私が出産した次男は、ダウン症候群です。妊娠中に異常を指摘されたことはなく、いざ自分が障害児の母親となったとき、「自分の人生は終わった」と、正直そう思いました。そんな絶望を味わった私ですが、次男のおかげで新しい夢ができたのです。ダウン症に詳しい人ってどこにいるの?私はダウン症の次男を出産したとき、とてもショックで1カ月間、毎日泣いて過ごしました。毎日泣いて過ごしながらも、私は「ダウン症には早期療育が必要と言われているけど、療育って何? どうやって始めたらいいの?」「障害があっても保育園に入れるのだろうか?」「利用できる福祉サービスは?」など、日々たくさんの疑問が……。 区役所に行って福祉サービスについて聞くと「保健センターが窓口になるので、そちらに行ってください」と言われ、保健センターへ行くと「詳しいのは区役所のほうなんです」と、区役所や保健センターをたらい回しにされたこともありました。結局、一番正しい情報を教えてくれたのは、ダウン症の親の会で知り合った先輩ママでした。 ダウン症専門のコンシェルジュになりたいこういった経験をして「これからダウン症の子を出産する人が、私と同じように困ることがあるのではないだろうか? そうならないように、福祉サービスの手続きや内容に詳しい“ダウン症専門のコンシェルジュ”になって、ダウン症児を出産して困っている人たちに寄り添いたい」と思うようになりました。 現在では、SNSに出産直後の暗い気持ちをそのまま文章として残したり、福祉サービス利用までの経緯や手続き方法について投稿したりしています。実際に、私のSNSを見た方から「先日ダウン症の子を出産してショックで毎日泣いていますが、あなたの過去の投稿を見て、とても共感して救われました」とメッセージをいただくこともあります。 次男を出産した直後は、障害児の親になったことのショックが大きく、「私がこの子を心からかわいがる日なんて、こないのではないか」と思っていました。ですが現在、1歳2カ月になった次男を心からかわいい、愛おしいと思いますし、次男のおかげで「ダウン症専門のコンシェルジュになりたい」という新たな夢ができたことを、うれしく思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:吉川 みきな
2024年01月17日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。彼氏の嘘を次々と明らかにする母親。「今ならまだ引き返せる」となだめる母親に娘はついに限界を迎え…。■前回のあらすじ探偵事務所に調べさせた彼氏の真実を次々と娘に突きつける母親。「今ならまだ引き返せるわ」となだめる母親に、娘は「うるさい」と言い放つのでした。■涙ながらに娘が訴えたことは… ■堰を切ったように不満をぶつける娘「言える訳にないよ」そう告げる娘の本心とは…!?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月12日私は高齢出産だったので40代に入ってもまだ子どもが小さく、育児に家事に仕事にと忙しい毎日。ふと「私、このまま年を取っていくのかな」「人生、これで本当によかったのかな」と不安を感じることが増えました。そんな悩みを解消すべく、カウンセリングを受けてみました。その結果と、それに伴う私の正直な感想をお伝えします。なんでも話せる人って意外といない!?家のことや家計の相談は夫に、子育ての相談は夫やママ友に気軽にできます。でも、「人生このままで良いか、なんだか不安」など重い内容を相談できる人はいませんでした。急にそんな重い相談をすると相手が戸惑ってしまいそうで、なかなか口にすることはできずにいました。私は40代を過ぎてから顔が老け込み、体力も落ちたという自覚があり、急に先のことが不安になってきたのです。例えば定期的に大きな病院に通っている娘のことや、先行きの不安な仕事のこと。このままバタバタしているうちに、おばあちゃんになってしまうのでは……ともんもんとし、だんだん夜眠れなくなってしまいました。そんなとき、持病のある娘の定期健診のために大学病院へ行ったので、ついでに娘の担当医師に私の悩みを相談してみました。すると、メンタルクリニックを紹介してくださったのです。思い切ってメンタルクリニックへすぐに紹介していただいたメンタルクリニックを予約。当日は緊張しましたが、「この心のモヤモヤが消せるなら!」と思い切って訪れました。クリニックの中には落ち着いた音楽が流れており、ゆったりと座れるソファがありました。少しホッとして腰をかけて待っていると、ほどなくして先生に呼ばれ、診察室に案内されたのです。先生はまず丁寧に自己紹介をしてくださり、緊張を解いてくれました。「今日はどうされましたか?」と聞かれたので、正直に子どもについての不安や、仕事や家庭の悩み、いろいろ考えてしまい夜眠れないことなどを話しました。すると、先生は臨床心理士によるカウンセリングを受けることを提案してくださったのです。そしてそのあと、これからカウンセリングをしてくださる臨床心理士と顔合わせをして、その日は終わりました。カウンセリングで意外な自分を知るメンタルクリニック2日目。この日は臨床心理士とのカウンセリングの日です。まずカウンセリングルームに通されました。そして、「今一番困っていることはなんですか?」と聞かれたので、思うままに話しました。臨床心理士は私の話を遮ることなく、すべてを肯定して相づちを打ってくれるので、なんでも話すことができました。その後、私の生育歴を細かく話し、簡単な発達検査も受けました。すると、どうやら子どものころに父母のことでつらい思い出があり、その傷を抱えて生きていることがわかってきたのです。また、自分の行動パターンの癖を指摘されました。私の場合は自分の限界がわからず、無理し過ぎてしまう傾向にあるそうです。これに対しては、寝る前に自分が今日どれだけ疲れているかを10段階で考えてノートに書くことで、自分の疲れを意識するようにとアドバイスを受けました。眠れない悩みについては、寝る前に取り入れると良い呼吸法や、実際寝た時間をノートに記入してみることを提案されました。まとめその後、私はメンタルクリニックに2カ月に1度のペースで通っています。自分のことをなんでも知ってくれていて、すべてを受け入れてくれる人がいるというのは、とても心強いものです。また、的確なアドバイスをもらえるので、さまざまなことがクリアになります。気が付けば漠然と感じていた不安も、長く悩まされていた不眠も解消されました。これからも定期的にカウンセリングに通い、子どもや家族をいたわるように自分自身のことも大切にしていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。イラスト/山口がたこ著者/シロボシ(43歳)高齢出産のため、下の子はまだ幼稚園。体にムチ打って遊びにつき合うが、年々きつく感じるアラフォー。子どもが成人したときにホッとして抜け殻にならないよう、生きがいと趣味を模索中。
2023年10月07日大学を卒業してから約30年間、私は仕事漬けの毎日を過ごしてきました。53歳、結婚もせず、子どもも産まず、本当にこのままで私の人生いいのだろうか? 残りの人生について見つめ直したいと、少し前から思っていました。そして、ついに長年勤めていた保育園を退職したのです。「自由な旅をしたい!」。しかし、収入がなくなった私は以前から気になっていた「青春18きっぷ」の旅に出てみました。★関連記事:いつまでも元気に旅行したい!足腰を鍛えるため始めたことで思わぬ効果も今までの旅行は効率重視で予定がびっしり!退職した私は、お金はないけれどたっぷり時間があります。私のこれまでの旅と言えば、せいぜい1泊か2泊という短い日程の中に有名どころの観光地を可能な限り効率良く回るものばかりでした。私は京都が好きで年に1度は訪れていましたが、当たり前のように新幹線を使い、現地での観光を満喫できるようにとあらかじめ計画を練って予定をびっしり盛り込んだ旅行をしていました。「時間を金で買う!」。よく後輩に私が言っていた言葉です。また海外に行ったら、必ず免税店に出かけてショッピング。友だちや職場の仲間へのお土産が気にかかり、そこにエネルギーを費やすという状況……。本来、それが目的ではないはずなのに、結構そこでパワーを持っていかれます。それが従来の私の旅のスタンダードでありました。でも鈍行の列車旅は、車窓から見える景色が新幹線のそれとはまったく違います。東海道新幹線と似たようなルートで西へ西へと走っていても、ゆったり流れる時間の中で、時に海岸線、時に小さな駅周辺の街並みまで、じっくり見えてきます。青春18きっぷの旅は、私にそういう発見をさせてくれる時間というか、すき間、猶予をくれる感じがするのです。ぜいたくであったかい時間の流れに浸る旅へそれから在来線はその土地の生活感に出会えます。学生さん同士の部活の会話、杖を突いたおばあさんの姿、営業マン風の会社員、中には私と同じ青春18きっぷ仲間(見ると同じにおいがするので勝手に仲間と認定)などなど、こういうメンバーが一堂に会すことは、飛行機や新幹線にはなかなかありません。その車両の中で、漏れ聞こえてくる土地の方言や夕飯のおかずの話、友だちや家族の愚痴までもが、そのほんわかした空気に流れてくるのです。列車に揺られながら、空や雲の美しさ、太陽の光が反射し輝く水平線、線路まで迫って来る山々、震災や台風被害の爪痕などを車窓から見ながら、そのときそのとき心が動かされるのです。今までこんな経験を旅先でしたことがありません。世界遺産に登録されるような寺院や景色を観て、私はそれを「旅」と呼んでいました。しかし、そういうことばかりが旅ではないのだと改めて気付かされます。目的地に行く途中もまた旅の楽しみだということ、ここにぜいたくな時間があるのだと感じました。人生もまた旅と同じ、次なる一歩へ保育園での仕事は充実感や達成感はありましたが、イレギュラーやアクシデントに対応できるようにと、雑事や作業については効率重視。あっという間に毎日が過ぎました。さまざまな経験の中にはかっこいいことばかりでなく、失敗や恥ずかしい思い、つらい思いや他の人の弱さを否定したり批判したりと……反省も多い。そんな多くの経験の上で、この旅のおもしろさにようやく気付けたような気もします。一つひとつの出来事や事象を私なりのアンテナで感じ取り、小さな発見をおもしろがって好奇心のおもむくままに楽しめる自分。そして、この経験は私の次なる目標へのヒントをくれました。各駅停車の旅のようにじっくり自身と向き合い考えた末に、私は長く住んだ都会を離れ、農業に挑戦したいという昔からひそかに抱いていた夢に踏み出すことにしました。農業の師匠は「農業では食っていけない」と幼いころから私に言ってきた両親。小規模でも消費者のニーズにこたえる安全安心な野菜を届けたいと考えています。結果ばかりを欲しがらず、一歩一歩、地に足を着けて残りの人生を日々丁寧に暮らしていくことも大切にしたいと思っています。まとめ若い人たちを見ていると、たしかにうらやましい気持ちはあります。時間だけは戻らないですからね。でも、この年齢にならないとわからなかったこの感覚を青春18きっぷの旅は私に教えてくれました。オトナ女子にぴったりの旅だと思うのですが、今後、この旅の大敵はきっと「頻尿」と「腰痛」ではないかなと思っています。いつまでもこの旅を楽しめるように、私は大腰筋のストレッチと骨盤底筋トレーニングに励みます!そしてまた次の旅を計画したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/こまつ とらこ(53歳)20代でバブル期を過ごし、30~40歳代を仕事に突っ走り、50歳を過ぎて一見何でもない日常におもしろいことやうれしいことを見つけるのが楽しくなってきた。最近は膝の痛みをこらえながらも農業にトライしようという野望を持つように。
2023年09月05日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは、俳優の風吹ジュンさん。第4回目は、年を重ねることについて、そしてご自身にとっての恋愛とは?を聞きました。「恋愛は現実が見えなくなるもの」と語るその心は?老いを楽しめる、そんな体と心を手に入れたい。「あれ、年をとった?」と初めて思ったのは、50代に入ったとき。突然体が熱くなり汗が噴き出す、ホットフラッシュという更年期障害が起きたんです。元来知りたがりの私は、そのタイミングで初のアンチエイジングのクリニックに行き、自分の体についていろいろ調べました。そこからの20年は、疲れにくい体を作ることをテーマに、鍛え、サプリを飲むなどのケアをしています。それを経て、昨年70歳になった私の人生の目標は“老いとどう付き合うか”。肉体はもちろん、同時に心や精神も老いていく。その両方をしっかり鍛えていけたらいいですよね。体も心もタフなほうがいくつになっても人生有利でしょう(笑)。それから最近ちょっと、老いは楽しいのかも…と思い始めているんです。それを理解できたらきっと、これから来るであろう病気すらも楽しめるマインドになれる気がしています。現実をしっかり受け入れ、その上で人生を楽しめる人でありたいです。今思うと、恋愛は苦手だったかもしれません。私は若いときから自分をしっかり持とうと思っていましたが、その一方で、私自身のことは他者からは理解されない…というか、理解されなくてもいいとも思っていました。でも、だからこそ今思うと、実は恋愛は苦手だったかも。好きになるというよりは、「この人どういう人なんだろう?」と、ひたすら見つめる、その作業だけで終わっていた気がします。また、私自身が男性に従うような性格でもなかったですしね(笑)。恋愛って、妄想であり、幻想である部分も大きい。特に若いときは、そのベールに包まれてしまうと、現実が見えなくなる。20~30代の方に伝えるとすると、そこには気をつけて、現実もちゃんと見てくださいね。不倫さえ避ければ、恋愛や結婚もいい経験、時間が経てばどんな苦労も楽しかったと思えるでしょう。いろんな意味で、経験は多いに越したことはないと私は思います。そのほうがきっと、人生は楽しいです。ふぶき・じゅん俳優。1952年生まれ、富山県出身。モデルを経て俳優デビュー。引きこもりの息子の母を演じるドラマ『連続ドラマW 0.5の男』(WOWOW)が放送中。公開待機映画に『658km、陽子の旅』が。ワンピース¥36,300(ナゴンスタンス TEL:03・6730・9191)イヤリング¥27,500(ドナテラ・ペリーニ/ドレスアンレーヴ TEL:03・5468・2118)靴、靴下はスタイリスト私物※『anan』2023年6月7日号より。写真・小川朋央スタイリスト・岡本純子ヘア&メイク・高松由佳(by anan編集部)
2023年06月02日ディズニープラスのコンテンツブランド「スター」で5月17日(水)より第3話&第4話が配信される「私たちの人生レース」から、メインキャストのイ・ヨニ、ホン・ジョンヒョン、ムン・ソリ、チョン・ユンホ(東方神起)、そしてイ・ドンユン監督が登壇した会見レポートの模様が到着。また、早くも話題を呼ぶユンホ演じるCEOソ・ドンフンの場面写真も解禁された。配信開始に先立ち、5月8日、韓国・ソウルで制作発表会が開かれた本作は、大企業の広報部に採用されたスペックゼロのヒロインが、キャリア、友情、恋愛に悩みながら、一流広報家になるべく奮闘する姿を描くオフィスサクセスストーリー。まず、タイトル(原題「R.A.C.E」)にはちょっとした仕掛けがあると語ったのはイ・ドンユン監督。「RACEは単なる“レース”ではなく、広報に必要なリサーチ(R)、アクション(A)、コミュニケーション(C)、エバリュエーション(E)の頭文字をとったもの。広報の話であるということを暗に示しています」と話すと、チョン・ユンホは驚いた様子で「そんなたくさんの意味が入っているとはいままで知りませんでした。常に学びがあることをありがたく思います」と、新たな発見を喜んだ様子。イ・ヨニ、同世代には「何か成果をあげなければいけない立場の人も多い」主人公ユンジョを演じるイ・ヨニは、これがオフィスドラマ初挑戦。出演を決めたきっかけについて問われると「シナリオを読んだとき、私と同じ世代の会社員たちが経験している苦悩のようなものがよく表れていると思いました。ユンジョというキャラクターを通じ、同世代の人々の思いを代弁したいと思ったんです」とコメント、「私たちの世代は、そろそろ何か成果をあげなければいけない立場の人も多いと思います。役職によるプレッシャーや辛さのようなものを、ユンジョを通じて表現できたらいいと考えました」と明かした。役作りはリアリティにこだわったという。「脚本家さんが貸してくださった本を読みました。広報の仕事や広報として働く人々のプライベートを書いた本で、実情がよくわかりました。また周りの友人たちに会社員生活について話を聞いたりもしました」というイ・ヨニ。ハツラツと仕事に取り組むユンジョの姿を体現するため、久しぶりにショートカット姿に。そんなイ・ヨニについて、ムン・ソリは「撮影をする前は、かよわくて“コスモスのような”女の子だと思っていたのですが、とてもしっかりしていて、声も情熱にあふれた方でした」と賞賛。監督も「堂々として決断力のある方で、ユンジョにぴったりだと思いました。実際の撮影でも完璧に演じ切っていましたね」と絶賛した。イ・ヨニ&ムン・ソリ撮影をする中で、会社員の気持ちを理解する場面もあったという。「ずっと座ってデスク業務をしていると、なんとなく“早く帰りたいな”という気持ちになったんです。早く金曜日にならないかなとも思ったし。一番考えたのは、“ランチ、何を食べようかな”(笑)。共演者の方々と集まると、よく“今日の昼、何食べる?”と話していましたね」。前作では“人事部”のムン・ソリ、「広報部もなかなか大変でした」また、ユンジョの学生時代からの親友で、大企業「セヨン」の“広報部エース”として活躍するジェミン役のホン・ジョンヒョンは、役柄について「スペックはなくとも情熱いっぱいのユンジョとは反対に、ジェミンは“仕事はきちんとするけれどもプライベートも重要だ”と考えるタイプ」と分析。ホン・ジョンヒョン「撮影に入る前は期待と同時に心配もあったのですが、会社員という知らない世界に触れられたのは楽しかったです。オフィスという一つの空間でたくさんのシーンを撮るのも新鮮でした。会社での顔とプライベートの顔。二つの顔を演じることができたので感謝しています」と、役者としてやりがいを感じたと話した。ベテラン俳優のムン・ソリが演じたのは、業界をリードするPRのスペシャリストとして世界的に注目を浴びるク・イジョンを演じている。「大丈夫じゃない大人たち~オフィス・サバイバル~」(21)に続き、これが2度目のオフィスドラマ。大企業「セヨン」にヘッドハンティングされたイジョンが、古い体質の会社をどう変えていくのかは、ドラマの軸の1つとなっている。ムン・ソリ「広報を素材にしているところに興味が湧きました。前回は人事部で働くキャラクターを演じたので、広報部はどんな感じなのだろうか、と(笑)けれど、広報部もなかなか大変でしたね。撮影では、“老害”にならないようにするにはどうしたらいいか、と考えていました。ここにいる3人が、私がいるせいでやりにくいと思ってしまったらいけないので、“現場に行ったらできるだけ口をふさいでおこう。静かに演技して、終わったらすぐに帰ろう”と思っていました」と茶目っ気あるコメント。ただそうは言っても、存在感と信頼感は絶大だったようだ。イ・ヨニは、「初めてお会いしたときには、ときめきと嬉しさでいっぱいでした。ユンジョにとってイジョンがロールモデルであるのと同じように、私にとってもムン・ソリさんは憧れの存在。自分からはなかなか話しかけたりはできませんでしたが、一度だけ“先輩、よろしくお願いします”とお酒をつがせていただいたことを思い出します」と目を輝かせる。チョン・ユンホが「後輩たちが緊張しないように気を遣ってくださり、歩幅を合わせてくださる姿がカッコいいと思いました」と述べると、ホン・ジョンヒョンも「会食の時にも面白い話をたくさんしてくださるムードメーカーのような存在でした」と証言。後輩たちからの誉め言葉の嵐に、ムン・ソリはうれしそうな顔を浮かべていた。日本ツワー中に本読みも!ユンホは「本当に情熱溢れる方」チョン・ユンホ(東方神起)が演じるのは、広告代理店を経営するCEOソ・ドンフン。「ソ・ドンフンは、“社員の幸せが会社の幸せ”というファンタジーを持っている人物です。ドンフンが経営するような会社に出会えたらどんなに幸せだろうと思いながら、撮影に臨んでいました」と語る。すると、すかさずイ・ヨニが「(そんな会社は)ないと思いますよ」とひと言。「撮影をする中で“法人カードの偉大さ”に気づきました。法人カードを置いて退勤すると、社員たちが喜ぶんですよ」と話した際には、ホン・ジョンヒョンが「(社員が余計な気を使わないよう、ドンフンは)会食も1次会で帰るしね」と付け加え、「理想のCEO」っぷりを強調した。ムン・ソリは、「初めての台本読みの時、ユンホさんがコンサートのために日本にいたので、オンラインで繋いでやったんです。ユンホさんが画面上で“こんにちは。ソ・ドンフンです”と言ったとき、本当にCEOのように見えました。海外出張中のCEOという感じ!」と話すと同時に、「初めて会ったあと、ユンホさんから携帯メッセージが送られてきました。“先輩、僕ユンホです”と。私はびっくりして、“ユノ・ユンホ”(韓国での芸名)からメッセージが来たなんて!“と送り返しました」と知られざるエピソードを公開した。常に全力を尽くすところから「情熱マンスール」という修飾語を持つチョン・ユンホに、「テレビ用に作られたキャラクターなのではないかと思ったりもしていたのですが、本当に情熱溢れる方でした」とイ・ドンユン監督。「撮影の合間に日本ツアーがあり忙しかったと思うのに、大変なそぶりは少しも見せず、プロフェッショナルに仕事をしてくれました」と明かした。登場人物それぞれの“人生レース”について描いている本作。人生について質問が及ぶと、「今、やっと中間地点に入ったところという気持ちもあり、今がスタートだという気持ちもあります」とイ・ヨニ。さらに、「人生の目的地はどこだかわかりません。けれども、自分が好きな人たちと目を合わせながら人生を歩んでいる、という気がしています。それが一番幸せなことではないでしょうか」というムン・ソリの含蓄ある言葉には、登壇した全員が大きく同意。チョン・ユンホは「先輩の次に話すのはプレッシャーですが」と前置きをし、「人生は誰と一緒に歩むのか、それが重要なのではないかと思います。僕はいいペースメーカーと一緒にいることができていると思いますし満足しています」と仕事仲間との絆をアピールした。チョン・ユンホユンジョの成長とともに期待されるのが、ユンジョのロマンス模様だろう。「誰とロマンス模様を繰り広げるのか、はたまた誰ともロマンスはないのか」とMCに問われると「どうでしょう?」「どうなんでしょうかね?」と言葉を濁すイ・ヨニとホン・ジョンヒョン。その様子を隣で見ていたチョン・ユンホは「気になる方は、リアルタイム視聴をお願いいたします」とまとめ、視聴者の好奇心をくすぐる。最後は「ユンジョがどのように成長していくのか、見守っていただけると幸いです」(イ・ヨニ)、「ユンジョ、ジェミン、ドンフンの三人のテンポのいいやりとり、そして甘い恋愛模様、ドタバタな様子を楽しんでご覧いただけると思います」(ムン・ソリ)、「コミュニケーションが上手く取れていない会社に入ったユンジョの孤軍奮闘記です。たくさんのご視聴、よろしくお願いいたします」(監督)と、それぞれアピールしていた。「私たちの人生レース」は毎週水曜日2話ずつディズニープラス スターにて独占配信中(全12話)。(text:cinemacafe.net)
2023年05月17日平凡な社会人生活を送る主人公が、一流の広報マンになるべく日々奮闘し成長する姿を描いた韓国ドラマ「私たちの人生レース」。この度、「東方神起」のチョン・ユンホが約6年ぶりのドラマ出演で話題となっている本作から、主要キャストたちのキャラクターポスターが解禁となった。主人公のユンジョ(イ・ヨニ)は、情熱だけは人一倍の努力家なのに、なかなか仕事に恵まれず報われない日々を過ごしていた。一方で、幼なじみのジェミン(ホン・ジョンヒョン)は大手企業<セヨン>の広報部でエースとして働き、ライフワークバランスも重視するエリート。そんな2人のキャリアには雲泥の差があった…。しかし、ユンジョに一世一代のチャンスが!ジェミンが働く企業<セヨン>が純粋な能力のみで評価するブラインド採用を実施するという知らせが届き、一か八かで履歴書を出したユンジョは、人一倍強い情熱と努力で、見事合格を勝ち取り、彼女の人生は大きく動いていくことに…。ク・イジョン役ムン・ソリ前途多難な日々の中で、同僚となったジェミンや人生のロールモデルであるCCOのク・イジョン(ムン・ソリ)、彼女を支えてくれる広告代理店アース・コミュニケーションの代表ソ・ドンフン(チョン・ユンホ)らと、切磋琢磨しながら人生のレースに挑んでいく。ソ・ドンフン役チョン・ユンホこの度解禁されたのは、爽やかなスーツに身を包んだユンジョ、イジョン、ジェミン、ドンフンのキャラクターポスター。人生のレースに挑み、彼らがこれから目指すゴールテープを想起させるデザインとなっている。ユンジョ役イ・ヨニユンジョは広報マンとして明るい笑顔を見せているが、このあと待ち受ける試練は一筋縄ではいかない問題ばかり。それでも果敢に立ち向かうキャラクターたちに励まされ、共感する、現代の社会人にエールを送る物語となりそうだ。ジェミン役ホン・ジョンヒョン「私たちの人生レース」は5月10日(水)より毎週水曜日2話ずつディズニープラス スターにて独占配信開始(全12話)。(text:cinemacafe.net)
2023年04月17日オリジナルシリーズ『私たちの人生レース』が、5月10日(水) よりディズニープラスのコンテンツブランド「スター」で独占配信される。このたび、イ・ヨニ、ムン・ソリ、ホン・ジョンヒョン、チョン・ユンホ(東方神起)が演じる主要キャラクターのポスタービジュアルが公開された。本シリーズは、イ・ヨニ演じる平凡な社会人生活を送るユンジョが、一流の広報マンになるべく日々奮闘し成長する姿を描いたオフィスドラマ。主人公のユンジョは、情熱だけは人一倍の努力家なのに、なかなか仕事に恵まれず報われない日々を過ごしていた。一方で、幼馴染のジェミン(ホン・ジョンヒョン)は大手企業「セヨン」の広報部でエースとして働き、ライフワークバランスも重視するエリート。そんなふたりのキャリアには雲泥の差があった……。しかし、ユンジョに一世一代のチャンスが訪れる。ジェミンが働く企業「セヨン」が純粋な能力のみで評価するブラインド採用を実施するという知らせが届き、一か八かで履歴書をだしたユンジョは見事合格を勝ち取り、彼女の人生は大きく動いていくことになる。前途多難な日々の中で、同僚となったジェミンや人生のロールモデルであるCCOのク・イジョン(ムン・ソリ)、彼女を支えてくれる広告代理店アース・コミュニケーションの代表ソ・ドンフン(チョン・ユンホ)らと、切磋琢磨しながら人生のレースに挑んでいく――。このたび公開されたのは、爽やかなスーツに身を包んだユンジョ、イジョン、ジェミン、ドンフンのキャラクターポスター。人生のレースに挑み、彼らがこれから目指すゴールテープを想起させるデザインとなっている。<作品情報>『私たちの人生レース』5月10日(水) ~ディズニープラス「スター」で独占配信(全12話/毎週水曜日2話ずつ配信)監督:イ・ドンユン脚本:キム・ルリ【キャスト】パク・ユンジョ:イ・ヨニク・イジョン:ムン・ソリリュ・ジェミン:ホン・ジョンヒョンソ・ドンフン:チョン・ユンホ(東方神起)『私たちの人生レース』予告編ディズニープラス 公式サイト: Disney and its related entities
2023年04月17日幼い頃から引っ込み思案で、人と合わせることしか出来なかった主人公・さとこ。「私ってずっとこんな感じで生きていくんだろうな」と人生諦めていたけど……。諦めモードの人生に訪れた幸せ「あの子何考えてるか分からないよねー」幼い頃から引っ込み思案な性格で、周りの人と上手く付き合えなかった主人公・さとこ。しかし、ある男性との出会いで人生に変化が……。 引っ込み思案で人と上手く接することができなかったさとこさんですが、幸せな結婚・出産という、新たな人生のスタートを切ることができました。 ただ、「お付き合い」や「結婚」は、する前に抱いていたイメージと違うことが多いもの。実際にしてみて、こんなはずじゃなかった……なんてこともありますよね。 読者のみなさんは、「イメージと違った!」という経験はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 人間まお週2で看護師のバイトをしつつ日常漫画を描く。サルのあげおと共存の日々を送る。旅行と「テラハ」と「ハンターハンター」と果物と動物が好き。
2022年06月01日大学を卒業してから約30年間、私は仕事漬けの毎日を過ごしてきました。53歳、結婚もせず、子どもも産まず、本当にこのままで私の人生いいのだろうか? 残りの人生について見つめ直したいと、少し前から思っていました。そして、ついに長年勤めていた保育園を退職したのです。「自由な旅をしたい!」。しかし、収入がなくなった私は以前から気になっていた「青春18きっぷ」の旅に出てみました(コロナ禍前のお話です)。今までの旅行は効率重視で予定がびっしり!退職した私は、お金はないけれどたっぷり時間があります。私のこれまでの旅と言えば、せいぜい1泊か2泊という短い日程の中に有名どころの観光地を可能な限り効率良く回るものばかりでした。私は京都が好きで年に1度は訪れていましたが、当たり前のように新幹線を使い、現地での観光を満喫できるようにとあらかじめ計画を練って予定をびっしり盛り込んだ旅行をしていました。「時間を金で買う!」。よく後輩に私が言っていた言葉です。また海外に行ったら、必ず免税店に出かけてショッピング。友だちや職場の仲間へのお土産が気にかかり、そこにエネルギーを費やすという状況……。本来、それが目的ではないはずなのに、結構そこでパワーを持っていかれます。それが従来の私の旅のスタンダードでありました。でも鈍行の列車旅は、車窓から見える景色が新幹線のそれとはまったく違います。東海道新幹線と似たようなルートで西へ西へと走っていても、ゆったり流れる時間の中で、時に海岸線、時に小さな駅周辺の街並みまで、じっくり見えてきます。青春18きっぷの旅は、私にそういう発見をさせてくれる時間というか、すき間、猶予をくれる感じがするのです。ぜいたくであったかい時間の流れに浸る旅へそれから在来線はその土地の生活感に出会えます。学生さん同士の部活の会話、杖を突いたおばあさんの姿、営業マン風会社員、中には私と同じ青春18きっぷ仲間(見ると同じにおいがするので勝手に仲間と認定)などなど、こういうメンバーが一堂に会すことは、飛行機や新幹線にはなかなかありません。その車両の中で、漏れ聞こえてくる土地の方言や夕飯のおかずの話、友だちや家族の愚痴までもが、そのほんわかした空気に流れてくるのです。列車に揺られながら、空や雲の美しさ、太陽の光が反射し輝く水平線、線路まで迫って来る山々、震災や台風被害の爪痕などを車窓から見ながら、そのときそのとき心が動かされるのです。今までこんな経験を旅先でしたことがありません。世界遺産に登録されるような寺院や景色を観て、私はそれを「旅」と呼んでいました。しかし、そういうことばかりが旅ではないのだと改めて気付かされます。目的地に行く途中もまた旅の楽しみだということ、ここにぜいたくな時間があるのだと感じました。人生もまた旅と同じ、次なる一歩へ保育園での仕事は充実感や達成感はありましたが、イレギュラーやアクシデントに対応できるようにと、雑事や作業については効率重視。あっという間に毎日が過ぎました。さまざまな経験の中にはかっこいいことばかりでなく、失敗や恥ずかしい思い、つらい思いや他の人の弱さを否定したり批判したりと……反省も多い。そんな多くの経験の上で、この旅のおもしろさにようやく気付けたような気もします。一つひとつの出来事や事象を私なりのアンテナで感じ取り、小さな発見をおもしろがって好奇心のおもむくままに楽しめる自分。そして、この経験は私の次なる目標へのヒントをくれました。各駅停車の旅のようにじっくり自身と向き合い考えた末に、私は長く住んだ都会を離れ、農業に挑戦したいという昔からひそかに抱いていた夢に踏み出すことにしました。農業の師匠は「農業では食っていけない」と幼いころから私に言ってきた両親。小規模でも消費者のニーズにこたえる安全安心な野菜を届けたいと考えています。結果ばかりを欲しがらず、一歩一歩、地に足を着けて残りの人生を日々丁寧に暮らしていくことも大切にしたいと思っています。まとめ若い人たちを見ていると、たしかにうらやましい気持ちはあります。時間だけは戻らないですからね。でも、この年齢にならないとわからなかったこの感覚を青春18きっぷの旅は私に教えてくれました。オトナ女子にぴったりの旅だと思うのですが、今後、この旅の大敵はきっと「頻尿」と「腰痛」ではないかなと思っています。いつまでもこの旅を楽しめるように、私は大腰筋のストレッチと骨盤底筋トレーニングに励みます!そしてまた次の旅を計画したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/こまつ とらこ(53歳)20代でバブル期を過ごし、30~40歳代を仕事に突っ走り、50歳を過ぎて一見何でもない日常におもしろいことやうれしいことを見つけるのが楽しくなってきた。最近は膝の痛みをこらえながらも農業にトライしようという野望を持つように。
2022年05月30日私は高齢出産だったので40代に入ってもまだ子どもが小さく、育児に家事に仕事にと忙しい毎日。ふと「私、このまま年を取っていくのかな」「人生、これで本当によかったのかな」と不安を感じることが増えました。そんな悩みを解消すべく、カウンセリングを受けてみました。その結果と、それに伴う私の正直な感想をお伝えします。なんでも話せる人って意外といない!?家のことや家計の相談は夫に、子育ての相談は夫やママ友に気軽にできます。でも、「人生このままで良いか、なんだか不安」など重い内容を相談できる人はいませんでした。急にそんな重い相談をすると相手が戸惑ってしまいそうで、なかなか口にすることはできずにいました。私は40代を過ぎてから顔が老け込み、体力も落ちたという自覚があり、急に先のことが不安になってきたのです。例えば定期的に大きな病院に通っている娘のことや、先行きの不安な仕事のこと。このままバタバタしているうちに、おばあちゃんになってしまうのでは……ともんもんとし、だんだん夜眠れなくなってしまいました。そんなとき、持病のある娘の定期健診のために大学病院へ行ったので、ついでに娘の担当医師に私の悩みを相談してみました。すると、メンタルクリニックを紹介してくださったのです。思い切ってメンタルクリニックへすぐに紹介していただいたメンタルクリニックを予約。当日は緊張しましたが、「この心のモヤモヤが消せるなら!」と思い切って訪れました。クリニックの中には落ち着いた音楽が流れており、ゆったりと座れるソファがありました。少しホッとして腰をかけて待っていると、ほどなくして先生に呼ばれ、診察室に案内されたのです。先生はまず丁寧に自己紹介をしてくださり、緊張を解いてくれました。「今日はどうされましたか?」と聞かれたので、正直に子どもについての不安や、仕事や家庭の悩み、いろいろ考えてしまい夜眠れないことなどを話しました。すると、先生は臨床心理士によるカウンセリングを受けることを提案してくださったのです。そしてそのあと、これからカウンセリングをしてくださる臨床心理士と顔合わせをして、その日は終わりました。カウンセリングで意外な自分を知るメンタルクリニック2日目。この日は臨床心理士とのカウンセリングの日です。まずカウンセリングルームに通されました。そして、「今一番困っていることはなんですか?」と聞かれたので、思うままに話しました。臨床心理士は私の話を遮ることなく、すべてを肯定して相づちを打ってくれるので、なんでも話すことができました。その後、私の生育歴を細かく話し、簡単な発達検査も受けました。すると、どうやら子どものころに父母のことでつらい思い出があり、その傷を抱えて生きていることがわかってきたのです。また、自分の行動パターンの癖を指摘されました。私の場合は自分の限界がわからず、無理しすぎてしまう傾向にあるそうです。これに対しては、寝る前に自分が今日どれだけ疲れているかを10段階で考えてノートに書くことで、自分の疲れを意識するようにとアドバイスを受けました。眠れない悩みについては、寝る前に取り入れると良い呼吸法や、実際寝た時間をノートに記入してみることを提案されました。まとめその後、私はメンタルクリニックに2カ月に1度のペースで通っています。自分のことをなんでも知ってくれていて、すべてを受け入れてくれる人がいるというのは、とても心強いものです。また、的確なアドバイスをもらえるので、さまざまなことがクリアになります。気が付けば漠然と感じていた不安も、長く悩まされていた不眠も解消されました。これからも定期的にカウンセリングに通い、子どもや家族をいたわるように自分自身のことも大切にしていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。イラスト/山口がたこ著者/シロボシ(43歳)高齢出産のため、下の子はまだ幼稚園。体にムチ打って遊びにつき合うが、年々きつく感じるアラフォー。子どもが成人したときにホッとして抜け殻にならないよう、生きがいと趣味を模索中。
2022年05月29日●子供たちとつながりを持てることに喜び「ちょうど今、私は走り続けている人生の中で一区切りつけようと思っていまして、ここからまた新たな女優人生とライフスタイルが始まる転換期のような気がしています」。晴れやかな表情でこう語るのは、2018年に『ホリデイラブ』(テレビ朝日)でブレイクし、ドラマを中心に引っ張りだこの女優・松本まりかだ。今年、『向こうの果て』(WOWOW)で連続ドラマ初主演、さらに、現在放送中の『それでも愛を誓いますか?』(ABCテレビ)で地上波連続ドラマ初主演。また、アニメ『プリキュア』シリーズの劇場版最新作『映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』(公開中)の声優に抜てきされ、ここ2年の出来事は自身にとって大きな意味があるという。これから、さらに先へと進もうとしている松本。転換期を迎えた今の思いをたっぷりと聞いた。松本は「子供たちの夢や憧れが詰まった作品に呼んでいただけたことが、とにかくうれしかったです」という。「今までは大人向けのドラマが多かったですし、子供が見たら怖い役もやってきましたので、純粋にプリキュアが大好きという子供たちのキラキラの眼差しの中に入れるというのはとにかくうれしいこと。私が子供たちに何かを与えるというよりは、私自身が子供たちとつながりを持てることに喜びを感じました」。また、子供に対する思いも「子供のピュアな心を汚したくないし、彼らの夢を応援したい。私は今に至るまで時間がかかりました。だからこそやりたいことは信じてやり続けてほしいという思いがあり、私みたいに時間をかけず早く夢をつかんでほしいと思っています」と明かし、本作に参加したことで「さらに子供に関わりたいという思いが強くなりました」と語る。松本が演じたのは、雪の王国・シャンティアのプリンセス・シャロン。「気品や気高さがあって、強く生きようとしている反面、中身は繊細で少女の心を持っている。二面性のある役だったので、表と裏がいい形で出せればいいなと思いました」と、二面性を意識して演じたという。シャロンとの共通点を尋ねると、「子供の頃に寂しい思いや傷ついたことがあり、それを誰にも言えなかったというのは共感するところがありました」と答え、「私は幼い頃あまり友達と遊ぶこともなく、家に一人でいることが多かったのですが、演劇と出会い、それが仕事になり、この世界にすごく救われました」と演劇の世界に感謝する。演劇との出会いは「小学校の学芸会」。「学校の行事の中で一番楽しかった。その当時、それ以上に楽しいことは人生の中でないくらい楽しくて高揚しました。それが中学になって仕事になり、そこから今まで長かったですけど、一番好きなことが仕事になっていて、出会うべくして出会ったのかな」と天職のようだ。●ブレイク後の踏ん張りがなかったら今はない2000年にドラマ『六番目の小夜子』(NHK)で女優デビューし、ドラマや映画、舞台など幅広く出演。そして、2018年に『ホリデイラブ』であざとかわいい不倫妻を演じ、33歳にしてブレイクを果たすと、そこから勢いは止まらず。今年になってついに連ドラで主演を務める存在となった。「この数年、特にこの1年で一気に結実した感じがしています。『ホリデイラブ』が大きな転機でしたが、そのあと踏ん張っていなかったら今はない。なので、今まで自分がやってきたことや、自分の人生が何だったのかという答え合わせができている感じがします」もがき続けた18年があったからこそ、『ホリデイラブ』後も頑張れたという。「18年間、歩けど歩けどずっと雲の中で、やっと少し兆しが見えたけど、そこがゴールではなかった。私はここからどうすべきなのか、どこまで頑張らなきゃいけないのか、それまでの18年間が教えてくれた。環境はガラッと変わってもその光景を冷静に見ていた気がします」。長年の努力が実を結んだ今、これからの活動について「自分がやりたいと思っている以上のお仕事をいただいて、できる限りやってみよう、できないと思うこともやってみようとした2年くらいでしたが、これからはもう一歩先に進みたい」と話す。 “もう一歩先”とは「お仕事を、スタッフさんたちとしっかり理解し合いながら丁寧にやっていきたい」ということ。そうすることで、自分らしさをさらに輝かせるつもりだ。「本当に自分である生き方がしたい。ほかの人のような生き方、ほかの女優さんのような生き方のほうが世間から受け入れられるのかもしれませんが、自分というのは唯一無二なので、自分の色で認めてもらえるような表現者でいたい」女優の仕事とは別に、人生をかけて挑戦したいこともある。「女優人生とライフスタイルの二本柱で考えていて、ライフスタイルのほうでは、社会問題や環境問題、教育問題に関心があります」。社会問題や環境問題などへの関わりは「まだ想像の段階」としながらも、思いは強い。「自分が生きていられるのは地球のおかげだと思っているので、少しでもよくしてから死にたい。使命のように思っていて、何か残さないと死ねないなって(笑)。寄付という形なのか、もっと自分が取り組むものなのかまだわかりませんが、10代の頃からやりたいと思っていて、有名になったら私の行動が大きな広がりを見せると思ったから有名になりたいというのもありました」。教育に関しても「小学生のときに、なんで勉強しているのかわからなかった。なんで算数を勉強しないといけないんだろうって。今は、物事を組み立てて話せる思考回路にするためにも数学は必要だと思うのですが、もっと早く知りたかった。必要性や正しさを理解し、自分の思いで行動できるようになると、大人になったときに自分の人生が広がる。本当に自分の人生を生きてほしいと思っているので、教育にすごく興味があります」と熱く語った。●コンプレックスの声も少しずつ受け入れられるように松本といえば、甘い声も魅力だ。数多くのアニメやゲームのキャラクターを演じており、ナレーションとしての起用も多い。松本自身は甘い声にコンプレックスを抱いており、声が武器と評価されていても「自分ではよくわからないというか、やはりまだ、う~んと思うことがあります。怖い役をやろうとしても説得力がないんじゃないかと思ってしまったり」とマイナスに感じることが多いという。だが、声優としてオファーを受けたり、声を評価されたりする中で、少しずつ受け入れられるように。「コンプレックスだけど、この声に助けられている部分はすごくあるので、コンプレックスと共存しているような、それは自分の人生で学びになっているところではあります」。プリンセス・シャロン役に関しても松本が演じると発表されてからSNSでは喜びや期待の声が多く上がっており、「喜んでくださるのはうれしいです」とにっこり。さらに、「皆さんが認めてくれるということが私の自信になっています。本当は自分で自分を認めることが一番大事だと思うので、私はまだその途中なんだと。いつか自分の声やコンプレックスをまるっと好きになれたときに、自分がどういう人になれるのか。まだ成長の伸びしろがあるってことですね」と語った。自身としてはコンプレックスだという声も含め、唯一無二の輝きを放つ松本。最後に、自分の最大の強みを尋ねると「根性ですかね」と答え、「踏まれても踏まれても立ち向かう。逆境から成長する、逆境力ですかね(笑)」と照れながらも胸を張った。■松本まりか1984年9月12日生まれ、東京都出身。2000年に『六番目の小夜子』(NHK)で連続ドラマデビューし、2018年『ホリデイラブ』(テレビ朝日)の井筒里奈役で注目を集める。2020年は『竜の道 二つの顔の復讐者』(カンテレ)、『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日)、『先生を消す方程式。 』(テレビ朝日)に出演。今年は『教場II』(フジテレビ)、『最高のオバハン 中島ハルコ』(東海テレビ)に出演し、『向こうの果て』(WOWOW)で連続ドラマ初主演。『東京、 愛だの、 恋だの』(Paravi)、現在放送中の『それでも愛を誓いますか?』(ABCテレビ)でも主演を務める。ヘアメイク:渡辺了仁(carillon)スタイリスト:後藤仁子白ビッグカラーワンピース:フレイ アイディー(FRAYI.Dルミネ新宿2店)
2021年11月08日私は仕事人間でした。仕事中心の人生を送るつもりで、結婚はしても子どもを産むつもりはありませんでした。でも、あることをきっかけに、私の人生設計は180度変わったのです。 仕事で渡米する予定が、まさかの妊娠!30歳のとき、仕事で米国に派遣されることに! これは私にとって、念願の辞令でした。 ただ、これまでずっと仕事中心の生活で、激務で心身はボロボロ。ストレスで生理不順になって、ピルを服用していた時期もあったほどです。それでも、米国で仕事をすることを唯一の希望に、日々を過ごしていました。 ビザもエアチケットも取得し、数カ月後には渡米という段階になって、予想外の出来事が起こりました。それは……まさかの妊娠! 最初は誰にも相談できず、米国での出産や医療費、保険のことを調べまくりました。調べれば調べるほど不安は増すばかりでしたが、それでも渡米して、未婚のまま米国で出産しようと決意。意を決して職場に相談したのですが……。「何かあっては困るから」と、私の米国派遣は取り消しになってしまいました。 数年かけて準備してきた心の支えを失い、ショックを受けた私は休職。そのまま、出産となりました。 米国での目標が潰えて嘆く日々子どもを産んでからもしばらくは、米国で働くという目標が果たせなかったことが頭から離れず、泣いてばかりの毎日でした。 さらに、パートナーは子育てをまったくしてくれず、家も留守にしがち。これまで家事を完璧にこなしていた人だったので、「きっと子どもが生まれても子育てをサラッとこなすんだろうな」と思っていた私は、現実とのギャップがとてもショックでした。そんなつらさもあって、「人生はどん底」と思いつめたこともあります。 今振り返れば、当時は産後うつだったのかもしれません。 仕事より大切な子どもの存在に気づく徐々に心を取り戻していった私はあることに気づきました。こんな私のもとに生まれてきてくれた子どもは、無垢でかわいく、仕事で失ったものとは比較にならないほど、かけがえのない存在だということです。 それに気づいた私は、子どものために人生をやり直そうと、渡米のために準備していた大量の資料をすべて破棄。「たとえひとりでも育児を頑張る」と決心をしました。 パートナーとはその後、正式に結婚しましたが、約1年は子どもをあやすこともなく、私は孤独な子育てを余儀なくされました。何度くじけそうになったかわかりませんが、「ひとりでも頑張る」その決心を胸に、日々を過ごしました。 パートナーも、今はようやく子どもをかわいがるようになりましたが、夫への愛情はすっかり冷めました。「これが産後クライシスなのか……」と悲しくなったこともありましたが、逆に子どもへの愛情は増すばかりです。 予測しなかった出産、そして夢をあきらめることにもなりましたが、子どもを授かれて本当によかったと心から思います。この歳になっても子どもを通して成長でき、新たな学びの連続。忍耐強く、精神的にも強くなりました。 そして、夫が子どもを笑わせている姿を見ていると、この上なく幸せを感じるのです。人生の幸不幸は予測できないもの。まさに「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」ですね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 文/知花かなしさん
2021年05月18日たばこがなかったら人生の半分は損しているとまで思っていた私。その一方で体や美容のためにと禁煙を何度となく試しましたが、失敗続き。そんな私が成功した禁煙方法と、それによって人生が損するどころか、もっとラクに過ごせるようになったという体験談です。たばこは人生に欠かせないものとなった私が27歳のころ、ちょうどひとり息子の幼稚園時代のママ友の影響もあり、ちょっとした遊び心からたばこを吸い始めました。最初はキッチンの換気扇の下で吸っていましたが、だんだん1日1回はカフェなどで一服することが楽しみになっていきました。当時の私にとって、どこの家庭にもあるような育児や夫婦間のストレスを発散するには、たばこがとても良いツールだったのです。だんだん1日に吸う本数も増えていき、30歳になるころには1日1箱以上吸うようになりました。楽しいことがあっても苦しいことがあってもたばこを吸いたい、もしたばこがなかったら人生の半分は損しただろうと思うようになり、たばこは私の人生の一部となっていったのです。たばこが体に悪いことや美容にも良くないことは当時からわかっていましたが、世の中が今ほど禁煙ムードになっていなかったことや私もまだ若かったこともあり、禁煙を真剣に考えていませんでした。しかし、私が40歳になるころには世の中の禁煙ムードは高まり、自分も健康や美容について本気で考えるようになったことから、禁煙を真剣に考えるようになったのです。3年間禁煙と戦い、20回以上失敗40歳になったころから禁煙に目覚め、失敗を繰り返してやっと成功したのが43歳。禁煙と戦った3年間でした。結局3年間に20回以上禁煙を決心し、数日後には挫折という状態が続いていました。他人から見ると真剣に禁煙する気がないと思われるかもしれませんが、本人的には禁煙しなければという気持ちはとても強かったのです。しかし、どうしても自分に勝てなかったのです。自分はそんなに意志が弱い人間ではなかったはずなのに、なぜかたばこに関してはとても意志が弱く成功できませんでした。そこで我慢するだけでは駄目だと思い、たばこが嫌いになるパッチや1カ月計画でだんだんニコチンが少なくなるパイプのセットなども試しましたがどれも失敗。やっと成功した禁煙法とは…失敗続きの禁煙が最終的に成功したのは電子たばこのおかげでした。私が使った電子たばこはまったくニコチンが入っておらず、充電しておくとたばこに似せたパイプから煙を吸うことができます。一見たばこを吸っているように見えるもので、吸っている人はたばことは関係のない、ただの香りがする煙を吸っているだけなのです。これを吸ってからというもの、たばこを吸わなくてもこれさえあれば大丈夫になりました。あんなに苦しんでいた禁煙が驚くほど簡単にできたのです。ただし電子たばこにすると、まるでチェーンスモーカーのように実際のたばこの倍ぐらい電子たばこを吸わなければ落ち着きませんでした。私が思うには電子たばこでは実際のたばこのようにニコチンなどによる刺激がないため、チェーンスモーカーのように電子たばこを吸わずにはいられなかったのではないかと思います。しかし、吸っていれば気分は落ち着くので結果としてストレスはほとんどありませんでした。このように電子たばこを利用していきながら、だんだん吸わなくても平気な時間が増え、半年後ぐらいには電子たばこもまったく必要なくなったのです。電子たばこを吸っていたときには、カートリッジ経費が実際のたばこより高かったことを覚えています。それでも3年間無理だった禁煙をほとんどストレスなしに成功したことは私にとって感動的なことでした。禁煙によってこんなに人生がラクになった喫煙は体や美容に良くないと思い、嫌々禁煙をした私。禁煙するまではたばこのない人生など損したようだと思っていましたが、実際に禁煙してみるとこんなに人生がラクだったのかと驚くことがたくさんありました。当時たばこ代は1箱約440円と値上がりしていました。毎日1箱吸うと1カ月約1万4千円弱と大きな負担となります。もちろん禁煙してからも電子たばこを使用していたころはそれ以上の経費がかかってしまいましたが、電子たばこがやめられるようになるとその分丸々経済的にラクになりました。また、カフェなどでも喫煙席が減り喫煙ルームでは煙がもうもう、全席禁煙の店では外に出て一服するなど以前のように落ち着いてたばこを吸える環境はなくなってきており、そのストレスは大きいものでした。しかし、自分が禁煙するとこのようなストレスもゼロ。今では喫煙席のあるお店を必死で探す必要もなく、気分的にもとてもラクになりました。朝起きたときの爽快感は禁煙して1カ月ぐらいたって感じるようになりました。ほかにも口臭がなくなったと夫から言われ、今までのようにたばこ臭さに対して気にならなくなったのです。その上、禁煙して1年ほどすると肌のコンディションも良くなり、くすみがなくなったと友人からも言われるように。このように禁煙前の想像とは逆に、禁煙したことで人生がとてもラクになりました。まとめ今は喫煙席のあるお店が減るなど、喫煙者にとって生活しにくい世の中となってきたので本当に禁煙をしてよかったと感じていますが、禁煙前にはこんなにラクな人生が待っているとは思っていませんでした。禁煙後は特にたばこを吸いたいという気持ちになりませんでしたが、すてきなカフェなどに行くと、こんなときにたばこを吸ったら気分良いだろうなと思うことは今でもあります。しかし、冗談にもたばこを吸ったりしないのはたばこの常習性が怖いからです。電子たばこで私は本当にうまく禁煙できましたが、やはりそれまで禁煙できなかったあのつらさは忘れられません。そして、禁煙してからラクになった人生をもう手放せないので、これからも禁煙を続けていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月22日「私自身が70代に入って感じたことですが、現代の70代は、人生でいちばん美しい“黄金期”。かつては還暦が人生の節目とされましたが、今は70歳が新たな人生のステージへの出発点です」こう語り満面の笑みを浮かべるのは『70歳のたしなみ』(小学館)が15万部のベストセラーとなっている昭和女子大学理事長の坂東眞理子さん(73)。’06年に女性の振舞い方を説いた『女性の品格』(PHP新書)が330万部を突破し社会現象となった。本書にも、人生100年時代の後半を楽しみながら希望を持って生きるヒントがあふれている。「現代は、自分の年齢について20年前のマイナス10〜20歳と考えていい気がします。50代の皆さんも、“もう年”だから、“今さら遅い”と考えるのはもったいない。70代を“黄金期”にするために、今から始めて遅すぎるということはありません」そう話す坂東さんに、70代の黄金期を迎えるために「55歳からするべき準備」について聞いた。生き生きとした70代を迎えるには、心の持ちようが大事。一朝一夕にはできることではないので、今から心がけるべきだと坂東さんは言う。■“上機嫌”を心がける「私が好きな哲学者のアランは『上機嫌を実行していると、いっさいの事柄の展開が違ってみえてきて、いのちが活気づき人生がよいものに感じられる』と言っています。上機嫌でいることが周囲への礼儀だけではなく自分の“癒し”になります」(坂東さん・以下同)■ポジティブなことを思い出し、感謝する時間を持つ「上機嫌で生きるためにポジティブなことを思い出す時間をつくりましょう。私は毎朝、大学までの通勤途中に、神社でお参りするときに、一つは健康や仕事への感謝を込めて、もう一つ、その日思い浮かんだ、これまでお世話になった人へ『ありがとう』と手を合わせます。お寺でもいいし、お風呂でもいい。いい経験を思い出して感謝する時間を持ちましょう」■「人は人、自分は自分」「情報があふれている時代。みんな発信するのは“いいこと”ばかりです。でも人生には誰しも光もあれば影もあります。人のSNSなどを見て、『私ってダメ』と落ち込むのはバカバカしい。『人は人、自分は自分』と意識して口にすることで、自分を否定したり卑下するのをストップさせることができます」■「おめでとう。私もうれしい」と人を祝福する「身近な人にうれしい出来事があったときには、私は『おめでとう。私もうれしい』と言うことに決めています。周りの人を祝い、喜びを言葉にすることで、言葉の力が自分に還ってきて、逆に力づけられていくんです。心からじゃなくてもいい。ポジティブな言葉の力を信じて試してみては」■ネガティブになったら「今日が人生でいちばん若い日」と言い聞かせる「新しいことを始めようとすると、必ず、『遅すぎる』『私には才能がない』とネガティブワードが現れて、冒険をさせないための言い訳が目の前に立ちはだかります。私もこの春から、歌人の馬場あき子さん(91)が主宰する短歌の同人誌に参加を始めましたが、始める前には『今さら』『遅い』と、ネガティブな言葉が出てきたんですよ。そんなときこそ、『今日が人生でいちばん若い日』と思い出して自分に言い聞かせて、一歩を踏み出しました」毎朝、健康のために大学まで歩いて通勤しているという坂東さん。「歩くことは健やかに暮らすために必要です。また月に1度は使わなくなったものをリサイクルし、ため込まないことで気持ちもスッキリできます。身も心も軽くさせて上機嫌で過ごしましょう」70歳の黄金期に向けて、55歳から準備を始めませんか!
2019年09月12日「子ども欲しいけど、実際どうなの?」人気コラムニスト犬山紙子が育児体験者の話を聞いて考える「出産・育児」のリアル。保活、育児分担、二人目問題…母親の本音炸裂! 『私、子ども欲しいかもしれない。』より(全19話 連載)Mちゃんは勇気を出して2人の友人に相談した。2人とも「別れたほうがいい、そいつおかしいよ」と言ってくれ、それで自分の判断が正しいと信じられたという。 別れ話は数日に渡ったが、「私が本気だってことが分かったら、『それなら、もう金輪際連絡しない!』って急変。そこから連絡は一切なくなったの。向こうは子どもは堕ろしたと思ってるから、もう関わってこないと思うけど、いまでもあいつがストーカーみたいになったらどうしようとか、実はすごく怖い」と話す。別れられて本当に良かった。でも彼は、Mちゃんがどうして別れたかったのか、その理由には絶対に気づいていないだろうな。そしていまでもMちゃんに後遺症を残していることが、腹立たしくてならない。「別れ話の最後の方は頭がパニックになってた。堕ろすのは本当に嫌だったけど、とにかく何もなかったことにしたくて、この子がいなければ、あいつのこともなかったことにできるし、私は元の生活に戻れる。それで中絶しようって、実際に病院の予約もしたの。でもその日の夜、いままででありえないぐらい、寝られないぐらい骨盤が痛くなって……。その時に初めて、この子は生きたがってるんだなって思ったの。昔から子どもは好きだったけど、結婚して産んで育てるのは、人の人生を背負うって考えちゃってなんか怖かったんだよ。でもできちゃって、その子どもの生きたいって意思を感じたら、自分が育ててあげるなんて、おこがましいなって思った。自分の分身とかそんなんじゃなくて、1人の人間として、私はこの子のサポートをしていきたいって思ったの」Mちゃんの出した結論に私はハッとした。そうだった。赤ちゃんというのはお母さんの分身とか、お母さんの所有物とかじゃなくて、違う人間なのだ。母親と子どもの人生はセットじゃない。当たり前のことにびっくりしてしまった。つづく 私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました』 犬山紙子著(平凡社)
2019年06月09日竹中直人と入れ替わってしまう主演映画『レオン』が公開中の知英。早くも、その次回作となる最新主演作『私の人生なのに』が、今夏、全国公開が決定。初映像と場面写真が到着した。本作はオリンピック候補の新体操スター選手でありながら、不治の病で半身不随となった女性が主人公。絶望を彷徨う中、音楽と出会うことで人生に彩りを取り戻した彼女が、自分を受け入れながら新たな夢に向かって歩き始めていく青春サクセスストーリー。原案・清智英、著・東きゆうによる同名小説(講談社刊)を原作に、須藤理彩、安田顕に大杉漣も出演していた『小川町セレナーデ』の原桂之介が脚本・監督を務めた。知英さんといえば、昨年から1月27日まで放送された主演ドラマ「オーファン・ブラック~七つの遺伝子~」にて、シングルマザー、二児の母、内気な科学者、悲しき暗殺者など1人7役を演じ、現在公開中の『レオン』では、竹中さん演じる朝比奈玲男と男女が入れ替わる小鳥遊玲音を演じており、“カメレオン女優”として注目を浴びている。このたび解禁された初映像となる特報では、女性アイドルグループ「KARA」時代からダンスで鍛えた身体能力をいかしながら、新体操のリボンの練習を入念に重ねて主人公・金城瑞穂役に挑戦。また、車椅子で生活する女性の役でもあるため、日常生活でも車椅子を何か月も利用し、自身の生活の一部にしながら役作りを行ったそう。その熱演の一端を、まずはこの映像から確かめてみて。『私の人生なのに』は今夏、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月05日まさか相手の方が、世界標準だったなんて出典 : 歳で発達障害と診断されたとき、最初は「ああ、今まで仕事がうまくいかなかったのは自分のせいじゃなかったんだ」とホッとしたことをよく覚えています。ですが、まだ「もっと頑張れば大丈夫」と軽く考えていたんですよね。その後、2社で一般雇用で働き、2社目でカミングアウトせざる得ない事態に追い込まれます。そして、「自分の能力はこの会社では通用しない」「カミングアウトしても自分の気持ちや個性が理解されない」という現実をつきつけられて退職することになり、すっかり自信を失ってしまいました。子どものころから周囲に対して違和感を感じながらも、「どうしてわかってもらえないんだ、間違っているのは向こうの方だ」と信じ続けて自分を押し通し、「いつか自分が認められる場所を見つけてやる」と挑み続け『絶対にあきらめない』を信条としてきました。だけどこの一件で、自分は”発達障害があるマイノリティーな存在”で、相手の方が世界標準だったのだと腑に落ちたとき、心がポッキリと折れてしまったのです。だけどそれが、私にとっての障害受容の本当の始まりでした。長く険しい道のりでしたが、その道を歩むことで、自分の中に芽生えたものがあったのです。人生立ち往生状態の私が、救いを求めてやってみたこと出典 : ポッキリと折れた心をさすりながら障害福祉サービスを受け始めたものの、「私は支援を受けていい存在なんだろうか」と悩み葛藤する日々が始まります。このときの自分はまだ「自分の障害なんてそれほどのものではないのではないか」と低く見積もろうとしていたのです。今から思うと、まだ自分の障害を受容できずあがいていたのだなぁという感じです。そこで始めたのが、Twitterで発達障害があることを公言している人を片っ端からフォローして、そのつぶやきを読んでいくことでした。私と同じような立場の当事者たちの言葉に触れていると、ゆっくりとしみこむように仲間たちの苦しみ、悩みが伝わってきて「ああ、私もつらかったんだ」と改めて認められるようになっていったのです。人の物語を読むことで、自分の心に問いかけることができる。その物語を通して自分と対話し、理解を深めていくことができる。そして、私自身も自分の気持ちを整理するためにブログに自分の気持ちを書き続けました。そうすることによって、ゆっくりと自分の気持ちや今までの道のりを見つめることができました。これは今振り返っても、必要なプロセスであり、大きな効果を得られたと感じています。ヘルパーさんとの関わりが「人との違い」を教えてくれた出典 : 私の場合、Twitter・ブログと、自身を見つめる機会はインターネット上によるものが色濃くありましたが、それだけではあません。料理と掃除を2人のヘルパーさんに手伝ってもらっているのですが、どちらも年齢が近くて友達のような感覚で接してくれ、最初は緊張していた私もだんだん心を許しておしゃべりを楽しめるようになりました。発達障害のある私にとって、そのままの自分を出してもバカにしないで受け止めてくれる身近な存在が、このヘルパーさんでした。仕事のトラウマですっかり他人が怖くなっていたのですが、日によってテンションが極端に違っても、思うがままに自分のペースで話題を進めても嫌な顔一つしない2人に、次第と心を許せるようになっていったのです。ソーシャルワーカーさんに聞いた話ですが「人とのかかわりを深めていくこと、おしゃべりをするということ」も、重要な支援となるのだそうです。障害のある人が孤独に陥らないようにしたり、社会とのつながりを途切れさせないためには、おしゃべりが大事なのだそうです。そんなある日、ヘルパーさんに料理をしてもらっているときのことです。ヘルパーさんにレシピを見せると、ざっと1回読んだだけで料理をする姿にふと疑問を覚えました。「どうして、1回見ただけでつくれるの?」「だいたいこんな感じだなってわかったらできるものなの」「えっ、料理を始めてすぐのころから?」「違うよ、最初はまじめに読んで計ってつくるけど、慣れてきたらできるようになるの」「私は料理を始めてから20年以上経った今も、レシピを何度も何度も読み返さないとつくれないよ?みんなが普通なの?」驚いた私は、「普通の人がやる掃除ってどういうものか、見せてほしい」と頼みました。すると、丁寧ではあるものの、細部までこだわりすぎていないことがわかりました。動かせるものだけスッとよけて、さっときれいに掃除を終わらせてしまうのです。「隅っこの座椅子は毎回よけたりしないの?」「そんな大掃除みたいなこと毎回しないよ。たまにでいいのよ」そんなふうに家事を通じて、他の人たちの能力や力の入れ方を知っていきました。それは「自分と人との違い」を知るということでもあったのです。それをきっかけに、他にもたくさん「人との違い」があるんだろうなと初めて実感することができました。40代になってはじめて「障害者」と診断されるまで、「自分と人が違っている」ということなんて思いもしなかったのです。私にとってこの発見は人生がひっくり返ってしまうような大発見だったのです。生きていくうえでの前提条件がガラリと変わってしまったのですから。「人との違い」を知ると、自分のことが見積もれるようになってきた出典 : 「自分と人との違い」を知ると、「あの仕事はここでつまづいたんだ」「この仕事は私の特性から考えれば適性がなかったんだ」という風に、できないところやつまづきどころが理解できるようになってきたのです。また、家事にも仕事にも疲れ果てながら、なんとかやってきた自分を認めることにも繋がりました。とはいえ、これは正直つらいことでした。「頑張ればできる」と思っていたのに、「できないんだ」ということがわかってしまったのですから。「あきらめない」が信条の私が「あきらめる」ことを受け入れなければならないと知ったときの絶望感は、とても大きかったことをよく覚えています。自身の状況をソーシャルワーカーさんに話すと、こんなことを言われました。「やっと現実検討能力がついたのね。」現実検討能力というのは、自身の状態や能力を客観的に評価する能力のことです。例えば「私は有名大学を出ているし語学もできる。その気になれば大学で教鞭も取れる」といいながら、実際は何の仕事も続かないという人は、自分の中の認識と現実のかい離が大きく、現実検討能力が低いといえる、ということだそうです。そういわれてみると、私はずっと自分の現実の能力を見ようとせずに「資格さえ取れば活躍できるはず」「もっと自分に合う仕事があるはず」と夢を見続けていました。しかし発達障害と診断され、否応なく自分と向き合うことになります。これまでの考えや、自分の信条を覆され、心も折れてしまった自分。でも、 だからこそ自分のことを見つめ直し、障害を受け入れ、自分の姿を客観的に見られるようになったことで「自分のことが見積もれるように」なってきたのでしょう。正直を言えば「この年でやっと現実を知ってどうしろと?」という気持ちがないわけではありません。でも、私にとっては、今がそのときだったのです。だからこの瞬間を大切にして、ゆっくりでいいからまたいつか歩き出したいと思っています。
2018年02月28日「私は神がかってポジティブなのね(笑)。『私の人生も捨てたもんじゃない。がんという病気にも出合い、経験できるんだと思った。私の人生はドラマチックに盛り上がった』と病室で書いて。マネージャーの口から伝えるより、自分できちんと伝えたくて手紙を託しました。これっぽっちも死ぬなんて思ってなかったんですけど、本当は危険な状態だったのにね〜」 こう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第75回のゲスト・女優の三田佳子さん(75)。’84年の映画『Wの悲劇』で各映画賞を受賞し、’86年にはNHK大河ドラマ『いのち』主演。’89〜’90年には『紅白歌合戦』の司会も務めた。また、多数のコマーシャルに出演し『CMの女王』になり、高額納税者番付4年連続1位(俳優・タレント部門‘91〜’94年)。日本を代表する女優に上り詰めた。そんな女優として絶頂期を迎えた’96年、子宮体がんが見つかる。だが、三田さんは真正面から病気に立ち向かって行った。彼女が語る、三田佳子流“逃げない”人生哲学とはーー。 ■人生とは、自分の肉体という絵筆で描くもの! 「私が女優として生きてきたのは『人生というものを自分の肉体という絵筆で描きたい』から。それが私の人生の哲学。下手、上手はキャリアにもよるけれど、命がけで一生懸命演じるのは当たり前。私は一度も演技に手を抜いたことはありません。だから、ものすごくパワーを使うんですよ」 ■逃げない、ブレない、引きずらない! 「私はいろいろな役を演じてきていますが、自分の根幹は全然ブレないんです。何事にもいつも真正面から対峙して、逃げない。家族の件でかなりバッシングされましたし、『女性自身』にもひどく書かれましたが、あのときはあのとき(笑)。今はもう大丈夫ですよ。私、引きずらないんです」 ■死ぬときは死ぬ。それまでは精いっぱい! 「寿命というのは決められていて、生まれたら必ず死ぬもの。私も死ぬときがきたら、ポンッと逝くんだろう、今は生かされているんだとつくづく思うんです。だから、それまでは精いっぱい生きればいい。すべては自分の人生。苦もあり楽もある。やっぱり生きるってすばらしい」
2017年02月18日2月11日、私たちの人生を大きく変えることになるかもしれない、獅子座の月食がやってきます!今回は、来たる2月の月食が私たちにもたらす影響を、星学のプロフェッショナル・阿部小百合先生に読み解いていただきます。とくに今、モヤモヤした気持ちを抱えている人は、星々の力を借りて、新たな自分に生まれ変われるチャンスかも!?【星学コンサルタント阿部小百合】イギリス生まれのカラーケアシステム「オーラソーマ」ティーチャー。色育アドバイザーエリックスエッセンス協会副会長・ティーチャー。カラーや星学、エッセンス、クリスタルなどを通して、新しい時代の科学と哲学を研究。研究のため、日本はもとよりイギリス等の海外も度々訪れる。現在、日本での星学の普及活動につとめ、カラー、エッセンス等の各種コース、個人セッションを全国各地で開催。ブログはコチラ。月食とは?「月食」とは、月が欠けたり、消えて見えたりする現象のこと。文字どおり、「月が食べられてしまう」かのような状態です。太陽、地球、月の並びが揃ったときに満月が起こります。さらに、太陽と月の軌道の交差点近くで満月が起こると、月食が生じます。満月といえば「新月でものごとを始めて、満月で完成させる」と言われますが、そんな満月の月食は、ことさらに特別な意味を持っているんですよ。なにしろ月が、一度、食べられてから復活するわけですから、強制的に大きなリセット&リスタートが起こり、人生が一変する人もいるというのも、うなずける話ですよね。昨年8月の月食が今のあなたに及ぼす影響星学の世界では、月食の影響は数カ月から半年ほど続くと言われています。昨年8月、ちょうどSMAP解散のタイミングと重なった、水瓶座で起きた月食には、「人間関係やライフスタイルを見直す」という意味がありました。それが、次の月食である2月11日まで続いているのです。もし今、「毎日がなんだか退屈」「今のままでいいのかな?」といった心のモヤモヤを感じているなら、まさに前回の月食の影響を受けていると言えるでしょう。そしてそのモヤモヤは、「このままでは満足できない」「自分が本当に求める人生を生きたい」という、あなたの潜在意識から送られたサインかも知れません。2月11日に起こる獅子座の月食とは?獅子座の「獅子」とは百獣の王「ライオン」のこと。ギリシャ神話で、勇者ヘラクレスと闘った強靭なライオンに由来しています。ライオンのたてがみは、燃え盛る炎を連想させますよね。その獅子座は、「愛」「ロマンス」「クリエイティビティ」「遊び心」「内なる子ども」を司る星でもあります。2月11日に獅子座で起こる月食には、仕事、恋愛、人間関係、趣味……全てにおいて、”自分が情熱を燃やせるものを素直に追い求めていく!”というメッセージが込められています。そんなとき、分かったふりや見ないふりを続けていると、心のモヤモヤはより一層深まってしまうかも。今度の月食でも、「私は本当にやりたいことをやっているだろうか?」「今そばにいる人は、本当に一緒にいたい人?」といった、自分の気持ちと真剣に向き合わなければいけない出来事が、起こりやすくなると言われています。疑問を感じるような環境や人間関係、古い価値観などを思い切って手放すことで、サナギが蝶になるような、まさに新しい自分に生まれ変わるに等しい変化が起こりそう。モヤモヤしていた気持ちがスッと楽になり、これから自分が情熱を傾けるべき方向・未来が、はっきりと見えてくるでしょう。阿部先生によれば、昨年8月、そして今年の2月の月食の流れは、星学的に見ても大変珍しいものなのだとか。今人生の分岐点を迎えている人は、こうした星々の影響を味方につけて!あれこれ難しく考えず、獅子座のメッセージ通り「自分の心に正直に生きる」ことこそが、幸せのビッグチャンスをつかむカギになりそうですよ。
2017年02月09日仕事に恋に、生き方に。人生に悩みはつきもの。20代のころは感覚的に決断できていた私も、さすがにアラサーになるにつれ主観だけでは決めれず、世間体を気にしたり心に保険をかけてみたり……。結局自分がどうしたいのか見えなくなり、堂々めぐりの日々でした。信頼できる人に相談したり、よく当たる占い師に頼ろうかとも思いましたが、自分で答えを見つけないと後悔すると思いやめました。もういい加減前に進みたい!悔いのない答えをみつけたい!苦しみ抜いて、私がたどり着いた大切なときに自分で考え抜いて決断する方法をご紹介します。本心とだけ向き合える場所へおもむく悩みに対して向き合う日を一日決めて、その日はできるだけ他のことは考えないように心がけます。自分の部屋やいつも行くカフェなどにいると、どうしても普段のことが気になり、集中できません。また友達と連絡をとったり、 SNSもしないようにスマホをオフに。日常にあふれている情報を自らシャットアウトすることが大事です。お休みの日にどこかに一人で旅行に出るのもおすすめ。自転車や車でちょっと遠出をしてみたり、電車で知らない街に行くのもありですね。それもできるだけ情報の少ない、広大な自然のある場所を目指しましょう。私が恋愛で大きな選択を迫られていたとき、長期の海外出張がありタイの山奥に数日間滞在したことがありました。仕事の合間に大自然の中で散歩したり、夜には星空の下で一人考えたり。見知らぬ土地でポツンと一人広大な自然の中にいると感覚が研ぎ澄まされ、いろんな邪念がそぎ落とされて、自分の頭の中がどんどんクリアになっていく感覚がありました。帰国後は長年のしがらみを断ち、新しい一歩を踏み出せました。あのときの選択は間違っていないし、自分と向き合えた大切な思い出です。ただ、素直になる。そのためにノートを使う。毎日忙しくて、旅になんて出ているヒマなんてない!そんなときは、とにかくノートに自分の頭の中のもやもやを書き出してみるとよいでしょう。本音も建前も、理想と現実も、自分の奥深くにある触れられたくない部分も全部吐き出します。PCもありだけど、できれば手書きでボールペンとか消せないもので書くのがよいと思います。大切なことを記すものですし、私の場合はモレスキンなど少し特別感のあるノートを用意しました。きれいに書こうとかまとめようとか考えず、頭の中と手を直結させて、ただひたすら書くこと。誰に見せるわけでもないので、ただ素直になりましょう。部屋の片付けや掃除と近いものがあるかもしれません。ちらかった心の整理整頓です。先述の旅先でノートに記せたら、一番いいかもしれません。何度か吐き出していくうちに、自分の不安や迷いがどのような理由で生じているのかノート上に現れるようになってきます。直面している具体的な悩みはもちろん、そもそも「私はこう生きたいんだった!」という根っこの部分が明るみになると、もはやゴールは近いですよ。最後にたどり着いた答えに、覚悟を決めることこれらの行動によって自分の深い部分と直面できるようになれば、そこからは簡単です。ただ、素直に従うこと。本当はどこかで自分も気づいていたけれど考えないようにしていた、その「パンドラの箱」を開けないかぎり不安や迷いはずっと付きまといます。それではなかなか前には進めません。決断できなかったのではなく、「言い出せなかった」自分の中の答えを導き出すことができたら……潔く腹をくくって前に進みましょう!保険も逃げ場もありませんので、少し勇気がいることかもしれません。でもこうして自分と向き合って出した答えなら、自ずと力が湧いてくるもの。一人で考え抜く、答えを出すということができると、これからの自信につながります。また迷ったらこのときのことを思い出せばいいのです。人生迷うことは多いですが、いつでも自分らしい選択がしたいものですね!
2016年03月01日イタリアで大ヒットし、日本の2015年イタリア映画祭でも絶賛を受けた『これが私の人生設計』が、いよいよ今週末3月5日(土)より公開となる。この3月は、本作のように笑って、ハラハラドキドキして、ラストは胸がほんのり温かくなる、働く女性を描いた作品が連続公開。94歳のファッションアイコンから、出産後もトップバレリーナ目指す女性、そして世界各国でキャリアを積んで、自分を見つめなおすために故郷で再出発する女性など、共感必至の4作に迫った。■女性建築家とゲイの友人が“超男性社会”に殴り込み!?『これが私の人生設計』(3月5日公開)建築家として世界各国で華々しいキャリアを積んできたセレーナは、ふと自分を見つめ直し、“新たなステップ”を踏み出そうと故郷のローマに帰ってきた。しかし、イタリアの建築業界は男性上位社会で、ろくな仕事にも就けず貯金も底をつく。仕方なくレストランでウエイトレスとして働き出すと、超イケメンのオーナー、フランチェスコが何かと優しくしてくれ、ついつい彼に恋することに。しかし、クラブで男たちに囲まれて超絶に踊り狂うフランチェスコを見て“ゲイ”だと気づいたセレーナは、あえなく失恋。結局、2人は恋愛ではなく友情で結ばれるのだった。そんなとき、公営住宅のリフォーム建築案の公募を知ったセレーナは、絶対合格するため、男性になりすましてエントリーするが…。実話からヒントを得た本作は、海外で華々しく活躍した女性建築家セレーナが、日本とよく似た(?)男性上位社会である故郷イタリア建築業界で悪戦苦闘するユーモラスなドラマ。ヒロイン、セレーナの起死回生の一手に、きっと勇気をもらえるはず。■大先輩から人生の極意を学ぶ『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』(3月5日公開)インテリアデザイナー、実業家などさまざまな肩書きを持ち、ファッションアイコンとしてニューヨークのカルチャーシーンに影響を与え続けるアイリス・アプフェルの成功の秘訣や魅力に迫ったドキュメンタリー。1950年代からインテリアデザイナーとして活躍し、ホワイトハウスの内装を任され、ジャクリーン・ケネディを顧客に持つなど、輝かしいキャリアを誇るアイリス。そんな彼女の展覧会や老舗百貨店でのディスプレイ企画、売り切れ続出となるテレビショッピングなどに密着し、自由で楽しく生きることとサクセスを両立させたアイリスの魅力が描かれる。監督は『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』などを手がけたアメリカドキュメンタリー映画の巨匠で、2015年3月に他界したアルバート・メイズルス。アイリスと、撮影後に亡くなった夫カールとの関係にも要注目。■妊娠・出産をへて再び難役へ!『Maiko ふたたびの白鳥』(順次公開中)ノルウェーを拠点に活躍する世界トップクラスの日本人プリマドンナ、西野麻衣子の挑戦を追ったドキュメンタリー。15歳でイギリスの名門ロイヤルバレエスクールに留学し、19歳でノルウェー国立バレエ団に入団、そして25歳で同バレエ団初の東洋人のプリンシバルとなった西野麻衣子。私生活ではオペラハウスの芸術監督を務めるノルウェー人男性ニコライと結婚し、30代を迎えて出産とキャリアの間で揺れていた矢先、妊娠したことがわかる。出産・育休を経てプリンシバルへの復帰を決意した彼女は、尊敬する実の母親・衣津栄や優しい夫ニコライら温かい家族に支えられながら、クラシックバレエの中でも特に難役とされる「白鳥の湖」に再び挑む――。家族の愛にも胸熱になるバレエドキュメンタリーだ。■有名映画監督が仕事と去りゆく母への思いの狭間で…『母よ、』(3月12日公開)『息子の部屋』のナンニ・モレッティ監督による自叙伝的作品で、プライベートでも難題を抱えながら、映画製作に取り組む女性映画監督を主人公に描いたドラマ。恋人とも別れ、娘の進路問題も抱え、兄とともに入院中の母親の世話をしている映画監督のマルゲリータ。だが、撮影中の新作映画は、アメリカの有名俳優バリー・バギンズが撮影に参加した途端、思うように進まなくなる。ストレスが募る中、追い討ちをかけるかのように、病院から母親の余命宣告を受けた彼女は…。マルゲリータの兄役でモレッティ自身が出演し、監督作品の常連でもあるマルゲリータ・ブイが主演。アメリカ俳優バリー・バギンズ役には『ジゴロ・イン・ニューヨーク』のジョン・タトゥーロが扮し、しんみりしがちな物語に温かさを与えてくれる。(text:cinemacafe.net)
2016年03月01日2015年イタリア映画祭で上映されるやいなや観客から絶大な支持を得た話題作『これが私の人生設計』からこの度、予告編が公開された。建築家として世界各国で華々しいキャリアを積んできたセレーナは、ふと自分を見つめ直し「新たなステップ」を踏み出そうと故郷のローマに帰ってきた。しかし、イタリアの建築業界は男性中心の社会で、ろくな仕事にも就けず貯金も底をつく。しかたなくレストランでウエイトレスとして働き出すと、超イケメンのオーナー、フランチェスコが何かと優しくて、ついつい彼に恋してしまう。しかし、クラブで男たちに囲まれて超絶に踊り狂うフランチェスコを見て“ゲイ”だと気付き、あえなく失恋。結局、2人は恋愛ではなく友情で結ばれるのだった。そんなとき、公営住宅のリフォーム建築案の公募を知ったセレーナは、絶対合格するために男性になりすましてエントリーするが…。建築家として海外で活躍していた女性が、新たなステップを踏み出そうと故郷のローマに帰り、社会の壁や予想外の出来事に翻弄されながらも、自分らしくいられる場所をみつけていく姿をユーモラスに描く本作。今回公開された予告編では、キャリアウーマンのセレーナが新たなステップを踏み出そうと故郷のローマに帰ったものの、まともな仕事が見つからず落胆する様子が映し出される。さらにバイト先のレストランで超イケメンオーナーと出会ってトキメクも相手はゲイ…。終いには「いつになったら彼氏ができるの!?」「まだなの!?」と何度も聞かれるセレーナの姿に思わず共感してしまう人もいるのでは?超ポジティブなセレーナを演じるのは、『ジョルダーニ家の人々』に出演するほかイタリアで司会・歌手とマルチなタレントとして大人気のパオラ・コルテッレージ。レストランのイケメンオーナー、フランチェスコにはセクシー男優NO.1に選ばれる、イタリア女性憧れの存在、ラウル・ボヴァ。その相手役をイケメン若手俳優マルコ・ボッチが好演する。失敗続きでも諦めず、ポジティブに自分と向き合うセレーナにきっと背中を押されるはず。まずはこちらの予告編から男性社会の中で奮闘する“建築家女子”セレーナの姿をご覧あれ。『これが私の人生設計』は2016年3月5日(土)新宿ピカデリーほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月25日ハイアス・アンド・カンパニーは、「“人生のデザイン”に関する意識調査」を男女1,642名を対象にインターネット上で実施。その結果、人生における最も大切なものトップ3は「子ども」「恋人・配偶者」「健康」で、人生における最も大切なモノにかける時間は、1日あたり約273分(4時間33分)であった。「あなたの人生において、最も大切な物・事柄は何ですか?」との質問に対し、全体で最も回答が多かったのは「子ども(28.6%)」で、次いで「恋人・配偶者(24.5%)」、「健康(15.5%)」と続いた。配偶者の有無別で見ると、配偶者がいる場合では、1位「子ども(40.5%)」、2位「配偶者(30.4%)」、3位「健康(13.5%)」であり、配偶者がいない場合では1位「健康(19.2%)」、2位「お金(16.1%)」、3位「恋人(13.6%)」という結果となった。配偶者がいる場合は、家族自身の優先順位が高いのに対し、配偶者がいない場合は、自分のことが大切という人が多いことがわかる。次に「人生における最も大切なモノにどれだけ時間を費やしますか?」と尋ねたところ、全体の平均は約273分(4時間33分)という結果に。男性は平均、約222分(3時間42分)であるのに対し、女性は平均、約319分(5時間19分)と、女性の方が大切なモノに時間をより割いている傾向にあった。人生におけるコスト=時間と捉えれば、大切なものに時間を使うというコスト感覚が、女性の方が優れているといえそうだ。恋人や配偶者がいる人を対象に、人生における最も大切なモノのランキングを尋ねたところ、男性は、1位「恋人・配偶者(38.9%)」、2位「子ども(26.3%)」、3位「健康(13.3%)」という結果。「仕事」は7位で2.3%にとどまっており、よく耳にする「“仕事”と“私”、どっちが大切なの?」の答えは“私”といえるかもしれない。一方、女性は「子ども」が43.3%で最も高く、次いで「恋人・配偶者(25.1%)」、「健康(13.8%)」という結果となった。女性は自分自身のことよりは、夫・恋人を大切にしながらも、やはり子どもに一番重きを置く人が多く、意識としては「母>女・妻>自分」の図式が成り立つようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月18日ドラマや本などで出会う名言の数々。ロマンチックなひと言や、感銘を受けたひと言など、その言葉は時に私たちの人生を変えるほどの影響を与えることもあります。COBS ONLINEのにアンケートで「これまでの人生で出会った名言」をお聞きしました。調査期間:2011/8/30~2011/9/3アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数1,000件(ウェブログイン式)■恋愛ドラマのような名言「今の彼氏と付き合う前だったんですが、『寒いね』って言ったときに『あなたを暖めてあげられることなら何でもするよ』と言われました。びっくりしたけどうれしかったです」(26歳/女性)「5年付き合って別れた恋人に、『今まで一緒にいてくれてありがとう』と言われました。別れてしまったけど、この人と付き合ってよかったと思いました」(27歳/女性)恋愛における名言は、その関係性に大きく影響を与えるものではないでしょうか。■仕事・人生に影響を与えた名言「就職活動で、なかなか内定がもらえず落ち込んでいたら、おかんから『あんたの一生、今就職することだけが一番大事なわけじゃない』と言われ、気持ちが楽になりました」(30歳/女性)「幼なじみがいないと私が言った私に、大学の友達が「今からおばあちゃんまで仲良くしたら立派な幼なじみや」と言ってくれました」(28歳/女性)母親や友達など、人生を変えるような名言を言ってくれる人は意外なほど身近にいるようです。飾らない言葉であればあるほど、その名言に思わずハッとしてしまうものでしょう。■その名言はちょっと……「部活の顧問から『あきらめたらそこで試合終了ですよ』と言われました。『スラムダンク』の影響を受けているのは明らかだったので、引きました。剣道部なのに……」(32歳/男性)「夜景を見ているときに『きれいだねー』と私が言ったら、『お前のほうがきれいだよ』って言われました。ベタすぎて本気で気持ち悪いと思った……」(22歳/女性)いくら「名言」と思って口に出しても、相手にはそう受け取られない場合もあります。名言がスベッた場合は死にたくなるほどに恥ずかしい気持ちになりますので、細心の注意を払わなければなりません。時にはもろ刃の剣にもなりかねないのが名言です。すばらしい名言も、これはちょっと……と思うような名言も、すべてをひっくるめて、人生の糧にしていきたいものです。(萩原雄太/かもめマシーン+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】日常に潜む、「あなたとは違うんです」に勝る失言集【コラム】感動!?それとも……親の名言集【コラム】漫画『ONE PIECE』大好きっ子が紹介する作品内の珠玉の名言集!
2011年10月16日