悩み相談の中でも、アドバイスしやすいものとしにくいものがありますよね。特に女性の場合、難しいのが結婚や妊娠、子育てなどのテーマ。相手と自分の立場によって(未婚か既婚か、子なしか子持ちかなど…)、言いかたやどこまで言うべきかの判断も非常に難しいところがあります。今回は、その境界線の考えかたについてご紹介します。どの立場にいても難しい筆者は既婚で子持ち。個人的には「30代で結婚しないとヤバい」というような、人間を単純に比較する思考を持ち合わせていません。母子家庭育ちだからでしょう、自分がマイノリティな環境で育っているので、両親揃っている家族とは比較したら違うことばかり。次第に比較をやめていきましたし、特に結婚ほどモロ感情・性格・相性…という「目に見えない、形にできない」ものほど、比較すべきではないと思っています。それでも、既婚・子持ちといえばよくネットなどで「既婚友人のアドバイスがムカつく」と言われる立場。「上から目線」と捉えられたり、「既婚者が言うことだからね」と意見をまともに聞き入れてもらえないこともあります。アラサーを過ぎてからは、どの立場にいても女子は悩み相談が難しくなってくると感じています。そこで心がけてきたのは、以下のことでした。アドバイスしないまずはアドバイスをしないことです。相手の話をよく聞いていると、「自分はどうしたいか」「何を言ってほしいか」という答えは相手自身が持っていることが多々。話を聞いているうちに、本人もそちらの方向へ話を持っていきます。アドバイスしたくなるときもありますが、それが「相手にとってのベストタイミング」かはわかりません。「アドバイスをしても結局話は聞かず、言われたのと同じ失敗をしてやっと聞く耳を持った」という経験が筆者自身にもあり、話を聞いても実際に体験しなければ納得できないところが人間にはあります。相手のタイミングを見守るのも、友人の務めのひとつでしょう。言うことで分かることとはいえ、一方で友人がいつも同じことで悩んでるけど何も行動せず、タイムリミットも近そうだという場合もあります。相手のためを思えば、やっぱりアドバイスすべきという場合もあるでしょう。そういうときにはアドバイスも大切。大切なのは言いかた・表現です。「こうすべきでしょ」などの断定的な表現や、上から・下から目線と取られそうな表現には気をつけます。あくまで中立的な立場で、相手を思う言葉も付け加えて伝えましょう。そこで相手が話を聞き入れるか、それとも距離を置かれるかは、友人関係の分かれ道。信頼関係が築かれていればその後も関係は続きますし、それが別れるタイミングだったということもあります。分かれ道となると悲しいものですが、言わないでユルく関係を続けていても、いずれ分かれ道はやってきます。あとは自分の発言に自信を持てるかが大事。相手のためを思った発言だと自信が持てれば、後悔することはないでしょう。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月21日「モノクロ写真ってかっこいいなぁ~」と思いつつ、「難しそう…」「撮りかたがわからない」などの理由からなかなか第一歩を踏み出せずにいませんか?今回はモノクロ写真の撮りかたを1からご紹介。モノクロ世界への最初の一歩を一緒に踏み出してみましょう! 写真の撮りかた講座バックナンバー第1回:スマートフォンで子どもを撮るには・1第2回:スマートフォンで子どもを撮るには・2 記憶に語りかける第3回:“光”と“影”を使って、恋人を綺麗に撮る方法第4回:「今日はこの1台!」撮影カメラを決めるには第5回:桜を美しく写真に残すーー私だけの大切な一枚を撮る第6回:美味しそう!と思われる料理の撮りかた~前編~第7回:美味しそう!と思われる料理の撮りかた~後編~モノクロ撮影時のカメラの設定は?日々目にする何気ないものや身のまわりの人など、見慣れたカラーの世界をモノクロにするだけで、平凡な日常が簡単に面白みのあるものに変身します。まずはカメラの設定を「モノクロ」に変更しましょう。デジタルカメラではモノクロ撮影を簡単に行えます。方法は使用しているカメラの設定を「モノクロ撮影」に変更するだけ。設定方法は機種により異なりますが、Menuや撮影モードの中にある「モノクロ」の項目を探せば見つかると思います。撮影後より撮影前の設定を!カラーで撮影したあとにAdobe Lightroomなど現像ソフトでモノクロに変換することもできますが、カメラの設定からモノクロにするのがおススメ。というのも目の前の世界がモノクロになるとどう変化するか、撮ってすぐに画像を確認しながら進めていけるからです。カメラ設定に「フィルター」がある場合は、これで白黒のコントラストを調整できます。フィルターはイエロー→オレンジ→アカの順にコントラストが強くなります。被写体によっても変化しますので、モノクロ撮影に慣れてきたらぜひ使ってみてください。カラー写真と同じようにはならない撮影に出発する前に、モノクロの特徴と魅力について少し考えてみましょう。簡単だけど奥深いモノクロの世界。カラーで撮るときと同じような写真をモノクロで同じように撮ろうとしても、ただ「色のない写真」にしかなりません。普段は無意識に、被写体の色合いに反応してシャッターを押しているからです。鮮やかな色に反応して綺麗に撮れた写真も、モノクロにすると色が消え魅力も半減してしまいます。カラーで撮ると綺麗!でも…モノクロになると寂しい写真に…モノクロ写真はハイライトとシャドウを意識するでは実際に色を抜いた世界はどのように見えるでしょう?色がないと何が一番初めに目に入ってくるでしょうか。慣れてくるとだんだんモノクロの陰影によるグラデーションの世界が見えてくるはず。そして「光でできる明暗」と、「色の濃度」によって白黒のトーンが構成されていることに気がつきます。ハイライトとシャドウがあることで、物や人の形が浮き出てきます。画面の中で最初に目が行くのは…一番明るい部分。そこに写真の主役を持ってくると画面がきりっと引き締まります。明暗差の少ないものや、色の濃度が均一のものはメリハリが出ないので、気をつけないと退屈でねむい写真になりがち。まずは意識してハイライトとシャドウのある場面を切り取るようにし、光のあたる場所を主役にして撮ってみましょう!ちょっとしたコツをつかむと、モノクロ写真の魅力を活かした新鮮な写真を切りとれるようになりますよ。写真の撮りかた講座バックナンバー第1回:スマートフォンで子どもを撮るには・1第2回:スマートフォンで子どもを撮るには・2 記憶に語りかける第3回:“光”と“影”を使って、恋人を綺麗に撮る方法第4回:「今日はこの1台!」撮影カメラを決めるには第5回:桜を美しく写真に残すーー私だけの大切な一枚を撮る第6回:美味しそう!と思われる料理の撮りかた~前編~第7回:美味しそう!と思われる料理の撮りかた~後編~ライター:Camélia
2016年09月21日子どもたちが夏休みまっただ中の8月4日、世田谷線松原駅すぐにある「せたがやこども食堂 みっと」でこども食堂が開かれました。こども食堂は、普段は一人で食事をしている子どもたちを集めて、“みんなで”食事ができるような場と食事を提供する活動です。以前紹介したNTTドコモの出前ポータルサイト「dデリバリー」が協力しているとのことで、伺ってきました。世田谷のこども食堂で夏休み特別ランチパーティーがはじまる!東急電鉄世田谷線松原駅から徒歩1分。のどかな街並みの一角にある小さなレンタルスペースで「せたがやこども食堂みっと」は開かれています。毎月2回、15時から20時まで子どもたちが自由に集まり、みんなで食事。子どもは無料、大人も300円でスタッフによる手作りの家庭料理を食べることができるそうです。今回は夏休み期間に特別開催した「おまけのみっと」を開催。いつもより早い12時にオープンし、dデリバリーで注文したピザやフライドチキン、ポテトなどのパーティーメニューを用意していました。カラフルなピザやポテトは子どもたちにも人気のメニュー。「夏休みだけど集まるかな〜?」とみんなで話していると、子どもたちが一人二人とだんだん集まってきました! アットホームな雰囲気のスペースは気づけば満員。食事を通じて縮まる距離。飛び入りも大歓迎のオープンなスペースこの日やってきたのは、常連の男の子数人のほかに、「今日が初めて」という子どもが6人。ニューフェイスを迎えて賑やかなこども食堂になりました。お母さんと一緒に来た幼い兄妹もこども食堂は今日が初めて。近所に住んでいて通りかかるたびに気になっていたそうです。温かい食事を食べてもらいたいとの思いで数回に分けてデリバリーされてきたパーティーメニューはあっという間にみんなのお腹の中へ。ピザやポテトはやはり子どもたちに人気のメニューのよう。普段、小学生たちと関わる機会のないメオトーク編集部メンバーも、子どもたちと一緒にdデリバリーのランチを堪能させてもらいました。みんなで食べるごはんはおいしい!各皿に好きなピザやポテトを載せるビュッフェスタイルニューフェイスが多かったこともあり、最初はスタッフもこどもたちもちょっと緊張した面持ちでしたが、一緒に食卓を囲んでいるうちにあっという間に打ち解けた空気に。楽しい食事の時間は心の距離も縮めるようです。ある小学4年生の男の子はこの日が初めてでした。夏休み中、お母さんは働いているので、一人でお昼ごはんを食べることが多いそう。でも、「やっぱり1人で食べるのは寂しい」とこの日、一人で来てくれたそうです。幼い弟たちのことや通っている塾のことなど、たくさんお話してくれました。なかなか大人に悩みを相談できないという子どもたちも多いようですが、親でも先生でもないこども食堂のスタッフには食事を通じて心を開いて話せるのかもしれません。子どもたちから話を聞いていると、それぞれの家庭の事情が見えてくることもよくあるそうです。パーティーはまだ終わらない! スペシャルなお楽しみ企画も食事のあとにもお楽しみ。この日はなんと、シルバニアファミリーや野球盤など長く愛されるおもちゃを製造・販売しているエポック社がおもちゃを提供してくれました!懐かしい野球盤やシルバニアファミリーの人形に大人も一緒になって大盛り上がりしました。一緒に食事をした後ということもあり、こども同士も打ち解けて一緒に遊んでいました。ひたすらボタンを押すだけというシンプルなゲームに大人も子どもも熱中。初めて見る子も多い野球盤。世代を超えて男同士で盛り上がっていました。不安定なアイスクリームタワーにみんなで一喜一憂。ママ世代には懐かしいシルバニアファミリーも。こどもたちもNTTドコモの社員さん、みっとスタッフ、学生ボランティアの方々など多くの大人とおもちゃで遊べて満足そうでした。イベントの終了時間になると名残惜しそうにとどまりたがるこどもの姿も。地域のこどもを”ゆるく”見守るこども食堂の役割とは「今日はいつもと違った企画でこどもたちが大人と一緒に楽しめてよかったです」と語るのは みっと代表の村上由美さん。開設した当初、みっとが運営されているのは世田谷の中でも行政支援対象家庭が比較的少ないとされている地域だったため、「子ども食堂になんて誰も来ない」と言われたそうです。しかし、近隣の小学校や中学校にちらしを配布して呼びかけると、少しづつ食べに来るこどもが増加。村上さんの暮らしている地域にもいろいろな事情で、ご飯を一人で食べている子どもが多くいることがわかり、こども食堂をやろうと決めたそうです。「助けを必要とする人たちはこういう活動、場所があることを知らないケースが多いんです。でも、こども食堂に行ったこどもから『楽しかった』という感想が親に伝わると、さらに保護者間で情報が広まって、次回はお友達を連れてきてくれることもあるんですよ。そんな風に広がっていって、本当にこども食堂を必要とする家庭にも情報が届けばいいなと思っています」(村上さん)こどもたちがいつまでも帰りたがらず何度も来るのは、きっと彼らにとってここが居心地のいい居場所だから。でも、この場所が心の拠り所になっているのは、むしろ親御さんたちのほうかも……と村上さんは言います。「月2回でも家庭料理を食べさせてくれる場所があれば、働いているお母さんたちは助かるように思います。遅くまで仕事をしている家庭では、お腹を空かせた子どもを夜遅くまで待たせるのも可哀想だし、かといって帰宅してから食事の準備をするのも大変という葛藤がありますからね」せたがやこども食堂 みっと代表 村上由美さん今後は食事を提供するだけはなく、周囲の大人との付き合いかたや将来について、子どもたちが考える場にしていきたいという思いもあるそうです。「ただ空腹を満たす場所ではなくて、こういう場だからこそ顔が見える“ゆるい”つながりを広げていけると思っています。たとえば、色々な職業に就いている大人の話を聞かせてもらえば、早くから自分たちの可能性や将来をイメージできる機会になるかもしれない。なにか辛いことがあったときにたまたま大人から聞いた話が心の支えになるかもしれない。そんな風に“子ども目線”を大切にしながら彼らにとって良い種を蒔いていける場所にしたいですね」今回はdデリバリーを運営するNTTドコモの社員さんが子どもと一緒になってゲームで盛り上がったり、メオトーク編集メンバーも食事をしながら仕事についてこどもたちから質問されたりする光景も見られました。こども食堂と聞けばどうしても貧しい家庭、孤食というキーワードが思い浮かんでしまいます。ですが、今回のイベントでは大人と子どもが食事の時間を通じて交流できる場として、こども食堂が多くの可能性を秘めていることを感じることができました。ライター所感:数年後には自分の子どもが小学生になりますが、今までどおり仕事を続けていけるのか漠然とした不安があります。地域全体でこどもを見守る、こども食堂のような取り組みがもっと日本中に広まるといいなと思いました。今回のイベントのチラシ。可愛いイラストが親しみやすい雰囲気関連記事:dデリバリーで、大切な人に”あったかい食事の時間”を贈ろう>dデリバリーでは今月からシルバニアが当たるキャンペーンを開催!>世田谷こども食堂みっとBLOG>世田谷こども食堂みっとFacebookページライター:柏木 真由子
2016年09月20日夏も終わり、秋が近づいてきました。この夏は高校野球だけでなくオリンピックもあり、テレビでスポーツ観戦を楽しんだかたも多いのではないでしょうか。テレビでスポーツ観戦をしていると、一流選手の表情を見ることができますよね。コーチングは突き詰めるとマインドの使いかたです。スポーツ選手がどう心を持っていき、パートナーたちと関わっているのかを考えてみたいと思います。自分のイメージは、自分が決めている……でも…私たちのこころは、実は自分自身で思い込んでいることがほとんどです。自分で自分がどんなことが得意で、何が苦手か、どんな人間かを決めている。実は得意なのかもしれないけれど、「苦手だから……」なんて思ってしまうのです。これをコーチングでは<ブリーフシステム>と呼びます。実は、こうした思い込みは成長していく中で親や先生などに教えてもらったことがほとんど。つまり、自分の長所や苦手なところ……自分で決めているようで、実は人からそう言われて思い込んでいるだけとも言えます。それでは一流選手たちはどうなのでしょうか?ランキングや過去の対戦成績を参考にはしても、囚われないようにコーチが見守っています。誰かに負けた姿ではなく、ベストを出している姿を思い描いていく。これが理想を現実に変える原動力にもなります。活躍する選手たちに共通すること活躍している選手たちに共通しているのは、「自信がある」という点。これは自分の思い込みを“変えていく”という心持ちの現れでもあります。「いまの自分でも良い」、こう考えることも大事なのですが上手く行っていないことがあるならそれは誤魔化しかもしれません。一流の選手たちは、苦手があれば克服し、「すべて上手くやる」。そんな心持ちで挑んでいるのです。もっと身近、家族とのコミュニケーションに照らして考えてみましょう。「こんなことをやりたい。でも家族がいるから……」こうした相談をよく受けるのですが、パートナーが反対するから、まわりの人がこう言うから、こうした理由で諦めているかたがいらっしゃいます。ここで思い返してください。あなたを止めるのは“誰か”ではなく“あなた”なんです。「誰かが言うから」と外に理由を作っていては「変えよう」という想いはわきませんが、「ダメだと思っているのは自分」と置き換えてみればどうでしょう。「なんとかできるかも……」、少しだけでもそう思えませんか?みなさんのブリーフシステムを前向きなものに変えましょう。コーチングの知識は、こうした前向きな気持ちを“維持”していくために役立ちます。それは一流選手のコーチも同じですね。ドリームキラーになってはいませんか・・・さて、“パートナー”について考えてみましょう。「こうした思い込みは成長していく中で親や先生などに教えてもらったことがほとんど」、つまりあなたがパートナーの得意不得意を決めてしまっている可能性もあるということです。パートナーが何かやりたいことがあり、みなさんに相談したとします。それに対して「あなたには無理なんじゃないの」、そんな一言を言ってしまったとします。その一言が心からのものであっても、パートナーは前向きになれなくなってしまいます。もちろんこれは親子関係でも同じ。「そんな難しい学校、受かるわけないじゃない……」「朝もちゃんと起きられないのに、そんなこと出来るわけないでしょう……」など。否定してしまっていませんか?こうした否定がパートナーのブリーフシステムになってしまいます。こうした存在は“ドリームキラー”と呼ばれていますが、みなさんはそんな存在にならないでください。その代わり、優秀なコーチになってください。パートナーや家族が悩んでいたら、バンと背中を叩く。たとえ「無理そうだな」と思っても、気持ちをグっと押さえて「きっとできるよ」と応援してみる。これが優秀なコーチの出発点です。自分を変えるために必要なこと最後にどうすれば、自分を変えることができるのか……その答えは、「しっかりと自分のイメージをつくって維持をしていくこと」です。コーチングでは「ゴール設定」と呼んでいます。パートナーに応援してもらいたいと思うのであれば、自身がどう変わるのか、その結果何が良くなるのか……そのイメージをしっかり持って相手に伝えることが大事です。それが出来れば、パートナーの同意を得ることに大きく前進するでしょう。まずは、みなさんご自身が、自分の理想像を頭に描くことから始めてください。次回は、そのゴール設定の方法について、詳しくご説明していきたいと思います。ライター:伊藤 邦彦
2016年09月20日「お父さんからも言ってやってよ!」と、妻からお願いされたことはありませんか?子どもの叱りかたにも方法があり、誤った方法では子どもにとってよくないこともあります。父としての威厳を保つためにも、子どもにとって良い方法で叱りましょう。むやみやたらに叱ることは避けようまず前提として、父がむやみやたらと叱ることは避けたほうがいいかもしれません。基本的に子どもを叱るのは母の役目。家庭によって異なりますが、これは母のほうが子どもと接している時間が長いことが多いために子どもの日常的な間違いに気づきやすいからです。また、父と母の家庭内での役割がはっきりと分かれているほうが、子どものメンタルヘルスに良好であるともいわれています。では、父親がしつけの面でどういった役割を果たせるのかというと、子どもに「事前に」してはいけないことを伝えておくこと。例えば、家族で電車に乗る用事があるとき、乗車する前に「電車の中は人がたくさんいるから、騒いだらいけないよ」と注意しておくのです。すると、車内で子どもが騒いでしまった際に、母は「さっきお父さんもダメって言ったでしょう?」という風に言うことができ、叱ることによる効果が上がります。どうしても叱らなければならない場合は?しかし、ときには父としてどうしても子どもを叱らなければいけない場面も出てくるでしょう。例えば、他人を傷つけてしまったときや自分を傷つけてしまったときは必ず叱らなければなりませんよね。実は幼児期にきちんと叱られなかった子どもは攻撃的になる傾向がある、という実験もある(『「学力」と「社会力」を伸ばす脳教育』澤口俊之著より)ので、適切な場面で叱ることは大切なことです。叱る際には“怒る”と“叱る”をしっかりと区別することを意識しましょう。感情を剥き出しにして怒っても、子どもには響きません。まず1~3語ほどで一喝してから、何がダメなのかという理由をはっきりと説明することで、子どもは怒られた理由をきちんと理解することができます。また、暴力に訴えない、できるだけ簡潔に叱る、言ったことが矛盾しないようにする、人格否定をしない、叱った後のコミュニケーションを疎かにしない…などの点にも注意し、子どもが叱られただけでなく、改善する努力ができるような環境を作りましょう。子育てをする上で、子どもを叱ることは決して避けられません。適切な叱りかたはそのまま適切な子育てに繋がりますから、叱ることは子どもとのコミュニケーションの一環だと捉え、効果的な方法で行うことを心がけましょう。ライター:メオトーク編集部
2016年09月16日アイペット損害保険の広報担当 涌井沙織さん(左)と福岡泉希さん(右)もし愛犬や愛猫が病気になったらどうしよう。ペットには公的な健康保険の制度がなく、動物病院で診察、治療を受けるとちょっとした検査でも数千円~数万円かかってしまうことも……いま注目されているのが診療費の一部を補償してくれる「ペット保険」。「いま加入いただけるかたが急増しているんです」そう語ったのは、アイペット損害保険の広報、涌井沙織さんと福岡泉希さん。ペット保険について詳しくお話しを伺いました。社員が持つペット、動物への想い涌井さんがアイペット損害保険に入社するきっかけは、学生時代から一緒だった“先輩”のヨークシャーテリアを病気で亡くした経験だったそうです。アイペット損害保険の広報担当 涌井沙織さん「人生の半分を共に過ごした愛犬が重い病気にかかり手術を受けたんです。治療費は高額でしたが、惜しくはありませんでした。その甲斐なく、亡くなってしまいましたができる限りのことができたと思い、前向きな気持ちでまた新しい家族を迎える気持ちになれたんです」(涌井さん)涌井さんは新しい家族、ヨークシャーテリアと暮らしているそうですが、もしあのとき治療をしなかったら「もう2度と一緒に暮らしたくないと考えていたかもしれない」と続けました。高額な治療費のために十分な治療を受けさせられなかった……後悔が残って、大切な家族と過ごした時間が辛い思い出になってしまうのはとても悲しいですよね。一方で、昔から動物のお世話をすることが好きだったという福岡さんは、フランス留学中に人とペットの対等な関係を見て、ペット保険に興味をもったそうです。アイペット損害保険の広報担当 福岡泉希さん「ヨーロッパでは、ペットはパートナーという考えかたが一般的なんです。ペット保険発祥の地といわれているイギリスでは45%のワンちゃんネコちゃんが保険に加入しています。日本はその点、まだまだ遅れています。ペットとの幸せな時間を長く過ごすためにも、費用面での不安を軽減し、治療に専念できるペット保険をもっと日本に浸透させていきたいです」(福岡さん)アイペット損害保険には、涌井さんと福岡さんのようにペットや動物に特別な気持ちを持ったかたが多く、仕事を自分のことのように考えているそうです。そんな社員のために、2016年7月から「忌引き休暇」をペットにも適用したほか、1年に2日間ペットと過ごすための「ペット休暇」を新たに採用。会社、社員一人ひとりがペットに特別な愛情を持ち、ペット、飼い主さんにとって優しいサービスを考えているそうです。「ハートのペット保険」は、飼い主の気持ちに寄り添うサービス2016年5月に創立12周年を迎えたアイペット損害保険。ペット保険業界では第2位のシェアを誇っています。提供するサービスは、キャッチフレーズの『ハートのペット保険』の文字通り、飼い主さんとペット両方に“優しさ”を感じさせるものでした。「通院から入院、手術まで幅広くカバーするペット保険『うちの子』プラン、手術費用に特化したペット保険『うちの子ライト』プランの2種類を用意しています。『うちの子』はお客さまのニーズに応じて50%か70%のどちらかを選べます。『うちの子ライト』は猫なら月々780円から、犬なら月々990円(※1)からに設定しています」(福岡さん)「うちの子」プランでは、加入者にペットの写真が入ったカード型の保険証を配布しているそうです。アイペット対応動物病院(※2)の窓口で、保険証を提示するとその場でお客さま負担分(保険で保障される金額を除いた額)のみのお支払い(窓口精算)となり、保険金請求の手間がかかりません。現在は約3,800の動物病院と提携しているそうです。加入者から「近所の病院にも対応してほしい」というリクエストがあれば、できる限り社員が病院に訪問して交渉。アイペットに対応していない病院の場合は、一旦動物病院へ診療費を全額お支払いしたあと、保険金請求をする必要があるそうです。ペットの顔写真入りが好評の保険証「お金はもちろん手間など保険金請求の負担を軽減するため、提携いただける病院さんは今後も増やしていきます。お客様の声から生まれた『うちの子ライト』は、高額になりがちな手術費用の負担に対する不安を軽減したいと考えて作りました。手術費用の補償に特化しているため、保険料は「うちの子」よりも抑えておりますが、いざというときに備えられるんです」(福岡さん)加入の敷居を低く、より多くの人が使いやすいサービスへアイペット損害保険では、新規で加入できるペットの年齢は12歳11ヶ月まで(終身継続可能)。種別や種類にもよりますが、一般的にペットは7歳から「高齢」とされ、病気や怪我が増えてきます。しかし、敢えて12歳11ヶ月まで加入できるのも理由があります。「本当に必要なときに加入できないペット、お客様を減らしたいと考えました。もちろん年齢が若くて元気なほど月々の保険料は低くなりますが、保険が必要になる可能性が高い高齢のペットでも“加入できる”ようにすることが大事だと考えました」(福岡さん)保険は困ったときにあると便利なものですが、そもそも「困った」にならないような気持ちを作りたいと考えたそうです。つまり、保険に入る安心感でペットと思いっきり生活を楽しんで欲しい。これは人も同じですよね。「病気になるかも……」とビクビクしながら生活するのではなく、「病気になっても安心」と思いっきり生活する。そういう生活をしていると不思議と病気にならないものです。だから、ペットショップを始めとした代理店と提携して「病気になる前」に保険の存在を知ってもらい、一緒の生活を思いっきり楽しんでもらいたいという“想い”を込めたそうです。病気になっても大丈夫、という安心感を与えてくれる「お守り」のような存在アイペット保険に加入しているペットの年齢は約半数が2歳以下となっています。ペットが若くて元気なうちから将来に備えている飼い主さんが意外と多いことがわかります。【ペットの傷病ランキング】出典:「ワンちゃんやネコちゃんの0~1歳は人間の0~18歳に相当すると言われています(諸説あり)。この期間、ペットは急激に成長するので、骨格や体調が不安定で怪我や病気にかかりやすいんです。また7歳以上の高齢になると、老化にともなう臓器の病気が増えます。犬種や猫種によってもかかりすい病気があり、例えば小型犬の場合は関節が外れたり骨が折れたりといった傷病が多くなります」(福岡さん)アイペット損害保険では契約件数25万件のうち、一年間の保険金請求件数が47万件。1契約者あたり約2回は保険請求をしている計算になります。アイペット契約者へのアンケートでも、約9割が1年に1度は動物病院を利用しています。幼い時期に多い「異物誤飲」で8万円近くかかったという例も! 決して安くはないですよね。・ペットの病気ケーススタディ 「保険料は年齢で決まっていきます。もちろん、前年の請求回数で割増になるということもありません。もし、前年に一度も保険金のお支払いがなかった場合は、翌年度の保険料が5%割引になります。アイペット損害保険は、ペットと安心して一緒に暮らし、いざというときにも助けになってくれるお守りのようなイメージを持って欲しいと考えています。」(涌井さん)ライター所感:ペットは体調が悪くても自分ではどうすることもできませんよね。タンス貯金をしている飼い主さんもいると思いますが、大きな病気になったとき、全然足りないかもしれません……ペット保険に入っておけば、いざというときにより余裕を持って大切な家族の命を守ってあげられるかもしれません。そして、涌井さんのように大事な家族にできる限りのことをしてあげられるかもしれません。ペット保険、ワンちゃんネコちゃんとの幸せな暮らしのために一度検討してみるのはいかがでしょうか?アイペット損害保険 ※1 犬種や年齢によって保険料が変わります※2 アイペット対応動物病院検索 ライター:柏木 真由子
2016年09月15日「入籍することこそが結婚である」という観念が薄くなり、事実婚や週末婚といった形態を選ぶ人が増えている近年。こうした結婚観の変化は若者特有のものではなく、シニア層でも広がりを見せているようです。とくに、夫婦別姓が法律的に認められていない現状では、改姓せずに済む“事実婚”に対するニーズが絶えることはありません。そこで事実婚とはどういうものか、そのメリットとデメリットを改めておさらいしてみたいと思います。 事実婚とは?事実婚とは、当事者の夫婦が主体的に婚姻届を出すことなく、事実上の夫婦生活を営んでいる状態を指します。いわゆる「同棲」状態との違いは「夫婦であるという意思」が共有されているかどうか。また扶助義務や貞操義務、財産分与請求権などが付与されるといった違いもあります。とはいえ、やはり一般的な届出婚と異なる部分はたくさんあります。事実婚を選んだ際のメリット・デメリットについて見ていきましょう。事実婚のメリット1. 姓を揃える必要がない2. 改姓に伴う手続きを省くことができる3. 離婚の際にバツが付くことがない現在では、夫婦別姓のために事実婚を行う夫婦が多いようです。届出婚の場合でも職場などで通称としてこれまでの姓を使うことはできますが、この場合は(2)のメリットが得られないことに加え、二つの姓を使い分ける煩雑さも出てきます。また、事実婚では嫁・婿といった概念がないため、対等な夫婦関係を築きやすいという声も。事実婚のデメリット1. 社会的認知度が低い2. 子どもが非嫡出子になる3. 夫婦間の相続権がない・配偶者控除が受けられない4. 家族向けのサービスが受けられない場合がある事実婚は増加傾向にあるとはいえ、やはりまだまだ社会に受容されていないのが現状。子どもが非嫡出子になるのを避けるために、子どもが生まれたタイミングで届出婚する夫婦も多いようです。子どもが非嫡出子になると戸籍上の手続きや、届出婚では得られる権利を手放さなければならないなどの問題が出てきます。自由な選択の代わりに自立が求められる、というのが事実婚の現状なのです。事実婚にはメリットもデメリットもたくさんあります。こうした現状をよく把握した上で適切な方法を選びたいですね。ライター:メオトーク編集部
2016年09月14日何かと突っかかっては言うことを聞かなかったり、「バカ」「ブス」などの汚い言葉を使ったり、思い通りにいかないと物を投げたり。5歳長男の行動が目に余ると思い検索してみると、5歳は一次反抗期と二次反抗期の間にある「中間反抗期」に当たるとわかりました。5歳児の反抗期は2歳の次男に比べて口が達者で感情に深みもある分、一筋縄ではいきません。今回は中間反抗期を味わって見つけた解決法をご紹介します。1. とことん話してみる「いま歯磨きして」といえば「いや、あのオモチャで遊んだ後でいいよ。すぐに虫歯にはならないでしょ」と言い返すように、「ああ言えばこう言う」状態になることも少なくありませんよね。5歳になり言語応力も上がったことですし、怒って言うことを聞かせるのでなく、一度とことん話してみましょう。話すことで親が「自分が言い過ぎている」と気づくときもあれば、子どもが「親の言うことを聞いたほうが良い」と思うときもあるでしょう。2. 「自分でやって」と自立を促す「テレビのリモコンどこ!?」「僕の着替えどれ!?」など、ちょっとしたことに怒ることが我が家ではあります。それが子ども1人でもできることなら、もう子ども自身にやってもらいましょう。「リモコンはいつも同じところに置いておけばなくならないよね」「着替えはここに入ってるから、今度から自分で出して着替えよう」と言い続け、反抗期ついでに自立してもらうことにしました。3. バカ、ブスなど汚い言葉を使ったら特に男の子は、園で聞いてきた汚い言葉を面白がって親に使うことがあります。一度はバシッと叱ってもいいですが、何度叱っても聞かないのがまたこの時期の子ども。あまり怒るのも親自身が疲れます。遊びの意味もあるので、そこまで本気で怒る必要もないでしょう。ただ「言ったら他人を嫌な気持ちにさせる言葉」とは知るべきなので、「悲しい」「嫌な気持ちになるよ」とは言い続けましょう。4. とことん物を投げる、叩くなど目に余る行動は…長男は何かあると投げたくなる衝動があるよう。他にも叩く、蹴るなど手が出てしまう子もいるでしょう。手癖の場合、注意しただけでは治らないのが難しいところです。また、特に男の子の場合、兄弟喧嘩では手が出る傾向にあります(口の達者な女の子は手が出にくいです)。長男が投げるものは彼の好きなものなので、「投げたものは使えないよ。いらないのでしょう」と言います。次男に手を出せば「自分がされて嫌なことをしないでね」と言っています。これは実体験も必要で、自身も叩かれて嫌な思いをしたり、乱暴な態度でお友達を傷つけて反省したり、親が謝るのを見て悪く思ったり…という経験も重ね、次第に手を出さないことを覚えるでしょう。5. 嫌い=好きの裏返し4歳まではプロポーズしてくれたのに、時に「ママ嫌い」というときもあります。よく様子を観察していると、「嫌いと言われてママはどんな反応をするか?」も伺っているよう。最初はショックでしたが、結局はママが1番好きで甘えたいんだなと思います。5歳になればプライドも出てきますし、他人の目を意識したり、「恥ずかしい」という感情も芽生え強まります。素直に甘えられない一面も見られる頃なんですね。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月13日「記念日」と聞くと、思わずため息が出てしまう…「記念日を忘れていて喧嘩になった」「記念日に仕事が入ってしまってパートナーが不機嫌になった」など記念日に苦い思い出がある男性も多いはず。一般的に女性のほうが「記念日を大切にする」イメージがあるように、記念日の捉えかたは男女ではっきり分かれています。実はこの考えかたの相違の原因は、脳の違いがあったのです。記念日の捉えかたは男女の脳の違い一般的に女性の脳は男性のものと比べて、大脳辺縁体が発達しているといわれています。この大脳辺縁体には記憶を司る”海馬”があり、そのため基本的に女性は男性に比べ記憶力の面で優れている傾向が。さらに、女性は感情を司る部分である”偏桃体”と大脳辺縁体の連携が強いようです。このため、強く感情を揺さぶられた出来事は、より記憶に残りやすくなります。女性が記念日を大事にし、男性が女性に比べて記念日に関心を持ちにくいのはこうした脳の構造の違いのため。決して愛情が薄れているからなどの理由からではありません。また、必要以上に記念日を意識し過ぎることもあまりよくないといった説もあります。記念日だけ特別にしても意味がない?ある心理学者によると、「記念日などのイベントに縛られない夫婦のほうが理想的である」そうです。というのも、普段の生活がおざなりな夫婦ほど、そうしたイベントに気合を入れる傾向が見られるのだそう。イベントにこだわるのではなく、普段から2人の時間を大切にすることが、夫婦生活を良好にするには必要なことなのかもしれません。また、男性は自分が覚えていることが重要であり、女性は人に覚えてもらっていることが重要であるという傾向も。さりげなく「覚えているよ」とアピールをするのが、女性には効果的ということになります。記念日にはサプライズを画策しようでは記念日において、最も妻に対し効果的な方法はなんでしょうか…もうピンと来ているかたもいらっしゃるかもしれません。そう、サプライズです。基本的に、相手を不快にさせるものでなければサプライズを喜ばない女性はいないですよね。長年付き合っていく夫婦なら、洒落たレストランに行き、絢爛な花束を用意し、豪華なプレゼントをあげて…なんてことを毎年のようにしてもマンネリ化してしまうかも。だったら、ちょっとしたプレゼントのほうがお互い気持ちも楽ですし、効果的です。相手が本当に欲しいと思っているものを、記念日にサプライズでプレゼントする。それぐらいの心持ちでお互い過ごしたほうが、案外上手くいくものかもしれませんね。ライター:メオトーク編集部
2016年09月12日Women Willサポーター企業であるモーハウスが展開する子連れママのための授乳服。その魅力は歩きながらでも授乳ができること。ランチ、お買い物、公園など…お出かけしても、いつでもどこでも授乳ができます。まさに子連れママの悩みがダイレクトに解決されたアイテム。そんな授乳服を扱うモーハウスの社員は本社・ショップスタッフを含め全員が女性。赤ちゃん連れでも安心して働ける環境があるから女性が多いのです。今回は、モーハウスの土田さんにお話を伺いました。モーハウス青山店ショップスタッフさんの勤務風景「Women Willレポート」バックナンバー第1回:働くママだけじゃない。Google が目指すのは、誰もがHappy に働ける社会第2回:「子連れ出勤」がもたらすかけがえのない“体験”とはWomenWillサポーター企業「ソウ・エクスペリエンス株式会社」第3回:柔軟な発想力は柔軟な働きかたから生まれる WomanWillサポーター企業「株式会社スペースタイム」モーハウスの授乳服の魅力とは?モーハウスは授乳服をはじめ、ブラジャーやインナーなどのアイテムも取り扱っています。同社のアイテムを組み合わせて使用することで、赤ちゃんが1秒でおっぱいにたどり着けるというから驚きです。「私が今着ている服は授乳服なんです。普通のお洋服に見えますけど布が二重に重なっています」(土田さん)そう言って布をめくる土田さん…。一瞬戸惑いますが、全く肌が見えることはありません。これがモーハウスの授乳服の秘密で、布の重なりや形の設計により“胸を見せずに授乳ができる”ようになっているのです。「布をたっぷり使って国内生産にこだわっていますし、もちろん洗濯機で洗えます。授乳服の中にはケープが必要になるものもあるそうですが、弊社の授乳服はケープはいりません。ケープの中には二酸化炭素が溜まってしまい、赤ちゃんにとっては不快なんです。ケープ内の二酸化炭素濃度の計測など、様々な機関と一緒に研究し、ママにも赤ちゃんにも快適なアイテムを開発しています」(土田さん)授乳服は身につける授乳室、“ウェアラブル授乳室”という感じ。普段、デパートやショッピングセンターで授乳室を探していたママも、授乳服を着れば歩きながらでもその場ですぐ授乳できるようになります。肌が見えないので周りに気を遣う必要も、いっしょに外出したパパや友人を待たせることもありません。授乳がどこでも気軽にできる……小さなお子様を持つママがそれまで感じていた様々なストレスから解放される糸口になるはず。「モーハウスは授乳“服”の専門店ではあるのですが、自分たちではあんまりアパレルの会社だと思っていないんです。『授乳中は家に閉じこもっていよう』という女性の気持ちやライフスタイルを変えたい。ライフスタイルを提案する会社だと思っています」(土田さん)ママの、ママによる、ママのための会社そんなモーハウスは会社自体がママのアイデアから生まれています。代表の光畑さんが子どもを連れてお出かけしているときに体験したある出来事がきっかけだったそうです。「代表の光畑がつくばから中央線沿線のお友達の家へ電車で向かっているとき、当時1ヶ月だった次女が車内で泣きだしたそうです。仕方なく胸をはだけて授乳をしたのですが、とても恥ずかしかった……ただ、それは幼い子を持つママであれば誰にでもあること。『こういうのが気になってママたちが出かけられなくなってしまうのでは』と気づいたのが弊社のスタートです」(土田さん)女性専用車両や授乳室が登場するなど“社会が変わる”のを待つのではなく、自分ができることは何か?そう考え、当時日本では珍しかった授乳服の製作を始めました。当時の光畑さんは3歳と1ヶ月、2人の娘を育てながら、子どもを連れて代表として会社を引っ張っていたそうです。授乳をしながら仕事をして、周りのママ友にも声をかけて、みんなで協力して……創業から19年、当初から子連れ出勤は当たり前。普通の風景だそうです。本社オフィスにある子どもスペース。お昼寝したり、時々は遊んだり「モーハウスは最初からママたちが作った会社。だから自然にママが働きやすい環境が生まれて現在でも続いているんです。“子どもがハイハイなどで動き回れるように、オフィスは土足禁止”と、会社としての大きなルールはそれだけ。あとは子連れ出勤を続けるうちに社員から上がってきた小さな問題を解決するために少しずつルールを作り、日々改善を行っています」(土田さん)子連れママが勤務する会社とは?「小さな子どものいる女性が短時間で働く」、こう聞けばパートタイマーのイメージが浮かびますが、、モーハウスでは新しく“短時間正社員”などオリジナルの制度を設け、ママたちが働きやすい職場を作り上げています。「子連れだからといってなにも特別なことはありません。モーハウスにとって、子どもと働くことは“当たり前”なんです」(土田さん)授乳しながら働く……というと想像しにくいかもしれません。でも、家で育児をしながら家事をこなすのと同じで、育児をしながら仕事をする姿を思い描いてください。預けていた子どもが熱を出して急いで迎えに行かなければならない……働くママによくあるこうした悩みもモーハウスさんではきちんと対処します。ほかのスタッフに引き継ぐ、自宅での作業に切り替えるなど柔軟に対処することで、仕事をとめないようさまざまな工夫、細かな調整をしているそうです。「“子どもがいるから働けない、でも働きたい”といった思いを持つママは仕事に対する意識が高いかたが多いんです」(土田さん)時間にも立場にも制限があるからこそ、やりたいことを思いっきりやろうという想いを持てるのかもしれませんね。本社オフィスにある身長記録ボード。みんな少しずつ大きくなり、モーハウスを卒業していきました「仕事の引き継ぎ、人の入れ替わりの調整は正直言って大変です。子どもが成長していくとママの環境も変わっていくので、会社も対応していかないといけません。例えば、運動会の時期はみんな休みをとりたいので本当に大変です。でも、モーハウスが扱っている授乳服は『子育て中にしかできないことを思いっきり楽しんで欲しい』という想いを込めています。子どもがいるから仕事を諦めないと……社員にもそう思って欲しくないのでなんとか調整します」(土田さん)子育て中のママさんへモーハウスのモットーは“授乳服があれば 子育てはもっと楽しめる”。自分が自分らしくあるために……授乳服を着て自分らしくママを楽しんでもらいたい。「運動会だって、子どものために諦めることが多ければ面倒なイベントに思えてしまいますが、授乳服で『諦めること』をひとつでも減らせれば、『ママだからこそ楽しめるイベント』だと考えられると思うんです。授乳中だから家にこもってなきゃ、お母さんだからこういうことしなきゃ……そうではなく、子どもがいるからこそ、ママを楽しんじゃいましょう!」(土田さん)モーハウス青山店では子どもが素足で歩き回っていました。なんともいえない表情(笑)ライター所感:実はWomen Willレポート第2回のソウ・エクスペリエンスも、モーハウスを参考に子連れ出勤を実施したそうです。モーハウスでは子どもがいるのが自然で、特別なルールを設けずとも当たり前のように子どもと一緒に働く。ママだからこそ生まれた授乳服というアイテムですが、ママだからこそ「子どもがいる自然な仕事風景」を生み出すこともできたのかもしれませんね。有限会社モーハウス「Women Willレポート」バックナンバー第1回:働くママだけじゃない。Google が目指すのは、誰もがHappy に働ける社会第2回:「子連れ出勤」がもたらすかけがえのない“体験”とはWomenWillサポーター企業「ソウ・エクスペリエンス株式会社」第3回:柔軟な発想力は柔軟な働きかたから生まれる WomanWillサポーター企業「株式会社スペースタイム」ライター:山口聖子
2016年09月08日月々のお小遣い…これは世の既婚男性にとって大きな悩み事のひとつではないでしょうか。ビザ・ワールドワイドが2016年5月に発表した「お小遣いに関する調査」によると、お小遣いの平均金額は、東京では月40,610円、大阪では月35,256円という結果。日割りにすると1,000円ちょっと。日々の昼食代は賄えても、趣味や交際費に使うお金は限られてしまいますよね。しかし妻にお小遣いの増額を頼むのは至難の業です。今のお小遣いで飲み代もやりくりするしかない…というみなさまに、「せんべろ居酒屋」の魅力をお伝えしたいと思います。 「せんべろ」とは?「せんべろ」とは文字通り「千円でべろべろに酔う」の略称で、「せんべろ居酒屋」とはそれが可能なお店のこと。居酒屋で千円と聞くととんでもない料理やお酒が出てくるのではないかと思うなかれ。各店様々な工夫を凝らし、良質な食事を格安で提供しているのです!せんべろその1: 立ち飲み屋その代表的な例が立ち飲み屋。席料・お通し代などを取らず、立ち飲みにすることで顧客の回転率を上げ、その分料理を安く提供しています。最近では中目黒や新宿三丁目などを中心に“入りやすい”雰囲気を重視したお店があり、立ち飲み屋でせんべろデビューするにはもってこいです。> 晩杯屋@中目黒> うけもち@水道橋> いっぷく@新宿三丁目せんべろその2: ちょい飲み座席があっても席料・お通し代がなく、ちょい飲みを堪能できるお店も増えています。こうしたお店は新橋・池袋などに多く、都内のサラリーマンが「帰宅前の一杯」を楽しむことができる場所として賑わっています。> 豚娘@新橋> ワタル@新橋> ふくろ@池袋せんべろその3: 上級者向けの角打ち少々上級者向けになるかもしれませんが、角打ちという手段もあります。角打ちとは、「酒屋の店頭で酒を飲むこと」。角打ちのために店内にスペースを用意している酒屋もあります。お店の外や中にちょっとした飲みスペースがある酒屋…見たことありませんか?酒屋なので当然居酒屋よりも安くお酒が提供でき、格安でおつまみや軽食を用意しているお店もあります。立ち飲みやちょい飲みに慣れてきたら角打ちに挑戦してみる、というのも通らしくておすすめです。> 君嶋屋@銀座> 角打ちフタバ@蔵前> 加島酒店@人形町限られたお小遣いの中でもおいしく飲みたい。こうしたニーズがあるからこそ生まれた「せんべろ居酒屋」で、安くおいしくお酒を堪能してみてはいかがでしょうか?データ出典ライター:メオトーク編集部
2016年09月07日良くないと分かってはいても、長年一緒にいると起きてしまうのが夫婦喧嘩。些細なことから大喧嘩に発展し、しばらく口をきかずに過ごした……なんて経験があるかたも多いのではないでしょうか。喧嘩をしてしまうことは仕方ない面もありますが、できれば穏便に終わらせたいというのが共通の認識でしょう。夫婦喧嘩の主な原因は、「態度」「お金」「姑」の3つに大別されると言います。それを踏まえて今回は、夫婦喧嘩を落ち着かせる3つの方法をご紹介します。感情的になりすぎないことそもそも、夫婦喧嘩は絶対的に避けるべきものというわけではありません。日頃たまった不満を解消するためにも規模の小さいものであればするべきです。ここで大切なのが、感情的になり過ぎないこと。規模の小さい喧嘩に抑えるためにも、あくまで冷静さを保ちながら、話し合うようなテンションで喧嘩ができればベストです。責任の所在をはっきりし過ぎないこと夫婦で共同生活を送っている限り、生活の全ては二人の協力関係によって成り立っています。そうした中で責任の所在を執拗にはっきりさせることは無意味。かえって相手が「いわれのない責任を押しつけられている」と感じる原因にもなります。特にお金関係の揉めごとではこれが起きやすいので、気をつけてください。相手の立場に立ってコミュニケーションを取ること嫁姑問題や仕事、家事での衝突……「そんなことはよくある」、「そういうものだ」、そんな風に思って話すこともなく諦めていませんか?夫婦間で起きる問題にも様々な要因があります。きちんと相手の話を聞いて、一つ一つ個別に対応していくことが大切です。前述の通り、夫婦喧嘩は不満のガス抜き程度にするのは良いこと。大きなものに発展してしまうと離婚など思わぬ結果になることもあります。些細な問題を“些細”な状態で抑えるためにも、相手の立場や考えを尊重する姿勢を持ちましょう。ライター:メオトーク編集部
2016年09月06日年々増えていく子どもの成長記録。スマホに保存したまま放置していませんか?とくに、成長が早い乳幼児期は毎日のように写真を撮り続け、気づくと膨大な量に…。そんな人にオススメなのが、写真や動画を手間なく整理・共有できる家族向けアルバムアプリ「家族アルバム みてね」。アプリを提供する株式会社ミクシィのみてねグループ、白岩優子さん、広報の池谷洋平さんに開発に至った経緯やアプリの特徴について伺いました。(左)白岩優子さん、(右)池谷洋平さん使いやすいサービスがないなら自分たちでつくろう!ー写真を共有できるサービスは既にたくさんありますが、ミクシィで家族向け写真共有アプリを開発した背景を教えてください。いまはスマホでも高画質な写真が簡単に撮影できます。でも、撮った写真をカメラロールに保存したまま、というかたが多いと思います。お子さまをお持ちのかたなら分かると思うのですが、子どもが生まれると1日で何枚撮るの!?っていうくらいスマホでパシャパシャ撮ってしまいます。気がつくと、大量の子どもの写真とそれ以外の写真が入り混じってしまい、あの写真はどこに…どう整理すればいいんだろう…そんな状態になってしまっていませんか。また、自分の撮った写真だけじゃなくて、例えばパパのスマホにある子どもの写真も共有してもらいたい。おじいちゃんやおばあちゃんにも孫の成長をリアルタイムで見せてあげたい。でも、大量の写真から一つひとつ送るのは大変ですよね…それらを解決したいと思って「家族アルバム みてね」を作りました。弊社会長の笠原も子どもが生まれて、同じような悩みを抱えていました。色々なサービスを使ってみたけど、枚数に制限があったり、操作が分かりづらかったり。そんな時に、同じ悩みを抱える社員が社内にいることが分かり、じゃあうまく使えるものがないなら、自分たちで作ってしまえと(笑)。笠原自身が「家族アルバム みてね」の事業責任者となって、開発を始めました。池谷洋平さん容量無制限!家族で使いやすいようにシンプルさを徹底追求ー「Google Playストア「2015年ベストアプリ」に選ばれ、ユーザーからの評価も高い「家族アルバム みてね」の機能について教えてください。1. 無料で容量無制限! 画質もそのままなので万が一のバックアップとしても活用できる!みてねの最大の特徴は、写真も動画も無料・無制限で共有できることです。アップしたデータはクラウド上に保存されるので、スマホの容量も気になりません。万が一スマホが故障した、紛失したといったトラブルが起きても安心です。機種変更をするたびに画像を移し替えるという面倒な作業も必要なくなります。2. 余計な機能や広告は一切ナシ!シンプルだから家族みんなで使える!おじいちゃんやおばあちゃん、親戚、兄弟など、家族間での利用に特化しているので、難しい機能は一切つけていません。無料のアプリなのに広告が入っていないのも珍しいと思います。今年の7月には、育児に関わる人が安全かつ楽しく育児に取り組める様々な機能が評価され、「第10回キッズデザイン賞」(主催:キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、消費者庁)を受賞しました。3. ワンタップで自動的に整理! フォトアルバムのようなこだわりを持ったデザインワンタップで日付ごとに一括で写真を追加することができます。一度アップしたデータは選択画面から消えるので、うっかり二重でアップしてしまうこともありません。たくさん写真がアップされても画面を横にスライドすれば、月単位でさかのぼれて見たい写真を探しやすいと思います。ランダムに変わる表紙画像に月齢が表示されるところは、当時を思い出して我が子の成長を実感できるとすごく評判がいいですね。写真の大きさにリズムをつけることで、フォトアルバムのようなオシャレさも意識しています。4. シェアする手間も省略! 離れた家族と“思い出”が共有できる遠く離れた家族に子どもの成長を見せたいときも、タップひとつで素早くシェアできます。パパ、ママ以外も写真をアップできるのでおじいちゃんが撮ったナイスショットもみんなで共有できます。スマホを持っていない場合でもパソコンからも閲覧できるようにしました。公開範囲も決められるので、夫婦だけで共有したい思い出は「夫婦のみ」に選択すればOKです。スライドで月別の写真が見られる思わず涙ぐむ「1秒動画」機能が大反響20本以上動画をアップすると、アプリで動画を1秒ずつピックアップして約30秒の動画を自動作成してくれるという機能「1秒動画」も好評をいただいてます。動画を自分で編集するのは大変ですが自動で作ってくれるので楽ですよね。動画をバックに音楽が流れて、そこに子どもや家族の声も入ってくる。使ってみたユーザーさんから「涙が止まりませんでした」「感動しました」という声もたくさんいただきました。サンプル動画はこちら:家族間コミュニケーションで子育てをもっと楽しく「家族アルバム みてね」のコンセプトのひとつに、「孤独になりがちな子育てをもっと楽しんでもらいたい」という思いがあります。私自身も出産した直後は実家が遠く、夫が昼間仕事に行っている間は子どもと2人で鬱々としていました。そんな孤独感を解消してくれるのがみてねのコミュニケーション機能です。アップされた写真や動画には誰でもコメントが残せて、「みたよ履歴」で誰がいつ閲覧したのかも分かるようにしています。この機能で離れている家族を身近に感じてもらえたら嬉しいです。たとえば、孫がどんな遊びが好きなのかとか、そんなお菓子食べてるんだとか、言葉も話せるようになったとか。そういった日々の成長を手軽に写真や動画を通してタイムリーに伝えられるので、家族みんなで子どもの成長を見守ってくれている気持ちになれます。写真についたコメントを読んでいたり、アップした写真を見て貰ったり、それだけでも一人じゃないなって思えて心がほっこりしました。お互い元気に暮らしていることが分かって安心できますし、あとで振り返ったときにコメントを読むとそのときの家族の心情も思い出せるのも楽しいです。白岩優子さんフォトブック機能も!! 進化し続ける「みてね 」から目が離せない!「あくまでシンプルに」という部分はキープしながら、ユーザーさまからのリクエストが多い機能やあると便利だな、と思える機能はどんどん追加していく予定です。今はユーザーさまからのご要望も多い「フォトブック作成サービス」を鋭意開発中です。「家族アルバム みてね」では、現状にとどまることなく今後もみなさまが使いやすく、家族で楽しくコミュニケーションできるアプリを目指して、チーム一丸となって頑張っています。ライター所感:わが家も年々増え続ける子どもの写真や動画をどう整理しようかという悩みを抱えていました。でも、「家族アルバム みてね」を使い始めたらそんな問題が一気に解消!便利すぎてもう手放せません。スマホさえ拒否していた父が楽しそうに見てくれているので、ちょっとした親孝行ができた気分にもなれました。これからの家族アルバムは「みてねで共有」が新定番になりそうです。「家族アルバム みてね」アプリ概要アプリ名:家族アルバム みてね> iOSでダウンロード> Androidでダウンロードライター:柏木 真由子
2016年09月06日現代は様々なケースの家族のカタチがありますよね。今回はそのケースの一例として、中学2年で父を亡くし母子家庭で育った筆者が、片親の子がどんなことを思うかについて5つのテーマに分けてご紹介します。大変なこともありますが、身に付いて良かったこともあるのです。寂しさについて片親だと、やはり寂しさは付きまといます。父が亡くなり、学校からの提出物も母宛に届くようになったとき(つまり父の名前が一切消えたとき)、何とも言えない寂しさを感じたのを覚えています。それ以降も「いま父がいてくれれば…」と思うときは幾度となくありました。ただ、やはり人間は慣れる生き物。次第に「父がいないからこそ、いま自分はどうすべきだろう」に変わるのです。その後、寂しさが人生にどんな影響を与えるかは、子どもの性格によって変わります。私には妹がいますが、妹は自分が寂しい思いをした分、結婚したら家庭に入りたいと言います。いっぽうで私は自分の好きな仕事をしたいと思うほう。姉妹でも差が生まれるものです。親の再婚について母は再婚をしていません。私は父の記憶があるので、子ども時代にもし再婚さたらやはり複雑な思いをしたでしょう。「私の父は1人だけ」なんて拗ねていたかもしれません。これが親の記憶がなければ、また違うでしょう。しかし、大人になるとこれが逆転します。とても身勝手な話ですが、再婚してほしいと思うようになるのですね。それはやはり、年をとった親が一人で生活していると何かと心配が尽きないからでしょう。老後の一人暮らしは寂しいですし、一人だとどうしても食事など、生活も適当になります。また次に書きますが、“親にとって自分はいつまでも子ども”という立場が抜けないところに問題も生じるのです。親に対等な立場で意見できる人がいないという悩み夫婦が揃っていた場合、父に問題があれば母に意見してもらえます。親にとっても、パートナーから言われるのと子どもから言われるのでは、聞く耳が違います。片親になると、親と対等な立場で意見できる人がいないのです。親の親…つまり祖父母はもういないですし、パートナーもいない。私たちがいくら意見しても、子どもは永遠に子どもという立場のままなんですね。親のことで悩んだ場合、相談できる相手がいないという悩みは残ります。家族の時間が増える我が家は父を亡くしていますから、親だけでなく、誰もがいつどうなるか分からないと思っています。だからこそ、命についての意識は強くなります。今を大切にしよう、という気持ちも強いと思います。それは必然的に家族の時間を増やし、大切にしようという意識につながりました。毎年家族旅行にも行きますし、女同士ということもあり、遠くに住んでも出来る限り行き来しています。他人と比較しなくなる昔は他人と比較して嫉妬したり、落ち込むこともありました。いまは比較すること自体ほとんどありません。はっきり「人は人、自分は自分」と分かれています。片親になれば、比較したらキリがないほど両親揃っている家庭とは違うことで溢れているのですね。比べても仕方ないので、次第に比較することを止めるようになります。これは人生にとって大きな収穫だと思っています。家族のカタチには色々ありますが、残った人で前向きにやっていくしかありません。大いに悩んでも、それで良いと思うのです。「悩めるうちが花」であり、死んだ父のことで、私たちはもう悩めませんから。今回は一つの例として、参考にしてください。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月05日放っておくとすぐに発生してくる水回りのカビ…適切な予防をしないと、いつまで経ってもイタチごっこから抜け出せません。「いつの間にかスゴいことになってる…」「カビだらけの浴槽の掃除を妻に頼まれた…」。そんなことになる前に、日々の予防からカビ対策をしてみましょう。ここでは掃除が一番大変な浴室での対策を紹介していきます。カビの繁殖方法最初に前提知識として、カビの繁殖条件をご紹介しておきます。1: 温度 一般に、カビは20℃~30℃の間の室温で最も繁殖します。2: 湿度 60%以上の湿度が繁殖に最適です。3: 栄養 汚れ・食べカスなどの存在以上の環境がカビにとって最適な条件。逆に言えば、この条件に当てはまらないように環境を整えれば、カビの繁殖を予防できるということです。では、具体的にカビ予防の方法を見ていきましょう。要は前述の繁殖条件の逆を行く!! つまり、1.温度を下げ、2.湿度を下げ、3.清潔に保つ。1: 温度を下げる使用後の浴室は冬場でも室温が高い。冬だからといって油断は禁物です。一番効果的なのは、入浴後に壁や床一面に冷水をかけることです。これは同時に壁に付着した泡などの汚れを取り除き、石鹸カスを防止する上でも効果的です。2: 乾燥させる浴室に換気扇がある場合は、24時間付けっぱなしにするのがオススメです。換気扇は、フルタイムで付けっぱなしにしていても電気料金はさほど高くなりません。また、大抵の浴室の扉には通気口があると思いますが、ここが意外と盲点。この通気口はかなり埃がたまりやすく、こまめに掃除しないと適切に換気できなくなります。「マツイ棒」などを使うと簡単に掃除ができますよ!3: 清潔に保つ上記の対策を日々行っていれば、ほぼ浴室で黒カビを目にすることはなくなります。ですが、浴室には目に見えないカビ菌が潜んでいます。不吉なことを申しましたが、ここでは日々の手入れは普段通りで構いません。3か月~半年に一度、浴室用洗剤を一面にかけて、シャワーで流せばいいだけです。以上の予防を行えば、あなたの家の浴室はカビ知らずで、きれいに保てるはずです。今まで浴室掃除に使っていた時間と労力を、妻と二人で過ごすのに使ってみてはいかが?ライター:メオトーク編集部
2016年09月05日性格が正反対同士で付き合ったり、結婚している人は多いでしょう。性格が正反対だと、「自分はこうなのにどうして…」と結婚生活で悩むこともありますよね。しかしメリットもあります。実際に性格が正反対の夫と付き合って5年、結婚して7年目の筆者がご紹介します。諦めることがありのままでいられることにつながる私と夫は育った生活環境、性格、趣味嗜好、価値観…とほぼ全てが正反対。違うからこそ大きくぶつかったり、日常では小さくイラっとすることもあります。ただこの「イラっ」は、年々減っているのも事実。それは相手の素性が分かってきて「またあぁ言うぞ」と言動パターンが読めてきたから。最初はイラッとするものですが、慣れるとこちらも諦め、やがて気にならなくなります。それは相手も同じで、お互い多くのことを諦めているでしょう。「諦め」と言うとイメージは悪いですが、仏教用語では「明らかに見る」と言う意味。お互いがほどよく諦めることでかえってありのままでいられると考えると、これも良しかと思うのです。自分の良くないと感じていた性格が変わる諦める一方で、自分自身が変わったと思うところもあります。それは主に、自分で良くないと思っていた部分。たとえば私は考えても仕方ないところで思い悩んでしまうところがありますが、それを夫に話すと「考えても仕方ない」とバッサリ切られます。これを繰り返すうちに、「ここは考えても仕方ないな」と自分でも区分けをする癖をつけることができました。また、夫は問題が起こると原因追求や犯人探しをしがちなタイプ。私が「それより今何をすべきか考えよう」と勧めることで、問題解決も進みやすくなっているように思います。自分と違う我が子とうまくやっていく練習私と長男の性格は正反対で、つまり長男は夫と性格が似ています。「長男の考えていることがわからない」と、何度も悩みました。そこで気付いたのが、「正反対の夫とうまくやっていくための葛藤は、我が子を受け入れるための練習でもある」ということです。我が子とはいえ、他人は他人。性格も価値観もきょうだいそれぞれ違ってきます。それでも親子ですから、うまくやっていかないといけませんよね。性格の違う我が子に自分を押し付けてしまうのは、違うと思うのです。夫と話し合ったり、相手から学んだり、諦めたり、見守ったり…この積み重ねが実は我が子ともうまくやっていく練習になっている。最近はそう思うようになり、正反対であることが大きなメリットに感じてきました。夫婦で性格が正反対だとぶつかることも多いですが、ぶつかることは分かり合うためのキッカケに過ぎません。大切なのはぶつかった後、どうするか。自分と100%同じで分かり合える人間なんていませんから、無理に受け入れる必要もなく、メリットを見つけることも大切なことだと思うのです。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月05日7月の第4日曜日「親子の日」は約6000組もの親子写真を撮影してきた写真家のブルース・オズボーンさんが提唱する「親と子の関係を見つめ直す日」です。活動開始から14年目を迎える今年は、親子の日普及推進委員会のもと「第10 回 親子大賞 授賞式」と「第 14 回 親子の日スーパーフォトセッション」を開催。今回はイベントのレポートと「親子の日」発起人であるブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻からのメッセージをお届けいたします。第10回親子大賞授賞式7月23日(土)、新宿にあるオリンパスプラザ東京で親子大賞の授賞式が行われました。実は「親子大賞」自体は10年前から開催されているものの、授賞式は今年が初。授賞式はいきなり2016年の親子大賞を受賞した親子の発表から始まりました。今年一番ホットだった親子は誰なのか…!?まさかのウルトラセブンとウルトラマンゼロ親子。会場では両者に受賞の感想を聞いた映像が流されました。「受賞の感想は?」「ジュワッ」「印象深い親子エピソードは?」「ダァッ」※コメント部分は字幕つきでした。ほかにも親子にちなんだエッセイや写真のコンテストも開催、受賞者にはオズボーン夫妻から賞状と景品が手渡されました。受賞者のスピーチでは、「実は、まだこのこと親には言っていなくて…怒られるかも(笑)」、「子どもに『授賞式に一緒に行こうね』と言ったら『用事があるから無理』と断られました…」といった驚きのエピソードが飛び出し、会場の笑いを誘っていました。> 親子の日 エッセイコンテスト2016 入賞作品> 親子の日 写真コンテスト2016 入賞作品「どの作品にもいろいろな家族の想いが込められていて、選ぶのが大変だった…」と語ったオズボーン夫妻。授賞式は東京のみの開催ですが、写真の展示自体は地方の写真館など様々な場所で実施していますので、みなさんも是非お立ち寄りください!!会場に展示された写真コンテスト入賞作品イベントの最後には、親子大賞の特別賞としてサックスプレイヤーの平原まことさん・歌手の平原綾香さん親子が登壇。「親子が仲良くする秘訣は?」という質問に対し、平原綾香さんは「父の影響で私も中学1年生のときからずっとサックスを吹いていたので、父は親であると同時に師匠のような存在。尊敬していたので反抗する暇がありませんでした(笑)」とコメント。そんな娘に対してお父さんは「サックスを吹いているときはすごく素直に言うことを聞いてくれるんです。歌は敵いませんけど、サックスでは勝っています!」と、“音楽”という共通項を持つ親子らしい掛け合いが見られました。親であると同時に尊敬できる存在であるというのは、親子が円満な関係を保つ秘訣のひとつなのかもしれません。> 第10回親子大賞の詳細はこちらから第 14 回 親子の日スーパーフォトセッション翌7月24日(日)、親子の日当日には写真家でもあるブルース・オズボーンさんによる100組の親子を撮影するフォトセッション。写真スタジオでの撮影というので、少しかしこまった撮影風景を想像していたのですが、会場に入ってビックリ。スタッフさんが生茶パンダのパペット、マラカスなどを使って歌ったり踊ったり…小さい子どもでもなんなくリラックスできるような盛り上がりでした。実際にメオトークの山川編集長自ら撮影に参加(きちんと予約しました)。その様子を見ていると、いい大人同士気恥ずかしいのか、当初はこれだけ距離のあった親子が…ちょっと寄りましょう!とスタッフさんからぐいぐい来るリクエスト…しかし照れる山川親子。撮影するオズボーンさんまで出てきて…最後は照れながらも肩を組むほどに!!!!さすが親子写真のプロフェッショナル…!!たった数分の間に写真を通して親子の距離をぐんと縮めることに成功していました。物理的な距離だけでなく、心の距離も縮まったようです。(お母さんの腕がかたいですが、編集長との身長差でとまどったそうです)※ブルース・オズボーンさんが撮影した第 14 回 親子の日スーパーフォトセッションの写真は、こちらからご覧いただけます。(2016年8月30日現在は準備中)発起人が語る「親子の日」について最後に「親子の日」発起人のブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻に今年、そしてこれからの「親子の日」について語っていただきました。今年の「親子の日」を終えてみて今年も全国から様々な想いを持った親子が集まってきてくれました。遠方に住むお母さんを誘って撮影に参加してくれた娘さん、「久しぶりに親子写真を」と撮影会に参加した親子、海外出張前の記念として参加してくれた家族、病気の回復を願って参加してくれたかた。全国からサポートに駆けつけてくれた応援団も。みなさんのおかげで一日中にぎやかな「親子の日」の会場となりました。今年はとくに新聞、テレビ、ラジオ、Webなど様々なメディアで「親子の日」を取り上げていただき、たくさんの人たちに「親子の日」を知ってもらうことができてとても嬉しく思っています。これからの「親子の日」「親子」という単語は英語には存在しません。(編集部註:英語にはfamily=家族はありますが、親子はparent and child=親と子で分かれている)「親子」というのは日本の特別な言葉。この言葉のように「親」と「子」をひとつの単語につなげ命の連鎖の一体感を表す…そんな日本の文化を日本の“誇り”として海外に発信したいです。誰もが生まれて来たことに感謝できる社会になって欲しいというのが、「親子の日」に込めた願い。この願いを叶えるために、活動の場をもっと広げていきたいと考えています。記事を読んでいるみなさまへ年齢が進むにつれ、「親子」と言うとついつい「自分」と「自分の子ども」をイメージしてしまいます。でも、「自分」と「自分の親」もそうである意識を忘れないでほしいと思います。「親」のいない命はいませんから、「親子」は世界中の誰もが共有できるテーマ。世界が不安定で悲しいできごとも多い時代だからこそ、命の原点である「親子」という最も基本的なテーマについて考えることが大切です。みなさんもぜひ「親子の日」を親子の関係を見直す機会のひとつにしてください。「1+1は?」「にーっ」という掛け声にも代表されるように、最後が「い」の段で終わると口角が上がり自然と笑顔の写真を撮ることができます。親子の日の掛け声はもちろん「おやこのひー」。「親子の日」と言うだけで笑顔になれるのです。授賞式でもフォトセッションでも、会場にはそんな「親子の日」の笑顔がたくさん溢れていました。> 親子の日について詳しくはこちら:親子は自分の原点、「親子の日」を自分に自信を持つきっかけにして欲しい−−ブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻のインタビュー> 親子の日公式サイトライター:山口聖子
2016年09月05日いくつになっても失敗すれば落ち込みますよね。不思議なもので、大人になるほど失敗に臆病になったり弱くなる気がします。精神的ダメージも大きいし、恥ずかしいし、立ち直るのも大変だし…できるだけ避けたい失敗ですが、残念ながら生きている以上、失敗しないということはありえません。「失敗すること」自体を変えられないなら「失敗に対する耐性」をつけてみませんか。今回は少しずつ失敗に強くなるコツを3ステップでご紹介します。ステップ1. しっかり落ち込むあなたは失敗したあと、しっかり落ち込んでいるでしょうか?落ち込むのが怖くて現実から目を背けたり、「あの人よりはマシ」なんて他人と比較して、自分の失敗から逃げてはいないでしょうか。失敗したらまずはきちんと落ち込みましょう。人間は「感情の生き物」。まずきちんと感情を発散させないと、その後頭や体を使っても仕方ありません。心に浮かんだモヤモヤや違和感はずっと残り、同じ失敗を繰り返す可能性が高まります。きちんと落ち込んでおくと他の失敗にも生きてきます。一度失敗に対してドーンと落ち込めば、「あのときよりは大丈夫」「あのときも落ち込んだな」など、「自分の中の失敗の比較対象」ができます。これが後々自分を支えてくれるようになります。ステップ2. 大事なのは「失敗体験」より「捉えかた」失敗してドーンと落ち込む理由は、「失敗体験そのもの」に注目するから。しかし実際大切なのは「失敗体験」よりも「捉えかた」です。失敗自体は誰でもします。「失敗は成功の元」と言ったエジソンも、数え切れないほどの失敗をしました。ではなぜエジソンは「失敗は成功の元」にできたのか。それは「失敗への捉えかた」に優れていたからです。きちんと落ち込んだ後は、まず自分の捉えかたを分析・仕分けしましょう。その失敗は本当にそこまで落ち込むべきものでしょうか?自分の些細な失敗にも落ち込んでしまう人は、他人の失敗にも厳しいものです。ステップ3. 行動さて、最終的にあなたを救ってくれるのは「失敗後の行動」です。失敗して激しく落ち込む人は「理想と現実の自分のギャップが大きい」とも言います。失敗することでやっと「現実の自分」がわかることでしょう。現実の自分を理解することで落ち込みを減らし、行動の改善法がわかるのです。失敗した後にどう考えてどう行動するか。一度失敗したとしても、次に活かすことで今回の失敗は意味あるものとなり、生きてくるのです。失敗と行動はセットにしましょう。ある意味、「生きることは失敗すること」と言えるほど人間は失敗するものです。これは言い換えれば「生きることは成長すること」とも言えます。少しずつ失敗耐性をつけ、失敗を生かしていきましょうね。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月02日突然ですが、「パートナーから愛されているなあ」と感じることはありますか!?わたしはあります。 どんなときにそう感じるかというと、朝起きて「おはよう」と言い合ったとき、夕飯を作ってくれるとき、肩をもんでくれるとき…などイロイロありますが、なかでも「ほっこり」させてくれるのは「わたしの愚痴をしっかり聞いてくれるとき」だったりします。お互いに移動が多く、一緒にいられる時間 はわずか。じっくり顔を合わせて話す機会もあまりないので、日々の連絡は LINE中心になっています。だから愚痴もLINEで聞いてもらうことが多いのですが…先日、気づいてしまったんです。実は多い? bot旦那に心当たりはありませんか!?LINEを送ったらそんなに間をあけずにお返事がくるし、ときにはやさしく励ましてくれる。うちの旦那さまってなんてマメでやさしい人なんだろう!!なんて思っていたわたしですが、どうやら違ったんです。旦那さまとのやりとりを読み返してみると…出てくるわ出てくるわ、同じことばの繰り返し!!!「かわいそうに」「そうだね」「かわいそうなさえちゃん」を乱用していることに気づいてしまいました…lonelyの綴りが間違っているのはご愛嬌 この事実があまりに衝撃的だったので思わずFacebookでつぶやいてしまったところ…「あはは、それうちと一緒ですwww」というコメントが!!Facebookにいただいたコメントでの共感は1件だけでしたが、このつぶやきを更新して以来、打ち合わせ先・飲み会の場で「うちもですよ! !」と思わぬ反響をいただくことに。そんなに世の中には「bot旦那」が多いのでしょうか!?「嫁はよく愚痴る」「夫は生返事」そういえば…「嫁がぎゃんぎゃん愚痴っている横で生返事をする夫」って、アニメやドラマではあるあるの光景かもしれません。Googleで「愚痴る嫁 生返事」と検索をしてみるとこんな結果が出ました。実際の検索結果には記事にそぐわないタイトルがあったため、一部削除しておりますなるほど、世の男性は女性の愚痴に飽き飽きしているようです…たしかにパートナーからくるLINEが愚痴やぼやきばかりだと少し「嫌だな」と思ってしまいますよね。旦那だって毎日仕事で愚痴りたくなることもあるのに、癒しであるはずの嫁からのメッセージが「つかれた」「イライラする」ばかりだとよけいに疲弊してしまうかも。そのうちもっと癒しをくれる女の子とLINEを楽しむようになっちゃうかも…愚痴るなら、面白おかしく完結に。とはいえわたしだって愚痴りたいときもあります。わたしはひとりでお仕事をすることが多いので、同僚がおらず愚痴る相手は旦那ぐらい。きっと専業主婦をされている奥さまや、出産直後のママもわたしと同じように愚痴る相手がいないかたが多いはず。愚痴を我慢していると参ってしまうので、せめて面白おかしく愚痴ってみましょう。例えば「何度も電話番号を教えてるのに、何度も聞いてくる人がいる!!いい加減イライラするんだよね」と言いたいときは、「忘れないでリメンバー昨日わたしたマイナンバー……」と昭和のJpopはたまたラップ調に言い換えてみるなんてどうでしょう!? (え?例えのセンスが悪いですって!?おだまりっ)愚痴ばかりではなく、たまには恋人時代のようなラブラブ会話も盛り込んでみましょう。筆者も、旦那さまが仕事の合間についつい読みたくなるような、かわいらしいメッセージを心がけてみようと思います♥(※LINE画面はプライバシー保護のため一部加工しています)ライター:金延さえ
2016年09月02日夫は選べるいっぽうで、選べなくてトラブルになりやすいのが義家族。特に一番関わりの多い姑との相性は大切ですよね。とはいえ、姑と価値観やタイプが違うという人も少なくないはず。顔を合わせる回数が増えるほどお互いの素性もあらわになり、ちょっとした違いにイライラなんてよくあることでしょう。筆者もお姑さんとはタイプが正反対ですが、結婚7年目にしてここだけ抑えておけばうまくいくというポイントが3つみえてきました。大切な順にご紹介します。「いかに夫が大好きか」を伝える姑の気持ちを探るには、自分たちの親世代に話を聞くのが1番。筆者の周りの親世代でも、「溺愛していた息子のところに気に入らない嫁がやってきた」という話を聞いたことがあります。そのかたの息子への溺愛度は有名だったので、どうなるものか…とその後の展開が気になっていたのですが、「高飛車で嫌な嫁だけど、結婚○年経っても息子のことが大好きみたい。あれだけ息子のことを好きなら許せる」と彼女は言っていたそうです。実は同じエピソードを、とある漫画家さんの本でも読んだことがあります。息子を持つ筆者もわかりますが、結婚当初は「息子をとられた」と姑なら思うでしょう。しかしやがて自分も歳をとり、一生息子と暮らせるわけでもないと悟ります。気に入らない嫁でも「息子のことが大好きで大切にしてくれるなら」と思うことで、姑としては割り切ることができるのです。これは裏を返せば「姑の前で夫の悪口を言ってはいけない」ということでもあります。姑の前では夫が大好きで、気にかけている様子を伝えましょう。自分を抑えない姑とタイプが違うと、自分の気持ちや素性を隠そうと努力してしまう人もいるのでは。しかしたとえば子どもができるなど、関わりが増えるほどお互いの素性はバレます。自分を抑えている期間は苦しいですし、結局あとでバレるほうが体裁はよくありません。また、自分で自分を抑えようとすると、姑に対しても厳しくなりがち。人間は自分がすることを相手にも求めますから、無意識に「私がこれだけ頑張ってるんだから姑ももっと気を遣ってよ」なんて求めるように。しかし他人を変えることは、誰にもできませんよね。結局タイプが違ってもお互い変えようはないのですから、そのままの自分でいきましょう。実母のように気にかける姑との関係は、何かと迷う場面があります。母の日や誕生日プレゼントはどうするかから、家事はどこまで手伝えばいいか…姑の性格など十人十色なところもあり、判断が難しいですよね。迷ったときは、実母にするように接することをお勧めします。実の母のように気にかけられて、イヤな思いをするお姑さんは少ないでしょう。ただし「母だったらこうしてくれるのに…」など姑と実母との反応を比較するのはNG。見返りは求めず気にかけることで、関係悪化は防ぐことができます。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月02日「配信開始から1か月で最も収益を上げたモバイル(スマホ向け)ゲーム」として、ギネス世界記録に認定された「ポケモンGO」。私もやっています。夫もやっています。私たち夫婦には、この『Pokémon GO』が「夫婦共通の趣味」となりました。それぞれ趣味はお互いひとりで楽しんでいたので、新しい発見ばかり。よく「(カップル・夫婦は)共通の趣味があると楽しい」と言いますが、それがどうしてかわかりました。共通の趣味を持つことのよさ、作りかたを考えてみました。いいこと共通の会話が増えるまずはこれ。夕食の会話は「今日はどのポケモン捕まえた?」から入ります。夫婦ともども「ポケモン世代」なのに、まったく「ポケモン」を知りませんでした。「ニャースらしき影をみたよ」「なんかぐるぐるしたやつ捕まえた」とふんわりした会話ですが、夫婦の間でいままでになかった話題です。ちなみに「なんかぐるぐるしたやつ」は「ニョロゾ」というポケモンでした。いっしょに出かけることが増えるある日、夕食を終えた夫がスマホを見て「あそこのポケストップに花が咲いている」と言いました。家の近くにはポケモンのアイテムがもらえるスポットがあります。そこにポケモンがたくさん寄ってくるアイテムを使ったひとがいたようで、いつもよりもカラフルな目印になっていました。普段、夕食後に外に出かけることはありません。しかしせっかくなので、ふたりで行ってみました。ついでにコンビニにジュースまで買いに行くという「夜の散歩」、いや立派な「夜のデート」ができました。これらはきっと「ポケモン」以外でもあることですね。共通の話題で会話が増えるのはもちろん、家の中でできる趣味でもたとえば攻略本を一緒に本屋へ買いに行くとか、道具を買いに行くとか。同じ目的のための行動が増え、夫婦としてのチーム感を高めてくれます。同じ趣味の作りかた私と夫が『Pokémon GO』を同じ趣味として楽しめている理由に「お互い知識ゼロだった」ということが強くあります。同じスタート地点から始め、同じレベルであれこれふたりで学習していく。これがとてもよかったのです。よく「彼の趣味がゲーム。ゲーム中、私はヒマで寂しい」という悩み相談に、「あなたもゲームをやってみたら」と回答されています。しかし私はこれに賛同しません。スポーツでも同じです。「彼に教えてもらえばいい」と思いますが、どちらかが「先生」と「生徒」になってしまった時点で対等の立場ではなくなり「ふたりでいっしょに楽しむ」ことはできません。それに「私は彼側に近づいてあげたのに」という思いがどこかに出てくるかもしれませんし、相手も「教えてやってるのに」という思いを持っている可能性もあります。また、上級者は上級者の楽しみがあります。「教えてあげたい!」という人ならいいのですが、教えるために初級者のレベルに合わせるのが苦手なかたもいますよね。また、その趣味の世界は没頭できる、大切な「ひとりの時間」かもしれません。そこにズカズカと入り込んでは失礼ですし…とにかくお互い気を遣ってしまうのは良くない!だから、共通の趣味がほしいと思ったときは自分が得意なもの、彼がすでに始めている以外の「まっさらなもの」をおすすめします。あくまで「ふたり同じスピードで上達できるもの」です。それが私たち夫婦にはたまたま『Pokémon GO』でした。ミーハーな気持ちで始めたのですが、大きな気付きがあってとてもよかったです。ちなみに現時点で私はレベル10です…。ライター:三谷 アイ
2016年09月02日“家族写真”といえば、記念日に写真スタジオでかしこまった写真を撮るイメージ。しかし依頼者とフォトグラファーをつなぐマッチングサービス「fotowa(フォトワ)」は違います。 “自然でおしゃれな家族写真”の撮影のためプロのカメラマンが出張してきてくれ、好きな場所がそのまま写真スタジオになるユニークなサービスです。今回はfotowaが開催した“親子の日フォトセッション”にお邪魔し、フォトセッションでの撮影風景からfotowaの実態(!?)、フォトグラファーの思いまで、出張写真撮影マッチングサービスの生の声を拾いました。撮影:中村レオさんfotowaの“親子の日フォトセッション”とは?fotowaは、ストックフォトサイトPIXTAを運営するピクスタ株式会社が2016年2月に始めた新事業。インターネットでプロのフォトグラファーに写真の出張撮影が頼めるサービスです。なんと、フォトグラファーとの予定が合わせられれば前日までも予約可能というから驚き。そんなfotowaが7月にプロのフォトグラファーによる撮影体験会を実施。7月第四日曜日の「親子の日」にちなんで、親子に豊洲で親子写真を撮影していました。現場では、終始自然な笑顔を見せるご両親、カメラに構えることなくリラックスする子どもというなんとも微笑ましい光景があり、ただ見ているだけの筆者もいっしょに楽しくなってしまいました。「楽しかった!」参加ご夫妻気になるのはやはりご家族の感想。実際に撮ってみてどうだったのでしょうか?撮影が終了したばかりのご夫妻にお話を伺いました。フォトセッションのメイン、親子丼フォト。お父さんが迫り来るお箸と戦っています!撮影:中村レオさんママ編--今回このイベントに参加されたきっかけはなんですか?普段3人で遊んでいても私が夫と子どもを撮ることが多くて、家族の写真は旅行やお宮参りなど“記念”写真しかないんです。写真もスマホで撮ったものばかりなので、家族3人の日常をきちんと残した写真がもっと欲しいと思っていました。夫に「こういうイベントあるけどどう?」と聞いたときに二つ返事で「いいよ」と言ってもらえたこともあり、応募しました。--実際に撮影されてみてどうでしたか?楽しかったです!カメラマンさんが子どもの撮影に慣れていたので、息子もすぐに打ち解けてくれました。男の人って普段そんなに写真を撮らないので、夫にとっても珍しい機会で良かったです。撮影風景は体当たり!どんぶりを持つスタッフさんの腕はぷるぷると震えていましたパパ編--今回奥様からフォトセッションの話を受けた際、二つ返事でOKだったそうですが、内心はどうでしたか?内心は「写真かあ…あんまり得意じゃないな」って思っていたのですが、記念に残るからいいか、という感じでしたね。僕はあんまり写真を撮るのがうまくないので、いつも写真を撮るのが妻になっていまい、僕と息子の2人だけの写真が多かったというのもあります。--実際に撮影されてみてどうでしたか?やっぱり緊張しましたし、慣れないなと思いました。でも2人が楽しそうで良かったなと思っています。僕自身もやっぱり慣れなかったですけど、まあまあ楽しかったです(笑)。「父と一緒に写っている写真が欲しかった」 / 事業責任者:李婧(セイ)さんどういった思いを持って“家族写真”を出張撮影するマッチングサービスを始めたのか。事業責任者の李婧さんにもお話を伺いました。ピクスタ株式会社李靖さん--どうしてこのfotowaというサービスを始めたんですか?PIXTAはフォトグラファーに“インターネットを通じて活躍できる場”としてストックフォトサービスを提供してきました。でも、ストックフォトだけでなくフォトグラファーがもっと活躍できる場があるんじゃないか?と考えたときに出てきたのがfotowaだったんです。スマホの撮影写真、写真加工やインスタグラムなどが流行っている今、「写真はデータで」「自然でおしゃれな写真を」という需要があります。かしこまった写真館での撮影とは違った写真の価値をユーザーに提供できると考えてfotowaというサービスを始めました。--フォトグラファーさんはどうやって選んでいるんですか?作品や実技、面談の審査があります。“家族写真”を撮るときに大切なのは、写真を撮る側が「自分が取りたい写真ではなく、依頼者が撮って欲しい写真を撮る」こと。どんなに綺麗な写真でも、それを依頼者家族が“自分たちの写真”として欲しいかどうかは別問題ですから。そういったことを面談で確認します。フォトグラファー向けのセミナーを実施して、フォトグラファーのクオリティ向上も図っています。--fotowaを利用するかたにメッセージをお願いします。私個人の話になるんですが、父が写真好きで、子どものときの写真もだいたい父に撮ってもらったんです。fotowaを始めてから、「自分が子どものころはどうだったっけ?」と思って写真を見返したら、自分が写っている写真しかなかったんですよ。子どものときはなんとも思わなかったのですが、いまこの歳になってみると、それがすごく寂しい。私が小さかったころ、その頃の若かった父といっしょに写りたかったと感じました。fotowaに撮影を依頼していただくときに、「自分は写らなくていいから子どもをかわいく撮って」というご両親も多いんですが、私自身の経験から、お子さんが大きくなって見返したときのために、みんなでいっしょに写ってもらいたいと考えています。また、とにかく気軽に使って欲しいと思っています。宅配ピザみたいな感覚で、気軽にフォトグラファーを呼んで欲しいです。「ここに行ったという思い出を写真に残して欲しい」 中村レオさん / フォトグラファー走ったり、膝をついたり、体を捻じ曲げたり…“最高の一瞬”を捉えるためにとにかく体当たりで撮影に挑む中村さん。撮影後、息も切れ気味な中村さんにどういった思いで撮影しているのかお聞きしました。フォトグラファー中村レオさん--どうして家族写真を撮り始めたんですか?僕はもともと車や時計、楽器といった“愛用品”を専門で撮っていたのですが、そのなかで“愛用品”というのは物だけでなく、場所や時間も含まれるのだと考えるようになりました。写真スタジオでなく外で撮影し、「ここに行った」という“思い出”を写真に残してもらいたくて、出張で人や家族の写真を撮っています。--子どもの写真撮影は大変じゃないですか?子どもは「こっち歩いてきてください~」なんて大人のようにはいかないですね。自分が追いかけて、子どもの目線で撮るので、すごく大変です(笑)。--子どもを撮るときにコツはありますか?ひたすらシャッターを切ることがコツです。タイミングを待って、「きた!」とシャッターを押しても、その一瞬は過ぎてしまっている。なので、とにかくためらわずにシャッターを切ってそこからいいショットを選ぶんです。今日も、親子1組あたり8000枚くらい撮っていますよ。撮る側が狙っていると、子どもも構えちゃいますしね。ひたすら撮るのがとても大事です。全力で撮影に挑む中村さん--どういう気持ちで家族の写真を撮っていますか?子どもといっしょに楽しんでいます。「撮らせてあげる」「撮ってあげる」ではなく、撮る側と撮られる側が対等になり、お互いに楽しむことでいい写真が撮れると考えています。写真を受け取ったご家族の感想実際に写真を受け取ったご家族からはかなり喜んでいただいている様子。そのメッセージを一部ご紹介します。写真、とっても素敵でビックリしました。さすがプロの写真は違いますね~普段私たちが撮る時は(子どもに)笑って笑って~と声をかけて撮るんですが、自然な笑顔との違いに驚きです。普段両親と一緒の時にこんな良い顔してるのね、とちょっと照れました笑子どもが「途中で眠くなってグズって残念~」と思いましたが、写真になってみるとそんなアクシデントもまた赤ちゃんらしい思い出となりました。「私、こんな表情してるんだ…」と、母になった自分の姿を見ることができたのも、嬉し恥ずかし喜びです。笑あまり天気が良くなかったのに、きれいに明るく撮っていただけてめちゃめちゃうれしいです!!時間や撮影枚数にとらわれずいいと思ったシーンや表情を、自由にカメラマンさんが抑えていただいたのがとっても好印象でした。 /山田さまどれも日頃撮れないようなお写真ばかりで本当に良い機会をいただけたことに感謝しております。fotowa様、とても親しみやすく今後もぜひ利用してみたいと思いました。 / 高橋さまとっても自然体の親子!!撮影:中村レオさん依頼者とフォトグラファーが一丸となって自然な“最高の一瞬”を写真に残すfotowaのサービス。現在は一都三県のみのサービス提供ですが、実は近年中に全国展開の予定も立てているそうで、地方でもフォトグラファーが気軽に呼べる日も近い様子。家族の写真だけでなく、女子会や記念日など幅広いシーンで利用できるので、“素敵な思い出”を思い出だけで終わらせないために、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?> fotowa公式サイトはこちらライター:山口聖子
2016年09月02日夫婦とはなんだろう。いろいろ考えてみますが、理想の夫婦像はなかなか見えてきません。実際に夫婦のお話を聞いてみれば、自分にとっての理想型が見つかるかもしれない。本インタビューではそんな身近な夫婦にお話を聞いていきます。最初に登場してくれたのは海外でバリバリ働き、現在は山梨で農家を営んでいる水上篤さん。簡単にものを買い与えるのではなく、まずは自分で作ってみることを子どもに教えていると語る、良い意味でこだわりのある子育てをする彼は奥様とはどんなふうに向き合っているのでしょうか。水上篤さん現在の仕事農業生産法人 株式会社hototo 代表取締役農業生産法人株式会社白州郷牧場取締役保健農園ホテル運営アドバイザー勤務曜日と帰宅時間特に決まっておらず、朝は8時~9時に出かけ、18時~19時に帰宅することが多い。子どもを保育園に送っていくこともある。家族構成妻、子供3人(男5歳、女2歳、女0歳)奥様の職業株式会社hototoの事務系の仕事を必要な時のみお手伝いするほか、個人的な活動を平日10時~15時のみ行っている。理屈じゃなく、一生一緒にいても大丈夫な気がした—結婚の決め手になったことは何でしたか?水上:普通、結婚するかしないかって迷うじゃないですか。でも、妻は、「結婚する?」「良いよ!」くらいの即断即決の人。そこがすごいと思いました。性格的には自分とは正反対の人間で、人前に出たがらないですし、空気や場の雰囲気が読めて周りの人のことも考えられる女性です。プロポーズまでは付き合い始めてから1ヶ月ぐらい。根拠はないけど、一生一緒にいても大丈夫だと思いました。収入や学歴を全く気にしないですし、僕が食いっぱぐれたらどうしようってことも考えないような人です。「農業をやってるんだから、食べられなくなったら畑だけやっていけば良いじゃん、ほかの仕事は辞めちゃえば良いじゃん」って感じなんです。–結婚前に人生観や仕事観について何か話をしていましたか?水上:そんなにきちんと話してはいないですけど、妻は、「森とか木が好きだから、そういうものに関わる仕事がしたい」とは言っていました。僕は、「お金お金ばかりじゃなく、“面白い”の多い生きかたができないかな?」という話はしていました。二人ともお金に依存していなくて、お金なんてなくても生きていけると思っているところは似てますね。買う前にまず自分で作ってみることを大事にしているそうです。もちろん水上さんも手伝います。結婚したら自分の時間がなくなると思っていたけど、してみたら楽しかった—奥様と結婚して良かったと思ったエピソードを教えてください。水上:目指しているところがほとんど同じだから、話題も同じなのが良いことです。妻が読んだ子育ての本と僕が読んだ人材育成の本を交換しても、同じことが書いてある。「そんなの面白いの~?」って言いながら交換するんですけど、読んでみたら「超面白かった!」ってなるんです。—では、奥様のどんなところが好きですか?水上:一言では表せません(笑)深い海のような存在です。–深い海とは??水上:「かわいい」とか「ワクワク」も言葉で説明できないじゃないですか。だから、どこかひとつのパーツを言い表そうと思っても難しいし、違和感があります(笑)—なるほど。ちなみに夫婦生活は、独身時代に想像していたものと同じでしたか?水上:もともと想像してませんでした(笑)あんまりあーだこーだと考えると大変だから、明日のことは明日考える。目の前に来たものを楽しもうと思ってるので、先のことはあまり考えてないです。結婚は、してもしなくてもどっちでも良いものだと思うんですが、夫婦として生きていくほうが人生は2倍3倍面白いと思います。自分と違う考えかたに出会えますから。言葉のコミュニケーションだけではなく、もっと同じ体験を—「色々細かく考えてない」水上さんが、夫婦生活を円満に保つために日々の生活の中で実践していることは何かありますか?水上:相互理解ですね。そのための一番簡単な方法は、「共同作業」です。世の中は、相互理解力が弱すぎる人が多いと思います。「あれは自分に合わない」とか、「この人は喋りにくい」とか、「だから嫌だ」って。基本が「自分に合わせてください」っていうスタンスじゃないですか。でも、自分に合う人やモノなんて世の中にないんですよ。違うものを相互に理解して楽しんでいく社会だから、「私にぴったり合う人がいるはず」ではなくて、「合わないから良い」んだと思います。コミュニケーションは口だけじゃ無理なので、一緒に体験しないとだめです。–お出かけするときは、どんなところに行っていますか?水上:妻が行きたいイベントに一緒に行ったり、逆に自分のイベントも見に来てもらったりしています。農業もやるし、同じものを見聞きしていますよ。仲良くいようなんて考えたことがない。お互いに思ったことははっきり言う。—水上さんから奥様に「こうしてほしい」と言うことはありますか?水上:ありますよ。「食事は手作りが良いよね」とか、「子供にジャンクフードは食べさせないでね」って言っているんですけど、妻自身がファーストフードに行くので、子供が「○ッピーセット、○ッピーセット」って言うんです。(笑)しょうがないですよね、そうなったら。そんなに怒ることでもないですし。日々やることが多すぎて、ストレスを感じている暇もないですしね。—いつまでも仲の良い夫婦でいるために、日々の生活スタイルや考えかたなど、結婚してから自ら変えたことは何かありますか?水上:なるほどね~。—なるほど?水上:無理してまで仲良くしていたいと思ってないんです。—こちらが「なるほど」です(笑)水上:「これを言ったらこの人と関係が崩れるであろう」という気持ちがそもそもないんですよ。「この人に嫌われたくない」とか、「この人に好かれたい」っていう想いがない。その人のためを思えば言うべきことは言うし、お互いにこれからも一緒にやっていかなきゃいけないので。だから、仲良くしようって努力していることはまずないです。たぶん、妻にもないと思います。そんなところに気は遣ってないです。—世の中では、惚れた弱みみたいな感じで、どちらかがどちらかに合わせてしまっている組み合わせって実は結婚前も結婚後も多い気がするんですが、お二人の根底にある信頼関係はすごいですね。水上:うーん。たとえば、「子供に嫌われたくないからこれを言わない」って考えることってないじゃないですか。叱るときはしっかり叱るし、その子自身を否定しているわけじゃないので、何か言ったからってお互いの信頼関係は絶対に崩れないっていう中で思っていることをきちんと言葉にすることは必要ですよね。「本当はこうしてほしかった」とか、自分の考えていることを普段から相手にきちんと言わないとズレます。言わないとわからないことはいっぱいあるし、「察してほしい」なんて無理だと思う。「ただいま~」「おっせえよ!」みたいな感じで、思ったことは思った時に言ったほうが良いですよ。自分の人生でもあるし奥さんの人生でもあるから、誰かが無理するっておかしいじゃないですか。合わせるって大変ですよね? どうせ合わないのに。2015年11月に三人目が生まれました。水上さんのご両親も一緒なので、家族は7人になったそうです。うまくいかない夫婦はコミュニケーション不足なんじゃないかな—仲が良さそうだから、これまでに離婚の危機なんてないですよね?水上:ないです。離婚なんて考えたことがない。離婚する・されると思っていたら毎日オドオドになっちゃうと思います。たとえば、「明日クビになるかも」ってオドオドしながら働いている従業員が良いパフォーマンスを出すことはない。仕事の中には査定で評価が上がったり下がったりする制度もありますけど、結婚でいったらそれが離婚なんじゃないかな。そんなこと気にしていたら疲れますよね。うまくいかない夫婦は、コミュニケーション不足なんだと思います。先ほどの話にも出ましたが、都心に住んでいると夫婦の共同作業がないから、一緒にご飯を食べているだけになりやすい。でも、それじゃ相手への理解は深まらないですよ。ホントは、一緒にキャンプに行ったり海に行ったり、一緒にジョギングしたり、マッサージしたり、小さな事でもいいので何かを一緒にやったほうが良いと思います。同じ体験をすることでコミュニケーションが深まるから、「同じことをやってみる」ことは大事です。家事だって、実際にやってみればわかります。世のお父さんたちはやらなすぎる。家事は楽だと思っている男性が多いと思いますけど、家事や子育ては、絶対に仕事より大変です。—水上さん自身がこれからも変わらずにいたいこと、奥様に変わらずにいてほしいことは何かありますか?水上:常に考えは変わるだろうから、変化していく日々を楽しみたいです。そのほうが良いですよね!「独身のときみたいに常に化粧をしていてほしい」って考えかたなんて理解できません。これまでも、今も、これからも、その時々の「今」に注目している—これからの夫婦生活についての希望・目標はありますか?水上:突然来年は海外に行くかもしれないし、沖縄に移住するかもしれない。どうなるかわからないですけど、僕も妻も、どうなっても人生を楽しむ自信はあります。あとは、子供に受けさせたい教育やサービスがないので、それを自分たちがつくらなきゃいけないと思っています。子供はどんどん大きくなりますから、時間も迫っているので「いつか」なんて考えていない。だから、未来にも過去にも注目していなくて、「今」に注目しています。今を楽しめなかったら10年後は楽しくないはず!ライター所感:実は水上さんと私は友人です。このインタビューのやり取りだけを見れば、水上さんを「あっけらかんとしていて、必要以上に人に気を遣わない、ダイナミックな人」だと感じるかもしれません。でも、彼は非常に面倒見が良く、人の気持ちに気づいて細かな配慮ができるタイプです。今回、このインタビューもふたつ返事で受けてくれました。ダイナミックに構えながらも関係が壊れない夫婦でいられるのは、水上さんご夫妻がお互いを信頼し本音で向き合っているからなのかもしれません。理想の夫婦像だけではなく、コミュニケーションってなんだろうってところも深く考えさせられる、良い機会になりました。ライター:藤宮 ありさ
2016年09月01日生涯を共にするパートナーや、自分以上に大切な我が子。最も愛する彼らだからこそ「違う価値観でも全て受け入れたい」と思うもの。とはいえ「相手の気持ちが理解できない…」なんて悩んでいませんか。理解できないあなたは、それが正解。たとえパートナーでも我が子でも、違う価値観を理解したり、受け入れる必要はないのです。自分を押し殺すのが本物の愛情?「相手を理解したい、受け入れたい」と思う気持ちはとてもステキですし、自然な感情でしょう。愛情が強くなるほどそう思いますよね。とはいえパートナーも我が子も結局は他人。性格・価値観・趣味嗜好は違って当たり前ですし、「違う相手を理解できるか、受け入れられるか」というと難しく、ほぼ無理です。それは「受け入れよう」とすると必ず自我が出てくるから。たとえば朝食はパン派のあなたに、ご飯派の夫の場合。夫のために和食を作り続けたとしても、「和食って作るの大変だし、朝から重いんだよね。美容のためにも軽くパンとフルーツで済ませたい」という自分の気持ちはいずれ出てきます。「そんなの本当の愛情じゃない」なんて意見も出てきそうですが、自分の気持ちを押し殺し、相手に従うのが本物の愛情でしょうか。お互いが自分らしく生きるのを見守ることこそ、本物の愛情だと私は感じています。最初は相手を受け入れようとしても、必ず自分の気持ちが出てきて、受け入れられないと悩むことになるのです。「受け入れる」の主役は自分、決定権も自分では、なぜ愛する相手なのに違う価値観を受け入れられないのか。それは「理解しよう、受け入れよう」とする時点で「自分本位」になっているからです。理解や受け入れるという行為は、相手を思っているようで、実際は「自分というフィルター」を通して行われます。あくまで主役は自分、決定権も自分。そこに違う価値観を通せば、どうしても自我がストップをかけます。相手を理解しようとして悩み苦しみ、「やっぱり理解できない!」となるのですね。見守り、信じようほんとうに相手のためを思うなら、「見守り、信じる」しか私たちはできません。見守り、信じる行為は、自分フィルターを通しません。相手のありのままをそのまま尊重することになります。これもまた難しいことではあります。つい口を出したくなっても、自分は何もできないからです。一見「諦め」にもみてとれるでしょう。ただ「諦める」とは仏教用語で、「明らかに見る」という意味。結局はありのままの相手を見守り、信じるのが本物の愛情ではないでしょうか。見守ることは相手のためだけでなく、自分のためにもなります。先ほどの例のように、無理して自分を押し殺す必要もないからです。自分も相手も、その人らしい人生を100%生きるために。「見守る」訓練を今から少しずつ始めてみませんか。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月01日僕は、長らくファッション業界を経験し、いまはフリーとして魅力的な商品を開発し、お客様の手に届くような流通を作るプロデューサーとして活動しています。こう聞くと「難しそう」というイメージを持ってしまうかたもいると思いますが、「人と一緒に作っていく」と言えば身近に感じられませんか?人と一緒に作って行く……みなさんいろいろ想いがあるのでなかなか難しい。そのために僕はコーチングを学ぶことにしました。普段は仕事で使っているコーチングですが、学んでみると実は夫婦の仲や生活にもとても役立つものだと実感することが多い。これから数回にわたり、コーチングについてみなさんにお話ししていこうと思います。コーチングとは何か?COACH、コーチの意味をみなさんご存じですか?これは「馬車」のことを指しています。馬車に乗せて乗客を目的地までつれていく。野球やサッカーの「コーチ」も選手一人ひとりが目的に向かうために、つれていく役割を担っていますよね。「コーチング」と聞けば、向かうべき道を指し示す=指導する人というイメージがあります。でも、馬車に乗る人は、馬車に乗ってから目的地を決めるのではないですよね。元々持っている目的地に辿りつくお手伝いをすることが本来の意味です。だから、スポーツのコーチは良き先生でもあり良き相棒、友人でもあるのです。これは仕事でも同じ。実業家や大物政治家にもコーチがついていることがあります。子育てが一段落したとき、女性のあなたは・・・「子育てが落ち着いたんですが、時間をもてあましてしまって…」以前、お子さんを持つ女性からこんな相談を受けました。お子さんが成長し、手が離れるようになれば子育てに関わる時間は減っていき、自分の好きなことに時間を使えるようになります。でも、いままで最優先で考えて時間を使ってきたことがなくなってしまって、どうすればいいのかわからなくなってしまった。こうした経験をお持ちのかたは他にもいらっしゃるんじゃないでしょうか。ではどうすればいいのか。「ほかにやりたいことを見つけてみては?」、そうアドバイスすることは簡単ですがそれができれば悩みません。私なら「出産前はどんなことが好きだったんですか?」と質問してみます。誰でも何かしら好きなことをひとつは持っています。忙しい、優先しなければならない、そうなると段々と自分が好きなこと、やりたいことから離れて、情熱を向けていかないといけません。だから、本来好きだったこと、やりたかったことを知って、元に戻せばいいのではないでしょうか。仕事のためと学んだら大事なものが見えてきた私が師事している博士は、機能脳科学者です。脳とこころの機能的な部分からどう働きかければいいのかを研究してこられている。しかし、鉄則がひとつあります。それは「決して自分のために使わない」。こう刺激すればこう反応する。これを熟知しているかただからこそ、自分に都合の良い反応をもらおうとすることもできます。しかし、それでは自分は嬉しくても周りは嬉しくありません。最初に出したように、私の仕事は人と一緒に何かを作って行く仕事です。たくさんの人が自分の思い通りに動いてくれたらとても気持ちが良いかもしれませんが、本当にそれで良い商品が作れるのか……と考えたものです。良い商品ってなんだろう…そう考えたときに、自分のパートナーや友人が喜んでくれる顔が浮かんできました。「これは良いモノだよ」と私が言えば、喜んで使ってくれるかもしれませんが、本心からそう思って使って貰える商品を作りたい。そう考えれば、パートナーや友人、仕事仲間それぞれの想いを受け入れていかなければなりません。最初に言いましたが、コーチは向かうべき道を指し示す=指導する人ではなく、それぞれが持っている目的にたどり着くお手伝いをする存在。良き先生であり、良き相棒、友人になっていくべき。仕事仲間だけではなく、パートナーの相棒、友人にもなっていく必要があるのです。そして、仲間やパートナーも私のコーチになってもらう。次回からは、テーマを決めて具体的に生活の中で起きたことにどう対応すればいいのかをお話ししていきますね。ライター:伊藤 邦彦
2016年08月31日お盆休みは帰省!結婚して年数が浅いとまだ相手の実家へいったときにドキドキしませんか? また「相手の実家に帰るのが楽しみ!」というかたも、「自分の家に帰るのはイヤ」というかた、それぞれいろんな思いの「帰省」がありますよね。ゲンナイ製薬株式会社が行った調査結果によると、「実家への帰省」に対し男女で意識の差が出ていることがわかります。女性は「夫の実家より自分の実家」の帰省が楽しみ?まず、男性と女性で「配偶者の実家に帰省する」ことについて、女性のほうが「気が重い」と回答。男性は「楽しみ」「どちらかといえば楽しみ」の合計…55.4%「気が重い」・「どちらかといえば気が重い」の合計…44.6%と半分半分だった結果が、女性は「楽しみ」「どちらかといえば楽しみ」の合計…39.1%「気が重い」・「どちらかといえば気が重い」の合計…60.9%と、明らかに「気が重い」結果に!逆に「自分の実家への帰省」に関しては、女性は「楽しみ(どちらかといえば楽しみ)」の合計が83.5%!奥様たち、いろいろストレスを抱えていそう…。行く前や行った後に夫婦でしっかりコミュニケーションを取ったほうがいいかもしれませんね。実家ならではの楽しみと悩みいろいろな意見がありますが、その理由はどういったものがあるのでしょうか。自分の実家への帰省が「楽しみ」と答えた理由リラックスできる(20代/女性)兄弟が揃う(20代/男性)友人と再会できる(20代/女性)普段会えない人に会える、地元ならではの楽しみが挙がりました。配偶者の実家への帰省が「楽しみ」と答えた理由沖縄だから、旅行も兼ねて(20代/女性)飯がうまい(40代/男性)遠方やそれまで縁がなかった土地が「配偶者の実家」だと、旅行気分も味わえるようです。逆に、「気が重い」理由。自分の実家への帰省が「気が重い」と答えた理由家族が不仲(40代/男性)妻が嫌っている(20代/男性)子どもが会いたがらない(40代/男性)夫と父親の仲が良くない(30代/女性)自分が実家との関係がよくないと言うひともいますが、配偶者と実家の関係が良くないという声も。これは次の結果を受けているからこそと言えます。配偶者の実家への帰省が「気が重い」と答えた理由気を使う(30代/男性)義理姉と不仲(30代/女性)会話が続かない(30代/男性)義理の家族との距離感、コミュニケーションが関係していますね。パートナーや家族の不満を理解しているからこその、自分の実家への帰省が「気が重い」という結果に見えます。これがなければ帰省はもっと楽しい??帰省には、男女それぞれいろんな「プレッシャー」がというある結果も出ています。まず「子どもはまだか」と聞かれるプレッシャー。このプレッシャーを受けるのは子どもがいない夫婦だけかと思いきや、子どもがいても「2人目、3人目は」と言われると回答もしづらいものです。独身のころの「結婚はまだか」攻撃が終わったと思えば、次から次へとこんなプレッシャーがあるなんて…。また帰省先で「配偶者にムッとしたことがある」というひとにその理由を聞くと、男性は「(妻が)知らない話題で自分たちだけが盛り上がる」「自分の実家をばかにする・悪口を言われる」、女性は「(夫が)帰省中ずっとゴロゴロしている」「先に寝てしまう」が多い結果に。男性はプライドに関すること、女性は存在をないがしろにされることに怒りを覚える結果に。くつろぎすぎや、冗談でも相手を軽く見るような発言はNGのようです。ほか、男性は「アルコールに誘われる」こと、女性は「家事や手伝い」がプレッシャーだと挙げています。お酒を飲むための準備や用意を女性は手伝い、男性は「まぁ一杯」と誘われる…。これは夫・妻からフォローがほしいところです。みなさんの「帰省」は楽しみなものですか?気が重いものですか?そして、パートナーはどんな反応でしたか? せっかくの休みに行くのですから、ストレスはお互い減らしたいもの。特に自分の実家に帰ったときは、くつろぎすぎずにパートナーへのちょっとした気遣いを忘れないことが重要です。※調査結果:ゲンナイ製薬会社「帰省時に夫婦が感じるプレッシャーに関する調査」ライター:三谷 アイ
2016年08月31日しょっちゅう教科書、コンパスやものさし、体操服を忘れて借りている…そんなお友だちに覚えはありませんか?こんなふうに「いつも何かを忘れている子」って、どこのクラスにも1人はいますよね!?お恥ずかしい話ですが、筆者はそんな「忘れもの女王」でした。小学校6年間で忘れものをしなかった日はたった1日もありません。これは過言ではなく、毎日提出する○○ドリルは登校してから必死で済ませていました。端から見ればただの不真面目な生徒だったと思いますが、本人はいたって真面目。宿題をさぼりたいだとかは1ミリも考えていないのです。今回はわたしのような究極ウッカリさんが、前向きに子育てをするうえで気をつけていることを書かせていただきます。生活に支障があるほどの「ウッカリ」冒頭に挙げたのが一例ですが、世の中には生活に支障をきたすほどの「ウッカリ」体質人間が存在します。最近では「度を超えたウッカリさん」を「発達障害」と診断するケースが多くなりました。発達障害ということばが流行しだしてから、さまざまなところで率直な意見を耳にするようになりました。「誰でもそう」「甘えだ」「努力が足りない」という否定的な意見もあれば、「脳の欠陥なのだと理解してほしい」「できないことを無理に頑張る必要はない」という肯定的な意見もあります。わたしはハッキリと、どの意見が正しいか言い切れません。人によると思うからです。頑張ってもできないことを「努力不足」だと思うことでモチベーションを上げられる人もいるでしょう。その逆に「できないことは頑張らない」と言い切ったほうが前向きに生きていける人もいます。周りの環境や日々背負う責任、本人の精神力によっても変わると思います。子育ては「提出物」と「期限」がつきもの妊娠が発覚してからというもの、日々は「提出物」と「期限」のオンパレードです。妊娠○週までに受けなければならない検査、出さなければならない書類、決めなければならないこと。学校に持っていくもののように、誰かに借りることはできません。生まれたらすぐに予防摂取が始まります。1ヵ月検診、3ヵ月検診、1歳検診…。何を隠そう、わたしは子どもの3歳児検診を忘れていましたが、普段からウッカリしているわたしを心配した保育園の先生が教えてくれてセーフでした。子どもを産む前は、自分の「ウッカリ」が自分だけの問題でした。仕事に関する「ウッカリ」はポストイットを書いたりアラートを出したり、「ウッカリ」が起きたときに対処できるスケジュールを組んだり…と、これまでのノウハウでなんとか対応できます(とはいえ、それでも「ウッカリ」はありますが…)。ですが子育てはノウハウがありません。仕事で培ってきたノウハウがそのまま流用できるかといえば…そこをスムーズにできるほど器用なら「ウッカリ」にはならないわけで…自信のないことは周りに相談すべしわたしはできる限り、自分が覚えていなければならないことを周りに分散させました。そのためには声を大にして「わたしは究極のウッカリ人間です」と表明する必要がありました。最初は抵抗がありましたが、背に腹は代えられません。もしわたしが「ウッカリだから助けてください」と言うことを、「みずから頑張ることを放棄している」と批判する人がいたら…潔く諦めます。その批判は間違っていません。たしかにわたしは努力を放棄しています。ですが、仕事と育児は違います。仕事に失敗しても命はとられません。でも育児に失敗したら…最悪の場合は我が子の命を奪うことになります。「周りに迷惑をかけない努力」をするならば、「育児に協力してくれる人を大勢集める努力」をするほうが前向きだと思いました。隠さないで味方をつくるとはいえ、何もせずに周りを頼るのは違います。基本的には母親である自分が、誰よりも我が子のことを考え行動すべきです。じゃあどの程度周りに頼るのか…わたしの場合は、日頃から自分の「ウッカリ」を隠さないようにしています。普段の会話で開けっぴろげに「ウッカリエピソード」を伝えます。重く伝えるのではなく、明るく面白く話します。そうした小さなカミングアウトを続けていると、いつの間にか味方が増えていきます。「あのママはきっと忘れているにちがいない」と心配してくれた保育園のママ友から、「明日はお弁当の日だよ」とLINEがくることもあります。「ウッカリ」として進むコツウッカリ人生を生きていると、日々落ち込むことの連続です。努力不足だと反省を重ねることもあれば、失敗をあえて忘れて前進しようとすることもあります。それはそのときどきの状況によって変わりますが、ひとつだけ変わらないコツがあります。それは、自分が「ウッカリ」だと思って行動すること。ペンギンが「自分は鷹だ」と思い込んでいたら、飛び立つ練習ばかりして一生を終えてしまうでしょう。ペンギンは「自分はペンギンだ」と自覚できてこそ、行きたい場所へ一歩進めるのだと思います。もちろん、その道中で「努力が足りない」と反省したり、反対に「できないことは気にしない」と開き直ったり、白黒つけられないこともあるでしょう。ですが、自覚して進もうとする姿勢が大事なのだと思います。ライター:金延さえ
2016年08月31日「ジムに通っているのになかなか痩せない」と言った声をよく聞きます。「さあ、ダイエットしよう」とジムに通うのは大きな一歩だと思うのですが、ただジムに通うだけではなかなか今までと違った結果(ダイエット成功)を得られることにはなりません。今回はダイエットを成功する上で私が考えるもっとも重要な考えかたをお伝えいたします。「太らないクラブ選びのコツ」バックナンバー第1回:こんなクラブはNG! フィットネスクラブ選びを失敗しないための3つのポイント第2回:フィットネスクラブを継続するための3つのテクニック第3回:あなたに一番合うジムは?ジムには3つの種類がある第4回:フィットネスクラブ・ジムに通うために必要な会費や道具とは?時間の割合を考えてみるジムで結果を出すために、私が一番大事だと考えるのは「時間」です。時間はお金持ちだろうがそうでなかろうが、大人だろうが子どもだろうが、どんな人にも平等に与えられています。1日は24時間です。1週間では24×7=168時間。この時間をどう活用するかを軸にして考えてみましょう。「ジムにいる時間」よりも「ジムにいない時間」の方が大事「ジムに通おう」と決めたあとには、望む結果(マイナス〇kg)に対してどれだけの時間を費やせるかが重要になってきます。その中でも大事なことは「ジムにいる時間」ではなく「ジムにいない時間」。例えばジムに週3回2時間通ったとすると、1週間の合計時間は3(回)×2(時間)=6時間です。先ほど説明した通り、1週間は168時間ですのでこの6時間は約3%にしか満たない数字です。この3%の時間でいかにすばらしいトレーニングをしたところで、残りの97%の時間の過ごしかたのほうがよっぽど大きく影響するのです。望む「結果」を得るために「行動」を変える「ジムにいない時間(97%)」の時間の使いかたが次のような状態だと、ジムでどれだけハードなトレーニングをしたとしても努力が水の泡になりかねません。・暴飲暴食・座りっぱなしで動かない・移動も楽な手段(車やバイク、エレベーター、エスカレーターなど)しか使わない「ジムにいる時間(3%)」はダイエットのためのスイッチをONにするきっかけに過ぎません。大切なのは、「ジムにいない時間(97%)」、162時間をどう変えていくかです。「どうやって変えたらいいの?」と思ったかたは、ぜひジムのトレーナーをうまく活用してみてください。スポーツジムのトレーナーやパーソナルトレーニングジムのトレーナーは、「ジムにいる時間」や「ジムにいない時間」をどうやって「望む結果」のために活用するかを知っているプロですので、トレーナーをうまく活用しサポートしてもらうことが、ジムのもっとも有効な活用法だと思います。これらは私のジムに体験として初めてお越し頂いた際に必ずお伝えする大事な内容です。「ジムに通っているのになかなか痩せない」という悩みでお困りの方の一助となれれば幸いです。「太らないクラブ選びのコツ」バックナンバー第1回:こんなクラブはNG! フィットネスクラブ選びを失敗しないための3つのポイント第2回:フィットネスクラブを継続するための3つのテクニック第3回:あなたに一番合うジムは?ジムには3つの種類がある第4回:フィットネスクラブ・ジムに通うために必要な会費や道具とは?ライター:二見正志
2016年08月31日2人目の妊娠中や産後、「上の子が可愛くない」と思うことがありませんか? 他人には相談しにくいし、「ママだから2人とも平等に可愛がらないと」と自分を責めてしまう…しかし実は「上の子が可愛くない」と思うのはよくあることです。そう感じる原因はどこにあるのか、知っているだけで気持ちも変わるでしょう。今回は3つほど原因をご紹介します。1. 生物学的要素本能的なもの本能的に母親は「1番小さな赤ちゃんを守ろう」と本能が働くもの。そうでなければ何もできない赤ちゃんを守ることができませんよね。我が子が何人いても、本能的に生まれたての下の子を1番可愛く思うことは、ごく普通のことなのです。産後の攻撃性の波及産後、ホルモンバランスの関係で女性が攻撃的になるのはご存知でしょうか?第一子の産後、夫や義母にやたらイライラしてしまうのはよくあること。これが第二子以降になると、上の子にも波及しやすいのです。上の子もママに構ってほしくて赤ちゃん返りをしたり、わざと下の子をいじめたり。その姿を見ているとママは余計イライラしやすくなります。2. 「兄・姉らしさ」の押し付け私自身、上の子を可愛く思えなくて悩んだのが下の子の妊娠中でした。「お兄ちゃんになるんだからこれくらいできるようになってよ」と、無意識に上の子にお兄ちゃんを求めていたのが原因です。しかし上の子からすれば、好きで上に生まれたわけではありません。偶然最初に生まれただけなのに急に兄姉らしさを求められたり、急激な成長を求められては戸惑ってしまいます。基本的にきょうだいというものは、ママからの愛情を奪い合う競争相手。上の子が「本物の兄・姉」になるには、長い年月が必要です。ケンカをしつつも時に一緒に遊んだり、可愛く思ったり。本物の兄弟になる日まで、期待の押し付けはやめましょう。3. 疲れ×上の子のワガママ×孤育て新生児のお世話で睡眠不足&疲れていて心身ともに余裕がないのに、上の子はワガママを言うし、対応できるのは自分1人しかいない…この状況でイライラしない人はいないでしょう。2人目の産後は、里帰り期間を長くする、夫に頼る、ファミサポを頼むなど他人の協力が必要不可欠。またテレビやお惣菜など外部サービスも積極的に活用しましょう。イライラ解消の近道は「上の子との時間を増やす」こと上の子へのイライラは本能的に仕方ない部分もありますが、ママとしては2人とも可愛がりたいものですよね。少しでも解消する近道として、上の子との時間を増やすようにしましょう。ママとの時間が増えれば、上の子の「自分のことも構ってほしい」という気持ちからくるイヤイヤやワガママも多少は改善します。ママも幼い表情を見せる上の子を見て「この子もまだまだ小さかったのよね」と思い出し、「お兄(姉)ちゃんなんだから」という理想を押し付けてしまっていたことに気づくでしょう。意識的に上の子と2人の時間を作るようにしてみてくださいね。ライター:宮野 茉莉子
2016年08月31日先日母と電話で話していて、ひとつ気づいたことがありました。母は「身近な人には厳しく、そうでない人には優しいほうが良い」。僕は「身近な人には優しく、そうでない人には厳しくても良い」。まったく逆の考えですが、よくよく話すと実は同じ考えかたをしていることに気づきました。みなさんは身近な人には優しいですか?それとも厳しいですか?そう聞かれても自分のことなんてわからないですよね。僕も自分のことはわからなかったのですが、母がなんとなく「身近な人には厳しく。そうでない人には優しく」と話していて「僕とは違う」と返しました。「僕は身近な人には優しくしたいし、そうでない人には厳しくても構わないって思うけど」「そう? 関係ない人とは当たり障りないほうがいいじゃない。今後付き合わないんだから」「当たり障りあってもいいじゃない、そのあと付き合わないんだから」「身近な人はずっと付き合っていくから厳しく(優しく)、そうじゃない人はどうでもいいから優しいほうがいい(厳しくても構わない)」。真逆のように見えて、対応は違うけど実は考えかたは同じなのかもしれない。不思議だなーと思いながら、そのまま話していてひとつ大きな違いに気づきました。母は身近な人をライバルと捉えている。僕は身近な人を仲間だと捉えている。「これは世代もあるかもしれないね」母は団塊世代で四人姉弟の次女、おかずひとつでも厳しい競争を勝ち抜いて来ていますが、僕は子どもの頃はバブル。一人っ子だったので、誰かと競争した記憶があまりない。ゲームで言えば母は“対戦”モードを好み、僕は”協力”モードを好む。母はお互い衝突しながらも高め合っていくのが楽しい。僕はお互いフォローしながらクリアしていくのが楽しい。相反する性格なので喧嘩もよくしましたが、30代も半ばになってきて「母がそういうタイプだったから良かったのかも」とも思います。もし母が身近な僕をライバルと思ってくれなければ、のんびりしていて悪い人に騙されやすかったかもしれない。結局、「これはどっちが良い悪いはないね」と。実は別の話でも似たようなことがありました。僕はとても子どもが大好きなんですが、「自分は子どもが嫌いです」と話すかたがいたのでいろいろお話しを聞いてみました。結果、考えていたことは一緒。僕は子どもにも個性や考えがあるから対等に接する。嫌いですと仰っていたかたもまったく同じで「対等に接しているからこそ」と話してくれたものです。これも「どっちが良い悪いはないですね」と。実は考えていることは同じだけど捉えかたが違うのかもしれない。そして、意外と長い目で見れば良い結果に向かっているかもしれない。そう思ってもやっぱり、僕は自分と同じ「身近な人に優しい人がいいなぁ」と思ってしまいます。でも、いまの自分や以前ある記事にあったSM論を思い出すと「身近な人に厳しい人もいいなぁ」と思うトコロも。「Sの人は厳しく接する自分を受け入れてもらいたい。Mの人はそんな人を受け入れてあげたい」SがいるからMもいる。補い合えれば、自分とタイプが違う人もいいのかもしれません。経験上、タイプが違えば喧嘩になることも多くなりますが、お互い「身近な人」と考えているからこそ起きる「良い喧嘩」だと思います。ライター:山川 譲
2016年08月29日