昨年に続き2021年シーズンもJリーグの頂点に立った川崎フロンターレの、脇坂泰斗選手と橘田健人選手にインタビューしました。男女問わず大人気のイケメンコンビ、その関係性と素顔を探ります。大人気!脇坂泰斗選手&橘田健人選手写真左から、橘田健人選手、脇坂泰斗選手。2021年シーズンは開幕から25連勝!その後も他クラブを寄せつけない驚異の強さで首位を独走し、見事Jリーグ2連覇を成し遂げた川崎フロンターレ。なかでも、実力はもちろん、甘いマスクでも多くのファンを虜にさせているイケメンコンビ、脇坂泰斗選手と、橘田健人選手のおふたりにお話をうかがいました。脇坂こんにちは。攻撃型ミッドフィールダーをやっています。得点だったり、アシストしたりすることが僕のストロングポイントです。橘田こんにちは。(ニコニコしながら)僕は、大卒でまだプロ1年目です。たくさん走ってボールを奪うことが得意です。ーー脇坂選手はananwebに2年ぶり、橘田選手は初めてのご登場です。脇坂前回、覚えていますよ~。あの頃の僕は、試合に出ることでとにかく必死で、自分の役割を明確に掴めていませんでした。今は多少の余裕が出て、試合に限らず、他の面でもいろいろ見渡すことができるようになったかもしれません。副キャプテンも任されて責任感が芽生えましたね。橘田泰君は攻撃時のターンやシュート、ドリブルなどが本当に素晴らしいんです。ここでターンなんてできる人いないだろ、と思う場面でしちゃいますし、僕もそのようなプレーができればと学ばせてもらっています。脇坂健人は、フロンターレの練習場と大学が近いこともあり、練習試合の相手として、在学中から何人かで練習に来てもらっていたうちのひとりなんですよ。当時は練習に来ている大学生という認識でしかなかったんですけど、今年のシーズン前のキャンプにひとりで参加してきて、そこで初めてプレーヤーとして意識しましたね。小柄なのにすごい運動量で、ボール扱いもうまい。頼もしい選手だなという印象を持ちました。実際に、今季途中から試合に絡みだして、ぐんぐん成長していると感じます。自覚も芽生えて、ルーキーとは思えない存在感を放っていますね。橘田ありがとうございます(笑)。泰君は僕が入りたての頃から話しかけてくれて、そのおかげでチームに少しずつなじむことができたと思っています。脇坂僕は、一見静かというか、あまり話す方ではないと思われがちなんですけど、例えば初対面の人や新加入の選手と話していくうちに、思ったより明るいね、よくしゃべるね、と言われることが多いんですよ。人見知りは多少ありますが、もうプロ4年目なので、話しかけられたらしゃべる、というスタンスはよくないかなと思い、なるべく自分から話しかけるようにしています。健人は、僕の趣味であるゴルフの話をしてみたら、どっぷりハマッてくれて(笑)、それもあって話しやすいですね。橘田僕は最近、ゴルフと洋服が好きでして、特に泰君のファッションがカッコいいと思っています。シンプルかつカジュアルでセンスがいいんですよ。で、たまに同色のセットアップとかを着て攻めてる(笑)。僕だと絶対着れないですが、泰君はうまく着こなせていて似合っているんです。脇坂健人は服のことを先輩にいろいろ聞いているよね。よくその場面を見るよ。選手のなかでも洋服の系統がわかれていて、谷口(彰悟)選手や家長(昭博)選手など背の高い人が好むファッションは、身長が低いほうの僕たちはできないので、小柄な者同士で意見交換しています。服のなかでも、パーカーがめちゃくちゃ好きですね。確かに最近ハマッているのはセットアップ。単純に組み合わせを考えなくていいので着ています(笑)。橘田パーカー、いいですよね。(ふたりで笑いあう)ーー短時間でも仲の良さが伝わってきます。特に橘田選手は、常に笑顔でとてもかわいらしいんですね。脇坂彼は鹿児島訛りをいいように使うんです(笑)。上京して4、5年経つから抜けているはずなのに、ワンポイントで(訛りを)出してくるんですよ。橘田(笑いながら首を横に振る)脇坂それでこのかわいい笑顔だから、僕はハマッちゃいます。弟気質なのかもしれませんね。それでいてピッチではガツガツいくんで、そのギャップに注目してください(笑)。橘田これからもかわいがってもらえるように、引き続きかわいくいるようにします(笑)。でも、僕は人見知りなんですよ。とりあえず同級生がいたら明るくなるんですけど、先輩が関わってくると緊張しちゃう部分もあるので、これからもっと明るい面を出していけたらと思います。ただ勝つんじゃない、僕たちは“圧倒的に勝つ”ーーそのギャップは橘田選手だけに限らず、かと。これまで何人ものフロンターレの選手を取材させていただきましたが、脇坂選手も含めてみなさんとても穏やかな印象です。ですがピッチでは、今季もフロンターレは、勝利に貪欲でただただ“強い”。王者の風格をも感じます。脇坂シーズンは長いので良い時、悪い時というのが当然あります。波があるなかでも、チーム全体が一体感を持って、同じ方向を向いて戦えたのが、2連覇できた要因の大きなひとつだったと思います。監督がトップに立ち、そこに選手を束ねるキャプテンやベテランの方々、勢いのある若手が続く。悪い状態の時は先輩方が引っ張り、若手も突き上げる。そういったバランスが非常にいいチームだと思いますね。橘田勝ちへのこだわりがすごいと思います。すごく驚いたのが、引き分けた後のチームの雰囲気。悪いというか、めちゃくちゃみんな悔しがってて、僕の大学時代とは比べられないくらいの空気だったんですよ。こういうチームが勝つんだと思いました。鬼さん(鬼木達監督)も普段からミーティングで口に出していて、選手に自然と浸透していますね。脇坂そうだよね。僕たちは、勝ったとしても内容的に納得がいかなかったら、みんなで反省するんですよ。他クラブから来た選手からは、勝ってもこういう(喜ばない)雰囲気なんだと言われます。ただ勝つんじゃなく、“圧倒的に勝つ”を目標としているので、そういった点が強さの秘訣かなと思いますね。ーー憧れの選手やライバルは?脇坂ヴィッセル神戸のイニエスタ選手に小さい頃から憧れていましたね。ライバルという存在はいないですが、強いていうなら、昨年移籍した守田(英正)選手とは、お互いに高め合ってプレーしたいなと思っています。橘田僕も憧れはイニエスタ選手です。大好きで、参考にしています。ライバルは…。脇坂碧(田中)?橘田いやいやいや(笑)。同じ歳ではありますが、僕が入団時からすでにかなり強かったので上の存在です。脇坂謙虚(笑)。ーー最後に、おふたりにとってのサッカーとは何ですか。また、せっかくなのでこの機会にお互いの要望を言い合うのはどうでしょう。脇坂サッカーは人生ですね。これがなくなったら、ただのゴルフ、洋服好きの男です。それくらいサッカーを一番に考えてやってきました。橘田僕の人生からサッカーを取ったら…、頭は悪いですし、コミュニケーションも苦手ですし、普通の人にもなれないですね(笑)。だからサッカーとは、なくてはならない存在です。脇坂これも謙虚だなぁ(笑)。ーーでは、おねだりを。脇坂試合前にいつも健人に言っている、今日も走り回ってくれよ、フォローしてくれよ、ですね。それを引き続きしてほしいです。プライベートでは、ゴルフなど行動を共にすることが多いので、送迎お願いします、って感じです(笑)。橘田僕はプレーに関して、いろいろなことをよく聞くんですね。泰君は、いつも優しく教えてくれるんで、今後も優しく教えてください(笑)。脇坂優しくって。冷たくするとか、逆に意味わかんないし(笑)。ともかく来季も頑張ろう!ーー終始笑顔のおふたり。つられて取材陣も頬が緩み、和やかな対談となりました。また、脇坂選手は「フロンターレは地域との関わりが強いクラブ。川崎市とともに強くなっていったと思っていて、選手はみな地域の方々へ感謝の気持ちを常に抱いています。コロナ禍でふれあいは減っていますが、終息後は積極的に交流したいですね。まずは練習場に来ていただきたいですし、もちろんスタジアムにも足を運んでいただきたい。僕は地域密着というクラブの特性を若い選手にも受け継いでもらえるようにしていこうと思います」と語ってくれました。来季はどのようなワクワク、ドキドキを私たちに与えてくれるのか。そして、フロンターレ一強の時代はどこまで続くのか。今後も見逃せません!Information川崎フロンターレの2022年の試合はこちら。FUJIFILM SUPER CUP 20222月12日(土)13:35キックオフ川崎フロンターレ vs. 浦和レッズ(日産スタジアム)2022明治安田生命J1リーグオープニングマッチ(第 1 節)2月18日(金)川崎フロンターレ vs. FC東京写真・中島慶子 文・伊藤順子
2021年12月30日長瀬智也主演、宮藤官九郎脚本でおくる「俺の家の話」の最終話が3月26日放送。寿一が迎えた“結末”に「超展開」の声が上がるとともに、寿三郎の寿一に向けたセリフにも「クドカンさんから長瀬くんへの言葉」「とにかく凄い」など絶賛の声が殺到中だ。能楽の人間国宝の息子として生まれたものの17歳で家出、人気レスラーになるが父の介護のため引退。25年ぶりに実家に戻った主人公・観山寿一を長瀬さんが演じ、“濃すぎる家族”のホームドラマが繰り広げられきた本作。共演には、二十七世観山流宗家にして重要無形文化財「能楽」保持者、人間国宝で全国に1万人以上の門弟を持ち全日本能楽協会理事長でもあるが、認知症が進行している寿一の父・寿三郎に西田敏行。デイケア先で寿三郎から結婚を申し込まれ、その後は寿一の“恋人”となる志田さくらに戸田恵梨香。寿一の幼馴染みで寿三郎の弟子として育ち芸養子となるが、実は寿一の異母兄弟だった観山寿限無に桐谷健太。寿一を反面教師に弁護士となり、当初は敵視していたさくらに恋してしまった観山家の次男・踊介に永山絢斗。観山家の長女で進学塾の講師をしている長田舞に江口のりこ。舞の1人息子でダンスを愛する長田大州に道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)。寿一のファンで結婚したが、その後別れた元妻のユカに平岩紙。能楽の才能を発揮する寿一の息子・秀生に羽村仁成(ジャニーズJr.)。舞の夫でラッパーにしてラーメンチェーンも経営するO.S.Dに秋山竜次。寿三郎のケアマネージャーを務める末広涼一に荒川良々。寿一の後輩レスラーのプリティ原に井之脇海。覆面レスラー“スーパー世阿弥マシン”として活動を続ける寿一が所属する「さんたまプロレス」の会長・堀コタツに三宅弘城。本人役で長州力といった面々。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終話では危篤だった寿三郎が復活。そして迎えた新春能楽会で寿三郎は地謡として復帰するのだが、弟子たちから「ご愁傷様です」と言われることに違和感を覚え、本番直前にも関わらず寿一が来ないと騒ぎだす寿三郎に、さくらは「亡くなったの」と寿一が年越しプロレスの試合中の事故で死亡したことを告げる…という衝撃の展開に。この事態に「俺の家の話が超展開過ぎる」「急展開過ぎてついていけない」など視聴者も大混乱。その後、寿一の死が受け入れられない寿三郎と、自らの死を受け入れられない寿一の姿が、能楽の「隅田川」の物語と重ねて描かれていく。「ああそっか。だから「俺の家の話」と俯瞰した視点での語りから始まるんだ」「俺の家の話 という名の隅田川」「衝撃すぎてぼーぜんと見てたけど隅田川の伏線回収あたりから泣いてる」などの声が視聴者から上がるなか、本番中の寿三郎の眼前に洗面器を持った寿一が現れる。徐々に寿一の死を受け入れ始めた寿三郎は「みんなのことを笑顔にしてくれてさ、奮い立たせてくれて、人様の分まで戦って、舞って、ケガして、笑って…」と語り始め「国の宝にはなれなかったけど、家の宝にはなれたな。お前は観山家の人間家宝だよ」と、寿一に感謝の言葉を送る。これにも「クドカンさんから長瀬くんへの言葉じゃないか」「このドラマ、設定、寿三郎の言葉、長瀬さんに対するクドカンからの餞」などの反応が続々と寄せられ、「ちょっとこのドラマやばすぎて涙も鳥肌が止まらない」「凄まじい脚本にため息しか出てこない」「世界中が生と死を猛烈に感じた昨年からの状況とこの脚本!!クドカンさん、凄い、とにかく凄い」など宮藤さんへの絶賛も殺到している。(笠緒)
2021年03月27日長瀬智也主演、西田敏行、戸田恵梨香、桐谷健太らの共演で贈る「俺の家の話」の第7話が3月5日放送。家族旅行でさくらから告白された寿一は、その答えを求められ…2人の会話シーンと、寿一の元妻・ユカへの土下座シーンに多くの反応が集まっている。長瀬さんが人間国宝である父・寿三郎に反発しプロレスラーになるも、彼の介護のために引退、父の後を継ごうとする観山寿一を演じるほか、二十七世観山流宗家、重要無形文化財にして全日本能楽協会理事長だが、要介護状態となった寿三郎に西田さん。寿三郎から結婚を申し込まれ、今は寿一に想いを寄せるヘルパー・志田さくらに戸田さん。寿三郎の芸養子だったはずが実子だったことを明かされ“遅めの反抗期”を迎えた観山寿限無に桐谷さん。観山家の次男で弁護士の観山踊介に永山絢斗。長女の長田舞に江口のりこ。舞の1人息子、長田大州に道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)。寿一の息子・秀生に羽村仁成(ジャニーズJr.)。寿一の別れた妻・ユカに平岩紙。井之脇海、三宅弘城、荒川良々、秋山竜次らも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は観山家から貴重な品々が消え寿三郎は盗まれたと言うが、寿限無は女性にプレゼントしたのを忘れたのではと考え、ケアマネジャーの末広(荒川良々)から“物盗られ妄想”ではないかと指摘された寿一らは寿三郎を検査入院させる。そんななかさくらは寿一に告白の返事を求める。そして寿一はユカと秀生の親権を巡る話し合いを始めるも、ユカを激怒させてしまい、親権どころか秀生の能の稽古まで禁止となる…という展開に。ユカから家で殺気を放たれて怖かったと明かされ、自分が無自覚にユカを威圧していたことにショックを受ける寿一。「人を幸せにする自信がないんです。自覚もなく大切な人を不幸にしてしまう」とさくらの告白を断る寿一に、さくらは寿一の存在が大きすぎると言い「大阪城ホールのリングと客席ぐらい離れて見るのがちょうどいい」と答える。そして寿一をスカイツリーに例え「近くで見て(山賊抱っこされて)登って、好きになった。近くで殺気感じたけど怖くなかった」と寿一を受け入れる。それを聞いた寿一は「なんか、すごい嬉しい」と顔をほころばせる…。寿一とさくらの会話に「長瀬智也カッコイイし戸田恵梨香奇麗で可愛し最高」「長瀬智也と戸田恵梨香の2人のシーン、格好いいやら可愛らしいやら可笑しいやら」「長瀬智也と戸田恵梨香が2人だけでラーメンを食べるシーンの緊張感は、大衆向けのドラマが芸術に昇華した瞬間」など絶賛の声が殺到。その後、検査入院の結果寿三郎に要介護2の判定が下る。寿三郎の記憶が失われていくという現実を前に寿一はユカに土下座。寿三郎が生きてる間だけでも秀生に稽古をさせてほしいと頼み込むのだった…このシーンにも「土下座してお願いするシーンは涙が出そうになった」「土下座して秀生のお願いするシーンは感動」「土下座してもかっこいい長瀬智也」といった感想が多数寄せられている。(笠緒)
2021年03月06日今季、見事なアシストと得点力で強烈な存在感を放っている川崎フロンターレの脇坂泰斗選手。実力もさることながら、甘いマスクも手伝って、男女ともに人気が急上昇! プリンスと呼び声高い脇坂選手の素顔を知るべく、独占インタビューを敢行しました。あまりの好青年ぶりに、取材陣はクラクラ。その魅力をご堪能ください!写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子プロ2年目の今季、実力も人気も急成長!取材当日は、なんと脇坂泰斗選手の24回目となる誕生日。こちらのお祝いの言葉に、恐縮しながらとても丁寧に応えてくれた姿勢がすでにもう好青年です……!脇坂選手 (しっかりお辞儀をしながら)ありがとうございます。24歳は、23歳のときとはまた違った覚悟を持って頑張っていこうと思います。今日は、この後チームメイトとの食事会に行かせてもらう予定です。新井章太選手や谷口彰悟選手、守田英正選手など、いつも筋トレを一緒にやっているメンバーですね。なにもなければ、寮にひとりでいたと思うので、みんなでワイワイと過ごせるのはありがたいです。ーープロ2年目の今季、かなりの活躍をされていますね。ananwebには初登場なので、まずは、脇坂選手のプレースタイルを教えてください。脇坂選手 ミッドフィールダー(MF)という攻撃するポジションなので、得点やアシストで勝利に貢献するのが僕の役目です。相手の嫌な場所でボールを受けて、チームメイトと連動しながら、相手の陣形を崩していくところを見ていただきたいですね。ーーパスをつないで相手をかき乱す、つまり選手が一丸となって戦うのはチームスポーツならではですよね。脇坂選手 はい。ひとりでは勝てないし、みんなで力を合わせるのがサッカーの魅力だと思います。また、プロになって、サッカーというのは、周囲の方々の協力があってこそ成り立つスポーツだということが身に染みてわかるようになりました。サポーターはもちろん、コーチングしてくれる人、クラブハウスなどを掃除をしてくれる人、洗濯をしてくれる人、グラウンドを整備してくれる人など、自分を支えてくれる人はとても多い。その人たちのために頑張りたいという気持ちがプロになってより芽生えてきました。そう思わせてくれたサッカー、そして川崎フロンターレというクラブにも感謝しています。本当にいいクラブだと思います。ーー素晴らしいサッカー愛とクラブ愛を語っていただきました。24歳になったばかりというのに、とても実直で落ち着いた雰囲気ですが、ご自分はどんな性格だと分析しますか?脇坂選手 面倒くさがり屋で、意外と気分屋なところもあります。掃除も、基本的にキレイ好きなので部屋が荒れることはありませんが、定期的にはせず、思い立ったらやるという感じです。予定を立てることも好きではありますが、急遽やりたいことができたら、多少予定をずらしてでも決行してしまいますね。でも、協調性はあるんですよ。上下関係はしっかりしていると思います。時と場合により、人に合わせたり、言うべきことは言ったりと、自分で言うのもなんですが柔軟性があるほうだと思います。クラブはいい先輩が多く、同じ寮に住む田中碧選手や守田選手など同期ともよく出かけるので、みなさんと仲良くさせてもらっています。ーー田中選手や守田選手などと、どこに出かけられるのですか?脇坂選手 オフはひとりでゆっくり過ごすこともありますが、買い物や食事、温泉に行くことが多いです。田中選手は温泉好きなので、連戦が多かった5月は彼と疲れを取りによく温泉へ行きました。この3人で映画『グレイテスト・ショーマン』を観に行ったこともあります。面白かったですね。反抗期が全然なかったんですーーここまでお話をうかがって、話し方や人への接し方がとてもソフトな印象を受けます。多感な時期があったとは思えませんが?脇坂選手 反抗期が全然なかったんですよ。当時、母親を口うるさいと感じることもありましたが、僕のために言ってくれているんだな、と捉えていました。母からの愛情をひしひしと感じていたので、そこまで反発する気持ちが湧かなかったですね。しっかり反抗期があった弟を見て「これが反抗期か、こんなことまでするんだ」と傍観していましたね。(笑)ーーまっすぐ健やかに成長されたのですね。それにしても、長いまつ毛に黒目がちの瞳といい、すっと通った鼻筋といい、お顔がとてもかわいらしい! お母さまが溺愛(!?)されるのも頷けます。脇坂選手 そうですか(笑)。幼少期も大学時代もそこまで言われなくて、プロに入ってから、先輩やサポーターのみなさんからよく言われるようになりました。「カッコいい」と言われたいのが本音ですが、「かわいい」も全く悪い気はしません。言ってもらえることはとてもありがたいですね。目は母に、鼻は父に似ていると思います。ホクロも、似たようなものが父にあって、遺伝だなと思います。ーー女性のタイプもかわいい系がお好きですか?脇坂選手 はい、明るくて優しい方で、かわいらしい女性が好みです。あと、髪を耳にかけるしぐさが好きですね。「え?」と聞き直すタイミングでそれをやられると、いいな! と思ってしまいます(笑)。彼女との過ごし方は、インドアよりも外に出て買い物などを一緒にしたいです。女性のファッションはラフな感じが好きですが、変に干渉はせず、お互いに自分の好きなものを選びたいです。ーーせっかくなので理想のデートも教えてください。脇坂選手 朝はゆっくりしたいので、昼前に待ち合わせてからランチを食べて、映画を観て、その後ショッピングして、夜はおいしいディナーを食べる、がゆったりできて好きです。遊園地へ行くのもいいですね。カッコいいと思うのは、家長選手と谷口選手ーー妄想している女子は多いと思います(笑)。そんな脇坂選手が、カッコいいと思う選手はどなたですか?脇坂選手 サッカー選手はカッコいい人が多いですが、特に同じクラブの家長昭博選手と谷口選手ですね。アキさん(家長選手)は男らしいし、彰悟さんは欠点がないです。出会う前のイメージのまま、爽やかですね。彰悟さんの欠点は、チームメイトはみんな探していますが、本当にないんですよね。(笑)ーー脇坂選手を含めて川崎フロンターレはいい男揃い! ということで、みなさんを生で観られる試合に行った場合のおすすめポイントを教えてください。脇坂選手 サッカーはオフサイドなど難しいルールもありますが、最初は気にせず、スタジアムの雰囲気を味わっていただきたいですね。サポーターのみなさんが、会場が一体となるような応援をしてくださるので、いるだけでテンションが高まり、楽しめると思いますよ。また、会場外でもさまざまなイベントをやっています。等々力競技場ならば「フロンパーク」というイベントエリアに行けば、地方や企業とのコラボ企画があったり、夏にはプールが設置してあったりと、ご家族みなさんが参加できる内容となっています。ーー7月19日には、2018年Jリーグ王者として川崎フロンターレが、イングランドの名門クラブ・チェルシーと対決する「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019」が控えていますね。脇坂選手 世界のトップクラスと対戦できる貴重な機会だと思っています。日本のチャンピオンとして挑むからには、なんとしても勝ちたいですね。クラブ、ひいては自分の力がどれだけ通用するか、挑戦者として戦うので楽しみにしていてください。Jリーグ自体、年々レベルが上がっているので、これからどんどん日本サッカーの価値も上がってくると思います。ーー脇坂選手もこれからの日本サッカーを牽引するべく選手のひとりです。最後に、日本代表への思いをお聞かせください。脇坂選手 同期の守田選手も代表ですし、後輩や同じ大学だった選手も世代別などの代表になっているなかで、自分も入りたいという思いは日々強くなっています。「絶対に代表になって世界と戦いたい」と思ってプレーをしていますので、応援をよろしくお願いします!ーー「試合に負けたときや思い通りにいかなかったときは、悔しい気持ちを力に変える作業が必要」と脇坂選手。終始穏やかな表情で質問に答えてくれましたが、チェルシー戦や日本代表への意気込みについて語ったときは、愛らしい瞳の奥がよりいっそう輝きを増したように感じました。そこに秘められた決意と静かなる闘志の強さは、私たちの期待にきっと応えてくれるはず。いずれ日本を担うであろう新ヒーローのさらなるご活躍を楽しみにしています!
2019年07月05日栄通はこのほど、TVアニメ「弱虫ペダル GRANDE ROAD」(渡部航原作)のバースデーケーキとして、「小野田坂道」「福富寿一」のプリントケーキを発売した。同社では、白く焼き上げたパンケーキ生地に可食インクでキャラクターをプリントしたロールケーキ「プリロール」を発売している。黄身まで白い卵を使用するため生地は白く焼きあがり、キャラクターの絵柄もきれいにプリントされるという。これまではロールケーキ中心に展開していたが、プリントホールケーキも登場した。今回、同作品のキャラクター「小野田坂道(誕生日:3月7日)」「福富寿一(同:3月3日)」のバースデーケーキを発売。主役の「小野田坂道」のケーキは、デフォルメキャラクターを使用したかわいらしいデザインも用意した。「巻島」や「真波」とのセットデザインも用意している。箱根学園のキャプテン「福富寿一」のケーキでは、「荒北」や「金城」とのセットデザインも用意した。種類は、ホールケーキ(プリケーキ)各3種類、プリロール(通常サイズ)各1種類、プリロール(ハーフサイズ)各1種類、プリロール(ハーフサイズ2本セット)各2種類。食べきりサイズのハーフロール2本セットは、2つ並べると一つのデザインになる。価格は、ホールケーキ(プリケーキ)が3,000円、プリロール(通常サイズ)が2,057円、プリロール(ハーフサイズ)が1,150円、プリロール(ハーフサイズ2本セット)が2,300円。購入者には特典として、オリジナルステッカーをプレゼントする。注文はプリロール公式サイトで受け付ける。※価格は税込。なお、クール便の送料別途(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダルGR製作委員会
2015年02月20日千葉・幕張にて開催された、トヨタ自動車の「86 Opening Gala Party」。同社代表取締役社長・豊田章男氏による「86」(ハチロク)のお披露目に続いて、86チーフエンジニアの多田哲哉氏、レーサーの飯田章氏、脇坂寿一氏、影山正彦氏、そしてレーシングドライバー”モリゾウ”氏(豊田氏)を交えて、4名のドライバーによる本音インプレッショントークセッションが行われた。最初の話題は、モリゾウ氏のドライビングについて。同氏の走行シーンのビデオが上映された。影山氏はモリゾウ氏のダート走行に同行したという。影山氏自身も「86」の初体験だったことを明かし、意外にも、「舗装路とダートを乗り比べてみたら、ダートでもロードと同じようなダイレクト感があった。ロードとまったく同じように動く。粘りのあるフリック感があって、扱いやすさに差がなかった」と語った。「86」の扱いやすさとはどんな感覚かという問いに対して、モリゾウ氏は「本当にすぐ乗りこなせる、素直なクルマ。乗ってすぐ対話が始まって、『じゃあまたね』で終われなくて、いつまでも一緒に遊んでいたい。楽しい車でした」映像を観た脇坂氏は「社長の子供のような楽しい顔がいい。雪の上で社長が自らこんな走りをしたり、ダートに乗ったり……。開発された方々にとって、社長に乗ってもらうって緊張すると思うんですよ。レーシングドライバーとして、社長がどう感じるか、そういうテストをするって素晴らしいことです」と話した。これに対して、「社長じゃなくてモリゾウさんでしょ?(笑)」とMCからツッコミが入り、登壇者たちも和んだ雰囲気に。脇坂氏自身の「86」に対する印象は、「普段レーシングカーでレースしていても、乗ってわかりにくいクルマも多い。でも、『86』を借りてちょっとだけ乗ってみたら、ハンドリングから伝わってくる路面との対話であるとか、ものすごく敏感にシビアに伝わってくる。我々レーシングドライバーでも心がワクワクドキドキするような乗り味だった」と評価。あらためて、モリゾウ氏(豊田氏)がドライビングしたことについて、「デザイナーのボスがクルマ好きで何が悪いと、好きこそ物の上手なれ、それに尽きると思いますよ」と。これには来場者から拍手が起き、モリゾウ氏も、「ありがとう(笑)」と応じていた。そんなモリゾウ氏にまつわるエピソードを多田氏が披露した。開発の半ばにモリゾウ氏がクルマのチェックに来て、「なんだこれは、ぜんぜんコイツ(開発車)とは話ができん」と、機嫌を悪くして帰ってしまったという。多田氏は悩み、開発チームと話し合った結果、ドライバーの操作や路面の状況をすべてドライバーに返す、そんなクルマづくりに向かわせることにした。「いままで、いいクルマっていうのは、どんな人がどんな運転をしても、普通に走ってくれると思っていた。だけど、ユーザーの操作にクルマがちゃんと応えてくれる。そういうふうに考え方を転換してから、先へ進めました」完成した「86」でダートを走行した後、モリゾウ氏が「ありがとう」と言ったそう。「クルマに言ったんですよ。クルマに(笑)」とモリゾウ氏。そんな同氏の執務室、つまり社長室には、歴代”ハチロク”のエンブレムが飾られているとか。「誰にもさし上げませんよ(笑)」と本人が牽制する場面もあった。話は「86」に戻り、影山氏のインプレッションの話題に。ここで驚きのエピソードが明かされる。影山氏が「86」のプロトタイプをドライブするという話は、ニュルブルクリンク(ドイツ)のサーキットに入ってから聞かされたという。しかも到着したクルマをチェックしたら、ブレーキローターなどに走りこんだ形跡がない。遠回しに、「このクルマのテストはいかがでしたか?」と聞いてみたところ、「富士の東外周路を1周してきました」と言われたという。「いきなりニュルでシェイクダウン(ならし運転)か、という驚きと同時に、本当にサーキットで『86』という車を鍛えるつもりだなと実感した」と景山氏は語った。これに対してモリゾウ氏は「ニュルはサーキットなんですけど、普通の道、しかも厳しい道が凝縮されている。LFA(レクサスブランドのスポーツカー)のときも、ずっとテストコースで走って、走って、それでも不具合が出なかったクルマが、レースになったら30分ですぐ(不具合が)出るんですね。それほどニュルの環境は厳しい」という。ここで同氏は経営者の一面ものぞかせ、「こういうクルマはいろんなお客様が、いろんな使い方をされると思います。そういう意味で、どうしてもニュルブルクリンクで走らせて、課題をつぶしてからでないとお客様には出せないと思いました」と語った。飯田氏が補足する。「ニュルはサーキットですけど、テストコースでもあるんですね。だからモリゾウさんがおっしゃるように、ニュルで鍛えあげたら、誰でもそこに太鼓判を押せる。だから世界中の車メーカーが持ってきて、『ウチの車いいだろ』とやってる。そこに和気あいあいとした雰囲気を感じるし、同時に勝負する場、車メーカー同士がしのぎを削る場でもあるんです」。多田氏によると、「86」にはLFAの開発者も関わったという。「86」はLFAの乗り味とトヨタの伝統を受け継いだクルマなのだ。ちなみに飯田氏は、トヨタ販売員向けのサーキット研修会も担当しているそう。「いつも皆さんとサーキットでいろんなクルマに乗るんですけど、『86』のときは皆さんの笑顔や会話の弾み方がいままでにない感じでした。『早く乗りたい! 早く早く!』とクルマが人を呼びこむようなオーラがあって、研修会はものすごく盛り上がりました」一方、脇坂氏はトヨタが開催する一般のユーザーを対象としたサーキット走行会イベントに協力している。サーキットを走るというとハードルが高いイメージだが、トヨタはそのハードルをぐっと下げる努力をしているとのこと。自分たちが持ってきたクルマ、軽自動車でもいいし、他社の車でもいい。ふだん自分たちが乗っている車を持ってきて、レーシングドライバーと楽しもうというイベントだ。「こういうところにも、今後『86』が来るんだなと思うとうれしい。『86』の5年後、10年後に期待しています。どういうことかというと、僕らの走りを見てくれる子供たちがたくさんいる。彼らに対して、どれだけモータースポーツで夢を与え続けられるか。彼らが免許を取る年齢になって、この『86』が世の中に浸透して……。デビューの場でこういう話はどうかと思うけど、そのうち中古車業界にも流れて、そうすると彼らにも手の届く車になってると思う。そうなったときに、モータースポーツと彼らの橋渡しをしてくれる車が『86』じゃないか」と脇坂氏。「『86』に乗る大人が、子供たちからヒーローやヒロインに見えますね」とMCに言われた脇坂氏は、「家族の食卓の話題に『86』やサーキットが出てきたらいいなあ。僕らが子供の頃ってそうだったんです。それがとても楽しかった。だからいまの子供達にも、そんな楽しさを与えたい」と語った。「その子供たちが中古の『86』を経験した延長に、トヨタがもっといいクルマを作って、彼らに次の夢を与える。つまり、『86』は現在と未来をつなぐ架け橋になる。そこに期待しています」関連サイトtoyota.jp 86トヨタ自動車【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月07日