを持った人たちという図式でした。K2 Picturesが開拓して、日本の映画を期待してくれる人に届けてくれることを私たちは期待します」と世界の市場に向けて展開していくことを目標に掲げるK2 Picturesの取り組みに期待を寄せつつ、現状への思いを語った。さらに、会場のメディア・映画関係者の中には「Japan Night」への参加ためカンヌに来ていた俳優・監督、斎藤工の姿も。「今年のカンヌ映画祭のメインビジュアルが、黒澤明監督の『八月の狂詩曲』(のワンシーンを使用している)ということで『オッペンハイマー』がアカデミー賞で作品賞に輝いた年に日本映画の名作がこのようにオマージュされていることについて、我々日本人以上に、フランスの方達や海外の方が、そういった映画のリテラシーなるものが高いと感じました。日本映画の弱点はどういうところにあると思いますか?」と鋭い質問が飛び出した。「保守的で閉鎖的、意思決定が遅いことだと思います。これは日本映画界だけでなく、日本の産業全部でそうなっているんじゃないかなと思います。戦略的であるためにはクイックな意思決定が必要ですし、1年かけていたら考えていたことも古くなってしまう。それよりは、少ない人数で意思決定し思い切ってチャレンジしてみることが大切だと思っています」と紀伊代表。三池監督は「色々弱点はあると思いますが、教育でしょうか。これまでとは違う視点で、教えるというよりは一緒に学んでいく必要があるんだろうなと思っています。共に考えていくという岐路に僕らは今立っていると思います」と回答。「日本が何を踏まえ、海外に何を伝えていくのかも大切だと思います。海外の需要に答えていくというよりは、日本人と組むからこそこういう映画が生まれたという、夢ではなく実績として作品を作り上げていくことで実証していく。そういうことを日本人は不得意としてきたと思います。僕らにとっての発言は、生まれていく作品。これは逃れられないと思っているので、K2 Picturesのプロジェクトを非常に楽しみにしています」と語る。西川監督は、「海外の映画祭に行くと、映画という文化が非常に価値の高いものとして受け入れられていることを痛感します。日本では宣伝をがんばったり、映画祭に出たりしてもなかなか浸透しないというジレンマを感じていました」と明かす。「それこそ1、2年で変わるものではないですし、カンヌ国際映画祭の『監督週間』では久野遥子監督・山下敦弘監督の『化け猫あんずちゃん』を小学生を招いて観る機会が設けられていると今日初めて知りました。小さい頃から当たり前にそういう環境があると定着していくと思いますし、どうしたら、もっと映画を豊かに体験して育んでいけるのかをみんなで未来を考えて行動して行けたらいいなと思います」と続け、それぞれ切実な思いを吐露した。ゆりやんレトリィバァが語る海外進出と映画監督への夢日本でコメディアンとして活躍するだけでなく、今年4月にアメリカで開催された世界最大級の音楽フェスティバル「コーチェラ」にサプライズ登場し、大きな注目を集めたゆりやんレトリィバァ。参加者を前に「ご覧いただいて分かるように、私は国会議員なんです。嘘です。コメディアンなんです。このような場に一緒に立つことができてとても嬉しく思っています」と英語でボケを入れながら披露し、笑いを誘いつつもあいさつ。「数年前に、朝のテレビ番組で『映画監督になりたい』と言ったのをたまたま、K2 Picturesの高橋大典プロデューサーが見てくださっていて声をかけてくれました。ずっと抱いていた夢をこんな風に叶えていただけるんだ!と思いそれからいろんなところで言うようにしています(笑)。K2 Picturesには感謝してもしきれませんので、絶対に恩返しできるように頑張ります!!」といまの喜びと意気込みを語った。そして映画監督として大先輩でもある三池、西川両氏に「(映画監督として)一番必要なことを教えてください!!」と新人らしく勢いよく質問を投げかけると、「まずは絶対後悔しないように。成功するかおもしろいものになるかやってみないと分からないし、興行的にも映画祭などでも評価されるかは分からない。自分の面白いと思うものを後悔しないように作るのは絶対に必要だと思います」と三池監督。「難しい質問ですが、たくさんの人と関わる映画作りは厳しくとも豊かな仕事だと思います。ゆりやんさんの才能だけでなく、多くの人たちの力を借りてチームで作っていくのが大事なことだと思います」と西川監督が語り、日本映画の最前線で活躍する2人からエールを込めた貴重なアドバイス。ゆりやんさんは「ユリント・イーストウッドになります!」と宣言していた。ゆりやんレトリィバァのコメント今年の12月に渡米することに決めました!ゆりやんレトリィバァから世界でYURIYAN RETRIVERになれるように頑張ります!芸人としてだけでなく、今回、K2 Picturesと共に制作する作品と共に映画監督としても渡米して世界中のみなさまにこの作品をみていただけるようになりたいです!K2 Picturesが生んだ、ユリント・イーストウッドになります!お楽しみにしていてください!次世代監督からコメント到着枝優花監督「平和な国の映画はつまらない」という言葉をたまに耳にします。現在、私は格差や戦争などはっきりとした困難に直面せず、日本で暮らせています。これを世界では平和と呼ぶのかもしれません。しかし日本の10~30代の死亡原因の1位は自殺です。自ら生きる道を辞めたくなる、とはどういうことなのか。本当の豊かさとは何に起因しているのか。実際私自身、日本で暮らしていて言語化し難い自己を蝕むような心の貧困を感じております。そんなとき、スクリーンで出会うべき映画があるはずです。今回、開発している企画は同世代の小出プロデューサーと共に、今の日本で生きる自分たちだからこそ撮れる作品になると信じております。広瀬奈々子監督長編実写映画作品の2作品目として現在進行中のオリジナル作品は、長いあいだ資金調達に難航し、出口が見つからない状態が続いていました。そんな折にK2 Picturesさんから出資していただけることになり、突然に光が差し込んだ思いです。昨年は一緒に釜山国際映画祭に参加して、企画マーケットのAPMでCJ賞とARRI賞の2つの賞を受賞し、とてもいい弾みになっています。来年の撮影に向けて、今まさに船出の準備を整えているところです。K2 Picturesさんの新しい仕組みづくりと、日本の映画業界の悪循環を変える試みに心から賛同するとともに、ひとりの作り手として、何よりもいい作品をつくることで、彼らの素晴らしい挑戦に貢献できたらと思っております。(シネマカフェ編集部)
2024年05月19日株式会社K2 Picturesが日本発の映画製作ファンドを設立し、岩井俊二、是枝裕和、白石和彌、西川美和、「MAPPA」、三池崇史ら、志を共にする世界で活躍するクリエイター陣を発表。カンヌ国際映画祭開催中のフランス・カンヌにて、記者会見を実施する。■日本発の映画製作ファンド“K2P Film Fund I”立ち上げK2 Picturesは、“日本映画の新しい生態系をつくる”べく、日本発の映画製作ファンド「K2P Film Fund I(読み:ケーツーピー フィルム ファンド ファースト)」を立ち上げ。本ファンドの映画製作では、新たな国内外投資家の日本映画産業への参入、クリエイターへの利益還元を推し進めていく。K2 Pictures近年、日本コンテンツの活躍は目覚ましく、本年の米国アカデミー賞で『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞を受賞し、配信業界でもNetflix「忍びの家 House of Ninjas」、Disney+「SHOGUN 将軍」など日本文化を描いた作品の人気が高く、アニメや漫画なども世界での人気は右肩上がりと、コンテンツは国内産業の中でもトップクラスの一大産業に発展している。しかしながら、まだまだ日本の映画製作では、その生態系は長らく変わっていない状況があり、その1つに海外法人や国内においても新しい投資家が参入しにくい現状がある。そこで、現状の日本の映画製作における新たな選択肢として、日本コンテンツに興味がありながら接点を持てなかった国内外の会社が参加しやすいように、スポーツ・エンタメ領域やファンド領域を専門とする弁護士や、エンタメ領域を得意とする会計事務所・ビズアドバイザーズ株式会社のサポートのもと、海外からの投資を想定した法律・会計基準をもつ、このファンドを練り上げた。さらに、日本映画製作におけるクリエイターへの利益還元は十分に行われているとは言い難い状況にあり、本ファンドではクリエイターや制作に関わるスタッフに対する利益還元の仕組みを取り入れる。それによって、多くの才能が映画産業に夢を持ち続けられる体制を整えていく。映画に欠かせない投資家・クリエイターにおける新たな生態系を本ファンドでつくることにより、日本映画をさらに活気ある産業にしていくこと、そして世界の市場に向けて展開していくことが大きな目標。そんなK2 Picturesが思い描く映画制作の形やビジョンを形にした、ファンド組成について詳細を発表すべく、世界中の映画業界の関係者が多く集まるカンヌ国際映画祭が開催中であるフランス・カンヌの場で記者会見を行う。■岩井俊二、是枝裕和、白石和彌、西川美和、MAPPA、三池崇史らと映画製作が進行中日本映画の新しい生態系をつくるという、K2 Picturesが目指すこれからのビジョンに賛同し、ともに映画製作を進めていくクリエイターも合わせて発表。日本のみならず、特にアジアでの人気が高く、欧米、中国での映画製作の場を広げている岩井俊二、『万引き家族』でカンヌ国際映画祭・パルムドールを受賞し、本年のカンヌ国際映画祭では審査員を務める是枝裕和。毎年のように新作を発表し、最新作『碁盤斬り』は先日イタリアで開催されたウディネ・ファーイースト映画祭で批評家により選出されるブラック・ドラゴン賞を受賞した白石和彌、監督2作目の『ゆれる』がカンヌ国際映画祭監督週間で正式出品され、その後もオリジナル作品を中心に精力的に作品制作を続けている西川美和。「呪術廻戦」「チェンソーマン」など海外でも人気の高いアニメーション制作を行う株式会社MAPPA、その新作は常に海外からも注目され、カンヌ国際映画祭をはじめ幾度となく様々な映画祭に招待されている三池崇史など、日本はもちろんのこと、海外でも活躍の場を広げ続けている監督とK2 Picturesは世界市場を目指した映画製作を進めていく。■5月18日(土)フランス・カンヌにて、記者会見開催決定そんなK2 Picturesが思い描くビジョンやファンド組成について詳細を発表すべく、現地時間5月18日(土)に開催中のカンヌ国際映画祭メイン会場に程近いJWマリオット・カンヌにて、K2 Picturesが掲げるビジョンと共に今回立ち上げるファンドを世界に向けてプレゼンテーションをするため、記者会見を実施。『孤狼の血』シリーズや“村”シリーズ(『犬鳴村』『樹海村』『牛首村』)、『初恋』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『THE FIRST SLAM DUNK』『キリエのうた』などを手がけてきたK2 Pictures代表取締役CEO・紀伊宗之、共に作品製作をしていくクリエイター・三池崇史、西川美和も登壇。さらに、監督デビューをする大型新人監督もこの会見で発表される。クリエイター陣よりコメント(五十音順)・岩井俊二紀伊宗之のやりたいことなら絶対に応援したい。それがこのプロジェクトに参加した僕の純粋なる動機だ。プロデューサーとしての彼は無類に頼もしい。彼にかかったら開かない鍵なんかないかのようだ。彼とする仕事は無類に楽しい。それは彼に人を信じる力があるからだと思う。いつの時代も破天荒な発明家が時代を塗り替えて行く。今回、彼は僕らのために新しい乗り物を作ってくれた。K2 Pictures。それは自動車のようでもあり、船のようでもある。飛行機にも潜水艦にもなり得る。山に登ればそれはピッケルとアイゼンに変身してくれる。そんな変幻自在、臨機応変なしなやかさがK2 Picturesの持ち味になることだろう。そんなチームだったらフィルムメーカーだって本気で頑張れる。僕も思いつく限りのアイディアを投じてこの恩に報いたい。どんな冒険が僕らを待ち受けているだろう。10年後、どんなチームに成長しているだろう。とにかく今から何もかもが待ち遠しくて仕方がない。・是枝裕和30年映画を作って来て感じていた既成の作り方への疑問や、違和感をどうしたら改善出来るか模索している途上で、紀伊さんたちの取り組みに出会いました。このチャレンジが成功して、映画界に良い風が吹き、新しい才能にチャンスが開かれる。そんな未来を実現しようとしている心意気に共感して、仲間に加えて頂きました。共闘を楽しみにしています。・白石和彌K2 Picturesの勇気ある船出に心から拍手を送ります。日本の映画界に革命を起こし、見えない壁を壊して下さい。今までの日本映画では実現不可能だった企画や、突出したユニークな才能が生まれることを期待しています。私も並走して世界を驚かせる映画を作りたい。よろしくお願いします。・西川美和日本の映画の世界でキャリアを重ねながら抱くようになったのは、なぜか自信や希望よりも行き止まりのロープにつんのめるような感覚でした。これ以上映画を撮るのはなんとなく怖いような気がしていました。それで「映画」から背を向けるように、従来の映画会社や出資者が決して歓迎しないような話を書いていたんです。すると紀伊さんという人が立ち上げたK2 Picturesが新しい投資で資金繰りしてそれを映画にする、と言ってくれた。本気だろうか、と思いました。しかも若い作り手の独創的な企画にもチャンスの扉を開いているという。安全牌で固める発想ではなく、新しい人やきわどいものに必要十分な資金と環境で機会を作ることを目指すK2 Picturesの挑戦には乗ってみる価値があると思いました。ある意味、K2 Picturesのファンドや新しい配給の仕組みは、危険な冒険にも思えます。実際、一筋縄ではいかないこともあるでしょう。でもそれが映画作りだし、どうせ映画を作るなら私は冒険をするチームと組みたい。それがこれから先に日本で映画を作っていく人たちの、新しい活路になっていく可能性があるならば尚更です。・MAPPA「K2 Picturesの挑戦を応援したい」という想いで、このプロジェクトに参加させていただきました。私たちも、アニメーションスタジオとして何ができるのかを精一杯考えながら、映画製作のパートナーとして力を尽くしたいと考えております。・三池崇史『K2 Pictures』。そして紀伊という怪しげな男について紀伊=誠実な破壊者。私はこう見ている。とてもパワフルだ。そして、そのエネルギーの源は、優しさだと思っている。「もっと面白い映画を創って、もっと幸せになろうよ」紀伊さんの笑顔に、そんなシンプルなメッセージを感じる。だから私は『K2 Pictures』を信じている。(シネマカフェ編集部)
2024年05月10日手塚治虫の作品「ミッドナイト」を初実写化したショートフィルムが公開。監督は三池崇史が務めた。本作は全編iPhone 15 Proで撮影されている。舞台は夜の東京。もぐりのタクシードライバー「ミッドナイト」は、若い女性トラック運転手「カエデ」と出会う。カエデがとある事情で命を狙われていることを知ったミッドナイトは、「第5の車輪」を持つ改造タクシーで彼女の逃亡に手を貸すことに…。ネオン煌く東京で繰り広げられる一夜限りのカーチェイスをiPhone 15 Proのカメラが捉えていく。本作は、iPhoneのみを使って写真や映像を撮影するキャンペーン「iPhoneで撮影 ー Shot on iPhone 」の一環として制作されたもので、全編iPhone 15 Proを使って撮影した19分のショートフィルム。“マンガの神様”手塚治虫の隠れた名作「ミッドナイト」を実写化した。三池崇史が監督を務め、主演の賀来賢人をはじめ、小澤征悦、加藤小夏ら実力派の俳優陣が揃った。また、Apple TVでは、「ミッドナイト」のショートフィルムと「ミッドナイトの舞台裏」を無料で配信。撮影の舞台裏動画では、iPhone 15 Pro Maxを使って、人物から人物へフォーカスを自動で切り替えたり、離れた場所からでも迫真のクローズアップをしたり、手持ちでカメラが揺れても映像はなめらかになったり、わずかな光でも際立つディテールを映し出したり、ぶれを自動で補正していつも安定した映像にするなど、様々な機能が紹介されている。また、三池監督が手掛けたほかの様々な作品も紹介し、「巨匠」と呼ばれる三池監督の世界観を存分に楽しむことができる。Appleワールドワイドプロダクトマーケティング担当副社長ボブ・ボーチャーズはこの作品について「iPhone 15 Proのビデオ撮影機能は、プロのカメラシステムと比べても別格です。初心者でもiPhoneを手に取れば、直感的に使うことができ、素晴らしい映像を撮影することができます。本作品『ミッドナイト』は、三池崇史監督のような一流のクリエイターが、iPhoneにインスパイアされ、誰もがポケットに入れて持ち歩くデバイスで、力強いストーリーを伝えられること実証しています」とコメント。三池監督は手塚作品をiPhoneだけで実写化するという挑戦について、「先生の作品を『iPhoneだけで実写化する』という大冒険、とても幸せに思っています」と語り、また「映画のカメラじゃできないようなことを可能にする力を、iPhoneは持っている」とそのポテンシャルを高く評価した。三池崇史監督コメント手塚先生は、エンターテインメントを志す者にとって神のような存在です。先生の作品を「iPhoneだけで実写化する」という大冒険、とても幸せに思っています。企画をいただいた時、「iPhoneだけで映画が出来るのだろうか?」という不安もありましたが、その機能をテストする中で不安は消し飛ばされ、撮影が始まる頃には「iPhoneだからこそ生み出せる映画になる」と確信していました。撮影が始まるとスタッフ全員がiPhoneの表現力に魅了され、クリエイターとして楽しく充実した時間を楽しみました。そして、映画のカメラじゃできないようなことを可能にする力を、iPhoneは持っていると感じました。皆さんもiPhoneの機能をフルに引き出して、日常をクリエイティブな世界にして下さい。アクションモードは、躍動する者の表情を的確に捉え、心を映し出すモードです。例えば、カエデが父親の不吉な知らせを聞いて駆け付けるというシーン。激走する少女。その全力で走る姿にiPhoneは彼女の「驚きと不安」、「嘘であってほしい」という感情を映し出しました。通常のスタビライザーの機能を超えた優れた表現力です。しかも画質の劣化も感じさせない。魔法のようなモードです。シネマティックモードは、ルックを映画的にする機能なのですが、それよりも撮影後にフォーカスを調整できる機能に感動しました。撮影後に自分の好きな所に、好きなタイミングでピントを合わせることができる。このような通常の撮影機材では不可能な機能がどんどん追加され、映画人の常識を打ち破ってくれることを期待しています。多くの人にとってiPhoneはいつでもどこでも一緒にいる存在、だから、日常生活の中の何気ないことでも、今にしか撮れない奇跡的な瞬間を記録することができるわけですよね。それはきっとすごく価値のあることだと思うし、そういういつでも撮れるカメラって他にないじゃないですか、そこが一番iPhoneらしいと思います。(シネマカフェ編集部)
2024年03月06日三池崇史監督が、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の大ヒット祈願イベントに亀梨和也(KAT-TUN)、菜々緒とともに登壇した。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○■三池崇史監督、亀梨和也ファンからの空気「ひしひしと感じる」「監督は立場上、いないといけないですけど、あまりコメントも長く話すとお2人の時間がなくなってしまいますから」と控えめな発言で笑わせた三池監督。舞台挨拶でもそういった空気を感じるそうで「ファンの人から『このおじさん話長いな』と思われているなと、ひしひしと感じるんです」と明かしていた。今作で亀梨と初タッグを組んだことについて聞かれると「スーパースターとは縁が遠い……どちらかというとアウトサイダーが多いので、自分もがんばってきたなという思いです」と話し、笑いを誘う。改めて「今回の役がすごいぴったり。サイコパスといっても1人の人間で、そういう多面性を持っているという点では、アイドルというもう1人の自分を25年作り上げてきた人間だからこそ、僕らとは違う台本の見え方をしている」と亀梨を絶賛した。一方、過去に三池作品への出演経験もある菜々緒についても「いつも出ていただくときは、コスチュームがすごい露出度。ただ、今回は刑事ということでスーツでシンプルなんですがやはり美しい。女優としてそこに立っている姿に、『この人やっぱり本物なんだな』と感じました」と称賛の言葉を送っていた。また、「今作での収穫」について聞かれた亀梨は「三池監督との出会い」と回答。「ご縁をいただけたということに感謝しています。今回も菜々緒さんなどこれまで監督の作品に何作も出られている方とご一緒させていただいたんですが、僕も今後呼んでいただけるように、いつでも露出できるようにしっかりケアしていきたい(笑)」と菜々緒の露出度高め衣装に絡めて話した。
2023年11月22日「このミステリーがすごい!」大賞受賞小説を三池崇史監督が映画化した『怪物の木こり』が、スペインで開催された「第5回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」にてワールドプレミア上映。現地時間10月13日19時より、サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるÒRBITA(オービタ)部門を締め括るクロージングイベントが開催され、主演の亀梨和也と三池監督が登場した。シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭は、ベルギー・ブリュッセル、ポルトガル・ポルトと並ぶ世界三大ファンタスティック映画祭の1つとして知られ、毎年10月に開催を続け、今回で56回目の開催となる歴史ある映画祭。過去には『十三人の刺客』がヴェネチア国際映画祭、『一命』『藁の楯 わらのたて』『無限の住人』がカンヌ国際映画祭に出品されるなど世界にその名を轟かせる三池監督の最新作というだけあり、本作上映のチケットは事前の発売後、即完売。会場には1,200人の観客が集結した。三池監督「映画ファンが集まる映画祭だからハードルは高い」ワールドプレミア前には現地メディアによるフォトセッションと記者会見に臨んだ亀梨さんと三池監督。取材前にはシッチェスの街並みを散策するなど、街の空気を感じた亀梨さん。「この『怪物の木こり』という作品と三池監督にせっかく連れてきていただいた舞台なので、しっかりとたくさんの方たちの印象に残れるように過ごしていきたいです」と意気込みを語った。その後、レッドカーペットには、亀梨さんは光沢のある鮮やかな黒いスーツで三池監督とともに登場。拍手と歓声を受けながら、「日本は12月1日に公開なので、ひと足先にワールドプレミアという形で、初めて関係者以外の方たち、それも世界の方のリアクションを感じられるというのは本当に貴重ですね。ドキドキしますし、ちょっとそわそわもします」とコメント。三池監督も「映画ファンが集まる映画祭だからハードルは高いんですけど、でもエンターテイメントですから。みんな『これはどういうもんだ』っていう点数つけに来てるわけじゃないので。どうやってこの映画を見て楽しもうかという、そういう人たちなので、きっとそういう人たちに楽しんでもらえる映画だと思います」と、久々のシッチェスの地を噛みしめるように、映画祭の魅力を語った。その後、亀梨さんと三池監督は上映前のステージに大歓声を受けながら登壇。スペイン語で自己紹介した亀梨さんは「今回三池監督と共に、『怪物の木こり』という作品でこのシッチェス映画祭に来られたこと、本当に光栄に思っています」と満員の会場を見渡し、喜びを噛みしめた様子。三池監督も「シッチェスでは毎年のように僕の映画を上映していただいて本当に感謝しています。自分の最新作をここでワールドプレミア、世界で一番最初にシッチェスの観客の皆さんに観てもらえることを本当に幸せに感じています」と感謝を込めて挨拶した。上映が始まると、血しぶきが飛ぶシーンでは歓声があがるなど、世界最大のファンタスティック映画祭にふさわしい盛り上がり。終了後は拍手喝采となった。観客と一緒に本編を鑑賞していた亀梨さんと三池監督は、上映終了後、「すごく緊張しましたね。上映中に一つ一つリアクションがあり、この作品は物語の展開をしっかり集中して観ていただくことによって、さらに楽しめる作品だと思うので、みなさん本当に集中して観てくださっていたのかなと思います」と興奮冷めやらぬなかコメント。さらに上映中の観客のリアクションに対して亀梨さんは「最後の方は本当にネタバレなので言えないですけれど、一番最後、この物語がずっと積んできたもののクライマックスのようなところは、ぶわっと沸いてくれていたので。あそこは鳥肌が立ちました」と感無量。三池監督も「シッチェスのお客さんってお祭りみたいに、ストーリーとかそんなことよりも楽しめるところでワイワイやるっていう感じなんだけれど、今回は真剣に見ていて。こんなにスペインの人も真剣に映画を見てくれるんだっていう感じがあって(笑)。最後に起こった拍手も、楽しんだというより、いい物語を観た、いい映画を観たっていう、あったかい拍手で。普段とは違うリアクションだったんですよね」と確かな手応えを感じていた。ワールドプレミア後には、本作を鑑賞した批評家や観客から「三池崇史は『怪物の木こり』で私たちに新しいスリラーを見せてくれる」「最高のスリラー!テンポもよくあらゆるタイプの観客に強くお勧めします!」「機敏な脚本のひねりでサイコパスを探求しており、全編を通じて私たちを魅了します」といった絶賛の声が早くもXに溢れている。なお、本作は10月下旬、東京国際映画祭「ガラ・セレクション部門(Gala Selection)」での特別招待上映にてジャパンプレミアが開催される。『怪物の木こり』は12月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月16日『クローズZERO』シリーズや『十三人の刺客』などジャンルを問わず精力的に映像制作を続ける映画監督・三池崇史によるショート動画コンテスト「26秒のカーニバル」の開催が決定した。本コンテストは、プロアマ問わずすべての映像表現者を対象としており、自身が撮影した26秒間のショート動画を応募することが可能。コンテストの企画テーマは“26秒で奇跡を起こし、人生を豊かにしよう”で、各開催回ごとに厳選したテーマで募集する。すべての作品は三池自身が審査し、選ばれた10作品以上にはそれぞれ賞金10万円が授与される。また、受賞作品は公式ウェブサイト上で1年間掲載され、三池からのメッセージも添えられる。近年、映像技術の進歩でだれでも簡単に映像を作ることができるようになったが、一方で映像制作の本質が軽視される懸念も生じている。また、ショート動画アプリの登場により、再生回数の追求が一部で盛んになっている現象を目の当たりにしてきたという三池監督。そんな中、映像の品質や、視聴者に対する意識、制作に関わる仲間への感謝の気持ち、自分の作品で稼ぐという経験など、映像制作の本質について再考する機会を提供したいという想いが今回の取り組みにつながったという。第一回目は、“フルスイング!”をテーマに2023年8月1日から9月30日に募集し、審査発表は10月下旬を予定している。なお、本コンテスト開催決定に寄せられた三池崇史監督からのメッセージと募集概要は以下の通り。【三池崇史監督からのメッセージ】26秒で人生を変えることができるのか?その答えを求めて、この企画を立ち上げました。26秒の映画祭です。『レザボア・ドッグス』を撮ったタランティーノのように。それを目撃した観客のように。映画は、創る者、観る者の人生を変えてきた。ならば、あなたにも出来るかも知れない。しかも、それを26秒でやってのける圧倒的な才能に出会いたい。「なぜ26秒?」経済的リスクと労力を最低限に抑えて、自分の明日を次のステージに進めていただきたい、と思ったからです。素敵じゃないですか、たった26秒で人生を変えることができるなんて。「そんな奇跡が起こるものか」と笑うなかれ。馬鹿げた夢をみる勇気。そして動き出す元気。楽しみながら夢をみる。そんなチャレンジこそが、今を生きる私たちに必要なのではないでしょうか。さて、夢のカーニバルの始まりです。皆さんの26秒をお待ちしています。映画監督三池崇史【募集概要】■応募対象者:プロアマ問わずすべての映像表現者※各開催回で、1人あたり1応募のみ(複数応募は不可)■応募方法ステップ1ショート動画の撮影ステップ2自分自身のYouTubeに限定公開でアップロードステップ3応募フォームに、限定公開したYouTube URLなどを記載し申込み※応募フォームは 公式サイト() より■応募動画作品時間:26秒以内企画テーマ:“26秒で奇跡を起こし、人生を豊かにしよう”※ 各開催回ごとに厳選したテーマで募集■注意事項動画は未公開であること(選考後は自身による他媒体への利用可)他人の権利を侵害していないこと撮影方法や編集有無などは自由■受賞対象数:10本以上賞金:受賞作品1本あたり10万円副賞:当ウェブサイト上に、受賞作品と受賞者情報の掲載(1年間のみ)■選考の流れ【第一回開催】テーマ:フルスイング!募集期間:2023年8月1日~9月30日 23:59審査:10月審査発表:10月下旬【第二回開催】テーマ:(未定、10月中に関連サイトとSNSにて告知します。)募集期間:2023年10月1日~11月30日 23:59審査:12月審査発表:12月下旬※審査過程は非公開とさせていただきます。受賞候補者には事務局から応募者への問い合わせがある場合がございます。
2023年08月01日ダークヒーローが巨悪に立ち向かっていくドラマ「警部補ダイマジン」が7月7日(金)より放送スタート。この度、本作の主演を務める生田斗真と、監督の三池崇史が対談した映像「警部補ダイマジン Special Interview」が、本日7月5日(水) ひる12時からテレビ朝日公式YouTubeチャンネル、「テラサ」、「TVer」にて公開されることが分かった。主人公は、正義感の強い警視庁捜査一課のエース警部補、“ダイマジン”こと台場陣(生田さん)。台場がある弱みを握られたことで、未解決事件専門の特命捜査対策班に異動。自分を召使いのようにこき使う特命捜査対策班の室長で警視正の平安才門(向井理)や、自分を殺人犯と疑って急接近してくる刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)らと共に、法で裁けない悪党に剛腕を振りかざし、悪をもって悪を制していく、斬新かつ超刺激的な作品。『土竜の唄』シリーズ3作でタッグを組んだ生田さんと三池監督だが、TVドラマでは初タッグ。対談では、生田さんが「人生の分岐点を作ってくれた大きな存在である三池監督と、テレビドラマに舞台を変えて暴れられることにワクワクして、充実した日々を送りました」とふり返り、三池監督も「強烈なキャラクターを演じる生田斗真、こういう生田斗真が見てみたいと思っていたものが撮れて楽しかったです」と、絶大な信頼関係があるからこそ言える話が次から次へと飛び出す。また、主題歌を担当する「関ジャニ∞」や、生田さんがファンを公言するオープニングテーマ担当の「新しい学校のリーダーズ」への思いも語られる。「警部補ダイマジン」は7月7日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域で放送時間が異なる)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日生田斗真と三池崇史監督がテレビ初タッグ、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠にてダークヒーローが巨悪に挑む「警部補ダイマジン」がドラマ化されることになった。原作は、ヒット作「クロコーチ」を生み出したリチャード・ウー(原作)&コウノコウジ(作画)コンビの最新作であり、ピカレスク・サスペンスとして話題の同名人気漫画(「週刊漫画ゴラク」連載中、日本文芸社 刊)。強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、“悪をもって悪を制す”ダークヒーローが巨悪に挑む物語。生田斗真が暗い秘密をもつ究極のダークヒーローに!「獣のような男」を熱く体現映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(2014年)、『土竜の唄 香港狂騒曲』(2016年)、『土竜の唄FINAL』(2021年)と、アクション・コメディ作として根強い人気を誇る“土竜の唄シリーズ”を世に送り出した生田&三池コンビが、今回初めてテレビでタッグを組む。本作の主人公は、警視庁捜査一課のエース・台場陣(だいば・じん)。その名をもじって「ダイマジン」と呼ばれるほどの剛腕の持ち主だ。強い正義感を胸に、誰よりも早く現場に駆けつける熱血漢なのだが、彼には暗い秘密が…。それは、法では決して裁けない犯人に自ら手を下して殺害してしまったこと。そのことを頭脳明晰で冷淡な警視正・平安才門(ひらやす・さいもん)に知られてしまい、平安率いる特命捜査対策班に異動し、彼の指示で警察がとても手を出せない犯人を“秘密裏に始末”することになる台場だが、決して触れてはならない警察組織や国家の暗部に踏み込んでしまい…!?そんな究極のダークヒーロー・台場陣を演じる生田さん。ドラマ「俺の話は長い」「書けないッ!?~脚本家吉丸圭佑の筋書きのない生活~」ほか、公開を控える映画『湯道』(2月23日公開)、『渇水』(2023年公開)など話題作に多数主演。シリアスからコメディまで、どんなキャラクターをも体現するその実力で評価され続けている生田さんが、本作では巨悪に挑むダイマジンに!ダークヒーローを演じるにあたり、「平安という“飼い主”の元にいながらも、鎖を引きちぎって飛び出して行ってしまいそうな獰猛さというか、抑制されたエネルギーと、そして何より《悪を許せない正義感の強い男》というところを伝えていきたい」と語った生田さんが、「獣のような男」と称する台場を全身全霊で演じる。「危険な作品」巨匠・三池崇史×日本アカデミー賞受賞脚本家・徳永友一、最強の布陣が集結本作の監督は、日本映画界が誇る巨匠・三池崇史。ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出された『十三人の刺客』(2010年)、カンヌ国際映画祭・コンペティション部門に選出された『藁の楯 わらのたて』(2013年)をはじめ、『クローズZERO』シリーズ(2007、2009年)、『殺し屋1』(2001年)など代表作も多く、熱狂的な支持を得ている三池監督は、最近では韓国ドラマ「コネクト」(2022年)も手がけるなど、さらに世界中から注目を集めている。そんな三池さんは本作で監督を務めるにあたり、「すべての登場人物がまともじゃなく魅力的で、危険な作品。ドラマ化には気合が必要です」と言いつつも、「視聴スタイルの多様化が進む今、誰がどのように観ても楽しめるエッジの効いたエンタメに挑戦しようという覚悟と勇気をいただきました。精一杯暴れます!」とコメント。また、演出プランを尋ねた際、「無心。すべては脚本の導くままに…」と答えた三池監督の期待を一身に受け、本作の脚本を手掛けるのは、大ヒット映画『翔んで埼玉』(2019年)で「第43回日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞した徳永友一。ドラマ「ルパンの娘」(2019年)、映画『ライアー×ライアー』(2021年)をはじめ、コメディ、サスペンス、ホームドラマなど、ジャンルを問わず幅広い作品を多数手掛ける徳永さんが、過激でありながらもウィットに富んだ、見ごたえタップリの刺激的な物語を紡ぐ。≪悪を持って悪を制す≫――新感覚ダークストーリーでテレビの限界に挑む!テレビ朝日の金曜ナイトドラマといえば、「トリック」シリーズ(2000年~)、「時効警察」シリーズ(2006年~)など、斬新なストーリー展開や、個性あふれるキャラクターで人気を博した伝説のドラマを輩出した枠。2023年夏には、警察組織に属しながらも秘密裏に悪を始末する台場陣の暗躍を過激に描く本作が大きな嵐を巻き起こし、金曜ナイトドラマ枠の歴史に新たな名を刻むことに。主演の生田さんが「『テレビでこんなことやっていいんだ!』『これがテレビで見れちゃうんだ!』というドラマになると思う」と言い、「とんでもない作品を生み出そうと、三池崇史監督をはじめ、キャスト・スタッフと日々奮闘しております。ぜひ、震えながら待っていてください」と語ったとおり、まさにテレビの限界に挑む意欲作となりそうだ。金曜ナイトドラマ「警部補ダイマジン」は7月、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送。(※一部地域で放送時間が異なります)(text:cinemacafe.net)
2023年02月12日三池崇史が監督を務め、人気俳優チョン・ヘインら韓国オールスターキャスト&スタッフによる韓国ドラマ「コネクト」がディズニープラス スターにて全話独占配信中。この度、主人公を演じたチョン・ヘイン、コ・ギョンピョ、キム・へジュンらと三池監督の撮影裏に迫ったメイキング特別映像が解禁された。本作は、不死身の新人類“コネクト”として生まれてきた主人公ドンスが、突然、臓器売買組織に誘拐され、眼を奪われてしまうところから物語が始まる。ドンスは眼を移植された人物の視覚をもつようになるが、その相手は猟奇殺人犯だった…。眼を取り戻すため、そして殺人鬼を止めるため、熾烈の追撃戦が繰り広げられていく。メイキング映像は、キャスト・監督らが口をそろえて、「衝撃的」「新鮮」「予測不可能」というワードで本作の印象を表現するところから始まる。撮影現場では、実際に体を動かして演技指導をする三池監督と、それにスムーズに応えて撮影をするキャストたちの貴重な様子もうかがえる。「監督は体を動かすのがうまいです。視線のディレクションを明確に指示を出してくれるので監督を信頼して、安心して演技ができました」と、殺人鬼ジンソプ役のコ・ギョンピョは語る。「言葉が通じなくても、目つきだけで通ずるものがある。シーンを撮影するという同じ方向性を見ているので、監督が求めているのはこれかとわかったりする」と話すのはチョン・ヘイン。三池監督も「思っているイメージを言葉で伝えるのは、言葉が通じても大変じゃないですか。なのでいつもより少し丁寧に、分量を多くコンテを書いた」と海外作品だからこそ意識した点を明かしている。スタッフのインタビューでは、舞台であるソウルの地に“未視感”を与えるため、ファンタジー要素とリアリティのバランスを大事にしたと語る場面も。撮影監督キム・ジヨンは「監督は海外から来た方なので、空間に対する見方が違う傾向がある」と話し、「これをどのように生かして、撮影に取り入れるかたくさん工夫をした」と明かす。また、劇中でジンソプが設計する「死体アート」は、古典的美学が際立つ彫刻を再解釈して作られたそう。その姿はおぞましくも芸術的でもあり、本作の見どころの1つ。美術監督キム・ソヨンは「3カ月あったプリプロダクションの中でも一番時間を費やした」と製作時の苦労を語っている。そのほか、アクションシーンの撮影やCGの裏側だけでなく、本作ならではの度肝を抜くような美術の制作過程を覗ける貴重なメイキング映像となっている。「コネクト」はディズニープラス「スター」にて独占配信中(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月15日チョン・ヘイン、キム・ヘジュンら出演の三池崇史監督による韓国ドラマ「コネクト(原題)」がディズニープラス「スター」にて独占配信されることが決定した。ハ・ドンス(チョン・ヘイン)は、どんな大怪我でもすぐに治してしまうという特殊能力の持ち主だった。しかし幼少のころから、そんな特殊能力をもつドンスを人々は"モンスター"扱いし、彼は常に孤独を感じ生きていた。そんなある日、ドンスは突然、臓器売買組織に誘拐され、その眼を奪われてしまった。手術台で目を覚ましたドンスは、すぐに逃げ出すが、やがて失われた眼はソウルの住民を恐怖に陥れていた連続殺人犯に使われており、なんとその眼を通して見ることができていた。奪われた眼を取り戻すため、ドンスはあらゆる手を使って殺人鬼を追い続けるが…。ドンスは連続殺人犯を探し出し、自分の人生を取り戻すことができるのか?『十三人の刺客』『藁の楯』『悪の経典』『殺し屋1』などクライムアクション、ホラーをはじめ、多岐にわたるジャンルで多くの作品を送り出し続け、ヴェネチア国際映画祭、カンヌ国際映画祭など、国内外で評価を受ける三池崇史監督と、NAKA雅MURA、『ムルゲ 王朝の怪物』のホ・ダムの脚本で、日本と韓国のトップクリエイターが勢ぞろいし異色のコラボレーションが実現した本作。出演陣には、自己治癒能力を持ちながら、連続殺人犯の視力をもつことになったハ・ドンス役にチョン・へイン(「スノードロップ」「D.P. -脱走兵追跡官-」)、連続殺人犯オ・ジンソプ役を「恋のスケッチ~応答せよ 1988~」のコ・ギョンピョ、謎多きイラン役を「調査官ク・ギョンイ」のキム・ヘジュンなど、韓国の実力派俳優が肩を並べる。さらに制作は「愛の不時着」などで知られるスタジオドラゴン。日韓を代表するクリエイター達が作り上げる、骨太なドラマに期待が高まる。「コネクト(原題)」はディズニープラス「スター」にて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年09月07日映画『土竜の唄 FINAL』(11月19日公開)の完成報告会が11日に都内で行われ、生田斗真、鈴木亮平、菜々緒、滝沢カレン、仲里依紗、堤真一、三池崇史監督が登場した。同作は高橋のぼるによる人気コミックを原作に、2014年に実写映画第1弾、2016年に第2弾が公開された。警察官の菊川玲二がヤクザに潜入捜査を行う様子を描き、今作では超豪華客船を舞台に、過去最大級の取引6,000億円の麻薬密輸阻止というミッションに挑む。体を張ったシーンも話題の同作だが、生田は「裸のシーンが代名詞みたいになっているので、パート1の時は裸でボンネットに磔にされて、パート2の時はヘリコプターにぶら下がりながら大阪の街を飛び回る。パート3はどうなるんだということで期待もふくらんでいると思いますけど、期待を大きく上回る裸シーンが完成したんじゃないかと思います」と自信を見せる。そんな生田のシーンについて、堤は「ド頭の裸、裸に気がいかないのよ。下半身にしかいかないのよ」と苦笑。生田は「シリーズでも最も長いんじゃないかな、裸のシーンが。冒頭20分くらい衣装なしですからね」と明かし、同じシーンにいたという滝沢は「素敵でした。とても鍛えてらっしゃるのもわかりました。でも(自分は)ドキドキするような役ではなくて、揺らいじゃいけないというのを三池さんからも教えていただいたので、緊張しながらでした」と振り返った。通常は撮影を見守り指示を出す監督だが、自ら生田のシーンの手伝いをしていた場面もあったそうで、三池監督は「だいたい乳首回り担当は自分。映画の冒頭でカモメが玲二の乳首をかじるシーンを(手伝った)」と説明する。「乳首って、ジムで鍛えたって作れないし、嘘つかない。8年間、何年かに1度じっくり観察する機会があって、体は鍛えてるんだけど、乳首は嘘つけないから、きれいなんですよね。優しくしてもらってるんだなとうらやましく感じながら、『あの野郎』といってカモメを操った」という三池監督に、生田は肩を震わせる。生田は「パート2の時も、監督が虎のかぎ爪を付けて、玲二の下着を破るというシーンがありましたから、ある意味相棒みたいな、バディみたいな感じ。信頼関係のもとで」と弁解。同作での生田の成長を見守った三池監督は「変化が激しい7年で、結婚もしたり、お子さんが宿ったり、色んな経験がありながらも、玲二を演じる時は原点の初日の玲二に帰っていける。そういう仕事って役者以外にないんですよね」としみじみとしていた。
2021年11月11日三池崇史監督が手がける超大作映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が公開されている。本作は、妖怪界と人間界に未曽有の危機が到来し、寺田心演じる主人公が大冒険を繰り広げる様が描かれるが、その根底にあるのは、作り手の子どもたち、そして妖怪に対する誠実な想いだ。三池監督に話を聞いた。1968年からの3部作、2005年には平成版が製作された映画『妖怪大戦争』がこの夏、復活した。本作では、列島を南北に縦断する断層から“妖怪獣”が出現したことから、妖怪の世界、そして人間の世界に未曾有の危機が訪れる。妖怪たちは“妖怪獣”に対抗するため、伝説の武神を復活させるべく、かつて日本で活躍した妖怪ハンターの血を継ぐ人間に接触をはかる。この危機を救う重要人物、それは気弱な小学生・ケイ(寺田心)だった……三池監督はこれまでのキャリアの中で様々なかたちで“子ども”を描いてきた。主人公の幼少期を描く場面もあれば、子どもが主人公の作品もあるが、どのシーンも子どもたちが生き生きと描かれており、三池作品を語る上で子どもは極めて重要な存在と言えるのではないだろうか。「自分をとりまく状況や時代が変化したときに“それでも変わらないもの”と“変化してしまうもの”があると思うのですが、子どもの方が大人よりも外側からの影響を受けにくい、影響をはじき返す正直で強い存在だと思っています。子どもは無鉄砲さを兼ね備えていて、本気で夢を見られる。我々でも子どもの頃は本気で“宇宙飛行士になる”と思っていたわけですけど、ある時期になると“無理かな”って思っちゃう。そう思う前の子どもたちが好きなんです。だから、子どもたちのオーディションをやると本当に楽しくて、存在そのものがエンターテイメントなんですよ。その結果、何らかの経緯を経て選ばれて、現場に来てみると子役としてはまったく才能がなくて下手な子がいたりすると本当に幸福なんです。下手かもしれないけど、この子にしか出せない、今しか出せない表情を引き出してやろうという想いがわいてくる。手間はかかるんですけど、他では得られない喜びがあるのは確かですよね。だからその子の一瞬を映画に刻めないスタッフは、そもそもなにもつくれないだろうな、という想いはあります。不完全で可能性だけを持っている純粋なものを作品の中に閉じ込める、ということですよね」誰もがイメージする“子ども像”を描くのではなく、カメラの前にいる子どもと誠実に向き合う。その姿勢は劇中に登場する妖怪たちにも向けられている。そもそも本作に登場する妖怪たちは、主人公の手下でもなければ、友達でもない。すべての妖怪が敵に立ち向かう勇敢な存在ではない。そのことをすべて守った上で、本作では壮大なスペクタクルが描かれるのだ。「今回の場合は、さすがの妖怪も“これはヤバいな”と思ってると思うんですけど(笑)、思ったところで立派な戦士になれるわけじゃないですし、ヤバいと言いながら集まってはみるんだけど、そこ意地を見せたりしないで危なくなったら撤収する(笑)。それは非常にリアルで正直な存在ですよね。だから観ている人も、心の中にある本当の自分に近い部分を、妖怪の中に見つけられると思うんです。たとえば前作では岡村(隆史)さんが演じた妖怪・小豆洗いが人類を救う上で重要な役割を果たしたわけですけど、本人にまったくその自覚はない。それが心地いい。いまを生きる人間が教え込まれている“責任”から、妖怪はどこかで解放されている。その上でこの映画が描くことがあるとしたら、“なにか本当にヤバくなってない?”ということ。何に対してヤバいのかはわからないんですけど、妖怪はなにかが来る予感を本能的に感じている。それをセリフにしてしまうと、嘘くさい“映画のテーマ”になってしまうし、子どもからしたら『え?お説教されるの?』って思う(笑)。そういう映画を子どもは観ないと思うんですよね」三池監督はそう言って笑みを見せるが、迫りくる妖怪獣を前に、妖怪たちと人間の子どもたちは意外性と驚きに満ちた行動に出る。そして、物語の結末ではセリフで説明されるわけではないが、本作に込められた想いをしっかりと受け取れるはずだ。「たとえばですけど、ユニセフのような組織が自分たちの存在を広く告知する時に、子どもたちの映像をよく使いますよね? それはすごく理解できることで、ある意味で“ピュアなもの”の象徴だったりする。世の中、いろんな人がいて、いろんな人がいろんなことを言って、こっちが正しくて、あっちは間違っているなんて状況であっても、“このさみしそうな目をした子だけはなんとかしてやりたい、この笑顔は守らなきゃいけない”と思う。それは優しさとかを超えた人間の本能だと思うんです。だから、子どもたちの明日が楽園じゃないにしても、今より良くなるといいね、もしくは今みたいな感じが続くといいね、でも良いのかもしれない。一体、なにが過ちのわからない状況であっても、大事なものはそこにとどめておきたい、壊さないでおきたい。そう思うことが大事なんだと思うんです。ものごとの解決方法はいろいろあって、視点を変えれば、それが本当に解決なのかわからないことはあるわけですけど、この子の笑顔は守ってあげたいってことならできそうな気がする。小さなことかもしれないですけど、なにか寄付するとかね。そういう感覚をまだ我々は持っているはずなので、そういう単純なことに向けるエネルギーをもっと強くすることが一番大事なんじゃないかな、という気がしています」『妖怪大戦争 ガーディアンズ』公開中
2021年08月13日国内外に多大な影響を与えた映画監督・黒澤明の名作を舞台化する『醉いどれ天使』の製作発表会見が7月19日、都内で行われ、脚本の蓬莱竜太、演出を担当する三池崇史、出演者の桐谷健太、高橋克典、高島政宏、佐々木希、田畑智子、篠田麻里子が一堂に会した。原作は黒澤監督と、同じく海外にもその名をとどろかせた名優・三船敏郎が初タッグを組み、1948年に公開された映画『醉いどれ天使』。戦争帰りのやくざで闇市の顔役・松永と、酒好きだが一流の腕を持つ町医者・真田の姿を通じて、戦後の混沌に生きる人々の葛藤を鮮やかに描き出した傑作が、2021年9月に明治座、10月に新歌舞伎座にて復活を遂げる。かつて三船が演じた松永に扮する桐谷は「蓬莱さんの本当にすばらしい脚本、鬼才の三池さん、個性豊かで魅力的なキャストの皆さんとご一緒できるのは、心からうれしい。このメンバーなら最高傑作になります!」と早くも気合い十分。「名作映画の舞台化ですが、まったく違う魅力的な作品をお見せできると思います。僕自身、ワクワクしていますし、ご覧になる皆さんに『幸せに強く生きてみよう』と思ってもらえるエネルギーを惜しみなく出し切りたい」と力強く抱負を語った。脚本を手がけた蓬莱は「抗えない時代を生きるしかない人々の姿は、コロナ禍を生きる現代人にもリンクしている。そこは意識しました」といい、「登場人物のモノローグを多く利用していて、映画では描き切れない心情を、役者がどう音に出して吐露するかが、この舞台のリズムになっている。昔ながらの演劇的手法だが、恐れずに大胆にやってみようと思った」と舞台ならではの脚色のこだわりを語った。「本業ではないので、思いっきり、全力でやっていこうと思います」と決意を語る三池は、「人気・実力があるのはもちろん、それぞれ違った生き方をしてきた役者たちが舞台上ですれ違い、交錯する。蓬莱さんの脚本にも通じるものがあると思うので、ぜひ劇場で目撃してもらえれば」とアピール。「許されるなら、蓬莱さんのすばらしい台本を今ここでお配りしたいほど。これで(観客の)心が揺れなければ、すべて自分の責任なので、非常に緊張している」とも明かし、「舞台の上で、自分自身をさらけだしてもらう。演じている人間そのものが“むきだし”になる舞台にしたい」と闘志をみなぎらせた。高橋は『映画 サラリーマン金太郎』で三池監督とタッグを組んでおり、「あのときは不完全燃焼だった」と振り返り、「若い頃から何度も見ている黒澤作品、しかも真田を演じられるなんて。楽しみでなりません」と武者震い。松永の兄貴分・岡田を演じる高嶋は「映画界で崇拝する黒澤明監督、そして三池崇史監督と関われるなんて。マネージャーから連絡を受けて『えっ、うそだろ』と叫んでしまった。三池監督の映画に出たかったですし、それがまさか舞台で実現するなんて」と興奮しきり。同時に「この興奮を空回りさせないようにしたい」と気持ちの高ぶりを抑えていた。松永の幼なじみ・ぎんを演じる佐々木は「心も体も限界寸前の松永に寄り添いながら、たくましく生きる女性を一所懸命に演じたい」と意気込みのコメント。「明治座は初めてですし、三池さん、蓬莱さん、それに映画の舞台化も初めてで、もう楽しみがいっぱい」(田畑)、「久しぶりの舞台で、不安もありワクワクドキドキしています。戦後に生きる女性を私なりに演じ、千秋楽まで無事に走り抜きたい」(篠田)と共演陣も期待に心を躍らせていた。撮影:田中亜紀取材・文:内田涼【公演概要】舞台『醉いどれ天使』原作:黒澤明 植草圭之助脚本:蓬莱竜太 / 演出:三池崇史出演:桐谷健太 高橋克典佐々木希 田畑智子 篠田麻里子高島政宏渡辺光 黒石高大 高橋里恩 西沢仁太 安藤瞳 菊池日菜子 澤竜次テイ龍進 染谷俊之 / 原金太郎 陰山泰 梅沢昌代※高島政宏、高橋里恩の「高」ははしご高公式サイト: ●東京公演開催日:2021年9月3日(金)~20日(月・祝)会場:明治座開演時間:12:00 / 17:00料金(税込):S席 14,000円 / A席 7,000円●大阪公演開催日:2021年10月1日(金)~11日(月)会場:新歌舞伎座開演時間:12:00 / 17:00料金(税込):S席 14,000円 / A席 7,000円 / 特別席 14,500円
2021年07月19日先日、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』イベント内で同作への出演が発表され話題となった神木隆之介。この度、三池崇史監督と主演の寺田心と一緒に写る3ショット写真がシネマカフェに到着した。『妖怪大戦争』は、1968年からの三部作、そして神木さんが主演した平成版が2005年に公開。そしてこの夏、令和の新たな時代と共にスケールアップした『妖怪大戦争』がスクリーンに帰ってくる!近年では、「コントが始まる」にメインキャストで出演し、公開中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』にはサプライズ出演。また、ワニの声を担当した『100日間生きたワニ』が公開スタートしたばかりと、今日も幅広い表現力でファンを魅了し続けている神木さん。前作『妖怪大戦争』では、主人公の稲生タダシを演じ、その愛くるしさと共に高い演技力が評価され、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞、一躍注目を浴びるように。当時をふり返り、阿部サダヲ演じる河童の河太郎を本当に河童だと思っていた神木さんは、撮影の休憩時間に阿部さんにキュウリをあげていたという、ピュアな少年エピソードも明かした。そして16年ぶりの『妖怪大戦争』となる今作では、タダシではなく、今作の主人公ケイ(寺田さん)の小学校の担任教師・加藤先生という、前作とは異なる役柄で出演。SNSでは「今作も神木くん出るの胸熱すぎる!」「妖怪大戦争で神木くんの事好きになったので凄く感慨深いです」と喜びの声が寄せられている。神木さんが教師を演じるのは、自身初。前作では敵役として、豊川悦司が「加藤保憲」というキャラクターを演じたが、奇しくも今回の役柄と同じ名前であることから、ネットでは様々な考察が挙げられている。詳細は明かされていない「加藤先生」だが、三池監督は先日のイベントで「本編ラストでちらっと正体が観られる」と気になる発言も。妖怪を演じる杉咲花、大森南朋、安藤サクラ、大島優子ら超豪華キャストたちの登場はもちろん、寺田さんと神木さん、新旧主役キャストの共演も本作では大きな見どころだ。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は8月13日(金)より全国にて公開。『妖怪大戦争』(’05)は7月16日(金)「妖怪・特撮映画祭」角川シネマ有楽町ほかにて上映。(cinemacafe.net)■関連作品:妖怪大戦争 ガーディアンズ 2021年8月13日より全国にて公開©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
2021年07月10日『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の公開も控える三池崇史監督が、「愛の不時着」「ヴィンチェンツォ」「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「女神降臨」など大ヒット韓国ドラマの制作会社「スタジオドラゴン」とタッグを組み、現地でドラマの演出を手掛けるという。この報道を受け、日本のファンからも「楽しみ」という声が上がっている。韓国のニュースサイト「YTN」などによれば、三池監督は「スタジオドラゴン」と新たなドラマ「CONNECT」の制作を準備中で、臓器ハンターに体の一部を奪われた男が、臓器の移植を受けた人と“コネクト(繋がる)”というミステリーになるという。日本人監督が韓国のドラマを演出するのは、今回が初めて。三池監督といえば、映画『初恋』『ラプラスの魔女』『クローズZERO』『着信アリ』などを多数手掛け、ゲームを実写映画化した『龍が如く 劇場版』(2007年)に「トッケビ」で日本でも大人気のコン・ユを起用したことがある。『神さまの言うとおり』で日本人として初めて第9回ローマ国際映画祭マーベリック監督賞を受賞、『初恋』は第72回カンヌ国際映画祭「監督週間」に出品されるなど海外ファンも多い。この報道に、日本の三池ファンや韓ドラファンからは「すごい時代がきた」「あらすじだけでわくわく」「期待度高い」と楽しみにする声が多数上がっている。(text:Reiko Uehara)
2021年06月25日ゆりやんレトリィバァ、麒麟の川島明、横澤夏子らよしもと芸人らが20日、都内で行われたオンラインサービス「ラフ&ピース マザー」オープン記念体験イベントに出席した。「ラフ&ピース マザー」は吉本興業ホールディングス、日本電信電話、クールジャパン機構の3社による新オンラインサービス。楽しく学ぶことを目的に、知育・教育の動画アプリやVODサービス、参加型のオンライン教室を提供。芸人らとコラボしたチャンネルが多数用意されている。ゆりやんは、友達と楽しく遊べるゲームをスナックのママに扮して紹介する動画「ゆりやんママの小手先ゲームセンター」を配信する。司会の川島が「なんで小学生向けなのにスナックの設定?」と苦笑すると「小学生しか行けないところなんです」といい、「色んなゲームがあって負けたほうに容赦なく水鉄砲でびしょ濡れにします(笑)。動画は親御さんと一緒に見ていただくことになる」と保護者同伴での試聴を勧めた。また、キャベツ確認中のキャプテン☆ザコが得意のバルーンアートを披露する場面があり、「大きな風船を棒で割ってほしい」とゆりやんにお願い。キャプテン☆ザコが風船をゆりやんのほうへ飛ばすも、ゆりやんは風船を割らずに棒をキャプテン☆ザコに向けるなどボケを連発。すると川島から「ボケは1個まで! すいません、この子お笑いが大好きなもので…」と注意されていた。イベントにはそのほか、もう中学生、キャプテン☆ザコ(キャベツ確認中)、エハラマサヒロ 田畑勇一、藤本淳史、サッカー元日本代表の福西崇史氏、「ラフ&ピース マザー」とコラボ人気動画クリエイターのHIMAWARIちゃんねる(まーちゃん、おーちゃん、パパ)、ボンボンTV(よっち・りっちゃん・どみちゃん)、はねまりチャンネル(はねちゃん、まりちゃん、パパ)も登壇。「ラフ&ピース マザー」は3月20日よりサービス開始、30日間は無料となる。
2021年03月20日杉咲花と大沢たかおが、三池崇史監督作『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に出演することが明らかに。妖怪たちであふれる新ビジュアルも到着した。杉咲さんと大沢さんが演じるのは、寺田心扮する数奇な運命に導かれ世界の存亡をかけた戦いに挑む主人公・渡辺兄を導くことになる2大妖怪。もうすぐ放送スタートする連続テレビ小説「おちょやん」でヒロインを務める杉咲さんが、兄に厳しく接しつつも守ろうとする狐面の女役。『キングダム』『AI崩壊』の出演が話題となった大沢さんが、日本妖怪界を支えるリーダーのひとりで狸の総師・隠神刑部役を演じる。本日11月12日に行われた本作の始動記者会見にも登壇し、寺田さんとの再会も実現した。また合わせて到着した新ビジュアルには、兄に加え、今回発表された2人も登場しており、さらに、おびただしい数の多種多様な妖怪たちが彼らを取り巻いている。本編では、実力派キャスト陣と、最先端CGと特殊メイクによって生まれた大勢の妖怪たちとの共演も大きな見どころだ。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は2021年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:妖怪大戦争 ガーディアンズ 2021年公開予定©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
2020年11月12日「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020」が、本日9月26 日(土)から10月4日(日)までの9日間で開催される。この度、三池崇史監督、中野量太監督、上田慎一郎監督、深田晃司監督、渡辺真起子、安藤玉恵、松浦祐也、和田光沙、タニア・レイモンドなど総勢22名からのメッセージ動画が公開された。“若手映像クリエイターの発掘・育成”を目的に掲げ、国際コンペティション、国内コンペティション部門を中心に据え、毎年開催を重ねてきた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020」。17回目を迎える本年は、新型コロナウイルス感染拡大防止および来場者の安全確保を第一に考慮し、動画配信サイト「シネマディスカバリーズ」による、初めてのオンライン開催となる。この度公開された映像は、「映画界の未来を担う若手監督たちの発表の場でもある映画祭の火を絶やしたくない」と願う本映画祭のポリシーに共感した映画人による、激励と観客へのメッセージ動画。今回ビデオメッセージを寄せた22名は、過去にノミネートや受賞を果たした映画監督、上映作品に出演していた俳優陣、審査員を務めた監督やプロデューサーなど、いずれも本映画祭と縁の深い人々だ。2019年に国際コンペティションの審査委員長を務めた三池崇史監督は、万全の感染防止対策を施した上で監督自らも殺陣を披露。「コロナに負けんじゃねえぞ」とすべての映画ファンや映画関係者を勇気づける力強いメッセージを寄せた。また昨年日本映画界を沸かせた『岬の兄妹』出演で大注目の和田光沙、松浦祐也からもメッセージが到着。松浦祐也は国際的スターに扮し、TV シリーズ『LOST』などで知られるハリウッドスターのタニア・レイモンド(2019 年に初監督作『バッド・アート』が本映画祭で上映)は、自宅から今年のノミネート監督たちへ熱いメッセージを発信している。今回ビデオメッセージを寄せた映画人は、以下の通り。※登場順・敬称略中野量太(映画監督『浅田家!』)※2012年長編部門監督賞・SKIP シティアワード『チチを撮りに』石川慶(映画監督『蜜蜂と遠雷』)※2009年短編部門ノミネート『It’s All in the Fingers』桝井省志(映画プロデューサー)※2009年〜2018年国内コンペティション審査委員長上田慎一郎(映画監督『カメラを止めるな!』)※2016 年短編部門奨励賞『テイク8』、2019年オープニング作品『イソップの思うツボ』他柳英里紗(俳優)※2012年長編部門監督賞・SKIP シティアワード『チチを撮りに』他甲斐さやか(映画監督『赤い雪 Red Snow』)※2015年短編部門奨励賞『オンディーヌの呪い』堀春菜(俳優)※2015年短編部門『ぼくらのさいご』、2019 年国内コンペ短編部門観客賞『歩けない僕らは』他安藤玉恵(俳優)※2016年短編部門審査員松崎まこと(映画活動家)※2016年短編部門審査員川瀬陽太(俳優)※2018年国内コンペ長編部門『情操家族』、2019年オープニング作品『イソップの思うツボ』他ドン・ブラウン(日本映画翻訳家)※2017年短編部門審査員佐伯日菜子(俳優)※2017年短編部門審査員パブロ・ソラルス(映画監督『家へ帰ろう』)※2018年国際コンペティション観客賞『家へ帰ろう』(映画祭上映タイトル『ザ・ラスト・スーツ(仮題)』)和田光沙(俳優)※2018年国内コンペ長編部門優秀作品賞・観客賞『岬の兄妹』出演松浦祐也(俳優)※2018年国内コンペ長編部門優秀作品賞・観客賞『岬の兄妹』出演深田晃司(映画監督『淵に立つ』)※2018年国際コンペティション審査員北條誠人(ユーロスペース支配人)※2018年国内コンペティション審査員マリオン・クロムファス(ニッポン・コネクション、映画祭ディレクター)※2018年国内コンペティション審査員渡辺真起子(俳優)※2018年国際コンペティション審査委員長佐藤現(映画プロデューサー)※2019年国際コンペティション審査員タニア・レイモンド(俳優)※2019年国際コンペティションノミネート『バッド・アート』監督・出演三池崇史(映画監督『初恋』)※2019年国際コンペティション審査委員長<SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020>会期:2020年9月26日(土)~10月4日(日)上映:オンライン上映(シネマディスカバリーズ)※上映スケジュールや料金などの詳細は公式サイト( )にて
2020年09月26日映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が主演・寺田心、監督・三池崇史で2021年に公開されることが決定した。1968年からの三部作から始まり、2005年の平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が、令和の新たな時代と共に『妖怪大戦争 ガーディアンズ』となり帰ってくる。今回の主役は、今飛ぶ鳥を落とす勢いの名子役・寺田心。数奇な運命に導かれ世界の存亡をかけた戦いに挑む主人公・渡辺兄(わたなべけい)を演じる。監督は2005年版に引き続き、日本が誇る映画界の鬼才・三池崇史。脚本は『20世紀少年』シリーズ、『GANTZ』シリーズ、『ドラゴンボールZ 神と神』、『MONSTERZ モンスターズ』、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の渡辺雄介が務め、製作総指揮には角川歴彦と荒俣宏の名が連なる。誰もが知る有名妖怪を始め、映画オリジナルの妖怪、さらに今回は世界中のモンスターも加わる。ストーリーはフォッサマグナに眠る古代の化石たちがひとつに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変えるところから始まる。彼らが向かう先は東京。人間には天災にしか見えないこの襲来で、このままでは世界が滅んでしまう。これを止められるのは、伝説の妖怪ハンターの血を継ぐ埼玉県・所沢市の小学生である渡辺兄だけ。突然、“世界を救う勇者”に選ばれた少年と、彼を巻き込んだ妖怪たちの大冒険が描かれていく。初公開された劇中スチールには、迫りくる妖怪たちを背にまばゆく光る剣を抜く、これまでのイメージと異なる凛々しい寺田心が写し出されている。寺田と三池監督からのコメントは以下の通り。●寺田心僕が演じた兄(けい)は小学5年生「クラスにこんな子いたな」と思える等身大の男の子です。そんな兄(けい)がひょんなことから弟を、日本を、救う妖怪達との大冒険が始まります。僕はおばけとかそう言った類いのものが怖いので妖怪のあまりにリアルな作りと演技に撮影中はドキドキしっぱなしでした。また、初めてのアクションにも挑戦しています。いつも1人でする空想戦いごっこが生かされた様に思います(笑)。前回の妖怪大戦争を観ていたので意識したのですが三池監督の丁寧なご指導もあり、僕は僕が感じた兄(けい)を演じられたと思います。皆さんも来年、ドキドキそしてハラハラな冒険を僕といっしょにしてみませんか?●三池崇史今、こんな世の中だから、『アマビエ』さんが永い眠りから目覚めてみんなの前にその姿を現した。必然です。人間と妖怪はそういう関係です。だから今、新たな『妖怪大戦争』が生まれるのも宿命なのです。神木隆之介から寺田心にバトンが繋がれた。これもおそらく妖怪たちのご指名です。ならば観るのは人間の務め、ということですね。さあ、妖怪たちからのメッセージに耳を傾けよう。追伸:え〜と、出しちゃいけないでっかいヤツも暴れちゃうのでよろしく!『妖怪大戦争 ガーディアンズ』2021年公開
2020年09月23日映画監督の三池崇史が、新型コロナウィルス感染症の影響により映像制作が困難となったフリーランスの映画監督・助監督を支援する「カチンコProject」を発足したことが5日、明らかになった。同企画はコロナ禍中でのフリーランス映画監督の経済的不安な状況を打破するために行われる、賞金総額約2,000万円のコンテストとなり、5日より開催する。応募された企画は、日本映画業界を牽引してきた映画プロデューサーの審査により優秀企画賞等が選出され、賞金が贈られる。また今後はその支援の一貫として、応募された企画をリスト化し、新しい企画を求める製作者との橋渡しなど、映画化に向けた取り組みを支援していく。新型コロナウィルス感染の影響により、映画業界では撮影など大人数を集める行為ができなくなるなどの打撃を受けている。その結果、フリーランスで活動する多くの監督や助監督の経済的状況は不安定になっており、出口もいまだに見えていない。また日本映画業界という観点では、経済的に困難となった監督が現場を離れ他職へ移ってしまうという「才能ある監督の映画業界離れ」が危惧され始めたことから、三池監督が発起人となってプロジェクトが誕生した。応募対象者はフリーランスの映画監督・助監督で、応募内容は「今、あなたが撮りたい映画」の企画書。最優秀企画賞には賞金200万円(1本)、優秀企画賞には100万円(18本程度)が贈られる。コンテスト審査員には、上原寿一(フジテレビジョン)、臼井央(東宝)、紀伊宗之(東映)、北島直明(日本テレビ放送網)、小岩井宏悦(ワーナーブラザースジャパン)が名を連ねた。○発起人 三池崇史からの「同志であるフリーランスの監督・助監督」へ向けてのメッセージ「withコロナ」感染の恐怖。自粛社会の不安。確かなことは、「しばらくは、元の場所には戻れない」ということだ。映画人も例外ではありません。自粛要請を受け、撮影現場が停止し、映画館も従来のような興行が行えず。活動再開に向けて手探りはしてみるものの、その指先に触れるものはなにもない。大きな船に乗る者はともかく、ひとり裸で泳ぐ者にとってはなす術なし。いやしかし、このまま黙って沈むわけにはいかない。泳ごう。なんとか進もう。でも、どっちへ・・・あしたの映画のための企画発掘プロジェクトが始動します。題して、『カチンコ Project』。〜今、私はこんな映画を撮りたい!〜
2020年06月05日新型コロナウィルスによって大きな打撃を受けている映画業界。この度、また新たな支援企画が始動。映画監督・三池崇史が発起人となり、フリーランスの映画監督・助監督を支援する「カチンコ Project」が立ち上がった。フリーランスで活動する多くの監督や助監督の経済的状況は不安定になっており、現在出口も見えない状況。また日本映画業界という観点では、経済的に困難となった監督が現場を離れ、他職へ移ってしまうという「才能ある監督の映画業界離れ」が危惧されはじめた。そこで本プロジェクトでは、新型コロナウィルス感染症の影響により映像製作が困難となった、日本映画界の将来を担うフリーランスの映画監督・助監督を支援することを目的とした企画コンテストを6月5日より開催。応募された企画は、『るろうに剣心』シリーズや『ちはやふる』シリーズなど、日本映画業界を牽引してきた映画プロデューサーの審査により優秀企画賞などが選出され、賞金が贈られる(賞金総額は約2,000万円)。なお今後は、応募された企画をリスト化し、映画化に向けて製作側への橋渡しを検討していくという。三池崇史監督コメント「withコロナ」感染の恐怖。自粛社会の不安。確かなことは、「しばらくは、元の場所には戻れない」ということだ。映画人も例外ではありません。自粛要請を受け、撮影現場が停止し、映画館も従来のような興行が行えず。活動再開に向けて手探りはしてみるものの、その指先に触れるものはなにもない。大きな船に乗る者はともかく、ひとり裸で泳ぐ者にとってはなす術なし。いやしかし、このまま黙って沈むわけにはいかない。泳ごう。なんとか進もう。でも、どっちへ・・・あしたの映画のための企画発掘プロジェクトが始動します。題して、『カチンコ Project』。~今、私はこんな映画を撮りたい!~(cinemacafe.net)
2020年06月05日窪田正孝が三池崇史監督と2008年のドラマ「ケータイ捜査官7」以来、約10年ぶりにタッグを組んだ『初恋』がついに公開。早くも鑑賞者からは、「窪田正孝に惚れた」「結婚して」「全力の俳優スペックが堪能できる」など、新型コロナウィルスを吹き飛ばすかのような熱い絶賛の声が止まらない。さらには「キャスティングの勝利」「ベッキーがヤバい」「染谷くんがいいキャラ」といったキャスト陣の濃さと、「パンチ効きすぎ」「『ミッドサマー』より血なまぐさい」といったバイオレンス描写に、“こんな初恋みたことない”と“騙された”人が続出している様子だ。世界が夢中になる三池ワールドの真骨頂カンヌ国際映画祭、トロント国際映画祭に続いて異例の全米先行公開となり、世界30以上の映画祭から招待されている本作。窪田さん演じる孤高の天才ボクサー・レオが偶然出会ったのは、借金のカタにヤクザに囚われているモニカ(小西桜子)。この若いカップルが偶然が重なりドラッグがらみで逃避行する、というベースラインはかつてクエンティン・タランティーノが脚本を手がけた『トゥルー・ロマンス』(’93)の三池版と言われている。また、激しいカーチェイスシーンや、バイオレンスの中を生き抜くピュアな男女の組み合わせには『ベイビー・ドライバー』(’17)のようという声も。だが、もとをただせば、タランティーノ監督作品をはじめ、最近の『ジョン・ウィック:パラベラム』なども大きく影響を受けているのは日本のヤクザ映画だったりする。本作と同じ東映配給の『孤狼の血』(’18)の大ヒット&高評価は記憶に新しいところだが、カンヌをはじめ、海外で本作が受けているのは三池監督らしい濃厚なバイオレンスとブラックジョークとともに、いまや絶滅危惧種となった“仁義”をきっちり通すヤクザの生き様をも描いてみせているから。確かに三池監督初のラブストーリーであり、「さらば、バイオレンス」と銘打たれているものの、それは真っ赤なウソ!?開始早々、窪田さんのボクサー姿に油断していたところに登場する、PG12ギリギリのシーンからもそれは明らかだ。窪田正孝の魅力もがっつり堪能「死んだ気になりゃ、やれるはず」そんな三池監督と、駆け出しのころオーディションから見出された窪田さんが満を持しての再タッグ!近年は原作ものの実写化を数多く手がけてきた三池監督が、久々の完全オリジナル作品で主演に選んだのが彼だった。才能溢れるボクサーながら天涯孤独、「これしかねぇから」とボクシングにしがみつくも、勝利を手にしてもその喜びをおくびにも出さない、ある意味“感情が死んでいる”青年を熱演する。「挑戦してみたかった」という念願のボクサー役だけあり、撮影1か月前から作っていったという肉体美とストイックなトレーニングの成果を覗かせる窪田さん。しかし、演じるレオは負けるはずのなかった相手との試合でまさかのKO負け。さらに病院での検査により、余命幾ばくもないことが分かる。すべてを失ったと思っていた、そんな日に出会ったのが、映画初出演というイノセントさがハマる新星・小西桜子が演じるモニカだ。彼女の不遇を知り、力になりたいと思うようになるレオ。しかも、彼女はヤクザのドラッグを持ち逃げしたと疑われ、彼らと、抗争相手のチャイニーズマフィアからも追われることになってしまう。「この拳で彼女を守る」。『HiGH&LOW』のスモーキーのようなダウナー系の窪田さんが、性被害者でもある彼女の思いを受け止めガチギレた瞬間に、多くの窪田ファンが歓喜の声を上げるはず。初恋を知ってからの彼の変わりようこそ、熱いのだ。「ベッキー覚醒」個性が暴走するキャラクターたちも見逃せない三池ワールド全開の中、強烈な個性で2人の初恋をかき乱す面々も見逃せない。そもそもモニカが追われる身となったのは、“ヤクザに見えない”ヤクザの策士・加瀬(染谷将太)が悪徳刑事・大伴(大森南朋)をそそのかし、組のドラッグを横取りしようとしたことが始まり。その渦中で恋人(三浦貴大)を殺された女性ジュリ(ベッキー)が怒り狂い、彼らに復讐しようとする。また、加瀬の策略により、すべてはチャイニーズマフィアの仕業と思い込まされてしまうのが、武闘派ヤクザ・権堂(内野聖陽)だ。東映任侠映画の高倉健のような昔気質の権藤は弟分・市川(村上淳)を引き連れ、チャイニーズマフィアと共存共栄しようとするトップの意向を気にする組長代行(塩見三省)が止めるのも聞かず、筋を通すために繰り出していく。日本映画界が誇るヤクザの本分を「めんどくせー」と言い放つ、姑息だが、どこかとぼけた染谷さん演じる加瀬が、銃で撃たれた後の姿にはドン引きしつつも目が離せなくなること必至。そんな加瀬とコンビを組むことになる、大森さん演じる大伴刑事の堕落っぷりもお見事。それぞれの思惑が決して交わらず、愛憎入り乱れた群像劇の決着の場が、郊外のホームセンターなのもシュールだ。何より、触れる者全員が大ケガしそうな、ベッキーの凄みあるキレっぷり!バラエティタレントとか昨今のスキャンダルとか、すべてぶっ飛ぶ彼女の覚醒は必見。さらに、チャイニーズマフィアの刺客で、“高倉健ファン”のチアチー役を演じるディーン・フジオカの実妹・藤岡麻美もキレのいいアクションを披露しており、今後注目を集めそうだ。『初恋』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:初恋(2020) 2020年2月28日より全国にて公開Ⓒ2020「初恋」製作委員会
2020年03月06日