自律神経バランスと香りの理解を体感できる講座を開催ARTQインスティチュートは2023年4月29日と6月24日に、『自律神経バランスアロマセラピーlab』をARTQインスティチュート東京校で開催します。同講座では、自律神経とその仕組み・香りとの関連性・呼吸などについてレクチャー。スタジオでヨガを行いながら、自律神経バランスを整えるを方法を学ぶことができます。講師は、医学博士でプロフェッショナルアロマセラピストのアネルズあづさ氏と、葉山のヨガスタジオradhika yoga(ラディカヨガ)の佐藤ゴウ氏&藤田真弓氏が務めます。開催時間は各日13:00から16:00まで、受講料は24,200円です。受講料には授業教材とテキスト代が含まれています。ヨガマットをレンタルする場合は別途330円が必要です。定員は25名です。会場となるARTQインスティチュート東京校の所在地は東京都港区南青山5-12-19-301です。表参道駅から徒歩5分の場所にあります。参加申し込みはARTQインスティチュートのホームページにて受け付けています。日本における精油ブレンディングの第一人者アネルズあづさ氏は株式会社 Blue inkの代表取締役を務め、グローバルオーガニックフォーミュレーターやプロフェッショナルアロマセラピストとして活躍しています。ARTQインスティチュートの校長も務めています。インスタグラムのフォロワー数は4,700人以上。著書には『誰も教えてくれなかった精油のブレンド学』『マタニティアロマセラピー コンプリートブック』などがあります。(画像はARTQインスティチュートより)【参考】※アネルズあづさオフィシャルインスタグラム※ARTQインスティチュート
2023年02月28日おならは臭いもの、お腹が張るときはあるけどあまり気にしない、そう捉えている人は多いかもしれません。ですが、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によるとそういった不調は、自律神経の乱れや腸内環境が悪いことのサインなのだそう。愛先生が、すぐできる対策を教えてくれます!お腹の調子は、過去の自分の食習慣や行動の結果です【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 196最近、おならがよく出る、お腹が張る、おならが強烈にクサイなどでお困りの人はいないでしょうか。「なんでだろう?」と考えてもその瞬間が過ぎてしまえば、そんな悩みもすぐに忘れてしまうことでしょう。でも、本当はその「なんでだろう?」は忘れないでほしいのです。私たちの食習慣の結果が、分泌物や排泄物などとなって現れるケースが多いからです。おならがクサイ、お腹が張って苦しいなどの結果は、自分の過去の行動が原因となっています。明らかな不調として表面化する前におならの状態を元に戻していくように食事を変化させていきましょう。とくに寒さを感じるときには、すぐにエネルギーとなる甘いものやカロリーの高い揚げ物やクリーム系の食べ物を食べたくなりがちです。こういった食材は、腸にダメージを与えてしまいます。ということで、今週は食の見直しとおなら対策をするための食薬習慣を紹介していきたいと思います。今週は、おなら対策となる食薬習慣寒い日はぬくぬくと布団にくるまったり、暖かい部屋でゴロゴロしているのが幸せですよね。暖かい時期と比べると冬は外に出るのが面倒になり、動画や漫画などを見ながら、お菓子を食べてご褒美タイムを過ごす頻度が増えている人も多いのではないでしょうか。このような生活を続けていると増えてしまうのが、お腹の張り、おなら、おならの強烈なニオイです。漢方医学では、体質を判断するときに、便、おなら、舌苔、痰、鼻水、汗など分泌物や排泄物の状態を確認することでカラダの状態を紐解くことがあります。ということで、おならの状態はカラダの状態を知らせてくれるありがたい指標と考えることもできます。漢方では、クサイおならが増えているときに『湿熱』が生じていると考えます。そして、ストレスや気候の変化などにより自律神経が乱れてお腹がパンパンになっているときを『気滞』と考えます。そこで、悪玉菌が増えてしまっている腸から『湿熱』を取り除き、腸の動きをサポートして『気』の巡りを改善する食薬をとっていきます。食べるとよい食薬は、【エノキのステーキ山椒風味】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食薬:エノキの石づきステーキ山椒風味】レシピはこちらです。<材料>エノキの石づき1つオリーブオイル大さじ1塩・山椒適量※「エノキの石づき」は一番下のおがくずがついたところを1センチ程度を切り落とした、茎が固まっている部分のこと。<作り方>エノキに塩と山椒を振り、両面をオリーブオイルで焼いて、味を整えたら完成。【えのき】水溶性の食物繊維の一種βグルカンを含み腸内環境を整え『湿熱』の除去に働きます。また、ビタミンDも含むため腸壁を強化したり、免疫を強化する働きもあります。さらに、リラックス作用があり『気』の巡りを改善するGABAも含んでいるので、おならが気になるときにはおすすめな食材です。【山椒】サンショオールをはじめとした香り成分が、胃腸の働きをサポートしてくれます。とくに腸にたまったガスをとりのぞく『理気』作用が期待できます。放置していると腸内環境が悪化して、免疫が低下し風邪をひきやすくなったり、例年より花粉症などのアレルギー症状が悪化したり、肌トラブルが悪化してしまう可能性もあります。腸は、元気な心と体にとって大切な存在です。腸の悩みは早めに解決していくようにしましょう。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもがカラダに影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人のカラダも約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Aleksei Morozov/Gettyimages©Maskot/Gettyimages文・大久保愛
2023年01月20日中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、これからの時期は、気温差が激しくなることから自律神経の乱れや血流低下が生じやすくなり、めまいや耳鳴り、だるさに悩む人が増えるのだそう。そこで愛先生が、自律神経を整え、血流を改善する簡単な方法を教えてくれます!最近、めまいや耳鳴り、だるさに悩んでいませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 195正月モードからようやくいつものリズムに戻ってきた頃でしょうか。集中力を取り戻し、テキパキと動いていきたいですよね。そんな中、1月の気候は寒くなったり、暖かくなったりとちょっと不安定です。ですが、これはまだ始まりです。2月、3月と気圧や気温の変化は今以上に大きくなっていくことが例年の傾向です。これによって起こるのが自律神経の乱れや血流の低下。外を歩いていて耳が冷たいなと感じることはないでしょうか。耳周辺には体温調節を行う血管であるAVA(動静脈吻合血管)や心を落ち着かせる神経が密集しています。そのため、今の時期の気候の変化が、自律神経を乱し、私たちのやる気を邪魔してしまう耳鳴りやめまい、だるさを引き起こしてしまうことがあります。ということで、今週は気候の変化に負けないように自律神経を整える食薬習慣を紹介していきたいと思います。今週は、耳鳴り・めまいなど自律神経の乱れ対策となる食薬習慣最近、耳鳴りやめまいで悩む人の声をよく耳にします。毎年、寒い時期になると耳鳴りが増加していく傾向があります。まずは、首の太い血管を温めるマフラーや耳を覆う帽子などで防寒対策、冷えたカラダを温める入浴も忘れないようにしましょうね。また、日照時間が短いことも自律神経の乱れに関係するので、毎朝しっかりと朝日をあびるように心がけ、生活リズムを正していきたいですね。そして、イライラしたり不安になったり、夜更かしをしてスマホをみることも自律神経を乱すので、調子の悪い人は、のんびりしながらリハビリのように正月から日常に戻していくことがベター。また、漢方医学では、冬の耳鳴りは冷えによる『腎陽虚』、自律神経の乱れや血流の低下による『気滞血瘀』などと考えます。そこで、体を温め血流を促し、ストレスにも強くなるように『腎』をサポートしつつ『気や血』の巡りを解消していく食薬をとっていきます。食べるとよい食薬は、【シシャモの南蛮漬け】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食薬:シシャモの南蛮漬け】レシピはこちらです。<材料>タマネギ1/2個(スライス)人参1/3個(千切り)シシャモ5尾お酢大さじ4みりん大さじ1塩お好みで<作り方>シシャモ以外の材料をポリ袋にいれ放置(A)。シシャモを両面焼いたら、Aにシシャモを加えつかるようにした状態で1時間くらいおいたら完成。【シシャモ】シシャモは、骨や頭、内臓まで丸ごと食べることのできるお魚で、『腎』の働きを支えるために役立つ食材です。冬に不足しがちなビタミンDやセロトニンの材料となる鉄やアミノ酸、ビタミンB群なども豊富です。さらに、集中力や記憶力もサポートするオメガ3脂肪酸も含んでいます。【玉ねぎ】『気滞血瘀』を解消するために役立つ食材です。血流を促したり、抗酸化作用や血糖値の上昇を抑えたりする働きもあるため、冬の不快症状やお正月太りなどの解消にも役立ちます。ツーンとする香りのもとアリシンは、シシャモのビタミンBの吸収をサポートしたり、代謝を助け疲労回復を促したり、感染症対策もできます。シシャモは塩味が強いので、塩や醤油などの味付けが不要な便利な食材です。酸味と相性がよく、生臭さも消してくれます。新年早々に不調を感じる人は、少なくはありません。無理やりやる気を振り絞らずに、生活スタイルや食事の見直しを行うことで、カラダの中から改善して根性論ではなく円滑にすごせるようにしていきましょう。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもがカラダに影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人のカラダも約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©MADUAart/Gettyimages©BartekSzewczyk/Gettyimages文・大久保愛
2023年01月13日忙しく慌ただしいこの時期は、神経もピリピリしがちですよね。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が、おうちでのリラックスタイムを利用した簡単ストレッチをご紹介します。乱れがちな自律神経を整えよう寒さが厳しい季節。特にバタバタと忙しくて気持ちも休まらないこの時期は、自律神経が崩れがちになることもあるでしょう。日中のせわしなさを夜までひきずったままだと、心身を休める「副交感神経」が乱れて、リラックスしづらくなってしまう可能性があるのです。忙しい時期でも、お風呂タイムや就寝前のちょっとした時間でできる「簡単ストレッチ」で、自律神経のバランスを整えていきたいですね。お風呂で簡単! 下半身の血流を促すストレッチ1.湯船に浸かりながら行いましょう。2.両手をお尻の後ろに起き体を支え、両膝を曲げます。3.腰を引き上げ、丸まらないようにしましょう。4.左足首を右膝の上に乗せ、左脚を開ける範囲で開きます。5.息を吐きながら上体を脚の方へ近づけます。左の股関節を開き、左のお尻をストレッチしましょう。6.ゆっくりと深い呼吸を意識して、10呼吸程度キープします。7. 終えたら、一度脚を楽にした格好で休み、反対側も同様に行います。就寝前に心身をゆるめる! 寝ながらストレッチ1.寝る前にベッドの上で行います。2.仰向けに寝て両膝を軽く曲げ、両腕は楽な位置へ下ろします。3.呼吸で動くお腹や胸、肋骨の動きを意識しながら深く呼吸します。4.息を吐くタイミングで、腰から下半身を左に倒します。5.このとき、しっかりストレッチする意識ではなく、力を抜いてパタンと下半身を倒すように行いましょう。6.息を吸いながら、ゆっくりと両脚を起こし、吐く息のタイミングで反対側へ倒します。7.脚の重みで自然と倒れるような意識で行い、全身をゆるめていきましょう。動くのが億劫になるほどリラックスできるまで、好きなだけ行ってみてください。真面目にやらず“のんびり”でOKどちらのエクササイズも、心身をゆるめる目的で行うので、呼吸が気持ちよい速度に合わせて動いてみましょう。しっかりと伸ばすよりは、少し物足りないくらいの強度がおすすめ。呼吸がゆっくりと落ち着いていくのを味わいながら、のんびりとした気持ちで試してみてください。自然と心身がゆるみ、リラックスできるはず。ストレッチを終えた後の、気持ちのよい安心感も楽しみながら行ってみてくださいね。©︎RossHelen/gettyimages文 / 上村由夏
2023年01月02日「消化吸収もコントロールしている自律神経が乱れると、十分な栄養が摂取できず、髪や肌のツヤやハリが失われます。また老廃物の排出機能も低下するので、下半身に余分な脂肪がついたり太りやすくなることも。自律神経が整っている人は、同じ年齢を重ねていても、見た目も若々しく、健康でアクティブに過ごせています」こう話すのは、自律神経研究の第一人者である、順天堂大学医学部・小林弘幸教授。心身の衰えを防ぐためには、自律神経を整えることが大事だが、ポイントは1日のなかでの自律神経のリズムを意識すること。「朝から日中まではゆっくり交感神経が優位になり、午後からは副交感神経が徐々に上がり始めます。そこで、昼間は活動的に過ごし、夜は休息する、自律神経のリズムに沿った生活を意識しましょう。交感神経が活発なときに副交感神経を高めるような行動をしたり、逆に副交感神経が高まる夕方以降に、交感神経を刺激するようなことをすることで、リズムを乱している人は多いのです」その結果、自律神経が乱れ、睡眠の質が低下したり、代謝が落ちたりして、老化が進む。「交感神経と副交感神経が切り替わる朝と夕方は、老化をリセットする大切な時間。何事も『ゆっくり』を心がけ、ゆとりを持って過ごしてください。ゆっくり動くことで、自然に深い呼吸ができ、血流も改善します。自律神経のリズムも崩れにくくなるのです」そこで小林先生に「老化をリセット」するために始めたい、8つの生活習慣を挙げてもらった。【1】30分早く起きる1日のコンディションを左右する朝のギアチェンジは、ゆとりをもってスムーズに行うのがベスト。時間がないからとつい焦ってバタバタ起き出すと、たちまち自律神経が乱れる。30分早く目覚めることでゆとりが生まれ、好調な1日をスタートできる。【2】朝、目覚めたら、1日の流れをイメージする交感神経の働きが過剰に跳ね上がる想定外のできごとを減らすため、目が覚めたときに1日の予定を確認しながら、1分間だけ当日の流れを軽くイメージしよう。静かに車のアクセルを踏むように交感神経がゆっくり高まっていくことで、忘れ物などのミスも防げる。【3】忙しい朝でも、せめて歯磨きはゆっくりと自律神経にとって朝はゆっくり過ごすのが基本でも、どうしても慌ただしくなるもの。朝食、家事、身支度などがバタバタするのは仕方ないとしても、せめて歯磨きだけはゆっくりと。ふだんの6割程度のスピードで磨けば、ざわざわした心を落ち着かせる効果が。【4】出かける前に鏡を見てニッコリ笑顔は、たちまちのうちに自律神経のバランスが整い、心身の健康につながるアクション。つくり笑いでさえ、口角を上げることで筋肉の緊張がほぐれ、血流がよくなり、頭がスッキリする。天気が悪いとき、調子が優れないときは、とくに鏡の前で笑顔をつくってみよう。【5】エスカレーターではなく階段を使う階段の上り下りは、血流改善に効果的なだけでなく、自律神経の“大好物”であるテンポある運動ができる絶好のチャンス。平地よりも3倍の負荷がかけられる階段は無料のトレーニングジムだと思い、エスカレーターやエレベーターを使わない習慣を心がけたい。【6】帰宅後はすぐソファに座らず、小さな片づけを出先から戻って「疲れた~」とソファに直行すると、一瞬でリラックスモードに切り替わり、再び動き出すのに一苦労する。自律神経のリズムを守るためには、どこか1カ所を片付けて、気持ちをスッキリさせてから、リラックスモードに入る習慣を心がけよう。【7】浴室の電気を消して、ぬるめのお湯に入る脳内にたまった不安や悩みを排出して、気持ちをリセットするのには入浴が最適。副交感神経の働きを高めるには、就寝の3時間前に38~40度のお湯に15分つかるのが理想。ときには浴室の電気を消してプチ瞑想を。深い呼吸を意識することでスムーズに眠りに入れる【8】発酵食品と野菜350gを毎日!自律神経を強力にサポートするのが腸内環境を整える発酵食品(ヨーグルトやチーズ、納豆など)と腸内細菌のえさとなる食物繊維が豊富な野菜。食物繊維は1日20gを目標に取ろう。野菜(きのこや海藻も含めて)ならば1食分で120g(=生なら両手で1杯分、ゆでたものなら片手で1杯分)をとれば1日350gになり、食物繊維の摂取量もクリアできる。ゆでたりすりおろしたり、みそ汁やスープに加えたり調理を工夫して摂取しよう!
2022年12月24日「新型コロナウイルスの感染禍において、交感神経だけが過剰に働いている『自律神経の乱れ』が増えています。つねに気を張り続け、不安を抱えたりしたまま2年半以上も過ごしてきた私たちは、車でいうと、アクセルをずっと踏んだまま走り続けているようなもの。心身が疲弊しきってしまっているのです」こう話すのは、自律神経研究の第一人者である、順天堂大学医学部・小林弘幸教授。活動モードである「交感神経が活発な状態」が続くと、血管が収縮し、全身の血流が悪化。呼吸も速く浅くなってくる。「酸素や栄養を細胞に運ぶ血液の循環が悪くなることで、だるさや疲れやすさをはじめ、頭痛や肩こり、内臓機能の低下による便秘や下痢、肌荒れといった不調が起こります。交感神経がつねに優位な状態が続くと、長期的に血管が収縮して高血圧や動脈硬化、さらには血栓が生じて脳梗塞や心筋梗塞など、命にかかわる重大な病気につながるおそれもあるのです」このコロナ禍による自律神経の乱れは、高ぶっている交感神経の働きをいかに抑えるかがカギだと、小林先生はいう。「心地よいと思えるときは交感神経の働きも抑えられています。逆に疲れを感じるときは、交感神経が過剰に働いていることが多い。休むより、運動をして血流をよくするほうが、交感神経の高ぶりを抑えるためには効果的です」そこで小林先生に「コロナ禍の疲労をリセット」するために始めたい、8つの生活習慣を挙げてもらった。【1】木曜のランチを少し特別にする1週間でもっとも自律神経が乱れるのは木曜。水曜までは気力が持つことが多く、週末が控える金曜は気分も上げやすいが、木曜は疲労が蓄積し、心身ともにコンディションが悪くなりがち。お気に入りのカフェでお茶したり、プチ贅沢なランチをする“リセットデー”に。【2】新しい趣味を見つけるジョギングやウォーキング、写真を撮ってみる、草花を勉強するなど「新しい何か」にチャレンジしたり学んだりするのは、生活やライフスタイルの効果的なリセットボタンに。新しい趣味に没頭できる時間は日常に変化が生じ、前向きに取り組むことで心も整う。【3】大掃除のついでに大胆な模様替えをする整理整頓は心身をリカバリーする着実な手段。とくに身の回りを“一気に、劇的に”変えることは交感神経を和らげる効果がある。目に見えてスッキリする掃除だけでも心は整うが、せっかくなので大掃除の機会に部屋の雰囲気をガラリと変えれば、気分も見違える!【4】「コロナが明けたら」の先延ばしをやめ、プチ旅行に出かける「感染が収束したら……」が身についてしまった“先延ばしマインド”は、意識や考え方が凝り固まる要因。「とりあえず行動する」をキーワードに小旅行や気になっていたレストランやカフェに行くなど、少しずつアクションを起こすことで“なんとなく不調”も解消へ!【5】部屋に花を一輪飾る花や植物は自律神経を安定させるための心強いアイテム。不安だったり、落ち込んだりするのは交感神経が高ぶっているサインなので、花を一輪買って、部屋に飾ってみよう。身近な空間にその一輪があるだけで、心身の緊張がほぐれ、自律神経のバランスがぐんと整う。【6】口の中で舌を、ほうれい線からあごに沿って、左右3回ずつ回す交感神経が過剰に働くと、顔の表情筋が凝り固まり、脳の血流が悪化する。「疲れたな」と感じたら、舌を口の中で、ほうれい線からあごに沿って左右3回ずつ大きく回し、表情筋をほぐそう。マスクをしたままでできる、脳がリラックスするストレッチだ。【7】ショーウインドーを見て、猫背になっていないかチェック交感神経の働きが高すぎる状態が続くと、背中が丸まってしまう傾向が。気道が狭くなることで呼吸が浅くなり、血流も悪化。内臓が圧迫されて胃腸の働きも悪くなる。ときおり姿勢をチェックして猫背を改善すれば、深い呼吸により幸せホルモン「セロトニン」の分泌もアップ。目線が上がることで前向きな気持ちになり、自律神経が安定する。【8】就寝前の3分間「呼吸の時間」を作る呼吸は自律神経をコントロールできる唯一の手段。交感神経が高ぶると呼吸は浅くなるので、日中でも呼吸を意識する時間を持つことは大切。とくに1日の終わりである就寝前に3分間「呼吸の時間」を作ると、睡眠の質がグンと高まり、翌日まで疲労が残らない。背筋を伸ばし、まずは3~4秒かけて鼻から息を吸う。続けて小さく口をすぼめ、7~8秒かけて、ゆっくり息を吐く。これを3分間、繰り返そう。
2022年12月22日この度「大腸劣化」対策委員会では、「冬便秘と自律神経」に関する小林 弘幸先生・小林 暁子先生監修の新着コラムをホームページ( )にて公開いたしました。日本では大腸がんや潰瘍性大腸炎、クローン病など大腸に関する大きな病気が年々増加し、日本人の「大腸劣化」は深刻化しつつあると言われます。「大腸劣化」対策委員会では、「大腸」の機能が衰えることで、全身の健康リスクが高まっている状態を示す「大腸劣化」の認知を広げ、毎日の生活のなかで対策に取り組んでいただくための活動を行っています。自律神経の乱れは便秘だけでなく、肌荒れや肥満、不眠、イライラといった様々な全身の不調にもつながります。今回は、冬に乱れがちな自律神経と便秘について、自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部 小林 弘幸教授と、都内で便秘外来(健美腸外来)を開設し20年以上にわたって便秘の方を診療されている小林メディカルクリニック東京 小林 暁子院長のお二人にお話を伺いました。多くの方々に参考にしていただければ幸いです。●冬の便秘は、自律神経の乱れのサインかも。寒さが気になり始める秋から冬にかけて、便秘になる人が増える傾向にあります。特に冬は、寒さで体が“冷える”ことに加えて、外出する機会が減って“運動不足”になりがちです。また、外に出るときや屋内に入るとき、家の廊下やトイレ、洗面所などで“急激な寒暖差”を感じる場面も増えてきます。それに加え、夏に比べて水分摂取が減り、“水分不足”にもなりがちです。これらの冬特有の“冷え”、“運動不足”、“急激な寒暖差”、そして“水分不足”は、自律神経の乱れを引き起こし、便秘につながる要因となります。自律神経の乱れは、便秘だけではなく不眠やイライラ、無気力など精神的不調に加え、頭痛、肩こり、慢性疲労などの肉体的な不調といった全身の不調にもつながります。冬の便秘は自律神経の乱れをあらわすサインの一つだと考えてください。そのため、寒さが厳しくなる前から早めの対策を行うことをおすすめします。また、現代社会は、不規則な生活、睡眠不足、複雑な人間関係など精神的ストレスに満ちており、そこに「コロナ疲れ」も相まって、私たちの自律神経は乱れがちです。普段から自律神経を意識することは心と身体の健康を保つ上で大切な要素です。冬の便秘は、自律神経の乱れのサイン●自律神経の乱れが全身の不調につながるわけ自律神経とは、血管や呼吸、体温調整、内臓の働きなどを司る末梢神経の一つです。自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経は車でいうアクセルにあたり、体の働きを活動的な状態にします。一方の副交感神経は車でいうブレーキにあたり、体をリラックスした状態にします。通常はこの交感神経と副交感神経が交互に高まることでバランスを保っていますが、そのバランスが崩れてどちらか一方が過剰になると「自律神経が乱れた」状態になります。この状態は、血流の悪化や心拍数の上昇、老廃物の蓄積、細胞への栄養や酸素の不足を引き起こし、ひいては不眠やイライラ、便秘、頭痛、慢性疲労などの様々な全身の精神的・肉体的不調にもつながります。自律神経の乱れが全身の不調につながるわけ●自律神経と腸は相互に影響。自律神経の乱れには腸からのアプローチが有効。自律神経と腸は互いに影響しあう、切っても切れない関係にあります。自律神経が腸の働きをコントロールしている一方で、腸も自律神経のバランスをコントロールしています。たとえば、緊張やプレッシャーでお腹が痛くなるのは、ストレスによって自律神経のバランスが崩れた結果、腸に悪い影響が現れる典型的な例です。また、自律神経と腸は、血管・血液にも影響を与えます。自律神経は、血管の拡張・収縮を行い、血流や血圧をコントロールします。腸は食事から取り入れた栄養成分を吸収し、「血液の質」をコントロールしています。実は、血液の質は自律神経の安定にまで影響を与えています。腸内環境の悪化によって、栄養の吸収率が低下したり、腸内に溜まった毒素が血液中に取り込まれたりすると、血液の質は下がります。その血液が全身を巡ることで、倦怠感や肌荒れなどの全身の不調につながります。さらに、その不調によってイライラしたり、神経質になることで自律神経の乱れにつながっていきます。ぜひ覚えておいていただきたいのは、自律神経を整える方法はさまざまありますが、腸内環境を整えることは自律神経を整えるための土台づくりだということです。自律神経に直接かつ間接的に影響する腸内環境が整っていてこそ、自律神経のバランスを整えることができるのです。自律神経と腸は相互に影響 自律神経の乱れには腸からのアプローチが有効●冬の自律神経の乱れには、ビフィズス菌による腸内環境改善がお得。腸内環境の改善においては、特に「大腸」を意識しましょう。大腸の腸内環境を整えるとぜん動運動が促進され、ぜん動運動が副交感神経を刺激することで、交感神経優位になっていた自律神経の乱れが整い始めます。また大腸内の毒素が減少することで、血液の質も高めることができます。腸内環境の改善には、発酵食品や食物繊維を摂取して腸内の善玉菌を活発にすることが有効です。特に善玉菌の代表格であるビフィズス菌は、大腸の中で短鎖脂肪酸である酢酸をつくりだします。酢酸は、悪玉菌の働きと増殖を抑え、腸内環境を改善する効果があります。また、冬は、風邪・インフルエンザから体を守るためにも、免疫力を高めることが大切です。ヒトの免疫細胞の7割は腸管内に存在していることから、腸内環境を整えることで免疫力を高めることが期待できます。腸内環境の改善という一つの対策によって、自律神経を整えること・免疫力を向上すること、の二つの効果が期待できるのはお得ですね。●ビフィズス菌を手軽に摂取できるのはヨーグルト。「ビフィズス菌が入っていないヨーグルト」もあるので要注意!ビフィズス菌を手軽に摂取する方法は「ビフィズス菌が入ったヨーグルト」を選ぶことです。注意点としては、市販されているヨーグルトの中にはビフィズス菌が入っていないものが意外と多いことです。ヨーグルトをスーパーなどで買われる際には「ビフィズス菌が入っているかどうか」をパッケージをみて、確認することをお勧めします。また、ヨーグルトをとる際はビフィズス菌のエサとなる水溶性食物繊維(キウイなどのフルーツ)を一緒にとると、より高い効果を期待できます。ビフィズス菌を手軽に摂取できるのはヨーグルト●小林 弘幸先生|順天堂大学医学部教授1960年埼玉県生まれ。92年、順天堂大学大学院医学研究科(小児外科)博士課程を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立病院外科勤務を経て順天堂大学医学部小児外科講師・准教授を歴任、現在に至る。各種研究の中で自律神経バランスの重要性に着目し、日本初の便秘外来を開設した腸のスペシャリスト。多くのトップアスリートのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にも研究成果が活用されている。自律神経研究の第一人者として著書多数。そのほとんどがベストセラーを記録し、著書累計出版部数1,200万部を超える。小林 弘幸先生●小林 暁子先生|小林メディカルクリニック東京院長・医学博士順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学総合診療科を経て、2005年にクリニックを開業。内科、皮膚科のほか、便秘外来や女性専門外来を併設し、全身の不調に対応する。なかでも便秘外来ではのべ15万人以上の便秘患者の治療に携わり、高い実績を上げている。また、さまざまな業界とコラボし、美腸メニューを提供。テレビ出演、講演でも活躍中。『医者が教える最高の美肌術』(アスコム)、『免疫力を上げる健美腸ルール ウイルスに負けない体をつくる』(講談社)、『女性の自律神経の乱れは「腸」で整える』(PHP研究所)など著書多数。小林 暁子先生 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月16日自律神経研究の小林弘幸教授との共著12月2日、アーティストでモデルの加治ひとみ氏と、順天堂大学医学部・大学院医学研究科教授(併任)の小林弘幸氏による共著『かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に』が発売された。A4変判で価格は1870円、出版社は扶桑社である。加治氏は1987年生まれで現在、35歳。26歳の時にTGA(東京ガールズオーディション)アーティスト部門グランプリを受賞し、28歳でアーティストとしてデビュー。実践しているピラティスと腸活が話題になり、そのスタイルは「かぢボディ」として同性から憧れられており、「かぢちゃん」の愛称で親しまれている。小林氏は日本スポーツ協会公認スポーツドクターで、自律神経の研究者。新刊は加治氏の心身の整え方や、小林氏による人生が変わる習慣のポイントが掲載されている。腸にいい「かぢレシピ」・おやつ・コスメも現在、腸活がブームになっているが、加治氏は腸活を10年間続けており、その結果、体も心も激変したという。腸活は体だけでなく、心を整える効果が期待できる。新刊では加治氏が12年間の試行錯誤によって身につけた心身の美と健康の習慣を掲載する。また、「心が不調なら、まず体を整えて」と語る小林氏によるアドバイスのほか、中村和孝氏撮影による加治氏の撮りおろし写真、初公開のプライベートフォトなども見どころである。そのほか、腸にいい「かぢレシピ」、愛用のおやつ、コスメなども掲載。なお、Amazonでは先着順で「かぢちゃんポストカード2点」「直筆サイン(印刷)」の特典が用意されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に - 書籍詳細 - 扶桑社
2022年12月12日朝目覚めてすぐにお通じがあると、1日をスッキリ快適に始められますよね。腸の活動は自律神経のバランスにも関係があり、腸が健やかだと、体だけでなく精神も整うでしょう。今回は、便秘解消を目指す「腸活ストレッチ」をご紹介します。脚やせも叶う!? 腸活ストレッチ今回ご紹介する腸活ストレッチは、骨盤の歪みを整えたり、太ももを引き締めたいときにもオススメのストレッチです。骨盤が前傾、または後傾しているなど歪みがあると、内臓が圧迫されて腸の動きを妨げることがあります。本来の位置にあれば、お腹を潰すような姿勢を予防し、内臓を圧迫することもなくなるでしょう。便秘がちなときは、姿勢を意識することも心がけてみて。朝からスッキリお通じを目指す腸活ストレッチ1.仰向け寝て、両膝を立てます。2.背中と腰を少しだけ丸めるように意識して、床との接地面に隙間がないようにしましょう。3.両脚を持ち上げて、右脚の上に左脚を重ねます。4.スネの外側同士をくっつけるようにして固定します。5.スネが離れないようにして右足を床におろしましょう。6.息を吸います。息を吐きながら、骨盤から脚を右方向へ倒します。7.両方のスネが離れないように注意して、自然と内腿に力が入るのを確認しましょう。8.スネが離れないギリギリまで倒したら、腰を補助的に軽くねじります。9.息を吸いながら元の位置に戻り、再び息を吐きながら両脚を左方向へ倒します。10.今度は上に乗せた左脚で、右脚から右のお尻を伸ばすようにしてストレッチします。左右で1セットとし、10回行います。倒すのは骨盤から下!このストレッチのポイントは“骨盤から下”を倒すように意識すること。脚が離れないように注意しながら、しっかりポーズを安定させましょう。実際にやってみると、見た目の印象よりはキツく感じるかもしれませんが、便秘解消を目指す方にはうってつけですよ。朝から骨盤を引き締めておくと、頭もスッキリして集中力が増すはず。ぜひ朝のルーティンにしてみてくださいね!©Maria Korneeva/gettyimages文 / 上村由夏
2022年12月02日自律神経研究で知られる小林弘幸氏自律神経を整えて太りにくい体と健康を獲得しようという新刊『図解でわかる! 「自律神経」でやせる!若返る!ストレスに強くなる!』が三笠書房から発売された。著者は日本スポーツ協会公認スポーツドクターで、順天堂大学医学部・大学院医学研究科教授(併任)の小林弘幸氏。同氏は自律神経の研究でも知られ、「世界一受けたい授業」や「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」などのテレビ番組にも出演している。また、同書ではさかえクリニック院長で順天堂大学医学部非常勤講師、日本美容外科学会認定専門医、医学博士の末武信宏氏が監修を務め、価格は799円(税込)である。ダイエット・アンチエイジング・健康効果どういうわけか体が重い、気分が優れない、よく眠れない、たくさん食べたわけではないのに太ってしまう。原因がわからないこのような不調には自律神経が関係しているのかもしれない。自律神経を整えれば、誰でも簡単に健康になる可能性があるのだ。新刊ではダイエットや太りにくい体、便秘解消、不眠の改善、手足の冷え、むくみ解消、姿勢矯正、ストレスに強い心と体、アンチエイジングなどの効果が期待できる自律神経の調整法を紹介。簡単な「1:2呼吸法」やエクササイズ、「3行日記」などで心と体を整えていく。小林弘幸氏は「“人は誰でも、今すぐに変われる”と信じて、ぜひ試してみてください。」(三笠書房のサイトより)と語っている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※三笠書房
2022年12月01日毎日のリズムを整える和漢ハーブティー性別、年齢の枠を取り払い、ボーダレスなウェルネス商品を展開するブランド「ness(ネス)」より、自律神経の揺らぎに着目した和漢ハーブティー「ness TEA SOIL(ness ティー ソイル)」2種が、2022年11月18日に発売されました。和漢植物とハーブを厳選ブレンド「ness TEA SOIL」は、心と体のリズムを整える和漢植物とハーブをブレンドした和漢ハーブティー。”巡り”と”眠り”にフォーカスしたノンカフェイン・無添加のハーブティーで、1日の始まりと終わりに優しく寄り添います。滞りや詰まりを感じた時におすすめなのが「ness TEA SOIL _MEGURI(ness ティー ソイル 巡り)」(税込2,970円)。ハブ茶をベースに生姜やごぼう、ミカンの皮を乾燥させた「チンピ」などをブレンドし、心と体のリズムを整えます。一方疲れた心と体をゆっくり休ませたい時には「ness TEA SOIL _NEMURI(ness ティー ソイル 眠り)」(税込2,970円)を。グリーンルイボスにローズやリンデンをブレンドし、お休み前に心と体を優しく包み込んでリラックスさせてくれます。(画像はプレスリリースより)【参考】※「ness」公式サイト
2022年12月01日整体のイメージを覆す整体 ~ 楽になる感覚をあなたにも ~大阪府堺市にて、2013年から開院をしている堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂では、2022年12月1日(木)から同12月22日(木)までの期間、常に体が怠い・寝つきが悪い・不眠症・めまい・耳鳴り・動悸・喉が詰まったような違和感・胃痛などの体調不良でご予約をいただいた全てのお客様に「自律神経整体お試しキャンペーン」を実施いたします。キャンペーン内容本キャンペーンは、期間中にご予約をいただいたお客様に、さかい快福整体堂の自律神経整体を体験していただける企画です。こんな体調不良でお困りではありませんか?・慢性的な疲労感、倦怠感・寝つきが悪い、夜中に何度か起きてしまう・不定期に動悸を感じ、心臓病かも?と心配になる・耳の奥が詰まったような感じ、閉塞感・頭がふわふわする、スポンジの上を歩いているような感じ・気分の浮き沈みが激しい、情緒不安定かもしれない・気分が悪く、吐き気を伴う・暑いのに汗をかかない、体温調節が効かない・原因不明の微熱がつづく・不安を感じると、首が固くなり頭がふらつくキャンペーンご利用の流れ① ヒアリングシートにご記入② カウンセリング③ 疲労・ストレスの測定④ お体のチェック⑤ 体の状態を把握する施術(首の施術)⑥ 施術後の注意点をご説明※全体の滞在時間の目安は、約60分です。自律神経整体お試しキャンペーンで行う首の施術について自律神経の乱れを整える上で首を施術する理由は、首には人間の生命を支える重要な器官がたくさんつまっているからです。なかでも、一番大切なのが神経の束である脊髄。首の筋肉が固くなると、神経の束である脊髄が窮屈になる。そんなイメージです。この首の筋肉をどのようにしてゆるめるのかといいますと、首ではなく腕や手首・鎖骨下の筋肉にアプローチをしていきます。なぜ、直接首を揉まないのかといいますと、首の筋肉が固い状態というのは、あくまでも結果だからです。たとえば、観葉植物の葉っぱが枯れているとすれば、その枯れてる葉っぱにシュシュと霧吹きで水をかけてもその場しのぎ。本来なら葉っぱに水をかけつつ、土壌に水や肥料を与える方が蘇生する確率が上がる。つまり、全体を見る視点が大切です。動画でご紹介|さかい快福整体堂の自律神経整体下記でご紹介をする動画の、0:53~1:24までが、今回企画をした自律神経整体お試しキャンペーンの⑤にあたる「体の状態を把握する施術内容(首の施術)」となります。キャンペーンの概要期間 :2022年12月1日(木)~同12月22日(木)対象者 :期間中にご予約をいただいた全てのお客様お試しキャンペーン価格:3,980円(税込み)営業時間平日:10:00~19:00土日:10:00~18:00定休日火曜・金曜・祝日完全予約制店舗情報商号: 堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂代表者: 市川猛所在地: 〒593-8322大阪府堺市西区津久野町1丁14−12 ナカノハウジングビル202設立: 2013年4月事業内容: 整体・カウンセリング資本金: 500万円URL : GoogleMapはこちら : 本キャンペーンに関するお客様からのお問い合わせ先堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂℡072-289-5992LINEでのお問い合わせ:24時間受付中さかい快福整体堂 | LINE Official Account : メールでのお問い合わせご予約・お問い合わせ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月29日毎日ワンオペでヘトヘトでも、遅い時間まで働いていても、どんなに忙しくても、これだけやればぐっすり眠れて、きれいになれる方法が知りたくありませんか?“今日はもう…そのまま寝たい…“というときこそやるべきな寝る前のルーティンを、ご自身もワンオペ&会社経営者で忙しくしている、眠りとお風呂の専門家、小林麻利子さんに伺いました。疲れた日こそもうひと踏ん張りして入浴しよう疲れている時は、一刻でも早く寝たいですよね…。わかります、その気持ち!でも、疲労が強いからこそ、最高の状態へ修復させたいと思いませんか?ならば、まずは眠りの質を上げる工夫をしていきましょう!そのまま寝てしまうよりも、ちょっとした工夫でぐんと眠りの質が良くなります。睡眠の質が良くなると翌日の仕事や家事のパフォーマンスが上がる!彼や、家族に仏のような笑顔で接することができる!アンチエイジングそのもの!キレイもキープできる!といいことづくしです。ということで、特に今日は疲れた、というときに、私自身もこれだけはやっている、夜ルーティンをご紹介します。全部やろうとしなくてもOKです。どれが1つだけでもぜひ試してみてくださいね。1.聴覚刺激の準備をしてお風呂だけに浸かる疲れているからこそ、お風呂に浸かりましょう!だけど、髪の毛は洗わなくてOKです。髪が長いと洗髪も乾かすのも時間がかかってしまい、結局就寝時刻が遅くなってしまいます。湯舟に浸かって血流をよくしてリラックスするだけでも、眠りの質がぐっと上がります。しかし、お風呂にただ浸かるだけよりも、ちょっとした工夫が大切です。ラットの研究ではありますが、腎臓の交感神経を低下することがわかっているシューマンの「トロイメライ」という曲を小さい音量でリピート再生。お風呂用のスピーカーがあればそれを使用し、なければスマホから流して脱衣所においておき、さりげなく聴こえる状態にしておきます。聴こうと意識を向けなくてOKです。なんとなく聴こえている、という程度で効果があることがわかっています。2.メイクをパパッと落とす入浴の準備ができたら、洗面所でメイクをオフ。浴室の照明は消して、脱衣所の照明だけつけて浴室の明るさをぐっと抑えて浴室に入りましょう。3.体を洗ってボディオイルをつける先ほどもお伝えしたように、洗髪は時間がかかり、体力も使うので、翌日にするか、ドライシャンプーなどで終えましょう。ヘアワックスなどをたくさんつけている場合は別ですが、毎日きっちり洗う必要はありません。毎日こまめに洗う習慣があるのは日本独特の文化でしょう。体を洗うのは、本来なら湯船に浸かってから汚れがある程度おちて、皮膚が柔らかくなったた後がベストですが、時間もないのでお風呂の中でボディケアまでできるよう、先に体を洗っておき、軽くタオルで拭いたお肌にボディオイルを塗布しておきます。4.嗅覚刺激は必須!リラックスできる眠りに特化したバスミルクがベスト湯船に浸かる直前に天然製油のバスミルクを入れます。天然精油は香りが揮発しやすいので、人工香料よりも香りの持続が低くなります。疲れているときは、人工香料ではなくて、さまざな研究でリラックス効果が明らかになっている、天然100%のラベンダーが用いられているバスミルクがベストです。たとえ精油が入っていたとしても、人工香料を添加して香りが広がるように作られているものもあり、その場合は、精油の量自体はとても少ないことが多いです。きちんと表示を見て選んだ方がいいでしょう。5.洗顔、フェイスパックをして浮力を意識した入浴湯船に5分くらい浸かったら、お風呂の湿度で皮膚が柔らかくなっています。浴槽から出て、顔を洗い、脱衣所においてあるフェイスパックをして湯船にまた浸かります。お風呂と脱衣所の行き来で、温冷刺激を加えるのも時短のコツです。お湯に浸かりながらフェイスパックをすることで保湿度が高くなる研究報告もあります。再びお湯に浸かったら、頭を浴槽の淵に預けて、鼻から息を吸って体をぷくーっと浮かせて、口から吐いて、すーっとお湯の中に沈む、浮力を利用した入浴を行うと、とても気持ちよくリラックスできます。しばらく深い呼吸を続けていきましょう。6.頭皮の血流をよくする脳疲労には、頭の血流アップが大事!本当なら洗髪したいところですが、洗うのも乾かすのもしんどい場合は、頭を洗わなくとも、お風呂に浸かりながら、頭皮マッサージャーで頭皮をモミモミします。既に全身にボディオイルを塗布しているので、手のひらを滑らせて全身マッサージも行うと血流がよくなります。さらに、ゆったり呼吸を繰り返すことで副交感神経の活動が活発になり、そうすると、末端や体表面の血流がよくなるので温熱作用が高まります。7.タオルで拭いたらすぐにパジャマと靴下体も顔も保湿できているので、お風呂場でタオルで全身を軽く拭いたらすぐパジャマです。暑い季節はタオルで拭く変わりにバスローブをさっと羽織るのもいいですね。足元は靴下でもいいのですが、すぐに寝たいので足裏は保護しつつ、足の甲からの放熱を促す、ビーチサンダルのような形状になっているスリッパがベスト。冬はブーツタイプのスリッパがおすすめです。よくある普通のスリッパは、足指をぐっと踏み込んで歩く癖を作ってしまい、太ももの前側の筋肉の張りの原因になりかねないので、自宅での使用はあまりおすすめしていません。脱衣所では照明はつけず、浴室の照明だけつけて、その明かりだけで寝る支度をしていきましょう。8.寝室も照明はつけずにそのまま就寝身支度ができたら、事前にエアコン等で最高の快眠環境を整えてある寝室へ。寝室の照明は、寝る直前までつけていて、さぁ寝ようとしたときに消す、というご家庭が多いと思いますが、お風呂と睡眠は1セット。リラックス状態をそのまま睡眠に繋げたいので、寝室の照明はつけずに、もしつけるならフットライトなど間接照明のみにしましょう。そのままストレッチして呼吸を繰り返して、汗がひいたら、おやすみなさい。全てやらなくても、やりかたのエッセンスだけ汲み取っていただき、何か1つでも行ってからおやすみすると、寝付きの良さや翌朝の寝起きの良さに驚くかも!?ぜひ試してみてくださいね。眠りとお風呂の専門家小林麻利子さん同志社大学卒業、京都市出身。SleepLIVE株式会社代表取締役社長。生活習慣改善サロンFlura主催。公認心理師。科学的根拠のあるデータや研究を元に、睡眠と入浴を中心とした生活習慣を見直すことで、自律神経を改善していく指導が人気。約3,000名以上もの悩みを解決し、テレビや雑誌など、多くのメディアで活躍中。不規則な生活になりがちな、芸能人やモデル、アナウンサーへも指導。企業向けには、健康経営や睡眠関連事業支援などを行う。著書に『入浴の質が睡眠を決める』(カンゼン)『不美人習慣を3日で整える熟睡の練習帳』(G.B.)など多数。プライベートは、3歳児と0歳児の母。Sam EdwardsshironosoviprogressmanDeepak Sethi文・小林麻利子
2022年11月11日0歳の赤ちゃんにも優しい施術を行い、自律神経の安定や体質改善を目指せるのが特徴の店舗やの店舗情報や求人情報を掲載するWEBサイト「Findサービス」にて、神奈川県 横浜駅から徒歩5分の『横浜 馬場整体院』の情報を10月25日に掲載開始いたしました。Findサービス: 以下『横浜 馬場整体院』の店舗および提供サービスの情報です。JR横浜駅から徒歩4分というアクセスにいい立地にある『横浜 馬場整体院』では慢性的な不調(頭痛、肩こり、腰痛など)や自律神経の乱れによるお悩み(起立性調節障害や、不眠、パニック症候群など)や不妊症、アトピー、精神的ストレスに対応する技術があり、根本から改善を目指せる施術を行っております。施設長は分子栄養学を学んでいることから、妊活に適した食事や、アレルギーや自律神経の乱れを起こしにくい身体を目指す食事のアドバイスを受けることができます。開業18年目で、施術歴20年以上の施設長:馬場佳志(柔道整復師)が、個々のお悩みに合わせた施術を組み立て丁寧にメンテナンスしてくれます。慢性的なお悩みを改善するため、また予防するため、そしてより元気になって生活の質を向上させるため。あなたのお悩みに添って的確な施術でアプローチしてくれますよ。0歳から高齢者まで受けられる施術はソフトタッチのため、体の負担が少ない形で根本改善を目指せます!通う頻度と期間を明確にしてくれることも、『横浜 馬場整体院』が信頼されている理由です。根本原因にアプローチ!原因を見極める為、初回のカウンセリングはしっかりと行います。ストレスや生活スタイルなど、お悩みのお身体の不調の背景にある原因を探します。・新規の問い合わせ~初回施術の流れ<1、LINEでの問い合わせ~お悩みのヒアリング><2、初回カウンセリング>ここで原因を探します。<3、検査>お身体がどのような状態か説明します。<4、施術内容の説明>改善するためにはどういった施術がどのような理由で必要か提案し納得の上、施術コースを選んでいただきます。<5、施術><6、施術計画を説明>改善までどのくらいの期間を要すか、説明納得がいけば、通っていただきます。強制することはありません。最適な通う期間と通う頻度を提案してくれますが、その頻度や来店可否は自分で決める事ができます。<7、セルフケアや食事のアドバイス>自律神経の乱れはあらゆる症状の原因であり、万病の元です。蓄積疲労やストレスで不調を感じていませんか?また、そうでなくても予防のため体をメンテナンスしてみませんか?初回来店前にLINEで、お悩みをお聞きできるシステムを導入している『横浜 馬場整体院』。良くありがちな、初回で伝えるべきことを伝えきれなかったり、言い忘れたり・・・というミスがなくなり事前にやり取りできるので、初回はリラックスして施術を受けることが出来ます。「妊活についての悩みがある」、「薬に頼らずアトピー、頭痛、起立性調節障害の改善を目指したい」、「疲れが取れない、昔のように元気になりたい」などのお悩みや、本人にしかわからない不快感、つらさををしっかり理解してもらい、改善の為に必要な施術をしてもらうことができます。また、施術効果を持続するため、予防のためのセルフケアや食事についてアドバイスももらえます。根本的なアプローチを行うことで、繰り返される不調の改善を目指すことができます。開業18年目!妊活、自律神経(起立性調節障害他)アトピーに対応できる技術が有り、心のお悩みがある方はCKワープも受けられます。『横浜 馬場整体院』は土日も休まず営業しています。完全予約制ですので、他の方にデリケートなお話を聞かれることは有りません。不妊・妊活コースのホームページも是非ご覧ください。HPはこちら : 脳の血流を良くすると言われている頭蓋骨調整自律神経を安定させるには、脳の血流を良くすることが大切です。妊娠できる体やアトピー改善を目指すにも、全ての改善には脳の血流を良くして、自律神経を安定させることが大切です。自律神経についてのホームページも是非ご覧ください。HPはこちら : 画像A画像B慢性的な不調を抱える方は、脳脊髄液の循環が悪くなっており、頭に脳脊髄液が溜まり画像Bのように脳が圧迫されていて脳の血流が悪くなっている状態の方が多いのだとか。この状態を施術により画像Aの状態にすることでお悩みを改善しやすい状態に近づける事ができます。アトピーについてのホームページも是非ご覧ください。HPはこちら : どんな慢性的なお悩みでも原因は自律神経の失調で起きている事が多く、乱れた自律神経を安定させてゆくには約3か月を要します。それは、自律神経は自分の意志ではどうすることもできない神経だからです。自律神経を安定させるため、脳の血流を良くして、体液の循環を良くして行くにはしっかりと期間を持って施術計画を立て行くことが大切です。『横浜 馬場整体院』では初回の施術で、こういった事もお話してくれますよ。心と体は完全にリンクしています。心の問題が根っこにある体調不良はCKワープを受けることができます。『横浜 馬場整体院』は心と体と栄養この3点からサポートしています。なぜならこの3点のうち1つでも悪い状態であれば、それは健康とは言えずその悪い状態が長期に及べば不調に繋がっていくからです。CKワープは、潜在意識の中にある問題を見つけその情報を修正することができます。CKワープのホームページはこちらHPはこちら : その他にもカウンセリングなど、お悩みに合わせたコースがたくさんあります。ホームページから各コースの詳しい説明がご確認いただけます。(妊活、アトピー、自律神経、起立性調節障害、メニール病、頭痛、肩こり、腰痛、前立腺炎、心の問題や、栄養などのカウンセリング、体質改善ダイエットなど)各コースのホームページはこちらHPはこちら : 店舗情報はこちら : YouTubeチャンネルはこちら : 横浜 馬場整体院 の店舗情報施設長:馬場佳志店舗名:横浜 馬場整体院電話番号:045-316-8223予約制:土日予約OK定休日:水曜日・祝日と火曜の午後受付時間:木曜日~月曜日9:00~18:00/火曜9:00~12:00住所:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町神谷ビル301JR「横浜駅北改札」から徒歩4分地図 : ※店舗情報詳細は下記リンクページよりご確認ください。横浜 馬場整体院 (横浜駅/整体・マッサージ・鍼灸)|Find ビューティー : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月10日テレビなどでおなじみの整形外科医東京医科大学整形外科准教授の遠藤健司氏による新刊『完全版 自律神経が整う 肩甲骨はがし』が幻冬舎から発売された。定価は1,320円(税込)である。同氏は日本専門医機構認定整形外科専門医で、日本整形外科学会脊椎脊髄病医、日本テレビ「世界一受けたい授業」や、NHK「あさイチ」などのメディア出演でもおなじみ。新刊では首こりや肩こり、自律神経など、心身の不調を改善する「肩甲骨はがし」を紹介する。健康にも美容にも「肩甲骨はがし」日本人に多い肩こりの悩み。特に肩こりと無縁の女性は少ないのではないだろうか。遠藤健司氏によれば、肩こりは全身のあらゆる不調と関係しているものの、治療の対象になっていないことが多いという。また、医療機関を受診しても解消されず、マッサージ店に通っても、高価な器具を使用しても解消されないことも。同氏も整形外科医として、肩こりの悩みに長く携わることができないことを歯がゆく感じており、今回、自身が提唱しているセルフケア「肩甲骨はがし」を紹介する書籍を執筆することにした。自律神経は、内臓を含むあらゆる組織の反応に関わる神経だが、背骨まわりに集中しており、自律神経の乱れには、首こり、肩こりが関係している。新刊では、慢性的な頭痛や目、耳、メンタルなどの不調の改善、美バスト、小顔といった美容にも効果が期待できるセルフケアが解説されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※完全版 自律神経が整う 肩甲骨はがし - 株式会社 幻冬舎
2022年10月20日そもそも「自律神経が乱れる」とは?「自律神経」とは交感神経と副交感神経から成り、体温調節や消化など生命維持のコントロールをする役割を果たしています。ちなみに交感神経と副交感神経には、それぞれ以下のような特徴があります。交感神経:心拍数と血圧を上げて消化器の働きを抑制し、心身を緊張させて興奮状態に導く副交感神経:心拍数と血圧を下げて消化器の働きを活性化し、心身をリラックスさせて鎮静状態に導く「自律神経が乱れる」とは、この交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態のことを言います。自律神経のバランスが乱れる2つの原因では、なぜ自律神経のバランスが乱れてしまうのでしょうか。その原因として、「ストレス」と「不規則な生活習慣」の2つが考えられます。1:ストレス過労や悩み、不安などで心身へのストレスが過剰になると交感神経が優位になり続けてしまうので、自律神経のバランスが乱れてしまいます。また、音や光、温度などもストレスとなります。したがって急激な温度変化も身体的なストレスとなり、自律神経のバランスを乱してしまうことになると言えます。2:不規則な生活習慣昼夜が逆転したり食生活が不規則になったりすると生活リズムが狂ってしまい、自律神経のバランスが乱れてしまうことになります。出典:byBirth自律神経のバランスが乱れることで起こりうる問題自律神経のバランスが乱れることで起こりうる問題として、カラダに不調をもたらす太りやすくなるという2つが挙げられます。1:カラダに不調をもたらす自律神経が乱れると、「頭痛」や「肩こり」、「疲労感」、「不眠」などといった不調をもたらします。2:太りやすくなる自律神経が乱れると交感神経が優位になり続けるので、血管が収縮して血流が滞り、代謝が低下してしまいます。また、老廃物が体内に溜まってしまうことにより、「冷え」や「むくみ」にもつながってしまいます。更に、自律神経が乱れると胃腸の働きが低下してしまうので、「便秘」にもなりやすくなると言えます。このようなことから、自律神経のバランスが乱れると太りやすくなると言えるのです。出典:byBirth乱れた自律神経のバランスを整える5つの方法このように自律神経のバランスが乱れてしまうと、カラダに様々な不調をもたらすばかりか太りやすくなってしまうのです!それでは、乱れた自律神経のバランスを整えるにはどうしたらよいのか、ここでは5つの方法をご紹介したいと思います。その5つの方法とは、湯船に浸かる首を温める「良質な睡眠」を心がける朝日を浴びる「適度な運動」を心がけるというものです。一つずつ解説していきましょう。1.湯船に浸かる出典:byBirthここでのポイントは、38~40度程度のぬるめのお湯に10分以上浸かるようにするということです。そうすることで副交感神経が優位になり、心身がリラックスした状態になります。40度以上の熱めのお湯となると、交感神経が優位になってしまうので逆効果と言えます。2.首を温める出典:byBirth寝る30分くらい前に、ホットタオルや温熱シートなどで首を温めるようにします。そうすることで副交感神経を活性化させることができ、自律神経の乱れを整えることができます。3.「良質な睡眠」を心がける出典:byBirth質の良い睡眠をとることで自律神経を整えることができます。そのためには、寝る前のスマホチェックは避けるようにしましょう。なぜならブルーライトには睡眠を促す働きをする「メラトニン」の分泌を阻害する働きがあるからです。また、湯船に浸かって心身をリラックスした状態にすることも、良質な睡眠につなげることができます。4.朝日を浴びる出典:byBirth朝起きたら、カーテンやブラインドを開けて朝日を浴びるようにしましょう。目から光の刺激を入れることで、自律神経を整える働きをする「セロトニン」が分泌されるようになるからです。5.「適度な運動」を心がける出典:byBirthそして何よりも、適度な運動を心がけることが自律神経を整える上で有効です。適度にカラダを動かすことで、セロトニンが活性化されるようになるので、乱れた自律神経のバランスを整えることができます。ここでのポイントは、「適度に」という言葉です。運動強度が高い、激しい運動となってしまいますと、交感神経が優位になってしまうので、自律神経のバランスを整えることができません。そこでウォーキングやストレッチといった運動を、朝日を浴びながら行うと効果的と言えます。早起きをしてのウォーキングなどが難しい場合は、通勤時に一駅前で降りて出来るだけ歩くようにするとよいでしょう。「不調」や「体型の崩れ」に悩まされないように“5つの方法”を実践しましょう!出典:byBirth今回は「乱れた自律神経のバランスを整える方法」を5つご紹介しました。いずれも日常生活の中で実践できるので、続けやすい方法ではないかと思います。心身へのストレスが多い現代は、自律神経のバランスが乱れやすい状態にあると言えます。様々な不調や体型の崩れに悩まされないようにするために、ご紹介した5つの方法で自律神経のバランスを整えるように日頃から努めていきましょう!
2022年10月14日気温差の激しい秋。自律神経の乱れからくる体調不調が気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自律神経を整えるのに役立つ簡単習慣をご紹介。お風呂に入りながらでもできるので、ぜひ試してみてくださいね。交感神経が高ぶっていませんか?季節の変わり目で、気温差が激しい今日この頃。うまく寝つけなかったり、家事や仕事が終わってひと息ついても落ち着かない感覚がある方はいませんか?あまりにも気温差が激しくなると、自律神経のバランスを崩しやすくなり、体の不調として現れることもあるのです。自律神経を整えるには、意識的に呼吸を深くする時間をもつことが大切。高ぶった神経が自然と収まり、気持ちが安定してくると言われています。ストレスフルな毎日を過ごしている人にもオススメです。今回ご紹介するのは、お風呂で湯船に浸かりながらできる簡単習慣です。胸や背中周りの筋肉をほぐし、呼吸を深めてみましょう。お風呂でできる! 安眠を促す簡単習慣1.湯船に浸かり、両膝を軽く曲げて座ります。2.両手を肋骨の前側に優しくあてましょう。指は軽く開き、肋骨を包み込むように触れるのがポイントです。3.意識して呼吸をします。無理にゆっくりしようとせず、今の呼吸と体の様子を観察するような感覚で。4.肋骨に触れている手の感触、肋骨まわりが呼吸で動くのを感じましょう。5.無理が無ければ、少しずつ呼吸を深くしながら、息を吸うタイミングで肋骨まわりが膨らんでいく感覚を広げていきます。6.吐く息で肋骨まわりが緩み、リラックスするのを意識します。7.次に肋骨の横と後ろ側に手を添えます。親指を胸の下、残り四指を背中側へ回し、少しだけ背中を丸める格好になりましょう。8.先ほどと同様に、呼吸で動く肋骨周りの感覚にフォーカスしながら呼吸を意識していきます。9.吸う息で背中を膨らませるようにイメージしましょう。10.気持ちが落ち着き、呼吸が深まるまでリラックスして行います。お湯の浸透圧でむくみもケア余裕がある日は、もう1つプラスしてみて。お湯の浸透圧を利用して、脚や腕まわりのむくみをケアしましょう。方法は簡単!両腕をお尻の後ろについて、脚をゆらゆら揺らすだけ。波のようにうねるお湯の感覚が気持ちよく筋肉をほぐし、リラックスできます。筋肉が緩むと呼吸もリラックスでき、副交感神経が優位になりやすくなるので、夜をリラックスして過ごせるでしょう。ゆるっと続けてみようリラックスしたいときや、気持ちを落ち着かせたいとき、「自律神経を整えるぞ!」なんて意気込むのは逆効果。お湯に浸かりながら、緩んだ心身を利用して、「なんとなく気持ちいいな」と思う感覚でOKです。意気込むと交感神経が優位になり、リラックスするための副交感神経とのバランスが乱れやすくなります。ゆるゆるっと行ってみてくださいね。©Letizia Le Fur/gettyimages文 / 上村由夏
2022年10月13日おしりから足につながる神経に沿って痛みや痺れが生じる「坐骨神経痛」。時には歩けないほどの痛みを感じることもあるそう。そもそも坐骨神経痛とは一体どのようなものなのか、どうして発症してしまうのか、治るのかなど気になることを整形外科医の中村光伸先生にお伺いしました。教えてくれたのは……監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。★関連記事:「めちゃくそ痛い!」坐骨神経痛が悪化した原因はおそらく… #ババアは健康になりたい 15坐骨神経痛って何?病名でもあり、症状でもある皆さんは「坐骨神経痛」という病名を耳にしたことはありますか? 何となく名前は聞いたことはあるけれど、どんな病気なのか知らない……という方も多いのではないでしょうか。実は、坐骨神経痛は病名だけではなく、頭痛や腹痛などと同じく症状として扱われることもあるそう。「坐骨神経痛は、病名としてだけではなく症状として扱うことがあります。その違いは坐骨神経痛が引き起こされている原因がはっきりとわかるかわからないかです。痛みが出ている原因がわかれば症状、わからなければ病名として坐骨神経痛を使いわけています。坐骨神経は坐骨から梨状筋というおしりの筋肉を通って足へとつながっている末梢神経のことをいいます。太さは約1cmのボールペンくらいのサイズになっています。坐骨神経は枝分かれしながら別の神経とつながっています。そのため、坐骨神経が痛むと他の神経にも連動的に痛みが出てきてしまいます」(中村先生)坐骨神経痛が引き起こされる原因とはどのようなものなのでしょうか?「坐骨神経痛の原因は主に2つあります。・ヘルニアなどの腰椎疾患によるもの・筋肉の衰え腰椎疾患の中で代表的なものは、腰椎脊柱管狭窄症(ようついせきちゅうかんきょうさくしょう)と腰椎椎間板ヘルニアの2つです。他にもありますが、これらは腰椎が変形して腰椎部の神経を圧迫してしまい、その先にある坐骨神経に痛みを引き起こしています。腰椎に腫瘍ができていたりしても神経を圧迫してしまうので同じように痛みが発生したりします」(中村先生)なぜ筋肉の衰えが坐骨神経痛の原因となるのでしょうか?「筋肉が衰えると、姿勢が悪くなってしまいがちになります。例えば座っているときに腰の骨が曲がってしまっていると骨盤付近にある神経の束を圧迫してしまい、痛みが出てきます。体重の増加によって筋肉量が相対的に少なくなっていたりすると、同じく姿勢が悪くなり坐骨神経痛になることもあります」(中村先生)他にも原因になるようなことはありますか?「子宮筋腫など坐骨神経につながっている神経が圧迫されて痛みが出ていた、なんてこともありますね。骨盤の中にある臓器に腫瘍ができていて、それによって坐骨神経痛になることだってあります。帯状疱疹のウイルスが坐骨神経につながっている神経に感染すると坐骨神経痛の症状が出ることもあります。閉経後の女性はエストロゲンの減少により、骨粗しょう症になりやすくなります。骨粗しょう症の60〜70%は痛みなく圧迫骨折を起こしています。そうすると椎間板や骨が飛び出してしまい、その周辺の神経がいじめられてしまいます。そうなると坐骨神経痛の発症リスクは高まります」(中村先生)坐骨神経痛ってどんな痛み?ズーンとした重い痛み坐骨神経痛の症状とはどのようなものなのでしょうか?「主な症状は、・おしりから脚への痛みや痺れ・長時間立つ、座ることがつらい・痛みによって歩けなくなる中には歩けなくなるだけではなく、トイレの便座に座ることすらできないくらいの痛みを感じるという人もいます。痛みが出るのは、腰、おしり、脚です。症状が軽いとおしりの辺りがズーンと重い感じです。その程度だとまだ我慢できるくらいの範囲ですね。それがひどくなってくるとツンとした痛みが出て、歩行が困難になることもあります。他にも坐骨神経から枝分かれした神経に影響が出て、排尿障害や会陰部の痺れなどの症状が出てくることもあります」(中村先生)体幹トレーニングや正しい姿勢で予防できる高齢になればなるほど痛みが重複する坐骨神経痛は症状を引き起こしている原因となっている病気が治れば、症状は引いていくそう。しかし、複数の病気が原因で坐骨神経痛の症状が出ているときは、1つの病気を治しても症状が引かない場合があるそうです。「高齢になると腰椎疾患など坐骨神経痛の原因となる病気が重なるリスクが高まります。坐骨神経痛の治療は、原因となっている病気へアプローチすること。ですが、それ以上に大切なのが予防になります」(中村先生)坐骨神経痛を予防するためにはどのようなことをすると良いでしょうか?「坐骨神経痛の原因が良くなったとしても、骨がつぶれていたりすると坐骨神経痛を繰り返しやすい状態にあります。しかしスクワットやプランクなどの体幹トレーニンで筋肉を鍛えたり、猫背や反り腰にならないよう背筋を真っすぐに伸ばすというような正しい姿勢を維持したりすれば、腰椎周辺の神経刺激が減少し、痛みが出るのを予防することはできます。体操やストレッチで腰椎の可動域を正したり、コルセットで骨盤を支えることも坐骨神経痛の予防になります。ただ、子宮筋腫など内臓に異常がある場合は姿勢を正したりしても痛みが続くことがあります。その場合は原因となっている内臓の病気を治療する必要があります」(中村先生)まとめさまざまなことが原因となって引き起こる坐骨神経痛。いつまでも痛みが治らない場合は別の病気が隠れているなんてことも……。腰や脚に痛み・痺れを感じて心配に思う方は病院へ行ってみてはいかがでしょうか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/ウーマンカレンダー著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
2022年10月04日季節は夏から秋になり、気づけば2022年も残すところあと3か月…。やるべきことが多くなり、生活が乱れ、体調不良、そして肌荒れも目立つ、なんて悲惨な事態に陥りたくないですよね。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、即できる肌荒れ対策を教えてくれます!忙しい日々、肌荒れしてませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 180すっかり過ごしやすい日々が続くようになりました。あんなに暑くて寝苦しかった夏も、終わってしまうと名残惜しく感じてしまいますよね。そして、季節は秋に移り変わり今年も残すところ3か月となりました。おそらく年末に向けてやらなければならないことがテンコ盛りになっていく人が増えていくことでしょう。これから、2022年のラストスパートとなりますが、限られた時間の中、睡眠時間や食事の時間を削りながら、やるべきことに時間を使い、健康なカラダと健全な心の状態の維持が難しくなっていくかもしれません。そして、そんなときカラダに負荷がかかると表面化してくるのが肌トラブルです。肌荒れが気になるときには、対処療法で治してしまうことも必要になるかもしれませんが、生活習慣の見直しを後押しするカラダからの合図であることを認識して、今よりちょっとカラダにプラスになることを取り入れることをおすすめします。ということで、今週は肌荒れの対策となる食薬習慣を紹介します。今週は、肌荒れの対策となる食薬習慣私たちのカラダはおよそ37兆個の細胞からできていますが、不調や老化を感じるときには必ずどこかの細胞の状態が悪くなることからスタートしています。そして、細胞数が最も多い最大の臓器といわれている皮膚にトラブルが起こり、可視化することができます。漢方医学でも古くから、皮膚は内臓の鏡といわれていましたが、時間が足りない、食べるものが乱れる、ストレスが多い、気候の変化が大きいなどカラダに加わる負荷により、活性酸素が大量に発生したり、自律神経が乱れたり、体内時計が乱れたりすることで消化器系など内臓の不調が起き、肌トラブルを強く感じたりすることがあります。これを漢方医学では『湿熱』が生じている状態と考え、胃腸の働きを助けたり、炎症を抑えたりする手段を検討します。そこで今週は、『脾胃』を整え、『清熱』し、『湿熱』を除去することで細胞から元気にして肌トラブルの対策となる食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは、【カブとセロリのサラダ】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:カブとセロリのサラダ】まず、カブは葉ごと、できればカブの皮つきで使いましょう。セロリも葉の部分も一緒に使いましょう。作り方は、一口大にカブとセロリをカットしてビニール袋に入れ、お酢、オリーブオイル、塩、ブラックペッパーをお好みで入れて全体になじませたら完成。すりゴマや刻んだ大葉やミョウガ、おろし生姜などお好みでトッピングするのもおすすめ。【カブ】消化を助けるジアスターゼを含み『脾胃』をサポートします。とくに皮に多く含まれます。また、カブの葉には、抗酸化作用が高く、眼精疲労や粘膜を強くするために役立つβカロテンも多く含まれています。【セロリ】消化をサポートするキャベジンが『脾胃』をサポートし、『気』の巡りを改善しストレスを軽減するアピインやクマリン、フラボノイドやテルペノイドなど香り成分を含みます。抗酸化作用や鎮静作用、抗炎症作用などもあり『清熱』に働きます。私たちは、普段どうしても頑張りすぎてしまうことが多いです。ですが、これからもずっといろんな仕事や楽しいことをし続けていくためにも、カラダと相談しながら行動していくことはとても大切です。ちょっとした不調は、カラダの負荷をカラダが気がついてほしくて一生懸命発しているものでもあります。放置せずに自分のカラダに「どうしたのかな?」と相談してみてください。不調のたびに、どうして起きたことなのかを考えることが健康維持に役立ちます。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2022年09月30日日本消化器病学会専門医監修自律神経を整え、内臓脂肪を落とすきのこスープを紹介している新刊『自律神経をリセットするきのこのスープ』がアスコムから発売された。価格は1360円(税別)である。著者はオンラインダイエットアドバイザーで、妊活アドバイザーのMarty氏。また、菊名内科内視鏡クリニック院長で、日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、医学博士の小林正弥氏が監修を担当している。レシピ通りに作って飲むだけのきのこスープ26歳の時、身長164cmで体重が89.9kgだったというMarty氏。まだ20代半ばだというのに、更年期障害のような症状に悩まされ、慢性的な便秘、息切れ、偏頭痛、冷え性、アレルギー性鼻炎など、体の不調が続き、イライラする日々を繰り返していた。その後、きのこという健康食材に出会い、肥満と体調不良には自律神経や腸内環境が関わっていることに気づき、きのこを食べ始めて1年半で、40kgの減量に成功。しかし、きのこをひたすら毎日食べ続けることは困難であり、料理家の田村つぼみ氏に相談し、手軽なきのこスープが開発されることになる。新刊では、毎朝1杯で体やメンタルのさまざまな不調が改善するというきのこスープを紹介。自律神経をリセットして、内臓脂肪を落とし、レシピ通りに作って飲むだけという簡単で続けやすいきのこスープである。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※株式会社アスコム
2022年09月27日気温や気圧など環境の変化により自律神経が乱れると起きる、さまざまなカラダの不調。月経前の不調(PMS)、特に便秘もそのひとつで、季節の変わり目の今、悩んでいる人が多いよう。そこで中医学士で漢方薬剤師の大久保愛さんが、月経前になりやすい便秘を解消する簡単な方法を教えてくれます!月経前、便秘がちになりませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 179今週末には、昼と夜の長さがほぼ等しくなる秋分の日が訪れます。秋分の日を過ぎると気候は本格的に秋の気候に落ち着くことがほとんどです。このときを漢方の世界では、『陽』から『陰』のシーズンへと切り替わると考えます。そのためなのか、最近は不安定な気候が続いていますよね。気圧や気温の変化が大きいと体に対して負担がかかってしまい自律神経が乱れるため、便秘になったり、寝つきが悪くなったり、むくみがひどくなったり、朝のダルさが強くなったりと不調を抱える人は増えてしまうことでしょう。そしてとくに、女性の場合には月経周期に伴う不調を強く感じることが多くなります。例えば、月経前の便秘、ほてり、胸の張り、イライラ、フェイスラインのニキビ、過食などを感じることがあるかもしれません。そこで、今週は月経前の不調のなかでも秋に増えやすい便秘を軽減する食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経前の便秘を軽減する食薬習慣日が沈む時間が徐々に早くなっていることを感じ始めるようになってきました。9月23日に秋分の日をむかえ、夜の時間が昼よりも長くなりはじめます。そして、ようやく気候が安定する過ごしやすい秋の気候となります。そして、この時期を漢方では『陰・陽』の変わり目としますが、その前後に不安定な気候がおとずれます。このタイミングで、とくに女性は月経周期にまつわる不調を感じてしまうことがあります。漢方では、『秋』になると『陰』が不足し便秘になりやすいと考えられています。また、『気』や『血』が不足している女性は、月経前の不調を強く感じやすいため、今の時期には月経前の便秘に悩む方が増えてしまうことがあります。そこで、今週は『気・血・水』を補う食薬をとりいれて、腸を整えつつ月経前の不調を軽減していきましょう。食べるとよい食材・メニューは、【里芋の豚汁】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:里芋の豚汁】作り方は、いつもの豚汁の根菜類を里芋に変更するだけです。仕上げにごま油ではなくオリーブオイルを器にひと回しかけるのがおすすめ。オリーブオイルは保温性が高く、腸を潤す働きがあるので、お腹から温め、腸の働きを助けてくれます。【里芋】ヌルヌル成分のガラクタンが、腸の粘膜を保護したり、腸内の働きをサポートして『水』を補ってくれます。また、イモ類は糖質が多く太りやすいイメージがありますが、里芋はイモ類の中でも糖質とカロリーが低めでダイエット中にもおすすめです。【豚肉】タンパク質、ビタミンB群、鉄をはじめとしたミネラルを多く含み、不足しがちな『気・血』を補うために役立ちます。さらに豚汁にニンニクやネギ、ニラなどを一緒にいれると、疲労回復のパワーがアップします。月経前に不調を強く感じるときは、とくに『血』が不足していることが多いです。イライラしたり、眠気が強かったりして、それを解消するためにお菓子の量が増えてしまい、その影響で食事の量が減ってしまって栄養バランスを乱しているというパターンもよく耳にします。なんとなく不調を感じている人は、間食から食事まで毎日食べているものを一度把握して、客観視してみましょう。もしかするとカロリーだけしっかりとれていて、体を作る栄養が減っているかもしれません。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©hisa nishiya/Gettyimages©stefanamer/Gettyimages©Ridofranz/Gettyimages文・大久保愛
2022年09月21日夏の疲れが出る初秋。疲れが取れない、眠りが浅い…といった症状を感じているなら、自律神経が乱れているのかもしれません。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が“秋バテ”解消に繋がる「簡単習慣」をご紹介します。夏の疲れを残さず軽やかに過ごすために気温の差が激しくなる初秋は、体の疲れが取れにくかったり、寝つきが悪くて眠りが浅くなったりと、“なんとなくすっきりしない”と感じる体調不良が出始める方も多いのではないでしょうか。体が気温の変化に追いつかず、体調の変化が現れやすいこの時期は、自律神経が乱れやすくなる傾向が。内臓や血液循環のコントローラーともいえる自律神経が整えば、体を健やかに維持してくれるでしょう。夏の疲れを引きずる秋にならないために、体を気持ち良く動かしてみて。だるい体を軽くする背骨ウェーブストレッチ1.床に膝をつき、かかとの上にお尻を乗せて座ります。2.頭からみぞおちを上に引き上げるようにして背中を引き上げましょう。このとき自然と起き上がる骨盤を立てるようにして、腰をそらさないようにします。3.両腕は体側に楽に下ろしておきましょう。4.呼吸を整えます。5.息を吐きながら両腕を前方へ伸ばし、手の甲同士を向かい合わせます。6.息を吸いながら両腕の付け根から外側へ回すようにして胸を広げ、自然と肩胛骨が寄るのを意識しましょう。7.息を吐きながら背中をしっかりと丸め、骨盤を後ろへ倒しながらお腹を縮めます。8.同時に手のひらを向かい合わせにしながら両腕を前方へ引っ張るようにして伸ばします。9.肩甲骨から腕まで前方から引っ張られているようなイメージで背中をストレッチしていきます。10.このとき頭は両腕の間へ下ろし、首の後ろの力を抜きましょう。11.再び息を吸いながら胸を開く動きに戻ります。これを1セットとして、流れるような滑らかな動きで30~60秒繰り返しましょう。腰を反らし過ぎたらNGこの動きで、詰まり気味の背中や肋骨周りをほぐしていきます。胸を開く際は、腰を反らしてしまわないように注意。腰を反ることによって、胸の伸びが悪くなり、肩甲骨周りもほぐれません。みぞおちから上を引き上げながら胸を伸ばしていきましょう。頭を無理に後ろにそらしたり、腰のカーブを強くしたりせず、自然な動きで胸周りを伸ばしていきましょう。凝り固まっている部分に気がついたら、自然に伸ばせるようキープしてもOKです。自由に気持ちがいい部分を探しながら動いてみましょう。終えた後は、呼吸がしやすく背中が緩んでいるはずです。寝る前や朝起きたときなどに行ってみてくださいね!©Tara Moore/gettyimages文 / 上村由夏
2022年09月19日テレビでおなじみ小林弘幸医師の新刊9月7日、順天堂大学医学部教授の小林弘幸医師による新刊『マンガでわかる自律神経が整う5つの習慣』が発売された。さまざまな不調の原因となる自律神経の調整方法が解説されており、四六判、160ページ、出版社は宝島社で、価格は1,100円(税込)となっている。小林氏は日本スポーツ協会公認スポーツドクターで、自律神経の研究者としても知られ、多数のテレビ番組出演でもおなじみである。イライラ・ダイエット・更年期の悩みなどに社会環境を一変させたコロナ禍では、リモートワークなどで外出の機会が減り、これまでできていたことも、感染拡大防止のためにできなくなってしまった。ストレスはたまり、心身の不調を訴える人が増えている。小林氏によれば、昨今、多くの人を悩ませている心と体の不調の原因は自律神経にあるという。自律神経は意識しない動作を司る神経であり、交感神経と副交感神経がバランスよく働くことで健康な状態を保っている。自律神経は変化に敏感であり、わずかな変化で自律神経のバランスは崩れてしまうことになる。自律神経の乱れは、便秘や肌荒れ、冷え性、肩こりなどの原因にもなり、イライラが募ると、人間関係にまで悪影響を与えかねない。新刊では、イライラ、多汗症、ダイエット、朝起きられない、更年期の悩みなどを解消する5つの習慣がマンガで紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※マンガでわかる自律神経が整う5つの習慣 - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2022年09月17日9月に入っても猛暑が続き、自律神経の乱れからホメオスタシス(身体の恒常性)のバランスを崩している人が多数いると思われる。ホメオスタシスが乱れると、だるさや睡眠不調など心身の疲労に伴う“秋バテ”といわれる精神的・身体的疲労を感じることが多くなる。女性の7割が秋バテ、症状は心身の疲れと睡眠の不調株式会社ミカレアが実施した「女性の秋バテ調査」(対象:20代〜50代女性440人)によれば、厳しい残暑が続く中、秋バテを感じている人が7割にものぼる。「だるい」(70.6%)、「疲れが取れない」(67.6%)、「仕事や家事など、やる気が出ない」(48.5%)、「なんとなく憂うつ、気が重い」(45.5%)、といった不調が上位に入った。また「朝、なかなか起きられない」(30.4%)、「よく眠れない」(28.4%)など、睡眠に不調を感じている人も次に多くみられた。夏の酷暑で自律神経が酷使され、ホメオスタシスが乱れて“秋バテ”を招く外の暑さとエアコンの効いた室内の温度差など、夏は体温調整のため自律神経は酷使されてうまく働かなくなり、ホメオスタシスのバランスも乱れて心身に疲労が蓄積。だるさや倦怠感となってあらわれる。それが“秋バテ”と呼ばれる状態だ。人は眠ることでホメオスタシスの乱れをリセットする機能があるのだが、自律神経が乱れると睡眠の質が低下し、ホメオスタシスのバランスを元に戻すことができない。こうした状態が続くと心身を回復させようと、さらに自律神経に負荷がかかり、ホメオスタシスの乱れを悪化させて、さらに疲労が蓄積するという悪循環が続いてしまう。早めに自律神経の乱れを解消し、睡眠を改善することが大切だ。秋バテの解消には自律神経を整える食材を秋バテの改善方法について、「食」を通じた健康の維持・増進に詳しい和田政裕先生(城西大学薬学部医療栄養学科 教授)にきいた。和田教授によると、「疲れがたまった時、焼き肉やステーキ、うなぎなど精のつくものを食べてエネルギーを補給しようとする人は多いと思いますが、自律神経が乱れているときは消化や吸収など胃腸の機能が正常に働きません」とのこと。自律神経を整える働きのある、お酢、レモンなど酸味のある食品や、胃腸の調子を整え、心をおだやかにするなつめ、ハスの実やアーモンドも心を落ち着かせ、不眠に効果のある食材と言われているそうだ。また、健康食品のなかにはパラミロンEOD-1のように睡眠改善や自律神経を整えて疲労を軽減する機能性成分を含有しているものもあり、2、3か月続けて自分に合っているか確認すると良いのだそう。睡眠を改善し「精神的・身体的疲労感」を軽減する食品成分パラミロン EOD-1パラミロンは、微細藻類であるユーグレナのみが細胞内貯蔵物質として生成する高密度の不溶性食物繊維だ。「パラミロン EOD-1」とは、ユーグレナの中でも(株)神鋼環境ソリューションが特許を取得している新規株「ユーグレナ EOD-1株」に含まれるパラミロンのこと。体内で吸収されることなく腸管内の神経系・免疫系・内分泌系のセンサー細胞が集まる、いわゆる「腸ツボ」を押すことが特徴だ。実際にヒト試験によって精神的・身体的疲労感の軽減に効果があることがわかっている。秋バテを自覚している方は自律神経を整える食品に加えて、パラミロンのようなサプリメントが自分に合うかどうか試してみると良いかもしれない。【参考】※株式会社ミカレア企業webサイト
2022年09月07日9月に入りました。この時期は美容にとってまだまだ過酷な時期。今回は、マンツーマンの睡眠美容の指導をしている、眠りとお風呂の専門家の小林麻利子さんに、日々の美容を意識した、初秋の快眠術を伺いました。お肌の調子も改善する初秋の快眠術秋に入りかけたとはいえ、紫外線のレベルはかなり高く、日中はまだ暑いので外出は控えたいかたが多いのではないでしょうか。また、朝晩は過ごしやすいけど、寒暖差があるため自律神経が乱れがちです。そして、エアコン疲れはピーク!この時期は循環が悪くなり、お肌が乾燥したり、テカったりしがち。とにかく睡眠の「質」を高めましょう!美容効果を高めることができます。ビタミンDサプリと日焼け止めの塗りわけシミやシワの主な原因は、紫外線。でもカットしすぎると、睡眠や美容、免疫力、健康に不可欠なビタミンDの生成を妨げてしまいます。なので、帽子やフェイスカバー、アームカバーでしっかりカバーしても、手の平だけは日光浴をしましょう。アームカバーは手の平部分まで覆われているものが多いので、手の平部分だけカットしたり、日光浴の時だけめくって、手の平だけを太陽に向けるのもいいでしょう。また、シミやシワが気になる顔や首、手の甲だけは全ての紫外線をしっかりカットしてくれる日焼け止めを塗り、シミや日焼けが気にならない脚や腕の内側はビタミンD生成を妨げない加工が施されている日焼け止めを塗るなど、日焼け止めの塗りわけもおすすめです。食事でビタミンDを補えればいいのですが、日焼け止めや帽子などでカットされているかたは、添加物が入っていないビタミンDのサプリメントを利用することをおすすめします。一度血液検査でビタミンDの濃度を測って現状把握をするのも手です。起床直後1分間はベランダへ体内時計の司令塔の視交叉上核が、朝が来たと判断するのは光のみ。音や香りではありません。朝の寝起きが悪いかたは、カーテンを開けるだけではなく、窓を開けてベランダに出てしまいましょう。これは雨の時こそ、必要な行動です。この時に大切なことは、目の中に光を入れること。直射日光は避けて、ブルーライトカットメガネをかけているならメガネを外しましょう。日焼けが気になる場合は、帽子をかぶったり、スプレータイプの日焼け止めをささっとつけるのもありです。光を十分に得ることで、セロトニンが分泌し、血液中のメラトニンが減少し、体を覚醒モードに整えてくれ、夜間のメラトニン分泌の元にもなります。この作用を高めるには起床後1分だけでなく、可能なら起床後2時間以内に、通勤したり、コンビニに行ったりと、日光を浴びる時間を伸ばしていきましょう。歩行する前に筋トレをしておく9月に入っても、まだまだ日中は暑い日が続くので、外出してもすぐに建物内に入るようにしていたり、在宅勤務で自宅から一歩も出ない、というかたもおられるでしょう。このような場合、日中の活動量が本当に少ないので、日中に体の内側の深部体温の上昇が小さくなってしまいます。日中に深部体温の上昇が大きければ、その反動で就寝の際にしっかり下がっていき深い眠りが得られます。しかし、活動不足で上昇が小さくなれば、うまく体温が下がらず、睡眠に課題が出る可能性があります。対策は、無酸素運動から有酸素運動への切り替えです。子どものお迎えや買い物など、必要最低限しか歩くことがないかたでも、先に筋トレをして筋肉内の血流をよくしましょう。その後、少し早めの歩行するなどして、運動量をあげます。ボディラインの衰えを感じているかたは、その解決にもつながります。ちなみに私は、大臀筋のためのスクワットを30回、上腕三頭筋の逆腕立てを20回した後に、ダッシュで子どもの保育園の送迎をしています。敢えて息を切らせて、心拍をバクバクと増やすことで、深部体温が上がりやすくなります。大きな鏡があれば必ず姿勢の確認運動量が少ない人は、自宅の中で歩く時も座っている時も常に美姿勢を意識しましょう。駅やスーパーの鏡の前で、必ずチェックすることを習慣にすれば、見た目も若々しくなり、運動量も上がるので、眠りの質の向上にもつながります。私が心掛けていることをお伝えすると、まずは足裏からスタート。小指側に体重が乗りがちなので、バランスを気を付けます。膝は内側を向きやすいので真正面に向けるために、お尻の中臀筋と深層外旋六筋で、太ももの内側の内転筋を使って、太腿を外に向けます。膣のあたりにきゅっと力を入れて、骨盤底筋群を締めて、おへそを縦長にします。腰はそらさずお腹に力を入れます。胸を開いて肩甲骨を寄せて、胸椎3番目から首を伸ばしてあごを引いて、首筋をすっと上へ伸ばします。腰をそらない、胸を開く、などと1つだけでもいいので意識するだけでも大きく変わります。入浴中のバスミルクと入浴後のボディオイル暑いとシャワーですませたくなるところですが、血流をよくするためにも湯船へ浸かりましょう。約1分の間に血液が全身を巡ることが分かっています。エアコン疲れでお肌もくすみがちというかたは、ぜひ湯船に浸かりましょう。その際に、天然のアロマだけで香り付けされているバスミルクを入れて、ゆったり呼吸を繰り返しながら入浴がオススメです。副交感神経の活動が活発になり、リラックスするだけではなく、お肌の保湿も守ってくれます。入浴後は、全身にアロマのボディオイルを塗布して、香りをしっかり嗅ぎながらリラックスします。暑苦しいと、交感神経が刺激されがちです。ゆったり呼吸を繰り返すことで、自律神経の状態も整ってきます。暑ければ、ドライヤーの際は扇風機などで快適に環境を整えて、汗がしっかりひいてからおやすみしましょう。よく噛み、焼き野菜だけでなく生野菜は1食1品紫外線対策には食事も重要です。特にビタミンCが豊富なピーマン、パプリカ、リコピン豊富なトマト、ルチンが摂れるアボカドは高頻度に摂取したい野菜です。筆者も食卓に多く出します。また、食事はよく噛むことも大切です。唾液が出て、消化を助けるだけでなく、食事に時間がかかり、食べ過ぎを防いでくれます。消化活動の体内時計のリズムも整いやすくなりますので、睡眠対策には不可欠です。季節問わず、寝る前のうっとり美容うっとり=副交感神経刺激と定義しています。これは季節問わず大切なことではありますが、いつまでも若々しく美しくいるためには、大変重要な器官である、自律神経はしっかり整えていきたいところです。特に寝る前15分間だけでいいので、意識して、アロマ、深呼吸、メンタルケア等々、できる範囲で行っていきましょう。さまざまなうっとり美容の方法は、「熟睡の練習帳(G.B.)」をご参照ください。老化を止めることはできなくとも、遅くすることは可能です。毎日のちょっとしたケアでぐっすり眠れてきれいになれる!人生一度きりですから、後悔のない毎日を送れるといいですね。できることからぜひ始めてみましょう!眠りとお風呂の専門家小林麻利子さん同志社大学卒業、京都市出身。SleepLIVE株式会社代表取締役社長。生活習慣改善サロンFlura主催。公認心理師。科学的根拠のあるデータや研究を元に、睡眠と入浴を中心とした生活習慣を見直すことで、自律神経を改善していく指導が人気。約3,000名以上もの悩みを解決し、テレビや雑誌など、多くのメディアで活躍中。不規則な生活になりがちな、芸能人やモデル、アナウンサーへも指導。企業向けには、健康経営や睡眠関連事業支援などを行う。著書に『入浴の質が睡眠を決める』(カンゼン)『不美人習慣を3日で整える熟睡の練習帳』(G.B.)など多数。プライベートは、3歳児と0歳児の母。(C)DjelicS/Getty Images(C)Carles Navarro Parcerisas/Getty Images(C)Westend61/Getty Images(C)Taiyou Nomachi/Getty Images文・小林麻利子
2022年09月04日季節が移りゆく今、気温や気圧の変化により胃腸や自律神経が乱れ、心身に不調を感じる人が多いようです。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、胃腸と自律神経を整える方法を教えてくれます!最近、胃腸の不調や重ダルさを感じていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 176急激に、夏が終わったような気候がやってくる日も増えてきましたね。涼しくて夜中ぐっすり眠れるようになってきたなんて話もよく耳にするようになってきました。ですが、天気が不安定であるせいなのか、胃もたれしたり、便秘や下痢になってしまったり、気持ちのアップダウンが増えてしまうということも同時に増えてきたように感じます。今までは、冷たいものの食べ過ぎや冷房などの冷えによる影響も多かったと思いますが、最近では気圧の変化による胃腸や自律神経の不調も表面化してきているようです。そこで今週は、胃腸と自律神経の不調を解消する食薬習慣を紹介していきます。今週は、胃腸と自律神経の不調を解消する食薬習慣ここ数日、暑い日と過ごしやすい日とを頻繁に繰り返すようになってきましたね。暑苦しかった夏から、季節が移り変わるタイミングであることを実感します。ただ、変化が多いことを苦手としているのが、人間の体です。体には、体の状態を一定に保つ働きである自律神経や内分泌系、免疫系などの機能が備わっていますが、頻繁な自然界の変化によりそのバランスを乱してしまうことがあります。代表的なのが、自律神経の乱れによる胃腸の不調や重ダルさ、不安感などメンタルにかかわることなどではないでしょうか。漢方では、胃腸が低下し自律神経が乱れているときの状況を「脾」の働きが低下し、「痰湿」が溜まっている状態と考えます。そこで、今週は「脾」の働きを助け「痰湿」をとりのぞく食薬習慣を紹介していきます。食べるとよい食材・メニューは、【ワカメとカブの酢の物】です。おまけにストレスを軽減する「気」の巡りを改善する食材である柑橘系をトッピングするとさらに効果的です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:カブとワカメの酢の物】作り方は、葉と、皮ごとスライスしたカブと、戻したワカメをビニール袋に入れ、お酢と塩、お好みで蜂蜜やオリゴ糖などを加え手でよくもんでなじませたら完成。レモンやユズなどを加えるとストレスケアに。アマニ油やオリーブオイルなどを加えるとβカロテンの吸収がアップし抗酸化力アップに。【カブ】カブの皮には、消化を助けるジアスターゼという成分が多く含まれています。「脾」を支え、「痰湿」をとりのぞくために有効な食材です。また、カブの葉には、抗酸化作用の高いβカロテンも多く含むためストレスや寝不足など忙しい毎日で発生してしまう活性酸素の除去にも役立ちます。【ワカメ】腸を潤し、腸から老廃物の排泄を促すためにはもってこいの食材です。水溶性の食物繊維であるフコイダンやアルギン酸などは、胃腸の粘膜と強化したり、肝臓の働きを助けたり、免疫機能をサポートする働きがあります。さらに、ヨウ素やビタミン、ミネラルも豊富です。何が原因のわからない、病気とは言えない小さな不調を感じた時には、ファーストチョイスとして胃腸の働きを改善することを優先させてみるとすんなり症状が緩和することがあります。これから季節の変わり目になるので不安定な気候の日が増えていくことでしょう。そのため、今現在不調がなくとも日ごろから胃腸のケアをしていく習慣つけていくのがおすすめです。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Aleksei Morozov/Gettyimages©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2022年09月02日呼吸や発汗など無意識で調整してくれる『自律神経』を徹底解説世界保健機構の健康の定義に基づく「体も気持ちも楽になる」整体院。堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂(大阪府堺市西区、院長:市川 猛)では、2022年9月1日(木)から当院公式webサイトにおいて、パニック障害のページをリニューアル公開いたしました。◇ さかい快福整体堂:パニック障害 ◇ 【パニック障害とは?】突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作(パニック発作)を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。※ 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより一部引用パニック障害に深く関わる自律神経について自律神経とは、普段私たちが寝ている時に無意識で心臓や肺を動かし呼吸を行ってくれているなど、体の機能を24時間体制でコントロールをしてくれる神経のことです。この自律神経は、交感神経(がんばる神経)と副交感神経(休む神経)で構成されており、どちらかが働けばどちらかは活動を弱めるようになっています。パニック障害になる原因 ① 自律神経機能の低下自律神経機能とは、交感神経と副交感神経の働き度合いのことです。たとえば、100メートルを全速力で走ったり、出会いがしらで人とぶつかりそうになった時、誰でも呼吸は早くなり心臓の鼓動も早くなります。それらの体の作用は、自律神経を構成する交感神経(がんばる神経)が優位になることで、呼吸が早くなったり心臓の鼓動が早くなる。言わば普通の体の作用なのですが、自律神経の機能が低下すると、そうした作用が必要ない時でも、勝手に交感神経(がんばる神経)が過剰に働いてしまいます。具体的には、自宅でくつろいでいる時や友達とランチを楽しんでいる時などに、突然呼吸が早くなったり心臓の鼓動が早くなったりします。パニック障害になる原因 ② 自律神経のバランスが乱れている一例をあげると、交感神経が優位な日常生活が続くと、何らかのきっかけで交感神経が優位を通り越して過剰に高ぶります。何らかのきっかけの分かりやすい事例として、精神的ストレスでご説明します。人間関係で嫌なことがあった夜、怒りの感情や気分が落ち込んでしまい、なかなか眠れない。この状況は、交感神経が過剰に高ぶったことで、副交感神経優位になるまで時間がかかり過ぎるからです。そうした突発的な精神的ストレスがなくても、毎日が忙しい、自分の時間がないに等しい、マルチタスクなどは交感神経が優位な状態。つまり、自律神経のバランスは乱れている状態です。人によりますが、まだ身体症状として表れていない場合もあれば、パニック障害特有の動悸や息苦しさなどの身体症状が表れる場合があります。さかい快福整体堂がパニック障害の改善に情熱を注ぐ理由院長自身がパニック障害を経験し克服しているからはじめて経験をしたパニック発作は、一人で映画鑑賞をした帰りに大きな橋の途中で渋滞に巻きこまれた時でした。元々、高所恐怖症で大きな橋が苦手。進行方向の左側には関西国際空港に面した大阪湾が見える状況。思うように自動車が進まない渋滞が引き金となり、突然「これは心臓発作かも!!」と思うほど、胸の中で心臓が上下左右思うがままに暴れる印象を今でも覚えています。もし自動車を置いて避難する行動をとると、後続のドライバーに迷惑をかけてしまう責任感から、渋滞を抜けるまでがんばろうと決意。ところが渋滞を抜けても、激しい動悸・浅くて早い呼吸・手足の発汗。やがて、意識が朦朧とする危険な状態になりました。幸い近くに消防署を見つけ、救急車を要請し病院に搬送されました。救急医に点滴をしていただき、少しずつ呼吸が整い心臓の鼓動も落ち着いてきました。後日、当時通院をしていた心療内科を受診し一連の状況を説明するとパニック障害だと診断されました。そんな過去の私と同じような方を一人でも多く救いたい。健康業界に携わる者として人一倍強いと自負しています。◇ さかい快福整体堂:パニック障害 ◇ 店舗情報商号: 堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂代表者: 市川猛所在地: 〒593-8322大阪府堺市西区津久野町1丁14−12 ナカノハウジングビル202設立: 2013年4月事業内容: 整体・カウンセリング資本金: 500万円URL : GoogleMapはこちら : 本サービスに関するお客様からのお問い合わせ先堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂℡072-289-5992取材のご依頼についてメディア掲載履歴 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月01日生理が近づいてくると、イライラ、そわそわ、どんより…。なんだか、心も体も落ち着かない~(涙)。その不調、ホルモンバランスのせいだけじゃなく、自律神経の影響もあるのかも?生理周期と自律神経の関係を読み解いて、月イチの試練を乗り越えよう!生理周期×自律神経女性ホルモンと自律神経、どちらも脳の視床下部が司る。生理周期に影響を与える女性ホルモンは、卵巣から分泌される。でもその分泌経路をさかのぼると、実は脳にたどり着くと、「イーク表参道」副院長の高尾美穂さん。「女性ホルモンを分泌するように、卵巣へ指示をしているのは脳の視床下部。ここにはホルモンの司令塔があり、『性腺刺激ホルモン放出ホルモン』が分泌されます。卵巣が2つの女性ホルモン『エストロゲン』と『プロゲステロン』を分泌すると、その状態が脳へフィードバックされていきます。つまり、脳と卵巣は相互に作用し合う関係性。そして、この脳の視床下部は自律神経の調整も担っています。女性ホルモンも自律神経も、実は脳の視床下部でコントロールされているんです」気温などの環境ストレスで、視床下部の働きがイマイチに…。女性ホルモン、自律神経の他に、脳の視床下部では免疫系のコントロールも担う。つまり、この3つは同じ場所で管理されており、お互いに影響し合っているという。「例えば、ストレスを感じると生理周期が乱れてしまう卵巣機能が不安定な人。そういう人は実際、何が不安定かというと、視床下部からの命令が不安定なんです。視床下部に“暑すぎる”という大きなストレスがかかれば、視床下部からの命令も不安定になりますし、同じ場所でコントロールされている自律神経にも影響が出ます。ですから、暑いというだけで生理周期が乱れる人、不調を感じる人がいるのは当然のこと。それだけ密接に、司令塔の視床下部と3つの機能は繋がり合っています」女性ホルモンだけでなく、副交感神経の働きの低下にも注目。それでは、自律神経と女性ホルモンの関係性、2つの働きが体と心に与える影響はどうだろう?「視床下部、および女性ホルモンの調整が上手くいかず、自律神経に悪影響を及ぼす代表例が更年期障害ですが、若い世代では、気温などの外的な要因の方が生理周期や自律神経を乱す影響として大きい、というのが大前提。その上で一ついえるのは、排卵後のタイミングで、副交感神経活動が落ちる、ということ。つまり、排卵から次の生理が始まるまでは、リラックスしにくい状態になるといえます」28日周期の場合、排卵は生理開始から約14日後に起こるもの。それを境に卵巣はプロゲステロンを多く分泌し、頭痛やPMSなど、不調を感じやすい時期に入っていく。つまりは、ただでさえ体の不調を感じやすい時期に、副交感神経活動が落ちる影響が重なって、心身ともにハードモードに…!?「だからこそ、まずは生理周期を把握すること。そして、一日の使い方を自分寄りにシフトしたり、副交感神経を優位にするような過ごし方をしたりと、心地よく過ごせる工夫ができるといいですね」【排卵後~生理前】体がむくみ、イライラする…。心身ともに不調を感じやすい。排卵が起きると、プロゲステロンがより分泌され、妊娠を維持しやすい体が準備されていく。同時に水分を溜め込む作用のあるプロゲステロンの影響で、むくみや便秘、頭痛が起こりやすく、なかにはPMSとして不調を感じる人も。さらに、副交感神経活動が低下することで、リラックスしにくい、寝つきが悪いなど、不安定な状態に陥りやすくなる。【生理中】ホルモン分泌量が低下。貧血や腹痛を経験する時期。不要になった子宮内膜が剥がれ落ち、子宮が収縮を繰り返すことで、子宮内膜が血液と共に体外へ排出される。この生理中、貧血や生理痛、めまい、頭痛などの症状が出ることも。また、胃や腸の筋肉が収縮しやすいため、吐き気や下痢といった不調が現れる場合もある。体が冷えやすく、疲れやすい状態になるため、無理せず休むのがベストな時期。【生理後~排卵】エストロゲンリッチな時期。体も心の調子もグッと上向きに。生理が終わると、卵巣はエストロゲンをより分泌するように。むくみが取れ、体が軽く感じられるようになる。他にも、肌や髪に潤いを感じたり、むくみにくいため体のラインがきれいに出たりといいことずくめ。副交感神経活動も活発になり、リラックスしやすく、質の良い睡眠も取りやすい。集中力が高まり仕事もバリバリこなせる、まさに体も心もゴールデンタイム。高尾美穂さん女性のための総合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。医学博士、産婦人科専門医、スポーツドクター。ヨガドクターとしても活躍し、診療のかたわら、講演活動も行う。※『anan』2022年8月31日号より。イラスト・icocrafts/イコ取材、文・間野加菜代(by anan編集部)
2022年08月30日食欲不振、便秘、下痢…その不調、酷暑で疲れきった自律神経が原因かも?夏疲れのお悩み「胃腸の不調」のケア法を「せたがや内科・神経内科クリニック」院長・久手堅司さんと腰痛・自律神経専門整体院「natura‐ナチュラ‐」院長の前田祐樹さんが教えてくれました。お腹の不調の原因は、体の冷えから始まる。冷房の効いた部屋に、冷たい飲み物、アイス…。夏は体の内外から冷やすモノに囲まれている。「体が冷え、さらには内臓が冷えて、お腹の調子が悪くなるのが一番多いパターン。『脳腸相関』といわれるように、腸は脳、ひいては自律神経と相互に影響し合っています。つまり、お腹の調子が悪くなると、自律神経は乱れますし、自律神経が乱れるとお腹に不調を感じるのです」(久手堅さん)この不調の連鎖を断ち切るには、まずお腹の働きを底上げすること。「お腹を冷やさないというのはマスト。加えて、胃腸をサポートするストレッチやツボ押し、食事で整えていきましょう」(前田さん)ストレッチで整える!ねじりストレッチ上半身をねじり、胸椎や肋骨の可動性を良くすることで、お腹の不快感をほぐし、鈍くなった胃腸の動きを助ける。横向きになって寝る。上の脚を90度に曲げて前に出し、上にある腕を頭上に伸ばす。腰の位置はキープしたまま上半身をねじり上を向き、その状態で20秒、深呼吸をする。反対側も同様に行う。【20秒深呼吸】横向きになり、上の脚を90度に曲げた状態に戻る。手のひらを正面に向け、腕をまっすぐ上げる。肘を曲げながら、体を後ろにねじる。ゆっくり腕と体を元の位置に戻す。これを5回くり返す。反対側も同様に行う。【5回くり返し】横向きになり、上の脚を90度に曲げた状態に戻る。今度は手の甲を正面に向け、腕をまっすぐ上げる。肘を曲げながら、体を後ろにねじる。ゆっくり腕と体を元の位置に戻す。これを5回くり返す。反対側も同様に行う。【5回くり返し】生活習慣で整える!こまめに発酵食品を摂るお腹の調子を整える代表といえば、ヨーグルトや甘酒、納豆などの発酵食品。「ヨーグルトや甘酒は、夏に失いがちな水分も入っていますし、栄養も摂りやすいのでぴったり。習慣づけて、定期的に取り入れるようにするといいですね」(久手堅さん)左・BifiX ヨーグルトほんのり甘い 375g¥207(グリコお客様センター TEL:0120・141・369)右・飲む玄米 115g¥205 9月上旬発売(八海醸造お客様相談室 TEL:0800・800・3865)ツボ押しで整える!消化器系の改善ツボ押し手には胃腸と関わりのあるツボが集中。急な腹痛や下痢の時にも、このツボ押しが効果的。手のひらの付け根に、親指をぐっと押し当てる。そこから生命線のラインに沿って、指をすべらせるように10回マッサージする。【左右各10回】ツボは人差し指の爪の付け根にある。そこを親指と人差し指で挟む。少し痛いくらいの力加減で、10秒押して一度離す、を5回くり返す。【左右各5回】人差し指の骨の付け根と親指の骨の付け根の交わるくぼみに、親指を当てる。少し痛いくらいの力加減でぐっと10秒押し、力を緩める。5回行う。【左右各5回】久手堅(くでけん) 司さん「せたがや内科・神経内科クリニック」院長。「自律神経失調症外来」を設け、多くの患者を診る。近著に『毎日がラクになる!自律神経が整う本』(宝島社)。前田祐樹さん腰痛・自律神経専門整体院「natura -ナチュラ-」院長。3万人以上の体の不調を診た経験から、『1分でできる!自律神経を整えるセルフケア事典』(マイナビ出版)を上梓。ブラトップ¥4,990タイツ¥6,270(共にアディダス/アディダスお客様窓口TEL:0570・033・033)※『anan』2022年8月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・浜田あゆみモデル・宗馬さよ(NMT)イラスト・別府麻衣取材、文・間野加菜代(by anan編集部)
2022年08月30日体はだるいし、お腹の調子も微妙。なんだか頭も痛い…。その不調、酷暑で疲れきった自律神経が原因かも?血管や内臓の働きなどを司る重要な神経だからこそ、“ただの夏バテ”で放置せず、今からケアをしていこう!“生命活動”を支える自律神経。乱れると体のあちこちに影響が。主に活動的な日中に働き、興奮や緊張状態の時にスイッチが入る交感神経と、日が沈むと活発になり、食後やリラックスしている時にスイッチが入る副交感神経。自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスをとることで成り立っている。「自律神経は、呼吸、体温調整、内臓の動きなど、生命維持に必要な機能をコントロールするシステムです。理想的な自律神経のバランスは、交感神経か副交感神経、どちらかだけが少し優位に働く状態。自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経の切り替えに不具合が生じます。どちらか一方に負担がかかりすぎ、自律神経全体が疲弊。その結果、体の不調へと繋がります」(「せたがや内科・神経内科クリニック」院長・久手堅司さん)自律神経が関わる機能は多岐にわたるため、現れる不調も様々。「下痢、頭痛、冷えなど、症状には個人差が。普段から弱く感じる体の部分に、症状が出る傾向があるようです」(久手堅さん)酷暑と室内外の温度差で、今年の自律神経はてんてこ舞い。早々に梅雨が明け、酷暑や悪天候の日々でハードな今年の夏。腰痛・自律神経専門整体院「natura‐ナチュラ‐」院長の前田祐樹さんは、「不調を訴える方が今年は特に多い」と言う。「近年は初夏の時点で猛暑、室内外の寒暖差も激しくなりがちです。今年は特に暑くなるのが早く、その温度差に自律神経がついていけない印象。室内と外の温度差が5°C以上あると、もう自律神経にとっては赤信号です。疲弊した自律神経のまま夏を越すと、朝晩の気温差が大きくなる秋の初旬に体調を崩す“秋バテ”に陥る可能性もあります」(前田さん)ここでは、久手堅さん、前田さんが“一日中だる~い倦怠感”のケア法をご紹介。夏疲れのお悩み倦怠感だるさを引き起こす犯人は交感神経の過剰な働き!?「交感神経には、体温を逃がさないように血管を収縮させる役割があります。冷房の効いた場所で体がどんどん冷えることで、その交感神経の働きが過剰になり、血管が収縮して血流が悪くなる。さらに汗をかかないので、乳酸などの疲労物質や体の老廃物が流れ出ず、ずっと溜まった状態に…。これが全身のだるさや疲れやすさに繋がっていきます」(前田さん)それ以外にも、倦怠感の要因は様々に考えられる。「睡眠不足や筋肉のコリ、亜鉛不足が関係する場合も。それらが複合的に重なることもあるので、一つのケア法にこだわらず、いろいろ試してみては」(久手堅さん)背骨ぶらぶら体操体をねじったり、腕を前後に振ったりする動きで、背骨まわりの筋肉を緩めて、滞った血流を巡らせよう!1. 足を肩幅に開き、視線はまっすぐにして立つ。体の中心に棒が通っているのをイメージして、骨盤あたりから左右にねじる。3分間行う。【ゆったりと呼吸しながら 3分間】2. 足を肩幅に開いて立ったまま、腕を後ろに引くことを意識しながら、前後に振る。ゆったりと呼吸しながら、3分間行う。【ゆったりと呼吸しながら 3分間】生活習慣で整える!タンパク質、亜鉛を摂る倦怠感を体の中からケアするカギとなるのが、タンパク質。「疲労回復や、体の持久力をサポートする効果が期待できます」(前田さん)。また、女性は亜鉛不足が倦怠感の要因になることも。「亜鉛は体内で作ることができないミネラル。意識して摂るのがおすすめ」(久手堅さん)就寝する時間を一定にする睡眠不足は自律神経にとって大敵。「交感神経は昼間に優位になり、副交感神経は夜に優位になる、という生体リズムをキープすることが、自律神経を整えることに。質の良い睡眠を規則正しいリズムで取ることは、慢性的な疲労や倦怠感を改善するのに必須です」(久手堅さん)有酸素運動で汗ばむ「ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、全身の血流を良くしてくれるだけでなく、交感神経をオンにして、自律神経のリズムをサポートしてくれます」(久手堅さん)。汗ばむ程度に行えば、冷えた体が温まり、溜まった老廃物や疲労物質を汗と一緒に出す機会にも。久手堅(くでけん) 司さん「せたがや内科・神経内科クリニック」院長。「自律神経失調症外来」を設け、多くの患者を診る。近著に『毎日がラクになる!自律神経が整う本』(宝島社)。前田祐樹さん腰痛・自律神経専門整体院「natura‐ナチュラ‐」院長。3万人以上の体の不調を診た経験から、『1分でできる!自律神経を整えるセルフケア事典』(マイナビ出版)を上梓。ワンピース¥37,400(バウム・ウンド・ヘルガーテン/S&T TEL:03・4530・3240)イヤカフ¥11,000(ワームス/ワームス ルミネ新宿店 TEL:070・4405・5705)ブラトップ¥4,990タイツ¥6,270(共にアディダス/アディダスお客様窓口TEL:0570・033・033)※『anan』2022年8月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・浜田あゆみモデル・宗馬さよ(NMT)イラスト・別府麻衣取材、文・間野加菜代(by anan編集部)
2022年08月29日