第40回日本アカデミー賞授賞式が3月3日(金)に開催され、庵野秀明監督/樋口真嗣監督の『シン・ゴジラ』は11部門で優秀賞を受賞しており、そのうち作品賞、監督賞に加え、編集賞、撮影賞、照明賞、録音賞、美術賞などで最優秀賞を受賞した。なお、最優秀主演男優賞は佐藤浩市、最優秀主演女優賞は宮沢りえ、最優秀助演女優賞は杉咲花、最優秀助演男優賞は妻夫木聡が受賞した。第1作の『ゴジラ』が公開されてからおよそ60年、『シン・ゴジラ』は、東宝が12年ぶりに製作したゴジラ映画となった。興行収入は80億円を超え、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した。現代日本における巨大不明生物ゴジラの出現と立ち向かう戦略を、徹底的なリサーチをもとにリアリティを追求し、見事に描写。緊迫感あふれる新時代のゴジラ作品となった。3.11以降の日本を見据えた災害シミレーション映画としても注目を集めた。監督賞受賞の際、この日、仕事都合で欠席となった庵野監督に代わり、樋口監督がスピーチを行った。樋口監督は、「思えば、この映画が始まってから、すべてのスタッフ・キャストにものすごい無理難題を押しつけて今日があります。苦楽を共にしたスタッフが賞を取れたので、本当にうれしいです。映画を支持していただいた皆さまに本当に感謝しています。ありがとうございます!」と感激の言葉を連ねた。しかし、いよいよ最優秀監督賞の受賞で名前が呼ばれると、喜びより困惑の表情になぜか変わる…。樋口監督は、「しゃべることをさっき全部言っちゃったので…」と正直に話し、場内の笑いを誘った。だが、想いは徐々にあふれていき、「誰かが票をひとつひとつ入れた賞だと思っています。60年前に怪獣を使って映画をつくることを始めた大先輩がいて、受け継いできたバトンを僕らがもらったと思っています。バトンに恥ずかしくないものをもう一度ちゃんと作ろうと思い、本気でゴジラと向き合って作りました」と、熱心に『ゴジラ』に対する思いを口にした。さらに最優秀作品賞の受賞が告げられると、『シン・ゴジラ』テーブルでは、皆でうれしそうに握手を交わす姿が見られた。樋口監督は、改めて「こんなことが待っているかと思うと、毎日映画を作ったりして、寝れなかったりしたスタッフの皆も、いつかこういうときがくるよって声を大にして言いたいです」と、製作クルーに言葉をかけた。同作で主演男優賞を受賞した長谷川博己も大きな笑みを広げ、「特撮映画で作品賞って、今までなかなかなかたのではと思います。映画のひとつのテーマでもあるチームワークというか、皆で力を合わせて何かを倒すのは、これからの日本映画につながるのではと思い、作品賞をとったのはいいことだったんじゃないかなって勝手に思っています」と映画愛あふれる胸の内を語った。ゴジラ出現により、米国国務省から派遣された日本エージェントのカヨコ・アン・パタースンを演じ、助演女優賞受賞となった石原さとみ。英語と日本語を話すバイリンガルで、個性の強いキャラクターを堂々と演じた。作品賞の受賞について、石原さんは「脚本が本当に面白かったんです。庵野秀明さんの1文字1文字が本当に魅力的で、私で汚してしまうのではと震えていたんですけど、最後に『カヨコが石原さんでよかった』と言ってくれて涙が出ました」と、作品への強い想いと重圧を打ち明けた。同じく同作で助演女優賞受賞となり、巨大不明生物特設災害対策本部でゴジラの生態解析を担当する環境省自然環境局野生生物課長補佐、尾頭ヒロミを演じた市川実日子。寝癖をつけたままで身なりに気を使わず、無愛想かつ早口だが笑顔を見せる瞬間もあるというギャップのあるキャラクターで熱心なファンを作るほど、強い印象を残した。市川さんは、初めて脚本を読んだときの感想について、「夜だったんですけど、カーテンの外にゴジラがいるんじゃないかと思うくらい、リアリティを感じました。改めて本当にすごい作品に関わらせていただいたんだなと光栄に思いました。本当にありがとうございました」と笑顔を見せた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日「第40回日本アカデミー賞」授賞式が3月3日(金)に開催され、片渕須直監督による『この世界の片隅に』が本命視されていた『君の名は。』を押さえ、最優秀アニメーション作品賞に輝いた。そのほか、『映画「聲の形」』、『ルドルフとイッパイアッテナ』、『ONE PIECE FILM GOLD』と並ぶ中での受賞となった。『この世界の片隅に』は2007~2009年まで、「漫画アクション」に連載された、こうの史代の同名漫画を片渕須直監督がアニメーション映画化。太平洋戦争真っ只中の広島を舞台に、戦時下に生きたひとりの女性・すずの姿と、市井の人々の日常に戦争が及ぼす影を丹念な描写でつづり、観る者の心に深い余韻を残した。クラウドファンディングにより製作資金を調達し、6年の歳月を経て完成。主人公のすずの声を女優のんが務めている。SNSや口コミを中心に評判が広がり、上映館数は当初の63館から300館以上に拡大した。片渕監督らは緊張した面持ちで壇上に上がり、ブロンズを受け取った。スピーチでは、「6年以上かかって作った映画なんですが…諦めなくてよかったです」と片渕監督は、絞り出すように話し出した。「諦めなくて済んだのは、プロデューサーの丸山(正雄)さんが、途中でやめようと思ったとき『もうちょっと続けよう』と6年言い続けてくれたからです。途中でもういっか、と思っていたら、たぶん皆さんの心の中にすずさんという小さなかわいらしい主婦の姿が宿ることもなかったと思います。ここに立てていること自体が、いろいろな人の支えあってのことだと思っています」と、隣に立つ製作陣に心を込めて挨拶をした。主題歌ならびに音楽を担当したコトリンゴも壇上に立った。そして、「監督に6年前に出会って、本当にこんな素晴らしい作品に出会えて。今どんどん世界に小さなすずさんが遠征に行っているので、心から応援したいなと思っております。ありがとうございました」と、まだまだ広がるすずさんの輪にもエールを贈った。(cinamacafe.net)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
2017年03月03日佐藤浩市が『64-ロクヨン-』で第40回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した。『日本で一番悪い奴ら』の綾野剛、『海賊とよばれた男』の岡田准一、『シン・ゴジラ』の長谷川博己、『聖の青春』の松山ケンイチと、いまのりに乗っているミドルエイジの俳優陣が候補に上がる中、貫禄の受賞となった。『64-ロクヨン-』は横山秀夫の小説を映画化。わずか7日間で幕を閉じた昭和64年、少女の誘拐事件が発生し、犯人は身代金を奪い逃走。5日後に少女の遺体が発見される。その事件は“ロクヨン”と呼ばれ、未解決のまま時効を迎える寸前だった。“ロクヨン”を巡り、様々な人間の思いが交錯する骨太な社会派ミステリー作品。佐藤さんは、警察上層部とマスコミの間で板挟みになりながらも、“ロクヨン”事件の真犯人を追いつめるべく奔走する警務部広報官・三上を熱演。佐藤さんは第18回に『忠臣蔵外伝四谷怪談』で最優秀主演男優賞を受賞以来、最優秀賞の受賞を飾った。優秀主演男優賞受賞となった綾野さんと、『64』で共演した佐藤さん。綾野さんは、撮影時の思い出に触れて、「浩市さんは飲んでいる席でも言葉を尽くしてくださるんです。自分たちがどうあるべきかを、ご自身の経験を振りかざさずに、今現在の中で自分たちと一緒に作っていくという姿勢を背中で見せてくださいました」と語り、役者の先輩として尊敬の念をにじませていた。第5回に『青春の門』で新人俳優賞を受賞して以降、長年日本アカデミー賞に何度も関わっているベテラン俳優の佐藤さん。それだけに、日本アカデミー賞がどういう存在かと尋ねると、「僕が言うのは偉そうなんですが、年々重みがあるというか、形がすごくできあがってきたなというか。40年という歴史は、必ず存在しているわけで。作品なり演技なり、いろいろな賞を皆さんが受ける中で、アカデミーも我々も成長してきたと思います」と、歴史をふり返った。ブロンズを受け取った佐藤さんは、「久しぶりに、大きいほうのやつをいただいたんですけど、こんなに重かったかなあ。これは僕が50も半ばをすぎて筋力が衰えたからか、まったく別な考えで、重たさを感じているのか。当然、後者ですけれど」と一呼吸置いて、じっとブロンズを見つめた。その目には光るものが感じられもしたが、佐藤さんは落ち着いた声で「なんか困っちゃうなっていう感じで。本当に、またここに戻ってこられるよう、スタッフともども皆で映画作りを続けていきたいと思います。今日はありがとうございました」と毅然とした姿でスピーチを終えた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日第40回日本アカデミー賞において、宮沢りえが『湯を沸かすほどの熱い愛』で最優秀主演女優賞を獲得した。宮沢さんは第26回の『たそがれ清兵衛』、第38回の『紙の月』に続き3度目の受賞となった。さらに、最優秀助演女優賞を受賞した杉咲花と“親子”受賞としても、会場を沸かせた。優秀主演女優賞には『後妻業の女』の大竹しのぶ、『リップヴァンウィンクルの花嫁』の黒木華、『ちはやふる』の広瀬すず、『怒り』の宮崎あおいと並んだが、ひとりの女性の生きる姿を懸命に演じた宮沢さんが、頭ひとつ出て受賞となった。『湯を沸かすほどの熱い愛』は国内外の映画祭で高い評価を得た中野量太監督が、オリジナル脚本で描いた家族の物語。余命2か月を宣告された母親が、持ち前の明るさで残される家族を再生させていく。宮沢さんは脚本を読み、すぐにオファーを快諾。末期がんの母親役を演じるにあたり、食事制限をしたほか、娘役の杉咲さんや伊東蒼と撮影前からメールのやり取りをするなど信頼関係を築きつつ、母の究極の愛を表現した。発表の際には舞台公演のため、残念ながら姿がなかった宮沢さんだったが、VTRでコメントを寄せてくれた。「双葉という余命宣告を受けた女性を演りました。近頃、役を演じるよりひとつひとつの役が自分の体を通過して、爪跡をつけていく感じがしていて。双葉もとても大きな爪跡を残していきました。生きることの貴重さ、皆さまにこうして讃えられることのありがたさを、感謝とともに教えてもらっている気がします」と丁寧に語った。宮沢さんの代わりにブロンズを受け取った中野監督は、一緒に壇上に立った杉咲さんと笑顔で喜び合った。中野監督は、「本当はりえさんの前で言いたかったんですけど」と言いながら、「僕は映画少年でも何でもなかった人間ですけど、『ぼくらの七日間戦争』は、初めて何度も何度も見直した作品です。今思えば、原点というか、初めての映画体験でした」と、当時主演をしていた宮沢さんとの“出会い”を明かした。「初めて商業映画デビューをするときに、(宮沢さんが主演を)やってくれると言ってくれたときは、やっぱりうれしかった。『ああ、僕に映画を教えてくれたりえさんと映画をやるんだ』と思って、本当にうれしかったのを覚えています」と、同世代の宮沢さんへの特別な思いを捧げていた。最優秀主演、助演女優賞を『湯を沸かすほどの熱い愛』で飾ったことになったが、笑顔の杉咲さんは、「本当にうれしいです。本当にたくさん教えていただいて、この先ずっと忘れられないことばかりです。やっぱりお母ちゃんはすごいなって思いました」と、たっぷりの愛情を込めていた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日第40回日本アカデミー賞で、高畑充希や坂口健太郎、岩田剛典らが新人俳優賞を受賞し、3月3日(金)に行われた授賞式に臨んだ。『植物図鑑運命の恋、ひろいました』でW主演を果たし、ともに受賞となった高畑さんと岩田さん。高畑さんは「大切な映画で、素敵な賞を(岩田さんと)並んで受賞できて、とても幸せに思います」とスピーチし、岩田さんも「劇中の樹とさやかでWで新人賞を受賞したこと、うれしく思っています」と朗らかに微笑んだ。2010年、「三代目J Soul Brothers」の一員としてデビューし、2014年には「EXILE」にも正式加入、普段パフォーマーとして活躍する岩田さん。躍動感あふれるパフォーマンスとは異なり、スクリーンでは家事万能でどこかミステリアスな主人公・樹としてたたずんだ。優しく、さわやかで笑顔がたまらないという女性の理想を具現化したようなキャラクターを魅力的に演じた岩田さん。撮影時をふり返り、「ギャップを楽しんでやっていました。(三代目の)メンバーには散々いじられたおしました、いじるところがないくらい(笑)。『ガンちゃんが植物図鑑やるなら俺は筋肉図鑑やるよ~』とか言われて(笑)」と、照れくさそうに笑った。なお、岩田さんは、話題賞俳優部門とのW受賞になる。プレゼンターを務めた、第39回最優秀主演男優賞受賞の二宮和也は、「僕は新人賞に憧れがあります」と受賞者たちに告げた。「僕は新人賞をいただけないまま新人じゃない人になってしまったので、このときでしか出会えない賞だと思っています。皆さんのことを尊敬しますし、一緒に立たせていただきましたが、次回は作品で皆さんと一緒に関われたらと思い、僕も頑張っていこうと思いました」と、若き俳優陣にエールを送った。新人賞は高畑さんと岩田さんのほか、『湯を沸かすほどの熱い愛』で最優秀助演女優賞とのW受賞となった杉咲花、『セーラー服と機関銃-卒業-』の橋本環奈、『64-ロクヨン-前編』、『64-ロクヨン-後編』の坂口健太郎、『怒り』の佐久本宝、『殿、利息でござる!』の千葉雄大、『ちはやふる -上の句-』、『ちはやふる -下の句-』の真剣佑という8名が顔を揃えた。中でも、『64』で情報を制限する県警の広報部に対し、フラストレーションを抱える記者クラブ所属の若手新聞記者・手嶋を演じた坂口さん。佐藤浩市、瑛太などオールキャストとの共演の中、俳優としての新たな可能性を見せた。坂口さんは「新人賞は一度しかないし、うれしく思っています。映画が好きで芝居をしたくて、まさか自分がテレビで見ていた舞台に立たせていただけると思っていなかったので、光栄な気持ちでいっぱいです」と感無量の表情。同作で主演を務めた佐藤さんについて、坂口さんは「浩市さん、現場で本当にありがとうございました。『ぶつかってこい』と言ってくださったので、できたことだと思います。本当にありがとうございました」と白い頬を染めつつ、感謝の意味で頭を下げた。(cinamacafe.net)■関連作品:ちはやふる-上の句- 2016年3月19日より全国にて公開(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会(C) 末次由紀/講談社ちはやふる-下の句- 2016年4月29日より全国にて公開(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会(C) 末次由紀/講談社
2017年03月03日妻夫木聡が『怒り』で第40回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞。第34回最優秀主演男優賞を受賞した『悪人』以来、3作目の李相日監督と組んだ映画での受賞となった。受賞の瞬間、妻夫木さんは李監督と笑顔で握手をし、受賞スピーチ後は、劇中で恋人役を演じた綾野剛が席を立ち上がり、妻夫木さんをぐっと強く抱きしめ喜びを分かち合っていた。『怒り』は吉田修一の原作を映画化したミステリードラマ。犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉、東京、沖縄に容疑者らしき男が現れ、それぞれの場所でドラマが展開していく。妻夫木さんは、綾野さん演じる大西直人と運命的な出会いをする、同性愛者の藤田優馬役を熱演。恋人を信じたいのに信じきることができない、細やかな演技を魅せた。助演男優賞には、同じく『怒り』より、「この役を演じられるのは彼しかいない」という李監督の熱烈オファーを受けたバックパッカー役の森山未來のほか、『永い言い訳』の竹原ピストル、『聖の青春』の東出昌大、『SCOOP!』のリリー・フランキーと、俳優やミュージシャン、文化人など個性豊かな面々から、見事、妻夫木さんが最優秀賞を射止めるかたちとなった。妻夫木さんは2002年に『ウォーターボーイズ』で優秀主演男優賞&新人俳優賞、2006年に『春の雪』で優秀主演男優賞、2007年に『涙そうそう』で優秀主演男優賞、2011年に『悪人』最優秀主演男優賞、2014年に『東京家族』優秀助演男優賞を獲得している。撮影中、綾野さんと2週間ほど一緒に生活し、説得力のある関係性を生み出した妻夫木さん。綾野さんとの初共演に関して、妻夫木さんは「今回の作品だけじゃなくて、お互いの作品に対する姿勢とか取り組み方が少し似ている部分があったかもしれません。ある程度の覚悟を持って、役のためならどれだけでも命をかけられるという思いを、彼も僕も持っているので、純粋に行動に出たのかなと思います」と、席にいる綾野さんに向けて言葉を贈った。うるんだ瞳で聞いていた綾野さんは、当時をふり返り、「いまでも愛おしい時間です。いまそこに妻夫木さんが立たれている姿を見て、ものすごくグッときています。本当に妻夫木聡という人がいなければ、僕という役は存在しませんでした。心からキレイごとを抜きにうれしいです」と熱く、熱くラブコールを返した。リアルな愛さながらの告白に、妻夫木さんが「若干会場が引いている感じで…すみません(笑)」と謝りながらも、うれしそうに満面の笑みを広げた。受賞のスピーチでは、妻夫木さんは「小さい頃から取り柄もなかった自分が俳優をやっていることが不思議で、いまの現実が夢のようです」と目を輝かせた。厳しい演出で知られる李監督に対しては、「李監督が『東京はお前に任せた』と言ってくれた一言と、終わってから『お前に救われた』と言ってくれたことが、僕の一生の財産になりました。ありがとうございます」と感謝の思いを口にした。(cinamacafe.net)
2017年03月03日第40回日本アカデミー賞が3月3日(金)に開催され、最優秀助演女優賞部門で『湯を沸かすほどの熱い愛』の杉咲花が、日本アカデミー賞初受賞にして、新人俳優賞とのダブル受賞となった。受賞の瞬間、杉咲さんはメガホンをとった中野量太監督とがっちりと抱き合い、うれしそうに涙を浮かべた。優秀助演女優賞には杉咲さんのほか、『シン・ゴジラ』より石原さとみと市川実日子、『怒り』の広瀬すず、『バースデーカード』の宮崎あおいと、若き実力派女優がそろい踏みとなる中、受賞の快挙を成し遂げた。『湯を沸かすほどの熱い愛』は、インディーズ映画『チチを撮りに』で世界的にも注目を浴びた中野量太監督の商業映画デビュー作。杉咲さんが演じたのは、学校でいじめにあうも、助けを求めることができない、引っ込み思案で気弱な少女・安澄。母(宮沢りえ)の励ましと愛情により、自らの殻を破り、母のようにたくましい女性へと変わっていく過程を、凛とした存在感で演じきった。スピーチの際に、杉咲さんは信じられないといわんばかり目を大きく見開き、「ああ、もう…」と言葉にならない声を漏らした。そして、「本当にありがとうございます。今日が怖すぎて、2週間くらい前から眠れなくて。やっと寝られたと思ったら悪夢とかを見たりして」と、恐怖に感じていたとも明かした。本作で出会った宮沢さんとは固い絆だったと言い、「本当にお母ちゃんでした。終わったいまでもすごくお世話になっていて、ずっとこの映画のように、血のつながりを超えた関係を築けた気がしています」と全幅の信頼を置いている。「昨日、お母ちゃんの宮沢りえさんに“どうしよう”ってメールを送ったら、“どんな結果であっても得たものは変わらないから”っていただいて。一番幸せなのは、この作品に携わらせていただいたことで、やっぱりうれしいです」と最後は涙声で語った。司会の西田敏行も「俺もちょっときちゃった」と大御所俳優の目にも涙を誘っていた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日人形町にある焼肉屋で結婚3年目の知人男性が、奥さんからつきつけられた離婚届けの写メを見せてくれました。絶品の赤身肉を頬張りながら「うわー、本物だ」と笑った私の横で彼はため息をつきました。「いや、本当に自業自得なんだけどさ」結婚後も独身時代と変わらぬペースで遊び続ける彼に奥さんが愛想をつかせたらしい。「他に好きな人ができたとかならまだ諦めがつくんだけどな」箸が進まない彼の分まで肉を奪いつつ、私は頷きました。「確かにそうかもね。他に好きな人ができたなら・・・」そこまで言ってはたと気づきました。あれ?私、今まで何度もフラれているのに、この台詞を言われたことがありません。憶えているのは「もうついていけない」「もう無理」「もう勘弁して」というギブアップの言葉ばかり。改めて考えたらフラれた理由が全て「私」だ。これはひょっとして相当まずいのではないだろうか。ここをクリアにしておかなければ恋をしたところで再び同じ結果になりかねない。これまでギブアップしたアモーレたちに詳しく話を聞いたことがないので正解はわかりませんが、自己分析をしてみると、まず私といると心が休まらないだろうなとは思います。だってさ、好きな人と一緒にいると幸せでテンションあがっちゃうんだもん。好きな人に楽しんで欲しいから、変なことしたくなっちゃうんだもん。公園の鉄棒でポールダンスをするとか(彼、どん引き)、出張先のパリに突然現れるとか(彼、スーパー迷惑)。こういうことをしている時って、自分の中ではもうストーリーが出来上がっているので、彼が思い通りのリアクションを示さないと「なんで!?私がここまでしてるのに!?」ってむかつくわけですよ。やだ、本当に厄介な女だわ、私。でもね、それは若い頃の話なので今ではきっと大丈夫です。そう書いておかないとますます恋が遠のいちゃう。だって先日、このコラムの担当編集者さんに『それでも恋がしたいんだ!』が実は男性からも人気があると教えていただいたから。うん。キアヌ・リーブスが読んでいるかもしれないから、ちゃんとアピールしておく。西山繭子は、あなたのために心休まる場所を作ります。作ろうと思います。いや、作れるように努力します。できる範囲で。
2017年03月03日「フードドライヤーのある暮らし」第2回。第1回は色んな果物で作る自家製フルーツの作り方をお届けしました。沢山のドライフルーツが出来上がり、まずはそのまま頂くのが何より贅沢な食し方。・林檎は子どものオヤツに・苺、バナナは朝ごはん、ヨーグルトのお供に・キウイ、オレンジは晩酌のおつまみに一通り満喫したあと、試したくなるのは自家製スイーツですね。朝ごはんにはマフィンやスコーンの方がお手軽なのですが、何よりドライフルーツ感を楽しむのならパウンドケーキ。ドライフルーツをたっぷり味わえるパウンドケーキの作り方をご紹介します。お好きなドライフルーツをたっぷり入れて。基本のパウンドケーキ材料バター:100g砂糖:70g卵:2個薄力粉:120gベーキングパウダー:小さじ1お好きなドライフルーツ:50〜100g事前準備・バターは室温に柔らかくなるまで戻しておきます。※冬場はオーブンの二次発酵モード(35度ぐらい)に入れておくと柔らかくなります。またお急ぎの場合は溶けすぎないよう、様子を見ながら電子レンジに30秒〜1分ほどかけてください。・オーブンを170度に予熱します。【1】ボウルに柔らかくなったバターをいれ、砂糖を2回にわけて加え、泡立て器でよく混ぜます。よく溶いた卵を少しずつ加え、よく混ぜ合わせます。【2】薄力粉とベーキングパウダーをあわせてふるい、ボウルに加えてヘラでさっくりと混ぜ合わせます。【3】ドライフルーツを加え、軽く混ぜ合わせます。【4】パウンド型に入れ、空気を抜くように数回テーブルの上に打ち付け、ヘラで表面を整えます。170度のオーブンで40〜45分焼きます。今回はウェット感の残るドライオレンジを表面にのせました。焦げ色が付きやすくなるので、途中アルミホイルをかぶせ、焼き色がつかないようにします。竹串をさして、ウェットな生地がついてこなければ完成です。パウンドケーキは冷めたらラップに包んで冷蔵庫へ。一晩寝かせることで味が馴染み、より美味しくなります。酸味、甘み、様々なドライフルーツを沢山入れることで、焼く度に味わいが変わるのが何よりの楽しさ。是非オリジナルの一品を焼き上げて見て下さい。バターなしで。豆腐のもっちりパウンドケーキパウンドケーキを頻繁にやくと、バターの消費量が少々ネックに。もう少しヘルシーに作りたい、そんな時におすすめなのは豆腐を使い、しっとりとした食感に仕上げたパウンドケーキです。材料:絹ごし豆腐:100g砂糖:70g卵:1個菜種油(またはサラダ油):大さじ2薄力粉:120gベーキングパウダー:小さじ1お好きなドライフルーツ:50〜100g事前準備:・オーブンを170度に予熱します。【1】絹ごし豆腐をボウルに入れ、泡立て器で滑らかになるまで混ぜ合わせます。砂糖、卵、菜種油を加えよく混ぜ合わせます。【2】薄力粉とベーキングパウダーをあわせてふるい、ボウルに加えてヘラでさっくりと混ぜ合わせます。【3】ドライフルーツを加え、軽く混ぜ合わせます。【4】パウンド型に入れ、空気を抜くように数回テーブルの上に打ち付け、ヘラで表面を整えます。170度のオーブンで40〜45分焼きます。同じく粗熱をとったら型から取り出し、ラップして冷蔵庫へ。一晩寝かせるとしっとり感がさらにアップしますよ。基本的な流れは一緒ですが、バターを使わない分、準備もお手軽。目の詰まったもっとり、しっとりとした食感が特徴の優しいパウンドケーキ。フルーツたっぷりで、朝ごはんにも使える一品です。クッキングシート不要で感動のスルッ!?通常パウンドケーキを焼くにはパウンド型に、カットしたクッキングシートを敷くか、油を塗るなどの下準備が必要です。今回使用したパウンド型はセラミックコーティングをした耐熱ガラス皿、「Cera Bake」。汚れがこびりつかず、型からはがしやすいのが特徴で、何も敷かず、塗らなくともスルッと型から取り出すことができます。これはちょっとした感動体験。焼き菓子をついつい頻繁に作りたくなる、心強い味方です。【連載特集】フードドライヤーのある暮らし【第1回】自家製ドライフルーツを作ろう【第2回】ドライフルーツたっぷり2種のパウンドケーキ【第3回】自家製ドライフルーツでフォンダンウォーター【第4回】自家製ドライハーブの楽しみ方= 文・レシピ・写真:大西佳葉 =食のはなし フードドライヤーのある暮らし 【ご紹介したアイテム】切って、並べて、ボタンを押すだけ。旨みや栄養素がギュッと凝縮された安心の自家製ドライフードを手軽に楽しめる、Princess(プリンセス)フードドライヤー。ドライフルーツ、干し芋や、大切なペットに安心のビーフジャーキーも作ることができます。⇒PRINCESSフードドライヤー/プリンセス12,830円(税込)⇒CeraBake焦げ付かないオーブン皿パウンドケーキM2,160円(税込)
2017年03月02日第24回読売演劇大賞の贈賞式が2月27日、都内にて行われた。読売演劇大賞は1994年に演劇界の活性化を願って創設された賞。今回は2016年1月から12月までに国内で上演された、すべての演劇作品を対象に、最もすぐれた作品・人に贈賞される。作品賞、男優賞、女優賞、演出家賞、スタッフ賞の5部門と、全部門の中から新人を対象に贈られる「杉村春子賞」があり、その中からさらに「大賞」を選ぶ。今回の大賞はNODA・MAP『逆鱗』や『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」』の美術を担当し、最優秀スタッフ賞を受賞した堀尾幸男。「私は(登山家の)三浦雄一郎さんに似てるんですが、舞台美術家やスタッフは“シェルパ”。山に登って三浦先生は歓喜の声を上げ写真に写りますが、シェルパは写真に出てこない。これはまさに舞台スタッフ。それが今回、大賞を頂いて表に出ることになりました」とユーモアたっぷりで受賞の喜びを語った。なお、最優秀スタッフ賞受賞者の大賞受賞は読売演劇大賞史上初。最優秀作品賞は『ジャージー・ボーイズ』が、こちらもミュージカル作品としては同賞史上初の受賞。また同作に主演した中川晃教は最優秀男優賞を受賞し、W受賞となった。実在のバンド「ザ・フォー・シーズンズ」の栄光と影を描いた作品で、中川は“天使の歌声”の持ち主フランキー・ヴァリ役をトワングという歌唱法を用い演じたが「自分でも聴いたことのない自分の声が必要だった」とその苦労を振り返りながらも、充足の表情。時折、感極まり涙で声を詰まらせながら「歌と芝居、そしてダンス、様々な手法でミュージカルはお客さまに感動を届けていく。なんて素晴らしい仕事なんでしょうか。今後もミュージカル、エンタテインメントを、最高のところまで持っていけるように僕も頑張っていきたい」と力強く語った。最優秀演出家賞はケラリーノ・サンドロヴィッチ。「出演者の方とワイワイやっているうちに出来ちゃったという感じ。こんな楽しいことをやって賞までいただいて、ありがたい」とコメント。最優秀女優賞の鈴木杏は「15歳から16歳になるときに『奇跡の人』で初めて舞台に立って、そのときから私はずっと演劇に恋をしっぱなし」と笑顔で語る。杉村春子賞を受賞した三浦春馬は「この賞をいただいたことによって、微力ですがもっともっと、ミュージカル、そして演劇を、日本の皆さまに身近に感じてもらえるように努力をしていきたい」と話した。ほか芸術栄誉賞は吉井澄雄、選考委員特別賞は三浦基が受賞。会見後には『ジャージー・ボーイズ』のメンバーによるパフォーマンス披露もあり、華やかで楽しい会となった。
2017年03月01日第89回アカデミー賞は前代未聞、空前絶後(笑)のハプニングで幕を閉じた。作品に輝いたのは大本命『ラ・ラ・ランド』ではなく、対抗馬の『ムーンライト』。夢を追う尊さを描いた『ラ・ラ・ランド』にとって、受賞の喜びはまさに“夢の瞬間”でしかなかった。まずは本年度のアカデミー賞をけん引した両雄の受賞結果をまとめておこう。『ムーンライト』は作品賞、脚色賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の3部門で栄冠。一方、史上最多タイとなる13部門14ノミネートに挙がっていた『ラ・ラ・ランド』は、監督賞(デイミアン・チャゼル)、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、美術賞、作曲賞、歌曲賞の合計6部門に輝き、本年度の最多部門受賞を果たした。■ブラッド・ピットの制作会社がまた作品賞!受賞発表後、早速話題になっているのが本作を製作した「プランBエンターテインメント」の快挙だ。映画ファンにはおなじみだが、あのブラッド・ピットが所有する映画制作会社で、過去に『ディパーテッド』(マーティン・スコセッシ監督)、『それでも夜は明ける』(スティーヴ・マックイーン監督)がアカデミー賞作品賞に輝く実績を誇っているのだ。「脚本がとんでもなく素晴らしく、構成は特筆すべきエレガントさとシンプルさがあった」と語るのは、共同社長でプロデューサーを務めるジェレミー・クライナー。決して派手な要素はないが、バリー・ジェンキンス監督の独特なビジュアル感覚と、手がけた脚本の繊細な心理描写を見抜き、映画化を実現させた功績は非常に大きい。■“白すぎるオスカー”への反省は?アカデミー賞といえば近年、白人俳優ばかりがノミネートされる“白すぎるオスカー”と批判されており、本年度はその対策にも注目が集まった。結果として、演技賞候補20人のうち、アフリカ系の俳優が6人名前を連ねることになった。そんな流れのなかで、ジェンキンス監督がアフリカ系監督で初の監督賞を受賞し、作品賞は『ラ・ラ・ランド』に…という予想を立てていたが、結果はその逆。先述した『それでも夜は明ける』も作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門と似た受賞結果になっている点を見ると、批判への配慮というよりは、純粋に作品が評価されたと捉えるべきだろう。■若き才能にチャンス与えるハリウッド『ムーンライト』のメガホンをとったジェンキンス監督は現在37歳で、本作は長編2作目。また、史上最年少で監督賞に輝いたチャゼル監督は現在32歳で『ラ・ラ・ランド』が長編3作目である。両監督に共通するのは野心と革新性、そして実験精神だ。彼らの躍進はハリウッドの人材の豊富さに加えて、その才能にチャンスを与える業界の懐の深さを象徴している。一方、本年度はオスカーの常連であるクリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』がともに技術系の部門での1ノミネートに留まっており(受賞はせず)、ベテランに厳しい結果になっている。(text:Ryo Uchida)
2017年02月27日第89回アカデミー賞授賞式が2月27日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催。ステージ上では、一度プレゼンターが『ラ・ラ・ランド』の名前を呼び上げるも、実はバックステージで封筒手渡しのミスが発生。正しくは、黒人少年の成長と葛藤を描いた『ムーンライト』が「作品賞」を受賞!大本命と目されたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』が同賞を逃す大波乱が巻き起こった。本年度のアカデミー賞で作品賞をはじめ、監督賞(バリー・ジェンキンス)、脚色賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、助演女優賞(ナオミ・ハリス)、撮影賞、編集賞、作曲賞の8部門にノミネートされ、合計3部門を受賞。もともと、全米の主要メディアが「本年度のベスト級」と評し、オスカー前哨戦でも『ラ・ラ・ランド』と肩を並べる高い評価を受けていた本作がそのポテンシャルを発揮し、近年まれに見る“大逆転”を披露した。麻薬中毒の母親をもつ黒人少年のシャロンが、いじめや貧困といった過酷な環境を生き抜くなかで、自らのアイデンティティに葛藤しながら、成長を遂げる姿を描いた本作。淡くピュアな初恋や、大人になっても心に残る後悔の念、思わぬ再会がもたらす“光”といった普遍的なテーマが色彩豊かな映像美でつづられる。『ラ・ラ・ランド』プロデューサーが受賞のコメントをし、役者やスタッフが喜びの涙を浮かべる中、今回の封筒手渡しのミスが発覚。プロデューサーは既に手渡されたオスカー像を「僕たちから『ムーンライト』のみなさんに渡したい」と話し、両作品が互いを称え合った。ジェンキンス監督はパプニングを受けて「これが現実だ、なんてことでしょう」と語り、「本当に長年一緒にやってきたみなさんに感謝です」「この映画は不可能だと思っていました。でもここにいる人たちが『大丈夫』だといってくれた」と話した。『ムーンライト』は4月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日第89回アカデミー賞授賞式が2月27日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、現在5部門受賞中の『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督)で見事な歌声を披露したエマ・ストーンが「主演女優賞」に輝いた。本作は、世界に興奮と熱狂を叩きつけた『セッション』のデイミアン・チャゼル監督の最新作であり、本年度アカデミー賞大本命といわれた極上ミュージカル・エンターテインメント。共演のライアン・ゴズリングとエマが、歌、ダンス、ピアノの猛特訓を経て全編吹き替えなしで挑んだことでも、注目を集めている。エマはヴェネツィア国際映画祭女優賞受賞、第74回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞している。アカデミー賞では2014年に『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で助演女優賞にノミネートされていた。今回2度目のノミネートでオスカー像獲得となった。スピーチでは、ほかのノミニーに向け「本当に素晴らしかった。皆さんを尊敬しているし、皆さんと並ぶことができるだけで感激です」とコメント。そして「こういう瞬間は幸運と機会に恵まれているから起こる。だからこういう機会に感謝致します。デイミアン監督にも感謝を…」「この映画に出演することができて、信じてくれて、忍耐強くいてくれて、ありがとう」と大きな感謝を述べた。また、共演したライアンには「いつも笑わせてくれてありがとう。素敵なパートナーでした」と伝え、「ひとりひとりに感謝したい」と締めくくった。『ラ・ラ・ランド』はTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年02月27日第89回アカデミー賞授賞式が2月27日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレックが「主演男優賞」を受賞。マット・デイモンがプロデューサーを務める本作。ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公が、兄の死をきっかけに、帰ることはないと思っていた故郷の“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく物語だ。監督・脚本は、自ら脚本を手がけた監督デビュー作『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(未)でアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、『ギャング・オブ・ニューヨーク』の脚本でもアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたケネス・ロナーガンが務める。主演は当初、マット自身が務めるはずだったが、親友ベン・アフレックの弟ケイシー・アフレックにその座を譲り、ケイシーはそれに応えるかのようにキャリアの中でも傑出した演技を披露。本役でゴールデングローブ賞をはじめ、放送映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞ほか各賞レースで「主演男優賞」を受賞。そして今回のオスカー像獲得に至った。スピーチでは兄と抱き合い涙ぐむシーンも…。「最初に演技を教えてくれたのはデンゼルだ」とコメントを始めると「私がココに居るのは、多くの人たちの才能があるからです」と携わったスタッフや家族へ感謝をコメント。「もっと意義ある大きなことを言いたいのですが…」と動揺した表所を浮かべつつ「このコミュニティーであることを誇りに思います。本当に圧倒されているます…」。マット・デイモンにも、「こういうチャンスを与えてくれてありがろうございます」と感謝を伝え締めくくった。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日第89回アカデミー賞授賞式が2月27日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『ラ・ラ・ランド』を手がけたデイミアン・チャゼルが「監督賞」を受賞した。現在32歳。ノーマン・タウログ(第4回)と並び、史上最年少記録で同賞に輝いた。本年度のアカデミー賞で史上最多タイとなる13部門14ノミネートに挙がり、現時点で監督賞(デイミアン・チャゼル)、美術賞、撮影賞、作曲賞、歌曲賞、と合計5部門を受賞しており、作品賞を含めた“圧勝”に王手をかけている。チャゼル監督は1985年、米ロードアイランド州生まれの32歳。2014年に『セッション』がサンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞し、一躍注目される。初めて監督を務めたのは、ハーバード大学在学中に制作したミュージカル「Guy and Madeline on a Park Bench」(2009)で、LAウィークリーは「2010年のベストデビュー作」と評価。脚本家として『グランドピアノ ~狙われた黒鍵~』(2013)、『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)を担当した。映画は夢追い人が集まるロサンゼルス(通称:ラ・ラ・ランド)を舞台に、ジャズピアニストを目指すセブと女優志望のミアが運命的な出会いを果たし、恋の花を咲かせながら、挫折と栄光を味わう新感覚のミュージカル・エンターテインメント。チャゼル監督が学生時代から構想を練っていた企画で、前作『セッション』(第87回アカデミー賞で助演男優賞、編集賞、録音賞受賞)の成功によって、念願の映画化が実現した。デイミアン監督はスピーチで「他のノミニーのみなさんに感謝です。本当に素晴らしい監督で毎日インスピレーションを受けています」と他の監督たちへコメント。そしてキャストやスタッフたちに感謝を述べ、17歳からの友人だというジャスティンには「諦めないでくれてありがとう」と伝えた。さらに家族や妹、自身の妻への感謝を込めつつ、「ボクの愛する妻です」「本作はラブストーリーです。貴方と恋に落ちることができて幸せです」と述べた。『ラ・ラ・ランド』は、全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年02月27日第89回アカデミー賞授賞式が2月27日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、全世界興収10億ドルを突破した大ヒット作で、オスカー前哨戦も圧倒的な強さを見せていた大本命『ズートピア』が「長編アニメーション賞」を獲得した。一方、スタジオジブリが海外のスタジオと共同製作した『レッドタートル ある島の物語』は受賞を逃した。ジブリ作品は『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『思い出のマーニー』、そして本作と4年連続で「長編アニメーション賞」の候補に挙がったが、いずれも涙をのんでいる。動物たちが人間のように暮らすハイテク都市「ズートピア」を舞台に、ウサギの新米刑事・ジュディと、キツネの詐欺師・ニックがタッグを組んで、続発する動物失踪事件の謎を追いかける。2月には「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれる第44回アニー賞で、作品賞にあたるアニメーション映画賞をはじめ、主要6部門を制覇していた。ステージでは「世界中でのこの映画を観てくれた人たちに感謝します。この物語を受け入れてくれた“寛容”は、我々を分断しようとしているものよりも強いものだ」とコメント。さらにジョン・ラセターや両親たちへの感謝を思い思いに伝えた。個性あふれる動物たちが暮らすさまが“多様性”の象徴として描かれ、公開時には「アメリカの縮図」と評されたほど。トランプ政権の誕生によって、アメリカ社会の基盤でもある多様性の重要性が根幹から揺らぐ事態となった現在、本作が放つメッセージはより強力なインパクトを残す結果となっている。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日第89回アカデミー賞授賞式が2月27日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『Fences』(原題)でデンゼル・ワシントン扮するトロイの妻役を演じたヴィオラ・デイヴィスが「助演女優賞」を受賞した。ピューリッツァー賞を受賞した舞台劇の映画化作品。1950年代のピッツバーグを舞台に黒人公民権運動などで激動する世の中を生きる労働階級の男トロイを中心にその妻とティーンエイジャーの息子との葛藤を描くドラマ。若き日には黒人野球チームで名を馳せたトロイだが自分の人種が足かせとなり大選手になれなかったと決めつけ、必死で働き続けなければ家族を養っていけない自分の人生に苦い思いを抱きつつ生きてきた。やがてアメフトで優秀な息子にプロへの道を歩むチャンスが巡ってきたとき、彼の心の中で何かが疼き始め、その余波がやがて家族へと広がっていく。本作では、気丈だが愛情あふれるトロイの妻を熱演したヴィオラ。過去に『ダウト~あるカトリック学校で~』(’08)でアカデミー賞助演女優賞ノミネート、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』(’11)では主演女優賞ノミネートされていたが、今回3度目のノミネートで見事受賞となった。スピーチでは、「この映画は“人”を描いている。そして“赦し”を描いている」と話し、デンゼル・ワシントンや両親、兄弟への感謝を込めた。そして自身がアーティストという職業に就けたことへの喜びを述べ、「私たちアーティストは、人生の喜びを伝えることができる職業だ。神に感謝します」と、映画本編さながらの熱いメッセージを語った。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日「第89回アカデミー賞」の授賞式が2月27日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて開幕。ブラッド・ピットの製作会社「プランB」が贈る『ムーンライト』のマハーシャラ・アリが「助演男優賞」を受賞した。本年度の賞レースを席巻し、低予算作品ながら北米で大ヒットを記録している本作。マイアミを舞台に、自分の居場所とアイデンティティを探すある少年の成長を少年期から3つの時代構成で描き、ドラッグ、いじめ、貧困、LGBTなど多くのテーマをはらみながら映し出す。マハーシャラは、2001年テレビシリーズ「女検死医ジョーダン」で本格デビューを飾り、「4400 未知からの生還者」で知名度をあげると、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『プレデターズ』『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』などにメジャー映画作品に次々と出演。本作では、第82回ニューヨーク映画批評家協会賞にて「助演男優賞」を受賞しており、遅咲きのブレイクを果たしている。マハーシャラは、本作で主人公・シャロン(アレックス・ヒバート)の近所に住む麻薬のディーラーの男ホアンを熱演し、自身初の「助演男優賞」を受賞した。スピーチでは目に涙を浮かべてキャストやスタッフ、10年共にしたマネージャーにも感謝を述べ、「アカデミーに感謝します。そして妻に感謝します」と明かし、自身が父になったことも明かした。『ムーンライト』は4月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日アーティスト・星野源の楽曲「恋」が、「第31回 日本ゴールドディスク大賞」の邦楽部門で「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」に輝いたことが27日、わかった。日本ゴールドディスク大賞は、日本レコード協会が1987年に制定し、その年のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティスト、および作品を顕彰する。2016年度の受賞作品は60作品・アーティストとなった。「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」は対象期間中(2016年1月1日~12月31日)の有料ダウンロード数の合計が最も多い作品(シングルトラック)に授与される。「恋」は累計150万ダウンロードを突破した。星野は、「リリースは10月だったこともあり、まさか『SONG OF THE YEAR BY DOWNLOAD』をいただけるとは」と驚いた様子。自身が出演し、大ヒットしたTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』主題歌ということもあり、「チームのスタッフのみんな、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』関係者の皆さん、本当にありがとうございます!」と感謝を表した。■星野源コメント全文素晴らしい賞をいただき、とても嬉しいです。9枚目のシングル「恋」のリリースは10月だったこともあり、まさか「SONG OF THE YEAR BY DOWNLOAD」をいただけるとは思っていませんでした。初めて、ドラマの出演と主題歌を同時に担当した記念すべき作品が、この年一番ダウンロードしてもらえた曲になれたことを心から嬉しく思います。チームのスタッフのみんな、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」関係者の皆さん、本当にありがとうございます!■第31回 日本ゴールドディスク大賞 主な部門結果アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽):嵐アーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽):アリアナ・グランデベスト・エイジアン・アーティスト:BIGBANGニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー:欅坂46アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽):『SMAP 25 YEARS』(SMAP)ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード:「恋」(星野源)特別賞:ボブ・ディラン
2017年02月27日アイドルグループ・嵐が、「第31回 日本ゴールドディスク大賞」の邦楽部門で「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に輝いたことが27日、わかった。日本ゴールドディスク大賞は、日本レコード協会が1987年に制定し、その年のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティスト、および作品を顕彰する。2016年度の受賞作品は60作品・アーティストとなった。アーティスト・オブ・ザ・イヤーは1月1日から12月31日の間のCD、音楽ビデオ、有料音楽配信等の正味売上金額合計が最も多いアーティストに贈られる。嵐は期間中にアルバム879,140枚、シングル2,199,436枚、音楽ビデオ1,269,802枚を売り上げ、3年連続、史上初の5度目の受賞という結果となった。またアルバム『Are You Happy?』が「ベスト5アルバム」(邦楽)、『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』『ARASHI BLAST in Miyagi』の2作品がそれぞれ「ベスト・ミュージック・ビデオ」(邦楽)を受賞し、合わせて4冠を獲得した。嵐は「僕たち自身がまさにHappyな1年でした」と2016年を振り返りコメント。「今年も作品やメディア、ステージを通じてたくさんのHappyをお届けできるよう頑張ります!!」と改めて意気込みを表した。■嵐コメント全文いつも応援していただきありがとうございます! 皆さまのおかげで、栄えある賞をいただくことができました。最新アルバムのタイトルは『Are You Happy?』ですが、4月スタートの9年振りのアリーナツアー「“Japonism”Show in ARENA」や、11月からの5大ドームツアー「LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?」など年間を通してファンの方々を近くに感じることができた、僕たち自身がまさにHappyな1年でした。そして今年も作品やメディア、ステージを通じてたくさんのHappyをお届けできるよう頑張ります!!■第31回 日本ゴールドディスク大賞 主な結果アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽):嵐アーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽):アリアナ・グランデベスト・エイジアン・アーティスト:BIGBANGニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー:欅坂46アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽):『SMAP 25 YEARS』(SMAP)ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード:「恋」(星野源)特別賞:ボブ・ディラン
2017年02月27日第87回アカデミー賞にて最多となる9部門ノミネート&4部門を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』をはじめ、日本でも絶大な人気を誇るウェス・アンダーソン監督。このほど、その製作陣が再結集し、日本を舞台に贈るストップモーション・アニメ『Isle of Dogs』(原題)の製作開始が発表され、アンダーソン監督より日本のファンに向けた特別メッセージも到着した。本作『Isle of Dogs』は、全編にわたり日本を舞台とし、失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を、『ファンタスティック Mr. Fox』(’09)と同様、ストップモーション・アニメで描き出す。声優陣には、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スウィントン、F・マーレイ・エイブラハム、ボブ・バラバン、野村訓市といった、アンダーソン作品常連の豪華俳優陣がずらり。さらに新たに、スカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストン、リーヴ・シュレイバー、コーユー・ランキン、オノ・ヨーコといった多彩な才能が集結する。知的で型破りな脚本と、それを独特の手法で映像化する才能、そしてユニークな映画作家としてだけでなく、アート映画をビッグヒットに導くことのできる唯一無二の存在であり、全世代において最も才能あるフィルムメーカーの1人であるアンダーソン監督。配給元・FOXサーチライトの共同社長であるナンシー・アトレー氏、スティーヴ・ギルラ氏は「私たちは、ウェス・アンダーソン監督の独創的な創造力から生み出される最新作で、行動を共にすることに興奮を覚えます」とコメント。また今回、アンダーソン監督より日本のファンに向けた特別メッセージも到着している。「物語はどこが舞台でも起こり得るものですが、私たちは今回、とてもシンプルな理由で最新作の舞台として日本を選びました。それは、私が狂おしいほど、日本の映画、アート、食べ物、そして文化が大好きだからです!私たちは黒澤明監督、宮崎駿監督作品に対して深い敬意を持っているのと同様に、北斎や広重の絵画、そして今作に協力いただいている、現在活躍中の数多くの日本人俳優、アーティスト、ミュージシャンに敬意を感じています。願わくば、この作品を通して、外国人である私から日本のストーリーテリングに対する熱烈な関心、尊敬の念、そして賞賛を伝えられれば幸いです」。アンダーソン監督からみた日本とは、いったいどんなものなのか?彼の独創的なイマジネーションが生み出す“誰も見たことがない日本”は、“アニメーション”というカルチャーが台頭する日本において新たな扉を開けることになりそうだ。『Isle of Dogs』(原題)は2018年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年02月24日先日『おとなの事情』というイタリア映画を観ました。とある夜、ホームパーティーに集まった三組の夫婦たちと独身男。そのうちの一人が「ねえ、それぞれのスマホを見せ合わない?今からかかってくる電話やメールをみんなに見せるの」と提案します。そこで「イヤだ」と拒否すると「あら?何かやましいことでも?」となり、結局みんながそのゲームに参加することになったのですが、まあそこからは言わずもがなとんでもない展開に。わかりきっていることですが、恋人の携帯電話を覗き見して良いことなんて一つもありゃしません。一度見たことのある私が言うのだから間違いなし!(見たのかよ!)しかも見ている姿を彼氏に見られるという、最悪の経験をしています。彼の携帯には元カノとの逢瀬の痕跡がびっしりだったのですが、彼は携帯を見られたことに大激怒していたので私はただただ自分の愚行を反省し、平謝りするしかありませんでした。それ以降、恋人の携帯電話に触れたことはありません。以前友人が「女って絶対に男の携帯を見るよね」と言っていましたが、それは男女関係なく、見る人は見ます。実際に私も見られたことがあります。私の携帯を見なければ知り得ぬ情報を彼がポロリ。「携帯見たの?」と問い詰めると「ごめんなさい」と即答。たいしてまずいメールもなかったし、面倒だったので「今度から見たかったら言って」と男らしく彼に伝えましたが、そんな台詞を彼が言う間もなく別れました。自分を棚にあげまくって言いますが、そんな男イヤだもの!しかし今ではほとんどの人がスマホにロックをかけているので覗き見ができなくなりましたね。私はガラケーなので覗き見し放題ですが、今ざっと見てみたところ、この2週間でメールを送ってきたのは母、姉、マネージャーのみです。あまりの人気のなさに涙が出そう。しかし私は、姉の名前を大谷翔平で登録しているので、私の携帯を覗き見した人は『今日、オオゼキで鶏もも肉がグラム73円だよ!‐大谷翔平』というメッセージを見て困惑すること間違いなしでしょう。
2017年02月17日第71回毎日映画コンクール表彰式が15日に神奈川県内で行われ、日本映画大賞に輝いた『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督、『この世界の片隅に』(日本映画優秀賞)の片渕須直監督、女優ののん、『君の名は。』(アニメーション映画賞)の新海誠監督が出席した。夢の中で入れ替わった男子高生・瀧と女子高生・三葉の恋と奇跡の物語を描いた『君の名は。』の新海監督は、興行収入242億円を超え、世界中で爆発的ヒットを続けていることに、「誰もここまでとは想像していなかった」と驚きつつも、「たまたま多くの人が観たいと思った映画を、たまたま僕たちが出すことができた」と冷静に分析。アニメ制作は1本につき早くても3年はかかるそうで、「いま44歳だから、あと20年として何本作れるんだろうと思うと、次に1,800万人が観てくれるかはわからないけど、1本1本が全力で命がけですね」と語ると、次回作は2019年を目標に構想を練っていることを紹介。また、本作で声優を務めた神木隆之介について、「主役続投はいまのところイメージしていない」と言いながらも、三葉役の上白石萌音、音楽を担当した「RADWIMPS」とも「もう一度お仕事でご一緒したい」と期待を寄せた。クラウドファンディングで制作費3,622万4,000円を集め、第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で日々を大切に生きる女性・すずの暮らしを描いた『この世界の片隅に』は大藤信郎賞、音楽賞も受賞。片渕監督は「この題材から、本来は及びつかない結果」というヒットぶりや、本賞をはじめとした各映画祭での受賞歴に目を丸くし、「ご覧になって認めていただいたことは有り難い」と嬉しさをにじませた。主人公の声を務めたのんは「素晴らしい作品というのは前から確信していた」と胸を張ると、「監督、スタッフ、キャスト、観てくださった方みんなでこの映画を広めて、みんなで賞をいただいたようで、すごく嬉しく興奮しています」と喜び、「人は笑えることがあれば明日が見えるという力強いメッセージに感動しました」と感想も伝えた。フルCGによる特撮ゴジラ映画として庵野秀明が総監督、樋口が監督を務め、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみなど総キャスト329名が出演し、興行収入82億円を突破した『シン・ゴジラ』は、美術賞、女優助演賞(市川実日子)も受賞。樋口監督は、「この重たいトロフィーを持っていると、60年前に我々の先輩がゴジラの映画を作り続けてくれたおかげなんだなと思います。そして、それ受け継いで我々が日本を舞台に本気で作った結果だと思います」と誇りを胸に抱き、「感謝しています」と謝辞を述べた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
2017年02月15日世界最高峰の音楽の祭典「第59回グラミー賞」の授賞式が13日(日本時間)、米ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われ、歌手のビヨンセがパフォーマンスを披露した。先日、自身のインスタグラムで双子を妊娠していることを発表したばかりのビヨンセ。授賞式では、輝きを放つセクシーなゴールドの衣装を身にまとい、自身の楽曲「Sandcastles」を歌唱した。ビヨンセは今回、最多9部門にノミネートされており、すでに「最優秀ミュージック・ビデオ」「最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム」を受賞している。なお、授賞式の模様はWOWOWライブにて、きょう13日(22:00~)に字幕版が放送され、3月12日(17:00~)にもリピート放送される。写真:Getty Images
2017年02月13日ロエベ財団とロエベのクリエイティブ ディレクターであるジョナサン・アンダーソン主催のインターナショナル アワード「ロエベ クラフト プライズ」のファイナリストに日本から3名が選出された。このアワードは、未来の新たな基準を打ち立てるような創造性と芸術性、革新性の高い唯一の存在である才能の発掘を目的として設立された。2月8日スペイン時間の午後5時に第1回目のファイナリストが発表され、日本から3名が選出された。このファイナリストの中から4月10日のマドリードにて、デザイン界を代表する第一人者たちによって構成される審査委員が、栄えある「ロエベ クラフト プライズ2017」の受賞者を決定する。日本人としてファイナリストとなったのは、伝統的な京都の木工芸を受け継ぐ職人であり作家の中川周士、多摩美術大学工芸学科ガラスプログラム非常勤講師の神代良明、佐賀大学文化教育学部美術・工芸講座准教授の井川健の3名。審査員は、ロエベ クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンをはじめ、ジュエリー アーティストのハイス・バッカー、ドローグデザイン(Droog Design)共同設立者のロルフ・フェールバウム、デザイナーで日本民藝館館長の深澤直人など。
2017年02月10日『第6回 和酒フェス in 中目黒』が、「中目黒GTタワー前広場」にて開催されます。日程は3月25日(土)です。100種類以上の日本酒を堪能できる大人気の利き酒イベントに、お出かけしてみませんか?第6回 和酒フェス in 中目黒が開催決定回を重ねるごとに、人気が増している和酒フェス。今回は桜の名所「目黒川の桜」の開花に合わせた時期に開催されます。「春、新酒、花見酒を楽しむ! 」をテーマに、厳選された30蔵以上(内新規9蔵)、100種類以上の日本酒が大集結。全国から集まった蔵人と応援団が、こだわりの日本酒を振る舞います。『花の井』、『千代菊(ちよぎく)』、『臥龍梅(がりゅうばい)』、『梅乃宿(うめのやど)』などの「花」にまつわるお酒も多数ラインナップされ、気分は花見酒!IWC 2016、平成27酒造年度全国新酒鑑評会、SakeCompetition2016など品評会にて賞を受賞した『陸奥八仙(むつはっせん)』、『作(ざく)』、『石鎚(いしづち)』、『酔鯨(すいげい)』など、実力酒蔵の醸されたばかりの今しか呑めない新酒や華やかに薫る吟醸酒も登場します。会場ステージでは、音楽の生演奏、漫才、日本酒セミナーなどの余興も開催予定です。心ゆくまでフェス気分をを満喫しましょう!和酒フェスって?和酒フェスは、「美味しい和酒をもっと知り、感じて、共有する」をコンセプトとして、季節を感じながら 旬の和酒と食事を楽しむ利き酒祭りです。会場では、2時間制で飲み放題。たくさんの種類の日本酒が利き酒できちゃいます。入場料金だけで、好きなお酒を好きなだけ味わえるのが嬉しいところです。利き酒して美味しかった和酒は、会場特設販売ブースや酒蔵ブースで購入も可能です。日本文化を楽しみながら、こだわりの日本酒を堪能しましょう。春の訪れとともに開催される、利き酒の祭典・和酒フェス。今から待ち遠しいですね!開催概要第6回 和酒フェス in 中目黒日時:2017年3月25日(土)第1部(試飲会)12:15~14:15(2h)400名、第2部(試飲会)15:15~17:15(2h)400名 ※各部入替え制定員:800人(予定)場所:中目黒GTタワー前広場料金:各部 3,000円(前売り制、税込) / 当日券は未定※お料理は別料金となります。公式サイト:
2017年02月02日いつも“だめんず”と付き合っている女性の多くが“長女”だという可能性が出てきました。長女がだめんずに引っかかりやすいのはなぜでしょう。長女の特徴や恋愛傾向から紐解きます。長女の特徴長女にこんなイメージをもつ人は多いのではないでしょうか。・甘え下手・つい我慢してしまう・お節介・頼まれると断れない・真面目兄がいる人はまた別ですが、第一子として生まれてきた長女はこんな性格の人が多いようです。長女は「しっかりしなさい」と言われますよね。すると、それに応えるために「しっかりしなきゃ」「お姉ちゃんなんだからやってあげなきゃ」という考えになることが多いようです。つまり「本当はやりたくなくても自分がやるしかない!」と頑張ったり、出来ない人がいると「助けなきゃいけない」と思ってしまう人が多いということ。さらに、甘え下手に育ってしまった長女は「出来ないからやって欲しい」という言葉を口に出せない人が多いのではないでしょうか。だめんずと長女そんな長女の恋愛傾向には独特の共通点があるります。「出来ないなんて口が裂けても言えない」という女性は、周りから見ると“強い女性”ですよね。すると、「頼られたい」という男性よりも「頼りたい」という男性から人気が集まります。ただの甘えん坊タイプなら良いのですが、それが “だめんず” だったら厄介です。実際、あるアンケートで100人の長女に「だめ男に引っかかったことがあるか」と質問したところ、「はい」と答えた人は62人もいました。また、頼られると断れないだけでなく、困ることを予想して先に手助けしてしまう面倒見の良さが災いして、ただの甘えん坊タイプの男性をだめんずに変身させてしまうことも多いでしょう。一度ならまだしも、何度もだめんずと付き合ってしまうことは絶対に避けたいですよね。甘えん坊タイプの男性と相性が良いのは確かですので、必要以上に世話を焼かないように気を付けることで、だめんずへの変身を防ぐことができるかもしれません。
2017年01月30日関西最大の映画イベント《第12回 大阪アジアン映画祭》が、3月3日(金)から12日(日)までの10日間、大阪市内の映画館やホールにて開催される。日本で上映される機会が少ないアジア各国の話題作を多数紹介し続けている同映画祭は、その個性あふれるラインナップに定評があり、毎年全国から多くの映画ファンが詰め掛けている。その詳細告知が待たれる中、本日オープニング作品とクロージング作品が発表された。《第12回 大阪アジアン映画祭》の情報はこちらオープニング作品は、マレーシアの新潮流監督として世界からも注目されるホー・ユーハンが監督・脚本を務めたアクション映画『ミセスK』(マレーシア=香港合作)。香港のベテラン女優カラ・ワイを主演に、一見平凡な主婦が家族を守るため奮闘する姿を、豪快なアクションとともに描く作品。彼女は何者なのか、家族はどうして狙われるのか。片時も目が話せない展開に大興奮すること間違いなし!台湾のロック歌手ウー・バイ、香港の名優サイモン・ヤムほか、香港の映画監督フルーツ・チャンやカーク・ウォンなども出演しており、映画ファン必見の一作。クロージング作品は、瀬田なつき監督、トクマルシューゴ音楽監修、橋本愛主演の『PARKS パークス』。2014年に閉館した東京・吉祥寺の映画館バウスシアターのオーナーの「映画への思い」から誕生した本作は、吉祥寺と井の頭公園を舞台に、ひとつの曲によって結びついた“かつて”と“現代”を生きるそれぞれの若者の夢と愛を鮮やかに描き出す音楽青春映画。橋本のほか、永野芽郁、染谷将太といったフレッシュな若手キャストの共演が実現した注目作だ。その他は、コンペティション部門、特別招待作品部門、特集企画、インディ・フォーラム部門を柱に、日本初上映となるアジア映画最新作を多数上映。ゲストを交えてのウエルカム・パーティや交流イベント、シンポジウムなどを開催する予定。特集企画の内容を含む映画祭の概要、全作品ラインナップについては2月上旬に発表予定。チケットは、2月18日(土)より発売する。■《第12回 大阪アジアン映画祭》会期:2017年3月3日(金)~12日(日)会場:梅田ブルク7、ABCホール、シネ・リーブル梅田、阪急うめだホール、他主催:大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市、一般社団法人大阪アジアン映画祭、大阪商工会議所、公益財団法人大阪観光局、朝日放送株式会社、生活衛生同業組合大阪興行協会、Seven Dew株式会社)
2017年01月30日ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第28回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が1月24日、都内で行われた。国際宝飾展の併設イベントである同賞は、「最も輝いていた人」「最もジュエリーが似合う人」「今後も更にジュエリーを身に付けて欲しい人」を著名人の中から世代別と男性部門で選び、表彰するもの。今回は中条あやみ(10代)、西内まりや(20代)、柴咲コウ(30代)、石田ゆり子(40代)、賀来千香子(50代)、桃井かおり(60代以上)、三浦春馬(男性)の7人が選ばれた。また、特別賞女性部門はリオデジャネイロオリンピック卓球銅メダリストの福原愛、特別賞男性部門はリオデジャネイロオリンピック体操男子金メダリストの内村航平に贈られた。中条は「来月で20歳なので10代最後にすてきな賞をいただけて嬉しい」と笑顔。真珠のネックレスが目立つように着物をアレンジしたという衣装で登場した西内は「小さい頃、父が母に真珠のピアスをプレゼントしたのを憶えています。母は特別な日にはにこにこしながらそのピアスを付けていました。私は母の化粧品やジュエリーをこっそり付けていたのですが、そのピアスだけは付けることが出来ず、いつも真珠が似合う女性になりたいと思っていました」というエピソードを披露。第6回(1995年)の20代に続く2回目の受賞となった石田は「前回は本当に緊張して何を話したのかも覚えていませんし、ジュエリーは付けると緊張するものでした。それがこの10年で変わり、お守りのような存在になっています」と挨拶した。桃井は「前回15回目に選ばれたときには、15回目まで選ばれなかったのかが不満で、スピーチが荒れたのを覚えています。今回は60代以上で最後のチャンスということですが、女性が本当に宝石を欲しくなるのは旦那様や恋人がいなくなる70代、80代。私は100歳まで生きるつもりなので、あと何度も受賞出来るように70代、80代や100歳までの賞も作ってほしい」と話し、会場を沸かせた。三浦は「本当に興奮していますが、受賞は今までの仕事や支えてくれた人のおかげ。これからも自分に自信を持って仕事を全うしたい」と述べた。また、プレー中にもダイアモンドのジュエリーを付けている福原は「リオデジャネイロオリンピックや合宿など、緊張で胸が張り裂けそうな場面やすごく疲れて心が折れそうなときには、私の心はダイアモンドで出来ているので絶対に割れないと思い込むことで、いろいろな場面に立ち向かうことが出来ました」と明かした。一方、第24回(2013年)に続き特別賞を受賞した内村は「毎日、練習、練習、練習、練習でジュエリーは女性に贈るものだと思っていますが、このような賞をいただけたのはオリンピックでの結果を評価してもらえたから。東京オリンピックでも1番輝くメダルを掛けられるように頑張りたい」と喜びを語った。
2017年01月25日2月26日(現地時間)に開催される第89回アカデミー賞のノミネートが24日に発表。賞レースで快進撃中の『ラ・ラ・ランド』が最多14ノミネーションを得た。日本のスタジオジブリが海外と共同製作した『レッドタートルある島の物語』が長編アニメーション部門にノミネートされた。今年のノミネーション発表は、ブリー・ラーソンや渡辺謙など、過去のアカデミー賞受賞者や候補者が映像に登場し、それぞれの思い出を語りながら候補を発表していくという新しいスタイル。前哨戦の目玉の1つ、第74回ゴールデン・グローブ賞(以下、GG賞)で作品賞など候補になった部門すべてを制覇し、最多7部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』は作品、監督、主演男優、主演女優、作曲、主題歌賞(2曲)など13部門で14ノミネーション。『イヴの総て』(50)『タイタニック』(97)と並ぶ最多ノミネーションを獲得した。次いで、8部門で候補になったのは『メッセージ』、GG賞ドラマ部門作品賞を受賞した『ムーンライト』。後者はマハーシャラ・アリの助演男優賞受賞が有力視されている。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『LION/ライオン~25年目のただいま~』、メル・ギブソンが1945年の沖縄戦を描いた『Hacksaw Ridge』(原題)が6部門で候補になった。昨年の「オスカーは真っ白」騒動を受けて、各俳優賞でアフリカ系の俳優が候補入りを果たしている。主演男優賞にデンゼル・ワシントン、主演女優賞にルース・ネッガ、助演男優賞には前出のマハーシャラに加えてインド系のデヴ・パテル、助演女優賞は候補5人のうち3人(ヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア・スペンサー、ナオミ・ハリス)がアフリカ系だ。GG賞ではドラマ部門の授賞は各作品が分け合う形になったので、アカデミー賞でも得票がバラついた結果、『ラ・ラ・ランド』が圧勝という形になる可能性もある。今年は『ラ・ラ・ランド』が大本命視されているが、監督や俳優は各映画賞によって結果が異なる状況が続いている。先が読めないだけに、より楽しみなオスカー・レースが展開される。授賞式は2月26日(現地時間)、ロサンゼルスのコダック・シアターで開催される。主要部門候補は以下の通り作品賞『メッセージ』『Fences』(原題)『Hacksaw Ridge』(原題)『最後の追跡』『Hidden Figures』(原題)『ラ・ラ・ランド』『LION/ライオン~25年目のただいま~』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『ムーンライト』主演男優賞ケイシー・アフレック(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)アンドリュー・ガーフィールド(『Hacksaw Ridge』原題)ライアン・ゴズリング(『ラ・ラ・ランド』)ヴィゴ・モーテンセン(『はじまりへの旅』)デンゼル・ワシントン(『Fences』原題)主演女優賞イザベル・ユペール(『ELLE』)ルース・ネッガ(『ラビング愛という名前のふたり』)ナタリー・ポートマン(『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』)エマ・ストーン(『ラ・ラ・ランド』)メリル・ストリープ(『マダム・フローレンス!夢見るふたり』)助演男優賞マハーシャラ・アリ(『ムーンライト』)ジェフ・ブリッジズ(『最後の追跡』)ルーカス・ヘッジズ(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』デヴ・パテル(『LION/ライオン~25年目のただいま~』)マイケル・シャノン(『Nocturnal Animals』原題)助演女優賞ヴィオラ・デイヴィス(『Fences』原題)ナオミ・ハリス(『ムーンライト』)ニコール・キッドマン(『LION/ライオン~25年目のただいま~』オクタヴィア・スペンサー(『Hidden Figures』原題)ミシェル・ウィリアムズ(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)監督賞ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『メッセージ』)メル・ギブソン(『Hacksaw Ridge』原題)デイミアン・チャゼル(『ラ・ラ・ランド』)ケネス・ロナガン(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)バリー・ジェンキンス(『ムーンライト』)脚色賞『メッセージ』『Fences』(原題)『Hidden Figures』(原題)『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ムーンライト』オリジナル脚本賞『最後の追跡』『ラ・ラ・ランド』『ロブスター』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『20センチュリー・ウーマン』撮影賞『メッセージ』『ラ・ラ・ランド』『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ムーンライト』『沈黙 -サイレンス-』作曲賞『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』『ラ・ラ・ランド』『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ムーンライト』『パッセンジャー』主題歌賞「Audition」(『ラ・ラ・ランド』)「Can’t Stop the Feeling」(『Trolls』原題)「City of Stars」(『ラ・ラ・ランド』)「The Empty Chair」(『Jim: The James Foley Story』 原題)「How Far I’ll Go」(『モアナと伝説の海』)長編アニメーション映画賞『Kubo and the Two Strings』(原題)『モアナと伝説の海』『My Life as a Zucchini』(原題)『レッド・タートルある島の物語』『ズートピア』外国語映画賞『幸せなひとりぼっち』(スウェーデン)『ヒトラーの忘れもの』(デンマーク)『Tanna』(オーストラリア)『セールスマン』(イラン)『ありがとう、トニ・エルドマン』(ドイツ)(text:Yuki Tominaga)■関連作品:LION/ライオン~25年目のただいま~ 2017年4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
2017年01月25日