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株式会社加島美術(以下、加島美術)と株式会社ビーエスフジ(以下、BSフジ)は、2022年5月14日(土)から5月22日(日)にかけて、「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10を共同開催します。会期中は、実物をご覧になりたいお客様に向けて加島美術(東京 京橋)にて下見会を実施します。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10「美術品入札会 廻 -MEGURU-」は、絵画から茶道具、工芸まで、日本美術を中心に多彩な作品を取り扱う入札型オークションです。10回目となる今回の作家特集では、日本画を代表する江戸期の大家・円山應挙の動物画や花鳥画、「シベリヤ(シベリア)・シリーズ」で名高い昭和を代表する洋画家・香月泰男の風景画や静物画などを出品します。また、近代から現代までの女性美をたどる美人画特集、幕末・明治期に厚い信頼関係を結び、昨今大河ドラマでも注目を集めた徳川慶喜と渋澤栄一の筆跡作品を集めた特集など、見どころ豊富なラインナップでお届けします。さらに、伊藤若冲、浦上玉堂、横山大観、北大路魯山人、河井寛次郎など著名な作家たちの作品も必見です。美術品との暮らしは、プライベートな空間で繰り返し鑑賞できる醍醐味があります。美術品を所有し、作品世界を味わう時間が、皆様の暮らしに潤いをもたらすひとときとなれば幸いです。加島美術とBSフジは、お客様と美術品との出会いの場をお届けし、美術を「観る」から、美術と「暮らす」ライフスタイルをご提案します。■「廻 -MEGURU-」とは「日本美術をもっと気軽に、安心して、正しく売買してもらいたい」という思いから、2019年に始まった日本美術に特化したオークションです。全国から出品された作品を取り揃え、美術品を売りたい人と買いたい人をつなぐプラットフォームとして、これまで国内外のお客様にご利用いただいてきました。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」に加え、 2021年にはインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」をスタート。そして2022年5月、より便利で気軽に美術品購入をお楽しみいただくため、「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の価格帯を変更し、一部作品を「廻 -MEGURU- オンライン」へ移行します。美術品を便利で気軽に取引できるプラットフォームへと進化し続ける「廻 -MEGURU-」に、今度もどうぞご期待ください。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」会期 :年4回(2月、5月、8月、11月)※2022年予定入札形式 :非公開入札型開札 :会期終了後公開下見会 :あり最低入札価格:15万円~ ※一部作品を除く「廻 -MEGURU- オンライン」会期 :常時開催入札形式 :公開ライブビッド(競り上がり)開札 :即時公開下見会 :なし最低入札価格:1,000円~ ※一部作品を除く◆「美術品入札会 廻 -MEGURU-」定期開催の入札会と下見会を伴うオークションです。カタログやWebサイトで出品作品を閲覧後、下見会またはオンラインで入札いただけます。下見会で実物を見ながらゆっくり作品を選ぶことが可能です。現在価格は非公開で、会期終了後に落札結果が開示されます。2022年5月より、一部作品を除き最低入札価格15万円以上の作品を中心に取り扱います。◆「廻 -MEGURU- オンライン」常時開催しているインターネットオークションです。ライブで価格を見ながらオンライン入札が可能で、すべての手続はWebで完結します。また、2022年5月より「美術品入札会 廻 -MEGURU-」で取り扱ってきた15万円未満の作品が「廻 -MEGURU- オンライン」へ移行。出品作品が拡充し、より豊富なラインナップでお届けします。■「廻 -MEGURU-」の仕組み「廻 -MEGURU-」では、全国の出品者から作品をお預かりし、美術品愛好家の皆様にご紹介しています。出品をご希望の方に向けて作品の無料査定を行い、最低入札価格を提示します。売却のタイミングや価格によって「美術品入札会 廻 -MEGURU-」または「廻 -MEGURU- オンライン」のいずれかへの出品をご提案いたします。また、美術品をお探しの方は、2つの「廻 -MEGURU-」からご希望の作品をお探しいただけます。出品者と購入者間の交渉や手続きは事務局が代行しますので、売買に伴う負担を最小限に抑えることが可能です。■「廻 -MEGURU-」の魅力<美術品を買いたい人のメリット>メリット1 美術の専門家が厳選した作品だから安心すべての出品作品は、古美術の街・東京の京橋で長年店舗を構えてきた加島美術が査定し、厳選したものです。美術の専門家によりクオリティが認められた作品群が揃っていますので、美術品の購入が初めての方も安心してお選びいただけます。メリット2 ビギナーもコレクターもご満足いただける充実のラインナップ!「美術品を購入したいけど、初めてで不安…」というビギナーの方から、作品を豊富に所有するコレクターの方まで、皆様にご満足いただけるバラエティに富んだ作品をラインナップしています。掛け軸、絵画、筆跡、茶道具、工芸など多彩なジャンルの作品からお選びください。また、 最低入札価格が「廻 -MEGURU- オンライン」は1,000円~「美術品入札会 廻 -MEGURU-」は15万円~(一部作品を除く)と、手の届きやすい小品から、優品までお求めいただける価格帯の幅広さも魅力です。メリット3 いつでも・どこでもお好きな方法で作品をチェック!オンライン入札もOK「廻 -MEGURU-」では、すべての出品作品をオンラインでチェックし、入札することができます。ご自宅や外出先から、PC・スマートフォンなどお好きなデバイスでお気軽にご利用ください。<美術品を売りたい人のメリット>メリット1 美術品を市場価格で売却!思わぬ高値で売れる可能性も!「廻 -MEGURU-」では、美術品を売りたい方からお預かりした作品を、中間業者が入ることなく入札者へ直接売却します。そのため、下取価格ではなく、市場価格に近い価格で作品を売却できます。また、売却価格が見えるので安心です。入札者との巡り合わせによっては、思わぬ高値で落札される可能性もあります。メリット2 老舗古美術商による安心の査定・価格設定東京京橋で長年古美術商を営んできた加島美術が作品を査定し、出品者の方とご相談しながら最低入札価格を設定します。様々な要素により市場価値が変動する美術品を、経験豊かな古美術商が確かな審美眼に基づき見極めます。査定相談は無料です。鑑定が必要な場合は、正式な鑑定機関への依頼もお手伝いいたします。メリット3 面倒な売却手続きを代行!「廻 -MEGURU-」では、美術品売却の手続きをすべて代行いたしますので、査定後、出品作品をお預かりした後は面倒な手続きはありません。掛け軸、絵画や陶磁器などの焼き物類、茶道具など、お手持ちの美術品の整理をお考えの際は ぜひご出品ください!出品についての詳細は廻HPよりご覧ください。 ご相談はいつでも無料で受付しています!入札会事務局(加島美術内)までご連絡ください。E-mail: nyusatsu@kashima-arts.co.jp TEL : 03-3276-0700■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10下見会を開催10回目を迎える「美術品入札会 廻 -MEGURU-」では、5月14日(土)から5月22日(日)にかけて下見会を開催します。約330点の出品作品が加島美術のギャラリーにズラリと並び、ご覧いただくだけでも楽しいイベントです。下見会場では、作品の状態を確認した上でご入札いただけます。下見会は入場無料です。ご来場がかなわないお客様には、コンディションレポートをご用意いたします。下見会: 2022年5月14日(土)~5月22日(日)会場 : 加島美術(東京都中央区京橋3-3-2)HP : 下見会の様子■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10カタログを無料配布全出品作品が掲載されたカタログは無料で配布しています。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。 出品作品は「廻-MEGURU-」Webサイトからもご覧いただけます! (2022年1月下旬公開予定)■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10の見どころ●円山應挙 特集円山應挙は写生を重視した作風により、伝統的な「やまと絵」や「漢画」などの絵画観を一変させ、「円山派」に代表される多数の門下を輩出しました。本入札会では、繊細な筆遣いで生き生きと描かれる動物画、花鳥画などをご覧いただけます。日本画壇を代表する大家の卓越した画技、鋭くも慈しみに満ちた対象への眼差しを、心ゆくまでご堪能ください。円山應挙「狗児図」《最低入札価格》800,000~ 円山應挙「藤花雉子図」《最低入札価格》580,000〜 ●美人画 特集女性の美は、古来から多くの作家により描かれてきました。日本の美人画は江戸期以降に確立。作家たちは女性の容姿や内面の美しさを探り、表現方法を模索してきました。本入札会では、美人画の名手・鏑木清方や上村松園、伊東深水、伊藤小坡などによる気品あふれる優美な美人画や、現代作家・やちだ けいによるリアルな現代女性の姿など、作家独自の多彩な女性像をご覧いただけます。上村 松園「都おどり」《最低入札価格》1,000,000〜 伊東深水「雪晴」《最低入札価格》880,000~ ●徳川慶喜と渋澤栄一 特集江戸幕府最後の将軍として時代の変革期に立ち向かった徳川慶喜と、日本経済の礎を築いた渋澤栄一。慶喜は渋澤の才覚を早々と見出し、農民から幕臣へと起用して世に送り出しました。明治維新後、慶喜に感謝の心を抱き続けた渋澤栄一は『徳川慶喜公伝』を編纂。政権の表舞台から離れ余生を送る慶喜の名誉回復に努めました。本入札会では、厚い信頼関係で結ばれた二人の思想に触れられる筆跡作品を出品します。徳川慶喜「妙言無古今」《最低入札価格》800,000 ~ 渋澤栄一「業精于勤荒于嬉」《最低入札価格》450,000~ ●香月泰男特集太平洋戦争時のシベリア抑留の経験に根ざした「シベリヤ・シリーズ(シベリア・シリーズ)」で名高い香月泰男。復員後は、身近な風景や、花などをモチーフとした作品も多く描きました。本入札会では風景画や静物画を中心に出品しています。香月の作品はいずれも、生死の狭間で極限状態を経験した者にしか表現し得ない生命の煌めきを宿しています。コロナ禍、情勢不安…ありふれた日常が尊ばれる現代だからこそ、より強い光彩を放ち、観る者の胸に迫ってくるでしょう。香月泰男「チューレリイ宮殿」《最低入札価格》2,800,000~ 香月泰男「撫子」《最低入札価格》800,000~ ■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10のハイライト作品伊藤若冲「鶏図」《最低入札価格》2,000,000~ 浦上玉堂「気結煙霞図」《最低入札価格》6,000,000 ~ 渡邊省亭「杜若遊鯉図」《最低入札価格》280,000~ 絹谷幸二「桜花旭日富嶽」《最低入札価格》2,800,000~ 中島千波「花菖蒲」《最低入札価格》1,000,000~ 棟方志功「弘仁の柵」《最低入札価格》3,800,000~ 十一代三輪休雪「萩四方花入」《最低入札価格》150,000~ 北大路魯山人「染付 梅に兎之図大壷」《最低入札価格》500,000~ 加守田章二「湯呑」《最低入札価格》680,000~ 河井寛次郎「黒釉鐵打掛扁壷」《最低入札価格》400,000~ ■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10の出品作家(一例)円山應挙、伊東深水、伊藤若冲、伊藤小坡、浦上玉堂、横山大観、加守田章二、夏目漱石、河井寛次郎、河鍋暁斎、会津八一、岸田劉生、菊池芳文、菊池容斎、橘小夢、橋本 明治、芹沢けい介、熊谷守一、堅山南風、絹谷幸二、後藤純男、香月泰男、山元春挙、山口薫、山本梅逸、山本梅仙、司馬江漢、酒井三良、酒井道一、酒井抱一、十一代三輪休雪、十三代今泉今右衛門、十三代中里 太郎衛門、十四代今泉今右衛門、渋澤栄一、小泉檀山、小倉遊亀、小野竹喬、松井康成、松尾芭蕉、松尾敏男、松平春嶽、松林桂月、上村松園、新渡戸稲造、森祖仙、神坂雪佳、秦テルヲ、須田剋太、杉山寧、仙崖義梵、川合玉堂、川村清雄、川村曼舟、川端龍子、浅野弥衛、前田青邨、村上華岳、大橋翠石、大愚良寛、池大雅、池上秀畝、池田輝方、池田蕉園、竹久夢二、竹内栖鳳、中島千波、長澤蘆雪、鏑木清方、田中一村、渡邊省亭、島崎藤村、東郷青児、棟方志功、藤本鉄石、徳川慶喜、梅原龍三郎、白隠慧鶴、八代亜紀、不染鐵二、副島種臣、福田平八郎、福澤諭吉、平田郷陽、片岡球子、北大路魯山人、堀江友聲、本阿弥光悦、木村武山、木島桜谷、林武、鈴木其一、濱田庄司、エミール・ガレ、やちだけい ほか(順不同)■開催概要「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.10会場 :〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2Tel : 03-3276-0700Fax : 03-3276-0701Email: info@kashima-arts.co.jp Web : 日時 :下見会 :2022年5月14日(土)~5月22日(日)入札締切日:2022年5月22日(日)18時開札日 :2022年5月24日(火)出品作品数 :約330点主催 :加島美術、BSフジ入札会カタログ:約330点の出品作品が掲載されたカタログは無料で配布しています。ご希望の方はどうぞお気軽にお問い合わせください。出品作品はWebサイトからもご覧いただけます。出品作品は2022年5月上旬公開予定。 <アクセス>地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分 / 有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分 /都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分 / JR「東京駅」八重洲南口 徒歩9分■「廻 -MEGURU- オンライン」会員登録受付中!競り上がりのライブ感が楽しめる「廻 -MEGURU-」のネットオークション「廻 -MEGURU-オンライン」を常時開催しています。2022年5月よりお得なポイント制度もスタート!会員登録は無料。オンライン限定の作品が多数ございますので、どうぞお見逃しなく!会員登録はこちらから: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月27日国宝、重要文化財などを多数所有する奈良国立博物館の所蔵品を、名品展として東京で初公開する『SHIBUYAで仏教美術 ―奈良国立博物館コレクションより』が、4月9日(土)より渋谷区立松濤美術館にて開催される。明治28(1895)年4月、帝国奈良博物館として開館して以来、127年の歴史を有する奈良国立博物館。仏教と関わりの深い古美術品や考古遺品などの保存、調査・研究、展示を通じて、優れた仏教美術の魅力とその背景にある豊かな歴史・文化を、長きにわたり多くの人々に伝えてきた国内有数の博物館で、毎秋に開催される『正倉院展』の会場でもある。同展では、奈良国立博物館の数多くある所蔵品の中から、国宝《牛皮華鬘》、重要文化財《如意輪観音菩薩坐像》など、これまで、東京ではまとまった形で公開したことのなかった、主に仏教に関する美術工芸品83件を名品展という形で紹介する。新型コロナウイルスの影響で、国内の移動もままならない現在。奈良にある名品を東京で鑑賞することで、心やすらぐ時間を過ごすことができるだろう。《如意輪観音菩薩坐像》 木造 古色(現状)平安時代 9~10世紀重要文化財 画像提供:奈良国立博物館《烏樞沙摩明王像》 絹本著色 鎌倉時代 14世紀 画像提供:奈良国立博物館【後期展示】《辟邪絵 天刑星》(部分) 紙本著色 平安~鎌倉時代 12世紀 国宝 画像提供:奈良国立博物館【前期展示】《泣不動縁起》(部分) 紙本著色室町時代15世紀 画像提供:奈良国立博物館【前後期で場面替え有】【開催概要】『SHIBUYAで仏教美術 ―奈良国立博物館コレクションより』会期:2022年4月9日(土)~2022年5月29日(日) ※会期中展示替えあり会場:渋谷区立松濤美術館時間:10:00~18:00休館日:月曜、5月6日(金)料金:一般1,000円、大学800円、 高校・60歳以上500円、中小100円※土日祝は小中学生無料、金曜日は渋谷区民無料※土日祝、最終週は「日時指定予約制」。公式サイト:
2022年04月08日現代を代表する美術家のひとり、南米コロンビア出身のフェルナンド・ボテロ(1932~)。日本では26年ぶりとなる大規模展『ボテロ展 ふくよかな魔法 BOTERO―MAGIC IN FULL FORM』が、4月29日(金・祝)よりBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。1963年、ニューヨーク・メトロポリタン美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》が公開された際、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のエントランス・ホールでは、ボテロの《12歳のモナ・リザ》が展示され話題に。それをきっかけにボテロの名はニューヨーク中に知れ渡ることとなった。ボテロ作品は人物も動物もふくよかに描かれている。果物は熟れきっているかのように膨らみ、楽器や日用品さえも膨張しているが、そこには、官能、ユーモアやアイロニーなど複雑な意味合いが含まれている。ボテロの生誕90年を記念して開催される同展では、ラテン・アメリカの人びとの日常や信仰、サーカスなどを題材にした作品から、その名を一躍有名にした古典の名画を題材とした作品まで、ボテロ本人の監修のもと、貴重な初期作品から近年の作品まで、油彩画、水彩画、素描など70点を紹介。描き続けているテーマのひとつである「モナ・リザ」の最新作《モナ・リザの横顔》が世界初公開されるほか、展示作品のほとんどが日本初公開となる。また、展覧会オフィシャルサポーターに、7人組ダンス&ボーカルグループBE:FIRST が就任し、『ボテロ展』テレビCMへの出演や音声ガイドを担当。展覧会開幕日と同じく4月29日(金・祝)より、フェルナンド・ボテロの素顔と、独創的な作品の数々に迫るドキュメンタリー映画「フェルナンド・ボテロ 豊満な人生」がBunkamura ル・シネマ他にてロードショー公開される。フェルナンド・ボテロ《泣く女》1949年フェルナンド・ボテロ《楽器》1998年フェルナンド・ボテロ《踊る人たち》2002年フェルナンド・ボテロ《象》2007年フェルナンド・ボテロBE:FIRST【開催概要】『ボテロ展 ふくよかな魔法 BOTERO―MAGIC IN FULL FORM』会期:2022年4月29日(金・祝)~7月3日(日)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム時間:10:00〜18:00、金土は21:00 (入館は閉館30分前まで)休館日:5月17日(火)料金:一般1,800円、大高1,100円、中小800円展覧会公式サイト: ※会期中すべての土日祝は【オンラインによる入館日時予約】が必要
2022年04月07日近鉄グループの文化事業である大和文華館では、4月8日(金)から5月15日(日)まで、「泰西王侯騎馬図屏風と松浦屏風 ―越境する美術―」展を開催いたします。日本にキリスト教が伝えられたのは、16世紀半ばのことです。布教のために、人々の感性に直接訴える音楽や絵画が活用され、やがて日本人信者のなかに、洋楽器や西洋風の絵画を制作する者も現れます。徳川幕府による禁教政策がとられるまでの短い期間に、宣教師の指導を受けて描かれた絵画を〈初期洋風画〉と呼びますが、その代表作が「泰西王侯騎馬図屏風」です。禁教令で〈初期洋風画〉の芽は摘まれますが、それでも、「松浦屏風」に描かれている女性たちが、ロザリオを首飾りにし、カードゲームに興じているように、洋物を愛好する風潮は根強く残りました。本展では、サントリー美術館所蔵の重要文化財「泰西王侯騎馬図屏風」と、当館の国宝「松浦屏風」を軸に、東西の文明圏の境界を越えて行き来し、それぞれの地に根付いた美術工芸の諸相を眺めます。どうぞ、異国趣味あふれる造形の数々をお楽しみください。詳細は別紙のとおりです。泰西王侯騎馬図屏風 サントリー美術館蔵泰西王侯騎馬図屏風 サントリー美術館蔵別紙〈1〉展覧会について1.名称 特別企画展 泰西王侯騎馬図屏風と松浦屏風 ―越境する美術―2.会期 2022年4月8日(金)~5月15日(日)一部展示替あり。3.休館日 毎週月曜日3.開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)4.入館料 一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料5.主催 大和文華館6.出陳品数 59件 うち国宝1件、重要文化財2件主な展示作品 ●=国宝 ◎=重要文化財一章 キリシタンの絵画◎泰西王侯騎馬図屏風 桃山~江戸時代初期 サントリー美術館蔵・婦女弾琴図 伝信方筆 桃山時代 大和文華館蔵二章 輸出漆器と禁教下の異国趣味◎南蛮屏風 伝狩野山楽筆 桃山時代 サントリー美術館蔵※展示期間4月26日~5月15日・南蛮屏風 江戸時代初期 サントリー美術館蔵※展示期間4月8日~24日●婦女遊楽図屏風(松浦屏風) 江戸時代前期 大和文華館蔵三章 舶来ガラスとびいどろ・ぎやまん・東印度会社帆船図硝子酒盃 オランダ・18世紀 大和文華館蔵四章 自学自習の洋風画・七里ヶ浜図 司馬江漢筆 江戸時代後期 大和文華館蔵・オランダ海港図 荒木如元筆 江戸時代後期 大和文華館蔵五章 越境する陶磁器とその意匠・色絵菊花文八角瓶 有田(柿右衛門)江戸時代中期 大和文華館蔵・色絵金彩柿右衛門写梅竹虎皿 マイセン窯 18世紀 大和文華館蔵〈2〉会期中のイベントについて1. 特別講演「《泰西王侯騎馬図》から読み解くイメージのグローバルな交通」(1)日時・場所 2022年5月1日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 大阪大学大学院人文学研究科教授 岡田裕成氏2. 日曜美術講座「南蛮人のいる風景」(1)日時・場所 2022年4月24日(日)午後2時から講堂にて(2)講師 大和文華館学芸部長 泉万里3. 列品解説(1)日時・場所 毎週土曜日午後2時から(2)解説 大和文華館 学芸部※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。※講堂の最大定員を100名(先着順)とします。以上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月05日加島美術は新たに、毎年春に開催する企画展シリーズとして「宴(うたげ)」を立ち上げました。本展では毎回テーマを設け、日本美術の専門画廊である加島美術が厳選した優品を展示販売します。第一弾となる「宴 -大絵画展-」は2022年4月23日(土)~5月1日(日)まで、東京・京橋の加島美術ギャラリーにて開催。鏑木清方や竹内栖鳳など、日本の近代美術史を代表する巨匠たちの作品約25点を展示します。また、開催に先駆けて、加島美術とBSフジが主催するネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」の会員登録者を対象に、4月9日(土)から無料のWebカタログを先行公開します。「宴 -大絵画展-」■加島美術が新たに立ち上げた企画展シリーズ「宴」心華やぐ春の季節に相応しい圧巻の美をご覧あれ!1988年創業の加島美術(東京・京橋)は、掛軸や書画を中心に中世から近現代までの幅広い日本美術作品を扱ってきました。美術品を販売するだけにとどまらず、時代とともに新たな日本美術の見せ方を探り、暮らしの中に美術品を取り入れることの価値を発信し続けています。今回、新たに立ち上げる企画展シリーズ「宴」では、毎春、掛軸や書画、洋画など加島美術が選び抜いた日本美術の優品を展示販売します。「宴(うたげ)」という言葉には、一般に知られる「さかもり」や「楽しむ」に加えて、「やすらか」「いこふ」などの意味があります(出典:『大漢和辞典 巻三 大修館書店』)。長引くコロナ禍の中、皆様が心穏やかに美を味わい、豊かな憩いの時間を送ることができるよう、選りすぐりの作品をお届けします。■明治から昭和にかけて近代日本美術を牽引した巨匠たちの優品約25点を展示!「宴」シリーズの第一弾となる「宴 -大絵画展-」では、近代(明治~昭和)の日本美術にフォーカスします。近代は約300年続いた江戸時代の終焉とともに訪れます。明治に入り、日本は文明開化を推し進め、急速に近代国家への道を歩み始めます。西洋の文化、思想、制度等が日本に伝来し、人々の価値観や生活様式も大きく変化していきました。そしてその波は、日本画壇にも大きな影響を及ぼし、新たな美意識が芽生えはじめます。画家たちは、それまでの日本美術の伝統的な技法や様式を守りながらも、これまでにない革新的な表現を生み出そうと模索したのです。本展では、この近代の黎明期から昭和にかけての作品群をご紹介いたします。近代日本画の先駆者として知られる竹内栖鳳や、美人画の巨匠と呼ばれる鏑木清方、花鳥画の名手として名高い渡邊省亭など総勢18名の画家、約25作品を取り揃えて展示販売いたします。■本展のポイント1. ご自宅でも外出先でも閲覧できるWebカタログを無料公開。「廻 -MEGURU- オンライン」会員登録で先行公開も!出展作品の画像、詳細情報、価格などを網羅したWebカタログを4月16日(土)から無料で公開いたします。※要事前申し込みまた、加島美術とBSフジが主催するネットオークション「廻 −MEGURU− オンライン」への会員登録をしていただくと、特典として4月9日(土)からWebカタログの先行閲覧が可能となります。作品は随時、お電話、メール、FAXにてお問い合わせ、ご注文いただくことができますので、ひと足早く作品をチェックできる先行閲覧がおすすめです。「廻 -MEGURU- オンライン」の無料会員登録はこちらから 2. 全出展作品をガラスケースなしに鑑賞できます開催期間中、会場では出展作品をガラスケースなしで展示いたします。ガラス越しではなかなか感じることのできない巨匠たちの筆遣いや繊細な表現、鮮やかな色彩を間近にご覧いただけます。【開催概要】企画展名 : 「宴 -大絵画展-」Webサイト: 日時 : 2022年4月23日(土)~5月1日(日)出展作家 : 鏑木清方、上村松園、竹内栖鳳、菱田春草、渡邊省亭、小早川秋聲、向井潤吉、福田平八郎 ほか作品点数 : 約25作品会場 : 加島美術〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2TEL:03-3276-0700アクセス : 地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分JR東京駅 八重洲南口 徒歩9分入場料 : 無料※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、営業日・時間が変更となる場合がございます。変更の際には、当社Webサイトや各種SNSにてお知らせしております。加島美術 Webサイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月30日今年の夏から秋にかけて開催される国際芸術祭「あいち2022」の第2弾参加アーティスト発表が2月15日(火)に行われた。これで「現代美術展」に出展するアーティストはほぼ発表されたことになり、世界31の国と地域(出身)から約80名(組)が参加することになる。また新作が全体の60%程度を占めるという。テーマに〈STILL ALIVE今、を生き抜くアートのちから〉を掲げ、選定には、やはり“ポストコロナ”という今の時代も影響を与えている。テーマの着想となった作品を発表した河原温、奈良美智ら現代アーティストのほか、サバイバル登山家の服部文祥と写真家の石川竜一によるタッグなど、通常「アート」として語られない出展者もいることも特筆すべきポイントだ。キュレトリアル・アドバイザーのひとり、島袋道浩は「アート以外の分野にもアートはあると思ったんです。生きる力、生き生きとしたものを持ってきたいと思った」と語る。「緩やかに会場ごとの特色もみえてきた」と片岡芸術監督は語る。コンセプチュアル・アートの源流や、パフォーマンス・アートと現代美術などをみせる愛知芸術文化センター。そして、一宮市、常滑市、有松地区は、その土地の文化や歴史ともリンクしたものもみられそうだ。また、「現代美術展」のチケット情報も発表された。各会場何回でも鑑賞できる〈フリーパス〉と、入場当日に限り、各会場何回でも鑑賞できる〈1DAYパス〉が発売される。発売は、4月1日から開始予定とのこと。「より多くの皆さまに何回も足を運んで頂き、現代アートはもちろんのこと、会場となるこのまちの文化や歴史をじっくりと楽しんで頂きたいと思っています」と、国際芸術祭「あいち」組織委員会会長、大林氏は話す。徐々に全貌を現してきた「あいち2022」。今後、パフォーミング・アーツなどの情報も発表されていく予定なので、楽しみに待とう。河原温ソル・ルウィットに宛てた電報、1970 年 2 ⽉ 5 ⽇《I am Still Alive》(1970‒2000)よりLeWitt Collection, Chester, Connecticut, USA(c)One Million Years Foundation奈良美智《Fountain of Life》2001/2014「奈良美智 for better or worse」豊⽥市美術館、2017(c)Yoshitomo Nara Photo:Mie Morimoto【開催概要】会期:7月30日(土)~10月10日(月・祝)【73日間】会場:愛知芸術文化センター/一宮市/常滑市/有松地区(名古屋市)「現代美術展」チケット:(フリーパス一般)前売券-2500円会期中販売券-3000円(フリーパス学生/高校生以上)前売券-1700円会期中販売券-2000円(1DAYパス)前売券-1500円会期中販売券-1800円(フリーパス学生/高校生以上)前売券-1000円会期中販売券-1200円発売日:4月1日(予定)
2022年02月28日新進作家の動向を反映する美術作品の公募コンクール・FACE展。その10回目となる展覧会『FACE展2022』が、3月13日(日)まで、東京・SOMPO美術館にて開催されている。“年齢・所属を問わない新進作家の登竜門”を掲げるFACE展らしく、今回出品されたのは、8歳から94歳までという幅広い年代による1142作品。そこから長時間に及ぶ審査を経て入選した、83点が紹介されている。会場に足を踏み入れた途端、心が浮き立つような感覚を味わった。もちろん本展は新進作家のための公募展であり、彼ら、彼女らのアーティスト人生を左右する厳粛な場でもある。またコロナ禍も影響しているのか、作者の不安や鬱屈した想いがにじみ出ているような作品もある。だが展示空間の大半から感じられたのは、自分が作りたいものを作るんだという、創作に対する前向きな想い。そこにはアートとはこうあるべき、といった堅苦しさは皆無であり、それぞれの作品が伸びやかで、緻密で、自由で、オリジナリティに溢れ、アートを存分に楽しんでいる、ということをひしと感じられる。展示の最初を飾るのは、今回の“グランプリ”受賞作品である新藤杏子の『Farewell』。このタイトルには“長い別れ”との意味があるという。鏡をうっとり見つめていた5歳の息子の姿に、湖に映る自身の姿に見惚れるあまり、衰弱死したナルキッソスの影を見た新藤。彼女は「自己をみつめて、今までの価値観に別れを告げ、新しく思考を変化させて再生していかなければならないことがめまぐるしく起こっているように思えます。それは私たち自身がまるで、ナルキッソスのようではないか、と取り留めもなく考えを巡らせたことからこの作品を制作するに至りました」と、本作に寄せる想いを語っている。また今回はグランプリのほかに“優秀賞”3点、“読売新聞社賞”1点、“審査員特別賞”4点が選ばれている。その中で特に筆者の目を引いたのは、石神雄介の『星を見た日』。寒空の下、身を寄せ合うふたりは、ただ静かに暗闇に走る流れ星を見つめている。冬の夜の一瞬を捉えながら、本作の画面を満たしているのは、何とも言えない温かみ。これは本作以外にも言えることだが、色選び、色使いが光る作品が多いのも、本展を味わう大きな楽しみのひとつだと言えるだろう。会期中には、観覧者投票による“オーディエンス賞”の選出を実施。今の自分の琴線に触れるのはどの1枚か。自身の心に問いかけつつ、83の作品と対峙してみて欲しい。取材・文:野上瑠美子
2022年02月28日フェイクスイーツの合同写真展&物販展「スイーツアートの世界展 2022」が、2022年2月19日(土)から3月13日(日)まで、愛知県名古屋市のトゥデイズ ギャラリー スタジオ ナゴヤ(TODAYS GALLERY STUDIO. NAGOYA)にて開催される。“まるで本物”フェイクスイーツの作品展&物販展「スイーツアートの世界展」は、思わず手に取りたくなるほど精巧に作られた“フェイクスイーツ”の作品展&物販展。会場では、見ているだけで甘い香りが漂ってきそうなハンドメイド作品の展示に加えて、写真作品も数多く展示。館内は写真撮影OKなので、かわいいスイーツ作品を写真に撮って楽しむことができる。人気クリエイター全20組が大集合今回は、SNSなどで作品を公開する人気クリエイター全20組が大集合。ミニチュアスイーツ作品が話題の「Yukari」やマカロンのフェイクスイーツ作品が人気の「hand made macaron」らが、本展のために新作を披露する。また、プリンセスような世界観のスイーツアクセサリーが特徴の「Masaming」は、宝石のようにきらめく立体作品を展示。食品サンプルのインストラクターとしても活躍する「Maison de CIRCUS」のリアルなスイーツ作品も見逃せない。キュート&リアルなスイーツアートの物販もさらに、「スイーツアートの世界展」の限定グッズも登場。いちごケーキの小物入れやショコラのボールペン、チーズケーキのキーリングなど、各クリエイターの世界観を存分に感じられるアクセサリーが揃う。特別企画として、会場ではスイーツアート作品が出来上がるまでの制作過程を限定公開。また、先着1,000名限定で、「Mi♡mi」特製の“甘い香り漂う”オリジナルポストカードも配布される。【詳細】スイーツアートの世界展 2022 in 名古屋会期:2022年2月19日(土)~3月13日(日)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ ナゴヤ住所:愛知県名古屋市中区新栄 1-17-12時間:11:00〜18:00休館日 : 月・火曜日入場料:600 円、3歳以下無料※内容は変更となる場合あり〈展開アイテム例〉・ショコラボールペン 2,750円・イチゴフレジェの小物入れ 3,850円・プリンセスいちごのミルフィーユネックレス 5,940円・たい焼きパフェ キーホルダー 1,320円
2022年02月06日太平洋戦争とシベリア抑留の体験を描いた「シベリア・シリーズ」により、戦後美術史に大きな足跡を残した画家・香月泰男(1911-74)の全容をたどる回顧展『生誕110年 香月泰男展』が、2月5日(土)より練馬区美術館にて開催される。山口県三隅村(現・長門市)に生まれた香月泰男は、1931年に東京美術学校に入学。1942年に軍隊に入り、帰郷した1947年以降は、故郷にとどまって身の回りのものをモチーフに造形的な挑戦を繰り返した。1950年代後半に黒色と黄土色の重厚な絵肌に到達した香月は、極限状態で感じた苦痛や郷愁、死者への鎮魂の思いをこめて太平洋戦争とシベリア抑留の体験を描き、「シベリアの画家」として評価を確立していった。同展では、「シベリア・シリーズ」をほかの作品とあわせて制作順に展示。シベリア・シリーズは入隊から復員までを時系列に並べて紹介するのが一般的だが、実際の制作の順序は、主題の時系列とはおおきく異なっていたという。敢えて制作順に並べることで、ひとりの画家が戦争のもたらした過酷な体験といかに向き合い、考え、描き続けたかを浮かびあがらせる狙いだ。戦争が遠い歴史となり、その肌触りが失われつつある今、自身の「一生のど真中」に戦争があり、その体験を個の視点から二十年以上にわたって描き続けた、「シベリアの画家」香月泰男の創作の軌跡にあらためて迫る。《釣り床》1941年東京国立近代美術館蔵《山羊》1955年 香月泰男美術館蔵《復員〈タラップ〉》1967年 山口県立美術館蔵《青の太陽》1969年山口県立美術館蔵【開催概要】『生誕110年 香月泰男展』会場:練馬区立美術館会期:2022年2月6日(日)~3月27日(日)※会期中展示替あり(前期は3月6日まで、後期は3月8日から)休館日:月曜(3月21日は開館)、3月22日(火)時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般1,000円、高校・大学生および65~74歳800円美術館公式サイト:
2022年02月01日日本一高いビル「あべのハルカス」16階の「あべのハルカス美術館」では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2022年度前半は4月より「庵野秀明展」、7月より「出版120周年 ピーターラビットTM展」の開催を予定しております。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記2本の展覧会に続き、新たに2022年度後半に開催する展覧会が決定しましたのでお知らせします。今後もより魅力的な都市型美術館として多くのお客様にお越しいただけるよう運営してまいります。 「楳図かずお大美術展」会 期 :2022年9月17日(土)~11月20日(日)共 催 :読売テレビ、読売新聞社開 催 趣 旨 :傑出した漫画作品を多く世に送り出した楳図かずお。その作品には漫画という既存の分野だけでは語りきることができない先見的な世界観、幻視的なビジョンが至るところに発揮されています。本展は27年ぶりとなる新作を公開するとともに、「楳図かずおの世界」を気鋭のアーティストらによるインスタレーションで読み解こうとする今までにない展覧会です。「アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」会 期 :2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)共 催 :ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、朝日新聞社、関西テレビ放送開 催 趣 旨 :ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』は、1865年に初版本が発行されて以来、今もなお世界中の人々を魅了し続けています。本展は、英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)発の国際巡回展です。V&Aが所蔵するジョン・テニエルの貴重な原画をはじめ、物語をモチーフにした映画やデザイン、舞台やファッションなど、約300点の作品をとおして、150年以上の長きにわたり愛され続ける『不思議の国のアリス』の魅力を紐解きます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月28日FACE受賞作家展『絵画のゆくえ2022』が2022年2月13日まで、SOMPO美術館(東京都新宿区)で開催中だ。公益財団法人SOMPO美術財団が2013年に創設した公募コンクール『FACE』は、年齢や所属を問わない新進作家の登竜門として開催されてきた。本展は、FACE2019からFACE2021までの3年間の「グランプリ」「優秀賞」受賞作作家たち12名の近作・新作約100点を展示し、作家たちの受賞後の展開を紹介。同館所蔵作品となった「グランプリ」受賞作品2点(庄司朝美《18.10.23》、魏嘉《sweet potato》)も併せて展示中だ。作家ごとに見どころを紹介しよう。FACE2019でグランプリを受賞した庄司朝美は《18.10.23》や《百目の鳥》など、アクリル板を支持体にした作品が特徴的。グランプリ受賞以来、多くのチャンスに恵まれたといい、2月からはジョージアで1年間の在外研修を控えている。庄司は「今後も描くことを通してこの世界を少しでも理解したい」とコメントしている。FACE2019で優秀賞を受賞した古橋香は《草色と午後、忘れること》など淡い色づかいが印象的な作品を紹介し、松崎森平は《夕顔》や《東京》など、漆芸分野の技法を生かして、暗闇の中に浮かび上がる画で魅せている。奥田文子は《Untitled》という海や山など旅先の風景に小さな人物を加えた独特の風景画を展示している。FACE2020で優秀賞を受賞した大槻和浩は、《明日を見つめて》など、パステル調の淡い色合いで、特定の時空間を超越した幻想的な雰囲気を演出し、FACE2020優秀賞を受賞した齋藤詩織は《ヘゲモニーのおやすみ》や《とどめの恩恵》といった作品を紹介している。松浦清晴は赤と緑の補色を意識した《身体記》で、胎児のような宇宙人のような生命を描き、「ずっと憧れていたFACE展で賞をいただけたことは私に取ってとても衝撃でした」と語る小俣花名は《night café》など人の暮らしをテーマにした作品群を展示。年齢・所属・国籍不問の公募展FACEで9回目にして初の外国人受賞者となった魏嘉は《sweet potato》や《How many pills do I take every day?》などグラフィック的な表現が印象的。「その時々に描きたいものを描いているが、今後は伝統の文学、民俗学、社会課題など様々な興味を持つテーマに挑戦・試行したい」などと語っている。FACE歴代最年少(21歳)受賞者の鈴木玲美はあまり眠ることができない夜をテーマにした「夜は静かに眠りたい」シリーズを中心に制作し、高見基秀は、事件や事故といった不穏なイメージを取り扱った「対岸で燃える家」や「死神」といった作品を紹介している。町田帆実は食をテーマにした作品が印象的だが、画像が縦3列に並ぶ「records」は現代的で、面白い。午前10時から午後6時まで(入館は閉館30分前まで)。月曜休館。観覧料は700円(高校生以下無料)。チケット発売中。なお、2月19日(土)から3月13日(日)まで『FACE展2022』が開催される。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年01月26日1982年11月3日、『開館記念展印象派からエコール・ド・パリへ』の開幕とともに開館した埼玉県立近代美術館。以来、多彩な時代・ジャンルの美術や文化を紹介する独自のテーマの展覧会を多く開催してきた。そんな埼玉県立近代美術館の活動とコレクション形成を収蔵作品とアーカイブ資料によって振り返る『開館40周年記念展 扉は開いているか―美術館とコレクション 1982-2022』が、2月5日(土)より開催される。これまで、埼玉県ゆかりの作家の作品を中心に、約3,900点を数える国内外の近現代美術の作品資料を収集。MOMASコレクション(所蔵品展)や企画展、教育普及事業などで紹介してきた。同展では、今年、2022年に開館40年を迎える埼玉県立近代美術館そのものに焦点を当て紹介。同館の原点ともいえる、埼玉県ゆかりの洋画家を軸に始まった美術館の初期の活動、黒川紀章の設計による美術館建築のほか、美術館の活動と結びつきながら成長するコレクション、コミッションワークやプロジェクトなど、様々な視点から40年間の活動を紹介。美術館が築いてきた土台を検証するとともに、これからの美術館を展望する。斎藤豊作《フランス風景I》1910年頃制作:黒川紀章建築都市設計事務所《埼玉県立美術館(仮称)建設工事基本設計図(立面図)》1979年瑛九《雲》1959年宮島達男《Number of Time in Coin-Locker》1996年【開催概要】『開館40周年記念展 扉は開いているか―美術館とコレクション 1982-2022』会場:埼玉県立近代美術館会期:2022年2月5日(土)~5月15日(日)※会期中展示替えあり時間:10:00~17:30(展示室への入場は17:00まで)休館日:月曜(3月21日、5月2日は開館)料金:一般1,000円、大高800円美術館公式サイト:
2022年01月24日今日の美術と人間の「感覚」を取り巻く状況にフィーチャーし、現代美術の分野で活動している7名の美術家を紹介する展覧会「感覚の領域今、「経験する」ということ」が、大阪の国立国際美術館で、2月8日(火)より始まる。昨今のコロナ禍のように、人類は数々な地球規模での困難な問題に直面している。人々を取り巻く環境や生活習慣は変化し、日常生活でも多くの行動が制限される中で、新しい経験のあり方が問われるようになってきた。そこでいま、現代美術が人々に多様な経験の機会を提供する媒体として、注目を集めている。同展では、飯川雄大、伊庭靖子、今村源、大岩オスカール、中原浩大、名和晃平、藤原康博という、現代美術界で活躍する、7名の美術家の作品が並ぶ。彼らは世代も表現形態も異なり、それぞれに独自の手法や素材、表現の世界、実験的な創作活動を探求してきた。展示作品の多くは新作となり、それぞれの出品作家が、これまでの創作の軌跡を引き継ぎながら、発展させた作品、新しい展開を試みた作品を出品する。国立国際美術館だけの特別展のため、それぞれの作家が同展のために考えた、展示空間への作品配置も見どころ。その展示空間は「感覚の実験室」とも受け取ることができ、鑑賞者である私たちは、感覚的に楽しんだり、身体を動かしながら感じたり、体験できるようになっている。美術が「視覚」の可能性の限界を押し広げようとした時代、「美術=視覚芸術(ビジュアルアート)」という捉え方は、すでに過去のものかもしれない。いまの美術、つまり現代美術は、私たちのあらゆる感覚器官を稼働させることによって遭遇する、新しい世界のイメージを開拓する行為である、と言えるだろう。そう考えるとき同展は、現代美術の多様性の一端を垣間見ることができるだけでなく、混沌とする現代社会の状況や様相、私たちの生き方や私たち自身を反映しているようだ。あなたの感覚を研ぎ澄ませて、感じてほしい。大岩オスカール《Big Wave (2020)》2020年 作家蔵 (c)Oscar Oiwa Studio[参考図版]藤原康博《Church on Cloud》2009年 (c)Yasuhiro Fujiwara, Thyssen-Bornemisza Art Contemporary Collection, photo: Kenryu Tanaka, Courtesy of MORI YU GALLERY[参考図版]今村源《きせい・キノコ―2019》2019年(リボーンアート・フェスティバル 2019 での展示風景) (c)Hajime Imamura【開催概要】『感覚の領域 今、「経験する」ということ』会場:国立国際美術館 地下3階展示室時間:10:00~17:00、金土は20:00(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜(3月21日、5月2日は開館)、3月22日(火)料金:一般1,200円、大学700円美術館公式サイト:
2022年01月21日スペインのみならず、世界を代表する現代美術アーティストとして知られるミケル・バルセロ。彼の日本初となる大規模個展が3月25日(金)まで東京オペラシティアートギャラリーで開催されている。ミケル・バルセロは1957年、スパインのマジョルカ島生まれ。1982年に国際美術展「ドクメンタ7」(ドイツ・カッセル)の参加で注目を集め、以降、パリやアフリカなどさまざまな場所で、各地の風土や文化、歴史と向き合いながら制作を続けている。絵画のみならず、彫刻や陶芸、版画やパフォーマンスなどその活動の幅も広い。展示風景より左《恐れと震え》2018年右《下は熱い》2019年《海のスープ》1984年まず最初に目にするのは、巨大な絵画作品群。近作から過去の作品へと時代を遡る形で展示されている。《海のスープ》のスプーンの柄のような木の棒は実際にキャンバスに刺さり、そこからうねりが生まれている。少年時代、毎日のように海に潜っていたというバルセロの作品には、海や海洋の生物が時折表れ出ている。同展のキービジュアルに採用されている《雉のいるテーブル》は、一見すると抽象絵画のようであるものの、よく見ると画面の中央にはテーブルがあり、エビや魚、そしてキジと骸骨などが並べられていることがわかる。ダイナミックでありながら、細部まで細やかに描かれているのだ。《雉のいるテーブル》(1991)《雉のいるテーブル》(1991)部分《雉のいるテーブル》(1991)部分陶の作品も数多く制作している。陶を「絵画の延長」として捉えているバルセロは、力を加えて歪ませた陶に、魚や馬、金魚や骸骨などをペイントし、あたらしいイメージを付加していく。展示風景より《カサゴの群れ》2020年展示風景より「ブリーチ・ペインティング」のシリーズこのほかにも、暗色のキャンバスに漂白剤で描いた肖像画の「ブリーチ・ペインティング」のシリーズや、旅先の風景を描いたドローイング、パフォーマンスの記録映像など、本展ではバルセロのジャンルを超えた活動を紹介していく。展示風景より「人間が生きるということ、自然や根源などをテーマにしたバルセロの作品。激しい筆致でありながら、どこかかわいらしい色彩とフォルムが親しみも感じさせる。日本ではほとんど未紹介のアーティストの作品を、一度体感してみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ミケル・バルセロ展』1月13日(木)~3月25日(金)、東京オペラシティアートギャラリーにて開催
2022年01月19日一般社団法人 全国寺社観光協会(本部事務局:大阪市北区)が運営するWEBメディア「寺社Nowオンライン」にて、お寺や神社、仏像ファンなら絶対見逃せない〈美術展2022カレンダー全32展〉を独自のアングルから選出して公開しましたのでお知らせします。▼【寺社Now的☆GoToミュージアム2022】絶対見逃せない注目の美術展カレンダー【全32展】 寺社Now的☆GoToミュージアム2022▼全31展の開幕期別紹介件数は下記の通りです。▪2022年1〜3月開幕(全10展) ▪2022年4〜6月開幕(全9展) ▪2022年7〜9月開幕(全8展) ▪2022年10〜12月開幕(全5展) ▼記事前文よりコロナ禍で数々の美術展が中止を余儀なくされた2021年だったが、2022年は復活の兆しが見え始めている。もちろん感染拡大の影響など油断はならないものの、待望の大型展から、知る人ぞ知る小さなミュージアムの企画展などが着々と準備され、秘仏大公開や新発見・再発見も目白押しだ。東京では実に半世紀ぶりの公開となる「空也上人立像」が注目となっている東京国立博物館特別展【空也上人と六波羅蜜寺】3/1-5/8)や、東京展(東京国立博物館)が大成功となった伝教大師1200年大遠忌記念特別展【最澄と天台宗のすべて】の九州展(九州国立博物館2/8-3/21)・京都展(京都国立博物館4/12-3/21)、やはり東京展が話題となった特別展【国宝聖林寺十一面観音——三輪山信仰のみほとけ——】の奈良展(奈良国立博物館2/5-3/27)あたりは必見だろう。そのほかたとえば、【アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO】展(京都市京セラ美術館9/17-2023/2/12)も、寺社Now的には見逃せない。「寺社Nowでウォーホル?!」と疑問に思うかもしれないが、ウォーホールと京都の関わりにフォーカスしている本展では、日本文化に大きな影響を受けているウォーホルと寺社との不思議な縁をうかがい知ることができるはずだ。今回、米ピッツバーグのアンディ・ウォーホル美術館から約200点が出品され、そのうち100点以上が日本初公開となる。京訪滞在中に彼が描いた、寺社をモチーフにしたドローイングや写真が今から楽しみだ。この例のように、2022年に開催される各地の美術展カレンダーを寺社Now目線で眺めると、思わぬところにお宝が眠っている可能性がある。今回お届けする「寺社Now厳選☆GoToミュージアム2022!絶対見逃せない美術展カレンダー全32展」をきっかけに、ミュージアム巡礼へ、さらにはミュージアムでの出会いをきっかけに、いつの日か実際にお寺や神社を訪ねていただければ幸いです。【寺社Now的☆GoToミュージアム2022】絶対見逃せない注目の美術展カレンダー【全31展】 : ■寺社Nowオンライン( )一般社団法人全国寺社観光協会( )が運営するWEBメディア「寺社Nowオンライン」では、お寺と神社と地域の「未来」につながる「今」を独自のアングルでお伝えしています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月07日漫画家・楳図かずおの世界観を体感できる展覧会『楳図かずお大美術展』が1月28日(金)より東京シティビューにて開催される。長きにわたって傑出した漫画作品を多く世に送り出してきた楳図かずお。その作品には漫画という既存の分野だけでは語ることのできない先見的な世界観、 幻視的なビジョンが至るところに発揮されている。同展では、楳図かずおが制作に4年を費やした、 27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』を初公開。1990年代の『14歳』以来、27年ぶりとなる新作は、1980年代に描かれた『わたしは真悟』の続編で、今回は漫画としてではなく、アクリル絵画101点の連作絵画として展示される。そのほか、3組の現代アーティストが楳図作品をテーマにインスタレショーションを展開。エキソニモは『わたしは真悟』を映像インスタレーションに、冨安由真 は『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の素描101点をインスタレーションに、鴻池朋子は『14歳』をテーマにした作品群を発表する。また、展覧会会場と同フロアにあるカフェ「THE SUN & THE MOON」では、 期間限定でコラボメニューが登場。 楳図かずおの世界を表現したコラボスイーツやフード、 ドリンクも併せて楽しみたい。『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』 (c)楳図かずお(c)楳図かずお / 小学館(c)楳図かずお / 小学館楳図ハウスパフェ (c)楳図かずお【開催概要】『楳図かずお大美術展』会場:東京シティビュー会期:2022年1月28日(金)~3月25日(金)※会期中無休時間:10:00~22:00(入館は21:30まで)料金:一般2,200円、65歳以上1,800円、大高1,500円、4歳~中学生900円※屋内展望台入館料含む、前売券は各200円割引、事前予約制(日時指定券)◆展覧会公式サイト: ◆巡回情報:大阪会場(あべのハルカス)2022年9月17日(土)~11月20日(日)
2022年01月04日一般財団法人沖縄美ら島財団(沖縄県本部町)は、令和4年2月11日(金・祝)から3月13日(日)の期間中、沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)にて企画展「首里城美術工芸品の現状とこれから」を開催いたします。これまで当財団が行ってきた、首里城美術工芸品(染織・漆器・絵画・書跡・陶磁器・金工品)の収集・復元・修理についての取り組みや、首里城火災後の美術工芸品の調査結果と修理等の経過を報告します。また、首里城基金についてもご紹介いたします。【概要】展覧会名:「首里城美術工芸品の現状とこれから」会期 :令和4年2月11日(金・祝)~3月13日(日) ※休館日:毎週月曜日会場 :沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー) 企画展示室主催 :一般財団法人沖縄美ら島財団観覧料 :無料開館時間:9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで【関連催事】(※事前申込制。1/21(金)より受付開始。お申込み先:098-941-8200)■ギャラリートーク ~学芸員による展示解説を行います~日時:令和4年2月12日(土) 14:00~15:00令和4年3月5日(土) 11:00~12:00 / 13:00~14:00場所:企画展示室定員:10名■講演会「文化財修理の最前線」 ~文化財修理に携わる各分野の専門家を招いてお話を伺います~日時:令和4年2月12日(土) 10:00~11:30場所:博物館講座室定員:60名【展示構成】■第1章 美術工芸品の収集と調査について資料を収集し、模造復元や修理を行うことで多くの知見を得ることができました。模造復元は綿密な調査をもとに、表面に見えるものだけでなく材料・技法も忠実に再現します。銀脚杯・托付銀椀■第2章 被災した美術工芸品の修理と復元について火災による被害概要と修理の様子をご紹介します。資料を一点ずつ開き、状態確認調査を経て、分野ごとに異なるアプローチで修理を行います。修理や復元が完了した資料も公開します。薄紙はがしの様子■第3章 首里城基金と復興への取り組み首里城基金と首里城公園の復興計画をご紹介します。また、活用機会の少なさから技術継承が難しくなった建造物に関する伝統技術を継承する取り組みもご紹介します。手作り瓦製作実習※期間中、一部展示替えがあります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月29日若手作家の登竜門と言われる『VOCA展2022』の選考会が行われ、川内理香子が大賞の「VOCA賞」を受賞した。平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に、1994年より毎年開催されている「VOCA展」。今年で29回目の開催で、これまでに延べ984名(組)の作家が出展している。過去の出展者には奈良美智、村上隆らがおり、ここから大きな躍進を遂げる作家を多く輩出している。大賞の他にも、「VOCA奨励賞」として、鎌田友介、近藤亜樹、「VOCA佳作賞」として谷澤紗和子、堀江栞の受賞が決定。また、大原美術館が同館独自の選考を経て決定する「大原美術館賞」を小森紀綱が受賞している。これらの作品は、2022年3月11日(金)から3月30日(水)までの20日間、上野の森美術館で開催される『VOCA展2022』にて展示される。【VOCA賞】・川内理香子(かわうち りかこ)《Raining Forest》【VOCA奨励賞】・鎌田友介(かまた ゆうすけ)《Japanese houses (Taiwan/Brazil/Korea/U.S./Japan) 》・近藤亜樹(こんどう あき)《ぼくここにいるよ》【VOCA佳作賞】・谷澤紗和子(たにざわ さわこ)《はいけいちえこ さま》・堀江栞(ほりえ しおり)《〈後ろ手の未来〉#2、〈後ろ手の未来〉#3、〈後ろ手の未来〉#4、〈後ろ手の未来〉#5、〈後ろ手の未来〉#6》◇選考委員(上記各賞については、以下の選考委員により選考)家村珠代(選考委員長/多摩美術大学教授)荒木夏実(東京藝術大学准教授)植松由佳(国立国際美術館学芸課長)川浪千鶴(インディペンデント・キュレーター)前山裕司(新潟市美術館館長)【大原美術館賞】※同美術館独自の選考を経て決定。・小森 紀綱(こもり あきつな)《絵画鑑賞》『VOCA展2022』上野の森美術館 : 2022年3月11日(金) ~ 3月30日(水)10:00~17:00 / 会期中無休VOCA展2022公式HP: 上野の森美術館HP:
2021年12月20日「楳図かずお大美術展」が、2022年1月28日(金)から3月25日(金)まで六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューにて開催される。その後、2022年9月17日(土)から11月20日(日)の期間で大阪・あべのハルカスで巡回予定。“ホラーまんがの神様”楳図かずおの大美術展長きにわたり、歴史に名を刻むマンガ作品を多く世に送り出してきた楳図かずお。『へび少女』、『猫目小僧』、そして小学館漫画賞を受賞した『漂流教室』などのヒット作により、“ホラーまんがの神様”とも呼ばれる一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ“グワシ”は社会現象となった。そんな楳図の作品からは、マンガという既存の分野だけでは語りきることができない先見的な世界観、幻視的なビジョンが至るところに感じられる。「楳図かずお大美術展」では、楳図かずおの“比類なき芸術性”に着目し、新作の原画や、代表作を通じ楳図かずおの世界を表現する。会場には、これまでの楳図の経歴を一気に振り返る年表とともに作品発表当時の雑誌やコミックがずらりと勢揃い。『まことちゃん』や『漂流教室』連載初回号の『週刊少年サンデー』など、貴重な資料が展示される。27年ぶりの新作『ZOKUSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』初公開最大の目玉は、楳図かずおが制作に4年の期間を費やした、27年ぶりの新作『ZOKUSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の初公開。1990年代の作品『14歳』以来、楳図かずおにとって27年ぶりの新作だ。『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』は、1980年代に描かれた『わたしは真悟』の続編であり、同時に時空を超えたそのパラレル・ビジョン(並行世界)でもある。生き生きとした筆触や、吸い込まれるような色彩で表現されたアクリル絵画による101点の連作で、今回は“マンガ”のようなコマ割りはなく、1枚1枚が独立して鑑賞できる構成となっている。思わず引き込まれてしまうようなストーリー展開と、鬼気迫る絵画表現、緻密に描き込まれた細部の表現は、1枚1枚立ち止まってじっくりと鑑賞したくなるような圧巻の仕上がり。壮大な物語を全て鑑賞し終えた後の、充実した感覚をぜひ味わってほしい。現代アーティストによる楳図作品がテーマのインスタレーションまた、3組の現代アート界の気鋭たちが、楳図作品をテーマにインスタレーションを展示。千房けん輔と赤岩やえによるアーティストデュオのエキソニモは、『わたしは真悟』の映像インスタレーション、冨安由真は新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の素描101点のインスタレーション、そして鴻池朋子は『14歳』をテーマにした作品群を発表する。エキソニモの作品は、『わたしは真悟』の作中場面を映し出すフューチャリスティックなモニターの背景に、“東京タワー”が見える仕様に。さとるとまりんが頂上から救助ヘリに飛び移った、象徴的な存在である“東京タワー”をインスタレーションとリンクさせている。冨安由真による『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の素描101点から成るインスタレーションでは、色をのせる前の鉛筆画がずらりと並ぶ。鉛筆で細かく描き込まれた素描からは、完成作品とはまた異なる迫力を感じられる。また、素描が取り囲む中央には、冨安が楳図の素描から着想を得て制作した小屋のオブジェを設置。鉛筆で描かれる単色の物語世界と、現実空間が交差するような感覚を楽しめる。鴻池朋子は、『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の素描にインスパイアされたドローイングや、『14歳』に登場する“ゴキンチの先生”の立体作品を展開。また、『14歳』作中に登場する言葉を左手で書き写したドローイングからは、作中で語られる言葉のインパクトを感じられる。楳図かずおの世界を表現したコラボメニュー展覧会の会場と同フロアにあるカフェ「THE SUN & THE MOON」には、期間限定でコラボレーションメニューが登場。楳図かずおの世界を表現したコラボスイーツやフード、ドリンクを提供する。カレーは、漂流教室の荒涼とした砂漠をイメージし、13種類のスパイスが入ったイエローカレーで仕上げた。ココナッツミルク入りのスパイシーでまろやかな味わいだ。また、ガトーショコラや苺をたっぷりと盛ったパフェは、赤と白の楳図かずお邸を表現している。期間限定で提供されるメニューにも注目。寒い日にぴったりの濃厚なホットチョコレートは、まことちゃんの「グワシッ!」をモチーフにしたバレンタイン限定メニュー。2月15日(火)以降の提供となる、まことちゃんの大好物「ダイフク」をイメージしたあんこラテは、「グワシッ!」のマシュマロをトッピングした楽しい和テイストのホットドリンクだ。吉田ユニとのコラボなど展覧会グッズまた、会場併設のグッズショップでは、展覧会オリジナルグッズを販売。手のひらサイズで楳図のアートを楽しめるミニアートコレクションをはじめ、アクリルキーホルダー、クリアファイルなどが展開される。また、吉田ユニがデザインを手がけたグッズも登場。マスキングテープやクッションカバー、ハンカチといったアイテムが販売される。X-girlとのコラボアイテムもX-girl(エックスガール)とのコラボレーションTシャツを販売。展覧会で初公開となる新作『ZOKUSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』のワンシーンや、『わたしは真悟』の扉絵をデザインに採用している。過去に好評だった楳図かずお描き下ろしグラフィックをデザインに採用したTシャツは復刻で登場する。なお、このTシャツはX-girl 店舗およびECサイトにて1月21日(金)より先行販売される。開催概要「楳図かずお大美術展」会期:2022年1月28日(金)~3月25日(金) ※57日間/会期中無休会場:東京シティビュー住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階開館時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)※情勢によりやむを得ず、営業時間に変更が生じる場合や、休業となる可能性あり。料金:一般 2,200円、高大生 1,500円、子ども(4歳~)/中学生 900円、シニア(65歳以上) 1,800円※屋内展望台入館料含む※4歳未満無料※障がい者手帳提示(介助者1名まで)は無料。※前売券各200円割引※本展は事前予約制(日時指定券)を導入。※チケット詳細の発表・発売開始は12月中旬を予定。■前売りチケット情報※特別内覧会に入場できる特別チケットや、BE@RBRICK付チケットは抽選販売。・前売りチケット ※入場日時指定券第1期発売日:12月18日(土)10:00~1月27日(木)23:59第1期:1月28日(金)~2月13日(日)入館分※1月28日(金)0:00 以降は当日料金での販売。第2期発売日:2月14日(月)~ ※その他詳細は後日発表前売チケット料金:一般 2,000円、学生(高校・大学生) 1,300円、子ども(4歳~中学生) 700円、シニア(65歳以上) 1,600円※4歳未満は無料※屋内展望台入館料を含む・特別チケット(特別内覧会入場券+オリジナルグッズ+特別抽選権付)内容:「楳図かずお大美術展」開幕前夜に行われる特別内覧会の入場券となる特別チケットの抽選受付。受付スタート日:12月17日(金)17:00~取り扱い:ローソンチケット※特別チケットではそのほか「楳図かずお大美術展オリジナルボールペン」(非売品)や、楳図かずおのサイン入り賞品が当たる特別抽選の参加権利が付いたお得なチケットを販売。特別チケット料金:2,000円・BE@RBRICK 100% & 400%付チケット(抽選数量限定販売)内容:楳図かずお大美術展の開催を記念して制作された「BE@RBRICK」と入館券がセットになった「BE@RBRICK 付チケット」を抽選受付。受付スタート日:12月28日(火)12:00~取り扱い:ローソンチケット※「BE@RBRICK」は、100% & 400%のセット。「BE@RBRICK 付チケット」の「楳図かずお大美術展」の入館券は日時指定券ではなく1月28日(金)~2月13日(日)の営業時間内いつでも1回のみ入館可能。BE@RBRICK 100% & 400%付チケット料金:20,000円【問い合わせ先】TEL:03-6406-6652(東京シティビュー)【巡回情報】■大阪会場期間:2022年9月17日(土)~11月20日(日)場所:あべのハルカス住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
2021年11月28日三鷹市美術ギャラリーが収蔵する作品群を5回に分けて紹介する『三鷹市美術ギャラリー収蔵作品展』。その第2回となる展覧会が12月4日(土)より前後期に分けて開催される。作品を分野や時代による区分ではなく、作家名を50音順に並べ、作家名順に作品を紹介する同展。前期は、前衛芸術家、作家、路上観察家、エッセイストなど多彩な顔を持つ赤瀬川原平、絵画、版画、映画、小説など芸術のあらゆる分野で活躍したマルチアーティスト・池田満寿夫、版画家の池田良二ら9名の作品計82点。後期は、油彩、水彩、フォト・デッサン、版画それぞれに独自の表現を求めた瑛九の版画作品112点を展示する。三鷹市に収蔵されたがゆえ、偶然隣り合わせに展示されることとなった作品たち。その偶然の出合いを楽しみたい。前期:赤瀬川原平/荒木十畝/池田龍雄/池田満寿夫/池田良二/一原有徳/上前智祐/宇佐美圭司/宇留河泰呂後期:瑛九瑛九《指》1957年池田良二≪不在の気配(7)≫1996年宇佐美圭司《連帯》1968年上前智祐(無題)2000年【開催概要】『三鷹市美術ギャラリー収蔵作品展Ⅱ』会場:三鷹市美術ギャラリー前期:2021年12月4日(土)~2022年1月16日(日)後期:2022年1月22日(土)~2月27日(日)時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)休館日:月曜(1月10日は開館)、1月11日(火)、12月29日(水)~1月4日(火)料金:無料■公式サイト:
2021年11月19日2020年2月、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりやむなく途中閉幕となった『古代中国・オリエントの美術―国宝“細川ミラー”期間限定公開―』展が、1年10カ月ぶりに改めて開催されることとなった。幼い頃から漢籍に親しみ、中国の文化に強い憧れを抱いていた、永青文庫の設立者・細川護立(もりたつ/1883~1970・細川家16代)。大正15年(1926)から約1年半かけてヨーロッパを巡り、のちに国宝に指定される≪金彩鳥獣雲文銅盤(きんさいちょうじゅううんもんどうばん)≫などの中国青銅器や陶磁器を購入したことをきっかけに、本格的に中国美術のコレクションを始めた。同展では、護立が独断即決で購入した “細川ミラー”の名で広く知られる≪金銀錯狩猟文鏡(きんぎんさくしゅりょうもんきょう)≫、滞欧中に手に入れた≪金彩鳥獣雲文銅版(きんさいちょうじゅううんもんどうばん)≫の国宝2点を期間限定で公開。また、同館では8年ぶりの公開となる≪金銀玻璃象嵌大壺(きんぎんはりぞうがんおおつぼ)≫をはじめとした重要文化財5点、最新の調査から作品の特徴が明らかになった古代中国美術作品を新たに展覧。さらに、高度な技術でつくられた大変珍しい逸品≪ゴールドバンドガラス碗≫などの貴重なオリエント美術コレクションも紹介する。国宝≪金彩鳥獣雲文銅盤≫中国 前漢~新時代(前3~後1世紀)永青文庫蔵、2022年1月25日(火)~2月13日(日)限定公開重要文化財≪金銀玻璃象嵌大壺≫中国 戦国時代(前5~前3世紀)永青文庫蔵重要文化財≪銀人立像≫中国 戦国時代(前5~前3世紀)永青文庫蔵≪白釉色絵人物文鉢≫イラン 12~13世紀永青文庫蔵【開催概要】冬季展『古代中国・オリエントの美術 リターンズ―国宝“細川ミラー”期間限定公開―』会場:永青文庫会期:2021年12月18日(土)~2022年2月13日(日)時間:10:00~16:30 (入館は16:00まで)休館日:月曜日(1月10日は開館)、12月27日(月)~1月7日(金)、11日(火)料金:一般800円、シニア(70歳以上)600円、大高300円
2021年11月17日透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという、独自の手法で注目を集める現代美術家・深堀隆介。12月2日(木)より東京の美術館では初となる展覧会『深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」』が、上野の森美術館にて開催される。器の中に樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を少しずつ部分的に描き、さらにその上から樹脂を重ねるという作業を繰り返し行う革命的絵画「2.5DPainting」。2002年にこの手法を編み出して以来、活動の場は国内にとどまらず、ニューヨーク、ロンドン、ミュンヘン、香港など海外でも個展を開催。近年ではライブペインティングやインスタレーションにも力を入れ、表現と活動の幅を広げている。同展では、金魚の持つ神秘性に魅了され、創作を続ける深堀隆介の作品約300点を展示。絵が重なり合い、圧倒的な立体感をもって観るものに迫る“深堀金魚”。 まるで生きているかのように表現された、その不思議な美しさを会場で味わいたい。方舟2009年丹塗り椀 更紗2011年秋敷2020年Photo by Toshiyuki Okabe【開催概要】『深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」』会場:上野の森美術館会期:2021年12月2日(木)〜2022年1月31日(月)時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:12月31日(金)、1月1日(土)料金:前売券一般1,400円、大高1,100円 、中小600円/数量限定深堀隆介描き下ろし 金魚飴付き前売券一般2,200円、大高1,900円、中小1,400円/当日券一般1,600円、大高1,300円、中小800円※前売り券は11月6日(土)~12月1日まで販売公式サイト:
2021年10月29日株式会社 加島美術は、2021年11月13日(土)から11月28日(日)まで、美術品の展示販売会「美祭 撰」を開催いたします。葛飾北斎、上村松園、横山大観などの、選りすぐりの作品約55点あまりを取り揃え、ギャラリーにて展示・販売いたします。また全ての出品作品を掲載したカタログを発行し、ご来場いただけない方にも、見て、買って楽しんでいただけます。美術品を「観る楽しみ」から「持つ喜び」へ。「美祭 撰」は、ワンランク上の美術品をご紹介します。美祭 撰 04 メインビジュアル◆2021年秋の「美祭 撰」3つの見どころ1. 貴重な作品の数々をガラスケースなしに見ることができます加島美術は、創業当初から作品に直接触れる体験を大切にしてきました。ガラス越しではなかなか感じることのできない作品の佇まい、作家の筆遣い、紙や墨が持つ独特の質感や経年美といった、古美術品ならではの魅力を存分に堪能していただけます。2. アートブックのような充実のオリジナルカタログ加島美術がこだわり続けてきたオリジナルカタログ。多くの皆様にご好評いただいているカタログ内のコラムページは、今回も充実した内容でご用意いたしました。特別ゲストをお招きしてお話を伺う「Art Interview」では、北斎館館長として数々の展覧会や作品発掘に携わる安村敏信先生をお招きし、世界中の美術愛好家を虜にする葛飾北斎の魅力を伺いました。また、「数寄がたり」では、府中市美術館学芸員の金子信久さんによる江戸時代の虎の絵についての考察を掲載。「日本美術を支える人々」では、公益財団法人摘水軒記念文化振興財団理事長の寺嶋哲生さんに、近世絵画のコレクションをつくり育てる愉しみについてお話いただきました。美術ファンの皆さまに読み物としても楽しんでいただけるアートブックのような一冊です。新規でお申し込みいただいた方には、無料でカタログを進呈いたしておりますので、お気軽にお問い合わせください。3. 2021年秋の「美祭 撰」注目作品約1年半ぶりの開催となる今回の「美祭 撰」では、選りすぐりの作品約55点を出展いたします。どれも加島美術が自信を持ってお届けする優品ですが、中でも今回の注目作品は葛飾北斎の肉筆画「水草水鶏図」、狩野一信「獅子落子図」、前田青邨「富士」。その他にも、松尾芭蕉、白隠慧鶴などの筆跡、上村松園、伊東深水、小野竹喬などの近代絵画といった、珠玉の作品を取り揃えております。前田青邨 「富士」・葛飾北斎「水草水鶏図」紙本 着色本紙61×28cm / 全体151×39cm¥16,000,000・前田青邨「富士」紙本 着色 共板 額装本紙58×83cm / 全体82×108cm¥6,000,000・白隠慧鶴「越後三尺坊図」紙本 水墨 淡川康一箱書本紙122×29cm / 全体210×40cm¥7,800,000・上村 松園 「紅葉」色紙 金地絹本 着色 額装 東美鑑定証書全体51×47cm¥7,000,000・狩野一信「獅子落子図」紙本 水墨本紙180×93cm / 全体284×108cm¥6,500,000・伊東深水「日比谷公園」絹本 着色 額装 東美鑑定証書本紙43×57cm / 全体63×76cm¥6,000,000・松尾芭蕉「花の雲・・・」短冊台貼幅 紙本 俳聖芭蕉翁生誕三百年記念展覧会出品全体147×23cm¥5,000,000・小野竹喬「茜」紙本 着色 共シール 額装 笠岡市立竹喬美術館「小野竹喬のすべてPartI」所載本紙17×23cm / 全体30×36cm¥4,500,000※価格は全て税込です。伊東深水「日比谷公園」上村松園 「紅葉」◆開催概要日時: 2021年11月13日(土)~11月28日(日)10:00~18:00 会期中無休会場: 加島美術 東京都中央区京橋3-3-2URL : ※新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、営業日時が変更となる可能性がございます。予めご了承ください。◆会社概要株式会社 加島美術〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2 SNSでも随時情報公開中Facebook : Twitter : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月27日誰もがよく知る美術作品などを独自の視点で改変し、絵画の新たな可能性に挑戦し続けている現代美術家・福田美蘭(1963-)。新たなものの見方や考え方を提案する福田の芸術は、単なる絵画という枠にとどまらず、豊かな発想力によって独自の展開を遂げた作品を多く発表してきた。同展では、菱川師宜から葛飾北斎、伊藤若冲といった千葉市美術館が所蔵する浮世絵、江戸絵画の名作を福田美蘭が自らセレクトし、それを題材に新作16点を制作。発想の元となった作品と対応させ、浮世絵、江戸絵画と現代美術のコラボレーションを展開。だまし絵や描き表装、3D画像など視覚を揺さぶるトリックを用いて、鑑賞者の常識を覆す新しい見方を提示する。また、これまでも地下鉄サリン事件や東日本大震災など、社会を揺るがす出来事をテーマに作品を制作してきた福田だが、今回、東京2020オリンピック開催に対する戸惑いや、新型コロナウイルスの猛威への恐れ、終息への思いを込めた新作を制作。福田の飽くなき探求心をもって制作された作品を通して、コレクションの意義を見直すとともに、絵画を通して現代を生きる私たちにメッセージを投げかける。月岡芳年《風俗三十二相けむさう享和年間内室之風俗》明治21年(1888)千葉市美術館蔵伊藤若冲《雷神図》宝暦-明和期(1751-72)頃千葉市美術館蔵福田美蘭《大津絵−雷公》2014年群馬県立館林美術館蔵菱川師宣《酒呑童子褒賞》延宝(1673-81)末期千葉市美術館蔵福田美蘭《大江山の酒吞童子退治》2019年【開催概要】『福田美蘭展千葉市美コレクション遊覧』会期:2021年10月2日(土)– 12月19日(日)会場:千葉市美術館時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)休館日:10月4日(月)、11月1日(月)、12月6日(月)※10月11日(月)、11月15日(月)は休室日料金:一般1,200円、大学生700円※10月18日(月)は「市民の日」につき観覧無料※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は共通チケット半額千葉市美術館公式サイト:
2021年09月10日企画展「はじめての古美術鑑賞 ―人をえがく―」が、東京・青山の根津美術館にて、2021年9月11日(土)から10月17日(日)まで開催される。「はじめての古美術鑑賞」人物画にフォーカス古美術の見どころをわかりやすく開催する展覧会「はじめての古美術鑑賞」は、根津美術館にて継続的に開催されている企画展。シリーズ5回目を迎える今回は“人物画”にフォーカスし、時代ごとに異なる人物画の在り方と、主な人物画のジャンルを紹介していく。古代~近代における人物画の対象の変遷今でこそ人物画は当たり前に描かれているが、古代の日本においては、自分の姿が描かれることは忌むべきことだとされていた。そんな中でも例外的に描かれていたのが信仰対象となった人々。釈迦如来と法相宗の教主である弥勒、法相の祖師たち11人を描いた曼荼羅や、真言宗の開祖・空海こと弘法大師を描いた肖像画など、人物画に描かれるのは“聖なる人”のみであった。平安時代末期頃からは徐々にこの流れに変化が起こり始め、鎌倉時代には公家や武家など在世中の高貴な人々を描いた絵画が一般的になる。さらに時代が進むと、描かれる対象はさらに広がり、市井に生きる庶民なども描かれるようになる。たとえば、室町時代の「飼馬図」には、中国でよく描かれた、馬の世話をする異国の人びとを描写。繊細な線と淡彩を駆使した同作は賢江祥啓の代表作であり、祥啓が中国画から学んだ成果が存分に発揮されているのがうかがえる。また、江戸時代に描かれた「風俗図」には、中幅に禿を従えた遊女、向かって右にかぶき者、左に若衆が生き生きと描かれている。金泥と濃彩を用いた衣装や、金切箔、砂子を多用した拝啓装飾など、桃山時代の遺風を継ぐ表現にも注目だ。西洋からの影響が見られる近代以降の人物画もさらに、近代以降の人物画も登場。橋本雅邦が臨済宗の開祖・臨済義玄を描いた「臨済一喝」は、狩野派の筆法をベースに、西洋画から学んだ繊細な陰影による立体表現が駆使されている。また、振袖の少女とじゃれつく子犬を描いた堂本印象の「手毬図」は、円山四条派の伝統を受け継ぎつつも、鮮やかな色使いを駆使することで軽快な印象を生み出している。朝鮮陶磁&茶の湯に関する展示も同時開催加えて、根津美術館では他の展示も開催。朝鮮陶磁を紹介する「陶片から学ぶ ―朝鮮陶磁編―」や、秋に使い納めを迎える茶や夏の道具の名残を惜しみ、寂びた茶道具約20件を紹介する「残茶 ―秋惜しむ―」も同時開催される。【詳細】企画展「はじめての古美術鑑賞 ―人をえがく―」開催期間:2021年9月11日(土)~10月17日(日)会場:根津美術館住所:東京都港区南青山6-5-1休館日:月曜日、ただし9月20日(月・祝)、10月11日(月)は開館し、9月21日(火)は休館開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)入館料:一般 1,300円(1,100円)、学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料※オンラインでの日時指定予約制※( )内は障害者手帳提示者および同伴者1名の料金※オンライン日時指定予約の定員に空きがある場合のみ、当日券(一般1,400円)を美術館受付にて販売■日時指定予約制・来館希望時間帯の2時間前までに根津美術館ホームページ上にて日時指定券を購入(クレジットカード決済のみ)・根津倶楽部会員、招待はがきを所持していて入館無料の場合も予約が必要【問い合わせ先】根津美術館TEL:03-3400-2536 (代表)
2021年09月10日企画展「ミニマル/コンセプチュアル:ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術」が、千葉のDIC川村記念美術館にて、2021年10月9日(土)から2022年1月10日(月・祝)まで開催される。その後、愛知県美術館、兵庫県立美術館に巡回する。ミニマル・アートとコンセプチュアル・アートを中心に紹介ドイツのデュッセルドルフで1967年にギャラリーをオープンしたコンラート・フィッシャーは、同時代の新しい芸術動向をいち早く紹介し、ミニマル・アートとコンセプチュアル・アートの国際的な展開において重要な役割を担った。本展では、フィッシャー夫妻のコレクションを所蔵するノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術の協力のもと、1960年代から70年代のアメリカとヨーロッパにおける、ミニマル・アートとコンセプチュアル・ アートを中心とした作品など約100点を紹介する。ミニマル・アートは、1960年代に主にアメリカで興った美術潮流だ。その特徴には、レンガや金属板、蛍光灯などの工業用素材や既製品の使用と、正方形や立方体といった単純で幾何学的な形態やその反復に基づく構造が挙げられる。作品からは作家の感情などを排することで、その物質性が前景化されることになる。一方でコンセプチュアル・アートは、ミニマル・アートに続いて登場し、同時代的に展開。芸術の要素として、実際の制作物よりもアイディアやコンセプトを重要視するものであり、表現媒体にも、言葉をはじめ、写真、映像、印刷物、日用品、自然物、そして作家自身の身体などが多岐にわたって使用された。コンラート・フィッシャーの画廊は、こうした新しい美術動向を紹介する国際的な拠点のひとつとなった。フィッシャーは、完成した作品を海外から輸送するよりも、作家本人をデュッセルドルフに招いて現地で作品を制作したり、作家による指示書に基づいて展示設営を行ったりと、斬新なプロセスで展覧会を手がけたのだった。本展では、ソル・ルウィットやロバート・ライマン、ダン・フレイヴィン、河原温、ダニエル・ビュレンなど、1960年代から70年代のミニマル・アートとコンセプチュアル・アートを中心とした作品に加えて、その生成をひもとく資料も紹介。さらに、国内所蔵の主要作品も展示し、今日の美術にも大きな影響を及ぼしたこれらの芸術動向を再考する。展覧会概要企画展「ミニマル/コンセプチュアル:ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術」会期:2021年10月9日(土)〜2022年1月10日(月・祝)会場:DIC川村記念美術館住所:千葉県佐倉市坂戸631開館時間:10:30〜16:00(入館は15:30まで)休館日:月曜日(1月3日(月)・10日(月・祝)は開館)、12月25日(土)〜1月1日(土)入館料:一般 1,300円、学生・65歳以上 1,100円、小中学生・高校生 600円※事前予約制■出品作家(予定)カール・アンドレ、リチャード・アートシュワーガー、ローター・バウムガルテン、ベルント&ヒラ・ベッヒャー、マルセル・ブロータース、スタンリー・ブラウン、ダニエル・ビュレン、ハンネ・ダルボーフェン、ヤン・ディベッツ、ダン・フレイヴィン、ギルバート&ジョージ、河原温、ソル・ルウィット、リチャード・ロング、ブルース・ナウマン、ブリンキー・パレルモ、ゲルハルト・リヒター、ロバート・ライマン■巡回情報・愛知県美術館会期:2022年1月22日(土)〜3月13日(日)住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2・兵庫県立美術館会期:2022年3月26日(土)〜5月29日(日)住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内)【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2021年09月03日日本一高いビル「あべのハルカス」16階の「あべのハルカス美術館」では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2021年度後半は9月より「tupera tupera のかおてん.」、11月より「コレクター福富太郎の眼」、1月より「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」の開催を予定しております。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記3本の展覧会に続き、新たに2022年度前半に開催する展覧会が決定しましたのでお知らせします。「庵野秀明展」会 期 :2022年4月16日(土)~6月19日(日)開 催 趣 旨 :総監督を務めた最新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が、興行収入100億円を突破し、今なお記録を伸ばし続けている庵野秀明。本展は、アニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、創作活動の秘密に迫ります。自身の原点となった「アニメ」「特撮」作品の貴重な原画やミニチュアなどをはじめ、アマチュア時代から現在までの直筆の膨大なメモやイラスト、独自の映像作りに欠かせない脚本、設定、イメージスケッチ、画コンテ、レイアウト、原画からミニチュアセットに至るまで多彩な制作資料を余すところなく展示する世界初の展覧会です。「出版120周年 ピーターラビット展」会 期 :2022年7月2日(土)~9月4日(日)共 催 :朝日新聞社、関西テレビ放送、東映開 催 趣 旨 :今なお世界中で愛され続けるいたずらなうさぎ、ピーターラビット(TM)。作者のビアトリクス・ポターTMによって紡ぎ出され、ロンドンのフレデリック・ウォーン社から出版された物語は、2022年に出版120周年を迎えます。本展は、ピーターラビット誕生前夜から今日に至るまでの歩みを作品や資料合わせて約170点から振り返るものです。物語の原点である絵手紙と、『ピーターラビットのおはなし』の彩色原画全点が一堂に展示されるのは日本初の機会となります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月03日加島美術は、2021年9月18日(土)~2021年10月3日(日)にかけて、“祈り”にフォーカスを当てた企画展「祈り展~Inori~」を開催いたします。人々の祈りの対象となってきた仏教美術、そして作家自身の祈りを込めた現代アート作品まで、多岐にわたる祈りの姿をご紹介します。出展点数約40点。観覧無料。祈り展~Inori~ メインビジュアル【「祈り展~Inori~」について】古より「祈り」は人々とともにありました。人は常に神仏に祈りを捧げ、想いを巡らせてきました。「祈り」を表す美術は、およそ4万年前に描かれた壁画に遡ります。日本には飛鳥時代に百済から仏教が伝来すると同時に、仏教美術、つまり「祈り」の芸術が広まったと言われています。本展では、美術史の中で表現されてきた「祈り」に焦点を当てます。仏教を背景とした宗教的な「祈り」をはじめ、書家や画家が作品に込めた思い、写真や造形に投影される願いもまた、一つの「祈り」の形ではないでしょうか。美術品を媒体として時代を越えて様々な形で表現される「祈り」の姿に触れ、未曾有の時代を生き抜く力を、更には、豊かな時間を味わう心を忘れないで欲しいという願いを込めた展覧会です。重要美術品指定作品の仏教美術から、古典の流れを汲む近代美術、そして現代作家たちの作品まで一堂に会する貴重な機会です。ぜひご高覧下さい。村上 華岳「觀世音菩薩図像」【出展作家】白隠慧鶴(1685-1768)江戸中期の臨済宗の僧。駿河生。十五才で松蔭寺単嶺祖伝に就いて出家、慧鶴と称しました。享保二年、松蔭寺の住持となり、翌年妙心寺の第一座となりました。東嶺円慈、遂翁元盧らを育て、臨済禅の中興を成し遂げ、民衆に禅を広めました。また、膨大な書画を残したことでも知られ、達磨や、儒教、民間信仰、歌謡など様々な要素を用いた禅画はユーモラスで、今なお人々を魅了し続けています。井上有一(1916-1985)書の世界に新風を巻き起こした、前衛書を代表する一人です。上田桑鳩に師事し、墨人会を結成。それまでの書の概念を塗り替え、書を芸術作品へと昇華させました。墨で書かれた豪快なラインは前衛的で、海外でも、ニューヨーク近代美術館での「Japanese Calligraphy」展、サンパウロ・ビエンナーレ、ドクメンタ2などに参加し、高く評価されました。井上 有一「佛」村上華岳(1888~1939)大正から昭和の日本画家。本名は武田震一。京都絵専卒。文展に入選を重ね、大正五年に特選となったものの、やがて文展に対抗し土田麦僊、小野竹喬、榊原紫峰らと国画創作協会を結成。のち持病の喘息の悪化により神戸に居を移して、徐々に画壇から離れ作画を行いました。聖と俗の不思議と融合した精神性の高い仏画を多く描きました。その他、小林古径、秦テルヲ、岡本太郎、山口長男、浜田浄、六田知弘など、ジャンル、世代を超えた作家たちの作品を出展いたします。【本展のみどころ】1. 仏教美術から現代アートまで、多岐にわたる作品が一堂に!重要美術品指定作品の仏教美術や、禅林墨蹟をはじめとした古典の流れを汲み、破壊と創造を繰り返しながら独自の世界を創りだした書家たち、或いは芸術と宗教の融合を目指した異才の画家などの物故作家から、現在も活躍する画家、陶芸家、写真家の作品を無料で楽しんで頂ける貴重な機会です。「金銅四橛(こんどうしけつ)」 銅 鍍金 重要美術品 古香庵旧蔵2. カタログは無料、自宅でゆっくり楽しめる出展される作品や展示会の雰囲気を、ご自宅にいながら少しでもお楽しみいただけるように、本展の全作品を掲載したカタログをご用意しました。本カタログは、ご希望の皆様全員に無料でお送りいたします。ぜひこの機会にお申込みください。価格も明記しているので、お気に入りの作品が見つかりましたら、お電話やFAX、メールにてお問合せいただく事ができます。また、紙のカタログ以外でもパソコン、スマートフォンなどでもご覧いただけるオンラインカタログもご用意しております。ぜひこの機会にお申込みください。カタログのお申し込みは加島美術までご連絡ください。加島美術HP: Tel:03-3276-07003. 貴重な作品の数々をガラスケースなしに見ることができる!会場では貴重な作品の数々を、ガラスケースなしで展示しております。作品が持つ迫力を存分に楽しんでいただける展示会となります。美術品を直接見ることでしか伝わらない作品独特の質感やその佇まいをぜひ感じてください。【ハイライト作品】円空「十二神将 辰像」円空は江戸前期の木食僧、仏師、歌人として知られ、「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残しました。本作は、大明神像と十二神将像、計13体のうちの1体、辰神像として制作されました。これらの神像は60年ほど前に散逸し、そのうち1体は岐阜県の荒川豊蔵記念館に蔵されている事がわかりましたが、残りの12体の行方は、杳として知れませんでした。しかし、本作により、約60年ぶりにその所在が明らかになりました。荒々しい鑿痕と奔放な造形、うっすら見え隠れする柔和な表情が、我々の心をひきつけてやみません。円空「十二神将 辰像」白隠 慧鶴「猿猴捉月図」芹沢 銈介「佛手」六田知弘「水ノ貌M-05」山口 長男「漂」岡本 太郎「作品」【「祈り展~Inori~」開催概要】企画展名: 祈り展~Inori~企画展HP: 日時 : 2021年9月18日(土)~10月3日(日)10時~18時 会期中無休展示点数: 約45点 販売あり出展作家: 井上有一、猪熊弦一郎、円空、岡本太郎、小林古径、芹沢銈介、大愚良寛、白隠慧鶴、秦テルヲ、浜田浄、六田知弘、棟方志功、村上華岳、山口長男、ほか会場 : 加島美術電話番号: 03-3276-0700参加費 : 入場無料アクセス: 〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分JR 東京駅 八重洲南口 徒歩9分※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、営業日・時間が変更となる場合がございます。変更の際には、弊社ウェブサイトや各種SNSにてお知らせしております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月01日猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展」の秋の巡回展が、愛知県のトゥデイズ ギャラリー スタジオ ナゴヤ(TODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA)にて、2021年9月18日(土)から10月10日(日)に開催される。「ねこ休み展」が1年ぶりに名古屋で1年ぶりの開催となる名古屋での「ねこ休み展」。今回もプロ・アマ問わず人気の猫クリエイターが一堂に会し、猫の可愛さがたっぷり詰まった写真の展示や猫モチーフのグッズ販売を行う。今回登場するスター猫たちのトータルSNSフォロワー数は驚異の300万人越え。展示作品のほとんどは新作となり、SNSに未公開の作品も多く展示される予定だ。スター猫たちの“癒し”作品を展示新たなスター猫には、3匹の猫と暮らすふわふわの「Hana」や、むっちりボディとつぶらな瞳がチャーミングな「ぐっぴー」らが仲間入り。名古屋会場初登場する。また、インスタグラムのフォロワーが14万人を超えるスター猫「寅次郎」の妹猫「小梅」の作品も初展示。生後幼い小梅が、寅ちゃんと少しずつ距離を縮める可愛らしい姿を見ることができる。名古屋限定グッズの発売も会場内の特設ブースでは、キュートな猫だるまが人気のクリエイター「marucoro chan」とのコラボレーションイベントを開催。「さるかに合戦」や「一寸法師」など日本の“昔ばなし”をテーマにした立体作品を展示するほか、数量限定グッズの販売も行う。名古屋会場限定の新作グッズにも注目。ぬいぐるみやキーホルダー、アクセサリーまで、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが集結する。なお、来場者特典として6周年記念ポストカードの配布も行われる予定だ。見ているだけでもほっこりと癒される「ねこ休み展」。この機会に是非、足を運んでみては。【詳細】猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展 秋 2021」開催日時:2021年9⽉18⽇(⼟)〜10⽉10⽇(⽇) 11:00〜18:00休館日:毎週⽉曜⽇・⽕曜⽇※但し、9月20(⽉)祝⽇は開館 9月22(⽔)は振替休⽇会場:TODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA住所:愛知県名古屋市中区新栄1丁⽬17-12入場料:600円/3歳以下は⼊場無料※内容は変更になる可能性あり■グッズ例:・⼀⼨法師の猫こけし 1,650円・<灯さかす>ましまろうオリジナルぬいぐるみ 各2,145円~・ツートン猫ピアス 各2,750円
2021年08月30日カルティエ現代美術財団が7月21日より、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて「横尾忠則:The Artists」展を開催する。本展は横尾の世界観に浸ることのできる展覧会。アーティストや哲学者、科学者など、当財団の依頼で横尾忠則が描いた肖像画のシリーズ全139作品が織り成す星座は、カルティエ現代美術財団というフランスの文化機関の歴史を刻んだ人々へのオマージュとなっている。横尾は人物の特異性を生かし、キャンバスを芸術的な実験の遊び場に変え、ユニークなキャラクターの個性を表現。展示では横尾の計り知れない独創的な才能をまとめて展示する肖像画ギャラリーが出現する。2014年、カルティエ現代美術財団が設立30周年を迎えるにあたり、1984年の創設以来、財団における展覧会の歴史として刻んできた人々の肖像画を横尾に依頼した。彼は1日に1か2作品、ときに3作品というペースで3カ月を肖像画制作に費やし、石上純也や川内倫子、アニエス・ヴァルダ、蔡國強など、世界中の芸術家や思想家、 批評家や科学者らの肖像画の制作に取り組んだ。油彩画の技法や33cm×24cmというサイズは作品のすべてに共通しているが、表現においては実に多彩なスタイルが試みられている。「変化は創造である」と名言している彼にとって、キャンバスは無限の実験空間。新たな表現方法を展開できる場であり、グラフィックとイメージとの戯れの場でもあるのだ。世界観を一層深く伝えるのが、 映像作家の岡本憲昭が本展のために制作した映像だ。東京都内にあるアトリエで横尾は、カルティエ現代美術財団との関係や21_21DESIGN SIGHTの創立者でもある三宅一生との関係について心のままに語っている。本展のポスターも横尾によって制作された。三宅一生やサラ・ジー、マーク・ニューソン、ロン・ミュエクらの肖像画の宇宙が影として描かれ、謎めく横尾の自画像をとり囲む。そこでは描かれる対象であるアーティストのみならず、横尾本人に関してもまた、肖像画の制作を通して語られるのだということが示唆されているのだ。本シリーズの制作を通して画家が改めて見いだすのは、自身の絵画のエッセンスそのものであり「私は発見するために描く。私はいまだ新たな自分自身を探している」と語る創造の原動力。カルティエ現代美術財団という「大きなオーケストラ」の結成を示すものであると同時に、肖像画によって横尾忠則が描きだす世界、それは、アーティストとの関係こそが活動において何よりも重要であるとする当財団の精神に他ならない。この肖像画シリーズは、横尾忠則とカルティエ現代美術財団が育んできた関係が実を結んだものでもある。 肖像画シリーズの依頼に先駆ける2006年、カルティエ財団はヨーロッパでは初となる横尾忠則の絵画の展覧会を開催。さらに2011年「Mathematics: A Beautiful Elsewhere」展のポスターを横尾に依頼。それ以来、横尾は財団のプログラムに関わる重要な作家のひとりだ。こうした横尾との関係の継続性は、カルティエ現代美術財団とアーティスト達との永続的な関係の現われであり、思想家や研究者、クリエイター達のコミュニティと長期的な視野に立って信頼に満ちた対話を重ねてきたことを物語るものでもある。さらに当財団では横尾忠則の主要な2作品「五感の叫び」(1999年)と「湯の町睡蓮(芸者鏡)」(2004年)を所蔵しているが、これらの作品は今夏、 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3での展覧会と同時期に東京都現代美術館で開催される大規模な個展「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」(2021年7月17日—10月17日)でも紹介される。ぜひこの機会をお見逃しなく。■展示情報「横尾忠則:The Artists」7月21日(水)~10月17日(日)開館時間:平日 11:00—17:00、土日祝 11:00—18:00※変更する可能性がございます休館日 : 火曜日入場料 : 無料※混雑状況によっては入場をお待ちいただく場合がございます会場 : 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
2021年07月20日