サンコーは14日、「GoPro用ウェアラブル3軸32bit電子制御カメラスタビライザー」を発売した。直販価格は39,800円(税込)。GoPro社のアクションカメラ「GoPro HERO 3」「GoPro HERO 3+」「GoPro HERO 4」に対応するスタビライザー。32bit電子制御システムが3軸ブラシレスジンバルモーターを自動制御し、撮影時のブレを防ぐ。カメラがパンした方向に追従する「パンフォローモード」「パン&チルトフォローモード」、パンやチルトを行ってもカメラが正面を向いたままになる「ロックモード」、カメラの正面を土台と反対向きにセットする「ターンバックモード」の4モードを用意。三脚穴も備えている。また、別売の3.5mm映像ケーブルをつなぎ、GoProの映像を液晶ディスプレイなどにアナログ出力できる。バッテリー駆動時間は約3~5時間。カメラホルダー背面に電源供給端子を持ち、付属の充電ケーブルでカメラへ給電できる。可動範囲は、チルトが-185~130度、ロールが-40~40度、パン(垂直状態)が-320~320度、パン(水平状態)が-45~45度。可動速度はチルト1~50度/秒、パンが1~80度/秒。本体サイズはW72.5×D78.5×H108.8mm、重量は182g。専用ケース、自分撮り一脚モノポッド、充電池×2個などが付属する。
2016年03月14日STマイクロエレクトロニクス(ST)は2月22日、6軸センサ・モジュールの新製品「LSM6DSL」および「LSM6DSM」を発表した。新製品は現行品と比べて最大50%の消費電力を削減していると同時に、ジャイロ・センサの精度が大幅に向上し光学式手ブレ補正(OIS)などの性能の向上に貢献する。また、加速度センサにより、歩行運動の検出および歩数計、傾き検出、特定モーション検出などの機能を内蔵しており、携帯端末やアプリケーションの開発を簡略化するとしている。2016年第2四半期より入手可能になる予定で、単価は1000個購入時でLSM6DSLが1.99ドル、OIS機能専用出力付きのLSM6DSMが2.50ドルとなる。同社は同製品について「設計者は、新しい6軸センサ・モジュールの高い精度と集積度を活用することで、デジタル・カメラ、ウェアラブル機器、リモコン、ゲーム・コンソール、ドローン、バーチャル・リアリティなどの機器における、さらに充実したユーザ体験を実現することができるでしょう。」とコメントしている。
2016年02月22日ダイヤテックは19日、Cherry MX 青軸/茶軸を採用したテンキーレスキーボード「Majestouch 2 Tenkeyless」の限定カラーを、数量限定で販売開始した。直販価格は税込14,800円。クリームがかったホワイトをベースに、印字をグリーンとしたキーボード。直販限定カラーで、キースイッチがCherry MX 青軸の「FKBN91MC/NCW2」、Cherry MX 茶軸の「FKBN91M/NCW2」の2種類を数量限定で用意する。[Shift]キー、[Enter]キーは、標準搭載のホワイトカラーに加え、グリーンカラーのキーキャップを同梱する。本体サイズはW356×D135×H33mm(スタンド使用時44mm)、重量は980g。キーピッチは19mmで、キーストロークは4±0.5mm。インタフェースはUSBで、同梱するPS/2用変換コネクタにより、PS/2でも接続できる。ケーブルは直付で長さは1.5m。
2016年02月19日オリンパスは2月9日、光学24倍ズームレンズと光学式5軸手ぶれ補正機能を搭載したコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS SH-3」を発表した。発売は2月26日で、価格はオープン。推定市場価格は税別37,000円前後。シルバーとブラックの2色を用意する。STYLUS SH-3は、広角25mmから超望遠600mm(35mm判換算)までの焦点距離をカバーする、光学24倍ズームレンズ搭載のデジタルカメラ。2015年3月発売の「STYLUS SH-2」から、新たに6種類のアートフィルターを追加。また、4K/15pの動画撮影機能を新搭載している。本体デザインは「OLYMPUS PEN」を継承し、上面や操作部にはアルミ合金を使用。レンズの鏡枠周囲と台座部はダイヤカット加工を施し、ボディ前面は丈夫でしなやかなシンセティックレザーを採用する。モードダイヤルは削り出しで、アヤメ状のローレット加工を施しダイヤカットを追加している。レンズ構成は10群11枚(非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚)で、レンズを構成する5群を駆動させ、ズーミングとピント合わせを効率的に行う機構を採用。高倍率でも解像度が高く各種収差の少ない画像を撮影できる。望遠域で被写体に40cmまで近づけるテレマクロ機能を搭載。スーパーマクロ時の最短撮影距離は0.03m。光学式5軸手ぶれ補正では、2軸の角度ぶれのほか、レンズの中心軸周りの光軸回転ぶれとマクロ撮影で起こりやすいシフトぶれを補正。ムービー撮影時では、電子的にも5軸の補正を行なう「ハイブリッド手ぶれ補正」となり、ゆっくりとした大きなぶれも抑制できる。主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー、レンズの開放F値がF3.0~F6.9、対応感度はISO125~ISO6400、シャッター速度が1/4~1/2,000秒(マニュアルで最長30秒まで)。背面のディスプレイは約46万ドットの3型液晶(タッチパネル方式)。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約37MB)。動画の記録形式はMOV(H.264)、連続記録時間は29分でファイルサイズは4GBまで。本体サイズはW108.8×D42.4×H63.2mm、重量は271g。(バッテリー、メモリーカード含む)。
2016年02月09日オウルテックは27日、Kailh社製のメカニカルキースイッチ「青軸」を採用したキーボード2モデルを発表した。発売は2月上旬。Kailh社製の青軸キースイッチは、カチッというクリック音と、軽い押し下げ圧のキータッチが特徴で、今回発売する製品は、109キーモデルと、92キーモデルの2モデルを揃える。Nキーロールオーバーに対応し、109キーモデルではPS/2接続時に、92キーモデルでは設定切替時に全キーの同時押しが可能。また、鉄板を筐体内部に設置し、5,000万回の打鍵回数に耐えうるという。109キーモデル「OWL-KB109BLJP-BK」の主な仕様は、キー配列が日本語JIS、インタフェースがUSBとPS/2、キーピッチが19mm、キーストロークが4mmなど。付属品は、パームレスト×1、PS/2変換コネクタ×1、ゲーム用予備キー×4、キー引抜工具×1、取扱説明書など。本体サイズはW448×D149×H35mm、重量は約1.16kg。92キーモデル「OWL-KB92BLJP-BK」では、109キーモデルの仕様からインタフェースがUSBのみに変更される。付属品は、USBケーブル、ゲーム用予備キー×4、キー引抜工具×1、取扱説明書など。本体サイズはW370×D140×H29mm、重量は約1kg。
2016年01月27日ドスパラは3日、LED搭載で発光するキーボード「中華 黒軸/青軸 LEDキーボード」を、同社直営の「上海問屋」にて発売した。ブラックとホワイトの2色に、黒軸と青軸の2モデルを用意。価格は6,999円(税込)。キーの1つ1つにLEDライトが仕込まれているメカニカルキーボード。LEDライトはただ点灯するだけでなく、ゆるやかに点滅したり激しく移動するように見せたりといった多彩なパターンを収録。点灯パターンは、「Fn」キーを押しながら「F8」キーを押すことで切り替えられる。明るさの調整も可能で、ブラックモデルにはホワイトLEDが、ホワイトモデルにはブルーLEDがセッティングされている。本体はフレームレスデザインを採用し、キースイッチには黒軸、もしくは青軸を採用。黒軸モデルではスコスコというタイプ感覚を、青軸モデルではカチカチというタイプ感覚を得られる。インタフェースはUSBで、ケーブル長は約1.6m。接続用のUSBケーブルは取り外し可能。キー配列は英語82キーで、本体サイズはW31×D12×H3.7mm、重量は約610g。
2015年12月03日エプソンは11月30日、垂直6軸産業用ロボットのラインアップに「C8シリーズ」を追加し、12月中旬より日本国内での受注を開始すると発表した。「C8シリーズ」は、同社の6軸ロボット「C4シリーズ」の可搬重量を4kgから8kgへ増加しながら、本体重量の軽量化を実現し、より高負荷の搬送を可能としている。振動を抑制する同社の独自技術による可搬重量の増加により、従来よりも重いマルチハンドやツールチェンジャーなどのアイテムが使用可能になるほか、重量物の搬送、多数ワークの同時搬送が可能となる。スリムなアームは周辺機器への干渉が少なく、加工機や成形機からの部品の取り出しなど狭い空間に入り込むような作業に向いてることから、同社は自動車部品や電機・電子分野のマシンテンディング作業などに適しているとする。同シリーズには、アーム長が700mmの「C8-A701S」、アーム長が900mmの「C8-A901S」、さらに同社初となる最大動作半径1400mmのロングアームモデル「C8-A1401S」の全3モデルが用意されており、価格はオープンとなっている。
2015年11月30日セイコーエプソンは11月19日、折りたたみ式新型アーム構造を採用した小型6軸(垂直多関節型)産業用ロボット「Nシリーズ」を開発したと発表した。同シリーズは、従来機種比で約40%減となる600mm×600mmの設置面積を実現したほか、重量も同2/3と軽量化が図られている。また、6軸ながら、ショートカットモーションで多面方向へのアクセスが可能で、繰り返し精度は±20μmを実現している。さらに、第3軸アーム肘が張り出していないため干渉物に当たらず、従来必要であった回避動作が減り、教示を含めた装置立ち上げ時間ならびにタクトタイムの短縮を図ることが可能だという。なお価格はオープンで、2016年5月からの出荷を予定している。
2015年11月20日アーキサイトは18日、台湾Ducky Channel製のキーボードとして、メカニカルミニキーボード「Ducky Mini」シリーズを発表した。黒軸/茶軸/青軸/赤軸の4モデルに、日本語配列と英語配列の2モデルを用意。11月下旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は15,400円前後(税別)。本体に2mm厚のアルミを用いたテンキーレスのメカニカルキーボード。フルキーボードの約60%というコンパクトな作りで、キースイッチにはCHERRY MXメカニカルスイッチを採用する。各キーには青と赤のLEDバックライトを備え、様々なイルミネーション効果を設定可能。ESC / Backspace / Caps Lock / Fnキーなどの、キー割り当てカスタマイズにも対応。「マウスキー機能」を使用することで、キーボードからのマウス操作を可能としている。バックライトモードは7種類。「100% full backlightモード」では、それぞれのLEDの輝度をユーザーが設定できる。「Reactiveモード」は押したキーのバックライトを点灯してゆっくり消灯。「Reactiveモード アドバンスド」は、押したキーの色をランダムで点灯させる。「Raindropモード」は、全LEDをランダムな色で点灯させてゆっくりと消していく。そのほか、左から右へ波打つように点灯する「Waveモード」、滑らかにバックライト色が変化する「Color Cyclingモード」、LEDを点灯させたいキー位置や発光色を記憶させて再生できる「LED Zone Customizationモード」などを備える。インタフェースはUSBで、USBケーブルは取り外しが可能。コネクタはキーボード左側面に配置されている。キーピッチは19mm、通信速度は1,000Hz、USB Nキーロールオーバーにより複数キーの同時押しにも対応。本体サイズはW295×D102×H38mm、重量は730g。対応OSはWindows 7 / 8 / 10。
2015年11月20日サンコーは10月28日、GoProマウントに対応する電動3軸ブラシレスジンバル搭載のカメラスタビライザー「GoPro用 ウェアラブル3軸電子制御カメラスタビライザー」を販売開始した。直販価格は税込39,800円。GoPro社のアクションスポーツカメラ向けの電動3軸ブラシレスジンバル搭載スタビライザー。雲台の背面と底面にGoPro用マウントに対応するTクランプを取り付けられるほか、三脚穴も備える。ユーザーの動きにカメラの向きが追従する「パン(水平)モード」「パン/チルト(水平/垂直)モード」、パン&チルトしてもカメラは正面を向いた状態を保つ「ロックモード」、雲台を天地逆さの状態に保つ「反転モード」の4モードを搭載。反転モードでは、パン(水平)モード、パン/チルト(水平/垂直)モード、ロックモードのいずれかを組み合わせて使用する。そのほか、カメラホルダー背面に電源供給端子を持ち、付属の充電ケーブルによりカメラへ給電できる機能や、カメラの垂直角度を固定する「チルト(垂直)角度調整機能」を備える。対応機種は「GoPro HERO 3」「GoPro HERO 3+」「GoPro HERO 4」。そのほか、幅31.7×高さ43.6mm以内のカメラを設置できる。雲台を横向き、縦向き、反転させた状態でも使用可能だ。本体サイズはW95×D91×H53.4mm、バッテリーを含む重量は223g。垂直方向の傾斜角度は320度、回転角度は100度、水平方向の傾斜角度は320度。約6時間でフル充電され、約3~4時間の連続使用が可能だ。
2015年10月30日サンコーは10月23日、デジタル一眼カメラをセットできる電動3軸ブラシレスジンバル搭載のカメラスタビライザー「デジタル一眼対応 3軸電動カメラスタビライザー」を販売開始した。直販価格は税込98,000円。手持ちで使うタイプの電動3軸ブラシレスジンバル搭載カメラスタビライザー。レンズなどを含めて重量850g以下のデジタル一眼レフカメラ、もしくはミラーレス一眼カメラもセット可能で、カメラの向きを2モードで制御可能だ。「Lock Mode(ロックモード)」では、手持ちでのパン / チルトの動きに関係なくカメラの向きが正面に固定される。「Follow Mode(フォローモード)」では、手持ちでのパン / チルトの動きにカメラの向きが追従する。本体に備え付けのジョイスティックで、2モードの切り替えやカメラの向きを操作可能だ。ハンドル底部には三脚穴を装備し、一脚や三脚、モニターを取り付けたアームなどを設置できる。ハンドル内部にはバッテリーを内蔵し、充電は本体からバッテリー取り外して行う。約4.5時間でフル充電され、約2~3時間の連続使用が可能だ。ハンドルには、スマートフォンなどへ電源を供給するUSBポートを備える。専用のハードケースとLEDライトが付属。本体サイズはW163mm×D135mm×H269mm、バッテリーを含む重量は859g。
2015年10月26日DJI JAPANは10月14日、3軸ジンバル映像安定化技術による手ブレ補正機能を搭載した一体型手持ちカメラ「Osmo (オズモ)」の体験会を都内で行った。OSMOは「CEATEC JAPAN 2015」ですでに発表されており、価格は85,000円(税別)。すでに予約を開始しており、製品は11月上旬より順次発送とのことだ。すでにCEATECのレポート記事で紹介されているが、Osmoは高性能な3軸ジンバルを搭載した手持ちカメラ。ブレに強く、非常に安定した映像が撮れることが特徴だ。小型・軽量なので撮影場所を選ばないというメリットもある。スマートフォンとも連携でき、リアルタイムに映像を表示したり、カメラの向きを変えるなどのリモート操作を行える。1秒間に120フレームの撮影が可能なので、スローモーションもお手のものだという。体験会の冒頭では、DJI JAPAN マーケティング部の丸川氏がOsmoの開発背景を紹介。SNSが普及する中で、"他人と違う映像を撮りたい"という要望に応えるようにアクションカムが登場。アウトドアやスポーツ、水中といったタフな環境で今まで見たことのないような映像が誰にでも撮れるようになった。そして、なめらかで安定した映像を撮影するために、スタビライザーシステムを小型・軽量化し、高性能カメラとともに製品化したのが「Osmo」とのことだ。続いて登場したのは同社の機材を使いこなすプロカメラマン、マット・カモディ氏とDJI JAPAN マーケティング部の熊田氏。Osmoを実際に操作しながら、さまざまな有用テクニックを紹介した。ハイアングルやローアングル、被写体を捉えながらカメラをスムーズに移動させるなど、非常に安定した姿勢で撮影できる機能をアピールした。また、Osmoは広角カメラによくあるディストーション(歪み)も抑えられており、これを修正する必要がないところが撮り手としては非常に助かるとのことだ。大きな機材は必要もなく、映像のクオリティも高いので、撮影して作品を仕上げる時間が1/10ほどに短縮されたのではないかと言っていたのが印象的だった。Osmoの上位モデルで、マイクロフォーサーズマウント対応の「ZENMUSE X5」と「ZENMUSE X5R」はアメリカよりアダプタが到着しておらず今回は用意されなかったが、Osmoのパフォーマンスを見る限り、こちらの製品も期待できそうだ。
2015年10月15日○3軸ジンバルで手ブレ知らず!?10月7日から10日まで、千葉県・幕張メッセで開催している最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」。DJIブースでは、4K/30pでの記録に対応したドローン「Phantom 3」や「Inspire 1」といった、おなじみの製品に加え、新製品も展示・紹介されていた。ブース中央にはデモのためにフライトスペースも用意。CEATEC 2015の3日目に発表された3軸ジンバル搭載手持ち型カメラ「Osmo(オズモ)」もいち早く展示されており、自由に手にとることができた。○マイクロフォーサーズ機「ZENMUSE X5」もプレゼンの内容はDJI自体と新製品の紹介。新製品としては、安定飛行技術に特化し、利用シーンに応じてカスタマイズできる「MATRICE 100」、軽量ながら4K/30pでの記録に対応し、マイクロフォーサーズのレンズマウントを備えるカメラ「ZENMUSE X5」などについて説明があった。
2015年10月10日DJI JAPANは10月9日、3軸ジンバル映像安定化技術による手ブレ補正機能を持った一体型手持ちカメラ「Osmo(オズモ)」を発表、予約受付を開始した。発売は10月中旬で、価格は85,000円(税別)。10月7日から10日まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の「CEATEC JAPAN 2015」で展示されている。Osmoは、高性能3軸ジンバルを搭載する手持ちカメラ。3軸すべてをモーターで制御し、カメラを水平に保つ。これによりブレの少ない映像を実現する。手持ち型カメラに3軸ジンバル映像安定化技術を搭載したのは世界初のことだという。カメラ部には、有効1,240万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載した「ZENMUSE X3」を採用している。X3は4K動画の記録にも対応。OsmoはDJIのZENMUSEシリーズと互換性があり、すでに「X3」「X5」「X5 R」を持っているユーザーは、グリップだけの購入も可能だ。付属のホルダーを用いれば、グリップ部分にスマートフォンを取り付けられる。スマートフォン向けアプリ「DJI GO」をインストールすることで、リアルタイムで撮影中の画面を確認できるほか、スマートフォンからの遠隔操作も可能だ。「オートマティック パノラマモード」を搭載。カメラ部分が自動で360度回転し、連続して撮影した複数の写真を合成してパノラマ画像にしてくれる。3軸ジンバル映像安定化技術により、長時間露光の撮影が三脚なしでも可能だ。1080p / 120fpsのスローモーション撮影も行える。カメラ部のレンズは焦点距離が20mm(35mm判換算時)、画角が94度、F値がF2.8で、ISO感度は静止画が100~1600、動画が100~3200となっている。写真フォーマットはJPEG / DNG。動画フォーマットはMP4(MPEG-4 AVC) / MOV(H.264)。静止画の最大サイズは4,000×3,000ドット。最大4K(4,096×2,160ドット) / 25pでの記録が可能(3,840×2,160ドットの場合はフレームレートが最大30pとなる)。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカード(最大64GBまで)。
2015年10月09日パイロットコーポレーションは24日、摩擦熱で筆跡を消せる筆記具「フリクション」シリーズの新製品として、シリーズ中最も細い軸を採用した消せるボールペン「フリクションボールスリム ビズ」を発売した。価格は税抜1,000円。「フリクション」シリーズは、摩擦熱で筆跡を消去できる特徴を持つ筆記具。今回発売された「フリクションボールスリム ビズ」は、同シリーズの中で最も軸が細く、軸径7.4mmとなっている。ボール径は0.38mm。また、ボディにはステンレスを使用。軸にはステンレスの色をそのまま使い、頭冠の色をブラック、ワインレッド、ブルーと3色取りそろえた。ペン先の出し入れは、クリップを押して行うクリップスライドノック式を採用。細い軸を採用したことで、手帳やスーツのポケットなどへ収納可能となるなど携帯性が高まり、ビジネスシーンを中心とした利用を見込んでいるということだ。
2015年09月24日グリーンハウスは9日、VESAマウント規格に対応し、4軸の関節を備えたアームによって4画面同時搭載が可能な液晶ディスプレイ用アーム「GH-AMCB1-F」を発表した。発売は9月中旬を予定しており、価格はオープンプライス。VESAマウント75mm/100mm規格に対応した液晶ディスプレイアーム。耐加重はアーム1本につき6.0kgで、4画面合計24.0kg。対応画面サイズは最大23.6インチとなる。C型クランプによりしっかりとデスクなどの天板に固定可能。上20度下25度のチルト調整、左右各25度のパン調節に加え、左右各90度のスイング、360度回転に対応する。取り付けできる天板は、厚さ15~75mmで奥行き90mm以上、幅170mm以上。本体サイズはW580×D242×H888mm、重量は約5.8kg。
2015年09月09日ロジクールは20日、ゲーミングキーボード「ロジクール G710+ メカニカル ゲーミング キーボード(青軸)」(型番:G710pBL)を発表した。8月27日から発売し、価格はオープン、同社の直販サイト「ロジクール オンラインストア」での価格は17,750円(税別)。「Cherry MX 青軸スイッチ」を採用したゲーミングキーボード。マウスクリックのような打鍵感と確実なフィードバックにより、ゲームプレイ時における確実な操作をサポート。耐久性も5,000万回と高い。6個のプログラムキーを備え、3種類のモードと切替キーの組み合わせにより、最大18種類の機能を割り当てられる。MRキーを使用すると、ゲーム中でもマクロ設定が可能。「ゲーム/デスクトップモード切替ボタン」では、Windowsキーとアプリケーションキーを無効化でき、ゲーム中の押し間違えを防ぐ。そのほか、最大26キーの同時押しをサポートする「26キーロールオーバー」や「112キーアンチゴースト」といった機能も搭載する。W/A/S/Dキーとカーソルキー、それ以外という2つのゾーンに分けてバックライト輝度を調節する「デュアルゾーンバックライトシステム」も採用した。暗い場所でも、W/A/S/Dキーとカーソルキーの位置を確認しやすくなっている。キーレイアウトは日本語108キーで、キーピッチは19mm、キーストロークは4±0.5mm、押下圧は50±15g。キーボードの角度調節も行える。インタフェースはUSBで、USBケーブル長は187cm。本体サイズはW508.15×D220×H38.35mm、重量は1,460g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.8以降。
2015年08月20日アスクは、3軸制御に対応したスマートフォン向けデジタル・オート・スタビライザー「SwiftCam M3s」を3日より発売する。予想市場価格は税別44,800円前後。「SwiftCam M3s」は、3軸制御機能を搭載したスマートフォン向けデジタル・オート・スタビライザー。バランシングアルゴリズムにより、撮影時に走ったり、階段を登る際の手ブレを自動で軽減する。本体には、360度のフル回転や、上下のパン・チルトをオート操作で実現するジョグシャトル機能を搭載。スマートフォン単体では、撮影が難しいクレーン風な映像なども撮影できるという。そのほか、人の動きに対してカメラの向きが移動する「フォローモード」、カメラの角度が垂直に固定される「パンモード」、被写体に対してカメラの角度が固定される「ロックモード」の3つの撮影モードが用意されている。サイズ/重量は、幅約97.1mm×高さ約341mm×奥行き約108.28mm/約500g(電池搭載時)。電池は、専用のリチウム充電池を3つ使用する。使用可能時間は、フル充電時で1.5時間。対応機種は、iPhone 5/5s/6/6 Plus、各種Androidスマートフォン。
2015年07月04日博報堂DYメディアパートナーズとショッパーインサイト、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は6月3日、ECサイト上での購買行動を軸にした「eショッパーターゲティングシステム」を開発したことを発表した。第一弾として、NESPA JAPANが提供するネットスーパーの比較サイト「NESPA(ネスパ)」のβ版にて、実証実験を開始している。「eショッパーターゲティングシステム」とは、ECサイト上で来訪者ごとの閲覧内容や検討商品、購買といった一連の行動を商品コードや商品体系として捉え、来訪者ごとの行動傾向と組み合わせることによって、高度な分析とシームレスな商品のプロモーションを実現するプラットフォーム。実証実験では、来訪者の傾向に合わせブランド商品の詳細ページへ誘導する「サイト内回遊バナー」として活用するという。なお、各社の役割としては、博報堂DYメディアパートナーズがシステムの全体設計とデータ分析、プラニングを実施。ショッパーインサイトは、ブランドマスタの構築支援や実店舗におけるID-POSデータ分析のノウハウを協働で提供する。そしてDACは、DMP「AudienceOne」や、デジタルプロモーションのアドサーバー「EffectiveOne」の提供を行う予定だ。
2015年06月03日安川電機は5月28日、小型6軸多関節ロボット「MotoMINI(仮称)」を開発したと発表した。MotoMINIは可搬質量500g、最大リーチ246mm、質量4.3kgのアーム型ロボットで、同社がこれまで手がけてきたロボットの最小機種と比較して動作加速度が2倍以上に向上し、特定動作のタクトタイムを25%短縮した。繰り返し位置決め精度は±0.02mm(参考値)となっており、ロボットハードウェア毎の個体差が少ないため、ロボットの置き換えが動作プログラムのコピーのみで完了し、ティーチング補正はほとんど必要ないという。これらの特長から、小物部品のハンドリングや組立、電気・電子部品の配膳・挿入など、人との共存・協同作業をする設備での使用が可能となっている。今後、将来のフレキシブルな生産システム構築に向けて、社内の生産システムへの適用を通して機能検証を行い、実用化する予定だ。
2015年05月28日センチュリーは21日、液晶ディスプレイの位置を自在に調節できる多関節モニターアーム「4軸式フリーアングルデュアルモニターアーム 鉄腕」を発表した。価格はオープンで、同社の通販サイト「センチュリーダイレクト」での価格は税込8,618円。2台の液晶ディスプレイを設置できる4軸式モニターアーム。VESA規格75mm、または100mmに対応した液晶ディスプレイを設置できる。設置推奨ディスプレイサイズは24インチまで。耐重量は最大16kgとなっており、設置するディスプレイは1台あたり6kgまでのものをを推奨している。ジョイント部は「フリーアングルアジャスター」で、±15度の角度でチルト / パン / 斜めの微調整が可能。アーム部分の関節の可動域は±180度、ローテーション角度は360度となっている。本体背面のデュアルレバーを回すことで、工具を使うことなく高さ調節が可能。クランプには「ダブルクランプ」を採用。アーム全体は指紋のつきにくいマット塗装を施している。本体の高さは400mm、重量は4.3kg。
2015年04月21日オリンパスイメージングは3月12日、光学24倍ズームレンズと光学式5軸手ぶれ補正機能を搭載した高級コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS SH-2」を発表した。発売は4月10日で、価格はオープン。店頭予想価格は税別37,000円前後。OLYMPUS STYLUS SH-2は、広角25mmから望遠600mm相当(35mm判換算)をカバーする光学24倍ズームレンズを搭載。光学式5軸手ぶれ補正機能と「夜景キャプチャーモード」によって、さまざまな夜景シーンを美しく撮影できる。夜景キャプチャーモードでは、「夜景&人物」「夜景」「打ち上げ花火」「手持ち夜景」「ライブコンポジット」の5種類のモードを用意している。また、動画撮影時の5軸手ぶれ補正は光学式と電子式を併用した、より強力なハイブリッド式となり、歩行中や乗り物からでも安定した撮影を行えるという。本体のデザインは、同社のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN」と同様の上質感を追求した仕上がり。ボディ前面と背面にグリップを設けてホールド性を高めている。ボディーカラーはシルバーとブラックの2色展開だ。主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー、レンズが焦点距離25~600mm(35mm判換算)、開放F値がF3.0~F6.9、対応感度がISO125~ISO6400。画像処理エンジンはOM-D E-M1と同じ「TruePic VII」を搭載する。背面の液晶モニターは3型・約46万ドット。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードのほか、37MBのメモリを内蔵。Wi-Fiにも対応している。バッテリーは専用リチウムイオン充電池。サイズはW108.8×D42.4×H63.2mm、重量は271g(電池、メモリーカードを含む)。
2015年03月12日エムエスアイコンピュータージャパンは20日、同社製ゲーミングノートPCの新モデルとして、Cherry MXスイッチ(茶軸)採用のメカニカルキーボードと2-way SLI仕様のNVIDIA GeForce GTX 980Mを搭載したハイエンドモデル「GT80 2QE Titan SLI」シリーズを発表した。3月13日に発売し、スタンダードモデルの店頭予想価格は460,000円前後。「GT80 2QE Titan SLI」シリーズは、MSIが「究極のゲーミングノートPCを求めて生み出された」というハイエンドゲーミングノートPC。従来のMSI製ゲーミングノートPCと同様にSteelSeriesによるキーボードを採用するが、「GT80 2QE Titan SLI」シリーズでは、独ZF Electronics製Cherry MXスイッチの茶軸を採用したメカニカルキーボードを搭載する。MSIによると、ゲーミングノートPCへのメカニカルキーボードの搭載は世界で初めてだという。SteelSeries製ユーティリティ「SteelSeries Engine 3」により、キーの割り当てやマクロなどを設定できる。また、物理キーボードの右側スペースは、タッチ式のテンキーとタッチバッドを切り替えて利用可能となっている。グラフィックスにはNVIDIAのノートPC向け最上位GPU「NVIDIA GeForce GTX 980M」を2-way SLI仕様で搭載。冷却システムには新設計のヒートシンクに加え、ヒートパイプを増設した「Cooler Boost 3」を採用し、冷却性能を向上させている。スタンダードモデル「GT80 2QE-097JP」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4720HQ(2.6GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがDDR3 16GB、ストレージが128GB M.2 SSD×2 + 1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980M 8GB×2(2-way SLI)、光学ドライブがブルーレイディスクドライブ、ディスプレイが18.4型フルHD(1,920×1,080ドット)ノングレア液晶、OSがWindows 8.1 64bit。本構成での価格は店頭予想価格は460,000円前後。上記「GT80 2QE-097JP」から、ストレージを128GB M.2 SSD×4 + 1TB HDDへと強化した「GT80 2QE-051JP」の店頭予想価格は500,000円前後。さらにCPUをIntel Core i7-4980HQ(2.8GHz)に強化した「GT80 2QE-096JP」の店頭予想価格は540,000円前後。インタフェースは共通で、USB 3.0×5、HDMI×1、Mini DisplayPort×2、ギガビット対応有線LAN(Killer E2200)、IEEE802.11ac対応無線LAN(クアルコム・アセロス1525)、Bluetooth 4.0、SDカードリーダ、オーディオポートなど。本体サイズはW456×D330×H49mm、重量は4.5Kg。本体にはMSIオリジナルマウスパッドやパームレスト、ゴールドの交換用キートップ(W/A/S/D/ESCキー用)、ドラゴンぬいぐるみが入った「Power Pack」が付属する。
2015年02月20日サイズは、Cherry MX軸およびKaihua製の軸などで使用できる交換用キーキャップ「MXKCLEDMETAL-SL」を、3月上旬に発売する。価格はオープン。Cherry MX軸に対応した、交換用キーキャップ「WASD」セット。Cherry MX軸およびKaihua製の軸など、19mmピッチのメカニカルスイッチ採用キーボードで使用できる。ただし、かな刻印ははく、英語104キー配列に準拠した製品となる。刻印部分は透過式で、LEDのライトで光る仕様。キーサイズは18mm。重量は5g。キーキャップ引き抜き工具が付属する。
2015年02月18日グリーンハウスは16日、2台のディスプレイを取り付けられるモニタアーム「GH-AMCB1」シリーズを発表した。2軸と4軸の2モデルを用意。同日より発売し、同社の通販サイト「グリーンハウスストア」での価格は、ともに10,670円。○GH-AMCB1-H「GH-AMCB1-H」は、1本のポールと4軸関節アームを2本搭載するモニタアーム。C型クランプを使用して机などに固定して使用する。ディスプレイの位置は横並びになり、耐荷重はアーム1本につき6kg。23インチクラスまでのディスプレイを設置できる。アームは水平可動が行えるほか、上下の動きにも対応。回転させることもできる。可動範囲は、チルトが上20度 / 下25度、パンが左25度 / 右25度、スイングが左90度 / 右90度、回転が360度。取り付け可能な天板の厚さは15~75mm、奥行きが105mm以上必要となる。VESAマウント75mm / 100mmに対応し、本体サイズはW578×D249×H417mm、重量は約2.9g。○GH-AMCB1-V「GH-AMCB1-V」は、 1本のポールと2軸関節アームを2本搭載するモニタアーム。ディスプレイの位置は縦並びになる。本体サイズは115×D155×H820mm、重量は約2.4g。そのほかの仕様は「GH-AMCB1-H」とほぼ共通。
2015年01月16日ソニーは、ミラーレス一眼カメラ「α7 II」の発表に伴い、同機の光学式5軸手ブレ補正機能の効果を示す動画をYouTubeに公開した。α7 IIは、35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ。フルサイズ機としては世界で初めて光学式5軸手ブレ補正機能をボディに内蔵しており、角度ブレ(ピッチ、ヨー)、シフトブレ(X軸、Y軸)、回転ブレの5軸ブレに対してシャッター速度4.5段分の補正効果を発揮する。α7 IIの発売は12月5日で、価格はオープン。推定市場価格は税別190,000円前後。
2014年11月25日STマイクロエレクトロニクス(ST)は11月7日、業界最小クラスのオートモーティブ・グレード準拠の6軸慣性測定ユニット「ASM330LXH」を発表した。「ASM330LXH」はジャイロ・センサおよび加速度センサを搭載しており、トンネルなどの全地球衛星測位システム(GNSS)からの信号が弱い環境下でも、直前にいた場所から、時間、加速度および方向の変化に基づき現在位置を計算する、高度な推測航法ソフトウェア・アルゴリズムの利用を可能とする。また、自動料金収受システムやその他の車載テレマティクス機器へ応用することもできるという。同製品では、同社のTHELMAマイクロマシニング・プロセス技術が適用されている。3軸加速度センサと3軸ジャイロ・センサが同一シリコン上に形成されており、LGAパッケージ(3x3x1.1mm)で提供される。検出範囲の選択(16bit同期データ出力で2/4/8/16g、125/245/500/1000/2000dps)が可能で、ジャイロ・センサおよび加速度センサは6つの出力データレートからの選択できる。また、電力効率は、(パワーダウン、ローパワー、ノーマル)で変化する。なお、単価は1000個購入時に約6ドルとなっている。現在サンプル出荷中で、2015年第1四半期に量産を開始する予定。
2014年11月07日日立金属は10月21日、ワコーと共同で、鉛フリー圧電薄膜を用いた3軸角速度センサを開発したと発表した。圧電薄膜は、加えられた圧力を電圧に、また加えられた電圧を圧力に変換する圧電効果を持つ圧電体を薄く形成したもので、一般的にチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のような鉛を含んだ材料が用いられており、自動車の姿勢検知やデジタルカメラの手振れ検知に利用される角速度センサ、インクジェットプリンタヘッドなど幅広い分野で用いられている。しかし、近年、環境保全の観点からさまざまな部品などで鉛フリー化が進められており、圧電薄膜にも鉛フリー化が求められていた。これまで鉛フリーの材料を用いた圧電薄膜では、充分な圧電特性を満たすことが難しい、ならびに微細加工が難しいといった課題があったが、今回、両社は鉛フリーの圧電材料として、環境親和性に優れたニオブ酸カリウムナトリウム(KNN)を用いて、PZT薄膜センサと同等レベルの角速度検知特性を実現したという。今回の開発では、日立金属が圧電薄膜製膜からセンサ素子作製までの工程を担い、ワコーが素子設計およびセンサ特性評価を実施したとのこと。具体的には、日立金属が2010年(当時は日立電線)に実現した圧電特性100pm/V以上を持った鉛フリーKNN圧電薄膜技術に新たに開発した、「6インチサイズでの製膜技術」「薄膜微細加工技術」「電極形成技術」などの角速度センサ素子作製に必要となる各種要素技術を組み合わせることで、3軸角速度センサの開発を実現したという。また、既存のPZT薄膜センサでは素子作製工程で260℃以上の温度が加わると脱分極が起こり、素子特性が劣化するという問題があったが、今回の鉛フリーKNN圧電薄膜センサでは、400℃の温度を加えても特性が劣化しないことを確認しており、はんだリフロー工程においても環境親和性の高いはんだ材料を選定することが可能になるとしている。なお、日立金属では、10月28日から29日にかけて開催される国際学会「PiezoMEMS 2014 」にて、今回の成果の詳細を報告する予定だという。
2014年10月21日プラチナ万年筆は、万年筆のような太軸フォルムで、1本で3機能を持つ複合筆記具「ダブルR3アクションサラボ」を4月21日より発売する。○クラシカルな万年筆フォルムの筆記具同社によると、現在筆記具は細い軸のものが市場の大半を占めているが、「細い軸は必要以上に筆圧をかけてしまって疲れる」などの意見も聞かれるという。そこで同社は万年筆フォルムの太い軸を採用した同商品を発売。同社複合筆記具の平均的軸の太さより約120%太い軸を採用しているため、ゆったりとした握りで筆記できる。また、筆圧をかけなくてもサラサラ書ける低粘度インク「サラボ」を使用。ボールペンは細かな文字が書ける0.5mmボールを採用した。黒、赤インクのボールペンに、シャープペンシルの機能も付いている。本体は、ほぼ樹脂製にして重量を抑えているため、胸ポケットに差しても気にならない重さ。随所にクロームメッキを施すほか、ほのかに透ける軸のデザインの採用などで、樹脂製でも存在感ある造りとなっている。カラーバリエーションは、ブラックダイヤモンド、ブルゴーニュ、シャルトルブルーの3色。価格は1,000円(税別)。
2014年04月15日STMicroelectronicsは、スマートフォンをはじめとするモバイル機器内の厳しい環境に対応可能な3軸MEMS加速度センサ「LIS2HH12」を発表した。現在のモバイル機器は、高い処理能力を要するアプリや超薄型設計により、温度変化や曲げ応力に対してより脆弱になっている。一方で、傾斜計、ジェスチャ認識、ゲーム、カメラの人工水平線、屋内ナビゲーション、拡張現実などの機能を搭載するため、これまで以上に正確性、安定性、および応答性を備えたモーション検知機能が求められている。同製品は、安定した機械構造と信号処理回路を採用しており、薄型化が進むモバイル機器の厳しい熱環境下において、高い性能を維持できるという。また、2mm×2mm×1mmサイズのLGA-12パッケージで提供されるため、モバイル機器の基板レイアウトルールに対し、これまで以上に柔軟に対応でき、機器全体の小型化に寄与する。さらに、±2/±4/±8gで選択可能な検出範囲、16ビットのデジタル出力、内蔵温度センサ、I2C/SPIインタフェース、1.71V~3.6Vと広範な電源電圧、2個のプログラマブル割り込み発生器など、システム設計を最適化する機能を搭載している。この他、温度に対するゼロgレベルの変化は±0.25mg/C(標準値)であり、従来品と比べ、安定性が2倍に改善されている。加えて、曲げによって標準オフセット精度±30mgを逸脱する不良は、既存ソリューションよりも25%改善されている。なお、価格は1000個購入時で0.90ドル。2014年第1四半期より量産開始の予定。
2013年12月16日