ジャズギタリストの渡辺香津美(70)が脳幹出血で緊急入院した。所属事務所のヒルトップスタジオが31日、ホームページで発表した。同事務所は「渡辺香津美に関してのご報告」とし、「渡辺香津美は2024年2月27日軽井沢の自宅にて倒れ、緊急入院いたしました」と報告した。「精査の結果、意識障害を伴う脳幹出血と診断され、医師の診断に基づき本年度予定されていたすべてのアーティスト活動を中止し、治療に専念いたします」とし、「ご家族は献身的な介護を続けており、静かな環境で皆さまに見守っていただくことが本人の1日も早い復帰へつながるとの思いでおります。また現在もご家族のみ面会可能な状況から、取材等はお受けいたしません」と状況を説明。「プライバシーにご配慮いただき、渡辺香津美復帰の日をお待ちいただけることを願っております」と伝えた。また「ファンの皆さま、関係者の皆さまにはご心配をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます」とつづった。状況に進展があり次第、同ホームページで発表される。
2024年04月01日「生理がきた」と思い、いつものように過ごしていたものの、一向に減らない血の量。1週間以上も大量の出血が続き病院を受診したところ、本当は生理ではなく……。本作は、著者である岡田ももえさんのお母さんの実体験を描いた作品です。 「ホルモンバランスが乱れたことによる…」貧血でフラフラになりながら病院を受診したところ、医師から「これは生理ではない」「何で早く来なかったの」「死んでしまうよ」と言われた岡田ももえさんの母(51歳)。検査のため大きな病院の紹介状をもらい、薬を処方されたことで異常な出血は正常に戻ったのですが……。 大きな病院を受診した岡田ももえさんの母は、医師から「閉経前のホルモンバランスが乱れたことによる不正出血」だろうと言われます。そして、薬が効いたことで不正出血は止まったそう。 ただ、検査結果によっては子宮体がんや子宮頸がんの可能性もあるとの話を聞き、不安な気持ちになりながら検査結果を聞きに行くのでした。 岡田ももえさんの母の場合、生理と不正出血を見抜けず受診が遅れたのは、「元から生理が重く、出血が多かった」「最初は生理のときと同じような血の出方だった」ことが原因とのこと。血の量が多い場合は病気が隠れている場合もあります。「もともとそうだったから」と思わず、生理についておかしいかも?と感じることがあれば、受診して医師に相談してみてください。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 岡田ももえさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 岡田ももえ
2024年03月31日チョコレート嚢胞(のうほう)の手術をしてからの数カ月の間、私は不正出血に悩まされていました。生理を止め、卵巣の働きをおさえる薬を飲んでいましたが、その薬の副作用でだらだらと出血が続いていたのです。何日もナプキンをつけていなければいけない不快感、いつまで出血が続くのかわからないという不安がとても大きく、憂うつな気持ちでいました。そんなとき、帰省の際に義母から言われた言葉が、今でも忘れられません。 憂うつな義実家への帰省わが家では、春休みや夏休みなど、まとまった休みの日には義実家に帰省します。実家周辺は、たくさんの温泉がある場所で、帰省の際はみんなで温泉に行くことが恒例となっていて、私も温泉に入るのがいつも楽しみでした。しかし、このときの帰省は憂うつな気持ちで……。 というのも、私はこのときチョコレート嚢胞の手術をしてから数カ月経ったころで、服用中の薬の副作用で不正出血が長く続いていたからです。出血は生理3日目くらいの量で、トイレに行くたびにナプキンを替えないといけません。そのため温泉に入ることはできなかったのです。 ショックだった義母からの言葉義母には事前に夫から、術後の不正出血が続いていること、温泉は入れないことなどを伝えておいてもらいました。しかし、どこまで理解してもらえているかわからなかったため、義実家に着いて改めて私から義母に事情を説明。すると、義母からはこんな言葉が返ってきました。 「私はパンツを汚したことなんて1回もないし、わからないわぁ。おりものだってないのよ」。 私は義母からの言葉にあ然。自分の意思で下着を汚しているのではなく術後の薬の影響で不正出血が続いているのです。そのことをちゃんとわかってもらえなかったことと、「私の体調を気づかってくれるわけではないんだ」という悲しみが広がってきて……。私としてはとてもショックを受けてしまいました。 義母は悪気があって言ったわけではないとは思うものの、術後で心身ともにつらかった私にはとても堪え、心をえぐる言葉となりました。義母からのこの言葉は、今でもずっと覚えていて、いまだにモヤッとした気持ちが残る出来事となってしまいました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/新谷けご作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年03月25日生理期間以外に、性器の出血を経験したことはありますか。実はこれ、身体からの大切なサインの場合も……。身体のサインを見逃さないために、知識を深めましょう!監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。問題です!解説!不正出血は生理周期外に起こる出血であり、予期せぬものとなるでしょう。出血量や期間は個人差があり、軽いものから重いものまでさまざまです。原因もさまざまで、ホルモンバランスの乱れや子宮内膜の異常、ストレスや環境の変化などが関与します。排卵期の出血かどうかをチェックしよう排卵期に出血があった場合、中間期出血と呼ばれる出血の場合も。これは卵胞ホルモンの分泌が一時的に低下するために起こるものであり、病気ではありません。排卵期は、日頃から基礎体温を測ることで把握することができます。自分の身体の状態を把握するためにも測定することをおすすめします。病気のことも!一方で、病気が不正出血の原因となっているケースもあります。具体的には、ホルモン異常、子宮筋腫、子宮内膜症、ポリープなどがあります。稀に子宮や卵巣のがんなどもあります。出血が続く場合や、排卵期以外で出血があった場合は、産婦人科を受診しましょう。日頃から体のサインを観察し、異常を感じた場合には適切な対応を!ライター草案助産師:MellowingCokeめい※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一(MOREDOOR編集部/イラスト:ちり)
2024年03月14日ある日の仕事中、娘の小学校から私のスマホに連絡が入りました。お昼休みに友だちと遊んでいるときにぶつかって、歯茎から出血しているとのこと。私は会社を早退して、急いで娘が受診している歯医者に向かいました。そこで、まさかの事実が発覚したのです。 歯茎から出血…娘の歯はどうなる!? ある平日のお昼過ぎ、私が仕事をしている最中に小学校から連絡が入りました。お昼休み中に娘と友だちが衝突し、娘の歯茎から出血しているたので今から歯医者へ連れて行くという内容でした。 私は仕事を早退して歯医者に急ぎます。到着すると、娘が痛がっている様子はありません。歯科医からは、経過観察が必要とのことでした。その日は、ひとまず帰宅することに。 1カ月後、経過観察のため娘と歯医者へ行きました。しばらくして私も診察室へ呼ばれたので、何か異常があったのではないかとドキドキしていると、歯科医から告げられたのは「虫歯が3本あります」という予想外の診断結果! その後、娘はぶつけた歯の経過観察と3本の虫歯治療で半年ほど歯医者へ通うことに。 娘が歯茎から出血していると学校から連絡が来たときは血の気が引く思いでしたが、この出来事をきっかけに虫歯の早期発見と治療ができました。そして娘は、この痛い経験から遊ぶときも周りに注意して遊ぶようになり、歯磨きもより一層入念にしてくれるように。今では、良い習慣ができたことに安堵しています。 作画/yacco著者:つちやさとみ
2024年01月05日これは私の友人が、不正出血を放置して思いがけない病気につながった話です。友人は元々子宮内膜症を患っており生理痛がひどく、不正出血もしばしば起きていたそう。今年の夏、少し不正出血が長引いたときも「いつもの症状かな」と病院へ行かず「そのうち治まるでしょう」と放置してしまったそう。しかし、いつもとは違う症状が彼女を襲う事態になったのです……。生理痛がひどい友人私は三姉妹の母です。長女が幼稚園に通っているころ、幼稚園が終わってから長女は公園でお友だちとよく遊んでいました。ある日、いつものように子どもたちを遊ばせながらママ友と話していた最中「痛たたた……」と、ママ友の1人が急におなかを押さえ痛そうに腰を丸めたのです。とてもつらそうな姿に驚き「大丈夫?」と聞くと「急にごめんね、最近生理痛が重くて、痛くてね」と言う彼女の顔色は青く、本当につらそうでした。聞けば子宮内膜症を患っているとのこと。本来は子宮内部にできるはずの子宮内膜組織が、異常な場所で作られてしまう病気で、彼女の場合は生理痛がとても重く、生理の期間はいつも陣痛並みに痛むそうです。そして「怖いから婦人科に定期的に行って、異常がないか診てもらってるけど、痛いものは痛くて」と話してくれました。この日は公園遊びを切り上げて、少し早く解散する流れに。彼女は少し休めば大丈夫と言っていましたが、明らかに早く休んだほうがよさそうな顔色です。「また遊ぼうね~」と手を振り合う子どもたちと一緒に私は「お大事にね」と手を振りながら、内心とても心配でした。「いつものことだから心配しないで」と言いながら、彼女は青い顔のまま帰っていきました。不正出血が続いていたけど中々病院へ行けない日々しばらくして幼稚園児たちは夏休みに。その友人も日中子どもを遊ばせたり、家業の手伝いをしたりと、忙しく過ごしていたと言っていました。そして夏休みの間中ずっと、生理ではない期間もだらだらと少量の不正出血が続いていたそうなのです。生理のように重い出血が続くのではなく、1日に1度、ほんの少しパンティライナーにシミができるくらいだったため、病院へ行くのをためらっていたそう。子宮内膜症の影響での不正出血はこれまでも経験があり、そのときはしばらくしたら治まったため、今回も「そのうち治るでしょう」とあまり気にしていなかったそうです。何より夏休み中で子どもたちの昼食作り、遊び相手に片づけとすることが多く、とても自分が病院に行って診察してもらおうとは思えなかった、と言っていました。しかし、夏休み残り2週間を過ぎたころ、彼女は急に腹部の激痛に襲われました。生理痛がいつも重いとはいえ、それより数倍ひどい痛みで、体勢を変えても温めても鎮痛薬を飲んでも痛みが治まらなかったそう。冷や汗が額に浮かび、息をする間も痛くてたまらなかった彼女は「もしかして盲腸?」と考え、自分で救急車を呼びました。「盲腸じゃない?」医師から告げられた病名は救急車で病院へ運ばれた友人。問診を受け、夏休みの間の不正出血や子宮内膜症の持病について伝え、超音波検査を受けました。すると判明した病気は彼女が予想していた盲腸ではありませんでした。なんと、卵巣内にできたチョコレート嚢胞(のうほう)が破裂していた、とわかったのです。チョコレート嚢胞とは子宮内膜症が卵巣内にでき、古くなった血液が固まって変色したできものを指すそうです。友人は緊急で手術を受け、このチョコレート嚢胞を摘出しました。子宮内膜症がまさか、緊急手術が必要な病気につながるなんて考えたこともなかったと彼女は後で振り返っていました。生理痛が重くなったり不妊になりやすかったりと、子宮内膜症にかかっていてもいくつかの症状を知っているだけだった自分を恥じたそうです。無事に手術は終了し、経過を見ながら1週間入院して、夏休みが終わる前に退院できました。「普段なら不調があればすぐ病院へ行くのに、夏休み中だからとか、以前同じ症状があったときはすぐ治ったからと言い訳しながら1カ月も放置してしまったことが今回の手術につながったのかも」と友人は言っていました。突然の入院に家族も驚いたらしいのですが、両親や夫が休みを取って子どもの世話や入院の荷物のやりとりを担当してくれたおかげで、夏休み中の入院をなんとか乗り切れたとのこと。友人の2人の子どもたちも初めは泣いていたけど、お医者さんに治してもらえると話すときちんと聞き分けて我慢してくれたようです。夏の旅行も急に日程変更したそうですが、大事に至らなくて本当によかったと話していました。まとめ普段なら見逃さない症状でも「このくらいならよくあるし」と自分に言い聞かせて放置してしまったため、友人は緊急手術を受ける羽目に。病院は混んでいるし、子どもたちを預けてまで……と行かない理由を思いついても、この手術以降、彼女は異変があったらきちんと病院へ行くようにしていると話していました。また、元々患っていた子宮内膜症について、何に気を付けるべきか、どのような病変があるのかなど、自分の病気についての知識が足らなかったかもとも。以前にあった症状でも同じようなものと決めつけず、症状のあるときはきちんと受診するのが大切なんだと教えてくれた体験談でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/sawawa著者/田川 ゆうこ(36歳)体形の悩みは出産がきっかけなのか自分がきっかけなのか……悩む三姉妹の母ライター。今年こそダイエットを卒業したいです。
2023年12月27日歌手の小柳ルミ子が23日に自身のアメブロを更新。転倒し顔面を強打してしまい出血が止まらなかった日の出来事を明かした。この日、小柳は「一昨日2次会のバーを出て駐車場に行き料金を支払おうと…」と切り出し「その時…ガーン!!」「ともの凄い爆音がした」と回想。「『何事!?』と思ったら何と!!自分が倒れた爆音だった」と明かし「駐車場が真っ暗で車止めが見えずそれにつまづき右顔面から地面に叩きつけられた」と転倒した際の状況を説明した。続けて「とっさに手で防御すれば良いものを私の手は大事なバーキンを守っていた」と述べ「顎と唇右頬」「強打し血が止まりませんでした」と出血した自身の写真を公開し「取り敢えずマスクで血が落ちない様に応急処置」をしたことを報告。「家に湿布薬はなく保冷剤でアイシングし遅い時間にやっと止血しました」と説明し「人一倍注意深い私が久し振りに怪我右手が使えず不自由」とつづった。また「顔も手も腫れてますが大丈夫です心配しないで下さいね」と述べ「ひびは入ってるかも知れないけど骨折はしてない様ですし日薬ですから大丈夫だと思います」とコメント。最後に「飲んで酔っ払うでしょうこの時期皆さん気を付けて下さいね」と呼びかけ、ブログを締めくくった。
2023年12月23日生理予定日でもないのに、突然出血があると驚いてしまいますよね。ときには、婦人科系の疾患が隠れていることもあります。今回は、不正出血とその原因を探る勇気を持った一人の女性の経験を、彼女の言葉を借りてお伝えします。監修:森女性クリニック院長、森久仁子産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。規則性のない不正出血が……18歳の頃、生理予定日ではないにも関わらず、少量の出血がありました。当時は生理不順だったので「予想外に生理が始まったのかな?」程度にしか考えていませんでした。しかし、1週間以上出血が続いたので、母に相談し、病院で受診。結果は、ホルモンバランスが整っていないことが原因の不正出血だろうとのことでした。そのときの心情は?原因がわかるまで、とても不安で怖かったです。この体験で思うことは?男性、女性それぞれのホルモンバランスとその影響についてお互いに知ること、年齢に合った内容で、体の仕組みや妊娠の仕組み、避妊や自己防衛について学べることを期待します。(33歳/主婦)不正出血の原因は……不正出血は、生理以外の女性器からの出血のこと。その原因は、女性ホルモンの乱れのほかに、性病などの炎症や、卵巣腫瘍や子宮頸がんなどの婦人科系疾患、妊娠時の着床などが原因として考えられます。不正出血は、適切な医療機関で相談をすることが、何よりも重要です。他にもなにか気になる症状があったら、早めに婦人科へ相談してみてくださいね。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。※監修:森女性クリニック院長、森久仁子(MOREDOOR編集部)
2023年12月04日久しぶりの性行為は、緊張から痛みを感じやすくなってしまうことがあります。中には、痛みだけでなく、出血を伴ってしまうという方もいます。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Bさんの場合……久しぶりに彼氏の家に遊びに行ったとき、夜になり雰囲気が盛り上がって性行為をすることに。生理が被っていたのと、外にご飯を食べにいくことが多かったので、久しぶりの性行為でした。そのため痛みを感じてしまいました。少し時間が経つと感覚が変わるのだなと思いました。どのようにして症状を改善しましたか?彼に状況を細かく伝え、その日は激しくせず優しくしてくれるようお願いしました。そのため、少し出血はありましたが、後日痛みが残るようなことはありませんでした。その後は定期的に会って仲良くしようという話になって落ち着いたのを覚えています。世の女性陣へ伝えたいことは?素直に気持ちを伝えることが大事だと思います。(31歳/専業主婦)違和感を覚えたときは専門家へ久しぶりの性行為で、痛みや出血があったというBさん。性交痛の原因は人によって異なりますが、主にうるおい不足、身体的特徴や体質、膣の炎症が原因となっている可能性が高く、また子宮内膜症や子宮筋腫といった婦人科系疾患が要因の場合もあります。心や体の違和感、痛みは早めのケアと、何よりパートナーの理解が大切です。皆さんも、不安や違和感を覚えたときは、まずパートナーに言葉で伝えること、そして婦人科での受診を考えてみてくださいね。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一(MOREDOOR編集部)
2023年12月02日「不正出血」の経験はありますか?生理でもないのに出血があるとびっくりしてしまいますよね、中には婦人科疾患が隠れているケースもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Kさんの場合……現在、40代のシングルマザーで、子どもが3人います。20代の頃、3人目を産んだ後、膣の出入り口辺りから少量の不正出血がありました。当時出産も兼ねて通っていた婦人科で診てもらったところ、「異常はないので、様子見でいい」と言われました。とくに目立つ症状もなかったので、気にしていませんでした。それから20年経ち、子育てが落ち着いてきたので、友人の紹介で知り合った男性とお付き合いすることに。その方に「膣の不正出血が気になるから病院に行こう」と言われました。正直めんどくさいと思い、適当に誤魔化していたのですが、「一緒に行くから!」と何度も言われたので、渋々行くことに。子宮がんの検査をし、結果は子宮頸部高度異形成と言われました。症状としては、彼と付き合う前から下着に着くか着かないかの少量の出血がありました。当時、たまたま低用量ピルを使用する機会があり、使っていたところ出血がなくなったため、余計に大したことはないと思ってしまっていました。それからもとくに大きい症状がなかったため、受診を促してくれた彼には本当に感謝しています。どんな治療を受けましたか?家の近くの個人産院で子宮がんの検査をした後、先生に「紹介状を書くので大きい病院に行って再検査して下さい」と言われ大きい病院で再検査しました。その結果、子宮の一部摘出か全摘出かと言われました。一部摘出でもよいけど、ごくまれに5〜10年後、再発という可能性もゼロではないと言われたので、全摘出を選びました。世の女性陣へ伝えたいことは?この病気は、まったく症状のない方もいるようなので、家族やパートナーのアドバイスや定期的な健診はとても大事だと思います。一部でごくまれに、再発や進行で苦しんでいる方もいらっしゃるみたいです。子宮頸部高度異形成は5〜10年ほどで進行する場合、子宮頚がんになることもあるそうです。痛みなどの症状がなかった上に、シングルマザーだったので、毎日育児と仕事でバタバタしていて気にもしていませんでした。自分には関係ないことだと思い込んでいましたが、定期的に検診に行くことは、大事だと思います。このエピソードに読者は『少しでも異変に気づいたら、お医者様に頼るといいと思えました。ですが、受診には勇気がいると思うので、Kさんに受診を促してくれる男性が現れてくれて本当に良かったと思います。お医者様以前に親身になってくれたり、信頼できる存在があることはとっても大切にも感じました。』『婦人疾患の話は男性はしづらいにも関わらず、彼氏が偉いなあと思いました。』『彼氏に感謝ですね。言いづらいですし、嫌がれるのがわかっていても言ってくれたのですから。』『もし自分の立場でも病院に行くことはないだろうと言うような症状から、子宮の摘出を指示されると言うことが本当に恐ろしいと感じました。彼の存在があって本当によかったと思います。』と実に様々な声が寄せられました。違和感を覚えたときは婦人科へ不正出血があったのは、子宮頸部高度異形成が原因だったKさん。忙しい毎日を送っていると、自分の身体のことは後回しにしてしまいがちですよね。皆さんも忙しい日々の中でも、身体に異変を感じたときは病院で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年11月15日日常の中で突如として現れる不正出血は、多くの女性にとって不安の種となります。不正出血は、時として身体からの警告信号かもしれません。今回は、不正出血とその原因を探る勇気を持った一人の女性の経験を、彼女の言葉を借りてお伝えします。監修:森女性クリニック院長、森久仁子産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。規則性のない不正出血が……「私は20代の中頃、結婚を機に妊活を始め、自分の体と向き合うため基礎体温を測り始めました。それまでは無頓着だった私の生理周期ですが、いざ記録を取ってみると、規則性のない出血があることに気づいたのです。痛みはなく、周期性も見られなかったため、大したことはないと思いがちでしたが、"一応念のため"と近くのレディースクリニックへ足を運びました。」初めてのレディースクリニック「クリニックを訪れるのはこれが初めてで、緊張と不安が入り交じった心境でした。診察の結果、私の不正出血の原因は、比較的大きな子宮筋腫が複数個あることと判明しました。医師からは、手術で筋腫を取り除く方法、妊娠への影響、さらには帝王切開の際に筋腫を一緒に取り除く選択肢について丁寧な説明を受けました。幸いなことに、その後私は自然に妊娠することができ、帝王切開で無事に赤ちゃんを出産し、同時に筋腫も取り除く手術を受けることができました。」この体験で思うことは?「レディースクリニックを受診すること自体初めてだったので、緊張と不安がありました。不正出血をはじめ、正しい情報に誰でも簡単に辿り着けるようにしてほしいです。中年になった今でさえわからないことが多いので、専門的に教育できる人に携わってほしいと思います。」(40歳/主婦)不正出血の原因は……不正出血は、生理以外の女性器からの出血のこと。その原因は、女性ホルモンの乱れのほかに、性病などの炎症や、卵巣腫瘍や子宮頸がんなどの婦人科系疾患、妊娠時の着床などが原因として考えられます。不正出血は、適切な医療機関で相談をすることが、何よりも重要です。他にもなにか気になる症状があったら、早めに婦人科へ相談してみてくださいね。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。※監修:森女性クリニック院長、森久仁子(MOREDOOR編集部)
2023年11月11日現代人に多い“今どき”アイダメージをピックアップ。その原因や対策を専門家に教えてもらいました。ここでは“近視”“白内障”“結膜炎”に注目します!【近視】ピントが合わず遠くがぼやける。狭い空間での仕事や作業アウトドア活動の減少モノを見る時、眼球の水晶体の厚さが調節され、ピントが網膜に合った時によく見えると感じる。近くのものを見る時はピントが合うが、遠くのものは合わずにぼやけて見えるのが近視。「本来透明な水晶体が、加齢に伴って濁って屈折率が変わることも、近視の進行に関係します。そのようにして衰える以外にも、狭い空間で作業したり、外出が少ないと若い人にもリスクがあるそう。近視が強いとメガネやコンタクトレンズを使うこととなり、使っていない人と比べると、ドライアイになるリスクは約5倍も増えます」(眼科医・綾木雅彦さん)近年、太陽の光に含まれるバイオレットライトが近視の進行を抑えられることがわかってきたそう。「コロナ禍で外出を控え太陽を浴びる機会が減ったことで、近視が増えたという報告が世界中から届いています」予防METHOD1【20‐20‐20法】遠くを見てガチガチの毛様体筋をほぐす!近くを見続けると目のピントを調節する筋肉の毛様体筋が緊張して張り詰めた状態に。やがて、近くにピントを合わせていたほうがラクになり、近視が進行してしまう。「その前に、毛様体筋の緊張を解消するのが“20‐20‐20法”。デスクワークで近くを20分見たら、20秒、20フィート(約6m)以上遠くを見ましょう。20分に1回が難しけば、1時間に1回でも大丈夫です」予防METHOD2【アウトドア活動】1日30分の日光浴で近視をストップ!近視抑制のカギを握るバイオレットライト。太陽光に含まれているので、積極的に外で浴びたい。「ティータイムやランチはテラス席を選ぶ、通勤などで歩く時間を増やすなど、1日30分は屋外で活動して、バイオレットライトを取り込むようにしましょう。曇っていても夕方でも太陽から降り注いでいますが、室内だと窓で遮られてしまうので、外に出ることがポイントです」【白内障】水晶体が濁り、視力の低下へ。運動量の低下紫外線を過剰に浴びる白内障とは、水晶体が白く濁り、視力が低下する病気。「水晶体はタンパク質の塊で、卵を加熱すると白身が白くなっていくように、水晶体も20歳を過ぎると透明の状態から濁っていきます。タンパク質を変性させる紫外線を、サングラスなどでカットしましょう。また最近、脳機能を高める分泌性タンパク質として注目されているBDNF(脳由来神経栄養因子)は、目の神経を保護する働きも。有酸素運動によって増えますので、軽い散歩程度でも、運動を習慣にしましょう」予防METHOD【節食】空腹を感じることが、目の健康にも良い!?白内障など、加齢が原因の目の病気は少なくない。「目のためにもアンチエイジングを。臓器が衰えるスピードを遅くするサーチュイン遺伝子は、空腹時に活性化されます。週1回のプチ断食や、腹七分目の食生活を心掛けましょう」予防ITEM美容面でも効果がある、注目成分をサプリで!ブドウなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロール。“ハリ・潤サポート”成分をサプリで摂取。レスベラトロール PRO 31粒(1日1粒目安)¥3,000(わかさ生活 TEL:0120・132・061)【結膜炎】細菌やウイルスが目の腫れや充血に。マスク生活による整容意識の低下コロナ禍後の接触増加白目の表面を覆っている結膜は、目に異物が入ってくるのを防ぐ役割があるが、目を開けている間は常に外にさらされており、ウイルスや細菌によって炎症しやすい。「ウイルス性結膜炎は、コロナ禍の外出自粛やマスク着用が緩和され、人と人の接触が戻った途端、驚異的に増えました。結膜炎を引き起こすアデノウイルスは感染力が強くあらゆる場所にいますので、細菌を触った手で目をこすれば自分がかかり、他の人と接触すれば感染が広がりますので、みなが清潔第一を心掛けることが大事です」予防METHOD【横洗顔】左右に指を動かしてまぶたのキワまで洗顔。ウイルスや汚れを目の中に入れないためには、まぶたのキワをよく洗うこと。「縦方向にこするだけでは、十分とはいえません。目を閉じてまぶたの上を人差し指と中指で左右に10往復。まぶたのキワの汚れもスッキリ落ちます」予防ITEM抗炎症成分など9つの有効成分で眼病予防。抗炎症成分、角膜保護成分、調節機能改善成分を配合した薬液でまるごと洗い、瞳を清潔に。第3類医薬品。アイボンメディカル 500ml¥1,430(小林製薬お客様相談室 TEL:0120・5884・01)綾木雅彦さん日本眼科学会専門医。おおたけ眼科院長。今年3月まで慶應義塾大学医学部眼科学教室の特任准教授を務めた。ブルーライト研究の第一人者としても知られ、目を守る啓蒙活動に力を入れる。著書に『視力防衛生活』(サンマーク出版)など。※『anan』2023年11月8日号より。イラスト・KOUME取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2023年11月04日初めての性行為では出血をする女性も少なくありません。しかし、出血するという知識がないと驚いてしまうかも。そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。23歳、会社員Pさんの場合……19歳で初めて性行為をしたとき、終わったあとに出血していたことに気づきとても驚きました。少し痛かったものの我慢できない痛みではなく、徐々に痛みを感じなくなったので、自分の体から血が出ていることが衝撃でした。そのときの心情は?不安でしたし衝撃的でした。大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?大人になるまでにほとんど何も教わらないので、大人でも動画などから間違った知識を得る人が少なくないと思います。今からでも正しい知識を発信することや、教えることが大切だと思います。正しい知識を……初めての性行為で、痛みや出血に驚いたというエピソード。初めての性交の後に少量の出血があった場合は、処女膜の損傷による出血である可能性が高く、比較的短時間で出血が止まります。(株式会社保健同人フロンティアより引用)大量の出血は膣壁を損傷している恐れがあります。また、少量の出血を繰り返す場合は婦人科系疾患が隠れている可能性も。違和感を覚えた場合は、早めに専門家へ相談しましょう。皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年10月29日不正出血の原因と種類生理でないのに性器から出血してしまうことをまとめて「不正出血」といいます。不正出血が起こるとおりものに鮮血や茶色い血液が混ざって出てくることがあるでしょう。不正出血はどうして起こるのでしょうか。ホルモンバランスの乱れ(機能性出血)不正出血の原因の中でも誰にでも起こりやすいのが、ホルモンバランスの乱れです。生理周期はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの働きによって保たれているため、両者のバランスが崩れてしまうと生理周期が乱れ、不正出血が起こりやすくなると考えられます。ホルモンバランスはストレスや生活習慣の影響を受けるため、ちょっとした身体の不調が原因でホルモンバランスが崩れて不正出血が起こってしまうかもしれません。こうしたホルモンバランスの乱れによる不正出血を「機能性出血」と呼びます。ピルを服用しているときにも体内の女性ホルモンの量が変化することで機能性出血が起こる可能性があるでしょう。子宮や腟の病気(器質性出血)子宮がんや腟の炎症といった婦人科系の病気が原因で不正出血が起こる場合があり、病気を原因とする不正出血のことを「器質性出血」と呼びます。不正出血以外にも痛みやおりものの変化など特徴的な症状がある病気が多いため、病気を早期に発見するためには、不正出血が起こったときにそのほかの症状も同時に確認するように心がけることが大切です。生理の中間に起こる「中間期出血」(排卵出血)生理が終わると卵巣の中で卵胞が育ち、生理と生理のおよそ中間にある「排卵期」には卵胞から卵子が飛び出します(排卵)。排卵期には女性ホルモンの分泌量が大きく変化するため、一時的に子宮内膜を保てなくなって出血してしまう場合や、小さく傷がついた卵巣からの出血が体外に出て不正出血となる可能性があります。この出血を「中間期出血(排卵出血)」と呼び、プロゲステロンの分泌量が増加することで自然と収まります。排卵日付近に少量の出血があり、鮮血や茶色い血液がおりものに混ざって出てきたとしても、しばらく様子を見て収まるようなら心配する必要はないでしょう。妊娠にかかわるもの(着床出血、おしるし、流産)不正出血の中には妊娠にかかわるものもあり、不正出血に気づくことで受精卵の着床や出産の兆候を知ることができる可能性があります。妊娠や出産の兆候となる不正出血には、着床時にできた子宮内膜の傷からの出血(着床出血)や、陣痛や破水の前に起こる「おしるし」と呼ばれる出血があります。これらの出血は病気ではないため落ち着いて様子を見るだけで十分ですが、妊娠中には流産・切迫流産といった妊娠トラブルの影響による出血が起こることも考えられます。大量に鮮血が出てくるときや出血がなかなか止まらず長引くとき、一般的に出血が起こらない時期の出血や、強い腹痛を伴うときには自分で解決しようとせずにすぐに婦人科を受診してくださいね。不正出血は腹痛や腰痛を伴う?不正出血が起こると、出血する以外にどのような症状があるのでしょうか。ホルモンバランスの乱れによる一時的な出血であれば不正出血以外の症状がない場合も考えられますが、以下のような症状がある場合には子宮や腟の病気やホルモン異常にかかわる病気、性感染症といった病気が原因となっているかもしれません。婦人科に相談すると良いでしょう。■下腹部痛、腰痛■性交時痛、排尿時痛■性器のかゆみ・刺激感■発熱■生理不順■高温期が短い(10日未満)■おりものの異常(量、色、状態、におい)不正出血では鮮血が出る?茶色いことも?不正出血によって体外に出てくる血液にはどのような特徴があるのでしょうか。鮮血と茶色の血液はどう違うのでしょうか。実は、不正出血によって体外に排出される血液には明確な特徴はなく、鮮血であることもあれば、茶色やピンク色に見える場合もあります。時間が経っていない場合は鮮血・ピンク色出血してから体外に排出されるまでの時間が短い場合には、鮮血のように赤い血液が出てくることが考えられます。白いおりものに混ざって出てくると、ピンク色になる場合もあるでしょう。体内で酸化した場合は茶色っぽい出血してからしばらく時間が経っている場合には、体内で血液が酸化してから出てくるため、茶色や赤褐色の血液に変化しているかもしれません。不正出血が起こったときにおりものが茶色くなるのは、酸化した血液が混ざっているためです。また、生理後には体内に残った生理の経血が混ざっておりものが茶色になることが多いようです。不正出血で妊娠がわかる?妊娠中の出血の原因は?妊娠にかかわる不正出血には、妊娠していれば誰にでも起こりうるものもあれば、妊娠のトラブルが原因で起こっているものもあります。どの時期にどのような出血が起こりうるのか確認しておきましょう。着床による出血(着床出血)妊娠が確定する前の妊娠超初期には、女性ホルモンの働きによって厚くなった子宮内膜に受精卵がもぐりこみます。これを「着床」と呼び、着床時には子宮内膜に傷がついて不正出血が起こる可能性があります(着床出血)。おりものと一緒に少量の鮮血や茶色い血液が出てくることが考えられます。ただ、着床時の不正出血と思われるものが起きた場合であっても必ずしも妊娠しているとは限りません。ほかの妊娠初期症状もチェックし、妊娠検査薬で反応が出る時期(生理予定日の約1週間後)まで冷静に待ちましょう。おしるし妊娠後期~臨月にかけては、「おしるし」と呼ばれる出血が起こり、おりものに鮮血や茶色の血液が混ざって赤や茶色、ピンク色になることがあります。これは出産が近いことを知らせるサインで、しばらくすると陣痛や破水が起こる可能性があります。おしるしがあったからといってすぐに病院に行く必要はなく、落ち着いて出産に向けて心の準備をすることが大切です。出血量があまりにも多い場合や出血がだらだら続いて止まらない場合には、早産といった何らかの妊娠トラブルが起こっている可能性が考えられるため、すぐに病院に連絡しましょう。検査器具による出血(内診出血)妊娠中には健診時に検査器具によって子宮や腟に傷がつき、「内診出血」と呼ばれる出血が起こることがあります。健診後に出血すること以外に大きな特徴がないため、妊娠後期~臨月にはおしるしと間違えやすい出血ですが、どちらの出血も異常ではありません。一般的に出血量も少なく冷静に様子を見るだけで十分な場合がほとんどですが、出血が止まらない場合には病院を受診しましょう。流産、切迫流産妊娠22週よりも前に赤ちゃんが母体の外に出てしまうことを「流産」、子宮に赤ちゃんがまだいるけれども流産になる可能性がある状態のことを「切迫流産」と呼びます。流産や切迫流産の主な症状は不正出血や腹痛なので、妊娠中に不正出血が起こったときにはこれらの可能性がないかどうか確認する必要があります。正常な妊娠状態の場合でも少量の不正出血や腹痛が起こることはありえるため、異常なのかどうか見分けがつきにくいこともあるでしょう。少しでもおかしいと感じた場合には病院に相談しておくと安心ですね。異所性妊娠(子宮外妊娠)卵管や卵巣の周辺など、子宮以外の場所に妊娠してしまうことを「異所性妊娠(子宮外妊娠)」といいます。異所性妊娠は不正出血を伴うことに加え、強い腹痛がある点が特徴です。異所性妊娠を見逃すと、卵管が破裂して大量出血が起こるといった危険な状態になる可能性があるため、腹痛がひどいときにはすぐに病院に連絡し、処置してもらいましょう。不正出血は生理とどう違う?不正出血は生理とどう違うのでしょうか。両者の大きな違いは生理の時期に起こるかどうかで、出血量や色といった特徴は場合によるため一概には言えません。生理の特徴ホルモンの異常がなければ、生理は周期にしたがって定期的に起こります。約1週間出血が続きますが、2日目~3日目を過ぎると経血の量が次第に減っていき、終わり頃にはかなり少量しか出血しない場合がほとんどです。基本的にはさらさらした鮮血が出てきますが、出血してから時間が経っている場合には生理用ナプキンに染み込んで茶色く見えることがあるでしょう。生理が終わっても体内に経血が残っていると、鮮血ではなく茶色い血液がおりものに混ざって出てくることがありますが、これも少量で、大抵は生理後数日間で収まります。不正出血の特徴不正出血の場合は突発的に1度だけ出血したり、少量の出血が生理前や生理後にだらだらと続いたり、出血の仕方も期間もさまざまです。そのため不正出血を見逃さないようにするためには、生理の特徴をしっかりと押さえておき、生理の特徴に当てはまらないものは不正出血の可能性があると判断できるようにしておくと良いでしょう。不正出血が起こる可能性がある病気女性ホルモンの分泌異常にかかわる病気「無排卵月経」や「黄体機能不全」になると、女性ホルモンが正常に分泌されず不正出血が起こる可能性が考えられます。無排卵月経は、何らかの原因で排卵が上手くいかないために排卵なしで出血してしまう状態で、不正出血がだらだら続きます。低温期と高温期の温度差が0.3℃未満と小さくなり、ずっと低温の状態が続く点が大きな特徴です。生理周期が短くなって頻繁に生理になったり、逆に生理周期が長くなって生理がなかなか来なくなったりすることもあるでしょう。黄体機能不全は、排卵後に女性ホルモンを分泌する「黄体」の機能が低下してしまい、女性ホルモンが上手く分泌されない状態です。高温期が10日未満と短くなったり、生理前に少量の出血が続いたりする傾向があります。これらの病気の兆候に気づくため、基礎体温を測る習慣をつけておくと良いでしょう。子宮の病気子宮の病気も不正出血を伴うことがあります。特に注意すべき病気のひとつである子宮頸がん(しきゅうけいがん)や子宮体がんは、早期に発見できるかどうかで治る確率や治療のしやすさが大きく変わります。子宮頸がんは初期だと症状がないことがあるため、定期的に検査を受けて発見することがもっとも大切です。自治体によっては20歳頃から検診を無料あるいは格安で受けられるところがありますので、確認してみましょう。不正出血、生理の経血量の増加、生理の期間が長いといった症状を伴う場合もあるため、これらの症状があるときはすぐに医師に相談してください。子宮体がんの場合には、不正出血以外に骨盤周辺の痛み、排尿痛、性交時痛といった症状を伴います。症状に心当たりのある人は検査を受けましょう。2つの子宮がん以外にも、子宮筋腫、子宮内膜炎、子宮頸管炎、子宮頸管ポリープなど、不正出血が起こる可能性がある子宮の病気はたくさんあります。簡単な処置や抗生物質・抗菌薬を用いた治療のみで治るものもありますが、ひどくなると手術を行わなければならない場合があるため、子宮がん同様、早く発見できるように不正出血に敏感になりましょう。腟の病気腟の病気も不正出血の原因となりえます。不正出血を伴う病気としては腟がんや細菌性腟症、萎縮性腟炎があげられ、更年期以降には特に注意が必要です。女性ホルモンの分泌量が減少する更年期には、おりものの分泌量が減り、腟の中が乾燥しやすくなったり細菌の侵入を防ぐ能力が低下したりする恐れがあります。更年期でなくても、体調不良やストレスによってホルモンバランスが乱れると腟の炎症が起こりやすくなる傾向があるため、健康的な生活をして免疫力を高く保ちましょう。性感染症トリコモナス腟炎、淋菌感染症(淋病)、性器クラミジア感染症といった性感染症も不正出血が起こる可能性のある病気です。性交によって感染する場合がほとんどなので、コンドームをつけて性交を行うようにすること、感染している疑いのある人とは性交しないことを心がけましょう。トリコモナス腟炎の場合は便器や浴槽、下着、タオルを通して感染することも考えられるため、身の周りを清潔に保つことも大切です。性感染症になると、おりものの色や状態に変化がある場合が多いため、不正出血だけでなくおりものの確認もしてみましょう。おりものが黄緑や鮮やかな黄色、泡状・膿状に変化しているときは、性感染症の疑いが高いため検査を受けてください。不正出血は更年期と関係ある?不正出血が起こりやすい時期や年齢はあるのでしょうか。閉経の前後約5年間の「更年期」と呼ばれる期間には女性ホルモンの分泌量が一気に減少するため、子宮内膜を維持しにくくなり、不正出血が起こりやすくなるといわれています。更年期の症状とは?更年期には女性ホルモンの減少が身体に多くの不調をもたらすことがあり、まとめて「更年期障害」と呼ばれています。更年期障害の症状は、めまいやほてり、動悸、頭痛、関節痛、肩こり、腰痛、抑うつ状態、不安感などで、身体的なものから精神的なものまでさまざまです。つらいときは無理せずに病院に行きましょう。症状が重いときにはホルモン剤や漢方などを用いて治療を行う場合があります。婦人科系の病気にも注意更年期にはホルモンバランスの変化で不正出血が起こりやすいとはいえ、加齢によって婦人科系の病気にかかるリスクが増しています。病気が原因の不正出血でないかどうかについても十分に注意する必要があるでしょう。よくあることだからといって不正出血を放っておくと、重大な病気を見落としてしまうかもしれません。身体全体の変化に敏感になり、ちょっとした異常に気づけるようになると良いですね。不正出血の悩みを抱え込まないで生理や女性の性器にかかわる問題は、ほかの人にはなかなか相談しにくく、ひとりで不安を抱え込んでしまう人も少なくないのではないでしょうか。不正出血は体調不良やストレスがたまっていることを教えてくれるとともに、女性の健康をおびやかしうる病気の兆候になります。不正出血が起こったときには、ホルモンの分泌異常や子宮・腟の病気、妊娠の兆候といったさまざまな可能性が考えられるため、おかしいと感じたらひとりで解決しようとせずに医師に相談してみましょう。思いがけない病気の発見につながったり、生活習慣を改善する良い機会になったりするかもしれませんよ。
2023年10月06日段ボール箱や紙袋、クローゼットの中など、猫は狭いところに入るのが好きですよね。体が小さい子猫の場合は、入れる場所はさらに多くなるでしょう。チェリース・アシュビー(curlyhaircher)さんは、オレオくんという子猫を家族に迎えました。ある日、オレオくんが彼女のベッドの下のわずかな隙間に入ってしまったのだそう。呼んでも出てこないため、チェリースさんはキャットフードを使ってオレオくんをおびき出そうと考えます。キャットフードの缶のフタを開けて、ベッドの下に近付けるチェリースさん。おいしそうな匂いにつられてオレオくんが出てくるのを待ってみたところ…。どうなったのかは、こちらをご覧ください。@curlyhaircher Oreo thinks he’s smartter than me #catmom #oreo #kittenlove ♬ Funny Song - Funny Song Studio & Sounds Reelキャットフードの匂いに気付いたオレオくんは、出てくる代わりにベッドの下からごはんに前脚を伸ばしてきました!これでは愛猫のためにベッドの下にごはんを運んできたフードデリバリー状態です!ごはんを取られまいと引き寄せるチェリースさんと、ベッドの下で食事を楽しみたいオレオくん。1人と1匹の攻防戦は、多くの人たちの笑いを誘いました。・脚が出てくるとは予想していなかった!・爆笑した!この子はあなたのことを『Uber Eats』扱いしている。・彼は非接触の受け取り方法を選んだみたいだね。・こんなのアニメでしか見られないと思ってたよ!チェリースさんは「オレオは私より自分のほうが賢いと思っている」とつづっています。オレオくんは日に日に少しずつ、人に慣れていっている状態なのだそう。今はまだそんな状態なので、ベッドの下にいると安心できるのでしょう。チェリースさんから愛情をもらっていくうちに、オレオくんがベッドの下に隠れることはなくなるかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2023年10月02日生理の出血は毎月のことなので、慣れているという方は多いでしょう。しかし、生理以外の日に出血があると想定外のことで不安になりますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Aさんの場合……20代の頃から生理痛は重く、PMSもあり、生理が4、5日ほど遅れることもありました。それが30代に入った頃から、排卵日や生理前に出血をするようになりました。そのことが気になり、半年ごとの通院をしていたら卵巣の肥大が見つかりました。どんな治療を受けましたか?初めは定期検診のエコーで見つかり、その後MRI撮影で精密検査をしました。結果、チョコレート嚢胞だったので低用量ピルの服用をして、今は小さくなってきています。大したことのない症状でも、定期通院をすすめてくれる医院でよかったです。世の女性陣へ伝えたいことは?いつもと違うことが起きたら、なるべく早く診てもらってください。大したことないと感じる症状でも、それが病気に発展してしまうこともあります。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。この話を見た読者は『自分がこの立場だったら生理周期が乱れてるだけかと思い、そのまま様子を見てしまうような気がしました。』『大した事ないと思っていても、定期通院でわかることもあるということを知りました。病院に行く習慣というのは悪いことではないんだなと思いました。』『生理のことってあまり気にしないことが多いけど、しっかり気を使わないと病気が隠れていることがあるだなと思った。』『婦人科系の通院は、なかなかハードルが高く感じることもありますが、しっかりと定期的に検査をすること、異変を感じたら病院へ行くことの大切さを改めて感じました。』など、さまざまなコメントが多く寄せられました。生理で違和感を覚えたときは医師に相談を排卵日や生理前の出血は、チョコレート嚢胞だったようです。その後、ピルの服用によって症状がよくなってきたというAさん。皆さんも、毎月の生理で違和感を覚えたときは、なるべく早く医師に相談してみてくださいね。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年10月01日不正出血をした経験はありますか……?今回は、生理以外に出血してしまう“不正出血”についてのお話です。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画「不正出血」から、話の展開を予想していただくクイズをお届けします!監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。デートを楽しみにしていたのに……ここでクイズです!彼氏と久しぶりのデートを楽しみにする主人公。しかし、直前で不正出血してしまいます。その後、彼氏に事情を説明しました。その話を聞いて、彼氏はどんな反応をしたでしょう……?ヒントとして、彼氏はデートを楽しみにする一方で、彼女のことを大切に思っていて……。彼氏の反応は……?正解は『主人公の体調を一番に考えた』彼氏は、主人公の体調を気にかけます。さらに、外出しなくても楽しめるように、自宅デートを提案してくれました。こんな時どうする?せっかくの計画が、生理や不正出血でなくなるのは悲しいですよね。しかし今回の彼氏は、主人公の体調を優先してくれました。もし、あなたやパートナーが不正出血になったら、どうしますか?※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この漫画はフィクションです※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。■作画:まきうちまきえ■脚本:ちゃんまり(MOREDOOR編集部)
2023年09月25日「不正出血」の経験はありますか?生理でもないのに出血があるとびっくりしてしまいますよね、中には婦人科疾患が隠れているケースもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Kさんの場合……現在、40代のシングルマザーで、子どもが3人います。20代の頃、3人目を産んだ後、膣の出入り口辺りから少量の不正出血がありました。当時出産も兼ねて通っていた婦人科で診てもらったところ、「異常はないので、様子見でいい」と言われました。とくに目立つ症状もなかったので、気にしていませんでした。それから20年経ち、子育てが落ち着いてきたので、友人の紹介で知り合った男性とお付き合いすることに。その方に「膣の不正出血が気になるから病院に行こう」と言われました。正直めんどくさいと思い、適当に誤魔化していたのですが、「一緒に行くから!」と何度も言われたので、渋々行くことに。子宮がんの検査をし、結果は子宮頸部高度異形成と言われました。症状としては、彼と付き合う前から下着に着くか着かないかの少量の出血がありました。当時、たまたま低用量ピルを使用する機会があり、使っていたところ出血がなくなったため、余計に大したことはないと思ってしまっていました。それからもとくに大きい症状がなかったため、受診を促してくれた彼には本当に感謝しています。どんな治療を受けましたか?家の近くの個人産院で子宮がんの検査をした後、先生に「紹介状を書くので大きい病院に行って再検査して下さい」と言われ大きい病院で再検査しました。その結果、子宮の一部摘出か全摘出かと言われました。一部摘出でもよいけど、ごくまれに5〜10年後、再発という可能性もゼロではないと言われたので、全摘出を選びました。世の女性陣へ伝えたいことは?この病気は、まったく症状のない方もいるようなので、家族やパートナーのアドバイスや定期的な健診はとても大事だと思います。一部でごくまれに、再発や進行で苦しんでいる方もいらっしゃるみたいです。子宮頸部高度異形成は5〜10年ほどで進行する場合、子宮頚がんになることもあるそうです。痛みなどの症状がなかった上に、シングルマザーだったので、毎日育児と仕事でバタバタしていて気にもしていませんでした。自分には関係ないことだと思い込んでいましたが、定期的に検診に行くことは、大事だと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。この話に読者は『女性にそういうことを言うのは勇気がいることだと思うので、言ってくれた彼氏が偉いと思った。』『私も3人の子の母なのでなんだか他人事だとは思えなくて不安になってきました。3人目が産まれてくれて6ヶ月経ちましたがまだ生理がこないので迷ってましたが病院に行ってみようかなと思います。』『その彼に感謝ですね。あまりこういうことを積極的に言ってくれる方は少ないのでとても素敵な方ですね。』と実に様々な声が寄せられました。身体に異変を感じたときは早めに病院へ不正出血は、子宮頸部高度異形成が原因だったそうです。皆さんも忙しい日々の中でも、身体に異変を感じたときは病院で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年09月22日「妊娠したかもしれない」そんなふうに思うきっかけは人それぞれだと思います。生理が遅れている場合や、なんとなく熱っぽい場合、不正出血が起こった場合など。今回はそういった一般的な妊娠の兆候と、勘違いされがちな症状についてお話していきます。Q.生理が遅れている! これって妊娠?まず妊娠を疑う症状として挙げられるのが、生理の遅れです。妊娠すると生理が来ないため、毎月来ていた生理が突然遅れるとびっくりしてしまうと思います。実際に、妊娠すると生理はなくなるわけですが、一方で生理が遅れたからといって必ずしも妊娠していることを示すわけではありません。例えば、これまで生理が遅れることが全くなかった女性であっても、妊娠以外の原因で、生理が遅れてしまうことがあります。仕事や人間関係のストレスなどを受けて、ホルモンバランスが乱れてしまうことで、生理不順につながることがあります。その他にも、急激なダイエットをした場合にも生理の遅れにつながることがありますよ。Q.不正出血があった! これって妊娠?不正出血とは、通常の生理の期間以外の時期に起こる出血のことを指します。インターネットで検索すると、不正出血があった場合に妊娠の可能性があると記載されていることも多いことから、妊娠したのではないかと疑う人も多いようです。実際に不正出血が妊娠の兆候である可能性もありますが、必ずしも妊娠の初期症状として出血が起こるというわけではありません。実際、妊娠が原因で出血が起こる頻度は高くないと考えます。例えば着床出血は、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる出血ですが、妊娠した場合にすべての女性が経験するというものではありません。不正出血の原因としては、炎症がある場合、子宮筋腫などがある場合、ホルモンバランスの乱れがある場合など、他の原因によるものの方が多いのです。Q.乳房が張りやすくなった! これって妊娠?妊娠初期症状として、乳房の張りを感じる人もいます。その他にも、お腹が張る、熱っぽいなども、妊娠の初期に起こりやすい症状です。こういった症状が起こった場合に、妊娠かもしれないと疑う場合もありますが、必ずしも妊娠とは限りません。例えば、ホルモンバランスが乱れて生理が遅れている場合にも、同じような症状が起こる場合があります。一般的に起こりやすいと言われている妊娠初期症状は下記の通りです。・おりものの量が増える・少量の出血がある・お腹が張る、胸が張る、乳頭に違和感がある・やたらと眠たくなる・においに敏感になる、胃がむかむかする・熱っぽくなる・めまいやふらつきを感じる・情緒不安定になる・食欲が増える、もしくはなくなるここで挙げた症状は、妊娠初期に起こりやすい症状ですが、必ずしも妊娠が原因とは限りません。もし、生理が遅れているのに加えて、このような症状が出てきた場合は、市販の妊娠検査薬でチェックしてみましょう。おわりに妊娠の兆候はたくさんあり、必ずしも妊娠というわけではないことが多いです。ただし、生理が遅れていて、気になる症状があった場合、妊娠の可能性がある場合には、市販の妊娠検査薬でチェックしてみるようにしましょう。気になる症状があった場合、例えば、不正出血があった場合など、妊娠ではなくても原因を精査したほうがよいこともありますので、その他の症状と合わせて婦人科で相談するようにしましょう。©︎nfuru/Adobe Stock©︎doucefleur/Adobe Stock著者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年09月18日はじめての性行為後は、出血することもあると聞きますよね。しかし、出血が止まらない場合は、適切な処置が必要なようです。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Eさんの場合……はじめて性行為をした20歳くらいのときの話です。性行為中はまったく痛みはありませんでしたが、性行為後に出血していることに気がつきました。痛みはありませんでしたが、怖かったし不安でした。どのようにして症状を改善しましたか?病院に行き、出血がしばらく止まらなければ手術と言われ、3日後くらいに来院してほしいと言われました。しばらく出血は止まりませんでしたが、そのうち自然に治りました。その後病院には行っていませんが、現在も体に問題はありません。世の女性陣へ伝えたいことは?病院にすぐ行った方がよいと思います。手遅れになる前に、怖がらずに何よりも先に病院を頼りましょう。違和感を覚えたときは専門家へ性行為後に出血がしばらく止まらなかったEさん。病院に行った後、自然に治ったようですね。皆さんも、違和感を覚えた場合は専門家へ相談しましょう。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月16日生理の予定じゃないのに出血を経験したことはありますか?排卵による出血などもありますが、中には疾患が隠れていることもあるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Sさんの場合……私の場合は、卵巣嚢腫でした。気づいたきっかけは、生理でもないときに出血をしたこと(いわゆる不正出血)です。なぜ不正出血を起こしたのか、その当時はわかりませんでした。ただ、お腹が妊婦さんと同じくらいパンパンに膨らんでいたので、病気を疑いました。どんな治療を受けましたか?最初にかかりつけ医へ行き、お腹を診てもらいました。その結果、「卵巣が腫れている。卵巣嚢腫だと思うからすぐに大きい病院へ」と言われ、紹介状を書いていただきました。近隣で一番大きい隣市の総合病院の婦人科へ行き、内診、腹部エコー、CT、MRを受けました。血液検査などすべての検査をした結果、「巨大腫瘍で卵巣嚢腫だと思うがお腹を開いてみないとわからない。卵巣がんの可能性も高いから開腹手術となります」と言われ、開腹手術となりました。開腹手術をして、左側の卵巣を全摘出。世の女性陣へ伝えたいことは?卵巣嚢腫は、私のように不正出血や腹部膨満感、お腹の膨らみが出てくるまでわからない怖い病気です。私の場合、幸いにも命は助かりましたが、このまま不正出血も何も起きず放置していたら「卵巣破裂を起こして危険な状態だった」とはっきり言われました。大事なことは、年に一度の婦人科検診を受けることです。読者からの感想は『不正出血や腹部膨満感があって、それが卵巣嚢腫で早めに手術をして助かったことは良かったです。無自覚なのも怖いですね。』『やはり自己判断で放置するのは良くないなと改めて気づきました。私はしばらく婦人科検診を受けていないので、今度検診に行ってこようと思います。』『そんなに腹部が膨張するのは怖いです。食べた後胃下垂で割とお腹は出るタイプですが、こういうパターンでお腹か出ることがあるんですね。』『私もよく不正出血がありますが、2~3日で落ち着くのでいつも気にしてませんでした。不正出血を甘くみたらいけないと思いました。』など、さまざまなコメントが読者から寄せられました。卵巣嚢腫って?Sさんの不正出血とお腹の膨らみは、卵巣嚢腫が原因だったそうです。卵巣嚢腫は、子宮の左右に一つずつある卵巣は通常2~3cmぐらいの大きさですが、ここに発生した腫瘍が「卵巣嚢腫」となります。症状として、お腹が張って苦しくなったり頻尿になったりなどあるようです。しかし、小さいうちは無症状で経過することが多いようです。皆さんも、違和感を感じたら早めに婦人科で受診することをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月29日生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」となります。「生理に慣れているので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Sさんの場合……20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。どんな治療を受けましたか?血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。読者の感想は『思い切って病院に行かれたことで病気がわかり治療もできてよかったと思います。ただいくつになっても産婦人科は行きづらいなと思ってしまうところです。』『どの程度の不正出血で病気の兆候なのかぼんやりとしか分からず、婦人科関連の話は友人からも聞きにくいことなので大変参考になりました。婦人科を受診することって大切ですね。』『生理のとき以外に出血すること自体が体に何らかの症状が出ていることであり、すぐに病院へ行くべきだと感じました。安心感を得るため、そして病気を発見・治療するためにも受診は大事だと感じました。』など、病院に受診することが大切だというコメントが多く寄せられました。1人で悩まず婦人科へ……Sさんは不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群が原因だったようです。皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみることをおすすめします。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月25日ぶつけた覚えがないのに内出血ができているということはありませんか?気付かないうちにぶつけていることもあるかもしれませんが、病気のサインであることも。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Hさんの場合……特発性血小板減少性紫斑病に罹りました。4年ほど前、足に内出血がよくできていました。最初は指先ほどの大きさの内出血。覚えていないだけでどこかにぶつけたのだと思っていました。しかし、ある日直径5cm大の内出血が。さすがにこの大きさの内出血ができるほどの勢いでぶつけたら覚えているはずなのにおかしいな?と思いました。長年生理関係にはトラブルがなく、生理痛も軽くPMSや排卵痛もなく30代まで来たのですが、足の内出血に気づいた少し後から出血量が多くなったように思い始め……。ある生理中に座っていられないほどの寒気と吐き気、下腹部の痛みに襲われ、怖くなって即日産婦人科を受診。その際、内診台での検査で足の内出血に気づいた看護師さんに「足どうしたの?ぶつけた?」と尋ねられ、「ぶつけた覚えがないのに最近やたら足に内出血できるんですよね」と返答。「じゃあついでだから血液検査していく?」と言われたのでお願いしたところ、血小板の数値が低すぎるからすぐに血液内科を受診しなさいと紹介状を出されました。産婦人科を後にしたその足で紹介された血液内科を受診し、再度血液検査。特発性血小板減少性紫斑病と判明しました。どんな治療を受けましたか?ステロイド内服薬の投与で一時的に血小板の数値は上がりましたが、減薬とともにまた数値が下がってきてしまい継続的な効果が見られなかったため、その後点滴によるリツキシマブの投与を行いました。投与後、ステロイドは徐々に減薬し最終的に服用をやめましたが、そのまま血小板の数値は正常値内を保っています。伝えたいことは?足に内出血ができるのは、気が付かないうちにどこかにぶつけているのだと思いました。歯ぐきから出血するのは、歯周病が原因だと。通常の定期健康診断には血小板数値の項目がなく、たまたま産婦人科で血液検査をするまでまったく気が付きませんでした。また、病気が判明する4年ほど前に受けた妊娠中の血液検査では、血小板数値に異常はなく、いつから何がきっかけで発症したのかまったくわかりません。もしこの症状に心当たりがありましたら、一度内科で詳細な血液検査を受けてみてください。違和感があるときは早めに専門家へ足の内出血がきっかけで血液検査をした結果、特発性血小板減少性紫斑病と衝撃の病気が判明したHさん。体の異変を感じたら、早めに専門家に相談することが大切です。皆さんも、違和感を覚えたら専門家へ受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月17日生理は毎月安定していると安心ですが、ときには急な出血に驚いてしまう方もいるでしょう。何か病気なのではないかと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Rさんの場合……私の場合は、カンジダ、ストレス性の不正出血でした。20歳の頃、なんの前触れもなく赤黒い出血がありました。初めは、色はおかしいけれど生理だと思っていました。けれど、2週間経っても出血は止まらず、病院に行くと中が炎症を起こしていて出血しているとのこと。そして、免疫が落ちているようでカンジダにもなっていると言われました。どんな治療を受けましたか?内部を洗浄し、薬を服用しました。それから、カンジダを悪化させないために、定期的に病院へ通い処置をしてもらいました。私の場合は、洗浄してもらい不正出血は止まりましたが、それから何度も繰り返すようになりました。その度に病院に行くのですが、そのとき思ったことは異変があったら、たいしたことがないと思っても、すぐ病院に行ったほうがいいということです。放っておくと、悪化することはあっても良くなることはありません。世の女性陣へ伝えたいことは?不正出血は痛みがなければ、たいしたことないと思って放置してしまう方が多いと思います。私はたまたま早めに行ったのでこの程度で済みましたが、放置するとカンジダだけではすまないと先生に言われました。痛みがないからと甘く考えず、気になったら病院で検査をしてもらった方がいいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ不正出血は、カンジダとストレスによるものだったというRさん。Rさんは内部の洗浄と薬の服用で出血とカンジダは治ったようですね。皆さんも、「たいしたことない」と思わずに、少しでもいつもと違うと感じることがあったら、早めに婦人科で医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月14日皆さんは不正出血を経験したことはありますか?いつもの生理と違う状態になったとしたら不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……子宮頸管ポリープと診断されたことがあります。高校を卒業して1年後くらいに不正出血がありました。おりものに少量混じるくらいだったので、最初は生理の残りかなと軽く思っていましたが、それが数日ずっと続いていたので念のため産婦人科で診てもらいました。どんな治療を受けましたか?通常は外来で取ることが可能なのですが、2cmくらいと大きいものだったので、取った後の出血の心配や、痛みの心配があり全身麻酔で子宮鏡を使った手術で摘出しました。ポリープを発見した病院では大き過ぎて手術できないとのことで、子宮鏡での手術をしてくれる病院を紹介してもらいました。世の女性陣へ伝えたいことは?私は手術が必要でしたが、早期発見は大事だと思います。「いつもと違うな」と感じることがあれば、婦人科に行くことをおすすめします。何もなければそれはそれで良いのですから。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。読者の感想は……『高校生で不正出血の違和感に気づき受診できる勇気がすごいです。』(32歳/会社員)『おりものの変化は比較的分かりやすい分、異常があったらすぐ受診してもらった方が良いという事が分かりました。油断大敵ですね。』(35歳/会社員)『「早期発見」が大事なことなので婦人科には定期的に検査したほうがいいと思いました。』(25歳/会社員)『私も、時々出血するのが気になっていた頃があり、健診でポリープだと言われました。やはり健診の必要性、重要性を感じさせられます。』(47歳/主婦)など、さまざまなコメントが寄せられました。違和感に気づいて早期発見を数日間続いた不正出血は、子宮頸管ポリープが原因だったというDさん。もし生理時や前後で違和感がある場合には、婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月01日生理周期が長く、生理を待つことも多かった私。しかし、生理予定日は先にかかわらず思わぬタイミングで出血が。不正出血に気が動転してしまい、病気かもしれないという気持ちが消えず、インターネットで調べても不安は増すばかり。ひとりで悩んでも解決しないと思った私はレディースクリニックを受診することにしました。 突然の出血にビックリ私は普段の生理周期が35日前後と長めで、遅れることはあっても生理が早まることはほとんどありません。生理痛のような腹痛や体のだるさを感じると「そろそろ生理かな?」と思うのですが、実際に生理がくるまでは数日かかります。生理前の症状はつらいものの、事前に生理のタイミングがわかるので心の準備ができていました。 しかしある日、トイレにいくと何の前ぶれもなくドロッとした血のかたまりが出てきたのです。生理予定日も1週間以上あとで、生理前の症状も特にありませんでした。出血はその日から翌日だけでしたが、「不正出血かもしれない……」という思いが脳内をめぐっていました。 不安は消えず…私がとった行動一度不安になるとなかなか落ち着かず、スマホで「不正出血」と調べるとがんや重い病気かもしれないという情報が。デリケートな悩みなので、人に話すのも抵抗がありました。ただ、ちょうど結婚を間近に控えていた時期だったので、子宮に病気が見つかればパートナーにも打ち明けなければいけません。 そして「こんなことで受診してもいいのだろうか?」とは感じつつも、不安を取り除きたいと思った私は、レディースクリニックを受診することに決めました。 すると、受診したクリニックでは医師が丁寧に話を聞いてくれて……。 結果は問題なし! 受診して思ったこと内診や細胞の検査をひと通り受けましたが、結果は異常なし。出血の理由を医師に聞くと「子宮の壁がつくられる過程で、一部がはがれたのではないか」と言われました。 その後は通常通りの周期通り生理がきて、今も問題なく過ごしています。「こんなことで……」と受診する際は思っていましたが、モヤモヤした気持ちのまま過ごすより、思い切って受診してみてよかったと思っています。 今はインターネットが普及したことで誰でもいろいろな情報を得ることができますが、自分の体の場合、すべて当てはまるとは限りません。ネットの情報は参考にしながらも、不安になった際は「こんなことで……」と思わず、専門家に相談するということが大事なのだと感じました。私の場合は、専門家に相談したことで、気持ちがとてもラクになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/柏あかり作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年07月23日ホルモンバランスの乱れなどにより、不正出血を経験したことがある方も多いのでは?なかには、不正出血がきっかけで病気が判明した方もいるようです。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Bさんの場合……Bさんが気づいたきっかけは、不正出血だったそうです。初めはそれほど気に留めていませんでしたが、頻度と量が増えていくにつれて恐怖を感じ、婦人科を受診。そこで、子宮頸がん一歩手前の高度異形成という診断を受けることになったのです。どんな治療を受けましたか?経過観察も選択肢にはあったものの、早まった進行やがんへの発展、転移の可能性を考慮し、手術を勧められたそうです。手術は子宮頸部円錐切除という方法で、子宮の入口周囲を切除するもの。全身麻酔で痛みを感じず、意識が飛ぶため記憶も残らないということです。世の女性陣へ伝えたいことは?子宮頸がんは、健康診断の婦人科検診で早期に発見が可能な病気です。しかしBさんの場合、新型コロナウイルス感染症の影響で健康診断の日程が延び、その間に病状が進行してしまったそうです。早期発見の場合、経過観察から始まり、進行しないケースもあるとのこと。もし何か異常を感じたら、慌てず病院へ行くことをおすすめしています。違和感があるときは早めに婦人科へ不正出血の量と頻度が増えたのは、子宮頸がん一歩手前の高度異形成が原因だったというBさん。体に何か違和感がある時は、早期発見のためにも婦人科に足を運ぶことが大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月11日生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」です。「毎月あるので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。どんな治療を受けましたか?血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。世の女性陣へ伝えたいことは?自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。優しいドクターもたくさんいます。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。1人で悩まず婦人科へ……不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群とが原因だったというSさん。Sさんはホルモンバランスを整えるために、低用量ピルを服用を続けているようですね。皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月24日生理の出血は毎月のことなので、慣れてしまっているという方は多いでしょう。しかし、生理以外の日に出血があるとちょっと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Aさんの場合……20代の頃から生理痛は重く、PMSもあり、生理が4、5日ほど遅れることもありました。それが30代に入った頃から、排卵日や生理前に出血をするようになりました。そのことが気になり、半年ごとの通院をしていたら卵巣の肥大が見つかりました。どんな治療を受けましたか?初めは定期検診のエコーで見つかり、その後MRI撮影で精密検査をしました。結果、チョコレート嚢胞だったので低用量ピルの服用をして、今は小さくなってきています。大したことのない症状でも、定期通院をすすめてくれる医院でよかったです。世の女性陣へ伝えたいことは?いつもと違うことが起きたら、なるべく早く診てもらってください。大したことないと感じる症状でも、それが病気に発展してしまうこともあります。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理で違和感を覚えたときは医師に相談を排卵日や生理前の出血は、チョコレート嚢胞だったというAさん。Aさんはピルの服用によって症状がよくなってきているようです。皆さんも、毎月の生理で違和感を覚えたときは、早めに医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日生理痛や不正出血があっても「よくあること」と放置していませんか?生理痛や不正出血は、婦人科疾患が原因で起こることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Tさんの場合……私の場合は、子宮内膜ポリープでした。20代の頃から生理痛がひどく、20代後半になってからは、生理ではないときに少量の出血が見られるようになりました。しかし、排卵の時期に出血することは通常でもあると知り、しばらく放置していました。その後、職場の方が結婚する際にブライダルチェックを受けるという話を聞き、自分もそろそろ妊娠のことを考えて婦人科で受診してみることに。少量ではあるが不正出血があると医者に告げ、エコーで見てもらったところポリープがあることが判明。子宮鏡検査で見てもらうとポリープが複数あることがわかり、医者から「この状態だと望んでも妊娠は不可能だっただろう」と言われました。妊娠を本格的に考える前に産婦人科で受診し、ポリープを見つけることができたので本当によかったです。どんな治療を受けましたか?子宮鏡検査でポリープを確認した後、局所麻酔(点滴からの麻酔で意識もなし)を使い、子宮鏡下手術でポリープ切除を行いました。子宮内膜掻爬術(子宮鏡を使わず子宮内膜を目視せず医師の感覚でポリープを掻き取る簡単な手術)もあると言われましたが、きちんと目視しながら切除したほうが確実だと言われたので子宮鏡下手術を選択しました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理の異変は人に相談しにくいと思いますが、将来の自分のためにも病院で診てもらった方が安心だと思います。がん検診でエコーの検査を受けるだけでも自分の子宮の異変を発見できることもあります。不要と判断せずに受けた方がよいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理に異変を感じたら婦人科へ生理痛と不正出血は、ポリープが原因だったというTさん。Tさんは子宮鏡下手術を選択し、ポリープ切除したようですね。皆さんも、いつもと違うと感じたときは、早めに病院で診てもらってくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日