俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)が新たにスタート。今回は、主要キャストの一人で筒井真理子が演じる桜川寿子を紹介する。第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。筒井真理子が演じる桜川寿子は、涼子(桜井ユキ)の母。夫・侑次郎(中村育二)を婿に迎え、桜川家を存続させた。娘・涼子にも自分と同じように婿を取り、家を守ってくれることを望んでいる。
2024年04月02日理想の肌を追求し大金を投資して実感「皮膚の変態」と自ら名乗るほど美容好きのアパレル経営者・大野真理子さんが執筆した初の書籍「『皮膚の変態』が本気で選んだ270品悩みに『効く』コスメ」(税込 1,760円)が、2月12日に講談社から発売された。大野さんは20代半ばで大人ニキビに悩まされ、これまで都心にマンションを購入できるほど数多くの化粧品に投資しては試し、理想の肌を追求してきた。根っからの美容好きでもあったことから、SNSで「皮膚の変態」としてコスメ情報を発信すると大人気に。自身の経験から、ホロワーからの肌悩みにも寄り添い真摯に応え、的確にアドバイスする姿が多くの人から共感を得ている。悩みに本当に効くスキンケアアイテムの決定版同書は、そんな大野さんが実体験に基づいて「本当に効く」と感じたコスメを紹介する実用的な一冊。内容は全7章+おまけで構成され、第1章 5大悩み「毛穴・美白・たるみ・乾燥・ニキビ」に効くコスメ、第2章 24時間美容漬け「皮膚の変態」の鬼ルーティン、第3章 「こんな時、どうする?」など。大野さんは、「皮膚の変態」を頼る人には最大限の知識と情報を届けたいとしている。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年02月16日岸谷香のデビュー40周年のタイミングで開催される主催イベント『岸谷香感謝祭2024』のゲストは、トータス松本と永井真理子というバラエティーに富んだ組み合わせとなった。3人とも同学年という共通点がある。今回も、このイベントでしか観られないスペシャルな共演が実現するだろう。ここでは、岸谷と永井との対談をお届けする。このふたりは同学年である以外にも、いくつかの共通点がある。80年代末から90年代前半にかけての大きなムーブメントを乗り越えてきたこと、子育てのために約10年にわたる休止期間を経て、音楽活動を再開していること、『ポップン・ルージュ』というラジオ番組で、それぞれ曜日違いのパーソナリティーを務めていたことなどだ。当時の懐かしい話、音楽の再開の仕方、さらには『感謝祭』のアイデアまで、さまざまな話題に話が及んだ。――おふたりは同学年なんですね。永井そう、同学年なんですよ。生まれた年は私のほうが1年早いんですけどね。岸谷えっ、そうなの?ごめんなさい(笑)。私、ずっと自分が年上だと思ってた。80年代の時のイメージがあったから。永井私、あの頃って、子供みたいだったもんね。岸谷そう(笑)。ショートカットで、いつもタートルでジーンズで。そのイメージが強かったからね。そうか、同学年なんだ。永井そうなの。一緒なんですよ。――2024年の「感謝際」のもうひとりのゲストであるトータス松本さんも同学年なんですよね。永井そうか。岸谷この学年って、「ROOT 66」にちなんで、「66年の会」というのがあって、みんなで集まって、ライブをやっているんだけど、私は67年生まれだから、入ってないのね。永井私、66年生まれだけど、呼ばれたことがないよ。――ほぼ男性ミュージシャンの集まりのようです。岸谷66年生まれのミュージシャン、たくさんいるのよ。永井でも丙午(ひのえうま)だから、女性の人口は少ないんだよね。“この年に生まれた女が強い”と言われている世代だから、産むのを控える傾向があったから。でも実は女性アーティストは、多いんですよ。渡辺美里さん、中村あゆみさん、みんな一緒だよ。岸谷そうか、でもみんな、強そうだよね(笑)。――おふたりは同学年という以外にも、いろいろな共通点があります。80年代末から90年代にかけての大きなムーブメントを経験し、ともに武道館など大きなステージに数多く立っています。また、子育てもあり、10年ほどブランクがあったうえで、音楽活動を再開していることも共通します。岸谷ラジオも共通点ですね。『ポップン・ルージュ』という同じ番組をやっていて、真理ちゃんが月曜日、私が水曜日だったんですよ。永井そうそう。――まず、永井さんを『感謝祭』に誘った経緯を教えていただけますか?岸谷ふたりの共通の友人であるチエちゃん(長井千恵子さん)というギタリストがいて、昔から真理ちゃんと一緒にやっていたんだよね。永井やってた。20年くらい前からかな。岸谷それで、チエちゃんに会うと、いつも「真理ちゃんがね」という話はよくしていました。だから私もつい、「真理ちゃん」ってなれなれしく言っちゃうんだけど。チエちゃんを通してのつきあいで、真理ちゃんとは個人的に遊んだりはしてなかったけれど、同じラジオ番組だったから、横のつながりはあったんですよ。たまに特番があって、月曜から金曜までのパーソナリティーが全員集まったりしていたのね。永井そうそう。岸谷当時のラジオ番組は活気があったから、どこかで飲んでいて、「今日って、月曜日だから真理ちゃんの日じゃない?」って言って、酔っ払ったまま菓子折りを持って、真理ちゃんの番組に顔を出したり(笑)。そんなことができる番組だったんですよ。それで89年から90年まで一緒にすごしてきて、久しぶりに再会したのも、チエちゃんを通じてだったよね。永井そう。岸谷「真理ちゃんがオーストラリアに移住して、日本に戻ってきて、音楽を再開するにあたって、聞きたいことがあるみたいよ」「香ちゃんがボイトレどうやっているのか、知りたいみたいよ」って、チエちゃんが話していたのね。それで、3人で会ったんだよね。永井それがもう6年前のことだよね。私が復帰したころのことです。岸谷その時は、「イベントやフェスで会ったら楽しいよね。じゃあまたどこかで」って、バイバイしました。『感謝祭』が恒例になってきて、ふたりゲストがいるなら、ひとりは女性がいいなあと思っていたのね。それも一緒にいろいろやってくれる人が良くて、「ここをこう変えてもいい?」って言ったときに、一緒に楽しんでくれる人がいいなあって。それで温めていた隠し球にお願いしました(笑)。――永井さんは岸谷さんの誘いをどう感じましたか?永井とてもうれしくて。最初、チエちゃんを通じて聞いたんですよ。それでチエちゃんのLINEに、「うれしい!」「めちゃくゃ光栄!」って書きこみました。逆に、「こっちこそお願いします」って返事したのかな。岸谷いいお返事をいただけて、こちらこそ、ありがたかったです。私たちのファンって、長年応援してくだっている方も結構いらっしゃるので、そういう方にはツボなんじゃないかな。永井私も発表したときに、ファンの方が大喜びで。“あのラジオが流れていた頃の青春が蘇ってくる”そんな気持ちになったみたいなのね。岸谷私はその『ポップン・ルージュ』の時の作家の方ともまたご縁もあって、『オールナイト・ニッポン』の作家もやってもらっているのね。だから新しい試みとして、ラジオ的な演出をやるのもおもしろいかなって考えています。会話だけ、当時のラジオ風にしてみるとか。一瞬、観に来た人たちが、ラジオを聞いている感覚になるのもありかなって。永井それはおもしろそう!――当時のラジオを聞いていた人にも感涙のイベントになりそうです。永井きっと喜び、そして泣いちゃうと思います(笑)。岸谷もしかしたら、スタッフが当時のジングル音源とか、持っているかもしれない。「月曜日の永井真理子です」「水曜日の奥居香です」って、そんなことを言いながら、ジングルを使ってもいいし。永井それは最高にいい!(笑)岸谷曲紹介をラジオ風にやるのもおもしろいかも。話をしていると、いろいろアイデアが湧いてきます。やっぱり、当時の本物がふたりいるって素晴らしい!(笑)『感謝祭』って、お招きするアーティストの方にも楽しんでもらうのが大きなテーマなので、気楽に楽しんでください。永井良かった!おおいに楽しませてもらいます。うれしいです。――話が戻ってしまいますが、80年代にそういう形で出会って、お互いについて、どんな印象を持っていたのですか?岸谷しつこいようだけど、真理ちゃんと言えば、ショートカットで黒いタートル、ジーンズのイメージ(笑)。白いTシャツもあったね。黒いタートルか白いTシャツ。永井そうそう、あれは全部自前なの(笑)。――永井さんから見た岸谷さんは?永井もうピカピカしていましたね。そして、プリプリしていました(笑)。忘れられないのは、テレビで共演させていただいたことがあって、大きな楽屋で一緒になったときのこと。香ちゃんは覚えてないと思うけれど、「あっ、プリプリさんがいる!」と思って、楽屋のすみっこのほうで固まっていました。面と向かっては見られないんですが、鏡越しに見えちゃうわけですよ、そのピカピカが(笑)。ドキドキしちゃって、挨拶もうまくできなかった。岸谷えー、なんで?同い年でしょう。永井いやいやいや、先輩です。だって1年、プリプリのほうがデビューも早かったしね。で、鏡越しに見ていると、「なんだか、テレビを観ているみたいだぞ」って、「ダイアモンドだね~♪」ってつい口ずさみそうになって、ダメだ、今は本人がいるぞって(笑)。岸谷真理ちゃんはヨーグルトのCMやってたでしょ。永井やってた(笑)。岸谷そういうのを断片的に覚えているんだよね。――80年代末から90年代前半には、それぞれ大きなムーブメントを体験された共通点もあります。“ガールポップ”という言葉も生まれました。当時のそうした流れをどう感じていましたか?岸谷“ガールポップ”という言葉は強烈に覚えていますね。私たちはバンドだったから、その“ガールポップ”の仲間に入っていたのか、入れてもらってなかったのか、ちょっとイメージはわからないんだけど、真理ちゃんとか、あと、千里ちゃん(森高千里さん)とか、谷村有美ちゃんとか、女性アーティストがたくさん出てきた時代でもあったよね。永井そうだね。わりとソロの人が多かったのかな。岸谷華やかな時代というか、“ガールポップ”のイベントもあったよね。永井イベントもあったし、雑誌もあった。私としては、かなりボーイッシュだったので、「“ガールポップ”に入っていいんですか」みたいな感覚だったんだけどね。岸谷確かに髪は短かったけど、そこまでボーイッシュでもなかったというか、そんなに強そうでもなかったよね。永井うん。ちっちゃかったしね(笑)。岸谷真理ちゃんは、“ガールポップ”の象徴みたいなイメージがあるよね。私たちは、バンドのイメージが強かったんだと思うけど。あと、当時はイカ天から始まって、バンドブームもあったから。永井いろいろなブームが入り混じっていたと思います。――そうしたムーブメントの中で、おふたりともとても忙しいハードな日々を送っていたと思います。どのようにして、自分のペースを作り、乗り越えてきたのでしょうか?永井忙しかったでしょう?岸谷忙しかったと思うけど、若かったし、どっちかというと、“やった~! お客さんが増えたぞ”みたいな気持ちのほうが強かった気がする。会場がどんどん大きくなっていったことについても、まだ子供だし、怖い物知らずなところがあった気がする。不安もそんなになかったんじゃないかな。今とは時代が違うし。今は忙しくなると、メンタルが辛くなって、お休みするアーティストもたくさんいると聞くけれど、私たちの時代って、そっちに行かなかったんですよ。むしろ、「忙しくなってきた。やったぜ!」みたいな。永井それはバンドだからというのはあると思う。岸谷真理ちゃん、しんどかった?永井私はソロだから、まわりから、「もっとこっちがいいんじゃないか」「いや、あっちがいいんじゃないか」っていろいろと言われることがたくさんあるわけ。岸谷そうなんだ。永井そう。バンドは全部自分たちで作品を作るじゃない?で、「これしかないし」って言えるじゃない。でもソロだと、いくらでも味付けの仕方はあるわけで。だから、気がつくと、“えっ、こんな番組、私できないよ”みたいなことがあふれてしまって、気持ちがバーンと落ちてしまう時があったのね。“私は本当に自分を出せているのかな。苦しい苦しい苦しい”って。岸谷そっか。そこはやっぱりソロとバンドの違いなのかもしれないね。バンドだと、5人一緒になって、誰かの悪口を言って、発散することもできたしね。「なんだよ、アレ!」みたいな(笑)。永井私の場合は、そういうことを言ったら、逆に「いや、今は頑張りなさい」「走りながら悩みなさい」みたいな。岸谷ええっ!そうだったんだ。永井当時は葛藤があったけれど、そういう時があったから、今は何がやりたいとかやりたくないとか、しっかり選択できるようになったんだよね。あの時は若かったがゆえの苦しさでもあったし、今はそうした経験も良かったのかなと思っている。岸谷真理ちゃんにとってはハードな時代だったかもしれないけれど、当時は世の中もバブルだったし、なんでもかんでもキラキラしていた気がする。番組に出れば、誰か知っている人がいて、気安くしゃべっていたし。私としてつらい時があったとしたら、バンド内で、音楽の方向性について意見の違いが出た時かな。永井バンドはそこは難しいところだね。岸谷一長一短なんだよね。外部に対しては、みんなで一緒になって、悪口も言えるけれど、バンドの内部で意見が割れたときは、深刻だったし、解散することになったわけだし。そういう意味では、真理ちゃんは今も昔も永井真理子だよね。私の場合は、バンドだったのがひとりになり、休憩があって、またひとりだし、名前も変えちゃったしね。だから“ゼロから再出発”という感覚があった気がする。永井私はハタから見ていて、そういうところがかっこいいなと思っていた。ちゃんと名前も変えて、新しくゼロからスタートしているんだな、素敵だなって。岸谷あまり深く考えずに、子供ができた時に、名前も変えちゃったのね。離婚したらどうするんだろうと、ふと思ったんだけど、どうせプリンセス プリンセスじゃないんだったら、奥居香じゃなくたっていいやぐらいに考えていたというか。それはそれで良かったのかなと思いながら、今に至っています。永井ふたつ違う形で音楽ができるってことだしね。岸谷求められるものはそんなに変わらないというか、昔のものを求められることも多いんだよね。とは言え、やりたいことはぶっちぎってやっていこうと思っている。母親になると、少し視点が変わってくるから、昔のようなラブソングは書けなくなるのね。 書いてるつもりでも愛情の対象がずれてきたりするし、描くものが変化してきているし。でもそれは自分の中の自然の変化だからね。もう前とは名前も違うし、許してね、みたいな。そこは楽だったかもしれない。逆に真理ちゃんはずっと永井真理子だから、大変なところもあったんじゃない?永井いや、そんなにはないかな。――おふたりとも、子育てで10年ほど音楽活動を休止していたという共通点もあります。以前、岸谷さんが「自分の中からドレミファソラシドが消えた気がする」とおっしゃっていました。永井さんはお休みの間、音楽との関係は、どんな感じでしたか?永井私は真っ白になりました(笑)。とくに私はオーストラリアに行っちゃったし、子育てもしたかったし、1回真っ白になって、今までのことを見つめ直そうかなと思ったんですね。でも、海外に行くと、まったく日本の音楽を聴かなくなるから、自分は何者だったのかもわからなくなっちゃうの。岸谷そうだったんだ。永井立ち位置もわからなくなるし、自分なんか全然必要がないものなのかな、本当にステージに立っていた人間なのかなってところまで、いっちゃった。岸谷へぇー。永井気持ちが離れすぎちゃって。だから、そこからまた音楽に戻るエネルギーがなかなか湧いてこなかった。岸谷確かにエネルギーがいるよね。永井すごいいるでしょ。特にお休みした後なんかは、なかなか戻れない。だから、10年以上あいちゃった。――その間は、音楽を聴いたり、楽器にふれたりというのは?永井普通に一般人として、ラジオから聴こえる音楽にふれたりはしてました。洋楽だけですけど。これ、かっこいいなとか、そういう感じ。岸谷なぜオーストラリアだったの?永井本当はアメリカとかイギリスとか、音楽がいっぱいあるところに行きたかったんだけど、子供を抱えていくから、子供のいちばん過ごしやすいところがいいわけで、オーストラリアがいちばん受け入れ体制があったの。子供に優しくて、教育もとても良かったから。岸谷言葉は?永井言葉は全然わからなかったので、辞書を抱えて勉強した。岸谷学校に行ったの?永井子供はオーストラリアの地元に学校に行って、私も英語学校に通ったよ。全然うまくならなかったけどね。向こうで英語で仕事をしていれば、うまくなるけど、家の中では日本語を話しているから、一向にうまくならない(笑)。――休止期間があったことについて、岸谷さんはどう思っていますか?岸谷子育てをして、音楽から丸々離れちゃったことを、私は良かったなと思っています。1回違うことをすることで、リフレッシュするというか。私たちって、さんざん子育てやったわけじゃない?永井やったやった(笑)。お弁当を作って、学校に送ってね。岸谷“もう後悔はない”“うんざりしたよ”“疲れたよ”っていうくらい、子育てしたじゃない?そうやって子育てをやりきって、“はい、もうお終い!”ってとこまでやったから、「そろそろお母さんも好きなことをやっていい?」ってことで、音楽に戻ってこれたところはあるのね。永井それはとてもいいね。だったら、迷いなんてないよね。岸谷だから逆に、子供を産んですぐ仕事をしている子を見ると、“もったいないなあ”と思うことがあります。“初めて子供が立った瞬間を見逃しちゃうじゃん”って。永井私も休んでいる間は、完全におかあさんだけやっている日々でした。学校の送り迎えをしたり、お弁当を作ったり、子供のスポーツの試合に行って応援したり。――それぞれ音楽活動を再開するきっかけを教えてください。岸谷大きなきっかけになったのは、プリンセス プリンセスの再結成ですけど、その前に、夫が年に1回、AAAというエイズチャリティーのコンサートを武道館でやっていて、そこに参加していたことも大きかったと思っています。子育て中とはいえ、チャリティーだし、1日ぐらい出かけてもいいのかなって、年一だけで武道館に歌いにいってたのね。その時にイントロを聴いても、普通に歌い出せない瞬間があったの。ドレミファソラシドを確認したいなって。それまでは“パブロフの犬”じゃないけど、イントロが鳴ったら、黙っていても、歌が勝手に出てくるみたいな感じだったのね。それがシンガーだと思っていたんだけど、ドレミファソラシドを探さなきゃって思ったときに、私は本当に音楽家じゃなくなったんだなって悲しくなっちゃって。それで、リハビリみたいなことをバンドと始めたのが、音楽を再開するきっかけ。永井ああ、そうなんだ。震災がきっかけなのかと思っていた。岸谷震災がきっかけでもあるんだけどね。年1くらいで集まって、リハビリと称してライブをやっていたからこそ、震災が起こったときに、“自分たちのできることをやるために、プリンセス プリンセスを再結成しよう”って、決断できたんだと思う。真っ白なままだったら、あんなふうにはやれてなかったと思う。だって、かつてやったことのなかった東京ドームまでやったんだから、すごい道のりじゃない?永井そうだね。少しずつやることって大切だね。岸谷本当にそうなの。“3歩進んで2歩下がる”を繰り返して、“気づいたら5歩ぐらいは進んでた”っていうところで再結成を決めたのね。で、再結成して活動していったら、やっぱり音楽って楽しいなあって、改めて感じたのね。永井音楽を休んでた時間があるから、余計にやりたくなったんだよね、きっと。だから、休んでいた間もすごくいい時間だったんだと思う。岸谷真理ちゃんは再結成とか、そういうことではないじゃない?ボイストレーナーの先生を紹介した時が、音楽を再会する時期だったと思うけれど、なんでまたやろうと思ったの?永井あの時はちょうどデビュー30周年を迎える年で、年齢も50歳になる年だったのね。かと言って、声も体力も、今まで休んでいたところから、急にやれるようになるわけはないじゃない?岸谷どちらかというと、あちこちガタがくる年頃だしね(笑)。永井そうそう。でもそのタイミングで不思議と、今までお付き合いのあったミュージシャンとかファンの人が、“なにかまた始まるんじゃないか”って、私の背中をワイワイ押してくれたのね。私はそういうつもりじゃなかったんだけど、まわりが私の気持ちを底上げしてくれて、だんだんその気になってきたんだよ。逆にこれが最後のジャンプなのかもしれない、もしかしたらエネルギーが吹き上がるかもしれないと思って、香ちゃんにボイトレの先生を紹介してもらったの。でも、紹介してもらって良かった。岸谷本当に?永井本当に良かった。私、女性が年齢とともに高い音域が出なくなることを知らなくて、自分の声がちゃんと出なくなって、もう終わったと思っていたのね。発声を変えていかなきゃいけないということも知らなかったから、すごく悩んだんだけど、ボイトレの先生から喉の筋肉を鍛えることを教えていただいて、半年かけて、ライブをやったのね。岸谷オーストラリアは引き払ったの?永井そう。岸谷じゃあ行くのも転機だけど、引き払って戻って来るのも転機だね。永井そうなの。日本に帰ってきてから、2、3年あってから、音楽活動を再開したんだけど、自分でもよく始めたなと思う。10年休んでいたから、復帰するのに10年かかると思っていた。休んでいる期間が長ければ長いほど、若い時とは違うから、リハビリも長くかかるかなって。岸谷私も同じボイトレの先生に習っていて、最近も結構かよっているんだけど、我々の年代、女性は更年期もあるし、いろんなことが変わるじゃない。だから昔に戻ろうとしなくなったかな。永井あ、そうそう。それはある。岸谷だから、新しいプチシニア世代の自分になればいい、みたいなことは思った。永井それは私も思っている。岸谷昔のようにはできないわけだし、昔のようにやれたところで、やりたいことはそれじゃないかもしれないなって思う。休んでいた分、変身していいんだよねって。永井そう。私もまた新しく始められる気がした。声もやっぱり、少し下に下がったのね。でも上が減った分、下が広がったので、音域の広さ自体はそんなに変わっていないの。今の声って、嫌いじゃなくて。今の自分の言いたいことには、そっちの声のほうが合ってるっていうか。若い時にはピーピーした声が若い時の気持ちに合うのかなって。だったら、逆もいいのかもって思う。岸谷コンスタントに続けている人も、それなりにつらい時もいっぱいあるだろうしね。私たちはたまたま与えられた“子育て”という最高の理由があったから、気分を変えて、また戻ってこれたところはあるかもしれない。永井そういうところはあるね。岸谷私は子育て中は、外国のアーティストをまったく聴かなかったのね。来日しても観にいく時間がないから、2000年から10年、15年は洋楽の知識もぽっかり空いている。『感謝祭』で一緒にやるバンド、Unlock the girlsの若い子たちに教えてもらって、新たに今いろいろ聴いているところなの。それはそれでとてもいいものだなって。永井そうなんだ、すごい!しかもまた下の世代から教わるのが新鮮だね。岸谷バンドの子たちって、みんな89年生まれだから、私たちの当時の活動なんて、知らないのよ。だから曲の解釈も全然違うし、そこがおもしろいなって感じている。真理ちゃんの「ミラクル・ガール」もあの子たちだったら、全然違う解釈になるし、楽しくできたらいいなって思っています。永井あっ、それは私も楽しい。一緒に何か新鮮なものを作っていきたいな。岸谷結構極端にやるかもよ。永井極端にやってほしい(笑)。きっと観ている方も楽しいと思う。岸谷『感謝祭』はいつも、バンドの子たちとみんなで練りに練って、「これ、イエスと言ってもらえるかなあ」っていいながら、あれこれアレンジするのが楽しいんだよ。永井楽しみ。なんだかうれしいプレゼントみたい(笑)。――永井さんは久々に音楽活動を再開して、日本の音楽シーンについて感じたことはありますか?永井もう完全に浦島太郎状態ですね。全然わかりません。音楽のことも芸能界のこともわからないので、ポカーンです(笑)。岸谷日本のJ-POPだって独特の発展の仕方だしね。浦島太郎、わかる。日本に住んでいたって浦島太郎だよ。永井音楽は変わったと思いました。配信が主になったしね。私たちのころはCDしかなくて、下手したらアナログの時代だから。岸谷『感謝祭』の時にいつも思うのは、私たちの世代を知っていて、しかもこの世代を観ることをうれしく思ってくれる人が観にくるわけじゃない?今って、個人でチョイスする時代だから、こういう音楽が好き、ああいう音楽が好きって、チョイスして、そのグループの中ではよく知っているけれど、他のグループに行くと、誰もしらないという時代でしょ。だから『感謝祭』も、80年代の匂いやラジオを一緒に楽しくやっていた時代の匂いを楽しみたい人が来ると思うのね。そういう人たちに喜んでもらえるように、しっかり考えたい。永井そこにバンドのメンバーの若い子たちも入ってくるから、おもしろいよね。岸谷しかも、そこにトータス松本さんも参加するんだから、楽しいよね。トータスさんは、同学年だけど、デビューした時期が遅いから、私たちの世代のアーティストではないわけじゃない?――ウルフルズの「バンザイ」がヒットした頃って、おふたりとも活動を休止する時期ですもんね。永井そうなの。だから私は共演したことがないです。岸谷トータスさんとイベントで一緒になった時に、「『Diamonds』をバイトで皿洗いしながら、聴いていた」って言うから、「えっ、年は一緒じゃない?」って言ったら、「デビューが遅かったんだよ」って。あ、そうなんだと思ったことを覚えている。永井私は初めてお会いするんですよね。岸谷私もそんなに共演したことはないんだけど、トータスさんって、存在感があるし、私がやっている音楽とはちょっとジャンルも違うし、そういうところも楽しみ。あと、同い年でありながら、先輩風も吹かせられるしね(笑)。永井そっか。それは楽しみすぎる。――トータスさんが今回の『感謝祭』に参加される経緯は?岸谷トータスさんとは、今年3月に両国国技館で開催されたギターの弾き語りのイベント『J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2023 supported by 奥村組』で一緒になったのね。参加者全員が土俵のあるセンターステージで弾き語りをするイベントで、出番が最初のほうだったの。自分のステージが終わって、メイクも落として帰ろうかなという時に、トータスさんがやってきたので、「久しぶり~」って挨拶したんですね。その時に、「私はこういうイベントをやっているんだけど、良かったら出てよ?」って言ったら、「えっ、なんか目が怖いな」って。「怖くないよ、優しいよ。出てよ」って言ったら、「いいよ」って言ったんですよ。「今、いいよって言ったよね」って。それで本当に出てもらうことになりました。いい男だな、素敵な人だなと思って感激しました。同級生だけど、同級生じゃないみたいな不思議な感じ。――先ほどもラジオの話が出ましたが、『感謝祭』について、現時点で考えていることはありますか?岸谷今考え中ですね。真理ちゃんは女の子バンドとやったことはあるの?永井女の子バンドでは3年前くらいに『女祭』という企画イベントでやったことがある。若い子たちと一緒に。岸谷そっか。とにかく女の子バンドで一緒にやったら楽しいこと、考えます。まずともかくラジオがらみだね。永井懐かしいものとか、歌おうかな。岸谷曲に関してはご相談だけど、みんなが知っている曲は盛り上がるから、それもやって、一緒にやったら楽しい曲とか、考えます。――最後に観にくる人にメッセージをいただけますか?岸谷2020年からだから、『感謝祭』も5年目になるのかな。毎年、「今年は最高だったな。これ以上おもしろいことできるかな?」って思うんですけど、やりたいこと、やれることって、アーティストの数だけあって、ゲストが違うと、毎回カラーも変わるから、その中に入っていくのがすごく楽しいんですよね。今回は本当に同世代で、一緒に時代を駆け抜けた真理ちゃんだから、そこにヒントがある気がします。こうやって会って話しているだけで、どんどんアイデアが出てきているし。今後、ある時からちょっと気持ち悪いファンみたいに、ずっと真理ちゃんのことを考えるモードに入る予定です。寝ても覚めても、夢の中でも、ずっと真理ちゃんのことを考えて、アイデアを練ると思います。永井そうかそうか。私はまず、その仲間に入れていただけて、うれしいな。だから、できることはなんでもやります。岸谷言ったな(笑)。永井言ったよ。でも大丈夫(笑)。岸谷じゃあ、当時の私物のTシャツとジーンズ、持ってきてください(笑)。永井入るかな。っていうか、もう持ってないし(笑)。岸谷でも真理ちゃんはルックスの強烈な印象もあるし、例えば、みんなで真似したらおもしろいよね(笑)。みんなでお揃いのデニムとか、何か考えよう。私も衣装、探さなきゃ(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香感謝祭2024』公演日:2024年2月23日(金・祝) 16:45開場/17:30開演会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香/Unlock the girls/トータス松本(ウルフルズ) /永井真理子料金:全席指定9,000円※ドリンク代別途必要★チケット情報はこちら()関連リンク岸谷香 オフィシャルサイト:永井真理子 オフィシャルサイト:
2023年12月23日文:八木 奈々写真:後藤 祐樹みなさんは『時をかける少女』『パプリカ』などを代表作にもつ作家、筒井康隆をご存じでしょうか? 星新一、小松左京と並んで「SF御三家」と称されているように、日本にSFを根付かせたうちのひとりといわれています。本連載でも以前、筒井先生の『旅のラゴス』を紹介させていただきましたが、私と筒井先生の出会いは約9年前。なんとなく手に取った作品にがっちりと心を掴まれてしまい、読後の熱が冷め止らぬまま、書店のサイン会に足を運びました。筒井先生の作品は当時の私に、物語が面白い、だとか、装丁が美しい、などだけではない、読み手の向き合い方次第で同じ物語でも全く違うものになるという本の無限の楽しみ方を教えてくれたのです。こちらの写真は、許可を得て引用しています。そんな筒井先生の作品のなかでも個人的に思い入れの強い筒井康隆ワールド全開の3作品を、今回はご紹介させていただきます。少々難しくてもなんとか最後まで読んでいただきたい。描かれていないはずの展開や、その背景、行間に込められたの感情がみえてきたとき、最後まで読んだ自分を抱きしめたくなるでしょう。※ ↑単行本でのご紹介となります。1.『残像に口紅を』私が14歳の頃、初めて出会った筒井先生の作品がこちら。一章ごとに使える文字がひとつずつ消えていき、それと共に小説世界のその文字を含むものも消えていく感覚はありながらも、記憶は確実になくなってしまうといういかにも実験的な物語。難解に聞こえるかもしれませんが、そこはさすがの筒井先生。文字のみの小説なのに文字が消えていくのを感じさせないほど見事に物語が構成されています。正直、物語としてスラスラ読める作品ではないかもしれませんが、最後の“あとがき”ならぬ“調査報告”にある学術論文のような解説を読み終え本を閉じた後、この上ない高揚感に包まれました。言葉のプロである“作家”という仕事と、描かれていない物語の背景に深く興味をもち、これ以降、私は本を読むのが一段と好きになりました。2.『モナドの領域』河川敷で女性の「美しい」片腕が見つかるところから始まる本作品。前知識なしで読んだため、最初は著者久しぶりのミステリー小説かなと期待していたら、唐突に素領域理論の“神”が登場し……。なるほどそうきたかと期待を大きく上回る筒井康隆ワールド全開の展開へ。書かれている内容についてしっかりと味わうためには哲学に対する基礎知識が必要な表現も多く、私のなかでかみ砕けない部分もありましたが、不思議と読みづらさは感じず、頭をフル回転させながらページを捲る時間さえやけに心地よく感じました。物語に浸かりすぎてしまい、後半、登場人物が自分の方へ顔を向けた気がしてゾッとしましたが、自ら物語に巻き込まれていく感覚と読了後の穏やかな余韻が忘れられず、今日までに何度も何度も手に取っています。中毒性あり。3.『大いなる助走』直木賞に落選した作家が、逆恨みで選考委員を殺していくという衝撃的な大虐殺ストーリー。当時大いに話題を呼びベストセラーにもなった反面、文壇について茶化す表現や馬鹿にする描写がたくさんあるため、他の小説家を敵に回してしまったとも言われている問題作でもあります……が、筒井先生が描く人間の理性が壊れるさまは本当に魅力的で、強い引力で私たち読者を惹きこんでいきます。リアルだけれどファンタジー、ファンタジーだけれどリアル。その壊れ方には妙な説得感があり、描かれる文壇の内部事情からは目をそむけたくなるほどグロテスクですが、コミカルなタッチと終盤の怒涛の展開は読んでいて純粋に面白く、自分自身すらネタにしてしまう筒井さんのしたたかさと小説芸は見事だなと感じざるを得ません。……恐るべし。■噛むほどにハマる筒井ワールドをご賞味あれ……!いかがだったでしょうか……? まだまだ紹介したい作品や語りたい魅力はたくさんあるのですが、正直、予備知識なしで手に取るのが一番気持ちの良い筒井康隆ワールドへの浸り方だと私は感じています。ぜひみなさんも騙されたと思って一度手に取ってみてください。そして一文字一文字を味わってみてください。噛めば噛むほどおいしい筒井康隆の世界へ。■「TheBookNook」についてこの連載は、書評でもあり、“作者”とその周辺についてお話をする隔週の連載となります。書店とも図書館とも違う、ただの本好きの素人目線でお届けする今連載。「あまり本は買わない」「最近本はご無沙汰だなあ」という人にこそぜひ覗いていただきたいと私は考えています。一冊の本から始まる「新しい物語」。「TheBookNook」は“本と人との出会いの場”であり、そんな空間と時間を提供する連載でありたいと思っています。次回からはさらに多くの本を深く紹介していきますのでお楽しみに。↓ 八木奈々さんご紹介作品の購入はこちらから ↓
2023年11月17日1987年、1stシングル「Oh, ムーンライト」でデビューした永井真理子の30年ぶりとなる写真集「Meteor Shower 2017~2023」の発売が開始された。2006年に活動を休止。本格的に活動を再開した2017年から現在までの思い出が詰まった写真集だ。また、11月12日(日)まで新代田POOTLEにて『大人の学園祭』と題したイベントを開催中。12月9日(土)にはワンマンライブ『永井真理子ファン感謝祭2023』の開催も予定されている。<永井真理子コメント>6年分の思い出をこの写真集に詰めました。オフショットも多数、当時の思いやメッセージも掲載しました。たくさんの方に届きますように……。表紙画像購入はライブ会場、オフィシャル通販サイト「M’s STORE」にて。A4サイズ/168ページ(本文164ページ)/ソフトカバー3,800円(税込)【M’s STORE】<ライブ情報>永井真理子ファン感謝祭20232023年12月9日(土)【1st Stage】 OPEN 15:30 / START 16:00【2nd Stage】OPEN 18:30 / START 19:00出演:永井真理子 with HYSTERIC MAMA(林真史/Key、松本淳/Ds、エンリケ/Ba、COZZi/Gt)会場:Veats Shibuya(東京都渋谷区宇田川町33‐1 グランド東京渋谷ビル)チケット料金:6,000円(税込/ドリンク代別/オールスタンディング/整理番号付)※参加者全員に「2024年カレンダー」プレゼント※1st Stage と 2nd Stage のセットリストは多少変わります★チケット一般発売は11月11日(土)11:00より<イベント情報>永井真理子「大人の学園祭」会期:2023年11月12日(日)まで会場:新代田POOTLE(新代田 LIVEHOUSE FEVER内)内容:写真展示、動画投影、グッズ販売、永井真理子考案のフード、スイーツ、ドリンクなど販売関連リンク永井真理子オフィシャルサイト:永井真理子X(旧Twitter):永井真理子オフィシャル通販サイト:永井真理子YouTube:
2023年11月07日板谷由夏が主演を務める「ブラックファミリア~新堂家の復讐~」第4話が、10月26日(木)23時59分より放送される。本作は、不審死を遂げた女子高生の母親とその家族が、娘の死の真相を追うため、様々な姿になりすまし近づき復讐していく、完全オリジナルのミステリー作品。「ブラックスキャンダル」「ブラックリベンジ」に続く“ブラック”シリーズ第3弾となっている。板谷さん演じる新堂一葉は、優しく思いやりがあり、自分のことよりも常に家族のことを一番に考えている専業主婦。芯が強く、一度始めたことは最後までやり切る精神力を持ち、娘の死をきっかけに死の真相解明と復讐を誓う。そして、一葉の夫・航輔役に山中崇、一葉と航輔の長女・沙奈役に渡邉理佐、次女・梨里杏役に星乃夢奈、一葉の弟・五十嵐優磨役で森崎ウィンが出演する。さらに、新堂家のライバルとなる早乙女家に平山祐介、筒井真理子、塩野瑛久、瀧七海、小野武彦が出演するほか、週刊星流の記者・芹沢歩夢を少路勇介、人気イケメン俳優・伊志嶺和也を長妻怜央(7ORDER)、芸能事務所社長・釘抜美嘉をしゅはまはるみ、梨里杏の担任だった高校教師・高瀬卓郎をカトウシンスケ、高瀬の妻・高瀬奈美江を釈由美子がそれぞれ演じる。第4話あらすじ一葉(板谷由夏)は、新しいメイク担当を探している麗美(筒井真理子)に航輔(山中崇)を紹介する。航輔はお試しで麗美のメイクを担当することになった。専属メイクを任されれば、常に麗美のそばに付いて彼女を探ることができる。それが、航輔の目的だった。一方、一葉は秋生(平山祐介)に狙いを定める。梨里杏(星乃夢奈)が学校の屋上から転落した夜、その場にいた高瀬(カトウシンスケ)が秋生を目撃していた。高瀬の証言から、一葉は、秋生が梨里杏の死について何かを知っているに違いないと確信したのだった。そして沙奈(渡邉理佐)は、企画した倫太郎(塩野瑛久)のグラビア記事が好評で、彼に気に入られる。沙奈は、倫太郎の好感度を上げる記事を再び企画する。沙奈の本当の狙いは、梨里杏も参加していた1年前のパーティーについて倫太郎から聞き出すことだった。しかし、動画流出で痛い目に遭った倫太郎のガードは固い。沙奈は倫太郎を追い込むために、巧妙な罠を仕掛ける。一方、優磨(森崎ウィン)は葵(瀧七海)の心をつかみ、彼女との距離を縮めていく。麗美が専属メイク担当の田代(阿南敦子)を遠ざけるように仕向けたのは、一葉だった。テレビの生放送中にアイメイクが崩れて大恥をかいてしまった麗美。彼女は怒り、田代の代わりになるメイク担当を探すことにした。一葉が航輔を専属メイクとして送り込むための一葉の策略は、順調に進んでいたが、田代は一葉に陥れられたのだと気づく。田代の必死の訴えで、麗美は一葉に疑いの目を向ける。一葉は、麗美に問い詰められて絶体絶命の危機に…。「ブラックファミリア~新堂家の復讐~」は毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月26日俳優の松田龍平が19日、都内で行われたDMM TVオリジナルドラマ『ケンシロウによろしく』(9月22日より配信)の完成披露試写会に、西野七瀬、倉科カナ、筒井真理子、中村獅童とともに登壇した。『ヤングマガジン』で連載中のジャスミン・ギュ作『ケンシロウによろしく』を実写化。脚本は、映画『地獄の花園』やドラマ『ブラッシュアップライフ』など次々と話題作を生み出すバカリズムが担当し、『地獄の花園』などでバカリズムとタッグを組み、唯一無二の世界観を映像で表現してきた関和亮氏が監督を務めた。復讐のために『北斗の拳』を読んで暗殺拳を学び、なぜか史上最強の凄腕マッサージ師となる主人公・沼倉孝一を演じた松田は、「本を読んだときはギャグに振っていてふざけた感じになると思っていたんですけど、撮影でしっかりと撮って、それがいいバランスになっていて面白かったです」と完成した作品を見た感想を語った。筋肉ムキムキな役だったため、筋トレに励んで肉体改造したという松田だが、スクリーンに原作キャラと自身の役の写真が映し出されると、「けっこう頑張ったんですけど、並べてみると遠かったなと。でも時間内にやれることはやって頑張ったので、それがドラマのスパイスになっていればいいなと思っています」と話していた。
2023年09月19日「DMM TV」オリジナルドラマ第1弾「ケンシロウによろしく」の予告編が公開され、合わせて中村獅童、筒井真理子、倉科カナ、矢本悠馬、斉木しげる、勝村政信、野間口徹、松井愛莉、大鶴肥満(ママタルト)、義江和也が出演していることも分かった。バカリズムが脚本、関和亮が監督を務め、復讐のために「北斗の拳」を読んで暗殺拳を学び、なぜか史上最強の凄腕マッサージ師となる主人公・沼倉孝一を松田龍平、沼倉の技術に憧れを抱き、弟子入りをする本作のヒロイン・坂本里香を西野七瀬が演じる本作。映像では、沼倉が「あたたたたたたた!」と木村に挑むも、あっけなく返り討ちに遭う場面からスタート。そして、父親を救いたいという一心で弟子入りしたマッサージの専門学校生・坂本は、沼倉がマッサージ師になった理由を知り、“やべーやつ”であることに気が付く。沼倉は、一癖も二癖もある患者たちを癒していく一方、「この手で揉み殺してやる」と復讐心に燃え、「どうして指圧で殺すのか」という坂本の問いに対して、「俺はあの日から30年間ツボだけを研究してきた。それなのに、違う方法で殺すなんてもったいねぇじゃん」と真剣に答える。そして今回、沼倉から母親を奪ったヤクザ・木村猛志を中村さん、沼倉の母親を筒井さん、ヤクザ専門の記者として働きながら、沼倉の復讐を手助けする久田佳子を倉科さん、バーチャルアイドルを応援するオタク・中村ひろしを矢本さん、大手IT企業の社長・野田修を斉木さんが演じることが決定。中村さんは「松田龍平さんとの共演もとても嬉しかったです」と喜び、筒井さんは「演じ切りました!全身全霊、精根尽きるまで」と自信を見せる。倉科さんは「色濃いキャストでおくる、ツッコミどころ満載な作品となっています!」とアピールし、矢本さんは「原作の雰囲気とは違えど、ひろしの精神を引き継ぎ、自分なりのアプローチで魅力は出せたと思っております。配信楽しみにしていて下さい!」と呼びかける。斉木さんは「漫画大好きジジイじゃから、ましてや公私に渡って(?)お世話になったケンシロウくんの話じゃもの、参加大喜びでありました。ま、私が一番大笑いさせてもらえる作品であることは、間違いない。悪いネ!」とコメントした。さらに、TV番組「モミの鉄人」の出演者として、伝説の凝りの名人・ヨシトモカタコラス役で野間口さん、西洋医学しか断じて認めない医師・西ヶ上役で勝村さん、敏感女王の異名を持つ沢村ルナ役で松井さん。沼倉のマッサージ店の常連客には、力士・森山林役で大鶴さん、森山林の弟子役で義江さんが出演する。勝村さんは「年齢を重ねると冒険をしなくなってくる。このチームは、いつも僕を冒険へと連れ出してくれる」とコメントし、野間口さんは「原作を読んだときから『この役やりたい』と思っていた、まさにその役で嬉しかったです」と明かす。松井さんは「とても濃いキャラクターが沢山登場する中、私演じるルナがマッサージを通してどう物語に関わるのか、、役名にも注目しつつ、ぜひ楽しみにして頂きたいです!」とメッセージを送る。大鶴さんは「大迫力のシーンがたくさんある」と明かし、義江さんは「マンガファンもそうでない方も楽しめる作品になっておりますのでぜひご覧ください!」と語っている。「ケンシロウによろしく」は9月22日(金)よりDMM TVにて独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年09月08日6月30日(金)より公開するホン・サンス監督最新作『小説家の映画』の日本公開を記念して、ユーロライブ(東京渋谷区)にて、6月20日(火)特別試写会を実施。上映後に、俳優の筒井真理子をゲストに迎え、聞き手に元東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦によるトークイベントが行われ、作品の見どころについて語った。主演映画『波紋』(荻上直子監督)でも注目を集める筒井さんは韓国の名匠ホン・サンス監督作品の大ファンとして知られ、6月28日(水)に発売が決定した「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」(発行:オムロ)でも責任編集を務めている。迷いを抱えながら、人生の新たな可能性に向かって共に歩み出す女性たちの友愛と連帯を描く本作。筒井さんはすでに「3回鑑賞した」と言い、ホン・サンス監督の公私のパートナーであり、主演の「キム・ミニの笑顔が堪らない!」とコメント。矢田部さんも「あの笑顔を引き出せるのはホン・サンス監督だからですよね」と10作目となるキム・ミニとホン・サンス監督のコラボレーションを絶賛。さらに物語終盤にキム・ミニがみせる、多様な解釈が可能な複雑な表情について、筒井さんは「役者のリアル!キム・ミニに対するホン・サンス監督の信頼感がある」と、俳優としての視点から共感のコメントを寄せた。また、ホン・サンス作品への魅力を聞かれると、監督お馴染みの酩酊シーンが特に好きだという筒井さん。俳優たちは実際に撮影中に飲酒しているらしいという裏話を明かし、会場が笑いに包まれるひと幕も。そして「ホン・サンス監督は俳優に何をやってもいいという空間を創り出す。だから俳優たちは自分をさらけ出すことができるのではないか」と語り、「ホン・サンス監督作品は中毒みたいに観に行きたくなる」「常連のキャストが演じているので、自分の中で作品をつなげて物語を作ってしまう楽しみがある」とホン・サンス監督作品の魅力を語った。矢田部さんも約27年間の作家人生で30本もの映画を作り出す、ハイペースの製作スタイルを「こんな映画監督はホン・サンスの他に世界でひとりもいない!」とコメントした。そんなホン・サンス監督への並々ならぬ思いを抱える筒井さんが責任編集を務めた「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」はその「作家論」と「作品論」を網羅した、ホン・サンス監督初の特集本となる1冊となっている。『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月21日二宮和也が、携帯を持たない女性に恋をする主人公を演じるラブストーリー映画『アナログ』。この度、本作に藤原丈一郎(なにわ男子)、鈴木浩介、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美が出演することが分かった。主人公の悟(二宮和也)は、デザイン会社で働くデザイナー。そんな悟を慕う大阪支社の後輩でムードメーカーの島田紘也を、現在「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」に出演中、今回二宮さんと初共演となる藤原さん。悟が務める東京本社の直属の上司で、カタカナビジネス用語を多用し、周囲を困惑させる岩本修三を、近年では「ブラッシュアップライフ」、「スタンドUPスタート」に出演した鈴木さんが演じる。そして、悟の母・玲子の担当医・浅井陽子役で坂井さん、悟のクライアントでイタリアンレストランのオーナー・椎名順子役で筒井さん、島田の上司・高橋俊和役で宮川さん、悟の友人・山下(浜野謙太)の妻である香織役で佐津川さんが出演し、偶然の出会いから始まる運命の恋を彩る。『アナログ』は10月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アナログ 2023年10月6日より全国にて公開©︎2023「アナログ」製作委員会 ©︎T.N GON Co., Ltd.
2023年06月08日乃木坂46の筒井あやめさんが、よく見る動画やハマっていることとは?また、「ひねりデニム」をテーマに、パンプスやコサージュが映えるデニムのオールインワンスタイルにも挑戦してくれました。おいしいもの動画とフィルムカメラに夢中!乃木坂46に加入して5年。昨年の冬には、初めての地上波の連ドラ『真相は耳の中』に、主要キャストとして出演。グループ活動以外の、自らの可能性の新しい扉を開いた筒井あやめさん。「お芝居の経験がほぼなく、何もかもが初めての環境だったので、最初はすごく緊張していました。でも、お父さん役だった伊原剛志さんが、私の役についても一緒にいろいろと考えてくださって。役作りのことなどとても勉強になりましたし、たくさんの刺激を受けました。これからももっと、演技のお仕事に挑戦していきたいな」そんな筒井さんが、忙しい日々の気分転換にTikTokやネットでよく見ているのが、都内のおいしいごはん屋さんの動画。「東京にはおいしいものがたくさんあるのに、あまり行けていなくて。でも、いつか行ける日のために、おいしそうな店の情報をチェックしまくっています(笑)。今、一番気になるのが餃子。行きたいお店情報はいろいろメモしているので、お買い物しながら、同期の清宮レイちゃんとかと一緒に行けたらいいな」また、最近は、誕生日にプレゼントされたフィルムカメラにハマっているとか。「スマホのフィルムカメラ風アプリもよく使いますが、やっぱり本物のフィルムカメラで撮る写真は、フィルムでしか出せない色合いや、現像するまで仕上がりがわからないワクワク感がいいんですよね。今は人と食べ物ばかり撮っているけれど、いつか風景写真を撮りに旅に出かけたいですね」さらりと着るだけで今っぽい旬のオールインワン。今シーズン手に入れたいデニムの筆頭株がオールインワン。ワークなアイテムだからこそ、スイートなパンプスやコサージュが映える。「オールインワンの着心地がすごくラク。シンプルな中に差し色を利かせた着こなしも好みです」(筒井さん)。オールインワン¥20,900(リー/エドウイン・カスタマーサービス TEL:0120・008・503)中に着たTシャツ¥9,680(スローン TEL:03・6421・2603)腰に巻いたシャツ¥9,350(リーバイス(R)/リーバイ・ストラウス ジャパン TEL:0120・099501)イヤリング¥29,700(タマス/タマス青山店 TEL:03・6674・8583)ネックレス¥17,600(プティローブノアー TEL:03・4567・6217)コサージュ¥7,150(ジェーン・マープル/セント・メアリ・ミード TEL:03・3468・0232)その他はスタイリスト私物つつい・あやめ2004年6月8日生まれ、愛知県出身。4期生。愛称あやめん。お出かけでおいしいものを食べる時が一番のご褒美。音楽好きで、最近聴いているのは日本のバンドの曲。音楽の情報交換は5期生の川﨑桜さんとすることが多い。※『anan』2023年6月7日号より。写真・竹本健一(DUST FREE PRODUCTION)スタイリスト・山本香織(+chip)ヘア&メイク・山田大輔西 亜莉奈(共にCake.)構成、文・野尻和代(by anan編集部)
2023年06月05日荻上直子監督のオリジナル最新作となる映画『波紋』から、筒井真理子演じる主人公・依子がハマる新興宗教“緑命会”の舞いをとらえた本編映像が振り付け動画とともに公開された。この度解禁された動画は、依子が夫・修(光石研)の未承認ガン治療薬にお金を出す見返りに、自身が信仰する新興宗教“緑命会”の勉強会に参加させたシーン。キムラ緑子演じるリーダーを筆頭に、心穏やかに祈りをささげると、10数人の信者たちが一様に珍妙な振り付けで歌い踊り出す。異様な風景に戸惑いながらも、おどおどと踊る修。この“緑命会の舞”は、単純ながら動きの組み合わせが珍妙で、信者たちが真面目に舞い踊る姿はどこかおかしみがあると、本編鑑賞後もなぜか頭に残ってしまうと評判のシーン。そして初日舞台挨拶では、荻上監督が普段笑わない江口のりこが爆笑していたという裏話も明かしていた。この踊りの振り付けを担当したのは、荻上直子監督の映画『めがね』の「メルシー体操」の振付も担当した伊藤千枝。音楽を担当したのは、ロサンゼルスでの学生時代を荻上監督と共に過ごし、学生フィルムから関わり、以来、『バーバー吉野』『恋は五・七・五!』『トイレット』などの音楽を担当する井出博子。本作のテイストはいままでの荻上作品とは一線を画すものではあるが、荻上監督自身がこれまで描き出してきた、必死に生きているからこその人間のおかしみや、深い観察眼からくるユーモアは形を変えながら本作にも登場している。『波紋』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年06月05日乃木坂46の伊藤理々杏さん、阪口珠美さん、筒井あやめさんが「ひねりデニム」をテーマにさまざまなスタイルに挑戦しました。最旬デニムを主役に、カジュアルも、おめかしも!STYLE1:甘さと遊び心をほんのり利かせてドレスアップ。デニムのドレスアップスタイルは、ほんのりとした甘さと遊び心が鍵。「定番のGジャンとジーンズだけど、フリルブラウスとパールで女らしくなるのが新鮮」(伊藤さん)。「チャイナボタンのジャケットがかわいかった。ストライプのタイツは冒険でしたが、デニムなら奇抜に見えないんですね」(筒井さん)。「大きめのオーバーオールもウエストマークするとすっきり。派手めの足元にときめきました」(阪口さん)。右から、伊藤さん・パンツ¥22,000(ヴェリテクール TEL:092・753・7559)ジャケット¥25,300(レッドカード × レイ ビームス/レイビームス 新宿 TEL:03・5368・2191)ブラウス¥14,080(ビームス ボーイ/ビームス ボーイ 原宿 TEL:03・5770・5550)ネックレス[淡水パール]、120cm¥45,00080cm¥30,000(共に東京パール/東京真珠a-sato@tokyopearl.co.jp)ベルト¥14,850(ジェーン・マープル・ドン・ル・サロン/セント・メアリ・ミード TEL:03・3468・0232)ソックス¥2,420(アデュー トリステス TEL:03・6861・7658)その他はスタイリスト私物筒井さん・ハーフパンツ¥20,680(ビームス ボーイ/ビームス ボーイ 原宿)ジャケット¥33,000(ブルーブルー/ハリウッド ランチ マーケット TEL:03・3463・5668)ネックレス[あこや真珠]、100cm¥62,00080cm¥50,000(共に東京パール/東京真珠)コサージュ¥16,500(ラ・フルール TEL:045・402・2915)ハット¥20,900(ステットソン/ステットソン ジャパン TEL:03・5839・2098)シューズ¥8,500(チャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン)その他はスタイリスト私物阪口さん・オーバーオール¥35,200フリルシャツ¥22,000(共にネストローブ/ネストローブ 表参道店 TEL:03・6438・0717)ベルト¥15,180(マスター&コー/マッハ55リミテッド TEL:03・5846・9535)ネックレス[淡水パール]45cm¥15,000(東京パール/東京真珠)ハット¥30,580(ジェーン・マープル/セント・メアリ・ミード)その他はスタイリスト私物STYLE2:おそろいの帽子と色違いのボーダーでマリンな三姉妹。白タンクにジーンズ、白ノースリに巻きスカート、白Tシャツにオーバーオール。三者三様のデニムコーデに、おそろいのデニムキャスケットをかぶり、色違いのボーダーを羽織ったら、夏らしい爽やかリンクコーデが完成。「夏が待ち遠しくなるね!このまま一緒にお出かけしたくなる~」と3人もウキウキ。右から、筒井さん・パンツ¥15,400(リーバイス(R)/リーバイ・ストラウス ジャパン TEL:0120・099501)トップス¥3,520(コンジェ ペイエ アデュー トリステス TEL:03・6861・7658)肩に掛けたトップス¥15,400(ヴェリテクール)イヤリング¥8,800(プティローブノアー TEL:03・4567・6217)ネックレス¥6,600(オホデメックス/ビームス ボーイ 原宿)キャップ¥15,400(ブルーブルー/ハリウッド ランチ マーケット)ベルト¥6,380(マスター&コー/マッハ55リミテッド)阪口さん・スカート¥16,280ネックレス¥2,530(共にビームス ボーイ/ビームス ボーイ 原宿)トップス¥6,160(ロワズィール TEL:03・6861・7658)肩に掛けたトップス¥15,400(ヴェリテクール)イヤリング¥14,300(プティローブノアー)キャップ¥9,350(ブルーブルー/ハリウッドランチ マーケット)伊藤さん・オーバーオール¥61,600(チマラ/チマラ デザイン TEL:03・6452・4934)Tシャツ¥9,680(スローン TEL:03・6421・2603)肩に掛けたトップス¥15,400(ヴェリテクール)ネックレス¥2,970(ビームスボーイ/ビームス ボーイ 原宿)イヤリング¥8,800(プティローブノアー)コサージュ¥17,600(ラ・フルール)キャップ¥9,350(ブルーブルー/ハリウッド ランチ マーケット)シューズ¥50,600(サンダース/グラストンベリーショールーム TEL:03・6231・0213)STYLE3:ボーイッシュなムードが新鮮なネオ・アイビー。シャツにネクタイ、そしてデニムのボトムス。まるで男の子みたいなアイビースタイルは、かごバッグやバレエシューズ、ぬいぐるみ(!)など、1つだけガーリーなアイテムをプラスして抜け感を作るのがポイント。3人も「ネクタイを締めたことがほぼないから、すごい新鮮!」とワクワク。右から、筒井さん・パンツ¥34,100(チマラ/チマラ デザイン)シャツ¥14,080(ビームス ボーイ/ビームス ボーイ原宿)肩に掛けたニット¥33,000(スローン)ネクタイ¥18,700(インディビジュアライズド アクセサリー/メイデン・カンパニー TEL:03・5410・9777)バッグ¥8,990(マンゴ/ロコンド)ソックス¥4,730(ジェーン・マープル/セント・メアリ・ミード)シューズ¥60,500(サンダース/グラストンベリーショールーム)その他はスタイリスト私物伊藤さん・パンツ¥14,300(サムシング/エドウイン・カスタマーサービス TEL:0120・008・503)シャツ¥33,000(インディビジュアライズド シャツ/メイデン・カンパニー)ネクタイ¥7,700(ブルーブルー/ハリウッド ランチ マーケット)バッグ¥74,800(エバゴス TEL:048・977・3192)ソックス¥4,730(ジェーン・マープル/セント・メアリ・ミード)シューズ¥30,800(キャットワース/グラストンベリーショールーム)その他はスタイリスト私物阪口さん・スカート¥11,000(リー/エドウイン・カスタマーサービス)シャツ¥33,000(インディビジュアライズド シャツ/メイデン・カンパニー)肩に掛けたニット¥33,000(スローン)ネクタイ¥8,800(ブルーブルー)ぬいぐるみ¥7,150(H.R.リメイク) 共にハリウッド ランチ マーケットシューズ¥60,500(サンダース/グラストンベリーショールーム)その他はスタイリスト私物いとう・りりあ2002年10月8日生まれ、沖縄県出身。3期生。愛称りりあ。最近は、ボーカロイド曲などを全力で歌って収録したものを、パソコンを使って自ら編集することにもハマっている。公式Instagramは@riria.ito_officialさかぐち・たまみ2001年11月10日生まれ、東京都出身。3期生。愛称は珠美ちゃん、たまちゃん。趣味の神社巡りでは、御朱印をもらうことをルーティンにしている。現在、御朱印帳は2冊目に突入。公式Instagramは@tamami_46_officialつつい・あやめ2004年6月8日生まれ、愛知県出身。4期生。愛称あやめん。お出かけでおいしいものを食べる時が一番のご褒美。音楽好きで、最近聴いているのは日本のバンドの曲。音楽の情報交換は5期生の川﨑桜さんとすることが多い。※『anan』2023年6月7日号より。写真・竹本健一(DUST FREE PRODUCTION)スタイリスト・山本香織(+chip)ヘア&メイク・山田大輔西 亜莉奈(共にCake.)構成、文・野尻和代(by anan編集部)
2023年06月04日荻上直子監督のもと、主演・筒井真理子ほか光石研、磯村勇斗、柄本明、キムラ緑子、木野花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙ら錚々たる面々が顔を揃えた『波紋』。この度、筒井さん演じる須藤家の母・依子と、津田絵理奈が演じるひとり息子の彼女・珠美との一触即発な本編映像と場面写真が解禁された。この度解禁された場面写真は、息子の拓哉(磯村勇斗)が連れてきた彼女・珠美(津田絵理奈)と母・依子(筒井真理子)のもの。依子は、息子・拓哉の久しぶりの帰省を楽しみにしていたが、彼は耳の聞こえない彼女・珠美を連れて帰ってくる。聞くと息子よりも6歳も年上だという。普段、誰にでも優しくありたいと切磋琢磨している依子だが、拓哉に自分は仕事があるから珠美を東京案内に連れていってほしいと頼まれ、依子のイライラは募る…。解禁された本編映像では、依子が珠美に「拓哉と別れてくれる? お願いします」と伝える。しかし珠美はそんな依子を笑いながら「もしお母さんに別れろと言われたら必ず知らせてくれって。そんな母親とは縁を切って2度と実家には帰らないって。どうします? 今の話、たくちゃんに話しますか?」と反論する。珠美を演じた津田さんは、先天性の聴覚障がいを持つ女優で、2004年週刊朝日の表紙を飾りデビュー。NHK「みんなの手話」のレギュラーのほか、映画・ドラマ・舞台で活躍。2008年にはNHKで特集番組が組まれ、2016年には主演した短編映画『君のとなりで』で第18回長岡インディーズムービーコンペティション女優賞を受賞。本作の中でも観客に鮮烈な印象を残している。オーディションから津田さんを起用した荻上監督は、「津田さんの気の強い部分が、珠美の役に生きていると思います」とその魅力を語っている。『波紋』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年05月30日映画『波紋』の初日舞台挨拶が5月26日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、主演を務める筒井真理子、共演する光石研と磯村勇斗、脚本も手がけた荻上直子監督(『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』)が出席した。須藤依子(筒井真理子)は、今朝も1ミリ違わず砂に波紋を描いている。庭に作った枯山水の手入れは、依子の毎朝の習慣であった。“緑命会”という水を信仰する新興宗教に傾倒し、日々の祈りと勉強会に勤しみながら、依子はひとり穏やかに暮らしていた。ある日、長いこと失踪したままだった夫、修が突然帰ってくるまでは――。筒井真理子震災、老々介護、新興宗教、障がい者差別といった現代社会が抱える問題に翻弄される家族の姿を描いた荻上監督は「ぜひ、笑っていただければ。私のことをすごくいい人なんじゃないかと勘違いしている方も多いので(笑)、そうじゃないんだと。意地悪で邪悪で、イヤな奴だと全面的に伝えたかった(笑)」と客席の笑いを誘っていた。荻上直子監督筒井さんは、光石さん演じる“ダメ夫”ぶりに「かなりイライラしました(笑)」と振り返り、「現場にいてくださると、必ず和ませてくださる。一家に一台じゃないですけど、ぜひ、いてほしい存在」と光石さん本人に対して、感謝と敬意を示していた。当の光石さんは、「台本を読んだ通りに演じただけ(笑)」と苦笑し、「本当に女性は怖い。打ちひしがれた」と劇中の夫婦関係に戦慄していた。光石研磯村さんは「いつかご一緒したいと思っていた。今回、“母”からは刺激を受けましたね」と筒井さんとの初共演に喜びの声。光石さんとは、数回共演経験があり、「現場でカッコいいジャージを着ていらっしゃって。僕が『それ、ストリートじゃないですか』って言ったら、光石さんは『俺、ストリートだろ、イエイ』って」と本物の父子のような、微笑ましい関係性も明かした。磯村勇斗荻上監督によると、本作の現場で、光石さんが磯村さんをライバル視していたと言い「光石さん、バイプレーヤーじゃないですか、僕もちょこちょこ、作品に出させてもらっているので『俺の仕事、取るなよ』って(笑)。ライバルじゃないですよ!光栄というか、恐縮です」。光石さんは照れながら、「本当、ファンの皆さんに怒られますよね」と話していた。『波紋』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年05月26日筒井真理子主演映画『波紋』の撮影裏メイキング映像や対談模様を収録した特別番組「波紋 エピソード0」が、「U-NEXT」にて独占無料配信された。放射能、介護、新興宗教、障がい者差別といった、現代社会の問題に次々と翻弄される須藤家を通して、現代社会の闇や不安と女性の苦悩を淡々とソリッドに描き出す『波紋』。荻上直子監督のオリジナル最新作にして、監督自身が歴代最高の脚本と自負する絶望エンターテインメントだ。「U-NEXT」で配信中の特番では、『波紋』の舞台裏に迫っている。劇中で夫婦を演じた筒井さんと光石研のスペシャル対談では、メイキング映像を織り交ぜながら、本作の魅力、荻上監督はもちろん、磯村勇斗、柄本明、キムラ緑子、木野花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙、ムロツヨシら個性豊かな共演者との撮影現場でのエピソードがたっぷりと語られている。なお本映像は、会員登録なしで見ることができる。「波紋 エピソード0」はU-NEXTにて無料独占配信中。『波紋』は5月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年05月19日荻上直子最新作『波紋』より本編映像と場面写真が解禁となった。筒井真理子を主演に迎え、荻上直子監督が様々な問題に次々と翻弄される一家を通して現代社会の闇や不安と女性の苦悩を淡々と、ソリッドに描き出す本作。この度解禁されたのは、主演筒井真理子演じる依子が心の拠り所とする“緑命会”で信者とともにホームレスに炊き出しのボランティアをするシーンの本編映像と場面写真。映像では、依子の夫・修(光石研)が癌であることを知った信者の小笠原ひとみ(江口のりこ)と伊藤節子(平岩紙)が、依子の本心を知らずに労いの言葉をかける場面が映し出される。「私にできることがあったらなんでも言ってください。つらい時こそ一緒に、切磋琢磨いたしましょう」とひとみは微笑む。「今度須藤さんとご主人のためにみんなで祈ろうということになって」と節子は言い、挙げ句の果てには夫・修を“緑命会”の勉強会に誘うという話までも。夫・修は“緑命会”に「騙されているんだよ」と語っているのだが…。江口のりこと平岩紙の、朗らかに見えてどこか不自然な笑顔も不穏な予感を煽る本編映像となっている。『波紋』は5月26日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年05月17日筒井真理子主演、荻上直子監督作『波紋』にムロツヨシが特別出演していることが分かった。本作は、荻上直子監督のオリジナル最新作にして、監督自身が歴代最高の脚本と自負する絶望エンターテインメント。主演に筒井真理子、共演に光石研、磯村勇斗、柄本明、キムラ緑子、木野花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙ら実力派を迎え、現代社会の問題に次々と翻弄される一家を描いていく。この度、新たに出演が発表されたムロツヨシは、荻上監督の前作『川っぺりムコリッタ』(22年)に続く再タッグ。本作では、出演時間がじつに約2分だというが、出演シーンはどこに…?解禁された場面写真では、髭を生やした姿にキャップをかぶり、公園でご飯を食べている様子がとらえられている。本編ではどのように登場するのか、目と耳を凝らして確認してほしい。『波紋』は5月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年05月11日木村拓哉主演「風間公親-教場0-」の第6話(5月15日放送)ゲストとして、筒井道隆と城桧吏の出演が決定した。筒井さんは、画家の向坂善紀を、城さんは向坂が営む「アートギャラリー・コーサカ」に通う高校生の苅部匠吾をそれぞれ演じる。自身の作品や他の作家の作品を展示販売する「アートギャラリー・コーサカ」を営む向坂。高校で美術部に入っている匠吾は、度々向坂のアトリエを訪れる。匠吾は向坂の実の息子だが、現在は離婚しているため、新しい父親の元で暮らしていた。匠吾は現在の父親に絵を描くことを禁じられているため、向坂のアトリエを度々訪れては、昔一緒に描いた絵の話に花を咲かせるのだった。向坂は匠吾に絵の才能があると思っており、匠吾自身も美術の道に進みたいが、現在の父親であり歯科医師の苅部達郎(浜田信也)は匠吾を医学の道に進めさせようとしていた。匠吾の悩みを聞いた向坂は、達郎をアトリエに呼び出し、匠吾が抱えている悩みについて伝えるも、現在の父親とかつての父親同士で口論へと発展してしまい…。筒井さんは27年半ぶりの月9ドラマレギュラー出演となった「ミステリと言う勿れ」(2022年・1月期)で、過去に誤認逮捕で冤罪(えんざい)事件を起こし、左遷された苦い経験を持つクールな警部を好演した。また、筒井さんは1993年に放送され、平成初期を代表する青春ドラマ『あすなろ白書』で木村さんと同じ女性を取り合う恋敵役として共演。木村さんとのフジテレビドラマでの共演は同作以来実に30年ぶりとなる(※他局を含む作品での共演は「織田信長 天下を取ったバカ」(1998年/TBS)以来)。そして、月9ドラマ初出演となる城さんは、第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得した『万引き家族』(2018年)、『約束のネバーランド』(2020年)への出演や、『ゴーストブック おばけずかん』(2022年)では主演を務めるなど、今後の活躍が期待される若手俳優。本作では進路に悩み、大人たちの間で心揺れる青年を演じている。筒井さんと城さんが演じる、複雑な親子の関係性とその先に待つ物語の結末に注目したい。◆プロデュース 渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント「第6話は、ままならない人生の中でもわずかな希望を見出そうともがく人々の姿が印象的なエピソードです。向坂は、愛する息子の将来を思う気持ちと、苦しい状況の中で身を引こうと葛藤する気持ちとの間で揺れ動く、とても繊細な心情表現が求められる役でしたが、筒井道隆さんによって見事にリアリティーのある人物として存在させてもらえたと思います。また匠吾役を演じた城桧吏さんも、素朴な雰囲気の中に知性を感じさせる高校生・匠吾役を、等身大で演じ切っていただきました。この親子の関係性が、遠野の心にどのような影響を与え、事件の解決につながっていくのか、放送を楽しみにしていただければと思います!」「風間公親-教場0-」は毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2023年05月08日主演に筒井真理子を迎えた、荻上直子監督のオリジナル最新作にして監督自身が歴代最高の脚本と自負する絶望エンタテインメント『波紋』。この度、筒井さん演じる主人公・依子が信奉する新興宗教“緑命会”の本編映像が初解禁。また、場面写真も解禁となった。解禁となったのは、依子が縋る“緑命会”での勉強会で意味不明な言葉と不可思議な踊りを踊る映像。代表の橋本昌子(キムラ緑子)の「切磋琢磨いたしましょう」という言葉を皮切りに「内なる潜在エナジー」「森と水の精霊」などの単語が飛び交い、お祈りする信者たち。そしてお祈りの後は、全員で歌いながら踊るシーンも。“緑命会”とはどんな新興宗教なのか。気になる本編映像となった。さらに場面写真7点が解禁。筒井さん演じる依子が、自分の父の介護を押し付けたまま失踪し、突如帰って来たと思いきや、がん治療に必要な高額の費用を助けて欲しいとすがってくる夫・修(光石研)に水晶で殴りかかろうする場面。降りかかる辛苦に自分ではどうにもできず、湧き起こる黒い感情を、“緑命会”という新興宗教に縋るように代表の橋本昌子に相談したり、信者と仲睦まじく活動に没頭するシーンが露わになる。また、宗教だけでなく同じスーパーのパート先の清掃員・水木(木野花)に深刻そうに相談するなど、夫の修以外に依子に降りかかる辛苦は何があるのか。そしてそんな依子が不気味に笑みを浮かべ自転車を漕ぐシーンも...。荻上監督がたくさんのブラックユーモアを込めた本作を知れる場面写真となっている。『波紋』は5月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年04月15日筒井真理子が主演、光石研、磯村勇斗らが共演する荻上直子監督のオリジナル最新作『波紋』の公開日が5月26日(金)に決定。監督自身が歴代最高の脚本と自負する、“絶望エンタテインメント”から本予告映像&本ビジュアルが解禁となった。この度解禁された本予告映像は、日々の家事や介護に追われる、いわゆるごく普通の主婦である依子(筒井真理子)の元から、夫・修(光石研)が突然失踪するシーンから始まる。十数年後、信仰する新興宗教が崇める「緑命水」という水の力と、庭の枯山水に波紋を描くという日課を心の拠り所とし穏やかな日々を取り戻していた依子の元に、失踪した夫が帰ってくる…。自分の父の介護を押しつけたまま失踪し、「実はがんなんだよ」と死んだ義父の遺産をあてにする夫。また息子の拓哉(磯村勇斗)が彼女を結婚相手として連れてくるシーンなど、依子の日常が崩れていく様子が描かれる。より新興宗教に傾倒する依子に「インチキなんだよ!」と怒鳴る夫に対し、「あなたがしたこと、なかったことにはならないから」と詰め寄る依子。言い合う2人の足元に広がる波紋は、不穏で禍々しい展開を予感させる。やがて依子の甲高い笑い声とともに、パート仲間の水木(木野花)の「やっちまおう」という台詞やゴミで荒れた部屋、踊り狂う依子、さらに登場人物たちの奇妙な笑顔のシーンが次々と畳み掛けられる。また併せて解禁された本ビジュアルは、背景に広がる赤と、依子の喪服、枯山水のモノトーンの対比が印象的。揺れるタイトル文字が、依子の周囲で起こる絶望が波紋のように広がる様子を表している。『波紋』は5月26日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年初夏、全国にて公開予定©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年03月22日東京都板橋区の「板橋区立文化会館」(東京都板橋区大山東町)の大ホールにて、2023年1月21日(土)に「千住 真理子 ヴァイオリン・リサイタル ピアノ:山洞 智 スペシャル・ゲスト:千住 明 with SENJU LAB Ensemble」を開催いたします。詳細: 前半は、ピアニストとしては独奏以外でも、とくに室内楽分野で国内外のトップアーティストの共演者として絶大な信頼を寄せられている山洞 智の伴奏での演奏。後半は、ゲストに千住 真理子の実兄であり作曲家の千住 明と、彼が率いる「SENJU LAB Ensemble」を迎え、千住 明 作曲・編曲竿品を中心にお届けする特別公演です。「SENJU LAB」とは、「美術と音楽をアートする」をコンセプトに、世界屈指の総合藝術大学である東京藝術大学の全ての学生や卒業生を対象にした千住 明が主宰する創作ワークショップグループ。今回は、弦楽アンサンブル編成「SENJU LAB Ensemble」として出演。千住 真理子と「SENJU LAB Ensemble」は今回が初共演となります。常に第一線で活躍する千住 真理子が奏でる美しいヴァイオリンの音色を、ピアノと弦楽アンサンブルとともにお楽しみいただける公演です。千住 真理子 ヴァイオリン・リサイタル チラシ(おもて)■開催概要【企画名】千住 真理子 ヴァイオリン・リサイタル ピアノ:山洞 智スペシャル・ゲスト:千住 明 with SENJU LAB Ensemble【日時】 2023年1月21日(土)14時00分開演(13時30分開場)【場所】 板橋区立文化会館 大ホール(板橋区大山東町51-1)【出演】 千住 真理子、山洞 智、千住 明、SENJU LAB Ensemble【料金】 全席指定(各税込)S席一般 6,500円 S席板橋区民 6,000円A席一般 6,000円 A席板橋区民 5,500円※未就学児入場不可【申込】 板橋区立文化会館チケットセンター窓口(9時00分~20時00分)電話 03-3579-5666オンライン (会員登録無料)Live Pocket Ticket(非接触型チケット) チケットぴあ (Pコード:225-953)【主催】 板橋区立文化会館指定管理者■本プログラムに関するお問い合わせ(一般の方)板橋区立文化会館チケットセンター電話 03-3579-5666(9時~20時)板橋区立文化会館URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月13日荻上直子による映画『波紋』が、2023年5月26日(金)に公開される。荻上直子監督・脚本の新作映画『波紋』『かもめ食堂』や『めがね』『彼らが本気で編むときは、』そして『川っぺりムコリッタ』など、数々の作品を世に送り出してきた荻上直子が、脚本・監督を務める映画『波紋』が公開へ。“新興宗教”や老々介護などテーマに絶望を描く『波紋』は荻上がずっと温めてきたオリジナル作品で、新興宗教や老々介護、震災、障害者差別といったテーマを通じて“絶望”を描き出している。荻上がとある新興宗教施設の前を通りかかったとき、傘立てに数千本の傘が詰まっていたのを目にした際に、「傘の数と同じだけの人々が、この新興宗教を拠り所にしている」「何かを信じていないと生きていくのが不安な人々がこんなにもいる」と感じたことが、物語を創作するきっかけとなったという。人生最高の脚本、と荻上が自負する『波紋』。荻上は、「私の中にある意地悪で邪悪な部分を全部投入したような映画になりました」ともコメントを寄せている。筒井真理子が主演&光石研、磯村勇斗ら共演夫の失踪をきっかけに新興宗教に救いを求め、のめり込む主人公・須藤依子を演じるのは筒井真理子。また、光石研、磯村勇斗、柄本明、キムラ緑子、木野花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙ら豪華俳優陣が共演を果たしている。主人公・須藤依子…筒井真理子日々の家事や義父の介護をこなす一般的な主婦だったが、夫が失踪したことから、新興宗教“緑命会”へのめり込んでいく。信仰する新興宗教が崇める「緑命水」という水の力と、日課である、庭に作った枯山水の手入れを心の拠り所にしている。演じるのは、映画『淵に立つ』『よこがお』など数々の作品に出演し、幅広く存在感のある演技力を見せる筒井真理子。修…光石研須藤依子の夫。自身の父の介護を依子に押し付け失踪するも、長い時を経て、突然依子のもとに帰ってくる。「実はがんなんだよ」と告げ、死んだ義父の遺産をあてにしようとする。演じるのは、映画『アウトレイジ ビヨンド』やNHK 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」などの冷徹なヤクザ役からよき父親役まで多彩に演じ、『メタモルフォーゼの縁側』など話題作に出演する光石研。拓哉…磯村勇斗依子、修の息子。障害のある彼女を結婚相手として親に紹介する。『ビリーバーズ』『PLAN 75』『さかなのこ』などにも出演している磯村勇斗が演じる。本作では、手話を披露している。橋本昌子…キムラ緑子新興宗教“緑命会”の代表。小笠原ひとみ…江口のりこ新興宗教“緑命会”の信者。伊藤節子…平岩紙新興宗教“緑命会”の信者。門倉太郎…柄本明依子のパート先のスーパーで迷惑な客。水木…木野花依子と同じスーパーのパート先の清掃員。渡辺美佐江…安藤玉恵依子の隣人。さらに、ムロツヨシが出演時間約2分で特別出演する。映画『波紋』あらすじ須藤依子は、“緑命会”という新興宗教を信仰し、日々祈りと勉強会に勤しみながら、ひとり穏やかに暮らしていた。ある日、長いこと失踪したままだった夫、修が突然帰ってくるまでは。突然失踪して戻ってきた上、がん治療に必要な高額の費用を助けて欲しいとすがってくる夫。障害のある彼女を結婚相手として連れて帰省してきた息子・拓哉。パート先では癇癪持ちの客に大声で怒鳴られる…。自分ではどうにも出来ない辛苦が降りかかる。依子は湧き起こる黒い感情を、宗教にすがり、必死に理性で押さえつけようとする。【作品詳細】映画『波紋』公開時期:2023年5月26日(金)出演:筒井真理子、光石研、磯村勇斗、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙、ムロツヨシ、津田絵理奈、花王おさむ、柄本明、木野花、キムラ緑子監督・脚本:荻上直子エグゼクティブプロデューサー:富田朋子、堤天心、小山洋平、高津英泰、久田晴喜、寺井禎浩プロデューサー:杉田浩光、渡辺誠企画・プロデューサー:米満一正
2022年12月02日女優の筒井真理子が、映画『波紋』(2023年初夏公開)の主演を務めることが29日、明らかになった。同作は荻上直子監督による最新作。毎朝庭に作った枯山水の手入れをする須藤依子(筒井真理子)は、“緑命会”という水を信仰する新興宗教に傾倒し、日々の祈りと勉強会に勤しみながら穏やかに暮らしていた。しかしある日、長いこと失踪したままだった夫、修(光石研)が突然帰ってくる。筒井は主人公・須藤依子を演じ、失踪した須藤依子の夫・修には光石研。そんな2人の息子役・拓哉を磯村勇斗が演じる。また依子を取り巻く人々として、“緑命会”という新興宗教の代表を努める橋本昌子役にキムラ緑子、信者である小笠原ひとみ役の江口のりこ、伊藤節子役の平岩紙が絶妙に笑いを呼ぶキャラクターを体現している。さらに依子のパート先のスーパーで迷惑な客・門倉太郎役を柄本明、依子と同じスーパーのパート先の清掃員・水木役を木野花、依子の隣人・渡辺美佐江役を安藤玉恵と、日本を代表する俳優陣が揃った。そして本作のメガホンを取るのは、長編映画デビュー作『バーバー吉野』(04)でベルリン国際映画祭児童映画部門特別賞を受賞した荻上直子監督。日本を代表する荻上監督が「人生最高の脚本」と自負し、ずっと温めてきたオリジナル作品となる。この度写真と特報映像も公開。映像は依子が憎悪を剥き出しにした表情で夫・修に対する恨みを表すシーンから始まる。そして夫・修が「俺、さっさと死ぬわ」という一言から一変し、声を上げて甲高く笑い、ラストの「絶望を、笑え」という言葉が衝撃を与える。○筒井真理子 コメント最近は“壊れてゆく女性”の役が続いていたので、荻上監督の作風から想像するとご一緒させて頂ける機会はないかと思っていました。ですのでとても嬉しかったです。脚本を読んだ時、監督が醸し出す穏やかな空気の中に潜む日常の些細な棘、ビターな社会風刺が溶け合っていて目を見張りました。演出も人間の細部を見抜く力が的確で、身をゆだねることができ安心でした。いまは先の見えない不穏なものに覆われているような時代ですが、是非この映画を観て絶望に絡めとられず前を進む気持ちになっていただけたらと思います。○光石研 コメント久しぶりに荻上組へ参加させて頂き、凄く嬉しかったです。監督は以前と変わらず、穏やかに粘り強く、俳優に寄り添い演出をしてくださり、安心して身を委ねる事が出来ました。脚本に関してはただ一言、「女性は怖し」。60年間、女性は聖母マリアだと信じて生きてきましたが、音を立てて崩れて落ちました。○磯村勇斗 コメントはじめに脚本を読んだ時、ひしひしと波紋のように迫り来る心理的恐怖を感じました。特に、筒井真理子さん演じる母、須藤依子を中心に、家族や取り巻く人物達のやり取りは、怖いのだが、思わず笑ってしまうところが多く、荻上監督の描く世界は面白いなと、一気に引き込まれました。そして今作では、手話が必要な役でした。新たな言語に触れる機会を頂き、現場でも一つ一つ丁寧に確認しながら作り上げていきました。早くこの作品が皆様のところに届くのが楽しみです。○荻上直子監督 コメントその日は、雨が降っていた。駅に向かう途中にある、とある新興宗教施設の前を通りかかったとき、ふと目にした光景。施設の前の傘立てには、数千本の傘が詰まっていた。傘の数と同じだけの人々が、この新興宗教を拠り所にしている。何かを信じていないと生きていくのが不安な人々がこんなにもいるという現実に、私は立ちすくんだ。施設から出てきた小綺麗な格好の女性たちが気になった。この時の光景が、物語を創作するきっかけになる。日本におけるジェンダーギャップ指数(146ヵ国中116位)が示しているように、我が国では男性中心の社会がいまだに続いている。多くの家庭では依然として夫は外に働きに出て、妻は家庭を守るという家父長制の伝統を引き継いでいる。主人公は義父の介護をしているが、彼女にとっては心から出たものではなく、世間体を気にしての義務であったと思う。日本では今なお女は良き妻、良き母でいればいい、という同調圧力は根強く顕在し、女たちを縛っている。果たして、女たちはこのまま黙っていればいいのだろうか?突然訪れた夫の失踪。主人公は自分で問題を解決するのではなく、現実逃避の道を選ぶ。新興宗教へ救いを求め、のめり込む彼女の姿は、日本女性の生きづらさを象徴する。くしくも、本映画の製作中に起きた安部元首相暗殺事件によりクローズアップされた「統一教会」の問題だが、教会にはまり大金を貢いでしまった犯人の母と主人公の姿は悲しく重なる。荒れ果てた心を鎮めるために、枯山水の庭園を整える毎日を送っていた彼女だが、ついにはそんな自分を嘲笑し、大切な庭を崩していく。自分が思い描く人生からかけ離れていく中、さまざまな体験を通して周りの人々と関わり、そして夫の死によって、抑圧してきた自分自身から解放される。リセットされた彼女の人生は、自由へと目覚めていく。私は、この国で女であるということが、息苦しくてたまらない。それでも、そんな現状をなんとかしようともがき、映画を作る。たくさんのブラックユーモアを込めて。(C)2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2022年11月29日ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」にレギュラー出演する筒井真理子が主演する、『川っぺりムコリッタ』『かもめ食堂』の荻上直子監督のオリジナル最新作『波紋』が2023年初夏に公開決定。光石研、磯村勇斗ら共演者も登場する特報映像が解禁となった。須藤依子は、今朝も1ミリ違わず砂に波紋を描いている。庭に作った枯山水の手入れは、依子の毎朝の習慣であった。“緑命会”という水を信仰する新興宗教に傾倒し、日々の祈りと勉強会に勤しみながら、依子はひとり穏やかに暮らしていた。ある日、長いこと失踪したままだった夫、修が突然帰ってくるまでは――。主人公・須藤依子を演じるのは、筒井真理子。2016年、映画『淵に立つ』で第38回ヨコハマ映画祭 主演女優賞、第31回高崎映画祭 最優秀主演女優賞、第71回毎日映画コンクール 女優優主演賞と主演女優賞3冠を達成。2019年、映画『よこがお』で第70回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。演技の幅が広く、気品ある女性の役から悪役までその圧倒的な存在と演技力で国内外問わず注目され、現在放送中のドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」の岸本拓朗の母・陸子役でも強烈な印象を残している。筒井真理子失踪する依子の夫、修を演じるのは、光石研。荻上監督の映画『めがね』(07)に出演し、『アウトレイジビヨンド』(12)やNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(10)などの冷徹なヤクザ役からよき父親役まで、多様なキャラクターを見事に演じる日本を代表する名俳優。光石研そんな2人の息子役・拓哉を演じるのは、磯村勇斗。『ヤクザと家族 The Family』(21)『劇場版 きのう何食べた?』(21)で第45回日本アカデミー新人俳優賞を受賞。『PLAN75』『前科者』『ビリーバーズ』『さかなのこ』(いずれも22)など、様々な役に完璧になりきる演技力の高さから活躍の場を広げている。磯村勇斗また依子を取り巻く人々には、“緑命会”という新興宗教の代表を努める橋本昌子役にキムラ緑子、信者である小笠原ひとみ役の江口のりこと伊藤節子役の平岩紙が絶妙に笑いを呼ぶキャラクターを体現。依子のパート先のスーパーで迷惑な客・門倉太郎役を柄本明、依子と同じスーパーのパート先の清掃員・水木役を木野花、依子の隣人・渡辺美佐江役を安藤玉恵など、日本を代表する俳優陣が揃った。監督は、長編映画デビュー作『バーバー吉野』(04)でベルリン国際映画祭児童映画部門特別賞を受賞した荻上直子。『かもめ食堂』(06)の大ヒットにより、日本映画の新しいジャンルを築き、『めがね』はベルリン国際映画祭でザルツゲーバー賞を受賞。2011年には、第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞、2017年に『彼らが本気で編むときは、』で日本初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞を受賞し、2022年には『川っぺりムコリッタ』が公開。そんな日本を代表する荻上監督がずっと温めてきたオリジナル作品『波紋』に対し、「私の中にある意地悪で邪悪な部分を全部投入したような映画になりました」とコメントしている。この度、解禁されたスチール写真は、美しく高貴な紫色のタイトルに反し、キャストの面々はモノトーン。まるで依子を中心にこれから起こる様々な絶望が波紋のように広がる様子を表現。また特報映像では、依子(筒井真理子)が憎悪を剥き出しにした表情で夫・修(光石研)に対する恨みを表すシーンから始まる。そして夫・修の「俺、さっさと死ぬわ」というひと言から一変し、声を上げて甲高く笑うシーンがとても印象的である映像に。ラストの「絶望を、笑え」という言葉が衝撃を与えている。震災、老々介護、新興宗教、障がい者差別…。世の中に起こっている得体の知れない闇は須藤家に縮図となって現れ、全てを押し殺した依子の感情が発露されるとき、映画は絶望からエンターテインメントへと昇華していく。磯村勇斗は手話に挑戦キャスト&監督よりコメント到着筒井さんは、「最近は“壊れてゆく女性”の役が続いていたので、荻上監督の作風から想像するとご一緒させて頂ける機会はないかと思っていました。ですのでとても嬉しかったです。脚本を読んだ時、監督が醸し出す穏やかな空気の中に潜む日常の些細な棘、ビターな社会風刺が溶け合っていて目を見張りました。演出も人間の細部を見抜く力が的確で、身をゆだねることができ安心でした」とコメント。「いまは先の見えない不穏なものに覆われているような時代ですが、是非この映画を観て絶望に絡めとられず前を進む気持ちになっていただけたら」と語る。「久しぶりに荻上組へ参加させて頂き、凄く嬉しかった」という光石さんは、「監督は以前と変わらず、穏やかに粘り強く、俳優に寄り添い演出をしてくださり、安心して身を委ねる事が出来ました」と、やはり荻上監督への信頼を語った。磯村さんは「筒井真理子さん演じる母、須藤依子を中心に、家族や取り巻く人物達のやり取りは、怖いのだが、思わず笑ってしまうところが多く、荻上監督の描く世界は面白いなと、一気に引き込まれました」と語り、「今作では、手話が必要な役でした。新たな言語に触れる機会を頂き、現場でも一つ一つ丁寧に確認しながら作り上げていきました」と明かした。荻上直子監督<コメント全文>その日は、雨が降っていた。駅に向かう途中にある、とある新興宗教施設の前を通りかかったとき、ふと目にした光景。施設の前の傘立てには、数千本の傘が詰まっていた。傘の数と同じだけの人々が、この新興宗教を拠り所にしている。何かを信じていないと生きていくのが不安な人々がこんなにもいるという現実に、私は立ちすくんだ。施設から出てきた小綺麗な格好の女性たちが気になった。この時の光景が、物語を創作するきっかけになる。日本におけるジェンダーギャップ指数(146ヵ国中116位)が示しているように、我が国では男性中心の社会がいまだに続いている。多くの家庭では依然として夫は外に働きに出て、妻は家庭を守るという家父長制の伝統を引き継いでいる。主人公は義父の介護をしているが、彼女にとっては心から出たものではなく、世間体を気にしての義務であったと思う。日本では今なお女は良き妻、良き母でいればいい、という同調圧力は根強く顕在し、女たちを縛っている。果たして、女たちはこのまま黙っていればいいのだろうか?突然訪れた夫の失踪。主人公は自分で問題を解決するのではなく、現実逃避の道を選ぶ。新興宗教へ救いを求め、のめり込む彼女の姿は、日本女性の生きづらさを象徴する。くしくも、本映画の製作中に起きた安倍元首相暗殺事件によりクローズアップされた「統一教会」の問題だが、教会にはまり大金を貢いでしまった犯人の母と主人公の姿は悲しく重なる。荒れ果てた心を鎮めるために、枯山水の庭園を整える毎日を送っていた彼女だが、ついにはそんな自分を嘲笑し、大切な庭を崩していく。自分が思い描く人生からかけ離れていく中、さまざまな体験を通して周りの人々と関わり、そして夫の死によって、抑圧してきた自分自身から解放される。リセットされた彼女の人生は、自由へと目覚めていく。私は、この国で女であるということが、息苦しくてたまらない。それでも、そんな現状をなんとかしようともがき、映画を作る。たくさんのブラックユーモアを込めて。『波紋』は2023年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年初夏、全国にて公開予定©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2022年11月29日Dos Monos(ドスモノス)と小説家・筒井康隆がコラボレーションした新曲「DOG EATS GOD feat. 筒井康隆」が配信リリース。Dos Monos×筒井康隆の新曲「DOG EATS GOD」Dos Monosは、荘子it、TaiTan、没からなる日本のヒップホップユニット。2022年7月には、「時をかける少女」「パプリカ」「残像に口紅を」といった作品で知られる日本文学界の巨匠・筒井康隆と異例のコラボレーションを発表。20分を超える組曲編成のアルバム『だんでぃどん feat. 筒井康隆』をCD発売し、大きな話題を集めた。今回リリースされる新曲「DOG EATS GOD feat. 筒井康隆」は、最新アルバム『だんでぃどん feat. 筒井康隆』の核であり、唯一配信リリースされる楽曲。めくるめく一大音絵巻の如く展開される組曲形式のアルバムの中でも一際骨太なビートの上に、筒井康隆本人による朗読と演劇団体「マームとジプシー」の青柳いづみによる台詞、そしてDos Monosの3人によるラップが絡みつく、ミュータント・ブーンバップ・ソングとなっている。また今回、メンバーの没が描いた3人の似顔絵アーティストビジュアルも公開された。【詳細】Dos Monos 新曲「DOG EATS GOD feat. 筒井康隆」配信日:2022年9月2日(金)※最新アルバム『だんでぃどん feat. 筒井康隆』収録曲。
2022年09月09日筒井康隆の小説『パプリカ』をアマゾンが配信シリーズとして製作することになった。監督とエグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』を手がけたキャシー・ヤン。プロデューサーにはマシ・オカも名を連ねる。ライブアクション作品になるということだが、それ以上の詳しいことはわかっていない。ヤンは、『メディア王〜華麗なる一族〜』で今年のエミー賞(ドラマシリーズ監督部門)にノミネートされている。このシリーズのほかに、ヤンは、自ら脚本を書き下ろしたSF映画『The Freshening』の準備も進めている。文=猿渡由紀
2022年08月23日日本が世界に誇る文化のひとつといえば、圧倒的な恐怖感と独特の世界観を持つジャパニーズホラー。そんななかで、新たな衝撃作として話題となっているのが、実在の幽霊団地事件をもとに描いた考察型体験ホラー『N号棟』です。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。萩原みのりさん【映画、ときどき私】 vol. 477近年は、『成れの果て』で主演を務めたのをはじめ、『佐々木、イン、マイマイン』や『花束みたいな恋をした』といった話題作にも出演するなど、注目を集めている萩原さん。劇中では、廃団地で起こる怪現象の謎を突き止めようと奮闘する死恐怖症を抱える女子大学生の史織を熱演し、観客を恐怖体験へと誘っていきます。今回は、撮影現場の裏側や自身の心境の変化、女性としての理想像などについて語っていただきました。―『N号棟』というタイトルを聞くだけで、笑えてきてしまうほど大変な現場だったそうですが、実際どのくらい大変だったのでしょうか。萩原さんとにかくめちゃめちゃ大変で、どれくらいかは映画を観て「察してください」と言う感じです(笑)。―確かに、観ているだけでもかなりの疲労感でした。萩原さんまず撮影場所が廃墟だったので、電気も水道も通っていないし、トイレも仮設トイレがあるという状況。そういう環境のなかで、朝からひたすら撮り続ける日々でした。内容も内容でしたし、撮影期間も短いうえに、ひとつひとつの撮影にすごく時間がかかっていたので、そういう大変さもあったかなと。特に、クライマックスのシーンは6~7時間くらいかけて撮っていますが、その間は最高潮につらい状態をずっと維持しなければならないのでしんどかったですね。しかも、怖がって怯えている感じを出すためにつねに過呼吸気味だったので、体力がゼロになるまでやっていたような現場でした。疲れている様子は、まさにリアルだった―撮影中はどうやって体力回復されていたのか、「これがあったから乗り切れた」みたいなものはありました?萩原さんそもそも、回復しない状態のまま進んでいく役柄だったので、そのあたりは徐々に気力を失っていく史織と重なっていたと思います。疲れている様子は、まさにリアルですね。―そういう状態でも、クランクアップするとすぐに戻れるものなのでしょうか。萩原さんそのときは、別の作品も撮っていて、撮休の日はほかの現場に行かなければならなかったので、ひきずる余裕がありませんでした。でも、それが気分転換になったというか、救いになっていたのかもしれません。ただ、その現場は『N号棟』とはまったく関係ない作品なのに、セットのなかに『N号棟』に出てくる教授の部屋に飾ってある死に関する哲学書がなぜか置いてあったことも……。そんなふうに、すべてが地続きになっているような錯覚に陥る瞬間はありました。―それはゾッとする偶然だったと思いますが、実際に現場でも怖い思いをしたことはありませんでしたか?萩原さん大変すぎて、もはや怖いと感じる余裕もありませんでしたね。というのも、エレベーターが動かないので、毎回5階くらいまで階段で上がらなければいけないのが体力的にきつくて。廃墟には鳥の死骸などもあったので、最初は怖くてギャーギャー言っていました。でも、だんだん慣れてきて何も思わなくなっちゃったのと、「ギャー」って叫ぶだけで疲れることがわかったので、すごい場所にいるはずなのに、みんなすごく普通にしてましたね(笑)。とにかく、階段を上って現場にいくことがそのときは一番のミッションであり、ほかのことを見ている余裕すらなかった感じです。みなさんがどこで怖がってくれるのかが楽しみ―ちなみに、この現場以外で不思議な経験をしたことはないですか?萩原さん全然ないですね。ただ、人生で1回だけ占いに行ったことがあって、そのときに「あなたは霊感が強すぎて閉じている」と会った瞬間に占い師さんから言われたということはありました。でも、一度も霊を見たことがないので、「ああ、そうですか……」という感じでしたが(笑)。とはいえ、実はものすごくビビりなので、お風呂では目をつぶれません。目を閉じたら誰かがいる気がしてしまい、髪や顔を洗っているときはいかにすぐ目を開けられるかとの闘いです(笑)。―お気持ちよくわかります。普段、ホラーはご覧になりますか?萩原さん『ソウ』とか海外のホラーはけっこう好きでよく観ています。というのも、日本の作品は現実味があって怖いですが、海外は描写がぶっ飛んでいたりするので、日常的でも非現実みたいな。私がそういう作品を観るのは、ジェットコースターに乗って疲れを吹き飛ばしたいみたいな感覚で観ることが多いです。―では、この作品では、どのあたりが見どころだと感じていますか?萩原さん個人的には、この作品はホラーというよりも、生きるとか死について繊細に考えさせられる人間ドラマだと思っています。なので、逆にみなさんがどこで怖がってくださるのかがすごく楽しみです。ちなみに、私が一番怖かったのは、筒井真理子さん。振り返ったときの表情は、正直言って本当に怖かったです(笑)。でも、その圧倒的な存在感と筒井さんの言葉のおかげで、追い込まれる状況に連れて行ってもらえる感覚はありました。ラストにかけてどんどん存在が大きくなっていくので、筒井さんを楽しみにしていただくのもいいかなと思います。役と自分の境目がわからなくなる瞬間も経験した―こういった役を演じることで、死や生きることに対して考えが変わったところもあったのでは?萩原さん現場に入るまでに自分ができることは、死恐怖症について理解することだと思ったので、当事者の方のブログを読んだり、死についての哲学書を読んだり、動画を見たりということを徹底的にしました。ただ、生きるとか死ぬとかは、ある意味身近なことでもあるので、それが私の実人生にまで踏み込んで来るような感覚があり、役と自分の境目がなくなってしまったことも。自分自身に投影しすぎてしまったときには、何が現実かわからなくなり、「どうして私はここを歩いているんだろう」とか「何で私は女優をしているんだろう」みたいなにすべてのことが一気にわからなくなってしまうような瞬間もありました。―それほどまで役に入り込んでしまうことは、いままでもありましたか?萩原さんいや、ないですね。これまではどんな役でも自分の人生とは離れている感覚だったので、そういうふうになったのは今回が初めてでした。―そこまでいくと、撮影が終わっても影響が残った部分があったのではないと思いますが。萩原さん実は、それまでも小さい頃から、「死んだらどうなるんだろう」とか「死について考える感覚すらなくなるってどういうことなんだろう」と考えて朝になってしまったことは何度もありました。答えが出ないからこそずっと考えてしまうんだと思いますが、この作品で死について考えることに疲れ果てたのか、いまでは考えなくなったので、逆に前を向けるようになった気がしています。10年後の自分はどうなっているのか未知―なるほど。今年はデビューから10周年となりますが、そういう意味での変化を感じることもあったのではないでしょうか。萩原さん私も感じるのかなと思っていたんですが、そういうこともあまりなく、もう10年も経っちゃったんだなという感じというか。学校に通っていた期間よりも長く何かしてきたことがないので、不思議な気持ちです。―では、次の10年はどう過ごしていきたいですか?萩原さん10年後に自分が役者の仕事をしているかどうか、どうなっているかもわからないくらい未知ですね。10年前は自分が役者の仕事を始めるとは考えてもいませんでしたし、1~2年くらいでやめると思っていたので(笑)。最初にスカウトされたときは、「何もせずにあとで後悔するくらいなら、『テレビに出たことあるよ』といつか自慢できるかもしれないからやってみたら?」と母に言われて、それぐらいの感じで始めたので。私の周りの人もまさか私がこの仕事を10年も続けるなんて、思ってもいなかったでしょうね。だからこそ、10年後もいまはまだ考えられないです。大人に見えない人間味のある女性になりたい―もし、「こんな女性になりたいな」と意識していることがあれば、教えてください。萩原さん私は、昔から“大人に見えないのにちゃんと大人”みたいな人にすごく憧れていているので、「大人になりたくない」とずっと言っている大人になりたいと思っています。いつまでも無邪気で、10代の頃と変わらないところでテンションが上がったり下がったりするような人間味のある女性でいられたらいいなと。そのままの感覚を持ち続けていたいと思っています。最近では、舞台でご一緒させていただいた女優の呉城久美さんがまさにそんな感じの方で、ずっと同じ年くらいだと思っていたら、実は10歳くらい上だったと知ってびっくりしました。そう感じさせないフラットなところが素敵ですし、悩みがあるときは同じように悩んでくれ、一緒に解決方法を見つけてくれるところもすごく魅力的なんですよね。私も10歳、20歳年下の後輩から親しみを持って接してもらえるような先輩になりたいです。インタビューを終えてみて……。過酷な現場の裏側も笑顔でお話されている姿を見て、内に秘めた強さを感じさせる萩原さん。役とリンクし、真に迫ったリアルな表情には、ぜひ注目です。ご自身でも想像がつかないというこれからの10年でどのような道をたどって行かれるのか、今後も楽しみにしたいと思います。一度足を踏み入れたら、もう戻れない!肉体的緊張感のみならず、精神に支配されていく“神秘的恐怖”も体感できる新時代のホラー映画。生と死の狭間に位置する異空間でしか味わえない衝撃体験をしてみては?写真・山本嵩(萩原みのり)取材、文・志村昌美ストーリーとある地方都市にあったのは、霊が出ることで有名な団地。女子大生の史織は、元カレの啓太が卒業制作を撮影するホラー映画のロケハンに、興味本位で同行する。啓太の現在の恋人・真帆と3人で向かったのは、廃墟同然の団地だったが、そこにはいまでも住人たちがいた。不思議に思いながらもロケハンを進めようとすると、突如激しいラップ現象に襲われる。その後も、頻発する怪奇現象に見舞われるが、言葉巧みな住人たちの“神秘的体験”に魅せられた啓太と真帆は洗脳されてしまう。そして、追い詰められた史織は、思いもよらぬものを目にしてしまうことに……。ゾクゾクする予告編はこちら!作品情報『N号棟』4月29日(金・祝)新宿ピカデリーほか全国公開配給:SDP©「N号棟」製作委員会写真・山本嵩(萩原みのり)
2022年04月27日関内ホール主催による『千住 真理子ヴァイオリンリサイタル』が2022年4月16日 (土)に関内ホール大ホール(神奈川県横浜市)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2022年1月15日(土)より発売開始予定です。カンフェティにて2022年1月15日(土)10:00よりチケット発売開始予定 公式ホームページ 音楽活動のみならず、ラジオ、テレビへの出演や、ボランティア活動、執筆など幅広いジャンルで活躍している。2020年にはデビュー45周年を迎え、ますます意欲的に活動している人気・知名度ともNo.1の千住真理子の世界をたっぷりとご堪能ください。【予定曲目】J.S.バッハ:G線上のアリアヴィターリ:シャコンヌベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」ヘ長調 作品24クライスラー:愛の喜びクライスラー:愛の悲しみリムスキー・コルサコフ / クライスラー編:アラビアの歌 ~交響組曲「シェヘラザード」よりリムスキー・コルサコフ / クライスラー編:インドの歌 ~歌劇「サトコ」よりファリャ / クライスラー編:スペイン舞曲 ~歌劇「はかなき人生」よりフォスター / ハイフェッツ編:金髪のジェニーロシア民謡:黒い瞳モンティ:チャルダッシュ※曲目が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。プロフィール【 千住 真理子Mariko Senju (Violin) 】2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位。NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。2020年は近年発見されたイザイの未完のソナタを新たに録音し、その楽曲を加えたイザイ無伴奏ソナタ全曲「心の叫び」を再リリース。春には「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.2」をリリースした。またデビュー45周年を迎え、各地で記念演奏会を行う。2021年7月に最新アルバム「蛍の光~ピースフル・メロディ」をリリース。コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り活躍。また、チャリティーコンサート等、社会活動にも関心を寄せている。著書は「聞いて、ヴァイオリンの詩」(時事通信社、文藝春秋社文春文庫)母との共著「母と娘の協奏曲」(時事通信社)など多数。・千住真理子オフィシャル・ホームページ 公演概要公演名:『千住真理子ヴァイオリンリサイタル』公演期間:2022年4月16日 (土)13:00開場/14:00開演会場:関内ホール大ホール(神奈川県横浜市中区住吉町4丁目42-1)■出演者千住真理子(ヴァイオリン) / 丸山滋(ピアノ)■主催関内ホール管理運営共同事業体■チケット料金全席指定:4,000円(税込)※未就学児入場不可 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月04日1月期放送予定の菅田将暉主演月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」に尾上松也、筒井道隆、遠藤憲一がレギュラー出演することが分かった。本作は、菅田さんが演じる天然パーマがトレードマークの主人公・久能整が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、令和版・新感覚ミステリー。今回新たに発表された3人が演じるのは、事件が起きる度に、その解決に重要な役割を果たす大隣署の刑事。月9ドラマにレギュラー出演するのは、今回が初めてとなる松也さんが演じるのは、風呂光聖子(伊藤沙莉)と同じ大隣署所属の若手巡査で、署内のムードメーカー的存在な池本優人。事件の解明もさることながら、整の多岐に渡る知識や既成概念を覆す独自の思考によって家庭不破まで改善され、その後も公私に渡って整にアドバイスを求めるようになる。月9レギュラー出演は、1994年放送の主演ドラマ「君といた夏」以来、27年半ぶりとなる筒井さんが演じるのは、同じく大隣署所属の警部・青砥成昭。冷静沈着で頭が切れ、部下からの信頼も厚い青砥だが、実は過去に誤認逮捕による冤罪事件を起こした過去が。整と関わったことで、これまで正しいと信じて来た自身の考えに疑問を持ち、過去の事件と向き合うことになる。現在放送中の月9「ラジエーションハウスII~放射線科の診断リポート~」にも出演中の遠藤さんが演じるのは、大隣署の警部補・薮鑑造。仕事を第一優先に生きて来た薮は、妻と一人息子を事故で亡くしているが、その際も捜査現場を離れられず、看取ることができなかったという悲しい過去をもつ。薮もまた、整と出会ったことで、人生が大きく変わっていくキャラクターとなっている。<キャストコメント>・尾上松也今回の作品は今まで共演したことのないみなさんとのお仕事ということもあって、すごくワクワクしました。池本はどちらかと言えばムードメーカーのような、明るい刑事です。ですが、ドラマでは刑事としての真っすぐさというところは表現しようと。決していい加減な仕事をしているのではないという、そこにひとつの芯が通っているキャラクターとして演じようと思いました。(菅田さんと共演してみて)僕は初共演になるのですが、演じていてとてもやりやすいというか、ストレスを感じることが全くない方です。収録の合間には、笑いの輪に入っているのですが、ふと気がつくと菅田さんは監督ととても真剣に話合っていて…。そういう切り替えもサッとできてしまうのもすごいと思いました。整の独特な空気感とテンポが醸し出す物語に、ぜひ惹(ひ)き込まれてください。・筒井道隆いただいた台本がすごく面白く、また原作も興味深い作品でしたので、これはぜひ出演させていただきたいとお受けしました。僕も整のように論理立てて考えたり、論破するのも好きなので…好きって言うのも変ですけど、そういう思考の人間なので、すごく共感できました。(菅田さんと共演してみて)すごい方だと思いました。収録初日にお会いした時は、菅田くんは風貌から原作の整のイメージ通りで“あっ、こういうストイックなアプローチで演じるのか”と。コロナ禍で、一見ホワッとした感じの整の言葉、繊細な分析や気づきに共感できると思います。イジメや虐待についての難しい問題などもストーリーに出てくるんですが、整のグローバルな考え方から違う視点に“気づくこと”の大切さを、ぜひ感じていただきたいです。・遠藤憲一最初にいただいた台本を読んだのですがビックリしました。全てのト書きや“…”、隅々までちゃんと意味がある、相当高度な台本だったので、まずそこに感動して、ぜひ出演したいと思ったんです。主人公の久能整が話す一言、一言が胸にズキンとくる…家族との向き合い方とか、自分にもそういうところがあるのかなぁ?と、かなり突き刺さりました。整が普段の僕たちが見過ごしがちで、考えたこともなかったような心の中を見透かしてくるような?これは視聴者の方にも、きっと共感していただけるのではないかと思います。(菅田さんと共演してみて)菅田くんは、心がとてもデリケートだということが体からにじみ出すような人ですね。だからこそ、芝居でも歌でも国民的スターになっちゃう、本当に稀有(けう)な存在なんだと思います。僕は父親のような気分で“がんばってるなぁ”と菅田くんを見ていました。「ミステリと言う勿れ」は2022年1月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年10月12日