娘が中学生の時のことです。娘の友だちはスマホを持っている子も多くいましたが、うちの娘にはまだ早いと思い私のタブレット端末を一緒に使うことにしていました。娘はそのタブレット端末で友だちとSNSでやりとりをするように。するとある日、娘が私に「ママに見つかる前に話しておかなくちゃいけないことがある」と声をかけてきたのです。話を聞いて私は真っ青になりました……。 SNSでの拡散の恐怖娘の話によると、学校で同じクラスの男子生徒が、自分自身の下半身が映った写真をある女子生徒に送ったらしく、その写真がSNSのグループ機能でクラスに回ってきて、さらには学年中に拡散されていると言うのです。 私は「写真が回ってくるのは仕方ないけれど、自分から誰かに送ってはいけない」と、忠告しました。その場でタブレットを取り上げることも考えましたが、娘にとっては友だちとの大切なコミュニケーションツール。対応をすぐに決断できず悩んでしまいました。それから数日が経ち、なんと平日の夕方に警察が家にやって来たのです……! 拡散された男子生徒の親が被害届を出したようで、画像の拡散について娘もヒアリングを受けました。タブレットも警察に資料として持っていかれてしまいました。 この件については学校でも説明会が開かれ、どんどん大ごとに……。警察に預けた私のタブレットは一週間後に返却されました。SNSに対して注意を促されただけで、何かを追求されることはありませんでしたが、SNS上の誰かの過ちで、いつでも事件に巻き込まれる恐れがあることを知った出来事でした。 画像を拡散された男子生徒本人はあまり気にしていないようで普通に登校していたそうですが、明日はわが身。子どもにSNSを使わせる前には、ちゃんと話し合いをして約束ごとを決めなければいけないと強く感じた出来事でした。 イラスト/きりぷち著者:堂本 晴
2023年12月31日結婚するまで知らなかった夫の秘密ついてご紹介します! こんな人だって知らなかった!夫は色が白く高身長でスラっとした韓国人系なのですが、結婚するまで全然気付かなかったことがあります。それは「毛」です。夫とは授かり婚で出会って1年で結婚。同棲する間もなかったのでこんなに毛深い人だったなんて分かりませんでした。夫は定期的に知り合いのブラジリアンワックス専門店で脱毛をしていたのですが、結婚したので手を抜き始めたのか、まったく自分のお手入れをしなくなりました。すると夫はみるみる毛むくじゃらになりあっという間に熊のようになりました。 私はせっかくのイケメン夫なので脱毛して欲しくて家庭用の脱毛器を買いました。今はせっせと私が脱毛してあげています。家庭用なので時間はかかりますが徐々にきれいになって出会ったころの夫に近づいてきて、うれしく思っています。 作画/マキノ 著者:橘香織2児の母。現在は事務で働くかたわら、記事執筆をおこなう。
2023年12月31日なかなか物を捨てられない私。肌着としてキャミソールをまとめて5枚購入していましたが、そんな性格が元で恥ずかしい思いをしたエピソードをご紹介します。 え、私から…?なかなか物を捨てられない私は、肌着としてキャミソールをまとめて5枚購入していました。しっかり洗えば長く着れると思い、多少生地がよれてきても着ていたある夏の日。会社に着くと汗の臭いが。「え?急に?臭う?夏だから?」と思っていましたが、こっそり身体中嗅いでみると、数年着ているキャミソールから放たれていたのです。 挙句の果てには制服にまで臭いが移っているような気がして、すぐ捨て新しいものを調達しました。周りにも臭っていたのか否か。臭いに気づいた瞬間は恥ずかしくていたたまれなかったです。 勿体ないからという理由で、ボロボロになるまで着ようとしても肌着にもやっぱり寿命があるんだなと感じました。無理に長く着るのはやめようと思い、今はシーズン毎に買い替えています。新しい良いものを身に着けることで自分の気持ちも上がる気がしています。 作画/マキノ 著者:守山一二三中小企業で、毎日奮闘する30代会社員。
2023年12月30日義母が子育てに口出ししてきたことはありますか?「子育てに関して、義母から口出しされたことがある」と答えた人は、全体の約37%でした。子育てを手伝ってくれる義母からの口出しは「アドバイス」や「助言」と受け止められますが、まったく手助けをしてくれない義母がする口出しは「おせっかい」や「プレッシャー」と捉えられがちです。お答えの背景には、義母との距離感の問題があるのかもしれませんね。では、具体的にどんなことを口出しされたのか、ママたちの怒りの声をご覧ください。名前は誰が決めるもの?●名前をつけるときに散々口出しされて、役所に届け出るのがギリギリになった。(44歳/小売店/販売職・サービス系)●名づけのとき、自分の希望一覧表を男女別に渡されました。(40歳/金融・証券/販売職・サービス系)●子どもの名づけに迷っていたときに、何個か勝手に候補をあげてきましたが、却下し夫婦で決めました。(33歳/食品・飲料/販売職・サービス系)アンケートでは、「子育てどころか、生まれる前から口出しをされていた」という回答がよせられました。毎日呼ぶことになる子どもの名前は、親が納得したよい名前をつけてあげたいですね。やれ「先祖代々の漢字を入れろ」だの、「幸せになる画数の漢字を使え」だの、面倒な口出しはやめていただきましょう。お気に入りの名前をつけたいなら、自分の息子につければよかったのに……。どうしてそうしなかったんでしょうね?働くママにダメ出し●まだ幼い子どもがいるのに外で働くのは母親失格だ、と言われました。今の時代、女性だけが子育てに専念する時代ではないときっぱりと言い返しました。(36歳/金融・証券/事務系専門職)●1歳で保育園に入園し、職場復帰しようとしたときに、かわいそうと何度も言われ、通い出してからも帰省する度に保育園かわいそうにと言われた。(36歳/建設・土木/技術職)●「何をしても泣き止まないのはあなたの面倒見が悪いからでは?」 とか、「仕事ばかりに専念しすぎて子どもに愛情がない」など、自分も精いっぱいしてるのに何でも否定的。(49歳/不動産/事務系専門職)令和になってはや数年、この時代にまだ、働く女性を否定する言葉が聞かれること自体が信じられません。「3歳までは母親の手で育てるもの」という3歳児神話はいまも根深く息づいているようです。もちろん、子どもにはたくさんの愛情が必要ですが、母親だけが責を負わされるものではありません。それに、働くことも子どもへの愛情の示し方のひとつ。働くパパは否定されないのに、おかしいですよね。ちゃんと食べさせてます!●離乳食を食べはじめのときに帰省をした際、自宅のように作れないのでヨーグルトやベビーフードなどを食べさせていたら、そんな物ばっかりで可哀想と言われました。キッチン使えないから持ってきてるのに、黙っててほしいです。(42歳/医療・福祉/専門職)●レトルトの離乳食を使っていたら、「楽していいわね」とチクリ。毎日使ってるわけじゃないし、手作りもしているのにいろいろ言われて嫌でした。(28歳/内職)●幼稚園のお弁当を見て冷凍食品はなるべく使うなと横から言ってきて、イラッとしたこと。(45歳/金融・証券/事務系専門職)食べることに関しては、義母の口出しも多くなります。孫の健康を考えてのことだと頭ではわかっているものの、どうしてこうしているのか、理由を聞いてこないで口出しだけしてくるのには、正直うんざり。特に「手作り = 愛情」と考えているお義母さんには、市販品の利用価値をなかなかわかってもらえません。ほかにも、食の細さや偏食に関する口出しにはイライラさせられます。うるさく言う反面、アレルギーには理解がなかったり、ごはん前におやつを食べさせたりするのはやめてください!その考え方、古いですよ●抱っこをよくせがむ子で、その子を見て抱っこばっかりしてると抱き癖がつくよと言われた。今では抱っこは親子の愛情を感じられ、幸せホルモンが出るからいいと言われてるのに……と思いました。(31歳/小売店/販売職・サービス系)●男の子なんですが、可愛らしい靴(ハートにピンク)を選んだときに「それは私は好きじゃないからこっちにしない?」と黒い靴をしきりに提案してきたこと。まだ4歳で、保育園でいじめられることもないので息子の意見を通して可愛い靴にしましたが、買った後もずっと「男の子なのに」って言ってました。(30歳/建設・土木/事務系専門職)●男の子3人を育てた義母は、とにかく男は前へ前へと出るほうがいいと思っているらしく、我が家の長男にも「ブランコとか取り合いになったときには負けたらダメよ!」などと言います。私はまわりを見て、我慢できる子に育てたいのに、全く逆のことを言うので困っています。(43歳/医療・福祉/専門職)子育ては、時代にあわせて変化をしていくもの。アップデートを怠っている義母の口出しは、情報が古すぎて話になりません。たいした根拠もないのに「私はこうして子どもを育てた」「みんなそうしていた」というふんわりした理由で口出しされても、納得できないのは当たり前。ぜひエビデンスを提示してほしいですね。とはいえ、昔の人の話には、たまに経験則に裏打ちされた有益な情報が含まれています。面倒な口出しのなかから、真に有用なアドバイスを見出せるかどうかは、あなた次第かも?着るものくらい好きにさせて!●冬に保育園のお迎えを頼んだとき、子どもの服装を見て「これだと寒すぎるわよ! もっとたくさん着せないと! 股引か何か履かせなさい(ズボンの下に)」と言われました。今時ズボンの下に股引を履いて保育園に行く3歳児が居ますか?(33歳/医療・福祉/専門職)●外に行くときに子どもが汗かきで薄着をさせたら「もうちょっと分厚いのないの? 今日は寒いから風邪ひくよ」と言われた。言われても聞かなかったら「服足りてる? 買いに行こう」と言われた。ありがたいけど、自分の子どものことは母親が一番よくわかってるし、そこはそっといておいてほしいと思った。(25歳/医療・福祉/介護職)●子ども服を買いに一緒に行ったとき「子ども服はママが着せたい服を着せるのが一番よね」と言った後、私が欲しいと思った服を取ったら「それはちょっとダサいから違うね」とか「どうせ買うならこっちの服のほうがいいよ」と言われた。たまにしか一緒に出る事はありませんが、もう一緒に行きたくないって思いました。(25歳/食品・飲料/販売職・サービス系)「寒いからもっと着せなさい!」は、おばあちゃんの口出しあるあるトップ5に入ります。赤ちゃんが裸足でいると、すぐに飛んできて靴下を履かそうとするお義母さん、いますよね。子どもは大人より体温が高く、汗っかきなので厚着は禁物なのですが、お年寄りは意に介しません。とりあえず「はいはい」と生返事をして流しておくのがベスト!冬場にしか発動しない口出しなので、季節性の風邪のようなものだと思って上手にスルーしましょう。まとめ面倒なお義母さんの口出しは数知れず。口を出されてイライラしたときは、ママ友や知人に愚痴を聞いてもらいましょう。夫にぶつけたところで、実の母をかばう発言にうんざりするのが関の山です。たまの口出しは仕方がありません。実力行使されないだけマシと思って、うまくかわしていきましょう。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月8日調査人数:115人(22歳~40代までのママ)(マイナビ子育て編集部)<関連リンク>✅子どもが急遽入院、義母に助けを求めたら…。✅「義実家への帰省が楽しみ」なママに聞いた、 いったい何が楽しみ?✅【キスしちゃった】義両親の孫フィーバー体験談が怖すぎ! 「毎日ビデオ通話30分」「毎日家に来る」
2023年12月30日小さな子どもを自転車に乗せていたある日。道路を走っていたときにパニックになったママのエピソードをご紹介します! やさしさの連鎖自転車で道路を走っていたある日。後ろから車が来たので車道から、歩道へと移動しようと思ったところ、段差を乗り越えることができず、悪戦苦闘していました。必死に自転車を持ち上げようとするものの、重すぎて動きませんでした。すると、通りを歩いていたお兄さんが、さっと自転車を持ち上げて、歩道に自転車を乗せる手助けをしてくださったのです。「ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えると、ニコッと笑って、行ってしまいました。人の温かさ、やさしさをしみじみと感じました。 助けていただいた日から数年たった日のこと。公園で子どもを乗せた自転車がひっくり返りそうになっていました。どうしようと思っていたら、わが子が自転車のほうへと駆け出し、ひっくり返りそうになった自転車を支え始めました。「助けなきゃ!」とわが子に言われて、あわてて私も自転車を支え、なんとか倒れるのを防ぐことができました。そのときに、わが子から「困ったときはお互い様だよね。」と言われ、自分が助けてもらった日のことを改めて思い出しました。 作画/マキノ 著者:佐藤桜1児の母。現在は週1回ほどパートをする傍ら、執筆中。
2023年12月29日2歳の息子がトイレトレーニングを始めました。しかし、何度もお漏らしをしてしまい、焦った私は息子に怒ってしまう日々。そこで、母親に相談をしてみることに。すると……!?母親に相談すると…最初はお漏らしをしてしまっても「漏れちゃったね」とやさしく伝えて見守っていました。しかし、息子は一向にトイレでおしっこができず漏らしてばかりのため、次第にイライラするようになった私。ある日、ソファーでお漏らしをしたときには、鬼のように怒ってしまいました。 自己嫌悪になった私は、母親に相談しました。すると母親は、「成長とともにできるようになるから、怒らずに、できたら褒めてあげてね。焦らなくても大丈夫。」と言ってくれたのです。その言葉を聞いて、私は気持ちがすっと軽くなりました。実際に成長とともに息子はトイレでおしっこができるようになりました。 焦りから子どもに無理をさせていたことを反省した私。今後は息子が自分のペースで成長していけるように見守っていこうと思います。 作画/まげよ監修/助産師 松田玲子著者:近藤たかこ
2023年12月28日生後1カ月のときに大学病院を紹介され、経過観察ということで診てもらっていました。出産してからずっと症状などを検索していたのですが……。 寝ない&飲まないでノイローゼ気味に…息子は生まれたときから寝ない子でミルクも母乳も拒否。生後1カ月のときに近所の小児科へ行くと大学病院を紹介され、経過観察ということで診てもらっていました。 心配性な私は先生から言われた言葉を検索したり、同じような子はいないかと調べたり、常にスマホを触っている日々。そして、同じ月齢の子はもうこんなことができるの!?と目の前の息子と比べては落ち込んでいました。 しかも息子が寝ないので私も眠れず、ノイローゼ気味に……。1歳半になったころ、ごはんを食べるようになったことで、私も安心して息子に少しずつ向き合えるようになりました。 気持ちが落ち着き、改めてスマホを見ると1歳半までの息子の写真がほとんどなくてびっくり。子育ての記憶もなく……検索魔になっていたことをと反省しました。これからは一緒に過ごす時間を大切にしようと思います。 ◇ ◇ ◇ 初めての子育ては不安になることも多く、検索魔になってしまうのもわかります。ですが、自分が望む回答を見つけられず、検索がやめられないという状況に陥ってしまうことも……。調べる際は専門家が監修しているサイトを利用し、子どもと向き合う時間も大切にしたいですね。 作画/てる子著者:きなこもち
2023年12月27日わが家はアパートに住んでいます。小学4年生の息子がアパートの敷地で遊ぶと言うので私も付き添って外に出ました。車や人に気を付けながら様子を見ていたら、同い年くらいのお子さんと遭遇したのですが……。ボール遊びに飽きたと思ったらまさかの行動に…そのお子さんは、私たちの隣でボール遊びを始めました。すると、遊びに飽きてきたのか、2階にあるその子の家のベランダに移動し、駐車場に向かってボールを投げつけ始めたのです……。わが家の車も近くに停まっていたので、ヒヤヒヤ。思わず「車に当たるかもしれないし、危ないから外にボール投げるのはやめようね」と注意しました。 後日、その子のママにお伝えするタイミングがあったのでお話をしましたが、まったく知らなかったようで驚きました。年齢が上がるにつれて子どもをひとりで遊ばせるようになるママやパパは多いと思います。しかし、まだまだ物事の良し悪しを判断しきれない部分もあるので、危険な遊びをしないよう普段から親子で話をしておくことが大切だと感じました。そしてもし見かけたときは、周囲の大人が注意するなどして、地域で協力し合いながら子どもたちの安全を守っていけるといいなと思います。 作画/まげよ著者:ゆいまま
2023年12月27日ダメなことはダメだと息子に言い聞かせている私は、自分が子どもに厳しすぎるのではないかと自信をなくしたことがありました。そのことを普段私がヘアカットを担当してもらっている美容師さんに相談したのですが……。美容師さんからのまさかの言葉3歳の息子は買い物に行った際によく店内を走り回ったり商品を触ったりします。そのたびに私は注意していました。中には同じようなことをしても注意をしない親御さんも見かけます。その子どもが楽しそうにしていたり、すんなり落ち着く様子を見たりしたときに、厳しすぎるのもよくないのかなと、自分の子育ての仕方に自信をなくしたことがありました。 ある日、施術中に美容師さんにその話をすると、「かっこいい子育てしてますね!ダメなことはきちんと注意するのって大切だと私は思います!」とおっしゃってくださいました。自信をなくしていたので、その言葉を聞いて心が軽くなりました。 子育ては悩むことが多く、ときに私は自信をなくすこともあります。誰かに話すことで自信が持てたり前向きになれたりするので、迷ったときは家族や友人に話したり、育児相談センターなどで相談をしたりするのもいいなと思った出来事でした。 作画/ぽよ母監修/助産師 松田玲子著者:佐藤日向
2023年12月26日ベビーカーで電車を利用していた際に、焦ったママのエピソードをご紹介します! どうしよう!まだ子どもを、ベビーカーに乗せてお出かけをしていた時期のこと。ホームから電車に乗り込もうとしたところ、電車との隙間にベビーカーの車輪が挟まってしまいました。焦りながら、上手く持ち上げられないベビーカーに手こずっていると、近くにいた3人ほどの男性がベビーカーを持ち上げて、助けてくれました。困っている様子に、親切に対応していただきうれしくて感謝の気持ちでいっぱいになりました。 もし、同じように小さなお子さんを持ったパパ、ママが困っていたら、手を貸したいなと思った出来事でした。そして、素敵なエピソードとして子どもに語りたいと思っています。(40代/女性/自営業) 作画/miyuka
2023年12月26日私は5歳と3歳の娘を育てています。次女が3歳になると赤ちゃんだったころに比べ、自分の時間をとるタイミングがやっとできてきました。そんなとき、長女がショッキングな言葉を発したのです……。ごめんね…やっと家事や育児のちょっとした合間に、自分の趣味を楽しむ時間も確保できるようになった私。趣味に没頭しているときに、長女から「ママこれ見て」と言われても「あとでね」と話を聞いてあげられず……。そんなある日、テレビ番組で親が子どもの話を聞かないという話題が。 それを見ていた長女が、「これママとおんなじだ」と言ったのです。そのとき私は、無意識に長女を傷つけてしまっていたことに気が付きました。 親もリフレッシュをすることは大事だと思っていますが、今は反省し、子どもの話は自分の手を止めて、きちんと目を見て聞くように意識しています。それでも余裕がないときは、「ここまで終わったら必ずお話聞くからね」とひと言伝えるように。少しずつわかり合えたらいいなと思い、試行錯誤の日々です。 作画/ぽよ母監修/助産師 松田玲子著者:とろ いくら
2023年12月25日子育て中に頭を悩ませることのひとつに、イヤイヤ期があります。あれもイヤ、これもイヤだと言われたら、ママは頭を抱えてしまい、ときに泣きたくなることもありますよね。そんなとき、気持ちが落ち着き、思わず笑ってしまう動画があるといいます。話題の動画をアップしているのは「ママもまんなか!スマイル健幸カフェ※」のYouTubeチャンネル。どんな役柄でも変幻自在に演じるお笑い芸人・ロバートの秋山竜次さんが、イヤイヤ期の女の子に扮しています。しんどいイヤイヤ期!いつの間にか笑っていたイヤイヤ期とは、子どもの成長過程のひとつ。大人の働きかけに対して「イヤ」といって怒ったり泣いたりする姿が見られる時期のことを言います。 ロバート秋山さん扮する女の子は、あれもイヤ、これもイヤ、挙げ句の果てには全部イヤ!と泣いています。泣き方、口の形、仕草、どれをとってもイヤイヤ期そのもの! コメント欄には、イヤイヤ期に悩む声とともに「いつの間にか笑っていた」「元気が出た」というコメントが寄せられていました。イヤイヤ期はどう対応したらいい?動画の後半には「子どものイヤイヤ期はどう対応したらいい?」というテーマのもと、関根勤さん・麻里さん親子、小林よしひささんらが、子育てトークを繰り広げていました。 関根勤さんはイヤイヤ期についての本を読み「イヤイヤ期はとにかく反発させるように」ということを学んだそう。泣いている子どもを怒鳴ったり押さえつけたりすると、世の中に出たときに自分のパワーが発揮できなくなってしまうのだと話します。 イヤイヤ期はいわば「社会に立ち向かうための訓練」。何より、親がそう思えば気が楽になるのではないかと言います。 また、わが子のイヤイヤ期エピソードを人に話すだけで気分転換になると麻里さんは話しています。イヤイヤ期の悩みやつらい気持ちをどこかに吐き出したり、人に聞いてもらったりすることも大切なのです。イヤイヤ期の子どもに接するときのポイントベビーカレンダーでもイヤイヤ期を乗り越えるための声かけの方法やイヤイヤ期の子どもに対するNG行動を紹介しています。保育士の中田馨さんは、イヤイヤ期の子どもに接するには、以下のコツがあると話していました。 ・子どもの感情に同調しない・物で釣らない また、イヤイヤ期の子どもに声をかけるときには ・「〇〇が嫌だったんだね」と共感する・「どっちにする?」と聞いてみる という2つのポイントを押さえておくと良いそうです。 イヤイヤ期のエピソードをシェアしよう!保護者にとっては試練のときとも言えるイヤイヤ期。イヤイヤする子どもにイライラしてしまうこともあるでしょう。そんなときは、ロバート秋山さんの動画を思い出してみてはいかがでしょうか。もしくは「大物になるかも」という気持ちでドンと構えるのも一案です。 乗り越えるコツを知ったり、気分を変える方法を見つけたりして、親子で乗り越えていきたいですね。 ※ママもまんなか!『スマイル健幸カフェ』は、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題『包摂的コミュニティプラットフォームの構築』による取り組みです。
2023年12月25日私の家のお隣さんのご自宅では園芸がご趣味のようで、たくさんのきれいなお花をお庭に植えられています。特に近所でも評判になるほどのローズガーデンでした。 きれいなガーデニングだけど…お隣さんには、ガーデニングパーゴラという木製アーチもあり、色とりどりのバラでいっぱいの見応え抜群の庭でした。しかし、なんとお隣さんのバラ園に飛来してくるアシナガバチが私の自宅の軒下に巣を作りに来たのです。素敵なお花には虫はつきものではありますが、うちには小さい子どもがいるので刺されたらどうしよう……。窓などから家の中に入って来たら……と思うと夜も眠れませんでした。 後日、市販の蜂退治専用スプレーを購入し、蜂の巣の駆除はアシナガバチの活動が鈍くなる時期を待って駆除。手間暇掛けて植物を育てるのは素敵なことなのですが、害虫問題はご近所トラブルの元になりかねないなぁと思いました。 作画/きょこ著者:彩いろは3児の母。現在は育児と家事をしながら、記事執筆をおこなう。体験談を中心に執筆中。
2023年12月25日私は若いときからあまり体が強くなかったので結婚も出産も諦めていました。しかし29歳のとき、長くお付き合いしていた人の子どもを妊娠。病院の先生には「産んで育てるのは無理だ」と言われ諦めようとしたのですが、両親や夫に皆で育てようと言われ結婚して子どもを産むことにしました。 念願のわが子…私の体のことを考え、両親と同居を開始。諦めていたわが子、そして両親にとって孫は無条件にかわいくて家族全員が過保護になってしまいました。何でも「そのままで良いよ」「やっとくから良いよ」と何でもやってしまい天使ちゃんと呼び続けた結果、もう19歳なのにゴミの種類もわからず、片付けもできずと何も知らない何も出来ない子になってしまいました。 私はこのままではいけないと思い少しずつ自分でやらせるようにしているのですがおじいちゃん、おばあちゃんは過保護のまま。かわいいからこそ将来を考えていろんなことを教えてやらせるべきだったと思っています。少し遅くなってしまいましたがこれからは自分でできることを増やしてあげたいと思っています。 作画/きょこ著者:堂本晴斗1児の母であり、専業主婦。体験談を中心に執筆中。
2023年12月24日1歳を過ぎても歩く気配のなかった息子。一升餅を背負うときも、もちろんハイハイ。いつかは歩けるとわかっていても、私の不安は募っていきました。そんな息子についての義母の何気ないひと言が、私を傷つけたのです。悪気はないとわかっていても…息子が1歳2カ月になったころ、家族で義父母宅に泊まることに。翌日、義母の友人が息子に会いに来てくれました。楽しく談笑していたのですが、義母の友人が「なかなか歩かないのね。マイペースな子かな?」と何気ないひと言。義母はすかさず「うちの子たちが子どものころは、みんな1歳になる前には歩いていたのに、この子だけなの」と返答。 義母の友人は私に、「あなたの家系は遅かったの?」と尋ね、私は「知りません」とだけ答えました。いつか歩くだろうとわかっていても、気にしていることをサラッと聞かれるとすごく敏感になってしまい、私は深く傷つきました。 その後、実母に会う機会があったので「私はどれくらいで歩いたの?」と聞くと、「1歳3カ月くらいかな」とのこと。同時に、「つたい歩きもしてるから慎重なだけ。賢い子よ」と言われ、息子には息子のペースがあるのだから、と前向きに思えたのです。 1歳3カ月ごろ、息子はついに歩き始めました。義母たちに悪気がなかったとしても、私は責められているように感じてしまい、とても嫌な気持ちになりました。ふとしたときに今でも思い出すことがあるくらい、私の中ではつらい思い出です。今では息子は3歳になり、前転や後転も簡単にできるくらい運動が大好きな子に育っています。 イラスト/ミロチ著者:宮﨑るか
2023年12月17日双子の娘と息子は、現在1歳11カ月で絶賛イヤイヤ期です。何事にも「嫌」と言う2人に対し、イヤイヤ期は成長の証だと、普段はなんとかやさしい気持ちで接していたのですが、ママも人間です。娘のあるひと言で、私はショックを受けてしまいました。初めて言われた、「ママ嫌い!」私ひとりで双子にごはんをあげていたときのことです。娘が椅子の上に立ち上がり、食事がまったく進まないときがありました。最初は、「ごはんちゃんと食べようね」「座らないと危ないよ」などやさしく声をかけましたが、娘は「イヤ」と言って拒否。 椅子に座らないどころか、「ママき嫌い! ママ嫌い!」と言って、わざと食べ物がのったお皿を机から落として反抗したのです。 「ママ嫌い」と娘から初めて言われた私はショックを受け、数秒固まってしまいました。 落ち込むママに、双子の弟がとった行動すると、娘の隣で黙々とごはんを食べていた息子が、突然手を止めて私のほう見ました。そして、息子が「ママ好き! ママ好き!」と言ってくれたのです。 その後も、お風呂やねんねの時間などで「ママ嫌い」と娘が言うたびに、息子は「ママ好き」と言ってくれるようになったのでした。 あのときの息子は、私が娘の言葉で傷ついたと感じたのでしょう。娘と同じくイヤイヤ期の息子は、普段は何でも「イヤ」と言いますが、「ママ嫌い」とだけは言いません。娘の「ママ嫌い」の言葉によるダメージを打ち消すために、「ママ好き」と言ってくれているのだと思います。息子の思いやりあふれる行動に、日々感動するのでした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:長谷川 なぎ
2023年12月16日耳の聞こえないパパ・ととちゃんと、ママ・ゆうこさんが、家族の日常を公開しているYouTubeチャンネル「みゆみゆチャンネル」から、陣痛タクシー乗車中の衝撃事件をご紹介します。ゆうこさんは、耳が聞こえないパパ・ととちゃん、23歳の長女、大学1年生の次女、小学生の三女の5人家族です。 ととちゃんとゆうこさんはステップファミリーで、長女と次女はゆうこさんの連れ子、三女のかいちゃんは2人の実子です。長女はすでに結婚していて、現在1児のママ。ゆうこさんは、長女7歳、次女3歳のときに離婚。長女14歳、次女10歳のときに再婚しました。 今から1年前の12月、長女みゆかさん(当時22歳)が第一子出産のため実家に里帰り中。出産予定日を超えたある夜、事件が起こります……。 出産予定日から3日後…2022年12月14日23時半。この日は、予定日から3日超過。 ゆうこさんが寝ていると「破水した」と起こされました。 破水の量は多くないようです。予定日が過ぎて、「もうこのままずっと生まれないかもしれない」となげいていたみゆかさんは、大喜び! ととちゃんはお風呂に入っていたので、手話で病院へ行くことを伝えます。 笑みがこぼれるみゆかさん。ニコニコでととちゃんに「行ってきます」と伝え、ゆうこさんと陣痛タクシーに乗り込むのですが……。 病院へ向かう途中、事故に……!場面が変わると、みゆかさんのつらそうな声から動画が再開します。 ゆうこさんが、タクシーの中でみゆかさんの出産の意気込みを動画に収めようとカメラを持っていたところ、信号無視した車がタクシーに突っ込んできたのです! タクシーから出ると、偶然通りかかった医師がみゆかさんを診てくれたました。 幸いけが人は出ませんでしたが、みゆかさんは震えていました。 「念の為、救急車で病院まで向かった方が良い」という医師の助言で、救急車を呼ぶことに。そのままゆうこさんとみゆかさんは、救急車に乗って病院へ向かいました。 無事に出産&退院!幸い母子ともにけがはなく、そのまま、みゆかさんは無事に出産しました。 陣痛タクシーでの交通事故について、母ゆうこさんはこう語ります。 「事故に遭う前は、今の幸せも、当たり前のように毎日続くものだと疑うこともありませんでした。「じゃあ行ってくるね」と簡単に交わす家族の言葉が最後の挨拶だったかもしれない……。事故を振り返るたび、日頃から愛情を言葉にする大切さを身にしみて感じています。最近では、幼い孫が、長女である母親の姿を追って大泣きする姿を見て、自然と笑みがこぼれてしまいます。この幸せな瞬間も奇跡なのかもしれない……と、事故当時のことを時々思いだします。今日という毎日を大事に生きていきたいです。」 陣痛タクシー乗車中の避けようのない事故。ゆうこさんとみゆかさん親子にけががなく、無事に赤ちゃんが生まれて本当に何よりです。「明日が来ることが当たり前ではない」……家を出る時のささいな喧嘩や会話が最後になっていたかもしれない……。そう思うと、毎日家族を送り出すときや、自分が出かけるときの言葉や何気ない日常をより大切にしたいな、と考えさせられる動画でした。 著者:ライター 廣瀬尚子
2023年12月14日日本テレビ系列のバラエティ「おしゃれクリップ」に出演したpecoさん。1児のママになった今でも、モデルやアパレルのプロデュースなど、活躍の幅を広げています。しかしpecoさんの半生は決して穏やかとはいえません。それでも、持ち前の信念の強さを発揮し、道を切り開くpecoさんの姿に背中を押される人も多いようです。そんなpecoさんは、「おしゃれクリップ」の中で「自分のことが大好きになるように育てられた」と話しています。pecoさんのお母さんが実践し、pecoさんも自身の子育てで意識している子育て術とは、どのようなものなのでしょう。pecoさんのルーツになったのは、お母さんの『否定しない』『やりたいことをやらせる』という“否定しない子育て”。番組の中でも「自分が大好きという一貫した信念を持ち、逆境に負けない強さを持っているのも母のおかげ」と話していました。 pecoさんはこうして育てられたしかし“否定しない子育て”は、一歩間違えるとワガママだったり人に迷惑をかけたりする子どもにならないかという心配が伴うように思えます。育児の専門家である大阪教育大学教育学部教授・小崎恭弘先生に、“否定しない子育て”について聞いてみました。“否定しない子育て”がはぐくむものとは小崎先生「日本の子どもたちの自尊感情は、世界の国々と比較して、低い傾向にあることが指摘されています※。そもそも自尊感情とは、一体どのようなものなのでしょうか。 自尊感情とは、簡単にいうと『自分で自分のことが好き』という感覚です。『自己肯定感』と聞くと馴染みがあるでしょうか。 これらは自分自身を信じる力でもあり、何かに挑戦しようとする根源や、困難に立ち向かっていく意識につながっていきます。自分を信じることで『きっと自分ならうまくやっていける』『自分には挑戦して成し遂げる力がある』『自分には何でもできる力がある』などという思いの原点になる力でもあります。この自尊感情は、勝手に獲得したり内部から自然に湧き起こったりする力ではなく、成長の中で育まれていくものです。子ども自身が大好きな周りの人から、しっかりと認められて褒められて、初めて自分に対する自信を持つことができます。これは言わば、他人の力を活用した、反射的な感覚の獲得といえます。 しかし、ただやみくもに褒めればいいというわけではないのです。 ママやパパ、周囲の大人がよく『勉強ができる』『大人の言うことを素直に聞く』『真面目で熱心で一生懸命』というタイミングで褒めているのを見かけますが、実はこれはNG。単に大人にとって都合の良い子ども像を押し付けているのに過ぎません。 そうではなく、まずは子どものすべてを受け止めて、認めて褒めてあげてほしいのです。これが“全受容の感覚”です」“否定しない子育て”としつけは違う小崎先生「全受容の感覚があって初めて、子どもの自尊感情が育ちます。大人の都合や好ききらいだけで、子どもを認めたり認めなかったり、ほめたり叱ったりしている中では、自尊感情は育ちません。 それは子どもが生まれる前日の感覚だと思っています。子どもが生まれる前日に、子どもに多くの条件や要望は持たないでしょう。ただ「この子が無事に生まれてきてくれるだけで良い」という感覚だと思います。これがすべての基本です。子どものすべてを受け止めることから、自尊感情が育ちます。『あなたは今のあなたのままで良い』『あなたのすべてを大切に思う』そんな思いを持ち、子どもたちと関わることが、自尊感情を育てることにつながります。 もちろん、子育てをする中で『してはいけないこと』『言ってはいけない言葉』『触ってはいけないモノ』などをきちんと教えていく人は必要です。それはしつけという部分になるでしょう。全受容とは単に何でもかんでも子どもに好き勝手なことをさせることではなく、子どもの思いや意思を尊重しながらも、その信頼感を軸にして適切な躾をおこなうということです。つまりバランスの取れた子育て、という言い方ができると思います。単にわがままになんでも認めて、子どもにコントロールされる親ではないと言うことを覚えておきましょう」 ※「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 (平成30年度)pecoさんの子育て術 pecoさんの投稿には「真似してみます」「素晴らしい気分の変え方」と、たくさんのコメントが寄せられていました。 pecoさんの子育てから素敵なことを学んだ気がしますね。思うようにはいかないことが多い子育てですが、素敵な大人に育ってほしいというのは誰もが思うこと。ぜひ、“否定しない子育て”を実践してみてはいかがでしょうか。 監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2023年12月13日私は25歳のとき妊娠し、初産だったのでゆっくり子育てをしようと退職。当時夫はアフィリエイトで生計をたてていたのですが、私の退職を機に世帯収入は激減して生活が苦しくなってしまいました。息子を出産後、夫に「仕事をしてくれないか……俺も就職先探すから……」と言われ、フルタイムのパートとして勤務することに。生後6カ月の息子を保育園に入れて、息子に申し訳なく感じたときのことをお話しします。私は保育園完備の職場に務めることに私は夫と同時期に仕事先を探し始めました。ですが、IT企業関連希望の夫の就職活動は不採用が続き、私が先に働きに出ることに……。私は看護師免許をもっているので、保育園完備の就職先を見つけることができたのです。 面接で「1歳未満のお子さんは、12時と15時に授乳時間がある」と説明があり、仕事中に息子と会えるなら私も安心できると思い、就職することに決めました。 仕事中に保育園からお迎えの電話が!私が仕事を始めてから3日目ごろに、保育園から「熱が38度あるので迎えにきてください」と電話が……。私は早退し、息子を小児科へ。息子が熱を出すのはママになって初めての経験で、なんの病気になったのか心配でドキドキしながら診察を受けたのを今でも覚えています。 小児科の先生は「熱を出したのが初めてなら突発性発疹かもね」と、薬をもらい帰宅。 初の発熱は病気の嵐の序章だった!?息子にとって初めての発熱の原因は、小児科の先生が言われた通り突発性発疹でした。以来、息子は病気が治って登園しては2週間も経たないうちにまた発熱! ということを繰り返し、小児科に行っては「中耳炎かな、アデノウイルスかな……」と、子どもが罹りやすい病気に次々にかかっていったのです。 思えば、「今保育園で〇〇が流行っています」という病気は必ずもらって熱を出していたように思います。 ごめんね、こんなに負担をかけて……息子の繰り返す発熱は免疫細胞を活性化させて強くなることとわかっていても、看護師の私ですらつらいものがありました。母親からの免疫が低下すると言われている生後6カ月に保育園に週5日、8時間通わせて息子に負担をかけてしまい、私は申し訳ないという気持ちでいっぱいに……。 息子は発熱を繰り返すなか食欲だけは衰えず、赤い顔をしていても笑顔を見せてくれ、元気になっていく息子に生命力の強さを感じ、私も元気をもらえました。 息子を保育園に通わせてから半年間はまともに通園できず、夫と交代しながら看病をしていました。でも、1年を過ぎるころには熱を出すことは少なくなりました。免疫力がついてくれたんだと思い、強くなってくれた息子に感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師 松田玲子著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2023年12月12日子どもの生活や今後の習慣を考えると20時には就寝してほしいと私は考えていましたが、1歳の息子はなかなか寝てくれない子どもでした。抱っこしてみたり、音楽をかけてみたりといろいろ試してみても、2時間泣き叫んで寝ないことも日常茶飯事。毎日の格闘に、夜になると憂うつになる自分がいました。どうしても寝ない! 格闘する日々息子が生まれてから、私は遅くても20時には寝かせるように意識していました。新生児期から生後半年ごろまでは特に問題なく寝てくれていた息子でしたが、生後半年を過ぎたころから、夜寝かしつけをしてもなかなか寝てくれない状態に。 抱っこでゆらゆらしてみたり、歌を流してみたりといろいろと工夫していましたが、息子はベッドに向かってから2時間泣き続けて寝ないこともあり、私と夫は毎晩息子の寝かしつけと格闘していました。 もし自分だったらと考えてみたら……毎晩20時までにはベッドに向かうのですが、まったく寝る気配がなく泣く息子。私は、なぜ息子が寝ないのかを自分の立場に置き換えて考えてみることにしました。息子は毎日長時間お昼寝をしています。 そして、私と夫は20時以降を夫婦の時間としてテレビを見たり、話をしたりしています。息子からすると、眠たくないのに無理やり寝かしつけられ、自分が寝たあとに大人が楽しそうにしているのは確かに嫌だよね……と私は気づきました。 寝る時間を遅らせてみたら?夜、スムーズに寝かしつけをするために息子のお昼寝を短くすることも考えましたが、お昼寝の間に家事をおこなっているので、なかなか早く起こすことができません。そんな調子で引き続き毎日お昼寝をたくさんしていた息子。 眠たくない! もっと遊びたい! という気持ちの状態で無理やりベッドに連れて行かれても、寝る気にならないのでは? と考えた私は、息子の寝る時間を遅くしてみることに。20時を過ぎてもベッドに連れて行かずにリビングにいたところ、息子は上機嫌で遊び、22時ごろになって眠そうに親指を咥え始めたタイミングでベッドに運ぶと、5分も経たないうちに眠ってくれました。 格闘しても遊ばせても寝る時間は同じ毎日息子の寝かしつけと格闘していたのに、寝る時間を遅くしただけであっさり寝てくれたのは本当に驚きでした。 とはいえ、息子はまだ1歳。22時に寝るなんてどうなの? と思いました。しかしよく考えてみると、寝かしつけに手を焼いているときも20時にベッドに行き2時間格闘していたため、結局息子が寝始める時間は22時ごろだったのです。寝る時間が変わらないなら、2時間格闘するよりも2時間遊ばせたほうがお互いストレスがなくて良いと感じました。 現在わが家では、寝る時間を決めず眠そうなタイミングでベッドに誘導しています。そのためか、息子はベッドに入ってから5分で寝るようになりました。夜ふかしが習慣にならないように朝起きる時間や昼寝の時間を調整する必要がありますが、寝かしつけ苦戦することがなくなりストレスフリーです。 著者:鮫島彩美1歳の男の子のママ。2年の不妊治療経験があり、念願の子育てを満喫中です。妊娠を機に仕事を退職したことでお金や保険に興味を持ち、現在はファイナンシャルプランナーの資格取得を目指しています。
2023年12月11日私は9歳と1歳の姉妹を持つ母です。内向的な長女は、小学校に上がるまで家族以外に「ありがとう」をなかなか言えませんでした。なにかもらっても黙ったままの長女に私は「なんて言うの?」と言い、言えないと「どうして言えないの?」と責めていました。しかし、叔母と長女のやりとりを見て、私は激しく後悔しました……。いつも通り長女は「ありがとう」が言えなかったのですが、私はあることに気付いたのです。「ありがとう」を言えない長女長女は家族には自然に「ありがとう」を言えるのですが、小学校に上がるまで家族以外にはなかなか言えませんでした。例えば、近所の人からお菓子をもらうとき、長女は何も言わないし受け取ろうともしません。 私が「なんて言うの?」と言っても長女は黙ったままなので、相手の方が「いいよいいよ~食べてね」と気を遣って長女に渡してくれました。こういった場面のあとは、私は長女に「何かもらったらお礼を言わないと。どうして言えないの?」といつも責めるように言っていました。 お正月の出来事わが家は毎年お正月になると、親戚の家に皆で集まり新年のあいさつをし、共に食事をします。長女が年長のころのお正月も集まりがありました。その際、もちろんお年玉の受け渡しもするのですが、毎年そのやりとりに緊張感を持っていた私。 この日は親戚の家に行く道中で「○○はもう年長さんなんだから、何かをもらったらありがとうを伝えるのわかってるよね?」と私は長女に念押ししました。そして親戚の家であいさつをし、お年玉の受け渡しが始まりました。 叔母の言葉元小学校教諭の私の叔母が「はいどうぞ」と長女にお年玉をくれました。しかし長女はいつものように黙ったまま受け取ろうとしません。そのうえ、普段人前では泣かない長女が急に泣き始めました。すると叔母は「○○ちゃんはほんまにありがとうと思ってるけど、恥ずかしくて言われへんだけやんなぁ。おばちゃんわかってるよ」とやさしく言ってくれました。 その言葉を聞いて恥ずかしくなった私。道中に「ありがとう」を念押しした理由は、 長女のためでなく、自分自身が「ちゃんと子どものしつけをできている母親」に見られたかったからだと気づいたのです。長女に泣くほどプレッシャーをかけていたことに、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 叔母はたまにしか会わないのに長女の気持ちを汲み取ってくれていました。私はいつも一緒にいるのにそれができていなかったと反省。「ごめんね」しか言う言葉がありませんでした。それからの私は世間体よりも長女の気持ちを考えるようになりました。現在の長女は「ありがとう」だけでなく、初対面の方ともあいさつを交わせるようになっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:石井ゆうき9歳と2歳の女の子のママ。秘書として時短勤務。お金にまつわることに興味があり、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2023年12月11日子どもが保育園に通っていたときのことです。私は夫に家事や育児のことについて相談をしたのですが、まさかの返答に驚愕してしまいました……。夫の衝撃的な言葉ある日、夫と仕事のバランスや子どものこと、家事の相談、私はこうしたいのだけどどうだろう? など話をしていました。すると夫は「ママはひとりでも生きていけるね! 大丈夫!」と言ってきたのです。 夫からその続きの発言はなく、悩みがあって一緒に話し合いたいのに、まるで他人事のような返答。「ちょっとー! どういう意味!?それってフラグ?」と怒りました。すると夫は「結局そこまで考えているなら俺なんていらないじゃん!」と言いたかったことがわかりました。夫からすると私が既に決めているように聞こえていたようです。夫に意見を求めていた私は言い分を聞いてますますモヤモヤとしてしまいました。 その後、保育園での悩み相談のお茶会でネタとして話したところ爆笑され、おかげでモヤモヤが吹っ切れました。最近は、夫と何か話し合うときはお互いに言い方に気を付けるようになり、きちんと夫婦で意見交換をしています。 作画/ぽよ母著者:からは りく
2023年12月10日3児のママで小児科医でもある、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、親の暴言と子どもへの影響について教えていただきました。こんにちは。小児科医の保田典子です。今回は、子どもに感情をぶつけてしまう親御さんへのメッセージです。子どもに感情的に接してしまって自己嫌悪……という経験、一度はしたことがあるのではないでしょうか。そんなとき、どうすればいいのでしょうか? 実際にベビーカレンダーの専門家相談に寄せられた相談とともに、見てみましょう。 3歳になった娘と生後9カ月の娘がいます。長女に対して怒ってしまう、イライラしてしまう自分が嫌です。言葉が達者で、意味が通じている、相手の反応が的確な分、イラッとしてしまいます。娘も何か言われて嫌だったりイラッとすると、叩いてきます。「叩くと痛いからやめて、ママ悲しい」と伝えますが、言ってるそばから叩いてくるので、大人気ないですがイライラして叩き返してしまいます。 4歳1カ月の娘がいます。イヤイヤ期が落ち着いたのかな……と思いきや、ここ最近はわがままやかんしゃく、言うことを聞かないことが目立つようになりました。私自身も現在第2子を妊娠しており体調が安定せず、ついイライラをぶつけてしまっています。「こんなわがままなのはうちの子だけかも……」と思って、わがままだらけで頭にきて、毎日怒ってしまいます。例えば、トイレに行きたくない(そして漏らす)、ジュースを買って欲しい(ダメと言うと泣き叫ぶ)、工作がうまくいかなかった(心が折れて泣く)などなどです。 怒るという感情は自然なことです「怒る」という感情は自然なことで、それを否定する必要はありません。子どもにイヤイヤされて泣いて叫ばれたり、夜泣きで寝不足のなかトラブルが起こったら、誰でもイライラしたり、怒りたくなります。その「怒り」の感情に対して自己嫌悪になる必要はありませんが、怒ったことで自分の気持ちを見直すチャンスでもあります。 例えば3~4歳の子であれば、ママさんは「もう色々わかる年齢なんだから〇〇しないはずだ」という気持ちが根底にあり、「〇〇すべきではない」と思っていることを子どもがしてしまうことで、イライラして怒ってしまうということがあるかと思います(4歳なんだからおもらしはしないはずだ、など)。 感情的に怒ってしまったときは「自分ってこう思っていたんだな」と、後で俯瞰して自分の気持ちを観察してみましょう。自分がどんなことで「〇〇すべき」「〇〇すべきではない」と思っているかに気づけると思います。その考えが本当に正しいのかも含め、しっかり考えてみるとよいでしょう。 また、「怒り」はどうしようもなく、止められない感情のように感じますが、実はコントロールできる感情です。「子どもに怒る」ということを自分で選択して感情的になっていることを認識しましょう。 感情を子どもにぶつけると、悪影響があります子どもは、環境による影響を受けやすいです。アメリカのハーバード大学との共同研究では、暴言によるマルトリートメント(大人から子どもに対する避けたい関りのこと)があると、言葉の暴力を経験していない人たちよりも「聴覚野」が約14%も肥大するという結果があります。 怒鳴ったりなじられたりするなどの言葉の暴力は、身体を傷つける身体的マルトリートメント以上に、子どもの脳を傷つけてしまうと言われています。大切なのは、使ってほしくない言葉は繰り返さないこと、本人の存在を否定するような言葉は使わないことです。 イライラしないためにできることママがイライラしないためにできることは、「自分で自分の機嫌をとる」こと。疲れているとイライラしたり、感情的になりやすいです。ママ自身が疲れすぎてしまわないように、たまには家事や育児を投げ出す時間を作ったり、ラクになるツールや人に頼ったりするところから始めましょう。 工夫して対応してもつらい気持ちが続くときは、心の専門家や地域の保健士さんに相談してみると良いですよ。もし怒りの感情がコントロールできず、もしかしたら自分が虐待しているかもしれないと思うときは、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」に相談しても良いと思います。 子どもへ感情的に怒ってしまう人は、何でも「自分でしなくちゃ」と頑張ってしまう頑張り屋さんが多いように思います。でも、子どもの心に傷を残さないためにも、感情的に怒ってしまったら、まずは子どもに「ママはこう思っていたんだ」と伝えしっかり謝ること、そして、子どもの存在が嫌い・嫌ではないんだということを説明してあげてください。 子育てのどんなフェーズにおいても、一番大事なのは「自分自身」です。子どもに怒ってしまう自分自身を嫌にならないよう、まずは子どもへ怒ってしまう環境をつくらない工夫をおこない、自分の心と体を大切に考えたうえで、お子さんを大切にしてあげてください。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年12月10日フランスで3歳と1歳の男の子を育てている私。長男は今年の4月から幼稚園へ通い始めました。フランスの幼稚園ではおむつは禁止。おむつが外れていなくてもパンツをはいて登園しなければなりません。長男はいつもパンツにおしっこをしたあとに「おしっこ!」と教えてくれる状態。毎日幼稚園で少なくても3回はパンツにおしっこをしてしまいます。そんなこんなで登園し始めて1カ月が過ぎたころ、長男をお迎えに行ったときにいきなり園長先生から呼び出しが! そして、園長先生の言葉に私はショックを受けてしまったのです……。失敗続きの長男私は、入園時に園長先生から「おむつは外れていなくても、他の子どもにつられるということもあって自然とおむつは外れますよ」と聞いていました。長男のトイレに関してとても心配していた私はその言葉に救われました。幼稚園から毎日大量に持って帰ってくる汚れた衣服を見ても「もうすぐおむつは外れるから!」と期待していたのです。 しかし、入園して1カ月を過ぎてもまったく外れる様子はありません。家でも失敗が続く長男に、次第に私はストレスを感じるようになっていました。 まさかの園長先生の言葉ある日、幼稚園へ長男をお迎えに行った際、園長先生から呼び出しがありました。園長先生は「○○(長男の名前)はまだトイレの準備ができていないようなので、おむつをつけて登園できますか? あまりにも頻回に失敗が続くので授業が進まないのです。もし心配ならかかりつけ医に相談されてもいいと思いますよ」と相談が! 私はまさかの言葉にショックを受けました。「3歳でおむつが外れないからといって病院に行くなんて考えられない……」と、園長先生の言葉も受け入れられずにいたのです。 夫の言葉私はさっそく、夫に園長先生の言葉を伝えました。すると、夫は「子どもによってペースが違うから気にすることはないよ。フランスではすぐに医者に相談っていうけど、病気ではなくて気軽にアドバイスをもらうっていう意味だから」と言いました。 私は、夫との園長先生の言葉の受け取り方の違いに驚き「私が園長先生の言葉を重く受け止め過ぎなのかな」と気づきました。今は長男は幼稚園ではおむつをして、家ではおむつを外してトイトレをしています。 「幼稚園へ行けばおむつが外れる」と期待していた私は、園長先生の言葉でどん底に落とされたような気持ちになりました。しかし、園長先生が「いつかおむつは外れるから」と言ってくださっていたように、周りの知り合いや家族も同じように私に声をかけてくれます。これからも「うちの子はちょっと遅いだけ」と思うようにして気長にトイトレをおこなっていこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年12月07日私には少し堅物の兄がいます。長女が2歳のころに新婚の兄夫婦と旅行に行ったのですが、そのとき兄から厳しいことをいろいろと言われてしまいました。小さな子どもを連れていた私にとってはとてもショックな出来事でした……。考えの古い堅物の兄私から見ると兄は昔から、考えが少し古いのでは? と思うようなところがあります。たとえば、結婚したら夫は仕事、妻は家を守るもの。妻は3歩下がって夫に意見するな、というような感じです。 それが正しいか間違っているかなどの問題は別として、自分の考えは絶対! というような頑固なところに、家族は昔から手を焼いていました。 旅行中に兄に言われたこと1娘が2歳になりたてのころ、私と娘と新婚の兄夫婦の4人で特急電車に乗って旅行に出かけました。娘は行きの車内でずっとおりこうにしていたのですが、まもなく目的地に着くというころで、眠くなってグズってしまったのです。 どうしようと焦ったものの、荷物をまとめなくてはならないし、小さな声で泣いているだけだし……と、私は娘を抱っこひもに入れてあやしながら荷物をまとめ始めました。 すると向かいに座っていた兄が突然、怒って「まわりに迷惑だろう! 早くデッキに移動しろ!」と言ってきたのです。半泣きになりながら私は、慌てて荷物をまとめて持ってデッキに移動したのを覚えています。 旅行中に兄に言われたこと2電車を降りて歩き始めると、今度は兄に「歩き方が偉そう」と言われました。抱っこひもで子どもを抱っこすると私は、どうしても背中を反っておなかを突き出したような姿勢になってしまっています。それが兄には偉そうな態度に見えてしまったようです。 そんなことを考えたこともなかったので、驚くとともにショックでした。それからしばらくは自分の歩き方が気になってしまい、余計におかしな歩きをしてしまっていたように思います。 パパになった兄は今旅行先は温泉旅館だったのですが、朝ごはんの会場やロビーなどで娘が少しでも歩き回ると兄に注意されてしまうので、旅行中は兄の厳しさにまいってしまいました。旅行自体は楽しかったのですが、兄の言葉はその後もずっと心に引っかかっていました。 その後兄夫婦にも子どもが生まれ、兄も今や子煩悩なパパです。子どもとは大人の思い通りにはならないものということがわかったようで、多少のことでは口うるさく言わなくなりました。 旅行中の兄の言葉は当時の私にはショックで、子どもがいないから親の大変さがわからないんだ! と思ってしまったこともありましたが、立場や状況が違うと感じ方が違うのは仕方のないことかもしれません。相手の考えを拒絶するのではなく、それぞれがお互いの立場や状況を想像して、相手に歩み寄った考え方ができたら良いのかなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年12月04日10年のシングルマザー期間を経て再婚と出産をした私。15歳、11歳の娘たちに年の離れた妹ができました。事情があって夫とは別居中のため、現在ワンオペで毎日忙しく目まぐるしい日々を送っています。年の離れたきょうだいを育てることになり、良い面もあればつらい面もあることに気がつきました……。久々に子どもたちと向き合える日々長女が5歳、次女が1歳になったころ、前の夫と離婚しました。その後、シングルマザーとして10年間、家事や育児、仕事に追われて過ごしてきました。そんな毎日でしたが、お付き合いをしていた今の夫との間に妊娠。三女の産休と育休を機に、久しぶりに子どもたちと過ごす時間ができました。 何よりよかったのが、長女と次女との時間ができて話をゆっくり聞いてあげられるようになったこと、学校行事に参加できるようになったことです。長女は幼少期のころから反抗的で、何かとバトルの日々でしたが、産休や育休に入って一緒に過ごせるようになってからは穏やかになりました。反抗期が落ち着いたのではなく、きっと10年間の寂しさが心のモヤモヤとなって反抗的になっていたのだなと感じました。 ワンオペなのにママは3人?シングルマザー時代は時間のない毎日だったので、私が家事をしたほうが早く、長女や次女にはあまり手伝いをさせてきませんでした。そのため、子どもたちは家事が大の苦手。ひとまず三女の出産を機に、洗濯機の使い方やごはん作りを教えてみました。すると、2日程は頑張ってみたようですが、結局ごはんはコンビニや宅配で済まし、洗濯物ものはためておいても着替えはあるので問題ないとのスタンスに……。 しかし三女が笑顔を見せたりハイハイを覚えて近寄ったりするようになると、長女と次女は三女にメロメロになって家事のモチベーションが変わってきました。率先して家事や三女の面倒を手伝ってくれるようになったのです。三女もそんなお姉ちゃんたちが大好きで、私よりもお姉ちゃんがいいというときや、お姉ちゃんの抱っこで寝るということも増えていきました。 困ったことは……かなりの歳の差で妹ができたことは、子どもたちの成長にとってよかったと感じているのですが、経済面では良いとは言い難い状況です。長女の児童手当は終了し、高校は私立のため学費などが高いのです。仕事復帰に欠かせない保育園は、保育料がかかります。私の住んでいる地域では、2人、3人目は減額などがあるのですが、姉妹の年の差がありすぎるので三女は第一子扱いに……。それらの結果、毎月の学費と保育料を合わせると10万円以上がかかります。3人の子育てにはこんなにお金がかかるのか……と嘆いてしまいます。 今回の私の出産に関しては、そもそも再婚に否定的な身内から反対の声も受けました。しかし、ワンオペで大変なことも多いとはいえ、子どもたちと協力して過ごす日々の中で、子どもたちの大きな成長を感じています。たくさん話し、たくさん関わり、たくさん協力できるようになった私たち家族は一層絆が強くなったように思います。長女や次女も三女という妹の存在をとても喜んでいて、今では反対していた身内までも三女を可愛がってくれるようになりました。経済的には厳しくなりましたが、これからも四苦八苦しながらも子どもたちと協力して、心豊かで前向きな未来になるよう過ごしていきたいと考えています。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 著者:星野美月年の差3姉妹を育てるアラフォーママ。保育士資格や幼稚園教諭免許を保有。夫とは週末婚のためワンオペで育児に奮闘中。育休を機に、民間資格を取得したりWebデザインを学んだりなど新たなスキル開拓にも熱意を燃やしています。
2023年12月03日日ごろから私の話を真剣に聞いていない夫。注意しても「そんなことないよ」「はい、はい」「わかった、わかった」の空返事。どんなときでも私の話を真面目に聞いてくれない夫に対し、イライラしていたときに起きた夫婦ゲンカのお話です。娘が入浴中に逃走いつもは私とお風呂に入る4歳の娘ですが、私がぎっくり腰になったことで夫とお風呂に入ることになりました。いつものお風呂の温度は38度ぐらいで、大人の私が「少しぬるいな」と感じる温度にしています。 夫には「お風呂の温度が熱いと嫌がるから気をつけてね。少しぬるいなと感じるぐらいがちょうどいいよ。シャワーは顔にかからないようにね」と言ったのですが、いつものように「はい、はい」の空返事です。 お風呂に入るとさっそく、娘の「熱い」と泣いている声が聞こえてきます。しかし、腰が痛くて動けない私はどうすることもできず、「そのうち娘も夫も慣れるだろう」と軽い気持ちで寝ていました。そして、夫とお風呂に入るようになった数日後、シャンプーを洗い流さないまま、娘がお風呂から逃走して私に抱きつき、「パパ大っ嫌い」と泣いていてびっくりしました。 娘が泣いている理由に怒り爆発娘は「何度もお風呂が熱い、シャワーが熱いと言っても変えてくれない」と泣いています。お風呂へ一緒に行き、シャンプーを洗い流す前にシャワーの温度を確認。シャワーの温度も浴槽のお湯の温度も、私の伝えた温度より5度ぐらい高い温度になっていました。この温度を見た私は、怒り爆発です。 「なんで私の言ったことをやらなかったの!?」「注意してと伝えたよね!?」と聞いても、夫は「そこまで熱くないよ」という返答。「大人でも熱いと感じる温度なのに」呆れて言葉が出ませんでした……。 初めて聞いた夫のごめんなさい結婚して8年になりますが、夫婦ゲンカをして夫から謝られたことは一度もありません。そんな夫が謝ったのは、私の言葉に反省したのではなく、娘の言葉でした。4歳の娘は泣きながら「人の話はちゃんと聞かないとダメなんだよ」と……。 この言葉を聞いた夫は娘に「ごめんなさい」と謝り、「これから気をつけるね」とひと言。謝る姿を見た私は、今まで何度とケンカしては消化できない夫への不満が少し軽くなった気分になりました。 このケンカから夫は、娘の意見は受け入れるようになりました。今まで私の意見を受け入れなかった夫が変わってくれたのはうれしいことです。今では私の意見を娘に伝え、娘が夫へ伝えるようにしています。面倒ですがこの方法にすることで、夫婦ゲンカの回数が減りました! 夫へのイライラも軽くなり、助かっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:半澤真弓4歳の女の子のママ。ファッションやコスメが好きで、前職は百貨店に勤務。現在は夫の仕事の関係で東北在住、ワンオペ育児中。
2023年12月02日出産後、第1子である娘を連れて元職場へ顔を見せに行ったときのこと。ちょうどお昼どきになり、子育て経験のある女性の上司がしばらく娘を抱っこしてくれていました。その後、娘が眠ってしまったので横に寝かせてくれようとしたのですが……。すぐに起きてしまう娘にひと言普段から寝かしつけが難しく、苦労していました。その日も寝入りは早かったものの、横になると娘は敏感に反応! すぐに泣いてしまうことが何度か続き、しばらく繰り返したあと、「これは大変だわ!」と苦笑いする上司。 その場では、「ですよね。いつもなんです」と返しましたが、内心は「え、そうなの!?」と不安になりました。 娘は「育てるのが大変な子」?その上司は、3人の子育て経験者。そんな人が「この子は大変」と言うなら、きっと娘は育てるのが大変なのだろう……と一気に不安な気持ちになったのを今でも覚えています。 たしかに、寝かしつけても長時間寝てくれない、車内では大泣き、家でもよく泣いて、夜中も頻回に泣いていました。特に1人目の子どもということもあり、私は余計にネガティブになってしまったのかもしれません。 今では超がつくほど活発な女の子にあれから9年、泣き虫だった娘も、今では男の子に混じって外で遊びまわる活発な子に! 当時は慣れない育児の中、思わぬところで「あなたの育児は大変」と言われてしまったような気がして、一気に疲れてしまった記憶があります。もちろん、上司も悪気はなく、感覚的にそう感じてつぶやいたのでしょう。 今となっては良き思い出ですが、初めての育児はやはり心配だらけ。アドバイスとして伝えたことが、相手を傷つけ、不安にさせるかもしれないということに気付くと同時に、自身も初心を忘れてはいけないなと強く思うきっかけとなったエピソードでした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:小林 芽衣
2023年12月01日この記事では、助産師監修のもと、抱っこの仕方のキホンを解説しています。動画を参考に、赤ちゃんに安心感を与える抱っこをマスターしましょう。赤ちゃんがなかなか泣き止まなかったり、寝てくれなくて長時間抱っこしていると、さすがに体がキツくなってきますよね。そういった悩みは、姿勢を少し見直すだけで解消できるかもしれません。 抱っこ姿勢の見直しで解決することは?●高めの位置で抱っこすることにより、重心が合い、手首への負担が少なくなります。腱鞘炎の予防にも●赤ちゃんがラクだと感じる体勢になることで、反り返りなども防げます●どんどん大きくなってくると、抱っこが大変に。足をM字に開かせることで赤ちゃんのほうからしがみついてくれるので、素手での抱っこがラクになります たて抱き(コアラ抱っこ) 1.寝ている赤ちゃんを迎えにいくように体を近づけて抱き寄せます 2.赤ちゃんのおしりが、抱っこする人のおへそよりも高い位置にくるようにします 3.赤ちゃんのおしりから太ももにかけてをなで上げるようにしながら、赤ちゃんのおひざがおしりよりも高い位置にくる形で両足をM字に開きます。足がM字になっていると、自然と腰からおしりのあたりにカーブができて、抱っこする人の胸のところに持たれかかるような体勢になり、反り返りにくくなります 4. 赤ちゃんのおしりの下に腕を入れ、肘から手首の広い面積で赤ちゃんのおしりを支えます。このとき、手のひらを下に向けると手首に負担がかからなくなります 5.最後にポイントを見直し!□赤ちゃんの位置は、頭・おでこにキスができる距離になっている?□赤ちゃんのおしりが抱っこする人のおへそと同じかそれ以上の高さにある?□赤ちゃんの足はM字に開いている?□赤ちゃんの腰からおしりにかけて丸くなっている?□抱っこする人の胸にもたれかかるような形になっている? よこ抱き(浮き輪抱っこ) 1.赤ちゃんを横向きに抱えたら、頭が抱っこする人の肩くらいの位置にくるように腕で支えます 2.両腕で浮き輪を作り、その中に赤ちゃんの腰からおしりにかけてはまるようにします 3.赤ちゃんの足をクロスさせて、背中がゆるやかにカーブするような体勢にしてあげると落ち着きますよ! 足をクロスさせることで脱臼予防にもなります 赤ちゃんに安心感を与えるには、背中から腰、おしりにかけて丸くなるような姿勢にさせるのがポイント。意識して抱っこしてみてくださいね。 監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ
2023年12月01日2歳半と生後8カ月の男の子2人を育てている私。長男は最近「抱っこして!」と、抱っこや一緒に何かすることを求めてくるのです。私のそばから離れたくないかのように引っ付いて、家事ができないほど。最初は「次男に嫉妬していて満たされていないのかな」と思って要求にこたえて抱っこしていました。しかし、長男の訴えは強まるばかり。ある日、幼稚園の面談へいったとき、先生に相談してみました。すると先生から驚く言葉が返ってきたのです……。長男の欲求2歳半の長男は、起きると「抱っこ!」、遊びに飽きては「抱っこ!」と私の家事ができなくなるほど抱っこを求めてきます。最初は次男ばかり抱っこしているから次男に嫉妬しているのかなと思っていました。そこで、長男と過ごす時間を増やしたり、気づいたら抱っこをしたりしていました。 しかし、状況はまったく変わらず、長男の「一緒にいたい!」という言動は強まるばかり。家事も滞るし、最終的にしつこい長男を叱ることも増え、私は悩んでいました。 幼稚園の先生の言葉そんな矢先、3歳から通学する幼稚園の先生との面談がありました。面談では幼稚園の中を見せてもらうことができました。初めて幼稚園を見学した長男。この幼稚園に通うということを理解しているようで、希望に満ちた笑顔で目がキラキラと輝いていました。 そして、私は最近の長男の様子を先生に相談してみました。すると先生からは「嫉妬ではなく、この年齢だと誰かと一緒に作業をしたい気持ちが強まっているのかもしれませんね」と、予想もしない言葉が返ってきたのです。 一段と成長していた長男先生の言葉を聞いてから、長男の行動をよく観察してみました。すると、長男は外に行くといつもお友だちを探していました。そして積極的にお友だちの近くに寄って一緒に遊び、夫と畑仕事をしているときはお手伝いをしたがっていたのです。 私は「成長している証拠だ。何でもいいから誰かと一緒に作業がしたいんだ」と気づきました。それから、私はできるだけ長男と一緒に家事ができるようにいろいろ考えました。今では一緒に洗い物をしたり洗濯物を干したりしています。 長男は誰かと一緒に何かをする喜びや楽しさを知っていて、それをしたかったのだと気づいてから私は猛反省しました。今でも長男は「抱っこ」と甘えてきますが、以前のようなしつこさはありません。毎日の何でもないことを私と一緒にするだけで、とても満足そうな顔をしています。お手伝いを楽しんでくれている今の時間を大切にしていこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年12月01日