娘が生後6カ月ごろのこと。お昼寝も夜も、娘の寝かしつけには絵本を読んであげることが多々ありました。あお向けになった娘の脇に私は添い寝の形になり、絵本を読んで聞かせます。その読み聞かせで経験した、あわや大怪我に繋がるヒヤリなエピソードを紹介します。 読み聞かせで心地よく入眠娘は生後3カ月ごろまでは抱っこで眠ることが好きでしたが、徐々に抱っこだと不快になってきたようで、横になって添い寝をすることで安心して眠りにつくようになりました。 生後6カ月ごろになると、絵本を読み聞かせると興味を持って喜んで見てくれて、読んでいるうちに次第にウトウトするように。最終的には指しゃぶりをして気持ちよく眠るのでした。 私がウトウトしてしまい…ある日のお昼寝のとき読み聞かせをしてあげていたところ、私のほうが先に眠気がきてしまいました。ウトウトしては眠気を振り払って読んでいましたが、ついに気が遠のいてしまいました。その拍子に、持っていた絵本を落としてしまったのです。 あお向けで添い寝の状態だったので、絵本が落ちたのは私と娘の顔の上! 顔に絵本が当たった衝撃でハッと目覚めた私は、娘の目のあたりに絵本の角が当たってしまったことに気づき、大慌て! 急いで目の中が傷ついていないか確認しました。 急いで眼科へ目の中を見てみましたが、傷ついているかどうかよくわかりませんでした。娘は絵本が当たったときは少し泣いたもののすぐに泣き止み、痛がる様子もありませんでしたが、後々になって炎症を起こさないか、私は最悪のことも考えて心配になってきたのです。そこで近くの眼科に行ってみることにしました。 眼科は娘にとって初めての経験。痛い思いをさせてしまわないかと親の私のほうが不安でドキドキでしたが、診察室に入って事情を説明すると医師が「そういうこともあるよね」と笑い飛ばしてくれたので、安心して診察を受けられました。結果は特に目の中が傷ついているということもなく、薬ももらわず帰ってくることができました。 読み聞かせのとき、私は少々疲れていたのかもしれません。しかし、ついウトウト……では済まされない大事故に繋がるような出来事。私は、気を付けなければと肝に銘じたのです。眼科は私自身もあまりかかったことがなかったのでドキドキしましたが、心配なときにすぐに診てもらうことで安心できてよかったなと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年11月16日千葉市美術館は、企画展「ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉-日本と韓国のいま」を2022年11月12日(土)から12月25日(日)まで開催する。世界最大規模の絵本原画コンクール、日本&韓国に焦点「ブラチスラバ世界絵本原画展」(略称BIB=Biennial of Illustrations Bratislava)とは、スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画コンクール。企画展「ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉-日本と韓国のいま」では、2021年10月から2022年2月にかけてブラチスラバで開催されたBIB2021(第28回展)参加国の中から、近年数多くの受賞作家を輩出している日本と韓国にフォーカス。日本と韓国の作家による全出品原画作品や絵本、絵本が生み出され読者に届くまでの過程を取材した特集展示、グランプリ他、各受賞作家の作品をパネルと絵本により鑑賞することができる。日本と韓国の出品作家による原画&絵本見どころは、近年の活躍がめざましい日本と韓国の絵本の総特集。BIB2021では、日本のしおたにまみこが第3席に当たる金牌を受賞した他、韓国のイ・ミョンエと中国のチョウ・チョウが第2席に当たる金のりんご賞を獲得するなど、大躍進を見せている。BIB2021出品作品だけでなく、「うみだす」「そだてる」「とどける」「ひろがる」というキーワードのもと、作家・編集者・出版社を取材し各国の絵本文化も紹介していく。韓国のフレッシュな絵本文化韓国独自の新鮮な絵本文化にも注目だ。韓国での創作絵本の成り立ちは1980年代後半と比較的遅いものの、他国とは異なるフレッシュでパワフルな魅力に、2000年代から海外で高く評価され注目を集めている。会場では、特集「BIBからみる韓国の絵本」として14人の出品作家の絵本と約100点の原画を展示、日本では目にする機会の少ない韓国の絵本を実際に手に取ることができる。日本ならではのアナログ絵本原画BIB第1回展で瀬川康男の『ふしぎなたけのこ』がグランプリを受賞して以来、これまで多くの日本人受賞者を生み、長く続く絵本文化に根差した力のある作品を生み出し続けている日本。今日、世界的にもデジタルでの原画作品が多い中、日本のほとんどの絵本原画がアナログ技法で制作されていることから、特集「BIBからみる日本の絵本」では15人の出品作家の絵本と約70点の原画を展示する。また、BIB2021で金牌を受賞したしおたにまみこ『たまごのはなし』は、原画の他習作やラフ原稿、制作過程の展示を実施する。アナログ原画ならではの繊細なタッチや色を堪能できる。【詳細】企画展「ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉-日本と韓国のいま」会期:2022年11月12日(土)~12月25日(日)休館日:12月5日(月)※休室日は11月21日(火)開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※入場受付は閉館の30分前まで会場:千葉市美術館住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8観覧料:一般 1,000円(700円)、大学生 700円(560円)、小・中学生、高校生無料※障害者手帳所持者とその介護者1名は無料※( )内は前売り、市内在住65歳以上の料金※前売券は千葉市美術館ミュージアムショップ、ローソンチケット(Lコード:32248)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて11月11日(金)まで販売(11月12日(土)以降は当日券販売)。※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額※本展チケットで7階「新収蔵作品展」、5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も鑑賞できる。■韓国の出品作家イ・ソヨン、イ・ミョンエ、オ・セナ、キム・ジヨン、キム・セジン、クォン・ジョンミン、コ・ジョンスン、サイダ、ジウン、ジャン・ヒョンジョン、ジョン・ミファ、チョ・ミザ、パク・ヒョンミン、ハン・ビョンホ■日本の出品作家あべ弘士、荒井真紀、荒井良二、飯野和好、うえだまこと、きくちちき、しおたにまみこ、スズキコージ、田島征三、たじまゆきひこ、舘野鴻、中島真典、降矢なな、松本大洋、ミロコマチコ【問い合わせ先】千葉市美術館TEL:043-221-2311 (代表)
2022年11月04日食育がテーマの絵本 01お口に入った食べ物がたどる道を楽しく解説『たべもののたび』『たべもののたび』 作:かこさとし(童心社)対象年齢:4歳くらいから「食べものがお口の中に入ったあと、いったいお腹のなかでどんな旅をするのでしょう? 黄色い栄養かばんを持った食べ物たちは、口のトンネル、広い胃袋公園、小腸ジェットコースター、など、子どもの遊び場に見立てた消化器官を経て、どこでどう栄養になり、どう排泄されるのか。その様子を身近な言葉で遊びのように説明しています。見えない体の中に興味を持った小さいお子さんはもちろん、高学年での学習にも役立つはず。ずっと読み継がれている『かこさとしからだの本』シリーズの第2巻。です・ます調の日本語も美しいです」食育がテーマの絵本 02食べ物の音に着目してみよう『おいしい おと』『おいしいおと』 文:三宮 麻由子 絵:ふくしま あきえ(福音館書店)対象年齢:3歳くらいから「幼児期、そろそろおはしを使う子もいるでしょう。ますます食べ物に興味を持つ時期に、ちょっと目を閉じて聞いてみましょう。白ごはん、ワカメ、プチトマトにカボチャ。今お口に入れたものは、どんな音がするかしら? カコッ ホッ カル カル……。ポホッ モワーン ムッチ ムッチ……。ああ、ほんと! 食べ物が口の中で響かせるリアルな音に納得。読み手は少しばかり練習が必要かもしれませんが、愉快な音も子どもたちは大好き! 楽しくなって食欲も湧きやすい。三宮麻由子さんにしか描けない聴覚の世界が素晴らしい作品です」食育がテーマの絵本 03苦手なものを工夫して食べるお話『ぜったいたべないからね』『ぜったいたべないからね』作:ローレン・チャイルド 訳:木坂 涼(フレーベル館)対象年齢:3歳くらいから「野菜どころか、お肉もパンも、何にも食べてくれない、という子もいるでしょう。偏食を無理に直そうとするのはよくないと言われていますが、ちょっとしたきっかけで食べてくれるのなら、それに越したことはありません。まずは、この作品でお試しあれ。こちらの女の子、偏食ぶりは半端ありません! お兄さんも呆れるほどに、ニンジンや豆はもとより、子どもが好きそうなソーセージもバナナも、絶対食べないからね、と言い張るんです。そこで、賢いお兄さんは、とある戦略を思いつきます。さあ、頑固な妹は? そしてこれを読んだお子さんは? 写真と絵のコラージュがユニークで、ウィットに富んだ素敵な作品です」食育がテーマの絵本 04食器と仲良くなれば食欲アップ!?『おさじさん』『おさじさん』 文:松谷 みよ子 絵:東光寺 啓(童心社)対象年齢:0歳くらいから「赤ちゃんに食べさせるのはひと苦労。お口をきっちりすぼめたままだったり、そっぽむかれたり、最後にはスプーンを弾かれたり。そんなときにぜひ! おやまをこえて、のはらをこえて……、姿を現したのは『おさじさん』。可愛いうさぎさんの『ぼく』のところにやってきます。小さい子が、無理なく食に関心を向けられるよう、やさしく、楽しくお話が進んでいきます。作者の言葉は声がけのヒントになるので、ぜひ試してみてはいかがでしょう。もしかしたら、自分も同じものを持っている、と誇らしげに『myおさじ』を見せてくれるかも? 松谷みよ子さんの赤ちゃん向け絵本シリーズ一冊です」食育がテーマの絵本 05食と体の関係について学べる!『はらぺこさん』『はらぺこさん』 作:やぎゅう げんいちろう(福音館書店)対象年齢:5.6歳くらいから「お腹がすいて、ぺっこぺこ! そんな『はらぺこさん』になるときって、どんなとき? たくさん遊んだあとや、おいしい匂いをかいだとき。そうなるとパワーが出なくなったり、気持ちが悪くなることもありますよね。みんなの気持ちに寄り添ったあと、頭の中にある『のう』の仕組みや、体が燃料を必要として動いていることなど、科学的な説明を小さい子向けに砕いて書いてくれています。食欲そそるコロッケや餃子、お友達の笑顔などの写真も織り込んで飽きさせません。いわゆる『おねえさん』ぽくない『おねえさん』や、お料理するお父さんなども、手垢がつかない所以でしょう」食育がテーマの絵本 06食べ物の役割を簡単な言葉で解説『もったいないばあさんの いただきます』『もったいないばあさんのいただきます』 作:真珠 まりこ(講談社)対象年齢:3歳くらいから「絵本界の名物ばあさんといえばこの人です! 『もったいないばあさん』シリーズの『もったいないばあさんのいただきます』は、食べ物を粗末にするといつもの頑固ばあさん口調で、『もったいない』と、子どもたちに戒めてくれる一冊。『じょうぶになるよ』『おおきくそだつよ』『きもちよくすごせるよ』と、ギロリ。ビタミン、タンパク質、ミネラルなど、栄養学の基本となる食べ物の役割を小さい子に簡単な言葉で伝えてくれます。ばあさんに睨まれながらも、その姿にほっこりするのも魅力です」食育がテーマの絵本 07さまざまな種類の野菜を知ることができる『おやおや、おやさい』『おやおや、おやさい』文:石津 ちひろ 絵:山村 浩二(福音館書店)対象年齢:2歳くらいから「『きょうは いよいよ マラソンたいかい』! だれが競争するのかと思いきや、野菜たち。ピーマン、トマト、ニンジン、といったお馴染み野菜だけでなく、ニンニク、パセリ、ラディッシュなどなど、いろいろな種類が登場します。『りっぱな パセリは つっぱしる』。『ラディッシュ だんだん ダッシュする』。それぞれの名称にゴロを合わせて、競技に参加する姿をリズミカルに書き出しているのがとても愉快です。野菜自体の絵もリアルなのにお茶目。さまざまな野菜に親しめ、語彙もどんどん増えるでしょう。さあ、意外や意外? 一等はだれでしょう! 」食育がテーマの絵本 08ダイズを使った食べ物が繰り広げる愉快なお話『ヘルシーせんたい ダイズレンジャー』『ヘルシーせんたい ダイズレンジャー』 作:やぎ たみこ(講談社)対象年齢:3歳くらいから「ここはダイズの畑が広がる『いそふらのくに』。みんな健康に暮らしていた矢先、とつぜん殿様からの変なおふれが!『だいずきんしれい』です。人々は困り果てました。そこでわれらの力をみせてやる! とダイズたちは戦士の姿に変身し、ダイズ由来の食べ物がどんなにおいしいか知らしめようとします。栄養素を時代劇風の戦隊モノ化した、おもしろ絵本。おいしそうな、納豆、きなこ、ユバ、がんもを見るうちに食欲もそそられ、食べ物の名称も豊富に。イソフラボンやプロテインといったちょっと難しい用語も覚えられ、その役目もちゃんと理解できるでしょう。そして、殿様は……? お楽しみです」食育がテーマの絵本 09調理される生き物への感謝が生まれる!『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで』『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』 文:おかだ だいすけ 写真:遠藤 宏(岩崎書店)対象年齢:5歳くらいから「お魚好き、お寿司好きにはこれ! 寿司職人による、こだわりの食育写真絵本。自分で魚を釣り、自分でさばき、最後はお寿司にして、さあ召し上がれ! 生き物が食べ物になるまでのプロセスを子どもたちと一緒に楽しく体験します。キンメダイ、アナゴ、イカと、それぞれ生き物としての特徴も説明してくれ、驚きや発見もある展開で、食物連鎖も理解できる内容です。おもしろさがあり、食欲もそそられ、自分が生きていくために、たくさん命をもらっているという大切な学びがあり、さらには感謝の気持ちへと導いてくれます」食育がテーマの絵本 10心躍るカラフルな色使いが魅力的『ボードブック はらぺこあおむし』『はらぺこあおむし』 作:エリック・カール 訳:もりひさし(偕成社)対象年齢:2歳くらいから「赤ちゃんも惹きつけられる、何度読んでも飽きない名作中の名作。心躍るカラフルな色使い。簡単な数の感覚への導入。野菜や果物への興味。掻き立てられる食べることへの意欲。どきどきする仕掛け。はっとするサプライズ。どこをとっても素晴らしい。小さい子が何度も楽しめるよう、ページが痛みにくく、持ち歩ける小型のボードブック版がおすすめですが、少し大きくなったらより色彩が美しい大型版で、子どもにじっくりエリック・カールワールドに浸らせてみてはどうでしょうか」アンヌさんモデル・絵本ソムリエ。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2022年10月19日CONTENTS01【東京都】国立国会図書館 国際子ども図書館02【東京都】いたばしボローニャ絵本館03【東京都】三鷹市 星と森と絵本の家04【東京都】武蔵野市立ひと・まち・情報創造館武蔵野プレイス05【東京都】豊洲図書館06【東京都】北区立中央図書館07【神奈川県】大和市文化創造拠点シリウス08【神奈川県】海老名市立中央図書館01【東京都】国立国会図書館 国際子ども図書館明治から続く洋館で、国際的な文化と絵本に触れる写真:国立国会図書館日本初の国立児童書専門図書館である「国際子ども図書館」。美しいレンガ棟は、明治時代に帝国図書館として建てられた建物を保存・再利用している。絵本や読み物、知識の本を約1万冊集めた「子どものへや」は未就学児も楽しめると評判。世界の国や地域を理解するための本や、外国語に訳された日本の絵本などを集めた「世界を知るへや」は、学びを深めるきっかけになりそう。写真:国立国会図書館レンガ棟は建物自体が見どころでいっぱい。クイズを解きながら館内をめぐる低学年向けのクイズラリーも実施されている。写真:国立国会図書館ランチメニューや軽食が食べられるカフェテリア。天気がよい日は、屋外にあるテラス席もおすすめ!CHECK国立国会図書館 国際子ども図書館所在地東京都台東区上野公園12-49電話番号03-3827-2053開館時間9:30~17:00休館日月曜日、第3水曜日、国民の祝日・休日(5月5日のこどもの日は開館)、年末年始※最新情報はHPでご確認ください。★オムツ替え台や授乳スペース完備★毎週土曜14:10~、15:10~、子どものためのおはなし会を開催(4歳以上の子どもとその保護者が対象)★館内にカフェあり【東京都】いたばしボローニャ絵本館日本×イタリアの懸け橋! 国内外の珍しい絵本が集まる毎年イタリアで開催される、世界最大規模の児童書の見本市「ボローニャ児童図書展」のなかから、選りすぐりの絵本が年間200冊ほど寄贈される「いたばしボローニャ絵本館」。約100か国、70もの言語の海外絵本が3万冊近く所蔵されていて、気軽に世界中の文化に触れることができる。この絵本館が併設されている「板橋区立中央図書館」の児童向け書籍とあわせると、蔵書は約8万冊にのぼる。親しみ深い日本発の絵本も、英語だけでなくスペイン語やイタリア語など数カ国の翻訳版を手に取って読める。子どもたちも興味津々!絵本館のある「板橋区立中央図書館」は、2021年に移転リニューアルしたばかり。2、3階のテラスからは、隣接している「板橋区平和公園」の豊かな自然を楽しめる。CHECKいたばしボローニャ絵本館所在地東京都板橋区常盤台4-3-1電話番号03-6281-0560開館時間9:00~20:00休館日第2月曜、月末(祝休日の場合は翌平日)、12/29~1/4、特別整理期間★オムツ替え台や授乳スペース完備★毎月第1日曜、第3日曜14:00~外国語おはなし会を開催。ほか、おはなし会、かるがもおはなし会、映画会なども定期開催。★館内にカフェあり【東京都】三鷹市星と森と絵本の家古きよき日本家屋で、天体や宇宙、絵本と出合う国立天文台の豊かな森の中にある、大正時代の建物を保存活用した展示施設「星と森と絵本の家」。絵本や図鑑から赤ちゃん絵本まで常時 2,500 冊以上を展示しており、読書室や和室など好きな場所で絵本を楽しめる。本は「ほし」「ちきゅう」「もり」「しょくぶつ」「どうぶつ」「ひと・くらし」に分類。たくさんの絵本と自然に囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごせる。壁掛け電話機やミシンなど、館内にある昔の道具に触れたり、中庭では竹馬や輪回しなど昔ながらの遊びを体験できる。1年ごとに天体、宇宙に関連した企画展を開催。絵本やしかけがたくさんあり、子どもの知的好奇心を育む。CHECK三鷹市 星と森と絵本の家所在地東京都三鷹市大沢2-21-3電話番号0422-39-3401開館時間10:00~17:00※2022年9月現在、時間を変更して開館。HPでご確認ください。休館日火曜、12/28〜1/4、メンテナンス日※蔵書の貸出しは行っていません(館内での閲覧のみ)★オムツ替え台や授乳スペース完備【東京都】武蔵野市立ひと・まち・情報創造館武蔵野プレイス緑に囲まれた、美しいデザインの駅近図書館武蔵境駅前、境南ふれあい広場公園内に隣接する「武蔵野市立ひと・まち・情報創造館武蔵野プレイス」は、おしゃれで開放的な空間が特徴的。地下2階から地上2階までの4フロアは、図書館以外にもさまざまな機能を持ち、連日多くの利用者で賑わう。2階は料理や子育て、健康、旅行などの日常生活に役立つ図書3万冊と、約4万冊の絵本・児童図書、20誌の児童向け雑誌が同じフロアにあるので、ママと子どもが一緒に読書を楽しみやすい。ゆったりとした空間の「こどもライブラリー」。真っ白な空間、広い天井、大きな窓があり、開放的な雰囲気。「おはなしのへや」では、小さな子どもや親子が靴を脱いで自由に本を読むことができる。CHECK武蔵野市立ひと・まち・情報創造館武蔵野プレイス所在地東京都武蔵野市境南町2-3-18電話番号0422-30-1905開館時間9:30~22:00休館日水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、図書館特別整理日★オムツ替え台や授乳スペース完備★館内にカフェあり【東京都】豊洲図書館豊洲のランドマーク施設で景色と読書を楽しむ豊洲シビックセンター内にある「豊洲図書館」は、江東区内外から人が集まる憩いの場。なかでも、地上9~10階に設置されているテラス席は、美しい眺望を楽しみながら読書ができると人気を博している。靴を脱いで上がり、自由な姿勢で絵本が楽しめる「キッズコーナー」や、遊びも楽しめる「おはなしのへや」もあるから、まるで自宅にいるようにリラックスしながら読書を楽しむことができる。「現代の里山」をコンセプトとした緑豊かなテラス席。11階にある「おはなしのへや」は、読書と遊びが楽しめる。CHECK豊洲図書館所在地東京都江東区豊洲2-2-18 豊洲シビックセンター9~11階電話番号03-3536-5931開館時間9:00~21:00、(日曜祝日、12/28は19:00まで)休館日毎月第3金曜(祝休日の場合は第3木曜)、12/29~1/4★授乳スペース完備(オムツ替え台あり)★施設内に飲食スペースあり【東京都】北区立中央図書館新旧調和のデザイン! 木のオモチャや布絵本も揃う北区内一の広さを誇る「北区中央公園」内にある「北区立中央図書館」は、1919年に建設された赤レンガ倉庫と新築部分が一体化した独特なデザイン。2階にある「こども図書館」には、6万冊を超える児童書や木のオモチャ、布絵本が揃う。おすすめの絵本リストも用意されているので、本選びに迷ったら図書館員の方に相談してみて。読み終わった後は、公園の遊具で遊んだり、芝生広場でのんびり過ごしても◎!ベビーベッドや授乳室のある「子育て情報支援室」には、赤ちゃんや小さい子ども向けの絵本が揃う。重厚感ある内観は、眺めて歩くだけでも楽しい!CHECK北区立中央図書館所在地東京都北区十条台1-2-5電話番号03-5993-1125開館時間月~土曜は9:00~20:00、日曜祝日は9:00~17:00休館日第1・3・5月曜、12/29~1/4、館内整理日、ほか※2022/12/14~2023/1/4は臨時休館★オムツ替え台や授乳スペース、給湯設備完備★おはなし会は、赤ちゃん・幼児・小学生・紙芝居にわけて毎月第3・第4土曜などに開催。(小学生は第3土曜のみ、紙芝居は第4土曜のみ)【神奈川県】大和市文化創造拠点シリウス全天候型の屋内広場あり!館内全域で本が読めるリラックス空間写真:株式会社エスエス加藤俊彦芸術文化ホールなどが一体となった文化複合施設「大和市文化創造拠点シリウス」内にある「大和市立図館」。「全館図書館」をコンセプトに、1~5階まで図書館の本を配置している。広い館内では飲み物を飲みながら本を読んだり、おしゃべりを楽しめるので、親子連れにぴったり! 3階の「こども図書館」は、子ども向けの本を取り揃えたフロア。親子の遊び場である屋内こども広場も併設されている。写真:株式会社エスエス加藤俊彦1~3階までが吹き抜けとなっている開放感のある空間にはカフェも併設。写真:株式会社エスエス加藤俊彦魅力的な遊具が揃う「屋内こども広場」なら、季節や天候に左右されずに思いっきり体を動かして遊べる。※新型コロナウイルスの感染対策のため、遊具の利用につき一部制限CHECK大和市文化創造拠点シリウス所在地神奈川県大和市大和南1-8-1電話番号046-263-0214開館時間3階:9:00~19:00、4・5階:9:00~21:00(日曜祝日は20:00まで)休館日図書館・屋内こども広場は12/31、1/1★オムツ替え台や授乳スペース完備★館内にカフェあり【神奈川県】海老名市立中央図書館モダンな建築美にうっとり!365日利用できる図書館写真:海老名市立図書館2015年にリニューアルした「海老名市立中央図書館」は、1階に併設されているカフェでコーヒーを片手に読書を楽しめる空間。4階中央スペースのドーム型の天井は、プラネタリウムのように天井に映る星空を眺めることができ、定期的に上映会が催される。また、4階には親子でゆっくり過ごせるキッズライブラリーと、テラスには汽車などの遊具もある。読み聞かせのほか、キッズ向けワークショップやベビーヨガなどのイベントも随時開催。写真:海老名市立図書館近代的でおしゃれな外観が特徴的。写真:海老名市立図書館キッズライブラリーのテラスにある遊具に、動き回りたい子どもも大満足!CHECK海老名市立中央図書館所在地神奈川県海老名市めぐみ町7-1電話番号046-231-5152開館時間9:00~21:00休館日無休※業務の都合、自然災害等により、一部営業時間、開館日の変更の可能性があります。★オムツ替え台や授乳スペース完備、ベビーカー貸出あり★館内にカフェあり初めて出合う絵本に心が躍ったり、読書の後はレジャースペースで遊んだり、素敵な空間に癒されたり、カフェで一休みしたり……素敵な図書館で思い思いの時間を過ごせそう。気になるスポットが見つかったら、ぜひ足を運んでみて!
2022年10月03日保育士の中田馨さんが、絵本の読み聞かせでのやりがちNGについて教えてくれました。子どもは絵本が大好き! ママやパパも読み聞かせをする機会も多いですよね。実はNGな読み聞かせしていませんか!?こんにちは!保育士の中田馨です。子どもが好きなあそびの一つに「絵本」があります。保育園で子どもたちと過ごしている中で、絵本の読み聞かせは毎日必ず行っています。絵本は、私たち大人と子どもにとってコミュニケーションを育む時間。絵本を通して、得るものが大人にも子どもにもあると感じています。今回は、そんな魅力たっぷりの絵本の読み聞かせの方法をお話しします。 絵本の読み聞かせが義務になってはいけない「子育てには絵本が良い」「想像力を養う」「感情が豊かになる」「親子のコミュニケーションの時間」など、よいことばかり言われる、是非とも取り入れていきたいあそびの一つです。ですが、その読み聞かせが「子どものために絵本を読まなければいけない」の義務になってはいけません。絵本を読むときは大人も一緒に楽しむことが基本ですよ。ただ、文字だけを追いかけていると淡々としてしまいます。 私が心がけているのは子どもの表情をチラッと見ること。なぜなら、絵本に引き込まれていく子どものキラキラした表情を見ていると、こちらも楽しくなるからです。「何だか、絵本の読み聞かせがしんどいな」と思った時ほど、子どもの表情をチラッと見てみてください! 全ての文字を丁寧に読まなくてもOK「この一冊の本を全て読む」が親の目標かもしれませんが、子どもの年齢によってはそれが目標ではないこともあります。1冊読む集中力がない場合もあるからです。まずは、絵本1ページ1ページの流れや文字をきちんと読むことではなく、絵本に触れ合うことが目標です。 例えば、「キツネがコンコンと鳴きました。それを聞いてうさぎが“キツネさんどうしたの?”と言いました」と書いてあったとしても、「キツネとうさぎだね」と簡単に読んでページをめくってもいいのです。きっと子どもが必ず立ち止まるページがあるはず。だったら、そのページを「どんぐりの木があるね。こっちはクマがいるよ」なんて、じっくりと研究してもいいでしょう。 次々めくる手を止めなくてもOKママがめくる前に、ペラペラと絵本のページをめくるので「待って。まだ読んでないよ」と止めなくてもOKです。これは1歳ごろのお子さんに多い姿です。自分でページをめくることが楽しくて仕方ないのでしょうね。「キツネがいましたと思ったら、ホットケーキを食べて、アラ!もう終わっちゃった」といった感じで、あっという間にお話が終わってしまうこともあると思いますが、それはそれでおもしろいので、子どものペースに合わせてみてもよいでしょう。「でもやっぱり一緒に読みたいわ」という場合。最初から欲張って物語には手を出さず、まずは文字がとっても少ない絵が中心の絵本を選び、一緒に読み進めていくことからスタートしてみましょう。 ゆっくり読まなくてもOK子どもに向けて読むのですから。ゆったりと一字一句丁寧に読んだ方がよい?元気にハキハキと読んだ方がよい?など、絵本の読み方も気になってしまいますね。もちろん、ゆったりと読んだりハキハキと読むこともOKです。でも実は、少々スピード感があっても子どもは集中します。特に、ある程度の長い物語を読み聞かせられるようになった2歳以降におすすめです。 また、セリフの部分をわざと小さい声で、ひそひそ声で読んだりしたり、場面の切り替わりに一瞬大きな声で文字を読んでみたりと、声のトーンの強弱をつけることができると更によいですね。きっと、子どもはママの読む絵本の世界に引き込まれていきますよ。 絵本の読み聞かせには、「いろいろな効果があるよ」と言われていますが、効果を考えるよりも、親子で読むことを楽しむことが一番大切!絵本と一緒に、楽しい時間を過ごしてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年08月30日わが家では、長女が小さいころから寝る前に絵本を読むことが多く、今も寝る前はみんな布団に集合し、絵本を読むことがあります。■絵本の読み聞かせ、なぜかパパが人気!私自身、絵本が好きなので、本屋さんに寄ったときは、目的の本がなくても、絵本コーナーに立ち寄ってしまいます。長男が「幼稚園で読んだ! おもしろかった!」と言っていた本の同じシリーズや、同じ作者の人が描いた本を探しに行ったり、おもしろそうな絵本を見つけ、衝動買いしてしまうこともよくあります。買った後は、子どもたちのよろこぶ姿を想像し、読むことを楽しみにするのですが…。いざ、絵本を読もうとすると、「パパに読んでもらう! パパがいい!」という子どもたち。そんなっ! 読むのが楽しみで買ったのに!「なんで? ママが読むよ?」と必死にアピールするのですが、「パパの方がおもしろいから」の言葉…。わが家では、なぜかパパの絵本の読み聞かせが大人気、その理由は…。 ■セリフや効果音を付け足して読むことで、大盛り上がりに!書かれていないセリフや、効果音を付け足して読むので、単純な話が、パパの手にかかればテレビを見ているような盛り上がり。毎回、読み方も変わるため、ひとつの絵本で何通りものストーリーになります。お腹を抱えて笑いながら聞く子どもたち。体も動かすの、アトラクションも兼ねます。絵本読みは、パパに勝てません。
2022年06月02日Dearliy株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:進藤 貴史、以下「Dearliy」)は、出版が決まった絵本『こぐまおのMorning』を、多くの方と一緒に創り上げていくため、クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2022年7月7日まで挑戦中です。こぐまおのMorning「CAMPFIRE」URL: ■背景出版が決まった絵本『こぐまおのMorning』を、制作段階から完成まで創り上げていく過程を共有し、プロジェクトにご支援いただく方と一緒に、多くの方に愛される物語にしていきたいと考え、クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。■『こぐまおのMorning』で届けたいメッセージタイトルは『こぐまおのMorning』この物語は、こぐまの“こぐまお”が、新しい日常を受けいれる物語。ある日突然、朝が来なくなってしまった島“アウバリ島“。“こぐまお”は大好きだった波乗りができなくなってしまう。怖くて、不安で、それでも、“こぐまお”は自分なりの1歩を踏み出す。「相手を思いやって考え、行動する」その連鎖が素敵な奇跡を起こす。当たり前の日常が変わってしまった「今」を、どうやって生きていこうか?あなたに大切なことを思い出させてくれる物語をお届けします。実際の物語は、下記から無料で読むことができます。『こぐまおのMorning』 ■Dearliyについて会社として掲げるビジョン達成のためにも、<自分の人生を謳歌する>メッセージと仕組みを提供していきたいと、Appサービスの開発、提供と併せて、オリジナルコンテンツの準備を進めています。絵本などのオリジナルコンテンツは、Appサービスと共に、Dearliyの二つの柱のうちの一つ。オリジナルコンテンツの一つ目のアウトプットとして、『こぐまおのMorning』を絵本として出版することを決めました。■リターンについて ※一部抜粋、全て税込価格2,000円 :絵本 『こぐまおのMorning』2,000円 :ドリップバッグコーヒー12袋8,000円 :ドリップバッグコーヒー50袋150,000円:限定5個 シリアルナンバー入り こぐまおの額入りキャラクター仕様書150,000円:限定5個 シリアルナンバー入り くまおの額入りキャラクター仕様書300,000円:こぐまお クラウドファンディングスポンサー■プロジェクト概要プロジェクト名: ~テーマパークに向けての一歩~“こぐまお”の物語を絵本にして多くの方に届けたい!期間 : 2022年5月26日(木)~7月7日(木)23:59URL : ■会社概要商号 : Dearliy株式会社代表者 : 代表取締役 進藤 貴史所在地 : 〒214-0014 神奈川県川崎市多摩区登戸2432-1Bluewater Building 6F設立 : 2019年8月6日事業内容: ・ITサービス事業ライフログアプリ「Dearliy」の企画・開発・運営・IPビジネス事業キャラクター・ストーリーコンテンツを軸とした各種IPビジネス・コンサルティング事業新規事業創出を目的としたコンサルティング事業・デザイン事業WEBサイト制作や資料作成、ストーリー戦略に基づくブランドデザイン事業資本金 : 2,019,620円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】Dearliy株式会社 お客様相談窓口お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月01日しかけ絵本が大好きな娘さんですが、それ以上に好きな行動が……。そのため世にもおそろしい絵本ができてしまったとか。その絵本とは一体……?うちの娘はキャラクターが動かせたり、音が出たりするしかけ絵本が大好きでした。しかけ絵本があるとしばらくおとなしくなるので、どこへ行くにも1冊はバッグに入れていた時期があります。 世にもおそろしい絵本完成…!? 育児あるあるなのかわかりませんが、しかけ部分の破壊がすごかった時期があって、直しても直しても破かれるので、絵本がたびたび謎の小冊子になっていました。(真っ白の部分が多い) 娘の手先が器用になり、物を壊したらまずいということが理解できるようになると、絵本を破かれることはほぼなくなりました。今振り返ると懐かしいです。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年05月17日トライセラトップスの和田唱が絵本『ばぁばがくれたもの』をリリースすることを発表した。和田は「大切な人を無くした方々の気持ちに、寄り添っていきたい」との想いから、今は亡き愛しい祖父母との思い出から一編の物語を作成。「愛する人の存在がなくなってもちゃんと見守ってくれている、繋がっている、そんな優しい気持に包まれてほしい」と、音楽活動の傍ら和田自身がこの原作を書下ろした。「人はこの世を去っても魂は生き続けるの? 目に見えない世界って存在するの? 幽霊はいる? 神様は?」など、子供のころから和田自身が不思議に思っていた疑問に対する答えがこの本に込められており、「この絵本があなたにとっての、安心の気持ち、優しい気持ちを連れてきてくれたら、こんなに嬉しいことはありません」と巻末にコメントも残している。絵を描いたのは、和田の文化学院美術科の同窓・佐々木一聡。和田からの呼びかけに応じ、今回初めてのタッグ作となった。また今作では、この絵本のテーマに沿って和田自身が書き下ろした新曲「オレンジ色のやすらぎ」を収録したCD付きも発売。出版社の通販サイトでは、発売に先駆けて和田や佐々木のサイン入り絵本の数量限定の予約販売がスタートしており、さらに7月には絵本の原画展も予定されている。<書籍情報>『ばぁばがくれたもの』2022年5月20日(金) 発売『ばぁばがくれたもの』表紙作:和田唱絵:佐々木一聡A4 変形 200×290mm カラー 32ページ絵本単価:1,980円(税込)CD付:3,300円(税込)通販サイト:ツバメ出版流通: OFFICIAL SITE
2022年05月14日笑顔で世界を繋げる新しい絵本出版社、株式会社ラフコネクト(所在地:宮城県大崎市、代表取締役:後藤 大志)は、絵本出版記念イベント「みんなで絵本作家と笑う日」を2022年6月5日(日)に開催します。当社が第一弾として出版する絵本販売と同時に、作家と直接交流できるイベントです。イベントバナーラフコネクトHP ■絵本作家と直接交流!笑顔で人を繋げる新しい時代の出版社の試みラフコネクトは、絵本がうみだす笑い(Laugh)を信じ、すべての人たちを繋ぐ(Connect)新しいいカタチの出版です。そして、子育てに悩む母親・父親、障害児・者、介護従事者、外国人移住者など、いま日本が抱える様々な社会的問題に対峙し、絵本を通じて社会的孤立のない社会の実現を創造していきたいと考えています。今回の出版イベントは、当社が6月5日に販売する第一弾の絵本出版を記念して開催します。絵本の面白さを作家本人が伝える参加型のステージから紙芝居の作り方を教えるワークショップまで、小さなお子さんから大人の方まで楽しんでいただける内容になっています。絵本ラインアップ■みんなで絵本作家と笑う日 ~ラフコネクト第一弾絵本出版記念イベント~【参加予約】 【会場】 食の蔵 醸室(かむろ)内 寺子屋ホール(宮城県大崎市古川七日町3-10)【お問い合わせ】メールアドレス: info@laughcnt.com QRコードからもお申込みできますTEL : 0229-25-7150※Instagram・Facebook・Twitter・YouTube 各SNSでも情報発信中ラフコネクト イベントQRコード<イベント概要>◇日時 :2022年6月5日(日)◇午前の部:絵本と紙芝居ステージ◇時間 :10:30-11:30絵本作家本人による絵本の披露/参加型の楽しい紙芝居ステージ/家族みんなで笑顔になれる時間◇定員 :30名(先着順)/1組3名まで◇対象年齢:0歳~大人も可◇参加費 :無料◇午後の部:紙芝居ワークショップ◇時間 :13:30-15:00キミも未来の絵本作家になれる!?/絵本作家が紙芝居の作り方教えます/創作ワークショップ◇定員 :30名(先着順)/1組3名まで◇対象年齢:5歳~大人も可 ※未就学児は大人の付き添い必要◇参加費 :1,000円【出演絵本作家】◇保科 琢音 ~絵本を書いて紙芝居を創って落語も喋る!ラフコネクト社長!~絵本「よぞらのおくち」「たまちゃん」社長 保科 琢音絵本「よぞらのおくち」絵本「たまちゃん」◇ごみた こずえ ~物理を学んだ絵本作家!目指すは絵本界のニュートン!~絵本「おそらのいろってどんないろ?」「すてきなせかいのはじまり」ごみた こずえ絵本「おそらのいろってどんないろ?」絵本「すてきなせかいのはじまり」◇稲葉 野々 ~人生縦横無尽の新人絵本作家 ラフコネクト絵本作家道場一期生!~絵本「くだものベッド」稲葉 野々絵本「くだものベッド」■ラフコネクト 会社概要ラフコネクト ロゴ私たち、ラフコネクトは地方から絵本業界を変えていく出版社です。地方から全国に絵本を販売し、そして海外にチャレンジしていける企業を目指しています。当社は絵本作家がきちんと収入を得て、生計を立てていけるビジネスモデルを目指しており、絵本作家と共に成長していくベンチャー企業です。絵本作家に営業力を集中し売り込んでいく施策や「絵本作家道場」という育成システムを運営し、熱意ある絵本作家の開拓から絵本の販売を一環して行っていきます。会社名 :株式会社ラフコネクト(Laugh Connect Inc.)所在地 :〒989-6301 宮城県大崎市三本木桑折都松17-57(三本木シェアオフィスSunBrew内)設立年月:2021年5月13日役員 :代表取締役 後藤 大志取締役 社長 保科 琢音取締役 副社長 藤澤 りか事業内容:絵本の出版、オリジナル絵本の受託作成、絵本作家の育成YouTubeラフコネクトちゃんねる 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月10日この記事では赤ちゃんの絵本の読み聞かせについて、医師監修のもとマンガで解説します。スキンシップとしても、教育としても絵本の読み聞かせには効果があります。最初は身近なモチーフの絵本から入り、徐々に物語のある絵本に変えていくといいでしょう。絵本の読み聞かせは、赤ちゃんとのコミュニケーションやスキンシップなど大切な役割を果たします。でも、赤ちゃんが低月齢のころは絵本を読んであげても意味がわからないので、効果がないと思っている人もいるかもしれません。そこで今回は読み聞かせを開始する時期やコツについて解説します。 赤ちゃんに絵本を読み聞かせするのはいつから?個人差はあるものの、赤ちゃんが言葉を覚え出すのは1歳前後とされています。このころから、赤ちゃんは短い単語を使って感情表現をするようになり、1歳半ごろから赤ちゃんは語彙を増やしていき、短い文章を作って話し始めるのが一般的です。そうなると簡単な絵本の内容も理解できるようになります。「言葉を覚えさせる」「お話を楽しんでもらう」という意味では、1歳半を目安にして読み聞かせをするのが効果的です。 しかし、基本的には生まれてすぐからでも読み聞かせには意味があります。赤ちゃんは文字を理解しませんが、耳で音を聞くこと、絵を見ることなどを楽しみます。また、読み聞かせには学習以外の効果も多くあります。たとえば、読み聞かせは赤ちゃんと親のコミュニケーションの場です。親からやさしく語りかけることで赤ちゃんは安らぎを覚えますし、親も赤ちゃんへの愛情を確認できる時間となります。さらに、毎日寝る前に読み聞かせを習慣にすると睡眠の儀式となり、生活リズムも整いやすくなるでしょう。本が身近な存在となって、将来的に読書が好きになるかもしれません。絵本に興味があれば、言葉がわかるようになったころの読み聞かせもより楽しめるでしょう。このようなことから、赤ちゃんが絵本の内容をわからない時期でも、読み聞かせを始めることは有意義といえます。 先ほどお伝えしたとおり0歳児で言葉や物語は追えなくても、音や絵の印象だけなら楽しむことができるので、抑揚をつけたり、「にこにこ」などの擬態語などが含まれた絵本を読み聞かせたりして、一緒に楽しみましょう。親と一緒にいろいろな絵が移り変わる時間を過ごすのは、大切なスキンシップになります。まずは図書館や本屋さんで赤ちゃんに見せてみて反応が良いものを選んでもよいでしょう。 赤ちゃんに絵本を読み聞かせする効果は?絵本の読み聞かせのメリットとしてはまず、「情緒の安定」が挙げられます。赤ちゃんは絵本の内容がわかっていなくても親が読む声をずっと聞いていて、感覚的に気持ちのいい時間を過ごせます。優れた絵本は優れた文章で書かれているため、親の読む声も耳触りがよくなります。安心感のある時間をたくさん持つことで赤ちゃんの情緒は安定していきます。また、成長したときに感情表現が豊かで、他者への共感能力が高くなりやすいでしょう。 次に、「好奇心の芽生え」も重要なポイントです。家族に囲まれた日常ではなく、まったく知らない世界を赤ちゃんは絵本でのぞきます。その結果、赤ちゃんは好奇心が刺激され、キャラクターや世界観などを「もっと知りたい」と思うようになります。こうした感情は、成長したときの学習意欲や向上心へとつながり、芸術的な視点を養ううえでも大切な機会となります。 そして、「親子のきずなの再確認」も読み聞かせでできます。絵本は親から子に物語を読み聞かせることで、テレビではできないコミュニケーションが生まれます。同じ物語でも、親が工夫して読み上げれば、そのたびに赤ちゃんは違う感想をもつはずです。赤ちゃんは絵本の内容こそ覚えていなくても親から愛情を注がれた記憶は残っていくので、良好な親子関係を築く礎ができていきます。 赤ちゃんの絵本の読み聞かせ方のポイント読み聞かせするうえでのポイントは、赤ちゃんに「感想を求めない」ことです。赤ちゃんは絵本を読んでいる間、素直に楽しんでくれているはずです。しかし、感想を聞くのは意見の強要になってしまう恐れがあり、赤ちゃんはストレスを覚えてしまいがちです。場合によっては、絵本そのものへの嫌悪感につながりかねません。 読み聞かせが終わったら、「おもしろかったね」と声をかける程度で十分です。もしも赤ちゃんが気に入ってくれたなら、感想を求めなくても笑顔になったり、繰り返し読んでほしがったりといった反応があるでしょう。 「赤ちゃんと触れ合いながら読む」ことも大切です。読み聞かせはスキンシップの時間でもあるので、ひざに乗せたり、隣に寝たりしておこなうのが理想的です。こうした習慣を続けると、赤ちゃんは絵本の内容がわかっていなくても「お母さんやお父さんと触れ合える時間」だと思ってくれるようになります。そして、読み聞かせの時間が好きになり、将来的には本そのものに興味を持ってくれます。また、親子が仲良くなるためにも欠かせない時間になるでしょう。 月齢別のおすすめ絵本低月齢の赤ちゃんなら、「にこにこ」「わんわん」「ぶーぶー」など、言葉が繰り返されて心地よいリズムの感じられる絵本がよいでしょう。まだ視力が十分に発達していないことから、はっきりした色づかいや形が描かれている絵本の方がより楽しめると言われています。 生後10カ月ごろになると、赤ちゃんは絵本を玩具のように捉えて楽しむことができるようになります。しかし、この時点ではまだ物語までは追えません。赤ちゃんにとって身近なものをモチーフにしたシンプルな絵本を読み聞かせるのがぴったりです。 たとえば、野菜や果物などの「食べ物」の絵本は、赤ちゃんが見たことがある絵が多く、親しみをもって見ることができます。また、乗り物の絵本も愛されやすいジャンルです。電車や車を絵本で知った赤ちゃんは、実際に自分が乗る立場になったときに感動を覚えてくれます。知的好奇心を育むうえでも、適した絵本といえるでしょう。 1歳を超えたあたりから、赤ちゃんは簡単な物語にも反応できるようになっていきます。身近なテーマを好むのは変わらないものの、リズム感やユーモアをともなったフレーズが載っている絵本をおもしろがってくれるでしょう。さらに、音が流れる仕様になっていたり、歌が出てきたりする絵本も人気です。これらの絵本はリラックス効果があるだけではなく、音感を養うこともできます。そして、1歳半ごろからは知育絵本を取り入れるのも効果的です。ごはんや着替えといった生活習慣を楽しみながら学べる絵本によってマナーを教えてあげるのもいいですね。 注意点としては、絵本選びが親の自己満足にならないことです。優先するべきは赤ちゃんの好みであり、苦手な本を無理に読まされても赤ちゃんは心から楽しめず、読み聞かせという行為そのものが苦痛に変わっていくかもしれません。赤ちゃんの好きなジャンルを意識して本を選びましょう。 まとめスキンシップとしても、教育としても絵本の読み聞かせには効果があります。赤ちゃんが生まれたら、積極的に読み聞かせをおこないましょう。赤ちゃんが読んで共感できる内容は時期によって変わっていきます。最初は絵の印象や音を楽しめるものから始めて、10カ月ごろになったら身近なモチーフの絵本も取り入れつつ、徐々に物語のある絵本に変えていくといいでしょう。 作画/はたこ監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
2022年04月30日絵本・こどもの本の出版社・ひだまり舎(東京都八王子市、代表:中村真純)は、子どもの権利を考えるミニワークショップ、絵本原画展、トークイベントを、2022年4月末から5月にかけて東京上野と赤羽で開催することをお知らせいたします。いずれも、絵本『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』(2021年9月 ひだまり舎刊)をツールに、「子どもの権利」について考えるという企画です。憲法記念日・こどもの日を含むGW、おとなも子どももあらためて「子どもの権利」について考えるきっかけになるイベントです。絵本書影■絵本『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』について子ども基本法が議論され、「子どもの権利」が注目されています。しかし実際には、おとなも子どもも、それについて学ぶ機会がほとんどありません。絵本の制作チームは、教員の約3割が「子どもの権利条約」の内容を「知らない」と回答したセーブ・ザ・チルドレンの調査を知り、衝撃を受けています。絵本『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』は、子どもたちが、気持ちを手がかりに自然に自分の権利について理解することを助けるた絵本です。そうすることで、苦しい立場におかれる子どもたちだけでなく、周りのおとな、ひいては、それを取りまく社会全体の理解が深まることを確信しています。2020年春、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大していくなか、国連・子どもの権利委員会がひとつの声明を出しました。この「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する声明」が、この絵本出版のきっかけとなりました。佛教大学社会福祉学科の長瀬正子准教授は、学校の一斉休校や遊び場の閉鎖などにより、おとなも子どもも混乱を極める中でこの声明に出会い、自分の置かれている状況が頭の中で整理されていくのを感じたといいます。それまでモヤモヤとしていたものが、声明を読むことで、「これは大切なことなのだ。それがなされないことに対して疑問や怒りを覚えていいのだ」と思えたそうです。長瀬さんは、後に様々な記事の中でこう語っています。「この声明を読んで、子どもにとって世界がどのような事態になっているのかを理解した上で、子どもとの日々の暮らしをどう乗り切り、何を注視し、社会へのアクションをどう起こすべきか考える助けとなった」。声明は、11の項目で構成され、コロナ下において奪われやすい子どもの権利とそれを保障していくうえで重要な視点が述べられています。項目の2番目に子どもの遊ぶ権利、休息と文化的・芸術的活動の保障が位置づけられ、権利委員会の姿勢が読み取れます。長瀬さんは、2020年4月8日に出されたこの声明を、平野裕二氏の日本語訳(4月10日発表)を元に、中高生にも理解できる平易な日本語訳にして5月5日のこどもの日に発表、同年9月にはこれを元に自費出版でワークブック絵本『子どもの権利と新型コロナ』を完成させます。このワークブック絵本は口コミで広がり、半年で4版2,900部を完売。その過程で、絵本専門店の店長から編集者を紹介され、ひだまり舎から、より子ども向けに再構成した『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』を出版することとなりました。2021年9月の出版以来、『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』は、徐々に広がりを見せ、半年で重版となりました。ワークブック付録付き「コロナ下で考えた非常時の子どもの権利」という言葉が表紙にかかれています。非常時に子どもが気持ちを押し込めてしまうことの危険性、気持ちを表に出すことの大切さを感じている長瀬さんは、子どもの気持ちを聴くことが「子どもの権利」を考える上で欠かせない、最も大切な視点であるといいます。この絵本は、その視点に重点をおいたワーク型絵本の形をとり、自分の気持ちと向き合う中で、「子どもの権利」についてまなべる仕組みになっています。気持ちに寄り添う絵本のワークページ書き込み式のワークブックが付録としてついており、言葉でうまく表現できない子どもも、塗り絵や絵で自分の気持ちを表現できるようになっています。また、画家のmomoさんのやわらかな絵は、読者の気持ちを解きほぐし、本来子どもがどんなふうに大切にされるのかを示しています。難しく考えられがちな「子どもの権利」について、気持ちに寄りそいながら自然に考えることができます。基本的な子どもの権利に関する学びのページも充実しています。先の声明の「かんたんな日本語訳」とその解説や、おとなのための子どもとのワークのヒント、困ったときの連絡先などの情報も掲載しています。【絵本書誌情報】タイトル: きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?著者 : 長瀬正子・文 momo・絵ISBN : 978-4-909749-10-9発行 : 2021年9月1日発行発売元 : ひだまり舎書誌情報: ■イベント(1) 上野の森親子ブックフェスタ内イベント ミニワーク「かいてみよう!あなたのきもち」コロナ下、そしてウクライナの戦争など、私たちはさまざまな思いを心の中にため込んでいます。このイベントでは、まずその気持ちを自由にかきだしてみよう、というところからスタート。その後、その気持ちが、どのように「権利」とつながっているのか、長瀬正子さんとmomoさんからお話ししていただきます。<日程・開催場所>日程 :2022年5月4日(水・祝) 13:00~13:30開催場所:上野の森親子ブックフェスタ内イベントテント登壇 :長瀬正子・momo■イベント(2) 『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』絵本原画展赤羽の子どもの本「青猫書房」にて、絵本原画展開催中(4/27~5/23)。開催期間中、青猫書房では子どもの権利関連絵本フェアとして、子どもの権利条約関連の本や、直接「権利」をうたったものではないけれども、子どものもつ権利にイメージを広げて考えることのできる絵本などをそろえています。<日程・開催場所>日程:2022年4月27日(水)~5月23日(月)会場:子どもの本「青猫書房」〒115-0045 東京都北区赤羽2丁目28-8 TimberHouse 1F■イベント(3) トークイベント「わたしの気持ちと子どもの権利~語ることからはじめよう~」原画展開催中の青猫書房にて、著者長瀬正子さんとmomoさんによるトークイベントを開催します。絵本のメイキングストーリーや、「気持ちと権利」の関係、子どもの気持ちをきくというのはどういうことか、等々、興味深い話がうかがえます。長瀬さんの主催するWEBサイト「ちいさなとびら」でおすすめする子どもの権利関連絵本の紹介も。<日程・詳細>タイトル:トークイベント「わたしの気持ちと子どもの権利~語ることからはじめよう」日程 :2022年5月4日(水・祝) 16:00~18:00会場 :子どもの本「青猫書房」登壇 :長瀬正子・momo定員 :20名(要予約)参加費 :1,000円参加申し込みはこちらより↓ ■会社概要商号 : ひだまり舎所在地 : 東京都八王子市代表 : 中村真純設立 : 2018年8月事業内容: 絵本・子どもの本の出版・編集・販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月28日こんにちは、保育士の中田馨です。子どもとの触れ合い遊びの1つが「絵本」です。私は保育士という職業柄、毎日子どもたちと一緒に絵本に触れ合っています。今回は、数ある絵本のなかで、子どもたちに人気があり、私もおすすめする絵本を6つご紹介します。 絵本を選ぶときに大切にしていること私が1〜2歳児の子どもたちに絵本を選ぶときに大切にしていることは、・年齢にあった話の長さであること・読んだときに子どもの喜ぶ顔が想像できるものこの2つです。そして、子どもと絵本を読むときは絵本を読むことに集中しましょう。子どもに「絵本読んで」とお願いされたら、家事やスマホはいったん横に置きます。保育所では、子どもをひざに座らせてお互いの体温を感じながら、やさしく心を込めて読みます。そして「もう1回」と言われたらもう1回読みます。ふれあいの時間が楽しければ楽しいほど子どものリクエストも増えますが、できる範囲で答えてあげましょう。また、絵本はお勉強をしているわけではありませんので、文字を覚えさせたり、感想を聞く必要はありません。読んだらそれで終了。感想を聞かなくても、子どもは心の中に温かい感情をたっぷりため込んでいます。 では、次から具体的におすすめする絵本を紹介します。 1. リズムで楽しめる絵本まずは、リズムを楽しめる絵本を紹介します。 『だるまさんが』(ブロンズ新社)1ページ目は、赤い愛嬌のあるお顔のだるまさんが「だるまさんが」と揺れながらリズムよくスタート。そんなだるまさんがころぶのは大人なら誰もが予想できますが、その後もだるまさんは予想外なさまざまなことをします。大人も思わず「クスッ」と笑ってしまう楽しい絵本です。親子で体を揺らしながら、だるまさんのまねっこして読んでも楽しいです。 『きんぎょが にげた』(福音館書店)きんぎょが水槽から逃げて、おうちのさまざまなところにかくれんぼするお話。「にげた」と「こんどはどこ」が繰り返される言葉のリズムの楽しさもありますが、毎ページ毎ページきんぎょを探す楽しさもあります。最初にこの絵本を読んだ子は、一生懸命きんぎょを探します。何回も読んでいるうちに、きんぎょの行方はわかるんだけど「パッ!」と見つけることを楽しむ子、周りの絵を見始める子と1回目とは違う楽しみ方を始めます。 2. 親子で食べたくなる絵本続いて、読んでいて思わずおなかが「グー」っとなってしまうような絵本を紹介します。 『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)こぐまちゃんシリーズのなかの1冊。今回は、しろくまちゃんがママと一緒にホットケーキを作ります。材料を混ぜて焼いていくのですが、フライパンで焼くときの描写が何とも言えずおいしそう。できあがったホットケーキはふっくらとして甘い香りがただよってきそうです。最後はお皿を洗っておしまい。読むと大人でもホットケーキが食べたくなります。 『ごはん』(福音館書店)ページをめくると、ずらーっと「ごはん」が並んでいます。こんなにもたくさん「ごはん」があるんだと読むたびにビックリします。一つひとつのごはんを指さしながら「たけのこごはん」「さつまいもごはん」「おせきはん」と、子どもはつまんで食べるまねをします。まさにおなかがグーっとなるおいしい絵本です。 3. 不思議な世界がおもしろい絵本最後は、不思議な世界に入ってしまう絵本です。 『もこ もこもこ』(文研出版)「もこ」と出てきてどんどん大きくなって「ぱちん!」とはじけて。きっと読む子によって感じ方が違うんだろうなと思う絵本です。目をまん丸にしながら真剣に読んでいる子どもの表情を見るのも楽しい絵本です。 『ねないこだれだ』(福音館書店)せなけいこさんの不思議な世界。「こんなじかんにおきているのはだれだ?」から始まり、出てくるのは表紙にもなっているおばけ。何度も読んでいるうちに、おばけが出てくると「きゃあああ!!」と言って大喜びする子どもたち。子どもによっては本当に怖がって嫌がる子もいますので、そんなときはそっと隠している絵本でもあります。 心にポッと温かいものを与えてくれる絵本。親に読んでもらったり、自分でも何度も読み返したりした絵本は、大人になっても心の宝物になりますよね。子どもにとって「絵本」の時間は、絵本の内容が楽しいこともありますが、ママやパパとのスキンシップの時間でもあります。義務に感じる必要はありませんが、余裕があるときには絵本の時間を取り入れてみてください。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、商品によっては現在と異なる場合があります。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年04月17日世界で起きていることを考えると、改めて戦争の恐ろしさや平和であることのありがたみを感じますよね。なぜ戦争が恐いのか。なぜ平和でならなければならないのか。絵本を通して、今、子どもに伝えてみるのはどうでしょう? モデルで絵本ソムリエのアンヌさんが「戦争・平和」をテーマにした絵本を8冊セレクトしてくれました。小さな子でもわかりやすい内容で、年齢を重ねてから読むとまた感じ方が変わるというおもしろさもあります。ぜひこの機会に親子で読んでみてはいかがでしょうか。戦争・平和がテーマの絵本 #01作者である少年の目線で“平和”について描かれたおはなし『へいわってすてきだね』 「与那国島に住む6歳の少年の詩に長谷川さんが絵を添えて出来上がった作品。子どもの目線から、“平和ってなんだろう”と純粋に考え、素直に答えていきます。のどかな景色、家族、友人、やさしい心。その言葉のひとつひとつが、私たちの心にストレートに届き、当たり前の日々の尊さに改めて気付かされます。平和について考える小学生にはもちろん、愛らしい生き物も登場するので小さい子にもおすすめです。すぐに理解できなくても、何度も繰り返し読んで聞かせていくうちに、あるいは何年かのときを経たときに、本当に大切なことへの理解が深まるはずです」『へいわってすてきだね』文:安里有生 絵:長谷川義史(ブロンズ新社)対象年齢:5歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #02いがみあいを続けた末に待っていたのは……?!『もっと おおきな たいほうを』 「王様は立派な大砲を持っていました。でも戦争がないので打てません。そこへ、川の向こうのキツネたちがサカナを取り始めます。王様は自分の好物を勝手に取られたと憤り、大砲を打ち上げます。するとキツネも負けてはいられません。双方はもっと大きな大砲をと競い合い、いがみあいはエスカレートしていきます。そのうちに突拍子もない展開に。戦争のおろかさを滑稽に描いたおはなし。ホッとする結末には、平和について改めて考えるきっかけになるでしょう」『もっと おおきな たいほうを』文・絵:二見正直(福音館書店)対象年齢:3歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #03平和と戦争をひと目で比較できる『へいわとせんそう』 「Noritakeさんのシンプルな絵に、谷川俊太郎さんの淡々とした言葉を合わせた作品。『へいわのぼく、せんそうのぼく』、『へいわのうみ、せんそうのうみ』というように、同じテーマを扱い、左ページには平和、右ページには戦争の状態を載せて、比較できるようになっているつくりです。違いは一目瞭然。小さい子にもとてもわかりやすく、そのシンプルさがすばらしい。それでは、敵と味方の違いはなんでしょう? 年齢を重ねればさらに心に強く響くはずです」『へいわとせんそう』文:たにかわ しゅんたろう 絵:Noritake(ブロンズ新社)対象年齢:3歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #04実話をもとに描かれたストーリー『タケノコごはん』 「日本が戦争をしていたころ、主人公の男の子の学校には、けんかの強いさかいくんがいました。ある日、さかいくんのお父さんが戦場に行くことになり、そのうちに帰らぬ人となりますが、強いさかいくんは泣きません。でも、以前より意地悪になりました。しばらくすると、みんなが大好きな先生も出征することになります。お別れに、みんなでほかほかのタケノコごはんを食べます。みんなの想いは? そしてさかいくんは? 子どもながらに感じる、悲しみや怒りの入り混ざったやるせない想いと、ごはんのあたたかさのコントラストが身につまされます。何度も読むうちに子どもは、戦争の惨さをより深く理解していくことでしょう。映画監督の大島渚さんがご自身の体験から書かれたお話です」『タケノコごはん』文:大島 渚 絵:伊藤秀男(ポプラ社)対象年齢:6歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #05小さな子でも理解できるやさしい絵と文『おひさまとおつきさまのけんか』 「ある日、おひさまとおつきさまはけんかをしてしまいます。おつきさまの遅刻をちょっと叱ったおひさま。それに対しておつきさまは……。そのやりとりが次第にエスカレートし、周囲を巻き込んで、とうとう本当の戦争になってしまう、といった世界で起こっていることの縮尺図のような作品。結局、苦しむのは小さきもの。きっかけはほんとうに小さなことだったのに。馴染みのあるせなせいこさんの絵で、小さな子でもわかりやすいです。平和の大切さや戦争の悲しさを理解する導入本にぴったりの一冊」『おひさまとおつきさまのけんか』絵・文:せなけいこ(ポプラ社)対象年齢:3歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #06世界で起きていることを想像してみよう『ぼくがラーメンたべてるとき』 「ぼくがラーメンをいつものように食べているとき。その同じときに、おとなりでは? 地球の向こうでは? いったい何が起こっているでしょう。同じように穏やかに昼食をとっているでしょうか。いいえ。ある子は、子守りをし、ある子は働き、ある子は……。自分と同じ子どもでも、さまざまな状況がある。共感から、世界のさまざまな人や状況への想いを育み、想像力を広げ、平和を考えるきっかけとなるような作品。長谷川さんの短い文と元気のいい絵で、重たくなりがちなテーマも親しみやすくなっています」『ぼくがラーメンたべてるとき』作・絵:長谷川義史(教育画劇)対象年齢:4歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #07ウクライナへ想いを馳せて読んでみよう『てぶくろ』 「多くの子どもたちが親しんだ絵本。実はウクライナの昔話です。雪の積もる寒い森で、おじいさんがてぶくろを片方落としてしまいます。それを見つけた一匹のネズミは、中に潜り込みます。そこへカエルがやってきて、一緒に入れてもらい、つぎにウサギ、そのつぎにはキツネ、という具合にどんどん大きな動物たちがやってきて、てぶくろはぎゅうぎゅうになっていきます。いまにも弾けそうなてぶくろに、読み手もハラハラドキドキ。寒い外の空気とぬくぬくのてぶくろの中を想像すると楽しいです。こんなお話に親しんで、遠い国へと思いを馳せ、心を寄り添わせることができるといいですね」『てぶくろ』絵・文:エウゲーニ・M・ラチョフ 訳:うちだ りさこ(福音館書店)対象年齢:3歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #08けんかのデメリットがわかる『みんな なかよし けんかばし』 「とある村を東西に分ける川には、人々が行き来する橋がかかっています。そこでは大人も子どももいつもけんかばかり。それでもパン屋、鍛冶屋、靴屋、仕立て屋など、村にひとつしかない専門店に行くには、その橋を渡るしかありません。ところがある日、嵐で橋が流されて……。もうけんかをしなくて済むと人々は肩を撫で下ろしますが、ふと気付けばとんでもなく不便なことに。慌てふためいた人々はてんやわんや。愉快なドタバタ劇ですが、同時に争いの馬鹿馬鹿しさも痛感する作品です」『みんな なかよし けんかばし』文:ジョーン・オッペンハイム 絵:アリキ 訳:みき たく(童話館出版)※「童話館ぶっくくらぶ」という絵本の定期便を行っています。対象年齢:5歳くらいから▼こちらの記事もチェック!< LGBT & 多様性が描かれた絵本8選 >親子で読みたい!<環境問題がテーマの絵本> 親子でSDGsについて考えよう!教えてくれた人Anne(アンヌ)さんモデル・絵本ソムリエ。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動中。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。photography/Chiharu Fukutomi、Text/Anne
2022年04月10日戦争・平和がテーマの絵本 #01作者である少年の目線で“平和”について描かれたおはなし『へいわってすてきだね』「与那国島に住む6歳の少年の詩に長谷川さんが絵を添えて出来上がった作品。子どもの目線から、“平和ってなんだろう”と純粋に考え、素直に答えていきます。のどかな景色、家族、友人、やさしい心。その言葉のひとつひとつが、私たちの心にストレートに届き、当たり前の日々の尊さに改めて気付かされます。平和について考える小学生にはもちろん、愛らしい生き物も登場するので小さい子にもおすすめです。すぐに理解できなくても、何度も繰り返し読んで聞かせていくうちに、あるいは何年かのときを経たときに、本当に大切なことへの理解が深まるはずです」『へいわってすてきだね』文:安里有生 絵:長谷川義史(ブロンズ新社)対象年齢:5歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #02いがみあいを続けた末に待っていたのは……?!『もっと おおきなたいほうを』「王様は立派な大砲を持っていました。でも戦争がないので打てません。そこへ、川の向こうのキツネたちがサカナを取り始めます。王様は自分の好物を勝手に取られたと憤り、大砲を打ち上げます。するとキツネも負けてはいられません。双方はもっと大きな大砲をと競い合い、いがみあいはエスカレートしていきます。そのうちに突拍子もない展開に。戦争のおろかさを滑稽に描いたおはなし。ホッとする結末には、平和について改めて考えるきっかけになるでしょう」『もっと おおきなたいほうを』文・絵:二見正直(福音館書店)対象年齢:3歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #03平和と戦争をひと目で比較できる『へいわとせんそう』「Noritakeさんのシンプルな絵に、谷川俊太郎さんの淡々とした言葉を合わせた作品。『へいわのぼく、せんそうのぼく』、『へいわのうみ、せんそうのうみ』というように、同じテーマを扱い、左ページには平和、右ページには戦争の状態を載せて、比較できるようになっているつくりです。違いは一目瞭然。小さい子にもとてもわかりやすく、そのシンプルさがすばらしい。それでは、敵と味方の違いはなんでしょう? 年齢を重ねればさらに心に強く響くはずです」『へいわとせんそう』文:たにかわ しゅんたろう 絵:Noritake(ブロンズ新社)対象年齢:3歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #04実話をもとに描かれたストーリー『タケノコごはん』「日本が戦争をしていたころ、主人公の男の子の学校には、けんかの強いさかいくんがいました。ある日、さかいくんのお父さんが戦場に行くことになり、そのうちに帰らぬ人となりますが、強いさかいくんは泣きません。でも、以前より意地悪になりました。しばらくすると、みんなが大好きな先生も出征することになります。お別れに、みんなでほかほかのタケノコごはんを食べます。みんなの想いは? そしてさかいくんは? 子どもながらに感じる、悲しみや怒りの入り混ざったやるせない想いと、ごはんのあたたかさのコントラストが身につまされます。何度も読むうちに子どもは、戦争の惨さをより深く理解していくことでしょう。映画監督の大島渚さんがご自身の体験から書かれたお話です」『タケノコごはん』文:大島 渚 絵:伊藤秀男(ポプラ社)対象年齢:6歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #05小さな子でも理解できるやさしい絵と文『おひさまとおつきさまのけんか』「ある日、おひさまとおつきさまはけんかをしてしまいます。おつきさまの遅刻をちょっと叱ったおひさま。それに対しておつきさまは……。そのやりとりが次第にエスカレートし、周囲を巻き込んで、とうとう本当の戦争になってしまう、といった世界で起こっていることの縮尺図のような作品。結局、苦しむのは小さきもの。きっかけはほんとうに小さなことだったのに。馴染みのあるせなせいこさんの絵で、小さな子でもわかりやすいです。平和の大切さや戦争の悲しさを理解する導入本にぴったりの一冊」『おひさまとおつきさまのけんか』絵・文:せなけいこ(ポプラ社)対象年齢:3歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #06世界で起きていることを想像してみよう『ぼくがラーメンたべてるとき』「ぼくがラーメンをいつものように食べているとき。その同じときに、おとなりでは? 地球の向こうでは? いったい何が起こっているでしょう。同じように穏やかに昼食をとっているでしょうか。いいえ。ある子は、子守りをし、ある子は働き、ある子は……。自分と同じ子どもでも、さまざまな状況がある。共感から、世界のさまざまな人や状況への想いを育み、想像力を広げ、平和を考えるきっかけとなるような作品。長谷川さんの短い文と元気のいい絵で、重たくなりがちなテーマも親しみやすくなっています」『ぼくがラーメンたべてるとき』絵・文:長谷川数史(教育画劇)対象年齢:4歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #07ウクライナへ想いを馳せて読んでみよう『てぶくろ』「多くの子どもたちが親しんだ絵本。実はウクライナの昔話です。雪の積もる寒い森で、おじいさんがてぶくろを片方落としてしまいます。それを見つけた一匹のネズミは、中に潜り込みます。そこへカエルがやってきて、一緒に入れてもらい、つぎにウサギ、そのつぎにはキツネ、という具合にどんどん大きな動物たちがやってきて、てぶくろはぎゅうぎゅうになっていきます。いまにも弾けそうなてぶくろに、読み手もハラハラドキドキ。寒い外の空気とぬくぬくのてぶくろの中を想像すると楽しいです。こんなお話に親しんで、遠い国へと思いを馳せ、心を寄り添わせることができるといいですね」『てぶくろ』絵・文:エヴゲーニ・Mラチョフ 訳:うちだ りさこ(福音館書店)対象年齢:3歳くらいから戦争・平和がテーマの絵本 #08けんかのデメリットがわかる『みんな なかよし けんかばし』「とある村を東西に分ける川には、人々が行き来する橋がかかっています。そこでは大人も子どももいつもけんかばかり。それでもパン屋、鍛冶屋、靴屋、仕立て屋など、村にひとつしかない専門店に行くには、その橋を渡るしかありません。ところがある日、嵐で橋が流されて……。もうけんかをしなくて済むと人々は肩を撫で下ろしますが、ふと気付けばとんでもなく不便なことに。慌てふためいた人々はてんやわんや。愉快なドタバタ劇ですが、同時に争いの馬鹿馬鹿しさも痛感する作品です」『みんな なかよし けんかばし』文:ジョーン・オッペンハイム 絵:アリキ 訳:みき たく(童話館出版)※「童話館ぶっくくらぶ」という絵本の定期便を行っています。対象年齢:5歳くらいから▼こちらの記事もチェック!< LGBT & 多様性が描かれた絵本8選 >親子で読みたい!<環境問題がテーマの絵本> 親子でSDGsについて考えよう!教えてくれたひとAnne(アンヌ)さんモデル・絵本ソムリエ。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動中。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2022年04月10日4月に入りましたね。環境の変化がありそわそわしたりもするこの季節。親子のコミュニケーションをいつもよりさらに濃くして乗り越えたいですよね!ということで今回のテーマは「新生活のおともにおすすめの絵本」です。毎日の読み聞かせって日常の中にありながら、子どもたちにとっては本当にワクワクするエンターテインメントの時間だと思うので、どうせ読み聞かせるなら全力で、最大限の楽しさや時には教訓を与えたいなと。そんな私が色んな観点から全力でおすすめしたい絵本をご紹介していきます。遊びにつながる絵本「くだもの」(平山和子・著/福音館書店)は、シンプルな構成ながら、ついつい手を伸ばしてくだものを食べたくなるように描かれています。読み聞かせをしながら、「はいどうぞ」とくだものを渡す真似をしたり、「もぐもぐ」と食べる真似をしたり、ごっこ遊びに繋げられて、低月齢の子でも楽しめる一冊です。「どてっ」(田口麻由・著/エンブックス)は、シナぷしゅの人気コーナーがそのまま絵本になったもの。「どてっ」「ぽてん」とものが倒れていくのに合わせて、身体を揺らしたり、実際に身近なものを倒してみたり、自分の好きなようにコンテンツを展開できるのでおすすめです。逃げて探して、追いかけて「きんぎょが にげた」(五味太郎・著/福音館書店)は不朽の名作。逃げるきんぎょを追いかけて、探して…とページをめくるだけで楽しい一冊です。きんぎょ以外にも様々なモチーフが出てくるので、何度読んでも発見があって楽しめます。「そら にげろ」(長田真作・著/岩崎書店)では、色々な抽象的な生き物が、それぞれ独特な音を立てながら逃げていきます。何から逃げているんだろう?自分だったらどう逃げるだろう?と想像力を掻き立てられます。絵や配色がおしゃれなので、本棚に置いてあっても大人的にも満足な一冊。我が家はこの本を読んだ後、追いかける側と逃げる側に分かれて遊ぶのが定番です。めくって楽しいしかけ絵本コミュニケーションのとりやすいしかけえほん。おすすめは「ぼうしとったら」(tupera tupera・著/学研プラス)。仕掛けが簡単なので、小さな子にも扱いやすいです。登場人物のぼうしをとってみると、中に色々な世界観が隠されています。初めて読むときは、「なんだろうね」と声がけしながら、何度も読んだ後は「次は何だっけ?」とクイズ形式にしながら楽しめます。うちの息子はぼうしを被るのを嫌がるので、そんなときはこの絵本を読んで、ぼうしをワクワクするものだとすりこんでからトライします。大きな愛を伝えたい「どんなに きみがすきだか あててごらん」(Sam McBratney・著/評論社)は、息子がお腹の中にいるときから何度も読み聞かせている作品です。我が家では英語版「GUESS HOW MUCH I LOVE YOU」を読んでいます。親子なのか友人なのか、2匹のウサギがお互いを想う気持ちをくらべる、幸せいっぱいの一冊。実際にこれを読みながら「ママは○○くんのことこーーーーーーんくらい好き!」「でも○○くんはママのこと、もっともーっとすきだよ」と幸せすぎるくらべっこをしています。最後、小さなウサギがねんねして終わるので、寝る前の一冊として読むのもおすすめで、いい夢が見られそうです。個性豊かなともだちに出会えますように「ピカチュウとはじめてのともだち」(まつおりかこ・著/小学館)は昨年末に発売されたばかりの新しい作品です。その名の通り「ポケモン」の絵本なのですが、バトルがあったりするわけではなく、可愛いポケモンたちの心温まるコミュニケーションが描かれた作品なので、まだポケモンデビューをしていない小さな子でも楽しむことができます。ピカチュウが、たくさんの個性的なお友達に出会って、自分らしい居場所を見つけるストーリー。4月から幼稚園に入園した息子には、このピカチュウのようにたくさんの素敵な出会いがあり、そしてその先で「自分らしさ」というものも見つけてもらえたらな、と思っているのでこの一冊がピッタリで毎日何度も読んでいます。イラストも柔らかく優しいタッチで、読んでいる私も癒されています。寄り添ってくれる絵本たち絵本って新しいものも昔からの名作も、本当にたくさんあって奥が深いですよね。親子で本屋さんに行って、これ!という作品に出会えたときは喜びもひとしお。2022年度の新学期が始まって、これからまた楽しいことも、ときには心が折れかけることもあると思いますが、そんなときにもきっと寄り添ってくれる絵本があるはず。頼れるものには全力で頼りながら、新しい年度も駆け抜けていきましょう!!!あわせて読みたい🌈【第6回】シナぷしゅプロデューサーが全力でおすすめしたい絵本!
2022年04月09日特定非営利活動法人まるごみJAPANは、ゴミ拾いで集めた古紙6トンをリサイクルして絵本を制作し、子供たちに届ける『絵本Smile!Smile!プロジェクト』を立上げ、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて4月13日23:00までプロジェクトを実施しております。150万円クリアで保育園・幼稚園。260万円クリアで小学校。400万円クリアで中学校。希望する各学校へ寄贈します。「READYFOR」クラウドファンディングサイト 21年11月28日まるごとゴミ拾い幕張21年11月28日ゴミ拾い。鴨川で収集した雑紙■プロジェクト開始の背景まるごみJAPAN公認の音楽ユニット・WHiTE BEACH 2LUVが歌う環境メッセージソング『金魚』。この楽曲を耳にしたイラストレーター作家 mizuhiro氏が感銘を受け、オリジナルのMVを作ってくださいました。大変素晴らしい作品でMVだけに終わらせるのではなく、絵本にして子供たちへ届けたい、しかも拾った雑紙をリサイクルして作ることに意味があると思いました。絵本『金魚』絵コンテ(1)■『絵本Smile!Smile!プロジェクト』ゴミ拾いで集めた雑紙をリサイクルして環境メッセージの絵本を作り子供たちに送るためのクラウドファンディングにご協力をお願いいたします。まるごみJAPANが昨年開催した『日本まるごとゴミ拾い~100年経っても地球(あなた)となかよし~』にて回収したごみの中から、雑紙6トンを再生紙としてリサイクルし、環境メッセージの絵本を作るプロジェクトです。当法人は、2006年からゴミ拾い活動を行い、2011年の東日本大震災から災害支援をスタート。現在では『ゴミ拾いで繋がり、もしもの時には助け合う活動』として全国に輪を広めています。詳しくはまるごみJAPANホームページ ■リターンについて30,000円:グッズ詰め合わせコースは、南房総のご当地・海女カレー2つ、山梨のクラフトビール3本、金魚のCD、絵本2冊、絵本の巻末にお名前を掲載、等々。30,000円:復興支援グッズコースは東北のワカメ漁師さんが作った三陸ワカメ・乾物の詰め合わせ、金魚のCD、絵本2冊、絵本の巻末にお名前を掲載、等々。50,000円:プレミアムコースは南房総のご当地・海女カレー2つ、山梨のクラフトビール3本、東北のワカメ漁師さんが作った三陸ワカメ・乾物の詰め合わせ、金魚のCD、絵本5冊、絵本の巻末にお名前を掲載、等々。※その他にも10,000円、100,000円、300,000円、1,000,000円等コースがあります。■プロジェクト概要プロジェクト名: 絵本Smile!Smile!プロジェクト期間 : 2022年2月22日(火)午後2:22~4月13日(水)23:00URL : ■会社概要商号 : 特定非営利活動法人まるごみJAPAN代表者 : 代表 向井 耕作所在地 : 〒294-0103 千葉県南房総市白浜町滝口6241-1設立 : 2008年8月事業内容 : 環境保全、災害支援活動URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】特定非営利活動法人まるごみJAPAN お客様相談窓口TEL:0470-30-5021お問い合せフォーム: info@marugomi.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月30日タレントの小倉優子が、2月1日から3月31日まで絵本アプリ・KIKASETE(きかせて)で、オリジナル書き下ろしの絵本『みーちゃんのいちにち』を公開する。同作は、アプリ内の人気企画「著名人によるオジリナル書き下ろし」にて小倉自ら制作したもの。親子で深める「人との繋がり」をテーマに、小倉本人の朗読による読み聞かせオーディオ収録付きの絵本となっている。「私は子どものころ母に絵本を読んでもらう時間が大好きでした」と幼い頃を思い出す小倉。現在は3児のママとなったことで「私が子ども達に絵本を読むようになりました。絵本を読む時間は、子ども達との大切な時間になっています」とあらためて実感し、「オリジナルの絵本が作れるということで、とても嬉しく思い今回参加させていただきました」とプロジェクトに関わった経緯を明かす。絵本の内容を悩んだ結果、描いたのは「日常の1日」。「時間を書くことで、二、三歳のお子さん(我が子)に時間の感覚が分かってもらえたら嬉しいなと時間も書くことにしました」とその背景に触れる。「日常の中に温かい幸せがあるという気持ち」を込めた同作。読者にむけて、「二、三歳のお子さんが読むことをイメージしましたが、大人の方にも読んでいただき、日常の温かさを感じていただけましたら嬉しいです」とメッセージを送っている。
2022年01月28日絵本・日本プロジェクト(会長:高橋 小織・株式会社隆文堂 代表取締役会長)は、昨年に続き「絵本専門士が選ぶ『逢えない誰かに贈る絵本』フェア」を企画、全国の書店にフェア開催の提案をしました。2022年1月から春まで、各書店の都合に合わせて実施していただきます。第2回となる今回は、問い合わせが寄せられ、昨年実施した店舗から展開の意向が既に伝えられています。■「絵本専門士が選ぶ『逢えない誰かに贈る絵本』フェア」企画の背景絵本・日本プロジェクトは、2010年国民読書年に「絵本を贈り、贈られる生活文化を創造するため」に結成されました。以降、出版業界の各社で働く女性社員をプロジェクトメンバーとして、地域の書店とタイアップし、地域の子どもたちが本とふれあえるイベントを毎年開催してきました。このようなイベントも、2020年からはコロナ禍のため中止を余儀なくされていますが、このような時だからこそ、常に“つながり”を大切にして活動してきたプロジェクトの原点に立ち返り、絵本の知識を豊富に有する全国の「絵本専門士」(*)の協力を得て、昨年に引き続き、書店店頭で展開する絵本フェアを企画しました。■「絵本専門士が選ぶ『逢えない誰かに贈る絵本』フェア」について当フェアは、別れと出会いの季節《春》に向けて『逢えない誰かに贈る絵本』をテーマに、全国で活躍する絵本専門士107名が選んだ30作品から書店が自由に選書をしてコーナー展開していただくものです。実施時期は、2022年1月から春まで、各書店の都合に合わせて実施していただきます。クリスマス商戦や年末年始の繁忙期を終え、春の参考書等の商戦がスタートするまでの比較的店頭に余裕のある時期の展開を想定しています。「絵本専門士」によって選ばれた絵本は、子どもたちだけでなく大人を対象にしたものも多く、通常の絵本コーナーとは異なった切り口で新しい発見をしていただけるものとなっています。*「絵本専門士」は国立青少年教育振興機構が実施する養成講座を修了した絵本のエキスパートです。2014年のスタートから現在まで、全国で約420名が活躍しています。■概要企画名 : 「第2回 絵本専門士が選ぶ『逢えない誰かに贈る絵本』」詳細 : 展開期間: 2022年1月~別れと出会いの季節《春》(バレンタイン、卒業・入学ほか)企画対象: 子どもから大人まで(家族へ、友人へ、親友の子どもへ、孫へ、孤独を感じている人へ 他) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月17日■前回のあらすじカラフルな冷凍食品、かわいいお弁当グッズ、ビニールの上からお絵描きしたおにぎり…。ママ友から教わった技術をフル活用してかわいいお弁当作りに励む早紀。果たして子供の反応は。 >>1話目を見る 料理が苦手な私にとって、週一度のお弁当作りはとても憂鬱でした。でも、手間暇掛けすぎず簡単に子どもが喜ぶお弁当が作れるようになって、一気にお弁当作りが楽しくなりました!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・カメイシャムコ/イラスト・ 転勤族ママぽん
2022年01月17日『あいうえおえほん』をはじめとするロングセラー知育絵本、カード、木のおもちゃなどのデザイン・制作で知られる戸田デザイン研究室が運営する「戸田幸四郎絵本美術館」(静岡県・熱海市)。開館から24年を経て、大規模な展示替えを行い、2021年12月25日から新たな展示内容で皆さまをお待ちしております。51歳でデザイナーから絵本作家に転向し、知育絵本の草分けと評されるとだこうしろう(戸田幸四郎 1931-2011)が残した原画や油絵、そして知育や自然に対する考えなど、作家の思いをより深く伝える館へと生まれ変わりました。戸田幸四郎絵本美術館■とだこうしろう(戸田幸四郎 1931-2011)について1931年、山形県尾花沢市に生まれる。農学校で学び、独学で様々なデザインを習得。東京で店舗デザインやグラフィックなど商業デザイナーとして活躍したのち、1982年、51歳で絵本作家に転向。絵はもちろん、ひらがなまでデザインした『あいうえおえほん』を出版しました。「子どもたちの学びには、まず心を動かすことが大切。」と言う信念のもと、その後も知育絵本の世界に高いデザイン性を取り入れた作品を生み出し、1990年に戸田デザイン研究室を設立。80歳で亡くなるまでに42作を発表し、そのどれもがロングセラーとなっています。デビュー作『あいうえおえほん』は今では累計100万部を超え、2019年度にはグッドデザイン賞を受賞しました。他にも宮沢賢治・太宰治などの文に重厚な絵を描いた名作絵本集や環境をテーマにした創作絵本集など出版。日本の知育絵本の草分けと評されています。■戸田幸四郎絵本美術館の誕生戸田幸四郎絵本美術館は1997年11月、静岡県熱海市上多賀の自然郷内に開館しました。1982年に初の絵本『あいうえおえほん』を出版した数年後から、戸田幸四郎は小さなアトリエを熱海に構え、創作活動の拠点とします。10年近い月日が流れた1995年、幸四郎がアトリエの近所を散歩中に見つけたのが現在の絵本美術館となる場所。著名な料理研究家の別荘があったその場所には他にも食材となるような木がたくさん生い茂っており、自然との共生を大切にしていた幸四郎は強く惹かれます。ちょうどそのころ戸田デザイン研究室では、絵本を読んでいただいている方々に原画も見ていただきたい、という思いから“絵本原画館”的な構想を練りはじめていたこともあり、戸田幸四郎絵本美術館の開館計画が急速に動き出します。建築デザインから内装、カフェのメニュー作成まで戸田幸四郎自身が行い、代表作『あいうえおえほん』や名作絵本など13作品の原画・約200点を常設展示する個人美術館として開館しました。■戸田幸四郎絵本美術館のコンセプト戸田幸四郎絵本美術館がまず来館者の皆さまにお伝えしたいのは「原画の力」。印刷には印刷の味わいや魅力がありますが、原画から見える作者の筆づかい、色彩の美しさは格別です。見慣れたはずの絵本のイラストも、原画をご覧いただくことで新しい感動を味わっていただけます。また戸田幸四郎は開館にあたり【生きとし生けるものの共生(自然との共生)】をテーマとしました。故郷・山形県尾花沢市の雄大な自然から、豊かな感受性や色彩感覚、そして生きとし生けるものの命の尊さを学んだ幸四郎が、生涯にわたり追求したテーマのひとつです。子どもから大人まで来館されるお客さまが、光の温かさや緑の眩しさ、草花の美しさ、風の音や雨の音、虫や鳥たちのさえずりを感じる心を大切にしてほしい。そんな願いを込めて幸四郎自身が建築デザインをはじめ、トータルで館全体をデザイン。緑溢れる庭や駿河湾を臨む絶景が楽しめるカフェテリアなど、自然の美しさを最大限に感じられる設計となっています。■開館から24年、初となる大規模な展示替えを実施。1997年の開館以降、ご家族連れのお客さまから美術・デザイン関連の方まで、隠れ家的美術館として多くの支持を集めてきた当館ですが、近年では戸田幸四郎の作品が知育絵本のジャンルを超え、デザインや哲学の側面から再評価いただく機会もより多くなってきました。そこで戸田幸四郎が残した思いやトータルのデザインはそのままに4つのテーマの展示室を設け、より作家性や思想が伝わる館へと大規模な展示替えを実施。キュレーションを担当したのは【デザインで人生を豊かにする】と言う理念のもと、戸田幸四郎作品をはじめとする絵本などをデザインする戸田デザイン研究室です。ご好評いただいている海を臨むカフェやここでしか買えないアイテムも揃うミュージアム・ショップ、貸し出し絵本のサービスも継続して行っています。初めてお越しくださる方はもちろん、今までご来館くださった方にも、新しい発見や感動をお伝えする美術館へと生まれ変わりました。・展示室1---戸田幸四郎について年代ごとの作品やプライベートのスケッチなど、生涯の制作物の数々を展示します。もっとも影響を受けた実兄の洋画家・戸田吉三郎の作品や敬愛するジョルジュ・ルオーの作品も常時ご覧いただけます。・展示室2---知育絵本の原画ロングセラー知育絵本の原画を展示。代表作『あいうえおえほん』は幸四郎デザインのひらがなの貴重な原画も展示します。時代を超えて愛される作品の魅力をより深くお伝えします。・展示室3---環境・昆虫絵本の原画ライフワークとも言える環境問題を絵本化した作品の原画や、写実的な細密画『昆虫とあそぼう』の原画を展示。戸田幸四郎の自然への思いが感じられます。・展示室4---名作絵本の原画知育絵本とはまったく異なるタッチで描かれた名作絵本5冊の原画をご覧いただけます。宮沢賢治『竜のはなし』や太宰治『走れメロス』などの重厚な油絵の迫力は圧巻です。■戸田幸四郎絵本美術館 基本情報・所在地 :静岡県熱海市上多賀1055-30・TEL :0557-67-1107・開館時間:10:00~16:30(最終入館16:00)・休館日 :新型コロナウイルス感染拡大防止のため当面の間は毎週火・水・木曜が休館(祝日の時は開館)※2021年12月25日(土)~2022年1月10日(月)まで無休で開館。公式ホームページ: ■戸田デザイン研究室とは【デザインで人生を豊かにする】という理念のもと、戸田幸四郎作品をはじめとする絵本・カード・木工玩具などを中心に、幅広くモノやコトをデザインする小さな会社。数々のロングセラーを生みだし、代表作に『あいうえおえほん』『国旗のえほん』『リングカード・シリーズ』などがある。近年では出版・知育の枠を超えたモノづくりやコラボレーションなども行い、大人も魅了するデザインとクオリティーで幅広い支持を集めている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月24日長男が生後7カ月のころから始めた絵本の読み聞かせ。しかし成長に伴い、長男は絵本への興味が薄れていき……。そんなある日、子育て支援センターの先生から意外なアドバイスをもらいました。それを実践し、長男が絵本好きになっていった体験をご紹介します。 絵本への興味が薄れていく長男わが家では長男が生後7カ月のころから、絵本の読み聞かせを始めました。きっかけは私の友だちが長男に絵本をプレゼントしてくれたこと。最初はカラフルな絵本に興味津々で、何回も読み聞かせてあげました。 しかし長男は成長するにつれ活発になっていき、1歳半のころには絵本を読むよりとにかく体を動かして遊ぶことのほうが好きになったようでした。読み聞かせをしてもすぐにペラペラとページをめくってしまうのです。絵本を好きになってもらうにはどうしたらいいのか、私は頭を悩ませていました。 先生からもらった意外なアドバイスそんなある日、私と長男は子育て支援センターの読み聞かせのイベントに参加しました。このときもやはり、先生が読み聞かせてくれる絵本には見向きもせず、別のおもちゃで遊んだり走り回ったりしている長男。 私はイベントのあと、子育て支援センターの先生に「どうしたら絵本を読んでくれるようになりますか」と聞いてみました。すると先生は、「子どもにはそれぞれのタイミングがありますから、無理に読ませなくても大丈夫です。まずは寝る前だけ読み聞かせをしてみるのはどうでしょう」とアドバイスをしてくれました。私は「寝る前だけでいいの?」と少し疑問に思ったものの、さっそくその日の夜から実践してみることにしたのです。 アドバイスを実践した結果…そしてその日の夜、寝室に行くときに「◯◯ちゃん、好きな絵本持っておいで〜」と声をかけてみました。すると寝るときは寝室に行くということが理解できているからなのか、長男はすんなりと絵本を持ってきたではありませんか! その後数日間は読み聞かせをしてもあまり聞いていない様子でしたが、これを毎日繰り返しているうちにだんだん聞いてくれるようになったのです。 寝室にはおもちゃを置いていないので、絵本だけに集中できたのかもしれません。そして同時に「絵本を読む=そのあとは寝る」というパターンが身につき、寝つきも良くなりました。 この「寝る前だけの読み聞かせ」を続けた結果、長男は寝る前以外の時間でも「これ読んで〜」と何回も絵本を持ってくるぐらい絵本好きになりました。次男も1歳ぐらいからこの習慣を身につけ、今も毎日私と夫で分担して2人に読み聞かせています。絵本の読み聞かせは、子どもにとって無理のない形でするのが良いと感じた出来事でした。 作画/きょこ監修/助産師 REIKO著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2021年12月02日日本とベトナムで共同制作した絵本『トモダチ』のプロモーションを行うKIKUNAMI合同会社(所在地:東京都渋谷区)は、絵本作家のあいはらひろゆき先生のサイン会を開催します。上野恩賜公園竹の台広場(噴水広場)で催されるベトナムフェスティバルにて12月12日(日)に11:30からと13:30からの二部に分けて行います。サイン会の詳細 表紙『トモダチ』は、人気の絵本『くまのがっこう』の作者である、あいはら氏とベトナム人の若手イラストレーターDomDomさんが、友情をテーマにつくった絵本です。コロナ禍で直接会えず、オンラインで作家と画家が話し合って制作しました。ベトナムでは1月に国営大手のキムドン出版社から発売されました。「光、風、香りまで感じられる美しい絵本」として高く評価され、ベトナムの有力メディアがこぞって紹介しています。日本では10月にサニーサイドブックスから発売されました。2023年には日越外交関係樹立50周年を迎えることもあり、絵本を通して文化交流をさらに強めていきます。ベトナムでの報道一覧 会場では日本語版に加え、ベトナム語版の購入も可能です。親子や家族連れを中心に、ベトナム人留学生、技能実習生、ビジネスマン、そして、ベトナムに関心がある人、絵本が好きな人、ぜひ参加してください。なお、収益の一部を枯葉剤被害者の自立を支援するオレンジ村支援日本委員会へ寄付します。草原のページ夜景のページ■開催概要名称 :日越共同制作絵本『トモダチ』の作家あいはらひろゆき先生のサイン会開催日時:12月12日(日)午前の部11:30~午後の部13:30~会場 :ベトナムフェスティバル in 上野恩賜公園 竹の台広場=噴水広場絵本『トモダチ』 トモダチプロジェクトブース内(東京都台東区上野公園5-6)アクセス:JR山手線、 JR京浜東北線、 JR高崎線、 JR宇都宮線、東京メトロ銀座線、東京メトロ日比谷線「上野」駅 徒歩2分、京成本線「京成上野」駅 徒歩1分参加費 :無料参加条件:絵本『トモダチ』トモダチプロジェクトブースで絵本を購入してください。整理券を渡します。絵本定価:日本語版 2,200円(税込)、ベトナム語版1,650円(税込)定員 :各回40人 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月29日開いていた絵本に、子供がよだれをかけているのを目撃した、犬犬(@inu_eat_inu)さん。「絵本によだれを塗らないで」と頼んだところ、子供が取った行動は…。別に隔日にするつもりはない本日の育児漫画です pic.twitter.com/Nu48yxJSA4 — 犬犬 (@inu_eat_inu) November 16, 2021 子供は、ページによだれがかかった状態から、本を閉じたのです!こうなると、ページ全体によだれが広がるのは避けられません。犬犬さんは、頭を抱えて「それだけはご勘弁を…」と思ったでしょう。この話に、「分かる。一瞬すぎて、止めるのが間に合わないんだよなぁ…」「広く浅い絶望がかわいさで薄まっていくんだよね」と多くの人が共感した様子。子供がよだれをかけた本を閉じるのは、『子育てあるある』といえそうです![文・構成/grape編集部]
2021年11月19日合同会社健康栄養(所在地:東京都江東区、代表:平田 寿美男)は、未来の子どもたちに大切なことを伝える絵本を届けることを目的に「絵本作成プロジェクト」のクラウドファンディングを開始しました。絵本作成プロジェクト【プロジェクト開始の背景】2050年までに、海のプラスチックごみの量が世界中の魚の重量を超えてしまう可能性があると言われています。毎日、時間に追われていると、世界の数ある問題に多くの人が意識を向けられないのが現状であり、これらは私たちの生活に直接繋がっています。大事なことに目を向けることは、【これから生まれてくる次世代に対する最低限の礼儀】だと思っています。沢山伝えたいことはありますが、その中でも特に伝えたいこと・知ってほしいことを絵本に集約してお届けします。・人は何のために食事をするの?・何のために人と分かち合いするの?・食品に含まれている添加物ってなに?・病気になったらどうなるの?・プラスチックスープのうみって?・本当に大切な人ってどんな人?・人は何のために生まれてきたの?・無関心の先にどんな事が起こるの?この質問を表現した絵本を作成する予定です。※絵本作成前のため内容が変わる場合があります。【今後の予定】応援してくださる皆様と一緒に子どもたちとその親子、子どもたちに関わる全ての方々に読んでほしい絵本の作成から行い、出版します。プロジェクトが成功した場合は2022年から絵本作成をスタートして、5月に出版予定です。御協力何卒宜しくお願い致します。【リターンについて】10,000円:クラウドファンディング終了後、絵本発送と一緒に郵送いたします。<絵本>※絵本のお届けは5月以降になります。※ご自身や子どもの名前、みなさまの夢や挑戦したいことなどもありましたら、備考欄にご記入ください。メッセージ内でお返事を書かせて頂きます。<心を込めたお礼はがきメッセージ>※はがきのお届けは5月以降になります。随時手書きにてメッセージを記入して郵送いたします。<予防習慣セッション×1回90分>・理想的な身体づくりや病気にならない習慣づくり、身体に必要な12項目から、あなた専用のトリセツカルテを作りセッションをさせていただきます(90分)※こちらは希望者のみお申し付けください。【プロジェクト概要】絵本作成プロジェクト~未来の子どもたちに大切なことを伝える絵本を届けたい!~期間 : 2021年10月29日~2021年11月30日リターン: 絵本+ポストカード+予防医学セッションURL : CAMPFIRE(キャンプファイヤー) 【会社概要】販売事業者名:合同会社健康栄養代表 :平田 寿美男所在地 :〒136-0071 東京都江東区亀戸7丁目49-1 ライズ亀戸202連絡先 :Tel 080-6092-1563 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月17日書籍『見て楽しむアイシングクッキー 絵本のようなお菓子』が、2021年11月2日(火)より発売される。“スイーツでできた”絵本のような書籍新刊『見て楽しむアイシングクッキー 絵本のようなお菓子』は、菓子作家・milky pop.(みるきーぽっぷ)が手掛けた、“スイーツで描く”絵本のような書籍。登場するチャーミングなネコや、スイカを頬張る少年といったキャラクターや、くまモチーフのクリームソーダ、さくらんぼ、苺、リンゴといった美味しいそうなドリンクやフルーツは、すべてアイシングクッキーで出来ている。本物そっくりな見た目だけでなく、絵本の登場人物やモチーフのような“ほっこり”優しいテイストも魅力。一つひとつの作品に、milky pop.のエピソードやメッセージも添えてあるのもうれしいポイントだ。ヒグチユウコのギャラリー&ショップで展示&販売会も作者であるmilky pop.は、フランス・パリで幼少期を過ごし、幼い頃から菓子作りに励んでいたという。2004年からスイーツ制作・販売をスタートさせ、これまでに数々のアーティストとのコラボレーションも行ってきた。特にヒグチユウコとの交流は厚く、『見て楽しむアイシングクッキー 絵本のようなお菓子』の発売を記念して、ヒグチユウコのギャラリー&ショップ「ボリス雑貨店」にて11月2日(火)から11月23日(火)までパネル展示を開催。milky pop.さんの菓子と本のセット販売も行うという。【詳細】書籍『見て楽しむアイシングクッキー 絵本のようなお菓子』1,650円発売日:2021年11月2日(火)■『見て楽しむアイシングクッキー 絵本のようなお菓子』出版記念イベント開催期間:11月2日(火)~11月23日(火)場所:ボリス雑貨店住所:東京都渋谷区神宮前4-16-2定休日:毎週水曜日
2021年11月05日優秀プチプラアイテムでたくさんの人たちを魅了しているスリーコインズ。今回は、そんなスリコで働く店員「@3coins_rumi」さんがおすすめしている「おふろ絵本」をご紹介していきますよ。スリコの「おふろ絵本」って知ってる?出典: Instagram今回ご紹介していく「@3coins_rumi」さんのおすすめアイテム、「おふろ絵本」はこちらです♡とってもかわいらしいデザインの絵本ですよね!価格は330円(税込)です。数字とアルファベットの2種類が登場していますよ。両方買っても1000円以下に収まっちゃいますね♡濡れても平気な絵本なんです♡出典: Instagramこの絵本はポリプロピレンやポリウレタンなどの素材でできているので、濡れても大丈夫なんだそう!もちろん熱湯をかけるのはNG。対象年齢は3歳以上ですよ。引っかけループもついているので、吊るして保管しておくことができますね。中はこんな感じ♡出典: Instagram中はこんな感じになっています♡大人が見ていても楽しめるような、キュートなイラストがポイント!お子さんも楽しみながら勉強できそうですね。柔らかい肌触りも気持ちいい♡出典: Instagram「むにむにとした柔らかい手触り」とのことで、角などをぶつけてしまっても一般的な絵本と比べて衝撃が少なそうですね。スリコの「おふろ絵本」、GETしよ♡出典: Instagram今回は、スリーコインズの「おふろ絵本」をご紹介しました。スリーコインズではたくさんの子どもグッズが登場しているので、チェックしてみてくださいね。本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@3coins_rumi様の投稿をご紹介しております。記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。また、店舗ごとに在庫が異なるため、お立ち寄りの店舗へお問い合わせください。"
2021年11月04日絵本通販サイト「YOMO」を運営する株式会社ニコモから、さく・藤本ともひこさんの新作絵本「バスがきたよ」を発売いたします。次々とへんてこなバスがやってくるので、何のバスなのか考えたり、クイズをしたりして、親子で一緒に楽しめる作品となっています。この絵本はYOMOサイト、Amazonで2021年10月20日に先行販売いたします。e-hon、各書店では2021年10月26日販売予定です(書店での取り扱いは各書店へお問い合わせください)。バスがきたよ表紙■著者メッセージ「バスがだいすき!絵本がだいすき!」1歳から親子でふざけて読めるポップな画面と不思議なお話で、盛り上がること間違いなしのバス絵本です。「おばけバス!?」「にんじゃバス!?」って大きな声で読んだら面白さ倍増!読み聞かせもたのしさ増量!読み終わったら、こんどは自分なりの不思議なバスをソーゾーしてお絵描きしたらさらに楽しくなります。上を向いて大きな声で読んでみてくださいね!■著者プロフィール藤本ともひこ1991年講談社絵本新人賞受賞でデビュー。絵本、童話、作詞、作曲など作品は多数。Eテレ「おかあさんといっしょ」「いないいないばぁっ!」などの人形劇プロットやデザインなど幅広く活動。絵本に「いただきバス」シリーズ(すずき出版)「ねこときどきらいおん」「バナーナ!」「パーンツ!」「おおきくなったら きみはなんになる」(講談社)「どたばたへなちょこ探偵団」(文研出版)など多数。■書誌情報ページ数:32ページサイズ :H200mm×W200mm定価 :1,320円(税込)■絵本通販サイト「YOMO」とはプロ、アマ問わず、誰でもオリジナル絵本の投稿・試し読み・販売・購入が楽しめるサイトです。無料会員登録すると、各作品を一度ずつ全ページ試し読みできます。オンデマンド方式で印刷、製本し、お手元にお届けします。また、オリジナル絵本の投稿、販売を無料で行うことができます。 データまたは原画で作品を投稿できます。サイトURL: ■会社概要社名 : 株式会社ニコモ所在地 : 東京都文京区湯島二丁目21番2号 湯島メディカルセンタービル5F代表者 : 犬養 岬太設立 : 2019年(平成31年)4月1日資本金 : 25百万円事業内容: 絵本事業URL : ■本件に関するお客様からのお問い合わせ先お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月20日『絵本は良い』と言うけれど、ほぺろうに効果はあるのか?自閉症と中度知的障害のある、わが家の息子ほぺろうは現在保育園の年長さん。でも発語はいまだにありません。ほぺろうが絵本好きになったのは年中さんころから。年少時代までは乗り物図鑑くらいしか興味を示さず、絵本を読んであげても集中して見てくれることはありませんでした。そのころは癇癪が激しかったので、何かを楽しむという余裕はなく絵本に手を伸ばすこともほぼ皆無。ほぺろうにとって絵本は読むものではなく破るものでした。Upload By ぼさ子でも年中さんになって少しずつ情緒が落ち着いてきたので、それを機に日中だけでなく夜の寝かしつけのときも絵本を読む習慣を開始。おそらく最初は、ほぺろうにとって『絵本が面白い』というよりも『絵本のときに親とイチャイチャする』のが楽しかったのかもしれないです。そうしているうちに どんどん絵本に抵抗がなくなり、乗り物しか興味がなかったほぺろうがジャンルを問わずいろんな絵本を「読んでくれ」と持ってくるようになりました。…とは言え、毎日たくさん読んであげているつもりだったけど、ほぺろうの発語に関しては全く変化なし。世間一般的にも『絵本は子どもにとって良い』と言われているけど、本当にそうなのか考えたりもします。ほぺろうに発語がない分、ストーリーを楽しんでいるのか? 絵が面白いのか? など本人から感想が聞けず理解度も分からないままです。Upload By ぼさ子絵本が育ててくれているのは言葉だけではなかった言葉の理解度については未知数のほぺろうですが、絵本に関して私が個人的に好きなほぺろうの行動があります。それは『さも当たり前のように膝の上に乗ってくる』こと。この「ボク当然、愛されてますけど?」みたいなチョット図々しい行動から、保育園や発達サポートの先生などなど…ほぺろうに関わる大人たちが快くほぺろうを膝に乗せて絵本を読んでくれている姿が目に浮かびます。ほぺろうが絵本大好きになったのは、大人たちへの安心感や信頼感が育まれている証拠なのだと思います。(親バカな私は、ほぺろうの体温や重みを感じながら絵本を読むのが大好きなので、そんな母の幸せ感も伝わっているのだろう…と考えることにしています)Upload By ぼさ子そういった経験が積み重なっているおかげか、年長さんになった現在、癇癪を起こしても自分自身で泣き止もうと持ってくるのが絵本! ほぺろうも、絵本は自分にとって精神安定剤なんだと認識しているようです。言葉は出ないまま。しかし新たな才能が開花⁉︎最近のほぺろうは普通に読み聞かせするのでは飽き足らず、自分なりにアレンジしてくるようになりました。ひとつは『ミックス読み』。複数の絵本やオモチャを持ってきて、指差したものを読ませてきます。私はほぺろうを「絵本DJ」と呼んでいます。Upload By ぼさ子もうひとつは『パフォーマンス読み』。語りに合わせて自分で考えたパフォーマンスを披露してくれます。私はほぺろうを「演出家」と呼んでいます。Upload By ぼさ子発語だけに焦点を持っていくとほぺろうの成長は分かりにくいですが、絵本によって興味の世界が広がったり想像力が養われたりしているように思えます。そして何よりも楽しそう!!効果の検証は私には分かりませんが、せっかく大好きなものに出会えたほぺろうのために、『絵本は子どもにとって良い』という大義名分を利用して、ついつい絵本をたくさん買ってしまうわが家です。Upload By ぼさ子執筆/ぼさ子(監修:井上先生より)親として発語のことは、大変気になると思いますが、絵本の読み聞かせによって集中力や何より言葉の理解力が育ってきているように思います。また、自分のアクションにセリフをつけてもらったり、セリフを先行させてアクションしたりという楽しい遊びになっているのは、言葉やコミュニケーションの発達にとっては重要な活動です。いずれは、一人でアクションをしたり、絵本とおもちゃを並べて遊んだりといった余暇としてのレパートリーも広がってくるといいですね。
2021年10月02日娘が生後6カ月ごろのこと。お昼寝も夜も、娘の寝かしつけには絵本を読んであげることが多々ありました。あお向けになった娘の脇に私は添い寝の形になり、絵本を読んで聞かせます。その読み聞かせで経験した、あわや大怪我に繋がるヒヤリなエピソードを紹介します。 読み聞かせで心地よく入眠娘は生後3カ月ごろまでは抱っこで眠ることが好きでしたが、徐々に抱っこだと不快になってきたようで、横になって添い寝をすることで安心して眠りにつくようになりました。 生後6カ月ごろになると、絵本を読み聞かせると興味を持って喜んで見てくれて、読んでいるうちに次第にウトウトするように。最終的には指しゃぶりをして気持ちよく眠るのでした。 私がウトウトしてしまい…ある日のお昼寝のとき読み聞かせをしてあげていたところ、私のほうが先に眠気がきてしまいました。ウトウトしては眠気を振り払って読んでいましたが、ついに気が遠のいてしまいました。その拍子に、持っていた絵本を落としてしまったのです。 あお向けで添い寝の状態だったので、絵本が落ちたのは私と娘の顔の上! 顔に絵本が当たった衝撃でハッと目覚めた私は、娘の目のあたりに絵本の角が当たってしまったことに気づき、大慌て! 急いで目の中が傷ついていないか確認しました。 急いで眼科へ目の中を見てみましたが、傷ついているかどうかよくわかりませんでした。娘は絵本が当たったときは少し泣いたもののすぐに泣き止み、痛がる様子もありませんでしたが、後々になって炎症を起こさないか、私は最悪のことも考えて心配になってきたのです。そこで近くの眼科に行ってみることにしました。 眼科は娘にとって初めての経験。痛い思いをさせてしまわないかと親の私のほうが不安でドキドキでしたが、診察室に入って事情を説明すると医師が「そういうこともあるよね」と笑い飛ばしてくれたので、安心して診察を受けられました。結果は特に目の中が傷ついているということもなく、薬ももらわず帰ってくることができました。 読み聞かせのとき、私は少々疲れていたのかもしれません。しかし、ついウトウト……では済まされない大事故に繋がるような出来事。私は、気を付けなければと肝に銘じたのです。眼科は私自身もあまりかかったことがなかったのでドキドキしましたが、心配なときにすぐに診てもらうことで安心できてよかったなと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年09月11日