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三井記念美術館では、2023年4月15日(土)よりNHK大河ドラマ特別展『どうする家康』を開催する。2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」と連動する同展は、徳川家康のほか、織田信長、豊臣秀吉など、様々な戦国武将にまつわる品々や、同時代の美術品・歴史資料などを紹介し、家康と彼が生きた時代を浮き彫りにする展覧会だ。『どうする家康』というタイトルからもわかるように、ドラマはリーダーとしてたくさんの「どうする?」をつきつけられながら、答えを出し続けて乱世を終わらせた徳川家康の一代記。物語に沿って展開する同展で特に注目したいのは、久能山東照宮に納められた家康ゆかりの宝物と言っていいだろう。静岡県静岡市に位置する久能山東照宮とは、徳川家康公を祭神としてまつる全国東照宮の創祀。元和2年(1616)4月17日、家康が駿府城内で他界すると、遺言に従って、遺骸はその日の夜に久能山に遷され、同時に造営が始まった社殿に「東照大権現」として祀られた。同展では久能山東照宮付属の博物館より、家康のご神体として神社の内陣に祀られた太刀(ソハヤノツルキウツスナリ)(前期展示)、脇差(無銘行光)、そして家康所用の甲冑金駝美具足ほか、後水尾天皇直筆の神号、茶道具や文房具など家康の遺愛品を紹介。その他久能山東照宮博物館からは、スペイン国王ら家康に贈られた、ゼンマイ式時打ち時計としては国内現存最古の時計となる《洋時計》(前期展示)や、家康自ら調合した薬の入ったガラス製の《びいどろ薬壺》など興味深い品々も展示される。また、石田三成が所持品で、関ヶ原の合戦以降、水野日向守勝成が手に入れたことから「日向正宗」と呼ばれる正宗作の短刀(前期展示)や、秀吉が所持し、五奉行の前田徳善院玄以が拝領した後に家康が所持した《徳善院定宗》(後期展示)など、三井記念美術館所蔵の国宝も前後期に分けて公開する。家康ゆかりの貴重な宝物は、彼が成し遂げた功績や、生きた時代を、より深く、身近に感じさせてくれるに違いない。<開催情報>NHK大河ドラマ特別展『どうする家康』会期:2023年4月15日(土)~6月11日(日)※会期中展示替えあり会場:三井記念美術館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:一般1,500円、大高1,000円公式サイト:
2023年03月30日六本木の国立新美術館で、『ルーヴル美術館展愛を描く』がはじまりました。本展のプレス内覧会と開会式に、展覧会の案内人を務める俳優の満島ひかりさんが登壇。開会式の模様を取材してきましたので、レポートします!満島ひかりさんが案内人!満島ひかりさんNTV【女子的アートナビ】vol. 284『ルーヴル美術館展愛を描く』では、フランスのルーヴル美術館が所蔵する絵画コレクションのなかから、「愛」をテーマにした名画73点を展示。西洋社会では、古代の神々やキリスト教の愛、恋人や家族、官能的な愛まで、さまざまな愛が表現されてきました。本展では、おもに16世紀から19世紀半ばに活躍したヨーロッパの巨匠たちによる傑作、名作の数々を堪能できます。プレス内覧会では、満島ひかりさんがフランソワ・ジェラールが描いた《アモルとプシュケ》の前に登場!春色のワンピース姿がとってもステキです!ロケでルーヴル美術館を体験!NTVまた、開会式では満島さんが本展の案内人として、ルーヴル美術館や作品の魅力について、語ってくれました。――本展のロケで、はじめてルーヴル美術館の中に入られたそうですが、いかがでしたか。満島さんとても良い絵を見る体験ができました。もともと王宮だった建物を補修しながら美しく保ち、そこにさまざまな時代の絵が並んでいました。特に感動したのは、ナポレオンの戴冠式を描いた作品です。絵の中に、私と同じぐらいの大きさの人間がたくさん描かれていて、思わず拍手をしてしまいました。自分もその戴冠式に参加しているかのような気分になれたので、驚きました。ルーヴルならではの鑑賞体験ができました。一枚の絵に30分以上は必要…?『ルーヴル美術館展愛を描く』展示風景――本展の展示はいかがでしたか。満島さん本展を担当された国立新美術館主任研究員の宮島綾子さんと一緒に、拝見させていただきました。解説を聴きながら見ていると、一枚の絵に対して、30分以上は必要ですね。絵の中に、「愛」にまつわるさまざまなヒントがあり、その絵が描かれた背景があり、知れば知るほど絵を鑑賞する時間が長くなります。別に宣伝ではないのですが、一度見るだけでは足りないですね(笑)。すごく良い展示です。――本展で音声ガイドの収録をされてみて、いかがでしたか。満島さんはじめて、音声ガイドを担当しました。先輩の森川智之さんと一緒に、愛にまつわる話や恥ずかしくなるような言葉、怒りなどをお芝居のようにして話してみたり、恥じらいをセリフにして話してみたり。森川さんと私だからこその音声ガイドになっていると思います。盟友である三浦大知くんと一緒に…NTV――本展のテーマソング『eden』も配信されました。満島さんが作詞をされたそうですね。満島さんありがたいことに、世界的なジャズバンドSOIL&“PIMP”SESSIONSのみなさんと、私の27年来の盟友である三浦大知くんと一緒に、今回のテーマソングをつくらせていただきました。美術の世界をあまり崩さないようにと思いながら、幻想的で神秘的な感じになればいいと思って詞を書きました。美術展とあわせて、聴いていただければうれしいです。――最後に、展覧会をご覧になる方にメッセージをお願いします。満島さんこの数年、たくさんの人がいろいろな環境になり、どんどん世界が変わるなかで、改めて見直したこと、愛を感じること、触れられないことのさみしさ、触れられるものへの愛おしさなど、日々感じている最中かと思います。「愛を描く」というこの展覧会にぜひ足を運んで、日常にもたくさん愛を描いてほしいなと思います。私も愛を描きたいです。音声ガイドで楽曲も聴けますなお、満島さんと森川さんが担当する音声ガイドは、650円で貸し出されています。作品解説のほか、テーマソング『eden』や、満島さんと森川さんの特別対談も収録。ぜひガイドを聴きながら、作品をご覧になってみてください。本展は、東京のあと京都に巡回予定です。Information会期:~6月12日(月)休館日:毎週火曜日※ただし3月21日(火・祝)・5月2日(火)は開館、3月22日(水)は休館会場:国立新美術館企画展示室1E開場時間:10:00-18:00※毎週金・土曜日は20:00まで※入場は閉館の30分前まで観覧料:一般¥2,100、大学生¥1,400、高校生¥1,000、中学生以下無料
2023年03月18日レインメーカー(RAINMAKER)の2023-24年秋冬コレクションが発表された。“浮世絵”など東洋美術にフォーカス今シーズン、デザイナー・渡部宏一がフォーカスしたのは、浮世絵をはじめとする東洋美術。東洋芸術に見られる被写実的な表現によって、岩や砂などで山水を表現した日本庭園「枯山水」をモチーフとした図案を作成し、コレクションに落とし込んだ。コレクションは、レインメーカーの世界観やシーズンテーマに込めたものが表現しやすいロケーションで収録。葉が生い茂る中、厳かに佇む「富士山」をバックに、日本の伝統を思わせる帽子を被ったモデルなどが次々と登場する。「枯山水」をモチーフにしたアイテム全体を通して目に留まるのは、「枯山水」のモチーフをキルト加工で表現したアイテム。重ね着風のボリューム感のあるコートやロング丈のベスト、裾をしぼったシャープなシルエットのパンツなどに落とし込まれて、今季のテーマを体現している。「枯山水」のプリントを配したアイテムも散見された。ショートスリーブの膝丈アウターやVネックのトップス、パンツなどバリエーション豊かに登場。フォーマルなセットアップの腰元には、「枯山水」プリントのキルティングを巻きつけて、遊び心のあるアクセントを加えた。和の要素を取り入れたスタイルまた、レインメーカーが得意とする和の要素を織り交ぜたスタイルは今季も健在。和装を思わせるデザインのジャケットはウエストにベルトが付いており、すっきりとしたシルエットにアレンジすることができる。自然を思わせる穏やかなカラーパレットカラーパレットは、生成や木枯茶、緑、藍といった自然に溶け込むような穏やかな色彩がベース。そこに鮮烈な朱色をプラスして、コレクション全体を引き締めている。
2023年03月16日東京藝術大学大学美術館では、2023年3月31日(金)より『買上展 藝大コレクション展2023』が開催される。明治から現在まで、東京藝術大学で買い上げとなった優秀作品を、一堂に紹介する展覧会だ。「買上」とは、東京藝術大学が卒業および修了制作の中から、各科ごとに特に優秀な作品を選定し、大学が買い上げる制度で、東京藝大の前身である東京美術学校の時代から存在していた。たとえば、横山大観の《村童観猿翁》や和田英作の《渡頭の夕暮》、高村光太郎の《獅子吼》などは、各人の回顧展があれば、必ず最初期の代表作として大きく紹介される作品だが、これらは買上げられた卒業制作だ。同展の第一部では、明治から昭和前期までの東京美術学校卒業制作を中心に、自画像などを含めた美校生たちの創作活動の全貌を紹介。前述した横山大観や和田英作の他、菱田春草、小磯良平、東山魁夷らの卒業制作に加えて、卒業時に大学に提出する自画像のうち、青木繁、萬鉄五郎、藤田嗣治など15名の作品、あわせて約50件の巨匠たちの学生制作を公開する。また第二部では、昭和29年より、卒業・修了制作の中から各科ごとに選定され、大学に買上げられてきた作品を展示。科によっては主席卒業と同等みなされる価値をもつ「買上」は、多くの卒業生が目指して制作してきた。各科ごとにエリアを設けて、選定した作品を数点ずつ展示することで、藝大における美術教育の歩みや、その時々の美術の傾向などがわかるだろう。なお、3月下旬からは、大学美術館公式TwitterやYouTubeで、藝大生がそれぞれ思う「買上」について自由な発想で制作した約15秒のショートムービーが公開される。再生数が最も多かった作品を、広報動画として大学美術館が買上げるので、こちらの結果もお楽しみに。<開催情報>『買上展藝大コレクション展2023』会期:2023年3月31日(金)〜5月7日(日)会場:東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2、3、4時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:一般1200円、大学500円公式サイト:
2023年03月13日滋賀県立美術館(所在地 滋賀県大津市: )では、企画展「小倉遊亀と日本美術院の画家たち展 横山大観、菱田春草、安田靫彦、前田青邨、速水御舟ほか」を、2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)まで開催いたします。小倉遊亀《径》1966年、東京藝術大学蔵、通期◆本展について1984年(昭和59)に開館した滋賀県立美術館(当時は滋賀県立近代美術館)は、2024年に40周年を迎えます。これを記念して、当館のコレクション形成に大きく尽力した小倉遊亀を一望する展覧会を開催します。初期から晩年にわたる当館所蔵品を中心に、各地で収蔵されている代表作や、アトリエに残された下絵や原稿などの資料も加えて展示します。遊亀が制作発表をしたのは、横山大観や菱田春草らが東京で興した日本美術院です。当館は「日本美術院を中心とした近代日本画」を収集方針のひとつに定め、関西圏に所在する美術館でありながら日本美術院に注目するという、独自性と厚みをもつコレクションを実現してきました。そこには遊亀に影響を与えた、師の安田靫彦や先輩の速水御舟らの作品を含みます。本展では、それらの作品をあわせて約90件(会期中展示替えあり)で紹介します。遊亀の作品は、理知的な造形に、相反するようなぬくもりが感じられます。対象を構想や概念で捉えるのではなく、本質を見る遊亀の目がそこにあります。当館では9年ぶりとなる遊亀展をお楽しみください。◆見どころ・25歳で安田靫彦(ゆきひこ)に師事した後、105歳で没する最晩年まで、日本美術院の画家たちと交流・研鑽しながらひたむきに描き続けた小倉遊亀(おぐらゆき)の画業と、それを育んだ日本美術院の俊英たちの活躍を紹介。・滋賀県立美術館のコレクションから、遊亀の《姉妹(あねいもと)》、安田靫彦の教科書などでもよく知られる《飛鳥の春の額田王》《卑弥呼》、そして速水御舟(はやみ ぎょしゅう)の《洛北修学院村》をはじめ、近代日本画を代表する名品の数々を、一挙公開。・当館の遊亀作品に加え、《径》(東京藝術大学蔵)、《舞妓》(京都国立近代美術館蔵)(いずれも通期展示)など代表作4点と、アトリエに残されていた原稿などの資料を、借用して展示。・滋賀県大津市出身の日本画家である遊亀の代表作品をまとめて見られる展覧会は、当館では2014年以来9年振りの開催となります。・展示室1の常設展示においても、関連展示「小倉遊亀の弟子たち」として松室加也子、堀川公子などの作品を紹介。◆小倉遊亀について小倉遊亀(1895~2000)は滋賀県大津市生まれ。遊亀(ゆき)は本名。現在の奈良女子大学を卒業して教職に就くも、日本画家になるため安田靫彦に入門。遊亀が参加した日本美術院は、1898年(明治31)に岡倉天心を中心として、東京美術学校で彼に教わった横山大観、下村観山、菱田春草らが東京谷中で結成した在野の美術研究団体。遊亀は1932年(昭和7)に女性初の日本美術院同人に推挙されます。1980年(昭和55)には女性画家として2人目となる文化勲章を受章。1990年(平成2)より日本美術院理事長を務めました。◆開催概要会期 :2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)開場時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日 :月曜日会場 :滋賀県立美術館 展示室3料金 :一般1,200円(1,000円)、高大生800円(600円)、小中生600円(450円)※( )内は20名以上の団体料金※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料※同時開催中の常設展もご覧いただけます※年額2,400円(一般)で何度でも観覧いただけるお得な年間パス(滋賀県美メンバーズ)入会受付中◆関連イベント[体験&トーク]2023年5月13日(土)14:00~(約120分)※要事前申込(抽選)演題:金継ぎと小倉遊亀講師:ナカムラクニオ(6次元主宰/美術家)[対談]2023年6月11日(日)14:00~(約90分)※要事前申込(先着順)テーマ:歴代学芸員から見た、遊亀と日本美術院の画家たちの魅力ゲスト:高梨純次(公益財団法人秀明文化財団理事、元滋賀県立近代美術館学芸課長)國賀由美子(大谷大学教授、元滋賀県立近代美術館専門学芸員)聞き手:山口真有香(滋賀県立美術館主任学芸員)[ギャラリートーク]2023年5月20日(土)、6月4日(日)14:00~(約60分)※当日先着順[たいけんびじゅつかん「顔彩(がんさい)で描いてみよう」]2023年4月30日(日)、5月28日(日)※要事前申込(抽選)内容:子どもたちを対象とした展覧会鑑賞と創作のワークショップ※それぞれのイベントは都合により、内容・日時等が変更になる場合があります。イベントの詳細や最新情報は当館HP等で御確認ください。◆ご来館のみなさまへのお願い滋賀県立美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、安全に配慮した取り組みを行っています。・発熱や咳などの症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。・入館にあたり、マスクの持参、着用、こまめな手洗い、消毒、来館者同士の距離の確保にご協力ください。展覧会については、感染症拡大防止対策のため、やむを得ず延期・中止する場合がございます。実施スケジュールや、詳細に関しましては、滋賀県立美術館のウェブサイト( )をご確認ください。◆問い合わせ先滋賀県立美術館〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1TEL : 077-543-2111(電話受付時間 8:30~17:15)HP : アクセス: JR瀬田駅から帝産バスに乗り換え「県立図書館・美術館前」または「文化ゾーン前」で下車、徒歩約5分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月03日1934年に北海道で生まれ、1960年代以降の日本の写真界に独自の地位を築いた写真家・深瀬昌久(1934-2012)の全貌に迫る回顧展が、恵比寿の東京都写真美術館で、 3月3日(金)から6月4日(日)まで開催される。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、1960 年代初期からカメラ雑誌を中心に発表していた深瀬昌久は、1968年に写真家として独立。妻や家族といった身近な存在にカメラを向け、自身の私生活を深く見つめる視点で撮影した作品群は、1970年代に「私写真」と呼ばれ、写真家たちの主要な表現のひとつの潮流として展開することになった。1974年には、ニューヨーク近代美術館で開催された企画展「New Japanese Photography」に出品し、以後、世界各国の展覧会にも多数参加している。同展は、「私写真」の先駆者として、1960年代から70年代の日本写真界を切り拓いた深瀬の初期作〈遊戯〉から後期作〈ブクブク〉まで、その足跡を時系列に沿って紹介する国内初の大回顧展だ。とりわけ、写真家としての深瀬を探究するうえで欠かせない、妻・洋子を被写体としたシリーズ〈洋子〉の15点は、今回が初出品。様々な衣装に身を包んだ洋子の表情豊かな写真は、ユーモラスな軽やかさと被写体への愛を感じさせると同時に、どこか過剰な演出が一抹の不穏さも想起させる印象深い作品だ。また、深瀬作品には、現在の私たちがスマートフォンを使って撮影する「セルフィ」に通ずる身体感覚が見いだせるという点も興味深い。生涯を通してカメラを自己探求の手がかりとした深瀬は、その独特のカメラアイで、何気ない日常を題材にしながら、ときに狂気とユーモアが表裏一体をなすような作品を生み出した。写真表現の奥深い可能性を示す、こうした深瀬の視座にも注目したい。なお、同館には、写真専門図書室が併設されており、こちらでは、深瀬の写真集をはじめ関連図書が紹介されている。展示室でオリジナルプリントを堪能した後には、出版当時の写真家の想いが込められた写真集を閲覧してみてはいかがだろうか。<開催情報>『深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ』会場:東京都写真美術館会期: 2023年3月3日(金)~6月4日(日)時間:10:00~18:00、木金は 20:00 まで(入館は閉館 30 分前まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:一般 700円、大学 560円、高中・65歳以上 350円※日時指定予約推奨美術館公式サイト:
2023年02月24日現代アートにおける平面の領域で、国際的にも通用する若手作家を輩出してきた『VOCA展』。3月16日(木)〜30日(木)の間、上野の森美術館にて『VOCA展2023 現代美術の展望−新しい平面の作家たち』が開催される。日頃から多くの作家をリサーチしている全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどが推薦委員となり、それぞれ40歳以下の作家1名(組)を推薦する。そのなかかから、美術館館長やキュレーターなどで構成された選考委員により、グランプリとなるVOCA賞などが選出される。1994年にスタートし、VOCA賞歴代受賞者には、福田美蘭、やなぎみわ、三瀬夏之介、三宅砂織、Nerhol、川内理香子らがいる。今回は、新進気鋭の29人の作家のなかから、永沢碧衣(秋田県横手市在住)《山衣(やまごろも)をほどく》がVOCA賞を受賞した。マタギとして活動しながら作品を制作する彼女は、人と人ならざる者とのつながりを体得しながら、有害駆除で狩猟された熊の皮から膠をつくり、岩絵具やアクリルガッシュなどで、熊と山を描く。ほか、VOCA奨励賞には、エレナ・トゥタッチコワ(京都市在住)、七搦綾乃(広島市在住)、VOCA佳作賞には黒山真央(東京都八王子市在住)、田中藍衣(名古屋市在住)の作品が選出。なお、七搦綾乃は、大原美術館賞にも、同美術館の選考により選ばれている。陶とドローイングと詩を組み合わせたトゥタッチコワ、彫刻ともドローイングともいえるような七搦の作品など、一口に「平面」といってもその表現方法は多様だ。展覧会には全員の作品が展示されるので、現代の動向に注目したい。なお、VOCA展30周年を記念し、初回から2022年までのVOCA賞受賞作品30点を一挙公開する『VOCA30周年記念1994-2023VOCA 30 YEARS STORY/KOBE展』が、3月9日(木)〜25日(土)、原田の森ギャラリー(兵庫県立美術館王子分館)で開催。こちらでVOCAの歴史をたどることもできる。<開催情報>『VOCA展 2023 現代美術の展望-新しい平面の作家たち』会場:上野の森美術館会期:2023年3月16日(木)~30日(木)※会期中無休時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)料金:一般800円、大学生400円公式サイト:
2023年02月17日印刷を礎としたコミュニケーションサポート事業に取り組む東洋美術印刷株式会社(所在地:東京都千代田区飯田橋4-6-2、代表取締役社長:山本 久喜)は、美術印刷分野における研究成果発表展示会「Art Print Labo 2023」展を2023年3月6日(月)~2023年3月17日(金)に東京都千代田区飯田橋で開催します。APL 2023■開催背景想いを伝え、カタチに残す美術印刷「美巧彩」ブランドを推進する当社は、その技術研究とテスト印刷による検証を「Art Print Labo」として日々、研鑽・試行を重ねています。その1年の成果を実際のテストサンプルや成果物とともに体感いただける展示会を開催いたします。■開催内容私たちが取り組んできた、再現性の高い、ハイエンドの美術印刷の技術を再確認し、安定したクオリティでお客様のご要望や作家様の感性にお応えできるよう技術研究とテストを行ってまいりました。特殊な加工ではなく純粋に美しい印刷を目指した作品を展示いたします。<こんな方におすすめです>・高精細印刷で細部の繊細な表現にこだわりたい。・モニターで見るような鮮やかな色彩を表現にしたい。・深みのある特徴的なモノクロ写真集を作ってみたい。・印刷方法などアドバイスをもらいながら作品集を作りたい。■メディア取材についてメディア取材も受け付けております。下記の参加申込みフォームか、お電話にてお申し込みください。■参加申込方法以下のページの申込みフォームまたは電話にてお申込みください。WEB: TEL: 03-3265-9864■開催概要タイトル:Art Print Labo 2023展日時 :2023年3月6日(月)~3月17日(金)10:00~18:00※(土)(日)休館参加費 :無料場所 :東洋美術印刷株式会社アートギャラリー「ii-Crossing(イイクロッシング)」〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-6-2JR総武線 飯田橋駅 東口より徒歩3分地下鉄東西線 飯田橋駅A5出口より徒歩1分地下鉄有楽町線・南北線・大江戸線 飯田橋駅A4出口より徒歩3分■会社概要商号 : 東洋美術印刷株式会社代表者: 代表取締役社長 山本 久喜所在地: 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-6-2設立 : 1948年(昭和23年)URL : ■事業内容コミュニケーションサポート事業私たちは企業、そして人のコミュニケーションの目的を理解し、その達成のための様々な手段を提供し続けています。創造力豊かなクリエイティブワークと、確かな品質で、お客様の期待を超える制作や印刷、デジタルメディアをお届けしています。・クリエイティブグラフィック企画・制作、エディトリアル制作、撮影、3DCG制作・印刷オフセット印刷、デジタル印刷、加工製本、フルフィルメント・デジタルメディアWEB・映像・デジタルコンテンツの企画・設計・制作・ソリューションドキュメントのユニバーサルデザイン、クロスメディア、ドキュメント管理、エコ改善・文様サービス文様プロダクトの企画・製造・販売、文様ブランディング支援・クリエイターズオフィスクリエイターズ・インキュベーション・オフィスの運営 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月13日19世紀から20世紀に変わる世紀末に、ウィーンで才能を開花させ活躍するも28歳の若さで夭折した伝説の画家、エゴン・シーレ。彼の作品を集めた展覧会「レオポルド美術館エゴン・シーレ展ウィーンが生んだ若き天才」が上野の東京都美術館で4月9日まで開催中だ。美術アカデミーに最年少で合格し、クリムトにも才能を認められたシーレ。表現豊かな線描や独自の色使いと構図で、自身の内面や心象を生々しく鮮烈に描き、見る人の記憶に残る作品を遺していった。本展はエゴン・シーレの世界有数のコレクションを誇る、ウィーンのレオポルド美術館の所蔵品を中心に、シーレ作品50点を、同時代の芸術家作品とともに紹介している。シーレの名が冠された展覧会はなんと30年ぶり。その貴重な展覧会の見どころを、本展を担当した東京都美術館の学芸員・小林明子さんに解説してもらった。■名作の自画像にシーレらしさが詰まってる!【構図】「自画像を多く描いた画家としてシーレは知られています。代表作とされる《ほおずきの実のある自画像》は、シーレらしい画面構成が特徴的。体のねじりがきいており、緊張感のある線が生まれています」(小林明子さん・以下同)【筆致】「シーレの絵画のなかには、20世紀前後のヨーロッパで生まれた、内面や感情など目に見えない主観的な世界を荒々しい筆致や絵の具を盛り上げる技法を用いて表現する『表現主義』の特徴を示す作品もあります。《ほおずきの実のある自画像》にも内面の激しさが筆致に表れています」【色使い】「色彩感覚も独特です。たとえば肌の部分には、赤や青など自然を超えたさまざまな色が使われています。《ほおずきの実のある自画像》は全体がモノクロームでまとめられていますが、ほおずきの色がアクセントになっています」■シーレの絵をさらに知る3つのキーワード【身近な死】「シーレは父や姉を早くに亡くし、幼いころに身近な死を経験しました。そうした生い立ちから、死への恐怖、孤独や葛藤といったテーマに向き合い、人間の本質を絵画を通して表現しました。誰もが共感できる普遍的なテーマを描いているところもシーレ作品の魅力だと思います」【哀愁の風景画】「シーレといえば人物画のイメージがありますが、風景画も数多く制作しました。自然の風景や古都の街並みなど、実際の風景をもとに描きましたが、そこには自身の感情や心象が投影されていて、哀愁や寂しい雰囲気が伝わってきます」【個性的な裸体像】「古来、裸体は絵画に描かれてきましたが、シーレの場合は、大胆なポーズと赤裸々な表現が特徴です。エロティックに描き出すというより、裸体を通して、人間のすべてをさらし、本質を追求することが目的だったとも考えられます」■捨てた恋人に未練!女泣かせな面も性的に奔放な人物としても知られたクリムトほどではないにしろ、シーレにも女泣かせな一面が。シーレは約4年交際した恋人・ワリーがいながら、おそらく体面を保つため、中産階級の女性を結婚相手に選ぶことを決意したという。自宅の向かいに住む姉妹にアプローチし、ワリー同席のもと姉妹と出かけるなど不思議な関係を続けた。最終的に妹のエーディトと結婚するが、結婚後も「1年に1回休暇を一緒に過ごそう」とワリーに身勝手な提案をし、あっさりと断られたそう。シーレ、もしかして自己中!?
2023年02月13日株式会社加島美術(以下、加島美術)と株式会社ビーエスフジ(以下、BSフジ)は、2023年2月11日(土)から2月19日(日)にかけて、加島美術(東京 京橋)で「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.13を共同開催します。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」は、絵画から茶道具、工芸品まで、日本美術を中心に多彩な作品を取り扱う入札型オークションです。2019年に開始して以来、全国の出品者からお預かりした作品を美術愛好家の方々にご紹介するプラットフォームとして多くのお客様からご支持いただき、この度13回目を迎えます。今回は、古画、近代絵画、洋画、筆跡、工芸品など約530点を出品いたします。手頃な価格で入札できる小品から、伊藤若冲や横山大観、伊東深水など大家の優品まで、多彩な作品が集まりました。特集では、「院展三羽烏」と称され、昭和期の日本画壇を牽引した小林古径・安田靫彦・前田青邨の作品を取り上げます。また、西洋由来の油彩画で東洋の美と心を描いた椿貞雄や、「輪島塗の革命者」として一世を風靡した角偉三郎の優品も必見です。美術品との暮らしは、私的な空間で繰り返し作品を鑑賞できる醍醐味があります。美術品を所有し、作品と対峙する時間が、皆様の暮らしに潤いをもたらすひとときとなれば幸いです。加島美術とBSフジはこれからも、お客様と美術品との出会いの場をお届けし、美術を観るから、美術と暮らすライフスタイルをご提案してまいります。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.13■開催概要下見会 :2023年2月11日(土)~2月19日(日)入札締切日:2023年2月19日(日)18時開札日 :2023年2月21日(火)15時会場 :加島美術〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2Tel:03-3276-0700 Fax:03-3276-0701出品作品数:約530点主催 :加島美術、BSフジアクセス :地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分/有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分/都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分/JR「東京駅」八重洲南口 徒歩9分■下見会について加島美術のギャラリーで開催する下見会では、ガラスケースなしで出品作品が展示されるため、間近に作品をご覧いただけます。作品の鑑賞はもちろん、実物のコンディションやサイズをご確認いただける絶好の機会です。作品がお気に召せば、その場でご入札も可能です。ぜひご来場いただき、お気に入りを見つけていただければ幸いです。(来場予約不要、入場無料)下見会の様子※下見会では常時展示されていない作品もございます。お目当ての作品がございましたら、スタッフまでお申し付けください。※会期中にご来場になれない方や、作品の詳細を知りたい方にはコンディションレポートをお送りいたします。お気軽にお問い合わせください。■装い新たにリニューアル!無料カタログ配布中全出品作品が掲載されたカタログを無料で配布しています。美術品を受け継ぎ、後世につなぐという「廻 -MEGURU-」のコンセプトを基に、今回より刷新したデザインにもご注目ください。カタログご希望の方は、以下からお申し込みいただけます。→ 出品作品は「廻 -MEGURU-」Webサイトからもご覧いただけます。→ (2023年2月初旬公開予定)■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.13の見どころ●特集 院展三羽烏横山大観や下村観山が中心となり1914年に再興を遂げた日本美術院は、日本画のみならず、洋画部、彫刻部も擁する美術団体であり、近代美術史を牽引する巨匠を数多く輩出しました。なかでも「院展三羽烏」と称された小林古径・安田靫彦・前田青邨は、新しい時代感覚で大和絵などの古典を描く新古典主義の立役者として知られています。今なお色あせない、彼らの才気煥発な作品の数々をご紹介いたします。●特集 椿貞雄岸田劉生に師事し、西欧伝来の油絵の画法を用いて日本人の心を描くという師の理想を一途に追い求めた椿貞雄。1920年頃からは東洋的な写実表現への探究を深め、墨による作品も多く描いています。今回は、重厚な油彩画から、素朴で大らかな風情の日本画まで、幅広い画業の一端をご高覧いただけます。●特集 角偉三郎「輪島塗の革命者」と称される角偉三郎は、1940年、石川県輪島市の漆芸一家に生まれました。若くして漆芸家として日展で活躍したのち、40歳を機に職人へと回帰し、奥能登に古くから伝わる素朴な合鹿椀を制作しました。大ぶりで豪快な偉三郎の漆器は、触れるたび輝きを増すような魅力があります。今回は代表作の合鹿椀を中心に、その世界を展観いたします。■「廻 -MEGURU- オンライン」の出品作品も特別展示下見会期間中、特別企画として「廻 -MEGURU-」のインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」で開催中の第45回オークションの作品を、第二会場にて特別展示いたします。下見会と併せてご高覧ください。※「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の出品作品とは異なります。※「廻 -MEGURU- オンライン」につきましては下記の「ご参考」を参照ください。≪ご参考≫■「廻 -MEGURU-」とは「廻 -MEGURU-」とは、「日本美術をもっと気軽に、安心して、正しく売買してもらいたい」という思いから、2019年に始まった日本美術に特化したオークションです。全国から出品された作品を取り揃え、美術品を売りたい人と買いたい人をつなぐプラットフォームとして、これまで国内外のお客様にご利用いただいてきました。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」に加え、2021年にはインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」を開始し、美術品を安全かつ、気軽に、便利に取引できるプラットフォームへと進化し続けています。◆「美術品入札会 廻 -MEGURU-」下見会を伴う入札型オークションです。年に4回開催しています。カタログやWebサイトで出品作品を閲覧後、下見会または公式サイトから、オンラインで入札いただけます。下見会で実物を見ながらゆっくり作品を選べる点が特徴です。現在価格は非公開で、会期終了後に落札結果が開示されます。◆「廻 -MEGURU- オンライン」インターネットで常時開催しているオークションです。毎月1〜2回オークションを実施しています。ライブで現在価格を見ながら入札が可能で、お支払いまですべての手続はWebで完結します。また、落札する度、落札金額の3%のポイントが付与され、次回以降の精算から1ポイント=1円でご利用いただけます。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」会期 :年4回(2月、5月、7月、10月)※2023年予定入札形式:非公開入札型開札 :会期終了後公開下見会 :あり「廻 -MEGURU- オンライン」会期 :毎月1~2回開催※開催月によって会期が異なる場合があります。入札形式:公開ライブビッド(競り上がり)開札 :即時公開下見会 :なし■「廻 -MEGURU-」を利用する流れ「廻 -MEGURU-」では、全国の出品者から作品をお預かりし、美術品愛好家の皆様にご紹介しています。出品をご希望の方に向けて作品の無料査定を行い、最低入札価格を提示します。売却のタイミングや価格によって「美術品入札会 廻 -MEGURU-」または「廻 -MEGURU- オンライン」のいずれかへの出品をご提案いたします。また、美術品をお探しの方は、2つの「廻 -MEGURU-」からご希望の作品をお探しいただけます。出品者と購入者間の交渉や手続きは事務局が代行しますので、売買に伴う負担を最小限に抑えることが可能です。■「廻 -MEGURU-」を利用するメリット◆美術品を買いたい人のメリット●メリット1<美術の専門家が厳選した作品だから安心>すべての出品作品は、古美術の街・東京の京橋で長年店舗を構えてきた加島美術が査定し、厳選しています。美術の専門家によりクオリティが認められた作品群が揃っていますので、美術品の購入が初めての方も安心してお選びいただけます。●メリット2<ビギナーもコレクターもご満足いただける充実のラインナップ!>「美術品を購入したいけど、初めてで不安…」というビギナーの方から、作品を豊富に所有するコレクターの方まで、皆様にご満足いただけるバラエティに富んだ作品をラインナップしています。掛け軸、絵画、筆跡、茶道具、工芸など多彩なジャンルの作品からお選びください。また、最低入札価格の価格帯が幅広く、手の届きやすい小品から、優品までお求めいただける価格帯の幅広さも魅力です。●メリット3<いつでも・どこでもお好きな方法で作品をチェック!オンライン入札もOK>「廻 -MEGURU-」では、すべての出品作品をオンラインでチェックし、入札することができます。ご自宅や外出先から、PC・スマートフォンなどお好きなデバイスでサービスをご利用ください。美術品の購入に関する詳細は、以下2つのWebサイトをご参照ください。「廻 -MEGURU- オンライン」→ 「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ ◆美術品を売りたい人のメリット●メリット1<美術品を市場価格で売却!思わぬ高値で売れる可能性も!>「廻 -MEGURU-」では、美術品を売りたい方からお預かりした作品を、中間業者が入ることなく入札者へ直接売却します。そのため、下取価格ではなく、市場価格に近い価格で作品を売却できます。また、売却価格が見えるので安心です。入札者との巡り合わせによっては、思わぬ高値で落札される可能性もあります。●メリット2<老舗古美術商による安心の査定・価格設定>東京京橋で長年古美術商を営んできた加島美術が作品を査定し、出品者の方とご相談しながら最低入札価格を設定します。様々な要素により市場価値が変動する美術品を、経験豊かな古美術商が確かな審美眼に基づき見極めます。査定相談は無料です。鑑定が必要な場合は、正式な鑑定機関への依頼もお手伝いいたします。●メリット3<面倒な売却手続きを代行!>「廻 -MEGURU-」では、美術品売却の手続きをすべて代行いたしますので、査定後、出品作品をお預かりした後は面倒な手続きはありません。掛け軸、絵画や陶磁器などの焼き物類、茶道具など、お手持ちの美術品の整理をお考えの際は、ぜひ「廻 -MEGURU-」へのご出品を検討ください。美術品の出品に関する詳細は以下のWebサイトをご参照ください。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月06日~「観たい!」「行きたい!」への仕掛けとは何か~株式会社ネビュラエンタープライズ(本社:東京都江東区 亀戸7-43-5 小林ビル代表取締役:緑川 憲仁)は、公演・美術展チラシの年間No.1を決める「おちらしさんアワード2022」の開票結果を発表。観客の皆さまのWEB投票により、舞台版はミュージカル『キングアーサー』、美術版は「展覧会 岡本太郎」が年間大賞に決定いたしました。「おちらしさんアワード2022」特設ページURL: ■「おちらしさんアワード」とは?「おちらしさんアワード」は、チラシ宅配サービス「おちらしさん」が主催する、1年に1度の“チラシの祭典”。その年に観客の皆さまのお手元へ渡った公演・美術展チラシに、再び光を当てるイベントです。2020年よりスタートし、今回で3回目の開催となりました。全国の舞台ファン、美術展ファン、そしてチラシファンの皆さまに、お気に入りのチラシへと投票していただき、多くの票数を集めたチラシとその作り手の方々を表彰いたします。■「おちらしさんアワード2022」概要投票期間:2022年12月15日(木)17:00 ~ 2023年1月8日(日)23:59結果発表:2023年2月1日(水)17:00応募対象:2022年に劇場・美術館などで配布されていたチラシ、チラシ宅配サービス「おちらしさん」で届いたチラシから、舞台芸術の公演チラシ5点、美術展等の展示チラシ5点まで。特設ページURL: ついに「おちらしさんアワード2022」年間大賞が決定!!!■舞台版 第1位「ミュージカル『キングアーサー』」舞台版で第1位に選ばれたのは、ただいま新国立劇場 中劇場で上演中のミュージカル『キングアーサー』。こちらのチラシは、ミュージカルのチラシにありそうでなかった写真から物語が見えてくるデザインが特徴です。フルコスチュームのメインキャスト11人が勢ぞろいし、キャラクターたちの光と闇、さらには物語の行方まで暗示させます。観客の皆さまからは、「衣装、照明共に素晴らしい重厚感!」「ダークな陰影が荘厳でカッコいい」「アーサー王伝説の世界に気持ちが持っていかれます」などのコメントをいただきました。ミュージカル『キングアーサー』公演概要・<東京公演>新国立劇場 中劇場2023年1月12日(木)~2月5日(日)上演中※1月12日(木)~1月15日(日)は中止・<群馬公演>高崎芸術劇場 大劇場2023年2月11日(土・祝)〜12日(日)開催予定・<兵庫公演>兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール2023年2月24日(金)〜26日(日)開催予定・<愛知公演>刈谷市総合文化センターアイリス大ホール2023年3月4日(土)~5日(日)開催予定公式HP: 「おちらしさんアワード2022~舞台版~」結果発表第1位ミュージカル『キングアーサー』第2位ぽこぽこクラブvol.8 『光垂れーる』第3位2022年 劇団☆新感線 42周年興行・秋公演 SHINKANSEN☆RX 薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-第4位演劇企画集団Jr.5「ねじ廻る」第5位KERA・MAP #010「しびれ雲」第6位新国立劇場開場25周年記念公演『レオポルトシュタット』第7位トラム、二人芝居 『建築家とアッシリア皇帝』第7位ミュージカル『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』第9位パルコ・プロデュース2022『幽霊はここにいる』第9位虚構の劇団 解散公演『日本人のへそ』第9位新国立劇場 演劇 2021/2022シーズン シリーズ「声議論, 正論, 極論, 批判, 対話...の物語」Vol.2『ロビー・ヒーロー』チラシ写真・コメント・投票をいただいた全チラシのご紹介はこちら : ■美術版 第1位「展覧会 岡本太郎」美術版で第1位に選ばれたのは、現在、愛知県美術館で開催中の「展覧会 岡本太郎」。こちらのチラシは、シックなのに強烈な印象を残すインパクトが特徴。美術展でありながら、人物写真を新たな味わいによって魅せることで、“人間・岡本太郎”の多面的な人物像を引き出しています。観客の皆さまからは、「とてつもない引力」「ご本人の迫力そのまま!」「美術展に行きたくなった」などのコメントをいただきました。藪前知子 さん よりコメント(東京都美術館学芸員・本展ご担当者)おちらしさんアワード20221位に選んでいただきありがとうございます!「芸術は爆発だ!」と、今この瞬間に全存在を賭けて創作に打ち込んだ岡本太郎を表現するために、モノクロ写真の背景の作品部分に彩色して、過去が現在に甦るようなデザインをお願いしました。また、おなじみの目をカッと見開いた濃い太郎さんではなく、知性溢れる素の彼の姿が垣間見える写真を選んだことで、彼の「対極主義」さながら、静と動がぶつかり合うようなカッコいいチラシになったと思います!「展覧会 岡本太郎」開催概要■大阪中之島美術館2022年7月23日(土)~10月2日(日)■東京都美術館2022年10月18日(火)~12月28日(水)■愛知県美術館2023年1月14日(土)~3月14日(火)開催中公式HP: 「おちらしさんアワード2022~美術版~」結果発表第1位「展覧会 岡本太郎」第2位「MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」第3位「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」第3位「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」第3位「大竹伸朗展」チラシ写真・コメント・投票をいただいた全チラシのご紹介はこちら : ■チラシ宅配サービス「おちらしさん」概要チラシ宅配サービス「おちらしさん」は、全国の舞台・美術がお好きな方へ、最新の公演・展示情報のチラシをお届けするサービスです。ご登録いただいた会員に向けて、舞台版・美術版ともに偶数月の初めに、各公演団体・美術展主催団体の趣向を凝らしたチラシを約20~30点、まとめてお届けしています。総会員数:14,500名(2023年2月現在)発送日:舞台版 /美術版 共に奇数月月末(偶数月月初お届け)登録・利用料金:無料(チラシのお届けを希望する公演・展示団体の利用料:税込19.8円/枚)サービス詳細URL: ■会社概要名称:株式会社ネビュラエンタープライズ本社住所:〒136-0071 東京都江東区 亀戸7-43-5 小林ビル設立:2002年5月1日資本金:640万円代表者:代表取締役緑川 憲仁ホームページ: ■本件に関するお問い合わせ先担当:成島・清水TEL:03-5628-1325FAX:03-5628-1326E-mail: main@nevula-prise.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月01日近鉄グループの文化事業である大和文華館では、令和5年1月13日(金)から2月19日(日)まで、特別企画展 「麗しいほとけと仏教工芸 ―中国・朝鮮・日本の仏教美術―」を開催いたします。インドから中国や朝鮮半島、日本など東アジアへ広まった仏教は、信仰により種々の美しい造形を生み出しました。これらは、麗しい仏の姿そのものであり、また、仏の教えを具現し、荘厳するために金銀を用いてきらびやかに飾られた舎利容器などの荘厳具や密教法具、僧侶が用いる僧具などの仏教工芸があります。仏の姿は、長く残るように木や石、金属などを用いて立体的にあらわされ、荘厳されました。仏像や仏塔を造り、仏や舎利を奉り、写経する行為は、良い報いを受けられる善行として推奨されたため、末法の世が始まるとされた平安時代後期から鎌倉時代にかけて盛んに行われました。また、求法のために中国に渡った僧侶は、数多くの経典とともに儀式を行うための仏具類を請来していることを請来目録からも知ることができます。ほとけの教えを理解し、伝えるために、仏像とともに仏具が重要であったことがわかります。この展覧会では、東アジアの信仰から生み出され、祈りを込めてあらわされてきた麗しいほとけの造形を大和文華館所蔵作品と特別出陳作品によって見ていきます。詳細は別紙のとおりです。重要文化財石造釈迦如来坐像中国・北魏時代・延興二年[472]銘常暁請来目録日本・平安時代金銅柄香炉日本・鎌倉時代 個人蔵別紙<1> 展覧会について1.名称 特別企画展 「麗しいほとけと仏教工芸 ―中国・朝鮮・日本の仏教美術―」2.会期 令和5年1月13日(金)~2月19日(日)3.休館日 毎週月曜日4.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)5.入館料 一般 630円、高校・大学生 420円 小学・中学生 無料6.主催 大和文華館7.出陳品数 70件代表的な展示作品 (所蔵先がない作品は大和文華館蔵)◎=重要文化財【1 麗しい仏の姿】石造釈迦如来坐像 中国・北魏時代・延興二年[472]銘石造二仏並坐像 中国・北魏時代・孝昌二年[526]銘金銅如来坐像 中国・北魏時代金銅如意輪観音像 中国・唐時代金銅如来立像 朝鮮・統一新羅時代金銅飛天形飾金具 朝鮮・統一新羅時代石造如来像 朝鮮・高麗時代大方広仏華厳経(巻第35、36) 朝鮮・高麗時代金胎仏画帖 日本・平安時代後期金銅十一面観音懸仏 日本・平安時代・個人蔵【2 きらびやかな仏教工芸―荘厳具と法具、梵音具、僧具―】金銅龍頭 中国・唐時代 個人蔵金銅経筒 朝鮮・統一新羅~高麗時代金銅五鈷鈴 朝鮮・高麗時代羅漢図 朝鮮・高麗時代・乙未[1235]銘◎常暁請来目録・附 両部別録 日本・平安時代金銅舎利容器 日本・鎌倉時代 個人蔵◎銅板地螺鈿花鳥文説相箱 日本・平安時代◎金銅蓮華形磬 日本・鎌倉時代金銅柄香炉 日本・鎌倉時代 個人蔵木地銀蒔絵禅機図経箱 日本・室町時代<2> 展覧会会期中のイベントについて1.特別講演「大和文華館所蔵中国仏教彫刻をめぐって」(1)日時・場所 2月5日(日)14:00から講堂にて(2)講師 大阪市立美術館主任学芸員 齋藤龍一氏2.日曜美術講座「常暁請来目録と仏具」(1)日時・場所 1月29日(日)14:00から講堂にて(2)講師 大和文華館 学芸部課長 瀧朝子3. 列品解説(1)日時・場所 毎週土曜日14:00から展示場にて(2)解説 大和文華館 学芸部※新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては、列品解説が講堂でのスライド解説になる可能性があります。※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。※講堂の最大定員は100名です(先着順)。以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月12日海外からやってくる西洋美術の名品から、日本、東洋の古美術、そして現代美術にいたるまで、2023年もバラエティ豊かな展覧会が続々と開催されます。ここでは、今年注目すべき展覧会のなかから、「西洋美術」をテーマにした展覧会をピックアップして紹介します。※新型コロナウイルスの影響などにより、各展覧会の会期等は変更になる可能性があります。詳細は各展覧会の公式HPなどでご確認下さい。ジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》1777-1778年頃パリ、ルーヴル美術館Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom今年は、パリ、ロンドンを代表する美術館から名品の数々が来日。まず、3月に国立新美術館で開催される『ルーヴル美術館展愛を描く』(3月1日~6月12日、京都市京セラ美術館6月27日~9月24日)は、パリのルーヴル美術館が所蔵する16世紀から19世紀半ばまでの絵画のなかで「愛」がどのように描かれていたのかについて迫っていくもの。26年ぶりに来日するフラゴナールの《かんぬき》や、ジェラールの《アモルとプシュケ》など愛にあふれた名品74点を通して、古代の時代から現代に至るまでの「愛」の表現を紐解いていく。ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー《湖に沈む夕日》1840頃テート美術館蔵Photo:Tate一方、イギリスにあるテート美術館からは、「光」をテーマに作品を厳選。『テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ』(国立新美術館 7月12日~10月2日、大阪中之島美術館10月26日~2024年1月14日)では、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品で、18世紀末から現代まで約200年の間に「光」の表現がどのように変遷していったのかをたどっていく。コンスタブルやターナーなど英国を代表する画家はもちろん、印象派の画家たち、人気のハンマースホイ、さらにはオラファー・エリアソン、ジェームズ・タレルなど現代アーティストまで。多様な光の表現が、互いに呼応するようなこれまでにない会場構成になるという。エゴン・シーレ《ほおずきの実のある自画像》1912年レオポルド美術館蔵Leopold Museum, Vienna美術館の名品展はもちろんのこと、2023年は画家の個展や回顧展も充実。1月からスタートする『レオポルド美術館エゴン・シーレ展ウィーンが生んだ若き天才』(東京都美術館、1月26日~4月9日)は、最年少でウィーンの美術学校に入学し、独自の表現を模索しながらもわずか28年でその生涯を閉じた画家、エゴン・シーレの回顧展。世界有数のシーレコレクションで知られるウィーンのレオポルド美術館の作品を中心に、クリムトやココシュカなどウィーンで活躍した同時代の作品とともに画家の生涯と作品を振り返る。マリー・ローランサン《ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン》 1922年油彩/キャンヴァスマリー・ローランサン美術館 © Musée Marie Laurencin4月より長期休館に入るBunkamuraザ・ミュージアムで開催される、休館前最後の展覧会となるのが『マリー・ローランサンとモード』(2月14日〜4月9日、京都市京セラ美術館4月16日~6月11日、名古屋市美術館6月24日~9月3日)だ。同展は、1920年代のパリを自由奔放に生きた画家マリー・ローランサンと、彼女と同じく1883年に生まれたファッションデザイナー、ココ・シャネルの二人の活躍を軸に、当時のパリの芸術界を俯瞰する展覧会。淡く、柔らかい色彩で美を追求したローランサンと、男性用の布地やスポーツウェアなどを女性服に取り込み、斬新な服を作り続けたシャネルの作品に加え、彼女たちをとりまいたポール・ポワレやマドレーヌ・ヴィオネ、ジャン・コクトーやマン・レイなど時代を牽引したデザイナーやアーティストらの作品も合わせて紹介される。アンリ・マティス 《赤いキュロットのオダリスク》 1921年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle世界最大級のマティス・コレクションを誇るポンピドゥー・センターの協力を得て、4月より開催されるのは、東京都美術館の『マティス展』(4月27日~8月20日)。「野獣」と揶揄されたほど強烈な色彩の初期の油絵から、大胆なフォルムの切り紙絵、彼の晩年の傑作といわれるヴァンスの「ロザリオ大聖堂」に関する資料にいたるまで、ポンピドゥー・センターが所蔵する各時代の代表的な作品を手がかりに、常に革新を求め続けた巨匠アンリ・マティスの足跡を紹介する。60年以上にわたって現代美術シーンを牽引し、今なお精力的に活動を続けるデイヴィッド・ホックニーの大規模個展も見逃せない。東京都現代美術館で開催される『デイヴィッド・ホックニー展』(7月15日〜11月5日)では、アメリカ西海岸の明るい情景を描いた初期の代表作から、iPadを使って描いた近作、ロックダウン中に描いた全長90メートルに及ぶ新作など、100点以上の作品を紹介し、ホックニーのこれまでの道のりを辿っていく。フランティセック・クプカ《赤い背景のエチュード》1919年頃石橋財団アーティゾン美術館蔵美術の歴史のなかで、20世紀前半のキュビスム、そして抽象絵画の出現は、ルネサンス期と同じくらい衝撃的な表現の転換点だった。『ABSTRACTION抽象絵画の覚醒と展開セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ』(アーティゾン美術館 6月3日〜8月20日)は、抽象絵画が生まれ、発展する道程を展観していく大規模な展覧会。マネやセザンヌら印象派の画家たちが種を巻き、マティスらのフォーヴィスム、ピカソやポロックが作り上げたキュビスムを経て、現代に花開いた抽象絵画を、アーティゾン美術館の3フロア全てを使って丹念にたどっていく。ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年ポンピドゥーセンター(1936年国家購入)Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle© Centre Pompidou, MNAM-CCI/Georges Meguerditchian/Dist. RMN-GP『パリ ポンピドゥーセンターキュビスム展—美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ』(国立西洋美術館 10月3日〜2024年1月28日、京都市京セラ美術館2024年3月20日〜7月7日)は、フランスのポンピドゥーセンターが所蔵する名品を中心に、キュビスムがどのように展開し、どのような影響を与えたのかを紐解いていくもの。本格的なキュビスム展は、日本ではなんと約50年ぶり。ものの形を幾何学的にとらえ、多視点で組み合わせる表現手法で知られ、20世紀以降の美術を革命的に変えたキュビスム。生みの親であるピカソとブラックをはじめ、ドローネーやシャガールなど、主要作家およそ40名による約130点によって、この美術運動を丁寧に検証していく。クロード・モネ 《ポール=ドモワの洞窟》 1886年 油彩/カンヴァス 茨城県近代美術館また、19世紀後半から20世紀にかけて多くの画家たちが訪れ、描いたフランスのブルターニュ地方に焦点を当てた展覧会も開催される。国立西洋美術館の『憧憬の地 ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷』(3月18日〜6月11日)では、同館の「松方コレクション」をはじめ、国内美術館や個人コレクションからブルターニュを表した作品約160点を厳選。画家たちがブルターニュ地方に何を求め、描いていたのかを紹介する。2023年は、「久々」な展覧会が多く、エゴン・シーレの展覧会は30年ぶり、マティスの大回顧展は国内で20年ぶり、デイヴィッド・ホックニーの大規模個展は27年ぶり。そしてキュビスムの本格的な展覧会は、なんと47年ぶりだそう。今年も、アート作品との一期一会を存分に楽しもう。文:浦島茂世
2023年01月01日広島県福山市では、ふくやま美術館にて次のとおり冬季所蔵品展を行っています。会期2022年12月21日(水)~2023年3月26日(日)月曜休館※ただし、1/2(月・休)、1/9(月・祝)は開館、12/28(水)~1/1(日・祝)、1/10(火)は休館開館時間午前9時30分~午後5時会場ふくやま美術館2階常設展示室(広島県福山市西町二丁目4番3号)観覧料一般310円(250円)高校生以下無料※()内は有料20名以上の団体料金要旨2022年は、前衛集団「具体美術協会(具体)」を主導した吉原治良が没し、会が解散して50年という節目の年である。本展では、白髪一雄や田中敦子ら「具体」作家をはじめ、当館が開館から収集してきた戦後の前衛美術作家の作品を展観する。「具体」は、1954年に吉原治良が中心となって関西芦屋で結成された、戦後を代表する美術団体で、アクションによる表現や、従来の画材などとは異なる素材を使用した作品の制作で知られる。とくに、フランス人美術批評家ミシェル・タピエとの交流により国内外で注目を浴びたことは、その後の日本美術のあり方にも大きく影響を与え、戦後美術の出発点として認知されてきた存在である。また、機関誌『具体』の発行や、タピエをはじめとする海外作家との交流などに見られるように、「具体」自身も積極的に自らの活動について、国際的に周知しようと努めてきた。こうした背景を踏まえ、本展では開館当初から収集してきた「具体」作品や、日本の前衛美術作品を展示する他、吉原が図版で目にしていたと思われるナウム・ガボ、「具体」の大阪拠点であるグタイピナコテカで展示があったフォンタナ、カポグロッシなどによる、同時代の西洋美術作品も並べ、戦後の日本において「国際性」がどのように意識されていたのかを探る。展示内容第1室…「戦後日本の前衛美術ー具体美術を中心に」計34点第2室…「日本の「近代美術」計27点第3室…「ヨーロッパの近現代美術」計14点和室…「松本コレクションの茶道具」計5点合計80点関連事業学芸員によるギャラリートーク日時:2023年1月22日(日)、2月12日(日)、3月4日(土)いずれも午後2時~※要所蔵品展観覧券、事前応募不要福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年に築城400年を迎えた「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月28日12月6日に新たにオープンした「PORTER CLASSIC 銀座」。 内装は“旅する帆船”をテーマに映画美術監督の種田陽平と東宝映像美術が手掛けています。今回のリニューアルでは新しい店舗の在り方を試行錯誤しブランドの世界観を創るパートナーに映画美術の専門家集団を招き入れ、「旅する帆船」をテーマに映画のセットのような店舗を実現しました。店舗面積は約100平方メートル。広さを生かし、大きなマストを持つ船の甲板が設置されています。その演出は天井の空や窓からのぞく光景が朝から夕闇まで徐々に変化するという仕掛けにまで至っており、細部まで拘り抜かれた空間は訪れるお客様をポータークラシックの世界へと誘います。同社会長の吉田克幸が収集したヴィンテージ小物が並ぶ「KATSU’S ROOM」、お針子たちの手仕事を間近で見られる「OHARIKO MAFIA SPACE」、ブランドに関する映像作品を観られる「PC CINEMA LOUNGE」を用意。会計をするレジ周りは船内のバーカウンターを模すなど、船内を回遊するように店にいることを楽しんでもらえるようにデザインされています。同店ではジュエリーやヴィンテージウォッチ、限定のコレクションなど、銀座店でしか購入できない商品の数々を取りそろえています。「KATSU’S ROOM」「PC CINEMA LOUNGE」「MAIN DECK」「OHARIKO MAFIA SPACE」「CHECKOUT COUNTER」リニューアルオープン後初となるイベント「SASHIKO LOVE GINZA 2022」を開催「モノを大切にする心」から生まれた「刺し子」*。これを現代から次の世代へ伝えるため糸・織・染・裁ち・縫いのすべての過程において試行錯誤し製品にしています。そんな「刺し子」に敬意を表し銀座限定の一点モノのアイテムやイベント期間中は店頭でアイテムを購入すると希望の言葉やイニシャルが刺しゅうできるお針子によるカスタムサービスを実施する他、当日はお針子(職人)も在中し様々なイベントを予定。*刺し子とは人々が厳しい環境の中で少しでも快適に過ごそうという暮らしの知恵から生まれた刺繍技法の1つ【GINZA EXCLUSIVE】PC KENDO CHINESE JACKET HANDWORK VIP CUSTOM -OLD BLUE税込 60万5,000円開催日時12月24日(土)~12月28日(水) 12:00~20:00PORTER CLASSIC 銀座104-0061 東京都中央区銀座5-1 GINZA FIVE 2FTEL:03-3571-0099HP:
2022年12月25日企画展「ねこのほそ道」が、愛知の豊田市美術館にて、2023年2月25日(土)から5月21日(日)まで開催される。“猫的なるもの”を媒介に自由に生きる猫のような現代美術を紹介愛らしい仕草や自由気ままな野性味が感じられる行動、独立心が旺盛でマイペースな猫。彼らは長い時間をかけて人間と暮らすようになったが、その空間感覚や倫理観は人間とは一線を画し、型にはまらず隙間や内外を行き来できる存在として、彼らなりの道を歩んできた。企画展「ねこのほそ道」では、自由・野生・ユーモア・ナンセンスな“猫”をヒントにした現代美術を紹介。“猫的なるもの”を媒介に、6人の美術家と1組の建築家の視点を通して、身近にあるささいな事象から人間中心の視点をずらす試みだ。くつろぎ・野生・ユーモア・ポエジー・ミクロとマクロ・積層する時間をキーワードとした作品が展示される。詩的に表現される猫たとえば、絵画やオブジェ、彫刻、パフォーマンスなど多様な作品を生み出す落合多武に注目。落合が生み出す作品はすべて、軽快な詩情をはらんでいるのが特徴だ。犬とは違い人間の指令に従うことなく、自分で触れ、嗅ぎ、見ることに頼る猫。言葉にも人間にも支配されない非論理的な存在としての猫をモチーフにした落合の《猫彫刻》が醸し出す、独特の雰囲気を鑑賞することができる。空飛ぶ猫や長い道のりを経て進化する猫また、猫とは愛と自由の象徴という考えが反映されている岸本清子による《I am 空飛ぶ赤猫だあ!》や、表面からは見えない塗り重ねた色層が、まるで積み重ねた年月のように感じられる《our time》など、猫の進化の長い道のりや猫にまつわることを連想させる作品が集結する。【詳細】企画展「ねこのほそ道」会期:2023年2月25日(土)~5月21日(日)会場:豊田市美術館住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1開館時間:10:00〜17:30(入場は17:00まで)休館日:月曜日(5月1日(月)は開館)※会期、関連事業の内容、来館者の受入態勢などは変更となる場合あり(最新情報については美術館ウェブサイトにて確認のこと)■観覧料・前売券一般 800円、高校・大学生 600円、中学生以下 無料販売場所:豊田市美術館(1月29日(日)まで)、T-FACE B館2階インフォメーション(2月24日(金)まで)※T-FACE:時短日 2022年12月31日(土)10:00~18:00、休業日 2023年1月1日(日)、2月21日(火)・当日券一般 1,000円、高校・大学生 800円、中学生以下 無料※豊田市内在住または在学の高校生、豊田市内在住の75歳以上、障がい者手帳の所持者(介添者1名含む)は無料(要証明)※その他、観覧料の減免対象者および割引などについては、美術館ウェブサイトを参照■参加アーティスト泉太郎、大田黒衣美、落合多武、岸本清子、佐々木健、五月女哲平、中山英之+砂山太一【問い合わせ先】豊田市美術館TEL:0565-34-6610
2022年12月23日株式会社BACON(べーこん)は、パンやスイーツのミニチュアベーカリー作品だけを集めた合同写真展&物販展「ミニチュアベーカリーの世界展」、「鼻ぺちゃ展」の新作展をTODAYS GALLERY STUDIO. FUKUOKA(福岡県・福岡市)にて2023年1月21日(土)~3月12日(日)で順次開催いたします。福岡ギャラリーは1周年記念となり、作家来場イベントから福岡初展示作品&記念グッズの配布など、お楽しみが満載です!展示作品1展示作品2<鼻ぺちゃ展 2023 in 福岡> <ミニチュアベーカリーの世界展 2023 in 福岡> ■「鼻ぺちゃ展 2023 in 福岡」 -概要-<パグにシーズー、フレブルまで鼻ぺちゃ犬だけを集めたイベントを開催!>新作展となる福岡会場では、SNSで人気のぺちゃクリエイター陣が一堂に集結。SNSで作品を公開する総勢41組のクリエイターが登場。なかでも、オリジナルの犬服がユニークで可愛いフレブル「mayu(@mamaaaaaayu)」や、仲良しの2匹のチワワが人気の「くぅここちゃんの毎日(@qoo_chan_coco_chan)」、ボステリの「犬服nico25stime(@nico25stime)」など個性豊かな作品が会場を盛り上げます!また、Instagramでフォロワー数10万人を超える「たらちゃん&ふねちゃん(@juntowa)」や「ami(@tora_pom_happylife)」らも参加して、新作・未発表作品を展示します。<シーズー漫画「あうんのてんぽ」で人気のイラストレーター幸池重季が特別イベントを開催!!>会場内に併設された特設ブースでは、1月28日(土)、29日(日)限定で、イラストレーターの幸池重季が来場します。会場内のAUNITEMのグッズ5,000円以上お買い上げの方を対象に直筆「あじがとカード」をプレゼント!※あじがとカードとはシーズー漫画「あうんのてんぽ」の主人公「シーズー犬 てんぽ」の直筆イラスト&作者のサイン付ポストカード。アドリブで描くため、世界に1枚の直筆ポストカードです。「鼻ぺちゃ展 2023 in 福岡」出展者プロフィール ■「ミニチュアベーカリーの世界展 2023 in 福岡」 -概要-<パンなどベーカリー作品に特化したミニチュア作品1,000点以上が大集合!>10万人を動員した「ミニチュア写真の世界展」のなかでも特に人気が高いのがパンやケーキ、パイなど食べ物を中心としたミニチュア作品です。本展では、今にも美味しそうな香りが漂ってくるそんなベーカリー作品だけを集め、まるでミニチュアのベーカリーショップの世界へ飛び込んだかのような雰囲気をお楽しみいただけます。また、館内はすべて撮影OKなので、様々な角度から撮影をして、自分だけの1枚を撮影・SNSに投稿いただけます。本展では、SNSで作品を公開しているクリエイターが集結。昨年よりもさらにパワーアップして合計53組の作品が出展、販売される予定です。ミニチュアのどうぶつぱんが人気の「カリーノぱん(@carino_pan)」や、「haconiwa tea Hachi BULE LABEL(@haconiwa_tea_8)」はパンの詰め合わせセットなど福岡会場限定作品を販売します!さらに、「ika(@ika_miniature)」や「もふた・もふこ(@mofutamofuko)」は細部までこだわった展示作品を福岡会場で初披露します!さらに、毎会期発売後すぐに作品が完売する「Sherry&Rose(@sherry_roses)」や精巧に作られたクオリティが際立つ「HP HAUS(@hp_haus)」や「petite fleur(@__petite.fleur__)」も昨年に引き続き会場を盛り上げます!<かわいいの最高峰がココに!!ねこやいぬなど、どうぶつパンのPOP UPも初開催!>会場内の特設ブースでは、ねこパンやいぬパン、さらにはアザラシパンなど、人気のクリエイター陣とコラボレートしたPOP UP EVENTを開催。「ことなのうそっこ食堂(@kotonanousokkosyokudou)」がねこ柄のケーキ作品を披露するほか、アザラシをモチーフとした作品が話題の「まいにちごまふぅ(@gomahu5858)」など、どうぶつをモチーフとした作品だけを集めた限定コラボグッズを初披露・販売します!<ミニチュアクッキング!?本邦初公開となる貴重な限定動画も公開!>ミニチュア作品がどのようにして作られているのか、貴重な本邦初公開の動画コーナーも併設。InstagramのSNSフォロワー数が2.1万人を超える「ika(@ika_miniature)」は、ベーグルサンドをモチーフとしたストップモーションアニメーションを公開するほか、「chobitto(@cho_bitto)」も新作のコッペパンの制作動画を公開します。「ミニチュアベーカリーの世界展 2023 in 福岡」出展者プロフィール ■「鼻ぺちゃ展 2023 in 福岡」グッズ一例<choborinkoubou>・バッグ大 4,730円・バッグ小 3,300円・リード 3,300円<ABCDOGS>・ミニミニ巾着 1,430円・高耐候ステッカー 550円・招きわんこ 1,650円<BULLMANIA>・体操服 3,500円・ブル中ジャージ 6,800円・Bull-3 3,800円<Bull Bull_Buuun★>・モコモコくまさんパーカー 8,200円・モコモコくまさんスヌード 4,000円<Bu'louloou dogaccessorystore>・ニット帽 3,740円<and Bonnie by mishin_kata_kata>・つぶらな瞳のフレブルくん 6,820円■「ミニチュアベーカリーの世界展 2023 in 福岡」グッズ一例<ATELIER*ninoly>素朴だけど見ていて癒される!・ベーグルセット 2,200円・パンの詰め合わせ 4,680円<HARU's Gallery>アンティーク風の小さなお店をオープン!・バラのリースとティータイムトランク 7,500円<Soma miniature>新作も登場!・バゲットサンド 2,200円<カリーノぱん>どうぶつの形が可愛い!・カリーノぱんばんじゅうセット 4,510円~<まいにちごまふぅ>会場限定作品は必見!・ドーナツ 1,430円・ハンバーガー 2,200円<みにまる_>イチゴづくしでジューシー可愛い!・イチゴセットのバッグチャーム 1,900円・イチゴデニッシュのキーホルダー 1,900円<kitsuneiro>新作も登場!・レトロパンのバッグチャーム 3,960円・パン屋さんの黒板マグネットセット 4,800円<ミヤケ 千夏>ふわふわのフレントーストに注目!・イチゴのフレンチトースト 3,300円<chobitto>流行りのカヌレが登場!・カヌレ 2,750円※上記はオリジナルグッズの一例です。全て税込表記。【企画展概要】企画展名: 鼻ぺちゃ犬の合同写真展&物販展「鼻ぺちゃ展 2023 in 福岡」開催日時: 2023年1月21日(土)~2月5日(日) 11:00~18:00休館日 : 毎週月・火曜日会場 : TODAYS GALLERY STUDIO. FUKUOKA〒810-0022 福岡市中央区薬院2-2-4 1F入場料 : 600円/3歳以下は入場無料出展者 : 41組主催 : 株式会社BACONURL : 企画展名: ミニチュアベーカリーの合同写真展&物販展「ミニチュアベーカリーの世界展 2023 in 福岡」開催日時: 2023年2月11日(土)~3月12日(日) 11:00~18:00休館日 : 毎週月・火曜日会場 : TODAYS GALLERY STUDIO. FUKUOKA〒810-0022 福岡市中央区薬院2-2-4 1F入場料 : 600円/3歳以下は入場無料出展者 : 53組主催 : 株式会社BACONURL : ※上記は予定のため、内容は変更になる可能性があります。■会場内での新型コロナウイルス対策に関して当社主催の企画催事では、新型コロナウイルス等感染予防に関して、厚生労働省のガイドラインなどを参考に、政府発表をふまえ、引き続き慎重に検討してまいります。会場入口での検温、マスク着用での入場をお願いしておりますので、ご協力いただきますようお願いいたします。■株式会社BACONとは国内・海外への質の高い展覧会の開催・提案・普及活動、集客数の増加、イメージの向上等を目的とした展覧会企画の提案を行なっています。作家との交渉から内装、展示レイアウト、作品のプリント、広告・宣伝にわたるまで、企画催事をプロデュースする。URL: ■TODAYS GALLERY STUDIO.とは2014年7月に浅草橋にてオープン。アートを発信することを目的に「曖昧☆美少女アート展」、「変わる廃墟 VS 行ける工場夜景展」、「鼻ぺちゃ展」など主催企画を数多く手掛ける。2016年GW開催の「ふともも写真の世界展」では2万人以上の来場を記録。代表的企画の「ねこ休み展」は地方開催含めて、累計来場者数100万人を突破するなど、都内で一番話題のギャラリー。2022年には、名古屋に続いて、福岡ギャラリーに常設ギャラリーをオープン。企画・立案はすべてクリエイティブディレクターの浅岡裕季が行う。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月21日神奈川県立近代美術館 鎌倉別館では、コレクション展「美しい本─湯川書房の書物と版画」を、2023年1月21日(土)から4月16日(日)まで開催する。湯川書房の初回顧展湯川書房は、大阪と京都を拠点に、装幀や製本に意匠を凝らした限定本を手がけた出版社だ。1969年、湯川成一によって設立された湯川書房は、「美しい本」の創造をコンセプトに、辻邦生や塚本邦雄、加藤周一、白洲正子、谷崎潤一郎などの文学作品を、気鋭の美術家の作品と結びつけた「湯川本」を製作。2008年に活動を終えるまで、版画家の木村茂や岡田露愁、柄澤齊、坂東壮一、 染色家の望月通陽、画家の戸田勝久などとの協働のもと、洒脱な装幀を施した書物を世に送り続けた。コレクション展「美しい本─湯川書房の書物と版画」は、公立美術館では初となる湯川書房の回顧展。美術と文学が共鳴する、工芸品とでもいうべき作品を展示し、湯川書房の全貌に光をあてる。また、印刷を母体として、版画と書物は互いに切り離せない関係にある。本展では、湯川書房で数多くの仕事に携わった柄澤齊にも着目し、文学への深い造詣に基づく「肖像画」シリーズなどの代表作を紹介する。展覧会概要コレクション展「美しい本─湯川書房の書物と版画」会期:2023年1月21日(土)〜4月16日(日)会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日観覧料:一般 250円、20歳未満・学生 150円、65歳以上・高校生 100円※中学生以下、障害者手帳などの所持者および介助者原則1名は無料※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:2月5日、3月5日、4月2日)は、18歳未満の子ども連れの家族は割引料金(65歳以上のぞく)にて観覧可※そのほかの割引については問い合わせのこと※最新情報については美術館ウェブサイトないし電話にて確認【問い合わせ先】神奈川県立近代美術館 鎌倉別館TEL:0467-22-5000
2022年12月18日株式会社BACON(べーこん)は、可愛いフェイクスイーツの合同写真展&物販展「スイーツアートの世界展 2023 in 名古屋」をTODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA(名古屋市中区)にて2023年1月21日(土)~2023年2月12日(日)に開催します。人気クリエイターの新作発表はもちろん、季節感満載の“バレンタイン&ホワイトデーギフト”にも最適なグッズが勢揃いいたします!甘い香りが思わず漂う、フェイクスイーツだけを集めたイベントが名古屋に上陸!!本展では、SNSでフェイクスイーツ作品を公開するクリエイター30組が大集結!Instagramでフォロワー数が5万人を超える「petite.fleur(@__petite.fleur__)や「sugar poet(@sugarpoet_2021)らが新作を披露するほか、立体作品としても「Mi・mi※(@mimi_fakesweets)」が本展のためだけに制作したチョコパフェを初展示いたします。※Mi・miさんの「・」は白抜きハートです。気になる物販は、ミニチュアスイーツが話題の「S*Forest(@sacchi_moka)」が日本ならではの季節をテーマにした作品を展示・販売するほか、「甘花(@amahana_sweets)」や「*cute*(@cute_ruu17)」がバレンタインやホワイトデーのギフトにも最適なスイーツ雑貨を限定販売します!さらに、会場内では「プリマトルテ -クレイ洋菓子店-(@primatorte)」特製のガチャガチャも併設。リアルなクレイスイーツの作品が楽しめるほか、当たりが出ると豪華スイーツ作品をゲットできるかも!?ミニチュアスイーツだけを集めたPOP UP EVENTも同時開催!会場内の特設ブースでは、ミニチュアのフェイクスイーツ作品だけを集めた特設ブースも併設。「綿菓子(@joe.maple7) 」や「Patisserie Petit(@patisserie_petit.little_sweets)」などが本展だけのために制作した作品を展示・限定販売いたします。■驚異の制作過程が分かるメイキング映像を初公開!スイーツやケーキのフェイクスイーツ作品がどのようにして作られているのか、出来上がりまでの制作過程を会場内にてご覧いただけます。制作過程が見られる動画コーナーは必見です!■来場者特典は先着特典ポストカードを配布!先着1,000名限定で、Mi・mi(@mimi_fakesweets)特製の甘い香り漂うオリジナルポストカードをプレゼントいたします!■ココでしか買うことのできない、リアルでかわいい限定グッズが登場!<Masaming>プリンセス作品から新作が登場!・プリンセスいちごとクリームのカゴパイ(ネックレス、バッグチャーム)5,500円~<カンパネラ>ショコラの可愛い雰囲気が感じられる!・ミニパンケーキ(イヤリング・ピアス)2,310円<S*Forest>細かなところまでこだわった和菓子の作品!・たい焼きセット1,450円その他詳細は公式サイトをご確認ください。【企画展概要】企画展名:フェイクスイーツの合同写真展&物販展「スイーツアートの世界展 2023 in 名古屋」開催日時:2023年1月21日(土)~2月12日(日) 11:00~18:00休館日:毎週月・火曜日会場:TODAYS GALLERY STUDIO. NAGOYA〒460-0007愛知県名古屋市中区新栄1丁目17-12入場料:600円/3歳以下は入場無料出展者:30組主催:株式会社BACON※上記は予定のため、内容は変更になる可能性があります。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2022年12月13日広島市現代美術館では、「リニューアルオープン記念特別展Before/After」を、2023年3月18日(土)から6月18日(日)まで開催する。広島市現代美術館がリニューアルオープン2年3か月の改修工事を経て、2023年3月にリニューアルオープンする広島市現代美術館。これを記念して開催される「Before/After」展では、美術館の改修工事を契機に生じる「前/後」を起点として、劣化や修復、原爆ドームといったキーワードをたよりに、「まえ」と「あと」にまつわる現象や状況に着目してコレクション作品や本展のための新作を紹介する。美術作品を通して「まえ」と「あと」を考察本展では、社会の変化やシステムにおける綻び、隠された過去や歴史に光をあて、作品として発表してきたアーティストの作品を展示。たとえばコレクションからは、世の中に存在する不条理、抑圧、暴力などをテーマに作品を手がけるシリン・ネシャットの《Land of Dreams》を初公開する。2点の映像と複数の写真から構成される本作では、その映像の一部で広島の被爆者の言葉が取り上げられている。一方、田中功起の《everything is everything》は、2006年に台北で発表された作品。同作は、現地で購入した日用品の新たな用途を探る様子を撮影した映像と、実際に使用された日用品から構成される。本展では、劣化を避けられない作品の問題に着目し、作家とともに新たな保存のあり方を探る実践を試みる。8名の作家による新作も発表また、会場では、石内都や髙橋銑、竹村京などの新作も公開。石内都は、広島平和記念資料館に収蔵される被爆者の衣服などを撮影する「ひろしま」シリーズに継続的に取り組んできた。本展では、2019年の台風による浸水で被害を受けた自身の作品プリントを被写体とする「The Drowned」シリーズから、未発表の新作を交えて紹介する。彫刻の保存修復と作家活動を行う髙橋銑は、ブロンズの保存技法をそのままニンジンに適用した代表作「Cast and Rot」シリーズや、移ろう香りを素材とする新作を展示。さらに、壊れた陶器の破損部分を絹糸で縫い直す「修復」シリーズなどを手がける竹村京は、美術館の改修工事を進めるなかで意図せず破損した回廊のガラスや、役割を終えた品々を用いた新作を発表する。展覧会概要リニューアルオープン記念特別展Before/After会期:2023年3月18日(土)〜6月18日(日)会場:広島市現代美術館住所:広島県広島市南区比治山公園1-1開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日観覧料:一般 1,600円(1,250円)、大学生 1,200円(900円)、 高校生・65歳以上 800円(600円)、中学生以下 無料※( )内は前売および30名以上の団体料金■出品作家靉嘔、石内都、伊藤公象、井上覚造、大岩オスカール、岡本太郎、デニス・オッペンハイム、 オノ・ヨーコ、河原温、コウミユキ、笹岡啓子、鴫剛、四國五郎、下道基行、 新生タイポ・プロジェクト(岡澤慶秀、岡本健+)、SUPERFLEX、菅井汲、ナンシー・スペロ、 髙橋銑、高山良策、竹村京、田中功起、田村友一郎、蔡國強、土田ヒロミ、殿敷侃、 毒山凡太朗、2m26、シリン・ネシャット、ダラ・バーンバウム、浜田知明、 ジョン・バルデッサリ、平田尚也、吹田文明、キース・ヘリング、細江英公、松澤宥、南薫造、 宮川啓五、ヘンリー・ムーア、森村泰昌、ヤノベケンジ、横山奈美、若林奮、和田礼治郎【問い合わせ先】広島市現代美術館TEL:082-264-1121 (代表)
2022年12月10日「バンクシーって誰?展」福岡展実行委員会が主催する展覧会「バンクシーって誰?展」が、2022年12月17日(土)〜福岡アジア美術館(福岡県福岡市)にて、いよいよ開幕いたします。本展覧会は、ただ絵をみるだけではない、バンクシーの作品が実際のスケール感で描かれた世界の街並みを歩きながらご体感いただける新感覚の没入型展覧会となっており、全国4都市で42万人を導入した展覧会です。福岡展では、公式サポーターに女優の筧美和子さんが就任した他、バンクシーの世界観をご自宅にお持ち帰りいただける福岡展限定のプレゼントや、グルメマガジン「ソワニエ+」とのスペシャルコラボメニューが誕生するなど、「バンクシーって誰?展」最終開催地となる福岡展を盛り上げる企画も盛り沢山。ここでしか体感することができない素敵な展示をお楽しみください。■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展| ■ ■体感せよ!街角(ストリート)のバンクシー。“壁に絵を描く”という行為に、人類は先史以来、魅了されてきました。学校の教科書で目にする洞窟壁画はアートの始まりであり、祖先の高い表現能力を示す芸術です。その痕跡は、数万年前のものとは思えないほど自由そのものです。そのような絵をハッと思い出させてくれるのが、現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー”です。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品の展示とともに、活動の主戦場である“ストリート” に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感していただきます。それはまるで“映画のセット”。ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を、幅広い世代に楽しく理解していただける貴重な機会となります。動画1: ■ ■みどころ<映画のセットのような新感覚の没入型展覧会>世界中に分散するバンクシーのストリート・アート。その代表作品を選りすぐって、テレビスタジオの舞台美術チームが、美術館とは異なる会場空間でリアルサイズに再現します。バンクシーのストリート作品を見るために世界一周の旅へ出なくとも、活動の3大地域と言われるヨーロッパ、アメリカ、そして中東の街並みをこの会場でご体感いただけます。故郷イギリスのブリストルからロンドン、映画にもなったニューヨークでの活動や自主企画で一世を風靡したロサンゼルス、そして幾度も訪れては作品を残し続けている中東。映画のセットのようなリアルな街並みを会場に出現させ、全面撮影OKの新感覚没入型展示を創出します。<プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品が初お目見え>街なかや美術館でも通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品を一挙公開いたします。バンクシーに代わって作品の真贋を認証するペスト・コントロールにより本物認定された作品の数々で、バンクシーの足跡とその謎に迫ります。会場でリアルサイズに再現するストリート作品と、コレクターからお借りする額装作品の比較展示は、本展でしか見られない貴重な体験となります。また、キャンバス、段ボール、鉄板、木板、紙、石の彫刻、リトグラフ、ポスター、アルバム・ジャケットほか、バンクシーの作品制作風景を収めた写真を含め、多種多様な表現手法や出展品にもご期待ください。そして今回、特別出展として、イギリスのファッション・デザイナーで、アートに造詣が深くバンクシー好きで知られる、ポール・スミス氏からお借りする希少な油彩画《コンジェスチョン・チャージ》も必見です。■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展限定|TOPICS(1)公式サポーターに女優の筧美和子さんが就任!<プロフィール>筧 美和子(かけいみわこ)1994年3月6日生まれ。東京都出身。女優2013年フジテレビ系「テラスハウス」に出演し注目を浴びる。現在は女優として幅広く活躍中。(2)先着順!オリジナルバルーンをプレゼント「バンクシーって誰?展」福岡展開幕を記念して、期間中にご来場いただいたお客様(各日先着100名様)にオリジナルバルーンをプレゼントいたします。対象期間:12月17日(土)~25日(日)、1月2日(月・祝)~9日(月・祝)(3)「バンクシーって誰?展×ソワニエ+」スペシャルコラボメニューが誕生!「バンクシーって誰?展」と福岡の食を伝えるグルメマガジン「ソワニエ+」のスペシャルコラボメニューが誕生!福岡の人気店7店がバンクシーの作品をモチーフにオリジナルメニューを手掛けます。 (掲載誌:ソワニエ+11.12月号)スペシャルコラボメニュー販売期間:12月16日(金)~3月26日(日)参加店舗:磯貝 天神店/Pizzeria Nao/パンストック天神店/Patisserie Rui/Mensa“A TAVOLA!!”/須崎屋台 かじしか/BISTROT MITSOU■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展|概要表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月09日美術印刷・美術商品・ミュージアムグッズの製造販売を手掛ける株式会社便利堂(所在地:京都市中京区)は、公式オンラインショップ「京都便利堂オンラインショップ( )」にて、2022年12月1日(木)~2022年12月12日(月)までの期間中、公式オンラインショップ限定で「感謝祭2022(30%OFF)」を実施いたします。明治20年の創業以来、135年にわたって「ひとつひとつの作品の色彩を忠実に再現すること」を徹底してきた便利堂だからできる、品質を大切にした丁寧なものづくりで生まれた商品を「感謝祭2022」だけの特別価格でお届け。京都便利堂でしか買えない絵はがきや美術グッズがお得に購入できるチャンスです。“感謝祭2022”12月1日より開催!公式オンラインショップ: ■開催概要新規ショップ会員登録でどなたでもご利用いただける30%OFFクーポンを配布いたします。期間 : 2022年12月1日(木)18:00~12月12日(月)10:00の12日間対象商品 : 絵はがき、ステーショナリー、雑貨、掛け軸等インテリア、書籍(※一部対象外商品あり。詳細は次ページの「詳細情報」をご参照ください。)適用条件 : ショップ会員入会のうえ、クーポンコード【thanks2022】の入力(入会済みの方もご利用いただけます)。特設ページ: 《詳細情報》■クーポン対象商品(※一部をご紹介)(1) アート作品の魅力を詰め込んだ《絵はがき》クーポン対象商品の中でも注目は、アート作品の魅力を詰め込んだ絵はがき。誰もが一度は見たことのある浮世絵や琳派の作品をはじめ、近代の著名画家や人気写真作家の作品、今話題の東京国立博物館所蔵の国宝などの絵はがき1,600点以上を販売しております。季節のお便りやポストクロッシングなどの郵趣活動にはもちろん、額縁とセットで購入することで、部屋のインテリアとしてもお楽しみいただけます。明治・大正頃の作品や北斎、国芳の浮世絵絵はがき等が多数!※絵はがき1枚定価102円(税込)~(2) 人気商品! 高山寺公式認定《鳥獣人物戯画》グッズ日本の美術の中で最も有名な《鳥獣戯画》。その愉快で愛らしい動物達をモチーフにした雑貨やステーショナリーは京都便利堂商品でも取り分け一番人気。商品化するにあたっては、所蔵先である高山寺様に許諾をいただいており、ご購入いただいた金額の一部を高山寺様にお納めし、文化財保護・境内整備のためにお使いいただいております。大人気! 鳥獣戯画の雑貨やステーショナリー(3) 手軽に日本美術を鑑賞! 古今の名品複製「日本の美術をより身近に感じていただきたい」その思いから、《唐獅子図屏風》や《四季花鳥図巻》といった有名作品の複製を製作販売しております。日々の生活になじむよう、小さなサイズに仕立てた縮小屏風や縮小絵巻物シリーズや、名品の迫力をそのままご自宅でお楽しみいただける原寸大の複製など、多数制作販売しております。どの商品も、文化財複製の制作ノウハウが活かされた本格仕様。部屋の和洋室を問わずインテリアとしてはもちろん、事務所やお店のディスプレーに用いれば空間の引き締め役としても活躍します。(※一部仕立て品については、来年2月からの価格改定が予定されており、今回のセール期間中のお買い求めがおすすめです。)縮小屏風《樹花鳥獣図屏風》/縮小絵巻物《四季花鳥図巻》左/縮小屏風《樹花鳥獣図屏風》右隻 定価5,029円(税込)右/縮小絵巻物《四季花鳥図巻》上・下 各定価4,620円(税込)日本美術モチーフのアイテムを幅広く取り扱っています。■京都便利堂について明治20年(1887)創業の京都にある美術印刷・出版会社。明治35年(1902)より絵はがきの制作販売を始め、「絵はがきの便利堂」として一世を風靡する。「アートのある暮らしで彩りを」をコンセプトに古典の名品から現代の作品まで、さまざまな美術作品をモチーフとした美術商品をプロデュース。また、文化財の複製や撮影の老舗として知られ、160年前のプリント技術「コロタイプ」で海外での認知度も高い。<本社>〒604-0093 京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地TEL : 075-231-4351(代表)FAX : 075-231-2561E-mail: info@benrido.co.jp (代表) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月02日特別企画展「明清の美─15~20世紀中国の美術─」が、奈良の大和文華館にて、2022年11月18日(金)から12月25日(日)まで開催される。15~20世紀初頭における中国美術を紹介中国歴代の統一王朝のうち、漢民族の興した王朝である明、その後に続く満州族の王朝である清では、いずれも中国の長い歴史に育まれた伝統文化を継承しつつ、経済発展を背景に、宮廷や知識人、民衆などのさまざまな層で多様な芸術文化が花開いた。また、明清の文物と人は、交易などを介して他国に渡り、それぞれの国に新たな表現技法をもたらしている。たとえば日本では、沈詮(しんせん)をはじめとする来船清人による迫真的な花鳥動物画を、琉球においては清代の福州(現在の福建省)で画を学んだ山口宗季(やまぐちそうき)などを挙げることができる。特別企画展「明清の美─15~20世紀中国の美術─」では、呉昌碩筆《菊石図》や龔賢筆《山水長巻》など、主に15〜20世紀初頭にかけての明清中国の美術を紹介。また、沈銓筆《秋渓群馬図》をはじめ、同時代に江戸日本を訪れた清人や、中国や日本と交流のあった琉球の画家の作品もあわせて展示し、東アジアの文化交流史に光をあてる。展覧会概要特別企画展「明清の美─15~20世紀中国の美術─」会期:2022年11月18日(金)~12月25日(日) 会期中に展示替えあり[前期 11月18日(金)~12月4日(日) / 後期 12月6日(火)~25日(日)]会場:大和文華館住所:奈良県奈良市学園南1-11-6開館時間:10:00〜17:00(入館は16:00まで)休館日:月曜日入館料:一般 630円高校・大学生 420円小・中学生 無料※20名以上の団体は相当料金の2割引、引率者1名無料※障がい者手帳の所持者および同伴者1名は2割引【問い合わせ先】大和文華館TEL:0742-45-0544
2022年11月20日猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展 冬 2022 in 福岡」が、2022年12月3日(土)から2023年1月15日(日)まで福岡のトゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカにて開催される。250点以上の展示作品が会場を埋め尽くす“ねこまみれ”の空間これまで100万人以上を動員した「ねこ休み展」は、可愛らしい猫クリエイターの写真展示や、猫モチーフのグッズ販売を行うイベントだ。福岡で行われる冬の新作展は、トータルSNSフォロワー数が驚異の300万人超えのスター猫たちが一堂に会する“猫の祭典”。クリスマスを意識した作品から、新年の幕開けを感じる作品など、250点以上の展示作品や、2,000点以上のグッズが会場を埋め尽くす“ねこまみれ”の空間を楽しむことができる。会場内には、九州初上陸となる、新たなスター猫の仲間として、へそ天の寝姿が可愛い「ころもくん」や、クスッと笑えるエキゾチックショートヘア3匹の表情が人気の「Bocco・Zuu・Mr.P」など、新たなスター猫たちが集結。貴重な作品を生で鑑賞することができる。ほかにも、Twitterのフォロワー数が累計33万人を超える「ホイちゃん」や、出版した写真集も人気の「うに」、アザラシのようなお腹の「よもぎ」、島ねこ写真家の「あおいとり」など、SNSで人気の作品を多く展示する。「世界をめぐる羊毛フェルト猫」の限定イベントもまた会場内の特設ブースでは、羊毛で作る手のひらサイズのミニチュア猫を制作するクリエイター「MEBARU」とのコラボレーションイベントを限定開催。のんびりと世界中を旅しているかのような、羊毛フェルト猫作品を展示・限定販売する。【詳細】猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展 冬 2022」開催日時:2022年12月3日(土)~2023年1月15日(日)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカ住所:福岡県福岡市中央区薬院2-2-4 1F入場料:600円※3歳以下は入場無料。営業時間:11:00~18:00休館日:月曜日、火曜日※1月9日(月)は開館、1月11日(水)は振替休日。出展者:56組(予定)グッズ例:<ぢゅの>・サメにゃんの腹時計 3,410円・コクーングラス 1,430円・木蓋つきステンレスタンブラー350ml 2,970円<福嶋吾然有>・作品集「コラージュシリーズ 2018-2021」 2,200円・タイル原画 14,300円・大きめポストカード 各330円・妖精猫の型抜きカード 各330円<灯さかす>・木製看板型クリップ 各660円・ましまろうぬいぐるみ 4,180円~・ミニ原画 7,700円~<ホイ主>・オリジナル卓上カレンダー(ポストカード付き) 1,400円<あおいとり>・猫カレンダー「気まま猫2023」 1,320円<Mai>・ザビエル首輪 各種1,870円<アップルココ>・ファー付きコート 各2,200円<MEBARU>・羊毛フェルトの猫 71,500円<yura felt>・手のひらの猫 キジトラ・エキゾチック 22,000円・フレーム小窓のちいさな猫 8,800円・Pocketo Animal バッジ 5,500円<ナルカワマナミ>・ジュエリーフェイスブローチ 5,500円・眠り猫のブローチ 5,700円<joan.4747>・招きねこさん 3,630円~・お酒ねこさん 9,350円~・メタボねこさん(風呂上がり) 13,200円※上記は予定のため、内容は変更になる可能性あり。
2022年11月18日近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2022年11月18日(金)から12月25日(日)まで、「特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術―」を開催いたします。中国歴代の統一王朝のうち、漢民族の興した王朝である明(みん)(1368~1644)、その後に続く女真族(満州族)の王朝の清(しん)(1616~1912)は、中国の長い歴史に育まれた伝統文化を継承しつつ、時に国外からもたらされた最新の技術なども取り入れ、多彩な芸術を生み出しました。本展観では、大和文華館コレクションを中心として、主に15世紀~20世紀初頭における明清中国の美術、更に同時代に江戸日本を訪れた清人、中国や日本と交流のあった琉球の画家の作品など、計46件を展示します。作品を通して、悠久なる東アジアの文化交流史をお楽しみください。詳細は別紙の通りです。菊石図 呉昌碩筆中華民国3年(1914)兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)秋渓群馬図 沈銓筆乾隆2年(1737) 大和文華館蔵山水長巻(部分) 龔賢筆清時代(17世紀) 泉屋博古館蔵別紙<1> 展覧会詳細について1.名称 特別企画展 明清の美―15~20世紀中国の美術―2.会期 2022年11月18日(金)~12月25日(日) ※会期中、展示替えあり。前期:11月18日(金)~12月4日(日)、後期:12月6日(火)~25日(日)3.休館日 毎週月曜日4.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)5.入館料 一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料6.主催 大和文華館7.出陳品数 46件*主な展示作品 ※所蔵について記載のないものは、すべて当館蔵品です。【明時代の宮廷画と文人画】花鳥図 中国・明時代(16世紀)望気図 張路筆 中国・明時代(15~16世紀)【明末清初の地方画壇】墨竹図 詹景鳳筆 明・万暦19年(1591)山水図冊 査士標筆 清・康熙12年(1673) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)※前期・後期でページ替え山水長巻 龔賢筆 中国・清時代(17世紀) 泉屋博古館蔵 ※前期・後期で巻き替え【清時代の黄金期―康熙・雍正・乾隆―】西洋風俗図 焦秉貞筆 中国・清時代(17世紀)閻相師像 伝郎世寧筆 清・乾隆25年(1760)賛【来舶清人―江戸日本を訪れた清人たち―】秋渓群馬図 沈銓筆 清・乾隆2年(1737)【中国と琉球―絵画作品にみる交流―】梅花牡丹小禽図 孫億筆 清・康煕49年(1710)花鳥図 山口宗季(呉師虔)筆 琉球・第二尚子時代 康煕54年(1715)【清末から中華民国まで】鴛湖春櫂図巻 戴煕筆 清・道光27年(1847) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)歳朝図巻 張熊筆 清・光緒9年(1883) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)菊石図 呉昌碩筆 中華民国・民国3年(1914) 兵庫県立美術館蔵(梅舒適コレクション)<2> 会期中のイベントについて1.特別講演「明末清初の真景図について」(1)日時・場所 12月11日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 京都国立博物館名誉館員 西上実氏2.日曜美術講座「明清の山水画―伝統と新風―」(1)日時・場所 11月27日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 大和文華館 学芸員 都甲さやか3.講座 美術の窓 連続講座「写楽―美醜を超えて―」第3回「写楽の肉筆画~写楽の相撲版下絵と役者版下絵、肉筆扇面画」(1)日時・場所 12月4日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 大和文華館 館長 浅野秀剛4.列品解説(1)日時・場所 毎週土曜日 午後2時から展示場にて(2)解説 大和文華館 学芸部5.「関西文化の日」無料招待デー 11月29日(火)・30日(水)※新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては、列品解説はスライドによる展覧会解説となる場合があります。※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。※講堂の最大定員を100名(先着順)とします。以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月16日俳優の佐々木希さんが、2022年11月4日に自身のInstagramを更新。東京都港区にある国立新美術館で開催中の『第9回日本美術展覧会』で、自身がモデルとなった絵画が展示されていることを報告しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 佐々木希(@nozomisasaki_official)がシェアした投稿 本日から、東京・国立新美術館で開幕する「第9回日本美術展覧会」にて中島健太さんが描いてくださった絵が展示されており、私もマネージャーさんと息子と一緒に早速観てきました。nozomisasaki_officialーより引用1児の母親である佐々木さんは、4歳の息子さんとマネージャーと一緒に、早速絵画を観に行ったのだとか。息子さんは、佐々木さんの姿が描かれた絵画を観て、びっくりしていたそうです。佐々木さんは「息子が大きくなったら、ママ、すごい人に絵を描いてもらったんだよーと、自慢しよう」と、喜びの想いをつづっていました。また、出来上がった絵に、自身のサインを入れたことも報告。何度も試し書きをして、緊張しつつもサインを書いたといいます。佐々木希がモデルとなった油絵『陽だまり』佐々木さんの絵を描いたのは、画家の中島健太さん。制作した作品がすべて完売する『完売画家』としてテレビなどでも取り上げられています。中島さんは、絵を制作するにあたり、佐々木さんに「愛する人に向けて、ほほ笑んでいる姿を描きたい」とお願いしたのだそうです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る kenta nakajima 中島健太(@painterkenta)がシェアした投稿 作品の名前は『陽だまり』。こちらは、佐々木さんが名付けたものなのだとか。温かく柔らかなオーラを放っていて、『陽だまり』という名前がぴったりな作品ですね。【ネットの声】・素晴らしい絵ですね。実物を観てみたい。・観に行きました。とても素敵で、美しい作品に感激でした。・この絵が残っていたら、未来人たちは「こんなに美しい人がいるわけないだろう」って話すだろうな。・佐々木さんが天使のように見える。・女神が舞い降りたようです。とてもきれい。この絵画は、163cm×130cmのサイズで、非常に大きな作品となっています。写真を見るだけでも息をのむ美しさですが、実物はさらに迫力がありそうですね。『第9回日本美術展覧会』は、同月27日まで開催されています。気になる人は、足を運んでみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年11月09日株式会社加島美術(以下、加島美術)と株式会社ビーエスフジ(以下、BSフジ)は、2022年11月5日(土)から11月13日(日)にかけて、「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.12を共同開催します。会期中は、加島美術(東京 京橋)にて下見会を実施します。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.12「美術品入札会 廻 -MEGURU-」は、絵画から茶道具、工芸品まで、日本美術を中心に多彩な作品を取り扱う入札型オークションです。2019年の開始以来、全国の出品者からお預かりした作品を美術愛好家の方々にご紹介するプラットフォームとして多くのお客様からご支持いただき、この度12回目を迎えます。今回は、古画、近代絵画、洋画、筆跡、彫刻など約360点を出品いたします。作家特集では、河鍋暁斎、東山魁夷、近藤浩一路の魅力に迫ります。また、戦後日本の彫刻界を牽引した佐藤忠良や富永直樹ら近現代彫刻の巨匠たちのブロンズ作品特集も必見です。さらに、円山應挙や伊藤若冲、横山大観、棟方志功、渡邊省亭、山下清など著名な作家の優品も出品いたします。美術品との暮らしは、私的な空間で繰り返し作品を鑑賞できる醍醐味があります。美術品を所有し、作品と対峙する時間が、皆様の暮らしに潤いをもたらすひとときとなれば幸いです。加島美術とBSフジは、お客様と美術品との出会いの場をお届けし、「美術を観る」から「美術と暮らす」ライフスタイルをご提案します。■開催概要下見会 :2022年11月5日(土)~11月13日(日)入札締切日:2022年11月13日(日)18時開札日 :2022年11月15日(火)会場 :加島美術〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2Tel:03-3276-0700 Fax:03-3276-0701出品作品数:約360点主催 :加島美術、BSフジアクセス :地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分/有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分/都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分/JR「東京駅」八重洲南口 徒歩9分アクセス■下見会について「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の下見会では、出品作品がガラスケースなしでギャラリー一面に展示されます。作品の鑑賞はもちろん、実物のコンディションやサイズをご確認いただける絶好の機会です。お目当ての作品が決まれば、その場でご入札いただけます。来場予約不要・入場無料ですので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。※下見会で常時展示されていない作品もございます。ご希望の作品がありましたら、スタッフまでお申し付けください。※ご来場になれないお客様で、作品の詳細を知りたい方には、コンディションレポートをご用意しております。お気軽にお問い合わせください。下見会の様子■無料カタログ配布中全出品作品が掲載されたカタログを無料で配布しています。ご希望の方は、以下からお申し込みください。カタログイメージ→ 出品作品は「美術品入札会 廻 -MEGURU-」公式サイトからもご覧いただけます!→ ■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.12の見どころ●河鍋暁斎 特集幕末・明治期に人気を博した河鍋暁斎は、花鳥画から歴史画、風俗画、戯画、妖怪画まで自在に描きました。その反骨精神とユーモアに富んだ画風は、現代も多くの人を惹きつけてやみません。今回は、近年評価の高まる暁斎の実子、暁雲と暁翠の作品も併せてご覧いただけます。河鍋暁斎「三福神」《最低入札価格》¥680,000河鍋暁斎「三福神」●東山魁夷 特集「道」や「緑響く」など数々の傑作を発表し、戦後の日本画壇の代表画家として国民的な人気を誇った東山魁夷。今回は、魁夷の真骨頂ともいえる繊細優美な風景画をはじめ、制作過程が垣間見える素描やスケッチ、墨絵などの小品も取り揃え、画家の多面的な魅力に迫ります。東山魁夷「春の林」《最低入札価格》¥2,500,000東山魁夷「春の林」●近藤浩一路 特集山梨県に生まれ、明治から昭和にかけて活躍した画家、近藤浩一路。東京美術学校で洋画を学び、挿絵や漫画で名を馳せたのちに日本画を志します。水墨画に西洋画の陰影表現を取り入れた作品には、豊かな墨色に清新な光が舞います。「光の水墨画」と呼ばれた浩一路作品が放つ無比の魅力をご堪能ください。近藤浩一路「春水」《最低入札価格》¥100,000近藤浩一路「春水」●ブロンズ 特集人物を題材に具象彫刻の可能性を追求し、戦後の彫刻界を牽引した佐藤忠良。彫刻家に加え工業デザイナーとしても活躍した富永直樹。仏教美術の古典技法を用いつつ、彫刻の枠を超えた立体作品を生み出し続ける薮内佐斗司など、日本の近現代彫刻史を代表する巨匠たちのブロンズ作品を特集します。佐藤忠良「ともちゃん」《最低入札価格》¥500,000佐藤忠良「ともちゃん」■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.12の ハイライト作品円山應挙「紅葉四十雀図」《最低入札価格》¥800,000渡邊省亭「春秋花鳥雙幅」《最低入札価格》¥680,000横山大観「霊峰富士」《最低入札価格》¥7,000,000山下清「花火」《最低入札価格》¥1,800,000棟方志功「思瞳の柵」《最低入札価格》¥3,800,000棟方志功「天平の柵」《最低入札価格》¥5,000,000■「廻 -MEGURU- オンライン」の出品作品も特別展示会期中は「廻 -MEGURU-」のインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」の出品作品を第2会場にて特別展示いたします。下見会と併せてご高覧ください。◆「廻 -MEGURU- オンライン」第41回オークション会期 :2022年11月1日(火)~11月14日(月)21時出品数:約60点※「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の出品作品とは異なります。※「廻 -MEGURU- オンライン」につきましては次ページ「ご参考」を参照ください。鏑木清方「八つ橋」エミール・ガレ「花文花瓶」≪ご参考≫■「廻 -MEGURU-」とは「廻 -MEGURU-」とは、「日本美術をもっと気軽に、安心して、正しく売買してもらいたい」という思いから、2019年に始まった日本美術に特化したオークションです。全国から出品された作品を取り揃え、美術品を売りたい人と買いたい人をつなぐプラットフォームとして、これまで国内外のお客様にご利用いただいてきました。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」に加え、2021年にはインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」を開始し、美術品を安全で、気軽に、便利に取引できるプラットフォームへと進化し続けています。◆「美術品入札会 廻 -MEGURU-」下見会を伴う入札型オークションです。2022年より年に4回開催いたします。カタログやWebサイトで出品作品を閲覧後、下見会または公式サイトからご入札いただけます。下見会で実物を見ながらゆっくり作品を選べる点が特徴です。現在価格は非公開で、会期終了後に落札結果が開示されます。◆「廻 -MEGURU- オンライン」インターネットで常時開催しているオークションです。毎月新しい出品作品が公開されます。ライブで現在価格を見ながら入札が可能で、ご請求金額の確認、精算まですべての手続きはWebで完結します。また、落札する度、落札金額の3%※のポイントが付与され、次回以降の精算から1ポイント=1円でご利用いただけます。※開催月によって変更となる場合があります。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」会期 :年4回(2月、5月、8月、11月)※2022年入札形式:非公開入札型開札 :会期終了後公開下見会 :あり「廻 -MEGURU- オンライン」会期 :毎月開催入札形式:公開ライブビッド(競り上がり)開札 :即時公開下見会 :なし■「廻 -MEGURU-」を利用する流れ「廻 -MEGURU-」では、全国の出品者から作品をお預かりし、美術品愛好家の皆様にご紹介しています。出品をご希望の方に向けて作品の無料査定を行い、最低入札価格を提示します。売却のタイミングや価格によって「美術品入札会 廻 -MEGURU-」または「廻 -MEGURU- オンライン」のいずれかへの出品をご提案いたします。また、美術品をお探しの方は、2つの「廻 -MEGURU-」からご希望の作品をお探しいただけます。出品者と購入者間の交渉や手続きは事務局が代行しますので、売買に伴う負担を最小限に抑えることが可能です。■「廻 -MEGURU-」を利用するメリット◆美術品を買いたい人のメリット●メリット1<美術の専門家が厳選した作品だから安心>すべての出品作品は、古美術の街・東京の京橋で長年店舗を構えてきた加島美術が査定し、厳選しています。美術の専門家によりクオリティが認められた作品群が揃っていますので、美術品の購入が初めての方も安心してお選びいただけます。●メリット2<ビギナーもコレクターもご満足いただける充実のラインナップ!>「美術品を購入したいけど、初めてで不安…」というビギナーの方から、作品を豊富に所有するコレクターの方まで、皆様にご満足いただけるバラエティに富んだ作品をラインナップしています。掛け軸、絵画、筆跡、茶道具、工芸など多彩なジャンルの作品からお選びください。また、最低入札価格の価格帯が幅広く、手の届きやすい小品から、優品までお求めいただける価格帯の幅広さも魅力です。●メリット3<いつでも・どこでもお好きな方法で作品をチェック!オンライン入札もOK>「廻 -MEGURU-」では、すべての出品作品をオンラインでチェックし、入札することができます。ご自宅や外出先から、PC・スマートフォンなどお好きなデバイスでサービスをご利用ください。美術品の購入に関する詳細は、以下2つのWebサイトをご参照ください。「廻 -MEGURU- オンライン」→ ※常時開催「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ ※年4回開催◆美術品を売りたい人のメリット●メリット1<美術品を市場価格で売却!思わぬ高値で売れる可能性も!>「廻 -MEGURU-」では、美術品を売りたい方からお預かりした作品を、中間業者が入ることなく入札者へ直接売却します。そのため、下取価格ではなく、市場価格に近い価格で作品を売却できます。また、売却価格が見えるので安心です。入札者との巡り合わせによっては、思わぬ高値で落札される可能性もあります。●メリット2<老舗古美術商による安心の査定・価格設定>東京京橋で長年古美術商を営んできた加島美術が作品を査定し、出品者の方とご相談しながら最低入札価格を設定します。様々な要素により市場価値が変動する美術品を、経験豊かな古美術商が確かな審美眼に基づき見極めます。査定相談は無料です。鑑定が必要な場合は、正式な鑑定機関への依頼もお手伝いいたします。●メリット3<面倒な売却手続きを代行!>「廻 -MEGURU-」では、美術品売却の手続きをすべて代行いたしますので、査定後、出品作品をお預かりした後は面倒な手続きはありません。掛け軸、絵画や陶磁器などの焼き物類、茶道具など、お手持ちの美術品の整理をお考えの際は、ぜひ「廻 -MEGURU-」へのご出品を検討ください。美術品の出品に関する詳細は以下のWebサイトをご参照ください。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月31日2022年は、日本で初の鉄道が新橋〜桜木町間に開業してから150年になる年。この節目を記念し、東京ステーションギャラリーで10月8日(土)より『鉄道と美術の150年』が開催されている。150年の間に発展を遂げた鉄道、および美術の歴史を振り返る展覧会だ。2023年1月9日(月・祝)までの開催となる。今から150年前の明治5年(1872年)は、新橋―桜木町間にかけて鉄道が開業した年。と同時に「美術」という言葉が日本で初めて使われた年でもあるという。同展は、この150年にちなみ、鉄道にまつわる作品を150件紹介し、さまざまな視点から鉄道と美術の関係を明らかにするものだ。「幕末の鉄道絵画」、「拡張する鉄道」、「東京駅ビフォー&アフター」、「美術に見る終戦直後の鉄道の様相」など、様々な独自の切り口でピックアップし、そして時系列で紹介してく。左:横尾忠則《終りの美学》1966年 個人蔵(京都国立近代美術館寄託) 右:《ディスカバー・ジャパン no.4》1971年 鉄道博物館蔵歌川芳虎《鉄道開業新橋夜景図》は、鉄道開業式当日の「新橋ステーション(新橋駅)」の夜の様子を描いた浮世絵。歌川広重(三代)《東京汐留鉄道御開業祭礼図》は、開業式の模様を描いた物。開業式には明治天皇のほか、政府高官、外国の講師、在日外交官、お雇い外国人らが参加した。一般市民も鉄道沿線に集まり、大変な賑わいを見せていたという。左:歌川芳虎《鉄道開業新橋夜景図》1872年 鉄道博物館蔵右:歌川広重(三代)《東京汐留鉄道御開業祭礼図》1872年 鉄道博物館蔵《蒸気運転絵》は勝海舟が参内して鉄道の説明を行った際、宮中から支給された紙に揮毫したものだという。だれもかれもが150年前、鉄道に夢中だったのだ。中央:勝海舟《蒸気運転絵》1872年 鉄道博物館蔵印象派の画家、クロード・モネが駅や鉄道を絵のモチーフにしたように、日本の洋画家たちも駅や鉄道、線路をこぞって描いた。小絲源太郎《屋根の都》は上野の山から見た浅草方面の情景。画面の奥には朝もやにまぎれて凌雲閣(浅草十二階)がぼんやりと描かれている。左:小絲源太郎《屋根の都》1911年 東京藝術大学蔵中:近藤浩一路《京橋》1910年 東京藝術大学蔵右:鹿子木孟郎《津の停車場(春子)》1898年 三重県立美術館蔵左:小林猶治郎《タイトル不詳》1928年 板橋区立美術館蔵右:佐藤哲三《赤帽平山氏》1929-30年宮城県美術館蔵鉄道が開業し、美術の世界も著しく発展、多様化していく。鉄道をモチーフにした美術作品も、単なる風景画にとどまらなくなっていく。谷中安規は、蒸気機関車をモチーフに、幻想的な世界を作り出していった。左:谷中安規《幻想集 6.空》1933年 東京国立近代美術館右:谷中安規《作品2夜四題のうち街の本(渋谷)》1933年 京都国立近代美術館蔵また、表現手法も多様化する。笹本恒子は米軍に接収された列車で働く女性車掌を、林忠彦は復員した兵士の姿を捉え、ユージン・スミスは日立製作所での電車の製造風景を皮切りに、稼働する駅や車両、風景をカメラに収めた。左:林忠彦《復員(品川駅)〈カストリ時代〉より》1946年 東京都写真美術館右:笹本恒子《米軍専用車》〈昭和・あの時・あの人〉より 1946年 東京都写真美術館蔵W.ユージン・スミス〈日立〉より 1961年 東京都写真美術館蔵また、駅や電車そのものが芸術作品の「現場」となることもあった。村井督待は、高松次郎、中西夏之、窪田登、村田記一らが山手線の車内や駅構内で行ったパフォーマンス「山手線事件」の記録を撮影した。村井督待《「山手線フェスティバル」ドキュメンタリー写真》 1962年(プリント1998年) 東京ステーションギャラリー蔵駅や鉄道は、社会を反映する場にもなる。田中佐一郎は戦後の引き上げ列車の情景を、佐藤照雄は戦後約10年にわたり、上野駅構内での生活を余儀なくされた人々の眠る姿を描き続けた。炭鉱で働き、その暮らしを記録していた山本作兵衛は、石炭輸送のため開通した鉄道のため廃業を余儀なくされた船頭(舟頭)の姿を描き、中村宏は理想に燃え、待遇改善を勝ち取ろうとする国鉄マンを誇張なく描いている。左:田中佐一郎《三人掛け(引き上げ列車)》1947年 板橋区立美術館蔵 右:佐藤照雄〈地下道の眠り〉1947年-56年 東京都現代美術館蔵左:山本作兵衛《舟頭と陸蒸気》(コロタイプ複製)1965年田川市石炭歴史・博物館蔵右 :中村宏《国鉄品川》1955年 浜松市美術館蔵21世紀に入っても、鉄道や駅は美術と密接に関わり続けている。本城直季《new tokyo station》の手前に置かれた作品はアーティスト集団Chim↑Pom(当時)の《LEVEL7 feat.『明日の神話』》だ。2011年の5月にChim↑Pomは渋谷駅構内に掲げられている岡本太郎《明日の神話》の作品の横に、本作をゲリラ的に設置。大きな騒動となった。左:本城直季《new tokyo station》2012 東京ステーションギャラリー蔵手前:Chim↑Pom《LEVEL7 feat.『明日の神話』》2011 岡本太郎記念館蔵鉄道や駅、それをとりまく社会を幅広く扱った展覧会だが、会場となる東京ステーションギャラリーもまた重要文化財でもある東京駅舎内にあり、当時のままに残されたレンガ造りの壁面なども残されている。150年の歴史をたっぷりと楽しんでみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『鉄道と美術の150年』10月8日(土)~2023年1月9日(月・祝)、東京ステーションギャラリーにて開催
2022年10月14日日本やアジアの現代美術を紹介している一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアム(所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5(館長:松橋 英一)は、今春まで展覧会を開催していたフィリピンのアーティスト「ロナルド・ヴェンチューラ」を広く紹介するために日本で初めての大型作品集を限定出版いたします。出版に際して現代アートに興味のある皆様と一緒に作品集を作り上げていくため、さらに作品集制作のサポートをお願いするために「ロナルド・ヴェンチューラ作品集」のサポーターをクラウドファンディングサイト「READYFOR」にて募集中です。「READYFOR」クラウドファンディングサイト 軽井沢ニューアートミュージアムヴェンチューラの作品(宇宙)ヴェンチューラの作品(キリスト)ヴェンチューラの作品(ハイパービースト)■開発背景世界的に活躍しているアーティスト「ロナルド・ヴェンチューラ」は海外での知名度に比べて日本での知名度はまだまだです。日本のアニメをモチーフに多数の作品を制作しているこの作家の事を少しでも知っていただきたいと思い、制作を進めています。■特徴(1) B4判変形の大型サイズでフルカラー4巻(画集)+解説付録の5冊で構成されている決定版。(2) ヴェンチューラの本格的な画集としてはおそらく日本で初めての出版。(3) 制作にはヴェンチューラ スタジオが積極的に関与した内容で初めて公開される写真を多数含み、素材はスタジオから提供されたものを多く使用。(4) 特装版はオリジナルの版画が付属したコレクターズエディションとなり、世界初(※)の試みです。※ 当館調べ■リターンについて(1) 5,000円 返礼品 ヴェンチューラ オリジナルトートバッグ(2) 10,000円 返礼品 ヴェンチューラ オリジナルTシャツ、トートバッグセット(3) 24,000円 返礼品 ロナルド・ヴェンチューラ 作品集通常版(4) 325,000円 返礼品 ロナルド・ヴェンチューラ 作品集特装版、オリジナル版画付■プロジェクト概要プロジェクト名: 幻想的な美術とアニメや現代社会を融合し独自世界を表現した作品集制作期間 : 2022年9月29日(木)~11月30日(水)23:00URL : <製品概要>商品名 :ロナルド・ヴェンチューラ作品集種類 :全4巻+別巻1巻、監修 伊東 順二、協力 ロナルド・ヴェンチューラ スタジオ内容 :B4変形判、各p51~p57フルカラー上製本、日英中3か国語サイズ :タテ 34.5cm ヨコ 26.0cm 5冊セット販売場所:軽井沢ニューアートミュージアムおよび海外アートフェア会場一般書店での販売無し■会社概要名称 : 一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアム館長 : 松橋 英一所在地 : 〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5設立 : 2012年4月事業内容: 美術館URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般財団法人 軽井沢ニューアートミュージアムTEL:03-3567-8091 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月13日東京都現代美術館では、12月21日(水)より2023年の5月28日(日)まで『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展が開催される。同展は、パリ装飾芸術美術館を皮切りに、ロンドン、上海、ニューヨークなど各地で開催されてきた展覧会の世界巡回展。日本展では、会場デザインを国際的な建築設計事務所OMAのパートナーである建築家、重松象平が担当し、日本文化へのオマージュを込めた展示空間を演出。創設者クリスチャン・ディオールから受け継がれる75年を超える創作への情熱にスポットを当て、ほとんどが初公開となる貴重なアーカイブピースの展示や日本との絆についても紹介される。会場では、ディオールを象徴する「バー」スーツをはじめ、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々を展示。クリスチャン・ディオール、イヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリなど、後継者である歴代のクリエイティブディレクターたちが考案した作品が勢ぞろいする。ほかにも、「ディオール レディ アート」や、「レディ ディオール アズ シーン バイ」などのプロジェクトで再解釈されたバッグ「レディ ディオール」や、「ミス ディオール」「ジャドール」といったフレグランスなども展示。さらには、会場となる東京都現代美術館が所蔵する貴重な作品や、日本人写真家・高木由利子氏が同展およびポスターのために撮り下ろした写真なども紹介される予定だ。【開催概要】『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』2022年12月21日(水)~2023年5月28日(日)、東京都現代美術館にて開催
2022年10月13日