ゴッホやモネなどの名作絵画をモチーフにした腕時計「オリジナル絵画ウォッチ」から、メッシュベルトモデルが登場。2022年11月23日(水)よりブルーブルーエ(Bleu Bleuet)全店舗ほかにて発売される。“アート鑑賞気分”が楽しめる「絵画ウォッチ」ブルーブルーエの「オリジナル絵画ウォッチ」は、誰もが一度は目にしたことがある絵画作品をモチーフにした腕時計。額縁のようなゴールドのスクエアフレームに、ゴッホやモネなどの有名作品を閉じ込めており、時計を見る度に”絵画鑑賞”を楽しむことができる。上品なメッシュベルトモデルが仲間入りそんな「オリジナル絵画ウォッチ」シリーズに、スタイリッシュな雰囲気のメッシュベルトモデルが仲間入り。フィンセント・ファン・ゴッホの『星月夜』、クロード・モネの『睡蓮』、アルフォンス・ミュシャの『黄道十二宮』の全3種がラインナップする。ステンレス製のメッシュベルトのカラーは、絵柄に合わせてセレクト。『星月夜』は上品かつ華やかなゴールド、『睡蓮』は清潔感のあるシルバー、『黄道十二宮』は可愛らしいピンクゴールドで彩っている。なおメッシュベルトは、金具をスライドすることで簡単にサイズ調整が可能。クリスマスシーズンを盛り上げる華やかな佇まいの腕時計は、自分へのご褒美にも、大切な人へのプレゼントにもぴったりだ。【詳細】「オリジナル絵画メッシュベルトウォッチ」各3,300円発売日:2022年11月23日(水)取扱店舗:ブルーブルーエ全国169店舗、公式オンラインストア※オンラインストアでは11月中旬現在先行予約受付中アイテム:・フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』・クロード・モネ『睡蓮』・アルフォンス・ミュシャ『黄道十二宮』※店舗によって取扱いアイテムは異なる※実際の商品と仕様が異なる場合あり※商品の入荷日・販売日が若干前後する可能性あり※都合により入荷しない場合あり※アイテムがなくなり次第終了する場合あり
2022年11月21日自身の肉体を活かし、お笑いタレントのほか、ボディビルダーなどマルチな活動をしている、なかやまきんに君。持ちネタの「やー!」という掛け声と、筋肉を存分に生かしたCMに、大きな反響が上がっています。なかやまきんに君が『牛乳を注ぐ男』に!ヨハネス・フェルメールの『牛乳を注ぐ女』は名画の1つ。淡い光の中で、牛乳を注ぐ女性の姿は印象深く、多くのパロディに使用されています。そんな『牛乳を注ぐ女』と同じデザインの衣装を身にまとい、なかやまきんに君が名画を再現!しかし、小道具に致命的な欠陥があって…。重い水瓶を片手で持ち上げ、全力で注いでいく、なかやまきんに君。壺には穴が開いているため、注いだそばから勢いよく『牛乳』がこぼれていきます!こちらの動画は、タクシー内で放送されるCM『牛乳を注ぐ男』篇。ネットショップなどに採用されているECカートシステム『ecforce(イーシー・フォース)』のCMで、タクシー内での放送に先駆け、2022年10月26日に公開されました。ECカート選びを間違えてしまうと、購入につながらず、穴の空いた壺に注ぐ牛乳のように、顧客などが漏れていってしまう様子を表現しています。動画は好評で、ネット上にはこんな声があふれました。・めっちゃ秀逸。・芸術性が高くて何度も見てしまう。・これにはフェルメールも爆笑。・「ヤー!」しかいっていないのに、最高すぎる。・なかやまきんに君の使い方が分かっているCM。メイキング動画も秀逸CMとともに、メイキング動画も公開されています。動画を見ると、CM内の『牛乳』が、水を白く着色したものだと分かりますよ!また、リハーサルの時に、自身の上腕二頭筋の確認をしている、なかやまきんに君の姿なども見ることができます。動画内のインタビューでは、台本のセリフが「やーーーっ!」のみだったことについても語っています。CM出演でファンのみならず、多くの人を笑顔にした、なかやまきんに君。これを機にオファーが増えたら、なかやまきんに君を生かした面白い動画がたくさん見られるのでは…と、期待する人も大勢いることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年10月27日’20年夏に認知症を公表するも“最後の絵画展”を開催するために一念発起!?今回は、絵画展のための作品を描きながら、脳も活性化できる一石二鳥の“脳活アート”に挑戦した蛭子能収さん(75)。はたして作品は完成するのだろうか……。■蛭子さんになんとか絵を描かせたい!認知症になった蛭子さんの展覧会をやりたい──。そんな『女性自身』の編集デスク・吉田のムチャぶりを受け、私、「蛭子能収の人生相談」の担当記者・山内は悩んでいた。認知症を公表して2年。最近の蛭子さんのやる気は低下の一途。「絵を描いてください」と頼んでも「いや~、面倒くさいですね」と頭をかきながら笑ってごまかす。画材を用意しても、ペンを持って10分ほどで「大丈夫?次の仕事があるから」と、マネージャーを見ながらペンを置いてしまう。仕事などないのに……。認知症という病気は、サブカル界のカリスマ“芸術家・蛭子能収”の才能と集中力を奪い去ったのか。悩める私にある日、ひとつのアイデアが浮かんだ。それが「臨床美術」だ。彫刻家の故・金子健二さんが、医療や福祉の専門家とともに開発した日本初のアートプログラムメソッド。認知症の予防や改善だけでなく、子どもの感性教育、社会人のメンタルヘルスケアなどにも取り入れられている。「認知症の予防や症状改善を目的とした臨床美術には、誰もが楽しみながら作品をつくれるように考えられたプログラムがあり、創作活動を通して脳が活性化します」そう語るのは「芸術造形研究所」の臨床美術士・大倉葉子さん。これまでも認知症患者の意欲と潜在能力を引き出してきたベテラン臨床美術士である。彼女の手にかかれば、「面倒くさい」とペンを投げ出す蛭子さんのやる気も、引き出してくれるかもしれない──。■会話で蛭子さんの心を解きほぐす!いよいよ蛭子さんに臨床美術にチャレンジしてもらう日が来た。「今日は絵を教えていただこうと思ってやってきました」臨床美術士の大倉葉子さんは、蛭子さんにこう語りかけた。初対面の人の前ではいつも表情が硬くなる蛭子さんの目元が少しゆるんだ。「蛭子さんの本を3冊読ませてもらいました。好きなものも知っています。カレーライスにラーメンですね」と語る大倉さんに、蛭子さんは「そうですね」と笑顔を見せる。「私は蛭子さんの描く人の顔が好きなんですよ。見る人によって悲しそうにも、うれしそうにも見えますよね。どうやって描くんですか?」と、大倉さんは紙とペンを取り出した。脳を活性化させる「臨床美術」だが、まずは蛭子さんの心を開いていくコミュニケーションが重要のようだ。「どうやったかな……」と、頭をかきながら蛭子さんが自らペンを手にした!知らない人の前だとモジモジして何事も出だしが遅くなる蛭子さんだが大倉さんとの自然な会話で心がほぐれたのか、スムーズにペンを動かした。■ネガティブ思考でペンの動きが止まるその次に、蛭子さんの目の前に、展覧会用のイラストボードが用意された。ただならぬ雰囲気に蛭子さんの表情が固まった。すかさず大倉さんは、バッグから競艇専門誌『ボートボーイ』を取り出し「今日は大好きなものを描きましょう」と話しかけた。たちまち目を細めてページをめくり始める蛭子さん。「オレは、ボート走って行くときに、波があがるところが好きなんだよね」と、イラストボードの中央に競艇のボートを描き始めた。認知症になってから蛭子さんの絵は、紙の隅に小さく描かれるのが特徴だった。大胆な構図が魅力の蛭子さんが戻ってきた?そんな矢先、「実は、オレは競艇でずいぶん負けました。家族にも怒られたんですよね」とぽつり。蛭子さんの手が止まった。絵を描いていくうちに競艇に対するネガティブ思考が充満してきたようだ。表情も硬くなる。こうなると絵は進まない。さあ、どうなるか?【後編】“最後の絵画展”蛭子さんの今が描かれた作品が完成!へ続く※今回、蛭子さんが体験したのは臨床美術の手法によるコミュニケーションを通した絵画制作であり、実際の臨床美術のプログラムとは異なります。
2022年10月24日【前編】蛭子さん“最後の絵画展プロジェクト”のため、脳活アートに挑戦!から続く’20年夏に認知症を公表するも“最後の絵画展”を開催するために一念発起!?今回は、絵画展のための作品を描きながら、脳も活性化できる一石二鳥の“脳活アート”に挑戦した蛭子能収さん(75)。はたして作品は完成するのだろうか……。■「おやつタイム」で大復活!順調に展覧会用の作品を描いていた蛭子さんだが、競艇で負けたときの記憶がよみがえり、ペンがいっこうに進まない。これまでなら「蛭子さん、がんばって、ほら、ここに線を描けばいいですよ」と急かしていた。ところが大倉さんは「そうなんですね」と蛭子さんのネガティブ思考を受け入れた。ペンを置いた蛭子さんをそっと見守る。そして「蛭子さんが東京に来て驚いたことはなんですか?」と話しかけた。「富士山ですね、本物を見たときの衝撃は忘れられませんね」「どんな富士山でした?雪はありました?」「え~とですね、こんな富士山でした」蛭子さんがスラスラと雄大な山を描きはじめた。ネガティブ思考ではなく、楽しかった思い出や感情を掘り起こして、それを絵として表現していく。これが臨床美術では重要なようだ。大倉さんは、その手元よりも蛭子さんの表情をよく見ている。蛭子さんの表情が曇りがちになると、奥さんのこと、映画やテレビ出演のことなど、蛭子さんにとって楽しい思い出を掘り起こしていく。■苦手の色つけを始めた!「富士山に色をつけていきませんか?」と大倉さんが、16色セットのオイルパステルを置いた。その誘いに、蛭子さんは、迷うことなくピンク色のパステルに手を伸ばした。「山なら青か緑じゃないですか」と、私が口出ししようとしたとき、それを遮るように大倉さんが「いいですね、赤富士ならぬ桃富士!」と声をかけた。「色を自分で選ぶだけでも脳が活性化するんですよ」と小さな声で付け足した。蛭子さんが52年前に見た日本一の山の記憶は、いま桃色となって心に残っているのかもしれない。そっくりに描かなくてもいい。心のおもむくままに描きたいものを、塗りたい色で仕上げていくことが臨床美術の重要なポイントだ。「色をつけるのは面倒くさい」が口癖だった蛭子さんがいま、夢中になって富士山を桃色に輝かせていく。安心して没頭できる環境作り、心を揺り動かすコミュニケーションによって、蛭子さんはスイッチが入ったように創作に取り組んでいる。大倉さんは、臨床美術士は伴走者だと話していた。「ヒモを引いて誘導するのではなく、その人が持っている感性を引き出すことです」認知症で記憶は失われるかもしれないけれど感情は残る。その人らしさに寄り添い続けることを忘れてはいけないようだ。■絵が完成!蛭子さんが一言「売れますかね?」豪快に滑走するボートに色づけをしていた蛭子さんが、手にしていたオイルパステルを置いた。上気した顔にはいつもの笑みが戻っている。自由奔放な色彩と不思議でエネルギッシュな絵柄。一世を風靡した蛭子さんのヘタウマ画風が戻ってきた。大倉さんは、蛭子さんのやり切った笑顔に満足している。蛭子さんの才能はまったく涸れていない。感性を刺激して自信を持たせればいいのだ。「いい絵ですね。蛭子さんの絵は人を引きつけますね」と褒められた蛭子さんは、頭をポリポリしながら、「いくらで売れますかね?」お金を稼ぐどん欲さは認知症になってもならなくても変わらない。「これからも描いていきましょう」。大倉さんは蛭子さんのやる気スイッチをまたひとつ見つけたようだ。蛭子さんの展覧会は夢物語ではなく、実現に一歩近づいた。〈おわり〉※今回、蛭子さんが体験したのは臨床美術の手法によるコミュニケーションを通した絵画制作であり、実際の臨床美術のプログラムとは異なります。
2022年10月24日ミュシャやゴッホの名作絵画をモチーフにした腕時計「オリジナル絵画ウォッチ」が登場。2022年10月25日(火)より、ブルーブルーエ(Bleu Bleuet)全店舗ほかにて発売される。ミュシャ、ゴッホの名画モチーフの新作誰もが一度は目にしたことがある絵画作品をモチーフにしたブルーブルーエの「オリジナル絵画ウォッチ」。額縁のようなゴールドのスクエアフレームに、ゴッホやフェルメールといった巨匠の絵画を収め、いつでも“絵画鑑賞”を楽しめるデザインが特徴だ。「オリジナル絵画ウォッチ」に新しくラインナップするのは、アルフォンス・ミュシャ《夢想》《フラワー》、フィンセント・ファン・ゴッホ《糸杉と星の見える道》《星月夜》の4種の柄。それぞれの絵画に合わせたベルトのカラーにも注目だ。なお、人気のフィンセント・ファン・ゴッホ《星月夜》はベルトのカラーをリニューアルして再登場。淡いグレーのカラーで、落ち着いた印象に仕上げた。ミュシャの絵画モチーフのバッグも新登場また、ミュシャの《夢想》《フラワー》《黄道十二宮》をモチーフにした3種類のトートバッグも新登場。A4 サイズがすっぽりと入る容量たっぷりのバッグは、通学や通勤にもおすすめだ。【詳細】オリジナル絵画ウォッチ発売日:2022年10月25日(火)展開店舗:ブルーブルーエ全国168店舗、オンラインストア※オンラインストアでは、発売に先行して予約注文を受付。価格:・オリジナル絵画ウォッチ 各2,750円(アルフォンス・ミュシャ《夢想》《フラワー》、フィンセント・ファン・ゴッホ《糸杉と星の見える道》《星月夜》)・オリジナル絵画トート 3,850円(アルフォンス・ミュシャ《夢想》《フラワー》《黄道十二宮》)※店舗によって取扱アイテムは異なる。※実際の商品と仕様が異なる場合あり。※商品の入荷日・販売日が若干前後する可能性あり。※都合により入荷しない場合あり。※アイテムがなくなり次第終了する場合あり。
2022年10月17日ダイアナ(DIANA)の「絵画シリーズ」から、新作シューズ&バッグが登場。2022年9月2日(金)より、ダイアナ ルミネエスト新宿店で数量限定販売される。フェルメール『真珠の耳飾りの少女』をモチーフにクリムト、ゴッホ、ミュシャなどの“名画”をモチーフにした人気シリーズ「絵画シリーズ」から新作がお目見え。今回は、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》をモチーフにデザインしたシューズ&バッグを展開する。パンプス・スニーカー・バッグの3型ラインナップするのは、ブルーやゴールドで繊細な柄を表現したパンプス・スニーカー・バッグの3型。いずれも数量限定での販売となるので、気になる人は早めにチェックした方が良さそうだ。【詳細】「絵画シリーズ」新作発売日:2022年9月2日(金)店舗:ダイアナ ルミネエスト新宿店アイテム:・パンプス 17,050円・スニーカー 15,400円・バッグ 15,400円※数量限定※公式ウェブショップでは、2022年8月25日(木)11:00~8月28日(日)までの期間限定で先行販売を行う。
2022年08月27日「画風と作者のギャップ選手権あったら、いい線いけると思うんよね」画家の、あおいけい(@Abspko)さんが、そんなコメントとともに1枚の写真をTwitterに投稿し、反響が上がっています。作品の油絵と、作者自身が写ったこちらをご覧ください!画風と作者のギャップ選手権あったらいい線いけると思うんよね pic.twitter.com/gs248aUXb3 — あおいけい (@Abspko) August 9, 2022 赤系の色に染まった髪から、派手な色彩を使った力強いアートを描きそうに思われる、あおいけいさん。しかし、実際に描いた作品は、街をバックに穏やかに笑う男の子たちの姿でした!作品のタイトルは、『時はゆるやかに』。描かれているのは、あおいけいさん自身の息子さんたちです。あおいけいさんによると、母親になってから、息子さんたちの成長と過去の自分を重ねることが増えたそうです。そこで、子供の頃の自分が、長男に視線を合わせているような構図で描いたとのこと。作品にこめた想いについて、あおいけいさんは次のようにつづっています。時はゆるやかに。しかし確実に、すべてを変化させながら螺旋を描き流れてゆく。そんな想いを描いた絵です。作品の背景にある街は、あおいけいさんが生まれ育った場所。描いていると、家族や友達に愛された思い出がよみがえるといいます。昨日の加筆さりげない水道にも思い出がいっぱい pic.twitter.com/VsczdUOFPI — あおいけい (@Abspko) August 11, 2022 作者と作品とのギャップに驚いた人はもちろん、油絵自体のクオリティに衝撃を受けた人も多かった様子。投稿には、称賛のコメントが相次いでいます。・姉さん、半端ねえっす!・ギャップがめちゃくちゃかっこいい!・最高にクールだ。作者含めて素敵。・子供の時に感じていた、街の空気感を思い出した。・命が吹き込まれた絵って、こういうもののことだろうなぁ!温かな思いが丁寧にこめられた作品。子供たちが大人になった時、この絵を見たら、心が震えることでしょう!投稿全文はこちら画風と作者のギャップ選手権あったらいい線いけると思うんよね pic.twitter.com/gs248aUXb3 — あおいけい (@Abspko) August 9, 2022 起きたら伸びてるー描いてる絵はこれです(現時点での最新)3年前から描き始めて、ちびちび加筆してますF100/oil on canvas『時はゆるやかに』 pic.twitter.com/YWgQDdxrMz — あおいけい (@Abspko) August 9, 2022 ちょっとこの絵について語ってもいいでしょうか☺️作者の思想を入れたくない方は飛ばしてください。子供は私の子供達です。子供が産まれ、母になって子供の成長と過去の自分を重ねる事が増えました。「自分がこのくらいの頃こうだったなぁ」と人生をもう一度なぞるかのような感覚があります。(1/3)— あおいけい (@Abspko) August 10, 2022 消失点、つまりこの風景画を見ている人物の目線を長男に合わせました。過去の自分が見ているかのように。(長男である理由は、どうしても次男は「長男もこんな時あったなー」と比較対象が長男になってしまう事が理由です)この絵には私の人生が詰まっています。(2/3)— あおいけい (@Abspko) August 10, 2022 この地で産まれ、家族、友達に愛された事、家族を離れ、この地を離れた事。もう戻ることの無い思い出が蘇ります。加えて子達の物語もすでに始まっています。“時はゆるやかに”しかし確実に全てを変化させながら螺旋を描き流れてゆく。そんな想いを描いた絵です。(3/3)— あおいけい (@Abspko) August 10, 2022 [文・構成/grape編集部]
2022年08月13日スイス・ジュネーヴに位置するプチ・パレ美術館より、19世紀後半から20世紀前半にかけて、パリが最も華やかだった時代のフランス近代絵画が来日。『スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ』として、東京・SOMPO美術館で10月10日(月・祝)まで開催されている。プチ・パレ美術館は、実業家オスカー・ゲーズ氏のコレクションを展示するため、1968年に開設された私設の美術館(1998年より休館中)。その特徴は、ルノワールら著名な画家だけでなく、エコール・ド・パリ時代に活躍した画家のほか、才能がありながらもあまり当時知られていなかった画家、また女性画家の作品も収集し、世に送り出そうとしていたことである。本展では美術運動やグループごとに6章に分け、38名の画家による65点を紹介する。第1章は「印象派」。明るい色彩と鮮やかなタッチにより、自然の光や空気感を捉えようとしたその作品群は、日本でも非常に人気が高い。日常に根づいた情景が題材になっていることが多く、ルノワールやカイユボットらの秀作が並ぶ。第2章の「新印象派」は、印象派の流れを汲みながらも、より科学的理論を踏まえた光の表現を探求。スーラに代表される点描が魅力で、特に本展では、アンリ=エドモン・クロスやシャルル・アングラン、アシール・ロージェなど、画家ごとの表現、色彩の違いを楽しむことが出来る。第3章は「ナビ派とポン=タヴァン派」。ポン=タヴァンとはフランス・ブルターニュ地方にある小さな村で、ここに滞在したゴーギャンとその周りにいた若い画家たちのことを指す。さらにその影響を受けたボナールやモーリス・ドニらをナビ派と呼び、共に印象派とは一線を画する活動を進めた。だがナビ派を代表するドニは、日常生活を題材にした作品も多く、自身の別荘や近くの海岸で遊ぶ家族の姿なども描いている。第4章は「新印象派からフォーヴィズムまで」。“野獣(フォーヴ)”からフォーヴィズムと言われるようになったこれらの作品群は、大胆なタッチや鮮やかな色彩が特徴。モーリス・ド・ヴラマンクらの作品を展示する。さらに第5章「フォーヴィズムからキュビスムまで」では、複数の視点から対象を捉えたキュビスムの名品が並ぶ。そして第6章「ポスト印象派とエコール・ド・パリ」では、特定の芸術運動に属さなかったエコール・ド・パリの作家陣を紹介。モーリス・ユトリロの母であるシュザンヌ・ヴァラドンや藤田嗣治など、当時のパリの多様な芸術に触れることが出来る。取材・文:野上瑠美子
2022年07月21日名作絵画をモチーフにした腕時計「オリジナル絵画ウォッチ」の新作が、2022年4月16日(土)より全国のブルーブルーエ(Bleu Bleuet)店舗にて発売される。名作絵画が腕時計に!「オリジナル絵画ウォッチ」は“絵画鑑賞気分”で、時間を確認できるアート好きにはたまらない腕時計シリーズだ。額縁に見立てたゴールドのスクエアフレームの中には、誰もが一度は見たことがあるであろう、巨匠たちの西洋絵画作品をモチーフにした文字盤をセットした。新作は、フィンセント・ファン・ゴッホ『星降る夜』、オーギュスト・ルノワール『可愛いイレーヌ』、クロード・モネ『ジヴェルニーのモネの庭、アイリス』の3柄。どれもシンプルなデザインなので、デイリユースはもちろん、ドレスアップした時のアクセサリーとしても活躍してくれそうだ。ゴッホ『ひまわり』など復刻「オリジナル絵画ウォッチ」の新作の発売に合わせて、過去に販売され売り切れとなった人気作も復刻。フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』『星月夜』『夜のカフェテラス』、そしてヨハネス・フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』の4柄が再入荷となる。【詳細】「オリジナル絵画ウォッチ」の新作 全3種 各2,530円発売日:2022年4月16日(土)取り扱い店舗:全国のブルーブルーエ(Bleu Bleuet)店舗種類:クロード・モネ『ジヴェルニーのモネの庭』・ピエール・オーギュスト・ルノワール『可愛いエレーヌ』・フィンセント・ファン・ゴッホ『星降る夜』<再入荷>フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』<オンラインストア限定再入荷>フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』『夜のカフェテラス』、ヨハネス・フェルメール『真珠の耳飾りの少女』※店舗によって取り扱いアイテムは異なる。※実際の商品と仕様が異なる場合あり。※商品の入荷日・販売日が若干前後する可能性あり。※都合により入荷しない場合あり。※アイテムがなくなり次第終了する場合あり。
2022年04月17日ダイアナ(DIANA)の「絵画シリーズ」から、新作ミュール&バックストラップサンダルが登場。2022年4月1日(金)より、ダイアナ店舗などで販売される。「絵画シリーズ」に新作ミュール&バックストラップサンダルダイアナの「絵画シリーズ」は、世界中の“名画”をモチーフにした人気シリーズ。クリムト、ゴッホ、ミュシャなどの作品からインスピレーションを得たシューズは、まるでアート作品のように美しい。そんな「絵画シリーズ」に、新作としてミュール&バックストラップサンダルが仲間入り。全5色の中でも注目が、新登場となるミュシャの「ルビー」と伊藤若冲の「薔薇小禽図」をモチーフにしたモデルだ。ミュシャの「ルビー」がモチーフ「ルビー」とは、ミュシャの連作「四つの宝石」のうちの1つ。深紅の花々を描いた凛とした美しさを持つ作品を、ボルドーカラーのミュール&バックストラップサンダルで表現した。伊藤若冲の「薔薇小禽図」からインスパイア伊藤若冲の「薔薇小禽図」は、桃色と白の薔薇が咲き誇る枝葉に、小鳥が止まっている様子を描いた作品。穏やかさと華やかさを併せ持つ作品の世界観をイメージし、亜麻色をベースにピンク色を効かせたシューズに仕上げた。ブリューゲルやクリムトに着想したカラーもその他にも、「絵画シリーズ」の発売以来、人気を博しているカラーを用意。ブリューゲルの「アイリスのある花束」、ミュシャの「百合」、クリムトの「THE KISS」から着想したカラーを含む、全5色が揃う。【詳細】ダイアナ「絵画シリーズ」新作ミュール&バックストラップサンダル発売日:2022年4月1日(金)販売店舗:ダイアナ店舗、公式ウェブショップ・ミュール 15,400円サイズ:XS-XL・バックストラップサンダル 17,600円サイズ:21.5-25.0cmカラー展開:ボルドーミュシャ、ピンクジャクチュウ、クロブリューゲル、アイボリーミュシャ、イエロークリムト
2022年04月02日戦後まもなく描かれた作品から、近年に制作されたものまでを展観し、絵画表現の流れを振り返る『時代を映す絵画たち-コレクションにみる戦後美術の歩み-』が4月10日(日)より練馬区立美術館で開催される。1985年に開館した練馬区立美術館の所蔵作品は、現在7500点以上。その中でも絵画作品は、日本の戦後美術の流れを語るのに欠かせない作品を含む、重要なパートとなっている。同展では、同館所蔵品の中から、約35名の作家による油彩画を中心とした約70点の作品を展示する。各時代の世相や思想を様々なかたちで映すコレクションは、開館37年を迎える同館の歴史そのもの。様々な経緯で収蔵(購入・寄贈・寄託)されてきた同館。そのコレクションを公開することで、時代とともに移り変わる作品たちの新たな表情を紹介する。出品予定作家(50音順):浅見貴子/荒川修作/池田龍雄/石原友明/上田薫/大小島真木/大沢昌助/岡本唐貴/小野木学/オノサト ・ トシノブ/北川民次/北代省三/工藤哲巳 /久野和洋/小山穂太郎/近藤竜男/佐藤敬/嶋田しづ/白髪一雄/諏訪直樹/高橋秀/高松次郎/高山良策/辰野登恵子/谷川晃一/鶴岡政男/中西夏之/中林忠良/中村宏/難波田龍起/野見山暁治/藤松博/村井正誠/山口薫/山口長男/山田正亮北川民次《姉弟》1949年練馬区立美術館蔵高山良策《遥かなるものへ川は流れる》1959年 練馬区立美術館蔵村井正誠《いそぐ人》1986年練馬区立美術館蔵辰野登恵子《Untitled 92-7》1992年 練馬区立美術館蔵【開催概要】『時代を映す絵画たち-コレクションにみる戦後美術の歩み-』会期:2022年4月10日(日)~6月12日(日)会場:練馬区立美術館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜料金:一般800円、大高・65~74歳600円美術館公式サイト:
2022年03月31日ダイアナ(DIANA)の「絵画シリーズ」よりエコバッグが2022年3月18日(金)新登場。先駆け、3月11日(金)から3月27日(日)までアトレ恵比寿内限定ショップにて先行発売される。ダイアナ"絵画シリーズ”に新作エコバッグダイアナの「絵画シリーズ」は、その名の通り“名画”をモチーフにした人気シリーズだ。クリムト、ゴッホ、ミュシャなどの絵画をモチーフにしたアイテムは、どれも本物のアート作品のように美しい。これまでパンプス、バッグ、そしてプラス ダイアナからスニーカーを展開してきたが、今回はエコバッグを新作として提案。クリムトの「THE KISS」、ゴッホの「星月夜」などの名画をモチーフにした全5種類がラインナップする。A4サイズもすっぽりと収まり、サイドのドローコードを引くとコンパクトなサイズ感に変形。折り畳むことができるので、サブバッグとしての使用もおすすめだ。型崩れしにくい、耐久性が高い、そして軽量な再生ポリエステル100%で作られている。【詳細】ダイアナ「絵画シリーズ」エコバッグ 全5色 各2,750円種類:イエロークリムト、グリーンモネ、シロミュシャ、クロブリューゲル、ブルーゴッホ発売日:2022年3月18日(金)店舗発売※ダイアナ公式オンラインストは、3月21日(月)より発売。先行発売:3月11日(金)~3月27日(日) アトレ恵比寿内限定ショップにて先行発売※販売枚数1枚に対し100円を独立行政法人国立美術館に寄付。■ダイアナ限定ショップ開催期間:3月11日(金)~3月27日(日)場所:アトレ恵比寿 4Fフォンテーヌ広場住所:東京都渋谷区恵比寿南1-5-5
2022年03月13日プラス ダイアナ(+diana)の「絵画シリーズ スニーカー」が、2022年3月18日(金)より発売される。"絵画シューズ”からプラス ダイアナのスニーカーダイアナの「絵画シリーズ」は、その名の通り“名作の絵画”をモチーフにしたシューズシリーズ。まるで本物の絵画のようなシューズの数々は、コレクションとして揃えたくなるほどの美しさだ。ダイアナ「絵画シリーズ」の新作シューズに続き、プラス ダイアナからも「絵画」をモチーフにしたスニーカーが登場。クリムトの「THE KISS」、ミュシャの「百合」、モネの「睡蓮」、ゴッホの「星月夜」などの名画がモチーフとなっている。バリエーションは全5種類。【詳細】プラス ダイアナ「絵画シリーズ スニーカー」全5種 各13,200円発売日:2022年3月18日(金)店頭販売先行発売:2022年3月3日(木)11:00~3月9日(水)公式オンラインショップ<数量限定>※公式オンラインショップでの一般販売は3月21日(月)10:00~サイズ:21.5~25.5cm種類:イエロークリムト、グリーンモネ、アイボリーミュシャ、クロブリューゲル、ブルーゴッホ【問い合わせ先】ダイアナ 原宿店TEL:03-3478-4001
2022年03月04日コロナ感染拡大の影響で開幕延期となっていた『ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダ絵画展』が2月10日(木)についに開幕。4月3日(日)まで開催されている。何といっても注目作品は17世紀オランダを代表する画家、フェルメールの初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》。修復が施され、画中の壁にキューピッドが描かれた本来の姿を見ることができる。修復後の姿が所蔵館以外で公開されるのは、初めてのことだ。ドレスデン国立古典絵画館は、ヨーロッパの古典絵画、特に15世紀から18世紀の絵画を多く所蔵していることで知られているドイツの美術館だ。同展は、このドレスデン国立古典絵画館が所蔵するフェルメールをはじめとする17世紀オランダ絵画の名品を紹介するもの。フェルメールのほか、17世紀オランダ絵画を代表するレンブラント、メツー、ライスダール、ヤン・ステーンらの作品約70点が展示されている。レンブラント・ファン・レイン《若きサスキアの肖像》1633年ドレスデン国立古典絵画館蔵展覧会は全7章で構成されている。冒頭の章「レンブラントとオランダの肖像画」では、17世紀に著しい発展を遂げたオランダの肖像画を、レンブラントやハルスらの作品で紐解いていく。続く「複製版画」の章では、18世紀から19世紀にかけて制作されたドレスデン国立古典絵画館の所蔵作品の複製版画を紹介。当時の肖像画、風俗画の盛り上がりをたどる。同館の所蔵作品の素晴らしさを世に広めるために制作されたこれらの複製版画からも、当時から素晴らしいコレクションを形成していたことが見て取れる。ピーテル・コッド《家族の肖像》1643年ドレスデン国立古典絵画館蔵アルバート・ヘンリー・ペイン《修道院のある風景(ヤーコブ・ファン・ライスダールの原画に基づく)》1848年頃「レイデンの画家──ザクセン選帝侯たちが愛した作品」の章では、ドレスデン国立古典絵画館のあるレイデンの画家たちの作品を取り上げる。メツーやテル・ポルフ、ダウらの作品は、当時の裕福な市民からも絶大な支持を受けていたという。カスパル・ネッチェル《演奏するカップル》1666年ドレスデン国立古典絵画館蔵ハブリエル・メツー《鳥売りの男》1662年ドレスデン国立古典絵画館蔵そして、いよいよメインとなる「《窓辺で手紙を読む女》の調査と修復」の章へ。ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》1657-59年頃ドレスデン国立古典絵画館蔵本作品は、1979年に行われたX線調査で背後の壁に画中画が描かれていることが判明。2017年より修復が開始され、上塗りされた絵の具を丁寧に取り除く作業が開始された。そして2019年に、壁からフェルメールが描いたキューピッドが出現。作品の佇まいは大きく変化した。同展では、修復前の《窓辺で手紙を読む女》の複製画を作品の隣に配置。修復前後の違いを見比べることができるようになっている。サビーネ・ベントフェルト《窓辺で手紙を読む女(フェルメールの原画に基づく複製)》2001年 個人蔵修復作業を追った資料映像の展示また、この世紀の大修復の過程を映像資料やパネルなどで紹介。気も遠くなるほどの緻密な作業が行われていたことがわかる。フェルメールが得意とした風俗画のほか、オランダでは新しい絵画ジャンルが次々に生まれていた。「オランダの静物画―コレクターが愛したアイテム」の章では、16世紀後半以降に生まれた静物画を取り上げる。トロンプ・ルイユ(だまし絵)や、花や果物をモチーフにした静物画は、貿易で富を築いた市民に非常に人気があった。ワルラン・ヴァイヤン《手紙、ペンナイフ、羽根ペンを留めた赤いリボンの状差し》1658年ドレスデン国立古典絵画館蔵ヤン・デ・ヘーム《花瓶と果物》1670-72年頃ドレスデン国立古典絵画館蔵「オランダの風景画」では、17世紀オランダで人気のジャンルだった風景画を展示する。オランダより先に風景画が成立していた南部フランドル地方では、風景画は理想に基づいた架空世界であることが多いが、一方、オランダの画家たちが描く風景画は、特に1630年代以降においては、自分たちの身近にある自然をモチーフとした。画家たちは自らが見た体験に基づいた風景画の制作に勤しんでいた。「オランダの風景画」展示風景より手前:ヤーコブ・ファン・ライスダール《牡鹿狩り》1665-70年ドレスデン国立古典絵画館蔵最終章となる「聖書の登場人物と市井の人々」では、17世紀オランダで描かれていた歴史画を取り上げる。あらゆる絵画ジャンルの頂点とされていた歴史画と風景画、風俗画はそれぞれに影響を与えあっていたようだ。左:ヤン・ステーン《カナの婚礼》1674-78年 右:ヤン・ステーン《ハガルの追放》1655-57年 いずれもドレスデン国立古典絵画館蔵修復されたフェルメールの名作とともに、17世紀のオランダ絵画の良品をたっぷりと鑑賞することができる展覧会。この機会を逃さないようにしよう。取材・文:浦島茂世【開催概要】『ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダ絵画展』2月10日(木)~4月3日(日)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制。詳細は公式HPにてご確認下さい。
2022年02月16日2月10日(木)より、東京・上野の東京都美術館で、「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が開催される。ドイツ東部・ザクセン州にあるドレスデン国立古典絵画館は、世界有数の西洋絵画コレクションを誇る絵画館。今回は、その数あるコレクションのなかから、17世紀オランダ絵画の名品約70点が集結した。今回の目玉となるのは、ヨハネス・フェルメール『窓辺で手紙を読む女』の修復プロジェクトと、その修復後の姿である。同作は、ドレスデン国立古典絵画館にて19世紀初頭から早くも一般公開されており、同館の至宝のひとつとして親しまれてきた。1979年、サンフランシスコでの展覧会で、初めてX線調査が行われ、女性の背後の壁にもともとキューピッドの画中画が描かれていることがわかった。その後、2017年から始まった大規模な調査・修復プロジェクトにおいて、この上塗りの手直しが、作者であるフェルメールの没後に行われたものであることが判明。これを受け、所蔵館は上塗りを除去することを決め、約4年もの歳月をかけて、2021年9月、フェルメールが描いた当初の姿がお披露目された。修復後、同作が所蔵館以外で公開されるのは、今回が世界初となる。本展覧会では、修復前(複製)と実際の修復後の作品を並べて展示しているだけでなく、綿棒でニスをぬぐったり、顕微鏡とナイフで上塗りの部分を削ったりした修復作業の様子が、パネルや映像などでわかりやすく紹介されている。これらを見れば、4年もの月日を費やした修復作業が、どれだけ神経をとがらせる途方もないものだったかが、手に取るようにわかる。そうした修復過程を見た後に、実際の作品を見たときの感動といったら――。目の前に立ち尽くし、ため息をつくほかない。「光の画家」フェルメールによる暖かな光が、手紙を読むのに夢中になっている女性を照らす。修復によって現れたキューピッドの画中画は、女性の読む手紙がラブレターであることをわかりやすく示唆する。このキューピッドが塗りつぶされた頃は、レンブラントの作品だとされたというのだから、時の移り変わりというのは面白いものである。長年“自省のキャンバス”と化していたその大きな空間に現れ、ようやく本来の姿を見せたフェルメールの「幻のキューピッド」。一度その目で見て、心の中で「おかえり」と声をかけに来てみてはいかがだろうか。1枚の絵画が、長い歴史とその深みを映し出している。「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」会場:東京都美術館会期:2月10日(木)~4月3日(日)取材・文/飯塚さき
2022年02月10日新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開幕を延期していた「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の新たな会期が2月10日(木) ~ 4月3日(日)(※2月14日(月)は臨時開室)に決定した。本展では、大規模な修復プロジェクトによってキューピッドの画中画が現れ、フェルメールが描いた当初の姿となった『窓辺で手紙を読む女』が、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館のお披露目に続いて公開される。本作の所蔵館以外での公開は世界初のことで、その修復プロジェクトの過程も紹介されるという。上塗りされた絵具層を慎重に取り除き、徐々に姿を現していくキューピッドに注目だ。加えて、同館が所蔵する巨匠レンブラント・ファン・レイン、ハブリエル・メツー、ヤーコプ・ファン・ライスダールなど、17世紀オランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点も併せて紹介されるということ期待したい。なお、本展は日時指定予約制となっており、2月4日(金)正午よりオンライン・プレイガイドでチケット発売開始となる。■展示情報「ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダ絵画展」2月10日(木)~ 4月3日(日)※2月14日(月)は臨時開室休室日:月曜日、3月22日(火)※2月14日(月)、3月21日(月・祝)は開室開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)金曜の夜間開室は、展覧会公式サイトへ。会場:東京都美術館 企画展示室観覧料:一般2,100円 / 大学生・専門学校生1,300円 / 65歳以上 1,500円※本展は日時指定予約制。※2月4日(金)正午12:00よりオンライン・プレイガイドで発売開始。※オンライン・プレイガイドでの予約が難しい方を対象に当日の入場枠を設けておりますが、ご来場時に予定枚数が終了している場合あり。※高校生以下は無料(日時指定予約必要)。※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(日時指定予約不要)。※未就学児は日時指定予約不要。※高校生、大学生、専門学校生、65歳以上で各種お手帳をお持ちの方は、いずれも証明できるものを持参のこと。公式サイト: <北海道展>北海道立近代美術館4月22日(金)〜6月26日(日)<大阪展>大阪市立美術館7月16日(土)〜9月25日(日)<宮城展>宮城県美術館10月8日(土)~11月27日(日)
2022年02月02日FACE受賞作家展『絵画のゆくえ2022』が2022年2月13日まで、SOMPO美術館(東京都新宿区)で開催中だ。公益財団法人SOMPO美術財団が2013年に創設した公募コンクール『FACE』は、年齢や所属を問わない新進作家の登竜門として開催されてきた。本展は、FACE2019からFACE2021までの3年間の「グランプリ」「優秀賞」受賞作作家たち12名の近作・新作約100点を展示し、作家たちの受賞後の展開を紹介。同館所蔵作品となった「グランプリ」受賞作品2点(庄司朝美《18.10.23》、魏嘉《sweet potato》)も併せて展示中だ。作家ごとに見どころを紹介しよう。FACE2019でグランプリを受賞した庄司朝美は《18.10.23》や《百目の鳥》など、アクリル板を支持体にした作品が特徴的。グランプリ受賞以来、多くのチャンスに恵まれたといい、2月からはジョージアで1年間の在外研修を控えている。庄司は「今後も描くことを通してこの世界を少しでも理解したい」とコメントしている。FACE2019で優秀賞を受賞した古橋香は《草色と午後、忘れること》など淡い色づかいが印象的な作品を紹介し、松崎森平は《夕顔》や《東京》など、漆芸分野の技法を生かして、暗闇の中に浮かび上がる画で魅せている。奥田文子は《Untitled》という海や山など旅先の風景に小さな人物を加えた独特の風景画を展示している。FACE2020で優秀賞を受賞した大槻和浩は、《明日を見つめて》など、パステル調の淡い色合いで、特定の時空間を超越した幻想的な雰囲気を演出し、FACE2020優秀賞を受賞した齋藤詩織は《ヘゲモニーのおやすみ》や《とどめの恩恵》といった作品を紹介している。松浦清晴は赤と緑の補色を意識した《身体記》で、胎児のような宇宙人のような生命を描き、「ずっと憧れていたFACE展で賞をいただけたことは私に取ってとても衝撃でした」と語る小俣花名は《night café》など人の暮らしをテーマにした作品群を展示。年齢・所属・国籍不問の公募展FACEで9回目にして初の外国人受賞者となった魏嘉は《sweet potato》や《How many pills do I take every day?》などグラフィック的な表現が印象的。「その時々に描きたいものを描いているが、今後は伝統の文学、民俗学、社会課題など様々な興味を持つテーマに挑戦・試行したい」などと語っている。FACE歴代最年少(21歳)受賞者の鈴木玲美はあまり眠ることができない夜をテーマにした「夜は静かに眠りたい」シリーズを中心に制作し、高見基秀は、事件や事故といった不穏なイメージを取り扱った「対岸で燃える家」や「死神」といった作品を紹介している。町田帆実は食をテーマにした作品が印象的だが、画像が縦3列に並ぶ「records」は現代的で、面白い。午前10時から午後6時まで(入館は閉館30分前まで)。月曜休館。観覧料は700円(高校生以下無料)。チケット発売中。なお、2月19日(土)から3月13日(日)まで『FACE展2022』が開催される。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年01月26日ダイアナ(DIANA)の「絵画シリーズ」から、新作シューズが登場。2022年1月11日(火)より、各店舗にて販売される。「絵画シリーズ」とは?ダイアナの「絵画シリーズ」は、その名の通り、“名作の絵画”をモチーフにした人気シリーズだ。まるで本物の絵画のように華やかなシューズの数々は、コレクションとして揃えたくなるほどの美しさ。また、あなたのお気に入りのアート作品がきっと見つかる、多彩なバリエーションを揃えているのも嬉しいポイントだ。新作モチーフは、ミュシャやクリムトなど全6作品そんな「絵画シリーズ」の新作シューズは、世界的に有名な全6作品がモチーフに。クリムトの「THE KISS」、ブリューゲルの「アイリスのある花束」、ミュシャの「百合」、葛飾北斎の「芍薬カナアリ」、ゴッホの「星月夜」、モネの「睡蓮」を、豊かな彩りと共に繊細に表現しているのが特徴だ。9cmヒールが仲間入り&バッグもシューズデザインは、2㎝ヒールのフラットパンプス、5㎝ヒールのミドルヒールパンプスに加え、新作の9cmヒールパンプスが仲間入り。さらに今回は、シューズだけでなくバッグも新作アイテムとして展開する。先行発売時は"即完”を記録なお今回の新作は、オンライン限定で先行発売された際に“即完”を記録した話題のアイテム。気になる人は、在庫がなくなる前に各ショップでチェックするのがおすすめだ。【詳細】「絵画シリーズ」新作発売日:2022年1月11日(火)展開店舗:各ダイアナ店舗、公式オンラインストア価格:・フラットパンプス/ミドルヒールパンプス 全6色 各16,500円・9cmパンプス 全6色 各17,050円・バッグ 全4色 各14,850円
2022年01月14日国立能楽堂主催による『月間特集近代絵画と能』シリーズ3公演が2022年2月2日(水)・18日(金)・26日(土)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月8日(土)より発売開始です。カンフェティにて1月8日(土)よりチケット発売開始 2月定例公演 【月間特集:近代絵画と能】 簸屑・室君 2月定例公演 【月間特集:近代絵画と能】 文山賊・昭君 2月普及公演 【月間特集:近代絵画と能】 酢薑・鉢木 国立能楽堂が主催する、演目と同じ題材が描かれた絵画とともに能の魅力を味わう「絵画と能」シリーズの七回目。絵画のイメージを補助線として能の魅力をお楽しみいただきます。中でも2月18日(金)定例公演では、公演前の16:45からライターで公益財団法人永青文庫副館長である橋本麻里さんによるプレトークを開催。より深く、絵画と能の魅力をご堪能いただけます!2月定例公演 【月間特集:近代絵画と能】 簸屑・室君公演日時:2022年2月2日 (水)12:00開場/13:00開演狂言簸屑 (ひくず)野村 万蔵(和泉流)能室君(むろぎみ) 櫻間 金記(金春流)*字幕あり(日本語・英語)令和4年2月2日(水)定例公演にて能「室君」のシテ(主役)をつとめる、シテ方金春流の櫻間金記氏より、コメントをいただきました。仕舞「善知鳥」櫻間金記(金春流)能「室君」は令和2年2月特別公演にて、櫻間金記氏のシテにより上演を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため残念ながら公演が中止になりました。当時について「現実を受け止めるだけでした」と同氏。待ちに待った2年ごしでの上演です。本曲の見どころについては「室明神のご神事(お祭り)に所の遊女たちも参加して舞を奉納すると、ご神体が出現して寿ぎの舞を舞う、という祝言の能。宮や船の作り物が出て華やかな舞台です」とのこと。室明神とは、現兵庫県たつの市室津の賀茂神社のこと。是非、おめでたく華やかな本曲をお楽しみください。また2月の国立能楽堂は『月間特集 近代絵画と能』と題して、同じ題材が絵画にも描かれている能を特集上演しています。本曲の主題は、松岡映丘の絵画『室君』(永青文庫蔵)にも描かれたものです。同絵画作品は月刊国立能楽堂2月号(公演プログラム・税込590円)でご覧いただけますので、併せてご鑑賞ください。【簸屑】主人の命令で、茶の簸屑(箕でふるったあとのくず茶)を挽いていた太郎冠者は、居眠りを始めてしまい...。【室君】播州室の明神の神事に室君(室の津の遊女)が神楽を奏すると、室の明神・韋提希夫人が現れ太平の世をたたえ舞を舞います。絵画作品=松岡映丘『室君』■チケット料金正面席:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(すべて税込)カンフェティチケット販売ページ 公式ホームページ 2月定例公演 【月間特集:近代絵画と能】 文山賊・昭君公演日時:2022年2月18日 (金)16:30開場/17:30開演※プレトークは16:45開始プレトーク中国から日本へ、転変する王昭君の物語橋本 麻里(ライター・公益財団法人永青文庫副館長)狂言文山賊 (ふみやまだち)三宅 近成(和泉流)能昭君 (しょうくん)寺井 榮(観世流)*字幕あり(日本語・英語)【文山賊】果たし合いをすることになった二人の山賊。残される妻子のためにそれぞれ書置きを残すことにしますが…。【昭君】国のために胡国の王に贈られた王昭君。娘を思う老父母が、恋しい人を映すという鏡を覗くと、昭君の亡霊とともに、鬼神と化した胡国王・呼韓邪単于が映し出されるのでした。絵画作品=菱田春草『王昭君』■チケット料金正面席:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(すべて税込)カンフェティチケット販売ページ 公式ホームページ 2月普及公演 【月間特集:近代絵画と能】 酢薑・鉢木公演日時:2022年2月26日 (土)12:00開場/13:00開演解説・能楽あんない近代画家の能楽への眼差し小林 健二(国文学研究資料館名誉教授)狂言酢薑(すはじかみ)網谷 正美(大蔵流)能鉢木(はちのき)観世 銕之丞(観世流)*字幕あり(日本語・英語)【酢薑】正しい由緒を賭けて、酢売りと薑(生姜)売りが品名を詠み込んでの秀句(しゃれ)合戦を繰り広げます。【鉢木】雪の降りしきる夜、佐野常世が秘蔵の鉢木を薪にして歓待した旅僧は、実は鎌倉の最明寺入道時頼でした。誇り高き男たちの姿を描く劇的な作品です。絵画作品=小堀鞆音『常世』■チケット料金正面席:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(すべて税込)カンフェティチケット販売ページ 公式ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月10日北大阪急行電鉄株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:内芝伸一)では、毎年12月にお子様とそのご家族を対象とした「こども絵画教室」を開催しています。今年は多くの方にご自宅で楽しんでいただけるよう、オンライン開催いたします。今回のテーマは“笑顔”。当社ホームページにある「こども絵画教室オンライン専用ページ」では、大阪成蹊大学芸術学部の学生のみなさんが、動画でお絵かきのお手伝いをします。作品はご希望の当社の駅へ展示ならびにオンライン専用ページへ掲載します。詳細は次のとおりです。開催概要1.実施期間2021年12月17日(金)10:00~2022年2月28日(月)18:00まで(予定)2.「こども絵画教室オンライン」専用ページへのアクセス方法パソコン、スマートフォン等で当社ホームページのオンライン専用ページにアクセスすることで動画を視聴いただけます。(参加費無料、ただし作品制作に要した費用や通信費等は、お客様にてご負担ください) 3.参加方法(1)お絵かき台紙をご準備ください。・台紙は各駅に設置しているもの、またはオンライン専用ページからダウンロードをしてください(A4 または A3 サイズ)。・台紙は複数枚あり、うち3種類を各駅にご用意しています(数に限りがございます)。(2)オンライン専用ページでは、大阪成蹊大学芸術学部の学生が動画に登場し、お絵かきのお手伝いをしてくれます。みなさんで“笑顔”の作品を完成させてください。(3)完成した作品にニックネームと展示希望の駅を記入し、アンケートにご回答のうえ郵送(切手を貼らずにご投函いただけます)または、千里中央駅駅長室へご持参ください。*作品は、ご希望の駅(千里中央駅、桃山台駅、緑地公園駅)へ展示ならびにオンライン専用ページへ掲載します。4. 絵画の受付期間(1)郵送による受付(郵送費用は当社負担)2021年12月17日(金)~2022年2月28日(月)まで(必着)(2)千里中央駅駅長室で受付ご持参2021年12月17日(金)~2022年2月28日(月)まで(必着)5. 駅での展示ならびにホームページ掲載期間2022年3月18日(金)~5月13日(金)まで北大阪急行電鉄 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月16日ルノワールやゴッホ、ドガなど名作絵画をモチーフにしたクリスマス限定腕時計「オリジナル絵画ウォッチ」が、2021年12月16日(木)より全国ブルーブルーエ(Bleu Bleuet) 全店舗にて発売される。西洋絵画の名作が腕時計にブルーブルーエの「オリジナル絵画ウォッチ」は、誰もが一度は見たことがある西洋絵画の名作をモチーフにした腕時計。額縁を思わせるゴールドのスクエアフレームに、モネやフェルメール、ミュシャといった巨匠の絵画モチーフの文字盤を収めたデザインが特徴で、時計を見る度に“絵画鑑賞”のような気分を楽しめる。ドガやルノワール、ブグローのクリスマス限定ウォッチそんなアート好き必見の「オリジナル絵画ウォッチ」に、クリスマス限定の新柄が登場。エドガー・ドガ「舞台の踊り子」、ウィリアム・アドルフ・ブグロー「アムールとプシュケー、子供たち」、オーギュスト・ルノワール「春の花束」といった3種の柄が新たにラインナップする。それぞれの絵画の色味と連動した、上品なレザーベルトのカラーにも注目だ。ゴッホ「星月夜」もクリスマスカラーのベルトで再販新柄に加えて、人気のフィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」を再販売。ベルトカラーをクリスマスカラーのグリーンに変更した限定仕様で再登場する。【詳細】オリジナル絵画ウォッチ クリスマス限定発売日:2021年12月16日(木)展開店舗:ブルーブルーエ 全国179店舗、オンラインストア※オンラインストアでは、発売に先行して予約受付。価格:各2,530円・エドガー・ドガ「舞台の踊り子」・ウィリアム・アドルフ・ブグロー「アムールとプシュケー、子供たち」・オーギュスト・ルノワール「春の花束」・ヴィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」※店舗によって取り扱いアイテムは異なる。※実際の商品と仕様が異なる場合あり。※商品の入荷日・販売日が若干前後する可能性あり。※都合により入荷しない場合あり。※アイテムがなくなり次第終了する場合あり。
2021年12月09日書籍『366日絵画でめぐるファッション史』が、2021年11月22日(火)に発売される。絵画366点とともに楽しむファッション史書籍『366日絵画でめぐるファッション史』は、366点の絵画作品を楽しみながら、時代ごとに変化していくファッションの歴史を辿っていく1冊。華やかな宮廷ファッションからヨーロッパ各地の民族衣裳まで、多様なファッションの歴史を見て取ることができる。エリザベス1世やポンパドゥール夫人、マドモアゼル・シャネルといった人物の肖像画や、ルノワールの絵画を参照し、描かれているファッションの特徴や、絵画の注目ポイントを紹介。16世紀イタリアのビロードのドレスやスペインのひだ襟、17世紀バロックの豪華な宝石やレース、18世紀フランス・ロココの軽やかなフリルやリボンなどが登場する。華やかな服飾の表現を楽しめるとともに、19世紀にはじまるオートクチュールの歴史や絵画の見方など、知識も身につく充実した内容となっている。【詳細】書籍『366日絵画でめぐるファッション史』発売日:2021年11月22日(火)価格:2,860円仕様:B5判変型(228×175mm)/ソフトカバー/420ページ(フルカラー)解説・監修:海野弘発売元:パイ インターナショナルISBN:978-4-7562-5555-6 C0071
2021年11月18日世界三大美術館のひとつで、創立150年の歴史を持つ、ニューヨークにあるメトロポリタン美術館。そのヨーロッパ絵画部門に属する2500点余りの所蔵品から、珠玉の名画65点(うち46点は日本初公開)を見ることができる『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』の大阪展が、大阪市立美術館で開幕した。大阪市立美術館外観大阪展展覧会場入口本展は、メトロポリタン美術館のヨーロッパ絵画部門が所蔵する2500点以上の中から、選りすぐりの作品で構成されている。古代や中世に多かった神話を描いた絵画や宗教画が、近世から近代に向かっていくと少なくなっていき、代わりに風景画、肖像画、静物画といったものが増えていった、という西洋絵画500年における絵画の主題の移り変わりを見ることができる。(左)エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス)《羊飼いの礼拝》1605-10年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Rogers Fund, 1905 / 05.42(右)ルカス・クラナーハ(父)《パリスの審判》1528年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Rogers Fund, 1928 / 28.221展覧会は3章で構成される。「第I章信仰とルネサンス」では、イタリアのフィレンツェで15世紀から16世紀にかけて隆盛したルネサンスを代表する名画が並ぶ。当時、油彩画が発明され、髪の毛の一本一本まで細かく描くことができるようになった。画家たちは、注文主からの依頼に加えて、自分たちに身近なものも描くようになった。作品をよく見ると、暗喩のように隠されたテーマが含まれていて、興味深い。(左)ハンス・ホルバイン(子)《ベネディクト・フォン・ヘルテンシュタイン(1495年頃-1522年)》1517年ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Rogers Fund, aided by subscribers, 1906 / 06.1038(右)ピエロ・ディ・コジモ(本名 ピエロ・ディ・ロレンツォ・ディ・ピエロ・ダントニオ)《狩りの場面》1494-1500年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Gift of Robert Gordon, 1875 / 75.7.2「第II章絶対主義と啓蒙主義の時代」では、ヨーロッパ各国で絶対主義体制が強化された17世紀から、啓蒙思想が隆盛した18世紀にかけて、各国で活躍した巨匠たちの作品を紹介する。(左)ベラスケスと工房(1623-60年)《オリバーレス伯公爵ガスパール・デ・グスマン(1587-1645年)》1636年頃/以降ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Fletcher Fund, 1952 / 52.125(中)ペーテル・パウル・ルーベンス《聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ》1630年代初頭/中頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Gift of James Henry Smith, 1902 / 02.24 (右)グイド・カニャッチ《クレオパトラの死》1645-55年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Purchase, Diane Burke Gift, Gift of J. Pierpont Morgan, by exchange, Friends of European Paintings Gifts, Gwynne Andrews Fund, Lila Acheson Wallace, Charles and Jessie Price, and Álvaro Saieh Bendeck Gifts, Gift and Bequest of George Blumenthal and Fletcher Fund, by exchange, and Michel David-Weill Gift, 2016 / 2016.63世界中に30数点しかないフェルメールの作品のうち、《信仰の寓意》が日本初公開。当時プロテスタントを公認宗教としたオランダ共和国で、結婚を機にカトリックに改宗したフェルメールがこの作品を描くことで、信仰を擬人化したのであろう。そのフェルメールの右隣には、レンブラントが新妻を女神にたとえて描いたといわれる《フローラ》が並び、オランダ絵画の到達点を感じることができる。(左)ヨハネス・フェルメール《信仰の寓意》1670-72年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 The Friedsam Collection, Bequest of Michael Friedsam, 1931 / 32.100.18(中)レンブラント・ファン・レイン《フローラ》1654年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Gift of Archer M. Huntington, in memory of his father, Collis Potter Huntington, 1926 / 26.101.10展覧会フライヤーにも使われている、カラヴァッジョの《音楽家たち》。カラヴァッジョの最初のパトロン、デル・モンテ枢機卿の館で開かれていた音楽や演劇の集いや、そこに集まる若者たちをモデルに描いたと思われる。右から2番目はカラヴァッジョの自画像と言われているが、左端には羽根の生えたキューピッドが描かれているところを見ると、これは現実を表現したものではなさそうだ。(左)カラヴァッジョ(本名 ミケランジェロ・メリージ)《音楽家たち》1597年ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Rogers Fund, 1952 / 52.81(右)シモン・ヴーエ《ギターを弾く女性》1618年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Purchase, 2017 Benefit Fund; Lila Acheson Wallace Gift; Mary Trumbull Adams and Victor Wilbour Memorial Funds; Friends of European Paintings and Henry and Lucy Moses Fund Inc. Gifts; Gift of Julia A. Berwind, by exchange; Charles and Jessie Price, Otto Naumann, Mr. and Mrs. Richard L. Chilton Jr., and Sally and Howard Lepow Gifts; Charles B. Curtis Fund; and Theodocia and Joseph Arkus Gift, 2017 / 2017.242そして「第III章革命と人々のための芸術」では、近代化の波が押し寄せた、19世紀の画家たちの作品を見ることができる。当時の画家たちは、光にあふれた風景を描き、世界の見方を変えた。(左)ポール・ゴーギャン《タヒチの風景》1892年ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Anonymous Gift, 1939 / 39.182(右)フィンセント・ファン・ゴッホ《花咲く果樹園》1888年ニューヨーク、メトロポリタン美術館 The Mr. and Mrs. Henry Ittleson Jr. Purchase Fund, 1956 / 56.13(左)ポール・セザンヌ《リンゴと洋ナシのある静物》1891-92年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Bequest of Stephen C. Clark, 1960 / 61.101.3(中)ポール・セザンヌ《ガルダンヌ》1885-86年ニューヨーク、メトロポリタン美術館 Gift of Dr. and Mrs. Franz H. Hirschland, 1957 / 57.181(右)エドガー・ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》1890年頃ニューヨーク、メトロポリタン美術館H. O. Havemeyer Collection, Bequest of Mrs. H. O. Havemeyer, 1929 / 29.100.42セザンヌは、観察から得た生き生きとした感覚をカンヴァスに再現することに挑み続けた。また、ドガは好んで踊り子を多く描いた。クローズアップや切断されたような構図は、当時人気のあった浮世絵や19世紀に発展した写真の影響が感じられる。(左)オーギュスト・ルノワール《ヒナギクを持つ少女》1889年ニューヨーク、メトロポリタン美術館 The Mr. and Mrs. Henry Ittleson Jr. Purchase Fund, 1959 / 59.21(右)オーギュスト・ルノワール《海辺にて》1883年ニューヨーク、メトロポリタン美術館 H. O. Havemeyer Collection, Bequest of Mrs. H. O. Havemeyer, 1929 / 29.100.125西洋絵画の500年を壮観できるというぜいたくさだけでなく、作品ひとつひとつが持つ魅力を大きく感じ取ることができる、とても見ごたえのある展覧会だ。2022年2月9日(水)~5月30日(月)、東京の国立新美術館に巡回予定。ぜひ美術館に行って、作品を味わってほしい。取材・文:藤田千彩【開催概要】●大阪展大阪市立美術館2021年11月13日(土)~2022年1月16日(日)●東京展国立新美術館 企画展示室1E2022年2月9日(水)~5月30日(月)●公式サイト:
2021年11月16日画家・太田 宏介の絵画レンタルサービス 絵届け問屋「kousuke」は、絵画レンタル「サブスクkousuke」をスタート、2021年末日までお得な初回限定キャンペーンも実施します。■(1) 在宅ワーク拡大で絵画の需要が急増中!新型コロナの影響によってテレワークが推奨されるなか、都市圏を中心に、絵画の需要が急速に高まっています。画家・太田 宏介の絵画レンタルサービス、絵届け問屋「kousuke」では、コロナ禍以降、絵画の購入や、レンタルのご依頼が急増中。これまでは事業所のお客様がほとんどでしたが、個人のお客様が非常に増えています。「テレビ電話が多いけれど部屋が殺風景。背景に素敵な絵を飾りたい」「在宅ワークでPCに向き合いっぱなし。心の安らぎがほしい。季節を感じたい」そんな声にお応えするため、絵届け問屋「kousuke」では、個人のお客様が、さらに気軽に絵画を楽しめるよう、新サービスを始めました!■(2) サービス「絵画のサブスクリプション」好きな時に絵を交換!しかもお得!画家・太田 宏介の絵画レンタルサービス、絵届け問屋「kousuke」では、高価な絵を買わなくても、レンタルしてお得に楽しんでいただこうと、絵画レンタルサービスに取り組んできました。新サービス「絵画のサブスクリプション」は、さらに利用しやすくなりました!3号サイズ(273mm×242mm) 月額3,300円8号サイズ(455mm×380mm) 月額5,500円<サイズも価格もお手頃!>これまで、当社でレンタルしてきた、8号サイズ月額5,500円(455mm×380mm)の他に、3号サイズを追加。個人のかたや、賃貸マンションにお住まいのかたにも、大変お手頃な大きさおよび価格となっています。絵画も小さく、マンションでも大きな穴をあけずに、飾れます。<好きな時に絵を交換!>また、好きなタイミングで絵画の交換可能。新しい作品をお送りしますので、飽きません。絵の送付は全国どこでもOK。3ヶ月以上のレンタルで交換時の送料無料。■(3) お試しキャンペーン開催中!11月から、初回の方に限り……「特典1 レンタル料が1ヶ月無料!」「特典2 初回の送料無料!」2021年末日までの期間限定キャンペーンです。是非この機会に、太田 宏介の絵をお試しください!■(4) 太田 宏介の作品がいつもそばに!~見るサプリkousukeアートで毎日を笑顔に~大胆な構図。自由で独創的な色づかい。誰も目にしたことのないその世界観は、いま、国内メディアで取り上げられ、また、海外の美術関係者の目に留まり、ヨーロッパでも作品が展示される予定です。画家・太田 宏介は絵を描き始めて29年。知的障害を伴う重度の自閉症です。言葉で自分の想うことを表現するのは難しいのですが、絵画を通じて自分の想いを表現しています。「うまく描こう。」「自分の絵を見る人は、この絵をどう思うかな?」「高く売れるかな?」などの邪念が全くないので、例え2メートルを超える絵画でも、キャンパスに下描きなしで描きます。固定概念にとらわれない作風に、多くの人が魅了されると思います。■私たちきょうだいの想い画家・太田 宏介は私の実弟です。絵届け問屋「kousuke」は太田 宏介の作品を、絵画販売・絵画レンタル・絵画展企画をする事業を続け9年になります。かつて私は、パチンコ店に務め店長を任されていました。売上額が大きいため、責任も重大。たくさんの社員・パート、そしてお客様との人間関係に揉まれ、大きなプレッシャーを感じながら日々働いていました。そんな中、たまに実家に帰ると、弟の絵がたくさん飾ってあり、見ていると、自然と涙が出てきました。弟は自由にのびのびと絵を描き、その中に温かさを感じて、「また、頑張ろう」と思える私がいました。その時に弟の作品は、人に感動と元気を伝えてくれることが、よくわかりました。「太田 宏介の作品をもっと多くの人に見てもらって、元気になってもらいたい」そう実感した私は、脱サラして開業。現在に至ります。2019年岡山県総社市ライブペイント太田 宏介と太田 信介トラと少年キリンの親子ユリ・マーガレット・カラーマトリョーシカ■メディア取材実績2014年5月 九州朝日放送主催「自閉の画家 太田 宏介 ~22年の軌跡~」朝の情報番組「アサデス」で特集。(福岡ローカルにて放送)2017年8月 日本テレビ系「24時間テレビ」にて、巨大ペットボトルアートの原画を担当及び出演(福岡ローカルにて放送)2021年3・4月 NHKドキュメンタリー「絵が自由にしてくれた~自閉症の画家とその家族~」(九州・沖縄にて放送) その後、全国放送2022年2月 ドイツ・デュッセルドルフにて作品公開予定。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月11日鉛筆のみで、写実的な絵画を描いている大森 浩平(@kohei6620)さん。水道の蛇口を描き、Twitterにて公開したところ、そのリアルすぎる絵画に大反響が集まりました。早速、大森さんの絵をご覧ください。鉛筆で蛇口を描きました!やっぱり金属光沢が好き。 pic.twitter.com/XqA4b4rfg9 — 大森 浩平 - Kohei Ohmori (@kohei6620) October 13, 2021 金属の光沢や影などが、見事に再現されており、よく見ると写真を撮った人が反射している様子まで描写されています。限界まで拡大してみて、ようやく絵だと分かりますね。こちらの投稿には23万件を超える『いいね』と、驚きのコメントが多数寄せられました。・いやー…これは写真ですね。・これが鉛筆画?すごすぎる!・ひねったら普通に水が出そう!作者の大森さんによると、制作期間は1か月ほどで、約60時間を費やしたとのことです。「反射した自分側の部屋風景を丁寧に描くこと」が一番苦労したポイントだといいます。また、こちらの絵の制作過程がYouTubeにアップされています。一体どのように作られているのか…気になった人は、ぜひご覧ください!大森さんは、今作のほかにも、食べ物や人物など、さまざまなものを、鉛筆のみで表現してきました。Instagramで素敵な作品を多数公開しているので、気になる人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。Instagram:kohei6620[文・構成/grape編集部]
2021年10月19日ラデュレ(Ladurée)より限定マカロンボックスが登場。2021年10月15日(金)よりラデュレ全店にて販売される。ルノワール絵画を描いた限定マカロンボックスラデュレの限定マカロンボックスは、東京・Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催される「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」を記念して発売されるもの。展覧会でフィーチャーされるフランスの印象派画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールの絵画《レースの帽子の少女》を描いた限定ボックスを展開する。淡い色使いが特徴的な絵にマッチするよう、ボックスのメインカラーにはパステルピンクを採用。メゾンのエレガントなロゴや装飾を合わせて、ロマンティックなルックスに仕上げた。マカロンボックスは6個用で、ギフトや自分へのご褒美にもおすすめだ。【詳細】ラデュレ限定マカロンボックス「ピエール=オーギュスト・ルノワール《レースの帽子の少女》」発売日:2021年10月15日(金)販売場所:ラデュレ全店※2021年9月18日(土)より予約受付。価格:3,240円内容量:6個
2021年09月20日日本でも屈指の西洋絵画コレクションを誇るポーラ美術館から、特に人気の高いモネ、ルノワール、シャガールといったフランスで活躍した画家たちを紹介する展覧会『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』が、9月18日(土)よりBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。同展は、時代を映すファッショナブルな「女性像」、近代化によって大きく変貌する「パリ」、画家たちが旅先で出会った風景や、南仏など重要な制作地をめぐる「旅」の3つをテーマに構成。フランスが芸術的に輝いていた19世紀後半から20世紀前半にかけて、甘美なるフランス(La Douce France)は、絵画のなかでどのように表現されたのか?印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した画家28名による絵画74点が紹介されるほか、アール・ヌーヴォーとアール・ デコの化粧道具12件を展示。都会的洗練による上質な生活や豊かな日常、そして風光明媚な土地が描かれ作品群で、画家たちに時代や様式を超えて受け継がれる美意識を浮き彫りにしていく。クロード・モネ≪睡蓮≫1907年アンリ・マティス≪襟巻の女≫1936年エミール・ガレ≪女神文香水瓶≫1884年【開催概要】会期:2021年9月18日(土)~11月23日(火・祝)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム時間:10:00~18:00、金土は21:00(入館は閉館30分前まで)※金・土の夜間開館につきましては、状況により変更になる可能性あり。休館日:9月28日(火)、10月26日(火)料金:当日一般1,700円、大高1,000円、中小700円/前売一般1,500円、 大高800円/ 中小500円公式サイト: ※会期中のすべての土日祝および11月15日(月)~11月23日(火・祝)は【オンラインによる入場日時予約】が必要
2021年08月25日・色使いが個性的。しばらく見惚れてしまった。・すごすぎる。愛情をこめて絵を描いていることや、人柄がにじみ出ている。・素晴らしい作品。ほとんどの絵に猫がいるところも、暖かみがあって心が和む。2021年6月現在、そんな声がネット上で数多く寄せられている、絵画作品をご紹介します。作品をTwitterに公開したのは、ryuty(@ryutyblog)さん。投稿者さんには、3年前に他界した祖母がいます。祖母は、60歳頃から趣味で油絵を描くようになったのだとか。多くの人を魅了した、祖母の作品をご覧ください!3年前に亡くなった祖母は画家を志すも戦争の影響で叶わず。60歳くらいから趣味で油絵を描いてました。祖父も亡くなり段々と片付けを考えてます。賞を獲るとかより人に見てもらうのが何より喜びだったので皆さんよかったら見てやってください。 pic.twitter.com/ZmoEfHDYO9 — ryuty (@ryutyblog) May 29, 2021 描かれているのは、身の回りのものや植物、そして猫たち。鮮やかな色合いで描かれた作品からは、対象物への祖母の愛情が伝わってきます。投稿者さんの祖母は、画家を志していたものの、戦争の影響で叶わなかったそうです。投稿者さんは「祖母にとっては、賞をもらうより、人に絵を見てもらえるのが何よりの喜びだった」とつづっています。ちなみに、投稿者さんの祖母は大の猫好きで、作品にたびたび登場させていたのだとか。生前に見てきたものや愛したことが伝わる祖母の作品は、人々の心を揺さぶりました。[文・構成/grape編集部]
2021年06月02日しょう油差しやミルク差しなど、料理や飲み物に液体の調味料を入れる際は専用の容器があると便利ですね。ユニークなボードゲームを作成している団体、『Azb.studio』は、あるアイディア商品を開発し、話題になっています。「使うだけで食卓を『名画風』に彩ることができる」という、キッチングッズがこちら。オランダの画家、ヨハネス・フェルメールが描いた『牛乳を注ぐ女』が、なんと調味料入れに!その名も『【卓上】調味料を注ぐ女』というこちらの商品は、ミルク以外の調味料入れとしても活躍します。【出展のお知らせ】 は #デザフェス53 でオリジナル小皿「【卓上】調味料を注ぐ女」を販売します!「【卓上】調味料を注ぐ女」を使えば「醤油をご飯に注ぐ女」「ラー油を餃子に注ぐ女」など食卓をあの名画風に彩れます! pic.twitter.com/sHsVHrFEQ3 — Azb.Studio▶︎デザフェス土日 C114 (@azb_studio) May 26, 2021 しょう油差しとして使えば、『しょう油を卵かけご飯に注ぐ女』、シロップ入れとして使えば『シロップをパンケーキに注ぐ女』など、いつもの食事が名画風になって楽しいですね!投稿を見た人たちからは「面白いアイディア」といった声が寄せられています。・天才!牛乳以外のものを注がせることができるとか夢でしかない。・欲しいです!ネットでも売らないかな。・めっちゃいい。面白いこと考えるなぁ。・最高!使うだけで尽くされている気分になれそう。こちらの商品は、2021年5月29~30日の期間、東京都江東区にある『東京ビックサイト』で開催される『デザインフェスタvol.53』にて出展されます。興味のある人は、ぜひチェックしてみてください![文・構成/grape編集部]
2021年05月28日こた(@kota_draw)さんは、中学1年生の頃に描いた作品をTwitterに投稿し、反響が上がっています。こたさんは、下書きをせずにある空想の街を描き上げました。ユーモアを大事にして街を構想していったという、その制作過程をご覧ください。定規などを使って、真っ白な紙にどんどんと描き進める中学1年生の、こたさん。そうして、できあがった作品がこちらです。クリックすると画像を拡大します中学1年生、13歳のときに描いた絵。制作風景の写真が出てきました。下書きをせず、端っこから思いつくままに空想の街を描いていきます。 pic.twitter.com/4tETYl8TAk — こた (@kota_draw) May 2, 2021 こたさんは、「せっかく空想の街を描くなら、非現実的な空間を持たせることを意識した」といいます。制作期間は、なんと約1か月。毎日コツコツと描いて仕上げたそうです。思わず拡大して見たくなってしまいます!【ネットの声】・素直に感動した。13歳でこの仕上がり!天才だな。・コピーを販売してもらいたいぐらい!・すごい才能だ!この街に住んで1つずつちゃんと見たいな。「いつか展示をする時には販売も検討したい」という、こたさん。展示会があったら、細かいところまでじっくりと鑑賞したいですね![文・構成/grape編集部]
2021年05月03日