「肺炎」について知りたいことや今話題の「肺炎」についての記事をチェック! (1/2)
タレントのアレクことアレクサンダーが31日に自身のアメブロを更新。肺炎に罹患していた父親の現状を報告した。28日のブログで、アレクは父親がCT検査を受けたことを明かし「肺炎だった」と報告。「肺炎も悪化すると恐ろしいけどもっと大変な病気じゃなくてよかった」と安堵した様子でコメントし「ホルヘが前に行きつけの病院では、、蓄膿症と言われ抗生物質貰ってなくて、、、悪化してたみたい」と説明していた。この日は「ホルヘ 咳がまだ治らないな」というタイトルでブログを更新し「けど体重は1キロほど戻ってきたみたい」と父親の現状を報告。「もう少し様子をみます」と説明しつつ「ホルヘもマシュマロチョコレート好きみたい」と明かし、ブログを締めくくった。
2025年03月31日映画監督の篠田正浩さんが25日、肺炎のため亡くなった。94歳だった。27日、表現社が発表した。同社は「映画監督篠田正浩は2025年3月25日午前4時55分に肺炎のため94歳で永眠いたしました。ここにみなさまからの生前のご厚誼に深謝し、謹んでご報告申し上げます。故人の遺志に従い、すでに家族葬を執り行いました。後日お別れの会を行いたいと思っております。どうぞご理解の程、宜しくお願い申し上げます」と報告。続けて「これまで、篠田の映画製作を支えてくださった方々、また映画を愛してくださったみなさまに改めて心より感謝申し上げます。尚、誠に勝手ではございますが、供物、供花、弔電などはご遠慮させて戴きますこと、あわせてご了承くださいますようお願い申し上げます」と記している。篠田さんは1931年生まれ。1960年、『恋の片道切符』で監督となる。大島渚、吉田喜重らとともに「松竹ヌーベルバーグ」として前衛的名作を発表した。66年に松竹を退社、フリーとなり、翌67年、独立プロダクションの表現社を妻の岩下志麻とともに設立、自主制作を始めた。『『はなれ瞽女おりん』『瀬戸内少年野球団』といった名作を手がけた。
2025年03月27日(写真:時事通信)日本人の死亡原因11位にもなっている間質性肺炎。なかでも、原因不明の特発性は余命宣告されてしまうことも。知らぬ間にジワジワと進行するという病魔に予防策は?料理研究家の枝元なほみさんが、2月27日に69歳で亡くなっていたことがわかった。3月12日付の本人のX上で「チームむかごスタッフ一同」により公表された。5年ほど前に間質性肺炎と診断されていた枝元さんは「かねてより病気療養中」だったという。2023年12月に、73歳で亡くなった歌手の八代亜紀さんも、死因は急速進行性間質性肺炎と報じられていた。さかのぼれば、あの美空ひばりさんも1989年、間質性肺炎による呼吸不全のため、52歳の若さで亡くなっている。このように「女性が比較的若い年齢で命を落としている」印象だ。“間質性肺炎”とは耳慣れないが、本誌読者(50代主婦)の75歳になる母親も、昨年12月に同病と診断されていたという。「病院で『間質性肺炎です』と診断されたものの『特別な治療法はありません』と言われたそうです。家に帰ってきてから、スマホで検索してみたところ『余命5年』とあってとしたといいます。それ以来、母は『私も、もう長いことないわ』とすっかり意気消沈してしまっているんです」間質性肺炎とは、いわゆる肺炎と、なにが違うのか。前出の枝元さんも「病気療養中」だったというが、まだ治療法が見つかっていない病気なのか、薬はあるのか、ないのか……。■本人も気づかないうちに症状はジワジワと進行していく多摩ファミリークリニック院長の大橋博樹先生に、詳しく聞いた。「間質性肺炎は、よくいう肺炎とは異なる病気です。肺炎は、肺胞という袋の中が炎症を起こしますが、間質性肺炎は、間質つまり肺胞の壁の部分が炎症を起こします。すると肺自体が硬くなってしまい、酸素を取り込んで二酸化炭素を出すという肺機能が弱まってしまうんです」間質性肺炎によって硬くなった肺胞は膨らみにくくなり、息苦しさや、息切れするなどの症状が出るようになる。「ご本人は『加齢のせいかな』とか、『風邪が長引いているから、が止まらないんだ』と思い、受診されないことも多いです。そうして、気づかないうちに症状はジワジワと進行していくんです」(大橋先生、以下同)たとえ受診しても、ぜんそくなどほかの病気と勘違いされるケースもあり、発見されずにいるうちに、気づいたときにはかなり悪化していることもあるという。■年々増え続ける間質性肺炎患者「階段を上るときに息苦しさを感じるようになり、次に、歩いているときや、衣服の着脱という日常動作だけで息苦しいと感じ、最終的には、身動きしていなくても、息苦しくなってしまいます」厚生労働省によれば、2023年10月のある日の時点で、継続して医療を受けている間質性肺疾患の総患者数は147,000人で、前回調査時(2020年)の112,000人より、35,000人も増加している。間質性肺疾患による死亡者数は、2023年に23,875人にのぼり、3年前の19,220人より4,655人も増えていることになる。また、死亡者の数を年齢別で区切ってみると、50代あたりから増え始め、年代を経るごとに増加していく傾向がみられる。「ここ数年、厚労省公表の患者数が増えているように見えますが、医学の進歩によって、病気の特定がよりしやすくなったことの表れともいえます」直近で年間2万人以上が亡くなっているとみられる間質性肺炎は「数十種類ある」という。「大きく分けて2とおりに分類できます。ひとつは、その原因がハッキリしている間質性肺炎です。これは女性に多い関節リウマチなどのや、抗生物質などの薬剤の副作用によるもの、放射線治療や抗がん剤治療の影響、アレルギー物質やアスベストなどのを吸入してしまったことによる影響、マイコプラズマ肺炎や新型コロナウイルスの影響など、さまざまな原因があります」■怖いのは原因不明の間質性肺炎これらの「原因が明らかな間質性肺炎」にった場合は、まずは「原因の除去」から始めることが多いという。「薬をやめる、放射線治療をいったん停止する、ハウスダスト除去などをします。マイコプラズマ肺炎や新型コロナウイルスの場合は、まずそちらの治療をします。そのうえで、ステロイドの服薬などで治療していきます」■余命3年とも……早期に発見できるかが生死の分かれ道一方で、「原因がわからない間質性肺炎があるんです」と大橋先生は説明する。「これにも多くの種類がありますが、こちらを全般的に『特発性間質性肺炎』と呼んでいます。これは、難病指定もされている、治療が難しい病気です。この特発性間質性肺炎の大多数を占めるのが『特発性肺線維症』で、発症してしまうと『平均生存期間3~5年』とされているんです」なんとも恐ろしい「平均生存期間3~5年」の特発性肺線維症。患者の男女比率は2対1程度。「この特発性肺線維症は、ステロイド治療の効果が薄いため、一昔前までは『肺移植しかない』とも考えられていました。しかし近年では新薬(オフェブなどの抗線維化薬)も承認されていますので、肺が硬くなるのを抑える治療ができます。そのほかの治療としては、酸素投与や肺移植などもあります。息切れや、咳が止まらないなどの症状があったら、加齢のせいと思わず、かかりつけ医に相談してください。間質性肺炎は胸部CTスキャンやレントゲン写真で発見できますし、健診や人間ドックなどで見つかる場合もあります」早期発見であればあるほど、治療の効果が上がり、より症状を抑えることができるという。「階段を上ると息が切れる」とか「風邪をひいてないのに乾いた咳が続く」のは、体が発する警告なのかもしれない。年のせいとせず、早めに受診し対策することが大切だ。
2025年03月27日2024年8月13日、乳がんの1つである浸潤性小葉がんと診断されたことを公にした、タレントの梅宮アンナさん。同年10月1日、肺炎で入院したことを報告すると、ファンから心配する声が多数上がっていました。乳がんを患った梅宮アンナ、近影ショット公開同月5日、入院中の梅宮さんはInstagramを更新し、近影ショットを公開しました。 この投稿をInstagramで見る Anna Umemiya(@annaumemiya)がシェアした投稿 梅宮さんは「今日も回復へ向かっている模様です」と、現状を報告。「お薬が効いて本当に感謝です。ステロイドを使っているのですが、今日から半分になりました!」と、治療が順調に進んでいることを明かしています。また、同日に参加予定だったイベントについて「本当に申し訳ありませんでした」と、ファンやスタッフにお詫びの言葉を述べた、梅宮さん。そんな梅宮さんに対し、ファンからはたくさんの温かな言葉が送られています。・しばらくイベントは止めたほうがいいんじゃない〜。体調の復活に全力を注いでくださいね。・何事も焦らず、ゆっくり、ゆっくりです!・お元気な様子が見られて、安心しています。早くよくなるように願っております。ファンからの温かな言葉はきっと、闘病中の梅宮さんの励みになることでしょう。梅宮さんの肺炎が、1日でも早く治ることを願います。[文・構成/grape編集部]
2024年10月05日マイコプラズマ肺炎とは、「肺炎マイコプラズマ」という微生物に感染して起きる肺炎のことです。主な感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。肺炎というと高齢者の病気というイメージがあるかもしれませんが、マイコプラズマ肺炎は患者全体に占める14歳以下の割合が多く、意外にも若くて健康な人もかかります。1年中見られる感染症ですが、晩秋から冬に患者数が増えます。大正製薬株式会社が運用する健康情報サイト「大正健康ナビ( )」では、専門医によるヘルスケアアドバイスを公開しています。8月7日に新着公開した「マイコプラズマ肺炎」では、黒木 春郎 (くろき・はるお)先生に原因、症状、治療・対処法や予防法について詳しくお伺いしました。◆新着情報専門医によるヘルスケアアドバイス 疾患ナビ 「マイコプラズマ肺炎」 <目次>・マイコプラズマ肺炎の原因・マイコプラズマ肺炎の症状・マイコプラズマ肺炎の治療・対処法・マイコプラズマ肺炎の予防法マイコプラズマ肺炎の症状はしつこい咳が特徴です。まず、発熱や倦怠感、頭痛、のどの痛みなどの症状が出て、それらの諸症状が治まった頃に、乾いた咳が長く続きます。マイコプラズマ肺炎の初期症状は、かぜととてもよく似ているため、見分けるのが難しいです。軽症で済むことが多い疾患ですが、適切な治療を受けないと咳が止まらずにつらい思いをしますので、咳が1週間以上続く場合は放置せずに受診をしましょう。大正健康ナビは、生活者の日常生活に寄り添い、「人生100年時代をサポートする健康情報発信基地」として、みなさまの健康の維持・増進にお役立ていただけるサイト運営を目指しております。当社は、これからも健康と美を願う生活者に納得していただける優れた医薬品・健康関連商品、情報及びサービスを、社会から支持される方法で創造・提供することにより、社会へ貢献してまいります。【監修者プロフィール】こどもとおとなのクリニックパウルーム 院長黒木 春郎 (くろき・はるお)先生千葉大学医学部卒業。医学博士。千葉大学医学部臨床教授。公認心理師。千葉大学医学部関連病院勤務を経て、1998年千葉大学医学研究院小児病態学教官。2005年外房こどもクリニック開業(千葉県いすみ市)を経て、08年医療法人社団嗣業の会理事長、23年より「図書室のなかのクリニック」をコンセプトにした、こどもとおとなのクリニック パウルームを東京都港区に開業。日本小児科学会専門医・指導医。日本感染症学会専門医・指導医・評議員。日本遠隔医療学会理事。著書に『駆け抜けた17年』(幻冬舎)、『プライマリケアで診る小児感染症 7講』(中外医学社)、共著『最新感染症ガイドR-Book 2018-2021』(日本小児医事出版社)ほか多数。■ご参考●大正健康ナビ 大正健康ナビでは、お悩みの原因、症状、対策や予防法などをご紹介しています。また、気になる症状をすぐにチェックできるコンテンツもご用意。いろいろな疑問に専門家が分かりやすくお答えしています。【大正健康ナビ】マイコプラズマ肺炎.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年08月07日皆さんは、職場での悩みはありますか? 今回は「欠勤で罰金を要求する店長」にまつわる物語とその感想を紹介します。子どもが肺炎で入院保育園に通う子どもと暮らす、兼業主婦の主人公。娘が熱を出すたび、仕事を休まざるを得ませんでした。しかし店長は子どもが理由で休むことを、あまりよく思っていないようです。そんなある日、子どもが風邪をこじらせて肺炎になり、入院することになりました。入院に付き添うため、職場へ休みの連絡を入れると…。店長は有給を使わせないと言い、さらに「罰金4万円ね」と要求してきたのです。罰金の理由出典:Youtube「スカッとドラマ」まさかの要求に「子どもが理由で休んだら罰金を払う?」と驚愕する主人公。しかし店長は「ご不満でも?」と強気な態度で…。主人公はこれまでに子どもが理由で4回休んだため、罰金は4万円だと説明した店長。その言葉を聞いて主人公は「そんな…」と絶句するのでした。読者の感想子どもの入院という仕方のない理由にもかかわらず、罰金を要求されるなんておかしいです。違法であることを知らない店長に驚きました。(30代/女性)子どもが理由で休むことを許さずに従業員を苦しめる店長が許せないですね。しかも罰金だなんてブラックすぎるので、このような職場では働きたくないです…。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年03月21日「この肺炎は、子供から高齢者まで、幅広い世代に感染します。なかでも5歳から15歳以下の子供に感染しやすく、全体の約5割を占めるともいわれています。ただし、子供からの飛沫や接触によって、家庭内感染で大人にうつるケースも多く、65歳以上の高齢者が感染した場合、重症化しやすいので注意が必要です」こう警鐘を鳴らすのは、日本感染症学会専門医で、東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科の寺嶋毅教授。全国でインフルエンザが猛威を振るうなか、さらに別の感染症の危険が日本に迫っている。9月以降、中国で“マイコプラズマ肺炎”による呼吸器疾患の患者が急増し、現在も北京などの大都市の医療機関では、病床が不足する事態が続いているという。世界保健機関(WHO)は中国に対し、感染防止策の徹底を呼びかけているが、すでにお隣の韓国でも、“マイコプラズマ肺炎”による入院患者が、この1カ月で2倍以上に増加するなど、世界的な感染拡大も懸念されている。■2~3週間の長い潜伏期間を経て発症“マイコプラズマ肺炎”とは、一体どのような感染症なのか。「肺炎マイコプラズマという病原体によって引き起こされる感染症です。主な症状は発熱、咳、倦怠感など。風邪のような症状にとどまる人から、気管支炎、そして肺炎になる人まで症状には幅があります。成人の場合、基礎疾患がなくても過剰な免疫反応で重症化することがあるので、特に注意が必要です」(寺嶋教授、以下同)“マイコプラズマ肺炎”は、感染してから2~3週間の潜伏期間があるそう。長い潜伏期間を経て突如襲ってくる。また、発症当初は比較的症状が軽く、出歩くことで人にうつしてしまうことが多いことから、“歩く肺炎”と呼ばれている。国立感染症研究所のデータによると、近年“マイコプラズマ肺炎”の国内患者数は、4年に1回、オリンピックが開催される年に増える傾向にあった(ロンドンの2012年、リオデジャネイロの2016年)。2020年に増えなかったのは、より強い感染力を持った“新型コロナ”のパンデミックの影響だといわれている(グラフ参照)。その4年後が、来年2024年なのだが、すでに予兆はあるという。“インフルエンザ”をはじめとする、感染症の罹患者の多さだ。「いま、子供たちを中心に夏に流行するといわれている、アデノウイルスが引き起こす“咽頭結膜熱(プール熱)”、さらに“溶連菌(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)”の感染者が急増しています。今後、中国や韓国のように“マイコプラズマ肺炎”が日本にも広がると、全国の医療機関にも影響が出てくるでしょう。特に発熱外来や小児科の混乱が予想されます」さまざまな感染症の波が押し寄せてきているのはなぜか。寺嶋教授は、コロナ禍の約3年間で、世界中で防疫措置が取られてきた結果、感染症に対する免疫の蓄積が失われてしまったことが原因ではないかと分析している。もし、免疫のない状態で“マイコプラズマ肺炎”の病原体が国内に大量に持ち込まれたら、中国や韓国のように、一気に感染爆発することもありえるという。■新型コロナと同じ予防対策が有効日本でも流行が広がった場合、最も警戒すべきことは、いま猛威を振るっている“インフルエンザ”との同時感染である。「過去に、同時感染したという報告はいくつもあります。当病院で同時感染された患者さんのケースでは、熱が39~40度まで上昇。呼吸が苦しくなり、酸素吸入が必要な状態まで肺炎が広がりました。つまり同時感染すると症状が重くなるということです。最悪の場合、死に至る可能性もあります。それだけに、早期発見と適切な治療が重要となってきます」さらに、コロナ患者の検査をしたら、“マイコプラズマ肺炎”の病原体も見つかったというケースも報告されており、“新型コロナ”との同時感染もある。寺嶋教授は、流行が重なれば“マイコプラズマ肺炎”と“インフルエンザ”、そして“新型コロナ”の“トリプル感染”の可能性も理論的にはありえるという。「日本ではまだ“マイコプラズマ肺炎”は流行していませんが、これからの年末年始、帰省する人や国内外へと移動する人がかなり増えることが予想されます。年末にも日本に上陸すれば、感染リスクが最も高くなる可能性があります」“マイコプラズマ肺炎”は、高齢者が感染すると重症化しやすいリスクがある。さらに“インフルエンザ”や“新型コロナ”との同時感染で、死に至る危険性もある。そうならないためにも、感染対策がより重要となってくる。コロナと同様に、外出時はマスクを着用、手指の消毒。帰宅後には手洗い、うがい。そしてできるだけ人混みを回避することなどが、基本的な感染対策になるという。「実家に帰省されるご家庭も多いと思いますが、もし自分や子供に軽い咳や微熱の症状があった場合は、帰省を控えたほうがいいでしょう。実家の両親にうつす可能性があります。初期症状の場合は、市販の咳止め薬や解熱剤で和らげることはできますが、治療には抗菌薬が必要です。抗菌薬は、医療機関を受診しないと処方されません」少しでも風邪のような症状が出たら、“マイコプラズマ肺炎”を疑い、できるだけ早く医療機関で受診することをお勧めします!
2023年12月27日肺炎とはどんな病気?肺炎が起きる原因は?肺炎とは、肺胞と呼ばれる肺にある空気の袋やその周辺組織に炎症が起きることで発症する病気です。全世界において、子どもの主な死亡原因ともいわれていますが、日本のような先進国では死亡に至ることはまれです。肺炎のよくある症状として、咳、発熱、呼吸困難などが挙げられます。肺炎にかかると肺胞内は膿や液体で満たされ、酸素の摂取量が減少し、呼吸時に息苦しさを感じます。また、肺炎と似ている症状を呈する病気として上気道炎や気管支炎があります。肺炎との違いは、炎症の起きる場所にあります。まず、気道は鼻から始まり、咽頭喉頭(喉の奥~首のあたり)、気管と続きます。気管が枝分かれしたものが気管支であり、何度も何度も枝分かれを繰り返して細い気管支となっていき、最終的には肺胞という酸素と二酸化炭素の交換を行う器官となります。鼻腔、咽頭喉頭までに炎症が生じたものを上気道炎(いわゆる風邪の多く)、気管支に炎症が及んだものを気管支炎、肺胞まで炎症が及んだものを肺炎と呼びます。肺炎は、呼吸状態が悪化して苦しい状態になっていることもありますし、悪化することで治療が長引いたり入院治療が必要となることもあるので、呼吸が苦しそうだったり、ぐったりしているという場合には、なるべく早く医療機関を受診するようにしましょう。参考:肺炎の概要|MSDマニュアル家庭版参考:肺炎について(ファクトシート)|厚生労働省肺炎は原因となる病原体によって、主に以下のように分類されます。・ウイルス性肺炎・細菌性肺炎・非定型肺炎ウイルス性肺炎とは、何らかのウイルスに感染することによって発症する肺炎のことです。肺炎を起こす主なウイルスはRSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルス、インフルエンザウイルスなどがあります。細菌性肺炎とは細菌感染により生じる肺炎のことです。主な細菌としては、肺炎球菌やHib(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)などが挙げられます。ウイルス性肺炎を単独で発症することもあれば、細菌にも感染して細菌性肺炎を併発することもあります。非定型肺炎は、ウイルスとも細菌とも違う病原体で生じる肺炎のことです。マイコプラズマ肺炎やクラミジア肺炎などが該当します。そのほかにも、食べ物などの誤嚥(本来気管に入ってはいけないものが入ること)で起きる誤嚥性肺炎、有機物の粉塵や化学物質を繰り返し吸い込んだことによるアレルギー反応により引き起こされる過敏性肺炎、「間質」と呼ばれる肺胞の壁に炎症が生じる間質性肺炎などが存在しますが、小児では後者2つはまれです。参考:知っておきたい関連領域のトピックス―小児のウイルス性肺炎―堤 裕幸参考:症状からアプローチするインバウンド感染症への対応感染症クイック・リファレンス細菌性肺炎|一般社団法人日本感染症学会参考:症状からアプローチするインバウンド感染症への対応感染症クイック・リファレンス非定型肺炎|一般社団法人日本感染症学会肺炎はうつる?肺炎の初期症状、診断方法、子どもに多いマイコプラズマ肺炎の特徴は?肺炎を引き起こした病原体の種類によっては、人にうつるものもあります。感染経路はさまざまありますが、主な感染経路は、感染者がくしゃみや咳をすることで発生する飛沫によるものです。ウイルスや細菌を吸い込むことで感染します。典型的な症状は、咳、痰、発熱、胸痛、ぐったりしている、呼吸困難、多呼吸、食事量の低下などがあります。全てがみられるとは限りません。小児の場合には、胸郭が薄くやわらかいため、大人に比べて呼吸の状態を目で見て判断しやすいです。呼吸状態が悪い場合(苦しい場合)、小児では努力呼吸が顕著になります。例えば、肋骨の下(お腹との境界)や胸骨上窩(胸骨の上、両側の鎖骨の間)がべこべことへこむように呼吸をしたり(陥没呼吸)、お腹を動かして呼吸をしたり(腹式呼吸)、といったことがみられるようになります。洋服の上からでは分かりにくいことも多いので、呼吸状態を確認する時には、上半身を裸にしてみてあげてください。普段の呼吸状態を時々観察しておいて、比較をすると分かりやすいかもしれません。また、呼吸の数も普段より多くなります。乳児の場合、肺炎が重症化すると低体温、痙攣といった症状が生じるリスクもあるとされています。肺炎の診断には、視診(努力呼吸や呼吸数)、聴診、酸素飽和度の値、胸部X線検査、胸部CTスキャンなどが参考になります。多くの場合、診察所見と胸部X線検査によって診断に至りますが、場合によっては胸部CTスキャンを行うこともあります。肺炎の種類の中に、子どもの発症が多いといわれるマイコプラズマ肺炎があります。マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ」という名の微生物に感染することによって生じる肺炎のことです。患者のうち80%程度が14歳以下の子どもというのが特徴の一つです。通年見られますが、冬にはやや増加するという特徴もあります。マイコプラズマ肺炎は咳や頭痛、発熱、だるさなどの症状がよく見られ、熱が下がっても咳は3~4週間続くことが多いといわれています。マイコプラズマに感染しても気管支炎ですむことも多いですが、中には肺炎まで進行し重症化する場合もあります。治療にはマイコプラズマに効果のあるマクロライド系などの抗菌薬が用いられます。近年抗菌薬がきかない耐性菌も増えてきていますが、その場合もほかの種類の抗菌薬に変更して治療を行うことが可能である場合が多いです。基本的に症状は軽いことが多いですが、重症化した場合には入院治療を行います。呼吸が苦しそう、食事がとれていない、発熱が続くなど心配な点があれば医療機関に伝えるようにしましょう。参考:肺炎-解説-|東京都こども医療ガイド参考:肺炎の概要|MSDマニュアル家庭版参考:肺炎について(ファクトシート)|厚生労働省参考:マイコプラズマ肺炎に関するQ&A|厚生労働省肺炎の予防法は?かかったら、どのくらいで治る?治療に使われる薬や、入院の目安肺炎は日常生活や予防接種である程度予防することができます。主なものとしては、・外出から帰ったときは手洗いをしっかりする・家族で咳をしている人がいるときはマスクをする・咳をしている人と別の部屋で過ごす・大人の場合は禁煙をする・ワクチンを接種するなどです。ワクチン接種は肺炎そのものを予防するというより、百日咳やインフルエンザなど、合併症として肺炎を引き起こす可能性がある病気を予防するものが多くなっています。子どもが受けることのできるワクチンは積極的に接種していくといいでしょう。細菌による肺炎の治療では抗菌薬を使った治療を行います。比較的軽症の場合は、飲み薬で自宅で治療できることも多いですが、重症化した場合には入院して酸素投与や点滴での抗菌薬投与が行われることもあります。入院治療では数日で呼吸状態が改善し、1週間程度で退院という流れが多いですが、長期化することもあります。また、ウイルスによる肺炎の場合は抗菌薬は効果がありませんが、細菌とウイルスに同時に感染していることも考えられるため、抗菌薬が処方されることもあります。長引く咳や胸の痛みや息苦しさなど気になる症状がある場合は、医療機関の受診を肺炎はさまざまな原因で肺胞やその周辺組織に炎症が起きることで発症する病気です。咳、痰、発熱、努力呼吸、多呼吸などの症状があらわれます。治療は肺炎の原因によっても変わってきますが、細菌が原因の場合は抗菌薬を使った治療が行われます。軽症の場合は飲み薬による治療ですが、重症化した際は入院治療を行う必要も出てきます。日常的な手洗いやワクチン接種などの予防法がありますが、万が一呼吸が苦しそう、食事がとれていない、発熱が続く、ぐったりしているなどの気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診するようにしましょう。
2023年12月24日俳優の大和田獏さんが、2023年4月23日に自身のInstagramを更新。2020年4月に亡くなった、妻で俳優の岡江久美子さんに対し、想いをつづりました。岡江さんは当時、新型コロナウイルス感染症による肺炎で急逝。ドラマ『お美津』(TBS系)をはじめ、数多くの作品への出演や、情報番組『はなまるマーケット』(TBS系)でMCを務めるなど、多様な才能を見せていた岡江さんの訃報に、多くの人が悲しんでいました。夫である大和田さんも、岡江さんが亡くなった当時、悲しみに暮れていた1人。3年が経ち、大和田さんは改めて岡江さんの訃報にコメントしました。今日4月23日は妻の命日でした。あれから3年が過ぎました。長かったのか?早かったのか?沢山方々の追悼の思いが我家に届きました。またはなまるマーケットの関係者の皆様が、偲ぶ会を開いてくださり参加させて頂きました。色々な写真やイラストが飾らせて、懐かしいはなまるのVTRが流れる中で集まった大勢の皆さんと沢山の思い出話を和やかにお話しさせて頂きました。改めて大勢の方々に愛され支えられた幸せな人生だったと思いました。大きく開いた心の穴は埋められないですが、皆さまのお心が嬉しく大きな力を頂いています。思い出す事が供養と思い幸せな思い出を糧に妻の様に前向きに生きて行こうと思います。感謝‼️bakuowadaーより引用※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 大和田獏(@bakuowada)がシェアした投稿 岡江さんが亡くなって3年が経過しても、「大きく開いた心の穴は埋められない」という大和田さん。それでも、多くの人からもらったコメントが、日々の原動力になっていることを明かしています。大和田さんの投稿に対し、ファンからは「読んだだけで涙が出てきます」「絶対に岡江さんを忘れません」といった反応が上がりました。大切な人を喪うのは悲しいこと。岡江さんがいなくなった大和田さんの悲しさは、耐え難いものだったことでしょう。年月が経過しても心にできた穴は埋まらないものの、少しずつ大和田さんは前に進んでいるようですね。[文・構成/grape編集部]
2023年04月24日今年2月、病院を受診したのに自宅療養とされ、コロナで命を落とした2人。厚労省の作成したずさんな指針が、か弱い生命を脅かしている――。「肺炎かも、と診断されたときに入院させてもらえていたら、娘は死なずに済んだかもしれない」言葉を詰まらせながらそう話すのは、京都府在住の川谷茂樹さん(仮名・39)。妻と2歳・1歳・生後11カ月の彩香ちゃん(仮名)の5人家族だったが、今年2月26日、彩香ちゃんをコロナ感染で亡くした。その1週間前の19日、臨月だった妻が出産前に受けたPCR検査で陽性と判明。その後、家族全員に感染がひろがった。「みんな無症状でしたが、彩香だけ21日の夜に38.8度の熱が出て。翌朝は下がったので、それを保健所に伝えたら『自宅療養でいいですね』と言われて。でも、私ひとりで3人の子を見ていたので、彩香だけでも妻と同じ病院に入院させてほしいと思っていたんです」しかし、「無症状でも入院できますか」と尋ねた川谷さんへの返答は「無理ですね」のひと言だった。「23日の夜になって、彩香がコンコンと咳をし始めたんです。翌朝になるとゼーゼーと苦しそうで」川谷さんは、慌てて保健所に連絡し「受診できる病院を探してほしい」と依頼。ところが保健所からは、「今日受診できるところがありません」という返事が……。「私は驚いて、『どこかないですか?』と食い下がったんですが『無理ですね』と。それで、仕方なく1日待ったんです」翌25日、川谷さんは彩香ちゃんを連れて、紹介された舞鶴赤十字病院を受診。しかし、「ここでの診察が不十分だった」と川谷さんは後悔をにじませる。「聴診器をちょっと胸にあてて、喉を見ただけで1分もせずに終わったんです。『肺炎の疑いがあるけど、ゼーゼーは鼻が詰まっているだけ』と。コロナだから早く帰ってほしいのかなと感じたくらいです」帰宅後、保健所から届いたパルスオキシメーターで測定するも、乳児の小さな指では正確な数値が測れない。処方された薬を飲ませても呼吸の改善は見られず、翌日、彩香ちゃんの容体が急変した。「朝食後、彩香の顔色が急に悪くなって。急いで再度、舞鶴赤十字病院に駆け込みました。でも、『今日は診られません』と断られて」その後、受け入れ可能な病院が見つかったが、到着したとき、すでに彩香ちゃんの息は途絶えていた。入院中だった妻が到着するまでの約4時間、医師は蘇生措置をしてくれたが、彩香ちゃんが息を吹き返すことはなかったという。「彩香は、よく食べて、よく寝る、いい子でした。音楽に合わせて手をたたくくらい成長していたんです」後日、京都新聞に掲載された府のコメントに川谷さんは愕然とした。「保護者が自宅療養を希望した」「府の対応に問題はなかった」と、書かれていたからだ。「自宅療養を希望したわけではありません。保健所は、私たち家族を“最優先”で対応したと言いますが、それならなぜ肺炎疑いの乳児を入院させてくれなかったのか。二度と、彩香のような犠牲者を出さないために検証してほしい」本誌の取材に対し、舞鶴赤十字病院は、「ご遺族にはお悔やみを申し上げる」としたうえで「医師は適切に診断したと考えている」と回答。京都府は、「お子様の感染時の課題について精査中で、改善が必要な課題が見つかり次第、解決策を検討する」と回答を寄せた。■検査結果だけ伝えられ診察は一切ナシ静岡市在住で重度知的障がいのある藤澤大眺(だいち)さん(24)は、2月12日にコロナを発症。診察や治療を受けられず、4日後の16日に死亡した。彼の名前からとった「生活介護だいち」という、障がい者の通所事業所を営む弟の雄偉(ゆうい)さん(23)は、こう振り返る。「兄は『アーアー、ウーウー』などという表現でしか気持ちを伝えられませんが、いつもニコニコして穏やかなんです。でも、その日は様子がおかしい。触れると熱いので体温を測ったら40.4度もあって」雄偉さんは救急車を要請し、市立静岡病院に搬送された。PCR検査を受け「30分ほどで結果が出る」と言われ2人で陰圧室で待ったが、1時間たっても誰も来ない。「兄は持参した水を飲み干していたのに、水ももらえなくて。不安から自分の腕をかんだりする自傷行為をし始めていたんです」雄偉さんは「誰か来て!」と2時間ドアをたたき続け、助けを求めた。医師や看護師と目が合ったが、みんな通り過ぎていった。ようやく医師が「陽性」と告げに来たが、診察は一切ナシ。「パルスオキシメーターの値が正常」だからと、解熱剤だけ渡され、帰宅を促された。「パルスオキシメーターは、兄が1秒もたたずに外してしまったから測れていないはず」後日、病院に数値を確認すると、「94%かな、95%かな」と曖昧な回答が返ってきたという。■ずさん対応の元凶は厚労省のガイドライン「だーだん(大眺さんの愛称)、早くよくなるといいね――」自宅に戻って数日間、雄偉さんは、そんな声かけをしながら大眺さんのそばで看病を続けた。「解熱剤を飲んでも39度前後の熱が続いていました。痰が絡んだような咳をして、喉も痛そうで……」容態が急変したのは、発症から4日後の2月16日。「朝食後、横になっている兄の顔を見ていたら急に青ざめていったんです。抱きかかえて、『だーだん!』と呼んでも反応がなくて」その後、救急車で再び搬送された静岡病院で死亡が確認された。「障がい者が重症化しやすいことは、海外では当たり前のこと。最初に救急搬送されたとき、適切な診察と治療を受けられていたら、兄は助かったかもしれません」静岡病院にこの対応について問い合わせると「個別の事案にはお答えできない」と回答。静岡市は、「病院が適切に対処するはず」の一点張りだった。3月30日には、都内でも10歳未満の男児がコロナで死亡。いまだ状況は改善されていないようだ。『倉持仁の「コロナ戦記」』(泉町書房)の著書があるインターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁さんは、医療放棄の原因を指摘する。「いちばんの問題は、厚労省が酸素飽和度の値や基礎疾患の有無だけで、入院の可否を決めるようなガイドラインを作っていること。現場がそれに甘んじていることも問題です。コロナ診療においても、誰もが医療にアクセスでき、医師が患者を診て総合的に判断する本来の医療体制を構築しなければ、感染が拡大している子どもや弱者に、さらなる犠牲が出てしまう」これ以上犠牲者を増やさないために、早急な検証が望まれる。
2022年04月07日誤嚥性肺炎を防ぐ! おうちでできる「のど筋トレ」 【DVD付】日本人の死亡原因上位の誤嚥性肺炎。その主な原因は、声を出さない、運動をしないなど、不摂生が積み重なること。誤嚥はクセになってしまうので、のどまわりの筋肉を鍛えて、負のスパイラルをストップさせよう! 「のど筋トレ」はオリジナルソングを使って楽しくできるトレーニング。DVDを見ながらおうちでひとりでも続けられる!<目的>●誤嚥性肺炎の予防●健康増進と身体機能向上●心肺機能向上と免疫力アップ●運動不足解消<こんな方に!>●最近、食事中にむせるアナタ●5年後の健康が心配なアナタ●最近、声を出す機会が減ったアナタ●きついトレーニングは続かないアナタそんなアナタの悩みを、のど筋トレが解決します!<内容>専門家に聞きました!誤嚥性肺炎とのど筋トレ(監修:西山耕一郎[耳鼻咽喉科医・ 嚥下相談医]/髙橋健一[呼吸器科内科医])声を出しながらウォーミングアップ噛む力を鍛える運動飲み込む力を鍛える運動吐き出す力を鍛える運動声の力を鍛える運動<プロデュースをしたスポーツボイスとは?>マイケル・ジャクソンのツアーコーラスメンバーから伝授された発声法をベースに日本で独自開発された、世界で初めての「ボイトレ健康法」です。歌手や俳優といったプロ向けのノウハウを「より多くの方が、より楽しく健康になれるように」開発されたもので、15年の活動実績で累計15万人が受講、年齢や性別を超えた多くの参加者から好評を博しています。 <スポーツボイス参加者の声>・脳梗塞の後遺症で歩行に支障があり、リハビリのつもりで参加したが、今は疲れもなく歩行の不安が消えて、一週間忙しく出歩いている(60代男性)・パーキンソン病を患い、担当医にスポーツボイスの内容を伝えたところ、とても良いから続けるように言われました(60代男性)・病気で2回腹部を切開した。その後、腹に力が入らず声もかすれた感じだったが、今は腹に力が入り声も力強くなった(70代男性)・最初は音楽を聴きながらリズムが取れずに苦労したが、いつの間にか気持ち良くリズムが取れて身体を動かすことが出来るようになった(70代男性)・80歳を超えたが自分のペースでやれるのが良い(80代男性)・合唱の時に自分が思っている以上に声が出て驚いた。半信半疑だったけど、続けてると変わるのね。子どもたちと一緒に気持ちよく歌えそう(60代女性)・口まわりの筋肉をトレーニングしたことで、口角が上がるようになりました(60代女性)・習い事で、こんなに長く楽しく続けられたことがなかったので、家族も驚いています(60代女性)・全然動けてないし声も出てないかもしれないけど、何より楽しい。スポーツボイスのレッスンはどんなことがあっても休みたくない!(70代女性)・詩吟の大会で大きな賞をとれるようになったのは、スポーツボイスのおかげです(70代女性)・カラオケに行って歌声の変化に驚いた。レッスンも楽しくて嬉しい(40代女性)商品詳細誤嚥性肺炎を防ぐ! おうちでできる「のど筋トレ」 【DVD付】定価:3,080円(10%税込)仕様:B5判/64ページ発売日:2022年1月26日ISBN:978-4-636-10166-9商品コード:GTB01100237 amazonにてご予約受付中 : 【著者関連商品 好評発売中】最強の声と体を手に入れる! マッスルボイトレ定価:1,650円(10%税込)仕様:A5判/128ページISBN:978-4-636-96217-8商品コード:GTB01096217 お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または弊社オンラインショップ >まで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月18日2021年8月19日に俳優の千葉真一さんが、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による肺炎で亡くなったことが分かりました。82歳でした。産経ニュースによると、千葉さんは肺炎が悪化し、同月8日から入院していたといいます。葬儀・告別式は近親者で行う。関係者によると、千葉さんは肺炎が悪化して今月8日から入院していた。産経ニュースーより引用アクション俳優として、日本のみならず海外でも活躍活躍していた千葉さん。息子の新田真剣佑(あらた・まっけんゆう)さん、眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)さんたちも、千葉さんを継ぐような人気の俳優です。【ネットの声】・信じられない…。コロナウイルスがとても憎いです。・千葉さんにはさまざまなことを教えてもらいました。かっこいい人だった。・スーパースターをも奪っていくコロナウイルス…。言葉が出ません。コロナウイルスの感染者、重症者は増加し続けています。よりいっそう一人ひとりが感染対策への意識を持つ必要があるでしょう。千葉さんのご冥福をお祈りします。[文・構成/grape編集部]
2021年08月20日お笑いタレントの志村けんさんが新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による肺炎で亡くなってから、2021年3月29日で1年が経ちます。多くの人にショックと悲しみを与えた訃報。また、改めてコロナウイルスの恐ろしさを知ったニュースだったでしょう。70歳で生涯に幕を閉じた志村さん。ネット上では「いまだに信じられない」「フラっとテレビに出てきてくれそうな気がする」などの声が上がっています。志村けんさんへのメッセージを受け付け志村さんの出身地である東京都東村山市では、2020年5月に、志村さんへのメッセージをウェブサイト上で募集し、遺族へと届けていました。また、同年8月には東村山市の存在を全国の方に知らしめた恩人などとして、志村さんを名誉市民に選定。2021年3月で志村さんの一周忌を迎えるにあたり、東村山市は、再びウェブサイト上でメッセージの受付を開始しました。コロナウイルスの感染防止のためにも、来訪や献花、供物は遠慮するよう呼び掛けています。多くの皆さんの志村さんへの尽きることのないお気持ちに何らかの形でお応えできればと市のホームページで皆さんの「お気持ち」を再び3月31日(水曜)までお受けし、ご遺族にお届けさせていただきます。緊急事態宣言につきましては昨日をもって解除されましたが今後の再拡大が危惧されているところです。市といたしましては、引き続き感染拡大への警戒を怠らずに市政運営を続けております。皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症再拡大防止、駅・グリーンバス利用者等通行者の交通安全確保等の観点から、「志村けんの木」付近への来訪、献花・供物等につきましては何卒ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。東村山市ーより引用メッセージは、東村山市のウェブサイトで2021年3月31日まで受け付けているとのこと。寄せられたメッセージが、遺族を通して志村さんへと届くといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月28日2020年12月21日、落語家の林家こん平さんが誤嚥性肺炎で亡くなったことが分かりました。サンケイスポーツによると、林家さんは同月17日に誤嚥性肺炎で亡くなり、19日に家族葬を済ませたとのこと。演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)に出演し、一発ギャグが人気を呼んだ林家さん。2004年からは多発性硬化症を患い、闘病をしていたといいます。新潟県の米どころ出身のこん平さんは中学卒業後、故林家三平師匠の東京・根岸の自宅に押しかけ入門。日本テレビ系「笑点」に出演して人気者となり、「1、2、3、チャラーン」のギャグで一世を風靡(ふうび)した。2004年ごろから難病の多発性硬化症を患いリハビリを続けてきた。こん平さんは、中学卒業後、芸で身をたてようと米1俵を担いで上京。ラジオで聞いて好きになった三平のもとに押しかけた。「笑点」に出演しボケ役を務めたことをきっかけに、「こん平」の名は世に広まり、一躍人気者になった。サンケイスポーツーより引用ネット上では、訃報にお悔みの声が相次ぎました。・笑点のオレンジ担当といえば、私の中で、こん平師匠です。ご冥福をお祈りします。・長い間お疲れ様でした。もう「チャラーン」が聞けないと思うとさびしいです。・笑っているお姿しか浮かばないな。ただただ、悲しいです。・天国でも、5代目圓楽師匠や歌丸師匠と大喜利をしてほしいな。お茶の間にたくさんの笑いを届けてくれた林家さん。あの明るい笑顔を、多くの人がずっと忘れないでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2020年12月21日肺炎のため、入院をしていたお笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんは、2020年10月19日に朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)で久々に仕事復帰。病状の回復を報告しました。加藤浩次細菌性の肺炎だった加藤さんは同月8日、金曜日に発熱。熱以外の症状がなかったため病院でPCR検査を受けましたが陰性だったといいます。土日は家で様子を見ていましたが、熱が上がり、解熱剤を飲まないといけない状態になったとのこと。そのため、月曜日にかかりつけの病院を再度受診したところ「普通の風邪ではない」と医師が判断し、PCR検査を再度受けたそうです。その際に紹介状をもらい大学病院を受診。CTスキャンを撮ったところ、肺に影が見つかりそのまま入院になったといいます。加藤さんの肺炎は結果的に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)ではなく、細菌性の肺炎という診断になったと説明していました。大学病院でCTスキャンを撮ったら肺に影があると。肺に影というのは新型コロナウイルス感染症でもあるんですって。でも影の出方が(コロナウイルス)とは全然違うんですって。新型コロナの場合は左右に出たりとか、てんてんと出たりとか。僕の場合は右側だけ影が出ている状態で、お医者さんは新型コロナウイルスじゃないと。PCRも陰性だし、肺炎だとなった。スッキリーより引用その後、抗生剤を投与し、同月16日の金曜日に退院することができたといいます。加藤さんは、今回のことを振り返って思うことを語りました。みなさん新型コロナってなっているかもいわれていますけど、違う病気の可能性もありますから。そこを僕は身をもって思った。病院の先生もまず、新型コロナウイルスを疑うんだけど、そこを疑っている間にほかの病気が進行する可能性もあるんだということを重々みなさん、本当に考えておかないと。新型コロナにばかり頭奪われちゃうじゃない。高齢者の方でも普通には肺炎になっている方もいらっしゃるでしょうし。スッキリーより引用病気で食欲が落ちたせいなのか、見た目も少しほっそりしていた加藤さん。「みんなに痩せた痩せたといわれて、妻にも『そんなに目が大きかったっけ?』といわれた」と話していました。ネット上では加藤さんの回復に安堵する声が多数寄せられています。・入院したって聞いて心配してたけどよかった。熱が続くってつらいですよね。・おかえりなさい!復帰した姿を見て、安心しました。無理はなさらずに。・本当によかったです。『スッキリ』に加藤さんがいないのはさびしい。コロナウイルスに気を取られるあまり、ほかの病に気付きにくくなってしまうケースは多いでしょう。体調が悪い時は油断せず、病院にかかって適切な診断を受けることが大切です。加藤さんのようなケースもあるということを、しっかり認識しておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月19日俳優の渡哲也(本名:渡瀬道彦)さんが10日、肺炎のため都内の病院で死去した。78歳だった。石原プロモーションは、公式ツイッターに文書を掲載し、「弊社 渡哲也(本名:渡瀬道彦)が長きにわたり病との闘いの末去る令和2年8月10日午後6時30分に肺炎のため享年79をもって都内の病院にて旅立ちました。ここに生前のご厚誼を深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と報告。「葬儀につきましては、静かに送ってほしいという故人の強い希望により本日、家族葬というかたちで執り行わせていただきました」と伝え、「誠に勝手ながらご香典、お供物、ご弔電、ご供花などの儀は故人の遺志により固くご辞退申し上げます」と記した。そして、「尚、お別れ会・偲ぶ会等の実施につきましては、故人の意向により執り行いません。何卒、故人の遺志をご理解いただけますようお願いいたします。皆様のお心の中にて故人への祈りを捧げていただけますことを心よりお願い申し上げます」と呼びかけた。
2020年08月14日2020年8月14日、俳優の渡哲也さんが逝去したことが分かりました。78歳でした。サンケイスポーツによると、同月10日に肺炎で逝去したとのこと。すでに近親者のみで密葬を行っています。複数の関係者によると、入院先の東京都内の病院で親族に看取られ、静かに息を引き取ったという。2015年6月に心筋梗塞の手術を受けて以降、入退院を繰り返し、ここ数年は呼吸器疾患などで自宅療養を続けていた。サンケイスポーツーより引用渡さんは、俳優・石原裕次郎さんが創立した石原プロモーションが制作した連続ドラマ『大都会』や『西部警察』シリーズなどに出演。渋い演技が好評を得て、数多くの作品で活躍しました。ご冥福をお祈りいたします。渡哲也さんについての記事はこちら[文・構成/grape編集部]
2020年08月14日間質性肺炎(かんしつせいはいえん)の治療のため5月12日から一時休養していたお笑いコンビ・メッセンジャーのあいはら(本名:會原雅一/50)が、あす3日より仕事復帰することがわかった。2日、所属する吉本興業が発表した。あいはらは、5月上旬に体調不良を訴え、大阪市内の病院で検査を受けたところ、「間質性肺炎」との診断を受け、入院して治療に専念。なお、2回受けた新型コロナウイルスの PCR検査はともに陰性だった。そして、入院先の病院の医療スタッフの献身的な治療により快復、5月29日に退院。その後の経過も順調で、担当医師より仕事に復帰してよいとの許可が下りたという。復帰最初の仕事は、本人のyoutubeチャンネルの収録で、3日18時から配信予定。退院後、最初の肉声出演となる。4日以降、テレビやラジオ番組にも本格的に復帰する。あいはらは「ご心配をおかけしてすみません。思っていたより早く仕事に戻ることができて大変うれしく思っています。無理せず頑張りますのでよろしくお願いします」とコメントしている。
2020年06月02日お笑いコンビ・メッセンジャーのあいはら(本名:會原雅一/50)が「間質性肺炎(かんしつせいはいえん)」治療のため一時休養することが12日、わかった。所属する吉本興業が発表した。あいはらは、今月5月上旬に体調不良を訴え、大阪市内の病院で検査、治療を受けたところ「間質性肺炎」と診断。担当医師と相談した結果、当面の間入院し治療に専念することとなった。なお、担当医師の指導のもと、新型コロナウイルスのPCR検査を2回受け、いずれも陰性との結果だったという。仕事復帰時期に関しては、治療の経過をみて、医師の判断に従い、関係各位と相談の上で調整する。吉本興業は「関係各位、ファンのみなさまには大変ご心配、ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解賜りますよう、お願い致します」と呼びかけている。
2020年05月12日2020年4月30日、俳優の志賀廣太郎さんが誤嚥性(ごえんせい)肺炎のため、71歳で死去したことを所属事務所が明らかにしました。所属事務所は以下のようにコメントを伝えています。弊社所属俳優の志賀廣太郎が、2020年4月20日午後8時20分、誤嚥性肺炎のため満71歳で永眠いたしました。2019年春に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、かないませんでした。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます。レトルーより引用志賀さんは同月20日に亡くなり、遺族の意向によって葬儀は近親者のみで執り行われたとのこと。お別れ会の実施については、予定しているものの、新型コロナウイルス感染症による一連の状況を見ながら、遺族や所属していた劇団と相談の上決めたいとしています。映画やドラマなど、数多くの作品にバイプレーヤーとして出演した志賀さん。ネット上では「とても残念です」「素晴らしい俳優さんでした」といったお悔みの声が多数寄せられました。心よりご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2020年04月30日俳優の志賀廣太郎さんが20日、誤嚥性肺炎のため亡くなったことが30日、分かった。所属事務所・レトルが、公式サイトを通じて発表した。71歳だった。所属事務所は、「弊社所属俳優の志賀廣太郎が、2020年4月20日午後8時20分、誤嚥性肺炎のため満71歳で永眠いたしました」と報告。「2019年春に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、かないませんでした」と明かし、「ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます」とつづった。「ご遺族の意向により、葬儀は4月29日に近親者のみにて執り行われました。誠に勝手ながらご香典ご供花の儀はご辞退申し上げます」とし、「なお、『お別れの会』等の実施につきましては、新型コロナウイルスに関連する一連の状況を見極めながら、ご遺族や所属劇団の青年団と相談の上開催させていただく予定でおります。決定しましたらご報告させていただきますので今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます」と結んでいる。志賀さんは『アンフェア』(06・フジテレビ系)、『三匹のおっさん』(14~・テレビ東京系)、NHK連続テレビ小説『純と愛』(12)、『マッサン』(14)、『とと姉ちゃん』(16)、大河ドラマ『篤姫』(08)、『龍馬伝』(10)など、数々の人気作の名脇役として活躍した。
2020年04月30日「肺炎で亡くなった人のことを、後でCT検査をして、これでコロナウイルスなのかどうかというのは、いちいち判断しているんですよ」4月6日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、そう語ったのは政治評論家の田崎史郎氏(69)だ。いま、この発言が波紋を呼んでいる。ことの発端は、番組のコメンテーターでテレビ朝日局員の玉川徹氏(57)が、新型コロナウイルスの死者数の正確性に疑問を呈したことに始まる。行政がPCRの検査数を絞っているので、一般的な肺炎による死者数のなかには、把握されていない新型コロナウイルスによる肺炎の死者が混じっているのではないかという疑念だ。「(発表されている死者数は)感染が確認された人で、亡くなった人の死者数でしょ?」そんな疑問を玉川氏が言い終わる前に、ややかぶせ気味で否定したのが田崎氏だ。以下、やり取りを見てみよう。田崎氏「そうじゃなくて、肺炎で亡くなった人のことを、後でCT検査をして、これでコロナウイルスなのかどうかというのは、いちいち判断しているんですよ」玉川氏「全部じゃありませんよ」田崎氏「全部やってるんですよ。その結果として、今の死者数が出てきてるんで」玉川氏「それは、今までずーと最初からですか?」田崎氏「最初から」玉川氏「最初からすべての病院に対して、1日に400人以上亡くなる人を全員PCR検査をやってるんですか?」田崎氏「PCRじゃなくて、CT検査をしなさいということを言ってるんですよ」ここで、司会の羽鳥慎一アナウンサー(49)が話題を変えて、結論の出ぬままやり取りは終わった。安倍晋三首相(65)とたびたび会食するなど、官邸と近い関係として知られている田崎氏。これまで誰も聞いたことがなかった新情報にツイッター上は騒然となった。《俄には信じられないのですが、これは事実なんでしょうか。この状況で嘘なら大問題ですよ。》《評論家生命を掛けて本当ですか?》日本放射線科専門医会によると、新型肺炎の発症者の肺をCT検査したときにあらわれる「すりガラス影」は、新型コロナウイルスに限らず、一般的なウイルス性肺炎にもみられることから、「CTで本症の確定診断を行うことはできない」(同会ホームページより)という。つまり、新型コロナウイルスに感染しているかどうはCT検査だけでは確定できず、PCR検査が不可欠となるのだ。それでは、肺炎による死亡者に、PCR検査は行われているのだろうか。翌日7日の「モーニングショー」では肺炎死亡者の実態について報道。肺炎患者への死後の検査件数を同番組が東京都に問い合わせたところ、“3件”という答えが返ってきたという。だが、直前まで緊急事態宣言についての解説を行っていた田崎氏はすでに退席。前日のコメントについての補足や訂正などはなかった。この結果を受けて、番組内で「調べていない以上、わからないんですよ。もしかしたら、新型コロナで亡くなっている人はもっといるのかもしれない」と語った玉川氏。最後は、評論家の青木理氏(54)のこんな懸念で締めくくられた。「僕はある専門家の方に伺ったら、日本はコロナの死者が今のところ少ないですよね、と。で、この後、増えていくのでしょうけど、でもひょっとすると、年間10万~12万人くらい肺炎で亡くなっているけど、1年か2年くらい経ってみて、あれ、この年、肺炎で亡くなっている方は多かったよねと、これってやっぱりコロナだったんじゃないの、みたいなことでわかるんじゃないかって言う専門家の方もいらっしゃるわけですよ。そんなことで、はたしていいのかと?」
2020年04月07日イタリアで新型肺炎の感染者が急増しているのを受け、『ミッション:インポッシブル』7作目のヴェネチアでのロケが中止となった。ここでのロケは3週間の予定だったが、キャストやクルーの安全、また国境閉鎖などの可能性を考慮し、アメリカを含む別の国で実施することを検討しているという。主演とプロデューサーを兼任するトム・クルーズは、まだイタリア入りはしていない。映画は2021年7月北米公開予定。監督はクリストファー・マッカリー。イタリアでは現段階で200人以上の感染者が出ており、ロンバルディア州とベネト州の一部の街は、事実上閉鎖されている。文=猿渡由紀
2020年02月25日「私は以前から、東京オリンピック・パラリンピック終了後に、日本国内の景気が落ち込み、マンションの価格も落ちていくと予想していました。しかし新型肺炎ショックによって、それを待たずしてマンション価格が暴落してしまう可能性も出てきました」そう語るのは、経済ジャーナリスト・荻原博子さん。「中国経済の停滞は日本経済にも大きなダメージを及ぼします。私が危惧しているのは、先ほど述べたようなマンション価格の下落です。5~6年前、日本のタワーマンションを購入する中国人が増えました。当時は中国経済がバブルの様相を見せていたからです。しかし中国経済が落ち込むことにより、中国人による日本のタワマンの“投げ売り”が相次ぐのではないかと心配しています」加盟国の経済の安定を図るために活動している国際機関のIMF(国際通貨基金)も、コロナショックによる日本経済への悪影響を憂慮しているという。「IMFは日本経済に関する年次審査報告書を、2月10日に公表しています。そのなかで新型コロナウイルスによる肺炎感染の拡大を“新たな景気へのリスク”として、警戒感を示しているのです。担当者は、中国と日本との間で貿易や投資が冷え込む可能性を指摘しています。さらに高齢化による社会保障費増大で財政悪化が深刻になることを懸念し、消費税率を2030年までに段階的に15%に引き上げるよう提言しました」(経済誌記者)コロナウイルスのせいで消費税が15%に!?昨年10月に消費税がアップし、家計の苦しさを肌で感じている主婦にとっては、10年後のこととはいえ、この“負担増プラン”には納得できない人も多いのではないだろうか。それにしても消費税が5%アップすることで、家計の負担はどのくらい増えるのだろうか?第一生命経済研究所主席エコノミスト・永濱利廣さんが試算してくれた。「夫婦2人以上の平均的な家庭では、年間11万3千円の負担増となります。安倍晋三首相はすでに2回消費税を引き上げていますので、安倍政権が続いているうちは消費増税はないと思われます。しかし、総理大臣が交代すると可能性も高まりますね」いまよりも年間11万3千円の負担増……。愕然とするような未来予想図だが荻原さんは言う。「“国際通貨基金の提案”と聞くと、何だか言うことを聞かなくてはいけないように思ってしまいがちですが強制力はありません。実はこの“外圧”を演出しているのは、日本の財務省なのです。いわば“自作自演”のようなものなのです」自作自演とは?IMF提案のカラクリについて、元財務官僚で経済学者の高橋洋一さんが解説してくれた。「日本のIMFへの出資比率はトップクラスで、いわば“大株主”なのです。組織のナンバー2である副専務理事ポスト4つのうち、1つは日本が確保しており、歴代財務省財務官の天下りポストになっているのです。ほかにも日本はIMFの理事ポストも持っていて、こちらを務めているのも財務省からの出向者です。今回、話題となっている年次審査報告書は各国政府との協議を経て作成されます。私も財務省時代には、そうした報告書作成の協議に加わったこともあります。つまり“IMFの報告書”という体裁をとっていても、実質は日本政府の主張なのです。消費税15%に関しては、かねてからIMFは提案を続けてきました。それは財務省が増税に意欲を燃やしているからにほかならないのです」今回の提案も、“新型肺炎による経済的リスク”に、財務省が便乗し、増税を達成するために危機を強調しているということなのだろうか。荻原さんも言う。「消費税15%実現は“財務省の悲願”なのです。でも企業の倒産が増加し、給料も上がっていない状況で、消費税だけアップさせるなんて“あってはいけないこと”です」これ以上の家計悪化を防ぐためにも、一刻も早い新型肺炎問題の終結を祈りたい。「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月20日日曜日(現地時間)、マイコプラズマ肺炎のため、ニュージーランドのオークランド公演を“途中退場”する事態となり謝罪したエルトン・ジョン。ツアープロモーターは、今週ニュージーランドでさらに予定されていた2公演について、「予定通り開催する」という声明文を発表していたが、やはり短期間に全快するのは無理だったようだ。「ニュージーランド・ヘラルド」紙によると、プロモーターが再び声明文を発表。「ファンを絶対にがっかりさせたくないと、パフォーマー(エルトン)は回復に努めてきました。しかしながら、医師やスペシャリストとの相談の結果、ニュージーランドでの残りの2公演は2021年1月15日(金)、16日(土)に延期します」とのこと。エルトンは「私はいつも100パーセントの力を出し切りたいと思っていますが、現在はそれができません。ファンのみなさんが示してくれた愛情に感謝します。来年1月、ニュージーランドの最後のショーに戻ってくるのが待ち遠しいです」とコメントしているという。ツアーからの引退を決め、3年に及ぶ引退ツアー「Farewell Yellow Brick Tour」を開催中のエルトン。ニュージーランド公演は延期となったが、この後オーストラリア、アメリカ、カナダ公演を控えている。(Hiromi Kaku)
2020年02月19日新型コロナウィルスによる肺炎の拡大の影響が、映画業界にも及んでいる。3月24日から開催予定だった香港国際映画祭は延期となり、今度は4月に予定されていた『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の北京プレミアと中国でのPRツアーが中止になった。同プレミアには、主演のダニエル・クレイグや他キャストが出席予定だったという。「Variety」誌などが報じた。新型肺炎の影響で、中国国内の7万館以上の映画館が閉鎖されており、今月はバレンタインデー向け映画やほかの映画の公開も軒並みキャンセルになっているとのこと。前作『007 スペクター』の世界興行収入は約966億円(約8億8000万ドル)で、そのうち中国の興収は約92億円(約8400万ドル)を占めていた。今作は世界が待望する『007』シリーズ最新作かつ、ダニエルがジェームズ・ボンドを演じる最後の作品ということもあり、前作以上の興行収入が予想されている。先日、ビリー・アイリッシュが兄のフィニアスと手掛けた主題歌も公開となり、ますますファンの期待が高まっている『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、日本では4月10日公開予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2020年4月10日より全国にて公開
2020年02月18日これからの季節は、寒さと乾燥がもたらす「肺炎」と、おもちののど詰まりなどによる「誤嚥性肺炎」のピーク。無事に新年を迎えるためにも、今からのどの「トレーニング」を心がけよう!「肺炎で亡くなるのは75歳以上の高齢者がほとんどですが、じつはこうした高齢者の70%以上に誤嚥が関係しているとされているのです。そこには、『飲み込み(嚥下)力の低下』が関係しています」そう話すのは『肺炎に殺されない! 36の習慣』(すばる舎)の著者で、耳鼻咽喉科として30年以上の経験を持ち、現在は言語聴覚士、栄養士、看護師らと連携しながら嚥下障害の治療を専門的におこなう、西山耳鼻咽喉科医院の西山耕一郎院長。「男性であれば、のど仏の位置にも注目してみましょう。首の半分より下にあるようなら、飲み込み力が衰えているサインです」じつは、こののど仏こそ、「飲み込み力」の重要なカギ。「のど仏は正式には『甲状軟骨の喉頭隆起』といい、女性にもちゃんと備わっています。そして、こののど仏をつり下げている『喉頭挙上筋群』という筋肉が、食べ物を飲み込んだときに、『喉頭蓋』という、のどのフタで気管の入口をふさぐことで、誤嚥を防いでいるのです。誤嚥の要因は『反射の衰え』や『喉頭の知覚の低下』もありますが、この喉頭挙上筋群の衰えがもっとも重要だと言えるでしょう。喉頭挙上筋群も加齢によって下垂していくのです。男女ともに、40代ごろからのど仏の位置は下がりはじめているんですよ」こうしたサインに気づいたら、早めの対処を。「あまり知られていませんが、『飲み込み力』は鍛えることが可能。トレーニングによって、嚥下機能を高めていくこともできるのです。脳卒中の既往があり、体重も激減、総合病院で『余命わずか』と思われていた80代の患者さんも、飲み込む力を鍛えたことでみるみる元気になり、そこから10年。90代まで元気に過ごされました」そこで今回西山先生に教えてもらったのが、「のどトレ」。のど周辺の筋力アップと、呼吸機能の維持・向上がその主な目的だ。「これらはもっとも基本のトレーニングで、とくに『嚥下おでこ体操』と『あご持ち上げ体操』は、喉頭挙上筋群をダイレクトに鍛えます」【嚥下おでこ体操】(1)手のひらの付け根をおでこに当てる。(2)おへそをのぞき込むように手のひらとおでこで押しあい、その状態を5秒間キープ。(3)これを毎食事前に10回おこなう。「手のひらではなく、その付け根(手根部)でおこなうことがポイント。のど仏がグッと上がっているように感じられればOKです」(西山先生・以下同)【あご持ち上げ体操】(1)両手をグーにして、下あごに当てる。(2)顔を下に向けて力いっぱいあごを引きながら、同時に両手であごを押し返す。その状態を5秒間キープ。(3)これを毎食事前に10回おこなう。「こちらも同様に、のど仏が上がっていればOK。いずれも5秒間×10回を1セットとし、1日3セット以上できると効果的です」【のど「イ〜」体操】(1)「イ〜」と声を出すように、思い切り口を横に広げる。(2)そのまま5秒間、奥歯を食いしばるように力を入れ、のどの筋肉を緊張させる。(3)これを毎食事前に10回おこなう。「『あご持ち上げ体操』といっしょにおこなうことで、首のシワを目立たなくしたり、小顔効果も期待できたりします。ほかの体操と同様、のど仏を意識してください。実際に声を出す必要はありませんが、やりやすければ声を出してももちろんかまいません」【ペットボトル体操】(1)空のペットボトルを口にくわえる。(2)思い切り息を吸い、ペットボトルをしぼませる。(3)次に、思い切り息を吐き、ペットボトルをパンパンになるまでふくらませる。(4)これを1日に、5回×3〜5セットおこなう。「飲食物を嚥下するとき、飲み込んだあとに息を吐き出すことで、気管や肺に飲食物が入り込むのを防ぎます。そのためには肺活量の維持も大切ですので、身近なペットボトルを使って鍛えましょう。おなかが苦しくなるまで吸い込んだら、肺の中の空気をすべて出し切るつもりで息を吐くことがポイントです。はじめは無理をせず、軟らかい材質でできた350ミリリットルのペットボトルを使うとチャレンジしやすいですよ」「飲み込み力」はいくつになっても鍛えられるそう!「女性自身」2019年12月17日号 掲載
2019年12月19日これからの季節は、寒さと乾燥がもたらす「肺炎」と、おもちののど詰まりなどによる「誤嚥性肺炎」のピーク。無事に新年を迎えるためにも、今から適切なのどの「ケア」を心がけよう!「肺炎で亡くなるのは75歳以上の高齢者がほとんどですが、じつはこうした高齢者の70%以上に誤嚥が関係しているとされているのです。そこには、『飲み込み(嚥下)力の低下』が関係しています」そう話すのは『肺炎に殺されない! 36の習慣』(すばる舎)の著者で、耳鼻咽喉科として30年以上の経験を持ち、現在は言語聴覚士、栄養士、看護師らと連携しながら嚥下障害の治療を専門的におこなう、西山耳鼻咽喉科医院の西山耕一郎院長。「そもそも、『食べ物を飲み込む』という行為はわずか0.8秒の間におこなわれています。人間ののどはふだん気管が開いているのですが、飲食時はこの一瞬のうちに、『喉頭を上げる』『気管の入口を閉じる』『食道を開く』『食べ物を食道へ送り込む』という奇跡のような連携プレーを成立させ、食べ物や飲み物を食道から胃へ送っているのです。しかし、ほんのちょっとのズレや反応の遅れがあると、食べ物が気管に入り、むせたりせき込んだりしてしまいます。そしてそのわずかなズレや反応の遅れは、40〜50代から始まっているんですよ」加齢とともにそのズレが大きくなり、徐々に飲み込みに支障が出るようになって、嚥下障害へと発展。そこから高齢者の誤嚥性肺炎リスクへとつながっていく。そこで今回、西山先生に「誤嚥性肺炎を遠ざける生活習慣」を教えてもらった。日常の“ちょっとしたこと”でも飲み込み力はアップするそう。■時にはハイトーンでのカラオケを!!「カラオケはのどの筋肉を効果的に鍛えると同時に、ストレス発散にも最適。大量の空気を使って呼吸をするので、呼吸機能を高める効果も。張り切りすぎて、のどを酷使していためないようにだけ気をつけましょう」(西山先生・以下同)ただ歌うよりもなるべく高い声を出して歌うことで、のど仏が盛んに上下するという。ちなみに西山先生のおすすめ曲は『津軽海峡・冬景色』(石川さゆり)や『もののけ姫』(米良美一)など。■食事の際の猫背は絶対NG!「姿勢が悪いとのど仏の動きが妨げられるので、食事中は背筋を伸ばし、頭をやや前に倒して軽くおじぎをするようにしましょう」背中を丸める、あごを突き出す、といった食べ方は誤嚥しやすくなるもと。食事の際は椅子に深く腰かけ背すじを伸ばし、足裏を床にしっかりとつけること。■卵かけご飯は最強の「誤嚥防止食」「口の中でパラパラにならず、のどをゆっくり落ちていくものを食べることも誤嚥予防の1つです。それらをすべて兼ね備え、かつ栄養も豊富な卵かけご飯は、まさに『最強の誤嚥防止食』といえるでしょう」ただし、かき込んで食べないよう、スプーンなどでひと口ずつ口に運ぶように。卵のほかに、マヨネーズやとろけるチーズも、さっとかけるだけで料理にトロッとしたまとまりをつけてくれるおすすめ食材だそう。のどが若返れば、誤嚥性肺炎の予防はおろか、寿命を10年伸ばすことだって夢じゃないのだ!「女性自身」2019年12月17日号 掲載
2019年12月19日「肺炎で亡くなるのは75歳以上の高齢者がほとんどですが、じつはこうした高齢者の70%以上に誤嚥が関係しているとされているのです。そこには、『飲み込み(嚥下)力の低下』が関係しています」そう話すのは『肺炎に殺されない! 36の習慣』(すばる舎)の著者で、耳鼻咽喉科として30年以上の経験を持ち、現在は言語聴覚士、栄養士、看護師らと連携しながら嚥下障害の治療を専門的におこなう、西山耳鼻咽喉科医院の西山耕一郎院長。「そもそも、『食べ物を飲み込む』という行為はわずか0.8秒の間におこなわれています。人間ののどはふだん気管が開いているのですが、飲食時はこの一瞬のうちに、『喉頭を上げる』『気管の入口を閉じる』『食道を開く』『食べ物を食道へ送り込む』という奇跡のような連携プレーを成立させ、食べ物や飲み物を食道から胃へ送っているのです。しかし、ほんのちょっとのズレや反応の遅れがあると、食べ物が気管に入り、むせたりせき込んだりしてしまいます。そしてそのわずかなズレや反応の遅れは、40〜50代から始まっているんですよ」加齢とともにそのズレが大きくなり、徐々に飲み込みに支障が出るようになって、嚥下障害へと発展。そこから高齢者の誤嚥性肺炎リスクへとつながっていくわけだが、その“兆候”は、もっと早い段階から現れているという。次のチェックリストは、そうした「飲み込み力」衰えのサインをまとめたもの。体力そのものや呼吸機能の衰え、不調も誤嚥を招くリスクになるので注意が必要だ。□大きめの錠剤が飲みにくくなった□自分の唾液でむせることがある□歩く速さが遅くなった気がする□食後に痰がからむことが増えた□声が小さくなったと言われる□食事中によくせきが出る□以前より食事に時間がかかる□1分間に20回以上呼吸をしている「男性であれば、のど仏の位置にも注目してみましょう。首の半分より下にあるようなら、飲み込み力が衰えているサインです」じつは、こののど仏こそ、「飲み込み力」の重要なカギ。「のど仏は正式には『甲状軟骨の喉頭隆起』といい、女性にもちゃんと備わっています。そして、こののど仏をつり下げている『喉頭挙上筋群』という筋肉が、食べ物を飲み込んだときに、『喉頭蓋』という、のどのフタで気管の入口をふさぐことで、誤嚥を防いでいるのです。誤嚥の要因は『反射の衰え』や『喉頭の知覚の低下』もありますが、この喉頭挙上筋群の衰えがもっとも重要だと言えるでしょう。喉頭挙上筋群も加齢によって下垂していくのです。男女ともに、40代ごろからのど仏の位置は下がりはじめているんですよ」「女性自身」2019年12月17日号 掲載
2019年12月18日「日本人の三大死因といえば、長い間、がん(悪性新生物)、心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)が“定番”でした。しかし、脳卒中が減少する一方で肺炎が増加。平成23年度以降は、“肺炎”が死因の第3位になっています」そう語るのは、『肺炎がいやなら、ご飯に卵をかけなさい』(飛鳥新社)の著者で、これまで30年以上呼吸器の診療にあたってきた日赤医療センターの生島壮一郎先生。主な死亡原因の最新データは次のとおりだ(厚生労働省「平成30年人口動態統計」より)。□悪性新生物:27.4%□心疾患:15.3%□老衰:8.0%□脳血管疾患:7.9%□肺炎:6.9%□不慮の事故:3.0%□誤嚥性肺炎:2.8%□腎不全:1.9%一見すると、肺炎は第3位どころか5位となっているが、そこには意外なからくりがあった。「ひと言で“肺炎”といっても、その種類はさまざま。たとえば、食べ物や飲み物、唾液などが気管に入ってしまうことで起こる『誤嚥性肺炎』は、それ自体を診断名として届け出ることも増え、データでも死因の7位になっています。しかし、誤嚥性肺炎も“肺炎”の一種。この2つを合計すると9.7%と、3位の老衰を上回ります。老衰の中にも肺炎と診断されている人は含まれているため、実際はもっと多いでしょう。肺炎死の96%は65歳以上が占めるというデータもあることから、とくに中高年にとって肺炎は、死に至ることもある恐ろしい病いなのです」では、改めて「肺炎」の定義とはなんだろう?「風邪をこじらせて肺炎になった」とはよく聞くが、両者は似て非なるものだという。「風邪は医学用語では『風邪症候群』といわれ、一般的には鼻腔から咽頭、喉頭までの『上気道』に急性の炎症が起こる状態を指します。主な原因はウイルス感染ですが、肺炎とはその炎症が気管支や肺などの『下気道』にまで及んでしまった状態を指します。炎症が気管支に及べば気管支炎、奥の肺に至れば肺炎というわけです」さらに、肺炎は病原体が細菌、ウイルス、真菌(カビ)など多岐にわたり、患者の背景によって病状が異なってくるのも特徴だ。「いわゆる風邪であれば、基本的には自然治癒するため、原因となるウイルスの特定は不要です。しかし肺炎となると、病原体によって重症になったり、高齢者や免疫の低下している方では放置しておくと命取りになりかねません。せきや痰などの代表的な症状は似ていますが、もし症状が長引いたり、高熱が続く場合には、自己判断せずにまずは医療機関を受診するよう、心がけてください」「女性自身」2019年12月17日号 掲載
2019年12月18日