いよいよ第90回アカデミー賞に向けた映画賞レースがスタートした。前回の作品賞『ムーンライト』と同じく、前哨戦の1つ「ゴッサム賞」を獲得し、「ゴールデン・グローブ賞」では主要3部門にノミネートされるなど、いま賞レースでひと際注目を集めているのが、80年代の北イタリアを舞台に、思春期の少年とアメリカ人青年とのひと夏のラブロマンスを描いた『Call Me by Your Name』(原題)だ。そして同作で主演を務め、すでにいくつもの主演男優賞や新進俳優に与えられる賞を手にしているのが、現在21歳のティモシー・シャラメ。「ヴァラエティ」誌が選ぶ「2017年の観るべき10人の俳優たち」の1人にも選ばれ、今後、日本でも大きな関心を集めるに違いない若手俳優にいち早く注目した。■若きクリスチャン・ベイル×ダニエル・デイ・ルイス+ディカプリオ!?1995年、ニューヨークのマンハッタン生まれのティモシー。父親はフランス人でUNICEFの職員、母親はダンサーでもあったニコール・フレンダー、姉ポーリーンも女優で、おじはホラー・コメディ『アイドル・ハンズ』(’99)などの監督ロッドマン・フレンダー、義理のおばは「マスターズ・オブ・セックス」などのクリエイター、エイミー・リップマン。母方の祖父は『パリの旅愁』(’61)の原作者として知られる作家ハロルド・フレンダーという超がつくサラブレッドだ。ニューヨークの名門芸術専門学校ラガーディア高校を卒業し、フランス語も堪能だとか。また、最終的にはトム・ホランドに決まったが、新生スパイダーマン候補の1人でもあったという。現在は髪を伸ばしていることもあってか、まもなく22歳というのに、すでにこの色気!日本人俳優でいえば、どことなく高杉真宙や山田涼介にも似た物憂げな雰囲気を醸し出しており、若いころのアラン・ドロンやジュード・ロウにも似ているような…。『Call Me by Your Name』とともに賞レースで高い評価を受けている『Lady Bird』(原題)にも出演しており、同作で初監督を務めた女優グレタ・カーウィグが「GQ」誌に語ったところによれば、「若き日のクリスチャン・ベイルとダニエル・デイ・ルイスに、レオナルド・ディカプリオをまぶした感じ」という絶賛ぶり!そんな彼は短編映画で俳優デビューし、人気TVシリーズ「LAW&ORDER」にゲスト出演した後、2012年、かつてエズラ・ミラーが注目されるきっかけの1つとなった高視聴率ドラマ「ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク」に、主要キャラクターの女医ジルの甥っ子ルーク役でゲスト出演、ちょっと気弱なチェスの達人を演じた。続いて、エミー賞&ゴールデン・グローブ賞などを総なめにした「HOMELAND/ホームランド」シーズン2では、ウォルデン副大統領の息子フィン役で準レギュラーに。実生活さながらの(?)セレブの若者らしい葛藤を繊細に演じ、2013年俳優組合賞(SAG)アンサンブル賞にノミネート。ちなみにこの頃、同じ高校に通うマドンナの娘ローデス・レオンとの交際報道でゴシップ欄を騒がせたこともあった。■ケイシー・アフレックやジェームズ・フランコの少年時代も好演スクリーンデビューは、クリストファー・ノーラン監督の2014年の大ヒット作『インターステラー』。日本公開時は、人気子役マッケンジー・フォイ&ジェシカ・チャステインが演じた娘とマシュー・マコノヒーが演じた主人公との絆が話題を呼んだが、その兄で農場を継いだケイシー・アフレック演じるトムの少年時代を演じていたのがティモシー。その一方、『マイレージ、マイライフ』『JUNO』のジェイソン・ライトマン監督が彼らしい視点でSNS社会に斬り込んだ『ステイ・コネクテッドつながりたい僕らの世界』(劇場未公開)にも出演。2017年『ベイビー・ドライバー』でブレイクしたアンセル・エルゴートとひと悶着あるアメフト部員を演じていたが、アーティストタイプかと思いきや、意外にもアメフトのユニフォーム姿もお似合いだった。意外といえば、日本で2016年に公開されたクリスマス・ムービー『クーパー家の晩餐会』での彼も、いま思い返せば、かなり衝撃的だ。演じたのは、ダイアン・キートン&ジョン・グッドマン夫妻の孫息子で、絶賛反抗期中のチャーリー。口下手で、いまにも繋がりそうなゲジ眉に、脇汗…と、まるでイケてない高校生となって不器用な恋を展開しており、彼の見るに堪えない(?)初々しいキスシーンは笑いを誘う。そんな彼が、すっかり大人びて、『Call Me by Your Name』ではアーミー・ハマー演じる年上の青年に思いを募らせ、危うい少年ぽさと儚げな色気を感じさせるほどになったとは…。ちなみに、劇場未公開だが、ジェームズ・フランコが共同製作も兼ねて主演を務め、アンバー・ハード、クリスチャン・スレイターらが共演した『サスペクツ・ダイアリーすり替えられた記憶』(’15)では、ドラッグに溺れ、父(エド・ハリス)から虐待されていた主人公の壮絶な少年時代を熱演しており、ここでも若きカメレオン俳優ぶりを見せつけている。■セレーナ・ゴメスとキスも!今後の待機作がスゴすぎ!!そして『Call Me By Your Name』だ。1983年夏、陽光輝く北イタリアの避暑地で夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会い、ともに時間を過ごすうちに、激しい恋に落ちていく。ティモシーはイタリア語をマスターし、ピアノやギターも披露、かつてないセクシャルなシーンにも挑んだという。サンダンス映画祭で絶賛を浴び、ゴッサム賞ブレイクスルー俳優賞ほか、LA、NYと2大都市の映画批評家協会賞で主演男優賞を獲得。主演男優枠は、早くから『ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男』(原題:Darkest Hour)でのゲイリー・オールドマンが話題となっていたが、英国のベテランの初オスカーを阻むのはティモシーだったりするのかも。また、『フランシス・ハ』のグレタ・カーヴィグが初監督した自伝的作品『Lady Bird』は、『ブルックリン』のシアーシャ・ローナンが主演、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の新鋭ルーカス・ヘッジズも共演する。本作では一転、チャラいミュージシャンを演じているようで、シアーシャ演じる主人公のヴァージンを奪う(!?)相手だとか!おそらく両作品とも、ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞にノミネートされるはずなので、詳細を楽しみにしておきたい。さらには、クリスチャン・ベイル主演『Hostiles』、スティーブ・カレルの息子役を演じる『Beautiful Boy』、ウディ・アレン監督最新作『A Rainy Day in New York』(いずれも原題)など、話題作が続くティモシー。特にウディ・アレン作品ではセレーナ・ゴメスとのキスシーンもあり、エル・ファニング、スキ・ウォーターハウス、ジュード・ロウら共演者がとにかく豪華。まさに、名優・名監督に恵まれ続けている若き実力派。彼が映画界に巻き起こす新風を、見逃さないで。(text:Reiko Uehara)
2017年12月12日ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が、前年に発表された映画・テレビ番組の中から優れた作品を表彰するゴールデン・グローブ賞。第75回を数える今回、テレビの部では、ニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンというオスカー女優の共演が話題を呼び、エミー賞も席巻した「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」が最多6ノミネートを果たした。映画・ドラマ界のセレブリティが一堂に会し、テーブルを囲むパーティー形式で行われることから、“パーティー・オブ・ザ・イヤー”とも称されるゴールデン・グローブ賞。世界160か国以上で放送されており、映画の部はアカデミー賞の前哨戦としても注目を集めている。12月11日(現地時間)に映画の部と合わせて発表されたテレビの部では、「アリー my Love」のデヴィッド・E・ケリーが脚本・製作総指揮を手掛け、『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレが監督を務めた話題作「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」が、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門で最多6ノミネートを獲得。また、本作を放送するケーブルテレビ局HBOは、「ゲーム・オブ・スローンズ」など最多12ノミネート。「フュード/確執 ベティ vs ジョーン」(4ノミネート)に次ぐ3ノミネートを獲得したのは、人生の岐路に立つ36歳の男女を描き日本でも話題を呼んでいる「THIS IS US 36歳、これから」。ドラマ部門の作品賞、男優賞(スターリング・K・ブラウン)、助演女優賞(クリッシー・メッツ)がノミネートされている。さらに、ジェーン・カンピオン監督が手掛ける衝撃のクライム・ミステリー「トップ・オブ・ザ・レイク~チャイナガール」がリミテッドシリーズ/テレビムービー部門の作品賞にノミネート。本作に出演するエリザベス・モスは、今回のゴールデン・グローブ賞において「The Handmaid‘s Tale」(原題)でドラマ部門女優賞に、ニコールは「ビッグ・リトル・ライズ」でリミテッドシリーズ/テレビムービー部門女優賞にノミネートされており、実力派女優の共演も見どころ。2人はそれぞれの作品で、本年度のエミー賞も獲得している。授賞式は来年1月7日(現地時間)に開催され、セス・マイヤーズが司会を務める。テレビの部のノミネートは以下の通り。テレビの部ドラマ部門作品賞「ザ・クラウン」「ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌」「The Handmaid‘s Tale」(原題)「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「THIS IS US 36歳、これから」女優賞カトリーナ・バルフ「アウトランダー」クレア・フォイ「ザ・クラウン」マギー・ギレンホール 「The Deuce」(原題)キャサリン・ラングフォード「13の理由」エリザベス・モス「The Handmaid’s Tale」(原題)男優賞ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US36歳、これから」フレディ・ハイモア「The Good Doctor」(原題)ボブ・オデンカーク 「ベター・コール・ソウル」リーヴ・シュレイバー「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」テレビの部コメディ/ミュージカル部門作品賞「アトランタ」「Black-ish」(原題)「マーベラス・ミセス・メイゼル 」「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」「マスター・オブ・ゼロ」「ウィル&グレイス」女優賞フランキー・ショウ 「SMILF」(原題)レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」アリソン・ブリー「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」イッサ・レイ「インセキュア」パメラ・アドロン「Better Things」(原題)男優賞アンソニー・アンダーソン 「Black-ish」(原題)アジズ・アンサリ「マスター・オブ・ゼロ」ケヴィン・ベーコン「アイ・ラブ・ディック」ウィリアム・H・メイシー「シェイムレス俺たちに恥はない」エリック・マコーマック「ウィル&グレイス」テレビの部リミテッドシリーズ/テレビムービー部門作品賞「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」「FARGO/ファーゴ」「フュード/確執 ベティ vs ジョーン」「The Sinner -記憶を埋める女-」、「トップ・オブ・ザ・レイク~チャイナガール」女優賞ニコール・キッドマン 「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」ジェシカ・ラング 「フュード/確執ベティ vs ジョーン」リース・ウィザースプーン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」スーザン・サランドン「フュード/確執ベティ vs ジョーン」ジェシカ・ビール「The Sinner -記憶を埋める女-」男優賞ロバート・デ・ニーロ「嘘の天才 ~史上最大の金融詐欺~」カイル・マクラクラン「ツイン・ピークスThe Return」ユアン・マクレガー「FARGO/ファーゴ」ジュード・ロウ「ピウス13世美しき異端児」ジェフリー・ラッシュ「ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン」助演女優賞ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」アン・ダウド「The Handmaid’s Tale」(原題)クリッシー・メッツ「THIS IS US36歳、これから」ミシェル・ファイファー「嘘の天才 ~史上最大の金融詐欺~」シェイリーン・ウッドリー「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」助演男優賞アルフレッド・モリナ「フュード/確執ベティ vs ジョーン」アレキサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」デヴィッド・シューリス「FARGO/ファーゴ」デヴィッド・ハーバー「ストレンジャー・シングス未知の世界」クリスチャン・スレイター「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」(text:cinemacafe.net)
2017年12月12日アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される世界最高峰の映画の祭典「第90回アカデミー賞授賞式」。WOWOWでは、今年も「生中継!第90回アカデミー賞授賞式」として3月5日(月)に生中継を放送。この度、番組案内役として、今年もジョン・カビラ&高島彩がコンビを組むことが分かった。カビラさんは、「心痛むニュースが多く聞かれるアメリカのエンターテインメント界ですが、オスカーのステージでどのようにその暗雲を払うのか、はたまた直視しするのか、これまでの授賞式とは一線を画す内容になることは必至。映画の無限の創造性を讃えながら、正義の尊さもユーモアというスパイスを効かせて表現するであろう今回の授賞式。究極の『一期一会』にご期待ください!」と熱いコメント。一方、高島さんは「今年はどんな作品があの舞台を彩るのだろうと、胸が高鳴ってきますね」と心境を明かし、自身の私生活では、家事も育児も『ラ・ラ・ランド』のサントラと共にあったと言う高島さん。それゆえ「歌曲賞がどの作品になるのかも楽しみです。そして、前回は人種や性別を含め、あらゆる多様性を大切にしようというメッセージが『ムーンライト』の受賞に見えたように思いましたが、90回を迎える今回もハリウッドは明るいニュースばかりではありません。女性の人権を守るメッセージを作品や受賞者が発信してくれることも期待しています」と語った。ドナルド・トランプ大統領誕生直後の開催となった前回は、作品賞で封筒の渡し間違えという、アカデミー賞史上初のトラブルが発生し、前例のない大変な混乱の中終了した授賞式。高島さんは、「今年は幻の受賞作なんてことにならないように、受賞作が書かれた封筒がどんな風にプレゼンターに渡されるのかも個人的には小さな楽しみです」とも話している。「生中継!第90回アカデミー賞授賞式」は2018年3月5日(月)8時30分~WOWOプライムにて放送(2か国語/同時通訳)。※字幕版は同日21時~放送(cinemacafe.net)
2017年12月12日アカデミー賞の行方を占う前哨戦の目玉の1つ、ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが12月11日(現地時間)に発表され、第75回となる今回は『シェイプ・オブ・ウォーター』が最多7部門でノミネートされた。次いで『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『スリー・ビルボード』が6部門でノミネートされた。ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)の投票によって、ドラマ部門とミュージカル・コメディ部門に分けて、作品賞と主演俳優賞、両部門から助演俳優賞が選出される。授賞式は来年1月7日(現地時間)に開催され、セス・マイヤーズが司会を務める。映画部門のノミネートは以下の通り。映画の部映画の部/ドラマ部門作品賞『Call Me by Your Name』(原題)『ダンケルク』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』主演女優賞ジェシカ・チャステイン(『Molly’s Game』原題)サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)フランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)メリル・ストリープ(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)ミシェル・ウィリアムズ(『All the Money in the World』原題)主演男優賞ティモシー・シャラメ(『Call Me by Your Name』原題)ダニエル・デイ・ルイス(『Phantom Thread』原題)トム・ハンクス(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)ゲイリー・オールドマン(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)デンゼル・ワシントン(『Roman J. Israel, Esq』原題)【ミュージカル・コメディ部門】作品賞『The Disaster Artist』(原題)『ゲット・アウト』『グレイテスト・ショーマン』『I, Tonya』(原題)『Lady Bird』(原題)主演女優賞ジュディ・デンチ(『Victoria&Abdul』原題)ヘレン・ミレン(『ロング, ロングバケーション』)マーゴット・ロビー(『I, Tonya』原題)シアーシャ・ローナン(『Lady Bird』原題)エマ・ストーン(『Battle of the Sexes』原題)主演男優賞スティーヴ・カレル(『Battle of the Sexes』原題)アンセル・エルゴート(『ベイビー・ドライバー』)ジェームズ・フランコ(『The Disaster Artist』原題)ヒュー・ジャックマン(『グレイテスト・ショーマン』)ダニエル・カルーヤ(『ゲット・アウト』)助演女優賞メアリー・J・ブライジ(『マッドバウンド 哀しき友情』)ホン・チャウ(『ダウンサイズ』)アリソン・ジャネイ(『I, Tonya』原題)ローリー・メトカーフ(『Lady Bird』原題)オクタヴィア・スペンサー(『シェイプ・オブ・ウォーター』)助演男優賞ウィレム・デフォー(『The Florida Project』原題)アーミー・ハマー(『Call Me by Your Name』原題)リチャード・ジェンキンズ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)クリストファー・プラマー(『All the Money in the World』原題)サム・ロックウェル(『スリー・ビルボード』)外国語映画賞『ナチュラルウーマン』『最初に父が殺された』『女は二度決断する』『ラブレス』『The Square』(原題)監督賞ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)マーティン・マクドノー(『スリー・ビルボード』)クリストファー・ノーラン(『ダンケルク』)リドリー・スコット(『All the Money in the World』原題)スティーヴン・スピルバーグ(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)脚本賞『Lady Bird』(原題)『Molly’s Game』(原題)『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』作曲賞『ダンケルク』『Phantom Thread』(原題)『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』主題歌賞「リメンバー・ミー」(『リメンバー・ミー』)「This Is Me」(『グレイテイスト・ショーマン』)「Mighty River」(『マッドバウンド 哀しき友情』)「Home」(『Ferdinand』原題)「The Star,」(『The Star』原題)アニメ映画賞『ボス・ベイビー』『The Breadwinner』(原題)『リメンバー・ミー』『Ferdinand』(原題)『ゴッホ最期の手紙』(text:Yuki Tominaga)
2017年12月11日誰もが知っているとおり、英語で1000のことをthousandと書きますが、これを、しばし迷って「象さん」と読んだ人がいて、聞いた瞬間おおいに笑ってしまいました。tho(ぞ)u(う)san(さん)d(発音しないと決める)で、たしかに「ぞうさん」と読めなくもないし、最後の「d」はべつに発音しなくったっていいし…エルメスの頭のHだって発音しないわけだし。英語の授業中の出来事で、先生に当てられた女性は、ホントの読み方は知らないけど、どうにかしなくちゃならなかったから、必死で読み方を考えたのち、象さんと読んだのでしょう。まちがっていると薄々わかっていても、期せずして英文の途中に登場した「1000」を読まないと授業を止めてしまうことになるという強い責任感が、彼女の記憶のどこかから象さんを引っ張り出してきたのでしょう(象さんもビックリしたと思う。「今、このタイミングでおれ?」ってな具合に)。夫婦のあいだにも「ホントのところは知らないけど、一応どうにかしなくちゃならないこと」があります。たとえば彼女のお母さん、つまり義理のお母さんが、ぼくらの結婚式についてどう考えているのか?ということは、ぼくは知らない。もちろん漠然と「こう思っているのだろうなあ」という推測はします。でも本当のところはよくわからない。みんなで寄り集まって話せばいいことですが、お互いに「これを言ってしまうと、こっちの家がわがままだと見られてしまうかもしれない」など、いろんな細かな感情が作用することだってあるでしょうから、お互いになかなか話を切り出せない。ゆえにホンネが見えない。結婚式のことがぼくとヨメの間でほぼ話題に上がらず、でもそろそろ場所や日程、おおざっぱな内容などを決めないと周囲の人たちがいぶかしく思うだろうなと内心焦っていたぼくは、ヨメに尋ねました。「結婚式どうする?」と。なぜなら男として、結婚式を一応どうにかしなくちゃならないという責任感があったから。ヨメは答えました。「ふつうの結婚式でいい」と。ぼくは即座に言い返しました。「ふつうでいいと言ったところで、お義母さんには『こういう結婚式にしたい』という思いがあるかもしれないから、お義母さんに相談しといてよ」と。なぜかふと、お義母さんという言葉が口をついて出てきました。言いながら「しまった」と思いました。「しまった、先にお義父さんのことを聞くべきだった」と思いました。女の子の家庭って、お父さんとお母さんどちらが娘をヨメに出すことをナーヴァスに感じているのかといえば、おそらくお父さんだから。でも「お義父さんは結婚式になにかリクエストないの?」と、ぼくはヨメに聞けなかった。同性は同性の気持ちに敏感だから。わが娘を嫁に出すお義父さんの心中を思えば…少なくともぼくはなにも言えない。お義父さんは、かわいい娘の結婚式について思うところがあるにせよ、きっとそれをまだ言語化できるところにはいないであろうと想像したら、なにも言えなかった。ましてや「知ったか」をして、「お義父さんも哀しいだろうね」とは、口が裂けても言えなかった。thousandを象さんと読むかのごときユーモアは、ぼくらの結婚式の話題においては、どこにも見当たらなかった。世界中の人々がthousandを「ぞうさん」と発音する日が来たら、5000ドルは「five ぞうさん だら~ず」となり、静岡や愛知の人はきっとうれしいのだろうなあとぼんやり考えているぼくに、ヨメは言いました。「わたし、結婚式にあまり興味がないから」。「でもお義父さんとお義母さんは、娘の結婚式のことを真剣に考えているはずだよ」ぼくはこう答えました。しばし重たい沈黙があり、会話はここで途切れました。その後も沈黙が続きました。英語の授業中に、知ったかで強行突破した「ぞうさん女」のことが、とてもまぶしく、勇気ある女性として思い出されたひと時でした。おおいに違和を感じつつも、象さんと発音しきった彼女に、たくましく生き抜いてきた胆力を感じたのです。(ひとみしょう/文筆家)
2017年12月08日先日、この連載を読んでくださっている方にはおなじみのオスカルから久しぶりにメールがきました。オスカルを知らない方のためにさくっと説明しますと、彼は私がこの春にマンチェスターで通っていた語学学校のクラスメイトであります。25歳のハンサムなフランス人青年。メールには近況報告が書いてあったのですが、そこには「I found a job as a lawyer in the French Federation of ××」とありました。え?lawyer?14歳年下のオスカルは私から見るととっても頼りなくて、社会性も身についていなくて、正直、この子ちゃんと仕事に就けるのだろうかと心配していました。そのアンドレ…じゃなくてオスカルがlawyer!?確かに本の話をしていた時「あまり小説は読まないなあ。法律関係の本ばっかり」と言っていました。その時は、何カッコつけてんだよと流してしまいましたが、ちゃんとお勉強していたのね。ちなみに日本ではlawyer=弁護士と捉えられがちですが、イギリスでは法律に関わる仕事をしている人を総称してlawyerと呼ぶようなので、オスカルが法廷で「裁判長、シュルブプレ!」と言っているわけではありません。しかしまあ若者の失業率が高いフランスで良い仕事に就けたオスカルは優秀であります。何よりも素晴らしいのは、彼が仕事のためにパリに引っ越したこと!メールにも「パリで繭子のことを待っているよ」と書いてありました。久々の甘いメールに、おばさん胸きゅん。オスカルとはしばらく連絡をとっていませんでしたが、これを機にまたメールをするようになりました。そんなある日、いつもはメールのオスカルから突然テレビ電話の着信。何事かと思って出ると、液晶の向こうにはシャンゼリゼ通りのイルミネーションが輝いていました。「ハーイ、繭子!シャンゼリゼだよ!元気出た?」数日前に送ったメールで、私はオスカルに最近何をやってもうまくいかないと愚痴モード。そして「ニュースで見たけど、シャンゼリゼのイルミネーションが始まったんだね」と書いていました。そんな私にオスカルからのプレゼント。ああ、マンチェスターのハンバーガー屋に行っても、カレー屋に行っても、メニューが決められず一番上に書いてあるのを指さしていたオスカルが何だか大人になっちゃった。「一緒に見たいから、早くおいで!」というオスカルに頷きながらも、もう寒いのがイヤで次の外国はオーストラリアの予定だよとは言えない14歳年上のお姉さんなのでした。Written by 西山繭子
2017年12月08日パキスタン出身のアメリカ人コメディアン、クメイル・ナンジアニの実話を描いた、本年度アカデミー賞大本命作『THE BIG SICK』(原題)が、『ビッグ・シック』の邦題で2018年2月23日(金)より日本でも公開されることが決定した。■あらすじパキスタンで生まれシカゴに移住したコメディアンのクメイルは、アメリカ人大学院生のエミリーと付き合っている。ある日、同郷の花嫁しか認めない厳格な母親に言われるまま、見合いをしていたことがエミリーにバレて、2人は破局を迎える。ところが数日後、エミリーは原因不明の病で昏睡状態に。病院へ駆けつけたクメイルは、彼がエミリーを傷つけたことに腹を立てている両親テリーとベスに出会う。最初はクメイルへの敵意をあらわにしていたベスが、気分転換に訪れたコメディクラブで、クメイルに人種差別的なヤジを飛ばす観客と毅然と闘ったことから、3人は心を通わせ始める。彼らのエミリーへの深い愛に心を動かされ、自分にとってもエミリーがいかに大切な存在かに気付いていくクメイル。果たして、エミリーは目覚めるのか?そのとき、2人の未来の行方は――?■早くもアカデミー賞最有力!本作は、パキスタン出身のアメリカ人コメディアン、クメイルが“異文化結婚”の前に立ちはだかる数々のトラブルと騒動を愛と笑いで乗り越えた実話を、本人たちが共同で脚本執筆、クメイルを主役に抜擢して映画化。『はじまりのうた』のプロデューサーが製作を担い、『ドリスの恋愛妄想適齢期』のマイケル・ショウォルターがメガホンをとった。出演にはクメイルのほかにも、「恋するベーカリー」「ルビー・スパークス」のゾーイ・カザン、『アイス・エイジ』シリーズのレイ・ロマノ、『ピアノ・レッスン』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のホリー・ハンター、インド出身のアヌパム・カーが名を連ねた。全米でたった5スクリーンからスタートした本作だが、人種問題がさく裂するトランプ政権下、口コミにより2,600スクリーンにまで拡大し大ヒットを記録。さらに、近年注目を集める映画祭「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」で観客賞を受賞するほか、「ロカルノ国際映画祭」「ナンタケット映画祭」で観客賞受賞。「デトロイト映画批評家協会賞」「LAオンライン映画批評家協会賞」にはノミネート、そのほかにも次々と映画賞を受賞・ノミネートした。そして、12月11日(月)に開催される「ゴールデン・グローブ賞」ノミネート(コメディ・ミュージカル部門)への期待も高まっており、早くもアカデミー賞最有力との呼び名も高くなっている。『ビッグ・シック』は2018年2月23日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年12月08日アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞のノミネーションが公式サイトで発表された。作品賞を含む最多13ノミネートを受けたのは、ディズニー/ピクサー最新作で『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督が手掛けた『リメンバー・ミー』。続いて、アンジェリーナ・ジョリーが製作総指揮を務めて話題となった『The Breadwinner』(原題)が10ノミネートを果たした。日本からは片渕須直監督の『この世界の片隅に』と神山健治監督の『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~ 』がインディペンデント作品賞にノミネートされた。この賞は2015年に創設された新しい賞で、「上映時間が45分以上」、「アメリカでの上映館数が1,000館未満」、「2017年1月1日から12月31日までの間に連続して5日以上ロサンゼルス郡で上映される」などの条件を満たした作品が対象となる。日本の2作品とともにインディペンデント作品賞にノミネートされているのは、前述の『The Breadwinner』(原題)、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホをテーマとした『ゴッホ/最期の手紙』、フランスアニメの『The Big Bad Fox & Other Tales』(原題)。第45回アニー賞授賞式は、2018年2月3日(現地時間)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のロイスホールで開催される。(Hiromi Kaku)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会ひるね姫~知らないワタシの物語~ 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 ひるね姫製作委員会
2017年12月05日12月3日(現地時間)、ロサンゼルス映画評価協会賞が発表された。作品賞に輝いたのはルカ・グァダニーノ監督作の『Call Me by Your Name』(原題)。この作品は監督賞、主演男優賞も受賞した。1983年のイタリアを舞台に2人の青年の恋を描いた同作は、サンダンス映画祭でプレミア上映が行われる前々から評判がすこぶるよく、今後の賞レースでもたびたび名前を聞くことが予想されている。ジェームズ・フランコが監督・主演を務め、弟のデイヴ、「フリークス学園」での共演以来仲の良いセス・ローゲンをキャストに起用した『The Disaster Artist』(原題)も好評。今回はジェームズが主演男優賞の次点に選ばれた。主な受賞者及び受賞作品は以下の通り。■作品賞受賞:『Call Me by Your Name』次点:『The Florida Project』監督賞受賞:ギレルモ・デル・トロ (『シェイプ・オブ・ウォーター』)受賞:ルカ・グァダニーノ (『Call Me by Your Name』)主演男優賞受賞:ティモシー・シャラメ (『Call Me by Your Name』)次点:ジェームズ・フランコ (『The Disaster Artist』)主演女優賞受賞:サリー・ホーキンス (『シェイプ・オブ・ウォーター』)次点:フランシス・マクドーマンド (『スリー・ビルボード』)助演男優賞受賞:ウィレム・デフォー (『The Florida Project』)次点:サム・ロックウェル (『スリー・ビルボード』)助演女優賞受賞:ローリー・メトカーフ (『Lady Bird』)次点:メアリー・J・ブライジ (『マッドバウンド 哀しき友情』)(Hiromi Kaku)
2017年12月04日「TOKIO」長瀬智也が、WOWOWにて放送される「生中継!第60回グラミー賞授賞式」のスペシャルゲストに決定。長瀬さんは前回の第59回にもゲスト出演しており、今回で2回目の出演。決定にあたり長瀬さんは、「グラミー賞は、例えるなら“音楽のオリンピック”。世界の音楽、そして会場の熱気を日本の方に伝えることができるのは、音楽好きとして嬉しい限りです」と喜びのコメントを寄せている。音楽界で最も権威ある賞として全世界の音楽ファン、ミュージシャン、音楽関係者が注目するグラミー賞。60回を数える今回の授賞式は、これまでのロサンゼルスからニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンに会場を移し開催。先日、ノミネーションが一挙発表され、ジェイ・Zが最多8ノミネートを果たすなど注目を集めている。この度、2018年1月に行われる授賞式の模様を、今回もWOWOWが独占生中継。ニューヨークにスタジオを構え、スペシャルゲストとして長瀬さんを迎えて、会場の熱気と興奮を伝える。初参加となった昨年をふり返り、長瀬さんは「『あわよくば、何か盗んでやろう!』と意気込んでいましたが、そんなことを考える余地もないほど、感動と刺激的なシーンの連続でした。パフォーマンスの迫力はもちろん、アーティストの音楽に対する想いや人間性までを感じ取れることが、授賞式を生中継で見る醍醐味だと思います」と話し、「今回の会場はニューヨーク。さまざまな人が行きかう街での60回の節目となる授賞式であり、どんなことが起きるか期待しつつ、さまざまな音楽・アーティストの魅力に触れてほしいです」とコメントしている。「生中継!第60回グラミー賞授賞式」(2か国語版※同時通訳)は2018年1月29日(月)8時30分~WOWOWプライム、「第60回グラミー賞授賞式」(字幕版)は2018年1月29日(月)22時~WOWOWライブにて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月01日元新体操日本代表(通称フェアリージャパン)の畠山愛理が、「第46回ベストドレッサー賞」のスポーツ部門に選出され29日、都内で行われた授賞式に出席した。ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードする著名人に贈る同賞。1972年にスタートし、今年で第46回を迎える。新体操日本代表として2012年のロンドン五輪、2015年の世界選手権、2016年のリオデジャネイロ五輪などで活躍し、引退後はスポーツキャスターやモデル、タレントとして活動している畠山。「素直にとてもうれしいです」と受賞を喜び、「初めはドッキリなんじゃないかと思ってしまった。次に、本当に私で合ってるのかなって思うくらい驚きました」と笑った。この日は、美背中をあらわにした黒いロングドレスで登場し、レッドカーペット上で新体操のポーズも披露。衣装については「身長を生かしたドレスを選びました」と説明し、また、「スタイルを隠した服を着ていると、どんどんふくよかになってしまう気持ちが自分の中であるので、普段から体型を隠さない服を着るように意識しているので、このドレスを選びました」と話した。畠山のほか、経済部門にワコールホールディングス代表取締役社長の塚本能交、学術・文化部門にギタリストの村治佳織、芸能部門に女優の波瑠と歌舞伎俳優の尾上菊之助が選出された。
2017年11月29日11月29日(水)、第42回「報知映画賞」全9部門が発表。中でも注目の「新人賞」には今年7月より公開された『君の膵臓をたべたい』北村匠海&浜辺美波がW受賞した。まず「作品賞」(邦画)に選ばれたのは寺山修司の原作を基に、岸善幸監督が前篇/後篇と二部作で手掛けた、菅田将暉&ヤン・イクチュンW主演の『あゝ、荒野』。「監督賞」に選ばれたのは、浅野忠信や田中麗奈らをキャストに迎え、直木賞作家・重松清の傑作原作を映画化した『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子。「主演男優賞」および「主演女優賞」は菅田さんと蒼井優。菅田さんは1月に公開された『キセキ -あの日のソビト-』、4月に公開された『帝一の國』『あゝ、荒野』『火花』など、2017年公開の話題作に立て続けに出演。蒼井さんも10月に公開された『彼女がその名を知らない鳥たち』で主演を務め、10月に開催された「第30回東京国際映画祭」では安藤サクラ、満島ひかり、宮崎あおいとともにオープニングセレモニーに登場した。そして注目の「新人賞」には今年7月より公開された『君の膵臓をたべたい』の北村さん&浜辺さんがW受賞。「第22回釜山国際映画祭」にもオープンシネマ部門への正式招待された同作で、北村さんと浜辺さんは膵臓の病に侵されたクラスの人気者の少女と、彼女の病気を家族以外で唯一知る地味なクラスメイトを演じた。(text:cinemacafe.net)
2017年11月29日女優の波瑠が、「第46回ベストドレッサー賞」の芸能部門に選出され29日、都内で行われた授賞式に出席した。波瑠ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードする著名人に贈る同賞。1972年にスタートし、今年で第46回を迎える。波瑠は「すごくうれしいです。身に余る賞というか、光栄です」と謙虚にコメント。この日の衣装について「1からオーダーメイドで作っていただいた衣装で、世界に一つしかない服を着させていただいてうれしいです」と話し、また、「かかとの高い靴を履いて、久しぶりに視線が高いです」と笑った。普段の服については、「たいしたものは着てないです」と言い、「Tシャツや、冬はニットにジーンズだったり、現場に行ったら着替える仕事なので、脱ぎきしやすい着心地がいい服を着ています」と説明。「気に入りの服があるとずっとそれを着て、クタクタになってきてそろそろやめようかなと思ってやめる」とお気に入りの服を大切に着るタイプだと語った。波瑠のほか、経済部門にワコールホールディングス代表取締役社長の塚本能交、学術・文化部門にギタリストの村治佳織、芸能部門に歌舞伎俳優の尾上菊之助、スポーツ部門にスポーツキャスター・モデルの畠山愛理が選出された。
2017年11月29日「第60回グラミー賞」授賞式が、2018年1月28日(日本時間29日)にこれまでのロサンゼルスからニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンに会場を移し開催。この度、全84部門のノミネーションが発表された。今回発表されたノミネートでは、ジェイ・Zが「年間最優秀レコード候補」「年間最優秀アルバム候補」「年間最優秀楽曲候補」の主要3部門を含む8ノミネートで最多!ジェイ・Zは、過去にプロデューサーとしてのノミネーションは多数あるが、アーティストとしての自身の作品としては初の主要部門ノミネート。前回の第59回授賞式で、主要部門の受賞を逃し波紋を呼んだ妻・ビヨンセのリベンジなるのか?と注目が集まる。そして、ケンドリック・ラマーの7ノミネート、ブルーノ・マーズの6ノミネートが上位に続いている。また日本からは、喜多郎の「空海の旅5(Sacred Journey Of Ku-kai Vol.5)」が、「最優秀ニューエイジ・アルバム」にノミネートされた。なお、WOWOWでは29日(月)にこの授賞式の模様を生中継することが決定。ほかにもWOWOWでは、今回の授賞式をより楽しむための特別番組や、前回の「第59回グラミー賞授賞式」などを放送する特集番組が組まれている。主要4部門ノミネーションは以下の通り<年間最優秀レコード候補>「Redbone」チャイルディッシュ・ガンビーノ/「デスパシート」ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー/「ザ・ストーリー・オブ・O.J.」ジェイ・Z/「ハンブル」ケンドリック・ラマー/「24K・マジック」ブルーノ・マーズ<年間最優秀アルバム候補>「アウェイクン、マイ・ラヴ!」チャイルディッシュ・ガンビーノ/「4:44」ジェイ・Z/「ダム」ケンドリック・ラマー/「メロドラマ」ロード/「24K・マジック」ブルーノ・マーズ<年間最優秀楽曲候補>「デスパシート」ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー/「4:44」ジェイ・Z/「Issues」ジュリア・マイケルズ/「1-800-273-8255」ロジックfeat.アレッシア・カーラ&カリード/「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」ブルーノ・マーズ<最優秀新人賞候補>アレッシア・カーラ/カリード/リル・ウージー・ヴァート/ジュリア・マイケルズ/SZA「生中継!第60回グラミー賞授賞式」(二か国語版※同時通訳)は2018年1月29日(月)8時30分~WOWOWプライム、「第60回グラミー賞授賞式」(字幕版)は1月29日(月)22時~WOWOWライブにて放送。※生中継・字幕版ともにWOWOWメンバーズオンデマンドで配信予定。(cinemacafe.net)
2017年11月29日『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞を受賞した天才脚本家アーロン・ソーキンの監督デビュー作『MOLLY’S GAME』(原題)が、2018年5月に日本公開されることが決定。ジェシカ・チャステインを主演に迎え、トップアスリートから、26歳にしてスター俳優が集う高額ポーカーの経営となったモリー・ブルームを描いていく。モーグルのオリンピック候補だったモリー・ブルームは、選考をかけた大会で怪我を負い、アスリートの道を諦める。ハーバード大学へ進学するまでの1年をロサンゼルスで気ままに過ごすことにしたモリーだったが、勤めていた会社のボスから、アンダーグラウンドなポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれる。そこでは、ハリウッドスターや大物プロデューサー、大企業の経営者らが法外な掛け金でポーカーに講じていた。やがて、彼女はその才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するのだが、10年後FBIに逮捕される。彼女を担当した弁護士は、打合せを重ねるうちに、目の前の女性がタブロイド紙に書きたてられるような人物でないことを知るのだが――。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』『ゼロ・ダーク・サーティ』と2年連続でアカデミー賞にノミネートされ、現在ロングランヒット中の『女神の見えざる手』でゴールデングローブ賞のドラマ部門で主演女優賞候補となったジェシカ。そんないまノリに乗っているハリウッド最注目の女優が主演する本作は、トロント映画祭でプレミア上映、AFIのクロージングを飾り、本年度アカデミー賞の候補作とも目されている話題作。また、レビューサイトRotten Tomatoesで批評家95%の高評価を獲得している(11月24日現在)。レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、ベン・アフレックをはじめとするトップスターが顧客リストに名を連ねていたことでニュースとなったエクスクルーシブルなポーカールーム。招待された限られた者のみが参加できる、ハリウッドの都市伝説的なそのポーカールームを経営していたのは、若干26歳の魅力的な女性モリー・ブルーム。ジェシカが今作で演じるのは、このモリー。彼女は、オリンピック候補にもなったトップアスリートから予想外の転身を遂げ、タブロイド紙の注目の的になった人物。今回、2014年に刊行されベストセラーとなった彼女の回想録を、実在の人物を描くことに定評のある脚本家アーロン・ソーキンが、独自の視点で脚本、初監督に挑んだ本作。物語は、違法なポーカー・ゲームでFBIに逮捕された彼女と弁護士のやりとりを通して、スキャンダルの的となったモリーの栄光と転落を追いながら、その才気と情熱の根源に迫っていく。『女神の見えざる手』に続き、本作では並外れた才覚と情熱を仕事にそそぐ女性を演じ、オスカー候補との呼び声も高いジェシカ。彼女のほかにも、モリーの弁護士には『マイティ・ソー』シリーズや『スター・トレック BEYOND』のイドリス・エルバ、モリーの父親を『パーフェクト・ワールド』『ドリーム』のケヴィン・コスナーが演じる。『MOLLY’S GAME』(原題)は2018年5月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月29日そ、それってアリなの? 山尾志桜里衆議院議員(43)の度肝を抜かれる決断に、どうリアクションすればいいのか困ってしまう人も多いことでしょう。 週刊誌に若手弁護士・倉持麟太郎さん(34)とのダブル不倫疑惑を報じられ、10月の衆議院総選挙では責任を取るかたちで民進党から離党。無所属で出馬し見事、当選を果たした山尾議員。 これをもって疑惑に対する“禊”は終わったと判断したのか。なんと先日、自身の政策顧問として倉持氏を起用する方針であることが明らかとなり、多くの批判を呼んでいます。 政治の裏事情はわかりません。ただ“限りなくグレー”をつきつけられたら、その後は“白”であることを行動でアピールするのが普通の感覚。あえて疑惑の彼との関係を今後も続けていくと公に宣言するとは……。しおり、あなたってなんて“強欲”な女なんでしょう!? 頭脳明晰な女性議員の影から女の業が透けて見える気がしますが、同時にこの決断は彼女に試練をもたらすかもしれません。1つはすでに起きつつありますが、元政治家タレントの格好のネタにされることです。 たとえば“炎上女王”としてタレント転身した上西小百合元衆議院議員(34)は、「政治家としては山尾さんより私の方が桁違いに優秀」など突っ込みドコロ満載のコメントをしています。ほかにも多くのタレントたちが「女性議員の不倫」という非日常的なネタに対して、好き勝手な言葉を発しています。 筆者もその1人ではありますが、やはり頭脳明晰で冷静沈着そうな女が情に走る姿というのは“下衆な興味”が湧くものです。 政策顧問への起用は白だからこその堂々とした決断なのか、それとも女の情なのか。全国民の好奇のまなざしが向けられていることを、忘れないほうがいいでしょう。 また山尾議員が政治に詳しくない人たちにも認知されるきっかけとなったのは、「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名ブログの内容を国会で取り上げたことでした。このときは多くの女性から共感と応援が集まりましたが、今回の不倫疑惑からの流れは一転して反感を買うことになりかねません。 夫婦関係に不満を抱く女性というのは、「不倫願望をどこかで抱えながらも、子どもがいて世間の常識があるから我慢して生きている人」が少なくありません。そんななか「不満もなんのその」と欲望に忠実な女性が現れたとしたら、うらやましさより憎さが勝るものです。 さらに、相手は9歳も年下です。いくら美人で頭も良くてお金も権力も持っているからって、ちょっと派手すぎやしませんか! いろんな面から山尾議員の状況をみていくと、今回の決断は彼女にとって“勝負”なのかもしれません。 疑惑の彼をそばに置くことは、たとえ白であっても結果を残さない限り周囲は納得しないでしょう。政治家生命も危うくしかねないこの決断は、何を思ってのことなのでしょうか。 “しおりの桜”が咲くか散るか。みなさんで傍観していきましょう。
2017年11月21日第70回カンヌ国際映画祭にて脚本賞を受賞した、『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督最新作『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が、来年3月3日(土)より日本公開されることが決定した。心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な2人の子どもに恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。しかし、彼らの特権的な生活は、ある少年を家に招き入れたときから奇妙なことが起こり始める。子どもたちは突然歩けなくなり、目から赤い血を流す。そしてスティーブンはついに容赦ない選択を迫られることになる…。本作は、『籠の中の乙女』で第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ受賞、続くコリン・ファレルやレイチェル・ワイズら人気俳優が集結した『ロブスター』では、第68回カンヌ国際映画祭「審査員賞」を見事受賞し、本作でカンヌ映画祭3度目の受賞となったランティモスの監督・脚本による最新作。主人公を演じるのは、前作『ロブスター』に続き、監督と再び組んだコリン・ファレル。『ロブスター』では結婚できずメタボで冴えない中年男を演じたが、本作ではあることをきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブンを演じる。また彼の美しい妻には、オスカー女優のニコール・キッドマン。謎の少年役を、『ダンケルク』で兵士の救出に向かう民間の船に乗り込む正義感の強い少年を演じ、注目を集めた期待の新星バリー・コーガンが演じる。なお、本作の「選べるオリジナルクリアファイル付き前売券」が発売。新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開劇場の窓口で販売される(数量限定)。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は2018年3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月20日WOWOWでは今年も、音楽界で最も権威ある賞として知られるグラミー賞授賞式を現地から独占生中継。第60回となる今年は、15年ぶりにニューヨークの “音楽の殿堂”として知られるマディソン・スクエア・ガーデンにて行われる。毎年、全世界の音楽ファン、ミュージシャン、音楽関係者が注目するグラミー賞。今回は60回目を記念し、ロサンゼルスからニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンに会場を移し、華々しく開催される。なお、ニューヨークでの開催は2003年の第45回以来、15年ぶり。WOWOWでは、その授賞式の模様を2018年1月29日(月)8時30分から二か国語版(同時通訳)で独占生中継。また、同日22時からは字幕版の放送も決定している。なお、ノミネーション発表は日本時間11月28日(火)深夜を予定。今後、授賞式やノミニーの情報は随時、特設サイトで発表されていくそうで、昨年の「第59回グラミー賞授賞式」の模様や「エド・シーラン ロンドン・ウェンブリースタジアム 2015」などの関連番組も合わせて放送される。今回のグラミー賞の熱気と興奮、そして感動の瞬間を現地のスタジオからお届けする案内役には、前回に引き続き、ジョン・カビラとホラン千秋が決定。2人から、記念すべき今回の授賞式に臨むコメントが届いている。◆ジョン・カビラグラミー、ゴールデンな60周年授賞式はビッグアップルからお届けします。各賞の行方ももちろんですが、奇しくも50周年を迎えるマディソン・スクエア・ ガーデンのステージを飾る一夜限りのパフォーマンスにぜひご注目。ジャンルを超えたコラボレーションに心震わせるひと時を!◆ホラン千秋今回で第60回目を迎えるグラミー賞。記念すべきアニバーサリーイヤーは舞台をニューヨークに移し、この1年のエンターテインメントを総決算します。今回もジョン・カビラさんと現地から生放送でお届け出来ることを嬉しく思いますし、いまから興奮が止まりません!いままで以上に熱く楽しく現地の熱気を皆さまに伝えられるよう、とにかく私も思いっきり楽しみたいと思います!(笑)「生中継!第60回グラミー賞授賞式」は2018年1月29日(月)8時30分~WOWOWプライムにて放送。※二か国語版(同時通訳)「第60回グラミー賞授賞式」は2018年1月29日(月)22時~WOWOWライブにて放送。※字幕版「第60回グラミー賞授賞式 ノミネーション情報」は2018年1月7日(日)ほか放送。 ※無料放送(text:cinemacafe.net)
2017年11月20日第9回TAMA映画賞の授賞式が18日に都内で行われ、最優秀新進女優賞を授賞した女優・土屋太鳳が、“ひたむきさ”を評価されての受賞に感激の涙をこぼした。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。土屋にとって、2017年は映画界で大活躍した一年。『トリガール!』『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』に出演し、「どの役に対しても誠心誠意ひたむきに向かっている」と評価されての受賞となった。この日、土屋はシースルー素材のブラックドレスで登場。くるりと後ろを振り向くと、大胆に開いた背中を見せるなど、健康的なセクシースタイルで会場を魅了した。家族も来場していたという土屋。感激の面持ちでトロフィーを受け取ると「映画の扉を叩いてから12年」とこれまでの道のりを述懐。「少しずつ、必死にその扉をこじ開けた中で、たくさんの言葉に出会いました。温かい涙があふれる言葉もあれば、冷たい涙が心をえぐる言葉もあって、いつのまにかデコボコな……」と決して楽ではない道のりを振り返ると、思わず涙がこぼれた。言葉につまる土屋に、会場からは「がんばれ!」との声援が。大きな拍手に励まされた土屋は「いつのまにかデコボコな心になっていましたが、今回の受賞理由で言っていただいた言葉は『それでいいんだよ』と包み込んでくださるような言葉。これからの自分の背中を押してくださるような言葉でした。この言葉を胸に、これから女優として歩いていきます」と力強く宣言した。今年公開となった映画のタイトルを一つ一つ噛みしめるように口にし、「この愛してやまない作品たちの名前と一緒にここに立てていることが、本当にうれしいです。この作品を通して出会ったすべての人、すべての時間に心から感謝を伝えたい」と輝くような笑顔を見せた土屋。「静かな役でも激しい役でも、人として“野生”を感じられる演技を目指したい」とまっすぐに前を見つめていた。
2017年11月18日今年で59回を数える「輝く!日本レコード大賞」が、12月30日(土)にTBSにて生放送。本放送に先立ち、今年の日本レコード大賞候補となる「優秀作品賞」、最優秀新人賞候補となる「新人賞」ほか、各賞受賞者&曲が決定した。2017年「日本レコード大賞」候補となる「優秀作品賞」には、「乃木坂46」の「インフルエンサー」や「欅坂46」の「風に吹かれても」、「AKB48」の「願いごとの持ち腐れ」と女性アイドルグループが決定したほか、三浦大知「EXCITE」、氷川きよし「男の絶唱」、三山ひろし「男の流儀」、西野カナ「手をつなぐ理由」。さらに、ドラマ「カンナさーん!」主題歌となったAIの「キラキラ feat.カンナ」、現在放送中の月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」の主題歌である「AAA」の「LIFE」、映画『メアリと魔女の花』主題歌となった「SEKAI NO OWARI」の「RAIN」が受賞。「最優秀新人賞」候補となる「新人賞」には、ハロー!プロジェクト所属の女性アイドルグループ「つばきファクトリー」や、男性5人組ユニット「UNIONE」、中澤卓也、NOBUが受賞決定。そのほか、「特別賞」には2018年の引退を発表した安室奈美恵や、ニュースの報道でも話題となった「荻野目洋子/大阪府立登美丘高校ダンス部」の「ダンシング・ヒーロー」。「作曲賞」には杉山勝彦(家入レオ「ずっと、ふたりで」)。「最優秀アルバム賞」には「Suchmos」の「THE KIDS」。「企画賞」は「美女と野獣オリジナル・サウンドトラック」などが受賞した。主要な賞受賞者・楽曲は以下の通り。■優秀作品賞※曲名50音順「インフルエンサー」/「乃木坂46」「EXCITE」/三浦大知「男の絶唱」/氷川きよし「男の流儀」 /三山ひろし「風に吹かれても」/「欅坂46」「キラキラ feat.カンナ」/AI「手をつなぐ理由」/西野カナ「願いごとの持ち腐れ」/「AKB48」「LIFE」/「AAA」「RAIN」/「SEKAI NO OWARI」■新人賞※アーティスト名50音順つばきファクトリー中澤卓也NOBUUNIONE■特別賞※50音順阿久悠安室奈美恵「ダンシング・ヒーロー」 荻野目洋子/大阪府立登美丘高校ダンス部ゆず和田アキ子■<作曲賞>杉山勝彦/「ずっと、ふたりで」家入レオなど■<作詩賞>徳永英明/「バトン」徳永英明■<編曲賞>中田ヤスタカ/「良すた」「原宿いやほい」きゃりーぱみゅぱみゅなど■<最優秀アルバム賞>「THE KIDS」/「Suchmos」■<優秀アルバム賞>「がらくた」/桑田佳祐、「デラシネ déraciné」/「クミコ with 風街レビュー」、「ナイトライダーズ・ブルース」/高田漣 、「ライヴ・イン・モントリオール」/「上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ」(※アルバム名50音順)■<企画賞>「I’m HOME」/三浦祐太朗、「お義父さん」/はなわ 、「G.S. meets The KanLeKeeZ」/「The KanLeKeeZ」、「SEIKOJAZZ」/松田聖子、「美女と野獣オリジナル・サウンドトラック」、「船村徹 トリビュートアルバム~永遠の船村メロディー~」五木ひろし(※タイトル名50音順)「第59回輝く!日本レコード大賞」は12月30日(土)17時30分~TBSにて生放送。(cinemacafe.net)
2017年11月16日難民の青年を受け入れる家族の絆を描くドイツ映画『はじめてのおもてなし』。2016年に公開され空前の大ヒットとなり、ドイツ・アカデミー賞観客賞を受賞した本作の予告編が解禁となった。ミュンヘンの閑静な住宅街に暮らすハートマン家のディナーの席で、母アンゲリカは難民の受け入れを宣言。教師を引退して生き甲斐を失った彼女は、夫リヒャルトの反対を押し切って、ナイジェリアから来た難民の青年ディアロを自宅に迎える。家族は、“はじめてのおもてなし”に張り切るが、あるとき大騒動が起きてしまう。さらに、ディアロの亡命申請も却下に。果たして、崩壊寸前の家族と天涯孤独の青年は、平和な明日を手に入れることが出来るのか――?『善き人のためのソナタ』のプロデューサーと、ドイツのヒットメーカーのサイモン・バーホーベン監督がタッグを組み、本国で2016年興収No,1となる大ヒットを記録した本作。ドイツの人気俳優たちが競演し、家族の絆、難民やテロなど、リアルにあふれた悩みを、明るくユーモアたっぷりに、笑いと涙で描く必見の1作だ。このたび公開された予告編は、「家に難民を迎え入れるわ!」という母アンゲリカの、突然の発言からスタート。ひとりぼっちでドイツにやってきた青年ディアロを受け入れることにより、家族や地域に戸惑いが広がる様、逆にディアロが周囲に影響を与えていく様をコミカルに、そして人間味たっぷりに描く映像となっている。本作で描かれる、異国からの来客とともに、絆を確かめあい、変わってゆく家族の姿にはきっと心動かされるはず。『はじめてのおもてなし』は2018年1月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月15日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。前回は、恋愛で同じ失敗を繰り返さないために、「失敗の内容」を知り、次に生かすべしとお伝えしました。今回は、別の角度から「失敗を繰り返さないための行動」を考えたいと思います。失敗は「課題」を克服しないから実は先日、結婚相談所のベテラン相談員さんと情報交換をしていたら、彼女がつぶやいたのですよ。「婚活で失敗する人は、同じ失敗を繰り返します」と。詳しく聞いてみたところ、「婚活をしている女性でなかなかうまくいかない人は、失敗後に出会う相手が、また同じようなタイプだ」というのです。それは、女性の好みだとか、「選んでいるから」とかそういうのではなくて、「なにか人智を超えた“めぐりあわせ”のようなものを感じる」と言うのです!曰く、「大勢の男女を見てきて、最近気が付いたのですが、同じような人に巡り合うのは、その女性に与えられた課題なのかもしれません。そして、与えられた課題を克服しない限り、幸福な境地にはたどり着けないのかもしれません」…なんということでしょう。しかし当相談所に寄せられるお悩みやリポートの内容と合致するのも事実なのですよ。つまり、「同じような男性と同じような失敗をする女性たちは確実に存在する!」。巡り合うのは「課題」かもしれない「例えば、巡り合った相手に『好みでない』部分を見つけたとしましょう。最近の例でいうと、お金にだらしないタイプの男性にばかり巡り合う女性がいたのですね。で、彼女が次に選んだ相手もやっぱりお金にだらしなかった。だけど、それは最初からわかっていたことではなく、付き合って結婚を決める段階でやっとわかった事実だったんです。それで思ったのですが、彼女が最初からお金にだらしないタイプを選んでいるのではなくて、また、相手にはだらしない自覚はないので、そういうタイプからあえて選ばれてる…というのでもないのです。同じタイプの男性と、引き寄せられるように近づいて、『いいな』と思い合ってしまう。これは、なんらかの課題なのではないでしょうか。だから彼女は、その課題を克服しない限り、結婚にはたどりつけないのかもしれないと思うようになったんです」課題を克服するのは?例に出してもらった女性は、「お金にだらしない男性」と巡り合ってばかりいるわけですが、精神的にもろい男性とばかり巡り合う女性も、女性にだらしない男性とばかり巡り合う女性も世の中にはいるでしょう。いずれも、条件や見た目で男性に共通項があるわけでなく、「ふたを開けてみれば…」がほとんど。そして、「止めておこう」と身を引いてもやはり同じ問題を抱える男性に巡り合ってしまうのだとか。「だから、『違う』と思えた関係は、ストップさせるのではなくて、違うと思う部分があっても、一緒に過ごしてちゃんと課題を克服するのが女性に与えられたミッションなのかもしれません」「愛」を与える具体的には、違うと思った相手でも、「きちんと向き合うべし」だとか。愛し愛される関係を目指すために「まずは、ここが嫌だからと避けないで、彼を自分から愛する。だって避けたところで、ほかの誰かももしかしたら、何らかの問題を抱えているんです。そもそも女性自身もなんらかの問題を抱えているのに、それを見ないでいいとこどりを目指そうとしますよね。けれど、誰だってなんらかの問題を抱えている以上、少しでも惹かれるところがあって、付き合ったり、好意を持ちあったりした相手とは『ちゃんと付き合ってみなさい』ということなのだと思います」…聞いていて感じたのですが、欠けたところがある(と感じられる)男性と巡り合う私たちは、その「欠けている」と感じるのと「同じ量」だけ欠けた部分を持っているのかもしれません。そして巡り合う相手というのは、自分と同じレベル感の相手。だからこそ、「欠けた部分」を補い合うためにも、まずは相手の欠けているところを女性の愛情でカバーする意識を持つと活路が開けるのかもしれません。まとめ→●大人女性は「同じタイプの男性」と失敗を繰り返しがち。●失敗したタイプの男性は、実は向き合うべき相手。●女性から愛することで「欠点」をフォローする関係を目指そう!Written by にらさわ あきこ
2017年11月15日世の中のおとーさんたちが、お小遣い制という言葉をこよなく愛しているのか、忌み嫌っているのか知りませんが、ときどきテレビの中継で「不景気ですが、お小遣いのほうは?」と、リポーターが新橋駅前になぜかいるおとーさんに尋ね、「いや~、嫁に小遣いを減らされまして」なんて答えているのを見るにつけ、お小遣い制に内心、反対しているおと~さんも大勢いるのではないかと思います。お小遣い制度 VS 夫婦別財布お小遣い制にするのか、夫婦別財布にするのか?は、夫婦のいかなる話し合いによって決められているのか?について、ぼくは長年興味を抱いていました。だって、新橋駅前の寒空の下、缶コーヒーをすすりながらリポーターに愚痴をこぼすくらいなら、夫婦別財布にして、喫茶店に自由に入ることができる環境くらい、大のオトナとして確保したいと思うのが人情ってものでしょう。それをみすみすお小遣い制にさせられてしまうおとーさんたちって、どういう思考回路をしているのか、不思議でならなかったから。なにもおとーさんたちを批判しているわけでなく、単純にその思考回路を知りたかった。男の条件反射を刺激せよ先日、この積年の疑問が一気に解消されました。「一緒に住んだら、家賃とかどうする?」と、ヨメはぼくに尋ねました。家賃とか、の「とか」がかなり曲者だと、瞬間ぼくは感じましたが、つねに冷静沈着なヨメを前に、「とかってなに?」と言うことができず、「毎月決まった金額を渡すから、そこから払えばいいよ」と答えました。こういうのはもう、男の条件反射みたいなものです。「家賃、折半ね」と、しれっと言える反射神経が欲しかったと思っても、そんなもの、あとの祭りですよ。続けて、「わたしのお小遣いは?」と、ヨメが尋ねました。「毎月渡すお金の中から自由にとればいいよ」と、ぼくは答えました。「ということは、あなたもお小遣い制になるけど?」と、ヨメは、しれっとぼくに言いました。今度は「けど」が怪しい、なにか良からぬにおいがプンプンする、とぼくは思いました。が、長年このカラダに染みついてしまっている哀しい反射神経ゆえ、ぼくは「はい」と答えそうになりました。が、ここは踏みとどまった。新橋の駅前で、鉄でできている黒いメタリカルなSLよりカタくこわばった表情で缶コーヒーをすすっているおとーさんたちの姿が、反射的に脳裏をよぎったから。しばし沈黙がふたりを包みました。新橋のおとーさんたちが束になって、「お前、ここで踏ん張らないと、哀しい結末にしかならないぞ!寒空の下で飲む缶コーヒーもいいけど、ルノアールで居眠りこくのもいいぞ」などと、頭の中で応援してくれていました。おとーさん100人くらい?もっと?だからぼくは「小遣い制でもいいけど、おれ、個人事務所を持っているから、会社の経費とかいろいろあって…」と、思いつく限りの、かつ、ヨメが否定しづらそうな言葉を並べました。その間中ずっと、ヨメは黙ってぼくの話を聞いていました。ぼくの言い訳の言葉が尽きてもなお、ヨメは黙っていました。ぼくも負けじと黙っていました。がしかし、長年このカラダに染みついてしまっている哀しい反射神経ゆえ、気づくと「まあ小遣い制でもいっか」と口走っていました。沈黙はカネなり…!「沈黙はキンなり」という言葉をヨメは、幼い頃から「沈黙はカネなり」と読んできたのかもしれません。沈黙はカネなり…ってまあ、確かにそのとおりやなあ…と、新橋駅前にいるおとーさんたちも、物言わぬSLをぼんやりと眺めつつ、新婚当初、感心したのかもしれません。感心している場合では全然ないけど。(ひとみしょう/文筆家)
2017年11月14日2018年3月発表の第90回アカデミー賞の長編アニメーション部門の候補対象作が選出され、『この世界の片隅に』をはじめ、日本の作品5本がエントリーを果たした。10日(現地時間)、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は長編アニメーション部門の候補対象となる26作を選出。12日に日本での劇場公開1周年を迎え、いまもロングラン上映が続く片渕須直監督の『この世界の片隅に』のほか、選出されたのは米林宏昌監督の『メアリと魔女の花』(英題『Mary and the Witch’s Flower』)、神山健治監督の『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』(英題『Napping Princess』)、山田尚子監督の『映画聲の形』(英題『A Silent Voice』)、伊藤智彦監督の『劇場版ソードアート・オンラインオーディナル・スケール』(英題『Sword Art Online: The Movie Ordinal Scale』)の5作。主な選出作は、ユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションがタッグを組む第1弾で、アレック・ボールドウィンらが参加する『ボス・ベイビー』(2018年3月21日(水・祝)日本公開予定)、人気シリーズ第3弾となる『カーズ/クロスロード』、こちらも人気シリーズ第3弾で日本でも大ヒットした『怪盗グルーのミニオン大脱走』、3Dアニメ『レゴバットマンザ・ムービー』といったハリウッド・メジャーの大作。ほかにアンジェリーナ・ジョリーがプロデュースした『The Breadwinner』(原題)、ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』(2018年3月16日(金)公開予定)、現在日本公開中の『ゴッホ最期の手紙』など。厳正な審査を経た後、アカデミー会員の投票によって最終的に選出された候補作5本は1月23日(現地時間)に発表される。授賞式は3月4日(現地時間)に発表される。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- 2017年2月18日より全国にて公開(C) 2016 川原 礫/KADOKAWAアスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Projectひるね姫~知らないワタシの物語~ 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 ひるね姫製作委員会レゴバットマン ザ・ムービー 2017年4月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.怪盗グルーのミニオン大脱走 2017年7月21日より全国にて公開(C) 2017 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDメアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会カーズ/クロスロード 2017年7月15日より全国にて公開(C) 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2017年11月13日アカデミー賞をはじめ、世界の映画賞で驚異の83ノミネート、27受賞したスタジオライカが日本を舞台に描くストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』。この度、本国版のボイスキャストを務めている俳優、マシュー・マコノヒーのアフレコ&インタビュー映像が到着した。マシューが演じているのは、ノリは軽いが弓の名手でたくましさも兼ね備えている“クワガタ”役。主人公のクボと共に旅を共にする中で、物語の大きなカギを握る役だ。マシュー・マコノヒーが演じるクワガタすでに公開された映画『SING/シング』で、コアラのバスター・ムーン役を演じたことも記憶に新しいマシュー。こちらの公開が先となったが、実は声優としてアニメの吹き替えに挑戦したのは本作が初めて。公開された映像でマシューは、キャラクターについて「ドジ」と一言。オファーを引き受けた理由についてはドジなキャラクターを自身の子どもたちが好きだからだと明かし、「僕にとってもってこいだったんだ」とコメント。「声は子どもたちと練習したんだ」と自身の子どもたちと共に役作りを行ったことを告白している。軽いノリでユーモアたっぷりな印象が強いクワガタ。映像内では、よく見るような台本を片手に演技するのではなく、両手で身振り手振りを交えてクワガタ役を熱演しているマシューのアフレコの様子も映し出されている。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は11月18日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月12日「ハリウッド・レポーター」が公表した2018年の第90回アカデミー賞作品賞候補の1本として注目を集めるNetflixオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』が、11月17日(金)より全世界同時配信されることが決定。その場面写真と予告編が公開された。『ダンケルク』や『ダウンサイズ』『グレイテスト・ショーマン』などとともに、米国のエンターテインメント紙「ハリウッド・レポーター」がアカデミー賞作品賞候補作に選出した本作。第2次世界大戦中のミシシッピ・デルタの綿花農場で働く2家族の物語で、夢想家の地主ヘンリー(ジェイソン・クラーク)とその新妻ローラ(キャリー・マリガン)のマッカラン一家と、小作人の家長ハップ(ロブ・モーガン)と妻フローレンス(メアリー・J・ブライジ)のもと、一族のより良い生活を求めて粘り強く働き続けるジャクソン一家の姿を描いていく。それぞれの家族から、ヘンリーの弟で空軍パイロットのジェイミー(ギャレット・ヘドランド)と、ジャクソン家の長男で陸軍戦車大隊軍曹のロンゼル(ジェイソン・ミッチェル)が従軍。やがて受勲し、戦争の英雄としてデルタへ帰郷してきたことで、両家は図らずも共通の困難に立ち向かうことになる。戦場で苦難を共にした2人の若き退役軍人は、白人と黒人の人種隔離政策が社会に根深く染み付いた南部の田舎街で、予想外の友情を育んでいくことになるが…。メガホンをとったのは、クイーン・ラティファが伝説のブルース歌手ベッシー・スミスを熱演したエミー賞受賞作「Bessie」のディー・リース監督。「アメリカという国における人種と不平等をめぐる議論さながらに、マッカラン家とジャクソン家は、己に対する先入観とアメリカが強いる頑迷な階級的社会秩序との間で、泥沼にはまったかのように身動きが取れずにいます。世間や互いの関係にかろうじて突破口が見えたと思うたびに、それを一気に跳ね返すような出来事が起き、彼らは再び疑いと苦悩の中に突き落とされてしまいます」と、本作を説明する。すでに多くの映画祭で公式招待作品として上映されており、「衝撃的で見事な作品」(THE DAILY BEAST)、「今年一番の傑作」(YAHOO! Movies)など高い評価を得ている本作。早くも、独立系映画を対象にした「第27回ゴッサム・インディペンデント映画賞」ではアンサンブル賞を獲得。2017年のアカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞、編集賞の4部門にノミネートされた『最後の追跡』と同様、Netflixオリジナル映画が再び賞レースを席巻することになりそうだ。『マッドバウンド 哀しき友情』は11月17日(金)よりNetflixにて全世界同時配信。(text:cinemacafe.net)
2017年11月10日TBSでは、「第50回日本有線大賞」を12月4日(月)の夜7時から4時間、生放送されることが決定。この度、日本有線大賞候補となる「有線音楽優秀賞」ほか、各賞の受賞者が発表。また、50回目を数える今回でラスト放送となることが分かった。有線放送に寄せられたリクエストのデータに基づき決定している「日本有線大賞」。いわば、2017年に「最も聴きたい曲」「最もリクエストされた曲」が明らかになる賞だ。今回発表されたのは、「有線音楽優秀賞」「新人賞」「有線大衆賞」「有線奨励賞」。今年の有線大賞候補となる「有線音楽優秀賞」には、「AKB48」「欅坂46」「乃木坂46」と人気アイドルグループをはじめ、海外でも高い評価を受ける三浦大知や、昨年の第49回では「Dear Bride」で大賞に輝いた西野カナ。そして、大月みやこ、天童よしみ、氷川きよし、水森かおり、三山ひろしの10組が決定。当日は、この「有線音楽優秀賞」の10組の中から、「日本有線大賞」が発表される。<第50回日本有線大賞受賞アーティスト>■「有線音楽優秀賞」AKB48、大月みやこ、欅坂46、天童よしみ、西野カナ、乃木坂46、氷川きよし、三浦大知、水森かおり、三山ひろし■「新人賞」つばきファクトリー、NOBU、半崎美子■「有線大衆賞」市川由紀乃、JUJU■「有線奨励賞」木島ユタカ、中澤卓也、松原健之※50音順「第50回日本有線大賞」は12月4日(月)19時~TBSにて生放送。(cinemacafe.net)
2017年11月09日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。出会いを求めて行動していると、過去に好きになった人と同じタイプの男性に出会ったり、付き合ってみたら「あれ、この部分って前の彼と似てる?」なんて思うことってよくありますよね。そしてその「似たような」理由から、失恋したり、破局を迎えたり…。私たちは、どうして同じ失敗を繰り返すのでしょうか。好みの人と「合うハズ」は幻想その理由は、「好み」と「合う・合わない」が合致しないから…というのが大きいのではないでしょうか。人には、異性に対する「好み」がありますが、それと同時に「相性や性格が合う・合わない」という問題もありましょう。もちろん、好みの人と性格や相性もぴったりというのは理想ですが、最初から両方が合う人に出会うのはまれ。そして、私たちはそれを知らずに、「同じハズ」つまり、「好きな人とは相性も合うはず」「分かり合えるはず」という幻想を抱いてしまいがちなので、失敗に陥りやすくなるのです。「好み」と「合う」は別問題もちろん、最終的には「好きな人とは相性も合う」し、「分かり合える」となりたいところですが、「最初から同じはず」と思っていると、ミスを生む原因になりやすいのですね。一方、付き合うにあたって、「合う人の中から、好きになれる人を選ぶ」という順番を選べると、こういうミスは減るでしょう。「今まで好きになった人は、最初は友達だった」という人は、まずは友達付き合いのできるサークル活動を行ったり、習い事やボランティアをしたり…と「生活を充実させる」場所づくりから始めるのが、遠く見えて近道かもしれません。とはいえ、大人になると、学生時代のように「相手の人柄を知っていくうちに恋愛感情が芽生える」機会を持つのは、難しいと言えば難しいでしょう。しかも、「好きな人でないと、交流すらしたくない」という女性もいるでしょうし。では、先に「好きになれるか」を考えてしまうタイプに当てはまる場合は、どうすればいいのでしょうか。「好み」から入りたいなら実は大人の出会いでは、好きな人であれ、「気が合いそうだ」と思っている人であれ、「相手は自分とは違うんだ」ということを胸に深く刻んでおくのがもっとも大事です。相手の行いが「自分の思っていたもの」と違うから、「これってどういうこと?」「好かれてない?」とすぐに女性は落ち込んでしまうのですが、そもそも相手は自分とは違う人。思っていたのと違う対応をされて「当たり前だ」と思うべきなのです。特に恋愛を進める上では、「男性は女性ほど恋愛に重きを置いていない」と言われるように、薄い反応でも仕方ないのです。相手の反応に一喜一憂し、気持ちの裏を読むのを止めて、「これが(相手の)普通なんだ」と思う習慣をつけるといいでしょう。自分の「普通」を相手に伝えるたとえば、相手が押し押しでないからといって、「好きな女性には積極的になるのが普通だから、これって脈がないんだ」と思うのは、早計。また、付き合ってゆく中で、「今度も連絡がまめでない人だった」「お金にだらしない人だった」などと前の彼とのときと同じミスを繰り返してしまう理由も同じです。女性が最初に自分の意思を伝えてないからわかった「すれ違い」なのです。つまり、あなたの普通が彼の普通でないというだけのことで、「また失敗した」というのは、あなたが「自分自身の常識」を彼に伝えてないからだったりするのです。失敗から学ぶのが大事なので、いつも同じ失敗を繰り返している自覚があるなら、「その失敗は何なのか」をちゃんとリストアップしておくのがオススメです。「前の彼は連絡がまめでなかったから辛くて別れた」というのなら、「自分はどれくらいのマメさが欲しいのか」「ラインや電話はどうしてほしいのか」を具体的に考えてみましょう。そして、新しく好きになれる男性に出会ったら、出会いがしらに自分の希望を相手にちゃんと伝えましょう。たとえば、「私は、ラインは毎日もらうと嬉しいんだよ」とか、「週に一度は会いたいな」など。こうして希望を伝えることで、男性は「彼女は、そうしてほしいんだな」とわかって、行動に移せます。伝えてないから、彼は彼にとっての「普通」を行って、それがあなたにとっては「普通でない」と思えて不満がたまってゆくのです。ということで、恋愛で同じ失敗を繰り返している自覚のある人は、自分の「失敗の内容」を知り、その失敗を繰り返さないためにはどういう行動がとれるのかを考えておくと、きっと次回は繰り返さないですみますよ。まとめ→●最初から「合う人は少ない」と肝に銘じよう●合うために「こうしてほしい」と思う内容をリストアップしておこうWritten by にらさわ あきこ
2017年11月08日アカデミー賞作品賞に最も近い賞として近年注目されるトロント国際映画祭・観客賞を受賞した『スリー・ビルボード』(原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)が、2018年2月1日(木)より全国公開。このほど、スリリングなストーリー展開で話題を呼ぶ本作から、“嵐の前触れ”を予感させるポスターが解禁となった。本作は、『ファーゴ』(’96)でアカデミー賞主演女優賞を獲得した、ハリウッドが誇る演技派女優フランシス・マクドーマンドが主演するクライム・ドラマ。舞台はアメリカ、ミズーリ州の片田舎の町、7か月前に何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドは、さびれた道路の3枚の広告看板にメッセージを出す。犯人は一向に捕まらず、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。署長を敬愛する部下や町の人々に脅されても、一歩も引かないミルドレッド。その日を境に、次々と不穏な事件が起こり始め、やがて思いもかけない、誰もが想像できないドラマが始まる――。ヴェネチア国際映画祭では脚本賞に輝き、トロント国際映画祭では観客賞を受賞した本作。トロントの観客賞といえば、オスカーに最も近い賞といわれ、近年は作品賞に『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』『それでも夜は明ける』、主演女優賞に『世界にひとつのプレイブック』『ルーム』『ラ・ラ・ランド』などが選ばれており、本作も本年度賞レースの大本命との呼び声も高い。主人公の主婦ミルドレッドを演じる名女優フランシスは、2度目のオスカーもささやかれており、警察署長にはアカデミー賞2度ノミネートを誇る『猿の惑星:聖戦記』のウディ・ハレルソン、彼の部下には『コンフェッション』でベルリン国際映画祭男優賞を受賞したサム・ロックウェルと実力派がずらり。『ゲット・アウト』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズや『ジオストーム』の注目女優アビー・コーニッシュ、先の賞レースを沸かせた『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズ、「ゲーム・オブ・スローンズ」で“TV界のアカデミー賞”エミー賞を受賞したピーター・ディンクレイジなども名を連ねている。監督は、26歳で劇作家として衝撃のデビュー以来、世界の演劇界を震撼し続ける鬼才マーティン・マクドナー。映画界でも、デビュー作でいきなりアカデミー賞短編賞を獲得。長編3作目となる本作でついに映画界でも頂点を極めようとしている。『スリー・ビルボード』は2018年2月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月08日先日、長年愛用していたジャケットの、片方の袖口のボタンが1つ取れました。こういうとき、世の男たちはきっと「彼女がいてよかったなあ」と思うのだろうと思います。ぼくもそう思ったし、きっと隣の部屋に住んでいる、名前も知らない不器用そうな顔をしている男も、こう感じるはずです。なぜなら世の男の多くは、裁縫はおろか、ボタン1つ付けることができないから。男子にとって"女子力"は「スゲ〜!!」裁縫のなかにボタン付けは当然含まれるはずですが、裁縫ができるというのはたとえば、「子供服を作ること」であり(最低でもランチョンマットが作れることであり)、ボタンをつけることと子供服を作る(ランチョンマットを作る)ことの間にはかなり乖離があり……しかし、ようするにもう、ボタンを付けることができる女性も、ランチョンマットを作れる女性も、子供服を作れる女性もみな、男にとってはスゲ~わけですよ。女子だって、そういうことができる女子をスゲ~と思いますよね。最近はスゲ~とは言わず、しれっと「女子力」と言うのかもしれませんが。で、その「スゲ~」を我がヨメに感じたくて、ぼくは彼女に「悪いけど、袖口のボタンが取れたから付けてもらえる?」と言いました。いついかなるときも冷静なヨメはまず、ぼくのジャケットの両方の袖口を手に取って眺めました。右の袖口に3つボタンがついてあり、左には2つ付いていることを確認したヨメは、ぼくに言いました。「ジャケットを買ったとき、スペアのボタンがあったでしょ?」と。「そんなもん、もうどっかにいった」と、ぼくはしれっと言いました。言いながら内心、「彼女にユザワヤ(手芸用品を多数取り揃えているスゲ~お店)に行かせることになって悪いな」と思いました。がしかし、長年愛用してきたジャケットに対する愛情もあります。しばし沈黙がありました(きっと彼女は、いかにしてユザワヤに行かなくて済むかを考えていたにちがいない。うちから遠いから)。ほどなくしてヨメの口から、超画期的なひと言が出てきました。さらに「スゲ〜!!」嫁の発想とは…「これさ、右のボタンを1つ取って、左右2個ずつにして、最初から2個しか付いていなかったことにすればいいじゃない」「ワイルドな発想やな」動揺しつつ、ぼくはこう答えるのが精一杯でした。ぼくの常識の中に「取れたボタンは付けるもの」というのはあっても、ボタンが取れたらさらに取るという発想はなかったから。続けてヨメは、満面の笑みでこう言いました。「ワイルドなヨメはお好き?」。ぼくはさらに動揺しつつ、気づいたら「はい」と答えていました。こんなもん、「はい」と答えるしかなかろうが。(ひとみしょう/文筆家)
2017年11月06日