娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。火事が起きたのはサオリちゃんの家だと確信を持ったホノカさん。自分やわが子に危害が及ばないよう、サオリちゃん一家には極力関わらないようにしていると話すママ友。それでも、罪悪感からなのか、サオリちゃんの弟が毎日のようにごはんを食べに来ることを黙認しているようでした。そんなママ友を見て、指輪の件で関係が途切れてよかったのかも、と思い始めるホノカさん。その晩、近所で一軒家が火災に。次の日、火事現場の近くを通りかかったホノカさんは、「古いヒーターから発火したんですって」「それがきっかけでお母さんが……」という近所の人たちの噂話を耳にします。「確かお姉ちゃんはサオリちゃんだっけ?」という言葉に、ホノカさんの背筋は凍り付くのでした。近所の人たちの話を聞くうちに、火事が起きたのはサオリちゃんの家だと確信を持ったホノカさん。思わず話に割って入ります。そこへ、サオリちゃんの母親が救急車で運ばれるところを見た山中さんがやってきました。山中さんによると、サオリちゃんの家はほとんど焼け落ち、サオリちゃんの母親はかなりの重症だったよう。「子どもたちは無事だったみたいよ」との言葉に、ホノカさんは涙ぐみながらホッと胸をなでおろしますが……!? バチが当たったのね サオリちゃん一家の近くに住む山中さんによると、サオリちゃんを含む子どもたちはいつものように家におらず、無傷とのこと。さらに山中さんは「夜遅くまで幼い子をほったらかしにしたバチが当たったのね」と、サオリちゃんの母親に対して辛辣な言葉を続けます。 今回の火事でネグレクトが警察にばれ、サオリちゃんたちは施設に行く可能性が高いことを知ったホノカさん。畑の野菜を盗ませるなど、子どもたちに犯罪行為までさせていた母親の所業に絶句します。山中さんは母親と離れ、施設で暮らす方がサオリちゃんたちにとっては幸せかもしれない、と話すのでした。 近所の人たちの間でも、サオリちゃんの母親はかなり問題人物だったよう。犯罪行為を促される環境からサオリちゃんたちを救うには、母子を引き離すという決断もやむを得ませんね。子どもが安心して暮らしていける環境を作るのは親の使命ですが、周りの大人たちもサポートできるよう心がけておくと、不幸の連鎖を減らせるのかもしれません。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年07月01日私には7歳の長男と5歳の長女、2歳の次男がいます。夫は仕事で忙しく、朝早く家を出て行き夜遅く帰ってくる毎日。近くに頼れる親戚や友人もいないため、子どもが生まれてからずっとひとりで育児を頑張ってきました。しかし最近になってやっと「育児がラクになったな」と思えるようになりました。それには、ある理由がありました。 ひとりで奮闘していた子育て第一子である長男が生まれたばかりのころ、そして第二子である長女が生まれたころはとにかく大変だった記憶があります。慣れない育児にひとりで奮闘し、長男も長女も小さかったころは毎日が手一杯でした。 毎日遅く帰ってきて休日には昼まで寝ている夫にイライラし、そのイライラを子どもに向けてあたってしまう日も、意味もなく泣いた日もありました。今思えば、ひとりで子育てしていくことに疲れていたのではないかなと思います。 第三子が生まれて大変さ3倍?長男が5歳、長女が3歳のときに第三子である次男を出産しました。家族が増えて幸せな反面、子どもが3人になり育児も大変になるなぁと覚悟していました。しかし、意外にもそこまで大変ではなかったのです。それには、長男と長女の存在がありました。長男はもう5歳、立派にママのお手伝いができる年ごろです。 長女はまだまだ甘えん坊で手がかかりましたが、以前ほどの大変さは感じませんでした。おむつを取ってと言えば取ってきてくれましたし、子どもたち同士で遊んでくれたので私がつきっきりで相手しなくても良くなった、というのも大きかったです。 ひとりじゃない、子どもたちがいる!ある日、長男が「ママはいろいろ大変だから僕がお手伝いするね!」と言ってくれたときは感動しました。そのときに「私はひとりじゃないんだ」と気づくことができました。その言葉に甘えた私は、長男と長女に、次男のお世話や夕飯の支度などを手伝ってもらうようになりました。 今では次男の遊び相手はもちろん、お風呂上がりの着替え、食器の配膳など、とにかくいろいろなことを手伝ってもらっています。「私は子ども3人の孤育て中だから」と思っていましたが、「すべてひとりで頑張らなくてもいいんだな」と長男と長女が気付かせてくれたのだと思います。 今も夫の仕事が忙しく、孤育てであることには変わりありません。でも子どもたち、特に長男と長女が協力してくれるようになったことで、毎日の育児がぐっとラクになりました。自然に「ママ手伝うよ」という言葉が出てくる、思いやりに溢れた長男と長女を誇らしく思いますし、次男にもそうなってほしいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/miyuka著者:小山田ちよえ
2023年07月01日私の夫はサービス業のため、お休みは週の平日に1回あるかないかでした。そのため、2歳の息子と私の2人で過ごす時間が多く、孤育てのつらさを痛感していました。中でも一番つらかったのは日曜日。それを克服するためにとった私の行動についてお話しします。 孤育て2歳になった息子は行動範囲も広がり、お家遊びだけでは限界がありました。息子にはさまざま経験をさせてあげたいという思いもあり、毎日2人で外へ出かけていました。日曜日や祝日になると、近くの広場では子ども向けのイベントなどが開催され、家族連れで大賑わい。私も息子になにか体験させてあげようと、イベントの列に並びました。 しかし、好奇心旺盛な息子はじっとしていられません。あと少しで順番といったところで走りだしてしまい、泣く泣くあきらめるということも多々ありました。また平日よりも人が多いため、私はいつも以上に気も張っていました。荷物を抱えながら、息子のあとを追いかけることは体力的にもとてもつらかったです。 孤独を感じる日曜日へとへとになりながらふと周りを見渡すと、平日には見かけないパパさんばかり。途中で動き出す子どもの代わりに、イベントの列に並んでいるのもパパさん。「私たちもパパがいてくれたらな」と思ってしまうことがよくありました。 日曜日に公園に出かけたときもパパさんがたくさんいます。「わが家は仕事なのだから仕方がない」とわかっていても、私はいつも以上に他の家族がうらやましくなり、寂しさを感じてしまいました。 平日との違い夫がいない孤独感や大変さは、日曜日だけに感じていたわけではありません。しかし、平日の公園には私と同じような子ども連れのママさんばかりでした。そのせいか「大変だけれどみんなも同じだ」と思え励まされることもありました。 しかし、日曜日の外出は「息子のために外に出なくちゃいけない」と思うものの、精神的にも体力的にもつらいなと感じてしまいました。そして私は、日曜日がだんだん嫌いになっていきました。 私は頑張っている息子に対して、「こんなにも弱くてだめな母親でごめんね」と思えてきました。しかし、そんな私にニコニコと笑いかけてくる息子を見ているうちに、ふと思ったのです。 「私だめな母親か? そんなことはない。頑張っていることだってたくさんある」。平日雨の日以外は、外に出てたくさん遊んでいるのだから、日曜日くらい外出をお休みしてもいいのではないか? イベントがあるときは、自分の体力に余裕があるときだけでもいいのではないか?と思えてきました。そして、いつもなら夕飯の支度をする時間に散歩へ出かけることで、違った景色を息子に見せることができたのです。 私は息子がかわいいが故に、「こうしなくてはいけない」と思いがちなところがありました。しかし、その考えをやめてみることで心に余裕が出て、息子にもいつもとは違った体験をさせてあげることができたと思います。「一番つらいと感じる日曜日は無理して外出しない」これが私の選択でした。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:山下亜衣
2023年07月01日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず……。そして、先生はつむ田さんに対して嫌がらせをするようになったのでした。以前お母さんに塾の先生のことを相談したつむ田さん。しかしお母さんがお父さんに相談すると、夫婦ゲンカに発展してしまうという事態に……。そのため、「もう誰にも言わない」と心に決めたつむ田さんは、先生の嫌がらせにも必死に耐え、つらい日々を送っていました。そんなある日、塾長がコワモテ先生を褒めている所に遭遇したオイカリ先生。「自分も褒めてほしい!」と塾長にアピールをするのですが、例の手紙の一件があってから、ずっと休んでいる良子ちゃんの問題について問われてしまうことに……。 さらに、それに加えて「犯人は分かったんですか?早く解決してください」と言われてしまったのです。焦ったオイカリ先生は、「良子が安心してこのクラスに戻って来られるように、つむ田をクラスから早く追い出さないと……」とある秘策を実行するのですが……!? ひとりの女子生徒が出て行くと、先生は大事な話を始めて… 「じゃあ今日の授業はこれで終わり!気を付けて帰れよ」 「先生!さようなら!」 オイカリ先生に挨拶を言うと、1番に教室を出て行ったつむ田さん。 (よしよしいいぞ。そのまま早く帰れバカ) オイカリ先生は心の中でほくそ笑むと、みんなに向かってこう言ったのです。 「はーい。一旦帰るのストップ!次のクラス分けのテストだけど……少しでも点数が悪かったら、温情は一切なしで下のクラスに落としまぁーす」 さらに、みんなに向かって「この時期に下のクラスに落ちたやつはどうなるのか、分かる人手を挙げて」という質問を投げかけると、教室内はざわつき始めてしまったのでした。 普段のつむ田さんの行動を把握していた先生は、つむ田さんが帰るのを待ってから意図的にテストの話を始めたようですね。教室中もクラス分けに関する内容だということでみんながざわざわしていますが、なんだか不穏な空気を感じますね。著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
2023年07月01日「母親だから、家事も育児もきちんとやらねば」という見えない圧力に押しつぶされそうになりながら、家事育児に奮闘するなな子さん。一方の夫は、「父親になったのだから、たくさん働いて稼がないといけない」そう思ってがむしゃらに働きます。この思いが、のちに夫婦のすれ違いをうんでしまうとは、2人は知らなかったのです――。積極的に息子の育児を手伝ってくれたお母さんですが、言動のひとつひとつがなな子さんの悩みの種に変わっていきます。 お母さんが子育てをしていた時代と現在では、育児の方法が変わっているのに昔の方法を押し付けようとしてくるのです。 産院で聞いてきたとなな子さんが言っても、お母さんは聞く耳を持ってくれません。意見は食い違うばかりです。母のやさしさがお節介に思えてきて……。 私は母親失格なの!? 思うように母乳が出ず、大泣きするなな子さんの息子。なな子さんは「おなかをいっぱいにしてあげられなくてごめんね」と自分を責めてしまうのでした。 お母さんの「母乳で育ててこそ母親でしょ」という言葉が頭をよぎり、母乳マッサージなどをおこないますがうまくいきません。 「母乳がすべてじゃない! 」と意を決したなな子さんは、育児用ミルクを息子に飲ませることに。ゴクゴクとたくさん育児用ミルクを飲む息子を見て、うれしくなるなな子さんです。 しかし、その現場を見たお母さんは「何やってるの?」と言い、露骨に嫌な顔をするのでした。 赤ちゃんにとって母乳と育児用ミルクのどちらが良いということはありません。ママと赤ちゃんにとって負担がない方法を選ぶことが大切です。お母さんにはなな子さんの意見に耳を傾けてもらい、考え方を柔軟にしてほしいですね。息子を一番近くで見ているなな子さんです。周囲にいる人はなな子さんの意見を尊重しながらサポートすることが需要なのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター みほはは
2023年06月30日無事に生後1カ月を迎えた娘。冬だったので毛布に包み、リビングに設置したシングルサイズのローベッドに寝かせ、私も就寝時にはそこで一緒に寝ていました。シングルマザーのため大人は私しかおらず、毎日できるだけ目を離さないようにとトイレに行くだけでもハラハラしていたのですが……。 哺乳びんを洗おうと一瞬目を離した瞬間に…! 哺乳びんは5本用意していたものの、すべて使用済みの状態。「このままでは次に使うものがない! どうしよう……」と思い、急いで台所に向かいました。ところが2本目の哺乳びんを洗い終えたころで、リビングからドンッと大きな音が聞こえたのです。直後に「オギャー!」と娘の泣き声が響き渡り、急いでリビングに戻ると、高さ約20cmのローベッドから落下している娘の姿が……! すぐさま娘を抱き抱えましたが、私の頭の中は罪悪感と不安でいっぱいです。抱っこしているうちに泣き止み、すやすや寝始めた娘。 インターネットで「赤ちゃんベッド落下」「生後1カ月ベッドから落ちた」など、同じような事例をたくさん調べました。その結果、緊急を要する状態としてあげられる嘔吐や不機嫌、顔色の悪さなどに当てはまるものはありませんでした。普段と違う様子であれば、すぐに小児科へ連れて行こうと思いましたが、どうやら娘の体調や様子に変わりはないようです。その後は、万が一に備えてローベッドの代わりに布団を敷き、ベビーモニターを設置。離れていても娘を確認できるよう対策を徹底しました。 現在、娘は元気な3歳児ですが、あの日「まだ動けないから大丈夫だろう」と勝手な判断で娘を危険にさらしてしまったことを、今でもとても反省しています。それ以降大きな事故は起きていませんが、この件を機に、安全対策をしっかりして、わが子を守っていくことの大切さを実感しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。赤ちゃんをひとりでベッドに寝かせる行為は大変危険です。絶対に目を離さないように気をつけてください。 ※赤ちゃんがローベッドから落ちてしまったときについて赤ちゃんが落ちてしまったときは、まず嘔吐はないか、顔色が悪くないか、意識ははっきりしているかを確認しましょう。なお1.5m未満から転落した場合、頭蓋骨骨折の頻度は0.7%と低く、椅子やソファーから転落した場合の頭蓋骨骨折は0%だったというデータもあります。問題がないようなら、半日ほどは安静にして様子を見てください。普段と違う場合は脳神経外科などの受診をおすすめします。 作画/mosu著者:渡辺莉子監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年06月30日今回は、かいさんちの体験談です。まだ独身のころ、ある日、高校時代の親友から出産報告を受けたかいさんち。親友の出産報告ということで、自分事のようにうれしく温かい気持ちになったかいさんちは、お祝いの場を設けることに。「出産祝いとして、いくら包もむべきかなのか」と悩んだものの、親友という特別な関係ということもあり、奮発して6万円のお祝い金を渡しました。それから時は流れ、いつしかかいさんちも結婚して家族を持つように……。さらに、出産や住宅の購入などの節目を迎える度に、たくさんの人たちからお祝いをいただき、祝福されたのでした。そして、お祝いをいただいた人たち全員にお祝い返しが終わったころ、高校時代の親友からはまだお祝いをもらえていないことに気付いたかいさんち。 (俺のほうも結婚・出産・家の購入といろいろあったから、お祝いを贈る機会はあったはず……)頭の中でそう考えると、なんだかモヤモヤした気持ちは収まらなくて……!? 消えない心のモヤモヤ!すると、ある日親友と再会することになって… 数年間、ずっと心に引っかかっていました。 こっちはしたのに、なんでないの? 親友と思っていたのは、こっちの一方的な気持ちだったのか。 モヤモヤを抱えたままの再会……。 "なんか気まずい……"と思っているのは、きっとこっちだけなのかもしれませんね。 ◇◇◇ お祝いをもらえていなかった一件で、どことなく親友に対して気まずさを感じていたかいさんち。しかし、"もしかしたら、このタイミングでお祝いをしてくれるのかもしれない"という可能性を信じて、会うことを決意します。きっと、かいさんちの心の中ではお祝いのことでモヤモヤしながらも、「親友という特別な関係だからこそ、1ミリの可能性を信じたい……」そんな葛藤があったのではないでしょうか。著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2023年06月30日おとなしい息子は、公園でやんちゃな男の子にいつもおもちゃを取られていました。ある日、公園に行きたくないと言い出した息子。息子の様子が気になり、保育士の姉に相談したところ、目から鱗のアドバイスが……。 息子のおもちゃを巡って公園でトラブル勃発! これは息子が3歳のときの話です。当時、近所の公園へ連れて行くのが日課になっていました。おとなしい息子は、滑り台やブランコではなく、家から持参したバスのおもちゃを走らせて遊ぶのが大好き。いつも公園には4~5組の親子が来ていてにぎやかでした。 いつものように遊んでいると、ほかの子どもが来て、息子のバスを取って行ってしまいました。その子のママは「貸してってちゃんと言いなさい!」と注意してくれたのですが、子どもは知らんぷり。私は「いいんですよ」としか言えず、息子には「貸してあげようね」と声をかけました。その後、ママが子どもを説得してバスはなんとか返してもらえましたが、この日からバスを取られる日が続きます。 ある日、いつものように公園にいこうとすると、息子は「行きたくない」と答えました。「どうしたの?」と聞くと、どうやら自分のおもちゃを取られるのが嫌だった様子。「でも、あの子も意地悪じゃなくって遊びたかっただけだと思うよ」としか言ってあげられず、息子は納得のいかない表情をしていました。 数日後、何事もなかったように、息子は「公園行きたい」と言い出し、いつも通りバスのおもちゃで遊びました。一方、「公園に行きたくない」と言われたことを気にしていた私。後日、保育士の姉に公園でのいきさつを話すと「息子が今遊んでいるから聞いてみるね! 遊び終わったら貸すね! と言って守ってあげたほうがいいよ」と言われたのです。 公園のお友だちと仲良くしてほしいと思い、簡単におもちゃを貸していた私。その後は「今遊んでいるから、貸してもいいか聞いてみるね」と仲裁に入るように。息子が少しでも貸したくなさそうなときは、まず「そうね。今は貸したくないね」と息子の気持ちを受け止め、その後お友だちに貸してあげ「どうぞ」を自然にできるよう頑張っています。息子の気持ちを考えてあげられてなかったことに気づき、反省した出来事でした。 作画/mosu著者:山下ゆか
2023年06月29日今回は、かいさんちの体験談です。まだ独身のころ、ある日、高校時代の親友から出産報告を受けたかいさんち。親友の出産報告ということで、自分事のようにうれしく温かい気持ちになったかいさんちは、お祝いの場を設けることに。「出産祝いとして、いくら包もむべきかなのか」と悩んだものの、「親友」という特別な関係ということもあり、少し奮発してお6万円のお祝い金を渡したのでした。それから時は流れ、いつしかかいさんちも結婚して家族を持つように……。さらに、出産や住宅の購入など人生の節目で、多くの人たちからお祝いをいただく機会が増えていったのでした。いろいろ人からお祝いをいただく度に、その都度温かい気持ちになっていたかいさんち。 しかしそんなある日、「そういえば……」とある大事なことに気付いて……!? ふと頭に、とある人物の顔が思い浮かんで… なんて言ったらいいかわからないんですけど……。 なんか………ですね、当たり前ではないけど、自分はしたし、すごく仲の良い友人だかこそ……言葉に出しはしませんが「祝ってほしいな」という感情が湧き出ました。 自分から言うことじゃないし、せびるものでもない。 まぁタイミングなんでしょうね、きっと。 ◇◇◇ 自分はお祝いを渡したにもかかわらず、高校の親友からお祝いをもらってないことに気が付いたかいさんち。"お祝いはせびるものでもない"と思いながらも、(結婚・出産・家の購入などお祝いを贈る機会は何回かあったはず……)と、複雑な思いが交差していました。確かに自分はお祝いを渡しているのに、相手からは何もなし……という状況だとモヤモヤしてしまうのは無理ないですよね。特にかいさんちの場合、彼とは「親友」と呼べる間柄だったからこそ、その思いが余計に強かったのかもしれません。著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2023年06月29日わが家は昨年5人目の赤ちゃん(四女)が生まれた共働き夫婦です。上のきょうだいには9歳の長女、7歳の長男、5歳の次女、2歳の三女がいます。5人目の赤ちゃんが生まれると上のきょうだいたちが赤ちゃん返りをしたり、気持ちが不安定になったりするのではないかと心配していました。特に気になっていたのは気分の浮き沈みが激しい「5歳の次女」でした。 家庭では浮き沈みの大きい次女次女は家の中ではとても気分の浮き沈みが大きいです。機嫌の良いときは甘えん坊でニコニコと他愛ないお話をしたり、楽しく遊んだりしています。逆に機嫌が悪いと、大泣きして手が付けられなくなったり、言葉づかいも悪くなったりととにかく大変! しかし、保育所ではまったくそんなことはないらしく、「いつもニコニコしていてしっかり者」と言われています。 きっと次女は保育所で頑張っている分、家に帰ると緊張の糸が切れて不安定になってしまっているのだろうと私は考えています。そんな次女ですが、下の子が生まれても赤ちゃん返りをしなかったのです。これはとても意外でした。むしろ、成長が感じられるようになりました。 「抱っこしたい!」と次女次女は四女のミルクが終わると、「抱っこしたい!」と言って、抱っこをしてくれるようになりました。はじめのうちは危なっかしくて、次女が抱っこをしている間はそばについていなければいけませんでした。 でも、「抱っこしている間は歩いたり、移動したりしない」というルールを作ると、ちゃんとそのルールを守れるように。それからは、もちろん近くで見守ってはいますが、安心して任せられるようになりました。抱っこするのにもずいぶん慣れて、抱っこされている四女もなんだか落ち着いているように見えます。 さらに驚いたのは…次女のお手伝いで1番助かるのは寝かしつけです。夜寝る前にミルクを飲んでから、ベビーラックに四女を入れて就寝するのですが、そのときに次女が寝かしつけをしてくれるのです。しかも、とてもじょうずで毎晩ほぼ確実に四女を寝かせてくれます。 次女曰く、「妹ちゃんの好きな音楽を鳴らして、お顔を近づけて、トントンして、(ベビーラックを)ゆらゆらしてあげる」と寝てくれるとのこと。「すごすぎる!」と素直に驚いてしまいました。最近は「私が寝かせておくから、お母さんは先に寝る部屋に行っといて」というくらい、張り切って寝かしつけをしてくれています。 抱っこも寝かしつけも本当に助かるので、必ず次女に感謝の言葉を伝えているのですが、それも次女の自信ややりがいに繋がっているようです。家事と育児に追われて、バタバタな毎日。気持ちに余裕がない日も少なくありません。「そんな毎日でも、次女に限らず、他の子どもたちの良いところや得意なところにもちゃんと気づいてあげられるようになりたい」と、次女のおかげでそう思えるようになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/ライコミ監修/助産師 松田玲子著者:守岡 みずほ
2023年06月28日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。ママ友からサオリちゃんの弟が朝ごはんを食べに来ていることを打ち明けられ、さらに下の子2人は小学校に行っているものの、サオリちゃんはいじめられており、不登校は半ば事実のようでした。サオリちゃんの母親から、父親は服役中と聞いていたホノカさんですが、ママ友によると実際は別の女の人を作って出て行ってしまったとのこと。ママ友も児童相談所にサオリちゃん一家のことを児童相談所へ相談しようかと思ったようですが、警備のおじさんのように、後から言いがかりをつけられるのが怖くて何もできなかったと話すのでした。自分やわが子に危害が及ばないよう、サオリちゃん一家には極力関わらないようにしていると話すママ友に、うなずくホノカさん。それでも、ママ友は罪悪感からなのか、サオリちゃんの弟が毎日のようにごはんを食べに来ることを黙認しているようでした。そんなママ友を見て、指輪の件で関係が途切れてよかったのかも、と思い始めるホノカさん。その晩、近所で火災が発生。次の日、火事となった一軒家の近くを通りかかったホノカさんは、「古いヒーターから発火したんですって」「それがきっかけでお母さんが…」「確かお姉ちゃんはサオリちゃんだっけ?」という話を耳にしてしまい……!? サオリちゃんの家族に当てはまる… 近所の人たちの話を聞くうちに、火事が起きたのはサオリちゃんの家だと確信を持つホノカさん。思わず近所の人たちの話に割って入ります。そこへ、サオリちゃんの母親が救急車で運ばれるところを見た山中さんがやってきました。 山中さんによると、サオリちゃんの家はほとんど焼け落ち、サオリちゃんの母親はかなりの重症だったよう。「子どもたちは無事だったみたいよ」との言葉に、ホノカさんは涙ぐみながらホッと胸をなでおろすのでした。 いくら迷惑をかけられた他人の子どもであっても、その子の身に何かあれば不安になってしまうもの。重症を負ったという母親は心配ですが、サオリちゃんたちが無事で本当によかったですね。まずは母親の回復が一番ですが、これをきっかけに子どもたちの環境が好転するといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月28日4歳の息子が幼稚園に入園して間もない時期、お迎えのたびに担任の先生に呼び出されるようになりました。話題はいつも自由奔放すぎる息子の態度について。「集団生活で協調性がなかなか身につかないのはまずい」と焦った私は、息子に園での行動をきつく注意するようになったのですが……。 マイペースすぎる息子に幼稚園の先生から呼び出しが… 息子は小さいころからマイペース。楽しいことに夢中になれるところは息子の長所だと思っていました。そんな息子が幼稚園入園後、たびたび先生から言われたのが「楽しいことに夢中になりすぎて、友だちと一緒に活動するのが難しい」ということ。次第に「このままで大丈夫……?」と焦り始めた私は、息子に「みんなと一緒のことをしないと!」ときつく注意することが増えていました。 一方で「年少なら息子みたいな子って多いのでは?」とも感じていた私。その日も先生から「息子くんが縄跳びになかなか参加してくれない」という話をされたので、本人に詳しく理由を聞いてみることに。すると息子は「縄跳びはつまらない。楽しい遊びをしようとしたらダメって言われたの。それがイヤだった」と回答。決められた遊びは息子にとってストレスのようで「幼稚園は楽しくない」という言葉が飛び出しました。息子の行動には息子なりの考えがあったことに気づいた私は、これまでの自分の声かけを見直すように。 私が今まで息子に要求していたのは、自分の意思を曲げて、周りに合わせること。しかし、本当に望んでいたのは「自分のしたいことと、すべきことのバランスを保てるようになってほしい」ということです。先生にも「息子はゆっくり成長しているので、このまま様子を見たい」とはっきり伝えたところ、理解してもらえました。そんな息子も、今では小学生。先生や友だちと一緒に楽しく活動できています。幼稚園当時、息子の好奇心や楽しむ気持ちを無理に抑えつけ、”協調性“を強要しなくてよかったと心から思います。 作画/mosu著者:水野あや
2023年06月28日働きながら子育てに奮闘する、2児のママ・まぼさん。仕事と育児とを両立するなかで「子どもとコミュニケーションが減っているのでは?」「周りに迷惑をかけているのでは?」と後ろめたい気持ちになり、日々葛藤を感じてきたそう。そんなまぼさんが本音で綴る「働きながら子どもを育てるということ」の新連載がスタート! 妊娠~産休・育休~復職にいたるまで、時系列を追って毎月1話ずつ公開していきます。第1回目は、仕事が好きで責任感の強いまぼさんが、第一子を妊娠し、産休に入るまでのお話。リアルすぎるエピソードに痛いくらい共感できるはず……!はじめまして。まぼと申します!現在、ふたりの子どもを育てながら会社員として働いております。いわゆる”ワーママ”という人間です。(個人的にはあまりこの言葉は好きではないのですが……それについては後日。)ワーママ歴でいうと4年ほど。身も蓋もない話ですが、4年間ワーママをやって感じたことは……「働く」と「子育て」って……相性悪い!!!(泣)まぁそんなことを言っても子どものオムツ代は稼がないといけないわけで……つまづきながらも、勤労と育児とどうにか折り合いをつけようと4年間奔走しているわけですが。ここで簡単に私の社会人年表をご覧ください。今日は、転職〜第一子妊娠のお話をさせてください。産休に入る直前までなかなか業務の引き継ぎ先が決まらず、夜遅くまでハードに働いていたこの頃。「若手社員のために、妊娠してもこの仕事を続けられる姿を見せねば!!」と頑張っていましたが、若手社員からしてみれば、そんな前例は迷惑なだけですよね。当時は切羽詰まりすぎて、そんな視点が欠けていました……。自分自身の意識と、会社側の体制が変わったおかげで、無事産休に入ることがようやくできました。【次回予告】そんなわけで、次回は無事産休に入ってから、保育園を探すまでの話を描けたらと思っています!お楽しみに!!PROFILEまぼさんイラストレーター/会社員イラストレーターと会社員を兼業する働くママ。パパのびぼちゃん、4歳の男の子・よいたん、1歳の女の子・しおさんと4人家族。イラストで綴る育児日記を、インスタグラムやツイッターで更新中。著書に『よいたん3歳、ときどき先輩。』(KADOKAWA)がある。Instagram:@yoitan_diarytwitter:@yoitan_diary
2023年06月28日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。公園で泣いていたサオリちゃんを不憫に思い、パチンコ屋の警備のおじさんから食べ物を分けてもらっていましたが、ある日おなかを壊してしまいます。サオリちゃんの母親は、「性的暴行を受けた」「わいせつな行為があった」などと、罪をでっちあげてお金目的でおじさんを訴えます。そのおじさんはお金を払い、警備の仕事もクビになってどこかへ行ってしまったそう。ホノカさんはつい最近まで、サオリちゃんが家に来ていたことをママ友に話しました。すると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と打ち明けたのでした。サオリちゃんの弟がごはんを食べに来ていると教えてくれたママ友は、サオリちゃんが学校でいじめられていて、不登校は半分本当であること、服役中とされていた父親が実は他の女の人を作って出て行ってしまったことをホノカさんに話します。また、警備のおじさんのように変な言いがかりをつけられるのが怖く、今まで誰も何もできなかったと語るのでした。そんなある日、事件が起こり……!? 確かお姉ちゃんはサオリちゃんだっけ? 自分やわが子に危害が及ばないよう、サオリちゃん一家には極力関わらないようにしていると話すママ友に、うなずくホノカさん。それでも、ママ友は罪悪感からなのか、サオリちゃんの弟が毎日のようにごはんを食べに来ることを黙認しているようでした。そんなママ友を見て、指輪の件で関係が途切れてよかったのかも、と思い始めるホノカさん。 その晩、近所で一軒家が火災に。次の日、火事現場の近くを通りかかったホノカさんは、「古いヒーターから発火したんですって」「それがきっかけでお母さんが……」という近所の人たちの噂話を耳にします。「確かお姉ちゃんはサオリちゃんだっけ?」という言葉に、ホノカさんの背筋は凍り付くのでした。 いくら放置されているよその子を助けたくても、自分やわが子の身を一番に考えるのは自然なこと。そんな中でも、せめて自分ができることとして「追い返さずにごはんを食べさせてあげる」といったママ友のように、周囲の大人の目が少しずつ子どもに向けば、それだけで救われる子どももいるかもしれません。 そして虐待などが見受けられたら、見過ごさずに児童相談所へ連絡をし、子どもたちを守ってあげたいですね。 ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく)著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月27日1歳半の娘は、食べることが大好き。初めての育児だったので、最初は育児書に書いてある通りの食事を与えていましたが、いつからか娘は「まだ欲しい」と食べ終わっても泣き続けるように……。おかわりを与えるたびに、「食べさせ過ぎかな?」と思いましたが、ごはんを食べない子どもに悩む友人を思い出し、自分は考え過ぎかもしれない……と気にしないでいました。しかし、その油断が仇となり、ある日娘に危機が訪れます……。 気が緩んだ結果、娘が苦しむはめに… 義実家で親戚が集まり、食事会を開いた日のこと。義母が娘のために作った筑前煮や炊き込みご飯などの料理がテーブルにずらっと並べられていました。案の定、食欲旺盛な娘は、目を輝かせながら食べ進めました。親戚一同も「本当によく食べるねえ」とびっくりするほどの食べっぷりで、私は食べ過ぎを心配しましたが、「今日くらいいいだろう」と食べ続ける娘を止めませんでした。 そして、大人たちがおしゃべりに夢中になっていたとき、ふと気づくと、デザートに出されていた娘の大好物である苺が1皿なくなっていたのです。「さすがに、これは食べ過ぎ……」と心配したときにはすでに遅く、おなかが痛いのか今までにないほど泣き叫ぶ娘。泣いて暴れる娘を見て、「病院へ行ったほうがいいんじゃない?」とその場は騒然。 私が焦っていると、娘はなんとか自力で排泄し、苦しさが和らいだのかピタッと泣き止みました。私は苦しむ娘を前に何もできなかったこと、まだ食べる加減がわからない子を制止しなかったことに反省。嘔吐や窒息の危険もあったと思うとゾッとします。 その後、数日間様子を見ましたが、おなかを痛がることや、ぐずることもなかったので病院へは行かずに今回の件は落ち着きました。子どもがよく食べるのはいいことかもしれませんが、親が軽視していると、今回のように苦しむのは子ども自身なのだと痛感しました。この件以来、娘が食べ過ぎていると感じたら「これが最後だよ」と声を掛けたり、おかわりの食材は小さく切ったりと、食べ過ぎ予防に気を配っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※1~2歳の子どもが1日に食べていい苺の量6個までと言われています。食べ過ぎには十分気をつけましょう。また、食べ物が喉や気管に詰まり、窒息してしまう可能性があるので、絶対に目を離さないでください。<参考>子どもの目安量(果物) 作画/うめたま堂本舗監修/助産師 松田玲子著者:小山 うみ
2023年06月27日30代独身の義妹は、私の5歳の息子を溺愛しています。息子もそんな義妹が大好きで、普段から義妹の愛情を一身に受け、楽しく過ごしていました。そんな中、私の好きなアイドルグループを義妹にすすめたことがきっかけで、義妹も同じアイドルにはまることに。そしてある日、私たちの言動で息子が大泣きしてしまうのです。 私と義妹を見て息子が大泣きしたワケ 30代独身の義妹は、私の5歳の息子を溺愛しています。休みの日は1日中、息子と遊んでくれる義妹。息子も義妹がいれば私がいなくても、ひとりで義実家にお泊まりできるほど懐いています。そんな義妹とは、同じアイドルグループにはまったことがきっかけで一気に距離が縮まりました。 ある日、義妹と一緒に応募していた入手困難なライブチケットが当選。大喜びの私と義妹がハイテンションのままライブについて話していると、だんだんと息子の様子がおかしくなり大号泣! 自分が誰よりも愛されていると思っていたのに、お母さんとおばちゃんをアイドルに奪われたと感じて悲しくなったようです。あわててフォローするも泣き止まず、近くにいた夫は息子を抱き上げ、こちらを冷ややかな目で見てきました。 うれしさのあまり、喜びを表に出しすぎたと反省。しばらくは息子の前でその話をしないように気をつけて、義妹と3人でいっぱい遊びました。そして、少しずつ一緒に歌を聴いたり、踊ったりしていくうちに息子もそのアイドルグループのファンに。息子そっちのけで盛り上がらないように気をつけながら、適度に楽しむことが大切だと学んだ出来事でした。 作画/becomachi85著者:小林結佳
2023年06月27日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫より、よその子のサオリちゃんばかりかわいがっていた義母の形見である指輪の一件以来、サオリちゃんはホノカさん宅へ来なくなりました。ホノカさんは新しくできたママ友に、サオリちゃんについて尋ねますが、「あんまり関わらないほうがいいよ」と釘を刺されます。ちょうど一年前、パチンコ屋の整備のおじさんが公園で泣いていたサオリちゃんにおじさんが声をかけると、サオリちゃんは「ご飯がもらえない」「叩かれる」と家の事情を話しました。「話しか聞けないけどいつでもおじちゃんところおいで」と、おじさんはサオリちゃんに同情したのでした。サオリちゃんに自分の食べ物を分け与えていた警備のおじさんを、無実の罪で訴えたサオリちゃんの母親。語ってくれたママ友は「子どもを道具だと思ってるのかしら」と憤ります。ホノカさんが、サオリちゃんが最近まで家に来ていたことを打ち明けると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と教えてくれました。さらに、サオリちゃん家族の事情も次々と明るみになり……!? 怖くて誰も何もできなかったのよ… ママ友は、サオリちゃんの弟が朝ごはんを食べに来ていることをホノカさんに打ち明けます。また、下の子2人は小学校に行っているものの、サオリちゃんはいじめられており、不登校は半ば事実のようでした。 サオリちゃんの母親から、父親は服役中と聞いていたホノカさんですが、ママ友によると実際は別の女の人を作って出て行ってしまったとのこと。 ママ友も児童相談所にサオリちゃん一家のことを児童相談所へ相談しようかと思ったようですが、警備のおじさんのように、後から言いがかりをつけられるのが怖くて何もできなかったと話すのでした。 ママ友から教えてもらった話は、どれも驚くものばかり。隠された事実も次々と明るみになり、サオリちゃん家族の家庭は崩壊していたことがわかります。児童相談所への通報を試みるも、言いがかりをつけられて目をつけられるのが怖いというママ友の気持ちも理解できるのではないでしょうか。しかし、尊い命を守るためにも、いざというときは大人が子どものSOSを受け取ってあげたいですね。 ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく)著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月26日初めての妊娠で、赤ちゃんとの幸せな日々を思い描いていた私。しかし、いざ産後を迎えると、寝不足や疲労で心までも疲弊してしまいます。こんなはずじゃなかった……と落ち込んだ私は母に相談。すると、思いがけない言葉が返ってきました。 こんなはずじゃない!産後がつらすぎて 待ち望んだ子どもを授かったとき、幸せに満ちた生活を思い描いていました。しかし、現実は2、3時間おきに起きて寝不足の上に、髪の毛も肌もボロボロで、理想とはかけ離れた生活。赤ちゃんが大きな声で泣いている横で、いびきをかいて寝ている夫に腹が立ち、涙が止まらなくなりました。 ある日、実家に帰ったとき、溜まりに溜まった不安を母に吐き出したのですが、「あなたもママになったのね~」と母は大笑い。その言葉を聞いて、1度寝ると全然起きない私が、赤ちゃんの泣き声だけで起きられるかな? と不安だったことを思い出しました。思い返してみれば、寝不足の原因は子どもの夜泣きのせいではありません。布団をかけ直してみたり、せきが出ると気になったり、息をしているか確認してみたり……と、寝ている息子が終始気になって、自ら起きていたのです。そんな自身の母性に気づいてからは少しずつ心に余裕ができて、ぐっすり眠れることが多くなりました。 つらいときは母の言葉を思い出して「私もママになったんだな」と思うと、改めて幸せを実感できるようになりました。私の悩みを吹き飛ばすきっかけをくれた母に感謝です。 作画/becomachi85著者:杉山藍
2023年06月26日今回は、かいさんちの体験談です。ある日、仲の良かった高校の友人から出産報告を受けたかいさんち。なかなかタイミングが合わず、ちゃんとお祝いができていなかったことから、改めてお祝いの場を設けることに。親友の門出をお祝いできることに胸を弾ませながら、銀行から6万円を引き出すと、お祝い金として包んで渡したのでした。それから時間は経過し、いつしかかいさんちも結婚して家族を持つように。結婚・出産・住宅の購入など、節目節目で多くの人たちからお祝いされると、心が温かくなったのでした。 お祝いをもらう立場になって感じたことは…? 私たち家族のことを考えてくれたたくさんのお祝いを頂きました。 本当に嬉しかったです。 親しい友人、なかなか会えない親戚なんかも、おめでとうの気持ちが伝わって……。 なんか良いものですね。 お返しも一人一人、相手のことを考えました。 悩むけど、やっぱりこういう時間も楽しいものです。 ◇◇◇ 結婚や子どもが生まれるなど、人生の大事なタイミングでいろいろな人たちからお祝いをもらったかいさんち。きっと皆さん「おめでとう」の気持ちを込めて、お祝いを包んでくれたり、品物を送ってくれたりしたと思うのですが、そういう温かい想いって目に見えなくても伝わるものですよね。著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2023年06月26日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。自分の孫より、よその子のサオリちゃんばかりかわいがる義母の死を知ったサオリちゃんは泣いてしまいます。そんなサオリちゃんを見て、「きっしょ」と嗤う母親。図々しくも「指輪返してあげたんだから」とホノカさん宅の暖房器具をねだります。すると、おばさんが「あげればいいじゃない このこじきさんに」と一言。怒りながらも、サオリちゃんの母親は暖房器具を持って帰るのでした。一方、ホノカさんは毒親に育てられ、疫病神と罵られていたサオリちゃんに対し、つい同情してしまうのでした。指輪の一件以来、ホノカさん宅へ来なくなったサオリちゃん。ホノカさんは新しくできたママ友に、サオリちゃんについて尋ねます。すると、そのママ友は「関わらないほうがいいよ」とホノカさんに釘を刺したうえで、約1年前に起きたサオリちゃんとパチンコ屋の警備のおじさんのエピソードを語り始めて……!? 子どもを道具だと思ってるのかしら サオリちゃんはパチンコ屋の警備のおじさんから食べ物を分けてもらっていましたが、ある日おなかを壊してしまいます。サオリちゃんの母親は、「性的暴行を受けた」「わいせつな行為があった」などと、罪をでっちあげてお金目的でおじさんを訴えます。そのおじさんはお金を払い、警備の仕事もクビになってどこかへ行ってしまったそう。 ホノカさんはつい最近まで、サオリちゃんが家に来ていたことをママ友に話しました。すると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と浮かない顔で打ち明けたのでした。 自分を心配し、かわいがってくれた警備のおじさんを守ろうと抵抗したサオリちゃんの気持ちを想像すると、いたたまれなくなってしまいます。それなのに、平気で嘘をつき恩を仇で返すサオリちゃんの母親の言動は理解できません。子どもにとって家族は世界のすべてと言われているように、子どもが安心して甘えられる居場所をつくるのも親の使命ということを忘れたくないですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月25日小さいころから言われたことしかできず、機転が利かない私。「しっかりして!」と実母や旦那から心配されながらも、今や4歳の娘と1歳の息子をもつ母親に。そんな私から生まれた娘はなんと、母親を華麗にサポートするスーパーマネジャー! 外出先で本領発揮!しっかり者の娘 4歳になる娘は、いわゆるしっかり者。最近は口も達者で、母親である私が娘に助けてもらう場面も増えました。ある日、娘と幼稚園用のプールバッグを買いにスーパーへ行ったときのこと。荷物が多かったので店員さんにレジ袋をお願いしました。すると娘がすかさず「いいえ、袋はいりません! このプールバッグに入れて帰ります」とひと言。他にも、アイスクリームを注文するときは「スプーンを2本ください!」と私のフォローをしてくれたり、欲しいお菓子があっても「これ、高い?」と家計の心配をしてくれたりします。 小さいながらも大人の会話や行動をしっかり見ているんだなぁと感心する一方で、「抱っこして〜」とまだまだ甘えたい年頃の娘。 私の頼りない部分をサポートしてくれる娘ですが、ママの役に立ちたい、褒めてもらいたいと頑張りすぎているのかもしれないと心配することも……。息子が先に寝た日は、少しだけ夜更かししてお喋りしたり、頑張りすぎなくても大丈夫だよと抱きしめたりして、娘と2人だけの時間を大切にしています。 作画/yacco著者:中川まなこ
2023年06月25日2歳の娘はイヤイヤ期の真っ盛り。特に娘が嫌がることの1つが、歯磨きです。娘は前から歯磨きが嫌いでしたが、イヤイヤ期になるとますます歯磨きを嫌がるように。歯磨きの時間になるとおもちゃで遊びだしたり、「絵本読んで」などと言って私の気をそらそうとしたりし、歯磨きから逃れようとする娘。甘いフルーツやジュースが好きな娘の歯の健康が心配な私は、さまざまな手を使って娘の歯磨きをし、虫歯予防に努めています。 お気に入りの歯磨きグッズで楽しく歯磨き娘があまりにも歯磨きを嫌がるので、娘の手を抑え、無理やり歯磨きをさせた時期もありました。しかし、娘はあきらめるどころかますます反発して歯磨きから逃げ回るように。まったくの逆効果でした。そこで、歯磨きの時間が楽しくなるよう、私は2つのことを工夫しています。 1つ目は、娘が好きなキャラクターの歯ブラシを使うこと。娘は自分で選んで買った歯ブラシが気に入ったようで、歯磨きの時間になると「〇〇(キャラクターの名前)の歯ブラシがいい」と言うように。2つ目は、フルーツ味の歯磨き用ジェルを使うこと。3種類の製品を試し、娘が気に入った物を使っています。2つの工夫により、娘は歯ブラシを口に入れさせてくれるように。 遊びの中で歯磨きの大切さを伝える私は歯磨きをテーマにした絵本を毎晩娘に読み聞かせ、歯磨きをしないと虫歯になって痛い思いをしてしまうことを繰り返し娘に伝えています。歯磨きの大切さを遊びの中で楽しく娘に伝えるために、歯医者さんごっこも一緒にしています。 虫歯で苦しむ患者さん役を私が演じ、「甘いお菓子をたくさん食べたのに、毎晩歯を磨かないで寝ていたら、歯が痛くなっちゃったの」と嘆くと、歯医者さん役の娘がブラシの形をしたおもちゃで私の歯を磨くまねをするように。娘は歯磨きの必要性を理解してくれているようで、とても有効だと私は感じています。 歯の検診で専門家に診てもらう私は、娘が1歳7カ月のころから4カ月ごとに歯の定期検診に娘を連れていき、娘の歯にフッ素を塗ってもらっています。自治体が開催する歯科検診にも必ず参加するなど、機会があれば専門家に娘の歯を診てもらうように。家では歯磨きを嫌がる娘も、歯医者さんの前ではおとなしく大きな口を開き、歯を磨かせてくれます。 検診では、歯医者さんから歯磨きの指導やアドバイスを受けることもできます。「歯ブラシだけでは取り除きづらい歯と歯の間の汚れには歯間ブラシを使うと良い」「歯磨きのあとでお菓子を食べたがったときはキシリトールのタブレットを与えるのも手だ」など、検診で歯医者さんからいただいたアドバイスを日常生活で取り入れています。 まだまだ歯磨きを嫌がる娘ですが、30秒~1分くらいは歯磨きをさせてくれるように。歯は一生もの。娘がどんなに歯磨きを嫌がっても、私は娘のためだと思って心を鬼にし、娘の歯磨きをしています。私自身、5年前に虫歯になり、4カ月におよぶ治療に苦労した経験が。娘には同じ経験をしてほしくないと私は思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2023年06月25日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていたことにサオリちゃんが関与していると知ったホノカさんは母親を呼び出します。そこへ義母の妹であるおばさんが指輪の件で訪れます。大騒ぎするサオリちゃん親子をよそに、おばさんは平然とサオリちゃんの指から義母の形見の指輪を抜き取り、おばさんはすでに義母が亡くなっていることを告げたのでした。義母の死を知ったサオリちゃんは泣いてしまいます。そんなサオリちゃんを見て、「きっしょ」と嗤う母親。図々しくも「指輪返してあげたんだから」とホノカさん宅の暖房器具をねだります。返答に迷うホノカさんの代わりに、おばさんが「あげればいいじゃない このこじきさんに」と一蹴。怒りながらもヒーターを持って帰る母親とは逆に、サオリちゃんはホノカさんたちに一礼して去ります。ホノカさんは、憎らしいと思っていたはずのサオリちゃんに対し、つい同情してしまうのでした。これで一件落着と思っていたものの……!? ご飯がもらえなくて叩かれて… 指輪の一件以来、サオリちゃんはホノカさん宅へ来なくなりました。ホノカさんは新しくできたママ友に、サオリちゃんについて尋ねますが、「あんまり関わらないほうがいいよ」と釘を刺されます。 ママ友が語り始めたのは、ちょうど一年前ごろのサオリちゃんとパチンコ屋の整備のおじさんのエピソード。公園で泣いていたサオリちゃんにおじさんが声をかけると、サオリちゃんは「ご飯がもらえない」「叩かれる」と家の事情を話しました。「話しか聞けないけどいつでもおじちゃんところおいで」と、おじさんはサオリちゃんに同情したのでした。 さまざまな情報が入ってくるママ友ネットワークは、子育てに欠かせないものですよね。しかし、時に良くない話や噂話を耳にすることも。サオリちゃんにも複雑な事情がありそうですが、まずは憶測だけで判断しないように心がけたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月24日初めての出産で帝王切開することになった私。不安の中で出産を迎えましたが、無事にわが子が生まれてきて安堵します。親戚からお祝いの言葉をたくさんかけてもらいうれしかったものの、その中にはモヤッとする言葉もあり……。 「そんなこと言う?」まさかの声に絶句 私は初めての出産を控え、おなかの子と対面できる日を楽しみに過ごしていました。ところが出産予定日を過ぎても生まれてくる様子はなく、1週間を超過する日に帝王切開へ予定変更することに。入院後、翌日に帝王切開をする予定でしたが、胎児の心拍数が低下していることから1時間後に緊急帝王切開をすることに。はじめは手術への不安で胸がいっぱいでしたが、あっという間に手術は終わり、無事に生まれてきてくれて安堵しました。産後は母子ともに健康で、術後の経過も良く順調に回復。親子で退院の日を迎えることができました。 退院後、親戚からお祝いの言葉をたくさん掛けてもらったのですが、あるおばさんからは「帝王切開だから先生が出してくれたんでしょ。ラクだったでしょ?」と心無いひと言も……。すかさず義母が「私も帝王切開だったけど大変だったのよ!」とフォロー。夫も慰めてくれて、その場は救われましたが、私はその言葉が引っかかっていました。 その後、ママ友に「親戚から"帝王切開はラク"って言われて……」と打ち明けると、「大変だったね。気持ちわかるよ」と共感してくれました。帝王切開を経験したママたちと話していると、「悩んでいるのは私だけじゃない、ひとりで思い悩まなくてもいいんだ!」と思えるように。あのとき、親戚に掛けられた心無い言葉は、「帝王切開を経験したことがないから、想像できなかったのかも!」と広い心で受け止められるようになりました。 作画/ひのっしー著者:森田 アン
2023年06月24日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。ミホちゃんの目撃証言により、サオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来ました。出張に行っているはずのサオリちゃんの父親は実は服役中で、子どもたちがコジキまがいのことをしたり、嘘をついたりしても、一切の罪悪感を抱かない様子の母親に嫌悪感が増していきます。義母の妹であるおばさんが指輪の件で訪れた際、サオリちゃんの母親は「サオリがもらったんですけど!?」と言い張り、サオリちゃんは嘘泣きをしますが、おばさんは平然とサオリちゃんの指から義母の形見の指輪を抜き取ります。「いざとなったら警察にも動いてもらう」とサオリちゃん親子を牽制。サオリちゃんの母親は、指輪の持ち主である義母に直接確認しろと迫りますが、おばさんはすでに義母が亡くなっていることを告げたのでした。すると、サオリちゃんが涙を流し始め……!? あげればいいじゃないこのこじきさんに 義母の死を知ったサオリちゃんは泣いてしまいます。そんなサオリちゃんを見て、「きっしょ」と嗤う母親。図々しくも「指輪返してあげたんだから」とホノカさん宅の暖房器具をねだります。 すると、おばさんが「あげればいいじゃない このこじきさんに」と一言。怒りながらも、サオリちゃんの母親は暖房器具を持って帰るのでした。一方、ホノカさんは毒親に育てられ、疫病神と罵られていたサオリちゃんに対し、つい同情してしまうのでした。 母親とは違い、最後に頭を下げていったサオリちゃん。嘘をつくことはいけませんが、その裏には家庭環境などの複雑な事情があるのかもしれません。自分の子どもに暴言を吐き捨てる母親を見て育てば、物事の善悪の判断がつかない子になってしまうことも考えられます。みなさんがホノカさんの立場だったら、サオリちゃんに対してどのような感情を抱きますか?著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月23日小学3年生の息子が公園で友だちと遊んでいると、小学1年生の男の子と公園でトラブルに。公園にはその男の子の母親も一緒にいましたが、まったくトラブルに気づいていません。母親はスマホに夢中で……。 公園で子ども同士がトラブルに!どう対処する!? ある日の放課後、小学3年生の息子はいつものように、近所に住むAくんとBくんと一緒に公園へ出かけました。1時間ほどして、Bくんのママから電話が……。「1年生の男の子が、Aくんのお菓子を勝手に食べてトラブルになった」と、3人が泣きながらBくんの家に帰ってきたそう。私はAくんのママと一緒にすぐにBくんの自宅へ向かいます。子どもたちが言うには、1年生の男の子に勝手にお菓子を食べたことを指摘すると「うるさい! 殴るぞ!」と言いながら追いかけまわしてきたり、背中を押してきたり、しつこく3人に付きまとってきたそうです。 息子たちと一緒に公園に行ってみると、トラブルになった1年生の男の子はまだ居て、またすぐに息子たちに付きまとってきました。すぐに注意すると、その子は「ママ~!」とベンチの方に走って行ったのです。私とAくんママ、Bくんママは「え? 親も一緒だったの?」と驚きました。トラブルの経緯を男の子の母親に説明しましたが、見ていなかった」とひと言。今後は付きまとわないように気をつけてくださいとだけ伝えて会話は終了しました。その後、少し公園に残りましたが、男の子はまた違う高学年の子と揉めていました。しかし、ベンチにいる母親はスマホに夢中……。また今回のようなトラブルが起きたときは、子どもだけで解決しようとせず、まずは親や周囲の頼れる大人に相談してほしいと子どもに伝えました。 作画/yacco著者:田中 里奈
2023年06月23日「早く一緒に会話をしたいね」と、私はよく0歳の娘に言っていました。 今、娘は2歳。大変よくしゃべります。 しかし、マシンガントークすぎてすべて受け止められないときがあり、「ごめんね」と思ってしまう自分に情けなさでいっぱいです。 そんな私と娘のエピソードと、マシンガントークへの対処をお伝えします。 マシンガントークの娘にうんざりの毎日娘は2月生まれですが、本当によくしゃべります。 娘「虫って怖いね。はちって刺すんだよ、ママ。知ってる? いたいいたいなんだよ。ママ、虫何が好き? 娘ちゃんはね、ちょうちょが好き。あ、妹ちゃんは多分ね、かたつむり好きだよ。あとね、昨日ね~」と、思いついたことと質問がたくさん並んでいる会話をしてくるのです。 なかなかのマシンガントークだと思います。娘だけだったら私も受け止める余裕があるのかもしれません。しかし1歳になる妹もいて年子を自宅保育しているので、娘だけにかまっていられないのが現状です。 悩んでいるのは私だけではなかった毎日マシンガントークをされると全部聞くのは大変なため、適当に受け流すと「ママ、よく考えて!」と娘は言うのです。家事で忙しいときなどにマシンガントークされると正直イライラして、そんな自分を情けないと感じていました。久々に再会したママ友に、娘のマシンガントークについて話すと「うちの娘もすごいよ。毎日すごい量話してくるから受け止めきれないよ」とのこと。娘と同級生の子を持つママ友は、きっと話を合わせてくれているんだろうと思っていました。その後、ママ友の娘のA子ちゃんと一緒に遊んだときのことです。A子ちゃんも娘と同じくらいの量を話し、2人であーでもないこーでもないとおしゃべりしていたのです。そのとき、ママ友の言うことが本当なんだなと確信に変わりました。さらに、私だけがマシンガントークに悩まされているのではないんだなと少しホッとしたのを覚えています。 他を頼りながらの子育てそもそもなぜ、そんなに追い詰められているのかをよくよく考えてみました。すると年子育児で余裕がない、自分の時間がない理由から娘を受け止めきれていないのだ気づいたのです。そこで、私は一時預かりやプレ幼稚園を利用し始めました。 一時預かりは新型コロナが流行る前にはよく利用していたのですが、最近はあまり利用していませんでした。しかし、最近は思い切って月に2回ほど下の子と一緒に預けて積極的に私の時間を作ることにしたのです。そして、プレ幼稚園は週1で今年の春から通っているのですが、9月から週2に増やしました。 一時預かりやプレ幼稚園に行った娘の反応一時預かり、プレ幼稚園を利用しても娘のマシンガントークは止むことはありませんでした。しかし、利用する前よりは私が娘のことを受け止められるようになったような気がします。 会話の内容も家であったことではなく、「一時預かりであったこと」や「プレ幼稚園でやったこと」など外部の話が多くなり、私が知らないことも話してくれるため自然と会話も聞けるようになったんだと思います。 たくさんのことを話せるのは素晴らしいことだと思います。さらに私も最初はそれを望んでいたので本当にうれしいことです。しかし、私はマシンガントークにいつの間にか追い詰められてしまったのです。今もひとりではなく他のサービスに頼りながら子育てしています。おかげさまで以前よりも追い詰められて「ごめんね」と思うようなことはなくなりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:安斎みさき1歳4カ月差の年子を育てるワンオペママ。転勤族。金融関係や大手薬局で働いた経験を生かして、子育てや金融そして美容ジャンルのライターとして活動中。
2023年06月23日娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。ミホちゃんの目撃証言により、サオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来ました。そこでさまざまな嘘が明るみになり、母親の非常識な言動もエスカレートしていきます。サオリちゃんや下の子たちの非常識な行動にも、「何が悪いの?」と一切悪びれる様子のないサオリちゃんの母親。それどころか、「うちで生活するよりこいつらの幸せになってる」とすら言うのでした。サオリちゃんの母親の図々しさはエスカレートし、ホノカさん宅の物置にあった暖房器具を「もらってあげてもいいですよ?」と言い出す始末。そこに義母の妹がやって来て……!? こんな噓泣きに騙されるものですか サオリちゃんの母親の非常識さに憤りを覚えるホノカさん。ここで、義母の妹であるおばさんが指輪の件で訪れます。サオリちゃんの母親は「サオリがもらったんですけど!?」と言い張り、サオリちゃんは嘘泣きをしますが、おばさんは平然とサオリちゃんの指から義母の形見の指輪を抜き取ります。 さらに、おばさんは「これ以上騒ぐなら然るべきところに相談する」「いざとなったら警察にも動いてもらう」とサオリちゃん親子を牽制。サオリちゃんの母親は、指輪の持ち主である義母に直接確認しろと迫りますが、おばさんはすでに義母が亡くなっていることを告げたのでした。 埒が明かない状況に、第三者の介入によって一歩前進したように思えます。非常識な態度を取ってくる相手には、いざとなったらおばさんのように強気で対応するのが得策かもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2023年06月22日ある日、公園の砂場で2歳の息子を遊ばせていたときのこと。そばで小学生の男の子たちがサッカーで遊んでいたのですが、誤ってボールが息子にぶつかりそうに。幸い、私がボールをキャッチしたので息子にけがはなく、とくに気にせず砂遊びを続けていました。すると、ボールを蹴った男の子が近付いてきて……。 危ない!小さな息子にサッカーボールが… 2歳の息子と出かけた公園は、ボール遊びもできます。すでに公園では、小学生の男の子6人がサッカーを楽しんでいました。息子のお目当ての砂場は、ボール遊びができるグラウンドの隅にあり、砂場で遊び始めたときにサッカーボールが転がってきました。私が手前でキャッチしたため、子どもにけがはなく、男の子たちに「気をつけてねー」と声をかけて、ボールを投げ返しました。 すると、ボールを蹴った男の子が走り寄ってきて、息子に「ごめんね。ケガしていない?」と声をかけてくれたのです! まだうまくおしゃべりができない息子は、ポカンとした表情ですが、私は男の子のやさしさに感動して涙が出そうになりました。男の子は私にもぺこりと頭を下げ、輪の中へ戻っていきます。どうやら、仲間たちで「謝りに行ったほうがいい」と話し合っていたようです。 公共の場所である公園は、いろいろな年齢の子どもたちが思い切り体を動かして遊べる場所。ちょっとしたトラブルはお互い様と思っていましたが、男の子たちのように「悪いことをしてしまったら、ちゃんと謝る」ことはとても大切だと改めて実感。もう少し息子が大きくなったら、公園での遊び方や真摯な対応について教えていきたいと思います。 作画/ヒロミンミン著者:向田紀子
2023年06月22日保育士の中田馨さんが、実際にやっているイヤイヤ期のかわしワザ【お食事編】を教えてくれました。「苦手な食べ物を食べない」イヤイヤ星人、「椅子に座らない」イヤイヤ星人など4パターンに分けて詳しくマンガで解説!こんにちは、保育士の中田馨です。「実際に保育士がしている、イヤイヤ期のテーマ別の対応方法」のうち、今回は「食事でイヤイヤ星人」をお届けします。 食事でイヤイヤする子への対応方法1日3回やってくる食事。子どものことを考えていろいろな食材を使ったり工夫しながら料理を作るのに、ひと口も食べずに「イヤ!」と言ってプイっと横を向いてしまうなんて経験をしたことがあるのではないでしょうか? ひと口でも多く食べてほしいのが親心ですが、頑なに口を開いてくれないとどうすることもできません。無理やり口に入れるわけにもいきませんので、悩むママも多いことでしょう。 食事でイヤイヤ星人への基本的な対応方法は以下の4つです。1.食べない食材があっても良しとしよう!2.食事には決まりがあると伝える3.十分に甘えさせる4.ある程度子どもの思いを尊重するでは、実際に保育所であった具体例を挙げながら見ていきましょう。 苦手な食べ物をひと口も食べないイヤイヤ星人苦手な食べ物をひと口も食べてくれないイヤイヤ星人はとっても多いものです。私の保育所のイヤイヤ期の子どもたちは全員がそうと言ってもいいくらい。例えば、きのこが苦手な子の場合、きのこ単体ではもちろん食べません。えのきと一緒に数種類の野菜を汁物にしたら、じょうずにえのきだけをよけて食べます。ハンバーグにしいたけを練り込めば、その香りに感づいて食べてくれません。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのでしょうか? まずは「食べない食材があっても良しとしよう!」と思うことです。苦手な食材の1つや2つ大人もあると思います。なので、苦手な食材が多少あっても問題ありません。まずは、えのきが入っているのに汁物を食べようという意欲がある子どもを認めます。「今は、きのこを食べなくてもいいや」と思いましょう。 とはいえ、将来的に食べてほしいと思うなら、子どもが苦手な食材も定期的に食卓に出して、その存在を見せ続けます。親が「おいしい!」と食べているところを見せることが大切です。 椅子に座らないイヤイヤ星人食事中にすぐに椅子から逃げ出したり立ち歩いたりする子がいます。つい追いかけてしまいたくなるところですが、それはNG。食事のマナーとして、立ち歩いて食べるのはよくありませんが、それよりも立って歩いて食べているときに、食べ物を喉に引っ掛けてしまうことのほうが怖いのです。このようなイヤイヤ星人には「食事には決まりがあるんだよ」ということを伝えます。例えば、食事は座って食べるということもその1つ。座らないと食べさせないという家ルールをつくってしまうのです。 追いかけて食べさせると「歩いて食べてもOKなんだ」という認識になりますので要注意です。また、椅子から逃げ出した子どもに対して「待て待てー!」など大きなリアクションで対応すると、子どもはママに反応してもらって楽しいと思ってしまいますので、座らせるときは「椅子に座るよ」っと淡々と対応しましょう。 自分で食べられるのに食べさせてほしいイヤイヤ星人手づかみ食べもスプーンやフォークなどを使って食べることもできるのに、急に「ママ、食べさせて!」と自分で食べなくなる子がいます。ママとしては、「もう、自分で食べられるでしょ?」と思うことでしょう。このようなイヤイヤ星人には、十分に甘えさせましょう。ママに「食べさせて!」と言ってくるのは今だけの話です。子どもが成長するなかでは、心の充電がたくさん必要な時期があります。充電の方法はその子によって違います。この子の場合は、食事の時間に出てきたのかもしれません。ママが食べさせてあげたとしても、「じゃあ、自分でもひとさじ食べてみよう」と誘うのはもちろんOKです。 スプーンもまだなのにお箸で食べたがるイヤイヤ星人まだ、手づかみ食べがメインでスプーンすらうまく使えないのに、パパやママの様子を見て「お箸が使いたい!」と言ってお箸を持ちたがる子がいます。持たせなかったら大泣きするので、持たせていいものか悩むところです。 このようなイヤイヤ星人には、ある程度子どもの思いを尊重しましょう。ある程度というのは、子ども用の短いお箸を用意して持たせるのはOKです。食具に興味を持つことは頼もしいものです。ただ、お箸は子ども用のものを必ず大人がそばで見守りながら食べてください。 イヤイヤ期全般に言えることですが、子どもがイヤイヤ言い出したらすぐに解決することはできません。いつもの3〜4倍は時間がかかるかなと大らかな気持ちで対応しましょう。 作画/はたこ著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年06月21日