米Appleが申請していた小型ディスプレイ搭載デバイスを使ったヘッドマウントディスプレイ(HMD)に関する特許が2月17日(現地時間)、米特許商標庁(USPTO)によって認められた。同特許はUSPTOのサイトで参照できる。似たようなアイデアはSamsungによって「Gear VR」の名称ですでに商品化が行われており、Appleがこうした仕組みにどの程度興味を持ち、何を考えているのかが注目ポイントとなる。今回認められた特許は申請番号が8,957,835で「Head-mounted display apparatus for retaining a portable electronic device with display」の名称がつけられている。特許の最初の申請日は2008年9月30日と古く、2世代目にあたるiPhone 3Gが発売されてすぐのタイミングにあたる。そのため、iPhoneだけでなくiPod touchなどのデバイスの利用も想定していた可能性がある。一方で、これだけiPhoneの普及台数と機能面での差異が特許申請当時から現在において非常に大きく、想定しているユースケースについてもGear VRなどのそれとは大きく異なっている可能性が高い。実際、特許で示されているものもデバイス(iPhone)とグラス型マウンターとの"電気的"な接続方法や、外部コントローラ(Apple Remoteのようなもの)による制御方法、Picture-in-Pictureのような形で複数のアプリを同時に実行して閲覧する方法など、純粋に映像を楽しむための視聴デバイスとしての"HMD"に着目しているように見える。これに対し、SamsungのGear VRはマウンターそのものは単なる「デバイスを固定するための箱」であり、Galaxy Note 4をはめ込むことで視点を調整する役割を果たしているに過ぎない。Gear VRは「Oculus Rift」を多分に意識したもので、実際にOculusとのコラボで実現したものだ。Oculusではデバイスの装着者が頭を動かすと、モーションセンサーがそれを検知して移動量や向きに応じて視点が変更される特性があり、非常に没入感が高い。例えばゲームであれば実際にゲームの世界で行動しているような感覚を味わえ、環境映像や映画コンテンツと連動させた場合、頭を動かすことで固定視点の映像では見られない風景が目に入ったりといろいろ応用が期待されている。最近のスマートフォンの場合、このOculusのようなVR(仮想現実)の世界を体験するのに十分なセンサーやスペックを備えており、Gear VRはそれを実践したものだ。これが、今回のApple特許が申請から認可までの6年半で業界で起きた、大きな変化だといえるかもしれない。
2015年02月20日今夏には初の長編映画『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』も公開される人気キャラクター“ひつじのショーン”が日本時間23日(月)に発表になる米アカデミー賞を予想する(!?)パロディポスターが公開になった。その他の写真ポスターは本年度のオスカー候補になっている『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と『6才のボクが、大人になるまで。』のポスターを、ひつじのショーンがマネているもの。バードマンの主人公は少しだけ宙に浮いているが、ショーンはトランポリンの力を借りて撮影に臨んだようだ。どちらも、『ウォレスとグルミット』などで知られる英国の名門アニメーション工房、アードマン・アニメーションズが作成した愛らしい画像で、シリーズでも見られる遊び心が感じられるデザインになっている。今夏公開の長編映画では、ショーンのささいなイタズラがきっかけで牧場主が牧場を出てしまい、ショーンと仲間たちが牧場主を助けるために初めて大都会に出て冒険を繰り広げる。『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』7月4日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー『6才のボクが、大人になるまで。』公開中(C)2014 boyhood inc./ifc productions i. L.L.c. aLL rights reserved.『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』4月10日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー(C)2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
2015年02月20日米レッドハットは2月17日(現地時間)、OpenStackを使用したクラウドを構築するための基盤の最新版として「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 6」の提供開始を発表した。新製品は、OpenStack Junoリリースをベースとしており、既存のデータセンター内においてOpenStackによる基盤構築を容易にする機能、キャリア間のネットワーク機能仮想化(NFV)デプロイメントを可能にする通信プロバイダーに特化した機能が追加されている。例えば、プロバイダとテナント両方のネットワークでIPv6に対応し、物理ネットワークとステートレスおよびステートフルモードのOpenStackNetworking(Neutron)仮想ルータにわたるIPv6アドレスの割り当てを可能にする。また、Cephによるブロックデバイスの完全サポートを含む新機能が、OpenStack Compute(Nova)とOpenStack Block Storage(Cinder)に追加されるため、「ディスクレス」のコンピュートノードと、新規仮想マシンのほぼ瞬間的なブートが実現される。SR-IOV(Single root I/O virtualization)が、新しいドライバによってサポートされ、ハイパーバイザおよび仮想スイッチのレベルをバイパスしてハードウェア上で直接ネットワーク・スイッチングを実行できるようになる。新製品では相互運用性を高める取り組みが行われており、Red Hat OpenStack Cloud Infrastructure Partner Networkには、275以上の認定OpenStackパートナーと、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform上での使用を認定された1000以上のソリューションが含まれることになる。
2015年02月20日米Qualcommは18日、高性能モバイル機器向けのSoC「Snapdragon」4製品を発表した。「Snapdragon 620」および「Snapdragon 618」には、英ARM社が現地時間2月3日に発表した最新64bit CPU「Cortex-A72」が統合されている。Cortex-A72は、64bitアーテキクチャの2世代目のプロセッサ。最大2.5GHzで駆動し、従来のCortex-A15比で、性能は3.5倍に向上し、消費電力は25%削減されるという。Snapdragon 620では4コアのCortex-A72(1.8GHz)と、同じく4コアのCortex-A53(1.2GHz)を採用するbig.LITTLE構成。Snapdragon 618でも同様に、2コアのCortex A72(1.8GHz)と、4コアのCortex-A53(1.2GHz)を採用する。いずれも、4K動画の撮影やHEVCハードウェアエンコーディングなど、既に発表済みとなる800シリーズの機能を、600シリーズとして初めて備え、Qualcommの急速充電技術「Quick Charge 2.0」も搭載する。「Snapdragon 425」および「Snapdragon 415」は、400番台で初めてオクタコアを備えたモデル。CPUはオクタコアのCortex A53を採用している。Snapdragon 620 / 618 / 425の搭載デバイスは2015年後半に、Snapdragon 415の搭載デバイスは2015年前半に登場する見込み。
2015年02月19日米Appleがハンドヘルドデバイスを用いたヘッドマウントディスプレイ(HMD)システムの特許を取得したことが、米特許商標局(USPTO)が公開した資料で明らかになった。17日に成立したAppleの特許は「Head-mounted display apparatus for retaining a portable electronic device with display」(US 8,957,835)。頭に装着するヘッドマウントデバイスにiPhoneのようなディスプレイを持つハンドヘルドデバイスを取り付けるHMDシステムと、その操作方法に関するものだ。考案背景の説明では、ディスプレイを備えたHMDとPCやモバイルデバイスをケーブル接続するシステムはケーブルが邪魔になって取り扱いにくく、またHMDとモバイルデバイスの両方がディスプレイを装備するというような機能の重複が生じると指摘している。そうした重複はシステム全体では、コスト、重量やサイズの無駄になる。Appleが考案したHMDシステムは2つのデバイスが直接コネクタ接続し、電気的にも一体化するコードレスシステムだ。ヘッドマウントデバイスにハンドヘルドデバイスを取り付けるとディスプレイの表示がヘッドマウント・モードに切り替わる。頭に装着したユーザーは、左右の眼の部分に配置された光学パネルを通じてハンドヘルドデバイスのディスプレイを見る。またApple Remoteのようなリモコンによる操作補助も想定している。Googleが昨年6月に開発者会議Google I/O 2014で「Google Carboard」を公開し、昨年末にCarl Zeissが「Zeiss VR One」、Samsungが「Gear VR」を発売するなど、すでにスマートフォン一体型のHMDシステムは目新しい仕組みではなくなっているが、Appleは17日に成立した特許を2008年9月に出願していた。
2015年02月19日米MicrosoftのOfficeチームは現地17日、サードパーティのクラウドストレージサービス事業者向けプログラム「Cloud Storage Partner Program」の立ち上げを発表、「Office for iOS」と「Office Online.」で外部クラウドストレージサービスとの統合をすすめることを発表した。すでに発表済みのDropboxとの提携に続くもので、さまざまなプラットフォームやサービスでOfficeを利用できるようにする"新しいOffice"戦略を進めるものとなる。今回の発表は、2014年11月に発表した米Dropboxとの提携に続くもの。Dropboxとの提携は、OfficeアプリからDropboxに保存されているファイルへのアクセス、編集、共有を容易にするものだが、さまざまなデバイス、プラットフォーム、サービスからOfficeを利用できるようにするという方向性をさらに進展させる。まずは、iPadとiPhone向けの「Office for iOS」で、クラウドストレージサービスのネイティブ統合を実現した。これにより、ファイルの場所として、米Appleの「iCloud」とBoxなどが表示され、選択できるようになった。Microsoftによると、同じような統合を「Windows 10」のユニバーサルアプリ、Android向け「Office for Android」でも提供すべく作業を進めていくという。また、無料で提供するブラウザ版の「Office Online」側でも、各種ストレージサービスとの連携を進める。ユーザーが各ストレージサービスに保存されているドキュメントにブラウザからアクセスして開き、閲覧し、編集できるようにするもの。Microsoftはこれらを進めるにあたって、パートナープログラム「Cloud Storage Partner Program」を立ち上げており、すでにBox、Citrix、Salesforceが統合に向けた作業を進めているという。今後もクラウド事業者を拡大する意向だ。Microsoftは、「小さな強化に見えるかもしれないが、これらの新機能はわれわれの顧客にとって大切なアプリやサービスとOfficeとの統合に向けた大きな一歩となる」と記している。
2015年02月18日■職人魂の酒造りを貫きながら新たな伝統を創造していく姿勢福光屋は、毎年9月にその年最初の米を蒸す蒸米甑立て(こしきだて)を行い、10月頃から3月頃まで新酒の仕込み、そして4月には最後の蒸米作業である甑倒し(こしきだおし)で酒造りを終える。7月には、土用洗いといって酒造りに使う道具すべてを洗浄。細かい機材はもちろん、タンクやホースなどにも及ぶため、今でもほぼ1ヶ月はメンテナンスと整備に費やす。さて酒造りには、多くの工程がある。中でも「一麹(こうじ)、二もと、三造り」と昔から言われるほど、麹づくり重要な工程だ。他の作業は機械化しても、麹は手作業という酒蔵は多い。福光屋でも吟醸麹は、昔ながらの手法で蔵人が2日間昼夜を分かたず麹づくりをしている。蔵内の仕込みタンクを覗いてみると表面に泡が広がっている。米麹が蒸米のでんぷんを糖化させ、酵母がその糖分をアルコールへと発酵させているからだ。これを「並行複発酵」といい、世界でも珍しく複雑な醸造方法だとか。この泡の様子を見ながら20日間から1ヶ月ほど発酵させて仕上げる。できあがった醪をしぼり、原酒と酒粕に分けるのが「上槽(じょうそう)」。しぼりたての原酒をいただくが、飲み口のフレッシュさとアルコール度の高さに驚く。「しぼりたてだからアルコール度は高いですよ(笑)。このまましぼりたてとして出荷する以外は、濾過後に火入れして秋まで貯蔵します。味わいの設計に合わせてブレンドを行い、加水して瓶詰め時に再度火入れして出荷します」と生産本部・部長の正司和利さん。条件は同じでも、自然の恵みゆえに味が変わることはある。だからブレンドすることによって、その商品一定の味わいに整えて出荷するのだ。職人魂の酒造りを貫きながら、業界初の取り組みを数多く成し遂げてきた福光屋。「古い業界でもあるので、日本酒造りの領域を広げていくと業界初になってしまう」と福光屋13代当主の福光松太郎さん。老舗の暖簾を守るために、新たな価値を提案して発信し続けている。最後、ご当主に好きな自社銘柄をたずねると「よく嗜むのは『黒帯』ですね。料理に合わせて飲んでいただけるように、悠々、堂々、飄々、燦々と4種類あります。でもパッと直感で飲みたいと思うものを飲んで欲しい。黒帯は、右脳で飲む酒ですから」と笑った。前編に戻る。
2015年02月17日米Parallelsは、Mac上でWindowsやLinuxなどのゲストOSを実行できる「Parallels Desktop 10 for Mac」の、Windows 10 テクニカル プレビュー版に対応したアップデータの提供を開始した。本アップデートにより、既存のOSを削除することなく試験的に日本語を含む各国言語に対応したWindows 10 テクニカル プレビュー版を利用することができる。仮想環境を使うことで、Microsoft Word/Excel/PowerPointを含むOffice Preview for Windows 10もあわせて試用することが可能となる。また、「Parallels ウィザード」を利用することで、Windows 10 テクニカル プレビュー版をParallels Desktop内から直接ダウンロードし、インストールが行える。Parallels Desktop 10 for Macの価格は8,500円、アカデミック版と大学生協版は6,000円。Parallels Desktop 8または9からのアップグレード版は、5,300円となっているが、2週間の無償トライアル版も用意されている。
2015年02月16日前回、米Appleが実験しているとみられる自動運転車(Self-Driving Vehicle/CarまたはAutonomous Vehicleなど)がシリコンバレー周辺で目撃されたことを紹介したが、実際に自動車業界参入を計画しているという話が持ち上がっており、大きな話題になっている。Reutersの1月14日(米国時間)の報道によれば、Appleは前出のような自律型の電気自動車の製造について研究を進めており、自動車メーカーの専門家や部品サプライヤらとの話し合いを行っていると、自動車業界の幹部に近い情報筋が明かしたという。前回のレポートでは、Appleがリース車を使ってセンサー装置を大量に積んだ自動運転の実験を行っている様子が米カリフォルニア州コンコードで目撃されたが、そのセンサー装置の形状などから、すでにGoogleが実験を行っている自律型自動車の実験とみられていた。だが一方で、まだAppleが本格的に自動車産業に進出するとの見方は懐疑的で、あくまで業界他社との共同実験の域を出ないのではという意見も多かった。今回のReutersの報道では、Appleは「自動車の製造そのもの」に興味を示しており、単に自動車メーカー向けにソフトウェアやコンポーネントを提供するに留まらないと情報筋では示唆している。「Appleは自動車メーカーらの協力をさほど必要にしているようには見えない」とコメントしているように、自動車パーツや製造に関する情報をかき集めており、特に「Connected Car」などと呼ばれる通信機能とリンクした電気自動車の開発に主眼を置いており、同時に可能性としての自動運転機能の研究を進めているようだ。自動車メーカー各社ともに、こうした自動運転機能に対応した自動車の開発を進めているものの、実際に市場投入までにはまだ時間がかかると考えている。CarPlayで自動車業界との連携を模索したAppleだが、ひょっとするとメーカーらの新技術への対応の間隙を縫って、携帯業界を席巻した地力を活かし、間もなく時計業界、そして自動車業界へと進出を果たそうとしているのかもしれない。
2015年02月16日玩具大手の米Mattelは13日(現地時間)、GoogleのVRヘッドマウントディスプレイ・プラットフォーム「Google Cardboard」を採用した新しい「View-Master」ビューワーを発表した。今年秋に発売する予定。View-Masterは1939年に最初のシステムが登場した歴史のある写真ビューワー玩具だ。リールと呼ばれる写真フィルムを並べた円盤をビューワーに入れると写真が立体的に表示される。Google Cardboardをベースとする新しいView-Masterビューワーでは、View-Masterアプリを入れたAndroidスマートフォンをビューワーに装着する。リールの形をしたディスクを使ってコンテンツを選択すると、360度パノラマ表示で自然、宇宙、都市などを楽しめる。リールのマークが置かれた場所に移動したり、解説を表示させるなどインタラクティブな操作が可能。デジタル時代のView-Masterは、写真フィルムを用いたこれまでのView-Masterとは全く異なるシステムになるが、立体的な表示で子供たちを惹きつけるという点では変わらない。価格はビューワーが29.99ドル。宇宙、スペースシャトルツアー、クラシックView-Master画像などを体験できるサンプル・リールが同梱される。リール・パックは14.99ドル。自然、冒険といった4つのテーマが1セットになる。
2015年02月14日ティアックは2月12日、米KOSS社のヘッドホン「Pro4S」「SP330」「SP540」を発表した。発売は2月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は、Pro4Sが24,000円前後、SP330が20,000円前後、SP540が24,000円前後(いずれも税別)。Pro4Sは、ヒンジ部分にメタル素材を使用するなど、プロユースに耐える堅牢さを持つモニターヘッドホン。ケーブルは片出しの着脱式で、長さ1.4mのカールコードを採用している。左右のハウジングにコネクタを備えており、どちらにケーブルを接続しても使用できるデュアルエントリー機構を搭載。また、2つあるコネクタを利用して、複数のPro4Sをディジーチェーンでつなぎ、同じ音を同時モニターすることが可能だ。ドライバーはスタジオリファレンス用に開発された「SLX40」を採用。高い再生能力を発揮する。周波数特性は10Hz~25kHzで、インピーダンスは35Ω。感度は99dB SPLとなっている。ケーブルを除いた質量は192g。セミハードケースが付属する。SP330とSP540は、耳の形に合わせたD型のハウジングを持つポータブルヘッドホン。低反発イヤークッションとの組み合わせで、優れた密閉性を実現している。ハウジングは回転式で、持ち運び時にはフラットに畳むことが可能だ。ドライバーは、SP330が「SLX30」、SP540はPro4Sと同じ「SLX40」を採用している。SP330の周波数特性は20Hz~25kHzで、インピーダンスは35Ω。感度は101dB SPLとなっている。SP540の周波数特性は10Hz~25kHzで、インピーダンスは35Ω。感度は99dB SPLだ。いずれもケーブルは着脱式で、長さ1.4mのストレートケーブルと、セミハードケースが付属している。質量は、SP330が108gで、SP540が184g(ケーブル除く)。
2015年02月13日米Facebookは現地12日、自分の死後にアカウント管理を指定できる「Legacy Contact(相続人)」機能を導入した。万が一のときに自分のアカウントの管理を任せる"相続"人をあらかじめ指定する機能で、米国で提供を開始し、順次拡大する。Legacy ContactはFacebook上で自分の家族や友達を指定して、自分の死後のアカウントを管理してもらうもの。これによりアカウントは追悼アカウントとして死後も保存され、Legacy Contactに指定された人は保存されたタイムライン上に葬儀に関する情報や特別なメッセージを投稿したり、まだ友達になっていなかった親戚や友達などからの新しい友人リクエストに対応したり、プロフィールの写真やカバー写真の変更ができる。希望によっては、Legacy Contactに指定した人に対し、自分がFacebookに保存した写真、投稿、プロフィール情報をダウンロードすることを許可しておくこともできるという。指定された人は、その人の死後もその人本人としてログオンすることはできない。また、プライベートメッセージについても、死後もアクセスできないという。Legacy Contactの指定は生存中に本人が自分のページから行い、Facebookがこれを認める必要がある。Legacy Contactを利用せずに、死後永久にFacebookからアカウントを削除するように設定することもできる。Facebookではこれまでユーザーが死亡した際、追悼アカウントとしてアカウントをそのまま保存して閲覧できるようにするサービスを提供してきた。この場合、その人の死後は周囲の人がアカウントをアップデートしたり告知することはできなかった。今回、ユーザーの要求を受けてアカウント相続コンセプトを導入したという。Legacy Contactは米国で提供を開始した段階で、現時点では日本では利用できない。Facebookによると設定は、ログオン後「設定」画面の「セキュリティ」から行えるという。Legacy Concactを選択して、友人や家族から指定する。その後、その人にその旨を伝えるメッセージを送ることができるほか、Legacy Contactに指定した人に写真や投稿のダウンロードを許可したり、プロフィール写真やカバー写真の変更を許可する場合は、詳細設定から行える。Legacy Contactの設定は、PCからでもモバイルからでも可能のようだ。ソーシャルネットワークが日常の一部として浸透しつつある中、その人の死後のアカウントはどうなるのかということはしばしば問題となっていた。通常はアカウントがそのまま凍結されるが、今回のFacebookの機能は、オンラインの自分アカウントの管理に対する遺書に近づいたといえそうだ。
2015年02月13日米Beats by Dr. Dreは、サンフランシスコのアーティストBarry McGee(バリー・マッギー)とコラボレーションとした「Beats by Dr. Dre x Barry McGee 2.0 Pill Speaker」を発売した。希望小売価格は2万600円(税別)。Apple StoreとApple Online Store限定で販売される。同製品は、ストリートアーティストの芸術的な価値を高めた旗手として知られるアーティスト・Barry McGeeが同社とコラボレーションしたコンパクトスピーカーで、「Beats Apple アーティストシリーズ」のコレクションのひとつ。彼の特徴的な幾何学模様とトレードマークである文字をカスタマイズして取り入れた、大胆でユニークなデザインとなっている。この「Beats Apple アーティストシリーズ」は、世界中で愛されている優れたアーティストに焦点を当て、同社の製品をキャンバスに見立ててストーリーを語ってもらうプログラム。過去にはフラグメントデザイン(Fragment Design)の藤原ヒロシ、画家でデザイナーのToristan Eaton(トリスタン・イートン)、グラフィティアーティストのFutura(フューチュラ)などがコラボレーションを行っている。また、ベースとなっているスピーカー「Pill」は、高さ4.5cm、長さ19cm、重量310gという軽量で持ち運びに便利なデザインの製品。軽やかな高音から重低音まで楽しむことができ、Bluetooth機器に接続すれば、約10メートル離れた場所からでも、好きな音楽を再生することができる。さらに、2台をタップして同期すると2台のPillで同じ楽曲を再生でき、2台を2回タップするとよりパワフルなステレオサウンドで再生可能ということだ。また、連続7時間再生可能なバッテリーを搭載しており、モバイルバッテリーとしても使用することができる。
2015年02月13日米Microsoftは2月12日(現地時間)、Windows Insidersプログラムを通じてスマートフォン用の「Windows 10 Technical Preview」の提供を開始した。今年後半に登場する予定の「Windows 10」はPC、タブレット、スマートフォンが共通のコアで動作するプラットフォームになる。昨年秋にPCや2-in-1デバイス向けのTechnical Preview版が登場しており、12日に提供開始になったのは携帯電話やファブレット、小型タブレット向けWindows 10の初のTechnical Preview版である。Microsoftは「Windows Insider」というWindows Insiders参加者がプレリリース版のOSアップデートを受け取るためのWindows Phoneアプリを用意している。12日時点で公開されている最新バージョンの対応環境はWindows Phone 8.1だが、12日にリリースされたWindows 10 Technical Preview for phonesがサポートする端末はLumia 630/635/636/638/730/830に限られる。Lumia 1520やLumia 930など、フラッグシップ機種が含まれないのは「partition stitching」というOSパーティションをダイナミックに調整する機能の準備が整っていないためで、対応端末は順次拡大していくという。Technical Preview版は、フルサイズのStart画面背景イメージ、Quick Actionsが強化されたAction Center、通知のインタラクティブ機能、強化された音声入力、ストレージ内とOneDriveの写真をまとめて管理できるPhotosアプリなどを備える。ただし、初のTechnical Preview版であり、「既知の問題」に掲載されている問題のリストは長く、パーソナルアシスタント機能CortanaがUS英語に限られるなど利用できない機能やサービスも多い。導入には注意が必要だ。MicrosoftはWindows 10でSpartanというコードネームで開発している新しいWebブラウザに移行するが、12日にリリースされたTechnical PreviewではInternet Explorer内に新しいレンダリングエンジンが採用されているのみ。Spartanの搭載は見送られた。
2015年02月13日米Beats by Dr. Dreは、サンフランシスコで活動しているグラフィティアーティスト・Barry McGee(バリー・マッギー)とのコラボレーションによるBluetoothスピーカー「Beats by Dr. Dre x Barry McGee 2.0 Pill Speaker」を、Apple Store実店舗およびApple Online Store限定で、2月13日より販売開始する。価格は20,600円(税別)。同製品は、Bluetoothスピーカー「Beats by Dr. Dre 2.0 Pill Speaker」をベースにしており、今回、幾何学模様と、Barry McGeeのトレードマークである文字をカスタマイズして取り入れた限定モデルとして登場する。BeatsとBarry McGeeとのコラボレーションは、2014年12月、ネオンオレンジのモデルをカスタマイズし、アートフェア「アート・バーゼル・マイアミ」で発表したPillに続いて、これが2度目となる。サイズはW190×H45mmで、重量は310g。Bluetooth機器に接続することで、約10メートル離れた場所からオーディオを再生できる。カラーはレッドの1色のみ。本体のほか、特別仕様のキャリー・ケースが付属する。
2015年02月12日日立製作所の米国子会社であるHitachi Data Systemsは2月10日(現地時間)、ビッグデータの分析ソフトウェアを開発・提供するPentahoを買収することで合意したと発表した。両社は今後、2015年6月末までの買収完了に向けた手続きを進める。日立は今回の買収により、ペンタホのビッグデータ分析ソフトウェアと技術・ノウハウを獲得し、日立のITプラットフォームやデータ管理技術などと連携させることで、新たなビッグデータ利活用基盤を構築する。この基盤を活用し、日立グループが展開するエネルギーや交通、ヘルスケアなどのインフラシステムと組み合わせた新たなサービスを開発するとともに、グローバルなコンサルティングネットワークなども活用し、社会イノベーション事業のグローバル展開を加速していくという。
2015年02月12日うるおい美肌を応援する『米肌』から新アイテム登場コーセープロビジョン株式会社は、通販専用ブランド『米肌(まいはだ)』から、落ちにくいメイクや毛穴汚れも、しっかりスピーディーに落とす「澄肌(すみはだ)クレンジングオイル」(税抜1,800円)を、3月2日から『米肌』会員向けに先行で発売し、4月1日より一般発売を開始する。『米肌』は、仕事や趣味、家事や育児など多忙な毎日を送るアクティブな女性のニーズに応えるべく、厳選された原料と最新技術で商品を開発している。新発売となる「澄肌クレンジングオイル」は、乾燥や小ジワの原因となる“摩擦”を軽減するために、「まろやかクッションオイル(水添ポリイソブテン)」を配合した、透明感のある澄みきった素肌にみちびくクレンジングオイルだ。ウォータープルーフタイプなどの落ちにくいメイクや、毛穴のトラブルのもとになる酸化皮脂、古い角質をしっかりとスピーディーに落とすことができる。まつ毛エクステンションユーザーも安心水性と油性の汚れの、どちらにも素早くなじむ洗浄成分を配合した「スピーディークリア処方」を採用。手が濡れていてもメイク落ちが低下しないので、ぬるつかずすっきりと肌に負担もなく、やさしくメイクを落とすことが可能だ。日本古来の成分に着目した『米肌』は、米胚芽油などにこだわり、エモリエント効果の高い米胚芽油を加えた、発酵オイルなど4種を厳選して配合した。人気のまつ毛エクステンションに使用する、接着剤(グルー)を溶かす成分を配合していないため、アイメイク落としにも安心して使え、キメの整った、ふっくら炊きたてのようなしっとりなめらかな肌へみちびく。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社コーセーニュースリリース・米肌オンラインショップ
2015年02月09日定額制ストリーミングサービスを提供する米Netflixは、2015年秋に日本でサービスを提供すると発表した。PCやタブレット、スマートフォン、テレビ、STB(セットトップボックス)などインターネットに接続した端末で、映画やTVドラマなどを視聴できる。同種のサービスとしては、日本でも認知が広いHuluなどが挙げられる。日本でのローンチ時には日本のテレビドラマシリーズや映画、Netflixのオリジナルコンテンツなどがラインナップされる予定。東京にオフィスを構え、2013年から同社でストリーミング/パートナーシップオフィサーを務めるGregory Peters氏が、ゼネラルマネージャーに就任する。詳細な料金やサポートする端末などは、後日告知される。
2015年02月09日玩具メーカーの米Mattelが、米Googleと共に2月13日に製品発表イベントを米ニューヨークで開催する。ニューヨーク市では2月14日から17日に玩具見本市「Toy Fair 2015」が行われる。それに先だってMattelは新製品を発表する。報道関係者に送られた招待状には、Mattel傘下のFisher Priceが販売していた立体写真ビューワ「View Master」のリールを思わせるイラストに「view what’s possible」と書かれている。そのため、GoogleのVR(バーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイ「Cardboard」を子供向けにしたようなView Masterの進化版が登場するのではないかと予想されている。Mattelは、HasbroやLEGOよりもソフトウエア製品で出遅れており、また女児向けの「バービー」人形の人気が薄れて業績不振が続いている。
2015年02月06日映画・TVドラマの定額制ストリーミングサービスを提供する米Netflixは2月4日(現地時間)、日本で今秋からサービス提供を開始すると発表した。Netflixは、欧米においてDVDからストリーミングへのシフトを牽引したサービスだ。現在、米国、欧州、南米の50カ国近くで5700万人以上が契約し、1カ月の合計視聴時間が20億時間を超える。セットトップボックス、Apple TVやRokuなどのストリーミングデバイス、スマートTV、ゲーム機(PlayStation 3/4/Vita、Xbox 360/One、Wii/Wii U/3DS)、スマートフォン、タブレットなど、インターネットに接続する幅広いデバイスで利用可能。便利で高品質なサービスはユーザーから高く評価されている。その一方で、ネット中立性問題ではネットワークをひっ迫させるサービスとしてインターネットサービスプロバイダから非難された。日本でのサービス開始は、2016年末までの完了を目指すグローバル展開の一環である。Wall Street Journalによると、アジア地域へサービスを広げる足がかりとして、ブロードバンド接続環境が整っている日本を拠点に選んだ。日本に先立って3月からオーストラリアとニュージーランドでのサービス開始を予定しているが、日本では東京にオフィスを開設し、Gregory Peters氏(ストリーミング/パートナーシップオフィサー)がNetflix Japanのゼネラルマネージャーに就任する。Peters氏は、Netflixが米国以外で初めて任命するゼネラルマネージャーになる。オンラインDVDレンタルで起業し、映画・TV番組ストリーミング配信で成長したNetflixは、2013年から同社が製作したオリジナル作品の配信を開始している。最初のオリジナル連続ドラマ「House of Cards」(ケビン・スペーシー主演)は、ネット発のドラマで初めてプライムタイム・エミー賞にノミネートされ、デヴィッド・フィンチャーが演出監督賞を受賞した。その後も「Arrested Development」の続編、「Orange Is the New Black」など話題作を生み出し続けており、コンテンツ製作でも注目されている。
2015年02月06日米MicrosoftのOffice 365チームは4日、タッチ端末向けに最適化した「Office for Windows 10」のWord、Excel、PowerPointの3種類について、技術プレビューを公開した。「Windows 10」技術プレビューが動くPCとタブレットで利用できる。Office for Windows 10はWord、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteで構成されるが、今回Word、Excel、PowerPointの技術プレビュー版が公開された。Word for Windows 10は、閲覧モードでBingを利用してWebにある参照情報を表示する「Insights for Office」などの特徴を備える。Excel for Windows 10ではタッチ操作によるコントロール機能などを特徴とし、PowerPoint for Windows 10はプレゼンスライドの作成と編集に加えて、プレゼンの表示「Presenter View」、リアルタイムに注釈を入れることができる「Ink Tools」などの機能を含む。Office for Windows 10はPC、タブレット、スマートフォンにインストールして利用できるユニバーサルアプリとなる。ユニバーサルアプリはデバイスの画面サイズに関係なく同じ体験を提供するもので、「One Windows」としてPC、タブレット、スマートフォンで同一のWindowsを提供するMicrosoftの戦略を支えるものとなる。なお、MicrosoftはOffice for Windows 10をタブレットとスマートフォン向けに無料でプリインストールする計画だ。Office for Windows 10のWord、Excel、PowerPointはWindows 10技術プレビューの「Windows Store」(ベータ)より入手できる。Windows 10技術プレビューの入手は無料だが、Windows Insider Programの加入が必要。Microsoftによると、スマートフォンおよび小型(画面サイズ8インチ以下)のタブレット向けの技術プレビューについては、数週間後としている。OutlookとOneNoteの技術プレビューについては公開時期を明言していない。Office 2016については、2015年後半に一般発売を予定しており、詳細は数カ月後に公開するとしている。
2015年02月05日宮下企画の運営する「米とサーカス」(東京都・高田馬場)では2月8日~14日、来店した先着35名に特製の「昆虫チョコ」をプレゼント配布する。栄養価の面から未来食として注目されている「昆虫食」を気軽に体験してもらう狙い。メニューとして人気の高いイナゴの佃煮を使用し、野菜など3種の味のかわいらしいスイーツに仕上げている。同店では、イナゴ・蜂の子などの昆虫ほか、鹿・熊・猪など人や農作物に危害を加えるとされる「害獣」を食材として取り扱っている。飽食の時代とされる現代で、自然と共存できる食文化をより気軽に、多くの人に届けることをテーマとしているという。今回のプレゼントも、「あまり親しみがなく無駄にされてきた食材も、工夫次第でこんなにおいしく・楽しく食べられる!」という提案として実施される。昆虫チョコの黄色は、かぼちゃチョコ×フリーズドライいちご×イナゴの佃煮、紫は紫芋×フリーズドライマンゴー×イナゴの佃煮、緑は抹茶×フリーズドライいちご×イナゴの佃煮という組み合わせとなっている。
2015年02月05日映画やTV番組をネット配信する米Netflixが2月5日、日本市場へ進出する計画を発表した。時期は2015年の秋を予定している。北米のインターネットトラフィックの3割以上を占めるという人気のメディアストリーミングの日本進出はどのような影響を与えるのかが注目される。Netflixはサブスクリプション形式で映画やTVをネット配信するサービス。1997年創業で、当初はオンラインでのDVDレンタル業者としてスタート、その後ストリーミングサービスに拡大した。現在、米国や欧州などの約50カ国で展開しており、5700万人の加入者を誇っており、加入者への総配信時間も合計20億時間に達するという。ネットワーク機器ベンダー「Sandvine」の調査では、Netflixは北米のインターネットトラフィックの34%を占めている。日本市場進出は同社が1月末に掲げたグローバル戦略の一環で、3月に予定しているオーストラリアとニュージーランドへの進出など、今後2年でサービス提供国を200カ国に増やす意向を明らかにしていた。今後は東京にオフィスを構え、同社で最高ストリーミング・提携責任者を務めるGregory K. Peters氏がNetflix Japanのマネージャーを務めるという。なお、Peters氏は日本語も堪能のようだ。日本市場ローンチ時には日本のTV番組や映画のほか、「Marco Polo」「Sense8」「Virunga」など同社オリジナル番組も揃える予定で、HDや4Kにも対応するという。PCのほか、スマートTV、タブレット、スマートフォン、ネット対応ゲーム機やSTBなどをサポートするとしており、価格、番組、サポートデバイスなどの詳細は後日改めて発表する模様だ。すでに、日本語のロンチ前Webサイトが用意されており、サービス提供時期などの最新情報をメールで受け取ることができる。
2015年02月05日スマートニュースは2月4日、同社が提供するスマートフォン・タブレット向けニュース閲覧アプリ「SmartNews」が日米で1000万ダウンロードを突破したと発表した。2014年8月に日本でTV CMを開始し、10月には米国版をリリース。日本もさることながら、米国での月間アクティブユーザーも100万人を突破したという。また、SmartNewsの日本版、米国版に続きインターナショナル版をリリース。世界150カ国以上のGoogle PlayとApp Storeで提供を開始した。最新版のSmartNews2.2.0にアップデートし、[設定]画面で[International/インターナショナル]を選択すると、インターナショナル版を利用できる。インターナショナル版は、世界中のユーザーの興味・関心を惹く英語圏のニュースを独自のアルゴリズムで選定して届ける。また、言語を日本語または英語に設定しているAndroidユーザーであれば、全ての国でSmartNewsのNowカードがGoogleアプリ上で表示される。
2015年02月05日米Qualcommの最新のチップ「Snapdragon 810」がSamsungのフラッグシップスマートフォン「Galaxy S」の次期版に採用されない憶測が1月末に広まったが、Qualcommは2月2日(米国時間)、Snapdragon 810に関するリリースを発表した。リリースでは、ソニーモバイル、Microsoft、Xiaomiなどベンダー5社が同チップへの支持を表明している。Qualcommが2014年4月に発表したSoC「Snapdragon 810」は、64ビット対応プロセッサで、最大450Mpbs通信が可能なLTE-Advanced Category 9対応、サービスエリアスループットの拡大など高速な通信をサポートする。セルラーではさまざまなLTE/3Gの周波数帯をサポートし、Wi-Fiの高速通信も可能。これに加えて、LPDDR4 RAM対応、カメラの解像度は最大55メガピクセルに拡大、4K(3840x2100ピクセル)画面、HDMI 1.4経由の4K出力などマルチメディア関連も強化している。Qualcommは今回、研究開発および製造を担当する子会社Qualcomm Technologies(QTI)を通じてSnapdragon 810を採用する端末が60機種以上パイプラインにあることを発表した。製品名を明かしているものとして、韓LGの「LG G Flex2」、中国Xiaomiが1月に発表した最新のファブレット「Mi Note Pro」などがある。Snapdragon 810採用についてコメントしたのは、LGとXiaomiのほか、ソニーモバイル、Microsoft、中国Oppoの合計5社。ソニーモバイルのシニアバイスプレジデント兼最高戦略責任者、土川 元氏は声明文で、「バッテリー持続時間の長さだったり、最新の映画をみたり、ハイレゾリューションオーディオで音楽を楽しむなど、Xperiaの顧客は端末でこれまで以上のことをして、最新のコンテンツやエンターテイメント体験を得たいと思っている。ソニーモバイルはSnapdragon 810の機能に期待しており、Qualcomm Technologiesと協業して2015年後半に最新のXperiaを顧客に届けることを楽しみにしている」とコメントし、年後半に発表するXperiaの最新機種でSnapdragon 810を採用する意向を表明している。Microsoftは、Windows Phoneベースのスマートフォン「Lumia」ラインでの採用を示唆し、「協業により、Qualcomm Snapdragon 810を搭載した最高級のLumiaの開発、そして高い処理能力、リッチなマルチメディア、高性能グラフィック、無線機能を組み合わせた前例のない製品の提供ができることを楽しみにしている」とのコメントを寄せている。QTIで執行バイスプレジデントを務めるMurthy Renduchintala氏は、「性能、接続性、エンターテイメントの全てで妥協のない製品」が可能になるとSnapdragon 810の機能を強調した。これらベンダーがSnapdragon 810を採用する一方で、最大手のSamsungが次期Galaxy(「Galaxy S6」)では採用されない可能性が同社の決算報告書により明らかになった。Samsungはその代わりに自社のチップを採用すると予想されている。
2015年02月04日米Twitterが「Promoted Tweet」をTwitter以外のサイトやアプリにも配信する。同社は2月3日(現地時間)にYahoo! JAPANとFlipboardがPromoted Tweetの最初のシンジケーションパートナーになったと発表した。Promoted TweetはTwitterが提供する広告サービスだ。「Promoted」とラベルされた企業スポンサーのツイートをTwitter.comの検索結果ページやタイムライン、公式Twitterクライアントに配信している。今後は広告ツイートがサードパーティパートナーのコンテンツセクションやコンテンツ内にもあらわれる。Promoted Tweetは広告であっても役立つツイートであり、Twitterのユーザー体験を損なわないツイートになっている。それはTwitterがPromoted Tweetにおいて、ユーザーと広告主のどちらも満足できる品質を重視してきたからだ。最初のシンジケーションパートナーに選ばれたFlipboardなどはツイートの運用を熟知しており、広告主はTwitter上のTwitterキャンペーンと同じようにユーザーを絞り込み、そのユーザーを引きつける広告ツイートをサードパーティのサイトやアプリにも提供できる。
2015年02月04日米Amazon.comがPC用のKindle変換ツール「Kindle Convert for PC」(Windows 8/7)を発売した。個人が所有する書籍やドキュメントのスキャンデータをKindle Books形式に変換し、オンラインストレージ「Amazon Cloud Drive」にアップロードできる。価格は49USドルで、3日時点では19USドルの特別価格で提供されている。Kindle Convert for PCで変換できるデータはJPEG、TIFF、PDFなど。ステップバイステップの簡単な操作で、スキャンしたデータからKindle書籍を作成可能。手書きメモ、著者のサイン、写真なども組み込める。完成したKindle書籍はPCのほか、KindleデバイスやKindleアプリ(iOS、Android)で利用可能。Amazonで販売されているKindle書籍と同じように、Whispersync、ハイライト、ノート、辞書といった機能を利用できる。
2015年02月04日『ネムジム食堂』朝ごはん担当のミカです。今日はみんな大好き『パンケーキ』☆今回は米粉で作ります!米粉、使ったことありますか?実はダマになりにくく、食感はモチモチながら後味スッキリでもたれず、まさに朝ごはんのパンケーキ作りにピッタリなんです!ついついもう一枚、と手が出る美味しさ。さあ、一緒に作って食べましょう!米粉なら忙しい朝でもスピーディー!≪材料≫(4枚分)・米粉200g・砂糖60g・ベーキングパウダー8g・牛乳160g・サラダ油大さじ2・卵2個・トッピング(バター、はちみつ、メープルシロップ、生クリーム、フルーツなど)お好みで≪作り方≫1.ボウルに米粉と砂糖、ベーキングパウダーを入れ、泡だて器で均一にします。さらに牛乳とサラダ油、卵を加え、なめらかになるまで混ぜます。※米粉は水溶きが良くダマになりにくいので、すぐに混ざるのも魅力!2.フライパンを弱火で熱し、サラダ油(分量外)を薄くひいてペーパーで均一にならしておきます。生地を流し、フタをして弱火で片面を5分焼きます。表面がふつふつしてきたらひっくり返して、蓋をしてさらに5分焼きます。※フタをして焼くことで蒸し焼きになり、モチモチ食感が生まれます。フタは忘れずに!3.皿に盛り、お好みでトッピングを添えます。ビタミン補給でフルーツを乗せるのもオススメ☆【米粉の魅力をおさらい】■ダマになりにくい!粉自体がサラサラしているので水溶きが良く、ダマになりにくいのが魅力。パンケーキ作りはもちろん、天ぷらの衣作りもボテっとせず、軽く揚がるのでオススメです。■モチモチ食感と後味スッキリのバランスを実現!米粉にはモチモチの元となるアミロペクチンという成分が含まれています。弱火でじっくり蒸し焼きにすると、この成分が引き出されてもっちりと仕上がります。しかしながら後味がスッキリなのは、グルテンが含まれていないから。体にも負担がかかりにくい、優しい味わいです。朝からスッキリしたところで、皆さん職場に学校に遊びに行ってらっしゃ~い!!朝ごはん担当:ミカさん「ネムジム食堂朝ごはん担当のミカです。朝のスタートが体内時計をしっかり動かし、夜の快眠をつくります。一緒につくる朝ごはん、朝のスタートを心地よくしてくれるメニュー。これで今日一日のパフォーマンス、そしてその日の夜の快眠がバッチリです。」ミカさん(本名:岩渕美華)プロフィール:食品業界において商品開発、バイヤー、販促、広報、飲食店立ち上げなどを経験。2013年度丸の内朝大学復興プロデューサークラスを受講後、コミュニティキッチン・イニシアティブを設立。「仲間と作り、仲間と食べて、仲間とつながる食の劇場」をコンセプトに、東北食材を使用したキッチンイベント『コミュニティキッチン』を定期開催。団体副代表並びにナビゲーターとして、メニュー企画、レシピ作成、イベント運用を担当。≪information≫「コミュニティキッチン」では、現在横浜ドッグヤードガーデンの『BUKATSUDO』にて、みなとの朝ごはんDishを定期開催中。食材は東北から直送されたこだわり素材を使用、仲間と素材に一手間加えるだけの料理体験を通じ、つながりをより感じられる仕掛けを用意してお待ちしております!参加者の皆さんは、時間までに会場へ来るだけ。料理が得意な方はもちろん、あまり得意で無い方もナビゲーターのアドバイス付きで、必ずメニューができあがるようになっていますので、是非お気軽にご参加ください。『コミュニティキッチン』Facebookページはこちら『ネムジム食堂』とは『食で眠りを鍛える!』をモットーに「今日を元気に過ごす朝ごはんレシピ」、「快眠を約束する夜ごはんレシピ」など、毎回様々な情報をご紹介していきます。『ネムジム食堂』その他の記事はこちら
2015年02月03日OpenStackに特化して製品、技術、サービスを提供する米ミランティス(Mirantis, Inc.) は、日本法人としてミランティス・ジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、リージョナルディレクター 下平 中氏)を設立し、日本市場に本格参入すると発表した。また、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とリセラー契約を締結したこともあわせて発表した。ミランティスは、オープンソースのIaaS基盤ソフトウェアであるOpenStackのシステムインテグレーターとして1999年に設立。600名以上のOpenStack専門の技術者を擁し、2013年には、OpenStackディストリビューションである「Mirantis OpenStack (MOS)」を提供開始した。現在は、OpenStackの商用ディストリビューションを中心に、コンサルティングから導入支援、保守、教育サービスを提供するOpenStack専門企業として事業を拡大している。ミランティスの日本市場への参入は、2014年のオランダ (5月)、フランス (6月)、中国 (10月)における現地法人設立に次ぐグローバル戦略の一環で、パートナー企業と協力して、OpenStackクラウドソリューションを提供する。その第1号となるCTCは、クラウドサービス事業者や通信事業者を中心に市場を開拓するという。
2015年02月03日米Googleは1月30日(現地時間)、高度な機能を備え有料サービスとして提供してきた「Google Earth Pro」を無償で提供すると発表した。同日より無償化しており、Google Earthのサイトからセルフサービス形式で登録して、ライセンスキーを受け取れる。Googleが2005年に提供を開始したバーチャル地球儀サービス「Google Earth」に、高度な機能を追加したサービス。Google EarthはWindows、Mac OS X、Linuxのほか、AndroidとiOSもサポートする。Proには3Dポリゴンなどの高度な測定ツール、人口統計、土地区画、交通量などを表示するデータレイヤー、最大2500件の住所データの読み込み、GISデータの読み込み、Windows Media、QuicktimeのHD動画を最大1920X1080ピクセルで書き出すムービーメーカー機能などがあり、企業や学術界などで利用されている。印刷の解像度はGoogle Earthが1000ピクセルであるのに対し、Proでは4800ピクセルをサポート、住所読み込みでは目印やスタイルテンプレートを割り当てることができる。これまで年間399ドルの有料サービスとして提供していたが、同日より無償となった。Googleでは無償化について、「多くの人々にGoogle Earth Proを提供できる」としている。Google Earthのサイトから登録すると、メールでライセンスキーが届く。既存ユーザーは同じライセンスキーのまま無料で利用できる。
2015年02月02日