「美術展」について知りたいことや今話題の「美術展」についての記事をチェック! (1/11)
株式会社ネビュラエンタープライズ(本社:東京都江東区 亀戸7-43-5 小林ビル代表取締役:緑川 憲仁)は、舞台公演・美術展チラシの年間大賞を決める祭典「おちらしさんアワード2024」を開催中です。10・11月に行ったWEBでの一次投票を経てチラシ全95点がノミネートされ、12月5日(木)12:00~12月23日(月)12:00の期間にて決戦投票を行います。大賞の発表は、2025年2月5日(水)12:00です。「おちらしさんアワード2024」決選投票詳細: ▶【舞台版】投票ページはこちら◀ : ▶【美術版】投票ページはこちら◀ : ■「おちらしさんアワード」とは?「おちらしさんアワード」は、一年に一度開催される“チラシの祭典”。その年に観客の皆さまのお手元へ渡ったチラシに、再び光を当てるイベントです。2020年よりチラシ宅配サービス「おちらしさん」が主催し、今年は5度目の開催となります。全国の舞台公演・美術展ファン、チラシファンの皆さまに、一推しの1枚へ投票していただき、多くの票数を集めたチラシとその作り手の方々を表彰いたします。■2024年を飾る、全95点のチラシがノミネートされました!!一次投票で応募があったチラシのうち全95点は、2024年を代表する「ノミネートチラシ」として、12月5日(木)12:00よりスタートする決戦投票に進出します!多くの投票が集まり選出された「ノミネートチラシ」は、今年を飾る代表的なチラシばかり。お手元のチラシもご覧いただきながら、作品や展示のイメージを落とし込み、こだわり抜かれた1枚1枚のデザインをじっくりとお楽しみください。2025年2月5日(木)には、いよいよチラシ年間大賞を発表します!決戦投票期間:12月5日(木)12:00~12月23日(月)12:00「おちらしさんアワード2024」決選投票詳細: 投票ページではチラシの画像をクリックすると、表面・中面・裏面等が大きく表示されますので、ぜひじっくりとご覧ください!また、投票の際には、チラシへの投票理由コメントを受け付けております(※)。あなたの選ぶ一推しチラシへの、熱いご投票をお待ちしています!!※記述は任意です。いただいたコメントはおちらしさんWEBへの掲載や、主催者さまにお伝えする場合がございます。「おちらしさんアワード2024舞台版」投票ページの一部■「おちらしさんアワード2024」舞台版ノミネートチラシ(全48点)・南極ゴジラ 第6回本公演『バード・バーダー・バーデスト』・KERACROSS第五弾『骨と軽蔑』・花組ペルメル『長崎蝗駆經~岡本綺堂「平家蟹」による~』・コンプソンズ#12 『岸辺のベストアルバム!!』・CAT-A-TAC『こころ』・ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』・果てとチーク 第8回本公演『害悪』・演劇企画集団Jr.5 第16回公演 『世界 、』・舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』・ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』・『ミセスフィクションズのファッションウィーク』・2024 K-BALLET Opto『シンデレラの家』・歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』・劇団ヅッカ #2『陽光』・世田谷パブリックシアター『セツアンの善人』・2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』・PARCO PRODUCE 2024『東京輪舞』・中野坂上デーモンズ『かみ』・COCOON PRODUCTION 2024『ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-』・文学座9月アトリエの会『石を洗う』・テアトロコントspecial『寸劇の庭』・サーカス・シルクール『ニッティング・ピース』・PARCO PRODUCE 2024『ハムレットQ1』・新国立劇場 2024/2025シーズン 演劇『ピローマン』・柿喰う客 FULL CONTACT『愉快犯』・演劇ユニット鵺的 第18回公演『おまえの血は汚れているか』・PARCO PRODUCE 2024『ワタシタチはモノガタリ』・劇団スポーツ#10『略式:ハワイ』・彩の国さいたま芸術劇場開館30周年記念 彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1『ハムレット』・PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』・KAAT×山田うん×池上高志『まだここ通ってない』・東京芸術劇場『Le Fils 息子』・PARCO PRODUCE 2024『破門フェデリコ ~くたばれ!十字軍~』・『かつてなく自由にダンスを名乗るための煙が立つ会』・レティクル座の〝サ劇〟『 真・バトルサウナー城崎』・第一回 高澤和歌子 現代舞踊公演『カミュなんて知らない』・『女の友情と筋肉 THE MUSICAL -幸せの上腕二頭筋-』・KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『リア王の悲劇』・幻灯劇場 第11回公演『フィストダイバー』・ヨーロッパ企画第43回公演『来てけつかるべき新世界』・ナイロン100℃ 49th SESSION『江戸時代の思い出』・ワカバコーヒー『Little Red Riding Hood』・劇団俳優座 NO.358『慟哭のリア』・Bunkamura Production 2024『台風23号』・NODA・MAP 第27回公演『正三角関係』・ロロ 劇と短歌『飽きてから』・日生劇場 絢爛豪華 祝祭音楽劇『天保十二年のシェイクスピア』・PARCO PRODUCE2024『リア王』▶【舞台版】投票ページはこちら◀ : ■「おちらしさんアワード2023」美術版ノミネートチラシ(全47点)・東京都現代美術館『ホー・ツーニェン エージェントのA』・京都市京セラ美術館『村上隆 もののけ 京都』・嵯峨嵐山文華館×福田美術館『君があまりにも綺麗すぎて ~福田コレクションの美人画~』・高島屋史料館TOKYO『ジャッカ・ドフニ大切なものを収める家―サハリン少数民族ウイルタと「出会う」』・BBプラザ美術館『明日への出発「関西の作家たちの交差点」「フランスの作家たちの物語」』・国立西洋美術館『内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙』・東京オペラシティ アートギャラリー『髙田賢三 夢をかける』・東京国立近代美術館『中平卓馬 火―氾濫』・練馬区立美術館『生誕150年 池上秀畝―高精細画人―』・京都国立近代美術館『没後100年 富岡鉄斎』・渋谷区立松濤美術館『111年目の中原淳一』・京都国立博物館 特別展『日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―』・嵯峨嵐山文華館『HaikuとHaiga―芭蕉と蕪村、2人のカリスマ―』・国立新美術館『田名網敬一 記憶の冒険』・東京都美術館『田中一村展 奄美の光 魂の絵画』・国立科学博物館 特別展『鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~』・西脇市岡之山美術館『にしわき横尾忠則コレクションⅣ-みんなのイチオシ・美術館40年間の歩み』展・NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]『高精細デジタル モネ 睡蓮、柳の反映』・神奈川県立近代美術館『鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復』・東京国立近代美術館『ハニワと土偶の近代』・東京都写真美術館『恵比寿映像祭2024 月へ行く30 の方法』・神奈川近代文学館『安部公房展――21世紀文学の基軸』・BankART KAIKO『BankART Under 35 2024』・京都国立近代美術館『倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙』・国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』・東京都現代美術館『坂本龍一 音を視る 時を聴く』・東京都美術館『印象派 モネからアメリカへ』・泉屋博古館東京 企画展『ライトアップ木島櫻谷 ―四季連作大屏風と沁みる「生写し」』・アーティゾン美術館『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて』・半蔵門ミュージアム 特別展『小川晴暘と飛鳥園 100年の旅』・東京国立博物館『挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」』・東京ステーションギャラリー『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』・東京都庭園美術館『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』・ポーラ ミュージアム アネックス 田原桂一『OPÉRA de PARIS』・太田記念美術館『浮世絵お化け屋敷』・東京都美術館『デ・キリコ展』・府中市美術館『春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術』・トーキョーアーツアンドスペース本郷『TOKAS Project Vol. 7 鳥がさえずり、山は動く』・東京都現代美術館『開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ』・森アーツセンターギャラリー『さくらももこ展』・平塚市美術館『大正・昭和のモダニスト 蕗谷虹児展』・東京オペラシティ アートギャラリー『宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO』・京都国立近代美術館『開館60周年記念小林正和とその時代―ファイバーアート』・神奈川近代文学館 特別展『帰って来た橋本治展』・東京都写真美術館『アレック・ソス 部屋についての部屋』・アーティゾン美術館『ひとを描く』・大阪中之島美術館『没後50年 福田平八郎』▶【美術版】投票ページはこちら◀ : ■「おちらしさんアワード2024」概要一次投票期間:2024年10月7日(月)12:00 ~ 11月20日(水)12:00投票対象:2024年に劇場・美術館などで配布されていたチラシ、チラシ宅配サービス「おちらしさん」で届いたチラシから、舞台芸術の公演チラシ5点、美術展等の展示チラシ5点まで可能。投票方法:下記ページ内のWEB投票フォームより、投票いただけます。「おちらしさんアワード2024」一次投票ページ: 決戦投票期間(ノミネートチラシ発表):2024年12月5日(木)12:00 ~ 12月23日(月)12:00大賞・結果発表:2025年2月5日(水)12:00■上位に入賞したチラシは、おちらしさんWEBでたっぷり特集!!決戦投票にて上位に入賞したチラシは、おちらしさんWEBでの結果発表記事にて特集いたします。昨年までの結果発表記事では、投票の際に観客の皆さまからいただいたコメントや、主催者さま・デザイナーの方からの受賞記念コメントも掲載しておりますので、ぜひご覧ください!「おちらしさんアワード2023」の結果発表記事はこちらインパクトも繊細さも兼ね備えるデザインとは…!おちらしさんアワード2023~舞台版~結果発表|おちらしさんWEB(ネビュラエンタープライズ) : 目を惹く美しさの決め手って…!?おちらしさんアワード2023~美術版~結果発表|おちらしさんWEB(ネビュラエンタープライズ) : おちらしさんアワードの関連企画記事も公開中!思い出の“ジャケ買い”チラシはこれだ!|おちらしさんアワード2024関連企画|おちらしさんWEB(ネビュラエンタープライズ) : 観客・主催者・デザイナーなど様々な皆さん21名に、思い出のチラシを語っていただく寄稿企画もぜひご覧ください!Twitter投稿 : ■「おちらしさんアワード2024」概要■決戦投票期間(ノミネートチラシ発表):2024年12月5日(木)12:00 ~ 12月23日(月)12:00・投票対象:一次投票(対象:2024年に劇場・美術館などで配布されていたチラシ)から選出された舞台版48点、美術版47点の「ノミネートチラシ」より、舞台版・美術版各ひとり1回1点まで投票可能。・投票方法:舞台版・美術版の各投票ページにて投票。舞台版投票ページ: 美術版投票ページ: ■大賞・結果発表:2025年2月5日(水)12:00■一次投票期間:2024年10月7日(月)12:00 ~ 11月20日(水)12:00【終了】■チラシ宅配サービス「おちらしさん」概要チラシ宅配サービス「おちらしさん」は、全国の舞台・美術がお好きな方へ、最新の公演・展示情報のチラシをお届けするサービスです。偶数月の初めにご登録いただいた会員の方に向けて、各公演団体・美術展主催団体の趣向を凝らしたチラシを約20~30点、まとめてお届けしています。総会員数:16,300名(12月5日現在)舞台版:8,300名・美術版:8,000名発送日:偶数月中旬(隔月発送)登録・利用料金:無料(チラシのお届けを希望する公演・展示団体の利用料・税込19.8円/枚)サービス詳細URL: ■会社概要名称:株式会社ネビュラエンタープライズ本社住所:〒136-0071 東京都江東区 亀戸7-43-5 小林ビル設立:2002年5月1日資本金:640万円代表者:代表取締役緑川 憲仁ホームページ: ■本イベントに関するお問い合わせ先担当:成島・清水TEL:03-5628-1325FAX:03-5628-1326E-mail: main@nevula-prise.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年12月05日アメリカでは最大かつ質の高い古代エジプト美術コレクションで知られるニューヨークのブルックリン博物館から選りすぐりの名品を紹介する『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』。2025年1月25日(土) より森アーツセンターギャラリーで開催される同展の記者発表会が11月20日(水) に都内にて行われ、東京展公式アンバサダーに就任した菊池風磨が登壇。会見の場とその後の個別取材で、意気込みを語った。古代エジプトの「謎」は掘れば掘るほどおもしろい記者発表会の冒頭で、古代エジプトへの関心について尋ねられると「正直言いますと、まだまだ勉強中。でも、興味深いことがたくさんあるのでとても楽しみです」と率直に語った菊池。今回の展覧会では、3000年前、太古の時代に暮らした人々の日常生活や死生観、ファラオたちの実像など、古代エジプトにまつわるさまざまな「謎」について、最新の研究成果を踏まえて紹介されていくが、未だ解明されていない「謎」が多いことにこそ興味を惹かれると語る。「古代エジプトにまつわる「謎」をひとつ知ると、さらに様々なことを知りたくなる。何かひとつのことに興味を持つと、じゃあそれに紐づくこれは?というふうに、無数に興味 が広がっていく感覚があるんです」例えば、今回の出品作品のなかで菊池が興味を持ったのは、ミイラとともに埋葬されていた副葬品のひとつである《カバの像》。《カバの像》前1938~前1539年頃ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum「カバは死者の守り神だと僕も少し勉強したんですけど、なぜか足が折られてしまっているんですよね。折れてしまった訳ではなく、あえて折っているみたいなんですが、守り神なのにどうして?と気になって」同展では、人や動物のミイラをはじめ美しい副葬品や葬儀のための道具など、古代エジプト人の死生観を表す葬送儀礼に関する作品なども紹介される。古代エジプトの青いカバの像は、世界各国の美術館にも収蔵されグッズなどにもなっている人気の品だが、監修を務める河江肖剰氏によると、狂暴なカバに来世で襲われることのないように、足が切り落とされて埋められたのだそう。「こうしてひとつひとつの品々に意味があるんですよね。掘っていけば掘っていくほど、いろいろな新しい発見があるんだろうなと今でもすでに思っているので、どんどんそれを深めていきたいです。実は、ここ最近の僕の最大の「謎」は、なぜアンバサダーのお話を僕にいただいたんだろう?ということだったんですよ(笑)。でもこの「謎」を紐解いていくと、僕みたいに興味はあるけど、まだまだ手を伸ばせていない人たちに、その第一歩は踏み出しやすいものなんだよということを伝えてほしいと(展覧会事務局の方に)伺って、やっと解明されました(笑)」ミイラや副葬品のほかにも、古代エジプト人の姿かたちが描かれたレリーフや壁画、黄金に輝く指輪や美しいビーズの首飾り、日々の生活で使われた壺や動物の置物など、約150点もの遺物を展示。古代エジプト人たちは、どんなふうに暮らし、どんな言葉を話していたのか。ピラミッドはなぜ、どのように造られたのか?私たちの想像を超える高度な文化を創り出した人々の営みを、展示を通して紐解いていく。《貴族の男性のレリーフ》前1292~前1075年頃※東京展のみ出展ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum《クフ王の名前が彫られた指輪》前664~前404年ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum「3000年前のことは全く想像もつかないですけど、時を超えて今、当時のものを実際に生で見ることができるのはなかなかないことですよね。意外に“自分たちの日常に近いな”とか、“あまり変わっていないな”というような発見もあると思うので、ぜひ実際に生で見て欲しいです」ワクワクするような音声ガイドを目指したい『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』の魅力を伝えるアンバサダーという役割に加え、音声ガイドのナビゲーターも担当する菊池。展覧会の音声ガイドに携わるのは、意外にも今回が初めての経験だという。「ナレーションのお仕事などは何度かしていますが、ここまで声だけのお仕事というのは初めて。お話をいただいたときはうれしかったですね。なんかすこし大人になった気がします(笑)収録はこれからなのですが、フラットに読んでいくのがいいのか、起伏があったほうがいいのか…難しそうですね。でも、みなさんの鑑賞体験がワクワクするものになるようなお手伝いができればと思っています」こうして、1月に開催される展覧会に向けて、「古代エジプト」について学び始めた菊池だが、「今回の展覧会を誰に見て欲しい?」との問いには「やはりtimeleszのメンバーには見て欲しいですね」とのこと。「それぞれに違った感性をもつふたりだと思うんですけど、(佐藤)勝利は真っ直ぐに、古代エジプトについて“なるほど”と興味を示してくれると思いますし、松島に関しては、アートが彼の得意分野ではあるので、そういうところでのインスピレーションのようなものを得てもらえるんじゃないかなと思っています」<開催概要>『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』会期:2025年1月25日(土)~4月6日(日)会場:森アーツセンターギャラリー時間:10:00~18:00(金・土・祝前日は~20:00、入館は閉館の30分前まで)休館日:会期中無休料金:前売(平日)一般/大学・専門学生2300円、前売(土・日・祝)一般/大学・専門学生2400円、当日(平日)一般/大学・専門学生2500円、当日(土・日・祝)一般/大学・専門学生2600円ほか公式HP:チケット情報:()※「チケットぴあ」は平日チケットのみ販売
2024年11月28日公益財団法人 阪急文化財団が運営する逸翁(いつおう)美術館では、美術に欠かせない色、黒をモチーフにした作品を集めた展覧会を開催します。古(いにしえ)から人々を魅了してやまない「黒」。絵画における水墨画、書における古筆や墨蹟は、黒い墨の濃淡で様々な風景や人物を描き分け、墨のかすれや線の太さや細さで個性を表わします。工芸品においては、焼き物は、釉薬や焼成方法、温度や作られた場所などによって黒の発色が異なり、漆芸品は、塗り重ねられた上に磨かれることで艶のある黒を生み出します。今回展示する水墨画や古筆切、墨蹟などの掛軸、樂茶碗や瀬戸黒茶碗、漆を用いた棗や盆、器など、そうしたさまざまな表情を見せる「黒い美術(ART)」をぜひご鑑賞ください。また、関連企画として、元鶴見大学教授 小池富雄氏による講演会を開催するほか、館内にある椅子式の茶室「即心庵(そくしんあん)」では呈茶を実施します。皆様のお越しをお待ちしております。【会期】2025年1月18日(土)~3月16日(日)【休館日】毎週月曜日 ※ただし2月24日は開館、2月25日は休館【会場】逸翁美術館 大阪府池田市栄本町12-27(阪急宝塚線 池田駅下車 徒歩10分)【観覧料】一般:700円(各種割引・団体:500円)学生(高校生以上):500円(各種割引・団体:400円)中学生以下:無料【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)【関連企画】講演会「漆黒美の愉しみ」元鶴見大学教授 小池富雄氏3月1日(土)14:00~15:30要申込(先着順100名)、無料(要当日観覧券) 【主な出品】■茶室「即心庵(そくしんあん)」と呈茶について小林一三(いちぞう)が自ら考案した椅子席で楽しめる茶室「即庵(そくあん)」を、逸翁美術館の館内に「即心庵」として再現し、定期的に呈茶を実施しています。テーマにあわせたオリジナルのお菓子と一服のお茶でゆっくりとした時間をお過ごしください。【開席日】「黒い美術(ART)」会期中の日曜日1月19日・26日2月2日・9日・16日・23日3月2日・9日・16日【開始時間】(1)10:50、(2)11:30、(3)12:10、(4)13:10、(5)13:50、(6)14:30【定員】(1)~(6)各席7名様【料金】一服500円(税込)【呈茶券購入】各日10:00より、美術館受付で当日(1)~(6)各席のチケットを販売します(先着順)。※チケットはおひとり様2枚まで購入いただけます。※電話等でのご予約はできませんのでご了承ください。※開館前にご希望者が多数並ばれている場合は、9:50より逸翁美術館1階正面玄関前で整理券(おひとり様2枚まで)を配布します。公益財団法人 阪急文化財団 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年11月01日三鷹の森ジブリ美術館は、企画展示「君たちはどう生きるか」展 第三部「背景美術編」を2024年11月23日(土)から2025年11月まで開催する。長編アニメ映画『君たちはどう生きるか』の背景美術に注目「君たちはどう生きるか」展は、宮﨑駿が監督を務めるスタジオジブリの長編アニメーション映画『君たちはどう生きるか』のために描かれた“手描きの絵”に焦点を当てる企画展示。これまで、制作過程の中で描かれた鉛筆画や、絵の具を使った絵を紹介する第一部「イメージボード編」、アニメーションの設計図ともいえるレイアウトに着目した第二部「レイアウト編」が開催されてきた。唯一無二の芸術性が光る、手描きの背景美術第三部「背景美術編」では、アニメーションの美しく豊かな画面を構成する、背景美術を紹介。宮﨑駿が常々「アニメーション映画の品格は背景美術で決まる」と発言しているとおり、『君たちはどう生きるか』においても人の手と紙、絵具、水を用いたからこそ生まれる光と影の質感、色彩世界を見て取ることができる。デジタルツールであれば複製や加工、修正を容易に行えるものの、『君たちはどう生きるか』では少数の美術スタッフが手描きで精緻な背景美術を完成させた。同じ絵をもう一度再現したり、地塗りを後から消したりすることが簡単にはできない、手描きならではの唯一無二の風合いと、高い技術を展示を通して体感することができそうだ。なお、第三部「背景美術編」は、当初よりも開催期間を延長し、1年間開催。2025年5月までの前期と、5月以降の後期で一部展示を入れ替える予定だ。【詳細】「君たちはどう生きるか」展 第三部 背景美術編開催期間:・前期 2024年11月23日(土)~2025年5月(予定)・後期 2025年5月~2025年11月(予定)会場:三鷹の森ジブリ美術館住所:東京都三鷹市下連雀1-1-83※三鷹の森ジブリ美術館の入場は日時指定の予約制。11月入場分のチケットは、10月10日(水)よりローソンチケットにて発売。※チケットに関する詳細は公式WEBサイト(より。企画・監修:宮崎吾朗
2024年10月13日神戸に生まれ、関西を拠点に活動した美術家・木下佳通代(きのしたかずよ/1939-1994)の回顧展が、10月12日(土)から2025年1月13日(月・祝)まで、北浦和にある埼玉県立近代美術館で開催される。没後30年を記念し、大阪中之島美術館から巡回してきた同展は、生前も含めて木下の初めての大規模な個展となる。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で絵画を学んだ木下は在学中から作家活動を開始し、1960年代には、神戸で結成された前衛美術集団・グループ〈位〉と行動をともにする。ごく初期から「存在」ということについて思索を重ねていた木下は、1970年代には、写真作品の制作に着手。複数の写真を並置した組作品や、幾何学図形を写した写真の上から線を描き重ねるといった手法によって、視覚と認識、存在と事物の関係性を鮮やかに表現した。「存在」や「見ること」について問いかける一連の作品は、同時代のコンセプチュアルアートの世界的潮流とも呼応し、ヨーロッパで高く評価されたことから、1981年にはドイツで個展も開催している。再び油彩に軸足を移した1980年代には、問題意識をより発展させて、度々作風を変化させながらも、画面上に緊張感の漂う空間を生み出す制作を精力的に続けた。だが、病により、1994年に55歳で亡くなっている。《無題 A》1975 年京都市美術館蔵同展は、様々な作風の作品を通して「存在とは何か」という問いに向き合い続けた木下の全貌に、約120点の作品を通じて迫るもの。これまで公開される機会の少なかった初期の油彩画をはじめ、代表作の写真シリーズや、後年に取り組んだ抽象絵画、そして亡くなる前に病床で描かれた絶筆まで、厳選した作品群によってその足跡を辿るとともに、映像作品やプラン・ドローイング、マケット、記録写真などの関連資料も多数展示し、木下の制作の背景や思考のプロセスにも注目するという。《’76-C》1976 年大阪中之島美術館蔵近年、国内外の展覧会でたびたび紹介されて再評価が高まるなか、日本の美術館では初の個展となる同展は、木下の歩みを再検証する重要な試みだ。豊富な図版と資料、研究者による論考とともに作家インタビューの再録なども収めた、決定版ともいうべき展覧会図録も用意されている。<開催概要>『没後30年 木下佳通代』会期:10月12日(土)~2025年1月13日(月・祝)※会期中展示替えあり会場:埼玉県立近代美術館時間:10:00 ~ 17:30(入室は17:00まで)休館日:月曜(10月14日、11月4日、1月13日は開館)、12月27日(金)~1月3日(金)料金:一般1000円、大高生800円公式サイト:
2024年10月11日1920~30年代、革命を経たメキシコで画家・美術教育者として活動し、戦後日本でも活動を続けた北川民次。約30年ぶりとなる回顧展『北川民次展 メキシコから日本へ』が世田谷美術館で11月17日(日)まで開催中だ。名古屋市美術館を経て世田谷美術館、年明けに郡山市立美術館に巡回する3館共同企画。プレス内覧会から同展担当キュレーター塚田美紀の言葉を交えながらレポートする。同展では6つのテーマを設け、各章ごとに「メキシコから日本へ」と緩やかにループするように構成されている。まず、北川民次はなぜメキシコへ行ったのだろうか。「ほぼ偶然と言ってもいいのではないでしょうか。北川民次は1894年、静岡県で製茶業を営む家に生まれ、1914年、20歳のとき、すでにアメリカ西海岸で商売をしていた兄を頼ってアメリカに行きます。稼業より芸術に興味があり、ニューヨークで働きながら学んでお金を貯めて、1921年、本当の“ライフ”を求めてメキシコへ向かいました。途中キューバで現金とアメリカで描いたドローイングを盗まれ、メキシコで長く生活することになります」(塚田)北川民次1949年撮影:松谷錦二郎提供:世田谷美術館展覧会全体に通底するのは、北川の市井の人々へのあたたかな視線。例えば、第1章「民衆へのまなざし」では、メキシコで先住民の集落を訪ねていた北川が、先住民文化を共有し、近代化する社会をたくましく生きる姿を描いている。また、1936年に帰国後も、近年公開されるようになった出征兵士を描いた作品などから、戦争で被害を被るのはいつも庶民だという批判精神が感じられる。中央左から《トラルパム霊園のお祭り》1930年名古屋市美術館、《ランチェロの唄》1938年東京国立近代美術館《トラルパム霊園のお祭り》1930年名古屋市美術館提供:世田谷美術館左から《鉛の兵隊(銃後の少女)》1939年個人蔵、《作文を書く少女(慰問文を書く少女)》1939年名古屋市美術館、《出征兵士》1944年東京都現代美術館戦時下の日本。第3章「幻想と象徴」では、シュルレアリスムの非現実的・暗示的手法を、検閲を逃れる武器として用いた画家たちと響き合うような作品を紹介。1940年、国家行事として行われた「紀元二千六百年奉祝美術展覧会」出品作《岩山に茂る》は、不毛の土地で粘り強く生きる植物を描いているが、時代への抵抗を潜ませているとも取れる。北川が戦争画の波に巻き込まれなかった所以を塚田に聞くと「欧米中心の時代に、進んでメキシコに行くという異色の経歴であり、帰国時は国内では全く無名の画家だったためではないか」という答え。確かに主流や時流から距離を置き、よく世界を観察していたように思われる。《岩山に茂る》1940年個人蔵提供:世田谷美術館妻の故郷・愛知県瀬戸市に疎開後は気に入って終の住処となった。第4章「都市と機械文明」では、産業のまち「瀬戸」を描いた作品なども。「当初は、機械化による良いものづくりが社会にもたらす豊かさへの期待があったと思うんです。それが60年代以降は公害の問題などもあり、両義的な絵を描くようになります」(塚田)。第4章「都市と機械文明」展示風景また、北川は、メキシコと日本で庶民への美術教育にも取り組んだ。第5章「美術教育と絵本の仕事」では、まずメキシコ市南部のトラルパンと市から約170キロ離れたタスコの野外美術学校での教師としての活動を紹介。同展のキービジュアルにもなったロバの絵は、現地の雑誌で大きく掲載された作品。「メキシコでは革命で国が疲弊した後、とりわけアメリカから多くの観光客を招いて活性化させようとしました。野外美術学校で同僚の画家が書いた同記事では、土産物屋や風光明媚な場所にだけ行ってわかったような顔をして帰る観光客が多いなか、北川は先住民の暮らしに分け入って絵を描いている人。私たち(メキシコ人)の眼で描いていると紹介されています。ロバは、当時のメキシコの庶民にとって家族同然の動物であり、それを愛情深く丁寧に描いているんです」(塚田)。展示風景よりメキシコの野外美術学校で教師をしていた頃の作品群《ロバ》1928年愛媛県美術館提供:世田谷美術館また、戦時中は日本でも学校開設を試みたが叶わず、やきものづくりがテーマの『マハフノツボ(魔法の壺)』など2冊の絵本を制作。戦後は、名古屋の東山動物園で1か月、子供たちが絵を描く学校を2年間行った。北川の真意が親や周囲に必ずしも理解されたわけではないようだが、子供たちは自由に絵を描いているように見える。「名古屋東山動物園美術学校」に関する展示風景また、ディエゴ・リベラら1920年代のメキシコ壁画運動の作家たちと交流があり、帰国後も壁画を描くことをずっと目指していた。第2章「壁画と社会」では、メキシコで現実社会と向き合い、社会に対する批評や見解を作品で表現することを学んだ北川が、沖縄の米軍基地問題や安保闘争を扱った作品などを展示。左から《タスコの祭》1937年静岡県立美術館、《メキシコ戦後の図》1938年宮城県美術館左から《白と黒》1960年 刈谷市美術館蔵、《いなごの群れ》1959年 名古屋市美術館そして「エピローグ 再びメキシコへ」の名古屋CBC会館壁画や瀬戸市民会館陶壁など、ようやく実現した壁画制作へとつながる。名古屋旧カゴメビルの壁画原画について「トマトという名前はメキシコの先住民の言葉に由来する、メキシコとつながりの深い食べもの。メキシコではポピュラーな緑のトマトの種を取り寄せて、自ら栽培しながら描いたといいます」(塚田)。《名古屋旧カゴメビル壁画原画 TOMATO》1962年頃カゴメ株式会社「会場をぐるっと回り、ずいぶん旅をしたなという感じを持っていただけたら嬉しいです」と塚田。画中に時折見られる「バッタ」は北川の分身だそうだ。近年復刊された著書『絵を描く子供たち』には、社会を変えようと人々が声を挙げるアメリカやメキシコに比べ、日本人は運命的に捉えて戦おうとしないといった難しさも綴られている。1989年に没後も、作品を通して「自由とは何か」を伝えてくる草の根の画家を今こそ見直したい。取材・文・撮影(提供写真以外):白坂由里<開催概要>『生誕130年記念北川民次展―メキシコから日本へ』2024年9月21日(土)〜11月17日(日)、世田谷美術館にて開催公式サイト:
2024年10月07日株式会社ネビュラエンタープライズ(本社:東京都江東区 亀戸7-43-5 小林ビル代表取締役:緑川 憲仁)は、舞台公演・美術展チラシの年間大賞を決める祭典「おちらしさんアワード2024」を開催いたします。WEBでの一次投票期間は、10月7日(月)12:00 ~ 11月20日(水)12:00。選出されたノミネートチラシより、12月には決戦投票を行います。大賞の発表は、2025年2月5日(水)12:00です。「おちらしさんアワード2024」一次投票ページ: ■「おちらしさんアワード」とは?「おちらしさんアワード」は、一年に一度開催される“チラシの祭典”。その年に観客の皆さまのお手元へ渡ったチラシに、再び光を当てるイベントです。2020年よりチラシ宅配サービス「おちらしさん」が主催し、今年は5度目の開催となります。全国の舞台公演・美術展ファン、チラシファンの皆さまに、一推しの1枚へ投票していただき、多くの票数を集めたチラシとその作り手の方々を表彰いたします。■一次投票からノミネートチラシが選ばれます!10月2日(月)よりスタートする一次投票では、皆さまのお気に入りのチラシをお聴きし、12月の決戦投票に進む「ノミネートチラシ」を決定します。投票の対象となるのは、2024年1月以降に劇場や美術館などで配られた舞台公演・美術展のチラシ、チラシ宅配サービス「おちらしさん」で届いたチラシです。一次投票期間:10月7日(月)12:00 ~ 11月20日(水)12:00「おちらしさんアワード2024」一次投票ページ: 「ノミネートチラシ」から12月の決戦投票を行ったのち、2025年2月5日(水)には舞台版・美術版それぞれのチラシ年間大賞を発表します!今年のテーマは、「チラシってなんだろう?」。あなたにとっての“好き、印象的、思い出、革命、出会い……”など、「○○なチラシ」をぜひ教えてください。熱い一票をお待ちしています!!▶「おちらしさんアワード2024」一次投票はこちら◀ : ■昨年の「おちらしさんアワード」大賞チラシはこちら!●舞台版 第1位PSYCHOSIS「寺山修司没後40年記念認定事業『疫病流行記』」こちらのチラシは、朱に染まった第一印象のインパクトと、よく見るとネズミが山のように集まり人の形を成している細部の生々しい恐ろしさが特徴です。数匹だけ真っ赤になったネズミと、『疫病流行記』のタイトル、「集団を組織していく想像力の『伝染』」というキャッチコピーが合わさり、恐ろしい想像が掻き立てられます!このチラシから手に取った人へと想像が伝染していく、強いパワーを持った1枚です。観客の皆さまからは「パッと見た瞬間に言いようのない禍々しさ」「この公演のこのチラシからサイコシスを観はじめました」「不思議な絵だと繰り返し見てしまった」などのコメントをいただきました。PSYCHOSIS「寺山修司没後40年記念認定事業『疫病流行記』」2023年7月13日(木)~18日(火)@ザムザ阿佐谷公演WEBサイト: 「おちらしさんアワード2023~舞台版~」結果第1位PSYCHOSIS「寺山修司没後40年記念認定事業『疫病流行記』」第2位東京グローブ座『After Life』第3位PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』第4位NODA・MAP 第26回公演 『兎、波を走る』第5位ケムリ研究室no.3「眠くなっちゃった」第6位ミュージカル『アルジャーノンに花束を』第7位ワカバコーヒー「おどらない、からだ」第8位演劇企画集団Jr.5 第15回公演『明けない夜明け』第9位モヘ組『せいなる』第10位タカハ劇団『おわたり』チラシ写真、主催・デザイナーによる受賞コメントはこちら : ●美術版 第1位下瀬美術館「開館記念展 おひなさまと近代美術 ― 丸平の人形からガレ、マティスまで」こちらのチラシは、澄んだ空気と奥行きが特徴。木材を基調とする広々とした空間に座るのは、展示の主役である、愛らしくも堂々としたひな人形。展示品だけでなく、2023年3月に瀬戸内海に面する広島県大竹市でオープンしたばかりの美術館の空間自体を強く印象付けるようなデザインです。チラシ全体にスッと一体感のある、どこか神々しい雰囲気は、新しい美術館像を確立しています。観客の皆さまからは、「つつましさの中にインパクトがあった」「美術品だけでなく美術館そのものの素晴らしさがうかがえる」「現代的な建築と、伝統のあるお雛様のコントラストが美しい」などのコメントをいただきました。下瀬美術館「開館記念展 おひなさまと近代美術 ― 丸平の人形からガレ、マティスまで」2023年3月1日(水)~ 5月7日(日)@〈広島県〉下瀬美術館展示WEBサイト: 「おちらしさんアワード2023~美術版~」結果第1位下瀬美術館「開館記念展 おひなさまと近代美術 ― 丸平の人形からガレ、マティスまで」第2位「練馬区立美術館コレクション+植物と歩く」第3位平戸オランダ商館「殿さまの洋書コレクション2 ―西洋学術と蘭学―」第4位森アーツセンターギャラリー「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」第5位もりおか歴史文化館 企画展「罪と罰 -犯罪記録に見る江戸時代の盛岡-」第6位TOKAS Project Vol. 6「凪ぎ、揺らぎ、」第7位東京都現代美術館「デイヴィッド・ホックニー展」第8位福田美術館「橋本関雪 生誕140周年 KANSETSUー入神の技・非凡の画ー」第9位国立科学博物館 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」第10位国立新美術館「ルーヴル美術館展 愛を描く」チラシ写真、主催・デザイナーによる受賞コメントはこちら : ■「おちらしさんアワード2024」概要一次投票期間:2024年10月7日(月)12:00 ~ 11月20日(水)12:00投票対象:2024年に劇場・美術館などで配布されていたチラシ、チラシ宅配サービス「おちらしさん」で届いたチラシから、舞台芸術の公演チラシ5点、美術展等の展示チラシ5点まで可能。投票方法:下記ページ内のWEB投票フォームより、投票いただけます。「おちらしさんアワード2024」一次投票ページ: 決戦投票期間(ノミネートチラシ発表):2024年12月5日(木)12:00 ~ 12月23日(月)12:00大賞・結果発表:2025年2月5日(水)12:00■チラシ宅配サービス「おちらしさん」概要チラシ宅配サービス「おちらしさん」は、全国の舞台・美術がお好きな方へ、最新の公演・展示情報のチラシをお届けするサービスです。偶数月の初めにご登録いただいた会員の方に向けて、各公演団体・美術展主催団体の趣向を凝らしたチラシを約20~30点、まとめてお届けしています。総会員数:17,500名(10月7日現在)舞台版:9,500名・美術版:8,000名発送日:偶数月中旬(隔月発送)登録・利用料金:無料(チラシのお届けを希望する公演・展示団体の利用料・税込19.8円/枚)サービス詳細URL: ■会社概要名称:株式会社ネビュラエンタープライズ本社住所:〒136-0071 東京都江東区 亀戸7-43-5 小林ビル設立:2002年5月1日資本金:640万円代表者:代表取締役緑川 憲仁ホームページ: ■本イベントに関するお問い合わせ先担当:成島・清水TEL:03-5628-1325FAX:03-5628-1326E-mail: main@nevula-prise.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年10月07日箱根のポーラ美術館が来年の企画展スケジュールを発表した。2025年は、近代から現代までの美術における色彩の歴史を読み直す『カラーズ ― 色の秘密にせまる印象派から現代アートへ』、ゴッホの存在がさまざまな時代や地域にもたらした影響と、現代における新たな価値を考察する『ゴッホ・インパクト(仮)』が開催される。2024年12月14日(土)から開催される『カラーズ ― 色の秘密にせまる印象派から現代アートへ』は、近代から現代までの美術における「色彩」に注目する。多様な分野で色彩の果たす役割が広がっている昨今、色彩論や色を表現する素材との関係にふれながら、改めて色彩の役割について考察。モネ、スーラなど、油絵具を巧みに扱い、さまざまな色彩によって視覚世界を再構築した19 世紀の印象派や新印象派、マティスら20 世紀のフォーヴィスムの絵画や抽象絵画、さらには現代アートにいたる近現代の色彩の美術史を、絵画や彫刻、インスタレーションなどによって読み直していく。ロベール・ドローネー《傘をさす女性、またはパリジェンヌ》1913年 ポーラ美術館ベルナール・フリズ《Ijo》2020年 ポーラ美術館©Bernard Frize / ADAGP, Paris, 2024 Photo: Ken Kato Courtesy of the artist and Perrotin『カラーズ ― 色の秘密にせまる印象派から現代アートへ』会期:2024年12月14日(土)~ 2025年5月18日(日)■おもな出品作家(予定)杉本博司、クロード・モネ、ジョルジュ・スーラ、ロベール・ドローネー、アンリ・マティス、ピエール・ボナール、ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ドナルド・ジャッド、ブリジット・ライリー、ゲルハルト・リヒター、ベルナール・フリズ、ヴォルフガング・ティルマンス、グオリャン・タン、杉本博司、桑山忠明、前田信明、坂本夏子、山口歴、流麻二果、門田光雅、山田航平、川人綾、山本太郎、草間彌生ほか森村泰昌《自画像の美術史(ゴッホ/青い炎)》2016 / 2018年 ポーラ美術館copyright of the artist, courtesy of ShugoArts2025年5月31日(土)からの『ゴッホ・インパクト(仮)』は、ポーラ美術館が開館以来初めて開催するフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)をテーマとした展覧会となる。わずか37年ほどの生涯のなかで、個性と情熱にあふれた数多くの作品をのこしたゴッホ。うねるような筆触と大胆な色彩による独自の様式を用いた絵画はもちろん、その劇的な生涯も今なお多くの人々の心を揺さぶり続けている。同展では、陽光きらめく南仏のアルルで制作された《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》(1888年)、最晩年にオーヴェール=シュル=オワーズで制作された《アザミの花》(1890年)など、ポーラ美術館が収蔵する3点のゴッホ作品を軸に、芸術に人生を捧げたゴッホという存在が、さまざまな時代においてどのようなインパクトを与えたのかを検証。さらに現代という時代のなかで、「ゴッホ」がいかにして新たな価値を持ち得るのかを考察する。フィンセント・ファン・ゴッホ《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》1888年 ポーラ美術館『ゴッホ・インパクト(仮)』会期:2025年5月31日(土)~11月30日(日)予定■おもな出品作家(予定)フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・シニャック、アンリ・エドモン・クロス、ポール・セザンヌ、ポール・ゴーガン、アンリ・マティス、アンドレ・ドラン、モーリス・ド・ヴラマンク、佐伯祐三、前田寛治、萬鐵五郎、岸田劉生、木村荘八、草間彌生、森村泰昌、福田美蘭、桑久保徹、フィオナ・タンほか
2024年09月25日株式会社ニチベイは、映画『スオミの話をしよう』におきまして、美術協力として商品提供を行っています。(C)2024 フジテレビ 東宝◆スオミの話をしよう配給 : 東宝公開日 : 2024年9月13日(金)全国公開脚本と監督: 三谷幸喜キャスト : 長澤まさみ西島秀俊 松坂桃李 瀬戸康史 遠藤憲一 小林隆 坂東彌十郎戸塚純貴 阿南健治 梶原善 宮澤エマ協力商品 : 【寒川しずおの豪邸セット】バーチカルブラインド「アルペジオ」色柄: A8934(アエル/グレージュ)ベネシャンブラインド「ユニーク25」色柄: V1099(ステンシルバー)【草野圭吾のマンションセット】バーチカルブラインド「アルペジオ」色柄: A8702(ラフィー/ウォームグレイ)ベネシャンブラインド「ユニーク25」色柄: V1099(ステンシルバー)公式サイト: 【ストーリー】その日、刑事が訪れたのは著名な詩人の豪邸。≪スオミ≫が昨日から行方不明だという。スオミとは詩人の妻で、そして刑事の元妻。刑事は、すぐに正式な捜査を開始すべきだと主張するが詩人は「大ごとにするな」と言って聞かない。やがて屋敷に続々と集まってくる、スオミの過去を知る男たち。誰が一番スオミを愛していたのか。誰が一番スオミに愛されていたのか。スオミの安否そっちのけで、男たちは熱く語り合う。だが不思議なことに、彼らの思い出の中のスオミは、見た目も性格もまるで別人…。スオミはどこへ消えたのか。スオミとは一体、何者なのか。極上ミステリー・コメディの幕が上がるー!寒川しずおの豪邸セット_1寒川しずおの豪邸セット_2■会社概要名称 : 株式会社ニチベイ所在地 : 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-15-4代表 : 代表取締役 麻井 博行設立 : 1941年1月資本金 : 4億6,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年09月13日近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2024年9月6日(金)から10月14日(月・祝)まで、特別企画展「禅宗の美」を開催いたします。中国で成立し、日本で発展した禅宗は、座禅や禅問答を通じて、言葉による論理的な説明ではなく、心を通じて教えを伝えることを目指しました。このような禅宗の教えは芸術制作にも大きな影響を与え、禅僧が自身の到達した心の境涯を墨蹟や絵画を通して表現することで独自の美術を生み出してきました。当館所蔵の重要文化財 虎関師錬筆「墨蹟 法語」には、中洞禅人に与えた法の教えが説かれ、気迫にあふれる書風は虎関師錬の禅の心が反映されています。本作品は令和4~5年度に保存修理を実施し、このたび修理が完成してから初めて公開となります。この展覧会では、墨蹟・頂相・道釈人物画や、禅僧にまつわる水墨画を通して、禅宗の歴史や精神に触れていただきながら、中世に花開いた禅宗文化の多様な美術をご紹介します。詳細は別紙のとおりです。重要文化財 虎関師錬墨蹟 坐禅語南北朝時代 公益財団法人諸戸財団蔵重要文化財 墨蹟法語 虎関師錬筆南北朝時代 大和文華館蔵重要文化財 呂洞賓図雪村周継筆 室町時代大和文華館蔵重要文化財 春景山水図岳翁蔵丘筆 子通周量・了庵桂悟賛室町時代 正木美術館蔵〔展示期間9月6~23日〕別紙<1> 展覧会について1.名 称 特別企画展「禅宗の美」2.会 期 令和6年9月6日(金)~10月14日(月・祝)3.開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)4.入館料 一般 630円、高校生・大学生 420円、小学生・中学生 無料5.無料招待デー 9月13日(金)6.主 催 大和文華館7.出陳品数 52件代表的な展示作品 *所蔵先の記載のないものは大和文華館蔵 ◎重要文化財【1.虎関師錬と禅僧の書―墨蹟】◎虎関師錬墨蹟 坐禅語 南北朝時代 公益財団法人諸戸財団◎墨蹟法語 虎関師錬筆 南北朝時代虎関師錬墨蹟 聯芳偈 南北朝時代 正木美術館墨蹟 傑堂号 寂室元光筆 南北朝時代【2.禅宗の人物画―頂相・肖像画・道釈人物】◎墨蹟無相居士像賛 大慧宗杲筆 中国・紹興27(1157)瀑岩等紳頂相 大永8年(1528)賛 室町時代◎呂洞賓図 雪村周継筆 室町時代◎維摩居士像 室町時代渡唐天神図 華嶽建冑賛 室町時代 正木美術館【3.禅僧による絵画―山水画・花鳥画】◎山水図屏風 伝周文筆 室町時代◎春景山水図 岳翁蔵丘筆 子通周量・了庵桂悟賛 室町時代 正木美術館山荘図 謙巌原冲他賛 室町時代 正木美術館◎竹雀図 可翁筆 南北朝時代◎花鳥図屏風(左隻) 雪村周継筆 室町時代【4.禅宗と工芸】木地銀蒔絵禅機図経箱 室町時代堆黒屈輪大盆 中国・元時代鎌倉彫屈輪香合 室町時代<2> 展覧会会期中のイベントについて1.特別講演:「言葉と絵画―室町時代の詩画軸と肖像画をめぐって―」(1)日 時 9月22日(日)14時00分から(2)場 所 講堂(3)講 師 広島市立大学 准教授 城市 真理子氏2.日曜美術講座:「虎関師錬筆『墨蹟 法語』をめぐって―修理報告をかねて―」(1)日 時 9月29日(日)14時00分から(2)場 所 講堂(3)講 師 大和文華館 学芸部係長 一本 崇之3.列品解説(1)日 時 毎週土曜日14時00分から(2)場 所 展示場(3)解 説 大和文華館 学芸部※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。※講堂の最大定員は100名です(先着順)。以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年09月05日ドイツを拠点として活動する西川勝人による日本初の回顧展『西川勝人 静寂の響き』が、9月14日(土)〜2025年1月26日(日)、DIC川村記念美術館で開催される。1949年東京生まれの西川は、バウハウス誕生の地であるドイツに23歳で渡り、ミュンヘン美術大学を経て、デュッセルドルフ美術大学でエルヴィン・ヘーリッヒに師事。ノイス市にあるインゼル・ホンブロイヒ美術館の活動に参画したことを機に、隣接するアトリエを拠点として活動を続けている。シンプルな構造と簡素な素材による白い彫刻に代表されるように、光と闇、その間の漠とした陰影がもたらす静けさが魅力だ。ほかにも、写真、絵画、ドローイング、インスタレーション、建築的構造物など、表現方法は多岐にわたるが、いずれもその存在を声高に主張することなく、静謐さをたたえている。西川勝人《池のほとり》2010年作家蔵©Katsuhito Nishikawa 2024今回の展覧会は、1980年代以降の創作から西川自身が作品を選んで構成。自然光、外光、照明、間接光と、さまざまな光のもとで、作品の表情の違いも楽しめる。また、美術館前に広がる池には、同展のために制作された新作の屋外彫刻《佐倉の月》が浮かぶ。会期中にトークイベントやミュージアムコンサートなども行われるので、ぜひチェックしてから出かけたい。西川勝人《根》1994年作家蔵 ©Katsuhito Nishikawa 2024ヨーロッパを拠点としているため、日本国内で見る機会が限られてきた西川の40年を超える活動をまとめて見られる貴重な機会。都会の喧騒を離れた自然豊かな美術館で、瞑想に浸るような体験になりそうだ。<開催概要>『西川勝人静寂の響き』会期:2024年9月14日(土)〜2025年1月26日(日)会場:DIC川村記念美術館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(祝日の場合は開館翌平日休)、12月24日(火)〜1月1日(水)入館料:一般 1,800円 、大学・65歳以上 1,600円公式サイト:
2024年08月27日京都府立堂本印象美術館は、特別企画展「生誕120年記念モダニスト福田豊四郎、秋田を描く土田麦僊に愛された日本画家」を、会期:2024年10月9日(水)~11月24日(日)にて開催いたします。秋田に題材を求めた作品を中心に、初期から晩年までの代表作を一堂に紹介会期:2024年10月9日(水)~2024年11月24日(日)開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(祝休日の場合は翌平日休館)予定を変更する場合がございます。ご来館前に当館ホームページなどで最新情報をご確認ください。入場料金:一般510(400)円、高大生400(320)円、小中生200(160)円※()は20名以上の団体料金※65歳以上の方(要公的証明書)および障害者手帳をご提示の方(介護者1名含む)は無料主催:京都府、京都府立堂本印象美術館(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)、京都新聞特別協力:秋田県立近代美術館助成:一般財団法人地域創造■展覧会概要福田豊四郎(1904-1970)は郷里秋田の風景を詩情豊かに描きながら、一方で日本画の革新を目指したモダニストという面を持ちます。豊四郎ははじめ京都で洋画を学んだ後、東京の川端龍子と京都の土田麦僊に師事して日本画家となります。1928年に活動拠点を東京へ遷してからは、龍子の青龍社に所属して意欲作を発表しますが、1933年に脱退し、その後吉岡堅二とともに西洋絵画の手法などを取り入れた新しい感覚の日本画を追求して前衛的な活動を推し進めていきます。1948年の創造美術(のちの創画会)旗揚げの際にはその先頭に立ち、戦後の日本画を牽引しました。本展では、豊四郎が生涯にわたり愛した秋田に題材を求めた作品を中心に、初期から晩年までの代表作を一堂に紹介し、豊四郎芸術の魅力に迫ります。■みどころ【京都では初の回顧展】福田豊四郎の京都時代(1923-28)の作品を展示し、京都の地での豊四郎の確かな足跡を紹介します。【師、土田麦僊と川端龍子との交流を紹介(初公開の書簡資料含む)】師の麦僊と龍子は豊四郎の実力を高く評価しました。二人の教えを受け、模索する豊四郎の心の動きを書簡資料などから読み解きます。【実物を見て味わってほしい豊四郎芸術の魅力】カラリスト豊四郎ならではのモダン感覚あふれる表現とともに、生涯にわたり一貫して変わらない秋田への郷土愛を感じてください。■イベント【関連イベント】●ギャラリートーク(参加費・申込不要、要入場券)日時:2024年10月19日(土)14:00~2024年11月9日(土)14:00~場所:美術館 2階展示室●記念座談会「福田豊四郎の芸術と人間的魅力を語る」(申込不要)日時:2024年10月27日(日)13:30~15:30登壇者:土屋 禮一氏(日本画家、日本芸術院会員)菊屋 吉生氏(山口大学名誉教授)野地 耕一郎氏(泉屋博古館東京館長)松尾 敦子(当館主任学芸員)聞き手:林屋 祐子(京都新聞社メディア局)会場:立命館大学末川記念会館講義室定員:先着150名(当日12時30分より美術館ロビーにて整理券を配布します)参加費:無料(本展観覧券または65歳以上の公的証明書が必要)●トークセッション「雪、氷、田園のロマン ー福田豊四郎の世界」(要申込)日時:2024年10月16日(水)10:30~11:30出演:松尾 敦子(当館主任学芸員)林屋 祐子(京都新聞社メディア局)会場:京都新聞文化ホール(京都市中京区烏丸通夷川上ル 京都新聞ビル7階)参加費:510円(本展観覧券1枚付き)※問合せ京都新聞COM事業推進局開発推進部(TEL:075-255-9757)平日10時~17時●佛教大学オープンラーニングセンター京都新聞総合研究所提携講座(要申込)「アートサロン広げる!深める!アートの世界」特別企画展「モダニスト福田豊四郎、秋田を描く」描いても想っても尽きないふるさと日時:2024年11月11日(月)13:00~14:15講師:松尾 敦子(当館主任学芸員)会場:佛教大学 15号館南館 オープンラーニングセンター(京都市北区紫野北花ノ坊町96)定員:対面100名/オンライン200名料金:会員1,000円、ビジター2,000円※9月25日(水)より申込受付開始※問い合わせ佛教大学 オープンラーニングセンター(TEL:075-366-5511)平日10時~17時(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年08月21日「銀座画廊 美の起原」(運営:株式会社セルピエーロ・ダーウィン、本社:東京都中央区、代表取締役:櫻井 淳子)は、今回で4回目の開催となる企画展「私のちいさなたからもの展IV~my treasure hunt」を、2024年8月21日(水)~29日(木)(※日曜休廊)まで開催いたします。詳細URL: 「私のちいさなたからもの展IV~my treasure hunt」毎年恒例の公募「美の起原展」での受賞作家をはじめ、人気作家の新作が展示されます。■展示作家U-ku 美の起原展・大賞中園ゆう子 美の起原展・準大賞岩本和保 美の起原展・準大賞宮内裕賀 美の起原展・特別賞神戸勝史 美の起原展・奨励賞石松チ明 美の起原展・奨励賞政井亜子 美の起原展・奨励賞清水のぶ子 美の起原展・奨励賞新井あかね/梅村誠/笠原拓三/柏木花里/小島秋彦/清水のぶ子/taQ/Tako★MASARU/寺坂安里/永島千裕/Maeshin/みうらみは/MEG/山内康嗣/吉城弘■銀座画廊 美の起原 スタッフコメントコロナ禍で一度お休みをしたものの、今回で4回目を迎えるこの企画展は、「独り占めしたくなる私だけの宝物探し」がテーマです。SMサイズ以下の作品がおよそ250点集結し、購入後にお持ち帰りも可能です。自分だけのちいさなスペースに飾って楽しむ「トレジャーハントの旅」にぜひお越しください。■施設概要名称 : 銀座画廊 美の起原(ぎんざがろう びのきげん)所在地 : 東京都中央区銀座8-4-2 高木屋ビル1階(お問い合わせ 050-3150-9998)開廊時間 : 12:00~18:30(最終日16:00迄・日曜閉廊)入場料 : 無料アクセス : ・公共機関でお越しの場合東京メトロ銀座駅 B6出口より徒歩5分JR新橋駅 銀座改札口より徒歩4分・お車でお越しの場合西銀座駐車場 G出口(ホテル ザ セレスティン銀座)より徒歩1分 割引券あり(下記URLより、10%割引券を入手できます) 関連サイト: 入場料 : 無料■SNS公式LINEでは、最新の情報を発信しており、web上での作品購入も可能です。 LINE公式アカウント公式YouTubeでは、アートテラーとに~さんと出展作家との対談や、アトリエ紹介など、画廊訪問がさらに楽しくなる動画を配信しています。○YouTube ○Facebook:@ginzagarou.jp ○X(旧Twitter):@ginzagarou ○Instagram:ginzagarou ■会社概要社名 : 株式会社セルピエーロ・ダーウィン代表者 : 代表取締役 櫻井 淳子所在地 : 銀座オフィス東京都中央区銀座7丁目15番地5号事業内容: 不動産管理業、損害保険代理店、画廊管理運営URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月20日精神科医で、日本有数の美術コレクターである高橋龍太郎。彼が集めた作品で構成される『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』が東京都現代美術館で8月3日(土)に開幕した。重鎮から若手まで総勢115組の作家作品が2フロアを使って展示される。11月10日(日)までの開催だ。高橋龍太郎は1946年生まれ。学生運動に打ち込んだ高橋は、一旦は映像作家を目指して医学部を中退。しかし、自らの才能に区切りをつけ、再び医学の道に戻ることとなる。現在は東京都大田区で精神科医としてクリニックを開業、地域医療に従事しつつ、ニッポン放送の人気番組「テレフォン人生相談」で回答者を務めるなどの活動も行っている。第1章 展示風景より 合田佐和子の作品群高橋は1997年頃より本格的に現代美術作品のコレクションを開始する。現在までにその総数は3500点を超え、日本の現代美術を中心とするコレクションとしては個人所有でありながら世界最大級だ。同展は、初期から現在に至るまでのそのコレクションの変化を「私観」としてたどっていくものだ。展覧会は6章構成。第1章「胎内記憶」は、高橋のコレクションが本格的に始まる90年代半ばまでに制作された作品を中心に展示する。若き高橋は合田佐和子や草間彌生などに強く影響を受けていたという。第2章展示風景より左:山口晃作品、右:会田誠作品第2章西尾康之《Crash セイラ・マス》2008年第2章「戦後の終わりとはじまり」では、高橋が本格的にコレクションを開始した90年代半ばの作品を、続く3章「新しい人類たち」では高橋のコレクションの主要テーマである「人間」を表現した作品を取り上げる。村上隆や会田誠、奈良美智に加藤泉など、現在、国際的にも評価の高いアーティストの代表作も数多く展示されており、高橋の先見の明に驚くばかりだ。第3章展示風景より左:奈良美智《Untitled》(1999)右:加藤泉《無題》2006年、《無題》2004年第3章展示風景より塩田千春《ZUSTAND DES SEINS(存在の状態)―ウェディングドレス》2008年そして2011年となり、東日本大震災、そして福島第一原発の事故が起こる。この出来事は高橋の感覚を大きく変化させ、コレクションにも影響を与えることとなる。第4章「崩壊と再生」ではChim↑Pom From Smappa!Groupや竹川宣影など原発事故に反応した作家たちや、被災地との関わりのなかで作品を生みだした作家、震災後の空気のなかで作品を制作していた作家作品を紹介する。第4章展示風景より第4章手前:Chim↑Pom《ヒロシマの空をピカッとさせる》2009年奥:Chim↑Pom《気合い100連発》2011年震災以降、高橋がコレクションした作品にはアイデンティティや自己について、アーティスト自身が見つめ直す作品や、鑑賞者に問いかける作品も増えていく。第5章「『私』の再定義」では、岡﨑乾二郎ややんツー、村山悟郎などのこれまでの高橋龍太郎コレクションになかった性質の作品を紹介する。第5章 展示風景より左:小谷元彦《サーフ・エンジェル(仮設のモニュメント2)》2022年中央:鴻池朋子《皮緞帳》2015-2016年右:青木美歌《Her songs are floating》2007年最終章となる第6章「路上に還る」では、高橋が一番興味を持っているというストリートに軸を置いて制作する作家たちを紹介する。SIDE CORE/EVERYDAY HOLIDAY SQUADやChim↑Pom from Smappa!Groupらとともに、1960年代からいまも精力的に活動する前衛を代表する作家、篠原有司男のボクシングペインティングも展示される。第6章展示風景よりSIDE CORE/EVERY DAY HOLUDAY SQUAD《rode work tokyo_spilral junction》2022年第6章篠原有司男《89才のパンチ》2021年東京都現代美術館の広い展示室、2フロア分使用して展示したボリュームのある展覧会、一つひとつの作品が力強く、見ごたえたっぷりだ。時間に余裕をもって、ゆっくり、そしてじっくり観賞しよう。取材・文・撮影:浦島茂世<開催概要>『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』2024年8月3日(土)~11月10日(日)、東京都現代美術館にて開催公式サイト:
2024年08月15日京都の美術織物ブランド「龍村美術織物」とミッフィーとのコラボレーション企画「TATSUMURA × miffy」より、2024年の新作としてボストン型のバッグなどが登場。2024年6月21日(金)より、龍村美術織物のショールームほかにて発売される。“ミッフィー”モチーフ入り吉祥文様に2024年新柄龍村美術織物が表現する伝統的な吉祥文様に、世界中で愛される絵本の主人公・ミッフィーのモチーフを取り入れた柄のアイテムを展開する企画「TATSUMURA × miffy」。2024年の新作として、2種類の新たなオリジナル文様を採用したアイテムが登場する。松竹梅×ミッフィーの「まんまるミッフィー」柄新柄のひとつは、縁起物の代表として知られている“松竹梅”の文様の中に、ミッフィーのモチーフを織り交ぜた「まんまるミッフィー」。“松竹梅”はそれぞれ、不老長寿、成長と子孫繁栄、生命力の象徴とされており、その中にミッフィーを散りばめることで、幸福感に溢れた柄に仕上げている。なお、カラーはホワイトとパープルの2色で展開される。鱗文様×ミッフィーの「さんかくミッフィー」柄もうひとつの「さんかくミッフィー」は、連続する三角形で構成された、魔除けや厄除けの意味を持つ“鱗文様”がベース。三角形を“テント”に見立て、ミッフィーがテントで遊んでいる様子を表現した、軽やかで楽しげな柄だ。カラーは、ブルーとイエローの2色で展開される。和装にあうバッグや日常使いできる数寄屋袋そんな2種類の新柄を纏った茶席バッグは、オーソドックスなシルエットで収納力に優れたアイテム。夏に着る機会が増える浴衣にもぴったりだ。文様の中にさりげなく取り入れられたミッフィーのモチーフと華やかな色彩で、装いに上品さをプラスしてくれる。同様の柄を落とし込んだ茶道具は日常使いもできそうだ。茶器を扱う際に用いられる古帛紗(こぶくさ)・出帛紗(だしふくさ)は、部屋にアクセントを加えるインテリアとしても活躍してくれる。また、茶道具一式を持ち運べる数寄屋袋(すきやぶくろ)は、バッグインバッグや化粧ポーチなどとしても使用できるサイズ感に仕上がっている。【詳細】龍村美術織物×ミッフィー 新作柄アイテム発売日:2024年6月21日(金)取扱店舗:龍村美術織物 ショールーム、龍村美術織物公式オンラインストアアイテム:・「古帛紗」4,950円・「出帛紗」9,900円・「数寄屋袋」14,300円・「懐紙入」7,700円・「茶席バッグ」71,500円柄:まんまるミッフィー、さんかくミッフィー〈店舗情報〉龍村美術織物 ショールーム住所:京都市右京区西院平町25 ライフプラザ西大路四条 2階営業時間:9:00〜17:30定休日:土・日・祝日TEL:075-325-5580llustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2024 www.miffy.com
2024年06月30日特別展「まるごと奈良博」が、石川県立美術館にて、2024年7月6日(土)から8月25日(日)まで開催される。“奈良博”所蔵の仏教美術200件以上が石川県に集結「まるごと奈良博」は、“仏教美術の殿堂”とも称される奈良国立博物館所蔵の仏教美術が集結する特別展。国宝8件・重要文化財93件を含む200件以上の仏教美術コレクションが、石川県立美術館にて展示される。国宝《薬師如来坐像》など仏教彫刻例えば、仏教彫刻の数々。国宝に指定されている平安時代の《薬師如来坐像》をはじめ、苦行を経て痩せこけた釈迦の姿が表現された南北朝時代の《出山釈迦如来立像》、白山信仰の拠点であった岐阜県の長滝寺に伝わったという、北陸ゆかりの《金剛童子立像》などが紹介される。親鸞の肖像画《親鸞聖人像》なども絵画にも注目。浄土真宗の宗祖として知られる親鸞の肖像画《親鸞聖人像》や、平安仏画の最高峰と位置づけられる国宝《十一面観音像》、神の使いとして飛来する幻想的な鹿の姿を描いた《春日鹿曼荼羅》などと対面することができる。【詳細】特別展「まるごと奈良博」会期:2024年7月6日(土)〜8月25日(日)※前期(7月6日(土)〜7月28日(日))と後期(7月31日(水)〜8月25日(日))の2期に分けて開催される。場所:石川県立美術館住所:石川県金沢市出羽町2-1開館時間:9:30〜18:00(最終入場 17:30)休館日:7月29日(月)、7月30日(火)〈チケット情報〉販売場所:石川県立美術館、北國新聞読者サービスセンター、石川県立音楽堂チケットボックス、金沢駅観光案内所、金沢中央観光案内所、香林坊大和プレイガイド、チケットぴあ(Pコード 686-955)、ローソンチケット(Lコード 53434)料金:・前売券 一般 1,400円/大学生 900円/高校生 700円/小・中学生 400円・当日券 一般 1,500円/大学生 1,000円/高校生 800円/小・中学生 500円・団体 一般 1,300円/大学生 800円/高校生 600円/小・中学生 300円※団体料金は20名以上で適用。※石川県内の内灘町以北在住の小・中学生は無料。【問い合わせ先】石川県立美術館TEL:076-231-7580
2024年06月30日周南市美術博物館で「宮西達也の世界 ミラクルワールド絵本展」が開催されます。開催概要【会期】2024(令和6)年6月28日(金)~9月1日(日)午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)月曜休館※ただし7月15日(月・祝)開館、翌16日(火)休館8月12日(月・休)開館、翌13日(火)休館【観覧料】一般:1,200円(1,000円)大学生:1,000円(800円)( )内は前売および20名以上の団体18歳以下無料※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳等をご持参の方とその介護の方は受付で証明できるものを提示していただければ無料で観覧いただけます。※本展をご鑑賞の際は、常設展も無料でご覧いただけます。【みどころ】絵本作家・宮西達也は、夢や希望、そして何より「優しさと思いやり」を子どもたちに伝えたいと、40年にわたり絵本を作り続けています。本展では、個性的なキャラクターや心あたたまるストーリーが描かれる、宮西達也の魅力的な作品の世界を紹介します。人気絵本の原画に加え、作家活動の原点ともいえる学生時代の作品、創作のアイデアが詰まったスケッチ、作画技法の解説などもあわせて展示し、幅広い世代の心をつかむ絵本創作の秘密にせまります。心あたたまる宮西ワールドをぜひ体感してください。(周南市美術博物館HPより)宮西達也氏の来館イベントもございますので、この機会にどうぞ周南市美術博物館へお越しください。徳山駅前から周南市美術博物館へお越しの際は、ちょい乗り100円バス(土・日・祝運行)もご利用いただけます。宮西達也氏来館イベントの詳細はこちら : 周南市美術博物館 : お問い合わせ周南市美術博物館山口県周南市花畠町10-16TEL:0834-22-8880 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年06月21日奈良国立博物館開館130年記念特別展「超 国宝ー祈りのかがやきー」が、2025年4月19日(土)から6月15日(日)まで開催される。“国宝”仏教美術&神道美術にフォーカスした特別展1895年の開館以来、特に仏教美術や神道美術の収集・保管に力を入れてきた奈良国立博物館。開館130周年を記念する特別展「超 国宝ー祈りのかがやきー」では、初めて“国宝”というテーマを掲げ、国宝に指定された仏像や神像、仏画、経典、仏具など、仏教・神道美術のみで構成される品々を展示する。飛鳥時代の仏教彫刻《菩薩半跏像(伝如意輪観音)》例えば、飛鳥時代の仏教彫刻を代表する《菩薩半跏像(伝如意輪観音)》。左足を踏み下げつつ右手の指を頰に当て、衆生を救済するために思惟する「半跏思惟」の姿をとる。像全体が円錐形に収まるような構成、肩に掛かる垂髪や衣のひだに見られるパターン化された表現などは、まさに飛鳥時代前期の特徴だ。その一方で、微笑みを浮かべた顔立ちや丸みを帯びた肉付けといった、写実的な表現も兼ね備えている。クスノキ一木造の《観音菩薩立像(百済観音)》クスノキの一木造で生み出された《観音菩薩立像(百済観音)》にも注目。ほっそりと伸びやかな姿をはじめ、面長で彫りの浅い顔、絵画的な衣のひだ、柔らかに表現された肉身などユニークな造形を持つ彫刻だ。華麗な文様が施された光背や装身具も、制作当初のものが残存している。天平仏画の名品《吉祥天像》絵画は、五穀豊穣の神として知られる吉祥天を描いた天平仏画の名品《吉祥天像》などを紹介。唐時代の中国で流行した美人画に影響を受けた、ふくよかで瑞々しい顔立ちが表現される。刺繡工芸などもそのほかにも、如来像を中心に多数の尊像が並ぶ刺繡工芸《刺繡釈迦如来説法図》や、左右に伸びる枝刃が特徴的な剣《七支刀》などが会場で展示される。【詳細】奈良国立博物館開館130年記念特別展「超 国宝ー祈りのかがやきー」会期:2025年4月19日(土)〜6月15日(日)場所:奈良国立博物館 東・西新館住所:奈良県奈良市登大路町50※開館時間、休館日、観覧料、展示期間などは、確定次第公開となる。【問い合わせ先】TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
2024年06月21日東京・日本橋にある三井記念美術館では2024年7月2日(火)より『五感であじわう日本の美術』を開催する。同館が夏休みに合せて企画している「美術の遊びとこころ」シリーズの第8弾で、人間が持つ五感を活用しながら、絵画や工芸品を鑑賞する展覧会だ。展覧会は「気持ちを想像してみる」「音を聴いてみる」「香りを嗅いでみる」「触った感触を想像してみる」「味を想像してみる」「温度を感じてみる」の6章で構成。最初の「気持ちを想像してみる」では、満開の桜のもと、ふざけ戯れる男女と、その姿を冷めた目で見る面売りの老婆を描いた河鍋暁斎の《花見の図》(江戸時代、19世紀)や、女性の激しい恨みや怒りの表情を表現した重要文化財《能面蛇》(室町地代、14-16世紀)などを紹介。登場人物がどのようなシチュエーションに置かれ、どんな心情なのかに思いを馳せることとなる。重要文化財《能面 蛇》室町時代・14~16世紀 三井記念美術館さらに岩場の鶴を描いた沈南蘋の《花鳥動物図(松樹双鶴図)》(清時代、18世紀)では、打ち寄せる波の音や鶴の鳴き声を想像し、陶淵明の『桃花源記』を主題とした中島来章の《武陵桃源図》(江戸時代、19世紀)では、桃源郷に咲き乱れる桃の花の絵から、そこに漂う甘い香りを感じてみるという趣向。《花鳥動物図(松樹双鶴図)》沈南蘋筆 清時代・18世紀 三井記念美術館蔵また味覚の章では、安藤緑山の象牙でつくった茄子や柿、高瀬好山製の胴や関節まで動く伊勢海老の自在置物など、本物とみまがう近代の超絶技巧も展示される。尾形乾山などの陶の容器も紹介される本セクションでは、食事のシーンとともに、より具体的に「味」をイメージできるに違いない。夏休みに合せて開催される同展は、若者にも東洋の古美術に親しんでもらおうという企画だが、夏休みとは無縁な大人や、古美術を見慣れたアートファンも、新たな発見や驚きを持って作品を楽しむことができるだろう。<開催概要>『美術の遊びとこころⅧ五感であじわう日本の美術』会期:2024年7月2日(火)〜9月1日(日)会場:三井記念美術館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火)料金:一般 1,200円、大高700円公式サイト:
2024年06月14日特別展「ホラーにふれる展 —映画美術の世界—」が、新潟県立自然科学館にて、2024年7月13日(土)から9月1日(日)まで開催される。“ホラー映画製作の裏側”に着目特別展「ホラーにふれる展 —映画美術の世界—」は、ホラー映画の美術にフォーカスする展覧会。来場者が実際に“見て・触れて・撮って”ホラー映画製作の裏側を体感できる展示内容となっている。障子に映った“怪しい影”になりきる体験スポット例えば、囲炉裏のある板の間のエリアには、障子に映った“怪しい影”になりきる体験スポットを設置。来場者が自らセットの裏側に立ち、動き方や姿勢などを工夫しながらオリジナルの恐怖演出を表現することができる。仕掛けに溢れた“日本家屋の廊下”エリア不気味な日本家屋の廊下を再現したエリアでは、まるで人影のように見えるシミや、壁からすり抜けて出てきそうな幽霊など、様々な仕掛けを用意。加えて、壁に空いた穴や破れた障子、開かずの鉄扉など、好奇心を煽る仕掛けが散りばめられている。“鏡の中の住人”になれる美術セットなどもそのほかにも、薄暗い洗面所で“鏡の中の住人”になれる美術セットなど、実際に探索できる体験型展示を用意している。【詳細】特別展「ホラーにふれる展 —映画美術の世界—」会期:2024年7月13日(土)〜9月1日(日)場所:新潟県立自然科学館住所:新潟県新潟市中央区女池南3-1-1開館時間:平日 9:30〜16:30 / 土・日曜日、祝日、夏期 9:30〜17:00※夏期は7月22日(月)~8月30日(金)入場料:大人 900円(700円)、小・中学生 600円(400円)、未就学児 無料※( )内は前売料金(6月15日(土)9:30より、アソビュー!、セブンチケット、新潟県立自然科学館入館窓口にて発売)※別途、入館料(大人 580円、小・中学生 100円)が必要【問い合わせ先】新潟県立自然科学館TEL:025-283-3331
2024年06月09日近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2024年5月31日(金)から6月30日(日)まで、展覧会 「中国の南と北の美術―陶磁・漆工・絵画―」を開催いたします。中国では広大な地域に数多くの民族や王朝が興亡し、時代により特色ある文化が生み出されてきました。温暖湿潤な南方に対して、北方では乾燥地帯が広がり、冬の寒さは厳しく、それぞれ地域によって気候や風土、地形も大きく異なります。このような土地の特性は陶磁や漆工の素材や技術の発達、また好みと深く関係します。唐時代には南方では越州窯を中心に青磁、北方では白磁が盛んに焼造されて「南青北白」の様相を呈し、南宋時代には南方で龍泉窯が青磁窯として台頭し、北宋から金時代にかけて、北方では白土を用いた装飾を施す磁州窯および技法が広まります。絵画では自然の写生も行われ、山水画に多様な表現が展開されました。本展覧会では、中国南方と北方の特色と魅力を大和文華館が所蔵する工芸や絵画作品により展示いたします。また、京都市立芸術大学教授 翟建群(テキケングン)(Zhai Jianqun)氏による紙本墨画淡彩「黄土地」を特別出陳し、現代画家の視点と表現によりあらわされた中国西北地方の風景をご覧いただきます。詳細は別紙のとおりです。秋塘図(しゅうとうず)伝趙令穣(でんちょうれいじょう)筆 北宋時代・12世紀白掻落牡丹文枕(しろかきおとしぼたんもんまくら)磁州(じしゅう)窯 北宋時代・10-12世紀黄土地(こうどち)翟建群(テキケングン)筆 2022年 個人蔵以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月30日京都府立堂本印象美術館(所在地: )は、企画展「五彩を感じて 印象の墨の世界」、同時開催「第5回京都工芸美術作家展」を、会期:2024年6月5日(水)~9月8日(日)にて開催いたします。チラシ会期 :2024年6月5日(水)~2024年9月8日(日)開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日 :月曜日(祝休日の場合は翌平日休館)予定を変更する場合がございます。ご来館前に当館ホームページなどで最新情報をご確認ください。入場料金:一般510(400)円、高大生400(320)円、小中生200(160)円※( )は20名以上の団体料金※65歳以上の方(要公的証明書)および障害者手帳をご提示の方(介護者1名含む)は無料主催 :京都府、京都府立堂本印象美術館(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)、京都新聞助成 :一般財団法人地域創造■展覧会概要「墨に五彩あり」という言葉があります。濃淡の階調や巧みな筆さばきによって、墨のみで色を感じさせる世界を創り出すことが出来ます。中国より伝わった水墨画は、禅の教えと共に広まり、日本において独自に発展しました。堂本印象(1891-1975)は墨を愛した画家でした。印象の場合、本格的な墨の追求は、平安時代の仏画に見られる流麗な線への憧憬から始まりました。その後、仏教の教えを深く学ぶなかで、印象の墨の表現は抽象性を帯びていき、戦後には、海外の抽象芸術の影響を受け、黒色を基調にした独自の抽象表現を確立させました。本展では、初期の水墨の表現とともに、戦後のアンフォルメルの影響を受けた抽象画も展示し、印象ならではの幅広いモノクロームの世界を紹介します。■みどころルネサンス絵画に想を求めた大正時代の水墨表現や瀟湘八景図の他、戦後のアンフォルメルの影響を受けた抽象画まで、印象ならではの幅広い墨の表現を一堂に紹介!昭和8年(1933)に手掛けた東福寺本堂の天井画《蒼龍》の下絵の他、画龍点睛の後に揮毫した書も特別展示します。初公開作品も多数展示!堂本印象 「マリア」 1922年 京都府立堂本印象美術館所蔵堂本印象 「倒影」 1959年 京都府立堂本印象美術館所蔵堂本印象 「蒼龍(小下絵)」 1933年 京都府立堂本印象美術館蔵■出品作品堂本印象 「はるかなる海」 1967年 京都府立堂本印象美術館所蔵堂本印象 「交響」 1961年 京都府立堂本印象美術館所蔵堂本印象 「雲収日昇(右隻)」 1938年 京都府立堂本印象美術館所蔵堂本印象 「六祖風幡」1930年 京都府立堂本印象美術館所蔵堂本印象 「夕顔図」 1935年 京都府立堂本印象美術館所蔵■イベント<関連イベント>●ギャラリートーク(参加費・申込不要、要入場券)日時:2024年7月13日(土)14:00~2024年8月3日(土)14:00~場所:美術館 2階展示室●夏休み親子向けワークショップ堂本印象美術館をモチーフにガラス作品を作ろう!講師 :徳力竜生氏(ガラス工芸作家・京都工芸美術作家協会理事)日時 :2024年7月28日(日)場所 :旧堂本印象邸(美術館東隣)予定※時間・申込など詳細は後日発表ワークショップ問合せ先:京都新聞COM事業推進局開発推進部Tel. 075-255-9757(平日10時 - 17時)■同時開催●第5回京都工芸美術作家展2024年6月5日(水)~2024年9月8日(日)京都にゆかりのある工芸作家たちが、現代の感性に基づく意匠と技法によって独創的な作品を発表します。場所 :新館展示室出品者:久保田繁雄(染織)、小林英夫(陶芸)、柴田良三(陶芸)、山出勝治(染織)主催 :京都府、京都工芸美術作家協会、京都府立堂本印象美術館(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)助成 :一般財団法人地域創造<出品作家によるギャラリートーク>2024年6月23日(日)14:00~ (久保田・柴田)2024年7月21日(日)14:00~ (小林・山出)■出品作品久保田繁雄 「MINAMO M-III」小林英夫 「黎明」柴田良三 「線象嵌染付花瓶」山出勝治 「火床から」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月22日20世紀を代表する建築家であるル・コルビュジエは、建築のみならず、絵画や彫刻など美術作品も数多く制作したことで知られる。そのル・コルビュジエの美術作品の世界有数のコレクションである「大成建設コレクション」を紹介する特別展が、東京・港区の大倉集古館で、6月25日(火)から8月12日(月・祝)まで開催される。1887年にスイスで生まれたル・コルビュジエが、画家としての活動を展開したのは、1917年にパリに定住してからのこと。画家アメデ・オザンファンとともに、20世紀初頭にピカソらが始めたキュビスムを批判的に継承する美術運動「ピュリスム(純粋主義)」を提唱した彼は、身の周りの品々を幾何学的な形態にまで単純化し、黄金比や正方形を基準にした厳格な構図のなかで描く作品を発表する。その後、1925 年にオザンファンと別れてからは、詩的な感情を喚起する静物として骨や石などもモチーフとし、シュルレアリスム的な作品も展開。1920年代末以後は女性を主なテーマとし、その姿態の形を描くことに注力するなかで、次第に形のデフォルメを進めていった。ル・コルビュジエ《女のいるコンポジション》(パピエ・コレ、1952)大成建設所蔵ル・コルビュジエの美術作品の制作には、第二次世界大戦も影響したようだ。一時的に事務所を閉めて疎開すると、絵画制作に励み、身の回りの風景だけでなく、かつて描いた作品をもとに新しいアイデアを生み出していった。戦後は、こうした象徴的なモチーフを展開させると同時に、技法も油彩だけでなく、版画やパピエ・コレ、彫刻などへと広げていっている。ル・コルビュジエ《直角の詩 表紙》(リトグラフ、1955)大成建設所蔵同展は、こうした歩みが見てとれる多彩な作品群を展観するもの。油彩、素描、パピエ・コレ、版画、タピスリー、彫刻など、約130点が並ぶ。大成建設コレクションの素描やパピエ・コレ作品がまとまって公開されるのは、およそ30年ぶりのことだという。ル・コルビュエ自身は、「私の探求や知的生産の根底の秘密は、絶え間ない絵画実践のなかにあるのです」という言葉を残しているのだとか。今回の展覧会は、建築を含めたすべての創作活動の根底にあったという「絵画」に対して、ル・コルビュジエが抱いていた情熱にふれられる貴重な機会となるに違いない。<開催概要>『特別展 大成建設コレクション もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~』会期:2024年6月25日(火)~8月12日(月・祝)会場:大倉集古館時間:10:00~17:00、金曜は19:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合翌日休)料金:一般1,500円、大高1,000 円公式サイト:
2024年05月20日古美術の充実したコレクションを誇る東京・南青山の根津美術館は、自館の収蔵品を様々な視点からひもとく企画展を定期的に開催している。 6月1日(土)から7月15日(月・祝)まで開催される今回の企画展の着眼点は「数字」。『古美術かぞえうた』という愛らしいタイトルのもと、名前に数字が織り込まれた多彩な収蔵品が勢揃いする。ものの数量や分量、順序や回数を表す数字は、確かに私たちの身のまわりにあふれている。そして、古美術作品の名前でも、数字をともなうものは少なくないのだとか。意味があって名前に織り込まれた数字は、その作品の特徴を端的に示すものだが、その数字が意味する内容は一様ではない。ときに形を意味したり、技法を示唆したり、作品の形式を表したり……。同展は、そうした作品名の中にある数字に注目することで、作品の鑑賞や理解の糸口になることを期待して企画されたという。例えば、花を生ける窓がひとつの花入は「一重切(いちじゅうぎり)」と呼ばれるが、これは数字が花入の形式を表しているもの。釉薬を用いて焼成する陶器の「三彩」や「五彩」は色の数を表すと同時に、技法にも関わっている。「四方鉢」や「六角鉢」のように、四角や六角の器の形を表すものもあれば、乱世を避けて隠居した4人の老人を描く《商山四晧図(しょうざんしこうず)》や《七夕図》のように、中国の故事にちなむ画題もある。また、《五徳義書巻(ごとくぎしょかん)》のように、儒教で説く5つの重要な道徳観念を記したものや、中国の名勝「瀟湘八景(しょうしょうはっけい)」のように、決まった組み合わせを示すものもある。なかでも長大な数字をもつのは、《百万塔》。奈良時代に死者を弔うために実際に100万基の小塔がつくられ、10寺院に10万基ずつが納められたが、現在は一部が残るのみで、1基でも「百万塔」と呼ばれるのだという。《織部縞文四方鉢》 美濃日本・桃山~江戸時代17世紀根津美術館蔵数字をきっかけに、こうした解説を読んでいくと、作品の理解が深まるのが同展の大きな魅力だ。また登場する作品が書や絵画、陶磁や漆工、金工、木竹工など多岐にわたる点も楽しみなところだろう。なお、同時開催の小企画展『江戸→東京 -駆け抜ける工芸-』と『季夏の茶の湯』では、明治期の漆工と金工、そして季節の茶道具も堪能することができる。《青井戸茶碗銘 凉及》 朝鮮・朝鮮時代16世紀根津美術館蔵<開催概要>企画展『古美術かぞえうた―名前に数字がある作品―』会期:2024年6月1日(土)~7月15日(月・祝)会場:根津美術館時間:10:00~17:00休館日:月曜(7月15日は開館)料金:一般1,300円、大高1,000円※日時指定予約制公式サイト:
2024年05月10日20世紀美術、とりわけシュルレアリスムの画家たちに強い影響を与えた画家、ジョルジョ・デ・キリコ。彼の作品が100点以上展示される大回顧展『デ・キリコ展』が東京都美術館で4月27日(土) に開幕。8月29日(木) まで開催されている。イタリア人の両親のもと、ギリシャで生まれ育ったジョルジョ・デ・キリコ(1888〜1978)。父の死後に移り住んだミュンヘンで美術を学んだデ・キリコは、ニーチェの哲学や、アルノルト・ベックリン、マックス・クリンガーらの作品に大きな影響を受け、「形而上絵画」と名付けた作品群で世界中から注目を集める存在となっていく。同展は作風を変遷させながらも、自らの美を追求したデ・キリコの全貌を5章構成で迫る回顧展だ。展示室内にはデ・キリコの作品をイメージしたアーチ型の門が設えられた場所もあり、展示空間からもその作品世界を追体験することができる。展示風景より (C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024デ・キリコは生涯にわたって何百枚もの自画像、肖像画を描いた。第1章「自画像・肖像画」では彼の多様な画風について、自画像や肖像画の変遷でたどっていく。《弟の肖像》は、のちにアルベルト・サヴィニオの名前で作家・劇作家・作曲家として活躍する実弟の肖像画。デ・キリコが象徴主義の画家、アルノルト・ベックリンの強い影響を受けていた頃に古典的な肖像画の形式に則って描いたものだ。この約50年後に描いた《17世紀の衣装をまとった公園での自画像》は、バロック時代の衣装を身に着けた自分自身を描いている。《弟の肖像》1910年 ベルリン国立美術館蔵(C) Photo Scala, Firenze / bpk, Bildagentur fuer Kunst, Kultur und Geschichte, Berlin(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024《17世紀の衣装をまとった公園での自画像》1959年 ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団蔵 (C) Fondazione Giorgio e Isa de Chirico, Roma(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024第2章「形而上絵画」は、彼の代名詞とも言える「形而上絵画」について取り上げる。「形而上(メタフィジックス)」とは、哲学において、形のないもの、形を超えたもの、つまり思考や精神、概念などを示す言葉だ。1910年のある日、見慣れたフィレンツェのサンタ・クローチェ広場を見たとき、まるで初めて見る景色であるかのような感覚に襲われたデ・キリコは、この「啓示」をきっかけに、歪んだ遠近法用いたり、脈絡のないモチーフを配置した広場や室内、マヌカン(マネキン)などを描き始める。わかりやすいモチーフや構図を使っていながらも、どこか現実離れした不穏で神秘的な雰囲気を醸し出すこれらの作品を、後に自ら「形而上絵画」と名付けたのだ。アーケードや長く伸びる影、雲ひとつないのに不穏な青空などを描いたイタリア広場のシリーズをデ・キリコは数多く描いている。この謎めいた作品群に、詩人で小説家、評論家のギヨーム・アポリネールや若きシュルレアリストたちはたちまち魅了されていった。《バラ色の塔のあるイタリア広場》1934年頃トレント・エ・ロヴェレート近現代美術館蔵(L.F.コレクションより長期貸与)(C) Archivio Fotografico e Mediateca Mart(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024《イタリア広場(詩人の記念碑)》1969年ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団蔵(C) Fondazione Giorgio e Isa de Chirico, Roma(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024第一次世界大戦勃発にともない、パリからイタリアのフェッラーラに移り住んだデ・キリコは、「形而上的室内」と呼ばれる室内空間を描くようになり、その後、マヌカンをモチーフにいた作品を生み出していく。《福音書的な静物Ⅰ》1916年大阪中之島美術館蔵(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024《形而上的なミューズたち》1918年カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館(フランチェスコ・フェデリコ・チェッルーティ美術財団より長期貸与)(C) Castello di Rivoli Museo d’Arte Contemporanea, Rivoli-Turin, long-term loan from Fondazione Cerruti(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024《予言者》1914-15年ニューヨーク近代美術館(James Thrall Soby Bequest)(C) Digital image, The Museum of Modern Art, New York / Scala, Firenze(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024同展では、各章の合間にデ・キリコの絵画以外の活動も紹介している。彫刻や舞台芸術においてもデ・キリコは精力的に活動を行っていた。展示風景よりデ・キリコによる彫刻群 (C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024バレエ『ブルネッラ』衣装1931年上演ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団蔵(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 20241920年代に入ると、徐々に古典主義的な表現を取り入れ始めるが、そのことに対して多くのシュルレアリストたちは反発し、デ・キリコと袂を分かつこととなる。第3章「1920年代の展開」、第4章「伝統的な絵画への回帰『秩序への回帰』から『ネオ・バロック』へ」では、デ・キリコの新しい表現、そして伝統的な絵画への回帰を取り上げる。左:《谷間の家具》1928年ナーマド・コレクション(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024右:《谷間の家具》1927年トレント・エ・ロヴェレート近現代美術館(L.F.コレクションより長期貸与)(C) Archivio Fotografico e Mediateca Mart(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024デ・キリコは1920代頃からルネサンス期の作品に、1940年代にはバロック期に傾倒し、自らの作品も西洋絵画の伝統的な様式へと回帰していく。《風景の中で水浴する女たちと赤い布》1945年ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団蔵(C) Fondazione Giorgio e Isa de Chirico, Roma(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024そして、最終章となる第5章「新形而上絵画」は、最晩年、1960年代後半以降について取り上げる。「形而上絵画」から始まり、古典絵画へと回帰していったデ・キリコは、その後、さらにそれまでの経験をふまえた「新形而上絵画」と呼ばれる新しい画風を切り開き、亡くなるまでの10年にわたって描き続けた。「新形而上絵画」では、かつての形而上絵画にあった寂しさや寂寥感は薄れ、よりいっそう謎めいた作品が増えている。《オデュッセウスの帰還》1968年ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団(C) Fondazione Giorgio e Isa de Chirico, Roma(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024《瞑想する人》1971年ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団蔵(C) Fondazione Giorgio e Isa de Chirico, Roma(C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024若い時期に脚光を浴びながらも、そのスタイルに甘んじず、批判を浴びながらも自らの芸術を追求し続けてきたデ・キリコ。世界各地から集った約100点以上もの作品で、その画業を通覧できる貴重な機会だ。彼が作り出す不思議な世界をしっかりと目に焼き付けよう。取材・文・撮影:浦島茂世<開催概要>『デ・キリコ展』2024年4月27日(土)~8月29日(木)、東京都美術館にて開催公式サイト:チケット情報:()
2024年05月09日企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」が、長崎県美術館にて、2024年5月22日(水)から7月7日(日)まで開催される。その後、三重県立美術館に巡回する。スペイン美術の特徴と魅力長崎県美術館と三重県立美術館は、日本では数少ない、スペイン美術をコレクションの軸のひとつとしている美術館だ。企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」では、両館のコレクションから100点以上の作品を選りすぐり、スペイン美術の特徴と魅力を紹介する。長崎県美術館と三重県立美術館のスペイン美術コレクション長崎県美術館と三重県立美術館のスペイン美術コレクションは、互いに特色が異なっている。長崎県美術館が、中世から現代までのスペイン美術作品を多数収蔵しているのに対して、三重県立美術館は、バルトロメ・エステバン・ムリーリョやフランシスコ・デ・ゴヤといった古典絵画ばかりでなく、バレンシアの現代作家による作品を加えた、独自のコレクションを形成してきた。スペインでは、古来より豊かな芸術文化が育まれてきたものの、日本国内では、主にゴヤ、パブロ・ピカソやサルバドール・ダリといった巨匠に焦点が合わせられ、スペイン美術の展開を紹介することを主眼とした展覧会は少なかった。本展では、両館が誇る2つのスペイン美術コレクションを通して、スペイン美術史をひもといてゆく。キリスト教の精神全5章からなる本展は、スペインの美術史を読み解くためのキーワードによって、各章を構成している。たとえば、第1章「宗教 —神秘なるものへの志向」では、スペインで信仰されてきた宗教のうち、キリスト教に着目。ムリーリョの《アレクサンドリアの聖カタリナ》や、フアン・カレーニョ・デ・ミランダの《聖アンナ、聖ヨアキム、洗礼者聖ヨハネのいる聖母子》といった作品とともに、スペインの芸術文化に底流するものに光をあてる。芸術における“光と闇”また、第4章は、「光と影」がキーワード。スペインの歴史を顧れば、スペイン帝国の栄華と衰退などに見るように、光と影を思わせる両面性を見て取ることができる。こうした社会の明暗に対峙するなか、芸術においても光と闇をテーマに制作を深めた作家が存在した。会場では、ゴヤを中心に、こうした芸術家の活動を紹介する。展覧会概要企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」会期:2024年5月22日(水)~7月7日(日)会場:長崎県美術館 企画展示室住所:長崎県長崎市出島町2-1開館時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)休館日:5月27日(月)、6月10日(月)・24日(月)観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学生・70歳以上 1,000円(800円)、高校生以下 無料※( )内は前売および15名以上の団体割引料金※前売券は、4月27日(土)から5月21日(火)まで、長崎県美術館、チケットぴあ(Pコード 686-921)、ローソンチケット(Lコード 84605)、セブンチケット(セブン-イレブン)、CNプレイガイド(ファミリーマート)、イープラスほかにて販売※身体障害者手帳などの提示者および介護者1名は5割減額※会期中、本展観覧券でコレクション展にも入場可能■巡回情報・三重会場会期:2024年7月20日(土)~9月29日(日)会場:三重県立美術館(三重県津市大谷町11)【問い合わせ先】長崎県美術館TEL:095-833-2110
2024年04月22日新緑がまぶしいこの季節、京都に行ってみようか。そう思っている日本美術ファンの、そこのあなた!特別展「雪舟伝説―『画聖』の誕生」が、2024年5月26日(日)まで、京都国立博物館で開催中だ。「雪舟」と名がつく展覧会なのに、チラシに大きく「『雪舟展』ではありません!」と書かれているのは、どういうこと?!それでは一緒に内覧会を見て行こう!展示風景(国宝《慧可断臂図》雪舟筆愛知・齊年寺蔵室町時代明応5年(1496)通期展示)近世や近代の日本美術史を振り返るとき、雪舟はもっとも重要な画家である。国宝《秋冬山水図》雪舟筆東京国立博物館蔵室町時代(15世紀)通期展示現代の私たちにとっても、例えばこの国宝《秋冬山水図》は教科書で見たことがあったり、知らない人はいないぐらい超有名。それではなぜ、これほど高く評価されているのか。雪舟とはどのような人なのか。1420年生まれの雪舟に続いた、雪舟をリスペクトする他の画家たちの画業も振り返りながら、改めて雪舟を見て行こう!というのが同展の趣旨である。国宝《天橋立図》雪舟筆京都国立博物館蔵室町時代(16世紀)通期展示展覧会は7章に分かれている。第1章は、雪舟筆の国宝や重要文化財ばかりが並ぶ。ひとりの画家で6件も国宝に指定されているのは、雪舟だけ!それらすべてを、この第1章で展示している!あれもこれもと、代表作品の連続パンチを食らう感じだ。展示風景第2章は、雪舟が中国の画家などに倣って描いたり、後世の画家たちに影響を与えた作品に注目する。その中には、「伝」雪舟筆のものも含まれているが、いずれにせよ、雪舟の画風や主題や様式は後世に継承されていったことがわかる。《富士三保清見寺図》伝雪舟筆詹仲和賛東京・永青文庫蔵室町時代(16世紀)通期展示桃山時代に雪舟の画風を継承した「雲谷派」と「長谷川派」を紹介する、第3章。「雲谷派」とは雲谷等顔、「長谷川派」とは長谷川等伯からはじまった流派。いずれも雪舟に直接師事したわけではないが、江戸時代にこのふたりが雪舟正系(せいけい)を争ったという逸話が流布した、というほど。じっくり眺めて、雪舟とのつながりを確かめたい。展示風景(《竹林七賢図屏風》長谷川等伯筆桃山時代慶長12年(1607)京都両足院蔵通期展示)そして第4章では、雪舟の神格化に最も寄与した狩野派が登場!狩野探幽ら、狩野派の画家たちは、雪舟に学びながらも、狩野派独自の様式を確立していったことで、江戸時代に強固な基盤を築いたのだ。展示風景江戸時代に、今より多く流通していた「雪舟画」を、第5章では見ることができる。徳川吉宗の命によって江戸に運ばれた雪舟筆《四季山水図巻(山水長巻)》を模写した《雪舟筆四季山水図巻模本》(狩野古信筆)や、長さ11.5メートルにおよぶ重要文化財《四季山水図巻》(雪舟筆)が展示されている。展示風景そして絵画だけでなく、文字資料でも、雪舟のことを知ろう!というのが、第6章。展示室には「涙でねずみの絵を描いた」という逸話が書かれた『本朝画史』のような出版物や、そのねずみの絵を描いた話の舞台となった宝福寺に建つ石碑の拓本《雪舟禅師之碑》など、とても興味深い資料ばかりが置かれている。展示風景最後の第7章は、宋元画を主な規範とした漢画系の画家の作品だけでなく、雪舟の名前から一文字もらった山口雪渓の作品まで、雪舟の影響を多様に受けた作品や画家を紹介する。《駿州八部富士図》司馬江漢筆江戸時代寛政元年(1789)通期展示司馬江漢までも雪舟の影響を受けてるなんて意外!とか、尾形光琳画で乾山作という兄弟合作の《銹絵山水楼閣図四方火入》も?!とか、雪舟リスペクトの幅広さに衝撃‼展示風景雪舟というひとりのアーティストの軌跡をたどる個展ではないが、奇をてらった展覧会では決してない。雪舟という、ひとりのアーティストが生きている間だけでなく、雪舟が亡くなった後に、作品をリスペクトして模範にしたり、追随するアーティストがいるということ。雪舟を文字資料で記録に残す人がいたりすること。こうしたことの積み重ねで、今なお私たちは「雪舟」の偉大さに気付くことができる。そんなアーティスト雪舟を中心にした壮大なストーリーに、観客である私たちが巻き込まれるような展覧会である。取材・文:藤田千彩<開催概要>『特別展雪舟伝説―「画聖(カリスマ)」の誕生―』会期:2024年4月13日(土)~5月26日(日)※会期中展示替えあり会場:京都国立博物館平成知新館展覧会公式サイト:チケット情報:()
2024年04月17日20世紀前半までの西洋美術を収蔵・展示してきた国立西洋美術館で、現代アーティストとの初の大規模なコラボレーション展『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?——国立西洋美術館65年目の自問 | 現代美術家たちへの問いかけ』が3月12日(火) に開幕した。小沢剛、長島有里枝、ミヤギフトシら21組が参加し、5月12日(日) まで開かれている。国立西洋美術館は、第二次世界大戦後にフランス政府から寄贈返還されることになった松方コレクションを収蔵、展示する施設として1959年に設立された。実業家・松方幸次郎が日本の若い画家たちに「本物の西洋美術を見せたい」と収集された西洋美術コレクション。戦後に国立西洋美術館の創設に協力した当時の美術家連盟会長の安井曾太郎は〔松方コレクションの〕「絵がもし返ってきた時、誰が一番これの恩恵を受けるんですかと、それは日本国民全部かもしれんけども直接的には我々美術家じゃありませんか」との思いを表明していた。つまり、未来を生きるアーティストに資するためにこの美術館ができたのではないか。開館から65年目を迎え、「国立西洋美術館は、未来のアーティストたちが生まれ育つ場所となりえてきたのか」という自問を込めてこの展覧会はつくられた。3月11日に開かれた記者内覧会で、同展を企画した国立西洋美術館主任研究員の新藤 淳は「作家の皆さんの熱量を持った反応によってこの展覧会は成り立っています」と感謝を述べた。記者内覧会。国立西洋美術館主任研究員の新藤 淳(中央)と出展作家たち展覧会は0章〜7章と「反-幕間劇」で構成。同館設立の資料を展示した0章をはじめ、多大な文脈から編まれている。印象に残る作品をいくつか紹介したい。第1章「ここはいかなる記憶の磁場となってきたか?」は、所蔵作品と現代作家の対話のような展示だ。同館が所蔵するポール・セザンヌの油彩画と、その作品を見た内藤礼の新作絵画。一見、白い色面のような内藤作品はじっと見ていると色彩が浮かんでくる。また、同館で開催された1974年の「セザンヌ展」や1981年の「モーリス・ドニ展」に触発されたという批評家で画家の松浦寿夫も独自の絵画で応答している。左から、ポール・セザンヌ《葉を落としたジャ・ド・ブッファンの木々》1885-86年、内藤礼《color beginning》2022-23年左から、ポール・セザンヌ《ポントワーズの橋と堰》1881年、松浦寿夫《キプロス》2022年続く第2章「日本に『西洋美術館』があることをどう考えるか?」では、日本の近代彫刻史を研究する彫刻家・美術評論家の小田原のどかが、新作インスタレーションの中でロダンの彫刻を横倒しにして展示。実際に美術館の収蔵庫で、地震対策も兼ねて横倒しで保管されているのを見て発想したという。併せて、部落解放運動の出発点であるとともに日本最初の人権宣言といわれる「水平社宣言」を起草した画家・西光万吉の掛け軸を展示。「転倒」に「転向」を重ねて複層的な問題提起がなされている。小田原のどかの展示より、奥に五輪塔、床にオーギュスト・ロダン《青銅時代》1877年(原型)、西光万吉《毀釈》1960年代、床にオーギュスト・ロダン《考える人》1881-82年また、第4章「ここは多種の生/性の場となりうるか?」では、写真家・鷹野隆大が、「国立西洋美術館の所蔵品がもし現代の一般的な部屋に並んでいたらどう見えるか」と考え、展示室にIKEAの家具を並べ、その中に所蔵作品と自身の写真作品を配置した。また、飯山由貴は松方コレクションの成り立ちを批判的に読み解く展示壁を制作し、鑑賞者の声も拾えるように仕立てた。鷹野隆大の展示より、壁面にはギュスターヴ・クールベ《眠れる裸婦》1858年、鷹野隆大《kikuo(1999.09.17.Lbw#16)「ヨコたわるラフ」シリーズより》1999年飯山由貴《この島の歴史と物語と私・私たち自身——松方幸次郎コレクション》(2024年)より階段から続く「反-幕間劇——」と称した弓指寛治のインスタレーションも胸に残る。近年の上野公園整備に伴い、あまり姿が見えなくなった路上生活者を山谷地区に訪ねて描いた肖像画などを展示。もとは新藤のリクエストから始まったため、新藤を誘って山谷に出かけ、路上生活者をケアする看護師たちにも出会っていく。亡くなった路上生活者がつくりためた作品群が異彩を放つ。弓指寛治の展示より弓指寛治の展示より。路上生活者に出会っていく様子やそれぞれの人生の物語などが描かれているところで、行方不明だった松方コレクションのクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》が2016年にルーヴル美術館で発見されたのち、国立西洋美術館に所蔵となったニュースをご記憶だろうか。第5章「ここは作品たちが生きる場か?」では、竹村京が、この絵画の欠損部分を補完するように大きな布に絹糸を刺し、モネ作品にベールを重ねるようにインスタレーションした。残っていたモノクロ写真をもとに、色彩や筆跡を推察してつくりあげたという。「モネの眼になってつくるのが楽しかった」と竹村が語る、時空を超えたコラボレーションだ。竹村京《修復されたC.M.の1916年の睡蓮》2023-24年釡糸、絹オーガンジー作家蔵裏側にクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》(1916年)が展示されているさらに最終章では、梅津庸一、坂本夏子、杉戸洋に物故作家の辰野登恵子を加え、日本の現代作品がポロックら同館所蔵作品といかに拮抗しうるかを見せる。左から、辰野登恵子《Work 85-P-5》1985年、ジャクソン・ポロック《ナンバー8、1951 黒い流れ》1951年、坂本夏子《Tiles》2006年左壁面は杉戸洋作品、右壁面と手前の立体は梅津庸一作品ほかに、常設展の絵画を子どもや車椅子の目線に下げて展示することなどを提案した田中功起作品ほか、さまざまな方向から美術館に問いかけがなされている。なお、飯山由貴は記者内覧会の最後、国立西洋美術館はオフィシャルパートナーを務める企業にイスラエルと武器貿易をしないよう働きかけてほしいと有志とともに訴えた。開会式終了後には、同じく出品作家の遠藤麻衣も、作家の百瀬文とともにアクションを行った。今、主にヨーロッパのミュージアムでは、現代の問題に応答すると同時に、過去の歴史とどう向き合うかを検証し始めている。そうした世界の動きに連なる行為ともいえるだろう。取材・文・撮影:白坂由里<開催概要>『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』2024年3月12日(火)~5月12日(日)、国立西洋美術館にて開催公式サイト:
2024年03月28日あべのハルカス美術館では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2024年度は4月より「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」、7月より「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ー摺の極ー」、10月より「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 」を開催予定です。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記3本の展覧会に続き、新たに下記展覧会の開催が決定しましたのでお知らせいたします。今後もより魅力的な都市型美術館として多くのお客様にお越しいただけるよう運営してまいります。「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」会 期 :2025年1月18日(土)~3月16日(日)共 催 :産経新聞社、関西テレビ放送開 催 趣 旨 :大正ロマンの象徴であり、「夢二式美人」で一世を風靡した竹久夢二(1884-1934)は、明治から昭和前期にいたる日本近代芸術・文化の円熟した魅力をもっとも醸し出した芸術家でした。絵画だけでなく雑誌や楽譜、本の装丁、日用品のデザインなど多岐にわたるジャンルで活躍した夢二の作品は、今もなお私たちを惹きつけてやみません。本展は、夢二の生誕140年を記念し、初公開作品を含む約180点の作品や資料から夢二の画業と魅力を改めてひもときます。「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」会 期 :2025年4月5日(土)~6月22日(日)共 催 :産経新聞社、関西テレビ放送開 催 趣 旨 :ジャン=ミッシェル・フォロン(Jean-Michel Folon 1934-2005)は、ベルギーが生んだユニークなアーティストです。詩的でユーモアに富み、やわらかな色彩と軽やかなタッチで表現されたフォロンの作品は、見る人を空想の旅へと連れ出してくれるとともに、この世界で起きているさまざまなことがらへの気づきをもたらす、豊かなメッセージ性をもそなえています。フォロンの没後20年、そして彼が生前に設立したフォロン財団の25周年を記念する本展は、絵画、彫刻、ポスターなどの多彩な作品約230点によって、そのあたたかく深遠な魅力をご紹介します。※上記1~6の画像データは貸出が可能です。ご希望の方はお問合せください。また、事前に原稿の確認が必要になります。(画像の使用は、本展覧会をご紹介いただく媒体に限ります。ご使用後は破棄をお願いします。)※開催1ヶ月前を目処に詳細なプレスリリースを皆様のもとへお送りします。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月12日「ドールハウス展~小さな灯りの物語~」が、横浜赤レンガ倉庫にて、2024年4月10日(水)から4月22日(月)まで開催される。ミニチュアの世界観を楽しむ美術展「ドールハウス展」16世紀にドイツの侯爵が愛娘のために作らせたのが始まりと言われる「ドールハウス」。ドールハウスを通じて、侯爵は娘に城の運営方法、各部屋での客人のもてなし方を楽しく学ばせたという。子どもの情操教育の一環として貴族の間で広まったドールハウスは、18世紀の産業革命により大量生産が可能になると、瞬く間に世界へ普及していった。「ドールハウス展」は、そんなドールハウスの歴史と今を伝える展覧会。近代化産業遺産にも認定された歴史的建造物、横浜赤レンガ倉庫にて、“灯り”をテーマにしたドールハウス作品を展示する。会場には、世界二大コレクションを有する箱根ドールハウス美術館のアンティーク作品から、現在活躍する総勢37名による現代日本人作家の新作、代表作まで、多様な作品が集結。ドールハウスの中に明かりが灯り、小さな部屋を照らし出す様子など、細部に至るまでこだわりが詰め込まれたミニチュアの世界観を楽しむことができる。【詳細】「ドールハウス展~小さな灯りの物語~」会期:2024年4月10日(水)~4月22日(月)会場:横浜赤レンガ倉庫1号館2階住所:神奈川県横浜市中区新港1-1-1時間:11:00~18:00※金曜は20:00まで(金曜限定のナイトミュージアム&音楽ライブあり)。観覧料:大人(高校生以上) 1,200円、小中学生 500円※未就学児無料出展作家:あいさわかずこ、秋山利明、AMI YAMAGUCHI、伊藤義昭、内川由利子、遠藤大樹、小川富美子、小野塚史子、鎌田隆志、神谷純菜、工藤一馬、倉田吉美・善蔵堂、地主薫、〆野美、鈴木信子、高橋起弥、土屋靜、つづきさくじ、中村京介、西美加子、服部香、平田由香、福澤博美、Rika F、ふるはしいさこ、松本希美、みつもとみちこ、矢木達也、八柳敬子、山口葉子、ゆりこ、吉久保仁美、吉田久美子、ribbon(台湾支部)、郭桄甄、李詩晴、許琬莛■ミニチュアワークショップ体験開催日:2024年4月10日(水)~4月12日(金)、4月15日(月)~4月19日(金)・22日(月)【問い合わせ先】横浜赤レンガ倉庫ドールハウス展〜小さな灯りの物語〜実行委員2024TEL:045-507-5941(受付時間10:00~17:00)
2024年03月07日