ミュージカル「メリー・ポピンズ」の歌唱披露イベントが1月26日に都内で開催。Wキャストでメリー・ポピンズを演じる濱田めぐみ、笹本玲奈、同じくバート役の大貫勇輔、小野田龍之介をはじめ、山路和弘、知念里奈、ブラザートムなどプリンシパルキャストが一堂に会した。真っ赤なドレスの濱田、青いドレスの笹本、大貫、小野田の4名による「チム・チム・チェリ―」で幕を開け、続いて、濱田と笹本は「何もかもパーフェクト」を熱唱。さらにバードウーマンをWキャストで演じる島田歌穂、鈴木ほのかが「鳥に餌を」をデュエットで披露し、最後はアンサンブルキャストも含めた全員で「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を歌い上げた。2018年の日本初演に続いてメリー・ポピンズを演じる濱田は「(前作に続いて共演の)大貫くんとは前のコンビを大事にしながら深く掘り下げてやれたらと思いますし、(初参加の)龍ちゃんはこれからどんなバートになるか楽しみです。(同じく初参加の)玲奈ちゃんは、まっさらなキレイな状態でお稽古が始まったので、私から渡せるものは何でも渡したいと思っている半面、どんどん成長して先輩のメリーから後輩のメリーが巣立っていくのを目の当たりにしている感じです」と語る。笹本は、1曲ごとの細かい振付や決まりごとに「頭が混乱しちゃう感じで(苦笑)、足もパンパンで身体もドッシリ重い状態なんですけど、不思議と(稽古が)終わった後にすごく気分が良いんです。すごく明るいミュージカルで、どの曲も笑顔で終われるナンバーだからかなって思います。体は疲れているけど、心は元気に稽古場を後にしてます」と充実した表情を見せる。そんな2人のメリーについて、大貫は「濱田メリーは近くにいるのに遠くの存在、遠くにいるのに近くにいてくれるような存在です。笹本さんは、きょうだい、友だちのような感覚があるんだけど、手が届かない高嶺の花のような感覚を稽古場で感じています」と独特の表現で評する。小野田は「Wキャストの面白さは、稽古を重ねるごとに俳優の素養がにじみ出てくるところにあるのかなと思います。ステージでどんなメリーに出会えるかワクワクしています!」と笑顔を見せた。見どころや楽しみにしているシーンについて尋ねると、濱田はメリーが空を飛ぶシーンを挙げ、笹本も「私も早く空を飛びたい!」とワクワクした表情を見せる。大貫は「メリーの魔法を借りて、壁を登ってさかさまでタップを踏むときのあの景色をまた見られるのが嬉しい」、小野田は「ジョリー・ホリデイのナンバーで、灰色の公園の景色から一気にカラフルな世界に入るところが一番好き!」と明かすなど、それぞれに強い思い入れを語ってくれた。4年前の初演時には想像もできなかった、社会情勢の中での再演となるが、笹本は「エンタテインメントはこういう時だからこそ、多くのみなさんに元気を届け、笑顔になっていただくものだなとメリー・ポピンズを通して毎日感じています」と語り、濱田は「現実ではキツイこと、苦しいこと、思い通りにならないことが続いていますが、メリーは舞台でこう言います。『どんなことだって起きるわ、その気になれば』――。このメッセージを持って帰っていただき、周りの方々に温かい愛を届けていただければと思います」と力強く呼びかけた。■日時・会場・東京公演2022年3月26日(土)~5月8日(日)(プレビュー公演:2022年3月20日(日)~25日(金))東急シアターオーブ・大阪公演2022年5月20日(金)~6月6日(月)梅田芸術劇場メインホール■ キャストメリー・ポピンズ:濱田めぐみ、笹本玲奈バート:大貫勇輔、小野田龍之介ジョージ・バンクス:駒田一、山路和弘ウィニフレッド・バンクス:木村花代、知念里奈バードウーマン / ミス・アンドリュー:島田歌穂、鈴木ほのかブーム提督 / 頭取:コング桑田、ブラザートムミセス・ブリル:浦嶋りんこ、久保田磨希ロバートソン・アイ:内藤大希、石川新太ジェーン・バンクス(五十音順):大廣アンナ、西光里咲、弘山真菜、深町ようこマイケル・バンクス(五十音順):井伊巧、高橋輝、田中誠人、中込佑協(以下、五十音順)石川剛、エリアンナ、小島亜莉沙、丹宗立峰、長澤風海、般若愛実、樋口祥久 / (以下五十音順)青山郁代、五十嵐耕司、石井亜早実、大井新生、岡本華奈、風間無限、工藤彩、熊澤沙穂、今野晶乃、斎藤准一郎、高瀬育海、高田実那、照井裕隆、東間一貴、長澤仙明、花岡麻里名、藤岡義樹、藤咲みどり、MAOTO、武藤寛
2022年01月28日平方元基、 ウエンツ瑛士、 笹本玲奈らが出演する、スティーブン・ソンドハイム作曲ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』が2021年5月に東京・新国立劇場・中劇場で上演される(大阪、 名古屋公演あり)。この度、キャストの写真、コメントが公開された。ウエストエンドを代表する女優マリア・フリードマンが、 2014年に初演出として手がけ、 ローレンス・オリビエ賞リバイバル作品賞をはじめ数々の賞を受賞し、 そのキャリアに新たな一頁を刻んだ本作品を日本人キャストで上演が決定した。作詞・作曲を手掛けるのは、 現代ミュージカル界の巨星・スティーブン・ソンドハイム。同い年の平方、ウエンツ、笹本が、かつて親友だった3人を演じる。東京公演は来年2021年5月17日(月)~5月31日(月)まで新国立劇場・中劇場にて上演、 その後大阪・名古屋公演あり。東京公演チケット発売は3月上旬に予定されており、詳細は追って公式HPにて発表される。出演者コメントは、以下の通り。■平方元基(作曲家・プロデューサー フランク)「沢山の素晴らしい役者さんと一緒にミュージカルがつくれることを嬉しく思っています。特に今回、ウエンツ瑛士さんと笹本玲奈さんは同い年なので、劇中の3人と通じるところもあり、 作品にいい影響を与えてくれる予感がしています。きっと素敵なミュージカルを皆様にお届けします!」■ウエンツ瑛士(脚本家 チャーリー)「日本全国で危機的状況の中、来年の5月ですが、希望をいただけた事をとても感謝しています。その頃にエンターテイメントを楽しめる状況である事を願うとともに、全力フルパワーでキャスト・スタッフ一同お出迎えする事を誓います。劇場で皆様に会えますように」■笹本玲奈(小説家・演劇評論家 メアリー)「平方さんとウエンツさんは今回初めてご一緒させていただくのですが、平方さんはとても存在感のある俳優さんでようやく共演できる事を嬉しく思っています。ウエンツさんは演劇を学ぶためにロンドンに留学されていたとの事で、現地での体験や学んだ事を教えて頂くのが楽しみです。また、今回私が演じるメアリーという役は、演出のマリア・フリードマンさんが実際に演じていた役です。本場ロンドンで活躍されている大女優ということもあり、演出家としてだけでなく、一女優の先輩としても沢山のことを勉強させて頂きたいと思っています」■昆夏美(女優・フランクの前妻 ベス)「この作品は現在から過去に逆再生で物語が進んでいくというテイストですので、どう演じるか、お客様にどう見て頂けるのか、今からワクワクしています。自分が演じるベスは1幕と2幕で同じ曲を違う環境で歌い分けるので、表現の変化も研究し、皆様にお届けしたいです」■今井清隆(BWプロデューサー ジョー)「スティーヴン・ソンドハイムが作曲した作品というのは、長年俳優をやっておりますが初めてで、非常に難解ですが味のある、彼の曲を歌えることを幸せに思います。今勢いに乗っている若手俳優の方々が沢山出演されます。私もそこにいていいんでしょうかと不安になりますが、迷惑かけないように稽古していきたいと思います(笑)。皆様と劇場でお会いできるのを楽しみにしています」■朝夏まなと(女優・フランクの妻 ガッシー)「今回私が演じるのは、 初挑戦といってもいいぐらい大人の女性です。女優の役も初めてとなりますので ワクワクドキドキしております。素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と、 素晴らしい舞台を作りたいです。いろんな初めてとの出会いで、また新しい魅力を出せるように頑張ります。元気にお会いできるの楽しみにしております!」ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』<キャスト>平方元基ウエンツ瑛士笹本玲奈岸祐二上口耕平渚あき中別府葵宮原浩暢中井智彦井阪郁巳家塚敦子三木麻衣子森 加織昆 夏美今井清隆朝夏まなと<スタッフ>作曲・作詞:スティーブン・ソンドハイム脚本:ジョージ・ファース演出:マリア・フリードマン振付:ティム・ジャクソン翻訳:常田景子訳詞:中條純子美術・衣裳:スートラ・ギルモア照明:フィリップ・ローゼンバーグ照明補:柏倉淳一音響:大野美由紀ヘアメイク:馮 啓孝音楽監督:竹内 聡歌唱指導:安崎 求、 高野絹也演出助手:陶山浩乃舞台監督:瀧原寿子<東京公演>※名古屋・大阪公演あり期間:2021年5月17日(月)~5月31日(月)会場:新国立劇場中劇場主催・企画制作:ホリプロ
2020年12月16日ミュージカル『マリー・アントワネット』の製作発表が3日、都内で行われ、花總まり、笹本玲奈、ソニン、昆夏美、田代万里生、古川雄大、吉原光夫、シルヴェスター・リーヴァイが登場した。同作は『エリザベート』『モーツァルト!』など数々の傑作を生み出したミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイが手がけるミュージカル。2006年に日本で初演を迎えて以来世界で上演され、今回12年ぶり・新演出版で日本上演される。フランス革命で散った王妃マリー・アントワネット(花總・笹本)と、庶民の娘マルグリット・アルノー(ソニン・昆)、2人の“MA”の運命が交錯する。初演の際にもキャスト候補として名前が挙がったものの、当時は宝塚歌劇団に所属していた花總。「新演出版でも私に役を与えてくださったことに光栄ですし、身の引き締まる思いです」と感謝し、「マリー・アントワネットは、1人の女性として、1人の母親として、フランス王妃として、ものすごく成長を遂げていく。彼女がどんどん変わっていく生き様をぜひ自分なりに追求して、皆様にいろんなことを感じていただけたらいいなと思います」と意気込んだ。初演時はマルグリット・アルノーを演じ、今回出産を経て王妃を演じることとなった笹本は「 体型も戻りましたし、しっかりとドレスを着てマリー・アントワネットとして最後まで立つことができるように頑張りたいと思います」と語る。マリー・アントワネットが当時の王族には珍しく、母乳で子供を育てていた点に注目し「芯の強さを感じましたし、最後まで誇りを持っていた姿を演じたい」と役への思いを明かした。演出家から「フランス革命は、世界で一番最悪な革命だったと言われている」と聞いたというソニンは、「こないだまで(『1789 -バスティーユの恋人たち-』で)革命を信じて戦ってたのに……と思っていたんですけど、人々が革命というのに酔いしれて、自分を見失うような狂気じみた行動が出てくる。全然切り取り方が違うフランス革命を体現していて、深い」と、フランス革命の物語の魅力を分析。昆は「12年前にこの作品に出会ってから大ファンでして、『いつ、また上演されるのかな』とずっと思っていたので、自分が出演させていただけるという驚きと、日々感謝を感じている」と喜びを表した。またマリー・アントワネットの愛人となる、フェルセン公爵を演じる田代と古川の2人は「貴公子」感が大事だという紹介に笑みを浮かべる。田代は「初演を演じた井上芳雄さんが先日稽古場にいらして。お帰りになる時に『どうでした?』と聞くと、(井上は)『ほとんど知らない曲だった』と。それくらい新鮮に見てくださったようです」と、新演出版の違いを明かした。一方古川は「光夫さんから『君だけ、(『花より男子』の)道明寺みたいだね』言われて。僕も万里生さんの衣装を見てちょっとびっくりしたんですけど、 この衣装のように違いのあるフェルゼンを演じられるように頑張っていきたいです」と語り、周囲の笑いを誘っていた。オルレアン公役の吉原は、マリー・アントワネットについて「この世の中で初めてメディアに中傷された人、嘘偽りで殺されていった人」と分析。「地面がゆるい世の中じゃないですか。なんでもメディアがそう言えばこっちに行ったり」と現代の風潮に苦笑しつつ、「そういう時代の中ですが、自分は何なのかということを、作中の誰もが持っている」と、同作の魅力を表した。キャスト陣は400人のオーディエンスの前で、6曲の歌唱も披露。「100万のキャンドル」(昆夏美+アンサンブル)、新曲の「遠い稲妻」(田代万里生)、「私こそがふさわしい」(吉原光夫)と、歌い上げていく。さらに製作発表に駆けつけたリーヴァイがピアノ伴奏を務めた新曲の「孤独のドレス」(笹本玲奈)、「もう許さない」(ソニン+アンサンブル)、「あなたへ続く道」(花總まり+古川雄大)と続き、会場からも拍手が沸き起こっていた。
2018年09月02日女優の笹本玲奈(31)が23日、交際していた一般男性(35)と結婚したことを、所属事務所を通じて報告した。式・披露宴は未定で、妊娠はしていない。笹本は22日に名古屋・愛知芸術文化センターで大千秋楽をむかえたミュージカル『ミス・サイゴン』に、ヒロインのキム役で出演。千秋楽の翌日である23日に、都内の区役所に2人で婚姻届を提出した。相手の男性とは友人同士の食事会で出会い、いつも笑顔を絶やさない穏やかな性格に惹かれたという。家具などのインテリアが趣味で、料理も得意な男性は、イタリアンの前菜、パスタ、肉料理と本格的な腕前を持ち、国内外のマラソン大会に出場するなど行動派。2人とも食べることが好きなため、美味しい店を探して食事するなど、デートを重ねていた。笹本のオフィシャルブログ「れなにっき」では、笹本自ら結婚を報告。笹本は「穏やかに、優しく包み込んでくれる彼と共に歩んでいける事に幸せを噛み締めつつ、喜びも苦しみも共に分け合い、どんな時も明るく笑顔に溢れた家庭を築きあげていく所存です」と喜びを綴った。そして、「女優として様々な役に挑戦するべくより一層精進してまいります」と今後の活動への意欲を語った。
2017年01月23日