過去2番目に暑かった2022年夏、節電自己評価は“53点”と今ひとつの結果に… 電気代の上昇が続くこの冬は、夏から2割以上の点数アップをめざすダイキン工業株式会社は、このたび全国の20歳以上の男女1,000人を対象に、「第28回 現代人の空気感調査」を実施しました。現代人の空気感調査は、“空気”に関する現代人の意識や課題を浮き彫りにし、日頃意識されにくい“空気”について多くの方々に興味と関心を持っていただくことを目的として、2002年から実施しているもので、今年で20年目を迎えます。2022年は値上げラッシュと節電の1年になりました。世界的なエネルギー価格の高騰を受け、日本では電気料金をはじめ様々なモノの値上げが続きました。過去2番目の暑さ(日本で統計を取り始めた1989年以降)と、記録的猛暑となった2022年夏には7年ぶりの節電要請が出され、節電を意識しながらも、熱中症対策としてはエアコンが欠かせない日々を過ごすこととなりました。その後も値上げの波は収まることなく、12月からは再び節電要請期間が始まります。そこで28回目となる今回の空気感調査では、夏の節電実態と冬に向けた展望、さらには20年目の空気感調査だからひも解ける、空気・空調に対する意識について調査しました。その結果、夏の節電が十分に進んでいなかったことや、この冬は夏を上回る節電意向があること、生活家電の中でも特にエアコンを上手に使うことで節電につなげたいと考えていること、そしてエアコンは暮らしに欠かせない「生活インフラ」として認識されていること等がわかりました。また、空気に対する意識は、20年前は「屋外」の空気に向けられていましたが、今は「屋内」、特に自宅の空気質に向けられていて、8割近くの方が空気・空調に対して「空間を冷やす/暖めるだけではない価値や可能性がある」という期待を持っていることが分かりました。今は感染症や病気のリスクを低減してほしい気持ちが強いものの、未来に向けては生活のパフォーマンス向上につながる空気や地球環境を良くする空調など、空気の新たな可能性への期待も高まっています。本調査の主な結果は以下の通りです。値上げラッシュで気になる「電気代」、7割超(73.5%)が値上がりを実感2022年は身の回りの多くのモノで値上げが続いています。そこで、「値上げラッシュが続く中、あなたが値上げを実感しているものは何ですか」と聞いたところ、最も多くなったのは「食料品」(86.0%)で、次に「電気料金」(72.6%)、「日用品・雑貨」(62.9%)と続きました(図1)。食料品のように毎日の買い物を通じて値上げを実感する機会がないにも関わらず、多くの人が値上げを実感している電気代について、「今年の夏、あなたのご自宅の電気料金は例年と比べてどうでしたか」と聞いたところ、7割を超える人(73.5%)が実際に「高くなった」と回答しています(図2)。中には5割以上高くなったという人もおり、電気代の高騰が家計に与える影響は大きいといえそうです。夏の節電に対する自己評価は低く、平均53.0点、 若干の男女差も見られる結果に(男性50.5点、女性55.5点)電気代が値上がりし、節電要請も出された今年の夏、人々はどのくらいの節電ができていたのでしょうか。「あなたご自身が行った節電の取り組みに点数をつけるとしたら100点満点で何点ですか」と聞いたところ、全体平均で53.0点となり、低い自己評価となりました(図3)。また、全体として女性のほうが男性より節電に取り組んでいる様子も見えました(女性55.5点、男性50.5点)。女性が家計を管理している家庭が多いというデータもあり、毎月の電気代をチェックする機会が多いことが結果に表れているのかもしれません。同時に、50代や60代以上の世代の人のほうが、節電の自己評価が高い実態も浮き彫りになっています(図4)。一般的に年齢が上がるにつれて外出の機会も減る傾向にありますが、在宅時間の増加や長年家計をやりくりしてきた結果として、より積極的に節電に取り組んでいるのかもしれません。夏の節電が100点ではない理由は「無理のない範囲で」持続的に取り組みたいから夏の節電の自己評価が低いことに対し、「あなたの節電の取り組みが100点ではないのはなぜですか」と聞いたところ、最も多かったのは「節電よりも便利さを優先して電気を使ってしまうから」でした(図5)。節電の必要性は理解しながらも、つい電気を使ってしまうというのは、とても正直な回答といえそうです。一方で、「節電をあまり意識しておらず、つい忘れてしまうから」「節電は手間がかかる/面倒なため」という人は少なく、ある程度の節電を意識しつつ、「無理のない範囲で」取り組みたいと考えている人が多いというのが実態なのかもしれません。女性の約2割(18.5%)は家族や同居人の節電への協力が不十分だと感じている節電の取り組みが100点ではない理由として、男女差が顕著に出たのが「家族や同居人の節電への協力が不十分だから」で、女性全体では約2割(18.5%)がそう感じていて、50歳以上の女性で見ると4人に1人(約25%)に達します(図6)。回答者の中に一人暮らしの方も一定数含まれることを考慮すると、家族と暮らしている女性が同居人に抱いている不満はかなり大きいのかもしれません。節電に対する自己評価も女性のほうが高いという結果になりましたが、継続的で無理のない節電の実現には、家族間の節電に対する意識の差を解消し、家庭全体での取り組みを進めることが必要といえそうです。夏のリベンジ節電!?冬の節電目標は夏から2割以上アップの65.7点夏の節電に対する自己評価点は53.0点(図3)でしたが、節電の余地を感じている人は多いのかもしれません。「今年の冬、あなたはご自身の節電の取り組みで何点を目指しますか」と聞いたところ、夏のリベンジをしたいという思いがあるのか、目標は65.7点(全体平均)で夏を2割以上、上回る結果となりました(図7)。男女別では男性が64.0点、女性が67.3点となり、女性がわずかに上回っています。世代別では年代が高くなるほど高い目標点を掲げていることが分かります(図8)。東日本大震災による電力危機が発生した2011年夏に、節電の自己採点を尋ねたところ、平均点は68.8点でした。今回の冬の節電目標は震災時に迫る高い点数であり、節電に対する関心がかなり高まっていることを伺わせる結果となりました。vol17 : この冬節電したい家電製品第1位は「エアコン」(62.6%)冬の節電要請期間(2022年12月~2023年3月末)を前に、「あなたのご自宅にある家電製品のうち、この冬節電したいと思うものは何ですか」と聞いたところ、最も多かったのは「エアコン」(62.6%)で、次いで多かった「照明」(45.3%)に17ポイント以上の大差をつけています(図9)。やはり、冬の消費電力が大きいエアコンを節電したいと考えている人は多いようです。実際に、この夏と冬のエアコンの使い方について聞いてみると、「冬のほうが夏よりも節電を意識して使用したい」という傾向が強く出る結果になりました(図10、11)。一般的に、エアコンは夏の冷房運転よりも冬の暖房運転時のほうが、消費電力が大きくなります。電気代の値上がりが続く中、冬の節電で十分な成果を出すためにはエアコンの節電が重要であり、この回答結果は良い傾向といえます。無理のない範囲で節電をするために、エアコンの上手な使い方も知っていただきながら、この冬を賢く乗り切っていただければと思います。節電はしたいが、エアコンは暮らしに欠かせない「生活インフラ」この冬節電したい家電製品の筆頭に挙げられたエアコンですが、その必要性について「あなたはエアコンなどの空調機器(空気清浄機、換気機器含む)は安全・安心・快適な暮らしに欠かせない生活インフラだと思いますか」と聞いたところ、「そう思う」(「とてもそう思う」と「どちらかというとそう思う」の計)が約9割(89.7%)に達しました(図12)。エアコンはあったら便利な生活家電という概念を超えて、無いと困る「生活インフラ」として認識されていることが分かります。エアコンを使い続けるために省エネにつながる使い方を実践したい(45.0%)生活インフラとなっているエアコンですが、その消費電力の大きさ等から環境影響を考えながら使用しないといけないことも事実です。「あなたは今後も持続可能な形でエアコンを使用していくにはどのような工夫が必要だと思いますか」と聞いたところ、運転設定やお手入れなど「省エネにつながるエアコンの使い方の実践」(45.0%)と「省エネ性能の高いエアコンの使用」(43.6%)に回答が集中しました(図13)。まずは、今あるエアコンを上手に使い、場合によっては省エネ性能の高い製品への買い替えも選択肢となっているようです。将来、2022年の値上げラッシュを振り返った時に、エアコンは私たちが快適な生活を送るうえで必要なインフラとなっており、(我慢して使わないのではなく)上手に使うことで節電につなげるものだと改めて認識するきっかけになった1年だったと振り返る日がくるのかもしれません。そして、エアコンが生活インフラと捉えられるようになった背景には、私たちの空気に対する意識の変化もありそうです。以下、20年前の調査結果と合わせて、空気に対する意識の変化をひも解きます。20年の意識変化①空気を意識する季節は、「花粉のシーズン」から「1年中ずっと」に「あなたが空気を特に意識するのはどんな季節ですか」という質問に対して、20年前(2002年)も現在も、「花粉のシーズン(2月)」が最も多くなっています(図14)。一方で、20年前は他に「若葉の頃(4月)」や「新緑の頃(5月)」のタイミングが選ばれていましたが、現在は少なくなっています。反対に今も続くコロナ禍を踏まえて設けた新たな選択肢「1年中ずっと」が花粉のシーズンと同程度選ばれています。花粉シーズンや新緑が心地よい季節に空気を意識する時代から、「1年中ずっと」空気を意識する時代になりつつあるともいえそうです。20年の意識変化②空気について気になることは、屋外空気の汚染から室内の空気質に「あなたが空気について気になることは何ですか」という質問に対して、20年前(2002年)は大気汚染や排気ガスなどが大きな社会問題となり、人々が屋外の空気汚染を気にしていました。一方で現在(2022年)は、屋外の空気がキレイになってきたことや、コロナ禍(3密、テレワークによる自宅時間増加など)の影響もあり、室内の空気質(ウイルス、細菌、アレルゲン、ニオイなど)を気にするようになっていることが分かります(図15)。実際に、「あなたは室内の空気と屋外の空気のどちらがより心配ですか」という質問に対して、20年前(2002年)は「室内の空気の方が心配」が約4割(42.9%)でしたが、現在(2022年)は半数以上(52.9%)に達しています(図16)。20年の意識変化③空気を「意識」する場所は、自然環境から自宅環境へ「あなたが空気を特に意識するのはどんな場所ですか」という質問は、良い空気、悪い空気の両面から、「空気を意識する」場所について回答できるものです。20年前(2002年)は「自宅」(26.3%)と並び、キレイな空気を吸える場所としての「山・高原・林間」(25.5%)が多く選ばれていました。一方、現在(2022年)は、全体的に学校や病院など「室内空間」の回答比率が上昇し、特に「自宅」に回答が集中(43.1%)する結果となりました(図17)。一方、山や海、公園など豊かな自然を連想させる場所は減少する傾向が出ています。このことから、20年前は空気と言えば“キレイな空気”が多くの人に意識されていましたが、今は安全・安心ではない室内の“汚れた空気”を心配しており、空気がポジティブなものからネガティブなものへと変化してきているのかもしれません。また、回答が「自宅」に集中した理由として考えられるのは、ステイホームやテレワークにより在宅時間が増えたことで、自宅の空気環境に安全・安心・快適性を求める気持ちが影響しているのではないでしょうか。危機感の裏返し!? 100年後の空気環境は「悪くなっている」(63.0%)この20年間で空気に関する意識は、屋外から室内、自宅へと移り変わりつつありますが、未来の空気環境についてはどう思っているのでしょうか。「100年後の未来の空気環境は今と比べてどうなっていると思いますか」と聞いたところ、「悪くなっている」が約6割(63.0%)で、「良くなっている」(15.0%)、「変わらない」(22.0%)を大きく上回りました(図18)。この結果は、未来を悲観的に捉えているというよりは、SDGs等への注目が集まる中、気候変動等の環境問題に今きちんと取り組む必要性があるという現状認識を示したもので、「このままではいけない」という強い危機感の裏返しと考えたほうがよさそうです。空気環境が「悪くなっている」と思う人は半数以上が「地球温暖化などの気候変動…」(61.1%)や「都市開発や人口密集」(57.3%)を挙げ、環境面の悪化が気になっているようです(図19)。一方、空気環境が「良くなっている」と思う人は半数以上が「自動車や工場の排ガス対策により…」(59.3 %)や「空気の浄化技術が発達し…」(55.3%)を挙げ、空気や空調に関する技術の発展に期待を寄せていることが分かります(図20)。空気・空調には空間を冷やす/暖めるだけではない価値や可能性がある(79.6%)空気の影響を考える前提として、そもそも空気・空調の価値についてどのように認識しているのでしょうか。「あなたは、空気・空調には単に空間を冷やす/暖めるだけではない人の暮らしや社会に貢献できる価値があると思いますか」と聞いたところ、約8割(79.6%)の人が「ある」(「あると思う」、「どちらかというとあると思う」の合計)と回答しています(図21)。空気・空調に今期待する価値は、「感染症や病気のリスクから守ってくれること」(66.4%)暮らしや社会に貢献する空気・空調の価値とはどのようなものなのでしょうか。「あなたは、空気・空調に空間を冷やす/暖めるだけではないどのような価値を期待したいですか」と聞いたところ、最も多かったのは「空気を介した感染症や病気のリスクから守ってくれること」(66.4%)で、次いで「有害なアレルギー物質(花粉、ダニ、カビ、ハウスダストなど)から守ってくれること」(58.8%)、「暮らしを健康で快適なものにしてくれること」(47.8%)が続きます(図22)。現在直面している地球温暖化やコロナ禍といった空気が関わる課題は、私たちが空気・空調と健康の関係について改めて考えるきっかけになったといえるのかもしれません。空気・空調への今後の期待は、身近な健康から地球規模の空調まで多岐に渡る「あなたは『空気で答えを出す会社』を掲げる空調メーカーに今後どのような『答え』(空気・空調)を期待しますか」という質問に対してはさまざまな回答が寄せられました。身近な「吸うだけで健康に良い空気」から、地域・地球規模の巨大空調、世界情勢を反映した「争いごとが起こらない空気」まで、空気・空調への期待は多岐に渡っています(図23)。調査概要■表題:電力料金の値上げと節電要請に関する空気感調査■調査主体:ダイキン工業株式会社■調査委託先:株式会社マクロミル■調査方法:アンケート調査(インターネット調査による)■調査期間:2022年11月2日(水)~11月4日(金)■調査対象:20歳以上の男女/全国1,000名■備考:結果の構成比は四捨五入しているため、構成比の和が100%にならない場合があります。■参考情報:リリース内にて参照している過去の空気感調査・第1回空気感調査「心地よい空気の三大理想郷は?」 (2002年6月発表)( )・第2回空気感調査「おいしい快適な空気はいくら?」 (2002年12月発表)( ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月29日電気代、節電、物価高騰、、、ショッピングを丸ごとガマンするのではなく、お買い物やファッションを楽しみながら、気分を上げて節電できたらいいな.。o Oあたたかくて、かわいくて、節電もできる。そんな (このお買い物は、節電に役立つからセーフ!)と自分に言い聞かせられるような、“節電ファッション小物” を集めました。どれもあたたかさだけでなく、肌触りや着心地が抜群のものばかりです。【1】 今シーズン、早速レビュー5つ星!斬新な発想で、今年早くも人気モノになっているのが、このルームパンツです。普通のパンツとどこが違うかお気付きですか?誰もがやりがちな、パンツの裾をビヨーンと伸ばして足先を覆おうとするんだけど長さが足りない。あの残念な防寒テクニック。そこに目をつけました。「これぞ探し求めていた商品。寝室が寒く、今まで大きなスウェットを着て足を包んで寝ていました。これは普通に家着としてもあり。」「足先を暖かくして寝る事ができました。とても気に入りました。これからどんどん活躍してくれそうです」(お客様レビュー)「生地がフワフワで気持ち良くて、毛布まとって寝ているみたいでした。腹巻でしっかりお腹もカバー、寝る時はサッとつま先まで隠せてあたたかい。」(スタッフコメント)毛布のようなフワフワ生地にお腹から足先まで包まれて寝入る幸せ。床暖房から離れてソファでごろごろする時にも◎。暖房温度を上げるかどうか悩む回数が減らせそうですね。 【ご紹介したアイテム】股下丈を長くつくったデザインで、伸ばして履けばつま先まですっぽりカバー。靴下を履かなくても足先の冷え対策ができる裏起毛ルームパンツです。⇒ つま先まで隠れる 腹巻付 あったかルームパンツ/kauliina カウリーナ 【2】 寒さを忘れられる、もちはだシリーズお腹や腰に、貼るカイロをペタペタ。靴下1枚では心許ない爪先の冷え。寒いところをなくせる。いつもよりポカポカで過ごせる。寒がりさんに選ばれているシリーズが、この「もちはだ×ボンモマン」なんです。1970年、兵庫県の地場産業である靴下編み機を改良することで生まれた「もちはだ」。オリジナルの起毛技術により、もっちりフワフワ、抜群の保温性とやわらかな風合いが特長です。もちはだは、ただ暖かいだけではないんです。汗をかいても蒸れにくく(←腹巻きパンツと靴下には嬉しいですよね!)、洗濯機でお手入れラクチン。一度履いたら忘れられない、門外不出技術の起毛ウェア。「もちはだ」があれば、去年の冬よりも寒さを感じなくなって、床暖房やカイロに頼りすぎない冬を迎えられそうですね。 【ご紹介したアイテム】おへそから太腿まですっぽり覆える履く腹巻き。裏起毛で厚みがあり、レギンスのようなストレッチ性も快適。ボンモマンコラボによる当店限定デザインです。⇒ もちはだ×bon moment 腹巻パンツ 裏起毛 日本製/ボンモマン 【ご紹介したアイテム】内側が起毛素材になった、アンクル丈のルームソックス。つま先から足首まで包んでくれて、冬の冷え性対策にもぴったりです。⇒ もちはだ×bon moment ルームソックス 裏起毛 アンクル丈 男女兼用 日本製/ボンモマン 【3】 見られて恥ずかしくないインナー対決捨て時に悩む、防寒インナー。ちょっとヨレヨレしているのを着続けていませんか。(私もです。)そこで、今年こそ買い替えたい、機能美インナーのご紹介です。天然素材メインの肌への優しさVS吸湿発熱。どちらのタイプがお好みでしょうか?コットン95%、着る保湿インナー・化繊が苦手な方へ、綿95%の優しさ。・美容液のような成分配合、しっとり保湿。・快適なストレッチ性、薄すぎず防寒。ただ着るだけの防寒ではなく、保湿までできるんです。肌着らしいナチュラルな肌触りは、冬の乾燥肌ケアにおすすめです。 【ご紹介したアイテム】お肌にやさしい成分を、たっぷりと生地に配合。綿95%の柔らかな生地は、化繊にありがちなチクチク感も気になりにくく、冬の乾燥肌・敏感肌にも安心です。⇒ 着る保湿クリーム ストレッチ天竺インナー クルーネック/ハイネック 1枚でも着られる、ロングシーズン対応・ 1枚で着てもピタピタしすぎない、ゆる設計。・ 表情のあるテレコ&シルキーな風合い。・ 吸湿発熱加工で、じんわりポカポカ。ファッション性とあたたかさを兼ね備えたインナーは、1枚持っておくと、「首元もおしゃれなデザイン、重宝すると思います。」「手持ちの服に合わせやすく、春先まで長く使えそうです。」お客様レビューでも高評価です! 【ご紹介したアイテム】レイヤードのインナーとしても、1枚でも着られる薄手のリブタートルネック。ワンピースやサロペットとの重ね着にもおすすめ。吸湿発熱のさり気ないあったか素材です。⇒ 吸湿発熱 滑らか触りのテレコリブカットソー タートルネック ハイネック/kauliina カウリーナ 【4】 ふわふわリッチなアームウォーマー家でも外でも、甘えたくなるカシミヤの肌触り。目指したのは、大人が似合う洗練されたアームウォーマー。こんなアームウォーマーを日常使い。お出掛けだけでなく、朝のゴミ出し、自転車送迎、おつかい、コンビニへコーヒー買いに行ったり、洗濯物を干したり。スマホ操作もできて、手袋未満の使い勝手の良さが魅力です。在宅ワークで、マウス操作する手が冷えっ冷え。夜更かし読書でエアコンひとり占めが気になる室内でも。そんな時にもこのアームウォーマーが役立ちます! 【ご紹介したアイテム】腕をどちらからでも通せる、2wayの指なし手袋。スマホ操作は勿論、読書や在宅ワーク、家事などの作業もつけたままOK。ウールとカシミヤの暖かくやわらかな生地です。⇒ カシミヤ混 2wayで使えるアームウォーマー 手袋/Agreable アグレアーブル 【5】 カーディガンよりもストール派になりそう家でちょこっと羽織るモノの定番といえばカーディガン。でも、袖のフィット感、脇の締め付け、お洗濯の手間が気になるのよね、という方へ。おうちストール、ございます。・デロデロしすぎない絶妙なサイズ感です。・膝掛けにもマフラーにもなる。・インテリアに馴染みやすいカラー。起き抜けの寒さ、朝夕の冷え込みに、サッと羽織れば優しい温もり。気付けばルームウェアの相棒のようにすぐ手に取りたくなる1枚。コンパクトに畳めるのも好感度高めです。 【ご紹介したアイテム】ちょっと肌寒いときに、サッと羽織れるアイテムを身近に置いておくと便利。お家やオフィスで気軽に羽織れる、軽い掛け心地のニットストールです。⇒ bon moment ポケット付 体に馴染むニットストール/ボンモマン いかがでしたか?エアコン温度を下げるボタンを押すのもためらってしまうこの冬。電気に頼りすぎない機能派(しかもかわいい)ルームウェアを着て、ぽかぽかと寒さを忘れて気分よく過ごせたらいいなと思います。温もりに包まれながら、在宅オシャレを楽しみたいですね。 T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2022年11月11日大阪ガス株式会社は利用者のライフイベントに合わせ、快適でエコな生活を後押しする電気料金・サービス「応援プラン」を10月より新設し、国の節電プログラム促進事業と合わせて独自の節電応援キャンペーンを実施します。63.2%が「光熱費の値上がりが気になる」燃料価格の高騰、インフレの加速など、昨今の経済状況に頭を抱えている人も多いのでは。大阪ガスが全国20代~60代の男女500人を対象に行った調査によると、「最近の生活において値上がりが気になるもの」を聞いた質問に対し、「普段の食費」(74.6%)、「光熱費(水道、電気、ガス)」(63.2%)という回答が多くあげられました。電気代の値上がりに対しどう対応するかという質問には、「より一層節電に努める」(40.2%)、「他の固定費と併せて調整し、固定費全体を増やさないようにする」(19.0%)という答えが大半を占め、光熱費をできるだけ抑えようと考えている人が多いことがわかりました。大阪ガスの新たな3つの「応援プラン」大阪ガスではそういった状況を踏まえ、エネルギーの使用量が大きく変わるライフイベントに合わせて快適でエコな生活を後押しすべく、電気料金・サービスとして「応援プラン」を新設しました。◆電気料金メニュー:生活応援プラン・引越しなど新生活を始める人におすすめの料金メニュー。・ガスとセットで契約すると新生活セット割により電気基本料金がずっと無料。さらに新生活に役立つ特典を 3,000 円分、スマイLINK TV Stick3カ月無料をプレゼント。*同社電気料金メニューからの変更は特典の対象外◆電気料金メニュー:ファミリー応援プラン(12月受付開始予定)・電気を比較的多く使う家庭におすすめの料金メニュー。・ファミリー世帯など電気使用量が多くなりがちな家庭なら従来の当社料金メニューよりおトクで、さらに特典もプレゼント。(詳細は公式サイトにて告知予定)◆ソーラー応援プラン自家発電した電気を固定単価で利用できる「スマイルーフ」に、さらに特典3,000円分、スマイLINK TV Stick3カ月無料の特典がついておトクになるサービス。*大阪ガスの電気の契約が必要ですさらに、大阪ガスでは節電応援キャンペーンを実施。キャンペーンに参加のうえ、スマイLINKに無料登録すれば、国の節電プログラム促進事業による参加特典2,000円分に、大阪ガス独自の特典1,000円分を加えた特典3,000円分(スマイLINKボーナス)が付与されます。なお、スマイLINKに登録しない場合でも、国の節電プログラム促進事業による参加特典として、2,000ポイント(マイ大阪ガスポイント※)が付与されます。※ポイント付与対象となるのは、クレジットカード払いもしくは口座振替の契約者のみです。詳細は公式サイトをご確認ください。6,000円分のポイント付与!オトクなプラン例を紹介大阪ガスの新プランを利用した場合のオトクな例を紹介します。例えば、10月3日から受付開始した「新生活応援プラン」に年内中に申し込むと……・ガスとセットで契約すると電気基本料金がずっと無料!・新生活に役立つ家電や日用品、食料品などを購入できる「スマイLINK」で使えるポイント3000円分+国の節電プログラム促進事業による2000円分のポイント+大阪ガスからの特典として1000円分のポイント=合計6000円分のポイントを付与!・テレビにさすだけで動画や音楽が楽しめる「スマイLINK TV Stick」の有料プランが3か月分無料!といった特典が受けられます。※ただし、利用できるのは近畿2府4県を中心とした地方在住の方となります。この冬は光熱費も高騰しそう。それに備え、今から「電気代やガス代が安くなるサービス」を探して乗り換えておくと安心です。電気やガスの乗り換え自体はとても簡単。支払先が変わるだけなので、立ち合いは必要ありません。節約に向けて、さっそく動き出しませんか。【参考】※大阪ガス公式サイト
2022年10月13日こんにちは。ぐっちぃと申します。「 双子を授かっちゃいましたヨ 」という現在、中学1年生の双子絵日記を描いています。毎日暑い日が続きますね。夏休みも突入して家に子どもたちもいるなか、なるべく節電したい我が家で実践している3つの節電方法を紹介したいと思います。1.テレビは極力つけないようにするネットで調べた程度の知識ですが、テレビの消費電力よりパソコンのほうが安いそうなので(もちろん機種によってさまざまだと思います)、見たい番組はテレビを録画するより配信サービスを利用したりしています。CMが少ないのも嬉しいですね。テレビにつないでしまうと結果的に節電ではなくなってしまうので、ちょっと保留中です。あと、娘たちもそこまでテレビも見ないしな……というのもあります。2.午前中の涼しい時間帯は、扇風機でがんばる最近は起きた時間から暑くて「涼しい時間帯」というのはないのかもしれませんが、一応耐えられるまでは扇風機を使っています。風がぬるくて気持ち悪いときは扇風機の前に保冷剤を置いて、風がそこを通っていくように工夫しています。これが思ったより涼しい気がする!とにかく風の通り道に保冷剤を置くことをおすすめします。3.とにかく脱ぐ当たり前っちゃ当たり前なんですが、身に着けているものが少なければ少ないほど涼しい。家族といえども、さすがにわがままボディをさらすのは恥ずかしいので時間を選ぶのですが、「タンクトップやキャミソールにハーフパンツ」といった姿でいるとだいぶ涼しいです。宅配やご近所の方が、こういうときに限って来たりするんですよね。そんなときはさっと着替えられるよう、パソコンの近くにまともな服を置いています。─おまけ─家族がいるときはTシャツを着るのですが、袖があるのとないのとでは体感温度が違う! で、よく袖まくりをしてるんですが、袖、すぐ落ちてきます。そんなとき、肩と袖のはじっこにボタンをつけて、まくった際に留めておくと落ちてこなくてノンストレスです。ちょっと縫う手間がかかるけど、よかったらおためしあれ!少しでも夏を涼しく快適に感じられるといいですね。夏休みがんばりましょうね。おわり
2022年07月28日涼しく過ごしたいけれど、電力消費と電気代も気になるいよいよ始まった夏本番、猛暑日を早くから観測するなど、今年の夏も暑く過ごしにくい夏になりそうです。外出時は仕方ないけど、せめて家にいる時くらいは快適に過ごしたいですよね。ですが、跳ね上がる電気代も気になるし、このところ懸念されている電力のひっ迫問題も気になるところ。エアコンは使わずにはいられないけれど設定温度をなるべく高くしつつ、快適に過ごせる工夫をまとめてみます。快適に過ごすためのちょっとした工夫部屋に入る光を調節する起床後は一旦開けるカーテンやブラインドを太陽の動きに合わせて閉めるなどで、ある程度室温の上昇が抑えられます。サンシェードや植物などで窓の外から遮る方法もありますが、それらが難しい場合は室内から調整を。画像は、ブラインドを斜めにして上からの太陽光を遮っているところ。光を入れつつ、微調整ができるブラインドは夏も本当に便利です。その他、西の窓は早くカーテンを閉めるなどの対策でも室内の温度が上がり過ぎるのを防いでいます。保冷剤に触れる凍らせた保冷剤をよく使います。いろいろ使いましたが、手のひらサイズが一番使い勝手がよく便利でした。手に持っているだけでも涼を感じるほか、首の側部や後部に時々軽く当てるだけでも涼しく感じます。体温を下げたい時に首の動脈近くに使うのも効果的。低温やけどを予防するためにガーゼハンカチなどを巻いて使用しますが、その前に透明なフィルムで包んでおくことで結露が防げます。サーキュレーターを活用近年は小さな卓上タイプも多く発売されているので、リモートワーク空間に使ったり移動するたびに持ち歩きます。その他、床に置くサーキュレーターを活用し、冷たい風が溜まりやすい床付近の冷気を循環させるようにしています。エアコンを背に向けてリビングに広く冷気が届くようにしながら、時折OFFにして使いっぱなしにも気をつけています。手や足を水で洗う流水で体の末端の温度を下げます。動脈が通っているところを冷やすと体温が下がるので、手なら手首まで、足なら足の甲まで。さっぱりと気分もリフレッシュするのでおすすめです。外気温により水自体の温度が上昇している場合は氷を入れたり、前述した保冷材を時々当てるなどでも随分変わります。メントール成分の入った塗り薬でリフレッシュ慢性的な肩こり用に常備している市販の塗り薬は、メントールが配合されているのですっきり感も高いものです。肩こりの傷みを緩和しつつ、す~っと感じる爽快感は、暑い夏にとても有難い存在です。ミント、レモン、氷で爽快に糖分の入ったジュースは余計にのどが渇くのであまり飲みませんが、レモン水、ミント水などはよく飲みます。口の中からの清涼感と香りから感じる清涼感、見た目にも涼しく感じられるのでおすすめです。視覚温度も下げる元々白ベースの部屋ですが、夏になるとより白を多くします。毎年本格的に暑くなる前に飾っているものを減らすなど、ものも少なめに調整して見た目にすっきりと感じられる配置換えもして工夫をしています。無理せず節電しながら夏を乗り切るまだまだ続く暑い夏。熱中症に注意をしながら、無理をしない程度の工夫で少しでも快適に夏を乗り越えられればと思っています。
2022年07月24日猛暑のなか行われている節電要請。一歩間違えれば、熱中症で命を失いかねない状況となった責任はどこにあるのか?その裏に政府のずさんなエネルギー政策があった。全国各地で記録的な暑さを観測した6月下旬。関東甲信の梅雨明けが発表された同月27日には、東京電力管内に「電力需給ひっ迫注意報」が初めて発令された。今夏の電力不足への懸念が高まるなか、政府は7月1日から全国規模で「節電要請期間」(9月末まで)をスタートさせている。岸田文雄首相(64)は、節電に協力した家庭に2千円分のポイントを付与する「節電ポイント」を始める方針だが……。経済学者で、同志社大学大学院の浜矩子教授がこう語る。「東日本大震災から電力政策を見直すチャンスが幾度もあったにもかかわらず、岸田政権を含む歴代の政権が、なんら手立てを講じてこなかったのが今回の電力ひっ迫で露呈しました。節電ポイントなどの場当たり的な対応で、本質的な問題をごまかしているといっていいでしょう」しかし、エアコンをつけっぱなしでなければ過ごせないこれだけの酷暑。電力不足もしかたがないと思う人も多いのではないだろうか?「世界各国で異常気象は起きていますが、そのせいで電力不足になっているのは日本ぐらいです」そう語るのは、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長だ。そもそも「節電要請期間」は今回が初めてではない。2015年夏にも関西電力や九州電力の管内で電力供給が厳しくなったことから実施されている。つまり、7年前から猛暑時の電力不足の問題は顕在化していたにもかかわらず、有効な手は取られなかったことになる。■エネルギー高・円安で厳しくなった火力発電の経営電力が不足している背景には、全国で火力発電所の廃止や休止が続いていることがあるという。2016年から2020年までの5年間だけで、原発10基分にあたる約1千万キロワットの発電量が、火力発電所の休廃止で失われている。「火力発電所が“もうからない発電所”になったことが要因です。燃料となる石炭・石油・天然ガスの価格そのものが上昇したことと、さらに政府が行ってきた円安政策によって、燃料を輸入し、発電するためのコストが高騰したのです」(浜教授)電力会社としてはコストの高騰分を電気料金に転嫁して回収したいところだが、利用者の負担が大きくなりすぎないように、燃料価格の上昇分を料金に上乗せできる上限は法令で定められている。「その結果、火力発電の利益は少ないので、老朽化した発電所は休廃止されてしまう。また、新規発電所の増設や改修などの設備投資も行われにくい。こうして発電量が失われてきたのです。株価さえ高ければいいというアベノミクスにはじまる量的緩和で円安を推し進めてきたことが、このような事態を招いているのです」(浜教授)
2022年07月07日例年よりひと足早く夏が訪れ、連日の猛暑日。にもかかわらず、TVやネットでは毎日のように「節電」が呼びかけられていますね。電気は大切だけど、節約しすぎて熱中症や夏バテになっては大変。そこで今回のコラムのテーマはズバリ、「無理をしない節電」です。電気を使わずに涼をとったり、電気のムダを省いたり。そんな、がんばらなくても省エネにつながるアイテムを集めてみました!【1】サーキュレーターで快適に空気をまわそう冷房の設定温度を1度あげると、電気を10%節約できるといわれています。そこで活躍するのがサーキュレーター。涼しい空気を効率的に部屋にまわすから、設定温度をあげても快適さはそのまま。冷房と併用することで暑い日もグッと過ごしやすくなるんです。Stadler Form(スタドラフォーム)のサーキュレーターは、コロンと丸い形にヴィーガンレザーがアクセント。高いデザイン性に目がいきがちですが、本当にスゴイのはその機能性。◎上下左右の3Dスイング◎最大8m先まで届くパワフルさ◎なのに電気代は1日約4円アンジェが取り扱うサーキューレーターの中で、いちばんの省エネモデル。お部屋の換気や部屋干しなど、冷房シーズン以外でも活躍しますよ。 ・スタドラフォーム レオ サーキュレーター ホワイト 【2】夜間に充電して日中を涼やかに夜のうちに充電しておいて、電力不足になりやすい日中に備える。そういう電気のやりくりも、この夏は意識したいところです。「どうしても暑い!」という時に頼りになるのが、BLUEFEEL(ブルーフィール) コードレス扇風機。USBから充電でき、フル充電で約6時間(中風モード)の連続稼働が可能です。コンパクトに見えますが、高さが最大52cmまで伸縮するのでリビングファンのように使うことも。料理、お風呂上り、デスクワーク、アイロンがけなど、必要な時にコンセントを気にせずどこでもサッと涼風を。イザという時の備えにも◎です。 ・ブルーフィール コードレス扇風機 BARSET 4D 【3】首のうしろを冷やして熱中症予防熱中症を予防するには、太い血管が通っている首の後ろを冷やすのが効果的。そこで、電気を使わず首元をひんやり冷やすこんなアイテムたちはいかが?NASAが開発、28度以下で凍る不思議リング今年ひんやりグッズ界を席巻しているクールリングSUO 28°。中身はNASAが開発した特殊なひんやり素材で、冷たい水につけたり、クーラーボックスに入れるなど、28度以下の場所におけば、わずか10〜15分で凍ります。◎つめたすぎない体に優しいひんやり感◎結露しないから洋服が濡れる心配ナシ◎家族で使える3サイズ展開子どもとの公園遊びに、料理に、集中したい仕事中に。外はもちろん家の中でもどんどん使ってください。 ・クールリング アイスリング ネック用 SUO 28°ICE 28℃で凍る ・キッズ クールリング アイスリング ネック用 SUO 28°ICE 28℃で凍る 水だけでこのひんやり感。「アイスタオル」でクールダウン「濡らす・絞ぼる・振る」のたった3ステップでキーンと冷えるアイスタオル。ファッションの一部として違和感のないニュアンスカラーも好評です。「本当に冷たい」「汗を吸ってもパンパンと振ればまたひんやり」「首回りの日焼け防止によさそう」「デザインのおかげで街中でも気になりませんでした」(商品レビューより)大人用はロングストール風、キッズ用はクルッと巻きやすいバンダナ風。親子リンクコーデもお楽しみいただけます。 ・bon moment 熱中症&紫外線対策に ひんやりアイスタオル ポーチ付き/ボンモマン ・キッズ ひんやりアイスタオル ポーチ付き/kukka ja puu クッカヤプー 【4】ごはんは保温するより美味しく保存実は炊飯器の保温は、意外と電力を消費しているってご存じでしたか?ダラダラと保温するくらいなら、炊き立てをサッと保存して、おいしさも節電も叶える方が賢い選択かも。炊き立ての味が復活する現代版のおひつまるで北欧食器のような佇まい。昔からの暮らしの道具であるおひつが、今はこんなにオシャレに変化しているんです。炊飯器からごはんを移して、冷めたら冷蔵庫へ。食べる時にレンチンすれば、まるで炊き立てのような味わいに。そのまま食卓で使えるから、洗い物の手間も省けます。 ・おひつ OHITSU 2個セット/KURASHI meister 【一部アンジェ別注 】 翌日ごはんを、もっちり美味しく普通に保存すれば翌日には表面が固くなってしまうごはん。それが、この万古焼のおひつに入れるとアラ不思議。時間が経っても、レンジで温め直せば艶々モチモチ〜。ヒミツは陶器ならではの無数の気孔。ごはんの水分量を調節するほか、黄ばみや臭みも防いで風味をキープしてくれます。一膳分ずつ保存できるから、忙しい朝もチンだけでスムーズに食事の支度が整いますよ。 ・翌日のごはんを美味しくおひつ一膳TOJIKITONYA お米マイスター監修の冷凍ごはん容器冷凍ごはんでありがちな、温めムラやべチャッと食感というプチストレスを解消!冷凍ごはんのための専用保存容器、その名も「極」。お米マイスターが監修したというこちら、そのお味はラップで包んだ冷凍ご飯とは雲泥の差。「以前は違うタイプのごはん専用容器で冷凍していたのですが、お味が全く違います。」(あきたこまち様)ごはん好きさんにこそ、ぜひ使ってみてほしい。きっと違いに驚くはず。 ・マーナ 極 冷凍ごはん容器 2個入り/MARNA 【5】冷蔵庫の開閉回数を減らそう子どもが夏休み入った途端、麦茶にジュースと、パタパタ、パタパタ、ひっきりなしに行われる冷蔵庫の開け閉め。これ、何とかできない?実は冷蔵庫は、年間を通していちばん電気を消費している家電なんです。だから開閉回数を減らすだけでも立派な節電対策に。そこで役立つのがリバーズのサーモジャグです。容量はたっぷり1.2L&最長6時間の保冷効果。食卓に出しっぱなしにして各自で注ぐスタイルにすれば、節電しながら水分補給もバッチリ。「すごく使いやすくて、夏休みの子供たちが自分でお茶を飲めるようになりました。」(ご購入者様)ドリンクを準備してあげる手間がなくなって、ママの家事もはかどる〜。 ・リバーズ サーモジャグ キート 1200ml/Rivers【送料無料】 いかがでしたか?がんばりすぎず、環境にも自分にも優しい節電生活。今年の夏は省エネアイテムを上手に取り入れて、熱中症や夏バテ対策をしてみてください。 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2022年07月05日東京エリアの電力需給がひっ迫するとして、初となる『電力需給ひっ迫注意報』が発令された、2022年6月27日。各地で猛暑日を記録しており、エアコンの使用率が高まるため、無理のない範囲の節電が求められています。そんな中、同日放送の情報番組『news every.』(日本テレビ系)では、発令された『需給ひっ迫注意報』について特集。経済産業省が推奨する無理のない節電の例を、日本テレビの近野宏明解説委員が紹介しました。その1つが、テレビを省エネモードにするほか、見ていない時は電源を消すというもの。これに対し、解説を聞いていた同局の藤井貴彦アナウンサーから、『自虐』ともとれるツッコミが飛び出したのです。「節電なさってる方は、今このテレビを見ていらっしゃらないと思いますんで」news every.ーより引用近野解説員が、しばし言葉につまってしまった、藤井アナのツッコミ。放送後、番組中での藤井アナの発言がネット上で大きな反響を呼んでいます。・さすが。ここまでいうのは、なかなかできない。・つい笑ってしまいました。・藤井アナ、攻めるなぁ。無理のない節電は、使用していない照明を消したり、明るさを落としたりなど、ほかにもあります。とはいえ、藤井アナのツッコミに、ほかの出演者も笑うしかなかったようです。[文・構成/grape編集部]
2022年06月28日夏場におけるエアコンの電力消費と節電に関する意識調査を実施、6月の環境月間に、省エネ・節電、環境貢献につながる「上手なエアコンの使い方」を紹介ダイキン工業株式会社は、6月の「環境月間」に合わせ、全国約500名の男女を対象とした「エアコンの電力消費と節電に関する意識調査」を実施しました。今年の夏は、発電所の休止や燃料の調達リスク、電力需要の増加などにより、電力需給のひっ迫が懸念されています。政府が企業や家庭に対して全国的な節電を要請するなど、消費電力を抑える必要性がこれまで以上に高まっています。実は、夏の日中(ピーク時)における家庭の消費電力の約6割をエアコンが占めており、エアコン使用による消費電力増や環境への影響は無視できません。電力需給のひっ迫に加え、昨年来、電力料金の値上げが続いていることも踏まえ、本調査を実施しました。今回の調査で「電力需給のひっ迫や電気代の上昇を踏まえ、この夏、昨年よりも省エネ・節電に積極的に取り組みたいと思いますか?」と尋ねたところ、約9割もの人が「取り組みたい」と回答し、省エネ・節電への意識の高さが明らかになりました。一方で、「昨年以上の省エネ・節電のために具体的な取り組みのアイデアがない」という人は約7割にのぼり、多くの人が対策に頭を悩ませている実態も浮き彫りになりました。中には「省エネ・節電のためにエアコンの使用を我慢しようと思うことがある」という人も半数以上いました。エアコンは、快適で健康な暮らしには欠かすことができない生活インフラともいえます。特に、今年の夏の気温は「平年並みか高い」と見通されている中、電気代、電力需給ひっ迫等を理由に、無理してエアコンの使用を控えることは、熱中症等を引き起こすリスクにもつながります。今回の調査結果と合わせて、消費電力や環境負荷を抑えながらも快適で健康的に過ごせる「上手なエアコンの使い方」をご紹介します。今年の夏、電力需給ひっ迫の恐れがあることを約7割の人が認識! 値上げが続く電気代に、約8割の人が家計への負担の高まりを感じている「今年の夏、電力需給がひっ迫する恐れがあることを知っていますか?」との質問に、約7割(65.8%)の人が「知っている」と回答しました。また、「電気代上昇によって家計への負担の高まりを感じていますか?」との質問には、約8割(78.9%)の人が「感じている」と回答し、多くの人がこの夏の電力需給や電気代を意識していることが明らかになりました。資源エネルギー庁によると、今年の夏、電力の安定供給に最低限必要な予備率3%を確保できる見通しとしつつ、猛暑など不測の事態が起きた場合に、東北から中部エリアにおいては予備率を3.1%と予想するなど、非常に厳しい見通しとなっています。政府は、企業や家庭に対して全国的に節電を呼びかけており、消費電力を抑える必要性がこれまで以上に高まっています。この夏に昨年よりも省エネ・節電の取り組みを実施したい人は9割! 一方で、昨年以上の省エネ・節電の工夫にどうすればいいのかわからない人も「この夏、昨年よりも省エネ・節電に取り組みたい」と回答した人は約9割(90.7%)と、大多数の人が省エネ・節電に積極的であることがわかりました。電力需給のひっ迫や、電気代の値上がりを背景に、この夏に向け、省エネ・節電に対する人々の意識は大きく高まっているようです。省エネ・節電に積極的に取り組む理由を聞いたところ、約8割(81.3%)の人が「家の電気代上昇を抑えるため」と回答し、他の項目を大きく抑えて最も多い結果となりました。節電要請に応えたい気持ちや、近年高まりつつある環境への意識がありつつも、現状では日常の生活と密接にかかわる「電気代の上昇」を強く意識している人が多いようです。それでは、人々はどのよう省エネ・節電に取り組んでいこうとしているのでしょうか。「昨年以上の省エネ・節電のために、具体的な取り組みのアイデアはありますか?」との質問には、「ない(どうすればいいかわからない、これから考えたい)」と回答した方が約7割(67.1%)という結果となりました。近年の省エネ、環境意識の高まりの中で、すでにさまざまな形で省エネ・節電の工夫している人も多いことが考えられます。昨年以上の節電が難しい中、今まで取り組めていなかった新たな節電術に関する情報のニーズは大きそうです。消費電力が大きいと感じる家電1位は「エアコン(74.7%)」 夏場の消費電力の約6割をエアコンが占めているが、 約8割の人はエアコンの消費電力を少なく見積もっている夏の電力需給に影響の大きいと考えられるエアコンの消費電力について、一般の方々には正しく理解されているのでしょうか。「夏場、一番消費電力が大きい家電」として約7割(74.7%)の人が「エアコン」と回答し、最も多い結果となりました。一方で、夏場の日中(ピーク時)におけるエアコンの消費電力の割合を「5~6割程度」と正しく回答できた人は約1割(約13.7%)と少なく、昨年同じ質問をした際 (13.4%)と大きく変わりませんでした。まだまだ多くの人がエアコンの消費電力を少なく見積もっているようです。エアコンの消費電力について正しい知識を身に着けることが、節電と環境貢献への第一歩かもしれません。資源エネルギー庁の調査によると、夏の日中(14時ごろ)の一般家庭における電力消費は、照明や冷蔵庫を抑え、エアコンが最大(58%)で約6割を占めていると言われています。さらに、以前は、電気使用量は年間を通じてほぼ一定だったのが、近年、季節によってその差が拡大しています。夏と冬に電気使用量のピークを迎えていることから、季節によって使用頻度が大きく変わるエアコンも、夏場の電力需給に与える影響は大きいと考えられます。省エネ・節電のために夏場のエアコン使用を我慢しようと思うことがある人は 半数以上!無理なく省エネ・節電に繋げるエアコンの上手な使い方とは?家電製品の中で、夏場の消費電力が一番大きいと多くの人に認識されているエアコンですが、電気代や環境影響等を配慮されているためか、「省エネ・節電のために夏場のエアコン使用を我慢しようと思うことがある」と回答した人は約6割(64.7%)と、半数以上にもおよぶ結果となりました。また、夏場のエアコンを使用する際に、省エネ・節電のための上手な使い方として工夫したいことを尋ねたところ、「設定温度を少し上げる(控えめにする)」と回答した人が約7割(66.3%)と最も多い回答となりました。一方で「定期的にエアコンのフィルターを掃除する(32.7%)」、「室外機の吹き出し口周辺に物を置かない(13.1%)」など、その他の工夫ポイントについては1~3割程度の実施にとどまっており、まだまだ工夫の余地は大きいと言えそうです。これからこうした節電術が多くの人に取り入れられることで、無理のない省エネ・節電習慣になっていくことが期待されます。近年、気温は上昇し続け、それに伴い真夏日や猛暑日、熱帯夜を記録する日は増え続けています。エアコンなしで夏を過ごすことは考えられないほど、エアコンは健康で快適な暮らしには欠かすことのできない生活インフラとなっています。当社は、この環境月間をきっかけに、エアコンを上手に使いながら、環境負荷を抑えるだけでなく、省エネ・節電にも繋がる効果的なエアコンの使い方を紹介しています。これらも参考に、この夏をうまく乗り切っていただきたいと考えています。<調査概要>調査名:エアコンの電力消費と節電に関する意識調査調査期間:2022年6月2日(木)~6月5日(日)調査対象:全国の男女526名調査方法:スマートフォンリサーチ<参考ページ>ダイキン エアコン節電情報 ダイキン 空気の困りごとラボ 上手なエアコンの使い方~夏の冷房編~フィルターを一年間掃除しないと、約25%も電気代がアップエアコンは、室内機が周囲の空気を取り込み、室内機の中で温めたり冷やしたりして室内に戻すことで室温をコントロールしています。室内機の中にあるフィルターは、室内機が取り込む空気の中に漂うホコリを止める役割をしています。フィルターにホコリが堆積すると、室内機を通る空気の量が減り、室温が設定温度に到達するまでに時間がかかり、その分、無駄な電力の消費につながります。そのため、2週間に1回のフィルター掃除をおすすめしています。なお、フィルターを一年間掃除しないと、約25%の電気代の無駄につながる場合もあります室外機周辺の空気の流れを確保して、高温になることも避ける室外機の吸込口や吹出口がふさがれると、エアコンに負荷がかかってしまいます。エアコンの運転効率が下がることで、消費電力が上がり、電気代も上がります。室外機にカバーをかけたり、室外機の周辺に荷物を置いたりせず、室外機周辺の風の流れを妨げないようにしましょう。また、室外機周辺が高温になった場合も、エアコンの運転効率が下がることがあります。夏場、直射日光で室外機の周辺が熱くなってしまう場合は、日影が作れて風通しも良い「よしず」などを、室外機から1メートルほど離れたところに立て掛けることも効果的です。30分程度の外出や、定期的な窓開け換気時、エアコンは「つけっぱなし」エアコンは、電源を入れてすぐの時など、設定温度をめざして室温を大きく変化させているときに多くの電力を消費します。一方、設定温度に到達後、室温を維持するための電力は少なめです。エアコンのスイッチをこまめにオンオフすると、室温を大きく変化させるタイミングが増え、その分エアコンに負荷がかかり、消費電力も増加します。多くの場合、30分程度であればスイッチを切るよりも、つけっぱなしにしておいた方が消費電力を抑えられます。なお、定期的な窓開け換気をする場合でも、つけっぱなしをお勧めします。当社が行った実験では、30分に5分の窓開け換気のたびにエアコンの電源を小まめにオンオフにするよりも、エアコンをつけっぱなしにした方が、電気代が1日で約45.7円(1カ月換算で約1,371円)低くなる結果となりました。電気代節約のためにはエアコンの風量は「自動」が正解エアコンの風量は「自動」がおすすめです。ファンの回転音が静かで節電のイメージのある微風や弱風ですが、風量が少ないと設定温度にするまでに時間がかかり、その分、無駄な電気代がかかってしまうこともあるので、風量は「自動」にしておくことが効率的です。〔お問い合わせ〕ダイキン工業株式会社コーポレートコミュニケーション室大阪(06)6373-4348/東京(03)6716-0112 prg@daikin.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月09日オフィスの節電対策に大容量ポータブル電源が最適株式会社アピロス(本社:東京都港区)は、超大容量2,258Wh、瞬間最大出力4,000Wのポータブル電源「SABUMA(サブマ)S2200」を6月9日からインテックス大阪にて開催される【防犯防災総合展2022】に出展いたします。大容量・大出力のポータブル電源でオフィスの節電対策今年の夏は電力需要のひっ迫に備えるため、7年ぶりに国から節電要請が出ていますが、そういった状況で活躍するのが大容量・大出力のポータブル電源です。瞬間最大出力4,000W(定格2,000W)のSABUMA S2200であれば、冷蔵庫やポータブルクーラー、扇風機などほぼ全ての家庭用電気製品が使用可能です。また、バッテリー容量が2,258Whと大容量のため、電気を多く使用する日中の間にポータブル電源を使用して電気製品を動かし、電力消費が少ない夜間などにポータブル電源を充電しておくことで節電対策になります。企業のBCP対策としても活躍防災面においては、企業のBCP対策として現在ポータブル電源の注目が増えています。SABUMA S2200は、放電ロスが年間わずか5〜10%程度のため、電池残量が減りにくく長期保管に適しています。また、充電時間がスマホの充電よりも速いたった2.5時間でフル充電が可能です。その他、パススルーモードで機器に給電することで、停電時に止まってしまうリスクが軽減されます。また、一般社団法人 防災安全協会が定める「防災製品等推奨品」として認証されているため、災害時に安全かつ有効に活用することができます。企業向けにリースサービスも提案オフィスやクリニックなどBCP対策を検討されている企業向けにリースサービスのご案内も会場にて展開しています。リース期間は4年〜6年。ポータブル電源S2200を1台リース期間5年の場合、たった月々4,700円(税別)から大容量ポータブル電源を導入することが可能となりました。【主な特徴】・空間調和を突き詰めた美しいフォルムと配色・圧巻の大容量2,258Wh / 定格出力 2,000W(最大4,000W)・2.5時間の急速充電(中速 3.5時間、低速 6.5時間)・電源アダプター不要・2,200Whクラスで最小最軽量レベル(当社調べ)・BMS機能・パススルーモード・簡易UPS機能・2年長期保証・50Hz/60Hz切替機能・ソーラー充電、車載ソケット充電製品概要【商品名】SABUMA S2200【サイズ】W200mm×H300mm×D430mm【重さ】20kg【バッテリー容量】2,258Wh(627,000mA / リチウムイオン充電池)【定格出力 / ポート数】2,000W(最大4,000W)、10ポート【出力ポート】・ACコンセント出力(110V / 2,000W)・USB-A 3.0(18W)・USB-C(65W)・USB-C(100W)・車載シガーソケット出力(DC最大合計120W)・DC5521出力(DC最大合計120W)【入力ポート】・AC:Max 1,500W 100V・XT60(ソーラーパネル):MPPT Max 400W 11-60V・XT60(カーチャージャー) :Max 120W 12-24V【動作温度】-10℃~40℃【保管温度】-20℃~45℃【充電時間】・ACコンセント充電:0-1時間で60%、2.5時間で100%(急速充電の場合)・カーチャージャー充電:16-20h(最大入力120W)・ソーラーパネル充電:5-7h(110Wのソーラーパネル 4枚使用時、最大入力400W)【付属品】・製品本体・AC電源ケーブル・車載シガーソケット充電ケーブル (Car port to XT60 Input)・ソーラー充電ケーブル (MC4 to XT60 Input)・ユーザーズガイド(保証書)希望小売価格:245,000円(税抜き)【販売サイト】■SABUMA公式ストア: ■SABUMA公式ストア 楽天市場店: ■SABUMA公式ストア Yahoo!店: ■SABUMA@Amazon: 「防犯防災総合展2022」概要犯罪・災害対策から日頃のそなえまでリスク・危機管理の最先端を発信する防犯・防災分野で西日本最大級の展示会です。「熱中症対策」「感染症対策」「帰宅困難者対策」「水害対策」「防犯防災ICT」など「多様化する犯罪・自然災害を見つめなおし、立ち向かう」をキーワードに展開しています。防犯防災総合展2022: ・会場:インテックス大阪 4号館〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-5-102・開催日時:2022年6月9日(木)〜10日(金) 10:00 〜 17:00・主催:防犯防災総合展実行委員会・一般財団法人大阪国際経済振興センター・テレビ大阪会社概要【株式会社アピロス 】( )■会社名 :株式会社アピロス■所在地 :東京都港区白金台5-3-6 白金台セントラルビル3F■代表者 :政岡 健太郎■設立 :2011年11月■事業内容 :スマホ周辺機器、家電、雑貨の製造販売、半導体製造装置製造販売、ECサイト運営、OEM受託生産 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月08日『空気で答えを出す会社ダイキン』ダイキンは空調専業メーカーとして、これまでも、これからも、様々な生活空間に起こる「空気の課題」を解決していきます。ダイキン工業株式会社は、空気で答えを出す会社として空気にまつわる課題や悩みごと、素朴な疑問を自ら調査する『ダイキン空気のお悩み調査隊』の活動を2011年6月より継続しています。コロナ禍において“新しい生活様式”が求められる中、2020年の夏は住宅の換気と熱中症対策の両立が重要です。ほとんどのエアコンでは換気ができないことから、定期的に窓を開けて換気をしながらエアコンを使う必要があります。しかし、窓を開けて換気をすると屋外の温かい空気が入り、その分だけエアコンにかかる負荷が高くなるため、電気代が気になるという方も多いと思います。そこで、「夏場の日中にリビングの窓開け換気をする場合、エアコンの運転はどうしたらいいの?」をテーマに、マンションの広めのリビングを使った実生活空間で、2つの調査をしました。1つ目に、窓開け換気はエアコンの消費電力にどれほどの影響を与えるのか、2つ目に、定期的な窓開け換気に合わせてエアコンの電源を小まめにオン・オフした場合と、つけっぱなしにした場合ではどちらの消費電力が低いのか、を調査し結果をまとめました。【テーマ】夏場の日中にリビングの窓開け換気をする場合、エアコンの運転はどうしたらいいの?【調査①】真夏の日中、窓開け換気をする/しないで、エアコンの消費電力はどのくらい違う?真夏の日中(7:00~19:00)の時間帯にエアコン“つけっぱなし”の状態で、30分に1回、5分間の窓開け換気をした場合と、窓開け換気をしない場合の消費電力量を調査しました。窓開け換気をすると、しない場合と比べてエアコンの消費電力量が多くなり、電気代が1日で約40.5円上がりました。調査①真夏の日中12時間(7:00~19:00)、エアコンをつけっぱなしにした状態で、30分に1回、5分間の窓開け換気をした時の消費電力量は5.52kWh、窓開け換気をしない時の消費電力量は4.02kWhとなりました。これを電気代に換算すると、窓開け換気をした場合は約149.0円、窓開け換気をしない場合は約108.5円となり、窓開け換気では電気代が1日で約40.5円上がったことになります。一方で、室内温度推移を見ると、エアコンをつけっぱなしにしていることで、窓開け換気をしても快適な温度範囲に収まっています。窓開け換気をすることで残念ながら消費電力量が増えることは避けられません。できるだけ消費電力を抑えられる適切な方法でエアコンを運転することが大切です。【調査②】真夏の日中、窓開け換気をする場合、エアコン“つけっぱなし”の方が消費電力は少なくてすむ?真夏の日中(7:00~19:00)の時間帯で30分に1回、5分間の窓開け換気を実施。換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフ(換気時に電源オフ/換気後に電源オン)した場合と、エアコンを“つけっぱなし”にした場合の消費電力量を調査しました。窓開け換気をする場合、エアコンを“つけっぱなし”にした方が、小まめにオン・オフするより消費電力量が少なくなり、電気代が1日で約45.7円下がりました。調査②真夏の日中12時間(7:00~19:00)、30分に1回、5分間の窓開け換気をした場合、換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフした時の消費電力量は7.51kWh、エアコンをつけっぱなしにした時の消費電力量は5.82kWhで、窓開け換気時にエアコンをつけっぱなしにした方が消費電力量は少なくなりました。電気代に換算すると1日で約45.7円(1カ月換算で約1,371円)下がったことになります。室内の温度の推移を見ても、つけっぱなしの方が変動が小さく、窓開け換気をしても快適な温度に室内が保たれていることが分かります。【ダイキンからのアドバイス】コロナ禍の夏を住宅の中で健康で快適に過ごすためには、定期的に窓開け換気をしながらエアコンを使う必要があります。しかし、今回の調査結果の通り、換気をしながらエアコンを使用すると残念ながら電気代は上がってしまいます。そこで、できるだけ消費電力を抑えられる適切な方法でエアコンを運転することが大切です。今回の調査では、夏の日中30℃を超える真夏日(や猛暑日)に、窓開け換気の度にエアコンの電源を小まめにオン・オフにするよりも、エアコンをつけっぱなしにした方が、電気代が1日で約45.7円(1カ月換算で約1,371円)低くなりました。これは、エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、窓開け換気をする度に小まめに電源のオン・オフを繰り返すことで、その分消費電力が上昇することが関係しています(上図参照)。また、つけっぱなしにした方が室温の上昇が抑えられていることからも、窓開け換気時のエアコンはつけっぱなしが省エネ性と快適性の両面から正解といえそうです。調査環境【参考情報】◆上手な換気の方法~住宅編~健康で快適な生活に役立つ、住宅における上手な換気の方法をご紹介しています。◆エアコン節電情報エアコンの節電方法やエアコンを使いながら換気することで気になる節電についてご紹介しています。◆空気のお悩み調査隊がゆくエアコンだけでなく、空気にまつわる課題、お困りごとや素朴な疑問をお客様と一緒になって徹底的に調査しています。企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年08月31日熱制御テクノロジーで世界をリードするタイガー魔法瓶株式会社(社長:菊池嘉聡、本社:大阪府門真市)は、インテリアにこだわる人のための、スタイリッシュな電気まほうびん<とく子さん>PIM-G220/G300を2020年7月21日に発売いたします。2019年の増税以降、内食の需要が高まっており、当社調べのアンケートでは、「増税後に外食の頻度を減らしたいと思いますか?」という問いに対して、約78%の方が「そう思う」と回答しました。※1特に、インスタント袋麺の売上は、2020年第15週(4月13日~19日)では、昨対比約156.2%※2となっており、お湯を利用する機会が増えています。この度発売となる「蒸気レスVE電気まほうびん<とく子さん>PIM-G220/G300」は、インテリア性の高いスクエアフォルムの「シンプルデザイン」。蒸気を外に出さないため、置き場所に困らない「蒸気レス構造」になっており、毎日の生活でストレスなくお使いいただけます。また、インスタント袋麺の調理はもちろん、料理の下ごしらえに便利な「お湯計量機能」も搭載。計量カップを使わずとも、液晶の表示で注いでいるお湯の量が分かります。デザインと使いやすさを追求した新製品で、快適なお湯のある暮らしを提供し、幸せな団らんに貢献いたします。※12019年9月タイガー魔法瓶調べ(インターネット調査/300サンプル)※2全国のスーパー・生協1,030店舗でのKSP-POSデータ引用【主な特長】①インテリア性の高いスクエアフォルム「シンプルデザイン」【NEW】残りの水量が分かりやすい「バックライト水量計」②置き場所に困らない「蒸気レス構造」③計量カップいらず「お湯計量機能」【製品概要】【主な特長の詳細】①インテリア性の高いスクエアフォルム「シンプルデザイン」インテリア性が高く、機能美も追求したシンプルなデザイン。②置き場所に困らない「蒸気レス構造」「蒸気キャッチャー構造*」搭載により、蒸気を水滴に変え、ポット内に戻す構造になっているため、蒸気を本体の外に出しません。結露の心配がなく置き場所に困らないことに加え、うっかりと高温の蒸気にふれてやけどをするおそれもなく、安心です。③計量カップいらず「お湯計量機能」(電動給湯のみ)注いだ分の給湯量が表示されるので、計量カップは必要なし。お料理の下ごしらえやインスタント調理に便利です。【その他特長】◆たっぷり沸かして、まほうびんで保温「節電VE保温」高真空2重瓶(VEまほうびん構造・ステンレス製)の容器は、通電を切っても保温できる頼もしい構造。プラグを抜いて2時間後も、約90度以上※をキープ!省エネ・節電性に優れています。※プラグを抜くと時間経過とともに冷めていきます。◆使い方広がる「コードレスエアー給湯」通電時は指1本で注げる電動給湯。電源のない場所では、プラグを外していても注げるエアー給湯が行えます。◆給湯スピードを2段階で選べる「電動給湯」お料理には素早い「たっぷり給湯」、インスタントスープや紅茶など、少量やじっくり入れたい場合は「ゆっくり給湯」。シーンによって使い分けができます。◆安心・安全設計①カラだき防止カラだきを検知して、湯わかしヒーターへの通電を自動OFFさせます。②自動ロック電動給湯しばらく給湯キーを押さなかった場合、自動的にロック。(エアー給湯は手動)③傾斜お湯もれ防止万一傾いた場合でもお湯もれを最小限に。④転倒お湯もれ防止万一倒れた場合でもお湯もれを最小限に。製品詳細WEBページ電気ポット特集ページ【製品仕様】電気ポット「とく子さん」特集ページ公開中!電気ポット「とく子さん」特集ページ企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年06月30日太陽光システムを設置するとどんなメリットがあるのでしょうか。発電した電気は売れる仕組みですが、電気の価格は変わるため、現在と10年後とどれくらい収入に差がでるか気になりますよね。そこで、太陽光で得られる今とこれからのお金の話を踏まえた、賢い太陽光発電の取り入れ方をご紹介します♪電気の売電収入、これからどうなる?太陽光で発電した電気のうち、使わずに余った分は電力会社に売れることをご存知ですか?余った電気の分だけ収入はアップ♪そうすることで、「なるべく電気は使わないように……」と考えるため、節電や省エネ促進にもつながっているのです。余った電気を売って、利益を得られる『余剰売電』。その収入は、1kWh(※)あたりの料金によって損得の状況が変わるのがポイントです。現在の電気の価格は、10年後にはどうなっていくのか。電気を売る価格と買う価格の今と未来をチェックすることで、太陽光発電の取り入れ方のヒントが見えてきますよ!※1キロワットの電気を1時間で発電、消費した際の電力量太陽光サービスについてよくある質問売電単価は値下がり!電気代は値上がり!ここでは、電力会社が電気を買い取ってくれる金額(売電価格)、また電力会社から買う電気の金額(買電価格)2つの推移に注目します。売電単価は安く余剰電力の買取価格は、2019年度が24円/kWh、2020年度は21円/kWh。2010年の48円/kWhから10年間の推移を見ると、半額以上も値下がりしています。「じゃあ、10年後なんてもっと値下がりして売れないのでは⁉︎」と思いますよね。ここで注目したのが、電力会社が同じ価格で電気を買い取る『固定価格買取制度』。太陽光を設置した年の買取価格が10年間固定される仕組みになっているのです。この先も価格はどんどん値下げしていくので、太陽光を導入するなら早めの検討がおすすめですよ!買電単価は高く……!また、毎月支払っている電気料金は基本使用量だけでないことをお気付きですか?基本使用量を始め、再エネ賦課金や燃料調整費用といった明細に記載されている各項目の金額は、今後値上がりが見込まれているため、電力会社から買う電気料金は値上がりすることに。既に売電価格より買電価格の方が高くなっている現状から、なるべく電気を買わないという選択が電気を賢く使うポイントです。そこで注目したいのが、太陽光発電の使い方について。太陽光の余剰売電からの利益は少なくなりつつあるため、いかに自家消費できるかがこの先電気代を節約するカギとなっています。毎月届く電気代の項目については、こちらのアイデアでチェックしてみてくださいね。明細みてる?【家計を圧迫!】電気代値上がり、5つの要因はコレ!かしこく太陽光発電をはじめるならコチラ電気を賢く使える蓄電池、電気自動車付きも!現在、発電に使う太陽光パネルは寿命が長く、国内メーカーであれば設置して35年以上経過しても機能は9~13%ほどの低下と長く利用できるのが特徴。太陽光発電を早めに取り入れて、将来続く買電価格の値上がりに備えましょう。サンコーの太陽光プランなら、自家消費に便利な設備がセットで使えるのに加え、初期導入時の高額な費用がかからないのです!サンコーの太陽光プランサンコーの太陽光プランは、『初期費用が必要なく月々の支払いから始められる』『システム機器は、15年間の保証が付帯』『サービス期間が終わる10年後は設備機器が無償で譲渡される』ことが特徴。一度に負担する大きな金額もなく、月々の支払いは定額なので、新築時は住宅ローンへの影響を考えずに太陽光発電を導入できます。電気を蓄える蓄電池プランさらに蓄電池がセットになっているプランなら、自家消費が効率よくできる仕組みになっています。例えば、深夜の割安な電気を蓄電池でためて必要なときに使うのはもちろん、昼間の料金が高い時間帯にその電気を売ることも可能。電気を熱でためるエコキュートも利用して自家消費しながらおうちの電気代を削減できるのです♪蓄電池を使って電気を蓄えておくことで、停電時にも電気を使えるのは安心できますよね。この他にも、現在より普及が多く見込まれる電気自動車がセットになったプランもご用意。生活の多様性に合わせて太陽光を導入できるのが、サンコーの太陽光プランなのです。蓄電池付きのプランをチェックする電気自動車を使った太陽光発電のメリットって?長く使える太陽光で電気代を節約しよう♪今後、電力会社から買う電気料金はさらに高くなっていくため、家庭で電気をつくって蓄え、自家消費できるかが賢く電気を使うポイントです。電気をためられる蓄電池と組み合わせて、太陽光を取り入れた生活を始めてみませんか♪サンコーの公式サイトでは、各プランについて紹介しているので、そちらも合わせてチェックしてみてください。無料シミュレーション/資料請求/お問い合わせはこちらからサンコーの太陽光プランをチェックしてみよう
2020年04月18日「多くの人が、正しいと思ってやっている節電方法が、まったく逆効果だということも珍しくありません。エアコンや洗濯機の使用頻度が上がる夏に、正しい節電術を確かめてみてはいかがでしょうか」そう語るのは、家電ライターの藤山哲人さんだ。「家電は使用方法を少し工夫するだけで、年間数千円単位の省エネになります。これを複数組み合わせれば、かなりの節約ができるのです」さらに、電力・ガス比較サイト「エネチェンジ」の広報担当・中田都季子さんはこう語る。「一度、節電方法が習慣になると、その効果は一生続きます。ぜひ、正しい知識を得て、効率のいい家電の使い方を覚えましょう」そこでクイズを出題。除湿・冷房はフル稼働、外に出たくないからテレビを見る時間ばかり増えていく家計泣かせのこの季節に、正しい節電術◯×方式で知ろう!■エアコン【Q1】節電のため、「冷房」ではなく設定温度高めの「除湿」にしている答えは×。冷房のほうが1時間3.9円安い。「気温が下がると、空気中の水分は水滴になります。エアコンは空気を冷やすことで、除湿を行っています。多くのエアコンでは“再熱除湿”といって、冷房で除湿した後に、冷えすぎた空気を暖房で温めて送風しています。むしろ除湿のほうが、電気代が高くなる場合が多いのです」(藤山さん)温度を高めに設定すると、むしろ電気料金がかさむ。東京電力の調査によると、設定温度24度の1時間あたりの電気代は、冷房が11円に対し、再熱除湿の除湿が14.9円で、3.9円の差。介護などを理由に、24時間つけていた場合、月額で約3,000円もの違いになる。【Q2】30分程度の外出でも、冷房はこまめに消す答えは×。日中35分までの外出はつけっぱなしOK。エアコンメーカーのダイキン工業の調べによると、日中(9~18時)で、35分以内の外出であれば、こまめにオンオフをするより、つけっぱなしのほうが、1時間あたり0.03kWh省エネという結果に。「ただし、最新機器にはセンサーで、人が不在になったのを感知して、自動的にオフになったり、人のいる場所に涼しい風を吹き分けたりという機能が付いているものもあります。そういった新機種は、自動運転がいちばんの節約につながるでしょう」(藤山さん)【Q3】エアコンと扇風機を併用したほうが電気代は安くなる答えは◯。ひと夏に1部屋2,900円安くなる。「エアコンの冷気は足元にたまりやすい。扇風機を利用すると、室内の空気を攪拌でき、顔や首まで冷気が広がります。体感温度が下がれば、エアコンの設定温度を上げることができます」(中田さん)6畳の部屋で、扇風機を併用しながらエアコンの設定温度を26度から28度に上げると、夏3カ月で約2,900円も節約効果があったという。「エアコンの風は水平に、扇風機は上に向けて首振りにするのがポイントです」(中田さん)■テレビ【Q4】10年前に買った液晶テレビなので十分省エネだ答えは×。最新型より電気代は年間3,700円高い。省エネの技術は年々進んでおり、同メーカーの同サイズのテレビの場合、10年前に比べて約60%も消費電力が下がっていることも多く、年間3,700円の違いになる。「しかし、画面の枠が細くなっているので、同じ大きさでもテレビ画面が大きくなります。来年は東京五輪も控えているので、古くなったテレビをお持ちの方は、4K対応型テレビへの買い換え時かも。高品質な海外メーカーのものも増えています」(藤山さん)【Q5】見ないときはテレビのコンセントはいちいち抜く答えは×。待機電力はわずか1時間0.005円。「テレビも、ハードディスクレコーダーも、待機電力はごくわずか。コンセントを抜く手間に対して、節約できる電気代はわずかなんです」(中田さん)テレビの場合、1時間の待機電力は0.005円、年間でも44円程度にすぎない。ハードディスクレコーダーも同程度なので、こまめにコンセントを抜くくらいなら、単純に見る時間を減らそう。1日1時間、テレビを見る時間を減らすと年間584円の節約になる。出典:東京都「2018家庭の省エネハンドブック」、資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬2017」、「電気代見直しNo.1サイト『エネチェンジ』/電気とガスのかんたん比較」より
2019年07月20日「多くの人が、正しいと思ってやっている節電方法が、まったく逆効果だということも珍しくありません。エアコンや洗濯機の使用頻度が上がる夏に、正しい節電術を確かめてみてはいかがでしょうか」そう語るのは、家電ライターの藤山哲人さんだ。「家電は使用方法を少し工夫するだけで、年間数千円単位の省エネになります。これを複数組み合わせれば、かなりの節約ができるのです」さらに、電力・ガス比較サイト「エネチェンジ」の広報担当・中田都季子さんはこう語る。「一度、節電方法が習慣になると、その効果は一生続きます。ぜひ、正しい知識を得て、効率のいい家電の使い方を覚えましょう」そこでクイズを出題。除湿・冷房はフル稼働、外に出たくないからテレビを見る時間ばかり増えていく家計泣かせのこの季節に、正しい節電術◯×方式で知ろう!■冷蔵庫【Q1】冷蔵庫に食材をめいっぱい詰めたほうが効率的に冷える答えは×。詰め込むより、半分ほどのほうが年間1,140円安い。「冷蔵庫は、冷気が通るように隙間を作ったほうが、効率的にモノが冷やせて、年間1,140円の節約に。逆にモノを詰め込みすぎると、食材を探す手間が生じ、開けている時間や、開閉回数が増えて、さらに消費電力を増やします」(藤山さん)無駄な開閉をなくすと、年間270円安くなる。開閉時間を10秒で収めると、20秒よりも、年間160円安くなる。「冷気が逃げないようにビニールカーテンを付ける人もいますが、ドアポケットに冷気が循環せず、電気代が高くなることも」(藤山さん)【Q2】冷蔵庫に、学校のプリントをたくさん貼っている答えは×。“冷蔵庫環境”を整えると年間1,170円安い。「冷蔵庫の表面が熱くなるのは、庫内の熱を放出しているから。特に側面などに学校のプリントなどを貼ると、熱の放出を妨げてしまい、電気代に跳ね返ってしまいます。冷蔵庫は割とデリケートで、ほこりが積もっていても、熱がこもってしまう。夏前に、背面のほこりや、上面の油汚れを取るなどしておくのが、正解といえます」(藤山さん)食器棚や壁との間隔を空け、直射日光の当たらない場所に設置するなど、“冷蔵庫環境”を整えると、年間約1,170円の節約につながるのだ。■洗濯機【Q3】ドラム式洗濯乾燥機よりも、浴室乾燥機を使う答えは×。ドラム式乾燥機のほうが年間3万1,733円安い。「浴室乾燥機はドライヤーをつけっぱなしにしているようなもの。消費電力が、洗濯乾燥機の7倍も!毎日3時間利用した場合、浴室乾燥機の年間電気代は3万6,956円。対して最新型のヒートポンプ式洗濯乾燥機は、わずか5,223円です」(中田さん)浴室乾燥機を使わず、エアコンと扇風機併用の部屋干しをした場合でも、年間2万4,000円ほどの節約効果がある。【Q4】電気代がもったいないので、できるだけまとめて洗う答えは◯。“すかすか”より“つめつめ”のほうが年間4,180円得。容量の4割で洗濯する家庭と比較し、8割たまってから洗う家庭は、水道代と電気代合わせて年間4,180円の節約に。「ドラム式は縦型よりも節水効果が大きい。また、洗剤や柔軟剤を自動投入する機能が搭載された機種は、“入れすぎ”の無駄も省けます」(藤山さん)さらにお風呂の残り湯を使うと、水道代が年間7,900円も得になるという。■電子レンジ【Q5】野菜の下ごしらえに、コンロより電子レンジを使っている答えは◯。年間1,140円安い。100グラムの野菜を、1リットルの水を沸騰させて煮た場合と、電子レンジで下ごしらえした場合で、年間で1,140円以上の差が出る。夏場の調理の熱に苦しむ時間も減らせる。「かといって、勘に頼ってワット数や時間を設定すると、電気代が非効率に。ちゃんと調べて設定するか、センサー機能で適切な設定を自動的にしてくれるものを選びましょう」(藤山さん)出典:東京都「2018家庭の省エネハンドブック」、資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬2017」、「電気代見直しNo.1サイト『エネチェンジ』/電気とガスのかんたん比較」より
2019年07月20日冬は光熱費が上がるシーズンですね。筆者は昨年光熱費を抑える工夫の記事を何本か書かせていただきましたが、今回はさらに筆者が日々実践している省エネのコツを2編にわたりご紹介します。今回は電気編です。過充電やトイレ照明の消し忘れなど、意外と見落としがちなポイントを3つご紹介します。ご紹介するのは地味でアナログな作業ですが、便利なグッズを取り入れるなど、工夫次第でさらに節電や節水ができますよ。■ 「再生可能エネ発電賦課金」は右肩上がりって知ってた?光熱費のなかでも値上がりが著しい電気料金。検針票をチェックしてみると「再生可能エネルギー発電促進賦課金(ふかきん)」という項目があります。画像は今年1月の検針票筆者は通年単身世帯の平均値を下回っていますこれは、電力会社が太陽光、風力、地熱や水力発電といった再生可能エネルギーを買い取る為の費用を私たち電気利用者が負担するお金です。月々の電気使用量に応じて加算されますが、2012年から右肩上がりなのをご存じでしょうか。この賦課金の算出方法は国で決められているため、この先も負担金が上がる可能性があります。電気使用量を大きく左右する省エネ家電やLED照明の導入はもちろん、1回あたりの節電効果はわずかですが、小さな工夫もオススメします。また光熱費の支払いはクレジットカード決済ができますが、カードポイント還元率が低く、かつ月々の電気料金が5,000円以下ならば口座引き落としの方がお得な場合も。ちなみに東京電力は口座割引で54円安くなります。■ 節電はここまでできる!見落としがちな節電3つ次に見落としがちな節電ポイントをご紹介していきます。1.タイマー機能で消し忘れや過充電防止!エアコンのリモコンはON/OFFスイッチがありますよね。昨年の節電記事でもエアコンタイマーをオススメしましたが、今冬から就寝前だけでなく起床後から外出までの間にもおやすみタイマーを使い、消し忘れを防止しています。筆者宅のエアコンは、切タイマーが0.5時間後から最大5時間後まで、5段階調節できるため、ひとまず起床後3時間後のOFF設定にして、予定や天候、気温に応じて調節しています。リモコンに「おやすみ」と書かれているので、寝る時に使うものと思い込みがちですが、日中も使えば便利ですよ。また、タイマー機能のない家電はコンセントタイマーを利用しています。ネットで約1,000円で購入コンセントタイマーとは、消し忘れ防止や節電のために、電気器具を自動でONかOFFにできる器具です。(使用できる電気器具とできないものがありますので、お使いの際は、商品の説明書でご確認ください)コンセントタイマーは文字通りコンセントに差し込みます。そしてダイヤルを回して時間設定するだけ。筆者は、夜はエアコンの稼働時間に合わせてサーキュレーターに使用し、朝はスマートフォン(以下スマホ)の充電に使っています。スマホにもコンセントタイマーを使うのは、過充電によるバッテリーの消耗を防ぐため。筆者は毎回フル充電になる約1時間半に設定して充電しています。スマホの1回の充電にかかる電気代は1円未満なので、コンセントタイマーを使うことは節電効果よりも過充電を防止し、少しでもスマホを長持ちさせたいと思っているからです。スマホの買い換え時期が遅くなれば、通信費が抑えられますね。ただし、我慢は禁物。節電よりも大事なのは健康でいることです。暖房器具は電気料金に占める率が高いので、節電を心掛けたいですが、あくまでも健やかに暮らせることが大前提。風邪や冷えで体調不調にならないレベルで快適な室温を保ってくださいね。2.照明の消し忘れはマステやウォールステッカーでリマインド!トイレの照明は、自動感応センサーで照明をON/OFFするタイプが普及してきましたが、スイッチを自分でON/OFFするお宅の方がまだまだ多いと思います。トイレのスイッチは換気扇スイッチなどと同じ配置なので、つい使用後の照明のスイッチを消し忘れがちですね。筆者もその一人。そこでトイレのスイッチの脇にマスキングテープで自作の「OFF」サインを壁に貼っています。サインを貼って以来ほぼ消し忘れがなくなりました。ゲストも楽しんで?消してくれますマスキングテープ以外にも、壁に貼り付けられるシールやウォールステッカーを使った、おしゃれでユーモアのあるリマインドサインはオススメですよ!3.寒さを味方に!解凍は冷蔵庫または室温でSatoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)冬は食品や飲み物を温めるために電子レンジの出番が多くなります。短時間でも電力を多く消費します。筆者は電子レンジ使い過ぎ防止策として、「解凍機能」はなるべく使いません。冷凍した肉や魚などの生鮮食品は使う前に冷蔵庫へ移動し解凍します。さらに在宅時に限られますが冷凍ご飯は食べる前に常温解凍し、電子レンジを使う時間を短縮しています。冬の寒さを逆手に取った方法です。midori_chan / PIXTA(ピクスタ)市販の冷凍食品やカット野菜は、解凍してから使うと味や風味が損なわれることがあるのでオススメしません。また、室温が高く日当りのよいキッチンなどは、冬でも常温解凍で食品が傷む場合がありますのでお気を付けください。上記3つは筆者の家の中で見つけた節電方法ですが、家庭によって使う家電や生活スタイルは様々です。ぜひ一度、家の中をくまなくチェックして節電ポイントを見つけてくださいね。次回はガス&水道編、そして省エネを意識するきっかけになったエピソードをご紹介したいと思います。
2019年02月16日日に日に寒さが増し、暖房が欠かせない季節がやってきました。冬の間は光熱費がかさんでしまう……と悩みを抱えている方もいるのでは⁉︎今回は、消費生活アドバイザーとして活躍する株式会社エネチェンジ顧問・巻口守男さんに、「冬の光熱費を節約するコツ」を教えてもらいました。簡単に実践できることから、ちょっとしたDIYまで、今日からすぐに役立つ情報をお届けします!冬の光熱費節約の基本は「効率よく暖める」!暖かい空気は部屋の上部にたまる性質があるため、どうしても畳や床の面には冷たい空気が漂ってしまいます。そこで活躍するのが、サーキュレーター。エアコン使用時には、サーキュレーターなどを活用し、部屋全体の空気をかき混ぜ均一にすることが、部屋全体を効率的に暖めるポイントになり、節電対策にも繋がります。壁に向かってサーキュレーターの風を当てるようにすると、より効率的に空気を循環することができます。健康対策のために必須な加湿器も身近なもので自作可能エアコンをつけると、部屋全体が乾燥しがちになるため、お肌や喉の乾燥対策にもなる加湿器の使用も考えてみるといいでしょう。加湿器は新たに購入する必要はなく、湿ったタオルを一本部屋に干すだけで代用できます。また、観葉植物を置くことも乾燥対策に有効です。これなら、簡単なのではないでしょうか。ちなみに、ホテルなどに宿泊する際は、バスタブに水やお湯をはったままドアを開けておくこともおすすめです。つら〜いキッチンでの冷えには「ミニホットカーペット」をキッチンは火を使うので、基本暖房は必要ないと思われていますが、足元から来る冷えに悩む人も多いのではないでしょうか?また、ほかの部屋と違い、料理をするので埃をたてないようにしたいことから、サーキュレーターの使用も難しいです。そのため、一番簡単で安上がりな方法はホットカーペットの使用です。使用時間の長いシンクやコンロの前などで置ける程度の大きさのものを用意するのがおすすめです。キッチン用に撥水加工が施されたものも多く販売されており、表面の汚れやこぼれた水を簡単にふけるようになっているため、そういった仕様のものを選ぶとよいでしょう。「暖かさ」は窓から逃げていく!暖かさを逃さない簡単DIYとは?暑さ寒さは、窓からやってくることをご存知ですか?冬の場合、室内の暖かい熱の約6割が窓から逃げていくと言われています。寒い夜など、窓枠にびっしょり結露した水滴を見ることがあると思いますが、まさにこのことを表しています。そこで簡単な断熱方法をご紹介します。窓枠がアルミ製の場合は、アルミ枠部分に断熱テープを貼る、そして、窓ガラスの下半分にプチプチを貼るとよいでしょう。全面に貼ると昼中の採光ができず、せっかくの太陽光エネルギーの取入れが出来なくなってしまいます。プチプチは、100均等でも購入可能ですが、専用の断熱シートなども販売されているのでお部屋の雰囲気にあったものを探してみるといいでしょう。もう一つ簡単な方法は、厚手で床面にしっかり垂れ下がる長さのカーテンの採用です。窓からの冷気の遮断という役割を持たせたいため、厚手でできれば断熱効果が高く、カーテンの下から冷気が回り込まないようなものが適しています。暖色系を選ぶと、視覚効果でも暖かさを感じることができますね。暖かい熱が逃げる先の残り4割の内訳は、換気や外壁から各々15%、床下から7%、屋根から5%と言われています。残り4割への対策は、建築時にその対策がなされているか否かという問題でもあるため、今すぐ対策がしづらい部分でもあります。楽しく光熱費節約は「家族で過ごす時間」⁉︎究極の暖房節約術は、実は、家族団欒です。人ひとりが出すエネルギーは約70wと言われていますから電球一個分ぐらいはあります。そして、みんなが一緒の時間に寝ることもおすすめです。寝る1時間ほど前から暖房を入れ寝室を暖めておきます。そして寝る際には暖房を切り、余熱と体温で暖をとると節電にも繋がります。湯たんぽなども上手に活用してみるといいかもしれません。光熱費節約のためには「無理をしない」が重要。まずは、自宅の適正な光熱費を確認しよう工夫しだいでお部屋の冷え対策はできますが、やはり、無理のない方法でないと長続きしません。切り詰めて節約するよりも、より快適な節約生活を送るためには、抜本的な対策が必要になります。こう書くと難しそう……と思われてしまうかもしれませんが、まずは具体的な問題点を洗い出すために、自宅の光熱費を使いすぎていないかチェックしてみましょう。例えば、光熱費メタボ度合いを診断するTEPCOホームテック社の無料サービス「省エネ診断」を利用することもおすすめです。また、エネルギー単価を下げる方法があります。2016年には電力の自由化、2017年にはガス自由化がスタートし、各家庭に合った電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。電力会社を見直すことで電気代を下げることができるのでぜひ試してみてください。ただし、数百もあるプランから各家庭に合ったものを選ぶ必要があるため、「エネチェンジ」のような電力・ガス比較サイトを上手に使うとよいでしょう。普段の生活にちょっとした工夫を取り入れたり、光熱費の診断・比較サービスを上手に活用しながら、冬の光熱費についてあらためて見直してみてはいかがでしょうか?【取材協力】エネチェンジ株式会社顧問巻口守男消費生活アドバイザー
2017年12月26日電気は当たり前のように使っていますが、電気料金の支払いとなるとあまり他人事ではいられません。無駄遣いはしないように心がけていても、いざ支払う時にならないとあまり実感がわきません。クレジットカードの引き落としの際に、なんだか高いなぁ……と思って明細を見ると電気代がかさんでいることに気付くことも。自分に合った支払い方法は、いったいどれ?電気料金の支払いは面倒と思いながらコンビニでやっている、という方もいるのでないでしょうか。支払い方法を口座振替やクレジット払いに変更することで、お得かつ楽に支払いを済ませることができます。電気代削減の一環として支払い方法についても検討したくても、実際どの方法が自分に適しているのか、意外にわからないもの。それぞれの支払い方法には良い面もあれば、気をつけるべきポイントがあります。20~50代の女性の方々が利用している支払い方法や意見を参考に、どんな支払い方法が自分にぴったりか考えてみましょう。■目次1.毎月の支出だからこそ、電気料金は意識的に支払いを2.電気料金はクレジット払いが主流。自分に適した支払い方法とは?3.クレジットカードを有効活用!公共料金で還元ポイントをゲット!4.電気料金の支払いはココが悩みどころ…5.最適な支払い方法・電気の契約でお得な生活まとめ1. 毎月の支出だからこそ、電気料金は意識的に支払いを電気代の削減をするには、無駄遣いをしないのはもちろんのこと、上手な契約や支払い方法を選択する必要があります。まずは、20~50代の女性の方々がどのような意識のもとで電気料金を支払っているのかアンケートで調査しました。アンケートの結果、割引や節約を意識しながら電気料金の支払いをしている人は、全体の7割ほどに上りました。電気の使用を減らす努力はもとより、それ以外のことも気にしながら毎月の請求をチェックしている人は多いのです。■「我が家は電気料金が一番高いので、出来るだけポイント制度を使ったり、大物家電は利用を控えるなどして工夫している」(20代・パート)■「日頃から節約しているので、支払い方法で少しでも割引になるよう意識しています」(30代・主婦)■「コンビニで払っているので、割引対象にはなりませんが、見ることで節約を意識しています」(30代・正社員)前提として、節約しようという意識や日々の小さな努力の積み重ねがなければ電気料金の削減は困難ですが、支払い方に関しても、小さな違いが12ヶ月分となれば差が生まれてきます。一度見直して変更してしまえば、その後の努力なく節約できるのです。■「カード払いで、ポイントの還元率が高いカードでポイントを貯めようとしています」(30代・主婦)■「口座振替にすると割引があるので、それを意識して、その方法にしています」(50代・主婦)具体的にはこのように「口座振替」による割引、「クレジットカード」払いでのポイント還元などが一般的です。その他、電力会社によってお得なプランやキャンペーンを提供している場合があるので、しっかり理解して選べばお得に電気料金を支払えます。しかし残りの3割の人のうち、電気料金の支払い方法による割引などがあることを知らないという人も数名。このような意見がありました。■「電気代の支払いで節約や割引が出来ることを知らないため。どのような方法があるか知りたい」(30代・主婦)現代の生活には電気は必須であり、電気料金は毎月支払う公共料金のひとつ。請求が来たら仕方ない気持ちで支払うのではなく、自分の生活に合った支払い方法を選ぶことが重要なのです。もっと楽に、場合によってはお得になるかもしれません。2. 電気料金はクレジット払いが主流。自分に適した支払い方法とは?それでは、電気代金がお得になるカギである支払い方法についてですが、現在どんな方法を選択している人が多いのか調べました。■「クレジットカード」払いでポイントゲット!電気料金はクレジットカードによって支払いを済ませている人が最も多いことがわかりました。50人のうち約半数となる24名がこの方法を選択しています。■「マイルを貯めているので、電気とかの公共料金全てをカード払いにしている」(30代・パート)■「今までは口座振替にしていたが、クレジットカードの方がポイントがついてお得なのでカード払いにしている」(40代・主婦)現代ではほとんどの人がクレジットカードを所有しており、使うほどポイントが貯まっていくので、普段のお買い物なども積極的にカードを使用している人も少なくありません。■「もともとは口座振替だったが、クレジットカードのキャンペーンで、電気料金の支払い方法に指定すれば何千円かのポイントが還元され、その後もポイントになるから」(40代・主婦)カード会社によってはこのように、カード契約後、公共料金の支払い用として設定・使用することで特典のポイントがもらえるというキャンペーンを実施してる場合があります。もし新たなカードを作ろうと考えているなら、こういったキャンペーンも要チェック。■「口座振替」でしっかり。割引もあり口座振替で電気料金を支払っているのは、50人のうち18名。この支払い方法に安心感を得ている人も多くいました。■「最初から口座振替でずっと変わっていない。とくにこれで不満を感じていない」(50代・主婦)■「自動引き落としの方が楽ですし、振込間違いの心配がないので選択しました」(30代・主婦)引っ越しなどの際、電気の契約と同時に銀行振替の申し込みをする場合があります。自動で引き落としをしてくれるので特に不便なくそのまま使っているという声が多く見られました。■「夫の口座からの振替をしています。口座振替だと数十円安くなってるのが嬉しい」(30代・主婦)■「口座振替にすると割引になるので、申し込みの時に口座振替にしました」(30代・主婦)■「毎回自分で支払うのは面倒なので口座振替にしています。月の金額平均を出しています」(40代・主婦)電力会社にもよりますが、口座振替は割引制度があるのがメリットです。クレジットカードのポイントとどちらがお得かというのは、カードの還元率や電気の使用量によっても異なるので、気になる方は計算してみるのもアリです。また口座振替なら通帳にしっかり「電気料金」として記帳されることになります。クレジットでは明細を確認しなければいけませんが、家計用の口座などがあれば、記帳するだけでも公共料金の把握がしやすくなるのです。それぞれ利点があり、どちらが適しているかは家庭次第といえます。「コンビニ振込」などは少数派となり、やはり面倒であるため、クレジット払いに変更したいという人もいました。また銀行振替を利用中という人のなかでも、ポイントを求めてカードで払いたいという声も。やはり、電気料金の支払いはクレジットカードが主流となっているようです。3. クレジットカードを有効活用!公共料金で還元ポイントゲット!銀行振替よりもクレジットカードで電気代を支払っている人が多いことが明らかとなりましたが、その理由はやはりポイントにあるのか、本音を聞いてみました。アンケートの結果、8割以上もの人たちがクレジットカードによる電気料金の支払いにおいて、ポイントの還元を期待していることがわかりました。それだけポイントがカード払いをするメリットとして意識されているということです。■「毎月ある一定の金額になるので、ポイントが確実に貯まるので意識しています」(50代・主婦)■「同じお金を払うなら、カードで払って少しでもポイントにしたいです」(30代・個人事業主)■「ポイントを少しでも活用したいから。長期間、定期的に貯められるので、重要である」(40代・個人事業主)毎月支払わなければならない公共料金だからこそ、還元率の高いカードなどを有効活用して効率的にポイントをゲットしている人がたくさんいるのです。年会費無料のカードを使用して、必ず発生する支出をしっかりポイントにするという意見もありました。■「カードで買い物をすることは少ないですが、電気をはじめ公共料金の支払いをカードですることで自然にポイントがたまるので楽ですし、ポイントの溜まるのも早いと感じます」(50代・主婦)■「もちろんです。ほとんどポイント目当てで電気料金をカード払いにしています」(40代・パート)人によってはこのように、普段の買い物などではカードを使用していなくても、電気代によるポイントを逃さないように注意しているほど。しかし一方で、電気料金削減の一環としてポイント還元をあてにしている人もいるのが事実。■「我慢する節約は辛いが、ポイント還元は努力しなくてもお得なので良いと思う」(20代・正社員)ポイントがもらえるのは嬉しいことですが、だからといって節約に対する意識が薄れてしまっては、結果的に支出が増えている可能性もあります。またクレジットカードを使用する上で気をつけるべきこととして、お金を使っているという感覚を忘れがち、ということが一般的にも言われます。当たり前に使っている電気の料金をクレジット払いにすることで、自分の家庭でどれくらいの電気を使っているかの把握がよりしづらくなる恐れもあります。前項のアンケートで少数派となった「コンビニ振込」をしている人の意見として、このようなものがありました。■「毎回、コンビニで支払いをすることで、料金や明細書を確認するようにしています」(30代・正社員)コンビニ振込では口座振替よりさらに、電気料金を“支払っている”と実感をせざるをえません。割引・ポイントも魅力的ですが、そもそも電気の使用量を抑えるという意識を高める上では、コンビニで「お金」を支払うことも時として効果的と言えます。とはいえ、クレジットカードによる支払いはやはり便利でお得。電気料金の支払い方法を検討する際は、どれがお得であるかだけでなく、それぞれの利点や自分の生活スタイル・お金に対する意識まで考えることが重要となります。4. 電気料金の支払いはココが悩みどころ…何気なく払いがちな電気料金。電気料金の支払いに関する悩みを聞いてみたところ、コンビニ振込などの方法で支払いをしている場合は、何かと面倒なこともあるようでした。■「コンビニ払いにしているのではがきが届くのですが、うっかり期日を忘れ過ぎてしまう事が多々あります」(30代・主婦)■「以前はコンビニに支払いにいっていたが、支払期限日忘れていて過ぎてしまうことがあったので口座振替にした。口座振替にしたら、それまでコンビニに行っていたのはすごい面倒だったなと感じた」(20代・パート)払い込み用紙を持ってコンビニに行くわけですが、コンビニは普段ちょっとした気持ちで寄ったり、外出先での用事で利用したりします。しっかり支払っている実感があるのは良いものの、用紙がなければ支払えませんので、場合によっては不便となってしまいます。またうっかり払い忘れることもあります。銀行口座の残高不足やカードが利用不可になっているような場合でも起こりえますが、督促状が来ていて慌てて支払ったという経験があるという人もいるかもしれません。そういう場合は、延滞金の発生や電気が止まるというのことないようにしっかり対応する必要があります。■「今は口座振替だが、クレジットにしようと思っているけど、手続きが面倒でそのままにしている」(40代・パート)■「クレジットカード払いに変更するときに、書類を作成するのが面倒でした。一度してしまうとそれっきりですが」(30代・個人事業主)電気料金に限ったことではありませんが、公共料金などの支払い方法を変更するのは意外に面倒。これが面倒で支払い方法を変更していないという人もいるほどです。自分に適した方法に変更しなければメリットもありませんので、最後までしっかり手続きしたいものです。■「クレジットでの引き落としにしているのですが、締め日によっては一度に2回分の引き落としがされている場合があり、家計簿がつけにくい上、一気に出費となるためです」(30代・主婦)■「クレジットカード払いにしているので、忘れた頃に支払いになるのが精神的に困る」(30代・主婦)こちらは、便利なはずのクレジット払いならではの悩み。支払い方法を変更した際も2ヶ月分の請求がまとまってしまう可能性もあります。また、夏や冬の高くなりがちな電気代が時間差で請求されて後からショックを受けたという人もおり、ポイント狙いでクレジット払いを選択する場合は、こういった点にも注意が必要です。5. 最適な支払い方法・電気の契約でお得な生活それぞれの支払い方法には良い点も気をつけるべき点もありましたが、最後に、電気料金の支払い全般について検討することで得られた成功談や注目すべきポイントについてまとめました。■クレジットカード払いへの変更■「口座振替からクレジット支払いにし、月100円分ポイントが付くようになりました」(30代・主婦)■「カード払いにしたらポイントがついたので、年間で1500円くらいの割安になりました」(40代・主婦)こちらはクレジットカード払いの導入による効果です。月に1万円の電気代を支払っている場合、1%の還元があるカードで支払いをすれば、単純計算で月に100円分のポイントが付きます。電気の無駄遣いはなくすべきですが、必ず支払わなければならないなら、これを逃す手はありません。■口座振替は月に50円割引■「口座振替割引を利用しているので毎月50円ほど安くなっています」(30代・主婦)多くの電力会社では、口座振替を利用することで月に税込み54円の割引となることがほとんど。(2017年4月現在)今まで特に気にしていなかった方は、この機会にチェックしてみることをオススメします。支払いが少ないのは良いことですが、実はお得になっているかもしれません。■契約の見直し■「アンペア数などいろいろ検討してみて、年間では恐らく2000円以上は減っていると思います」(50代・主婦)■「シュミレーションでは2万ほど安くなるということで、通常の電力供給社から新規参入している電力会社へ契約を変更しました」(40代・個人事業主)■「お得なセットサービスに変えたら年間約1000円弱安くなった」(40代・派遣社員)こちらは支払い方法に関してではありませんが、アンペア制の料金システムである電力会社であれば、アンペア数を変更することで電気代の基本料金から安くできる可能性があります。また近年の電力自由化により、他の料金とセットにすることによる割引や、お得なプランを提供している会社への変更が有効となることもあります。まとめ毎月支払わなければならない公共料金のひとつ、電気料金。クレジットカードによるポイント還元や口座振替による割引など、一度の支払いにおける得は小さなものです。しかしながら、毎月なくすことのできない支出であり、塵も積もれば山となるように、将来的には差が広がっていきます。電気代の削減には無駄遣いをなくすことがまずは不可欠ですが、それ以外で月々の負担を減らせる部分を見逃すのももったいないものです。それぞれの支払い方法についてしっかり理解した上で、場合によっては面倒くさがらずに変更すれば、電気料金の支払いが楽でお得になるかもしれません。アンケート期間:2017年3月24日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員、パートアルバイト、経営者、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年04月28日みなさんは床暖房にどんなイメージをお持ちですか?「空気の綺麗さを保つことが出来る?」「部屋はまんべんなく暖まる?」「ガス代が高くなりそう……」「節約するにはどうしたらいい?」などなど疑問はさまざま。今回は主婦50人に床暖房のガス代について調査。床暖房のガス代を節約するアイディアが満載です。みなさんは自宅に床暖房を導入していますか?またどんなイメージをお持ちでしょうか?冬場でも足元が冷えずにポカポカ?ホットカーペットを敷けない部屋でもポカポカ気分が味わえる?快適そうだけどガス代がとてもかかりそう……今回のテーマはそんな「床暖房のガス代」について。20代〜50代の50名の主婦の方に、ガス代にまつわる本音や床暖房のメリットやデメリットについてお伺いしました。「ガス代が気づいたらとても高くなってしまっていた!」なんてことにならないためにも床暖房の利点や弱点、さらにガス代節約テクニックを学んでいきましょう。■目次1.床暖房って何?どんな種類があるの?2.自宅に床暖房を導入していますか?3.床暖房のみのガス代は毎月どのくらいかかっていますか?4.床暖房のメリットとデメリットは?5.床暖房のガス代の節約を意識したことはありますか?まとめ1. 床暖房って何?どんな種類があるの?そもそも床暖房ってどんなものなのでしょうか?床暖房は、床下に電熱線が張り巡らされている床に備え付けられている暖房システムのこと。主に電気式と温水ガス式の2種類のタイプがあります。両タイプとも床が暖まることに違いはありませんが、仕組みそのものや導入費用、床が暖まるスピード、ガス/電気代などの面で大きな相違点が出てきます。たとえば導入費用は温水ガス式のほうが割高だといわれています。しかし温水ガス式のほうが床が暖まるスピードが早いなど、それぞれにメリット・デメリットがあります。どちらがいいのか迷った時は、家族のライフスタイルや家の構造・空間を考慮しながら検討するのがいいようです。では主婦のみなさんの意見を聞いていきましょう。2. 自宅に床暖房を導入していますか?【便利で安全!子どものためにも床暖房は大活躍】■「床が暖まるとと部屋全体が暖まるからです。エアコンのように風が出ないのでホコリが舞うこともないからです。」(40代・パートアルバイト)■「3年前に新築した際にリビングに床暖房を入れました。寒気が必要なく、嫌な風もないため快適です。また幼い子どもがいるので安全性も考えて床暖房を入れました。」(50代・専業主婦)■「床からの冷えが一番気になりますし、床が暖かいと部屋全体が暖かく感じられます。」(30代・個人事業主)床暖房は床だけを暖めるのかなと思ってしまいがちですが、部屋全体をまんべんなく暖めてくれる効果があります。そのため暖房や電気カーペットが不要になったという声も。また末端冷え性の方にとっては足から体が温まることは嬉しいこと。足が温まることで体全体がじんわりと温まってきます。エアコンの暖房や石油ストーブではなかなか体が温まらなくて冬はつらい思いをした方にはぴったりのアイテムといえるでしょう。【初期費用の高さは床暖房導入の大きなハードル】床暖房を導入していない方の意見は、大きくふたつに分かれました。「初期費用の高額さ」と「賃貸物件である」ことです。■「床暖房は暖かく快適ですが、費用がかかるので設置を断念しました。」(50代・専業主婦)■「床暖房にしたいと思いますが、リフォームするお金がもったいなくてしていません。床暖房風のカーペットを使っています。」(40代・専業主婦)やはり初期費用の高さは、多くの家庭の方にとって大きな壁のようです。今ある床の上から設置する簡単なタイプの床暖房もあり、1〜2日で工事も完了します。しかし、床の張替えをするタイプのものは材料も時間もプラスでかかってしまうため、さらに費用がかさんでしまいます。部屋の広さにもよりますが導入費用は数10万円〜100万円ほどかかることもあるようです。■「賃貸物件なので導入していませんが、かなり床からの冷気を感じるので利用してみたいです。」(30代・専業主婦)■「床暖房設備のない賃貸物件なので、家を建てる時には検討したいですね。」(20代・専業主婦)一方で賃貸物件だと自分で自由に部屋をアレンジすることは多くの場合禁じられています。床暖房も最初から備え付けであれば導入する手間が省けますが、あらかじめ付いていない場合は諦めるしかないのが現実です。これから賃貸物件を探す方で冷え性などの悩みがある方は、条件のひとつに「床暖房付き」の物件を探すとよいでしょう。3. 床暖房のみのガス代は毎月どのくらいかかっていますか?床暖房を使っている家庭では「床暖房のガス代」はどのくらいになるのか、聞いてみました。アンケートの結果、全体の半数以上の方が3,000円以下で床暖房のみのガス代が収まっているとのこと。5,000円以上の高額になる方は少数派のようです。【あまりお金がかかっていない人の意見】■「使用することが多かった1月、2月でも2,500円~2,800円でした。」(50代・専業主婦)■「基本的には灯油ストーブで部屋を暖めて床暖房は補助的に使うだけなので3,000円以下には収まっていると思います。」(40代・専業主婦)■「10畳のリビングに床暖房を取り入れているが、毎月だいたい5,000円弱になります。」(30代・パートアルバイト)ガス代があまりかかっていない方の声で目立ったのは、稼働面積を限定させていることでした。ほかの暖房アイテムと一緒に使うことで床暖房をフルで使わないという方も。部分的に床暖房を使うことでガス代を抑えるというテクニックのようですね。【ついついお金がかかってしまう人の意見】■「床暖房のみなら月額8,000~9,000円くらいかかりました。」(40代・専業主婦)■「都市ガスではなくプロパンなので高いと思いますが、寒さが厳しいところに住んでいて冬は家族が起きている時は付けっぱなしにしちゃっています。そのため10,000円以上は床暖房のガス代がかかってしまいます。」(30代・専業主婦)■「日中に家にいる家族がいるので、節約しようとしてもあまり安くすることができない。」(40代・個人事業主)床暖房のガス代がかさんでしまうのにはいくつかの原因が考えられます。大きな要因は稼働時間の長さと稼働面積の広さです。やはり床暖房を付けている時間が長くなればそのぶんだけガス代も上がります。家族が快適な時間を過ごすためには欠かせない床暖房。家族みんなでリビングにいる間はずっと床暖房を付けているという家庭が多いようです。またリビングルームだけではなく、暖房を置くことが出来ないうえに冷えやすいキッチンや洗面所にも床暖房を備え付けたいですよね。けれど床暖房の面積が増えれば増えるほどガス代も比例して跳ね上がるので悩みどころです。4. 床暖房のメリットとデメリットは?冬でも寒さを感じることなく快適に過ごすことができる床暖房。さまざまなメリットが盛りだくさんな一方で、主婦の方々はある大きなデメリットを問題視している方も多かったです。【空気が汚れにくい!部屋の清潔感を保ちやすい】冬場のエアコンの暖房で肌や喉の乾燥に悩まされた経験がある方も多いことでしょう。またエアコンから出てくる風によってホコリが舞ってしまったなんてことも。床暖房ならそんな冬場の悩みも解決できることが主婦の方々の回答からわかりました。■「ホコリを立てずに部屋全体を暖めることが出来ることがエアコンと違っていいです。」(40代・専業主婦)■「床を暖めると自然な暖かさと足からあったかさが感じる。」(50代・専業主婦)■「空気を汚さない、じんわり暖かい、暑くなりすぎない、うるさくないのが床暖房の良さだと思います。」(40代・正社員)空気を汚さないというのは、小さなお子さんやペットがいらっしゃるご家庭だととても大事なことですよね。石油ストーブだと消した後にけむりくさいニオイがすることもあります。また電気カーペットの大きな敵であるダニ。カーペットだけでも何十万匹いるといわれていますが、床暖房があればラグやカーペットを敷かないことが推奨されています。ダニ対策という点でも、床暖房は効果があるのです。【意外とコストパフォーマンスが悪い床暖房】一方で床暖房のデメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか?■「ひとりでいる時は床暖房のコストパフォーマンスが悪いと感じます。」(40代・個人事業主)■「デメリットは家具を置いてしまうと意味がないが(ソファやローテーブル)、まったく置かないわけにもいかないので無駄な面積が出てしまうこと。」(40代・専業主婦)■「マットやこたつを置けないのが残念。」(40代・専業主婦)家族で同じ場所にいる時間が多い家庭なら、床暖房を導入する意義はあるでしょう。しかし日中ひとりでいることが多い主婦の方は、ガス代の節約が懸念されますよね。こたつや電気カーペットが好きな方にとっても、床暖房を導入するハードルは高くなるかもしれません。「冬はやっぱりこたつだな」と思う方も多いはず。このようなライフスタイルを変えることはなかなか難しいことです。5. 床暖房のガス代の節約を意識したことは ありますか?ガス代がたくさんかかってしまいそうな床暖房。全体の半数以上の主婦のみなさんも日頃から床暖房のガス代の節約を意識されていることがアンケートからわかってきました。【節約派:気づいたらすごい額のガス代の請求が……】「便利だし快適だから、ついつい床暖房を使い過ぎてしまった」と思ったら、案の定とんでもない額の請求書が届いた、ということはありませんか。そんな経験をされた主婦の方の多くが床暖房のガス代の節約をとても強く意識されていることが明らかになりました。■「床暖房を頻繁に使っていたらびっくりするくらいの請求がきたので、節約をしようと思いました。」(30代・パートアルバイト)■「リビングに床暖房が付いていて半分ずつ入れる事が出来たので、使うほうだけスイッチを入れるなどガス代を少しでも減らすようにしています。」(30代・専業主婦)■「ガス代が高いため、少しでも安く抑えてほかのことにお金を使いたいと思った。」(30代・派遣社員)【節約しない派:寒いのは我慢したくない!】一方でガス代の節約を意識しないと回答された主婦の方は、「寒いのを我慢してまで節約はしなくてもいい」と考える方が大多数でした。■「寒いと活動性が低下するから。同じ金額を稼ぐなら節約するよりその労力で働いたほうが早い。」(30代・専業主婦)■「床暖房にしただけでも冬の電気代が安くなったので、ガス代は特に気にしていない。」(20代・パートアルバイト)■「私も夫も寒がりなので、寒いのを耐えてまで節約しようとは思わない。」(20代・正社員)床暖房のガス代を節約しない代わりに食費や電気代などほかの場面で節約することを心がければ、プラスマイナスゼロになります。このように自分の感覚や家族のライフスタイルに合わせて賢く節約していくといいでしょう。【今日からできる床暖房のガス代節約術】床暖房を使っている主婦のみなさんにガス代の節約術についてお聞きしました。圧倒的に多い回答は「家族が集まるところのみ稼働する」と「できるだけ付けないようにする」でした。■「リビングもダイニングエリアとソファを置いてあるリビングエリアに分けて暖房が設置されているので、家族がいるほうだけ付けます。保温性も高く、消してもしばらく部屋の中が暖かいので日差しが暖かい時は消し、影ってきてから付けるようにすると一日中同じように部屋が暖かい。」(40代・専業主婦)■「床暖房の温度を下げてエネルギー源のコストをカットするようにしています。」(50代・専業主婦)■「冬のガス代が高くなってしまうので、出来るだけ付けないように心がけています。なるべく毎月同じくらいの料金にしたいからです。朝や夜など1日のうちで気温が低い時間帯のみ付けています。」(40代・パートアルバイト)これなら日頃の心がけ次第ですぐに始められる節約方法ですね。家族の協力を得ながら出来るだけ稼働時間を少なくしたり、付けない日を設けたりするなどしてみるといいかもしれません。まとめ床暖房にもさまざまな種類があり、メリットとデメリットも多様であることが主婦の方々のアンケートの結果から見えてきました。床暖房は多くの方にとって便利な暖房器具であることは間違いない事実です。しかし床暖房を使用していくには、ガス代が高くなることも考慮しなければなりません。そんなデメリットとうまく付き合っていきながら床暖房を有効活用するとよいでしょう。アンケート期間:2017年3月24日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員、パートアルバイト、経営者の方アンケート総数:50
2017年04月28日「光熱費」は節約可能なものとして、家計改善のために見直される場面が多くあります。こまめな努力はどの程度の効果があるのか、基本料金は安くできるのか。主婦の皆さんがどうやって光熱費削減に取り組んでいるのかアンケートを実施しました。中には月に3,000円以上の節約に成功した、ツワモノもいるようです!家計を見直そうと思った時、果たして何を節約すべきか悩みますよね。その候補として電気やガスなどの「光熱費」がよく挙げられますが、生活には必要不可欠なもの。うっかりするとその月だけ光熱費が高かったり、季節によっても変動が大きいことは家計にとって厄介です。そんな「光熱費」を上手に節約するコツはあるのでしょうか。20~50代の主婦50人にアンケート調査を行いました。実際の節約方法からその成果、基本料金の見直し方まで、光熱費でお悩みの方は、必読です!■目次1.光熱費はできるだけ安く収めたい!2.主婦が実践した電気代・ガス代の節約法3.節約の成果は・・・?4.電気は基本料金から見直そう5.できるだけ安く済む料金プランを検討1.光熱費はできるだけ安く収めたい!まず始めに、主婦の皆さんが「光熱費」についてどう考えているのか。Q.光熱費を安くしようとしたことはありますか?アンケートを行った50人のうち49人が「はい」を選択。9割以上の人が光熱費を節約したいと思っているという結果に。■「毎月支払うのもなので、少しでも安くなれば、年間で考えると結構節約出来ると思います」(30代・主婦)■「光熱費を安くしたら、その分の浮いたお金を他の生活費にまわせるから」(30代・主婦)■「家計を見直し、どうやったら節約できるかをネット検索した時、固定費の節約が大事だと気づいたから」(30代・派遣社員)「光熱費」や「食費」は節約の対象になる場合が多くあります。これらは生活するうえでゼロにすることができません。季節や月々によって変動はするものの、毎月の固定費として家計の一部を占めるものなので、できるだけ抑えたいと考える人がほとんどでした。節約してどうするかという目的意識は家庭ごとにさまざま。しかし大半の人が、「光熱費」の削減を“家計改善のためにやるべきこと”のひとつとして捉えていることがわかります。塵も積もれば山となりますので、日々の心がけこそ、節約の第一歩となるのです。2.主婦が実践した電気代・ガス代の節約法家計改善の対策として上位に来ることが多い「光熱費」ですが、主婦の皆さんがどんな方法で節約を試みているのか調査しました。■「なるべく無駄を省くということ、電気を不必要につけないとか、主電源を切っておくなど」(30代・主婦)■「無駄遣いを削る。そもそも無駄に使ってるつもりはないながらも、さらなる使い方の工夫を考えます」(40代・主婦)光熱費削減のためにまずやるべきは、無駄をなくすこと。無駄遣いかも……と感じる瞬間は誰しもあるはずなので、とりあえずは心がけからスタートしなければなりません。電気スイッチのこまめなオン・オフはもちろん、主電源を切ることや、節電タップなどで待機電力をなくすなど。「多少の不便は我慢する」という声もありました。■「エアコンでの暖房やオイルヒーターの消費電力は大変大きいので、なるべく家族全員がひとつの部屋で過ごすように心がける」(40代・主婦)■「なるべく無駄につけっぱなしにしないこと。あとはエアコンなどは設定温度を上げすぎたり下げすぎたりしないこと」(30代・主婦)エアコンなどの冷暖房機器は、まさに光熱費を圧迫する原因という意識を持つ人が多くいます。快適に過ごすためには欠かせないものですが、それだけ電力を消費していることは間違いありません。できるだけ家族一緒の部屋で過ごすようにするという意見が多く集まりました。また設定温度の見直しや生活リズムの改善、服装を工夫するという人も。■「お風呂のお湯張りは満杯にしない。シャワーは極力使わない。キッチンのお湯の設定温度は最低」(40代・主婦)■「調理をする際に、火力を中火で調理をしたり、ガス代を安くするため予め硬い野菜などは電子レンジで温めて柔らかくします」(20代・主婦)電気料金だけではなくガス料金も要チェック。給湯器については、節水もかねてお湯の使用を控えたり、風呂は追い炊きしなくてもいいように、家族の入浴のタイミングを調整してなるべく集中させるなど。調理時に使うガスについては、レンジ・電気ケトルをうまく併用したり、調理時間の時短を目的に「圧力鍋を使うようにした」という人もいました。■「冷蔵庫が古かったので新しいのに買いかえました。使えるうちは買う予定はなかったのですが、光熱費の節約になると聞き、買い換えました」(30代・主婦)■「オール電化にしなくてもエコキュートに変えれると言われたので、変えようかと思ったけど、機械を置く適切な場所がなく断念しました」(40代・主婦)長期的な観点によって、設備を変更するという方法を検討した人も多くいました。LED電球を導入したり、エコモードがあるものを利用するなど。また製品を買い換えないまでも、冷蔵庫に保冷カーテンを付けたり、エアコンの効率を下げないように窓の保温対策をするなど、設備側からの改善を試みる例も挙がりました。3.節約の成果は……?さまざまな節約術が聞かれましたが、気になるのはやはりその成果。対策してみて電気代やガス代などの光熱費は実際にどの程度、節約できたのでしょうか。ずばり!具体的な数字を聞いてみました。光熱費を節約しよう、と何らかの行動をした人がほとんどでしたが、それなりの効果があったと実感している人はおよそ半数しかいませんでした。まずは「1000円未満(24人)」を選んだ人の意見です。■「そこまで大幅に節約は出来なかった。いまいちどうやって節約していいかわからなかった」(20代・主婦)■「ちまちまとしているだけだからか、月単位ではあまり安くなっていません」(40代・派遣社員)感じ方は人それぞれですが、1000円未満では月々の光熱費が明らかに減ったと認識するほどではないようです。特にこまめな努力を徹底した人は、あんなに頑張ったのに……と数字に反映されていないと感じる人が多く見られました。反対に、小さな積み重ねが功を奏して、微々たるものだけど節約出来た、とプラスに考えている人も。次に「1000~3000円(22人)」を選んだ人の意見です。■「工夫したら思ったより下がりました。結構無駄遣いしていたんだなと実感しました」(20代・主婦)■「こまめに電気を消したり、電源タップで切ったりして待機電力を出来るだけ減らした。節電を意識することで家族がみんな協力してくれて、その他の部分も節約出来た」(40代・主婦)1000円以上の変化が出れば、効果があったと実感できる人が多いようです。1000円未満だったという人に多かった「心がけ」をしただけでも違いが出たという家庭もあり、やはり常日頃の努力が無駄ということはありません。ただ3000円まででは大きな違いと捉えている人は少なく、「それなりの成果だった」という意見が大半でした。最後に「3000~5000円(3人)」を選んだ人がどう感じているか。■「これでも十分な節約に成功したと思います。一番は古いエアコンを買い替えることでした。節約タイプの電化製品を揃えることが早道でした」(50代・主婦)■「常に安くしているので今はそれほど変動はありませんが、数年前よりはこのくらいは安くなっているはずです」(40代・主婦)3000円以上の違いが出れば、ようやく節約に成功したと自信が持てるようです。この選択肢を選んだのは50人中3人のみですが、いずれの場合もエアコンや冷蔵庫、電気ケトルなどの設備を変更したということは共通していました。4.電気は基本料金から見直そう少しでも光熱費を節約するために、主婦は何かと苦労しているんですね。その数ある節約術の中でもベストな方法は何か気になるところ。電気料金に関して言えば、「基本料金」を安くするという方法があります。Q.電気料金の基本料金を安くする方法は知っていますか?この質問に対して「はい」と答えたのは26人。残りの24人はそもそも基本料金に選択の幅があることを知りませんでした。■「基本料金を安くする方法は知りませんでした。使用した電気量で請求が来て考えずにいました。安くするには節約しかないと思ってました」(40代・主婦)■「そのような方法があることを知らなかった。電気会社を変えると安くなるのは聞いたことがあるが」(20代・主婦)■「アンペアを下げたり、電力会社を選ぶと安くなるのは知っている」(30代・主婦)■「契約のアンペア数を下げると基本料金が安くなると聞いたことがあります」(49代・主婦)光熱費の一部、電気代を基本料金から安く出来れば節約にも大いに役立ちます。実際に、電力会社によってはアンペア数を下げることなどにより基本料金が変化するのです。電力自由化による契約会社についても、家庭に合ったプランを選択すると効果的です。しかし、意外にその方法は理解されていないのが現状。そういったシステムがあるのを知っていても、検討して変更するまで至る家庭は少数という結果となりました。5.出来るだけ安く済む料金プランを検討■「アンペア制」の地域なら要検討!それでは電気の基本料金を安くする方法を、主婦の皆さんの意見とあわせて見ていきましょう。■「電気代の基本料金を安くするには、メインのブレーカーの契約アンペアを下げるという方法があります」(50代・主婦)住まいの地域にもよりますが、契約のアンペア数を変更するという方法がひとつ。東京電力をはじめ、北海道・東北・中部・北陸・九州電力は、この変更可能な「アンペア制」の料金システムとなります。アンペア(A)とは電気の単位であり、簡単に言えば“電気が流れる量”のこと。アンペアが大きいほど一度に使える電気も増えます。これは、玄関の壁面などに取り付けられていることの多いブレーカー(配電盤)でも確認できます。アンペアブレーカーは契約のアンペア数によって、赤=10A、桃=15A、黄=20A……というように色分けされており、このアンペア数が大きいほど電気の基本料金が高くなるという仕組みです。東京電力の基本を料金例にとると、10Aでは月額280.8円、20Aでは月額561.6円。これに加えて、家庭で使った分となる電気料金を支払うこととなります。つまり、基本料金を安くするには契約アンペア数を下げればよいのです。しかしそれは、一度に使える電気の量が減るということ。アンペア数を低くしすぎると、たびたびブレーカーが落ちてしまうことになります。電子レンジやドライヤーといった電力消費が大きい機器の同時使用を避けるなど、上限を超えないようにする工夫は出来ますが、そんなギリギリの設定では生活が不便になってしまいますので、多少の余裕は必要でしょう。■「安くしようと思ったが、アンペアを下げるとブレーカーが落ちそうなのでまだ安くしていません」(40代・主婦)■「まもなく引っ越しをする予定なので、引っ越したらできるだけ安くしようと思います」(20代・主婦)■「実際にアンペア数を下げて契約しました。ずいぶん安くなりました」(40代・主婦)今回のアンケートでも、アンペア数を下げて不便になる可能性を懸念する人もいますが、契約アンペア数の変更を実践したところ電気料金の削減に成功した人もいました。自宅で使う電力に対して、契約のアンペア数まではまだ余裕があるという場合は、アンペア数を下げることも検討してみてください。■アンペア制以外の地域は……?アンペア制とは異なる料金システムとして「最低料金制」があります。関西・中国・四国・沖縄電力はこちらを採用していますが、アンペア制よりも自由度は低いといえます。「最低料金制」は電気の使用量に応じて3段階に変化する料金システム。基本料金はなく、段階が上がるほど電気の単価が上がるという仕組みです。余裕のあるブレーカーが設置されるので、ブレーカー落ちの心配はありませんが、電気を使いすぎると割高になってしまうというわけです。関西電力を例にとると、最低料金が373.73円。そして1kWh(1時間分の電力量)あたりの単価が、第1段階=22.83円、第2段階=29.26円、第3段階が33.32円と変化します。通常は「従量電灯A」という契約になりますが、電気をよく使う家では割高な第3段階の料金で電気代を払っている可能性があります。電気をたくさん使用するのであれば、商店や飲食店などに向けた「従量電灯B」という契約に変更することができます。関西電力の場合、60A以上なら「アンペア制」の契約が可能に。ひと月あたり800kWhという基準を超えるようであれば、そちらのほうがお得になりますので検討してみるのもありです。■「電力自由化」も知って得する電力会社の料金システムを変更することで、基本料金を安く出来る可能性があることがわかりました。他にも、2016年4月から適用された「電力自由化」も電気料金や光熱費の見直しには欠かせません。これまでは地域ごとの電力会社を利用するしかなかったところ、さまざまなプランを用意した企業が電力の販売に参入しています。■「電力会社を自由に選ぶことが出来るので、「東京電力」から「J:com電力家庭コース」に変えました。わかりやすくシンプルな料金体系で毎月使った電力量に応じて、段階別に電気料金割引がありました」(50代・主婦)■「電気の自由化しかわからないので、あとはガス会社がどのくらい変わるのか詳しい金額がでたら変えようと思います」(40代・主婦)電力自由化はまだ始まったばかりの制度で、テレビなどでもさまざまなCMが流れていますが、実際どうなのかというところまで考えた人は多いとはいえず、さらに変更するに至った人はほんのわずか。携帯電話やガス代のような他の料金とまとめると安くなるというプランも提示されています。今はまだ様子をうかがっているという人も、今後の評判や具体的な金額・お得感に注目して、光熱費節約のチャンスをつかみましょう。まとめ主婦の皆さんが実践している節約方法と、気になるその結果について紹介しました。電気・ガスなどの使い方は家庭や生活スタイルによって異なりますので、無駄をなくす意識だけでも成果が出たり出なかったり。電気料金については、アンペア制の契約をしている地域の方は特に、基本料金から見直すことでずいぶんお得になることもあります。光熱費節約の一環として、そういった点も検討してみてください。
2017年03月17日電気代が安くなると噂の「オール電化」ですが、導入するにはお金もかかるし、もし電気が止まった時は……と不安な面もあります。世間のイメージに対して、実際に利用している人はどんなメリット・デメリットを感じているのか。「オール電化」について主婦の皆さんに、そのイメージや実態を聞いてみました。毎日の生活における「光熱費」は、できれば必要最低限に抑えたいもの。そこで注目されるのが「オール電化」の生活。2016年4月には“電力の自由化”も導入され、気になっている方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、お子さんがいる家庭で主婦業をしている20~50代の女性50人を対象に「オール電化」についてアンケートを実施。イメージや、実際に利用してみてのメリット・デメリットを聞いてみました。■目次1.「オール電化」どれくらいの人が興味あり?2.オール電化に対するポジティブなイメージ3.オール電化にはこんな問題点がありそう4.実際にオール電化を導入したら……こんなメリットが!5.オール電化を導入したものの……やっぱりこれはデメリット6.賛否両論あるけれど、最終的にオール電化はオススメなの?1.「オール電化」どれくらいの人が興味あり?「オール電化」には興味があっても、自分の家庭にフィットするかどうか、費用的にもけして簡単に変更できるものではないので、それなりの検討が必要となります。そんな「オール電化」について、世間ではどのくらいの人が注目しているのか、アンケートを実施しました。Q.オール電化の導入を検討したことはありますか?A.「検討したことがある」……23人「検討したことがない」……27人実は「検討したことがない」という人が半数以上。オール電化に移行するか、悩んだ経験を持つ人は50人中23人でした。そん中で実際にオール電化を導入したのは、23人のうち7人。この数字を見る限り、興味はあるけれどオール電化実現まで至る家庭は、あまり多くないことがわかります。2.オール電化に対するポジティブなイメージ一般にいわれるオール電化の特徴で、主婦の皆さんが一番惹かれているのが「光熱費」です。■「ガス料金がすごく高いため、電気のほうが安いのではないかと思ったため」(20代・主婦)■「トータル的にみて、光熱費が安くなるかもしれないと期待したから」(30代・主婦)電気代、ガス・灯油代などの光熱費は生活に不可欠なもの。努力の積み重ねで光熱費はある程度抑えられますが、現実的に頑張れる範囲は限られてきます。いくら節約のためとはいえ、リラックスしたい家での生活をさらに引き締めるとあっては身が持ちません。そこで、“光熱費がお得になる”といわれるオール電化なら…となるわけです。アンケートによると「検討したことがある」人の約半数が、光熱費の削減を目的としていました。「検討したことがない」人でも、電気代や光熱費の面で否定的な意見を持つ人はほぼゼロ。それだけ「オール電化=節約になる」というイメージは浸透しているようです。二番目に気になるポイントは、「安全性」です。■「子どもが小さいうちはオール電化のほうが火を使わないぶん、安全だと思ったので考えたことはあります」(30代・主婦)■「子どもが小さい時には、火傷などが怖かったのでオール電化が魅力的だと感じました。また、不完全燃焼などの心配もないことも安心材料でした」(40代・主婦)ガス給湯器やガスコンロ、ガス・灯油式のストーブやファンヒーターなどは、つねに火による危険が伴います。また、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒も不安ですよね。その点、オール電化では火を使わないため、特に小さい子どもやお年寄りがいる家庭では安心できます。火傷はもちろん、いたずらや不注意が火災に及んでは一大事です。その他には、オール電化の「利便性」や「快適さ」が注目されていました。■「クリーンで便利なイメージがあったので、マンションを購入する際にオール電化マンションを探しました」(50代・主婦)■「電気代を安くしたかったし、IHクッキングヒーターを使って見たかったから」(30代・主婦)室内でガス火を使うと空気中に二酸化炭素が増えますが、オール電化では空気をきれいに保つことができます。IHクッキングヒーターはオール電化でなくとも導入可能ですが、ガスではなく電気を使った生活が便利そうだと考える人もいました。3.オール電化にはこんな問題がありそう……50人中27人はオール電化を「検討したことがない」という回答になりましたが、まずは現実問題として、オール電化にすることが「できない」という意見が約半数を占めました。■「アパート暮らしなので自分の部屋だけ変えることができないので検討したことないです」(30代・主婦)■「施工費などにお金がかかるため、あとあとエコや節約につながるのだろうけど、なかなか予算が追いつかない……」(30代・会社員)一般的な賃貸物件の場合、良くてもキッチンがIHという程度。オール電化にしたくても、どうにもならないのが現実です。そして金銭面について。長期的に見ればお得であっても、導入する費用の元を取るまで何年かかるのかわかりません。となるとオール電化を導入できるのは、新しく家を建てる時。または引っ越す際にオール電化の住宅を探す時など。しかしこれらは頻繁にあるイベントではなく、「家を購入するなら考える」という意見が複数となりました。そんな現実的な問題と並んで、「災害時の懸念」が挙げられました。■「先行して初期に導入した友人の家で、停電時にとても大変だったと話を聞いているので、ガスと電気の併用は危険分散として必要かなと思っています」(40代・主婦)■「東日本大震災の時に、全部電気だと生活が大変だと感じたから考えてない」(30代・主婦)災害や停電などの事態に遭遇したら何も出来なくなってしまう、という理由で検討に及ばない人が多数となりました。一時的な停電ならガスで何とかなるかもしれませんし、災害時にもプロパンガスは利用できる可能性があります。東日本大震災も記憶に新しい現在、オール電化だと電気がなくなった時に困りそう、という不安がついてまわります。一方で導入を「検討したことがある」という人の中には、「ガス代がかからないし、災害時に電気は普及も早いのでオール電化は魅力的です」(50代・主婦)と、前向きな考えの人もいました。実際、水道・電気・ガスといったライフラインが絶たれた場合、もっとも復旧が早いのは電気だといわれているのです。それでもやはり、電気より「ガスのほうが使い勝手がいい」と考える人が多いのは事実。■「ガス床暖は快適だし、ガスファンヒーターも便利だし、料理はガスのほうが慣れているので、オール電化は考えたことがないです」(40代・主婦)■「興味はあるけれど、ガスの火力で作る料理が好きだから検討まで至りません」(30代・主婦)料理においては、電気・ガスの違いがはっきり出てきます。ガス火に慣れている人はそれが一番使いやすいでしょうし、IHクッキングヒーターでは難しい調理法があるといわれます。電気とガスを併用した生活に不満や不便を感じていない場合、あえて「オール電化」を導入しようと思う人は少ないということがわかりました。4.実際にオール電化を導入したら…こんなメリットが!検討した末、オール電化を導入したのは23人中7人。オール電化を導入、またはキッチンだけIHなど、電気を利用した生活をしている人が実際にどんなメリットを感じているか尋ねてみました。知人から評判を聞いている人もいます。■「火を使わないので、熱くないし、料理中も心配がないです。」(30代・主婦)■「年寄りふたりがどうしようもなく痴呆。オール電化じゃなければ健常者の私たちは家から出かけられないほど火災の心配しなきゃいけなかっただろうね」(20代・会社員)オール電化にした7人のうち6人が「火災の不安がなくなった」と回答。IHによって、気が楽になったと実感している人がたくさんいます。長時間の加熱があると自動的に停止するなど、危険防止機能があれば大事故の可能性が下がります。ガス火と比べれば、子どもやお年寄りがいる家庭でも安心できるのが何よりの利点となります。やはり、オール電化の「安全性」は大きな魅力のようですね。それでは、オール電化を検討したことがない人も気になっていた「光熱費」については、どのような意見があるのでしょうか。■「ガス電気を両方使うとそれぞれ基本料金がかかってくるけど、オール電化だけだとガス代の基本料金がかかってこないため」(30代・主婦)■「電力会社でもいろいろな電気料金プランがあるので、そこもやりくりすればもっと安くなる可能性があります」(40代・主婦)■「まだ導入していないのでわかりませんが、友人は太陽光発電も利用しているので光熱費が安くなったと言っていました」(30・代主婦)総合的に見て、オール電化のほうがお得に感じている人が多いことが明らかになりました。ガスの基本料金がなくなることや、電気代が安い深夜電力を活用出来る点、その他にもソーラーパネルによる太陽光発電も可能なので、おおよその場合は光熱費を抑えられる可能性が高い、というのが実情といえます。また、電力自由化にともない、自分の生活に合った料金プランを選ぶことで、さらに電気代を節約出来そうだという意見もありました。他のメリットとしては「快適さ」。■「オール電化ではないのですが、IHだけは導入しました。掃除が大変簡単です」(50代・主婦)■「灯油はやはり面倒だし、ストーブの掃除をまめにしないとならず、手間がかかると感じていたからオール電化にしました」(30代・主婦)やはり大きな違いはキッチンであり、IHにすることで手入れがずいぶん楽になったという人がほとんどです。暖房器具についても、電気のほうが手間がかからず便利という意見が多数占めました。5.オール電化を導入したものの……やっぱりこれはデメリット実際にオール電化を導入した7人が感じるデメリットは?■「今のところ停電にあったことがなく、電気代がとても高いと感じたこともないのでデメリットを感じた事はない。だが、停電になった時には不便さを味わうと思う」(30代・主婦)■「震災のとき、計画停電があり、すべてオール電化だったので困りました」(30代・主婦)7人のうち4人が、停電時の不安を抱えていました。導入する前から理解はしていたものの、万が一の時に家の設備が何も使えなくなるのはやはり大きな不安です。オール電化である限りこの問題点はどうしようもなく、いざという時のために備えをしている人もいます。またIHクッキングヒーターの使い勝手については、不満を持つ人が多いようです。■「火力が全然出ない。それに鍋を傾けるとすぐに切れようとセンサーがはたらいちゃうし、明らかに不自由」(20代・会社員)■「IHクッキングヒーターに使えない鍋やフライパンがあり、以前のものが使えなくなりました」(30代・主婦)安全で掃除も楽である代わりに、気持ちよく料理をしたい人にとってIHはやはりちょっと難ありのようです。火力・火加減や使える調理器具が限定され、単刀直入に「美味しく仕上がらなかった」と、厳しい意見も。その他、口コミや一般的にいわれるデメリットとしては、以下のような意見が聞かれました。■「オール電化の友人は、専業主婦で昼間家にいるから、その時間帯の電気代が気になると言っていました」(40代・主婦)■「子どもがいるので深夜に電気を使うことがないし、初期費用や調理器具でお金がかかるはずなのでデメリットだと思います」(20代・主婦)オール電化住宅向けの電気料金は、深夜が安く、昼間が高い設定なので、生活スタイルによってはそれがデメリットとなるのでは、と考える人は少なくないようです。6.賛否両論あるけれど、最終的にオール電化はオススメなの?最後に、オール電化を実際に利用してみた人が、結果的にどう思ったのか、本音を聞いてみました。■「たしかに初期費用は高額ですが、メリットのほうが高いので、知り合いの人にはおすすめしたいと思います」(30代・主婦)■「ぜひおすすめします。特に高齢になった両親には火事の心配をしなくていいため」(30代・主婦)■「今はあまりすすめたいとは思わない。高くつくし、夜は相当蓄熱しないと暖まらないから」(30代・主婦)最終的には、7人のうち6人が“オススメ”と回答しました。停電や初期費用、IHの使いにくさなど気になるポイントはあるものの、全体的に見れば、オール電化にして良かったと感じている人のほうが多くなっています。実際に使っている人のお墨付きならば、問題となる点について妥協できさえすれば「オール電化」は一考の価値があるといえそうですね。まとめ電気代が安くなるイメージがある「オール電化」。実際に導入してみると、ガスと電気の両方を使うよりも光熱費を抑えられるケースが多いのは確かのようです。ただし、ライフスタイルによっては必ずしも節約になるわけではありません。ガス利用から切り替えるには費用がかかりますし、人によってメリット・デメリットに感じる部分も異なります。とはいえ安全面など、電気ならではの魅力もあります。現在は導入が難しくても、家を建てる時や引っ越しする際に備えて、知っておいても損はありません。「オール電化」は気になるものの、なかなか意思決定できないという方は、今回のアンケート結果を参考にあらためて検討してみてください。
2017年03月17日オール電化にした場合、効率的に電気を使えば、年間の光熱費は30,000円程度節約できます。ガス併用の場合と比べ、夜間のエネルギーコストが低い点と、基本料金が1つ分で済む点がポイントです。エコキュートや蓄熱暖房機の設定を適宜調節したり、IHクッキングヒーターの使い方を工夫したりして、電気料金を上手に節約しましょう。■オール電化にした場合の光熱費を試算!オール電化に対して、便利やお得といったイメージを持っている方は多く見られます。では、実際にオール電化にした場合、光熱費はどのくらいかかるのでしょうか。以下では導入費用とあわせてご紹介します。【オール電化にした場合の光熱費の変化】オール電化にした場合の光熱費は、ご家庭の電気使用量とガス使用量によって変化します。たとえば東京の住宅で、電気料金が月平均12,000円、ガス料金が月平均8,000円の場合、オール電化導入後の光熱費は月17,350円程度になると試算されます。年間で考えると、ガス併用の場合は240,000円、オール電化にした場合は208,280円ですから、約30,000円節約できる計算です。【オール電化の導入費用試算】オール電化を導入する際の費用について、製品ごとに試算してみましょう。まずキッチンをIHクッキングヒーターにするには、以下の費用がかかります。なお、費用の数字は目安です。■IHクッキングヒーター本体(3.0kW×2、ビルトイン型):130,000円~180,000円■設置工事費、ガスレンジ撤去費:85,000円合計:215,000円~265,000円次に急騰を電気で行うエコキュートを導入した場合は、以下の費用がかかります。■エコキュート本体(370Lタイプ):400,000円■基礎工事費:50,000円■エコキュート設置工事費:50,000円■水道関連工事費:150,000円■電気工事費:40,000円■ガス給湯器撤去費:12,000円■調整費、雑費:50,000円合計:750,000円さらに、蓄熱暖房機を導入した場合は以下の費用がかかります。■蓄熱暖房機本体(リビング15畳の場合):300,000円~350,000円■組立費:300,000円~350,000円■電気工事費:50,000円~120,000円■床、壁増強工事費:20,000円合計:670,000円~840,000円以上の3つを導入すると、合計で1,635,000円~1,855,000円程度かかる計算です。■オール電化とガス併用の場合の違いは?オール電化の場合とガス併用の場合では、光熱費はどのくらい差があるのでしょうか。以下で試算してみましょう。【エネルギーコストを比較】ガスと電気のエネルギーコストを、単位を統一して比較してみましょう。ガスで起こせる熱を電気で起こした場合にどのくらいの電力量が必要になるかを計算し、kWhに単位を統一して比べます。たとえばLPガスの発熱量は1立方メートル当たり24,000kcalで、この熱を電気で起こそうとすると27.907kWの電力が必要です。またLPガスの1立方メートルあたり価格は、2016年12月時点で543.52円(石油情報センター公表の一般小売価格「家庭用LPガス50立方メートル小売価格」全国平均額より算出)となっています。したがってLPガスにおける1kWhあたりの費用は「543.52円÷27.907kW≒19.5円」です。同様に都市ガスについても計算すると、都市ガス1kWhあたりのエネルギーコストは9.1円となります(都市ガスの価格は東京ガスにおける東京地区の一般契約料金(2017年3月検針分、月の使用量20立方メートルをこえ80立方メートルまでの料金単価)より算出。都市ガスの発熱量は1立方メートルあたり10,750kcalとして計算)。一方オール電化の電気料金単価については、ある電気事業者のオール電化用プランでは以下のようになっています。■昼間時間1kWhあたり25.33円■夜間時間1kWhあたり17.46円以上を見てみると、1kWhあたりのエネルギーコストだけ考えた場合は、都市ガスが効率的だとわかります。ただし、電気とガスを併用した場合は、基本料金が電気とガスそれぞれにかかる点に注意が必要です。これに対してオール電化の場合は基本料金が1つですむため、月々の電気料金で考えるとオール電化の方が安くつく場合があるといえるでしょう。【基本料金を比較】ガス併用の場合とオール電化の場合それぞれにかかる基本料金の合計を比較してみましょう。都市ガスの基本料金は、あるガス会社で月32立方メートル(全国平均使用量)利用した場合、1,036円です(2017年3月時点)。またLPガスの基本料金は平均で1,584円となっています(プロパンガス料金消費者協会「プロパンガス基本料金の平均と適正料金」2016年1月現在関東エリア)。電気についてはガスと併用の場合、ある電気事業者における契約種別「従量電灯」の30A契約(平均モデル)では月842.4円が基本料金です。オール電化の場合、ある電気事業者によるオール電化向けプランによると、一般的な契約容量6kVAの場合の基本料金は1,800円となっています。以上を踏まえると、ガス併用の場合とオール電化の場合の基本料金合計額は以下のとおりです。■都市ガスと電気併用:1878.4円■LPガスと電気併用:2426.4円■オール電化:1,800円これらの数字から、オール電化の基本料金がもっとも低く抑えられていることがわかります。先述した1kWhあたりのエネルギーコストも考えると、使い方によってはオール電化がもっとも安く光熱費を抑えられるといえるでしょう。■製品別!オール電化での節約アイディア!オール電化で光熱費を抑えられるかどうかは、製品の使い方にかかっています。使い方が適切でないと、予想以上に光熱費がかかってしまうこともあるため注意が必要です。以下では、エコキュート・IHクッキングヒーター・蓄熱暖房機の3つに分けて、オール電化の節約アイディアを製品別にご紹介しましょう。【エコキュート】エコキュートは、おもに設定を工夫することで電気代を節約できます。具体的にどのような工夫をするべきかについて、以下で詳しく見ていきましょう。■季節によってモードを切り替える季節によって設定を使い分けましょう。たとえば「省エネモード」は電気をもっとも節約できる設定ですが、冬はそのままにしておくと日中お湯が足りなくなり、沸き増しが必要になって、逆に多くの電気を使うことになってしまうこともあります。したがって、省エネモードだけでなく、季節ごとのお湯の使用量を適宜確認しながら、その都度モードを切り替えるようにしてください。■日中は休止モードに設定する日中お湯をあまり使わない日は「昼間休止モード」に設定しましょう。エコキュートはタンクの湯量が減ってくると、日中であっても自動で沸き増しをする機能が備わっています。「今日はこれ以上お湯を使わない」という日に沸き増ししてしまうのはもったいないですから、そうした場合は休止モードを活用してください。■ピークカット設定を活用するピークカット設定とは、日中の電気料金単価が高い時間帯には、お湯の残りが少なくなっても沸き増しをせず、電気を節約できる機能です。■追い炊きや自動保温を避けるお風呂のお湯を温めるときは、追い炊きや自動保温ではなく、できるだけ「高温足し湯」をしましょう。追い炊きや自動保温は、タンク内にあるお湯の熱を利用して、循環したお湯を温める方法です。適温で給湯されますが、熱量を利用した分、タンク内の熱が逃げてしまいます。一方、高温たし湯は、タンク内にある熱いお湯をそのまま足すため、お湯の熱を無駄なく利用できる点がメリットです。■不在中は休止モードに設定する数日間不在にする場合は休止モードを利用しましょう。指定した日数、沸き上げをしないように設定できます。■沸き上げの時間帯を調整する「夜間」の時間設定を確認しましょう。使っている電気料金プランの「夜間」時間とエコキュートの「夜間」時間が異なると、電気料金単価の高い時間帯に沸き上げしてしまう可能性があります。■熱効率が高くなる環境を整える熱効率が悪くならないよう、ヒートポンプの周りには物を置かないようにしましょう。【IHクッキングヒーター】IHクッキングヒーターの電気を節約する方法としては、以下のものが挙げられます。■火力を上手に調節する料理によって火力を調節しましょう。たとえば煮物は低めの温度、炒め物は高めの温度といった具合に出力を調整すれば、料理がおいしく仕上がるだけでなく節電にもなります。■お湯を多めに沸かすお湯を沸かすときは多めの量をまとめて沸かしましょう。沸かす水の量が2倍になっても、沸かす時間は2倍にはなりません。こまめに沸騰させるよりもまとめて沸騰させたほうが効率はよくなります。■料金単価の安い時間帯に使用するIHクッキングヒーターを使う時間帯を調整しましょう。たとえば長時間熱する必要のある煮物などは、電気料金単価の安い夜間や早朝などに調理するのがおすすめです。■鍋の水分をしっかりと取る鍋の底の水分をしっかりと拭いてからIHクッキングヒーターにかけましょう。鍋の底がぬれていると、その水分を蒸発させるために余分なエネルギーを使うことになってしまいます。■熱効率の良い調理方法を心がける調理方法を工夫しましょう。たとえばフタや落し蓋を使って熱効率をよくしたり、余熱を利用して保温調理したり、圧力鍋や無水鍋を使ったりしてみてください。これらの工夫をすることで、調理中の余分なエネルギーを節約できます。【蓄熱暖房機】蓄熱暖房機もエコキュート同様、設定を調節することで節電できます。具体的な設定方法について、以下で詳しく見ていきましょう。■蓄熱量を調整する蓄熱量を季節ごとに調節しましょう。寒い日に蓄熱量が足りなくなり、日中の電気料金単価が高い時間に追い焚きしてしまったり、逆に暖かい日に蓄熱しすぎて暑くなってしまったりすることのないようにします。なおシーズンセンサーが備わっている蓄熱暖房機については、蓄熱量の下限値や最大蓄熱時の外気温度を微調整できます。蓄熱開始時の外気温度も手動での調整が可能なので、積極的に活用してみましょう。■料金単価が安い時間帯に合わせて蓄電をする通電時間設定を確認しましょう。エコキュートの場合と同じように、夜間の電気料金単価が安い時間帯にあわせて蓄電するよう、時間を適切に設定してください。■必要がないときにファンを回さないファン付きタイプの蓄熱暖房機については、ファンは必要最低限だけ回すようにし、部屋が十分暖まっているときには切るようにしましょう。ファンを回すとその分熱が逃げてしまうため効率がよくありません。なかには、室温によってファンのオン/オフを自動で切り替えてくれたり、設定した時間帯だけファンを回すようにできたりするものもあります。また夜間に蓄熱する前には、ファンが止まっていることをしっかり確認しましょう。ファンが回ったまま通電すると、放熱してしまい蓄熱量が足りなくなることがあります。■不在中にファンをオフにする数日間不在にする際はファンやファンタイマーをオフにしておきましょう。無駄な放熱を防げます。ただし蓄熱暖房機そのものは停止させないよう注意してください。蓄熱暖房機本体の電源を切ってしまうと0%から蓄熱が必要になるため、多くの電気を使うことになってしまいます。蓄熱量を下げるなどして対応しましょう。■必要がない時期にはブレーカーごと落とす暖房の季節が終わったら、蓄熱暖房機のコンセントとブレーカーをオフにしましょう。ブレーカーが入ったままになっていると、気温の季節にも蓄熱されてしまうことがあります。また蓄熱量も最小に設定しておくほうが安全です。■まとめ今回はオール電化にした場合にかかる電気料金を、ガス併用の場合と比較してご紹介しました。いかがでしたか?オール電化は使い方のコツをつかめば光熱費を節約できます。今回ご紹介した節約方法も参考に、オール電化で省エネ生活を送ってみてください。
2017年03月08日電化製品を使っていなくてもコンセントに接続しているだけで消費される待機電力は、いわばムダな電力です。しかし、もちろんこのムダな電力にもお金はかかっています。そこで今回は、待機電力を削減して電気料金を削減する6つの効果的な方法をご紹介します。■待機電力って?電化製品が作動していなくても、コンセントにプラグを差し込んでいるだけで消費される電力のことを「待機時消費電力」、または「待機電力」といいます。待機電力とはその名の通り、次の作動を“待機している状態のときに消費する電力です。そのため、リモコン操作が必要な機器、受信・通信のために常に通電していなければならない機器、タイマー機能が付いており電源をオフにしても時間などが表示される機器など、常にスタンバイの状態を保つ必要がある電化製品で消費されています。待機電力は、私たちがより便利に電化製品を使えるように工夫された結果だともいるのですが、電化製品を使用しているわけでもないのに電気を使い続けているとすればこれほどムダな電力はないといわざるを得ません。しかしながら、省エネや節電の話になると頻繁に取り上げられるにもかかわらず、待機電力を節約しようという意識を持っている人はとても少ない印象です。その理由は、多くの人が「待機電力で使用する電力量なんてほんのちょっと。大した節約にはならないのでは?」と考えているからではないでしょうか?待機電力は家庭で消費している電力量の約5.1%を占めています。これを電気代に換算すると、4人世帯の場合では年間で約7,200円になります。4人世帯の1ヶ月にかかる電気代の平均が約12,000円なので、待機電力をすべてカットできればおよそ半月分以上の電気代を節約できることになるのです。このように考えると「たかが待機電力、されど待機電力」であり、待機電力のカットによって節約できる金額も、なかなかバカにならないと感じるのではないでしょうか?以下では、待機電力を節約する効果的な方法をご紹介していきます。「もったいない!」と感じた方はぜひ実践してみてください。■待機電力の効果的な節約方法5つ【方法1】待機電力量が大きい家電製品を把握する待機電力を節約するといっても、家の中に数ある電化製品すべてに節電対策を行うのは大変面倒ですし、継続して行うことも難しくなります。また、電化製品の中には、機器の特性としてこまめな電源のオンオフが適切でないものもあります。そこでまずは待機電力を大きく消費する家電製品、または待機電力を小さくしやすい電化製品を知り、それらに焦点を当てて待機電力量を見直していくのが有効です。いくつかの気になる電化製品だけでも節約対策するだけで、待機電力の大幅カットにつなげることができるでしょう。以下にランキング形式で待機電力が大きな家電製品をご紹介しますので参考にしてみてください。ちなみに、各電化製品のワット数(W)はそれぞれの待機電力を示しています。つまり、その数値にプラグをコンセントにつないでいた時間を掛けることで、待機電力による電力消費量が算出できます。1位:【モデムやホームゲートウェイ機器類】(7.34W)ほとんどの人がスマホやパソコンを所有している現代では、多くのご家庭でモデムなどのネット回線に関わる通信機器は生活に欠かせないものとなっています。しかし、通信機器類は精密機器でもあるため、こまめな電源のオンオフが機械の故障につながる可能性もあります。そのため、回線を使っていないときでも常に主電源をオンにする必要があり、必然的に待機電力が大きくなってしまいます。2位:【ガス瞬間湯沸かし器】(7.05W)ガス瞬間湯沸かし器はガスで瞬間的に水を加熱し、蛇口からお湯が出るようにするための電化製品です。「ガスを使ってお湯を沸かしているのに電力が必要なの?」と疑問に思うかもしれません。しかし蛇口をひねったときの水の流れをセンサーで感知し、水を設定温度に温められるようガスの量を調節し、水圧を制御して水量を一定に保つといった一連の細かな動作はすべて電気によって行われているのです。蛇口をひねればいつでも数秒で適切な温度のお湯が流れてくることを考えると、電源が入っているときには常にスタンバイの状態であり、多くの待機電力を消費していることが想像できます。3位:【ガス給湯器付き風呂がま】(6.65W)ガスを利用していることで盲点になりがちですが、ガス給湯器付きの風呂がまも瞬間湯沸かし器と同様、待機電力が大きい家電の筆頭です。ガス給湯器の場合は、夏場であれば入浴時以外に使う必要があることはほとんどありません。もちろん冬場でも、使わないときは電源をオフにすることを習慣づけましょう。待機電力に加えてガス代の節約にもつなげることができますよ。4位:【パソコンネットワーク機器】(5.92W)パソコンネットワーク機器には、ルーターやコンバータなどが含まれます。こちらもモデムなどと同じく電源を落とすことが適切でない場合が多いため、待機電力量を抑えにくい電化製品だといます。5位:【FAX】(3.43W)FAXには専用機のほか、FAX機能付き電話も含まれます。FAXは電源が入っていれば常に受信待ちの状態であるため、待機電力を大きく消費する電化製品の1つです。データの送受信などは、現在ではパソコンなどを通じて行う場合も多いでしょうから、ほとんど使っていないならば思い切ってコンセントからプラグを抜いてもよいかもしれません。6位:【固定電話】(2.46W)家庭に設置している固定電話も、FAXと同様の理由から常に受信待ちの状態を維持する必要があり、待機電力は比較的高くなっています。ご家族全員がそれぞれにスマホや携帯電話を所有しているならば、設置の必要があるかも一度検討してみるとよいでしょう。7位:【温水洗浄便座】(2.21W)エアコンやテレビ以上と意外にも大きな待機電力を消費しているのが、温水洗浄便座です。夏場など便座や温水の温度がそれほど気にならなければ、プラグを抜いて待機電力を節約することも可能です。8位:【ミニコンポなどのオーディオ機器類】(1.91W)AV機器は以前から待機電力が大きな電化製品として知られています。もちろん、製品性能の向上により数年前に比べて待機電力量が飛躍的に小さくなっていることも事実ですが、オーディオ機器の場合は、タイマー機能などの必要性がなければ使わないときはプラグから抜いてしまうことをおすすめします。9位:【DVDレコーダー】(1.77W)AV機器の中でもDVDレコーダーやテレビなどの場合は、実はプラグを抜いてしまうことでかえって消費電力が大きくなる可能性があります。プラグを抜くと、それまで機器に記録されていたさまざまな情報が一度リセットされてしまうことになります。そのため、いざ使おうとしてプラグをつなぎ電源を入れると、失った情報をもう一度ダウンロードしなければならなくなるのです。このときかなり大きな電力を消費してしまうため、あまりこまめにプラグを抜いてしまうと、削減できる待機電力よりも電源を入れた際に消費する電力のほうが大きくなってしまいます。DVDレコーダーなどの場合は、製品に省エネ機能などがあれば積極的に活用していき、プラグを抜くのは長期間家を空けるときなどに限定するほうが無難です。10位:【冷暖房兼用のエアコン】(1.74W)以前は待機電力量の上位にランクインしていたエアコンですが、近年の製品は性能がよく、他の電化製品に比べて比較的待機電力が小さくなっています。とはいえ、エアコンは春・秋の時期など使わない期間も長い家電製品ですから、長期間使用しないときにはプラグを抜いて待機電力の節約に努めましょう。エアコンと同じく、以前は待機電力量が大きいと考えられていたテレビはランク外。エアコンに続く11位で、待機電力は1.66Wになります。テレビも現在では機能性が向上しており、以前ほど待機電力を消費しないようになっています。一方で、従来通り待機電力が大きい電化製品が給湯機器です。給湯機器は通信機器とは違ってこまめに電源をオンオフすることもできるため、とにかく「使わないときは電源オフ!」を徹底していくことが、待機電力節約の大きなポイントになります。【方法2】主電源をオフにする特にテレビなどのリモコン操作をともなう電化製品は、リモコン操作でスイッチを切ってもスタンバイの状態になっているので、より大きな待機電力を消費します。使わないときは主電源からオフにすることをクセづけましょう。これだけで、待機電力量の約33%を節約することができます。【方法3】コンセントからプラグを抜くある期間しか使わない電化製品(エアコンなど)、こまめにプラグを抜いても機械そのものの機能性に問題がない電化製品(洗濯機など)はプラグを抜いてしまいましょう。プラグとコンセントがつながっていなければ通電することはないため、待機電力は0になります。電化製品を使っていないときだけでもプラグを抜いておくだけで、待機電力の約49%を節約することが可能です。ただしプラグを抜く際には、製品の機能性に影響を及ぼさないかを考慮するのが重要なポイントです。先ほどネット関連の通信機器やDVDレコーダーなどのAV機器にプラグを抜く節電方法が向かないことはご説明しましたが、もう1つ注意してほしい電化製品にエアコンがあります。オフシーズンにプラグを抜いておくことはもちろん待機電力の節電対策として効果的です。しかし、あまりこまめに抜いたりさしたりを繰り返すと、エアコンが故障する可能性があります。特に気をつけるべきは、コンセントにプラグをさした直後です。このときすぐに運転をはじめてしまうとエアコン内部の空気の循環が滞り、エアコンが傷つくおそれがあります。コンセントにプラグをさしてから数時間は、エアコンを使用しないようにしましょう。【方法4】節電タップを効果的に活用する待機電力の節約といえば、多くの人が思い浮かべるのが節電タップではないでしょうか?ひとつひとつの電化製品のプラグをいちいち抜く手間が省けるので、取り組みやすく続けやすい節電対策としてもおすすめできます。しかしながら、節電タップを取り入れることでいったいどれほどの節約効果があるのでしょうか?家庭にある主要家電6つを節電タップにつなぎ、就寝時間などを利用して1日8時間スイッチをオフにしたとすると、年間では1,000円以上もの節約になるそう。一方で、スイッチランプをつけたままにしていた場合に6つの節電タップが消費する電力は、年間約136円になります。この金額を考慮しても十分な節電効果が見込めることが分かりますね。【方法5】長期間家を空けるときはブレーカーを落とすもっとも手っ取り早く待機電力の節電効果も高いのが、すべての電化製品の大元となるブレーカーを落としてしまうこと。もちろん、冷蔵庫など常に運転している必要がある部分まで電源を落とすのでは生活に支障が出るので、必要な部屋のブレーカーを落とすだけでOK。出張や旅行などで長期間家を空けてしまう場合は、安全性を確認したうえで実行してみてください。■省エネ家電に買い替えてみようここまで待機電力を効果的に節約するための5つの方法をご紹介していきましたが、実はもっとも待機電力の節約効果が高いといえるのは、現在使っている家電製品そのものを省エネ家電に切り替えることです。さまざまな家電製品の機能は年々向上し、それにともなって待機電力を削減する仕組みも優れたものになっています。たとえばオートオフ機能。一定時間が経つと自動的に電源が落ちる仕組みになっており、待機電力を最小限に抑えることができます。また、DVDレコーダーなどでは表示オフ機能で省エネできるものもあり、プラグを抜くことで設定が毎回リセットされるといった煩わしさもなくなります。もちろん初期投資は必要ですが、省エネ家電に切り替えることで待機電力だけでなく、消費電力全体を抑えることができます。長い目で考えれば、結局は電気代の節約になることも少なくありません。先ほどご紹介したランキング上位の家電を1つでも省エネのものに切り替えるだけで、大きな節約効果が期待できます。ぜひ検討してみてください。■まとめいかがでしたか?今回は消費電力の中でも特に待機電力について取り上げ、効果的に電気代を節約する方法をご紹介しました。何か1つでもできることからはじめてみて、待機電力の削減、そして電気料金の節約につなげていただければと思います。
2017年03月01日夏のピーク時には、消費電力の約60%を占めるともいわれるエアコン。賢く使ってしっかりと電気代を節約できていますか?こちらの記事では、今からでもはじめられるエアコンの節約術と、一緒に試したい夏冬の節電アイデアをご紹介しています。■冷房と暖房の節電アイデア3つ【1】基本の設定温度を守ろうエアコンの設定温度は、冷房は28℃、暖房は20℃が基本です。温度がたった1℃変わるだけで、電気代は約10%もアップします。夏場は28℃よりも下げないように、冬場は20℃よりも上げないようにし、基本の設定温度を保つようにしましょう。28℃でも暑いな、20℃でも寒いな、というときには、設定温度は変えずに体感温度で調節するのが、賢いエアコンの使い方です。以下に2つのポイントをご紹介します。【2】風量を調節しよう風量を強にすると、冷房時は体感温度が下がり、暖房時は体感温度が上がるので、設定温度を変えなくても快適に過ごせるようになります。電気代も若干高くなりますが、設定温度を上げるよりもずっと少なく済むため、結果的には節電につなげることができます。また、特に風量を強くする必要がないときには、常に自動運転に設定しておくのがベスト。電気代が安く済むからと、はじめからずっと弱運転にしている方もいるかもしれません。しかし実は、エアコンは、室内の温度を設定温度にするまでにもっとも電力を必要とし、その後はそれほど大きな電力を使うことはありません。そのため、はじめから弱で運転を続けてしまうと、室内が設定温度に達するまでに長い時間がかかり、かえって電気代が高くなってしまいます。自動運転には、はじめは設定温度になるまで空気を一気に冷やしたり温めたりし、その後は送風や微弱運転によって室内の温度を一定に保つ機能が備わっています。ムダに電気代をかけないためにも、自動運転機能を上手に使いましょう。【3】風向きを変えてみよう風量と同時に、風向きを調節することでも体感温度を変えることができます。冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまる性質があるので、冷房時は風向きを水平に、暖房時は下向きにしてみましょう。このようにすると、室内の空気が上手く循環し、部屋全体を快適な温度に保つことができます。それでも部屋が冷えにくい、暖まりにくいと感じたら、扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用するのがおすすめです。扇風機やサーキュレーターを上に向けて回すと、空気がより循環しやすくなります。冷房時は、下にたまった冷たい空気をかく拌できるので、扇風機やサーキュレーターを少し下に向けて、首ふり機能を使ってもOK。扇風機やサーキュレーターの電気代は、エアコンの10分の1程度ととてもおトクです。最近のものは性能がよいので、さらに電気代がかからない製品も多くあります。有効に活用して、賢く節約しましょう。■エアコンの節電アイデア5つ【1】電源はこまめに切らないようにしよう電気代の節約のために、暑すぎたり寒すぎたりしたらこまめに電源をオフにしている方もいるでしょうが、実は逆効果。前述したとおり、エアコンは、運転直後から設定温度にするまでにもっとも電力を消費するからです。設定温度を28℃よりも上げたり20℃よりも下げたりするか、風量や風向きで調節し、あとは自動運転でつけっぱなしにしておくのが、賢いエアコンの使い方です。とはいえ、もちろん24時間つけっぱなしにしておくのでは、かえって電気代が高くなってしまいます。目安としては、1時間以内のちょっとした外出の間なら、つけたままにしておくほうが節約になる場合がほとんどです。【2】定期的にフィルターの掃除をしようほこりや湿気などでフィルターが汚れていると風の通りが悪くなり、最大で約25%とより多くの電力を消費してしまいます。掃除機でほこりを吸い取るなど、2週間に一度はお手入れをしましょう。こまめにフィルターを掃除していれば、かび臭いにおいや騒音なども改善されます。それほどこまめに掃除をする暇がない場合は、月に一度を目安に、フィルターをシャワーなどで水洗いすればOK。ただし、フィルターが濡れたままでは、カビや目詰まりの原因になります。しっかりと乾かしてから取り付けることを忘れないようにしましょう。【3】室外機の周りを整理しようエアコンは外気との熱交換によって部屋を冷やしたり暖めたりしているので、室外機の役割はとても重要です。外気の出入り口を植木や物などでふさいでしまうと、熱交換の効率が下がり、ムダな電力を消費してしまうことに。室外機の周りは常に整理しておきましょう。その際、枯れ葉や雑草などが詰まっていないかなどもチェックしておくとよいです。また、冷房の場合は、室内の熱を外へ排出するときにも多くの電力を消費します。しかし、直射日光や照り返しなどで室外機が熱を持ってしまうと、室内の熱を排出する力が弱まり、さらに多くの電力が必要になります。そのため、夏場はすだれやよしずなどで室外機の設置場所に日陰を作ってあげることも、節電対策として有効です。ただし、カバーなどで室外機全体を覆ってしまうのは逆効果。外気の出入り口はふさがないように配慮しましょう。【4】夏場は弱冷房除湿を上手に使おうほとんどのエアコンには冷房と暖房のほかに、除湿機能があります。除湿は冷房よりも電力を消費せず、しかも湿度が低くなることで体感温度が下がるため、同じ温度でも除湿のほうが涼しく感じるというメリットがあります。湿度が高い日は除湿機能を有効に活用し、電気代を節約しましょう。ただし、除湿には弱冷房除湿と再熱除湿の2つのタイプがあるため、注意が必要です。空気中から水分を奪うと、それにともなって空気が冷たくなります。弱冷房除湿では冷たくなった空気をそのまま室内に送りますが、再熱除湿では冷たくなった空気を適温に暖め直すプロセスがあります。そのため、再熱除湿の場合は、冷房よりも余計に電気代がかかってしまうのです。ご自宅のエアコンがどちらのタイプであるかは、取扱説明書で確認してみましょう。【5】長期間使わないときはプラグを抜こうエアコンは、比較的待機電力が大きい家電です。製品にもよりますが、エアコンのみの待機電力で1年間にかかる電気代は、500~700円ほど。たったそれだけだと思うかもしれませんが、夏の冷房を1週間~10日間我慢したのと同じくらいの電気代だと考えれば、バカにできない金額ではないでしょうか?生活スタイルによっても異なるでしょうが、エアコンを使うのは夏と冬、それも特に暑さや寒さが厳しくなる数ヵ月です。多くの場合、1年間を通して考えれば、エアコンを使わない期間のほうが長いといえます。長期間エアコンを使わない春や秋、出張や旅行などで数日家を空けるときなどは、プラグを抜いて待機電力を節約しましょう。■夏にできる節電アイデア3つ【1】窓からの熱を遮断しよう建物外から入ってくる熱のうち、約70%が窓からだといわれています。そのため、窓からの熱をしっかりとシャットアウトすることができれば、部屋全体を効率よく冷やすことができます。夏場は薄手のレースカーテンなどを使用している人も多いかもしれませんが、遮熱の点からいえば、厚手のカーテンや遮光カーテンがベスト。特に日差しが強い場所では、朝顔やゴーヤを利用した緑のカーテンも有効です。日差しを遮ってくれるだけでなく、植物の葉は太陽からの熱も吸収してくれます。また、窓からは熱気だけでなく冷気も入ってくるため、冬の暖房効率を上げたいときにも窓は大きなポイントになります。もっとも有効なのは窓ガラス自体を断熱ガラスに変えることですが、窓ガラスに断熱シートや断熱フィルムを貼ったり、カーテンを断熱仕様のものに変えたりすることでも、室内の熱を逃がさないように工夫することができます。【2】エアコンをつける前に換気をしよう外出先から帰ってきたときはすぐにでも涼みたいところですが、部屋を閉め切った状態では熱がこもっているため、エアコンをつけてもなかなか空気が冷えてくれません。そのようなときはまず窓を開けて換気し、こもった熱を逃がしてあげるのが有効です。繰り返しになりますが、エアコンは運転直後から設定温度にするまでにもっとも電力を使います。そのため換気は、部屋全体が早く涼しくなるとともに、節電にも効果的です。【3】昔ながらの涼を取る工夫を取り入れよう日本には、扇風機やエアコンなどが普及するずっと前から、昔ながらの涼みの工夫があります。たとえば、風鈴。最近では見かけることも少なくなりましたが、涼しげな音を聴いて気分だけでもスッキリすると、意外にも暑さをしのぐことができますよ。風がある日は窓を開けて、風鈴の音を聴きながら、気温が落ち着く朝夕だけでも窓辺で涼んでみてはいかがでしょうか。その際、風邪の通り道に濡れたタオルやシーツを干しておくと、さらに効果的です。水分が蒸発するときに周りの空気から気化熱が奪われるので、心地よい風を取り入れることができます。また、同じ気化熱の原理からいえば、ベランダや庭、玄関先など家の周りで打ち水をするのも効果的。打ち水は体感温度を下げるだけでなく、物理的に周辺の温度を2℃ほど下げてくれます。ポイントは、1日の中でも比較的涼しい午前中のうちに行うことです。気温が高い日中に水をまいても、涼しさが持続しません。朝のうちに打ち水をしておけば、午前中いっぱいは過ごしやすくなるでしょう。■冬にできる節電アイデア3つ【1】換気扇は必要なときだけ動かそうこれは暖房時だけでなく冷房時にもいえることですが、換気扇を動かしたままにしてしまうと、エアコンのおかげで適温になった室内の空気が外に逃げてしまいます。料理などで換気扇を使った後は、こまめに止めるようにしましょう。また、同様の理由で、ドアの開け閉めをきちんとするように心がけることも大切です。これだけで暖房効果も冷房効果もぐっと高まります。【2】エアコン以外の暖房器具を有効活用しようなんとなく暖房よりも冷房のほうが、電気代がかかるイメージがありませんか?しかし実は、暖房のほうがより大きな電力を消費するため、冷房よりも暖房のほうが電気代がかかってしまいます。なぜなら、冬のほうが室内の温度と外気温の差が大きいからです。そのため、暖房の消費電力をいかに抑えられるかが、冬の節電の大きなポイントになります。エアコンと併用したいおすすめの暖房器具は、電気ストーブです。エアコンの電気代が運転直後のもっとも電力を使うときで1時間当たり約50円であるのに対し、電気ストーブは強でも1時間当たり約30円です。エアコンに比べて格段に電気代が安いとはいえないかもしれませんが、ピンポイントですぐに暖めてくれるのが、エアコンにはない電気ストーブのメリットだといえます。そのため、まずは電気ストーブを使ってある程度部屋を暖めてから、エアコンを使う方法がおすすめです。室内が設定温度になるまでの時間を短縮でき、体が温まることから設定温度を下げることもできるので、電気代の節約につながります。ただし、電気ストーブはエアコンに比べて部屋全体の空気を暖める力は弱いので、リビングなど比較的広めの空間ではあまり効果が得られない場合もあります。また、意外にも電気代が安い暖房器具として、こたつや電気カーペットが挙げられます。こたつは強で1時間当たり約5円、電気カーペットは高で1時間当たり約9円です。どちらも直接体を温めてくれるので体感温度が上がり、暖房の設定温度を低めに設定しても快適に過ごせます。【3】加湿器を有効活用しようエアコンの節電アイデアでも触れていますが、湿度が低くなると体感温度も低くなり、反対に、湿度が高くなると体感温度も高くなります。そのため、暖房と加湿器を併用することで、暖房の設定温度を2℃上げるのと同じくらいの効果が期待できます。ただし、加湿器はエアコンよりもずっと少ない電気代で済むものが多いのですが、種類によっては電気代がかかるものもあるので注意が必要です。節電で選ぶなら、消費電力が小さい超音波式か気化式がおすすめ。空気が乾燥しやすい冬場はウイルスなども蔓延しやすいため、加湿器を使うと風邪予防にも有効ですよ。■まとめいかがでしたか?エアコンは数ある家電製品の中でも特に電力を消費します。しかし、ちょっとした工夫をするだけで、電気代を大幅に節約することが可能です。今回ご紹介した節約術はすぐにでもはじめられるものばかりですから、ぜひ日常生活に役立ててください。
2017年02月22日みなさんは、きちんと節電していますか?「電気代なんてそんなに変わらないでしょ」と侮るなかれ。すべての節電対策をトータルした年間の節約額が、約1ヶ月分の電気代に相当することもあるのです。そこで今回は、おすすめの節電方法を5つご紹介します。1. 消費電力のピーク時間帯を避けよう■なぜピークの時間帯を避ける必要があるの?電力の使用がある時間帯に集中してしまうと、1日の中で電力需要に格差が生じてしまい、供給設備の利用率が下がります。利用率の低下は供給コスト上昇の一因となってしまうので、安定した適正価格で電力を供給してもらうためには、各家庭でピークの時間帯に大きな電力を消費しない工夫が必要です。ご家庭でできる方法には、主に以下の2つがあります。①ピークカットピークカットとは、ピーク時間帯における電力そのものの消費量を減らす対策です。そのため、節電と省エネを同時に実行できる対策でもあります。ピークカットには、電化製品の使用を抑えたり、消費電力が通常よりも小さくなるように使い方を工夫したり、省エネ機能を備えた電化製品に切り替えたりなど、さまざまな方法があります。②ピークシフトピークシフトとは、1日のうち消費電力がもっとも大きくなる時間帯を他の時間帯に移動させる対策です。複数の電化製品の使用が重ならないようにしたり、電気を多く使用する時間帯を消費電力が小さくなる夜間や早朝にずらしたりする方法があります。また、蓄電システムを利用して夜間のうちに充電しておき、日中はその電力を用いて、電力会社からは電力を供給しないようにする方法も有効です。ただしピークシフトは、ピークカットのように電力そのものの消費量を減らすことはできません。そのため、節電や電気代の節約にはつながっても、省エネ対策にはならないといえます。1日のうちもっとも電力を消費するピーク時間帯は、在宅率が高い夕方頃だといわれています。中でも夕食の準備に取りかかる人が多い18~19時頃は、特に消費電力が大きくなります。18~19時を中心とした夕方の時間帯は、ピークカットやピークシフトで消費電力を抑えましょう。2. 窓の断熱でかしこく節電しよう水が高いところから低いところへと流れていくのと同じように、熱にも、温度の高いところから低いところへと移動していく性質があります。そのため、室内の温度と外気温との差が激しい夏場や冬場は特に、熱の出入りをいかにコントロールできるかが節電を考えるうえで重要なポイントになります。住宅の中でもっとも熱の出入りが激しい場所が、窓。建物から出入りする熱のうち、夏は約50~70%が窓から侵入し、冬は約50%弱が窓から逃げています。最近の住宅は壁や床には断熱材が施され、従来よりも建物の熱の出入りは抑えられるようになっています。しかし、ガラスは熱が伝わりやすく、日本の住宅で一般的なアルミサッシにもそれほど断熱性がないことから、窓はどうしても熱が通りやすい部分になってしまうのです。■外側から断熱対策!窓の外にすだれやよしずを垂らしておくと、直射日光による熱の侵入を防ぐことができるため、夏の冷房効果が格段にアップします。植物には熱を吸収する作用があるので、特に強い日差しが入ってくるところには、ゴーヤや朝顔のツルを利用した緑のカーテンも有効です。ご自宅が洋風の建物なら、サンシェードもおすすめ。インテリアとして、外観のデザイン性を高めることもできますよ。また、夏に窓から侵入してくる熱には、窓周辺の照り返しもあります。窓辺やベランダに、鉢植えや木製のすのこ、レンガなど、熱を吸収してくれるアイテムを設置してみましょう。■内側から断熱対策!暖気を窓から逃がさないようにするためには、窓そのものを真空ガラスなどの断熱性が高いものに交換したり、二重サッシを取り付けたりすることが有効です。とはいえ時間も費用もかかりますし、賃貸の住宅であれば自由に取り換えることは難しいでしょう。そこで活用したいのが、断熱シートや断熱フィルムです。市販のものを窓に貼りつけるだけで、簡単に断熱効果を高めることができます。また、これらは冬場の結露対策としても有効です。結露は、冷えたガラスの表面で空気が冷やされることにより、発生します。そのため、断熱シートやフィルムで冷気をシャットアウトすれば、結露ができにくくなります。シートやフィルムを貼りつけることを手間に感じる方は、断熱スプレーもおすすめ。窓に吹きかけることでシリコンコーティングが施され、断熱効果を高めることができます。コーティングの持続時間は1ヶ月ほどなので、1ヶ月を目安に使用しましょう。断熱シートやフィルムは、外からの熱の侵入を防ぐ効果もあるので、夏の冷房効果を高めるためにも有効です。夏・冬のいずれも、これらに加えてさらに遮熱カーテンやブラインドを活用できればベスト。ただし、遮熱カーテンは通常のカーテンに比べて生地が厚く、部屋が暗い印象になってしまうこともあります。気になる場合は、夏場は明るめのブルーでさわやかな印象にするなどの工夫をするとよいかもしれません。3. 消費電力をこまめにチェックしよう■電力の使用量を計算で求めてみようみなさんは、ご自宅の電化製品がどれくらい電力を使用しているのか、知っていますか?電力使用量の計算は、実はとても簡単です。電化製品には、○W(ワット)という表示があります。これは、その電化製品を動かすために必要な電力を表しています。これに電化製品の使用時間をかければ、電力使用量が求められます。たとえば、50Wの照明を1日に16時間(h)使用しているとすると、50W×16h=800Wh(ワットアワー)となり、照明だけで1日に800Whの電力を使用していることが分かります。Whとは、1時間に消費する電力量の単位です。電力会社はWhをもとに料金を設定しているため、電力使用量が計算できれば、いくらの電気代がかかっているかも知ることができます。上記の例でいうと、電力会社との契約が1kWh(=1,000Wh)当たり20円であれば、照明にかかる電気代は1日当たり16円となります。このように、ワット数が分かれば、おおよその消費電力と電気代を計算することが可能です(運転中に消費電力が大きく変動するエアコンなどは除く)。具体的に数字で表すことができれば、節約のために節電しようという意識も高まるのではないでしょうか?■電力会社のサービスを活用しよう電力会社によっては、電気の使用量や電気代を1日単位や30分単位で細かくチェックできるサービスを提供しているところがあります。ご契約の電力会社がそうしたサービスを提供しているか確認し、サービスがある場合は積極的に利用して、電力使用量の見直しを行いましょう。4. 電化製品の使い方を見直そうご自宅の電化製品を省エネ効果が高い製品に切り替えることは、節電対策として大きな効果があります。しかし、今使っている電化製品はそのままに、使い方を工夫するだけでも消費電力を抑えることができるのです。以下に身の回りの電化製品について、有効な節電対策をご紹介します。■エアコンエアコンは、設定温度がたった1℃変わるだけで、電気代が10%以上もアップします。冷房は28℃より下げないように、暖房は20℃より上げないように心がけましょう。28℃・20℃で室内が快適な温度にならない場合は、設定温度は変えずに、風量を強くするのがベター。自動運転よりも若干電気代は高くなりますが、設定温度を変えるよりもずっと少ない消費電力に抑えられます。また、先ほどご紹介した断熱対策も、冷暖房効果を高めるためには非常に有効です。夏の場合は、窓を断熱するだけで、2~4℃ほども室内温度の上昇を抑えることができます。さらに、定期的にフィルターを掃除する、室外機の周りを整理して空気の通りをよくする、といった方法でも冷暖房の効率を上げることができ、節電につながります。■照明照明は、使い終わったら消すことを習慣にし、点けっぱなしを避けましょう。消し忘れが多い場所では、人感センサー付きの製品を使用するのも有効です。また、照明の場合は取り換えが簡単なので、ご自宅の照明が白熱電球や蛍光灯を使用しているならば、電球そのものをLEDに取り換えてしまうのもおすすめです。LEDは白熱電球や蛍光灯と比較すると価格は少し高くなりますが、それらに比べてはるかに寿命が長く、消費電力も小さいので、長い目で見ればLEDを活用するほうが節約になるといえます。■テレビ見たい番組があるわけでもないのに、なんとなくテレビを点けていることはありませんか?必要がない場合は消すことを意識してみましょう。その際、主電源からオフにすることを心がけてみてください。リモコンの信号を待機している状態での消費電力をカットすることができます。また、テレビは静電気が発生しやすく、付着したホコリで画面は思った以上に汚れています。画面が暗いなと思ったら、輝度を上げる前に拭き掃除をしてみましょう。1週間に一度を目安に行えるとよいです。■トイレ(温水洗浄便座)季節にかかわらず、いつも便座の暖房をオンにしていませんか?春から秋にかけての期間は使わなくてもよいことがほとんどなので、必要なとき以外はスイッチをオフにしておきましょう。また、便座や洗浄水の温度は、冬場であっても低で十分快適に使用できます。温度が高くなっていないかチェックしてみましょう。最近の製品には節電機能が付いているものが多いので、付属の機能を活用できているかも合わせて確認してみるとよいです。■キッチン周りキッチン周りで特にムダな電力を消費しがちなのが、冷蔵庫です。たとえば、冷蔵庫内に最大限にものを詰め込んでいる状態から半分ほどの状態にするだけで年間約960円の節約に、設定温度を強から中に変更する(周辺温度22℃の場合)だけで年間約1,360円の節約に、壁から少し離して設置し熱を逃がしやすくするだけで年間約990円の節約になります。つまり、冷蔵庫の使い方を見直すだけで、トータルでは年間約3,310円もの電気代の節約になることが分かります。常温保存できるものを冷蔵庫にしまっていないか、期限切れの食べ物が庫内に放置されていないか、設定温度は適切であるか、などをチェックしてみましょう。そのほか、炊飯器では、保温機能をなるだけ使わないようにするのがポイントです。ご飯はまとめ炊きしてよく冷ましてから冷蔵庫に保存し、食べる分だけ電子レンジで温めるほうが、電気代の節約になります。また、電気ケトルでお湯を沸かしている方は、魔法瓶を有効活用して保温機能を長時間使わないようにしましょう。5. 節電グッズを有効に活用しようここまでご紹介してきた4つの節電方法に加えて、節電グッズを活用していけば、より高い節電効果が得られます。今回はおすすめの節電グッズを4つご紹介しますので、ぜひ使いやすそうなものをご自宅にも取り入れてみてください。■HEMS(ヘムス)HEMSとは、ホームエネルギーマネージメントシステムの略で、ご自宅の電化製品すべてをネットワークに接続し、電力の使用量を可視化してくれるシステムです。細かな時間単位での消費電力をモニターに表示してくれたり記録してくれたりし、機能性の高いものでは、自動で消費電力を抑制してくれるものもあります。■ワットチェッカーワットチェッカーは電化製品の電源コードとコンセントの間に取り付けて使用するアイテムで、使用する電化製品の電気代をリアルタイムで表示してくれます。HEMSは高性能ですが、価格は数十万円からと気軽に導入できるものではないので、まずは気になる電化製品にワットチェッカーを使用してみるのもおすすめです。1個当たり1,000~1,500円程度で購入できます。■ソーラー充電器さまざまな電化製品を、電力を消費せずに太陽光で充電できるアイテムです。どのような機器を充電するかによって初期投資の金額は異なりますが、スマートフォンの充電器であれば、機能性が高いものでも1万円以内で購入できます。■節電タップ節電グッズとしてはおなじみの、節電タップ。一般家庭における消費電力のうち約7.3%を占めるといわれる待機電力を、コンセントを抜く必要なく簡単にカットできるアイテムです。意識してこまめに待機電力をカットするように心がけると、年間では約1,000円の電気代の節約になります。■まとめいかがでしたか?ここまでさまざまな節電のアイデアをご紹介してきましたが、はじめからすべての節電アイデアを実践する必要はありません。まずはどれか1つでもできることからコツコツはじめて習慣化し、地球環境にもお財布にもやさしい省エネ生活を目指しましょう。
2017年02月22日月々の電気料金は、「電気料金=基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金」の計算式で算出されます。また電力量料金の算出式は「電力量料金=電力量料金単価×使用量+燃料費調整単価×使用量」です。このうち「電力量料金単価×使用量」の部分は節約努力によって減額が可能だといえます。■電気料金の内訳は?「電気使用量のお知らせ」といった名前のついた電気料金・電気使用量の明細をじっくり見たことがありますか?よく観察してみると、請求予定金額欄の下部などに、電気料金の内訳が書いてあります。これらは何を意味するのでしょうか。電気料金の内訳は以下のとおりです。この3つの合計が月々の電気料金となっています。◼︎基本料金◼︎電力料金◼︎再生可能エネルギー発電促進賦課金電力料金はさらに以下のように分けられます。◼︎電力量料金単価×使用量◼︎燃料費調整単価×使用量使用量はご家庭のメーターの針から読み取ります。当月の指示数から前月の指示数を引いて、その月の使用電力量が決まります。なお口座振替を利用している場合は上記合計額から割引されることもあります。■基本料金とは基本料金とは、契約アンペアごとに決められた一定の料金のことを指します。契約アンペアとは、同時に使用できる電気量のことです。一気にいろいろな電化製品を使ってブレーカーが落ちてしまった経験はありませんか?それは、契約アンペアを超えた電気量を使ってしまったことによるものです。たとえばある電力会社を例に挙げると、10アンペアから60アンペアまで5アンペアもしくは10アンペアごとに契約アンペアが定められています。各基本料金は、・10アンペアで280.80円・15アンペアで421.20円・20アンペアで561.60円といった具合です。契約アンペアの色は、アンペアブレーカーの色によって判別できるのが一般的です。たとえばある送配電事業者の場合であれば、契約アンペアが10アンペアの場合は赤色、15アンペアの場合は桃色、といった具合に決まっています。なお色と契約アンペアの組み合わせは送配電事業者によって異なりますので、利用している送配電事業者の色分けをチェックしてみましょう。契約アンペアは任意で変更できます。頻繁にブレーカーが落ちてしまうという人は契約アンペアの変更を検討したほうがよいでしょう。ただし契約は年間契約が基本で、季節的に契約アンペアを変更できないのが一般的です。たとえば、電気をあまり使わない春や秋には15アンペアで契約し、電気を多く使う夏や冬には30アンペアで契約する、といったことは多くの場合できません。したがって契約アンペアを決める際は、1年または1日のなかでもっとも電気を多く使うタイミングを考えて決定しましょう。たとえば電気機器を同時に多く使いがちな夕食前・夕食時、冷暖房機器を使う真夏や真冬などの電気量を想定して決めてください。なおアパートやマンションなどの集合住宅の場合は、契約アンペアを変更する際に所有者や管理人の許可が必要です。契約アンペアを下げると基本料金は下がりますが、上乗せされる電力量料金は変わらなかったり、逆に増えたりすることもあります。基本料金を減らしても合計としての電気料金は必ずしも減るわけではありませんので注意しましょう。■電力量料金単価の仕組み「三段階料金」とは電力量料金単価とは、使用電力1kWhあたりの料金のことです。電力量料金単価は契約種別によって決まります。契約種別とは、電力料金単価を決める電気料金プランのことです。契約種別はおもに以下の3種類に分かれます。①従量電灯24時間一律の電力量料金単価が設定されている契約種別です。もっともオーソドックスな契約種別だといえます。②時間帯別電灯一日を昼夜2つや朝昼晩3つの時間帯に分け、時間帯ごとに異なる電力量料金単価を設定している契約種別です。「夜得プラン」「朝得プラン」のような名前がついているのを見たことのある人もいるでしょう。たとえば日中自宅にいないことが多く、夜に電気を使うことの多い人は、夜間に電力料金単価が低くなる契約種別を選べば、電気料金をその分安く抑えられます。なお時間帯ごとおよび季節(2季節)ごとに電力量料金単価が設定されている契約種別もあります。③ピーク抑制型時間帯別電灯電気使用量がピークになる夏の午後3時間(北海道は冬期の夕方3時間)の電力量料金単価を高めに設定し、それ以外の時間帯の電力量料金単価を低めに設定しているタイプの契約種別です。「ピークシフト」などという名前がついています。電力量料金単価の多くは「三段階料金」となっています。三段階料金制度とは、電気の使用量に応じて、電力量料金単価を3段階に変動させる制度のことです。省エネを推進する目的で昭和49年6月から実施されています。第1段階は、国が保障すべき最低限度の生活水準である「ナショナル・ミニマム」の考えにのっとった料金で、比較的低額に設定されています。第2段階は標準的な家庭における月ごとの使用量を踏まえた平均的な料金設定です。そして第3段階は若干割高に設定されています。たとえばある地域で従量電灯Bという契約種別で契約した場合、・第1段階は120kWhまでで19.52円/kWh、・第2段階は300kWhまでで26.00円/kWh、・第3段階はそれ以上で30.02円/kWhと設定されています。もしこの電力量料金単価の地域で、ある月の使用量が60kWhだった場合は、第1段階の料金が適用され、19.52円×60=1171.2円の電力量料金という計算です。以上を見るとわかるとおり、電力量料金単価は使用電力が少ないほど低くなるとともに、使用量に比例して電力量料金が決まることから、「電力量料金単価×使用量」は節約努力によって抑えられる部分といえるでしょう。また契約種別の見直しによっても額を抑えられる部分です。■燃料費調整単価とは燃料費調整制度とは、発電に必要な火力燃料(原油、LNG(液化天然ガス)、石炭)の価格変動を電気料金に反映させるための制度です。火力燃料の価格変動に応じて「燃料費調整単価」が毎月調整されます。電気料金においては、この燃料費調整単価に月の使用量をかけた「燃料費調整額」として反映されています。燃料費調整単価の計算式は以下のとおりです。なお燃料費調整単価は、小数点以下第1位で四捨五入されます。◼︎平均燃料価格が基準燃料価格を上回った場合はプラスの燃料費調整単価になります。燃料費調整単価=(平均燃料価格-基準燃料価格)×基準単価÷1,000◼︎平均燃料価格が基準燃料価格を下回った場合はマイナスの燃料費調整単価になります。燃料費調整単価=(基準燃料価格-平均燃料価格)×基準単価÷1,000平均燃料価格とは、原油、LNG、石炭それぞれの燃料価格を原油換算1klあたりの価格に換算した計算用の燃料の価格です。原油、LNG、石炭それぞれにおける3か月間の貿易統計価格にもとづいて、毎月算定されます。平均燃料価格は地域によって異なりますが、たとえば関東エリアの場合であれば、以下のような計算式で算出されます。【平均燃料価格(原油換算1klあたり)=(3か月における1klあたりの平均原油価格×0.1970)+(3か月における1tあたりの平均LNG価格×0.4435)+(3か月における1tあたりの平均石炭価格×0.2512)】なおそれぞれの平均価格にかけられている定数は、地域によって異なります。また、上記の式の基準燃料価格は、電力会社が料金設定をする際に前提条件として用いる平均燃料価格のことです。基準燃料価格と平均燃料価格の差額から、燃料費調整単価のプラスマイナスや額の大きさが決まります。たとえば関東エリアの場合であれば、以下のように平成24年1月~3月における平均貿易統計価格から、原油換算1klあたりの基準燃料価格を算出しています。◼︎1klあたりの平均原油価格57,802円◼︎1tあたりの平均LNG価格67,548円◼︎1tあたりの平均石炭価格11,452円→以上3点から算出し、基準燃料価格は原油換算1klあたり44,200円基準単価とは、平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の燃料費調整単価のことです。たとえば関東エリアでは22.8銭/kWhと決められています。以上を踏まえて、燃料費調整額を具体的に見てみましょう。燃料費調整額は先述したとおり「燃料費調整額=燃料費調整単価×月の使用量」の計算式で算出されます。たとえば使用量60kWhで燃料費調整単価が-4.6円/kWhだった場合、-4.6円×60=-276円がその月の燃料費調整額です。電気使用量や電気料金の明細には燃料費調整単価自体が明記されていることはあまりありませんが、燃料費調整額を使用量で割れば、逆算で燃料費調整単価を導き出せます。なお平均燃料価格、基準燃料価格、基準単価は、電力の提供エリアによって異なるため、この3つから算出される燃料費調整単価も地域によって異なります。ご自身のエリアについて調べてみましょう。以上を踏まえると、燃料費調整額は原油などの燃料の価格に左右され、個人の努力ではあまり節約できない部分であることがわかるでしょう。とはいえ、電気料金を見ることによって燃料の価格増減を身近に感じられるのは興味深いですよね。ニュースなども注意して見て、動向をチェックしておきましょう。■再生可能エネルギー発電促進賦課金とは再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、「送配電事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」という法律によって定められている賦課金です。送配電事業者は、太陽光や風力といった再生可能エネルギーによって発電された電気を、一定の期間中、国が定めた単価で購入することが義務づけられています。この購入に必要な費用については、全国一律の単価で、電気を使用する人全員が負担します。この負担が再生可能エネルギー発電促進賦課金です。なぜ再生可能エネルギー発電促進賦課金は全国一律料金なのでしょうか。再生可能エネルギーの導入については、地域によってばらつきが生じる可能性があります。とはいえ、地域によって賦課金に格差があると不公平感が生まれてしまうでしょう。それを避けるため、全国レベルで電気使用者の負担額を調整する「費用負担調整機関」が設置されています。同機関は、各送配電事業者が全国一律料金で集めた賦課金をいったん回収します。そののち、各送配電事業者の買取費用に応じて、交付金を交付します。このようにして、不公平感を防ぎながら、再生可能エネルギーの導入状況に応じて賦課金が使われるようになっています。再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は年度ごとに国が定めます。計算式は以下のとおりです。【再生可能エネルギー発電促進賦課金単価=送配電事業者への交付金の見込額合計÷送配電事業者の想定供給電力量の合計】月々の再生可能エネルギー発電促進賦課金は、以下の計算式で算出されています。【再生可能エネルギー発電促進賦課金=再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×月の使用量】たとえば使用量が60kWh、再生可能エネルギー発電促進賦課金単価が2.25円/kWhであれば、2.25×60=135円がその月の再生可能エネルギー発電促進賦課金という計算です。再生可能エネルギー発電促進賦課金の部分も、個人の努力で節約できる部分とはいえません。とはいえ、再生可能エネルギー発電促進賦課金の額からは、日本全体の送配電事業者がどれだけ再生可能エネルギーを導入しているかがわかります。賦課金の部分が大きくなるのは電気料金を払う側からすると負担かもしれません。しかし賦課金が大きいということは、それだけ日本の送配電事業者がエコなエネルギーを使うようになっているか、あるいは日本全体の電気使用量が減っているということを意味します。賦課金の額は日本がどれだけエコな電気の使い方をしているかの指標になるといえるでしょう。■まとめ2016年から電力の自由化が実施され、電気料金を見直す機会が増えた人も多いかと思います。電気料金の仕組みを知ることは、電気料金をかしこく節約する第一歩です。毎月の電気使用量・電気料金明細の意味を細部まで理解し、ご家庭の電気料金を見直してみてはいかがでしょうか
2017年02月22日電気料金は、「消費電力×使用時間」の計算式で算出される「消費電力量」を根拠に算出されます。消費電力とは、電気機器を動かすために使われる電力の大きさのことです。家電のラベルやカタログには、定格消費電力や年間消費電力量といった形で消費電力が記載されていることもあります。これらの消費電力から1カ月分の消費電力量を算出し、それに電力量料金単価をかけて基本料金などを加えれば、1カ月間の電気料金が計算できます。■消費電力・消費電力量とは?家電ごとの消費電力目安もご紹介消費電力とは、電気機器を動かす際に使われる電力の大きさを指します。単位はW(ワット)やkW(キロワット)などです。なお1,000W=1kWと換算されます。この電力の大きさで、実際に使われた電力の量が消費電力量です。消費電力量はWh(ワット時)やkWh(キロワット時)という単位で表します。消費電力量を算出する計算式は以下です。・消費電力量=消費電力×使用時間たとえば60Wと書かれてある白熱電球は、消費電力が60Wであることを意味しています。つまりこの電球をオンにするためには60Wの電力が使われるという意味です。この白熱電球を5時間使ったときの消費電力量は以下の計算式から算出できます。・60W×5時間=300Wh白熱電球以外にも、家電などの電気機器のラベルやカタログには、その機器を動かすための消費電力が記載されています。以下はおもな家電の消費電力の目安です。ただし、家電の大きさや型のほか、計算方法によって消費電力の値は異なることがありますので、あくまで参考としてください。◼︎冷蔵庫(「年間消費電力量」の項目も参照)・140リットル以下:48W・141~200リットル:50W・201~250リットル:58W・251~300リットル:62W・301~350リットル:64W・351~400リットル:56W・401~450リットル:60W・451~500リットル:58W・501リットル以上:64W◼︎エアコン・6~9畳用:355W・7~10畳用:508W・8~12畳用:599W・10~15畳用:745W・11~17畳用:905W・14~21畳用:1,220W・15~23畳用:1,730W・17~26畳用:1,890W・20~30畳用:2,490W以上を見てみると、よく電気を使う家電、思ったほど電気を使わない家電などが比較できますよね。アイロンやドライヤーなど、小さいのに多くの電力を使う家電に驚いた人もいるのではないでしょうか。◼︎ドライヤー:800~1200W◼︎アイロン:1,200W(「定格消費電力」の項目も参照)◼︎電子レンジ:1,300W◼︎掃除機:1200W(「定格消費電力」の項目も参照)◼︎IH調理器(卓上):1,200W◼︎コタツ:600W◼︎食洗器:1,300W◼︎ホットカーペット:500~800W(「定格消費電力」の項目も参照)◼︎炊飯器:300~700W◼︎加湿器:300~500W◼︎液晶テレビ(32型):150W◼︎プラズマテレビ(32型):240W◼︎洗濯機:500W◼︎洗濯機(乾燥機能):800~1000W◼︎デスクトップPC:150~300W◼︎ノートPC:50~150W■ラベルにある「定格消費電力」って?家電のラベルやカタログで消費電力を調べてみると、単に「消費電力」と書かれているのではなく「定格消費電力」と書かれている場合が多いことに気づくかと思います。定格消費電力とは、その電気機器を安全な範囲内で最大限使用した際に消費する電力の大きさのことです。実際の消費電力は一般的に、定格消費電力の90%程度になるよう設定されています。これは安全のため、供給電圧が最大限になった場合でも家電の定格消費電力を超えないようにされていることが理由です。以下で、家電のタイプごとに定格消費電力と消費電力の関係を詳しく見ていきましょう◼︎「オン/オフ」のみの家電電球など「オン」または「オフ」しかない家電における消費電力の目安は、先述したとおり、定格消費電力の90%程度です。たとえば定格消費電力が60Wの電球の場合、60W×0.9=54Wが実際の消費電力の目安になります。◼︎タイマー機能のみの家電単純な電子レンジやオーブントースターなど、タイマー機能のみの家電についても、実際の消費電力は定格消費電力の90%程度です。たとえば定格消費電力1000Wのオーブントースターであれば、実際の消費電力は約900Wの計算になります。◼︎「切/弱/強」といったスイッチがついた家電ドライヤーなど強弱の調節ができる家電製品のラベルなどには、「定格消費電力:700W、強:700W、弱:300W」といった表記が見られます。この場合の実際の消費電力は以下のように考えましょう。・強モードを使った場合の消費電力目安=700×0.9=630W・弱モードを使った場合の消費電力目安=300×0.9=270W◼︎サーモスタット機能のついた家電サーモスタットとは、一定の温度を保つために自動的に温度を調節する機能のことです。たとえばアイロンやコタツなどにはサーモスタットがついています。アイロンを例として仕組みを見てみましょう。アイロンの「高」モードは約200度の設定です。スイッチをオンにすると過熱を開始し、200度に達すると自動でスイッチがオフになります。さらに温度が200度を下回るとまた自動でスイッチがオンになる仕組みです。このような家電の場合は、どのように消費電力を計算すればよいのでしょうか。ホットカーペットを例に考えてみましょう。「強」モードが700W、「弱」モード300W、定格消費電力700Wの場合、30分間の平均消費電力は以下のように計算できます。《強モードの場合》・定格消費電力700Wでスイッチオン→実際の消費電力は約630W・一定の温度に達したらスイッチオフ→実際の消費電力は0W・→30分間の消費電力の平均は630Wの約3割~5割→約189~315W《弱モードの場合》・定格消費電力300Wでスイッチオン→実際の消費電力は約270W・一定の温度に達したらスイッチオフ→実際の消費電力は0W・→30分間の消費電力の平均は270Wの約3割~5割→約81~135W実際の消費電力は、表記されている定格消費電力の半分以下になる場合もあるとわかります◼︎2種類の定格消費電力が併記されている家電たとえば冷蔵庫には、以下のように記載されていることがあります。・定格消費電力電動機:90W電熱装置:200W「電動機」の部分は普段の最大消費電力を指し、「電熱装置」の部分は霜取り運転をする際の最大消費電力を指します。なお冷蔵庫の場合は、後述する「年間消費電力」の記載を目安にしたほうが正確な電力量が出ることもあります。◼︎定格消費電力の記載がない家電家電製品の中には、定格消費電力の記載がない家電もあります。たとえば掃除機などは、カタログに「消費電力:1000W~300W」などとかなり幅を持って記載してあることがあります。これは掃除機が、使い方によって消費電力が大きく変わる家電であるためです。たとえば集塵部分にほこりがたまった状態で「強」モードの運転をした場合は消費電力1000W程度、集塵部分を掃除してモーターの負荷を軽くした状態で「弱」モードの運転をした場合は消費電力300W程度になるというように解釈しましょう。発電の負荷をできるだけかからないように使うことが、特に消費電力を抑えるポイントになる家電といえます。計算の際には、普段の使用方法を振り返り、記載されている消費電力の範囲内で計算しましょう。温度設定や気温との関係によって消費電力が変わるエアコンも、定格消費電力の記載がないことが一般的です。たとえば、以下のように記載されています。・消費電力:1,200W~150W(700W)括弧内は平均値を表しています。計算の際には、仮に平均値を使って計算するとやりやすいでしょう。テレビやパソコンも、ディスプレイの明るさやステレオの音量によって消費電力が変わるため、定格消費電力の記載がない場合があります。消費電力の目安値や、後述する年間消費電力の値を使って計算するようにしましょう。■テレビや冷蔵庫にある「年間消費電力」って?年間消費電力は、ある家電製品を1年間使った場合の電力量のことです。たとえば冷蔵庫は、扉を開閉する回数や時間によって瞬間の消費電力が異なってくるため、年間消費電力を目安として表示しています。また待機電力も計算しないといけないテレビのような家電についても、年間消費電力が記載されている傾向があります。年間消費電力は、その家電が実際に使われている状況に近い条件になる基準で計算されています。メーカーが異なっていても、測定基準は一定です。年間消費電力の値を使って他の家電と消費電力を比較する際には、以下のように計算します。・消費電力の目安=年間消費電力×1,000÷365日÷24時間この計算式で、1時間当たりの消費電力量目安が出るため、定格消費電力などで消費電力の目安が記載されている家電と比較できるようになります。■1カ月の電気料金を計算してみよう!実際に1カ月の電気料金を、家電の消費電力から計算してみましょう。以下で1カ月を30日とした場合の例をご紹介します。◼︎【1】自宅にある電気製品とその消費電力、使用頻度を列挙して消費電力量を計算する《具体例》・冷蔵庫:417kWh/年(年間消費電力量)消費電力の目安は、417kWh×1,000÷365日÷24時間≒48Wh1日24時間30日使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、48Wh×24時間×30日=34,560Wh・電子レンジ:1,100W(定格消費電力)実際の消費電力目安は9割の990W1日10分、30日使用するので、990W÷6×30日=4,950Wh・炊飯器:570W(消費電力)1日1時間、30日使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、570W×1時間×30日=17,100Wh・液晶テレビ(65型):326kWh消費電力の目安は、326kWh×1,000÷365日÷24時間≒37Wh1日4時間、30日使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、37Wh×4時間×30日=4,440Wh・エアコン:平均700W1日12時間、30日使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、700W×12時間×30日=252,000Wh・デスクトップパソコン:155W(定格消費電力)実際の消費電力目安は9割で約140W1日3時間、30日使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、140W×3時間×30日=12,600Wh・掃除機:1,000W~300W(消費電力)実際は「強」モードで、毎回メンテナンスをしながら使うため、消費電力目安は800Wと試算月4回、1回30分使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、800W×0.5時間×4日=1,600Wh・ドライヤー:定格消費電力:700W、強:700W、弱:300W常に「強」モードで使っているため、実際の消費電力は9割の630W1日10分、30日使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、630W×÷6×30日=3,150Wh・アイロン:1,200W(定格消費電力)実際の消費電力目安は30分間で1,200W×0.3=360W程度1回10分、15日使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、360W÷3×15日=1,800Wh・洗濯機:500W1回30分、15日使用するので、1カ月間で使われる消費電力量は、500W×0.5時間×15日=3,750Wh◼︎【2】【1】の合計を1,000で割って、1カ月の消費電力量(kWh)を出す(34,560+4,950+17,100+4,440+252,000+12,600+1,600+3,150+1,800+3,750)÷1,000≒336kWh◼︎【3】電力量料金単価に【2】で出た消費電力量をかけるある送配電事業者の従量電灯プランの場合、使用量が300kWを超えた際の電力量料金単価は30.02円/kWhなので、336×30.02=10,086円なお電力料金単価は三段階料金制が採用されていることが多く、電気の使用量によって三段階に変化します。利用している送配電事業者の料金プランを確認してみましょう。◼︎【4】基本料金などを加算して電気料金の合計を出すある地域における送配電業者の従量電灯プランの場合、基本料金が421.20円、燃料費調整単価が4.61円/kWh、再生可能エネルギー発電促進賦課金単価が1.58円/kWhなので、10,086円+421.20円+(4.61+1.58)×336kWh≒12,587円基本料金は電気料金プランである契約種別によって異なります。また燃料費調整単価は地域によって異なり、送配電事業者のホームページや使用量明細に記載してあります。再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は年度ごとに決まり、全国一律です。以上の計算で試算額が出ました。1カ月の電気料金試算額は12,587円です。■まとめ今回は、電気料金を消費電力から計算する方法についてご紹介しました。いかがでしたか?実際に計算してみると、電気料金に全体に対してどの家電が多くの割合を占めているかがわかりますよね。消費電力を見直すことは、電気料金の節約の第一歩です。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ自宅の電気料金を試算してみてはいかがでしょうか。意外な無駄遣いが見つかるかもしれませんよ!
2017年02月22日オール電化について、「調理、空調、給湯といった家庭内で使うエネルギーをすべて電気で賄う」という仕組みから、オール電化で中心となる機器の機能紹介、さらにメリットとデメリットについてご説明します。上手に使えばお得で便利な暮らしができるオール電化。導入を検討する際の参考として、ぜひご覧ください。■オール電化とは?まず、そもそも「オール電化」とはどのようなものなのかについてみていきましょう。調理、空調、給湯といった家庭内で使うエネルギーをすべて電気で賄うようにしたのが「オール電化住宅」であり、別名「全電化住宅」とも言われています。家庭内のエネルギーは長年ガスと電気が併用されてきましたが、1980年代後半からオール電化モデルハウスが展示されるようになり、徐々にIHクッキングヒーターやエコキュートといった機器も登場し、2000年代後半から急速にオール電化住宅の普及が進みました。オール電化住宅の最大の特徴は、深夜電力を低価格で利用できることにあります。安い深夜電力を使って夜中のうちにお湯を沸かしたり熱を溜めたりしておき、それらを日中に使うことで、電気料金を大きく節約することができるのです。また、このシステムは、電気の利用が集中する昼間にあまり電気を使わず、電気利用の少ない深夜に活用するという「電力のピークシフト」に基づいており、環境に配慮した省エネルギーや節電にも効果的です。家計にも環境にも優しい省エネルギー設計がオール電化の魅力と言えるでしょう。続いて、オール電化で使われる機器についてみていきましょう。調理はIHクッキングヒーターやIH対応調理器具、空調はエアコンや蓄熱式電気暖房機、床暖房システム、給湯はエコキュートや電気温水器といった機器を活用することで、すべてを電気で賄います。中でもオール電化住宅の柱と言えるのが、給湯で使うエコキュートや電気温水器です。これらを使って夜間に電気でお湯を沸かし、それを日中に使用します。お風呂や洗い物などはもちろん、システムによってはこのお湯で床暖房を機能させることもできます。ここで、エコキュートと電気温水器の違いについてもご紹介しておきましょう。エコキュートは電気温水器の一種ですが、お湯を沸かす際の仕組みが異なります。エアコンと同じ空気の熱を利用したヒートポンプ技術が使われており、室外機のファンが吸収した外気熱を利用してお湯を温めます。電気だけでなく外気を利用するため、省エネルギーで電気料金も抑えられます。一方、電気温水器は貯水タンク内にヒーターが設置されており、その熱でお湯を沸かします。電気しか使わない分こちらの方がエネルギーを使い、エコキュートに比較して電気代も高くなります。ただし、エコキュートは設置する際の初期費用が高く、また修理や交換の際にも構造が複雑な分高額になることが多いようです。さらに、エコキュートの方が設置スペースを広く取るため、住宅事情によっては取り付けられないケースもあります。もうひとつ、オール電化のポイントとなるのが蓄熱式電気暖房機です。こちらは夜間に暖房機内に蓄熱し、その熱を日中に使うことで省エネルギーにつながります。また、住宅によっては電力自体を貯めておく蓄電池ユニットを設置したり、屋根などを使って太陽光発電を行い、それを家庭内の電力として供給したりといったシステムを導入することもできます。■オール電化のメリット■オール電化のメリット1~電気代が節約できるオール電化最大のメリットは、電気代が節約できることです。その理由は大きく分けて2つあります。1つめは前述したように夜間電力を安く利用できること、そしてもう1つはガス代がかからないため光熱費を一本化できることです。1つめの夜間電力について詳しくみていきましょう。元々、電気料金は時間帯別単価が導入されており、電力使用が集中する昼間に比べ夜間は安く設定されています。オール電化の場合さらに、ライフスタイルによって料金プランを選ぶことができ、夜間電力を格安で利用できることが多くなっています。安く抑えた夜間電力を使い、夜中のうちにエコキュートや電気温水器でお湯を沸かしておき、蓄熱暖房機で熱を貯めておきます。そして昼間はそのお湯や熱を使うため、上手に使えばほとんど電気を消費せずに済みます。安い夜間電力だけで1日分のお湯や熱といったエネルギーを回すことができるのです。続いて、2つめの理由である光熱費一本化についてです。ガスを一切使わないということは、ただガス代がかからないだけでなく、基本料金も必要ないということです。その分光熱費は抑えられますし、一本化することで家計の把握や支払いの手間などもより簡潔になります。■オール電化のメリット2~災害時に強いオール電化2つめのメリットは、災害に強いことです。2011年3月11に起こった東日本大震災におけるライフライン復旧に関するデータによると、ガスは約40%復旧するまでに20日かかったのに対し、電気はわずか5日で約90%が復旧しています。ちなみに、5日の時点ではガスの復旧は10%以下です。このデータからも、万が一の災害時に電力エネルギーの方が、復旧が早く見込めることがよく分かります。オール電化が災害時に対応しやすいのは電力復旧の早さだけではなく、エコキュートや電気温水器の存在もあります。エコキュートや電気温水器があれば、その貯水タンク内にある水を生活用水として利用することができます。衛生上の問題から飲用水としては使えませんが、災害時に生活用水があればトイレやお風呂、ケガの処置などにも対応がしやすくなります。また、さきほどガスと電気の復旧率のデータをご紹介しましたが、同じデータによると水道の復旧率は震災後6日で約50%、17日で約80%です。大きな災害時には水道復旧まで1週間から3週間はかかります。このことからも、貯水タンクの水が使えることが大きく役立つと考えられます。こうした特性や、地震などの災害が増えている背景から、耐震設計のエコキュートも最近では作られています。また、太陽光発電システムや蓄電池ユニットを導入し、停電時の回路設計などが構築されている場合は、電気が復旧するまでの間貯まった電気を使用することもできます。■オール電化のメリット3~火災などの可能性が低く、お手入れも簡単3つめのメリットとして、火災の危険が少ないこと、日々のお手入れが簡単ということが挙げられます。ガスに比べると、直火を使わないため調理中の火災などの危険が少なく、また、ガス漏れや一酸化炭素中毒といった心配もありません。最近ではほとんどの製品に、焦げ付きやふきこぼれを検知して知らせてくれる機能も付いています。さらに、IHクッキングヒーターはガスコンロに比べて掃除やお手入れも簡単です。さっと拭くだけで掃除ができるため、ガスコンロのようにこびりついた焦げや油汚れに悩まされるということもほとんどなくなります。ガスを使わないため、キッチンの空気が汚れないというメリットもあります。■オール電化のデメリットオール電化にはデメリットもあります。それぞれのデメリットについてもまとめてみました。■オール電化のデメリット1~上手に使わないと逆に電気料金がかかる場合もある1つめのデメリットは、上手に活用しないと逆に電気料金が高くなるケースがあることです。オール電化は安い深夜電力を利用する代わりに、昼間の電気料金は通常よりも割高になります。つまり、夜間にお湯を沸かしたり蓄熱したりしても、それが昼間に足りなくなって電気を使ってしまうと、結果的に高くついてしまうことがあるのです。こちらの対処法としては、ご自身やご家族の生活スタイルに合わせて、最も適した料金プランや利用方法を考えることが挙げられます。例えば、共働きで子どもも学校に行って昼間はあまり家に人がいないというご家庭であれば、夜間にお湯を沸かしたり蓄熱したりして、それで毎日使うエネルギーを回していくということがやりやすいでしょう。しかし逆に、小さなお子さんや高齢の方がいらっしゃって、昼間に家庭の電力をよく使うというご家庭であれば、昼間に使う際にも節電の意識を持つことが必要になってきます。また、金銭面のデメリットでは、オール電化を導入する際の初期費用も挙げられます。家庭内のエネルギーをすべて電気に変え、さらにエコキュートや電気温水器、IHクッキングヒーターの設置などが必要であるため、導入自体は決して安価とは言えません。オール電化導入で長期的には光熱費が節約できるとしても、初期費用にどれくらいかかり、それを回収できるくらいの節約が可能なのかは、導入前にしっかりと考えるようにしましょう。さらに、機器の設置には大がかりな工事が必要な場合もあります。特にエコキュートや電気温水器はスペースも必要であるため、アパートやマンションなどの共用住宅の場合、構造上の問題で設置自体難しいケースもあります。導入を考える際は、事前にそうした工事やスペースについても電力会社と相談し、特にアパートやマンションの場合は必ず管理会社にも承諾の確認をとりましょう。■オール電化のデメリット2~給湯面で飲用に使えない、また水圧が弱い場合も続いては、エコキュートや電気温水器の給湯に関するデメリットです。タンクに貯水して利用するため、衛生上飲用はできません。そのため、飲用のお湯は別途電気ポットなどで沸かす必要があります。ガス給湯器のようにその場でお湯を沸かし、飲用にも生活用水にも使えるというやり方に慣れていると、その点を不便に感じるかもしれません。また、お風呂や洗い物をする際にも、水道から直圧式ではなく貯水タンクの内臓ポンプからお湯が送り出されるため、水圧を弱く感じるケースもあるようです。こうした衛生面や水圧の問題は構造上すぐに解決することが難しいため、ライフスタイルの変化として慣れていくしかありません。■オール電化のデメリット3~IHクッキングヒーターは使いにくい場合もそして、オール電化機器の中で使いにくさや違和感を覚える人が多いのが、IHクッキングヒーターです。ガスコンロのように直火が見えないため慣れるまで料理がしにくい、土鍋や中華鍋といった直火用の調理器具が使えない、IH専用調理器具に買い替えるのにお金がかかる、IH専用調理器具はガス用の鍋などに比べて重くて使いにくい、といった意見も少なくありません。また、「直火を使わないため火災の危険がなく安全」というメリットも、場合によっては「火が見えないため熱くなっていても気付かず、焦がしたり火傷したりしてしまう」というデメリットになることがあります。特に、小さなお子さまが見た目で熱いと分からずにさわってしまうという点から、「子どもに火の危険を分かりやすく教えられないのは、逆に危険に思える」という意見もあります。もう一点、IHクッキングヒーターで懸念されるのが電磁波の問題です。IHクッキングヒーターから出る電磁波そのものが人体に影響があるかどうかは明らかではありませんが、ペースメーカーの設定がリセットされたなどの事例はあります。ペースメーカーを付けている方、電磁波過敏症の方、妊娠中の方などは、導入前にそうした面でも問題ないか調べてみた方が良いでしょう。■オール電化のデメリット4~停電時のリスクそして、オール電化の最大の弱点とも言えるのが、停電すると家庭内のエネルギーに関する全機能が使えなくなるリスクがある点です。ガスと電気を併用していれば、停電してもガスを使ってお湯を沸かしたり、暖房を使用したりすることができます。停電時のリスクを低くするには、カセットコンロやガスストーブなどを非常用としてストックしておくことが大切です。また、太陽光発電システムや蓄電池ユニットを導入している場合は、停電時にその貯蓄電力を使えるようにしておきましょう。■まとめオール電化について、仕組みからメリット・デメリットまでご紹介しました。上手に使えば電気代を大きく節約でき、さらに万一の災害時などにも対応できるという点で魅力的だと言えるでしょう。しかし一方で、生活スタイルに合わせて導入しないと逆に電気料金が高くついてしまったり、エコキュートや電気温水器、IHクッキングヒーターを使いにくく感じたりする可能性もあります。事前にしっかり調べると同時に、ご自身やご家族の毎日の生活にフィットするかどうかをしっかりと検討してから導入するようにしましょう。
2017年02月15日毎日の電気代節約という意味でも、環境への配慮という意味でも、日々の節電は習慣化したいものですよね。しかし、「どうすれば節電に効果的なの?」と悩む方もいらっしゃると思います。そこで、代表的な家電製品の節電ポイントをまとめてみました。■消費電力の大きい家電製品は?経済産業省資源エネルギー庁のデータによると、家庭部門機器別電気使用量は、冷蔵庫14.2%、照明器具13.4%、テレビ8.9%、エアコン7.4%、電気温水器5.4%がトップ5となっています。それに続いて、エコキュート、電気便座、食器洗い乾燥機、電気ポット、炊飯器、洗濯機などが続いています。また、上記は「電気使用量」ですが、単純に使用時の電力消費が大きいという意味では、電子レンジ、電気コンロ、ヒーター、こたつ、ホットカーペットなどが挙げられます。調理器具や暖房器具といった、熱を発生させる機能をもっている家電製品が、使用時の電力消費が大きいことが分かります。これらを踏まえて、一般的な家庭にある代表的な家電製品について、それぞれ節電のポイントをみていきましょう。■テレビの節電ポイントテレビの節電で大切なことは、まず、画面の明るさと音量を調整することです。画面は部屋の明るさに合わせて、見づらくない程度まで明度・輝度を抑えましょう。テレビの機種によっては細かい調整をしなくても、「明るい部屋向け」「暗い部屋向け」などモードを選べるものや、「節電モード」「エコモード」などで自動調整してくれるものもありますので、そちらも積極的に利用しましょう。また、画面をこまめに拭き掃除することも大切です。画面が汚れていると画面を見づらく感じてしまいます。いつもきれいにしておくことで、画面自体の明るさを下げていてもストレスなく視聴することができます。音量は、普段は下げていても、映画やスポーツなどを観る際に臨場感を楽しむために上げてしまい、しばらくそのままということもよくあると思います。基準となる音量の数値を決めておき、消す時にはその数値に戻す癖をつけるようにしましょう。基準となる音量は、ニュース番組などを落ち着いて視聴できる程度が良いでしょう。明るさと音量の調節に加えて、本体の主電源スイッチをオフする習慣をつけることもテレビ節電のポイントです。待機電力を使わないように、リモコンのスイッチオフだけではなく、主電源も切るように心がけましょう。また、Blu-ray・DVDレコーダーもリモコンでしかスイッチを切らないという方もいらっしゃると思います。こちらもそれだけでは待機電力を使ってしまうため、再生や録画をしていない時はテレビと同じく主電源を切るようにしましょう。最後に、テレビを購入する時のポイントです。液晶テレビも以前は蛍光管を使ったモデルが多かったのですが、最近ではLEDバックライトを搭載したモデルが増えてきています。電気使用量が大きく抑えられるため、今後買い替えなどをされる際にはLEDバックライト搭載のモデルを選ぶようにしましょう。■冷蔵庫の節電ポイント冷蔵庫は冷気が逃げるとそれだけ電力を消費してしまいます。そのため、ドアの開閉回数を減らすことと、開閉の際には素早くしっかり閉めることを意識することが重要です。また、ドアパッキンが傷んでいるとすき間から冷気がもれてしまうため、劣化してきたら早めにパッキンの修理や交換を行いましょう。開閉を減らすためには、よく取り出す食材は手前に置くようにする、何が入っているかを把握し冷蔵庫を開ける前に何を取り出すか決めておく、などの癖をつけることが大切です。また、冷蔵庫を開ける回数が特に増えるシチュエーションとして、夏場の冷たい飲み物を取る時が挙げられます。夏場は、麦茶やジュースをあらかじめ魔法瓶に入れて、保冷された状態で冷蔵庫の外に出しておくなど工夫をしましょう。続いての節電ポイントは、詰め込み過ぎないことです。物を入れ過ぎると、それだけ電力を消費してしまうため、多くても冷蔵庫の容量の7割くらいにしておきましょう。そして、あまり食材をぎゅうぎゅうにつめずに、2、3センチすき間をとって入れることも大切です。その方が一つひとつの食材が冷えやすくなります。冷蔵庫の設定ですが、7割程度の容量を保っていれば、「弱・中・強」の「中」で十分です。食材が少ない場合は「弱」でも問題ないでしょう。ただ、あまり頻繁に設定を変えると逆に電力を消費するため、一度設定を決めたらそのままにしておきましょう。その他には、熱いものは必ずしっかりと冷ましてから入れること、こまめに冷蔵庫内を掃除することなども節電につながります。■洗濯機の節電ポイント洗濯は数回に分けるよりも、一度でまとめ洗いする方が使用電力も少なくて済みます。ただし、洗濯物を入れ過ぎて回転が悪くなっても電力を余計に消費するため、容量に合わせて使用するようにしましょう。また、洗濯物を入れる際、下の方にズボンや上着など水を吸って重くなるものを入れ、上の方に下着やタオルなどの軽いものを入れるなど、順番を意識するだけでも回転が良くなり、余計な電力を使わずに済みます。また、洗剤は適量を守るようにしましょう。たくさん入れればきれいになるというものではありません。むしろ、洗剤が多いとそれだけ「すすぎ」に時間がかかり、その分電力や水を多く使ってしまいます。■掃除機の節電ポイント使わない時はコンセント抜いておくこと、ダストカップや紙パックに溜まるゴミはこまめに捨てておくことが大切です。ゴミが溜まったままだと吸引力が下がり、掃除機を使う時間が長くなったり、常に強い設定にしてしまったりします。当然その分だけ、使用電力も増えてしまいます。そして、実際に掃除機に使う時にも、小さな工夫を重ねることで節電につながります。まず、掃除機を使う前に部屋をしっかり片付けておき、掃除機をかける時には手早く済ませるよう心がけましょう。部屋が片付いていないと、物を動かすたびに掃除機のオン・オフを繰り返すため、そのつど起動時の電力を消費してしまいます。片付けと同時に意識したいのが、延長コードの使用です。掃除機をかける際、部屋のはしの方や奥まったところまで届かず、途中でコンセントを差し替えたことがありませんか?これもオン・オフの繰り返しと同じく何度も繰り返すと、そのつど電力を消費してしまいます。そして、強弱を上手に使い分けることも工夫のひとつ。カーペットなどならともかく、フローリングなら「弱」で十分です。常に「強」で使うのよりも、「弱」で同じところを手早く2、3往復する方が電力の消費は少なくて済みます。どれも細かいことですが、「掃除機をかける時にはスイッチやコンセントの切り替えをせずに、できるだけ手早く、強弱を上手に使い分けて使用する」ということを習慣化しましょう。小さな積み重ねが、掃除機節電のポイントです。■照明器具の節電ポイント照明器具の節電で最も大事なのは、こまめに消すことです。昼間、外の光で十分なら明かりを抑えた設定にする、使っていない部屋の電気は消す、といったことを徹底しましょう。リモコンでオン・オフできる照明も、待機電力を減らすために壁のスイッチでオフするようにしましょう。また、最近では、人がいる時だけ自動で明かりが点く人感センサー機能の照明もあります。消し忘れも防止できるため、玄関やトイレなど部分的に取り入れるのもおすすめです。こまめに消すこと以外では、掃除をしっかりするよう気をつけましょう。汚れるとそれだけ明るさが低下し、ついつい明かりを強めに設定しがちになってしまいます。電球やシェードなどに溜まっているほこりを掃除するだけで、明るさが戻りますよ。最後に、照明の選び方です。まず、蛍光灯と白熱灯の違いを知っておきましょう。蛍光灯は点灯時に電力を多く使用するという特徴から、オン・オフを頻繁に繰り返すと寿命が短くなってしまします。そのため、一度点けたらあまり消さないリビングなどに使用すると良いでしょう。白熱灯は蛍光灯に比べ点灯時に電力を使わないため、こまめに切ることがより大切です。ただし、トータルの電力は蛍光灯よりも消費します。読書灯やベッドライトなど、時間や用途が限られる照明に使用すると良いでしょう。電球は、白熱電球ではなくLED電球を使うと、寿命が長く節電効果があります。同様に蛍光灯も最近はLEDを使用した製品が増えているため、それらに交換するのも効果的です。■エアコンの節電ポイント冷房を使う際は設定温度を1度高くするだけで、暖房を使う際は1度低くするだけで、それぞれ約10%電力消費量が変わると言われています。このこともからも分かるように、エアコンの節電では、適切な温度設定が非常に大切です。夏は28度以上、冬は20度以下を基準に考えましょう。ポイントとしては「涼しい(冬なら暖かい)と感じる温度ではなく、暑くない(冬なら寒くない)と感じる温度に設定すること」です。節電だけでなく、体にもその方が良いでしょう。風量は「自動」にすると、効率良く運転してくれます。また、冷たい空気は下方にたまりやすく、暖かい空気は上方にたまりやすいという特性があります。それを考えて、風向きは冷房の時は水平にし、暖房の時は下向きにしましょう。そうすれば、ムラなく部屋を適温にすることができます。そして、フィルター掃除も節電のポイントです。目安としては、2週間に1度掃除するようにしましょう。夏の初め、冬の初めなど久しぶりにエアコンを使う場合も、必ず運転前にフィルター掃除をしましょう。また、エアコンは起動時に多く電力を消費するという特徴があります。そのため、運転後はあまりこまめにオン・オフをし過ぎないことも大切です。続いて、室外機です。夏場は、日光や高い気温で室外機が熱を持ち、運転に電力を多く使ってしまう場合があります。そのため、日陰に置く、すだれや板などで日除けをするといった工夫が大切です。ただし、室外機の吹き出し口がふさがれても、効率が低下してしまいます。日除けになるものを設置する際には、その点も気をつけましょう。最後に、部屋自体の工夫です。夏であれば、エアコンを点ける前に換気をし、部屋にこもった熱を外に出すようにしましょう。逆に冬は、カーテンやブラインドを使って部屋の中の熱を逃がさないようにしましょう。こうした小さな工夫が、エアコンを効率良く使い、節電することにつながります。■炊飯器・電子レンジ・電気ポットの節電ポイントまず炊飯器ですが、使わない時はコンセントを抜いておくこと、使う時はエコモードや早炊きモードを使うこと、そして長時間の保温をしないことが節電のポイントです。特に長時間の保温は、電力を消費するだけでなく、乾燥してお米の味も落ちてしまいます。予約機能を使って、食べる直前に炊き上がるようにするなど、保温時間を減らせるよう心がけましょう。例えば、三食そのつど一合ずつ炊くより、三合一度に炊いておく方が電力は使いません。しかし、朝に三合炊いてずっと保温しておくのは賢くありません。保温はせずに、冷ましてからラップして冷蔵もしくは冷凍し、食べる時に電子レンジで温め直す方が結果的には節電になります。続いて電子レンジです。長時間の解凍などは特に消費電力が大きいため、すべてをレンジでやるのではなく、レンジで半解凍だけして残りは自然解凍するなど工夫しましょう。主に少量の食品の温めなど、基本的には短い時間で使うよう意識することがおすすめです。最後に電気ポットです。使用時以外はコンセントを抜いておくこと、保温温度を低めに設定することがポイントです。保温で電力を使いがちですので、温めた飲み物は魔法瓶に移しておいても良いでしょう。沸かす時に水でなくお湯を入れるのも節電につながります。■トイレの節電ポイント便座や洗浄水の設定温度を下げるように心がけましょう。もちろん冷たく感じるところまで下げることはありませんが、少し下げるだけでも消費電力は少なくなります。また、便座のフタを閉めるようにすることも、熱が逃げず節電につながります。それから「節電タイマー」や「節電モード」などの機能が付いていれば、それも活用しましょう。平日昼間など家に人がおらず長時間使わない時間がある場合は、その間を「節電モード」にするだけで、消費電力を抑えることができます。■パソコンの節電ポイントまず、テレビと同じく明度・輝度を下げましょう。続いて、デスクトップ型なら熱がこもらないように、本体周りに物を置かないようにする、通気口をこまめに掃除するといったことに気をつけましょう。ノート型なら、設置面が熱を持ちやすいため、冷却マットなどを敷いて使用するようにしましょう。ディスプレイをこまめに消すことも効果的です。一時的に席を離れる場合は、モニタの電源だけでもオフにしておけば節電になります。ちなみにパソコン自体の電源は、90分以内ならスリープ、それ以上ならシャットダウンの方が電力を抑えられると言われています。それも参考にモニタのみオフ、スリープ、シャットダウンを使い分けることもおすすめです。■まとめ代表的な家電製品について、それぞれの節電方法をご紹介しました。すべての製品に共通するポイントとして、「待機電力を減らすため主電源からスイッチオフ(掃除機や炊飯器、電気ポットなど使用時間が限られるものは普段はコンセントも抜いておく)」「節電モードやエコモードが付いている場合は積極的に利用する」といった点が挙げられます。ぜひこれを参考に、節電ライフに挑戦してみてください。
2017年02月15日電力にはいろいろな単位がありますが、それぞれが電気料金へどのように関わっているのかをご存知でしょうか?こちらの記事では、電力に関する単位について分かりやすく解説しています。それぞれの単位の意味や単位同士の関係性を正しく理解し、節電にもつなげていきましょう。■Wって?Whとはどう違う?■W(ワット)とはWとは電力を表す単位のことです。ある電化製品を動かすためにどれくらいの電力が必要になるかを示しており、600Wと表記されているドライヤーなら、スイッチを入れた瞬間に600Wの電力が消費されます。電力はkW(キロワット)という単位で見かける方も多いでしょうが、1kW=1,000Wとなります。電気料金表などでは、kWの単位で示されることがほとんどです。■Wh(ワットアワー)とはhはhour(=時間)を意味し、1時間で消費する電力量のことをWhといいます。電力量も、電気料金表などではkWh(キロワットアワー)の単位を用います。WとWhのそれぞれの意味・関係性を理解していると、毎日使っている電化製品がどれくらいの電力を消費しているのか、簡単に計算することができます。たとえば、600Wのドライヤーを5分間使用した場合に消費される電力は、5分を時間の単位に直すと「5分÷60」となるので、600W×(5÷60)h=50Wh30Wの蛍光灯を半日灯し続けた場合に消費される電力は、30W×12h=360Whとなります。日常の消費電力が実際に数字として可視化されると、節電や省エネの意識も高まるのではないでしょうか。■VAって?Wとはどう違う?■消費電力には3つの種類がある先ほど、「Wとは、電化製品を動かすために瞬間的に消費される電力のこと」だと説明しました。しかし、より厳密にいえば、W=消費電力ではありません。消費電力には、有効電力・無効電力・皮相電力の3つの種類があります。それぞれを詳しく見ていきましょう。■有効電力とは有効電力とは、電化製品を使用するとき実際に消費されている電力のことで、前述したWは有効電力のことを指しています。電力を供給する際には必ず電力のロスが発生しますが、有効電力には電力のロスが含まれていません。電気料金として請求される金額は有効電力をもとにしており、電力メーターによって計測することが可能です。■無効電力とは無効電力とは、電力のロスのことで、var(バール)という単位で表されます。配線設備の中には、コイルやコンデンサなどが含まれています。どちらも、電圧を変換させたり、電流を安定させたりするために必要な機器です。しかし、コイルやコンデンサがあることで、ここで消費されるムダな電力が発生してしまうのです。一般家庭では、それほど大きな無効電力が発生することはありません。しかし、工場や企業の大型施設などになると、安定して電力を供給するためには高い電圧が必要であり、コイルやコンデンサの果たす役割は大きくなります。それにともなって、発生する無効電力も大きくなるのです。無効電力が大きくなれば、それだけ多くの電力を供給しなければならず、電力会社にとっては大きな負担となります。しかし無効電力は、実は、適切な設備があれば減少させることが可能です。ただし、その設備は性質上、電力の末端、つまり工場や企業の施設に設置する必要があります。そこで電力会社では、工場や会社側が無効電力を低減する設備を設置してくれれば、その負担額として、電気の基本料金を安くする措置を行っています。これは大規模な施設に限ったことであり、一般家庭で基本料金が安くなることはありません。しかし、消費電力には仕事をしない無効電力があること、電気料金は無効電力を除外したうえで請求されていることは、知っておくと便利です。■皮相電力とは皮相電力とは、加えられる電圧(単位:V)と流れる電流(単位:A)を単純にかけただけの値のことを指し、VA(ボルトアンペア)という単位で表されます。VAには無効電力が含まれている点が、Wとの大きな違いです。「見かけの電力」と呼ばれることもあり、数値としては3つの中でもっとも大きくなります。そして、皮相電力に力率をかけた数値が消費電力となります。力率とは、供給電力のうち、家庭などで実際に消費された電力の割合を示す数値です。供給電力には必ずロス(無効電力)が発生するため、皮相電力が消費電力より小さくなることはありません。ちなみに、無効電力は熱消費をともなわない電力です。そのため、白熱電球や電気ケトルなどの電力を熱として消費する機器では、無効電力はほとんど0になります。つまり、皮相電力と消費電力の値が同じになるのです。一方で、パソコンやスマホなどの電子機器の場合は、消費電力よりも皮相電力のほうが値は大きくなります。■Vって?100Vと200Vはどう違う?■V(ボルト)とはVとは、電圧を表す単位のことで、電気を押し流す力を示しています。電気に関する単位を説明する際にはたとえとしてよく水が用いられますが、蛇口をひねったときの水の勢いが電圧(V)だと考えれば、理解しやすいでしょう。国内では、一般家庭では100V、工場や企業の大きな施設などでは200Vであることがほとんどです。しかし、近年では200Vに対応したエアコンや床暖房など、一般家庭用の電化製品も増えてきています。100Vに対応しているのと200Vに対応しているのとでは、どのような違いがあるのでしょうか?■100Vと200Vでは何が違うの?Vは水にたとえれば蛇口をひねったときの水を押し流す力、水の勢いのことですから、勢いが強くなればそれだけ、流れる電気量も多くなります。つまり、簡単にいえば、100Vが200Vになれば、流れる電気量も2倍になるのです。だとすれば、料金も2倍に高くなってしまうのでは?と考えてしまいがちです。しかし実際は、電圧を100Vから200Vに変更しても、電気料金が高くなることはありません。再び電気を水にたとえて考えてみましょう。容量がまったく同じバケツを2つ用意し、1つは100の勢いで水が流れる蛇口から、もう1つは200の勢いで水が流れる蛇口から、バケツいっぱいに水を溜めることにします。水道に流れている水の量が同じだとすると、当然、200の勢いで水が流れる蛇口のほうが早く水が溜まります。つまり、電気量が大きくなっても電気を流す時間が短く済むため、1時間当たりの消費電力(Wh)が変わることはありません。そのため、電気料金が高くなることもないのです。100Vから200Vに変更すれば、より稼働力の大きいパワフルな電化製品を使うことができるようになります。電気料金は変わらず、エアコンや床暖房ならより早く部屋が温まり、電子レンジなどの調理機器ならより早く加熱・調理が可能になり、効率よく電化製品を利用できることが、大きなメリットです。■一般家庭で200Vは使用できる?一般家庭における配線方式には、単相3線式と単相2線式の2種類があります。単相3線式は、100Vの電線2本と、200Vの電線1本で構成されています。そのため、稼働力の大きな電化製品では200Vを、小さな電化製品では100Vを、といったように、2つの電圧を使い分けることが可能です。一方、単相2線式は、100Vの電線2本で構成されています。そのため、単相2線式のままでは200Vの電圧が必要になる電化製品は使用することができません。ご自宅がどちらの配線方式であるかは、コンセントの形状で確認することができます。最近では、一般家庭でも単相3線式であるところが増えてきています。そのため多くのご家庭で、200Vを使用することができるでしょう。また、ご自宅に200Vに対応できるコンセントが見つからない場合でも、最近では、電柱から分電盤(ブレーカー)まで単相3線式で電気がきていることも多くあります。ブレーカーを確認し、白・黒・赤の3本の線がつないであれば、電柱からブレーカーまでは単相3線式です。そのため、ブレーカーからコンセントまでを単相3線式に対応させる工事を行えば、200Vの電圧を利用することが可能です。しかし、ブレーカーに白と黒の2本の線しかつながっていない場合は、電柱からも単相2線式で電気を引いているため、別途大がかりな工事が必要になります。リフォーム会社やご自宅の状況によっても異なりますが、ブレーカーからコンセントまでの屋内配線工事であれば比較的簡単なため、5,000~1万円程度と比較的リーズナブルです。しかし、もともと単相2線式であったものから単相3線式への変更となると、工事も規模が大きなものになり、10万円を超えることが多いようです。■Aって?契約アンペアの調べ方と変更方法は?■A(アンペア)とは?Aとは、電流の単位のことで、電線を流れる電流の量を示しています。Vのときと同じく水にたとえると、蛇口をひねったときの水の勢いがV(電圧)、水道を流れる水の量がA(電流)、蛇口をひねったときの瞬間的な水の量がW(電力)、バケツに溜まった水の量がWh(電力量)と表すことができます。先ほどVの数値の変化によって電気料金が変わることはないとご説明しましたが、AはVとは異なり、数値の大きさによって金額も大きく変わってきます。Aは電力会社との契約によって、20A・30A・40Aといったように電流量の上限が決まっており、それぞれに基本料金が設定されているからです。もちろん、上限が大きくなるにつれて基本料金も高くなっていきます。■アンペア数を見直せば電気料金を安く抑えられる!電気料金を安くするにはまず、必要以上に大きなアンペア数で契約していないか見直してみる必要があります。契約アンペア以上の電力を使用してしまった場合は、ブレーカーが落ち、それ以上の電力が供給されないようになります。しかし、1人暮らしの方であれば、大きな電力を一度に消費することはほとんどないでしょう。ご自宅でIHや電気調理器具を導入していなければ、15~20Aでも十分に生活できる場合があるので、契約の見直しを検討してみるのがおすすめです。2人以上でお住まいの場合でも、大きな電力を使う時間帯を分散させる工夫で、今より小さな契約アンペア数でも無理なく生活できる余地があります。1日の中で大きな電力を同時に使ってしまう時間帯は、朝の外出前や夕食時など、ある程度決まっています。その時間帯だけに注意すれば、それほど難しいことではないのです。たとえば、朝食がご飯派の人であれば、炊飯器のタイマー機能を使って、炊飯器の稼働時間が、他の家族が電子レンジやドライヤーを使う時間帯と被らないようにするのが有効です。また、毎日の家事は、家族が学校や会社に行った後に始めるか、朝に洗濯機を回し、昼に掃除機をかけ、夕方に調理をする、といったように分散させるのがグッド。ライフスタイルに合わせていろいろと工夫してみましょう。■契約アンペアを調べる方法ご自宅の契約アンペア数は、ブレーカーの配線全体の電源がある部分(アンペアブレーカー)に表示されている数字で確認することができます。数字による表示がなくても、アンペアブレーカーの色によって、それぞれアンペア数が決まっています。赤色:10A桃色:15A黄色:20A緑色:30A灰色:40A茶色:50A紫色:60Aまた、電力会社から毎月届く検針票にも、現在のアンペア数が記載されています。これらで契約アンペアが確認できない場合は、ご契約の電力会社へ直接電話で問い合わせることも可能です。■契約アンペアを変更する方法契約している電力会社にもよりますが、10~60Aの範囲内であれば、電力会社がアンペアブレーカーの取り換え工事を行ってくれますし、無料なので費用負担もありません。ただし、契約アンペア数を大きくする場合には、ご自宅の配線の状況によっては、別途大きな容量に対応するための工事費用が必要になることがあります。■契約アンペアを変更する際の注意点契約アンペア数を小さくすることにより安くできるのは、あくまでも基本料金です。消費電力量に応じた料金の単価が変わるわけではないため、電気を使い過ぎれば当然、電気料金全体は今より高くなってしまうこともあります。また、電力会社との契約は、基本的に年間契約となります。そのため、「基本料が安くなるなら」と安易に契約アンペア数を下げてしまうと、時期によってはすぐにブレーカーが落ちてしまう恐れも。ほとんど毎日エアコンや床暖房などが稼働している夏場・冬場は消費電力が大きくなりがちなため、1年の中でもっとも電気を使う時期を基準に考えて契約するのがベストです。■おわりにここまで電気料金に関わるさまざまな単位をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?電力にはたくさんの単位があり、中にはWとWh、VとVAとAなど、まぎらわしいものもあります。しかし、ひとつひとつを一度整理し、関係性を理解しておくと、何にどれだけの電気を使っているのかが分かり、節電にもつなげることができますよ。ぜひ参考にしてみてください。
2017年02月15日