~言葉はあなたの人柄です!〜 この世に生きていれば、思い通りにいかないこと、理不尽なことに直面し、不平不満や愚痴を言いたくなることもあるのは当たり前です。特に嫉妬や妬みから来る不平不満はタチが悪い。そんな時は人より、自分を振り返り、自分の過去、現在を考えましょう。羨望の眼で見られる人や人並み以上に頭一つ出ている人は、他人の何倍も働き、頭脳労働、肉体労働などいろいろな面で努力の限りをつくし苦しい思いをしています。逆に、自分の好きな楽なことばかりやってロクに努力せず、グダグダ生きている人は貧乏で恵まれなくて当たり前です。他人に嫉妬して不平不満や悪口を言う暇があるのなら、自分を振り返り、反省し、「あの人は自分より何倍も努力している。人生はやった者勝ち、自分も負けてられない」と奮起して頑張りましょう。懸命にガムシャラに頑張ってさえいれば、周りなど眼に入らず、当然不平不満愚痴を言っている暇はありません。そしてやがて、それを云う必要のない恵まれた状況の自分になっていることに気がつくでしょう。目出度し、目出度し~。
2016年07月01日~口から毒を入れれば病気になる〜 現代の子供が昔の子供に比べて虚弱体質になったと言われて久しいですが、これは食生活の変化が大きく影響しています。人間の細胞の基は食生活にあります。子供の頃から、お水やお茶ではなく、炭酸飲料や人工飲料などを飲み、ジャンクフードやインスタント食品などの不健康極まりない食品や栄養の偏った美味しいものばかりを食していたら丈夫な身体になる筈がありません。大袈裟でも何でもなく、口から毒を入れているのですから、病気や虚弱体質になって当然。子供にはしっかりとした栄養バランスのあるものを食べさせて、ジャンクフードや人工飲料を過剰に与えない。大人も同じく、健康で若く美しく長生きしたいのなら、腹八分目である程度粗食に徹し、フルコースや喫煙を含め、食欲をコントロールできる強い意志が必要です。また、身体に良い物は“良薬口に苦し”と言って、決して美味しくはないけれど、日常的に食していれば健康で長生きができます。苦あれば楽あり、これも正負の法則なのです。
2016年06月30日アイドルグループ・関ジャニ∞が、テレビ東京系大型音楽番組『テレ東音楽祭(3)』(29日18:25~22:48)で、歌手・俳優の美輪明宏とコラボすることがわかった。同番組は2014年に『テレ東音楽祭(初)』として放送、今年で3年目の放送となる。総合司会は3年連続でTOKIO 国分太一が務め、テーマは「思わず歌いたくなる! 最強ヒットソング100連発」。テレビ東京の人気番組とのコラボレーションを多数企画している。関ジャニ∞は、出演するバラエティ番組『ありえへん∞世界』(毎週火曜19:00~)の企画として、美輪明宏と歌のコラボを行う。また、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』(毎週金曜21:00~)では、清水ミチコがものまねメドレーを披露する。『THE★カラオケバトル』(毎週水曜18:55~)の企画では、歌手の城南海が生放送でカラオケ採点に挑戦。『世界ナゼそこに? 日本人~知られざる波乱万丈伝~』(毎週月曜21:00~)からはユースケ・サンタマリアが登場し、世界で最も歌われている日本の歌を紹介する。さらに、『出没! アド街ック天国』(毎週土曜21:00~)からは薬丸裕英とV6・井ノ原快彦が登場。『テレ東音楽祭(3)』総合司会のTOKIO・国分太一と3人で、薬丸が28年前に在籍していたジャニーズのアイドルグループ・シブがき隊の楽曲「100%…SOかもね!」を歌うことが決定している。■発表済みの出演アーティストTOKIO、KinKi Kids、V6、NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、EXILE THE SECOND、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、E-girls、GENERATIONS from EXILE TRIBE、AKB48、SKE48、NMB48、乃木坂46、欅坂 46、髙橋真梨子、平井堅、 globe(小室哲哉&Marc Panther)×神田沙也加(TRUSTRICK)、華原朋美、PUFFY、鈴木 亜美、Kiroro、コブクロ、一青窈、ORANGE RANGE、スキマスイッチ、DAIGO、西野カナ、 城南海、SEKAI NO OWARI、モーニング娘。’16、きゃりーぱみゅぱみゅ、大原櫻子(順不同)
2016年06月25日~恋上手な人間は手品師と同じ自分を見せない〜携帯メール、ブログ、twitterなど自分発信できるメディアが隆盛です。特に若い方は、「これからご飯」「きょうは暇ナウ」など、自分の行動をいちいち発信する習慣ができています。自分を知って欲しいという心の底にある寂しさからなのでしょう。しかし、人間は見えない想像する部分、ミステリアスな部分に魅かれるもの。手品の箱と同じで恋上手な人間は、相手に決してすべては見せない。会うたびに新しい一面を見せて、次々繰り出す魅力やギャップで、相手を虜にしていくのです。もちろん、“魅力ある一面”という引き出しを増やす努力が必要です。少なくとも、自分の行動をいちいちつぶやく、日常を開けっ広げにすることは手品の種明かしをして、手の内を相手にすべて見せること。「なあんだ」と相手に引かれることも早い。恋をしている時は、簡単に自分をさらけ出してはなりません。
2016年06月23日~今一度考えたい、「結婚=幸せ」なのか?〜 本日は「今一度考えたい」がポイント。日本が豊かになり女性が自由と独立を得て結婚をしたがらなくなった時代を経て、不況や不安定な時代になったことで女性の意識が又結婚に向かうことは良い事でしょうか?女性が結婚して子供を産むことは日本にとっては良い事です。特に少子化、少子化と叫ばれていますから。ただ、女性が子供を持ち育児をしながら働ける環境が整っていません。慢性的な不況で夫の給料だけでは厳しく、女性も働かなければ一家は食べていけない位厳しい時代、女性の社会進出も盛んな時代、国は「産めよ、増やせよ」という割には、保育所の問題や現実離れした産休・育休制度など何もせず、俯瞰して冷静に見れば結婚・出産しても大変なのが現状でしょう。外的環境が「結婚=問題山積み」です。そこを今一度考えましょう。
2016年06月20日~男性の純粋無垢に惚れてこそ…〜フランスの女優ジャンヌ・モローは、「あなたは男性に何を求めますか?知性、名誉、財力、どれを持つ人が?」と記者に聞かれ「いいえ、そんなものは私が全部持っています。殿方はただセクシーで美しければそれだけで結構」と答えました。お見事、これぞ一流の女です。女性は見かけの職業や地位、学歴、収入などに惑わされます。しかし、本当に成熟したカッコイイ女はそんな見せかけに惑わされません。肉体労働で自分の身体でコツコツと稼いでいる男性や、華やかではないが一途で真面目に働いている、純粋無垢な男に魅かれるもの。男の純粋さだけを愛おしく感じられるようになってこそ、成熟した女になった証です。モローの「殿方はただセクシーで美しければ」とは、男性の純粋な部分をにユーモラスに表現したもの。カッコイイ洗練された女性はちょっと違いますねぇ!※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年06月18日~簡単に結果が出るはずがありません〜 Q…「本日の言葉」のアドバイスを出来るだけ実践することを心掛けていますが、本当に身についているという実感も持てません。焦りも出てきます。これでいいのでしょうか?A…何事も簡単に結果なんて出ません!日常生活の中でほんの少しづつでも「本日の言葉」を実践することを意識し何度も上達と失敗や諦めを反復していれば、そのうち自然と身についてきます。焦りは禁物です! <解説>…現代ではタイムイズマネーで何事もせっかちに結果を急ぎ過ぎます。スポーツ、芸能、職人技、誰もが初めから名人になるわけはありません。赤ちゃんの歩行訓練のようにあせらず、知識と教養の日々の積み重ねが大切です。徐々にレベルを上げて行き、それに見合う器が出来て、結果や成果が実感できるのです。それには時間が掛かって当然です。人生修行の結果に至ってはもっと時間と辛抱が大切です。むしろ、死ぬ間際に天界人と魔界人の割合が6対4くらいになっていれば上出来なくらいです。焦ることはありません。どんな聖人や偉人もそれで悩んだのですから。
2016年06月09日~文句があるならまずは自分を振り返る!〜 世の中や社会や他人に文句や愚痴や悪口を言いたい人は大勢いるでしょう。ただし、その前に「自分を振り返って、自分の性格、能力、知識、教養、技術を考えた上でものを言うべし、妬むべし、ひがむべし!」。怠惰、愉快・快楽に溺れてばかりいる人は飛躍もなければ一生悲運のままです。一生懸命まじめに働いている人は一応人並みの生活ができる。人並み以上に働いている人は、やった者勝ちで頑張った分だけ恵まれる。“全ての平等は不平等”と言い、苦労と努力をした人は報われる、努力もしない人が努力をした人と同じだなんて正直者がバカを見る世の中ではありません。さて、あなたは自分を振り返っていかがですか?まだまだ努力をして頑張らなければとお思いですか?悪意で嫉み妬みひがみで文句や愚痴を言っている暇はないのです。他人の10倍努力して、やっと頭一つ分抜きん出ることが出来るのです。そう「働かざる者食うべからず」なのです。※美輪明宏公式サイトより
2016年05月26日~正負の法則を意識も、大切なことはその先です〜 "頭はクール、心はホット"と並び、お話していることは「正負の法則」の意識です。地球上の絶対の法則で、いいこともあれば悪いこともある、人生プラスマイナスはゼロ。これをわかっていれば、嫌なことがあっても動じないし、良い事があっても自分を律することが出来ます。また、正負の法則を常にすべての事態や事柄に当てはめ意識していれば、人間関係においても、他人を嫉妬したり羨んだりすることもなくなり、物事を冷静に俯瞰して見ることもでき落ち込みません。何よりも、正負の法則を意識することは、究極のプラス思考なのです。なぜなら、負を背負っても「その裏にプラスもある」と想像し、直ぐに気持ちを切り替え、発想の転換で次の正につなげることができるのですから。「良いことも悪いことも同じくらいあるのが人生」を念頭に、色んな困難にも立ち向かってください。
2016年05月23日女優の中谷美紀が4月1日(金)、東京・渋谷のパルコ劇場で舞台「猟銃」のゲネプロを実施。共演するロドリーグ・プロトー、演出を手がけるフランソワ・ジラールとともに2011年以来の再演に意欲を燃やした。日本の誇る文豪・井上靖の名作小説を原作に2011年、中谷さんが初舞台を踏んだ「猟銃」を5年ぶりに再演。ある男の13年間にわたる不倫の恋を、妻、愛人、愛人の娘から届いた三通の手紙によって浮き彫りにする。中谷さんは1人3役に挑み、初演に続きプロトーが台詞のない“フィジカル・アクター”として、抜群の身体能力で“男”を象徴的に演じる。「(初演から)5年を経て、さまざまな経験をし、少しは人間的にも成長したいま、改めて魂をこめて大切に3役を演じたい」と中谷さん。印象に残る台詞は「あなたは、愛することを望みますか。それとも愛されることを望みますか?」だといい、「人間にとって、永遠のテーマであり、いまだに答えを探している。愛とは何かを問いかける舞台」と語っていた。舞台は90分間ほぼ中谷さんの独白スタイルで進み「台詞量も膨大ですし、挫折しそうになったことも。『延期してもらおうかな』『舞台を美輪明宏さんにお譲りしようかしら』と思ったほどですが、プロデューサーから『じゃあ、別の女優で再演する』と言われてしまい…」と苦労を明かした。共演するプロトーは「すばらしいアーティスト。おかげでいい芝居をさせてもらっている」と中谷さんを絶賛。国際的な演出家であり、映画監督として中谷さんが出演した『シルク』、ダスティン・ホフマン主演の<a href="">『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』</a>などで知られるジラール氏も「女優として次のステップに進んだ中谷さんと一緒に、限りない深みがある『猟銃』の終わりなき探究を続けられるのがうれしい」と再タッグの喜びを語った。舞台「猟銃」は4月2日(土)からパルコ劇場で上演。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日シャンソンの女王、エディット・ピアフの鮮烈な人生を大竹しのぶが演じ、その熱演と熱唱に「ピアフが大竹しのぶに降りてきた」と賞賛された伝説の舞台『ピアフ』が、待望の3度目の上演を果たす。1月7日、大竹が共演する梅沢昌代、彩輝なお、伊礼彼方、川久保拓司とともに製作発表に出席した。【チケット情報はこちら】愛を求め、歌に生きた伝説の歌手のドラマチックな人生を、『愛の讃歌』『バラ色の人生』など14曲の彼女の名曲とともに綴っていく作品『ピアフ』。魂をぶつけるかのような大竹のピアフは大絶賛を呼び、初演時には読売演劇大賞最優秀女優賞をはじめ、その年の演劇賞を総なめにした。今回は3年ぶりの上演となるが「ピアフの歌に私自身も勇気付けられて生きてきたところもある。たくさんの方がこの芝居を観て、生きる勇気や喜びを味わってもらえたらすごく嬉しいです」と大竹。本人もこの役に特別な思いを抱いているようで、「“あたしが歌うときは、あたしを出すんだ。全部まるごと”といったピアフのセリフを言う時は、私自身もそう思って、私の身体にもそういう血が流れる。この芝居をやるとピアフに会える気がします。私の人生で大きな出会いになった」と話した。そのピアフとの出会いは、大竹が20歳の頃、美輪明宏が主演するピアフの評伝劇『愛の讃歌』を観劇し、同時期に故・中村勘三郎にピアフの評伝本を勧められたことだった…と公言していたのだが、つい最近、仰天の事実が判明したそう。年末に『日本レコード大賞』に出演の折、泉ピン子と話す機会があり、この公演の話題から「わたし、ノリちゃん(勘三郎)に『ピアフ』の本を貸してあげたのよ」と明かされ、よくよく聞いてみたらその本が勘三郎が大竹に渡した本だったとのこと。「勘三郎さんから借りたと思ったのは実はピン子さんの本だったということが最近バレました(笑)。哲明さん(勘三郎)らしい、人から借りたものを「これ読みなさい」って…。ホントに図々しいヤツだ!(笑)」と、旧友の愛らしいエピソードを楽しそうに話していた。公演は2月7日(日)から3月13日(日)まで、東京・シアタークリエにて。その後3月19日(土)から21日(月・休)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、3月23日(水)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、3月26日(土)・27日(日)に愛知・中日劇場で上演される。
2016年01月07日寺山修司作『毛皮のマリー』が、美輪明宏の演出・美術・主演で、7年ぶりに上演される。日本一ゴージャスな男娼マリーと、マリーに愛される美少年・欣也の過剰なまでの親子愛、そして、それを取り巻く寺山ならではの見世物的世界は、どう描かれるのか。寺山が認めた美輪にしか生み出せない舞台に、期待が高まる。舞台『毛皮のマリー』チケット情報寺山が美輪に『毛皮のマリー』を書き、初演されたのが、1967年のこと。修辞的な台詞で描かれたその戯曲には、人生哲学が散りばめられていると感じたという。「たとえば、『世界は何でできているか考えたことある?水夫さん。表面は大抵、みんな嘘でできているのよ』という台詞も、とても大事なことを言っているんです。だって、人間はみんな嘘をついているでしょう。まず、服を着て、化粧をして、決して生まれたままありのままでは生きていません。自分の出世や安定のために権力におもねって嘘をつくこともあります。表ではいいことを言っている政治や経済もすべてそうです。と、そんなふうに、台詞についての解釈を寺山に話したら、『あなたは恐ろしい人だ。それでけっこうです』と返ってきました(笑)。私の出すアイデアには、寺山自身が気づいていないものもあったみたいです」。以来、寺山からの絶大なる信頼を得た美輪は、初演を含めこれまでに7度、『毛皮のマリー』を上演。前回の2009年版は、「決定版に近いものができたと思っています」と自負している。それだけに今回は、さらなる決定版をとの思いが募る。「寺山修司の世界はコンテンポラリーで、何でもありの世界です。ですから、寺山の出身地である東北の民謡を使った土着的な匂いから、フランスの古き良き時代のエレガンスな匂い、レトロな匂いと、あらゆるものを混在させて、ごった煮にしたいと思っているんです」。何でもありを象徴するような下男の醜女のマリー役を、ワハハ本舗の梅垣義明が初めて演じることも決まった。「劇中劇のショーで鼻から豆を飛ばしていただく予定です」というから、一層それは、醜悪で美しい世界となっていくことだろう。寺山だけでなく、三島由紀夫や江戸川乱歩など、今は亡き天才たちが描き出したかった芸術の真の姿を体現できる数少ない表現者である。「60年来の友人に『あなたしぶといわね』と言われましたが(笑)、台詞を、その世界観を自分が演じられると思う限りは、簡単に引退なんてしません」。最後にうれしい言葉が聞けた。公演は4月2日(土)から東京・新国立劇場 中劇場、4月27日(水)から東京・PARCO劇場にて。取材・文:大内弓子
2015年12月28日しあわせになるために私たちは結婚したのに、どうして離婚することになったのだろう・・・・・・というような、安っぽい歌の歌詞のような状況を回避しようと思えば、「幸せになれる結婚・不幸になる結婚」の定義くらいは知っておいたほうがいいかもしれません。■しあわせな結婚生活とは?そもそもしあわせな結婚生活って、どんな生活のことなのか、というところから話を始めましょうか。それなりに納得できる収入があり、それなりに納得できるほどの貯金があり、夫婦でいつまでも愛し合って、それなりの場所にそれなりのおうちを買って、それなりに住宅ローンを返済して・・・・・・子どもはそれなりに親の期待どおりに成長して・・・・・・というのを「しあわせな結婚生活」と定義するなら、答えは簡単です。■しあわせになれる結婚とは?運が良ければそうなる、ということです。努力しても、そうはならない夫婦って、いっぱいいるでしょ?そういうひとたちを前に、口が裂けても「結婚生活を維持する努力が足らなかったんだ」とは言えないですよね?だから、しあわせになれる結婚とは、運が良ければそうなる、ということです。■運気をUPさせる方法運気をUPさせる方法は、もうテレビで美輪明宏さんや(その昔は)細木数子さん、瀬戸内寂聴さんが、さんざんおっしゃっていたので、多くの女子はご存知だろうと思います。彼女たちが言っていることは、煎じ詰めると「人間修行をしなさい」ということです。そんなの、はっきり言って(はっきり言わなくても)もう大変ですよね。朝は早起きをしなさい、トイレのような不浄の場所をまっさきに掃除しなさい、誰かになにかをやってあげること、そういう努力を惜しんではいけません・・・・・・うんたらかんたら・・・・・・。大変すぎますよね?■そのうち幸運の女神から見放されるパターンとは?でもまあ、そこまでやらないと、運気というものは、なかなかUPしないようになっている。これはおそらくこの世の真実でしょう。つまり、しあわせになれる結婚というものは、結婚してからも、夫婦でお互いに人間修行をする覚悟があるのかないのか、というところにあるように思います。もっとも、朝は早起きをせず、トイレのような不浄の場所はいつも汚く、誰かからなにかをもらうことばかりを考えているひとが、では不幸な結婚生活を送っているのか、と言われたら、まあそうでもないケースもあるでしょう。でも人生って栄枯盛衰なので、そういうひとは、そのうち幸運の女神から見放されるのではないでしょうか。■すべては「縁」と「運」と「タイミング」です。結婚生活を健全に維持するというのは、夫婦の努力によるところが大きいものですが、不幸にも、パッとしない結婚生活になってしまったひとたちを見て、努力不足だったとは、誰も言い切れない以上、「運・不運」というところに「しあわせになるか、不幸になるか」の基準があるのではないか、というお話をしました。恋愛も結婚もおなじだろうと思いますが、すべては「縁」と「運」と「タイミング」です。大昔、福山雅治さんがラジオでこう言っていました。あれほどモテる男性でも、縁と運とタイミングによって、彼女をゲットし損ねたご経験があるんだな~と、妙に考え込んでしまったので、よく覚えています。縁と運とタイミング、これを常に良くしようと思えば、(あまりうれしい結論ではないですが)、日々、人間修行をする覚悟が求められる、ということです。お互いに大変ですが・・・・・・。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月23日2016年1月末から上演されるNODA・MAP第20回公演のタイトルは『逆鱗』。魚や水族館が登場する“人魚”をモチーフにした新作だ。「すごく楽しみで、ドキドキします」と話すのは、NODA・MAPへの2度目の参戦となる瑛太。「どんな話になって、それを読んで自分はどんな気持ちになるのか? これは絶対に楽しくなるだろうなという顔ぶれですし、まずは稽古で自分から出てきたものをどんどんぶつけていきたいです」NODA・MAP『逆鱗』チケット情報美輪明宏の半生を題材にした前作『MIWA』(2013年)では、どこか孤独が漂う颯爽とした佇まいで、主人公の“思い人”たちを好演した瑛太。全公演が終わった後、「胸にぽっかり穴が開いたような気持ちになってしまった」という。「野田さんには“目一杯エネルギーを放出する日々がいきなり終わったら、そんな気持ちにもなるよ。毎日顔を合わせていた人たちに会えなくなったことが寂しいんだね”と言われました。確かに、ここまで長い公演を経験したのは初めでしたからね。なるほど、そういうことかと納得しました」その言葉には、「すごいですよね、野田さんて。話を聞いていると、この人は答えを何でも知っているんじゃないか? と思えてくるし、それでいて、どこか子どもっぽい部分を感じる瞬間も好きです」と話す野田への全幅の信頼と、舞台への思いが滲んでいる。「自分の芝居に満足したことはないんですが、舞台では演じることの醍醐味を実感できる。毎回、全身全霊でお芝居をぶつけていける感覚、出し切れる感覚が、僕はすごく好きなんです。もちろん不安や恐怖もすごくあって、『MIWA』でも毎回、舞台袖でズボンのチャックが開いてないか何度も確認してました。緊張すると、なぜかそうする癖があるんですよね(苦笑)」今回の自身の課題のひとつは体調管理だという。「実は僕、『MIWA』のときに太ったんです。たくさん体を動かして汗をかくと、お酒も食べ物もおいしく感じるから、つい食が進んじゃって(笑)。特に地方公演はおいしいものがたくさんあって、時間がちょっと空くとみんなで出かけちゃったりするので、気をつけなきゃと思ってます。僕が“逆鱗”という言葉から勝手に想像しているのは、爆発的な感情や死んでしまうんじゃないかというくらいの危うさ。お芝居が固まっていって形で芝居をすることがないように、消耗したエネルギーを回復する時間をちゃんと確保しつつ、全ステージ新鮮な気持ちで心をしっかり動かして演じたいと思っています」公演は2016年1月29日(金)から3月13日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、大阪、福岡でも公演。チケットの一般発売は12月12日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行も受付中。取材・文/岡﨑 香
2015年11月10日一見すると、超絶ハンサムな美少年。しかも肌も髪もツヤツヤ、スタイルも良く、ファッションセンスも抜群。でもしゃべると、「や~よ♪」…って?!現在混迷を極める“オネエ界”に、この春颯爽と登場したGENKINGさん。しかも、普通の“主婦”が暇つぶしで始めたというインスタグラムで大ブレイクという、シンデレラ・ストーリーの持ち主。いま最も注目されている、ニュー・カマーの一人です。――撮影している姿を見て驚いたんですが、超キュートな女子に見えたかと思えば、次にはもうカッコいい顔だったり…。なんか、ものすごくいろんな表情をお持ちなんですね。GENKING(以下G):ありがとうございます(笑)。僕としては、ビジュアルは、男にも女にもなれるような感じでいたいんです。ファッションも、メンズも好きだしレディースも好き。一人二役できる人間になっていきたいなって思っているんで。よく、男は男らしくとか、女は女らしく、ニューハーフはニューハーフらしく、みたいに言われますけど、その辺、僕はやりたいようにやろうって思ってます。生まれたときに、心は女、体は男で生まれてきたわけですから。でもね、“工事”はしたくないんですよ。別におっぱいが欲しいわけでもないし。ただね、もし身長が150cm台だったら、“工事”してたと思うんですよね。というのも、僕の性格って完璧主義なんで、もし自分が女だったら、毎日16cmのヒールを履きたい。150cm台の女の子なら、それでちょうどいいじゃないですか。でも今の僕の身長、175cmもあるんで、それでヒールだと、190cmになっちゃうから、さすがにね(笑)。――なるほど(笑)。テレビやインスタなどで拝見するGENKINGさんのスタイルって、女性ともいえないし、男性ともいえない、すごく絶妙なところにありますよね。ご自身のポリシーは、どんな感じなんでしょうか?G:昔好きになった男の人に、「お前がおっぱいを入れたとしても、やっぱりオレはお前を女としては見れない」って言われたことがあって。それは確かにショックだったんだけど、同時に、「でも、性別とかとは関係なく、お前にはお前の良さがある。キレイな顔で、体は男っていうのは、すごく新しいと思うよ」とも言ってもらったんです。そこから、それまで自分が持っていた固定観念が崩れていきましたね。もともと、“男の髪が長すぎたらダメ”とか、そういうのが本当にイヤだったんです。そこをどんどん打ち砕いていきたいなって思ってます。あ、1つ決めているのは、スカートははかないってこと。――え?それはなぜ?G:そうすると、“女装家”になっちゃうんですよ。そうじゃなくて、あくまでもユニセックスでいたい。今たくさんジェンダーフリーの人がいて、それぞれゲイ系、オネエ系…ってなってますけど、僕はあんまりカテゴライズされたくないと思ってるんです。願わくば、美輪明宏さんとかピーターさんみたいに、◯◯系って言われない立場の人になりたいです。――お話を伺ってると、自分を出さなければ、“本当の自分”を分かってもらう喜びは手に入らないのかな、と思いました。G:もちろんもちろん。それって友達もそうなんだけど、仲良しがいないとか、親友が見つからないとか言ってる子は、たぶん自分が心を開いてないんだと思う。悩んでる子は、もっと自分を出してみるといいと思うよ。まあ最近僕の場合、開きすぎてて危ないよっていろんな人に注意されるけど(笑)。――将来の夢は?G:僕自身の人生の夢は、僕が大好きな人たちから、「GENKINGは自慢の友達だよ」って言ってもらうのが一番の目標。自分が幸せになるより、周りの人が幸せって思ってくれる方が嬉しいんです。仕事の成功も、もちろん欲しいものの一つ。でもその目的は、その成功があることで、誰かを助けたり、人のためにできることの幅が広がるって思うから。最終的には、ジェンダーフリーの突破口になりたいです。僕が60歳くらいになったとき、年下の人たちに、「GENKINGが出てきて、世の中が変わった。生きやすくなった」って言ってもらえるような存在になれていたら嬉しい。男の子っぽい女の子や、女の子っぽい男の子が楽しく生きられる世界を作るきっかけみたいな人。そうなれるように、もっともっと頑張ります。◇ゲンキング愛知県出身。独自のファッションセンスが注目され、写真投稿アプリ「Instagram」で話題を集める(現在フォロワー64万人以上!!)。今年3月にTV『行列のできる法律相談所』に出演し、“オネエ”であることをカミングアウト。以降、様々なジャンルで活躍中。※『anan』2015年10月21日号より。写真・内田紘倫
2015年10月19日女子力ってどんな意味か、端的に答えられますか?言葉の定義って、反対語があればやりやすいんです。たとえば、「右」の意味を国語辞典に書くとすれば、どう書くか?想像してみてください。「左」が先に定義されていれば、左と逆が右とすぐに書けますが、左がまだ定義されていなかったら困りますよね。ちなみに、著者の手元にある三省堂の国語辞典には「アナログ式の時計の文字盤に向かったときに、1時から5時までの表示のある側」と定義されています。さすが金田一先生!■女子力とは女子力は、wikipediaに載っていて、しかもちゃんと英語で「women’s power」というと書かれています。women’s powerと聞けば、女性の人権を激しく主張している女性たちのめちゃめちゃ濃いパワーのようにかんじますが、それはさておき。wikipediaによると、女子力とは・・・・・・・輝いている女子が持つ力のこと・じぶんのセンスの良さや美しさを誇示する力・男子からチヤホヤされる力の3つが書かれています(意訳しています)。■ホントの女子力とは?この定義に沿って、ホントの女子力とはなにか?を考えたとき、それは「嫉妬をしない心」ではないかと思います。女子が輝こうと思えば、嫉妬心を持っていたら無理ですよね。センスを磨いたり、美を追求しようと思えば、嫉妬心は邪魔になりますよね。いつもまっすぐな純粋な心で、ありのままに事実を見つめる。こういう姿勢からしか、美は生まれてきません。男からチヤホヤされようと思えば、同性に嫉妬しているようでは当然無理だし、「あの男子、あたしに隠れて浮気しやがって」と思っているようでも無理ですよね。ま、浮気の2つや3つ、見逃してあげて、一緒にごはんを食べるときくらい、楽しくいなくっちゃ・・・・・・究極の状況を言えば、こういうことになったりします。■昔からある女子力とは・・・嫉妬をしないというのは、「私情をはさまず、事実をありのまま思いやりを持って見ることができる」ということです。こういうことは、昔から帝王学が提唱しています。ひとの上に立つひとが身に着けておくべきことをまとめてくれているのが帝王学です。部下を私利私欲的に使ってはいけない、ちゃんと聞く耳を持って、多様性を認めつつ、事実をありのままに見つめなさい、みたいなことを教えています。■つまり、ホントの女子力とは帝王学のことです。となれば、女子力を磨こうと思えば、人間力を磨かなくてはならないということになります。これははっきり言って、ものすごい苦痛を伴います。人間力が磨かれているように見えるひとって、誰が思い浮かびますか?たとえば恋愛相談や人生相談などでテレビによく出ている美輪明宏さんが浮かぶひともいると思います。美輪さんは、たいへんご苦労をなさっています。そんな苦労をするくらいなら、女子力なんていらん!そう思う女子がいて当然でしょう。ただ、「私情をはさまず、事実をありのまま思いやりを持って見る」というのは、思考の訓練でもあるので、毎日ちょっとずつ、そういうことを意識しておくと、自然に磨かれるのが女子力なのかもしれません。(ひとみしょう/ライター)(古泉千里/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年10月10日ソニー生命保険はこのほど、「シニアの生活意識調査」の結果を発表した。調査は7月21日~22日、50~79歳の男女を対象にインターネットにて行われ、1,000名の有効サンプルを集計した。○独身シニア37.4%が「婚活に前向き」独身シニア294名に、婚活に対して前向きか、それとも後ろ向きか聞いたところ、現在行っている、または行いたいと思っている「前向き」な人は37.4%という結果に。独身シニアの4割近くが婚活に対して前向きであることがわかった。続いて、婚活に対して前向きだと回答した独身シニア110名に、婚活相手に期待することを尋ねたところ、「一緒にいて落ち着く(57.3%)」が最多となり、次いで「健康(54.5%)」「やさしい(50.9%)」「趣味が合う(50.0%)」と続き、その割合はいずれも半数を超えた。また、「見た目」と回答した割合が27.3%だったことから、外見よりも心が安らげるかどうかが重要であることがうかがえた。男女別では、多くの項目で女性のほうが高くなり、特に「経済力がある」(男性10.0%、女性62.0%、52.0ポイント差)、「金銭感覚が合う」(男性21.7%、女性54.0%、32.3ポイント差)でその傾向が顕著だった。また、「事実婚(籍を入れない)でも良いと思っている」(男性21.7%、女性40.0%)や「通い婚(同居しない)でも良いと思っている」(男性18.3%、女性32.0%)でも女性のほうが高くなり、女性は男性に比べ新しい結婚の形にも抵抗を感じない相手を期待する傾向にあることが明らかとなった。一方、男性の方が高かった項目は「(実年齢が)若い」で、女性26.0%に対し、男性は31.7%だった。○シニアが最も大切にしているものは「健康」次に全回答者1,000名を対象に、現在の生活において大切にしているものについて尋ねたところ、「健康(78.3%)」が際立って高く、次いで、「お金(53.0%)」「子ども・孫(46.7%)」「趣味(46.5%)」「パートナー(43.5%)」と続いた。また、これからの生活において、時間とお金を優先的に費やしたいことについても聞いた結果、1位「趣味(54.4%)」、2位「パートナー(妻・夫・恋人)との絆づくり(43.8%)」3位「健康増進・アンチエイジング(39.8%)」となった。男女別では、男性は「パートナー(妻・夫・恋人)との絆づくりが(51.4%)」が1位の「趣味(52.0%)」とほぼ同率となり、女性(36.2%)と比較してもかなり高い割合を示した。○6割が「シニアライフの生活設計に不安」次に、シニアが将来設計に対してどのような意識や考えを持っているのか調査を実施した。その結果、『シニアライフを楽しむこと』では、「シニアライフを楽しんでいる(54.4%)」という人の方が多数派となった。『シニアライフの生活設計』については、「シニアライフの生活設計はできていて安心だ(40.4%)」という人は半数を下回ったが、昨年の同調査結果と比較すると、昨年(35.0%)よりも5.4ポイント上昇しており、生活設計について安心できているシニアは増加傾向にあることが明らかとなった。また、家族に関連する将来設計について聞いたところ、『子どもとの共有』については「シニアライフの計画・考えを子どもと共有したい」というシニアが29.0%、『相続』については「家族にできるだけ多くの資産を残したい」というシニアが39.3%と、どちらも半数を下回る結果となったが、『自分や配偶者の介護』では「介護施設に入るなどして自分たちの力でなんとかしたい」が85.4%と大多数を占める結果に。多くのシニアが、子どもや孫との関係を大切に思っている一方で、シニアライフは子どもに頼らず過ごしたいとの思いも持っている様子がうかがえる結果となった。○シニアが相談したい芸能人1位は「マツコ・デラックス」最後に、「将来の不安や悩み事を相談したい」と思う芸能人について聞いたところ、1位「マツコ・デラックス(40人)」、2位「美輪明宏(29人)」、3位「所ジョージ(28人)」、4位「ビートたけし(27人)」、5位「タモリ(21人)」となった。それぞれの理由をみると、マツコ・デラックスは「的確な意見を聞けそう」、美輪明宏は「人生経験が豊か」、所ジョージは「生き方が理想的・好き」といった理由が散見され、また、ビートたけしは「本音で答えてくれそう」、タモリは「頼れそう」といった理由が挙げられた。
2015年09月16日漫画家の蛭子能収が、BS12ch TwellV(トゥエルビ)の番組『桂雀々の大判小判がじゃくじゃく~BS12 お宝噺~』(毎週土曜20:00~21:00)のゲストに登場し、美輪明宏の「ヨイトマケの唄」をアカペラでテレビ初披露する。4月11日・18日の2週にわたり出演する。"上方の爆笑王"と呼ばれる落語家・桂雀々が、ゲストから貴重な"お宝噺"を聞く同番組。今回は「自分では真面目にまっとうに生きているつもりなんですけど、周りの人が(自分の言動を)面白がっているのを見ると、なんだか不思議な気持ちになります」と言う蛭子の魅力を、雀々が引き出す。4月11日放送の第一夜では、1947年に熊本で生まれ、長崎で育った蛭子が23歳で上京し、漫画家になる道のりを紹介。また、3年前に雀々と蛭子が共演した際、2人でランチに行った時のエピソードも紹介する。4月18日放送の第二夜では、ギャンブル好きの蛭子を紹介。パチンコが解禁となる高校卒業まで自作のパチンコ台で遊んでいた話や、レトロパチンコの思い出、自身の名前が冠についた競艇の「蛭子能収杯」など、さまざまなエピソードが披露される。そして、蛭子が、テレビ初披露という美輪明宏の「ヨイトマケの唄」をアカペラで熱唱。ホストの雀々が聴きほれるほどの歌声というが、果たして…。蛭子本人は「歌はイベントでは何度か歌っていますが、収録が終わって今、振り返ると恥ずかしいですね(笑)」と謙遜している。このほか、蛭子が大事にしている言葉「怒るな!! 自由に!!」を紹介。「お互いに怒りをエスカレートさせると最後は殺し合いになる」「一方に偏らず、自由な考え方を持とう」という独自の理論を語る蛭子に、雀々も「味の固まり! まさにブイヨンタレント!」と絶賛している。(C)BS12ch TwellV
2015年04月06日「問題のあるレストラン」『深夜食堂』などで女優としても注目を集める人気モデル、菊池亜希子と、「花子とアン」で白蓮の若き恋人を演じて脚光を浴びた若手俳優・中島歩のW主演で贈る映画『グッド・ストライプス』。このほど、本作の予告編映像が解禁、“結婚”がゴールではなく、スタートになった2人の新感覚ラブストーリーが明らかになった。自由奔放な文化系女子の緑(菊池亜希子)と、優柔不断なおぼっちゃまの真生(中島歩)。交際も4年経ち、それぞれがウンザリしていたころ、ある日、緑の妊娠が発覚!お互い、“別れ”すら考えていたのに…。結婚することを決めた2人だが、生まれも育ちも、こだわりも全く違い、音楽、服装、インテリアなど、一緒に住み始めるにも揉めてばかり。それでも結婚の準備を進めるうち、それまで知ることのなかった相手のルーツを辿っていくことに――。思わぬ妊娠が発覚し、流れで結婚することになったマンネリカップルの“結婚”までの半年間を、リアルな視点で描く本作。独自の世界観を持ち、若手クリエーターたちからも人気を集める菊池さんが大人になりきれない文化系女子を演じ、美輪明宏に見出され「花子とアン」で一躍注目を集めた中島さんが、いまどきの草食男子を好演、新たな魅力を開花させている。予告編では、破局寸前の2人が一転、結婚に向かう様子がテンポよく、ポップに描かれる。そのリアルなキャラクター描写には、思わず「こういう人いる!」「わかるわかる!」と共感してしまうこと必至。さらに、本作の岨手由紀子監督からの熱烈オファーで実現した大橋トリオが歌う主題歌が心地よく、映像を爽やかに盛り上げている。また、2人の結婚式の写真が使用されたビジュアルには、ストライプが周りにあしらわれている。どこまで行っても“交わらない平行線”の2人。彼らの“結婚”は、果たしてどうなるのか、まずはこの映像をご覧あれ。『グッド・ストライプス』は5月30日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月17日江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が戯曲化し、その三島自身が熱望したことから実現した美輪明宏主演の『黒蜥蜴』。三島由紀夫生誕90年、没後45年にあたる今年、再演を重ねてきたこの代表作に、美輪はどんな思いを込めるのか。三島との思い出話など、美輪からこぼれる言葉は尽きなかった。舞台『黒蜥蜴』チケット情報舞台での初演は1969年。その前年に公開された映画は世界でも評判を獲得した。以来、『黒蜥蜴』といえば美輪のほかになくなった。「三島さんからは、黒蜥蜴を演ってほしいと3度も頼まれたんです。私が出演した寺山修司の『毛皮のマリー』をご覧になって、“あの難解なセリフを、まるで歯ブラシでも使うように日常の言葉として成立させていた。僕の芝居といえばみんな気取って難し気に演じるけれど、君なら内容を解り易く演れるはずだ”と。確かに、三島さんのセリフもレトリックがすばらしく、美しい言葉がいっぱい出てきますから、それをきちんと表現し、伝えるのは、なかなかむずかしいことだと思います」。美しいのはセリフだけではない。演出・美術・音楽・衣裳も手がける美輪は、この耽美的な世界観をすべてにおいて追求してきた。「三島さんのセリフに合うのは、ドビュッシーなどフランスの印象派の音楽か、東欧のもの。衣裳も裾の長い本格的イブニングドレスを身につけなければ、本物を知る女賊の黒蜥蜴にはなれません。セットや照明も同じです。その世界を成立させるために綿密に作り上げていきますし、そのための知識や技術がなければ舞台は作れないんです。ですから、今一度、こういった正統派の舞台を見直してみるのも必要だと思います。そこでなければ得られない感動や癒し、安らぎというものがあるはずです」。美輪が演じる黒蜥蜴は、明智小五郎と対峙し、やがて愛していくことになる。明智を演じるのは2度目となる木村彰吾。そして、黒蜥蜴の愛人・雨宮には、木村と同じく『花子とアン』で注目を集めた中島歩が再び挑む。「『花子とアン』では、『ごきげんよう』という美しい言葉が話題となりました。この『黒蜥蜴』の美しい世界も、ぜひ若い方にご覧になっていただいて新鮮な感動を味わっていただければと思うんです。早替わりも多く、体力的にはとても厳しい作品なんですが、80歳の黒蜥蜴も面白いんじゃないかと思っています(笑)」。その笑みに、まだまだ作品を向上させようとする覚悟が見える。美輪にしか成し得ない『黒蜥蜴』を、心待ちにしたい。舞台は4月4日(土)から19日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。その後、愛知、大宮、神奈川、静岡でも公演。取材・文:大内弓子
2015年01月22日昨年末の紅白歌合戦で、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の挿入歌としても使われたエディット・ピアフの「愛の讃歌」を歌い、大きな反響を呼んだ美輪明宏。普段の煌びやかな姿から一転、黒い髪に真っ白な衣装を身にまとい、歌に必要のないものを一切排除したいでたちで登場。その圧巻の歌声は視聴者に大きな衝撃を与えた。そんな彼の歌声が十二分に聴けるのが「ロマンティック音楽会」。現在ツアー真っ最中だ。ここでは、彼のルーツであるシャンソンをはじめ、カバーやオリジナルなど様々な歌を聴くことができる。昨年末に開催される予定だった公演は、急性喉頭炎により声が出なくなったため延期に。その振り替え公演を含む2015年のツアーは、1月17日(土)の千葉公演からはじまり、愛知、埼玉、東京、神奈川、静岡、福岡、大分、大阪へと続く予定。すでに完売している公演もあるため、チケットの確保はお早めに。
2015年01月16日大晦日に放送される「第65回NHK紅白歌合戦」で5年連続・5回目の白組司会を務める「嵐」(大野智、松本潤、櫻井翔、二宮和也、相葉雅紀)が抱負を語った。今年は「SEKAI NO OWARI」、「HKT48」など計5組が初出場。「嵐」の大先輩の「V6」も20周年の記念の年に初出場を果たすことになり、ジャニーズ事務所からは、彼らに加え「SMAP」「TOKIO」「Sexy Zone」「関ジャニ∞」の計6組が出場する。ステージが楽しみなアーティストを尋ねると、櫻井さんは、やはり初出場となる薬師丸ひろ子と「V6」の岡田准一の名を挙げ「僕が19~20歳の時に出たドラマの『木更津キャッツアイ』に出ていた3人が揃うので、同じステージに立つかは分かりませんが、ご一緒できるのが夢みたいで楽しみです」と語る。大野さんは3回目の出場となる「ゴールデンボンバー」の名を挙げる。一昨年の初出場のステージでは、観客全員が樽美酒研二に似た白塗りのお面を被り、昨年は同じく樽美酒研二さんが鉄棒の大車輪を華麗に決めたかと思いきや、実はニセモノだったというオチで爆笑を誘ったが「何してくるか分かんないので楽しみです!」と期待を口にした。二宮さんは、今年で3回目の出場となる美輪明宏のステージが楽しみだという。「これまで、歌唱の順番が近かったりして、現場で生では見られていないんです。一度、落ち着いて拝見させていただきたいです」と語った。松本さんは、「V6」と同じくデビュー20周年を迎えた先輩グループの「TOKIO」について「個人的に、何を歌うのか楽しみにしてます」と語った。また、今年の紅白は、紅組27組、白組24組ということで、白組の方が少ないが、松本さんは「司会として頑張りたい!」と組数で足りない部分を司会でカバーすることを誓っていた。「第65回 NHK紅白歌合戦」は12月31日(水)19:15~NHK総合・ラジオ第1にて放送。※20:55~21:00 は中断ニュース。(text:cinemacafe.net)
2014年12月31日毎回、自身による選曲・構成・演出でおくられる『美輪明宏/ロマンティック音楽会』。そこには、美輪明宏の美学や思いがすべて込められている。今回はどんな歌を選び、どう届けるのか。美輪が今、伝えたいことを聞いた。『ロマンティック音楽会』と名付けているように、美輪が歌を届ける場所と時間は、いつも、ロマンにあふれている。「ロマンティシズムというのは、人間にとっての“心のビタミン”ともいうべきものです。現代は、肉体の栄養は過剰なぐらいに充足していますが、心のほうは、栄養失調がどんどんエスカレートしているように思えてなりません。『衣食足りて礼節を知る』という言葉があります。今こそその礼節の部分、つまり心のビタミンが、最も必要だと思っているんです」。美輪がそう感じるのには理由がある。「機能性や利便性、経済性ばかりを追求した結果、建物も家具も生活用品も無機質なものが増えてきました。それだけならまだしも、音楽まで無機質になっています。単調なメロディに、叫ぶような歌声……。そんな無機質なものに囲まれていたら、心がささくれ立つのも当たり前です。ですから、せめて私の音楽会では、美しく叙情的な歌詞が綴られたメロディアスな音楽を、お届けしたいんです」。なかでも今回、中心に歌いたいと考えているのは、明治・大正・昭和の時代に愛されてきた日本の歌。「まさしく、私が語りを務めさせていただいている朝ドラ『花子とアン』の時代の歌です(笑)。『ごきげんよう』という挨拶に表れているように、あの頃は、言葉遣いも美しく丁寧だった時代。夫婦や親子の間にもちゃんと礼節がありました。その古き良き時代の雰囲気を醸し出す歌をご用意するつもりです。たとえば、松島詩子さんが歌った『喫茶店の片隅で』とか、淡谷のり子さんの『別れのブルース』か『雨のブルース』。それから、シャンソンのほうでは『枯葉』。今の時代にはどこからも聴こえてこない、美しくエレガントで安らぎがある音楽ばかりです」。リクエストの多い『愛の讃歌』や『ヨイトマケの唄』も、もちろん期待できる。また、美輪のアイデアによる舞台美術の美しさも、心のビタミンになるはずだ。「ロマンに包まれ、心が安らげば、人にやさしくなれますし、ひいては戦争だって起こらないんです」。美輪が歌に込めるメッセージは、果てしなく大きい。『美輪明宏/ロマンティック音楽会』、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティの公演は、7月22日(火)まで2次プレリザーブ先行(抽選)を受付中。東京・神奈川・埼玉・北海道公演は発売中。取材・文:大内弓子
2014年07月18日アンジェリーナ・ジョリーの主演最新作にして、ディズニーアニメ「眠れる森の美女」に隠されていた、“禁断の呪い”が生んだ究極の愛の物語を描く『マレフィセント』。このほど、綾瀬はるかや吉高由里子のものまねで知られるタレントの福田彩乃が、本作にも登場する3人の妖精役でディズニー映画に初挑戦することが判明。しかも、ものまねで培った技術を駆使し、年齢も性格もバラバラな、3人の妖精の声をひとりで演じ分けることが分かった。本作の主人公は、『眠れる森の美女』のヒロイン、オーロラ姫(エル・ファニング)に“永遠の眠り”の呪いをかけた、邪悪な妖精マレフィセント。つらい少女時代と、波乱多き半生をお送りながらも、多くの女性から憧れの眼差しを受け続けているアンジーが、ディズニー映画初出演にして、これ以上のないほどのハマり役で謎多き“ディズニー史上最強の悪役”を熱演する。そんな本作で福田さんが扮するのは、オーロラ姫の世話をする3人の妖精、ノットグラス(赤)、フィリットル(水色)、シスルウィット(黄色)。オーロラ姫の父・ステファン王に仕え、オーロラ姫が16歳になるまで森の小屋で育てる役目を仰せつかるが、家事や子育てはむしろ苦手?すぐに何かと騒動を巻き起こすという役どころだ。ディズニー史上初の1人3役という荒業に挑戦することになった福田さんは、幅広いものまねで磨いた技術を駆使し、早いテンポで畳み掛けるようなセリフ回しで3役を見事に演じ分けた。さらに、自身のレパートリーから、ノットグラス=YOU、フリットル=美輪明宏、シスルウィット=絢香と、それぞれのキャラクターに合わせた“ものまねバージョン”のアフレコを披露する一幕もあったという。『眠れる森の美女』は女性の憧れと断言する福田さんは、「あんな風に王子様のキスで目覚めてみたいなって、みんなが一度は思ったことがあると思います。だって普通、キスじゃ目覚めないですよね?(笑)。これが“ディズニー”だから素敵なんですよね」と言うほどアニメのファン。1人3役というのは難しいチャレンジとなったはずだが、「名前や年齢、性格、顔、声。とにかく覚えることや作り込むところが多かったので、まずは一番目についた3人の妖精それぞれの赤・青・黄色の衣装のイメージから役作りに入りました」と語る。「台本には3色で色分けをして、『赤色はノットグラス、リーダー的存在、低い声、最年長』『黄色はシスルウィット、天然、自分の声』『青色はフリットル、感情の起伏が激しい、高い声』と瞬時に切り替える練習をしたり、アフレコの日は3色の折り紙を持参し、『今日は赤色のノットグラス』と、赤色の折り紙を壁に貼って役作りをしていました」と、その苦労を明かしてくれた。主演を演じたアンジーの印象に対しては、「かっこいい!スタイルが良い!唇がセクシー!目がきれい!」と絶賛。だが、アンジーの生い立ちを知り、「彼女が内に秘めているものは、マレフィセントが内に秘めているものと少し似ているのかな」と思うようになったそう。「マレフィセントってアンジェリーナ・ジョリーさんそのものなのかなって、そんな印象を受けました」とも話している。先日、「監督業に専念する」と近い将来に女優業を引退する考えを改めて表明していたアンジーだが、本作には間違いなく、並々ならぬ思いが込められていると言えそうだ。『マレフィセント』は7月5日(土)より全国にて2D/3D公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:マレフィセント 2014年7月5日より全国にて公開(C) 2014 Disney Enterprises, Inc.
2014年05月16日3年ぶりに上演される美輪明宏版『愛の讃歌』~エディット・ピアフ物語~。3月、都内某所で行われている稽古場に潜入し、作・演出・美術・衣装を手がける美輪明宏、そして、キャストの木村彰吾とYOUに、この作品にかける思いを聞いた。美輪明宏版『愛の讃歌』チケット情報『愛の讃歌』はフランスを代表するシャンソン歌手、エディット・ピアフの人生を描いた物語。毎年舞台公演を行っている美輪が、今年この作品を選んだのは、たくさんの熱いリクエストがあったからだ。それらの声には、美輪が描く真実のエディット・ピアフと、美輪が歌う真実の『愛の讃歌』に触れたいという思いが含まれている。「これまでに映画や舞台で描かれたピアフは、無知でわがままで淫乱で、といった姿ばかりです。でも、私が調べたピアフはまったく違います。レイモン・アッソーという詩人に知識・教養を叩き込まれ、『愛の讃歌』の作詞もした芸術家なんです。その詞も、みなさんがよく耳にされる訳詞ではなく、“空が落ちてきたって、地球が割れたって、あなたのためならどんなことだってする”というような、スケールが大きく哲学的な内容です。その本当のピアフを私は描きたいと思っているのです」と美輪は語る。真実のピアフを描くための稽古は厳しい。台詞のなかのひとつの言葉の抑揚にも、繰り返し美輪の注意が入る。3年前の公演で、美輪が演じるエディット・ピアフの妹、シモーヌ・ベルトーを演じたYOUも「稽古が終わると、もう脳みそが大変なことになってます」と苦笑。2006年に続いてピアフの最後の恋人、テオ・サラポを演じる木村彰吾も「美輪さんに褒められることはまずありません。この間も、神の領域の芝居ができたって言ったら、『カミはカミでも紙くずね』って言われました」とユーモアを織り交ぜて話す。しかし、ずっと以前から美輪の舞台を観ていたYOUにとって『愛の讃歌』は、「出演せずに観ていたいぐらい大好き」な作品。木村も、「登場人物が全員やさしくて、こんなに愛のある舞台はない。出演できることが誇りです」という。木村が演じるテオが登場するのも、美輪明宏版『愛の讃歌』ならではだ。その思いを美輪が最後にやさしく語ってくれた。「ピアフに『愛の讃歌』を書かせた最愛の人、マルセル・セルダンを飛行機事故で亡くしてどん底に陥るまでしかほかの作品では描かれませんが、茫然自失のピアフをテオが救うところまで私は描いています。その無償の愛をこの作品で提示することで、不毛な愛がはびこる今の世の中に、本当の愛情とはそういうぬくもりのあるものなんだということを伝えたいんです」。公演は4月12日(土)から5月5日(月・祝)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。その後、岡山、福岡、大阪、静岡、長崎、愛知、青森、宮城、新潟、神奈川でも公演。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2014年04月04日「愛には、苦い涙がつきものよ」この言葉を読んで、そうだよねと感じる人は少なくないのではないでしょうか。会いたいのに会えなくて。ひどいフラれ方をして。好きになってはいけない人と恋に落ちて。彼に浮気されて。不倫の恋から抜け出せなくて。苦しくて切なくて報われなくて、今日も一人、涙を流す。それでも恋をせずにはいられない。人間って本当に不条理な生き物ですね…。冒頭の一文は1915年の今日12月19日に生まれたフランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの名言です。よく知らないという人でも、彼女の代表作の『愛の讃歌』は美輪明宏さんや桑田佳祐さん、宇多田ヒカルさんなども歌っているので、曲自体はどこかで耳にしたことがあるかもしれませんね。没後50年のピアフは、生涯を通して恋多き女と言われた女性。十代でナイトクラブの歌手となり、数々の男性と恋に落ち、二度の結婚をしたと伝えられています。人生最大の恋の相手はボクシングの世界チャンピオン、マルセル・セルダン。彼には妻子がいましたが、2人は初めて会った時から惹かれ合い、ピアフは2日ごとにセルダンへラブレターを送ったそうです。しかし、ある日、セルダンが乗っていた飛行機が墜落して2人の恋は突然幕を閉じます。失意の中、セルダンのために書いたという『愛の讃歌』をステージで歌い、大喝采を受けたピアフ。そんな苦しい恋を経験した彼女の言葉「愛には、苦い涙がつきものよ」は、とても説得力がありますね。人生で自分の半身のように感じられる相手と恋に落ちるなんて経験は、そうそうできるものではないでしょう。けれどもその恋を通して世界が広がり、人としても女性としても磨かれるのは事実。だから、たとえ大切な恋を失くしたとしても悲嘆に暮れたりしないで、自分がそこまで相手を深く愛せたことに誇りを持てばいいのだと思います。ここでつらい恋、特に失恋に悩んでいる時、心に効きそうな著名人の名言をいくつかお届します。・『失恋って、当の本人は苦しい苦しいと言っているけれど、本当は終わった恋をいつまでも思い出して楽しんでいるような所があると思う。本当に苦しいなら、一秒でも早く忘れる努力をするはずだから。』(宇野千代/小説家)確かに…。嫌な記憶しかなかったら、みんな、どうにかして忘れようとするだろうけれど、恋愛には良い思い出もたくさんあるから、なかなか心から追い出したりはできないんですよね。要はつらくてもジタバタしないで、過去の出来事を反芻しながら待っていれば、いつかは時間が解決してくれるということなのでしょうか。ピアフ同様、恋多き女と呼ばれた宇野千代さんの言葉、深いですね。・『上手に別れられるなどということは、まったく稀なのだ。そういうのは、ちゃんとうまくいっていたら、別れたりはしやしない。』(マルセル・プルースト/作家)上手な…って、いったいどんな別れ方なのでしょうか。笑ってさよならして、その後も後腐れなく友達として付き合えるような別れ方なのか。それとも、傷つけ合っても数年後に相手があれは最高の恋だったなと、ふと思い出すような別れ方なのか。いずれにせよ、20世紀を代表する作家プルーストでさえうまくできないと言っているのだから、私たちが上手に別れられないのは仕方のないこと。付き合う時も別れる時も、なりふりかまわず相手にぶつかっても、それもまた一つの正解なのかもしれません。・『女性が綺麗になる方法は二つあります。「いい恋をすること」と「悪い恋をやめてしまうこと」です。』(浜尾朱美/ニュースキャスター・エッセイスト)この言葉も正論そのもの。女性は恋をするときれいになれると言うけれど、あまりにも苦しい恋をすると疲れで早く老けてしまう場合も。せっかく恋をするのなら、美しく若返るような恋をしたいですよね。とはいえ、現在進行中の恋愛が“良い恋”か“悪い恋”かを見極めるのって難しいもの。そんな時は、こちらの名言を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。・『あなたのマスカラではなく、口紅を汚すような男と付き合いなさい。』(キム・カーダシアン/テレビパーソナリティ、女優)大好きな人と一緒にいるのに、泣いてばかりいるようならば、その恋はそろそろ終わらせたほうがいいのかも。ハリウッドセレブの一人でゴシップ雑誌の常連だというカーダシアンの言葉には、真理があるような気がします。つらくて苦しくてどうしようもない時、数々の恋を経験した著名人たちの名言に触れてみては。少しだけ心の傷が癒され、前を向こうという気持ちになれるかもしれませんよ。(文=Kawauso)
2013年12月19日78歳のいまも歌に、舞台に、世の悩める仔羊たちの相談にと活動を続ける、美輪明宏。そんな彼の魅力のすべてを伝える、NHKの特集番組「真夏の夜の美輪明宏スペシャル」が8月21日(水)に放送されることが決定。本番組にて宮沢りえが出演していることが明らかとなった。今年5月に、三谷幸喜が脚本・演出を務めた舞台「おのれナポレオン」で、天海祐希に代わり、見事に代役を務めた宮沢さん。本番組では、美輪さんが宮沢さんに伝えるのは「人生開運の法則」だ。今回、初めて美輪さんの自宅を訪問し、対談を敢行。今秋、彼女は野田秀樹演出の舞台「MIWA」で美輪明宏役を演じる予定だ。「どうやって美輪さんを演じれば?」――三輪さんの教えは、演技論・役者論を超えて人生論まで深まり、宮沢さんは感極まって涙を流す場面も…。一方、スタジオでは彼の人生をふり返りながら、盟友・黒柳徹子とのトークも。テレビの創成記に青春を送った2人が共に生きた“日本の青春時代”が明かされる。さらに、1968年に主演して以来、彼のライフワークともいえる舞台「黒蜥蜴」。その制作の舞台裏を半年もの間追った、芸術家・美輪明宏の素顔、また7月に故郷・長崎で音楽会を開く彼を追い、被爆した少年時代そして後の「ヨイトマケの唄」誕生の秘密にも迫っていく密着ドキュメンタリーも収められている。特集番組「真夏の夜の美輪明宏スペシャル」はNHKにて8月21日(水)22:00~放送。(text:cinemacafe.net)
2013年08月20日昨年末の紅白歌合戦で歌った「ヨイトマケの唄」が大反響を呼び、音楽配信会社によるユーザー投票では「最も印象に残ったアーティストランキング」で1位を獲得するなど、改めてその音楽性に注目が集まっている美輪明宏。ここ15年ほどは春に芝居、秋にはコンサートの舞台に立つことが定例となっており、今年も9月に『ロマンティック/音楽会』が開催される。ドラマティックな愛をひとり芝居のように歌い上げるシャンソンや、「ヨイトマケ~」など社会を鋭く切り取った美輪作詞・作曲のオリジナル曲、さらには叙情性豊かな懐かしい日本の名曲など、その内容はここでしか触れられないものばかり。舞台美術や衣裳の隅々にまで心を配る美輪に、今年の音楽会について聞いた。美輪明宏/ロマンティック音楽会「紅白歌合戦の後は、私の周りでも年齢や性別関係なく大勢の人が感動したと言ってくれて、ちょっとした騒ぎになりました。印刷してもらって読んだインターネットでの若者たちの声で『俺たちだっていいものはいいと誉めるんだ』と書いてあったのも微笑ましかったわね」と美輪は話す。「今の曲はほとんどが8ビートでメロディラインが希薄でしょう。そういう曲しか知らないだけで、若い人だっていい曲を聴けば必ず心に響くはず。昔はルンバやボレロ、タンゴなど音楽にも様々な種類があって、メロディを聴いただけで“あの曲だ”とわかる名曲がたくさんあったのね。もし『紅白~』で興味を持った人がいるなら、ぜひ音楽会でそういった曲の数々に触れてみてほしい」実は、“日本初のシンガーソングライター”でもある美輪。「ヨイトマケ~」が炭鉱町のコンサートでの経験をもとに作られたのは知られているが、他にも身体障害者の愛を綴った「愛の贈り物」、従軍慰安婦の心情を生々しく描く「祖国と女達」など、知る人ぞ知る名曲が存在する。「せっかくだから今年は、そういった曲もいくつか歌おうと思っています。『祖国と女たち』は、戦後引き上げてきた元従軍慰安婦の女性たちの話を思い出して作った曲。あの頃、地方の貧しい娘が『満州にいい仕事がある』と言われたら、家族を食べさせるために行くしかないですよ。内容を知らずに行ったら、仕事は“従軍慰安婦”で、現地で死ねば遺体は野ざらし。命からがら帰国したら、汚らわしいと親戚や土地の者から罵倒されて…。こんなにおかしいことはないですよ」と、美輪は静かだがきっぱりとした口調で語った。インタビューの終盤、美輪は「私は売り上げのことなんて考えたことはないの。レコード会社は大変でしょうけれどね」と言って茶目っ気たっぷりの笑顔を見せた。華やかな美学と、弱者の立場からの目線。その両輪が、美輪の歌の根幹を支えている。9月1日(日)から29日(日)まで東京・PARCO劇場で公演するほか、全国各地を巡演。なお、チケットぴあでは東京公演のインターネット先着・座席選択プリセールを7月4日(木)午後8時まで受付中。取材・文:佐藤さくら
2013年06月26日人は元来孤独なもの、などという名言もあったような気がしますが、だからこそ誰かのぬくもりを求め続けてしまうもの。20~30代の女性は、どんなときに寂しさを感じているのでしょうか。・仕事が終わって一人の家に帰り、靴を脱ぎながらふと寂しくなる。すぐに忘れるけど。(28歳・販売)・休日の予定が急にキャンセルになると、その日一日を一人でどうしていいかわからず不安になる(24歳・福祉)・自分だけ誘ってもらえなかったとき、泣きたくなった(26歳・医療事務)・気づいたら周りの友達は結婚していて、自分だけ独身だった(34歳・教員)などなど、小さなことからふと感じる寂しさや、失恋や人間関係の不和などによる辛いものまで。幸せそうに見える人でも、心のどこかにちょっとしたすきまは普通にあるようです。他のみなさんは、その寂しさとどんなふうに付き合っているのでしょうか。それぞれ立場の違う3人の女性に聞いてみました。【やっぱりシングルって寂しい、かな…Sさん(27歳)の場合】「2年前に大失恋。直後の1ヶ月はつらくて寂しくて、食事もろくにのどを通らないくらい追い詰められていました。時間が経つにつれ生活は落ち着いてきて、最近は“おひとりさま生活”を楽しめるようになってきましたが、ふとしたときに、失恋当初とはまた別の寂しさが襲ってくるんです。なんと言うか、毎日が無味乾燥というか、淡々としすぎていて…かといって、新しい恋をする気にもなれず、困っています。寂しくなったときは、ネットしたりテレビを見て気を紛らわせたり、軽くビールを飲んだりして気分転換するようにしてますが、根本的な解決になってませんよね…。」【ひとりじゃないのに、寂しさが消せない…Yさん(25歳)の場合】「彼とは付き合って1年ですが、彼は仕事が忙しくもともとマメではないのもあって、ここ半年は会うのは月に1~2回、電話は週に1~2回。メールの返信もほとんどありません。もっとかまって欲しいって思うけど、忙しいのもわかってるし、しつこくして嫌われるのが怖くて、我慢してしまいます。会うと優しいし、愛されてないわけじゃないのもわかるので。私も趣味や習い事などで忙しくして気を紛らわそうとしていますが、やっぱり寂しさはぬぐえません。」【結婚してても、募る孤独感…Aさん(33歳)の場合】「夫は仕事で帰宅が遅く、休日は寝て過ごすことがほとんど。相談したいことがあっても話す時間もなく、寂しいのを通り越して孤独です。2人の子どもはやんちゃ盛り。家事と子育てに追われて、気晴らしをしようにも自分の時間が取れません。もっと大変な状況にある方々がいるのはわかっているけど、休日に家族で買い物したり、公園でパパと遊んでいるよその子を見ると、うらやましくて仕方がありません。ないものねだりだってわかってるし、最近は諦めもつきました。ちゃんと働いてお金を持ち帰ってくれる、それだけで十分ありがたいや、って。」気を紛らわす、我慢する、諦める…なんだか涙が出ちゃいそう。寂しさと向き合うためには、やっぱり仕方のないことなんでしょうか。「ひとりの時間を楽しみましょう」「趣味や習い事などに熱中して」みたいな優等生的な答えは、SさんもYさんも、そして私たちも頭ではわかっているし、Aさんなんかもう達観に至っちゃったみたいな感じがします。でも何でしょう、この空虚感。孤独って、そう悪いものじゃない…そんなふうに思えるようになるまでには、やっぱりそれなりの人生経験も必要になってくるんじゃないでしょうか。その境地に至るまで耐えるしかないのはわかっているけれど、やっぱりまだまだ「一人になるのが怖い」「寂しいのはイヤ」なんて、心のどこかで思っちゃうんですよね。美輪明宏さんはかつて、テレビ番組『オーラの泉』の中で、「孤独とは深く物事を考えるチャンス。友達が多いことは、必ずしも幸福ではない」とおっしゃっていました。今感じている孤独感は、後々の人生を楽しむための糧と考えたら、少しは気が楽になるのかも。ただ寂しいと嘆くだけではなくて、そこから何かを学びとり、素敵な恋と豊かな人生を引き寄せることができたらいいですね。(文=石村佐和子)「どうしようもない孤独感に苛まれてしまう原因」(占いサイト:桃玉◆最後の神の眼へ)
2013年01月09日ポスト幸子の衣装の女王かいよいよ大晦日、夜に行われる「第63回NHK紅白歌合戦」に関心が集まっているが、29日行われた同番組のリハーサルで、“ご当地ソングの女王”として知られる水森かおりが、超巨大衣装で登場、入念にその仕掛けをチェックする姿などが確認されたそうだ。今年の紅白歌合戦には、これまで恒例となってきた豪華衣装の小林幸子、美川憲一らの姿がない。とくに小林幸子の巨大衣装パフォーマンスは、各方面から注目されていたものだけに、見られないとなるとさみしさを感じていた向きもあるだろう。だが、水森の衣装はリフト装置を用いるなど、まさにポスト幸子と呼んでしかるべきものになっている模様で、本番には新生・衣装女王の“メガ水森”が見られそうだ。NHKから打診も水森の衣装は、6.3mの高さまでせりあがるといい、その最大上昇した際のドレス裾幅は約10mにもなるとか。使用した布の総延長も約700mというからすごい。美しさもさることながら、その迫力に圧巻だ。きゃりーぱみゅぱみゅや美輪明宏らの衣装にも注目が集まっているが、どうやら巨大衣装の歴史は水森が継ぐらしい。この巨大ドレスは、水中に咲く大輪の花をイメージし、デザイナーの桂由美氏の参加で考案されたものだそうだ。NHK側からの打診で実現されたといわれており、番組“公認”の後継といったところか。元の記事を読む
2012年12月31日