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このたび、加速キッチンが推進してきた「中高生を対象とした素粒子探究活動の普及啓発」に関する取組が認められ、代表の田中香津生が令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」を受賞しました。4月15日に行われた授賞式では受賞者を代表して表彰状を代表受領しました。授賞式の様子賞状授与の様子■表彰名令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」■受賞概要福島原発事故の後、放射線・素粒子計測への関心は高まっています。しかし、依然として中高生が素粒子計測を行う機会はほとんどありません。その背景としては、中高生が自由に活用できる素粒子検出器が不足していることや、検出器があっても中高生による素粒子探究に必要なノウハウや知見が十分に共有されていないことが挙げられます。本活動では、「加速キッチン」というコミュニティを立ち上げ、組み立て可能な検出器を海外10カ国以上を含む国内外の中高生に累計300台以上配付しました。さらに、Discordによる放射線探究オンラインネットワークを日本で初めて※構築しました。この中で中高生は大学生メンターの探究サポートを受けつつ、自宅にいながら独創的な素粒子計測に取り組むことができます。※自社調べ例えば富士山に登頂しての宇宙線観測、気温と宇宙線の関係に関する調査[ ]などが中高生によって行われました。また、このコミュニティの中で海外の中高生との共同測定も多く生まれました。例えば女子学院高等学校・N高等学校のグループはアメリカの高校生グループと共同して、2024年5月に生じた太陽フレア減少による宇宙線の変動を捉えました。富士山での宇宙線観測小学生が素粒子検出器を組み立てさらに組み立て可能な検出器を活かして、自作の検出器開発も多く行われています。例えば豊島岡女子学園の高校生はアクリルブロックを組み合わせることで手乗りサイズのチェレンコフ検出器を製作しました[ ]。その他、市民科学や研究所と連携した探究も数々行われ、古墳の中を透視するミュオグラフィ観測の解析、Langmuir Laboratory(アメリカ・ニューメキシコ州)での雷ガンマ線観測[ ]、東北大学RARISのサイクロトロン加速器を利用した加速器実験など、これまで中高生には手が届かなった探究が様々実現しており、2021~2023年度の3年間では、中高生による論文発表が3報、学会発表が108件(学会賞19件)に上りました。さらに、高校生チーム「Sakura Particles」は日本人として初めてCERN(スイス)のビームコンテストBeamline for Schoolsに採択され、2週間にわたる加速器ビーム実験をCERNで実施する[ ]など、海外での素粒子計測の機会も生まれました。Langmuir Laboratoryでの雷雲ガンマ線観測CERN(スイス)での素粒子ビーム実験加速キッチンではこれまで中高生にとって本の中の世界だった素粒子をだれでも「探究できる世界」にすることを目指しています。さらに多くの中高生にこのような機会を広げるため、様々な研究機関と連携した幅広い探究機会をつくれるようにこれからも活動を行ってまいります。■受賞コメント私は6歳ごろから素粒子に魅せられ、関連する本を読み漁りましたが、高校生になっても本を読む以外にできることがないことに悶々としておりました。その後、技術発展で手のひらサイズの素粒子検出器が作れるようになり、このような中高生に探究の機会を提供したいという思いから、素粒子検出器の貸与とオンラインによる探究サポートを始めました。その後、多くの国内外の中高生が多くの興味深い探究を生み出してくれました。この経験を通じ、検出器に加えて、オンラインを通した仲間や研究者とのつながりがあれば、これまで「本の中の世界」であった素粒子探究を中高生でも楽しめるようになると確信しました。この取り組みは国内外の研究者によるご助力、大学生メンターの献身的なサポート、参加した中高生の想像を超える活力によって支えられてきました。この場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。また、さらなる機会創出のため、これからも多くの方々にお力添えいただければ幸甚に存じます。■科学技術賞(理解増進部門)について科学技術賞(理解増進部門)は、科学技術に関する知識や理解を広め、社会全体の科学リテラシー向上に貢献した個人または団体を表彰するものです。本賞は、科学技術に対する一般の関心を高め、より多くの人々がその重要性を認識できるよう努めた優れた取り組みに対して授与されます。■関連リンク加速キッチン: 令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を6名の教員が受賞(早稲田大学): 令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定等について(文部科学省): 日本人初、女子高校生がCERN(スイス・ジュネーブ)で素粒子実験を終了: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年04月17日学而図書(所在地:神奈川県横浜市、代表:笠原 正大)は、最新の科学研究・防災研究の成果を広く報告する科学誌『TEN(Tsunami, Earth and Networking) vol.6 脳の設計図を求めて/激甚災害への支援と減災』を、3月14日(金)より国内の電子書店にて発売いたします。『TEN vol.6 脳の設計図を求めて』書影『TEN vol.6 脳の設計図を求めて/激甚災害への支援と減災』詳細: ■TEN (Tsunami, Earth and Networking)とは国際津波防災学会の機関誌として2020年に創刊されて以来、「斬新な意見を、科学的・生産的議論を通してより確かなものとする」ことを目指して刊行が重ねられてきた総合科学雑誌です。■特集「脳の設計図を求めて」人工知能研究の飛躍的な発展が続く中、脳の動作原理の解明に携わってきた戎崎 俊一、五十嵐 潤、太田 聡史(いずれも国立研究開発法人 理化学研究所)が、「脳と人工知能」をテーマに考察を重ねます。■第2特集「激甚災害への支援と減災」令和6年能登半島地震で発生した海底地すべりの詳細な分析、被災地におけるドローンの活用、浮体システムによる救援活動など、今後の防災・減災に向けた重要な論点をクローズアップして報告します。<目次>■脳と人工知能,激甚災害,そして海底地すべり――常識が覆る戎崎 俊一(理化学研究所)■100年の時を経て繋がれたバトンと,津波の「海底地すべり波源モデル」国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所「港湾空港技術研究所優秀論文賞」受賞記念インタビュー村田 一城(港湾空港技術研究所)【特集 脳の設計図を求めて】■脳の設計図を求めて―はじめに―戎崎 俊一(理化学研究所)■科学技術と脳の進化におけるスケーリング則五十嵐 潤(理化学研究所)■動物の運動制御―系統学的思考による力学的生命観に向けて―太田 聡史(理化学研究所)■最適制御理論による線形システムの運動制御 脳の設計図を求めて(2)戎崎 俊一(理化学研究所)【第2特集 激甚災害への支援と減災】■富山湾巨大海底地すべり津波の可能性と減災椚座 圭太郎(富山大学 名誉教授)■災害支援へのドローン活用―令和6年能登半島地震を例として―星上 幸良(日本大学 理工学部海洋建築工学科)■大規模自然災害に備えた浮体式医療支援システムの計画構想畔柳 昭雄(日本大学 理工学部海洋建築工学科)ほか■粒子法を用いた浮体式津波対策用岸壁と浮上式津波係留ビットの防災性能の検討増田 光弘(東京海洋大学学術研究院 海洋工学系 海事システム工学部門)ほか【論考】■古海水準から地球平均気温を推定する:葛飾北斎『相州江の島』・紀貫之『土佐日記』・『平家物語』の時代の地球平均気温を推定保科 正義(暁星国際中学校・高等学校 ヨハネ研究の森コース)ほか【解説】■保育施設の災害対応ガイドブック清水 宣明(愛知県立大学 看護学部,愛知県立大学 地域災害弱者対策研究所)■地球温暖化と二酸化炭素村上 雅人(理工数学研究所,情報・システム研究機構)ほか■東日本大震災の経験を踏まえて今後の津波防災に期待すること宮本 卓次郎(日本大学 理工学部海洋建築工学科)『TEN vol.6 脳の設計図を求めて』目次<書籍概要>タイトル: TEN vol.6 脳の設計図を求めて/激甚災害への支援と減災著者 : TEN出版委員会(戎崎 俊一、増田 光一、丸山 茂徳)編価格 : 1,650円(税込)発売日 : 3月14日(金)※日本国内の各電子書店にて取扱ページ数: 124ページ仕様 : 電子書籍ISBN : 978-4-911072-04-2発行元 : 学而図書URL : <編者プロフィール>戎崎 俊一(えびすざき・としかず、理化学研究所 客員主管研究員)NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年より理化学研究所主任研究員・同客員主管研究員。『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)ほか著書・訳書多数。増田 光一(ますだ・こういち、日本大学 名誉教授)日本大学助教授を経て、1993年同教授、2020年より日本大学理工学研究所上席研究員。日本沿岸域学会文化賞ほか受賞、国際津波防災学会副代表を務める。丸山 茂徳(まるやま・しげのり、東京工業大学 名誉教授)スタンフォード大学等を経て、2019年まで東京工業大学教授・特任教授。地質学会賞、アメリカ地質学会名誉フェロー、瑞宝中綬章ほか受賞・受章多数、著書多数。<事業者概要>事業者名: 学而図書(代表者:笠原 正大)所在地 : 〒222-0011神奈川県横浜市港北区菊名1丁目4-2 第一橘ビル220 SOLO妙蓮寺設立 : 2021年4月事業内容: 教育書を中心とした書籍の企画・編集・出版・販売URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】本書の内容・著者に関するお問い合わせ先TEN出版委員会 事務局TEL:045-550-7057(学而図書内)お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年03月11日「エンタメ × 科学」のプロ集団「asym-line(アシムライン)」は、「イマーシブシアター × 科学 × 謎解き」の3つの要素を組み合わせた「イマーシブ科学謎解き」の提供を開始いたします。「イマーシブ科学謎解き」ロゴ【詳細内容】科学を題材にした周遊型謎解き(※1)イベントに、イマーシブシアター(※2)の要素を組み込んだイベントです。謎解きは知識よりもひらめきが重要とされ、科学の知識の有無に関わらず、誰でも気軽に楽しむことができます。さらに、プロのキャストによる演技で謎解きの世界に誘います。キャストは謎解きのサポート役も担うため、謎解き初心者にはやさしく問題のヒントを伝えたり、参加者の興味に合わせて、関連した科学の知識を解説することもできます。イベントのイメージ大学や研究機関、学校、企業の敷地や地域の様々な場所での実施が可能で、科学を絡めた謎解きの問題設計から、完全オリジナルのストーリー、キャラクター、リーフレットの制作、キャストのキャスティングや演技指導までasym-lineが担当いたします。当日のイベント運営や、イベント公式SNSアカウントの作成・運用、オリジナルグッズの制作なども承ります。※1 参加者が謎解きを通して定められたエリアを周遊するゲーム※2 没入感溢れる観客参加型の演劇【実施事例】当サービスの本格始動に先立ち、2024年11月2日「神戸医療産業都市 一般公開2024」にて、「科学謎解き ~ミライ島からの挑戦状~」を開催いたしました。神戸市のポートアイランドを中心とした先端医療技術の国際的な研究開発拠点である神戸医療産業都市の広大な敷地をフィールドとして、大学など会場内全5か所に謎を仕掛けました。神戸医療産業都市を、未来を作り出す島「ミライ島」として世界観を構築。「ゲームマスター」「占い師」「吟遊詩人」「武士」「暗号解読士」「研究員」の6人のキャラクターがミライ島に出没し、ゲームを盛り上げました。謎解きリーフレット参加者に配布されるリーフレットは、謎解きのキーワードを記入できる仕様で、裏面にはフィールドの地図が掲載されています。また、謎解きの登場人物を二次元化(キャラクター化)してリーフレットに盛り込みました。謎解き問題こちらの謎解き問題では、占い師が持っている水晶玉を看板にかざすとキーワードの文字が浮かび上がります。この問題が設置されたのは「神戸アイセンター」。「私たちの瞳の奥にはこんなふうに上下左右が逆さの世界が映っている。でも脳に伝達される時には変換されるため、逆さまの世界を見ることはできない」と、問題と掛け合わせて目に関する知識が学べるようになっています。このように、問題を設置する施設とも関連した謎を仕掛け、楽しみながら科学を学び、ゴールを目指していただきました。こちらのイベントは、謎解き初心者やお子様にもお楽しみいただける内容で実施いたしました。謎解きの問題の難易度は調整可能で、謎解き要素の強い問題も制作いたします。【asym-lineについて】科学とエンターテインメントをこよなく愛する、「エンタメ × 科学」のプロ集団。科学とエンターテインメントの双方の知識、スキル、経験を有するメンバーにより2023年4月に発足。メンバー個人の活動に加えて、メンバー同士のコラボレーションや、外部の研究者、サイエンスコミュニケーター、タレント、クリエイターとの協働で、様々な「エンタメ × 科学」のイベントやコンテンツを生み出している。公式サイト: 【「イマーシブ科学謎解き」チーム】◎企画プロデュース・ディレクション:佐伯恵太asym-lineリーダー。京都大学大学院理学研究科で修士号(理学)を取得。日本学術振興会特別研究員(DC1)として同大学院博士後期課程で1年間の研究の後、俳優に転身。現在「エンタメ × 科学」の領域で幅広く活動中。◎イラスト(キャラクターデザイン・リーフレット):Ayane生命科学系研究所でのテクニシャン・研究員としての勤務経験を活かしてバイオ系研究、実験についての実録漫画「バイオ系テクニシャンの独り言」を執筆し、サイエンスをテーマとして描く漫画家へ。「Science × Manga × Kawaii」を通した新しいサイエンスコミュニケーションのカタチを目指して、教育サイト、企業、アカデミアと広い分野で活躍している。広報活動の一面として、バーチャルYoutuber(VTuber)としても活動中。◎音楽:とびchan.山梨大学卒業。『水素燃料電池産業技術人材養成講座』修了。サイエンスクリエイターとして科学を題材にしたオリジナルソング『サイエンスミュージック』のミュージックビデオをYouTubeにて公開中。水素スピーカーをつかったカーボンフリーライブや、歌いながら実験を行う「サイエンス × ミュージックLIVE」など、「サイエンス × 音楽」をキーワードに唯一無二の活動を展開している。その他、プロの俳優、アーティスト、クリエイターの方々や研究者などの専門家と一緒に、科学の驚きや感動に満ちた唯一無二の世界観を作り上げます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年03月11日東京・江東区の「日本科学未来館」の新常設展示が、2025年4月23日(水)に公開される。「日本科学未来館」に2つの新常設展示「日本科学未来館」は、2001年に科学技術への理解を深める拠点として開館した国立の科学館。展示や実験教室、トークイベントといったアクティビティを通じて、さまざまな科学技術を体験できる。2023年には大規模なリニューアルを行い、ロボット・地球環境・老いをテーマにした4つの常設展示を公開。今回、それに続く新たな常設展示として、量子プログラミングを体感できる「量子コンピュータ・ディスコ」と、宇宙の魅力に触れる「未読の宇宙」が登場する。<量子コンピュータ・ディスコ>音楽で学ぶ次世代コンピュータ「量子コンピュータ・ディスコ」は、従来のコンピュータとは桁違いの計算能力を持ち、次世代のコンピュータとして期待を高める量子コンピュータに焦点を当てた展示。ここでは4つのエリアに分けて、量子コンピュータの原理や仕組み、開発の歴史がわかりやすく解説されている。計算原理を読み解くDJ体験中でも見どころは、DJのように音楽を楽しみながら量子コンピュータのプログラミングを体験できる「ダンスフロア」エリア。「残酷な天使のテーゼ」や「ドラゴンクエスト 序曲」、「威風堂々」といったお馴染みの名曲を重ね合わせて聴いたり、いくつかの曲から1つを選ぶ作業を通じて、量子の重ね合わせやもつれを使った計算の原理を読み解いていく。理解を深める「ラウンジ」エリア続く「ラウンジ」エリアでは、量子コンピュータについて基礎から活用例までを分かりやすく解説。「ダンスフロア」で体験した音楽を量子コンピュータの仕組みと結びつけ、アニメーションやゲームなどを交えて紹介している。レゴブロックで計算機を比較また、時代と共に小型化が進む計算機の様子や、量子コンピュータのサイズを一目で理解できるよう、レゴブロックで作った模型を展示。さらに、量子コンピュータの計算能力をつかさどる日本製「144量子ビットのチップ」が、日本で初めて一般公開される。<未読の宇宙>360度広がる宇宙の観測空間「未読の宇宙」は、巨大な観測・実験装置を使って、研究者たちがどのように宇宙を読み解いているかを体感できる展示だ。中に入ると、リアルデータを基にした音と映像の宇宙空間が、360度広がっている。宇宙研究にふれる体験装置宇宙を観測する方法は電磁波、重力波、ニュートリノなど様々。空間に設置された4つの装置では、宇宙を理解するために行われる観測・実験のアプローチを体験できる。たとえば、ブラックホールの合体など大きな質量の天体が動いたときに発生する、目には見えない時空の歪み“重力波”の観測。大規模観測装置の仕組みをそのまま1mサイズにミニチュア化した体験装置で、本物のレーザー干渉計を使った観測を行える。AIキャラクターと宇宙対談さらに、宇宙に関して会話ができる生成AIの展示も登場。複数のAIキャラクターと、宇宙の疑問のほか、日常の悩みなど身近な話題も楽しんでみて。【詳細】日本科学未来館 新常設展示展示公開日:2025年4月23日(水)開館時間:10:00~17:00※入館券の購入および受付は16:30まで。休館日:火曜日、年末年始(12月28日~1月1日)※祝日や春夏冬休み期間などは開館の場合あり。展示エリア:3階・5階常設展示ゾーン住所:東京都江東区青海2-3-6入館料:大人 630円、18歳以下 210円、未就学児 無料【問い合わせ先】日本科学未来館TEL:03-3570-9151
2025年02月24日株式会社クリエイティブ・ラボは、令和6年7月27日(土)から姫路科学館 1F 特別展示室で夏の特別展示イベント『クリエイティブ・ランド』~暮らしを支える土木の科学展 カガクでドボクが近くなる!~を開催しています。チラシ画像特別展『クリエイティブ・ランド』PRショート動画URL: コンセプトは「建設業の大切さを楽しく学ぶ。」『クリエイティブ・ランド』では、子供たちに建設業や土木の仕事の大切さ、そしてモノづくりの魅力を伝えることを目的としています。私たちが普段何気なく使っている道路、橋、トンネル、上下水道など、生活に欠かせないものはほとんどが「土木」の力でつくられています。近年、異常気象は激甚化、頻発化しており水害・土砂等の気象災害も増加しています。現在も東北地方において記録的豪雨による被害が広がっており、予断を許さない状況です。こういった自然災害と戦い被害の軽減や複旧復興に尽力するのも「土木」の力です。毎日の生活を便利にするのはもちろん、災害が起きた時に、私たちの生活が不便にならないようにどのような工夫がされているのでしょうか?実は私たちが学校で習っている「科学」の力を使っていると知っていましたか?そんなちょっと遠いようで近い「土木」の「科学」について学んでみましょう!内容は分かりやすいパネル展示からラジコン重機の操縦体験(第1回クリラングランプリ)、小さなお子様でも楽しめる化石掘り体験やワークショップ、子供たちが作るジオラマシティなど盛りだくさん。お子様から大人までが楽しめるプログラムをご用意しております。来場者 写真◎イベントの目玉は、「第1回クリラングランプリ」です。家族や友達同士でショベルカーやダンプカーのラジコン重機を操縦し、土を運ぶ競技に挑戦します。チームで力を合わせて、どれだけ効率よく土を運べるかを競います。モノづくりの楽しさと共に、建設業の醍醐味、チームワークの大切さも学べるこのアトラクションは、大人も子供も一緒に楽しむことができます。第1回クリラングランプリ(1)第1回クリラングランプリ(2)第1回クリラングランプリ(3)第1回クリラングランプリ(4)第1回クリラングランプリ(5)◎小さなお子様も楽しめる「化石掘り体験」小さなお子様向けには、オモチャのショベルカーに乗って化石を掘り当てる体験アトラクションをご用意しています。掘り当てた化石はお持ち帰りいただけるので、貴重な夏の思い出としてお楽しみいただけます。ショベルカーで化石掘り体験(1)ショベルカーで化石掘り体験(2)ショベルカーで化石掘り体験(3)◎SDGsを学ぶワークショップ家庭で不要になった牛乳パックやトイレットペーパーの芯、ペットボトルなどを持ち寄り、姫路の街のジオラマを皆で作るワークショップも開催されます。このワークショップは、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、資源のリサイクルと環境意識を高めることを目的としています。子供たちが作るジオラマシティ(1)子供たちが作るジオラマシティ(2)モルタル小物づくり体験・リブロック体験(1)モルタル小物づくり体験・リブロック体験(2)【イベント期間】令和6年7月27日(土)~9月1日(日)【料金】特別展示室入場料:200円(一般) 100円(小中高校生) 無料(未就学児)常設展示・プラネタリウムとのセット券:一般1,300円、小中高生470円【場所】姫路科学館〒671-2222 兵庫県姫路市青山1470−15TEL : 079-267-3001HP : 開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)火曜休館(8月13日は臨時開館)協力 :神戸市、姫路市危機管理室、姫路市教育委員会中播磨県民センター 姫路土木事務所 河川砂防課(順不同)協力企業:青木鉄工株式会社 オリエンタル白石株式会社株式会社アクティオ 株式会社タイコー技建コンクリートコーリング株式会社 日本橋梁株式会社廣内工業株式会社(順不同)イベント告知 画像ぜひ、夏休みの思い出にご家族揃ってお越しください!!皆様のご来場を心よりお待ちしております。姫路科学館 スタッフ【会社概要】社名 : 株式会社クリエイティブ・ラボ本社所在地: 〒135-0061 東京都江東区豊洲五丁目6番52号NBF豊洲キャナルフロント5F代表者 : 代表取締役 岩本 靖事業内容 : 建設業に関する情報発信・建設業に関する職業、技術等の解説・紹介・デジタルコンテンツの制作・提供設立 : 2021年11月HP : 【各種コンテンツ】エンタメ系建設総合情報ポータルサイト「CREATIVE LAND」: YouTube : X(旧 Twitter): Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月01日化学が専門の工学博士が「美しさ」を徹底分析科学の知見からスキンケアなどを分析し、一般に向けてコラムのように読みやすい形で解説している新刊『美容の科学-「美しさ」はどのようにつくられるか』が晶文社から発売中である。四六判並製、248ページ、価格は1,870円(税込)となっている。著者は化学系ベンチャー・FILTOM(フィルトム)研究所長の尾池哲郎(おいけてつろう)氏で、工学博士で化学が専門。非加熱化粧品やプレバイオティクス化粧品、生サプリメントなどの美容・化粧品を開発している。具体的なスキンケアやニセ美容の見分け方も医学や薬学の観点から美容を解説する専門家は珍しくないが、化学の観点で解説を試みる専門家はあまりいない。化学は「物事の根本的な仕組み」の解明が本領であり、新刊では美容にまつわるさまざまなテーマを科学、特に化学や工学の視点で考え、掘り下げている。たとえば、きめ細かい肌は憧れの的だが、肌がきめ細かいとはどういうことなのだろうか。肌にツヤがあることは長所とされるが、テカリは避けたい。その違いは何なのだろうか。そのほか、透明感などの曖昧なまま美容の常識となっている基本要素を解説する。また、スキンケアでは洗顔や保湿を行うが、その時、肌では何が起きているのか、スキンケアの順番で一つひとつを分解して見ていく。さらに、根拠がないにもかかわらず、広まっている常套句などについても解説。著者は、持つ必要のない「思い込み」を手放すきっかけになれば、と語っている。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年05月05日大阪市立科学館が、2024年8月1日(木)にリニューアルオープン。大阪市立科学館が35年ぶりに大規模リニューアル大阪・中之島エリアにある科学ミュージアム・大阪市立科学館。「宇宙とエネルギー」をテーマに、科学を楽しむ文化を発信しており、子どもから大人まで幅広い世代に支持されている。高性能の投影システムを駆使するプラネタリウムでも人気の施設だ。そんな大阪市立科学館が、1989年の開館以来35年ぶりに展示場全体のリニューアルを実施。「他にない、みんなで、科学を楽しむ、快適空間の構築をめざして」をスローガンに、より科学の楽しさに浸れる快適空間をつくり上げる。新ワークショップスペースの設置などたとえば、展示場1階にはワークショップのスペースを新設。ここでは、科学館スタッフと会話しながら、その場にいる人たちと一緒に科学を体験することができる。また4階には、大阪と科学のかかわりについて紹介するコーナーを設置。大阪市立科学館の前身で日本初の科学館でもある、大阪市立電気科学館の展示を再現する。このほか、これまで大阪市立科学館が大事にしてきた「本物、実物、生の現象」に引き続きこだわり、幅広い世代で科学をより身近に感じられるような実験装置や資料など、充実した展示物を展開していく。概要大阪市立科学館 リニューアルリニューアルオープン日:2024年8月1日(木)住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-1開館時間:9:30~17:00(展示場入場は16:30まで)休館日:毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始、メンテナンス休館日※リニューアル工事のため、2024年7月31日(水)まで休館。【問い合わせ先】TEL:06-6444-5656
2024年04月26日東急百貨店たまプラーザ店は、3月21日(木)から3月27日(水)まで、子どもたちに科学の体験を提供する「さわれる科学博」を開催します。「さわれる科学博」は、科学者が継続的に基礎研究を行える環境づくりを支援する「Think Squares Project」が運営する移動式博物館「さわれるミュージアム“Think Square”」をベースにした、体験型科学コンテンツです。普段、触る機会の少ない生き物の骨などに、“触る” “感じる”“考える”ことができる仕掛けを用意し、知的好奇心を刺激するとともに、子どもたちが科学分野に興味の翼を広げるきっかけになることを目指しています。【東急百貨店たまプラーザ店「さわれる科学博」概要】[第一会場]期間:2024年3月21日(木)~26日(火) 各日10:00~18:30 ※最終日は17:00場所:東急百貨店たまプラーザ店 3階 催物場[第二会場]期間:2024年3月21日(木)~27日(水) 各日10:00~20:00場所:東急百貨店たまプラーザ店 地下1階 スキップコート内容/参加費:・直接“触る”ことができる「さわれる標本展示」/無料・“発見”を得ることができるワークショップ/有料(内容により異なります)◆直接“触る”ことができる「さわれる標本展示」普段は博物館でしか見ることができない骨格標本。生き物の進化という壮大なストーリーをテーマとした、標本を“触る”ことで思考を刺激する、体験型博物館「さわれるミュージアム“Think Square”」です。[第一会場]・期間:3月21日(木)~26日(火) 各日10:00~18:30 ※最終日は17:00閉場・場所:3階 催物場[第二会場]・期間:3月21日(木)~27日(水)各日10:00~20:00・場所:地下1階 スキップコート◆“発見”を得ることができる「ワークショップ」[第一会場]・期間:3月21日(木)~26日(火) 各日10:00~18:30 ※最終日は17:00閉場※ワークショップの受付は、終了時間の30分前まで・場所:3階 催物場紫外線で色の変わるスライム紫外線を当てると色が変わる不思議なスライムをつくろう!・参加費:880円・対象年齢:5歳以上・所要時間:約15分ペイント・ザ・フィッシュ樹脂でできた魚のフィギュアにアクリル絵の具で色を塗り、自分だけのオリジナルの魚フィギュアをつくろう!・参加費:1,320円・対象年齢:4歳以上・所要時間:約20分宝探し感覚で鉱石を発掘する【鉱石発掘体験】数千年、数万年の時を経て成長する天然の鉱物。一つひとつ、色や形など表情が違う鉱物の中から、自分だけの宝石を見つけよう!・参加費:1,760円・対象年齢:5歳以上・所要時間:約15分[第二会場]・期間:3月21日(木)~27日(水) 各日10:00~20:00※ワークショップの受付は、終了時間の30分前まで・場所:地下1階 スキップコート光る水を作って観察しよう!2種類の液体を混ぜて光る不思議な水をつくろう!・参加費:550円・対象年齢:5歳以上・所要時間:約10分立体塗り絵で海の生き物を飾ろう海の生き物の塗り絵をぬって、お家でかざって楽しもう!・参加費:880円・対象年齢:5歳以上・所要時間:約15分※イベント内容が変更になる場合がございます 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月14日学而図書(所在地:神奈川県横浜市、代表:笠原 正大)は、「科学教育の現在と未来」「原子・分子の世界とシミュレーション」の特集に加えて、最新の防災研究・科学研究の成果を広く報告する科学誌『TEN (Tsunami, Earth and Networking) vol.5 科学教育の現在と未来』を、3月8日(金)に全国の書店・電子書店にて発売いたします。『TEN vol.5』書影『TEN vol.5 科学教育の現在と未来/原子・分子の世界とシミュレーション』詳細: ■巻頭言「令和6年能登半島地震のメカニズムと、防災事業への提言」丸山 茂徳(東京工業大学 名誉教授)令和6年能登半島地震を、「新しい海溝がどこに生まれるかの試行錯誤が起きている海溝誕生黎明期にあたることから生じている」と分析し、そのメカニズムと今後の予測を全球的観点から解説。また、津波の原因として海底地滑りを挙げ、同様の事態が富山湾南部から新潟沖までの大陸棚地域で起きた場合の災害規模を警告すると共に、それを事前に防ぐ防災事業の提案を行う。■特集1「科学教育の現在と未来」学校教育・社会教育の場で挑戦的な実践を積み重ねてきた著者による論稿を通して、科学教育の現状と将来の姿を考察する。執筆者:松本 直記(慶應義塾高等学校)、千頭 一郎(鹿児島県立串木野高等学校)、畠 浩二(岡山商科大学附属高等学校)、大島 修(美星天文台運営員会)、小野寺 清(理化学研究所)■特集2「原子・分子の世界とシミュレーション」発達を続ける技術が可能にした、原子・分子の数値シミュレーションに関する最新の研究報告を収録する。執筆者:山本 知之(早稲田大学 理工学術院)、荒井 規允(慶應義塾大学 理工学部)<目次>【巻頭言】■令和6年能登半島地震のメカニズムと、防災事業への提言丸山 茂徳(東京工業大学 名誉教授)【特集1 科学教育の現在と未来】■特集「科学教育の現在と未来」に寄せて戎崎 俊一(理化学研究所 戎崎計算宇宙物理研究室 主任研究員)■JAHOUism ―高等学校選択科目における観測天文学実習の試み―松本 直記(慶應義塾高等学校 教諭)■教育改革に対応した教職員免許状とは千頭 一郎(鹿児島県立串木野高等学校 教諭)■高等学校の工業教育を取り巻く現状畠 浩二(岡山商科大学附属高等学校 副校長)■設立30年を迎えた美星天文台大島 修(美星天文台運営員会 会長、岡山理科大学 生物地球学部生物地球学科 非常勤講師)■「社会の中の科学」再考 ―〈科学者の役割〉拡大試論―小野寺 清(理化学研究所 戎崎計算宇宙物理研究室 客員研究員)【特集2 原子・分子の世界とシミュレーション】■特集 「原子・分子の世界とシミュレーション」に寄せて戎崎 俊一(理化学研究所 戎崎計算宇宙物理研究室 主任研究員)■持続可能な社会を実現するための材料開発 ―光を利用する材料―山本 知之(早稲田大学 理工学術院 教授)■生体から発想を得た分子スケールの水輸送方法の提案荒井 規允(慶應義塾大学 理工学部 准教授)戎崎 俊一(理化学研究所 戎崎計算宇宙物理研究室 主任研究員)【論考】■水産地域における災害発生後の事業継続実現に向けた取り組み後藤 卓治(漁港漁場漁村総合研究所 第1調査研究部)■大正関東大震災の津波村田 一城(港湾空港技術研究所 研究官)■新しい地球平均気温推定法:葛飾北斎の浮世絵の応用保科 正義(暁星国際中学校・高等学校 ヨハネ研究の森コース 教諭)飯塚 玄武、宇津元 康大、金子 倫太郎、木村 優介、田口 颯斗、長谷川 弓、藤井 惺玄、堀内 絆瑠、向殿 政宗(暁星国際中学校・高等学校 ヨハネ研究の森コース)【解説】■現地聞き取り調査に基づくトンガ王国における2022年津波災害への対応石峯 康浩(山梨県富士山科学研究所 富士山火山防災研究センター長)■地球型惑星の形成二村 徳宏(日本スペースガード協会 研究員)戎崎 俊一(理化学研究所 戎崎計算宇宙物理研究室 主任研究員)■「誰も取り残さない」共助の実現に向けた身体性の鞠育小澤 優(暁星国際中学校・高等学校 ヨハネ研究の森コース)永森 貴子(暁星国際中学校・高等学校 ヨハネ研究の森コース 教諭)『TEN vol.5』目次<書籍概要>タイトル: 『TEN vol.5 科学教育の現在と未来』著者 : TEN出版委員会(戎崎 俊一、増田 光一、丸山 茂徳)編価格 : 1,650円(税込)発売日 : 3月8日(金)/電子書籍版 3月8日(金)※取り扱い状況は店舗により異なります。ページ数: 144ページ仕様 : B5判・並製ISBN : 978-4-911072-12-7発行元 : 学而図書URL : <編者プロフィール>戎崎 俊一(えびすざき・としかず、理化学研究所 戎崎計算宇宙物理研究室 主任研究員)1958年山口県生まれ。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年より理化学研究所主任研究員。天体物理学、計算科学を専門とし、Gordon Bell Prize, Peak Performance Categoryなどを受賞。『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)ほか著書・訳書多数。増田 光一(ますだ・こういち、日本大学 理工学部海洋建築工学科 名誉教授)1951年千葉県生まれ。1988年日本大学助教授、1993年同教授、2020年より日本大学理工学研究所上席研究員。専門は海洋建築工学、水波・浮体工学、津波防災工学。津波来襲時の港内係留船舶の挙動シミュレーション等を近年の研究トピックスとする。日本沿岸域学会文化賞、功労賞 PACON Internationalなどを受賞、国際津波防災学会副代表。丸山 茂徳(まるやま・しげのり、東京工業大学 名誉教授)1949年徳島県生まれ。スタンフォード大学、東京大学などを経て、1993年から2019年まで東京工業大学教授および特任教授。地質学、地球惑星科学を専門とし、地質学会賞、アメリカ科学振興会フェロー、紫綬褒章、トムソンサイエンティフィックリサーチフロントアワード、アメリカ地質学会名誉フェロー、瑞宝中綬章ほか受賞・受章、著書多数。<事業者概要>事業者名: 学而図書(代表者:笠原 正大)所在地 : 〒222-0011神奈川県横浜市港北区菊名1丁目4-2 第一橘ビル220 SOLO妙蓮寺設立 : 2021年4月事業内容: 教育書を中心とした書籍の企画・編集・出版・販売URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】本書の内容・著者に関するお問い合わせ先TEN出版委員会 事務局TEL : 045-550-7057(学而図書内)お問い合わせフォーム: 書店様向けご案内 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月26日食べておいしい 学べておいしい 食を通じて、科学のしくみがわかる株式会社カンゼンは、お子さんが科学に親しむための一冊『食べ物のなぜ・不思議でわかる!10歳からの「おいしい」科学』(齋藤勝裕 著)を1月16日に刊行いたします。『食べ物のなぜ・不思議でわかる!10歳からの「おいしい」科学』書影食べ物の変化や味のちがいはすべて科学の力!食べておいしい学べておいしい食べ物の変化や味のちがいはすべて科学の力!ケーキが甘いと感じるのはなぜ?ゼラチンはどうして固まるの?片栗粉を入れたらどうしてとろみがつくの?ホットケーキはなぜふくらむ?ゆで卵・半熟卵はどこでわかれるの?カビがついたチーズがなぜ食べられるの?プリンにもお茶にも科学のなぜ・不思議がひそんでいる!?サンプルページプリンのカラメルはカラメル化反応ケーキが甘いって感じるのはなぜ?ゼラチンはどうしてかたまるの?片栗粉を入れたらなぜとろみがつくの?ホットケーキはなぜふくらむ?ポップコーンはなぜはじける?納豆は腐っていないの?みなさんへ私たちにとって身近な食べ物には、実は多くの科学の謎がひそんでいます。みなさんがご飯や、おやつを食べて、不思議に思うようなことがあったら、ぜひ、謎解きに挑戦してみてください。謎解きのカギとなるのが、科学なんです。科学は学校や研究室だけにある、特別なものではありません。ご家族も一緒に「おいしい」をテーマに、科学へと親しんでもらえたら幸いです。もくじもくじ①もくじ②1章おいしさって、なんだろう?~人体の構造を学ぶ~2章変化する食べ物たち~化学反応を知ろう~3章加熱・冷却でおいしくなる~温度差の化学を知ろう~4章発酵や熟成のしくみ~微生物の力~プロフィール齋藤 勝裕(さいとう・かつひろ)1945年5月3日生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了、現在は名古屋工業大学名誉教授。理学博士。おもな著書に「絶対わかる化学シリーズ」(講談社)、「わかる化学シリーズ」(東京化学同人)、「わかる×わかった! 化学シリーズ」(オーム社)、『料理の科学』(SBクリエイティブ)、『「発酵」のことが一冊でまるごとわかる』『「原子力」のことが一冊でまるごとわかる』『身のまわりの「危険物の科学」が一冊でまるごとわかる』(ベレ出版)ほか多数。書誌情報書名:『食べ物のなぜ・不思議でわかる!10歳からの「おいしい」科学』ISBN:978-4-86255-710-0著者:齋藤勝裕ページ数:160P判型:A5判定価:1,760円(本体1,600円+税)発売日:2024年1月16日出版社:カンゼンAmazon : Rakutenブックス : 商品ページ : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン宣伝プロモーション部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月16日科学のおもしろさや課題に関して対話を通して共に考えるサイエンスコミュニケーション。最も多かった回答は「お茶を飲みながら科学について対話できるサイエンスカフェ」37%。” 想像しただけで楽しそう”の声。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営・開発する社会デザインプラットフォームSurfvoteで、2023年7月5日から8月31日までの期間、イシュー(課題)「科学技術を身近にするにはどんなサイエンスコミュニケーションが必要か?」について、ユーザーの意見投票を行いましたので、その結果をお知らせいたします。 投票詳細イシュー(課題):科学技術を身近にするにはどんなサイエンスコミュニケーションが必要か?問題提起の背景: 科学技術について便利なものとして使用しながらも、「科学や技術の話って難しくて分かりにくい。」「何をどう質問していいかわからない。」という声もあります。科学のおもしろさや課題に関して、対話を通して共に考える「サイエンスコミュニケーション」、どのようなものであれば参加したいと考えるか?Surfvoteを通じて意見投票を行いました。調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス) 調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー投票期間:2023年7月5日〜2023年8月31日有効票数:54票投票結果(コメント一部抜粋、原文ママ、コメントのなかった選択肢はコメント未記載)お茶を飲みながら科学について対話できるサイエンスカフェ 37%“お茶を飲みながら科学について対話できるサイエンスカフェなんて想像しただけで楽しそう。”年齢問わず参加できる科学イベント27.8%“イベントなどで見たり体験できるとよりわかりやすいと思います。”個人や企業に出向く出張講座 11.1%科学番組の視聴 13%“科学(を扱う)番組にも科学的に正しくない情報などが含まれていることがあり、影響力が大きいため改善が必要だと考えています。私自身サイエンスコミュニケーターかつタレントでもあり、色々な形でより良い番組づくりに寄与できればと考えています。”研究機関で開かれているオープン講座やイベント1.9%科学館や博物館での説明 5.6%“サイエンスの展示は面白くないし楽しくないので、面白い展示が課題だと思います。”その他 1.9%“根本的に身近に近づけるためには、 一番科学技術の最先端と科学者以外の人とが接触するであろう、商品の近くで説明するのが一番だと思います。” (全文はこちら )わからない 1.9%“そもそも、科学技術を身近にしたいという個人のニーズ自体があるのでしょうか? あるかないか問われれば無きにしも非ずですが、他のことと比較してでも科学技術に対する理解を深めたいとまでは思えません。”結果グラフ(選択肢別)Twitterスペースでこのテーマについてオーサーの原田久美子さんと対談しました! : 対談内容はこちら(note)Twitterスペーストークライブ「科学技術は私たちにとって身近な存在であるといえるのか?」ゲストオーサー:原田久美子さん①|Surfvote : Twitterスペーストークライブ「科学技術は私たちにとって身近な存在であるといえるのか?」ゲストオーサー:原田久美子さん②|Surfvote : 問題提起いただいたオーサー 原田久美子氏島根県生まれ。株式会社A-Co-Labo代表取締役。 鳥取大学にて修士号(工学)取得後、化学メーカーで半導体材料の開発に従事。 退職後、公立小学校にて理科支援員として社会復帰しながら並行して私立大学の研究員へ。 科学をベースとし、ドローンを用いた若年層向けプロジェクト型学習を構築、研究活動を行う。 在職中に研究者の置かれている環境に課題を感じ、2020年に元研究者3名で株式会社A-Co-Labo(エコラボ)を設立。 研究者が研究を諦めない社会をゴールとし、現役研究者・技術者のスキルを活かした研究開発特化型ナレッジシェアサービスを提供している。原田久美子氏Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月21日東京・江東区の「日本科学未来館」の4つの新常設展示エリアが、2023年11月22日(水)に公開される。「日本科学未来館」7年ぶりに大規模リニューアル「日本科学未来館」は、7年ぶりの大規模リニューアルを実施。今回のリニューアルでは、「ロボット」「地球環境」「老い」をテーマにした新たな常設展示が公開される。それぞれのテーマをもとに、様々な社会の課題との向き合い方や解決に向けたヒントを、最新の科学や技術に基づく展示体験を通して探っていく。「ロボット」との関わり方を考える新常設展示「ロボット」がテーマの常設展示では、2つのゾーンに分けて、ロボットが暮らしに溶け込む未来を見据え、その関わり方を模索する。1つ目の展示「ハロー!ロボット」では、コミュニケーションロボットなどとの触れ合いや、最新のロボット研究を紹介。多様なロボット技術を学ぶことができる。2つ目の展示「ナナイロクエスト -ロボットと生きる未来のものがたり」は、人とロボットとの様々な付き合い方にフォーカス。人とロボットが暮らす未来のまち「ナナイロシティ」を舞台に、そこで起こるトラブルを解決するため、専用タブレットを用いて展示空間を探索するという展示を展開する。「地球環境」を考える新常設展示「地球環境」をテーマとした常設展示「プラネタリー・クライシス -これからもこの地球でくらすために」では、すでに気候変動の危機に晒されている地域に焦点を当てる。急激に変化する地球環境の“今”を、科学的なデータに基づいて捉えることで、日々の暮らしが多様な環境問題を引き起こしているという現状を伝えていく。映像で体感できるのは、海面上昇など気候変動の影響を受ける太平洋の島国、フィジー共和国の人々の暮らし。危機に直面する暮らしの実情を、音響や振動などの演出や、現地で収録した臨場感溢れる大画面の映像を通して知ることができる。「老い」老化現象を疑似体験できる新常設展示「老い」がテーマの常設展示では、老いのメカニズムや老化の対処法、ロボティクスなどを用いた研究開発中のサポート技術など、科学技術の側面からいかに老いと付き合っていくか、その選択肢を紹介。加えて、“老い”と向き合う人々のインタビュー映像を通して、鑑賞者それぞれがどのように老いに向き合っていくか考えを促し、老いとの付き合い方や生き方のヒントを共に探る。また、「老いパーク」と題した本展示では、多くの人が自覚しやすい目、耳、運動器、脳の4つの老化現象を疑似体験することが可能だ。ゲーム要素も取り入れ、子どもでも親しみやすいよう工夫した6つの体験型展示を通して、“老化”を体感できる。施設概要日本科学未来館展示公開日:2023年11月22日(水)展示エリア:3階・5階常設展示ゾーン住所:東京都江東区青海 2-3-6開館時間:10:00~17:00(最終入場は16:30)休館日:火曜日、年末年始(12月28日~1月1日)※9月1日(金)~11月20日(月)の期間、一部展示エリア(3階・5階常設展示ゾーン)を閉鎖。※一部閉鎖の期間中、休館日および開館時間に変更なし。【問い合わせ先】TEL:03-3570-9151
2023年09月16日特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が、東京・上野公園の国立科学博物館にて、2023年10月28日(土)から2024年2月25日(日)まで開催される。科学や歴史など多角的視点で「和食」の魅力に迫る「和食」にフォーカスを当てる特別展「和食」は、バラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史など多角的な視点から和食の魅力に迫る展覧会。日本列島の自然が育んだ多様な食材や、人々の知恵・工夫によって生み出された技術、和食の歴史的変遷と未来について目を向け、身近なようで意外と知らない和食の世界を紐解いていく。魚、野菜など多様な日本の食材まず注目したいのは、和食に用いられる食材の多様性。食の基本となる水、キノコ、山菜、野菜、海藻、魚介類と、世界でも有数の生物多様性を誇る日本列島の食材について、実物大模型やレプリカ、標本などを用いながら紹介する。例えば、日本の野菜は、実はほとんどが外国原産。野菜がどのように日本に渡ってきたのかを辿る歴史や、品種改良によって生まれた多様性を目にすることができる。また、バラエティ豊かな和食を支える“発酵”の技術や出汁についても、科学的な視点から解説する。卑弥呼や徳川家康の食卓を再現また、和食そのものの発展の歴史についても着目する。卑弥呼や徳川家康など、歴史上の偉人たちの食卓を再現模型で紹介する他、江戸時代の“ファストフード”ともいえる寿司、天ぷら、そばの屋台の再現展示も登場。縄文時代から現代まで、人々の知恵やおもてなしの心、海外との交流を通じて進化し、発展を続けてきた和食の“おいしい歴史”を辿っていく。インタラクティブに魚介を学ぶ映像展示もインタラクティブな映像を使った展示も。日本近海に生息する魚介を紹介する映像展示は、日本列島の周りを泳ぐ魚影に手をかざすと解説が飛び出てくる仕組み。また、四季折々の美しい和食を映し出す映像展示も登場する。“和食展応援キャラクター”にリラックマ和食展応援キャラクターに、誕生20周年を迎える人気キャラクター・リラックマが起用される。ごはんとおやつが大好物のリラックマは、本展の応援キャラクターにぴったりだ。また本展オリジナルイラストには、リラックマとコリラックマ、キイロイトリが、ご飯、味噌汁、魚、海藻などの和食に欠かせない要素を身に纏っている姿が描かれており、和食展をゆるっと盛り上げてくれる。会場の特設ショップでは、本展オリジナルイラストを使用した会場限定グッズをはじめ、「和食×リラックマ」のぬいぐるみなど会場限定グッズも販売予定。食材に扮したリラックマたちを詰めた「お弁当ぬいぐるみ」付きの企画券も予定されており、あわせて要チェックだ。【詳細】特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」開催期間:2023年10月28日(土)〜2024年2月25日(日)※本展は、当初は2020年に開催予定だったが中止となったため、改めて開催するもの。場所:国立科学博物館(東京・上野公園)住所:東京都台東区上野公園7-20※休館日や開館時間、入場料等の詳細は決定次第、展覧会公式サイトで告知。※会期・展示内容等は変更になる場合あり。※東京展開催以降、全国巡回予定。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年05月01日千葉科学大学に行って健康の意識を高めよう!自分の健康状態について、看護学部の教員や看護学部の学生に気軽に聞くことのできる千葉科学大学主催「看護の日」が、5月21日午前9時30分から12時までの間、千葉科学大学マリーナキャンパス内、看護学部棟にて開催される。身長・体重・血圧測定、尿検査、骨密度・血管年齢測定、皮膚の水分量検査などが受けられるほか、健康相談や薬の相談なども行うことが可能だ。この「看護の日」は、千葉科学大学と地元のきずなを保つ大事な事業の一つであり、地元の人にも大変喜ばれるイベントの一つである。また「看護の日」を通して銚子市の皆様に、看護の大切さへの気づきや健康への意識を高めてもらう契機となるように企画されている。お申し込みは5月1日~16日までに、QRコードまたはURLから事前にお申し込みただくことになっている。皆さんもぜひ、この機会に健康に気を付けてみよう。<お申込みURL> 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月24日公益財団法人日本科学技術振興財団が設立した「科学技術館」では、5階展示フロア「FOREST」の継続と未来の展示フロア構築のため、クラウドファンディングを2022年12月15日(木)から2023年2月17日(金)まで実施いたします。ワークス:でっかいしゃぼん玉科学技術館は1964年4月に開館した歴史のある博物館で、2024年には開館60年を迎えます。自動車、エネルギー、鉄鋼、建設など、産業に特化した科学技術の展示が中心となっていますが、その中でも5階展示フロアの「FOREST」は科学原理に関する展示で構成されているのが特徴の一つです。展示は定期的なメンテナンスや修理など維持するだけでも多額の資金が必要です。それに加え、「FOREST」の展示の多くは25年以上経っているため、経年劣化による修理や展示の入れ替えも検討しなければいけない状況にあります。また、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年度より入館者数が激減し経営環境が厳しい中、さらに2022年度から「FOREST」のスポンサーが不在となり、現在は自主運営に切り替えて展示を続けています。そのため今後は科学技術館を応援してくださる皆様と5階「FOREST」の展示の継続、そして次世代の子どもたちに引き継げるように、クラウドファンディングに挑戦することを決意いたしました。今回のクラウドファンディングをきっかけに科学技術館の中からのアイディアだけでなく、皆様からご意見やご感想をいただき、共に科学技術館を育てていっていただければと思います。そしてより一層新しい発見や驚きを感じていただけるような科学技術館に成長してまいりたいと思います。メカ:君にも運べるフロアスタッフによる説明技術スタッフによるメンテナンス 1技術スタッフによるメンテナンス 2◆クラウドファンディング寄付募集概要プロジェクト名: 科学技術館の未来を共に創る「FOREST」フロアサポーター募集!寄付募集方式 : All-in方式(目標金額の達成有無に関わらず、実行者が寄付金を受取る方式)寄付募集期間 : 2022年12月15日(木)から2023年2月17日(金)まで目標金額 : 650万円公開ページURL : プロジェクト概要と集めた資金の使途:ご支援いただいたお金は、2022年度から自主運営している運営費(展示物メンテナンス、インストラクターの雇用費など)への充当と、今後設置予定のスタッフによる自主制作展示物の制作費や新たな展示物の開発費用などにも充当させていただく予定です。■主なリターン内容5,000円 :科学技術館ロゴ入りオリジナルクリアファイル3枚10,000円 :オンラインによる科学技術館スタッフとの意見交流会及びバックヤードツアー開催15,000円 :科学技術館「FOREST」展示写真入りオリジナルクリアファイル5枚セット20,000円 :科学技術館スタッフによる「FOREST」ガイドツアー30,000円 :屋上見学会&屋上限定サイエンスショーへのご招待50,000円 :科学技術館オリジナル分数パズルセット50,000円 :ワークショップ実験アシスタント1日体験【施設概要】施設名 : 科学技術館所在地 : 東京都千代田区北の丸公園2番1号アクセス : ・東京メトロ東西線T-08「竹橋」駅下車(1b出口) 徒歩約550mT-07「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m・東京メトロ半蔵門線Z-06「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m・都営地下鉄新宿線S-05「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m営業時間 : 10:00~16:50(最終入館は16:00まで)URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月21日偉大な科学者の知られざる激動の半生を描いた『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』より、主演のロザムンド・パイクによるインタビュー映像が解禁された。主役であるマリ・キュリーを『ゴーン・ガール』『パーフェクト・ケア』のロザムンド・パイクが演じる本作。この度解禁されたインタビュー映像で、自身が演じたマリ・キュリーについて「今まで演じた役の中でも特に印象的」と答えるロザムンド。役づくりのために科学に関する講義を受け、役柄を自分のものにしたとも明かした。「科学用語を口にする時に、マリの考えを根本から理解してる必要があった」と語り、台詞が無い場合でも同様だと言う。「無言で実験してる時、マリは何を考えてるのか、理解するのが女優の仕事」と熱弁をふるう。マリに関する本もたくさん読んだようで、「読むにつれて彼女の大ファンになった」と語っている。キュリー夫妻の恋愛についての質問に対しては、「その関係性をうらやましく思う部分もある」と率直に述べている。ロザムンド曰く、2人は魂の僧侶と言える関係性で、「2人は出会い、共に研究する運命だと」と語り、波乱万丈な2人の物語に胸を打たれた様子だ。夫のピエール役については、「マリの完成度はピエール役に懸かってた」と言い、オーディション会場でサム・ライリ―と出会った際に、「私の中のマリが反応した。彼こそがピエールだ」と運命の出会いだったことを教えてくれた。夫婦役を演じた名優の競演も、本作のクオリティの高さに貢献していることは間違いないようだ。『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』は10月14日(金)よりkino cinema横浜みなとみらいほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱 2022年10月14日よりkino cinéma 横浜みなとみらいほか全国にて公開© 2019 STUDIOCANAL S.A.S AND AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2022年10月05日ロザムンド・パイク主演で天才科学者の激動の半生を描く伝記映画『キュリー夫人天才科学者の愛と情熱』より、予告編とポスタービジュアルが解禁された。『ゴーン・ガール』『パーフェクト・ケア』のロザムンド・パイクが主演を務め、『ペルセポリス』のマルジャン・サトラピが監督を務めた本作。人類史上初ノーベル賞を2度受賞した科学者マリ・キュリーの知られざる半生を描く。この度解禁された予告編は、主人公のマリ・スクウォドフスカが将来の夫となるピエール・キュリーと出会うシーンから始まる。公私ともに親睦を重ねていく2人は、ある鉱石の中に未発見の元素を見つける。その後、マリは研究所を追い出されてしまう不遇に見舞われたが、懸命に研究を続け、原子が有限であることは間違いである事象を見つける。彼女らの研究はノーベル賞受賞を果たすが、推薦状には夫の名前しかなかった。女性というだけで正当な評価を受けることができなかったマリ・キュリー。様々な困難が待ち受ける中、彼女はどのような人生を歩んだのか…。併せて解禁となったポスターは、ロザムンド・パイクが演じるマリ・キュリーを中心に、夫や娘など、彼女の人生に深く関わった人物がその横に並び、愛する人々との交流と、並々ならぬ研究への情熱が伝わってくるビジュアルとなっている。『キュリー夫人天才科学者の愛と情熱』は10月14日(金)よりkino cinema横浜みなとみらいほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱 2022年10月14日よりkino cinéma 横浜みなとみらいほか全国にて公開© 2019 STUDIOCANAL S.A.S AND AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2022年08月16日年代別の毛穴トラブルにアプローチ株式会社スキンクリアラボが、科学に基づいた理論で毛穴ケアを追求するブランド「毛穴科学」を2022年7月1日にローンチし、「Ci」シリーズのクレンジングバームとフェイスマスクを2022年7月7日より新たに発売する。毛穴科学は年齢や肌質によって毛穴悩みに寄り添い、原因と対策を正しく伝えることで自信の持てる素肌へと導くため、科学に基づいた理論で毛穴ケアアイテムを提案。「Ci」シリーズでは、毛穴周辺のトラブルをマルチにケアする成分であるビタミンCに着目し、世代によって異なる毛穴トラブルにアプローチする商品を展開していく。Z世代と大人肌に向けた2種のフェイスマスク「Ci」シリーズの新商品『ブラッククレンジングバーム』は「全方位型の毛穴ケア」発想により、メイクの下の黒ずみ・角栓・テカリまで吸着し洗い去る。炭×ベントナイトW洗浄成分を配合し、とろけるバームが毛穴に入り込むことで、毛穴目立ちの原因となる汚れを吸着しやさしくオフ。ビタミンC誘導を配合し、肌をひきしめながらつややかな肌に洗い上げる。毛穴対策マスクはZ世代と大人肌に向けた2種が登場。過剰な皮脂分泌によって起こるZ世代の毛穴悩みには、水分と油分のバランスを整え、詰まった毛穴がもとで起きる肌トラブルにもアプローチするさっぱりタイプだ。ハリを失った肌が重力に耐え切れず下に引っ張られてしまうことによって起こる「たるみ毛穴」には、「大人肌の毛穴対策マスク」が肌をひきしめハリを与えることで毛穴が目立ちにくい肌へ導いてくてる。ハリツヤ成分により、ふっくらハリのはる肌に整え、エイジングケア効果も期待できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※「毛穴科学」ブランドサイト
2022年07月14日国際連合(以下、「国連」)の「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年(2021-2030年)」(以下、「国連海洋科学の10年」)は、環境問題である磯焼けの解決手段として日本国内外でウニ畜養事業を展開する弊社ウニノミクス株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役:武田 ブライアン 剛)含むウニノミクスグループ(以下、「ウニノミクス社」)を公式推薦することを発表しました。営利企業としてこの国連公式推薦を受けるのは世界で3社だけとなります。公式推薦に関するURL(「国連海洋科学の10年」ホームページ 英文) 国連海洋科学の10年「国連海洋科学の10年」は海洋科学の発展を促進し、海洋生態系を守り持続可能な海洋開発を進めることを目的に、2017年の国連総会で宣言されました。2030年に期限を迎える持続可能な開発目標(SDGs)、とりわけSDGs14番「海の豊かさを守ろう」をはじめとする海洋に関係する目標の達成に向け、海洋科学に纏わる定性的・定量的知識と科学的根拠に基づく解決策を広く提供するための枠組みを提供しパートナーシップを活性化させるものです。ユネスコ政府間海洋学委員会海洋政策・地域調整部門長兼「国連海洋科学の10年」コーディネータのジュリアン・バルビエール氏は、「我々は海洋の未来を守り健全な地球を取り戻すために最適なパートナー、イニシアチブ、企業を常に探し求めています。ウニノミクス社が取り組むウニ畜養事業による磯焼け対策と藻場保全は、多面的かつ三方良しの解決策であり、正しく「国連海洋科学の10年」の枠組みで支援し促進させたい模範的イノベーションです。」と述べました。ウニノミクス社武田は、名誉ある公式推薦と賛辞を受け大変恐縮するとともに、「弊社が培ってきた畜養技術とビジネスモデルが海の生物多様性保全や開発目標達成に向けた解決策の1つと認識されたことを大変光栄に存じます。地球温暖化による海水温上昇や魚の乱獲など環境変化が起因となり異常発生し厄介者となったウニを美味しい高級食材に生まれ変える畜養技術と、ウニ畜養事業が拡大すればする程、磯焼け対策と藻場保全、ひいては海の生態系保護に寄与する本ビジネスモデルを高く評価いただきました。弊社は世界で初となる磯焼け対策を目的とした商業規模でのウニ陸上畜養事業を日本で稼働させており、日本に継ぎカリフォルニア、カナダ、メキシコ、ノルウェー、オーストラリア、ニュージーランドでも事業化計画が進んでいます。「国連海洋科学の10年」公式推薦を受け、活動を共にするパートナー各位と協力し、「国連海洋科学の10年」が掲げるビジョンへ貢献するとともに、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け邁進してまいります。」と述べました。ウニノミクスの「国連海洋科学の10年」授与および協力者の皆様の情報 ◎ウニノミクス社についてウニノミクスは世界初の磯焼け対策としてのウニ畜養を商業規模で展開する企業であり、ノルウェー食品・漁業・水産養殖研究所(NOFIMA)の技術を基に日本国内、ノルウェー、カナダ、米国における複数拠点での実証実験を行い、磯焼け状態の海で採捕した市場価値のない痩せウニを2カ月程度で食用に適した身入りと品質のウニに畜養する効率的な技術を確立しています。また同技術を用いることにより、天然ウニの旬に限らず、年間を通して安定的に高品質のウニを生産出荷可能にしています。さらに、餌には持続可能な方法で収穫された食用昆布の端材を主原料に用いることで、ウニ本来の味を引き立て、ホルモン剤、抗生物質、保存料などを一切使用しない専用飼料を使用しています。商業生産拠点の拡大にあたっては、地域ごとに合弁事業を設立した生産に向け、国内外の磯焼け地域において漁業水産関係者などの事業者と事業化検討を進めています。【会社概要】商号 : ウニノミクス株式会社代表者: 代表取締役 武田 ブライアン 剛所在地: 東京都江東区木場2丁目13番6号設立 : 2017年1月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月06日株式会社カンゼンは、SDGsからバーチャルリアリティまで、究極の味を求めラーメンを科学的に探究する『「至極」のラーメンを科学する』を2021年12月10日から全国書店、オンライン書店で発売いたしました。『「至極」のラーメンを科学する』「至極」のラーメンを科学する - 株式会社カンゼン : ■書籍概要今、環境問題やテクノロジーが食を変えようとしています。ラーメンも無縁ではいられません。ラーメンを切り口に進化する食の世界を訪ね歩いてみました。100年後、私たちの子どもたちは今の私たちと同じように浅草來々軒の『らうめん』を食べているのでしょうか? それともまったく別の何かをラーメンと呼んでいるのでしょうか? SDGsからバーチャルリアリティまで、未来のラーメンの姿から、これからの食を探索します。1章ヴィーガン、人造肉、昆虫、変わる食材地球を救うラーメンとは?2章人類はラーメンさえ食べていればいい完全栄養食品としてのラーメン3章未来のチャーシューは通電済みアンドロイドは電気チャーシューの夢を見るか4章舌を操るテクノロジー科学が生み出す、まぼろしラーメンプロが考える100年後のラーメン新横浜ラーメン博物館の考える100年後のラーメン/創業100年の製麺メーカーが考える未来のラーメン/業務用ラーメンの視点で未来を覗くと……も収録。■本書の目次■サンプルページ■著者川口友万(かわぐち・ともかず)出版社勤務を経て99年よりライターに。これまで科学情報サイト『サイエンスニュース』の編集統括や不定期でバー「科学実験酒場」を経営するなど、様々な角度から科学をテーマに活動している。著書に『ホントにすごい!日本の科学技術』(双葉社)、『ビタミンCは人類を救う‼』(学研パブリッシング)、『なんでも未来ずかん』(講談社)、『ラーメンを科学する』(小社)など多数。■商品詳細書名 :「至極」のラーメンを科学する監修:川口友万(かわぐちともかず)定価:1,540円(本体1400円+税)判型:四六判ページ数:200PISBNコード:978-4862556226発売日:2021年12月10日■購入はコチラ●Amazon ●楽天ブックス ●カンゼンショップ ■本製品に関するお客様からのお問い合わせ先株式会社カンゼンmail: eigyo@kanzen.jp Tel:03-5295-7723 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月10日シリーズ累計15万部を売り上げた『起業の科学』の著者 田所雅之が、2021年9月17日(金)朝日新聞出版より書籍『超入門 ストーリーでわかる「起業の科学」』を出版しました。Amazonでの予約販売開始以降、起業家関連カテゴリーでは売れ筋ランキング1位となりました。(Amazon全書籍で売上21位を記録)9月17日(金) 朝日新聞出版より発売Amazon販売ページはこちらです。 ◆「起業/新規事業のプロ」田所雅之について田所雅之は、日本の大学を卒業後、渡米して哲学を修めました(単位取得し帰国)。帰国後は、同時通訳等を経て外資系コンサルタント企業に入社しましたが、2011年より、再び渡米しスタートアップを起業するも、大きく成長させることはできずに帰国しました。その後、シリコンバレーのベンチャーキャピタルのベンチャーパートナー/グローバルスタートアップイベントの責任者を務め、2,000社以上を評価/アドバイスしてきました。この間も米国での手痛い体験を深く内省し、「自分と同じような失敗をする起業家を減らしたい」という思いからスライドStartup Science(2,550ページ)を作成します(日本語英語で5万シェア)。さらに「失敗の99%は潰せる」を標語に『起業の科学』を執筆しました。『起業の科学』は起業に関わる人々のバイブルとなり、全世界で累計15万部以上を売り上げています。現在は、大企業・スタートアップのアドバイザーも務め、講演回数は年間120回に及びます。著者:田所雅之◆本書について七転び八起きの物語(ストーリー)を読み進めるうちに新規事業(企業内起業・スタートアップ)の「リアルな勝負所」が頭に入る!新規事業部に配属された主人公・山田創太郎。最初に課された使命は「3カ月以内での新規事業立ち上げ」だったが……。未経験の壁を越え、いかに成功をたぐり寄せるのか。ストーリーの合間では57の「新規事業でハマりやすいワナ」もコラム形式で解説。これらのワナの存在を知っておくだけでも、新規事業の成功確率を格段に上げることができる!☆頻出用語の解説つき! ☆【目次】第1章 山田さん、初めての「新規事業」で失敗する第2章 山田さん、「勝負する市場」を再検討する第3章 山田さん、再び「顧客不在」のまま突っ走る第4章 山田さん、「仮説検証」の方法を学ぶ第5章 山田さん、「初めての顧客」に出会う第6章 山田さん、「事業の持続可能性」を検証する第7章 山田さん、ついに「課題解決策」を見つける第8章 山田さん、「事業計画」を立てる◆書籍概要タイトル :ストーリーでわかる「起業の科学」出版年月日 :2021年9月17日(金)ISBN :978-4023319608取扱店舗 :全国書店、Amazonほかネット書店判型・ページ数:単行本・312ページ価格 :本体1,870円出版社 :朝日新聞出版※購入用リンクAmazon ◆田所雅之プロフィール『起業の科学』『起業大全』著者株式会社ユニコーンファーム CEO関西学院大学経営戦略研究科 客員教授大学を卒業後、米国に渡り哲学を学ぶ(研究分野は認知哲学と科学哲学)帰国後、外資系コンサルタント企業に勤務し、大手起業のBPR/DX案件に従事。その後独立して2社起業(企業研修会社と経営コンサルティング会社)2011年よりシリコンバレーに渡り3社目を起業(領域はECのプラットフォーム)帰国後、4社目であるed-techのスタートアップを立ち上げる。一方で、2014年から2017年までシリコンバレーのベンチャーキャピタルのベンチャーパートナー/グローバルスタートアップイベントの責任者を務め2,000社以上を評価/アドバイスを行う。現在は、unicorn farmというスタートアップ支援/事業会社新規事業支援の会社のCEOを務める一方で、2019年より、関西学院大学経営戦略研究科の客員教授も兼任している。大企業数社の新規事業戦略アドバイザーも務め、講演回数は年間100回を超える著書『起業の科学』(日経BP)は、2017年発売以降115週連続でAmazon経営関連書売上1位。その他の著書に、『御社の新規事業はなぜ失敗するのか? 企業発イノベーションの科学』(光文社新書)、『起業大全』(ダイヤモンド社)などがある。<書籍、講演等に関するお問合せ先>株式会社ユニコーンファーム広報担当:羽幡咲嬉( hanetata@unicornfarm.co )080-5055-4056 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月17日気軽に読むことができる『Newtonライト』科学雑誌『Newton』の人気特集をやさしく再編集した『Newtonライト2.0 やせる科学』が発売された。1981年創刊の月刊誌『Newton』は第一線の研究者に取材したレポートなどを掲載しているが、『Newtonライト』シリーズは読み切りやすいページ数、文字数少なめ、気軽に読むことができ、すぐわかる一冊となっている。出版社はニュートンプレスであり、B5変型判、80ページ、価格は850円(税別)である。栄養素の種類と肥満の関係・人はなぜ太るのかなど多くの人が「健康」や「やせる」というキーワードに関心を示す。各メディアはこれらの言葉を多用し、科学的根拠がない情報、健康を害するような誤った情報、過剰な表現があふれかえっている。大切なのは、正しい知識で正しく努力することなのである。発売された『Newtonライト2.0 やせる科学』では、健康的にやせる生活習慣、“甘いものは別腹”の真実、太る原因などを紹介。「栄養素の種類と肥満の関係」「人はなぜ太るのか」「まずは食事からみなおそう」を掲載する。さらに「運動や睡眠もみなおそう」「肥満はさまざまな病気をひきおこす」についても掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※Newtonライト2.0 やせる科学 - ニュートンプレス
2020年10月16日現実に起こるはずのない奇想天外なことが起こる漫画やアニメ。人が想像した空想の世界ですが、それを科学的に検証してみると、予想外の事実が見えてきます。空想と科学の魅力を伝える!そんなテーマで動画を配信しているYoutubeチャンネル『空想科学研究所KUSOLAB』。漫画やアニメに出てくる驚きの現象を、科学的に検証しています。今回ご紹介する動画は『【るろ剣 vs 銀魂】緋村剣心と坂田銀時どっちが強い!?科学的に検証』という動画。科学的に見ると、どちらが強いのでしょうか…。漫画やアニメの世界では、瞬間移動したり、空を飛んだり、と現実では起こるはずのないことの連続です。架空の世界の出来事を「実際にやってみたら」「何が起こっているのか」と考えることが科学への第一歩。その結果があまりにも現実離れしていれば、笑える話になりますし、反対に現実でも起こる可能性あると気付くと、驚きに変わります。「漫画やアニメでやっていることを、実際にやったらどうなるのか」考えるだけでも、楽しくなりますね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年06月16日華やかなコスメの世界を支える科学技術を知ってほしいひとつの化粧品は、さまざまな専門家の知恵が結集した賜物である。では、化粧品にはどんな成分が入っていて、どんな働きをしているのだろうか。そんなコスメの知らない世界について答えてくれるのが、花王株式会社の化粧品開発を経て、現在大学准教授を務める、野々村美宗の「教授にきいた・・・コスメの科学」である。華やかなコスメを支える多彩な科学を教えてくれる1冊だ。販売価格は、2000円(税抜)で、Amazonや楽天で購入できる。コスメの科学を丁寧に分かりやすく解説5つの科学に分けて解説するのは、クレンジング、スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、製剤についてである。「しっかりアイメイクがメイク落としでスルッと落ちるのはなぜ?」「美白化粧品がシミ・そばかすを防ぐ仕組みは?」「アンチエイジング化粧品がシワを目立たなくしたり改善したりできるのはなぜ?」など、普段何気なく使っている物だからこそ、言われてみれば気になる内容ばかりだ。これからコスメの世界を学びたいと考えている人や、化粧品販売の仕事に携わる人など、専門用語や化合物の説明も加えた丁寧で分かりやすい解説となっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※野々村美宗公式ツイッター
2020年04月01日企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」が、東京・上野の国立科学博物館にて2019年12月1日(日)まで開催される。「風景の科学展 芸術と科学の融合」では、写真家の上田義彦が長年にわたり撮影してきた世界各地の風景写真を、国立科学博物館の自然史や科学技術史を専門とする研究者の視点から読み解いていく。アートディレクションを手がけるのは、グラフィックデザイナーの佐藤卓。日本の屋久島や東尋坊、インドのガンジス川などを収めた上田の風景写真に、研究者の解説や関連標本を加えて紹介することで、芸術と科学の融合を図る。研究者による解説の多くは、風景の背後にある時間の流れを意識したものだ。瞬間を切り取った写真に重層的な意味が加わることで、風景から地球の歴史を感じ取ることができるようになっている。【詳細】企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」開催期間:2019年9月10日(火)~2019年12月1日(日)休館日:9月17日(火)、24日(火)、30日(月)、10月15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火)、11日(月)、18日(月)、25日(月)会場:国立科学博物館 日本館1階 企画展示室住所:東京都台東区上野公園7-20入館料:一般・大学生 620円(団体 500円)※2019年10月1日(火)~一般・大学生630円(団体510円)高校生以下および65歳以上 無料 ※常設展示入館料のみで観覧可能。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年09月21日赤ちゃんにもご機嫌な気分になれる音や、ゆったり気分になれる音があるのを知っていましたか? 今回は、赤ちゃんの脳を研究して生まれた「脳科学メロディ」を搭載したアンパンマンの最新おもちゃをご紹介します。 「脳科学メロディ」って何? 「脳科学メロディ」とは、脳科学研究から生まれた“赤ちゃんの気分を切り替える2種のメロディ”のこと。株式会社バンダイと株式会社Neu・日立製作所の共同プロジェクトによる脳科学研究から生まれました。ご機嫌な気分になるGメロディとゆったりな気分になるYメロディの2つがあります。 赤ちゃんはGメロディを聞くと前頭葉が活性化し、不機嫌な気持ちが切り替わると考えられているそう。そして、Yメロディは心拍数を下げてリラックスしたときと同じような気分になると考えられているそうです。 0カ月からのおうち遊びにぴったり! 0カ月から楽しめる「脳科学メロディ あそんではぐくむプレイマットDX」は、ご機嫌な気分になれるGメロディとゆったりな気分になれるYメロディの2種類の曲を楽しむことができます。 そのほかにも、アンパンマンやバイキンマンたちのかたりかけボイスやおもしろ効果音など、たくさんの音が楽しめます。さらに、赤ちゃんの泣き声の周波数に反応して脳科学メロディが自動で流れる仕組みも! そのほか、ミラーやガーランドも充実。パリパリ音のする「マルチなパリパリ雲」は取り外し可能なので、それだけでも遊べる優れものです。マットは75×75cmのゆったりサイズ。丸洗いも可能なのでいつでも清潔に保てます。 3カ月からのお出かけにぴったり!3カ月から楽しめる「脳科学メロディ きぶんスイッチ」は、小さいながら優秀な機能がいっぱい。Yメロディ3曲とGメロディ1曲が入っていて、てあそびモードでは5つの音声や効果音で赤ちゃんを楽しませてくれます。 ベビーカーなどにも付けやすいリング付きなので、赤ちゃんが落としてしまっても、なくす心配もなし! お出かけのときのマストアイテムになりそう。 6カ月からの遊びにぴったり! 遊びがどんどん楽しくなってくる6カ月ごろからは「脳科学メロディ 6wayミラーラトル」がおすすめ。なんとこれ1つで、ミラー、ラトル、はがため、ボタン、メロディ・音声・効果音、ビーズループが楽しめるおもちゃ。こちらには、赤ちゃんがご機嫌な気分になるGメロディとアンパンマンの音声などが入っています。 脳科学研究から生まれたアンパンマンの最新おもちゃ。暑くておうちの中で遊ぶことが増える夏に、ぜひ赤ちゃんと一緒に遊んでみてくださいね。 (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV画像提供:㈱バンダイ 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2019年08月22日今、じわじわと科学人気が高まっています。その背景として、物理学、科学、医学の分野で日本人のノーベル賞受賞者が相次いだことや、アクティグラーニングの導入によって「ロジカルシンキング(論理的思考)」が求められるようになったことが考えられます。わたしたち親世代では苦手意識を持つ人が圧倒的に多かった理系分野ですが、今ではそのイメージをがらりと変えて、子どもたちにとって科学はより身近で日常の中に溶け込んでいるようにも感じられます。体験できる場所やきっかけがたくさんあるということは、子どもの「なぜ?」にとことん付き合えるチャンスです。ぜひ親子で一緒に、身近なところから科学の面白さや奥深さに触れてみませんか?すぐに答えが出ないことがおもしろい!?最近では幼児を対象にしたサイエンス教室や実験系のワークショップなど、以前に比べて格段に「科学に触れられる機会」が増えたように感じませんか?2000年ごろに子どもの「理科離れ」が浮き彫りになってからというもの、全国各地の自治体や科学館などの施設で積極的に理科系のイベントが開催されるようになったことも一因ですが、AIの進化によって「子どもを理系に強い人間に育てたい」と願う保護者が増えたことも大きな要因だと指摘されています。とはいっても、まだまだ理科・科学に対して「難しい」「苦手だな」と思い込んでいる人が多いのも事実です。筑波大学生物学類サイエンスコミュニケーターで次世代科学者育成プログラムに携わる尾嶋好美先生によると、その原因のひとつとして現代の「すぐに結論を求めてしまう風潮」が関係しているそう。今は、インターネットで検索すれば「何でも答えが出てくる」時代になっています。子どももわたしたち保護者も、すぐに結論を求めてしまう風潮があると思います。そうした社会においては、自ら考え、答えを導き出す過程が少し面倒に感じられてしまうのではないでしょうか。その過程を楽しむことができれば、きっと理科の面白さに気付いてもらえるはずです。(引用元:ベネッセ教育情報サイト|理科好きの子どもを育てるには【前編】理科好きの共通点とは)正確な知識や情報に基づき、仮説を立て、検証するといった地道な努力を経てはじめて“科学的思考力”は身につきます。それはすぐに手に入るものではなく、むしろじっくりと時間をかけて育んでいくもの。現代のスピード重視な世の中では、その過程を見守ることも難しいのかもしれません。科学が好きだとメリットがたくさん!科学好きになるとさまざまなメリットがもたらされます。そのひとつは、好奇心が高まりチャレンジ精神が育まれること。サイエンスプロデューサーの米村でんじろう先生は「実験を楽しみながら理科に親しむことで、好奇心に加えて新たなことにチャレンジしていける力を養うことができる」と述べています。さらに脳医学者の瀧靖之氏は「好奇心がある子どもは、知ることに対し純粋な喜びを感じるので、楽しみながら新しい知識を学ぶことができる」と解説しています。つまり、知的好奇心があると自発的に考えて自ら調べる癖がつき、学びへの意欲がぐんと高まるのです。ほかにも、合理的な考え方や実用的な知識も身につきます。食品パッケージの栄養表示から機械の取扱説明書まで、私たちの身の回りには科学的な情報があふれています。理科や科学を学びはじめると、日常生活の大部分は科学技術によって支えられていることに気づくのではないでしょうか。非科学的な情報に流されず、しっかりとした根拠に基づいた思考力を育てるためにも、科学に興味をもつことが大切です。最後に、精神科医の和田秀樹氏は「算数や理科が得意な子は、きちんと答えを求めようとするので我慢強い子になる」と述べています。ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑教授は、「自分で知りたいという好奇心と、簡単に信じないということ」を心がけているそう。自分の目で見て確かめたうえで、納得できるまで諦めない姿勢も身につくのですね。理科好きな子に見られるある特徴前出の尾嶋先生は、理科好きの子どもには「ある共通点」があるといいます。それは『センス・オブ・ワンダー』、つまり身近な出来事に「不思議だな」と思える感性を持っていること。小さな子どもはみんな、「どうして空は青いのか」「どうして蟻は連なって歩くのか」など小さな疑問を抱きながら毎日を過ごしています。しかし成長するにつれて、いつしか日常の小さな不思議を見過ごすようになっていきます。この「なぜ」を中高生になっても持ち続け、追求し続ける意欲を失わないことが、理科好きの子どもに共通している点だそうです。また、学研教育総合研究所が保護者を対象に「理科好きな子どもの性格・行動特性」を調査したところ、次のような結果が導き出されました。理科を「とても好き」と答えた子の8割以上が、「やり始めたら集中して取り組む」「好奇心旺盛」「思いついたら自分で試してみる」「ものごとの仕組みを知りたがる」といった性格や行動特性を持っているというのです。つまり理科が好きな子どもは、なにかに集中して取り組んだり、ものごとを追求することに興味・関心をもち、行動を起こしたりする傾向が見られるというわけです。「理科が苦手」は親の思いこみ!?「生まれながらに『理科が嫌いだ』という子どもはいません」とは、山梨大学の松森靖夫教授の言葉です。いつもぼーっとしていて何も考えていないように見えるお子さんでも、動植物や天体、目の前の自然科学に対して「どうして?」と疑問をもち、しっかりと自分の頭で考えているそうです。だからこそ「大人の常識を押し付けたり、先回りして答えを教えたりするべきではない」と松森教授は指摘します。大切なのは、子どもに「思考を温める時間」を与えること。それにより、“仮説を立てて検証する”という思考のステップの構築につながるので、口を出したくてもぐっと我慢するようにしてください。中学受験教育を専門に手がける小川大介氏によれば、8~10歳くらいになると「自分はこうだ」と強く思い込み始める傾向があるといいます。親から「私に似てあなたも理科が苦手ね」と言われるなどして理科や科学に対する苦手意識を一度持ってしまうと、その意識を変えるのは難しいでしょう。ですから、より早い段階で理科に対して関心を抱かせることが重要なのです。そのきっかけとして、家庭の中で行われていることを、きちんと定義づけてあげるようにするといいでしょう。おすすめは、お手伝いをしてもらいながら科学的思考を伸ばしてあげること。お手伝いには、子どもを理科好きにするヒントがたくさん隠されています。“おうちサイエンス”で子どもの科学的好奇心を刺激しようお手伝いを通じて“科学の芽”が育つ「お手伝いサイエンス」を提唱している『ママとサイエンス』主宰の理科教師・田中幸先生と、理科の教科書執筆にも携わる結城千代子先生は、「料理や洗濯、さまざまな暮らしの知恵は科学の原理の応用」だと説明します。とくに料理にまつわる一連の作業には、サイエンスの要素がもりだくさん!おすすめのお手伝いサイエンス□野菜を洗う大きめのタライに水を張り、夕食に使う野菜をすべて入れてみましょう。どの野菜が浮いて、どの野菜が沈むかな?水に入れる前に「お母さんはにんじんが沈むと思うな」「○○くんはどれが浮かぶと思う?」と予想してから実験するとより効果的です。□きゅうりの塩もみきゅうりを薄く刻んで塩もみをします。「太く刻んだらダメなのかな?」「きゅうりがしなっとしてきたね」などの声かけをしながら、変化の様子を一緒に観察しましょう。□鍋の音を聞くぐつぐつ、ぷくぷく、ことこと……、鍋の中身が煮える合図は音で判断することもあると教えます。「ぐつぐつ聞こえ始めたら教えてね」と見張り番をお願いすると、子どもは驚くべき集中力を発揮して観察します。□ホットケーキを焼く焼く前のホットケーキはフライパンに広がるのに、火を通すと広がりが止まり、やがて膨らみます。「ぷつぷつしてきたね」「ふくらんできたからひっくり返してみようか」「真ん中がぷっくりふくらんでいるね」など、変わっていく様子を言葉にして確認しましょう。田中先生と結城先生は次のように述べています。「科学に限らず、子どもに何かを体験させたいと思ったとき、わざわざものを用意したりどこかに行かなくても、日常にチャンスはあふれています」特別な場所へ行き、特別な道具がないと、科学への理解を深めることは難しいと考えていませんか?実は、私たちの日常はサイエンス要素に満ちているのです。***子どもの科学的関心を高めて理科好きにするには、『3つの力』を大切にしてあげましょう。「観察力」(注意深く世界を見る力)「好奇心」(何でだろう?と不思議に感じる力)「探究心」(その理由を考える力)これらの力を発揮したとき、大人は答えを用意するのではなく、「なぜかな?」「不思議だね」と共感してあげてくださいね。(参考)ベネッセ教育情報サイト|理科好きの子どもを育てるには【前編】理科好きの共通点とはStudy Hacker こどもまなび☆ラボ|「科学好き」な子どもには、好奇心と我慢強さが身につく。子どもが理科・科学に親しむメリットと方法学研教育総合研究所|小学生白書Web版|1.「理科好き」を伸ばす子どもの性格・行動特性ベネッセ教育情報サイト|「子どもの科学」を大切にし、理科好きの子どもを育てる『できる子になる!0歳からのお手伝い』クーヨンBOOKS12,2015年6月,クレヨンハウス.
2019年07月10日ダイエットが続かなかった人にオススメ脳科学を元にした健康習慣作りのサポートサービスを提供する株式会社マインドフルヘルスは、最新の脳科学ダイエット『マインドフル・ヘルスアカデミー ダイエットプログラム』を東京・渋谷で5月から開催する。これまでは、本社のある福岡市で提供していたが、関東での開催を求める声を受けて、東京で同プログラムを開講することとなった。月3回のレッスンで健康的にダイエット『マインドフル・ヘルスアカデミー ダイエットプログラム』では、「食欲コントロールヨガ」、「ダイエット講座」、「マインドフルイーティング」などを通じて、健康的にやせる習慣を手に入れるためのスキルを指導する。「食欲コントロールヨガ」は、体の緊張をゆるめて、簡単なポーズを数分間キープする手法を用いている。ホルモンバランスが整い、呼吸が深まる陰ヨガであり、食欲を抑制する効果がある。「ダイエット講座」では、栄養・運動・睡眠などの重要ポイントを解説する。「マインドフルイーティング」では、実際にサラダランチを食べるワークを行う。東京では、5月17日から同プログラムをスタートする。月3回の受講で無理なく健康的な習慣へと導いてくれる。5月末までの申し込みで、通常10,000円の入会金が500円となるキャンペーンを実施している。プログラムの詳細・スケジュール・料金などはウェブサイトで確認を。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社マインドフルヘルス※マインドフル・ヘルスアカデミー ダイエットプログラム
2019年05月01日トップライター:須藤美紀深海とそこにすむ生きものたちをテーマにした絵本を作った佐藤孝子先生。後編では先生が科学の道にすすんだきっかけや子ども時代の体験、そして読み聞かせ活動でたくさんの子どもたちに出会ってきた先生に、科学が好きな子に育てるために必要なことを聞きました。絵本読み聞かせの前に、クイズをするさとちゃん先生。実際に絵本に出てくる生きものの模型を見せて「これなんだと思う?」と聞いているところ。衣類用洗剤の開発や料理にもつながっている深海の世界―― 微生物の専門家の佐藤先生が、深海に興味を持ったきっかけは何だったのですか。わたしは大学院修了後、学研の植物工学研究所に研究員として入ったのですが、その後大学院時代にお世話になった掘越弘毅先生がJAMSTECにいらしたご縁で、JAMSTECに転職しました。ざっくり言うと、わたしの研究分野はバイオ(生物学)。なかでも深海のような変わった環境に生きている「極限環境微生物」の研究です。「それって何の役に立つの?!」って言われちゃいそうですが、実は、そういう微生物は普通の環境にはいないけれどわたしたちの生活に役立つ酵素を生み出したりするんです。たとえば、極限環境のひとつ、アルカリ環境で生きている菌から、たんぱく質や繊維を洗濯中のアルカリ性の環境でも分解する酵素を見つけ出したことでできたのが花王の「アタック」。「バイオ酵素」を配合した衣類用洗剤で、恩師である掘越先生の研究成果から生まれました。わたしは地球上で一番深いマリアナ海溝などの、圧力がものすごく高い場所にすむ「好圧菌(こうあつきん)」が専門なのですが、その研究は料理と関係があるんです!たとえばジャムを作るとき、基本的には熱を加えて菌を殺しますが、そうすると香りや色が変わってしまう。ところが圧力滅菌なら、風味をキープしたままジャムを作ることができるんです。発泡スチロール製のカップを深海へ持っていくと、圧力でぎゅっと縮んで固くなる。読み聞かせで子どもたちに見せると歓声があがる。一番大きいのが元のサイズ、右側が紀伊半島沖の南海トラフにて、3300mの深さまで沈めたカップ。手前の一番小さいものは、もとはコーヒーカップの大きさで、北海道沖の千島海溝にて、5400mの深さまで沈めて縮んだもの。―― まさか深海の研究が料理に役立つとは思っていませんでした!科学、すごいです!!そもそもわたしがサイエンスに興味を持ったのは、幼いころリトマス試験紙の色が目の前で変わった、あの瞬間のすごく単純な喜びがあったから。色が変わる裏には、おおげさなようだけど“真実の法則”があるじゃないですか。「何で色が変わったんだろう?」「この奥にはどんなストーリーがあるんだろう?」というふうに思わなければ、今のこの道には来ていないと思います。だから、虫が嫌いなお母さんは子どもが虫を捕ってきたときに「気持ち悪い!」「捨ててきなさい!!」って言ってしまいがちだと思うけど、「足が何本あるか数えてごらん」とか、何でもいいから声をかけて彼らの「驚き」を肯定してあげてほしい。その喜びと驚きはきっと“何か”につながるはずだから。別にサイエンスが好きな人が全員研究者になる必要はないし、すべてのお母さんが「専門家」を育てる必要はないんです。ただ、物事が起きているときの背後の法則を知ると、それだけで生活は楽になるし面白くなる。できれば「サイエンスは苦手」って拒否反応を示さずにお子さんといっしょに興味をもっていただきたいと思うんですけど…わたし自身、母として偉そうなことは全然言えないな(笑)。うちの子どもたちは「絶対バイオには行かない」って言っていますし、子どもって親が「こうなってほしい」と思う方向には行ってくれないものなのかもしれないですね。ちょっとした驚きの「芽」を受け止めてあげれば子どもの視野が広がる―― うちの息子も親がそんなに得意じゃないことのほうが、興味が長続きしている気がします。親は自分が好きなジャンルだと無意識に押し付けてしまうんでしょうね。本当は子どもが興味を持ったとき、はじめて図鑑や本を差し出せばいいんだろうけど、親が興味のあるものは最初から家にあったりするから。でも本当は、テレビ番組でも何でも、子どもが何か発見したときにいっしょに面白がって声をかけてあげるだけでいいんだと思う。子どもの「何で?」に正確に答える必要もなくて、「何でだろうね~?」ってその気持ちを受けとめてあげるだけでいい。その驚きがすべてなんです。それをきっかけにサイエンスに限らずいろんなことを学んで幅広い視野を身につければ、極端なことを言うようだけど妙な偏見もなくなるはず。特にサイエンスは「エビデンス(証拠)」がすべてだから、人種や文化の違い、あるいは育ってきた環境の違いで「何となくイヤ」みたいな差別意識は持ちようがないんですよね。勉強を通していろんな見方や考え方があることを知ると、きっと生きていく「面白さ」も広がると思う。その源になる「驚き」は大切にしたいな、と思っています。―― 自分も子どもの驚きの「芽」をたくさん摘んできちゃったな、と反省しきりです。サイエンスがつまらないって先入観で思ってしまうのは、本当にもったいないんですよ。いろんな現象の法則を知ることはとても面白いし、生活の役に立つこともたくさんあるから。この本は深海に特化していますけど、わたしが一番伝えたいのはそういう「サイエンスの面白さ」。わたしは子どもたちの驚きに満ちたキラキラした目を見たくて読み聞かせをしていますが、子どもはあっという間に大人になっちゃうから、その「キラキラ」を体感できるのはその子にとっては実は一瞬。この本をきっかけに、深海じゃなくてもいいから「サイエンス」に興味を持って、キラキラした目で夢を追いかけてもらえる子が一人でも増えたら、本望です!(企画・編集:学研キッズネット編集部)<< 文系ママに知ってほしい!科学絵本の楽しみ方(前編)~さとちゃん先生が語る深海の世界の面白さ関連リンク取材協力:国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)科学者による深海の話や絵本読み聞かせを楽しめる「チームくじら号」全国児童「ハガキにかこう海洋の夢コンテスト」(JAMSTEC主催・小学生対象)須藤美紀(すどうみき)東京都在住・40代夫と兄太(小3)とチビ太(4歳)の4人家族。好物は映画とビール、昭和のアイドル。最近はベランダで育てたミントで淹れるお茶がお気に入り。
2018年11月20日トップライター:中森かなめ1994年から毎年開催され、今年で25回目を迎えた『工学院大学わくわくサイエンス祭 科学教室』。今年の夏も工学院大学八王子キャンパスで開催されました。科学の面白さが体験できる多摩地域最大級の科学イベントに、娘(中1)といっしょに行ってみると、娘をひきこむ科学体験テーマがたくさんありました。サイエンスに対する意識が変わる!小学生のときから、理数系科目に苦手意識がある娘。学校の定期テストでは点数こそとれているものの、苦手意識は払しょくできずにいました。そんな娘に担任の先生は「授業で教科書とにらめっこして先生の説明を聞いているだけでは、理数系科目に対する意識は変わりませんよ。科学館や水族館などに行って、実際に自分の目で科学現象や動植物の生態を見てきたほうがいい」と助言をしてくださいました。先生から言われると「そうかも!」と思える素直さが娘のいいところ。さっそく夏休みに娘はお友だちと新江ノ島水族館を訪れ、水の中で暮らす生物を観察し、海や川の中にはいろんな生物が棲んでいることを楽しく学んできました。そして、夏休みも終盤にさしかかったところで、工学院大学で科学教室が行なわれると聞きつけ、誘ってみると「面白そうだね」との反応があったのです。紙で学ぶ、完成するまであきらめない気持ちこうして訪れた科学教室は、テレビのお天気キャスター気分を体験できる『お天気コーナー』や、自分だけのろうそくを作ってものが燃える仕組みを学ぶ『カラーアロマキャンドルをつくろう!!』をはじめ、84個もの演示テーマがありました。この中から、まず娘が興味を示したのが、建築を学ぶスタートとして紙を使ってモノづくりの楽しさを体験できる『紙から建築をまなぼう!』です。『紙から建築をまなぼう!』ブースでは、五重塔や自由の女神など、国内外の有名建築物を工作できました『紙から建築をまなぼう!』ブースで使うものは、“カッター”“カッターマット”“型紙”そして“完成するまであきらめない気持ち!”とあります(笑)。型紙に記されている実線をカッターナイフで切り、点線を山折りし、破線を谷折りすれば、折り紙建築ができ上がり。難易度中級レベルのエッフェル塔を選んだ娘は、作業に取りかかってしばらくして、「完成するまであきらめない気持ちは本当に大事!」と笑っていました。難易度中級レベルに挑戦し、根気よく作業を進める娘各ブースでは、大学生や大学院生、附属中高の生徒のみなさんが「教える側」として活躍していて、娘は建築学専攻の女子大学院生とお話しながら、作業を進めていきました。細かい作業は嫌いではないという娘の作業ぶりを見て、院生のおねえさんは「去年、大学の卒業制作で建築模型を作ったんですけど、わたしは細かい作業が苦手で……。助手として手伝ってほしかったな~」と、ほめてくれて娘もうれしそうでした。完成したエッフェル塔。細かい作業だったので、制作に1時間ほどかかりました身の回りのものは科学が関係している!?次に向かったのは『CAD/CAMとNC工作機械を操作してネームプレートを加工しよう』ブースです。実は、娘の祖父は長年工作機械メーカーで主に海外営業を担当していて、昨年引退したばかり。ここで工作機械と対面するのも何かの縁かもしれません。ネームプレートに加工する文字や大きさをコンピューターでデザインし、自分がデザインした名前の加工のようすや、工作機械に命令するプログラムをコンピューターの画面を見ながら確認した娘。コンピューターが加工しやすいように文字を削っていくので、漢字の書き順どおりに文字ができ上がっていくわけではないということが、娘には新鮮だったようです。大学生に教えてもらいながらコンピューターにプログラムしていきますその後、『チタン製のカラフルなしおりを作ろう』ブースで、化学実験をしつつ軽い金属製のしおりを作り、『缶バッジを作ろう』ブースでてこの原理を利用してオリジナルの缶バッジを作った娘。身の回りの物は、科学が関係していることが多いということを実感することができました。『チタン製のカラフルなしおりを作ろう』ブース。リン酸の液にチタンのプレートを浸し、電流を流すことでプレートの色が変化します娘が参加したプログラムのほかに、『巨大シャボン玉に入ろう』や『液体ビー玉を作ろう』など、興味深い科学体験テーマがたくさんありました。同イベントは毎年8月最後の週末に行なわれるそうなので、来年の夏休み前にウェブサイトをチェックしてみてください。中1の娘は、「小学生のときにこのイベントの存在を知っていれば、夏休みの自由研究にきたのに!」と悔やみつつ、工学院大学をあとにしたのでした。イベント情報施設名 工学院大学八王子キャンパス 住所 東京都八王子市中野町2665番地1 問い合わせ E-mailksec@sc.kogakuin.ac.jp電話042-628-4835 工学院大学Webサイト 中森かなめ(なかもりかなめ)東京都在住・40代夫と娘(中1)と3人暮らし。大学卒業後、出版社勤務を経て、渡仏。1年弱遊学した後、フリーランスライターとなる。結婚して出産後、しばらく休業するも、娘が5歳のときに復帰。現在も細々と執筆業に励む。
2018年11月07日