富士通システムズウェブテクノロジーは3月22日、Microsoftの開発プラットフォーム最新化に対応するための「業務アプリケーション移行支援サービス」を2016年4月より提供を開始すると発表した。同サービスは、旧バージョンのMicrosoftの開発プラットフォーム(ASP、.NET Framework 1.1・2.0など)で構築された顧客の既存業務アプリケーションに対し、使用している機能を変更せず、Windows 10などの最新プラットフォームへ移行させ、動作を可能にする。また、独自の自動変換ツールと、100件以上の稼働実績により蓄積された移行プロセスやノウハウを活用し、業務アプリケーションの移行を実現。これにより顧客は、Microsoftのサポート終了に伴うリスクを回避し、現事業の継続が可能となるほか、将来的なクラウド環境移行やマルチデバイス対応などに加え、新たな事業へのイノベーションのための基盤構築が容易にできるという。サービスメニューはVB.NET移行支援サービス、ASP.NET移行支援サービス、.NETバージョンアップ支援サービス、WPF移行支援サービス、UWP移行支援サービスで構成。それぞれの移行支援サービスは4フェーズで構成されており、価格はいずれも税別で初期診断フェーズが180万円~、ソース変換フェーズが490万円~、動作非互換抽出・修正フェーズが370万円~、技術サポートフェーズが200万円~となり、2018年度末まで年間10億円の売り上げを目指す。
2016年03月22日プレンプロジェクトは2月26日、社名をプレンプロジェクト・ホールディングに変更し、持株会社に移行したと発表した。事業部門は分社化し、全額出資事業子会社「株式会社プレンプロジェクト」へ譲渡する手続きを開始している。また、中国・GoreTekグループと共同で新会社「PLENGoer Robotics」を設立し、新規事業として個人および家庭用サービスロボットの開発を進めることに合意したと発表した。同社は2004年の設立以来、オープンソースロボット「PLEN」シリーズの開発・生産・販売を行っており、同シリーズを利用した教育事業や新サービスロボットの開発など事業領域を広げつつある。今回の持株会社制の導入および組織の再編成は、同社のロボット事業が広がりを見せる中で経営資源を適正に配分し、効率的に各領域を運営するために行うという。なお、2015年3月から5月までに実施したクラウドファンディングに関する業務は、完了までプレンプロジェクト・ホールディングスが実施する。また、GoreTekグループと共同設立したPLENGoer Roboticsでは、プレンプロジェクト側がロボット開発技術を、GoerTekグループが生産技術を提供することで2016年末までに新しい家庭および個人用のサービスロボットの開発を目指す。また、PLENGoer Roboticsは株式会社プレンプロジェクトが開発するロボット「PLEN2」をはじめとする中国市場におけるマーケティング、販売を担当することになる。新会社設立についてプレンプロジェクトは「企業理念として掲げる、「ヒトと技術の関係をオープンなものとし、人々の生活をより豊かなものとする技術の具現化」を実現する家庭及び個人用のサービス・ロボットを開発するためだと説明している。
2016年02月26日利用廃止が間近に迫る「SHA-1」を利用するSSL/TLS証明書から、別の安全性の高い証明書に移行するよう、日本マイクロソフトがセキュリティブログで指南している。SHA-1は、以前からセキュリティ上の安全性が低いとされており、ブラウザの提供元や証明書の認証局などは、SHA-1の利用廃止に向けた取り組みを進めている。マイクロソフトでもこの1月に、SHA-1を使用しているコード署名証明書のWindows上での利用制限を開始している。現時点の予定では、マイクロソフトのルート証明書プログラムに参加する証明機関が発行するSSL/TLS証明書は、2017年1月1日以降に撤廃。HTTPS (HTTP over SSL)やFTPS、SMTPSを利用するとアプリ上でエラーが出て、正常に動作しない可能性が高い。具体的なケースとしては、Webサイトの管理者がSHA-1を使用していた場合、ユーザー側のブラウザ(Internet Explorer, Microsoft Edge)でサイトを閲覧できなくなる。今回ブログでは、Webサイトの管理者に向けての確認事項を2つ紹介している。1つ目は、利用している照明書がSHA-1かどうか。確認の対象となるサーバーは、HTTPS、SMTPS、FTPSなどのSSL/TLSを利用しているサーバー、インターネットにて利用しているサービスを構築しているサーバーなどがある。Webサイトで利用する証明書の場合は、実際にクライアント端末からブラウザーでWebサイトを開いて確認する。IISを利用している場合は、WebサイトのSSL/TLS接続に利用している証明書を確認する。その他は、SSL/TLSを利用しているサーバー端末上で「mmc.exe」を開き、コンピューターアカウントの証明書ストア、個人フォルダに入っている証明書を確認する(利用目的がサーバー認証になっているもの)。証明書を開いたらルート証明機関を確認する。ルート証明機関がマイクロソフトのルート証明機関に所属しているかは、Microsoft Trusted Root Certificate Program Updatesにある最新のリストを参照すればよい。リストに含まれていなかった場合は、廃止措置の対象外となる。例えば、企業内・組織内システムなどでWindows Serverの証明書サービスを利用して発行している証明書や自己署名証明書などは対象外となる。証明書の「署名ハッシュ アルゴリズム」欄が「SHA1」となっていれば措置の対象となり、SHA-2といったより新しいアルゴリズムを採用した証明書に移行する必要がある。移行するには、発行元の証明機関で証明書を更新する。2つ目は、テスト用クライアント端末を用意し、廃止後の影響を確認する。廃止措置が行われた状態を想定し、移行しなかった場合、どういった問題が起こり得るかを把握しておくと良い。具体的な操作は、管理者権限でコマンドプロンプト画面で「certutil -setreg chain\Default\WeakSha1ThirdPartyFlags」と入力し、クライアント端末にSHA-1を利用した証明書の利用を制限する設定をする。これで、今後はSHA-1を利用した証明書は信頼されないものとして扱われるようになり、廃止措置後と同じ状態になる。うまく検証できない場合は、関連の設定の有無を確認し、必要に応じてフラグの値を変更する。構成を元に戻す場合は、コマンドプロンプト上で「certutil -delreg chain\Default\WeakSha1ThirdPartyFlags」を実行する。なお、このコマンドはレジストリに影響を与えるため、必ずテスト用端末で検証を行う必要がある。予期せぬ障害に備え、設定を行う前に端末のバックアップすることを推奨している。実行後は、SSL/TLSを利用しているWebサイトやアプリケーション、システムなどを利用して問題が発生しないか確認する。設定を行った端末で、しばらく業務を行ったりすることで、隠れた影響などを洗いだすこともできる。もし影響があった場合は、対象のサーバーで利用されている証明書を確認する。マイクロソフトは、脅威を常に監視しながら、状況によってはSHA-1の利用廃止日を2017年1月1日から前倒しすることも視野にいれている。また、6月頃をめどに警告を表示するなどの措置も検討しているという。同社以外のブラウザでも2017年1月1日を目途に廃止は予定されており、業界全体として廃止が進められているため、「廃止期限を待たず、速やかに移行してほしい」としている。
2016年02月19日日立製作所は2月8日、COBOLで構築されたシステムのJavaベースのシステムへの移行をワンストップで支援する「COBOLマイグレーションサービス」を2月16日から提供開始すると発表した。同サービスは、日立とレッドハットの製品を組み合わせ、COBOLからJavaへの移行に伴うシステムの現状分析から構築、移行後の運用・保守までを全面的に支援するもの。日立が提供する、ソフトウェアのリソース管理・解析を行うアプリケーション・ライフサイクル・マネジメント(ALM)システム、プログラムの自動生成やテストの自動化を行うアプリケーションフレームワーク「Justware」、レッドハットが提供するビジネスルール・マネジメントシステム(BRMS)「Red Hat JBoss BRMS」から構成されている。具体的には、ALMシステムによりCOBOLで構築された既存システムの設計情報や機能などを解析し、業務上の規則や判断基準などを設定する業務ルール部分と、業務ルールに応じたシステム実行処理を行う業務アプリケーション部分を抽出。その解析結果を基に、業務ルール部分を「JBoss BRMS」で管理すると同時に、業務アプリケーション部分については「Justware」でJavaベースのプログラムを自動生成する。この一連の作業により、従来は手作業で行われてきた既存システムの詳細な分析やプログラミングなどの作業が大幅に削減されるという。同サービスは、現行分析をサポートするフェーズ「現行システム資産分析支援サービス」、構築フェーズをサポートする「システム構築支援サービス」、運用/保守フェーズをサポートする「システム利用状況分析支援サービス」から構成される。価格は個別見積もり。
2016年02月09日日本マイクロソフトとソフトバンク・テクノロジー(SBT)は12月21日、産業技術総合研究所(産総研)がクラウドグループウェア移行することに伴い、Office 365を導入したと発表した。産総研は、職員・研究者の約9000人が利用する情報共有基盤をGoogle AppsからOffice 365へ移行。およそ2カ月をかけて実現し、運用を開始した。同研究所は、公的研究機関として、東日本大震災規模の災害時や緊急時においても、産総研の研究機関としての業務機能を維持し、職員・研究員の連絡手段を確保するためのBCP対策や世界基準セキュリティが担保されるシステムの構築という課題があり、今回の導入に至ったという。SBTは、同社オリジナル移行ツールと、BitTitanのクラウド型の移行ツール「MigrationWiz」を利用し、フォルダ構成やアクセス権限を維持しながらのデータ移行を実現した。
2015年12月22日日本マイクロソフトは11月2日、Windows環境におけるSHA-1の廃止およびSHA-2への移行に関するマイクロソフトのポリシーをFAQ形式で解説した。SHA-1は、米国の国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology:NIST)によって1995年に制定されたハッシュを生成するためのアルゴリズムの1つ。ハッシュとは、全体のデータを一定の規則(ハッシュ関数)に従って抽出した値(ハッシュ値)のこと。ハッシュ値は主に、内容に改ざんがないこと(完全性)の確認を行うために利用される。ハッシュ値から元データを算出することはできない不可逆性という特性や、異なる元データからは異なるハッシュ値が算出される衝突困難性という特性を持つ。SHA-1を廃止する理由は「ハッシュアルゴリズムが異なる元データであるにもかかわらず、同じハッシュ値が算出されてしまう問題(衝突の問題)が発生する可能性があるため」と説明している。この問題が発生することで、元データが改ざんされた場合でもハッシュ値が同じになるため、なりすましやデータの改ざんが可能となる。衝突の原因は、研究が進むにつれて発見される新たなアルゴリズムや、ハッシュが安全性の担保として利用している数学や計算が、コンピュータの計算速度の高速化によって、短時間で実現可能になっていることだという。SHA-1からの移行は、マイクロソフトだけではなく業界全体(および政府の指針)が推奨している。ある研究発表を例に挙げると、犯罪集団による悪用が現実化する時期がこれまでの予想よりも2年早まることになり、主要ブラウザでSHA-1が廃止される1年前に攻撃が発生する恐れもあるという。すでに、公的機関などではSHA-1の利用を停止している。こうした理由により、マイクロソフトでもSHA-1を段階的に廃止し、SHA-2への移行を推進している。今後、SHA-1から移行しない場合は、改ざんされた証明書が利用可能となる問題が近年中に発生すると予測している。攻撃者がコンテンツのなりすまし、フィッシング攻撃や中間者攻撃を実行する恐れがある。実際にSHA-1廃止措置とSHA-2へ移行を行うには、準備段階として運用しているシステムで利用している証明書を措置に該当するかどうかを確認し、該当する場合は、発行元の証明機関に移行方法を確認する必要がある。証明書の切り替えを行う場合、業務アプリケーションなどの動作に問題がないかを確認する。具体的な方法や移行に関する支援は、マイクロソフトのサポートで問い合わせて確認することも可能だ。今後、SHA-1証明書の移行状況、SHA-1アルゴリズムに対する攻撃や脅威の状況に応じて、措置の内容を改変する可能性があるが、具体的な時期は現時点で決まっていないという。マイクロソフトの今回の措置の対象は、「マイクロソフト ルート証明書プログラム」に参加している証明機関から発行された証明書を利用している場合のみとなる。ルート証明書プログラムに参加していないルート証明機関、ルート証明書プログラムに参加しているCAのルート証明書などは対象外なので注意する必要がある。利用しているCA(Certification Authority:認証局)がルート証明書プログラムに参加しているかどうかは、「Windows and Windows Phone 8 SSL Root Certificate Program (Member CAs)」で確認できる。具体的なスケジュールは、マイクロソフト ルート証明書プログラムに参加しているCAは、2016年1月1日以降にSHA-1を利用した証明書の新規発行、更新、再発行を停止するとしている。SSL/TLS証明書は、2017年1月1日以降のSHA-1利用の証明書がWindowsで動作しなくなる。ポリシーに従っていない場合、証明書は信頼できない証明書と見なされ、実行時にSSL接続が失敗し、エラーになる可能性がある。なお、マイクロソフトは顧客情報の保護のため、SSL/TLS証明書廃止の日程の前倒しを検討しており、2016年6月頃になる可能性もあるという。コード署名証明書は、2016年1月1日以降に「2016年1月1日より前に発行されたタイムスタンプ付きのSHA-1証明書」もしくは「SHA-2(すべてのタイムスタンプ)の証明書」のみが利用可能となる。今回の措置は、「Windows の弱い証明書暗号化アルゴリズムの管理を向上させる更新プログラム(サポート技術情報2862966)」をインストール済みの環境にのみ適用される。更新プログラム2862966はWindows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows Server 2012、WindowsRTが対象となる。対象OSに対してSHA-1ハッシュアルゴリズム廃止の設定を行う更新プログラムをWindows Updateで提供する。なお、Windows 8.1/Windows Server 2012 R2 以降のOSには既定で機能が追加されているので、アップデートの必要はない。SHA-2ハッシュアルゴリズムの機能を追加する更新プログラムも提供を開始している。セキュリティアドバイザリ2949927もしくはセキュリティアドバイザリ3033929においてWindows 7/Windows Server 2008 R2を対象に提供しており、それ以降のOSは規定で機能が追加されている。なお、更新プログラム3033929は更新プログラム2949927を置き換えるもので、3033929を適用するように呼び掛けている。2949927には適用後の問題が確認されたため、問題を修正した3033929を公開した経緯となる。2949927適用後に問題が発生していない利用者は、3033929をインストールする必要はない。
2015年11月06日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使った栄養バランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立はこちら。今日の献立は「牛肉と野菜の炒め物」を含めた全4品。メインの炒め物は野菜もたっぷり! 食感が楽しいハリハリ漬けにハンペンのお吸い物を添えて。 >>今日の献立はこちら 牛肉と野菜の炒め物オイスターソースで炒めた、食べごたえもバッチリな炒め物です。調理時間:20分カロリー:440Kcal主材料:牛カルビ 酒 マイタケ ジャガイモ ブロッコリー カリフラワー ニンニク 酒 >>「牛肉と野菜の炒め物」のレシピを見る クラゲ入りハリハリ漬けクラゲとレンコン入りの食感が楽しいハリハリ漬け!調理時間:15分カロリー:85Kcal主材料:切干し大根 塩クラゲ レンコン 昆布 ショウガ 酒 だし汁 >>「クラゲ入りハリハリ漬け」のレシピを見る ハンペンと春菊のお吸い物シンプルだからこそ食材の味が引き立ちます。調理時間:15分カロリー:73Kcal主材料:ハンペン 春菊 ミツバ だし汁 酒 >>「ハンペンと春菊のお吸い物」のレシピを見る きな粉がけ黒ゴマプリン豆乳と牛乳を合わせて作るプリン。きな粉をかけて召し上がれ!調理時間:15分カロリー:174Kcal主材料:練り黒ゴマ 牛乳 豆乳 粉ゼラチン 水 きな粉 >>「きな粉がけ黒ゴマプリン」のレシピを見る
2015年09月29日米Appleは16日(現地時間)、AndroidデバイスからiOSデバイスへのスムーズな移行を支援するアプリ「Move to iOS」を、Google Playにて公開した。アプリのダウンロードは無料。対応OSはiOS 9以降、Android 4.0以降。Move to iOSは、AndroidデバイスからiOSデバイスにWi-Fi経由でデータ移行するアプリ。アプリの概容は6月に発表されており、公開が待たれていたが、iOS 9の提供に合わせて正式リリースされた。移行できるデータは、連絡先、メッセージの履歴、メールのアカウント、写真、動画、Webサイトのブックマーク、カレンダーのデータなど。このほか、Androidデバイスで使用していたアプリの移行もサポート。FacebookやTwitterなど、iOS向けにも提供されている無料アプリを使用していた場合は、App Storeからのダウンロードを促される。有料アプリの場合は、iTunesのウィッシュリストに追加される。
2015年09月17日Appleは16日、Android端末からiOS端末へのデータ移行をサポートするアプリ「Move to iOS」をGoogle Play上に公開した。価格は無料。「Move to iOS」は、同社が6月に発表したAndroid端末からiOS端末へのスムーズな移行を可能にするアプリ。同アプリを利用することで、Androidデバイスで利用していた連絡先、メッセージの履歴、写真、動画、ウェブサイトのブックマーク、メールアカウント、カレンダーなどをiOSデバイスに移すことができる。Androidデバイスで利用していたTwitterやFacebookといった無料アプリの移行もサポートされる。有料アプリについては、iTunesのウィッシュリストに追加される。対応OSは、Android 4.0以降、iOS 9以降となっている。
2015年09月17日日本HPは7月30日、デバイス、ソリューション、サービスなどの提供により、企業のスムーズなWindows 10への移行を支援すると発表した。まず、BIOS攻撃への対策として、同社によると業界唯一という自己修復型BIOS保護機能「HP Sure Start」を搭載するビジネス・ノートPC「HP EliteBookシリーズ」とモバイル・ワークステーション「HP ZBookシリーズ」を提供。同機能とWindows 10 EnterpriseのDevice Guardの連携により、ウイルスやマルウェア攻撃が引き起こすセキュリティの脅威に対し、OSレベルおよびBIOSレベルの双方からセキュリティを確保するという。また、仮にBIOS攻撃や破損が発生した場合は、早期に生産性の復旧を実現すると共に、IT部門へのサポート依頼件数を抑えることが可能としている。自社が保管する情報と資産の保護を確実に行うために企業の投資が有効な分野として、同社はID/データ自動化とセキュリティ・ポリシー管理を挙げており、これらの対策として法人向けセキュリティおよび管理ソリューションを提供しているとのこと。「HP Client Security」はプリインストール型の統合セキュリティ・ソリューションであり、初期設定が不要で、IT部門がエンド・ポイントでのセキュリティを容易に導入・管理できるという。同ソリューションは、ディスクのフルボリューム暗号化(FVE)やハード・ドライブへの未承認アクセスの防止、パスワードやユーザー権限管理によるユーザーIDの保護など、ポートやストレージに対するアクセスを制限することで重要なデータを保護するとのこと。デバイスやシステムへのサインオンの際に、広範なオプションの登録・管理を容易にする多要素認証について、同社製品では、パスワード/スマートカード(接触型ICカード)/Bluetooth/PIN/指紋照合といった複数の認証サポートをハードウェア内部で実行し、悪意のあるソフトウェアが生体情報の照合を不正に行うことを困難にするとしている。多くの同社製法人向けノートPCは指紋リーダーを搭載しており、Windows Hello向けのセキュアな入力オプションとして利用可能という。「HP Touchpoint Manager」は、PCとモバイル機器に対して単一の統合セキュリティ・モデルを提供し、セキュリティ・ポリシーとモビリティ・ポリシーを導入可能にするとのこと。さらに同ソリューションは、アプリやセキュリティ・ポリシー、未更新のソフトウェアの自動更新を行い、何らかの侵害や問題を検知した場合にはIT部門に通知する。同社の2015年の法人向けPCのラインアップは全て、Windows 10への移行を前提に設計しているという。これは、自社の独自システム・イメージをデバイス上にインストールしている企業にとっては重要な要素であり、最新OSに対応したデバイスの再イメージ化を計画中のユーザー企業にとって、この移行プロセスを可能な限りシームレスなものにしているとのこと。8月中旬から10月までの期間に出荷する同社の既存の法人向けPC製品には、Windows 10のプリインストール・オプションが付属するという。
2015年07月31日NECは6月26日、東京海上日動火災保険が利用する、約3万台の仮想PC型シンクライアントシステムを支える仮想化基盤ソフトウェアの移行を実施したと発表した。東京海上日動は2009年、NECの仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」を導入。仮想PCのOS(Windows XP)が2014年4月9日(日本時間)をもってサポート終了することに伴い、新OSへの移行を計画していたが、業務担当者が利用する約3万台の仮想PCを新OSへ移行するには、新たに必要となるCPU・メモリリソースの増加を補うためのサーバ増設のコストが課題となっていた。今回、既存の仮想化基盤ソフトウェアを動作させることが可能な「VirtualPCCenter」の特長を生かし、徐々に新たな仮想化基盤ソフトウェア(「Windows Server2012 Hyper-V」)に仮想PCのリソースを移行するとともに、メモリ需要に対する柔軟なリソースの割り当て管理が可能な「Dynamic Memory機能」を活用して、物理メモリの増設容量を最低限に抑え、新OSへの移行を実現した。これらにより、OS移行に伴うシステム導入コストを大幅に抑えるとともに、約6カ月という短期間で仮想化基盤の移行を完了したという。
2015年06月26日アビームコンサルティングは6月25日、SAPジャパンが提供するインメモリープラットフォーム「SAP HANA」への移行と、次世代ビジネススイート「SAP Business Suite 4 SAP HANA」(以下、SAP S/4HANA)のスムーズな導入を支援する「SAP S/4HANAリアルタイム経営基盤実現ロードマップ策定」サービスの提供開始を発表した。同サービスは、企業のデータベースをSAP HANAへ単に移行するのではなく、SAP HANAのリアルタイムな処理能力とビジネスにもたらす効果を十分に考慮し、「リアルタイム経営」に求められる新たな経営基盤のグランドデザインを描いたうえで、SAP HANAへのスムーズな移行やSAP S/4HANA導入を総合的に支援する。具体的には、企業が保有する経営基盤の運用コストやIT資産を俯瞰的に把握することを目的に、IT資産の情報整理や運用プロセス情報の収集を行い、デューデリジェンスを実施。問題や課題を事前に浮き彫りにしておくことで、より効率的に効果の算定が可能になる。また、同サービスでは、企業が保有する経営基盤のデータをSAP HANAの環境に移行したうえで、パフォーマンスを確認し業務において想定される効果を試算する。大規模な移行を行う前に、新たなユーザーインタフェース「SAP Fiori」の操作性、テクニカルレポートから実際に想定されるダウンタイム、SAP HANAのパフォーマンス効果などを確認することができるので、移行スキームを事前に把握できるとともに適切な投資判断を支援する。オプションとして、SAP S/4HANAで提供される会計アプリケーション「SAP Simple Finance」 へアップグレードして、有用性の確認をすることも可能。そのほか、ITデューデリジェンスとPOCでの効果結果から、リアルタイム経営基盤の実現に向けてSAP HANAやアビームコンサルティングが提供するクラウドサービス「ABeam Cloud」へ移行した場合の効果算定を行う。
2015年06月26日Appleは9日、AndroidデバイスからiOSデバイスへのスムーズな移行を支援するアプリ「Move to iOS」アプリの提供を発表した。具体的な提供時期については明らかにされていないが、iOS 9と合わせて2015年秋のリリースとみられる。「Move to iOS」アプリでは、Androidデバイスで利用していた連絡先やメッセージの履歴、写真、動画といったデータに加えて、ブラウザのブックマーク、メールアカウント、カレンダー、壁紙、DRMフリーの楽曲と書籍をワイヤレスでiOSデバイスに転送する。また、利用していたアプリについて、FacebookやTwitterといったiOS向けにも提供されている無料アプリの場合は、App Storeからのダウンロードが勧められ、有料アプリの場合は、iTunesのウィッシュリストに追加されるとしている。
2015年06月09日米Appleは、Androidデバイス利用者向けに、iOSへのスムーズな移行を可能にする「Move to iOS」アプリを提供する。提供時期については明らかにされていないが、iOS 9のプレビューサイトに概要が掲載されており、iOS 9がリリースされる今秋になるとみられる。Move to iOSアプリを利用することで、Androidデバイスで利用していた連絡先、メッセージの履歴、写真、動画、ウェブサイトのブックマーク、メールアカウント、カレンダー、壁紙、DRMフリーの楽曲と書籍をワイヤレスで容易にiOSデバイスに移すことができる。Androidデバイスで利用していたTwitterやFacebookといった無料アプリの移行もサポートされる。有料アプリについては、iTunesのウィッシュリストに追加される。
2015年06月09日日立ソリューションズは6月1日、ローソンの業務系システムのクラウドへの全面移行において、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上の最適な基盤設計のコンサルテーションを行い、標準化したと発表した。ローソンは、SCM(供給連鎖管理)とCRM(顧客関係管理)を融合した次世代システムをクラウド上に構築し、本部システムから店舗系システムまで順次、移行する方針。トレンドマイクロの総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)」によってセキュリティを確保したうえで、2014年11月にAWS上でシステムを稼働した。今回、日立ソリューションズの「Amazon Web Servicesのための運用支援サービス」を適用することで、AWS上のシステム構成やネットワーク構成を意識せず、既存の運用基盤からシームレスにAWS上のジョブ実行や監視を行う連携機能を提供した。あわせて、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティ対策製品「Deep Security」により、を提供。「Deep Security」は複数のセキュリティ機能による多層的な防御を実装しており、これによりセキュリティ強度が高い運用基盤の構築が実現した。
2015年06月02日ピーエスシー(PSC)とデル・ソフトウェアは4月7日、両社の協業により、マイクロソフトのクラウド・サービスであるMicrosoft Office 365向けの移行支援を行う「Go to 365センター」を開設し、速やかなデータ移行支援サービスを提供開始すると発表した。同センターでは、ユーザー企業の環境にあるメール・システムのメール・データ及び予定表データを、Office 365環境へ移行する。専任のスタッフによるリモート・サービスを通じた移行支援により、既設システムからのデータ移行で悩んでいるユーザー企業が、Office 365を短期間で利用開始できるという。なお同センターは、デル・ソフトウェアのデータ移行ソリューションを、様々な移行プロジェクトの実績を持つというPSCが利用することで、経営に与えるインパクトとコストの抑制を可能にしているとのこと。同センターの開設にあたりPSCは、Office 365のライセンスを3年間分購入したユーザー企業を対象に、無償データ移行キャンペーンを実施する。その第1弾として、2014年4月でサービスが終了したMicrosoft Exchange Server 2003を使用しており、2015年5月29日までに申し込んだユーザー企業を対象に、移行サービスを提供する。
2015年04月08日3月31日、雑誌の「週刊アスキー」が5月26日発売号をもって休刊し、6月よりネット・デジタル媒体に完全移行することが発表された。週刊アスキーの版元はKADOKAWAグループのアスキー・メディアワークス。今回、休刊することが明らかになったのは"紙媒体"としての週刊アスキー。休刊の理由として「ネット/デジタルの割合が圧倒的に高くなった」ことを挙げ、電子版は従来の誌面デザインを踏襲しつつ、不定期刊行で存続する。また、ネット媒体の「週アスPLUS」を「週刊アスキー」に名称変更し、YouTubeやniconicoにおける動画コンテンツにも注力するという。
2015年03月31日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月3日、小惑星探査機「はやぶさ2」を小惑星1999 JU3に向けた航行段階(巡航フェーズ)に移行すると発表した。「はやぶさ2」は2014年12月の打ち上げ以降、約3カ月間にわたり搭載機器の初期機能確認を行ってきた。今後は、2015年11-12月に予定されている地球スイングバイに向けた運用を実施していく。地球スイングバイまでの間でイオンエンジン2台による運転を期間中2回に分けて合計約600時間行い、航行速度を60m/秒増速する計画だ。スイングバイ以降のミッションスケジュールとしては、2018年6-7月に小惑星1999 JU3に到着、科学観測および試料採取を行った後、2020年11-12月に地球に帰還する予定となっている。
2015年03月03日富士通は2月18日、グループ国内外で稼働中のすべての社内システム計約640システム(サーバ数:約1万3000台)を、次世代クラウド基盤に移行することを決定したと発表した。移行は、2015年2月より順次実施し、今後5年間で完了する予定。全社内システムをクラウドに移行する理由については、既存システムのモダナイゼーションと効率化を実現するとともに、自社の実践をリファレンスとして顧客への提案に生かすためとしている。同社で稼働している約640のシステムの内訳は、日本が約450システム(サーバ数:約8000台)、海外約190システム(サーバ数:約5000台)で、CRM/販売支援システム、SCM/ECMシステム、人事・経理などのコーポレート系システム、全社の情報共有やコミュニケーションを支えるグローバルコミュニケーション基盤などの共通システムに分類される。移行の第1弾として、コーポレート系の2システムより移行が開始される。全社内システムの移行が次世代クラウド基盤へ完了すると、TCOを5年間で約350億円削減できる見込みだという。今回、システムの移行先となる次世代クラウド基盤は、同社が開発を進めているOpenStackベースの新たなクラウドサービス基盤。社内システムを移行するとともに、一部の顧客と実証を行いながら継続的に機能開発を行い、2015年度中に顧客への提供が開始される予定。
2015年02月19日●「MN5010-i5-FKM-DG7P」でOS移行に挑戦!秋葉原を中心として、PCやゲーム、中古販売、Web制作などさまざまなデジタル機器・媒体を扱うユニットコムグループ。そんなユニットコムがPCショップ「パソコン工房」で取り扱っているBTO-PCブランドが「iiyama PC」だ。長年のPCパーツ販売で培われた経験を活かしてチョイスされたパーツを無駄なくまとめたシンプルな構成は、PCに詳しいユーザーはもちろんのこと、初心者や法人からの人気も高い。その理由の一つは、Windows 7とWindows 8.1を好きなタイミングで切り替えることができるWindows 8.1 ダウングレードモデルを販売していることにあるだろう。今回はこのダウングレードモデルの中から、スタンダードなミニタワー型PC「MN5010-i5-FKM-DG7P」を紹介しよう。このMN5010-i5-FKM-DG7Pの最大の魅力は、ハードウェアよりもむしろ搭載されているOSにあるといっていいだろう。「Windows 8.1 PRO 64bit版」を採用しながらも、あらかじめダウングレードを行った「Windows 7 Professional 64bit版」がプリインストールされているのだ。さらに、必要に応じてユーザーが好きなタイミングでWindows 8.1に移行可能なほか、Windows 8.1がしっくりこなかったのなら、またWindows 7に戻すこともできる。Windows 8.1はWindows 7からデスクトップ環境が大きく変化し、またWindows 7では動いていたソフトが動かない例もあるため、導入に二の足を踏んでいる方も少なくないことだろう。そんなユーザーでも安心して8.1を試せるというわけだ。それではWindows 8.1 ダウングレードモデルでのOSの切り替えにはどのような手順が必要なのだろうか。実際にWindows 7から8.1への移行を試してみることにしよう。○Windows 7を起動してサプリメントディスクを作成するMN5010-i5-FKM-DG7PにプリインストールされているOSはWindows 7 Professional。電源を投入すると初期設定が始まるので、PC名とユーザー名を入力、必要に応じてパスワードを設定してWindowsを起動させよう。各種ソフトやドライバもインストール済みとなっているため、Windows 7を使い続ける場合はここでひとまず設定は終了だ。起動後に、今後の移行に備えて「サプリメントディスク」を作成しておこう。この作業を行っておくことで、本機のドライバをDVDに保存しておくことができる。デスクトップに用意された「サプリメントディスクバックアップ」アイコンをダブルクリックすると、インストールされたCyber Link ISOビューアーが立ち上がるので、「ディスクの書き込み」をクリックしてSPD.isoを選択。DVDドライブに空のDVDメディアを入れ、書き込みを行おう。なおDVDメディアを別途用意しておくことを忘れずに。○Windows 8.1にアップグレードする前にBIOS設定を変更それではWindows 8.1への移行を進めよう。なお、移行作業を開始するとHDDの中身は全て削除されてしまう。今回は特にユーザーデータを保存していないためそのままWindows 8.1への移行作業を行うが、必要なファイルが別途ある場合は忘れずにバックアップを取っておくこと。初めに行うのはBIOS設定の変更だ。まずは事前にDVDドライブに「Windows 8.1 Recovery Media for Windows 8.1 Products」ディスクを挿入。次にWindowsを終了し、再度PCの電源を投入したら、すぐに「Delete」キーを断続的に押し続けよう。しばらくするとBIOS画面が表示される。設定を行うのは画面上部のタブの3番目にある「BIOS Features」なので、カーソルキーの右キーを押してフォーカスを移動させよう。「BIOS Features」にたどり着いたら、次にカーソルキーの下キーを押して「Fast Boot」に移動。この項目を"Disabled"から"Enabled"に変更させる。続いて、「Windows 8 Features」を"Other OS"から"Windows 8 WHQL"に、「CSM Support」を"Always"から"Never"に、Network stackを"Disabled"から"Enabled"に変更したら準備完了だ。「F10」キーを押して「Save & Exit Setup」が表示されたら"Yes"を選択すると、再起動が行われる。●Windows 8.1をインストールしてみよう○旧パーティションを削除してWindows 8.1をインストール「Windows 8.1 Recovery Media for Windows 8.1 Products」ディスクが挿入された状態で再起動を行うと、黒い画面に「Press any key to boot from CD or DVD……」という文字が表示されるはずだ。この文字が表示されているうちにキーボードの「Enter」キーを押すと、Windows 8.1のセットアップが開始される。言語などを確認したら「次へ」ボタンを押し、次の画面で「今すぐインストール」をクリックしよう。続けて「ライセンス条項」が表示されるので、こちらも内容を各印したうえ、「同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリック。インストールの種類を選択する画面が表示されるので、ここでは「カスタム:Windowsのみをインストールする」を選択しよう。次に行うのはWindowsのインストール場所の選択だ。パーティションが2つ作成されているので、両方のパーティションを削除してHDDをまっさらな状態にしたら「次へ」を押す。これであとはWindows 8.1のインストールが完了するのを待つだけとなる。インストール完了まで何度かPCが自動的に再起動を繰り返すので、「パーソナル設定」画面が表示されるまでしばらくキーなどには触れないでおこう。「パーソナル設定」が表示されたら、Windows 7を起動した時と同様にPC名とユーザー名を設定する。この際、インターネット接続をしているとMicrosoftアカウントへのサインイン画面も表示されるので、新規作成するか、アカウントを持っているならメールアドレスとパスワードを入力することでアカウントの紐付けが可能だ。持っていない場合は新たに作成することもできる。もしMicrosoftアカウントへのサインインを省略したい場合は、インストール時はLANケーブルを外しておこう。これでWindows 8.1のインストールは完了となる。Windows 8.1が起動したら、Windows 7で作成したサプリメントディスクをDVDドライブに挿入してドライバをインストールしよう。MN5010-i5-FKM-DG7Pはこのように、"簡単に"とはいえないかもしれないが必要に応じてWindows 7をWindows 8.1に移行させることが可能だ。Windows 8.1ではまだ動かないソフトや周辺機器をお持ちの方には非常に心強いだろう。なお、Windows 8.1を使ってみてやじはりしっくりこない場合は、再度Windows 7にダウングレードすることも可能。もしWindows 7に戻したい場合は、変更したBIOS設定を元に戻し、Windows 7 ProfessionalのディスクをDVDドライブに入れて、同じようにインストール作業を行えばOKだ。●ディテールとスペックを紹介○性能と価格のバランスに優れたCore i5を搭載最後に、MN5010-i5-FKM-DG7Pのディテールとスペックを簡単に確認しておこう。本機はMicro-ATXサイズのマザーボードを搭載したミニタワー型PCだ。光沢のあるブラックのフロントパネルを採用しており、電源ボタンやアクセスランプは本体天面に用意。デスクの下に設置した場合でも電源のON/OFFや動作確認が行いやすい。フロントアクセス用のUSB端子やオーディオ入出力は本体中央のカバーを開けるとアクセスできる。CPUにはHaswell Refresh世代の「Core i5-4460」を搭載。4コア/ 4スレッドとなり、定格クロック3.2GHz(TB時3.4GHz)で動作する。日頃のインターネット閲覧やオフィス用途など、幅広い分野で高い性能を発揮してくれるだろう。メモリはDDR3-1600の4GBモジュールが1枚だ。OSに64bit版を採用しているので、容量に不満があるならば増設を検討するのもいいだろう。ストレージはHDDが1台となり、標準構成では1TBモデルが搭載されている。グラフィックスはCPU内蔵の「HD Graphics 4600」となる。軽めの3Dゲームやブラウザゲームなどには十分な性能を備えているが、最新のゲームを楽しみたい場合は増設も検討したい。背面に用意されたI/Oパネルの外部出力端子は、必要最低限の構成だ。とはいえ、USB 3.0端子をしっかり備えており、必要に応じてUSBハブなどを用意すれば幅広い拡張が行える。また電源に80PLUS SILVER認証の500W電源を搭載しているのもポイント。高い変換効率により、消費電力を抑えた利用が可能となっている。全体的に奇をてらわないベーシックな構成で、扱いやすさは上々だ。○Windows 7、8.1そして将来Winodws 10にも対応できるスタンダードデスクトップここまで確認した通り、Windows 8.1 ダウングレードモデルであるMN5010-i5-FKM-DG7Pの最大の魅力は、必要に応じてWindows 8.1を利用でき、もしWindows 8.1のデスクトップ環境が自分に合わなかったり、動作しないソフトがあった場合はまたWindows 7に戻せることだ。ハードウェアは非常にシンプルだが、ベーシックな構成に徹しているがゆえに移行もスムーズに行える。1月末には、折しも次期OSとなるWindows 10が発表された。Windows 10は、発売後1年間はWindows 7/ 8/ 8.1から無償でアップグレードが行われるという。つまり本機は、Windows 7、8.1そして将来はWinodws 10と、3世代のWindowsを使用できることになる。OSの移行には不安が付きまとうものだが、3世代分の選択ができるならば、個人ユーザーはもちろんのこと法人ユーザーの方も安心して導入できるのではないだろうか。○標準スペック価格、仕様は予告なく変更となる場合があります。最新の情報はiiyama PCのサイトをご覧ください。
2015年02月16日富士ソフトとレノボ・エンタープライズ・ソリューションは、今年の7月15日でサポートが終了するWindows Server 2003を利用中の顧客に対する移行支援で提携すると発表した。富士ソフトは、東京・秋葉原に「マイクロソフトソリューション&クラウドセンター」を有しており、今回のWindows Server 2003のサポート終了においても特設サイト「らくらくサーバー移行コンシェルジュ」を開設、昨年8月には「らくらくアップグレード for Windows Server 2003」の提供を開始している。「らくらくアップグレード for Windows Server 2003」は、Windows Server 2003 で稼働しているアプリケーションサーバを独自技術の集約により、アプリケーションの互換性問題を解消してOS アップグレードを自動化し、アップグレード後の仮想サーバイメージを提供するソリューション。一方、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは、Windows Server 2003ユーザーの移行を支援する体制として、2014年12月に東京秋葉原の本社内に「Lenovo Windows EOS駆け込み寺」を開設。各種移行支援ソリューションの中から最適なソリューションの提案を行っている。両社は今回の提携により、富士ソフトの「らくらくアップグレード for Windows Server 2003」が「Lenovo Windows EOS駆け込み寺」ソリューションメニューとして追加される。今後は両社の秋葉原の拠点を中核として「Lenovo Windows EOS 駆け込み寺」や「らくらくアップグレード for Windows 2003」などの製品・サービス、および両社が有する移行支援スキル、ノウハウを結集したセミナー共催等を通じて、最適な移行方法の提案を行うとともに、富士ソフトの「らくらくアップグレード for Windows Server 2003」と、レノボ System x を組み合わせた移行オファリングを拡充していく。
2015年01月15日Yahoo! Japanは1月8日、「SHA-2のSSLサーバ証明書への移行について - Yahoo! JAPAN Tech Blog」において、2015年中にSHA-1サーバ証明書をSHA-2サーバ証明書へ随時切り替えていくと伝えた。切り替えのタイミングはサービスごとに任意に実施するという。ハッシュ関数であるSHA-1はすでに安全ではないと見られており、堅牢なセキュリティが要求される分野ではSHA-1の利用は推奨されていない。CA/Browser Forumでは1月16日以降はSHA-1証明書の発行を実施すべきではないという指針を示しており、関連するベンダーやプロジェクトでは似たようなタイムラインでSHA-1サポートの廃止へ向けた取り組みを進めている。SHA-1しかサポートしていないソフトウェア、例えばすでにセキュリティサポートが終了したオペレーティングシステムを使っている場合などは、サーバ証明書の移行が進むと対象サイトにアクセスできなくなることが予想される。なお、古い携帯電話などの組み込み機器も同様の結果になると思われる。
2015年01月09日Xilinxは12月18日(現地時間)、FPGA「Kintex UltraScale KU040」が、20nmデバイスでは初めて量産体制に移行したと発表した。「KU040」を利用することにより、20nm FPGAを採用したシステムの製品化までの時間を競合FPGAに比べて、1年先行することが可能である。また、ミッドレンジ製品である「Kintex UltraScale」デバイスは、ASICクラスアーキテクチャをベースとしており、100G OTN、パケット処理およびトラフィック管理、8X8混合モードLTEおよびWCDMA無線、8K/4Kディスプレイ、ISR(インテリジェンスな監視および偵察)、データセンターなど、広範なアプリケーションにおいて最適な価格、性能、消費電力を実現できるという。なお、「KU040」は販売代理店を通じて発注できる。さらに、「Kintex UltraScale」の開発ボードおよび評価ボードも、同社およびアライアンスメンバーから入手できる。Xilinxのボードには、ユニバーサル開発ボード「KCU105」、およびトランシーバ評価ボード「KCU1250」が含まれている。
2014年12月25日SIMフリー版iPhoneを購入したとき、困ってしまうのがデータの移行方法。iPhone同士で移行する場合、iTunesやiCloud経由でカンタンにできますが、AndroidからiPhoneの場合は少々手間がかかります。しかも、アドレス帳をGoogleアカウントと紐付けていない場合は移行することを諦めたくなるくらい面倒。そこで、今回はGoogleアカウントを使わずなくても手軽にAndroidからiPhoneへデータ移行ができる方法を紹介します!○アドレス帳がGoogleアカウントと紐付いていない場合はアプリでデータ移行!意識せずにアドレス帳を登録するとGoogleアカウントとアドレス帳が紐付いているのか分からない状態です。そんな時に役立つのがアカウントを共有しiOSとAndroidの両ストアで配布されているアプリ。今回は、「JSバックアップ」(無料)というアプリを選択。また、クラウド上に写真などのファイルを保存できる「Dropbox」(無料)も移行する際に役立つので同時にダウンロードしました。まず、「Dropbox」のアカウント作成を行います。続いて「JSバックアップ」をインストールしアプリを起動。すると、クラウドサービスの同期について聞かれるので「Dropbox」を選択し、バックアップをスタートさせます。するとアドレス帳やカレンダー、画像や音楽などのデータが取得したDropboxアカウントのクラウドサーバー上に保存。なお、画像、動画、音楽のデータが大量にある場合は、非常に時間がかかります。また、クラウド経由の作業はデータ通信が発生するので、高速通信量に限りのある格安SIMの場合は安定したWi-Fi環境で行うようにしましょう。○iPhoneへデータを入れるのもカンタンAndroidでバックアップを取ったデータをiPhoneのJSバックアップアプリで反映するには、アプリにログインし「復元」を選択。多少時間はかかりますが、データの移行がワンタッチでできます。iPhoneにデータ移行してからは、定期的にiTunesでバックアップを行うのがオススメ。もちろん、JSバックアップアプリも並行して利用し、補助バックアップとして使用すると「いざ!」という時に便利です。○写真、動画などは個別に「Dropbox」へ移動させるデータが少ない場合はそのまま「JSバックアップ」だけでも大丈夫ですが、そうではない場合は、iPhoneへ移動したいものだけを個別に「Dropbox」へ保存するのがオススメ。Androidスマホの画像を保存するには「ギャラリー(またはアルバム)」からファイルを選び、共有先の中からDropboxを選択しアップロード。アップが完了したらiPhoneのDropboxアプリを起動し、アップした画像をダウンロードすればOK。もちろん、アップした画像はダウンロードしなくてもDropboxアプリを通じ、いつでも観ることができます。■ 記事提供:SIM通SIMフリー端末、SIMカード比較、格安SIM情報など、あなたのスマホライフに使える、役立つ、得する情報をお届けします! SIMカードをはじめとするお困りごとは「教えて!goo」で解決!
2014年11月30日ユニットコムは21日、使用中のPCを新しいPCに買い替えるユーザーを対象に、「安心買替データ移行パック半額キャンペーン」を開始する。期間は2014年11月22日(土)から同年12月31日(水)まで。サービスには実作業が伴うため、キャンペーンを実施するのは全国の店舗(パソコン工房、グッドウィル、バイモア、ツートップ)。作業に要する時間は60分から90分で、サービス内容は以下の通り。・データ移行サービス通常価格:10,000 円(税別)・パソコン初期設定通常価格:2,000 円(税別)・ウィルス対策ソフトインストール通常価格:6,300 円(税別)・Win8.1スタートメニュー(Win8.1 モデルのみ)通常価格:2,980 円(税別)セット価格通常:20,000 円(税別)→ キャンペーン価格:10,000 円(税別)
2014年11月21日UQコミュニケーションズは、WiMAX 2+モバイルルーターの補償サービスとして「端末あんしん補償」を20日より提供する。従来は補償対象外だった水濡れ・物損もカバーする。利用料は月額税別500円。これまで、WiMAX 2+モバイルルーターの補償は自然故障に対応するメーカー保証の1年のみだったが、「端末あんしん補償」に加入することで、メーカー補償対象外の水濡れや物損についてもカバーする。修理で発生した代金はお見舞金として、加入者の口座に支払われる。補償対象端末は、Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14/NAD11/HWD15。お見舞金の額は自然故障の場合、2年目以降最大3万円(1年目はメーカー保証)、水濡れ・物損の場合、1年目は最大2万円、2年目以降は最大3万円。クレードル、ホームルーターは補償対象外。同サービスには、WiMAX 2+サービス新規加入時のみ申込みが可能。またWiMAX 2+の料金プランでの契約が必要となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月19日完実電気は11月17日、日本国内におけるBeats製品のアフターサービス業務を同日よりApple サポートセンターに移行すると発表した。米国ではAppleによるBeats Electronicsの買収が完了しており、それに伴う措置となる。なお、米Beats Electronicsは12日(現地時間)、Appleに買収されてから初の製品となる「Beats Solo2 Wireless」を発表したが、国内における発売概要はまだ明らかにされていない。
2014年11月17日大塚商会は11月5日、2015年7月15日のWindows Server 2003サポート終了に向け、Windows Server 2003の移行を支援する「業務アプリケーションサーバー引越し支援サービス」を11月6日より開始すると発表した。「業務アプリケーションサーバー引越し支援サービス」は、顧客のアプリケーションサーバ移行に伴う技術的な情報の習得や検証環境の構築、検証を支援する。検証結果にあわせて、必要となるインフラ環境の提供、代替アプリケーションなどを提案し、サービスの利用に際しては、事前に同社エンジニアと移行方針の相談をすることで、本サービスの他にもパッケージ製品への移行やアプリケーションの新規開発などさまざまな移行方法から選択することもできるという。サービスメニューとしては、「Windows Server 2003 アプリケーション移行ワークショップ」「アプリケーション検証環境レンタルサービス」「アプリケーション検証支援サービス」を用意。「Windows Server 2003 アプリケーション移行ワークショップ」では、Windows Server 2012への移行にあたり、技術的な情報や移行ノウハウを提供し、検証前の基礎知識を習得する。価格15万円~(税別、半日)。「アプリケーション検証環境レンタルサービス」では、Microsoft Azure上に構築されたWindows Server 2012の環境を3カ月間貸出。サーバOS移行時のアプリケーション検証を行える。価格は10万円(税別、3カ月)。「アプリケーション検証支援サービス」では、Windows Server 2003からWindows Server 2012へ移行時のアプリケーション検証を代行し、検証結果を報告する。運用マニュアルに沿った機能毎の検証を実施し、レポートを提出する。検証用の環境も貸し出しするので、顧客のリソースを使うことなく、検証を代行する。価格は検証スターターパックの50万円~(税別、約2週間)。
2014年11月05日ニフティは11月7日、東京・新宿にてクラウド移行の「勘所」とサービスの選び方がわかるセミナーを開催する。入場料は無料。クラウド化を考えるとき、どのサービスを選んだらいいのか?や、どうやって既存システムを移行するか?はユーザにとって頭が痛い問題である。特に業務利用のシステムの移行は失敗が許されず、一度移行したら簡単には他のサービスへ乗換もできないため、慎重な検討が求めらる。そこで同セミナーでは、ニフティクラウドのインフラエンジニアとマーケターがクラウド移行の「勘所」と、サービスを選定する際のポイントを解説する。詳細は以下の通り。開催日時:2014年11月7日(水)15:00~16:50(14:30受付開始)対象者:ニフティクラウドの導入予定者、クラウド導入の検討者及びクラウドサービス利用者参加費:無料定員:50名会場:ニフティ 新宿本社セミナールーム(新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー18F)申し込みはこちら。
2014年10月14日スマホゲームで遊んでいて、気になるのが機種変更後のデータ移行だ。データ引き継ぎがうまくできずに、リセットされてしまうことほど悲しいことはない。本稿では「クラッシュ・オブ・クラン」(以下クラクラ)のデータをAndroidスマホから、iPhoneに移行する方法を紹介する。なお、データ移行にあたり、Android端末では「Google+」アカウント、iPhoneでは「Game Center」のアカウントが必要となる。ちなみに、本稿では「iPhone 5s」(iOS 7)、「Xperia A」(Android 4.3)を使用している。クラクラの異OS間での移行は、少し変わっていて、Android(移行元)とiPhone(移行先)、2つのデバイスで同時にクラクラを起動する必要がある。まずは、Android(移行元)の準備から始めよう。画面右下の歯車アイコンをタップ。次に、「デバイスを関連づける」を選択する。すると、「これは古いデバイスです」、「これは新しいデバイスです」と2つの選択肢が表示される。Android端末は移行元なので、「これは古いデバイスです」を選択しよう。一旦、Android(移行元)側の準備はここまでとして、次はiPhone(移行先)の準備を進めよう。このとき注意したいのが、iPhone(移行先)側でも、チュートリアルをクリアしなければ、移行することはできないということ。ササッとチュートリアルをクリアしたら、Android(移行元)と同じように歯車アイコンから、「デバイスを関連づける」を選択。iPhoneは移行先なので「これは新しいデバイスです」をタップしよう。すると、「Game Center」同期するよう注意が表示されるので、ログインして同期しよう。「Game Center」との同期が確認されると、「リンクコード」なるものの入力を求められる。ここで、再びAndroid(移行元)側に戻る。「これは古いデバイスです」をタップすると「Androidデバイスと関連づける」、「他のデバイスに関連づける」と2つの選択肢が表示されるので、「他のデバイスに関連付ける」を選択する。すると、英数字12桁の「リンクコード」が表示される。またまた注意したいのが、コードには有効期限があるということ。それもたったの2分間。表示されたコードを焦らず素早く、iPhone(移行先)の「リンクコード」入力画面で入力しよう。正確に入力を済ませたら、Android(移行元)の村のデータが表示される。あとは、「OK」を押せば移行完了だ。これで引き継ぎ作業が全て完了となる。接続環境にもよるが、15分ほどで作業が完了するのではないだろうか。これで機種変後も、思う存分村を繁栄させることができる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月02日