菓子などの製造を行っているロッテは、全国の1歳から3歳の子どもを持つ母親450名に対し、「子どもの泣きと育児ストレスに関する意識調査」を実施。調査の結果、「子どもの泣き声」をストレスに感じる母親は約9割にのぼることが明らかになった。調査期間は9月14日から9月23日。「自分のことを『”ダメママ”なのではないか』と思ったことがありますか?」と尋ねたところ、82.4%もの母親が自分のことを「ダメママ」と感じたことがあり、現在の自己評価も平均57.9点と低い傾向にあることがわかった。また、「これまでの子育てを最初からやり直したいと思ったことがありますか?」という質問でも、「思ったことがある」と回答した人が44.0%と少なくなく、自分の育児に自信が持てない中で、悩みながら子どもと接している母親が多いと考えられる。「自分のことを”ダメママ”と感じるのはどのようなとき?」と質問したところ、「子どもに自分の感情をぶつけてしまった時(87.9%)」、「子どもよりも自分の都合を優先してしまった時(62.5%)」、「子どもの気持ちをわかってあげられなかった時(48.0%)」の3つが多く、育児中に自分本位になってしまうときほど罪悪感にさいなまれる傾向があった。「理由がわからないとき、子どもの泣き声をストレスに感じることがありますか?」という質問では、86.2%の母親が「理由のわからない子どもの泣き声」に対してストレスを感じたことがあると回答。特に「自己評価点」が低い母親ほど、子どもの泣き声をストレスに感じる傾向が強く、育児に対する自信とストレスには強い関係があるのではないかと推測される。実際、子どもを泣きやませるのに費やしている時間は、1日平均38.1分と短くないこともわかった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日「ストレスと健康について」アンケート実施株式会社ヒューマが自社グループの会員男性697名、女性1,520名、合計2,217名に対し、「ストレスと健康について」というテーマでアンケート調査を実施し、結果を発表した。期間は平成23年3月1日~5月9日。株式会社ヒューマは臨床試験における最先端企業であり、健康食品や化粧品の市場リサーチを手掛けている。サイト「ココミル」も運営中で、健康・美容・生活についての情報を発信している。現代社会はストレス社会とも言われる。ストレスをテーマにした調査も非常に多く行われている。今回の、ヒューマの「ストレスと健康について」のアンケートからは、何がわかるのだろうか。男女差に着目した独自の切り口「ストレスと健康について」のアンケート結果を見ると、男女差に着目していることがわかる。「ストレスと健康」の感じ方・考え方は、男性と女性で、何がどれくらい違うのかを導き出しているところが興味深い。このアンケートでは、「男女での日頃のストレスの感じ方の違い」について全体を基準としてポイント(P)化している。各質問の結果について、「全体より5P高い」「全体より10P高い」「全体より5P低い」「全体より10P低い」といったふうに記述してある。そのため、男女ごとに全体(一般)よりもどのくらい偏りがあるかがよくわかるようになっている。この記事では、それぞれを「非常に高い/低い」「かなり高い/低い」として表示する。女性の方がストレスを感じる場面が多いまず、「あなたは日常生活でストレスをどのくらい感じていますか?」という質問に対して、女性のほうが男性よりストレスを感じているとわかった。また、「ストレスを感じることは何ですか?」という質問に対しては、次のような結果となった。男性:非常に多い「仕事・仕事関連」女性;非常に多い「家事」「育児」女性:かなり多い「家族関係」「夫婦関係」「嫁・姑関係」男性はストレスが仕事に一点集中しているのに対し、女性は家庭内の家事や人間関係にストレスを多く感じている。このことからわかるのは、女性の方が、男性よりもストレスを感じやすいことももちろんだが、女性の方が男性よりも日常生活でストレスを感じる場所や場面が多いということだ。ストレス対処法も女性の方が多い興味深いのは、「女性の方が男性よりも多い」のは、ストレスの感じ方だけではないということだ。「あなたがおこなっているストレスを感じた時の対処法は何ですか?」という複数回答OKの質問に対しては次のような結果となった。男性:非常に多い「飲酒」男性:かなり多い「喫煙」「ドライブ・ツーリングなど」女性:非常に多い「食べる」「買い物をする」「相談や愚痴を聞いてもらう」女性:かなり多い「寝る」「リラックスする」「掃除・片づけ」これを見ると、ストレス解消法に関して、男性は、ひとりでも出来る行動でストレスを解消していることがわかった。女性は、衝動的な行動や他人を必要とする行動が非常に多い。ただ、女性は心を落ち着けるための行動によってもかなりストレスを解消できているようだ。男性も女性も依存しやすいものでストレスを解消しているのが気になるところだ。男性は、飲酒や喫煙など、依存しやすい「嗜好品」に偏っており、女性は食事や買い物など依存しやすい「行動」に偏っている。ストレスが原因の症状や病気についても男女差が!他にも、「気分転換について」「ストレスと病院受診の関連」「ストレスと疾患の関連」などの質問への回答結果が掲載されている。いずれもわが身を振り返り、なるほどと思わせる結果となっている。ストレスを感じがちな人も、あまり感じない人も、ご一読あれ。編集部深谷元の記事を読む
2011年07月03日携帯でストレスチェックとカウンセリング2月1日から、損保ジャパン・ヘルスケアサービス(SJHS)は、ストレスチェックとカウンセリングをパッケージにした新サービス「mimozaCheck&Counseling」の販売を開始することを明らかにした。メンタルヘルス対策新サービスは、携帯WEBサイトでのストレスチェックと電話カウンセリングのパッケージ商品となっている。厚生労働省が提案する「こころの健康度自己評価票」をストレスチェックに採用している。利用者はストレスチェックを短時間で簡単に行うことができる。携帯電話やスマートフォンを利用することで、簡単にストレスチェックが可能となり、利用者の利便性が高まる。メンタルヘルスの不調を早期に発見をすることが可能になるという。別々に利用していたストレスチェックとカウンセリングを、携帯端末を利用することでシームレスにつなげ、利用者の心のケアとメンタルヘルスの問題解決を効果的にサポートすることが狙いだ。サービスの利便性、利用率を高めることで、企業や団体の顧客へ効果的なメンタルヘルス対策を提供していく。利用者500人までの料金は年間20万円ということだ。
2011年01月29日