〜美しい女性は総合芸術→だから品が漂う!〜この世は楽しいことばかりのユートピア・桃源郷ではありません。仕事もプライベートも全て順調・平和で幸せだけの人生を願うのは自由ですが、そうはいきません。正負の法則がこの世の法則なのですから。大きく得れば大きく失うもの。逆に小さな“正”しか得られなければ、“負”もまた小さくて済みます。ですから「人生、何事もほどほどでけっこう。無病息災が一番」と思えるようになったら、焦らず落ち込まず人を羨ましがることもなく、精神衛生上は大変のんびりと良い状態で気持ちよく人生を送れます。結局、「まあまあ、これでいいや」と自分で満たされなければ、いつまでも「もっと、もっと」と大欲をかき、結果は正負の法則通りに大損をして落ちていくだけです。幸せ・不幸せとは、その人の心次第、心象風景が現れるもの。身心が満たされて、美しくなければ、何をどれだけ巨満の富を持っても空しく不幸なのです。これからの人生に是非お役立てください。
2017年08月24日~洗練された社交術でも意思疎通〜戦前に日本人が身に着けていた優れた美意識の1つが「奥ゆかしさ」です。その奥ゆかしい大人の洗練された上手なお付き合いの方法の1つが「ぼちぼちでんなあ」です。大阪商人が仲間内で交わす挨拶ですが、「儲かりまっか?」の問いに、「儲かってますわ」では嫌みにとられ妬まれますし、「あきまへんなあ」でも、足元を見られ状況によっては取引に影響します。「ぼちぼち」こそ儲かっていない人からへりくだったさしさわりない玉虫色の表現で、奥ゆかしく、洗練された大人の社交術です。このように日本には多くの“奥ゆかしさ”を含む言葉がたくさんありました。それを今一度掘り起こし光を当て、日常会話で使ってみてください。コミュニケーションを楽しくユーモアに図れて、人に好かれるでしょう。
2017年08月21日~繰り出す負をことごとく正に変えた女性〜幸田文さん、長編小説「流れる」「父」など様々な作品を世に送り出した女流作家。偉大な文学者であった父・幸田露伴さんに物凄くシゴかれ苦労したことを生前ご本人から伺いました。ちょっとお洒落をしただけで「お前みたいな不器量で不器用な娘には任じゃない」とこともなげに言われたとか。しかし、父が繰り出す様々な“負”の刃を見事に打たれ強く我慢強く“正”に変えて、あれだけの優れた作品を残し、着物も江戸風ないなせな着こなし、美しい言葉遣いや立居振舞いなど、ほれぼれする様な本当にいい女っぷりを努力で手に入れておりました。どんなに厳しい環境でも、相手が負の刃を投げつけようとも自分の心の持ちよう、努力次第で、それをとてつもない正に変えることができるのです。皆さんも文さんの心意気に負けないよう努力しましょうね。
2017年08月17日~見えないものを信じないは寂しい〜Q…夏は怪談話や肝試しなど幽霊を語られることが多い季節ですが、あなたは霊の存在を信じますか? ~Thinking Time~A…肉眼で見えないものを信じないのが人間の性癖。だから目に見えない霊も信じないという人を多くお見受けします。しかし、目に見えないから存在しないのなら、音は?空気は?電波は?気配は?目には見えませんが存在しますよね。だから霊も見えないだけで確かに存在しております。それが見えるか見えないかは、電波とテレビの関係と同じように周波数が合えば実は見えるのです。たとえば幽霊が出している1のチャンネル周波数に、多くの人は3のチャンネルに合わせているから見ることができない。幽霊が出している周波数に合った人が霊感云々関係なく姿を見ることができる。別に不思議なことでも何でもありません。原子や電子、中性子、陽子、素粒子が存在するのと同様に“霊子”も確かに存在しているのです。あたり前のことです。怖がることなどではありません。
2017年08月14日お盆シーズンに突入。年末年始と並ぶ帰省シーズンということで、里帰りの予定がある人も多いでしょう。実家ってくつろげるし、黙っていてもご飯が出てきたり、お風呂の用意ができていたり。至れり尽くせりで本当にありがたいですよね。ですが、それなりの年になると「帰りたくない」と思うこともあるかも?親や親せきからのシングルハラスメントって結構めんどくさいし…。■シングルハラスメントって?シングルハラスメント、略してシンハラとは、独身者に対して結婚を急かすような発言をし、傷つけること。30を過ぎてうん年経つと、親は諦めるのか、あまりうるさく言わなくなったりする場合もあるそうです。でも、たまにしか会わない親戚のおじさん・おばさんは、何かとプレッシャーをかけてくるもの。「結婚まだなの?」「誰かいい人いないの?」あたりは序の口で、「うちの子(いとこ)は2人め産まれたよ」「〇〇ちゃんも、早く親に孫の顔見せてあげなよ」「いつまでも1人でいるのは親不孝だよ」etc.こういうことを言われ続けると、相手に悪気がないとわかっていても、笑顔が引きつっちゃいますよね。『もののけ姫』の山犬(美輪明宏さん)の声色で「黙れ小僧」とか言えたらいいんだけど、そうもいかないし…。あの「独身=不幸」「結婚してない人=落伍者」みたいな価値観って何なんでしょう?独身でも人生を謳歌している女性はたーくさんいるのに!■妥協せずに結婚できるのは32歳まで?ただ、「余計なお世話」「お前に関係ないわ」と心の中で叫んでいても、実際、結婚したくないわけでもなかったりするから、悩ましいっていう。今すぐには結婚したくなくても、いつかは…2~3年のうちには…などと思っている人は少なくないでしょう。で、現在、相手がいないor今の恋人とは結婚の可能性ゼロという場合は、「もしかしたら一生結婚できないかも」という不安に夜も眠れなくなったり。恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士いわく「妥協せずに結婚できるのは32歳まで」。結婚紹介所では34歳がギリギリで、35歳を過ぎると結婚相手としての価値が暴落するのだそうです。そういうのを聞いちゃうと、より「結婚かぁ…」なんて溜息が出ちゃう?結婚に近づくには、いったい何をすればいいのでしょうか!?■「婚活の女神」と二人三脚で結婚へ“おひとりさま”を抜け出すためには、結婚のプロに頼るのが一番。といっても、お見合いおばさんとかではありません。おすすめは「婚活の女神」ことイリヤさん。鑑定歴25年、占ってもらうと3年以内に結婚できると口コミで話題!人気女優と人気ダンスグループのリーダーの年の差婚を的中させたことでも知られる占い師さんです。そんなイリヤさん監修のモバイルサイト『婚活の女神イリヤ 結婚の夢叶えましょ』には、5万人以上を鑑定した彼女ならではの、幸せな結婚を引き寄せるエッセンスが凝縮されています。このサイトでは、「あなたを待つ運命的な出会い」から「結婚相手としての自分の魅力」「彼の今の結婚願望」「玉の輿の可能性」などまで、結婚にまつわる“知りたい”をマルっと占えちゃうんですよ。中でも手軽に試せるのは、今の状況をチェックできるタロット占い。どんなことを占えるかというと…。タロットで現状を占ってみた◎今、私に好意を持っている人親兄弟と距離が近くて、ひょっとしたら面倒をみていることもあるかもしれません。(中略)こういう人とだと、家族ぐるみの温かいおつき合いができるでしょう!◎私のことをどう思っていますか?正義(正位置)私さんを心から信用しているみたい。つまり、自分の仲間や味方だと思われているということです。それに、正しい思考を持っている人だと感じてもいるわ。だから、何かを相談するなら私さんだと思っているんじゃないかしら?(中略)しばらくは、いい関係が続くかもしれません。こんな感じで、今知りたいことがサクッとわかります!他にも「今日の出会いは発展しますか?」「今、連絡してもいいですか?」「彼は私とどうなっていきたい?」など、様々なメニューが。どっちなのかな?どうすればいいのかな?と悩んでいることがあるなら、とりあえず占ってみるとモヤモヤが晴れるかも。結婚の夢、叶えましょ!結婚するために自分の魅力や弱みを理解することに重きを置いた占いメニューとタロット。そして、イリヤさんがこれまでの鑑定で得た、結婚にまつわる知恵やメソッドをアドバイスする占術とコラムを掛け合わせたコーナーなど、とにかく強力に結婚を引き寄せるためのコンテンツが盛りだくさん!一刻も早く幸福な未来に近づくため、今すぐ『婚活の女神イリヤ 結婚の夢叶えましょ』をチェックしてみてはいかがでしょうか。楽しみながら、いろいろ占っているうちに、結婚の夢が叶っちゃうかもしれませんよ!イリヤ鑑定歴25年、5万人以上を鑑定。2009年「くちこみっ」出演。鑑定を受けると3年以内に結婚できると話題になり、「婚活のカリスマ」「婚活の女神」と呼ばれる。
2017年08月11日~恋は盲目にならないためにはどうする〜Q…「恋愛は知能ゲーム」「恋は小出しが原則」と言いますが、恋は盲目と言うように、好きな相手のことで頭がいっぱいになり、なかなか小出しができません。何か良い思索はありますか?A…実践作業は、恋と同じ位夢中になれるものを見つける!<解説>…恋愛を人生の全てにしてはいけません。特に若い女性の方は恋愛依存型の方を多くお見受けしますが、恋愛以外に生き甲斐や人生の過ごし方、集中できる趣味興味、仕事を分散して持っておくことです。転ばぬ先の杖を何本も用意しておくことです。そうすれば心にも時間にもゆとりができるので、相手にばかり重苦しい鉛の津波のように襲い掛かって「重苦しい女だなぁ」などうんざりされなくて済むのです。失恋しても傷が浅くて済みます。余裕がある方が恋愛は勝ちです。向こうが焦ってきます。惚れるより惚れさせることです。
2017年08月10日〜パワーは自分で作り出すもの〜数年前からでしょうか、パワースポット巡りが流行するようになりました。そうした神社仏閣でパワーをいただいて、明日への活力にしようと考えるのは悪いことだとは言いませんが、一時的にパワーをもらっても、パワーが切れてしまえば、またどこかへもらいに行かなければいけないでしょう。私もよく「パワーをください」と言われることがありますが、「あげません!」ときっぱりお断りします。パワーをもらおうとするのではなく、人にパワーをあげようと思えば、パワーは徐々に沸いてくるものなのです。そうすると、自然に自信も沸いてきます。どうすれば人にパワーを与えられるようになるか、そういうことを日々考えて行動していれば、何もパワースポットに出かけなくても、自ずと生み出すことができるようになるのです。パワー貧乏で一生もらい歩くか、それとも、自前でパワーを作り出して人に与えるか。どちらの人生がよりよいか、もうおわかりですね?
2017年08月08日~夏と上手につきあいましょう〜夏は汗がつきもの。多汗症に悩む方も少なくないと思います。私はあまり汗をかかない体質ですので、そういう方がうらやましく思えます。なぜなら、新陳代謝がよくて老廃物が体の中にたまらないわけですから、ツルツルピカピカのお肌でいられるんですもの。こう考えれば、自分では欠点だと思っていることが、他人からみれば欠点でもなんでもないことがよくあります。幸い、今では制汗剤もたくさん出回っていますが、多汗症に悩む方は、変えのハンカチや靴下、下着を持ち歩くことをおすすめします。仕事をしていても、お手洗いに立った時にでも取り替えれば、清潔さを保つことができますし、周りからも、いつも清潔にしていると好印象をもたれることでしょう。身体の悩みは誰にでもあるもの。オロオロと悲観するだけではなく、コンプレックスを逆手にとって、自分なりのスタイルを考え研究し身に着けましょう。
2017年08月07日~食卓に涼を〜みなさんは、夏用の食器をお持ちですか?まさか一年中、同じ食器ばかりを使っていませんよね?季節によって食器を変えるだけで、食卓の雰囲気が大きく変わるものです。夏はやはりガラスの器を用意しましょう。ガラスの小鉢でも十分に涼しさを演出できます。アイスクリームだって、ガラスの器に盛り付ければ、目でも涼しさを味わえます。また、先日お話ししましたように、扇子や団扇と同様で、夏の絵柄の食器もたくさん売られています。有田や伊万里など季節に合わせた食器を一つ用意するだけでいいのです。麦茶を飲むにしても、切子のグラスに変えるだけで、おいしさが格段に増してきますから不思議なものですね。夏の食器を揃えたら、食べるだけで体の熱をとってくれるような夏野菜の料理をこしらえましょう。そして、端唄や小唄の三味線の音楽をかければ、あなたのおうちは、涼やかな一流料亭にはやがわり。ぜひお試しください。
2017年08月04日~納涼歌舞伎〜みなさんは歌舞伎をご覧になりますか?見たことがないという方には、八月の納涼歌舞伎をおすすめします。お値段も、他の月に比べて少しお安くなりますから、足を運びやすいと思います。ゾーっとするような演目やコワーイ怪談話が上演されますから、さぞかし肝が冷えることでしょう。地方の方は、歌舞伎座に足を運ぶのが難しいかもしれませんが、夏は地方巡業もあるようですから、お近くで公演がありましたら、ぜひ一度お出かけください。歌舞伎については、「おしゃれ大図鑑」にも書きましたが、とにかく衣装がすばらしい。色の合わせ方の勉強にもなりますし、女性らしい仕草を学ぶこともできます。普段は聞き慣れない邦楽も、歌舞伎座では心に染み入るようです。それは、わたくしたち日本人のDNAが歌舞伎という総合芸術に反応するからなのです。歌舞伎を楽しんだら、生活の中にもぜひ歌舞伎の美意識を取り入れていただきたいものです。
2017年08月03日〜浴衣のススメ〜みなさんは、浴衣はお召しになりますか?このごろは、ずいぶん手ごろな値段で手に入るものもありますので、夏はぜひ浴衣を楽しんでいただきたいものです。「着るのがめんどくさい!」という声が聞こえてきそうですが、着物よりは簡単に着られますし、お手入れもラクですから、この夏、挑戦してみてはいかがでしょうか。何度か試しているうちに、上手に着られるようになるでしょう。浴衣に合わせて、金魚や蛍など夏らしい柄の扇子や団扇も用意しましょう。浴衣は脇の下のところが開いているでしょう。それは、脇の下を冷やせば、体温が自然に下がるからなのです。機能的でしょう。ひじを軽く曲げて、脇の下のあたりをやさしく扇げば、汗もスーッとひいてくるものです。間違っても「アッチーアッチー」と胸元をグイとあけて、バタバタ扇いではいけません。夕立のあと、夕涼みがてら浴衣でお散歩するだけで、夏の夜が楽しくなるものです。
2017年08月02日~盛夏を迎えて〜みなさま、ごきげんいかがでしょうか。今日から八月ですが、夏バテなどしていませんか?涼しい室内にいても熱中症になるそうですから、どうぞお気をつけくださいませ。さて、八月といえば、わたくしたち日本人にとって忘れられない、忘れてはいけない、つらい、いたましい出来事がありました。戦争体験については、麗人だよりでも毎年のようにお話しさせていただきましたが、また後日お話しさせていただきますので、今年もお付き合いくださいませ。これから各地で、お祭りや花火大会などが催されますし、甲子園球場での高校野球も夏の風物詩の一つですね。「納涼」という言葉がありますように、何も避暑地に出かけなくても、昔からの生活の知恵によって、涼しさを感じることができるのです。今月は、そのような生活の知恵についても、いくつかお話ししますので、どうぞお楽しみに。それでは、ごきげんよう。
2017年08月01日原作・江戸川乱歩、脚本・三島由紀夫の『黒蜥蜴』。美輪明宏の映画や舞台はもとより、何度も上演されてきた名作だ。“美”に執着する女盗賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎が繰り広げるスリリングな勝負の中、ふたりの惹かれあう想いと共に繰り広げる耽美と闇の世界の物語。今回の演出はデヴィッド・ルヴォー。歌舞伎と三島由紀夫を敬愛し、初来日から30年を経た彼が、長年夢に描いてきた演出プランでついにその舞台を実現させる。「黒蜥蜴」チケット情報出演は、黒蜥蜴に中谷美紀、明智小五郎に井上芳雄ほか実力派が出演。井上は2012年に上演された『ルドルフ・ザ・ラストキス』でルヴォーと出会って以来、その演出に魅了され、再度やりたいと言い続けてきた。今回の機会を知り、過密なスケジュールの中で「是が非でも出たい!」と事務所に訴え、出演を叶えた。7月、ミュージカル『グレート・ギャツビー』の主演で来阪中の井上が、その熱い想いと作品への魅力を語った。「ルヴォーは大好きな演出家です。『ルドルフ・ザ・ラストキス』でしかご一緒していないんですけど、その印象が強烈で。日本だと、演出家の要求するところに自分を高めていくというイメージですが、彼は気づいたらそこに連れて行ってくれるような、まるで魔法をかけられてるような感じの導き方なんです」。井上の語り口に、いつもとは違う熱さがこもる。「どんな作品のどんな役でも一緒にやりたいと思って来て、それが今回形になって、ほんとにうれしいです」。明智小五郎は「ハードボイルドな役」とルヴォー。井上は「ハードボイルドには疎くて。どういう方向かまだ分からないけど、喜んでそこに飛び込みたい」。『黒蜥蜴』は、1968年公開の美輪明宏(当時は丸山明宏)主演の映画を見て、戯曲も読んだ。「映画を見て、日本であって日本でないようなにおいがあるなと。すごく屈折したラブ・ストーリーだと思う。黒蜥蜴も明智小五郎も、美しさを純粋すぎるほどに追い求めている人たち。だから惹かれ合うのは必然だけど、立場が真逆で結ばれない。だからこそとても悲しいし、だからこそ美しい。魅力的な作品ですね」。初めての三島作品は「確かに日本語が美しい。セリフなのか詩なのか、リアルだけじゃないところに惹かれますね、とても演劇的でもあるし。でも、ルヴォーは誰にも負けないぐらい三島作品が好きで詳しいから、教えてもらおうと思っています。ものすごく楽しみです」。井上にとって、この舞台は超特別なのだ。「全作品、同じ熱量で一生懸命やっています。でもこれは、何年かに1度、ごくたまにあるご褒美みたいな作品。ひと公演5000円ずつ払えって言われても出るかなというぐらい(笑)。他の作品には申し訳ないけど、もうほんとに、ご褒美を一生懸命楽しませてもらいます!」。公演は、2018年1月9日(火)から28日(日)まで東京・日生劇場、2月1日(木)から5日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。チケットは9月30日(土)10時より発売。一般発売に先駆け、8月3日(木)11時まで最速抽選先行(いち早プレリザーブ)を受付中。取材・文:高橋晴代
2017年07月31日〜情緒のある暮らし〜昔は、夏を迎えるにあたり、衣替えだけではなく、生活空間も季節に合わせて変えたものです。夏になれば、障子をすだれにかえて、縁側に花ござを敷いて、軒先には風鈴を釣り、蚊取り線香を焚いたのです。街には金魚売りや風鈴売りが出ていたり、玄関先で打ち水をする姿が見られたり、それはそれは夏の風情を楽しむことができました。クーラーも何もない時代、こうして生活空間を変えることで涼を感じることができたのです。何もクーラーのある暮らしが悪いというわけではありませんが、それだけではロマンもありませんし、情緒も風情もありません。小物を使って季節ごとに空間を演出することこそが、情緒のある暮らしを生むのです。一見、無駄なことと思うかもしれませんが、けして無駄ではなく、皆さんの生活を豊かにするための必要不可欠なものなのです。風鈴がそよぐなかで団扇や扇子をあおいで夕涼み。可愛い線香花火もいいですね。夏のよき思い出になることでしょう。
2017年07月27日~お墓参りのマナー〜一般的にお盆は8月なのですが、東京や一部の地域では7月がお盆です。私がいつも言っておりますように、お墓参りはぜひ家族そろって出かけていただきたいものです。何より先祖に喜ばれます。お花、お水、お線香を供えるのはお墓参りの基本です。また、故人が好きだった食べ物を供えることもおすすめします。亡くなった人たちは、供物の香りを食べると言われています。ですから、箱や袋に入ったものなら中を取り出して供えるほうがよいですし、飲み物もふたをとって供えるのです。供えたものはそのままにせず、ゴミにならないようあとでみんなで食べたり、持ち帰るのがマナーです。地域によっては、お墓の前でみんなでお弁当を食べたりゲームをしたりするところもあるそうですが、家族が楽しく集まるわけですから、先祖たちも一緒にさぞ喜んでいることでしょう。麗人だよりをご覧の方の中には、大切な人を亡くしたばかり、という方もいらっしゃるかもしれません。悲しむ気持ちも大切ですが、後悔の気持ちよりも感謝の気持ちを墓前に供えましょう。そうすると、あちらの世界でもこちらを、いつまでも優しく見守ってくれるのです。
2017年07月24日~夏休み!子供は見てます、親の人格を!〜子供にとっては楽しい夏休みシーズンに突入です。親御さんにしてみたら学校に行かない分、子供と接する時間が長くなり、両親共働きの家でも、学校が無い分、家にいるお子さんが心配の種です。でも暑さにかまけて勉強もしないダラダラした態度を見て「宿題しなさい」と感情的に怒ってみたり、子供を邪魔扱いなどはいけません!子供はまだまだ未熟な人間、間違えたって当然ですし、甘えたりすねたりもします。そんなお子さんを大きな愛で包み、子供さんが間違えたら静かに理性的にさとし、子供の人生をしっかりとしたものにしたいのなら、まずは親が手本となり背筋を正す。子供はしっかり親の人格生活態度を日頃から見ています。子供は親の背中を見て育ちます。夏休みのスタートは人として親としての資質を子供に見せられる生活態度になるチャンスです。頑張ってください。
2017年07月20日~日本人は好色を再認識する〜下半身がからむトラブルは年々多くなっています。性犯罪の低年齢化、不倫、官公による痴漢被害の多発、日本は性関係のトラブルが絶えません。ではどうしたら良いか?第一歩は日本人がいかに好色でエッチかをひとり一人が素直に自覚した上で身を正しく律することです。日本文学を代表する最高峰「源氏物語」の平安貴族の四六時中の色恋沙汰文学を見てもわかる通り、歴史的に見てもエッチなDNAが組み込まれています。だから自らにブレーキの必要があります。家庭や会社や街に村にポスターを貼ると色んな意味で効果があるかもしれません。「ちょっと待て、その出来心で人生パァー」…。
2017年07月10日〜七夕を家族の思い出に〜♪笹の葉さらさら軒端にゆれるお星さまきらきら金銀砂子~短冊に願い事を書いて、笹の葉につるして、星に願いをこめる、昔の日本人は子どもの頃からたくさん経験してきた行事の一つでした。今日は七夕。織姫と彦星にとって、一年に一度逢うことが許される胸ときめくロマンスの日。さて、今夜は雲が晴れて、ロマンスが成就するのでしょうか……。暑い季節にも、こうして家族そろって楽しめるファンタスティックな行事があるのは、楽しいことですね。私も幼い頃から、季節ごとの行事を家族で楽しんだ記憶が色々あります。春には春の、夏には夏の季節ごとの行事が、今も美しく楽しい思い出として心に残っています。蒸し暑い日が続きますが、七夕の今日は、家族そろってそれぞれの願い事を話しながら、情緒のある夜をお過ごしください。皆さんの家族一人一人の記憶に残る楽しい七夕になりますように。
2017年07月07日~日常生活で“抜力”のクセをつける〜フーッと息を抜き、身体の力を抜きましょう…。今日は“抜力”を意識してください。日常生活では無意識のうちに身体中のどこもかしこも力が入っています。力んでいれば気持ちに余裕もなくなり疲れ苛立ち思わぬことでマイナスの現象が多くなります。身体に力が入っていると気づいたら首から背筋をまっすぐ伸ばしたまま、ゆっくり肩の力を抜き、大きく深呼吸をする。身体が軽く姿勢が正しくなると正しい気持ちでモノが考えられ、余裕ある微笑みが自然とできるなど生活全般にいい影響がでます。今日から常に“抜力”を意識してクセづけましょう。
2017年07月06日今年のコンサートは、『美輪明宏の世界~シャンソンとおしゃべり~』と題して開かれる。フランス生まれのシャンソンは、これまでも、自作の曲、日本の抒情歌などとともに長く歌ってきたもの。しかし、今こそ、その歌が持つ魅力を届けたいのだという。新しいプログラムに込めた思いを美輪明宏に聞いた。美輪明宏の世界 チケット情報美輪が今年のコンサートで全面的にシャンソンを取り上げたいと思ったのは、危機感が発端だった。「最近は若い方の中に“シャンソン”という言葉自体がわからないという人がいらして、化粧品か何かのことだと思っていたとおっしゃるので(笑)、私、シャンソンはそこまで衰退しているのかと唖然としたんです」。国立音楽大学付属高校を中退後、16歳にしてプロの歌手として活動を始めたときから、クラシック、タンゴ、ラテン、ジャズと、様々な音楽を歌ってきた美輪だが、中でもシャンソンは得意とするところ。甘い愛を歌う魅惑的なもの、失恋を歌うセンチメンタルなもの、人生の現実的な問題を歌うリアリスティックなものなど、シャンソンはいくつものジャンルに分かれており、歌われるその世界の豊かさに、美輪の表現力が活かされるのだ。「私のコンサートに来ると映画を何本も観たような気分になると言ってくださる方もいらっしゃいます。お芝居のようにいろんな物語や感情が描かれた、こういうドラマチックな大人の歌もあるのよと、聞いたことのない方にもぜひ知っていただきたいんです」さらに美輪には、かつて自身が歌ってきた場所の熱を届けたいという思いもある。たとえば、江戸川乱歩や三島由紀夫、川端康成などが集った伝説のライブハウス“銀巴里”。「ジャン=ポール・サルトルやボーヴォワール、ジャン・コクトーが集まったパリのカフェのように、銀巴里を文化の発信地にしていったんです。その後の渋谷の“ジァンジァン”もそうでしたが、そういう大人のロマンを楽しめる場所と時間を、せめてこのコンサートで再現できたらなと思っています」。原曲の壮大さを伝える美輪ならではの「愛の讃歌」ももちろん歌われる。ほか、最初の大ヒットとなった「メケメケ」、美輪の訳詞がより深く人間の生き方を問う「愛する権利」など、珠玉のシャンソンが並ぶ予定だ。合間のおしゃべりでは、シャンソンにまつわる話も聞ける。「いろんなケースの人生の歌がありますから、身の上相談をするつもりで来ていただければなと思います(笑)」と冗談めかしたが、美輪は歌でもまた、生きる力をくれる。公演は9月8日(金)から24日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、10月13日(金)愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:大内弓子※曲目は変更になる場合がございます。ご了承くださいませ。
2017年07月05日〜制御する楽しさを知る〜欲望を制御することから得られる人生の楽しみを知る…。世の中には本能や欲望を制御して生きていくからこそ味わえる楽しさもあります。食欲を抑えればカラダの健康と美しさを知る楽しさを得られ、性欲を抑えながら心の駆け引きをする恋愛の楽しみ、自己顕示欲を制御して謙虚で質素に暮らすと安定した生活と信用や尊敬を得られるなど、本能・欲望は“制御するから美しい”し有利。本日から欲求に対して抑えることを努力・実践してみましょう。負けそうな時は、苦しい先の達成感の歓びを想像して頑張ってください。
2017年07月05日~ジメジメした気分を吹き飛ばすには…〜嫌な事が起った時、気分が冴えない時、無理矢理でも“発想の転換”をしてみる。これが日常生活はもちろん、人生を前向きに明るくする技術です。どんな嫌なことも、全く逆の発想でマイナスをプラスに変えていく。そんな時、作り笑顔でも“笑顔でいる”ことを心掛ければ、やがて何かと嫌なことも乗り切ることができます。そしてそれが全てを乗り切れるという自信につながるものです。7月に入りました。全国的に“梅雨”真っただ中で気持ちもジメジメしてまいりますが、その雨にも「雨は多くの生命や植物に源の水を与えてくれるなくてはならぬ“恵の雨”、感謝すべきもの。では室内で情緒的でしっとりした音楽でも聴きます」と発想の転換を図ってみましょう。梅雨が明ければ楽しい夏はもう目の前です!
2017年07月04日~雨を学ぶ〜皆さんは、雨の種類をどれくらいご存知でしょうか。小雨、夕立、霧雨、五月雨、時雨くらいはご存知でしょう。正確に数えたことはありませんが、この日本には雨の種類がとても多いのです。最近はあまり耳にすることはなくなりましたが、小糠雨、驟雨、篠突く雨、宿雨、地雨、などもあります。ご存知ない方は、ぜひお調べくださいましね。日本人の感性って面白いですよ。雨一つをとっても、「雨が降っている」というのと、「篠突く雨が窓をたたく」というのでは、情景が変わってくるでしょう。一つの言葉だけでは表現方法を単調にしがちですが、いくつもの言葉を知ると表現の幅が広がりますし、人生をより何倍も楽しむことができるのです。晴耕雨読という四字熟語があります。文字通り、晴れの日は耕し外で働き、雨の日は家の中で本を読んで知識や教養を身につけるという生活の方法の意味です。雨の多いこの季節にこそ、雨の種類も勉強して知識を少し増やしてはいかがでしょう。そういえば、いつの頃からでしょうか、この日本でゲリラ豪雨という言葉が生まれましたが、何だか「下痢」しているみたいであまり美しい言葉ではありませんね。ゲリラ豪雨に代わる、美しい雨の言葉を、あなた作ってくださいません?例えば「パチンコ大当たり雨」とか?「天女のよだれ雨」とか?いかが?美しいでしょ?あれ?
2017年06月29日~ジューン・ブライドにささやかなエール!〜6月に結婚した花嫁は「ジューン・ブライド」と呼ばれ、きっと幸せになると言われています。各地の結婚式場も大繁盛、幸せそうなカップルで賑わう華やかな季節です。もちろん「麗人だより」の会員の皆さんは結婚の現実的な本質をおわかりでしょうから、街角で結婚された幸せに浮き立っているカップルを見ても妬んだり羨んだりせず「努力と忍耐の連続でこれから大変だけど頑張ってね!」と冷静なエールを送られると思います。そう、結婚式だけで浮かれては後が大変ですからね…。衣替えの季節であり後半からは梅雨入り、空は薄墨色でどんより、しっとりと渋い和服のような日が続きます。それはそれで一種の風情です。雨は地球上の生物の命の源です。恵の雨として発想の転換を図り、雨に感謝し、逆に雨のしたたる水の音や情緒的ロマンを楽しむようにしてください。
2017年06月26日〜別れ上手が恋上手?〜多くの人が、好きな人との別れを経験したことがあるでしょう。情熱が冷めての別れ、生き別れ、死に別れ、いずれにせよ別れは辛いもの。しかし、理性でよく分析し考え上手に別れてこそ、次の幸せに繋がるというものです。嫌な人との上手な別れ方とは、自分の方からことごとに嫌な女を演じ、相手から嫌われるよう仕向けることです。確かに、一度は愛した相手から嫌われることは辛く、嫌な思い出になるかもしれない。しかし、自分が相手を捨てるのではなく、あなたが捨てられる。それは恨まれて、付きまとわれ事件にならないで済む相手を想う上手な別れかたで、相手はあなたをさっぱり忘れられます。で、あなた自身はというと、精神的に大人になり、次はもっと確かな恋ができるでしょう。上手な別れ方ができる女は、上手な恋もできるのです。
2017年06月22日私がいつもお話しすることですが、色にはパワーがあります。そして、それぞれに意味があります。色を侮ってはいけません、知らないと実に怖いことにもなります!色を味方にした生活法について紹介していきます。プラスの色まず知っておきたいプラスの色が赤と紫。赤は生命力と活力を生み出します。また、愛や勇気、情熱を盛り上げてくれます。肉体を酷使する仕事の方は下着に赤をつけると、活力を補い、危険を回避します。紫は魔を払う色です。生命力の赤と知性の青を混ぜると生まれる色で、情熱と知性のバランスをとる色。病気など邪気を取り払い解熱作用があると言われています。黄色や金色は、和(なご)みの色。金運を良くすると言われています。私も髪の毛を黄色にしてから、とても平和な気分になり幸運にもお金が回るようになりました。運気を下げる色注意すべき色は、黒とグレイです。黒やグレイは死の色、闇、悲しみ、不幸不安の色、グレイは不安、憂鬱、貧困の色です。どちらもとてもネガティブな色です。とにかく日常生活において運気を下げます。しかし、実際にはサラリーマンのスーツや街中の建物など、不幸にも黒やグレイが多く使われています。どうしても、みなさんが黒やグレイの服を着なくてはならない時は、どこかに高潔、純情、清らかな色の白やカラフルなものを身につけ、マイナス要素を中和するようにしてください。白は悪を遠ざける働きがあります。人間は落込んでいる時、疲れている時、不幸な時ほど、無意識に黒やグレイの服やモノに手が伸びてしまうものです。しかし、そういう時こそ、逆に無理をしてでもカラフルな色彩の服やモノを選んでみてください。そうすれば、気持ちも徐々に上向いて元気になります。「私は明るい色が似合わない」という人がいますが、それは単なる思い込み。「人生は、あなたが選ぶ色で決まる」といってもいいくらいなのです。あなたもカラフルな色彩を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?「美輪明宏麗人だより」では、カラー別の公式待受画像も配信していますので、ぜひご覧ください!美輪明宏「公式待受画像」はコチラカラー別の待受画像も配信中!
2017年06月20日~成長、飛躍のコツはまず自己分析〜「灯台元暗し」と昔から言われるように、自分を知ることはとても大切です。自分をわからなければ欠点も克服できないばかりか長所も伸ばせず、成長/飛躍することも進むこともできないからです。まずは、感情を取り除いて冷静になり自己分析をして長所と短所に点数をつけてみる。その上で欠点は努力し克服、伸びる長所は活かせ、進むべき道筋も方向も目的もわかるというもの。合わせて、自分のコンプレックスの源も過去を逆のぼり原因追及をして見極める。そして様々な方向から考え方を変えたりして具体的に問題を解決するよう努力してください。自分自身で克服するには、手間も時間も心労も伴いますが、確実にやっているうちに冷静な自分に自信がつきます。「自分が嫌い」と嘆く若者が多くなりました。嘆いても一円の得にもなりません。まずは自分自身と冷静に向かい合って、自分を知る。それが実は人生修行の大切な第一歩なのです。
2017年06月19日~いちいち文句を言わず、淡々とやれば良いだけ!〜何かことある毎に感情的になる人がいます。また、日頃生活をしていてもちょっとした何でもないことで、ついつい感情的にマイナス言動に出るひとも。例えば、ちょっと箸を落としただけで「何で落ちるのっ!」、ちょっと間違えただけなのに「あぁん、もうバカッ、チキショウ!」、ちょっと騒がしいだけで「うるさいっ!」など仕事でも私生活でも、些細なことでマイナス言動を発している自分がいませんか?しかし、何かが落ちたのなら、ただ拾えばいいだけ。ちょっと忘れ物をしたり、しくじったりしても命を取られるわけじゃあないし、この世が終わりになるわけでもありません。平然と、すまし顔でいてもいなくても結果は同じなのです。焦々しくても何も得することやいいことはないのです。エネルギーの丸損と周囲の人に嫌がられるようになるだけ大損です。損になることはしないことです。世の中、仕事も私生活もたいていのことは冷静に淡々とこなせるものなのです。少なくとも口から毒気を吐くことがないので、全体的にのん気で良い気でいられますよ。
2017年06月12日〜家庭内でも“別な人”と思うことで…〜人間関係は腹6分、恋人同士でも家族であっても適度な距離は必要です。仕事場でも家庭内でも相手の人格、尊厳を人間として守ることが付き合っていくコツです。心の修行の一環として「家庭内でも相手を別な人だと思う」ことを実践してください。そうすると、“感謝”の気持ちも湧いてきます。自分の亭主だから、女房だから、子供だからと占有物のように思うから互いに相手の尊厳や人格まで土足で踏み込むのです。だから嫌悪や憎悪が生じ争いになる。別の人だと思えば亭主にも「この人は自分とは別な人格の人なのに、毎月御給料を持ってきてくれる。少ない給料なんて言う筋合いはないのだ。ありがたい」と感謝の気持ちも湧いてきます。その感謝の気持ちが相手に伝わると、相手も自分を認めてくれているとあなたに感謝する、プラスの連鎖になるわけです。「水くさいとか照れくさい」何て言ってはいけません。そのいけ図々しさとたしなみのなさが、どんな人間とも巧くいかない原因なのですから。
2017年06月08日~夫婦のあり方〜麗人だよりをご覧の皆さんの中に、結婚なさっている方も多いと思います。それぞれご主人はどんな方々なのでしょうね。男性は、だいたい40歳位から、自分が出世するかどうか判定し結論を出してくるようです。昔から「男は一歩外へ出ると7人の敵がいる」と言われています。同期と出世争いをしたり、独立していく者、あるいは後輩に先を越され惨めな思いをしたり、行きたくもない部署に異動になったり、取引先にわがままを言われたり、女性社員にセクハラと言われないように気を遣ったり、男性にとっての職場での人間模様もさまざまです。俺の人生はこんなもんかと諦めると、ただ仕事場でも家でもやる気がなくなり、身だしなみにも誰にも気をつかわなくなるものです。もしも、ご主人がそうなったとしても、やみくもにうるさく文句を言ってはいけません。ご主人がどうしてそうなったのか、相手の立場にたって細かく深く考えてみれば、時には愛を込めてそっとしておいてあげるいたわりの優しさが必要です。若いご夫婦も覚えておいてください。たとえご主人が出世できなくても、長年家族のために苦労して働いてきたことには変わりありません。マイナスよりもプラスの面を数えて、お互いに感謝し合いましょうね。たとえ出世したところで定年になれば会社から追い出され、金持ちになったところでどうせ人間は死ぬんです。名誉も財産も死んでしまえば屁の役にも立たないんですもの。それより毎日毎日をそこそこ平和に暮らして行くのが何より一番の幸福なのです。
2017年06月07日