京都を拠点に活動し、これまでSF、ファンタジー、非日常といったシチュエーションにおいて、数々の“企画性コメディ”を生み出してきたヨーロッパ企画。2023年に25周年を迎えた彼らだが、その記念すべき年に上演されるのが、劇団初となるミステリーコメディ『切り裂かないけど攫いはするジャック』だ。本公演を前に、劇団代表で脚本・演出を担当する上田誠、上田とともに劇団を立ち上げた永野宗典、諏訪雅の3人が来福し、作品について語ってくれた。19世紀のロンドン。街は、「謎の怪人ジャックが徘徊している」という噂で持ちきりだ。そんな中、捜査が始まる…はずなのだが。「稽古の初日から、すでに脂が乗っています」と笑顔の上田。まずは今作が、「ミステリーコメディ」となったことについて、「これまで『文房具コメディ』や『迷路コメディ』など、ニッチなジャンルで勝負してきましたが、見渡すと同規模の劇団でコメディを主軸にしているところは、もはやうちくらい。そろそろ、ジャンルを広げても大丈夫だろうと(笑)。ただ、ミステリーというジャンルは非常にコアなファンが多いので、そこでいかに自分たちらしさが出せるかが課題でした」と振り返る。ミステリーの中でも、どちらかと言えば都市伝説やゴシップといった部類に入る『切り裂きジャック』を題材としたのも、“ズラす”ことでオリジナリティを抽出してきた上田の作戦。下世話な思いが渦巻く人々の騒動を群像劇で表現しながら、劇団らしいミステリーコメディを成立させてくれそうだ。そして今作で16年ぶりに座長を務める永野は、警部として捜査を担当。しかし「群衆が勝手に推理を始めるので捜査ができない」と早くも嘆き節。また、群衆のひとり、オルガン弾きとして登場する諏訪は、「エチュードの段階で、群衆に押された永野さんが一言も喋れていない状態。本当に捜査を進められるのか今から心配(笑)」とこちらもコメディアンぶりを発揮。「キャナルシティ劇場という舞台を最大限に活用し、19世紀のロンドンへ皆さんをお連れしたい」と上田。さらに、「最後には、アッと驚く結末を用意しているのでお楽しみに」とも。果たしてその全貌は。公演は10月14日(土)~15日(日)福岡・キャナルシティ劇場ほか、東京、高知、広島、大阪、神奈川、愛知で上演。チケットは発売中。
2023年10月05日アダム・サンドラーが、コメディショーで北米25都市をツアーして回ることが発表された。ツアー名は『I Missed You Tour』。最初のショーが行われるのは10月12日で、場所はバンクーバー。その後、シアトル、ポートランド、ワシントンDC、ラスベガスなどを回る。最後のショーは12月12日にデンバーで行われる。カリフォルニア州フレスノやアイダホ州ナンパなど小さな街も回るが、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴなどは入っていない。現在では人気映画俳優となったサンドラーは、スタンダップコメディアンとしてキャリアを始め、「Saturday Night Live」のレギュラーに起用されて有名になった。映画俳優組合のストライキで映画の製作や製作準備ができない状況を、自分のルーツに戻るチャンスに使うようだ。文=猿渡由紀
2023年09月14日『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンが、UK版「Harper's Bazaar」誌のインタビューページに登場。コメディ作品に出演したいという願望を語った。大好きなコメディは『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』、シットコム「となりのサインフェルド」「ラリーのミッドライフ★クライシス」だという。「なにか現代的でおもしろいことをしたいと思っているんです」とシアーシャ。「でも、コメディをうまくやるにはスキルも音楽的な才能も必要なんですよね。年を取るにつれて挑戦しようかなという気になってきたし、自信もついてきたけれと、まだそういうスキルがあるとは必ずしも思えません」と語っている。シアーシャは『つぐない』で助演女優賞、『ブルックリン』『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で主演女優賞とアカデミー賞に4回ノミネートされた経験を持つ演技派。シアーシャのコメディ出演の意欲を知った映画ファンは「『ウエスト・エンド殺人事件』でのコミカルな巡査役がとてもよかった。だからシアーシャのコメディ、観たい!」「いますぐグレタ(・ガーウィグ監督)に電話して!」「シアーシャが『ブライズメイズ』みたいな映画に出てくれたら絶対に観る」と期待を寄せている。(賀来比呂美)
2023年09月11日ジェイミー・フォックスがコメディ映画『Not Another Church Movie』に出演することがわかった。神様の役で、ミッキー・ロークが悪魔を演じる。監督、脚本はジョニー・マック。撮影は脚本家と俳優のストライキが始まる前に終わっており、映画は今年の最終四半期に公開される。フォックスは、今年4月に緊急入院し、ファンを不安にさせた。病名は不明ながら、退院後、シカゴにある脳卒中、脳の病気を専門とするリハビリ施設で治療を受けていると報道されている。フォックスの最近作は、声の出演をした『スラムドッグス』。次回作は来月のトロント映画祭で上映される『The Burial』。共演はトミー・リー・ジョーンズ。文=猿渡由紀
2023年08月25日ニコラス・ケイジ主演のアクションコメディ『The Retirement Plan(原題)』の予告編が公開された。ニコラスが演じているのは、退職して一日中ビーチでのんびり過ごす“ビーチバム”のマット。しかしその生活は「両親がトラブルに巻き込まれているかも」という孫娘の知らせを受けて一転。娘(アシュリー・グリーン)を犯罪組織の手から守ろうとする暗殺者の顔を見せることになる。予告編だけでも様々な方法でどんどん悪人を殺めていき、娘から「あなた、だれ?」と驚かれてしまうマット。テンポの良いアクションに映画ファンの期待は高まるばかりのようだ。「これはめちゃくちゃおもしろそう」「本物のアクション映画が帰ってきた!」「地味なおじさんがジョン・ウィックになる映画」などの感想を寄せている。近年、『PIG/ピッグ』『マッシブ・タレント』『Renfield(原題)』といった映画で、立て続けに個性的な役を演じて印象を残しているニコラスは、「またニコラス・ケイジの映画?ありがとうございます。うれしい!」とファンを喜ばせている。ティム・ブラウン(『トレジャー・ハウンドこちらワンワン探検隊』)が監督・脚本を担当した『The Retirement Plan』は、8月25日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年07月13日ジョン・トラボルタがロマンチックコメディに主演することになった。タイトルは『That’s Amore!』。監督、脚本は、『グリーンブック』の脚本家ニック・ヴァレロンガ。トラボルタの相手役は、キャサリン・ハイグルが演じる。トラボルタ演じるニックは、結婚したことがなく、恋愛からも遠ざかっている男性。ハイグル演じるパティも内向的な上、父親の干渉が強く、恋愛経験が少ない。そんなふたりが出会って恋に落ちるという物語のようだ。撮影は8月にスタートする。トラボルタの次回公開作は、インディーズのアクション映画『Cash Out』。共演は『セックス・アンド・ザ・シティ』のクリスティン・デイヴィス。文=猿渡由紀
2023年05月12日Amazonスタジオが、コメディドラマ「Overcompensating」(原題)を開発中であることが分かった。コメディアン、俳優、SNSスターのベニート・スキナーが主演、クリエイター、製作総指揮、脚本を務めるという。製作は人気の配給・製作会社のA24と、ジョナ・ヒル&彼の製作会社Strong Baby Production。シンガーソングライターのチャーリー・XCXも製作総指揮に名を連ね、音楽も担当する。「Overcompensating」は、ベニート自身の人生からインスピレーションを得て創作したというドラマ。「アイダホ州のフットボール選手ベニーは、自分のセクシュアリティを受け入れられず、自分を偽ることに躍起になってしまいます。このコメディドラマは強烈で、個人的で、深いおもしろさがあり、自分自身を発見するために誰もが経験すること――つまり、その過程で私たちが試してみる様々な個性や、ありのままの自分を受け入れてくれる人を探す旅路を描いています」とのこと。ベニートはインスタグラムでこの件について発表し、「あー!この2年間、シェアできるのをずっと待っていました。この企画をすごく誇りに思っているし、一緒に作ってくれる人たちは本当に素晴らしいんです。信じられません!これがどれだけ大きな夢であるのか、言い表すことはできないけれど、私を応援してくれるみなさんにお礼が言いたいです!みんなのことが大好き。きっとみんなもこのショーを気に入ってくれると確信しています」とテンションが高めの喜びコメントをつづっている。(賀来比呂美)
2022年11月09日「パム&トミー」セバスチャン・スタンと「ふつうの人々」デイジー・エドガー=ジョーンズが主演、サーチライト・ピクチャーズが贈るコメディ・スリラー『フレッシュ』が、3月4日(金)よりDisney+(ディズニープラス)の「スター」にて日本初独占配信決定。不穏なキービジュアルが解禁された。ありふれた男女の出会いの裏側に隠された背筋が凍るような歪んだ愛の物語を、鋭いユーモアでスタイリッシュに描いた本作は、2022年1月20日に開催されたサンダンス映画祭のプレミア上映で好評を博し、さらに米映画評論サイト「Rotten Tomatoes」にて85%“フレッシュ”の高スコアを獲得している(2月22日時点)。スーパーで出会った魅力的なスティーブに出会ったノア。日ごろ出会い系アプリに不満を持っていたこともあり、彼に電話番号を渡してしまったことで人生が大きく変わっていく。初めてのデートで恋におちたノアはスティーブの誘いを受けて週末旅行に出かけるが、ノアはスティーブが“普通ではない”食癖を隠していたことに気づき…。この度解禁となったのは、まるでスーパーに陳列されている生鮮食品のように、赤いネイルの手首が食品トレーに入っている衝撃的なビジュアル。食品スーパーに佇む主人公ノアの場面写真と合わせてみると、不気味なことこの上ない。ノア役にはアイルランドのテレビドラマシリーズ「ふつうの人々/ノーマル・ピープル」に出演して一躍注目を浴び、今後の活躍にも期待が集まっているデイジー・エドガー=ジョーンズ。スティーブ役を演じるのは、マーベル・シネマティック・ユニバースでウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを演じ、現在配信中の「パム&トミー」ではこれまでのイメージを覆す演技で視聴者を魅了したことも記憶に新しいセバスチャン・スタン。ほかにも、俳優でコメディアンのジョジョ・T・ギブス、シャルロット・ル・ボン、ダヨ・オケニーが脇を固める。監督を務めるのは、本作が監督の長編デビュー作となる注目の女性監督ミミ・ケイブ。脚本はローリン・カーン、プロデューサーはアカデミー賞に7回ノミネートされ、1度受賞のアダム・マッケイと2度ノミネートのケヴィン・メシックが務めている。『フレッシュ』はディズニープラスのスターにて3月4日(金)より日本初独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年02月25日「サタデー・ナイト・ライヴ」のライターとして知られるコメディアンのフリオ・トレスがA24とタッグを組み、コメディ映画を製作することが明らかになった。「The Hollywood Reporter」などが報じた。フリオは監督、脚本、主演を務め、ティルダ・スウィントンも出演するという。エマ・ストーンと夫のデイヴ・マッカリーが2人の製作会社「Fruit Tree Shingle」を通じて製作に参加する。エルサルバドル出身で現在34歳のフリオは、コメディの仕事を求めて13年ほど前にニューヨークへと渡った。2016年から2019年まで「サタデー・ナイト・ライヴ」のライターとして活躍。その後も同番組でコンスタントに脚本を書いている。2019年にはHBO局のコメディ・ライブ映画『My Favorite Shapes by Julio Torres』(原題)に出演。この作品の製作を行ったのがA24で、デイヴが監督しエマが声優を務めたという“つながり”がある。フリオとデイヴは「サタデー・ナイト・ライヴ」のライターだという共通点も。なお、『My Favorite Shapes by Julio Torres』にはエマのほか、ライアン・ゴズリングとリン=マニュエル・ミランダも声優として出演している。ツイッターでのファンの反応は「フリオとティルダが出演するコメディで、エマが製作!期待しかない」「イカれた映画になること間違いなし。楽しみすぎる」など、期待にあふれる声が多数寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年07月20日「クイーンズ・ギャンビット」で今年ゴールデングローブ主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイが、ダークなコメディ・スリラー『The Menu』(原題)に出演する模様。「Deadline」が報じた。本作は2年前にアレクサンダー・ペインが監督し、エマ・ストーンが出演すると報じられたが、監督はマーク・マイロッド、女優もエマからアニャに変更になった。アニャの役どころは、離島の高級レストランを訪れるカップルのうちの1人。レイフ・ファインズがそのレストランで豪華な食事を提供する有名シェフを演じる。また、製作陣はレイフと『ハリー・ポッター』シリーズで共演したダニエル・ラドクリフに、“本人役”で出演してほしいとラブコールを送っているという。このニュースを聞いた映画ファンは、「アニャの勢いは『ハリポタ』出身の全員と共演するまで止まらない」と『ハリポタ』俳優たちとの共演が続いていることをジョークを交えて指摘。これまでにアニャは「クイーンズ・ギャンビット」で『ハリポタ』ダドリー役のハリー・メリング、公開を控える『Last Night in Soho』(原題)で『ハリポタ』フレッド&ジョージ役のオリヴァー&ジェームズ・フェルプスと共演している。そして、今回は“ハリー・ポッター”と“ヴォルデモート”と共演を果たす。(Hiromi Kaku)
2021年06月08日オーウェン・ウィルソンが『Secret Headquarters』に主演することになった。家族向けのコメディ映画で、プロデューサーはジェリー・ブラッカイマー。『プロジェクト・パワー』のコンビ、ヘンリー・ジューストとアリエル・シュルマンが監督する。自宅の下に世界で最もパワフルなスーパーヒーローの本拠地があると知った子供が、友達と一緒に悪からそれを守ろうとする話らしい。ウィルソンの役柄は不明。製作、配給はパラマウント。ウィルソンの次回出演作は、ディズニープラスで6月に配信スタートする『ロキ』。文=猿渡由紀
2021年05月07日クリス・プラットが空手をテーマとしたコメディ映画『The Black Belt』(原題)を製作・主演するという。「Variety」誌が報じた。『The Black Belt』(黒帯)は空手マスターを目指すシャイで控えめなティーンの少年と、彼を導く型破りなおじの物語で、ランドール・グリーンが脚本を担当する。グリーンはアメリカのヒットドラマ「ビリオンズ」の脚本家の1人として活躍。最近ではノア・センティネオ主演のNetflix映画『パーフェクト・デート』を手掛けた。型破りなおじを演じるとみられるクリスに、ネット上では「ジョニー・カラテのカムバックか」と話題に。ジョニー・カラテとは、クリスが長年出演していたコメディ番組「パークス・アンド・レクリエーション」で演じたキャラクター。ツイッターにはジョニー・カラテに扮したクリスの画像やGIFが投稿されている。「クリスはこのために生まれてきた」「演じる役の名前はジョニーに決定」など、強烈な印象を与えたジョニーと今回演じる役を結び付けたコメントが多数寄せられた。「どうせなら、ジョニー・カラテを主役にした映画を作ってほしかった」という声も。また、物語の概要から『ベスト・キッド』のリメイクを連想した人も多いようだったが、今作は『ベスト・キッド』とは関連性のないオリジナル作品。(Hiromi Kaku)
2020年12月10日2か月連続上演が決まったロンドンコメディ『Run For Your Wife』。英国のコメディ作家レイ・クーニー戯曲のなかでも最大の成功作といわれ、二重結婚をしているタクシードライバーのジョンが、バレないための嘘が嘘を呼び周囲の人を巻き込んでてんやわんやする爆笑必至の物語。主演の山本一慶と、再演にて初参戦となる安井一真にその魅力を聞いた。山本は自信を覗かせる。「前回の上演で手ごたえがあったし、たくさんの方に面白いと言っていただけた。お客さんの笑いが率直に届くので、舞台上と観客席とでキャッチボールができる贅沢な作品。再演にあたって新しいキャストが加わることで、ぜんぜん違う作品になる。そもそも台本が面白いので絶対楽しい。ただ、僕はものすごく汗をかくので驚かないで(笑)」(山本)。一方、安井はコメディ初挑戦。嘘を重ねるジョン(山本)に対し、事情を追及しようとする真面目な警部役だ。「まず台本を読んでみると、覚えることが細かくて大変です!「〇〇町」とか具体的な説明が多いしテンポも早くて」(安井)。少しだけ不安を見せる安井に、山本は真顔で「大丈夫だよ」と即答する。安井は心から山本を尊敬しているそうで、「前に共演した時も、学ぶことが多くてすごくリスペクトしているんです。一慶くん自身がとても面白いエンターテイナーなので、一緒にコメディをやれるのが楽しみです」(安井)。べた褒めする安井のことについては「秘めたるものがすごいんですよね。ただ、ゲラなので舞台上で笑い出すんじゃない?笑っちゃいけない役だよ?ルー(大柴)さんはすごく面白いけど、その顔を間近で見ても耐えてな!」(山本)。2人は理想の妻像については、こう思いを巡らせる。「自分が先回りしてやってしまうからこそ、相手の人も同じように「あれとって」といえばすぐにわかる関係が理想」(山本)。「俺は真逆ですね。家にも料理道具は取り皿しかないくらいなにもできない。マイペースさに理解がある人がいいな」(安井)。理想を語る2人は「お互い結婚はまだまだかもしれないね」と笑う。二重生活がバレないように右往左往する設定だが、ハラハラするというより思いきり気兼ねなく笑える作品だ。「日ごろのストレスから解放してくれる、上質で濃密な笑いがあります。何日分笑わせるんだ!ってくらい笑えますから、ただただ笑いにきてください」(山本)上演は12月16日(水)~20日(日)、1月13日(水)~17日(日)六行会ホールにて。文:河野桃子※このインタビューは2020年2月に行われました。※
2020年11月10日ハリソン・フォードとエド・ヘルムズがコメディ映画で共演することになった。タイトルは『The Miserable Adventures of Burt Squire Aboard The Horn High Yo』。ヘルムズの役は、主人公バート。どこにでもいる普通の男である彼は、ミッドライフクライシスに陥り、大西洋を航海して気分転換をする。その船で彼が出会うのが、フォード演じるチャーミングだが風変わりな船長だ。撮影開始のスケジュールなどはわかっていない。フォードの最近作は『野生の呼び声』。ヘルムズの最近作は、Netflixで配信中の『コフィー&カリーム』。文=猿渡由紀
2020年10月20日実話を基にしたコメディ映画『The Miserable Adventures of Burt Squire Abroad the Horn High Yo』(原題)に、ハリソン・フォードが出演することが決定。制作・配給会社の「STXFilms」が発表した。主人公はエド・ヘルムズ(『ハングオーバー!!』シリーズ)演じる、所帯持ちの男で“中年の危機”まっさかりのバート・スクワイア。長年夢に見ていた船旅に出るも、ハリソン・フォード演じる魅力的だがぶっ飛んでいる船長と大西洋で遭難してしまうという物語。「STXFilms」の会長アダム・フォゲルソンは、「笑いにあふれた不幸な人生を背負ってしまう平凡な男を演じさせたら、エド・ヘルムズの右に出る者はいません。ハリソンもまた、狂気じみた船長という記憶に残るアイコニックな役を作り上げてくれるでしょう」と2人の俳優に期待を寄せている。脚本は「サダコと千羽鶴」のハリウッド版映画『One Thousand Paper Cranes』(原題)のベン・ボレア。プロデューサーは『ジャッキー/ファースト・レディ 最後の使命』のミッキー・リデル&ピート・シレイモン、『ユダヤ人を救った動物園~アントニーナが愛した命~』のキム・スビック、製作総指揮は『Fast Color』(原題)のマイケル・グラスマン。監督と公開予定日は発表されていない。(Hiromi Kaku)
2020年10月20日アダム・マッケイ監督が手掛けるNetflixのコメディ『Don’t Look Up』(原題)のキャストが決定。Netflixがキャストの顔写真と名前をツイートした。レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、ロブ・モーガン、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ヒメーシュ・パテル、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデ、キッド・カディ、マシュー・ペリー、トマー・シスレーと錚々たるスターがずらり。Netflixは今年2月に今作の配信権を獲得したことと、ジェニファー・ローレンスが主演であることを発表していた。主人公の2人の三流天文学者が、地球に大打撃を与える可能性のある小惑星が接近しているということを人類に伝えるべく、メディアを駆け回るという物語だという。Netflixは明らかにしていないが、ジェニファーとレオが2人の三流天文学者を演じる模様。今作は2月の時点では4月から撮影が始まり、今年後半に配信予定だったが、新型コロナウイルスの影響などを受けて年末から撮影が始まるという。ネット上の反響は、1本の映画にこれだけのスターが勢ぞろいすることに「オーマイガッド」と驚く声が多数上がり、アリアナが久しぶりに女優として映画に出演することを喜ぶコメントも見られた。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年10月15日ニコラス・ケイジとティファニー・ハディッシュが『The Unbearable Weight of Massive Talent』で共演することになった。コメディ映画で、ケイジは自分自身を演じる。ケイジの大ファンであるビリオネアが、100万ドルを払うから誕生日パーティに来てほしいとお願いするという設定。そのビリオネアは犯罪組織のボスでもあり、ケイジは映画で与えてきた自分のイメージを崩さないよう必死になるという筋書きだそうだ。ハディッシュの役は捜査官。ビリオネアはペドロ・パスカルが演じる。監督はトム・ゴーミカン。撮影はこの秋スタートの予定。文=猿渡由紀
2020年09月23日映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは「サブスクで楽しむ注目コメディシリーズ」です。クスクス、ニマニマ、大爆笑。“笑い”は気分転換の最高の妙薬。お杉:巣ごもりで定着したサブスクから、今回は笑える作品をピックアップ。まずは超話題の『愛の不時着』。B子:韓国の財閥令嬢セリがパラグライダーの事故で北朝鮮に不時着。北朝鮮のエリート将校ジョンヒョクと恋に落ちるわけ。ラブストーリーだけど、コメディパートが素敵すぎ。お杉:恋の行方もさることながら、北と南のカルチャーギャップがもたらす笑いも大きな魅力。B子:北朝鮮の生活ぶりが、実はリアルらしいよ。国境警備の兵士がこっそり韓国ドラマを見てたり、闇市でKコスメが売られていたり。お杉:ジョンヒョクの部下が可愛いよね。セリから譲られたいい香りのシャンプーの虜になったり、韓国の豊かさに驚きっぱなしだったり。B子:セリと、村の奥さん軍団の絡みなど、あらゆるシーンでクスクス。豪華カメオ出演も見ものよ。お杉:ヒョンビンが演じるジョンヒョクの素敵さにも、ニマニマが止まらないわよ。ルックスだけじゃなく、中身も最高。その完璧すぎるイケメンぶりが終盤巻き起こす騒動もお楽しみに!B子:イケメンといえば、『エマ ~恋するキューピッド~』のジョニー・リー・ミラーね。デビュー時からほとんど変わらない、奇跡の47歳!お杉:サブカル色が強い俳優だから、J・オースティン原作の貴族様がハマるなんて意外だった。自分は縁結びの天才と思いこむエマを、ときに厳しく諭す大人の男っぷりが素敵。B子:で、笑わせるのがエマ。勘違いばかりで、常に空回り。美人なのに、もったいないドジっぷり。お杉:庶民としては、彼女に振り回される親友ハリエットに感情移入しちゃった。エマのせいで、見当違いな結婚の夢を見させられちゃう。私の青春返して!って感じ(笑)。B子:でもさ、資産家令嬢との逆玉婚を狙っている男なわけでしょう。そんな男とは結婚しなくて正解よ。お杉:確かにお金と時間があるエマが縁結びに熱中したように、現代の富裕層は政治に熱中するのかな。トランプ大統領みたいに。それを笑いにしたのが『ザ・ポリティシャン』。B子:アメリカ大統領を夢見る高校生ペイトンがその第一歩として生徒会長選に立候補。大統領選顔負けの戦略を駆使し、当選を目指すんだけど、次々に問題が持ち上がる。お杉:副会長候補探しとか、対立候補の自殺とかね。主役級のイケメンが初回に自殺しちゃって、驚愕よ。B子:選挙スタッフの暗躍や副会長候補インフィニティの病の真相とか、高校でこんなことある?って感じ。お杉:ぶっとび展開の連続。でも、妙な説得力と、「そうくるか」という意外性とのバランスが絶妙。しかも、ベン・プラットら出演者の歌唱力でも楽しませる。アメリカ連ドラ界の底力、恐るべし。B子:連ドラ界といえばね、クリエイターが執念で再ドラマ化したのが『The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~』。お杉:トラウマを抱える青年アーサーが、突然彼の前に現れた青いスーパーヒーロー、ティックに振り回されながら、最強の悪・テラーに立ち向かう。B子:テラーが世俗的だし、ティックとアーサーの凸凹ぶりも楽しい。ゆる~い笑いは好き嫌いが分かれるかもだけど、ダメ男の成長を見守るのが好きな女性にはオススメね。お杉:そうよ。やる気ない系だったアーサーが、シーズン2には結構頼れる男になってる。ティックも脱皮して(笑)、マッチョになっていくし。これからってところなのに、シーズン3がないなんて、残念すぎる。『愛の不時着』パラグライダーの事故で北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢セリと、北朝鮮のエリート将校ジョンヒョクの恋物語。『ザ・ネゴシエーション』でも組んだソン・イェジンとヒョンビンのケミストリーが最高。Netflixオリジナルシリーズ『愛の不時着』独占配信中。『エマ ~恋するキューピッド~』マッチメイクの才能があると信じる女性エマの成長と恋の行方は?透明感のある女優ロモーラ・ガライがドジでお茶目なエマを爽やかに好演。エンパイアラインのドレスなどファッションも素敵。huluにて配信。©BBC 2009『ザ・ポリティシャン』未来のアメリカ大統領を目指すサンタ・バーバラの高校生ペイトン。その第一歩となる高校の生徒会長選挙は波瀾万丈。グウィネス・パルトローが演じる母親ジョージナがブラックな笑いを誘って、ハマり役。Netflixオリジナルシリーズ『ザ・ポリティシャン』独占配信中。『The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~』ヒーローとヴィランが存在する世界に現れた謎のヒーロー、ティックと気弱な青年アーサーの活躍を描くアクション・コメディ。ヒーローの自分探しなど意外に深い側面もあり、カルトなファン多数。Amazon Prime Videoにて独占配信中。お杉とB子巣ごもり生活中に七王国に囚われてしまい、ティリオンの声と知性にうっとり。でも、ジョンヒョク株急騰中。(お杉)『SEE 暗闇の世界』を堪能後、ネトフリから『フロンティア』をオススメされ、サブスク界で情報共有?と疑心暗鬼に。(B子)※『anan』2020年6月17日号より。(by anan編集部)
2020年06月10日ジェニファー・ローレンスが『Don’t Look Up』に主演することになった。『バイス』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイが監督するコメディ映画で、脚本もマッケイが書き下ろしている。主人公はふたりの科学者。半年後に隕石が地球にぶつかることを発見したふたりは、世界中にそれを伝えようとするが、誰も信じてくれないというストーリーらしい。製作はNetflix。マッケイはパラマウント・ピクチャーズと契約を結んでいることから、最初にパラマウントに持ち込んだが、7,500万ドルという予算が高すぎると断られたようだ。年内のリリースを目指し、撮影は4月ごろ開始される。ローレンスの最近作は、昨年6月公開の『X-MEN:ダーク・フェニックス』。文=猿渡由紀
2020年02月20日クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はコメディか?毎年恒例となったゴールデン・グローブの部門分け論争が、今年も繰り返されそうだ。ゴールデン・グローブを主催するHFPAが部門分けの認定をするのは来月になるが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を配給するソニー・ピクチャーズは、今作をコメディまたはミュージカル部門で申請。フォックス・サーチライトも、ホロコーストを扱う『ジョジョ・ラビット』を、コメディまたはミュージカル部門で申請した。やや疑問を感じるこれらの選択を行うのは、ドラマ部門よりも勝てる確率が高いと見るからだ。過去にはリドリー・スコットの『オデッセイ』がコメディ部門で受賞している。文=猿渡由紀『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』全国公開中
2019年10月28日日本でも人気の高い英国の天才コメディ作家、レイ・クーニー。特に上演機会の多い『It Runs in the Family』は、宝塚歌劇団を含むさまざまな団体がレパートリーとしているが、その日本初演は加藤健一事務所によるものだった。『パパ、I LOVE YOU!』という邦題の名付け親でもある同事務所が、1994年・2009年に続き10年ぶりに本作に挑む公演が、10月11日に東京・本多劇場で開幕した。舞台は、クリスマス直前のセント・アンドルーズ病院の医師談話室。デーヴィッド(加藤健一)は講演に向けて準備を進めているが、同僚ヒューバート(清水明彦)が邪魔をしてくるせいでまったく集中できない。そこに、かつて秘密の関係を持った元ナースのジェーン(加藤忍)が、とんでもない報せを持ってきたからさあ大変!妻ローズマリー(日下由美)にこのことがばれないよう、“口から出まかせ”で乗り切ろうとするデーヴィッドだが……?デタラメな展開に大笑いしているうちにまさかの結末へと導かれる傑作コメディを演出するのは、主演も務める加藤健一。2009年以来となる“二役”に、「主役を演じながらの演出は非常に大変だった。お客様は笑ってくれたが、いつか出演と演出の両面で100%以上の力を出したいと思っていた。今回その機会を得たので、これまで以上に舞台上を駆け回りたい」と気合十分だ。満を持して“本家”が再演する舞台に期待が高まる。加藤健一事務所『「パパ、I LOVE YOU!」~It Runs in the Family~by Ray Cooney』は、本多劇場で10月20日(日)まで。文:町田麻子
2019年10月12日『美女と野獣』のダン・スティーヴンスが、『Eurovision』に出演することになった。歌のコンテストを舞台にしたコメディで、スティーヴンスの役はロシアからの出場者だ。ほかに、アイスランドからの出場者として、ウィル・フェレル、レイチェル・マクアダムスが出演する。フェレルはプロデューサーと脚本家も兼任。監督は、マクアダムス、フェレルが出演した『Wedding Crashers(日本未公開)』のデビッド・ドブキンだ。Netflixが製作、世界配信を手がける。スティーヴンスの次回作は、9月にアメリカで公開されるSF映画『Lucy in the Sky』。共演はナタリー・ポートマン、ジョン・ハムだ。文=猿渡由紀
2019年08月20日女優・長谷川京子がコメディー特番「君は天才!~渡辺謙がコメディーに挑戦!!」に出演することが決定。主演の渡辺謙と初共演、女優としての新境地を開いているという。企画・脚本の段階から、渡辺さん本人が参加するほどの意欲作となった今回の特番。脚本・演出は、「深夜!天才バカボン」や『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』などを手掛けた、大人計画所属の新進気鋭監督・細川徹が務めている。本作の舞台は、広告代理店「電報堂」。渡辺さん扮するちょっと豪快な営業部長・五十風を中心に、自由すぎる部下やクライアント、ライバル会社、CM出演俳優などが登場し、現実と非現実が入り混じった人間喜劇だ。イケイケの親分肌の五十風は、クライアントからの無理難題な要求で周囲を巻き込み、仕事はいつも大騒ぎ。チームの面々は、注意されるとパワハラをちらつかせる新人や影が薄くネガティブ発言ばかりの営業マン、常にタメ口で発言がストレートな帰国子女、女性タレントにだけ積極的なコピーライター、パクリとよくあるアイディアばかりだかたまにヒットを出すプランナーなど…。笑えてちょっぴりホロリとするドラマ仕立てのコメディーとなっている。2016年の「となりのシムラ」以来のコント挑戦となる長谷川さんは、今回バリバリのキャリアウーマン“風”のチームリーダー・向坂塔子を演じる。必死に奮闘するチームの中で、会議や現場を迅速に取り仕切るものの、だいたいが先走りすぎてしまう…というキャラクターだ。中でも、向坂が新商品のチョコレートについて消費者にグループインタビューを行うシーンでは、監督やスタッフ陣から「こんな長谷川京子見たことない!」「キャラクターが完全に開き切った!」と絶賛していたということで、見逃せないシーンだ。今回参加した長谷川さんは「大人が真面目にふざけてみました。こんな機会を与えてくださったNHKの方、スタッフさん、監督に感謝しています。何より渡辺謙さんがあんな事をしてしまっている姿を目の前で見せてもらえて…」とふり返り、「わたし自身も弾け過ぎてしまい、オンエアが楽しみであり、少し恐くもあります(笑)」と話す。また脚本・演出の細川氏も「今まで見たことない長谷川京子さんが見れるはずです。長谷川さん、変な仕事が増えたら、ごめんなさい!」と仕上がりに自信を見せている。ほかにも、要潤、池田エライザ、北村匠海、千葉雄大、JUJU、松重豊といった豪華な面々が出演する。「君は天才!~渡辺謙がコメディーに挑戦!!」は8月10日(土)22時~NHK BSプレミアム、9月28日(土)23時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月09日「文房具」「ドローン」「だまし絵」など、ユニークなテーマに基づく「企画性コメディ」で観客を魅了し続けているヨーロッパ企画。20周年を迎えた昨年は初期の名作『サマータイムマシン・ブルース』と、その続編『サマータイムマシン・ワンスモア』を上演。チケットが各地でソールドアウトとなるなど劇団にとって、集大成にふさわしい1年になった。そして21年目を迎えた今年、彼らが新たに取り組んでいるのが“劇団初のオカルトコメディ”である新作『ギョエー! 旧校舎の77不思議』。稽古の合間を縫って脚本・演出の上田誠、メンバーの石田剛太、永野宗典が来福し、新作への思いや意気込みを語ってくれた。【チケット情報はこちら】「学校の怪談モノって生徒たちが先生の目を盗みながら活躍する…というのが一般的かと思うのですが、今回は先生たちに頑張ってもらいます(笑)。あと、これまでポップなテーマが多かったヨーロッパ企画が『オカルト』 というテーマでコメディをやったらどうなるか、というところにも注目して頂ければ」と上田。さらに「77不思議という大風呂敷を広げていますが、それはちゃんとやります!」と続けると、「それを聞いた時点でメンバー全員、1ギョエーでした」と笑う石田は、「エチュードで先生役に挑戦していると、自分でも思った以上に気持ちいい。自分の中に教育魂が芽生えていると感じてます。最終的には“こんな先生いたらいいな”と思ってもらえたら嬉しい」とコメント。また永野は「石田くんは、先生をやることで自分の教育魂に気づいたと言っていましたが、僕は思わず保身に走ったというか、生徒の事を考えるより、事を荒立てたくないとか思ってしまい…。稽古を通してそういう人間性にも気づかされるのがショック(笑)」と語り、笑いを誘った。現段階では、「ヨーロッパ企画」のメンバーが先生役、客演が生徒役を担う予定だというが、最終的に誰がどんな配役に落ち着くのかも注目すべきポイントとか。「今回は、ひとりふた役とかも登場するかもですね。僕は、役や場所に愛着を感じるので、これまではひとりひと役で舞台のしつらえも変えない事が多かったのですが、今回は配役や空間を変化させてみることで、信じていたものの足場がなくなる怖さが表現できたらいいな…とも考えています」と上田。オカルトであり、コメディであり、青春劇。一般には交差しにくいこれらの要素が、どう落ち着くのだろうか?「僕らもそこは不安だったのですが、チラシの裏の上田くんのコメントを見た時に、“あっ…ふざけてる!”と。そこでなんとなく理解できました(笑)」と永野。楳図かずお氏のイラストをコラージュした、インパクト大の今公演チラシ。その裏に綴られた「飢田」のメッセージも必見だ。公演は全国10か所で、2019年8月からスタート。福岡公演は8月31日(土) 、9月1日(日)の2日間、西鉄ホールにて。チケットは発売中。
2019年07月10日女優のスカーレット・ヨハンソン(34)が、コメディ俳優のコリン・ジョスト(36)と婚約した。2017年に交際を開始した2人が結婚へ向けて一歩前進したことを、スカーレットの広報担当がエンターテイメント・ウィークリー誌に明かした。今年2月には、2人がすでに同棲しており、すでにウェディングプランについても話し合っていると報じられていた。関係者は当時、「スカーレットもコリンのことを愛していますし、長い付き合いをしていくつもりです。結婚の話もしていますし、お互いのことだけしか考えていません。コリンは彼女のことを溺愛していて、外出時には見せびらかすのが大好きみたいです」と語り、スカーレットの元夫ロマン・ドリアックとの娘ローズちゃんについては、「コリンはスカーレットの娘とも仲が良いんです。家族全員でも頻繁に出かけています」と続けた。一方で、2008年から2011年にかけてライアン・レイノルズと結婚していたスカーレットは2017年のインタビューで、「結婚っていう考えはロマンチックだと思うわ。美しいアイデアよ。そしてそれを実行することも美しいことだと思うわ」と発言していたものの、「一夫一婦制に囚われるのは自然じゃないと思うの」と自身の考えを明かしていた。(C)BANG Media International
2019年05月21日ナンセンス・コメディをベースに、多様な作品を世に送り出してきた劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)。近年は『グッドバイ』『百年の秘密』など、現代文学ともいうべき厚みのある作品群も続々と発表、高い評価を得ている。そんなKERAが、1998年に主宰する劇団ナイロン100℃で上演し、第43回岸田國士戯曲賞を受賞した作品が『フローズン・ビーチ』だ。今回の再演は、シアタークリエ連続上演シリーズ「KERA CROSS」の第1弾。KERAと、演出を担当する鈴木裕美、そして出演者の鈴木杏、ブルゾンちえみ、朝倉あき、シルビア・グラブがそろった制作発表に足を運んだ。【チケット情報はこちら】物語は海外のリゾート地で展開。バカンスにやってきた千津(鈴木)と友人の市子(ブルゾン)は、島を開発している資産家の娘・愛(朝倉)の別荘を訪ねる。そこへ愛の父と、後妻の咲恵(グラブ)が旅行から帰宅。咲恵を憎む愛は、父の愛を独占する病弱な妹・萌(朝倉の2役)のことも気に入らない。そんななか、市子がはずみで愛をベランダから突き落としてしまう……。8年後、再び同じ別荘に集まった4人は、ある衝撃の事実を目の当たりにする。人物像を丁寧に描くことに定評のある鈴木裕美は、「(女優陣は)剛の者がそろっていて、絶妙な取り合わせ。一緒にKERAさんの世界に冒険できれば」と期待する。一方、映画・舞台ともに多くの賞を受賞している鈴木杏にとっても、ナイロン100℃の手練の女優陣が演じ、伝説となった本作は大きな挑戦のようだ。「読めば読むほど途方に暮れています(笑)。稽古場でとことん苦しんで、楽しんで、私たちの新しい『フローズン・ビーチ』をお届けしたい」と語った。これが初舞台で、鈴木裕美から「かなりの演劇少女で驚いた」と明かされたブルゾンは、「KERAさんの作品で、裕美さんの演出でと、本当に私でよかったんだろうかと思ってしまうのですが、今はもう100%の力でぶつかるしかないという気持ち。再演を楽しみにしている方たちの期待に応えたいです」と高揚した表情を見せた。また朝倉は、「私も作品に、共演の皆さんに立ち向かわなければと緊張していましたが、本読みを経て、自分に何が出来るのか見つけていきたいという気持ちに。今はとてもワクワクしています」と頼もしい発言。そして意外にもKERA作品初参加となるグラブは、「今回は(得意の)歌……ない、と(笑)。焦りしかないのですが、この年でこういう機会を与えていただくのは幸せなこと。なにより女性だけの4人芝居は最近では珍しいので、世の女性たち、ぜひ楽しみにしていてください!」と力強く語った。サブカルチャーの出自をもつKERAの作品が、日比谷の真ん中に位置するシアタークリエで上演されるのも今回が初めて。KERA は「信頼できる方とだったら、いつでもやります(笑)。今回は初演から21年経って、当時の“未来”が今ではどう映るのか、僕自身楽しみにしています」と言う。動き出した「KERA CROSS」に、今後も注目だ。7月12日(金)神奈川公演を皮切りに全国を巡演。取材・文/佐藤さくら
2019年05月15日地球上で最初の人間「アダムとイブ」が、”全人類初”の子育てに挑む! 赤ん坊をカワイイと思えない超クールなイブと、子煩悩なおっとりアダムによる、ずっこけ創世記育児コメディ!! 疲れた心によく効きます。コンテンツ提供: ベビモフ 『アダムとイブの楽園追放されたけど…』単行本1巻好評発売中!! 購入はコチラ
2018年12月31日地球上で最初の人間「アダムとイブ」が、”全人類初”の子育てに挑む! 赤ん坊をカワイイと思えない超クールなイブと、子煩悩なおっとりアダムによる、ずっこけ創世記育児コメディ!! 疲れた心によく効きます。コンテンツ提供: ベビモフ 『アダムとイブの楽園追放されたけど…』単行本1巻好評発売中!! 購入はコチラ
2018年12月29日『デッドプール』シリーズやNetflixの『ヒットマンズ・ボディガード』などコメディでの活躍が目覚ましいライアン・レイノルズが、『ホーム・アローン』をR18作品にリメイクするようだ。タイトルは『Stoned Alone(原題)』。Deadlineが入手した大まかなプロットによると、主人公は家で大麻草を育てる20代のダメな若者。スキー旅行に行くはずが飛行機に乗り遅れてしまった彼は、ハイになるために涙ぐましい努力をする。やがて誰かが家の中に押し入る妄想に襲われるが、実際に家には強盗が侵入していた。幻覚と本物の泥棒たちから家を守るために、ハイになった状態で孤軍奮闘する。脚本は来月公開予定のブラックコメディ『The Package』を手がけたケヴィン・バロウズとマット・マイダーが既に完成させている。監督は女優出身でプロデュース、監督、脚本も自らこなすオーガスティーン・フリッツェル。今回、レイノルズはプロデューサーを務め、出演はしないようだ。キャスティングは未定。『ホーム・アローン』のマコーレー・カルキンは今回の主人公像にもぴったりだが、現在37歳という年齢がネックだ。
2018年07月27日