持ち前の高い知能で活躍している、将棋棋士の羽生善治(はぶ・よしはる)さん。史上3人目の中学生プロ棋士の地位を獲得し、2018年には、その功績を認められて国民栄誉賞を受賞するなど、数々の伝説を残しています。そんな羽生さんが、2022年4月1日にTwitterアカウントの開設を行いました。『初ツイート』が「羽生善治らしい」と話題に同日の朝、開設したTwitterアカウントに初となるツイートを投稿した、羽生さん。著名人がアカウントを開設した際は、偽物と思われないように、「〇〇です。Twitterを始めました」といった軽い挨拶を行うのが定番です。羽生さんも例にもれずTwitterユーザーに挨拶をしたのですが、その内容はとても性格が表れたものでした!2022年4月2日8時23分将棋棋士の羽生善治です。Twitter始めます。どうぞよろしくお願い致します。日本将棋連盟 羽生善治— 羽生善治 (@yoshiharuhabu) April 1, 2022 ツイートの文面を読むと、なぜか初投稿の日時が分単位でつづられていることが分かります。これには羽生さんの妻であり、元俳優の羽生理恵さんも、自身のTwitterアカウントで「年、月、日、時間を全部書いていて、本当に真面目!」と笑ってしまったようです。一方で、プロフィールの現在地欄には「ウサギと犬と暮らしています」というかわいらしい一文があるなど、お茶目な一面も。記念すべき初投稿は拡散され、多くの人が『羽生さんらしい初ツイート』に笑顔になりました!・笑った。『生真面目』という言葉を絵に描いたような人だ…!・写真が掲載されていないのに、なぜか確実にご本人の投稿だとひと目で分かる。・文面に性格が出すぎー!理恵さんとの夫婦のやり取りも癒される。アカウント開設から1日経った同月3日現在、羽生さんのフォロワー数は19万超え!初投稿もまたたく間におよそ4万回拡散されており、羽生さんの注目度の高さがうかがえます。理恵さんは羽生さんに対し、「偽物だと思われないよう、動画を投稿してみては?」と助言をしているのだとか。いつか、Twitterアカウントに羽生さん本人が映った動画が投稿されたら、またもや注目を集めそうです![文・構成/grape編集部]
2022年04月03日羽生結弦選手が表紙のスペシャルエディションもマガジンハウスの女性向けライフスタイル週刊誌『anan』の「No.2290」が発売された。『anan』は毎週水曜日に発売。この最新号では「ボディラインを美しく! 巡りを改善! カラダの最重要パーツを整え鍛えよう。太もも&股関節」を掲載する。表紙はジャニーズWESTが務めているが、「No.2290」にはフィギュアスケートの羽生結弦選手が表紙の「増刊 スペシャルエディション」も発売。価格はいずれも700円(税込)である。太もも&股関節は美容にも健康にも立つ、歩く、座るといった動作において、脚や股関節が重要なのは当たり前であるが、脚は「第2の心臓」とも呼ばれ、脚の筋肉は下半身の血液を心臓に戻すポンプの役割もある。また、美容においてもボディラインの美しさに大きく関係する。『anan』最新号では、美容と健康に影響する太ももと股関節を整え、鍛える方法を紹介。「前屈や後屈がしにくい」「太ももを触ると冷たい」「セルライトができている」「指で押すと肌の戻りが遅い」というこれらの1つでも当てはまればケアが必要だとしている。「前もも~股関節のリセットポーズ。」「裏もも伸ばしで、美姿勢を叶える。」「正しい! 新しい! シン・スクワット。」などを掲載。また、誌面にも登場する羽生結弦選手も見どころである。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※太もも&股関節/ジャニーズWEST - anan (アンアン) - すべての女性の好奇心に応えるウィークリーマガジン - マガジンハウス
2022年03月19日「連日、日本人選手の活躍が続く北京五輪ですが、愛子さまも、天皇皇后両陛下とご一緒にテレビ観戦されていると聞いています」そう語るのは宮内庁関係者。天皇ご一家は、長年ウインタースポーツに親しまれてきた。本誌は、愛子さまにスケートを指導してきた長久保初枝さんに話を聞いた。長久保さんは、2大会連続で五輪入賞を果たした日本女子スピードスケートの黎明期の第一人者だ。「愛子さまがスケートの練習を始められたのは幼稚園の年長のころだったと思います。フィギュアスケートをされていた佳子さまに憧れて『ジャンプを飛びたい』とおっしゃったこともあったそうです。私が足をケガしたため、途中から直接ご指導ができなかったのは残念でした。高3の3月に最後の練習をする予定でしたが、それもコロナ禍でできなくなってしまいました。コロナ禍が落ち着いたら、立派に成人された愛子さまとリンクでお会いしたいですね」そんな愛子さまがとくに応援されているのが、フィギュアスケートの羽生結弦選手だという。ソチ、平昌に続く五輪3連覇に挑んだ羽生は4位に終わったものの、誰も成功したことのない「4回転アクセル」に挑戦。惜しくも転倒してしまい、2分の1の回転不足と判定されたが、史上初めて4回転半として認定される歴史的なジャンプとなった。「実は8年前に、愛子さまと羽生選手にはある接点がありました。’14年7月、ソチ五輪の入賞者を招いて皇居宮殿で開催された茶会に、羽生選手も出席しました。中学生だった愛子さまは出席されなかったのですが、天皇陛下(当時は皇太子)に質問を託されていたのです」(皇室担当記者)陛下が愛子さまから預かっていた質問は「得意なジャンプはなんですか?」だったという。羽生は茶会後の取材で、このときのやり取りを明かしている。「僕はアクセルジャンプが好きなので『アクセルジャンプが好きです、得意ですということを(愛子さまに)お伝えください』と言わせていただきました」その言葉通りに、羽生はアクセルジャンプをさらに極め、4回転半にまで挑んだのだ。「コロナ禍が落ち着いてからになりますが、北京五輪終了後にも、入賞者を招いた茶会が開かれるでしょう。成年皇族となられたので、今回は愛子さまも出席されます。羽生選手との“8年越しの対面”を楽しみにされているのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)夢の対面へ、愛子さまの胸も高鳴るーー。
2022年02月19日いよいよ2月4日に開幕する北京冬季五輪。日本選手団には今シーズン国際大会で好成績をあげる実力者がそろい、その活躍に期待が集まる。開幕までもうすぐ!金メダルを目指す精鋭たちに注目。なかでも筆頭格といえるのは、羽生結弦。男女を通じ史上3人目の3連覇の偉業がかかっている。それとともに、誰も成功させたことがない超高難度の大技“4回転アクセル”への挑戦を明言。そのチャレンジも楽しみなところ。スピードスケートは“ダブルエース”が健在。平昌大会の500mで金メダルを獲得した小平奈緒は、1000mとあわせ2種目に出場。35歳の現在もその滑りは世界トップクラス。平昌で金銀銅のすべての色のメダルを手にした髙木美帆は今シーズン、ワールドカップで計4勝するなど好調をキープしている。短距離から長距離まで計5種目に出場、オールラウンドな活躍に注目したい。今シーズン好調、といえば、スキー・ジャンプの小林陵侑(りょうゆう)を忘れるわけにはいかない。ワールドカップでは10戦中6勝(1月6日現在)と強さを誇り、ランキングでも1位。ジャンプでは長野大会以来24年ぶりの五輪王者誕生も見えてきた。平昌大会で悔しさを味わい、その雪辱を誓う若い選手たちの活躍も楽しみなところ。スノーボード・ハーフパイプの戸塚優斗は平昌で転倒し負傷、棄権を余儀なくされた。それをバネに、より高難度の技の習得に力を注ぎ、昨シーズンの世界選手権で優勝。世界のトップを争う地力を十分につけた。同じくスノーボードの岩渕麗楽(れいら)は、平昌大会のビッグエアでメダルまであと一歩の4位。今シーズンはワールドカップで優勝し成長のあとを示している。またスロープスタイルでも上位進出の実力を秘める。さらにはハーフタイムの軽食風景“もぐもぐタイム”や明るさに満ちたプレーで注目を集めつつ、日本カーリング史上初の銅メダルを獲得したロコ・ソラーレ。堀島行真(いくま)、川村あんりと男女にメダル候補がいて充実のスキー・モーグルも注目したい。自身が打ち込む競技を長年牽引してきた第一人者たち、台頭する若い世代……幅広い世代の多彩な顔ぶれが並ぶ日本選手たちの活躍を見逃すわけにはいかない。岩渕麗楽スノーボードビッグエア、スロープスタイルの2種目に出場。スポンサーに「GLAY」も名を連ねる。戸塚優斗スノーボード神奈川県横浜市で生まれ育った戸塚は、山梨県のスキー場に通って練習し頭角を現した。髙木美帆スピードスケート2010年バンクーバー大会に中学3年生で出場してから12年、世界トップを狙う位置に。小平奈緒スピードスケート五輪3度目出場の平昌大会で念願の金メダルを獲得。今シーズンもワールドカップで優勝。小林陵侑スキー・ジャンプ「師匠」と慕う葛西紀明に伝授された技術も生かしつつ、世界のトップジャンパーに成長。羽生結弦フィギュアスケート怪我からの復帰戦となった昨年末の全日本選手権で圧勝、3度目の大舞台への視界は良好。北京オリンピック2月4日~20日15競技109種目が実施される。平昌大会では日本は金メダル4個を含め史上最多の13個のメダルを獲得。3月4日~13日には冬季パラリンピックも行われる。※『anan』2022年2月2日号より。写真・Getty Images森田直樹/アフロスポーツ文・松原孝臣(by anan編集部)
2022年02月01日綾野剛主演「アバランチ」最終話が12月20日放送。SNSには「羽生…また会えるよな…」「待ってます!」など羽生との“再会”を望む視聴者からの声が続々届き、「映画館の大画面で観たい」など続編や映画化を希望する投稿も多数寄せられている。綾野さん7年ぶりのフジテレビ系連続ドラマ主演作となる本作は、強大な権力に復讐を誓う「アバランチ」の戦いを描いてきた劇場型ピカレスク・エンターテインメント。キャストは内閣官房副長官の大山に戦いを挑むも、逆に全国指名手配されてしまった元公安の羽生誠一に綾野さん。羽生をアバランチに誘った警視庁の山守美智代に木村佳乃。父親の闇を暴くことで大山を倒そうと動き出した西城英輔に福士蒼汰。姉の命を大山に奪われた天才ハッカーの牧原大志に千葉雄大。アバランチに参加した元自衛官で戦闘のプロフェッショナルの明石リナに高橋メアリージュン。内閣情報調査室にいながらアバランチのメンバーでもあった桐島雄司には山中崇。西城からの情報を得てともに大山の悪を暴こうとする記者の遠山に田島亮。西城の学友で今は大山の秘書をしている福本優美に堀田茜。羽生の先輩で山守の婚約者でもあり、死んだと思われていた藤田に駿河太郎。日本版CIA設立のために手段をいとわない内閣官房副長官の大山健吾に渡部篤郎といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回は藤田に撃たれた羽生が牧原や明石と合流、アジトに逃亡する一方、山守は大山に全員自首させるのと引き換えに命を助けるよう懇願。潜伏中の羽生たちに自首を促す…が3人は拒否。交渉が決裂したため極東リサーチがアジトに突入、羽生と彼らの壮絶なバトルが繰り広げられる。極東リサーチを倒した羽生は総理に直接コンタクトしようとするが、すんでのところで狙撃されてしまう。山守に対し“勝利宣言”する大山だったが、西城の父が自ら会見し、自分が武器の横流しをしていたことを公表。それを受け総理が大山を更迭。入院していた羽生は姿をくらまし、藤田も同じくいずこかへと去る…というストーリーだった。最終話で2度にわたる銃撃を受けた羽生の“生存ラスト”に「羽生さん死んでなくてよかった」「声を大にして言いたい、羽生が元気そうでよかったー!」「いつまでも生きていてね。そしていつか仲間とまた笑い合ってね」といった声が続出。また「ドラマというより、映画のクオリティだった」「毎週映画見てるみたいだった」といった反応や「映画館の大画面で観たいわこれ!!」「映画館で全話一挙放映とかしてほしいなぁ」といった感想も。更迭された大山が「ここはひとまず引くとするよ」と捨てセリフを残していることや、遠山にインタビューを受けた山守が「彼は必ず帰ってくると思います。だって彼の役目はまだ終わっていませんから」と答えるシーンもあり、「羽生くん帰ってくるってそれって続編or映画化ですよね!?」「山守さん分かった、羽生は必ず帰ってくるのね!待ってます!」「羽生くんは帰ってくる…=続編匂わせですね!!!」「キャスト陣も良い俳優さんだしスピンオフとかでもいいから作ってほしい」「もう彼らに会えないと思うと寂しさすら感じる。羽生…また会えるよな…」など、羽生との“再会”を望む視聴者からの続編、映画化を望む声も多数寄せられている。(笠緒)
2021年12月21日元フィギュアスケート選手の織田信成さんが、2021年12月7日に自身のTwitterを更新。同日に誕生日を迎えた、フィギュアスケートで現役として活躍する羽生結弦選手へエールを送りました。織田信成から、羽生結弦へ縦読みエール!2013年に現役を引退するまで、国内外の数多くの大会に出場し、活躍していた織田さん。羽生選手は、10代の頃から活躍し始め、2人はかつて、ライバルとしてしのぎを削った仲でした。2021年12月7日に羽生選手は誕生日を迎え、27歳に。織田さんが引退したのは、それよりも若い26歳でのことです。まだまだ現役の第一線で活躍を続ける羽生選手に、織田さんはエールを送りました。ゆーても私も歳なのでスケートをつづけていく大変さもあるけどなんでもらっかんてきにとりあえず頑張る!でばなを挫かれる時もあるけどきもち次第で何とかなるさっ! #羽生結弦 — 織田信成 nobunari oda (@nobutaro1001) December 7, 2021 お分かりでしょうか。このメッセージを、縦読みすると、「ゆづならできる」と書かれているのです!もちろん、文章をすべて読んでも、羽生選手を応援している気持ちは伝わるでしょう。縦読みがあることで、なおのこと羽生選手に頑張ってもらいたい気持ちを届けたかったのかもしれませんね。織田さんが送ったメッセージに、感動の声が相次いで上がっています。・うるうると泣けてくる。・どれだけの想いが詰め込まれているかのか、よく伝わる…。・全文も縦読みも、素敵!27歳を迎え、成熟した羽生選手は、今後も自分なりの最高の演技を見せてくれるでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年12月07日女優でタレントの黒柳徹子、フィギュアスケート選手の羽生結弦が出演する、東和薬品の新CM「こころの笑顔、あしたの健康」編が、4日より放送される。新CMでは、同社が創業70年目の節目にスタートさせる新企業コミュニケーションのテーマを「変わらないこと」「変わること」として、黒柳が前者テーマを、羽生が後者テーマを伝える。CM放送に合わせ、黒柳と羽生が「こころの笑顔」にまつわるエピソードを明かすWEBムービー(2タイプ)も特設サイトにて公開されている。今回のCM撮影を振り返り、黒柳は「若い方が多かったので、どんなものが出来上がるのかとても楽しみです」とコメント。羽生は「まずはセリフをちゃんと覚えないといけなかったので、2、3日ぐらい頑張って鏡の前で練習してきました。あとは、アスリートとして何かを突き詰めるという作業はすごく好きなので、何を言えばいいのかとか、そもそも東和薬品さんは何を目指していて、どういう概念や理念を持っていらっしゃるのかとか、すごく勉強して今回の撮影に挑みました。声や表情で表現するのはプロではないですけど、自分としては一生懸命表現したつもりです」と、入念な準備をして撮影に臨んだことを明かした。また、お互いの印象を聞くと、黒柳は「私が紅白歌合戦の司会をした時、羽生結弦さんとたまたま舞台の袖で一緒になって、『僕、 徹子の部屋に出たいんです』と仰っていたんですけど、まだお会いできていませんね(CMは別々に撮影)。今度ぜひ出ていただきたいなと思います」と意気込み、「ああいう天才の方と、何か一緒にやるというのもラッキーなことですし、今回のCMであんなにすごい方と一緒になるなんて思ってもいなかったので、とても楽しみにしていました」と話した。一方の羽生は「一回だけお会いしたことがあって、その時はちゃんとお話はできなくて挨拶ぐらいだったんですけど、本当に普段から輝いていらっしゃるんだなという印象を持ったので、僕もアスリートとして黒柳さんのように、常に輝ける人になれたらいいなと思いました」と、黒柳の印象を語った。
2021年10月04日女優でフィギュアスケーターの本田望結が7日、自身2作目の楽曲「Dilemma」を配信リリースする。デビュー曲「サクラクライ」 で、17歳の等身大の淡く切ない恋心を表現する美しい歌声を披露した本田。今回の第2弾楽曲「Dilemma」は、本田自身が「いつか自分でチャレンジしてみたかった」と常に思い描いていたダンスパフォーマンスをイメージ。クールな世界観のサウンドで、彼女の中に秘めたエネルギッシュでエモーショナルな感情を表現した楽曲になっている。また、7日の配信リリース日には、YouTubeチャンネル『本田姉妹やで』にて同作のMVも公開される。本田が全編にわたってダンサブルに踊るこのMVは、2016年リオオリンピック閉会式ダンサーをはじめ、BoA、三浦大知、EXILE THE SCOND、木村拓哉など、数多くの有名アーティストのダンサーとして、またコレオグラファーとしてもその名を広く知られる女性ダンサー・KANATAによる振り付け。さらに、同じく数々の有名アーティストのライブツアーやMVにも出演する、今最も勢いのある若手実力派ダンサーが集結し、楽曲に込めたメッセージを表現している。刺激的な力強さを表現した楽曲には、日本を代表する音楽プロデューサーのUTA氏が参加。歌の中では、自分の中にあふれ出した感情を“正直に”、“大切に”、“強さ”を持って前に進んでいくという熱い思いが込められている。特に楽曲冒頭の「All the girls listen up What’s your dilemma?」は、等身大でありながらも決して媚びることのない本田の決意表明であり、同時に多くのリスナーの背中を後押しするメッセージにもなっている。また、同作の初披露は、7日、8日に開催予定の「プリンスアイスワールド 2021-2022 Brand New StoryII〜Moving On!〜大分公演」にて行われる予定。
2021年08月05日棋士の羽生善治九段、バイオリニストの高嶋ちさ子が、26日より放送されるサントリーウエルネス「DHA&EPA+セサミンEX」の新CM「細胞積木」編で初共演する。新CMでは、羽生九段と高嶋が精緻なCGで作られた細胞のモチーフを一つひとつ丁寧に積み上げていき、健康の土台を作っていく様子を表現。そして最後は、羽生九段がまるで将棋の王手のように細胞を積み上げる。また24日には、羽生九段と高嶋のインタビュームービーが、サントリー「DHAセサミン」ブランドサイトにて公開。「生きる」とは何かという問いに、羽生九段は「前の自分よりもさらに進歩していること」と回答。タイトルをさらにもう一つ獲得したいという思いも語っている。一方、高嶋は「大統領のように働き、王様のように遊ぶ」という座右の銘を回答。がむしゃらに働いて、休みの時はスケジュールを目一杯入れて徹底的に遊ぶと明かしている。■羽生善治九段コメント健康は急には変わりません。日々の積み重ねが大事だと思っています。将棋で言えば「端歩の一手」のようにいつか必ず役に立つ、「DHA セサミン」という健康対策を始めていただきたいですね。■高嶋ちさ子コメント気合だけでは長い人生は乗り切れない。今のうちから健康の土台を固めなきゃ! 人生100年時代、65歳までは現役で後の35年は優雅に過ごしたい。ご自身の健康のためにも、出来ることは続けていただきたいです。
2021年06月24日「実は“教授”こと坂本龍一さんが昨年末から音楽界で史上初の試みを始めていて、業界内で話題になっているんです」(音楽関係者)『ラストエンペラー』で’88年、日本人初のアカデミー賞作曲賞を受賞した坂本龍一(69)。絶えず時代の先端を走り続ける坂本だが、今年1月、公式HPで、昨年直腸がんが見つかり手術を受けたことを発表した。《大いに落胆しましたが、すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます。長距離の移動がともなう仕事は困難になりますが、治療を受けながら出来る範囲で仕事を続けていくつもりです》《これからは「がんと生きる」ことになります。もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸です》「坂本さんは’14年にも中咽頭がんを患い、寛解しています。今回の手術は都内で行われました。当面は治療を優先して仕事を調整していくとのことです」(前出・音楽関係者)そんな坂本が現在取り組んでいる音楽界史上初の試みとは――。坂本は昨年12月12日、生演奏とCGをリアルタイムで合成したピアノコンサートをオンラインで配信している。「全14作品の演奏曲は、’80年代から’20年までの教授のキャリアを網羅した、いわば“ベスト盤”というようなものでした。YMO時代の楽曲もありました。実はこのコンサートを含め、坂本さんの演奏を立体的にモーション・キャプチャして後世に残すプロジェクトが進んでいるのです。もともとは以前からオファーされていた計画なのですが、コロナ禍で何度か延期になっていて、ようやく昨年12月に3日間、坂本さんのデータ収集が行われたのです」(前出・音楽関係者)■フィギュア羽生も卒論で使った“モーション・キャプチャ”モーション・キャプチャとは、指先まで体中に数十本のセンサーをつけ、動きを3Dで記録して分析する技術のこと。手の指から足の動きまですべてをデータ化するため、全方位から撮影したという。「羽生結弦選手の大学の卒業論文が『フィギュアスケートにおけるモーション・キャプチャ技術の活用と将来展望』でした。彼は“今後のフィギュア界の公正な採点に生かしてほしい”と、自らを実験台に、その技術を使ったのです」(スポーツライター)実は坂本の今回の新プロジェクトの目玉は、モーション・キャプチャ技術だけではなかった。「VR(ヴァーチャル・リアリティ)からさらに一歩進んだMR(複合現実)技術を使っているというのです。MRは一言でいえば、現実世界の中に3DCGを実寸大で表示できる最先端の技術です」(前出・音楽関係者)『GQ』のサイト「教授動静第28回」(’20年12月2日付)で、坂本は今回のプロジェクトの意義について、こう語っている。《MRのコンテンツというのはまだほとんどないに等しいんだけど、(略)この技術のいいところは、いまモーション・キャプチャーでぼくの演奏を収録しておけば、ぼくが死んだ後でも現実のMIDIピアノを演奏させる、仮想的なコンサートが開けること。実際のコンサート会場のステージにMIDIピアノを置いて、ヴァーチャルなぼくがそれを弾くということができる。100年後でもみんながゴーグルの中で演奏するぼくが立体的に見える》■教授が70前にしてMRライブに挑戦した理由坂本の意図を、音楽制作情報ウェブサイト「DTMステーション」を運営する藤本健氏がわかりやすく解説してくれた。「MIDIピアノは、ホテルのラウンジなどにある、弾き手がいないのに鍵盤が勝手に動いているピアノのことです。これは外部から演奏させることができるだけでなく、弾いた演奏データを記録できるんです。つまり教授がそれを演奏すれば、後で弾いたとおりの演奏が生演奏として再現できるのです」坂本は’90年代からMIDIピアノをライブで使っているという。「今回は、そこにモーション・キャプチャを合わせ技で使ったということです。羽生選手が使ったように、スケートのジャンプも記録できますし、ピアノの演奏であれば、指の動きも記録できます。MIDIピアノと合体すれば、演奏だけでなく記録された指の動きや体の動きと合わせて映像で立体的に再現できます。MIDIピアノに3D映像を重ねれば、教授が実際にピアノを演奏しているような状態になります。コンサート会場で観客がゴーグルをしてステージを見れば、音はその会場での生演奏と同じで、教授がそこで演奏している本物のライブと同じように見えるのです。MRでは、本当のライブそのものを再現できるのです」(藤本氏)MRに取り組んでいるほかのミュージシャンはいるのだろうか。「教授以外には今のところ海外でも聞いたことがないです。後世に残す、後々の財産になると考えたのかもしれませんね」(藤本氏)坂本は以前から、自らの演奏データを後世に残したいと考えていたようだ。’86年、彼は82歳で来日した名ピアニスト、ホロヴィッツのコンサートに足を運んでいる。「世界的な名ピアニストとはいえ、相当ミスタッチがあったようで、“記録を残すなら元気なうちに”と強く思ったそうです。だから、昨年末に決行したのだと思います」(前出・音楽関係者)好奇心旺盛な坂本は闘病中ながら、常に前向きだという。「コロナ禍ですが、有観客ライブ以外の仕事のオファーは絶えません。体調と相談しながら、吟味しているといいます。坂本さんには世界中のファンだけでなく、愛する奥さまとお子さんたちがいらっしゃいます。まだ、完成までかなり時間はかかるようですが、今回の計画で“永遠の命”が実現するとしたらファンにとってもご家族にとってもうれしいことでしょう」(前出・音楽関係者)坂本の挑戦は70代も続く――。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月20日昨年12月24日からの全日本フィギュアスケート選手権。羽生結弦はそこで新プログラムを初披露し、圧巻の滑りに世界中が沸いた。この大会でのフリースケーティング、そしてメダリスト・オン・アイスの様子をあらためて振り返る。完全レポートの後編。フリースケーティング『天と地と』元の曲に他の要素を加え、構成したオリジナル。FSの新プログラム『天と地と』。最初の公式練習後に、「題材となるストーリーや伝えたいストーリーはあるが、そういうのに縛られず、観ていただいた方々の感覚や、それぞれの中にある背景に訴えかけられるものがあればいいと思う」と話していた。だが、12月26日の演技では、彼の思いが濃密な空気となって会場を覆い尽くしているような感覚さえ感じさせたほどの圧巻の演技を見せた。「自分自身、すごく思い入れがある」とまで言うこのプログラムは、戦国武将の上杉謙信の物語。コロナ禍にコーチ不在でひとりの練習をする中で、迷いも出て戦うことに疲れたとも思った。それでも競技としてのスケートが好きだとあらためて思った時、謙信の戦いへの考え方や美学、最終的には出家までした苦悩や価値観が、今の自分と似ているのではないかと思えたという。琵琶や琴の音色が印象的に響くその曲は、本来の大河ドラマのテーマ曲に他の部分の音を持ってきたり、違う曲を重ねたりして羽生自身が構成したオリジナル。そこには、謙信が武将として戦い続けながら出家するまでの、羽生自身がイメージした心のストーリーが流れている。「曲を聴けば感情は入るし、もちろん、振りの一つひとつにいろんな意味を込めています。ただ、その中でもジャンプを完成させないと、プログラム一連の流れとして伝わるものが伝わらなくなる。このプログラムというか、ここ5~6年のシーズンのプログラムに関しては、自分の動きや要素のどれひとつ欠けても、プログラムとして成り立たなくなっていると思うので…。だから何よりもジャンプを途切れさせないで、力みなくシームレスに跳べたことが、表現として完成させられた一番良かったところだと思います」強い思いを持ったプログラムの初披露。そこに懸ける思いの強さは、試合前から伝わっていた。午前の公式練習では曲かけでノーミスだっただけでなく、挑んだ4回転はすべて降りていた。そして直前の6分間練習でも、キレのある動きでジャンプはすべてきれいに決めた。本番でも最初の4回転ループと4回転サルコウを加点3.60点、4.16点のジャンプにして滑り出すと、後半も4回転トーループからの2本のコンビネーションジャンプとトリプルアクセルを余裕をもって決める、隙のない滑り。そしてすべてを終えると数秒間は天井を見上げ、そのあと厳しい表情のままで挨拶をした。「あの時は特に何かを考えていたわけではないけど、すごくいろんな方から力をもらったし、戦い抜けたなと思ってスーッと立っていた感じです。何かを見るというのではなく、むしろ自分を違うところから見ていたような感覚でした」大会前に、自分が大会に出てもいいのかと考えた葛藤は、試合後も残っていると口にした羽生は、こうも話した。「コロナ禍で僕が大変だったと思う気持ちは医療従事者の方々や、職を失って生活自体が苦しくなっている方々に比べたら、本当にちっぽけなことで。言ってみれば、僕がスケートをやれていること自体が本当に恵まれているんだなと思います。だから僕自身も苦しかったかもしれないけど、自分の演技が少しでも…。明日まで持たなくてその時だけでもいいし、終わってからの1秒だけでもいいから、少しでも生きる活力になったらいいなと思いました」そんな思いがあったからこそ、今回の全日本で、ノーミスの演技をするのは必須だと羽生は考えていたのだろう。自分に課したものを果たした安堵感が、明確に伝わってくる全日本だった。『天と地と』作曲・冨田 勲振り付け・シェイ=リーン・ボーン大河ドラマ『天と地と』のテーマ曲に、『新・平家物語』の琴の音を組み合わせた、4分10秒のオリジナル曲。スタートのポーズは、天と地と自分をイメージする。2020.12.25~26試合結果SP103.53FS215.83総合319.36(1位)メダリスト・オン・アイス『春よ、来い』『Let Me Entertain You』可憐さとダイナミック。ふたつの表情で会場を魅了。宇野昌磨が苦しさにもがいている姿を目にし、自身もGPファイナルではひとりで戦う経験をすることで、その難しさを痛切に感じていた、コーチ不在という状況。コロナ禍でそれを再び味わった10か月間の苦悩を、羽生はこう語った。「トレーニングや練習の方向はもちろん、振り付けを自分でしなければいけないというプレッシャーだったり、自分自身で自分をプロデュースしなければいけないプレッシャーはありました。そんな中では、自分のやっていることがすごく無駄に思える時もあった。そもそも4回転アクセルは跳べるのかとか…。入ってくる情報ではみんなすごく上手になっている。その中で何か、自分だけが取り残されているというか、ひとりだけで暗闇の底に落ちていくような感覚になった時期もありました」4回転アクセルの練習をすれば足も痛くなり、他のジャンプもどんどん崩れていくという、悪いスパイラルに陥った時もあった。勢いのある若い選手と自分を比較し、「これから自分は技術的にもどんどん落ちていくんだろうな」と考えてしまい、トリプルアクセルさえ跳べない時期もあった。10月末になってようやくコーチたちともメールなどで連絡を取るようになり、映像を送ってアドバイスをもらったりして、ようやく試合へ向けた練習を構築できるようになった。これまで様々な実績を積み上げてきた羽生結弦でさえ、そんなどん底に落ち込むことがあるのかと驚いたのが、正直な感想だった。そんな苦しい道を歩んできた羽生が果たした、5年ぶりの全日本選手権制覇。彼の演技から感じられた緊張感や圧迫感は、そんな過程があったからこそのものだったのだろう。彼自身が自らに背負わせていた、大きな責任感とプレッシャー。それから解き放たれた大会翌日のメダリスト・オン・アイスでは、2シーズン前から演じている『春よ、来い』を披露した。今回のコロナ禍であらためて痛感したのは、「自分たちがスケートをできるのは当たり前のことではない」という現実だった。それは2011年の東日本大震災でも経験した思いだ。「僕たちより苦しんでいる方々はいっぱいいるし、大変な方々もたくさんいる。そういう中で競技会の場を設けてもらい、最後まで戦い抜かせていただいたことに、申し訳ないというか、罪悪感も少しあります。でも自分が出場したことが、少しでも気持ちが変わるきっかけになってくれたらいいと思いました」『春よ、来い』はプログラム作りでも、「’17年ごろからやっと自分らしさが見えてきて自分の色が出てきた」と話していた羽生が、アイスショーのコラボレーションを機に、自ら選曲して作り上げた愛着を持つプログラムだ。演技後に羽生は「何よりもこの世の中に、一番伝えたいメッセージだったので。それで少しでも、心が温かくなるように演技をしたかった」と話した。彼が空中に撒きあげた氷片は、誰もが待ちわびる春の訪れへの願いだった。『春よ、来い』作曲・松任谷由実振り付け・デヴィッド・ウィルソン’18年ファンタジー・オン・アイス後半B公演で、ピアニストの清塚信也とのコラボレーション。彼自身が選曲して踊り、エキシビションプログラムにした。『Let Me Entertain You』作曲・ロビー・ウィリアムス振り付け・ジェフリー・バトルはにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。’14年、’18年のオリンピックで2連覇を成し遂げ、昨年、四大陸選手権で初優勝し、男子で初のスーパースラムを達成。※『anan』2021年4月7日号より。写真・能登 直(a presto)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2021年04月05日グランプリシリーズをすべて欠場した今季、初めて挑む大会となった、12月の全日本選手権。羽生結弦はそこで新プログラムを初披露し、圧巻の滑りに世界中が沸いた。この大会での様子を、あらためて完全レポート。今回は前編をお送りする。公式練習久しぶりの実戦を前に気持ちの入った練習。昨年12月24日からの全日本フィギュアスケート選手権は、前季2月に行われた四大陸選手権以来の実戦のリンクとなった。SP前日の公式練習を終えた羽生結弦は、「久しぶりに複数人でリンクに乗って練習したので、まだ感覚はつかめないところもありましたが、ある意味それも新鮮で…。僕としては本当に久しぶりのことだったので、楽しい感覚もありました」と笑みを浮かべた。スケジュールの関係で7人で30分間の練習。体の動きには余裕があったが、混み合ったリンクで滑りづらいのか全力を出す様子はなかった。それでも、初披露となるFSの『天と地と』の曲かけでは、最初の4回転ループこそタイミングが合わずに1回転になったが、その後の4回転サルコウからはしっかり決めた。ステップも感情を込めて滑り、4回転トーループ+3回転トーループにつなげる。そこで曲かけは終わったが、そのまま4回転トーループからの3連続ジャンプとトリプルアクセルまで跳んだ。その後は4回転トーループで転倒するシーンもあったが、苦笑いを浮かべた表情も余裕があふれるものだった。そんな羽生も、この大会に出ることを決断するまでは迷いもあったという。「新型コロナに対しての自分の考えは、GPシリーズ欠場を決めた時と変わっていません。個人としては、感染につながるような行動はしたくないと。だから感染の第3波が来ている状態の中で、自分が出場していいかということにかなり葛藤がありました。でも世界選手権に向けてこの大会出場は必須ですし、僕自身の希望をつなぐためにも出させていただきました」この言葉は、彼の強い決意を感じさせるものだった。世界選手権開催も不透明な段階だったが、開催されれば来年の北京五輪の国別出場枠獲得がかかってくる。その重要な場を、自分の都合だけで回避するわけにはいかないという思い。彼の責任とプライドを感じた。そんな思いがあったからこそ、羽生はシーズン初戦で新プログラム初披露であったにもかかわらず、ノーミスの演技をしたいという思いは強かったのだろう。それは彼が口にしたジャンプ構成からも感じた。多くの興味は彼が実現したいと話している4回転アクセルに向けられるが、SPはサルコウとトーループの4回転を前半に入れ、最後はトリプルアクセル。そしてFSの4回転は前半のループとサルコウで、後半に連続ジャンプにしたトーループ2本を入れるものだった。のちに「いま確実に跳べるジャンプを選んで構成を決め、その練習を続けてきた」と話した。コロナ禍の中で葛藤しながら出場を選んだ大会だからこそ、自分が納得できる、現時点での完ぺきな演技を見せたい。それが自分の務めでもあると決意して臨んだ全日本だった。その気持ちは翌朝の公式練習にも表れていた。曲かけ最初のサルコウこそ途中でやめて2回転にしたが、それ以外の4回転はすべてきれいに決める、前日より気持ちの入った練習を見せていた。ショートプログラム『Let Me Entertain You』余裕ある滑りで魅せた4季ぶりのロックナンバー。「点数的にはいい演技だったとは言えないが、正直楽しむことができた」と話した、SP。羽生は手拍子を求めるしぐさも見せ、軽快で余裕のある滑りを見せた。観客とコネクトしたいと話していた『レッツ・ゴー・クレイジー』以来4季ぶりのロック『レット・ミー・エンターテイン・ユー』も、彼自身が観客とともに作り上げたいと考えているものだ。「正直、感染対策で場内の歓声が聞こえてこなかったのは残念でしたが、多分、テレビやネットで見ている方々は声を上げてくれているだろうなと感じたので、楽しみながらやらせてもらいました」この曲を今季使ったのには理由があった。最初は振り付けのジェフリー・バトル氏にピアノ曲を依頼したが、提示された中にシックリくるものがなかった。また、ニュースなどで世の中の状況を見ているうちに、明るい曲の方がいいのではないかと思うようになった。「観客の皆さんはこのようなつらい時期でもスケートを観てくださるのだから、そのなかで、ちょっと明るい話題になったらいいと思った」。ロックにすることを決めたのはそのためだ。その演技内容は羽生らしく、つなぎを含めて「いろんなものを加え、いわば、全部見どころにしようかとも思った」と笑顔で言うように、納得するまで自身のこだわりを入れようとする、思いの濃さも感じるものだった。「最初にステップが送られてきたが、音のとり方や手の振りはほとんど自分でアレンジしたものです。ジャンプに関しては一応『このタイミングでやりたい』と伝えて、ジェフがなんとなく踊っている映像が来たので、それを元にして、『自分のタイミングだったらこうかな』などと考えて振り付けをしました。ジャンプとの兼ね合いや、皆さんが観ていて呼吸できる場所、本当に心からノリきれるようにとか、そういう芸術性みたいなものもちょっと考えながら振りを入れました」最近では振り付けをしてもらうというより、互いを深く理解し合ったなか、共同作業で作るようになっているというバトル氏との関係。日本にいた今季は密接な連絡を取ることが難しかったため、羽生自身の意向の方が強い振り付けになっている。そんな経緯もあってか、初披露だった全日本では最初から最後まで楽しそうに滑る姿が印象的だった。ジャンプ構成は余裕を持ったもので、特に後半のトリプルアクセルは大きさもあり、GOE(出来栄え)加点では余裕を見せながらもキレのある踊りをしたステップシークエンスとともに、審判が4点と5点を並べた。約10か月ぶりの実戦だとは思えない、見事なノーミスの演技に思えた。だが得点は思いのほか伸びず、鍵山優真を4.93点上回る103.53点にとどまった。羽生自身はその原因をジャンプのGOE加点が低かったのだろうと分析していたが、のちに判明したのはトリプルアクセルのあとの“足替えシットスピン”が、規定の姿勢をとれておらず不成立で0点の評価になっていたからだった。いい流れを作れていたからこそ、ジャンプをすべて終えたあとのスピンは、気持ちが高揚しすぎたのだろう。翌日FSを終え、羽生はSPをこう振り返った。「あの演技は粗削りだったと思う。見せたい気持ちはあるけど、その中で『ジャンプが跳べた、ウェーイ』みたいな感じではなく、もっとスマートに…。イギリスのロックらしく、もっと余裕のあるイカしたものにしたいなと思いました」羽生結弦だからこそのこだわりだ。『Let Me Entertain You』作曲・ロビー・ウィリアムス振り付け・ジェフリー・バトル『Let’s Go Crazy』以来、自身3曲目のロックのプログラム。今回はスピンのミスはあったが、演技構成点も5項目すべてが9点台中盤と、伸びしろを残した演技だった。はにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。’14年、’18年のオリンピックで2連覇を成し遂げ、昨年、四大陸選手権で初優勝し、男子で初のスーパースラムを達成。※『anan』2021年4月7日号より。写真・能登 直(a presto)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2021年04月04日端正な顔立ちに、美しい黒髪のショートヘアが印象的な黒島結菜。’22年度前期の朝ドラヒロインが、ボーイッシュな空気を纏ったミックススタイルで登場!オーバーサイズを、シンプルかつ大胆に!ヌードベージュが春らしいボリュームジャケットに、同素材のジレとボディスーツをセット。そこに絶妙な色落ちのワイドデニムを合わせ、思い切りゆるっとしたルーズな着こなしが完成。気取らずデイリーに着る、カジュアルダウンしたジャケットスタイルが今の気分。ジャケット¥123,200ジレ¥55,000ボディスーツ¥33,000パンツ¥50,600サンダル¥59,400(以上エムエム6 メゾン マルジェラ/エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ TEL:03・3408・8681)少年のような、スポーティなシャツスタイル。スタンドカラーや細かなタック、太めにデザインされた七分袖など、オリジナリティが光るシャツを主役に。フェミニンなテーパードパンツなどではなく、あえてスウェットパンツとハイカットスニーカーでボーイッシュに仕上げて、遊び心を覗かせたスタイリングに。シャツ¥62,700(クリスチャン ワイナンツ/ショールームリンクス TEL:03・3401・0842)パンツ¥77,000(ジ エルダー ステイツマン/サザビーリーグ TEL:03・5412・1937)スニーカーはスタイリスト私物ユニセックスに着こなすジャンプスーツ。メンズとして発表されているジャンプスーツだけれど、女性人気が殺到中!秋冬のイメージが強いグレンチェックを使用しつつも、さらっとした薄手のリネン100%で、着心地は春夏らしく軽やか。ウエストに施されたロープでブラウジングしたり、シースルー素材のシューズで女性らしさもプラスして、小気味よいバランスに。ジャンプスーツ¥59,400(ETHOSENS of white sauce TEL:03・6809・0470)フラットシューズ¥29,700(フォート/ハルミ ショールーム TEL:03・6433・5395)ワークミリタリーの要素を品良くちりばめて。パッと目を引く爽やかなサックスブルーで魅了。オックスフォード生地のシャツワンピースに、トランスペアレントなオーガンジーのスリーブがあしらわれたハイセンスな一着。大きめの胸ポケットがついたミリタリー風のデザインと、ドレッシーな印象のボリュームスリーブの相性も抜群!同系色のパンツで、ブルーの美しいグラデーションを楽しんで。シャツドレス¥42,900パンツ¥28,600(共にハイク/ボウルズ TEL:03・3719・1239)くろしま・ゆいな1997年3月15日生まれ。沖縄県出身。代表作に、NHKドラマ『アシガール』や映画『カツベン!』など。2022年度前期のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』のヒロイン・比嘉暢子役として出演が決定している。※『anan』2021年4月7日号より。写真・Nobuko Baba(SIGNO)スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・奥田新菜(by anan編集部)
2021年03月31日2021年3月11日で、東日本大震災発生から10年が経ちます。この地震に見舞われ被災をした一人、フィギュアスケーターの羽生結弦選手。同日サンケイスポーツは、羽生選手が被災した人々へ向けてつづった『メッセージ』を公開しました。羽生結弦「でも、やっぱりいわせてください」震災から10年を経てもなお、故郷へ戻ることができない人や行方が分からない人も多くいます。仙台市の自宅が全壊し、自身も避難生活を経験したという羽生選手。さまざまな心の傷を負いながら、日々生きる人たちへこのようなメッセージを贈っています。最近は、あの日がなかったらとは思わないようになりました。それだけ、今までいろんなことを経験して、積み上げてこれたと思っています。そう考えると、あの日から、たくさんの時間が経ったのだなと、実感します。こんな僕でもこうやって感じられるので、きっと皆さんは、想像を遥かに超えるほど、頑張ってきたのだと、頑張ったのだと思います。すごいなぁと、感動します。数えきれない悲しみと苦しみを、乗り越えてこられたのだと思います。(中略)本当に、10年間、お疲れ様でした。10年という節目を迎えて、何かが急に変わるわけではないと思います。まだ、癒えない傷があると思います。街の傷も、心の傷も、痛む傷もあると思います。まだ、頑張らなくちゃいけないこともあると思います。簡単には言えない言葉だとわかっています。言われなくても頑張らなきゃいけないこともわかっています。でも、やっぱり言わせてください。僕は、この言葉に一番支えられてきた人間だと思うので、その言葉が持つ意味を、力を一番知っている人間だと思うので、言わせてください。頑張ってくださいあの日から、皆さんからたくさんの「頑張れ」をいただきました。本当に、ありがとうございます。僕も、頑張りますサンケイスポーツーより引用羽生選手は、復興に向けて懸命に生きてきた人々へ、簡単にはいえないことを理解しつつも、「頑張ってください。僕も、頑張ります」という言葉を改めて贈ったのです。震災だけではなく、世界という舞台でさまざまなプレッシャーや厳しい練習に耐えてきた羽生選手。誰よりも「頑張れ」の持つ力を知っている、羽生選手だからこそいえる言葉に、ネット上ではさまざまな声が上がっています。・電車の中で読んでいて、涙が出そうになりました。まだまだ復興の途中。一歩ずつですね。・あの時から「頑張れ」って言葉が嫌いでした。でも、羽生くんの「頑張れ」は何か違うものを感じますね。ありがとう。・羽生さんの頑張る姿に、どれだけの人が励まされたことか…。失ったものは元には戻らないけど、少しずつ前へ進んでいきたいと思えました。10年が経過してもなお、被災した人々は、あの時の傷跡と向き合いながら生きています。私たちがやるべきことは、震災の経験を風化させることなく、次の世代へ正しくつなげていくことだといえるでしょう。投稿全文はこちら何を言えばいいのか、伝えればいいのか、分かりません。あの日のことはすぐに思い出せます。この前の地震でも、思い出しました。10年も経ってしまったのかという思いと、確かに経ったなという実感があります。オリンピックというものを通して、フィギュアスケートというものを通して、被災地の皆さんとの交流を持てたことも、繋がりが持てたことも、笑顔や、葛藤や、苦しみを感じられたことも、心の中の宝物です。何ができるんだろう、何をしたらいいんだろう、何が自分の役割なんだろうそんなことを考えると胸が痛くなります。皆さんの力にもなりたいですけれど、あの日から始まった悲しみの日々は、一生消えることはなく、どんな言葉を出していいのかわからなくなります。でも、たくさん考えて気がついたことがあります。この痛みも、たくさんの方々の中にある傷も、今も消えることない悲しみや苦しみも…それがあるなら、なくなったものはないんだなと思いました。痛みは、傷を教えてくれるもので、傷があるのは、あの日が在った証明なのだなと思います。あの日以前の全てが、在ったことの証だと思います。忘れないでほしいという声も、忘れたいと思う人も、いろんな人がいると思います。僕は、忘れたくないですけれど、前を向いて歩いて、走ってきたと思っています。それと同時に、僕にはなくなったものはないですが、後ろをたくさん振り返って、立ち止まってきたなとも思います。立ち止まって、また痛みを感じて、苦しくなって、それでも日々を過ごしてきました。最近は、あの日がなかったらとは思わないようになりました。それだけ、今までいろんなことを経験して、積み上げてこれたと思っています。そう考えると、あの日から、たくさんの時間が経ったのだなと、実感します。こんな僕でもこうやって感じられるので、きっと皆さんは、想像を遥かに超えるほど、頑張ってきたのだと、頑張ったのだと思います。すごいなぁと、感動します。数えきれない悲しみと苦しみを、乗り越えてこられたのだと思います。幼稚な言葉でしか表現できないので、恥ずかしいのですが、本当にすごいなと思います。本当に、10年間、お疲れ様でした。10年という節目を迎えて、何かが急に変わるわけではないと思います。まだ、癒えない傷があると思います。街の傷も、心の傷も、痛む傷もあると思います。まだ、頑張らなくちゃいけないこともあると思います。簡単には言えない言葉だとわかっています。言われなくても頑張らなきゃいけないこともわかっています。でも、やっぱり言わせてください。僕は、この言葉に一番支えられてきた人間だと思うので、その言葉が持つ意味を、力を一番知っている人間だと思うので、言わせてください。頑張ってくださいあの日から、皆さんからたくさんの「頑張れ」をいただきました。本当に、ありがとうございます。僕も、頑張ります2021年3月羽生結弦サンケイスポーツーより引用[文・構成/grape編集部]
2021年03月11日東日本大震災から10年という節目の年となる2021年。震災の教訓を未来へ伝えるために、“震災の記憶”、“その後の人々が生んだ絆”、 “未来への課題”の3つをテーマに掲げた特別企画『「震災と未来」展 ー東日本大震災10年ー』が日本科学未来館にて開催される。展示は3つのゾーンによって構成。まず「ZONE1」では、地震発生から72時間のNHKニュース映像を時間を追って公開。さらに、震災で失われた街や集落を全国の建築学生の協力により1/500サイズの模型で復元するプロジェクトの紹介や、東京電力福島第一原子力発電所の事故の記録とその影響を、避難者の証言などを交えて紹介するコーナーなどで、震災発生当時の状況を追体験し、あのとき、何が、どのように起こったのかを見つめ直す。地震発生から72時間©NHK東日本大震災復興支援「失われた街」模型復元プロジェクト「ZONE2」では、NHK復興支援ソング「花は咲く」や「SEIMEI」の演技で着用した羽生結弦選手の衣装や、復興支援チャリティーの一環としてネットオークションに出品されたレディー・ガガの直筆サインとメッセージが記されたティーカップといった復興にまつわるストーリーをもった品々や、復興のあゆみを社会の出来事を交えたニュース映像で東北の10年におよぶ復興のあゆみを振り返る。羽生結弦選手©NHKレディー・ガガさんのティーカップ最後の「ZONE3」では、毎年のように国内各地で頻発する自然災害や、それに伴う複合災害時に迫られる様々な選択を仮想空間で体験できるコーナーや、新たな避難所の形など、これからの防災について考えていく。防災クロスロード(イメージ)監修:矢守克也(京都大学防災研究所) ※「クロスロード」はチーム・クロスロードの著作物で登録商標です。飛沫感染防止用テント提供:流山市大きな自然災害が頻発し、首都直下地震などの発生も懸念され、さらにコロナ禍により避難行動の変容も迫られている昨今。東日本大震災の記憶と改めて向き合い、今、私たちに必要な防災や減災について考え直す好機となるだろう。【開催概要】特別企画『「震災と未来」展 ー東日本大震災10年ー』会期:3月6日(土)~3月28日(日)※3月9日(火)、3月16日(火)は休館時間:10:00~17:00(入場は閉館30分前まで) ※入場無料・事前予約制会場:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン公式HP: www.nhk.or.jp/event/art2020/
2021年02月18日2021年2月4日、俳優の梅沢富美男さんがInstagramを更新。若かりし頃の姿を投稿し、「今と全然違う」「羽生くんに見えた…」と反響を呼んでいます。梅沢富美男、マッシュルームカット時代の写真公開自身の若い頃の写真を、たびたびSNSへ投稿している梅沢さん。そのたびに今の姿とのギャップが話題になっています。「僕がマッシュルームだった頃」という言葉を添えて公開され、ネット上をざわつかせた1枚がこちらです! この投稿をInstagramで見る 梅沢 富美男[公式](@tomioumezawa)がシェアした投稿 このヘアスタイル、懐かしい…ッ!!切りそろえられた毛先と全体のボリュームを出すヘアスタイルが特徴的な、マッシュルームカットをしています。衣装のような服装も相まって、まるで昭和のグループサウンズのメンバーのようですね!ネット上では、梅沢さんの姿に驚きの声が相次いでいます。・一瞬誰だか分かりませんでした…!『ザ・タイガース』のジュリーに似てますね!・髪型が、幼い頃の羽生結弦選手に似てる…!・かわいらしいですね!若い頃、この髪型が流行っていたな。数々の女形を演じてきた梅沢さん。髪型のギャップはあっても、持ち前の華やかさは今も昔も変わりませんね![文・構成/grape編集部]
2021年02月05日緑黄色社会が、2月3日(水)にリリースする「結証」(読み:けっしょう)のMusic Videoを公開した。「結証」は、現在放送中のテレビアニメ『半妖の夜叉姫』1月クールエンディングテーマとして書き下ろされたミディアムナンバー。公開されたMVは、緑黄色社会の作品では初となるドラマ仕立て。楽曲に込められた、“形のないものこそ信じ抜いて守っていくべき大切なもの”というメッセ―ジを、ある老夫婦のストーリーに重ねて映像化。時を超えても色褪せない絆の描写に胸を打たれる作品に仕上がっている。緑黄色社会「結証」MVより緑黄色社会「結証」Music Video■配信情報緑黄色社会「結証」先行配信中ダウンロード・ストリーミング:プリオーダーキャンペーン詳細:テレビアニメ『半妖の夜叉姫』ノンクレジットエンディングムービー■CD情報緑黄色社会『結証』2021年2月3日(水)発売予約: ●初回生産限定盤(CD+Blu-ray)3,545円(税抜)『結証』初回生産限定盤ジャケット【CD】01. 結証02. LADYBUG03. Copy04. 結証 -Instrumental-05. LADYBUG -Instrumental-06. Copy -Instrumental-【Blu-ray】「SINGALONG tour 2020 -夏を生きる-」01. SINGALONG02. sabotage03. スカーレット04. 逆転05. 想い人06. inori07. Bitter08. 一歩09. 冬の朝10. サボテン11. 夏を生きる12. にちようび13. Alice14. Brand New World15. あのころ見た光16. Mela!17. 始まりの歌18. Shout Baby19. 愛のかたち●通常盤(CD)1,091円(税抜)『結証』通常盤ジャケット【付属品】 (初回仕様のみ)小林壱誓画伯によるメンバー証明写真風イラストステッカー【CD】01. 結証02. LADYBUG03. Copy04. 結証 -Instrumental-05. LADYBUG -Instrumental-06. Copy -Instrumental-●期間生産限定盤 (CD+Blu-ray)1,818円(税抜)テレビアニメ『半妖の夜叉姫』描き下ろし絵柄ジャケット仕様『結証』期間生産限定盤ジャケット【CD】01. 結証02. LADYBUG03. Copy04. 結証 -TV Edit-【Blu-ray】テレビアニメ『半妖の夜叉姫』ノンクレジットエンディングムービー関連リンク緑黄色社会 オフィシャルホームページ緑黄色社会 公式Twitterアカウント緑黄色社会 公式Instagramアカウント緑黄色社会 公式LINEアカウント
2021年01月30日2018年に現役を引退し、今年7月に女優に転身したソチ五輪ペアスケーティングの元日本代表の高橋成美(28)だ。3歳でフィギュアスケートを始め、小学校5年生のときに師事する都築章一郎コーチ(82)のもとで、羽生結弦(25)と出会い「五輪の金メダルをとりたいね」と夢を語りあった彼女。3歳年下の“親友”にも引っ張られ、トップスケーターとして高橋成美は頭角をあらわしてくる。■駆け足で成長する羽生に嫉妬は感じなかった仙台市にある都築コーチのもとで半年ほど過ごしたのち、再び中国へ。12歳のときにペアへ転向し、“中国での全国大会”に出場すると6位入賞と才能が開花した。だが突然「中国に国籍に変えない限り、もうリンクには上げられない」と中国フィギュアスケート協会から通告される。将来の中国代表の強力なライバルを育成するわけにはいかないという判断が働いたのだろう。失意のなか、中学2年生の終わりに帰国を余儀なくされた。日本にはペアが練習できる環境は少なく、千葉の学校に通いながら、当時、横浜市で指導していた恩師の都築氏の元へ通った。そこで、中学生になった羽生と、久しぶりの再会を果たす。「ゆづはすごく身長が伸びていて、ダブルアクセルが大得意で、トリプルアクセルの習得の最中でした。まだかろうじて私の方がジャンプが上手で、いろいろ聞いてくれたんですけど……。1年も経ったころには、5種類のジャンプを全部飛べるようになっていて」駆け足で成長していく羽生。トップアスリートらしく“負けず嫌い”の性格を自認している高橋成美だが……。「でも、ゆづに対しては、昔から不思議と悔しい気持ちを感じたことがありません。逆に『私も頑張らなきゃ』っていつも思わせてくれるんです」3歳年下の羽生に感じたのは憧れにも似た気持ち。幼少期から羽生がエフゲニー・プルシェンコに憧れていたのは有名な話だ。「ほかにも好きな選手がいたけれど、ゆづがプルシェンコと言ってからは、私も彼一筋になって(笑)。男の子だったら、私もマッシュルームカットにしてたくらい。ゆづが、『モンスターハンター』(ゲームの名前)を始めたら、私もすぐにハマりましたね。それから、私はもともと首にかけるファイテン(磁器ネックレス)を愛用していたんですが、その効果を共有できるのもゆづでした。当時から『これ体軽くなるよね』とかも話していましたね」■アイスをほお張りながら「太らなくていいね」と羽生は14歳にして世界ジュニア選手権に出場し、世界の舞台で戦うようになっていた。「そのころ、ゆづは金のラインが入った日本代表ジャージを着ていて、それをなかなか脱ぎたがらないんですけど(笑)。そのブカブカなジャージのままアクセルを飛んでしまう。ゆづが飛ぶと、みんな見るんですよ、一般の人も。『あの子すごい』って、なるくらい目立っていました」ジュニアになり羽生は、ストイックに自分を律していたという。「試合後のバンケット(打ち上げパーティー)も、顔は出しますが、すぐに静かに自室に戻っていく。私も真似をして、そっと自室に戻って。そこで1人で『モンハン』していました(笑)」10代の少年らしいかわいい素顔をのぞかせることも……。「横浜時代、『なるは何食べても太らなくていいな』ってゆづは言うんです。大きなソフトクリーム食べながら(笑)。『それはゆづでしょ。私は気を付けているよ』って」中国語、英語、スペイン語など、五カ国語を話せる彼女。羽生が練習拠点をカナダへ移す前には「英語をどう勉強すればいいの?」と、相談された。「『いっぱい(英語)喋ればいいよ』とか『最初はスケートの言葉とかを喋って。Why?とかだけ覚えれば大丈夫』とか軽く流してしまった気が……。ゆづは頭もいいし、いろいろなセンスが本当にあるのは知っていたので、“どうせ大丈夫でしょ”と思ってたんでしょうね(笑)」一方、ゆづのアドバイスに救われたことも……。「アイスショーで一緒になったとき、滑る直前に『サルコウが不安なんだよね。どうやったら飛べるの?』って聞いたら、『シュッとやったら飛べるよ』と言われて(笑)。それで本番でシュッとやってみたらきれいに飛べて。きっと考えすぎだったんでしょうね」■平常心を保つため五輪にガンプラを持参2014年、ともにソチオリンピックに出場を果たす。「結団式では、『このお菓子おいしいね』みたいな何気ない話しかしませんでした。メダル候補として、ゆづに沢山のプレッシャーがかかっていたのも知っていましたから」自らは、木原龍一(28)とのペアで出場。コーチから「平常心を大切に」とアドバイスを受けた。「夢のオリンピックですが、それを意識しすぎると、日ごろのパフォーマンスができません。『これは一つの試合に過ぎない』と思えるように、私はオリンピック村に、ガンダムのプラモデルを持っていって、それを作って平常心を保とうとしました」団体戦で日本は5位。ペアでは18位と、メダルには届かなかった。「自分たちの出番が終わった後、練習拠点のデトロイトに戻らないといけなくて。世界選手権が迫っていたので、練習しないといけなかった。リンクにあるテレビで、スケーター仲間たちとゆづを応援しました」羽生は、アジア人男性初の金メダルを獲得した。小学生のころ、ともに語り合った夢を叶えたのだ。【PROFILE】高橋成美1992年千葉県出身。3歳からフィギュアスケートを始める。マーヴィン・トラン(カナダ)とのペアで2012年に世界選手権3位。2014年、木原龍一とのペアでソチ五輪に出場。2018年に現役を引退。今年7月に松竹芸能に入り、女優業を開始。慶応義塾大学総合政策学部に在学中。「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年09月29日「聞こえました。特に成美ちゃんの声が。本当に心強かった」。2014年のソチ五輪団体戦で、伝説となった完璧な演技のあと、羽生結弦(25)はこう語った。羽生が言う“成美ちゃん”とは、ともにソチ五輪を戦っていたペア代表の高橋成美(28)のこと。じつは遡ること約10年、2人は五輪の夢を語りあったことがあるという。2018年に現役を引退し、今年7月に女優に転身した彼女がスケート人生の原点を語った。■姉の背を追って3歳でスケートをはじめた「小学生のころ、ゆづ(羽生結弦)と2人で『オリンピックで1位になる』と夢を語り合いました。周囲に言うと、『はいはい、出るだけで大変なんだからね』と諭されたけれど、ゆづと2人だと『金メダルを目指すのは当たり前だね』という気持ちになれた。私は五輪のメダルは取れなかったんですけど、その約束があったから、高橋成美なりに頑張ってこれたと思います」148センチの小柄な体から、ハキハキと明瞭に言葉を紡ぐのは、フィギュアスケートのペアで活躍した高橋成美だ。当時、日本ではあまり知られていなかったペア競技で、2012年には、世界選手権で日本代表初の銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた。2014年のソチ五輪では、羽生結弦(25)、高橋大輔(34)、浅田真央(29)ら、“レジェンド”と共に日の丸を背負う夢を実現させた。2018年に選手を引退。慶應義塾大学に通いながら、今年7月、第二の人生「女優」の道を歩むことを発表し話題を呼んでいる。「3歳でスケートを始めました。やんちゃすぎる私を、親が、少しでも女性らしくとフィギュアスケートを選んだんです。でも小さい頃は、モーニング娘。が大好きで、スケートよりアイドルになりたかったんです」そう笑う彼女だが、スケートの神様は彼女の小さな体にありったけの才能を詰め込んでいた。恐いもの知らずで、ジャンプに果敢に挑戦し、軽々と飛んで周囲を驚かせたという。小学4年生のときに父の転勤で中国の北京に移住。ペア大国の中国で、憧れの選手と一緒に練習する機会にも恵まれた。5年生になり一時帰国したとき、単身、恩師である都築章一郎コーチ(82)の仙台市の自宅に下宿をして学校と練習に通った。ここで出会ったのが、同門の練習生だった3歳年下の羽生だ。「小学校も同じ学校。練習生のなかでも、特にゆづと私がやんちゃで、いつも一緒に走り回っていました」■ゆづとやった“葉っぱ隊”の踊り親や姉妹とも離れての“スケート修行”。共に過ごす仲間は、高橋さんにとっての家族のようなものだ。その中でも、“ゆづ”とは特に気が合った。「やんちゃな“ゆづなるコンビ“でいろんな遊びをしました。当時、人気だった『笑う犬の冒険』(フジテレビ系)というバラエティ番組が2人とも大好きでした。リンクの製氷中に、一緒にこの番組の“はっぱ隊”の踊りの真似をしたり、リンクにいるお姉さんの前で『いいから、いいから〜』(テリー&ドリーというコントのセリフ)とやって笑わせたり……。“お馬鹿”なことをするのはいつも“ゆづなる”だったんです」スケート場では鬼ごっこも楽しかったと笑う。「鬼ごっこでいろいろなエッジワークを使うし、走り回るので自然にスピードも速くなりいい練習になりました。先生もあたたかく見守ってくれていました」指導する都築氏も、無邪気な2人を可愛がってくれた。とはいえ、なぜかいつも怒られるのは、自分だけ。「リンクで遊んでいても、ゆづは怒られないのに、なぜか私だけ怒られて……。何度も怒られるので、『なんでゆづはいいの?』と、都築先生に聞くと、『結弦はできるだろう』って言われて、『確かに!』と思って(笑)。そこで、私もジャンプや新しいスピンとかができるようになったとき、都築先生に『遊んでいいの?』と聞いたんです。そしたら、『結弦は何歳だと思ってるんだ』って……。『確かに!』ですね(笑)」3つ年下の羽生には、その頃からカリスマ性があったと振り返る。「大親友のゆづと、氷上での羽生結弦は別人格だと、このころから思っていました。彼がいると場が明るくなる。誰かに注目されたり試合になると、ふだん以上の力が出せる恵まれた力を持った子だと思っていました」【PROFILE】高橋成美1992年千葉県出身。3歳からフィギュアスケートを始める。マーヴィン・トラン(カナダ)とのペアで2012年に世界選手権3位。2014年、木原龍一とのペアでソチ五輪に出場。2018年に現役を引退。今年7月に松竹芸能に入り、女優業を開始。慶応義塾大学総合政策学部に在学中。「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年09月29日2018年に現役を引退し、今年7月に女優に転身したソチ五輪ペアスケーティングの元日本代表の高橋成美(28)。3歳でフィギュアスケートを始めた彼女は、同門の“三歳年下の親友”羽生結弦(25)からの刺激もあり、五輪出場という夢を叶える。引退した彼女が新たに選んだ戦場は、“女優”というまったく違う世界だった。元トップアスリートが明かす新しい挑戦の理由。■ゆづから学んだ「人を喜ばせる幸せ」ソチ五輪出場から6年ーー。高橋成美は女優という新たなチャレンジをはじめている。「アイスホッケーもやってみました。本当に楽しかったけど、何か足りない。それは何かと考えてみたら、“表現”だと。人前で自分が表現をしたことに誰かがリアクションをしてくれたり、心に響いたり、それがいちばんの幸せや達成感を感じられることに気づいたんです」そこにも羽生の影響がある。「ゆづは『スケートが好き』『注目されるのが好き』というので、スケートを始めたんだと思います。でも、成長するにつれて、自分だけじゃなくて、みんなのため、応援してくれる人のために、滑っていくようになった。そんなゆづを見て、心を動かされて……。スケートは自分のためという思いが大きかった私ですが、ゆづの成長する姿を見て、私も誰かを喜ばせることに、幸せを見出すようになったんです」夢は「カメレオン役者」だ。元々スケーターとしても、プログラムごとに“成りきる”ことに定評があった。映画『パラサイト半地下の家族』の父役のソン・ガンホの存在感に衝撃を受けた。「私自身は、町を歩いていてもなじめる普通のタイプだと思っています。だからこそ、ソンさんのように日常の中にいそうだけれど存在感のある俳優になりたい。そして与えられた役ごとに本気で取りくんでカメレオン役者といわれたら、いちばんの誉め言葉です」週に2回、レッスンにも通っているが、フィギュアと芝居との違いも感じている。「体での表現と、お芝居の言葉を使っての感情表現は、似て非なるもの。振り付けを覚えるのは得意ですが、セリフの暗記が難しい。そこで、振りをしながらセリフを覚えてみると、すぐに体にも頭にも入ることを発見しました」■日本の文化を世界に発信していきたい大好きなアニメの声優の仕事や、語学力を活かした仕事もしたいと考えている。「第二の母国語の中国語や、英語などを活かして、日本文化を世界に発信していきたいんです」学業や女優業と並行して、コーチとして後輩の育成も行っている。「ゆづが次のオリンピックに出るときに、私が携わるペアの子のコーチとして一緒にオリンピックにいけたら、夢のようですね」年下の憧れの人、羽生結弦。彼の存在があったから、頑張ってこられた。「本当に高く昇っていくので、私も懸命に追いつこうとしたら、高橋成美なりの高い位置にまで上れました。感謝しかありません」ゆづから多くの影響を受けてきたが、恨んでいることも……。「ゆづはイヤホンにすごいこだわりを持っていて、曲やTPOにあわせて使い分けてるんです。私もその影響を受けてハマっちゃって……。お金が貯まるとイヤホンを買ってしまう。これだけは、ゆづに憧れなきゃよかったですね」そう言うと、氷上で多くの人を魅了したとびきりの笑顔で笑った高橋成美。近い日に、別の舞台でその笑顔に出会えるかもしれない。【PROFILE】高橋成美1992年千葉県出身。3歳からフィギュアスケートを始める。マーヴィン・トラン(カナダ)とのペアで2012年に世界選手権3位。2014年、木原龍一とのペアでソチ五輪に出場。2018年に現役を引退。今年7月に松竹芸能に入り、女優業を開始。慶応義塾大学総合政策学部に在学中。「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年09月29日タレントの中川翔子(なかがわ・しょうこ)さんが、2020年9月26日にインスタグラムを更新。入浴中の動画を公開し、話題になっています。 この投稿をInstagramで見る 中川翔子のモーニングルーティン。フル動画はYouTubeにて! #中川翔子 #しょこたん #モーニングルーティン #ルーティン #ねこ #猫 #ねこ 中川翔子 (@shoko55mmts)がシェアした投稿 - 2020年 9月月26日午前1時27分PDT今回公開された動画は、自身のYouTubeに投稿している『【入浴シーン】中川翔子のモーニングルーティン、ヲタクと猫の朝~Morning routine~』を短くカットしたもの。中川翔子さんの寝起きから朝の歯磨き、猫と戯れながら湯舟につかるシーンなどファンにとってはたまらない映像が詰め込まれています。中川翔子YouTube動画『モーニングルーティンと猫』投稿を見たファンは「ドキっとした」「たまらないかわいさ」と絶賛。「YouTubeをさっそく見ました」との声を寄せています。・今日も素敵でかわいいですね。・お風呂のシーンがたまらない…。癒されました。・しょこたんのプライベートが見られて嬉しい!中川翔子のインスタにはキュートなショットがいっぱい!中川翔子さんのインスタグラムには、かわいいと話題の写真が満載!仕事やプライベートのオフショットでファンの心を癒しています。 この投稿をInstagramで見る ロケで群馬・長野へ! 足湯で癒されました! #中川翔子 #しょこたん #温泉 #足湯 #番組詳細はまた後日に #華金最高 中川翔子 (@shoko55mmts)がシェアした投稿 - 2020年 2月月28日午前4時04分PST この投稿をInstagramで見る 韓国は食べ物が美味しい! #中川翔子 #しょこたん #韓国 #korea #食い倒れ 中川翔子 (@shoko55mmts)がシェアした投稿 - 2019年12月月15日午前7時26分PST この投稿をInstagramで見る 新潟のお米と水で作ったおむすび、超絶ウマスでした! #12月にディナーショー #12月にアルバム発売 #中川翔子 #しょこたん #新潟 #山古志村 #おむすび #おにぎり #onigiri 中川翔子 (@shoko55mmts)がシェアした投稿 - 2019年10月月10日午前7時53分PDT この投稿をInstagramで見る 今日も暑いですね… 一日頑張りましょう! #中川翔子 #しょこたん #ディズニーオンアイス #ラプンツェル #ディズニー #真夏 中川翔子 (@shoko55mmts)がシェアした投稿 - 2019年 8月月16日午後9時58分PDT この投稿をInstagramで見る 愛猫のピンクちゃん^_^ #8月16日に越谷でイベントやります #中川翔子 #しょこたん #猫 #cat #ねこ #動物 中川翔子 (@shoko55mmts)がシェアした投稿 - 2019年 8月月1日午後2時50分PDT この投稿をInstagramで見る YouTubeに新しい動画をアップしました!今回は夏の風物詩のアレ!是非ご覧ください。 #閲覧注意 #中川翔子 #しょこたん #今年もやってきました 中川翔子 (@shoko55mmts)がシェアした投稿 - 2020年 8月月22日午前2時29分PDT中川翔子ってどんな人?中川翔子さんは『ミス週刊少年マガジン』に選ばれ、グラビアタレントとしてデビュー。2004年から、後に多くのファンを獲得する公式ブログ『しょこたん☆ぶろぐ』を開設し、『ブログの女王』として注目を集めました。一躍有名になった中川翔子さんは2006年に1stシングル『Brilliant Dream』をリリースして歌手デビュー。この頃から声優としても活動を始め、アニメ『ポケットモンスター』シリーズやディズニー映画『塔の上のラプンツェル』のキャラクターの声を担当しています。現在はタレントや声優、歌手としてだけにとどまらず、女優や司会者、YouTubeなどにも挑戦し、マルチな才能を発揮している中川翔子さん。今後の活躍にもますます期待ですね。中川翔子の『本名』についてのエピソードがヒドすぎる!羽生結弦愛があふれた『絵』をファンが絶賛[文・構成/grape編集部]
2020年09月28日「TWICE」を輩出した「SIXTEEN」、「JO1」「IZ*ONE」を輩出した「PRODUCE」シリーズ、いま話題沸騰中の「Nizi Project」に続く、新たなサバイバルオーディション番組「I-LAND」が6月26日(金)23時より「ABEMA」で放送開始。世界的人気アーティストとなった「BTS」が所属するBig Hit Entertainmentと「PRODUCE」シリーズを企画したCJ ENMがタッグを組み、次なるK-POPアーティストを選出する!いま断然熱い!韓国発サバイバルオーディション番組「愛の不時着」や「梨泰院クラス」などで韓国ドラマにハマった新しい世代を中心に、いま熱い注目を集めているサバイバルオーディション番組。例えば、まもなくデビューメンバーが決定する「Nizi Project」は第一線で活躍中の「TWICE」や「2PM」「Stray Kids」などが所属する韓国プロダクション「JYP」と日本のソニーミュージックが組んだ企画として知られる。今回新たにスタートする「I-LAND」は、世界中にファンがいる「BTS」や2019年にデビューし人気急上昇中の「TOMORROW X TOGETHER」が所属するBig Hit Entertainmentと、グローバルボーイズグループ「JO1」、グローバルガールズグループ「IZ*ONE」といった日本でも高い人気を誇る2組などを生み出した「PRODUCE」シリーズのCJ ENMが強力タッグ。Big Hit Entertainmentといえば、2020年5月には「SEVENTEEN」や「NU’EST」が所属するPLEDISの筆頭株主になるなど、いま韓国で最も勢いのある事務所のひとつ。その代表で「BTS」の生みの親、本番組でプロデューサーを務めるパン・シヒョクは「Nizi Project」のJ.Y. Park(パク・ジニョン)とも旧知の仲だ。そんな2社が組んだ「I-LAND」では、世界中から集まった「志願者」23人がデビューをかけた熾烈なバトルを繰り広げていく。日本から3名が参加!“韓国の羽生結弦”も「I-LAND」公式SNSでは、6月1日より「志願者」23人のプロフィールを順次公開中。14歳から22歳まで、そのメンバーの中には練習生期間2年8か月のK(22)、10か月のTA-KI(15)、さらにキッズダンサーとしての経験があるNI-KI(14)という日本人3人の勇姿が。デビューを目指す3人がこれからどのような活躍を見せるのか、期待が高まる。さらに志願者の中には、「プロデュース101 シーズン2/PRODUCE101 SEASON2」の元練習生SEONや、“韓国の羽生結弦”と呼ばれる元ジュニアのフィギュアスケーター、SUNGHOONらも含まれている。俳優ナムグン・ミンをストーリーテラーに迎えた「I-LAND」では、彼らがどのようなサバイバルを繰り広げ、次世代を担うK-POPアーティストとして成長していくのか。「ABEMA」では日韓同時の無料放送で、どこよりも早く日本語字幕付きでその模様を堪能できる。「I-LAND」は6月26日(金)23時~ABEMA SPECIALチャンネルにて独占無料配信。(text:cinemacafe.net)
2020年06月25日マスクなどを製造・販売している株式会社くればぁが2020年5月28日に自社製品である『ピッタリッチ(通称:日の丸マスク)』の製造休止を明かしました。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で同年1月から全国的に品薄状態が続いているマスク。多くの人がマスクを求める中、くればぁが製造休止の判断を下した理由がネットで話題になっています。『日の丸マスク』が誹謗中傷を受け、製造を休止にくればぁのTwitterアカウントは、同社の社長が運営しています。今回『日の丸マスク』が製造休止になった理由について、社長はこのように理由を述べました。日本メーカーが日の丸マークをつけて批判されるって。海外に住んでいたことがありますが、ここまで自国の国旗にアレルギー反応を起こす国って珍しいような…。 #日の丸マスク 大変人気でしたが議論のネタにされるのは本望ではないので、しばらく製造休止しています。またいつか復活できれば…— くればぁ女社長の仕事。時々プライベート (@filtermask11) May 28, 2020 2015年にフィギュアスケートの羽生結弦選手が着用し、一躍話題になった、くればぁの『日の丸マスク』。花粉やウイルスを対策できる高性能マスクであり、マスクに日の丸のロゴがプリントされていたことから『日の丸マスク』と呼ばれるようになりました。くればぁオフィシャルショップ スクリーンショットよりしかし、日の丸のロゴを見て政府が関係していると勘違いした一部の人から、政府批判と絡めて「何がクレバー(賢い)だ」「ド阿呆」などの誹謗中傷をネットで受けてしまったといいます。これらの批判を受け、くればぁは人気商品である『日の丸マスク』をやむなく製造休止する判断を下したのだとか。大変多くの方のいいねとリツイートがあり驚いています。批判を受けた当時も弊社を擁護してくれる方が多数いてくれて本当に支えられました。当時はTwitterアカウントも休眠状態だったので、言われっぱなし。我々がやれることは必要としてくれる製品を作り続けることだと生産に集中しました。→— くればぁ女社長の仕事。時々プライベート (@filtermask11) May 28, 2020 ただ、否定しないことは肯定したことと同じだと勘違いされる方が中にはいるのかと思い、Twitterアカウントを復活させ、確実な情報を発信することにしました。ひとつ言えることは、くればぁ製品を愛用してくれる方は素晴らしい方ばかりだということ。使ったことがない人ほど品のない批判だけをする。— くればぁ女社長の仕事。時々プライベート (@filtermask11) May 28, 2020 政府が配布するマスクと誤解する人がネットで続出し、自社製品や会社について誹謗中傷を受けてしまった、くればぁ。これらの投稿は拡散され、多くの人が製造休止の発表に心を痛めました。・このマスク、高性能だから買いたかったのに。製造再開を待っています。・コロナウイルス感染拡大で真っ先に「欲しい!」と思ったのはくればぁのマスクでした。残念です。・誹謗中傷の投稿は現在削除済みですね…。これは営業妨害では?コロナウイルスが感染拡大する以前から、高性能マスクとして評価されていた『日の丸マスク』。しかし、一部の誹謗中傷行為によって必要としていた人の手に渡ることができなくなってしまいました。いつか製造が再開されることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2020年05月30日2020年5月現在、日本では新型コロナウイルス感染症のまん延により、不要不急の外出自粛が呼びかけられています。公益財団法人日本スケート連盟は、Twitterを通して、同年4月21日から5月6日にかけて、フィギュアスケート選手やスピードスケート選手からのメッセージを配信。『#SkateForward明るい未来へ』というハッシュタグとともに、選手たちは思い思いの方法で自粛生活をする人たちに向けてエールを送っています。羽生結弦が自粛生活の人々へエールメッセージ配信の最終日である5月6日に登場したのは、フィギュアスケートの羽生結弦選手。動画の冒頭で「2011年3月11日から今までの、僕とプログラムたちの道のりです」と告げ、羽生選手は東日本大震災以降に見せてきたプログラムを披露しました。フィギュアスケート羽生結弦選手のメッセージをお届けいたします。3つのパートを続けてご覧ください。 #SkateForward明るい未来へ #フィギュアスケート #羽生結弦 #YuzuruHANYU pic.twitter.com/dLTCHA07Z5 — 公益財団法人日本スケート連盟 (@skatingjapan) 2020年5月6日 フィギュアスケート羽生結弦選手の動画2本目をお届けいたします。 #SkateForward明るい未来へ #フィギュアスケート #羽生結弦 #YuzuruHANYU pic.twitter.com/oDvYWZOSBn — 公益財団法人日本スケート連盟 (@skatingjapan) 2020年5月6日 フィギュアスケート羽生結弦選手の動画3本目をお届けいたします。 #SkateForward明るい未来へ #フィギュアスケート #羽生結弦 #YuzuruHANYU pic.twitter.com/jn1ULsxKAd — 公益財団法人日本スケート連盟 (@skatingjapan) 2020年5月6日 全身を使い、指先まで見せる丁寧な美しい所作で、当時のプログラムの演技を再現する羽生選手。東日本大震災を乗り越えてきた日本が直面した新たな危機に対し、自分なりの方法で多くの人に励ましのエールを送ったのでしょう。約5分間にわたる羽生選手渾身のパフォーマンスに、ネット上では感動する人が続出しました。・地上での演技も素晴らしい!・ありがとうございます。引き続き自粛生活を頑張れそうです。・心のこもった美しい演技を見て、胸がジーンとしました。・メッセージという域を超えて、もはや芸術作品…。室内にいてもなお、氷上を舞っているような羽生選手のパフォーマンスは、自粛生活でストレスや不安を感じている多くの人の心を癒したようです。自粛生活が終わり、また実際に氷の上で演技をする羽生選手の姿を見る機会が訪れる日が楽しみですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月07日3/11(水)発売のanan2192号「最先端の暮らし2020」の表紙にご登場いただいた、羽生結弦さんの撮影エピソードを紹介します。anan編集部伝説のプログラムで優勝を果たした四大陸選手権での姿が表紙に!毎年フィギュアシーズンになると、羽生選手の試合を追いながら、祈りつつ見守る日々が始まります。そして羽生選手を応援する皆さんの期待に応える今年らしい記事は何なのか、あーでもないこーでもないと模索する冬です。今季の羽生さんはSPもFSも、プログラムは昨年のものがベース。そして具体的なスケジュールが定まってくると、どうやら今季は試合数を多くこなすことになりそうだという見通しが明らかになってきました。そこで、今回、ananの記事は、“2019‐2020の軌跡”と題し、試合ごとにレポートするスタイルに決定。昨年までの試合写真を選びながら迎えた2月の頭、ビッグニュースが入ってきました。羽生選手が、四大陸でのプログラムをオリンピックのときのものに戻す、というのです。つまり、これまでの試合とは違う「バラード第1番」と「SEIMEI」の衣装を纏い滑る羽生結弦が、四大陸選手権に降臨する! ということなのです。であれば、その写真をぜひとも表紙にしたいものです!そこで、それまでの表紙候補をすべて白紙に戻し、四大陸の試合に絞って新たに選んだのが今回の表紙です。ファンの方はおわかりだと思いますが、実はこれ、試合本番のプログラムではなくエキシビション「ホープ&レガシー」でのショット。試合が終わり緊張から解き放たれた羽生さんの、すがすがしい笑顔が印象的です! 今回の記事は、四大陸の優勝を祝し、なんと32ページというボリューム。試合を追うスタイルにしたことで、羽生選手の今季の気持ちの流れが克明に浮かび上がる記事となりました。フォトグラファーの写真も本当に素晴らしく、(手前味噌ながら)ため息が出るほど美しい32ページに仕上がっています。四大陸選手権で優勝したことにより、男子史上初のスーパースラムという快挙を成し遂げた羽生さん。来週スタートする世界選手権でも、ご活躍をお祈りしております!(S)
2020年03月10日「あのとき、雅子さまのヘアメークを手がけたのも、私の祖母と母でした。当時、私は高校生で、ちょうど髪が長かったものですから、自宅で雅子さまの髪型の練習台にもなったんですよ」そう語ったのは、与儀育子さん(43)。港区虎ノ門のホテル、オークラ東京にある「与儀美容室」の3代目だ。即位礼正殿の儀では、秋篠宮紀子さま(53)はじめ眞子さま(28)、佳子さま(25)らの妃殿下のメークを担当した。27年前、今上陛下と皇后雅子さまのご成婚の時の、いわゆる“世紀のパレード”。オープンカーで30分以上も風を受けながら、少しも乱れなかった雅子さまのお髪と輝くティアラは、多くの人の心に残っただろう。あの奇跡の美の場面を成し遂げたのも、与儀美容室が3代にわたって築き上げた技術の賜物だった。近年も、秋篠宮家の眞子さま、佳子さまの“プリンセス・メーク”や、羽生結弦選手の国民栄誉賞受賞式での羽織はかま姿のヘアメークと着付けを担当したのも、育子さんだった。「雅子さまも、それに先立つ紀子さまのご成婚も、当時の皇后でいらした美智子さまから『ぜひ与儀さまに』とご依頼があったと、祖母たちから聞いておりました。そもそもの始まりは、戦後、祖母が開業した美容室に、一人の妃殿下がご来店されたことでした」やがて、育子さんの祖母の八重子さんは、多くの皇族のお支度を手がけ、“宮さま美容師”とも呼ばれるようになる。「(終戦間際の)物資の乏しい時代に、祖母はGHQ将校の奥様から舶来のパーマ液を入手しては、研究を重ねたそうです」(育子さん)この勉強熱心さを認めて通うようになったのが、昭和天皇の弟にあたる三笠宮殿下と結婚された百合子さま。ここから、現在まで続く皇族とのお付き合いが始まる。証言するのは、終戦の年に生まれた八重子さんの長女で、与儀美容室の2代目となるみどりさん。「皇室の方のご婚儀では、十二単からローブデコルテへのお召し替えがあります。限られた時間で、おすべらかし(平安風の垂髪)の固まった鬢付け油を落とし、洋髪に結い直さなければなりません。母は自分のかもじ(かつら)を使って、何日にもわたって試しながら、髪を傷めずに短時間で行う技法を独自に編み出したのでした」これを契機として、宮中において「与儀さんはよくやってくれる」との評判を呼び、のちの今上陛下ならびに秋篠宮家のロイヤルウェディングにつながっていく。雅子さまのご成婚で、みどりさんは、八重子さんとともに雅子さまのヘアメークを担当することに。本番まで、雅子さまに会えるのはたった2回だけ。「私たちは、まず雅子さまのお顔立ちを研究するために、お姿の載っているあらゆる雑誌を集めたり、デザイン画を何枚も描きました。髪型だけで10パターンは検討しました。(雅子さまは)『私の母も、結婚式のとき与儀さんにしていただいたんですよ』とおっしゃって。長くやっていると、こんな嬉しいご縁もあるんです」お相手と身近に触れ合う美容師ならではの“気づき”もあった。「雅子さまといえば、当時、バリバリのキャリアウーマンと盛んに報じられていました。でも、実際にお会いした印象はきゃしゃでかわいらしい方でした」改めて“内面の美”について考えるきっかけにもなった。「私たちは塗ったり貼ったりはいくらでもできます。けれど、その方の内面からにじみ出た美しさを感じた瞬間、一番いいお顔を引き出せたと思った瞬間に、メークを止める勇気も大事なんです。その意味でも、雅子さまのご成婚のメークでは、そのうちに秘めた純粋さや素直さを、お出しできたのではないかと自負しております」(みどりさん)初代の八重子さんも、いつもこの言葉を口にしていた。「美の真髄は、その人本来の美を引き出し、元気と生きる勇気を与えること」“宮さま美容師”の精神は、その人自身の美しさを引き出すこと――。これからも、その信念は、脈々と受け継がれていく。「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年03月02日見るたびに、ため息が出そうになる羽生結弦(25)の優雅な立ち姿。だが、それは名伯楽の秘密のレッスンあってのものだった。「美姿勢をつくるエクササイズ」で、ゆづのように美しい姿勢を手に入れようーー。「結弦がつねに心がけているのが美しい姿勢です。ふだんの姿勢の悪さは、試合でのジャンプの出来にも大きく影響します。美姿勢を保つことも、彼の戦いなんです」そう語るのは、羽生結弦(25)が小学校2年生の時から、体のケアをしてきた元専属トレーナーの菊地晃さん(63)。2月7日、韓国・ソウルで行われる「四大陸フィギュアスケート選手権」で人類初の4回転半ジャンプに挑む羽生。なぜ姿勢がそれほどまでに大事なのか?「結弦のジャンプがほかの選手と違うのは、回転軸がぶれずに高速で回れること。そのためには、頭のてっぺんが糸で引っぱられているように背筋が伸び、骨盤が適度に前傾している美しい姿勢を維持しなければなりません。結弦のように、長い手足を持つ選手は本来軸がぶれやすい。でも、ふだんから正しい姿勢をとることで、試合の激しい動きの中でも、ほとんど意識せずに、軸を安定させられるのです」(菊地さん・以下同)日常からの“美姿勢”があの素晴らしい演技の秘密なのだ。“でも、私はゆづのようにアスリートでもないし、関係ないわ”と思ったそこのあなた、美姿勢は一般の人にとっても、生活を豊かにしてくれる大切なものだ。「背筋を伸ばすだけで見た目が10歳以上若く見えます。逆に姿勢が悪い状態が続くと、全身の血流が悪化し、肩こりや腰痛、疲労などさまざまな不調を招く。美しい姿勢は、体の外も内も美しくしてくれるのです」実際に羽生が行ってきたもののなかから、美姿勢をつくるのに役立つ運動を、“ゆづの思い出”と共に、菊地さんに教えてもらおう。美姿勢のためには、体幹の強化が欠かせない。■美しい姿勢を保つ「体幹アップ・スクワット」(1)壁を背にしてまっすぐ立つ。両足は肩幅に開き、頭、腰、かかとは壁につける。(2)息を吐きながら、壁を支えにひざが120度になるところまでゆっくり腰を下ろす。息を吸いながら元の体勢に戻す。1日10回を目安に。■体幹をしなやかにする「自転車こぎ腹筋」(1)あおむけになり、両手を後ろに組む。(2)息を吐きながら、自転車をこぐように両足を交互に伸ばしながら、ゆっくりと上げる。真上にきたところで、息継ぎをして、息を吐きながらゆっくりと下げる。5秒ほどで1セット。1日3回。「おなかの中心をコルセットのように取り囲んでいる腹横筋や、背骨を固定させる多裂筋など、体の深部にある筋肉を鍛えることで、背中が丸まるのを防げます。ジュニア時代の結弦が実践していたのが『体幹アップ・スクワット』と『自転車こぎ腹筋』のトレーニング。『きついよ!』と文句を言いながら、いつまでも続けていました」姿勢は、疲労や長時間座っていることなどでも、すぐに乱れる。そんなときは、次の運動が効果的。■頭を正しい位置に持っていく「姿勢矯正ストレッチ」(1)背筋を伸ばして椅子に座る。(2)頭を後ろに傾け、首を伸ばす。(3)首を伸ばしたまま、頭をひっぱり上げられるようにゆっくり立ち上がる。(4)ゆっくり首を戻す。立ったまま、ふたたび首を後ろに傾けて伸ばす。その状態で椅子に座り、首を戻す。この一連の動作を1日7回ほど行う。「試合会場に向かうバス移動だけで、姿勢が歪むことがあります。そのままでは演技のキレがなくなり、本来のパフォーマンスを十分発揮できません。ソチ五輪の本番前、結弦に姿勢の乱れがあったので、『姿勢矯正ストレッチ』をさせました。結弦は『なんで?』という顔をしていましたが『だまってやれ!』と(笑)。姿勢が悪くなると、首が本来の位置ではなく前に傾きます。そのため首の筋肉が硬くなります。そのコリを解消しながら、首を正しい位置に戻すのです」羽生の精神力の強さにも「美姿勢トレーニング」が生きていると、菊地さんはこう語る。「不安だったり、逆に意気込みすぎたりすると、骨盤が後ろに倒れてしまい姿勢の悪化を招きます。2連覇がかかった平昌五輪では、結弦の骨盤の位置が少しずれていました。本番前の結弦に指示したのが『菊地流腹筋』の運動です。本人もちょっとした体の異変を感じていたようで、黙々と続けていました」■骨盤の歪みを解消する「菊地流腹筋」(1)テーブルなどに手をつき、背筋が伸びるように、足をテーブルから離す。手の幅は肩幅に。(2)息を吐きながら、足を内側にねじりながら引き上げる。同時にひじを曲げる。息を吸いながら、最初の姿勢に戻る。右足と左足を交互に、計4回ほど行う。「体を大きくねじることで骨盤の位置が整い、背筋がスーッと伸びます。気管が広がり呼吸が深くなるリラックス効果もあり、自信をもって演技に臨めたのです」あんなジャンプはできないけれど、菊地さんの「エクササイズ」で、ゆづの美姿勢を手に入れよう。「女性自身」2020年2月18日号 掲載
2020年02月07日日本を代表するチェロ奏者で指揮者の鈴木秀美率いる“オリジナル楽器集団”オーケストラ・リベラ・クラシカによるシリーズ7回目の公演テーマは「古典派の弦」。プログラムには、モーツァルトの「ディヴェルティメント」&メンデルスゾーンの「弦楽のためのシンフォニア」といった弦楽アンサンブルの名曲中の名曲が並び、作曲家が生きた時代の音色を味わう素敵な時間が披露される。2001年に鈴木秀美の主宰によって結成された同オーケストラは、オリジナル楽器演奏とその研究を旨とするプロフェッショナル集団だ。普段聞き慣れた音楽が、彼らの演奏によってガラリと趣を変えた姿で浮かび上がる様はまさに目からウロコの連続。作品本来の旨味を味わう絶好のチャンスがここにある。●公演概要1月11日(土)パルテノン多摩小ホール「鈴木秀美KLASSIKの世界vol.7」●鈴木秀美(チェロ)神戸生まれ。「18世紀オーケストラ」「ラ・プティット・バンド」等のメンバー及び首席奏者として活躍した。鈴木雅明の主宰する「バッハ・コレギウム・ ジャパン」では創立から2014年まで首席チェロ奏者として、J.S.バッハの全宗教曲の演奏及び録音で通奏低音を務めた。ヨーロッパ各地、オーストラリア、中国、韓国、ベトナム等で演奏する他各地の講習会で講師を務め、94年に新設されたブリュッセル王立音楽院バロック・ チェロ科に教授として招聘され、2000年に日本へ帰国するまで務めた。 91年9月《バッハ/無伴奏チェロ組曲全曲》日本全国ツアーの好評により同年度の村松賞大賞を受賞。99年より2008年まで、水戸芸術館専属の弦楽四重奏団「ミト・デラルコ」としても活動した。「ガット・サロン」「ガット・ストリーム」等の室内楽シリーズを行うほか、楽遊会(らくゆうかい)弦楽四重奏団としても活動している。録音では、バロック~初期ロマン派までのソロ・室内楽を多数録音し、数多くの独奏者と通奏低音として共演。95年には日本人としては 初めてのオリジナル楽器による《バッハ/無伴奏チェロ組曲全曲》を録音し (DHM、現ソニー)平成7年度文化庁芸術作品賞を受賞、05年に 新録音をリリース(レコード芸術誌特選)。以降同レーベルで日本人初の専属アーティストとして 《シューベルト/アルペジオーネ・ソナタ》《ベートーヴェン/チェロ作品全集》《ロマンス》(ピアノ小島芳子)などのCDを発表し、《ハイドン/チェロ協奏曲集》では1998年、 第36回レコード・アカデミー賞(協奏曲部門)を、また2000年にはベートーヴェンの初期作品のCDでフランスのディアパゾン金賞を受賞した。平井千絵との「メンデルスゾーン: チェロとピアノのための作品集」で06年文化庁芸術祭優秀賞受賞。08年秋には同じく平井千絵と「ショパン・チェロ作品集」をリリースした。2001年に古典派を専門とするオーケストラ・リベラ・クラシカを結成、ハイドンを中心としたプログラムで年に2~3回の公演を行い、《アルテ・デラルコ》レーベルよりそのライヴ録音を続々とリリース。同レーベルにはソロや室内楽のほか声楽アンサンブル《ラ・フォンテヴェルデ》の録音も含まれ、既に50タイトルを超える。指揮活動も活発になりつつあり、オーストラリア、ポーランド、ベトナム等に招かれるほか、日本各地のシンフォニー・オーケストラへの客演指揮・チェロ独奏も好評を博している。山形交響楽団首席客演指揮者。著書に「『古楽器』よ、さらば!」とその改訂版(音楽之友社)、「ガット・カフェ」、「無伴奏チェロ組曲」(東京書籍)、「通奏低音弾きの言葉では」(アルテス・パブリッシング)がある。第37回サントリー音楽賞、第10回斎藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。東京音楽大学チェロ科客員教授、東京藝術大学古楽科非常勤講師。雑司谷拝鈍亭終身楽長。●オーケストラ・リベラ・クラシカオリジナル楽器で古典派音楽を専門に演奏するオーケストラ。 チェロ奏者・指揮者の鈴木秀美が主宰・音楽監督をつとめ、2002年5月に旗揚げ公演を開催。 高いレベルのアーティスト三十数名が国内外から集結、表現力の高さと楽曲への斬新なアプローチが話題になっている。 決して広く知られてはいないハイドンの初・中期の交響曲に新たな光を当て、 また《パリ交響曲集》やモーツァルトの名交響曲・セレナーデ等を今までに演奏、現在はハイドンの後期作品、さらにベートーヴェンの交響曲も演奏している。鈴木自身のチェロをはじめ、若松夏美のヴァイオリン、S. ホッホランドやK. ベゼイデンホウトのフォルテピアノ他、 多数の奏者を独奏(唱)に招いて協奏曲や歌曲を演奏した。浜離宮朝日ホールなどでの定期公演はライヴ収録され、アルテ・デラルコ・レーベルからリリース、演奏会とあわせて好評を博している。定期公演は浜離宮朝日ホールから東京文化会館を経て、2011年10月からは上野学園 石橋メモリアルホールで行われる。
2020年01月06日ハリウッド・スターや大物アーティスト、スポーツ選手、タレントなど、さまざまな有名人と“触れ合えるような”体験がでちゃう話題のスポットが、12月13日より一部リニューアル!さっそく体験してきました!大物セレブが目の前に…!【女子的アートナビ】vol. 168今回ご紹介するのは、東京・お台場にある『マダム・タッソー東京』。レディー・ガガやジョニー・デップ、羽生結弦など有名人の等身大フィギュアと腕を組んだり、一緒に写真を撮ったりすることもできる、とっても楽しい体験型アトラクション施設です!こちらは2013年にオープン。ananwebは初潜入ということで、見どころをたっぷりお届けします!さっそく中へ!入場して、まずエレベーターに乗ろうとすると、ど真ん中に先客の姿が……。あまりにリアルなので、一瞬、外国人観光客かと思ったのですが、よく見るとフィギュア。ハリウッド・スターのブルース・ウィリスでした。そして、エレベーターを降りると、目の前にはジョニー・デップ様が!たくさんのカメラマンに囲まれて、レッドカーペットを歩こうとしているところのようです。一気に夢の世界へと引き込まれていきます。遠くから見るだけでなく、おヒゲに触ったり、抱きついて一緒に写真を撮るのもOK。本当に精巧につくられていて、近くで見ても実にリアルです。ちなみに、フィギュアは一体につき2000万円ほどかけて制作されているとのこと。まさにアート作品ですね!なりきり体験&コスプレも!見るだけでなく、体験できるのもマダム・タッソーのおもしろいところ。例えば、英国王室のエリアでティアラをつけて撮影したり、ホワイトハウス執務室のエリアでオバマ前大統領と一緒に写真を撮ったりすることもできます。(写真モデルは、PR担当のトムリンソンさん)さらに、クリスマスムードいっぱいの空間で、レオナルド・ディカプリオやブラッド・ピットと腕を組んで恋人気分になることもできちゃいます!また、ミュージシャンのエリアでは、歌手のマドンナに変身できるコスプレグッズや、X JAPANと共演できるようなステージが用意されているので、流れる曲に合わせて気分ノリノリで楽しんでいるお客さんもいました。ガガさま、草間さん、羽生選手も…!そして、こちらが今回リニューアルされた“レディー・ガガ”のエリア。ヒット曲『テレフォン』からイメージしてつくられた新しい空間では、鮮やかな黄色に目を奪われます!肌の質感も肉体も生々しく、本物のガガさまがいるみたい。フィギュアと一緒に撮影してSNSにアップするのが王道の楽しみ方ですが、リアルに作り込まれた顔や指先など、細部をじっくりと鑑賞してみるのもおすすめです。また、私が個人的に好きだったのは、草間彌生さんの水玉エリア。以前、展覧会の取材でお顔を拝見したことがあるのですが、本当にそっくり。感激しました!ほかにも、羽生結弦選手などスポーツ選手やハリウッド女優、モデルのフィギュアもあり、テンションが上がりまくり。写真もどんどん撮れるので、本当に楽しいです!(ちなみに、羽生選手のスケートシューズやアクセサリーはご本人から提供されたものです!)ナポレオンとも会っていた!?ところで、マダム・タッソーには長い歴史があるのをご存じですか?創始者のマダム・マリー・タッソーは1761年にフランスで生まれ、フィギュア製作の技術を習得。フランス革命前にはマリー・アントワネットやルイ16世のフィギュアもつくっていました。1801年にはナポレオンにも直接会って、製作のため測定を行ったとのこと。その後イギリスに渡って各地でフィギュア作品のコレクションを展示し、1835年にロンドンで常設展示を開始。今では、世界24か所でマダム・タッソーの世界観を楽しむことができます。とにかく遊べます!マダム・タッソー東京、いかがでしたか?取材前は、フィギュア展示を見る場所、というイメージだったのですが、実際に行ってみると、体験できるアトラクションが多いのでびっくりしました。バーチャルゲームを楽しんだり、トリックアートのような写真を撮ったり、モデル気分でランウェイを歩いたりと、とにかく遊べるアトラクションがいっぱい。インスタ映え写真もたくさん撮れます。特に、今の時期はクリスマスの雰囲気を味わえる展示エリアもあるので、ぜひこの機会にセレブたちと楽しい体験を味わってみては?Information
2019年12月22日将棋棋士の羽生善治九段(49)が12月1日に、インスタグラムのアカウントを開設した。《2019年9月27日お誕生日の夜、蝋燭『フー』の瞬間。未公開ショット》とし、バースデーケーキのロウソクを目前にした羽生のオフショットが投稿された。そして《ゆっくり更新で返信等一切お応え出来ませんが、羽生善治の将棋男子(男性が正しいか…)の日常をお伝え出来たらと思います。どうぞ宜しくお願い致します》とつづられた。インスタではトレードマークの眼鏡をはずしてトレーニングする姿も公開。真剣勝負の表情がイメージ強い羽生なだけに、ファンからは歓喜の声が溢れた。フォロワーはすでに1万人を超えている。《ヨン様のような爽やかさ!!》《すてきな瞬間のお写真ありがとうございます!羽生先生を応援する場所が増えて嬉しいです!わーい》プロフィールに《羽生善治の日常の写真などを少しづつ発信。本人のことを代筆で書きます》とされているように、代筆者は妻の理恵さん。同日に理恵さんはTwitterを更新し、こう報告した。《羽生善治インスタ開設しました。羽生善治 お返事などは全く出来ませんが、季節折々の表情や言葉をお伝え出来たらと思います。 羽生ペットアカウントと共に、 よろしくお願い申し上げます》これまでも羽生の日常をTwitterでつづってきた理恵さん。3日にもTwitterを更新し、インスタグラムのアカウントを開設したきっかけについてこうつづった。《講演で稼ぐのsnsインスタより精進しろなど、負けると一定数直接も間接もネットでも言葉が刺さるが》と羽生が勝負に負けると心ない言葉を浴びせられ、気に病んでいたことを告白。いっぽうで、《将棋以外で自己顕示欲が微塵も無い夫》と羽生について記した。そして、《インスタも地方の病床のファンの方や直接イベントへ来られない方へ何か出来たらが発端。真剣勝負の顔は中継で届くのでイベントでの元気お裾分け袋みたいなおまけ》と明かした。また《いずれはストーリーやインスタライブで夫のメディアを通さない声で元気をお届け出来たらと考えていましたが、開設したインスタも多くのファンの方がもしご不快ならいつでも閉じます》とも意向を示した理恵さん。続けて、《今後様子を見て進めたいと思います。 (尚インスタは私が更新・代筆し本人は写真撮影位で完全更新はノータッチです)》とつづった。そんな羽生夫妻のファンへの気遣いに、温かな声が寄せられている。《将棋の普及も含めてSNSは、意味あると思います。羽生先生の将棋以外の色々を知ることが出来嬉しいと思う人がいる事は、将棋界の為でもあるのではないでしょうか 理恵さんの内助の功素敵ですよ》《インスタ、多くの人が「若い子がやるもので自分は…」と遠慮してたのを、「羽生先生の姿を見られるなら」とアカウントを作成する人が続出してますよ(自分もそうです) 不快に感じるなんてとんでもない、楽しみにしております》
2019年12月03日