ポップで明るく個性的な街。そんな楽しげな印象を持つ綱島駅周辺のエリアは、横浜市港北区の急成長中の街です。東急東横線沿線は落ち着いた雰囲気の街が多い中で、綱島は抜群ににぎやかです。駅前は再開発中にも関わらず人の往来が多く、ユニークな商店が立ち並び、活気に溢れています。再開発で2駅利用可能な街になる綱島この綱島駅周辺のエリア、実は昔は温泉地として人気だったのですが、そんな観光地ならではのワイワイとした空気感が今でも感じられるのだから不思議です。綱島駅にはもう一つの顔があります。近い将来、「新綱島駅」が新たに新設され、相鉄・東急直通線が開通すると、二駅利用可の利便性抜群のエリアになるのです。予定では2022年を目途に再開発されるということなのですが、すでに綱島駅付近の様々な場所で工事が行われています。このような将来性を見込んでなのか、綱島駅付近のマンションは駅近のリノベーション物件が多数出ており、種類も量も豊富なのが特徴的です。相場は2,500万円から5,500万円まで幅広く、様々な需要に応えられる街という印象があります。相鉄・東急直通線に向けた再開発で、トップランクの人気エリアに!現在、神奈川東部方面線として開発が進められているエリアの中でも、一つのキーポイントとして大規模な再開発が進むのが、綱島駅から100mほど東側の地下に設置される予定の新綱島駅(仮称)です。ここは相鉄・東急直通線で、新横浜と日吉を結ぶ路線が停車する予定です。この駅が完成すると、横浜と渋谷をつなぐ東急東横線「綱島」駅の他に、横浜西部や神奈川県央から横浜を経由せずに東京までがつながる神奈川東部方面線「新綱島」駅の二駅が利用できることになり、利便性の面では横浜市内でもトップクラスの駅になるでしょう。さらにこの駅の上には、商業施設の他に、行政サービス施設や文化施設などが建設される予定ということが発表されており、交通アクセスだけでなく、日常生活のあらゆる利便性を兼ね備えるエリアとして今とても期待が高まっています。駅の東と西で異なる生活環境にぎやかな駅前は交通量も多く、歓楽街など多種多様な商業施設が所せましと並んでいるので、一瞬ここで子育ては難しいかなという考えが頭を過ぎるのですが、そんな気持ちも駅から少し歩くと忘れてしまいます。まず東側のエリア。綱島街道を渡ると、街はがらりと印象を変え、歴史ある諏訪神社と裏山がどっしりと構えて地域を見守っています。ひっそり広がる住宅地には、昔ながらの家が多いためか、住居以外に庭や畑などが随所に設置されていて、のどかな印象を与えてくれます。しかしそのすぐ隣では新綱島駅設置に向けての工事が行われているので、このあたりのエリアはどんどんと姿を変えていくことでしょう。綱島街道沿いには、東急ストアがあり、毎日の買い物にここを利用する方も多いようです。一方、駅の西側のエリアは、駅前からの賑やかな商店街がしばらく続き、徒歩5分程の場所にはイトーヨーカドーやTSUTAYAなどの大型商業施設も姿を現します。商店だけでなく、塾やマンション、不動産屋などが入った雑居ビルも多くあります。子供の夢がいっぱい!綱島公園と鶴見川樽町公園綱島駅から徒歩5分程の場所に、横浜市港北区が管理する大規模な自然公園、綱島公園があります。緑豊かな遊歩道が整備され、ハイキングにちょうど良い公園ですが、子供の遊び場やログハウス、プールなども併設されており、子育て世代にはとても人気の高いスポットでもあります。(ログハウスは2018年3月まで工事中です。)乗り物好きの男の子を持つご家族におすすめしたい公園が、鶴見川の河川敷に広がる鶴見川樽町公園です。遊具もないただ広いだけの公園ですが、河川敷に位置しているので展望がとても良いです。特に右手にかかる橋には東海道新幹線が、左手にかかる橋には自動車が、さらに左奥にかかる橋には東横線東横線が、それぞれ走っています。東横線も東海道新幹線もかなりの頻度で走っているので、思う存分乗り物を眺めていることができます。横浜市港北区の子育て事情横浜市の子育て支援状況として特徴的な二つの事業をご紹介します。まず一つ目は地域子育て支援拠点事業です。各区に子供が自由に遊べる広場を設け、利用登録すれば誰でも無料で使う事ができます。港北区には子育て支援拠点「どろっぷ」がありますが、他の区の施設と違う点は、港北区の「どろっぷ」はメイン施設とサテライト施設の二拠点あるということです。メイン施設は大倉山駅近くにありますが、サテライト施設がここ綱島エリアに設置されています。綱島駅北口(バスターミナル側)を10分程歩くと、綱島東小学校のすぐ隣にかわいらしい看板が出迎えてくれます。施設のベランダ横に広がる小さな庭が印象的な新しい施設です。おもちゃや絵本が豊富にそろえてあり、親子が思い思いに遊べる工夫が随所に見られます。二つ目の事業は子育てサポートシステムと呼ばれるもので、地域の「子供を預かってほしい人」と「子供を預かりたい人」をつなぐ取り組みです。地域ぐるみでの子育て体制を作っていこうという意欲的な取り組みですが、知らない人に子供を預ける事に対する不安を解決できず、あまり利用者数は多くないのが現状のようです。地域での見守り体制が万全な子育て環境綱島東エリアには、マイ・ハート綱島東保育園をはじめとする認可保育園が三園、綱島西エリアには、パレット保育園・綱島、尚花愛児園、にじいろ保育園綱島などが、それぞれほど良い距離感に点在しています。どのエリアに住んでいても近くに何種類か保育園が見つかりそうです。なお、マイ・ハート綱島東保育園は、お昼寝用の簡易ベットや乳児用呼吸モニターを使用するなど、設備にかなり力を入れている印象を受けます。また、尚花愛児園では、鼓笛隊を行うなど個性的な取り組みが特徴です。ただ、住宅や商店街が密集している地域ということもあり、どの園も人や車の往来が多い道路に面しているため、お見送り時やお迎え時は保護者も細心の注意が必要でしょう。綱島駅西口から綱島公園方面に少し歩くと、冨士見幼稚園と綱島幼稚園という二つの幼稚園があります。冨士見幼稚園は綱島以外にも日吉や大倉山などを経由する幼稚園バスが運行されているので、多方面からの園児が通っているようです。広々とした園庭で子供たちが駆け回る姿が印象的な二園です。この地域は保育園が充実しているからか、二園とも延長保育などの制度はないようです。なお、このエリアには綱島駅をはさんで西に綱島小学校、東に綱島東小学校がありますが、ともに各学年3~4クラス程度の中規模校です。今後、再開発地が学区となる綱島東小学校の方は児童数が劇的に増える可能性があるかもしれません。どちらも地域との連携を大切にしているのが特徴です。特に児童が放課後過ごす居場所としての学童保育が充実している印象です。私立の学童保育所に加え、綱島学童保育所という綱島独自の地域ぐるみで子供を見守る体制が確立されています。この綱島学童保育所の運営母体は、町内会長や民生委員、学校長などで構成される運営委員会で、さらに保護者全員もかかわるという仕組みが大変特徴的です。合わせて読みたい神奈川エリアで探す住みたい街まとめ⇒神奈川県で探す子育て環境も教育も充実した住みたい街まとめ
2018年01月27日日帰りで天然温泉が楽しめる「綱島源泉 湯けむりの庄」横浜・港北エリアにある「綱島源泉 湯けむりの庄」は日帰りでも楽しめる高級温泉。都内からも気軽に足を運べる立地で、今注目度の高いスポット。高級感溢れる施設の中では、天然温泉だけではなくフィットネスやヘルシーな食事、さらに岩盤浴と、様々な楽しみ方が用意されています。1日中のんびり過ごすことも可能です。入館料にプラス料金を払えば、温泉と合わせて岩盤浴エリアが利用可能です。この岩盤浴エリアでは6つの岩盤浴が用意されています。一番の注目は「風」の部屋! 視覚で楽しむロウリュ中でも一番の注目なのは、サウナストーンに水をかけた時に立ち上る熱波を浴びる「ロウリュ」を楽しめる「風」の部屋。特注の釜が生み出す水蒸気に含まれるマイナスイオンや、石の発汗作用が相乗効果を織りなし、デトックスを促進。時間によってはサイエンスプロデューサー米村でんじろう先生が監修した演出により、視覚でロウリュを楽しむことができます。今話題のロウリュとサイエンスの融合を体験できるのはここだけです。休憩スペースも充実! 岩盤浴の後はのんびりと一通り岩盤浴を楽しんだ後に火照った体をクールダウンしたい、そんな時には「氷」の部屋へ。部屋の真ん中にあるオブジェから出てくる氷が心地良い涼しさを生み出してくれます。休憩スペースにはリクライニングチェアやカウチソファーなど、座ってのんびりできる席をなんと100席以上用意!パソコンや雑誌なども用意されているので、岩盤浴エリアを満喫した後は、休憩スペースでゆったりと過ごすのも至福のひととき。エステや手もみ処で体のメンテナンスもおすすめです。高級日帰り温泉「綱島源泉 湯けむりの庄」で楽しめる岩盤浴は魅力たっぷり!楽しみながら美容にも効果的な岩盤浴を体験してみて。定期的に通いたくなること間違いなしの新スポットです。スポット情報スポット名:綱島源泉 湯けむりの庄住所:神奈川県横浜市港北区樽町3-7-61電話番号:045-545-4126
2017年05月16日日帰り温泉「綱島源泉 湯けむりの庄」で癒しの時間を横浜・港北にある「綱島源泉 湯けむりの庄」は、今話題の日帰りで楽しめる高級温泉。ホテルのような外観や内観もさることながら、ここで楽しめるのは温泉だけにとどまりません。フィットネス、食事、岩盤浴と、体の内外から健康に働きかける施設として充実しています。営業時間が長いのも魅力のひとつで、遅い時間でもふらりと立ち寄ることができます。開放的で高級感あふれる温泉施設「綱島源泉 湯けむりの庄」ではナトリウム、炭酸水素塩冷鉱泉の天然温泉が湧き出ており、地域柄温泉が潤沢な場所。大浴場には源泉にジェットバスやバブルバスなど、いろいろなお風呂を楽しめます。地下150mから湧き出る黒湯を利用した源泉かけ流しの露天風呂や、日本初の高濃度炭酸泉を溶け込ませた天然温泉を楽しめる露天風呂を満喫できます。露天風呂の横には休憩スペースもあり、火照った体を冷ましたりお風呂の合間の一休憩したりもできます。お風呂だけでも十分に満足できる施設です。温泉の後は「とうふ旬菜 心音」の美味しい料理を「とうふ旬菜 心音」では、ヘルシーで美味しいメニューを味わうことができます。特製の釜で炊き上げる雑穀米とお豆冨料理がこの店の特徴! 中でもおすすめなのは、華やかな食材を使用した「特製『花かご』御膳」2,380円(税抜)です。量が多いのでシェアしながらわいわいと食べるのもおすすめ。数量限定で提供されている「手合わせ 引き上げ掬い豆冨」650円(税抜)は、出来立ての温かいお豆冨を味わうことができます。気軽に行ける高級日帰り温泉「綱島源泉 湯けむりの庄」のお風呂や、食事の数々。高級感溢れるやすらぎの空間にきっと満足できるはず。その心地よさを実感しに足を運んでみて。スポット情報スポット名:綱島源泉 湯けむりの庄住所:神奈川県横浜市港北区樽町3-7-61電話番号:045-545-4126
2017年05月12日「綱島源泉湯けむりの庄」神奈川県横浜市の「綱島源泉湯けむりの庄」では、期間限定で「桜づくし」イベントを開催する。風呂だけでなく、サウナ・ヨガ・甘味メニューなど、さまざまな分野でのイベントが用意されている。桜風呂と塩サウナ3月19日(日)~3月31日(金)に開催されるのは、「桜風呂」。桜の入浴剤を使用し、お風呂は、ピンク色。桜の入浴剤は、湿疹や肌荒れの緩和や、リラックス効果があるといわれている。お湯のピンク色と、アトラクション風呂の白い泡とのコラボレーションで、船上から桜をみているかのような気分を味わうことができる。塩サウナに登場するのは「ピンク岩塩」と「桜の塩漬け」。「ピンク岩塩」は、3月5日(日)~3月18日(土)「桜の塩漬け」は、3月19日(日)~3月31日(金)の期間限定だ。プロジェクションマッピングも1階ロビーでは、春桜のプロジェクションマッピングも投影。3月13日(月)~3月31日(金)は常に投影がおこなわれている。施設に併設しているフィットネススタジオでは、桜の映像を鑑賞しながらのヨガストレッチ、お食事処心音では、春限定の甘味メニューが用意されている。桜づくしのイベントで、春を感じよう。(画像はプレスリリースより)【参考】※湯けむりの庄
2017年03月22日東京急行電鉄と東急ストアは1月12日、東横線綱島駅改札前に冷蔵ロッカーを設置し、「東急ストアネットスーパー」の商品を任意の時間に受け取ることができるサービスを試験的に開始すると発表した。東急ストアネットスーパーは、東急ストア店頭の商品を、東急電鉄のホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」の「ベルキャスト」(配送スタッフ)が商品をご自宅に届けるサービス。ネットスーパーを利用する人の間で「職場や電車の車中で買い物をして、駅前で受け取りたい」「レジ待ちはしたくない」といったニーズがあったという。今回、綱島駅が選ばれた理由は、1月8日に東急ストア綱島駅前店が閉店し、「買い物が不便になる」という声が寄せられたからだという。通常、駅ロッカーの利用料が1回当たり324円必要だが、ロッカーで受け取る商品を2500円以上購入するとロッカー利用料が無料になる。3月31日まではロッカーで受け取る商品1500円以上購入するとロッカー利用料が無料になる(いずれも税込)。
2016年01月13日家庭用・業務用を問わず、PCには当たり前のようにセキュリティ対策ソフトがインストールされているため、セキュリティの脅威に対して大多数のユーザーは「自分は大丈夫」と思っているのではないだろうか。しかし、オンライン詐欺を含め、年々複雑化するサイバー空間における脅威に対し、従来型の対策では不十分といった事態が増えつつある。そうしたなか、去る3月15日(日)に東京・秋葉原で開催されたイベント「PCを本当に快適にするセキュリティ講座」では、家庭でもすぐに実現可能な強固なセキュリティ環境の構築方法について、識者らによる解説が行われた。本イベントは、セキュリティ分野で豊富な実績を有する純国産トップセキュリティベンダーであるハミングヘッズのエキスパート執筆による書籍刊行を記念して開催されたもので、日曜日にもかかわらず、多数のユーザーが会場に詰めかけた。終日熱い空気に包まれたセミナーの模様をお伝えしよう。○BYODで大事なのはデバイスではなくサービス!基調講演に登壇したのは、日本マイクロソフト 業務執行役員・エバンジェリストで、"プレゼンの達人"として知られる西脇資哲氏だ。「BYOD実現!! ワークスタイル革新とセキュリティ上のポイント」を講演テーマに掲げた同氏は、自身のWindowsタブレット端末「Surface Pro 3」そしてiPadなどを壇上で駆使しながら、「Any Dvice」の世界で働き方がどのように変わるのかを体現してみせた。講演の冒頭で西脇氏は「私はマイクロソフトの人間ですが、実はiPhoneもiPadも含めて様々なデバイスを日常的に使い分けています。そして、これらすべてのデバイスで、ExcelやWord、PowerPointなどのOfficeアプリケーションも使うことができます」と語っている。つまり、多種多様なデバイスをその時々に合わせて駆使することになる今後の「Any Dvice」時代においては、もはやデバイスの種類というのはさほど重要なファクターではなく、仕事で使うアプリケーションやサービスが「どのデバイスからでも同じように使える」ことこそが必須条件となるのだ。そのカギとなるクラウドに関するマイクロソフトの解は、同社のクラウド型グループウェアサービス「Office 365」となるが、西脇氏は単に紹介するだけではなく、実際に同サービスを使った働き方のデモンストレーションをSurface Pro 3やiPadを活用して行ってみせた。このデモンストレーションでは、遠隔地にいるスタッフと共同作業を行うといったことも披露されるなど、西脇氏の熱い想いが伝わる内容となった。一連のデモを終えて西脇氏は、このようにすでに環境が整っていることを背景とし、「これからは"デバイスありき" ではなく、ドキュメントを中心とした考えにシフトさせ、クラウド上で仕事を行うようになるべきなのです」と訴えた。また、クラウドによって人々の暗黙知の活用とインターネットを介した労働力の提供が促進されることになり、結果として労働生産性向上につながるという点を指摘した。さらに、FacebookやTwitter、LINEなどの利便性はビジネスシーンにもインパクトを必ず与えることになると指摘し、今後は新たな価値観のもとに仕事をする必要が出てくるということに触れ、講演を締めくくった。○家庭のネットワーク環境にもUTMは有用続く【Session1】では、ハミングヘッズの顧問、石津広也氏が「これまでできなかった防御を可能にする純国産セキュリティ」と題して講演。今回のセミナーの目玉である「DefensePlatform」の仕組みや特徴をわかりやすく解説し、セキュリティ対策のあり方がどう変わり、未知の脅威を無力化するのかを示した(石津氏のセッションは後日詳報を掲載予定)。また【Session2】には、ASUS JAPAN OPビジネス部 プロダクトマネージメント アカウントマネージャー、Tim Ren氏が登壇。「『DeP』&ASUS無線LANルーターの『AiProtection』でダブルディフェンス」というテーマを掲げた同氏は、ASUSの無線LANルーターが搭載する「AiProtection」機能とその使用方法を紹介した。「AiProtection」機能は、「予防」と「保護」、そして「対策」の3つのカテゴリの機能で構成されており、無線LANルーターによるネットワークの安全性チェックやセキュリティ向上方法の提案、外部からの不正アクセスの遮断、そのほかさまざまなセキュリティ機能を提供する。その具体的な内容について解説したRen氏は、「DefensePlatform」と組み合わせて使用することで、より強力なセキュリティ環境の構築が可能となると説明した。最後の【Session3】では、プラムシステムズ ITソリューション開発部 ネットワークソリューショングループ チーフエンジニアの綱島道郎氏が、「Endian UTMで始める自宅LANセキュリティ向上計画」と題して講演を行った。「Endian Firewall Community Edition」はオープンソースのセキュリティスイートとして世界中で幅広く利用されており、日本語対応のWebユーザーインタフェースで簡単に管理が行えるのが特徴だ。綱島氏はこの製品の解説を通して、もはやUTMは企業用だけではなく、家庭用としても有用となりつつあることを示した。
2015年03月25日オープンソース(OSS)のUTM「Endian Firewall Community Edition(以下、Endian UTM)」をご存じだろうか? 世界中で幅広く活用されているこのセキュリティスイートには日本語版も存在し、グラフィカルなUIで管理性にも優れていることが特徴だ。マイナビが3月15日(日)に秋葉原UDX(東京都千代田区)で開催する「PCを本当に快適にするセキュリティ講座」(参加費無料)には、Endian UTMの導入方法を直接聞ける貴重なセッションが用意されている。○家庭内には脅威がいっぱい──IoTの負の側面IoT(Internet of Things: もののインターネット)時代という言葉にも表れているように、家庭内でもさまざまな機器がインターネットに接続するようになってきた。PCやスマートフォン、タブレットはもちろんのこと、ゲーム機やテレビ、レコーダーなどといった家電製品の多くも、インターネット接続機能を当たり前のように備えるようになった。こうした動向は私たちの生活により利便性をもたらすのと同時に、インターネット上の脅威にさらされるリスクも増幅させてしまっているのも事実だ。プラムシステムズ ITソリューション開発部 ネットワークソリューショングループ チーフエンジニアの綱島道郎氏は、「実際にそのような機器の脆弱性を狙った攻撃についての報告も寄せられています。家庭内にあるすべての機器のファームウエアを最新に保つのは大変な手間ですし、ましてや、それらの機器のファームウエアに脆弱性があるかどうかをユーザー自身が判断することは現実的に不可能でしょう。これらの問題は、いわば技術面での脅威だと言えます」と警告する。加えて、インターネットに接続している家庭内の機器から、ユーザーが気づかないうちに何らかのデータが送信/収集されるという危険性も存在している。スマートフォンの連絡先、Webカメラの映像……最近も報道で取り上げられたが、テレビの視聴履歴など、ユーザーの設定ミスに起因するものも含めると、かなりのデータが常に収集されているというのが現実なのだ。「こちらは、プライバシー面での脅威と言っていいでしょう」(綱島氏)さらに綱島氏は、気軽にインターネット上のサービスにアクセスできる現在の環境が、子どもたちにとって大きなリスクとなっている点を指摘する。「当社では、東京都の「ファミリeルール」事業などで年間数百件のITリテラシーに関する講演会を開催していますが、そこで寄せられる数々の報告を通じて目下危惧しているのが、子どもたちが直面するインターネット関連のトラブルがますます増加し、また複雑化しているという実態です。インターネットの使いすぎ、不適切なコンテンツへのアクセス、ネットいじめなど、子どもを取り巻くインターネット環境は多くの危険をはらんでおり、家族の誰かがいつトラブルに巻き込まれるかわからない状況にあるのです。これはいわばリテラシー面での脅威と言えるのではないでしょうか」○家庭内LANの出入り口で脅威を遮断するオープンソースのUTMこのように、最近の家庭内LANは複数のタイプの脅威に同時に直面しているような状態にある。そのため各デバイスでの個別の対策には自ずと限界にぶつかってしまうのである。PC以外のデバイスもインターネットにつなぐことが当たり前になったいま、PCに導入するウイルス対策/マルウェア対策ソフトだけでなく、インターネットの出入り口となるルーター領域でのセキュリティ対策も考える必要があるのだ。現在の家庭内LANが抱えるセキュリティ上の課題を解決すべくプラムシステムズが提供しているのが、上述のEndian UTMなのである。Endian UTMは、企業だけでなく一般家庭においても必要十分かつ簡単に導入可能でありながら、充実したセキュリティ対策機能を搭載している点が大きな特徴となっている。オープンソースであるため、基本的には導入費用がかからない。ファイアウォールとして外部からのアクセスを制御できるのはもちろん、外部へのアクセスの制御、リアルタイムでのアクセス状況の表示、コンテンツフィルタが組み込まれたWebプロキシ、ウイルスや迷惑メールを検知できるメールプロキシなど、家庭内LANを保護するための多様な機能を自由に選択して使うことが可能となっているのだ。また、Webブラウザのみで設定できるわかりやすい管理画面も特徴だ。管理画面は日本語に対応しており、設定の変更も簡単に行えるため、複雑なコマンドを覚える必要もない。「こうした扱いやすさに加えて、Linuxを触ったことのある人であれば、シェルに直接ログインして、内部を好きなようにカスタマイズすることもできます。そんな奥の深さもユニークだと思います」(綱島氏)○水際とエンドポイント双方でのセキュリティ対策が相乗効果を生むさらに、Endian UTMと「DefensePlatform」とを組み合わせることで、二重のセキュリティ強化が実現できる。DefensePlatformのエンドポイントセキュリティによりWindows PCを強力に保護するとともに、Endian UTMによって家庭内LANそのもののセキュリティを向上させることで、あらゆるデバイスそしてさまざまな脅威に対応できるようになるのである。綱島氏は次のようにコメントする。「例えて言うならば、新型インフルエンザが流行した際に「空港での検疫」のような水際での対策と「個人によるマスクや手洗い」のような個人ごとの対策を組み合わせて、より確実に感染から防護するようなものです」導入コストをかけずに利用できるオープンソースソリューションは、特に家庭で気軽に試すのに適している。「PCを本当に快適にするセキュリティ講座」には綱島氏も登壇し「Endian UTMで始める自宅LANセキュリティ向上計画」というテーマでセッションを行う予定だ。自宅のLANのセキュリティレベルを、労力や費用をかけずにエンタープライズ・クラスに引き上げたいと考える人にとっては必見の内容となることだろう。
2015年03月04日